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私だけの物

1 名前:ゆう 投稿日:2001年09月22日(土)23時56分49秒
午前12時

親にばれないように屋根に登ってタバコを吸う。
真っ暗な空、まばらな家の明かり、遠くで光る街のネオン、
正体不明の機械的な音、すべてが私を包み、覆い隠す。
こんなことをしていていいのだろうか。
2 名前:ゆう 投稿日:2001年09月22日(土)23時57分32秒
私は思う。
メンバーと別れて家に帰るといつも寂しさが私を襲う。
私はそれを忘れるためにタバコを吸い、テレビを見る。
しかし、時間が経つと忘れていた寂しさがまた私を襲う。
この繰り返しだ。
こんなことをしていていいのだろうか。
3 名前:ゆう 投稿日:2001年09月22日(土)23時58分24秒
寂しい私は寂しさを忘れるためにベッドの中で、
メンバーといるところを想像し、眠りにつく。
毎日がこういう感じにたんたんと過ぎていく。
4 名前:ゆう 投稿日:2001年09月22日(土)23時59分09秒
ある日、私は考えた。
なぜ私はこんなに寂しいのか。
そして答えは導き出された。
5 名前:ゆう 投稿日:2001年09月22日(土)23時59分40秒
答えは簡単。暇なのだ。昼は学校やら、娘。のお仕事やらで
やることがあり、仲間がいる。しかし、夜はやることもなく、
人がいない。昼の、忙しさになれた私は、暇な時間に順応できないでいた。
家族はいるが、お年頃な私は、家族と一緒に居たくないのだ。
寂しさの正体は暇だったのだ。
6 名前:ゆう 投稿日:2001年09月23日(日)00時00分37秒
私は単純バカである。
寂しさの正体がわかると、それを感じなくなるように
恋人をつくり、私だけの物にしようと考えた。
相手が私に恐怖を感じようと何だろうと、
私だけの物にするのだ。
7 名前:ゆう 投稿日:2001年09月23日(日)00時07分52秒
私には好きな人が居る。今回はその人をターゲットにする。
罪悪感はあるが、私は元来、自己中心的な人間である。
相手の気持ちなど、知ったこっちゃ無い。
大事なのは自分なのだ。
ターゲットは、石川梨華。
8 名前:ゆう 投稿日:2001年09月23日(日)12時00分00秒
次の日から私はどうやって石川を私だけの物にするかだけを考えた。
石川の家に行っていきなり襲う? いや、それはだめだ。
成功しても失敗しても誰かに相談されたら、私に未来はない。
石川の秘密をにぎる? それもだめだ。相手を恐怖で支配するのは長く持たない。
石川は私がなにをしようと私を愛さなければならないのだ。
9 名前:ゆう 投稿日:2001年09月23日(日)12時00分37秒
それではどうしようか…… そうだ! 石川に私の事を好きに
させればいい。それから少しずつ私だけの物のすればいい。
じゃあ、あとはこういう風にして、それから…………
10 名前:ゆう 投稿日:2001年09月23日(日)12時01分07秒
フハハハハッ…… 計画は完璧だ。これで石川梨華は
完全に私だけの物になる。早速明日から計画を実行しよう。
ヒャッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ
ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ
ハッハッハッハハハッハッ………………。
11 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月23日(日)23時38分52秒
く、黒い…。誰だこの正体は、石川が…。
でも黒いの大好きです(w
頑張って下さい。ごまかなぁ…?
12 名前:ゆう 投稿日:2001年09月25日(火)01時35分52秒
翌日から私はなるべく石川と一緒にいるようにして、
よく家にも泊まりにいった。そして、
ときに笑わせ、ときに甘え、ときに相談に乗り、
ときに語り合い……そんな感じで過ごしていた。
13 名前:ゆう 投稿日:2001年09月25日(火)01時38分09秒
一ヶ月もすると彼女の様子が私の作戦通りに変わっていった。
話しているとたまに顔が赤くなる。意識してなのだろう、
声が上ずる。石川の方から私に寄ってくる。私の事を知りたがる。
ほかにも多々ある。
誰が見ても彼女が私の事を好きになったのは明白だった。
作戦通りだ。あとは、できるだけ石川と二人きりになるようにすれば
石川の方から私に告白してくるはずだ……。
ンフフフフフフ……クックックッ……ハハハハハハハハハ……。
14 名前:ゆう 投稿日:2001年09月25日(火)01時39分34秒
それは唐突にやって来た。
私が石川の家に三日続けて泊まって四日目、私が
いつものように玄関をぬけると石川が突然
私に抱き着いてきた。私は動揺した。まさか
いきなりくるとは思わなかった。準備なり、なんなり
そう言うものが石川の性格上あると思っていたからだ。
15 名前:ゆう 投稿日:2001年09月25日(火)01時40分41秒
私はなんとか気を取り直し言った。
「ど、どうしたの?」
いっぱいいっぱいだった私はこんなことしか
