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サッカー小説「ガナドール〜ピッチに集う娘。たち〜」

1 名前:ぷろごろし 投稿日:2001年10月01日(月)15時47分06秒
実は、自分はヤフーの娘。掲示板で小説を連載していたのです。
意外と長いこと続き、より多くの人に読んでもらいたくここに移そうと思いました。
しかし、
自分には自信がないですし、ここで小説を書いている人に比べれば
全然読みにくいかも分かりませんが、暇つぶしにでもなればいいかな?と思ってます。
できればレスを下さい。。。これからの参考としたいので・・・・
2 名前:はじまり 投稿日:2001年10月01日(月)15時54分45秒
春の日差しがポカポカと気持ちいい。
時折吹く心地よいそよ風が頬をなでていく。
そんな緑の芝の中で娘。たちが楽しげに談笑している。

矢口:「や〜、また始まるねぇ、新しいシーズン。」
中澤:「なんやねん?な〜んか嬉しそうやなぁ、矢口?」
保田:「何?なんかあんの?」
後藤:「ぐっつあん、なにぃ?」
飯田:「あぁ〜!分かったぁ!!」
安倍:「な、何?急にビックリしたぁ〜。」
飯田:「矢口はアレだよ、新メンバーが入るからだよ。」
一同:「アッ!!」
矢口:「そっお!でぇーす!!みんな忘れてたのぉ?メッチャ重要じゃん!!」
保田:「そんなに期待して大丈夫なの?」
後藤:「いいんじゃないッスか?昨シーズンの成績が成績だから…。」
中澤:「そーいや、さっきつんくさんがミーティングルームに集まれって…。もしかしてそのことかな?」
安倍:「なら、もう行こうよ!!なっち早くみたいよ。」



3 名前:新戦力 投稿日:2001年10月01日(月)15時56分36秒
一同はミーティングルームへ
そこにはすでに平家をはじめ“ハロプロFC”のメンバーが集まっていた。

平家「おおぉ、来た来た!」

中澤「なんやの、もう来てたんかいな。」
平家「なんでも今回の新メンはなかなかのモンらしいで。」
矢口「ほっほぉ〜、そら楽しみ!!」

しばらくしてつんくが部屋に入ってきた。
急に室内が−全員が期待を膨らまして−沈黙に包まれた。

つんく:「ゴホンッ」

咳払いをして話を始めたつんく…内容はみんなの期待通りであった。

つんく:「今シーズンからいっしょに戦う新メンバーが決定した。……入って来てエエでぇ。」
一同:(ワクワク)
ドア:(ガチャ)
新メンバー:「し・失礼し・しまぁーす・・・」
4 名前:よっすぃー 投稿日:2001年10月01日(月)16時00分33秒
後藤:(うわぁ…、ドキドキするぅ。そーいやアタシもこうやって入ってきたっけ…)
つんく:「じゃあ、そっちから自己紹介していって。」

新メン:「はじめまして!!吉澤ひとみです!」
飯田:(背ぇ高いなぁ…)
吉澤:「えっと、ポジションはボランチやDFです。ヨロシクお願いします!」
矢口:「ちょ、ちょっと待って!エッ!?吉澤ひとみって…もしかして…?」
吉澤:「あっ、矢口さん。お久しぶりです。」
中澤:「なんやの?知り合いかいな、矢口。」
矢口:「そう!すっごいうまいよこの子は!!アタシは神奈川選抜、吉澤は埼玉選抜で試合したの!そん時、一番年下なのにレギュラーでさぁ…、神奈川選抜は苦労したワケよ。」
安倍:「ヒョー!!」
矢口「その後、どこ行ってたの?全然、名前聞かなかったケド。」
吉澤:「イタリアに、ちょっとばかし…。」
一同:「!!!!!」
中澤:「おう、よろしくな。プロは甘くないで、吉澤。」
吉澤:「ハイッ!!」

5 名前:小さな巨人1 投稿日:2001年10月01日(月)16時02分27秒
つんく:「じゃあ、次。」

横にいる吉澤が大きすぎるのか、それともこの2人が小さすぎるのか…。いや、この2人が小さいんだろう、保田は思った。

新メン:「今度ハロプロFCに加入した加護亜依です。」

横にいるもう1人の小さな少女はキョロキョロしながら喋りだした。

新メン:「亜依ちゃんと同じで…えと、このチームに入ることになった辻希美れす。」

平家:「マ・マジでぇ!?こんなちっちゃな子がぁ〜???」
加護:(ムッ)「加護たちはぁ、けっこううまいんや…イヤ、うまいですよ!」
安倍:「関西人?」
中澤:「みっちゃん!加護をなめたらアカンで。この子はなんと関西選抜なんやで!!」
一同:「ウッソォ〜ン!!」
飯田:「県選抜じゃなくて…関西?」
中澤:「この子は奈良出身でな。地元じゃけっこう有名な選手なんやで。」
平家:「ほ・ほぉ〜…。」
加護:「あ、あとポジションはFWです。」(なめんなや、コラァ!)
6 名前:小さな巨人2 投稿日:2001年10月01日(月)16時03分47秒
柴田:(チラッ)「こっちの子は…?」
辻:「ええと、ええと。」
後藤:「アタシ知ってるよ!東京の子でしょ?」
辻:「はい。辻はぁ、後藤さんを目標にしてるんれすぅ。」
後藤:「アハハ、そりゃどうも。関東選抜だっけ?そこまでいった?」
一同:(ゴクリ)
辻:「あっ、いきましたよぉ!そこでぇ…。」
加護:「加護とののは試合して仲良くなったんだよねぇー!」
辻:「ねぇー!!」
矢口:(なんじゃ、コイツら…。すっごく面倒みるの大変そう。)
安倍:「そ・それで辻ちゃんのポジションはどこかなー?」
辻:「ふぉ・ふぉふぁーど?ああ、フォ・ワードのいっこ後ろです。」
後藤:「おわっ!トップ下かぁ…、アタシとかぶるじゃん!!」
辻:「そうれすよぉ〜、みなさんヨロシクお願いしますぅ。」
中澤:「ハイハイ、よろしくな、辻加護!」
7 名前:磨けば光る! 投稿日:2001年10月01日(月)16時05分31秒
りんね:「はぁ〜…、な〜んかすっごいのばっかじゃないッスか。」
安倍:「確かに…海外留学だの、選抜だの。」
矢口:(フロントはムリしたな…こりゃ。)

つんく:「んじゃ、最後!」

つんくが最後に指名した少女はとても乙女チックな風貌だった。

新メン:「あ・あの、はじめまして。石川…石川梨華です。」
平家:(な、なんちゅー声や!メッチャかわいいやん!!)
中澤:(アニメ声…。)
石川:「あ、ワタシはポジションはMFです。特にサイド…ウイングです。」
つんく:「あ〜、石川は別にどっかの選抜とかじゃないで。だけど、才能はあるで!オレの目にくるいはない!!」(ハズや…。)
保田:「そんなの関係ないですよ!ここはプロなんだから、今までとは全く違う環境でから、こっからどれだけがんばるか!が問題なんだよ。」
石川:「ハイッ!!ワタシ、がんばります!!!」(ニッコォ〜)
保田:(なんつー、かわいい笑顔なの!?少女マンガのヒロイン…!?!)
中澤:「よっしゃ!これで全員やな、これから辛い練習とかいろいろあると思うけどみんなでがんばろう!!!!」

??:「ちょぉ〜っと、待ったぁ〜!!!!」
8 名前:ただいまっ 投稿日:2001年10月01日(月)16時06分49秒
つんく:「おおっ、来たか。」
??:「いやー、寝坊ッス。スミマセン。」
後藤:「あっ、あっ…。」
??:「おぉ〜、後藤!元気かぁ?」
後藤:「いちーちゃん!!!もうケガはいいの!?グスン。」
市井:「ハッハーン!そんなモン、アタシにとっちゃ屁よ、屁!!」
一同:「さやか!!」
市井:「いやぁー、心配かけましたねぇ。ごめんなさい。」
中澤:「ホンマそうやで!これから去年の分まで働いてもらうかんな!!」
市井:「OKッス!リーダー!!」

辻:「いちーさんかぁ…、いままでどうしてたか、亜依ちゃん知ってる?」
加護:「ん〜、確か、あれや、去年のどっかとの試合で膝がイッちゃったらしいで。」
辻:「ほぉ〜。」

そう、実力的には優勝候補と言われていたハロプロFCだったがシーズン始まってすぐ市井の負傷によりチームバランスを崩し、散々な結果でシーズンを終えたのだった。

吉澤:(市井紗耶香さん…。とうとう会えた。いつか必ず越えてやるゼ!!)
9 名前:始動 投稿日:2001年10月01日(月)16時08分13秒
中澤:「それにしても今回は大物が多いな、つってもなっち・後藤・さやかは日本代表やし、この前はアタシや矢口は候補に選ばれてるし、ほかのメンバーだって各地域選抜経験あるし…とにかく誰でも主役になれるくらいレベルは高くなってるから、みんな気ぃ抜くなや!!」
一同:「おおぉう!!」
中澤:「それではさっそく練習しますか♪」
矢口:「いきなり〜!?」

加護:(なにげに自慢されたような…まぁ、エエわ。絶対、主役になっちゃる!!)
石川:(初練習かぁ…、ドキドキするなぁ。)

そして初日の練習が始まった。
基本的な練習をこなし、さらに軽くポジショニングの確認などが終わり休憩に入った。
10 名前:始動2 投稿日:2001年10月01日(月)16時09分39秒
後藤:「いちーちゃん、ちょっとなまってるね。」
市井:(ギクッ)「無理言うな!けっこうがんばってんだぞ!!」
後藤:「ハハ、ごめんごめん。」
吉澤:「あの〜、市井さん?」
市井・後藤:「んっ?」
吉澤:「いろいろ教えて欲しいことがあるんですけど、いいッスか?」
市井:「ん?ああ、いいよ。なになに?」
後藤:(ぶぅ〜)
吉澤:「…こうドリブルされると、どう対処すれば?」
市井:「ああ、こういう場合は、後ろと声かけあってだね…。」
吉澤:(チラリ…後藤さんとは多分うまくいかないんじゃないかな?)
後藤:(イライラ)

保田:「石川!」
石川:(ビクッ!)「は、はいっ!!何ですか?」
保田:「ねぇ、もしかして新メンの中で自分だけ、なんつーの?選抜?とかになってないってことを気にしてない?」
石川:「えっと、まあ、アタシ下手ですからぁ、しょーがないです。でも、気にはしてません!!ポジティブですよ、ポジティブ!!!」
保田:「ああ、そう。ならいいんだけど。ホントがんばれば、がんばった分だけ見返りがくるからさ。がんばりなよ。」
石川:「保田さん…(感動です、アタシがんばりまっす!!)。」
11 名前:始動3 投稿日:2001年10月01日(月)16時10分23秒
加護:「それにしても、さすがやなぁ、プロは。こんな効率のいい練習はないで、ホンマ。そら、クラブ創設、何年や?2、3年で優勝候補になるわ、なあ、のの?」
辻:「スースー。」
加護:「って、寝るなぁー!!」
辻:(ビクッ)「寝てたぁ?」
加護:「深い眠りにつきかけてたで。」
辻:「だってぇ、疲れるんだもん。」
加護:「確かに、ハードやな。これがプロなんやなぁ。」
辻:「…アタシ、絶対がんばる!」
加護:「おお、そうやな、がんばらなしゃーないな!」

