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SMALL DUNK(スモールダンク)

1 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月16日(日)02時07分45秒
分かる人には分かるかもしれませんが、
数年前に一斉を風靡した「某バスケ漫画」にヒントを得つつ、
書いて行きたいと思ってます。

読んでいて、この人を(漫画の)この役で出してほしいなどあれば、
気軽にレス下さい。
主役クラスは「だいたい」決めていますけどね。
2 名前:1―朝比奈高校入学式とわたし 投稿日:2001年12月16日(日)02時11分15秒
「ふぁ〜・・」
入学式の最中だというのに、大あくびをしてしまった。
校長だか誰だか知んないけど、長々としゃべるから眠くもなるよ。
どうして、みんな真面目に聞いてるのかが不思議でならない。

ん?小さな話し声が聞こえる。
何だ、真面目に聞いてる人ばっかりじゃないじゃん。

「ねえねえ、あの金髪の子って吉澤さん?どうしてこの高校にいるの?」
「知らないよ。金髪になって迫力アップしてるし。しかも同じクラスじゃん。目付けられたらどうしよう?」

お〜。どう考えてもわたしの事を言ってるみたいだ。
わたしもなかなか有名じゃないか・・、何て思ってる場合じゃない。


3 名前:1―朝比奈高校入学式とわたし 投稿日:2001年12月16日(日)02時11分51秒
中学の時から、割と背の高かったわたしは、先輩によくちょっかいをかけられてた。それでまあ、反抗してる内に実はケンカが強い事が分かった。
だんだん周りの子も怖がる様になってきて、気付いたら1人。
若いなりに傷ついたわたしは、ちょこっとだけ非行少女の道に走った。

ちょこっとだけだぞ。

でも元々あまり細かい事は気にしない性格だったのか、周りの事は気にしなくなってきて、好きに生きようって思う様になった。
金髪にしたのも、せっかく高校に受かった記念に(そぉ〜とぉ〜ギリギリだとは思うけど)、変えてみただけ。
周りから見たら、更に悪の道に入ったと思われてるのは、今分かった。

そこのお嬢さん達。
何でわたしがこの高校にいるかって?

家から近いからだよ・・。
4 名前:2―退屈な学校生活からの光 投稿日:2001年12月16日(日)02時13分43秒
退屈な入学式から、1週間が過ぎようとしていた。
その間に分かった事は、退屈なのは入学式だけじゃなかったって事。
授業も教師も、周りの奴らもみんな退屈な奴らばかり。
ほとんど話しかけられてないけどね・・・。

まずいぞ。
高校くらいは出とこうと思って、何とか入学したのはいいけど、ここに3年間も通う事を考えるとめまいがしてきた。

その前に、ほぼ全ての授業で寝ているわたしを、学校の方からやめさせるかもしれない。
はは。参ったな。

「とりあえずご飯でも食べに行くか!!」
あんまり深く考えるのが得意じゃないので、とりあえず腹ごしらえだ。

あれ?みんながおびえてるぞ?
あちゃ〜、またでかい声で1人言を言っちゃったか〜。
これも怖がられる原因の一つなんだよね〜。
気を付けなきゃ!
5 名前:2―退屈な学校生活からの光 投稿日:2001年12月16日(日)02時15分02秒
居づらくなった教室を足早に出て、学食に向かっていると、後ろから声が気こえてきた。

「ねえねえ、そこの人」

学校内でわたしを呼び止める人なんていないので、他の人だろうと思い、無視して歩き続けた。

「ねえ!あんただべさ!」

うわ。何弁使ってるんだ?
ここは横浜だぞ?
そんな事を思いながら、学食に向かう。

マジで腹減った・・・。

「おい!そこの金髪女!!」

(!)
呼び止められてるのはわたしだ!
空腹とそのケンカ腰の言い方にむかつきながら、キッと振り返る。
6 名前:2―退屈な学校生活からの光 投稿日:2001年12月16日(日)02時19分17秒
するとそこには、天使の様な笑顔をした女の人が立っていた。
タイの色で上級生だと分かった。

あれ?今わたしを呼んだのはこの人?
この人があんな言い方したの?
「?マーク」を浮かべながら突っ立っていると、その人が話しかけて来た。

「あなた背たかいね〜。何かスポーツとかしてるの?」

「いや、何も」
変な質問だったが、とりあえず答えておいた。

「もったいないよ〜。体つきもしっかりしてるし。・・・よし!とりあえずバスケ部に入ろう!きっと活躍できるよ!」

「はあ?何言ってるの?」
何なんだこいつ?
バスケ?
何でそんな事しなくちゃいけないんだ?


「だから〜!あんたにはバスケが似合ってるって言ってんだべ!」

だべ?まただよ・・・。
て事は最後のケンカ口調もこの人か?
でもそんな事言う人には見えないけどな〜。
ていうか、この笑顔には似合わないし。

きっと幻聴ってやつだろうな。うん。

7 名前:2―退屈な学校生活からの光 投稿日:2001年12月16日(日)02時20分48秒
「あのー、あんまり部活とかには興味無いんで・・・。それじゃあ。」
あまり深く関わらない方がいいと判断したわたしは、会話を終わらせて離れようとした。

『ガシッ』
その人はわたしの腕をしっかりと持ち、なおも食い下がった。

「いいから1回だけバスケ部に遊びに来て!ね?なっちとの約束!!よし、ちゃんと来るんだよ。じゃあね〜・・・」

「はぁ?」
わたしの返答には耳も傾けず、その女の人は去っていった。

なっち??
あの人のあだ名か?
一方的に約束だけして、去られても・・・・。

まあいいや。今日はかつ丼にしよう。
今の出来事を遠くから見つめる人達を尻目に、
颯爽と学食へと向かった。
8 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月16日(日)02時23分44秒
え?どこが「ス○ムダンク」?
読まれた方はそう思われたでしょう。
私も読み返してそう思います(w

まあ、髪の色だけでよっすぃーが主人公です。
タイトルっぽく最初は矢口さんだったんですけど、
「桜○花○」っぽく無かったので・・。
9 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月16日(日)03時27分56秒
よっすぃが主役として、流○役のイメージは1人しか沸いてこない・・・
クールで天才肌といえば、やっぱり(略

続き期待してますよ〜!
10 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月16日(日)09時24分56秒
じゃあ、赤木は飯田がいいかな?
職人三井は保田がいいっす。
11 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月16日(日)18時12分34秒
う!赤板に同じバスケ素材の小説が・・・。
さっき気付きました。
対抗意識なんてないですよ〜。


>>9 名無しさん
ありがとうございます!頑張ります!