言えなかった。しかし、逆にそれが功を奏した
のかもしれない。
すると彼女は
「私ね……あなたのことが好きなの。
 変だよね……でも! がまんできなかった
 どうしても伝えたかったんだ……ごめんね
 忘れて……。」
と言いながら私から離れようとした。
16 名前:名無いしよし 投稿日:2001年09月25日(火)20時28分43秒
おお。黒くて好きです、こういうの(笑)
今までにないパターンで期待してます!
17 名前:ゆう 投稿日:2001年09月26日(水)00時22分30秒
きた!! ハッハッハッハッハッ……
ついにきた。私の計画の五割は成功だ! 
あとはゆっくりと見えない鎖で繋ぐだけ……
ヒッヒッヒッヒッヒッ……。
18 名前:ゆう 投稿日:2001年09月26日(水)00時33分24秒
私は叫びそうになるのを必死で抑えながら
離れようとする彼女を抱きしめた。
「えっ?」
「変じゃないよ……私も好きだよ
 梨華ちゃんのこと……」
「本当に?」
「うん」
「そっか……そうなんだ……ありがとう」
「梨華ちゃんがお礼言う必要なんかないよ」
「そうだよね……ハハハ……ごめん……
 お、おなかすいたね、ご飯作るからすわってて……」
顔を赤くしながらそう言うと、彼女は私から離れ、
キッチンへと向かった。
19 名前:ゆう 投稿日:2001年09月26日(水)00時51分35秒
石川がキッチンで料理している間、私は計画について考えていた。
私の計画は石川が引っかかるまでは考えていたが、そのあとは
TPOによって考えていくという実にアバウトなものだった。
しかし石川が引っかかった今、計画は成功したと言っていい。
あとは石川の心を更にひきつけ、ゆっくりと鎖で繋ぐ方法を
考えるだけなのだ。
20 名前:ゆう 投稿日:2001年09月26日(水)00時52分16秒
しばらく考えていたが、いい案が思いつかなかった私は、
とりあえず今日は普通に過ごし、翌日家に帰ってから
考えることにした。
たまには何も考えないで過ごすのもいいだろう。
21 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)00時41分41秒
石川がつくった料理は、ものすごく微妙な味で、
私は何にも言わずただもくもくと料理を食べた。
いままではコンビニ弁当や、外食で済ませていた
ので石川の手料理は食べたことがなかったが
ここまで微妙とは…… これからはコンビニで済まそう……。
22 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)00時42分11秒
私達はお風呂に入ったあと一緒に寝た。
普通ならドキドキするのだろうが、私は次の計画が
まちどうしくて、さっさと寝てしまった。
23 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)00時42分50秒
翌日、私は石川の家からまっすぐ仕事場に向かった。
石川は今日は休みらしく、私は一人で向かった。
24 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)00時43分39秒
その日は計画の第一段階が成功したことの喜びから、
一日中はじけていた。収録中もいつも以上にはじけ、
メンバーやマネージャーからほめられて、
仕事は大盛況の内に幕を閉じた。
25 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時24分14秒
その日の夜
私はベッドに潜りながら計画の次の段階について
考えていた。石川をすぐに私だけの物にすることも
できるだろうが、それにより石川が離れてしまっては
意味が無い。もっと石川に私の事を好きになって
もらわなければ。私なしでは生きていけないくらいに……。
26 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時25分01秒
さあ、どうするか。正直私はどうしたら石川が
もっと私を好きになるのか、何をしたらいいのか
わからなかった。完全に行き詰まったのだ。
27 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時26分04秒
完全に行き詰まった私は苦肉の策として第一段階と
同じ方法をとることにした。なるべく一緒に
居て、たくさん話して、石川が
私の事を好きになったのだ。同じ事をしたら
もっと心を寄せてくれるに違いない。
28 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時26分33秒
こんなアバウトな計画でいいのかとも想ったが、
いままでこれでやってきたのだ。
今回も大丈夫だろう。
29 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時27分16秒
次の日から私は前回と同じように
なるべく石川と一緒に過ごしていた。
その中で石川とのことがメンバーにばれたり、
石川と体を重ねたりいろんな事があり、
石川との絆もどんどん深まっていった。

