星の悪戯
- 1 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月23日(金)05時47分16秒
- いしよしのエロ話です
2つの話をやる予定です
それと もしこんなくだらない話にレスしてやるぞ
って言う素晴らしい方は申し訳ないですが
sageでお願いします
- 2 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月23日(金)05時50分13秒
- 最初はよしこが男になっちゃうってゆう
よくありがちな話を。
- 3 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)05時54分42秒
お星様
確かにあの時自分は沢山のお星様達にお願いことをしました
それは真実です
でも
誰が私の体を『こんな風にしろ』なんて言いましたか?
- 4 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)06時03分51秒
- ある朝のこと
某人気アイドルグループ吉澤ひとみはトイレの便座に
腰かけ溜息をついていた
原因は自分の股の間からひょっこり顔を出している
ある『モノ』にあった
(どうしたもんかな・・・これ・・・)
ひとみはそれを見つめながら
そう心の中で呟いた
なぜこんなことになったのか、
理由はなんとなく分かっている
- 5 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)06時20分11秒
- 昨晩のこと
ひとみは梨華と梨華の住んでいるマンションの屋上で
例のしし座流星群を見ていた
それはとても綺麗で、目の前で次々に流れていく
星達に2人は色々な言葉を発していた
その時の言葉の1つに、流れ星ではお決まりの
『願いこと』についての会話があった
「ひとみちゃん お願いことした?」
梨華のその質問にひとみは笑顔でもちろんと言った
その言葉に梨華は なんて?と返す
ひとみはニヤニヤしながら梨華に顔をゆっくり近づけ
耳元で
『梨華ちゃんと結婚できますように・・・って』と
息をそっと吹きかけるように囁いた
「・・・っもう・・・」
梨華はそのひとみの台詞に顔を赤面させ
それを隠すようにひとみの肩にもたれかかった
- 6 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)06時32分12秒
- そして次の日仕事が休みだとゆうことを良いことに
一人暮らしの梨華の家にそのままその日泊まったひとみは
梨華のベットの上で目を覚ました
昨晩寝たのがけっこう遅かったため、時計の短い針は
『12』を指していた
しかしこの日を2人でのんびり過ごすと決めていたので
ひとみは特に慌てることもなく、隣でまだ気持ち良さそうに
寝息を立てている梨華を起こさないようにそっと
ベットから抜け出し、ひとみはトイレに入った
- 7 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)06時45分01秒
- まだ少し眠気眼であくびをしながらズボンと下着をおろし
ゆっくり便座に座った
だがいつもと何か様子の違う下半身に妙な違和感を感じ
ゆっくりとひとみはその場所へ視線を降ろす
するとそこにはひとみの体からは到底考えもつかない
立派な男根が生えていたのだ
「 !!っ 」
ひとみはあまりの出来事に声にならない
叫び声を上げた
- 8 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)06時54分56秒
- 落ち着くまでに5分、今に至る
やはり理由は昨晩のひとみの『お願い事』に
あるとしか思えない
あの時願った願い事は『結婚』だったが、
女同士の結婚など日本の法律には無理がある
しかし片方が男ならば、それはなんの問題もなく
叶えられることなのだ
(だからって娘。のあたしを男にしなくてもいいじゃん・・・
こんなことなら日本の法律変えてほしかったよ・・・
お星様のバカバカバカ・・・)
ひとみはまた心の中で呟く
そしてあんな願い事をしたまぬけな自分を少し恨んだ
- 9 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)07時14分06秒
- しかしひとみは考える
男のコレがあるとゆうことは
つまり梨華と『アレ』が出来るとゆうことなのだ
女同士では絶対に不可能なアレが・・・
ひとみはその考えにニヤッと笑い
ズボンと下着をはきトイレを出た
そしてひとみはベットまで戻り眠っている梨華の上で四つん這いの
形になって梨華を起こそうと声をかける
「梨華ちゃん・・・起きて・・・梨華ちゃん・・・」
「ん・・・」
その声に梨華はゆっくりと瞼を開けていく
「あ・・・おはようひとみちゃん・・・・」
目の前の愛しい存在に梨華は笑顔で返事をする
そのまだ半分起きていないトロンとした目に
ひとみはたまらなくなってきた
- 10 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)07時32分38秒
- 「おはよう梨華ちゃん、ハイ おはようのキス・・・」
そう言ってひとみは唇を梨華のそれに落とす
「ん・・・んっ・・・・」
しかしおはようのキスと言うには激しすぎるひとみの
キスに梨華は思わず声を漏らす
舌を絡ませてくるひとみに少し驚いて
覆い被さってる肩を手で押して口を離した
「どうしたの?ひとみちゃん・・・急に」
不思議そうに見つめてくる梨華にひとみは笑みをこぼす
そしてひとみは梨華の片手をぎゅっと掴み自分の股まで運んでいく
「え!?ちょっ、ひとみちゃん?・・・」
その行動にかなり驚く梨華
しかしそんなこともおかまいなしにひとみは梨華の手を
自分の股に押し付けた
梨華はそのいつもと違うひとみのそこに え?と声を漏らし
ひとみの顔を見上げる
「あたしさ、体が男になっちゃった」
- 11 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)07時39分28秒
- ニコッと笑って言ったひとみにの言葉に
梨華は意味がわからずもう一度 え?と聞き返す
そしてひとみももう一度ゆっくり梨華に言う
「だからね、今あたしのここに男の人のアレが生えてるの」
10秒ほど呆然としながらその言葉の意味を考えた後
その言葉と手の感触からやっと意味を理解し、
梨華はかなりの大声を叫んで驚きを表した
- 12 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)07時50分46秒
- それから15分後
2人はベットの上で向かい合わせになって座っていた
ひとみは朝起きたらこうなっていたこと、
そして理由はきっと昨日のひとみのお願い事のせいだと
考えられることなどを梨華に説明した
梨華も少し落ち着いて、今目の前の男になったひとみを
じっくり見つめている
「じゃあ・・・胸も無いの?」
と梨華はひとみに聞く
そういえばと言いながらひとみは自分の胸を触る
悲しいことにやはりそこには膨らんでいた筈の
ひとみの胸はそこになかった
しかし今のひとみにとってそれはあまり大きな問題ではなかった
ひとみは説明も終わったところでさっそくと言う様に
ニヤニヤしながら梨華にそっと近づいていく
- 13 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月23日(金)08時02分11秒
- 「それでさ〜梨華ちゃん、あたしこの体で試したいことが
あるんだけど」
「ん?な〜に?」
ひとみは不意に自分の方を見上げた梨華の頬を
右手の掌で包み、梨華の唇をそっと舐める
「んん・・・」
梨華はその行動に少し驚きぎゅっと目を瞑る
ひとみは舌を離し、ニヤリと笑って梨華に言った
「sexってさ〜、どれぐらいキモチ〜のかなぁ?」
- 14 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月23日(金)08時03分16秒
- ちょいと休憩
- 15 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月23日(金)08時57分15秒
- とゆうか
次からけっこうエロくなるので
下がるまで
書くの休憩します
- 16 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月23日(金)09時11分21秒
- 下がるの楽しみにしてます。
- 17 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月23日(金)10時23分56秒
- 同じく期待してます!!
- 18 名前:名無し男 投稿日:2001年11月23日(金)14時06分34秒
- 下まで落ちる前に俺がdat逝きにナテシマウ
- 19 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月23日(金)15時55分39秒
- 実際は吉澤は後藤と一緒にしし座流星群を見たわけだが。
- 20 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月23日(金)21時52分54秒
- >16さん
下がりませんね〜
>17さん
いやぁ、期待しないほうがイイかも(w
>18さん
え、えと・・・まだ下がってないけどダイジョブですか?(w
>19さん
えぇもちろん知ってますよ、いしこは柴田さんと見たとか
言われてるのも知ってますよ、てか絶対そこツッコまれると
思ってたから事前に自分でちゃんと言っとこうと思ってたんですがね、
フツーに忘れてましたよ(w
まぁ良いんですよ、これは自分のモー想なので、
自分的にこうだったらイイナとゆう
願望です<てかこうあってたまるかっつー話ですが
- 21 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月25日(日)03時32分52秒
- 早く続き書いて( ゚д゚)ホスィ...
- 22 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月25日(日)19時35分36秒
- >21さん
んではちょっとだけ・・・
中々下がらないので少〜し更新
- 23 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月25日(日)19時54分00秒
- 「え、ええっ!?」
ひとみの突然の発言に梨華は少しとまどう
しかしひとみはそんな梨華のことなど御構い無しに
梨華を押し倒して覆いかぶさりながら強引にキスをする
「ん・・・んんっ」
何か言いたげな梨華の唇を舌でこじあけ
梨華の舌と自分の舌を音を立てながら絡ませあう
何度も首の角度を変えられては声を漏らしてしまう梨華は
激しすぎるひとみのキスにだんだん体の力を奪われていく
「んっ・・んう・・・んん、」
ひとみは唇をゆっくり離し
梨華の耳に顔を移す
耳を舐めるいやらしい音が頭に響いて梨華は
ピクッと体を震わし吐息を漏らす
- 24 名前:星の悪戯 投稿日:2001年11月25日(日)20時11分07秒
- そんな梨華の仕草にひとみは気を良くして
梨華の大きく膨らんでる胸を自分の
掌できゅっと包む
「ぁっ・・・・」
小さく漏れたその声にひとみの中の男がビクンと反応する
梨華は今ノーブラのため、Tシャツの上からでも胸の突起が
ピンっと立っているのがよくわかる
ひとみは梨華のTシャツを捲り上げ、
既に立っている梨華の突起をお腹の空かせた乳飲み子の
ようにチュクッと吸いついた
「あぁ・・・んあ、あっ・・・」
舌を使いながらチューっと音を立てて吸いついてくるひとみに
梨華は思わず両手をひとみの首に回し、ひとみの頭を抱え込むように
抱きしめる
それはまるで「もっと」とねだっているようだ
- 25 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月25日(日)20時11分41秒
- ほんのちょっぴり更新
- 26 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月25日(日)20時12分27秒
- てか
エロシーンは
恥ずいので
- 27 名前:黒須氣 投稿日:2001年11月25日(日)20時12分57秒
- 流します
- 28 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月25日(日)23時18分03秒
- おぉ始まった(w
続き期待です。
- 29 名前:なんなん名無し 投稿日:2001年11月26日(月)03時14分13秒
- うぉ〜
俺も「もっと〜」・・・(w
続き期待してます。
- 30 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月01日(土)17時05分14秒
- >28さん
頑張れるだけ頑張ります
>29さん
んじゃ自分も・・・「もっと〜」更新(w
- 31 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月01日(土)17時18分08秒
「きもちいい?」
ひとみが上目使いで梨華を見ながら問う
「う、うん・・・・あっ」
梨華はかなり感じているのか
もう目が虚ろになっている
口はうっすらあいていてそこから何度も
熱い吐息がもれている
(うわ、梨華ちゃんかなりえっちぃ顔してる・・・)
ひとみの興奮はさらに高まり右手をゆっくり梨華の
股へと移動させる
ズボンの上から感じるところを上から下へと
弄るように動かしながら梨華の胸の突起を
また口に含んで下でころがしはじめる
- 32 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月01日(土)17時45分50秒
「ひゃぁっ、あ・・・ぁんっ・・・」
梨華は髪の毛を手に絡ませるようにひとみの頭を抱く
ひとみはそれが少し心地よくて梨華の突起を軽く噛んだ
「ぁあんっ・・・か、かんじゃやだぁ〜・・・んっ」
梨華の目に雫が溜まっている
ひとみはそれを見てたまらなくなり
貪るように梨華にキスをする
夢中で舌を絡ませながら
手は梨華のズボンと下着を一気に脱がし
既に濡れきっているそこをじかにいじりはじめる
- 33 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月01日(土)18時14分36秒
「んんっ・・・!」
梨華の硬くなっている蕾をきゅっとつまんだり
穴に指の先だけ入れてわざと液の音を出すようにかきまわしたりする
梨華は目から雫をとうに流している
もう我慢できないと言うように
ひとみから唇を離し泣きながら掠れた声を出す
「も・・・イかせ・・て・ぁ・・・
ヘンになる・・・へんになるよぉ・・・」
ひとみがそれを見てクスッと笑う
「いいよ、でも今日は指じゃなくてコレでね」
そう言ってひとみは少しズボンと下着を下にずらし
興奮して硬く大きくなった男根を出した
- 34 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月01日(土)18時15分19秒
- 今日はここまで
中途半端だ(w
- 35 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月01日(土)18時16分22秒
- 次でこの話は終わりかな〜と思う・・・多分
- 36 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月01日(土)18時20分35秒
- ふっ・・・・
あと少しで完璧に下がる筈だったのに・・・(w
自分で「sageで」と言っときながら上げてしまってスイマセン
次更新する時は上がってても更新します、ええ(w
- 37 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月01日(土)18時21分14秒
- (;´Д`)ハァハァハァ・・
マジ最高っす!!
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月03日(月)16時48分55秒
- 続き期待してます!
- 39 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月05日(水)23時37分48秒
- マタ〜リ……なんて待てない!
- 40 名前:名有りさん 投稿日:2001年12月10日(月)00時34分03秒
- ヤバイっす
待ち切れないっす…
もうsagaりまくってるし
更新随時受け付けっす(笑)
- 41 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月14日(金)06時23分48秒
- ちょ〜〜〜〜〜〜っとだけ更新させていただきます
- 42 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月14日(金)06時34分41秒
- 梨華の足を開かせ右手で自分の男根を掴み
既に濡れきっている穴に近づける
ひとみは太い雁首で梨華の入り口をぬるぬるとなぞる
「あ・・・あっ・・・・」
なぞられる度に声を漏らす梨華を見るだけで
ひとみはイキそうになる
ひとみは興奮して荒くなった息遣いを落ち着かせ、
梨華を説得させるように囁く
「ゆっくり入れるから・・・・力抜いててね」
梨華はコクンとうなづく
それを見てひとみは意を決したように
男根の先を入り口にピタッとつけたまま
慎重に腰を梨華に押し付けた
- 43 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月14日(金)06時46分15秒
「んっ・・・んあっ・・・」
梨華は穴の入り口に入ってきた熱を感じ
思わず腰を浮かす
亀頭が小指の先ほど膣の中に入った
まだ少ししか入れてないのにひとみも
かなり感じてしまう
「んっ・・・」
(ヤバイ・・・・そうとうキモチイイかも・・・)
ゆっくり腰を進めていき
半分までひとみの男根が入った
そこからいったんゆっくりと男根を引き抜きだそうとしたその時
「ああっ、やあああっ・・・!」
ひとみの肩を両手でグッと掴み
穴がキュウっと締まったかと思うと
梨華は声を出しながらひとみの胸の中で体を震わした
- 44 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月14日(金)06時47分07秒
- ここまでしか更新できませんでした
スイマセン
- 45 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月14日(金)06時52分00秒
- >37さん
最高ですか?それは良かったです
>38さん
期待されると焦ります(w
でも頑張ります
>39さん
スイマセン
更新遅くなってしまって<しかも更新料少ないし
>40さん
待ちきれなかったですか?
自分も更新したかったんですけどね
時間が・・・・<言い訳
- 46 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月14日(金)06時53分16秒
- 次こそこの話を終わらせたいです
てか終わらせてやる!!
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月14日(金)15時52分01秒
- おお・・・なんとも続きが気になる終わり方で(w
ゆっくりでも良いので更新頑張ってくださいね!
- 48 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月26日(水)15時35分21秒
- 続き待ってます…
- 49 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)09時35分10秒
「え!?ちょっ、ちょっと梨華ちゃん!?」
ひとみは突然のことに少し驚く
梨華は泣きながらひとみに謝る
どうやら我慢し切れなくてイってしまったらしい
「んん・・・ごめんなさい・・だってぇ・・・」
梨華の泣き顔を見てひとみは溜息をこぼす
これからってときだったのに・・・・
心の中で呟く
しかしハッキリ言ってひとみは元々男じゃないから
男性のやり方なんてあまり知らない
そもそも男性のやり方を見たのなんて
昔中澤に見せてもらった成人漫画や、
友人が見せてくれたAVぐらいだ
つまり見様見まねで梨華に入れたのだが、
自分は気持ちよくても梨華が本当に気持ちよがってるのかわからなかった
しかし今梨華が自分の男根を入れられてイッたと言う事は
梨華にとってもイイと思えることなのだろう
ひとみはその事に安心する
そしてニヤリと笑いながら呟く
「まあ別にいいけどね」
「え?・・あっ・・・!」
ひとみは抜けかけていた男根をもう一度梨華の中に挿し込んだ
- 50 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)09時57分16秒
「またやればいいんだから」
そう言いながらひとみはさらに男根を入れ込む
「やあっ・・・・あっ、あっ・・」
梨華は思わずひとみの肩を掴んでいた手に力を入れる
ひとみはまだ入っていない残り半分を一気に奥へ押し込んだ
「んっ、ああっ!」
梨華の体がビクッと跳ねた
「ゆっくり・・て・・言ったのにぃ・・んんっ」
「だってもたもたしてたら梨華ちゃんまた先にイっちゃうでしょう?」
ひとみは梨華の背中に手を廻して抱き上げながら上体を起こした
ひとみがそのまま座る形をとり梨華がその上に
男根を挿し込んだまま座った
- 51 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)10時13分50秒
- するとさっきよりも奥にひとみの熱を感じてしまい
声を出さずにはいられない
「ああんっ、はあっ・・・あっ」
梨華は只でさえ大好きなひとみに抱きしめられ
深いキスをされるだけでいつも濡れてしまうのに
こんな快楽を与えられたらさっきイッたばかりだと言うのに
またすぐにでもイってしまいそうだ
「ひとみちゃ・・・あ・・やんっ・・」
しかし今度はそれをひとみが許さない
「梨華ちゃんまだイッちゃダメだよ」
ひとみは教え込むように梨華の耳元で言う
「やっ、そんな・・の・・・ああっ」
ひとみは御構い無しに腰を揺さぶる
男根が梨華の中に入り、また出て行く
その動きはますます激しくなってくる
梨華はあまりの気持ちよさに体が崩れないように
ひとみにさらに強くしがみつく
- 52 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)10時30分12秒
「んっ・・ん・・・あ・・」
一定のリズムを帯びたひとみの声が聞こえる
ひとみの熱い吐息が梨華の首筋をくすぐる
男根が梨華の内奥を突き、その反動でまた退く
息をつかないうちにまた梨華の中に戻ってくる
さっきイって溢れ出た熱い液体が太腿の内側を垂れていくのがわかる
(イッチャダメ・・・イッチャダメ・・・)
「んっ・・・んう、ッハ・・」
梨華の頭の中でその言葉が何度も駆け巡る
梨華は声を少し殺してまで必死になって
すぐにでも飛びそうな意識を保つように我慢する
しかしひとみの男根が梨華の中で暴れる度に梨華のそこが
グチュグチュと音をたて、
その音に余計興奮したひとみが動きをいっそう激しくする
- 53 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)10時47分18秒
「はっ、あうん・・あっ、ああん」
梨華の我慢ももう限界だった
今まで抑えていたものがだんだん抑えきれなくなってきて
体が淫らな動きになってくる
「も・・ダメェ・・・イク・・イッちゃうよぉ・・やあっ」
「イイよ・・梨華ちゃん、あたしも・・もう、イキそ・・あっ」
それを聞いた瞬間、梨華は我慢することをやめて
一気に絶頂を迎えた
「あっ、ああっんっ、あーーーっ・・!」
「んっああっ・・!」
梨華の中がキュウっと締まり
ひとみは梨華の中に思い切り出した
梨華が肩で息をしながらまだ中でビュクビュクと動いてるそれを
体を震わせながら感じていた
- 54 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)11時19分18秒
部屋中に2人の荒い息使いだけが響く
ひとみはまだ少し快楽で震えている梨華の体を
そっと両手で抱きしめた
ひとみのSexに対しての感想、それは
(めちゃくちゃ気持ちよかった)
と満足に値するものだった
「ひとみちゃん・・・」
梨華がゆっくりひとみの方へと顔を上げる
まだ瞳から涙を流している梨華にひとみはときめいて
そっと唇に自分のそれを優しく押し当てる
しかしそれがいけなかった
最初は只触れるだけのキスにしようとしたことだったのだが
思わずひとみの舌が梨華の舌を求めてしまったのだ
そもそも男根をさっさと抜かなかったことがいけない
ぴちゃぴちゃと音をたてながら舌を絡ませた事に対して
ひとみの男根がまた興奮してしまったのだ
- 55 名前:星の悪戯 投稿日:2001年12月27日(木)11時20分36秒
(あ、やべ・・)
ひとみの男根が梨華の中でまた大きくなってしまった
「ふ、んうっ」
中で大きくなってしまったため梨華はその事に感じてしまう
ひとみはまたこみ上げてくる欲情に我慢ができなくなった
「梨華ちゃんゴメン!!もう一回しよ!!」
「ええっ!?ちょっ、ああっ」
ガバッと梨華をもう一度押し倒しひとみは体力がもたなくなるまで
その後Sexをし続けた
結婚する前に子供何人できるんだよお前らってお話
おしまい。
- 56 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月27日(木)11時22分29秒
- ツッコミたいところは山ほど御ありでしょうが
お許しください。
- 57 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月27日(木)11時24分58秒
- 47さん
48さん>
遅くなってスイマセンでした
こんな小説にレスを本当にありがとうございました
- 58 名前:黒須氣 投稿日:2001年12月27日(木)11時28分49秒
- 『星の悪戯』はこれで終わりです
次の更新のときは2つ目のお話を更新します
まぁその話もエロ(略
- 59 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月27日(木)11時49分31秒
- リアルタイムで読ませていただきました。
めっちゃおもしろかったです!!
次回作にも超期待です!!
- 60 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月28日(金)03時06分25秒
- 久々に良質の萌え萌え作品でした。
もう何人でも子供つくっちゃえ! みたいな(w
次回作も期待しています。
- 61 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月30日(日)16時48分19秒
- 激しく萌えさしていただきました!
やっぱりいしよしは良いですな。
とりあえず更新お疲れさまでした!
次回作も激しくキターイしております!!
- 62 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月03日(木)13時56分48秒
最後、かなり笑った!!
- 63 名前:黒須氣 投稿日:2002年01月12日(土)05時07分47秒
- みなさんレスしていただいてありがとうございます
>59さん
朝っぱらからあんなの見せてホントスイマセン・・・(汗
おもしろいかったと言っていただけて良かったです
>名無しさん
そんな良質の萌え萌え作品なんて・・・(照
そうですね10人ぐらい産んで第二の娘。を・・・
(^▽^)<男の子産まれたらどうするの?
(0^〜^0)<ウチと一緒にモーニング男っての作るから大丈夫。
>61さん
萌えていただきありがとうございます
ヤパーリいしよしは最高です
話書いてるだけでもにやけます<変態御用心
>62さん
あ〜あそこ笑っていただけたんですか
実はあれ最後の最後で付け足したモノなんですがね
付け足した甲斐がありましたね、うん良かった
さて次のお話しを更新します
タイトル似たような話ですが全く違う話を。(よすぃ〜は男じゃないし)
付き合っていただけるなら幸いです
- 64 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)05時23分10秒
-
よく怖い話とか、TV映画の怖いシーンて
なんか怖いんだけどつい好奇心で話全部聞いちゃったり
ドキドキしながらTV画面から目離さなかったりするでしょ?
でもさ、そういうのって大抵後から聞いた話とか
怖いシーンとか思い出したりしちゃってさぁ
結局眠れなくなっちゃったりしてすっごく後悔したりするじゃん
あ〜あの時止めときゃよかったなぁって
例えが悪いんだけどさ
でも本当にそんな感じなの
あの人との初めての夜って
- 65 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)05時42分28秒
「ありがとう、よかったよ、こ、これお金・・・じゃあ」
そう言って男は逃げるように走っていった
梨華は手渡された三枚の紙切れを見つめる
あの人こんなことする為に一生懸命勉強して大学入って
社会人になって働いてんのかなぁなんて考えたら少し笑えた
そんな情けないお金をもらうために簡単に
服を脱いでしまう自分のことを思うとなおさらだ
梨華は手にしているものをコートのポケットに入れて
家に帰ろうと駅の方向に振り向いた
しかし目の前にはいるなんて思っても見なかった人物が1人
「石川さん、こんなところで何してんの?」
そのニヤニヤしている顔つきに、梨華は一瞬頭の中が真っ白になった
- 66 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)05時59分29秒
「吉・・・澤さん・・・」
梨華静かに息を呑む
吉澤ひとみ
梨華の同じ学校で同じクラスの学級委員+生徒会委員を務めている
学年で梨華とは1,2を争う秀才で先生方にも信頼を得ている優等生だ
しかしそんな人が何故ここに?
ひとみはゆっくりと梨華に近づいてくる
「まさかあの優等生の石川さんが見知らぬおじさんと
ラブホテルから出てくるなんて、いやぁ〜驚いたなぁ」
そう言ってわざと臭く驚いてるような表情をする
梨華は少し焦る
まさかこんな人気のあまりない場所でホテルから出てくる所を
見られるなんて思ってなかった
しかも相手があの吉澤ひとみ・・・・
「援交?それとも今時売春とか?ま〜どっちにしても
お金もらっちゃえば同じだけどね」
ついに近づいてきていたひとみが梨華のすぐそばまで来た
「どうする?言い訳するなら今のうちだと思うけど?」
- 67 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)06時10分45秒
自分よりも上にある顔が勝ち誇ったように梨華を見下ろしている
きっと頭の良いひとみのことだ、今までもらってきたお金を
効率良く脅し取るつもりなのだろう
しかし梨華の方はペコペコ頭を下げながらありったけのお金を
渡す気なんてさらさらない
だから梨華は今まで学校で被っていたおしとやかな優等生という仮面を
彼女の前で外した
「学校とかにばらしたい?いいよばらして私は別に構わないから、勝手にどうぞ」
梨華はニコッと笑ってひとみに告げた
ひとみは少し予想外だと言うような表情をした
にやけた笑顔はそのままで
- 68 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)06時23分28秒
「別に脅したりする趣味なんかないよ、それにそんなに私は
貧乏ってわけでもないんで」
と余裕を持った表情で梨華に告げる
作戦変更といったところだろうか?
それとも他に何か狙いがあるのだろうか?
もし何もしないのなら最初に梨華を見たとき見なかったフリをすれば
すむことだったはずだ
いくら考えてもひとみの笑顔の理由が分からない
「だったら私に何をしたいの?」
ひとみは上げていた口の両端をさらに上げて梨華にハッキリ言い切った
「私も石川さんを買いたいの、お金は他の人の三倍出すから」
- 69 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)06時44分53秒
そのひとみの言葉に梨華は一瞬耳を疑った
あの完璧人間吉澤ひとみが、自分を?
