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go to far transient
- 1 名前:TAKESHI 投稿日:2001年10月30日(火)02時51分37秒
- 初めてここで小説を書きます。
感想などありましたら、何でもレスつけて下さい。
この話はよっすぃ〜が主人公の短編です。
3日間ぐらいで終了しますがお付き合いください。
では、よろしくお願いします。
- 2 名前:序章 投稿日:2001年10月30日(火)02時52分20秒
- 恋なんてとても儚くて、優しく抱きしめないとすぐ壊れちゃいそうで・・・。
でも、すごく暖かくて・・・。
いつも抱きしめてた、壊れるまでずっと・・・。
そして必ず最後には、
少しの温もりと、たくさんの切なさを残していくんだ。
初めて気付いたよ、キミに出逢ってから・・・。
- 3 名前:第1話 投稿日:2001年10月30日(火)02時54分07秒
- 秋が通り過ぎていくのが分かる。
いつも何気なく歩いている並木道を、ふと見上げた。
いつのまにか、木々達が裸になっていた。
そして、太陽の光がとても眩しかった。
(ついこないだまでは、夏気分だったのに。季節が変わるのは本当に早いよなぁ。)
外の景色はもうすっかり冬の兆しを見せていた。
本当に久しぶりに空を見上げている。
(雲ひとつない晴天だ・・・。)
私は少し足が軽くなった気がした。
それと同時に少しだけ気分も良くなった。
「よっすぃ〜!」
- 4 名前:第1話 投稿日:2001年10月30日(火)02時55分41秒
- 声がした・・・。
一瞬、頭の中でだけ聞こえているのかと思ったが、そうではなかった。
「なに、空見上げて青春しちゃってんのよ。」
いつも良く遊んでるごっちんだった。
「あぁ、いや別に・・・。」
やっと目線を青く澄んだ空から、ごっちんに移した。
「そうそう、よっすぃ〜にあったら渡そうと思ってたんだけど・・・。」
そういってごっちんは、かばんの中からなにやら白い封筒のようなものを、
私に差し出した。
「なに。これ?」
「写真だよ。この間の。」
「あぁ。悪いね。ありがとう。」
「いいってことよ。じゃあ、あたし急いでるからさ。」
そういうと、ごっちんは街並みに消えていった。
私は手を軽く振って、一休みしたくて近くの喫茶店に入っていった。
- 5 名前:TAKESHI 投稿日:2001年10月30日(火)02時58分51秒
- 本日はココまでです。
話のさわりだけでもと、思いました。
この話は本当に短いですが、お付き合いください。
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月30日(火)22時45分54秒
- なんか気になるスタートですね。
次が楽しみです。
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月30日(火)22時51分43秒
- これは恋愛ものなのかな?