30 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時27分54秒
しかし石川との事がメンバーにばれてから
なぜか、いつも視線を感じるようになった。
はじめのころは気にしなかったのだが、
その視線は日々強くなっていった。
近頃はその視線に恐怖すら感じるようになっている。
31 名前:ゆう 投稿日:2001年09月27日(木)23時28分33秒
でも、だからといって計画をやめるわけにはいかない。
視線の恐怖にも負けず、私は計画を推し進めていった。
32 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月28日(金)04時54分05秒
いったい誰なんだ〜
33 名前:ゆう 投稿日:2001年09月29日(土)02時30分50秒
そして一ヶ月が過ぎた。あの視線は前より強くなっているが、
石川と私の繋がりも肉体的にも精神的にも強くなっている。
今となっては石川は私なしでは生きていられなくなっている
ようなかんじだ。
34 名前:ゆう 投稿日:2001年09月29日(土)02時31分33秒
時は満ちた。
計画の最終段階を実行しよう。
ハハハハハ……実は最終段階ははじめから
何をするか決めていたのだ。
これで石川を完全に私だけの物にできる。
ハッハッハッハッハッ……ンフフフフフ……。
35 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月06日(土)02時15分38秒
続きを待ってます……。
き〜に〜な〜る〜う〜!
36 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月07日(日)00時16分07秒
同じく続き待ち。
未だに主人公の正体がはっきりとしません。
あの子かなぁ?
37 名前:まちゃ。 投稿日:2001年10月07日(日)15時03分30秒
次の日。
私は仕事の帰りに、計画に必要な道具を買った。
家に着くと、石川に明日は仕事が午後からなので、
午前中に家に行くと電話をした。
それから明日やることのシュミレーションをした。
ンフフフ……私って天才?
こんな完璧な作戦を考えられるのは私だけだ。
ハハハハハハハハハハハハハ……
38 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時04分55秒
翌朝、私は石川の家に行った。
もちろんあの道具を持って。
チャイムを押すと、ピンポーンという音と共に、ドタドタと
玄関に走ってくる音が聞こえた。彼女は扉を開けると、
飛び込むように私に抱き着いてきた。
「会いたかった……」
「私もだよ、梨華ちゃん」
「本当に?」
「うん、でも昨日あったばっかじゃん」
「だって〜」
「はいはい、わかったから、それより中に入らない?」
「うん、そうだね、入ろう」
そういいながら、石川は離れていった。
39 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時07分35秒
中に入ると私は早速、持ってきた道具の事を話した。
「梨華ちゃん、
これ梨華ちゃんに似合いそうだから持ってきたんだ。
あ、裸で着てね」
そう言って私が出したのは鎖のついた首輪と、手錠
それから足枷、アイマスク等、俗に言うSM道具一式だった。
40 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時09分39秒
石川は私の言っていることが理解できないらしい。
「え? やだよ……何言ってるの?」
私は石川の質問には答えなかった。
「あ、そう……ふーん、梨華ちゃんってそうなんだ……
 もういいや、私帰るね。バイバイ……」
私は立ち上がって帰ろうとする。
「あっ、待ってよ……私着る、着るから帰らないでよ〜
 ねえ、お願いだからぁ……帰らないで……」
41 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時13分57秒
こうすると、石川が言うことを聞くということを私は知っていた。
というか私が付き合ってからそう教育したのだ。
「本当に? 本当に着てくれるの? うれしいよ! 
 梨華ちゃん大好き!」
そう言って抱きしめてやる。
「うん! 着るよ! ていうか着たいもん、これ」
さっきまで泣きそうだったのが嘘のようだ。
石川はそれらを装着していった。
42 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時15分25秒
私は石川に好きだよ、愛してる、等はほとんど言わない。
抱きしめることもない。石川がいうことを
聞いたときだけ抱きしめたりする。
つまり、いうことを聞いたときに
ごほうびをあげる。犬みたいなものだ。
43 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時16分43秒
