インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板
無敵なライバル
- 1 名前:式神 投稿日:2001年09月13日(木)22時46分46秒
- 学園モノを書きたいと思います。
思いっきり「いしよし」です。
実際の年齢など一切無視してます。
ちょっと、いやかなりエロかも・・・。
宜しくお願いします。
- 2 名前:1 投稿日:2001年09月13日(木)22時55分50秒
- 「瞳・・・閉じて・・・」
ゾクンと腰に響く低い声・・・。
吐息が、耳もとから頬を伝って、ゆっくりと唇に近づいてくる。
「何を震えてるの?」
少し意地悪に、彼女は笑う。
「誘ったのは、梨華じゃない・・・」
(そう。誘ったのは、私・・・)
名門朝ヶ丘学園、高等部生徒会副会長の石川梨華は、胸をドキドキさせながら、
すぐ目の前にある吉澤ひとみの、甘い色をした瞳を見つめた。
- 3 名前:2 投稿日:2001年09月13日(木)23時06分16秒
- それは、ある日曜日の午後のこと・・・。
生徒会室のソファの上で、フラチな行為に及ぼうとしているのは、他ならぬ、
ここ朝ヶ丘学園の生徒会長・吉澤ひとみと、副会長の石川梨華・・・。
窓から斜めに刺し込む夕陽が、白いカーテンを、青みがかったオレンジ色に染めている。
外のグランドから聞こえてくる体育会系の健全な喧騒が、なおさらこの密室の中に満ちる
不健全な空気を際立たせていた。
梨華はまだ試合の時に着ていた白いテニスウェアのままなのに、ひとみは、もうすでに
制服に着替えている。
- 4 名前:3 投稿日:2001年09月13日(木)23時17分54秒
- ソファにカラダを起こした梨華は、彼女を覗き込んでいるひとみの顔を
じっと見上げた。
吸いこまれそうな大きな瞳。生まれの良さを感じさせる上品な輪郭。
梨華の頬に触れている器用そうな長い指先は、しっとりと冷たくて、
見惚れてしまうほど綺麗な爪の形をしている。
朝ヶ丘学園の生徒会長、吉澤ひとみは、そんな非の打ち所のない
美貌の持ち主だった。
(これが、私のライバル・・・。邪魔で邪魔でたまらない、
この世で一番憎いひと)
それを忘れてはいけないと、梨華は自分に言い聞かせる。
でも・・・。
- 5 名前:4 投稿日:2001年09月13日(木)23時31分49秒
- 「梨華・・・」
熱く掠れたささやきが、唇に重なり・・・甘い・・・吐息が触れて、
離れて、また優しく触れると、心が揺れ動いてしまう。
「ん・・・っ」
痺れるような疼きは、痛くはないけど、どこか怖い。
「うふ・・・っ」
もう悠長に目なんか開けていられない。
梨華は、ひとみの導くままに、うっとりと瞳を閉じた。
「梨華の唇・・・柔らかい・・・」
唇を合わせたままでささやかれて、梨華はピクンと震えてしまう。
「そんなふうに・・・言われたこと・・・ない?」
ない・・・と首を振るけども、その拍子に、少しだけ口づけが深くなる。
「あ・・・んっ」
あたたかな乾いた唇が緩くこすれあった刹那、梨華は思わず声を
洩らしてしまった。
「かわいい・・・梨華・・・」
甘い声が笑う。
- 6 名前:5 投稿日:2001年09月13日(木)23時46分20秒
- たかがキスぐらいで、こんなにガチガチに緊張していることを、ひとみはきっと
馬鹿にして、心の中で笑っているに違いない。
でも、梨華にとって、キスという行為は、相手が男でも女でも、正真正銘、
これが初めてなのだ。
この世に生を受けて十七年間、かわいいとか、きれいとか、さんざん言われ
続けてきた梨華なのに、これがホントのバリバリのファースト・キス・・・
だったりして・・・。
お高そうに見える見かけのせいか、それとも本当にお高い中身のせいか、
石川梨華はモテまくりの毎日を送りながらも、実はかなり晩生(おくて)だった。
でも見栄っ張りな性格のせいで、初めてです・・・なんてことは、絶対に言えない。
おまけに相手は、梨華からことごとく一番の座を奪っていった、
にっくきライバル!吉澤ひとみなのだ。
- 7 名前:6 投稿日:2001年09月13日(木)23時56分12秒
- 梨華は両手に拳を握って、挑むように、ひとみに唇を押し当てた。
ひとみは、それを柔らかく受け止める。
(うっ!慣れてる!)
そう思った瞬間、優しく押し当てられていた唇が緩やかに開いて、
濡れた熱い何かが、梨華の唇の中に潜り込んできた。
「ん・・・・・・っ」
(何、これ?もしかして、舌・・・入れてる?)
頭でわかった途端、カラダの奥が、かあっと熱くなる。
- 8 名前:7 投稿日:2001年09月14日(金)00時06分03秒
- 「や・・・っ」
逃げようとしても、ひとみの舌は上手にからみついて、梨華の逃げ場を
塞いでしまう。
「ん・・・んん・・・っ」
捕まる・・・。きゅうっと吸われて、頭の中がくらくらする。
吐息と同じように、ひとみの舌は甘い。甘すぎて、とろりとしている。
ブランデーだとか、その類の・・・強すぎる洋酒みたいだ・・・。
叔父様からパリのおみやげにいただいたリキュール・チョコでしか知らない
けれど、ひとみのキスはそんな味がする。
甘くて、熱くて、たった一口で、とろとろに酔ってしまいそうな・・・。
- 9 名前:8 投稿日:2001年09月14日(金)00時12分32秒
- チュクッと押し当てられる度に、熱が一度ずつ上がってゆく。
カラダが熱い・・・。自然発火して燃え上がりそうなくらい。
たかがキス一個なのに、こんなふうになってしまうのは変だ。
カラダ中の細胞が作り変えられていくような、不安で切ない・・・。でも、
恍惚となっちゃうくらい甘美な薔薇色の瞬間。
この瞬間が永遠に続いたってかまわないくらいに・・・。
(気持ち・・・いい)
- 10 名前:9 投稿日:2001年09月14日(金)00時21分24秒
- いつしか夢中になって重ねていた舌が、不意に置き去りにされて、
梨華は不安げに、ひとみの唇を探す。
それを鬼ごっこのようにかわして、不意をついては、また口づけるひとみの甘い唇
「んぁ・・・っ」
赤ちゃんからミルクを取り上げるみたいに意地悪に、キスを唇の上で
焦らす彼女が憎い。
「も・・・、やぁ・・・っ」
そんな朝ヶ丘学園の綺麗な生徒会長、吉澤ひとみの制服の袖を、
梨華は責めるように、ぎゅっと握り締めた。
- 11 名前:式神 投稿日:2001年09月14日(金)00時25分42秒
- いかがでしたでしょうか?
今度からは、下げて書き込もうと思います。
ご協力お願いします。
こんな駄文をあげて書き込むのは、恥ずかしいので・・・。
- 12 名前:名無し男 投稿日:2001年09月14日(金)00時33分35秒
- 駄文デハナイノネ〜!!
デモ作者サンノ言ウ事ハ守ルノガるーるナノネー。
- 13 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月14日(金)02時10分11秒
- すげーいいっす!!
続きに超期待!!
- 14 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月14日(金)19時31分25秒
- 学園ものですかー。どんな内容なんだろう?
楽しみです。
- 15 名前:式神 投稿日:2001年09月14日(金)20時53分04秒
- >>12 有難ウナノネ〜!!
>>13 期待に答えられるよう頑張ってみます。
>>14 内容は負けず嫌いの石川さんと余裕の吉澤さんが・・・xxx
>>1-9 まではプロローグです。
次から本編に入ります。ちょっと焦らします(笑)
- 16 名前:式神 投稿日:2001年09月14日(金)20時54分54秒
- いきなり間違えました。
>>1-10 までがプロローグです。
すみませんm(__)m
- 17 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)21時05分34秒
- 「アドバンテージ、吉澤」
このサービスを取られたら、おしまいだ。
ラケットのグリップをぎゅっと握り直して、梨華は身構える。
けれども優雅にしなるカラダから繰り出されたガットサーブは、美しい
流線を描いた・・・と思う間もなく、梨華の足もとを掠めていった。
「ゲームセット」
審判の声が、梨華の耳に無情に響く。
「ウォンバイ、ヒトミ・ヨシザワ!」
冷ややかにアナウンスが流れ、ひとみのための拍手が湧き起こる。
梨華は他になすすべもなく、ただ呆然と、その場に立ち尽くしていた。
(負けた。・・・また、負けちゃった)
それも、こればかりは譲れないと思っていたテニスで・・・。
- 18 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)21時16分32秒
- ひとみのサーブは速すぎて、鮮やかすぎて、ただの一歩も、
動くことすらできなかった。
「こんなはずじゃ・・・」
なかった。・・・その言葉を、もう幾度繰り返したことだろう。
同じ朝ヶ丘学園同士の対戦になってしまった地区予選の決勝。
今度こそどうにか・・・と、がむしゃらに頑張ったのに、最終ゲームを
デュースに持ち込まれ、サーブの得意なひとみに見事なエースを決められてしまった
「石川さん・・・っ」
審判に促されて、どうにか平静を取り繕い、梨華はネット越しに、
ひとみと握手を交わす。
「良いゲームだったね」
ひとみの女なのに低いセクシーボイスがささやく。
見ている女の子たちにキャーなんて騒がれそうな甘い笑顔も添えて・・・。
- 19 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)21時31分24秒
- けれども、梨華は最後のプライドまで踏みつけられたような気がして、唇をかんだ
(何が、良いゲームだったよっ!!)
そりゃあ勝ったひとみには、良いゲームだったろうけれど、負けた梨華に
とっては、めちゃくちゃ最悪なゲームだ。
冷たい汗が背筋を伝って、めまいまでしてくる。
「梨華・・・?」
不審げに眉をひそめるひとみの綺麗な顔が、目の前で、フゥッとかすむ。
気分が・・・悪い。
昨夜まともに眠れなかったのが原因かも・・・。
ゴーゴーと耳鳴りが大きくなってくる。
「・・・っ」
ひとみのものらしいあたたかな手が、引き戻してくれようとするのがわかった
けれども、梨華は胸の中にぽっかりと大きな口を開けている底のないブラック
ホールに足を取られて、抗う余裕すらなく、その暗い闇の中へ落ちていったのだった。
- 20 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)21時41分03秒
- そもそも梨華の不遇の人生が始まったのは、高等部に上がり、外部入学生の
吉澤ひとみと出会った時からだった。
中学までは良かった。
何をやっても梨華が一番だったから。
小学生の頃からずっと続けているテニスでも、学校の成績は・・・もちろんのこと、
他のどんなジャンルでも、この世はすべて、石川梨華の天下だった。
スポーツ万能、頭脳明晰?、容姿端麗に加えて、地元の歴史資料館に家系図まで
残されている名家、石川家の長女でもある梨華は、名実共に、
名門朝ヶ丘学園のナンバー・1で・・・。
- 21 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)21時51分47秒
- しかし、それが高等部になって、吉澤ひとみが入ってきてからというもの、
すべての栄冠は、ひとみの頭上に輝き、梨華はナンバー・2路線を突き進む
ことになったのである。
試験だって、校内校外を問わず、トップはいつもひとみのもの・・・。
何せ、全科目満点なのだから、抜きようがない。
一番が大好きで、これまで一番を取るのが当たり前だった梨華だ。
ひとみのせいで、人生の楽しみのすべてを奪われてしまったような気になる。
弁論大会だとか、町内マラソン大会に至るまで、梨華が参加するものには必ず
ひとみも参加しては、そのままトップをさらっていく。
そして、その結果、いつも梨華にまわってくるのは、二番・・・。
- 22 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)22時01分04秒
- 偶然か故意かは知らないけれど、この2年の間、ひとみは、ことごとく梨華の
テリトリーを荒らしては、一番の座を奪っていったのだった。
そして、梨華が狙っていた生徒会長の椅子さえも・・・。
おかげで、梨華はこうして副会長の座に甘んじている。
まさしく疫病神!!
憎むべきは、吉澤ひとみ!!!
なのに、どうして・・・、ひとみと、こんな休日の生徒会室なんかで、
抱き合ったりしているのだろう?
たまたま地区予選が、設備の良い朝ヶ丘のコートで行われて、ひとみと決勝後の
握手をしている最中に貧血で倒れてしまったことが、
こんな貞操の危機にまで、発展してしまうなんて。
- 23 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)22時08分48秒
- 「保健室は、鍵がかかっていたから」
ひとみは、優しい顔でそう言った。
「保健室のベッドの他に、梨華をゆっくり休ませてあげられるところと
言ったら、近場では、ここのソファしか思い浮かばなかったんだ」
確かに・・・。
生徒会長のひとみは、この部屋の鍵を持っているし、スウェーデン製だという
このソファは校長室の応接セットに負けず劣らず豪華な代物だ。
座り心地も極上で、贅沢に慣れた神経質な梨華もかなり気に入っている。
- 24 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)22時24分38秒
- 「もしかして、ひとみが私をここまで?」
瞳を優しく細めて、ひとみは頷く。
「梨華は軽いから、抱いて運ぶのも楽だったよ」
やっぱり・・・。
梨華は、途端に暗〜い気持ちになる。
まさかとは思ったが、やはり心配した通りに、ひとみは梨華をここまで、
抱いて運んできたらしい。
肩に担ぎ上げたのか、花嫁さん抱っこか・・・は、怖すぎて聞けない梨華だ。
「ありがとう。でも、余計なことしないでほしいの」
「余計なこと?」
梨華に迷惑そうに言われても、相変わらずひとみの口元は笑っている。
が、少しだけ色素の薄い茶色の大きな瞳の方は笑っていない。
(もしかして、傷つけちゃったかも?)
チクンと梨華の心は痛む。
(せっかく、ここまで運んでくれたのに・・・)
だが、しかし、相手は天敵、吉澤ひとみだ。
情けなんか、かけちゃいけない!!
- 25 名前:1・二番なんて大嫌い! 投稿日:2001年09月14日(金)22時47分33秒
- おまけに、抱き上げて連れてきた勝利者のひとみは良いことづくしだが、
負けて貧血を起こした上に、同じ女性に抱き上げられて退場では、
梨華の立場はまったくない。
いっそのこと、テニスコートのベンチに置き去りにしてきてくれた方が、どんな
に良かったか。
それを、これ見よがしに軽々と抱き上げたりしちゃって・・・。
これじゃ、まるっきり王子様とピエロじゃない!!
ピエロじゃなくて、お姫様だということは、当の梨華はまったく気付いていない。
(やっぱり、許せない!!)
悪夢でも見た後のように、寝汗ぐっしょりでソファに横たわりながら、梨華は、
長身を屈めて彼女を覗き込んでいる心配そうなひとみの顔を睨む。
〜〜〜 その時だった。
梨華の耳に悪魔のささやきが聞こえてきたのは・・・。
(( 誘惑しちゃったら? ))
声の主は、妹の亜依・・・。
彼女がそう耳打ちしたのは、つい昨夜のことだった。
- 26 名前:式神 投稿日:2001年09月14日(金)22時51分03秒
- 自分で上げちゃ〜意味がない(T_T)
本当にバカです。ごめんなさい!
こんなバカ野郎ですが今後とも宜しくお願いしますm(__)m
- 27 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)00時38分31秒
- かなり面白いです!!期待してます!!
- 28 名前:式神 投稿日:2001年09月15日(土)00時39分44秒
- 今日は暇なのでもう少し更新します。
やっぱ上がったままですね〜(-_-;)
恥ずかしい・・・
- 29 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)00時53分59秒
- 石川家の夕食は、「夕御飯」と呼ぶよりは「晩餐」と呼ぶにふさわしい正式な
ディナーだ。
広いダイニングに設えられた長いテーブルには、清潔な純白のテーブルクロス。
高価な美しい食器に負けず劣らない、すばらしい料理の数々・・・。
食事中のBGMは、ラロのスペイン交響曲。最も心地よい音量で流れている。
席についているのは、梨華の母、梨華、そして三つ違いの妹の亜依。
亜依は、朝ヶ丘学園の中等部に通っている。
「そういえば、梨華さん?今度の試験も、また二番だったのですってね」
メインデッシュをいただいた後の濡れた唇を上品に白いナプキンで拭いながら、
妖艶な美女である梨華の母が尋ねた。
「はい、お母様」
食事の途中にもかかわらず、カタンとフォークを置いて、梨華はうつむく。
- 30 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)01時08分38秒
- 「亜依さんでさえ、ちゃんと石川家の家訓を守って、一番をいただいてくる
というのに、長女であるあなたがそんなことでは困りますね」
「すみません・・・」
梨華は母に合わせる顔がなくて、うつむいたまま唇をかむ。
そんな梨華を流し見て、夫人はこれまた上品にため息をついた。
「あなたも来年は最上級生。石川家の伝統を忘れてはいないでしょうね?」
「はい、お母様。卒業生代表として、答辞を読むこと・・・です」
消え入るような声で梨華が答える。
「北欧でお仕事中のお父様も、あなたのことを心配しています。何代も続いた
名誉ある石川家の伝統を、あなたの代で、台無しにしてはなりませんよ。
いいですね?」
「分かっています、お母様」
片付けなければいけない課題があるからと、デザートを断って自分の部屋へ
逃げ込んだ梨華のところへ妹の亜依がやってきたのは、それから三十分後のこと。
- 31 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)01時18分54秒
- 「梨華ちゃんったら、お馬鹿さんね〜。今夜のデザートは、梨華ちゃんの
大好きなフルーツポンチだったのに・・・」
梨華はコクンとノドを鳴らす。
「お母様の言ってることなんて、適当に流しておけばいいのに・・・
梨華ちゃんっていつもネガティブなのよね〜」
「・・・」
今のままでは、マズイ。真剣にマズすぎる。
まだまだ先の話だけれど、このままいけば、卒業式で答辞を読む役は、
99.999999999%、
ひとみのものである。
- 32 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)01時29分54秒
- そんなことになれば、母も海外に赴任中の父も、黙ってはいないだろう。
(吉澤ひとみさえ、いなければ・・・)
梨華は、ひそかに、こぶしを握りしめる。
それに、大好物のフルーツポンチを食べ損ねたのも、みんなひとみのせいだ。
逆うらみっぽいのは、自分でもよくわかっているけれども・・・。
梨華はがっくりと肩を落とすと、深いため息を零した。
「吉澤ひとみ先輩のことを、考えてるでしょ?」
突然亜依の口から告げられた名前に、梨華はビクッと顔を上げる。
「どうして、亜依ちゃんがその名前を・・・?」
「だって〜有名だもん。梨華ちゃんたちのことは」
(何・・・??その・・・「梨華ちゃんたちのこと」と言うのは?)
- 33 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)02時06分12秒
- あからさまにうろたえる梨華に向かって、勝ち誇った笑みを浮かべながら、
亜依は続けた。
「中等部の間では、高等部でのことは、何よりも優先事項なのだ」
あどけなさと、したたかさを、交互に覗かせながら、亜依が片目をつむる。
「もしかしたら、梨華ちゃんより詳しいかもしれない♪」
母譲りの薔薇の花弁のような唇に浮かぶ意味深な笑みが気になって、
梨華の心臓はかなりドキドキ騒いでる。
でも、そこは冷静なふりを装って・・・。
「私たちのことって、何?ひとみとは、何の関係もないんだけど」
でも、梨華の言葉は、亜依に一笑に付されてしまった。
- 34 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)02時21分27秒
- 「こらこら!ごまかしてもダメダ〜メ!朝ヶ丘学園一の美しいカップルって
みんな、噂してるヨ♪良かったね、梨華ちゃん。一番・・・好きでしょう?」
(そんな一番なら、いらないっ!)