私も流○はあのコにするつもりです♪
よく寝るっていう、共通項もありますしね。
ただ私の中で、クールよりも、にこにこ甘え的なあのコが好きなので、どうしようかな〜と。とりあえず、登場を遅らせます(w

>>10 名無し読者さん
伏せ字使ってませんね?(w
という事で今後は私も名前解禁して行きます。

ちなみに、先の話とかもボーっと考えてるんですが、あの漫画を参考にしてるのはポジションだけになりそうな気がしてきました。
ハハ・・・。
12 名前:3―バスケ部訪問、一目惚れの果て 投稿日:2001年12月16日(日)18時15分15秒
午後の授業は、あの時々奇妙な方言を使う人の話をずっと考えてた。
お腹いっぱいな午後の授業を寝ないのは、高校生活初めてだな。

よく考えると体を動かす事は嫌いじゃない。
運動神経も悪くないとは思う。
けど、部活特有の先輩・後輩な世界には付いていけそうもないしな〜。

まあ、あの人の存在も気になる所だし、顔出す位はしてみよう。
この学校で初めて、普通に話かけてくれた人だったりするしね・・・。

そこまで考えた所で、いつもの様に眠気が襲って来て、後は睡眠時間。
あっという間に放課後になった。


13 名前:3―バスケ部訪問、一目惚れの果て 投稿日:2001年12月16日(日)18時19分16秒
入学式以来、一度も来た事のない体育館にやって来ると、中からは「ダン、ダン」という、バスケットボールをドリブルした時の独特の音が響いて来た。
その音でちょっと躊躇してしまったわたしは、体育館の重い扉の前にたたずんでいた。

その時、不意にその扉が開けられた。
びっくりして中を見ると、中から扉を開けた女の子もびっくりしている顔だ。

か、かわいい!!
さっきのなっちさん(?)とか言う人もかわいかったけど、この子とは比べモノにならない。(わたし的にはね)
びっくりして大きく開かれたその子の瞳を、吸い込まれる様に見ていると、話しかけられた。

「あ、あなた、誰?」

声もかわいい!!
あま〜いお菓子の様な声はわたしの心を鷲掴みにした。
こ、この子と仲良くなりたい・・・。


何とも言えない、まったりとした気分に浸っていると、さらに向こうから声が飛んできた。

「あー!お昼の子じゃない!ちゃんと来てくれたんだ〜」
なっちさんとか言う人が小走りに近づいて来る。

じゃましやがって・・・。

「あの〜、この人安倍さんのお知り合いなんですか?」
あま〜い声の彼女が安倍さんに話しかけた。
14 名前:3―バスケ部訪問、一目惚れの果て 投稿日:2001年12月16日(日)18時19分55秒
そうか、名字は安倍さんって言うんだ。
それで名前がなっち?
本名、安倍なっち?

クッ・・、クク・・・。
こういう小ネタに弱いわたしは、必死に笑いを抑えていた。


そんなわたしに気付かないのか、安倍さんは普通に彼女に話しだした。
「うんと、今日のお昼に知り合った人なの。バスケ部見学に来てくれたんだよ。梨華ちゃんもいいとこ見せないとね」

梨華ちゃん・・。
そうか〜、この子は梨華ちゃんって言うんだ。
名前もかわいいな〜。

「そんな恥ずかしい事言わないで下さいよー」

は、はにかむ梨華ちゃんもかわいい・・・。
しかも梨華ちゃんもバスケ部なんだ〜。
15 名前:3―バスケ部訪問、一目惚れの果て 投稿日:2001年12月16日(日)18時20分54秒
「えっと、それでこの人はバスケ経験者とかなんですか?」
「うんにゃ。スポーツは全然してなかったみたい。でもこの体格といい、筋肉の付き方といい、絶対素質あるよ〜。でも、彼女はまだ入る気はないみたい。だから練習見学してもらって、バスケの魅力を感じて欲しいんだべさ!」

また安倍さんは、「だべ」とか言ってるよ・・・。
いつもは普通の言葉遣いなのに。
もしかしたら、興奮した時だけ「だべ」とか言うのか?
ふとそう思っていると、安倍さんに話を振られた。

「と言うことで、入るかどうかは別にしてとりあえず見学していってね。」

「・・・は、入ります。」

「ほえ?何言ってるんだべ?」
驚いた顔で、安倍さんが私の顔を見上げる。
そりゃそうだ、昼までは全然その気無い仕草だったもんな〜。

「だから、バスケ部に入りますって。」

梨華ちゃんと知り合いになれる!
チームメイトって事で、一緒にご飯食べたり、シャワーとかも・・・。
こんなチャンスをみすみす棒に振るうもんか!

わたくし吉澤ひとみ、今日からバスケ始めます!!

16 名前:4―見学ツアーは予測不可能 投稿日:2001年12月16日(日)18時22分22秒
いきなりの入部宣言に驚いていた安倍さんだったけど、わたしが本気だと分かると、笑顔で歓迎してくれた。
成り行き上側にいた梨華ちゃんも、「これから一緒に頑張ろうね」と声を掛けてくれた。

うう。バスケ部に入る事にして良かった。
これから先、何があろうともわたしは頑張れる!

