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君に届け

1 名前:ごんた 投稿日:2001年12月15日(土)18時42分44秒
始めまして。よろしくおねがいします。 

後藤、石川、高橋がメインです。
2 名前:ごんた 投稿日:2001年12月15日(土)18時48分39秒

ずっと前から好きだった。こんなにも好きになってしまった気持ちは
抑えられない・・・。おねがい・・私だけを見て・・・


「愛ちゃん、もっと個性をアピールしなきゃ。」

また、あの人は愛ちゃんに優しくしている。新メンだから仕方ないけど・・。
「がんばって。」って言うときのあなたの笑顔がとても好き。私にも言ってよ・・。
3 名前:ごんた 投稿日:2001年12月15日(土)18時56分18秒

「・・・?梨華ちゃん、ごとーの顔になんかついてる?」

見ていた事にきずかれ、恥ずかしくなってめをそらせた。

「・・変な梨華ちゃん。大丈夫?」

のぞきこむあなたに見取れてしまう。

「熱あるんじゃない?顔赤いよ。」

距離が近くなっていく。これじゃ拷問だよ・・・・。



4 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月15日(土)19時18分57秒
この3人、いいですね〜!
期待させていただきます!!
5 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)13時11分41秒
名無しさん、ありがとうございます。
期待にこたえられるよう頑張ります!
6 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)13時29分08秒

「ねぇ、梨華ちゃん、ほんとに平気なの?次は仕事ないし
 帰った方がいいと思うよ。」

心配してもらっていながら、この時間がいつまでも続くといいな、
なんて思ってる自分が情けなく思えた。

「後藤さーん!!次後藤さんの番ですよ〜。」
「あっ、そうか、ごとーは終わってないんだ・・・あはっ。」

立ち上がったあなたは、私に向かって投げキスをする。

「僕にはわか〜る。なんてね・・・。」

投げキスはうれしかったけど、全然わかっていない。
こんなにもあなたのことが好きなのに・・・・。
7 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)13時33分56秒

「りかちゃーん、・・・さてはごっちんにはまったな・・・・。」
「えっ?」

図星だったので真っ赤になってしまった。

「やっぱりー。でも、ごっちん二ブイからね〜そういうのは。」
「そうなんだよぉ〜。加護だってきずかれなかったし・・・。」

加護ちゃんは大胆だったのにそれでもきずかないとは・・・・。
ごっちん、あなたは罪な女です。
8 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)13時39分20秒

「・・にしてもさぁ、ごっちん鈍い割には敏感なとこもあるんだよね〜。」

そう・・・。ごっちんはいっつもそうなんだ・・・。わかってくれない。

「なんていった?」

「えっ??い、いたの?!」
「私はモーニング娘。の一人だよ?楽屋にいるのは当然でしょ。」

わたしが二人のやり取りを見ていると、愛ちゃんがやってきた。

「石川先輩に、私、負けません!」
「・・・?」

私はすぐ気がついた。 そう、ごっちんの事なんだ。
9 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)14時01分16秒

「ちょ・・・愛ちゃん?」

愛ちゃんは走っていってしまった。

「梨華ちゃん、一緒にかえろ〜。」

えっ・・・・?ごっちん?

「う、うん。」

どきどきしながらスタジオを出た。その時ーーーー

「あぶないっ!!」

ごっちんの声とともに鈍い音がした。

「うっ・・・・り・・かちゃん・・・。」
10 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)15時17分57秒

「ごっちん?ごっちん!!」

私の目の前には、血だらけで倒れているごっちんの姿が。

「り・・・か・・・・ちゃん・・・・平気・・・?」
「私は平気だよ!それよりごっちん、だれか!助けて!!」

幸い、スタジオ近くだったので、すぐに病院へ行けた。

「芸能活動は、1,2ヶ月休止です。」
「どの辺が悪いんですか?」
「腹部を深く刺されています。出血の量がおおくて・・・・。」

私のせいで・・・・・ごっちんは刺された。
11 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)15時22分52秒
「意識が戻ってないんですけど、それは多分大丈夫でしょう。」

医者の話を立ち聞きしていると、愛ちゃんがきた。

「後藤さんを・・・・後藤さんをかえしてください!」

泣きながら訴えてくる。

「私の・・・せいなんだよね・・・・。」
「そうですよ!!他に誰がいるんですか!」

この言葉は正直ショックだった。
12 名前:ごんた 投稿日:2001年12月16日(日)15時24分37秒
作者です。
お願いします、感想を書いていただけないでしょうか。
13 名前:名無し男 投稿日:2001年12月16日(日)17時21分00秒
初っ端からど偉い事に・・・
この後の展開に期待
14 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月16日(日)20時13分19秒
ハロモニのいしごまが好きなんで、この続きに期待。
15 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月16日(日)22時58分23秒
愛ごまが好きだったりするので密かに絡みを期待。
16 名前:ごんた 投稿日:2001年12月17日(月)13時37分11秒
名無し男さん、有り難うございます。
石川の気持ちは・・。後藤に届くんでしょうか?

名無し読者さん、有り難うございます。
私も好きです。綾小路文麿と石川大好きです。

名無しさん有り難うございます。
あいごまですか・・・。それもいいですね!

みなさん有り難うございます!
17 名前:ごんた 投稿日:2001年12月17日(月)13時47分07秒

「石川先輩の不注意ですよ!」

愛ちゃんは走って病室へ入った。

「後藤さん・・・・起きてくださいよ・・・・。」

泣きながら、抱き付いている愛ちゃんを見ていたら、
私まで泣きたくなってきた。私のせいなんだ・・・・・。

「梨華ちゃん、ごっちんを刺した人、どんな感じだった?」

振り返ると、矢口さんが立っていた。

「えっ・・・あの、背が高くって帽子かぶっていて・・・」
「そっか・・・。でも、ホントは梨華ちゃんを刺そうとしたんだよね。」

!!そういえば、ごっちんは私をかばってくれたんだ・・・・。
私は狙われている・・・・。そう考えると恐かった。
18 名前:ごんた 投稿日:2001年12月20日(木)17時39分54秒

病室に入ると、愛ちゃんは出てってしまった。

「ごっちん・・・・・・。」

ベットに寝かされているごっちんは、とても奇麗だった。16才とは思えない
色気が出ていた。

「寝てるから・・・・キスしてもばれない・・・・よね・・・・?」


ごっちんにすっかり洗脳された私は、おでこにキスをした。


19 名前:ごんた 投稿日:2001年12月20日(木)17時42分47秒

「う・・・・う〜ん・・・・・。」

えっ!

「り・・・か・・・ちゃ・・・ん・・?」

お、おお、起きたっ!?

「りか・・・ちゃん・・。よかった・・・。無事・・なんだ・・。」

20 名前:aki 投稿日:2001年12月20日(木)18時46分18秒
おぉ、健気なごっちんがいい感じです。
この三人の組み合わせって良いですね。
がんばってください^^
応援してます!
21 名前:ごんた 投稿日:2001年12月21日(金)11時58分32秒
akiさん、有り難うございます。akiさんの作品、読ませてもらってます。
最初は、よしごまだったんですが、akiさんの作品でいしごまに!
応援、めっちゃうれしいです。
22 名前:ごんた 投稿日:2001年12月21日(金)12時08分16秒

ごっちんは人工呼吸器を付けているので、しゃべり難そうだった。

「はん・・にん・・見つかった・・・?」
「ううん、まだだよ。」
「気を付け・・・・てね・・・。」

ごっちんはまた目を閉じて眠った。

「ごっちん・・ありがとう。」

私はそのまま意識が無くなった。
23 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月21日(金)15時38分21秒
うーん、なんかこの三人の関係が気になりますねえ。
梨華を狙いごっちんを刺したやつ許せん。
しかし、ごっちんは自分が刺されたのに梨華の心配をしている。
うおーなんてやさしいんだ。梨華も自分が狙われていることが分かっているのに
ずっとごっちんのそばにいる。この二人の関係はどこまで深いんでしょうか?
更新楽しみに待っています。頑張ってください!
24 名前:ごんた 投稿日:2001年12月21日(金)17時27分13秒

いしごま防衛軍さん、有り難うございます。
そうですね、後藤と石川さり気にいい関係に・・・。
さあ、犯人は・・・。
25 名前:ごんた 投稿日:2001年12月21日(金)17時33分48秒


_______


あれ・・・・?ここは・・・・?

「梨華ちゃん。」

ごっちん・・・・?

「梨華ちゃん、助けて・・・・。」

どうしたの?ごっちん?

「りかちゃ・・・ん・・・・。」

________

はっ!

「ご、ごっちん、大丈夫?」

ごっちんが顔を真っ赤にさせて辛そうにしている。

「くる・・・しいよ・・・・。助けて・・・。」

ごっちん??




26 名前:ごんた 投稿日:2001年12月21日(金)17時35分55秒

「だれか!だれか!」

おなかを抑えて冷や汗を流しているごっちんは、見ていても辛そうだった。

「どうしたんですか?」
「ごっちんが・・・・、苦しいって・・・・。」

27 名前:aki 投稿日:2001年12月22日(土)21時11分57秒
私なんかのレスに嬉しいお言葉本当にありがとうございます^^
おぉ、これからどうなって行くんでしょう。
目が離せませんね。
応援してます♪
28 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)19時30分21秒

akiさん、有り難うございます。
目が離せないっすか?それは、とても嬉しい言葉っす。
29 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)19時32分21秒

幸い、ごっちんの容体は安定した。

「毒がまわってきたんですね。」

毒???ナイフに???

「それで・・・・助かるんですか?」
「ええ、後は安静にしていれば・・・。」

とりあえず、よかった。

30 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)19時35分20秒

「後藤ぬきで、クリスマスの特番かぁ・・・・。きついな・・・。」

そう、私たちはこれからの季節とっても忙しいのだ。

「ごっちんぬきですか!?私は嫌です!」

よっすぃ〜が言った。

31 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)19時37分26秒

「そうは言っても・・・ダンスできない、歌もコントも危険じゃな・・・・。」
「そんな・・・・。そんなの、クリスマスじゃない!」

私は、思わず叫んだ。

「いやですっ!!!!」



32 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)21時29分46秒

「そんなこといっても、無理だよ・・・・。」
「石川は、自分の身を守れ。ボディーガードをつけるから。」
「しょうがないよ、梨華ちゃん。」

私は無性に悔しくって、ごっちんの病室へ駆け込んだ。

「ごっちん!ごっちんは出たいよね?」
「・・・・・・・。」

帰ってくるはずないのに私は問い掛ける。

「ごっちんは・・・・寝たきり嫌でしょ・・・・。」

さっきの苦しそうな顔を思い出し、何も言えなくなってしまった。


33 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)21時36分58秒

それから、3日後。ごっちんは少し意識を戻した。

「ごっちん、今度のロケ、でるの?」

私はスタッフから聞いた事を本人に確かめた。

「うん。痛み止め打てば、だいじょぶだって。ダンスはないし、コントと
 歌とゲームだけだから。」
「・・・・・。」

痛み止め・・・・。その言葉を聞いて胸が痛んだ。

「(ごっちんは・・そうとう無理してるんだ。)」
「えへっ♪綾小路文麿がんばるからね。」

嬉しそうに笑ってくれて、またときめいてしまった。


ごっちん・・・・・やっぱかわいい・・・・。


34 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)21時44分06秒

そして。やってきましたロケ当日。

「梨華ちゃん、よかったね。綾小路文麿にくっつくシーンいっぱいあるじゃん。」
「そうなんだよね〜。って、ああああああーーーーーーーーー!!」

吉本工業からタマヨさんという人がゲストでくる。そ、そのひとが・・・・・。


「ご、ごっちんにだ、抱き付くぅぅぅ〜〜〜〜???」
「よんだ?」

落ち込んでいる所へ、ごっちんが。


35 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)21時47分45秒

「??どうしたの?」

あぁ・・・男姿のごっちんかっこいい・・・・。

「僕にはわか〜る。これ、女子寮なのに(笑)」

台本を読んで、笑っているごっちん。

「んんーーー??会話が多い!」
「えっ?」
「綾小路文麿の声、長い間やってると、笑っちゃうんだよね。」

でも・・・・かっこいい・・・・・


36 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)21時52分32秒

「じゃ、本番いきま〜す。」

たんたんと劇は進み・・・

「文麿〜文麿〜?」

ついに・・・きた・・・・・。

「文麿、私の文麿よっ!」

劇だと分かっていても、ごっちんに抱き付くなんて・・・・

「うっ・・・・。」

ごっちんが、おなかを抑えたまま倒れた。

「文麿!文麿!じゃない、後藤さん?」

ごっちんの口から、血が・・・・。




「ごっちーーーーん!!!」







37 名前:ごんた 投稿日:2001年12月24日(月)22時01分58秒

「だ、大丈夫です。気にしないでください。」

ふらついたまま立ち上がる。

「後藤さん?だいじょぶですか?」
「あ、はい、だい・・・・じょうぶです。」

無理しないで・・・・・


38 名前:水龍 投稿日:2001年12月24日(月)23時09分11秒
ごっちん、大丈夫なの?心配です。
作者さま、あまりドキドキさせないで(させて?)ください。
更新期待してます。
39 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月25日(火)09時25分33秒
すごくごっちんが心配ですなあ。
なんか梨華のために無理しているような気がしないでもない。
ドキドキですなあ。まだ犯人がわかんないからさらにドキドキだ。
作者さんどうか二人を幸せにしてください。
いしごま防衛条約機構は応援しているぞ!
作者さん頑張れ!!
40 名前:ごんた 投稿日:2001年12月25日(火)13時57分35秒

水龍さん、ありがとうございます。めちゃうれしいです。感謝祭のコントのとき、私的に
文麿の顔が一瞬だけ歪んだような感じがしましたので・・・・・
台詞は都合上、変わってますが、気にしないでください。

いしごま防衛軍さん、応援、有り難うございます!めっちゃうれしいです。
犯人は・・・・あのひとです!

