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plastic heart
- 1 名前:berry 投稿日:2001年10月05日(金)17時40分10秒
- 可愛いだけの、女なんかじゃない。
そんなことわかってるでしょ?
一番最初に好きになって、私はずっとあなただけを見続けてる。
たまに優しくされるとすごく嬉しくて。だけど、いつだって
優柔不断で、曖昧で。私のこと、考えてくれてるのかすらわからない。
だけど―――――負けないよ?
クールでも、セクシーでもない、子供なんだよ。
そんなの、わかってくれてるよね?
恋に順番なんて関係ないでしょ。要は、相手の心をどう射止めるか。
いつだって、直球勝負。先手必勝。悩むのなんて、ダイッキライ。
だからこそ渡さない。絶対に、負けない―――――
- 2 名前:berry 投稿日:2001年10月05日(金)17時45分25秒
- すごくアリガチですが、石川・吉澤・後藤の三角関係モノです。
ドロドロになる可能性が大…ですが、おつき合い頂ければと思っております。
サブとして、色々なカップリングも登場。
どうぞ宜しくお願いいたします。
- 3 名前:R 投稿日:2001年10月05日(金)21時23分25秒
- 楽しみにしています。頑張ってください
- 4 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)01時51分02秒
- 85年トリオ大好き!
頑張って下さいね。
- 5 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)13時13分57秒
- にわかに三角関係が増えて来ましたね。
難しいのは私も良く分かっていますが(w、期待しています。頑張って下さい。
- 6 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)22時16分07秒
- ふと、視線を遠くへと投げかける。誰に向けるでなく。何を見るのでもなく。
相変わらず、今日もスタジオは乾いた空気で。ライトが一層疲労感を呼ぶ。
乾いた、荒れ気味の唇を舌で潤わせる。
――――今日もうまくいった。
何の変哲もなく進んでいった収録。確立した自分のキャラクター。
笑顔にだって偽りはなかった。勿論、今の自分の居場所に不満はないから。
気に入らない事は、生活をしていく上で人間にはいくらでもあるだろう。
当たり前に起こる欲求。野心。いい意味の、向上心。ポジティブさ。
何を盾にして生きて行くかなんて、16歳にして私はもう理解しているのだ。
所詮、自分の栄光の上には誰かの犠牲があるということ。
少しの同情も必要ではある。―――しかし、一つだけ例外がある。
同情なんてしていれば、手に入れられなくて泣くだけ。
欲しい玩具が手に入らない、子供と同じな自分。
でも私は、そんな自分に嫌悪感すら抱かないし反対に好きだった。
- 7 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)22時28分09秒
- 元々は、彼女のことをそんな目で見ているつもりはなかった。
どちらかと言うと寂しがりな性分と「女特有」と言われる性格故だろうか?
同性の恋愛。ありえないと思っていた、この世界に入るまでは。
――――汚染、されていく。
それが決して異常とは感じられないこの生活に。
慣れるのには、それほどの時間を要することはなかった。
ただ、純粋に「好き」という感情をごく自然に抱き始めたからかもしれない。
「………ぁ…」
小さく、声を上げる。
先ほど舐めた唇が、やや開き加減になっているのがわかった。
浅黒い胸元が、見え隠れする露出度の高い衣装。
急に風が入り込んでくるような、変な衝動に駆られた。
視線の先に止まったのは、よっすぃーとごっちんの姿。
また一緒にいる。また一緒にふざけてる。また一緒に笑い合ってる。
また一緒に、また一緒に、また一緒に……その言葉を何度もリフレインさせる。
二人の表情は明らかに緩み合っていて、それに妙に腹が立つ。
引き替え、一人でそれを見つめている自分。置かれている状況が、イヤ。
――――そう、飛び込んでいけばいいんだ。自然に、邪魔すればいいんだ。
- 8 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)22時45分18秒
- 「よっすぃー」
距離として、さほど遠くはなかった彼女の肩を後ろから叩く。
途端に、彼女の正面で話していたごっちんの表情が微妙に変わった。
私は、そういう細かな事には必ず気は付く。抜かりはないと自負しているのだ。
「あ、梨華ちゃん」
振り返り、微笑む。表情が可愛らしかった。
―――汚れをしらない、笑顔だ。何の臆面もなく、心から笑う。
「何の話してたの?すっごい楽しそうだったけど…」
極力、遠慮がちに尋ねるのは私の癖だ。
計算ではない。性分だ。
昔から、大抵友達にハブにされる対象だった私はいつからか臆病になっていた。
それが由来して、こうなったものだ。自分のせいじゃない。
「今ね、美容にいいとか言う料理法聞いてたんだ〜」
よっすぃーは、親切にも私とごっちんが向かい合えるように席を退いた。
そうして、自分は私の隣の方へ座る。
「料理法かぁ〜、ごっちん料理うまいもんねぇ」
正面の彼女に微笑みかける。
「いやぁ、得意ってほどでもないんだけどさ」
「そんなことないよぉ、よく美味しいの作ってきてくれるもん」
本当は別に料理の話なんてそれ程興味なんてないんだけど。
こういう他愛ない会話というのは、意外に重要だったりするものだ。
特に、一緒に仕事をしていく上でのメンバーとは。
「じゃぁ、梨華ちゃんもまた食べにおいでよ。よっすぃーも来るからさ」
「………うん、じゃあそうさせてもらうね」
いけない。少し、笑顔が強ばってしまったかもしれない。
- 9 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)22時57分06秒
- マネージャーに呼ばれて、その会話は中断された。
最近、仕事の多い私。ただでさえ、二人と一緒の仕事は減ってきている。
不安だ。不安で、仕方がない。
別に、ごっちんのことは正直そこまで嫌いではなかった。
感じたのは、私とは正反対の性格だなってこと。あわなさそうだなってこと。
例えば私達3人が普通の高校生で、クラスが同じとか部活が同じとかで
あったとしても、彼女とは友達になっていないことだろう。
ならない、と言うよりもなれないの方が強いのかもしれない。
「あんな子いたっけ?」お互いに、感じるのはそんなこと。
加入当初は、全く接点のない存在であだ名ですら呼べず。
それから少しずつ、距離は縮んでいって普通に話せるようになった。
ごっちんにとっての私は、どんな風に写っているかわからないけど
少なくとも、多少のスキンシップもとるようになったし冗談も言い合える。
「遠慮」という名の、壁は必ずあるものの。
なのに、どうしてこんなに不安なんだろう?
どうしてこんなに、二人でいるのを見ると邪魔したくなるんだろう?