「そうだ!とりあえず入部届けを書かなきゃね。・・・あ!えっと、名前何だっけ?えへへ。」
安倍さんは、照れくさそうに笑いながら尋ねて来た。

心の中で「最初に聞けよ・・」などとつっこみながら答える。
「あ、吉澤ひとみって言います。」

「オッケー、吉澤ひとみさんね。入部届けはなっちが出しとくから。それで、今日は見学だけしといてもらえる?明日、みんなに紹介するから。」
そう言うと、わたしを連れて体育館の中へと入って行った。
でもこの安倍さんってのはいっつも笑顔だな〜。きっと男にももてるんだろうね〜。共学に行けば良かったのに・・・。
17 名前:4―見学ツアーは予測不可能 投稿日:2001年12月16日(日)18時24分20秒
案内された体育館のスミで、ボーっと練習風景を眺めていた。
レベル的には、割と上手いな〜くらいかな?
バスケ初心者のわたしが言うのもなんだけど、まあ何とか付いて行けなくもないレベルって事。
人数も多くないしね。

その中でも梨華ちゃんは一番綺麗だった。
え?いや、顔がじゃないよ!!
もちろん顔もすっごくキレイだけど、その、シュートの打ち方(フォームって言うのかな?)が綺麗なんだよね〜。
多分見た感じ、一番上手そうだし。
というか別格?

そんな事を考えていると、安倍さんに話しかけられた。
「どう?ウチのバスケ部は。」
「えっと、上手いと思いますよ。」
「ふふ。でも今ここにいるのはみんな1年生だよ。今日2,3年生はみんな練習試合だからね。なっちも行かなきゃだったんだけど、吉澤さんを誘ったからね〜。」

うん?何だって?
ここにいるのは1年生のみ?

常識的に考えて、学年が上がるにつれて実力も上がるよねぇ?
そういえば、ここは割とバスケは有名な学校だったような・・・。
ほえ〜、付いていけるんだろうか?
18 名前:4―見学ツアーは予測不可能 投稿日:2001年12月16日(日)18時25分30秒
そんなわたしの心を読んだのか、安倍さんに言われた。

「大丈夫だって!吉澤さんは絶対に素質あるから。なっちのお墨付きだよ!ちゃんと練習すればすぐにみんなに追いつくよ!」

安倍さんのお墨付きは微妙だったけど、言われた事は嬉しかった。
ヒサブリに人に期待、というか応援してもらえたしね。

「まあ今日は先輩達も来ないから、帰っていいよ」
そんなに「1年生だけ」というのにショックを受けたと思ったのか、お帰りの許可が出た。
確かにちょっとはショッキングだったけど。
まだ梨華ちゃんを見てたかったけど、これから毎日見れるんだからいっか。
素直に申し出を受ける事にした。


体育館を後にしたわたしは、今日のバスケ部見学を思いだしながら考えた。

「えへ。今日の練習にいたって事は、梨華ちゃん同じ学年なんだ〜。」
19 名前:5―爽やかな通学路とライバルの影 投稿日:2001年12月16日(日)23時27分52秒
今朝はいつもより早く目が覚めた。
早く学校に行きたくて仕方ないのかもしれない。
なんたって、梨華ちゃんに会えるもんな〜。

登校するには早すぎる時間だけど、朝練をしてるだろうと思って、家を出る事にする。
いつもより早く家を出るだけで、すがすがしい気分になれた。
誰もいない、少しだけ肌寒い道を歩くのは気持ちいい。
  
「あ、吉澤さん?」

不意に呼び止められて、驚きながら振り向くと、そこには制服姿の梨華ちゃんが立っていた。

「あ!り、梨華ちゃん!!」
しまった!つい梨華ちゃんって言っちゃった!

「あ、もうなまえ覚えててくれたんだ。名字は石川って言うの。よろしくね。」

ふ〜。あんまり深く気にしてない事に安心しつつ答えた。
「わ、わたしは吉澤ひとみって言います。どぞよろしく!!」

「あ、こちらこそ!」
う!わたしのお辞儀に合わせて、慌てて深々とお辞儀してくれてる!
な、なんてかわいいの!!
20 名前:5―爽やかな通学路とライバルの影 投稿日:2001年12月16日(日)23時32分23秒
「でも吉澤さんってこんなに早く登校してるんだね〜。」
一緒に学校に向かっていると、そう言われたのであわてて答えた。
「いやいや、いつもはこんなに早くないんだけど、今日はたまたまです。石川さんこそ。」

「石川さんなんて、さっきみたいに、梨華ちゃんでいいよ。それと同学年なんだから、敬語も無しでね。それに私は朝練があるから早いの。」
笑顔で答える梨華ちゃんはホントにかわいい・・・。

「あ、それじゃあわたしも吉澤さんなんて呼ばないで、好きに呼んでね。」
「じゃあねぇ、ひとみちゃんって呼ぶね?」
「う、うん。」
いつもなら、ちゃん付けなんてされたら鳥肌モノなんだけど、梨華ちゃんに言われると何だか幸せな気分。

「あ!そういえば、ひとみちゃんも昨日入部したんだよね!一緒に頑張ろうね!!」
うう。ホントに入って良かった・・・。
21 名前:5―爽やかな通学路とライバルの影 投稿日:2001年12月16日(日)23時33分41秒
「でも昨日は1年生だけで、あれだけ上手なんでしょ?わたしに付いていけるかどうか・・・。梨華ちゃんはすっごく上手かったけど。」

「そんな事ないよ!ひとみちゃんは背も高いし、安倍さんにも認められてるしね。安倍さんの見る目は確かだもん。それに、私なんかまだまだだよ〜。私よりすっごく上手い人もいるし。」

ほえ〜。あの安倍さんってのはなかなか信頼されてるんだ〜。
じゃあ、わたしも上手くなれるのかな?
でも梨華ちゃんでまだまだのレベルなんだ・・・。

「じゃあ、梨華ちゃんより上手い先輩いるんだ〜。やっぱりすごいね。」
「ううん。先輩ももちろん上手だけど、同じ学年にもいるんだ。まさに天才って感じ。」
「え?でも昨日見た限りじゃあ、梨華ちゃんが一番上手かった様な・・・。」
「あ、昨日は先輩が来ないって事で、どこかでお昼寝してたみたい。寝るの大好きな人だから・・・。」

何か、その天才さんの話をする時の梨華ちゃんの顔はやばいぞ。
まるで恋する乙女って感じだよ。
うう。まさか恋とかしてないよね〜?