しかも女が女を買うなんて、
少し、いやかなり信じられない出来事だ
「は?何言ってんの?それに三倍なんて・・・」
「言ったでしょ?私は貧乏人じゃないって、
それとも私に抱かれるのはイヤだとか?」
相変わらずニヤニヤしながら返事を待っている
どうしてそんなことを平気な顔して言えるのか
しかし話の意図がつかめない
「でもなんでそんなこと・・・」
梨華はかなり焦っていた
「実はね、私前からここら辺の友達に聞いてたんだ
すっごく可愛い身売りの子がいるって、
で、友達にその子がよくいる時間帯を教えてもらって
待ってたんだけど、まさか石川さんだったとはね」
そう言ってひとみはクスっと笑った
「私ね、そう言う評判の良い物ってすっごく試したくなるんだよね、
で、気に入ったらしばらくはそれでじっくり遊ぶの、
いくらお金をつんでも構わないから、
でも私ワガママだからすぐに飽きたりもするんだけどね」
- 70 名前:星空の下で 投稿日:2002年01月12日(土)06時58分19秒
梨華は考える
これは自分にとって得な話か否か
気持ちいいとかそんなことは別にして、
ある意味自分にとってはいい話なんじゃないだろうか
ひとみの顔は今まで自分を買ってきたどんな男よりも断然イイし、
お金は他の人の三倍はもらえるのだ
それにあのひとみが人を抱く時どうなるのか少し気になるところもある
「どうする?私に買われる?それとも止める?」
選択肢が定められる
色々考えた末結局、最後は自分の好奇心が勝った
「いいよ、買ってくれてありがとう」
そうしてそのまま2人は今出たばかりのホテルへと足を踏み入れた
- 71 名前:黒須氣 投稿日:2002年01月12日(土)07時01分26秒
- 更新終了
この話は『星の悪戯』より長くなる予定
- 72 名前:黒須氣 投稿日:2002年01月12日(土)07時02分20秒
- 流して
- 73 名前:黒須氣 投稿日:2002年01月12日(土)07時03分02秒
- 流して、
- 74 名前:黒須氣 投稿日:2002年01月12日(土)07時03分40秒
- 流しまくる
- 75 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月12日(土)13時20分58秒
- 更新お疲れさまです!
金持ちよっすぃ〜(;´Д`)ハァハァ・・・
新作期待しまくりですよー!!
- 76 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月14日(月)02時50分51秒
- 吉澤はどんなエロを試すのかな・・タノシミ
- 77 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月22日(火)15時18分28秒
- 物凄い楽しみー。
- 78 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月14日(木)02時26分22秒
- 続きキターイで待っとります
- 79 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月18日(月)15時15分20秒
- めちゃめちゃ期待してます。
- 80 名前:名無し 投稿日:2002年03月09日(土)07時56分24秒
- いろいろ準備して更新待ってます。
- 81 名前:ななしさん 投稿日:2002年03月19日(火)01時02分29秒
- どうか放置だけは・・・(;´Д`)
- 82 名前:黒須家 投稿日:2002年03月23日(土)23時07分07秒
- どうもお久しぶりすぎてもう存在忘れられていそうな黒須家です。
しばらく更新を勝手に休んでしまっていて本当に申し訳ありません。
更新休んでた理由は、あの、特に無いのですが<最低
いやちょっと書く気を失くしてしまいまして、途中本気で放置しようかと
考えていたんですが、さすがにそれはちょっと自分自身許せないし
何だか悔しいので(謎
続けさしていこうと思います。ハイ。ホント勝手でスイマセン。
しかし実は『星空の下で』が今だ更新できない状態にありまして(爆
もう少し待っていただけるとありがたいです。
待ってくださっている方がいるかどうか謎なんですが。。。
その代わりといっては何ですが、代わりになるかどうかも謎ですが、
『星の悪戯』の番外編を少し投稿したいと思います。
少しの間こんなへたれ作者の書くへたれ文章(エロ)に付き合って
いただけると大変ありがたいです。
- 83 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時10分38秒
「ハァ〜、カワイイ〜」
ここは梨華の家
今日は仕事が早めに終わったためひとみがいつものように遊びに来ていた。
梨華は雑誌を見ながら何やら呟いている。
ひとみはそんな梨華の声に気づき弄っていた携帯を止め梨華の座っているベット
の方へ顔を向ける。
「ん〜?何がカワイイのぉ?りかちゃん」
ひとみはそう言いながら梨華の隣に移って腰を下ろした。
「ひとみちゃんも見る〜?ほら〜この子〜vv」
そう言って梨華は見ていたページひとみの方へ向けた。
どうやら粉ミルクの宣伝のページらしい、
そこには満面の笑みの赤ん坊が写っている。
「あ〜ホントだカワイイねぇ」
「ねぇ〜カワイイよね〜、あ〜私も結婚とかしたらやっぱり子供欲しいなぁ」
梨華はうっとりとした目つきで呟く。
するとひとみはその一言に何かひらめいたらしい、
ニヤリと笑って梨華に話しかけた。
「じゃあ体験してみる?」
- 84 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時14分54秒
- 「へえ?」
ひとみのその言葉の意味が分からなかった梨華は思わずひとみに聞き返す。
「だからさ〜赤ちゃん産むつもりだったらいつかりかちゃんは『お母さん』にな
るわけでしょう?
でも子育てってすっごく大変じゃん?イキナリじゃあきっとりかちゃん戸惑っ
ちゃうこと多いと思うからさ、
今の内に『母親』としての体験をしといた方が本番の時少しは楽になるんじゃ
ない?
ホラ勉強だって料理だって何だってそうじゃん。」
ひとみは梨華に分かりやすいようにゆっくりと説明してくれた。
確かにひとみの言っていることは正しい、
しかし別にそれが今じゃなくても良いと思うが・・・・
まぁ今のひとみには何を言っても結果は同じだろう。
「でも育児の体験って何するの?」
梨華のその質問に、ひとみは待ってましたと言わんばかりに笑みをこぼし
伸ばしている梨華の足を跨ぐようにして座った。
ひとみのその行動を不思議に思いながら梨華は自分より少し上にある顔を見上げ
た。
「これからりかちゃんはあたしのお母さん、あたしはりかちゃんが産んだ生後2
、3ヶ月の
カワイイカワイイ赤ちゃん、わかった?」
- 85 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時17分24秒
- 「ハア?」
突然のひとみのワケのわからなすぎる言葉に梨華は首を傾げる。
「どういうこと?」
「だからさ、りかちゃんはお母さん役、あたしは赤ちゃん役を演じて、
りかちゃんはあたしを実験台にして育児を学習していくってこと。」
「あぁ、そうゆうことか」
梨華はひとみの言ったことを少しだけ理解した。
つまりひとみは赤ちゃんの代理をするという事なのだろう。
「じゃ、わかったところでさっそく始めよっか」
そう言うとひとみは梨華のブラウスのボタンを手際よくはずしだした。
「え?ちょ、何っ?」
イキナリボタンをはずしはじめたひとみに対して驚いて梨華は慌ててはずしてい
る手を押さえる。
ひとみは少し手を止めて?マークに包まれている梨華の顔を見つめる。
「あのね、あたし今赤ちゃんなの。」
ひとみは少し甘ったれたような声で梨華に喋り掛ける。
「うん。」
「あたし今おなか空いてるの。」
「!!」
- 86 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時20分03秒
- 「だから食事しないとね。」
「やっ、ちょっと待っ・・・・・」
今のその一言でひとみのしている行動の意味を全て察知した梨華は顔を真っ赤に
染めて
ひとみの肩を掴み抵抗する。
しかしひとみにはどう足掻いたって力じゃ敵わない。
梨華はあっさりとボタンを全てはずされシャツをめくられブラのホックをはずさ
れてしまった。
露になった梨華の大きめの胸がひとみの欲望をさらに掻き立てる。
「いっただっきま〜す」
そう言ってひとみは勢いよく梨華の胸の突起にしゃぶりついた。
- 87 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時24分54秒
「っぁ・・・・はぁん」
思わず甘い吐息を漏らしてしまった梨華はひとみの柔らかい舌に体を震わす。
チュクチュクと舌を器用に使いながら吸い上げられるそこは既に硬くなって
勃ってきている。
「ふあ、はあん・・・・」
「りかちゃん、声だしちゃダメでしょう?りかちゃんは今赤ちゃんに
ごはんあげてるだけなんだから」
「だ、だってぇ・・・・はぅっ」
「ダ〜メ普通は赤ちゃんにこうやって母乳をあげてる母親は
声なんて出さないんだから、これはその時のための練習なんだよ?
だから我慢して。」
そう言いながらひとみは行いを続ける。
感じるところを舌で押したり
チロチロと舌を動かして突起を弄ったりする。
「ハァ、んふ、んうっ」
梨華はそんなひとみの愛撫に口を手で塞ぎながら
必死に声を出さないよう我慢する。
しかし上目遣いで梨華を見たひとみはその手を掴んで
自分の首に絡ませてしまう。
- 88 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時29分24秒
「ホラ、りかちゃんは赤ちゃんがミルク飲んでる間はちゃんと
優しく暖かい手で赤ちゃんを包み込むように抱きしめてあげてなきゃ。」
そう言ってひとみは絡ませた梨華の片方の手で自分の頭を
グッと押すように力を入れる。
「はっ、あぁんっ」
するとさらにひとみの舌が梨華の突起を押して余計に感じてしまう。
「片方の胸ばっか吸わせてるともう片方の胸が小さくなったり
ミルクが出なくなっちゃったりするからちゃんとバランス良く
飲ませなきゃダメだよ。」
覚えさせるように言ってひとみも説明通りもう片方の胸に顔を移した。
「んあっ、ひゃあ・・・」
チュプチュプと音をたてて吸い付くひとみに梨華はもう
声を抑えることができなくなっている。
ひとみは突起を甘噛みした。
「やぁぁん・・・んあっ」
すると妙な刺激が梨華を襲いひとみの首に絡ませていた手がひとみの髪を掻き乱す。
もちろんひとみは梨華が乳首に軽く歯を立てられるのに
弱いということなど知っている。
- 89 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時33分17秒
- 「噛み癖のある子って多いからね。」
そう言ってひとみは上の歯と舌で突起を挟み軽く引張る。
「あっ、はぅんっ」
もう梨華の理性は殆ど残っていない。
しかし梨華は残りわずかな理性を振り絞る。
「ねぇ・・ハァッ・・まだ〜?・・・」
「ん〜、だってあたしまだおなかイッパイになってないもん。」
「当たり前でしょう?私まだミルクなんて出ないんだから。」
「え〜?出てるよ〜。」
「へっ?」
ひとみはニコニコしながら梨華のショーツの中に手を入れた。
「ホラ、こんなにイッパイ」
「ああぁんっ!」
- 90 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時40分47秒
ひとみは梨華の秘部をヌルッとなぞった。
すっかり愛液で濡れてしまっているそこは触っただけでも分かるぐらい
ヒクつかせている。
ひとみはテキパキとショーツを脱がし少し短めのスカートをめくり
両手で強引に梨華の足を開かせた。
「イッパイ出てるね、りかちゃんのミルク」
「ちが・・ちがうぅ・・・やぁ・・」
ニヤニヤと厭らしい笑顔で梨華の濡れきっているそこを見つめるひとみに
恥ずかしいと言う様に梨華は顔を真っ赤にさせ首を何度も横に振る。
しかしそんな仕草さえひとみにとっては欲情をさらに高まらせる素になってしまう。
「でも、すっごくおいしそうだよコレ。」
そう言うとひとみは唇をゆっくり梨華のそこに押し当てた。
「ひあっ、あはぁ、あぁんっ」
あまりの気持ちよさにビクンと腰を引いてしまった梨華のことなどお構いなしに
ひとみは濡れているそこ全体を丹念に舐めまわす。
次から次に溢れ出るものを一滴一滴味わうようにひとみは夢中でしゃぶりつく。
- 91 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月23日(土)23時43分50秒
- 「やあ、ダメ、も・・・あっ、ああ・・・」
激しすぎるひとみの舌使いに梨華はもう絶頂を迎えそうになった。
人差し指の背を噛んで舌が動く度に体を震わす。
「ホント?じゃあイッパイ出してね」
そうしてひとみは舌の先を尖らして穴の入口から割れ目を沿って
蕾のところまで下から上へと動かした。
「ふあっ、ああぁあんっ!」
そのまま梨華は腰を少し浮かして絶頂を迎えた。
梨華の荒くなった息遣いが聞こえる。
ひとみは一気に溢れ出る梨華の愛液を嬉しそうにジュクンと飲み干した。
「ハァ〜、おいしかった。んじゃ次いこっか」
「え〜?次があるのぉ〜?」
「当たり前でしょう?育児舐めちゃダメだよりかちゃん。」
確かにひとみの言うように育児は梨華が思っているより大変な物であろう。
しかしひとみの教えてくれることは育児体験の学習ではなく明らかに
『赤ちゃんプレイ』だ。
梨華はこの先ひとみの教えようと思っていることを考えるだけで
溜息が漏れそうだった。
「次はオシメの方をやってもらおうかな」
- 92 名前:黒須家 投稿日:2002年03月23日(土)23時55分11秒
- 続きは明日か明後日に更新します、多分。。。
>>75
ごめんなさい。新作の続きはもう少し待っていただけるとありがたいです。
>>76
遅くなってごめんなさい。
>>77
遅くなってごめんなさい。
>>78
遅くなってごめんなさい。
>>79
遅くなってごめんなさい。
>>80
遅くなってごめんなさい。えと、何の準備でしょうか?(w
>>81
遅くなってごめんなさい。一瞬放置しそうになってゴメンナサイ(滝汗
レスしてくれた方ありがとうございました。
これからはなるべく更新を増やしていけたらなと思っております。
ホントしつこいようですが、更新遅くなってスイマセンでした。
- 93 名前:名前ってなあに? 投稿日:2002年03月24日(日)01時14分52秒
- 待ってました!
そりゃもう毎日覗いてましたとも!
- 94 名前:ななしさん 投稿日:2002年03月24日(日)06時02分16秒
- キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
自分も毎日覗きに来てましたとも(w
作者さんのエロはかなり自分のツボをつくので楽しみにしております
- 95 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年03月24日(日)12時02分02秒
- 待ってましたよ!作者様!!
しかも、大好きな「星の悪戯」の番外編!!
>育児体験の学習ではなく明らかに『赤ちゃんプレイ』だ。
に、カナーリワラタ
しかも、でっかい赤ちゃん吉に、かなり萌え!
がんがってくださーい!
- 96 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月25日(月)15時16分39秒
- 吉の赤ちゃんに好き放題されてる
石に萌え!
続き楽しみにしてます!
- 97 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月25日(月)15時18分22秒
- すみませんあげちゃいました…
逝って来ます
- 98 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月28日(木)21時22分34秒
「ふう、んう・・・・・んん」
ひとみの大きく堅くなった男根をくわえて
荒い息づかいとともに忙しなく梨華の口と舌が動く。
「そうそう、ちゃんとりかちゃんのお口でキレイにしてね」
(もう、オシメとか言って、さっきもそうだったけど
これじゃあいつもとしてること同じじゃない・・・・)
梨華は心の中で呟いた。
確かに今『オシメ』と称してしていることもさっき
『食事』と称してしていたこともただエッチなことをしたかっただけの
ひとみの欲望である。
しかしそれに対して完全に抵抗できないとこが梨華の弱いところだ。
「んっ・・・舌で、廻すように舐めて?・・・」
「んん・・・こう?」
梨華はちゃんとひとみに言われた通りにする。
「あっ・・・そう、イイ、キモチイッ・・・はあっ、もっとして・・・」
- 99 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月28日(木)21時24分47秒
ひとみはさっきの甘ったれた声よりももっと
甘い吐息交じりの声で梨華にお願いする。
薄く目を開けて愛しいものを見るように自分のそれを舐めている梨華を
見つめながら梨華の頭を優しく髪に絡ませるように撫でる。
梨華はひとみの男根を舐めるのはけして嫌いじゃない。
Sexをしている時よりも口でしてあげてる時のひとみの方が
感じてくれてるとわかるし、ちゃんとしてほしいことは言ってくれるし、
自分が気持ちよくさしてあげれてると思えるからだ。
梨華はもう自分の唾液が精液がわからなくなっているほどに
ベトベトになったそれを根元まで思い切りくわえこみ強く吸った。
「ぅあっ・・・りか、ちゃ、すご・・・・あぁ」
(ひとみちゃん可愛い・・・)
梨華はビクッと震えながらよがるひとみを上目遣いで見ながら思った。
体は男だが元は女の子だったわけだからもちろん当たり前のことなのだが
こうやってハッキリと喘ぐ姿を見ると梨華は心なしか安心できる。
しかし立場は途端にまたひとみの攻めモードに変わってしまう。
ひとみは器用に体制を変えて四つん這いになっている梨華の下に滑り込み
少し開き気味になっている梨華の股に顔を埋めた。
- 100 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月28日(木)21時27分16秒
「ひゃっ、あはぁんっ」
梨華は突然のアソコへの刺激に驚き慌てて男根から口をはずす。
ひとみは舌で梨華の中を舐めまわした後自分の指を
二本舐めて軽く濡らし梨華の中に入れた。
「あっ、やだぁっ、あうん、ダメェ・・・」
ひとみは片方の手の指でヒクヒクとうごめく穴を強引に拡げる。
そしてもう片方の手の指がその拡がった穴を激しく出入りする。
梨華はあまりの気持ちよさに男根を握ったまま体を震わす。
「はぅん・・・しゃぶれな、あんっ・・指抜いてっ・・・やぁぁ・・・」
梨華は必死にお願いするがお構いなくひとみは指の抜き差しを続ける。
クチュクチュと音を立てながら悦ぶそこはひとみの指をきつく締め付ける。
「ハァッ、んあ、ああっ、やあんっっ!」
指が敏感な内壁を擦り上げたと同時に梨華は二度目の絶頂を迎えた。
梨華の太腿を愛液が蔦う。
「りかちゃん、あたしも、出そうだから・・・漏らさないようにしてね」
ひとみは教え込むように梨華に言った。
梨華はイッタ余韻も味わう間も無くひとみの言われたとおり
意識を朦朧とさせながら男根をくわえる。
- 101 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年03月28日(木)21時28分56秒
「あっ、出・・・・はあっ・・・・!!」
その瞬間ひとみから熱い精液が放たれる。
「ん、んむっ、ハッ・・・」
梨華はそれを飲みきれずに思わず口から男根を外した。
程なくして白濁の液が周りに飛び散り梨華の顔を汚した。
「あ〜あ、汚れちゃったね、ちゃんとキレイにして?」
ひとみは優しく梨華にお願いする。
梨華は言われたとおりひとみの足や自分の顔についた精液を手で拭って舐めた。
「さぁて、オシメもしてもらったし、そろそろ次いこっか」
「え〜?まだあるのぉ?もう疲れたよ〜。」
「大丈夫だって、後は赤ちゃんを寝かすだけだから」
- 102 名前:黒須氣 投稿日:2002年03月28日(木)21時31分11秒
- 少し短めですが更新。
次いつ更新できるだろ?
なんとか近いうちにします。
- 103 名前:黒須氣 投稿日:2002年03月28日(木)21時44分35秒
- >>93
毎日ですか、それは迷惑をお掛けしまして(汗
ホントこんな作者でスイマセン。
見ていただいててありがとうございます。
>>94
こちらの方も毎日なんてホントマジスイマセン。。。
自分のエロで歓んでもらえるのは物凄く嬉しいです。
ありがとうございます。
>>95
笑っていただきありがとうございます(w
吉澤さんは精神年齢低そうですよね(w<失礼
でも夜のお仕事の時は(略
>>96
うちの石川さんは吉澤さんの言うことは何だってします。
もう愛です。恋じゃなく故意じゃなく『 愛 』。
あ〜上げちゃいましたか、
でも大丈夫ですよ〜、ちょっと驚いてハズカスィーッ!
って叫んじゃうくらいですから。
それに自分も前上げちゃったことありますから(w
ホント気にしないで平気ですからね。
- 104 名前:黒須氣 投稿日:2002年03月28日(木)21時47分28秒
- 次で番外編は終わります。
というか『星の悪戯』自体が終わるかと。
- 105 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月28日(木)21時56分10秒
- 今回もエロ度高めでハァハァ。星の悪戯次回で終わってしまうんですね・・・・。
好きなだけに残念です。そういえば前から思ってたんですけど作者さん描写
かなりお上手ですねぇ・・・。他に何か書いてる作品あったら教えて欲しいです。
星空の下の続きもこそーりと期待しておりますです〜。
- 106 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月28日(木)22時08分52秒
- ヤター更新ワショーイ
今日のとくばんはある意味タイムリーでしたね(w
- 107 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月28日(木)22時48分19秒
- キター!!
いつもながらにハァハァな内容で・・・(;´Д`)
赤ちゃんを寝かせる・・・なにがあるやら(w
- 108 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月29日(金)13時52分34秒
- え〜!終わるんですか?
すごく好きだったので、残念です…。
しかし次回、吉が石になにをするんでしょうか?(w
期待してます!
- 109 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時41分57秒
- 「寝かせるって、ひとみちゃんのことだよね?」
「うんそう、って言っても一応あたし『赤ちゃん』って設定だから
ちゃんとマジメに寝かせてね?最初に言ったけどこれは
りかちゃんの将来のためにやってることなんだから。」
実際、さっきからまるでひとみのためにやっているようなものだが、
梨華はひとみに振り回されるなんてことはもう慣れてしまっているのか、
それとももうすっかり呆れてしまっているのか、
一切の質問もせず、ひとみの言葉に対して力無さ気に首を縦に振った。
「じゃあ、ハイ」
ひとみはそんな梨華を見てさっそくというように両手を大きく広げて微笑んだ。
「え?な〜に?」
梨華はその行動の意味が分からず首を傾げると、
「だっこしてよぉ〜」
と言葉を付け足されその意味を分からされた。
- 110 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時43分30秒
- 「あ〜そっか、ハイハイ。」
梨華は軽く微笑しながらひとみにあわせるように両手を広げた。
それを見てひとみは嬉しそうに梨華の胸に飛び込む。
梨華はそんなひとみを優しく受け止め背中に腕をまわした。
梨華は自分だけに甘えてくれるひとみが大好きだ。
他の誰にも見せないようなはにかんだ笑顔で
ひとみは自分を求めてくれる。
こんな時はいつもひとみを独占している気分になれた。
今だって。。。
「りかちゃ〜んだ〜いすき」
(や〜ん、もうひとみちゃんカワイすぎだよぉ)
ギュッと抱きつき梨華の肩に頭を乗せてまるで本当に子供が
母親に甘えるような仕草で自分を呼んでくれるひとみに
梨華はもうかなり酔ってしまっていた。
「じゃあひとみちゃん良い子だから一緒におねんねしましょうねぇ」
梨華もすっかりその気になってひとみの頭を優しく、優しく撫でながら
ひとみの「母親」を演じ始めた。
梨華の頭にはさっきひとみにされたことなどキレイさっぱり消えてしまっている。
- 111 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時46分04秒
- 「ねぇおやすみのチュ〜してぇ」
するとひとみは顔を上げて唇を軽く突き出しさらに甘ったれた声で
梨華にお願いする。
「もう、ひとみちゃんは甘えん坊なんだからぁ」
そんな上目遣いで自分を見てくるひとみにさらに胸をうたれた梨華は
あっさりと心を許してしまった。
「ハイ、ひとみちゃんおやすみのチュウ」
梨華は目を瞑りゆっくりとひとみに触れるだけの可愛らしいキスをした。
しかしその瞬間、ひとみは途端に心の中でニヤリと微笑み、
その柔らかく甘い唇をなぞるように舌を出して梨華を味わった。
「ん、んん?ん、んう・・・」
- 112 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時47分33秒
突然のひとみの行動に少し驚き梨華は目をパチリと開ける。
しかしすかさずひとみが梨華の隙を奪って薄っすらと開いた
唇に舌を入れる。
梨華はその事に気付いて頬を赤く染まらせながらまた
ギュッと目を瞑った。
ひとみの舌がしつこく梨華の舌を求め、巧みに
舌と舌を絡ませ合う。
そのまま優しくチュクチュクと口内を吸う様に
口付けを繰り返すひとみに梨華は力を奪われる。
激しすぎるキスに顔の角度を変える度に2人の吐息が重なり合う。
かなり予定と違うおやすみのキスに最初は混乱した梨華も
今ではすっかり行為に夢中になって頭の中を真っ白にさせる。
- 113 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時48分55秒
- ひとみは薄く目を開け色っぽく染まった梨華の顔を見つめ、
既に自分に体を預けている梨華を抱きしめながら両腕で背中を支えつつ、
座っていた状態の梨華をひとみはゆっくりとベットに押し倒した。
「はぁ・・・ハッ・・・・んん」
ひとみは唇を離し梨華の顔を見つめる。
梨華も閉じていた目を開けひとみを見上げる。
「ん・・・・ひとみちゃん?」
潤んだ瞳に悩ましげな呼吸を続ける梨華にひとみは
生唾をゴクリと飲み込み、湧き上がる欲情を抑えながらそっと囁いた。
「赤ちゃんてさ、結構思った通りに眠ってくれないもんなんだよね。
でもそ〜ゆう時の母親の対処方法って・・・」
少し間を開ける。
ひとみの言葉の続きを不思議そうに見つめながら待つ梨華の耳元まで
顔を持ってきたと思うとひとみは目を細め、にやけながらぽつりと呟いた。
「やっぱり、疲れさせてから眠らすのが一番でしょ」
- 114 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時51分16秒
「へえ?」
梨華が声を上げたと同時にひとみは軽々と梨華の体を
ひっくり返して梨華を俯きにさせる。
梨華はあまりにテキパキと動いているひとみに訳が分からず
そのまますんなりと沈んでいた腰を持ち上げられてしまった。
さらにひとみは梨華のスカートを捲り上げる。
すると先ほどひとみに脱がされてしまったため下着をつけていない下半身が露になった。
イキナリの事に梨華は慌てて首を少し後ろに曲げ恥ずかしそうにひとみを見上げた。
「ちょっ、ちょっとひとみちゃんっ、な、なに?」
「疲れることって言ったらやっぱ、汗を流すことでしょう?」
ひとみは梨華の後ろに膝をついて距離を縮める。
少しズボンと下着を太腿辺りまで下ろすと今にも梨華の中に
入りたがっているように大きくなった男根を掴み、梨華の入口まで近づけた。
「だからちょっとさ、軽く運動でもしようか」
そう言って、ひとみは梨華の穴の割れ目に自分の男根をヌルヌルとなぞった。
- 115 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時53分10秒
- 「ひゃっ、あぁんっ」
突然の秘部への衝撃に梨華は答えるように少し腰を動かす。
しかしひとみの片方の手が梨華の腰を抑えて離さない。
梨華はなすすべも無く、顔をベットにつけて、両手は
顔の左右で震えながらシーツを力イッパイ握り締めていた。
「りかちゃんはやっぱ感じやすいんだね、さっきのキスだけでこんなに
ここ濡らしちゃって。」
ひとみは梨華から溢れ出ている愛液を自分の男根に絡ませながら囁く。
「やぁ、ふうっ、んん・・・」
「う〜ん、それにしてもこの格好はそそられるね、でも・・・・」
そう言うとひとみは何か閃いたように梨華の両腕を掴むと
その細い両手首を少し大き目の自分の片方の掌で握り、抑えた。
- 116 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月06日(土)05時54分48秒
- 「やっ、なに・・・・」
梨華は目に雫を溜め、脅えたように呟く。
しかしそんな姿、仕草にひとみはさらに豪く興奮する。
「この方が、なんかすっげえエロいよ、りかちゃん。」
その格好を見ているだけで興奮し息が荒くなる。
ひとみは我慢しきれなくなり、男根をゆっくりと梨華の穴に埋め始めた。
「んあっ、あぁ、んふっ・・・」
「ホラりかちゃん、奥まで入れるから力抜いて・・・」
ひとみはググッと押し込むように腰を進めていく。
少し入っては止まり、少し入っては止まりを繰り返す。
「ハッ、んっ・・・・はぁっ、ぁっ、ああっ・・・・」
梨華は男根が奥に進む度呼吸を止めて体を震わす。
ひとみは男根を奥まで入れると片手で押えていた梨華の両腕を
両手で片方ずつ掴み、梨華の腰を自分自身で押えるように
腕を握ったまま梨華の腰を掴んだ。
入っているだけで感じるのか、荒い呼吸をしている梨華の背中に
優しく唇を押し当てて、ひとみはそっと呟いた。
「イッパイ運動させてイッパ〜イあたしのこと疲れさせてね」
- 117 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月06日(土)05時58分38秒
- えっと、こんな内容でお話は成り立ってるんでしょうか。。。
誰1人として成り立ってると思ってる人はいないと自分は思うのですが。。。
・・・・・・ってダメじゃんっ!!
