インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

Love Styles

1 名前:深紅 投稿日:2001年11月30日(金)18時10分07秒
はじめまして。いしよしイチオシの深紅といいます。
小説書こうと思うんですが、年齢バラバラです。
しかも思いっきしメロンとか松浦サンとかでてます。
こんなんですが、どうぞよろしくお願いします。
2 名前:深紅 投稿日:2001年11月30日(金)18時14分36秒
登場人物紹介。

石川梨華(高1)吉澤の学校に転校してきた。
        
吉澤ひとみ(高1)バレー部所属。石川に一目ぼれ?

中澤裕子(吉、石の担任)数学教師。矢口おきにいり。

保田圭(保健医)保健室兼駆け込み相談所の先生。

その他、同級生に柴田あゆみと松浦亜弥。
3 名前:深紅 投稿日:2001年11月30日(金)18時22分11秒
Side−Hitomi

「ひとみー?聞いてるかー?ぼぉっとするなよー」

そう言って、あゆみが私の顔を覗き込んできた。
別にぼぉっとしてたワケじゃないんだけどな。
ただ、あゆみの話を聞いてなかっただけだ。
コレはぼぉっとしてるって・・・言うのか。

「ゴメン、聞いてなかった。なに?」

「だからさ、今日この学校にさぁ・・・」

あゆみが話し始めようとしたとき、教室の戸がガラガラガラっと勢いよくあいた。

「ひとみ、あゆみ、おはよー!」

元気だ。いつでも元気。リポビタンD・・・なに言ってんだ、私。
けどすごいな、亜弥は。なんでこんなに朝からハイテンションなんだろう。
しかし、今日はいつにも増してうるさ・・・元気だな。

「ひとみかあゆみさぁ、あの話聞いた?」
4 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月01日(土)01時40分38秒
一目惚れ…良い響きだ甘甘ないしよし期待してま〜す
5 名前:深紅 投稿日:2001年12月01日(土)15時59分04秒
あの話?なんのコトだか私はさっぱりワカラナイ。
・・・のに、あゆみはわかるみたいだ。
なんかくやしい・・・。

「あの話ってもしかして、例の転校生?」

転校生くるんだ。へー・・・。
たいして興味もないけど。

「そう!今日転校生来るじゃん。その転校生さ、さっき見ちゃった!」

「うそ?」

亜弥の言葉に、あゆみは心底驚いてる。

「ホントホント。でさ、見て見て!写真も隠し撮りしてきちゃった!」

そう言って、亜弥は机の上に何枚かの写真を出した。
そういや、亜弥っていつでもカメラ持ち歩いてんだよね。
亜弥の撮る写真ってすごいキレイなんだよねー。

「もう現像したの?はやいね」

「あ、うぅん。今日はポラ持ってきてたから」

6 名前:深紅 投稿日:2001年12月01日(土)20時22分06秒
私は何気なく亜弥の撮ったという転校生の写真を手にとった。
制服姿の生徒が何人か写ってる。
何年生かもわからない人もいるから、どのコが転校生だかもわからない。

「ねぇ、どのコ?」

私の問いに、亜弥は待ってましたと言わんばかりに答えた。

「このコ。なんかカワイクない?」

亜弥の指の先には、ロングのかわいいコが写っていた。
大きい声じゃいえないけど・・・カワイイ。
ナニゲに私のタイプじゃん。
7 名前:とみこ 投稿日:2001年12月01日(土)21時37分55秒
よしこのタイプかぁ・・・

クールガイよしこサイコウ
8 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)10時15分37秒
>4さん
レスどうもありがとうです!
これからもがんばるのでよろしくお願いします!

>とみこさん
『スノードロップ』の作者さんですか?
レスどうもありがとうございます!
やっぱよしこはクールがイチバンですよね(フッ)
9 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)10時23分03秒
「ひとみー?」

亜弥が私の顔をまじまじと見つめる。
そりゃあやしがるだろうな。
転校生の写真だけじーっと見つめてるんだから。

「このコ、何年生?」

亜弥に聞いたつもりだったんだけど、亜弥はどこかに行っちゃったみたい。
私の質問に、今度はあゆみが答える。

「ん?多分うちらと一緒じゃない?」

「あゆみ、知ってたの?転校生のこと」

あゆみは満面の笑みを浮かべて答える。

「さっきひとみに言おうとしてたの、コレのことだもん」

「ふーん・・・ねぇ、亜弥は?」

「職員室・・・・あ、戻ってきた」

なんか亜弥は興奮気味。
なんかまたスクープでも仕入れてきたのか?
目が輝いてるし。

「転校生、うちらの学年!でもって、多分うちらのクラス!」


10 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)10時31分34秒
クラス?うちらの?マジで?
そんなコトを思っているうちに、顔がニヤけていってたらしい。

「「ひとみー、戻ってこーい」」

亜弥とあゆみの声が見事にハモった。
戻ってこいもなにも、どこにも行って・・・たか。

「なんでうちらのクラスってわかったの?」

「さっきさ、私職員室行ったじゃん。でさ、中澤先生探してたら、
 転校生のコと話してたから」

中澤裕子、私達のクラスの担任だ。
数学担当で、教師なのに金髪という人間。
パッと見、教師だなんて誰も思わないだろうな。
ってゆぅか、正直言って、パッと見は元ヤンだ。
本人にそれを言うと怒るけど。

「うちらのクラスだったらさぁ、
 今の時点て空いてる席って、ひとみの隣しかなくない?」

確かに。他の席はどこも空いてない。
マジで?隣だったらホントに嬉しいんだけど。
11 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)10時49分58秒
と、亜弥が突然口を開く。

「そーいえばさぁ、あゆみと平家先生はどーなったの?」

その言葉に、あゆみはうろたえてる。
しかも、顔は真っ赤だ。
普段はクールなのに、こーいうときってカワイイんだよね。あゆみって。

12 名前:とみこ 投稿日:2001年12月02日(日)14時32分42秒
>>8

はい、スノードロップの作者です。読んでくれたんですか?
この作品けっこう好きです。
妄想でどっか行っちゃってるよしこもサイコゥ!
平家さんと柴っちゃんっていうカップルがいいっすね〜。
あゆみっち〜ですね。(w
13 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)19時08分18秒
>とみこさん

やっぱりそうでいらっしゃいましたか!
自分はあの作品がすっごい大好きなんです!
もー先が予想できない展開がなんとも・・・。
妄想でどっか行ってるよしこもいいですよね。
とりあえず平家センセと柴田っちの話を考えねば・・・
14 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)19時14分11秒
「な、なんでそこで私にふるの!?」

亜弥はいたずらっ子のような笑みを浮かべてあゆみを見る。
亜弥って実はこーいうときになるとすっげー人悪くなるんだよね。
悪い人じゃなく、人が悪い。
こっちの方がタチ悪いんだけどさ。
なんか憎めないんだよねぇ、亜弥は。

「えー、いいじゃん。あゆみ、あんまり話してくんないんだもん。そーいうの」

私は2人を眺めてよっかな。
見てるとおもしろいんだ。この2人のかけあいは。

「じゃあさ、いくつか質問していい?」

「どうぞっ」

あゆみの答え方はもうどーにでもなれって答え方だ。

「手は?」

「つないだっ」

「腕は?」

「組んだっ」

ここで亜弥スマイル炸裂。

「じゃ、キスは?」

「・・・・・・」

あ、黙った。
15 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)19時21分19秒
「そこっ!ナニ笑ってるっ!」

まさにびしっという効果音がついてきそうな感じで、あゆみは私を指差す。
あゆみの顔はもう真っ赤だし。
亜弥はニコニコ笑ってるし。

「だって、亜弥とあゆみのかけあいっておもしろいんだもん」

あゆみはこの答えが気に食わなかったらしい。

「人を笑いものにするなぁっ」

ポカッ

「ってぇ!」

すっごい思いっきりあゆみに殴られた。
頭は殴るなよー。
これ以上バカになったらどーしてくれんだよー。
そう思って、私は恨めしげな目であゆみを睨む。

そこに、緊張感のない亜弥の声が響く。

「ねーあゆみー、キスはー?」

「・・・したっ!」

マジっすか。あゆみはなんかもう。うなだれてるって表現が一番だろう。
グターっと私に寄りかかってきた。
そして、ぼそぼそとつぶやいた。

「ハズいじゃんよぉ・・・」

こりゃ、ほれるわ。
16 名前:深紅 投稿日:2001年12月02日(日)19時30分24秒
平家みちよ。理科担当の教師だ。
中澤先生と仲がよく、あゆみの恋人である。
きっかけは、あゆみの一目惚れ。
入学当初は、よく理科室に連れて行かれたっけなぁ・・・。

「いーなぁ、みんな付き合ってるコがいてー」

隣を見ると、亜弥がむくれてる。
亜弥は私が知ってる限り、今まで誰とも付き合ったことがない。
自分では、告白されたことすらないらしい。
こんなにかわいいのに、なんでだろ?

「亜弥もやっぱ誰かと付き合いたいんだ?」

あゆみの問いに、亜弥は照れた様子で答える。

「まーね・・・」

ってゆーか、亜弥って好きな人いるんだろうか?
亜弥からそういう話は聞いたことがない。
人のは聞きたがるくせに、自分のこととなると話さない。
・・・聞いてみるか。

「亜弥ってさぁ、好きな人いないの?」

一瞬の間が空き、小さな声で亜弥は答えた。

「・・・いる、よ」

「「マジで!?誰?」」

うわぉ、今度は私とあゆみがハモったよ。
亜弥はといえば、俯いちゃってる。

「誰にも言わない?」

「「言わない!」」

またハモったし。
よくハモるなぁ。あゆみ。

「2年のね、後藤先輩・・・」


17 名前:とみこ 投稿日:2001年12月03日(月)17時15分59秒
あややとよっすぃと柴っちゃんが同い年でごっつぁんが2年・・・

って事はゴッツァンはよしこの先輩っすね!

こーゆー展開も好き!頑張ってください!
18 名前:深紅 投稿日:2001年12月03日(月)18時32分47秒
>とみこさん

最初の設定ではゴッツァンはよしこと同い年で、
保田の恋人と言う設定だったのですが・・・。
こっちではどーなるんでしょうかね(笑)
ま、とにかくがんばりますっ!
19 名前:深紅 投稿日:2001年12月03日(月)18時40分05秒
吉澤「えー、作者が続きを考えてる間に!」
松浦「私達がちょこっとだけここを」
柴田「乗っ取っつあいたいと思いまーす!」
作者「がんばってくらさぁーい・・・」

吉澤「えっと、まずは・・・なんだっけ?亜弥」
松浦「参考文献でしょー!ちゃんと読みなさいっ!」
柴田「紹介しちゃうよー?えっと、日高万里さんのコミックス『365日の恋人』
   のなかの『365日の恋人』・・・同じじゃん。
   コレはあれですね。私と亜弥の「手は?」「つないだ」〜っていうトコ」

吉澤「それはそーと中澤さんが出てこないね」
柴田「作者が関西弁を書けないだけでしょ」
松浦「なに怒ってんの?あゆみ」
吉澤「ほら、関西弁が書けない=平家さんもなかなかでてこない、ってことだから」
松浦「あー、なるほどー」
柴田「ちっがう、違うってば!」

3人「じゃー作者に戻すか」

作者「・・・あ、石川出すのすっかり忘れてた(汗)」
20 名前:深紅 投稿日:2001年12月03日(月)18時51分32秒
「あれ?でも後藤先輩ってさぁ・・・」

「うん。アノ先生と付き合ってるってウワサ」

けろりと亜弥は答える。
もしかしなくても、亜弥って大物?
っていうか、さっきから私心の中で誰に問いかけてんの?
ヤバイよ、私。疲れてんのかな。

「石黒先生相手じゃ、ねぇ。勝ち目ないもん」

初めて聞く、亜弥の弱音。
亜弥はいつでも元気だから。
その元気に、私はいつも救われる。
亜弥が弱音はいてるのって・・・なんか、変な感じだ。
なんか亜弥には笑っててほしい。

「でも、まだウワサの段階じゃん?決め付けるのは、早いよ、亜弥」

あゆみが亜弥の頭をなでながら優しく言う。
亜弥は泣いてしまいそうな顔をして、でも必死で耐えている。
そして、顔をばっと上げると元気よく言い放った。

「そうだよね!まだウワサだもん!がんばるよ、私!」

やっぱ、亜弥は笑ってたほうがいいや。

21 名前:深紅 投稿日:2001年12月03日(月)18時55分55秒
「おーい、チャイムなったの聞こえへんかったんか?はよ座りぃ」

中澤先生が教室に入ってきた。
やっぱ元ヤンだよ、どー見ても。

「えー、転校生紹介すんでー。あ、こっちおいで」

中澤先生が入り口に向かって手招きしてる。
少しの間があって、写真のコが教室に入ってきた。
写真で見たより、かなりカワイイぞ。

「じゃ、自己紹介しぃや」

そのコは頭をぺこっととさげた。

「石川梨華です。よろしくお願いします」

・・・・石川さんの第一印象。
カワイく、声がハンパなく高い。
22 名前:深紅 投稿日:2001年12月04日(火)18時08分01秒
石川さんのあいさつが終わると、先生がぐるっとクラスを見回す。

「えっと、じゃあ席は・・・あ、吉澤の隣、空いてんねんな?」

「ふぇっ??あ、はいっ」

急に声をかけられたから、マジで裏返っちゃったよ・・・。
しかも間抜けな声出しちゃったし・・・。
はずかしー・・・。

「じゃあ、あそこな。あの、オットコマエーな奴の、隣」

「なんでオトコマエなんですかぁー!」

精一杯の抗議。
そりゃあさ、もう言われるのはなれてるよ?
でも、そんな転校生の目の前で言うことないじゃーん!
先生のバカー!