装着し終わったらしく、石川は顔を赤くし、
身体をもじもじさせながら
「着てみたけど……ちょっと恥ずかしいな……似合う?」
「恥ずかしがることないよ、梨華ちゃんかわいい」
「本当に? そうかなぁ……エヘヘ……」
そういうと石川は鏡の前に立ち、いろいろ
ポーズを取り始めた。
44 名前:ゆう 投稿日:2001年10月07日(日)15時18分58秒
私はそんな石川を抱きしめながら
「ねえ、梨華ちゃんさあ、私のペットにならない?」
「え? どういうこと?」
「いや、言ったとおりの意味。ペットになったら
 いつも一緒に居れるんだよ。それってすばらしくない?」
「う〜ん……そうだね。フフフ、私ペットになるよ」
石川はしばらく考え込んでいたが、そう言って微笑んだ。
これから可愛がってあげるよ。
ンフフフフフ……
45 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月11日(木)01時07分22秒
どんなふうに可愛がるか期待……。
46 名前:名無しくんつ 投稿日:2001年10月28日(日)17時11分38秒
全部読みましたー。いったい誰なんだー。チョー気になるー。作者さん頑張って。
期待してます
47 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月08日(木)22時00分20秒
頑張ってください
48 名前:あさみ 投稿日:2001年11月09日(金)14時26分44秒
続き待ち遠しい〜
私も作者さんのペットになりそう…
49 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月10日(土)21時02分15秒
待ってます
50 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時09分31秒
申し訳!(古
ってことで再開。
51 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時12分07秒
石川をペットにしてから一週間がたった。
未だにあの視線は続いていて、だんだん憎悪を含んできてるようだ。
私は何か悪いことをしただろうか。
しかし、視線のことは石川の家に近づくにつれて私の意識から消えていった。
ペットにしてから一週間で彼女には、『お手』『お座り』『待て』など、
ペットの基本動作を教えこんだ。今週はペットの『ご飯の食べ方』を教えようと思う。
52 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時12分47秒
石川の家に着くと、私は早速ペットの『ご飯の食べ方』を教えた。
「梨華ちゃん、今週は『ご飯の食べ方』を覚えようね〜」
「うん」
「うん? 梨華ちゃんはご主人様にうん、とか言ったりするんだ。ふ〜ん……」
「はい!」
「よ〜し良い子だ。んじゃあ始めるよ?
 やる事は簡単。床に置いたご飯を、
 四つん這いになって口だけで食べる。さあ、やってみて」
私はそう言うと、ご飯を乗せた器を床に置いた。
今日の夕食はキャットフードだ。
以前、何かのテレビ番組で、キャットフードは食べられると言っていた。
53 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時13分48秒
石川は食べようとしない。
「どうしたの? いやなの?」
私がそう聞くと彼女は、
「そんなこと無いよ」
と、私に笑顔を向けて答え、キャットフードを食べ始めた。
しかし、そう答えた彼女の笑顔に、私はなんとも言えない違和感を感じた。
54 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時14分46秒
その違和感には一ヶ月くらい前から気づいていた。
だからといって、その違和感を指摘すると、
全てが壊れてしまいそうな気がして、気づかない振りをしてきた。
だが、その違和感は彼女をペットにしたその日から
ますます大きくなっていった。
55 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時17分30秒
一応、石川とはニ、三ヶ月ではあるが、付き合っているし、
その中でいろいろな面を見てきた。
その笑顔の違和感の正体に気づかないはずが無い。
その笑顔は、私が悩みを聞いてあげたときに彼女が見せた、自嘲的な笑顔だった。
56 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時19分48秒
そしてなぜか、彼女の笑顔から発せられる憂いや絶望感はその時以上だった。
57 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時20分41秒
例えるなら、