人間って悲しい・・・。
- 118 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月06日(土)06時15分18秒
- >>105
星の悪戯なんて駄文を好きと言っていただけてありがとうございます。
星空の下では自分の書きたいものがちゃんと活字で表せられるか心配です。オロオロ
ええと、自分の他の作品ですが、あの、あるっちゃあるんですが、
結構最近放置気味だったせいか倉庫逝きになってしまって(滝汗
すぐフカーツさせようと思ったのですがここが落ち着いたらということしまして、ハイ。
どの話かと直接言うのはかなり恥ずかしいので、ヒントらしきモノを今回の
更新分のメール欄の独り言の中でぼそっと呟いてみました。
分かる人はすぐ分かる、分からない人はきっと分からない、そんなヒントです。
あの、自分が以前どの作者だったかわかっちゃった人は自分小心者なので
苛めないであげてください。てかゴメンナサイ許してください、ヒー。(何
>>106
えぇそうですね、あの時のよすぃはあまりに自分の理想の台詞を吐いたため
思わず自分『ひとむワショーイ!!」と叫んでしまいましたよ。いやホントに。
- 119 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月06日(土)06時22分47秒
- >>107
赤ちゃんを寝かせるって言われてこんな発想をすぐに思いつく吉澤さんは
是ですか非ですか?(シリマセン
本当、こんなしょうもないエロ書きでスンマセン(土下座
>>108
星の悪戯最終回は多分次回になると思われます。
てかこうゆうレスをもらうと、あぁちゃんと読んでくれてる人いるんだなぁと
実感できます。ホント読者様感謝感謝。
でも期待されると弱い自分(汗
次の更新までに星空の下でをまとめたい。。。
- 120 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月06日(土)13時00分00秒
- ズワーイ!!
続くの大歓迎です(w
あいかわらず描写が上手いですねぇ・・・
激しく(;´Д`)ハァハァであります
- 121 名前:じじ 投稿日:2002年04月06日(土)16時17分16秒
- 初めて吉澤さんにその…ゴニョゴニョが生えてるモノを読みました(w
なんかすごいっすね。想像できるようなできないような。
もう少しで終わりみたいですけどがんがってください!
- 122 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月06日(土)20時55分34秒
- 今回も吉のペースにはまる石に萌え!
『星空の下』も期待しております
マタ〜リでいいのでがんがってください!
- 123 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月08日(月)05時39分23秒
- おもしろい!
ゆっくりマターリ頑張って下さい
- 124 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月10日(水)19時38分47秒
- とってもお話し成り立っているとわたくし思っているのですが何か?
(0^〜^0)<悲しくてもちゃんと学校逝かなきゃダーメだYO!
本編、もの凄く萌え萌えです。( `▽´)エローすぎです。ハァハァ(w
作者さんの書く吉に従順すぎる石は最高れすてへてへ(*´D`)ノ
ヒントをもとに推理してみました。
マイペース+いしよし+最近倉庫落ち→アナタに(rya
でしょうか?違ったらイヤンと思って略してみました・・・。
合ってたとしたらその作品ばっちし よ ん で ま し た よほ
- 125 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月13日(土)16時23分18秒
- 私も、同じく成り立っていると思いますが何か?(笑
私がいしよしヲタになった頃、始まった作品なので・・・・。
がんがってくださいね。
- 126 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月14日(日)17時51分14秒
「ハァ、ハァッ、んっ、は・・・あっ・・・・」
膣一杯に満たされた熱に梨華はそこをヒクヒクと動かしながら感じている。
しかしいくら待ってもひとみは一向に腰を動かそうとしない。
ただじっと荒く息をしている梨華の姿を眺めているだけだ。
梨華はすぐにひとみが動き出すと思っていたのに中々動き出さないそこに
自然と不満げな声が漏れた。
「ん・・・・?」
ゆっくりと後ろを振り返る。
ひとみはそれは楽しそうに梨華の仕草を見つめていた。
「ね・・・ちょ・・・・んっ」
我慢できなくなったのか梨華が息も絶え絶えひとみに声をかける。
「な〜に?りかちゃん」
ひとみは平然としてその声に応える。
「も・・・・ここ・・」
梨華はひとみに掴まれている手を少しずらしてひとみと
調度繋がっている部分をそっと触った。
- 127 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)17時53分12秒
- 「ここがどうしたの?」
わかっているくせに
そう心の中で呟きながら梨華は目を潤ませひとみに必死に抗議する。
「はや、く・・・・あっ」
「早く、どうしてほしいの?」
疲れさせてと言ったのは自分のクセに、
ひとみは意地悪く梨華に答えさせようとしている。
こんなひとみを梨華は物凄く卑怯だと思うがそこがもう既に
耐え切れなくなっているため反論ができない。
梨華は遂に堕ちた。
「はやく・・・動かして・・・・」
その言葉を聞いた瞬間ひとみは止めていた腰を静かに引いた。
「んあ、っア、は・・・」
梨華はピクっと体を震わし嬉しそうにそこをひくつかせる。
「このぐらい?」
「んう・・・・もっと・・・」
梨華は掠れた声でひとみにお願いする。
理性なんてとうになくなってしまった。
「じゃあもっと動かしてあげる」
- 128 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)17時55分38秒
- そう言ってひとみはズグっと男根を膣の奥の方へと突き上げた。
「ああっ、ぁあぅ・・・・!」
激しくひとみの腰が梨華のそこを行き来する。
太腿に流れ落ちるほど梨華の愛液は溢れてしまっている。
厭らしい音が何度も梨華のそこから漏れる。
「あっ、あん、は、あ・・・」
前後に緩く腰を打ち付けながら、ひとみが聞いた。
「りかちゃん、きもちいい?」
「はぁっ、いいよぉ・・・ひとみちゃ、きもち、イ・・あぁっ」
- 129 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)17時56分31秒
それを聞いて余計に興奮したひとみが梨華を後ろから抱き寄せて
向きを仰向けに変える。
ひとみはゆっくりと梨華をもう一度ベットに寝かせ、
その上から覆いかぶさった。
休むことなく未だ激しく動いているひとみの腰に梨華は
開いている足を絡ませた。
チュプッ、チュクッ、と果実を潰すような音がひとみの性感を煽る。
「りかちゃん、中に出すよ・・・」
しかしそのひとみの言葉に梨華はハッとする。
「ダ、ダメ、ダメェ、あっあっ」
梨華はひとみのその言葉に涙を流しながら何度も首を振る。
「なんで?・・・・」
「だってぇ・・はぁっ、んう・・・」
梨華の言いたいことは分かっている。
ひとみはそんな梨華の耳元でそっと囁いた。
「結婚しよう?」
- 130 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)17時58分43秒
「へ・・・・・・・?」
そう言ったと同時に、ひとみの男根が梨華の的を深く突き上げた。
「ひあっ、あっ・・・」
何度も何度もそこを突きながら、ひとみは梨華に囁く。
「りかちゃん、大好きだよ、だから・・・・」
ひとみは優しく梨華の体を抱きしめる。
しばらくそんな空間に酔いしれながら、梨華はひとみと同時に絶頂を迎えた。
- 131 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)18時00分05秒
その後ひとみの言う通り疲れるまで行為を続けた2人はベットで寝そべっていた。
ひとみが梨華を抱きしめながらいくつものキスを頬や額に落としている。
「ねぇひとみちゃん」
「な〜に?りかちゃん」
「さっき言ってたことなんだけど・・・」
「ん〜?」
「結婚てことはやっぱり、子供を産んで欲しいっていうこと?」
梨華はマジメな顔をしてひとみに問う。
「うん、そりゃあ産んでほしいなぁ、2人の愛の証だし、
それにせっかくその為の練習をしたんだから。」
あまりちゃんとした練習になっていなかったが、そこはあえて突っ込まない。
梨華はそれを聞いて少し不安そうにもう一度問う。
「子供って、その・・・あんなじゃないよね?」
梨華はグッと確かめるように力を込めて言った。
- 132 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)18時01分22秒
「あんなって?」
「だから・・・その・・・ミルクあげる時・・・」
梨華は耳まで顔を真っ赤に染まらせ俯いてしまう。
「え?・・・あぁ声が出ちゃうってこと?」
「う、うん・・・」
「さぁ、どうだろうねぇ」
そんな舌遣いの巧みな赤ん坊などそもそもいないのだろうが・・・。
曖昧なひとみの答えに梨華は少し焦ってひとみに聞き直す。
「でも、でも声出しながらミルクあげてる人なんていないって
さっきひとみちゃんが・・・」
- 133 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)18時02分57秒
(0^〜^0)<ん〜、でもうちの子供だしなぁ。イデンシガ・・・。
Σ( ^▽^)<!
(0^〜^0)<それにりかちゃん感じやすいからねぇ〜。
Σ(;^▽^)<! !
(0^〜^0)<・・・・・・・。
(;^▽^)<・・・・・・・・。
- 134 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)18時04分10秒
「いやっ!そんなの悲しすぎる!!」
「えっ!?ちょ、りかちゃん!?」
梨華はイキナリムクッと上体を起こしたかと思うと突然騒ぎ始めた。
「うわぁ〜〜〜ん!!」
天津さえ泣き出してしまった。
「ちょっとりかちゃん落ち着いてってば!」
ひとみも夜中だというのに泣き叫ぶ梨華に慌てて静めさせようとする。
しかし梨華の興奮は冷め上がらない。
「それに結婚なんてしたらいつかばれて娘。やめさせられちゃうじゃない!!
子供なんてできたらなおさらじゃない!そんなのいやぁっ!!」
「んなこと言われたって・・・。大体りかちゃんあたしと
娘。どっちが大事なのさ!!」
「うえ〜〜ん、両方大事だけどぉ〜、だけどいやなのぉ!!」
「もうりかちゃんてホンットにわっかんないなぁ〜。」
「あたしひとみちゃんの子供なんか産まない!もうひとみちゃんと
エッチもしない!結婚もしない〜!」
「ええっ!?やだよそんなの!それにりかちゃんさっきあんなに
『もっと』とか『気持ちいい』とか言ってたくせに!!」
「うわぁ〜〜んよっすぃ〜のばかぁ〜〜〜〜っ!!」
その後、梨華は一時間以上も泣き止まなかった。
- 135 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)18時05分51秒
次の日の朝、目を覚ますとひとみの体はすっかり元の女の体に戻っていた。
不思議に思いながら、その日2人が仕事で楽屋に行くと
数人のメンバーが何やらある話で盛り上がっていた。
話を聞くと昨晩流れ星を見たメンバーがいるらしい。
2人はひとみの体が元に戻った理由を納得した。
恐らく梨華が泣き叫んでいたあの時、星は流れたのだろう。
その後、ひとみが毎日のように負け犬の遠吠えの如く
「男になりたい」、「男になりたい」と嘆いていたのは言うまでも無い。
- 136 名前:『星の悪戯』番外編 投稿日:2002年04月14日(日)18時07分30秒
(0T〜T0)<おしまい・・・・。
(^▽^)<ちゃんちゃん〜♪
- 137 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月14日(日)18時09分47秒
- 前回の本編に続き、ツッコミところ満載ですが
お許しください。
- 138 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月14日(日)18時26分56秒
- >>120
今回の更新で終わりました、番外編。
自分描写なんて全然ですよ、他の作者さま達の方がすごいすごい。
ハァハァしていただけてありがとうございます(w
>>121
ワオ☆感想ありがとうございますです。
えっと、ゴニョゴニョ物は自分も他の方の作品あまり
見たことないんですけども、なんか初のゴニョゴニョ物が
自分の作品でスイマセンです。
そちらのほうも隙間無く見させてもらっているのでがんがってください!!
>>122
レスありがとうございます。
自分よすぃこのペースについのせられてしまう石川さんを書くのが
かなり好きらしいです。今回書いてて気付きました。
いしよし最高ですよねー、ねー。
>>123
おもしろいと言っていただきありがとうございます。
マタ〜リでイイと言われると自分調子にのって
物凄い更新遅くなってしまうんで、その発言は危険ですね。ええ。
そのおかげで以前の作品倉庫逝きになりました(笑えない
- 139 名前:REDRUM 投稿日:2002年04月14日(日)18時36分02秒
- 完結お疲れ様でした。
いっぱいいっぱい楽しませていただきました。
最近(0^〜^0)が「男になりたい」とよく言ってるのにはこんな理由が。。。
- 140 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月14日(日)18時39分06秒
- >>124
( ^▽^)<うん!りかガッコウ逝く!!
おもしろいレスをありがとうございます(w
推理なされたのですか、わぁすごいですねカッケーですね、でも・・・
作品ばれたっていうより何より、
い し よ し で ば れ た こ と が は ず か ち い で す。
でも読んでてくださりありがとうございますです。アアハズイ。。。
>>125
レスをありがとうございます。
そうですか成り立ってましたかそれはヨカタです。
しかしいしよしヲタに成り始めた初々しい頃に
こんな汚れ駄文見せてスイマセンです(汗
- 141 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月14日(日)18時42分27秒
- >>139
レスありがとうございます。
こちらも楽しんでいただけて嬉しい限りです。ハイ。
え〜、よしこさんがうたばんであの台詞言ってくれなかったら
このラストはなかったと思われます。
いやぁ本当に良かった。
- 142 名前:黒須氣 投稿日:2002年04月14日(日)18時44分56秒
- 今まで『星の悪戯』を見ていただいた方々ありがとうございました。
次からは『星空の下で』の続きを更新します。
- 143 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月14日(日)20時45分17秒
- 完結おめでとうございます!
いやこの作品大好きでした
次の『星空の下』も楽しみにしてます。
いしよし最高だ!!!
- 144 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月14日(日)20時50分59秒
- ↑
んあっ!間違えた『星空の下で』ですね
失礼しました!!
- 145 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月14日(日)22時40分39秒
- 星の悪戯番外編完結お疲れさまです!
もう最高です!最高すぎです!オチも(w
エロでここまで良い作品を書ける作者さんにマジで尊敬モノです。
星空の下での更新も楽しみに待つであります!
- 146 名前:じじ 投稿日:2002年04月18日(木)04時46分40秒
- エロだけど楽しく読めました(w
吉澤さんの男になりたい発言の意味はこれだったとは!(w
こういうラスト大好きです。
私もこの小説を読んで生える系を書いてみようと思い ← パクリ
2人とも生やしてみたら剣道小説になりそうになったので中止しました。
…そんなのどうでもいいですよね…逝ってきます。
- 147 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月03日(金)11時02分45秒
- マターリお待ちしてます
- 148 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時39分08秒
鍵をあけ部屋に入る
大き目のベット、透き通って見えるシャワールーム、
何もかもがさっきまで梨華が見ていた光景だ 。
ただ1つ違うのは辱められる相手が女だという事。
第一女と二人きりでラブホテルなんて今回がもちろん生まれて初めての経験だ 。
別にレズがどうこうとかバイセクシャルがうんぬんとか言うつもりは 全く無いが、
今までした事の無い行為をすることに対して 梨華は物凄く不思議な感覚が押し寄せていた
2人は持っていた鞄を下ろし、コートを脱いだ
「さっきホテル出る前にシャワー済ませてあるんでしょう?」
「うん。」
「じゃあもういいね」
ひとみはそう言って梨華の腰に手を回した 。
2人の距離が一気に近づく 。
「さっきの男からいくらもらった?」
「三万・・・・だったかな?」
「じゃあ私はその三倍」
フッ、と鼻で笑って、ひとみは梨華の唇に自分のそれをゆっくりと押し当てた 。
- 149 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時40分55秒
「ん・・・・・・・」
ついばむようなキスからだんだんと深いものになってゆく。
梨華の口にひとみの舌が滑りこむ 。
「ふ・・・んう・・・・」
思っていた以上に慣れているひとみのキスに半ば酔いしれながら梨華は
すぐ後ろにあった大きめのベットに押し倒された。
「ハァ・・・・んんっ・・ハ・・」
ひとみの舌はさらに梨華の舌へと絡みつく。
優しいようで激しいキス 。
甘い吐息が梨華の口から幾度と無く漏れる 。
口からは唾液の混ざり合う音が休み無く聞こえる。
何だかこのままキスを延々と繰り返していても構わないくらい
ひとみのキスは気持ちが良い 。
けれど一旦ひとみの唇は梨華の唇からゆっくりと離れた 。
閉じていた目を薄っすら開けて梨華はひとみを見つめる 。
- 150 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時42分48秒
- 「吉澤さん・・・・キスうまいんだね・・・」
「本当?石川さんに誉めてもらえるなんて嬉しいな」
そう言いながらひとみは顔を梨華の耳元まで移動させた 。
優しく息を吹きかけられたと思ったらひとみの舌が
厭らしく梨華の耳を愛撫した。
そのことに対して梨華は軽く身震いする。
それを見たひとみが穏やかに笑う。
「石川さんはやっぱり可愛いね。」
そう言ってひとみは梨華の首元に唇をあてる。
途端にひとみの耳元に梨華の熱い吐息がかかる。
ひとみの肩を掴んでいる手に微かに力が込められた。
ひとみはゆっくりと梨華の服を捲り上げ、
慣れた手つきでブラのホックを外し、
年頃に膨らんだ梨華の胸を掌で包んだ。
少し跳ね上がった小さい声がひとみの耳を掠めた。
ひとみは親指で胸の突起をそっと押し上げる。
- 151 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時44分32秒
- 「ハァッ・・・・ふぅ、ん・・・」
囁くように喘ぐ梨華にひとみも興奮が高まってくる。
ひとみは梨華のピンと勃った胸の突起に舌を這わした。
熱い唇が突起を弄る度に梨華の唇から声が漏れる。
ひとみの唇が梨華の突起をチュクンと音を立てて吸い上げた。
「ぁあっ、んう・・・んん・・・」
瞬間梨華の体が小刻みに震えた。
ひとみは片方の胸の突起を指で摘みながらもう片方の手を
梨華の足の方へ滑らした。
まるで舐めるようにひとみの手が梨華の太腿を撫でる。
上へ上へと這い上がるひとみの手の指の先が軽く梨華の秘部に触れた。
「あっ、・・・・っ・・・」
思わず梨華はビクンと体を震わしながらそれに感じてしまう。
今度は大胆にひとみの指がショーツの上から梨華のそこを摩った。
- 152 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時46分03秒
- 「あはっ、ああ、ふぁ・・・あんっ」
弄る指が秘部のしこりを優しく刺激した。
だんだんと襲ってくる快感に梨華は声が抑えられない。
梨華のショーツは既にグショグショになってしまっていた。
ひとみはショーツの横から指を忍ばせ、梨華からたっぷりと
溢れ出た愛液を指に絡ませた。
そのままゆっくりと2本の指を梨華の中に埋め始める。
「ふぅ、はあっ、あっ」
少しずつ入ってくるひとみの指に梨華は思った以上に感じてしまう。
すると指が全部入ったかと思った途端、ひとみの指が梨華の内壁をぐっと押し上げた。
「やっ、あぁっ・・・ああんっ・・・・!」
イキナリ押し寄せてきた快感に梨華は我慢する暇もなく
梨華は腰を少し浮かせながらあっさりとイってしまった。
ひとみは荒く呼吸をしている梨華の額に唇を軽くあてて、
美しく乱れた梨華を楽しそうに見つめていた。
- 153 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時49分01秒
事が済み、梨華はシャワーを浴びていた。
今日着替えをいつもより多く持ってきていたことを幸と思いながら
横目でひとみが寝ているベットの方を覗いた。
ぼやけて見えるものの、今ひとみが何をしているかはよくわからなかった。
梨華はまた視線を正面に戻し、さっきまで行っていたひとみとの行為を思い出した。
まさかひとみとこんな事になるなんて思ってもみなかった。
自分を買いたいと言った時だって冗談としか思えなかった。
ひとみとなんて、学校ではほんの一言二言ぐらいしか会話を混じらしたことがなかったのに。
只の『クラスメート』だったひとみと、体を重ねるなんて・・・・・。
- 154 名前:星空の下で 投稿日:2002年05月11日(土)15時50分28秒
梨華は自分の胸元を見た。
右胸の辺りに赤く小さい跡が残っていた。
恐らく、先ほどした男ではなく、ひとみがつけた跡だろう。
梨華はいつも男が跡を残そうとすると豪く嫌がっていたのだから。
しかし、ひとみが跡をつけようとした時、梨華はそれに気づいていたのに
止めようとはしなかった。
(なんであたし・・・あの時止めなかったんだろう・・・・・)
梨華はそんなことを薄ら考えつつ、ゆっくりと目を閉じた。
白光したタイルの床を打ちつけるシャワーの音が
頭の中で響いて、いつまでも耳に残った。
- 155 名前:黒須氣 投稿日:2002年05月11日(土)15時57分19秒
- 更新、かなり遅くなってしまってスイマセンでした。
さらにゴメンナサイ、少し今時間ないんで、レス返すのは夜か次の
更新日にまとめてしたいと思います。
あぁこんな我侭な作者で本当にスイマセン。。。。。
- 156 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月11日(土)21時00分50秒
- 初レスです。
去年の獅子座流星群の頃からずっと読んでました。
『星空の下で』、某板で更新情報をキャッチし、速攻駆けつけました(w
自分も最近某板でエ(略 を始めましたが、難しいっスね・・・。
では、続き、期待してます!