そんなことを思いながら、ちらっと先生の隣にいた石川さんを見た。
笑ってる・・・。
お、なんか嬉しくなってきちゃったぞ。
我ながら変わり身早いなぁ。
23 名前:深紅 投稿日:2001年12月04日(火)18時11分17秒
石川さんが隣に座る。
近くで見ると、やっぱりカワイイ。

「よろしく」

って笑いかけられちゃったよぅ!
ちょっと待って、今日の運勢は大吉!?

ふとあゆみの方を見れば、ニヤニヤ笑ってこっち見てる。
・・・う、なんだよ、その目は。
亜弥は亜弥で意味ありげーな顔で私を見てるしさぁ。
そんなに私は手ぇ早くないよっ!
24 名前:深紅 投稿日:2001年12月04日(火)18時12分36秒
吉澤編、いったんこれで終了です。
次は平家編か柴田編を。
松浦編は、まだまだかなー。
25 名前:深紅 投稿日:2001年12月04日(火)18時20分37秒
Side−Heike

「んーっ!」

仕事の手を休め、うちはちらっと校庭を見た。
どっかのクラス、体育なんかな?
生徒が校庭を走っていた。

お?あれ、吉澤と松浦やん。
ってことは、1−Cやんな。
柴っちゃんもいるっちゅうことか。

柴田あゆみ、早く言えば、うちの恋人。
入学当初から、ヒマさえ見つけては理科室に遊びにきて、帰ってく。
最初のころは、「あぁ、このコかわえーな」ぐらいしか思ってなかったんやけど。
さすがに毎日毎日来られると、好きになってまうわなぁ。

校庭に目を戻すと、吉澤と松浦がうちを見つけたらしい。
柴っちゃん呼んでるな、あいつ・・・。
あ、柴っちゃん来た。
笑顔でこっちに手ぇ振ってくるもんやから、うちも笑顔で返してもーた。

う・・・なんや、吉澤に松浦、その顔は。
26 名前:とみこ 投稿日:2001年12月04日(火)20時49分17秒
来たぁ→!!待ってました、あゆミッチー!!
ところでふと思ったのですが、メアド書くところのコメント、おもしろいっすね!(w
「メイクのためなら早起きしちゃう♪」とか(w
この作品大好きなので、見るたびレスしてますよ〜!!
私の作品はレスがなくてサミスィ〜で〜す!
がんばるゾー。オー・・・。(w
27 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月05日(水)11時17分44秒
こんにちは、はじめまして。
本日、読ませていただいております。
新しい“いしよし”の予感が良いですね。
同級生の松浦や一年先輩の後藤など、一味違う設定にも期待してます。
それと
平家さんには、なかなか幸せな話にめぐりあわないので、
ラブラブな平家さんが見たいです。
(今度の新曲って、目茶苦茶幸せな内容なのに曲が切ない・・・)
普通の服装に白衣をはおった平家さん・・・イイですねぇ。
(って勝手な想像なんですけど・・・スミマセン。)
28 名前:深紅 投稿日:2001年12月05日(水)20時05分39秒
>M.ANZAIさん

レスどうもありがとうございます!
白衣の平家さん、実はナニゲに狙いだったりします(笑)
最後の最後まで保田さんにしようか平家さんにしようか迷ってたんですが・・・。
やっぱり理科は平家さんでしょう!

年齢設定がバラバラにも期待ありですか!
それではがんばらせていただきます!!
29 名前:深紅 投稿日:2001年12月06日(木)20時18分24秒
>とみこさん
しまったぁぁぁ!レスが逆になってしまったぁ!!
ゴメンナサイ、とみこさん!!
あーもうどうやって謝ったらよいか・・・
本当、申し訳ございません!!

この作品大好きですか!?
うわぁ、すっげぃ嬉しいっす!
どうもありがとうございます!!
よぅし、柴みちガンバルゾー!

次回は柴っちゃんがみっちゃんに・・・vvv
30 名前:深紅 投稿日:2001年12月06日(木)20時24分34秒
この時間終わるまで・・・あと30分か。
それならこの仕事だけでも終わらせてまうかな。
体育終わったあと、あの3人組は必ず来るやろうし。
それやったらココも少し片付けんと・・・。

別に理科室なんて片付けなくてもええんちゃうかなぁと思うんやけど、
柴っちゃんが来るとなると話は別やねんな。
吉澤とか松浦やったら片付けへんと思うし。

これこそ愛のパワーやん、なんて冷静に考えてみると
めっちゃハズかしいことを思いながら再び仕事に取り掛かる。
あれ?30分っちゅーかもうほとんど終わってるやん。なんや。
じゃあ久しぶりにあの3人に例のモノあげるかな。
ホントは柴っちゃんだけにあげたいねんけど、そうすると他の2人がうるさいし。

よっしゃ、それじゃ急いで仕事片さんと!
やるでー、やるときゃやるんやで、うちは。
31 名前:深紅 投稿日:2001年12月06日(木)20時38分08秒
うし、仕事は終わった!
それじゃ早速台所へ・・・。

なんでか知らんけど、この学校の理科室には台所?がある。
冷蔵庫があって、コンロがあって、電子レンジがあって。
生徒の話によると、10数年前は家庭科室だったとか。

あと何分あるんやろ。
・・・20分、か。つくれるな。多分。
材料は前々から買ってあるし、準備万端や。
おーっし、つくるでー!待ってろや、柴っちゃん。

   キーン、コーン、カーン、コーン・・・

お、ギリギリで出来上がったな。セーフ。
ちょうど、体育だった生徒達が解散したところだったらしい。
全員が、ぞろぞろと玄関に向かって歩いてくる。

「せんせー」

32 名前:深紅 投稿日:2001年12月06日(木)20時38分51秒
来た。この声は柴っちゃんやな。

「おー、いらっしゃい。お疲れやなぁ、3人とも」

よほど疲れたんやろか?
いつもはココに来るたびうるさい吉澤と松浦がシーンとしてる。
かえってブキミやな・・・。

「あれ?せんせー、コレなに?」

やっぱ柴っちゃん、カワイすぎや。
そんな笑顔で「コレなに?」って聞かれたらぁ・・・。

「ん?あぁ、クッキーや。食べたがってたやろ?ちゃんと3人分あるで」

その答えに、柴っちゃんはこれ以上ないほどの笑顔で喜んどる。
こーいう反応してくれるコって、プレゼントとかやりがいあるんだよなぁ。

「ほら、ひとみ!亜弥!せんせーつくったクッキーだってよ!」

その言葉を聞いて、半分死人状態やった吉澤と松浦が飛び起きる。

「マジで!?」

「あー、食べる食べるっ!!」

ほんま、末恐ろしい子供達や・・・。

33 名前:深紅 投稿日:2001年12月07日(金)19時27分26秒
「なんや、自分らさっきまで半分死んどったクセに」

うちが苦笑しながら言うと、吉澤と松浦は声をそろえて答える。

「「いや、食べ物あるときは生き返りますよー♪」」

・・・話にならんこの2人はおいとこ。
そう思って、うちは柴っちゃんの方へ行く。
柴っちゃんは黙々とクッキー食べとる。
やっぱ柴っちゃんはなにしとってもかわえーわ。

「おいしいか?」

その質問に、やっぱり笑顔で答える柴っちゃん。

「すっごい、おいしー!せんせー、料理上手だねー」

ヤバイ、理性が吹っ飛びそうや。
落ち着け、うち。こんなトコで暴走するなや。
場所的にも立場的にもアカンって。

「せんせ?」

柴っちゃんに顔をのぞきこまれる。
一瞬で、体中が熱くなるのを感じた。
うわ、今、うちの顔真っ赤やろうなぁ・・・。

「あー、先生顔真っ赤ー」

うっさいわ!吉澤!
それぐらいわかっとるわ!
しゃーないやん、柴っちゃんかわえーんやもん・・・。

「あー、ねぇねぇ平家先生ー」

・・・今度は松浦かい!なんやねん、もう。ホンマ。

「先生あゆみとキスしたってホンと?」

「!?」

いきなり何聞くねん!?この子供は!
34 名前:とみこ 投稿日:2001年12月08日(土)10時39分34秒
いやぁはあとはあと
平家さんの照れ方がいいっすね〜。
柴っちゃんのカワイさがすごい表現されてていいっすね!
こっちまで照れます(w
35 名前:深紅 投稿日:2001年12月08日(土)19時53分48秒
>とみこさん
どうもありがとうございます!
柴っちゃんのカワイさが表現されてますですか(日本語変)
いやぁ、なにしろ最近柴っちゃんにハマっちゃったモンで・・・。
テレてる平家さんは書いてて面白いですね。
これからもがんばります!んでよろしくお願いいたします!
36 名前:深紅 投稿日:2001年12月08日(土)20時18分10秒
「先生ホントなのー?」

吉澤まで・・・。この2人組なんとかしてやぁ。
なんでここまでうちをいじめるん?
ひっどいわー、うち吉澤にも松浦にもなにもしてへんのにー。
なんて考えてると、服の裾をきゅって誰かに掴まれた。

柴っちゃん?

柴っちゃんは真っ赤になって俯いていた。
はぁ。どーすりゃええねん。

「なんて返答すりゃえーのん?」

今のうちは困った顔しとるんやろうな。
なのになんでコイツらには通じへんねん。

「えー、したか、してないかで答えてくれればいいよー」

本人目の前にして答えられるかい!そんなこと!
って叫んでやろうかと思った。

でも別にはずかしがることないねんな。
だって愛し合っとるんやもん。
キスしたかしてないかぐらい言ったって、
どーってことないわ。・・・うちは。
柴っちゃんはどーなんやろなぁ?
37 名前:深紅 投稿日:2001年12月08日(土)20時28分22秒
言ってしまおうか。でも柴っちゃんが・・・。
だーもう!ホンマどーすりゃえーねん!

顔あげればニヤニヤした吉澤と松浦がこっち見とるし。
かと言って後ろ向けば柴っちゃんが俯いとるし。
ホンマにうちって柴っちゃんに弱いよなぁ。

「言ってもええか?」

って吉澤たちには聞こえへんぐらいの声で柴っちゃんに問い掛ける。
柴っちゃんは少し戸惑ってたけど、コクンって頷いた。

「・・・した、で」

その答えに、吉澤と松浦は多少なりとも驚いてた。
まさか、そー答えるとは思わへんかったんやろうな。
うちの性格からして、言うような感じじゃあらへんし。

「マジでしたの!?」

「あぁ」

「ドコで!?」

「秘密」

アホらしくなってくるわ。このかけあい。
38 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月08日(土)21時09分24秒
柴ちゃんと平家みっちゃんのお互い照れてるとこなんか良いですね。
そこを突っ込む吉澤&松浦って関係も他では見られない取り合わせで面白いですよ。

理科室でクッキーを焼く平家先生・・・
ビーカーやフラスコを使ってコーヒーもおとしてたりして・・・(笑)
39 名前:深紅 投稿日:2001年12月09日(日)15時03分32秒
>M.ANZAIさん
するどいっ!実はソレ書こうと思ってたんですよ。
フラスコでコーヒーをいれる平家さん。
そしてそのコーヒーをなんの疑いもなく飲んでしまう柴っちゃん・・・。
なんて考えてました。

こっからの展開が思いつかない・・・。
ついでに松浦は誰とくっつければいーのでしょうか??
悩むなー。。。
40 名前:深紅 投稿日:2001年12月09日(日)15時10分36秒
「やっぱしてたんだぁー・・・」

ちょお待ち、吉澤。
『やっぱ』ってなんやねん。
そんなにうちは手ぇ早いように見えます?

・・・あれ?柴っちゃんは??

理科室をぐるっと見回す。
あっれぇ、帰ってもうたんか?
でも吉澤と松浦置いて帰るわけ・・・。
おったやん。そんなトコでなにしてるん?柴っちゃん。

「あゆみー、テレるなテレるなー」

ははっと笑いながら、吉澤が柴っちゃんに近づく・・・っと!
柴っちゃんが吉澤の頭にチョップくらわせた。

「いってぇ!」

「テレてないもん!!」

真っ赤な顔で『テレてない』って言っても、説得力ゼロなんやねぇ。
しかし今のはホントに痛そうやったで。
思いっきり振り下ろしとったもんな。手。

「なんで今日はあゆみに殴られてばっかりなんだよー」

涙目の吉澤がうちと松浦に訴えかける。

「「間が悪いんだよ」」

おっ、同時や。
41 名前:深紅 投稿日:2001年12月09日(日)15時15分39秒
その通りやけどな。
吉澤の間の悪さは天下一品や。
ある意味サイノーやで。うん。

「せんせー、次どっか授業あるのー?」

また、何事もなかったかのように柴っちゃんがうちの方に走りよってきた。
しつこいようやけど、カワええ。

「ん?次はあらへんよ」

「次の時間ココにいてもいー?」

サボるっちゅうことか?
認めてあげたいけど・・・認めたらうちは教師失格やし・・・。
どーする!?

