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Kissの魔法

1 名前:れもん 投稿日:2001年11月06日(火)20時33分27秒
空板でも書いている者です。
どうしても書きたいものがあって書かせていただこうかなぁと思いまして・・・
痛めの「いしよし」を書こうと思っています。
感想などあればレスしてくれると幸いです。
2 名前:れもん 投稿日:2001年11月06日(火)20時41分59秒
人なんて信じない。いつか裏切られるんだ。
いつも明るく振舞っているけどそんなのいい人ぶってるだけ。
外見さえ良ければいいの・・・?いい人のふりしていればいいの・・・?
ちがう・・・


もう人なんて信じない・・裏切られるのはもうたくさん・・・・・
3 名前:れもん 投稿日:2001年11月06日(火)20時58分49秒
「あ・・・んっ・・はぁ・・・いい・・・」
「もう・・・だめだ・・・・俺・・・・・」
あたしのゆったコトなんて聞かないんだ・・・
人ってそんなもん・・・?わかんない・・・

「おふろあいたよ・・」

「今・・?今は・・・ダチんとこ・・・あーいくいく。」
友達・・・?あたしが・・・?
「じゃあな。またかける。」
ピッ。
「今の・・・誰?」
「あ・・・ダ・・ダチ・・」
おかしい・・・女だ・・・

「ウソつかなくていいから。」
ほら・・・こんな簡単に裏切るんだ・・・
「ち・・ちがう・・・聞いてくれよ・・あのなぁ・・・・」
女だ。こんなウソつかなくていいのに・・・どうして男ってこうなの・・・
4 名前:れもん 投稿日:2001年11月06日(火)21時10分26秒
「もういいよ・・あたし行く」
「ち・・ちょっと待てよ!梨華」
あたしはかばんを持って部屋を出た。

追いかけてこない・・・やっぱ女だったんだ・・・


『なんでホントのコトいわないの?』
あたしはいつもこれを男に言ってる。
なんであたしを裏切るの・・・?
『人なんて信じない。』
これを自分に言い聞かせて生きてるんだ。
『誰かに頼らないと生きていけない。』

でも人は・・・コワイ・・・
いつ裏切られるんだろうって怖くなる・・・
5 名前:れもん 投稿日:2001年11月06日(火)21時25分34秒
「梨華ちゃん!!」
「よっすぃ〜!!おはよ〜」
「今日も仕事がんばろうね!!」
「うん!」

いつもこうやって人を笑顔で迎える。
毎日コレの繰り返し。
人は怖い。・・・だからこうして元気してるようにするんだ。
心の中ではいつも・・・・つらいって思ってる。

でも・・・人を信じると楽になれるの・・・?


ピロロロ〜
あたしのケータイが鳴ってる。
「もしもし〜?あっ・・・・ちょっと今から仕事・・またあとでかける。」
ピッ。
「梨華ちゃん。カレシ?」
「・・あ・・ちがうよ!幼なじみ!」
「幼なじみかぁ・・・・・」

幼なじみなんてウソ・・・あたしサイテーだ・・
人にウソつかれるとすぐ怒るのに・・ウソついちゃった・・・
6 名前:れもん 投稿日:2001年11月06日(火)21時39分31秒
男とは寝るだけ。話すこともほとんどない。好きでもない。
また別れてもすぐ男はできる。町歩いてたらナンパされるし・・・

付き合う男はただ寝たいだけなんだ。あたしのことなんて好きでもないし・・・

人が怖いなんて誰にも言えない。あたしは弱い人間。強い人間になりたい。
人に裏切られても絶えれる強い人間になりたい。

「り〜か〜ちゃん!」
「どーしたの?真希ちゃん?」
「あたしさぁ今カレシとケンカしてて〜あたしが浮気したんだけど〜
「そっかぁ・・・」

カレシかぁ・・・本当に好きな人か・・・
あきられてすぐバイバイになるのかなぁ・・・・?
ホントに好きな人なんてあたしにできるのかなぁ・・・・
7 名前:れもん 投稿日:2001年11月07日(水)18時38分47秒
明日になったら・・・なにか変わってる・・・?このつらい気持ちも・・・?
変わってるかもしれない・・・
だから今日も生きるんだ。がんばれば新しい何かが見つけれるかもしれない・・

「電話なんかかけてこないでよ!迷惑なの!」
「昨日のは俺が悪かった!マジごめん!」

どうせホントに悪かったって思ってないくせに・・・
「・・・浮気してたんでしょ・・」
「してた!だからごめん!」
「・・・この・・・バカ男!・・・・」
「・・・なんだよ・・・
・・そこまでゆうんならこっちから別れてやるよ!おまえには気使うんだよ!
おまえのわがままにはもうつきあいきれねぇ!」

終わった・・・・これはあたしが悪いの・・?
気使うか・・・前にも言われた・・・
男はあたしの外見で寄ってくる・・・好きでもないくせに・・・
体もてあそんでおしまいなんだ・・・・・
いいかげんな男と付き合うの繰り返しで・・
また人を信じないってゆう傷は深くなっていくだけなんだ・・・
8 名前:れもん 投稿日:2001年11月07日(水)18時52分51秒
「梨華ちゃん!!どうしたの?こんなとこで?」
「よっすぃ・・・よっすぃもどうしたの・・・?」
「あたしの家こっちの方向だから・・・いまからなんか用事ある?」
「べつにないよ!」
「じゃあさお茶でも飲みに行かない?おごるからさ!」
「うん。でもさ・・あたしたち一応アイドルだし・・・サングラスとぼうしは
してるけどばれないかな・・・・・?」
「うん・・・でも大丈夫!!ばれたら逃げちゃえばいいし・・・」
「そう・・・」


芸能人になってから道歩くのも気つけないといけなくなった。
でも・・それでも・・あたしはモー娘。になりたかった・・・
なにがあってもなりたかった・・
9 名前:れもん 投稿日:2001年11月09日(金)19時02分34秒
「渋谷来るの久しぶりだなぁ・・・今日ね矢口さんの家いったんだ〜
思ってたよりきれいだったよ〜」

矢口さんの家かぁ・・・・こないだあたしが行きたいってゆったらだめってゆ
ってたのに・・・・


「きれいだったんだぁ・・・」
最近よっすぃと矢口さん仲いいなぁ。

「梨華ちゃんの家も行かしてね〜」
「あたしの家は散らかってるよ〜だから・・・」

「あ〜石川じゃないの〜!!」

この声・・・どこかで聞いた・・・ものすごくいやな予感がする・・
振り向くのが怖い・・・
10 名前:れもん 投稿日:2001年11月09日(金)19時15分03秒
あたしは恐る恐る後ろに向いた。

「あ・・・・・・・・っ」
「いっしかわ〜中学以来だね〜覚えてるよね?」

この声・・・この顔・・・市井さん・・・・

「よくテレビでてるねぇ・・・あなた・・・吉澤ひとみ・・?
だよね!!やぁーん!大ファンなんだよぉ〜」
「あっ・・・ありがとう!梨華ちゃんの友達?」

友達・・・なんかじゃない・・・もう関係ない・・・・

「中学のとき・・・同じクラスだったの・・・・」
「それで聞いて聞いて〜あたし歌手デビューすることになったの〜!」
11 名前:れもん 投稿日:2001年11月09日(金)20時52分20秒
市井は普通の女子高生で石川と同じ年の設定です。
12 名前:れもん 投稿日:2001年11月09日(金)21時04分39秒
「歌手・・?」
「そうなんだぁ!!」

歌手・・・市井さんが・・・なんだか怖い・・・・またあんなことに
なったら・・・・


「梨華ちゃん・・・外でよ・・・」
「え・・・どうしたの・・・?」
「いいから・・」

どうしたんだろ?よっすぃ・・・?

「あ〜行くの〜じゃあね〜ばいばーい。石川。」
「・・・・・ばいばい・・・」

よっすぃはあたしの手首をつかんだまま外にでた。

「よっすぃどうしたの・・?」
「あの子が大きな声であたしたちのこと呼ぶから周りの人にばれてたかも・・」
「そっか・・・」
「それに・・・梨華ちゃんあの子に会ってから顔色悪くなってたし・・」


よっすぃ・・・市井さんに会ってからあたしがおかしいってきずいたんだ・・・
もうあたし市井さんに会いたくない・・・またあのこと思い出しそうで怖い・・・
13 名前:れもん 投稿日:2001年11月09日(金)21時28分20秒
「石川って・・・」

「うん。うん。そーだよね〜ムカツク〜」

「目障りなんだよ!学校くんな!!」


いや・・・やめて・・・あたしがなにした・・・?お願いもうやめて・・・

「やぁ!やめて!!」

あ・・・夢か・・・あのことは・・もう忘れたいのに・・・
つらい・・・つらい・・・胸が痛くなる・・・市井さんにはもう・・
会いたくない・・・・

「りーかちゃん!!」
「よっすぃ・・どうしたの?」
「元気ないね?これ食べよ!ムースポッキ〜!!」


よっすぃはあたしが元気ないとき明るく話しかけてくれる。
あのとき・・・そんな人いなかった・・・みんな見て見ぬふり・・・
誰も助けてくれなかった・・・誰かの助けが欲しかった・・・
14 名前:れもん 投稿日:2001年11月12日(月)17時31分19秒
「あん・・あぁっ・・・はぁ・・はぁ・・・あっ・・」
腰を激しく動かす。この男・・・なんか下手だなぁ・・
あたしまた今日会ったばっかの男なのにまたいつもと同じコトやってる・・


「よかったよ・・・もう1回する?」
「あたしは・・・・もういいよ・・・」
あたしは嫌なことがあったらすぐ男と寝るんだ・・・
嫌なことを忘れるわけでもないのに・・・


ピロロロ〜
メールの着信音だ。・・・よっすいだ・・・・


『梨華ちゃん今日元気なかったね?なにかあったの?相談のるよ〜
仕事は大変だけど頑張ろうね〜』

短い文章だけどあたしを元気づけてくれてるような気がする・・
よっすぃは優しいね・・・

「誰から〜?なぁ〜もう1回しよう〜」
「やだってば・・・もう帰る!」
「なんだよ〜いいじゃん〜じゃあケータイ番号!」

「・・・あんたなんかともう会わないよ!セックス下手なやつなんかと
つきあわない!」
15 名前:れもん 投稿日:2001年11月12日(月)18時06分37秒
また新しい男見つけないと・・・あたしはいつからこんな性格になったんだろ?
仕事のときはいい子のふりして・・・ホントはいい子なんかじゃないんだ。
人にそう見られたいだけだから・・・


今日も仕事だ・・・たまには早く楽屋いこ・・・

楽屋の中に入ろうとしたときだった。部屋の中から声が聞こえてきた。

「よっすぃも金髪にしなよ〜きっと似合うよ〜」
「あたしはいいですよ〜それに髪痛まないですか?」
「痛むよ〜ほら触ってみて!ぱさぱさだよ〜」
「けっこう・・・痛んでますね・・・」

よっすぃのと矢口さんの声が聞こえてきた。最近仲いいなぁ・・・
あたしも・・・そういう人がほしい・・・

16 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月14日(水)21時30分15秒

黒いなぁ〜ここの石川。期待してます。
頑張って!
17 名前:れもん 投稿日:2001年11月16日(金)20時05分27秒
>16名無し読者さま
レスありがとうございます!
黒い石川なんか好きなんですよ・・・(笑)
更新は遅いけど頑張ります!
18 名前:れもん 投稿日:2001年11月16日(金)20時29分28秒
もう冬だ。冬はキライ。寒いし。風邪ひくし。
カップルがうで組んでたり・・・そうゆうの見るのあたしはキライ。
なんか見せつけられてるみたいだし・・・
こうゆうのを嫉妬ってゆうの・・・?


楽屋の廊下を歩いてるときだった。

「石川〜!!」

いやな予感がした。きっとあの人だ・・・

「石川〜こんなとこでなにやってんの?」
「・・・あ・・っちに楽屋あるの・・・・」
「ふーん。あんたモー娘。入っていいね〜」
「・・い・・いち・・いさんも・・・デビューするんでしょ・・・」
カラダが震える・・・

「うん。ま〜ね〜。てゆーかなに震えてんの?ちゃんと喋りなよ。」
「・・・あた・・し・・もう行く・・・」
「あたしのこと怖いの?つーかまだあのこと引きずってるとか?」
「・・・あっ・・・・ば・・いばい・・・」


あたしは走って楽屋に向かった。全力で。

もう会いたくなかったのに・・・また怖くなってきた・・・
19 名前:れもん 投稿日:2001年11月16日(金)20時47分50秒
「はぁはぁ・・・」

息をするのも苦しい・・・

楽屋の前に来た。ここに入ったらまたいつものようにしなきゃ・・・
・・・だめ・・・怖い・・・・でも・・・・・

あたしはノブを握った。
ガチャン。

「あ・・・れ・・・」
誰もいない。さっきまではいたのに・・・

すとんと座ると机に上に紙が置いてあった。
「なんだろうコレ・・」

『石川へ。
今日の仕事は来週になりました。今日は帰りましょう!!』

置手紙は矢口の字で加護や辻のラクガキも書かれてあった。
「でも明日は仕事か・・・ん・・・・」

息がホント苦しい・・・こんなとき前までは・・・

あたしはある物を捜した。

「あった・・・」

そう、それはカッターだ。
20 名前:れもん 投稿日:2001年11月16日(金)21時02分36秒
息が苦しいのにカッターなんか使っても意味ないけど・・・
少し楽になる・・・

「・・はぁ・・はぁ・・・」

刃を少し出した。そして手首に近づけていった。

スッと軽く切った。
「・・う・・・っ・・」
血が傷口がら少しずつ出てきた。

「はぁ・・・はぁ・・」

まだ気が済まない。もっと・・・楽になりたい・・・
次は深く・・・

「あ・・・う・・っ」
ポトっと血が床に落ちた。

あたしはこれで自分が生きてるって感じたいんだ。
痛いって感じるし血がでる。
誰にも必要ないって思われててもこうやって生きてるって感じたい。


がちゃ。

え・・・誰か入ってきた・・?