- 157 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)06時32分50秒
- 星空の下で再開おめでとうございます♪
やっぱり作者さんのエロい描写が大好きであります(w
- 158 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)10時49分23秒
- お忙しいのに更新ありがとうございました。
続きも期待しています。
- 159 名前:黒須氣 投稿日:2002年05月27日(月)23時31分18秒
- レス返すの遅くなってしまってスイマセン。
>>143
星の悪戯を好きなんて素晴らしい事言ってくださって
ありがとうございます。
身近でいしよしヲタを探すのはカンナリ難しいと思われます。
その上自分の周りには娘。ヲタ自体あまり見かけないというシラケぶり。
そんな中でいしよしヲタを見つけるということはとてもミラコー的出会いだと思います。
かんがってください。
>>145
オチはですね、実は全く考えていないまんま書き始めちゃったんですが(爆
どうにかこうにか無理矢理オチを付け足しました。
もしヨシザーさんがあの台詞を言ってくれてなかったら、
(0^〜^0)<あ〜気持ちよかった
(T▽T)<え〜んよっすぃ〜のバカ〜
で終わっていたかもしれません。(オソロシ
>>146
あの〜、剣道小説禿げしく見たいのですが(本気
エロの神様にこういうレスをもらうと物凄い勢いで嬉しいです(w
ところで、もちろん知さんは賭けに勝ちますよね?ワクワク
- 160 名前:黒須氣 投稿日:2002年05月27日(月)23時32分29秒
- >>147
マタ〜リ待つと危険ですよ?私の場合。(何
とりあえず、ゴメンなさい(土下座
>>156
うわぁ長いお付き合いありがとうございます。
ごまべーぐるさんの某所エ(略)見ましたよ〜。
もうね、萌えの一言でした。素敵でした。いしよしマンセー。
ごまべーぐるさんの小説も楽しみにさせていただいてます。
>>157
こんな描写とも言えないへたれ文章好きと言っていただき
ありがとうございます。
描写、少しでもうまく表現できないかなぁと思う今日この頃です。
>>158
いえいえただ自分が更新したかっただけですので。
でも最近は睡魔に負けてしまうことが多い。。。
それでもこのような心温まるレスをいただくおかげで
今までで小説書くのをやめようと思ったことは一度もありません。
本当、ありがたいです。
- 161 名前:黒須氣 投稿日:2002年05月27日(月)23時34分48秒
- 今度の更新日は
- 162 名前:黒須氣 投稿日:2002年05月27日(月)23時36分41秒
- 金曜日か土曜日の予定です。
まどろっこしいことしてスイマセンでした。
- 163 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月01日(土)13時18分49秒
- 期待してます
- 164 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時37分11秒
- 次の日の朝
梨華はいつも通りの時間に学校に着いた。
といっても、他の生徒が登校してくる時間より少し早めの時間なのだが、
これはもう優等生としての癖がついてしまっているため仕方がない。
梨華は教室に入り自分の席にゆっくりと腰を落ち着かせた。
そして何気なく昨日のことを思い出してみる。
昨晩梨華はひとみに誘われ好奇心とお金欲しさに思わず
体を重ねてしまった。
正直あんなにも同姓同士の性行為が気持ちの良いものだとは
予想していなかっただけに、梨華は少し驚いてしまった。
手馴れた手つきだったひとみに梨華は安心して体を預けることができたし、
普段している男たちの何倍もの快感を得られた気がした。
おかげで昨日は男としたばかりだった筈なのにも関わらず
梨華はひとみにすぐいかされてしまった。
今思えば何だかそれも情けない気はするが。
そんなことを考えていた時、教室の扉が音を立てていきなり開いた。
梨華は少し驚いて視線を扉の方に向ける。
するとそこにはそんな自分を昨晩辱めた人物が立っていた。
「あれ?石川さんおはよう。」
昨日梨華を抱いた、まさに張本人。
「吉澤さん、おはよう。」
- 165 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時39分36秒
- ひとみは自分の席に鞄を置いて梨華の座っている席まで近づいてくる。
「石川さんて結構早くから学校きてるんだね、いつも?」
そう言いながら梨華の席の前の席に座って、体を梨華の方へ向けた。
「うん、いつも大体この時間、かな。」
少しだけぎこちなく、梨華は会話を続ける。
思えば学校でこんなにひとみと会話が続くのは初めてだということに気づく。
「昨日は、帰りを遅くさせちゃって悪かったね。」
ひとみはじっくりと梨華を見つめて、薄く笑いながら言った。
「いや、大丈夫だよ、うちね、お父さんもお母さんもいつも仕事遅い時間まで
やってるから、帰ってくるのは大体朝方なんだ。」
梨華もひとみと同じように軽く笑みを浮かべる。
ひとみはそれを聞いてふ〜んと呟いた後、梨華のその顔を見て
「遊び人。」
と、にやけながら梨華に言葉を投げた。
ひとみがこんなにも話しやすい人だとは思わなかった。
何だか昨日までのひとみの印象が少しずつ変わっていく。
- 166 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時42分16秒
その後すぐにまた違う生徒が教室に入ってきて、
ひとみとの会話を一旦切り上げた。
ひとみは今日日直だったらしい、そのことを思い出したのか
ひとみはそそくさと席をたち職員室に向かおうとした。
しかし一人の生徒が教科書などの整理をしているのを見て、
一度教室を出かけた足を止め、急いで梨華のところまでもどってくると、
梨華の耳まで顔を移動させ、
「今日部活無い日でしょ?嫌じゃなかったら放課後家おいでよ、また私と一緒に
遊ぼう?」
と、息を吹きかけるように厭らしく囁いた。
- 167 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時44分48秒
梨華は先ほどまで喋っていたひとみの声とは違う何とも言えないその声に、
胸の奥をトクンと鳴らし、何の否定も思いつかないまま、
首を一度だけ縦に振った。
ひとみはそれを見て、満足そうに笑みを浮かべて、そのまま教室を後にした。
教室に残った梨華は、暫く何も考えずボ〜っとひとみが出て行った扉の方を
見つめていると、
「石川さん、あの、数学の宿題でわからなかったところがあるんだけど、
教えてもらっていいかな?」
と、もう一人の生徒に声をかけられ、
そのことに気づいて慌てて彼女に返事をして、
細かいことは後回しと思うようにして、
その場は頼まれた数学の問題を丁寧に教えた。
- 168 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時46分56秒
- 放課後、梨華は教室の掃除があるというひとみを校門の前で待っていた。
そう待たずとしてひとみはきた。
「意外と早かったんだね。」
「あ、ちゃんと待っててくれたんだ、まあゴミ捨てだけだったから
楽だったんだよ。」
行こう?とひとみに言われて、梨華は頷きながら歩き始めた。
今日ひとみと喋ったのは朝以来。
授業が始まってしまうとひとみはまるで朝の時とは
別人のように変わってしまった。
授業に真剣に取り組んで、休み時間は周りの友人たちと
仲良く笑いあったりなんかして、
梨華と目があっても、すぐさま視線を逸らされてしまう、
まあそれが本来いつも梨華が学校で見ていたひとみの姿だったのだが・・・。
しかし今はこうして肩を並べてどうでもいい話を交わしながら歩いている。
それが梨華にとっては、不思議に思えてならなかった。
- 169 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時49分22秒
学校から二十分程歩いたところにひとみの家はあった。
そこはいたって普通のマンションで、わりと大きめの高級そうな一軒家を
想像していた梨華は予想が外れた。
しかし、四階にあるひとみの家の階について、中に上がらせてもらうと、
外から見たよりも、部屋全体が広々としていた。
着ていたコートをクローゼットにしまってもらって、
梨華はひとみの薦めでソファに座る。
途中紅茶はミルクティーで良いか聞かれ返事をした。
部屋全体をじっくりと見渡す。
何だか無駄なものがあまりなくスッキリとしている、それが感想だった。
「家族の人は?」
と台所でお湯を沸かしているひとみに尋ねると、
「お父さんとお母さんと弟二人がいるんだけど、お父さんが仕事の関係で
海外に転勤したから皆着いて行ったんだよ、私はこっちの大学に入るために
残ったんだけど。」
それを聞いて、梨華は自分とあまり変わらないひとみに
「不良。」
と呟いた。
ひとみはそれを聞いて声を出して笑った。
- 170 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時52分04秒
暫くして梨華の目の前のテーブルにまだ少し熱そうな
ミルクティーが入ったカップが置かれる。
「ごめん、ちょっと甘いかも。」
そう言って、ひとみも梨華と反対側のソファに座り、自分のカップに口をつける。
「ううん、甘いのも好きだから、ありがとう。」
そう言って、梨華もカップを手に取り口許まで持っていく。
息を吹きかけて、一口分ミルクティーを口に含んだ。
「吉澤さんは、いつも昨日みたいに女の人を買ってるの?」
梨華は様子を窺うようにひとみを見つめる。
「う〜ん、まあ、私やられるより、やる方がわりと好きな方だからね。」
ひとみも紅茶をコクリと飲んで、梨華の質問に答える。
「石川さんは、全くのノンケだと思ったから、値段高くしたんだよ。」
ホラ、やっぱり女同士だと気悪くさせるかもしれないから、
そうひとみは付け加えた。
- 171 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時53分47秒
- 「う〜ん、私も最初心配だったんだけどね、同姓同士の行為って、でも
思ったよりも全然平気で、むしろ何だか予想外に気持ち良くって。」
きっと吉澤さんがうまかったからだね、なんて梨華も付け加えてみる。
ひとみも「アハハ」と笑って返す。
「もしかしたら、エッチの相性良いのかもね。」
なんて、梨華もクスクス笑いながら、冗談半分で言ってみたりする。
「じゃあ、試してみようか?」
途端、ひとみの声色が変わった。
梨華は、一瞬口許に運びかけたカップを持つ手を止める。
ゆっくりと、視線をひとみに向ける。
- 172 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時55分33秒
- 「私と石川さんの体の相性、本当に良いか確かめてみない?」
そこにはやっぱり昨日と同じ、怪しく微笑んでるひとみの笑顔。
ひとみは持っているカップをテーブルに置いて、梨華のところまでゆっくり近づく。
梨華の目の前で両足をついて、頭の高さを同じ位にする。
ひとみは先ほどから視線を離そうとしない。
梨華はそんなひとみの目を見つめて、身動きが取れない感覚に陥った。
パッチリとした大きな瞳、長い睫毛、キリッとした眉、しっとりとした唇、
なんて整った顔立ちだろう、梨華は思わず見とれてしまう。
薄く開いている口許が、ゆっくりと自分のそれに近づいてくる。
途端に胸の鼓動が聞こえてしまう程に早くなる。
ひとみが梨華の肩を包むように掴んだ。
もうあと数センチ近づけば梨華の唇とひとみの唇が重なる。
「ぁ・・・。」
小さく声を漏らして、思わず手元が震えてしまった。
すると梨華の持っていたカップがぶれて入っていたミルクティーが
梨華の膝に数滴零れてしまった。
少し冷めかけていた為火傷はしなかった。
雫はゆっくりと膝から梨華の細い足を滑り落ちていく。
- 173 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時56分40秒
「あっ。」
梨華は慌ててカップをテーブルに置いて制服のポケットから
ハンカチを取り出そうとする。
しかし素早くひとみの手が梨華の手を掴む。
少し驚いて梨華はひとみに視線をずらした。
ひとみは視線を梨華の足に落として、ゆっくりと顔を雫の元まで近づけた。
「え・・・・・。」
声を漏らした瞬間、ざらりとした感触が梨華の足に伝わった。
その口からは厭らしい赤色がおいしそうに梨華の足を味わっている。
ゆっくりとその赤色が下から上へと這い上がる。
ひとみの舌が全ての雫を舐めあげても、ひとみは舌を足から離さずに
そのまま太腿の方に舌を這わせていく。
梨華の口許から悩ましげな吐息が漏れ始める。
ひとみが、梨華の太腿を一舐めして、今度は唇を薄く開けて押し当て、
強く吸い上げた。
(あ・・・・また・・・・・。)
梨華はそんなひとみの行為を見つめながらそんなことを考える。
ひとみが太腿から唇を離した場所は、やはり淡く、赤く跡付けされていた。
ひとみはうっとりとしている梨華の顔を見上げて、
今度は薄らと開いているその唇に自分のそれを重ねた。
- 174 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時57分19秒
「んう・・・・んん、ん・・。」
すぐにひとみの舌が梨華の口内に割って入ってくる。
舌が舌を舐めあげる。
梨華も先ほどのひとみを見たためすっかり興奮してしまっていて、
夢中になってひとみの舌に自分の舌を絡ませる。
ひとみの舌は、蕩けてしまうぐらいに甘いミルクの味がして、
梨華の思考能力を段々と弱いものにしていく。
何度もキスを繰り返しながら、ひとみは梨華をそのままソファの上に押し倒す。
深いキスをしながら、ひとみは梨華の制服のボタンを一つずつ外していく。
Yシャツのボタンも全て外して、ブラのホックも素早く外して、梨華の
胸を露にさせる。
ひとみは梨華の唇から唇を離して、もう既に大きくピンと勃った胸の突起を
口に含んだ。
「あっ、はぁ、あぁっ・・・ゃあ・・」
その瞬間、梨華はビクンと体を震わせた。
自分でも驚くほどにひとみの舌に感じてしまっている。
昨日ひとみにしてもらったときより感度が急激に増している。
体が覚えるとは恐らくこういうことをいうのだろうか。
- 175 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時57分59秒
「ん〜?ここ、気持ちいいの?」
そう言いながらひとみは突起を強く吸う。
梨華は腕をひとみの首に廻す。体に力が入らない。
「はぁっ、んあ、う・・・ん、いいよぉ・・・そこ、い、ぃ・・・ふあっ」
言われて、さらにひとみは強く吸い上げる。
ビリビリとした刺激が梨華を幾度と無く襲う。
ひとみの片足が梨華の両足の間に挟まれる。
すると梨華が喘いで腰が動いてしまう度、
ひとみの足が何度も自分のそこに擦れて、
なんともいえないもどかしい様な快感が込み上げてくる。
「よし・・・ざ・・、あっ、あぁあ、んん・・・」
「ひとみでいいよ、石川さん。」
耳元で、ひとみが囁いた。
「どう?相性良さそう?」
そう続けて言って笑みを零して、ひとみは梨華を抱きしめる。
梨華も必死でひとみの背中にしがみついた。
- 176 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月01日(土)23時58分54秒
- その後
梨華は何度もひとみに絶頂をむかえさせられて、
何度もひとみの胸の中で体を震わせた。
時折、快楽で意識が飛びそうになった時、窓の外を眺めて、
もう空には星が見え始めている頃だろうか、
なんてどうでもいいことを考えたりもした。
だって、ひとみのことしか考えずに、ずっとこのまま抱かれ続けてしまったら、
きっと、ただの体を交じわすだけの関係ではいられなくなる気がして・・・。
とりあえず今は、ひとみとのエッチの相性は他の誰より抜群に良い、
とだけ思うことにした。
- 177 名前:黒須氣 投稿日:2002年06月02日(日)00時00分30秒
- 更新終了。
>>163
期待されるの弱いんですよね私(w
でも頑張ります。
- 178 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月02日(日)03時13分45秒
- 今回もエロいっす
まだまだ期待とか言ってみる(w
- 179 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月02日(日)05時37分44秒
- 期待2号参上。
…読んでくださってたんですか(恥 ありがとうございます。
何か、あれで違う意味で知られるようになりますた(w
- 180 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月02日(日)09時19分27秒
- 続けて3号
というかいつも期待以上の萌え度ですがw
やっぱり上手いですね〜
- 181 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月07日(金)17時43分00秒
事を全て終わらせて、
梨華は服を着直し始めた。
ひとみは台所に行って2杯目の紅茶を入れなおしている。
テーブルの上には満足に飲めなかった冷め切った冷たいミルクティーが2杯。
梨華はYシャツのボタンを締めた後ちらりと壁時計を見る。
このひとみの家に梨華が来たのがおよそ四時半頃、
今の時間は、八時ちょうど。
正直、そんなに長い時間やっていたという実感がなかっただけに、
思わず自分の携帯を取り出してまで時間を重ね合わせてしまう。
時間を忘れてしまうほど、こんなにも行為に夢中になれるなんて、
それも飽きることなく、こんな長時間もの間を・・・
これはもう、相性が良いとしか考えられない。
- 182 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月07日(金)17時45分22秒
「石川さん、何つっ立ってんの?」
ボーっとそんなことを考えていると、後ろからひとみに指摘された。
ハイ、と紅茶の入ったカップを渡され、立ったままカップに口をつけた。
おいしいと少し小さく呟いて、上目遣いでひとみを見上げる。
そんな姿の梨華を見て、口の両端を軽く上げて、ひとみも紅茶を口にした。
コクン、とひとみの喉の音が聞こえたと同時に、ひとみの首筋が流れるように
滑らかに動く。
梨華はその光景を見つめながら、自分の紅茶にもう一度口をつける。
一瞬ひとみと目が合いそうになるのを慌てて回避して、ゆっくりソファに腰を落とす。
「あ、そうだ、えっと・・・ひとみ、」
ぎこちなさそうに、梨華はまだ慣れていないその言葉を口にする。
「な〜に?」
「えっと、私も、その〜、名前・・・梨華でいいから、」
何だか変に照れくさくなって一口紅茶を口に含む。
「あぁ、名前呼ぶ時?いいの?」
「だって、私だけ呼び捨てするなんて変だもん。」
「そう、じゃあ今度からは梨華にする。」
- 183 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月07日(金)17時47分17秒
ニコっと笑って、ひとみは何だか嬉しそうに返事をする。
そのまま梨華の真横に座って、くっついてしまう程に
梨華の耳元まで口を近づけて、
「梨・華」
なんて、誘いモードで囁いてくる。
梨華は何故か焦ってしまって、囁かれた方の耳を片手で
強く塞ぎこむ。
「ちょっ、えっ、何!?」
「アハハ、呼んだだけ。」
梨華のその慌てている姿を見てひとみはにやにやしながら答える。
恐らく今自分はからかわれている。
梨華は何だか恥ずかしいような腹立たしいような思いをしながら
またそれを隠すように紅茶を口にした。
- 184 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月07日(金)17時49分23秒
「あ、そういえば今日お金どうしようか?いくら?」
ひとみは思い出したように梨華に問いかける。
「いいよ、お金いらない。」
「え?いらないの?何で?」
「うん、ひとみとするの嫌じゃないし。」
梨華はそこら辺にいる見知らぬ小父さんなんかと寝てお金をもらうより、
安心して体を交じわせていつもの何倍もの快感を得られる方が良いと感じた。
「それに、ひとみとのエッチの相性最高みたいだし。」
もちろん、その事も前提にして。。。
- 185 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月07日(金)17時50分44秒
帰り道、
梨華はひとみに駅まで送ってもらった。
「じゃあ、また明日学校で。」
ひとみが笑顔で梨華を見送る。
「うん、じゃあまた明日ね。」
梨華もひとみに軽く手を振る。
そうして梨華が改札口に向かおうとして後ろを向いた瞬間、
ひとみが梨華の手をぐっと掴んだ。
もう一度梨華がひとみの方を向くと、
「また、家に来てね。」
と、ひとみが梨華に誘いをかける。
梨華は、少し間をおいて、
「うん。」
とだけ、返事を返した。
梨華はそのひとみの誘いを、深く考えるのをやめることにした。
けして、変な誤解をしないように・・・・
- 186 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月07日(金)17時51分21秒
更新終了。
>>178
Σ(;^▽^)<ヒッ! !また期待されてる!!
期待されるの弱いて言うたのに〜!
>>179
Σ(;^▽^)<ヒッ! !さらにこちらの方も!!
あ、そちらの方も見てますよほ〜 |.∀´) チラリ とね。
>>180
Σ(;^▽^)<ヒッ! !さらにさらにこちらの方まで!!
でも萌えていただきありがたいです。
- 187 名前:黒須氣 投稿日:2002年06月07日(金)17時52分34秒
- よし、そろそろピッチをageよう。
- 188 名前:黒須氣 投稿日:2002年06月07日(金)17時53分04秒
- ちなみにここはsage専です。
- 189 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月08日(土)03時04分22秒
- 煤i;0^〜^)<み、見られてたYO!←猿
う〜む、お金はいらんとな。
続き楽しみです。
- 190 名前:じじ 投稿日:2002年06月08日(土)18時52分10秒
- 期 待 し て い ま す (w
この小説も感動するものになりますよほ。。。
- 191 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月12日(水)19時43分01秒
- 私 も 同 じ く 期 待 し て ま す |〜^0)チラッ!
>よし、そろそろピッチをageよう。
>ちなみにここはsage専です。
↑おもいっきりツボにはいってワラってしまった事は
い〜わないでおこうっ( ^▽^)<♪
3時間半もヤれるだなんてそーとー相性(・∀・)イイ!!に違いない(w
石の心が揺れ動いてますが肝心の吉の気持ちが・・・どうなのかなぁ・・と。
本気なのかそれとも言葉通り遊びなのか・・・・(0^〜^0)フフフ・・・
- 192 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時25分41秒
「ふぁ、ハッ・・・あぁ・・・あっ・・」
「梨華・・・もう少し腰上げて・・・」
ひとみは梨華の茂みにある割れ目を指で撫でながら囁く。
梨華はベットの上で四つん這いになってひとみに向けている腰を
言われた通りおずおずと上げる。
不安定に膝で立っている二本の細目の足がひとみの愛撫を我慢仕切れずに
少し震えてしまっている。
太腿にとろりと梨華の愛液が滴り落ちていくのが暗闇の中でもわかる。
ひとみは梨華の中にゆっくり指を二本入れ始めた。
そこからグチュグチュという厭らしい音が漏れる。
梨華は苦しそうに呼吸をする。
ひとみはゆっくりと指を動かし始めた。
- 193 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時26分49秒
「あっ、はぁっ、んっ、ぁ、あっ・・ひと・・みぃ・・んんっ・・」
梨華の膣内がひとみの指でいっぱいになる。
梨華のそこがヒクヒクと嬉しそうにひとみの指をきつく絞めつける。
ひとみは梨華がもう限界に近いと察し指の抜き差しを速く、激しくし始めた。
「ひゃあっ、あっあっダメ・・・も・・・もぅ・・・いくぅ・・・はあっ!」
一際大きく声を漏らした瞬間、梨華の腰が大袈裟に揺れた。
梨華の足が小刻みに震える。ひとみはその梨華の足の震えが止むまで
指の動きを止めない。
梨華は強張った体の力を全て脱力仕切ってぺたりとベットに横たわった。
梨華は荒々しく息を吐きながら目を瞑って快楽の余韻に暫く浸っていた。
- 194 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時29分35秒
「ハイ、今日はもうおしまい」
ひとみはそんな梨華の背中に唇を一つ落として優しくそう告げた。
「ハァ・・・もう・・・・ひとみ・・・体力ありすぎ・・・」
梨華は息も絶え絶えに、嫌味たらしくひとみに言葉をぶつける。
「でも、そのおかげでいつも梨華のこと満足させてあげられてるでしょう?」
ひとみは厭らしくにっこりと微笑んで、今度は梨華の首筋に顔を移動させた。
確かにひとみの言う通りだと梨華は思う。
ひとみは最後に梨華の頬に軽く口付けると、さっと梨華から
離れてベットから降りた。
- 195 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時30分31秒
- 梨華はそんなひとみをボーっとしながら見つめていると
「ホラ、早く服着ないと風邪ひいちゃうよ、それとも私に着替えさせてほしい?」
なんて、目が合った途端にからかわれてしまった。
ここでその問いに笑顔で両手を広げて『うん』と答えてしまえば
ひとみはどんな顔をしてくれるだろうか、などとくだらないことが頭を
過ぎらない訳でもないが、恐らくひとみのことだ、顔色一つ変えずに
ベットの周りに落ちている梨華の洋服を全て拾い上げ下着から穿かせ始めるだろ
う。
梨華は上半身を起こして自分で落ちている服を拾いながら
「お気持ちだけで十分。」
と返した。
もちろんひとみは笑っていた。
- 196 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時32分51秒
ひとみに初めて抱かれてから二週間ほどが経った。
あれから一度もひとみ以外の人とは体を重ねていない。
ひとみの家に初めて行った次の日から、ひとみが部活で帰りが遅くなる時以外
学校が終わるとその後の放課後はいつも夜中までひとみの家で時間を潰している。
そして当たり前のように毎回ひとみと体を交じわした。
まるで、寝に行くために家を訪れているようだ。
どちらかがどちらかに触れればそれが合図のようにどちらともなくキスをした。
どちらもそれを拒んだことなんてなかった。
但しそれは、二人きりのプライベートな時間だけ・・・・・
- 197 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時34分16秒
- 洋服を全て着替え終えて、梨華はひとみが座っているソファの方へと
視線を移した。
ひとみは雑誌を読んでいた。
梨華のいる場所からはひとみの腰辺りぐらいまでしか見えないが、
ページをめくる音でわかった。
梨華はその少しだけ遠くにある横顔を見つめた。
最近梨華はひとみを見つめることが多くなっていた。
もちろんそれは梨華もよくわかっている。
ただ、認めることが嫌なだけだ。
ひとみは雑誌に目を向けたまま着替え終えたかどうか尋ねた。
梨華は終わったと言いながらひとみの方へと近寄っていった。
ひとみはその言葉を聞き雑誌を閉じた。
「じゃあ、駅まで送ろうか。」
と、立ち上がってひとみは梨華に背伸びをしながら言った。
しかし梨華は寄る所があるからいいと断った。
そう、と言いながらひとみは玄関まで梨華を送ることにした。
- 198 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時36分06秒
「じゃあ、また明日ね。」
笑顔でひとみがおやすみを告げた。
ゆっくりと目の前の扉が閉ざされていく。
「あっ、待って!」
それを慌てて梨華が止めた。
ひとみは閉めかけた扉をもう一度開ける。
「ん?どうしたの?」
「あ、えっと・・・」
もう一度、キスがしたい・・・・
梨華は確かにそう言いかけた。
自分でも、そんなことを考えたことが信じられない。
そして思わず、その言葉を慌てて飲み込んでしまった。
「・・・?梨華?」
「何でも・・・ない・・・何でもないの、ごめん、おやすみ。」
不思議そう自分を見つめているひとみに恥ずかしさを覚えて、
梨華は顔を俯けたままその場を離れた。
暫くして扉の閉まる重い音が耳に届いた。
梨華は、自分が今どれほど顔を赤くさせているか鏡を見なくてもわかった。
- 199 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時37分29秒
そんな関係を、もうかれこれ二週間続けていた。
相変わらずひとみは学校では梨華にあまり声をかけない。
徹底してひとみは誰からも好かれる優等生を演じていた。
もちろん梨華も同じことだった。
但し梨華は話しかけようとしなかった訳ではない、できなかっただけなのだ。
ひとみの空気が、何だが自分を寄せ付けようとしない、そんな感じだった。
いくらひとみを見つめても、一度も目が合うことなんてなかった。
まるで今までのひとみとの行為が全て夢だったんじゃないかと思わせるほど学校
では
クラスメートという関係を一切崩さなかった。
梨華は『石川さん』で、ひとみは『吉澤さん』だった。
- 200 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時38分28秒
しかし梨華はその事に対して物足りなさを感じ始めてしまっていた。
どうしてなのだろう、一体自分の中で何が変わり始めているのだろう。
自分でも寒気がしてしまうほどに、いつもひとみのことばかり考えている。
明日までに提出しなくてはならない課題が手につかない。
梨華はこれ以上机の上にあるノートとにらめ合っても無駄だと思った。
梨華は力無く大きく息を吐きながらベットにそのまま倒れこんだ。
一度低い天井を見上げて、静かに瞼を閉じた。
さっきまでこの体にひとみが触れていた。
さっきまでひとみの吐息がかかる程に傍に居た。
ひとみの大きな温かい手がそっと自分に触れる。
頬、髪、唇、肩、胸、腰、そして・・・
そんなことを考えて、少しずつ、体全体が火照っていくのを感じた。
そっと下着の中に手を入れてみる。
そこをぎこちなく触ってみた。
やはり、薄らと濡れている。
ひとみがいつも自分にしてくれているのを思い出しながら、
ゆっくりと自分の指を穴に埋め始めた。
- 201 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時39分37秒
「ハッ・・・んぁ・・・・あ・・・・。」
その指を少しずつ奥へと進ませていく。
頭の中では自分の手とひとみを重ね合わせる。
『 梨華 』
耳元で囁くひとみの声を思い出す。
低い、聞いてて心地のいい声。
「んん、あぁっ・・・っとみぃ・・・あっ・・」
そこはもう、すっかり濡れきってしまって、
梨華の息遣いは荒々しくなっていた。
誰かとの行為を思い出して、こんなにも興奮したのは、初めてのことだった。
- 202 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時40分47秒
「ハイ、じゃあゲームやるからAチームとCチームは前にきてー。」
体育の教師が生徒を呼ぶ。
今体育ではバスケットボールを習っている。
梨華のクラスともう一組別のクラスと合同で学習を進めている。
梨華は今自分の番ではないので体育館の隅で友人たちとゲームを眺めていた。
片方のチームにはひとみがいる。
「吉澤さ〜ん頑張って〜」
様々な場所からひとみは声援を受ける。
そう、ひとみは愛想がいいのだ。
しかも誰にでも笑顔で相手するので性質が悪い。
敵を作らない、ひとみのポリシーらしい。
自分の容姿の良さをうまく利用している、これは梨華がひとみを見ていて学習し
たことだ。
但し、自分もその手にすっかりはまってしまっているため、何の役にも立たない
。
ひとみが笑顔で手を振っている。
心なしかイライラが募る。
- 203 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時42分02秒
「ねえねえ。」
ゲーム開始の笛の合図と共に隣に座っている友人が梨華に話しかけた。
「ん?」
「知ってる?吉澤さんの噂。」
『吉澤さん』という言葉に内心豪く反応してしまう。
しかし得意のポーカーフェイスで焦りを顔に出さない。
普段から鍛えているだけに自分でも驚いてしまうほど程だった。
「なに?噂って。」
「吉澤さんと、松浦さんの噂。」
友人は楽しそうに梨華に喋る。
女の子はいつだって噂話に華を咲かせる。
『噂話』というだけで周りにいた数人の女子たちが次々に
近寄ってきてその話を繰り広げている女の子に耳を傾けている。
- 204 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時43分15秒
松浦、といえば確か同じ学年で別のクラスの子である。
別のクラスでしかも合同である体育の時間も違うクラスの子と話す機会が
あまり無い為、松浦と言われても薄らとしか顔を思い出せない。
大抵、こうやってある一定の二人の名前が出された噂話なんて、
内容が限られてくるものだ、しかもこんな女子高での噂なんて高が知れている。
でもそんな在り来たりな噂が、今の梨華にとって一番厄介だった。
梨華は、視線をそっとひとみの方へ向けた。
スポーツをしている時のひとみは、本当に楽しそうで、
ただ走っているその姿を見るだけでも胸が高鳴った。
梨華は、静かに、誰にも気づかれないように大きく息を吐いた。
「吉澤さんと松浦さんが、どうしたの?」
- 205 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時44分18秒
放課後、梨華は廊下を力無さ気に歩いていた。
自然と視線が廊下の床を這っている。
勉強をする為に持って帰ろうと鞄に入れた教科書がずっしりと
梨華の肩に圧し掛かる。
ふと視線を上げた。
前から一人、こちらに向かって歩いて来ている。
その大きな瞳はひとみに負けない程である。
髪を一つに結んで、背筋をピンと張ってテンポ良く歩いてくるその子は
何だか機嫌が良さそうだ、まるで今の自分とは正反対。
彼女と擦れ違うとき、不意に彼女のに目を向けた。
その時梨華の目にある物が焼きついた。
彼女の首筋には、赤く、淡く、ハッキリとしたある証。
- 206 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時45分57秒
自分では決してつけることのできない場所のキスマーク。
梨華がその事に気づいた時には、先程の女の子であろう高い声が
ひとみの名を呼んでいた。
『吉澤さんと松浦さんが、音楽室でエッチしてるの見た子がいるんだって。』
それだけだった。付き合っているとは言っていなかった、
ただそれだけしか友人から聞かなかった。
そう、ただそれだけのことだ。
ただそれだけのことしか聞かなかったのに・・・・・。
自分はひとみにとって数多くいる中のセックスフレンドにしかすぎないと
わからされた瞬間だった。
恐らくあの子が・・・・・・
梨華は下唇を強く噛んだ。
梨華は決して進ませていた足を止めることはなかった。
- 207 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時47分20秒
- 更新終了。
>>189
( ^▽^)<見てますよ〜ウフフ。
そちらの方も楽しみにしてますよ。
>>190
期 待 し な い で く ら さ い(w
いや嬉しいんですけどね、でもき、きききき緊張しちゃって。
そちらの小説もきっと良い作品に・・・ってかもうなってますね。
>>191
笑ってくれてありがとうございます(w
(0^〜^0)<正直な君が好きさセクシーベイベー♪
遊びと本気の境界線、このお話のテーマです。たった今決めました。
- 208 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時49分41秒
- (^▽^)<こんにちは、(Dr)スランプ黒須氣です。
(;0^〜^)<さ、さむいよりかちゃん・・・
- 209 名前:星空の下で 投稿日:2002年06月22日(土)23時51分07秒
- あと2,3回でこの話終わります。
- 210 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月23日(日)10時44分36秒
- 思わぬ伏兵登場。
がんがれ!いしかー!