41 名前:ごんた 投稿日:2001年12月25日(火)14時15分02秒

そして、心の中で、ふと思った事があった。
それは・・・・


もしかして、私のため・・・・・・・・?私のために、無理してるの?


この時、わたしも何か返さなければ、と肝に銘じた。


「アイドルのあなたに、これができて?」

ごっちんは心配そうな顔で見ている。

「・・・・あなたには負けないわ!」

少しでも、ごっちんを楽にしてあげたい。ここでと惑っていたら、アドリブだし
どっちをとるかの時困ってしまう!

「梨華ちゃん・・・?」

ちょっと恥ずかしかったけど、私なりに頑張った。
ごっちんは・・・・・ひどい!おなかかかえて笑ってる!一生懸命頑張ったのに・・・。



42 名前:ごんた 投稿日:2001年12月25日(火)14時20分04秒

劇はすすんで、ラストのシーンへ。

「サンタさん、くるかなぁ・・・・。」
「きっとくるよ。」

私は、あなたがほしい。なによりも、どんなプレゼントよりも・・・・。
心の中では簡単に言えるのに・・・・・・









この気持ち、君に届け・・・・・・。





43 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月25日(火)21時41分59秒
いい感じですね〜梨華ちゃんかわいい。
さりげに愛ちゃんの再登場にも期待(w
44 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月26日(水)00時52分34秒
犯人はまさかメンバーの中にはいませんよね。
いてほしくないです。
高橋もごっちんのことが好き。ということはまさか!!!
梨華の気持ちは必ずごっちんに届くはずだ!!
うーん、待ち遠しいですなあ。
45 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)10時54分01秒

名無しさん、有り難うございます。高橋ですか・・・・でるとおもいますよ。

石川防衛軍さん、ありがとうございます。犯人は・・・・・もうちょっとしたら、
さりげにわかります。
46 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)12時12分30秒

今日は、コンサートのダンスレッスン。ごっちんはなんとか痛み止めを打って
出ている。

「ほら!後藤!腰低くして!!」
「安倍!もっとリズミカルに!」

夏先生の声が飛ぶ。

「高橋っ!なんでできないの?吉澤!あんた教育係でしょ?!」
「す、すいません!」

愛ちゃんのダンスが遅れている。

「後藤、あんたちょっときなさい!」
「・・・はい。」
「他の人は10分休憩。」

ごっちんだけ・・・・・なんだろう・・・。





47 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)12時22分32秒

その5分後位にごっちんは帰ってきた。なぜか、とても青ざめている。

「大丈夫?ごっちん。」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
「ちょ、ごっちん??」

私が話し掛けると、叫び声を挙げて後ずさりする。

「どうしたの?ごっちん?」
「はぁ、はぁ、ご、ごめん・・・・。なんでもない。」

そのまま角のパイプイスに座った。




48 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)12時29分33秒

ようやく帰れるようになった頃・・・愛ちゃんがごっちんに近寄った。

「後藤さん、大丈夫ですか?おなか、そとう痛いんじゃ・・・。」
「ん・・・?大丈夫だよ。ありがとう。」

疲れきった笑顔で答えるごっちん。

「??愛ちゃん??」

な、なんと愛ちゃんがごっちんに抱き付いた!!

「後藤さんはぁ・・私にとってとっても大事な人なんです。無理しないでください。」

みんなのいるまえで、堂々と抱き付いた。


49 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)12時40分42秒

「ありがとう・・・でもホンとに大丈夫だから・・・。」

愛ちゃんはごっちんにだきついたままだ。

「愛ちゃん?どうしたの?」
「私・・・後藤さんの事が好きなんです!」

 「「えっ??」」

私と声のかぶった人物、それはよっすぃ〜だった。

「あ、ありがとう。でもさ、やっぱそれって・・・。」
「本気なんです!ホンとに・・・・大好きなんです・・・。」

ごっちんは困った顔をした。

「それはね、嬉しいんだけど、さ。なんていうのかなぁ・・その・・。」
「後藤さんは女同士だからいやなんですか?」

それは、私も聞きたかった事。

「そんなことないよ。でもね、メンバーだし・・・特別視っていうのは・・・
 できないんだよ、ね。」

言い聞かせるようにいった。
50 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)12時45分28秒

「そんな・・・。」

愛ちゃんは悲しそうに言った。

「ごっちん、もてるねぇ〜。」

矢口さんが言う。

「あはっ、うれしい・・@‘*/−??」

「「「「「あ、愛ちゃん!!」」」」

「愛ちゃん・・・??」

ごっちんにキスしたのだ。それも、長い間・・・。

「ごめんなさい、もう帰ります・・・。」

急いで帰っていった。
51 名前:ごんた 投稿日:2001年12月26日(水)21時39分54秒

「ごっちん、好かれてるね。」
「うん、うれしい・・・んだけど・・。」

曇った表情のままトイレに行ってしまった。
私は追いかけた。

ロビーの所に、座っているごっちんを見つけた。

「市井ちゃん・・・・どうすればいいの・・・?」

!!

「愛ちゃんに・・悲しんで欲しくない・・・でも、ごとーが好きなのは・・」

私は耳をすませて聞いていた。

「別に・・・いるんだ・・・。でも・・その人は・・」
「後藤さん、お電話です。」
「あ、はい」

好きな人の名前を聞けなかった。




52 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)09時25分52秒

その帰り道。電車に乗ると、携帯がなった。

「もしもし?」
『もしもし〜梨華ちゃん?今暇?』
「え、もう電車に乗っちゃったんだけど・・・・。」
『そっかぁ〜残念だなぁ〜。ごっちん、誘おうと思ってさ。
 梨華ちゃんはどうかなぁとおもったんだけど・・・無理か・・・。』
「え・・・?今、何処?」
『ん?スタジオだよ。なんか寝てたらみんな帰っちゃって・・。』
「じゃ、行くよ。ちょっと遅れるけど・・。」
『オッケ〜。じゃ、待ってるよ。』

電話の主、よっすぃ〜は切った。

「次の駅で引き返そう。」

幸い、すぐ駅に着いた。
53 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)09時33分15秒

ロビーをみわたす。どうやらよっすぃ〜はまた寝ているようだ。

「お〜い、よっすぃ〜?」

そっと起こしてみる。

「ん〜・・あ、梨華ちゃん。速かったね。」
「うん・・・まあね・・。」
「もうすぐごっちん来るからさ。」

髪の毛を整えながらよっすぃ〜は言った。

「梨華ちゃんってさ、ごっちんのこと好きなんでしょ?」
「?そうだよ。」
「そっか・・・。」
「どうして?」

よっすぃ〜は黙ってしまった。

「どうしたの、よっすぃ〜・・・。」

なんか、様子がおかしい。

54 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)09時55分25秒

「梨華ちゃんが刺されればよかったんだ!」
「えっ?」
「あの日、ごっちんはなんで梨華ちゃんと帰ったと思う?
 梨華ちゃんが心配だったからなんだよ!?それなのに、
 ごっちんがかばって刺されて・・・!なにもかもごっちんに
 甘えすぎだよ!」
「甘えてなんかいないよ!」




55 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)10時00分44秒

「甘えてるよ!ごっちんが目覚めたとき、梨華ちゃんの事心配したでしょ?
 自分が刺されたのに!その後廊下で梨華ちゃん大声で叫んだじゃん!
 そんなの、クリスマスじゃない、私はいやだって・・・!」
「よっすい〜だって言ったじゃん!」

 パンッ!!

「あの時の立場が違うでしょ!梨華ちゃん、なんにもわかってないじゃん!」

わたしは叩かれた頬をさすりながら言った。

「立場ってなによ!」
56 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)10時07分10秒

「ごっちんは梨華ちゃんが元気なくって、一緒に帰ったんだよ!
 なのに・・・梨華ちゃんがそんなのいやだって言ったから・・!
 ごっちんは無理して収録に参加したんだよ!その証拠に倒れちゃった
 じゃん!」

そ、そうだったの・・・?私のために・・・やっぱりそうだったの・・・?

「そ・・そんな・・・。」

よっすぃ〜は私を見て言った。

「夏先生に呼ばれて帰ってきたとき、青ざめてたでしょ・・・?
 あれは・・・・あれは・・・。」

57 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)10時12分07秒

ナイフを取り出して、私に突き付けた。

「よ・・よっすぃ〜・・・嘘でしょ・・・。」
「嘘じゃないよ。梨華ちゃんがいると、ごっちんが疲れちゃうんだよ・・
 精神使い果ててこわれちゃうよ!」

人が・・・・誰もいない・・・なんで・・・?

「じゃあね、梨華ちゃん・・・。」

いやだ・・・そんなの・・・必死にもがいても力は負けてしまう・・。


58 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)10時19分36秒


「やめてっ!!」

「「ご、ごっちん!!」」

2階の渡り廊下から声がした。

「刺しちゃ駄目!なにやってんの!」
「だって・・・梨華ちゃんがいたら・・・ごっちん・・・。」

階段から走って降りてくるごっちんに私は言った。

「ごっちんのためなんだよ!」
「私のためじゃない!梨華ちゃんさしたって・・・よっすぃ〜が
 殺人犯になるだけじゃん!それに・・・梨華ちゃん死んじゃうじゃん!」

私とよっすぃ〜の間に立った。

「大好きな人が、後藤の前から消えるのはもう嫌だ!」

ごっちんが泣き崩れた。


59 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)10時23分11秒

「もう嫌だよ・・・大好きな人が・・・消えるのは・・・。」

よっすぃ〜はナイフを落とした。

「もう・・・失いたくないんだよ・・・。」

そういったまま、ごっちんは倒れて、なにもしゃべらなくなった。

「ごっちん!?」
「きゅ、救急車!」

私のせいで、ごっちんは胃もボロボロになってしまった。
60 名前:ごんた 投稿日:2001年12月27日(木)10時25分03秒

はあ・・・疲れました。作者です。
ちょっとまだわかりにくいですかね?犯人は・・
61 名前:水龍 投稿日:2001年12月27日(木)11時46分16秒
更新お疲れさまです。

色々想像はしてるんですが、楽しみにして黙っときます。
それにしても、ごっちんモテモテっすね。
62 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月27日(木)22時54分36秒
ごっちんモテモテ好きです。
63 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月27日(木)23時03分28秒
お疲れ様です。なんかドキドキですなあ。ごっちんが心配だ。
よっすぃーのやり方は間違っている。そんなことしてもごっちんは
よくならないしさらに悪くなるだけだ。梨華ちゃんが死んで
よっすぃーが逮捕されたらごっちんにとっては大切な人を
一気に失うことになる。そんな悲しいことはあってはならない。

なんか犯人がはっきりしませんなあ。よっすぃーじゃないとうな
気がするんだがどうなんでしょうか。

楽しみに待っています。頑張ってください。
64 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)18時06分47秒

水龍さん、ありがとうございます。そうですね・・・・そうやってこの話
の続きを考えてくれると嬉しいです。

名無しさん、有り難うございます。ごっちん、好きなんで・・・・

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
そこまで分かっていただけて光栄です。犯人はよっすぃ〜?
さぁ、次で犯人分かります!!