「梨華ちゃ〜ん!・・・えlる・・・なにやって・・・」
21 名前:れもん 投稿日:2001年11月16日(金)21時07分20秒
20の一番最後のセリフのとこは
「梨華ちゃ〜ん!・・・えっ・・・なにやって・・・」
の間違いです・・・
22 名前:れもん 投稿日:2001年11月16日(金)21時37分07秒
「梨華ちゃんなにやって・・・」

「よっすぃ・・・・あ・・っ」
よっすぃにこんなとこ見れるなんて・・・どうしよう・・

「血でてるよ!早く消毒しないと!」

「大丈夫だよ!ちょっと切っただけ!」

「だめだって!消毒・・・」



「はい。」
「ありがとう・・・」
「梨華ちゃん・・・なんでこんなことしてたの・・・?」
「なんでもないよ!大丈夫!」

「なんでもなくないじゃん。手首・・・切ってたんじゃ・・」

「あ・・のね・・・ちょっとイヤなことがあって・・」
こんなこというの・・恥ずかしい・・・
「イヤなことがあったら手首切るの?」
「う・・ん・・」

「なに言ってるの・・・ちょっと間違えば死ぬかもしれないんだよ?」

「うん・・・わかってる・・」

「もうこんなことやめなよ!どんなに辛くてもこんなことしちゃだめだよ!」

「・・・よっすぃにはわかんない・・・」

「え・・?」

「よっすぃにはあたしの辛さなんてわかんない・・」
23 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月16日(金)23時30分51秒
うぅ〜石川が痛い…
すごいおもしろいです!続き期待してます。
24 名前:名無し男 投稿日:2001年11月17日(土)12時10分34秒
プラトニックセクースみたいで黒おもろい
25 名前:れもん 投稿日:2001年11月17日(土)13時15分57秒
>23 名無し読者さま
レスありがとうございます!
おもしろいって言ってくださってすごくうれしいです。
これからも読んで頂けると幸いです。
>24 名無し男さま
レスありがとうございます!
更新はかなり遅いと思うんですが頑張ります。


もうすぐテストがあって普段、更新が遅いのにますます遅くなると
思います。すみません!
26 名前:れもん 投稿日:2001年11月17日(土)14時02分22秒
「梨華ちゃん・・・なにかあったの・・・?」
「よっすぃは・・・・一人ぼっちになんてなったことないでしょ・・
だからあたしの辛さなんてわかんないんだよ・・」

よっすぃなんかにあたしの気持ちわかんないんだ・・・

「・・わかんないよ・・梨華ちゃんの気持ちなんてわかんない・・
だって・・なにがあったかもわかんないのに梨華ちゃんの気持ちなんて
わかるわけない・・」

「そうだよね・・わかるわけない・・・」

あたしはかばんを持って楽屋を飛び出した。

よっすぃにひどいこと言っちゃった・・なんでこうなるんだろう・・
あんなこと言うつもりなかったのに・・・

あたしはかばんの中からケータイを出し男に電話をかけた。

「もしもし・・・今夜会える?いつものホテルで・・・」

また今日も意味もなくいつもと同じ夜をむかえるんだ・・・
27 名前:れもん 投稿日:2001年11月17日(土)16時12分11秒
その日からあたしとよっすぃは全然話さなくなった。
いつものよっすぃの笑顔も見れなくなった。

「暇だなぁ・・・」
今日は仕事がオフ。オフの日はいつもよっすぃと出かけてたのに・・・

前のあたしとよっすぃに戻りたい・・・・笑顔が絶えなくて・・・

メール着てないかな・・・あ・・着てる・・誰からかな・・・

『来週の土曜日と日曜日仕事オフだから泊まりで温泉行かないかってかおりが
いってたよ〜次よっすぃに回してね!!』
安倍さんからだ・・・温泉か・・・久しぶりに行きたいな・・・

「次に回すのは・・・よっすぃ・・・」

どうしよう・・・いいや・・早く入れよ・・・

「よし・・送ろ・・・」
あ・・そうだよっすぃこないだはごめんねって入れよう・・・
でも怖い・・・よっすぃが許してくれなかったら・・

あたしはメールを作っても送信ボタンを押すことが出来なかった。
28 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年11月18日(日)01時02分26秒
れもんさんの書く石川はどれも幸せになってくれと熱烈に感じるうまさがありますね〜
花板のときみたく愛読させて頂いてます
頑張ってくださいね!更新楽しみです
29 名前:れもん 投稿日:2001年11月20日(火)18時38分17秒
>28 ラヴ梨〜さま
レスありがとうございます!
花板のときからいつもレスありがとうございます。
すごくうれしいです(涙)更新楽しみっていって下さってホントホントうれしい
です(涙)
更新頑張ります!
30 名前:れもん 投稿日:2001年11月21日(水)17時25分25秒
「え〜メールこなかった?」
「きてないですよ〜」

楽屋の中から吉澤と安倍の声会話が聞こえてきた。

メールの話か・・・そういえばあたしよっすぃーにメール送ってなかった・・・

「梨華ちゃんにお願いしたんだけどなぁ・・それで温泉の話だけど・・・」

がちゃ。
「あ・・ごめんよっすぃー・・メール送らなくて・・」

よっすぃーあたしをじーっと見ている。怒ってるかな・・

「べつにいいよ。」
怒って・・ない・?

「それで温泉行く?みんな行くってゆってるけど・・」
「はい!あたしは行きます!」

よっすぃ・・・

「じゃあ・・あたしも・・」
「よし!じゃあ決まり!」
31 名前:れもん 投稿日:2001年11月24日(土)16時14分22秒
ガタンゴトン・・・・

「はぁ〜まじで楽しみ〜早く温泉は入りたーい!」
「あと・・・1時間くらいでつくね〜あたしも楽しみ〜」

みんなが会話している中、梨華は窓の外を見ていた。
一面の花畑が見える。ピンク色の花が風で揺れている。


花とかそうゆうの見るの好き。なんか落ち着く・・・
ホントは今日の温泉もあまり乗り気じゃない・・・
家に居ても暇だけど休みの日はゆっくりしたい・・・

よっすぃーとはずっと気まずいまま。なんて話しかけたらいいか
わかんないし・・・

「石川さん!トランプしよ!」
辻・加護が話し掛けてきた。

この二人いつも仲いいなぁ・・・あたしとよっすぃーもこないだまでは
仲良かったのに・・・仲直りしたい・・・
32 名前:れもん 投稿日:2001年11月24日(土)17時03分51秒
「えーっと今日予約されていた・・・飯田様ですね。それではお部屋
ご案内します。」
「わーい!温泉だよぉのの!」
「温泉来るなんて久しぶりだね〜ののうれしい!」
「こら!大きな声で話さないの!モー娘。ってバレたらヤバイでしょ!」

あたしも・・・久しぶりだ・・・何年ぶりかだなぁ・・・

「あっそうだ!二人部屋なの!かおりは一人部屋なんだけどね〜」
「え〜どうやって決めるの?」
「ふふふふ・・・これ使うの・・」

かおりが手に持っていたものは・・・

「な・・・なーんだ!くじ〜?」
「そうだよ〜早くしよ〜同じ番号引いた人同士が同じ部屋!」

そしてくじが始まった。
全員が引き終わりペアが決まった。

あたしは誰とだろう・・・・?

「3番の人誰〜?」

3番・・・あたしだ・・・

「はい!3番・・・え・・・・?」

3番はよっすぃーだった。




33 名前:れもん 投稿日:2001年11月24日(土)17時21分11秒
「よ・・よ・・よっすぃ・・・?」
「梨華ちゃん・・・」

びっくりしてよっすぃーと見つめ合ってしまった。
ケンカしてたことなんかすっかり頭の中から消えてしまっていた。

「後藤・・・あのさぁ・・あたしと同じ部屋になったからには
覚悟してもらわなくちゃあね・・・?」
「な・・なにが・・・・?」
「ふっふっふ・・・まぁ夜にはわかるよ・・・今夜は寝かせないよ・・」
「もしかして・・・え・・・・っ・・・ち・・・?」
「そのとうり〜あたしけっこう激しいよ〜」
「いや〜!!」

このときあたしは矢口さんと同じ部屋にならないでよかったと思った・・・・
でもよっすぃと・・・・どうしよ・・・うれしいような・・悲しいような・・・

「梨華ちゃん・・こっちだよ・・」
「う・・・ん」

今日こそ・・・仲直り!そう仲直り!!前のあたし達に戻るんだ!
34 名前:れもん 投稿日:2001年11月24日(土)18時44分06秒
ガラガラ・・・

部屋の中に入った瞬間よっすぃーが話し掛けてきた。
「・・・・・り・・か・・ちゃん・・」
「ん・・・?」

すっごく気まずい・・・どうしよ・・

「あたし・・さき温泉入ってくる・・・」
「うん・・」

ぱたん。

・・このままじゃ謝ることも話すこともできない・・・
そんなの・・イヤだよ・・

こんなとき・・あたしは手首を・・・ダメ!そんなこと・・
でも・・でも・・・

切っちゃいたい・・・

あたしはかばんの中から剃刀を出した。そして・・手首に近づけていった・・・

あと二cmぐらいで切りそうなときだった。
手首にはたくさんのキズがある。何回も何回も切った左腕の手首。
切るとなにかに開放されたような気持ちになる。
自分は満足してても・・カラダはボロボロ。

切れば・・・楽になれるって思ってたから・・でも・・・こんなの
じゃなにからも開放なんてされない・・・

だけど・・・

スッ・・
「はぅ・・ん・・」
心臓がドクドクいってる。
いつもと同じように血が出てる。

35 名前:れもん 投稿日:2001年11月24日(土)19時00分36秒
『痛い』こんな感覚あたしはもう忘れている。
だた自分が満足したいだけ。だから好きじゃない男とも寝るんだ。
こんな自分大嫌い。同じコト繰り返してただ満足したいだけの自分。
大嫌い。


血が大量に畳に落ちる。
もっと・・・もっと・・・
いつもより力を入れて・・・
「あ・・・う・・ぁん・・」

ばたっと倒れこんだ。立ってられない。それに血が・・・
痛々しいほど・・・
「・・うっ・・はぁ・・」

なにこれ・・血が・・血が・・全然止まんない・・
あ・・あたしこのまま死んじゃうのかなぁ・・?
出血多量で・・死ぬの・・・?よっすぃーに謝らないで・・
死ぬの・・・?



「梨華ちゃん?梨華ちゃん!」
よっすぃーの声・・・?あたし生きてる・・
「よっすぃ・・・あたし・・」

「ば・・・かぁ・・・」
「よっすぃー・・?」
よっすぃーが泣いてる・・?涙なんてゼッタイ見せなかったよっすぃーが・・
36 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月26日(月)14時29分16秒
うぅ痛いなぁ…
よっすぃの優しさに期待!!
37 名前:れもん 投稿日:2001年11月27日(火)14時38分05秒
「よ・・よ・・っすぃ・・・・?」
「梨華ちゃんのバカ・・・心配したんだからぁ・・・」

「・・あたし・・・」
「なんで・・死のうとなんかしたの・・?そんなことしないでって
言ったじゃん・・・」
よっすぃーの涙は畳にぽとぽと落ちる。

「みんなには言った・・?血がたくさん出てて・・」

「言ってない・・出血が・・・あんまりひどくなかっから・・みんなに言って
心配かけるのイヤでしょ・・・?」

よかった・・・みんなに言って心配かけたくない・・

「あたしが・・タオル取りに戻ってなかったら・・梨華ちゃん・・
梨華ちゃん・・・・死んで・・・た・・かも・・」
「ごめん・・ごめんね・・心配かけて・・」

ホントにごめん・・よっすぃー・・

「なんで死のうとなんかするの・・?どうして・・」
「あたし・・・中学のとき・・いじめにあってたの・・」

このことは誰にも言わないでおこうと思ってた。
でも・・よっすぃーにはホントのコト言わなきゃ・・
大切な人だからわかって欲しい・・・・
38 名前:れもん 投稿日:2001年11月27日(火)16時23分14秒
>36 名無し読者さま
レスありがとうございまーす!!
こんな更新の遅いダメ小説を読んで下さってどうもです!
よっすぃーは私の中ではなんか優しいというイメージがあるんです。
更新は遅いんですがこれからも読んで頂けると幸いです。


もうすぐテストが終わるんでドーンと更新したいと思います。
39 名前:ー過去ー1 投稿日:2001年11月28日(水)21時11分09秒
あたしはいつも一人だった。教室の隅っこで一人外を見ていた。
願い星にいつも願っていた。叶えばいいなぁ・・・って・・


幸せになりたいって・・・・


いつもの女子の会話。あたしには聞こえてるのにね・・・

「ねぇねぇ・・・石川さんと喋ったことある?」
「ないない!あの子喋らないんだもん。」
「でもよく告られてるよね〜こないだも告られてるとこ見たよ!」
「あたしも見たことある〜なんであんな子がもてるんだろうね・・・?」

あたしだって好きで告白されてるワケじゃないのに・・

ヒガミ・・?シット・・・?自分がもてないのをあたしのせいにしてる。
自分ではちっとも努力しようとしないで・・・


「まじで!うっそぉ!なにあいつムカツクなぁ・・・明日からあいつムシ!」

いつも大きい声で話してるあの人・・・あたしあの人はキライ。
クラスのリーダー的存在市井さん。


40 名前:ー過去ー2 投稿日:2001年11月28日(水)21時36分18秒
あたしは友達って言える人がいない。別に欲しくもないし・・・
あと半年で卒業だし・・・


「つーか喋ったことないしぃーあはは〜でもいい考えがあるんだ〜」

キーンコーンカーンコーン・・・・

「今日の授業はこれで終わり。あいさつ!」
「きよつけ!!さよーなら!!」
委員長の挨拶が終わった。
早く帰ろ・・・・・


「明日ね〜ばいばーい!!」
女子の会話が飛び交う中あたしはあることに気づいた。

靴がない・・・・
なんで・・・・?おかしいなぁ・・・

靴箱周辺を捜したけどない。
もしかして・・・隠された・・?

「あはは・・・捜してる捜してる・・・ふふ・・んでどこ隠したの?」
「どこでしょう〜?っふふ・・・あいつ今日裸足で帰るんじゃねーの?」
「ホントだぁ・・くすくす・・ばっかじゃねーの!いい気味・・」

後ろから声が聞こえてきた。

この声・・・市井さん・・?
あたしはぐるっと後ろに振り向いた。


41 名前:ー過去ー3 投稿日:2001年11月29日(木)17時38分27秒
「・・・市井さん・・」
「くすくす・・・どうかしたの?」
しらばくれてる・・・さっき聞いてたんだから・・・

「あたしの靴・・返して。」
「なんのこと〜?あたしそんなの知らない〜」

なにこいつ・・自分が隠したくせに・・・
ムカツクなぁ・・


「あたしさっき聞いてたんだから。隠したんでしょ。」
「はぁ?なんのこと?知らないって。もう帰ろーっと。」

いいかげんホントのこと言えばいいのに・・まじムカツク・・

でもこのままじゃ帰れない・・

「お願いだから返してよ!あたしがなんかしたの?」
「だから知らないって。もう帰るんだから。」

そのまま市井さんは帰ってしまった。

どうにもならないから上履きのまま帰ることにした。


42 名前:ー過去ー4 投稿日:2001年11月29日(木)17時57分20秒
昨日はホント恥ずかしかった。上履きで帰るなんて思ってもなかった。
靴返してもらわなきゃ。

市井さんの席の周りにはいつもたくさんの男がいる。
だから話し掛けにくい。でも靴返してもらわないと。

「市井さん。靴返して。」
「なにあんた。まだ言ってんの?靴ぐらいどうにかなるんじゃないの〜?」
「いいかげん返してよ・・隠したりして楽しいの?」

市井さんはあくびしている。まじでしらばくれてる。
ムカツク・・・・いいかげんに・・

「いいかげんにしてよ!返してって言ってんじゃん!!」
「・・・・あーウルサイ。一階の女子トイレでも見てくれば?」

トイレ・・・こいつサイテーだ・・

「なぁそれよりオレたちと遊ぼうぜ?」
男の一人が話し掛けてきた。
「い・・や・・」
「なんだよ〜遊ぼうぜ?」
腕まで掴んできた。

「なに言ってんのよ。そんなやつと遊んだって楽しくないわよ。」
市井さんがギロっとあたしをにらんで言った。
「でも可愛いじゃん!」
「イヤだってば!放してよ!」

ばんっと男の手を払いのけてあたしは教室から出て行った。
43 名前:ー過去ー5 投稿日:2001年11月29日(木)18時14分50秒
トイレになんて靴隠してなんのつもりだろ・・
まじむかつく・・


はぁはぁと荒い息をしながらあたしはトイレに駆け込んだ。
一番目・・二番目・・・・三番目・・にもない・・・
四番目に入ると・・・あった・・・

よかった・・
安心してかあたしの目からは涙が出てきた。


あたしが教室に戻ると教室の中はシーンとしていた。

なにかあったのかなぁ・・・


自分の席に戻るとあることに気づいた。
机にラクガキがされてあった。
「ブス」とか「アホ」とか「死ね」っと書いてあった。
あたしはあんまりビックリはしなかった。

どうせやったのは市井さんたちだ・・・


市井さんになんにもしてないのになんでこんなことするんだろう?