「で、でもその人はそんなにバスケ上手いの?」
勤めて冷静な口調で尋ねた。
22 名前:5―爽やかな通学路とライバルの影 投稿日:2001年12月16日(日)23時35分39秒
「うん!私も中学時代に何回か対戦してるけど、全然かなわなかったよ。だから県内最強って言われてる、海南高校に入ると思ってたのね?なのにこの朝高に入ってたの。すごいびっくりしたけど、嬉しかったー。」

うわ〜。めちゃめちゃ楽しそうに話してるよ!
聞きたくないけど、聞いてみよう・・・。

「じゃあ梨華ちゃんは、その人と一緒にプレー出来て嬉しいんだ〜?」
「もちろん!何てったって、憧れの人だから!!」

あ、憧れ・・・。
憧れが恋心に発展する事なんて、よくあるよね。
いや、梨華ちゃんの話し方的に、すでになってる可能性もある・・・。

「ハハ。良かったね。その憧れの人と同じチームに入れて。ところで、その人の名前は?」「あ、真希ちゃん。後藤真希ちゃんって言うの。」

ご、後藤真希。
その名前忘れないぞ・・・、グスン。
23 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月16日(日)23時39分52秒
う〜ん。
石川梨華ちゃんのキャラは誰だ?(w
基本路線はゴリの妹なんだけど、選手だしな〜・・・。

多分、今後もこういう混合キャラが増えると思います。
なっちも赤木春子とは言えなくはないですしね。
24 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月16日(日)23時40分23秒
はう!
ageてしまいました〜。
25 名前:夜叉 投稿日:2001年12月17日(月)01時59分48秒
速攻、ありがとうございます(w。
吉とごっつぁんの対決?、楽しみにしてますよ。
26 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月17日(月)11時06分07秒
やっぱゴリは・・・性格的中澤かと・・・
27 名前:よっちゃん 投稿日:2001年12月17日(月)13時18分23秒
桜木三井宮城の3バカトリオが誰になるのか気になるっス。
28 名前:ポー 投稿日:2001年12月17日(月)15時17分34秒
う〜ん!バスケ最高!!スゴイおもしろそうっス♪楽しみがまたひとつふえました☆がんばってくださいね♪
29 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月17日(月)16時17分48秒
期待大です。面白そうだ。
30 名前:6―失望の淵に戦いの足音 投稿日:2001年12月17日(月)18時48分58秒
今朝の梨華ちゃんの発言に少なからずショックを受けたわたしは、朝練の誘いを断り、そのままだらだらと午前中の授業を受け終えた。
いつもならホッとする昼休みだけど、何か食欲もわかなかったので、ぶらぶらと中庭を歩いていた。

この中庭は、緑大好き理事長の意向で木々が生い茂っている。
その事が若い女の子の足を遠ざけ、ほとんど人がいない状況になってしまっているみたいだ。
それを入学2日目で発見したわたしは、1人でボーっとしたい時はここに来る様になった。

あてもなく歩いていると、人の話し声が聞こえて来た。
へ〜、ここにも来る人いるんだ。
珍しさも手伝い、話し声のする方向に近づいて言った。

話をしているのは、3人だった。
1人だけ背が高く、他の2人は小さな女の子だった。
小さい2人の女の子達は泣いてるみたいだった。
よく制服を見ると、その子達はは隣の中学生みたいだ。

塀を挟んだ隣り同士とはいえ、まさか高校に忍び込む中学生が居るとは思ってなかった。
あ、それで怒られて泣いてるのかな?
興味が出てきて、彼女達の近くの木陰に隠れて、様子を伺ってみる事にした。
31 名前:6―失望の淵に戦いの足音 投稿日:2001年12月17日(月)18時51分05秒
「もう!いい加減に泣きやみなって!」
「えっぐ、だって、みんな加護達の、ふっぐ、事を、小さいからバスケ、出来ないやろうって」
「そうですよ。みんなそう言うんです。わぁ〜ん!」

バスケか・・・。今はあんまり聞きたくない言葉だな〜。

「はー。辻も加護もバスケ好きなんだろ?」
「「はい・・・」」
「だったら、そんな周りの言うことなんて気にしないで、頑張ればいいんだって。ね?ほらほら、泣きやみなさいって。」
そう言って、背の高い女は女の子達を抱き寄せた。
女の子達(加護ちゃんと辻ちゃんだっけ?)は、抱かれた腕の中で泣いている。

バスケごときで泣けるの?
もうバスケをやるのをよそうかと思っていたわたしは、ついイライラして彼女達に話しかけた。
32 名前:6―失望の淵に戦いの足音 投稿日:2001年12月17日(月)18時52分23秒
「あのさ〜、そんな事くらいで泣かなくたっていいじゃん。」