終わるのは寂しひ。。。(0T〜T0)
でも、がんがってください。マターリ待つとします。
- 211 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月18日(木)02時58分13秒
- まだかなー。毎日チェックするくらい楽しみに待ってます!
- 212 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時04分10秒
『なんか、音楽室の中を覗いたら、吉澤さんと松浦さんが
抱き合って首筋とかにキスしてたらしいんだよね。』
『まぁ私が聞いたのはこれくらいなんだけどさぁ。』
話を繰り広げていた友人はそう言って自慢気に笑っていた。
何だかその笑顔が自分に『ざまあみろ』と言っている気がした。
最も彼女はひとみと梨華の関係を全く知る由もないのだから
それは完璧な被害妄想なのだが。
先程からこんなくだらないことで梨華の頭の中は埋め尽くされている。
これではわざわざ辛い思いをして持って帰ってきた教科書やノートが
その役割を全く果たせていない。
大体何故自分がこんなにもひとみの事に関して勉強以上に
頭を悩まさなければならないのだろうか、
ひとみのせいで成績が下がってしまうなんてそんなことを
考えただけでも虫ずが走る。
梨華は何かを振り切るように古文の教科書に全ての意識をもっていく。
- 213 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時05分06秒
ひとみが誰とどう関係をもったって私にとっては関係がない。
梨華は何度もそう頭の中で呟く、まるで自分にそのことを言い聞かせるように。
だってそうではないか、別に付き合ってるわけではないのだし、
『好きだ』と告白し合ったわけでもない、でも、
ひとみが、自分のことをもしかしたら……
そう考えたことだって、別に無い訳ではなかったのだ。
確かにこれといった確信は無かったが、
でも…
この分では恐らく今日も勉強なんて手に付かないだろう、
梨華はそんな自分が何だかとても情けなく思えた。
- 214 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時07分16秒
翌日、昼休み。
梨華は図書室に本を借りに来ていた。
勉強がダメなら本でも読んで気を紛らわそう、
そう思って図書室に足を運んできたものの
何だかどうにも乗り切れない思いである。
昨晩も結局勉強が進まず、何も考えられないなら何も考えなければいいと
時計の短い針が9の文字も廻らないうちにベットの上にそそくさと横になった。
しかし当然目が冴えてしまっていて眠れなかった。
暗い天井を何度も見上げては無理矢理にでも瞼を瞑り、
瞼を瞑ってはひとみと松浦との行為を思い浮かべてしまう。
それがいつしか夢へとつながり、朝だと気付いて目が覚めれば
朝食より先に下着の手洗い洗濯。
おかげで午前の授業中ずっとひとみのことを直視できなかった。
そのうえ授業の内容もろくに頭に入らず、もう散々だった。
だからせめてをもと思い、一万冊程もある本の周りを行ったり来たりして
溜息をつきながら適当に本を選ぶ。
- 215 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時09分42秒
読むのなら極力恋愛物だけは避けたい。
ありきたりな男と女の胸が切なくなるようなラブストーリーなんて
今の自分には腹立たしい以外の何ものでもない。
最も、女と女の性関係について悩ましげに
事細かく描かれている本ならば話は別だが。
梨華はまるで迷路のように並んでいる本棚と本棚の間を奥へ奥へと進んでいく。
昼間でも暗く、天窓から差し込む光だけが眩しい、
そんな図書室の風景が梨華は好きだった。
そういえばこうやって図書室にくるのも久しぶりのような気がする。
前はよく放課後などにここに寄って勉強をしたり本を借りたりしていたものだ。
それがここ最近はひとみの家に入り浸っていた為めっきり来なくなっていた。
- 216 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時10分56秒
梨華はそんなことを薄らと考えつつ本を選ぶ。
梨華は少し上目にある本を取ろうと手を伸ばしながら背伸びする。
しかし指の先は触れるものの中々本が掴めない。
脚立を使うほどでもない高さなのだ、なのにどうしても掴めないのが悔しい。
これでもかというほどに梨華はもう一度背伸びをして思い切り手を伸ばす。
あと少し、あと少しというところだった。
いきなり自分とは違う別の手が自分の取ろうとしていた本を
あっさりと手に取った。
梨華は驚いて後ろを振り向く。
- 217 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時12分23秒
「あ………。」
そこには薄く笑ってその本を持っているひとみが立っていた。
「これ、取りたかったんだよね。」
そう言いながらハイと手にしていた本を梨華に渡す。
梨華は今最も会いたくない相手を目の前におずおずしながら
その本を受け取る。
業務以外でけして話しかけてはこなかったひとみに梨華は少し焦っていた。
どうしてこういう時に限って…
「石川さんも本読むんだ。」
そんな梨華とは対照的にひとみはとても穏やかに声をかける。
相変わらず学校では他人行儀な呼び方をする。
梨華は返事も曖昧に本に視線を落とす。
「どれ、どういう本なの?」
すると本のページを捲ろうとした途端にひとみが本を覗こうとして
顔を近づけてきた。
梨華はそれに気付いて思わず慌ててしまう。
- 218 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時14分35秒
「え!?あ、痛っ……。」
慌てたためか、ページを捲ろうとした手の指が紙で切れてしまった。
「ん?どうしたの?」
そんな姿を見てひとみは不思議に思って梨華の様子を窺う。
ひとみは梨華の指を見る。大した傷でもなさそうだが
じわじわと梨華の人差し指から血が滲み出ている。
「あ、切れちゃってんじゃん。」
「あー、うんでもこれぐらい別に…」
梨華は息を呑んだ。
人差し指に柔らかいものがあてられたと思った瞬間
それが一体何なのかを理解した。
梨華の指先はひとみの口許に運ばれていた。
- 219 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時16分01秒
ひとみの厭らしい紅色が優しくえぐるように傷口を舐め上げる。
チリチリと快感にも似た僅かな痛みが梨華の体全身を包み込んでいく。
体全体から力が抜ける。
ひとみが指を口に銜えながら梨華を上目遣いで見上げる。
目が合った、瞬間、梨華は思わず持っていた本を床に落としてしまった。
咄嗟に勢い良く手を離す。
いきなり手を離されて少しひとみも驚く。
「?…石川さん?」
首をかしげながら梨華の顔を覗き込む。
途端に今自分が何を想像していたのか、そう考えて頭に一気に血が上る。
「あ…ごめん…何でもない…本当、ごめん…。」
- 220 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時17分44秒
自分は一体何に対して謝っているのだろう、
梨華はすごく恥ずかしくなってそんなことを考える暇も無く気付けば
その場を逃げるようにして走り去っていた。
ひとみは今の自分の態度をどう思っただろう。
きっと不自然そのものだっただろう。恥ずかしい、さらに顔が熱くなる。
自分は一体これからさきどうやってひとみと接すればいいのだろうか、
わからない、だって今の自分の本当の気持ちすら梨華は満足に
理解できていないのに。
梨華はもう頭の中がひとみへの想いでぐちゃぐちゃに混乱していた。
- 221 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時20分05秒
午後の授業中、
梨華はどうにかなりそうだった。
先程の図書室でのひとみとの光景が頭の中で何度も繰り返される。
梨華の頭の中はひとみの仕草や匂い微笑で、今にも爆発しそうになっていた。
今じゃ同じ空間にいるだけでも辛い。
ひとみを見ていると自分の半端な想いが胸にぶつかってくる様で
とても耐えられそうにない。
「じゃあ石川さん、今読んだ英文のところを日本語訳に直して。」
「…え?あ、は、はいっ。」
突然の教師の声に梨華は思わず声を裏返して驚く。
椅子が引き摺るように音をたて、それが耳に響いて梨華の
遠くなっていた意識を呼び起こす。
しかし全く話を聞いていなかった為、正直どこをどうして良いのかわからない。
数秒、たっぷり教科書とにらめ合った後梨華は申し訳なさそうに教師に詫びる。
- 222 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時22分04秒
「あ、…すいません、今話を聞いていませんでした。」
「あら、石川さんどうしたの?らしくないわね。」
教師は少し驚いた様子で梨華を見つめる。
普段は秀才で先生方に名が通っている為か心配そうに梨華に近づいてくる。
「あなた少し具合が悪いんじゃない?そういえば先程から顔色が良くないわ。」
「ハイ、ちょっと…。」
ひとみのことを考えすぎて頭が痛いとはとても言えない。
しかし今の自分はそんなに元気がなさそうに見えるのだろうか。
クラスの生徒の視線が一気に梨華に向けられる。
その中にひとみの視線も混じっていると思うと恥ずかしくなって
思わず顔を俯ける。
- 223 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時23分51秒
「勉強のしすぎじゃぁないかしら?あまり無理しない方が良いわよ、
保健室にでも行って休んできたら?」
話を聞いていなかったというだけでこの有り様、
こういう媚びた態度が差別に繋がって他の生徒の不満を呼び
教師の格を下げているんじゃないだろうか、
梨華は薄らそんなことを考えてしまう。
しかも昨晩はっひとみのことを考えすぎて勉強なんかこれっぽっちも
手に付かなかったのだが。
しかし今ひとみと同じ場所にいなくなれるならこんな都合の良いことはない。
梨華は周りの視線も気にしながら教師の言う通り保健室に向かうことにした。
- 224 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時25分39秒
梨華は一階にある保健室まで足を引きずるように運ぶ。
階段の一段一段を慎重に下りていく。
ひとみはさっきの自分の教室での態度を見て少しは心配してくれただろうか、
少しくらい、自分のことを気にしてはくれただろうか、
こんな時でも考えていることはひとみのことだと思うと
とてつもなく自分にうんざりする。
「石川さん、大丈夫?」
「へっ!?きゃっ…!」
「え?ちょ、ちょっと!」
と、突然後ろからひとみに声をかけられる。
梨華はいきなり声をかけられたのとその声の主がひとみだということに
驚いて階段を一段踏み外してバランスを崩しかけてしまう。
ひとみは慌てて咄嗟に腕を伸ばして梨華の腰の辺りを抱き寄せる。
なんでこんな所にひとみがいるのよ!!、
梨華は心の中で思い切り叫んだ。
- 225 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時26分59秒
「ねぇ、本当に大丈夫?」
「あ、いや、ごめん…ど、どう、どうしたの?」
不意に近づいてきたひとみの顔に思わず焦って言葉がどもる。
いつから自分はこの顔にこんなにも冷静さを奪われるようになったのだろう。
こんな自分が本当に情けない。
腰を掴んでいる腕を丁寧にはずして体制を整えると同時に
少し乱れた呼吸も落ち着かせようと勤める。
「いや、保険委員の人休んでるから代わりに学級委員である私が
保健室まで付き添いをと先生に頼まれたんだけど、石川さんどんどん
先歩いて行っちゃうから。」
なんていらぬお節介だろう、梨華は心の中で舌打ちする。
運が良いのか悪いのか、いや、悪いに決まっている。
今最も見つめ合って話したくない相手がひとみなのだ。
その事を知ってか知らずか、ひとみは梨華の顔を覗き込む。
「大丈夫なの?具合悪いって、なんか顔赤いし、熱?」
ひとみが掌を梨華の額にあてようと近づける。
しかし梨華はその手を避けるように振り切る。
「うん…あの、平気だから。」
- 226 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時27分36秒
そのままそそくさと階段を駆け下りる。
こうなったらどこまでも逃げ切りたいと梨華は思った。
「もう教室戻っていいよ、私一人でも全然大丈夫だから。」
「えっ?、ちょっと待ってよ。」
ひとみも突然の梨華の行動に一瞬呆気にとられたが
慌てて梨華の後を追いかける。
「ねぇ待ってってば。」
梨華の思いも空しく、一階への階段を下りたところでひとみが追いついて
梨華の腕を掴む。
そのまま軽く引っ張って梨華の顔をこちらに向かせる。
「石川さん?」
ひとみは真剣な顔つきで梨華を見つめる。
間近にあるひとみの顔に思わず顔を赤らめる。
そのことを悟られたくなくて思わず顔を俯かせて
急いで手を離そうと力を入れて振り払おうとする。
しかし時既に遅く、勘の良いひとみはすぐさま梨華の様子を察知する。
「あ、もしかして…。」
- 227 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時28分20秒
ひとみはいつも梨華を辱める時のように怪しく笑った。
梨華はそれを見てビクリと掴まれている手を強張らせ怯えた表情で
少し上にあるひとみの顔を見上げる。
ひとみはもう一度ぐっと梨華の腕を引っ張ると、
今度はそのままずんずん保健室とは全く違う方向に歩き始めた。
梨華は訳が判らないまま早足のひとみに必死について行く。
ひとみに連れられた場所は階段裏にある薄暗い一階のトイレの中だった。
トイレの中の一番奥にある個室に背中を押されて無理矢理中に入れられる。
そのままひとみも同じ個室に入り後ろ手でドアの鍵を閉められた。
そうして腰を力強く抱きしめられるなり深く口付けされる。
あまりに突然のことに梨華は目を瞑るのも忘れて
覆い被さってる唇に甘く吸われる。
梨華は僅かな意識でひとみの肩を押してなんとか唇を離す。
「やっ…な、に……」
「欲情してんでしょ?石川さん」
- 228 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時29分01秒
梨華はそれを聞いて体全身の毛穴から火を噴く勢いで熱くなった。
ひとみはそれを見て厭らしく笑う。
「違っ…やだ……!」
梨華は必死にひとみから逃れようと慌てふためくが
強引に壁に押し当てられてしまう。
「さっきから妙に変だと思ったら…。」
そう言ってひとみは梨華の耳朶に甘く歯を立てる。
梨華の全身がゾクっと鳥肌立つ。
「まさか、さっきの指だけで興奮してたりして。」
そう耳元で囁いて、ひとみは梨華の首筋に舌を這わす。
梨華は呼吸を乱しながら昨日の友人の言葉を反芻する。
『吉澤さんと松浦さんが、音楽室でエッチしてるの見た子がいるんだって。』
『なんか、音楽室の中を覗いたら、吉澤さんと松浦さんが
抱き合って首筋とかにキスしてたらしいんだよね。』
- 229 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時29分35秒
ひとみは腰にまわしている方の手で梨華の太腿を撫で回す。
そのまま手は少し上に這って尻を持ち上げるように掴んで揉みしだいた。
梨華は眩暈がしてしまう程に恍惚した。そしてふと思った。
松浦の時にも、ひとみはこうやって厭らしい言葉を投げ付けて、
太腿や尻を撫で回したりしたのだろうか。
梨華は考えただけで気が狂いそうだった。
そう考えるとなんだかひとみに馬鹿にされている気さえした。
梨華は理性の欠片も残っていない体で必死にもがくように抵抗する。
「イヤ…だ…やだぁ……あっ」
しかしひとみの力には敵う訳もなく、すっかり火照ってしまった体が
言うことを聞く筈もなかった。
「全然説得力ないよ、石川さん、それに…。」
ニヤつきながらひとみは梨華の下着の中に手を入れた。
瞬間、ぬるりとひとみが指を割れ目に滑らせた。
「ここ、こんなに濡れちゃってるくせに。」
「ひゃっ、やあっ!」
- 230 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時30分35秒
途端に我慢していたものが溢れ出してきて梨華は思わず声を上げる。
ひとみは腰を押さえていた手で素早く梨華の口を塞ぐ。
「ほらダメじゃん、そんなに大きい声出しちゃ、誰かにこんな恥ずかしい声が
聞かれたらどうするの?」
クスクスと鼻で笑いながらひとみは梨華に言い聞かせるように囁く。
梨華は鼻でフー、フーと荒々しく呼吸する。
こんなトイレの中で、しかもいつ人が来るかもわからないこんな状態で、
一体何故こんなことになってしまったのか、
梨華は羞恥心ですぐにでも泣きそうだった。
しかし今は遥かに興奮が勝っている、梨華は徐々に
強張らせていた力が抜けてきた。
ひとみはそのまま梨華の下着を膝程に下ろして既にツンと腫れた蕾を
人差し指で強く押し上げた。
「んーっ、んうんん!」
下腹部を震わしながら梨華は身悶える。
「苦しい?石川さん。」
ひとみは艶めかしく微笑む。
梨華は助けてほしいと言わんばかりに首を何度も縦に振る。
目は潤んで今にも雫が頬をつたっていきそうだ。
- 231 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時31分13秒
「じゃあ、ほら、足上げてよ。」
ひとみは梨華の口を塞いでいた手をはずしてそのまま梨華の片足を持ち上げる。
梨華は崩れ落ちてしまわないようにひとみの肩に必死につかまる。
こんなことは早く終わらせなければいけない、そう思った。
ひとみは指をゆっくりと二本入れ始めた。
梨華がそれに合わして大きく息を吐く。
ひとみは全て入れ終わるとそのまま指で中を激しく掻き回すように動かす。
梨華は声を押し殺してひとみの肩にしがみつく。
「石川さんすごいよ、わかる?いつもよりこここんなに濡れちゃって。」
そう言いながらひとみはもう一本指を中に埋め始める。
「んんっ!はぁっ、やあぁ…。」
「ほら、あっさり三本入っちゃったよ、さすが慣れてるよね。」
そのままひとみは奥へ奥へと指を突き上げる。
室内には液体が混ざり合うぐちゅぐちゅと厭らしい音と
荒々しい息遣いだけが響く。
それが余計に二人の興奮を煽る。
- 232 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時32分02秒
梨華は薄く目を開けると目の前の白い肌を見つめた。
綺麗だ。梨華は何度見てもひとみの肌は羨ましくなってしまうほどにそう思う。
そういえば、ひとみは一度も梨華の前で服を脱いだことがない。
いつも一方的に服を脱がされるばかりで、
梨華はひとみの裸姿を見たことがない。
松浦は見たのだろうか、ひとみの体を…
考え出すと止まらない。
松浦はこの体に唇の跡を印しただろうか、
抱き合って、お互いの肌の温度を確かめ合っただろうか、
ひとみは胸が詰まりそうな程の甘く蕩ける様な口付けを松浦にも
与えたのだろうか、
梨華は何かを振り切るように目の前の白い細い首許に軽く歯を立てた。
瞬間ひとみから小さく吐息が漏れた。
恐らく痛みは感じていないだろう、そのまま梨華はしゃぶる様に首の根の辺りに
唇を押し付ける。
- 233 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時33分47秒
梨華、とひとみが耳許で吐息混じりに囁いた。
途端に梨華の体全体がゾクっと波打つように震え走る。
絶頂が物凄い勢いで近づいてきていた。
首からも口をはずし大袈裟なぐらいにひどく喘いだ。
腕をひとみの首に巻き付ける。
ひとみは見計らったように唇で梨華の唇をすくった。
梨華は夢中になってひとみの舌に自分の舌を絡ませながら
ひとみの口中に声を漏らした。
そのままひとみは中に入っている指を押し上げるように小刻みに振動させた。
「んんっハッ…んうっんん……!」
梨華の中から愛液がだらだらと溢れ出た。指を引き抜くと太腿に雫が垂れた。
梨華の足がガクガクと震える。
ひとみは顔を離して興奮を抑えるように梨華の体を抱きしめ
大きく乱れた呼吸をしながら梨華の首や耳を優しく愛撫した。
梨華は荒々しい呼吸のまま吐息と共に声が漏れた。
「…………たの…。」
- 234 名前:星空の下で 投稿日:2002年07月19日(金)01時35分46秒
「へ……?」
はっきりとしない梨華の口調にひとみは一度顔を上げて梨華を見上げる。
梨華はそのまま何も言わず、頭をひとみの肩に凭れさせた。
『松浦さんにも、私と同じように抱いたの?』
梨華はひとつ言葉を呑み込んだ。
白い壁と天井と床が眩しくて、梨華はゆっくり目を瞑った。
なんだかまた泣き出したくなって堪らなかった。
色々と覚悟をしなくてはならない、梨華は心の中で決意した。
- 235 名前:黒須氣 投稿日:2002年07月19日(金)01時36分39秒
- 本日の分更新終了。
- 236 名前:黒須氣 投稿日:2002年07月19日(金)01時40分56秒
- >>210
遅くなりましてスイマセンでした。
これからも石川さんも私もがんばっていきたいと
思います。ハイ。
>>211
待ってていただけたなんて思わず嬉し涙ポロリ(T▽T)
遅くなってしまってスイマセンでした。
- 237 名前:黒須氣 投稿日:2002年07月19日(金)01時45分55秒
- 本当に遅くなってしまって、自分でピッチageるなんて言っときながら、
いやはやとんだお間抜け野郎でゴメンナサイ。
次の更新もいつになるかわかりませんが、なるべく早く終わらせたいなとは
思っておりますので。
(^▽^)思ってるだけじゃダメだよね。
煤i;^〜^0)<ドキッ!!そ、そうだね…アハハ。
- 238 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月19日(金)06時54分09秒
- 更新お疲れれさまです!
ゆっくりマターリでも良いですのでガンガって下さい!
- 239 名前:211 投稿日:2002年07月19日(金)21時54分41秒
- やったー!更新されてるっ(^0^)
作者さんのファンなんで、他に作品書いてたりしたら
ぜひぜひ教えてください!!
- 240 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時19分47秒
- あのトイレでのことがあって以来、梨華はひとみを心なしか避けていた。
前の時とは何か違うやりにくさがあった。
嫌いとか、そういう決まった理由があるわけではない。
ただ、前以上に話しかけずらい何かがあった。
時折、ひとみを盗み見ては胸を痛ませた。
少しでもひとみがこちらを向きそうになればすぐに視線を外した。
その度に胸の真ん中の辺りが縮まるような思いだった。
向こうも梨華に話しかけてくる様子はなかった。
次の日も、その次の日も、お互いに学校の業務的会話すら持掛けてはこないまま、
梨華がひとみを避け始めてから一週間が経っていた。
- 241 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時21分42秒
今日も何も起こらないまま学校が終わって、梨華はまるでその言葉通り
心ここにあらずと言った状態で気が抜けたようにふらふらとした
足取りで下校する。
ひとみの家にも最近は寄る事が全く無くなった。
誘われる事なんてもちろんなかったし、それに行く理由が見当たらなかったから。
今頃ひとみは部活の方へと向かっている頃だろう。
少し前までは、毎日のように放課後ひとみの家に通っていたものだ。
今思えば、自分は何故理由もないのに毎日ひとみの家に行っていたのだろう。
梨華は今更になって少し前までの自分に疑問を抱いた。
そして何一つとしてちゃんとはっきりとした答えが出せない事に気が付いた。
あの時は、考える前に行動していた。だから、今頃になってあれやこれやと
考え出さなくてはならない結果になってしまった。俯いて溜息を一つ零す。
梨華はこの一週間溜息の数が滅法増えていた。
そんな事を思うとまた息が漏れそうになる。
梨華はまた少し俯き加減になった。
- 242 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時22分36秒
「ストップ。」
校門を出かけたところでいきなり横から人に声を掛けられる。
梨華は突然のことに驚いて、息が止まって口を間抜けに半分開けたまま
勢いよく顔を横に向けた。
そこには規則に反する程の長い髪をおろした同じ高校の生徒が立っていた。
両手を着ているダッフルコートのポケットに突っ込んで、自分より背の低い
梨華を目だけで見下ろしているその少女は、とても凛とした目付だった。
「そのまま、口閉じて。」
あまりに迫力のあるその声色と喋り方に、梨華は言われた通り
訳も判らず口を閉じる。
「したら飲んで。」
力強く言った彼女の言葉に押されて梨華はぐっと溜息と言う名の
空気を飲み込んだ。
ぎゅん、と喉が鳴ったかと思うとそのまますぅっと何か丸いものが
梨華の体の中を滑っていった。胃が苦しかった。
- 243 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時23分34秒
「ん、オッケ。」
梨華のその様子を見て少女はそのまままた歩き出してしまった。
あまりにも意味が判らなすぎる今の少女の言動に梨華は追求すべく
偶然帰る方向が一緒だったその少女を慌てて追いかける。
「ちょ、ちょっと待って!待ってよぉ!」
梨華が隣に辿り着いて一緒に歩き出したのを横目だけで確かめて、
少女はそのまま足を止めずに愛想の無い返事をする。
「なに?」
「今のって、あの、何なの?」
梨華は眉を八の字にして少女に問いかける。
少女はまた目だけを一瞬梨華に向けて、すぐにまた道に戻す。
「12回。」
「へ?」
「下駄箱から、校門の所まであんたが溜息ついた回数。」
梨華は言われてハッとする。
見られていた恥ずかしさと、人に回数を数えられるほど大袈裟な溜息をしていた
自分に顔を赤らめて俯いた。
- 244 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時25分04秒
「あのさぁ、溜息吐く分だけ幸せ逃げるって言うじゃん、あんたそんなに
幸薄そうな顔してんのにそれ以上幸せ逃げたらいつか事故死でもしかねないよ?
