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過去と呼べる日まで

1 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時40分48秒
こんばんは。
以前白板でABBEY ROADという名前でちょっとだけ小説書いてました。
倉庫に眠ってます。

ここではよっすぃー中心に書いていきたいと思ってます。
宜しくお願い致します。
2 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時44分02秒
「さてと、そろそろ始めるかな。」

私は徐にギターを抱え、歌いだした。
忙しそうな人たちに紛れたバラードは、切なさを増す。
通りすがりにポケットを整理するようにケースの中に小銭が投げ込まれていく。
別にお金が欲しくて歌ってるんじゃない。
心の叫びを聞いて欲しいだけ。
言葉で気持ちをさらすだけの勇気がないから、歌ってる。

誰かに救って欲しいなんてこれっぽっちも思っちゃいない。
ただ叫びたいだけ。

待ち合わせの暇つぶしに遠巻きに見てる女の子。
ニヤニヤしながらバカにしてる集団。

そんなのにはもう慣れた。
でも、こうやって歌ってれば誰か足を止めてくれる人がいて
叫びを聴いてくれたりする。
3 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時45分08秒
何曲か歌い終わってふと気づくと、さっきからずっと耳を傾けてくれてる人がいた。
普段自分からしゃべりかけることなんてない私だけど、
この子には自然と話かける事ができた。

「ありがとう。」
「さっきからずっと聴いてくれてるよね?」

私の問いかけに対してその子は一瞬驚いたが、すぐに笑顔で答えてくれた。

「うん。」
「すごく綺麗な歌だね、みんな。」
「あはは、ありがとう。」

今までいろんな人に感想を言われたが、"綺麗"と言ってくれたのはこの子が始めてだった。
なんだか急に照れくさくなって、笑ってしまった。

「よくここで歌ってるよね?」
「えっ?」

驚いた表情の私をずっと優しい瞳で見つめてくれたが、反対に私はアホ面なまま固まってしまった。
いつも同じ場所で歌ってるけど、気に留めてる人がいるなんて、思ってもみなかった。
4 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時49分40秒
「よく覚えててくれてたね、そんな人いないと思ってたからびっくりしたよ。」
「覚えてるもなにも、初めてあなたの曲聴いた時からずっといいなぁ〜って思ってたんだ!」
「ホント!?ありがとう!うれすぃ〜なぁ〜」
「プッ!うれすぃ〜ってうける〜!」
「え?あーなんか癖なんだよね、すぃ〜って言うの。」
「癖?変なの〜。」

その後しばらくその子は笑ってた。
目に涙を浮かべながら、"おなか痛い〜"とか言って。
自分のことで笑われてるのがちょっと腹立ったけど、つられて笑ってしまった。
久しぶりにおもいっきり笑った気がした。
5 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時50分48秒
今まで笑ってたその子の顔がちょっとだけ普通に戻って言ってくれた。

「なんてゆーか、詞の内容とかメロディーとか、すっごく繊細な感じがして…優しいよね。」

ずっと笑ってたのにいきなりそんな事言われたから、今日二度目のアホ面になる私。

「あっ、そっ、そう?ありがとう…ございます。」
「はぁ?なにいきなり"ございます"とか言ってんの?」
「なんか見た目はすごいクールで話かけにくいと思ってたのに、全然違うんだね。」
「アハッ!」

なんでこいつこんなに馴れ馴れしいんだ!初対面なんだから丁寧な言葉使うのが普通だろ!
って、さっき私も普通にしゃべってたけどさ…名前だってまだ知らないのに。

「そーいえば、名前は?私は真希、後藤真希。」
「あっ、私は吉澤ひとみ。」
「そっか、じゃあよっすぃーだね!」

やたらと"すぃー"のところを強調して彼女は言った。

「私のことはごっちんって呼んで!」
「うん、わかった。」
「よろしく、ごっちん。」
「こちらこそよろしく、よっすぃ〜!」
6 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時53分17秒
また"すぃー"を強調して彼女は言った。
そんなわざとらしく呼ばれるくらいだったら、教えるんじゃなかった。
いつもの私なら機嫌が悪くなって何も言わずに帰ってただろう。
でも、この子…あっ、ごっちんにいろいろムカつく事されても全然そんな気にはならない。
まぁやっぱり心の中ではムカついてるんだけどね。
初対面なのに昔っからの友達のような感覚に陥った。
それからしばらく話をして、時々歌ったりして、
とっくに終電もなくなり、行き交う人々は新しい一日を始めていた。