よっすぃーを独り占めしたい、なんて思ってるんだろう。
答えは、単純で明解なものだった。
ただそれに気付くには、やや時間はかかったんだけど。
それから、ごっちんを見る目が変わってしまったし。
私自身も色んな意味で変化を遂げた。
気付いた。
私は、よっすぃーのことが好きなんだって。
- 10 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)23時11分58秒
- そんなことばかり考えて、今日も1日が終わろうとしていた。
考えることはたくさんあるはずなのに、
どうしてか、頭の中に浮かんでは消え浮かんでは消え……
ふと、鞄の中から振動を感じる。
携帯電話のバイブレーターだと、素早く判断して取り出した。
点滅する、赤いランプ。着信メロディ。
液晶画面の文字は、「よっすぃー」しかも、ハートマーク付き。
どうしよ、嬉しい。
久しぶりに電話をもらう。
つい、胸がときめく。
こんな感情って、ホントにあるものなんだななんて。
こうゆうの、マンガだけの世界だと思ってたのに。
「はいっ!」
「あ、梨華ちゃん?」
ちょっと、間の抜けた声。それが何だか良かった。
「うん、どうしたの?電話してきてくれるなんて」
「してきてくれるって…」
電話口で、彼女が微笑んでいると察知した。
「ほんとさ、梨華ちゃんって何しても喜んでくれるからこっちが嬉しいよ」
……それはこっちのセリフ。
電話一本で、私の心をこんなにも揺るがす人物は後にも先にも
多分、あなた以外に誰もいないだろうと感じているから。
「実は、今日は梨華ちゃんに相談があってさ…」
「え?相談?」
「……うん…入り込んだ話になりそうだから、今からそっち行っていいかな?」
入り込んだ話。惹かれる言葉だった。
返事は迷わず、OKである。
- 11 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)23時24分49秒
- かねてから、私と彼女は同期というせいもあってか
よく相談したり、しあったりする仲だった。その点では、圧倒的に有利。
やはり、同期というのは強い。……そう感じていたいものだ。
まもなく、彼女が私の部屋へ訪れる…
甘い期待と、何となく浮き足立つようなこの気持ち。
自分の着ている服が、思い切りジャージだったことを思い出し、
クローゼットを開ける。……とりあえず、きちんとしたものを着ないと。
あくまでも家にいるんだから、張り切りすぎずラフな感じで。
色々考えた挙げ句、セレクトしたのは手前にあった花柄のワンピース。
手っ取り早く女の子を可愛く見せる手段の洋服である。
それが終われば、等身大の鏡の前に立つ。
近付いて、間近で自分の顔を確認する。中途半端にとれたメイク。
だけどそれはあえて直しはしない。こんなにも浮かれた自分を、
微塵も感じさせてはいけない。それが、梨華的な恋の第六感。
髪に手をやり、そのまま梳かす。茶色い髪が何本か抜けて手にまとわりついた。
せめて、唇ぐらいは。
そう思い、ポーチからグロスを取り出した瞬間。
玄関のインターホンが鳴った。
- 12 名前:ACT1 -Love?Like?- 投稿日:2001年10月06日(土)23時41分03秒
- 嘘、何で?
いくら何でも早すぎる。
よっすぃーの家からだと、早くても30分はかかるだろう。
電話がかかってきたのは僅か15分ほど前なのだ。
不審に思いながら、ドアの中央上側にある小さな穴から来客を伺う。
「……え?」
訪問者は、意外な人物。
かつ、最も望まない人物で。
ガチャッ…
「近くまで来たからさ、そういえばこのへんだなーって思って来ちゃった!」
そう言った笑顔はあどけなかったけど。
明らかに、何か考えがあって来たんだと感じ取った。
彼女の目の色は、どう見ても「女狐」だったから。そう、「女」の目。
「ごめんね、ビックリした?」
「…ううん、全然」
「せっかくだから、上がってってもい?」
こう言われては上げないわけにはいかない。
まぁ、言われなくても私の性分では上げるのだろうけど。
「そこ座って。今お茶入れるから」
「ごめんねー、何か気使わせちゃって」
唇の端だけを上げて、微笑んで首を振った。
ポットから立ち上る温かな湯気と共に、私は彼女の正面に座った。
「…はいどうぞ、ゆっくりしてってね。こんなとこだけど」
「そんなことないって、めっちゃ片づいてんじゃん」
「………後で、よっすぃーも来るんだ」
話題を逸らして私は彼女の本来の目的である「それ」を口にした。
驚いた表情をしているあんたは、偽り。
本気じゃないなんて言ってるあんたは、偽り。
やる気がないって見せかけてるあんたは、偽り。
ホントはいつだって本気で、普通の女と一緒だってこと。
実は、あんたは私に似てるってこと。
一番知っているのは、私。
――――マケナイ。
- 13 名前:berry 投稿日:2001年10月06日(土)23時49分09秒
- とりあえず、最初の更新です。ごまのキャラが・・微妙・・(w
ごまはいい加減というイメージがありますが、実はかなり本気っぽいので。
何か梨華ちゃんもね、結構気強いイメージありますね。自分的には。
吉澤はバカ男ってことで(w
>>3 初レスだ!ありがとうございます。ご期待に沿えるかどうかは
わかりませんが、極力面白いものをと努力していくつもりです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
>>4 85年トリオは自分もかなり好きです。いいですよね。
実は3トップであの3人が何気に並んで欲しかったり・・
あ、なっちが・・・(w
>>5 恋をしちゃいましたの作者さん・・ですよね!?
あれ、すごく好きなんです。シリーズ3作目も始まって嬉しいです。
三角関係モノも書かれているんですか?お互い頑張りましょう!
これからも宜しくお願いいたします。
- 14 名前:JAM 投稿日:2001年10月07日(日)00時21分14秒
- 最近三角関係物増えて嬉しいのに
こんなすばらしい作品までくるとは・・・
三角関係目茶好きなのでホントに期待です。
- 15 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月07日(日)09時27分04秒
- やっぱりバカ吉なんですね(w。
同じ板ですね。頑張って下さい!お気に入りに入れました♪
- 16 名前:ACT2 -Begin…- 投稿日:2001年10月07日(日)23時50分35秒
- 最初は、来るつもりなんてなかった。これは、本心。
だけど何となく、気になった。「単純な感情」それがいつもアタシを動かす。
「今日ウチ寄ってく?」
ラジオ録りの後のこと。アタシはいつものように彼女に声をかけて。
さり気なさを装いながらも、目では相当「来い」と訴えたつもりだった。
最も、彼女は鈍感であって。アタシと五分五分くらいの鈍さ。
当然その目線に、気付いているわけがなかった。
アタシの誘いの声から、若干の間があく。
「ごめん、今日梨華ちゃんトコ行くことなっててさ」
いつもと変わらない笑顔で、変わらない声の調子でそう答えた。
「またいつものヤツ?」
極力、動揺しているのを隠してアタシは微笑んで尋ねる。
いつものヤツ、とはイコール仕事の相談のこと。
頷くよっすぃー。
「……そっか、じゃぁ仕方ないね」
ダメだよね、あっさりした風に見せないとさ。
粘着質の「女」特有の女に、自分を仕立て上げてはいけない―――
よっすぃーと話す時の自分的な法則ってヤツだ。
よっすぃーはよく、アタシとは「性格が合う」なんて言うけれど。
ホントのアタシは多分、彼女の考えてるようなコじゃない。
だけど、そう言われたときに。アタシは、だったら少しでも近付こうって。
そう考えた。根本的にマイペースな部分は同じなわけだから、そこまで無理を
しなくても、多少はついていくことができるだろう。
誰よりも、彼女に近い存在になれるように。
- 17 名前:ACT2 -Begin…- 投稿日:2001年10月08日(月)00時16分41秒
- 彼女の「性格」というものに近付くには実際それ程の努力は要さなかった。
それが、妙に嬉しい自分がどこかに潜んでいるのがわかって。
変な自己嫌悪が胸を覆った時期があった。けど。
基本的に、思い悩むのはキライ―――
だからこそ今日も梨華ちゃんの家へと訪れた。
そうでなかったら、面倒臭がりのアタシがただでさえ仕事で疲れているのに。
わざわざ、気を使う部類のメンバーの家になんか行くわけがない。
何の話すれば、いいんだろ。
梨華ちゃんの表情が、何となく曇っているように感じる。
会話は15分と持たなかった。何を言っても、ぎこちない雰囲気。
1歳年上という差は、何か微妙に大きくて。変に気を使う。向こうも…?