つんく:「っしゃー!休憩終了!!こっちに集まれぇー!!」
12 名前:始動4 投稿日:2001年10月01日(月)16時11分56秒
つんく:「よーし!最後に今日はパァーッと紅白戦や!!エエかぁ!?!」
保田:「おっ、いいッスね。」
安倍:「やるべさ♪」
中澤:「で、つんくさん、チームは?」
つんく:「ああ、発表するで…。」

〈赤〉      9ミカ    11加護
        
            10後藤
      8アヤカ         7石川
          6りんね 4平家

        3村田      5保田
            2稲葉

            1飯田

〈白〉      11あさみ  9安倍
       
             7辻
     6矢口            2レフア
          10市井 8吉澤

        3信田      4小湊
             5中澤 
         
             1ダニエル
13 名前:始動5 投稿日:2001年10月01日(月)16時14分26秒
つんく:「…で、いこうか。」

辻:「よっすぃー!がんばろぉーぜい!!」
吉澤:「ん?おお、いっしょのチームか。よぉっし、勝つぜぇ!!」
辻:「おおぉ〜!!…、あ、安倍さんと矢口さん。いっぱいパス出しますよぉ。」
安倍:「おっ?気合い入ってるね。じゃあ、なっちもちゃんと点取らなきゃ!」
矢口:「辻ぃ〜、平家さんのプレスはきついぞぉ〜…ヒヒヒ。」
辻:「がんばりますぅ!!」
吉澤:(少しでも市井さんから技術、盗まなきゃ!!)

石川:「あ〜、ドキドキするぅ!!」
加護:「なんやねん、梨華ちゃん緊張してんのかいな?」
石川:「う、うん。だけど精一杯がんばる、アタシ!!」(ポジティブよ、ポジティブ…ブツブツ)
加護:(自分の世界に行ってもーた…。ほっとこうか、あっ!)「後藤さぁーん!!」
後藤:「あ?加護いっしょのチームか?」
加護:「そーでーす!ヨロシクです。」(パス出せよ。)
後藤:「加護はトップだよね?どんどんパス出すからスペースに走って。」
加護:「ほいっ!!」(日本代表の実力、見せてもらうで!!)

つんく:「よし、じゃあ始めようか。キックオフは白や。」

14 名前:始動6 投稿日:2001年10月01日(月)16時16分21秒
つんく:「おし、キックオフ!」

あさみ:「ハイ、安倍さん。」チョン
安倍:「よっ…。」

白 辻にボールを下げた。
赤 ミカ、加護はすぐにプレスをかける。

加護:「のの、もらったでぇ!!」
辻:「あまい、あまい!」
市井:「一回戻して!」
辻:「ふいっ。」パシッ
加護:「おっ?逃げんのか、のの?」
辻:「今はねぇ。でも、アタシ、絶対負けないよ!!」
加護:「フフフ、どうかな?」

白 市井→中澤→矢口とつなぐ。
赤 次々にプレスをかける。

平家:「石川!矢口にプレス!!」
保田:「縦切って!!」
石川:「は・はいぃ〜…!」タッタッタ
矢口:(来なさいっ…!!)

白 矢口、プレスに来た石川を抜きにかかる。
赤 石川、矢口の出方をうかがっている。

市井:「吉澤!いちお、フォロー行って!!」
吉澤:「はいっ!」ダダダッ
矢口:「よっすぃー!」(チラッ)
石川:(パス?ホッ…。)
矢口:(ニヤリ。)シュッ、ダッ

15 名前:始動7 投稿日:2001年10月01日(月)16時17分18秒
白 矢口、ワンフェイントで石川をかわす。
赤 矢口ケアのためにマークの受け渡し。

加護:(あ〜あ、簡単にぬかれよったわ…。)
安倍:「矢口、ナ〜イスッ!!」
保田:「アタシが行くから、りんねちゃんアタシんとこカバー、よろしく!!」ダァー
りんね:「オッケー!」
矢口:(まだセンタリングは早いか?)
辻:「矢口さぁ〜ん、こぉっちにパスくださ〜い!」タッタッタ
矢口:(チラッ)「お、おお!頼む!!」

白 矢口、パスを受けに来たセンターにいる辻にパスを出す。
赤 その辻に平家がチェック。

平家:(ぜぇーったい、取っちゃる!いうねん!!)ダァーッ
辻:「うわっ!!」
平家:「もろた…!!」ガッ

16 名前:始動7 投稿日:2001年10月01日(月)16時18分27秒
白 辻、ボールを取られないように体の向きを変え、ボールと平家の間に体を入れようとする。
赤 辻の動きの前に平家が一瞬早くボールにふれた。が、勢い余ってボールをタッチラインに蹴り出してしまった。

平家:「のぉぉぉぉぉう!!もったいないわぁ!!」
後藤:「ドンマイです、平家さん。いったんながれ切らなきゃいけなかったし。」
保田:「そうそう、落ち着いていこう!」
平家:「ほいほいっ。」

辻:「くっそぉ〜!うんこぉ〜!!」
市井:(いやいや、うんこって!?)
矢口:「だから言ったでしょーが!平家さんのプレスはきついって!!」
辻:「くぅ〜…。」
市井:「まっ、まだまだ始まったばっかりだから。」
吉澤:「そうそう、これから修正していけばいいよ。」
辻:「はいっ。」(プレスが早いから、…ん〜?)
17 名前:始動9 投稿日:2001年10月01日(月)16時20分06秒
つんく:「前半残り…(15分ハーフやから、ん〜と)…あと7分やでぇ!!」

中澤:(ああ、アカン。全然攻めれなくなってもうたわ…。何でや?辻が機能しとらんからか…。初めてやし、しゃーないか。)
平家:(フッフッ。こぉーのガキんちょが!アタシの相手じゃないで辻ちゃんよぉ。)
辻:(プレスが早いんだからぁ…ん〜?どうすればいいんだぁ?)
矢口:(辻ぃ〜!!大丈夫かよっ!?)
加護:(のの、苦労してんな。)
後藤:(コイツは絶対、何かしてくる…。)
辻:(ぼぉ〜〜)
後藤:(…と、とにかく、注意だね…。)

白 吉澤、安倍へロングパス。
赤 このロングパスを村田がカット。

市井:「辻ぃー!!セカンドボール拾って!!!」
辻:「あっ…。」
石川:「もらった!」タッ
後藤:「こっち!!(何て呼べばいいの?年上だから、やっぱ‘さん’付けかな?)

白 マークの確認。市井が後藤にプレスをかける。
赤 後藤へパスが回る。

市井:「前は向かせないよ、後藤。」
後藤:「向かないモーン!!」
市井:「!?!」
18 名前:始動10 投稿日:2001年10月01日(月)16時22分01秒
赤 後藤、ダイレクトでアヤカに。そしてワンツーでまた後藤に。前を向く後藤。
白 中澤から指示が飛ぶ。

中澤:「よっすぃ!!チェックや、遅らせて!!」
吉澤:「はいっ!(後藤さんとマッチアップ…。取っちゃうよぉ。)ダダダッ
後藤:「……!(来なさい。魅せてア・ゲ・ル。)

赤 後藤、左サイドへフェイントをかけながら進む。
白 吉澤、後藤に食らいついていく。

吉澤:(?何だ、そうでもないや…、イヤ!この人は代表だ、油断しちゃだめだ!!)
後藤:(フフン。やるじゃないの…、でも、これは、どうかな?)」
後藤:「………。」
吉澤:(な、なに?この間は…。」
後藤:(…もらった!)

赤 後藤、吉澤の股の間を抜き一気に振り払う。
白 吉澤、反応できず。

市井:(さすがっ…、ああいう間の取り方ウマイわ。)」
吉澤:「しまっ…!」
後藤:(駆け引きが大切よん。)
19 名前:始動11 投稿日:2001年10月01日(月)16時23分00秒
赤 後藤、前方にドリブル。
白 DFラインを調節。

中澤:「3対3や!飛び込まずに時間を稼ぎぃ!!」
後藤:(チラッチラッ)
加護:(裏か…。)
後藤:「…!!」バシュュュ!!!

赤 後藤、ショート。
白 虚を突かれた、が。

ダニエル:「ダイジョウブです!」
中澤:「ほっ、ナイスキーパー。」

加護:「………。」(パスやろ!?そりゃ!!)
後藤:「…加護ぉ…。」
加護:「ハ、ハイッ?」(なんや、なんや?メッチャ怒ってはる!?!)
後藤:「あのさ、さっきのは裏でしょ!?」
加護:「ハア。」(イヤ、だから走ろうとしてたやん!!)
後藤:「ミカちゃんの動き見てなかったの?ミカちゃんが引いてきたんだよっ!!」
ミカ:「あ、あの。後藤さんそこまで怒らなくても。」
後藤:「いーや!得点チャンスだったのに…。いい!?ミカちゃん引いたときDF、一瞬加護から目が離れたんだから、準備しときなよ!」
加護:「…グスッ。」(うう…、泣いてまう。)
後藤:「……まっ、次ね。そこんとこ気を付けてね。」
加護:「エッ…エッ…ひゃい…ヒック…。」(負けんな、亜依!!関西選抜の意地みせちゃれ!!)

つんく:「おーっし!ハーフタイムや、10分休憩。」

20 名前:始動12 投稿日:2001年10月01日(月)16時25分17秒
加護:「………………。」
辻:「………………。」
加護:(それにしても…。)
辻:(んん〜…??)
加護:(もっと、周り見にゃアカンな…。後藤さんが怒るのもムリないわ…。)
辻:(んん〜ん??)
加護:(ハァ〜、でも…、タイミングが分からんしなぁ、それに、ミカさんと連携が…。)
辻:(うう〜…。)
加護:(ちょっと、ミカさんとこ行って話してみよか…、そ・それにしても、何をそんなに悩んでんの?ののは…。)
辻:(う〜…!!)ピッコーン!!!
加護:(な・なんや!?なんかひらめきおったで、この子。)「のの、うちちょっと行って来るわ。」
辻:「…あっ、うん。行ってらっしゃ〜い。」(分かっちゃった!)