ほんの数分の間ですっかり打ち解けた私達は、お互いの事を話した。
ごっちんは高校に入学したけど、すぐに退学したらしい。
私は一応高校に通ってるけれど、サボってばっかりで、ほとんど行ってない。
家でも居場所がなくて、暇さえあれば近くの公園で曲を作っていたりする。
私が家に帰らなくたってそんなのお構いなしだ。
だからこうして朝までここで歌っていようと、誰にも文句を言われることはない。
7 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時54分45秒
前に変なオヤジに絡まれて、急いで逃げた事もあった。
それから私はどっからどう見ても男にしか見えない格好をしだしたんだ。
あれ?でもごっちんは私が女だって事気づいてたのかな?
何も言われなかったし…。
もしかして変装失敗?いや、今までに何度も女の人にナンパされた。
普通しゃべったらわかるんだけど、私は声が低いからちょっと加工すれば
声の高い男として余裕で振舞えた。
そりゃー最初はちょっとぎこちなくて、怪しまれたけど、最近はそんなことない。
不思議な存在だなぁ、ごっちん。
8 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時56分04秒
「ねぇ、朝になっちゃったけど大丈夫?」
「家の人心配してるんじゃないの?」

そう言った後彼女の顔が一瞬曇ったが、また優しい笑顔で"大丈夫"と答えた。
でも、その笑顔は今までのとはちょっと違って、どこか寂しい目をしていた。
私はその目を見た瞬間、鼓動が早くなるのを感じた。

―なんでこんなことばっかりするの?ねぇ、なんで?―

過去の記憶が私を支配する。
これを過去と言っていいのだろうか…。
今でも引きずってる、傷つけることでしか愛せなかった彼女のことを…。
9 名前:SGT. 投稿日:2001年12月04日(火)04時57分29秒
こんな感じです。
今後の更新ペースは遅いかもしれませんが、お付き合いください。
10 名前:とみこ 投稿日:2001年12月04日(火)16時17分26秒
黄板で書いてます、とみこといいます!
がんばってください!よしごま大好きなんで!
ナンパされるよっすぃ〜とか見たいです!(^^)
11 名前:ポー 投稿日:2001年12月04日(火)17時10分31秒
おもスィろそうですねェー♪
12 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月04日(火)18時26分37秒
おう、なんかいい感じの始まりで。
確かに、続きが気になる所。

>―なんでこんなことばっかりするの?ねぇ、なんで?―
この言葉が…心に刺さった(苦笑)
13 名前:SGT. 投稿日:2001年12月05日(水)00時12分55秒
 こんなにレスいただけるなんて思ってもみませんでした。
みなさんありがとうございます!

>とみこさん
 
 とみこさんの書いていらっしゃる小説自分好きです!
過去ログとかここ最近読みあさってます。
よろしくお願いします!

>ポーさん

 ありがとうございます。今後の展開期待に反しないよう頑張ります。

>名無し読者さん

 ありがとうございます。
心に刺さったとおっしゃった言葉、この中で重要なものです。
今後少しずつ明らかになっていきますので。

 では、今日の更新です。
14 名前:SGT. 投稿日:2001年12月05日(水)00時13分54秒
今から一年くらい前…。
あの頃の私は人を傷つけてばかりいた。
そんな私の周りからは一人、また一人と姿を消していった。
でも、彼女だけは違った。
最初に知り合って、最後に別れた、愛をくれた人…。

愛を知らないままに育ってきた私は愛し方なんてわからなかった。

「愛してる!」

何度彼女はこう叫んでくれただろう。
こんなこと叫ばれたってどう接していいのかわからない。
素直に人を信じることなんて、とっくの昔に忘れた。
言葉や態度を素直に受け止めることなく、その真意を確かめることばかりした。

ボロボロに傷つけて、目が開けられなくなるくらい泣かせて、
この先は飛び降りるしかないと思わせる程追い詰める。
大抵はここで私の前から消え去って終わり。
はい、さようなら。

罪悪感なんて微塵も残ったりはしない。
だって、みんな私のこと愛してるんだろ?
安っぽい使いまわされた台詞でお気軽に愛を語ってる。
みんなそんなもんだったってこと。
15 名前:SGT. 投稿日:2001年12月05日(水)00時15分28秒
そんな私だから敵だらけ。
私の目を見て直進してきて、またナンパかと思ったら、
脇腹にナイフを刺してきた。
どんな顔だったのかも覚えていないし、遊んだ相手かってことさえも覚えてない。
ただ無言で刺されただけ。

「キャー!」

そんな悲鳴も鬱陶しくて、刺されたままのナイフを抜いて投げ捨てた。
どんどん溢れ出てくる真っ赤な液体を見て"生きてる"ってことがわかった。
そのまま何もせず、いつも行く公園で暗い空を眺めていた。
"このままここで死ぬのもいいだろう"と呟く。