そう怒りたいけど、ショックが強烈すぎて声も出ない。
フルフル肩を震わせている梨華に、亜依は手の甲を口もとに当てて、
女王様のように笑った。
「やだぁ。梨華ちゃん、顔・・・真っ赤!!」
「じょ・・・、冗談じゃないわ!どうして私があんなひとと・・・」
「えぇ〜。ちょっと見ただけだけど、ひとみ先輩って本当に素敵な方だったヨ
梨華ちゃんだって、石川家で一番綺麗なんだから、ひとみ先輩と、とっても
お似合いなんじゃないかなぁ〜」
怒って否定するけれど、亜依はひらひらふわふわの服のポケットからショッキング
ピンクの羽根扇子を取り出すと、
「ナンセ〜ンス」
と、派手な仕種でそれを振り扇いだ。
- 35 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)02時33分31秒
- 「というわけだから、梨華ちゃん、自信を持って、ひとみ先輩と
お幸せになってね〜」
(だから、なんで、どうして、ひとみと私がーっ)
梨華の心の中を、高い悲鳴が三回転半する頃に、亜依が訊いてきた。
「もしかして、梨華ちゃんたち、まだ綺麗な関係なの?」
「う・・・っ、綺麗も何もっ、ひとみとは、何も関係もないんだってば〜」
思わず砕けた物言いになる梨華に、亜依も、
「え〜、じゃあキスもまだなの?おっくれてる〜」
と身を乗り出してくる。
「あのね〜亜依ちゃん。私は、ひとみのこと、邪魔だとしか思ってないし、
ひとみだって私のことなんて、ハナっから馬鹿にして、相手にもしてないの」
「そんなことないわよぉ〜っ」
「あるっ!」
「ないっ!」
こぶしを固めてにらみ合っても、二人とも美少女なので、それなりに美しい。
- 36 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)02時41分45秒
- 「ひとみ先輩は、絶対に梨華ちゃんのことが好き。
それは間違いないと思う」
「どこに、そんな証拠があるの?」
梨華は拗ねたように亜依を見る。
「私のことなんて、ひとみは・・・少しも・・・」
手応えあり・・・と亜依がほくそ笑んだ瞬間を、幸か不幸か、梨華は見逃してしまう。
「ねぇ、梨華ちゃん・・・」
薔薇色の唇がささやく。
「ひとみ先輩の気持ちを確かめるのと同時に、梨華ちゃんが一番に
返り咲く方法を、このあいぼん、思いついたヨ」
「・・・??」
- 37 名前:2・悪魔のささやき 投稿日:2001年09月15日(土)02時53分08秒
- そんなことができるのかと、思わず梨華の眼差しが揺れる。
ひとみの気持ちなんか知りたくもないが、とりあえず一番は欲しい。
これまでだって、一番を奪回するために、できることはすべて試してきた。
そう。努力はもちろんのこと、抜けがけも、裏工作さえも・・・。
けれど、いつもあっけなくひとみに敗れ、みじめに敗退するのみ。
もう後がない・・・。
梨華だけ、石川家の伝統が守れなかったなんてことになったら、不名誉も
いいところである。
一生両親や妹、親戚たちに頭が上がらない。
そんなこと、ぜ〜ったいに嫌だ!!
こうなったら、背に腹は変えられない。
「その方法って?」
声を潜めて顔を寄せる梨華に、亜依は艶やかに微笑む。
まるで悪魔のように・・・そして・・・ささやく・・・
「ひとみ先輩を、誘惑しちゃったら??」
- 38 名前:式神 投稿日:2001年09月15日(土)02時58分31秒
- 今回の更新はここまで。
>>2-10 プロローグ
>>17-25 1・二番なんて大嫌い!
>>29-37 2・悪魔のささやき
- 39 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)03時15分21秒
- 早い更新ペースがまた嬉しい!!
今までになかったいしよしでいい感じです!!
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)08時20分53秒
- おー梨華ちゃんが誘惑するのかー
よっすぃーはどう思っているんだろう?
- 41 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)09時31分17秒
- 加護さん、なかなかの策略家ですなぁ(w
いしよし好きなんで期待してます。
頑張って下さい!
- 42 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月15日(土)10時56分12秒
- 面白いです!またお気に入りの小説が1つ増えました。
続き楽しみにしています。
- 43 名前:名無し男 投稿日:2001年09月15日(土)12時46分53秒
- (゜д゜)<加護コワー
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)18時10分39秒
- >43
sageた方が良いかと・・
- 45 名前:式神 投稿日:2001年09月15日(土)21時38分40秒
- こんなにたくさん感想が・・・嬉しいです!!
有難うございます。
>>39 暇なだけの人間ですから・・・(^^ゞ
>>40 次の章で吉澤さんの気持ちが分かります
>>41 私も「いしよし」大好きです。でも「いしごま」も・・・
>>42 charmyBlueさん
あなたから感想いただけるなんて感動です。
いつもワクワクしながら小説読んでました♪
これからも宜しくお願いします!
>>43 小悪魔あいぼん、怖いですかね(w
>>44 いいですよ、自分でも思わずageてしまうので・・・仕方ないですヨ(^.^)
次の章は・・・H度かなりたかいので深夜に更新します。
- 46 名前:誘惑されてね 投稿日:2001年09月15日(土)23時39分24秒
- 魔が差す・・・というのは、そういう瞬間のことを言うのだろう。
目覚めたばかりのまだどこかぼんやりした脳裏にいきなり鮮やかに甦った、
昨夜のキーワード、
(( 誘惑 ))
文字通り、悪魔の「誘惑」は、まるで青いシグナルのように、
「ほら・・・」
と梨華の背中を押す。
気がつけば、梨華は、近づいてきたひとみを引き寄せるように、
その首に腕をまわしていた。
「あ・・・」
我に返って、あわてて腕を引っ込めようとしても、もう遅い。
な〜んちゃって・・・なんて、冗談でごまかせるようなキャラクターだったら
良かったのに。
(危ない奴と思われたかも・・・)
梨華はビクビクしながら顔を背ける。
けれども、ひとみの長い指に顎をつかまれ、簡単に振り向かされてしまった。
「まさか、梨華の方から、誘ってくれるなんてね」
(ああっ。うそっ)
間違いです・・・と叫んで、この場から逃げ出せたらいいのに。
- 47 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月15日(土)23時56分33秒
- でも、ひとみの性格からすれば、前言撤回なんて、絶対に許してくれそうにない。
穏和なように見せてはいるけれども、約束事には、かなり厳しい感じがする。
なじられるよりも何よりも、冷ややかな悔蔑の眼差しを向けられることに、
耐えられそうにない。
こいつにだけは負けたくないと思っている相手なら、なおさら・・・。
ひとみに至近距離で覗き込まれ、梨華の目が据わる。
(こうなったら覚悟を決めて、カラダを張って、憎い吉澤ひとみをめろめろ
の骨抜きにしてやるっ!うまくいけば、一気に逆転ホームランなんだから!)
ちょっと何かが違うような気もするが、もうマジで後がない。
家族にいびられるだけでもたえきれないのに、無能な人として、石川家の
歴史に残るのは、絶対に我慢ならない。
そのくらいなら、ここでひとみを誘惑して、カラダの奴隷にしてやる方がマシだ。
もう矢でも鉄砲でも持ってこいっ。・・・なんて、
かなりヤケを起こしている梨華だったが・・・。
- 48 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)00時11分57秒
- これから彼女を怯えさせるのは、矢とか鉄砲とかじゃなくて、AとかBとか
Cとかいう行為だということを、梨華は、あまりちゃんと理解していなかった。
誘惑といえば、ウッフンなんて片肌脱いで、色っぽくウィンクしちゃったり
すること・・・くらいにしか考えていない困ったオクテちゃんである。
きっと亜依が知ったら、
((あっきれた。梨華ちゃんより、ぜ〜ったい私の方が大人だわ))
と憤慨すること請け合いだ。
まぁ、でも、ひとみの方は、しっかり梨華を大人にして
あげるつもりになっていた。
「梨華が私に好意を持っていてくれたことがわかって嬉しいナ」
女性から見てもうっとりしそうな綺麗な顔で、甘く笑う。
もう、全っ然、好意なんかじゃなくて、百パーセント、悪意です・・・
と言ってあげたいけれども、それはこの最終作戦が、始める前に
終わってしまうことを意味していた。
- 49 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)00時25分44秒
- 結局言い返すことを諦めて、仕方なくうつむくと、ひとみは、それを
梨華が照れたせいだと勝手に解釈してくれたらしかった。
「根気よく待っていた甲斐があったわ」
「え?」
根気よくって、どういうこと?
((返事を聞かせて・・・))
の瞳で見上げるのに、ひとみは、そのことはさらりと無視して、
梨華の上に身を屈めてくる。
(わわ〜っ。もう、唇・・・触れそう)
梨華がこんなにアワアワしているのに、ひとみは、いかにもこんなことは
日常茶飯事・・・みたいな落ち着き払った態度で、ますます顔を近づけてくる。
目を閉じるように促されるけれども、梨華自身は少しも閉じる気配はない。
人を初心者だと思って、馬鹿にして・・・。
「いい?」
あと数ミリのところまで唇を近づけて、ひとみが尋ねた。
いい? ・・・も何も、この体勢で今さら・・・。
- 50 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)00時34分15秒
- (( いいよ ))
と言うつもりだったのに、梨華は声を出せない自分に、突然気づいた。
ひとみの整った口もとが、何を震えているの・・・と笑っている。
悔しい・・・。
でも震えてしまう。
だって、初めての・・・キス。
「梨華・・・」
同じ女性でも思わずゾクッとしてしまうくらいセクシーな声に名前を
呼ばれて、梨華は瞳を上げる。
その瞬間、唇が重なっていた。
「あ・・・んっ」
急に怖くなって、ひとみの肩を両手で押しのけようとするけれども、全然駄目。
- 51 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)00時47分00秒
- 「ん・・・んっ」
梨華が逃げようとすると、角度を変えて、もっと強く唇を押し当てられる。
甘くてあたたかい唇の触れ心地は、悪くはないけれど・・・。
って、問題じゃないっ!
梨華は耳まで熱くなりながら、ひとみの腕に爪を立てる。
(そうだ、私は、ひとみを誘惑してるんだから、キスの
一回や二回くらいは仕方ないっ)
たかがキスだ。
これで、一番を取り戻せるなら、安いもの・・・。
・・・なんて自分に言い聞かせるけれども、なぜか涙がこみ上げてくる。
そしてその涙は、ひとみの同情は誘わずに、欲情の方を誘ってしまったらしい。
「ん・・・っ」
不意に舌を入れられて、梨華はもがく。
目的が目的なのだから、本当なら「大成功」と心で叫んで、
ピ〜ス☆マークのタイミングなのだけれど、エッチ関係に
免疫のない梨華は、ひたすらパニック状態!!
- 52 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)01時16分55秒
- 十七歳にもなって、梨華はなんと、キスが唇を触れ合わせるだけの
行為だと信じていたのだ。
もちろん梨華は、無垢と呼べるほど純な性格でもないし、とりあえず
真面目な優等生の顔はしているが、実は女王様気質で、
負けず嫌いである。
そんな梨華に下ネタをふれる人間は、いたとしても亜依くらいのものなので、
梨華はそちら方面については、全く学習していなかったのだった。
「んん・・・っ、くふ・・・っ」
初めてなのに、いきなり本格的なディープキスを教えられて、梨華はあわてた。
逃げ出そうにも、カラダはしっかりひとみに押さえつけられて、
はねのけることさえできない。
助けを呼ぶのも変だし、どのみち本校舎とは別棟にある休日の
生徒会の前を、偶然通りかかる生徒がいるはずもない。
「ん・・・っ、ん・・・っ」
ひとみの熱くて器用な舌につつかれたり吸われたりしているうちに、
梨華は段々おかしな気分になってくる。
カラダが燃えるように熱いのは、もうとっくの昔からだが、
もっと奥のカラダの中心が、とろけそうに熱く疼いている。
そして何よりも許せないのは、ひとみのくれるキスがすごく気持ちいいと
いうことだった。
どうして・・・こんなに・・・。
- 53 名前:JAM 投稿日:2001年09月16日(日)01時32分16秒
- うう・・・エロいッス・・・(鼻血鼻血
描写がすごくうまいです。
スト〜リ〜も面白いし期待してます。
- 54 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)01時35分03秒
- 「んんーっ」
ひとみの袖におずおずと指をからませて、梨華は無意識にキスをねだってしまう。
そして、ひとみの方は・・・。
そんな梨華の華奢なカラダを抱きしめながら、心の中で
「弱ったな・・・」と呟いていた。
飛んで火にいる・・・、もしくは棚からボタ餅のこの状況を、
どう受け止めてよいものやら、さっぱり分からない。
高嶺の花・・・という表現がぴったり似合いそうなプライドの高い令嬢が、
どうして自分から誘うような真似を・・・?
梨華自身がパニックしているくらいだから、石川家の事情を知らないひとみに
理解できなくてもしょうがないのだが。
でも、なかなかおいしい状況だということは、
正直に認めざるを得ない。
- 55 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)01時50分06秒
- ひとみは腕の中で小さく震えている極上のごちそうの耳朶を、
味見するようにペロリと舐めた。
(うん・・・、最高)
これでもひとみは味覚には自信がある。
ある事情で母と生き別れ、父は父で、泊まり込みの仕事ばかり。
そんな家庭環境のせいで、二人の弟の世話は、必然的にずっとひとみの
仕事だったのである。元々器用なことも幸いして、面倒な家事も、
それほど苦にはならない上に、料理は特にひとみの得意分野だ。
「梨華・・・」
幼い末の弟にするように、ひとみは優しく、それでいて絶対的な威厳を
込めてささやくと、しがみついている梨華の腕を外させた。
- 56 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)02時05分40秒
- 可愛い・・・という言葉が、同じ女性である梨華に対して誉め言葉になるか
どうかわからないが、ひとみのクラスメイト兼ライバルの梨華は、思わず
そう呼んでしまいたくなるほどの美貌だ。
美しいものをかけ合わせた末にできた、歴史を感じさせる本物の美・・・。
こんな可愛くて、たおやかな美人は、世界中探しても、滅多にいない。
もちろん、その評価には、ひとみ自身の好みも多分に含まれていたけれども。
それを差し引いてもやはり、梨華は極上の美人だった。
その細面の健康的な小麦色の顔を両手で挟み上げて覗き込むと、
星をいっぱいに宿した黒真珠の瞳がうるうると逃げる。
それだけで、きゅんと、胸と同時に別の場所も疼いてしまう。
(おやおや・・・)
ひとみは心の中で呟きながら、節操のない自分自身に、肩を竦める。
- 57 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)02時14分26秒
- 「どう・・・したいの?」
そんなことを尋ねたところで、応えが返ってくるとも思えないのだが、
とりあえず訊いておこうというあたりが、意外に慎重派なひとみだ。
「梨華?」
思った通り、応えはない。
キスは欲しがるけれども、梨華は、それ以上の行為を自分から
求めるつもりはないようだ。
「仕方ないなぁ」
誘っておきながら、おまかせですか?
恨み言のように胸の中でこぼすけれども、下手に主導権を握られるよりは、
すべてまかせてもらった方がやりやすい。
何を・・・って?
そりゃあ、もちろん・・・愛の行為の最後まで。
- 58 名前:3・誘惑されてね 投稿日:2001年09月16日(日)02時22分35秒
- 何のつもりかは知らないが、せっかくこうやって、腕の中に飛び込んで
きた梨華だ。
一度逃がしてしまったら、とても次のチャンスがあるとは思えない。
だから・・・。
「全部、食べられてしまいなさい」
薔薇色に染まった耳もとにささやくと、
ひとみは梨華の胸もとに指を這わせた。
「・・・・・・っ」
案の定、ひどく感じやすいカラダが、ピクンと跳ねる。
「カワイイカワイイ梨華ちゃん、
おいしく、おいし〜く料理してあげる」
ひとみは言うと、優しく微笑みながら、
梨華の料理にとりかかったのだった。
- 59 名前:式神 投稿日:2001年09月16日(日)02時34分47秒
- >>46-58 3・誘惑されてね
ひとまず、更新終了!
文字の入力が遅いので、かなり時間がかかります。
少し疲れました(^^ゞ
次回・・・かなりエロくなりそうな予感。
読者の方が、引いてしまったら・・・と思うと不安です。
- 60 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)02時37分45秒
- 絶対に引かない自信があります(w
- 61 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)02時37分54秒
- いやいや!!エロ大歓迎です!!(w
めちゃくちゃ面白いですよ〜
- 62 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)03時07分29秒
- >>60さんに激しく同意
引くどころかウェルカム・カモーン状態です
- 63 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月16日(日)03時14分02秒
- リアルタイムで読みながら自分も小説を書いていたら
こんな時間に(w。激しく萌えてしまいました(苦笑)。
これで安心して眠れますよ。
私の小説も読んでいただけてたなんて感激です(マジ)。
こちらこそ、宜しくお願いします。
- 64 名前:41 投稿日:2001年09月16日(日)10時34分40秒
- 自分もエロエロ大歓迎っすよ(w
ハァハァ(;´Д`)
- 65 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)10時35分09秒
- 一気に読ませて頂きました。 貴重な?誘惑梨華に激萌えです。
これからも期待しています、更新頑張って下さい。
- 66 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)21時37分59秒
- いしよし万歳!!
- 67 名前:式神 投稿日:2001年09月16日(日)22時35分21秒
- >>53 JAMさん 次回はもっとすごいかも・・・出血多量にご注意!
>>60 有難うございます!!
>>61 エロ大歓迎、嬉しいお言葉です。
>>62 ウェルカム・カモーン これも嬉しい言葉(^^)
>>63 Charmy Blueさん
遅い更新をリアルタイムで読んでくれたのですか?
恐縮です(梨元風)有難うございます!!
>>64 41さん 次回、鼻血注意報かも・・・。
>>65 誘惑梨華ちゃん〜自分のモットも好きなシチュエーションなんです。
>>66 いしよし万歳!! (w
今日は、昼寝をして夜の更新準備バッチリです
もうちょっと深夜に更新する予定。
- 68 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)23時08分38秒
- 深夜に更新!?
寝られないじゃん(w
- 69 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月16日(日)23時18分24秒
- 今日は眠いし明日から仕事なので、休みます。
朝、楽しみに起きてみましょう(w。
いしよし最高!っす〜♪
- 70 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)23時38分06秒
- 深夜ッスカ。頑張って待つなり。
- 71 名前:式神 投稿日:2001年09月16日(日)23時56分52秒
- さて、そろそろ更新を・・・
まだまだ寝かせませんよ!!
- 72 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)00時01分22秒
- うぉ!待ってたなり。
はりきってどうぞぉ〜〜。
- 73 名前:R 投稿日:2001年09月17日(月)00時02分31秒
- 寝れないよ〜。ワクワク!
- 74 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)00時10分30秒
- (な、な、なに?)
初めてのキスに惑わされて、憎い仇の腕にうっとりとカラダを
預けていた梨華は、耳もとに落ちてきた、ひとみの言葉に
ピクンとカラダを震わせた。
何だかとっても危険な台詞を聞いたような。
(聞きまちがいかな?)
梨華は、自分に言い聞かせる。
普段梨華が、ひとみに対して持っているイメージは、穏やかな感じ。
ひとみは、すべての成績が表わすように、何でもこなしてしまう。
完璧人間のくせに、あまりアクがない。
自然体というか、無難なタイプというか。
だからこそ、弾みとは言え、ユーワクなどという裏技を決行する気にも
なれたわけで、ひとみが遊んでるタイプだったり、アブナイ系だったりしたら、
絶対そんな恐ろしい試みを実行に移したりはしなかっただろう。
- 75 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)00時18分21秒
- 「もう・・・逃げられないよ」
低い声が、梨華を金縛りにする。
「これから、梨華を食べちゃうんだから・・・」
「・・・っ」
ひえぇ〜っ・・・という高い叫びが、梨華の頭の中で渦を巻いた。
(もしかして、二重人格?)