だからぁ、あたしがキリの悪い番号になる前に止めてあげたの。」
淡々と、それでいてのんびりとした口調で喋っている彼女に、
『止めてくれてありがとう』と言うべきか、『薄幸そうだなんて失礼な』と
言うべきか迷う。
「ストレス溜めちゃうのは良くないと思うなぁ。悩んでるなら友達でもなんでも
相談すりゃぁいいのにさ。」
何だかついさっきまで全く知らない他人だった彼女に調子を狂わされっぱなしの
梨華は中々彼女に話しかける言葉が見つからない。
信号にあたって二人とも足を止める。
二人とも無言のまま並んで立っている。
梨華は少し悩んで、そして意を決して少女に話しかけた。
「じゃあ、ちょっと、質問していい?」
その声に初めてこちらを顔ごと振り向かせた彼女は
悩み事?と質問の意味を梨華に尋ねる。
梨華は頷きながら返事をした。
- 245 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時25分58秒
「なに、こんな他人に悩みを打ち明ける程相談できる友達もいないわけ?」
少女は眉の間にしわを寄せる。
梨華はもちろん否定しない。
信号が青に変わって二人とも同時に歩き出す。
梨華が二本目の白い線を踏んだ時に「それで何?」と低い声が言った。
梨華は静かになった道路に合わせて静かに喋りだした。
「その、エッチ友達が別の人とエッチしてたって聞いて妬いちゃうっていうのは、
やっぱり、変なのかな?」
梨華は真剣な眼差しで少女を見つめた。
今日知り合ったばかりの人にこんな話をするのは
おかしい気もしたが、そんな蟠りは勢いに任せてしまった。
少女は梨華の発した台詞にかなり驚いていた様子だった。
目が先ほどまでの二倍は開いていた。
「あんた、イキナリすんごい事言うねぇ。」
ポケットから片手を出したかと思うと鼻の付け根を掻いて
またすぐその手をポケットにしまいこんだ。
「ん〜、セフレが他の子とエッチしたって誰からか聞いたの?」
「うん、同じクラスの子から噂で。」
「ふ〜ん、あっそぅ。」
- 246 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時26分59秒
何だか梨華の話が全く気にならないように少女は少し
赤くなり始めている空を見上げた。
少しして顔を下ろして、鼻を軽く啜って、少女はぼんやり話し始めた。
「その人に妬きもちやくのが変じゃないっていう理由が、2つ、ある、かなぁ、
結果は両方とも違うけど。」
「ん?なぁに?」
「1つが、あんたがただ独占欲の強い女なだけってことか〜、」
「うん。」
「もう1つは、あんたがそのセフレのことをぉ…」
言いかけて、突然少女のらしき携帯の着信メロディが鳴り響いた。
少女は、あっと声を漏らしてポケットから携帯を取り出した。
- 247 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時28分32秒
- もし彼女の携帯が鳴らなかったなら、一体どんな答えが彼女の口から出ていたか、
その答えは考えなくても梨華にはわかっていた。
それはきっと梨華がずっと心の中の奥の奥のそのまた奥にずっと閉じ込めていた
ものと同じものな筈だから。
そう、それはひとみの家に初めて行ったあの日から、存在は知っていたけれども
梨華がずっと知らないふりをしていたある想いだった。
梨華は少しずつ確かなものへと変わりつつあるそれを無視するかのように
視線を少女の方へとやった。
少し驚いた。少女は先ほどとは全くの別人のように可愛らしく笑っていた。
「うん、今花屋の前通り過ぎた、あと10分以内で着くよ、うん、
え?圭ちゃんも来てんのぉ?なんでよ!?あたしとなっちだけって言ったじゃ〜ん、
まさか泊まるつもりじゃないよねあのオバちゃん、もうせっかく2人っきりで
週末過ごす筈だったのにぃ〜、ううん、なっちが謝らないでよぉ、
何も悪い事してないんだから、
うん、うん、わかったすぐ行くから、うん、じゃ〜ねぇ、はい。」
- 248 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時30分11秒
- 彼女は慌てて携帯を切った。少し表情が苦笑いを含んでいた。
「じゃあ、あたし急いで邪魔者退治しなくちゃ行けなくなったから、もう行くね。」
そう言って、話も途中で突然少女は走り始めた。
すると5歩程走って、何かを思い出したようにまたすぐこちらに戻ってきた。
その様子を只黙って梨華は見つめる。
「あのさぁ、もしまだ悩んでるんだったらあんたもそいつ以外の他の奴と寝てみたら?
もし独占欲強いだけなら絶対寝れるって。それと、これから極力溜息禁止、
出そうになったらごっくんすること、わかった?」
余程急いでいるのか、息継ぎもそこそこにまるで早口言葉のように
すらすらと少女は梨華に言い聞かせた。
梨華もそんな少女につられて首を縦に慌てて2回続けて振った。
それを見た少女は唇を薄くして笑った。やっぱり可愛いと素直に思った。
- 249 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時31分07秒
- じゃ〜ねと言いながら重そうな鞄を背負って少女は今度こそ走り去っていった。
あまりの足の速さに見とれてしまう。
少女が曲がり角を曲がって見えなくなった瞬間彼女にお礼を言うのを
忘れていた事を思い出した。
少女はとっくに見えなくなっていた。
梨華は少女の言葉を反芻する。
『あんたもそいつ以外の他の奴と寝てみたら?』
梨華は、ゆっくりと駅の方へ歩き出した。
- 250 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時32分24秒
いつもの駅で降りて、そのままぶらぶらと何も考えずに歩いていたら、
二十分も経たないうちに声をかけられた。予想通りだった。
会社帰りらしいその人は、スーツをきっちり着こなした少し白髪のかかった
四十代後半ぐらいの男だった。
もちろんそのまま話もそこそこにホテルへと向かった。
お金なんてどうでもよかった。結果がわかれば何でもよかった。
ホテルへ向かっている途中、梨華は何度もさっきの少女から言われた言葉を頭の
中で
反芻していた。
『もし独占欲強いだけなら絶対寝れるって。』
そう、独占欲が強いだけなら自分は他の人と寝る事は可能な筈だ。
自分が我侭な性格だと言う事は知っている。もしそちらの方の結果が出れば、
こののイライラは自分の大切なおもちゃが別の知らない誰かに
遊ばれてしまったことと似た様な悔しさなのだろう。
しかしもう1つの方の結果が出てしまえば、大切なおもちゃどころでは済まされない。
梨華はどちらの結果にしろ落ち着いた対処を取る決意をする。
- 251 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時33分42秒
ホテルについてさっそくと言った様に目の前で男は慌しくスーツを脱いだ。
梨華もとりあえずといったようにマフラーをとる。
しかし服を自分から脱ぐ気にはなれなかった。
そのままベットへ勢いよく身を投げ出した。
低い天井を見上げる。ホテルなんて久しぶりだ、なんてのんきに考えたりする。
今頃ひとみは部活の真っ最中なはず、まさか自分が今男とホテルにいるなんてこれっぽっちも
思っていないだろう、私以外の女の人を抱いた罰だ、と心の中で恨みがましく呟く。
でもあの優しい腕に抱きしめられて、耳元で甘い声を囁かれるのは好きだった。
どんなに男から言われても寒気だけしかしないような言葉をひとみが発しても、
少しも嫌な気にはならなかった。
掌を目の前でかざして見る。ひとみの手はこんな小さい手じゃなくて、もっと、
指自体がすらっと長い大きな手だった。
あの大きな手で頬をそっと包まれるように触れられるのも好きだった。
薄くて柔らかい唇に自分の唇が触れるといつも全身がピリピリと痺れた。
もう一度、あの唇にキスができたら、不意にそう思った。
- 252 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時35分25秒
「ねぇ、もうしてもいいかな?」
突然男の声が聞こえて反射的に上半身を起こした。
男はもうネクタイもボタンも腕時計も全て外して準備万端といった様子だった。
梨華は一度だけ首を縦に振る。
男はそれを合図にゆっくりと大きいダブルベットの上をゆっくりと這い這いしてくる。
そのまま男の顔が目的をもって近づいてきた。
それを梨華は無意識に避ける。いや、避けてしまった。
男はその様子を見てしぶしぶ予定を変更したようだ。
一端近づけた顔をそのまま首筋に埋める。
途端に荒々しい鼻息が首に掛かる。
梨華はその生暖かい感覚にぞっとする。
男のきつい香水の匂いが頭まで響く。
耐えるように下唇を噛んだ。顔もその男から逸らした。
服の上から胸を掴む様に撫でる。
- 253 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時36分26秒
梨華は少し前までこんなことを平気でやっていた自分にヘドが出そうだった。
少し前まではお金さえもらえればどんな格好もしたしどんな言葉も吐いた。
触られる事が当たり前だった。
しかし今は明らかにこの状態を梨華は『我慢』している。
もっと気楽に、もっと落ち着いていられた筈だった。
ひとみと寝るまでは、こんなこと一度も起こらなかった。
男が制服を脱がし始める。
ブレザーを脱がされて、シャツのボタンを外される。
カラフルな下着が男の興奮を加速させる。
男は右胸の少し上の辺りに強く吸い付いた。
梨華はぎょっとした。
「ゃっ…やだっ…!」
覆い被さってる男を力強く両手で押し上げる。
男は突然のことに少し驚いて上半身を少し起こして梨華を見つめる。
- 254 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時37分30秒
「え?な、なに?何かした?」
梨華は黙って吸われた場所を見つめた。
赤くなっているそこは初めてひとみっとホテルに行った時に
痕を残された場所の辺りだった。
指で少しその場所を摩る。
「あ、ごめん、痕つけちゃ駄目だったのかな?」
男は少しだけ申し訳なさそうに詫びる。
そしてもう一度梨華の顔を見上げて、驚いた。
梨華は泣いていた。
唇を噛んだまま、鼻を啜りながら、目からボロボロと涙を溢れさせていた。
男はそれを見て焦る。男は女の涙に弱いというのは本当らしい。
- 255 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月09日(金)01時38分52秒
「ご、ごめん、そんなにイヤだったの?本当ごめん、ごめんって。」
梨華はそれでも泣き続ける。
理由は吸われたことでも痕をつけられたことでもなく、場所だった。
何だかひとみ以外の別の人にひとみのつけた場所を汚されてしまった気がした。
それだけのことなのに凄く悔しくてすごく寂しくて泣く事を我慢しきれなかった。
梨華は泣きじゃくった。
泣き出したと同時に、梨華の心の中の奥の奥のそのまた奥にずっと閉じ込めていた
ある暖かい物が一気に梨華の体全身を覆った。
結果が出てしまった。取り返しのつきそうにそうにない大きな結果が。
少し前に決意していた勇気が泡のように消えてしまった。
妬きもちを妬いた大きな訳。
答えはいたってシンプルだった。
男は、泣き止まない梨華をどうすることも出来ずに、
ただベットの上で参ったっというように頭を掻いていた。
ホテルの部屋に入って、わずか十分程の出来事だった。
- 256 名前:黒須氣 投稿日:2002年08月09日(金)01時39分40秒
- 本日分の更新終わりました。
- 257 名前:黒須氣 投稿日:2002年08月09日(金)01時45分36秒
>238
レスありがとうございます。
お言葉に甘えてマターリカンガッテいきたいと思います。
という事で次回の更新日は2008年のお正月にでも(嘘
>239
レスありがとうございます。
他の作品ですか、ん〜と、倉庫逝きになったのが一つありますが(痛
えっと、過去のメール欄を見ていただけるとヒントが書いてあるんで、
そちらを参照にしてください。ファソだなんて、は、恥ずかしい(赤面
- 258 名前:黒須氣 投稿日:2002年08月09日(金)01時46分13秒
- 次で最終回。多分。。。
- 259 名前:名無しさん 投稿日:2002年08月09日(金)03時45分08秒
- 次も期待してます……けど、最終回か。
もうちょっと続いて欲しい微妙な心境です。
- 260 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月09日(金)15時38分52秒
- 更新だ〜!!
次で最終回ですか…
何事にも終わりがあるのが世の常ですが、寂しい気持ちは止められませんね。
- 261 名前:239 投稿日:2002年08月09日(金)16時36分40秒
- おぉっ更新されてるー!!
次回でラスト…期待してます^0^
なるほどヒントをたよりに探して参りまっす!
- 262 名前:名無しのゴンベイ 投稿日:2002年08月18日(日)21時48分29秒
- 最終回期待しています。
頑張ってください!
- 263 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時50分29秒
扉の前のボタンを押した。
外の寒さと関係なく押した指は震えていた。
暫くして耳に馴染んだアルトのきいた声が聞こえた。
小さく自分の名を言う。返事もそこそこにこちらへ近づいてくる。
足音が慌しく部屋から聞こえる。
扉がガチャリと音を上げて開いた。
瞬間、梨華とひとみは一週間ぶりに視線を合わした。
- 264 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時51分18秒
目が合ったまま少し間をおいて、ひとみが微笑んだ。
「いらっしゃい。」
梨華はそのひとみの表情に少し違和感を感じた。
彼女はこんなにも自然に柔らかく笑う人だっただろうか?
ひとみは梨華を部屋へと誘う。
梨華はおじゃましますと小さく呟いて玄関へと足を踏み入れた。
靴を脱ぐ時不意にひとみの方へ視線をもっていく。
部活で掻いた汗を流すためにシャワーでも浴びたのだろうか、
髪が濡れて光っている。
久しぶりに見た私服姿に少々見惚れる。
制服では隠れてしまう首から肩にかけてのラインが妙に色っぽい。
- 265 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時52分39秒
部屋の中に入って鞄とマフラーだけをソファに座らせる。
梨華は窓から夜空を仰いだ。
星が見えた。幾つもの星が。
見える限りの星をぼんやり数えながら、夕方の出来事を薄らと思い出してみる。
髪の長いあの少女、あの子は何で自分なんかに話しかけてくれたのだろう。
口はあまりよくないが、素直で正直なところはとても素敵だと思った。
正直すぎて少しムっとした言葉も吐いたが。
でも、今日初めて会って初めて言葉を交じわしたのに真剣に話を聞いてくれたことは嬉しかった。
今になって名前を聞き忘れていたことを思い出す。
出来るならあの子ともう一度話がしたいと思っていただけに
そのちょっとしたミスが豪く悔やまれる。
同じ学校の子だということが救いだと思った。
- 266 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時54分37秒
「梨華…。」
突然後ろからひとみに抱きしめられた。
いきなりなことだっただけに梨華は少し驚く。
けれどひとみ以外の人間では味わった事のない心地良さに思わず恍惚してしまう。
ひとみの頬が梨華の右耳に触れた。
「冷たいね。」
言いながらひとみは冷たいと言った箇所の耳に口付けする。
ひとみの思いとは逆にひとみに触れている体の所々が酷く熱い。
ひとみの方へ振り向いて、梨華は薄い唇に自分のそれを押し当てた。
久しぶりのその感触に全身が痺れて一層体が熱くなった。
待ち侘びていた口付けは正しくこれだと心の中で強く思った。
柔らかい感触、甘い空間。
ひとみ以外の人間ではけして味わう事の出来ない感情だった。
- 267 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時55分44秒
目を瞑ってひとみの背中に腕を回す。
自覚してしまった今ではこの胸が縮むような苦しさも甘く快い。
ひとみが梨華の誘いにのって唇を割って入ってきた。
口中にひとみを感じて梨華は腰が砕けるような快感に全身を引き攣らせた。
我慢が出来ずに梨華は膝から崩れる。
ひとみは梨華に合わせて自分も床に膝をつく。
壁に梨華の背中がぶつかる。
梨華を抱きしめているひとみの腕に力が込められているのがわかる。
いつからこんなにもひとみに夢中になったのだろうか、
思えばひとみと初めての行為の時からこのような優しく心地よい感覚に
梨華は浸っていたような気がする。
- 268 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時56分52秒
ひとみが梨華の服を脱がし始めた。
瞬間梨華に緊張が走る。
隠してもしょうがないと思うから、脱がしている手を止めようとは思わない。
ひとみに何を言われても、梨華がひとみに伝えたいことは変わらない。
ボタンを上四つ外してひとみの手がぴたりと止まった。
途端に梨華の緊張が拡大する。
それでもひとみから視線を逸らしはしなかった。
ひとみの視線はある一点に絞り込まれている。
そこは生々しく紅く印されていた。
一度頭を床へ俯かせ、今度は視線をゆっくりと梨華に合わせた。
「また…売ったんだ…。」
ひとみは梨華を見つめる。
その顔はいやに真面目な表情を作っている。
『売ろうとした。』というのが正解なのだが、何も言わず梨華もひとみを見つめた。
- 269 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時58分07秒
ひとみは梨華から腕を放した。
湿った重い髪を掻き上げてもう一度聞く。
「あたし、お金あげるって何度も言ったよね?」
その問いにも梨華は答えない。
どうやらひとみは梨華がお金の為に身を売ったと思ったらしい。
緊迫した空気が重く二人に圧し掛かる。
ひとみは力なくへらへらと笑った。
「つまり、女のあたしじゃ役不足だったってわけだ。」
こんな自分を呆れているのか、ひとみの視線が心なしか冷たく感じる。
「じゃなきゃわざわざ男に体売りに行かないもんね。」
皮肉ともとれる笑い声が微かにひとみの薄い唇から漏れる。
「気持ちが悪かったなら気持ちが悪いって、はっきり言えばよかったのに。」
ぴしゃりと言い放ったその言葉は、梨華の頭の中で重く響いた。
- 270 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)14時59分18秒
「ちがう…」
「何が違うの?」
ひとみが梨華を睨む様に見つめ返す。
梨華は少し間をおいて静かに深呼吸する。
もう溜息はつかないと、強く心に決めていた。
「わたし、ね、わたし、あの、あなたが…あなたのことが…」
『 好き 』
その言葉を声に出そうとした途端、感情が高ぶって泣きたくなった。
それと同時に不安と切なさが一気に押寄せてくる。
もしこのまま告白して、ひとみにこの想いを嫌がられてしまったら?
ひとみにとって自分はただの体のお付き合いをしている数多くいる女性の中の一人かもしれない。
そんな自分から告白されたひとみはそれを鬱陶しく思うかもしれない。
やっと素直になってやっと一つの言葉になったのに
それを伝えられる勇気が今の梨華には足りていなかった。
梨華は自分がこんなにも気の小さい人間だということを初めて知った。
- 271 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時00分13秒
「あ………」
そんなことを考えていると、我慢しきれなくなったのか梨華は遂に眼から涙を零した。
溢れ出したものは止まらず頬を徐々に徐々に濡らしていく。
梨華はもう声にならない声を出す事しかできず、自分がとても情けなく感じ顔を両手で覆った。
「…なんで泣くんだよ……」
ひとみはそんな突然泣き始めた梨華の姿を見て少し驚いた様子だった。
そんなこと、こっちが説明して欲しいと梨華は心の中で呟く。
同姓を好きになってしまうことなんて、前まではこの涙一滴分も考えられない事だったのに。
「ねぇ、なんで泣いてるの?」
その質問にも梨華は答えずに肩を震わしている。
ひとみは梨華との距離を縮めた。
ゆっくりと梨華の肩に触れる。
「ねぇ………」
口調が優しくなってくる。
ひとみは梨華の様子を窺っている。
梨華はまだ泣いている。
何も答えられないことを悔やみ、弱々しくひとみの服の袖を掴むのが精一杯だった。
- 272 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時01分49秒
「梨華……」
ひとみはそんな梨華の様子を見て下唇を噛んでいる。
そして衝動的ともいえる程にゆっくりと、梨華の頬を掌で包んだ。
そのままひとみの方へと顔を上げられる。
梨華は眼を潤ましてひとみを見つめる。
「……っ…ひと、み…?」
「泣きたいのは、こっちなんだけどなぁ…」
薄く苦笑いを浮かべ、ひとみはぼそりと呟いた。
さっきとは違う優しい目で、ひとみも梨華を見つめる。
少し困っているような表情で眉間にしわを寄せている。
そしてそのままゆっくりと梨華に顔を近づけていき、
気が付けば、梨華の唇はひとみの唇で挟まれていた。
梨華はひとみのその行動の意図が掴めず目を瞑る事も忘れて
無意識に服の袖を握っていた手に力を込めた。
顔を離して、もう一度ひとみは梨華を見つめる。
たっぷり間をおいて、ひとみが小さく呟いた。
「すき…だよ……」
「え……?」
「好きなんだ、梨華のこと……。」
今度はハッキリと聞こえるように告げた。
「好きだったんだ……」
- 273 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時03分09秒
ひとみは言いながら梨華の頬を滑っている雫を親指で拭った。
梨華はひとみのその突然の言動の意味がわからずに目を丸くした。
「ずっと、ずっと梨華のことだけ見てた…」
ひとみはそう言うと、頬を包んでいた手で梨華の両目を覆った。
一変にして視界が真暗闇に包まれた瞬間、唇に噛みつく様なキスをされた。
気付けば両手もひとみの大きい手によって動きを封じられている。
訳がわからないまま梨華の口唇をひとみの舌が強引に割って入ってくる。
梨華の肩が僅かに跳ねた。
舌が痛くなるようなキスを顔の角度を変えながら何度も味合わされる。
心臓が止まる程に激しく強引な口付けに少し苦しさを覚えながら舌を絡ませる。
合わさっている唇に少しでも隙間が出来ると吐息が漏れた。
握り拳の形を作っている手にはすっかり汗が滲み出ていた。
熱をもち始めた梨華の肌とは反対に、梨華の頬に触れるひとみの濡れた髪は冷たかった。
- 274 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時05分01秒
唇が離れ眼を覆っていた手が外されたかと思うと、
いきなり胸の辺りに軽い痛みが走った。
少し視線を下げるとひとみが右胸の少し上に唇を寄せていた。
その口許から少しだけ痛々しい程の紅がはみ出していた。
そのままひとみは梨華の体の至る所に強く口付けた。
不器用な程に歯を立てたり、強く吸い上げたり、
時には痛くて声を上げてしまうこともあったが
今の梨華にとってひとみが与えてくれるものならば全て甘い歓びの声に変わった。
今すぐにでも昇りつめてしまいそうで堪らない。
うっとりした行為に身を任せながら梨華はひとみの言葉を反芻した。
- 275 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時06分09秒
『好きだった』
彼女が私を?本当に?
でもそうなんじゃないかと思い当たったこともあった。
けれど学校とか、そんな態度は一度も見た事なんかない。
『ずっと梨華のことだけ…』
それは、そんなこと言われたって信じられない。
だって、あなたは私以外に別の女性と…
何度も何度も同じひとみの言葉が頭の中をグルグル廻る。
その度に疑問とか、疑いだとか、そういったものが梨華の思いを邪魔させた。
梨華は混乱していた。
好きだと言おうとした相手に好きだと言われたのだ、素直に聞き入れられる筈が無い。
気付けばひとみは梨華のショーツを外しながら、太腿に唇を寄せているところだった。
そのままひとみの舌は太腿の内側を辿りながら頭をスカートの中に潜らせていく。
そしてすっかり濡れきったソコに舌を這わせた。
「あっ、ああ……!」
途端に梨華の手に力が篭る。
しかし未だその両手はひとみに封じられたまま、その力を持て余していた。
ひとみは梨華の両足を自分の肩の上に乗せた。
- 276 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時07分52秒
「ハッ…あ、あぁ、あっ」
既に腫れあがっている蕾をひとみは強く吸い上げる。
梨華はビクンと体を仰け反らした。
ひとみは一度ソコ全体を一気に吸い上げた後、舌を梨華の中に入れ始めた。
「んあ…ぁあ、んうんん……」
舌が僅かに動く度に梨華は下腹部を震わせる。
喘いでいると、ひとみがあいていた手の方の人差し指と中指を梨華の口の中に押し込んだ。
「んん、んう、んー…」
舌の上を二本の指が転がるように動いている。
梨華は気持ち良さに眩暈を覚えて指を丹念にしゃぶることができない。
しばらくして口から指が抜かれた。
指と口の間に細くて透明な糸が見えた。
ひとみはそのままその指を梨華のソコにゆっくりと挿し込む。
ひとみの口はソコから離れずに指が入っている入口の周りを舌先で舐め上げたり
蕾を甘噛みしたりする。
- 277 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時09分29秒
「あ、あっあっ、ふあぁ、ああっ…」
くちゅくちゅといやらしい音がひどく頭に響く。
指が押し込まれれば蜜が溢れ出し、指が引かれれば蜜が零れた。
その度に梨華のそこはひとみの指をキュウキュウ締め付け歓ぶ。
梨華はもう座ってもいられない状態で、ずるずると壁から床へと滑っていく。
背中が完璧に床についた時、指がグッと梨華の内壁を突き上げた。
「ぁあっ、ん、んあっ、やあ、あっ…ひ、…とみ…んんっ、ああっ!」
梨華はあっさりと昇りつめた。
足がビクビクと痙攣を起こし、一段と穴が指を締め付けた。
指を抜くと一気に蜜が溢れ出す。
ひとみはそれをジュクジュクと吸い上げ丹念に舐め上げた。
気付けば封じられていた両手は放されて、梨華のお腹の上で力無さ気に置かれていた。
荒々しく呼吸を続け、最大級の快楽は熱を冷まし、徐々に睡魔へと変わっていった。
視界は涙で潤んでぼやけている。
そのうち眼を開けているのにも疲れてきて、梨華はゆっくりと眼を瞑った。
意識が遠のく瞬間、ふわりとした温かさが梨華の体をすくったと思うと、
耳元でまたあの心地の良い声が囁いた。
「好きだよ 梨華」
- 278 名前:星空の下で 投稿日:2002年08月30日(金)15時11分47秒
- 更新遅くなってしまってスイマセン。
土下座し足りません。コンクリートに頭埋めたいぐらいです。(埋めろ
>259
はい、もうちょっとだけ続きます。嘘ついてごめんなさい。
期待はしない方がいいです。いや本当に。
でもそういう言葉をもらえて嬉しいです。ありがとうございます。
>260
寂しいだなんて…もうそんなお言葉聞けるだけで生きてて良かったと思えます。
ママありがとう。読者さんもありがとう。
あ、番外編書いていいとお許しが出た。
もしかしてなちごまスキーさんですか?ドキドキ
>261
『次回でラスト』ではなく『次回がラスト』になってしまいました。
あのヒントでわかっていただけたでしょうか?