そんな死を快く迎えようとしていた時、突然視界を塞ぐ人の影。
目には大粒の涙をためてて、落ちてきた滴が私の頬をつたっていった。

「何か用?」

そんな問いかけに対してもただ泣くばかりで、何か言ってるけど、言葉になってない。

「用が無いんなら帰ってくれないかな?面倒だからさ。」

そう言った後、しばらく彼女は目の前に立ったままで、動こうとはしなかった。
16 名前:SGT. 投稿日:2001年12月05日(水)00時17分33秒
「ひとみちゃん…ケガしてるよ、病院行こうよ…死んじゃうよ、このままじゃ。」
「ひとみちゃんがいなくなっちゃうなんて嫌だよ…。」

そう言って彼女はまた泣き出した。
もう涙を流す水分さえも残っていないのに・・・

「…ね…ねぇ…ねぇ!おーーーい!よっすぃ〜!」
「…はっ、はい!」
「ちょっとさっきから呼んでるのに無視するんだもん!」
「どーしたのさ!」
「あっ、ごめん…ちょっと…ね。」
「変なの〜。」
「じゃあ、私もう帰るね。」
「今日朝からバイトなんだよね〜。」
「今日はすっごく楽しかったよ、ありがとう。」
「いや、こっちこそ、久しぶりにあんなに笑ったよ。」
「ありがとう。」
「じゃ、またね!」
「うん、またここで歌ってるから暇だったら来てよ!」
「わかった〜!暇じゃなくても来るよ、絶対。」
「あはは、待ってるよ。」
17 名前:SGT. 投稿日:2001年12月05日(水)00時20分07秒
"バイバイ"って大きく手を振りながら彼女は去っていった。
私もそれに対して手を振る。
恥ずかしくてごっちん程大きく振れないけどね。
ふと気づくと、自然に笑ってる自分がいた。
ごっちんといる時は気づかなかったけど、一人になってからわかった。
"あっ、こんなに自然に笑えるんだ"

この笑顔は彼女からもらったもの…。
彼女を失ってから封印されてた笑顔。

急に傷が痛み出した。
それとともに何度も頭の中で繰り返される言葉。

―なんでこんなことばっかりするの?ねぇ、なんで?―
18 名前:SGT. 投稿日:2001年12月05日(水)00時22分06秒
今日の更新は以上です。
ちょっと細かく切りすぎですかね?
区切りの良いとこで。って思って投稿ボタン押すといっつもエラーでます。
辛いっす。
19 名前:とみこ 投稿日:2001年12月05日(水)16時20分31秒
いいっすね〜。
がんばってください!
20 名前:SGT. 投稿日:2001年12月06日(木)03時06分44秒
それからしばらくその痛みと言葉は止むことなく、私を責め続ける。
他の音は聞こえない。
雑踏の中にいるのがまるで嘘みたいに、ずっと、ずっと…。

このまま永遠に続くように思える痛み。
今まで傷つけてしまった人の痛みがこの傷を通して伝わってくる。

「もう…嫌だ。」

そんな言葉を言う資格は私には無いことはわかってた。
あの時あのまま死んでたらどんなに楽だっただろうか。
でも、そんな楽な人生で終わらせてくれる程神様は優しくなかった。
私のせいでボロボロになった人達の何倍も苦しんでも、許されることはないだろう。

神様、人の気持ちを考えられるようになった私はちょっとだけ人間になれましたか?
神様、ねぇ、神様…。

意識が朦朧とする中、誰かが肩を揺さぶっている。
こんな私に触らない方がいい。
私に関わっても傷つくだけだよ…。
もう誰も傷つけたくないんだ。
お願いだから私のことを見ないで、見ないで…。
21 名前:SGT. 投稿日:2001年12月06日(木)03時08分01秒
「…ちょっと!…」
「よっすぃー、しっかりして!」

こんな私を救ってくれる人がまだこの世の中に存在していた。
さっき別れたばかりの、あの人…。

私の目は乾ききってて、自分では開けることができない。
目が開いて誰かを見つめるのが怖い。
見つめられるのが怖い。
このままでいいんだ…。
ごっちん、"ありがとう"。
もういいよ、私は人に優しくされる価値なんてないんだから。

神様、素直に"ありがとう"と言えるようになった私は本当に人を愛することができますか?
人を信じることができますか?