保田:「石川、どう?ついてこれてる?」
石川:「ハ、ハイ。なんとか…。」
矢口:「しかし、梨華ちゃん、アタシのサイドとは運がわっる〜い!」
石川:「…どうしたらいいですかね?」
安倍:「梨華ちゃんは足速いの?」
石川:「まぁ、速い方だと思いますけど…。」
保田:「矢口とどっちが速いかな?」
矢口:「それは、後半分かることじゃない?負けないよ、矢口は!!」

21 名前:始動13 投稿日:2001年10月01日(月)16時26分08秒
加護:「あのぉ、ミカさぁ〜ん。」
ミカ:「はい?ああ、加護さん、どうしたんデス?」
加護:「前半の最後のプレーのことなんですけど…。」
ミカ:「OH!あれデスか、あれなら気にしないで…。」
加護:「イヤ、あの…、約束事でも決めようと…。」
ミカ:「約束事デスか?」
加護:「つまり、どっちかが裏に出て、どっちかは引いてパスを受けに行く、とか…。ホントは臨機応変にできればいいと思うんですけど、なれるまで時間がないんで…。」
ミカ:「OH!OK!加護さぁーん!!加護さんは足速いデスか?」
加護:「え、ああ、一応…。」
ミカ:「じゃあ、決まりデスね。加護さんが裏に出る役で、ワタシはパス受けに行きマス。」
加護:「あっ、じゃ、そゆことで。」
ミカ:「OK!?後半がんばりまショウ!!」
加護:「はいっ。」(エライ、テンション高いでこの人…やっぱ外人やな。)

つんく:「後半始めるでぇーっ!!出てきぃー!!!」
22 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月02日(火)03時42分34秒
スポーツ小説をセリフだけで書くのはどうかと思います。
正直情景が全く浮かんでこない。
23 名前:kika 投稿日:2001年10月02日(火)11時46分05秒
移ったんですね!ここの方がレス書き易いんですよね、実は。
自分の事(市井押しの者です)を覚えているとは思いませんが、
学校も忙しいと思いますが、頑張ってください。
24 名前:ぷろごろし 投稿日:2001年10月02日(火)14時42分20秒
<<22
>セリフだけで書くのはどうかと思います。
正直情景が全く浮かんでこない。

ですか・・・
確かに、このことは自分も初めは考えたのです。
とは、言っても、もうかなりこういう書き方で書いちゃったので・・・。
情景が浮かんでこないかぁ〜・・・やっぱなぁ・・・
25 名前:ぷろごろし 投稿日:2001年10月02日(火)14時47分47秒
<<23
多分、あなたのこと分かります(笑)。

移したっていうか、何でしょう・・コピペしてるだけですけど・・・
それにしても初めの方はつまらんです(笑)。
まぁ、完全版みたいな感じでどっかに残したかったんで
本編はまだ終わってないですけど地道に移そうと思いまして・・・

本編も今日更新したので読んで下さい。
26 名前:始動14 投稿日:2001年10月02日(火)14時49分51秒
ミカ:「それじゃ、加護さん。予定どおり。」
加護:「はい。どうもです。」

つんく:「はぁーいっ!キックオフ!!」

赤 ミカ、後藤へボールを戻す。
白 あさみ、安倍がプレッシャーに行く。いっせいにラインを上げる。

−後半2分−

平家:「アヤカ!中!中!」
アヤカ:「平家さん!!」パシッ
後藤:(チラッ)「平家さん、縦!縦に出して!!」
平家:「おう、頼んだ後藤!」パシッ
ミカ:(今デス!加護さん。ワタシは引きます!)
加護:(!!おっ、今か。)
後藤:(……!!)
加護・ミカ「後藤さん!!」

赤 加護・ミカ狙い通り加護は裏のスペースへ。
白 ミカの動きにつられ加護をフリーにしてしまった。

後藤:「ナイス!加護ぉ〜!!」ピシッ
中澤:「くっ…!」ダダダッ
加護:「ナァ〜イスパス!」(よっしゃ〜もろたで!!!)タァーーッ
ダニエル:「止めるデス!!」ダッダッダッ
27 名前:始動15 投稿日:2001年10月02日(火)14時50分37秒
赤 加護、ワントラップ。
白 ダニエルが猛スピードで飛び出す。

後藤:「あぁっ!?!」
加護:「ええっ!?!」
ダニエル:「危なかったデス…ふぅ〜。」
中澤:「加護のトラップが大きくて助かったわ。」
加護:(なんでや?完璧なトラップのハズ…。)

ボーゼンとする加護に近寄ってくる一つの影

加護:「あっ、後藤さん、スミマセン。」
後藤:「………。」
加護:(アカン!また怒られる!!)
後藤:「良かったよ、動きだし。シュートまで行ってほしかったけど…。」
加護:「あっ、ありがとございます!」(こっわぁ〜、ホンマ殴られるんちゃうか思たで、これホンマ…!)

辻:(フフン、あまいですよ、あいちゃん。ここはプロです、トラップはさいこーに集中しなきゃいけないのですよ。」
28 名前:始動16 投稿日:2001年10月02日(火)14時51分35秒
辻:(キョロ、キョロ、キョロ、キョロ)

矢口:「ヤーダ、あの子なに?キョロっちゃって…。」
中澤:「…ホンマや…。どうしたんや?」
吉澤:(何がそんなに気になるの?)
市井:「………………。」

辻:(キョロ、キョロ、キョロ、キョロ、も一つキョロ)

−後半6分−
中澤:「辻ぃ、行くでぇー!!」バシッ
辻:「ヘーイ!」(キョロ)
平家:(つぶすでぇー!)

白 中澤から辻へゴロパス。
赤 平家、辻に体を寄せる。

平家:(これで、前は向けん!!)
辻:「市井さん!」
市井:「んっ!?おおっ、来な!」
平家:「オッ!?」
辻:(んと、それでここで。)「市井さん、りたーんぱすください!」
市井:「おっし!頼むぞ!!」
平家:(コイツァー、いけねぇー!!)「りんねちゃん、辻おさえて!!」
りんね:「おいッス!!」
辻:(キョロ…!!)「安倍さぁーーんっ!!」
29 名前:始動17 投稿日:2001年10月02日(火)14時54分19秒
白 辻、市井とのワンツーで前を向き、リターンを安倍にダイレクトでスルーパス。
赤 完全に辻に翻弄される。

安倍:(やるじゃん!)「もらったぁーっ!」
飯田:「来なさい、なっち!カオリの華麗なセーブを…。」
安倍:「!!!」バシィッ
飯田:「……!!」ガサァッ

つんく:「ピィーーーッ!ゴールや、白先制!!」

安倍:「ヤッホォーー!!」
矢口:「なっち、ナイッシューッ!!」
市井:「辻もよくやったよ、ホント。」
辻:「どうもですぅ。」
矢口:「アンタ、まさかキョロってたのって、これを狙ってたわけ?」
辻:「あのぉ、前半に、辻、へーけさんにボール取られたじゃないですかぁ。それからずぅーっと考えてたんですぅ。辻はキープできないですから、ダイレクトで早めにボール離さないとって。」
市井:「なるほど。」
辻:「ふいっ!!」
安倍:「そう、辻がね、リターン受けたときに目があって、“なっちに来る”って分かったの。」
矢口:「それが見事に成功したってか…。やるな辻。」
辻:「いやぁー、それほどでもぉ。」

加護:(メッチャ考えてたのってこれかいっ!くそぉ、負けれんわぁ!!)
30 名前:始動18 投稿日:2001年10月02日(火)14時55分57秒
−後半10分−

平家:(くそぉ〜!辻がほとんどダイレクトやツータッチでボール離すからプレスかけにくいったらありゃせんわ!!)
加護:(あぁ〜!せっかくのチャンスふいにしすぎや…。そういや、何か体重いな…、コンディション悪いんかな?)

辻:「レフアさぁーん!ここです!!」
レフア:「OK!」パッ
りんね:(まただよぉ!!)
辻:(キョロ)「矢口さぁーん、いきますよぉ!」パシッ
矢口:「来なさいっ!」
稲葉:「梨華ちゃん!追いかけてっ!!」
石川:「へっ?は、はい!!」ダッ

白 辻から左サイドの矢口にスルーパス。
赤 石川が追いかける。

矢口:「フンッ…!」ダーッ
市井:「さっすが、速っ!!」
石川:「ううぅ〜っ…!」グゥイ〜ン
矢口:「!!!!」
後藤:「まさか…!?!」
保田:「エッ!?」

31 名前:始動19 投稿日:2001年10月02日(火)14時56分47秒
赤 石川、ついに矢口に追いつきボールをクリア。
白 ………。

石川:「ふぅー、ふぅー、つ・疲れたぁ〜…、ホント矢口さんは速い…ですね。でも、本気じゃないですよね?」
矢口:「あっ、ああ、まあな。」(メッチャ本気だっつーの!コイツ、嫌味か、おいっ!?)
市井:「なんつー速さなの…。」
保田:「おいっ!石川ぁ、やるじゃないの、アンタ!!」
石川:「いやー、そうでもないですよぉー。矢口さん、本気じゃないみたいだし…。」
矢口:(ヤ、ヤロー…。)

もちろん石川に悪気はない。
この後も白は辻を中心に攻めたが追加点は取れなかった。
赤は後藤のミドルが決まり同点としたが、加護の調子がイマイチのため、逆転はできず、初日の練習は終わった。

−それから、何日か日にちが経ったある日−
つんく:「よーし、お待ちかねのユニフォーム配るで!」

32 名前:ユニフォーム 投稿日:2001年10月02日(火)14時57分47秒
1 GK 飯田 
2 DF 稲葉
3 DF 信田
4 MF(DF) 平家
5 DF 保田
6 DF 中澤(cap)
7 FW ソニン
8 MF 後藤
9 FW 安倍
10 MF 市井
11 MF 矢口
12 MF りんね
13 FW ミカ
14 MF 石川
15 FW あさみ
16 GK ダニエル
17 MF 吉澤
18 DF 柴田
19 MF アヤカ
20 MF(FW) 辻
21 FW 加護
22 DF 村田
23 MF レフア
24 DF 小湊
25 MF 北上
26 DF 斎藤
27 DF 大木
28 FW 末永
29 MF 大谷

つんく:「…以上!!」
33 名前:ユニフォーム 投稿日:2001年10月02日(火)14時58分48秒
安倍:「おおぉ〜!良かったァ、9番!!」
矢口:「矢口は、やっぱ11番!でも、もう、これは分かりきったことでしょ♪」
保田:「アタシも普通に5番…、新メンはどうよ?」
加護:「あっ、加護は21です。」
辻:「辻はぁ、20ですぅ〜。あいぼん、21似合うね、かっけー。」
加護:「そうかいな?ののの20もかっけーやん!」
辻:「そうかい?よっすぃーとりかちゃんは?」
吉澤:「17。」
石川:「アタシは14もらっちゃいましたぁ…。いいんでしょうか?」
平家:「なにがや?」
石川:「だって、14っていえば、やっぱり…。」
中澤:「クライフってか?」
矢口:「そんなの気にしすぎだぞぉ〜!」
安倍:「まっ、けっこう妥当な結果だべ♪」

34 名前:ユニフォーム 投稿日:2001年10月02日(火)15時00分05秒
加護:「それにしても……。」ボソボソ
辻:「ほぉ〜んと、たくさん人がいるね。」ボソボソ
加護:「ちゅーことはやで、やっぱ出られへん人が多いっちゅーことや。」ボソボソ
辻:「……ひどいこと…言ってイイ……?」ボソボソ
加護:「なんやねん?言うて、言うて。」ボソボソ
辻:「あのね…、アタシ達より番号が大きい人…、出れるのかな?って。」ボソボソ
加護:「いっやー!言うね、のの!!アタシはあえて言わんかったんやで!」ボソボソ
辻:「えーーーっ。」ボソボソ
加護:「まあまあ、エエやん。でも、ホンマこれ、言ったらアカンやろ、なあ?」ボソボソ
辻:「うん、ククク。」ボソボソ