きっと今頃あれを見つけてあまりのつまらなさにガックシしていると妄想。
>262
最終回、かんがります先輩。
励みになります。
- 279 名前:黒須氣 投稿日:2002年08月30日(金)15時13分36秒
- 次回は絶対最終回です。
川o・-・)<言い切りましたね? (〜^0;)<オ、オウトモヨ…ドキドキ
- 280 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月31日(土)04時44分07秒
- エロも良いが、心情の描写も丹念なので読みでがあるなぁ
ラストも期待しております
- 281 名前:261 投稿日:2002年09月04日(水)23時54分45秒
- 見つけて早速、読まさせていただきましたよー!
なんか初々しくて、この作品とはまた全然違う雰囲気で良かったですv
というわけで?!続きがすんげく気になるのですが…^^;
「星空の下で」今回もかなり萌えますた。ただのエロじゃないとこが好きです。
- 282 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月25日(水)01時09分15秒
- 更新楽しみにしてまーす!!
頑張ってください。
- 283 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月25日(水)21時41分05秒
- お初カキです、毎日更新されているかをチェックするだけでもドキドキしています。
切ないエロもいいですね。前作もダイスキでしたので「あなたに・・」も
楽しみに待っています。
- 284 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月14日(月)00時48分23秒
- 待ってます!!
- 285 名前: 星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時28分30秒
あまりの肌寒さに梨華は眼を覚ました。
上半身を起こす。どうやらすっかり眠ってしまっていたらしい。
薄暗い部屋の中でぼやけている視界をハッキリさせようと眼を擦る。
梨華はベットの上にいた。それも布団まで掛けてもらっている。
わざわざひとみがここまで運んできて寝かせてくれたらしい。
その上服まで丁寧に着直しされている。
梨華は辺りを見渡した。
ひとみはソファの上に寝転んでいた。蛍光灯が薄光でそこだけを照らしている。
- 286 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時29分26秒
「ひとみ?」
梨華はひとみが寝ているのかと思い声をかける。
しかし梨華の予想とは反対にひとみは体をすぐに起こした。
こちらを向いて梨華が起きた事を確認するとまたすぐに視線を背けて
膝を抱えながら座りなおした。
「あぁ、起きたんだ……。」
そう呟きながら。
「うん…。」
「じゃあ、もう帰るでしょう?」
「え?」
梨華はひとみの突然すぎる言葉に驚いた。
いきなり何でよ?
梨華は思ったことを尋ねる。
「何で?」
「いや、だってさ……。」
ひとみは膝を抱える腕に力を込めた。
梨華はそれが遠目で見てもわかった。
縮こまっていた体をさらに小さくする。
「もう何もすることないじゃん。」
弱々しく、それでいてハッキリとした口調でひとみは言った。
- 287 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時31分06秒
その言葉に梨華は一瞬言葉を失った。
それが例え梨華が他人に付けられた胸元の痕を見て
考えて出した結果の言葉だとわかっていても
その言葉は今の梨華にとっては酷くリアルに感じた。
まだ私何も言ってないじゃない、
梨華は心の中で叫ぶように呟く。
梨華がベットで寝ている時間、ひとみはあの冷たいソファの上で
一人横になって一体何をどう考えていたのだろう。
梨華はその場に一人でいるのがあまりに心許なくて
ひとみの後姿にしがみつく思いで言った。
「ここに来て。」
ひとみは項垂れさせていた首を上げた。
梨華の方に顔を向ける。
梨華を静かに黙ったまま見つめ様子を窺っている。
梨華はそれを見てとどめを刺すように呟く。
「今すぐ来てくれないと、また泣いてやるんだから……。」
ひとみはそれを聞くと今度は面白い程素早く体を起こした。
女だって、好きな人の涙には弱いものだ。
- 288 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時33分19秒
梨華の横に少し間をあけてゆっくり腰を下ろす。
顔を俯かせていて視線をこちらに向けてくれない。
梨華はこちらを向いてほしくてひとみの手を握り締めた。
それはあまりに冷たくて長い時間あのソファの上に
一人でいたという証拠には十分だった。
梨華は今度はその手を温めるという理由で少し力を加えて
包み込むように握った。
それでもひとみはこちらを向いてはくれなかった。
梨華も思わず肩の力を抜いて視線をベットの方に向けてしまう。
手を繋いでいるのにそれ以外の体の部分は一切触れず
視線さえも合わせない二人のその姿は
傍から見ればとても寂しい光景だった。
「何で勝手に終わらせようとしちゃうのよ……。」
梨華はその格好のままひとみに尋ねた。
「だって……。」
ひとみは何か言いたそうに口篭る。
暫く沈黙が続いて、ひとみはやっとその言葉を口にした。
「嫌われたく、ないんだ……。」
梨華は思いがけない言葉に顔を上げた。
ひとみはまだ顔を上げてはくれない。
どんな表情をしているか全く伺えない。
- 289 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時34分07秒
「梨華のこと…本気で好きなんだ……これ以上一緒にいても
きっと梨華には迷惑がられるだけだよ……。」
握り締めていた手が梨華の手を頼りなく握り返した。
梨華はその時初めてその未だ冷たい手が震えている事を知った。
「お願い……嫌わないで……。」
繋ぎ損なったもう片方のひとみの手がズボンの裾を力任せに掴んでいる。
人は何かを心の底から願う時どうしようもなく情けない姿をするものなのだと梨華は思った。
梨華にとってひとみが自身の気弱さを見せた事が物凄く意外だと感じていた。
少なくともその口からは自分に対する愛の告白など吐くものとは一切思っていなかったのだ。
さっきのひとみの発言は夢なのかと錯覚まで起こしていた。
それほどまでに梨華が今まで見てきたひとみという人間は気高く、冷酷で、自分の負けを
素直に受け止める様なことは絶対にしない人物だと思っていたのだ。
ひとみはなんてずるいんだ。
きっと有りもしない事ばかり考えていたのだろう、
私の前でこんなにも恥ずかしくて情けなくて可愛らしい姿を満遍なく見せておいて
嫌いになれる筈がない。
- 290 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時34分41秒
「いつから、私の事……?」
「わからない…もうずっと前から……。」
その後多分、初めて見た時からと小さな声で付け足した。
梨華は思わず息を吐く。
梨華がひとみの存在をハッキリと知ったのは
生徒会員を任された入学式の翌日の日。
つまり少なくともその時にはもう既にひとみは
梨華を意識していたというのだろうか。
そう思うと何だか無性に悔しくなってくる。
そんな態度、学校では一度だって見せた事はなかったじゃないか。
「何でもっと早くに言ってくれなかったのよ……。」
「だって……言ったらもうそれで終わりだと思ってた……。」
らしくないことばかりその口から伝えられる。
そんなことは絶対に有りえない事だと梨華は思った。
梨華は過去の臆病な吉澤ひとみを恨んだ。
そして過去の無垢な石川梨華自身をも恨んだ。
例え片思いだったとしてももっと早くからひとみを見ていたかった。
少し前までくだらない勉強と汚らしいお金にばかり気が向いていた自分を
酷く愚かに思えてならなかった。
- 291 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時35分13秒
「私がひとみのことをどう想っているかとか考えた事ある?」
ひとみは首を縦に続けて二回振る。
「私がここに来る前に男の人と寝てきたと思ってる?」
今度は小さく一回。
「私が今までひとみと寝てきたのは同情だと思った?」
そしてまた一回、首を縦に振る。
今のひとみには何を言っても首を縦に振るような気がする。
「じゃあその今までひとみが考えてきた物は全部外れよ。」
「へ……?」
ひとみは間抜けな声を出した。
その拍子に今まで垂れていた頭をようやく上げてくれた。
眼が薄らと赤い。視線が一瞬絡まる。
動揺しているのが隠せないといった様子で黒い大きな瞳を
挙動不審に動かしている。
そんな幼い一面、今までどこにどうやって隠していたのだろう。
梨華は今まで堪えてきたものを我慢しきれずに思い切りひとみを抱きしめた。
不意の行動だった為かひとみの体か微かに揺らいだ。
- 292 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時35分48秒
「り、梨華?」
「私がどうしてあなたからお金をとらなくなったか真剣に考えた事あるの?」
ひとみの耳元で梨華は問いかける。
「私、自分の得にならないようなことはしない主義なんだから。」
「だ、だけど……。」
「寝てないもの。」
「え…?」
「ここに来る前に、男の人となんて寝てないんだもん。」
「だって、だって胸のあれ……。」
「確かに寝ようとして一緒にホテル行ったんだけど、痕付けられた瞬間私泣いちゃって
途中でできなくなっちゃったの。」
梨華は額をひとみの肩に載せた。
息を吸って、吐き出すと同時に静かに言った。
「ひとみのこと好きになりすぎて、もうあなた以外としたくなくなっちゃったの。」
- 293 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時36分18秒
瞬間、ひとみの体が強張ったのを感じた。
素直に聞き入れてほしくて何度も何度もその言葉を口にする。
「好きよ、好きなの、本当に、どうしたらいいかわからないぐらい。」
言いながら自分の胸をひとみの心臓の辺りに擦り付ける。
あまりにその場が静か過ぎて、どちらの動悸かもわからない程にその音が体中に響いた。
腕を首に巻きつける。梨華は必死だった。
「私、梨華に触ってもいいの?……」
少し震えた声で尋ねたひとみに梨華は微笑して頷いた。
梨華はひとみの仕草一つ一つが可愛らしくてしょうがなかった。
- 294 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時36分53秒
まずひとみは梨華の背中に片手を載せた。
ゆっくり遠慮がちに摩ってその華奢な感触を味わった後、
もう片方の手で頬に触れた。
梨華はこの大きくて頼りない手を愛して病まなかった。
梨華は少し体を起こしてその手の上から自分の手を重ねた。
そのまま掴んで自分の口許に持っていき、掌に唇を押し当てた。
ひとみはその姿をじっと見つめる。
その眼が本当に愛しいものを眺める潤んだ瞳だったので梨華は
視線を合わした瞬間無性に泣きたくなって困った。
梨華はその掴んだ手を両手で包んだ。
「好き……。」
そう囁きながら。
- 295 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時37分25秒
ひとみは梨華に口付けた。
甘く押し付けられるその唇に梨華は眩暈がした。
ただ触れているだけのそこから熱を帯びて体中が鮮烈な痺れに襲われた。
ひとみが梨華の下唇を軽く噛んだ。
そのはずみに梨華の唇に隙間ができた。
そこから厚くて柔らかいひとみの舌が滑り込んでくる。
二人は激しく舌を絡ませあった。
そのまま貪る様にお互いの唇を吸い合った後我慢しきれずに
相手をベットに押し倒したのは梨華の方だった。
夢中で唇を求め合いながら上下がわからない程に縺れ合う。
息を荒くしてひとみが梨華の服を脱がし始めた。
相手が自分の事を好きだと認識し合っている為か酷く興奮した。
梨華はひとみの耳や喉許を噛んだりしている。
手際よく上半身を裸にした後今度は梨華がひとみの上に跨った。
梨華の体中に先程のひとみのとの行為で付けられた幾つもの痕が眼を惹いた。
- 296 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時37分57秒
梨華はそのままひとみのTシャツの袖を捲り上げた。
最初は少し驚いたような表情だったひとみも梨華の手馴れない作業に
小さく穏やかに笑って自らTシャツを脱いだ。
ひとみもそのまま上体を起こして梨華の首筋に唇を這わせながら
スカートのホックを外した。
梨華はひとみの下着を外した。
途端に形の良い整った胸が零れた。
梨華は肩越しに始めて見るひとみのその綺麗な曲線を描いている
滑らかな肌にうっとりとする。
スポーツをしている為かしっかりとした筋肉質の二の腕と腹筋、
全体的に色白なその素肌は薄暗い部屋の中でも際立っていた。
ひとみは梨華をベットに横にしてじっくりとその体を愛し始めた。
鎖骨の辺りや脇の下や足の指に至るまで丹念に唇や舌や手を使って確かめる。
ひとみが動くその度にひとみの小振りな胸が梨華の体の上を撫でる。
- 297 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時38分30秒
ひとみの舌はまた上に這い上がってきて既に
ピンと尖った胸の突起にしゃぶりついた。
「ぁっ……あっ…ああ……。」
梨華の声が漏れる。
その甘い痺れに梨華は恍惚としてひとみの頭にしがみつく。
ひとみの手が梨華の秘部をショーツの上から優しく撫でる。
そこは布越しでも容易にわかる程に濡れていた。
「ふぅっ…んん……。」
体中の力が薄れていく。
ひとみは突起を強く吸ったまま梨華のショーツを剥がした。
そのまま梨華がひとみのズボンに手をかけたのに気づいて
ひとみは自分からズボンを下着ごと脱いだ。
初めて見るひとみのその茂みに梨華はわけもなく緊張した。
ひとみは梨華の太腿に唇を落としながら秘部に顔を沈めた。
「あっ…はぁっ、んあっ……。」
舌で蕾を強く押した。
梨華は腰をくねらせながら下腹部を震わせる。
「キモチィ…気持ちいいよひとみ……。」
思わず言葉が喘ぎと共に漏れる。
- 298 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時39分06秒
ひとみは梨華の中に舌を差し入れながら後ろの窄みを指で揉んだ。
「ふああ……。」
梨華はあまりの心地よさに瞳が潤んだ。
ひとみは梨華の体の上に自分のを重ねながら入口を指で弄りはじめる。
そのまま十分に梨華のとろりと滴った蜜で指を濡らし、
まずは一本指を挿入させる。
「んっ、んん…。」
続いてもう一本指を増やしてゆっくり抜き差しをはじめた。
ひとみが強く梨華の体を抱きしめる。
眼がくらむほどの衝撃の中で梨華はあることを企んだ。
腕をひとみの股間の方へ伸ばす。
少し探る様に動かして、ひとみのそれを見つけ出す。
そこへゆっくりと指を滑らした。
途端にひとみの腰が一瞬浮いた。
「はぁっ……。」
ひとみの甘い吐息が耳に掛かった。
ひとみのそこは腿に滴る程にすっかり濡れていた。
いつもひとみは自分を抱く時こんなにも毎回濡れていたのだろうかと考えると
興奮が一層高潮した。
- 299 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時39分37秒
梨華はおずおずとしながらそこを弄る。
ひとみは堪えきれない様な表情で梨華の肩越しに顔を埋めた。
暫くそこを撫で回した後「入れてもいい?」と尋ねたら
恥ずかしそうに一度頷いた。
梨華は少し不安を覚えながらひとみの中に指を一本入れた。
「ぁっ、っ……んん……。」
梨華の耳元で小さな喘ぎ声が聞こえ始める。
そこは熱くて指が溶けてしまいそうなぐらいだった。
しかしそこから急にどうしたらいいか途方にくれてしまった。
この後どのようにしてこの指を動かせばいいのかわからない。
ひとみのような巧みな指遣いが出来る筈もなく梨華は酷く混乱した。
その様子に気づいたひとみは息を震わせながら小さく笑って、
「大丈夫、そのままでもすごく感じるよ。」
と囁いた。
そのまま梨華の耳に唇を這わせて、
「梨華の触るところは全部気持ちいい。」
と付け加える。
- 300 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時40分55秒
梨華は改めてひとみに感心した。
こんなにも言葉だけで梨華を恍惚とさせる相手は他にいない。
それでも梨華は何だか悔しく思ってひとみの指の動きを真似ながら
上下に小さく動かし始めた。
次第に溜息交じりだった声がしっかりとした喘ぎ声に変わってきた。
額にはじんわりと汗が浮き出しすっかり二人は行為に夢中になっていた。
梨華の絶頂ももう近いという時にひとみは言葉を声にした。
「好きだよ梨華…愛してる……。」
ひとみの指が梨華の内壁を強く押し上げた。
「あっ、ああっ、ぃく……んんっ……!」
梨華はいつも以上に大きな波に揺らされながら絶頂を迎えた。
手足が摩擦し始める。
追いかけるように続いてひとみが腰を震わせながら
昇りつめた。
お互いなんとも穏やかな気持ちで最高の快感を受け止めた。
一気に脱力したひとみの体がその重みを梨華に預けた。
梨華はひとみの頭を抱いて髪の毛を優しく指で梳くように撫でた。
梨華はひとみの事を愛おしいと強く感じながら眼を閉じた。
- 301 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時42分37秒
「お金に恋してるのかと思ったんだ。」
二人は行為を終わらせ軽い睡眠時間をとった後、
裸のままベットの中で暫く話し込んでいた。
今まで言えなかった事などを喋り合っているうちに
部屋はすっかり明るくなり始めていた。
ひとみは後ろから梨華を抱きしめている。
梨華はひとみの話を聞きながらクスクス笑っている。
「何よそれ?」
「いやぁ〜さ、私初めて偶然梨華をあの駅の近くのホテルの前で見たとき、
石川さんはきっとあんな汚らしいオヤジなんかと性欲を満たしたいんじゃなくって、
ただお金が欲しくって仕方なく体を提供しているだけなんだって
思い込もうとしたんだよ。」
それを聞いて益々梨華は笑いたくなってしまう。
話を聞けば聞くほどひとみの新しい一面が見えてくる。
- 302 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時43分15秒
「それに梨華ってすっごく清潔そうなイメージがあったから余計にショックで、
私なんか触ったら『石川梨華』っていう人物その物の格が落ちる気がしてずっと
我慢して見てるだけだったのにさ〜。」
唇を尖らして額を梨華の項に擦り付ける。
梨華はそれがくすぐったくて笑いながら首を縮込ませる。
「だから我慢すんの嫌んなって、あのホテルに梨華がまた来るのをずっと
待ち伏せてたってわけ。」
- 303 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時43分47秒
だからあの日梨華に言った事は全部でたらめだったのだとひとみは告白した。
梨華は相槌を打った。
「どうやったら女の私と寝てくれるかって考えて、それで三倍にしたんだよね。」
「へぇ〜。」
そういえば、梨華はあの一番最初にひとみから受け取ったお金を一切使っていない事を思い出す。
ひとみから貰ったそのお金だけは使う気が全く起きなかった為ずっととっておいたのだ。
「私あのお金返すよ、使ってないから。」
「え?返さないでいいよ、いらないからマジで。」
「でも、なんか後ろめたいよ。」
「いいんだってば本当。」
そう言ってひとみは梨華の体を反転させてこちらに向かせた。
その細くて今にも折れてしまいそうな体を目一杯抱きしめる。
「私は梨華をもらったからそれでいい。」
- 304 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時44分19秒
梨華はその台詞に思わず赤面する。
妙に恥ずかしくって顔をひとみの胸に埋める。
よくもそんな照れくさい言葉を吐けるものだと心の中で呟く。
「それとお金とは全く別の事だと思うけど……。」
「いいじゃん、細かい事は気にしない気にしない。」
確かに、ひとみが何だか嬉しそうにはにかむののを見ていると
本当にそれでもいいかと思えてくる。
梨華はそっと目の前のひとみの胸元に視線を移した。
左胸寄りの丁度心臓の辺りを中指でなぞってみる。
何度かそれを繰り返し行っていると不思議そうにひとみが覗き込んでくる。
「?……梨華?」
- 305 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時44分52秒
梨華はそこにそっと唇を押し付けた。
そのまま力を加減しながらそこを吸った。
ひとみは息を呑んでその行動を黙って見つめる。
ひとみの心臓から動悸が唇に伝わってくる。
頃合を見て唇を離す。
思ったよりもハッキリとした紅がそこに残った。
痕を指差しながら梨華が言った。
「これ、私以外の誰にも見せないで。」
ひとみはその眼をしっかりと見つめてもう一度梨華を抱きしめた。
「うん、わかった。」
梨華もひとみの背中に腕を回した。
- 306 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時45分22秒
「梨華も私がつけた痕他の人には見せないでね。」
「でもひとみがつけた痕って服着ても見えるとこ一杯あるんだよね、
太腿と、制服着たら他人から見てわかっちゃうよね。」
「あっ……いやでもそれは週末の間学校ないから大丈夫だって、
制服着なきゃ平気だよ。」
慌てたようにひとみが言う。
「でも首とかにもついてるし、これ。」
「あっ……。」
「私一日中マフラーしてなきゃいけないの?」
「う〜ん……。」
ひとみは必死に何か対策を練っている様子で唸っている。
梨華はそんなひとみが可愛くて仕方がないといった様子。
- 307 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時45分54秒
「あ〜もう、じゃあ週末ずっと家に泊まっちゃえ、その間に消えちゃうよ。」
「いいの?泊まっても。」
「泊まって欲しいの、すっと一緒にいたいんだもん。」
ひとみはまたそんな言葉をさらりと言ってのける。
梨華は返事をする代わりにひとみの薄い唇にキスをした。
梨華は人間に朝寝床から離れて、起きるという習性があるのならずっと朝なんてこなくていいと本気で思った。
ずっとひとみと星を見ていたいと、ずっとこの人と抱き合っていたいと梨華は心の底から今は見えない星に願った。
そて、ひとみを好きになって、ひとみが自分のことを好きになってくれて
本当に良かったと感謝した。
- 308 名前:星空の下で 投稿日:2002年10月15日(火)01時47分04秒
「あ、それよりちょっとひとみ、松浦さんとエッチしたって噂本当?」
「はぁ!?あやちゃん?何それ、ないない、してないよ。」
「音楽室でひとみが松浦さんの首筋にキスしてるの見たって言う子がいるんだけど。」
「あぁなんだそのことか、それならしたよ、あやちゃんの恋人が最近冷たいから妬きもち妬かせたいっつって
キスマークつけてくれって頼まれたから。」
「え?嘘、本当にそれだけ?キスマークだけ?」
「うん本当本当、私が欲情すんの梨華にだけだもん。」
「………。そう……、なぁ〜んだよかった。ところでその松浦さんの恋人って誰?」
「うちの担任。」
「へぇっ!?」
世の中には色々な趣味の持ち主がいるんだな、とその時梨華はしみじみ思った。
(終)
- 309 名前:黒須氣 投稿日:2002年10月15日(火)01時51分10秒
- ハイ、これで『星空の下で』終わりです。
一回放置しかけるは一ヶ月以上更新しないはその上内容グダグダだは。。。
モー最低です。オチもイマイチすぎで自分自身今死にたくなった。
でも自殺は( ^▽^)<しないよ。イキロ自分。
一度でいいから川o・-・)みたく完璧になってみたいものです。
- 310 名前:黒須氣 投稿日:2002年10月15日(火)02時03分13秒
- 皆様へ、遅くなってしまってごめんなさい。
>280
心理描写、丹念……ですか?マジで?嬉しい、本気で嬉しいです。ありがとうございます。
でもラストが期待はずれだったに違いない。申し訳ない。
>281
あ、見ましたかアレ。は、恥ずかしいぽ、けどコメントどうもです。本当ありがたい。
ただのエロじゃないように目指したかったんです。でも途中から自分自身何が
言いたいのかわからなくなってしまいますた。最低。
>282
そのお言葉を頼りに頑張ってみました。ダメでした。ごめんなさい。
でもその一言一言が嬉しいです。ありがとうございます。
>283
ハイ初めまして。毎日チェックさせて申し訳ない。。。
そして前作まで目を通していただいてるなんて、歓喜です。ありがとうございます。
>284
マタレテターーーーッ!!こんな作品待ってていただいて本当ありがとうございます。
- 311 名前:黒須氣 投稿日:2002年10月15日(火)02時12分51秒
- スレの残りが危うい中、次の更新は星空の下での後藤さん視点での
番外編になります。
その名も『お日様の下で』、本気です。笑ってやってください。
本編で載せきれなかった吉澤ひとみの石川梨華に対するあの時の想いやその時の想いを
後藤さん視点で、という感じです。
んでもってなっちと圭ちゃんも出てくると。
今度は気楽な人が主人公になるので気楽に書いていきたいなと思っています。
目を通していただけるのなら幸いです。
ではまた次回……。
- 312 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月15日(火)10時08分43秒
- 完結お疲れさまです。待っててよかった。
吉澤はすごく純粋な人だったんですねえ。
番外編、楽しみにしてます。
- 313 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年10月15日(火)22時55分05秒
- 完結おめでとうございます。
お疲れ様でした。
やっと気持ちの通じたふたり、エ○シーン、川o・-・)ノ<完璧です!