44 名前:ー過去ー6 投稿日:2001年11月29日(木)19時52分02秒
早く家に帰りたい。
みんなの視線が痛く感じる。

次は体育だ・・・

あ・・・・れ・・?
体操服がない・・


「くすくす・・・」
みんながあたしのほうを見て笑っている。
なんにもしてないのになんで・・?

「さっきさー汚い体操服があってさー捨てちゃったよー」
「マジでぇ?誰のだろうね〜」

あたしに聞こえるようにか大きな声で話してる。


・・体操服・・・もしかしてあたしのじゃ・・・

あたしは恐る恐るゴミ箱の中を覗いた・・・
そこにはゴミまみれになった体操服があった。

どうしてだろう・・・?なんで捨てられなきゃいけないの・・?


ボーっとゴミ箱の前に立っていると市井さんが後ろに立っていた。

「石川・・放課後体育館の裏に来いよ。」
「なんで・・・・あたしが・・」
「いいから来いってんだよ!」

45 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年11月30日(金)01時14分38秒
くぅ〜〜!!泣けてくるくらい梨華ちゃんが、かわいそうだ〜(涙)
でもこの痛さに引き込まれるところがれもんさんの魅力なんですよね
なんとか梨華ちゃんに幸せを…
そして市井に制裁を…
テスト頑張ってください
46 名前:れもん 投稿日:2001年11月30日(金)15時53分20秒
>45 ラヴ梨〜さま
いつもレスありがとうございまーす!!
そうですねー市井に制裁を・・・(笑)
テスト頑張ります〜!
47 名前:ー過去ー7 投稿日:2001年11月30日(金)19時49分54秒
サイアク・・なんでこんな目に遭わなきゃいけないの・・
体育館裏・・・行きたくない・・でも行かなかったら何されるかわかんない・・


「おっせぇなぁ・・もっと早く来いよ!」
「・・・・・・・」
「なんとか言えよ!そうゆう態度がムカツクんだよ!!」

そうゆう態度って・・・あたしなんにも言ってないじゃん・・・
でも言い返すことは出来ない・・

五人の女子に囲まれあたしはビクビク震えてた。

『なにされるかわかんない』これがあたしを怖がらせてる。


「あのさぁ・・ずっとムカツイてたんだよねぇ・・」
「ちょっともてるからって調子乗ってんじゃないよ!」
「さやか怒らせるとどうなるかわかってんの?」

そんなこと知らない・・・それに怒らせるようなことしてないもん。
48 名前:ー過去ー8 投稿日:2001年12月01日(土)16時14分39秒
「あたしはなんにもしてない・・」
怖かったけど自分の本音を言った。
そして女子の顔が引きつり始めていた。

「あのねぇ・・あたし達をホントに怒らせたいの?」
「死んでもいいって覚悟で言ってんの?」
「まぁいい・・・覚悟しな・・!」

市井さんがそう言うと一人の女子があたしの首にナイフを突きつけてきた。
ほかの女子はあたしの顔を平手打ちしたりしている。

怖い・・・逃げたい・・・こんなとこで死ぬのはやだよ!

「ストーップ!顔に傷がついたらいじめがバレちゃうからねぇ・・・」
「・・・なんで・・こんなこと・・・するの・・?」

「あんた・・・石倉と仲いいでしょ・・」
「・・・な・・・んで・・・?」
確かに唯一同じクラスの石倉とは仲がいい。
いつも一人のあたしに話し掛けて来てくれたりする。

「あたしは・・石倉に振られたの・・石川が・・好きだからって・・」
「・・だか・・ら・・なんであたしが・・こんな目に・・」


49 名前:ー過去ー9 投稿日:2001年12月01日(土)16時28分56秒
「あんたさえ居なきゃ・・あたしは石倉と付き合えてたの・・・
本気で・・・本気で・・好きだったのに・・・」

自分が振られたからってなんであたしがこんな目に遭うの・・
自分は一つも悪くないと思ってるの・・・?市井さんだって
悪いところがあったのかもしれないのに・・・人ばっかり悪者にして・・

「全部、人のせいなの・・?」
「そうよ!あたしのどこが悪いってゆうの!」

性格が悪いんだよ・・そうやって人ばっかり責める性格が・・

「市井さんは自分の性格良いとと思ってんの・・・?」
「・・・な・・っ・・・あんたが全部悪いのよ!許さない!
あたしにそんなこと言った奴は許さない!」

そう言って走り去っていった。
許さないって・・あたしだって市井さんを許さない。
振られたのを人にせいにしてこんな汚いやり方で人を傷つけようと
する人なんて許さない。


でも・・次の日からあたしにとって最悪の毎日になるのだった・・・

50 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月02日(日)10時51分26秒
まだ痛くなるなんて…
かわいそすぎて、見ちゃいられない!!
でも見ちゃう(笑)
51 名前:ー過去ー9 投稿日:2001年12月03日(月)18時07分03秒
>50 ラヴ梨〜さま
いつもいつもレス下さってどうもです!
もうちょっと痛くしようかなぁとか思ってます(爆)
やっとテストが終わったのでたくさん更新できそうです。
52 名前:ー過去ー10 投稿日:2001年12月03日(月)18時31分24秒
次の日。

学校に行くと上履きが無くなっていた。
でも、もう捜す気も起こらない。どうせやったのは市井さんなんだから。


教室のドアを開けるのも勇気がいる。
入ったらなんか言われるんじゃないかって・・・

ガラ・・・・・

教室にいた人の視線が梨華に向けられる。
自分の席までいくのもドキドキする。


椅子に座ろうとしたときだった。
梨華はあることに気づいた。

キラっとしたものが見えた。

画びょうだ。梨華のほうに向けられて置いてある。

小さな声だったが梨華には聞こえた。
『踏めばよかったのに〜!!』
『虫とか置いたほうが良かったんじゃないの?』

など聞こえてきた。


53 名前:ー過去ー11 投稿日:2001年12月03日(月)18時53分49秒
最低だ・・
自分がされて嫌なことをなんで平気で人に出来るんだろ・・
この人たち何考えてんの・・・ホントに最低な人達・・


「ねぇねぇ一時間目美術だよ〜カッター使うんだよね〜!」
「そうそう!!あたし忘れちゃった〜ちょっと貸してくんない?」
「いいよ!はい。」

梨華の目の前で会話する女子。
カッターを1人の女子がもう1人の女子に渡すときだった。

ガン・・・
梨華の机の上に落ちた。

ズキン・・ズキン・・

なんだか手が痛い。
見てみると血の付いたカッターが机のよこに置いてある。
自分の右手にからはとくとくと血が流れている。

『ワザと落としたんだ』
とっさに思った。


「あ〜ごめんね〜」
「行こ行こ」

そう行ってその女子は去って行った。

人にケガさせたのにそれだけ・・・?なんて奴ら・・
サイテーだよ・・あんな奴ら・・

人なんてあんなもんなの・・?みんな一緒になって人をいじめて。
大嫌い。みんな・・みんな・・・
人なんて信じられない。最低だ・・ホントに


そのときあたしはただ自分の手から流れる血を見ているだけだった。
54 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月04日(火)17時44分09秒
うぬぬ〜梨華ちゃんにカッターで傷つけるなんて〜
許せん〜
救ってあげてくれ〜よっすぃ〜…
…ってのめり込みすぎかな?
55 名前:れもん 投稿日:2001年12月07日(金)17時58分53秒
>54 ラヴ梨〜さま
いつもいつもレスどうもです!
感謝感謝です!
カッター使うとこはなんだか書いてて妙に苦しくなりました(笑)
後少しで過去のお話は終わりです〜
56 名前:ー過去−12 投稿日:2001年12月07日(金)18時09分44秒
はぁ・・・手が痛い・・
保健室には行ったけどなかなか血が止まらない。


なんでこんなことされなきゃいけないんだろう?
市井さんがみんなにあたしをいじめろみたいなこと言ったんだろうな・・

みんな市井さんが怖いんだ。
だから『嫌』ってゆう一言が言えないんだ。


みんないじめられてる人のことなんてどうでもいいんだ・・


キーンコーンカーンコーン・・・

やっと終わった・・今日一日すごく長く感じた・・・

「石川。後で昨日のとこ来い。」
「・・・・・・」

また行かなきゃいけないの・・・
もうやだ・・
57 名前:ー過去ー13 投稿日:2001年12月07日(金)19時48分54秒
・・・疲れた・・ホントに今日は・・・

だから早く帰りたかった。
でも・・行かなかったら次は・・・・本当に怖い・・


「おせーんだよ!」

そこに居たのは市井一人だけだった。

「・・もう・・あんなことするのやめて・・」
「言っとくけどクラスの奴らみんなおまえのこと嫌いだよ。だからもう学校
来んなよ」

なに勝手に・・・そんなこと決めて・・

「なんでそんなこと言われなきゃいけないの・・」
「おまえさー目障りなんだよ。石倉だっておまえのこと嫌いだってよ。
ちょっともてるからって調子乗ってんじゃねーぞ」


調子になんて乗ってない・・

「あたしは・・調子に乗ってなんか・・・」
「誰から見たってそう見えるんだよ。もうマジで学校来んなよ。」
「・・もう・・帰る・・」


あたしが走ろうとしたときだった。
グッと手を掴まれた。


「来んなよ?絶対だぞ。」

市井さんは手にナイフを持っていた。
それをあたし首に突きつけられている。


逃げることが出来ない。学校に来ればあたしは逃げれない。
もう学校に来ないほうが・・いい・・
58 名前:ー過去ー14 投稿日:2001年12月07日(金)20時09分12秒
次の日からあたしは学校に行かなくなった。

親になんで行かないのって言われても。
先生が家に来ても。

絶対行かなかった。

次は本当に殺されるって思ったから。


テレビを見ていたとき。

とても楽しそうに。明るくて。
本当に歌が好きなんだと思った。

それがモーニング娘。だった。
あたしもああやってスポットライトを浴びたかった。

そんなときオーディションがあることを知った。
それに応募して今のあたしが居る。

見返してやりたかった。
あたしをいじめた奴らを・・
芸能界に入って見返したかった。

でも孤独からは逃れることは出来なかった。
だから誰かに側に居て欲しかった。
それから男と寝るようになった。

でもどの男も一緒。カラダだけ弄ぶ奴ばっかり。
顔で寄ってきて・・要らなくなったらすぐバイバイ・・・

あたしは市井さんたちにされたことで人を信じれなくなった。
怖くて・・怖くて・・信じたら裏切られて・・・
そんなのは嫌だから・・・人と近づくことも話すことも怖くなった。
59 名前:ーホントの気持ちー1 投稿日:2001年12月07日(金)20時30分59秒
「・・・話長くなっちゃったね・・」
「・・・梨華ちゃん・・」

よっすぃーにこんなこと話すの恥ずかしいや・・
でも分かってて欲しいんだ・・よっすぃーには・・

「ごめんね・・こんな話しちゃって・・」
「梨華ちゃん・・・あたし・・なんにも気づかなくて・・梨・・華・・ちゃ・・
ぅ・・ん・ご・・めんあたし・・」

「泣かないで・・よっすぃ・・?」


あたしはいつも笑顔のよっすぃーが大好きだ。
あたしがいろんなことで悩んでるとき相談に乗ってくれたり
いつも明るく微笑んでてくれた・・
よっすぃーにはいつも笑ってて欲しい。


「笑って・・よっすぃー?・・あたし笑ってるよっすぃーが一番好きだよ・・
だか・・らいっ・・も・・ぅ・・っみたいに・・笑って・・?」

やだ・・あたしも・・泣いちゃう・・・

「お願・・い・・・もう・・死のう・・・・・なん・・っ・・てぅ・・
考えな・・・いで・・っ・・」
60 名前:ーホントの気持ちー2 投稿日:2001年12月08日(土)16時23分03秒
ポトポトと涙が畳に落ちる。

「梨華ちゃんがぁ・・居なくなったら・・っ・・・みんな・・悲しむよぉ・・
あたしだってぇ・・っ・・」

「怖かったのぉ・・いつも一人で・・っ・居場所が・・・なかった・・っ・」


一人で居るのが怖かった。また誰かが何かしてくるんじゃないかって。
だから・・あたしなんか死んじゃえばいいと思ってた。
誰からも必要とされないなら・・・あたしなんか居なくてたっていいんだって
思ってた。


「梨華ちゃんは・・ぁ・・もう一人っ・・なんかじゃない・・・っ
みんなぁ・・居るよぉ・・あたしも・っ・・ずっと側に居る・っ・・」


一人でも生きていけるって思ってた。誰にも頼らないでも一人で。
でも辛かった。
誰かにホントは頼りたかった。
孤独からに逃げたくても逃げることは出来ない。

あたしはずっと人を信じようとしなかった。
よっすぃーみたいな優しい人もいるのに。

だから目に前はいつも真っ暗だった。
61 名前:ーホントの気持ちー3 投稿日:2001年12月09日(日)19時56分40秒
心が冷たい人だって言われたことがある。
何もかも周りの物が無くなれば自然とそうなる。
あたしには何もなかった。あたしを必要としてくれる人もいない。
ただの人形みたい。


分かることは自分が生きてるってこと。
叩かれれば痛みは感じるし、体の一部を切れば血が出る。
これだけで自分が生きてるって感じてた。

何もかも手に入ったら誰かを傷つけてしまうかもしれない。
自分は自分勝手だって分かってる。

何もかも失えばきっと高望みして何もかも欲しくなる。
でも何もかも手に入れば何か後悔してしまうことがあるはず。


だから大切なものは一つでいい。


「……よっすぃーあたしはね…最低な人間なの…よっすぃーが
何か辛いことがあってもね何も気づかない…心が冷たいから…
そんな人間なの…そんなのなのに人に頼っちゃったらいけない…」

よっすぃーみたいに優しい人はあたしなんかにはもったいない。

「梨華ちゃんは心が冷たくなんてない…いつも人に優しいし
誰だって人生につまずくことはあるんだよ…人に頼らずには生きて
いけないんだから…少し誰かに頼ってもいいんじゃない…」

62 名前:ーホントの気持ちー4 投稿日:2001年12月09日(日)20時25分48秒
「誰だって辛いことはあるよ…だから自分ひとりだけ辛いなんて思わないで…
過去のことは簡単に忘れられないかもしれないけど少しずつでも忘れるように
なるはず…あたしだって協力する。なにか辛いことがあっても一人で抱え込ま
ないで…あたし、頼りないかもしれないけど相談に乗るから…」