35 名前:ユニフォーム 投稿日:2001年10月02日(火)15時01分05秒
石川:「でも、試合に出れない人、たくさんいるんですよねー。」

辻・加護:(………………!!!)
一同:「カポーーン!」

安倍:「……。」
中澤:「せ・せやけど、がんばれば試合なんていくらでも出れるで、なっ?圭坊!?」
保田:(なんでアタシに振るの!?)「そ・そうだよ、石川!」
石川:「そぉですよねぇ!よーし、がんばろうっと!!」

辻:「…ちょっと。」ボソボソ
加護:「いやぁ、ビビったで、ホンマ!」ボソボソ
辻:「ドキドキしたぁ〜!」ボソボソ
加護:「ホンマ、りかちゃんは流れ読めんなぁ〜…。でも、おもろかったけどな。」ボソボソ
辻:「うんうん。」ボソボソ

後藤:「なぁ〜に、ボソボソ話ししてるの!?辻・加護!!」
辻:(ビクッ)「な・なんでもないですよぉ。ねっ、あいちゃん!?」
加護:(ウチに振るな、言うねん!)「そ・そうですよ、なんでもないですよぉ。ハハハ。」
後藤:「まっ、いいけど。いちーちゃんどこいったぁ!?」
矢口:「さやかなら、どっか用事があるって先に帰ったよ。」
後藤:「用事?何だろ???」



そして、1週間後とうとう開幕戦を迎えることになる……。

36 名前:シーズン開幕 投稿日:2001年10月02日(火)15時02分28秒
ガチャ
中澤:「あっ、つんくさん・・・。」
つんく:「早速、スタメン発表するで−

             7ソニン    9安倍

 8後藤
      11矢口 9アヤカ

            12りんね    10市井

          4平家     6中澤    5保田

 1飯田

−以上!」
37 名前:シーズン開幕 投稿日:2001年10月02日(火)15時03分12秒
加護:「ぶぅ〜、やっぱいきなりスタメンっちゅーのはムリか・・・。出たいわぁ〜。」
辻:「・・・出たいれす・・・。」
矢口:「ぬぁに〜?まだまだアンタたちにゃ早い早い!」
飯田:「こらこら、矢口。そんなこと言うな。」
後藤:「まっ、アタシらが大差つけてたら出られるんじゃない?ハハハ。」
保田:「後藤〜、油断しないでよ〜!」
後藤:「だぁ〜いじょ〜ぶだぁ。余裕、余裕。3点は取れる!」
安倍:「そうそう、今日は点取るよ!」
吉澤:「相手は強くないんすか?」
石川:「それ、気になります。」
矢口:「どうでしょう?」
後藤:「どっちにしても相手じゃないっしょ〜?」
保田:(すっごい油断してる・・・。)
安倍:「ん?何、圭ちゃん?」
保田:「・・・や、いやいや、とにかく甘く見ないでね!」
石川:「そうですよ〜、油断大敵っていいますからね。」
後藤:「ホーイ!」
矢口:「そういや、さやかや裕ちゃんは?」
加護:「ああ、さっき部屋出ていきはりましたけど・・・。」
安倍:「なぁ〜んかさ、最近さやか変だよね?練習終わったら、すぐ帰っちゃうし。」
矢口:「確かに・・・怪しい。」
後藤:「う〜ん、なにも言ってなかったけど・・・。」

38 名前:シーズン開幕 投稿日:2001年10月02日(火)15時03分58秒
ガチャ
中澤:「そろそろやで!準備エエか?」
一同:「おう!」

つんく:「スタメン集合。エエか、よう聞きや。相手はとにかく守ってくるから落ち着いてボール回そうで!」
スタメン:「はい!」
つんく:「それから、中盤は積極的にシュート打つこと。FWはポストになってボール散らすこと!」
スタメン:「OKっす!!」
つんく:「最後に、カウンターには注意すること!特に10番と5番は要注意や!!」
スタメン:「おすっ!」
つんく:「おっしゃ、行ってき!!!」
スタメン:「おおう!!!!」

つんく:「流れによっては十分出番あるからな。ゲームよく見とくんやで!」
サブ:「はい!」

加護:(フッフッフ・・・アタシが主役になるで!)
吉澤:(・・・引いて守る相手に、裏に飛び出すのが得意なあいぼんはない!ここは、冷静にボールをさばけるアタシが・・!!)
石川:(やっぱムリかな・・・、ハッ!?またネガティブになってた。)
辻:(辻でしょう。)
39 名前:Look Down On 投稿日:2001年10月02日(火)15時05分16秒
さあ、選手が入場してまいりました!場内大歓声です。

矢口:「ゆ、裕ちゃん。」
中澤:「なんやねん、矢口?」
矢口:「何だかんだいっても、緊張する・・・。」
安倍:「実は・・・なっちも・・・。」
中澤:「何言うてんの!?・・・って、実はアタシも・・・。」
平家:「裕ちゃん、足震えてんじゃん!!」
中澤:「言うな!」

コイントスが行われました・・・、どうもハロプロFCのキックオフのようです。選手がピッチに散っていきます。

後藤:「・・・ゃん、・・・ちゃん!・・・いちーちゃん!!」
市井:「・・・んあ!?あっ・・・後藤。どしたの?」
後藤:「なに、ボーッとしてんの?」
市井:「い、いや、何でもないよ!」
後藤:「まあ、いいけどさ。さっき、つんくさんとかと何話してたの?」
市井:「あっ、あれは・・・、えっと、そう、このゲームのことで!」
後藤:「ふ〜ん・・・。」
市井:「ホラッ、ゲーム始まるよ!」

ピーーーーーー
キックオフ!!
40 名前:Look Down On 投稿日:2001年10月02日(火)15時06分03秒
保田:(じっくり回せ、って言われてたっけ。)「ここまでもどして!」
後藤:「はーい。」
中澤:(おお、ホンマ、プレスに来いへん。)
平家:「圭ちゃん、ロングボールはダメだよ!」
保田:「了解でーす!」
矢口:「はい、圭ちゃん、こっち!」

ハロプロ、左サイドの矢口まで!

矢口:(さすがにここだとプレスかけてくるね・・・、けっこう強い・・・。)
市井:「矢口、中!中!」
矢口:「さやかっ!頼む!!」
市井:「なっち!当てるよ。」
安倍:「さあ、来なさい!!」

市井から安倍!くさびになる安倍、ソニンがきてる!

41 名前:Look Down On 投稿日:2001年10月02日(火)15時06分39秒
ソニン:「安倍さん!」
安倍:「おっし。」
後藤:「ソニンちゃん、おとして!!」
ソニン:「はい!」
市井:「後藤!シュートで終わろう!!」
後藤:「オッケー!・・・もらったぁ!!!」

後藤の強烈なシュート!・・・っと、これはわずかに枠をハズした。しかし、いきなりいい形でシュートまで持っていったハロプロFC。

後藤:「ギャー!ぐやじぃ〜!!バッカやろ〜!!!」
矢口:「ドンマイドンマイ。」
安倍:「こんなに簡単にシュートまで行けるなんて・・・やっぱ、余裕だべさ♪」
42 名前:怒濤の攻め 投稿日:2001年10月02日(火)15時07分28秒
前半13分になりましたが、ハロプロ、完全にゲームを支配しています。
FC女子アナはどうにかこの展開を打開したい!

矢口:「センタリング上げるよ!」
安倍:「ニア!」
矢口:「そりゃ!!」

安倍、ヘディング!!おっと、GK鷹西の体に当たった!こぼれ球にソニンがつめる・・・が菊間が直前でクリア!

後藤:「ハーイ、ドンマイ!次、次!!」


前半28分、ゴール正面・・・距離は約25bのところでFKを得たハロプロFC!先制のチャンス。
キッカーは・・・市井だ!蹴ったぁー!!!GK、かろうじて手に当てた・・・矢口がつめている・・・おっと、久保のクリア!!
またしても先制のチャンスを逃したハロプロ。しかし、女子アナよく守ってます!

市井:「〜〜〜」
43 名前:落とし穴 投稿日:2001年10月02日(火)15時08分19秒
矢口:(イライライライラ)
後藤:(イライライライラ)
安倍:(イライライライラ)

加護:「なぁ〜んかマズイ雰囲気やな、これ。」
吉澤:「このままズルズルいっちゃうと、ペース変わっちゃうよ?」
石川:「相手、カウンター得意でしょ?ヤバイよ〜。」
辻:「・・・・・・・・・・。」
吉澤:「みんなキレなきゃいいんだけど。」
加護:「や〜、メッチャ、イラついてんであの3人は・・・。ヤバイんとちゃう?」
石川:「・・・・・怖い・・・・・。」
辻:「・・・・・・・・・・・・・。」
吉澤:「ん?どうした辻ちゃん?」
加護:「この子なぁ、たまにこうなんねん。メッチャ考えてるで・・・。」

44 名前:落とし穴 投稿日:2001年10月02日(火)15時09分00秒
前半40分になりました。ここまで何度もチャンスを作っているハロプロですが、未だに得点が取れません。

中澤:「落ち着いていこうで、落ち着いて!」
市井:「こっち、矢口!!」
矢口:(ブチィ)「もぉ〜〜!!我慢できねぇ!!なっち!!!!!」
安倍:「来いやぁ!!」
後藤:「蹴れ蹴れ!攻めるんじゃ!!」
保田:(・・・あぁーあ・・・。)

おっと、ここまで丁寧にパスを回していたハロプロですが、ここにきてロングボール!
安倍、トラップ・・・っと、そこを狙われた!
山王丸、菊間のプレス!山王丸、ボールを奪った!

市井:「!!!!・・・・来るっ!!」
45 名前:リアクション・サッカー 投稿日:2001年10月02日(火)15時10分10秒
ボールを奪った女子アナ!
山王丸から5番久保へ!!

市井:「裕ちゃん!10番つかまえて、くるよ!!」
中澤:(10・・・10・・・おった!)
平家:「サイド、引いてこい!!ちゅーねん。」

久保、大きくフィード!10番八木がいる!!

中澤:「抜かせへんで・・・って、あ・・・。」

石川:「ああっ!」
吉澤:「センターに入ってきてる!!」
加護:「オー、ノー!」

市井:「くっそ・・・、間に合わない!!」

八木、ダイレクトでスペースに入ってきた大橋へ!大橋、まったくフリーでペナルティエリア内へ侵入!!

矢口:「かおりー!」
飯田:「ディアアー!!」
大橋:「・・・!」

大橋、GKをかわしゴールに流し込んだ!
なぁ〜んと、完全に押し込まれていた女子アナが一回のカウンターで見事先制点をゲット!!