と言うよりは、本性は滅多に見せないタイプか・・・。
恐る恐る顔を上げると、整った優しい顔が、もうすっかり
キチク様に変わってる。声も・・・そう。
包み込んでくれる甘い声が、危険なくらいセクシーに掠れて・・・。
- 76 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)00時27分24秒
- 長くて形のいい指先が、梨華のテニス・ポロの上から、胸もとをつついている。
さっき触られたのは、ニアミスじゃなかったらしい。
「ん・・・っ」
さほど苦労もせずにシャツの上から、梨華の胸の先端を探し出す。
そして、ひとみの人差し指と中指が、そこを挟み込むように
さすり上げる。
「・・・・・・あっ」
未経験の甘い感覚に梨華は、怯えたように、ひとみの腕に
すがりついた。
「ねぇ、感じるの?」
からかうようなささやき。
さらにクイクイとこねまわされて、別の場所まで疼いてしまう。
- 77 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)00時38分08秒
- 「よっこらしょ」
ひとみは、オヤジくさいかけ声をかけると、梨華を押しのけるように
ソファに腰を下ろして、一気に梨華のシャツを捲くりあげてしまった。
そして、素早くブラのホックさえも外してしまう。
ひとみの前にあらわになった、梨華の形のよい、ふくよかな乳房。
「カワイイ・・・」
恥ずかしくなるような言葉の後に、濡れた感触が、梨華の胸もとを襲う。
「な・・・っ、何やって・・・」
「あじみ」
「あ・・・っ」
味見と称したひとみの舌の動きに、梨華のカラダがのけぞる。
「さすが、極上・・・。舌触りも、味も、最高・・・」
(だから、そんな誉め言葉なら、いらない・・・ってば)
- 78 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)00時45分24秒
- つつかれるように舐められるだけでも、おかしくなりそうなのに、
ひとみは、その先端に舌の先をからませて、
チュクチュクッと吸い上げてくる。
「ひ・・・ぁっ」
「これ・・・、気持ちいい?」
濡れてプツンと尖ったピンク色の乳首を爪で弾きながら、ひとみが尋ねる。
「よくな・・・っ」
火照った顔を両手で隠して否定すると、そんな梨華を冷ややかに
見下ろしながら、ひとみは、わざと意地悪く訊き返してきた。
「そう?よくないの?」
愛撫する手は休めずに・・・。
- 79 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)00時55分06秒
- 今度は触れるか触れないかのタッチで、かなり敏感になった先端を
中指の腹で弄び始める。
「んん〜・・・っ」
焦れったそうに梨華が身悶えすると、ひとみは、半ば開かれた
薔薇の花弁のような梨華の唇の上に身を屈めた。
「おいしそう・・・」
ささやきの後に、貪るようにたっぷりと湿らせたキスと、
乳房への愛撫・・・。
ひとみのカラダも、緩やかに昂ぶってくる。
「も・・・、・・・めて・・・」
キスから逃げるように、鼻にかかった梨華の高い声・・・。
何から何まで・・・カワイイ
- 80 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)01時09分04秒
- 「梨華がそう言うなら・・・やめてあげるけど・・・」
自分でやめてと言ったくせに、梨華の口元は、不満げな形になる。
(わがままなんだから・・・)
ひとみは、愛しげに微笑むと、もう熱を持ち始めている梨華の
華奢な腰へと、掌を這わせた。
「ん・・・っ、や・・・っ」
「嫌じゃ・・・ないでしょう?」
それでも、中心へは触れずに、その周囲をゆるゆると撫でまわす。
「どうしたのかな?ここ・・・」
指先で、下から上へ撫で上げると、ピンク色のショーツに、
じわっと淡い染みがにじむ。
「ん・・・っ」
それに気付いているのか、いないのか、梨華はカラダを竦めて、
小さく震えている。
「ふぅん。意外とせっかちなんだ」
本当は、予想通りで、意外でも何でもないのだけれど、
そのあたりは、リップサービスということで・・・。
- 81 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)01時22分44秒
- 「あぁ、でも、着替えはあるから心配しなくていいよ」
ひとみに言われて初めて梨華は、自分の状況に気づいたようだ。
「いや・・・っ」
濡れたそこを隠すようにうつぶせようとするのを邪魔して、
ひとみは甘くささやく。
「大丈夫。私がキレイにしてあげる」
抗う梨華を簡単に片手で押さえつけながら、
「このままじゃ、気持ち悪いでしょう?」
と、もう片方の手で、スカートのホックとファスナーを外して、
ショーツごと一気に引き下ろす。
そして、梨華の薄いしげみに、掌を這わす。
「ああ・・・ん」
初めて触れられる他人の手の感覚に、梨華が喘ぐ。
その唇を軽く人差し指で撫でながら、
「安心して・・・」
とささやくと、ひとみは、しげみの中の蕾のような小さな膨らみに
そっと唇を押し当てた。
「やあ・・・っ」
華奢な腰が大きくうねる。
- 82 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)01時42分54秒
- それでも逃がさずに、ひとみは、唇をそろりと這わせる。
「あぁ、ここも梨華に似て、最高にカワイイ」
「ん・・・やっ」
梨華は、切なげに眉を寄せる。
最高という響きは甘いけれど、それ以上にひとみの唇の動きが焦れったい。
梨華のやや熱くなった花弁の奥からは、とっくに大量の秘液が溢れ出ているのに、
ひとみは、わざと気付かないふりをして、前のピンク色の小振りな蕾に、
唇をすべらせている。
「も・・・っ、やだ・・・っ」
梨華は叫ぶ。
「やだぁっ。・・・やく、・・・かせてぇっ」
責めるように闇雲に、梨華は、ひとみの頭を抱き寄せる。
「仕方ないなぁ。 じゃあ、とりあえず一回・・・」
不穏な台詞を口ずさむと、ひとみは、蕾に唇を押し付け、舌先を
とがらせて甘皮の上から、小鳥がついばむような刺激をくわえた。
「ん・・・っあ・・・っ、あぁ・・・っ」
梨華の内股が、突っ張るようにぎゅっと閉ざされる。
「も・・・、やぁぁ・・・あっ」
その瞬間、梨華の奥からは、トクトクと透明な秘液が大量に
溢れ出していた。
- 83 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)01時53分25秒
- 「どう?よかった?」
弛緩したしなやかなカラダを撫でながら、ひとみは、甘やかすみたいな声で
梨華に尋ねた。
梨華の柔肌は、強すぎる快感の余韻に、全身が淡い薔薇色に染まっている。
まだ、ツンと上を向いている胸の突起に、そっと舌をからめながら、
しっとりと閉ざされた内股を、ひとみは、ゆるゆると撫でまわす。
「も・・・っ、さわらないで・・・」
けだるげに上げられた華奢な手が、力なくひとみの指を払いのける。
「いま・・・、されると・・・、おかしくなっちゃう・・・から・・・」
そんなこと言われても・・・ね。
ひとみは、意地悪な笑みを口もとに浮かべる。
「まさか、これでおしまい・・・のつもりじゃないでしょうねぇ」
口調だけは、優しく・・・。
- 84 名前:4・返り討ちって、甘い?(その1) 投稿日:2001年09月17日(月)02時06分33秒
- 「梨華が誘ったんだから、ちゃんと最後まで責任は
取ってもらわなきゃね」
「えっ??」
ひとみは、小さく苦笑を洩らすと、自分の人差し指と中指を
怯えている梨華の口の中に入れる。
固まって動けない梨華の口の中を、妖しく蹂躪するひとみの2本の指。
「梨華のせいだよ。 梨華が私を空腹にさせたの」
食べさせて・・・。
低く掠れた声で、梨華の耳もとにお願いする。
「・・・ゃっ、やだ・・・っ」
ソファの上で後ずさろうとする梨華の太腿をひざで割り開きながら、
カラダの上に乗り上げた。
「濡れてるうちの方が、楽だと思うけど?」
ひとみのその一言に、おもしろいくらいに梨華が怯える。
「それとも・・・、梨華も私を味見してみる?」
この口で・・・。
チャプンと2本の指を口から引き抜き、
薔薇の唇を、その指で緩やかに撫でながら、
ひとみは、そう宣告した。
- 85 名前:式神 投稿日:2001年09月17日(月)02時16分35秒
- >>74-84 4・返り討ちって、甘い?(その1)
更新終了です。
コメント・・・言えません(>_<)
次回は・・・もっと・・・あぁ、やっぱり言えません(w
- 86 名前:名無し男 投稿日:2001年09月17日(月)02時22分21秒
- MY SONが元気一杯です。次はくじらみたいに塩噴くかも・・・
- 87 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)02時38分27秒
- 次回は…次回はなんでしょう?(w
激しく期待しております!!
- 88 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)06時37分58秒
- さ、最高だ〜
- 89 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月17日(月)07時20分08秒
- 朝から萌えました(w
- 90 名前:JAM 投稿日:2001年09月17日(月)18時13分55秒
- が、がふっ・・・(鼻血鼻血
ちょ、ちょっと輸血してきます・・・(危)
しかし、女がこんなん読んでいいんでしょうか。藁
- 91 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)21時42分47秒
- たたた、たまらん。 次回も期待しています。
- 92 名前:式神 投稿日:2001年09月17日(月)22時37分27秒
- >>86 実は、自分も読み返して、元気に・・・(w
>>87 次回もエロいはず。
>>88 有難うございます!!
>>89 Charmy Blueさん
朝から刺激の強いものを・・・すみません(^^)
>>90 JAMさん
女性の方が読まれても興奮しますか?
嬉しいですね。今度、彼女に読ませて・・・(w
>>91 頑張ります!!
今回もエロいです。
読み返すと・・・本当に恥ずかしい(>_<)
- 93 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)22時49分50秒
- 数分後・・・。
梨華は、すでに濡れぼそっている、ひとみのソコに、
ぎこちなく舌を這わせていた。
予定では、ひとみを恋の奴隷にして、何でも言うことを
きかせるつもりだったのに。
「もっと、丁寧に・・・」
頭の上から、ひとみのお叱りが落ちてくる。
やはりこれでは、ひとみが女王様で、梨華が奴隷・・・。
「もう、やだ・・・っ!!」
黒真珠の瞳をキッと上げて睨む梨華の顎を、
ひとみの指先が撫で上げた。
「梨華が止めたいなら構わないよ」
「本当??」
一瞬、うるっと瞳を輝かせた梨華だったが、ひとみの次の言葉に愕然となる。
「な〜んてネ!梨華ちゃんって、いくちゅですか〜?(笑)
こんな状態で、止められる訳ないじゃん♪」
- 94 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)22時58分23秒
- 「・・・・・・っ、私・・・。もう帰る!!」
起き上がろうとする梨華を再び引きずり戻して、
ひとみは、ゆっくり首を横に振った。
「大丈夫・・・。とみこは優しいから、無理やりグイグイ押し込んで、
梨華がアンアン泣くのを見て、喜んだりしないから・・・」
(ひぃ〜っ。 怖いっ!!)
なまじ・・・にこやかなだけに、なおさら・・・。
「痛くしないから、安心して・・・。いいね?」
いいね・・・も何も、がっちりと押さえ込まれた両膝を抱え上げられた状態で、
「いやだ」は許されないでしょう、やっぱり。
梨華は、ギュッと瞳を閉じて、覚悟を決めた。
- 95 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)23時05分53秒
- ひとみは、まず中指で、梨華を味わい始めた。
もちろん、初めてなのだから、中指一本だけでも、結構大変・・・という感じだ。
「いや・・・っ。 痛いっ!」
声をあげた瞬間だけ、指が入り口へ戻るけれども、
また少しずつ中へ侵入してくる。
それも、梨華の内壁を指の腹で、緩やかに探りながら・・・。
「何・・・してるの?」
「内緒・・・」
尋ねても、返事はそれだけ・・・。
でも、ひとみの指が、ある場所に触れた途端、
梨華の頭の中は、いきなり真っ白になる。
- 96 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)23時14分05秒
- 「あ〜っ、や・・・っ。 なに・・・?」
返事はない。
その代わり、ひとみの指が、なおもしつこくそこを撫でまわしている。
快感を直に刺激されているみたいな感じで・・・。
「やっ。やだっ、変になっちゃう〜〜」
腰を振ってどうにかやり過ごそうとするけれども、
追ってくる快感から逃げられない。
甘い波が、後から後から追いかけてきて、梨華をはがいじめにする。
「あぁ・・・っ、あぁ・・・っ、やあぁ・・・ん」
下腹部の最も奥底が、燃えるように熱くなって・・・。
「ひぁぁぁ〜〜っ」
なんと梨華は、ひとみの中指一本だけで、あっけなくイッてしまっていた。
- 97 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)23時25分42秒
- カラダは果てしなく気持ちいいのだけれど、一人だけ二度もいかされて
しまった屈辱感が、例えようもなく不快・・・。
「もう・・・っ、嫌い!ひとみなんて・・・大っ嫌いよ!」
(最初から全然・・・好きなんかじゃない。人をめちゃくちゃ恥ずかしい
目にあわせて・・・。もっと・・・もっと・・・嫌いになってやるんだからっ)
梨華は、ぐしょ濡れの目もとをゴシゴシと拭う。
(誘惑なんか、もう・・・やめる!)
一番なんて、なれなくていい。石川家の末代までの笑い者でもいいっ。
(もう 帰る〜っ)
ヒステリーを起こそうとした寸前に、ひとみのあたたかな腕が、
ふわりと梨華を抱きしめた。
「梨華・・・、良い子だから」
「同じ歳なのに・・・、子供扱いしないで」
不機嫌丸出しで言うと、
「ごめん」
と、鼻先に優しいキスが降ってくる。
そして間を置かずに、唇にも・・・。
- 98 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)23時42分19秒
- 「好きだよ、梨華。ずっと好きだった」
「えっ?」
問い質そうとした瞬間、ひとみの指がまた中に入ってきた。
今度は、中指と人差し指の2本が・・・。
「あ・・・っ」
(こんなの・・・ズルイッ)
螺旋を描くように、ひとみの指がねじ込まれて、梨華は口もとを押さえる。
「んっ、ふ・・・っ」
口を塞いでる梨華の手を外させ、再び柔らかく舌で吸い上げるような
キスをすると、ひとみは、ゆっくりと2本の指の抜き挿しを開始した。
ぐちゅっ、ぐちゅっと、濡れた音が絶え間なく響く。
「あぁ・・・っ、あ・・・んっ」
ひとみの指の先端が、梨華の感じる場所を突いている。
何度も何度も・・・。
- 99 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月17日(月)23時57分15秒
- まるでそこが梨華のイイところなのを最初から知っているみたいに。
(あ・・・そうか。さっきひとみは、ソコを探していたんだ)
不意に梨華は、そのことに気付く。
(同じ十七歳なのに・・・ほんとに・・・上手)
でもそんな考えも、また激しくその場所を突かれて吹き飛んでしまった。
「あぁんっ、ひとみ・・・っ」
ひとみの背中に爪を食い込ませて、梨華は夢中で腰を振る。
「梨華・・・、カワイイ・・・」
強く抱き締められて、心地よさにフゥッと意識が飛びかける。
こうなったら、テクニックでひとみに勝とうと思ったのに。
でも、パワーもテクニックも、ひとみの方が上だ。
誘惑される・・・。
妖しく蠢く長い指に・・・。抱きしめてくれる腕に・・・。
低くて掠れた声に・・・。甘い・・・吐息に・・・。
負けたくない。 だけど・・・
「ひとみ・・・っ、好き・・・。大好き・・・っ」
梨華は、こらえきれずに、ひとみにしがみついて告白する。
- 100 名前:4・返り討ちって、甘い?(その2) 投稿日:2001年09月18日(火)00時14分26秒
- その瞬間、熱く火照った耳もとを、ひとみの吐息が濡らした。
「私も梨華・・・。初めて会った時からずっと、梨華だけを見てた」
(え?初めて会った時から・・・って、いつ?)
そのところを詳しく確かめたいのに、その話は後回し・・・と言うように、
ひとみの指がもっと奥へ進んでくる。
「あ・・・っ、いやっ。ひとみ・・・っ」
ずっとずっと奥まで入ってこようとするひとみの指に、
梨華は息を喘がせながら、頭を振る。
「や・・・っ、死んじゃうっ。感じすぎて、死んじゃうよぉ・・・っ」
「駄目だよ、梨華・・・。これからもっともっと・・・梨華を
気持ちよくさせてあげるんだから」
言葉通りに、ひとみは膝に抱き上げて、さらに深く・・・
そして、指の抜き挿しを早くする。
「あぁぁ・・・んっ、ひとみ・・・」
「なぁに?」
「もう・・・一番になんかなれなくていいっ。ひとみが好き〜っ」
さらさらの髪を振り乱しながら、何が何だか分からなくなって梨華は叫ぶ。
そんな梨華に、ひとみはそっと口づけながら、
「馬鹿な梨華ちゃん・・・。私にとっていつだって、梨華が一番だよ」
甘く・・・そうささやいた。
- 101 名前:式神 投稿日:2001年09月18日(火)00時22分50秒
- >>93-100 4・返り討ちって、甘い?(その2)
更新終了。
はぁ〜、エロく書くのは難しいですね。
変な汗かいてしまいます。
- 102 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月18日(火)00時55分34秒
- 式神さん、最高っす!おいら、萌えました(w
- 103 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)01時20分59秒
- すげー!! もう最高っす!!!
ハァハァハァハァハァハァ(;´Д`)
- 104 名前:名無し男 投稿日:2001年09月18日(火)02時01分32秒
- 息子が今日もすくすくと成長しています。
- 105 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)07時03分44秒
- 毎朝これを見るのが僕と息子の日課です(w
- 106 名前:JAM 投稿日:2001年09月18日(火)15時52分09秒
- ハァ・・ハァ・・・
も、萌え尽きた・・・(バタッ)
作者さんエロ過ぎッス・・・
- 107 名前:式神 投稿日:2001年09月18日(火)20時48分12秒
- >>102 Charmy Blueさん
「萌える小説」これこそ自分の目標です!
>>103 有難うございます!!
>>104 息子の成長、優しく見守って上げてください(w
>>105 朝にですか?それはそれは・・・元気な・・・うらやましい(w
>>106 JAMさん
大丈夫ですか?やっぱりエロ過ぎましたか?