その言葉が嬉しくてギュって握ったよっすぃーの手はとても暖かかった。
目はとても潤んでいて今にも目から涙が零れ落ちそう。


あたしの為に泣いてくれている…


それが嬉しくてたまらない。

あたしの為に涙を何度も流してくれる人なんていなかった。

どんな些細なことでもあたしにとっては嬉しいことだ。


本当に嬉しくて顔を手で塞いでしまう。
涙が止まらなくて、ただただ嬉しい。


あたしはよっすぃーに早く言いたいことがある。


『ありがとう』って…

そしてあたしの気持ちを分かってくれてありがとうって…
63 名前:ーホントの気持ちー5 投稿日:2001年12月09日(日)20時43分04秒
「…あたし…っ…よっすぃーにいつも迷惑かけてごめんね…
…それと…あたしの気持ち分かってくれてありがとう…」


瞬きする度に涙が零れ落ちる。


ありがとうってちゃんと言えたよね…

本当にありがとうって…


「梨華ちゃん…なにかあってがあっても頑張ろう…過去のことも忘れていこ
うね…」

そういってあたし達は抱き合った。

よっすぃーの腕の中はとても温かくてなんだか落ち着く…


少しずつでも忘れたい過去。

よっすぃーと忘れていきたい…


64 名前:ー明日になればー1 投稿日:2001年12月10日(月)17時18分03秒
あたしはよっすぃーみたいな優しい人になりたい。
誰にでも心が開けて、人に優しいよっすぃーみたいな人に…

あたしはよっすぃーが言ってくれた優しい言葉忘れない…


「…よっすぃー…?」
「おはよ!朝ごはん食べにいこ!」

ひとみはすでに起きていた。

「あたしいつの間にか寝ちゃってたんだ…よっすぃーあの…」
「ん?」


かすかにシャンプーに香りが鼻についた。


「あ…あ…あたし温泉入ってない…よっすぃー入ったの?」

ひとみはもう温泉に入ったようで肩にタオルをかけていた。

「うんさっき入ってきたよ。ここの温泉24時間開いてるらしくて
夜中にも入っちゃったよ。今入れば?あたしももう一回入るし。」

なににびっくりしたのか梨華は顔を赤らめてひとみに話しかけた。

「あのさ…一緒に入るってこと…?」
「うん。そうだよ。」

バっと梨華の顔がまた赤くなった。

一緒に温泉に入る…
梨華にとっては恥ずかしすぎること。

温泉で他人の裸を見るだけでも恥ずかしい梨華にとって
一緒に入るなんてことは恥ずかしすぎることだ。

「さ〜ほら行こうぜ〜♪」

と言い梨華の腕をグイグイ引っ張り温泉まで一直線に走った。
65 名前:ー明日になればー2 投稿日:2001年12月10日(月)17時42分34秒
「あれ〜誰も居ないね〜そのほうがいいんだけどね…」

まだ早朝とあって温泉の中に人影は見当たらない。

「さー入ろう〜♪」
そう言ってひとみは服を脱ぎ始めた。

「よ…よ…よ…よっすぃ…あ…たし…」

恥ずかしすぎて服を脱ぐことが出来ない。
ひとみはもうTシャツとジーパンを脱いでいて下着だけの格好になっている。

「どうしたの?早く脱ぎなよ?…なんならあたしが脱がしてあげる〜♪」

バっとスカートを握り一気に下ろした。
するとピンクの下着がひとみ目に映った。

「あ…あ…あ…よ…っすい…」

「上も早く脱いで〜」

あまりの恥ずかしさに梨華は硬直しそうだ。

「あたし先入ってるね〜」

真っ赤になっている頬に手を当てる

(熱い…今すごく顔真っ赤だろうなぁ…)


そんなことを思いながら服を脱ぎ、タオルを巻いてひとみが待っている
温泉へ向かった…
66 名前:れもん 投稿日:2001年12月10日(月)17時48分10秒
訂正です…

64の9行目

○かすかにシャンプーの香り…
×かすかにシャンプーに香り…
です。

誤字、脱字などあれば気軽にご指摘下さい。
67 名前:LINA 投稿日:2001年12月11日(火)03時25分20秒
今日はじめて読みました!
途中、ちゃむが憎くなってしまいましたが・・・(w

この先も期待してます♪
がんがってくださーい(^▽^)
68 名前:和希 投稿日:2001年12月11日(火)18時23分43秒
市井ちゃんへの怒りよりも…
最後の方(今回更新部分)のよっすぃ〜の強引さ(?)に
ちょっと、汗りつつ期待しつつ(何をだよ)…。
今後の、展開が気になる…。無理せず頑張ってください。

PS、ちなみに、多少の誤字脱字があっても…僕の場合脳内変換されしまうため
   気付きません(笑)1度位は報告してみたいもんです(苦笑)
69 名前:和希 投稿日:2001年12月11日(火)18時24分17秒
ごめんなさい…sageるの忘れてました(T-T)
70 名前:ー明日になればー3 投稿日:2001年12月11日(火)19時50分03秒
からから…

中に入るとひとみはすでに温泉の中に入っていた。
タオルをギュっと握りしめひとみのもとへゆっくりと向かう…

「梨華ちゃ〜ん!気持ちいよ〜♪早くおいでよ〜♪」

「う…ん」

ひとみはタオルは巻かないで入っている。

(う…よっすぃーの裸……鼻血でそう…)

「梨華ちゃんタオル取りなよ〜」
「う…あたしはいいや…」
「取ればいいのに〜。あのね〜この温泉、肌がつるつるになるらしいよ〜」
「へー…」

梨華の耳にはひとみの話がなかなか入ってこなかった。

どうしてもひとみの胸元に目がいって話を聞いていなかった。

(よっすぃー意外と胸大きいなぁ……はっ!あたしは何を考えてんだか…)

「……梨華ちゃん聞いてる〜?」
「…う…うんっ…!」


「…とまぁいろいろあるわけだよ〜」
「はは…そうだよね…」

10分ほど前からひとみはずーーっと話し続けている。
その間ちらちらと梨華の目はひとみの体を見続けていた。

(…なんかのぼせてきた…もうそろそる出ようかな…それにもうよっすぃーの体
がなんでか気になって…本当に鼻血が…)



71 名前:ー明日になればー4 投稿日:2001年12月11日(火)20時16分50秒
「よっすぃーもうあたし出る…」
「だーめ!」

その時。ひとみの手は梨華の腕を掴んだ。

「よっすぃーあ…」

その瞬間、梨華の脚がつるつるの床で滑り……

(わ…わ…滑る〜!!)

…………あれ…?

堅く閉じていた目を開くと目の前にはひとみの顔が…

「あれれ…」
「も〜!危ないよ〜梨華ちゃんは…」

肩にはひとみの腕が回っていて、どうやらひとみが助けてくれたようだ。

「ごめんね〜あたしドジだから…」
「うん…いいの…それより…」

梨華の肩には、ひとみの腕が回ったまま。

そのうち二人の間には、会話がなくなり沈黙が続く。

(この体勢はなんかヤバイ…それより話を振らないと!)

「昨日は…話聞いてくれてありがとう…なんかよっすぃーにいろいろ頼っちゃう
と思うけど…」
「いいの〜♪そんな話は〜♪」

(え…え…よっすぃー…?)

「ねぇ…梨華ちゃん…」
「なに…?」

「えっちしよ〜♪」
「へっ…?」

なに言ってんの〜よっすぃ〜!?
72 名前:ー明日になればー5 投稿日:2001年12月11日(火)21時06分17秒
どんどんひとみの顔が接近してくる。
いつの間にか巻いていたタオルは取られていた。

「ちょ…よっすぃー…」
「さぁさぁ〜♪」

唇がだんだんと近づいてきて…

「んん…っん…」

ひとみの舌は梨華の中で動き回る。
長いキス。

梨華の肩はひとみの手で押さえつけられていて逃げることが出来ない。
「はぅ…ん…ん」

だんだんと壁に近づいていってバンと押し付けられる。
ひとみはそっと唇を離し梨華に話しかける。

「温泉でするなんていいね〜誰も居ないし〜♪」
「どうしたのよっすぃ…?急に…」
「どうもしないよ〜!!」

「やだ〜!やめ…て…」

……よっすぃ…あれ!?

ひとみの足元はふらついていた。
そしてそのままバシャっという水の音とともに倒れこんだ。

「よっすぃー!?どうしたの!?」

73 名前:れもん 投稿日:2001年12月11日(火)21時26分39秒
ちょっと更新しました。ちゃんとしたエロシーン書きたいです(笑)

>67 LINAさま
レスありがとうございます!
LINAさまの小説、陰ながら読ませて頂いてます。
文章がものすごく上手でホント尊敬してます!
こんな下手な文章ですけどこれからも読んでいただけると幸いです。

>68 和希さま
レスありがとうございます!
そういって頂けてうれしいです(涙)
私はアホなので分からない漢字が多くて、意味不明な文章があると思うん
ですけどこれからも読んでいただけると幸いです。

74 名前:夜叉 投稿日:2001年12月11日(火)22時38分37秒
楽しみに読ませてもらってます。
最初、どうなるんやろって、はらはらしながら見てたんですが、これで暗い梨華ちゃんから脱出かな?
がんがってくださいね。

75 名前:LOVE×LOVE 投稿日:2001年12月12日(水)17時55分55秒
どこにも行かないよね…よっすぃー?
あたしの側にいてくれるんだよね…

もう一人ぼっちは嫌だよ…


「よっすぃー!よっすぃー!」

何度も名前を呼ぶけど返事は返ってこない。

「やだぁ…目開けてよ!よっすぃー!!」


嘘だって言ってよ…
いつもみたいに笑って嘘だよって言ってよ…

「よっすぃー…」

…ここじゃダメだ…部屋に戻ろう…それに誰かか呼ばないと…

倒れているひとみを背中に背負おうとするがなかなか背負うことが出来ない。

…よっすぃーが死んじゃったら…そんなのやだ……考えたくない…

よっすぃーが居なくなったらもうあたし死んじゃうよ…
よっすぃーが居ない生活なんて考えられない…

「よっすぃー!!」

体中に力を込め、ひとみを背負った。

パサっとタオルをひとみにかけ、全力で走り部屋へ戻った。
76 名前:LOVE×LOVE 投稿日:2001年12月12日(水)18時26分32秒
ぱたん…

部屋に入るとすぐひとみをふとんに寝かせた。

「よっすぃーねぇ…起きてよぉ…」


一人でも生きていける。
そう思ってた。
それにあたしは一人ぼっちだった。

でもよっすぃーが教えてくれた。
あたしは一人じゃないって…

どんなにつらい過去があっても忘れていこうって言ってくれた。

誰も信じれなくて心の冷たいあたしによっすぃは優しく話してくれて…
あたしの為に泣いてくれて…いっぱい迷惑かけた…

ありがとうっていい足りないくらい迷惑かけてる…

お願い目を開けて…


「よっすぃー…」

こんっ。
脚に何か当たった。

「なんだろ…あれぇ…これ…」

脚に当たった物はビンだった。

ラベルにはオレンジの絵が描がれている。
ジュースかと思い、中を嗅いでみる…

「なに…コレ」
ツーンと鼻につく匂い。

「コレお酒じゃ…もしかしてよっすぃーコレ飲んだのかな…?」
77 名前:LOVE×LOVE 投稿日:2001年12月12日(水)18時41分49秒
「よっすぃー…起きて…お願い…」

そう言いひとみの体を揺らす。

「ん…ん…」
「よっすぃー!起きて!!」
「う…ん…ん…あれ…」

ひとみは目はゆっくりと開く…
目が開いたことで梨華は安心したのかぽろぽろと涙が零れる。

「よっすぃー…よっすぃー…」
「ん…梨華ちゃん…ん…ん…!どうしたの!」
「うっ…よっすぃー…よかった…うっ…は…ん…」
「なな…なんで泣いてんの!?梨華ちゃん…?」

起きると梨華が泣いていてひとみは何がなんだか分からない。

「よっすぃー…お酒飲んだの?」
「お酒?あたし飲んでないよ〜」
「コレ…よっすぃーが飲んだんじゃないの…?」
「あ!コレ…」
78 名前:和希 投稿日:2001年12月12日(水)18時43分09秒
あはっ…何故、風呂場でよっすぃ〜がぶっ壊れまくりで…
語尾に「♪」が付いてたのかの理由が…酒かぁ…。(爆)
いきなりな、梨華っちのシリアス方面への展開にびっくりしつつも…
最初は…のぼせただけだと思っていた僕は読みが甘かった(笑)
(↑いや、正確には酒かどうか解りませんが…(苦笑))

僕もかなり、アホなんで…漢字は良くわかってないです(汗)
これも間違いまくってる可能性、大です(苦笑)

それでは、また…今後に期待しつつ…フェードアウト!!
79 名前:LOVE×LOVE 投稿日:2001年12月12日(水)20時14分56秒
「コレ…お酒だったの…朝、温泉から出てジュースだと思って飲んだんだよ…」
「…よっすぃー死んじゃうんじゃないかって…怖かったんだからぁ…
ホントに…うっ…えっ…」
「あ〜!梨華ちゃん泣かないで〜」


ひとみは困ったような顔をして梨華を自分の方に抱き寄せた。
梨華の涙はフッと止まりひとみの顔をまじまじと眺める。


「ほら〜!もー泣かないの〜!あたしはそんな簡単に死にません!!」
「だって…怖くて…それに…急に…っ…ちしようって…びっくりしたよ…」


一人になったのは本当に怖かった。
胸が締め付けられるように痛くて…

もう一人はいや…
80 名前:LOVE×LOVE 投稿日:2001年12月12日(水)20時26分32秒
「あっ…あの…酔ってたんだよね…なんでもない…あっ…もう一人にしない
でね…怖かったんだから…」

ひとみにギュッとしがみつく。

今、よっすぃーが側に居るんだって考えたら少し気持ちが軽くなる。


「梨華ちゃんを一人になんてしないよ。昨日約束したでしょ。
梨華ちゃんは一人じゃないからね…それであたし酔ってなんて言ってたの?」
「だから…えっ……えっ…な…なんでもない…!」
「なんて言ったの?ねぇ!梨華ちゃん!!」


言えないよ…えっちしようなんて…

でも…キスはしたんだよね…
よっすぃーは覚えてないみたいだけどあたしは覚えてるよ…

はっきり覚えてる…
よっすぃーの香りがした…

甘くて…優しい香り…

あたしは忘れないよ…
81 名前:れもん 投稿日:2001年12月12日(水)20時51分22秒
少し更新しました。

>74 夜叉さま
レスありがとうござます!
暗い梨華ちゃんから脱出…したんでしょうか…?
書いてる私にもわからないです(笑)
これからもよろしくお願いします。

>78 和希さま
レスありがとうございます!
そうです!酒です!
未成年なのに酒なんて飲んじゃだめですね…よっすぃー…
これからもよろしくお願いします。
82 名前:名無し男 投稿日:2001年12月12日(水)22時07分45秒
だんだん流れが変わってきた
この展開は楽しみネイ

やっぱ酒飲むと本音出ちゃうからねえ、人って(w
83 名前:夜叉 投稿日:2001年12月12日(水)23時54分35秒
よっすが間違えるのもおかしくないくらい、最近の酒って、パッケージがジュースみたいですもんね(w。
石もよっすが何言ったか言えない(爆)。
これからの展開に期待してます。
84 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月14日(金)01時47分50秒
いつのまにやら二人がイイムードに…良かった♪良かった♪
悲しいシリアスシーンから甘いシーンにまでもってくると、グッときますね〜
あとは石川に幸せが訪れるのを願います
ついでにイジメキャラ市井にリベンジを(笑)
85 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)17時12分14秒