梨華ちゃんの事だから、加入当初あたりはそれをコンプレックスにしただろう。
彼女の部屋の、ピンクのベッドカバーやカーテン。
それが目に付いて仕方がない。
ただ、彼女の顔だけを凝視しているわけにはいかないから。
幾度となく視線を色んな方向へと向ける。……まるで、挙動不審だ。
「……アタシがここに来たこと…怒ってる?」
突然、言葉を投げかける。
アタシは―――バカだ。そして、ずるい。
答えにくい質問程、会話の上で失礼なものはないと誰かに言われた覚えがある。
案の定目の前の彼女は視線を泳がせているし。
それを正面から、微笑みもせずに見つめているアタシ……
ヤな女だなんてことは、とっくに分かっているんだ。
- 18 名前:ACT2 -Begin…- 投稿日:2001年10月08日(月)00時28分26秒
- でもアタシは、その理由に値することを既に見つけることが出来た。
相手が―――彼女が、梨華ちゃんだからだ。80%は。
さぁ、どう出る?
粗方予想は付いている。なのに、彼女を責めるように見つめる。
やっぱりアタシは、ヤな女。
「……そんなのっ!怒るわけないじゃんっ」
ほらね。予想通り。わかってたよ、梨華ちゃん…
取って付けたようなその言葉と、辿々しい物腰。上目遣いで微笑む仕草。
色鉛筆で描いたような、変にお互いが白々しい会話。
ただお互いに、その白々しさには気付いてない振りをしている。
何て素敵なお話。自嘲する。
そして、やっぱりアタシはヤな女。
「ごっちんは、大事な友達だもん!来てくれて嬉しいよ」
眩しそうに人を見ながら浮かべる笑顔。
それを見る度に、アタシは微かに寒気が走る。媚びる、笑顔にね……
「アリガト。……そう言ってくれて嬉しいや」
顔の筋肉の全てを使って、アタシは微笑んだ。
――――よっすぃーが来たのは、すぐその後だった。
- 19 名前:berry 投稿日:2001年10月08日(月)00時33分35秒
- 少ないですが、更新です。
若干、ごま接点の方が書きやすいかも。ストレートな人なんで(w
>>14 すばらしい作品なんて、滅相もないです!・・嬉しいけど(w
有り難うございます、少しでもそんな作品に近付けるように
頑張りますので宜しくお願いいたします。
>>15 風で連載されてるんですか?それが三角関係?確認しに行きますね!
お気に入りに入れて下さるなんて、感激です!有り難うございます。
そうですね、恋しちゃと同じ板♪光栄です。頑張りますので、
宜しくお願いします。
- 20 名前:berry 投稿日:2001年10月08日(月)00時34分47秒
- >>19 接点⇒視点ですね(w バカな間違い・・・
- 21 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月09日(火)21時59分43秒
- いいとこで切りますね(w。
私の方は行き詰まり気味なんで、そうならないよう頑張って下さい。
- 22 名前:JAM 投稿日:2001年10月09日(火)23時18分45秒
- ここで止めてしまうなんてそんな殺生な・・・
次の更新がすご〜く楽しみです。
- 23 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月10日(水)04時28分21秒
- 予告通りすごいドロドロしてる(w
ここまですごいのは今までなかったかも。
期待してます。
- 24 名前:名無し娘。 投稿日:2001年10月12日(金)01時10分59秒
- とりあえずお気に入りに登録。
この後が楽しみです・・・!
- 25 名前:ACT3 -Game- 投稿日:2001年10月12日(金)17時08分15秒
- 「遅くなってゴメン!」
ドアを開けると同時に、顔の前で手をあわせたよっすぃーの姿が飛び込む。
片方だけ外されたヘッドフォンと、手みやげらしきコンビニの袋。
相当急いできたのだろう、息が切れている。
「ううん、そんなの全然いいって」
顔が、何となくひきつっているような気がした。濁りのある、笑顔だ。
本当ならこんな風に彼女を迎え入れるなんてことはなかった。もっと、もっと…
私をこうさせる理由。―――それは、たった一つでしかないの。
「何か電車混んでてさー…大変だったよ、ホント」
「そうなんだー、上がって上がって」
開けっ放しのドアを彼女越しに閉めながらもう一度、微笑んだ。これで二度目。
「よーっすぃっ!」
私の背で、顔を出して微笑むごっちんの姿が振り向いてもいないのに、見える。
「……あれっ、ごっちん!?」
そして、その姿に驚きながらも微笑むよっすぃーの姿も。
突然訪ねてきたごっちんへの悪態が、思わず口をついて出そうになる。
それを止めるのは、理性だ。それから、プライド。体面。
玄関から、そのままダイニングへ向かってもう一人の訪問者の為に紅茶を。
聞こえてくるのは、二人の会話。
「何でごっちんがいんの?」
「んー…近くまで寄ったから来てみただけ」
嘘。はっきり言えばいいじゃない、よっすぃーがここに来るから。
私は半分ストーカー紛いの事をしてます、って……アイドルが、ストーカー。
カップにお茶を注ぎながら私は微笑んだ。3度目の、偽りの微笑み。
- 26 名前:ACT3 -Game- 投稿日:2001年10月12日(金)17時20分49秒
- 「お待たせ」
机に、残り一人分のカップを静かに置いた。
座って、顔を上げる。
―――ほら、もう来た。気に入らないことが一つ。
早いモノ勝ちとでも言いたげな表情に見える、ごっちんの顔。
私の部屋は南側に窓があって、その際にはベッド。それがちょうど、
背もたれになるような形で、小さなテーブルが置いてある。3人、という
半端な数字の人数。勿論、席順は2対1になってしまうことは明らかだった。
以前は、よっすぃーの隣は私の指定席だったはず。
それが今は当たり前のように、寄り添うようにごっちんが座っている。
自分の感情が、底の方から何かが沸き上がってくるのを感じ取る。
結局私は、よっすぃーの正面に座った。極端に端に寄って、よっすぃーと
だけ目が合うように、したつもりだった。不自然ながらもささやかな抵抗。
「そういえば意外にこんな3人で喋んのって初めてかもね〜」
呑気な声で、よっすぃーは言ってから紅茶を啜った。
瞬間、何かを察知した。
ごっちんが、私を見ている――――
- 27 名前:ACT3 -Game- 投稿日:2001年10月12日(金)17時37分10秒
- 「で、よっすぃー…話って?」
極力視線を気にしないようにして、話に神経を集中させる。
「あー、話?……ぅん…」
尋ねられたよっすぃーは、どことなく表情を曇らせて言葉を濁らせる。
私の中に、勝算が一つ。
ブロックを組み立てるかのようにして、構図を頭の中で作る。
そう、私とよっすぃーとの中でごっちんには絶対にないもの……
「…あ、やっぱり今は話しにくいかな…?」
そう口にして、私はチラッとごっちんの顔を見た。あくまでも控えめに。
今はまだ、笑みを浮かべたりしてはいけない。普通に、見るだけ。
明らかに動揺しているようなのは、勿論ごっちんの方。
ふいに、中学時代の自分を思い出す。
―――――
「何なのー、相談って!」
「うん、言いたいんだけど……ほら、いるじゃん。今」
「……あー、そっかぁ……」
チラチラと、二人が私に向ける視線。
邪魔だ、と言いたげな。
あんたなんかが聞く次元の悩みじゃないのよ、なんて顔をして。
もしくは、私の悪口でも言いたかったのかもしれない。
「仕方ないか」
言葉はそこで区切られたけれど。
どれだけあの時、屈辱を味わったか。計り知れないものが、そこにあった。
それと同じ事がどんなに辛いかなんて知っている筈なのに。
人間はどうして同じ事を繰り返してしまうのだろうか?苦しみを知っていても。
優しさを、私は知らないのかもしれない……手に入れたい気持ち。
それだけが先走っていて。
ごっちんの気持ちなんて少しも考えていない―――憎いだけ?
