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君に恋してる
- 1 名前:りか美 投稿日:2001年10月06日(土)17時37分37秒
- いしよしです。
文はまだまだ下手っぴですがよろしくお願いします。
- 2 名前:りか美 投稿日:2001年10月06日(土)18時05分33秒
- 勢い良く教室のドアを開けて、堂々と2年生の教室に入って行く。
まだホームルームは終わっていないためもちろん先生もいる。
でも、そんな事はお構いなしにズカズカと教室の中央に座っている少女
に近づいていく。
「おい、まだ終わってないぞ」
先生のそんな言葉も聞いているのかいないのか…
それ以上注意できる人物はこの教室、いやこの学園には存在しない。
目的の少女の前で立ち止まると今までの冷たい表情から一変、優しげな
笑みを浮かべる。
「梨華、帰ろ?」
こう言った彼女の名前は吉澤ひとみ。
この学園の理事長の一人娘で、容姿・成績・運動神経、何を取っても
非の打ち所がない言わば『お嬢様』。
でもひとつだけ欠点を挙げるとすれば…わがままだ。
- 3 名前:りか美 投稿日:2001年10月06日(土)18時29分05秒
- 「ね?今日はお互い部活もないしさ。早く帰ろ?」
静かな教室の中に梨華のため息が響き渡る。
石川梨華はひとみの幼馴染。
梨華の父親は世界を股にかける大手企業の会長で、梨華はひとみ同様『お嬢様』。
この学園で唯一、ひとみが笑顔を向ける人物だ。
「あのねぇ、ひとみちゃん?」
梨華は周りを気にして、小声で言う。
「まだ私のクラスは終わってないの。それにひとみちゃん1年生でしょ?勝手に
2年の教室に入ってきちゃダメ。もうすぐ終わるから廊下で待ってて」
小さい子供を叱るようにでも優しく言う。
そうしないとこのわがままお嬢様は聞いてはくれない。
「…分かったよ。待っとく……」
渋々とひとみは教室から出て行く。
「…すみませんでした」
梨華は先生に軽く一礼する。
「いや、いんだよ。…いつものことだし」
「すみません……」
- 4 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)22時56分06秒
- いしよし大好きなんで期待してます。
授業終了を待切れないよすぃがいい感じ
- 5 名前:りか美 投稿日:2001年10月07日(日)14時22分50秒
- それから2、3分程でホームルームは終了した。
わがままお嬢様の機嫌を損ねないように梨華は先生よりも早く教室を後にする。
「あれ?ひとみちゃん??」
でも廊下にはひとみの姿は見当たらなくて…
「先に下りたのかな」
梨華はもう一度周りを確かめると階段に向かう。
「あ…カバン……」
その途中でトイレの前にあるひとみのカバンを見つける。
そこで待っておこうと思ったが、梨華は念の為、遠慮がちにトイレに入って行く。
「ひとみちゃん、いますかぁ…」
でも中からの返事はなくて、梨華はさらに奥へと進む。
「ひとみちゃぁん?」
他の学校とは比べ物にならない程広くてキレイなこの学園のトイレに
梨華の声が響く。
「なんだ…いないのか」
しばらくして誰もいないことに気付くと、外に出ようと入り口の方へ向かう。
と、奥からドアの開く音が聞こえてくる。
- 6 名前:りか美 投稿日:2001年10月07日(日)14時32分52秒
- 「ひとみちゃん?」
梨華は再び奥の方へ進んで行くと、一番奥のトイレが
少し開いているのを見つける。でも、誰も出てくる様子はない。
梨華は意を決すると、その個室の前に立つ。
「…失礼します!!」
勢い良くドアを押し開ける。
「…!きゃぁ!?」
梨華がひとみの姿を確認するのが早かったか、
それともひとみが梨華を引っ張ったのが早かったのか。
個室のドアはもちろん、丁寧にカギまで閉められてしまった。
- 7 名前:りか美 投稿日:2001年10月07日(日)14時48分18秒
- 「ひとみちゃん!?」
梨華は完全にひとみに抱き締められていた。
広いとは言ってもトイレはトイレ。しかも個室。
ふたりの吐息以外は何も聞こえてこない。
「もぉ…いるんなら返事してよね!お化けかと思っちゃったじゃない!!」
そんな状況に少しドキドキしてしまっている自分の気持ちを隠すように
梨華は声を荒げる。ひとみはそんな梨華を愛しそうに見つめている。
「…何か言ってよ……」
一方的に怒っている自分が場違いな気がして梨華は困った顔をする。
ひとみは梨華を抱き締める腕に更に力を加える。
しばらく見つめ合ってから優しく微笑むと梨華の耳元で囁く。
「…あたしを待たせた……お仕置き」
梨華はその意図が掴めなくて目をパチパチさせる。
「梨華……」
「ひゃぁ!?」
でも、自分が一番感じやすい耳に息を吹きかけられ、その意図を知る。
だって耳が弱いと言う事はひとみしか知らないんだから……
- 8 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月08日(月)13時51分27秒
- わぁ〜お♪
続き待ってます!