時々思うんだ…自由な時間がもっと欲しいなぁって…
でも芸能界の入ることは自分で決めたこと…
もうあとには引けない…

それに芸能界に入ったからよっすぃーに出会えた…
だから後悔はしない。


よっすぃーはあたしにとって大切な人…
だから失いたくないんだ…

あたし高望みしてないよね…?
ただ大切な人と一緒に居たいだけ…
それが今のあたしにとって大切なことなんだ…


お願いだからあたしの大切な時間、誰も壊さないで…
86 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)17時31分27秒
一泊二日の温泉旅行も終わりまたいつもの生活に戻る。

楽しいわけでもなんでもない、いつもの番組収録。
作った笑顔。みんなの笑う声。
涙。怒り。

いろんなことがあるけど、あたしはいつも人に合わせてきた。
みんなが笑えばあたしも笑う。みんなが泣けばあたしも同じように泣く。

みんなと同じにしておけばあたしはそれでいいと思ってた。
大切な人も、大切なものも、何もないあたしは気が楽でいいとか
失うものもなければそれでいいんだって思うばっかり。

それにあたしには作った笑顔しか出来ない。
楽しいこともないし側に居てくれる人もいない。

男を作ってもカラダだけの関係。


でも今は…大切だって思える人が居る。

なににも変えることの出来ない大切な人が。

側に居てくれるだけでいい。
それだけであたしは幸せなんだから…
87 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)17時51分59秒
「チャーミー石川でしたぁ!」

この次も仕事。

でも大切な人と一緒に居れるならあたしは全然辛くなんてないよ…

むしろ幸せなんだから…


「お疲れさまでした!!」

スタッフのこの声が聞こえるとあたしは一人で楽屋へ向かう。

すぐにのどが乾く体質だから早く水が飲みたい…


速足で楽屋に向かう。
誰もいない階段を下りる途中。

そのとき。グッと手首を冷たい手で掴まれる。

誰かと思って横を見ると…

「……よっすぃー…」
「梨華ちゃん!はい!水!」
「あ…ありがとう…でもなんで水欲しいってわかったの…?」
「それはいっつも梨華ちゃんを見てるからで〜す!」

見ててくれてる…あたしを見ててくれてるなんてうれしいや…

今のあたしにはどんな些細なことでもうれしいんだよ…

「じゃ楽屋戻ろっか!」
「うん…」

88 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)18時11分36秒
「あ〜また旅行とか行きたいね〜!もう当分休みなんてないだろうね〜」
「あたしも行きたいな…」
「また今度行こうね!次は二人で!」
「ふ…二人!」

とてもびっくりしたようで大きな声を上げる。

「え…嫌…?」
「ち…ちがうの…うれしくて…」

よっすぃーと二人で旅行に行くなんてうれしい!
早く休み欲しいな…

「行こうね〜!あ…梨華ちゃん糸くず付いてる…とったげる…」

ひとみはそう言うと、梨華のスカートに付いていた糸くずをとり始めた。

「あ…よっすぃーありがとう…」

ただ糸くずを取るだけなのにすごくどきどきする。
体中熱くなって…緊張しちゃう…

「取れた!…ねぇ梨華ちゃん…」
「ん…?」

するとひとみの顔が梨華の顔に近づいてくる。
ひとみの息が口元にあたる。

「よ…よっすぃ…!?こ…こんなことで…ちょ…」

顔が近づく=キスする。
梨華はずっとそうだと思っていた。


な…なんでまた突然…キスなんか…

「よっすぃー!ス…ストッ…プ!」
89 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)19時10分44秒
ここは楽屋の廊下。
こんな状態のところを誰かに見られてしまったら…

「ストップ!よっ…すぃー」
「どうしたの…梨華ちゃん…?」

ダメだ…ホントにやる気だ…

ひとみの手が梨華の髪の毛に触れる。

「でさ…梨華ちゃん…?ちょっと…どうしたの?顔真っ赤だよ…?」

梨華の顔はりんごのように真っ赤になっていた。

「だってぇ…突然よっすぃーがキ…キ…」
「何が〜?それでシャンプーなに使ってるの?」

「へ…?」

シャンプーって…
なんで突然シャンプーの話…!?

「よっすぃーなんでシャンプーの話しに…?」
「だって梨華ちゃん髪の毛さらさらじゃん!いいなぁ…」

ちょっと待って…よっすぃーキスしようとしてたんじゃ…

「はは…シャンプーね…」

「何考えてたの…?まさかキスでもすると思った?」

さっきにまして梨華の顔が真っ赤になる…

キスなんて…よく軽々いえるね…


90 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)19時32分36秒
「ホントにすると思ったの〜?」
「だって…」

よっすぃー気づいてなさそうだけど一回したんだよね…

「それでなに使ってるの?」
「えっと…あたしは…」

梨華が話し始めた瞬間だった。
「吉澤ひとみだぁ!!」

嫌な予感…それにこの声…

「…あれ…石川も…」

市井さんだ…

あたしは市井さんに会うと言いたいことも言えなくなる。
怖いから…また何かされるかもって…

「あなた…市井さんだっけ…?」
「そう!今日番組収録あるんだぁ〜!」

そうだ…市井さん歌手デビューしたんだっけ…

「あのね、もう梨華ちゃんに話しかけないで欲しいの。」

…よっすぃ…

「何?なんで?」
「あなただって分かってるでしょ。梨華ちゃんにひどいことしといて
謝りもしないで…」
「石川…言ったの…?」

市井さんの目はとても怖く感じる。
人を見るような目じゃない…

何にも言えなくなる…

91 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月14日(金)19時54分06秒
「………」
「だからもう梨華ちゃんに話しかけないで。行こ。」

ひとみは梨華の肩を抱き速足で楽屋に向かった。



「石川…あいつ…よくも言いやがって…あたしを怒らせたらどうなるか
知らないよ…」



「よっすぃー…怖い…あたし…また何かされるんじゃ…」
「大丈夫!あたしが居るよ!大丈夫だから…」

市井さん怖かった…きっと怒ってた。
よっすぃーが居なかったらあたし…どうなってたか…

「よっすぃーありがとう…よっすぃーが居なかったらあたし…」
「もう大丈夫だよ…だから落ち着いて…」


落ち着かないあたしをぎゅっと抱きしめてくれたよっすぃーの腕の中は
とても温かかった。



92 名前:れもん 投稿日:2001年12月14日(金)20時24分24秒
ちょっと更新しました。

>82 名無し男さま
レスありがとうございます。
お酒飲むと人は本音出ますよね〜(私は未成年なんで飲んだことは
ないんですけどね)
宴会とかでおじさんは酔うと女関係のこと暴露しちゃいますよね(笑)

>83 夜叉さま
レスありがとうございます。
ホントお酒のパッケージってジュースみたいですよね〜
このジュースうまそう…とか思ったらお酒だったりしますね〜
私はよく間違えます(笑)

>84 ラヴ梨〜さま
レスありがとうございます。
今回、市井さん再登場です。
またまたかなりの悪役です(笑)
そろそろ石川さんには幸せになってほしいですね〜
93 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月15日(土)00時21分33秒
ペースの良い更新うれしい〜
ドキドキ待つのが癖になってます
よっすぃ〜梨華ちゃんから片時も離れちゃダメだ〜
94 名前:名無し男 投稿日:2001年12月15日(土)11時38分18秒
「イチイ があらわれた!」
95 名前:夜叉 投稿日:2001年12月16日(日)00時39分41秒
うひゃぁ、いちーちゃんがご立腹でやす(汗汗。
ドキドキしますね、これからの展開。

二人の旅行、懇願。
でも、吉、酒なしでそのまま(略。w
96 名前:伝わる…?この気持ち… 投稿日:2001年12月17日(月)18時17分51秒


あたしは市井さんにされたことで人生狂ったんだ…

人が怖いってのも市井さんにされたことでなった…
会いたくない…もう嫌…

よっすぃーに迷惑かけたくないし…


「よっすぃー…あたしと一緒に居たらよっすぃーまで市井さんに何かされる
かもしれない…だから…だから……」

「何言ってんの…梨華ちゃん守る約束したじゃん…そんな心配
しないでいいから…」

よっすぃーなんであたしにこんな優しくしてくれるんだろう…
いつも…優しくて…

「よっすぃー…ギュッてして…」
「へっ…?」
「いつもギュッてしてくれるじゃん…」

「…うん…?」

よっすぃーがギュッてしてくれるとすごく落ち着くんだ…

「もっと!ギュッて…」
「どうしたの…梨華ちゃん…」


このまま時間が止まったらいいのになぁ…
あたしはこれで充分幸せだから…

もう少し…このままいさせて…
97 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月17日(月)18時49分57秒
昔のこと…早く忘れたい…
少しずつ…自分でも忘れてるのかもしれない…

全部は忘れないかもしれない…
でもあたしはよっすぃーと約束したんだ…

一緒に忘れていこうって…


「おはようございます!!」
「おはよ〜」

極上の微笑み。
梨華にとってはひとみの笑顔といったら何にも変えられない大切なもの。

「梨華ちゃん!おはよ!」
「おはよう…」

朝からこの笑顔を見ていれば一日良いことがありそうな気分になる。


「梨華ちゃん!今日仕事終わったらどっか食べに行かない?」
「…うん……!」

(よっすぃーと食べに行くなんて…今日は最高にラッキーな日だぁ!)



…5時30分……

今日一日、梨華は時計をこまめにチェックしていた。
ひとみと食べに行くのが楽しみでたまらない。
98 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月17日(月)19時48分36秒
……8時……

仕事も終わりメンバーは楽屋で帰る準備をしている。

「梨華ちゃん!どこに食べに行く?」
「おいしいラーメン屋ができたみたいだよ!そこ行かない?」
「ラ…ラーメン…?」

「嫌い?」
「嫌いじゃないけど…ん…」

ひとみのケータイが鳴っている。

「電話だ…ちょっと待っててね!」

ひとみはそう言うと楽屋の外へ…

「もしもし…?」
「……吉澤ひとみ…?」

どこかで聞いた低い声。

誰だろう…

「あの…どなたですか?」
「市井さやか…わかるよね?」

市井さやか…なんで電話なんかかけてくるの…?

「何か用ですか…?」
「今から会えない…?」

「なんでですか?…それに今日は…」
「じゃあ…あなたの大切な石川傷つけちゃっていいの…?」

梨華ちゃんを…あたしは守るんだ…
傷つけなんてさせない…

「わかりました…」
99 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月17日(月)20時14分09秒
『すぐに駅前の公園に来て…石川には言わないで…絶対に…』

何であたしのケータイの番号知ってるのかわかんない…

あたしに何の用があるのかもわかんない…

でも梨華ちゃんを傷つけるなんて絶対許さない…

『梨華ちゃんゴメン!今日用事あって食べに行けなくなっちゃった…
ホントにゴメン!明日にでもまた行こうね!』

梨華が心配しないようにメールを送った。

真冬の寒さの中、手を息で暖めながら公園へ向かった。


「はぁ…寒い…」

もう公園に到着して10分ほど経過している。

(もしかしてすっぽかされた?帰ろうかな…?寒いし…)


「……吉澤ひとみ…」

この声は…

後ろに振り向くとコートに手を突っ込んでいる市井の姿が見えた。

「…何の用?」
「…ここじゃ寒いしあたしの家においでよ…」

少し不安だったが寒すぎてこんなところじゃ喋っていられないと
思い市井の家に向かって歩き出した。
100 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月17日(月)20時50分19秒
(やっぱこの人の家に行くのは…危ないような気がする…やっぱ行くの
やめよ…!)

「あの…あたし…」
「着いたよ…」

「え…」

目の前には高級そうなマンション。

(ここに住んでるの!?)

「早く入って…」

「えっ…えっ……」

言われるがままにマンションの中へ入る。

(すごいキレイなマンションだなぁ…)

ガチャ…

「入って…」
「御邪魔します…」

部屋の中に家具はあまりなく殺風景な部屋だ。
親らしい人も見当たらない。一人暮らしのようだ。

「…それで用ってなに?」
「石川のこと…」

「…昨日も言ったけど梨華ちゃんには近づかないで…」
「あんな奴どうにでもなればいいんだ…」

「どうしてそんなこと言うの?梨華ちゃんすっごく傷ついてるんだよ?」
「あいつ見てるとイライラするのよ…もっと…傷つけちゃえばいいんだ…」

なに言ってるのこの人…

101 名前:夜叉 投稿日:2001年12月17日(月)20時51分36秒
いちーちゃん、怖すぎます。(汗汗
石の予感が的中しませんように…。
102 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月17日(月)20時57分00秒
「もう梨華ちゃんに近づかないで…帰る…」

ひとみが立ち上がった瞬間、さやかの手がひとみの手を掴んだ。

「何…?帰るってば…」


「あいつの…大切なもの奪っちゃえばいいんだ…」
「何言って…」

(やだ…なんか怖い…)

「放して!」

強引に手を引きドンっとひとみを白いソファーに押し倒した。

「キャッ…!何するの…!」

「もうわかるでしょ?何するかぐらい…」
103 名前:れもん 投稿日:2001年12月17日(月)21時24分02秒
少し更新しました。やっと100までいきました!
読んで下さっている方々のおかげです(涙)これからもよろしくお願いします!