それでも続けられるごっちん言葉と揺りかごのような心地よい揺れ。

ふと瞼に力を入れるとゆっくりごっちんの顔が現れた。
瞼を全て開けきらないところに、一滴の目薬。
私をこの世界へ引き戻してくれた、涙の目薬。
22 名前:SGT. 投稿日:2001年12月06日(木)03時09分12秒
気づくと私の目の周りは優しい滴でいっぱいになっていた。
そっか、このおかげで瞼を開けることができたんだ。

乾いた心に一粒の滴を下さい。
砂漠を広い海へと変える一粒の滴を下さい。
辛い時に泣けないなんて…。

そう願った時、私の目から一粒の滴が落ちてきた。
誰のためにも泣けなかった私が、自分のことで涙を流すなんて…。
皮肉なもんだ。

しかし、それとともに初めて感じた気持ち…

"悲しい"

悲しい時ってこんなに心が痛いものなんだ…。
悲しい時ってこんなに優しさを求めてるんだ…。

初めての感覚を味わった瞬間、どっと涙が溢れてくるのを感じた。
ごっちんの腕の中で私は情けなく涙を流している。
23 名前:SGT. 投稿日:2001年12月06日(木)03時10分32秒
「ごっちん…ありがとう。」
「う…うっ…」
「そんなに泣かないで、もう大丈夫だから。」
「よっすぃ〜だって泣いてるじゃん。」
「どうしたの?」
「どっか痛いの?」
「ううん…大丈夫だよ。」
「だから、ほら、泣かないで。」

心が痛い。
心が痛いよ、ごっちん。
こんな私のために泣いてくれてるごっちんを思うと、心が痛いよ。
24 名前:SGT. 投稿日:2001年12月06日(木)03時11分49秒
「なんでごっちんがここにいるの?」
「これからバイトじゃなかったの?」
「うん、バイトだよ。」
「でも、よっすぃ〜と別れた時になんかもう会えない様な気がして…。」
「いつもここで歌ってるけど、明日はなんかここにいない気がしたんだ。」
「そう思ったら、すぐに引き返してた。」
「自分でもよくわからないけど、夢中で走ってた。」
「そしたらよっすぃ〜が苦しそうに蹲ってるのが見えて…。」
「呼んでも、揺さぶっても、全然目開けないからすっごい不安だったんだよ。」
「今日せっかく知り合いになれたのに、すぐにお別れなんて悲しすぎるよ!」

ごっちんはそう言ってまた涙を流した。

彼女のサラサラとした髪に手を伸ばして、優しく撫でた。
あの頃私ができなかったことを目の前にいるごっちんに。
会って間もない、あの頃とは無関係のごっちんに。
取り戻した"優しさ"を一度もあげることのなかった彼女にできなかったことを…。
私はしている。
25 名前:SGT. 投稿日:2001年12月06日(木)03時14分12秒
今日の更新は以上です。
自分で書いてて痛くてたまらなくなります。

>とみこさん

 ありがとっす!うれすぃ〜っす!
とみこさんの小説、楽しみにしてます!
26 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月07日(金)02時30分33秒
ちょっと切ない感じですけど、いいですね〜。

先がとても楽しみです。
27 名前:SGT. 投稿日:2001年12月07日(金)04時51分03秒
「いつもここで歌ってるって言ったじゃん。」
「うん…。」
「またここで会おうって…言ったじゃん。」
「うん…。」
「私はいなくなったりしないよ。」
「ね?だから、もう泣かないで。」
「うん。」

鼻をすすって、大きなため息を一つ。
やっと泣き止んでくれた。

優しい滴が流れ出てきた源は吸い込まれるくらい純粋で、やっぱり…優しい。
命をすり減らすように心の底から涙を流してくれたごっちんの目は、
痛いくらいに赤くなっている。

ごっちんが戻ってきてくれなかったら、私は確実にもうここへは現われなかった。
人と深く関わったらまた傷つけてしまう。
少し変わりゆく私がまた元の私に戻ってしまう気がする。
自分自身が傷つかないように、他人を傷つけてしまう。
そんな臆病者の私に…。
28 名前:SGT. 投稿日:2001年12月07日(金)04時52分15秒
「あっ!そうだ!よっすぃ〜携帯番号教えて!」
「あと、メアドも。」
「あっ…ごめん、持ってないんだ、携帯。」
「はぁ?マジ?」
「今どき携帯持ってないとかシャレになんないよぉ!」
「そう?」
「うん!」
「あははは…ごめんね。」

携帯を持ってないと言った私を幻の生物を見たかのような驚きの表情で見てる。
ごめん、ごっちん。
本当は持ってるんだ。
でも、使えない…。

自分の中で整理がつかなければ、この携帯は使えない。

受信BOXの最初にあるメッセージ

"あの公園で待ってる。早く来てね! 梨華"
29 名前:SGT. 投稿日:2001年12月07日(金)04時53分55秒
「もー!よっすぃ〜と連絡取れないじゃん。」
「連絡取れなくたって、私はいつもここにいるから、ここに来ればいつでも会えるよ。」
「ここで歌う私を何度も見ててくれたごっちんならわかるよね?」
「そっか!そうだよね!」
「じゃ、またぜーーーーったい来るから!」
「あはは、いつでも待ってるよ。」
「ごっちんに会いたいからさ。」

そう言うとごっちんの顔が真っ赤になっていった。
その照れを隠すため、私の肩をおもいっきり叩く。
はっきり言って、クラクラする程の痛みが私を襲う。
でも、なんだか気持ちの良い痛みだった。

