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通学列車
- 1 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月14日(日)01時05分35秒
- いしよし小説書きます。
以前、別HNで書いてましたが、気持ちも新たにやりますので、よろしくお願いします。
- 2 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)01時07分25秒
- 私、吉澤ひとみ、この春から高校生になりました!
部活とかアルバイトとかやりたいこともあるし、新しい友達もたくさんつくりたいし、
もちろん彼氏とかも欲しいなぁ…なんて期待に胸を弾ませているところです。
昨日は入学式だったから、お母さんも一緒だったし、そういう素振りは見せなかったけど、
はじめての電車通学も、すっごく楽しみにしていたものの一つ。
私は女子高だから学校で出会える男の人なんて先生くらいしかいないけど、
電車の中だったらいろんな人に会えるしねー。
私の学校がある沿線は他にも学校が多いので、絶対出会いがあるはず!なんて思ったりして。
- 3 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)01時08分39秒
- 私は自分の家の最寄駅から、2つ先の駅で乗り換えて、それから20分くらいで学校に着ける。
もちろんラッシュの時間だし、この乗り換えの駅はめちゃめちゃ人が多いので、歩くだけでも大変。
昨日のうちにチェックしておいたけど、3両目の2つ目のドアが駅の出口の階段の目の前になる。
私はそこの列に並ぶ。まだ電車が来るまで少し時間があるので、周りの人を見回してみた。
サラリーマン風の人、大学生っぽい人、もちろん、制服姿の子も多い。
私のタイプの人は…いないなぁ…明日はちょっと時間変えてみようかな?
- 4 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)01時10分11秒
- 私のすぐ前には女子高生が並んでいた。あ、この制服、私が第二希望にしてた学校のだ。
紺のブレザーにタータンチェックのスカート、指定のカバンも茶色の革カバンですごくカワイイ。
制服のかわいさで偏差値が上がったって言われてるくらいだもんな。
私の学校の制服は紺のセーラー服。すごく地味で、イヤになる。
あー、やっぱりうらやましいなぁ、この制服。
うん、この子自身もすごくスタイルいいなぁ、ちょっと色黒だけど、足きれいだし。
髪は二つに結わいてるんだけど、うなじもいいカンジ…って私はオヤジかっ!
カバンが新しそうじゃないから、1年生ではないんだろうな。
- 5 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)01時10分41秒
- 彼女の後ろ姿を見ているうちに、電車が来た。
みんなが一斉に乗り込む。ドアが閉まる頃には、腕も動かせない、まさにスシ詰め状態だった。
私は、先程前に並んでいた女子高生と、向き合ってる体勢―抱き合ってるみたいになっていた。
女の子同士だから気にしないだろうけど、オヤジとかとこういう状態には絶対なりたくないねー。
それにしても、この子、痩せてるくせに胸もちゃんとあるなあ…かなりうらやましいっす。
顔を横に向けたままだから、わからないんだけど、これで顔までかわいかったら、すごいね。
うーん、顔見たいなぁ…私はなんとなく彼女の頭に顔を近づけてみた。
あー、髪いいニオイする…やばっ、ホント私がオヤジみたいだ!
- 6 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)01時11分22秒
- 彼女がフッと顔を上げた。私は彼女の方を見ていたワケだから、バッチリと目が合ってしまった。
か、かわいい…イマドキのかわいさじゃなくて、なんだろう?清純派アイドル!みたいなかわいさ。
お嬢様っぽいというか、女の子っぽいというか、ああもう!とにかくかわいい!!
私はすごい至近距離で彼女に見とれていた。彼女もキョトンとしたように私を見ていた。
たぶん10秒くらいは見詰め合った後に、サッと彼女がまた横を向いてしまった。
あ、変な人だって思われちゃったかな、どうしよ…私も一応、彼女と逆方向に顔をそらしておこう。
それにしても、カワイイよなぁ…やっぱこういう子が、電車で一目惚れされたりしちゃうタイプなんだろうなぁ。
ホント、この制服、似合ってるし。ま、この子が着たら、ウチのダサイ制服でもかわいく見えちゃったりするんだろうけど。
彼女は私の降りる2つ手前の駅で降りていった。
他にも何人か同じ制服を着た子がいたけれど、やっぱり彼女がダントツにかわいかった。
また、明日も会えるかな…
- 7 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月14日(日)01時12分34秒
- とりあえず、2人の出会いのシーンまでです。
- 8 名前:奈々氏 投稿日:2001年10月14日(日)02時57分05秒
- とても読みやすかったです、期待してますね〜
相変わらず惚れっぽいよしこ萌え(笑)
- 9 名前:名無し男 投稿日:2001年10月14日(日)13時32分51秒
- おお!何かいい感じ
実際自分も電車に乗ってるような感覚にトラワレタ
- 10 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)23時56分06秒
- 次の日、やっぱり、彼女に会えた。昨日と同じ時間、同じ場所で。
その次の日も、その次の日も…ほぼ毎日のように会うことができて、夏服になる時期になった。
おかげで、彼女に関してどんどん知っていくことができた。
まず、彼女の部活はテニス部のようだ。たまにラケットを持ってきているから。
だから、同じ時間で会えない日は朝練とかやってるんだろう。
ちなみに私も中学のときからやっているバレー部に入ったので、私も朝練がある日は、
いつもより早い電車に乗らなければならないし。
- 11 名前:通学列車 投稿日:2001年10月14日(日)23時56分48秒
- あ、彼女のすごくカワイイ面なんだけど、電車に乗る前にキチンと携帯の電源を切るんだよねー。
ま、ホントはみんながちゃんとやらなきゃいけないことなんだろうけどさ。
一度だけ、学校帰りに同じ電車になったことがあった。
友達と3人で楽しそうに話をしながら乗ってきたんだけど、彼女は声までかわいかった。
まるでアニメのキャラクターみたい。
友達にはからかいの対象にされてるみたいで、いじられキャラなんだろうねえ。
一生懸命その友達に言い返してる姿を見てて、性格もかわいいんだなあなんて思ったし。
そのとき知ったんだけど、友達が呼んでたから、名前は「りかちゃん」らしい。
- 12 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月15日(月)00時01分06秒
- ちょこっとだけ更新しました。
>奈々氏さん
読みやすいですか?うれしいです。ありがとうございます!
>名無し男さん
どうもです!
もちろん、このタイトル&内容は同タイトル曲をモチーフにしてますので(笑)
- 13 名前:名無し男 投稿日:2001年10月15日(月)01時19分27秒
- ハピサマのCWのやつね。
さぁ〜んりょお〜め〜のふたぁ〜つ〜めのぉ〜♪
ってやつ
あ゛〜高校時代に戻りてえ!もっかい高校時代最初っからやりてえ!!ウワァァン!!
- 14 名前:LINA 投稿日:2001年10月15日(月)16時21分26秒
- ちょ〜おもしろい!!!
よしこガンバレ(w
作者さん、もちろん頑張って♪
- 15 名前:通学列車 投稿日:2001年10月15日(月)23時49分32秒
- 1学期の期末試験が近づいているある日の朝、
いつものように並んでいるりかちゃんの姿をとらえた。今日も相変わらずかわいい。
うーん、なんとか夏休みに入る前に会話したいなぁ。
でも何て話し掛けたらいいんだろう?
女の子同士なのに『いつもいっしょですよね』っていうのもどうかと思うし。
『K女ですよね?私、その制服着たかったんですよ〜』って今更言うのもなんだし。
りかちゃんの背中の見つめながら、電車に乗り込んだ。
初日以来、私たちが向かい合って乗ることはなかったし、今日も私たちの間にはサラリーマンのオヤジが立っている。
私がりかちゃんのことを見てしまうことが多いせいか、今までも電車の中でたまに目が合うことがあった。
でも、見詰め合うこともなく、いつもどちらからともなく目をそらしてしまっていた。
- 16 名前:通学列車 投稿日:2001年10月15日(月)23時50分49秒
- いつものように中吊りを見るフリをして、りかちゃんを視界に入れていた。
それにしても今日は電車に乗ってから様子がおかしい。
おびえるようにうつむいたままで、なんか体を不自然にひねったりしている。
りかちゃんの表情を見ようと、顔を見つめていると、目が合った―しかも助けを求めるような目つきだった。
もしかして!?私は自分の前のオヤジの手元を見てみた。左手にはカバンを持っているが、
右手は…りかちゃんのスカートの中に伸びていた!
こ、このオヤジ!!
私は電車が揺れた瞬間に、手を伸ばしてオヤジの腕をつかんで上にあげた。
「オヤジ!触んじゃねぇよっ!」
- 17 名前:通学列車 投稿日:2001年10月15日(月)23時51分30秒
- オヤジは驚いて固まっていたし、周りの人は驚きと軽蔑の眼差しで見ていた。
たぶん、私が痴漢されたと思われてるだろうけど、それでいい。
りかちゃんまで好奇な目で見られてしまうのはかわいそうだ。
その直後に駅に着いたので、私はオヤジの腕をつかんだまま降りた。
りかちゃんが降りるのは次の駅だし、あえてそっちを見ないようにして、降りた。
おかしかったのは、駅員さんに突き出したときに、オヤジが
「ボクはこの子のことは触ってませんっ!」って言ったこと。
じゃ、やっぱり他の子を触ってたってバレバレだってーの!
- 18 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月15日(月)23時53分27秒
- 更新です。
>名無し男さん
自分も高校生もう1回やりたいっすね(笑)
>LINAさん
ありがとうございます!がんばりまっす!
- 19 名前:名無し男 投稿日:2001年10月16日(火)14時04分36秒
- オヤジずりーぞおめー!!(じゃなくて)
何してけつかるんじゃボケェ!!怒玉カチ割るぞオマー!!
- 20 名前:通学列車 投稿日:2001年10月18日(木)00時13分53秒
- 次の日、いつもの通りの時間に行くと、やっぱりりかちゃんはいた。
なんか今日はキョロキョロしてて落ち着きがないなぁ。
昨日あんなことがあったから、痴漢を警戒してるんだろうな。
よし、昨日のことをネタに話し掛けよう!…でも私のことおぼえてなかったらどうしよう?
私はとりあえず列に並んだ。今日はりかちゃんの後ろの後ろだ。
うーん、何て話し掛けよう?『大丈夫だった?』くらいでいいかな?
言葉を考えてると、りかちゃんが後ろを向いたので、目が合った。
すると、ニッコリと微笑んで、なんと私の隣に来て並んだ。
「おはよう」
その愛くるしい笑顔のまま、私に挨拶をした。
「…おはよう…ございます」
一応、年上のはずだから、敬語にしてみたけど、よくそんなこと考える余裕があったなと思う程、
私の心臓はすごくバクバクいっていた。
- 21 名前:通学列車 投稿日:2001年10月18日(木)00時15分15秒
- 「昨日はどうもありがとう」
りかちゃんは私の目をちゃんと見ながら、お礼をいった。
その視線がなぜか恥ずかしくて、私は入ってきた電車に視線をうつしながら答えた。
「あ、大丈夫だった?」
一瞬暗い表情になったけど、私の方を見て微笑み直した。
「うん、おかげさまで」
私たちはそのまま電車に乗り込んだ。
ガーッと後ろの人が押してきたから、よろけそうになったりかちゃんの腕を無意識につかんでいた。
「あっ、ありがとう…」
- 22 名前:通学列車 投稿日:2001年10月18日(木)00時16分08秒
- 気付いたら、あの出会った日と同じような体勢―つまり抱き合っているような―になっていた。
ど、どうしよう、やっぱり胸大きい…じゃなくて!髪サラサラだなあ…違うって!
あー、もう変なこと考えはじめたら、余計ドキドキしてきたじゃんかぁ。
このドキドキ、りかちゃんにバレてないといいけど…。
「あの…」
りかちゃんが、私の耳元で小声で話しかけてきた。小声なのは、満員電車を気にしてのことだろう。
私は一応、りかちゃんの方に顔を向ける。うっ、キスできそうな程、近くに顔がある。
「…ん、何?」
私は平静を装って、聞き返してみた。もちろん、鼓動はさっきよりも早まっている。
- 23 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月18日(木)00時18分15秒
- 更新しました。
>名無し男さん
お怒りになる気持ちはよくわかります(笑)
でも、2人が話すきっかけになったので、許して下さい(笑)
- 24 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月18日(木)05時07分46秒
ドキドキ…。
- 25 名前:名無し男 投稿日:2001年10月18日(木)09時47分47秒
- 何だ?ナンダ?ナンナンダ?疑問戦隊ナンンナンジャー
- 26 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月18日(木)20時52分39秒
- おもしろいです!!
続き超期待です!!
- 27 名前:通学列車 投稿日:2001年10月18日(木)21時23分41秒
- 「今度、一緒に帰らない?昨日のお礼もしたいし」
お、お礼って何してくれるの?…ってナニ考えてんだよ!
「いいよ、お礼なんて。そんな大したことしてないし」
私は、気持ちとウラハラにクールな振りをして、答えた。
りかちゃんの目がすごくさみしそうになった。
ど、どうしよう…イヤなヤツだって思われちゃったかな。
「でも、私にとっては大したことだったから…私と一緒に帰るのイヤ?」
上目遣いでお願いするように、こんなカワイイ顔と声で言われたら、誰が断れるんだろうか?
「イヤなわけじゃないよ…じゃ、いつにする?」
ホントは、こっちからお願いしたいくらいのことなのに、なぜか私は素直になれない。
りかちゃんは、パッと本当に嬉しそうな笑顔になった。
「明日はどう?」
「ん、いいよ」
部活があるけど、りかちゃんのためならサボっちゃえ!
「じゃ、明日の朝、待ち合わせとか決めよっか」
「うん」
- 28 名前:通学列車 投稿日:2001年10月18日(木)21時24分47秒
- ちょうど、りかちゃんの学校の駅に着いた。
「明日、楽しみにしてるね。じゃあね」
りかちゃんは、私に手を振って降りていった。
その日、私は1日中、ニヤついていたらしい。
友達にも不思議がられたし、授業中に先生から『何がおかしいんだ?』って怒られるし。
もちろん、家に帰ってからも家族に気持ち悪がられた。
夜は夜で、まるで遠足前の子供みたいに、なかなか寝付けなかった。
はぁ、りかちゃん…かわいいなぁ…私は枕を抱きしめたまま、ため息ばかりついていた。
- 29 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月18日(木)21時26分53秒
- 更新です。
>24さん、25さん、26さん
どうもありがとうございます。
なるべく毎日更新するつもりですので、よろしくです。
- 30 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月18日(木)23時53分49秒
- すごいイイ感じです!!
がんばってください
- 31 名前:名無し男 投稿日:2001年10月19日(金)01時05分58秒
- ヘラヘラヘラー
- 32 名前:通学列車 投稿日:2001年10月19日(金)21時45分09秒
- 次の日の朝、りかちゃんは私の姿を見つけると、手を振りながら近づいてきた。
「おはようっ」
「あ、おはよ」
あんなにニヤついていた顔も、本人を前にすると緊張のためだろうか、たぶんこわばっている。
「はい」
りかちゃんは小さなメモを私に渡した。そこには携帯番号とそのメアドが書かれていた。
うわーっ!すっげーうれしいかも!
