インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

心もよう

1 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時31分32秒
息抜きに書き始めてみました。
あらすじはまとまってますが、なにぶん息抜きの一環なので(藁 続きは書け次第、順次アップ
していくという事でご理解ください。

それではよろしくどーぞ。 
2 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時32分55秒
おかしいとは、思った。

そりゃ、なんと言ってもネガティブで有名な石川だから、悩みを相談に来るっていう事
そのものは、別に不思議でもなんでもない事だった。

私がリーダーだった頃から、がんばり過ぎるほどにがんばっている石川の姿は見てきた
し、あのコはマジメな性格だから、なんでもかんでも人一倍、我慢して努力してしまう。
悩みが尽きる事なんてないのはよく解っていた。

でも、言っても私はモーニングを離れてしまった人間。
仕事の悩みを相談するなら、今はカオリの方が適任だと思うし、ハロモニで顔を合わせ
てるのにも関わらず、わざわざ夜の時間に携帯に電話をしてくるなんて、どう考えても
ただ事じゃない。あ、プライベートの話だなと、すぐにピンと来た。

だけど、なんの話なのか、それが解らなかった。
石川に電話をもらってからの数時間、いろんな事を考えてみた。

コンプレックスを抱えてる…
家庭環境になにかある…
人間関係…

……

「いや…まさかなぁ…」

私は思わず呟いた。
その「まさか」が現実だとしたら、これはシャレにならない。
3 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時33分59秒
♪〜

静かな室内に響くチャイム。ドアホンに、玄関の前で足を揃えてちょこんと立っている
石川が映る。どんな内容の話であれ、とりあえずは明るく振る舞おうと決めていた私は、
少し高めのテンションでドアを開けた。

「……こんばんわ…すいません。こんなに夜遅くに…」

見事にテンションを殺された私は、自分の読みの甘さを少し恨みつつ、ひきつった笑顔
で石川を部屋に招き入れた。

「…いらっしゃい。今コーヒー入れるから。そこ座ってて」

キッチンに入ってコーヒーを注いでいると、コポコポという湯の音に混じって、かすか
に石川のため息が聞こえてくる。深いため息。チラっとリビングを覗いてみると、石川
が両方のひざ小僧の間をじっと見つめたまま、固まっていた。

「…はい…」

石川の前にマグカップを置き、私も石川の対面に腰を下ろした。
2分…3分…エアコンの音だけが部屋の中に響く。ちょっと重い沈黙。

「…なんか、あったん?」
4 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時35分51秒
たぶんこのまま行っても、沈黙が続いていくだけのような気がしたし、ここはやっぱり
オトナとして、私の方から声をかけてみた。

「…すいません…」
「何が?」
「…いえ…」

言おうかどうしようか迷っている、そんな感じの表情。よっぽど言いにくい事なんだろ
うか。そう思った瞬間、ふと、さっき考えていた「まさか」が頭をかすめた。もし、本
当に「まさか」な内容の相談だったとしたら、私はどんなアドバイスをすればいいのか。
私だってそんなに経験豊富な方じゃないし、ましてや、相手は16歳。感覚だって解ら
ない訳で。

「…わたし…」
「へ?」

石川の声に、私は我に帰った。

「…やっぱりダメな人間だと思います…」
「そんな事…」
「今は仕事が一番大事な時だって、何度も自分に言い聞かしたんです…でも…」
「じゃあ、仕事の悩みとちゃうんや?」
「……」

やっぱり悪い予感が当たりそうな感じがして、私の胸は高鳴っていた。ヤバイ…どうし
よう…そればっかりがリフレインしている。

「…一人でいろいろ考えてると、なんか変になっちゃいそうで…でも…」

とうとう石川は泣き出した。私はどうリアクションしていいのか、まだよく解らなくて、
石川の姿を見つめることしかできなかった。
5 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
( `.∀´)ダメよ
6 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
( `.∀´)ダメよ
7 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時39分36秒
「……メンバーやマネージャーさんには相談できないし…親にだって言えないし…中澤
 さんなら、何かいいアドバイスくれるかなって思ったんです………すいません…ワガ
 ママばっかりで……やっぱりダメだ、わたし…」
「いや…そんな…」