65 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)18時11分55秒

『大好きな人が、後藤の前から消えるのはもう嫌だ!』
『もう嫌だよ・・・・大好きな人が・・消えるのは・・。』
『もう・・失いたくないんだよ・・・・』

ごっちんのことばが蘇る。

「市井さんの事・・・そんなに好きだったんだ・・・。」
「そうだよ・・・。」

よっすぃ〜が答えた。
66 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)18時16分51秒

「私といるとき、加入当初いつもそうだった。市井ちゃん、市井ちゃんって。
 それがとってもつらかった。私だって、ごっちんのことが好きなのに・・。
 私の気持ちなんて、ごっちんに届かなかった。それなのに!!梨華ちゃんばっか
 気にして・・・・!!梨華ちゃんが許せなかった。あんなにもそばにいて、心配して
 もらえる・・。傷つく言葉なんて、市井さんがいなくなってなかった!!なのに、
 梨華ちゃんが・・・!!」


67 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)18時21分44秒
「じゃあ・・・あれは・・・。」
「そうだよ!!わたしがやったの!!」





病室は静まり返った。





「・・・・そんな・・・。」

68 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)18時35分11秒

ビビー、ビビー、ビビー!!

「「??」」

「よっすぃ〜・・・梨華ちゃん・・あの時・・青ざめてたのは・・・犯人の事知らされて・・
 ぅっく・・・よっすぃ〜だってわかった・・。信じられなかった・・・でも・・うれしかった
 ごとーのこと、そんなにも思っててくれるなんて・・・・。」

69 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)18時39分39秒

「でね・・・二人とも・・ごとーのこと・・・好いてくれて・・・嬉しかった・・・
 でも・・・ごとーが・・・好き・・・なの・・・は・・・梨華ちゃん・・・なんだ・・・
 だから・・こうして、守ってあげれてよかったよ・・・ほんとうに・・・
 よかっ・・・・た・・・・。」

「ごっちん?ごっちん!!」

自分の死を悟ったのか、一気に話した。

70 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)20時13分52秒

そして、ごっちんの隣にあるパラメーターみたいな物が
ゼロになった。



「そ・・・そんな・・・どうして??なんでよーーーーー!!!!」





ごっちんが・・・・ごっちんが死んだ・・・・。


71 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)20時16分52秒

「目を覚ましてよ!目を覚ましてよぉ・・・・そんなの・・・ひどすぎる・・・
 なんで・・・せっかく両思いになれたのに・・・・なんでよぉぉぉおおお・・・!!」

私は気も狂わんばかりに叫んだ。

「どうしたんですか?って、ちょっと!!」

医者が入ってきて、応急処置をしている。
72 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)20時20分40秒

「残念ですが・・もう手後れです・・・。」

私は崩れ落ちた。

「梨華ちゃん・・・・。」

そうだ・・・・よっすぃ〜の、ナイフのせいなんだ。すべては・・・!!

73 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)20時23分05秒

どうも・・・作者です。ごっちんがついに・・・あぁ・・。
今年中には完結できるかと思います。



74 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)20時25分55秒

『失いたくないんだよ・・・』

え・・・・?

『もう失いたくないんだよ・・・・』

ごっちん・・?

「梨華ちゃん・・すべて・・うちのせいなんだね・・。」

私はよっすぃ〜を責める事ができなかった。

75 名前:しーちゃん 投稿日:2001年12月28日(金)20時27分42秒
続きが見たい!早めにお願いします。
リアルタイムで見ていました。
がんばって下さい。
76 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)20時29分35秒

すいません・・・。明日ゆっくり書きます・・。
ごっちんの気持ち、最後の最後で・・・ですね。
77 名前:速報!! 投稿日:2001年12月28日(金)21時13分53秒

Mステみましたか?ミスムンの最初の方でごっちんと
よっすぃ〜衝突!!ぶつかった刹那、ごっちんが睨んでいた!!

78 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)21時15分44秒

しーちゃんさん、ありがとうございます。>>76を更新した後できずきました。
頑張ります。
79 名前:ごんた 投稿日:2001年12月28日(金)21時18分53秒

ごっちんが言った言葉を・・・忘れられるわけがなかった。
あの時、叫び声をあげたのは、ショックの状態で・・だったからなんだ。

わたしを・・かばって・・死んだんだ・・・。

みんなと顔をあわせずらくなった。
80 名前:しーちゃん 投稿日:2001年12月28日(金)23時24分19秒
>77
嘘は書かないで!睨んでいる映像なんてないよ。
歌い終わって並んでいる時、ごっちんからよしこに顔向けて笑いあっていたよ。
激突しちゃったねみたいな感じかな?
81 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月28日(金)23時32分29秒
なんて悲しいんだーなんでごっちん死ぬんだよー(;−;)
信じられん。梨華の気持ちもわかる。よっすぃーも同じ
気持ちであろう。こんな悲しきことになるとは・・・
ごっちん頼む生き返ってくれーーーーーー!!!

ごんたさん、これはハッピーエンドにはならないのですか?
いしごま防衛条約機構としてはどうにか三人が幸せになる
ことを希望するんですが、こうなってしまうと、とほほ(;−;)
どういうことになろうと最後までしっかり読ませていただきます。
頑張ってください。
82 名前:ごんた 投稿日:2001年12月30日(日)12時07分06秒
しーちゃんさん、私も同感です。速報!!さん、この小説ではそのような事を書か
ないでください!ここはそのような小説ではありません。

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。そういってくれるとうれしいです。

さて、タイトルは、『君に届け』ですね?しかし、ごっちんが死んで、果たして
本当に石川の気持ちが届いた事になるのでしょうか・・・???

83 名前:ごんた 投稿日:2001年12月30日(日)12時31分59秒

メンバーが、ロビーに到着したらしく、私達はむかえに行った。

「梨華ちゃん!本当なの??ごっちんが死んだって!!」
「うそや!後藤さんは加護を置いていったりせえへんもん!
 こんなんうそやぁ!!」
「ごっちんが死んじゃうなんて・・・嫌だぁ!!」

みんなが叫んだ。



84 名前:ごんた 投稿日:2001年12月30日(日)18時42分47秒

私だって・・・・悲しいよ・・・

「ここ?」

病室に入った。

「ここよ。」
「どこよ。」

保田さんがすぐ答えた。

「へっ??」

そう、ベットで永遠の眠りに就いているはずのごっちんの姿が無かった。

85 名前:ごんた 投稿日:2001年12月30日(日)18時45分21秒

「う、うそ!ここにいたんだよ!」

よっすぃ〜と私は二人で必死に言った。

「だって、いないじゃん。」
「そ・・・そうだけど・・・。」

医者に聞いてみようと、私は廊下に出た。なぜだか、とても安心したような
気持ちになった。


86 名前:ごんた 投稿日:2001年12月30日(日)18時49分41秒

「後藤さんですか?知りませんよ、お亡くなりになられた後、石川さんが
 3人だけさせて欲しいといってから、誰一人はいってないはずです。」
「そ、そうなんですか?」
「後藤さんがいないんですか?!ちょっとそれは問題ですよ!!」

医者は急いでロビーへ走っていった。

87 名前:ごんた 投稿日:2001年12月30日(日)18時55分26秒

「館内の皆様に申し上げます。不審者が進入した模様です。どうぞ、自分の
 病室に戻られますよう、お願いいたします。繰り返します・・・・。」

ごっちんは生き返ったのだろうか?それともファンが追っかけて連れ去って
いったのだろうか?ごっちん・・・無事でいて・・。

「今、警察に連絡していますがいっこうに見つからないそうです。」
88 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月31日(月)11時36分21秒
な、なんてこった!ゴチーンが消えた!?
89 名前:ごんた 投稿日:2001年12月31日(月)14時06分41秒

名無しさん、ありがとうございます。
そうです!消えてしまいました。どこへいったんでしょう?

90 名前:ごんた 投稿日:2001年12月31日(月)14時12分22秒

加護が呟くようにいった。

「ほら、見てみい。後藤さんは死んでなんかいないんや・・!
 加護を追いてったりはしないんやで。ほら、もう収録スタジオに
 いったんとちゃうか?いっつも遅刻しとるからなぁ・・・・。」

ほとんど意識はなく、笑いながら言った。

「加護、しっかりしなさい!ごっちんは・・・・・しんじゃった・・んだから・・・。」
「そんなわけあらへん!後藤さんはうちの師匠や!師匠は死んだりせえへん!」
91 名前:ごんた 投稿日:2001年12月31日(月)14時16分08秒

みんなが加護を怒る気になれなかった。

「後藤さぁん・・・出てきていいんやでぇ・・・。誰も・・・悪口言ってなんか
 おらへんで・・・みんな出てくるのまってるんや・・・。」

・・・・・・悪口・・・・・?

「加護、それは、どういう意味?」


92 名前:ごんた 投稿日:2001年12月31日(月)14時22分44秒

「そのまんまや!ずっと気にしてたんや!『ごとーって嫌われてんのかなぁ?』
 とか、『あんなこといわなきゃよかった。』とかいっぱい、いっぱい神経使って
 たんや!ソロで出て、ドラマ出て・・みんなどう思ってるのかとか気にしてたんや
 で!!それなのに・・・!みんなにやるきないっていわれて・・。」

そんなに、私達の事とか気にしてたんだ・・・。

「だから、いっつも加護に相談してくれた!けど・・・加護の気持ちは結局届かな
 かった!!」

  
93 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2001年12月31日(月)14時39分40秒
なんとごっちんがいなくなるとはもしかして奇跡がおきるのか!!
あいぼんもごっちんのことが好きだったとは、ごっちんはみんな
から愛されているんだなあ。そんなごっちんが死ぬことがあるだろうか。
いや、ない。絶対にごっちんは生きていると信じています。
奇跡が起きることを願っています。
ごっちんも心の中で苦しんでいたんだなあ。その相談にのっていた
あいぼんをおいて死ぬはずがない、というのはわかります。
ドキドキしながら待っています頑張ってください。
94 名前:ごんた 投稿日:2001年12月31日(月)19時30分30秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます!ごっちんは、はたして・・
年内に結果が出せ・・・るかわかりません。紅白始まっちゃうんで。
自己中心的な考え、もうしわけありません!

95 名前:ごんた 投稿日:2001年12月31日(月)22時55分53秒

「でも・・なんで私に相談してくれなかったんだろう??」
「よっすぃ〜は・・しっかり勉強してるし・・・こんなこといったら
 変に思うから・・・って。加護は・・・う、うわぁ〜〜ん。」

 
96 名前:年賀メール 投稿日:2002年01月01日(火)01時00分53秒

作者です。新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
97 名前:ごんた 投稿日:2002年01月01日(火)01時07分16秒

翌日の新聞にはこう見出しが出ていた。

『モー娘。ゴマキ毒のばかやろう!?』

=内容=
トップアイドルグループモーニング娘。の一員である後藤真希(16)が、
ナイフで刺され、死亡した事が明らかになった。

98 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月01日(火)07時26分18秒
あけましておめでとうございます!!
今年もいしごま防衛条約機構をよろしくおねがいします。
なんと、ごっちんはどうなるんでしょうか?
そしてモー娘のメンバー達は・・・・
すごくドキドキしながら待っています。今年も頑張ってください。
99 名前:ごんた 投稿日:2002年01月01日(火)12時20分11秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうがざいます。
がんばります!期待にこたえられるでしょうか・・・
100 名前:ごんた 投稿日:2002年01月01日(火)12時31分38秒

=モー娘。ファンはこう語る!!=
「後藤って、ジュニアの追っかけとかから嫌われてるじゃないですか。
 だから、犯人は多分そーいう奴等でしょ。可哀相に。」
「メンバー内で揉め事あって・・・じゃないですか?」
101 名前:ごんた 投稿日:2002年01月01日(火)12時44分36秒

「な、なによ、この新聞!!なんでこんなことしってるの??
 明らかにって・・・事務所が言ったの!?」

飯田さんが怒った。

「後藤さんは死んでなんかいません!!私は薄いオーラを感じます!」

あさみちゃんが叫んだ。
102 名前:ごんた 投稿日:2002年01月01日(火)12時47分34秒

「ど、どこから?」
「〇〇〇マンションからです。」

あれ?そこって・・・確か・・・


103 名前:ごんた 投稿日:2002年01月05日(土)09時53分56秒

「そこって・・・まさか・・・!」
「うん・・・・。紗耶香ん家だよ・・・。」

市井さんが、ごっちんを?