「…あのさ、名前…」
『りかちゃん』って知ってるけど、苗字も知りたいし…。
「えっ?あ、ごめん、そうだよね、私ってバカだなぁ」
りかちゃんはカバンからペンを出すと、そのメモに『石川梨華』と書き加えた。
「石川梨華です。よろしくね」
私を見つめる笑顔に、見とれてしまい、自分を紹介するのを忘れそうになった。
- 33 名前:通学列車 投稿日:2001年10月19日(金)21時46分26秒
- 「あ、よろしく。私は、吉澤ひとみ…」
私もカバンからペンとメモを取り出して、名前と携帯番号とメアドを書いて、りかちゃんに渡した。
「ひとみちゃん、かぁ。よろしくね」
友達にそんな風に呼ばれたことはなかったので、なんかくすぐったかったけど、うれしかった。
その日の放課後、私はりかちゃんの学校のある駅のホームのベンチに座っていた。
階段をかけあがってくるりかちゃんが見えたので、私は立ち上がって、近づいていった。
「ごめーん、遅くなっちゃって」
「ううん」
次に来た電車に乗り込んだ。
私たちはいろいろ話した、というかりかちゃんが聞いてきたことに答えて、
同じ質問をりかちゃんにしていただけなんだけど。
りかちゃんは、私よりも1つ年上の高2だった。
といっても、りかちゃんは早生まれだから、私と生まれた年は同じだし、誕生日は3ヶ月しか変わらない。
家はいつも乗り換えてる駅から2人とも近いので、沿線は違うけど、時間にしたら20分くらいのところだ。
- 34 名前:通学列車 投稿日:2001年10月19日(金)21時47分34秒
- 楽しい時間はあっという間なわけで、すぐに私たちがいつも出会う駅に着いてしまった。
りかちゃんは、乗り換えの改札のところで立ち止まると、私の方をちゃんと向いて言った。
「今日は付き合わせちゃってごめんね。あ、これね、この前のお礼」
りかちゃんは、私に小さな紙袋を渡した。
私が不思議そうにしていると、恥ずかしそうに答えてくれた。
「あんまりうまくできなかったんだけど、クッキーなの。よかったら食べてね」
マジっすか?手作りだよ!私はだんだん緊張もとけていってたので、すごく笑顔になっていたと思う。
「どうもありがとう…すごくうれしいよ」
「ううん、こんなことしかできなくてごめんなさい」
私はりかちゃんがこうして一緒にいてくれてるだけでうれしいんだけど。
- 35 名前:通学列車 投稿日:2001年10月19日(金)21時48分31秒
- りかちゃんが「じゃあね」と言って、定期入れを取り出した。
「りかちゃん!」
突然大声を出してしまったので、りかちゃんはちょっと驚いたようだ。
あ、『りかちゃん』なんて呼んでよかったのかな?
「ん?どうしたの?」
「あ、あのさー…今度、あ、テスト終わったら…夏休み入ったらでいいんだけど、
一緒にどっか遊びに行こう」
りかちゃんは一瞬キョトンとしていたが、すぐに笑顔になった。
「うんっ。ひとみちゃんから誘ってもらえてうれしいよ!」
「…いや、その…メールするし…あ、じゃ、また明日」
「うん、明日ね!バイバイ」
私は自分の言葉に恥ずかしくなって、りかちゃんの方をちょっとだけ見て手を振って、
走って自分の乗り換え口に向かった。
- 36 名前:通学列車 投稿日:2001年10月19日(金)21時49分30秒
- 走ったせいだけではない胸のドキドキで、私はホームのベンチに座ってうつむいていた。
ふと、頭だけが冷静になって、ひとつの考えが浮かんだ。
―コレって『恋』なんだろうな―
なんで、女の子に恋しちゃったんだろ?しかも、今考えると、一目惚れだったんだろうし…
こんな気持ち、りかちゃんに伝えることなんてできないけど…
恋人にはなれなくても、親友にはなれるかも…とりあえずもっと仲良くなりたいな…
よし、明日からもっとがんばるぞっ!!
- 37 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月19日(金)21時51分27秒
- 更新です。
>30さん、31さん
レスありがとうございます。がんばります
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月19日(金)22時50分08秒
- 最高だ!
ういぃ〜(初々しいの意)2人が○!
- 39 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月19日(金)23時13分01秒
- う〜ん甘々な予感がしてうれしいなぁ〜
続きがんばってください!!
- 40 名前:名無し男 投稿日:2001年10月20日(土)01時49分31秒
- ニヤニヤしすぎて周りから白い目で見られてるのも気付かんだろうな(w
- 41 名前:通学列車 投稿日:2001年10月20日(土)22時22分05秒
- テスト前とテスト期間中は、りかちゃんも私も部活がなかったから毎朝会えた。
私も自分の気持ちにハッキリと気付いてしまったので、逆に割り切ってりかちゃんに接することができて、緊張もそれほどしなくなっていた。
今日で期末テストも終わりだ。
つまり、明日から夏休み=1ヶ月以上、りかちゃんに会えない…
一応遊ぶ約束はしたけれど、いつになるかわからないし、たぶん会えても数えるくらいだろうし…
なんか、切ないなぁ…いつものように、隣に並んでいるりかちゃんをチラリと見る。
「ひとみちゃん、なんか今日元気ないねぇ。昨日、徹夜でもしたの?」
「ううん、ちゃんと寝たよ、大丈夫、元気だよ」
「そう、それならいいんだけど・・・あー、明日からいよいよ夏休みだねっ」
「あ、うん」
りかちゃんの楽しそうな声とは、全く正反対の声を出す。もちろん、会えなくなるさみしさからだ。
- 42 名前:通学列車 投稿日:2001年10月20日(土)22時23分24秒
- 「あ、夏休み中に遊びに行こうね!約束だよ」
りかちゃんは右手の小指を出した。
私はそんなりかちゃんの行為にうれしくなって笑いながら、自分の小指を絡める。
「いまどき、こんなことする人っていないよ〜」
でも、相変わらず自分の気持ちには正直になれない。
「いいのっ、ゆびきりげんまんウソついたら針千本のーます、指切った!」
りかちゃんと私の小指が離れた。あ、ちょっとさみしいかも…
- 43 名前:通学列車 投稿日:2001年10月20日(土)22時24分02秒
- 電車が来たので、並んで乗り込む。
と、なぜかりかちゃんが、私の腕をつかんだので、また、向き合って密着することになった。
「どこがいいかなぁ、海とかプールもいいよね」
りかちゃんが私の耳元で小声で言う。私とどこへ行くか考えてくれてるんだ、うれしいなぁ。
海とかプールって…水着じゃん!りかちゃん、スタイルいいんだろうなぁ…あっ、でも他の人に見せたくないぞ!
「ディズニーランドとかもいいよね」
さりげなく、別の方向へもっていった。
「いいね!最近行ってなかったから行きたいな」
りかちゃんもうれしそうに目をキラキラさせて、私のことを至近距離で見つめる。
ホント、かわいいなぁ・・・なんでこんなにかわいいんだろう・・・
私が何も言わずりかちゃんに見とれていたせいで、しばらく見詰め合うカタチになった。
すると、りかちゃんは恥ずかしそうに顔を伏せた。そんなしぐさも超かわいいっすよ!
- 44 名前:通学列車 投稿日:2001年10月20日(土)22時24分50秒
- 「でも、しばらくは会えないね…」
りかちゃんは小さくそうつぶやくと、私の肩におでこを乗せてきた。
うわっ、なんか恋人どうしみたいじゃん!心臓の音が早まるのがわかった。
「う、うん、そうだね」
「なんか、さみしいなぁ…」
えっ!?りかちゃん、私に会えないのがさみしいって言ったんだよね?聞き間違いじゃないよね?
「あ、あたしも!」
思わず大きな声になってしまって、周りの視線を浴びてしまった。
りかちゃんはクスッと笑ってうつむいた。
「ごめん、大きな声出しちゃって…」
「ううん、大丈夫だよ」
いつものようにすぐにりかちゃんの駅に着いてしまい、りかちゃんは私に手を振って降りていった。
あー、今日がテストじゃなかったら、学校サボってでもりかちゃんについていきたい気分だよぉ。
- 45 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月20日(土)22時29分09秒
- 更新です
>38さん
ありがとうございます。新語ですね(笑)おもしろいです<ういぃ〜
>39さん
甘々トーンでいくと思います。
エロはたぶんないのでそっちに期待はしないで下さい(笑)
>40さん
こういう経験ないですか?(笑)
- 46 名前:39 投稿日:2001年10月20日(土)22時37分08秒
- 甘々最高です!!
TDL楽しみぃ〜
- 47 名前:名無し男 投稿日:2001年10月21日(日)02時21分11秒
- >>45
しょっちゅうある(w
- 48 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時13分37秒
- 夏休みに入ってすぐに、私は1週間バレー部の合宿に参加した。
りかちゃんとは、1日に1回は携帯のメールで連絡をとりあっていた。
このことは、私が合宿をがんばろうという気によりさせてくれた。
ちなみに、りかちゃんの方も間もなく、テニスの試合がある。
なんでも、3年生の引退試合なのだが、ダブルスで先輩と組んで出ることになってるらしい。
りかちゃんはプレッシャーを感じながらも、一生懸命毎日練習に取り組んでるようだ。
厳しい合宿もなんとか乗り越え、最終日は夕方には帰宅できたが、荷物を置いて着替えるとすぐに出かけた。
実は今日がりかちゃんの試合の日なのだ。
本当は応援に行きたかったけど、もう終わってるだろうし、そのお詫びも兼ねて、合宿のお土産を渡すのを口実に、会いに行くのだ。
本人にはナイショで驚かせようと思ってるんだけど…
合宿から帰ったっていうメールを送りつつ、今何してるのか探ってみると、もうすでに家には帰ってるみたい。
とりあえず、りかちゃんの家の最寄駅に向かう。
- 49 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時14分13秒
- 駅に着いてから、今度は電話をした。
「りかちゃん?」
「ひとみちゃん?どうしたの?」
「今って、時間あるかなぁ?」
「うん、大丈夫だよ」
「じゃ、駅まで来てくれないかな」
「えっ!?」
約10分後、りかちゃんが走ってやってきた。ピンクのチェックのワンピースを着ている。
あ、そういえば私服見るのってはじめてだ、やっぱり何着てもカワイイなぁ。
「どうしたの?ひとみちゃん」
「あ、コレ、お土産」
私は、持っていた袋を渡す。お土産っていってもフツーのお菓子なんだけど。
「えっ?わざわざありがとう・・・あ、おかえりなさい」
りかちゃんはニコッと笑って、私を見た。
「ただいまぁ」
んー、なんかシアワセだなぁ…
- 50 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時15分08秒
- 私たちは駅の近くにある公園までやってきて、歩きながら話をした。
「あ、りかちゃん、試合の方はどうだったの?」
りかちゃんの表情が曇る。あ、聞いちゃマズかったのかな…
「うん、2回戦で負けちゃった…」
「そう、なんだ…お疲れ様でした」
りかちゃんは、その試合のことを思い出してしまったらしく、涙目になった。
そ、そんなに悔しかったのかな。
「すごく接戦だったんだけど、最後、私のミスで負けちゃったの」
りかちゃんの目からついに涙がこぼれた。
「…先輩の、最後の、試合だったのに、私のせいで…」
私はりかちゃんの肩を抱いた。
「そんな、誰のせいとかそんなのないよ!だって、りかちゃんが取った得点だってあるんでしょ?」
りかちゃんはコクンと頷いた。
「その先輩のミスだってあったんだろうし、りかちゃんのせいで負けたなんて絶対思ってないよ」
「でも…」
りかちゃんの涙は止まらないようだ。
- 51 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時15分46秒
- 私は立ち止まって、りかちゃんのことを包み込むように抱きしめた。
実は結構ドキドキしてるんだけど…
「接戦だったんなら、いい試合ができたんでしょ?私の最後の試合がそういうのだったら満足だって思えるけどな」
りかちゃんは、私の腕の中でヒックヒック言っている。
「でも、泣きたかったら思いっきり泣いていいからね」
何度も頷きながら、りかちゃんは私の胸に顔をうずめた。
私たちはしばらくの間、5分くらいかな?そうしていたが、りかちゃんは顔を上げた。
「…ごめんね、ありがとう。もう大丈夫」
「ん、よかったよかった」
泣き顔のりかちゃんもたまらなくいとおしくて、私はりかちゃんの頭を撫でた。
「もう、どっちがお姉さんだかわかんないね」
りかちゃんは微笑みながら、恥ずかしそうにそうつぶやいた。
- 52 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時17分17秒
- 「おねーちゃーん!」
私はりかちゃんの背中におぶさるようにして、甘えた声を出した。
「えー、なんか違うっ。ひとみちゃんのそういうのって気持ち悪いよー」
りかちゃんはクスクス笑いながら言った。よかった、元気になったかな。
「りかちゃん、ひどいよう、気持ち悪いなんて…」
私は涙を拭くしぐさをした。
「ご、ごめん!そういう意味じゃなくて…」
オロオロしながら、私の手を掴み、顔を覗き込んだ。
私はパッと笑顔になって、りかちゃんをギュッと抱きしめた。
「そんなことで泣くワケないじゃん。りかちゃんって、すぐ人にだまされるでしょ?」
「もうっ!ホントに悪いと思ったのに!」
私の腕から逃げようとするりかちゃんを強く抱きしめて離さなかった。
りかちゃんはあきらめたらしく、今度は私の背中に腕を回して、背中をバシバシ叩いてきた。
「そんなの全然痛くないよん」
「もー、ひとみちゃんのいじわるぅ」
- 53 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時19分09秒
- だって、りかちゃんがかわいいからついいじめたくなるんだよ。
今だって勢いで抱きしめちゃってるけど、本当はすっごくドキドキしてるし、
それがばれないうちに離れたいけど、離したくなくて。
このまま時間が止まってくれないかな、なんてクサイことまで考えちゃったりして。
「ああっ!ひとみちゃん、ごめんっ!」
すっごくシアワセな気分にひたっていたのを、壊したのはりかちゃんの叫び声だった。
「どうしたの?」
「コレ、つけちゃった」
りかちゃんが私の体から離れて、私の着ていた白いTシャツの右肩のあたりを指差した。
見ると、小さくピンク色になってる部分がある。
どうやら、りかちゃんのリップがついたもののようだった。
いわゆるキスマークってヤツじゃん!コレって結構うれしいんだけど。
- 54 名前:通学列車 投稿日:2001年10月21日(日)23時20分15秒
- 「いいよ、全然大丈夫」
というか、ありがとうって言いたいくらいだけど。
「ごめんね、洗濯して返すよ。別の服貸すから、ウチに寄っていって」
えっ?りかちゃん家行けるの?行きたいけど、でもなぁ,そんな図々しいよなぁ…
「本当にいいよぉ、このくらい、どうってことないし」
「でもー」
りかちゃんは、私のシャツをつかんだまま、申し訳なさそうにうつむいた。
「気にしなくていいって。ウチ、そろそろ帰らないとー。
合宿から帰ったばっかだから、親も早く帰ってこいって言ってたからさ」
「そっか・・・」
「りかちゃんちには、また改めて遊びに行かせてね」
「うんっ!!」
りかちゃんはうれしそうに私の顔を見つめた。はぁ、カワイイ・・・
私は家に帰って、部屋着に着替えると、先程着ていたシャツを見つめた。
「りかちゃん・・・」
ピンク色になった部分を指でなぞってみる。
「スキだよ・・・」
その部分に唇を寄せてみた。たったそれだけのことなのに、すごく胸が高鳴った。
- 55 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月21日(日)23時23分13秒
- 更新です。
>46さん
どうもありがとうございまっす。TDLは次回くらいかな?
>47さん
やっぱり・・・(笑)
- 56 名前:39 投稿日:2001年10月21日(日)23時56分21秒
- 毎日更新ごくろうさまです
甘々いい感じです!!
続き期待してます。
- 57 名前:名無し男 投稿日:2001年10月22日(月)01時22分55秒
- 鼻と口の間が5mを越えましたが何か?
- 58 名前:通学列車 投稿日:2001年10月22日(月)23時30分14秒
- 携帯が鳴った。びっくりして、慌ててシャツから身を離す。
メールが届いたようだ。しかも、りかちゃんからだった。
『わざわざ来てくれてありがとう!あと、Tシャツごめんね…ところで、ディズニーランドいつ行く?』
うわぁ、ちゃんと覚えててくれてるんだ。何が何でもりかちゃんとディズニー行くぞ!