「痛いよー!」
「ごっちんバカ力だなぁー!あー痛い痛いよ…。」

そう言った私の目からは涙が滲んできた。
この涙は何?
なんで泣いてるの?
痛いから?
でも、ただ大げさに言っただけで、そんなに痛くないんだけどなぁ。
まぁクラクラするけど。
少しおどけてみただけなのに、なんで?
30 名前:SGT. 投稿日:2001年12月07日(金)04時54分54秒
「ごっ、ごめん!大丈夫?」

自問自答が繰り返される中、心配そうに覗き込むぼやけたごっちんの顔。

あっ、そっか。
初めて人と心が通じ合えた時の…嬉しいって気持ちだ。
嬉し涙ってやつ?
そっか、こーゆー気持ちか。
ありがと、ごっちん…。

そんな素直な気持ちが表れてしまった私は、急に恥ずかしくなった。

「えへへー嘘だよー。」
「なっ!ちょっと本気で心配したんだからね!」
「もーよっすぃ〜の事なんて心配してあげない!」
「あっ…ごめん、怒った?」
「ごっちん?…おーい、真希ちゃーん?」
「…」

あらま、完全に怒っちゃったかな?

う〜ん…どーしよ?
あっ、よーし、これでなんとか…なる…さ!
31 名前:SGT. 投稿日:2001年12月07日(金)05時00分47秒
今日の更新は以上です。
更新ペース遅くなるかもしれないと言いつつ、地味にハイペース更新中(?)

>名無し読者さん

 本当は激甘なものを書きたかったんですけど、書いてくうちに
どんどんせつなくなってしまいまして・・・。
いい加減な作者です(笑)
32 名前:とみこ 投稿日:2001年12月10日(月)16時59分09秒
がんばってください!
33 名前:SGT. 投稿日:2001年12月11日(火)01時59分02秒
私はケースにしまい込んだギターを取り出し、歌った。