期待・・・。
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月30日(火)22時53分08秒
- >6さん ありがとうございます。
短い話ですが、お付き合いください。
>7さん 恋愛ものです。
期待にこたえられるように頑張ります。
- 9 名前:第2話 投稿日:2001年10月30日(火)22時59分17秒
- 私は喫茶店に入り、コーヒーとベーグルを頼んだ。
最近本当に忙しくて、ゆっくりする事なんて出来なくかった。
だからこうやってコーヒーを静かに飲むのがなんともいえないくらい嬉しかった。
少し経ってから思い出したように、
さっきごっちんから受け取った白い封筒をかばんから取り出した。
そしてコーヒーに口をつけながら、写真を覗いていった。
- 10 名前:第2話 投稿日:2001年10月30日(火)23時00分05秒
- 写真を何枚かめくっていくと、1枚の写真に心奪われた・・・。
私達の映っている向こう側に、とても優しい目をした女の子が映っていた。
私達のグループじゃなくて、別の誰か。私の全く知らない女の子。
(かわいい・・・、こんな優しい目をした人、見たことない・・・。)
私はドキドキしてた。
たった一瞬、しかもこの写真に偶然映ってる人に胸を熱くさせていた。
とてもかわいく、そして伝わってくる暖かさがあった。
まるでこの写真が、私に魔法をかけているようだった。
写真の片隅に映ってる女の子から、目が離せなくなってた。
どうやら私はたった1枚の写真で、しかもまったくしらないこの子を、
好きになっちゃたみたい・・・。
- 11 名前:第2話 投稿日:2001年10月30日(火)23時00分56秒
- だけど、現実っていうのは寂しいもので、
実際会ったわけでもなく、誰が知るわけでもない。
(ドラマのような運命の再会なんてやっぱないのかぁ・・・。再会とは言えないけどね。)
でも、心の中で「また会える」と思っている自分が妙に可愛く思えた。
この大きな球体の中で何十億という人々が行き交っている。
この街に住んでいるって分かっている友人ですら、
偶然にすれ違うことなんてめったになかった。
ましてや、何処に住んでいるのか、
何歳なのか、何をしているのか、まったく分からなかった。
- 12 名前:第2話 投稿日:2001年10月30日(火)23時01分46秒
- でもただ1つ分かっているのは、
彼女は私と同じ女の子で、私の全く知らない人・・・。
あえてもう1つ言うならば、
会ったこともないのに恋をしている私がいること。
無理な願いとはわかってるけど、彼女に会いたくてたまらなかった。
話してみたかった。こんな馬鹿げた私の恋を・・・。
- 13 名前:TAKESHI 投稿日:2001年10月30日(火)23時03分25秒
- 本日の更新はココまでです。
最初に話したとおり、明日が最終話になります。
なにかありましたら、レスして頂けると、嬉しいです。
- 14 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月31日(水)04時22分05秒
- すげ〜気になる〜。
誰なんだろう!よしやぐ希望!!
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月04日(日)09時56分16秒
- あぅ、気になる
心の中であの人がいいなと
こっそり思いつつ期待
- 16 名前:TAKESHI 投稿日:2001年11月05日(月)04時35分15秒
- 更新が遅くなってしまいました。
今日が最終話です。
最後までよろしくお願いします。
>14さん レスありがとうございます。
希望どおりいったかはこの後を読んでください。
>15さん ありがとうございます。
心の中の人と同じになったのでしょうか。
期待負けしないようにします。
- 17 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時37分07秒
- 季節はすっかり衣替えをしたみたいで、
風も肌を刺して、街の明かりが華やぎ始めた。
まだ3週間はあるものの、クリスマス色に染まっていた。
私はこの季節がきらいじゃなかった。
華やかな明かりと、優しいメロディーたちが、心の隙間を埋めてくれるようだった。
- 18 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時38分21秒
- 友達たちの笑い話にされた、私の馬鹿げた写真の恋。
そんなことも忘れかけていた。
今だから思う。
(あれは悪戯好きな天使が私にくれた、ほんの一瞬の温もりだった)
・・・そう思えて仕方なかった。
毎日同じことを繰り返すだけの人生に、一時のときめきを与えてくれたんだなって。
でも、天使までもがこの都会のように汚れてしまったようだ。
願いつづければ叶うなんて信じてた、遠い昔の物語りさえも、
この汚い時代が変えてしまったのかな。
それとも私が変わったのかな?