- 9 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月09日(火)14時11分21秒
- 面白そう 頑張って下さい。
- 10 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月13日(土)15時47分16秒
- 作者さん待ってますよ。
- 11 名前:りか美 投稿日:2001年10月13日(土)16時55分38秒
- 「梨華……」
まずは額にキスを降ろされる。
それから瞼、頬へと流れるように唇が移動していく。
「ひとみちゃん……」
それだけでドキドキしてどうしようもない梨華を再び見つめるとゆっくりと
身体を離す。
「梨華…目瞑って……」
明らかに不満そうな表情を見せた梨華を安心させるように優しく言う。
梨華は顔を真っ赤にさせながらもゆっくりとその瞼を閉じる。
「………」
でもいくら待ってもひとみからのキスはやってこない。
「…?」
不思議に思った梨華は戸惑いながらその瞳を開く。
そこには少し離れて面白そうに梨華を見ているひとみがいて、
「梨華のえっち♪」
その言葉で梨華はそこから逃げ出したくなる。
- 12 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月17日(水)23時44分27秒
- めっちゃ続き気になります。
わがままよし子萌え
- 13 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月22日(月)15時35分42秒
- めちゃめちゃ待ってます。
- 14 名前:りか美 投稿日:2001年10月24日(水)01時23分16秒
- レスありがとうございます!
今週末には必ず更新します!!
- 15 名前:りか美 投稿日:2001年10月28日(日)05時02分42秒
- 「ひとみちゃんのいじわる!」
ぷーっと頬を膨らませてひとみを睨む。
でもその行為は意味を成してなく、ひとみの胸をくすぐってしまう。
個室からズカズカと出て行こうとする梨華だったけれど後ろからひとみに
抱き締められてそのままひとみの膝の上に座らされる。
「もぉ…放してよぉ……帰るぅ…」
そのひとみの行動にまた胸が高鳴るのを知られないように必死に逃れようとする。
「帰るって言ってもお迎えはまだですよ?お嬢様」
梨華とひとみはお嬢様で、登下校は毎日高級車。
家が隣同士で親同士も仲が良いのでいつも一緒に通っている。
今日は吉澤家の運転手・中澤さんが迎えにきてくれるはずだが先程ひとみに
電話がかかってきた。
「なんか緊急事態で遅くなるんだって」
その言葉に梨華は泣きたくなってくる。
ひとみはわざとやっているのか無意識なのか。
梨華はせめて自分の胸の前に回されてる手だけでも解こうと必死になる。
(ドキドキしてるのばれちゃうよ〜!!)
- 16 名前:りか美 投稿日:2001年10月28日(日)15時48分30秒
- 「梨華、暴れないで…」
「きゃぁ!?」
でも後ろから首筋に軽く噛み付かれてその動きは封じられてしまう。
片手で顎を軽く持たれ、振り向かされる。
「梨華…可愛い……」
「っ…ん…」
唇をひとみの舌で舐められるだけでつい、甘い声が漏れそうになる。
でもひとみはそれ以上の事をなかなかしようとしない。
耐え切れず梨華は自分からひとみに口付けようとする。が、敢え無くひとみの
人差し指で遮られる。
「可愛いお嬢様焦らないでね」
- 17 名前:りか美 投稿日:2001年10月28日(日)18時42分46秒
- 「もぉ…やだぁ……」
年下のひとみに主導権を握られて、ひとみのいいようにされてるのが
堪らなく悔しくなって自然と涙が零れ落ちる。
「り、梨華!?」
マジ泣きされてしまってはさすがのひとみも困ってしまう。
好きな子の涙には誰だって弱いのだ。
梨華を軽々と抱き上げると今度は自分の方を向いて座らせる。
正面からぎゅっと抱き締め唇で涙を拭ってやる。
「ごめん梨華…いじめ過ぎちゃったね……」
今度こそ、ひとみは梨華の唇に口付けた。
- 18 名前:りか美 投稿日:2001年10月28日(日)18時44分07秒
- しまった!自分でageてしまいました…
駄作をすみません……
- 19 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月29日(月)17時05分47秒
- いしよし大好きなんで期待してます。
- 20 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月01日(木)15時28分40秒
- やばい、かなり萌えてしまった。
続き期待。
- 21 名前:あやな 投稿日:2001年11月03日(土)03時25分50秒
- 中澤さんが、こんな感じで登場とは(笑)
今後が気になるので更新希望!