>93 ラヴ梨〜さま
レスありがとうございます。
そうですね!よっすぃー梨華ちゃんから離れちゃだめだ〜!
今回、市井さん出ましたけどなんとなく…いっちゃってます(w


>94 名無し男さま
レスありがとうございます。
市井さん現れました!
しかもなんかヤバイことしてます(w


>95、101 夜叉さま
レスありがとうございます。
そうですね〜酒なしで…(w
市井さん怖いことしてます〜(怖)
…とゆーよりヤバイこと…ですかね(w
104 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月18日(火)01時05分36秒
おもしろいです。でも、なんか市井が狂いすぎだ。
梨華と市井が分かり合える日が来るといいなあと思っていましたが、
もはや、そんな考えが甘かったと思い知らされました。
こうなったら、梨華は立ち上がるしかない。
逃げてばかりではだめだ。逃げるのも一理あるが、一番大切なよっしぃーが
襲われようとしているんだ。もう逃げられない。
もはや市井に対する恐れなど振り払って立ち向かうしかない。
よっしぃーに手をかけた市井を梨華は許さないはずだ。

市井と梨華の全面戦争あるのみ!
戦争は正当な外交手段である。(他の外交手段がなくなったとき)

市井と梨華には分かり合ってほしかった。市井にもそれなりの理由が
あったんだろう。分かり合うのは確かに難しい。二人が一歩譲らねばならない。
しかし、梨華の大切なよっしぃーを傷つけようとする市井に対して梨華は
逃げることも話し合うことも無理と判断し立ち上がるしかないだろう。

なにか偉そうなことを言ってしまいました。しかし正直な感想です。
頑張ってください。応援しています。続きが待ち遠しい。
105 名前:和希 投稿日:2001年12月18日(火)17時38分03秒
うわぁ…吉がぁ…。
すこぶるピンチですが!切り抜けられるのだろうか…。
何をするか、わかんないっすよ市井ちゃん(苦笑)
いい所(違うけど…)で切れてる〜続きが気になる所です。
106 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月18日(火)19時12分28秒
暗い部屋の中、2つの人影が光に照らせてて奇妙に動き回る。

「放してよ……やめて!」
「石川の大切なものなんて全部壊してやる…むちゃくちゃにね…」

さやかの手はひとみの手首をソファーに押し付けていてひとみの逃げ道を塞ぐ。

(…この人もう目がいっちゃってるよ…何いっても意味ない…どうしよう…)

「や…放してってば!」
「…石川がどうなってもいいの…?あなたの大切な石川が死んじゃうかもしれな
いんだよ…?」

(梨華ちゃんが…死んじゃうなんて…そんなこと絶対許せない……)

「いいかげんにしてよ!あなた自分のいいようにばっかりしようとして!
どれだけ人を傷つけたら気が済むの!」

ひとみの言ったことに対し、さやかはくすくすと笑い出した。

「気が済む?さぁ…あたしは一生人を傷つけていくかもね…それより
大切な石川助けたいんでしょ?」

「…当たり前でしょ…梨華ちゃんは何よりも大切なんだから…」

「じゃあ…ひとみちゃん?無理やりでも犯しちゃおうかな〜♪」

「なっ…やだ……」


ひとみがそう言ったのも遅かった。
テーブルの上に置いてあった手錠をひとみの手首に近づけていった。
107 名前:夜叉 投稿日:2001年12月18日(火)20時22分53秒
なんか、いちーちゃんの部屋って、そうするために用意されたっぽい…(鬱)。
完全に逝ってますよね、手錠があること自体も。

これからどうなるのか、ドキドキもんなんですが。
石といちーちゃんの仁義なき戦い、勃発か?
吉が傷つく前に、早く。
108 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月18日(火)20時32分25秒
手錠はひとみの手首を捕らえる。

「な…なんで手錠が…放して…」
「なんででしょう…?石川がどうなってもいいなら放すけど…?」

梨華ちゃんが何か辛い目に遭うなんて絶対いや…

あたしはもう梨華ちゃんに辛い思いしてほしくない…
…でも…このままじゃあたしもヤバイよ…もう逃げれないし…


こんなに寒い日なのに冷や汗が出てきそう。
恐怖心がひとみを襲う。

梨華ちゃんの言ってた市井さんが怖いってゆうのこのことだろう…
1人の人を見る目がたまらなく怖い。

「…こんなことしたってどうにもならないじゃない…」
「どうにもならにいことなんてない…自分が満足すればいいんだから…」

さやかは軽く微笑むとひとみのコートのボタンをゆっくり外し始めた。

「やっ…いや…」
「タイムオーバー。もう遅い。」
109 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月18日(火)20時51分00秒
がちゃ、がちゃと手錠を外そうとひとみは手を激しく振る。

「もう遅いって。石川助けたいんでしょ…?それならこれくらい我慢して。」
「助けたいよ…でもこんなことしないでもいいんじゃ…」


さやかはひとみのコートを脱がし終わると、下に着ていたブラウスのボタンに手
を掛け始めた。
そして下着にも手をつけ始める。

「やだってば…いや…っ」

「ひとみ…以外にえっちな下着着けてるんだ…」

「いやぁ…」

さやかが、ひとみのカラダに触れるとビクっと反応した。
その反応を見ているのが楽しくなったのか行為を尚も続ける。

「や…んっ…」
「すぐ気持ち良くなるから我慢しな。」

「やめて…よ…こんなことしたってなんの解決にもならない…」


「ちょっと黙ってて。」

さやかはそう呟くと、ひとみに強く、くちづけた。
110 名前:れもん 投稿日:2001年12月18日(火)21時14分19秒
更新しました〜!
なんか今の話の内容じゃ名前の欄の意味と全く関係ないですね(w

>104 いしごま防衛軍さま
長いレスありがとうございます。
市井さんは本当に狂ってきてます(w
梨華ちゃんはよっすぃー助ける為に立ち上がらないとダメですな!
今日の更新で一回も梨華ちゃん出てこなかったので、次こそは…


>105 和希さま
いつもレスありがとうございます。
よっすぃーヤバイ状態です…
市井ちゃんもうヤバイ…止めれせん(w
ホント何するか分かんないです…(怖


>107 夜叉さま
いつもレスありがとうございます。
怖いですよね…部屋に手錠が用意されてるようなもんですから…(怖
こんなことする為に用意された部屋みたいですね…
怖いですね…(w
111 名前:夜叉 投稿日:2001年12月18日(火)21時41分41秒
をう?更新されてるぢゃないですか!!!
油断をしておりました。

ずっと、ドキドキしっぱなしで、動悸が…。(w
自分の願い?を成就するためには、手段を選ばない、ということなのね、いちーちゃん。
なんか、石が出てくる隙を与えないぐらい、黒すぎる…。
空気がよどんで、空間がゆがんでそう。

石に出動要請。
112 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月19日(水)01時36分24秒
なんで、ここまで市井は狂うんですか?市井の過去に何かあったのか?
しかし、もはや時間がない。梨華早くよっしぃーを助けるんだ。
わがいしごま防衛条約機構は、よっしぃーを助けるための梨華の市井に対する
宣戦布告を要請する。これは集団的自衛権にあたる。
梨華ーー大切な人を守るために立ち上がるんだ!選択の余地はない。
梨華ちゃん頑張れ!作者さんも頑張れ!応援しています。
113 名前:名無し男 投稿日:2001年12月19日(水)15時04分07秒
DE!!!!!!!!!!!!!
偉いこっちゃ!!!
114 名前:Ihavelove…?(石川視点) 投稿日:2001年12月19日(水)18時55分44秒
ひとみから届いたメールを見て梨華は呆然としていた。

(…よっすぃー用事か…)

「梨華ちゃんよっすぃーと食べに行くんじゃなかったの?」

マフラーを巻きながら真希が不思議そうに梨華に問い掛ける。

「よっすぃー今日用事出来たんだって…」

「今からやぐっぁんと圭ちゃんとなっちで食べに行くんだけど梨華ちゃんも
行かない?」


(どうせ帰っても一人でご飯食べるんだし…行こうかな…)


「うん…行かせてもらうよ…」

115 名前:Ihavelove…?(ここからは吉澤視点) 投稿日:2001年12月19日(水)19時45分39秒
「やぁ…んっ…」

知らず知らずのうちに甘い吐息が漏れてしまう。
心では嫌がっている。でもカラダがゆうことを聞かない。

「どうしたのひとみちゃん?嫌なんじゃないの?」
「いやぁ…やだ…」


上半身の服は既に脱がされていて、下着も着けていない。

「アイドルもさーテレビの前とは違って厭らしい声だすんだ…」
「ちがっ…う…そんなんじゃない…」
「へぇ…じゃあ…」


さやかの目はひとみの胸元に集中している。
そのうち右手の人差し指が胸の先端を突付く。

「や…はっ…ん…」
「充分感じてるじゃん…」

(梨華ちゃん助けて…本当にこのままじゃ…あたし…)


目に溜めていた涙が溢れ出る。

「…泣いてるの…?」
「……放してよぉ………お願いだから…っ」

それを見てさやかはあざ笑うかのようの答えた。

「だったら石川どうなってもいいんだね…?」
116 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月19日(水)20時25分49秒
「…やだ…梨華ちゃんには手出さないで…」
「ならあたしがひとみ…無理やりヤっちゃうよ…」

「や…っ触らないで…」
「もう知らない。黙って。」

さやかは自分の唇を強くひとみの唇に押し当てた。

「んっ…っ」

さやかの手はだんだんと下に下がってひとみのスカートの中へ進入する。

「あっ…や…やめて…」
「もうやめないよ。ヤっちゃうんだからね…」

ひとみは脚をばたつかせ、必死で抵抗する。
さやかは脚を軽々手で押さえつけ、またゆっくりと手をスカートの中へ
進入していく。

「じっとしててよ…すぐ気持ちよくなるって…」
「やだ…っ…やめて…」

ピロロロロ…

「…ケータイ…?」

(あたしのケータイの音…)

「無視、無視…」

さやかはひとみのスカートのポケットからケータイを取り出すとテーブルの上に
置こうとした。

……あることに気づいた…
ケータイのディスプレーには『梨華ちゃん』と出ている。
117 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月19日(水)20時45分33秒
「石川…」

ピッ………


「あっ!よっすぃー!あのねよっすぃーのかばんにあたしの帽子入ってない
かなぁ?あたしのとよっすぃーの似てるから…」

「…………………」

「よっすぃー……?」

「…あんたの大好きなひとみちゃん…えっちなカラダしてるね…」
「い…ちいさん…?なんで…」

「なんでだと思う?まぁ…だいたい分かるよね…ひとみちゃんとっても
危ない目にあってる。性的ことに…ね」

「よっすぃーが…なんで…市井さんが…何かしてるの…」
「さあね…あんたが全部悪いんだから。」

「や…よっすぃーどこに居るの…?市井さん!」
「……」


ピッ……

「梨華ちゃんだったの…?」
「あいつバカだねぇ…自分のせいでひとみがこんな目にあってるのに…」

118 名前:れもん 投稿日:2001年12月19日(水)21時03分39秒
ちょこっと更新しました。


>111 夜叉さま
いつもレスありがとうございます。
市井ちゃん、願いを叶える為なら手段を選ばないみたいですね〜
私は黒いの好きなんですけど黒すぎますかね(w


>112 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
もう時間もないですね!
本当に梨華ちゃん立ち上がらないとダメだ!

>113 名無し男さま
レスありがとうございます。
偉いことになってますよ〜
市井ちゃんが…(w
 
119 名前:某スレの22 投稿日:2001年12月19日(水)21時34分48秒
走れ、梨華ちゃん!
よっすぃ〜を助けるんだ!

ちょっと目が離せないですね。
期待キタイ。
120 名前:夜叉 投稿日:2001年12月20日(木)00時29分30秒
石、早く来い!!!あぁ、吉が…(泣)。

作者様、いちーちゃんは暗黒です。
片手に「救心」持ってないと、読めなくなりそうです。
かなり気になりますがな。
121 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月20日(木)00時31分14秒
梨華ちゃん急げーー!チャーミー石川を発動させるんだ。
スーパーマンみたいによっしぃーを助けるんだ。
いしごま防衛条約機構も見守っているぞ!
市井を倒し市井の真意を問いただすんだ。
頑張れよっしぃー!頑張れ梨華!頑張れ作者さん!






122 名前:Ihavelove…?(石川視点) 投稿日:2001年12月21日(金)14時30分34秒
「よっすぃーが……どうしよう…」

一人でぶつぶつ何か言っている梨華を、真希は不思議そうに見ていた。

「どうしたの梨華ちゃん?」
「よっすぃーがぁ……ゆ…うかい…された…」

「誘拐!?」

「あたし…のせいなのぉ…よっすぃー…っ…なんにも悪くないのにぃ…っ…」

梨華は目にたくさん涙を浮かべて服の袖で涙を拭っている。
拭いても拭いても涙は零れ落ちる。

あたしが悪いんだ…
よっすぃーと市井さん、直接関係なかったのにあたしのせいで…
どうしよう……

口の周りにケーキのクリームを付けてバイキングを楽しむ矢口の腕を真希は
正面を向いたまま引っ張る。

「やぐっぁん…よっすぃが…誘拐されたって…」
「ほえ…?なんて…?」

「だからぁ!…誘拐…」
「ゆーかい!?うそ…誰に?」

矢口は口を半開きにしていつもと違う眼差しを梨華に向けている。
泣いていて梨華はうまく話せない。

「あた…しのっ…知り合い…っ…ぇ…」
123 名前:Ihavelove…?(石川視点) 投稿日:2001年12月21日(金)14時56分33秒
どんよりとした空気の中、呆然と座ったままの二人が居た。

「あの…誘拐って何の話?映画?テレビ?」

「あっ…なっち…実話だよ…しかもよっすぃー…」

「……え…!ちょっと…誘拐って…警察に言ったの…?」


「石川…その知り合いの人…どこに居るか分かる?」

いつもと全く違う優しい口調。
パニック状態の梨華に保田が優しい口調で話しかけてきた。

「わかんない…よっすぃー…あたしのせいで…」

「じゃあ名前は?」

「市井さやかぁ…新人の歌手っ…は…っ…ん」

「マネージャーに聞いてみよ…同じ事務所の人かもしれない…」

ケータイでマネージャーに電話を掛ける……

「……もしもし…あの保田だけど…調べて欲しいことがあるの…
市井さやかってゆう子…最近事務所に入った?」

「よっすぃー…よっすぃー…」
「大丈夫だよ…石川…よっすぃーきっと無事だよ!だから…ね」

あたしは頭が痛くなるくらい泣いた。
そのときあたしをぎゅっと抱き締めてくれたのは安倍さんだった。
よっすぃーと違う香り…

でも安倍さんの温かさはあたしを包み込んでくれてるみたいだった。
124 名前:Ihavelove…?(石川視点) 投稿日:2001年12月21日(金)15時11分10秒
「……入ってる…その子の家の住所教えてくれない…?
…だから非常事態なの!いいから早く教えてよ!」


市井さん…あたしと同じ事務所だったんだ…
何でよっすぃーに手だすんだろう…
何にも悪くないよっすぃーにまでなんで…


「…その子の住所わかったよ!」

「行こ!石川立って!」
「はい…っ…」


安倍さんの手を握ってあたしはレストランから市井さんの家に向かった。


怖かった。市井さんの家に行くなんて思ってもなかったから…

でも…市井さんがよっすぃーを傷つけてたらあたし絶対に市井さんを許さない。

怖いなんて思ってる場合じゃないや…


強くならなきゃ…
125 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月21日(金)15時28分07秒
「…や…っ…」

この人が女だから蹴ったり暴れたりしなかったけど…

もう限界。この人にやりたい放題されてたらたまったもんじゃない。


「…もぉ…やだ!」

思いっきり脚で横腹を…

「きゃ…いっ…痛…!!なにすんのよ!」
「やめてって言ってんだからいいかげんやめてよ!!」

…なんでこの人にヤラせないといけないのよ…
手は動かせないけど脚は動かせるんだから!

「…あ…もうあたし…まじで…」

するとさやかはソファーの下に隠していたロープをひとみの脚に
巻きつけてきた。

「っ…やだ!そんなのセコイ…っ…」

「あたしがキレればあんた殺しちゃうかもしれないよ…だからじっとしな!」

ロープは何重も何重もひとみに巻きつけられていった。

「…ん…っ…」

もうあたしだめかなぁ…梨華ちゃんもきっとあたしがどこに
居るかなんてわかんないよね…

でもヤラれちゃううなんて絶対イヤ…

ピンボーン。

「…鳴ってる…早く出れば…」
「無視。」
126 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月21日(金)15時39分55秒
「出なよ…」
「うるさいな…」


ドンドン!!