・・・きっと私が変わったんだろう。
知らず知らずのうちに、私は大切なものを何処かに忘れてきてしまったみたい・・・。
(つまんないヤツになっちゃったな・・・。)
- 19 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時39分18秒
- 追われ続け、今日がイヴだと知ったのは、
太陽が沈みだした午後4時だった。
気付いた瞬間、友達は素晴らしいと思った。
私の携帯がなったんだ。
- 20 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時40分11秒
- 「よっすぃ〜、今日ヒマ?っていうかヒマでしょ?絶対!」
「ごっちん何でそんな決め付けるのぉ?わかんないじゃん。」
「え?相手いるの?」
「いるわけないじゃん(笑)」
「ほらね。やっぱいないでしょ!あたしが遊んであげるからさ。」
「ごっちん一瞬信じたくせに・・・。」
「のってあげただけですぅ。じゃあ、あとでね。」
- 21 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時43分16秒
ごっちん達とのクリスマスも終わり、みんな色んな方に消えていった。
いつも一緒にいる友達は、こういう時いいなぁって思った。
ごっちん、楽しかったよ。ありがとう・・・。
いつも通る並木街は、たっくさんのイルミネーションに抱かれてた。
それはあまりにも美しすぎた。
人はあまりいなかったから、私はこの光すべてを、独り占めした気分だった。
誰がそばにいなくてもいい、この光だけは私を包んでくれる、そう思った。
その道も真ん中ぐらいを過ぎた辺りに、
一人上を見上げている影が見えた。
少しずつ距離が近づき・・・
その瞬間、天使が微笑んだ・・・。
- 22 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時45分10秒
- 「あっ・・・。」
彼女だった。紛れもなく彼女だった。
何度も何度も見つめ続けていた、あの写真の・・・。
「えっ・・・?」
彼女が振り向いてそう、呟いた。
・・・時間が止まった。
二人は見つめあったまま、動けなくなってた。
(天使はいたんだ。私はつまらないヤツなんかになっていなかったんだ。)
早くなっていく鼓動をとめることが出来なかった。
あの時のような、懐かしい胸の高鳴りが、
彼女に聞こえてしまうんじゃないかと思うくらい、
大きく体中を駆け巡った。
その音が聞こえてしまったのか、彼女が先に口を開いた。
「写真の・・・。」
口を開けられないでいる私に、
木々の明かりが微笑みだした気がした。
なぜか不思議と素直に言葉が出てきた・・・。
「私の方にも、キミは写っていて・・・。探したんだ。でもどうして?」
「それはあなたも一緒でしょ。」
そういいながら彼女は微笑んだ。私も少しだけ声を出して笑った。
「でも・・・。」
「なに?」
「あなたが優しい目をしていたから・・・。」
- 23 名前:最終話 投稿日:2001年11月05日(月)04時47分46秒
遠くの方で、天使が笑っている気がした。
こんなに広い世界で二人が出逢えた。
こんな素晴らしい聖なる夜に・・・。
奇跡なんて、本当はこの世界にたくさん落ちているんだと思う。
それに気付かないで人は歩いている。
私は天使にあった。
みつけた、奇跡という名の恋を・・・。
優しく抱きしめる・・・。
「あたし・・・、梨華。・・・石川梨華。」
「梨華ちゃん、好きだよ・・・。」
「・・・あたしも。」
壊れないようにそっと・・・、ずっと・・・。
弾けてしまう前に・・・。
二つの影が重なっていく。
恋なんて、シャボン玉のように儚いけど・・・。
Fin
- 24 名前:TAKESHI 投稿日:2001年11月05日(月)04時50分16秒
- 短い話でしたが、読んでいただいた方、ありがとうございました。
少しずつ、この先も書いて書いていきたいと思ってますので、
その時はよろしくお願いします。
- 25 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月08日(木)23時59分06秒
- 自分は15なんですが、
なんと自分の期待どうりあの人は
石川さんでした!!
違うカップリングを希望していた方がいらしたので
なんか言いづらかったのですが、
ハァ〜、嬉しい。
この先があるんですか!?