「とりあえず、今日の仕事が終わったら会いに行こう。」
「待てないです!いますぐじゃ駄目なんですか?」

加護ちゃんが言った。
104 名前:ごんた 投稿日:2002年01月05日(土)15時18分47秒

「だって、こうしてるうちにも、何されてるかわかんないんですよ!」
「そうだけど・・・。」
「これ以上事をややこしくしないで!わかった。いくから。
 みんな、荷物持って。」

12人が一気に逃げる事は不可能だ。

「私に、考えがあります。」

そういったのは小川ちゃんだった。
105 名前:ごんた 投稿日:2002年01月05日(土)15時21分54秒

「ここは2階ですよね?ってことは、隣のファーストフード店に
 移れますよ。そこから降りましょう。」
「・・・・わかった。」

12人が一気に降り去って、〇〇〇マンションへ急いだ。

「ここ・・・だね・・?」
106 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月06日(日)00時56分55秒
おおーなんと市井が登場ですか。これでごっちんは生きていることがわかったぞ。
なんの根拠もありませんが、なんかそんなような予感がしました。
これからどうなるんでしょうか?
楽しみにしています。頑張ってください!!
107 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時21分11秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
かあさん登場です!
108 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時24分34秒

安倍が、インターホンを押す。

「はい。」
「あ、なっちだけど。」
「どうしたの?」

ドアが開いた。
109 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時32分59秒

「・・・みんなそろって・・どうした?」
「ん・・復活祝いだよ。」
「中はいっていい?」
「えっ・・・。ちょっと待って。汚いからさ。」
「いいよ。別に。」

みんなで無理矢理はいって行った。
110 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時34分39秒

「ご・・・ごっちん!」
「後藤さん!?」

そこには普通に椅子に座ってるごっちんの姿が。

「ほぇ?」
111 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時36分36秒

「ごっちん、生きてたの?」
「なんで連絡してくれなかったのさ!」

ごっちんはおびえたような顔をしている。

「ごっちん?どうしたの?」
112 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時42分12秒

「あ、あの・・ごっちんって・・・誰ですか・・・?」
「「「「「えええぇぇぇええええええ!!」」」」

ごっちん、もしかして・・・・。

「あのぉ・・・どちら様でしょうか・・・。」
113 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)13時51分57秒

「まさか・・・記憶喪失?」
「うそでしょ!ごっちん、覚えてないの!?」
「・・・・?」
「市井さん!ごっちんになにしたんですか!」
「わ、私じゃないって!帰り道に、後藤が倒れてたの!」
114 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時22分59秒

「モーニング娘。は?どうするの?」
「モーニング・・・娘。?」

思わず、ごっちんに抱き付いた。

「思い出してよ・・・。ねぇ・・・。」

115 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時30分47秒

「えっとぉ・・・。あのぉ・・・。」

いきなり抱き付かれて、驚いているごっちん。

「あの、後藤さん、誰一人おぼえてないんですか?」
「う、うん。っていうかこんなに人数いて1グループなの?」

116 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時32分10秒

真面目に覚えてないみたい。

「と、とりあえず、事務所に行こう。」
「でも、逃げてきたんですよ?」
「・・・・・・・。」

117 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時35分05秒

結局電話して迎えに来てもらった。

「後藤さん、加護亜衣です。教育係だったんですよ、私の。」
「え、私が!」
「そうですよ。ソロでも出てますし。」
「え〜うそだぁ〜。」

仲良さげにはなしている。
118 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時40分10秒

「ねぇ、梨華ちゃん。いいの?このままで。」
「なにがですか?」
「ごっちんは、なんにも覚えていない。ってことは、ごっちんの
 恋愛はゼロからだよ。」


あっ!!

119 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時42分53秒

「梨華ちゃんにちょっと気があったじゃん。前は。でもそんなこと
 覚えてないんだよ。」

わたしは、しまった、とばかりにごっちんを見る。

「え?」

ごっちんも、こっちを見ている。
120 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時45分43秒

ごっちんは気まずそうに目をそらす。

「歌詞をいっきに覚えるんですね。大変ですよ。」
「そっかぁ・・でも、ホンとに私はそのモーニングなんとかっていう
 グループにいたの?」
「いましたよ!」
121 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時50分28秒

「へぇ〜。名前覚えるのも大変だな。」
「今すぐ覚えてくださいよ。」
「あ、うん。安倍なつみさん、飯田佳織さん、石川梨華さん・・・」

あっというまに覚えたごっちん。はぁ・・どうしよう。
でも、ぽけっとしているごっちんも可愛い!さっき抱き付いた時も
おどおどしてたし。
122 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)14時55分16秒

作者です。すみません、>>108の安倍が〜は、安倍さんが〜です。
区切りすぎてすみません。前に書きすぎて、パーになった事が
何回もあるので・・・・。これからもがんばります。
123 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)19時40分41秒

「困ったな・・・。来年はライブあるんやで。モー娘。をまったく知らんとは、
 新メンバーよりつらいで・・・。」

なにしろ、本体・ユニット・ソロの三つに登場するからだ。

「大体何曲ぐらいあるんですか?」
「せやな後藤の歌う曲はざっと15曲くらいか?もっとあったっけ?」
「うっわ〜ごっちん、がんばって!」
124 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)19時45分20秒

「あの〜、芸能界のこと、よく知らないんですけど・・・。」
「そっか。飯田、教育係を誰か付けてやれ。」
「はい。」

いったい誰になるんだろう。加護ちゃんと辻ちゃんはまずないな。
すると、今余ってる人は・・・保田さんだ!よかったね?ごっちん。

「誰にしようかなぁ〜・・・」

飯田さんは控え室に戻るなりすぐ悩み始めた。

「うち、やりたいです!」
125 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)19時48分55秒

「えっ!加護、あんたはぜっっったい無理!!」
「矢口さん、そんないいかたないじゃないれすか!」
「圭ちゃんかー佳織だよねー。」

私は関係ないので、よっすぃ〜としゃべってた。

「じゃあ、石川!」
「えっ!」
126 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)19時51分20秒

「だ、だって私、りさちゃんについてるんですよ?」
「圭ちゃんが代わりにつくから。」
「このコンビか・・・。」

みんな、なんか変な事考えてない?

「じゃ、石川よろしく。ごっちん、石川だよ。」
「あ、はい。」
127 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)19時55分27秒

一応、挨拶とか教える事にした。

「ふ〜ん・・。」
「それで・・・」
「あのさ。」
「?なに?」
「・・・・・なんでもない。続けて。」

真剣に私の話を聞いている。けど、どこか上の空・・・。
128 名前:ごんた 投稿日:2002年01月06日(日)19時58分08秒

「今日は、雑誌の取材と、ダンスレッスンだから。」
「よし、ありがとう。」
「あ、待って!」
「なに?」
「さっき言いかけた事って何?」

沈黙______

「気にしないで。たいしたことじゃないし。」


129 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月06日(日)21時39分24秒
なっなっなんと!!ごっちんが記憶喪失に!!
いや、しかしなんか怪しいぞ。もしかして、ごっちんは
記憶喪失ではないのでは?これは市井と相談した上での
作戦ではないのだろうか。
勝手に想像してしまいました。楽しみにしています。
いしごま防衛条約機構は応援しています。
ごんたさん、頑張ってください!!
130 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)09時45分48秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
先を考えてくださって、うれしいです!怪しいですか?
ごっちんが言いかけた言葉は果たして・・・・。
131 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)09時49分40秒

「で、後藤さんは死んでなんかいませんよね?」
「当たり前じゃないですか。勝手にごとーを殺さないでくださいよ(笑)」
「「「(一度は死んだんだけどね・・・。)」」」」
「じゃあ、どうして病院へ行ったの?」
「それはですね、あの〜胃を壊したんですよ。で、フラっと・・・。」

ごっちん、言い訳うまいなぁ・・・。

132 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)13時35分24秒

「新春!ラブストーリーズ!はどんなかんじ?」
「・・・・・・・・?」
「(やばいっ!)」
「そうですね。楽しいですよ、やっぱ恋愛っていいなあ・・・と。」

ごっちん、あなたは詐欺師の能力があるのね・・・・。

「じゃ、ありがとうございました。」

無事、取材終了!よかったぁ・・・。
133 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)13時39分15秒

控え室に戻り、ごっちんを探す・・あれ?いない?

「ごっちん?あれっ?」
「なあに?」

前を歩いていたのに、後ろから到着したごっちん。

「あのさ〜、曲聞きたいんだけど・・・。」

134 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)13時42分21秒

「ねえ、聞いてる?」

ごっちん、ほんとに・・おぼえてないんだ・・・。

「聞いてないな?よーし・・・。」
「!!ごっちん?」
「やっときずいてくれたか。」

ごっちんが、私の唇にキスをした。
135 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)13時45分55秒

「あ、ごめん、ファーストキスだった?なわけないか。」
「そうだよ!ファーストなのに!」
「うっそ〜!」

めっちゃびっくりしてる。

「だって石川さんかわいいんだもん。」

頬が赤くなっていったのが自分でも分かった。
136 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)14時10分18秒

「ごっちん、爆弾発言だべさ。」
「ヒューヒュー!」
「ちょ、違いますよ、ただ可愛いねって言っただけじゃないですか!」

ごっちんかなり焦ってる。かわいい!

137 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時31分30秒

困った事がある。ミスムンをごっちんは踊れない!しかも歌えない!
ザ・ピースも無理。紅白どうするんだろう?

「後藤は徹夜で覚えなさい!今日からね!」
「は、はい。」

がんばって、ごっちん!でも、いくらなんでも今日は12月23日。
それはちょっと無理じゃないかな?

「うっへ〜クリスマスも練習かぁ〜。」
138 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時33分04秒

「梨華ちゃん、ちょっといい?」

よっすぃ〜だった。

「ん、いいよ。」

ロビーに出て、よっすぃ〜はいった。

「私、ごっちんを刺しちゃったでしょ?」
139 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時36分13秒

ああ、そういえば。
 
「でさ、ごっちん、記憶喪失じゃんか。でも、私が塗った毒はそんなんじゃ
 ないんだよね・・・。だって、おかしくない?刺されたんだよ?倒れた時、
 まだ傷あったんだよ。なのになんでごっちんはさも当然のように踊れてる
 わけ?しらない間についた事になるっしょ?」
140 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時39分51秒

「絶対おかしいんだよね。偽者ってわけじゃないんだけど・・・。都合よく
 市井さんのマンションの近くで倒れてる?病院からけっこーはなれてる
 じゃんか。それに・・いっつも梨華ちゃんの事見てるし・・・。」

そうなの?よく、思い出してみた。

「傷があるか確かめてみようと思うんだ。」
「どうやって?」

 
141 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時42分19秒

「おなかみせてって・・。」
「エロおやじじゃんか、それじゃあ!」
「そお?じゃあ・・・。」
「なにが?」

二人そろって振り返る。ごっちんがいた!まさか、聞かれてた?