『シャツのことは本当に全然大丈夫!ディズニーランドの件、りかちゃんの空いてる日教えて!』
- 59 名前:通学列車 投稿日:2001年10月22日(月)23時30分53秒
- 8月の晴れて、まさに夏!っていう日。
白のノースリーブのシャツにミニのタイトスカートで、目深に帽子をかぶったりかちゃんが待合せ場所にあらわれたとき、私は最上級の笑顔になっていたと思う。
並んで歩き始めると、りかちゃんが私の全身をながめて言った。
「ひとみちゃんってモデルさんみたいだよね、背高いし、手足長いし、色白いし」
自分の顔がカァーっと赤くなるのがわかった。
「全然だよー、どこがよー」
「そういうシンプルな格好で決まってるのって、うらやましいなぁ」
確かに今日はTシャツにジーンズというものだった。そんなものかなぁ…
ボンヤリしてると、りかちゃんが不意に腕を組んできた。り、りかちゃん!?
「こうしてると私たちカップルにみえるかもね」
「な、なに言ってんの?ウチが男なの?」
自分の動揺を隠すように、冗談っぽく言った。
「うん、だって、ひとみちゃん、すごくかっこいいもん!」
そのキラキラした目で見られると、もう何も言えなくなるっすよ…
カップルかぁ・・・りかちゃんと本当になりたいよ・・・
- 60 名前:通学列車 投稿日:2001年10月22日(月)23時31分49秒
- ディズニーランドについてからも、ずっとりかちゃんは手を繋いだり、腕を組んだりしてきていた。
私も普段、自分の友達とそういうことするし、りかちゃんにとっても別にいつものことなんだろうし、
そんな意識してる私がおかしいんだよな…
いろんなアトラクションにいってみて、りかちゃんのいろんな顔が見れて本当にうれしかった。
笑ったり、驚いたり、泣いたり、叫んだり・・・なんでも感動、感激してくれるりかちゃんみたいな子と行く遊園地って本当に楽しい。
ま、私の場合、りかちゃんだから余計楽しいんだけどさ。
あっという間に1日は終わりに近づき、夜のパレードそして花火を2人で見ていた。
「キレイ・・・」
そうつぶやくりかちゃんの横顔を見る。
『りかちゃんの方がキレイだよ』なんて絶対言えない言葉を心の中でつぶやいて、
そっとりかちゃんの肩を抱いた。りかちゃんも私の肩にもたれかかってくる。
あー、私が男だったら、ココでりかちゃんにキスでもして、抱きしめるのに。
なんで女なんだろう・・・
モヤモヤした気持ちで、花火を見つめながらも、頭の中はりかちゃんでいっぱいだった。
- 61 名前:通学列車 投稿日:2001年10月22日(月)23時32分45秒
- 帰り道、この大好きな人となるべく一緒にいられるためにはやはり親友になるしかない、
そう決意して、そのためにはしなくてはしなくてはいけない質問をぶつけてみた。
「りかちゃんって、好きな人とかっているの?」
りかちゃんは一瞬驚いた顔で私を見つめた。ちょっと突然過ぎたかな・・・
「ん、いるよ…」
ちょこっとショック・・・でも、スキな人くらいいるのは普通だよね・・・
「つ、付き合ってたりするの?」
りかちゃんは私から目をそらして、うつむいた。
「ううん、私の片思い」
よかったぁ!・・・なんていったら怒られるか。うん、親友なら応援してあげないと!
本当は全然したくないけどさぁ。
「コクったりしてないの?」
「・・・うん」
「りかちゃんなら、絶対大丈夫だよ!カワイイし、性格もいいし」
りかちゃんは、ぎこちなく笑った。
「そんなことないよ・・・絶対ムリなのわかってるから」
「なんでー?」
「うーん…恋愛感情は持ってくれてないから…お友達でいられればいいかなって」
- 62 名前:通学列車 投稿日:2001年10月22日(月)23時33分31秒
- なんか、りかちゃんが元気がなくなってしまった。
そんなにツライ恋をしてるんだ・・・こんなこと聞いちゃって悪かったな・・・
りかちゃんをギュッと背中から抱きしめた。
「がんばって!ウチはりかちゃんのこと応援するから」
りかちゃんはうつむいたままだったけど、フッと笑った気配を感じられた。
「ありがと、ひとみちゃん」
きっともっと仲良くなれば、自分からいろいろ話してくれるよね?
早くそういうときがこないかな・・・
- 63 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月22日(月)23時36分35秒
- 更新です
>56さん
ありがとうございます。明日もがんばります(笑)
>57さん
いえ、すばらしいです(笑)
- 64 名前:39 投稿日:2001年10月22日(月)23時55分05秒
- おぉ〜ま、まさか…
く〜続きめっちゃ楽しみです!!
明日もがんばってください(w
- 65 名前:名無し男 投稿日:2001年10月23日(火)00時32分34秒
- これは
ぁゃιぃ
- 66 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月23日(火)08時16分22秒
最高♪毎日仕事が終わってこれ見んの超楽しみなんすよ!!
作者さん頑張って〜!
- 67 名前:通学列車 投稿日:2001年10月23日(火)18時53分14秒
- まだ夏休みは残っているものの、それからも私は部活に明け暮れていた。
今度は私の方が試合があるのだ。といっても、近くの高校と親睦試合みたいなものなんだけど。
実は偶然にもその相手の高校はりかちゃんの通っている高校なのだ。
試合場所はりかちゃんの学校だし、実はすごく楽しみだったりする。
りかちゃんにその話をしたら、見に行くと言ってくれた。
といっても、りかちゃんの仲の良い友達がバレー部なので、そっちの応援でもともと行くつもりだったらしい。
ってことは、応援してもらえないのかぁ…なんかさみしい。
「敵だけど、ひとみちゃんのことだけは心の中で応援してるから」
ん、うれしいなぁ。
そして、試合の日がやってきた。朝一でメールが届いた。
『会場では応援できないから、今しておくね!がんばって!!』
くぅ・・・やっぱ、りかちゃん、カワイイなぁ。
『うん、がんばるよ!勝っちゃったらゴメン!』
- 68 名前:通学列車 投稿日:2001年10月23日(火)18時54分12秒
- りかちゃんの学校に着いた。あー、りかちゃんは毎日ココに来てるんだなぁ、なんて違う感動をしてたりする。
会場の体育館に入ると、結構観客がいた。
でもりかちゃんの姿は見えなかった。試合まで時間があるから、まだ来てないんだろう。
あ、ウチのファンクラブの連中がいるじゃん・・・
自分でいうのも何なんだけど、私は中学時代からモテていた方だと思う。
しかし、女子高に入って、女の子からもこんなにモテると思わなかった。
なんとファンクラブまでできて、会員は同学年だけでなく先輩もかなりいるようだった。
告白されたりとか、ラブレターもらったりもしたけど、私はりかちゃん一筋なので、キチンと断っている。
ま、適当に『今はバレーのことだけ』とか言ってごまかしてるんだけど。
私の中学のバレー部は強いチームで、いろいろな試合でも活躍していて、
私のバレーの腕前も結構なものだった。
そんなワケで、ウチの高校はあまり強くないせいか、私は1年でもレギュラーに選ばれていた。
- 69 名前:通学列車 投稿日:2001年10月23日(火)18時55分08秒
- ユニフォームに着がえて、コートに入りウォーミングアップをはじめる。
観客の方を見るとりかちゃんが友達と5人くらいで来ていた。
おしゃべりに夢中になってて私の方は見てくれてない。
ま、試合が始まったら、見てくれるんだろうからいいか。
よし、試合で活躍してりかちゃんにイイところを見せようっと!
試合に入る前に、ファンクラブの子たちが叫ぶ声が聞こえた。
「よっすぃー、がんばってー!!」
私はそっちを見て手を振った。みんなキャーとか言ってる。
そのとき、なんとなくりかちゃんの方も見てしまったのだけど、
ファンクラブの子たちをすごく驚いた表情をして見ていた。
あはは、あんなのいたらそりゃビックリするよなぁ。
- 70 名前:通学列車 投稿日:2001年10月23日(火)18時55分50秒
- 試合はウチの学校が勝ってしまった。もちろん、私の活躍のおかげで。
いつもよりかなり調子がよかった、やっぱり愛の力かな…
試合が決まったときに、りかちゃんの方を見ると、目が合った。
りかちゃんはニッコリ微笑んだので、私も笑顔でウィンクをした。
「よっすぃー!お疲れ様ぁ!!」
ファンクラブの会長の大声に、幸せなひとときはジャマされてしまった…
試合後はしばらく、ウチの部員やファンクラブの人たちにもみくちゃにされて、
なんだかしらないけど、相手チームやその応援に来てた人からも名前を聞かれたり、
握手を求められたりしてた。
そんな間にりかちゃんはいなくなってしまっていた。
ちょっとくらい話したかったのにな…
その日の夜、りかちゃんからメールが届いた。
『今日はお疲れ様。ひとみちゃん、すごくかっこよかったよ!』
いやいや、りかちゃんもいつも通りかわいかったっす。
『ありがと!りかちゃん、あさって空いてる?よければ映画でも見に行かない?』
丁度部活も休みだし、今日話しができなかったから、すぐにでも会いたくて誘ってみた。
- 71 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月23日(火)18時58分25秒
- 更新です。
>64さん、65さん
もしかして、あやしい、ですか(笑)
そのへんはノーコメントで(笑)
>66さん
嬉しいお言葉です!がんばります!
- 72 名前:66 投稿日:2001年10月23日(火)21時23分54秒
やった!更新されてる♪楽しみってのはマジっすよ(^▽^)♪
作者さん、自分のペースで。
- 73 名前:39 投稿日:2001年10月24日(水)00時04分34秒
- う〜んよしこってば人気者(w
続き楽しみにしてます(0^〜^0)
- 74 名前:名無し男 投稿日:2001年10月24日(水)06時35分02秒
- 人気者は辛いの〜(w
- 75 名前:通学列車 投稿日:2001年10月24日(水)23時36分26秒
- そしてその日、私たちは、お昼前くらいに待合せをした。
待合せ場所にあらわれたりかちゃんは、何だか具合が悪そうだ。
「りかちゃん、顔色悪いよ、大丈夫?」
「ううん、大丈夫。早く行こう」
りかちゃんは私の手をとって歩き始めた。表情もいつもより暗いような気がする。
あんまり大丈夫そうじゃないんだけど…どうしたんだろう?
とりあえず、ランチをしようと、パスタ屋さんに入ったのに、
りかちゃんはパスタをつついてるだけで、ほとんど口に入れない。
「食欲ないの?」
「うん、ちょっと…」
「風邪でもひいたの?」
「ううん、違うと思う」
「なんか、悩み事でもあるとか?」
「・・・ん」
りかちゃんは自分のパスタを見つめたまま、曖昧に返事をした。
「あ、この前言ってた好きな人のこととか…?」
りかちゃんはハッとしたように、私のことを見た。でもまたすぐに目を伏せてしまった。
うーん、やっぱりまだ話してくれそうもないか・・・
- 76 名前:通学列車 投稿日:2001年10月24日(水)23時37分20秒
- なんとなく気まずいままお店を出て、歩き始めた。
「…りかちゃん、調子悪そうだし、今日はもう帰った方がいいよ」
「…えっ?」
りかちゃんがすごくさみしそうな目をして、私を見る。
と、同時にりかちゃんが膝から崩れ落ちるように倒れそうになったので、私は慌てて抱きとめた。
「ほら、ダメだよ、無理したら」
「…ごめんなさい」
私たちはタクシーに乗って、りかちゃんの家まで向かった。
タクシーの中で、私はりかちゃんに膝枕をしてあげていた。
でも、りかちゃんの辛そうな表情をみていたら、この状況でも喜べなかった。
- 77 名前:通学列車 投稿日:2001年10月24日(水)23時39分08秒
- りかちゃんを支えながら、家の前に立つ。りかちゃんはバッグからカギを出した。
「誰もいないの?」
「うん、お母さん、今日、出かけるって言ってたから」
ドアを開けて、玄関にいっしょに入った。
りかちゃんは、履いていたサンダルのストラップをはずすため、玄関先に座り込んだと思ったら、
そのまま横になってしまった。呼吸も荒くなってるようだ。
私は急いでりかちゃんのサンダルを脱がせた。
「りかちゃん、自分の部屋どこ?」
「・・・階段上がって、すぐのところ・・・」
りかちゃんのことをお姫様だっこをした。うわぁ、すごく軽い。
「・・・あっ・・・大丈夫、だから」
「どこが大丈夫なんだよぉ」
私は自分のお姫様を抱いたまま、階段を上がった。
- 78 名前:通学列車 投稿日:2001年10月24日(水)23時40分06秒
- 部屋に入ると、りかちゃんをそのままベッドに寝かせた。
「ごめんね・・・」
「いいからいいから」
何となく、部屋を見渡してみる。
ほとんどのモノがピンクで驚かされたし、お世辞にも片付いてるとはいえなかった。
ま、突然おジャマしちゃったんだし、しょうがないか。
枕元に、パジャマ代わりに着ていたのだろう、Tシャツと短パンが脱ぎ捨てられていた。
「コレに着替えたら?ラクな格好しといた方がいいだろうし」
「うん、ありがと・・・」
「あ、キッチン借りるね」
りかちゃんの返事を聞かずに部屋を出て、キッチンに向かった。
そんな食べられなくなるほどなんて、その好きな人となんかあったんだろうな。
全く、りかちゃんをこんなに悩ませるヤツなんて許せないっす!!
ま、とりあえず、食べるものはちゃんと食べないと、体もたないしな。
私は勝手に、キッチンを使い始めた。
- 79 名前:通学列車 投稿日:2001年10月24日(水)23時40分56秒
- いろいろ格闘の上、30分後くらいに、りかちゃんの部屋に戻った。
りかちゃんは先ほどのTシャツ短パン姿になって、ベッドに横になっていた。
「お待たせー。はい、おかゆ作ってきたよー」
「そ、そんな、そんなことまで・・・」
「いいから。ってゆーかもう作っちゃったんだから、食べてよね」
「・・・ありがと」
「味の保証はしないけどぉ」
りかちゃんが起き上がったので、私はおかゆをふうふうしてあげた。
「はい、あーん」
「だ、大丈夫、1人で食べられるよ」
「病人なんだから、言うこと聞いて」
「・・・うん」
りかちゃんは戸惑いながらも、私がほとんど無理矢理に口に運んでいったので、
茶碗1杯分はなんとか食べてくれた。
「・・・ごちそうさま。おいしかったよ」
「よかったぁ。あ、食あたりになったらごめんね」
りかちゃんがクスッと笑った。あ、ちょっとは元気になったかな。
「じゃ、ちょっと片付けてくるね」
- 80 名前:通学列車 投稿日:2001年10月24日(水)23時42分03秒
- キッチンで洗い物をして、またりかちゃんの部屋に戻った。りかちゃんは、眠ってしまったようだ。
私はベットの横にしゃがんでしばらくその寝顔を見つめていた。
手は胸の前でお祈りをするみたいに組まれていた。
まつげ長くてキレイだな・・・半開きになった口からは白い歯が少しのぞいている。
ホントかわいいなぁ・・・赤ちゃん、というよりも天使みたいだな。
りかちゃんの背中に白い羽が生えてるのが簡単に想像できて、私は口元を緩めていた。
そして、無意識にりかちゃんの髪を撫でていた。
「ん・・・」
りかちゃんが目を開ける。
「あ、起こしちゃった、ごめん」
「ううん・・・こっちこそ、寝ちゃってごめんね」
「いいってー。なんか食べたいものとかある?あるなら買ってくるよ」
「ううん、大丈夫」
「そっか・・・じゃ、そろそろ帰るよ。ゆっくり休んで、ね」
私が立ち上がると、腕をギュッとつかまれた。
「ん?どうしたの?」
「・・・もう少しいっしょにいてくれる?」
- 81 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月24日(水)23時45分09秒
- 更新です。
>72さん
ありがとうごじゃいますぅ。
かなりマイペースでやってるので、次回で終わり予定だったりします(笑)
>73さん、74さん
よしこはどこでも人気者ですよね、ホントに(笑)
- 82 名前:39 投稿日:2001年10月24日(水)23時54分51秒
- う〜んよしこ優しい(w
明日終了ですか?!