かなり期待して待ってます。
- 26 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月09日(金)03時52分53秒
- すごい話が奇麗やね^^
次回作に期待
- 27 名前:TAKESHI 投稿日:2001年11月09日(金)04時57分04秒
- >25さん 予想通りだったみたいですね^^
最初から相手は決まってました(笑)
別の話を書いてみようかな、と思ってましたが、
続きを書いてみたいと思います。
>26さん ありがとうございます。
嬉しい限りです。
次回作、書きますのでよろしくお願いします。
- 28 名前:TAKESHI 投稿日:2001年11月09日(金)05時04分48秒
- 新作を書こうと思っていましたが、
この話を書いてみたいと思います。
第2部になりますね。
更新はゆっくりになると思いますが、
放棄は絶対にしませんので、暖かく見守っていただければと思います。
意見、感想などどんどんお願いします。
では、お付き合いお願いします。
- 29 名前:第2部−第1話− 投稿日:2001年11月09日(金)05時07分33秒
あなたと出会ってから、世界が変わった。
あんなに優しい目をした人、見たことなかった・・・。
永遠なんてないかも知れないけど、私はあなたが好きです。
- 30 名前:第2部−第1話− 投稿日:2001年11月09日(金)05時09分15秒
- 『梨華ちゃん、明日ヒマ?』
「空いてますよ。」
『じゃあさ、買い物付き合ってくれない?』
「いいですよ。」
『やったー!じゃ決まりだねっ。渋谷でいい?』
「はい、いいですよ。」
『何時頃がいい?』
「矢口さんに任せますよ。」
『ん〜、じゃあ5時にマルキュー前でいい?』
「わかりました。楽しみに待ってますね。」
『矢口も楽しみにしとくはあと、じゃ、明日ね。』
「はい。」
矢口さんからの電話だった。
矢口さんは私の2コ先輩で、家が近所だったから、
昔からすごい仲良しなんだ。
背がね、145cmですごく小さくて、キュートなんだ。
矢口さんだけにだけには、何でも話せちゃうんだよね。
- 31 名前:第2部−第1話− 投稿日:2001年11月09日(金)05時11分00秒
- また携帯がなった♪
「メールかな?」
私は携帯を開いた。
「あっ、よっすぃ〜だはあと」
−to 愛しの梨華ちゃんはあと−
明日、ヒマ?
ヒマだったら明日買い物付き合ってほしいんだけどな。
メールちょうだい。
P.S.淋しいよ〜(ToT)
by よっすぃ〜でした!
プルルルルー プルルルルー
- 32 名前:第2部−第1話− 投稿日:2001年11月09日(金)05時13分11秒
- プルルルルー プルルルルー
私はすぐにリダイヤルを押して、よっすぃ〜に電話かけた。
なんかメールだと、矢口さんと約束してるのうまく言えない気がして。
『あ、梨華ちゃん?わざわざ電話すみませんねぇ。』
「よっすぃ〜、ごめんね。明日、先客がいるの。」
『そうかぁ。相手は誰?もしかして浮気(笑)』
「ちがうよぉ!矢口さんだよぉ。」
『そっかぁ、矢口さんかわいいもんねぇ』
「もう!なんでそういうこと言うの?私の好きなのはよっすぃ〜だけだよ。」
『へへへ・・・、なんかそう言われると照れるね。』
「・・・バカ。」
『バカですよーだ!どうせ梨華ちゃんが死ぬほど大好きなバカですよ〜だ!』
「やめてよ(照)・・・バカ。」
『アハハ。本当にバカップルだね。私達(笑)』
「よっすぃ〜。」
『ん?』
「明日、本当にごめんね。」
『いいよ、気にしないで。ごっちんでも誘ってみるからさ。』
「ありがと」
『うん。じゃあね。』
「おやすみ・・・よっすぃ〜はあと」
『おやすみ〜。』
バカップルかぁ。
何だっていいんだ。
私はよっすぃ〜が本当に好き。
あのクリスマスの日に出会ってから・・・。
離れないんだ、絶対にはあと。
- 33 名前:TAKESHI 投稿日:2001年11月09日(金)05時14分19秒
- 短いですが、本日はここまでです。
ゆっくりペースで行きますので、
ゆっくり読んでやってください^^
- 34 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月10日(土)08時32分16秒
- お〜ついに始まりましたね!
バカップル最高!!