親にも言えない事…
イヤな予感が確定した感じで、私は、もうたまらない気持ちになってしまって、石川の
顔をまともに見られなかった。オトナの女が聞いてあきれる。

「…中澤さん…」
「…は、はい?…」
「…助けてください…」

石川は顔を上げ、私の瞳をまっすぐに見つめて、そう言った。私は覚悟を決め、とりあ
えず、すっかり冷め切ってしまったダージリンを一口すすった。

「…で、何があったんやな?」
8 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時42分17秒
涙ぐむ石川の、鼻をすする音が妙に大きく感じられるほどに静かな部屋の中。固まった
ままの石川と、その姿を見つめることしかできない私。重い空気っていうのはこういう
事を言うんだな、なんて妙な事を考えていた。

「中澤さんは…」
「ん?」
「…中澤さんは…このお仕事始めてから、好きな人できた事とかありますか?」
「え…いゃ…」

いきなりの核心で、私は言葉に詰まる。

「…なくも…ないかな…」

ワキから変な汗が出てくる。というか、なんで私がこんなに焦ってるんだろう。
9 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時43分06秒
「…付き合ったりとか…しましたか?」
「…それはなかったなぁ…」
「…じゃあ、気持ちを伝えたりはしてないって事ですか?」
「うん…ま、いろいろあるしな。言ってもどうにもならない…みたいな」
「…辛くなかったですか?」
「そらなぁ。好きで好きでしょうがないのに、どうにもならへん訳やから」
「どうやって…乗り越えたんですか?」
「ま、言うてもオトナですから。気持ち切り替える方法はなんぼでも知ってるから」
「…お酒…ですか?」
「……ま、まぁな。それとか、いろいろ…」

話しながら、いつの間にか会話が弾んでいる事に驚いていた。石川の表情も、少し
ずつだけどやわらかくなってきている。自分の胸の内を話せて、スッキリとしてき
てるのがよく解った。

「…で、誰の事が好きなん?」

今度は私の方が核心を突いてみた。
10 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月20日(木)23時43分47秒
「…なんか言いにくいな…」
「なに言うてんの。さんざん人にいろいろ話させといて」
「でも…」
「…でも?」
「……うーん…」
「…話してしまいって。楽になるから…」
「ぃやぁ…ああ見えて、意外とデリケートなんですよ、よっすぃーって…」
「………よ…?」
「私、勝手に人に喋っちゃってもいいのかな…」
「いや…ちょ…あの…」
「…でも…中澤さんに話すんなら、よっすぃーも許してくれると思います、きっと」


話は、思わない方向に動き始めていた。
11 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月22日(土)00時39分39秒
懐かしい人だね。
12 名前:ぺったんこ 投稿日:2001年12月28日(金)01時06分01秒
―――
石川をタクシーに乗せ、部屋に戻った私は思わずソファーに倒れこんでしまった。

うつぶせの状態で目を閉じてみる。でも、まぶたの奥には、さっきの石川の表情が
しっかりと焼きついていた。しかも、その石川の口から語られたのは、それはもう、
衝撃的としか言えない内容で。

「もー…なんやねんな…」

そう口から自然に出てきてしまうくらいに、私は混乱していた。それでも私はムク
リと起き上がり、カバンの中の携帯電話を探り始める。やっぱり、本人から直接聞
いてみないと、頭の中も整理のしようがなかった。しかし、発信のボタンに親指を
乗せては離すの繰り返し。28にもなってこのヘタレっぷりには自分でもイヤ気が
さしてくる。

でも、ちょっと怖かった。

石川から聞いた話が、話半分、いや、そのさらに半分くらいの内容であって欲しい。
だからこそ、電話してちゃんと本人から聞かなきゃならない。そうは思っているの
だけれど、石川が小さな話を大きく膨らませて話すような子じゃないという事は、
解りきってる事だったし、つまりそれは、本人の口から、もう一度あの衝撃的な内
容を聞かなければならないという事な訳で。いくらイイ歳の大人だと言っても、そ
れはあまりにも辛すぎる。