頭の中の構図の一部が、音を立てて脆くも崩れていった。
- 28 名前:berry 投稿日:2001年10月12日(金)17時43分34秒
- 今日は、もう一編更新することにします。
>>21 切った割には、結構拍子抜けな展開ですが(w
あ、風の小説見させて頂きました!!めっちゃイイ!!あの
エロさがたまらないですね(w よしごまもいいかも・・
続編も楽しみにしております。
>>22 そんな風に言って頂けるとは嬉しい限りです!
頑張りますので、宜しくお願いしますね。
>>23 ドロドロですよ〜(w これから更に泥沼に……
ディープな世界になりそうな予感です(w
>>24 追加して頂けるなんてすごい光栄です!出来るだけ、更新も
頑張りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
- 29 名前:ACT4 -I want to- 投稿日:2001年10月12日(金)17時58分04秒
- 梨華ちゃんはアタシが邪魔なんだな、と気付くのに時間はかからなかった。
最初から、3人で楽しく話をするつもりなんて鼻からなかったし。
正直、二人の間の「空気」をアタシは知りたかったんだ。
何故だか分からないけれど、居たたまれない気持ちに陥った。
この状況と、梨華ちゃんの視線なんかに負けたわけじゃない……
ただ、今アタシはここにいたとしても何のメリットもないということだ。
こうやって無駄に時間をやり過ごすこと。大事なことかもしれないけれど、
アタシはそんな性分じゃない。
隣に座るよっすぃーの横顔。綺麗な首筋に半ば、見とれそうになる。
彼女の笑顔、言葉ごとに変わる表情、声。
全部、まるごと愛しかった。……この気持ちを、切ないとかって言うなら
どうやらアタシは耐えられそうもない。全て、ぶちまけたい。
溜まっていくのは、欲求ばかりだ。
「……あの、さ」
口を開く。言葉は頭の中で考えるよりも先に自ずから出てきていた。
途端に、よっすぃーの視線がアタシの方へ向かったのが分かる。
隣から真っ直ぐな視線と、正面から鋭い視線。
「やっぱ、アタシ邪魔なのかな……」
何を言ってるんだろう、アタシは。
自分のことが理解できなくて、自分の感情を捕らえることができない。
コントロール不可。
「何言ってんの!?」
でも、アタシより更に戸惑っていたのはよっすぃー。
どうして?
お人好しにも、程がある。
邪魔なら邪魔って言っていんだよ?
そんな言葉が、胸を掠めた。
ふっと、視線を移らせていくとアタシのことを
凝視したまま、ニコリともしない梨華ちゃんと視線がぶつかった。
- 30 名前:ACT4 -I want to- 投稿日:2001年10月12日(金)18時08分45秒
- 嘘だ。
やっぱり、さっきのアタシの感情―――嘘だよ。
さっきのは半分、いや、半分以上がキレイ事とかってヤツ。
本当は、計りたかっただけ。
よっすぃーの、梨華ちゃんの前でのアタシへの態度。
そして、彼女の性格上アタシの言葉を肯定できるわけもないこと。
アタシはそれに本当は気付いていて、わかっていて……
見せつけたかったんだ。ヤな女。……ヤな女、ヤな女、ヤな女…っ!
「ゴメン、変なこと言って」
「もー、頼むよごっちん…変なこと言うと困るじゃん」
変わらないのは、彼女の優しさだけ。
「だって何か…やっぱ梨華ちゃんとよっすぃーの中に入っちゃダメかなって…」
そして変わらないのはもう一つ。同じ事を繰り返す、ヤな女のアタシ。
「な〜に言ってんのー、いつでもカモ〜ンだよ!ねっ、梨華ちゃん」
笑顔で、梨華ちゃんに向かって微笑むよっすぃー。
分かってる、この後の梨華ちゃんの言葉。動作、表情、全部。
溜まっていく。欲求が。
よっすぃー、よっすぃー、よっすぃー………
こっち見て?アタシだけでいいから、見ていて欲しいの。
梨華ちゃんには負けたくない。だけどその前に、よっすぃーに好かれたいの。
この部屋から出て行こう。
- 31 名前:ACT4 -I want to- 投稿日:2001年10月12日(金)18時12分24秒
- このまま、ここにいるとダメだ。
―――頭の回転が遅いなりに、アタシはそう感じた。
これでいい。
うまくいった……気が強いけれど、子供なアタシ。
これでいいんだ、ここで帰れば…そこから、物語が始まる。
ようやくスタート地点。
- 32 名前:ACT4 -I want to- 投稿日:2001年10月12日(金)18時16分57秒
- マンションの外へ出て、植え込みのあたりに座り込む。
帰るときには、言うまでもなく梨華ちゃんとよっすぃーに引き止められた。
どうして、だの。気使わないで、だの。色々言葉はかけられた。
心配そうな表情を浮かべるよっすぃーを見て、一瞬気持ちは揺らいだけど……
あそこで負けてはいけなかった。
アタシは、明日からの土台を作るために帰ったんだから。
携帯のメモリーから、馴染みの男友達の電話番号を検索した。
何人かいる中の一人。特別な関係の彼を。
何の後腐れもなくて、ただ会っては……抱かれるだけの。
- 33 名前:ACT4 -I want to- 投稿日:2001年10月12日(金)18時32分11秒
- 暗闇の中で、ただ熱い息遣いだけが響いていた。汗ばんだ、二つの肉体。
「………んっ、ぁ…はぁ、はぁ……もっとぉ…」
アタシの上に被さる華奢な体つきのその男。
何度も、何度も求め合いながらもアタシの快感は肉体的な物でしかなかった。
荒い呼吸を繰り返しながら、比較的激しく腰を動かす彼。
それにあわせて、いつの間にか自分ももっと感じようと腰を動かす。
その姿を想像するだけでも、自分を許すことができない。
「うっ、ごめ…俺……っ」
「……っあ、待って…ダメだって、まだ…」
言ったのにも拘わらず、彼は自我を抑えきれなかったらしく。
いつの間にか果て、アタシの身の上にその体を預けた。
いつも、そうだ。
男なんてものは、自分が満足すればそれでいいだけで。
こっちの気持ちなんて構いやしない。
「……良かった?」
未だ、肩で息をしながらアタシへそう尋ねる。
アタシはそれに頷くだけ。
欲求を解消するだけの、お互いの関係。
満足していないはずなのに、結局は彼に抱かれる。
どうしてかは、わからない。
意味もない、愛なんて何もない空っぽのセックス。
だけど、行為中に浮かぶのは……いつもよっすぃーのことだった。
よっすぃーなら、どうやってアタシを愛するんだろうとか。
あの腕に、抱かれたいなんて思い始めたのはいつだったかな―――
- 34 名前:JAM 投稿日:2001年10月13日(土)01時05分33秒
- 今後の泥沼に期待しまくってます。
しかしごっちん切ないなぁ・・・
- 35 名前:すなふきん 投稿日:2001年10月13日(土)18時33分07秒
- かなり作者さん期待!