ハイ、ゆっくり読みます(w
TAKESHIさんゆっくり頑張って下さい(w
- 35 名前:TAKESHI 投稿日:2001年12月02日(日)01時04分16秒
- 更新遅れました。
ほんのちょっこっとだけ更新します。
>34さん お待たせです!
ちょこっとですが、ごめんなさい・・・。
- 36 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2001年12月02日(日)01時07分46秒
- 次の日、私は矢口さんと約束した渋谷へ向かった。
やっぱ金曜の夕方なだけあって、結構人が多かった。
基本的に私は人込みが、好きじゃないんだよね。
なんか飲み込まれちゃいそうで、嫌なんだ。
でも、私より背が低い矢口さんはもっと大変なんだろうなぁ。
5時・・・。
ほんの少しだけ早く着いたけど、
まだ矢口さんの姿は見えない。
少しだけ寂しくなっちゃった。
待たすのも、待つのも、私は好きじゃないんだよね。
待たすのは悪いなぁって思うし、
待つのは恐いんだよね。
だってこの世の中何があるか、わからないしね。
- 37 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2001年12月02日(日)01時09分28秒
- もう1度、あたりを見回してみる。
ん?あれごっちんじゃない?
「ごっちん〜!」
私が少し大きな声で、そう呼ぶとごっちんは、
私の声に反応して私を見つけたみたい。
しばらくごっちんは辺りを見回していたけど、
私に気づかなかったみたい・・・。
ごっちんはもともと、よっすぃ〜の友達。
そしてこれから合う矢口さんは私の友達。
いつからか覚えてないけど、4人で遊ぶようになってたんだよね。
お互いがお互いに、友達を紹介しあったって感じで。
私はごっちんと、よっすぃ〜は矢口さんと、すぐに仲良くなれた。
二人ともすごくオープンな性格だから、すぐに受け入れてくれた。
- 38 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2001年12月02日(日)01時12分29秒
- 「ごっち〜ん〜!」
まだ気付かない・・・。
ちょっと悔しかったから、
ごっちんの後ろに回って、威かそうとした。
「わっ!!」
「きゃあ!」
ごっちんはそのまま地面に座り込んじゃった。
そしてこっちに振り返った。
- 39 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2001年12月02日(日)01時13分40秒
「なんだぁ。梨華ちゃんかぁ。驚かせないでよ。」
「ごめんね。でもごっちんが気づいてくれなかったから。」
「心臓に悪いよぉ、まったく。・・・ていうか、梨華ちゃんここで何してるの?」
「ごっちんこそ、何してるの?待ち合わせ?」
「そうだよ。梨華ちゃんも?」
「そうだよ。」
「もしかして同じ人待ってるなんてコトないよねぇ。」
「え?ごっちん誰待ってるの?」
「私?私はあなたの彼女 」
「そうなんだぁ。じゃあよかった。」
「え?何がよかったの?」
「ごっちんなら浮気の心配ないからね。私の知らない人だと不安だし。」
「梨華ちゃんはよっすぃ〜じゃないんだ。」
「私は今日、矢口さんとデートだもん 」
「やぐっちゃんかぁ。梨華ちゃん、浮気はいけないでしょ。」
「大丈夫。よっすぃ〜にもちゃんと言ってあるからさ。」
- 40 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2001年12月02日(日)01時14分19秒
- 「そういうことね!」
「えっ?何が?」
「昨日よっすぃ〜が泣きながら、梨華ちゃんに振られたって電話掛かってきたからさ。」
「え・・・、ウソ・・・。」
「な〜んてね!ウソだよ。」
「もうごっちん、やめてよ〜。」
「ごめんね、梨華ちゃんたまに苛めたくなっちゃうんだもん。
よっすぃ〜は、梨華ちゃん予定あるとしか言ってなかったよ。」
「よかったぁ〜。」
- 41 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2001年12月02日(日)01時16分06秒
- ♪〜〜♪〜〜♪〜〜。
携帯がなった。
「ごっちん、ちょっと待ってて。矢口さんからだ。」
『梨華ちゃん?着いたよ^^どのあたりにいる?』
「もう着いてますよ。」
『どこだよっ!いないじゃんかよ!』
「ココにいますって!」
私は手を大きく挙げてみた。
『いたーー!』
「わかりました?待ってますね。」
そう言って10秒かからなかった。
後ろからいきなりキュッってされる。
「や〜ぐ〜ち〜さ〜ん〜♪」
私はそう言って振り返る・・・。
・ ・・・・・・あれ?