少し寂しいですけど明日も楽しみにしてます( ^▽^)
- 83 名前:名無し男 投稿日:2001年10月25日(木)01時31分36秒
- ナヌ!?終わってまうんけ?
それにしても
ハァハァ
- 84 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月25日(木)12時14分40秒
- 続編…………キボウ。。。。
- 85 名前:通学列車 投稿日:2001年10月25日(木)22時35分43秒
- はずかしそうにつぶやくりかちゃんは、超カワイイ!!
もうずっと一生いっしょにいますよ!こっちからお願いするっす!
「いいよー。なんなら添い寝でもしようか、ははは」
「うん、お願い・・・」
えっ?・・・冗談で言ったつもりだったのに、そんな真剣な目でお願いされたら、するしかないじゃん!
つーか、自分がしたいんだけどさぁ。
「しょうがないなぁ・・・」
照れ隠しにそうつぶやいて、りかちゃんの隣で横になる。
りかちゃんは私の方に体を向けて、寄り添ってきた。
うわっ、ドッキドキっすよ!
でもどうしちゃったんだろう?やっぱり、その好きな人と何かあってさみしい思いをしてるのかな?
ええい、もうこうなったら、私の方からも・・・
片腕をりかちゃんの首の下から通して、腕枕をするような体勢で髪を撫でであげて、
もう片腕はりかちゃんの腰の辺りに置き、やさしく抱きしめた。
りかちゃんは私の胸に顔をうずめてきた。
- 86 名前:通学列車 投稿日:2001年10月25日(木)22時36分40秒
- りかちゃんのサラサラな髪、華奢な腰つき、柔らかい胸、温かい息遣い・・・
自分の鼓動が体の中からじゃなくて、外から聞こえると思える程、早まっていた。
しまいには呼吸も荒くなってきた。
こんな密着してるんだから、りかちゃんにもバレバレなんだろうな・・・
自分のいとしい人と2人っきりで、ベッドの上で、しかも腕の中にいて。
こんな状況で何もしないでいられる人っているんだろうか?・・・私は・・・
髪を撫でていた手を止めて、りかちゃんの頭を少し上に向かせる。
そして、唇を重ねた・・・
- 87 名前:通学列車 投稿日:2001年10月25日(木)22時38分22秒
- りかちゃんは驚いたようで一瞬ビクッとしたけど、とくに抵抗はしなかった。
腰を強く抱きしめながら、少し角度を変える程度のキスを続けた。
それ以上のことはせずに、りかちゃんを抱きしめなおした。
こわくて顔を見ることはできなかったので、胸の辺りにりかちゃんの頭をおいた体勢で。
「・・・ごめん・・・りかちゃんの、こと・・・好きなんだ・・・はじめて会ったときから・・・」
私は呼吸が乱れたままで、なんとかつぶやいた。
りかちゃんは黙ったままだ。やがて、小さく震え出した。ん?泣いてるのかな?
体を少し離し、腰に置いていた手をりかちゃんの頬に置いて顔を見ると、涙が流れていた。
「もしかして、はじめてだった・・・?」
りかちゃんは小さく頷いた。よっしゃぁ!なんて思ったけど、
泣かせてしまったのは他ならない自分なんだからなぐさめて泣き止んでもらうしかない。
- 88 名前:通学列車 投稿日:2001年10月25日(木)22時39分06秒
- 「・・・普通、順番が逆じゃないの?」
「へっ?」
「お互いの気持ちを確認してから・・・そういうことって、するものじゃないの?」
うっ、涙は怒ってるから出てるのかな、やばいっす。
「・・・ごめん。本当は自分の気持ち、伝えるつもりなんかなかったんだ・・・
でも、あの、なんてゆーか、ガマンできなくなっちゃって・・・つい、しちゃったから・・・言ったけど・・・」
りかちゃんは何も言ってくれない。軽蔑されちゃったかな・・・
ん?よくみると、りかちゃん、泣いてるくせに口元笑ってないか?
「あーあ、悩んで損しちゃった」
はい?どういうこと?
「ひとみちゃんさあ、ファンクラブまであって、うちの学校の人たちもみんなかっこいいって言ってたし、
モテるんだろうし、友達もいっぱいいて。
私なんか、友達にも入らないんだろうな、気遣って、しょうがなく遊んでくれてるんだろうなって思ってた」
「そんなワケないじゃん」
「そう考えてたら、なんか食事もノド通らなくって、夜もなかなか眠れなくって」
な、なんだ、原因は私だったんだ・・・でも何で?
- 89 名前:通学列車 投稿日:2001年10月25日(木)22時39分49秒
- 「私だって、はじめて会ったときから、キレイだなかっこいいなって思ってた。
だから、痴漢からひとみちゃんが助けてくれたとき、ホントうれしかったんだよ」
「そう、だったんだ・・・」
「それから、お話するようになって、どんどん、ひとみちゃんのこと好きになっていったんだと思う」
ん?今なんて・・・?私はりかちゃんの顔をまっすぐ見つめなおした。
「私もひとみちゃんのことがダイスキなの・・・」
顔を真っ赤にしてウルウルした瞳で私を見て、りかちゃんはコクハクしてくれた。
私は驚いて固まっていたので、しばらく見詰め合っていた。
りかちゃんの言った言葉をやっとキチンと理解できた私は、りかちゃんをギューっと抱きしめる。
腕の中でりかちゃんも喜んでいるのがわかった。
「りかちゃん」
「んー?なに?」
「お互いの気持ちを確認したんだからさぁ・・・」
「うん」
「・・・もう1回、ちゃんとキスしたいなぁ・・・」
りかちゃんはえっ?という表情をしたが、すぐに恥ずかしそうにしながらも笑顔になった。
「・・・うん、そうだね」
気持ちの通じ合った私たちは、先ほどよりも深い長いキスをした・・・
END
- 90 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月25日(木)22時43分09秒
- 更新&終了です。最後なんで上げちゃいます(笑)
>82さん、83さん
いつもありがとうございました(笑)
レスにはやっぱりはげまされますんで!
>84さん
早ッ!(笑)どうでしょうか、こんな終わり方でも続編希望されますか?(笑)
- 91 名前:39 投稿日:2001年10月25日(木)23時15分43秒
- おつかれさまでした〜
甘々最高!!
この話大好きだったんで終わっちゃうのさみしいです(0´〜`)
ということで私も続編キボウ(w
- 92 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月25日(木)23時25分48秒
- ずっとロムだったのですが、もう感動しちゃったので、書き込みします。
マジいいです!!
フツーならなんて言葉、いらないって感じです。
ここの二人は、個人的にこれからだと思うので、続編を読んでみたいです。
では、まとまってないですが、これで失礼します!!
- 93 名前:84 投稿日:2001年10月25日(木)23時33分02秒
- キボウ!キボウ!希望!
何か今涙目です。
- 94 名前:名無しののたん 投稿日:2001年10月26日(金)00時32分02秒
- (#´D`)<いいれふ!!いいれふ!!
りかしゃんとよっすい〜さいこうれふ!!!!!
つるきかいてくらさい!!!!!!
- 95 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月26日(金)00時46分45秒
- 私もなんだか泣いちゃいました。素敵なお話を有難うございました。私も続編希望です
- 96 名前:名無し男 投稿日:2001年10月26日(金)11時52分10秒
- ぜ、是非とも続きを・・・
ガハッ
それが爺ちゃんの最後の言葉でした
- 97 名前:66 投稿日:2001年10月26日(金)19時23分16秒
お疲れサマでした♪…でも何か毎日の楽しみが
無くなってしまうのも寂しいですね…。
僕も続編、希望したいです。
- 98 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月26日(金)20時45分45秒
- ・!!(泣
- 99 名前:名無し梨華 投稿日:2001年10月26日(金)22時47分47秒
- ゆっくりでいいから、続きを希望します。
最終的には作者さんにおまかせなんですけどね(w
- 100 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月26日(金)23時52分06秒
- 名前変えてますけど、文章を読んで確信しました!
私の尊敬する○○○さんですね!嬉しいですぅぅ。
一気に読ませていただきました。やっぱり最高です!
続編大希望です!やっぱりラッキーさんの描くいしよし最高です。
- 101 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月27日(土)01時45分12秒
- ○○○さん・・・
作者さんはもしかして紫&空でつづきもの書いていた方?
ココ3日ほどその事で悩んでたんですが・・・。
- 102 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月27日(土)21時23分59秒
- この話ホント最高です!
私も続編希望してます!
これからも頑張って下さい!
- 103 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月29日(月)02時23分40秒
- 岐阜&大阪に行っている間に、こんなにたくさんのレスいただいてありがとうございます!
>91さん
自分も基本的に甘党なんで(笑)
さみしがっていただいてありがとうございます
>92さん
非常にうれしいお言葉です。
感動していただけるモノとは思ってなかったんで、自分でも驚いてます
>93さん
涙目ですか?(笑)ありがとうございます
>94さん
ののたんに誉められるとは(笑)うれしいです
>95さん
とんでもございません。泣いていただけるとは…
- 104 名前:ラッキー 投稿日:2001年10月29日(月)02時24分47秒
- >96さん
そうですか…遺言ですか…(笑)
>97さん
ありがとうございます。毎日見ていただいてたんですね〜
>98さん
どもです(笑)
>99さん
はい、ありがとうございます(笑)
>Charmy Blueさん
あららら、バレちゃいましたか(笑)
一応隠しておくつもりだったのですが、チャーミーブルーさんに指摘されるとは(笑)
>101さん
はい、その通りです。悩ませちゃってスミマセン(笑)
>102さん
最高なんてとんでもないです…ありがとうございます。
続編を希望していただいて、非常にうれしいのですが、今のところ考えてないんですよね…
でも、視点を梨華ちゃんに換えたモノを書こうかな、なんて思ってます。
まだ手をつけてない状況なのでいつになるかはわかりませんが…
- 105 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月24日(土)11時19分53秒
- リカちゃん視点楽しみにしてるんですが・・・。
また、書いてくださいねっ。
- 106 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月24日(土)21時47分52秒
- 私も毎日、チェックしにきています。早く読みたいなぁ〜
- 107 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月24日(土)21時48分41秒
- すいません、あげてしまいました。
- 108 名前:(^▽^) 投稿日:2001年11月24日(土)22時19分58秒
梨華ちゃん視点見たいっす〜…。
- 109 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月30日(金)20時33分59秒
- BABY!!!最高!!!
- 110 名前:ラッキー 投稿日:2001年12月14日(金)22時04分02秒
- 作者です。
すみません、梨華ちゃん視点でほぼ書き上げていたのですが、
PCが壊れてしまい、全部ダメにしてしまいました。
もう1度、新たに書く気にはなれなくて…放棄させて下さい…
お待ちいただいていた方、本当にすみませんでした。
そのかわりというか、緑板で新しいモノを書き始めました。
そちらを、ぜひよろしくお願いします!
- 111 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月26日(水)22時35分54秒
- 梨華ちゃん視点見たかったっス…
- 112 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月27日(木)21時29分43秒
- 緑も読ませてもらってます
梨華視点残念ですが仕方ないですもんね。
もし気が向いたら…お願いします。
- 113 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月18日(金)12時52分44秒
- あーあ、1年って早いなぁ。
去年のこの時期、あんなに胸を躍らせて、楽しみにしていた高校生活、
あっという間に2年生になっちゃった。
高校に入って、新しい友達も増えて、部活も順調にやっているし、
別に不満はないし、すごく楽しいんだけど、何か足りない…
やっぱり『恋』なのかな…
中学のときは、周りの友達にも彼氏がいる子が少なかったから気にならなかったけど、
高校に入って、彼氏がいる友達が多くて、遊ぶ予定をドタキャンされてしまうなんてこともしょっちゅう。
そりゃ私も彼氏がいたら、そっちを優先しちゃうかもしれないから、文句は言えないし…
私も中学のときは好きな人はいたけど、告白すらしなかったし、
高校は女子高だから出会いもあんまりないし。
合コンとか誘われるけど、私、人見知りするし、合コンするような軽いノリの人は苦手。
部活してるからバイトもしてないし、本当に出会いは全くないし…
- 114 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月18日(金)12時53分45秒
- 新学期2日目。いつもの乗り換えの電車のホームに並ぶ。
4月だから、新入社員や新入生といった人達が増えるからかな、いつもより人が多い気がする。
ちなみに、私の降りる駅の出口は、いつも並ぶココからは離れている。
その駅は他にも学校がいくつかあって、男子校とかもあって、
出口に近いドア付近には高校生がたくさん乗っている。
私も以前はそのドア付近を利用していたのだけど、高校に入って1ヶ月後くらいに、
ある男の子から突然声をかけられて…
見た目はかっこいいカンジだったけど、全然知らない人から、一方的にいつも見られてたと思うと、
ちょっとこわくなって、時間を少しずらして学校に行くようにしたの。
でもまた別の人から告白されたりして…
それから乗る位置を変えたりしても、また別の人から…っていう繰り返しが何回かあって、
やっと、ここ3両目の2つ目のドアで落ち着いてるんだけど。
この時間のこの場所は学生より会社員っぽい人が多いし、大丈夫みたい。
- 115 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月18日(金)12時55分43秒
- 電車がやってきたので乗り込む。
いつものようにすごく混んでて身動きが全然とれない。
なんか後ろに並んでた人と向き合って乗る体勢になっちゃった。
でも、女の子だからいいかぁ…ちょっと恥ずかしいから顔はそらしておこう。
あ、この制服ってJ学院だ、頭いいんだこの子。
制服新しそうだから、新入生かな?たしかにこの時間であんまりこの学校の人見ないし。
背高いなぁ、私よりも10cmくらいは高そう。
首筋が見えるんだけど、色白くてキレイだなぁ…はぁ、うらやましい。
顔もキレイそうだなぁ…ちょっと見ちゃおうかな。
私はさりげなく顔を上げて、彼女の顔を見た。
やっぱりキレイ…っていうかかっこいいっていうカンジ…
目が大きくてなんかキラキラしてて、吸い込まれそう…
ん?私、彼女と目が合ってる???
うわっ、恥ずかしい!慌てて、顔をそらしたけど、10秒くらいは見詰め合ってたかも…
- 116 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月18日(金)12時56分31秒
- きっと運動部とかで、憧れの先輩!って思われるタイプだよなぁ。
うーん、そうだなぁ、なんか品のあるおぼっちゃまみたいな雰囲気もあるし…
あ、王子様みたいな格好が似合いそう!
王冠をかぶって、貴族の服着て、剣とか持って、白い馬に乗ってやってきて、
危険な目にあってる私のことを救ってくれるの!きゃーっ!恥ずかしい!
…ん?…あ、女の子だったよね…ちょっと妄想しすぎちゃった…
しかも、私の降りる駅着いてるし!
私は慌てて電車を下りた。
- 117 名前:ラッキー 投稿日:2002年01月18日(金)13時00分50秒
- どうも、こちらではご無沙汰してました。
一度放棄宣言しましたが、待っていただけていた方もいらっしゃったようですし、
他のところで書いた作品も終了しましたので、梨華Ver書き始めました…
気まぐれですみませんが、どうぞよろしくお願いします。
- 118 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月18日(金)13時52分10秒
- おぉ!あきらめていたのに‥嬉しいです。
ラッキーさんの書くもの大好きです!