本当はエロい描写なしで、どれだけ萌える小説が書けるか・・・
挑戦してみようと思っていたのですが、やっぱり無理でした。
根っからのエッチ好きみたいで・・・(w
エロだけじゃなく、文章も誉められるよう頑張ります(^o^)丿
今日は、早めに更新します。
- 108 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)20時56分47秒
- 「ねぇ、さっき、ひとみが言ってたことだけど・・・」
とりあえず制服に着替え、周囲のエッチの形跡を用心深くチェックした後で、
梨華は、ひとみに膝枕されながらソファに寝そべっていた。
外はすっかり暗くなり、休日練習に励んでいた運動部の生徒たちも、
そろそろ後片付けにとりかかっているようだ。
「さっき言ってた・・・って、何のこと?」
酷使してしまった梨華の細い腰を優しくさすってあげながら、
ひとみが斜めに首をかしげる。
エッチの最中のキチク様は、すっかりナリをひそめて、普段の
穏やかなひとみに戻ってしまっている。
- 109 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)21時06分09秒
- 「私のこと・・・初めて会った時から・・・、・・・だった・・・って?」
あんな最中じゃなければ、照れくさくて、
(( 好き ))
・・・なんて言葉は、口には出来ない。
「ああ・・・?初めてあった時から、梨華にぞっこんだったけど」
こちらは、素面(しらふ)でも平気で恥ずかしいことが言えるタイプらしい。
梨華は、思わず悔しそうな顔になる。
きっとひとみは、何があっても世の中をスイスイと渡ってゆけるタイプだ。
それに比べ梨華自身は、無器用な性格がわざわいして、
つまずいた拍子に一気に骨折して入院・・・なんてことになりそう。
そう思うと急に、またひとみが憎らしくなってくる。
(やっぱり、ひとみなんか嫌い・・・)
キリッと睨み上げる梨華を、ひとみは愛しくてたまらないといった
眼差しで見つめた。
- 110 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)21時17分31秒
- 「それが、どうしたの?」
甘すぎる瞳に覗き込まれて、梨華は、ついうっかり赤面してしまう。
こうやって間近で見ると、この吉澤ひとみは、ものすごく美人なのだ。
額に乱れる髪。優しい色の大きな瞳と、少し意地悪そうな口もと・・・。
それだけでドキドキしてしまうのに、エッチの時のあの声とか、
唇とか、指先とかを思い出すと、梨華は、またカラダが熱くなってくる。
梨華のそんなもやもやした気持ちが伝染したのか、ひとみの掌が、
そろりと梨華の膝の間にすべり込んできた。
「・・・っ。もう、だめっ」
わざと乱暴に払い除けると、ひとみは残念そうに梨華を見つめる。
「本当に・・・、エッチなんだから」
そう言って睨む梨華に、軽く肩をすくめてみせると、
ひとみは強引に話を戻す。
「で・・・、何だっけ?」
急にもじもじしながら、梨華は横目でそっと、ひとみを窺った。
- 111 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)21時25分20秒
- 「あのね、私のこと、好き・・・なんだったら、どうしてあんな
嫌がらせのようなことをしたのかなぁ・・・と思って・・・」
「嫌がらせって?」
「だからぁ・・・。私が一番を取ろうと思って何かをすると
必ず邪魔しにきたじゃない!」
「へっ??」
ひとみは、形のいい指先で前髪を掻き上げながら、首を捻る。
ひとみの指先が揺らめく度に、さきほどの行為を思い出してしまって、
梨華は思わず息を呑んでしまう。
「邪魔なんか・・・した覚えはないけど・・・」
「えっ、でも・・・っ」
ひとみの言葉に、梨華はガバッと身を起こして、真正面からひとみに詰め寄った。
- 112 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)21時36分45秒
- 「だって、あの時も、あの時も・・・」
梨華は一つずつ思い起こすように、指を折って数え上げる。
「あの時って言われても・・・。もっと具体的に」
「だからね・・・」
うんうん・・・と、ひとみが顔を寄せてくる。
「まず訊くけど、どうしてテニス部に入部したの?」
私?と、自分を指差すひとみに、梨華は頷く。
「テニスじゃなくたって、部活なんか、いっぱいあるでしょう?それに
中学の時は、バレーやってた・・・って、言ってたじゃない」
「ああ」
ひとみは甘く瞳を細めた。
「理由は一つなんだけど」
「何?」
「梨華と一緒にいたかったから・・・」
「はい?」
梨華はポカンとひとみを見上げる。
「それだけ?」
「そうよ。入学式の朝、チャペルの前の桜の下で、梨華に一目惚れして、
偶然にも同じクラスになって・・・」
本当にラッキーだったなぁ・・・と、ひとみは、しみじみ呟く。
- 113 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)21時46分38秒
- 「私はアンラッキーだったけど・・・」
「まぁ、そう言わないでヨ。私はその時、梨華に運命を感じたんだから」
唇を尖らせる梨華の髪を、ひとみは、なだめるように撫でた。
「でね、これはもう、梨華が私の思いに気付いてくれるまで
梨華の目につくところにいるしかないと考えたわけ」
「じゃあ、生徒会長に立候補したのは?」
「もちろん、梨華と一緒にいたかったから」
「そんなぁ・・・。じゃあ・・・弁論大会は?都内女子高選抜トライアスロンは?
全国高校クイズ選手権は?ベーグル早食い競争は?」
ひとみは、にっこり笑う。
「愛する梨華と、いつも一緒にいたかったんだ。それだけ」
(ガーン・・・)
梨華は、へなへなと脱力して、ひとみの胸もとに顔を埋めた。
- 114 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)21時59分10秒
- そんな理由のせいで、掃いて捨てるほどの二番の賞状と盾を
コレクションしてしまったなんて・・・。
なんだか涙が出てきそうだ。
ぐすんと目もとを拭うと、梨華は、ひとみの袖をつかんだ。
「じゃあ・・・、もう・・・これからは、私の一番の、邪魔・・・しない?」
とりあえず両想いになったわけだし、何もなくても一緒にいていいから・・・。
そう小さくつけ加えて答えを待つ梨華の、濡れた黒い瞳を
見つめ返して、ひとみはフフッと口もとで笑った。
「どうしようかなぁ」
わざと意地悪に言うと、梨華の瞳が、ゆらっと潤む。
涙は駄目だ。つい苛めてしまいたくなる。
「両想いになったのはいいけど、今度は梨華が浮気しないよう、
ずつと・・・見張ってなくちゃいけないし・・・」
斜めに見下ろすひとみの胸もとで、梨華がクッと唇をかんでうつむく。
「うそ・・・だっぴょ〜ん」
ひとみは笑いながら、梨華の目もとに口づけた。
- 115 名前:5・ライバルから・・・ 投稿日:2001年09月18日(火)22時12分16秒
- 「梨華が恋人になってくれるんなら、もう邪魔はしない」
「ほんと??」
泣き出しそうだった瞳がキラキラッと輝く。
「本当・・・。もっとも、今までだって邪魔してたわけじゃないんだけどねぇ」
ちょっぴり疑わしそうにまばたきをする梨華の額を、
ひとみはツンと指先でつついた。
「梨華さえ、そばにいてくれれば、他は何もいらない。
梨華が望むなら、奴隷にだってなれるよ」
「ひとみ・・・」
梨華の頬が、かわいい桜色に染まる。
「奴隷・・・だなんて、そんな・・・。ひとみは・・・私の大切な・・・」
恋人だもん・・・と恥ずかしそうに声をひそめて耳もとにささやく梨華を、
ひとみは、ぎゅっと抱き締めた。
「梨華、もう離さない・・・!」
「でも、私の一番の邪魔はしないでね」
甘えるように抱きつきながら、梨華が言う。
「約束する・・・。私のカワイイ梨華・・・」
ひとみは、梨華の手の甲に口づけながら誓う。
やがて、近づいた吐息が、秘めやかに重なって・・・。
くぐもった喘ぎが甘く、闇に溶けていった。
- 116 名前:式神 投稿日:2001年09月18日(火)22時19分01秒
- >>108-115 5・ライバルから・・・
更新終了。
次でいよいよ終わります。
実は、もう次の小説を執筆中だったり・・・。
- 117 名前:桃板経由 投稿日:2001年09月18日(火)22時20分21秒
- ええっ次で終わっちゃうんですか、残念
ご存知かもしれませんが、このスレ更新が始まると桃板でリアルタイム速報されてます(w
- 118 名前:式神 投稿日:2001年09月18日(火)22時27分39秒
- >>117 なんだって!? って・・・知ってます(w
見つけた時、あちゃ〜と思いましたもん(>_<)
こんな駄文を・・・。恥ずかしい〜。
まだまだ自分の文章に自信が持てないですネ。
石川さんと同じく、ネガティブ派でして・・・。
- 119 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月18日(火)22時28分51秒
- なんとなく終わるような気配がしていましたがT_T
残念です。でも、ここの梨華ちゃんめっちゃカワイイんですけど(w。
惚れました。よっすぃーも、勿論、かっけーよ!
次の小説も期待してます。
- 120 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月19日(水)01時09分55秒
- いつまでも一番にこだわる石川にワラッタ
- 121 名前:名無し男 投稿日:2001年09月19日(水)02時52分31秒
- 全力を尽くして負けたのなら2番でも1番より気持ちいいもんだ。
そこんとこわかんねえかな〜梨華ちゃんよ〜。
てか早っ!!終わるの早っ!!もっと見たかったよ(w
- 122 名前:式神 投稿日:2001年09月19日(水)12時23分28秒
- >>119 Charmy Biueさん
有難うございます!次の小説は三角関係がテーマなんです。
Charmyさんのあの小説好きなので・・・
>>120 負けず嫌いの石川さんですからネ
>>121 終わるの早いですか?もともと突発的に考えてた内容
なので単純にしたんです。
仕事に行く前に感想の返事を書きました。
今日の夜、最後の更新をしようと思います。
やっぱり終わるの早いですかね〜。
- 123 名前:JAM 投稿日:2001年09月19日(水)17時05分24秒
- 内容が良ければ
長くてもも短かくてもも関係無いと思います。
ホントに萌えさせてもらいました。
次の小説楽しみにしています。
三角関係は意外に好きなテ〜マなので。
- 124 名前:JAM 投稿日:2001年09月19日(水)22時30分32秒
- ↑間違えました・・・
「長くても短くても」ですね。
すっごい恥ずかしい・・・
- 125 名前:式神 投稿日:2001年09月19日(水)23時43分45秒
- >>123 JAMさん
そう言ってもらえると嬉しいです。
有難うございます!!
今、仕事から帰ってきました。残業です(>_<)
遅くなり、すみませんm(__)m
今から更新します。
- 126 名前:エピローグ 投稿日:2001年09月19日(水)23時55分15秒
- そして、二週間後・・・。
地元放送局主催の市民マラソン大会のスタート地点は、
ビーチサイドの緑地公園。
せっかくラブラブになったばかりなのに、一週間もエッチお預けで、
まさに万全を期して臨んだこの大会だ。
今日こそ一番・・・と、嬉しそうにストレッチに励んでる梨華の肩を、
ひとみは優しく叩いた。
「梨華、頑張ってね。私も応援してるから・・・」
「うん。結構強敵が出るみたいだけど、絶対勝つよ」
梨華の眩しい笑顔と、すらりと伸びた眩しい生足に、
ひとみは、クラクラと瞳を細める。
「期待してるから・・・」
人目を盗んで、素早くキスを掠め取る。
「行っておいで・・・」
小さく手を振るひとみに頷き返して、梨華は出場者たちの
集まっている方へ、走っていった。
- 127 名前:エピローグ 投稿日:2001年09月20日(木)00時03分18秒
- 快調なスタートを切ってトップグループに潜り込んだ梨華は、
ハイペースを維持しながら走り続けた。
本当は長距離よりも短距離の方が得意だけど、選り好みはしていられない。
今日から再び、トップに返り咲くのだ。
吹きつける冷たい潮風さえも、心地よく感じられる。
テニスで鍛えたこの足で、絶対勝利を勝ち取ってみせる。
汗でにじむ視界の先で、ゴールのテープが揺れている。
ひとみさえいなければ、他の人なんて怖くない。
ラストスパートをかけて、完全にトップに踊り出たと思った瞬間、
フッと風の流れが変わった。
とっさにかたわらを振り向くと、そこには・・・。
- 128 名前:エピローグ 投稿日:2001年09月20日(木)00時12分27秒
- 「ひとみ・・・っ。どうして・・・っ?」
「一週間もアレをお預けにしたくらいだから、すごく
調子良いんだろうと思ってネェ〜」
ハァハァ言っている梨華の横で、涼しげな顔のひとみが言う。
「もう・・・な・・なんでよ・・・っ。まさか・・・そんなこと、
根に持ってるわけじゃ・・・」
「ところが・・・根に持ってるんだよね〜」
横に並んで走りながら、ひとみは、冷ややかに呟いた。
(うそ・・・っ)
思わず足をもつれさせる梨華に、ひとみは意地悪な笑みを投げると、
梨華の背中のゼッケンを励ますように叩いた。
「そんなわけだから、お先に・・・」
耳もとにささやいて、ひとみはスピードを上げる。
必死で追いかけるけれども、数歩及ばず、ひとみの切ったテープが
梨華の腕にからみついた。
- 129 名前:エピローグ 投稿日:2001年09月20日(木)00時27分55秒
- 苛々しながらテープと格闘している梨華に、しゃあしゃあと、ひとみが
近づいてきた。
「残念だったね」
もう何度もキスをした唇が言う。
「ごめんね。また勝っちゃって。でも、一番って本当に気持ちいいよネ〜♪」
「な・・・、何言って・・・」
「梨華の気持ち、わかるな。すっかり病みつきになりそう」
その瞬間、テープと一緒に、梨華の理性もプチッと千切れた。
(やっぱり、ひとみは敵だ。天敵だっ!。平和共存なんて、もうやめる。
こうなったら、徹底的に誘惑しちゃうんだから〜)
「宣戦布告!!」
梨華は拳を握りしめる。
そして、ひとみの腕をつかむと、人のいない木陰まで引っ張ってゆき、
梨華は、意地悪でセクシーなその唇に、自分から口づけた。
「大胆な梨華ちゃん」
驚く振りをしながらひとみは、梨華の薔薇の唇をちゃっかりおいしく味わっている
「勝利の美酒は甘いけれど、梨華の唇には、勝てないワ」
ひとみの低い声に、ズキンとカラダが疼く。
でも、そんな殺し文句に負けたりなんかしない。
- 130 名前:エピローグ 投稿日:2001年09月20日(木)00時43分38秒
- 「家帰って、エッチしよっ。エッチ・・・」
「とみこは構わないけど〜♪表彰式は?」
「すっぽかすの!」
「まじめな梨華ちゃんがどうしたの?」
熱でもあるんじゃ・・・と額に触れてくるひとみのてのひらを、
唇に引き寄せながら、梨華は一人誓う。
今に、吉澤ひとみを、この石川梨華の足もとに跪かせてみせる。
この憎たらしいひとみを、骨抜きのメロメロの奴隷にして、
足なんか舐めさせてやるんだから・・・っ。
一年以内に必ず・・・。
(その時こそ、一番も、卒業式の答辞も、ひとみの気持ちも・・・
み〜んな私のものだ〜!!)
そんな野望に気付いているのかいないのか、メラメラ燃える
梨華の黒い瞳が、また・・・たまらなく可愛くて、
「愛してる、梨華・・・」
そっとキスを掠め取りながら、もっとたっぷり意地悪をしてあげたいと
思ってしまう、困った朝ヶ丘学園の生徒会長様だった。
〜〜 END 〜〜
- 131 名前:式神 投稿日:2001年09月20日(木)00時49分50秒
- 〜〜あとがき〜〜
最後まで読んでいただき、有難うございました!!
最初、読んでる方が引いてしまうのでは・・・?と不安でしたが、
喜んでもらえて本当に嬉しかったです。
次も気合い入れて頑張りますので、
どうぞよろしくお願いします。
- 132 名前:式神 投稿日:2001年09月20日(木)01時06分08秒
- さて、次の小説は、この続きに書き込まず、新スレ立てようと思います。
ちょっと長くなりそうだから海板にしようと考えたのですが、
やっぱり一番下の隅でこそこそ書き込むほうが落ち着くので月板に立てます。
次回の作品は、
やっぱり学園モノで、いしよしごまの三角関係が中心です。
「萌える小説」を目標に頑張ります!!
- 133 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)01時14分33秒
- いしよし期待しています。是非本妻は梨華で。
- 134 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)02時17分53秒
- >「萌える小説」を目標に頑張ります!!
素晴らしい。君のような作者を待ってた!!
次回も期待しております。
- 135 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月20日(木)07時57分56秒
- お疲れさまでした!
三角関係は難しいですね。
また絶対に読ませていただきますので、頑張って下さいね。
- 136 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)10時05分12秒
- お疲れ様でした。 やっぱりひとみは素直にはいきませんでしたね。(笑) 次回作も頑張って下さい。
- 137 名前:名無し男 投稿日:2001年09月20日(木)10時38分00秒
- わはは、結局こうなったか。おもしろかったよ。そしてお疲れさん!
- 138 名前:式神 投稿日:2001年09月20日(木)21時05分07秒
- あらら、いつのまにか上がっちゃいましたね。
できればsageで、書き込みしていただいたら、
何か、起こるかもしれませんヨ(w
- 139 名前:JAM 投稿日:2001年09月20日(木)21時53分16秒
- お疲れ様でした。
意地悪なよっすぃ〜が最高でした。
それに振り回される梨華ちゃんも。
学園物で三角関係は難しいと
思いますがそこは作者さんの技量で・・・(プレッシャー)
次回作ホントに期待しています。頑張って下さい!!
- 140 名前:コカライト 投稿日:2001年09月20日(木)21時58分22秒
- 今日見っけて、一気に読んだらちょうど終わっててラッキーでした。
>「萌える小説」
今回のも結構萌えましたよ。
次回作もエロ系希望(W
まだできてないんなら、リクエストしたいんですけど・・・
余裕があったらでいいんで。
次回作もがんばってください。
- 141 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)22時53分07秒
- な、何が起こるんだろう・・・(w
とりあえず次回作含め期待sage
- 142 名前:式神 投稿日:2001年09月25日(火)00時13分33秒
- 今、連載中の小説は当分エロくないので、
欲求をここで解消したいと思います。(w
- 143 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)00時23分28秒
- 「ん・・・っ。ふ・・・」
石川家の梨華の部屋・・・。
ドアを閉じるなり、ひとみがうしろから梨華を抱きしめ、キスしてきた。
マラソン大会から帰って来たばかりなので、梨華の格好はTシャツと
短パンの上に、黒に赤ラインの入ったトレーニングウェアの上着を羽織っただけ。
ひとみも梨華につきあって、同じ朝ヶ丘テニス部のトレーニングウェア上下だ。
今朝は、自分につきあってそんな格好をしてくれているのかと
思っていたのだが、もしかしたら最初から自分もマラソンに参加するつもり
だったのかもしれない。
今度こそ一番になれると思っていたのに、またしても勝利を横から
ひとみに奪われて、梨華はかなり頭に血がのぼっていた。
- 144 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)00時34分48秒
- その腹いせにひとみをエッチで、カラダの奴隷にしてやろうと意気込んだ
まではよかったけれど。
しょせんは、その場の怒りにまかせての、捨て身の誘惑なだけに、
時間が経つと、どうしても気持ちが揺らいでくる。
というのも、エッチ初心者の梨華は、実はまだ、エッチな行為に
ちゃんと慣れていないのだ。
だから、勢いが絶対必要だったのに。わざわざ「表彰式もすっぽかす!」
と悪い子宣言までしたというのに・・・。
運の悪いことに二人は、一位と二位だった彼女らを探していたらしい
大会スタッフに見つかってしまったのだ。
ーーーキスしてる時じゃなかったのが、せめてもの幸いだったけれども。
おまけに主催のTV局のカメラまで追いかけてきたので、逃げ切れずに
表彰式に最後まで付き合わされた上に、関連行事のクイズ大会の
プレゼンまでやらされて、結局家に戻ってこれたのは、
予定よりも二時間近くも後だった。
- 145 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)00時45分13秒
- そのせいですっかり理性が戻ってきて、売り言葉に買い言葉みたいに
エッチを誘ったりしたのが、今になって悔やまれてしまう梨華だ。
でも・・・、おじけづいたと思われるのが嫌で、迎えの車にひきずりこみ、
自宅へ連れてきたひとみを、わざとなんでもないことのように
誘うけれども・・・。
梨華の部屋で二人っきりになって、抱きしめられ、キスされると
どうしても足がすくんでしまうのだった。
(わがままなんだから・・・)
自分の方からエッチを誘って、家人へのあいさつもそこそこに、
人を自室にひっぱりこんだくせに、キスだけで怯えたみたいに
ビクビクとカラダを震わせる梨華に、ひとみは小さく苦笑を洩らした。
「怖いの?」
唇を触れ合わせたままで尋ねると、梨華は、
「冗談・・・っ」
と、挑むようにひとみを睨む。
「じゃあ、どうして震えてるの?」
なおも突っ込むと、梨華は黒い瞳を潤ませて、答えたくない・・・
とばかりに、否応なしにひとみの胸を突き飛ばして背中を向ける。
- 146 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)00時54分15秒
- 梨華の部屋に入ったばかりのドアの前・・・。エッチしようと梨華が急かすから、
お望み通りに・・・と抱きしめてキスしてあげたのに。
(これではまるで、私が強姦魔みたいじゃない!)