「ねー、せんせー、いいでしょー??」

うっわ、卑怯やぁ!柴っちゃんに頼まれたらうち断れへんやんかぁ!
どーすりゃえーねん・・・。
誰か助けてやぁ・・・。
42 名前:深紅 投稿日:2001年12月09日(日)15時24分47秒
と、そのとき、突然戸が開かれた。

「みっちゃーん、ビーカーか試験管かしてー」

「お、彩っぺやん。こっち来るなんて珍しいな」

石黒彩、英語教師。
うちの同期みたいなもんで、親友。
誰からも好かれる性格で、さばけとる。

「あれ?んーっと、なんだっけ。・・・っと、吉澤と松浦と柴田・・・だよね?」

「「「あ、はい・・・」」」

なんや?この緊迫っちゅうか、痛い空気は。
松浦が変や。どーしたのか知らんけど、彩っぺの方じーっと見とる。
彩っぺとなんかあったんやろか?
あ、今はそーじゃなくて、彩っぺに貸さんと。

「なんやったっけ、ビーカーと試験管?英語でこんなん使うん?」

「んー、いろいろあってさ・・・」

答えにくそうに、彩っぺが言う。

「ま、えーわ。返すのいつでもええで」

「あ、うん。ありがとね、みっちゃん」

と言い残し、理科室をバタバタと出て行った。

理科室にはさっきの空気が未だに残っとる。
松浦は俯いとるし、吉澤はどーしたらえーかわからんって顔しとるし。
柴っちゃんは・・・パス。なにやってるかわからへんわ。
カワええけど、不思議なコやなぁ。
43 名前:とみこ 投稿日:2001年12月09日(日)17時57分52秒
もっともっと柴みち見たいっす!!!
がんばってください!!
44 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月09日(日)18時58分42秒
照れてる平家さんを上回る照れっぷりの柴ちゃんがカワイイ♪
英語教師の彩っぺ・・・ビーカーと試験管なんか持っていって何するんだろ?

石黒先生をじーっと見る松浦の態度は単なるウワサを信じてか?
それとも何か決定的な場面でも目撃しちゃったとか?

作者さん、更新お疲れ様です。
柴みち(えっ?この呼び方なの?)楽しく読ませてもらってます。
松浦も幸せな展開が欲しいですけど、ちょっと波乱も欲しい気も・・・
松浦の事が気になってあれこれ吉澤から聞き出す石川、とか?

他にも登場人物があるかも・・・期待してます。
45 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)15時31分35秒
>とみこさん
柴みち見たいですか!
これからもしばらくは平家編でいこうと思っておりますので、
柴みちも続くでしょう。
がんばります!!

>M.ANZAIさん
謎が謎呼ぶミステリー(違)
松浦の視線の先は、きっと石黒ではなく・・・。
波乱・・・さぁ、どーなるんでしょう(フッ)
ちなみにトラブルメーカーは矢口or市井にでもしてみようかななどと。
彩っぺのビーカー事件(違)の謎はもうじき解けますよ。きっと。

がんばるぞー!オー!
46 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)15時36分48秒
どーしたらえーんやろ。こういう雰囲気は。
こういうの苦手やねん、うち。

松浦はやっぱり俯いとるしー。
あれやね、いっつも元気なコがこーやって俯いてるのって変な感じやね。
この2人組が静かなことって滅多にあらへんしなぁ・・・。

でも、ホントに松浦はどないしたん?
なにが原因やねん。うちか?吉澤か?柴っちゃんか?彩っぺか?

「・・・先生」

うちがそんなことを考えてると、ずっと俯いとった松浦が顔をあげた。
今にも泣きそうな顔して。

「なんや?どーしたん、松浦」

最初に口を開いたのはあっちの方なのに、なかなか言おうとせぇへん。
なにを言いたいかはわからへんけど。

しばらくの沈黙の後、松浦が小さな声でしゃべりだす。

「石黒先生と2年の後藤先輩って、付き合ってるんですか・・・?」

なるほどな。
そーいうワケか。
だからさっき彩っぺの事見とったんか。

「松浦は、後藤が好きなん?」

その言葉に、松浦は静かに頷く。
あー、なんて答えりゃえーねんやろ。
47 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)15時38分07秒
後藤と彩っぺが付き合っていると言うのは、事実だ。
でもソレを松浦に伝えるべきか、伝えないべきか。
そっちをとっても知ることは変わらへんのやけど。
早いか遅いかの違いだけや。

でも、ハッキリ言ってうちも詳しいことはよぉ知らん。
彩っぺはこっちが聞かない限りなにも言おうとせぇへん性格やからな。
うちが知っとるのは、ただ『付き合っている』ということだけ。

どないしよ。言ったほうがいいんかな、こういう場合は。
でもなぁ、ココで泣かれると気まずいんやよなぁ・・・。

「・・・松浦?」

「・・・はい」

「あんな、うちから言ってもええことやけど、
そういうのは直接聞いたほうがいいのとちゃうか?」

ずいぶんと酷なことを言ってる気がする。
そして、ひどく曖昧な返答だと思う。
48 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)15時42分03秒
でも、うちの口から言う訳にはいかへん。
本人から聞いたほうが絶対ええで。
後藤は、あんたの思いちゃんと受け取ってくれる人間やと思う。
うちとはそんなに接点がないからよくは後藤のことを知らない。
けど、人の思いを踏みにじるような人間やないで、後藤は。
それは、過去に1、2度会っただけでもわかった。
優しい目しとるんや、後藤は。
そう、かつてうちが好きだった『あの人』みたいな目や。

「・・・はい」

静かに、だけど力強く、松浦は答えた。

「・・・がんばりぃっ」

そう言って、うちは松浦の頭をがしがしっとなでた。
手の先の松浦の顔には、もうさっきのような弱気な松浦はいなかった。

49 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)15時49分47秒
「ねぇ、石黒先生って、英語担当だよね?」

吉澤が誰にでもなく問い掛ける。
誰に言ったんや?うちか?
うちやな、こっち見とるし。

「あぁ、英語やで」

「英語でビーカーって使うんですかぁ?」

今度は松浦からの質問。
なんでこの2人は質問攻めが好きなんや?
しかも松浦って敬語のときとそうじゃないときあるし。

「知らんわ。でも、彩っぺって次どこも授業入ってなかったと思うんやけどなぁ」

   キーン、コーン、カーン、コーン・・・

「あ、チャイム」

と言って松浦が立ち上がれば、続いて吉澤と柴っちゃんも立ち上がる。

「じゃー戻ろっか?」

「うん。じゃーね、せんせー」

「ハイ。バイバイ」

やっと戻ってったか・・・。
さて、うちも職員室戻るかな。

そう思い、理科室をあとにした。
50 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)15時51分03秒
平家編、もうちょっと続けようと思ったんですが
それじゃあいつまでたってもいしよしがでてこないので
ムリヤリ終了しました。
次からまた吉澤編に戻ります。
51 名前:とみこ 投稿日:2001年12月10日(月)16時57分57秒
柴みち終わりっすか!!??
でも私の1番ラブリ〜なヨッスィ〜を登場させてくれるなんて嬉しいです!
い〜な〜、ここはいっぱいレスがあって。
がんばってください〜
52 名前:深紅 投稿日:2001年12月10日(月)17時51分55秒
>柴みちは吉澤編でも登場しますよー!
ヨッスィーは梨華ちゃんにはやく想いを伝えなきゃですね!
さぁ、ヨッスィーたちのラブラブは柴みちを超えられるか!?

作者、こんなにがんばれるのもみなさんのレスのおかげデス。
もう、ほんっとうに感謝してます!
まだまだがんばりますよー!
53 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月10日(月)18時28分02秒
松浦に本人から聞いた方がいいとアドバイスする平家先生、さすがです。
引っ掻き回し役は矢口&市井ですか。なんだかお似合いだぁ(笑)。
吉澤の方は・・・まだ何も進展してなかったんですね。
今後の展開が楽しみです。
54 名前:深紅 投稿日:2001年12月11日(火)17時43分33秒
石川さんが私の隣に座るようになって1週間が過ぎた。
私は特に話し掛けることもないまま、また1日を過ごしてしまいそうだ。
なにか話し掛けたいんだけど、思いつかない。
はーあ・・・

しかもなんで午後最初の授業が数学なの?
眠いじゃん。ちくしょー。寝たいよぉ・・・。
でも、寝ると中澤先生が・・・。

「あの・・・吉澤さん・・・」

「はぃっ?」

マ、マジびびった・・・。
だって、イキナリ石川さん話し掛けてくるんだもん。
あー、でもなんか嬉しーかも!

「なに?」

「問3の問題、出来た?ここだけどうしてもわかんなくって・・・」

そう言われて、自分のプリントを見る。
問3・・・えーっと、あ、できてんじゃん。

「ハイ。出来てた」

「あ、ありがとう」

やっぱこう間近で見るとますます美人だよなぁ。
私とは根本的に違うんだよね。
こう、オンナノコっぽい雰囲気がある。
いいなぁ。私なんか思いっきり少年だもんなぁ・・・。

55 名前:深紅 投稿日:2001年12月11日(火)18時11分44秒
「おーい、吉澤、聞いとんのかい?」

中澤先生の声で現実に引き戻される。

「き、聞いてましたよ!」

その私の答えに、中澤先生はニヤっと笑うと、黒板を指差して言った。

「じゃ、この問題解いてみぃ」

・・・うっそ。マジで?聞いてないよ、どーするよ。
わっかんないよ。
私はその場で硬直した。
すると、横から誰かに突付かれた。

石川、さん?

手にはなにかメモらしきものがにぎられてる。
そしてそれは私の手の上に落とされた。

「解き方」

中を見ると、問題の答えが書いてあった。

「なんや?わからんのか?吉澤」

「っ、いえ、今行きます!」

その問題はもちろん正解で、私は中澤先生に驚かれた。
石川さんに感謝だ。
56 名前:深紅 投稿日:2001年12月11日(火)18時39分01秒
その日の帰り、私達は保健室へ行った。
保健室―――もとい、駆け込み相談所(仮)
私達は悩みが出来ると、主にここか理科室へと直行する。
でも、平家先生はあんまり親身になってくれない。
あゆみの悩みなら何時間でも聞いてるくせに。

「保田せんせー、いますー?」

最初、誰もいないのかと思ったが、いた。
仕事中だったんだ・・・悪かったかな?

「いらっしゃい、吉澤に松浦に柴田」

保田圭、保健教諭。
いつでも冷静で、謎が多い。
私達の悩みとかグチをいつでも聞いてくれて、アドバイスしてくれる。

「で?今回は誰?」

「あ、私、です」

なんで!?なんでそんな不審者見るみたいな目で見るの!?
そんなに、私が悩んでるのってオカシイの!?

「へぇ・・・珍しいね。吉澤かぁ・・・」

資料をどけ、私の顔を見る。
そして、近くにあったイスを指差した。

「ま、座んな」
57 名前:深紅 投稿日:2001年12月11日(火)18時42分07秒
>M.ANZAIさん
えぇ、お似合いでしょう、トラブルメーカーの市井と矢口(笑)
吉澤は保田に相談して告白するのか!?
うちのよっすぃーはなかなかうごいてくれないですしねぇ。
平家さんがいちばんうごいてくれますね。

今後の進展に、ちょこっと期待しててくださいですぞー!
58 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月11日(火)20時07分26秒
初レスです。
一気に読ませていただきました。
やぱ、学園モノは(・∀・)イイ ですね。
さりげなく、メモを渡す石川さんエェですね。
59 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月12日(水)04時57分35秒
保田先生の反応からすると、吉澤さんってなーんも悩み無いって見られてるんで少年。
しかしいろんなところで“中澤先生”を見かけるけど、
まともに授業風景見たのって、ここが初めて?かも。

さて、そんなことより、こっから先ですよ!気になるって言うのは・・・
60 名前:深紅 投稿日:2001年12月14日(金)19時13分16秒
>Charmy Blueさん
初レスありがとうございます!
やっぱ学園モノはいいですかー。
石川はコレからどんどん目立ってきますよー!

>M.ANZAIさん
そーですねぇー。
よっすぃーは悩みなんにもないオトコマエ(違)
がテーマだったりします。
中澤先生ってマジメな授業風景がめったに見れなさそう。

さぁ!これからよっすぃーはどういう行動に出るのか!?
僕もわかりましぇん・・・(爆)
61 名前:深紅 投稿日:2001年12月14日(金)19時28分51秒
「・・・で、なに?恋愛相談?」

そうっすよ。そうなんですけど・・・面と言われるとハズカシイですよぅ。
ってゆーか、私のこのキモチは本当に恋・・・なのかな?