あっぱれ我儘娘。吉澤ひとみに一票!!
超わがままで行ってほしいっす。<ひとみ
- 22 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月05日(月)14時42分45秒
- 作者さんいっぱい書いてください。
- 23 名前:りか美 投稿日:2001年11月06日(火)21時56分06秒
- 梨華は絡んでくるひとみの生温かい舌に不器用ながらも必死に
応えようとする。ひとみはそんな梨華の動きをしばらく堪能した後
より深く、激しく口付けた。
「ふ…ぁ…ひと…み……」
梨華の小さい喘ぎ声に興奮してきたひとみは、服の上からその大きくて
形の整った胸を包み込んだ。
「…んん!!」
でもやはり梨華は自分で思う程大人ではなくて……
今日もまた
ひとみの欲情は、お子ちゃま梨華ちゃんによって遮られてしまった。
- 24 名前:りか美 投稿日:2001年11月06日(火)22時12分25秒
- おもしろいぐらいに反応し、反射的に逃げようとして
危うく後ろに転げ落ちそうになった梨華を慌てて抱きとめる。
そんなひとみはただ、ため息が出るばかり…
「どうして服の上からなら平気なのに生で触るのはダメなのさ…」
「な、生って……だってぇ……」
いつもふたりは良いとこまではいく。
でもひとみの手が服の中に入ろうとすると、梨華は拒絶してしまう。
いくらわがままなひとみ嬢でも、無理矢理というわけにはいかない。
「…こわいんだもん……」
別に梨華が悪いわけではないんだけど、ひとみはやはり拗ねてしまう。
梨華は泣きそうになりながらひとみを見つめる。
「ごめんなさい…」
謝るところではないのだけど梨華の性格上、つい謝ってしまう。
ひとみも梨華を見つめ返すと梨華は怒っていると取ったのか、思い切り
ひとみに抱きついた。
- 25 名前:りか美 投稿日:2001年11月06日(火)22時15分07秒
- 少ないですが更新です。
最近忙しくて…テスト三昧ですホントに(泣)
しかも県大会まで…
落ち着いたらたくさん更新しますので…
レスもらえるなんて思ってなかったので本当に嬉しいです。
ありがとうございます!
- 26 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月07日(水)16時57分18秒
- な、生って・・・(w
あぅ、鼻血がでるかと思いましたよ(w
てかイシカーさんカワエエ!こわいなんてアナタ!
僕はここのいしよしは見てるとついつい叫んでしまうぐらい
好きなので、「たくさん更新」のその日まで
おとなしく待ってます、テストも小説も頑張って下さい
- 27 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月09日(金)08時33分48秒
- こっそり読んでました。
かなり(・∀・)イイ です。お気に入りに入ってます。
テストも頑張って下さいね。
- 28 名前:りか美 投稿日:2001年11月20日(火)18時05分30秒
- そして瞳に今にも零れてしまいそうなくらいの涙を溜めて
ひとみに言う。
「あたしの事嫌いになっちゃった?」
ひとみはただ無言で梨華を見つめるだけで、梨華はそんなひとみに
更にきつく抱きついた。梨華の瞳からはとうとう涙が溢れてしまう。
「ひとみぃ…キスならいくらでも…ひとみの好きなだけしていいからぁ
だから、だからぁ……」
(こんな時だけ呼び捨てにするんだよね)
ひとみは自然と自分の頬が緩むのを感じる。
「キスをしたいのはあたしじゃなくて梨華の方なんじゃないの?」
「…そうだよぅ……」
梨華は更に痛いぐらいに抱き付いてくる。
「梨華……」
梨華は否定してくると思って言った発言だっただけに、
不意に肯定されてしまって、柄にもなくひとみは照れてしまう。
- 29 名前:りか美 投稿日:2001年11月20日(火)18時21分39秒
- 「痛いよ、梨華」
照れ隠しの意味も含めて、梨華を自分から放そうとするけれど
嫌だと言はんばかりに梨華はまた余計強くしがみついてくる。
(まったく…ガキなんだから……)