いきなり話しかけられた3人は、呆然としてわたしを見やった。
そして、その背の高い女が話し返した。

「あなた誰よ?」
「誰だっていいじゃん。そんな事より、たかがバスケが出来ないからって、泣く必要何て無いよ。」

そう言い放った瞬間、背の高い女は、まさしく鬼の様な形相で食って掛かって来た。

「たかがバスケですって!?」
その迫力に幾分押されながらも、言い返した。
「そうよ。そんな球遊びが出来ないからって、何だって言うのよ。」

「た、球遊びですって!?」
更に迫力が増した顔でにじり寄って来ると、その女は更に言葉を続けた。
「じゃあ、私と勝負しなさい!」

は?勝負?
バスケの?
「な、何であなたと勝負なんてしなくちゃいけないのよ?」
「あら?球遊びだって言う位なんだから、私に勝つなんてたやすい事でしょ?」

33 名前:6―失望の淵に戦いの足音 投稿日:2001年12月17日(月)18時53分23秒
何か挑発的な、バカにした様な顔をしてその女は言いのけた。
中学時代から、ケンカを売られるとつい買ってしまっていたわたしは、そのバカにした様な態度にもむかついて、つい口から言葉が出ていった。

「分かったわよ。してやろうじゃない。」
そう言うと、その女はにやりと笑い、
「OKね。じゃあ放課後体育館まで来なさい。逃げるんじゃないわよ。」
そう言って、その場を後にした。

何か訳の分からない事になったぞと思っていると、何が起きたのか分からない顔でさっきの2人が立っていた。

2人はわたしと目が合うと、慌てて中学の方へ戻って言った。
とりあえず教室に戻ろうとすると、遠くの方からさっきの2人と思われる声が聞こえてきた。

「「あんたなんか、飯田さんにコテンパにされちゃえ〜!!」」

34 名前:7―休戦勧告と諦め 投稿日:2001年12月17日(月)18時56分01秒
         ◇

あまり物事に動じないタチのわたしは、午後の授業もいつも通り爆睡して放課後を迎えた。
まあ、これからのために力をたくわえてたって事ですよ。うん。

そろそろ体育館に向かわないと、
あの飯田とか言う背の高い女との勝負だ!
勝負と聞くと、しかもそれが体を動かす勝負だと、なぜか燃えてくるんだよね。
背が高いっていっても、わたしより4,5センチ高いくらいだから、負ける筈なんて無いもんね。

そう思って決戦の場に向かおうとすると、妙に視線を感じる。周りの人がちらちらわたしを見てる感じ。
いつもは怖がって見ようともしないのに。
変な感じがしたけど、構わず教室を後にした。

体育館の側まで来ると、たくさんの人が中にいる気配を感じた。
何か集会でもあるのかな?と思っていると、安倍さんが走って近づいて来た。

35 名前:7―休戦勧告と諦め 投稿日:2001年12月17日(月)18時57分24秒
「吉澤さん!かおりと勝負するんだって!?」
「かおり?誰ですか?」
「えっと、飯田圭織って背の高いコなんだけど。」
「あ〜、そうですよ。勝負しろって言われたんで。」

あらら。安倍さんも知ってるみたいだよ。
飯田とかいうやつ、バスケ部みんなに言いふらしたんじゃないの?
そしたら、梨華ちゃんも知ってるって事じゃん!
あは。梨華ちゃんにいいとこ見せれるといいな〜。

「もう!かおりにケンカ売るなんて面白いって、たくさんの人が見に来てるんだから!」

おいしい思いにふけっていると、安倍さんにまくし立てられた。
どうりで体育館の中に、たくさんの人がいる気配がすると思った。
みんなわたし達の勝負を見に来てるんだ〜。
そういえば、教室で感じた視線もこのためだったのかな〜?

「しかも、かおりはうちのバスケ部のキャプテンだべ!うちで1番上手いんだから!いくらなんでも、初心者の吉澤さんが適う相手じゃないべさ!」

な?キャプテン?
あいつが?
1番上手いの!?
冗談かとも思ったけど、安倍さんが「だべ」って言ってるから多分ホント。
う〜ん、予想外の展開になってしまった・・・。

36 名前:7―休戦勧告と諦め 投稿日:2001年12月17日(月)18時58分28秒
「だから一緒に謝って許してもらおう?今なら許してもらえるって。ね?」

安倍さんが優しく説き伏せてくれる。
でも、今更謝るなんてできっこない。
あいつの挑発的な顔を思い出すと、絶対勝ってやるって思った。

それに・・・、梨華ちゃんは後藤ってやつがバスケ上手いから憧れてるんでしょ?
それでバスケ部で1番上手いらしい、飯田とかいうやつを倒せば、わたしが1番上手いって事になる。
そうなると、自然に梨華ちゃんはわたしに夢中・・・、うへへ。

「安倍さん!わたし、勝ちますよ!!」

胸を張って答えると、諦めたような表情になった安倍さんが立っていた。
37 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月17日(月)19時12分47秒
みなさん暖かいレスありがとうございます!!
凄く嬉しいです。
でも、原作以上に展開の遅い話になりそうです・・・。
まだよっすぃーは一度もバスケしてないし(w

>夜叉さん
黄板だけでなく、こっちでもありがとうございます。
よっすぃーとごっちんの対決。
いつになるんでしょう?(w

>26さん
私もかなり悩んだんですよ!
身長の飯田と、性格の中澤。
最後は年齢で飯田さんの勝利でした・・・。

>よっちゃんさん
一応決めてるんですけどねー。
ころころ話の内容が変わってるんで、役も変わる可能性大です(w
原作並みに魅力的なキャラに出来たらいいな〜とは思ってます。

>ポーさん
ありがとうございます!
楽しみを壊さない様、一生懸命頑張ります!

>29さん
期待ですか!?
びびりの私はドキドキです(w
期待を裏切らない様にしないと・・・。
38 名前:夜叉 投稿日:2001年12月17日(月)20時15分41秒
お世話になりますぅ。(w
吉、いいらさんと対決ですか。う〜ん、原作を恥ずかしながら読んだことのない自分からすると、バスケのセオリーを知らない吉に、がつんとやってしまういいらさん。
そんな情景が…(遠い目。w
39 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時12分51秒
体育館に入ると、かなりの人が見物に来ていた。
バスケットコートの周りをぐるりと人の波が囲んでいる。

みんな意外と暇なんだな〜とか、飯田ってのは人気者なの?と思っていると、その本人が呼びかけてきた。

「ふふ、やっと来たわね。さあ、早いとこ始めましょうか?」
余裕たっぷりという表情だ。
ふはは、わたしが昨日バスケの勉強をしたとも知らずにバカなやつだ!