「あの・・・なんてゆーか・・・」

私がいつまでも答えられないでいると、保田先生は大きなため息をひとつついた。

「どーせ、またこれは恋なのかな?とか悩んでるんでしょ」

するどっ!!なに!?エスパー保田!?
こえー・・・。

そのとおりだけど。だって恋の好きなのか、友達の好きなのか、
イマイチわかんないんだもん。
2つの違いさえよくわかんないし。

「どーこ行ってんの?吉澤」

また私どっか行ってた?
62 名前:深紅 投稿日:2001年12月16日(日)16時22分41秒
吉澤「最近更新遅いね。作者」
松浦「なんでも、保田さんとひとみのキャラ・・・っていうか組み合わせ?が
   全然うごいてくれないんだって」
柴田「ひとみって1人ならとってもうごかしやすいキャラなのにね」
松浦「っていうか、勝手にうごいてるよね」
吉澤「・・・2人とも、私のことなんだと思ってんの?」
松浦&柴田「いじりやすくてうごかしやすい人間。あ、単純かな(笑)」
吉澤「ぅ・・・あゆみも亜弥も大っ嫌いだぁー!!(涙→逃)」
松浦「あ、逃げた」
柴田「2人でも続ける?・・・あっ!!(輝)」
平家「ちぃーっす・・・あれ、2人だけなん?」
松浦「ひとみ、逃げちゃった」
柴田「え、せんせーどーしたの?(喜)」
平家「うん?ヒマだから、来てみた」
松浦「しかし、作者、このあとの展開がまっっったく思いつかないらしいよ」
平家「しょーもない作者やな。第一ここの作者っ・・・」
作者「うぅおぉおううぉううー!!」
平家「・・・な、なんやねん(唖然)」
作者「強制終了!!!」
63 名前:とみこ 投稿日:2001年12月16日(日)18時02分05秒
>>62

あはは#おもろい・・・。がんばってね。
64 名前:深紅 投稿日:2001年12月16日(日)18時13分03秒
>とみこさん
レスありがとうございますです(ぺこり)
こっから全然思いつかないですー(汗)
ホント、どーなっちゃうんでしょうねぇ。
・・・とにかく、がんばれるだけがんばってみます。
65 名前:夜叉 投稿日:2001年12月17日(月)03時01分26秒
作者様と登場人物との絡み、ごちそうさまでした(w。
いっそのこと、エスパー保田に頼んでみるのは?
生あたたかく、見守ってますね。
66 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月17日(月)23時12分24秒
アハハハ 作者と出演者の会話、面白いっス。

吉澤、動きませんか?
ならば、保田先生にお節介焼いてもらうとか?
実は石川から積極的にアプローチされたりとか? (話が違うよ)
違う誰かが告白して三角関係になるとか? (他で書いてるし)
いきなり不思議な能力に目覚めるとか? (それは無いよ)

う〜む… お力添えで着なくてスミマセン。
67 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月18日(火)00時26分53秒
キャラが動かない時はムリに書かなくてもいいのでは?
焦らずムリせずに、ゆっくり更新して下さい。
68 名前:深紅 投稿日:2001年12月18日(火)18時06分14秒
>夜叉さん
エスパー保田に頼んでみる・・・いいカモ。
あー、でもやっぱなぁー・・・・
とにかくがんばるです!
なまあったかく見守っててくださいデス!

>M.ANZAIさん
3番目が・・・いいかも!(オイ)
現実話じゃないし。話それてっちゃうし。
いしよしどころじゃなくなっちゃいますね、僕の頭じゃぁ。
こーいうときバカって損・・・

平家「柴っちゃん柴っちゃん、あそこに今ごろ気付いとるバカがおるで」

うっさい!みっちゃん!!
やっぱレスがあるのは嬉しーですね。
がんばりますっ!!

>Charmy Blueさん
ありがとうございます。
僕なりのペースでがんばっていこうと思います。
更新がきっとだんだん遅くなっていくでしょうが、
これからもよろしくお願いします!
69 名前:とみこ 投稿日:2001年12月19日(水)08時03分27秒
がんばってください〜い。
私は今続きが思いつかなくて・・・・・文才ないっすね(爆
70 名前:深紅 投稿日:2001年12月19日(水)17時35分56秒
>とみこさん
がんばります〜う。

>私は今続きが思いつかなくて・・・・・文才ないっすね(爆
そんなことないっすよぉ。
とみこさんの文才は素晴らしいですよー!
がんばってくださいー!そして僕もがんばりますー!
71 名前:深紅 投稿日:2001年12月19日(水)17時51分09秒
保田先生はおっきくため息をひとつ。
そして呆れたように私を見る。

「あのさぁ、友達の好きでも恋愛の好きでも、
 『好き』っていうのは変わらないんだよ?
 悩んでるくらいだったら、伝えてみなよ。自分の気持ちをさ。
 それからでも、遅くはないよ?」

───そっか。そーだよね。
どっちの好きだって、伝えなきゃなにも始まんないんだ。

「気持ちの整理、ついた?」

保田先生を見るとこっちに向かって優しく微笑んでいた。
保田先生は普段めったに笑わないから、この笑顔は貴重だったりする。

「・・・はい」

伝えよう。返事がどうでもかまわない。
伝えることに意味がある。
伝えなきゃ、なにも始まらない。
72 名前:深紅 投稿日:2001年12月19日(水)17時59分06秒
「はいはいはい。悩みがなくなったんだったら、さっさと帰ってくださいねー」

・・・って、思いっきり外に放り出された。
痛いっすよ。先生。

「さて、と。そろそろ帰ろっか」

最初に口を開いたのは亜弥だった。

「そだねー」

「かえろっか」

帰り道、私はどうやって石川さんに思いを伝えようか考えた。
『好きです』っていきなり言うのも考え物だよね。
でも・・・他に思いつかないよー・・・。

73 名前:深紅 投稿日:2001年12月19日(水)18時04分12秒
─────翌日

「よっしゃぁ!行くぞ!」

吉澤ひとみ、今日心に誓います。
石川さんに思いを伝えるということを。

「おはよー。ひとみ」

玄関であゆみにあった。眠そうだなぁ。
いつでも眠そうな顔だけど、今日はさらに眠そう。

「おはよ、あゆみ。眠そうだね」

「んー、昨日ちょっとね・・・」

ちょっと?気になるじゃんよー。
・・・もしかして。

「平家先生?」

「なっ、なんでそこでせんせーが出てくるの!?」

わっかりやっすー・・・。そんな必死に否定したらバレちゃうって、あゆみ。
そーいや、あゆみってポーカー弱いんだっけ・・・
って、今はそんなことどーでもいーんだよ。

「なんだなんだぁ?なにがあった?先生と♪」

なんか私いじめっこみたいだ。
74 名前:深紅 投稿日:2001年12月19日(水)18時10分09秒
「・・・っ、どーだっていいでしょぉ!」

「あー、待ってよちょっと、あゆみー」

あゆみは全速力で階段を駆け上がっていった。
速ぇ・・・。
私はマイペースにゆっくりと階段をあがってった。
追いかけたってどーせおしえてくんないだろうし。
亜弥が来たら2人で聞こう。

ガラガラガラッ。

教室に入ると、石川さんはもう来ていた。

「おはよう、石川さん」

「あ、おはよう、吉澤さん」

どーしよぅ・・・。
いーや、言っちゃえ。

「石川さん、ちょっと今時間ある?」
75 名前:夜叉 投稿日:2001年12月20日(木)00時33分20秒
吉、逝っちゃう?(w
へーけせんせとキャプ柴の間になにがあったのかも気になる…。
76 名前:とみこ 投稿日:2001年12月20日(木)15時14分38秒
よしりかも気になるが・・・・・
柴っちゃんの寝不足の理由の方が気になる!!!
柴みちに激しく賛成。
77 名前:深紅 投稿日:2001年12月20日(木)19時42分06秒
>夜叉さん
さぁ、吉子は言っちゃうんでしょうかね?
せんせーと柴っちゃんはなにがあったんでしょうかねぇ?

>とみこさん
柴っちゃんの寝不足の理由、気になりますか?
それじゃあ今度は特別編・柴田でもいっちゃいますか?

これからもファイトぉう!!だじょー。
78 名前:深紅 投稿日:2001年12月20日(木)20時03分27秒
特別編・柴田

ねむい。ねむすぎる。学校行きたくない・・・。家で寝てたい・・・。
なんてことを思いながら、いつもと違う道を歩いて学校へ向かう。
なんで違う道なのかって?それにはワケがあるんです。えぇ。

ワケっていうのは、まぁ、簡単に言えば、せんせーの家に泊まったんです。
それで寝不足なんだけど・・・ホント、ねむい。
ねむー・・・あ、ひとみ。

「おはよー、ひとみ」

「おはよ、あゆみ。眠そうだね」

やっぱわかっちゃうのかなぁ。
よく『いつでも眠そうな顔』って言われるけど。

「んー、昨日ちょっとね・・・」

ひとみがなんか言いたそう。なに?

「平家先生?」

「なっ、なんでそこでせんせーが出てくるの!?」

お、思いっきり否定しちゃった・・・。顔、熱い。赤くなってないかな?
気付い・・・ちゃったかなぁ、ひとみ。

「なんだなんだぁ?なにがあった?先生と♪」

〜〜〜っ、ひとみのいじめっこぉー!

「・・・っ、どーだっていいでしょぉ!」

「あー、待ってよちょっと、あゆみー」



79 名前:深紅 投稿日:2001年12月20日(木)20時08分44秒
全速力で階段を駆け上がった。つかれたぁ・・・。
寝不足に、コレはキツイよ・・・。

こんなに寝不足になったのも、せんせーのせいだぁ!
80 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月20日(木)21時51分29秒
へっ!?
平家先生んちにお泊り!?…寝不足!?
柴ちゃんの身にいったい何が〜!?

(でも…ここの作者のことだから……)
81 名前:とみこ 投稿日:2001年12月21日(金)12時36分28秒
わーい!柴っち編だ〜!!

な、なにぃ〜〜!!??平家センセの家にと、と、泊まった〜!??!?(壊
泊まったらすることはひ、ひ、ひとつだろぅぅぅっっっ!!!!(爆壊死
82 名前:深紅 投稿日:2001年12月21日(金)18時07分33秒
>M.ANZAIさん
さぁ、柴っちゃんの身に何がおこったんでしょうねぇ(笑)
そうですよ、でもこの作者のことだから・・・フフフ。

>とみこさん
泊まったらすることは・・・フフフ。そうですよ。ひとつですねぇ。
しかも寝不足ときたもんだ。
平家先生もなにやってるんですかねぇ・・・。
83 名前:とみこ 投稿日:2001年12月22日(土)09時32分58秒
深紅さんの『・・・フフフ。』がおもしろいっす!(笑)
これからもがんばってください!毎日チェックしますよ〜ん
84 名前:深紅 投稿日:2001年12月23日(日)14時25分31秒
>とみこさん
毎日チェックしてくださるんですか!
うっわぉ、嬉しいっすー!!
これからもがんばりますよー!!

それととみこさん、長い間お疲れ様でした。
最後まで楽しく読ませていただきました。
またどこかでとみこさんの小説を読めたらいいなぁと思っています!
85 名前:深紅 投稿日:2001年12月23日(日)18時03分18秒
話は、昨日の帰りにさかのぼる。
帰ろうとしていた私は、せんせーに呼びとめられた。

「あ、柴っちゃんおった」

「なに?」

「今日の夜、ヒマか?」

「うん」

「じゃー、泊まりに来ぉへん?うちも、今日はヒマやねん」

「行く!絶対行く!」

「じゃー、駐車場で待っとってー」

嬉しくて、顔が自然とニヤける。
駐車場にはまだせんせーはいなくて、せんせーの車にもたれて待ってた。
5分くらいしたあと、せんせーが急いで来た。

「ゴメン、寒かったやろ」

「平気だよー」

せんせーの車に乗って、せんせーの家に向かう。
この道が、私は大好きだ。
運転してるせんせーが間近で見れるし、いっぱい話せるし。
やっぱ、せんせーってキレイだなー・・・。
86 名前:深紅 投稿日:2001年12月23日(日)18時04分32秒
「なんや?」

「ふぇ?」

つい、間抜けな声をだしてしまった。
だって急に話し掛けられたんだもん。

「今、うちのこと見とったやろ?なんかついてんのかなーと思って」

「うぅん、違う違う。せんせーってキレイだなーって思ったの」

私の答えに顔を赤くするせんせー。

「なぁに言うてんねん」

そんなこと言ってる間にせんせーのマンションについた。
いつ見てもリッパなとこだ。

「ほら、ぼーっとしてへんで、早よ入りぃ」

部屋に入った私は、せんせーのベッドに一直線に向かう。
んで、ダイブ。
ふかふかだーvv気持ちいーvv

「壊すなやー」

苦笑いしながら言うせんせー。
壊さないよ、壊しちゃったら不便じゃん。イロイロとさ。
なに言われても、ベッドから降りる気はアリマセン。
そのまま、その辺にあった雑誌をひろげる。
せんせーはベッドにもたれかかって私と一緒に雑誌を見てる。
なんかいーなぁ、こういうの。
幸せだぁ。
87 名前:深紅 投稿日:2001年12月23日(日)18時05分29秒
と、横でせんせーのため息。

「どーしたの?」

せんせーは首を左右に振りながら

「アカン」

って言った。なにがだろ?