加護:「ありゃりゃ。」
石川:「やっちゃった。」
吉澤:「ヤな時間帯に点取られた・・・。」
加護:「あと・・・5分ちょいか。こりゃ、後半やな。まっ、この調子じゃあんま期待できひんけど。」
46 名前:ハーフタイム 投稿日:2001年10月02日(火)15時11分31秒
−ロッカールームー

「・・・・・・(し〜ん)」

つんく:「おいおーい!まだ終わったわけやないし、たかが1点や。だいいち、ずっとこっちのペースやったんやから、そんなヘコむなや!!」
矢口:「それはそうなんですケド・・・」
後藤:「・・・・・・」
保田:「だぁ〜から、油断すんなって!」
中澤:「そやで、楽に勝てる試合なんてないで!どの試合でも、どんな相手でも本気ださなアカン!!」
つんく:「そういうこっちゃ・・・。よっしゃ、後半は頼むで!」
一同:「おおう!!!」

ガチャ

市井:「みんな落ち着いていこう!まだ時間はたっぷりあるから」
矢口:「うん。きっとメチャメチャ守ってくるからサイドから行こう!」
安倍:「中はキツイべ」
47 名前:ハーフタイム 投稿日:2001年10月02日(火)15時12分44秒
「大変そうだね」

安倍:「ああぁ!?おめぇ・・・」
鈴木あみ:「久しぶりぃ、なっち」
安倍:「何しに来たの?アンタ試合は!?」
鈴木:「明日なの!」
安倍:「それで何?ヒマなの?」
鈴木:「いやっ・・・ちょっ・・・、何よぉ。せっかく観に来てやったのに!!」
安倍:「どうせ、冷やかしに決まってるべ・・・。帰ぇれ、帰ぇれ!」スタスタ
鈴木:「・・・ヒドッ・・・!アンタこそ ふるさと に帰れ・・・って、無視!?!」

安倍:(無視無視・・・。しかし、去年はアイツらにこてんぱんにされたからなぁ〜、今年はリベンジするべ)

石川:「あれって・・・鈴木あみさん?」
加護:「そやな。安倍さんとはライバル同士らしいで」
吉澤:「あっ!思い出した、確か去年試合したときハロプロ、ボロ負けしたって・・・」
加護:「そんとき安倍さん、メッチャ外して、鈴木さんはハットトリックやで」
吉澤:「・・・辛いね、人生って」
石川:「あぁ〜!!確かそれで安倍さん、代表になれなかっ・・・」
加護:「あほう!!声がデカいわ!!!」(ホンマ空気読まれへんな、って!!)
安倍:「聞こえてるべ・・・貴様らぁ」怨 怨
48 名前:決断・・・! 投稿日:2001年10月02日(火)15時13分51秒
後半さらに守備を固めてきた女子アナ!
どうしてもその壁が破れないハロプロ!さきほどから再三サイドを切り崩しているのですが・・・いかんせん中をしっかり固められているので、シュートまで持っていけません・・・。

市井:「ちっ・・・」
保田:「あれだけ人数かけるなんて」
矢口:「ぐっぞぉ〜!こんなサッカーでコイツらおもしろいの!?」
後藤:(勝つための・・・負けないためのサッカーなんだよ・・・)

加護:「あぁ〜あ・・・。固いなぁ」
石川:「どうにかDFを分散すればいいんだけどね」
加護:「そやけど、簡単ちゃうで?」

つんく:(マズイで、しかし!このままズルズルいくとメンタル的にも最悪や・・・。やっぱここは交代で流れ変えるしかないか。)チラッ
−加護・石川・吉澤・辻−
つんく:「誰や・・・加護?石川か?吉澤・・・いやいやボランチ入れてもしゃーないやろ。辻?・・・辻ぃ!?!)

49 名前:決断・・・! 投稿日:2001年10月02日(火)15時14分38秒
〜一ヶ月前〜
和田コーチ:「んじゃ、加護・石川・吉澤でいいッスか?早速、交渉にはいりますけど」
つんく:「ん〜・・・、3人じゃないとアカンのか?」
和田:「一応、フロントは3人まででって」
つんく:「どうにかこの辻っちゅー子、入れたいやけど」
和田:「どうっすかね?頼んでみますわ」
つんく:「頼むわ。きっと、コイツは大物になるで!」

つんく:(そうや、流れ変えられるっちゅーことで欲しかったんやないかい!!辻、投入や!)
辻:「・・・・・・」
つんく:「辻っ!!」
辻:(ビクゥ!)「ハイ?」
つんく:「・・・・・・アップや、急ぎ」
加護・石川・吉澤:(ズッコーーーーン!!)
辻:「え・・・、あ、ハイ!!」
加護:「のの、手伝うたるわ。行こ」
辻:「うん」

50 名前:決断・・・! 投稿日:2001年10月02日(火)15時15分19秒
辻:「あぁ〜、緊張するぅ」
加護:「でも、エエなぁ・・・。うちも出たいわぁ」
辻:「・・・・・・」
加護:「・・・ペース上げよっか、急がなアカン」
辻:「・・・あいぼん・・・、一緒に・・・出たいね」
加護:「そやな!まっ、今日は出番無さそうやわ、うち。のの、うちの分まで頑張ってや!」
辻:「うん!!」

ピーーーッ
っと、ここで女子アナ、ファールです。

矢口:「イッタァ・・・コラァ・・・てめぇ」
後藤:「やぐっつあん!落ち着いて!!」

つんく:「辻、行くで!!」
辻:「ヘーイ!」
加護:「軽ぅ〜くな、軽く」(くっそぉ、うちも出たいわぁ)
石川:「がんばってね!」(やっぱアタシは・・・ハッ!?また、ポジティブ、ポジティブ・・・ブツブツ)
吉澤:「落ち着いてね!」(ぐやじぃ〜)

矢口:「まぁ、許したる・・・」
後藤:(ふぅ・・・)

おっとぉ!?ここで動きます、ハロプロ!りんねに変えて・・・20番辻希美が入ります!!

ハロプロ一同:「!!!!」
51 名前:辻希美、チームを救(キュウ)え!! 投稿日:2001年10月02日(火)15時16分45秒
辻、ピッチに入っていきます。

つんく:「市井、ちょっと!」
市井:「あい?」
つんく:「相手、もう攻めてこんからワンボランチでも・・・大丈夫やな?」
市井:「余裕っすよ!まあ、ちょっと攻撃参加は減りますけど」
つんく:「あとは、辻のフォローな?」
市井:「了解!!」

中澤:「落ち着いてな、辻。いつも通りやればエエんや」
後藤:「辻、ポジションは?」
辻:「あっ、あの後藤さんは上がってくらさい。で、すりーとっぷでおふぇんしぶは辻がやいます」
後藤:「OK。それにしても辻、緊張しすぎで舌っ足らずがいつにも増してヒドいよ」
辻:「のどからかられす」
後藤:「まあ、がんばって。・・・なっち、張って!ソニンちゃんは左ね?アタシが右行くから」
安倍:「おいっす」
ソニン:「ハーイ!」
52 名前:辻希美、チームを救(キュウ)え!! 投稿日:2001年10月02日(火)15時17分24秒
加護:「・・・・・・・・・。」
石川:「どうしたの?あいぼん」
加護:「いや・・・、ちょっと・・・。」
吉澤:「くやしいんでしょ?」
加護:「まあ、それもあるけど・・・。」
石川:「何?」
加護:「ののは、いっつもこういう展開を打開するんや。さっきずっとしゃべってなかったんは・・・多分、考えてたんや、どうすればエエかってことを・・・」
吉澤:「・・・・・・」
加護:「・・・まっ、あれやで。ホンマはそういうのはゲームん中で閃かなアカンもんや!それにのの、調子エエときと、悪いときはっきりしすぎやさかい、うん!そこが課題やな!!」

53 名前:辻希美、チームを救(キュウ)え!! 投稿日:2001年10月02日(火)15時18分26秒
さあ、辻にボールがわたった!どんなプレーを見せてくれるんでしょうか?注目です!

矢口:(辻!!)
ソニン:(辻ちゃん!)

左サイド、矢口とソニンが駆け上がる!辻、パスを・・・っと、フェイント!!

辻:(まだれす・・・!!)キョロキョロ
後藤:(こっち!とりあえずアタシに出しときなさい!)
アヤカ:(辻さん!)
辻:(・・・!)
安倍:(まただ・・・、また辻がキョロってる・・・。どっかにスペースがあるハズ・・・だべ)

とうとう、女子アナが人数をかけて辻にプレスをかけてきたぞ!?

辻:(今れす!)「市井さん、わん・つーれす!りたーんくらさい!!」
市井:「おし、はいっ!!」

プレスに来た選手をワン・ツーで振り切った辻!さあ、どうす・・・ああぁ!!

安倍:(ここか!)
矢口:「あ・・・」
後藤:「!!!」

吉澤:「あ・あれだけ人数かけて守ってたのに、いつの間にか散らされてる!?!」
石川:「ウッソォー!?」
加護:「・・・今の、ののは絶好調なんや。今なら何でもするで・・・」

鈴木:「・・・・・・・!!」

安倍:「のんちゃん!!」
辻:「安倍さぁ〜ん!行っきますよぉ〜っ!!」
54 名前:負けないサッカー 投稿日:2001年10月02日(火)15時19分45秒
辻:「安倍さぁ〜ん、任せました!」
安倍:「任せなさい!!」

辻からスルーパスが出る!

安倍:「もらったぁ・・・同点!」

ゴール!ゴール!!ゴォォール!!!
後半25分、とうとう同点に追いつきました、ハロプロ!

安倍:「いやったべぇー!さすが、“室蘭の星”なっち!!」
辻:「安倍さぁ〜ん、ないすしゅー・・・」
安倍:「イヤッホォ〜ウ♪ブツブツ・・・」
辻:「・・・・・・」

鈴木:「・・・パスが良かったんだよ」

55 名前:負けないサッカー 投稿日:2001年10月02日(火)15時20分21秒
矢口:「よくやった、辻!」
辻:「へへへ・・・」
後藤:「でも何で?何であんだけアタシらが苦労したDFを簡単に散らせちゃったの!?」
市井:「・・・・・・」
辻:「それはですねぇ〜・・・」

加護:「それにしても、なんでやねん?」
石川:「なぁ〜んで簡単にDF散らしちゃったのかな?」
吉澤:「・・・分かったぁ!!!」
加護:(ビクッ)「ホンマかいな?」
吉澤:「多分・・・。後半からこっちずっとサイド攻撃だったでしょ?」
石川:「うん。常にサイドだったね。」
吉澤:「それが1つ目のポイント!で、もう1つは辻ちゃん入れて3トップにしたこと!」
加護:「ほう」
吉澤:「それまで、イヤッていうほどサイド、サイドで攻めてて、その上3トップにして後藤さんとソニンさんがサイドに開き気味になったっしょ?」
加護:「ああっ!それでののがパスをサイドに散らすと見せかけたから・・・」
石川:「・・・!」
吉澤:「そういうこと。イヤでもサイドをケアしなきゃいけなくなる」
石川:「なぁ〜るほど!女子アナに刷り込まれてたイメージを利用したワケね!」

56 名前:負けないサッカー 投稿日:2001年10月02日(火)15時20分55秒
矢口:「辻、アンタ頭いいんじゃない?」
辻:「え〜、そうれすかぁ?」
安倍:(多分、それはないべ・・・)
保田:「どっちにしてもまだ同点なんだから気合い入れてよ!!」
後藤:「大丈夫!同点ってことは向こうも点欲しいハズだからライン上げてくるよ」
矢口:「そしたら・・・フフフ」
安倍:「ヒヒヒ」
辻:「キキキ・・・」
市井:「・・・そうでもないみたいよ」
後藤:「えっ−」
辻:「???」
矢口:「・・・あっ!」

−ライン上げてない・・・!!