- 36 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月14日(日)20時53分28秒
- 切ない・・・切なすぎますね。
でも最近、切ない痛い系にハマっております。
頑張って下さい。
- 37 名前:ACT5 -anytime,anyplace- 投稿日:2001年10月17日(水)22時50分56秒
- 「……もうこーゆうの今日で最後にするから」
床に散らばった衣服を拾い、それを身にまといながらアタシは言った。
「何でだよ、言い出したのお前じゃん」
彼は、少し不満な様子。
その手元には、煙草が一本。部屋に香りが充満する。
「タバコ……キライ」
一言口にすると、彼は何も言わずに灰皿の上で火をもみ消した。
その動作が、何となく滲んで見えた。
ソフトフォーカスのレンズで覗いてるみたいに、変な情景。
「大体そっちだってこれから忙しいんでしょ?」
極力、彼とは目を合わさないようにして話した。
いつも行為の後は、さっきまでのお互いじゃなかったように振る舞って。
それなのに、何だか今日は後ろめたかった。彼の顔を見ることが。
「別に俺は―――」
そんな彼は、女の子から黄色い歓声を浴びる対象で。
そのポーカーフェイスを崩していくのに、差詰めアタシはゲーム感覚で
楽しんでいた。ただ、虚しいだけのクリアできないゲームを。
「ヤリたいんだったらいくらでも女寄ってくるじゃん、人気あんだから」
服を着終えたアタシは、鞄の中の整理を始める。
「………お前だって、ヤリたいんじゃねーの?」
ヤリたい
そうなのかな、アタシ。
じゃあ、どうして行為を終えた後でも気持ちが晴れない?
溜まっていく欲求は、性欲っていうのとはまた違う部類のような気がして。
だけどそれじゃあ、どうして彼を電話で呼び出した?
重なってく疑問。答えは、出そうもない疑問。
- 38 名前:ACT5 -anytime,anyplace- 投稿日:2001年10月17日(水)23時01分44秒
- 「………とにかく、もう会ってもこうゆう事はしないつもりだから」
「何だよ、それ」
切っておいた携帯の電源を、切り替えてONに。アタシの気持ちも、ONに。
「それじゃね」
安っぽいファッションホテルから出ると、一転して夜の街。
以前は、こうやって夜の街を気付かれずに徘徊することが好きだった。
ヘッドフォンをし、人ごみの中に隠れて自分の存在を忘れることが出来る瞬間。
未練はない。
向かってくる風も、見上げると漆黒の闇のように感じる夜空も。
月の光も。1時間前までの自分も。彼も。関係も。
今っていう時間と、その時々の自分の感情だけで生きよう。
そうすれば、アタシにも風は吹いてくる……
明日の集合時間は10時。
2時間早く、楽屋へ行こう。
2時間早く、あなたの元へ……行こう。
- 39 名前:ACT5 -anytime,anyplace- 投稿日:2001年10月17日(水)23時17分08秒
- タクシーに乗り込んで、家へと帰る途中に。
思い出したかのように鞄から徐に携帯を取り出した。
新着メールが一件。
ディスプレイを見つめたまま、一瞬動きが止まった。
何故か、手が汗ばんでくる。肩が小さく震えているのが自分でわかった。
車内にノイズ混じりで聞こえる、AM。途切れ途切れの対向車のランプ……
受信したメールを開くことがほんの少し怖かったから。それは、出し主が
一番願っていて、一番願っていない相手だったことがわかってるから。
「バカやろー!何で帰るんだよー!!遠慮すんなって言ったのに。
って言うか、何か様子がおかしかったからちょっと心配。
何か悩みでもあんの?まあ、またゆっくり話そうよ。絶対だよー!」
――――嬉しい。嬉しい、って言うよりキュンっていうのが合う。
マンガじゃあるまいし、と頭では思っていても思わず携帯を握りしめた。
愛情とはニュアンスが全然違う友情という名の優しさ。
わかっていても、今はそれでも良かった。
彼女の、優しさだけが欲しい。彼女が、「彼女」が欲しい。
「………よっすぃー…」
苦しいよ、アタシ。
好きで。
好きで。
好きで。
だけど、届かなくて。
トモダチって、何て残酷なんだろう―――
つらい。
すき。すき。
好きなの、よっすぃー………
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月18日(木)16時49分09秒
- …痛い。
痛くて哀しいです。
切なくてやりきれない。
ヤバいくらい、ごっちんに感情移入しちゃいました(ニガワラ
作者様、頑張って下さいね。
- 41 名前:ACT6 -Head light- 投稿日:2001年10月22日(月)19時27分52秒
- 朝は、苦手。
――――特に、こんな朝は。
ベッドの上で一度寝返りを打ってから、手を伸ばしてカーテンを開けた。
気だるげな自分の表情がふいに窓に写り、何となく視線を外す。
「………イヤだなぁ、雨…」
髪の毛がまとまらないし、服も鞄も濡れる。
車の窓から見る街の景色は、昼でも暗くて寂しくて……
ただでさえ、忙しい東京の都会の街が一層冷たく感じられるんだ。
「人さえも、ね…」
そんなことをポツリと言っては、自嘲する。
―――昨日は、結局ゆっくり話をすることなんてできなかった。
お人好しのよっすぃーは、ごっちんが出ていった理由ばかりを考えて
相談どころじゃなかった。気にしなくていいじゃん、と振れば
そうなんだけど…と言いながらも考え込んでる様子で。
そんなところに強引に話題を持っていく程、私は厚かましくない。
と言うより、持っていけなかったの方が正しいのだろう。
何をするにも結局は弱虫な私。……自分に満足している、なんて
ただの強がり。どうしてか、わからないけれど。強く見せようとしてる。
全うに、彼女と並んで歩きたいと思っているのかもしれない。
――――彼女は、私より年下なのに。
- 42 名前:ACT6 -Head light- 投稿日:2001年10月22日(月)19時46分55秒