「なにが?せん・・・っ!?」

言い終わる前に口を塞がれた。
長い──────キス。
一旦唇が離れて、見つめあって、笑いあう。
また唇が近づいてきて、私は瞳を閉じる。
2回目のキスはさっきみたいのじゃなくって、頭の裏がジンジンするようなキス。
息が苦しくなってきたところで離れる。
88 名前:深紅 投稿日:2001年12月23日(日)18時06分55秒
「せん・・・せー・・・」

まだぼぅっとしてたまま、せんせーを呼ぶ。
次の瞬間、ベッドに押し倒された。

「せんせ・・・っ」

「もうガマン出来ひんわ・・・ごめん、柴っちゃん・・・」

そう言って、またキスをして。
そして、愛し合う。





そうして、夜は更けていく。

「んー・・・」

まだダルい体を起こす。せんせーはまだ寝てた。
昨日のことを思い出すと、自然と顔が赤くなる。
とりあえず、せんせーを起こさないようにそっとベッドを抜け出して、服を着る。
そして、しばらくせんせーの寝顔を見つめていた。

「ん・・・」

「あ、ごめん、起きちゃった?」

「いや、えぇよ・・・おはよ、柴っちゃん」

「おはよ、せんせー」
89 名前:深紅 投稿日:2001年12月23日(日)18時45分21秒
松浦「作者、うまく裏シーンを抜かしたね」
吉澤「ちぇーっ、読みたかったのにー」
柴田「・・・・(赤面)」
吉澤「ってゆーかさ、だんだんさ、あゆみが子供っぽくなってるのは気のせい?」
松浦「それは同感。初登場のころと比べると、かなりね・・・」
吉澤「平家先生パワー?」
松浦「でしょ。だって呼び方が『先生』じゃなくて『せんせー』だよ」
吉澤「ひらがなだしね」
松浦「精神年齢低下気味?・・・あゆみ、なんか喋りなよ」
柴田「・・・」

保田「あんたら、こんなトコでなにしてんの?(不審)」
吉澤「あ、保田先生。今ね、トーク中なんですよー」
松浦「はいっ、先生もまざってまざって」
保田「ぅわぁ!なに!?」
吉澤「なんでもいーからマイクに向かって一言!」
保田「・・・吉澤はいつ告白するの?」
吉澤「うっ・・・!!」
松浦「これ、一応いしよし小説ですよね?」
保田「このままじゃ、柴みちに乗っ取られるわよ」
吉澤「ぐっ・・・作者のばかぁー!!」

作者「オレかよ!」

どーでもいいけどマイクなんてあったんだ・・・
90 名前:よっちゃん 投稿日:2001年12月23日(日)18時56分59秒
深紅さんおもしろいっす。なんかへなちょこなよっすぃーがいい感じっス。これからも期待してまーす。
91 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月23日(日)22時59分00秒
うわっ、肝心なトコ、虫に喰われてて読めない・・・(オイオイ)
と言うか、想像だとスゴイ事になっちゃってるんですけど。

てか、「作者と出演者の会話」が楽しくなってしましました。
参加者増えてるし・・・
柴ちゃん、どんどん可愛くなってるし。

>「石川さん、ちょっと今時間ある?」
吉澤のこの台詞の後、引っ張りますねぇ〜、焦らせますねぇ〜
大リーグボール3号が投げられてからキャッチャーミットに収まるまでぐらい伸ばしますねぇ(w。
吉澤のこの後の行動が気になりますね。
思いをストレートに告げるのか。(そんな簡単に言えたら世話ないよ。)
とりあえずお昼でも誘うのか。(学食とかあったっけ?)
まさか理科室に連れてくとか。(何、見せろっちゅーねん!)
あっ、あくまで、独り言・・・独り言。

92 名前:深紅 投稿日:2001年12月24日(月)18時10分56秒
>よっちゃんさん
レスありがとうございます!
へなちょこよっすぃーがいい感じですか。
それはちょっとした狙いだったり(笑)
これからもがんばりまーす。

>M.ANZAIさん
>想像だとスゴイ事になっちゃってるんですけど。
なっちゃってください(オイ)
想像ワールドへれっつごぅですよ(なんだ?)
次回の「作者と出演者の会話」には石川が登場するかも!?

吉澤のこのあとの行動・・・フフ。
逃げてたりして(笑)

吉澤「はやく石川さんとラブラブvvvになりたいよー!」

作者「はいはい。わーったよ」

さっ、これからもがんばっていくでぇー!!

93 名前:深紅 投稿日:2001年12月24日(月)18時13分24秒
Side−Hitomi

・・・石川さんを屋上まで連れてきたのはいいものの・・・。
どうやって伝えよう。
石川さんはなにを言われるかなんて想像もしてないだろうしなぁ・・・。

「あの・・・さ、石川さん」

「?」

思いっきり疑問顔の石川さん。
そーだよなぁ、ワケもわからず屋上に連れて来られて。
なのに連れてきた本人はなかなか本題を言い出せないし。

「石川さんって、今、好きな人、いる・・・の?」

っちゃー、驚いちゃってるよ。どーするよ。
イキナリ聞くのはやっぱマズかったかなー。

「今・・・は、いないけど・・・どうして?」

やっぱきたっ!絶対『どうして』ってくると思ったんだよー。
そしたらホントにきたしー。
えぇい!ここでごちゃごちゃ言思ってても始まらねぇ!
言っちまえー!吉澤ひとみ!ファイトだ!よしこ、よっすぃー、ひとむー!

「私・・さ、石川さんのことが好き・・・です。付き合って・・ください・・・」

思わず、俯く。

沈黙が続く。
だんだん不安になってくる。
だからと言って、顔を上げる勇気もない。
もぉいいよ。YESだろうがNOだろうが。
とにかく、なんか声聞かせてよ・・・!
94 名前:深紅 投稿日:2001年12月24日(月)18時14分41秒
「吉澤・・・さん?」

ダメなのかな・・・。
おそるおそる、顔を上げて石川さんを見る。
そこにあったのは、やわらかい微笑み。

「私でよかったら、ぜひ付き合ってください」

自分の耳を疑った。
OK!?OKって言った!?
マジで!?

石川さんが転校してきて1週間と3日。
私と石川さんは、恋人同士になりました!

「教室戻ろう、吉澤さん」

目の前に差し出された手を握る。
2人、顔を見合わせて、笑いあう。

「ねぇ、石川さん」

「なに?」

「梨華ちゃんって呼んでいい?」

「じゃあ、私もひとみちゃんって呼ぶよ」

手をつないだまま、教室に入る。
ヒマそうにしてたあゆみがこっちを向いて、目が合う。
そして、あゆみがこっちに向かってピースする。

「ありがと」

声には出さず、心の中で。
95 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月25日(火)14時39分41秒
ついに『石川さん』『吉澤さん』の関係から『梨華ちゃん』『ひとみちゃん』の関係に
一気になだれ込みましたね。やったぁ〜♪
96 名前:深紅 投稿日:2001年12月25日(火)18時57分18秒
>M.ANZAIさん
『梨華ちゃん』『ひとみちゃん』やっぱ名前の方が響きがいいですねぇ・・・。
これからどーなるのかな??
もしかしたらここであの!ウワサの!トラブルメィカァが!出るかも!?
97 名前:とみこ 投稿日:2001年12月26日(水)10時24分24秒
すいません、ずっとレスできなくって。
今ごろですが、柴みちの×××シーンがよかった!
ついに理性ぶっ飛んじゃった!!ってカンジっすね!(w
やぁ〜っっなんかもうこの小説だいすきっす!!
がんばってくらさいね。
98 名前:深紅 投稿日:2001年12月26日(水)20時23分44秒
>とみこさん
>理性ぶっ飛んじゃった!!ってカンジっすね!
そぅですねぇ(ニヤリ)作者も平家先生も理性がぶっ飛んじゃいまして。
ハハっ・・・。
>やぁ〜っっなんかもうこの小説だいすきっす!!
ありがとうございます!!
すっげぃ嬉しいっす!!
これからもがんばっていきますぅー!!!
99 名前:深紅 投稿日:2001年12月26日(水)20時29分07秒
今、探してる小説があるんですけど、どこにあるかわかる人いますか??
内容は、まず、後藤サンが主役で、なんか問題児なんですよ。
それが、お父さんがその高校(中学校?)のえらい方で、でも後藤サンは
その人が嫌いで、なんとか問題を起こしてやろうとするんですけど、
学校側が勝手に処理しちゃって、後藤サンはまた問題起こして、
そこで、市井サンが登場するんですよ。
で、市井サンも問題児っぽいカンジで、中澤先生に呼び出されてて。
ついでに、後藤サンの担任(っていうか説教してたの)は平家先生で。
で、生徒会長が飯田サンで、副会長がりんねサンって話なんですけど・・・。
ゴメンナサイ、こんな説明じゃ誰もわかりませんよね・・・。
すっごい、この小説が読みたいんですよー。
誰か、知ってる方、情報よろしくおねがいします!
100 名前:深紅 投稿日:2001年12月26日(水)20時43分29秒
とりあえず、自分の席に座る。
で、ボケーっと外を眺める。

「ひーとみー」

・・・来た。
絶対来ると思ったんだよね。絶対聞きに来るに決まってんだ。
『どーやって告白した?』って。
ぜってぇ聞かれるんだぁー!!!

「・・・あの、ひとみさん?大丈夫ですか?」

・・・あゆみに『ひとみさん』って呼ばれるとなんか寒気が・・・。

「うん、聞いてる聞いてる」

「それ、私の質問の答えになってない」

「いーじゃん、別に」

「それはそうと、ひとみ?」

来たッ!

「さっき石川さんと手をつないでたのは、あれは私の目の錯覚?」

うっわー、メッチャ意地悪い顔ー。ヤなカンジー。
ま、いいか。いろいろ相談にのってもらったし。

「錯覚じゃないよ。だって私達もう恋人同士だしーvvv」

「はぁ!?」

「あゆみ、うるさいよ」

「だ、だって、こいび・・・えぇ!?」

何語なのかワカンナイよ、あゆみ。
ここに亜弥がいなくてよかったとつくづく思うよ。
そんなこと言ったら本人に怒られるんだけどさ。
それで、オゴれとかいろいろ言われるんだけどさ。

「え、じゃあ、ひとみ、告白したの!?」

「うん」

「ふぇー・・・」



101 名前:深紅 投稿日:2001年12月26日(水)20時47分19秒
「だから、さ」

私は梨華ちゃんの方を見て、てまねきをする。
梨華ちゃんはなに?って顔でこっちに来る。

だから、さ。

「今日から梨華ちゃんもうちらの仲間だよっ!」

いまだに梨華ちゃんはなにがなんだかわかんないって顔。
あゆみは、まだ頭の中が整理できてないらしい。

「ね、梨華ちゃん。今日、放課後時間ある?」

「うん。なにもないけど?」

「じゃーさ、・・・ね、あゆみ」

「うん。いいとこ連れてってあげるよ!」
102 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月26日(水)21時30分03秒
>>99
紫板の君のとなり内『WISH』と思われ


103 名前:とみこ 投稿日:2001年12月27日(木)08時48分20秒
いいとことは???
何か企んでいるような・・・・
104 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月27日(木)11時29分51秒
ついに梨華ちゃんもこの連中の仲間入り〜♪
となれば、“いいとこ”ってあそこですよね、いつもの・・・
105 名前:深紅 投稿日:2001年12月27日(木)18時18分20秒
>99さん
ありました!ありがとうございました!!

>とみこさん
いいとこって言ったらねぇー・・・。
ホラ、柴っちゃんにとっていいとこですよ。

>M.ANZAIさん
そうですね、いいとこっていったら・・・
あそこしかないですね。
そう、あの人がいる・・・。

106 名前:深紅 投稿日:2001年12月29日(土)18時40分48秒
はやく放課後にならないかなぁー。
って、まだ1限目なんだけどさぁ。
いつもはヒマで苦痛で仕方がない数学も、今日は楽しく受けられる。

「吉澤ー?なんや、今日ずいぶん機嫌えぇな・・・」

「そーですかぁ?いつも通りでっすよぉー♪」

「語尾がちゃうやん。いつもと・・・まぁええわ。コレ、解いてみ」

おっ、わかっちゃいそうな勢い!?
すっごい、今日の私は脳細胞も活発化してるんだね!?