楽しみがひとつ増えました。ありがとうございます!
- 119 名前:111 投稿日:2002年01月18日(金)22時23分20秒
- 梨華ちゃん視点のが始まってる〜 メチャ嬉しいっス!!
- 120 名前:Charmy Blue 投稿日:2002年01月18日(金)23時23分16秒
- 師匠!待ってました。めちゃ嬉しいっす!!
頑張って下さい!!
そして、少し早いけど、梨華ちゃんおめでと〜♪
- 121 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月18日(金)23時43分24秒
- 待ってました!!!(泣)
嬉しいっす。
梨華っちおめでとう♪♪
- 122 名前:夜叉 投稿日:2002年01月18日(金)23時48分15秒
- 復活、ありがとうございます。
ほとんど諦めていたのですが、再開と言うことでかなりうれしいです。
頑張ってください。
PCの方は大丈夫ですか?
- 123 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月19日(土)03時16分12秒
- ここにもこんな素敵な作品を書かれていたんですね。
しかも新作が始まっていて、このスレを見付けられてすごく得した気分です。
ありふれた日常の中で繰り広げられる心温まるストーリーに期待しております。
- 124 名前:REDRUM 投稿日:2002年01月19日(土)10時48分47秒
- 諦めかけていたのに・・・嬉しいです。
チャーミー誕生日おめでとう!
- 125 名前:悠人 投稿日:2002年01月20日(日)09時08分15秒
- ふらふらと巡回していたら発見させていただきました。
はじめて書きこみさせていただきます。
かなーり前に知り合いと
いしよし学園もの?がもしあったら
「通学電車」は石川視点の話。
で吉澤視点の話は、某J系のすでに解散しているグループの
あの曲だよね。(タイトルは忘れ)
なんて話をしたことがあったのを思い出しました。
まあ、そんなことは余談ですが・・。
これからもがんばってください。
- 126 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月20日(日)15時04分06秒
- 次の日からほとんど毎日、王子様に会えた。
部活の朝練がある日は会えなかったし、彼女もたまにいつもの時間にいない日もあった。
そんな日はちょっとさみしいんだけど…
普段の王子様は結構ボーッとして、中吊り広告を見てたりすることが多い。
あんなにキレイなのに、そんな気の抜けたところもあって、
なんだかすごく好感が持てる人だなぁと思う。
1度、学校帰りにいつも会う駅の近くの大きい本屋で王子様を見かけたことがあった。
なんとなく、王子様の様子を遠くから観察してみることに。
参考書を買いに来たみたいなんだけど、その後、何か立ち読みをしてて、
クスッと笑った表情がドキッとするほどキレイだった。
電車に乗ってるときは、ほとんど無表情だから、笑顔を見たのがはじめてで
すごくトクした気分になったくらい。
ちなみに王子様が立ち読みしてたのはダジャレ本だったんだけど、
私は思わず買っちゃいました…ナニやってるんだろう…
- 127 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月20日(日)15時04分49秒
- もうそろそろ1学期の期末試験がはじまる。
部活もお休みに入ったので、朝はいつも通りの時間。
電車に並んでる列の後ろの方をチラッと見たら、今日も王子様がいたぁ。
相変わらず、涼しげでそれでいてボーッとしてる。
普段ってどんな人なのかなぁ…実はめちゃめちゃ女の子らしかったりして…
電車がやってきたので、乗り込む。
あれ?
私の後ろにいるのっておじさんだったよなぁ…何だかおしりを触られてるような気が…
でも、ただ手が触れてるだけかもしれないし…
私は何とかそっちの方にカバンを持っていこうと思ったけど、
混んでいる中ではなかなかうまくいかない。
「!!」
すると、おじさんの手がスカートの中に入ってきた!
コレって絶対チカンだ!
ど、どうしよう…こわいよう…私は声も出せなかった。
だ、誰か気づいてくれないかな…
私はおじさんの顔は見ないように周りを見てみる。
すると、王子様が私のことを心配そうに見ていた。
助けて!私は目で訴えてみた。
- 128 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月20日(日)15時05分33秒
- 電車が少し揺れたと同時に、おじさんの手が離れた。
「オヤジ!触んじゃねぇよっ!」
少しハスキーな怒鳴り声が聞こえた。
びっくりしてそちらの方を見ると、王子様がおじさんの手を掴んであげていた。
周りのみんなも驚いている。
あ、これじゃあ、彼女がチカンされたみたいじゃない…
すぐに次の駅に着いて、王子様はこちらの方を見ようともせず、
おじさんの手をひっぱっておりていった。
かっこいい…私はしばらくボーッと彼女の出ていったドアを見ていた。
やっぱり、王子様だよ…
自分の駅に着いてやっと我に返った。
- 129 名前:ラッキー 投稿日:2002年01月20日(日)15時06分23秒
- 更新です。遅れちゃったけど、梨華ちゃんHAPPY BIRTHDAY!
やぐっちゃんも(笑)
>118さん
どうもありがとうございます。マイペースでいかせてもらいます。
>119さん
おまたせしちゃってスミマセンでした〜
>Charmy Blueさん
ありがとうございます!お互いがんばりましょー!!
>121さん
どうもです!泣かないで下さい…(笑)
>夜叉さん
ありがとうございます。おかげさまでPCの方は問題なさそうです。
>M.ANZAIさん
探していただいてありがとうございます。こちらの方もよろしくお願いします。
>REDRUMさん
ありがとうございます。梨華ちゃんも17才かぁ…
誰か「17才」の曲(誰もいない海〜♪)でいしよし書かないですかねえ(笑)
自分で書けってカンジっすか(笑)
>悠人さん
どうもです!某J系のグループ?何だろう?
古い曲でもだいたいわかるので(笑)歌詞教えて下さいな。
- 130 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月21日(月)00時46分29秒
- 石川さんの心の中での呼び名が「王子様」だとは・・・。
- 131 名前:夜叉 投稿日:2002年01月21日(月)17時45分01秒
- PC調子良さそうですね、安心しました。
何か作者様達のPCの調子が悪いとの話をよく聞くので、心配しました。
石、その本買うのかよ!!(爆)
つか、吉、ダジャレの本って一体…(汗汗
某Jグループの件ですが、多分これかと…。
歌い出しは分かりませんが、錆の部分なら。♪急げ hurry up 君を乗せた…ってやつだと思われ。
>悠人さん。
それって、某J系7人グループの1stアルバムに入ってる曲でしょうか?
何か分かった気がする…(苦笑)。
- 132 名前:悠人 投稿日:2002年01月22日(火)06時40分38秒
- 王子様…かっこいい…。
というか、痴漢の場合被害者も一緒に警察に行かなくちゃ…。
ファイトファイトー!梨華ちゃん!(笑
>夜叉さん
あはは(笑 ばれましたか。
すでに解散しているというのでわかってしまいましたか?
たぶんその某グループです。
通学電車は3両目の2つ目のドアにのりますが、その曲は
遅刻ギリギリで自転車を駅になぎたおして、2両目のドアへ滑り込むんです。(笑
やはりこちらも、あこがれの子を知らん顔をして見てるんです。(笑
言葉を交わせるわけでないんですが、これがないと1日不調だと(笑
(上記の文章がほぼ歌詞になってます。わかるかたはこれでわかるかと。)
J系の話なんてウぜエ!といわれるの覚悟で書きましたが思わぬ反応いただきありがとうございます。
- 133 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月22日(火)23時47分35秒
- 次の日、いつもの時間に電車に並ぶ。
王子様にお礼言わなきゃ!あー、早く来ないかなぁ。
キョロキョロしてたら、彼女がちょうど列の後ろに並んだところだった。
あー、今日もカッコイイかも…ひとつ深呼吸をして王子様の隣に並ぶ。
「おはよう」
王子様はキョトンとしていた。
なんで、自分に声かけたんだろうって思ってるくらい。
あ、ただチカンに遭った子を助けたくらいのつもりで、
私のことなんて覚えてないのかな…
「…おはよう…ございます」
一応、答えてくれた。なんかオドオドしてるみたいなんだけど…
もしかして、ナンパかと思われてたりする?
- 134 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月22日(火)23時48分50秒
- 「昨日はどうもありがとう」
私は彼女の顔を覗き込んで言った。
『昨日』って言えば、思い出してもらえるだろうし。
彼女はサッと目をそらして、入ってきた電車を見た。
どうしよう、やっぱり覚えてないのか、うっとうしいとか思われてるのかな…
「あ、大丈夫だった?」
その素っ気無い態度とは違って、声のトーンはすごく優しいものだった。
私はホッとして微笑んだ。
「うん、おかげさまで」
王子様はチラッと私を見ると、電車に乗り込んでいった。
私もそれについていったんだけど、後ろから押されてよろけそうになった。
すると、さっと腕をつかまれて、無事に電車に乗れた。
「あっ、ありがとう…」
やっぱり、王子様だよ…
- 135 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月22日(火)23時49分30秒
- あ、向き合って乗る状態になっちゃった…なんか恥ずかしい…
でも、もっとちゃんとお礼言わないと!
「あの…」
ちょうど、私の顔は彼女の耳元にあったし、満員電車だから小声で話しかけた。
王子様が私の方に顔を向ける。
あー、やっぱりすごくキレイだなぁ…思わず見とれてしまった。
「…ん、何?」
すぐ近くで聞く彼女のやさしい穏やかな声もステキだ。
「今度、一緒に帰らない?昨日のお礼もしたいし」
彼女は一瞬驚いた顔をした。
「いいよ、お礼なんて。そんな大したことしてないし」
あー、やっぱり、彼女にとってはこんなこと日常茶飯事なんだ…
きっとこんな風に女の子からも誘われたりとかしてるんだろうな…
ウザイとか思われちゃうかな…で、でも!
- 136 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年01月22日(火)23時50分38秒
- 「でも、私にとっては大したことだったから…私と一緒に帰るのイヤ?」
彼女はすごく戸惑った表情をしていた。でもやっぱり目はすごく優しい。
「イヤなわけじゃないよ…じゃ、いつにする?」
よかったー!!
「明日はどう?」
「ん、いいよ」
彼女からすぐに答えが返ってきたので安心する。
「じゃ、明日の朝、待ち合わせとか決めよっか」
「うん」
あ、私の降りる駅に着いた。
「明日、楽しみにしてるね。じゃあね」
私は王子様に手を振って電車を降りた。
なんだか照れたように微笑んでくれたのが、すごくうれしかった。
よーっし!
私は家に帰ってから、王子様のためにクッキーを作った。
たくさん作ってその中から、とくにキレイにできたいくつかを、
かわいくラッピングした。
「もう、りかねえちゃん、作りすぎーっ!」
残ったのを妹に食べさせようとしたら、怒られた。
たしかに、ちょっと気合入れすぎちゃったかも…
- 137 名前:ラッキー 投稿日:2002年01月22日(火)23時51分35秒
- 更新です。
>M.ANZAIさん
これを最初書いたのが「王子様と雪の夜」のリリース時期だったもので、
王子様にしちゃったんですよ(笑)
>夜叉さん
マガジンで「好きな本」の問いに梨華ちゃんは「ダジャレ本」って答えてますよね〜
オソロで圭織が誕生日プレゼントでもらったものを
梨華ちゃんが借りてたのでそのことかと思うのですが…細かいネタですみません(笑)
>悠人さん
梨華ちゃん、ボンヤリしすぎてて…(笑)
J系のグループはたぶんわかりましたが(笑)、
アルバムの曲まではわからないですね…勉強不足でごめんなさい
- 138 名前:夜叉 投稿日:2002年01月23日(水)19時13分03秒
- はーりきっちゃう、はーりきっちゃう(爆)。
ごちそうさまです、ほんと。
細かいネタ、またそこがいいのです。
小ネタ第二弾、お待ちしてます(笑)。
>悠人さん。
分かる自分が怖い…、ファンでもなかったのに(鬱)。
その頃自分は(略。w
- 139 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月24日(木)19時46分41秒
- あのクッキーの影には妹という被害者が(w
やは梨華ちゃんの方がいくらか積極的に行動しますね。
- 140 名前:名無し男 投稿日:2002年01月28日(月)02時40分34秒
- おおう!復活しておったとは!
ヤターーーーーーー嬉しいよ!
- 141 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月14日(木)00時06分04秒
- 待っておりますぜ(w
- 142 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月15日(金)13時21分11秒
- 次の日の朝、いつもの時間に王子様がやってきた。
私はうれしくなって、近づいていった。
「おはようっ」
「あ、おはよ」
なんだかクールだけど、それでいてあんな風に怒鳴ったりできるんだから、
本当カッコイイかも…
「はい」
私は携帯番号とメアドを書いたメモを渡した。
王子様はそれをじーっと見てる。な、なんか間違えてるかな…
「…あのさ、名前…」
あーっ、恥ずかしい!大切なこと忘れてた!!
「えっ?あ、ごめん、そうだよね、私ってバカだなぁ」
カバンからペンを出して『石川梨華』と書き足す。
「石川梨華です。よろしくね」
王子様は私を見て固まっていた。
あー、どうしよっ、バカな子だと思われたよね…
「あ、よろしく。私は、吉澤ひとみ…」
王子様もメモを出して、名前と携帯番号、メアドを書いてくれた。
すごくキレイな字…私のヘタな字が恥ずかしい…
「ひとみちゃん、かぁ。よろしくね」
ひとみちゃんは、ぎこちなくだけど微笑んでくれた。
- 143 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月15日(金)13時22分18秒
- そして、放課後。
早く駅に向かおうと廊下を走ってたら、テニス部の先輩につかまってしまった。
えーん…そんな急ぎじゃない話しならいつでもいいのに…
結局10分くらい足止めされたあと、私は猛ダッシュした。
ホームへの階段をかけあがると、ひとみちゃんがベンチから立ち上がって
近づいてくるのが見えた。
「ごめーん、遅くなっちゃって」
「ううん」
待たせてしまってるはずなのに、ひとみちゃんの微笑みはなんだかうれしそうで、
こっちもうれしくなる。
電車が来るまでと乗ってから、私はひとみちゃんにいろいろ質問をした。
やっぱり新入生なので、私よりも1つ年下。
バレー部に入ってるから、朝いつもの電車に乗らないときは、朝練がある日なんだって。
あと、住んでるところも結構近いらしい。
あっという間に、いつも私たちが会う乗り換えの駅に着いちゃった…
本当はお茶くらい誘いたいけど、ひとみちゃんはあんまりしゃべってくれなくて…
やっぱりウザイと思ってるのかな…
これからもそんなに話しかけたりしない方がいいのかな…
気がついたら、私が乗り換える改札まで来ていた。
- 144 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月15日(金)13時23分01秒
- 「今日は付き合わせちゃってごめんね。あ、これね、この前のお礼」
昨日、妹に怒られながらがんばって作った力作を渡す。
ひとみちゃんは、不思議そうにその袋を見つめていた。
ラッピングもがんばったんだよ…
「あんまりうまくできなかったんだけど、クッキーなの。よかったら食べてね」
ひとみちゃんの顔が驚きからだんだんと笑顔になっていった。
よかった、喜んでもらえてはいるみたい…
「どうもありがとう…すごくうれしいよ」
「ううん、こんなことしかできなくてごめんなさい」
もっと気のきいた、おしゃれな小物とかあげればよかったかな?
手作りのクッキーなんて、女の子にあげるものじゃなかったな?
なんだか、ネガティブになっちゃった…
もうひとみちゃんともさよならしなくちゃね…
「じゃあね」
私は定期入れを出した。
- 145 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月15日(金)13時23分53秒
- 「りかちゃん!」
えっ?私のこと呼んでる?
ひとみちゃんを見ると、なんだかおどおどしたような様子だった。
「ん?どうしたの?」
「あ、あのさー…今度、あ、テスト終わったら…夏休み入ったらでいいんだけど、
一緒にどっか遊びに行こう」
えっ?ひとみちゃん、私のこと誘ってくれてるんだよね?