「ドア…」
「ほっとけばいい。」

もお!ムカツクなぁ…

「よっすぃー!!居るんでしょ!返事して!」

「梨華ちゃんの声…?」
「石川!?」

ドンドンドン…

何度もドアを叩く音が部屋に響く。

「よっすぃー!よっすぃー!」

「梨華ちゃ…っ」

「喋るな。せっかくいいところだったのに…うるさいな…
まぁいいや…ヤっちゃえばこっちの物だし…」

完全にあたしは動けない。
手も脚も自由を奪われた。

すぐそこに助けがいるってゆうのに…


がちゃ…がちゃ…

「…次は何の音!?…ちょっと…石川…」
「梨華…ちゃん…?」


「………よっすいー!」
127 名前:Ihavelove…? 投稿日:2001年12月21日(金)15時57分39秒
「よっすぃー!」

「梨華…ちゃん…」


「なんで石川が居るのよ…どうやって入ってきたの!」

トトトト…
廊下のほうから足音が聞こえる。

「よっすぃー!無事?」
「よっすぃー!」
「…吉澤…」

「あれ…みんな…」

「よっすぃ…よっすぃ…」

梨華は目を疑った。
ひとみの無残なまでの格好。

手は手錠で繋がれていて、脚はロープで巻かれている。
服も、上半身は何も着ていなくて。

「…どうやって入ってきたのよ…」
「管理人さんが…人が誘拐されてて中に居るっていったら…
市井さん…よっすぃーに何したの…?」

目線は下。あたしの方を見ようとしない。

「何したの…」
「あんたが全部悪いんだから…それに見たらわかるでしょ!」


よっすぃーが何されてたかはだいたい想像つく。
考えたくもないよ…そんなこと…
128 名前:れもん 投稿日:2001年12月21日(金)16時05分01秒
更新しました!!

そして訂正があります…

125の15行目

×ロープは何重も何重もひとみに巻きつけられていった。
○ロープは何重も何重もひとみの脚に巻きつけられていった。

文章がヘンですね…
ほかにもあると思うんですけどこれはあまりにヘンすぎるので…
すいません!
129 名前:れもん 投稿日:2001年12月21日(金)16時22分38秒
密かに学園モノのいしよし作ってます。
冬休みって暇なんで…(汗
三連休のうちにどこかの板で始めたいと思います。
よろしければそちらもよろしくお願いします…


>119 某スレの22さま
レスありがとうございます。
走れ〜梨華ちゃーん!!
よっすぃーがヤラれちゃうよ〜(w


>120 夜叉さま
レスありがとうございます。
救心…そうですね(w
市井ちゃんはこの小説ではかなり暗黒ですね(w


>121 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
アンパンマンみたいでもいいから飛んでよっすぃーを助けてあげて〜(w
チャーミーパワーを発揮して〜(w
130 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月21日(金)17時17分29秒
おおーついに梨華ちゃんが市井の本拠地に乗り込みましたな。
ついに宣戦布告だ。モー娘対市井。市井に勝ち目はない。
しかし、市井がここまで狂うにはそれなりの理由があると思うんだが?
もしかして市井は梨華ちゃんのことが好きなのでは、そういう自分の気持ちが
信じられず素直になれなくて、自分の気持ちを紛らわすためにこういうを
しているんじゃないでしょうか?
深く読み過ぎですかねえ。
できれば市井をもとは素直でやさしい子にしてほしい。
チャーミーよ、よっしぃーはもちろん市井も助けるんだ!!
作者さん頑張れ!!応援しておるぞ!
131 名前:夜叉 投稿日:2001年12月21日(金)19時19分56秒
いしごま防衛軍論に1票(w。

ああ、やっと吉が…。
でも、石といちーちゃんの間には…。

やっす、マンセー(爆)。

132 名前:名無し男 投稿日:2001年12月22日(土)15時29分34秒
さあ、泥沼の展開になってまいりました!
133 名前:真実と嘘 投稿日:2001年12月23日(日)15時16分10秒
「なんでよっすぃーにまでこんなことするの…あたしが嫌いなんでしょ…!」


もう怖いなんて言ってられない。

大切なよっすぃーを傷つけられたんだから…


「…そうだね…あんたのこと大嫌い。だからあんたの大切な物全部壊して
やろうって思ったのよ…」

「あたしのことは嫌いでもいいから…よっすぃーにはこんなこと…」

「お取り込み中悪いんだけどさー市井さん?あなたのやったことは犯罪だよ。
それに吉澤が警察にでも言えば裁判にもなるしあんたの歌手としての
人生も終わり。」

保田さんはゆっくりと口を開いた。
あたしの言いたいことを言ってくれたような気がする…


「警察って…あたしが何か悪いことでもしたって言うの?何もかも石川が
悪いんだから!」


「あたしが何かした…?市井さんにはわからないかもしれないけどね…
あたしは市井さんにされたことで人を信じることもできなくなった…
人に近づくのも怖くなった…」

今だって怖いよ…でも…よっすぃーが側にいてくれたから…

「あたしは…あんたなんかより辛い思いしてた…あんたは今幸せだもんね
こんな気持ちわかんない…」

辛い思い…?市井さんが…?

134 名前:真実と嘘 投稿日:2001年12月23日(日)15時44分19秒
「あんたにはわかんない…あたしは愛されて生まれてきた人間じゃないん
だから…」


「辛い…思い…?」

「…あたしの父親は最低な人だった…そいつにお母さんは犯されて…
そしてあたしが生まれた…そいつはお金払ってすぐほか女と結婚した…」

「………」

「あんたは信じられないかもしれないけどね…その男はあんたの父親なのよ…」

「あたしの…お父さん…?」

「…お母さんはあたしが中学に入って事故で…死んだ。死ぬ直前…
このこと教えてもらった…本当に腹が立った…あたしとお母さんは
辛い思いしてこうやって生きてるのに…あんたは幸せに生きてるなんて…」


あたしのお父さんが市井さんのお母さんを…

「許せなかった…あたしとお母さんは苦労して生きてるってゆうのに
あんたは普通に生活してるなんてね…」

「市井さん…あたし…」

「あんたがどんなに辛いって言ってもあたしとお母さんの辛かったことなんて
全然わかんない…一番辛かったのはお母さんなんだから…」


あたしはずっと自分だけが辛いと思ってた。

でもそうじゃなかったんだ…

市井さんにも辛い過去があったんだ…
135 名前:れもん 投稿日:2001年12月23日(日)16時31分26秒
本当に少し更新です。

風板で新しいのを始めました。
あちらのはエロくなると思います(汗
よろしくお願いします…


>130 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
正解です!一応、市井ちゃんが梨華ちゃん嫌いな理由あります〜
素直で優しい市井ちゃん書いてみたい…


>131 夜叉さま
レスありがとうございます。
二人の間にはいろいろあるみたいですねぇ…
圭ちゃん脇役ですけど今はよっすぃーより活躍してるような…(w


>132 名無し男さま
レスありがとうございます。
なんだか泥沼な展開ですね…
明るい展開にしたい…(w
136 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月23日(日)18時12分28秒
おーなんとかよっすぃーは助かったみたいだけど市井はまだ助かってませんねえ。
市井の過去にこんなことがあったとは、市井が狂うのはよくわかる。
市井にとっては母の敵討ちだったんでしょう。市井の心に空いた大きな穴
を埋める人は市井の母が死んでしまった今誰もいない。その孤独感がいっそう
行動をエスカレートさせたんだと思います。
しかし、そのことを知らなかった梨華とよっすぃーにはなんの罪もない。
でも知ってしまった。梨華のショックは相当なものでしょう。
それでも市井を救えるのは梨華だけだと思います。
梨華ちゃん頑張れ!!作者さん頑張れ!!
いしごま防衛条約機構は応援しているぞ!

137 名前:れもん 投稿日:2001年12月25日(火)17時01分13秒
「…普通に生活してるあんたが憎かった。
だから虐めでもなんでもしてやるって思ってね…」

そんなこと全然知らなかった…
お父さん…あまり話さない人で…あたしが芸能界の入るときも
何にも言わなかった。


「市井さんは…お父さんと会ったの…?」
「会うわけないじゃない…会いたくもない…」

お父さんは…市井さんと市井さんのお母さんに人として最低なことをした
んだ…
それがあたしの父親だなんて…

「市井さん…うちに行こ…」
「行って何するのよ…」

「謝ってもらうの…絶対そんなんじゃダメだよ…市井さんが許さなくても…
謝ってもらわなきゃ…」


あたしは自然と市井さんの手を引っ張り部屋を出ようとした。

さっきまで…あれだけ憎んでいた人の手を引いている。

「やっ…!今じゃ遅い…お母さんはもうこの世は居ないんだ…今謝ってもらって
も何の意味も無い…」

確かに遅いかも知れない。

でも…そんなことをしたあたしの父親は人として最低なことをしたと思う。


だから…だから…謝ってもらうんだ…


138 名前:真実と嘘 投稿日:2001年12月25日(火)17時16分50秒
「いいかげんにして…もう終わったんだよ…
苛めてごめんなさいね。ほら!もう謝った。帰ってよ…早く帰って」


もう謝るとかそんな問題じゃないよ…
あたしの父親は逮捕されて当たり前のことをした…

そんなの許せない…

「…市井さん…?あなたは逃げてるだけだよ…」

保田さんの言葉で、うつむいていた市井さんは顔を上げた。

「何がよ…あんた何がわかんのよ…あたしの気持ちなんて分かんない
くせにっ…」


「分かるよ…あなたの気持ち痛いくらい分かる。」

「……何がわかんのよ…」

「あたしの親は二人ともが不倫とかやってた。父親は子供作ったりしてた。」

安倍さんはすごく驚いた顔で保田さんの顔をまじまじと見ている。

「ちょ…と圭ちゃん…!?」

「いいの…黙って聞いてて……それであたしだって二人が不仲だったし
いい環境で育ったわけじゃない。でもね…」

「………」

「逃げたりしなかった。仲悪くても二人が仲良くなるようにいろんな努力した。」
139 名前:真実と嘘 投稿日:2001年12月25日(火)17時47分12秒
重い空気の中、保田さんは話を続ける。


「最終的には離婚したんだけどね…でもあたしは自分が逃げなかったこと
自慢できるくらい誇りに思ってる。」

保田さんはふぅっと一回ため息をつくと、また話を続ける。

「二人が仲良くなるようにって、話を振ったの。
そしたらやっと会話が。たった一言だったけどあたしは涙が出るくらい
嬉しかった。」

「………」

「あなたは現実から逃げてるだけでしょ…父親に会って気持ちぶつけてみたら
いいんじゃない?」


すると市井さんはうつむき小さな声で話始めた。


「あたし…会ったら殺しちゃうかもしれない…
もう自分がなにするかわかんない…っ」
140 名前:真実と嘘 投稿日:2001年12月25日(火)17時58分59秒
黙っていた安倍さんがゆっくりと口を開いた。


「あなたは…お母さんをすごく大切に思ってて…
そんな人が人を殺すわけないじゃない…」


「あたしはっ……自分が…分かんなくなっちゃってっる…ずっと…もう…」

市井さん…泣いてる…


「市井さん…行こ…大丈夫…みんな行くから…」

「そうだよ!人生いろんなことがあるんだよ…まだ若いんだしこんなことで
くじけてちゃダメだよ!」


矢口さんと真希ちゃんも、市井さんに話かけた。


あたしも…

「市井さん…早く行こう…ちゃんと話つけに行こう…」


どうなるかなんてわかんない。


今しなきゃいけないこと…しないと後悔してしまう…
後悔はもうしたくないから……
141 名前:れもん 投稿日:2001年12月25日(火)18時06分43秒
更新しました。
なんか文章おかしいところが…

137の20行目

○そんなことをしたあたしの父親は最低な人だと思う。

ですね…
私はなんてアホなんでしょう(汗

あといじめるってゆう字も所々間違ってるとこがあると思います…
すいません…


なんだかあまりに暗い展開なのでそろそろ明るくしたいです…
142 名前:れもん 投稿日:2001年12月25日(火)18時12分39秒
>136 いしごま防衛軍さま
いつもレスありがとうございます。
市井ちゃんには暗い過去があったみたいですね…(暗
誰か市井ちゃんの心の穴を埋めてあげて下さい…
梨華ちゃんでもよっすぃーでもいいから…(涙


今気づいたんですけど、137の名前の欄間違ってます…
143 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月26日(水)01時18分40秒
おおーどうなるかわからんけど良い方向に向かっていることは
確かなようですなあ。梨華ちゃんや他のメンバーの心の広さに
感激しました!!
ところでよっすぃーはどうなったんですか?
これからの成り行きに期待大です。
いしごま防衛条約機構は応援しているぞ!頑張れ!
144 名前:夜叉 投稿日:2001年12月26日(水)17時02分28秒
なんか、やっす大活躍(w。
お姉さんやもんね、説得力あります。
石も寛大で、お母さんうれしい(感涙。
これからも期待してますね。
あちらも頑張ってくださいね。

吉、放置?(爆)。
145 名前:れもん 投稿日:2001年12月29日(土)23時52分55秒
今日はレスのお返しだけです(涙
ごめんなさい!
年内にはもう一度更新したいです…


>143 いしごま防衛軍さま
レス感謝です。
そういって下さってもう涙、涙ですよ…(涙
嬉しいです(涙
よっすぃーもうすぐ大活躍ですよ(w

>144 夜叉さま
レス感謝です。
圭ちゃん大活躍ですね〜。
お母さんに喜んでもらえて嬉しいですよ(w
放置気味のよっすぃーもうすぐ大活躍します(w
146 名前:夜叉 投稿日:2001年12月30日(日)14時51分20秒
ををっ、放置吉、復帰決定!!!(感涙
楽しみに待ってます。
147 名前:真実と嘘 投稿日:2001年12月31日(月)13時41分53秒
「ひっ…怖い…っやっぱり…行くのやめよ…本当にっ…殺しちゃう…」

市井さんは泣くばかり。

でもちゃんと話をつけないと…


「市井さん…電話にする…?」
「電話…?」

電話なら…いいかな…

「電話すれば会わなくてもいいし…だから…」
「わか…った…」


あたしに何か出来ること無いかな…


人の役に立ちたい…

こんな自分でも人を助けれれば…


あたし少し強くなったかな…?
148 名前:れもん 投稿日:2001年12月31日(月)14時04分56秒
かなり短いんですけど更新です。


>146 夜叉さま
レス感謝です!
待って下さっているのに更新遅くてすみません(涙
なかなか話が進まないんです…
来年も頑張ります!どうぞよるしくお願いします。


もうあと何時間かで2002年ですね…早いっす。

来年もみなさまにとってよい年でありますように…

それでは来年もよろしくお願いします!