これから自殺する者の最後の、

そして最高の笑顔だった。
58 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時21分30秒
しかし私は、彼女を手中に収めた喜びと興奮でその事を忘れ、
そのまま彼女と身体を重ね、シャワーを浴びて自宅に戻ろうとしたが、
彼女は再三、私に泊まっていけと言った。
私は、明日は早いからと言って彼女の提案を突っぱね、自宅に戻った。
59 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時22分52秒
石川梨華は翌日、自宅にて遺体となって発見された。
60 名前:ゆう 投稿日:2001年11月12日(月)17時25分55秒
60get!!
今日の更新終了……。
61 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月14日(水)00時24分39秒
更新されて嬉しい〜
……けど、内容が……
ああ、石川……
62 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年11月19日(月)19時31分20秒
す・すごいストーリーのはこびかたですね…
続きが気になってしょうがない〜
いったい梨華ちゃんに何が…
お早い更新期待してます
63 名前:名無し男 投稿日:2001年11月21日(水)16時26分06秒
(゜Д゜) コワー
64 名前:ゆう 投稿日:2001年11月21日(水)20時53分40秒
家に着いた私は、なぜ石川が私を引き止めたのか気になって
なかなか眠れなかった。
そもそも石川は私のペットになってから一度も私を引き止めたことが無かった。
それがなぜ? 
65 名前:ゆう 投稿日:2001年11月21日(水)21時00分03秒
私は答えの出そうに無いこの疑問について考えていた。
いや、考えさせられた。が正しいだろう。
眠れないから考える。考えるから眠れない。
だから今日は眠れそうに無い。私はそう思っていた。
66 名前:ゆう 投稿日:2001年11月21日(水)21時00分42秒
結局答えは出ないまま、睡魔は突然やって来た。
その時、空がすこし明るくなってきたことと、
意識が無くなる瞬間、
なにかものすごく悪いことが起きる予感がしたことを
私は今でも覚えている。
67 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月25日(日)11時03分23秒
エロかと思いきやなんだか重い内容ですね。
続きがどうなるか気になります。
頑張ってください。
68 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時29分45秒
翌日、私は昨日の悪い予感を拭うために、
なるべく早く仕事場に行った。
そして、予感は的中した。
来ないのだ。石川が。
69 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時30分34秒
私達は数時間待った。
マネージャーが別件で手一杯だったため、
異例ながら私が彼女の家に行くことになった。
私は急いだ。昨日の彼女の態度、昨日の悪い予感、
そして、仕事場に来ないという事実。
全てが悪い方へと矛先を向けていた。
70 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時32分07秒
石川の家の扉を開けると私は驚愕した。
彼女は確かにいた。
しかし、『いる』というより『ある』と
言ったほうがいいのかもしれない。
71 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時35分05秒
彼女は部屋の真中で倒れていた。

地の海にカッターと共に浮かびながら……。
72 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時35分49秒
私は冷たくなった、彼女だった物へと近づき、
抱きかかえた。
73 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時37分25秒
ふと気が付くと
彼女の眼に涙が流れていた。
生きている!
そう思ったが、その涙は私の涙が落ちていただけだった。
74 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時38分03秒
もう彼女は戻らない。永遠に……。
そこで私の記憶、意識は途切れた。
75 名前:ゆう 投稿日:2001年12月03日(月)01時43分40秒
更新終了。
かんけー無いけど今日、市井紗耶香を
友達と見に行った。
3mくらいの距離、こんなもんかー。ってかんじだったけど
見た瞬間心にかるーい衝撃があった。
見ないよりましかなー。
んじゃ!
76 名前:さるさる。 投稿日:2001年12月04日(火)00時26分38秒
続きまってますよー。
77 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月09日(日)02時17分04秒
面白いです
続きも期待しています
78 名前:ゆう 投稿日:2001年12月09日(日)22時20分58秒
目覚めた時、私は病院のベッドの上にいた。
聞くと、帰ってこない私を心配して
やって来たマネージャーに発見された。
その時の私は石川梨華だった『もの』を抱きかかえたまま
固まっていたらしい。
79 名前:ゆう 投稿日:2001年12月09日(日)22時21分39秒
警察が来て私と石川を引き離そうとした時、私は突然暴れだし、
奇声を上げながら警察官2〜3人を殴り倒したらしい。
捕まえられると、私は病院に送られた。
80 名前:ゆう 投稿日:2001年12月09日(日)22時22分21秒
病院で鎮静剤を打たれた私は2〜3日眠っていたが、
起きるとまた暴れ出した。しかし、突然気を失い、
一週間眠りっぱなしで今に至ったらしい。
81 名前:ゆう 投稿日:2001年12月09日(日)22時22分52秒
石川が死んでしまったわりには私はいたって普通だった。
精神的にも異常が無かった私は即退院した。
そして私は事務所から一週間のオフをもらった。
82 名前:ゆう 投稿日:2001年12月09日(日)22時25分18秒
中途半端に更新終了。
まだまだ終わらない気がする……。
いいんだろうか……。
83 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月09日(日)23時20分46秒
たんたんとした文がなんとも……
中途半端でもいいです。
続き期待
84 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月29日(土)01時10分12秒
続かないのかなぁ……
85 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年01月05日(土)12時41分47秒
書けよ〜
書いてくれよ〜
書いてください
86 名前:ゆう 投稿日:2002年01月09日(水)20時58分00秒
オフ中は、一回も外出しないで、
石川梨華の事を考えながら過ごしていた。
初めて出会った日のこと。付き合い始めた日の事。
一番最後に見た生きた表情。眼を閉じて冷たくなった身体。
未だに謎が残る憎悪を含んだ視線。
いろいろな事がずっと頭の中を駆け巡っていた。
87 名前:ゆう 投稿日:2002年01月09日(水)21時01分52秒
そしてオフ最終日……。