よかったぁ!嫌われてなかったんだ!
「うんっ。ひとみちゃんから誘ってもらえてうれしいよ!」
「…いや、その…メールするし…あ、じゃ、また明日」
「うん、明日ね!バイバイ」
ひとみちゃんは、なんだか照れたように手を振って走って行っちゃった。
カワイイっ!年下の男の子ってカンジで!あ、女の子だけど…
- 146 名前:ラッキー 投稿日:2002年02月15日(金)13時27分57秒
- 久々に更新しました(笑)
>夜叉さん
小ネタはまたどこかで出てくると思います(笑)
>M.ANZAIさん
自分の書く梨華ちゃんは、心の中は積極的っていうパターンが多いかも(笑)
>140さん、141さん
ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします
- 147 名前:夜叉 投稿日:2002年02月15日(金)14時25分43秒
- ぐはぁ、ありがとうございます。
石が積極的でかわいいっ、くぅ…。
続き楽しみにしてます。
- 148 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月16日(土)16時50分51秒
- この作品大好きです。
王子様なシャイな吉君に、萌え。
がんばってください!!
- 149 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月17日(日)10時06分14秒
- 最初から読ませていただきましたが、
2人ともとても可愛くてこの作品大好きです。
これからも期待しています、頑張って下さい。
- 150 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時04分25秒
- それからテストが近かったし、朝練もなかったので、ひとみちゃんとは毎朝会えた。
ひとみちゃんって人見知りなのかな?クールな人かと思ってたんだけど、
全然そんなことなくてすごく面白い人だった。
いつもひとみちゃんは私のことを楽しませてくれて本当に朝が来るのが待ち遠しかった。
うーん、やっと今日で期末テストも終わり!
明日から夏休みだぁ、うれしい!
ひとみちゃんとも遊ぶ約束してるしね。
やっぱり、毎日といっても10分くらいしかお話できないし、
もっとゆっくりいろいろお話してみたいもん…
隣に並んでいるひとみちゃんが、なんかいつもよりおとなしい。
「ひとみちゃん、なんか今日元気ないねぇ。昨日、徹夜でもしたの?」
「ううん、ちゃんと寝たよ、大丈夫、元気だよ」
「そう、それならいいんだけど・・・あー、明日からいよいよ夏休みだねっ」
「あ、うん」
やっぱり、ひとみちゃん、元気ないよぉ…
- 151 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時05分29秒
- 「あ、夏休み中に遊びに行こうね!約束だよ」
ホントに約束だよ!私が右手の小指出したら、ひとみちゃんはニコニコしながら、
小指を絡めてくれた。
「いまどき、こんなことする人っていないよ〜」
もう、そんな言い方しなくてもいいのに!
でもひとみちゃんが笑ってくれたからいいか。
「いいのっ、ゆびきりげんまんウソついたら針千本のーます、指切った!」
すぐに電車がやってきた。相変わらず、混んでる。
いつもは電車の中ではほとんどお話しないけど、
今日はひとみちゃんと、もうちょっとお話したいな。
私は離れないようにひとみちゃんの腕をつかんだ。
なんか、こうやって向かい合って満員電車に乗ると抱き合ってるみたいで、ちょっと恥ずかしいかも…
- 152 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時06分47秒
- そうだ、夏休みの計画ちゃんとたてておかないと!
「どこがいいかなぁ、海とかプールもいいよね」
もし私がおぼれたりしたら、ひとみちゃん、またかっこよく助けてくれそう。
人工呼吸とかしてくれちゃったりして…きゃー、恥ずかしー!!
「ディズニーランドとかもいいよね」
「いいね!最近行ってなかったから行きたいな」
ひとみちゃん、そういうところも好きなんだぁ!うれしいっ!
ひとみちゃんがミッキーなら私はミニーかな?
ドナルドならデイジー。チップならディール、ん、それはちょっと違うか。
美女と野獣…って言ったら怒られる…でもホントはかっこいい王子様だったワケだし。
やっぱり、私の王子様…あ、なんかこんな近くで見詰め合っちゃってるのって
ちょっと恥ずかしい…私は思わず顔を伏せた。
- 153 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時07分39秒
- 「でも、しばらくは会えないね…」
確かひとみちゃんは部活の合宿がすぐにあるって言ってたし、
今度会うのだっていつになるかわかんないもん。
私は顔を伏せたままだったので、そのままひとみちゃんの肩におでこをのせた。
「う、うん、そうだね」
「なんか、さみしいなぁ…」
私は無意識につぶやいてた。でも、ホントにさみしいよぉ…
「あ、あたしも!」
今まで小声で話してたのに、いきなりひとみちゃんは大きな声を出した。
周りの人も驚いて見ている。
ひとみちゃんが恥ずかしそうにうつむいた姿がすごくかわいくて、
私は思わずクスッと笑ってしまった。
「ごめん、大きな声出しちゃって…」
「ううん、大丈夫だよ」
ひとみちゃんの照れたカワイイところが見れたから、うれしいくらいかな…
会えないのはさみしいけど、メールいっぱいしようっと!
私は自分の駅に着いて、明るくひとみちゃんに手を振った。
- 154 名前:名無し男 投稿日:2002年02月22日(金)14時07分53秒
- なんか
若いってええの〜
フレッシュで
- 155 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時08分18秒
- 夏休みに入って、ひとみちゃんは1週間の合宿。
私も試合が近いので、毎日部活をしていた。
でも、夜には必ずひとみちゃんとメールをした。
お互いに励ましあってりしてて、本当に私の心の支えでもあった。
試合当日。一応、3年生の引退試合でもある。
私は、お世話になった先輩と組んでのダブルスで出場するので、
いつもよりも緊張していた。
そのせいもあってか、結局、最後は私のミスでその試合は終わってしまった。
もともと負けず嫌いの性格だけど、今日は本当に悔しかった。
家に帰ってからも、悔しくて悔しくて、しばらく部屋で布団にくるまって、
今日の反省をしていた。
そんなときに聞きなれたメールの着信音が鳴った。
今までの気持ちがウソのように、私は笑顔で携帯を見た。
ひとみちゃん、合宿から帰ってきたんだぁ!
『今何してるの?』って、なんかホント恋人の会話みたい…
部屋でゴロゴロしてるとしか言いようがないなぁ。
ちょっと気持ちは元気になったけど、そのままゴロゴロしていた。
ひとみちゃんに会いたいなぁ…
あのやさしい瞳で見つめられたら、もっと元気になれるのに。
- 156 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時09分08秒
- 今度はメールじゃなくて電話がかかってきた。
相手はひとみちゃんだ!
「りかちゃん?」
「ひとみちゃん、どうしたの?」
「今って、時間あるかなぁ?」
「うん、大丈夫だよ」
ひとみちゃんとだったら、いくらでもお話したいもん。
「じゃ、駅まで来てくれないかな」
「えっ!?」
私は慌てて、お気に入りのワンピースに着替えて、
メイクもしたかったけど、すぐにでもひとみちゃんに会いたくて、
ピンクのリップを塗っただけにして、ダッシュで駅に向かった。
あ、ひとみちゃんがいた!
胸にロゴの入った白いTシャツに、ストレートのジーンズ。すごくカッコイイ!!
「どうしたの?ひとみちゃん」
なんか、こっちの方に用事でもあったのかな?
「あ、コレ、お土産」
ひとみちゃんが袋を渡してくれた。
合宿先の近くで買ってくれたらしい高原のお土産っぽいお菓子が入っていた。
もしかして、コレ届けてくれるために来てくれたの?
「えっ?わざわざありがとう・・・あ、おかえりなさい」
うれしくなって微笑んで、ひとみちゃんを見た。
「ただいまぁ」
ひとみちゃんのほんわかしたカンジの表情を見ると、ホント幸せになれるなぁ…
- 157 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時10分05秒
- 私はひとみちゃんを連れて、駅の近くの公園まで来た。
結構広くて緑の多い公園なので、散歩がてら、なんだかデートっぽく、
歩きながら話しをした。
合宿は本当に大変だったみたい。
でも、ひとみちゃん、がんばったんだね、えらいよ。
「あ、りかちゃん、試合の方はどうだったの?」
あ、ひとみちゃんに会えたうれしさですっかり忘れてた…
「うん、2回戦で負けちゃった…」
「そう、なんだ…お疲れ様でした」
先輩、ごめんなさい…私があんな球に手を出さなければ…
「すごく接戦だったんだけど、最後、私のミスで負けちゃったの」
また悔しさと申し訳なさがよみがえってきて、思わず涙がこぼれた。
「…先輩の、最後の、試合だったのに、私のせいで…」
- 158 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時10分46秒
- ひとみちゃんの腕が私の肩に回った。
「そんな、誰のせいとかそんなのないよ!だってりかちゃんが取った得点だってあるんでしょ?」
たしかにそうだけど…私は首を縦に振った。
「その先輩のミスだってあったんだろうし、りかちゃんのせいで負けたなんて絶対思ってないよ」
「でも…」
わかってる、わかってるんだけど、なんでよりによって、あんなミスで終わらせてしまったんだろう…余計に涙が出てきた。
全身があたたかく覆われた…ひとみちゃんが私のことをそっと抱きしめてくれてる。
なんか心からあったかくなってく気がするよ…
「接戦だったんなら、いい試合ができたんでしょ?私の最後の試合がそういうのだったら満足だって思えるけどな」
ひとみちゃん…やさしいね、ホントに。
「でも、泣きたかったら思いっきり泣いていいからね」
ありがと…その言葉に甘えさせてもらっていいんだよね?
ひとみちゃんのやさしさをかみしめながら、何度も頷いて、ひとみちゃんの胸に顔をうずめた。
- 159 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時11分51秒
- たぶん5分くらいたってから、やっと私は涙がおさまった。
泣きはらしたところを見せるのは恥ずかしいけど、私は顔を上げた。
「…ごめんね、ありがとう。もう大丈夫」
「ん、よかったよかった」
ひとみちゃんは、子供をあやすみたいに私の頭を撫でてくれた。
「もう、どっちがお姉さんだかわかんないね」
なんだか、こうしてるのが恥ずかしくなってきて、ついこんな言葉を出してしまう。
「おねーちゃーん!」
ひとみちゃんが今度は背中に抱きついてきた。抱きつくっていうかおんぶするみたいになってた。
なんか今まで見たことないひとみちゃんだぁ…
「えー、なんか違うっ。ひとみちゃんのそういうのって気持ち悪いよー」
カワイイんだけど、ひとみちゃんのキャラじゃないよぉ。
「りかちゃん、ひどいよう、気持ち悪いなんて…」
ひとみちゃんが涙をふくように、手を目に持っていった。
そ、そんな冗談のつもりだったのに…ひとみちゃんのこと傷つけちゃった?
- 160 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時13分00秒
- 「ご、ごめん!そういう意味じゃなくて…」
ホントにごめんね、だから泣かないで…
私はひとみちゃんの手を掴むと、顔を覗き込んだ。
ひとみちゃんは泣いてなんかなくニコッと微笑んで、私の背中に腕をまわした。
「そんなことで泣くワケないじゃん。りかちゃんって、すぐ人にだまされるでしょ?」
「もうっ!ホントに悪いと思ったのに!」
ひどいよぉ!私はひとみちゃんの腕を振り払って抗議しようとしたのに、
ひとみちゃんの腕の力は強くて、無駄な抵抗だった。
こうやって、ひとみちゃんに抱きしめてもらえるのはうれしいけど、
ちょっと怒ってるんだからね!
ひとみちゃんの背中に腕をまわして、バシバシと叩いた。
「そんなの全然痛くないよん」
「もー、ひとみちゃんのいじわるぅ」
でも、そんな意地悪なことを言うときでもひとみちゃんの声はすごくやさしくて。
きっと表情もすごく穏やかなんだろうなぁ。
でも、今は顔を見るよりも、こうやってひとみちゃんの胸に顔をうずめてたいな…
- 161 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月22日(金)14時13分40秒
- ん?今、ひとみちゃんのシャツに思いっきり顔つけちゃったけど…あっ!
「ああっ!ひとみちゃん、ごめんっ!」
「どうしたの?」
「コレ、つけちゃった」
ひとみちゃんのTシャツの右肩のあたりに、私のリップの跡がついてしまっていた。
「いいよ、全然大丈夫」
「ごめんね、洗濯して返すよ。別の服貸すから、ウチに寄っていって」
私の部屋はお客さんを入れられる状況じゃないけど、リビングでお茶でも飲んでる間に、
私のシャツを着ててもらって、洗濯して乾燥機使えばすぐだし。
「本当にいいよぉ、このくらい、どうってことないし」
「でもー」
このシャツのままなんて申し訳ないし、なんか私も恥ずかしいし…
「気にしなくっていいって。ウチ、そろそろ帰らないとー。
合宿から帰ったばっかだから、親も早く帰ってこいって言ってたからさ」
「そっか・・・」
もうちょっとゆっくりお話したかったな、せっかく久しぶりに会えたのに…
「りかちゃんちには、また改めて遊びに行かせてね」
「うんっ!!」
もちろんだよ!また、ひとみちゃんに会える日が増えるなんてうれしい!
- 162 名前:ラッキー 投稿日:2002年02月22日(金)14時16分10秒
- 更新です。こまめにできずにスミマセン
>夜叉さん
ありがとうございます。りかちゃんはカワイイです、ハイ(笑)
>よすこ大好き読者さん
ありがとうございます。
りかちゃんと2人でいるときのよしこは、まさにシャイな男の子ってカンジですよね(笑)
>149さん
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
どのお方でしょう?(笑)
>154さん
ありがとうございます。そういう気分になっていただけてうれしいです(笑)
おいくつですか?(笑)
- 163 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月22日(金)15時59分40秒
- なんか顔がにやけてきます。
さぁ、吉澤.verを読み返さないと。(笑)
- 164 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年02月22日(金)22時00分19秒
- 梨華ちゃんの気持ちの中でひとみちゃんの存在がどんどん大きくなってますね。
『ひとみちゃん』って何度も呟く梨華ちゃんがとても可愛らしいですよ。
- 165 名前:夜叉 投稿日:2002年02月23日(土)11時23分04秒
- 作者様のペースで一向に構いません。こちらは続きが読めることが幸せなんで。
完全に「心のオアシス」と化してます、この作品。合掌でやす。
二人ともかわいいっす。ニヤニヤ
- 166 名前:名無し男 投稿日:2002年02月23日(土)17時59分06秒
- 一生懸命な所がまたかわいい
- 167 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月23日(土)19時42分29秒
- んーーーノックアウッ!!
梨華ちゃんかわいーーーーーー(w
マターリでも、かまわないですよ。大量更新ありがとうございました。
- 168 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月24日(日)07時47分54秒
- 最高!
の一言です。(w
- 169 名前:愛猫 投稿日:2002年02月24日(日)10時57分05秒
- めっさ遅いですが、一気に読ませてもらいました!
萌えました(笑)やっぱり甘いのって心が和みますね!
いつまでも待ち続けますので、のんびりと作ってください☆
- 170 名前:愛猫 投稿日:2002年02月24日(日)10時58分12秒
- あっ・・。あげてしまいました。
ごめんなさい・・・。
- 171 名前:愛猫 投稿日:2002年02月24日(日)10時58分52秒
- ごめんなさい!
- 172 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月25日(月)23時03分09秒
- ぐっはあ萌え!!