勝手な恋人が不意に憎らしくなって、ひとみは、スタスタと奥の
机の方へ歩いてゆく梨華の腕をつかむと、マラソン大会から戻ってきた
ばかりでまだ長袖のトレーニングウェアと短パン姿の華奢なカラダを
後ろから抱き寄せ、その細いうなじに顔を埋めた。
「カワイイ顔して、ホント小悪魔な梨華ちゃん」
ひとみが囁くと、梨華は耳まで真っ赤になって、こぶしを握り締める。
「違うの?じゃあ・・・やっぱりキスだけで震えちゃう
純情なお嬢様というわけ?」
「ふざけたこと言わないで」
恥らうようにうつむくところが、またたまらなくそそられる。
- 147 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)01時04分42秒
- こんなにキレイでプライドの高い梨華が、なぜ突然向こうの方からひとみに
近づいてきたのかは、いまだに謎だが、彼女をその気にさせた存在に
ひとみは御礼を言いたい気持ちだ。
だって、高等部の入学式で梨華を見て以来、ずっと抱きしめたいと
思っていたのだから。
そう・・・。梨華が参加することはすべて参加して、彼女の気をひこうと
思いつめたほどに。もちろんひとみは、迷わずそれを実行して
わざとではないにせよ、梨華からことごとく一番の座を取り上げてしまったのだ。
でも、どうやらそのせいで注目してもらえたようなので、結果として
作戦は大成功をおさめたということだ。
「梨華・・・」
ひとみの腕の中で、拗ねたように黙りこんでいる梨華の耳を、
ひとみは優しく甘噛みする。
しかし、マズいことに、ピクンと震える仔ウサギみたいな梨華の耳朶が
おいしそう・・・と思った拍子に、ついズキンと、ちょっぴり危険な
獣欲を感じてしまったのだった。
- 148 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)01時12分48秒
- 「ん・・・っ」
口の中でひとみの舌が、柔らかく蠢いている。
それだけで、お腹のあたりがじんわりと熱くなるのは、なぜなんだろう?
っていうか、困る・・・。
「あっ、だめ・・・」
まだ、ドアに鍵だってかけていないのに。
気が早いーーそれとも、手が早い?−−
ひとみは、梨華の上着の裾を無理やりめくり上げて、Tシャツの上から
胸の突起をいじり始める。
「んっ、や・・・っ」
そこは苦手だ・・・。気持ちよすぎるから・・・。
ひとみもそれをよ〜く知っているのか、指の腹で突起の下辺を
ゆるくさすったり、きゅっとつまんだりしている。
そのたびに甘い疼きがジンッとカラダを走り抜けて、
梨華の下半身は、ますます熱っぽくなってしまった。
- 149 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)01時22分04秒
- 「ひとみ・・・っ」
責めるように名前を呼ぶと、ひとみは、
「エッチしようって急かしたのは、梨華の方でしょう?」
そう言って、逆に梨華を責める。
「それは、そうなんだけど・・・」
エッチっていうものは、もっと・・・こう、ちゃんとシャワー浴びて、
ベッドで服を脱いでからするものじゃないの??
だって・・・ひとみに、汗くさいなんて思われたら嫌だから・・・。
最初の時が、テニスの試合の後の汗をかいたカラダで、それも
生徒会室のソファの上で・・・だったりしたから、二度の同じあやまちは、
おかしたくないのだ。
スポーツした後なのはお互い様だし、梨華はいい匂いがするよ・・・と
ひとみは言ってくれたけれども、気になるものは気になる。
だからといって、ひとみの匂いは全然嫌じゃないのだ。
前にエッチした時に嗅いだひとみの胸もとの、柔らかな甘い体臭を
思い出しただけで、下半身がズキズキしてくる。
(私って、もしかして・・・、すごく、いやらしい?)
- 150 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)01時34分02秒
- そう思うとますます頬が火照って、カラダも敏感になって、
キスが唇から耳もとや首筋にすべる時のひとみの吐息に、
鳥肌が立つくらい感じてしまう。
(ひとみに、淫乱とか思われちゃったらどうしよう?)
もちろん、そのくらいの覚悟はちゃんとあって、ひとみを誘惑しようと
しているのだから、いまさらそんなこと心配してもしょうがないのに、
梨華は心配で胸がドキドキしてくる。
(ひとみに嫌われたら、生きていけないよ・・・)
思わず心の中で呟いて、梨華はハッと頭を振った。
(それじゃあ・・・まるで、私がひとみのこと、好きみたいじゃない)
一度はそう思ったりしたけれど、あれは初めてのキスとエッチの相手だから
・・・ってことで、まともな判断力が働いていなかったせいに違いない。
ついでにいえば、ひとみが上手にいろんなことをするから、あまりの
気持ちよさに、ついつい流されて、それで勘違いしてしまったのだ。
だから・・・。
(私は、ひとみなんて、本当は好きじゃない。いつも一番を横取りするし
かなり意地悪だし、偉そうだし・・・)
自信家で、いつも余裕たっぷりで、人のカラダ・・・こんなにして・・・。
- 151 名前:無敵なライバルその後(番外編)1 投稿日:2001年09月25日(火)01時51分41秒
- 「やっ、あ・・・っ」
ひとみのてのひらが、Tシャツの裾から中へもぐりこみ、器用にブラのホック
をはずしてしまう。
そして、そのぬくもりは、すぐに梨華の胸の突起を包みこむ。
「カワイイ・・・」
耳もとでクスッと笑われ、それだけで下腹にゾクンとくるのに、
ひとみは梨華のぷくんとふくらんだ乳首を、2本の指できゅっとつまんだ。
「・・・あっ」
思わず喉を反らすと、首筋にひとみが噛み付いてきた。
「だ、だめ・・・っ」
「なにがダメなの?」
怒ったような声で、ひとみが尋ねる。
「だ・・・って、そんな・・・急に・・・」
梨華が小声で呟くと、ひとみは、梨華の突起の先端に爪をクイッと喰いこませた
「や、痛・・・っ」
「痛い?イイ・・・のまちがいじゃないの?」
「ちが・・・っ」
いやいやと首を振るけれども、ひとみは許してくれない。どころか、
両手で梨華のふくよかな胸を覆うと、柔らかく揉み始める。
「あ・・・ひとみ・・・っ、ちょっと待って・・・」
梨華は声を上げると、あわててひとみとの接触を解こうとする。
しかし、荒々しく胸を這いまわっているひとみのてのひらからも、
疼くような快感を貪れるようになっていっている自分に気付いた。
- 152 名前:式神 投稿日:2001年09月25日(火)01時55分14秒
- ちょっと欲求が解消されました(w
欲求がたまったらここで発散します。
皆様、ここのことは、内密に・・・(w
- 153 名前:名無し者 投稿日:2001年09月25日(火)02時04分15秒
- かえって読み手の欲求はたまってるような(w
作者の欲求が早くまた溜まりますように……。
- 154 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月25日(火)02時48分36秒
- 期待して待ってて良かったよ!
(;´Д`)ハァハァハァハァ
- 155 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月26日(水)05時23分48秒
- ちょっと乱暴なひとみたん萌えっ!
- 156 名前:式神 投稿日:2001年10月06日(土)00時58分15秒
- 風邪でダウン気味のクセに更新・・・
- 157 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)01時09分19秒
- 「梨華の魅力に目がくらんで夢うつつだったせいかナ、
生徒会室でのこと、そこだけポッカリ記憶がないの」
だから、もう一度確かめさせて・・・。
吐息で囁きながらひとみは、マラソン用の短パンからすらりと伸びている
梨華の太腿の内側を、ゆっくりと掌で撫で上げた。
「だ・・・めっ」
ひとみの手が、短パンの裾から中へ潜り込もうとするのを、
梨華は必死に払いのけようとする。
「どうして駄目なの?でうせ、これから・・・するつもりだったんでしょう?」
梨華のしたがってたエッチ・・・。
梨華が恥辱に唇をかむところが見たくてひとみは、わざと煽るみたいに
つけ加えた。
「でも、それとこれとは・・・」
ひとみの予想通りに唇をかむ梨華。
「だったら焦らさないで」
「で、でも・・・」
確かめるもなにも、梨華のソコをさんざんいじりまわした
ひとみが覚えてないなんてことはありえないのに。
- 158 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)01時18分32秒
- 疑いながらも騙されてしまうところが、梨華の箱入りで世間知らずなところだ。
当然、ひとみは梨華のそんなところが可愛くてたまらないのだけど・・・。
(ここはやはり、このヨシコが責任を持って、渡る世間の
恐ろしさを教えてあげなくちゃ・・・)
そんな使命感にひとみは一人、メラメラと燃えているなんて事を梨華が知ったら
「余計なお世話よ・・・」
と、怒りまくるに違いない。
けれどもひとみは、仕事が忙しくほとんど家に帰って来ない父の代わりに、
長年二人の弟の面倒を見ているせいか、梨華みたいな危ういタイプは、
どうしても放っておけないのである。
ただでさえハラハラしているのにそれが、性格も容姿もなにもかも
ひとみ好みの梨華なら、なおさらのこと。
- 159 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)01時27分37秒
- 桜でピンク色に染まっていた高等部の入学式・・・。
梨華に出会ったあの瞬間に、神の存在を心から信じたひとみだ。
そんなふうに、まるで雷に打たれたかのように梨華に運命を感じて
しまったひとみは、ことに・・・梨華に関してだけ、ひどく心が狭かった。
自分はいじめてもいいけど、他の誰かが梨華をいじめたり騙したりするのは、
絶対に許せない・・・みたいな。
いや。ひとみだって苛めようと思ってやっている訳ではなく、梨華の反応が
カワイイので、ふと気がついたら言葉やカラダで梨華に意地悪を
してしまっているのだ。
今も・・・・・・・・・例外じゃなかった。
「立ったまま確かめたほうがいい?それともベッドに行く?」
パウダーピンクのカバーできちんと整えられたベッドを眼差しで
示すと、梨華のカラダが急にカタくなるのが分かる。
- 160 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)01時38分57秒
- どういうつもりかは知らないが『エッチ・・・しよ』とせっつく割には、
梨華はまだ行為そのものに怯えがあるらしい。
「じゃあとりあえず、ここで・・・確かめるだけ確かめましょうか」
ひとみは、真面目な顔でそう言うと、後ろから梨華を抱きかかえた格好のまま、
両手で梨華の内股をつかんで、左右に開かせた。
「や、やだっ。そんなこと、確かめる必要ないでしょう?」
どうして?と耳を噛みながら、梨華の足のつけねを探っている両手を
少しずつ上の方へあげてゆく。
「ここ・・・濡れてるでしょ。どうしてかな?」
「そんなの、分かってるくせに・・・」
喉でしゃくりあげながら梨華は言う。
「ひとみが意地悪するから・・・」
「私のせい?」
コクンと頷く梨華の頬に口づけながらひとみは、もうすでに
梨華の秘液で濡れているショーツの上を、指先で上下に撫でる。
「やっ、いやぁ・・・」
「ああ〜、確かにこの感触、覚えてるかな?」
- 161 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)01時46分12秒
- 「もっとびしょびしょになってもいいよ、いやらしい梨華も好きだから」
「だ、誰がっ」
口では言い返せても、梨華のカラダにはもうひとみに
抗う力は残っていないはず・・・。
「気持ちよくして・・・って可愛くお願いしてくれたら
なんだってしてあげる」
「やだ・・・。絶対にやだっ・・・」
「あれ、泣かしちゃった?泣くのはココだけでいいのにね」
そんなこと言うつもりはないのに、止まらないなんて子供っぽい・・・と、
ひとみは自分に呆れる。
(まいったな・・・)
ひとみは心の中で自嘲げに洩らしながら、ショーツを
撫でていた指先をそっと外した。
- 162 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)01時56分54秒
- 「んっ、は・・・、はぁ〜ん」
ひとみのリズムに合わせて、おずおずと腰を振っていた梨華は、
いきなりひとみが梨華のショーツの上から手を離したので、
驚いて息を呑んだ。
意地悪な言葉でひとみが煽るから、怒って思わず
『触っちゃ嫌だ』
と口にしてしまったかもしれない。
でも、下腹部にたまっているドロドロとした欲望は楽になるどころか、
ますますひどくなる。もう・・・立っていられない。
「やっ、イキたい・・・っ」
腰を震わせながら訴えると、ひとみの唇が顎から頬を経由して
唇へと移動してくる。そのたびにまた、梨華は、こらえ損ねた
自分自身の甘い秘液がショーツを生暖かく濡らすのを感じていた。
「ん・・・っ、んんーっ」
触ってほしくて、斜めに重なるひとみの唇に、唇の動きで懇願するけれども
怒ったのか、肝心な場所にひとみはもう、触れてはくれない。
- 163 名前:無敵なライバルその後(番外編)2 投稿日:2001年10月06日(土)02時06分52秒
- (やだ、頭・・・変になっちゃう!)
きっと酸素が足りない。
ひとみのキスで唇を塞がれているせい・・・というよりも、
焦らされる苦痛と快感に呼吸することさえ忘れてしまうせい。
「梨華・・・」
ディープな口づけが離れる瞬間に、ひとみはペロリと
梨華の唇を舐め上げる。
その仕種が優しいのは、愛されているから?
なんて・・・ほだされちゃだめなのに・・・。
(ひとみは敵なんだから・・・っ)
必死で自分に言い聞かせるけれども、胸をもみ撫でまわされると
感じてしまうし・・・で、手の打ちようがない。
これまで真面目に勉強してきたのに、こんな時役立つ知識が
ひとつもないなんて・・・情けなくて涙が溢れてしまう。
(なんでよっ?)
エッチひとつ、主導権を握れないなんて・・・。
「やだよ、もう・・・」
梨華は堪えきれずに、ひとみが見ているのも忘れて、
自分の濡れている部分に指を滑らせていった。
- 164 名前:式神 投稿日:2001年10月06日(土)02時13分13秒
- 今日はここまで・・・
睡魔と戦いながらの更新なので
誤字・脱字があるかもしれません。
すみませんm(__)m
自分も少し満足かな・・・(w
- 165 名前:式神 投稿日:2001年10月06日(土)02時24分56秒
- 追加に〜
こんな駄作が『小説投票』内にエントリーされていて
びつくりしました。
そして投票して下さった読者の方々
本当に有難うございます!!!
これからも頑張りますので
宜しくお願いします!
- 166 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)02時32分06秒
- めちゃくちゃ応援してますので、こちらこそ
これからも更新をよろしく!
- 167 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)03時31分08秒
- >作者さん
自分もちゃっかり投票しましたよ〜>小説
応援してるっす!!頑張って〜。
- 168 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)10時28分32秒
- 既にノックアウト気味
面白〜〜〜い
- 169 名前:式神 投稿日:2001年10月06日(土)18時12分38秒
- 投票していただいた方、またずっと読んで下さった読者の皆様へ
SPECIAL THANKS!!
と言うことで『無敵〜』じゃなくちょっとした短編?を
書きました。どうしても書いてみたかった教師と生徒モノ(w
あの作品(未完)の影響です。早く続きが読みたい!
自己満足で考えた物語です。
感謝の気持ちをこの小説に代えて皆様にお送りいたします。
- 170 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)18時20分42秒
- 「・・・起きて、梨華」
言うと、ピクリと震える、その長い睫毛。
「・・・んん・・・」
私の美しい恋人は、小さく呻いて、毛布を顔の上まで引き上げる。
そして毛布にくるまったまま、きゅっとカラダを丸める。
その、仔猫のような動作がとてもカワイイ。
華奢なカラダ、すらりと伸びた手足。顎の尖った小さな顔、小麦色の肌。
今は閉じているが、黒真珠のようなキレイな瞳。
子供のように無垢な唇。
彼女は石川梨華、23歳。
この学園の音楽教師になったばかりの、私の先生だ。
私の名前は吉澤ひとみ、18歳。
この学園の生徒会長で、彼女の教え子だ。
- 171 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)18時29分06秒
- 「・・・梨華?遅刻しちゃうよ?」
囁くと、毛布の中から寝ぼけた声が、
「んん、あと、五分・・・」
「・・・ここから二人で朝帰りしたところを誰かに見られてもいいの?」
「・・・え・・・?」
彼女は、毛布の中から顔を出す。
長い睫毛をしばたたかせて、眠そうな目を開く。
ゆっくりと起き上がり、焦点の合わない目で私を見つめる。
「・・・え・・・ええっと・・・」
「おはよう、梨華」
「ひ、ひとみ・・・?」
呆然とした声で私の名前を呼び、ゆっくり部屋の中を見回し、
それから自分のカラダを見下ろして・・・、
「きゃっ!なぜ、なぜなの〜!?」
小麦色の頬が、一気に美しいバラ色に染まる。
毛布の下、彼女は一糸まとわぬ裸のまま。
- 172 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)18時40分56秒
- ここは寮の部屋ではなく、学園の裏庭にある薔薇園。その中の東屋。
「やっ、私・・・どうしてここで・・・?」
彼女は泣きそうな顔で毛布をカラダに巻きつける。私は、
「憶えてない?昨夜、遅くまでここで愛し合っていて、
感じすぎたあなたは、失神したように眠ってしまって・・・」
「・・・あっ・・・?」
彼女は、昨夜のことを思い出したのか、カアッと頬を染める。
「疲れた?そうよね久しぶりだったから、あんなにイッてしまって・・・」
「もうっ」
彼女は言って、毛布に顔を埋める。
あまりに可愛らしくて、私は思わず笑ってしまいながら、
「ここのところ、二人とも忙しかったから」
彼女のしなやかなカラダを引き寄せて、
「・・・でも、あんまりご無沙汰にしない方がいいねっ、
ずっとしたかったんでしょう?」
毛布を引き下ろし、彼女を覗き込むと、彼女は、
「ちがっ・・・!」
「だって、昨夜のあなたは『まだだめ』とか『もっと』ってたくさん言って
だから、途中でやめて帰るわけにもいかなくて、ついここに・・・」
「・・・もう、イジワルっ!」
彼女はもうやめて、というようにかぶりを振り、バタバタと暴れる。
- 173 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)18時50分11秒
- 「梨華、カワイイ。今日はこのまま授業をサボってずっと二人で過ごしたいナ」
私は半分本気で言う。梨華は驚いたように顔を上げて、
「だめ!ひとみは先月、あんなに授業をサボったんだから」
「私は生徒会の仕事を完璧にこなして先生方の株は上げてあるし、
あなたとの約束どおり、定期テストで全教科満点取ったから大丈夫!」
言うと、梨華はまるで職員室にでもいるような顔で、
「成績には問題はなくなったかもしれないけど、出席日数が
ギリギリなのは変わりないのよ。ひとみは来春には大学受験
を控えた大切な身なんだからね」
その教師らしいきっぱりとした口調と、愛の行為の余韻を残した
しどけない姿のギャップ。
それが妙に可笑しくて、私はつい噴き出してしまう。
- 174 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)18時59分15秒
- 「そんな色っぽい格好で言われても怒られてるのか、
誘われているのか分からないって」
言うと、梨華は慌てて毛布をカラダに固く巻きつけ、
それから私をキッと睨んで、
「吉澤さん!私は本気で心配しているのよ?」
「・・・分かりました、石川先生。ちゃんと登校します」
わざと神妙に言うと、梨華は怒ったことを反省するように少し赤くなって、
「う、うん・・・分かってくれればいいの。ごめんね、大きな声なんか出して」
その姿が年上とは思えないほど可愛くて、私は思わず、
「ちゃんと登校しますから・・・ごほうびをください」
「えっ?ごほうび?」
驚いた顔をする彼女のカラダを引き寄せ、顔を近づけて、
「おはようのキス」
囁くと、梨華はさらにその肌を赤くして、
「だ、だめだよ!もうすぐ授業が始まるし・・・」
「キスだけにします。あなたがイヤならエッチなことなんかしないから」
- 175 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)19時06分11秒
- 「・・・ホ、ホント?」
「あなたがイヤでなければしたいところですが」
「・・・ダっ、ダメ・・・!」
睫毛をしばたたかせて頬を染める彼女は、本当に可愛らしい。
「じゃあ、キスだけでもいいからしてください。あなたの生徒が
今日一日真面目に過ごせるように」
彼女は、その頬をまたバラ色に染め、
「わかった。ちゃんと登校するのよ?」
「もっちろん♪」
私が言うと、彼女は私の肩に掴まり、
「おはよう、ひとみ」
小さく囁いて、チュッとカワイイキスをしてくれる。
それは、ほんの軽い口づけ。
しかし私は、その蕩けそうなほど柔らかい彼女の唇の感触に陶然としてしまう。
- 176 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)19時13分14秒
- 「・・・梨華・・・愛してる・・・」
囁くと、梨華は目を開き、潤んだ目で私を見上げて、
「・・・ひとみ・・・」
「おはようのキスを返さなくちゃネ。・・・目を閉じて」
頷いて、長い睫毛を従順に閉じる彼女がとても愛おしい。
その花のような唇が、微かに開いてキスを誘う。
「・・・梨華・・・!」
私は感情を制御できなくなって、彼女のカラダを引き寄せ深く唇を合わせる。
「ん・・・んん・・・!」
舌を差し入れると、梨華は甘い声で呻く。
二人の唇が重なるチュクッという音が、朝の空気に淫靡に響く。
- 177 名前:Special Thanks企画(前編) 投稿日:2001年10月06日(土)19時20分23秒
- 思わず彼女を押し倒そうとして肩を掴むと、梨華は恥ずかしそうに身じろぎして
「んっ、もうダメ!服を着て。約束どおり真面目に登校しなさい、吉澤さん!」
毛布から手を出し、昨夜床に落としたままだった衣類を拾い上げようとしている
「待って、梨華。もう一度だけ」
言うと、彼女は慌てたように、
「ダ、ダメ!もう・・・」
「どうして?」
「だって、もう時間ないし・・・」
「大丈夫。まだ7時前だから。ちゃんと朝の挨拶ができるように
早めに起こしたんだ」
「あ、朝の挨拶?」
「そう。恋人同士の朝のあいさつ、キス、それに・・・
もっと別のこと」
- 178 名前:式神 投稿日:2001年10月06日(土)19時27分42秒
- >>170-177 Special Thanks企画(前編)
突発的なものなので、文章より会話が多いです(w
後編は、今日の夜に更新します。
あと、吉澤さん写真集発売記念として、吉澤さんの一人称で書いて見ました。
- 179 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)20時14分05秒
- おおお〜!いい感じ!!!!いい感じ!!!萌えました!