君に会えて良かった

私に人の心を取り戻させてくれた

今日会ったばかりだけど

君の傍にずっといたいんだ


愛し方が解らなかった

優しさがわからなかった

もう誰も傷つけたくない

もう誰も失いたくない


安っぽいと嘲笑っていた

誰の心にも届かないと…

でも結局思っている事は同じで

君を愛し始めてる
34 名前:SGT. 投稿日:2001年12月11日(火)02時02分26秒
私は即興で歌った。

戻ってきてくれたことが嬉しくて、嬉しくて。

"ありがとう"って言葉じゃ伝わらないような気がしたから…。

まぁ私が素直さを恥ずかしがらなかったら、こうはならなかったんだけどね。


自分でもびっくりするくらいスラスラと浮かんできたんだ。

浮かんでくるというよりも、勝手に手や口が動いていた。

自動演奏のように、勝手に。

歌いだした時ごっちんは相変わらずそっぽを向いて怒ってたけど、

だんだん表情が穏やかになっていくのがわかった。

初めて見たあの優しい顔に。

「あれ?さっきみたいに拍手してくれないの?」

私はいたずらっぽく聞いた。

「この曲のタイトルはね"はじめまして"ってゆーんだ。」

「全部思ってることを曲にしてみた。」

「どーだった?」

「…」

「ごっちん、まだ怒ってる?」
35 名前:SGT. 投稿日:2001年12月11日(火)02時04分12秒
静かに首を横に振り私の方を見て彼女は言った。


「やっぱり良いね、よっすぃ〜の歌は。」

「そんなに気持ちぶつけられたら怒れるわけないじゃん。」

「良かった〜作戦成功だね!」

「もー!よっすぃ〜が悪いんだからね!わかってんの?」

「ごめんなさーい、もうしませーん。」

「はい、それでよろしい。」

「「ぶっ」」

「「あはは」」


二人の声が重なり、いつまでも笑ってた。

目が合うと、また噴出し、笑う。


サビの最後で"君を愛し始めてる"なんて言ってしまった。

会ったばっかりなのに、なんて無責任なんだろうと自分でも思う。

これじゃ、あの頃と変わってないよね…。

けど、それが素直な自分の気持ちなんだ。

使い古されてるけど、その言葉が今の気持ちに一番当てはまってる。

"愛してる"って言わなかったことがちょっと変わったとこかな。

この気持ちは大切にしたいから、まだちょっと踏み込めない。

私もちょっとは大人になったもんだ…。
36 名前:SGT. 投稿日:2001年12月11日(火)02時06分56秒
「あっ!」

突然叫び出した彼女にまだ笑いを含みながら私は聞いた。

「どうしたの?」

「バイト!忘れてた!」

「あっ。」

そーだ、ごっちんはバイトだったのに私に会いにわざわざ来てくれたんだ。

正確に言うと、私を助けに…かな。

ごっちんが来てくれなかったら私はどうなってたんだろ。

どっちにしても、ごっちんともうこれ以上関わることはなかっただろう。


「もー!よっすぃ〜のせいだからね!」

「とにかく、急いだ方がいいよ!」

「うん。」

「じゃ、明日もここに来るから!」

「うん、私も明日ここで歌ってるよ。」

「絶対だよ〜!」


そう大声で叫びながら、彼女は走っていった。

やっぱり、また恥ずかしいくらい大きく手を振りながら。
37 名前:SGT. 投稿日:2001年12月11日(火)02時10分49秒
金曜に更新したっきり放ったらかしで申し訳ありません。
やはり間隔を開けた方が読みやすいですね。

>とみこさん

 いつもレスありがとうございます。
まだ頑張ったとは言えませんが、ちょっとだけ更新しました。
明日からはサボらないで、気合い入れます。
38 名前:SGT. 投稿日:2001年12月12日(水)01時40分55秒
一人になった私は空を見上げてため息を一つ。

「そろそろ解決しなきゃ…。」

あの時の事を考えると自分が壊れてしまいそうで、いつも後回しになる。

そんな私だから、さっきみたいな痛みに襲われるんだ。

人の心の痛みなんて知ろうともしなかった私への罰。

それで済むのならそれでいいと…。


でも、ごっちんが私のために涙を流してくれたとき、これじゃいけないって思った。

これからは素直に生きていくんだ。

愛しい人を傷つけたりしない。

愛しい人を悲しませたりしない。
39 名前:SGT. 投稿日:2001年12月12日(水)01時42分16秒
あの頃の自分に整理をつけるためには、まず、あの子を探さなきゃ。

探して、謝る。

謝って済むようなことじゃないけど、今の自分の気持ちを伝えよう。

それでもダメなら……。


私はそこで考えるのを止めた。

考えてたって何も始まらない。

とにかく、行動あるのみ。

ちゃんとお礼も言わなきゃな。


"優しさを教えてくれてありがとう"

"笑顔を教えてくれてありがとう"

そして、"愛し方を教えてくれてありがとう"って。


これから封印された闇の中へと足を踏み入れる。

それは果てしなく続く闇かもしれない。

けれど、きっとどこかに光の射す場所がある。

そう信じて、私は歩き出す。

初めから疑い、拒絶するようなことはもうしない。

もう、二度と…。
40 名前:深紅 投稿日:2001年12月19日(水)17時42分43秒
おもしろいっす!
作者さん、がんばってください!!
41 名前:深紅 投稿日:2001年12月31日(月)13時09分53秒
忙しいのでしょうか?
放置はイヤですぅー(泣)
42 名前:SGT. 投稿日:2002年01月14日(月)02時16分45秒
―― 刺された後、公園で静かに死を迎えようとした時 ――


「ひとみちゃん…ケガしてるよ、病院行こうよ…死んじゃうよ、このままじゃ。」

「ひとみちゃんがいなくなっちゃうなんて嫌だよ…。」

「……」


私が死ぬと寂しい?嘘だろ…うざいな。

「嘘つく必要なんかないよ。」

下手な芝居してんじゃねーよ。

「梨華も私が刺されて嬉しいでしょ?」

もうすぐボロが出るよ。

「私がいなければもう泣くこともないし、傷つくこともない。」

「これからの人生幸せに、平和に過ごせるよ、よかったね。」

さっさと目の前から消えてくれ…。

この言葉で本性を現して天国行きのキップを…って、私の場合は地獄行きか。

とにかくさっさとこの世界から切り離して欲しい。

最後の優しさだと思って…梨華。


目を閉じてしまえばそのままフワフワと浮かび上がって、飛べる気がした。

いつでも人を疑ってる私は、芝居じみた梨華の本性が見たくて

最後の台詞を言った後、冷たい笑いを浮かべながら彼女を見つめた。
43 名前:SGT. 投稿日:2002年01月14日(月)02時19分31秒
今まで下を向いて両手で顔を覆っていた彼女が、手を離し、ゆっくりと顔を上げる。

ほら、思った通りだ。

簡単にその口から発せられる言葉を信じる程わたしはバカじゃないんだよ。

ところが、私の期待通りの本性が現われない。

彼女は悲しそうな顔つきでそのまま見つめ返す。

正面を向いた顔からポタポタと真っ直ぐに滴が落ち、

頬を伝って顎の先で一つになり、乾いた砂を濡らしていく。


何度も滴り落ちる、透き通った液体。

その光景をただ見つめる。

落ちる液体と共に梨華は同じ言葉を繰り返す。


"愛してる"


