インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

はじめのよしこ!

1 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)17時42分09秒
某マンガのパロディ!荒らしは勘弁。
2 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)17時43分06秒
え?
3 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)17時59分42秒
吉澤ひとみ。私は格闘技が好きだ。っていうか、強い男が好きなんだけど。闘う男を見ると、なんかこう、
うずうずしてくるんだよね。自分もやってみたいっていうか、まぁ、とにかく。そんで、今、ボクシングジムの
前に立ってる。抵抗あるねー、やっぱ。ちょっと1人じゃ不安。でも、この扉を開ければ私の夢に1歩近づける。
―ボクシングの世界王者になる―我ながら思う。アホな夢ね。ほんと。でも、そのアホな夢の為に、私はがんばってきた。
メンバーに何言われようと関係なしに、楽屋での腕立ては欠かさなかったし、トレーニングジムにも通い続けてきた。
見て、この私のカラダ。体脂肪率10パー。…でも、女がボクシングなんて、やっぱ…。
4 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)18時07分07秒
「何やってるんだ?君。」
うわ、何、このオヤジ。気安く声かけんなっつーの。キショッ!あ、これじゃ矢口さんか。
「君、ジムに何か用かね?」
え?何言ってんの?このオヤジ。そういえば、胸に名札がついてる。えっと…。かいちょう?
会長?このオヤジが?ラッキー!
「はい!プロ希望です!」
やった!ジムのドア開る手間省けたよ。え?何?その目。バカにしてんの?
「君…女だろ?やれるのかね?」
「やれます!」
ったく…。他の女と一緒にすんなよ。私は吉澤ひとみ。知らないの?
5 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)18時13分58秒
「やれますって言われてもねぇ…。」
「スパーしたらわかりますよ!私、強いですよ!」
かったるいなー。こいつ。別にイイじゃん。女だから何?うわ!ニヤニヤしてる!キショッ!
「スパー、ね…。わかった。入りなさい。」
お?わかってくれたのかな?最初から素直にしてればいいのに…って、うわ!ジムの中って臭っ!
むさ苦しいー!助けてー!
「マリー!ちょっと来てくれー!」
ん?マリ?女?なんだ、女もいるんじゃん。…え?あれ?ちょっと…。
「なんですか?会長。」
なんですかじゃないよ!なんでアンタがここにいんの?テーピング巻いて、汗たらして…。
矢口さん!!
6 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)18時21分34秒
「うわわ!よっすぃー!」
おいおい、どういう事?
「矢口さん!?」
「お?知り合いなのか?」
うざったいなー、このオヤジ。アンタ、モー娘。知らないの?おっと、ジムのみんなは
私に気づいたみたいね。パニックにならなきゃいいけど。―こんな事考えてる場合か!
「矢口さん、ボクシングやってたんですか?」
「えへへ、実はね…。メンバーには内緒ね♪」
えへへ、じゃないよ!♪、じゃないよ!セクシー隊長矢口真里は、闘う女かよ!
って、私、三村かよ!
「じゃ、2人、スパーリングやってくれ。」
何だよ!オヤジ!スパーリング?2人で?矢口さんと?は?マジかよ!大体、いつから
ボクシングやってんだよ!矢口真里は!っと、いけない。私はひとみ。三村じゃない。
7 名前: 投稿日:2001年11月07日(水)18時27分47秒
「マジっすかぁ?いえーい!」
アンタ、喜ぶのかよ…。やばい…。どうしよう…。矢口さん、強そうだぞ…。
「君、勝ったらプロ考えても良いぞ。」
マジ?こりゃやるしかないよね?
「お願いします!矢口さん!」
「本気でやるよ。私。」
本気かよ!少しは手ェ抜けよ!おい!アンタは闘う女。私はか弱い乙女。って、なんだよそれ!!
ヤバイ!また三村だ!落ち着け、吉澤ひとみ。自分、正直、壊れてるね。
「じゃ、10分後に始めるから。君、これに着替えて。」
着替えるって、このジャージに?んー、カッコ悪いけど、いっか。

Converted by dat2html.pl 1.0