やっぱり、式神さん、最高!!!
続きも期待!!!!!!!!
- 180 名前:名無しやねん 投稿日:2001年10月06日(土)23時36分30秒
- 嗚呼 芸術的エロ小説!
- 181 名前:式神 投稿日:2001年10月07日(日)00時22分08秒
- お待たせしました。
芸術的・・・ですか?ただのエロ小説ですよ(w
- 182 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)00時30分48秒
- 「キスでこんなに感じちゃったんだ?」
言うと、恥ずかしがり屋の梨華は、ますます真っ赤になって、
「せっ先生である私に、そんなこと言うなんて・・・」
「先生なのに、生徒の前でこんなところを・・・」
私は言って、毛布の中に手を入れ、淡い茂みに隠れているカワイイ蕾を、
指先でつん、と突いてみる。
「・・・ああっ!」
それだけで甘い声を上げてしまう彼女を抱きしめる。
「はっ、放しなさい、吉澤さん!私はあなたの・・・」
「先生でもあるけれど・・・その前に恋人でしょ?」
言うと、彼女は目を見開いて動きを止める。
彼女の美しい黒真珠のような瞳が、ふっと甘く潤む。
「そうだよね?」
見つめると、梨華は恥ずかしそうに瞬きを速くする。
- 183 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)00時38分54秒
- 「じゃあ、授業の前に、あと一回だけ・・・・いい?」
「えっ?あ、ダメだよ!真面目に授業を受けるって言ったでしょう」
梨華は拒絶の言葉を口にするが、その肌は発情したように
薔薇色に染まっている。
「授業は真面目に受ける。終わったらネ。
梨華がイヤならやめておくけど・・・これ・・・」
彼女の蕾から奥の入り口までを指先で辿る。
「ダメ!ダメだよっ!」
彼女は、私の胸に手をついて、私の手から逃げようとする。
完璧主義者で潔癖な性格の梨華は、自分の欲望や快楽よりも、
道徳や責任感を優先させる。
しかし彼女は、その性格とはアンバランスな、
とても感じやすいカラダをしていて・・・。
- 184 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)00時53分34秒
- 「・・・このままでは、梨華の方が授業出来ないんじゃない?」
言いながら片手を彼女の腰にまわし、しっかりと捕まえる。
「そっ、そんなことは・・・」
「本当?」
言いながら、そっと指を動かすと思わず、というように目を閉じて
彼女は、甘い吐息を漏らしてしまう。
「・・・は、あぁんっ・・・!」
その顔があまりにも色っぽくて、わたしはもう我慢できなくなりながら、
「もっと喘がせたい、イカせてもいい?」
「ダメ、ダメなの・・・」
「本当にダメ?」
言いながら、すでに秘液で濡れているソコの入り口を円を描くように
撫で回すと、彼女はカラダをビクンと大きく震わせて甘いため息を
漏らし、掠れた声で、
「・・・ダメ・・・イッちゃう・・・からっ・・・!」
私は彼女の耳に口を近づけて、
「あなたが言う『ダメ』は、『してはダメ』という意味ではなくて、
『もっとじっくりしてくれなくちゃダメ』という意味なんですね
・・・石川先生?」
耳元に囁きを吹きかけるとそれだけで、生暖かい梨華の秘液が溢れ出して
いるのが、そこに触れている指先から分かる。
- 185 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)01時01分15秒
- 「やっ・・・ああ・・・イジワル・・・」
泣きそうな声に、私の理性が吹き飛んでしまう。
私は、梨華のカラダを包む毛布を一気にはぎとる。
「あっ・・・!」
カウチの上、一糸まとわぬ裸体をさらした梨華。
華奢だが、でているところはでている、しなやかなそのカラダ。
淡いかげりを浮かべた、健康的な小麦色の肌。
そして、舐めたら甘いお菓子のような、
ヴァージンピンクのカワイイ胸の先端。
生まれたままの姿の梨華は、本当にうっとりするほど美しくて・・・。
「あっ・・・見ないで・・・」
自分がどれほど美しいかまったく自覚していない梨華は、羞恥に
泣きそうになりながら、毛布をカラダに引き寄せようとする。
- 186 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)01時12分57秒
- 「隠さないで」
私は、その手をそっと掴んで動きを封じ、
「梨華は、本当にどこもかしこも美しいよ」
囁いて身をかがめ、茂みに隠れている左右の扉を開いて、
ピンク色のカワイイ蕾に、顔を近づける。
「やっ、いやだ・・・」
梨華は慌てて、滑らかな腿を摺り合わせるが、そんなことで
欲望を隠せるわけがなく・・・。
「はぁっ・・・ああ・・・んっ・・・!」
感じやすい蕾の先端を、口の中に含むと梨華は
今にも達してしまいそうな声を上げる。
「・・・ダメッ!本当にダメっ・・・あっ」
押しのけようとして私の髪に絡む指。
しかし、わざとチュプッと音を立てて秘液とともに吸い上げるように
舌をつかうと、梨華は甘いため息を漏らして、無我夢中の仕種で
私の頭を引き寄せてしまう。
- 187 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)01時23分20秒
- 「はふっ・・・んん」
しかし、すぐに我に返ったように慌てて私の肩を押し返して、
「んぅ・・・っ、ダメっ!ダメだよっ!」
「ダメじゃなくて・・・イイって言ってよ」
唇をつけたまま囁いてみる。
そして、口に含んでいた蕾の先を舌先で舐め上げると、
「ひっ!あぁーーー!」
彼女の華奢な腰がひくんと跳ね上がり、蕾の下のソコから
花の蜜のように新たな秘液が溢れでてくる。
「ダメ、もう・・・ダメ・・・っ!」
「意地を張らないで、イイと言って。いつまでもダメって言ってると・・・」
梨華の秘液と、私の唾液でびしょびしょに濡れている蕾から顔を上げ、
「・・・このままにしてやめますよ?石川先生?」
「いやっ・・・ひとみの・・・イジワル・・・」
梨華は、つらそうに呻いてカラダを震わせる。
- 188 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)01時35分24秒
- 「同じ女性として、この状態で放り出されるのがどんなにつらいか
分かります。だから・・・」
梨華がイカないように、わざと触れずにその蕾に息を吹きかける。
「・・・ゃ、あぁっ・・・!」
梨華はそれだけの刺激にも反応してビクンとカラダを震わせる。
その固く閉じた瞼の隙間から、キレイな涙が滑り落ち、朝の光に煌めく。
このまま、彼女のソコを一気に貫きたい、という獰猛な欲望が
私の内側を激しく焼いた。
それほど、梨華は色っぽくて。
・・・・・・・・・しかし、
私は自分の欲望を抑え込もうと、必死で深呼吸する。
・・・・・・・・・ここは、我慢だ。
恋人同士になってから、数え切れないほどカラダをつないだ。
しかし、梨華のソコは、不慣れな初々しさを残したまま恥じらい、私を拒む。
愛してると心から囁き、丁寧に愛撫して、梨華は初めてカラダを開いてくれる。
・・・・・・たっぷり時間をかけないと、梨華が壊れてしまう。
・・・・・・壊れなくても少なくとも腰を抜かすくらいのことになりそうだ。
- 189 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)01時46分46秒
- 「・・・イカせてって言ってください。お願い、を忘れないで」
「・・・・・・?」
「でないとこのままにしますよ?」
「・・・ああ・・・んっ」
「お願い、イカせてって言ってください、先生!」
「学校に行く前にコンナコトするなんて・・・ダメよ・・・ひと・・・吉澤さん」
梨華は最後の理性を振り絞るかのように苦しげな顔をして言う。
「それに、きっと我慢できなくなって最後までしてしまって・・・
それで授業をサボることになって・・・」
しかし、その表情とはうらはらに、ヒクリと震えて蜜を垂らす梨華のソコ。
「このままにしていいの?」
指先でチョン、と蕾を弾いてみると、
「・・・あうっ・・・うう、ん・・・!」
梨華は甘い声で呻く。
- 190 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)01時52分52秒
- 「安心して。ちゃんと、イカせるだけでやめてあげる。
その後できちんと学校に行くから」
「ほ・・・・・・本当?」
「本当」
その目を覗き込むと、梨華は恥ずかしそうに目を潤ませる。
私はその唇に唇を近づけ、
「だから、安心して、イカせてって言ってみて?」
囁きを唇に吹きかけると、梨華は感じてしまったように身を震わせる。私は、
「授業に遅れてしまうよ。それに、部活の朝練の生徒に
朝帰りを目撃されてしまうかも・・・」
- 191 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)02時01分30秒
- 「あっ、そうだっ!」
梨華はいきなり我に返ったように目を見開き、
「吹奏楽部の朝練、今日からだったの!!
足りない備品がないかチェックしなきゃ!」
すっかり教師の声に戻って言うと、毛布をカラダに巻きつける。
それから真面目そうな銀縁眼鏡をかけて、すっかり教師モードに戻ると、
「いつまでも裸でいないで、さっさと服を着なさい、吉澤さん!」
カウチから下りて、床に散らばっていた二人分の衣類をかき集める。
私の分の服を私の膝の上に積み上げ、自分は見事な早業で服を着終える。
- 192 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)02時07分25秒
- 「私は先に帰るから!」
部屋を横切りながら言い、ドアのところで振り向いて、人差し指を立て、
「戸締りをきちんとしてね。遅刻をしないで。わかった?」
厳しい声で言ってから、ふとその目元を桜色に染めて、
「・・・・・・ええっと〜、さっき言えなかったから・・・」
私の裸の肩に、ひんやりと心地いい彼女の指が触れる。
梨華の美しい顔がゆっくりと近づき・・・・・・、
チュッ
「・・・私も愛してる、ひとみ・・・」
小さく囁かれた言葉に、私の鼓動が速くなる。
- 193 名前:Special Thanks企画(後編) 投稿日:2001年10月07日(日)02時14分14秒
- 私は、『真面目に授業に出る』という約束を忘れて、梨華のカラダを
引き寄せようとしてしまう。
梨華は、『ダメ』というように私を甘く睨み、また学校で、と
言い残して踵を返す。そしてそのまま、サンルームから走り出て行く。
私は呆然とその後ろ姿を見送って、
「・・・逃げられちゃった・・・」
呟いてから、しかし、と思い直して、思わず笑みを浮かべてしまう。
・・・それなら、学校で、うんとイジメさせてもらうからネ・・・石川先生
〜〜〜〜〜END
- 194 名前:式神 投稿日:2001年10月07日(日)02時27分36秒
- >>182-193 Special Thanks企画(後編)
いかがでしたでしょうか?
自分は、やっぱり先生&生徒モノ萌えます(w
某所での石川先生モノほどうまく書けませんが
また今度、先生モノ挑戦してみようと思います。
まさかこんな時間リアルタイムで読んでくださった方はいないと
思いますが、本当に有難うございました。
追記〜
ここは今まで通り欲求解消のため使います(w
- 195 名前:R 投稿日:2001年10月07日(日)02時34分40秒
- リアルタイムで読んでましたよ〜〜〜
いしよしはやっぱ年上梨華ってのが萌えポイント高いですよね〜〜。
好奇心旺盛なイジワル少年吉澤くん&真面目で純なお姉さん石川さん
って感じかな。
- 196 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月07日(日)02時35分59秒
- >>195
( T▽T)<あげないでくださいよ〜
- 197 名前:R 投稿日:2001年10月07日(日)02時36分29秒
- 上げてしまった…ごめんなさい!
なんとお詫びをしたらいいのでしょうか…m(_ _)mお許しください。
- 198 名前:しぐれ 投稿日:2001年10月07日(日)05時49分29秒
- こんなにエロエロはヒサブリに見ました(w
イイ感じです!
これからも書き続けてください。
- 199 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月07日(日)11時41分52秒
- いやぁ〜、やっぱり先生×生徒ものは良いですなぁ・・・
また書きたくなったならどんどん書いて下さい(w
- 200 名前:masa 投稿日:2001年10月09日(火)15時52分40秒
- すっげ〜萌えました!
てか今までいろんなエロ小説読んだけどここが1番興奮させられた。
よし子のキャラも梨華ちゃんのキャラも自分的に大好きです!
↑に同じく先生×生徒は最高だと思います(w
ここでどんどん欲求解消しちゃって下さい。
- 201 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月09日(火)16時31分34秒
- >>200 お願いだからageないで
- 202 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月09日(火)21時19分07秒
- 昨日、最初からまた読んでいました。
>163の続き、首をなが〜くして待ってます♪
- 203 名前:masa 投稿日:2001年10月10日(水)21時32分21秒
- あ・・・ageてしまってる・・・
ごめんなさい・・・
- 204 名前:式神 投稿日:2001年10月15日(月)01時00分29秒
- いざエロ書こうとしたら思うように書けず・・・。
しかし、予告を柄にもなくしてしまったので読者を
裏切ることはしたくない!と・・・萌えなかったらすみませんm(__)m
>>163 無敵なライバルその後(番外編)2
の続きです。
- 205 名前:無敵なライバルその後(番外編)3 投稿日:2001年10月15日(月)01時08分15秒
- バラ色の唇が小さくすすり泣くのを聞いて、自分が泣かせた癖に
ひとみは急に心配になる。
「梨華・・・?」
どうしたの?・・・と覗き込むひとみの腕の中で、梨華のカラダが
カクンと脱力する。
再び抱き起こそうとするのを梨華が嫌がって、ひとみの腕を払い
のけたので、梨華はそのまま・・・床のふかふかの絨毯の上に
膝から崩れ落ちてしまった。
両手を床について、肩で荒い息を繰り返しながら、何か堪えるように
瞳を閉じる梨華の長い睫毛が、うっすらと濡れて震えている。
- 206 名前:無敵なライバルその後(番外編)3 投稿日:2001年10月15日(月)01時20分19秒
- 〜すぐにでも抱きしめて、熱い愛撫で泣かせてあげたい〜
そんな思いをどうにか抑え込みながら見守っているひとみの前で、
梨華は無意識なのか右手をそっと・・・自らの股間に滑らせた。
「ん・・・っ、ん・・・」
梨華のきゅっと締まった小さなオシリが、ある一定の規則を守りながら
揺れ始める。
「あっ。はぁ・・・っ、あぁっん」
直接、秘部には触れていない、布越しの・・・おずおずとした愛撫・・・。
これが梨華の自慰のやり方なんだ・・・と思うとひとみは興奮しすぎて
カラダがいっそう熱くなってくる。
「梨華・・・、一人でしちゃうなんてもったいないよ」
ひとみは自らも床に片膝でひざまずくと、梨華の細い顎をつかまえ、
半開きの梨華の唇に噛み付くように口づけた。
- 207 名前:無敵なライバルその後(番外編)3 投稿日:2001年10月15日(月)01時29分48秒
- 「んふ・・・っ」
激しすぎるキスで我を取り戻したのか、梨華が床を這って逃げようとする。
しかし、こんな追いかけっこになるとひとみは負け知らずだ。
梨華の足首をつかまえ、手入れのいい絨毯の上にもがく梨華の
カラダをうつぶせに押さえ込む。
「やだっ、放してっ」
・・・なんて梨華が、ちょっと鼻にかかったみたいな涙声で叫ぶから
まったく歯止めがきかなくなる。
「梨華、大好きでも、イジワルしたい・・・」
ひとみは囁くと、梨華のカラダの下に敷きこんで
華奢な腰だけを高く上げさせると、短パンの上からソコを撫で回す。
「・・・あっ」
腕の中で、梨華がヒクンと震える。
嫌がりながらもひとみの求愛に応えて感じてくれる梨華が愛しい。
- 208 名前:無敵なライバルその後(番外編)3 投稿日:2001年10月15日(月)01時39分34秒
- 「梨華も・・・してほしいんでしょう?イジワル・・・」
「誰が・・・っ」
怒ったように言い返すけれども、甘い喘ぎ混じりでは逆効果だ。
「だめだめ・・・。もっとちゃんと拒絶してくれないと、
してほしいんだって勘違いしちゃうぞ」
ひとみは持ち前の低い美声を甘く掠れさせながら、梨華の耳に口づけた。
「ほら・・・、梨華のここも、してほしいって言ってるよ」
布の上から秘部を撫でてやると、そこが燃えるように熱を持つのがわかる。
「ここは・・・どうかな?」
乱れたTシャツをさらにめくり上げて、上手にブラのホックを外す。
そして、かわいく尖っている乳首の先端を指でさすると、梨華が
我慢できないと言うように、自分から腰を振り始めた。
- 209 名前:無敵なライバルその後(番外編)3 投稿日:2001年10月15日(月)01時50分47秒
- 「やっぱり、イイんでしょ・・・?」
からかうように尋ねるひとみに、梨華はポロポロ涙をこぼしながら首を振る。
「ちが・・・っ」
「じゃあ、やめる?」
耳をペロッと舐めながらひとみは言うと、気持ちよさそうにしている
梨華の秘部から手を離そうとした。
もちろん・・・・・・・・、勝算あっての賭けだ。
「や・・・っ」
ひとみの思惑通り、梨華は、あわててひとみの手をつかむと、
再び自分の秘部にひっぱり戻した。
「続き・・・していいの?」
「いや・・・って言っても、どうせする気なんでしょう?
だったら、勝手に・・・っ」
「もちろん、そうさせてもらいま〜す♪」
一応梨華のお許しが出たので、ひとみはにっこり笑って、
梨華の秘部を布の上から撫で回す。
「ああーっ」
毛足の長い絨毯に片手の指をからませ、もう一方は股間を覆っている
ひとみの手に重ねながら、梨華は甘い歓喜の悲鳴を洩らした。
- 210 名前:式神 投稿日:2001年10月15日(月)01時54分49秒
- 短めですみません。今日は、これがいっぱいいっぱいです。
- 211 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月15日(月)02時00分40秒
- 充分ですよ。
隠しコメントに涙
- 212 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月15日(月)02時31分42秒
- 更新ご苦労様です!