「……」

それでも意を決して電話をかける。こんな緊張感、仕事でも味わったことないし。

「…あ…もしもし?…吉澤?」
「……え?中澤…さん?」
「…あ、うん…まだ起きてた?」

私は缶ビールのプルトップを開けると、一口飲んで、ソファに座りなおした。

長い夜になりそうな、そんな感じがしていた。
13 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月31日(月)15時32分05秒
年の瀬に一気に読んでしまいましたw
石川さんの衝撃の告白とは如何に?
楽しみにしてます!
14 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月01日(火)18時15分36秒
へたれ裕子ガンバレ〜!!
いろんな小説読むけど・・・中澤って本当にいろんなキャラあるよな。
へたれ・浮気魔・男前・姐御・小心・お笑いキャラ・関西キャラetc(w
よしこの相手は誰なんだ??
15 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月03日(木)23時39分04秒
―――
中澤さんから電話なんて、はっきり言って初めてだったんで。

ていうか、うちのケータイ番号とか教えたっけ?みたいな感じだったですよ。た
ぶん、なんかの時に交換とかはしてると思うんですけど、だからって言って、今
までそんなに電話とかメールとかをやりとりしてるって感じでもないし、それに
今でもハロモニとかの現場ではよく会ったりしてるんで、なんで電話かかってき
たのか、その時はよく解んなかったんですよね。それに、中澤さんと話すのって、
今でもちょっと緊張するし…
16 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月03日(木)23時40分45秒
「…あ…もしもし?…吉澤?」
「……え?中澤…さん?」
「…あ、うん…まだ起きてた?」
「ゴメンな、夜遅くに」
「いえ…そんな…大丈夫っすよ」
「……」
「……」

私もちょっとびっくりな感じだったんで、あまり話せなかったんですけど、私以
上に話さないんですよ、中澤さん。なんか、ちょっとだけ話して、無言の時間が
すごく続いて、また、ちょい話みたいな感じで、ヘンな状況でしたよ。

「石川がね、来たんや」

ぽつりと呟く。そんな感じなんですよ。

「梨華ちゃん?中澤さんのとこにですか?」
「うん…昨日の夜に電話があってな。ちょっと相談したいことがあるんで…とか
 言われて」
「へー。梨華ちゃんが中澤さんに?何かあったんですかね、梨華ちゃん」
「いや…その…」
「中澤さんに相談って…なんなんだろう?」
「いや、違うねん…」
「違う…って、何が?」
「石川は、自分の事で悩んでるって訳じゃなくて。…その…」

そこまで言われて、なんとなく、ピンときた気がしたんですよね。あ、私の事なん
だなとか。そして、それはたぶん「アノ話」の事なんだろうな、とか。

「なぁ、吉澤」
「…はい…」
「もう、グジグジやっててもしょうがないから、ぶっちゃけ言うわ」
「…はい…」

解っててはいても、そういう風に言われちゃうと、やっぱ緊張したり。
17 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月03日(木)23時42分48秒
「石川が言ってた事…吉澤が、イトコのおにいさんの事…その…な…」
「……はい…」
「それはさぁ、ホンマの事なん?」
「……ホンマの…事です」
「……」

ま、予想はしてたんですけど、そこでまた、会話は止まっちゃいました。

「ホンマ…って…」
「…好きになっちゃいけない人だっていうのは解ってるんですよ…」
「……」
「それに今は仕事も大事な時期だし。それは解ってるんです」
「うん…」
「でも…どうしようもないっていうか…」
「…」
「気持ちがね…抑えられないんですよ」

中澤さんの深いため息。そういえば最初に相談したときの梨華ちゃんも、こんな
感じだったような気がする。

「そうですか…梨華ちゃん、中澤さんのトコに行ったんですか」
「い、いや…石川も自分ひとりじゃ抱えてるのがしんどいって言って、ウチんと
 こに相談に来ただけやから。石川も悪気があった訳じゃないと思うし…」
「解ってます。それに、中澤さんなら、私の話をちゃんと受け止めてくれると思
 うから…全然、大丈夫っすよ」
「そう…」