こんな時、ひとみはいつも恥ずかしがってなかなか言ってくれない
『好き』の2文字を実感することができる。
自分からは数え切れないぐらい言っているその2文字を。
ここぞとばかりにひとみは自分の胸の中にいるこの愛しい人に
優しい声で囁きお願いする。
「梨華…キス、して?」
「キ……ス?」
「そうキスだよ」
梨華は顔を上げると、ぎこちないながらも軽く触れるだけのキスを
してくれる。ちょっぴり涙味の優しいキスを。
- 30 名前:りか美 投稿日:2001年11月20日(火)19時05分46秒
- ひとみは目の前の顔を見て微笑む。
(ホント。お子ちゃまだよ)
もしかしたら子供なんかよりずっとカワイイ泣き顔を見て。
「もう…折角のカワイイ顔が台無しだよ」
ひとみは指でその赤ちゃんのように柔らかい頬を伝う涙を拭ってやる。
そして、やっぱり直接聞いて感じたい事を尋ねる。
「あたしの事…好き?」
梨華はコクンと頷いた。その様子が可愛くてついひとみは笑ってしまう。
「口に出して言って欲しいな…」
指を梨華の唇まで滑らせると梨華は恥ずかしそうに再びひとみの
胸に顔を隠す。そしてひとみの制服の袖をきゅっと掴む。
「…好き…大好き!……泣きたくなるぐらいひとみちゃんの事が
大好きだよぅ……」
その言葉にひとみは胸がいっぱいになる。
- 31 名前:りか美 投稿日:2001年11月20日(火)19時18分22秒
- 梨華の事を思いきり抱き締めたい衝動に駆られひとみは梨華の腰に
手を回す…前に、不意に梨華の方からくちづけを交わしてきた。
「な…!?」
そして逆に、思いきり抱き締められる。
「いつになるか分からないけど…絶対に必ず!……初めてはひとみちゃん
って決めてるから……」
かと思えば急に離れる。そして上目遣いで眉を八の字にして
「だから…あたしの事嫌いにならないで?ひとみぃ……」
あげくの果てにその綺麗な瞳を潤ませてすがるように言ってくる。
(…どこでそんな可愛い台詞覚えてくるんだよ……)
ひとみがそう思うのは当たり前のことで
「バカ!どうやって嫌いになればいいんだよ!!」
ひとみは思いきり梨華を抱き締めた。
- 32 名前:りか美 投稿日:2001年11月20日(火)19時38分13秒
- そんな理解しあった2人がいるトイレの前で中の様子を伺う人物
がひとり……
「なんやねん!人がこの寒い中折角迎えにきてやったゆうのに……
何時間待たせんのや!?カップラーメン何個できるかっちゅ〜ねん!
…ん?何個や?1個3分やからぁ…10個?いや!まだまだいけるで!って
そんなに食えるかっちゅーねん!!」
言わずと知れた吉澤家・ひとみ嬢専属敏腕(自称)
運転手、中澤裕子さん。
「さて…そろそろ帰ろ?梨華」
「ん。でも中澤さんまだなんじゃないの?」
「…ああ……緊急事態って嘘だからずーっと待ってるはず」
「ええ!?」
これから迎えは石川家・梨華嬢専属へなちょこ(裕子説)運転手
保田さんにさせようと決定した中澤さんでした。
- 33 名前:りか美 投稿日:2001年11月20日(火)19時42分08秒
- 更新&ageてしまいました。
>名無し読者さん。
レスさんきゅーです!「たくさん更新」できなくてすみません…
>Charmy Blueさん。
光栄です!いつも読ませていただいてます。
テストはですねぇ……
- 34 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月20日(火)20時40分05秒
- 中澤姐さんオモロすぎ!
甘々いしよし最高!
- 35 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月20日(火)22時35分31秒
- 甘いいしよしがなんとも微笑ましい
しかし姐さんが素敵な役回りで笑いましたよ(w
りか美さんおつかれさまです
- 36 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月21日(水)19時46分44秒
- 中澤姐さん面白すぎなキャラですね(w。
保田も面白そうなキャラの予感。
梨華ちゃんが、激可愛いです。萌え〜!