- 何だか物足りない、眠気の覚めない身体を起こす。
ピンク色のシーツは、部屋に設置された加湿器のせいか湿っていて。
手を付いて、枕元の携帯で時間を確認する。
集合時間まではあと、ちょうど2時間程。用意をするのには十分な時間。
よっすぃーなら大慌てで準備をする時間なんだろうけど。
いつもと変わらないはずなのに。
三面鏡のような形になった洗面台の鏡に映し出される自分の姿。
ここ最近続く睡眠不足と過労から、目の下には見事に隈が出来ていて。
半分ずらしたマスクと薄い眉。ひどく自分の姿が滑稽なもののようだった。
蛇口を捻って、勢い良く出る水をしばらく見つめてから顔を洗う。
顔を上げた瞬間に見えたのは。
3人の姿。
正面に、私。右側によっすぃー。左側には……ごっちん。
「……疲れてるのかな、私」
そう口に出して、鏡に触れた。
何かが起こる前兆のような気がして、再び直視できなかった。
歯を磨いて、そのまま鏡の扉を閉じる。
勿論、振り返ってもよっすぃーとごっちんの姿なんてあるはずもなく…
強烈な眠気が襲ってきそうになるのを感じながら、軽くメイクをして
服を選び、靴を選び。玄関のクローゼットから傘を取り出す。
「……今日も1日頑張ろっと…」
鍵を閉めて、呟いた。
- 43 名前:ACT6 -Head light- 投稿日:2001年10月22日(月)20時00分01秒
- 「――――マジ?……ハハハッ、愛ちゃんサイコー…」
楽屋の扉を開こうとして、ノブに手をかけた瞬間だった。
私の手が止まる。
「愛ちゃん」
と、言ったのは間違いなく愛しいあの人。
言い様もない不安感と疎外感がまた胸を襲った。
こんなこと……あの時以来。
初めて、ごっちんとよっすぃーが仲良さそうに話してるのを見たとき…
その感情を嫉妬という、醜い名前で呼ぶことなんて絶対にイヤで。
何度も何度も思い直した。自分も、中に入ろうと努力はした。
それでも、越えられなかった。
スケジュールのすれ違いと、根本的なペースの違いから。
溝はどんどん広がっていくばかりで、気がつくと私は取り残されてた。
また?―――またなの、ねぇ……
後輩にまで追い越されてしまうの?私…
「やだ、もう……」
本当に戦うべき相手は、他にいるのに私はドアを気付かれないように殴った。
- 44 名前:ACT6 -Head light- 投稿日:2001年10月22日(月)20時28分03秒
- 「何やってんの」
後ろから白けた声をかけられ、ハッとして振り向く。
「………ごっちん…」
最悪。一番見られたくない人に見られてしまうなんて、ほんとドジ。
「おはよ、梨華ちゃん」
「……おはよう」
急いで来たのだろうか、額に汗が滲んでいる。少々息も上がっているようだ。
「昨日はごめんねー、突然帰っちゃって」
軽く微笑みながら、ごっちんはさり気なさを装ったらしくそう口にした。
「……ううん、そんなの全然気にしないで」
それに、満面の笑みで返す。
「珍しいね、梨華ちゃんがこんな早いなんて」
……だっていつもより早く準備が出来たんだもん。だから、急いだの。
集合より一時間も早い。
きっとよっすぃーは来ているだろうことと思って……
だけど、ね。
こんな偶然なら、起きて欲しくもなかった。
まさか、いや、多分…絶対に、ごっちんも同じことを思ったのだろう。
「……ごっちんこそ」
「アタシは結構、いつもこれぐらいだよ〜?」
そうだっけ―――
計算違いだった。
まさか、ごっちんまで来るなんて思ってもみなかった。
新メンバーが早く来ることすら考えていなかったのに……
でも、順当に考えれば加入直後の新メンバーは早く来るんだ。
従ってそれよりも早く来るよっすぃーとは、接点が増えるってこと?か。
- 45 名前:ACT6 -Head light- 投稿日:2001年10月22日(月)20時43分44秒
- 「……って言うかさ…、入ろうよ…」
苦笑いを浮かべながら私の肩越しに、ごっちんは扉を開けた。
――――
―――
「……ぁ、おはよ!ごっちん、梨華ちゃん」
「おはようございます!」
二人の声が見事にハモる。
「ハモった―――!」
それを気付いたよっすぃーが、高橋と顔を見合わせて笑った。
そんなに嬉しそうな笑顔を浮かべて。よっすぃーってば……
でも、そんなことは問題ではなかった。
高橋の表情。あきらかに、情景の眼差しでよっすぃーを見つめる。
黒い瞳には、何かが隠されていそうで…また新たな敵を感じ取った。
そして、重要なのは楽屋には二人だけしかいなかったこと。
「何、二人で喋ってたの〜?」
ごっちんの羨ましいところは、こんなところ。
いとも簡単に、二人の中にとけ込んでいく。椅子を動かして、真ん中に
入り込むようにして、視線はバッチリよっすぃーへ向ける。
「そうなの、愛ちゃんが面白くってさ〜!」
「面白いのは吉澤さんの方ですよぉ…」
照れくさそうに、向かい合ったよっすぃーの膝をトンと押す。
それさえも、可愛いといった表情で見るんだからたまらない……
こんな表情見たことなかった。
「辻とか加護とは違った可愛さなんだよねぇ〜…」
しげしげと高橋を見ながらそういう視線も、イヤ。
わかってる、割り切ってはいる。人なつっこい性格も、浮気性な性格も。
可愛いものや、新しい物が好きな性格も。優しさゆえに人を傷つけることも。
それでも、イヤ。嫉妬の塊になる、「女」な自分もイヤ。
- 46 名前:berry 投稿日:2001年10月22日(月)20時57分08秒
- 新たな敵、登場です。
ややこしくなるかなと思ったんですけど、
どうやら高橋は吉澤に惚れそう(もう既に?)な感じなので。
>>34>>35
ありがとうございます!こんな駄文でも宜しければ、
おつきあい宜しくお願いいたします。
どんどん泥沼化していきますよ〜(w
>>37 切ない、痛い系いいですよね!自分も好きです。
今回はあんまり切なくなかったと思います(w
>>40 ごっちんは、今回一番切ない役柄になると思います・・
彼女の幸せは訪れない可能性が高い・・(w
ありがとうございます、頑張ります!