やっぱり萌えますな〜(;´Д`)ハァハァ
- 213 名前:式神 投稿日:2001年10月23日(火)00時40分41秒
- 久ぶりの更新です。
「くちづけの〜」では切ないシーンばかり書いているので
ここでは『本能』のままに書いていこうと思います(w
- 214 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)00時49分43秒
- 「私は優しいから、今だけは無理やり・・・ってことにしておいてあげるけどね」
あまり甘やかしすぎないよう、ひとみはきっちりと梨華に言い聞かせる。
「でも・・・、次はなしだよ、してほしいなら、正直にそう言うの、分かった?」
梨華は悔しそうに小さく息を呑むけれども、ひとみに指先で乳首をきゅっと
摘まれて、不本意そうにコクンと頷いた。
「OK・・・牧場!じゃ〜早速・・・」
ひとみは、梨華の短パンを器用に下ろす。
そして、愛しい梨華の、もうすでに濡れている部分を布の割れ目から
指先を入れて愛撫する。
ショーツをひきずり下ろすことも可能なのだが、こっちの方がより密着してるし
ちょっと変態っぽくて楽しそうだとひとみは考えたのだ。
- 215 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)00時57分59秒
- ついで・・・とばかりに体勢を変えることにしたひとみは、恥ずかしい格好の
梨華からカラダを離して立ち上がった。
「ひとみ・・・?」
四つん這いのまま、不安そうに振り返る梨華に、
「大丈夫・・・。せっかくのごちそうを前にして出ていったりしないから、
それも・・・蜜がたっぷり滴っている食べごろの・・・ね」
笑いながら言うと、ドアに鍵をかける。
「誰かに見られたら・・・ってビクビクしながらするのもいいけど、
二度と出入り禁止になっちゃったら困るから・・・」
梨華は頷くと、早くして・・・とすがるみたいに、長い睫毛を震わせた。
そんな梨華がひとみは可愛くて、ひとみは焦らすようにわざとゆっくり
トレーニングウェアの下を脱ぐ。そして、白い短パン姿になってようやく
ひとみは、梨華のところへ戻ってきた。
- 216 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時06分04秒
- 「お待たせ・・・」
梨華の黒い瞳が待たせすぎって感じで、うるうるっとひとみを睨む。
「そんなカワイイ顔で睨んでないで、ここにおいで・・・」
ベッドにもたれて床に座ったひとみは、梨華の腕をつかんで引き寄せると
自分の膝の間に抱き込んだ。
「やだっ・・・」
Mの字に大きく膝を開かせ、ひとみの両足をまたがせると梨華は、
真っ赤になって顔を背ける。
「おカタい高嶺の花も、欲情する時は、すごく淫らだね」
言葉で煽りながらひとみは、ショーツの隙間から伝い落ちる梨華の
秘液を2本の指先で掬いあげ、そのまま自分の口に持っていき
チロッと舐める。
「う〜ん、美味しい〜」
- 217 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時13分16秒
- 「やぁ・・・っ」
腕の中でヒクンとのけぞる梨華をぎゅっと力を込めて抱きしめてやりながら
ひとみは囁く。
「離したくない・・・。本気だよ、梨華・・・」
無理やりキスして、返事を待つのに・・・。
「うそ・・・よっ」
キスで赤く火照った唇で、梨華は憎らしいことを言う。
「かもね・・・」
一方的に傷つくのはフェアじゃないから、そう言い返してみると、
梨華が唇をかむ。
(不器用なんだから・・・)
それは梨華だけじゃなく、自分にも言ってあげたい。
本当は、言葉なんかじゃ全然足りないくらいにひとみは、
梨華のことが好きなのに・・・。
- 218 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時22分55秒
- (嫌いよ、ひとみなんか・・・)
恥ずかしい格好で膝に抱かれながら、梨華は思わず溢れてしまう涙を拭った。
泣いてる場合じゃないと思うのに、ひとみの言葉のひとつひとつに心もカラダも
乱される自分が悔しい。
(嫌い!嫌いよ!大っ嫌い!!)
自分にそう言い聞かせようとするのに、そのたびにそれは違うということに
気付かされてしまう。
カラダを重ねた日から、加速度がついたようにどんどんひとみを好きになってゆく
嫌いだ、ジャマだ・・・と思っていた頃から、本当はものすごくひとみの事が
気になっていた。そんなことまで、思い知らされて・・・。
(だめよ、こんなことじゃ・・・。ひとみをカラダで誘惑して、奴隷にして
笑ってやるのが目的なんだから・・・)
なのに実際は梨華の方が、何でもできて包容力もあるひとみの虜に
なってしまっている。
- 219 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時32分17秒
- いつも優しく抱きしめて欲しいし、自分だけを見ていてほしい。
ひとみを独り占めするためなら、どんなエッチな格好だってできる。
頭ではそう思っているのに、いざ『して・・・』と言われたら、なぜだか
逆らいたくなって、ひとみを怒らせるような言動をとってしまうのだ。
(ひとみに嫌われたら、どうしよう?)
そう思うと、じわじわと目頭が熱くなってくる。
小さい頃からずっとエースナンバーを背負って、リーダーシップを取り続けて
きた自分が、ライバルの膝で子供みたいに泣きじゃくってるなんて・・・。
悔しくてたまらない。
そして、人をこんなふうにしたひとみが憎くてたまらないのに・・・。
「梨華・・・」
切なげな深い声音で、ひとみが首筋に顔を埋めてくる。
暖かくて弾力のあるひとみの唇が、柔らかく押し当てられると、
心地よすぎてクラクラしてしまう。
- 220 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時38分33秒
- おまけに、その唇から洩れる吐息は、もっと熱くてタチが悪い。
ひとみに触れられるまで知らなかった怖いくらいの欲望が、
カラダの中で暴れ出すから・・・。
「あぁ・・・ん・・・」
ひとみの掌が片方だけ、梨華の胸を再び這いまわり始める。
ひとみのカタい指の先が、胸の突起を下方から突き上げたり、
押し潰したり、撫で回したりしている。
そんなふうにいじめられると、頭の中が真っ白になって、
「あぁ・・・ん、やぁ・・・」
なんて、エッチっぽい喘ぎが次々に唇から零れてしまう。
下半身だって、とっくに・・・。
(早く・・・してほしいっ・・・)
- 221 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時45分48秒
- なのにひとみは、梨華の蕾を片手で触れたまま、少しも動かしてはくれない。
仕方なく自分からちょっとだけ腰を動かしてみる。
「んぁ・・・っ」
ひとみの指先に、蕾がこすられて、かなり・・・イイ。
もうちょっとだけ・・・と、ぎこちなく動かすうちに梨華も段々と大胆になってゆく。
「んっ、あぁ・・・くぅ・・・ん・・・」
でもなんだかひとみの手を使って、一人エッチをしてるみたいで恥ずかしい。
欲望よりも恥辱に耐え切れずに、途中で腰を振るのをやめようとすると、
ひとみが厳しい声で、
「続けて・・・」
と梨華に命じた。
「命令は・・・」
きかない・・・と言い返そうとすると、
「お願い・・・だから」
ひとみは先まわりして否定する。
- 222 名前:無敵なライバルその後(番外編)4 投稿日:2001年10月23日(火)01時56分40秒
- 「だから、もっと欲しがってみせて・・・」
否応なしのくせに、これもお願いって言えるのだろうか・・・?
「というより、梨華の恥ずかしいところが、もっと・・・みたい」
ひとみはわざと、そう・・・言い添える。
「ふざけないで・・・っ」
怒ってカラダを離そうとすると、ひとみは、口答えは許さないとばかりに、
これまで触れたままだった指先に、きゅっと力を込め、梨華の蕾を摘まんだ。
そして、そのまま円を描くようにゆっくりと動かす。
「あっ、はぁっ・・・・やぁっ・・・」
一番欲しい刺激を、欲しい場所にダイレクトに与えられた梨華は、
「あぁんっ・・・。やだ、いやぁぁぁ・・・っ」
口を塞ぐのも間に合わず、甘い高い声で鳴きながら、
梨華は欲望の証をたっぷり溢れ出しながら絶頂に達した。
- 223 名前:式神 投稿日:2001年10月23日(火)01時59分52秒
- >>214-222 無敵なライバルその後(番外編)4 更新しました。
はぁ〜すっきり(w
今回は萌えたでしょうか?
- 224 名前:桃板速報組 投稿日:2001年10月23日(火)02時01分45秒
- や、やっと眠れる。でも眠れないかもハァハァ
- 225 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月23日(火)02時30分41秒
- >作者さん
萌えまくりですとも!!
(;´Д`)ハァハァ・・
- 226 名前:式神 投稿日:2001年10月23日(火)02時45分41秒
- おおぉ〜!!この時間に読んでくれた方がいたなんて・・・
有難うございます。
>>224 桃板速報組さん
本当にあの掲示板の更新情報の速さには驚きます。そこで
自分の作品名を見ると、今だに恥ずかしいっすね。
でも、あの掲示板は好きです。一日に何度もチェックしてる(w
>>225 萌えまくっていただけたら本望です。
明日(というか今日)、8時には起きなくてはいけないのに
まだ眠れず・・・小説のストック貯め作業を頑張ってみようか思案中(w
- 227 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月23日(火)20時24分51秒
- も、萌えすぎて鼻血が止まらんです・・・
てかイイ!ここのいしよしかなりイイ!!
「くちづけのその後」もすっげ〜大好きっす!
これからも頑張って下さい。
- 228 名前:名無し男 投稿日:2001年10月24日(水)07時19分26秒
- (゜‖゜)<誰かコルク栓持ってきて
- 229 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月05日(月)00時59分24秒
- ん、中途半端におわらせないで。
あまあまいしよしは大好物なもんで。
よろしくお願いいたします。
- 230 名前:式神 投稿日:2001年11月05日(月)02時39分51秒
- >>229 中途半端・・・・ですか?すみませんm(__)m
一応区切りは付けてるつもりなのですが・・・
放置するつもりは、ありません。
- 231 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月10日(土)01時58分05秒
- >230
書き方が悪かったですね。すんまそん。
放置しないで、オチをつけてくれという意味だったんですが・・・。
放置しないと聞いて、安心しました。
ひっそりとまっております。
sage進行で。
- 232 名前:式神 投稿日:2001年11月18日(日)02時30分32秒
- >>231 オチ・・・つれづれなるままにエロを書いているので最後の
オチを考えてないです。すみませんm(__)m
しかし、放置にはしないですから、ご安心を。
- 233 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)02時43分10秒
- (梨華、カワイイ)
目の前で梨華がイクのを見て、ひとみはゴクンと生唾を飲み込んだ。
膝の上で、快感の余韻にまだ小刻みにカラダを震わせている梨華を見ると、
もっともっと快感に咽び泣く梨華の顔が見たくなる。
可愛くてエッチなカラダ中を舐めたり、いじったりして、
もっともっと乱れさせてあげたい。
ひとみは、その思いを自分の中にとどめておけずに、イッたばかりの
梨華のツンと尖った蕾を摘まんで、やわやわと指の腹でこねまわした。
「あっ、やだっ。触らないで・・・」
息も絶え絶えに、梨華が哀願する。
たしかに、イッたばかりのソコをいじられると辛い・・・という気持ちは、
ひとみも分かる。梨華の場合は特に、イッてしばらくの間は、カラダ中が
激しく感じやすくなってしまうらしいので、こんなふうにいじめられると
たまらないのだろう・・・とは思うけれども。
そのことを知っていながら、あえてイタズラしてしまうひとみだ。
- 234 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)02時50分17秒
- 「・・・・・ぁっ、や・・・・・っ」
ひとみの指先が踊るたびにヒクヒクと震える、露に濡れた長い睫毛と
薔薇色の唇が愛しい。
「も・・・・・、やめ・・・・・っ」
払いのけようとする指先を逆に捕らえて、梨華自身の指をソコに導くと、
しなやかな首筋と梨華の蕾が、同じピンク色に染まった。
「キレイ・・・・梨華・・・」
囁きながら、細い腰に指を滑らせると、梨華の秘液でグショグショの
ショーツごと短パンを引きずり下ろす。
「えっ・・・、なに?」
ビクンと梨華が顔を上げてひとみを振り返った隙に、ひとみは手早く
梨華の片足から全ての布を抜き取ってしまった。
- 235 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)03時01分53秒
- 「やっ・・・・・」
無意識に梨華が腰を浮かせた拍子に、ひとみはハダカの梨華のオシリを
抱き寄せた。そして、2本の指でその双丘を押し開きながら、
秘液の溢れ出している源へ指を潜り込ませようとする。
「いやっ・・・・いきなりなんて無理っ・・・」
「そう・・・?梨華のココ、たっぷり濡れてるし、大丈夫だと思うけど・・・」
「は・・・恥ずかしいこと、言わないでよっ」
いつもはツンと気取っているくせに、ひとみと二人の時にはすぐに
赤くなる梨華に、ひとみはクスッと笑って、夕暮れの色に染まっている
耳朶にチュッと唇を押し当てた。
「じゃあ、もう少し時間をかけて可愛がっちゃおうかナ〜〜」
ひとみが言うと、梨華は怯えたようにカラダを強張らせ、シャツの前を
両手で引き下ろす。
それを梨華の肩越しに覗き込みながら、ひとみは手を伸ばしてきつく
閉じられた梨華の膝をさすった。
- 236 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)03時10分08秒
- 「変だなあ・・・。誘った方が非協力的だなんて聞いたことないよ〜」
言い返す言葉が見つからないのか、梨華は俯いたまま黙り込んでいる。
誘いはしたものの、怖くなった・・・というところだろうか?
それも仕方がない。どう見ても梨華は初心者だし、エッチされる側は、
どうしたって感じすぎちゃうから・・・。
「大丈夫、私にすべてまかせて・・・」
ひとみは囁くと、梨華の膝を優しく撫でまわす。
「ん、くすぐったい・・・」
梨華の洩らす呟きに、吐息みたいな笑いをこぼすとひとみは、続けて
梨華の膝の上に指で緩やかな円を描いた。
「・・・・・あっ、んふっ・・・・」
なめらかな指ざわりを楽しみつつ何度も撫でているうちに、かたくなだった
梨華の膝が、ゆるゆると開いてくる。
- 237 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)03時21分49秒
- その隙にすかさず内股にてのひらを滑り込ませて、ひとみはさらに奥の
太腿の付け根に近い部分を指で探った。
「ほら、もっとちゃんと足を開いてくれなきゃ〜梨華のカワイイ入り口を
気持ちよくしてあげられないよ〜」
「なら、別にしなくても・・・」
素っ気なく梨華が言うので、カチンときたひとみは、
「それじゃあ選手交替!今度は私にして見せてよ!今までのこと・・・」
と思ってもいないことを口にしてしまう。
でも梨華は、しっかり本気にしたみたいで、人の手を挟み込んだまま、
ひとみが何かできないように、再びきつく膝を閉じてしまった。
「あっ、こらっ 梨華・・・」
梨華の太腿に、手首を人質にとられて、ひとみはちょっぴり慌てる。
「そんな意地悪すると・・・本当に梨華のカワイイお口で、私のココ
舐めてもらうから・・・」
この一言は効いたらしい。
ビクンと梨華の膝が左右に分かれたので、即座に手を抜き取ると、
今度は後ろの方から梨華の稜線を辿っていった。
- 238 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)03時30分01秒
- 梨華の、誰もが羨むような細い腰のラインを、何度か愛しむように撫でた後で、
扇情的な谷間にするりと手を滑らせると、
「や・・・・っ」
と叫んで、梨華は逃げようとした。
「ヨシコ、傷ついちゃった・・・」
ひとみは、細い腰を引きずり戻しながら、整った眉を寄せる。
「その気もないのに誘うなんて・・・。私をからかっているの?」
「そうじゃないけど・・・」
「けど・・・何?」
再び、梨華の太腿の内側へ、うまく掌を潜り込ませたひとみは、
梨華のソコから溢れ出ている、ぬるぬるとした蜜を指にからめて、
前の尖った蕾に何度も塗り込むように、グチュグチュとこね回す。
- 239 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)03時41分08秒
- 「や・・・・っ、・・・・・っぁ」
嫌がりながらも快感に身を委ねようとするような喘ぎを、梨華が零し始めた
のを合図にひとみは、十分に濡れて誘っているかのように開いているソコに
さりげに指を突き立て、中へと忍び込ませる。
2本の指で、ソコを左右に押し開きながら、用心深くそっと抜き差しを
繰り返すと、梨華はおずおずと腰を揺らし始めた。
「梨華・・・ココもカワイイねっ」
しっとりと熱っぽい内壁が、きゅっきゅっとひとみの指を締めつけてくる。
それをまた押し戻すようにしながら、もっと奥まで指を行き来させる。
わざと、グチュグチュ音をさせると、梨華は悔しそうに中指の背を噛んだ。
「ん・・・・っ、ん・・・・っ」
快感を噛み殺すみたいな控えめな喘ぎが、なおのことひとみを興奮させる。
- 240 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)03時50分49秒
- 「梨華が他の誰かじゃなく、私を好きになってくれて本当に良かったと
思うよ、なりふりかまわずアピールした甲斐があったなぁ〜」
「・・・・アピール・・・しすぎなのよ・・・おかげで私は・・・」
恨めしげに梨華が言うけれど、ひとみはちょっと苦笑しただけで、
すぐにカプッと梨華の首筋に歯を立てた。
「あ、アトはつけないで・・・っ」
そんなふうに拒まれると、絶対つけてやりたくなる。
「大丈夫、キレイにつけてあげる、誰が見ても
キスマークだってわかるように・・・」
「えっ、バカ・・・」
「バカはひどいんじゃないの〜、もっと色っぽい台詞を聞かせてくれないかな?
せっかく愛し合ってるところなんだからさ・・・」
そう言うとひとみは早速・・・梨華の首筋に唇を押し当てた。
「ん・・・・、痛・・・っ」
くっきりアトがつくように、舌も使いながら強く吸うと、
梨華の肌に花びらが散る。
- 241 名前:無敵なライバルその後(番外編)5 投稿日:2001年11月18日(日)04時02分02秒
- 「ほら、ちゃんとキレイについたよ」
「そんな・・・っ、だめって言ったのに・・・」
「うん?梨華の『だめ』は『OK』のことじゃなかったっけ?」
さらにいじめてやると、梨華は黙り込んでしまう。
そもそもひとみに口で勝とうとすること自体が無謀なのだ。
梨華もそれが分かっているのか、俯いたまま小さく肩を震わせている。
空いてる方の手で、そっと梨華の目元を探ると、指先が濡れる。
たしかに・・・涙はものすごく効果ありだけど・・・、逆効果・・・。
「梨華・・・ゴメンネ・・・」
ひとみは、苛めたことじゃなく、これからすることに対して謝ると
梨華を内側から愛撫していた指を引き抜いた。
ピクッとカラダを強張らせる梨華を、隙間のないぐらいギュ〜ッと
強く抱きしめる。
梨華を愛しいと思う気持ちのすべてを込めて・・・・。
そして、
「うんと気持ちよ〜くしてあげちゃう
私のカワイイ、カワイイ・・・・・梨華」
- 242 名前:式神 投稿日:2001年11月18日(日)04時06分32秒
- 今日はここまで。
また中途半端で終わらせてしまった・・・ごめんなさい(T_T)
最近、自分のエロ小説では萌えない・・・。
皆様はいかがですか?こんな駄エロ小説・・・・続き読みたいですか?
- 243 名前:式神 投稿日:2001年11月18日(日)04時09分37秒
- >>233-241 無敵なライバルその後(番外編)5 更新しました。
すみませんm(__)m↑表示するの忘れてました。
- 244 名前:式神 投稿日:2001年11月18日(日)04時22分52秒
- あっ!桃板でのご指摘通り、深夜から明け方にかけての更新ですね(w
今、自分は桃板での連載中の小説に夢中です。ハァハァ(w
自分の小説に自信がついたら、桃板にも書いてみたいのですが・・・
いいのでしょうか?じゃない様・・・
- 245 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月18日(日)10時06分00秒
- 続き読みたいに決まってるじゃないですか〜!!
いつもここのいしよしには萌えまくってますから!