ヒサブリに最初から読ませていただきました。
やっぱりモエモエです。
続き期待してます♪
- 173 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時08分51秒
- 家に帰って、早速ひとみちゃんにもらったお土産をお母さんと食べた。
これまでもひとみちゃんの話しはよくお母さんに話してたので、
お母さんもうれしそうに聞いてくれた。
「さっきまで、あーんなに落ち込んでたのに、
ひとみちゃんに会った途端にこんな元気になるんだもんねぇ」
お母さんはちょっとあきれたように笑った。
「だって、ひとみちゃんといると、なんかね、幸せな気持ちになれるんだよぉ」
「なんだか恋人どうしみたいだね」
「な、なに言ってんの!ひとみちゃんは女の子だよっ!」
お母さんに怒鳴っていた私の顔は真っ赤だったと思う。
「そんな怒らなくても…お母さんは別にそういうのも構わないと思うわよ。
若いうちはいろんな恋愛しておいた方がいいのよ。後悔しないようにね。
ま、孫の顔は見たいから、ちゃんと結婚はしてほしいけど」
「・・・」
- 174 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時09分24秒
- お母さんって、すごい人だ…どんな恋愛してきたんだろ?今度ゆっくり聞いてみよ…
私は部屋に戻ると、ベッドに横になった。
『恋人』かぁ・・・ひとみちゃんが恋人・・・そうなれたら・・・うれしい、よね?
今までのひとみちゃんに対しての気持ちを改めて整理してみる。
・・・どう考えても、恋愛感情だ。
私、ひとみちゃんのことが好きなんだ、本気で。
ひとみちゃんは、どう思ってるんだろう?
少なくとも嫌われてはいないよね…
でも、私が本気で恋してるなんてバレたら嫌われちゃうだろうな…
うん、今まで通りお友達として仲良くしていこう。
お母さんの一言がなかったら、私、ずっと自分の気持ちに気づかないままだったんだし。
あ、ひとみちゃん、ディズニーランド行く約束おぼえてるかなぁ?
携帯を手にとって、ひとみちゃんにメールを送った。
初めてのデート!っていっても、『デート』って思ってるのは私だけなんだよね…
- 175 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時10分45秒
- その初デートの日。さんざん悩んだけど、結局私はカジュアルにノースリーブに、
ミニのタイトスカートを着ていった。
あ、もちろん日焼け止めのためでもあるから、帽子は必需品。
ただでさえ色黒なんだし、これ以上黒くなったら、
色白のひとみちゃんと歩くのが恥ずかしい。
待ち合わせ場所に30分前に着くと、ひとみちゃんはもうすでに来ていて、
私に気づくとすごく優しい笑顔になった。
たぶん、私も同じような表情をしてるんだろうな。
ひとみちゃんは、今日もかっこいい!
この前もそうだったから、ジーンズにTシャツっていう姿が多いのかな?
でも、こういうのがすごく似合ってる!
「ひとみちゃんってモデルさんみたいだよね、背高いし、手足長いし、色白いし」
「全然だよー、どこがよー」
「そういうシンプルな格好で決まってるのって、うらやましいなぁ」
ホント、うらやましい…っていうか、まわりにうらやましがらせたい!!
私はひとみちゃんの腕をとった。
- 176 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時12分14秒
- 「こうしてると私たちカップルにみえるかもね」
「な、なに言ってんの?ウチが男なの?」
「うん、だって、ひとみちゃん、すごくかっこいいもん!」
本当にカップルになりたいなぁ…でもムリなのはわかってるから、
せめてこうやって2人でいるときくらいは甘えさせてもらっていいよね?
ディズニーランドに行ってからも、手を繋いだり、腕を組んで、
私はずっとひとみちゃんに触れていた。
最初は戸惑ってたみたいだけど、だんだん慣れてきたみたいで、
ひとみちゃんの方から、手を握ってくれたりもしてくれた。
ひとみちゃんは、ジェットコースターとか乗っても「キャー!」じゃなくて「ウォー!」だし、
「すげー!」とか「かっけー!」とか連発していて、ホント、男の子みたいでカワイイ。
また一緒に遊園地行こうね。
かっこいいだけじゃなくて、かわいいひとみちゃんを見るのも楽しいから。
- 177 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時13分24秒
- そして、夜も更けていくと、パレードそしてそのあとの花火がはじまった。
「キレイ・・・」
こうやって、大好きな人と一緒にこんなキレイなものを見られるなんて幸せ…
ひとみちゃんの腕が私の肩にまわってきた。
あー、ホント恋人の気分だぁ…私もひとみちゃんの肩にもたれかかった。
ずっとずっとこうしていたいな…
それでも、時はたってしまうもので、私たちは家に向かっていた。
あーあ、このまま電車が動かなくなるとか、
実は反対方向に乗ってて終電間に合わなくなるとか、そういうことおこんないかな…
「りかちゃんって、好きな人とかっているの?」
私が今一緒にいる好きな人とどうしたら少しでも長くいられるかを考えてたら、
その本人からそんなことを聞かれたので、すごくびっくりした。
「ん、いるよ…」
ひとみちゃん、あなたです…
「つ、付き合ってたりするの?」
毎朝一緒の電車乗ったり、毎日メールしたり、こうやって一緒に遊園地にきても、
付き合ってるとはいえないんだもんね…
「ううん、私の片思い」
心の中の王子様…
- 178 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時14分01秒
- 「コクってりしてないの?」
「・・・うん」
「りかちゃんなら、絶対大丈夫だよ!カワイイし、性格もいいし」
ひとみちゃん、私の気持ちに全然気付いてないんだ…ちょっとさみしい気もする…
「そんなことないよ・・・絶対ムリなのわかってるから」
「なんでー?」
だって、相手は女の子だよ、あなたなんだよ。
「うーん…恋愛感情は持ってくれてないから…お友達でいられればいいかなって」
そう、お友達でいいの…この先もずっと一緒にいられるなら…
背中にあったかいぬくもりを感じたと同時に、ひとみちゃんの腕が私の肩にまわされた。
「がんばって!ウチはりかちゃんのこと応援するから」
もう、本当に鈍感なんだから…でもこういうところも好きなんだけど。
「ありがと、ひとみちゃん」
たぶん、この人は私の気持ちなんて一生知らないでいるんだろうな…
ずっとずっとお友達としかみてくれないで…
- 179 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時15分29秒
- 大会もとりあえずは終わったけど、部活は週に半分以上あった。
夏休みがまだ残っているというのに、試合が近いひとみちゃんはやっぱり部活が忙しくて、ディズニーランドに行ってからは1度も会えてない。
でも、その試合相手がなんと私の高校で、しかも私の高校で試合があるの!
同じクラスの仲良しグループの1人がバレー部で、
この前はテニスの試合をみんなで見にきてくれたので、
今度はみんなでバレーの試合も見に行くことにもともとなっていたんだ。
相手チームがひとみちゃんの学校ってきいてすごく喜んじゃった。
こっそりとひとみちゃんのこと応援しとこ…
そして、試合の日。私は朝目覚めるとすぐに、ひとみちゃんにメールした。
『会場では応援できないから、今しておくね!がんばって!!』
『うん、がんばるよ!勝っちゃったらゴメン!』
ひとみちゃん、カワイイ!がんばってっ!!って友達にバレたら怒られるなぁ。
- 180 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時16分35秒
- 仲良しグループの子たちと待ち合わせをして、学校の体育館に行くと、
もうすでに試合の準備は整っていた。
ひとみちゃんの学校の応援の人たちも来てるし、
バレー部の人たちも着替えが終わって、コートに入ってウォーミングアップをしている。
あ、ひとみちゃん発見!相変わらずかっこいいなぁ!
1年生なのに、レギュラーってすごいよね。
「ねーねー、あの子、かっこよくない?」
友達が指差していたのは、ひとみちゃんだった。
「あ、ホントだぁ!かっこいいっていうかすごくキレイだねー」
「ウチの学校にはいないタイプだねー…ん?りかちゃん、どうしたの?」
「えっ?あ、うん、そうだね、かっこいいね…」
やっぱり、ひとみちゃん、誰から見てもステキだよね…
「私、あっちの学校応援しちゃおうかなぁ」
「あはは、あとで怒られても知らないからねー」
ひとみちゃんのことを考えていて、私は友達との会話も上の空になってしまっていた。
- 181 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時17分26秒
- 試合が始まるようだ。
ホイッスルが鳴ると、コートにそれぞれのチームが1列に並ぶ。
「よろしくお願いします!」
選手が1礼をすると
「よっすぃー、がんばってー!!」
何人かの黄色い声援が聞こえた。
『よっすぃー』というのはやっぱりひとみちゃんのことらしく、
その声のした方にひとみちゃんが手を振ると「キャー!」とかみんな言ってる。
ひとみちゃん、やっぱり学校でも人気あるんだ…
試合は、ひとみちゃんの学校が勝った。
とくにひとみちゃんの活躍ぶりはすごかった。
最後の得点もひとみちゃんのアタックが決まってだった。
その瞬間、ひとみちゃんは私のことを見てくれたので、うれしくなって微笑んだ。
すると、ひとみちゃんは笑顔とウィンクで返してくれた。
はぁ、カッコイイよぉ…
「よっすぃー!お疲れ様ぁ!!」
大きな声が聞こえると、ひとみちゃんはそっちを向いて頭を下げた。
うぅ、もうちょっとひとみちゃんとの余韻にひたってたかったのに…
- 182 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時18分11秒
- 友達からの情報だと、あの『よっすぃー、よっすぃー』って騒いでたのは、
ひとみちゃんのファンクラブの人たちらしい。
すごい、普通の人なのにファンクラブがあるなんて…
それに試合が終わってから、たくさんの人がひとみちゃんに握手を求めに行っていた。
私はなんかさみしくなって、先に体育館を出ていた。
私が体育館の出口でボーっとしてたら、友達も出てきた。
「りかちゃん、どこ行ってたの?」
「あ、うん…トイレ」
「せっかく、あのかっこいい子と握手できたのにー」
「わ、私は別にいいよぉ…」
「あの子、吉澤さんっていって、1年生なんだって!すごいよね」
知ってるよ、そのくらい!
得意科目は体育以外だったら英語だし、弟は2人いるし、
好きな食べ物はベーグルとゆで卵で、アンパンマンが好きで…それからそれから…
とにかく、私の方がひとみちゃんのこといっぱいいっぱい知ってるの!
- 183 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時19分08秒
- 帰り道、友達たちがひとみちゃんのかっこよさについて語ってたとき、
私は切なくなってきた。
きっと、同じ学校の人なら、私よりももっとひとみちゃんのことよく知ってるんだろうな。
ファンクラブの人なんて、とくにそうだろうな。
バレー部の人たちなんて、この夏休みほとんどずっと一緒にいたんだろうし…
私なんて…ひとみちゃん、友達とも思ってくれてないかも…
チカンにあっても何もできなかったし、テニスの試合にも負けるし、
どうしようもない、かわいそうな子だと思ってつきあってくれてるのかな…
その日は、ずっとひとみちゃんのことばかり考えていた。
今日、一言くらい話したかったな。
でも、ひとみちゃん、私のことウザイとか思ってるかもしれないし…
とりあえずメールくらいはいいよね?
- 184 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年02月26日(火)18時19分51秒
- 『今日はお疲れ様。ひとみちゃん、すごくかっこよかったよ!』
カッコイイひとみちゃんは、みんなのアイドルなんだよね…私だけじゃなくて…
すぐにメールが返ってきた。
『ありがと!りかちゃん、あさって空いてる?よければ映画でも見に行かない?』
えっ?ひとみちゃん、私のこと誘ってくれてるの?
うんっ!もちろん行くよっ!!
あ、誰かと一緒に行く予定だったのをキャンセルされたとかなのかな?
私、友達が少ない子とか思われて、同情してくれてるのかな?
でも、でも、それでもいいや、ひとみちゃんと一緒にいられるなら。
ひとみちゃんのことを考えてて、その日の夜も、次の日も、食事はのどを通らないし、
夜も全然眠れなかった。
そして、ひとみちゃんとの約束の日の、朝ゴハンも全く食べられずに、
お母さんはすごく心配していた。
でも、今日はひとみちゃんと会うんだから、絶対行くんだから。
- 185 名前:ラッキー 投稿日:2002年02月26日(火)18時20分48秒
- 更新です。ネガティブ梨華ちゃんです(笑)
>163さん
ありがとうございます。自分もちょこちょこ読み返しながら書いてます。(笑)
>M.ANZAIさん
ちょっとしつこいくらい「ひとみちゃん」連発してますね(笑)
>夜叉さん
ありがとうございます。「心のオアシス」なんてうれしいかぎりです。
>166さん
梨華ちゃんって常に一生懸命なイメージなんですよね〜
あ、自分の方が下のようです(笑)
>よすこ大好き読者さん
ありがとうございます。お言葉に甘えてマターリいかせてもらいます(笑)
>168さん
恐縮です!(笑)
>愛猫さん
ありがとうございます。age、sageはあまり気にしないで結構ですよ〜
>172さん
どうもです。引き続きよろしくです!
- 186 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年02月26日(火)22時26分01秒
- 師匠お久しぶりです。師匠の梨華ちゃん最高にカワイイですね。
私も見習って…(泣)。
- 187 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月26日(火)22時51分33秒
- 大量更新お疲れ様でした。
顔が、緩みます・・・・いや緩みっぱなしです(w
なんか読んでて、ほんわかした気持ちになります。がんばってください!!
- 188 名前:百式 投稿日:2002年02月27日(水)03時12分29秒
- ラッキーさん。好きです!
素敵な作品をありがとう。(ウルル
続きが楽しみだぁ〜なぁ〜!
- 189 名前:夜叉 投稿日:2002年02月27日(水)12時40分50秒
- ネガティヴ、フルスロットルな石、可愛い(爆)。
頑張ってくださいね〜。
- 190 名前:名無し男 投稿日:2002年02月27日(水)15時45分12秒
- 梨華チャソ、元気出スーヨ
- 191 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年02月28日(木)11時49分42秒
- なにげに梨華ちゃんのお母さんもいい味出してますね。
それにしても、人気者とは思っていましたけど
梨華ちゃんの目に映るひとみちゃんってすごいモテまくりって感じに見えますね。
(『よっすぃー』ってファンクラブの最前列で叫んでる娘の顔とか思い浮かびそう・・・)
なるほど、梨華ちゃんが心配するわけです。
大きく揺れ動く梨華ちゃんの心模様をひとみちゃんが晴れにしてくれることを願いつつ、
続きをお待ちしております。
- 192 名前:理科。 投稿日:2002年02月28日(木)21時31分16秒
- お久しぶりです。ラッキーさん。
ネガティブ・梨華ちゃん大爆発ですね♪(?)ワクワク。
それと、マジでよっすぃ〜のバレー姿観て見たいですな…。
がんがってきましょう!
- 193 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月01日(金)09時53分08秒
- 理解のある(?)梨華母がなんかカッコイイですね。
ひとみ視点ではわからなかった裏話、ありがとうございました。
- 194 名前:とみこ 投稿日:2002年03月01日(金)16時54分44秒
- 雪板に書いてるとみこです。
通学列車が始まったころからずっと見てました。
レス遅れてごめんなさいっ!
これからもちょくちょく見やす!
- 195 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時13分43秒
- そして、待ち合わせ場所に行くとひとみちゃんはもう来ていた。
いろいろなことが頭を巡って、うまく微笑むことすらできなかった。
「りかちゃん、顔色悪いよ、大丈夫?」
ひとみちゃんの声はいつもやさしい。
「ううん、大丈夫。早く行こう」
もしかしたら、こんな風に2人で出かけることなんてもうなくなるのかもしれない。
今日はひとみちゃんと少しでも長く一緒にいたいの。
私はひとみちゃんの手をとって歩きはじめた。
ひとみちゃんがお気に入りだというパスタ屋さんに入った。
私はおとといの夜から全然食べてないから、おいしそうに見えても、
なかなか口に運ぶことができなかった。
- 196 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時15分10秒
- 「食欲ないの?」
また、ひとみちゃんが心配してくれる。
「うん、ちょっと…」
「風邪でもひいたの?」
「ううん、違うと思う」
うん、病気は病気だけど、恋の病だよ。
「なんか、悩み事でもあるとか?」
「・・・ん」
今まで恋愛で、こんなに悩んだことってなかったかも…
「あ、この前言ってた好きな人のこととか…?」
えっ!?ひとみちゃん、スルドイ!…でも、私の気持ちに気付いてないとこは鈍感だよね。
ひとみちゃんは、本当に心配そうに私のことを見ていた。
そんな風に見つめられたら、私、どうしていいかわかんないよぉ。
私は何も言わずに目を伏せるだけだった。
そのあとは、ひとみちゃんも何も話さずに、食事が終わるとすぐにお店を出た。
あーあ、どうしてこうなっちゃうんだろう…なんか気まずいよ…
- 197 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時16分41秒
- 「…りかちゃん、調子悪そうだし、今日はもう帰った方がいいよ」
「…えっ?」
イヤだよ、そんなの!せっかくのひとみちゃんとのデートなのに!