- 47 名前:JAM 投稿日:2001年10月22日(月)22時48分23秒
- まだ新メンでてる小説少ないので
作者さんが高橋をどう書くか期待が高まります!
- 48 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月23日(火)01時10分36秒
- とても(・∀・)イイ!!
この切な痛い感じがめちゃくちゃいいです。
しらない間に愛の種を撒き散らしてるよっすぃ〜もいい。
そしてその種を育ててしまう3人もいい。マジで面白いっすわ。
- 49 名前:名無しくんつ 投稿日:2001年10月23日(火)12時11分53秒
- よっすぃーって誰とでもあうね。
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月26日(金)20時43分12秒
- いいですね〜!
3人のキャラも自分の好きな感じでかなり面白いです。
ところで>8の「ハブにされる」と言うのはもしかして、
某高校の文化祭の劇で使われた言葉ですか?
もしそうなら誰なのか(クラスの人かだけでも)知りたいなあ〜、なんて。
もし全然関係なかったらごめんなさい。
これからも期待してるので頑張って下さい。
- 51 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月29日(月)03時42分21秒
- age
- 52 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月01日(木)05時14分02秒
- 続き期待してます!
お忙しいのでしょうか…。
- 53 名前:名無し殺生 投稿日:2001年11月03日(土)22時00分37秒
- Mステでこの小説をまんまいった展開がありましたよね。
思わずこの小説を読んだのか?よっすぃ〜と思いました。
続き期待してるっす!
- 54 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月07日(水)16時05分40秒
- 続き待ってます
- 55 名前:ACT7 -please- 投稿日:2001年11月07日(水)18時15分10秒
- こんな事を思いついた。
もし、アタシが高橋に近付いたならば………
よっすぃーは、そして梨華ちゃんは、どんな行動をとるのだろうか?
喜ぶ?悔しがる?それとも…怒る?何でもいいから、反応しては欲しい。
無視されるより、よっぽどいい。………無視されるより…
思いついたなら、すぐに実行。
始めるのは早い方がいい。
まずはどれだけ高橋の心を自分に食いつかせるのかが勝負だった。
ゲーム、スタート。
「小川ちゃん」
早速、自分の席から離れて彼女の元へと向かう。
ターゲットではなく、「利用者」の元へ。
アタシと梨華ちゃんの二人と僅か差で入ってきたのは、新メンバーの小川。
今のところ、見ている限りではどうやらこの子がキーパーソン。
いかにこの子をうまく利用するかによって、作戦の結果も随分と違ってくる。
バカなのに何故かこういうところにだけは頭が回る。
昔からそうだった。……欲しいモノは、そうやって手に入れた。
学校1の美男子を自分のモノにするのも。
友達の彼氏を、あっさりと自分の彼氏にしてしまうのも。
欲しいモノは、何だって手に入れてやりたい――――
- 56 名前:ACT7 -please- 投稿日:2001年11月07日(水)18時36分11秒
- 「ちょっとさぁ、話があるんだけど…」
笑顔で彼女の隣に座る。
そして、その理由も知らずに微笑みかけるその「利用者」。
どんなひどい女になっても、もう良かった。
バカみたいでも、無意味でも、彼女の気を少しでも引きたい…
「愛ちゃんってどんな子なの?」
至って、冷めた表情にならないように尋ねた。
他愛もない会話だったけれど。
だけど、確実に。
何気なく言う小川の一言一言は有力な情報となって。
アタシはその度に、忘れないようにそれを頭に刻み込んでおく。
高橋は、元々はアタシのファンだったらしい。
「あ、だけど今ではみんなかっこいいとか言ってますけどね」
小川なりに他の先輩にも気を使ったのか、アタシしか聞いていないのにも
拘わらず、何故かフォローに徹しようとしていた。
「そっかぁ、先輩はみんなかっこよく見えるからねぇ〜…」
さり気ないようで、何かを探るアタシの言葉。
「そうですよね!……やっぱ、新曲やってたら吉澤さんかっこいいって…」
「よっすぃー?」
何となく、乙女な雰囲気を醸し出す彼女。問い返すとコクンと頷く。
「思っちゃいますよ…愛ちゃんなんかずっと言ってるんですよ〜」
「何て?」
「吉澤さんに惚れそうだとか、かっこいい〜とか」
やっぱり、ね。
予感が、確信に変わった瞬間だった。
「……アリガト」
とりあえず、小川の今日の役目は終わった。
会話を締めくくるべくして、アタシはお礼を言って彼女に微笑みかけた。
ほんの少し不思議そうな表情をしていたけれど。
初期の新メンバーというものは、先輩と話せただけでも嬉しいハズ。
別に不審に思うことはないだろう。
これからだ。
- 57 名前:ACT7 -please- 投稿日:2001年11月07日(水)19時03分08秒
- 作戦はこうだった。
とりあえず、アタシは執拗に高橋を見ておく必要がある。
それから、先輩としての優しさを見せて。
プロフェッショナル気取りの、かっこよさを見せなければならない。
仕事場で、メールで、手紙で。
様々な手段を利用して、彼女と親しくならなければならない。
そうやって、少しずつ離していく………
アタシが高橋に惚れる?
そんなことは絶対にない。あくまでも、彼女は通過段階に過ぎない。
手に入れる為の妨害を、阻止するだけのこと。そんな存在。
少し、自分のことが怖くなった。
背筋に何かを感じる。
と思っていた、矢先のことだった。
- 58 名前:ACT7 -please- 投稿日:2001年11月07日(水)19時17分22秒
- 「―――――教育係!?」
素っ頓狂な声をあげたのは、梨華ちゃん。
思わずアタシは、それを梨華ちゃんに告げたらしいカオリを凝視していた。
「………はぁ?…」
小さく、不満の声。いつの間にか、自分の口から漏れていた。
教育係なんて、何で今更そんな面倒くさいコトすんだろ……
頭の中に、夢を追って輪の中からすり抜けていった人物が思い浮かんだ。
涙を溜めて彼女の事を見つめた自分の瞳。
歓声の中に、笑顔のままで消えていった彼女。
「―――ここは……だからね」「…緊張することないよ」「ダメでしょ!」
色んな事を教えて貰ったっけ……
昨日のことのように、彼女の声は思い出すことが出来るのに。
どうしてか、寂しいなんて感情とか姿形を思い出すことは出来なかった。
淡い、恋心に似たものを彼女に抱いて。
何度も何度も、彼女という人物を空想の中で作り上げた。
そう言えば彼女を想って抱かれたこともあったな、なんて―――
同じ事、繰り返してる。
今はなき彼女の影にスライドさせて、よっすぃーを見たことは既に過去のこと。
思い入れなんて、年月が経った今。対して、なかった。……多分、きっと。
だってアタシは後輩としてしか、見られていなかったし。
いつも大事な話をするときは仲間外れ。結果を伝えられるだけのアタシ。
疎外感なんて、何度味わったかワカンナイ。
ソコニアナタガアラワレナカッタラ、アタシハドウナッテイタンダロウ?