市井:「相手さん・・・ハナから負けなきゃいいって考えかい」
矢口:「ちっ・・・」
安倍:「でも、負けられないべ!?こんなとこで足踏みしてる暇はないべ!!」(・・・とくに今日はあみーゴ来てるし)
57 名前:Defeat 投稿日:2001年10月02日(火)15時22分13秒
さあ、後半もとうとう40分を経過しましたが依然として同点のままです!

矢口:「くっそ、相変わらずガチガチに守りやがってぇ!」
安倍:「かたい・・・」
市井:「どうすりゃいい!?」
辻:「・・・・・・」(辻の頭はもうおーばーひーとれす・・・)

ソニンのシュート!しかしDFに当たりコーナーです。

市井:(コーナーか・・・)
後藤:(よし・・・少々、強引だけど・・・)
矢口:(もう中に上げても無理だし・・・どこ蹴ればいいワケ?)
後藤:「やぐっつあん、ちょっと・・・」
矢口:「んあ?」

さあ、人数をかける両チーム。ハロプロは平家を残し全員が上がっています。
女子アナはなんと11にんがペナルティエリア内に入ります。

中澤:(なんやの、この人数!?・・・ええい、うっとぉしぃ!!)
矢口:「・・・・・・」
58 名前:Defeat 投稿日:2001年10月02日(火)15時22分59秒
矢口、蹴ったぁ!・・・んん!?ボールは弧を描いてゴールから遠ざかっていく!?!

中澤:「はいぃ!?」
安倍:「ど、どこ蹴ってるんだ・・・べ。・・・ああ!!」

加護:「!!!」
石川:「これは・・・!」
吉澤:「いけるっ・・・!」

市井:(なるほど・・・後藤。この手があったね)「後藤!!ぶち込みなさ〜い!!!」

ぬぁ〜んと、ボールは後藤のもとへ!!

後藤:「勝ち点はあげないよ〜ん!くらえっ・・・“ごまカノン”!!」

ペナルティエリア外からの後藤、必殺シュートごまカノン発動!!!!
もの凄いスピード!!!

辻:「ヒャッ」
中澤:「おわっ!!」
後藤:(ニヤリ)「決まった・・・ああ!?」
市井:「マ、マズイ!ポストに当たるぞ!!」

59 名前:Defeat 投稿日:2001年10月02日(火)15時23分39秒
強烈なシュートですがポストにあたっ・・・おおぉ〜っと!?!

中澤:「なっち!危な・・・」
安倍:「エッ・・・・・・ぐふぅ・・・」
辻:「ありゃりゃ〜」
中澤:(・・・遅かったけど!!)

ゴール!!!!後半終了間際、同点です!
後藤の強烈なシュートがポストに当たり、そしてさらにそれが安倍に当たりゴールに入りました!!

安倍:「・・・う・・・う・・・」
市井:「だ、大丈夫?」
矢口:(あんなシュートがポストに当たったとはいえ・・・ゾォォ〜)
後藤:「あ、ハハ・・・。ナイシューなっち・・・、点が入ったからいいよね?」
安倍:(ムクッ)「まあ、点入ったからいいか♪・・・・・・いいわけねぇーべ!?メッチャいたいっちゅーの!!オラオラ」
後藤:「いやぁ〜、イタイイタイ!・・・いいじゃん2点取ったんだから!よっ!“室蘭の星”なっち!!」
安倍:(ピタッ)

鈴木:(・・・何が、“室蘭の星”じゃ!?)
60 名前:踏み出したばかり 投稿日:2001年10月02日(火)15時24分35秒
−ロッカールーム−

保田:「ハァーイ、お疲れー!!」
中澤:「ふぅー・・・しんどぉ・・・」
矢口:「あんま無理しちゃだめだよ、裕ちゃん」
中澤:「何やねん?心配してくれてるんか、矢口?好っきやでぇ・・・キスしたるわ」
矢口:「おいおい、止めろ!心配って、裕ちゃん年なんだから・・・ってこと」
中澤:(ブチィ)
平家:「オウ、ノウ!言うたらアカン・・・触れたらアカン・・・」         怨
矢口:「おおぉう!?!痛い、痛い!つねるなって・・・ギャアアァァァア!!!」     怨         怨
中澤:(ゴオォォォォ〜)怨 怨怨      怨            怨

加護:「のの、デビューおめでとさん!」
辻:「おう、さんきゅー!」
加護:「今度はウチも出たいわぁ」
辻:「だいじょぶ!あいぼんならすぐ出られるよ!!」

61 名前:踏み出したばかり 投稿日:2001年10月02日(火)15時25分08秒
安倍:「フフン、どうよ?なっち、大復活!」
鈴木:(あーあ・・・。2点ともゴッツアンゴールみたいなもんじゃん!!)
安倍:「あ?何か文句あるべか?・・・あっ!ゴメン、ゴメン。くやしいんだべな、あみーゴ」
鈴木:「あぁん!?あほぅ!!アタシならもっと点取ってるっちゅーの!」
安倍:「何だとぉ!?」
鈴木:「ま、とにかく優勝はアタシらがするからいくらがんばっても意味無いケド・・・」
安倍:「いやいや、なっちとちでしょう」
鈴木:「いやいやいや・・・」
安倍:「いやいやいやいや・・・」
鈴木:「いやいやいやいやいや・・・」
安倍:「いやいやいやいやいやいや・・・」

62 名前:踏み出したばかり 投稿日:2001年10月02日(火)15時25分46秒
ガチャ!

中澤:「ウルッサァーッイ!!コラァ!!!いつまで続くねん!?!」
安倍・鈴木:(ビクッ)
中澤:「って、矢口!逃げんなぁ!!ウルァ!!!」
矢口:「・・・助けて・・・」

バッタァ〜ン!!

矢口:「うぅわぁ〜!!ウソ?ウソォ!?イッテェー!!!!」
市井:「裕ちゃん、落ち着いて!!」
保田:「ダメだ!裕ちゃん、目がイッてる!!」
後藤:「ホラッ、辻・加護!手伝いなさい!!」
辻・加護:「怖い・・・」

安倍:「・・・な、何?」
鈴木:「と、とにかく、くれぐれもコケないようにね。じゃ、帰るわ・・・」
安倍:「・・・・・・う、うぅん」
63 名前:ヤマ場を前に 投稿日:2001年10月03日(水)23時56分39秒
第1節の女子アナFC戦を安倍の2ゴールで敗ったハロプロFC。
それまで不調だったストライカーの復活劇だったが、その陰にいたのは確実に新メンバー“辻希美”である。
ハロプロFCはこれまでMFで司令塔の後藤真希を経由した攻撃でチャンスを作っていた。つまり彼女のデキがそのままチームのデキに影響してしまっていた。しかし、辻の加入によりその負担も軽減され、なにより相手チームの注意を分散できるようになった。

−第2節 対FC声優さん(←いっぱい、いっぱい・・・)
序盤から自力で勝るハロプロFCがゲームを支配。
前半10分に矢口のセンタリングに後藤が合わせ先制。さらにその13分後、アヤカのパスに鋭く反応した後藤がこの日2点目をたたき込んだ。
後半になったも勢いはとどまらず、後半16分には市井のコーナーに保田がヘディングで合わせダメ押しの3点目を決め勝利を確実なものとした。
この試合、直接得点には絡まなかったが意表を突くドリブルやパスで流れを引き寄せた辻は自身の評価をますます上げた。

そして、前半戦のヤマ場−FCホリプロとSC吉本とも2連戦が迫ってきた。
64 名前:ヤマ場を前に 投稿日:2001年10月03日(水)23時57分17秒
トゥルルル・・・トゥルルル・・・ガチャリ

和田:「はい・・・はい、そうです。・・・あ、はい」(ちらっ)
つんく:「あ、オレにか?」
和田:「はい。何でも日本サッカー協会からで・・・」
つんく:「ふん・・・はい、お電話変わりました・・・」

市井:「なにかなぁ〜?JFAだよ」コソコソ
矢口:「気になるぅ」コソコソ

つんく:「そうですか!・・・はい、はい、それでは!」
和田:「何だったんすか?」
つんく:「なんとな・・・」

市井・矢口:(ゴクリ)

65 名前:ヤマ場を前に 投稿日:2001年10月03日(水)23時57分53秒
矢口:「おいおーい!ビッグニューース!!」
中澤:「るさい!!練習終わって疲れとんねん!」
保田:「・・・で、何?」
市井:(ホントに言ってイイのかな、矢口?)
矢口:(いいっしょ?どうせ伝わることなんだし)「コホン・・・ぬぁ〜んと、今度のキリン杯の代表が発表されましたぁ♪」
加護:(・・・代・・・表・・・!)
安倍:「誰?なっちは!?」
矢口:「まま、焦りなさんなって。では、発表!ハロプロからはMF・・・」
安倍:(はああぁぁ〜・・・)
矢口:「ごっちん!そして・・・」
平家:「ん?まだいるん?」
矢口:「ビックリすんな・・・イヤ、聞いて驚け!!・・・・・・・辻!」
一同:「ぬぁにぃ〜っ!?!」
66 名前:ヤマ場を前に 投稿日:2001年10月03日(水)23時58分37秒
中澤:「ウ、ウッソォン!?ホンマかいな」
市井:「しかと聞いたでござる」
後藤:「やるねぇ、辻ぃ」
辻:「え???ハ???」
飯田:「状況つかめてないよ・・・この子」
矢口:「まぁ、候補だけどね。今度の試合が終わったら合宿だって」
後藤:「ね、ね。誰がいた?」
市井:「んっとね・・・、浜崎さんとか」
後藤:「浜崎さんは当然だね。メッチャうまいもん!」
矢口:「でも、いいなぁ〜・・・。矢口も去年1回選ばれたんだけどな」
安倍:(絶対、代表復帰してやるべ・・・)
矢口:「そういや、あみーゴも入ってた・・・」
安倍:「うっ・・・!!」

ワイワイ・・・ガヤガヤ

67 名前:おいてけぼり 投稿日:2001年10月03日(水)23時59分55秒
加護:「ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・。しんど」