「おー、よく解けたやん。エライエライ」

・・・私、子供扱いされてない?
ま、いいか。機嫌いいから気にならないのさっ。
107 名前:深紅 投稿日:2001年12月30日(日)12時58分50秒
キーンコーンカーンコーン・・・

「はい、じゃあ終わりー」

ぅしっ!1限目終了!!
放課後まであと・・・授業5回受けなきゃいけないのかぁ。
はぁ。サボりてー。

「ひーとみー」

「んあー??」

目の前には亜弥の顔。
そう、まるで新しい玩具を手に入れたような顔をしている亜弥。
・・・あゆみの奴、言ったな・・・確実に。

「石川さんと付き合い始めたの?」

「うん」

「ほぇー・・・」

ん?なんかいつもの亜弥と違うくないかい?
いつもならもっと質問攻めなのに・・・。

「亜弥、今日テンション低くない?」

「え?そんなことないよー」

笑顔で、予想通りの答え。
絶対、亜弥は人に弱いところを見せない。
そんなに私って頼りになんないのかなぁ・・・。

108 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月30日(日)16時50分39秒
珍しく数学の問題を自分の力で解くよっすぃー・・・
よっぽど機嫌が良いんですね。
それに引き換えテンション低いあやゃ、いったいどうしたんだろう・・・?
109 名前:とみこ 投稿日:2001年12月31日(月)11時07分06秒
最近あややにハマってるんです。
すっごいカワイイんだもん!!!
この小説もダイスッキ!!
110 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)12時39分39秒
>M.ANZAIさん
テンション低いあやゃ、マジどーしちゃったんでしょー・・・。
まさか!?

>とみこさん
あやや、カワイイっすよねぇvvv
>この小説もダイスッキ!!
ありがとうございます!!!
めっちゃ感動です!!
とみこさんの新作も大好きです!
111 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)12時57分25秒
「亜弥」

手首をつかんで、戻ろうとしてた亜弥を連れ戻す。

「『そんなことないじゃない』っしょ?なにあったの?」

キツい口調になってるのはわかってる。
でも、こーでもしないと亜弥は絶対言ってくれないだろうから。
俯いてる亜弥に、今度は優しく問い掛ける。

「なにしたの?言ってみてよ」

「・・・昨日の、夜に、ね・・・」

ポツリ、ポツリと話し出す。
今にも泣き出しそうだ。

「後藤先輩と、石黒先生が、さ」

「手、つないで、一緒に、帰ってて・・・っ」

そこまで言うと、亜弥は泣き出した。
うわ、ここ教室だから、ちょっとみんなの視線痛いし。
しょーがないか。こうなったらあそこしかない!

「あゆみ、梨華ちゃん、ちょっと来て!」

2人が来たことを確認して、教室から飛び出る。
で、階段を思いっきり駆け上がる。


ガチャッ


112 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)13時04分37秒
───屋上には、当たり前だけど誰もいなかった。
泣いてる亜弥をとりあえず座らせて、うちらも座る。

いまだ状況が飲み込めていないあゆみと梨華ちゃんに事情説明。
梨華ちゃんには、亜弥は後藤先輩が好きなんだってとこから説明。

「亜弥ぁ、泣くなよー」

っておい、なんであゆみまで泣きそうなんだよ。
梨華ちゃんはなんて声かけたらいいか迷ってる。

「・・・よし、亜弥!!」

「ぅわっ、ちょっとひとみ、いきなり立ち上がんないでよ!」

びっくりするじゃんか、と言うあゆみを無視して、亜弥に言う。

「後藤先輩に、告白しに行こう!」

びっくりしてる亜弥・・・プラス2名を差し置いて、私は話をすすめる。

「だって、こんなまま終わらせたくないでしょ?」

だったら伝えようよ、と言うと、亜弥はしばらく間をおいてから答えた。

「・・・うん」

「よっし、よく言った!亜弥!!」

あゆみサン、うるさいっす。
響いてるよ、あゆみの声が屋上中に。

そーいや、2限目ってなんだっけ・・・。

113 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)13時05分18秒
「あー!!」

だから、うるさいよ、あゆみ。

「なに」

「2限目、理科じゃんよぉ!」

あー、はいはい、そういうことね。
平家先生に早くあいたいのね。

114 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月31日(月)18時17分05秒
暗くなってるあやゃを元気付けてるよっすぃー、良い奴だ。
一緒に付き合ってくれる柴ちゃんと梨華ちゃんもいい仲間だしね。
やっぱし想いは言わなきゃ伝わらない。
頑張れあやゃ、当たって砕けろっ!
(いや、砕けちゃ困るわけだが・・・)
115 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)18時46分26秒
>M.ANZAIさん
>やっぱし想いは言わなきゃ伝わらない。頑張れあやゃ、当たって砕けろっ!
そうっすよね!やっぱ伝えることから始めなきゃ!
っていうか、よく考えてみるともうすでに砕けて・・っ(強制終了)

松浦「作者のばかぁー!!!!(首絞め)」
作者「ぐぇ・・・(半死)」
吉澤「亜弥、亜弥っ!作者が死んじゃうっ!!」


116 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)19時02分53秒
吉澤「はーい、恒例となってきた出演者トーク!」
松浦「今回から1人増えますよー!」
石川「よろしくお願いしまーす」
松浦「来年こそは・・・」
吉澤「なに?」
松浦「恋人をつくるっっっ!!」
柴田「ファーイトぉ」
吉澤「あゆみ、やる気なさすぎ」
柴田「フツーですぅ(寝始める)」
吉澤「・・・ちっ。・・・お、せんせーっ、平家先生ー!!」
平家「まーたやっとんの?おぅ、なんかメンバー増えてるやん」
吉澤「そう!梨華ちゃんが新しくはいったんだよー」
松浦「いじめないでね、先生」
平家「いじめんわ!!」
☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆
117 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)19時03分38秒
吉澤「そういえばさー、作者さ、ホームページつくったんだって?」
松浦「あー、そうらしいねぇ」
柴田「でも、更新怠り気味らしいよ」
平家「小説系サイトが日記サイトになってるんやって」
吉澤「誰も読みたがんないよねー」
作者「・・・(グサっ)」
吉澤「ほら、梨華ちゃんもしゃべろうよー」
石川「あ、うん」
平家「どー?初めてここに出た気分は?」
石川「おもしろいです!」
平家「なら、よかったやん」
柴田「『作者のホームページ、行った方はぜひ掲示板にリクエストなどを』だって」
吉澤「じゃーこの辺で」
5人「よいお年をお迎えください!そして来年もよろしくお願いします!」
118 名前:深紅 投稿日:2002年01月01日(火)13時24分21秒
謹賀新年

明けましておめでとうございます!!
今年も頑張りますよー!!
よろしくお願いします!!
119 名前:とみこ 投稿日:2002年01月02日(水)15時53分04秒
明けましておめでとうございます。

>>117
ホームページつくったんですか?是非URLを教えてください^^
120 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月02日(水)16時28分20秒
明けましておめでとうございます。

作者と出演者の“楽屋話し”もメンバー増えて楽しませてもらいってます。

>>117
ホームページつくったんですか?せめてヒントください^^
121 名前:深紅 投稿日:2002年01月03日(木)12時10分27秒
>とみこさん
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いしますね!
そして、とみこさんもがんばってください!!
『サンキュ』大好きですよぅっ!!!

>M.ANZAIさん
明けましておめでとうございます!
>『楽屋話し』楽しませてもらってます。
ありがとうございます!!
どんどん作者の暴露話になってるような気も・・・。どうなんですか?

吉澤「気のせいだよね(笑い)」
松浦「まーね。気にしすぎ気にしすぎ」
柴田「どっちかってーと暴露じゃなくて裏話だよね」
平家「ま、な」

そーなんですか・・・。


あ、それからHPのアドレスは

http://chance.gaiax.com/home/homurakamitaka
です!

まだ、小説はないんですが、っていうかなにもないんですが、
来てくださった時は掲示板にリクエストなどをいただけると嬉しいです!
122 名前:深紅 投稿日:2002年01月06日(日)18時56分32秒
バァンっ!!

「遅れてスイマセンっ!!」

「・・・そんなんおっきー声出さんでも聞こえるって。はい、吉澤、松浦、柴田、・・・石川?」

「はい?」

「なんや、
あんたら、転校生つれまわして」

うわっ、こっえー。
ちょっ、なんで矛先は私なの!?
なんで他のみんな何事もなかったよーに席に座ってんだよ!

「せんせー」

・・・ナイスっ!あゆみ!!

「あのー、別になんにも悪いことしてないですよー?」

よし!先生が私から視線を外す。
そのスキに、私は席へと戻る。

「ま、えーわ。次からはちゃんと遅れんようにな」
123 名前:深紅 投稿日:2002年01月06日(日)18時57分33秒
ヒマだぁぁ。
理科嫌いなんだよなー・・・。
いや、勉強自体嫌いなんだけどさ。
唯一好きだって言えるの、体育だけだよ。
なのに今日は体育ないし。
はぁーツマンナイ。

「よーしーざーわーぁ?聞いとんのかいな?」

「はいぃっ?」

「聞いてへんかったな・・・よし、罰として、これ解いてみぃ」

なんでよ!
数学といい、なんで私ばっかりあたるんだよー!!

いつまでたっても動こうとしない私に呆れたのか、
先生は別の人をさした。

その別の人っていうのは・・・。

「んじゃぁー・・・石川梨華」

「はい」

静かに席をたって、黒板の前に立つ。
そして、スラスラと問題を解く。
すっげー、梨華ちゃんって頭いーんだぁ・・・。

「おぉ、パーフェクト。すごいなぁ、石川」
124 名前:深紅 投稿日:2002年01月06日(日)18時58分17秒
戻ってきた梨華ちゃんに、私は小さく拍手をする。

「すごーい。梨華ちゃん頭いーんだねぇ!」

「そんなことないよー」



「はーい、じゃあ127ページの例題2解いてみてー」



そんなこんなで、2限目も終了。


3限目は自習だったので、寝てた。
4限目は国語。何事もなく終了。


そして、おっひる〜♪
125 名前:深紅 投稿日:2002年01月06日(日)18時58分49秒
「ひとみー、どこで食べるー?」

「あゆみと亜弥の好きなトコでいーよー。梨華ちゃんも一緒に食べよ?」

そう言って、手を差し出す。

「うんっ」

その手は、拒むことなくしっかりと握られて。
かなり嬉しかった。

「うー、さっむーい!!」

屋上に着いた途端、亜弥の絶叫。
確かに、さっき来たときよりかなり寒い。
っていうか、風つえぇー・・・。

「とりあえず、食べよっか」

「そだね」

126 名前:深紅 投稿日:2002年01月06日(日)18時59分29秒
「梨華ちゃんパンなんだ?」

「うん、今日はねー」

「じゃーさ、じゃーさ」

「なに?」

「うちのおかず、どれかあげるよ」

「え、悪いからいいよー」

「いーからいーから!じゃ、うちがどれか選ぶよー」

どれがいっかなー♪
悩んだ挙句、卵焼きに決まった。

「「うっわー、めっちゃ平凡」」

亜弥とあゆみは声をそろえて言ってきた。
うるっさいなぁ、だって決めらんないんだもんっ。

「卵焼きでいい?梨華ちゃん」

そー言って、彼女の口に卵焼きをくわえさせる。

「んーっ・・・」

くわえさせるって言うか、無理やり詰め込んだって言ったほうがいいのかな?
そんなにおっきくなかったから大丈夫だと思ったんだけど・・・。
梨華ちゃん、卵焼きにかなり苦戦中。

「だ、大丈夫?梨華ちゃん」

私が聞いたときはもうすでに食べ終わってて。

「ありがと、ひとみちゃん」

「おいしかった?」

「うん」

「よかったー」


「「バカップル・・・」」

「うるっさいなぁ!!!」
127 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月06日(日)20時00分03秒
パカップル・・・(w
進展早いっすねぇ、この二人。
ていうか吉が梨華ちゃんを振り回してるようにも見えるんですけど。
でもここの梨華ちゃん、言葉少なっ!
128 名前:とみこ 投稿日:2002年01月07日(月)10時51分41秒
バカップルいいっすね〜(w
甘甘・・・ではないけど(ヲイ)イイ!(・∀・)
129 名前:深紅 投稿日:2002年01月07日(月)18時17分58秒
>M.ANZAIさん
>進展早いっすねぇ、この2人。
そぅですよねぇ。読み直してみて、初めて気がついた・・・(汗)
梨華ちゃんはきっとこれから前へ前へとでてくるんでしょう。

>とみこさん
>バカップルいいっすね〜(w
いいっすか?なんか吉子はどーしてもバカっぽくなってしまう・・・。
とみこさんのトコの吉子とは、正反対ですね(汗)
130 名前:深紅 投稿日:2002年01月08日(火)13時40分00秒
お昼を食べ終わって、教室に戻った。
席についたとき、戸の方からざわめきが聞こえてきた。
なんかあったんだろうか?

「吉澤さーん」

「ふぇ?私?」

「このクラスに他に吉澤はいないよ」

亜弥の言葉に反論できず、しぶしぶ席を立つ。
呼ばれたほうに歩いていくと、私を呼んだ生徒はさっさと戻っていった。

「おぅっ!吉澤ぁー♪」

・・・げ・・・。

「セン・・・パイ?なにしてるんですか?」

しまった。
まさかこの人が来るとは思っても見なかった。

「おい、なんでそんなにイヤっそーな顔してんの?」

「いや、別にそーいぅワケじゃ・・・」




131 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月08日(火)21時57分55秒
おっ!?いよいよお出ましですね。
ここから一波乱、ニ波乱・・・(w
楽しみです♪(はしゃいじゃってよいのかな?)
132 名前:深紅 投稿日:2002年01月14日(月)15時49分18秒
市井紗耶香先輩、3年生。
この学校一の人気者で、告白されることも多々。
そして、タラシだったりする。
とにかくカワイイ娘を見かけたら、声をかけるという人だ。
あゆみも亜弥も私も、入学当時よく声をかけられた。
そして全部断ってきた・・・。
なんで今ココにいるんですか?