ちらりと周りも見回しても、梨華ちゃんは見あたらなかった。
うう、やる気がちょこっと無くなっちゃったよ〜。
あ、さっきの中学生2人組がいる!
さっきの捨てぜりふはけっこーカチンときたからな〜。

「・・・、ちょっと!聞いてるの!?」
おお、いつの間にか飯田さん(一応先輩だしね)が何か話してたらしい。
「あ、もう1回言ってもらえます?」
何言ってたんだろ?

「もう!今度はちゃんと聞きなさいよ!勝負の方法は1on1ね。私がこっちのゴールで、あなたがそっちのゴールに入れるの。先に10ゴールした方が勝ちってしたいけど、聞いた話だとあなた初心者なんですって?だから、あなたは1ゴール入れるだけで勝ちって事にしてあげる。」
40 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時13分43秒
1on1?聞き慣れない言葉だけど、要はタイマンって事だよね?
そんな事より、余裕の笑みでハンデまでくれやがって。
その余裕の表情を青冷めさせてやる!

何たってわたしは、昨日NBAのビデオをチェックしたんだから〜!
クスクス、ここまで研究熱心な人もいないでしょ。
そう思ってにやにやしていると、飯田さんがボールを持ってコートに入っていた。

「あんたやる気あるの?さっさと始めるわよ。最初のボールはあんたからでいいから。」
そう言って、ボールをわたしに寄越した。

うぅ、完全になめられてる。
すぐにゴールを決めて、みんなをあっと言わせてやる!!

「さあ、いつでもおいで!」

飯田さんの声と共に、わたしは相手ゴールに突進した!
・・・頭の中では。

あれ?意外とドリブルって難しいな〜とか思ってると、あっさり飯田さんにボールを取られてしまった。
41 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時14分37秒
早っ!!
気付いたら、飯田さんはわたしのゴール付近。
そのまま大きく飛び上がったかと思うと、豪快にリングにボールを叩きつけた。
ダンクシュートってやつだ・・・。
一瞬、その姿に見とれてしまっていると、周りから歓声が上がった。

『キャー、ジョンソンダンクよーー!!』

ジョ、ジョンソンダンク!?
そんな技なんてあるの?
42 名前:Dr.イトウのバスケット講座 投稿日:2001年12月18日(火)13時15分13秒
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★ <Dr.イトウのバスケット講座> ☆☆ No.1「ジョンソンダンク」 ★★  実際にそんなプレー名は無いが、飯田圭織が渾身の力を込めて ☆
☆  ダンクをした時の顔が、ベン・ジョンソンの顔に似てるという事から、 ★★ みんなにそう呼ばれる様になったのである。 ☆
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
43 名前:Dr.イトウのバスケット講座 投稿日:2001年12月18日(火)13時17分36秒
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 No.1「ジョンソンダンク」
実際にそんなプレー名は無いが、飯田圭織が渾身の力を込めて
  ダンクをした時の顔が、ベン・ジョンソンの顔に似てるという事から,
みんなにそう呼ばれる様になったのである
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

44 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時18分56秒
その凄まじいジョンソン(?)ダンクにびびったわけじゃないけど、その後、立て続けにゴールを決められた。

うう。こんな筈じゃなかったのに・・・。
ちらりと見ると、あの中学生2人組もキャアキャアはしゃいでる。
安倍さんも、悲しそうな顔でこっちを見てる。

クスン、ちょっと泣きそうになってきた。
まさかこんなにレベル差があるとは思ってなかった。
ちくしょ〜、NBAなんて役に立たないじゃんかよ〜。

「どうしたの?もうおしまい?それじゃあ、さっさと終わらせちゃおうかな。」
くそ〜、完全に勝った気でいるよ・・・。
周りの人達も「なんだ大した事ないじゃん」って目でわたしを見てる。

その時、入り口付近に立つ梨華ちゃんと目が合った。
心配そうな目でわたしを見てくれてる。

そうだ!
わたしには梨華ちゃんが付いてるんだ!
梨華ちゃんの前でいいとこ見せないと!!
そう思って、飯田さんを睨みつけた。

「へ〜、まだやる気はあるみたいじゃん。でも、あと1ゴールで終わりだよ?それじゃあ、行くよ!!」
そう言うと、飯田さんはドリブルで向かって来た。
45 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時20分02秒
今度こそ止めなきゃ!!
そう思うと、身体を必死に動かして、彼女のシュートコースを消しにかかった。
何度も何度も素早く上下・左右に手を動かしてのブロック。
そんなわたしのスーパープレイにびっくりしたのか、飯田さんの動きが止まった。

チャンス!!
すかさずボールを奪った。

『お〜!』
周りからはどよめきが起こった。
初めてわたしがボールを奪ったからだ。

それで攻めようとしても、ドリブルがまともに出来ない、どうしよう?と思っていると、その心の内を読みとったのか、飯田さんが言ってきた。

「あなた別にドリブルしなくていいわよ。そのまま手に持って攻めておいで。」

う〜、またなめられてしまった。
でもそうする以外に方法がないわたしは素直に従うことにした。

よし、行くぞ!
片手でバスケットボールをつかむと、相手ゴールに突進した。
46 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時21分01秒
         ◇
(安倍なつみ視点)
「な、何なのあの子は。片手でボールつかめるなんてどんな握力してるのよ?さっきのディフェンスにしても、見た目はおかしいけど、完全にかおりのシュートコースを消してたべ。身体能力は高いとは思ってたけど、まさかここまで高いなんて・・・。
47 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時21分37秒
          ◇

いくら飯田さんの背が高いからって、わたしとそこまで変わらない。
わたしも豪快なダンクを決めてやる!!