番外編もお待ちしています。。。
- 314 名前:281 投稿日:2002年10月17日(木)23時10分55秒
- 完結おめでとうございます!感動しますた^^
番外編も楽しみに待ってます。嬉しくて笑いが(w
- 315 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時25分12秒
昨日も一昨日も先週の金曜日も私は寝坊した。
私は元々早起きが苦手なんだ。
もっと言ってしまえば学校が苦手、勉強が嫌い、っていうか全然できない。
お母さんに言われたからとりあえず私立の高校に入ってはみたけど
遅刻の連発。単位が危ない。
一学期をせっかく必死の思いでのり切れたと思ったのに暫くの夏休みの後
すぐさま二学期という関門が待っていた。
二学期って一番長くて一番つまんないんだよねぇー、文化祭とかだって微妙につまんなかったし。
- 316 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時26分06秒
携帯で時間を見る。
十二時ちょっと過ぎたとこ。
学校はあと少し歩けばすぐなんだけど、今学校に着いても
四時間目の途中から授業に参加することになる。
今日の四時間目は確かうちの担任の授業のハズだから、
今行くと授業中くどくどだらだら説教されるんだろうな。それってすっごく面倒臭い。
私は時間が潰せそうな場所はないかと辺りを見渡す。
そしたらあったあった、ちょっと先にある広めの公園。あそこに決定。
私は迷わずそこに向かった。
- 317 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時27分34秒
お昼時だからかな、陽当たりの良いこの大きな公園には結構人が集まっていた。
ベンチに座ってマックのハンバーガーを食べてるサラリーマンの人とか、
寄り添って散歩してるおじいちゃんとおばあちゃんとか、
公園の中央の広場でのどかに歩いてる沢山のハトとか、
どこを見ても暖かい感じがする。
こういう光景は結構好きかも。なんか平和で。
私は公園に入って少し奥にあるベンチに座った。
- 318 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時28分43秒
とりあえず一度思い切り伸びをした後一気に脱力して体をほぐす。
最近大好きな体育すらさぼりがちなためか体が数回パキポキ鳴る。
軽く体をストレッチさせた後ベンチに深く座り直して空を見上げる。
やっぱり晴れた日の空は今日も青い。小さい雲が幾つも浮いてる。清々しい午後だ。
ちょっと落ち着いたらまたすぐに意識がぼーっとなってきた。
天気が良すぎるのも少し考え物かもしれない。
ヤバイかなり眠いんだけど。
思わず目を瞑って心地の良い気分に浸る。
暫くすると私の横に誰かが座る気配がした。
特に意識もせずにそのままでいる。
一旦私は眠くなり始めると他の周りの事にはほとんど感心がいかなくなる傾向がある。
なんだか頭が重くなってきて顔を俯かせる。
あ〜、このまま本格的に寝ちゃうかも私。
- 319 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時30分25秒
その時、パサパサと何か羽ばたく様な音が少しずつ私のいる方に
近づいてくることに気づいた。
その音は小さかったものが次第に大きく、無数になってくるのが目を閉じててもわかる。
さすがに眠くなる直前にこんな不安を感じた事は今までにないことだったから、
何だか変に恐くなって様子を窺う為に目を薄くゆっくり開ける。
そしたらなんと、さっきまで公園の中央の方にいたハト達が公園の
奥の方にあるこのベンチの周りに群れを成して集まっていた。
その数のすごさに思わず声も出せずに目を見開いて驚ろく。な、何十羽いるのこれは?
ハトってこんな大群でしかもこんな近くにいられると
正直かなり怖い。っていうか何でイキナリこっちくんの?
- 320 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時31分57秒
ハトの群がっている様子を暫し呆然と見つめる。
そして私はハトが群がっているのはどうやら隣に座った人の所為だということに気づく。
なぜなら私の横に座っている女の人は私以上に困った顔をしながら手に食パンを持っていたのだから。
多分、ほんの軽い気持ちで近くにいたハトにパンの欠片でも与えたんだろうなぁ。
まさか遠くにいたハトまでこんなにくるとは思わなかったんだろう。
でもすごい怯えてるその女の人の表情が可笑しくて思わず笑いたくなる。
眉は八の字になってるし、身体はすくめてるし、顔は挙動不審に動いているし。
- 321 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時33分20秒
私の視線に気づいたのか女の人はしかめた眉をさらに八の字にして慌てた様子で謝ってくる。
「すいません、なんか、あの、うわあっ。」
一羽のハトが女の人の靴の上を堂々と歩いた。
その事に驚いたのか女の人は声を上げる。
いやいやそんなに驚かなくても平気じゃない?
私はすっかりその場にいる第三者として冷静になっていた。
女の人はどうにかハトを遠ざけようと必死になってパンを千切っては
遠くの方へ投げるんだけど、ハトはそのパンを物凄い速さで取りにいくと
またすぐに物凄い速さでこちらに返ってくる。
女の人はその行動が裏目に出ていることに気づかない。
ハトは女の人がパンを投げる度に次に投げられるパンを期待する。
女の人はそんなハト達が手におえなくて嘆くように呟く。
「もー、いつまでキミ達はここにいるんだよぉ、もうなっちパン持ってないよぉ?」
自分の事を『なっち』と呼ぶ女の人は両手をハトの前に出しグーとパーを交互に作ってみせる。
その光景はまるで少年がハト達とジャンケンでもしているかのようだ。
女の人の髪が短かった事と、顔があまりにも幼く見えたのが理由だった。
- 322 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時35分27秒
しばらくハトは女の人とにらめっこを続け、私はその勝負の行方を見届けた。
もちろん、パンがなくなったことがわかったハト達は徐々にベンチから離れて行き、
数十秒後には一羽もベンチの周りをうろつかなくなった。女の人の粘り勝ち。
ふう、と大袈裟な溜息を吐いて背凭れによっかかると女の人は私の方を向いた。
「あ、あのごめんなさいね?ホント。起しちゃいましたよね私。」
女の人は本当に申し訳なさそうに謝ってくる。
確かに眠りそうなところで起きたことには変わりないが、
それは眠りを『邪魔された』というよりも『起してくれた』になるんじゃないだろうか。
私はもしあのまま眠ってしまっていたら、午後の授業まで遅れて行くところだったのではないだろうか。
- 323 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時36分37秒
私は女の人に大丈夫だと告げた。そのまま言葉を一つ付け足す。
「あんなに慌てるぐらいなら、ハトにパンなんかあげなきゃ良かったのに。」
それを聞いて女の人は視線を一度ハトのいる方へ向けて小さく笑いながら答えた。
「いやぁ〜だってさぁ、なっちが食べようと思ってパン出したらさ、
近くにいた一羽のハトがじぃ〜っとなっちのパンを欲しそうに見つめてくるんだもん、
思わずなっちパンをかじろうとした顔のまんまハトと見詰め合っちゃったのね、で、
そのハトだけにちょっとお裾分けしようとしてちぎったのあげたら、あんななっちゃったの。」
女の人はこちらが敬語ではないことに対して自分も敬語をやめて楽な様子で話した。
私はそのハトと大きく口を開けたまま黙って見詰め合っている女の人を想像してしまい鼻で笑った。
っていうかハトの物欲しそうな顔なんて一体どんなだろ?ハトって表情あるの?
- 324 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時38分28秒
あ、そうだ、と女の人は何か思い出した様子で鞄を弄り始めた。
すると鞄の中から丁寧に透明の袋で包まれている食パンが出てきた。
「なっちさっき食べられちゃったのと同じのをもう一個買っておいたんだよね〜。
これうちの近所のパン屋さんのパンなんだけどね、朝に焼き立ての
食パンを一日限定50個売るのね、これがもうすっごくおいしくて!
ほら、中に胡桃が入ってて……。」
女の人が夢中になってパンの説明をしてくれる。
わざわざ指で指して胡桃が入っているところを見せてくれる。
だけどその説明があまりに丁寧で分かり易すぎて、
ただでさえ寝坊して朝ごはんを我慢してきた私にとっては、
そのパンの香ばしい匂いや噛んだ時の胡桃の感触までもが安易に想像できてしまって、
私はそのパンを見つめているだけで眩暈がしてきて思わず、
ギュルルルルン。
お腹が鳴った。
- 325 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時40分40秒
「あ。」
「あっ……。」
女の人がその音を聞いて私のお腹を見た。
どうやらバッチリ聞こえてしまったらしい。
私は咄嗟にお腹を手で覆った。
ん〜、初めて会った人に対してこれはちょっと恥ずかしいかも……。
私は照れながら笑ってしまった。
女の人は私と目が合うとにっこり微笑んで、
「あら〜ここにもパンを食べたそうな目をして見つめてる子が一人。」
と言って、袋を開けて中の食パンをちぎりそれをそのまま私の口許まで運んだ。
「あーんして?」
だなんて優しく言ってきたもんだから、私は思わず恥ずかしさも忘れて口を開けた。
女の人はそのまま一口サイズにちぎったパンを私の口に入れてくれる。
おいしい?と笑顔で尋ねる女の人に私はパンを噛みしめながら何度も首を縦に振る。
- 326 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時42分08秒
自然だった。いや、初めて会って成り行きでちょっと話して、
私のお腹が鳴ったから持ってたパンをあーんしてもらった事はかなり普通じゃないんだけど、
何ていうか、抵抗する感じが湧かなかったっていうか、この女の人に変な親近感が湧くっていうか、
この胡桃のパンはもの凄くおいしいっていうか、あれ何か違うな、なんだ?
女の人は今度はその食パンを半分にちぎって私にくれた。
お金は?と尋ねると女の人はいらないいらないと首を振る。
私は礼を言うとそのままそのパンに意識を集中させる。
うん、やっぱりおいしい。
私は夢中でパンをお腹に納めていく。
女の人も私の顔を時々覗きながらパンをちぎっては口に含む。
女の人は何故か始終笑顔だった。
- 327 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時43分52秒
パンを食べ終わって私は一息ついた。
女の人を見ると今最後の一欠けらを口に入れたところだった。
その時の表情を見てとてもおいしそうに食べるなと思った。
なんか、お腹が鳴っちゃったからパンをおごってもらうなんてカッコワルイなぁ。
そんな風に思いながら公園にある大きな時計を見る。
丁度一時、今行けば五時間目には十分に間に合う。
私は学校に向かう事にした。
「パン半分食べちゃってごめんね、ありがとう、すっごくおいしかった。」
「いいえ〜、午後の授業頑張ってね〜。」
へらへら笑って、女の人は制服姿の私に忙しなく手を振った。
私は笑って一礼を済まし、ゆっくりと学校に歩き出した。
少し後ろめたいものがあったが、何故だか不思議と晴やかな気持ちだった。
- 328 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時45分41秒
五時間目の授業、国語。
先生の年相応の低いしゃがれた声が一番睡眠を誘う時間。
私は窓側の一番後ろの席。日差しがよく当たって心地好い。
私は机に上半身を凭れ掛けさせて目を閉じていた。
でも瞼の裏に思い浮かぶのは夢ではなく、さっきのお昼の公園の様子。
新鮮な気分だった。
あんなに初めて会った見知らぬ人と親しく話した事はない。
『なっち』だったかな、自分で自分のことをそう呼ぶあの人。
なっち、は多分本名ではないだろうから、ん〜と、え〜っと、
な、な、なちこ?それじゃ何か変だよなぁ、
あ、それなら元々なち、って名前なのかな?それなら結構ありそうだな、可愛い。
なっち、正直変な人だ。
一人公園でパンを食べようとする、ハトと目が合ったからパンを与える、
さらに今日初めて会った他人の私にまでパンを譲る、
優しい、柔らかい笑い方ができる人。
私は午後の授業中ずっと『なっち』のことを考えていた。
- 329 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時47分04秒
放課後、私は図書室に向かう。
図書室の扉からヒョイっと顔だけ覗かせる。
私から見てお目当ての人は後ろを向いて座っていたけどすぐにわかった。
何だか特別派手なわけでもないのに目立つ人。
なんというか、独特のオーラを常に放っている様だとよく思う。
というか、図書室には今私含めて3人しかいないみたいだから、すぐに見つけられただけなんだけどね。
私は彼女の許までそそくさと早歩きで近づき隣の席にゆっくり腰を落とした。
彼女の手元には開かれた本が置かれていて、彼女の顔は俯いているもんだから、てっきり私は本を
読んでいるもんなのだとばっかりに思っていたのに、
視線はちゃっかり上目遣いで全く別の方向に注がれている。
私はその煌く潤んだ視線を頼りに前方をみた。
そこには窓に寄りかかりながら細い指で本のページを捲っている生徒がいた。
窓から差し込む光に反射して私の席からはよく顔が見えない。
けれど確かに横の彼女はそんな中あの子から視線を外さない。
私は机に頭を伏せて彼女の横顔を見つめる。
- 330 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時48分33秒
「よっすぃ〜?」
小さく、けれど確実によっすぃには聞こえる程の声量で呼びかけてみる。
けれどもよっすぃはこれっぽっちも反応せずに視線はそのまま誰かさんの許。
こいつ、絶対気づいてるはずなのにわざとこっちを向こうとしてないな。
だってその表情、瞬きするのも惜しいって顔だ。
そう思った瞬間、よっすぃの視線が一瞬瞬く。
私はふと窓の方に視線を動かした。どうやらさっきの生徒が本を借りていくことに決めたらしい。
生徒は本を持って優雅に窓から離れ歩く。
その時不意に生徒の横顔が見えた。
品がある、清純そうなお嬢様タイプといったところかなぁ。
だけどなんとなく地味じゃないかな?華がない。
生徒はしっかり図書カードを書いた後図書室を静かに出て行く。
よっすぃの大きな瞳もそれに続いてゆっくり図書室の出入り口のところまで動かす。
静かな空間の中で図書室の扉が閉まる音だけが響いた。
今この場所には私とよっすぃの二人しかいない。
よっすぃはつまらなそうな表情を作って溜息をつく。
- 331 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時49分31秒
「ねぇよっすぃ、何であの人のことそんなに見てたの?」
よっすぃは今日やっと初めて私に視線を合わせてくれた、かと思えば、
「遅刻した人には教えてあげませ〜ん。」
だなんて、ふてくされたようにまたすぐそっぽを向いてしまう。
「え〜?やだぁいいじゃん教えてよぉ〜。」
「全く、二年生に進級できなかったらどうすんだよ。」
またこちらを見てくれたかと思えば今度は呆れた表情で私を睨む。
さっきまでのあのトロンとした表情の流し目とその差は何よ?
そりゃあ確かに学年トップで無遅刻無欠席の吉澤ひとみさんにそう言われちゃうと
頭が上がらなくなっちゃうんだけどもさ。
「いやぁ〜ごめんねぇ〜、おねえちゃん朝には弱くってぇ〜。」
ふざけて笑って様子を見るとよっすぃはまたもや溜息を一つ。
- 332 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時50分41秒
「それでさ、さっきは一体何であんなにあの子の事見てたの?」
よっすぃは一回こっちをちらっと見て、さあ?とか言いながらとぼけてみせる。
くっそぅ、そういう態度超ムカツク〜。
「誰のこと見てたのさ?」
今度はちょっと強めに押してみる。
それを見てしょうがないとでも言うように口を開いた。
「同じクラスの子。」
「名前は?」
「石川梨華。」
名前にまで品があるな、ていうかどこかで聞いた事あるな、けれど
あとちょっとのところで思い出せないな、なんてぼんやり考えつつ、
私は首を傾げながら質問を元に戻して再度尋ねる。
- 333 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時51分52秒
「それでよっすぃは何でその子のをあんなに見てたの?」
よっすぃーがじろりとこちらを見る。
そのまま素気なく返事もせずに顔を背ける。
そのまま暫くこちらを向いてはくれない。
あれ?よしこちゃんどうしちゃったんですか?
私は少しだけ上体を伸ばしてよっすぃの表情を伺おうと努力してみる。
するとよっすぃの横顔がギリギリの範囲で見えた。
あぁ、なんだそういうことね。
私の頭の中でテレビで聞いた事のある曲のワンフレーズが流れ始める。
「よしざわさん、もしかすると恋をしちゃいました?」
私はにやにやといやらしく笑いながら尋ねてみる。
よっすぃの肩が一瞬小さく跳ねるたのを私は見逃さない。
よっすぃの耳朶が色白の肌に映えて赤くなっていくのがよくわかる。
高校に入ってからずっと仲良くしてるけど、一度も男の人の浮いた話とか聞かないと思ったら、
そうかなるほどあのひとみちゃんがねぇ。
「ごめんねぇ〜おねえちゃん気が付かなくってぇ〜。」
よっすぃの背中を数回軽く叩きながら何度か頷いてみる。
顔を覗いてみるとほぉらほっぺが真っ赤っ赤。意外と照れやさんなんだよねぇ〜これが。
- 334 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時52分50秒
「うっさいなぁ、ごっちん私のことバカにしてんじゃないの?」
噛み付いてくるような勢いでりんごちゃんよっすぃがこちらを振り向いた。
「いやいやしてないから全然。」
笑いを堪えながら私は首を振る。
そう、全然バカになんかしていない、むしろこんな今まで見たこともないよっすぃが
可愛くて可愛くて仕方ない。
しかも、
よっすぃーがこんなに女の子らしい姿を見せてくれちゃって、
後藤思わず感動なんてのまでしちゃってたりする。
あ、これいうとまた怒るかな。
「ねえねえ、どうしてさっきの子の事スキになったの?」
何だか色々なことに興味が湧いてきて話を聞かずになんていられない。
私は机の上で腕を組んでその上に顔をのせて、リラックスした姿勢で話を聞く事にする。
するとよっすぃは何だか拍子抜けしているような表情で私を見つめた。
- 335 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時55分46秒
「何?どうしたの?」
「いや、なんていうか……気味悪くないの?」
「えっ?何がぁ?何でぇ?」
私はその質問の意味がわからずそのまま質問でよっすぃに返事を返す。
何か重要な内容を聞き逃したんではないかと思い、先程からのよっすぃとの
会話を覚えている限り思い出してはみたが、よっすぃが言っているその
『気味が悪いもの。』という素はどうしても見つからない。
私が真剣にわかっていないことを察してくれたのかよっすぃーは
「いや、わからないならいいよ。」と強張らせていた体の力を抜き、
「ごっちんが友達で良かった。」などとイキナリ突拍子もないことを言い始めたりした。
私はますますよっすぃーの台詞の意味一つ一つがわからなくなっていって混乱したが、
何だか妙に恥ずかしくて少し照れてしまった。私は
「え〜?なになによっすぃーわかんな〜い。」
と言って笑いながらそれをごまかした。
- 336 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時56分39秒
- 「まぁいいや、とにかく何でさっきの子のこと好きになったの?」
私は気を取り直して質問を再開する。
だってね、滅多に本を読まないよっすぃが、活字に極度の拒否反応を起こすよっすぃが、
頭は良いくせに全く漢字が読めないあのよっすぃが、さっきのあの「いしかわりか」
とかいう子の為に、わざわざ部活前の放課後この何万冊もの本に囲まれている図書室に脚を運ぶなんて。
よっぽど惚れているのだろうから、それはそれは立派な理由があるのだろう。だから余計聞きたくなる。
よっすぃーは一度天上を見上げて前髪を弄りながら、
「う〜ん……なんとなく。」
と言った。
…………………。
「はぁ?嘘ホントにそれだけ?」
「うんそうホントにそれだけ。」
- 337 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時57分26秒
私はその言葉に呆然とした。
だって、その台詞はまるでさっきまであの熱っぽい視線を向けていた理由が、ただそこに
「いしかわりか」というクラスメイトが立っていたのでなんとなく、という風に聞こえてしまったから。
本当の理由は違うというのはちゃんとわかってはいるけれど、気合を入れて聞いていた身としては
少し気落ちしてしまった。
まぁ、なんだかこの答えが一番よっすぃらしいっていえばよっすぃーらしい気もするけど。
- 338 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)15時59分45秒
「なんかね〜、入学式の日に体育館で名前呼ばれるじゃん?校長に、
そん時『石川梨華』って名前が呼ばれたとき、マジメなんだろうねぇ、
石川さん誰よりも大きい声で「ハイッ」って返事したのね、その瞬間こう、
なんか変な電波みたいなもんがさ、あたしの体全身に『ビビビビーー!』って受信されたのね、
超声が細くて高くてさ、でも館内全体に響くような、そんな感じでさ、
で、石川さんの姿を実際まじまじと見たら、もうダメだった。」
そのだらしのなく緩み切った顔を見ていたら、一体何がダメだったのかなんてなんとなくわかる。
なるほどだから文学少女らしい「いしかわりか」の為にこうして図書室に通っていると。
へぇそうか、よしこ一目惚れしちゃったのかぁ、あれ?違うかな?一聴き惚れ?
- 339 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)16時00分43秒
「だけどごっちんよく私がここにいるってわかったね。」
「あぁそれならさっきよっすぃのクラス覗きに行ったらよっすぃいなくて、
みっちゃんが代わりによっすぃなら図書室に行ったんじゃないかって教えてくれた。」
「あっそう、だけどうちの担任が何でここに私がいること知ってるんだろう?」
さぁ?と曖昧に返事をする。担任だからじゃん?なんて適当に言ってみる。
私だってそんなことどうしてだかはわからない。
- 340 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)16時02分06秒
「そういえば人のことよりごっちんこそさぁ、彼氏とはどうなの?うまくいってる?」
ふと思い出したようによっすぃは私の顔を覗き込んでくる。
他人の事となるといきなり冷静になってさっきまでのにやけ顔はどこへやら、
キュッと帯を締め直したかのように顔の表情が一気に引き締まる。
そう、普段の学校でのよっすぃの顔と言えばこれ、この隙の無い顔。
さっきまでのあんなだらしのない顔なんて滅多にしない。
だけれどそんな顔をしてマジメに私の話を聞こうとしてくれている態度はありがたいが、
私は生憎彼氏とはうまくいっていなかった。
いや、うまくいっていないと感じているのは恐らく私だけなんだろうけど。
今よっすぃに話を振られるまでは存在すらも忘れていた。
- 341 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)16時04分04秒
ある日向こうからの告白がきっかけで付き合うことになった今の彼氏は、
隣町の男子校のタメで、ガリ勉とギャル男のちょうどその間にいるような男だった。
顔は結構いいし、身長は私なんかよりずっと高いし、頭も良いらしいし、
スポーツだって部活でサッカーをやっているらしいし、そのおかげで筋肉もそこそこついているし、
性格だって何の問題も無いほど気の利く優しい人だし、完璧と言っては完璧に間違いないんだけど、
正直、かなりつまらない。
一緒にいても楽しくないし、一緒にいてもときめかない。
理由は多分、下心が丸見えだから。
彼は会えばすぐに鼻の息を荒くして私と性行為を交えようとする。
週に三度はメールで会おうと誘われる。
つまりは行動がワンパターンなんだ。
女は甘いものと上手いセックスととろけるような愛の言葉を与えれば満足するものだと
本気で信じて疑わない。
会えばすぐにホテルに行きたがる。
- 342 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)16時05分21秒
しかも甘いものはともかくとして、上手くないセックスととろけない愛の言葉を一方的に
囁かれては堪らない。
付き合っていればいつか好きになっていくだろうと思い告白をオッケーしたものの、
そんな低脳な相手との間に無論恋愛感情などが起きるはずもなく、
私の中ではすっかり今の季節同様、秋風ならぬ飽き風が音を鳴らして吹いていた。
- 343 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)16時06分22秒
私が何も答えずに遠い目をしているのを見ると、よっすぃは気を遣ったように
「あんまりうまくいってないんだ。」と控えめに言った。
私も静かにコクリと頷く。
よっすぃは私の頭を軽くポンポン叩いて「そっかぁ。」と呟く。
この妙にあっさりとした態度が心地いい。
よっすぃはそこら辺にいるどんな女子よりかっこいい。
深く他人の心理に入り込まない。
そういうところが他の女子にはできそうでできない。
今の彼氏とこのまま関係を続けていくぐらいならよっすぃとお付き合いしたいぐらい。
もちろん例えばの話だけど。
- 344 名前:おひさまの下で 投稿日:2002年11月04日(月)16時07分07秒
「あ、じゃあそろそろ部活に行こうかな。」
そう言って時計を見ながらよっすぃは席を立った。
私は行ってらっしゃ〜いと片手で手を振る。
あ、そうだと言いながらよっすぃが出口から顔だけをこちらに戻す。
「ごっち〜ん。」と不意に呼ばれて少しここで寝ようと決めていた私は
机から体を話して後ろを振り向く。
よっすぃは片手でピースをしながら私に、
「お互いイイ恋しようね。」
と微笑んだ。
私もそれに合わせてピースを向ける。
よっすぃも私も、私の今の彼氏ではイイ恋ができるなんてとっくに思ってはいなかった。
つまりよっすぃは私に新しいエールを送ってくれたのだ。
それも自然に、さりげなく。
私もあんなに輝かしい笑顔を人に振りまけるぐらいの恋がしたい。
- 345 名前:黒須氣 投稿日:2002年11月04日(月)16時09分50秒
- こんな感じでだらだらとやっていくつもりです。
大体あと5回以内の更新で終わらせたいなと思っています。
- 346 名前:黒須氣 投稿日:2002年11月04日(月)16時17分44秒
- >312
待っててくれてありがとうございます。
吉澤さんは純粋だったんです。描いてて気持ち悪くなるぐらい。
番外編もよろしくお願いしますです。
>313
おおごまべーぐるさんどうもです。
ごまべーぐるさんのお話のエ○シーンも毎回、川o・-・)ノ<完璧です!
今度「屋根の下のベース弾き」を一気読みする予定でござります。
>314
感想ありがとうございます。
番外編、こんな感じですが大丈夫でしょうか?え?ダメポ?
今まで以上に頑張っていきたいです。
- 347 名前:黒須氣 投稿日:2002年11月04日(月)16時19分18秒
- もう一回ぐらいここで更新したら新スレを立てようかと思っております。
しかし無駄に長い話だなぁヲイ。
- 348 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月04日(月)17時38分59秒
- よっちぃかわいいよよっちぃ
- 349 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月04日(月)20時49分11秒
- 「星空の下で」完結お疲れ様でした。
そして、おひさまの下でキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
あぁ・・・やっぱり作者さんの書くお話し凄く好きだなぁ・・・・。
なちごまもいいですよねぇ〜。大好物です(w
あとやぐちゅもたかまこも・・・・。
いつかこのCPのお話しを作者さんで読んでみたいなぁ・・・
アナタ(rya をまったりお待ちしつつぜひ長編用スレ
のほうに移動キボンです(w
- 350 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月02日(月)16時50分40秒
- 保全
- 351 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月22日(日)23時33分20秒
- 保全
- 352 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月06日(月)20時54分05秒
- 待ってます
- 353 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月12日(日)00時08分11秒
- 続きが読みたいです
- 354 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月01日(土)16時38分51秒
- 待ってます
- 355 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月24日(月)23時26分26秒
- 待って・い・・る・・・よ・・・
- 356 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月16日(日)17時19分41秒
- 保全
- 357 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月26日(水)15時29分55秒
- hozen
- 358 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月12日(土)21時44分04秒
- 保全
- 359 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月03日(土)20時53分35秒
- 待ってます
- 360 名前:名無しさん 投稿日:2003年05月26日(月)14時44分52秒
- 保全
- 361 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月15日(日)00時45分12秒
- 待つわ
- 362 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月11日(金)12時20分47秒
- 待つ。
- 363 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月12日(土)15時51分42秒
- 怒らないから戻ってきて〜
- 364 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月02日(土)14時36分05秒
- 保全
- 365 名前:名無しさん 投稿日:2003年09月01日(月)07時23分17秒
- 保全
- 366 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/30(火) 11:48
- 保全
- 367 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/12(水) 14:48
- ほしゅ
- 368 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/17(月) 20:11
- 私待・つ〜わ
いつまでも待・つ〜わ
- 369 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/05(金) 23:33
- あたいも待つわ
- 370 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/20(土) 18:08
- 保全
- 371 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/09(金) 12:12
- 待ってます〜
- 372 名前:nanasi 投稿日:2004/01/12(月) 16:15
- ――――(。。)まだ??
- 373 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/13(火) 11:19
- 気長に待てよ
- 374 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/04(木) 22:20
- 気長に待ってるよ〜
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