ひとみちゃんの方を見ると、私はそのまま体に力が入らなくなった。
倒れそうになった私をひとみちゃんは抱きとめてくれた。
「ほら、ダメだよ、無理したら」
「…ごめんなさい」
また、ひとみちゃんにどうしようもない子だって思われちゃったよ、きっと…
2人でタクシーに乗って、家まで向かった。
私は本当に体がいうことをきかず、乗車すると同時に、ひとみちゃんの膝枕で横になっていた。
どうして、こんなにやさしいんだろう?
なんで私ってこんなにダメなんだろう?
こんなんじゃ、ひとみちゃんが私なんか相手にしてくれないの当たり前だよ…
- 198 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時17分28秒
- 家に着くと、私はカバンからカギを取り出した。
「誰もいないの?」
「うん、お母さん、今日、出かけるって言ってたから」
カギを開けて玄関に入る。
はいていたサンダルのストラップをはずそうとしゃがみ込んだら、
起き上がれずにそのまま横になるしかなかった。もうダメかも…
すると、ひとみちゃんが私のサンダルをすばやく脱がせてくれた。
「りかちゃん、自分の部屋どこ?」
「・・・階段上がって、すぐのところ・・・」
体がふわっと持ちあがった。…あ、ひとみちゃん、私のこと抱き上げてくれてる?…
「・・・あっ・・・大丈夫、だから」
恥ずかしいよぉ…昨日、今日は全然食べてはいなかったけど、
その前はちょっと太っちゃってたし…
「どこが大丈夫なんだよぉ」
本当に心配そうな声をだしながら、王子様がお姫様にするかのように、
私のことを2階まで運んでくれた。
- 199 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時18分07秒
- 私の部屋に入ると、すぐにベッドに寝かせてくれた。
「ごめんね・・・」
「いいからいいから」
うぅ、部屋の掃除しておけばよかった…ちらかりすぎだよぉ…
ひとみちゃん、あきれてるんだろうなぁ…
「コレに着替えたら?ラクな格好しといた方がいいだろうし」
「うん、ありがと・・・」
あ、パジャマ代わりのTシャツ、脱ぎっぱなしにしてたんだっけ…
だらしない子だと思われてるよ…もう、泣きたい…
「あ、キッチン借りるね」
ひとみちゃんは、さっと部屋を出ていってしまった。
今、何て言ったのかよく聞こえなかったんだけど、トイレ借りるとか言ったのかな?
たぶん、私に着替えさせるために、出ていってくれたんだろうな…
私はなんとか起き上がって部屋着に着替えた。
せめて、今脱いだのくらいはたたんでおかないと。
あと、ちらかってる雑誌くらいは重ねて、他のモノもせめて
ひとみちゃんがゆったり座れるくらいに寄せておこう。
ふぅ、このくらいでいいかな。
ん?結構時間たってるけど、ひとみちゃんどうしたんだろ?おなかでも痛かったのかな?
- 200 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時18分50秒
- 私は、掃除で動いたせいもあって、ぐったり疲れてベッドに横になっていた。
するとひとみちゃんが戻ってきた。
「お待たせー。はい、おかゆ作ってきたよー」
えっ!?ど、どうして…
「そ、そんな、そんなことまで・・・」
「いいから。ってゆーかもう作っちゃったんだから、食べてよね」
「・・・ありがと」
「味の保証はしないけどぉ」
そのひとみちゃんの笑顔だけで、私の体、治りそう…
私は起き上がって、お茶碗に手を伸ばそうとしたら、
ひとみちゃんがスプーンに一口とってふうふうしていた。
「はい、あーん」
「だ、大丈夫、1人で食べられるよ」
そんな、恥ずかしすぎるよ…
「病人なんだから、言うこと聞いて」
「・・・うん」
はぁ…私って、ホント、ひとみちゃんにとってお荷物でしかないよ…
いっつも私が助けてもらうばっかりで、私、ひとみちゃんに何もしてあげれてない…
「・・・ごちそうさま。おいしかったよ」
「よかったぁ。あ、食あたりになったらごめんね」
ひとみちゃんは、いつでもやさしくてあったかい。
誰に対してもそうなんだろうな、私だけの王子様じゃなくって…
「じゃ、ちょっと片付けてくるね」
- 201 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時19分24秒
- あー、なんか久しぶりに食べたせいなのかな?
ひとみちゃんがやさしくしてくれるからかな?
なんだかホッとして、すごく眠くなってきちゃった…
ん…なんか心地よい…あ、誰かが髪撫でてくれてる…
「ん・・・」
目の前にひとみちゃんが…夢かな?…
「あ、起こしちゃった、ごめん」
あ、夢じゃないんだ。ひとみちゃんの心配そうな、それでいて穏やかな顔…
「ううん・・・こっちこそ、寝ちゃってごめんね」
「いいってー。なんか食べたいものとかある?あるなら買ってくるよ」
「ううん、大丈夫」
「そっか・・・じゃ、そろそろ帰るよ。ゆっくり休んで、ね」
ひとみちゃんが立ちあがった。
イヤ!行かないで…私はひとみちゃんの腕をつかんでいた。
「ん?どうしたの?」
「・・・もう少しいっしょにいてくれる?」
今日くらいは私のワガママ聞いてほしい…
「いいよー。なんなら添い寝でもしようか、ははは」
言うこともホントに王子様みたい…
「うん、お願い・・・」
たぶん、ひとみちゃんは冗談のつもりだったんだろうけど、
私は本気でしてほしいんだもん。
どうせなら、もっともっと近くにあなたのことを感じたい。
- 202 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時20分21秒
- 私がマジメに返してしまったせいか、一瞬驚いた表情になったけれど、
ひとみちゃんは真っ赤になりながら、私の布団をめくった。
「しょうがないなぁ・・・」
ホントやさしい王子様…私の隣に入ってきたひとみちゃんに、寄り添っていく。
すると、ひとみちゃんは、私の首の下に片腕を通して、腕枕をしてくれながら、
髪を撫ででくれた。そして、もう片腕を私の腰の辺りに置いてやさしく抱きしめてくれた。
ひとみちゃん、ずっとこうしてたいよ…私はひとみちゃんの胸に顔をうずめた。
すごく心臓がドキドキしてきた。だって、大好きな人が抱きしめてくれてるんだよ!
しかもベッドの上だし…どうしよう、こんなドキドキしてるの、
ひとみちゃんに気付かれちゃったら、私の気持ちまでバレちゃう…
ふと、髪を撫でていてくれたひとみちゃんの手が止まる。
そのまましつづけてほしいのに…すると、頭を包み込むようにされて上を向かされた。
と、同時に、唇に柔らかい感触が…
あれ、ひとみちゃんの顔が目の前にある…
・・・えっ?えぇーっ!?
私、ひとみちゃんにキスされてる!!
- 203 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時21分42秒
- 私は驚いて固まってしまっていた。
ひとみちゃんは、そのまま私の腰をより強く抱いて、何度も何度も唇を重ねた。
ど、どうしてなの…?
唇が離れると、私の頭はひとみちゃんの胸元に置かれた。
「・・・ごめん・・・りかちゃんの、こと・・・好きなんだ・・・はじめて会ったときから・・・」
?????今、ひとみちゃん、何て言った?
『りかちゃんのこと好きなんだ』だったような気がする…
聞き間違えてないよね?
だって、ひとみちゃんからキスしてくれたし、こんなにドキドキしてくれてるし…
私はうれしくて、涙が出てきた。
ひとみちゃんは、私の頬を触って、心配そうな目で私の顔をのぞき込む。
「もしかして、はじめてだった・・・?」
私は頷いた。ファーストキスを、こんなステキな王子様にしてもらえてうれしい。
でも、どうしようというようにオロオロとしてる。
この鈍感な王子様は私の気持ちに、全く気付いてないんだよね…
- 204 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時22分13秒
- 「・・・普通、順番が逆じゃないの?」
「へっ?」
「お互いの気持ちを確認してから・・・そういうことって、するものじゃないの?」
ちょっとイジワルして、怒ってるフリしちゃおうっと。
「・・・ごめん。本当は自分の気持ち、伝えるつもりなんかなかったんだ・・・
でも、あの、なんてゆーか、ガマンできなくなっちゃって・・・
つい、しちゃったから・・・言ったけど・・・」
あははは、ひとみちゃん、カワイイ!『ガマンできなかった』んだぁ。
そんなに私のこと思っててくれたんだね、うれしいよ。
「あーあ、悩んで損しちゃった」
ひとみちゃんの顔が???になっていく。
「ひとみちゃんさあ、ファンクラブまであって、うちの学校の人たちもみんな
かっこいいって言ってたし、モテるんだろうし、友達もいっぱいいて。
私なんか、友達にも入らないんだろうな、気遣って、
しょうがなく遊んでくれてるんだろうなって思ってた」
「そんなワケないじゃん」
ひとみちゃん、ちょっとムッとしてる。
そうだよね、王子様は心からやさしいから同情とかはしないんだよね。
「そう考えてたら、なんか食事もノド通らなくって、夜もなかなか眠れなくって」
ひとみちゃんがまた不思議そうな顔をした。
- 205 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時22分54秒
- 「私だって、はじめて会ったときから、キレイだなかっこいいなって思ってた。
だから、痴漢からひとみちゃんが助けてくれたとき、ホントうれしかったんだよ」
「そう、だったんだ・・・」
「それから、お話するようになって、
どんどん、ひとみちゃんのこと好きになっていったんだと思う」
まだ私の言葉を理解してないのか、
ひとみちゃんは確認するかのように私の顔をじっと見る。
「私もひとみちゃんのことがダイスキなの・・・」
私の王子様はここまでハッキリ言っても、まだわからないのかな?固まったままでいる。
もう、どうしたらいいのよぉ…私はまた泣きたくなってきた。
しばらくすると、やっと、ひとみちゃんがうれしそうにギュッと
私のことを抱きしめてきた。あ、すっごく幸せかも…
「りかちゃん」
「んー?なに?」
「お互いの気持ちを確認したんだからさぁ・・・」
「うん」
「・・・もう1回、ちゃんとキスしたいなぁ・・・」
えっ?もー、この年下の王子様はかっこいいだけじゃなくて、カワイイんだもん。
さっきは、私もワケがわかんないうちにキスされてたし…
「・・・うん、そうだね」
ひとみちゃんは、うれしそうに一瞬ニッコリとすると、ゆっくりと唇を近づけてきた。
- 206 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時23分26秒
- さっきと同じようなキスのあと、今度はひとみちゃんの舌が入ってきた。
えっ?『ちゃんとキス』ってこういうこと!?
戸惑っていると、私の舌にひとみちゃんの舌が絡みついてきた。
ど、どうしよ…でも、気持ちいいかも…
ひとみちゃんの舌が激しく暴れるので、私もそれに答えるように絡ませてみた。
「・・・んっ・・・」
あ、ひとみちゃんも気持ちよさそう…
ひとみちゃんの手が私の胸に伸びてきた。
「あっ・・・イヤッ・・・」
唇を離して、つい声を出してしまった。
すると、ひとみちゃんは慌てて、手を引っ込めた。
- 207 名前:通学列車 R.ver 投稿日:2002年03月04日(月)17時23分56秒
- 「ご、ごめんなさい…調子のっちゃって…」
あ、別に本気でイヤだったワケでもないのに…
「・・・ううん」
「そ、そうだよね、さっき告白したばっかりなんだから、
そんなあせってしなくてもいいよね…
だいたいりかちゃん、体調良くないのに、ごめんね」
私、自分が調子悪かったこと、忘れてたよ…
っていうか、ひとみちゃんのことが原因だったんだし、
それが解決されてるんだからもう全然大丈夫なんだけど。
「えっとー…この続きは、体が治ったらしてもいいかなぁ?」
恥ずかしそうに、頭を掻きながらお願いするひとみちゃん…
すっごくカワイイ!思わずギュッって抱きしめちゃった。
私もちゃんと心の準備してからの方がいいし。
あ、体の準備もしておかなくっちゃ!
「うん、いいよ」
「やったぁ!!」
ひとみちゃんも、私のことを抱きしめ返してくれた。
これからは、私だけの王子様だよ…
fin
- 208 名前:ラッキー 投稿日:2002年03月04日(月)17時25分03秒
- 更新&終了です。
ひとみ編にちょこっとだけおまけをつけました(笑)
>名無しベーグルさん
師匠と呼ばれるということは、あの方ですよね(笑)
やっぱり愛情がありあまってるくらいあるからかわいくかけるのかな(笑)
>よすこ大好き読者さん
ありがとうございます。ほのぼの系をめざしてるのでうれしいお言葉です。
>百式さん
どうもです!最後まで楽しんでいただけたでしょうか?(笑)
>夜叉さん
「ポジティブポジティブ」ってがんばるネガティブな梨華ちゃんが好きなもので…(笑)
>190さん
梨華ちゃん、すっごく元気になりました(笑)
それにしても過酷な修学旅行ですね(笑)
- 209 名前:ラッキー 投稿日:2002年03月04日(月)17時26分43秒
- >M.ANZAIさん
やっぱり、よっすぃーはモテモテのイメージが強くって(笑)
ファンクラブの会長は金髪の小さい子をイメージして下さい(笑)
>理科。さん
はい、ご無沙汰です!確かに、よっすぃーのバレー姿見たいですよね〜
HEY!×3でバレー対決したくらいで、なんかドキドキしましたもん(笑)
>193さん
どうもです!本当は最後に梨華ママとひとみちゃんのご対面も考えてたのですが、
うまくまとまらなかったのでやめておきました(笑)
>とみこさん
ありがとうございます。でも、今回で終わりにしちゃいました(笑)
執筆の方がんばって下さいね〜
- 210 名前:名無し男 投稿日:2002年03月04日(月)20時06分06秒
- そしてふたりはしあわせにくらしたとさ
めでたしめでたし
- 211 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月04日(月)21時16分46秒
- 師匠お疲れさまでした!
愛情がありあまってる。ですかぁ。くぅ〜〜! 私も精進します!!
- 212 名前:愛猫 投稿日:2002年03月05日(火)22時53分01秒
- 感動しました!ほんわかほのぼの…。読んでいる人が
その世界にひきこまれてしまう・・そんな作品でした!
これからもがんがってください!!
- 213 名前:夜叉 投稿日:2002年03月06日(水)10時48分02秒
- 作者様の書く作品はいつも心が洗われます。
自分も作者様のような作品を書けれるよう精進していきます。
ほんとに有難うございました、そして宜しかったら新作の方も、と願ってみたり(笑)。
お疲れさまでした。
- 214 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年03月06日(水)15時02分30秒
- お疲れ様でした。
最後まで。ほのぼのさせていただきました。(w
出来たら、続きを期待なのですが・・・・。
これからも読ませてくださいね。がんばってください。
ありがとうございました。
- 215 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月13日(水)22時32分16秒
- すっごいおもしろかったです!
この続編も読みたいなぁなんて思ってしまいました
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