止まっていた時間が再び動き出した。
88 名前:ゆう 投稿日:2002年01月09日(水)21時04分36秒
ちょこっと更新。

あとちょっとで前半終わりそう……。
長かったー。
89 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月10日(木)16時45分50秒
誰なんだぁ〜
気になります
90 名前:名無し 投稿日:2002年01月16日(水)02時42分04秒
おお。更新されてた。
でもまだ主人公と謎の視線はわからず……
91 名前:ゆう 投稿日:2002年01月21日(月)00時04分53秒
オフ最終日の朝、私はメールの着信音で目がさめた。
メンバーからで、メールにはこう書かれていた。
今日12時石川梨華の家に来い、
話したいことがある、と。
92 名前:ゆう 投稿日:2002年01月21日(月)00時05分50秒
石川宅に着くと玄関が開いていた。
もう居るんだ。そんなことを思いながら扉を開けると、
予想通り彼女はそこに居た。
93 名前:ゆう 投稿日:2002年01月21日(月)00時06分56秒
「おはよう、……あ、そこ座って」
彼女はまるでそこが自分の部屋であるかのように
私に接した。
「あ、うん」
私はそのことに驚き、そんな言葉しか出なかった。
彼女はさらに何事も無かったかのように喋り出す。
「あ、なんか飲む?」
「いや、それよりも話って? 
……てゆうか何もこんなところで話さなくても……」
「こんな所だから話せる話も有るんじゃないの?」
彼女はそう言いながらいきなり銃を突き出した。
94 名前:ゆう 投稿日:2002年01月21日(月)00時13分51秒
更新終了。
少ない上に
むりやりです。
ごめんなさい。

このあと恐ろしく寒い展開が……
あぁ……やだねぇ、これだから受験生は……怖い怖い。
95 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年01月29日(火)20時37分32秒
おお! 更新されてる!
また謎の人物が。 なんか怖いっスね。
96 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時10分29秒
マジかよ……私が殺される理由なんて無いはず……
……ってゆうか……待てよ……
97 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時11分40秒
銃なんてアクション映画じゃないんだから
手に入るわけ無いジャン。
「それ偽物でしょ?」
「……………」
彼女は何も話さない。顔が無表情なだけに怖い。
98 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時12分18秒
実はホンモノだったりする?
99 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時13分04秒
………………………………。

時間が止まった。

………………………………。
100 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時14分01秒
「……アハハ、ばれた? あったり前ジャン。
ホンモノ手に入るわけないっしょ」
彼女は引き金を引いた。すると銃口から水が出てきた。
「びびった?」
「そりゃあ……ねぇ」
「アハハ、さっきの顔マジうけたんだけど、アハハ」
彼女は笑っている。
……あんた、もっと笑える冗談かんがえろよ。
「……それよりさぁ、話って?」
彼女はまた無表情になった。
「うーんと、単刀直入に言います。
……言いにくいな〜……でもな〜……よし、言います」
彼女は一度黙ったあと、
「死んでくれる? てゆーか、殺しちゃってもいい?」
101 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時18分05秒

また時間が止まった……。3分くらい……。
102 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時18分55秒
「……あれ〜? すべったぁ? おっかしいな〜、なんでだろう?
よくあるじゃん、お笑いの人が同じ事を繰り返すヤツ…… 自信あったのにな〜」
……ギャグかよ! しかも極寒だよ!…… 
心の中でつっこんだ私はふと上を見上げた。
すると彼女が目の前に立っていた。
刃渡り30cmほどのサバイバルナイフを持って……
103 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時19分27秒

「今からあなたを殺しま〜す! ……本気だよ?」
104 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時22分24秒
今までで最高の笑顔で彼女はそう言った。
105 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時23分10秒
それを見て、私は直感で『あぁ……こいつ本当にやる気だ』

そう思った。
106 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時23分41秒
後藤真希は私を本気で殺す気だ。と……。
107 名前:ゆう 投稿日:2002年01月30日(水)00時25分30秒
こーしん終了。。

んー書きづらかった。
文才ないな〜。
108 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月30日(水)04時17分07秒
後藤は石川の復讐を??
109 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年01月30日(水)07時09分35秒
なぜにごっちんが?
ナゾは深まるばかりです。
110 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年02月21日(木)15時35分15秒
ゆうさん、帰ってきてくれ〜(涙

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