「誰に聞くの、そんなこと。」
「えっと・・・。」
142 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時44分48秒

「ごっちんに・・・」
「私?」

よっすぃ〜は勇敢にも答えた。

「やだよ、絶対。」
「どうして?」
「だって平気で見せられる物じゃないでしょう。」
「じゃあ、なんでキスできたの?」
143 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時47分11秒

「それは・・・・・・。」

黙ってしまうごっちん。目をそらしていった。

「なんか、上の空だったから、さ。」
「うそでしょ。ちゃんと目を見ていってよ。」
「・・・・・・。」
144 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時48分58秒

「!」

ごっちんは逃げ出した。

「ちょっと、ごっちん!?」

思いつめたような顔をしていた。まさか・・・・・ごっちんは・・・。
145 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時53分24秒

そして、クリスマスイブ。

「じゃあ、この後後藤は残って。」

みんな解散したけど、私は残っていた。

「じゃ、さいしょっから。」

夜の10時ごろ__________

「はい、お疲れさん。」

ごっちんが終わったみたいだ。
146 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時55分32秒

ごっちんがこっちに歩いてくる。

「!」

私と目が合うと逃げようと後ろを向いた。

「待って!」
「・・・・・なに?」
「ごっちん、ほんとは記憶失ってなんかないんでしょ?」
147 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)16時58分12秒

「・・・どうして?」
「だって、おかしいじゃん!しらない曲をこんなに速く何曲も
 覚えるなんて!」
「・・・・。」
「なんで記憶失ったふりしてたの?みんな心配してるんだよ?」
「・・・・・そっか。」
「え?」
148 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)17時05分09秒

ごっちんはやっぱりそうだったんだ。

「やっぱり、そうなんでしょ?私はごっちんの事が好きなの!
 なのに・・そんな、記憶失ったふりして・・・。」

返ってきた言葉は、思いもしなかった言葉だった。


「そうなのか、やっぱり・・・・。あなたが愛してたのは、もう一人の
 私だったんだ・・・。」


149 名前:ごんた 投稿日:2002年01月07日(月)17時12分53秒

こんばんは。良い子の夜のお友達、ごんたです。
実は、>>146>>148は下書きをなくしてしまい、うる覚えのまま
書きました。もうしわけないです。せて、この後とったごっちんの行動や
いかに!
 
150 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月07日(月)23時14分29秒
一体どういうことだ??ますます分からなくなっていく?
もう一人のごっちんってどういうことだーー。
この後ごっちんはどういう行動をとるんでしょうか。すんごく
楽しみです。(^〜^)
梨華ちゃんとごっちんが結ばれることを願っています。
よっすぃーも梨華ちゃんと仲良しに戻ったようだからよかった。
頑張ってください。
151 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時06分01秒

「どういうこと?」
「あなたは以前の私を愛している。そして・・・・。」
「そして・・・?」





「以前の私もあなたの事を愛している。」



152 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時09分07秒

「じゃあ、あの時の言葉は・・・!」

『ごとーが好きなのは梨華ちゃんなんだ・・・』

「ほんとうだったの?」
「私は良く分からないけど、そうなんじゃない?」
「じゃあ、今のあなたは・・・。」
153 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時14分01秒

ごっちんは私を抱きしめ、耳元でいった。

「二重人格。って言った方がいいかな。」
「じゃあ・・・・。」

いまのごっちんは、私の事が好きじゃない?

「・・・・・ごめんね。」

ごっちんは軽く触れるだけのキスをした。
154 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時16分17秒

「恋愛の対象には・・・ならない・・・。」

それだけ言って帰っていった。

「むかしの・・・ごっちんは・・?」

意識が遠くなっていくのが分かった。
155 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時19分20秒

次の日。私は事務所で目を覚ました。

「あ、あれ?」

なんでこんなとこにいるんだっけ?

「おう、石川か。朝きたら、お前倒れとったんやぞ。」

そっか・・・あの後・・・。

「今日はオフですよねっ!」
「そうや。はよかえりい。」
156 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時22分16秒

なら・・・・ごっちんの家に行って詳しく話を聞こう。

「ありがとうございました。」

急いでごっちんの家に向った。
どんなごっちんでもいい。わたしは、ごっちんのすべてが好きなんだから。

157 名前:ごんた 投稿日:2002年01月08日(火)17時25分17秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
期待してもらった割にごっちんの行動、あんまりなかったですね・・・。
すみません。

さて、新学期が始まり、更新が遅くなると思います。
これからもよろしくおねがいします。
158 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月09日(水)01時11分46秒
ご、ごっちんは二重人格だったのか。でも、それもありえないこと
でもないかな。ごっちんはメンバーとの関係ですんごく悩んでいた
みたいやから、そのつらさが限度を超えてしまい、もうひとつの
人格を生み出してしまったのではなかろうか?
いや、でも真相はどうなのかわかりませんね。
わかったことは梨華ちゃんがどんなごっちんでも好きなことと
梨華ちゃんにはまだチャンスがあるということです。
梨華ちゃん頑張れ!!ごっちんを苦しみから救うんだ!!

ごんたさん、マイペースで頑張ってください。
いしごま防衛条約機構は応援していますぞ!!
158 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月09日(水)01時11分46秒
ご、ごっちんは二重人格だったのか。でも、それもありえないこと
でもないかな。ごっちんはメンバーとの関係ですんごく悩んでいた
みたいやから、そのつらさが限度を超えてしまい、もうひとつの
人格を生み出してしまったのではなかろうか?
いや、でも真相はどうなのかわかりませんね。
わかったことは梨華ちゃんがどんなごっちんでも好きなことと
梨華ちゃんにはまだチャンスがあるということです。
梨華ちゃん頑張れ!!ごっちんを苦しみから救うんだ!!

ごんたさん、マイペースで頑張ってください。
いしごま防衛条約機構は応援していますぞ!!
159 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)18時15分29秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。応援ありがとうございます!
感激の山風(嵐)です!(笑)
160 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)18時20分54秒

「いるかなァ・・。いっつもオフはよっすぃ〜と一緒だったから・・。」

インターホンを鳴らすとユウキ君がでてきた。

「あ、姉ちゃんはいませんよ。」
「どこ行ったか分かる?」
「吉澤さんの家に・・。」
「ありがとう。」

さあ、困った事になった。
161 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)18時26分47秒

いまいったらまずいしな〜。よっすぃ〜にばれると・・。

『梨華ちゃん、なんで言っちゃったの?』

あー・・その後は考えたくない・・。恐ろしい。
携帯で聞こう・・・。


162 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)18時31分15秒

"以前とか関係なく、私はごっちんが好きだから。”

返事はすぐ返ってきた。

"私はあなたの事をあまり知らない。ただ、以前の私が好きだった
 という事を覚えているだけ。”

「好きでもなく、嫌いでもない・・普通の関係ってこと?」
 
163 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)18時37分06秒

"じゃあ、なんでしってるの?”

私のメールを待っているかのように返事は来た。

"なにを?"
"以前のあなたが私が好きだったって事。今のごっちんは知ってるんでしょ?"

返事は返ってこなかった。
164 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)20時57分38秒

結局昨日はメールが返ってこなかった。
楽屋に行くと、なにやらごっちんがスタッフさんとしゃべっている。

「おはようございま〜す。」
「・・じゃあね。」
「うん、がんばんなよ。」

帽子を目深に被ってスタッフは帰って行った。

165 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)20時59分49秒

「誰?」
「スタッフの人。けっこー面白かった。」
「そ。ねえ、なんで昨日メールくれなかったの?」
「えっ?」

わけが分からない、という顔をしている。

166 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)21時03分20秒

「なんで、教えてくれないの?」
「だから、なにを?」
「これ!」

メールの内容を見せた。

「こんなんきてないよ。」

携帯の受信欄を私に見せた。

「あ・・ほんとだ・・・。」
167 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)21時08分14秒

「だ、誰に送ったんだろう・・?」
「ねえ・・・よっすぃ〜に送ってるよ・・・。」

ごっちんの眉がピクピク動いてる。

「・・・だから昨日、私を見て笑ってたんだ・・・。」

や、やばい。私の質問なんて、どこか闇の彼方に行ってしまった。
168 名前:ごんた 投稿日:2002年01月09日(水)21時17分41秒

「梨華ちゃん・・あのね・・・送信する時は、ちゃんと宛名をみましょう。
 いいね?」

最後の『いいね?』が、めっちゃ恐い。でも・・・・


今、『梨華ちゃん』っていった・・・・?





169 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月09日(水)23時04分26秒
なんと梨華ちゃんは一番大事なメールをよっすぃーに送ってしまったのか。
痛恨のミスですなあ。
でも、諦めるな梨華ちゃん!!きっとごっちんと結ばれる日がくるはずだ!!
とはいうものの、ごんたさん梨華ちゃんとごっちんが結ばれる日はくるんで
しょうか?

楽しみに待っています。頑張ってください。
170 名前:ごんた 投稿日:2002年01月10日(木)19時44分25秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
楽しみに待っていただいている中、申し訳ないんですが、
1ヶ月位、更新できなくなるかもしれません。
なので、今日、できるだけしたいのですが・・・・・。
171 名前:ごんた 投稿日:2002年01月10日(木)19時46分59秒

「今、梨華ちゃん、っていった?」
「え・・・?」

ごっちんの表情が曇る。

「だ、だってほら、みんな呼んでるから・・・。」

いったい、ごっちんはなんなの?
172 名前:ごんた 投稿日:2002年01月10日(木)20時04分21秒

「おねがい。本当の事をいって。」

私はごっちんを抱きしめた。

「ごっちんの事、誰も責めてないよ。ソロデビューしたって、
 ドラマでたって。みんな、ごっちんが好きなんだよ?一人で
 なにもかも考えちゃって。気をつかわなくっていいんだよ。
 ごっちんのモットーは自然体でしょ?素直な気持ち・・・・
 いっていいんだよ?ふさぎ込んでないで、開いてみなよ。」
 
173 名前:ごんた 投稿日:2002年01月10日(木)20時08分56秒

ごっちんの手を握り、グーにして見せた。

「これが今のごっちん。このままじゃ、まわりの物、なにも掴めないで
 しょう?自由も、幸せも、もちろん、好きな人だって。」

手を開いてみせた。

「そして、これがこれからのごっちん。いろんな、いろんな物が掴める
 よ。幸せや、自由も。もちろん、私もね。」
174 名前:ごんた 投稿日:2002年01月10日(木)20時13分19秒

「だから、お願い。本当の事を言って。」

ごっちんは、私を抱きしめ返した。

「梨華・・・ちゃん・・・ありがとう・・・。ごとーは・・・記憶を失って
 なんかいないんだ・・。自分の・・素直な気持ち・・・・言えなくって。
 そしたら、もう一人の私が、告白してくれるって・・・。」

175 名前:ごんた 投稿日:2002年01月10日(木)20時17分54秒

「ごとーは・・みんなからの視線が恐かった・・・。ごとーのこと、
 どう思ってるかって。こわかったよぉ・・・・。よっすぃーに刺された時
 は、びっくりした。このままじゃいけない、梨華ちゃんはごとーのそばに
 いちゃいけないんだって。」

176 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月10日(木)23時02分23秒
おおーもとのごっちんにもどっていますね。やっぱりごっちんは二重人格
だったのでしょうか。
これで梨華ちゃんとごっちんがうまくいくかなとおもったんですが、
ごっちんの素直な気持ちをもう一人におごっちんが梨華ちゃんに告白
したということですよねえ。ということはごっちんは梨華ちゃんの
気持ちに答えられないということでしょうか?
そんな悲劇的なーーー。いや、前のごっちんはあなたのことが好きだ
と言っていたからそっちがごっちんの素直な気持ちなのかな。
どうなんでしょうか。楽しみに待っています。
一ヶ月くらいはやいものです。待っておりますぞ!!
177 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月11日(金)00時29分17秒
すみません。もう一人のごっちんがです。
「の」のところが「にお」になっていました。

ごっちん、もう悩む必要はないんだ。
178 名前:ごんた 投稿日:2002年01月17日(木)16時56分56秒
「結局、梨華ちゃんを困らせちゃたけどね・・。」
顔をあげてごちんは言った。