「市井先輩・・・用事はなんですか?」

私がそう言うと、市井先輩はニヤっと笑って

「吉澤、彼女できたんだって?」

「なっ・・・!?」

なんで知ってんだ!?
3年の先輩になんか誰にも言ってないのに!

「なっ、どこでそんな情報を・・・」

「屋上」

さらっと言ってのける先輩。
その顔には人の悪い笑みが浮かんでる。

「お・・・くじょう?」

「変なトコで切んないの」

今度は呆れ顔。
133 名前:深紅 投稿日:2002年01月14日(月)15時50分10秒
「屋上って、誰に・・・」

「ちっがうちっがう」

違うって・・・誰かに聞いたんじゃないのか?

「違うって、どういう・・・」

「だーかーらぁ」

そう言って顔をぐいっと近づけてくる。
ちょっと待って、これは近すぎじゃぁ・・・

「朝」

「朝?」

まだわかんない。
朝?ん、ちょっと待って、朝の屋上って・・・

「よーやく気付いた?」

もしかして・・・すっごいヤな予感がする・・・。

「ゴッメンなぁ。朝さぁ、私屋上にいたんだよねぇ」

「だ、誰もいませんでしたよ!?」

「バーカ、上まで見なかったっしょ」

そういや・・・ぐるっと見回しただけで上までは見なかったっけ・・・。


134 名前:深紅 投稿日:2002年01月14日(月)15時50分40秒
「『石川さんって、今、好きな人、いるの?』」

「『私、石川さんのことが好きです。付き合って、ください』」


立ちすくむ私。



「っつーワケで、今日の用件は吉澤の彼女見学」

と、目の前でにぃっと笑うと、教室に入って行ってしまった。




・・・って、ココでとまってちゃいけないんじゃん!!
梨華ちゃんカワイイから、手出される前に守んなきゃ!


135 名前:深紅 投稿日:2002年01月14日(月)15時52分10秒
>M.ANZAIさん
>おっ!?いよいよお出ましですね。
そうですねぇ。トラブルメーカー第1号出現です。
これからどんな行動をとるんでしょうか・・・。
136 名前:深紅 投稿日:2002年01月14日(月)16時25分48秒
教室に戻った私が見たのは、先輩が梨華ちゃんを口説いてる・・・っぽい場面。
そして、聞こえてきた声も、先輩のものだった。

「石川さんってめっちゃカワイイねぇー。ほれるね、いちー」

「先輩!」

「おー、なんだ、どしたー、吉澤ー」

「梨華ちゃんに手出したら、先輩でもただじゃおきませんからね!」

そのときの先輩の顔は、笑顔だった。
でも、いつもの穏やかな笑みじゃなく・・・
どっちかというと、挑戦的な笑み。

正直、コワくなった。

このとき、言えばよかったのかもしれない。

『梨華ちゃんは私のものだ』と。



それを言わなかったことを後悔するのは─────




もっとあとの話。
137 名前:とみこ 投稿日:2002年01月14日(月)17時45分26秒
市井ちゃんとよしこがライバルの時は、ほとんどがごっちんを巡ってですけど、
今回は梨華ちゃんなんですね!!初めての展開にかなり期待!
138 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月15日(火)04時19分16秒
市井先輩、かっけーからなぁ、梨華ちゃんもグラッとしちゃうんだろうなぁ。
吉、しっかりと繋ぎ止めておかないと・・・・
139 名前:深紅 投稿日:2002年01月15日(火)17時37分51秒
>とみこさん
そう、今回は梨華ちゃんを巡っての戦いにしてみました。
はたして梨華ちゃんはどっちに傾くんでしょうか・・・。

>M.ANZAIさん
>市井先輩、かっけーからなぁ、
そうなんですよねぇー。
自分的に市井サンのポジション(?)っていうのが
『かっこよくてタラシでキザなオンナ』
って感じなんで・・・。
吉子はどーなっちゃうんでしょうか・・・。
140 名前:深紅 投稿日:2002年01月15日(火)17時42分43秒
梨華ちゃんと付き合うようになって3週間が過ぎようとしていた。
別にケンカとかもなく、たまに一緒に帰ったり買い物に行ったりした。

そして、明日は休みというときだった。


「梨華ちゃん、明日ヒマ?」

そう言った私に、梨華ちゃんは申し訳なさそうな顔をして

「ゴメン、明日はちょっと・・・」

と答えた。





このときは、明日はムリなんだ、ぐらいしか思ってなかった。














まさか、あんなことになるなんて考えてもみなかった・・・。
141 名前:深紅 投稿日:2002年01月15日(火)18時08分18秒
────翌日。

なにもすることがなかった私は、午前中は部屋でゴロゴロしていた。
でもそれにもあきて、午後から少し街をブラブラすることにした。

コンビニでしばらく時間をつぶして、外に出たとき。



見覚えのある人物が、私の視界に入ってきた。








────それは─────












市井先輩と、梨華ちゃんだった。
142 名前:深紅 投稿日:2002年01月15日(火)18時12分40秒
市井先輩と梨華ちゃんはなにやら楽しげに話をしながら、
立ちすくんだままの私の視界から消えていった。
その場を動けなくなった私の頭の中で、
いろんな考えだけがぐるぐるとまわっていた。

市井先輩と梨華ちゃんが歩いていたってだけでもショックなのに、
もっとショックなことがあった。


梨華ちゃんのあんなに楽しそうな顔、初めて見た・・・。



・・・・・・
・・・



どうやって家に帰ってきたのかわからない。
ただ、気付いたら部屋にいた。
なにもする気がおきず、ただ部屋でじっとしていた。
夕飯の時間になっても部屋から出てこない私を心配してか、
お母さんが「病院に行く?」と聞いてきたけど「いい」と言った。
143 名前:とみこ 投稿日:2002年01月15日(火)19時02分50秒
梨華ちゃーん!どうしたこっちゃ、こりゃ。
よしこに病院をすすめるお母さんが面白い(w
144 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月15日(火)19時47分30秒
…いちー女扱い上手そうだしなぁ…
ピンチかもよ? 吉澤クン。
145 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月15日(火)19時52分09秒
こんな光景を目撃しちゃったら落ち込んじゃうよな、吉・・・。
でも引きこもっちゃったら何も解決しないぞ?
さーてここからどうする? 
市井先輩に真意を正すか? 梨華ちゃんにもう一度気持ちを確かめるか?
それとも・・・!?
146 名前:深紅 投稿日:2002年01月21日(月)17時44分59秒
>とみこさん
>梨華ちゃーん!どうしたこっちゃ、こりゃ。
ホント、どーしたこっちゃですね。
理由があるのかないのか・・・。

>名無し読者さん
>…いちー女扱い上手そうだしなぁ…
そのとーりですね。タラシな人は女扱いもうまいのです(爆)

>M.ANZAIさん
>でも引きこもっちゃったら何も解決しないぞ?
その通りなんですけどねぇ・・・。
甘甘な話を書きたかったのにいつのまにか暗い話になってるし。
このままいったら黒吉でちゃう可能性も・・・!?
147 名前:深紅 投稿日:2002年01月21日(月)17時47分53秒
こっから、ちょっと特別編(?)っぽいのを書きたいと思っています。
主人公は・・・あててみてください。
すぐに名前でてきますが、最初はちょっと隠すので。
ちなみに、吉澤の事件(?)のあとの話です。
主人公は違いますが、話は続いているものだと思ってください。
何度も何度も視点がかわってすいません。
読みにくいことこの上ないですよね・・・。
148 名前:深紅 投稿日:2002年01月21日(月)18時07分18秒
毎日がツマラナイ。
家も、学校も変わらない。
あたしの瞳に映るのは白黒の世界。

なんであたしにかまうの?
なんで放っておいてくれないの?

あたしの時はもう────ずっと止まったまま。
149 名前:深紅 投稿日:2002年01月21日(月)18時26分08秒
「あんた、いいかげんにせぇよ?」

またか、とあたしはため息をつく。
いつも通りの風景に、いつも通りのセリフ。
目の前にいるあたしを叱ってる人もいつもと同じ。


 クダラナイ。


「ほんま、どういうつもりやねん」

「先生には関係ないでしょ」

その言葉に、わずかに先生の表情が変わる。

「関係ないことあらへん。このままやと、ほんまに卒業でけへんで?」

「いーよ、別に」

どーだっていいよ。
卒業できないからってなんなの?
卒業できたからってなにかが変わるわけでもない。
どんなにがんばったって無理なものは無理なんだ。

どんなにがんばったって・・・もうあの人はあたしの前に現れることはない。
あの声を聞くことも、笑顔を見ることもできない。

150 名前:深紅 投稿日:2002年01月21日(月)18時28分09秒
静かな教室に、先生がため息を漏らしたのがわかった。


「・・・あのコに失礼やと思わへんのか?」

その言葉に、あたしはキレた。
机を思いきり叩いて、先生を睨みつける。

「なんにも知らないクセに、知ったような口聞かないでよっ!」

そう言い残し、教室を飛び出る。
先生の手があたしの腕をつかむ直前、力任せに戸を閉めた。
バァンっ、という音が、廊下中に響き渡った。
先生の声が後ろから聞こえたけど、無視して階段を駆け上る。



・・・ガチャっ。


誰もいないだろうと思っていた屋上に、1人寝てる人がいた。
こんな寒いのによく寝れるよなぁと思いつつ、その人物の顔を覗き込む。

・・・?あれ、この顔どっかで・・・。


「市井・・・紗耶香・・・?」

151 名前:深紅 投稿日:2002年01月21日(月)18時29分01秒
「ぅん・・・?」

どうやら起こしてしまったらしい。
眠たげな顔をして、あたしの顔をじぃと見てくる。

多分、そーだ。
この学校一の人気者。

「君、市井紗耶香だよね?」

「うん」

「なにやってんの?授業は?」

「・・・サボり」

ストレートな答えに、思わず笑ってしまう。
笑ったのなんて、どれくらいぶりだろう。
もう、ずいぶん笑ってなかったような気がする。

「あんたは?」

「え?」

「名前。そっちだけ私の名前知ってんの、なんか不公平じゃん」

不公平とか、そういう問題なんだろうか?
別にいいけど、名前くらい。
152 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月21日(月)18時56分41秒
んー、誰だろう?
名前を聞くくらいだから、初対面なんだろうなぁ〜。
153 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月10日(日)17時24分31秒
放置?
154 名前:名無しさん@推奨 投稿日:2002年03月11日(月)18時18分14秒
放置決定?
155 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月11日(月)21時07分30秒
楽しみにしてるのにぃ・・・
156 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月12日(火)21時12分19秒
楽しいか?この小説。
157 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月13日(水)19時47分04秒
なにその言い方・・・
158 名前:名無しさん@放置 投稿日:2002年03月13日(水)20時11分17秒
>>156
同感。そんなにおもしろくないと思う。この小説。
159 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月13日(水)22時30分42秒
>156、158
そう思っていても、言っちゃいけない事ってあると思うんですけど?
この小説が好きで、待っている人もいるんですから、
そういうことは、言っちゃいけないですよ。
160 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月14日(木)19時56分04秒
>>159
そうそう。
161 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月14日(木)20時09分47秒
この作者ウザい。
162 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月14日(木)21時56分59秒
>>161
ウザイのはてめーだよ馬鹿。
163 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月15日(金)19時47分38秒
>>162
おもしろくもない小説に熱くなってるお前の方がウザい。
164 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月15日(金)21時25分28秒
>>163
面白くないと思ってるやつは黙ってろ。
面白いと思ってるやつだけが読めばいい。
165 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月15日(金)21時30分30秒
>>163
熱くとかなってねーよ馬鹿。っていうか面白くないと
思ってるくせにマメにカキコして笑えるんだけど。馬ー鹿。氏ね。
166 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月15日(金)22時52分20秒
まあ、春休みだからねえ(w
167 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月15日(金)23時31分41秒
みんな暇ねー(w
168 名前:一毒者 投稿日:2002年03月16日(土)18時31分08秒
ていうか結局放置?
別に楽しみになんかしてないけど。
169 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月16日(土)19時50分37秒
>>167
あなたもお暇なんですね
170 名前:名有り読者 投稿日:2002年03月17日(日)16時16分37秒
つまんねー
171 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月18日(月)17時20分15秒
>>170
はいはい。
172 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月20日(水)05時12分54秒
お前ら少しくらい作者さんの気持ち考えて書き込めや!
再開したくてもこんなん書かれっとったら出来んやんけ!
173 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月20日(水)19時37分16秒
作者ーHP見てみたら生きてるみたいだけど・・・
再開はいつ?(w
174 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月28日(木)13時49分31秒
こんなにいろいろ書かれてたら
再開したくてもできないんじゃないんですか?
175 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月29日(金)13時13分49秒
>>174