- 37 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年11月27日(火)16時13分39秒
- 更新楽しみすぎて夢にまで…
りか美さんサイコ〜
続きカモ〜ン(W)
- 38 名前:りか美 投稿日:2001年11月30日(金)02時25分53秒
- レスありがとうございます!感謝〜♪
来週テストなのでその前…金・土・日のうちいつか必ず
更新しますので…更新遅くてすみません
- 39 名前:りか美 投稿日:2001年12月02日(日)05時11分08秒
- 『梨華…梨華?』
夢の中で誰かが呼んでいる。
『梨華…起きて……』
耳元で囁かれているような感じの甘い声。
『愛してるよ…』
その言葉に安心してまた深い眠りについていく―――
(お姫様みたい…)
と、ひとみは思う。
折角の日曜日だ。一日中この可愛い寝顔を見ていたい。
だがそうも行かないのが残念でならない。
「起きて下さ〜い!お姫様」
どうやらこのお姫様は白雪姫でもシンデレラでもない、眠り姫のようだ。
それならば。と、王子様はお姫様に触れるだけのキスをする。
「ぅん…」
しかし姫の眠りは相当深いようで…
「眠り姫は王子様のキスで目覚めないといけないんだよ?姫」
ひとみは梨華の上に被さると腰と頭を抱く。
「こんな子供っぽいキスではご不満って事ですか?」
そう言うと王子様は深く激しく、お姫様に口付けた。
- 40 名前:りか美 投稿日:2001年12月02日(日)05時43分00秒
- 息もできないぐらいのキスを続ける。
(これで起きなかったら最後までしちゃうよ?)
王子は目を開けて、姫の様子を伺う。
眉間に皺が寄って苦しそうな表情をしている。
(可愛いなぁ♪)
王子はキスをしながら姫の鼻を摘む。さすがの眠り姫もここまでされて
眠っていたくはないだろう。案の定、手足をバタバタさせ始める。
「ぷはぁ!!もう!!ひとみちゃん!!!」
お姫様は王子様を突き飛ばすと、起きて早々、怒りを露わにする。
「もう!私を殺す気!?」
隣で笑いながら横になっているひとみを睨みつける。
ひとみにはそんな梨華が可愛くて仕方ない。
「目を覚ましましたか?姫〜」
王子は姫を思いきり抱き締めそのまま押し倒す。
「ちょ…姫って何!?」
姫は迫り来る王子の唇を手で遮る。
「姫。どうして私を拒むのですか?」
変な事を言い出すひとみに梨華はキョトンとする。
「さ!姫!!接吻をぉ〜!!!」
「ダメだってばぁ〜……王子」
梨華はしばらく考えた後、王子の存在に気付く。
「姫ぇ〜」
「王子さまぁ〜」
めでたし、めでたし♪
- 41 名前:りか美 投稿日:2001年12月02日(日)05時43分41秒
- 続きはまた今度。
- 42 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月03日(月)20時14分28秒
- 姫と王子いいなぁ・・
ラブラブバカップル<イヤ褒めてんですよ?(w
大好きっす
続き期待してます
- 43 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月08日(土)17時05分53秒
- いしよしは見ててまさに姫と王子って感じだね(w
- 44 名前:りか美 投稿日:2001年12月09日(日)03時56分15秒
- だが王子はこのハッピーエンドを阻止しなければならない。
(このまま1日姫といたいんだけどね…)
梨華をみつめると梨華は顔を紅く染めて俯く。
(何期待してんだよ!えっちぃ奴だ)
梨華は気付いていないのか未だに照れている。
(…ばか……)
「梨華?」
ひとみは優しく梨華に囁く。
「部活、何時から?」
・・・・
・・・
・・
・
「きゃぁ〜〜!!遅刻しちゃうよ〜〜!!!」
甘いおとぎ話から一変、広い豪邸の中をドタドタと走り回るお嬢様を
ひとみはため息をついて見守っていた。
「ちょっと石川!急ぎなさいよ!送って行ってあげないわよ!?」
そして梨華嬢専属保田運転手(21)も。
お嬢様を呼び捨て、しかも名字で。で良いのかは謎です…。
- 45 名前:りか美 投稿日:2001年12月09日(日)04時01分53秒
- キャラが分からなくなってきました…(TдT)
文章もバカっぽい(TдT)
多分この小説、毎回いしよしの性格が違うはず…ポジティブorネガティブ?
かっけー小説書けるように頑張ります!!
- 46 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月12日(水)09時02分39秒
- ほい。がんがって
- 47 名前:りか美 投稿日:2001年12月21日(金)18時25分34秒
- 紫板で新作始めちゃいました。
こっちも停滞ぎみなのに(汗)
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