「ごとーは・・・。梨華ちゃんのことが大好きだよ。」

「ごっちん・・・・。」
179 名前:ごんた 投稿日:2002年01月17日(木)17時00分27秒
「どんな梨華ちゃんも大好きだよ。」

ごっちん・・・・

「私も好きだよ。子供みたいに甘える顔も
 急に真剣になる顔も・・。私にはすべてが
 宝物。だから・・・これからは幾度となく見させて・・。」

ごっちんはフニャっとした顔で言った。

「じゃあ、もうNEWごとーはいらないね。梨華ちゃん、
もう一人のごとーをよろしく・・・。」
180 名前:ごんた 投稿日:2002年01月17日(木)17時04分47秒
私の腕の中で、ごっちんは安心したように
眠っている。きっと、本当のごっちんが、もう一人
と最後の別れをしているんだろう。そう考えて、
私は起きるのを待った。

「よかったね・・梨華ちゃん・・。」

ドアの影から、吉澤と市井が見ていた。

「私の気持ち・・・・・。ごっちんに届いた・・・・・・!!」

 
 END
181 名前:ごんた 投稿日:2002年01月17日(木)17時11分11秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
授業中に、下書きを書いて(笑)仕上げました。
結局、ごっちんはメンバーとの関係でストレスが
たまり、二重人格になっちゃったんです・・・・・。
ついに、ハッピーエンド!!・・・・・ですが、
一応番外編なども書きたいと思っています。
(一ヶ月じゃなくても書けるようになったんで)
読んでくださって、本当にありがとうございます!
182 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月17日(木)18時38分52秒
やったーやっと梨華ちゃんとごっちんが結ばれた。
いしごま万歳!!
最後は泣けてきました。よっすぃーと梨華ちゃんの仲も元通りになったし
よかった。

ごんたさん、お疲れ様でした。読ませていただきありがとうございました。
番外編を心待ちにしております。
183 名前:ごんた 投稿日:2002年01月19日(土)15時53分51秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます!
泣いてもらえるなんてめっちゃくっちゃうれしい
です。よっすぃ〜も結構成長しました。
次ですが、ある漫画を元にした、『悪魔のキス』
という物語をとりあえず書きます!
184 名前:ごんた 投稿日:2002年01月19日(土)15時59分17秒
 『悪魔のキス』

「ふあぁぁ・・・。」

私、モーニング娘。のごとーまきは。柄にもなく
早く来ていた。なんでかっていうと、梨華ちゃんに
呼ばれたから、なんだけど・・・・・・。

なんで梨華ちゃんいないのーーーーーー!!!

「はぁ〜。騙されたのかなァ・・・・。」

こんなことなら、無視するんだった。
185 名前:ごんた 投稿日:2002年01月19日(土)16時03分12秒
「ごっちん、ごめん!遅れちゃった!」

やっと来た。ごとーにとって、5分って時間は貴重なんだぞ?

「で、相談って・・・梨華ちゃん、顔色悪いよ!どうしたの?」
「あ、いいから、質問に答えてくれる?」
「い、いいけど。なに?」
「私の事、好き?」


「はっ?」
186 名前:ごんた 投稿日:2002年01月19日(土)16時10分08秒
ええっと・・・どういう意味ですか?

「ねぇ、答えてよ。」
「す、好きだよ。でもなんで?」

たしかに、梨華ちゃんは可愛くて好きだけど・・。

「じゃあ、いい?」
「え?いいって、なにが?」

梨華ちゃんの顔がどんどん近寄ってくる。
----まさか!!
187 名前:ごんた 投稿日:2002年01月19日(土)16時17分36秒
「り、梨華ちゃん?!」
「じゃ、いいね。」

まってぇぇええ!!

チュッ!

「ごめんね、ごっちん。」

あ、あれ・・・・?なんか、眠い・・・。いつも眠いんだけど、
この睡魔には勝てない・・・・。

「おやすみ、ごっちん。」
188 名前:ごんた 投稿日:2002年01月19日(土)16時31分48秒
「・・・・ちん、ごっちん!」

ん?この声は・・あ、なっちだ。ナースマン見るからね。

「ねえ、ごっつぁん!起きて!死んじゃ嫌だよぉ」

おおげさだなぁ、起きますよ。よいしょっと。

「あ、あれ・・・?」

「「「「ごっちん!」」」」

身体が、ものすごく重い・・・。

「な・・・っち・・・身体が・・重いよ・・。」
「それはいつものことだべ。」

189 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)15時36分16秒
「梨華ちゃん・・・?ねぇ、ごとーに何したの?」
「何って、キス。」

「「「「キ、キスぅ〜〜?!」」」」

「だけど・・普通のキスでこんなになんないでしょ?」

そうだよ。なんか怪しい。

「誤解だよ、普通のキスだってばぁ!」
190 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)15時41分58秒
だってあの時お休みっていったじゃん!・・・・と言いそうになって
やめる。------怪しいぞ?体調も良くなってるし。

「たまたま眠かっただけでないべか?」
「でも、心臓だってめっちゃくちゃゆっくりだったんです!
 加護はぁ、心配したんですよお。」

そんなことより、こんな調子じゃ歌の収録できないよ。

「なんか42.195キロ走りおわったって感じ。」

加護なんて、もう涙で顔がぐしゃぐしゃだ。ありがと、加護。
191 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)15時47分45秒
なんとか重い体を引きずって収録へ。はぁ・・年明け
そうそう大変だなァ・・。

「ねぇ、ごっちん。梨華ちゃんになんか言われた?」
「ぶほっ!」

飲んでいた十六茶を吐いてしまった。

「うわっ、きったないな〜。なんか言われたんだ!」

よっすぃ〜は探偵気取りに聞いてくる。

「な、何にも言われてないよ。」
192 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)16時36分47秒
私はMDを取って聞き始めた。

「ねぇ〜、なんて言われたのぉ〜。」
「なんも。よっすぃ〜変だよ。」
「だって・・・ごっちんが好きなんだもん。」

え?なに?『サンキュ。』がボリューム低かったので上げたら、
よっすぃ〜の言葉聞こえなくなっちゃった。

「なに?もっかいいって。」
「はっ!こんなこと2回も言えるかい!」

もしかして・・・よっすぃ〜梨華ちゃんのこと・・。
193 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)16時44分13秒
そして、もう1つ。気に食わないのが、梨華ちゃんが
恨めしそうにこっちを見ている。

「・・・・・。」

あの無言の睨みが恐いんだよなァ。ある意味そこがまた可愛いんだけど。
紅緒役でなれちゃってるから。

数日後____

「ごっちん、屋上来て。」
「ん?いいよ。」

あの日から何日かたっているので、もうだいじょーぶでしょ。

「りかちゃ〜ん?来たよぉ。」
194 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)16時49分43秒
「ごっちん・・・。」

切なそうな声を出す梨華ちゃん。

「どうした?なんかあったの?」

顔を覗こうとしたら・・・・

「んんーー!!」

またキスされた・・・。まただよぉ・・意識が・・・。

「うふふ。ごっちんって可愛いね。すぐ引っかかるし。」

な、なにが?必死に抵抗しようとした。

「無駄だよ。安心して。私が傍にいるから・・。」

梨華ちゃんがいるから不安なんだけど・・・。
195 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)19時46分13秒
まだだ・・・ごとーはまだ負けないぞ!

「梨華ちゃん・・一体なんなの・・・?」
「ふふっ。これ飲んだら、楽になるよ。」

何だろう?まさか、媚薬?!でも違うっぽい・・・・。

「負けないで♪」

くそっ!しょうがない・・飲むしか・・な・・い・・・

「はい。」

なんだろう・・この味・・。眠いのには変わりない・・。

196 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)19時52分08秒
_________

う〜ん・・結局寝ちゃった。梨華ちゃんの馬鹿!
全然効かなかったじゃん!

「だぁ!もう!」

怒りでガバッと起き上がる。そこには、誰もいない。

「ここって、楽屋じゃん。今何時・・?」

確か今日は、バスが来るまでの収録だ!で、今
2:15だから、もう始まってるよ!

慌てて衣装を着る。さっきよりはだるくない。

「すいません!」
197 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)19時55分27秒
「あ、ごっちん!やっときたよ。」
「後藤さん、じゃあここからスタートします。」

梨華ちゃんをふっと見てみる。



ドクン・・・・



え・・・・なに・・・・?


ドクン・・ドクン・・

なんだろう・・この気持ち・・
198 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)20時02分54秒
「ごっちん、どうしたの?」

ドクン・・ドクン・・

なんか身体がおかしい。

「だ、大丈夫!」

心臓が高鳴っているのが自分でもわかる。

「3.2.1.キュー!」

「僕にはわかる・・。」

そして梨華ちゃんに近ずいて・・・

「脳みそがどこにあるのかわからないのに
勝手に一人で考えることができる物は信用しては
いけない。    アーサー・ウィ−ズリー     」

なんか、気分が・・。
199 名前:ごんた 投稿日:2002年01月20日(日)20時03分41秒

さて、ごっちんはどうなったんだ?
明日の授業中に頑張って下書きします!
200 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月20日(日)20時31分28秒
うーん、どんなお話なんでしょうか。梨華ちゃんにはいったいどんな力が
あるのだろうか。すんごくたのしみです。
更新心待ちにしております。頑張ってください。
201 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)15時45分56秒
梨華ちゃんにもたれる様にして
倒れる。もう、立っていられないくらい
胸の奥が熱い。

「ごっちん、大丈夫?」
「う、うん・・。」

梨華ちゃんの顔を見ると、余計に
心臓が反応する。・・・もしかして・・



ごとーは梨華ちゃんにときめいてる?


でも、尋常じゃないよこれは。
202 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)15時52分52秒
とてもたえきれなくって、その場を
飛び出す。

「ごっちん!」

梨華ちゃんが追いかけてくる。けど、
ごとーには勝てない。とにかく、一人になりたかった。

「はぁっ、はぁっ、なんなの?この気持ち・・。」

やっぱりごとーは・・でもそんなはずない。
同性愛は、市井ちゃんとで卒業したはず。なんで?
どうしようもないくらい、胸が熱い。

「誰か・・教えてよぉ・・。なんなのぉ・・この痛み・・。」

すると突然、ごとーは誰かの温もりの中にいた。

「り、梨華ちゃん。」

やっぱりごとーは梨華ちゃんが好きなんだ。安心でき、信頼できる。
そんな関係を築けるのは、梨華ちゃんという存在だけなんだ・・・・。
203 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)16時04分21秒
「梨華ちゃん・・ごとー・・。」
「ん?なに?」
「梨華ちゃんのこと、好きになっちゃった。」

梨華ちゃんは私の頭をなでて、言った。

「じゃあ、お腹空いたしキスしよう。」

ごとーは何のためらいもなくキスをした。
自然と、さっきの痛みはなくなった。・・・けど!

「な、なんて言った?」
「え?」

意識がハッキリし始めた。今の自分はときめいてなんか
いない。さっきの、『お腹空いたから』の意味を受け止めるのに
精一杯だった。

「お腹空いたから、キスしよう。ってなんで?」
「私はごっちんの生気で生きてるの。」

は?
204 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)16時11分19秒
「だから、ごっちんとキスすることで空腹が
治るの。ね?私のこと好きなんでしょ?」

な・・なんなの、梨華ちゃん。ごとーの生気って・・。

「ち、違う!ごとーは愛してるって意味じゃない!
だってこれは梨華ちゃんのくれた薬のせいでしょ?」
「ごっちん、気がついたの?」

この場にいてはいけないような気がして、ドアに向って
走った。

「待って!」
「なに・・?」
「今夜、私の家に来て。そこで説明するから。」

恐くってそんなとこ行けるわけないじゃん。さっきだって
意識がもうろうとなって梨華ちゃんに支配されてたし。

「絶対きてね?」
「わかってるよ。」

よっすぃ〜と一緒にいこう。
205 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)16時19分52秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
梨華ちゃんはごっちんにどんなことをつげるのか。
能力っていうより・・・。

ちょっと意味が分からなかったりするかもしれませんが、
許してください。

( `.∀´)<許さない。
( ´Д `;)<ゆ、許してあげよーよ。
(〇^〜^〇)<ごっちん、梨華ちゃん家一人で行ってきて。
( ´Д `;)<・・・ヤダ。
206 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)19時40分09秒
私は言われた通りに、梨華ちゃん家に行った。

「梨華ちゃん?来たよ。」

いくつかの部屋を覗き見る。

「こ、これって・・・・?」

何時撮ったのかわからないくらい、ごとーの写真が
いっぱいあった。

「これ・・なんなの・・・?」

気がつけば、ごとーは『魔女日記』とかいう物を取ってみていた。

【今日はようやくごっちんの生気を食べることができた。
 ただ、疑っていたので、ちょっと注意。】

「なに・・これ・・まさか全部・・・。」

去年の12月24日から書き始めてすべての内容がごとーだった。
207 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)19時46分42秒
「あ〜あ、見ちゃったか・・・。」

!梨華ちゃんが後ろにいた。

「これは一体なんなの?なんで全部ごとーの・・」

急に抱きしめられた。

「ちょっと・・梨華ちゃん!」
「私・・ごっちんのこと好きなの・・。」
「それは・・・っ!」

わかったけど、と言おうとしたら胸をつかまれた。

「り、梨華ちゃん?」
「今日、この胸は私にときめいていたんでしょ?」

胸の回りを円を書くようになぞられる。

「あっ・・ちょっと・・梨華っ・・・ちゃんっ・・・。」

変な物を口に入れられた。

「何入れたの?!」
208 名前:ごんた 投稿日:2002年01月21日(月)19時52分27秒
「身体の動きが鈍くなるようにしたの。」

なんでそんなこと・・・ま、まさか・・・!