単調に繰り返される光景はある種の催眠術のようだった。

催眠術なんてテレビで見たことしかないし、あんなものを最初から信じる気はない。

こんな頑丈な殻を割って誰かが入ってくるなんて有り得ないこと。

この感情が誰かに左右されるなんて、考えもしなかった。
44 名前:SGT. 投稿日:2002年01月14日(月)02時29分27秒
でも、私はその術にかかった。


彼女を守らなければいけない。

彼女を悲しませてはいけない。

彼女を愛さなければいけない。


誰かが頑丈な殻の柔らかい部分を見つけて、語りかけてくる。

今まで抱いた事のない感情。

無償の愛を注ぐという、私から一番かけ離れたもの。


「こんなの自分じゃない。」


そう頭の中で叫んでる私がいたけれど、その声は遠く、小さくなって、やがて消えた。


私がまたこの世界に戻って来たのは病院のベッドの上。

刺された後公園に行った事は覚えてるけど、その後の事は覚えてない。

ただ、一つだけ思い出せることがある、そこで愛しい人に出会った事。

それだけは…はっきりと覚えている。

前からずっと好きだったような…。

一目ぼれだったような…。

なんで好きなのにわからないんだろう?
45 名前:SGT. 投稿日:2002年01月14日(月)02時35分06秒
この作品を読んで下さっていた方々、申し訳ございません。
決して放置しようと思っていたわけではないので、お許しください。
長い目で見ていただけたら幸いです。

>深紅さん

 ありがとうございます。ホントに申し訳ございませんでした。
最後まで頑張ります。
46 名前:SGT. 投稿日:2002年01月15日(火)01時11分24秒
あっ、なんか歌詞とかにあるような"いつの間にか好きになってた"ってやつかな?

そんな歌詞に当てはまる恋をするとはねぇ…。

まぁ、きっかけはどうでも、私が彼女を愛してるのには違いないからいいか!


「もうそろそろ梨華ちゃんが来る頃かなぁ〜。」


いつも彼女は決まった時間にこの病室にやって来る。

手にはリンゴとかミカンを持って。

たまに焼芋も買ってきてくれるんだよね〜。

半分に割って二人で一つを食べるんだ。

一つの芋を割って食べてるんだから味は一緒なのに、

私は梨華ちゃんの食べてるのも一口食べたくなる。

だって、すごくおいしそうに食べてるから、


"もしかしたらそっちの方がおいしいのかな?"


って思っちゃう。
47 名前:SGT. 投稿日:2002年01月15日(火)01時12分40秒
"一口ちょうだい"


って言ったら彼女は少し笑って芋を差し出してくれる。


「ひとみちゃん子供みたい。」


なんてバカにされながら。

でも、それがなんか幸せを感じちゃうんだ。

今までの人生の中で今が一番楽しい。

昔のことはあんまり思い出せないけど、夢見心地って感じかな?

なんか、梨華ちゃんといるとフワフワした気分になる。

恋をした時ってこんな感じだったのか…。

日当たりの良い公園のベンチで昼寝してるみたい。

このままずーっと続くかな?
48 名前:SGT. 投稿日:2002年01月15日(火)01時15分28秒
―コンコン―


「あっ、梨華ちゃんだ!」

「はーーーーい!」


優しく開けられたドアの隙間から覗く愛しい顔。

私の元気さが空回りしてるかのように感じさせるその対照的な静けさ。


「もー!病人なんだからもっと病人らしくしてよね。」

「だって会いたかったんだもん。」


困った顔をする彼女とだらしない笑顔の私。

でも、すぐ梨華ちゃんは笑顔になって私の頭を撫でてくれる。


「ホントに子供なんだから。」

「梨華ちゃんの前だけだも〜ん。」

「外ではクールなんだからね〜。」


口を尖らせながらわざと子供っぽく言う。

二人の笑い声が一つになって、それが止む事がない。

フワフワした時間が過ぎていく、いつもの昼下がり。
49 名前:SGT. 投稿日:2002年01月19日(土)22時28分27秒
「あっ、もうこんな時間。」

「私バイト行かなくちゃ!」


またこの時間がやってきた。

毎日来てくれてるのに、そんなんじゃ全然足りない。

一日中一緒にいても飽きる事はないのに…。


「え〜!もうそんな時間?」

「もう行っちゃうんだね〜、寂しいなぁ。」

「また明日来るから、ちゃんと良い子にしててね。」

「ふぁ〜い…。」

「じゃ、また明日ね!」
50 名前:SGT. 投稿日:2002年01月19日(土)22時30分27秒
― バタン ―


「あ〜あ、行っちゃった。」

さっきまで二人だった部屋は独りでいるときよりも空気が暖かくて、甘くて。

温もりだけ置いて、去っていく。

そんな余韻がすごくせつない。

だから部屋に人を呼ぶのは嫌い。

今なんてまだ安静にしてなきゃいけないから窓を開けることだってできない。


「ずるいよ…。」


私は誰かに刺されたからここにいるらしい。


家族なんていてもいないようなものだから、梨華ちゃん以外誰も来やしない。

親は私が刺されたって事を聞いて、面倒な顔つきで入院費を払っていったらしい。

顔を見せにはやって来なかった。

・・・それが普通。

"大丈夫?"とか言って急に親らしくされても気持ち悪くて余計に入院しなきゃならなくなるからね。
51 名前:SGT. 投稿日:2002年01月19日(土)22時38分51秒
「通り魔だって、恐いよね。」