バタッ

加護:「・・・・・・」
吉澤:「あっいぼーん!」
加護:「ん?よっすぃー。どないしてん?こんな遅くまで」
吉澤:「それはこっちのセリフ。みんな帰っちゃったよ?」
加護:「エエねん、うちは練習せんとアカンねん・・・、よっすぃーは何してんの?」
吉澤:「エヘヘ・・・、実はアタシも練習!」
加護:「ハハハッ、アンタもかいっ!・・・ふぅ〜」
吉澤:「・・・・・・」
加護:「・・・なぁ、よっすぃー?」
吉澤:「ん?」
加護:「愚痴・・・、聞いてくれる?」
吉澤:「うん、どうぞ」
加護:「・・・うち、いつの間にののに差つけられたんやろ?」
吉澤:「・・・・・・」
加護:「・・・確かにののは、選抜んときとか、すっごく練習してたんや。遅くまで残って、1人で・・・」
吉澤:「ふぅ〜ん。意外・・・」
加護:「がんばりやさんやからな・・・。でも、でも、うちの方がうまかった・・・いや、今でも負けてるとは思わへんけど・・・思わへんけど・・・」
68 名前:おいてけぼり 投稿日:2001年10月04日(木)00時00分32秒
吉澤:「・・・焦ってるんだ?」
加護:「そやねん。このままおいてけぼり喰らうんちゃうかって・・・」
吉澤:「それはアタシも同じだよ。今日、辻ちゃんが代表候補になったって聞いて・・・くやしいっていうか・・・」
加護:「分かるで。ののにはホンマ悪いけど・・・素直に喜ばれへん、っちゅーか・・・な?」
吉澤:「うん。」
加護:「・・・・・・」
吉澤:「・・・・・・」
加護:「・・・たまらんなぁ・・・。試合に出られへんで、評価もされへん。どれだけ練習したらエエんやろか?」
吉澤:「でもさ、まだはじまったばっかじゃん!?がんばろう?」
加護:「そやな・・・。いつ出番回ってくるか分からんからな。そんときはよっすぃー、置いていくで・・・」(ニヤリ)
吉澤:「イヤイヤ、こっちのセリフ!」
加護:「いやー、しゃべったら楽になったわ。ありがとな、よっすぃー。こんなくだらん話に付き合わせて・・・」
吉澤:「ううん、別にいいよ」
加護:「・・・そういや、梨華ちゃんはどうしてるん?」
吉澤:「あっ、りんねさんとかとどっか行ってたよ」
加護:「ふ〜ん。・・・まさか遊びに・・・!?」
吉澤:「それは・・・な、ないよ・・・ね?」
加護:「きっぱり言い切れへんとこが怖いなぁ」
69 名前:1つ上のレベルへ 投稿日:2001年10月04日(木)00時01分39秒
りんね:「ここよん」
石川:「ここですかぁ〜」

−石川・りんね・あさみ・柴田は近所のフットサルコートに来た−

あさみ:「ここの人達と仲良くて、よくフットサルやってるの」
柴田:「へぇ〜」
りんね:「やっぱり今のサッカーってプレッシャー早いから、より確実なボールコントロールとより早い状況判断が重要なワケ!」
あさみ:「それを鍛えるにはこれが最適」
りんね:「じゃあ、ちょっと話つけてくる」

70 名前:1つ上のレベルへ 投稿日:2001年10月04日(木)00時02分23秒
りんね:「OK!試合してく・・・ああぁっ!?」
あさみ:「なに!?」
石川:「???」
りんね:「重大なこと忘れてた・・・」
柴田:「あの、フットサルって5人・・・ですよねぇ?気になってたんですけど」
りんね:「ぬぁ〜ぜ、それを言わない!?」
柴田:「いや・・・、あの」
あさみ:「しょうがない、1人借り・・・」
??:「その必要はないわよ!!」
一同:「ああっ!?!」
保田:「フッフッフ」
石川:「なぜ?どうしてここに!?」
保田:「細かいことは気にしない!さっ、始めよう!!」
柴田:(つけて来てたの?気がつかなかった・・・)
りんね:「で、では参りましょう!」


石川は思った−絶対に負けられない・・・新メンバーで多分・・・いや、自分が一番下手だろう。だけど、努力せずに負けるのはイヤだ−
71 名前:1つ上のレベルへ 投稿日:2001年10月04日(木)00時03分04秒
りんね:「ハァ、ハァ・・・ねっ?けっこう練習になるでしょ?」
石川:「うん・・・。疲れたぁ・・・」
柴田:「ふぅ〜・・・。プレッシャーが速くて判断速くしなきゃいけないから、頭が疲れる・・・」
あさみ:「それがミソ!」
保田:「でもけっこうサマになってたよ」
あさみ:「確かに」
石川:「へへへ」


試合まで、後3日の夜だった。


そして−
試合の日がやってきた。
72 名前:古豪 ホリプロ 投稿日:2001年10月04日(木)00時04分18秒
つんく:「戦術的なことは以上や。んじゃ、スタメン発表するで。
GK飯田!
DF、右から保田!中澤!平家!
んでMF、ボランチ市井!左、矢口!右、ミカ!センターに後藤!でちょっと前目に辻!トップは安倍とソニン!」

開幕2連勝で波に乗るハロプロFC。
戦力的にも充実し優勝も十分に狙えるが、このホリプロFCとSC吉本との2連戦を最低でも1勝1分けで切り抜けたい。間違っても2連敗だけは避けなければならない。−自然と緊張が高まる・・・。

中澤:「円陣組むで!」
スタメン:「はーい!!」
中澤:「分かってると思うけど、この試合落とせへんで!」
後藤:「分かってる、絶対勝つよ!」
市井:「ヘヘヘ・・・」
安倍:「・・・やってやるべ!」
保田:「燃えてきたぁ〜」
ミカ:「だいじょうぶデス、勝てマス!」
平家:「集中や、集中!!」
辻:「がんばりますよぉ!」
矢口:「うっしゃ!裕チャン、最後に気合い入れて」
中澤:「うぉぉぉっし!!絶対勝つぞー!!!」
スタメン:「おおぉう!!!!!」
73 名前:古豪 ホリプロ 投稿日:2001年10月04日(木)00時04分56秒
一方、開幕戦は勝利したものの第2節対FCアクトレスに2−3で惜敗してしまったホリプロFC。
イヤな流れを引きずらないためにもこの試合絶対落としたくない。
伝統的に質の高い選手を発掘し、抜け目のないサッカーを展開してくる。ボランチ17番深田、オフェンシブ11番新山、ベテランFW10榊原、18番井森・・・しかし何と言ってもDFリーダー“ドン”8番和田アキ夫・・・っと失礼!和田アキ子!!今まで何人も病院送りにしてきたエースキラーが存在する。

和田:「ええか?さっき言ったようにすれば絶対勝てるで」
新山:「分かってます」
榊原:「絶対点取る」
深田:「甘さを分からせてあげましょう!」
和田:「よっしゃ!見せたろか、ワシらのサッカーを!!」
スタメン:「おおぅ!!」
74 名前:古豪 ホリプロ 投稿日:2001年10月04日(木)00時06分17秒
さあ、試合開始です!ハロプロFCの後藤と辻、ホリプロの和田の牙城を崩せるか!?
ハロプロのキックオフです!


DF間でボールを回すハロプロFC。
キャプテン中澤にボールが渡った!!

中澤:(よし!)「さやかっ!」
後藤:「いちーちゃん、ワンタッチ!」
市井:「あいよ!」

マークより一歩早くボールに触った後藤!
前を向いた後藤、どうする?
しかし、DFがきっちりマークしているぞ!?

後藤:(あらら、ただマンマークしてるだけじゃダメなのよん)
辻:「後藤さぁん!」(ワン・ツーれす)
後藤:「ジーツー!」(リターンちょうだい!!)
75 名前:古豪 ホリプロ 投稿日:2001年10月04日(木)00時06分51秒
後藤、前方にパス!おっと、辻そのまま走り込んでくる後藤にリターン!
再びボールを受ける後藤にDFがつめる!

後藤:(よし!開いた!!)「なっち、前!!」
安倍:「よし、行くべ!」

これは、安倍への絶妙なスルーパスになった!
安倍、キーパーと1対1だ!!

安倍:(よし、もらっ・・・)「ん!?!」
和田:「甘い!そう簡単に打たせんで!!!」

安倍、マークを受けながらシュート・・・が、これは左に大きくハズれてしまった。

矢口:「ドンマイ!」
安倍:「う、うん・・・」
後藤:(完全に裏ついた予定だったのに、読まれてた・・・?)
安倍:(・・・あんなにシュートコース塞ぐなんて・・・ヤバイべ・・・)
76 名前:ウィークポイント 投稿日:2001年10月04日(木)00時07分58秒
前半15分になりましたが、ハロプロFCが完全にゲームを支配しています。
後藤と辻を中心にホリプロFCを攻め立てます!

矢口:「辻ぃ、たて!!」ダッ
辻:「ヘイ!矢口さん」スパッ

今度は辻から矢口へのスルーパス!
矢口、センタリング・・・っとぉ、しかしこれは精度を欠いてそのままゴールラインを割ります。

矢口:「うわぁ・・・、ゴメン」
安倍:「矢口〜、どんまーい!」
後藤:(この試合いけるんじゃない?)

和田:「・・・どうやら、この試合、作戦通りやれば勝てるな。やったろか?」
深田:「ハァイ」

DFラインでボールを回すハロプロFC、ここで後藤にパス!

後藤:「ハッ・・・!!」
深田:「もらった!」ガシッ

深田、素早いプレスで後藤を前に向かせません!
たまらず、市井に戻す!!
77 名前:ウィークポイント 投稿日:2001年10月04日(木)00時08分58秒
辻:「こっちれす、いちーさん!」
市井:「OK!」パッ
新山:「・・・っ!!」ダッ
市井:「ヤ、ヤバイ!辻、しっかり体いれて!!」
辻:「ヘ?」
新山:(よっし!カウンター)ガシィ
辻:「ヒャ〜!?」

今度は新山が辻にプレスをかける!
ボールを奪った新山、カウンターのチャンスだ!!

井森:「千春ちゃん、スルーパス出して!」ダダダ
新山:「ハイッ、頼みます!」ピシィッ
市井:「チッ、ヤッベ・・・」
中澤:「みっちゃん・・・!」
平家:「任せときって!!」タッ

平家、裏をとられながらも何とか井森を追う!
が、井森、中に折り返すぅ・・・そこには榊原がつめているぅ!!
押し込んだぁぁぁ、ゴォール!!!先制はホリプロ!!

辻:「ゴメンなさい、ゴメンなさい」
矢口:「気にすんな、辻」
中澤:「うん、まだ前半や」
市井:「・・・でも、相手こっちの弱点見抜いてる・・・」
78 名前:アクシデント 投稿日:2001年10月04日(木)00時09分55秒
後藤:「な、なに?弱点って・・・」
保田:「・・・・・・?」
市井:「後藤と辻」
辻:「???」
中澤:「ん?何でやの」
市井:「つまり、アタシらの攻撃は後藤と辻を経由することでリズムを作ってるの・・・」
矢口:「そうだよ」
安倍:「それで・・・?」
市井:「うん、だから2人を前向かせなきゃ、DFの負担はかなり軽くなって・・・」
飯田:「・・・・・・」
市井:「しかも、中盤からのカウンターの方が、自陣ゴール際からのカウンターより効果的なワケ」
後藤:「DFが整わないからね」
中澤:「そうか・・・、早い話が後藤と辻に仕事とをさせなかったら、DFも簡単だし、その上効果的な攻撃も仕掛けられる、っちゅーことやな?」
市井:「うん。だから、どうにか2人を使わずに攻撃しなきゃ・・・」


1点ビハインドのハロプロ、少〜し攻撃にリズムが無くなってきたか?