よいお年を。
149 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月31日(月)14時59分30秒
なんか少しずつだが市井が素直になっていくのがわかります。
梨華と市井がわかりあえる時もそんなに遠くはないかな。
はやく市井と梨華が分かり合えて梨華とよっすぃーが結ばれる
ことを願っています。
来年も読ませていただきます。頑張ってください。
よいお年を。
150 名前:名無し男 投稿日:2002年01月01日(火)17時32分47秒
石川強くなった!!
151 名前:れもん 投稿日:2002年01月07日(月)18時31分59秒
あけましておめでとうございます(遅いですね…w)
今年もよろしくお願いします。


>149 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
市井ちゃん、少し?素直になってますね…
梨華ちゃんと市井ちゃんが分かり合ってくれないと私が困ります(爆


>150 名無し男さま
あけおめでございます(w
最初の方よりは強くなりましたね…
始めは書いてる私もどうなるかと…(w
152 名前:真実と嘘 投稿日:2002年01月08日(火)12時59分44秒
電話番号を押す手が震える。

何だか怖い…


「市井さん…はい…」

梨華はさやかに電話を手渡すとさやかは震えた体を抑えながら電話を握る。


「…もし…もし…」


「あなたの子供…さやか…お母さんに謝って下さい…」

「あなたはあたしとお母さんを傷つけた…お母さんは死んだ…
でも心の中では生きてる…だから…お墓参りでもいいからちゃんと謝って…っ」


市井さんは泣きながら電話で話している。


あたしは…市井さんのこと許したのかな…

されたことは一生忘れない…

でも…


市井さんにも理由があったんだ…
153 名前:真実と嘘 投稿日:2002年01月08日(火)13時11分10秒
「……わかりました…本当に…絶対謝って…」

さやかはそう一言、言うと電話を手元から放した。

「謝って…くれるって…」
「市井さん…」

止め処なく溢れ出す市井さんの涙。

声を出して泣く市井さん。


あたしは市井さんの悪いところしか見ていなかった。
市井さんにもいろいろあって…


あたしと同じような気持ちにもなったことがあったんだ…



「吉澤さん…保田さん…安倍さん…後藤さん…矢口さん…本当にごめんなさい」

「石川…本当にごめんなさい…許してくれないかもしれない…
本当に悪いことした…ごめんね…ごめんね…本当に…ごめん」
154 名前:真実と嘘 投稿日:2002年01月08日(火)13時21分23秒
「ごめんね…ごめん…っ」


「市井さんもういいよ…市井さんにもいろいろ事情があって…
あたしにもいろいろな事情があって…もういいから…ね…」

「石川ぁ…本当にごめん…ごめん…許して…」
「もうっ…いい…っ…泣かないで…もういいから…」



その日あたしと市井さんはずっと泣き明かした。

よっすぃー達はずっと見守っててくれた…


優しく見守っててくれる人がいて…

あたしの為に泣いてくれる人がいて…



こういうのを本当の幸せってゆうんだと思う…
155 名前:幸せな日々 投稿日:2002年01月08日(火)13時45分24秒


「石川…なんかあったら相談してよ…」
「そーだよ!梨華ちゃん我慢ばっかしてたらダメだよ!」


昨日はみんなにいっぱい勇気をもらったよ。
生きてたら辛いこともあるけど…


あたしは今生きててよかったなぁって思えるよ…


大切な人が側にいるのは本当に幸せだと思うし…


あたしはちゃんとよっすぃーに伝えないといけないことがある。


この気持ち伝えなきゃ…


「よっすぃー!」
「どうしたの?」


「大切な話がありまーす!」


今なら笑顔でいえるよ…あなたが大好きだって…
156 名前:幸せな日々 投稿日:2002年01月08日(火)13時56分27秒
市井さんとのことで辛かったこといっぱいあった…

でもそんなときあなたはいつも側に居てくれた。


いつからかな…好きだったんだよ…


よっすぃーが大好きだよ…


「よっすぃー好きだよ!」
「……梨華ちゃんの鈍感!あたしも梨華ちゃんが好きだよ!」


あなたの照れた顔。

その顔も全部みていたいな…


「梨華ちゃん…」
「な……」
157 名前:幸せな日々 投稿日:2002年01月08日(火)14時02分55秒
そのキスはよっすぃーとの初めてのキス。


1番優しくて…温かい…

あたしの居場所はここだよね…


明日になれば少しは新しい自分に変わってるはず…

だから今日一日も頑張って新しい自分に生まれ変わる…


そして大好きな人が隣にいつも居て…
いつも笑顔の絶えない毎日があたしにとって1番の幸せ。



もう1度キスしよう…
きっとまたいつもと違う優しいキスなんだよ…?
158 名前:終わり 投稿日:2002年01月08日(火)14時03分51秒


ーーーー−−−−−−END−−−−−−−−−−  
159 名前:れもん 投稿日:2002年01月08日(火)14時11分18秒
これで終わりです。

ちょっと行き詰まったときもありました。

でも読んでくれる皆様のおかげでここまでこれました。
いろいろなレスに励まされ、いろいろな事を学べました。

読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
この話の番外編、書きたいです。

次回作は、またまた重い感じの話になると思います。


それではまたどこかでお会いしましょう。

今まで本当にありがとうございました!
160 名前:夜叉 投稿日:2002年01月08日(火)14時41分55秒
作者様、お疲れさまでした。
石もいちーちゃんも吉も、みんな幸せになれて良かった。
分かり合うことの難しさ、再確認させられました。
有難うございました。

某板の方もラストへと向かってますが頑張ってください。
番外編、次回作、楽しみに待ってます。
161 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月08日(火)14時49分24秒
れもんさんお疲れさまでした。
梨華ちゃんとよっすぃーが結ばれてよかったです。
梨華ちゃんと市井も分かりあえたから最高です。
読ませていただき本当にありがとうございました。(^〜^)
番外編、次回作、楽しみにしています。
いしごま防衛条約機構はこれからも応援していきますぞ!!
162 名前:名無し男 投稿日:2002年01月08日(火)21時02分33秒
お疲れっした!!
とても考えさせられる作品ダターヨ
ヨイ作品を蟻が10
163 名前:れもん 投稿日:2002年01月10日(木)17時09分16秒
レスありがとうございます。
番外編は今、下書き中なので、来週くらいにはお見せできそうです。


>160 夜叉さま
レスありがとうございます。
いえいえ、こちらこそいつもレスありがとうございました。
次回作は…かな〜り暗い話です。
ちなみにまたいしよしであったり(w


>161 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
いつも長いレスありがとうございました(泣
次のくら〜い話も読んで下されば幸い中の幸いです(w


>162 名無し男さま
レスありがとうございます。
なんだかおもしろいレスいつもありがとうございました(w
こちらこそ、蟻が10(w
164 名前:夜叉 投稿日:2002年01月10日(木)22時24分57秒
かなり暗くてもいいものはいいですよ。
次回もいしよしということで、楽しみにしてますね。
165 名前:れもん 投稿日:2002年01月20日(日)18時51分36秒
来週中にはお見せできますと言ってたんですが、まだ出来上がって
ないんです(涙
本当にごめんなさい。。。
1月中には出来上がると思います。

待って下さっている方々、もう少しお待ちください〜。


>164 夜叉さま
レスありがとうございます。
なんだか、私はいしよししか書けなくなってしまいました(w
暗〜いのもよろしくお願いします。
166 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)15時49分41秒
市井さんと話し合ったあの日。

一晩中、悩んで考えた答え。


それが告白だった。


自分でも多少はわかってた。

よっすぃーが好きだってことを…
167 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)15時53分10秒
自分は、誰かに側に居て欲しくて…
一人ぼっちが怖かったあの頃。

いつでもあなたが側に居てくれて。



あなたになら何されてもあたしは構わないよ…?

でも…いざとなると…



それでも…いいんだ!何されたって…いいもん…
168 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)15時59分21秒
「うん…それじゃ…明日ね…」

ピッ。



実は、明日よっすぃーと二人で始めての旅行に行く…
もちろん緊張するけど…

いつだか、約束したんだよね…
確かメンバーのみんなで旅行に行ったとき。


旅行だよ…旅行。
何があってもおかしくない…



二人きりなんだから…
169 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)16時07分09秒
「おっはよう♪」
「おは…よう…」


うう…っ…
眠い…昨日、緊張して全然寝れなかった…


それとは裏腹に、よっすぃーはすごい元気…

「梨華ちゃん…?眠たそう…」
「あはは…あはは…あは」


あたしのバカぁ…!!
なんでこんな大切な日にちゃんと寝なかったんだ…


「あれ…あと10分で新幹線出るみたいだよ…ヤバイ…急がないと…」
「ウソ…急ご…」
170 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)16時13分15秒
「…どうにか…間に合ったね…」
「う…ん」


間に合ってよかった…


「ちょっと待って下さい!乗ります!!」

発車直前だっていうのにずかずかと乗り込んできた人。
なんかこっちに来るんですけど…


それにしても…なんか見覚えあるような…


「石川〜!よっすぃーも居るじゃん!」

深くかぶっていた帽子を取ると金髪の髪の毛。

…まさか…


「矢口…さん…」
171 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)16時23分49秒
「は〜い♪矢口でっす!お二人さんはどこ行くの?」
「えっと…温泉です…」


何かイヤ〜な予感…

「もしかして…○○温泉?」
「そうですけど…」

「矢口達もそこに行くんだ!ねっ!裕ちゃん?」


怖いそうなサングラスをかけた金髪の女性。
こっちに近づいてくる。

「そーやで〜石川達もそこ行くんか〜」

聞き覚えのある声。

中澤さんだ…

「はい…」

「じゃあさ!一緒に行動しない?」


矢口さんの一言。
あたしはなんとも思わないけど…

中澤さんの表情が強ばって見えた。
172 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)16時31分49秒
「あんなぁ…矢口…この二人はあんなことやこんなことする為に二人で
来たんやで!?」

「え〜そうなの〜?でも昼間に間だけでもさ!大勢のほうが楽しいじゃん!」


中澤さん…そんなこと言わないで下さいよ…

非常に恥ずかしいです…


「ねっ!ねっ!いいでしょ〜お二人さん!?」


あたしは別にいいけど…よっすぃーは…かなり悩んでる…


「よっすぃーどうする…?」
「……別にいいよね…梨華ちゃん…」

「やった!!決まり〜!」

かなり喜んでる矢口さん。
あたし達にごめんというような顔をしている中澤さん。
かなり戸惑ってるよっすぃー。


今日一日どうなるかわかんないけど…

旅行に来たからには楽しまなきゃ…!!
173 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)16時56分22秒
「綺麗な旅館ですな♪」
「ホンマ綺麗やな。」

確かに綺麗な旅館。


ここで…もしかして…もしかして…なんだよね…

「ビックリだよね〜部屋が隣同士なんてさっ!!」
「ビックリ…ですね。」


これまたビックリなことで、部屋が隣同士なんだよね…

なんか…本当にビックリ。

「お二人さん!遊園地行きましょ!」
「すぐそこにでっかい遊園地があるんや…目的は温泉に入りにきたんやけど…」


そのとうり。温泉旅行に来たんだよね…
なんでまた遊園地があるんだか…


でも…旅行!楽しむんだから!!


「よっすぃー行こっか…遊園地…!」
「そうだね…行こ…!!」
174 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)17時02分40秒
「はい!次アレ乗ろ♪」
「ちょっと…矢口…休もうや…」
「矢口さん…ちょっと休みませんか…」

「え〜もう疲れたの〜!?フリーパスなんだからいっぱい乗らないと〜」


矢口さん遊園地好きなんだな…
さすがに疲れるくらい、いっぱい乗ったけど…

眠気もさめるよ…


「よっすぃー……大丈夫?」
「大丈夫…だと思う…」


「大丈夫なら次行きましょ♪アレおもしろそう!」
175 名前:番外編〜1〜 投稿日:2002年01月29日(火)17時08分44秒
…………

「ふう…やっと温泉に入れるね…」
「…そうだね…」


5時間くらい遊園地で遊んだかな…

さすがに矢口さんも疲れたみたいで…


「矢口さん…温泉入らないのかな…」
「ちょっと部屋で休むって…」

「そっか…」


矢口さんも中澤さんも居ない。

とうとう二人っきりになっちゃった…


「さっ!入りましょ…!!」
176 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月29日(火)17時57分47秒
おーこの後どうなるのかすんごく楽しみです。
番外編待ってましたよ。また読ませていただきます。
れもんさん、頑張ってください。
177 名前:夜叉 投稿日:2002年01月29日(火)18時19分04秒
番外編、有難うございます。
これからが楽しみです。待ってまぁーしゅ。
178 名前:和希 投稿日:2002年01月29日(火)18時22分04秒
矢口に振り回されてる2人ですが(3人か?(笑))
この後どうなるのかぁ〜!!
二人の中は発展(進展か?)するのかのぉ…。
番外編の続き楽しみっす。
179 名前: 投稿日:2002年03月02日(土)14時36分59秒
続きは〜
180 名前:愛猫 投稿日:2002年03月11日(月)14時17分54秒
う〜ん…なんて切ないお話なの!?
泣けてきちゃいます。
頑張ってくださいね!
181 名前:  投稿日:2002年03月15日(金)22時43分24秒
どっかに移転でもしたんでしょうか?
誰か知ってる人教えて下さい
182 名前:れもん 投稿日:2002年03月16日(土)17時35分00秒
物凄く遅くなって申し訳ないです。
続きは必ず書くので少しお待ちください。。。

皆様、レスありがとうございます。


>176 いしごま防衛軍さま
こちらでも、宜しくお願いしますです。

>177 夜叉さま
マターリしすぎと思うんですが、マターリやっていきます(ヲイ

>178 和希さま
いしかーさん達は振り回されっぱなしで〜す(謎
この後……(w

>180 愛猫さま
切ないお話と言って頂けて光栄なのです(涙
頑張りますです。

>179、181さま
本当に遅くなってすみません。。。
ここで必ず完結させますので少しお待ち下さい。 
183 名前:  投稿日:2002年03月27日(水)20時00分32秒
お待ちしております
184 名前:れもん 投稿日:2002年04月18日(木)19時12分23秒

>>183様
長い間お待たせしてしまってごめんなさい。
来週には完結させます。
185 名前:番外編 投稿日:2002年04月28日(日)18時51分50秒
「寝よっか…?」
私に優しく問い掛けると、敷いてある布団を指さした。

「うん…」



緊張するよ…胸がドキドキしてる

布団の中に潜り込むと、目を瞑った。


「おやすみ…」
「…おやすみ」



───もう何分経ったろう

よっすぃーは何もしようとない



何で…私の事嫌いなのかな…



そんなの…悲しすぎるよ




私はこんなに好きなのに…!!
186 名前:番外編 投稿日:2002年04月28日(日)18時54分22秒


「よっすぃー…好きぃ…」
「へっ!?」

よっすぃーは驚いた顔で私を見つめている。

「梨華…ちゃん?」
「だから何されたって構わない…」

きっと今の私の顔、真っ赤。
恥ずかしいけど、好きだから────

「どーしたの?」
「だって…何もしないからぁ…嫌いなのかなって…」

「そんなわけないよ…梨華ちゃんの事大好き…」

そういうと、よっすぃーは私に口づけた。
よっすぃーの香りがする…優しい香り。
187 名前:名無しさん 投稿日:2002年04月28日(日)18時57分42秒

───大好きだからね…よっすぃー…




「おはよー!!」

矢口さんの明るい声。
矢口さんは私の方に近づいてくると、耳元で話し始めた。

「ねぇねぇ…昨日なんかあったの…?」
「それは…あ、あの…」


「秘密です!!矢口さん!!」

よっすぃーが大きくな声で言う。


「教えてくれたっていいじゃ−ん!!」


「内緒ですよ…矢口さん!!」


私とよっすぃーは顔を見合わせて笑い合った。
188 名前:終わり 投稿日:2002年04月28日(日)19時01分38秒

優しい横顔。ずっと見ていたい。
よっすぃー大好きだからね…

これからもずーっと、ずーっと好きだから
どんな時も側に居るから…



これからも、二人でいようね


                  −end-
189 名前:れもん 投稿日:2002年04月28日(日)19時02分09秒


恥ずかしいので
190 名前:れもん 投稿日:2002年04月28日(日)19時02分55秒


流します。
191 名前:れもん 投稿日:2002年04月28日(日)19時06分01秒
本当にこれでおしまいです。

今まで読んで下さっていた皆様、ありがとうございました。
別の板でも書いてますので、宜しければ読んでやって下さい。

それでわ、本当にありがとうございました。
192 名前:  投稿日:2002年04月28日(日)19時47分49秒
今までお疲れ様でしたm(_ _)m
193 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月29日(月)01時20分16秒
いままでお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
二人が幸せになってよかった。

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