「梨華ちゃん!!(怒)」
「よっすぃ〜?」
「私を矢口さんと間違えて、どうせ梨華ちゃんは矢口さんの方が好きなんでしょ!」
「違うってば。今、電話で・・・矢口さんと・・・」
「おいらがどうかしたの?」
- 42 名前:TAKESHI 投稿日:2001年12月02日(日)01時17分22秒
- 本日はここまでになります。
512文字に結構悩みますね。
切りたくないところで切るのは辛いです。
のんびり更新するので、お願いします。
- 43 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月04日(火)07時27分01秒
- 何気に待ってました^^
これからも楽しみにしてます
じぶんのペースでいいので頑張って下さいね
それとこのあとどうなるんだろう?
真里っぺの登場のしかた最高です!
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月08日(土)05時08分47秒
- これからに期待(w
- 45 名前:TAKESHI 投稿日:2002年01月09日(水)13時38分46秒
- >43さん すっかり自分のペースになってしまっていますが、
頑張りますね^^
>44さん 期待負けしないように頑張ります!
- 46 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2002年01月09日(水)13時42分44秒
- 「あ〜、もう矢口さん!」
私は少し泣きそうな顔で矢口さんの腕を叩いた。
「いたっ!なにすんだよっ!」
「もう矢口さんの性ですからね。」
「ごっちん、おいらなんかしたの?」
ごっちんは笑いながら、
「あぁ〜二人とも梨華ちゃん泣かしちゃった。」
「えっ!ふたりともって私も?」
驚き顔のよっすぃ〜が言う。そしてさらに付け加えて、
「っていうか梨華ちゃんが、私と矢口さんを間違えるのがいけないんじゃないの?」
「あはは!まじうけるんだけど!」
「「ごっちん!」」
真里っぺとよっすぃ〜は口をそろえて叫んでた。
「ごめんごめん。せっかくだから、4人で遊ばない?」
「いいよ、別に私は。矢口さんは?」
真里っぺは少し返事に困ったが、
「だ〜め!今日は梨華ちゃんはおいらのモノだから!ねっ、梨華ちゃん?」
「え?なにがですか?」
「だめだ梨華ちゃん。何も聞いてない・・・。」
まだぐすぐす鼻をすすっている。
- 47 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2002年01月09日(水)13時44分24秒
- 「とにかく今日はおいらのモノなの!梨華ちゃんは!」
「私の梨華ちゃんをモノあつかいしないで下さいよ。っていうかごっちんいつまで笑ってるの?」
「ごめんね、おかしくって。」
真里っぺは手を合わせて、
「よっすぃ〜お願い!今日一日梨華ちゃん貸して?」
「・・・わかりました。そのかわり・・・」
「わかったよ!今度なんかおごるから!」
「やったぁ〜!」
「じゃあ、あたしもおごってもらおうかな?」
「ごっつあんは関係ないでしょ!」
「じゃあ、あたしはついていこうかなぁ〜。」
「もうわかったよ!二人におごってあげるから!」
「やったー!約束だからね?ハンバーガーとかじゃ許さないからね!」
「はいはい、わかりましたよ。」
「じゃあ、あたしたちは行こうか。よっすぃ〜イコ!」
「じゃあね、矢口さんと梨華ちゃん」
「なんで、梨華ちゃんにだけがついてんだよ!」
「やぐっつあん、じゃあね!」
二人はゆっくり人ごみの中に消えていった。
「きいてねぇのかよ!」
真里っぺはそう叫ぶと、ふっと思い出すように梨華ちゃんの方を向いた。