- 59 名前:ACT7 -please- 投稿日:2001年11月07日(水)19時28分49秒
- 外れた恋。
いつだって、アタシは障害のある恋をする。
甘い経験なんて、皆無に近い。
………今だって。
あの時は、子供だったけれど。今はもっと、子供。
「……教育係…」
小さくそう口に出して呟いてみる。
アタシだって、あの人のように後輩に教えようなんて思っていたのに。
後輩はいつの間にか一人立ちしていて、気付いたら何も教えていなかった。
ブランクがたった半年しかない、っていうのもあるんだろうけど。
最も、それを加護に言ったら
「そんなことないですよ」
なんて言って、柔らかく笑って。
「後藤さんのおかげで、加護は自分のペースで歩けばいいってわかったから…」
泣いているときに、彼女を慰めた時の一言が残っていたらしい。
それをアタシに笑って言えるほど、もう彼女は大人になっていて。
アタシの方が負けてしまいそうなほど、パワーを持っている。
「後藤さんは、加護にとって大事なこと教えてくれた人です」
教育係という名の存在の、小さなようで大きな重み。
もしも、よっすぃーと高橋にそんな思い合いが生まれたなら―――?
嫉妬の感情が、自分の心の中のほとんどをじわじわと占めていくのを感じた。
結局、思いはそこに行き着く。
シリアスなドラマなんて、アタシには……似合わない。
- 60 名前:ACT7 -please- 投稿日:2001年11月07日(水)19時44分52秒
- 「……とりあえず、一人ずつ付けようと思ってるんだけど…」
カオリのそんな一言。
アタシはただ、懇願するようにその綺麗な横顔を見つめるだけだ。
隣を見れば、そんなカオリを期待の目で見つめる小川。
何となく嬉しそうなよっすぃー。
それにも増して、更に嬉しそうな表情の高橋。
そして、恐らくはアタシと同じ感情でいるだろう――梨華ちゃん。
「……でも、まだ新垣と紺野が来てないし…」
不安な表情を隠しきれないまま、梨華ちゃんはそう告げるけれど。
カオリは取り立てて気にもしない、と言った様子で。
「あの二人はちょっと問題あるから……ベテラン二人にしよ」
そう言って、軽快に笑って。
その笑い声が楽屋に響いていた。
だって、カオリしか笑っていないんだもの。よっすぃーは唇の端を上げるだけ。
アタシと梨華ちゃんにとっては、真剣勝負であって。
些細な事に必死になる自分に、変わったもんだなと自嘲する。
「やっぱ、カオ的には石川には小川がいいと思うんだよね」
途端に落胆の色が見える梨華ちゃんの表情。
……多分、アタシも相当な表情をしていたんだろう。カオリの視線を感じた。
それだったら、必然的によっすぃーは高橋になるじゃない。
「よしっ、決まり決まり。吉澤は、高橋ね。あと、紺野が……」
その後もカオリは言葉を続けていたけれど、アタシの耳には届かなかった。
教育係。
小さな、大きな重み。
作戦は最初から難航しそうな動きを見せ始めていた。
- 61 名前:berry 投稿日:2001年11月07日(水)19時55分15秒
- 更新が遅れがちで申し訳ないです・・
何か、後藤がどんどん違うキャラになっていくような(w
しかも途中で出てくる加護が何だか妙に(変に?)大人っぽい。
>>47 高橋はどうやら次から動き出してくれそうです(w
あの黒い瞳の中には、実は野望を秘めている小悪魔チックな感じに
仕上がりそうです(w メディアで見た感じでもそうなんで。
どっちかと言うと、小川の方が無邪気な感じがします。
高橋は結構気が強そう・・新メンの中でも仕切り役らしいですしね(w
>>48 ありがとうございます。そう言っていただけるとすごく嬉しいです。
吉澤は罪な奴です(w 本当に。結構だらしない優男なんで(w
出来るだけ切なく・・これからも頑張っていきます!
>>49 そうですね、基本的に誰とでもあいますよね。Mステの登場シーンの
カオリとの絡みには思わず悶絶(w 加護とバカやりあってる感じも
いいし(抱き合ってたし)、辻を妹みたいに可愛がってる感じも
萌えるし、保田とのやり合いも愛を感じるし、石川との何となく
エロい(w 雰囲気なんか激萌えだし、後藤との本当に仲の良さそうな
雰囲気とか、矢口と相思相愛だったり、高橋という新たなターゲットを
作ってたり。萌え要素をこれでもかと詰め込んだ人です(w
本命は一体誰なんでしょうかね〜・・?(w
- 62 名前:berry 投稿日:2001年11月07日(水)20時02分13秒
- >>50 ありがとうございます、そう言って頂けて嬉しいです。
某高校の演劇・・?どうやら、全然関係ないっぽい、です(w
そのようなセリフがあったんでしょうか?
これからも頑張りますので、宜しくお願いいたします。
>>52 遅くなって申し訳ありません!お待たせしました・・
出来るだけ、これからは早くしたいと思ってるんですが・・
>>53 自分もびっくりしました(w 吉澤は高橋狙いだろうな〜と思って
いたら、予感的中(w 教育係というのもポイントですね。
あの二人も結構相思相愛っぽいですね、何となく。
結構萌えな二人だと思います。
>>54 お待たせして申し訳ありません。こんな駄文ですが、お楽しみ頂ければ
幸いです。三角関係ならぬ多角関係に発展してますが(w
これからも宜しくお願いいたします!
- 63 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月09日(金)18時10分10秒
- おもろいね
- 64 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月09日(金)18時14分49秒
- いいですねー♪
- 65 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月10日(土)17時05分05秒
- FUNでも高橋→吉澤がありましたね。
よしっ!と思ったのは自分だけではあるまい・・・
- 66 名前:さるさる 投稿日:2001年11月17日(土)01時39分03秒
- 初めて読みました、映像が頭に浮かぶような文章力。すごいっす。
しかし、後藤。切ない。でも何故だかそんな後藤に惹かれる。
高橋を利用する後藤、萌え。でもハロモニとか、本当に後藤は
高橋の事じぃーっと見てるんですよね、この小説の通りに(笑)
私も高橋の目の奥に何か感じますね、あと後藤と似たようなオーラも。
あぁ、続きが楽しみだぁ。
- 67 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月19日(月)20時10分06秒
- 続き期待してます
- 68 名前:nimu 投稿日:2001年11月27日(火)01時17分20秒
- 続きが読みたいよぉ。
- 69 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月30日(金)03時04分38秒
- 同じく!期待してます!
- 70 名前:あさみ 投稿日:2001年12月01日(土)16時45分29秒
- 飽きないで更新待ちます
ひたすら…
それだけ期待
- 71 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月09日(日)15時02分59秒
- いつまでも待ってますよー作者さん
- 72 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月11日(火)16時23分13秒
- 放置じゃないですよね?
- 73 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月31日(月)14時06分15秒
- 他の作品が忙しいとか?
んなわけないか。
- 74 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月05日(土)22時11分32秒
- 放置ならそう言って欲しい・・・
- 75 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月24日(木)00時57分14秒
- 負けないぞ
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