梨華ちゃんはそう言ってた。

刺した人の顔は見たけど、全然覚えてない。

あの時私は"あのまま死んでもいい"って思った。

私は生きてる価値の無い人間だから…。


たくさんの人を傷つけて、"愛"というものを利用するだけ利用した。

"愛"っていうものは利用するためのものだって思ってたし、

私と関係を持った人はみんな結局そうだった。


なにかといえば、"愛してるなら…"という言葉を使ってきて、私に何かさせようとする。

もう、うんざりだ。

多くを願われる愛なんて…。


"愛してる"なんて言葉軽々しく使うなよ…。

安売りの愛なんて、私はありがたくない。

そんなものいらない…いらないんだよ!


「うっ…。」


誰かに刺された傷が痛む。


「体だけじゃなくて、心も安静にしてなきゃいけないんだね。」


私は大きくため息をつき、目を閉じた。
52 名前:SGT. 投稿日:2002年01月19日(土)23時02分59秒
こんなに一日中寝てたくせに、目を閉じたからって眠れるわけがない。


「あ〜ぁ、独りでトランプでもするかなぁ〜。」


バカな事を考えてみても、何の解決策にもならなかった。

このあり余った時間を潰す方法が見つからない。


ご隠居か…私は。

印籠無しの丸腰隠居、名前は"水戸納豆"


「は〜っはっはぁ〜。」


「……。」


「アホらしっ。」


寂しく響く水戸納豆。

我ながらとびっきりのバカな事を考えてしまったと思う。


ふと、さっき梨華ちゃんに言った言葉を思い出した。


「外ではクールなんだからね〜。」


笑っちゃうくらい当てはまってない。

いや、でもここは病室だから内だな…。

て、そんなの関係ないか。


「ふぅ…。」


四角い窓に広がる空を見て、またため息を1つ・・・いや、二つ。

「ふぅ・・・。」
53 名前:12 投稿日:2002年01月25日(金)17時30分45秒
水戸納豆かぁ…(笑)

結構、ラブラブな時期もあったのですなぁ…。
これが最初の方(現在)にどうつながっていくのか…。
今後痛くなってくのかなぁ…

とか思いつつも、それでも続きが気になってしまう(笑)
無理せず作者さんのペースで頑張ってください。
54 名前:SGT. 投稿日:2002年01月26日(土)02時09分40秒
暇な時間がありすぎると、ヘコむ。

それは今まで私がしてきた数々の罪を懺悔してしまうから。


ぐるぐる頭の中をめぐるどうしようもないような私。

今じゃすっかり丸くなったよ。


……まるで剣山みたいだった。

私に触れるとみんな傷つく。

透明の血を流して、その滴で私の心は錆びて、そしてトゲは鋭くなっていく。


他人の悲しみが栄養。

他人の痛みが栄養。

他人の苦しみが栄養。


でも、剣山は人を傷つけるためにあるものじゃないんだよね。

花を美しく見せるためにある、とても重要なもの。

それ以外に存在理由なんてない。
55 名前:SGT. 投稿日:2002年01月26日(土)02時13分15秒
水にただ浸ってるだけの私に存在価値を与えてくれた…。


「梨華ちゃん…。」


たった一輪の花だけど、それだけで暗かった場所に光が射す。


でも、摘み取った花はいつか枯れてしまう。

その花が枯れてしまった時、私はまた錆びた心になるのかな?

また存在理由を探すために人を傷つけてしまうのかな?


「・…・・・。」


「んっ…。」

「なんだ、もう朝か。」


難しい事を考えてたら寝てしまったらしい。

カーテンを閉めずに眠ってしまったので、朝日がとても眩しい。


「ふぁ〜〜…。」


大きな伸びと、大きなあくび。

「そうだ!」

「梨華ちゃんに持って来てもらおう!」



埃まみれの、あのギターを…。
56 名前:SGT. 投稿日:2002年01月26日(土)02時16分42秒
>12さん

 そう言っていただけてホント嬉しいです。
最初の頃ペース上げたら充電切れになってしまいまして・・・。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 水戸納豆とはちょっと安易な発想だったかな?と思いつつ、載せてしまいました。

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