「ごとー帰るからっ!」

薬の効果が出る前に帰らなければ・・・。

「ごっちん待って!」

玄関を出て、外に出た。走って逃げようとした、その時_____

グニャッ。

視界が曲がって見えてきて、身体がいうことを利かなくなった。

「ふふふ。逃げてもむだだよ、ごっちん。」
「そんなことないっ・・・!」

必死に抵抗したが、徐々に力が抜けたいった。

209 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月21日(月)23時52分07秒
うおーどうなってるんだ。もしかして梨華ちゃんは魔女?
210 名前:ごんた 投稿日:2002年01月22日(火)19時46分37秒
「説明・・して・・。なんでこんな風に・・なっちゃったの?」

梨華ちゃんの部屋でごとーはぐったりしていた。

「いいよ。でも、信じてね?」
「うん。」

覚悟を決めた。

「私、ほんとにごっちんが好きなの。それで・・・。」
「それで・・・?」


「ごっちんと結ばれるなら、魔女に身を売ってもいいかなって。」


え・・・?魔女に・・?

「ちょ、ちょっと待ってよ!簡単にオッケーしちゃったの?!」
「・・・うん。」

待ってよ・・いくらごとーが好きだからって・・それは・・

211 名前:ごんた 投稿日:2002年01月22日(火)19時59分55秒
「それじゃあ・・この写真は?」
「これは、魔女に身を売ってから、気持ちを抑えられ
なくなって・・・。」

っていうか、私生活の写真まであるし・・・。

「じゃあ、あのキスの意味って、ほんとだったのか。」
「魔女はね、自分の好きな人(普通の人間~マグル~)と
キスすることで、その人の生気が食事となるの。」

ごとーは梨華ちゃんのご飯・・・・?

「ってことは・・・。」

梨華ちゃん(ピスタチオ+ごとー)=魔女・・・・・なのか。
ごとーは今日、一つ賢くなりました。

「だから・・・お願い。私に協力して?」
「そんなの、できないよ!」
「どうして・・・?」
「キスされたら、収録や新曲のレコーディングとか、できないじゃん!」

212 名前:ごんた 投稿日:2002年01月22日(火)20時45分40秒
「そうだけど・・。」
「ごとーも、力になってあげたいけど・・。」

どうすれば、梨華ちゃんは助かるんだろう。

・・・大好きな人が、自分のために身を売ってしまった。
それを救う方法がなければ、ごとーはその人を
見捨てるつもりなのだろうか・・・。

_________

「なぁ、後藤。」
「なぁに?市井ちゃん。」
「もし、市井が後藤の命と引き換えに死んだら、どうする?」
「えっ!?死んじゃうの?市井ちゃん!」
「違うって。もしも、だよ。」
「そんなの・・。どっちも悲しいよ。」 
「どっちか選んで。」
「後藤が死ぬ方。そうすれば、ごとーの目の前で市井ちゃんは
死なないから。」
「まったく、ほんっと後藤は人のこと考えないね。」
213 名前:ごんた 投稿日:2002年01月22日(火)20時55分40秒
「馬鹿だね。そんなの、こっちも困るじゃんか。」
「そうだけど、自分のせいで好きな人を失いたくないじゃんか。」
「う〜ん。すごいね、自分が絶対生きていたいって欲はないんだ。」
「・・・・・・こんな話もう止めよ。」

_

「好きな人を、自分のせいで失いたくない・・・か・・・。」

市井ちゃん、どうすればいいの・・・?

「梨華ちゃん、一晩だけ、時間をくれないかな・・・。」
「うん、わかった。」

最初から、もう一回考え直そう。そして、自分を見つめ返すんだ。

「じゃあ、明日ね。」
「うん。」

ごとーは急いで家に帰った。
214 名前:ごんた 投稿日:2002年01月22日(火)20時58分43秒
いしごま防衛軍さん、感謝です。いつもレスしてくださって、
本当にうれしいです。

梨華ちゃんは魔女に身を売っちゃったんです。変なストーリー
ですが、これからも、読んでいただけますか?
215 名前:blau 投稿日:2002年01月22日(火)22時25分16秒
面白いです
ごんたさんのはいつも読んでいます
頑張ってください(w
216 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月23日(水)00時06分51秒
もちろん読ませていただきます。本当におもしろいです。
いつもドキドキしながら読んでいます。
いったい魔女って誰なんでしょうか?それはともかくごっちんが好きで
抑えきれなくて簡単に魔女に身売りしてしまった梨華ちゃん、ちょっと
軽率ではないかい、ちゃんとごっちんに気持ちを伝えてたらこんなことには
ならなかったと言いたいんですがそうもいかないのが恋というものなんですねえ。
ごっちん、梨華ちゃんを助けてあげてくれーーーー。

ごんたさん、いしごま防衛条約機構は応援していますよ。頑張ってください!!
217 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月23日(水)19時53分46秒
もし、このままごとーが梨華ちゃんに協力したら。
自分の体力は無くなって、仕事がまったくできなくなる。
で、ごとー自身も辛い。

梨華ちゃんに協力しなければ、飢えて死んでしまう。

どっちも、耐えられない・・・・!!

「そうだ!!」

両方とも選択しなくったって、こんな方法があるじゃんか!
梨華ちゃんも飢えなくてすむし、ごとーも仕事ができる!!
そうと決まれば、速く明日になるよう、布団に入った。







だから、この方法がごとーにとっては本当は一番辛く、
そして人生を大きく変えるとは、微塵も気付かなかった。
218 名前:ごんた 投稿日:2002年01月23日(水)19時58分17秒
翌日__________

「梨華ちゃん!ちょっとこっち来て!!」
「もう決まったの?」

びっくりしたようにこっちに近づいてくる。

「うん。こうすればよかったんだよ。」
「えっ・・・。」

ごとーは梨華ちゃんにキスをした。

「ごっ・・っちんっ・・・。」

梨華ちゃんの息を、吸い取るようなキス。
こうすれば、ごとーに移るハズ。

「あ、あれ・・・?なんか、さっきまでの自分と
ちがうみたい・・・。まさか、ごっちん!」
「えへっ!吸い取っちゃった。」
 
219 名前:ごんた 投稿日:2002年01月23日(水)20時04分22秒
魔女の力を、ごとーが奪えばよかったんだ。

「そんなことしたらごっちん。」
「ん?」
「好きな人への気持ちを魔法でその人に伝えちゃうんだよ?!」 
「ごとーの好きな人は、梨華ちゃん。でも、抑えられるから、大丈夫。」
「けど・・・」
「平気だって。自分の気持ち、抑えるの・・・なれてるから・・・・・。」
「ごっちん・・・。」

市井ちゃんが、いなくなるとしった日。それからの、数ヶ月。
ずっと、ごとーは自分の気持ちを抑えていたから・・・・。

「だから、平気だよ。」
「ごめんね。」
「いや、ごとーが梨華ちゃんの気持ちに気付いてあげられなかったから。」

笑顔で会話するのが、ちょっと辛くなってきた。
220 名前:ごんた 投稿日:2002年01月23日(水)20時36分17秒
「ねぇ、本当によかったの?」
「うん!じゃ。」

急いでトイレへ走った。

「はぁっ、はぁっ、やばい・・・こんなに辛いの・・?」

心臓がバクバクで、あの変な薬なんて目じゃなかった。

「絶対に・・・耐えてやる・・・・!!」

心臓を抑えるようにつかみ、トイレを出た。

「くっそ〜。さすが魔女だなぁ・・・・。」

冷静を保つには、張り詰めた顔をしなけらばならなかった。

「ご、後藤さん、あ、あのっ、こ、これ・・・。」
「・・・・・なに?」
「お、おおおみやげですっ!し、失礼します!」
「・・・・は?」

なんか慌てて帰ってったなぁ・・・。
221 名前:ごんた 投稿日:2002年01月23日(水)20時44分28秒
blauさん、ありがとうございます!
ほんっとうれしいです!いつも読んで下さってる
んですか!感激です。

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます!
梨華ちゃんはきっと、ネガティブになりたくなかったんでしょう。
ごっちんは、梨華ちゃんをかばってこんなことにしたわけですが、
いったいごっちんを待つ試練?とは!

222 名前:ごんた 投稿日:2002年01月23日(水)20時45分54秒
>>217の、名前はごんたです。すいません、名前を記入
し忘れまして。

223 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月24日(木)00時41分40秒
うー先がすごく気になります。めちゃ楽しみにしてますよ。
ごっちんを待つ試練とは!!
とにかく二人には幸せになってほしい。
頑張ってください。
224 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)19時44分12秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
楽しみにしてくださって、とても嬉しいです。
ごっちんを待つ試練は・・・・過酷です。
わたしも、この二人には幸せになって欲しいです。
225 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)19時51分14秒
「ねぇ、なんでそんな恐い顔してるの?」
「あ、やぐっつぁん。ねぇ聞いてよ。愛ちゃんがなんか
びくびくしてたんだよ。そんな恐いかな、ごとー。」
「うん、すっごく怖い。気をつけなよ、新メンびびってるから。」
「あ〜い。」

でも、これは仕方ないんだよ。ああ・・・・お腹空いた。

「ごっちん、今日うちん家泊まらない?」
「あ、よっすぃ〜!いいねぇ、泊まる泊まる!」

ハッピーな約束をしたごとーは、上機嫌だった。

「じゃあ、明日はオフだから怪我しないように。」
「それでは、解散!」

よっすぃ〜と一緒に電車に乗った。

「ねぇ、何で怖い顔してたの?」
「・・・ん?ちょっと、ね。」
「変なごっちん。」

でも、楽しみだな、宿泊。 
226 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)19時58分44秒
適当に晩御飯を食べて、部屋へ入っていった。

「いつ来ても奇麗だね。この部屋。」
「ごっちんの部屋はおかしいんだよ。」

急に二人っきりになったから、ちょっとドキッとした。

「ねぇ、お腹空かない?」
「なにいってんの、いま食べたじゃん。」
「そうだけど・・・・。」

よっすぃ〜は真剣な顔をして言った。

「あのさ、うち、ごっちんのことが好き、なんだけど。」
「ごとーも好きだよ。」

あれ?なんで?ごとーは梨華ちゃんのハズなのに勝手に・・・。

「良かったぁ〜。」
「ねぇ、キスしない?」

な、なんでこんな大胆発言してんだ、ごとーはっ!!!
227 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)20時06分48秒
「え?」
「ね、しよ。」

しよ、じゃないーーーっ!!なんでこんな事勝手に言ってるんだ!

「いいよ。」
「じゃ、するね・・・。」

あとちょっと、という所で、ふっと気がついた。魔女の力が、お腹空いたもんだから
キスさせようとしてるんだ!告白に答えれば、好きな人ってことにもなる!!