力強く地面を蹴って、リングに向かって飛び上がった。
入る!
そう思った瞬間、大きな手が目の前に広がり、ボールを叩き落とされた。
慌ててボールを拾う。

『キャー!ハエ叩きよー!』
また、観衆が盛り上がる。

こ、今度はハエ叩きかよ〜。まあボールを叩き落とす仕草が、ハエ叩きする時の恰好に似て無くはないけど、だ、ださい・・・。

名前はださいけど、この技は強力だぞ〜。
う〜ん、どうしたらいいんだろう。

(!)
よし!この手でいこう!!
48 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時22分11秒


(安倍なつみ視点)
いくら吉澤さんでもかおりから点を取るのは無理みたいね〜。
強烈ハエ叩きで3回も止められてるし。
打つ手無しって感じかな?

・・・あ!ボールをリングに向かって思いっきり放り投げた?
捨て身のロングシュートかしら?
え!?吉澤さんもリングに向かって走ってる?飛んだ?
あ、そうか!!ボードに叩きつけて、跳ね返ったボールを直接押し込む気ね!

あ、でもかおりもそれは読んでたみたい!
先にボールを掴んだわ。万事休すね、吉澤さん。

えぇぇ!?
かおりが掴んだボールを空中で強引に取り返した!?
そのままダンクシュート!?

・・・うそ。
あんな点の取り方があるなんて。
何て身体能力の高さなの?
あんな事普通出来ないべ・・・。
49 名前:8―初体験は蜜の味? 投稿日:2001年12月18日(火)13時22分44秒


やった!!
飯田さんにボール奪われた時はあせっちゃったけど、上手くいった!
これってわたしの勝ちよね?

そうだ、梨華ちゃん見てくれてた!?
梨華ちゃんのいた方を振り向くと、梨華ちゃんは驚いた顔でわたしを見てた。
ふへへ、少しはポイントアップかな?

でも、バスケって楽しい!!
50 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月18日(火)13時27分38秒
うう。今回かなりミスの多い更新になってしまいました・・・。
特に「バスケット講座」の所はかなり読みにくいとは思いますが、
ホントすいません。

というか、1人称でバスケシーンを展開するのは、かなりしんどかったです。
苦肉の策として、Dr.と称して説明を入れたり、別視点から語ったりしてみました。
今後はバスケシーンは3人称で語ろうかな〜?と。


>夜叉さん
原作読んでない方がいいかもしれません(w
原作好きな人が読んで、怒られないかとドキドキですし・・・。
でも、原作はとっても面白いので、機会があれば読んでみて下さい。
51 名前:イトウ マサキ 投稿日:2001年12月18日(火)13時33分24秒
そういえば、飯田圭織さんの「ジョンソン」というあだ名は「ベン・ジョンソン」からじゃないのは知ってます。
別に似てるとも思ってないのですが、どうにかこうにかジョンソンと呼ばれる理由付けをしたかったので・・・。
52 名前:夜叉 投稿日:2001年12月18日(火)17時41分50秒
作者様、「バスケット講座」、ありがとうございます。
かなり昔に、端を噛んだくらいな奴なんで、楽しく読まさせてもらってますよ。
でも、なっちの指摘どおり、吉が片手で掴むってのは、かなりの握力でやす。
恐るべし、素人、吉。(w

いいら吉対決、続きに期待です。
53 名前:だべさ〜。 投稿日:2001年12月27日(木)19時18分47秒
いや〜。にてきましたな<スラムダ○ク
梨華ちゃんは「メガネ君+ゴリ妹」ってとこですか?

個人的にはメガネ君と宮城のファンなので、宮城が誰なのかが楽しみ。
やぐっちゃんぐらいかな?
54 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月27日(木)23時11分59秒
リョータは矢口っぽい
チビ&ハイテンション。可愛いだろうなぁ
55 名前:空唄 投稿日:2002年01月06日(日)02時09分53秒
やっぱ、スポーツの話は楽しいなあ。
特に、原作を立ち読みのみで五回読破した者としては(w
福田さんが引退してなかったら、流川にも似てたんだけどなあ……
そう言えば、仙道が市井さんって面白そうじゃありません?
後藤さんとのライバル関係も見てみたいかも……。
56 名前:ハン 投稿日:2002年01月08日(火)17時55分44秒
おもしろいです
原作とはまた違った雰囲気で
仙道は明日香がいいと思う。んで牧は圭ちゃん
57 名前:イトウ マサキ 投稿日:2002年01月11日(金)15時08分18秒
ずっと更新してなくてごめんなさい。
年末年始にかけて、ありえない位忙しくて・・・。
もう少ししたら再開したいと思います(汗)

>夜叉さん
いつも感想ありがとうございます。
これからまた頑張ります。

>だべさ〜さん
梨華ちゃんは「ゴリ妹+誰?」って感じです(w
宮城はもうすぐ出てくると思います。

>54さん
多分、みなさん「宮城=矢口」だと思われてるんでしょうね。
私もそう思います(w

58 名前:イトウ マサキ 投稿日:2002年01月11日(金)15時11分32秒
ageてしまった・・・。
更新もしてないのに・・・。

>空唄さん
スラダン好きですか!?
私も大好きです。
これからもよろしくお願いしますね。
市井ちゃんは現実世界と重ね合わせて(?)、味方では登場しないと思います。

>ハンさん
原作のあの素晴らしい雰囲気なんて出せません(泣)
仙道はかなり迷ってます・・・。
これからもよろしくお願いしますね。
59 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月13日(日)09時18分53秒
安西先生はやっぱりつんくなのか?
てか関係ないが個人的には神と沢北が好きなのだが
まーがんばってくだせー
60 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月14日(木)00時38分00秒
もしかしてここ再開しているの知らないとかじゃないですよね?
まあ、またーりまってます。
61 名前:145 投稿日:2002年02月25日(月)01時41分51秒
おもしろかったっす
わくわくしながら待ってますね。
62 名前:9−勝利と敗北、公園の二人 投稿日:2002年05月21日(火)16時20分17秒
       ◇