かもな。
176 名前:とみこ 投稿日:2002年03月30日(土)09時09分23秒
作者様、更新お待ちしております。
あくまでも私は期待しております。
「しばみち」にここまでハマったのはこの小説です^^
再開したときは、またしばみち書いてくださいね!
応援してます。でわ、↑の文句ばっかり言っている一部みたいに
無駄なレスはしたくないので、また。
177 名前:かみー 投稿日:2002年03月30日(土)11時44分33秒
深紅さん、私も更新待ってます!
昨日初めてこの小説をよんで、平家さんにハマったんです!
私は、深紅さんの小説好きです!
頑張ってください!!!
178 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月30日(土)14時52分40秒
私もしばみちにはまった一人です。
メインはいしよしのようですが、またしばみちも
読みたいと思っています。
179 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月04日(木)17時40分08秒
ん〜というか…作者さんは…ここ(飼育)が復活した事を知ってるのかな?
(知ってるよね…多分)知らないとこのスレ見れないわけで…。
ここで議論しても無駄なんだけど…どうなんでしょう。

といいつつも、最近、柴っちゃんにはまってる僕は
ここのみちしば(?)がまた読みたいっす。
いや、とうぜんいしよしもですが(笑)
また〜りでもいいので…書いて欲しいです。
180 名前:深紅 投稿日:2002年04月04日(木)18時25分15秒
みなさま、ご迷惑をかけて本当にすみませんでした。
何度か書こう書こうと思ったんですが、いろいろ書かれてて……。
「このまま書いてていいのかな?」と思ってしまって…。

待っててくれる方もいらっしゃって、本当に嬉しいです。

今はまだ、気持ちの整理もついてないので、書くことができませんが、
また近いうちに書きたいと思ってます。
181 名前:名無しさん 投稿日:2002年04月06日(土)18時44分14秒
ガンバテクダサーイ。
182 名前:とみこ 投稿日:2002年04月26日(金)16時51分10秒
おかえりなさいです^^
ヒマ人たちの無駄レスなどは気にしないで下さい!
といいたいのだけれど、そういうののショックは大きいんですよね。
私も結構経験ありなので。
マイペースで行きましょう!^^
183 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月03日(金)23時13分55秒
マジでみちしば(しばみち)読みたいです・・・。
184 名前:ちゃぁみぃ>\(^▽^)/ 投稿日:2002年05月06日(月)15時08分23秒
ゆっくりでいいですので、復帰オマチシテオリマス。
185 名前:深紅 投稿日:2002年05月23日(木)19時21分40秒
また書いてもいいでしょうかね?
やっぱ怖いっていうのはあるし…。
誰か読んでくれてんのかなって思うと不安になるし…。

もう少しだけ、考えさせてください。
186 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月24日(金)02時05分03秒
ぜひぜひ書いてください。深紅さんの作品をもっと読みたいっす
187 名前:かみー 投稿日:2002年06月05日(水)16時59分19秒
自分ももっと柴みち読みたいです〜!!!
188 名前:ミニマム矢口もえ 投稿日:2002年06月23日(日)02時10分15秒
ワシここ好きなり。。。
作者さんカムバック!
待ってますよ〜〜(勝手に(笑))
189 名前:深紅 投稿日:2002年07月11日(木)09時15分35秒
えっと、まだ話の続きがうまくまとめられない状況です。
柴みち(この話とは関係ない)なら書けるんですが…。
柴みち書いてもよろしいですか?
190 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月11日(木)14時25分33秒
書いてもらえるなら…別の話でも良いです。
191 名前:かみー 投稿日:2002年07月12日(金)19時00分17秒
自分も書いてもらえるならなんでもいいです!
柴みち大推奨なんで(笑)
192 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月12日(金)20時22分10秒
柴みちめっちゃ読みたいです!頑張ってください。
193 名前:深紅 投稿日:2002年09月03日(火)18時57分22秒
ちょっと復帰できるかどうかためしに書いてみます。
つまんなかったら即言ってください。
194 名前:深紅 投稿日:2002年09月03日(火)18時58分53秒
好きな人が、います。

私よりずーっと年上で。

でも、私よりずーっとかわいくて。

なのに、ここぞ!っていう時はすごいカッコよくて。

その人のことが、すごい、大好きなんです。
195 名前:深紅 投稿日:2002年09月03日(火)19時02分45秒
「せんせぇー」

「んー…?」

…なんですか。その中途半端な返事。
ソファからずり落ちそうになる体を支えながら、先生は私の顔を見る。

「なんやぁ?」

「…ヒマ、です」

「…はぁ?」

ほら。やっぱり。絶対なんだ。
『ヒマ』とか『つまんない』って言うと絶対『はぁ?』って返される。
もう、なれたけど。
でも、少しは傷ついてるんですよ?

「…なぁに泣きそーな顔しとるん?」

「泣きそうになんてなってませんよっ」

「…怒ってんか?」

「怒ってませんっ」
196 名前:深紅 投稿日:2002年09月04日(水)18時11分10秒
沈黙が続く。
私は俯いたまま時間が流れるのを感じる。

───────ゴッッ!!

「!?」

「〜〜っぃったぁぁ〜……」

顔をあげた先には、ソファから転げ落ちて痛がっている先生の姿。
…なにしようとしたんだろう?

「ったぁ〜……ホレ、こっち来ぃ」

「……?はぃ……」

いまいち状況が飲み込めないまま、とりあえず先生の所へ行く。

197 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月05日(木)00時52分01秒
続き期待!がんがってください。
198 名前:深紅 投稿日:2002年09月05日(木)19時21分06秒
>名無し読者さん

ありがとうございます!がんがりやす!
レスがきててかなり嬉しくなりました!
ありがとうございます!!
199 名前:深紅 投稿日:2002年09月06日(金)18時18分50秒
「なんですか?」

「いーからっ……っと!」

「ぅわぁっ!?」

いきなり腕をグイって引っ張られる。
もちろん、そんなことされりゃバランスとれなくなるワケで。
思いっきりよろけてしまった。

そこを先生にぎゅうっと抱きしめられる。

「ヒマやってぇ?ん?」

「……っだってぇ……」

心臓がバクバクいってるのが自分でもわかる。
この音…先生に聞こえてないよね?

「だって、なんや?」

「………先生がかまってくんないからぁ……」
200 名前:ヒトシズク 投稿日:2002年09月08日(日)15時50分33秒
お・・・・面白い^^
すごいハマりました^^
欲を言うと石川さんと市井さんの行動の続きを書いてほしいんですけどね^^
またーり待ってますのでゆっくり焦らず更新してくださいね^^
201 名前:深紅 投稿日:2002年09月08日(日)21時29分26秒
>ヒトシズクさん

ありがとうございます!ありがとうございます!
ほんっとうにマジ嬉しいです!
市井サンと石川さんの行動の続きはきっとこの柴みち終わったら書きます…多分。
行動遅いデスガ見守ってやってください(ぺこ
202 名前:深紅 投稿日:2002年09月08日(日)21時36分27秒
「………っはっ!」

「!?」

「あははははっ!」

いきなり笑い出した先生に、私の頭はついていけない。
いや、ってゆうか、なんで笑ってるんですか?
私なんか言いましたか?

「あはは、は、はー…おもっろいなぁ、ホント」

「なにがですかぁ?」

ちょっとむーっとしながら尋ねる。
そしたら、ほっぺたぐにーって伸ばされて。

「ひゃにふんでふかっ?」

「ん?かまってくれへん言うからかまってやっとるんやないかぁ!」

嬉しいんですよ?嬉しいんですが……。
痛いんです。ハンパなく。
一体どれくらい力込めてんですか。
これで「まだまだ半分もいってへんでー」とか言われたら…。
もうついていけません。

「う゛ーっっ!!!!」

「しっかしよぉ伸びんなぁ!柴っちゃん。エロいんちゃうかぁ?」

「ひゃっ……!」

比較的自由な両手で、先生をぽかぽか殴る。

「いだぁっ!いた、痛いて!やめぇって!」
203 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月13日(金)22時44分33秒
ばんばん更新しちゃってください。柴田さん可愛い。
204 名前:深紅 投稿日:2002年09月14日(土)20時24分33秒
>名無し読者さん

ありがとうございます!ばんばん更新しまっす(できれば…)
柴田さんかわいいですか〜!やぁ、嬉しいっす!
205 名前:深紅 投稿日:2002年09月14日(土)20時30分16秒
先生の手が私の頬から離れる。

「だぁっ、今ホンキで殴ったやろ!柴っちゃん!」

いったぁー、とつぶやきながら、私を睨む。
私だって痛かったですよ。
ハンパなく。

「先生が変なコト言うからですっ」

「変なコトぉ?…あぁ、エロいって!」

なんでそうハッキリと。
乙女の恥じらいとかこの人には無縁なんだろうな、と心の中でつぶやく。
口に出したら半殺しにされそうだし。

「私より先生の方がエロいですーっ!」

「なぁんやとぉ?うちは清純やでぇ?」

「………どこがですか?」

「うわぁ、きっつー」

206 名前:ヒトシズク 投稿日:2002年09月14日(土)20時46分04秒
柴っちゃんカワイイ^^
平家さんと柴っちゃんの掛け合いも面白くて笑ってばっかです^^
がんばってくださいね。続き期待してます!
207 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月15日(日)00時03分40秒
ここの平家さんは強いなぁ。
平家さんも柴田さんも可愛いです。頑張ってください。
208 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
( `.∀´)ダメよ
209 名前:深紅 投稿日:2002年09月15日(日)18時23分40秒
>208さん

や、あの…。なんでしょうか?
210 名前:chimaira 投稿日:2002年09月15日(日)22時53分34秒
>208
たぶん、削除されたのだと思います。緑板で書いてる私のところでもありましたから。
私のところでかかれたのはメール欄参照ください。

あと、この物語結構テンポがよくて好きですのでがんばって続きもかいてくださいね。
211 名前:通りすがり 投稿日:2002年10月10日(木)17時52分15秒
いしよし押しと言いながら、いしよしの話を切って置いて
9ヶ月も他の話しに掛かってるのはどういう事だ?
流れを考えてくれよ!
212 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月11日(金)14時43分20秒
>>211
自己虫ハケーン
作者さんの考える話の筋道ってのがあるだろ。マターリ待てよせっかち君

そんな訳で、作者さん頑張って下さいな
213 名前:通りすがり2 投稿日:2002年11月03日(日)13時18分42秒
通りすがりの言うことも、一理あると思ふ。
1年も掛かって、おのおののプロットが何も進んでない。
ばらばらにするなら、もう少し更新を早めにしないと、だらけるだけ。
214 名前:深紅 投稿日:2002年11月16日(土)12時16分49秒
>通りすがりさん
ごめんなさい!えーと、でも今書いてる話はいしよしに続いていくんです。
流れを無視して本当にすみません…。

>名無しさん
はい、頑張ります。ありがとうございます。

>通りすがり2さん
本当に、その通りだと自負しています。
パソコンが本当に決まった日しかできないので、更新も遅めだし…。
ごめんなさい。
215 名前:深紅 投稿日:2002年11月16日(土)12時27分00秒
沈黙が続く。
決して嫌な沈黙ではないけど。
破ったのは先生だった。

「……なぁ」

「はい?」

「吉澤…大丈夫なん?」

びっくりした。
まさか、先生の口からひとみのことが出るなんて。

「多分……」

もう、ひとみは学校を1週間休んでいる。
ひとみが学校を休むのはすごい珍しいことだ。
ましてや連日となると私も亜弥も心配になってきて。

「まー…大丈夫か、吉澤なら………自分できっちり考えるコやし」

最後の言葉はぽつりと言っていたので何を言ったのかはわからなかった。

「お見舞い、行ったん?」

「まだ行ってないんです。行こうとしたけど、クラスの用事で抜けれなくて…
 明日行こうかと思って」

「そーやなぁ…1年は忙しいもんなぁ。松浦も連れてくん?」

「はい、あと梨華ちゃんも連れてきますよ」

「え…石川も…?」

「?梨華ちゃんがどうかしました?」

「あ、いや、なんでもあらへん…」

この時に、気付くべきだったんだ。
そして、考えるべきだった。
なぜ、先生は梨華ちゃんの名前に反応したのか。
216 名前:深紅 投稿日:2002年11月16日(土)12時34分41秒
次の日。
学校が終わってすぐ、私と亜弥と梨華ちゃんは急いでひとみの家に向かった。
昨日の先生の様子を忘れたわけじゃなかった。
でも、理由がわからないのに梨華ちゃんを連れてかないわけにはいかない。

   ピーンポーン

『はい?どちら様ですか?』

きっとひとみの弟君が出たのだろう。
幼い声だった。

「あの、ひとみに会いに来たんだけど…会えるかな?」

『しばた、さん?』

「あ、うん」

『ちょっと待ってください』

しばらく待っていると、ドアが開いた。

「どうぞー。姉ちゃん部屋にいます」

「ありがと」

階段を、あがる。
ひとみの部屋は何度も来たことがある。
でも、今考えてみると、ひとみの部屋はいつも何か音がしていたんだ。
静か過ぎる部屋のドアの前に立つ。
すぅ、と一呼吸おいて、ノックした。

「…どうぞ」

暗く、沈んだ声だった。

Converted by dat2html.pl 1.0