しかしあんなに小説書くのうまいのに自信が無かったなんて・・・
自分は式神さんの素敵な小説目標に書いてるから
そう言われるとかなりへこんじゃいますよ(w
これからも頑張ってください
- 246 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月18日(日)11時40分20秒
- 式神さんのエロは最高ですねぇ。
ニヤニヤしながら拝見しております。
是非とも、桃でも書いて下さいマセ!!
自信がないのに書いてる私は一体・・・。
- 247 名前:じゃない 投稿日:2001年11月18日(日)11時56分22秒
- なーにを今更!いつでもどうぞ。(^▽^)(0^〜^0)
- 248 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月18日(日)12時46分21秒
- いつものごとく激しく(;´Д`)ハァハァ・・
式神さんの小説にはいつもやられっぱなしですとも!!
これからも応援し続けますぜ
- 249 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月18日(日)13時10分26秒
- ここは特に楽しみにしている小説です
式神さんのエロには芸術を感じます(w
ですが1つ質問が・・・
あの、『桃板』てどこにあるんでしょう?
誰か教えてください
すいません、初心者なんです(汗)
- 250 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月18日(日)14時11分14秒
- >249
http://green.jbbs.net/music/866/soundchaser.html
ここです。M-Seekからも行けますけど
- 251 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月18日(日)19時31分39秒
- >250
ありがとうございます!
- 252 名前:式神 投稿日:2001年11月24日(土)02時32分31秒
- 仕事が終わった後の開放感・・・最高です!
飲みすぎて、ちゃんとキーを押してるかどうか不安ですが更新します。
- 253 名前:無敵なライバルその後(番外編)6 投稿日:2001年11月24日(土)02時40分28秒
- 「あ・・・っ、やぁ・・・・っ」
じりじりと時間をかけて愛撫されたせいで、ちょっぴり油断していた梨華は、
ギュ〜ッと強く抱きしめられたあと、いきなりまた中へ攻め込んでくる
ひとみの指の圧迫感に思わず悲鳴を殺し損ねていた。
(フェイントなんて、ひどいっ)
ついつい文句のひとつも言いたくなるけど、誘っておいて土壇場で逃げようと
した自覚があるだけに、ひとみの反撃が怖い。
というよりも、ひとみと繋がっている場所が熱すぎて、もう文句なんて
言う余裕など、どこにも残されてはいない。
「あ、ひと・・・・み・・っ、やぁ・・・・っ」
イヤっていうんじゃない、そうじゃないけど・・・。
カラダ中がうずうずして、もどかしい。
どう表現したらいいのだろう?この気持ち・・・。
- 254 名前:無敵なライバルその後(番外編)6 投稿日:2001年11月24日(土)02時48分45秒
- 「感じてる?」
ひとみに訊かれて、梨華は、あ・・・っと息を呑む。
そう、それよ!!
ひとみの指がつついてる場所も、親指でこすられている敏感な蕾も、
ひとみの2本の指で大きく広げられた入り口も、
みんな・・・ものすごく感じてる。
ひとみの掌が優しく撫でてくれる胸も、膝の裏側も、
全部・・・、頭の中が虹の七色に染まるくらい感じてる。
「梨華?」
答えを求めて、耳元に押し当てられるひとみの唇にも、
カラダが震えてしまうくらい感じている。
「ひとみ・・・っ、あぁーーっ」
ゆるやかに中で行ったり来たりしているひとみの指を、思わずきつく
締め付けてしまう。それだけでひとみは、ちゃんと梨華が感じていることを
分かってくれたみたいだ。
- 255 名前:無敵なライバルその後(番外編)6 投稿日:2001年11月24日(土)02時59分53秒
- 「こうすると、もっと気持ちいい?」
セクシーに掠れた声で囁きながら、ひとみは梨華の両膝を器用に片手で
つかんでグッと閉じさせる。
すると、梨華の中も、もっときつく締まって・・・
「ぁっ・・・、や・・・・っ・・・・」
中にあるひとみの指の感触が、じわじわと伝わってきて、
そこが燃えるように熱い。
「どう・・・?これがホントの『ぴったりしたいX’mas』なんちゃってネ♪」
ぴったりと閉じさせた梨華の膝を愛撫するように握り直すと、
ひとみはそこに円形の軌跡を描くようにゆっくりと回しながら、
冗談まじりに梨華に訊いた。
「どうって・・・んっ、あっ・・・」
梨華が答えを探す前に、ひとみが『なるほどね・・・』と頷く。
「な、なに?」
「うん?喜んでもらえてるみたいで、嬉しい」
「・・・っ。誰も喜んでなんか・・・」
あわてて否定するけれど、ひとみは梨華の耳元でクスッと笑う。
- 256 名前:無敵なライバルその後(番外編)6 投稿日:2001年11月24日(土)03時10分28秒
- 「喜んでいないわけないよぉ〜、だって梨華のココ・・・、
こんなにカワイク私の指に吸いついてくるんだもん・・・」
「あっ・・・・」
どうやら内壁を甘く擦っているひとみの指に、梨華のカラダが堪えきれずに
勝手に応えてしまっていたみたいだ。
首まで真っ赤になる梨華に、ひとみは嬉しそうに囁く。
「そんな欲張りな梨華も、可愛くて大好き」
そんなふうに持っていかれると、梨華は絶句するしかない。
戦わずして負けるのは悔しいけれど、今下手なことを言うとますます
墓穴を掘ってしまいそうで怖い。
あれこれ考えて・・・というより、ひとみの攻撃の手を休めてくれないせいで、
いくら対策案を考えようとしても、まったく集中できないのが現状・・・。
「あ・・・・っんっ、あぁ・・・・・っ」
「そんなに気持ちいいの?」
片手で梨華の胸もとをめくりあげながら、ひとみが尋ねる。
そんな質問に、素直に『うん・・・』なんて答えるつもりは毛頭ない。
けれども・・・本当のことだから言い返せない。
- 257 名前:無敵なライバルその後(番外編)6 投稿日:2001年11月24日(土)03時20分23秒
- ひとみの指を普通に受け止めるだけでも精一杯なのに、こんなふうに
膝をぎゅうっと揃えさせられ感じやすいスポットをグイグイ攻められてしまうと、
感じすぎて呼吸さえまともにできなくなる。
おまけにひとみの指に擦られている場所が、小刻みに収縮してひとみを
喜ばせているのが分かるから・・・。
(悔しい〜っ!でも・・・)
「ぁ、ねぇっ、ひとみ・・・・も・・っ、死にそう・・・だからっ」
梨華は、ひとみの短パンの脇をつかむと、急かすようにひとみに頼んだ。
「ひとみ、助けて・・・っ」
人が必死でお願いしているというのに、ひとみはからかうように言う。
「それは、私にもっと激しく指を動かしてほしいってこと?」
ストレートに言えば、そういうことなんだけど・・・。
(ひどいっ!優しかったのは最初だけだったの?)
- 258 名前:無敵なライバルその後(番外編)6 投稿日:2001年11月24日(土)03時32分46秒
- 最初だってもしかしたらそんな優しくなかったのかも知れない。
とにかく焦らされるのが辛いのと、意地悪を言うひとみが憎いのとで
思わず溢れてしまった涙を両手で拭うと、開き直って梨華は叫んだ。
「そうよっ、当然でしょう?焦らしてないで、もっとすごいこと・・・
いっぱいして、私を満足させてみせ・・・、あっ・・・」
最後まで言い終わらないうちに、梨華の中でひとみの指がもっと奥へ潜り込む。
「ひゃ・・・っ」
もうすでに限界だと信じていた梨華は、驚いて悲鳴をあげてしまう。
「O・K・・・・牧場・・・」
激しい炎を押し殺したような、ひとみの低い吐息・・・。
「お望み通り・・・してあげましょう!」
(怖い・・・っ)
自分で煽った手前、後に退くわけにもいかなくて・・・・。
「やぁ・・・・・っ」
ひとみの指が挿れられたままの状態で梨華のウエストを支えながら立ち上がっても
、うしろから挿れられている状態で、ベッドにうつぶせに上半身だけ押さえ
つけられても、いまさら文句は言えなかったのだった。
- 259 名前:式神 投稿日:2001年11月24日(土)03時36分22秒
- >>253-258 更新しました。
どんどん更新してる間に眠くなってきてたんで、文字の打ち間違いが
あるかもしれません。すみませんm(__)m
- 260 名前:pino 投稿日:2001年11月24日(土)03時41分50秒
- 読んだドー!!シキジンサイコー!!
- 261 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月24日(土)11時20分53秒
- OK牧場に笑ってしまった(w
吉澤さん余裕ですなぁ・・・
- 262 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月24日(土)11時35分38秒
- 吉澤さん確かに余裕だなぁ<まぁ相手がいしこじゃ(w
でも『ぴったりしたいX'mas』の「ぴったりしたい」は
わかるが「X’mas」て何!?
思い切り笑っちゃったじゃないか!!(w
強がりいしこがすっげ可愛いっす
- 263 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月25日(日)10時09分49秒
- 梨華ちゃん、素直になっちゃいなよ。
- 264 名前:式神 投稿日:2001年12月05日(水)01時37分00秒
- もうそろそろココも終わらせようかなぁと・・・
ダラダラと書くとエロさも半減してしまいますからね。
ということでこちらを更新(^o^)丿
- 265 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)01時46分07秒
- 「梨華・・・・自分の発言を、後悔しなければいいんだけど・・・」
いかにもな脅し文句に、腕の中の華奢なカラダがビクンと震える。
そんな梨華の、いちいち顕著に反応してくれるところが愛しくてたまらない。
「もしかして、期待してくれてる?」
梨華お気に入りのピンクのシーツに顔を埋める梨華を、覗き込みながら
ひとみは訊く。すると、梨華は拗ねたような上目遣いでひとみを見た。
涙で潤んでいるくせに、精一杯虚勢を張っているところが、
またひとみのツボにはまる。
「ま、負けないんだから・・・っ」
「えっ?」
(Hって・・・勝ち負けじゃないのに、一体何を言い出すの?)
一瞬呆れるひとみだったが、実は梨華のその『負けない』宣言が駄目押しと
なって、元々ひとみの胸に突き刺さっていたキューピットの矢が、
深々とハートを貫くのに気付く。
- 266 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)01時57分45秒
- 「可愛すぎ、梨華・・・・」
高鳴る胸の痛みが命じるままにひとみは囁くと、鎖を解かれた獣のように
梨華の首筋に顔を埋めて噛み付いた。
「やっ、痛・・・・っ」
梨華が身をすくめるけれども、そのまま強引に指を進めて、カラダの繋がりを
深くしながら、ひとみは梨華の柔らかでおいしそうな耳やうなじにも唇を寄せる。
のけぞる喉から顎へと舌で味見しながら、一方ではめくり上げた梨華の胸もとの
ツンとした突起をきゅっとつねり上げる。
「んぁっ・・・・あ・・・」
薔薇色の唇が小さく喘ぐと、ひとみはもう一度首に歯を立て、ついでに
きゅっと吸って花びらのカタチにマーキングしながら、梨華の中から
指を一旦退いては再び螺旋を描くようにねじこむ・・・という淫らな動きを
数回繰り返した。
「負けずにがんばれそう?」
甘い蜜のような喉元を味見するみたいに舐め上げながら、
ひとみはクスクスと笑う。
- 267 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)02時07分02秒
- 「・・・っ、あ・・・・ぁっ」
言い返したいのは山々だろうけど、ひとみの唇と指の執拗な攻撃に圧されて
まともに口もきけない様子だ。
というより、呼吸からして途切れ途切れで長さも不規則・・・。
胸もとへの愛撫に加えて、梨華の大事な蕾にも指を伸ばす。
「ああ、この濡れ具合・・・全然負けてないよ、梨華」
梨華の溢れている秘液を蕾に擦り込むように愛撫しながらひとみは、
わざとまじめな声で呟く。
すると梨華は怒ったのか、ひとみを受けとめている場所をぎゅっと締めつけてきた
ひとみは、そんな梨華の態度に苦笑を零しながら、額の汗を拭って梨華の中から
指を抜き取った。
「や・・・・、なに・・・っ?」
はぁはぁと呼吸しながら、不安そうな表情でひとみを振り返る。
- 268 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)02時15分55秒
- 「梨華の大好きな勝負を、してみない?」
「えっ・・・・勝負・・・?」
不安そうに訊き返す梨華に、ひとみはにっこり笑って言う。
「どっちが先にイかせられるか・・・・競争しよう?」
「・・・・・・」
一瞬沈黙した後、梨華はおずおずとひとみの顔を窺った。
どっちが先に・・・って、どういうこと?
手で?それとも・・・?
あれこれ考えを巡らせている梨華の腕を、ひとみがひっぱり起こした。
「負けたくないんでしょ、梨華・・・覚悟は決まった?」
「覚悟・・・・って」
「だから・・・・シックスナイン」
耳に慣れない暗号のようなその言葉に、梨華は本能的な危険を感じる。
でも・・・今さらできないとは言えない。
- 269 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)02時25分37秒
- 「別に覚悟なんて、いらないわよ!こ、怖くないもん・・・」
ツンと顔を背ける梨華に、ひとみは小さく笑って、
「じゃあ、早速・・・・ヨシコにまかせて・・・」
ひとみにしては、少しばかり余裕なさそうな上擦った声が囁く。
「梨華・・・足・・・・開いて・・・」
やっぱり口でするつもりなんだ・・・と思った途端、ひとみが梨華の蕾に
喰いついてきた。それも、いつもとはカラダの向きが逆。
つまり、梨華の足元からではなく、ひとみは梨華の上にお互い逆方向を
向いて重なるカタチでまたがってきた。
「ん、あぁっ・・・・・、ひぁんっ・・・・」
いきなり蕾を口に含まれ、梨華は甘い快感に悲鳴をあげてしまう。するとひとみは
「ごめん、フライングだった」
そう謝って、自分の短パンをショーツごと脱ぎ始めた。
「・・・・あっ」
丁度目の前に、突きつけられたひとみのソコにびっくりして、
梨華はゴクンと息を飲む。
- 270 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)02時33分03秒
- 「競争の意味、解かったかナ?」
訊かれても、梨華は答えられない。
(ひとみが私のを口でしてたから、私もひとみのを口ですればいいんでしょ?)
頭では解かるのだが、カラダが震えてしまって・・・。
「そろそろスタートしていい?」
返事しない梨華に焦れたのか、ひとみが自分のソコを梨華の唇に擦り寄せてくる。
「んっ・・・・」
その瞬間・・・、カラダの奥に熱い炎が燃え上がって、梨華は、目の前の茂みを
両手でかき分けて、真珠のようなキレイな蕾に唇を寄せる。
「O・K? じゃあ、始めるよ♪ よ〜〜〜いドン!」
- 271 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)02時43分41秒
- レトロな開始の合図とともに、ひとみは容赦なく梨華を追い上げ始める。
ひとみの熱くて器用な舌が、梨華の蕾からその下の秘液の溢れ出るソコまでと、
余すところなく濡らしてゆく。
「ん・・・・、んんっ・・・」
それにならって、梨華もひとみのソコに舌を這わせるけれども、
初めての経験のせいか、梨華にとって大変な作業だった。
本当にこんな感じでいいのかナ?
心配になりながら、ちゅぱちゅぱとぎこちなく愛撫する梨華に、
ひとみは掠れた声で、
「上手・・・梨華・・・上手・・・」
と言ってくれる。
「すごく感じちゃう・・・どんどん濡れてるの・・・梨華にも分かるでしょ?
さすが梨華・・・、のみこみが早いよ・・・」
おだてられると心地よくて、ついつい張り切ってしまう梨華だ。
不慣れながらも懸命に舌を這わせる梨華に応えるみたいに、
ひとみのソコからジワジワと甘い透明な秘液が溢れ出てくる。
- 272 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)02時51分47秒
- (こんなに濡れちゃってる・・・ひとみ・・・感じてるんだ)
そう考えただけで、自分のお腹の奥がとろけそうなくらい熱くなってしまう。
「はぁ・・・んっ」
ひとみの掠れた喘ぎ声と同時に、ひとみの蕾がピクンと震えたのを
梨華は唇で感じとる。
「あ・・・っ」
(もしかして、勝った?)
そう思った途端に、ひとみの舌に自分の蕾がぎゅうっと吸い上げられて、
梨華は頭の中が真っ白になってしまう。
「あ、あぁん。やぁぁぁーーーーっ」
もうちょっとで勝てると思ったのに、込み上げてくる欲望をどうしても
我慢できずに、梨華はヒクヒクと腰を震わせながら、
あっけなくイってしまっていた。
- 273 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)03時03分25秒
- 「残念だったね・・・・」
汗に乱れた梨華の髪を優しく撫でてくれながら、ひとみが言った。
梨華は、何度も自分だけイかされてしまい、ひどくご機嫌斜めだ。
「梨華、こっち向いて・・・」
後ろから梨華を抱きしめて、ひとみが囁くけれども・・・。
「知らない・・・っ」
全然歯の立たない勝負ならまだしも、もう少しだったかと思うと余計に悔しい。
「でも、気持ちよかったよ」
そう囁かれて、耳元にキスされると、悪い気はしない。
「梨華のカワイイ口でしてもらってるかと思ったら、もう死んでもいいって
気分だったよ」
そう打ち明けてはくれるけれども・・・。
「舐められた途端、イッちゃうかと思っちゃった。でもそれじゃあ、
頑張ってくれてる梨華に悪いでしょう?」
全然悪くないわよ!
いっそ、さっさとイッちゃってくれてたら、よかったのに・・・。
- 274 名前:無敵なライバルその後(番外編)7 投稿日:2001年12月05日(水)03時13分56秒
- いつだって、ひとみはこうなのだ。口では負けそう・・・って言うくせに、
絶対負けてくれないんだから・・・。
「もう、いいよ。次は負けないもん」
唇を尖らせながら梨華が宣言すると、勘違いしたらしいひとみが嬉々として
カラダを押し当ててきた。
「またしてくれるんだ?」
「何言ってるの?ほかのことでよっ!もうすぐ試験だしっ」
振り返って、梨華は自信満々で憎たらしいひとみの顔を睨む。
「なんだ・・・そういうことか・・・」
呟くひとみの口元が、カラダの上を這いまわる時のことを思い出して、
胸や別の場所が甘くときめいてしまう。
「そういうこと!絶対負けないからっ!」
梨華は自分の方からひとみに口づけながら、次の勝利を誓う。
でも、悔しいけれど、今のところは心もカラダも全部・・・・
ひとみのものだった。
〜とりあえず・お・し・ま・い〜
- 275 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月05日(水)03時20分05秒
- リアルタイムで悶えさせて頂きました、ゴチです。
- 276 名前:式神 投稿日:2001年12月05日(水)03時20分35秒
- >>265-274 更新しました。
はぁ〜〜、萌えていただいてもらえたでしょうか??
とりあえずここは終了です。
本当にここまで読んでいただき有難うございます!!
- 277 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月05日(水)03時23分47秒
- 何故30秒まてなかったオレ、m(__)mすまん!!
- 278 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月05日(水)04時09分25秒
- 式神たん、君のせいでいかにエロに飢えていたか気づいてしまった。
責任とって今後も場所は問わないので提供をよろしく。
っていうかお願い!お願いします!
- 279 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月05日(水)16時50分31秒
- とりあえずの完結お疲れさまでした!!
くちづけの方も頑張って下さいね〜
- 280 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月05日(水)20時24分01秒
- ここのいしよし読んで萌えなかったことないですよ
てか69がもう、すげぇ。。。
式神さん本当にお疲れさまでした
- 281 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月05日(水)23時04分53秒
- 式神さんお疲れさまでした。
ここの、いしよしに萌えまくり、ハァハァしっぱなしでした。
引き続き、くちづけ〜の方も楽しみにしております。
- 282 名前:名無し男 投稿日:2001年12月06日(木)15時26分57秒
- 第69回全国69大会
69試合目の試合結果
○吉澤ひとみ
― ●石川梨華
(試合時間69秒69)
(吉澤さんは6年ぶり9回目の優勝)
Converted by dat2html.pl 1.0