「う〜ん、いい気持ち〜。」
放課後の勝負の後、呆然とした飯田さんを尻目に颯爽と体育館を後にしたわたしは、お家に帰ってお風呂を浴びる事にした。ホントは梨華ちゃんとちょこっと位お話したかったんだけど、気付いたらいなかったんだよね〜。

とにかくあの一件で、バスケってやつをもう少し真剣にやってもいいかな?って思い始めてきた。
何たって「キャプテン」に勝った訳だから、バスケ部で一番上手いって事だよね。
て事は、後藤とか言う奴よりも上手いって事だから、自動的に梨華ちゃんの心もわたしの
方に・・・、くふふ。
63 名前:9−勝利と敗北、公園の二人 投稿日:2002年05月21日(火)16時21分25秒
         ◇
「入部は認めないわよ!」
「何でですか!」
「昨日は油断してたから負けちゃったけど、あなたみたいな金髪な女の子を入部させる訳にはいかないの!!」
「髪型なんて関係ないじゃないですか!負けたのがくやしいからって、認めないのは卑怯ですよ!!」
「ダメなのものは、ダメ!出て行きなさい!!」

くそ〜、どうしてダメなんだよ〜。
昨日、バスケ部への入部を本格的に決めたわたしは、苦手な早起きをして朝練へと向かった。(梨華ちゃんには会えなかったんだけど・・・)
そしたらいきなり飯田のやろうから「入部拒否」
髪の色がどうこう言ってたけど、絶対昨日の負けがくやしかったからだ!

むかついたから授業はさぼろうかとも思ったけど、梨華ちゃんにばったり会えるかもしれないから、とりあえず教室には入る事にした。
休み時間の度に廊下とかをウロウロしてみたけど、梨華ちゃんには会えなかった。
気付いたらあっという間に放課後・・・。
どうせ体育館に行っても、あいつが入れてくれないだろうから今日は帰ろう。
64 名前:9−勝利と敗北、公園の二人 投稿日:2002年05月21日(火)16時22分01秒
は〜、あのジョンソンはむかつくし、梨華ちゃんには会えないし・・・。
もうバスケなんてやめようかな〜・・・。

そんな事を思いながら歩いていると、帰り道の公園前だった。
ふと中を見ると、バスケットのリングがあった。

「あれ?あんな所にバスケコートあったんだ。」
何となく興味を持って近づいていくと、1人の女の子が練習をしていた。
「・・・ん?梨華ちゃん!!」
呼び止めると、梨華ちゃんは驚いた顔をしながら動きを止めた。
何となく暗い笑顔でこっちに近づいて来る。
「ひとみちゃん?練習はどうしたの?」
「あ、いや別に・・・。梨華ちゃんの方こそ、どうしてこんな所で練習してるの?」
「え?えっと、自主練かな・・・?」
その笑顔もどこかぎこちない気がする。
何かあったのかな?こっちまで悲しい気分になっちゃうよ・・・。
65 名前:9−勝利と敗北、公園の二人 投稿日:2002年05月21日(火)16時24分28秒
変にぎこちない感じだったわたしたちは、どちらからと言うまでもなく近くのベンチに腰掛けて話し始めた。
「ひとみちゃんは、練習どうしたの?」
「う〜ん。あのジョン・・・いや、飯田さんが入部を認めてくれないんだよね〜。何か金髪はダメだとか言っちゃってさ〜。だから、やめちゃおっかな〜?って。」
「どうしてすぐに諦めるの!?ひとみちゃんって凄い才能持ってるじゃない!!」
え?おとなしいと思っていた梨華ちゃんがいきなり大きな声で・・・。
呆然とするわたしを尻目に、梨華ちゃんは落ち着きを取り戻して話を続けた。


66 名前:9−勝利と敗北、公園の二人 投稿日:2002年05月21日(火)16時25分43秒
「実を言うとね、私はひとみちゃんに嫉妬してたの・・・。ひとみちゃんってまだまだ初心者でしょ?それなのに飯田さんを打ち負かしちゃうんだもん。しかもあんなに凄いプレーで・・・。私なんて小学生の時からずっとバスケやってきたのに、まだまだだよ?今まで私は何してきたんだろ〜とか思い始めたら、すっごい落ち込んじゃって。学校も行く気が起きなくて今日は休んじゃったし。最初はバスケやめた方がいいのかな〜とか思ってたけど、バスケの事は凄く好きだから、気付いたらここで練習してたの。それなのに私なんかよりいっぱい才能持ってるひとみちゃんが、そんな簡単に諦めるなんてずるいよ・・・。」

67 名前:9−勝利と敗北、公園の二人 投稿日:2002年05月21日(火)16時26分16秒
「梨華ちゃん・・・」
わたしは何も言えなかった。
どこかでバスケを軽く見てた部分を恥じていたし、あんな簡単に「辞める」と言ってしまった自分を責めてもいた。

そんなわたしに気を使ってか、梨華ちゃんは妙に明るく話しかけてきた。
「ふ〜、話したら何だかすっきりしちゃった。私も明日から部活には出るから、ひとみちゃんもバスケが好きならがんばってね!」
そう言って、軽やかに走りながら公園を後にしていった。

後に残されたわたしは、そんな梨華ちゃんの後ろ姿を目で追いながら思った。
「やっぱりかわいいな〜。」
68 名前:イトウ マサキ 投稿日:2002年05月21日(火)16時29分03秒
かなりの長い時間が空いてしまいました(汗)
申し訳ないのでこっそり始めようと思ってたんですけど、いきなりageてしまったので、一番上に来てしまった・・・。
まったりと更新していく事にはなると思いますが、優しく見守ってもらえれば幸いです。
69 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月21日(火)17時57分55秒
おぉ、更新されてる…
70 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月24日(月)22時35分15秒
続き待ってますよ〜。

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