- 48 名前:第2部−第1話2章− 投稿日:2002年01月09日(水)13時45分25秒
- 真里っぺはうずくまってる梨華ちゃんに優しく微笑むと、
「梨華ちゃん、大丈夫?悪者は行ったから、イコ!」
「・・・はい。」
「なんでそんなになってるの?」
「だってよっすぃ〜に変な誤解されちゃったかも・・・。」
「大丈夫だよ!よっすぃ〜は。そんな子じゃないの、1番梨華ちゃんが知ってるでしょ?」
「はい、そうですけど・・・。」
「あとでおいらがちゃんと話しておくから、イコ!」
「ありがとう、矢口さん。行きましょ!」
- 49 名前:TAKESHI 投稿日:2002年01月09日(水)13時47分16秒
- 本日は、短いですがここまでです。
というより間違えてageてしまいました^^;
すみませんでした。
これからも頑張りますので、暖かく見守って頂けると幸いです。
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月10日(木)14時21分09秒
- 久々の更新うれしいです
- 51 名前:名無しさん 投稿日:2002年01月29日(火)03時18分25秒
- 更新待ってますね^^
- 52 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月12日(火)04時03分34秒
- ゆっくりでいいので頑張ってくださいね。
ゆっくり見れて安心です^^
- 53 名前:第2部−第1話3章− 投稿日:2002年03月13日(水)08時13分57秒
- 「とりあえず、おいらは買い物したいんだけどいい?」
「全然いいですよ。じゃあ、あたしが選んであげます。」
「やだよ、梨華ちゃんのセンスに任せると、全部ピンクになりそうだもん!」
「ピンクは女の子の永遠の色ですよ?」
「やだね!おいらはそんな趣味ないもん。」
とりあえずそのまま109に入り、
二人はショッピングを楽しんだ。
真里っぺはやっぱりピンクを避けながら・・・。
「おいらのストレス解消法♪」
- 54 名前:第2部−第1話3章− 投稿日:2002年03月13日(水)08時15分59秒
- 「梨華ちゃんもたまにはさ、ピンク以外も着てみたら?」
「え?矢口さんが選んでくれるんですか?」
「しょうがないなぁ、おいらが梨華ちゃんは新しく着飾らせてあげる。」
「本当ですか?」
「少し大人っぽい格好にでもしてみようか?よっすぃ〜が更にぞっこんLOVEになるように!」
「はい」
「そのはおいらにはついてないんだろうなぁ・・・。」
「何か言いました?」
- 55 名前:第2部−第1話3章− 投稿日:2002年03月13日(水)08時19分03秒
真里っぺが選んだのは、茶色の皮パンに白いシャツ。
ラフだけどすごく大人っぽく見えるからって。
「梨華ちゃんそれちょっと胸元開けて、ワンポイント首につければよっすぃ〜イチコロだね」
「ちょっと恥ずかしいですよぉ。」
「大丈夫だって!梨華ちゃんももう17になったんだから、これぐらい大人っぽくいかなきゃ!」
「でも・・・。」
「も〜!よっすぃ〜が更にぞっこんLONEになってもらいたくないの?」
「なりたいです!」
「そうでしょう?じゃあ、レジへレッツゴー!」
「はい!」
そういうと梨華ちゃんはすぐにレジへと向かっていった。
よっすぃ〜への愛のパワーってすごいなと感心する真里っぺだった。
- 56 名前:TAKESHI 投稿日:2002年03月13日(水)08時20分29秒
- またageてしまいました^^;
かなりの反省です・・・。
久ぶりの更新です。
ゆっくりゆっくりやっていきたいと思っております。
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