79 名前:アクシデント 投稿日:2001年10月04日(木)00時10分40秒
保田、右サイドのミカにパス。
中で後藤が呼んでいる。

ミカ:(ダメだ・・・、マークされてル)

ミカ、ロングパス・・・が、これはDFがカット
完全に流れを失ってしまった、ハロプロFC


中澤:(クッ・・・、どうすりゃエエねん!!)
辻:「なっかざわさぁ〜ん!くらさ〜い、絶対だいじょぶれす!!」
中澤:「辻!」(大丈夫かいな!?)
平家:「マズイよ、裕ちゃん!」

辻にボールが渡ると同時に和田がプレスをかける!!
これは速いぞ!

和田:「ナメんなぁ!うるぅらぁ!!もっとしきっとしゃべらんかい!」
辻:「ギャッ!」

おおっと、辻吹っ飛ばされた!!ファー・・・ん?ノー、ノーファールです!そのまま和田、右サイドに開いた新山にパス、2トップが中に入ってきた!!!
80 名前:アクシデント 投稿日:2001年10月04日(木)00時11分23秒
中澤:「クッソ・・・!スマン、マーク見てくれ!!」
保田:「あいよ、リーダー!」
飯田:「さやか!引いて来て、早く!!」

新山、センタリング!
2トップじゃなく、和田だっ!ヘディングゥ!!!
決まったぁ!ゴール、ゴォール!!2点目が入ったぁ〜!!
前半32分、ホリプロFC追加点です!

飯田:「くそぉ・・・」
平家:「やっちまった、2点かよ・・・」
市井:「・・・ごめん、戻るの遅れちゃった」
保田:「・・・どんまい、さやか」
後藤:「・・・ああっ!!!!」
中澤:「ん、どないしてん?後藤・・・・・・つ、辻!?!」

加護:「ちょ、ちょっと・・・あ、あれ?の・・・の・・・?」

おおぉ〜っと、辻が倒れています!先ほどの和田のタックルの時でしょうか?足首を押さえています!
81 名前:時が来た 投稿日:2001年10月04日(木)00時13分05秒
矢口:「辻ぃーーっ!!」
辻:「イタイ・・・ヒック・・・イタイれすぅ・・・グスッ」

吉澤:「だ、大丈夫かな・・・辻ちゃん。けっこう飛んだよ・・・」
加護:「おい!何やってんねん!?審判、早く担架呼ばんかい!!・・・だぁー!!もうエエわ、うちが行くで!!!!」
石川:「ちょっ・・・」
加護:「何や!・・・コールドスプレー、コールドスプレー・・・おお、あったあった。あとは、エアサロンパス・・・どこや?おお、これか・・・って、これキンチョールやん!?!何でこんなモンがベンチにあんねん!!」
吉澤:「ゴキブリが出たときにね」
加護:「ああ、シューッとな・・・って、アホウ!!ののが・・・ヒック・・・ののが・・・、今、行くでぇ!」
石川:「ちょっと、あいぼん!」
加護:「止めんでくれぇ!うちはののを助けるんや!!」
つんく:「加護っ!!」
加護:「!!!」
つんく:「こらえろ・・・お前にはせなアカンことがあんねん・・・」
加護:「???」
つんく:「・・・アップや。吉澤もな」
加護:「・・・ハ、ハイ!!」
吉澤:「アタシも?」
82 名前:時が来た 投稿日:2001年10月04日(木)00時13分43秒
ここでハロプロFC、選手交代です。あ〜、やはりプレー続行不可能なようですね、辻。交代です。代わりに入るのは初出場、加護!!!と、FWソニンに代えて、こちらも初出場、吉澤!!!

加護:「・・・分からんもんやな」
吉澤:「うん?」
加護:「まさかこんな形で初出場なんてな」
吉澤:「ほんと、この前、早く出たいって言ってたけど・・・まさかもう出れるなんてね」
加護:「ののには悪いけど・・・、このチャンスをフイにするようなことはせえへんで」
吉澤:「アタシも!ここでレギュラー定着してやる!!」

辻が矢口に抱えられながらもどってきました

辻:「・・・ヒック・・・あいぼぉん・・・」
加護:「大丈夫かいな?のの」
辻:「だ、だいじょぶ・・・グスッ・・・ぜ、絶対、逆転してね・・・」
加護:「任せとき!逆転して、ののの借りも返すわ!!」

83 名前:時が来た 投稿日:2001年10月04日(木)00時14分20秒
中澤:「おっし!こっからや、集中していこう!!」
保田:「2人とも普段通りにね」
加・吉:「ハイ!」
市井:「ポジションは?」
吉澤:「加護ちゃんと安倍さんの2トップで、後藤さんが1人でトップした、アタシと市井さんでダブルボランチです」
市井:「OK!」

つんく:(もう、これ以上の失点はアカンで・・・)


加護:(のの、見とき!コンディションが上がってきたうちの実力を・・・!!・・・いや、マジで)
84 名前:時が来た 投稿日:2001年10月04日(木)00時15分35秒
後藤:「加護、ちょっと」
加護:「ハイ?」
後藤:「あのね、動きのことなんだけど、加護は裏取るのウマイからどんどん狙って」
加護:「ああ、分かりました」
後藤:「んじゃ、頼んだよ」
市井:(おお、後藤・・・考えたな)
後藤:(ふふふ・・・辻がいなくなったからアタシ1人にマークが集中してくるハズ。そこで加護が裏に出てくれれば相手のDFラインは下がる。そしたらホリプロFCのコンパクトなゾーンが間延びして、自然とアタシのマークが緩む!バッチリ!!・・・・・・にしても、プレッシャーきつかったなぁ)

吉澤:「あの、市井さん。どうすりゃいいスか?」
市井:「ああ、吉澤は加護にロングボール蹴って」
吉澤:「は?・・・う〜ん・・・あっ!なるほど」
市井:「分かった?」
吉澤:「はい、分かりましたけど、市井さんも蹴って下さいよ!すごく正確なロングボール持ってるじゃないですか」
市井:「えっ・・・、ああ・・・ちょっとね」
吉澤:「??何かあるんスか?」
市井:「いや、別に・・・、そ、そんなことより頼むよ!!」
吉澤:「あ、ハイ!!」(市井さん、何か隠してる?)
85 名前:挑戦状 投稿日:2001年10月04日(木)00時16分17秒
加護:「あ〜、テンション上がってきたぁ、アカン・・・我慢できん」
後藤:「な、何すんの?加護・・・」
加護:「ホリプロのみなさぁーん!ちょっと聞いてくださぁ〜い!!」
矢口:「ちょっ・・・何すんのよ!!」
加護:「この加護が入ったからにゃ、今まで通りにゃいかんで!!」

和田:「・・・・・・」

加護:「この試合、絶対アンタらに勝ち点“3”はやらん!覚悟しぃや!!!」

和田:「んだと、コラァ・・・」

中澤:「あわわわ・・・」
保田:「バカ・・・」
平家:「いや〜、若いって・・・いいね」
吉澤:「いや!アタシらの方が絶対強いッスよ!!」
安倍:「そ、そうだよ!こっからが本番だべ!?!」

和田:「おもろい!お前らがどんだけ甘いサッカーか、ちゅーのを思い知らせてやるよ!!」
86 名前:スナイパー 投稿日:2001年10月04日(木)00時17分30秒
加護:「おっ、アンさんが加護のマークかいな?」
上原さくら:「・・・・・・」(何コイツ・・・)
加護:「ホンマ気の毒やな・・・。一生懸命ついてこなヤバイで」
上原:「ぅるさいっ!!アンタなんかけちょんけちょんにしてやるから!」
加護:「キキキキ・・・、そうですか。んじゃ、がんばって下さい」
上原:「ぐっ・・・」

前半40分を回りました!ハロプロFC、DFラインでボールを回します。
このあたりでチャンス、もしくは得点でもできると後半かなり楽になるんですが・・・

上原:(何だ・・・、口だけかコイツ。くさびになる動きもタイミング悪いし)
加護:「・・・・・・」

矢口:「みっちゃん!」
平家:「うぃっ!」
市井:(チラッ)「矢口!パスパス!!」
矢口:「おし!」

平家、矢口、市井とボールを回す。しかし、後藤にはマークがついている!
どうする?・・・と、市井ダイレクトで吉澤に出す!!

市井:「行けるっ!」
後藤:(加護はっ・・・?)

吉澤、トラップして、パスのタイミングを伺っている!

吉澤:(あいぼん!!)

加護:(よし、今や!!)
上原:(ロングボールか。あまい・・・っえ!?!)

87 名前:スナイパー 投稿日:2001年10月04日(木)00時18分06秒
和田:「アホッ!ちゃんとマークつかんかい!!」

上原:「しまった・・・!」(ていうか・・・、消えた・・・?)
加護:「ここや、よっすぃー!!」

吉澤:「OK!!」

吉澤からペナルティエリアの右サイドにフリーになった加護にロングボール!
中には安倍、後藤、矢口が入ってきたぞ!!

安倍:「ニア!」
後藤:「センターでもいいよ!!」
矢口:「ファーは任せなさい!」

加護:(キキキ・・・、GKはん、センタリング警戒しすぎ!あまいで・・・)

加護、センタリン・・・っと、違う!このモーションは・・・ダイレクトシュート!?!

和田:(まさか・・・)

加護:(・・・・・・っ!!)
−3日前・・・よっすぃーと悔しさを語り合ってからウチはよっすぃーとこの練習をしてきたんや!浮いたボールをなでるように蹴り上げ、地面に突き刺さるぐらいの強烈なドライブシュートを・・・!!

88 名前:スナイパー 投稿日:2001年10月04日(木)00時18分44秒
加護:「GKはん!頭上越えさせてもらうで!!」

吉澤:「いっけぇ〜!あいぼーん!!」

和田:(ムリ・・・、ムリや。そんなところからGKの頭上を越すなんて。強烈なドライブをかけんと・・・)

加護:「うちの悔しさが生んだ必殺シュート!いけっ!!“ランドヒット”!!!」

なんと加護、角度のないところからダイレクトで打った!センタリングと読んだGK、虚を突かれる・・・っと大きくクロスバーの上を越えて行・・・く!?!

上原:「アウト!マイボール!!」
和田:(あの回転・・・、まさか・・・!!)

加護:(ここからや!!)

ぬぁ〜んと、ボールが・・・ボールが落ちる!GKの頭上を越えてからの急激な落下により地面に叩きつけられ・・・
ゴール!ゴォール!!ゴォォ〜ル!!!
前半40分、ハロプロFC加護のシュートで1点返しました!!

加護:「ぃよっしゃ〜っ!!」
安倍:「加護ぉ〜!」
矢口:「よくやったよ、ホント!」
後藤:「しかし、何ちゅうシュートよ・・・」
加護:「へへへ」
89 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月05日(金)19時38分09秒
自信がないと言う前にまず他の人の同じジャンルの人の作品を研究してはどうだ? けっこう需要も供給もあるよ、サッカーものは。まずは自分で探してみなよ。

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