「だあぁぁぁあああ!!だめっ・・・!!だめだぁっ!!」
「ど、どうしたの、ごっちん・・・・。」

よっすぃ〜の生気を食べたい・・・けど、そんなことはしちゃいけない・・・・・!!
でも、凡人のごとーが、魔女の権力に勝てるはずがなかった。

「んんっ・・・・。」

228 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)20時30分33秒
深く、吸い取るようなキス。・・・・・・・ごめん、よっすぃ〜。
やっぱし、寝ちゃったよっすぃ〜。どうしよう・・・。こんなことしたら、今度は
よっすぃ〜が大変な事になる・・・・!!けど・・ごとーも我慢できないよっ!!

こまったなぁ・・・・。
誰か、助けて・・・・・。
229 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)20時41分34秒
そんなことがあってから、一週間。
ごとーは耐えに耐えて誰ともキスを
しなかった。・・・・・お腹空いたよぉ・・・。

「ごっちん、どったの?すっごい顔色悪いけど・・。」
「あ、へーきへーき。おやつ抜かしただけだから・・・。」

なっちには平気だっていったけど、もうそろそろやばいかも。

「う〜〜ん・・・・。」
「ごっちん、お腹空いたんじゃない?」
「うん・・。このままじゃまずいね、きっと。」

ドクン

また始まった。

ドクン・・ドクン・・・

梨華ちゃんにキスするつもり・・・・?そんなことできない。
けど、けど・・・。もう、耐えられないんだよ・・・。
ごとーはバックからある物を取り出し、部屋を出た。
230 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)20時47分36秒
(石川視点)

「ごっちん!!」

苦しそうな顔をして、何かを取り出しとなりの
部屋に行ってしまった。

私のせいで・・・・ごっちんをあんな目に合わせた
とは・・・・。

「モーニング娘。さん、時間で〜す。」
「あれ、ごっちん戻ってこないね〜、石川、呼んできて!」
「は、はい!」

ごっちん、どうしたんだろ・・・。隣の部屋の、ドアを開ける。

「ごっち〜ん?いないのかな・・。」

この部屋にはいない・・・・。ってことは、屋上?

「ごっち〜ん?・・・・・・!!」
231 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)20時53分09秒
(後藤視点)

「はぁっ、はぁっ・・・もう、もうがまんできない!!」

紙を取り出し文字を書いた。

「うっく・・・梨華ちゃん、ごめんね・・・・・。」

そして、ごとーは・・・・このきっかけとなった屋上へ
急いだ。


「もうそろそろ、時間かな?きっと怒るだろうな、
佳織とか、やぐっつぁんとか。」



手を高く挙げて、日にかざした。そして___________



232 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)20時57分13秒
(石川視点)

「ご、ごっちん・・・・!?」

私の、愛しい人、ごっちんは・・・・・・・










手首を切って、自殺していた。
 



「ごっちん!!!」


233 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)21時17分39秒
安心したような顔をして、壁にもたれて座っていた。

「紙・・・・・・?」

【梨華ちゃんへ。

 ごめんね。よっすぃ〜にも、キスしちゃったんだ。その時の
 魔女の力がすっごくて、これ以上、ごとーは冷静を保つことは
 できないよ。ほんと、ごめん。でもね、市井ちゃんと約束したんだ。
 大切な人が苦しんでいたら、迷わず助けてあげろって・・・・。
 こんな形で、ごめんね。解決する方法、これしかないんだ・・。
 
      P.S これからは、脳みそがないものは、勝手に信用しちゃ
         駄目だよ。僕にはわかる。なんてね・・・・。       】
234 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)21時24分17秒
私のせいで・・・・・死んじゃった・・・。

「きゅ、救急車!!」

急いで携帯を・・・と思ったが、楽屋にある。

「あれ・・?裏に?」

【ごとーが自殺した理由は、自暴自棄になったから、
 にしといてね。それと・・・お願い、このまま眠らせといて】

最後の、最後まで私の事を思ってくれている・・・・。
なのに・・・わたしはごっちんに・・・・




悪魔のキスを、してしまった________。

235 名前:ごんた 投稿日:2002年01月24日(木)21時28分00秒
作者です。悲しい、結末になってしまいましたね。
書いてて、悲しくなってきたっす。ハッピーエンドを期待した方、
ごめんなさい。最初っから、こうすることになってたんです。

続きをどうするか、悩んでるんです。

236 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月25日(金)11時25分24秒
うわーそんなーごっちんなんで自殺するんだよー(;〜;)
こんな悲しすぎることがあるだろうか、いやない。
残された梨華ちゃんが可哀想じゃないか。これじゃー梨華ちゃんも
ごっちんと同じ道を歩むことになってしまう。
ごっちん、死ぬんじゃない頑張れ!!
この後どうなってしまうのか気になります。
いったい魔女って誰なんでしょうか?
ごんたさん、頑張ってください。
237 名前:ごんた 投稿日:2002年01月25日(金)20時11分49秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
魔女は、魔女なんです(w
続きは・・・・頑張って書こうと思います。
238 名前:ごんた 投稿日:2002年01月25日(金)20時20分35秒
「けど、このままにしとくわけにはっ・・・!」

ごっちんの胸に、耳を当てる。かすかに、音がする。

「絶対に、死なせないからっ・・・・!」

ごっちんをかついで、下へ降りていく。

「だれかっ!!救急車!!はやくっ!」

みんな、びっくりして駆け寄ってくる。

「ごっちん!どうしたの!!」
「後藤さん!!どうしてっ?!誰がこんなこと!」

よっすぃ〜が抱きしめた。

「ごっちん・・・・。」

救急車と一緒に、ロケバスでみんな病院へ向った。
239 名前:ごんた 投稿日:2002年01月25日(金)20時45分54秒
手術室に入って、もう1時間がたった。

「手首を・・・なんで切ったりしたんだろう。」
「それは・・・。」

本当の事を言った方がいいのか、それとも・・・。

「あっ!」

ランプが消えた。

「これは困った事になりましたね。故意か偶然か、生命線を
おもいっきりきってますから・・・発見がはやくて、よかったです。」
「命は・・・。」
「わかりません。今、生きているだけでも、不思議なんですから。」

ごっちん・・・このまま、死んじゃうの・・・?

「後藤の容体はっ!?」

市井さんが、慌ててやってきた。
240 名前:ごんた 投稿日:2002年01月25日(金)20時52分43秒
「あのばかっ!こんな時に自殺なんて・・・!!」
「市井さん・・・。」

病室に移された。けど、他人は入っては行けない。

「真希・・・・なんてこと。」
「真希ちゃん・・・。」

ごっちんの、家族が面会している。

「なにやってるのよ、この子は・・・。」
「死んじゃいやだよぉ・・父さんの時みたくなんないでよ!」

顔を合わせずらい。

「メンバーの方も、入ってやってください。このこは、孤独が
いちばんいやなんです。」

ごっちんを見ていると、なんだか、いかにも私がこうしてしまった
ように思えた。けど、実際そうなんだよね。

241 名前:ごんた 投稿日:2002年01月25日(金)21時15分03秒
市井さんが、ごっちんの頬に触れる。

「後藤・・・お前、なんて馬鹿な事したんだよ。
なんか辛い事あったら、メンバーが聞いてく
れるだろう?なんで、自殺なんて・・・。」
「そうだよ、ごっちん。なんで言わなかったの?」

言えなかったんだよね。ごめん。

「いち・・・ちゃん・・・?」
「ご、後藤!?」
「りか・・ちゃん・・・?」
「ごっちん?!」
「ど・・こ・・・?追いて・・いか・・ない・・で・・。」
「ここにいるよ、もう、大丈夫だから!」
「待って・・・よ・・おいてか・・ない・・で・・・
一人に・・しない・・で・・。」

夢を見てるんだろうか。ずっと、同じことを繰り返している。
ここにいるから・・。ねぇ・・安心していいんだよ。
242 名前:ごんた 投稿日:2002年01月25日(金)21時27分22秒
とってもかすれた声で、私と市井さんを
呼んでいる。

「ごっちん、聞こえる?大丈夫、ここにいるから!」
「梨華・・ちゃん・・・待ってっ・・・うっ・・・!ごほっ、
ごほっ!げほっ、げほっ!・・・ちいちゃん・・ねぇ・・。」

右手で、あたりをさぐっている。

「後藤!落ち着け!」

みんなで叫んでも、その呼びかけを止めようとしない。

「一人に・・しない・・で・・・ねぇ・・・おねがい・・・・。」
「ここにいる、置いてかないよ。だから、ゆっくり休んで
ていいよ。」

ごっちんの右手を握り締めながら言った。

「梨華・・・ちゃん・・・・。」

安心したような、それでもまだかすれた声で呼び、また
眠った。
243 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月26日(土)00時38分11秒
ごっちん、頼むから死なないでくれ。
大切な人がたくさんいるじゃないか。死ぬなー!!
いったいこの後どうなるのだろうか。切なくて悲しいことには
なってほしくないです。
しかし、これはあくまでもいしごま防衛条約機構の希望です。
ごんたさん、頑張ってください。
ドキドキしながら待っています。
244 名前:ごんた 投稿日:2002年01月26日(土)14時02分37秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
ごっちんの命は、どうなるのか、今現在私もわからないんです。
ですが、更新していくうちに、きっと答えが出るとおもいます
ので、これからもよろしくお願いします。
245 名前:ごんた 投稿日:2002年01月26日(土)14時27分39秒
(後藤視点)

ここ、何処?
確かごとーは死んだはず。ってことは、死後の世界?
こんなに、奇麗な所なんだ。これでいいんだ。もう、ややこしい事なんて
一切ない。これでいいんだよ、これで・・・。ごとーには、もうみんなは
必要ない。・・・ごとーはこの世界で、一人で生きていくんだ。

「後藤。」

え?
246 名前:ごんた 投稿日:2002年01月26日(土)14時39分55秒
どうして、市井ちゃんがこの世界にいるの?
ねぇ、どうして?

「何処にいるの?市井ちゃん。」

返事は、返ってこない。

「市井ちゃん?ねぇ、梨華ちゃんは?」
「後藤。速くしないと、置いてくよ。石川も先行っちゃった
し。いっつもおそいよなァ〜後藤は。」
「梨華ちゃん?ねぇ、待ってよ。ごとーを置いていかないで。」

何でかわかんないけど、着いて行かなきゃいけないような、
そんなきがした。

「まって・・市井ちゃん・・梨華ちゃん・・・。」
「はやくこいよ。」
「待ってよ・・・一人にしないで・・・!!」
「ごっちん、焦らなくっていいよ。ここに、傍にいるから。」

247 名前:ごんた 投稿日:2002年01月26日(土)14時45分09秒

こんなにも、二人が大切で、必要に感じた事はなかった。
・・・・傍にいるのが、当たり前。いつも、そんな風に思っていた。
安心できる、仲間。自分を必要とし、自分も必要としている。そんな大切な
存在が、二人も・・いや、13人もいるじゃないか。

なのに、なぜ、自殺したんだろう。相談すれば、済む事じゃないか。
13もの知恵が集まれば、解決できたかもしれない。

248 名前:ごんた 投稿日:2002年01月26日(土)14時50分42秒

なのに、なんで?
後悔が、体中を駆け巡る。取り返しのつかない、事実。

『自分のせいで、好きな人が嫌じゃんか。』

昔、市井ちゃんに言った言葉。
自分で言った癖に、こんなこと・・・・。きっと梨華ちゃんは
あの時のごとーと同じおもいだろうな・・あの時と・・・・。


249 名前:ごんた 投稿日:2002年01月26日(土)14時53分44秒
作者です。ごめんなさい!ミスしました!
>>248の、『自分のせいで、好きな人が嫌じゃんか。』
は、『自分のせいで好きな人が死んじゃうなんて嫌じゃんか。』
です。ほんとうにごめんなさい。
250 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月26日(土)23時02分51秒
その通りだと思います。今、梨華ちゃんはあの時のごっちんと
同じ気持ちだと思います。ごっちんにキスをしてしまったばかりに
こんなことになったと自分を責めてすごく悩んでいると思いますよ。
ごっちんが死んだら梨華ちゃんも自ら命を絶つことになるのは
避けられないでしょう。だから、ごっちん頑張って生きるんだ!!
それは13人の大切な人にとっても同じことが言えると思いますよ。

ドキドキしながら更新待っています。
ごんたさん、頑張ってください。応援しています。

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