中澤さんの声がだんだん細くなってくる。
18 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月03日(木)23時44分27秒
「…それにしても…」
「はい?」
「大丈夫か?」
「…何がですか?」
「いや。そらいろいろと…会社に知られないかとか…仕事に影響出ないかとか…」
「それは大丈夫です…大丈夫だと思…います…」

別に誰にでも知られて平気って訳じゃなかったんですよ。やっぱりこういう事はあ
んまり人にペラペラ話すもんじゃないと思うし。たぶん梨華ちゃんが他の人に喋っ
てたとしたら、きっと私、梨華ちゃんの事、信じられなくなってたと思いますよ。

でも、中澤さんなら大丈夫かなって。

やっぱり、いろいろ教えてもらったりしたし、中澤さんがいるだけで、安心感?
こういう事言うと怒られちゃいそうだけど、お姉ちゃんみたいな存在で。だから、
今度の事だって、中澤さんに話し聞いてもらって、ちょっとホッとしてたりした
んです。

「…ほんじゃ、もう遅いから」
「はい…」
「…なぁ、吉澤」
「…はい?」
「いろいろあって大変やと思うけど」
「はい…」
「よくよく考えて行動するんやで」
「…はい…わかりました…」

どこか懐かしい、そして心強い中澤さんの言葉が、いつまでも私の耳の奥に残っ
てました。
19 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月04日(金)00時14分32秒
自分の読解力の無さか…さっぱり話が見えてこない…。
イヤイヤ…これからこれかな…なのカナ?
20 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月04日(金)13時16分18秒
B級小説ならよっすぃ〜妊娠か?!みたいな(w
↑あ、いやこれ、荒らしじゃないっすよ。作者さん、面白いです。
更新楽しみに待ってます。あまり見たことのないねえさんのキャラにも注目!
21 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月12日(土)22時32分05秒
―――
着替えもせずに、倒れこむようにベッドに身体を沈めて、私は白い天井をじっと
見つめていました。

本当にこれでよかったのかなぁって。

中澤さんの部屋を出てから今まで、ずっとそればっかり考えてました。いくら中
澤さんにだって言ったって、よっすぃーの秘密、無断で他の人に話しちゃった訳
だし。それ知ったらよっすぃー、きっと私の事怒ると思うんです。でも、そうす
るよりほかなかった…

だって、よっすぃー、言ったんですよ。

モーニングを辞めちゃうかも知れないって。
22 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月12日(土)22時33分13秒
自分の恋愛の事で、メンバーやスタッフに迷惑がかかるのならば、そして、モー
ニングとしての活動が、自分の恋愛の障害になるのならば、モーニングを辞める
かも知れない。

まっすぐな瞳で、よっすぃー、私にそう言ったんです。

そんなの、私、耐えられなかった。よっすぃーがメンバーからいなくなっちゃう
なんてそんな悲しい事、ガマンできない。モーニングに入ってからずっと、私の
事支えてくれてたよっすぃーと、いつまでも一緒に仕事をしていきたい。だから
少しでも、悩んでいるよっすぃーの力になってあげたかったんです。
23 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月12日(土)22時34分01秒
ただの恋の相談なら、私一人でだって乗ってあげられたと思います。けれど、相
手がイトコのお兄さんで、しかも、仕事を辞めちゃうかも知れないほどの激しい
恋だって聞かされて、私、どうアドバイスしてあげていいのか解らなくなっちゃ
って。でも、他に誰にも相談できるような人もいなくて、途方に暮れてた時、い
つも番組で顔合わせてる中澤さんが「どうしたん?」って言ってきてくれたから、
ついつい甘えちゃって…そのせいで中澤さんにまで大きな荷物を背負わせる事に
なってしまった事、ものすごく後悔してるんです。

一度は相談に乗ってあげるなんて大きな事言ったクセに、結局何にもしてあげら
れない、気の利いた言葉の一つもかけてあげられる事ができない自分が、すごい
イヤで。キライで。たまらない気持ちになります。そして、こんな状態で、明日
からもよっすぃーと顔を合わさなきゃいけないって思ったら、とんでもなくブル
ーで。

たぶん、今日も眠れそうにありません。
24 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月12日(土)22時39分28秒
―――
口の中が苦みばしって、もう美味しくも何とも思わないはずなのに、右手が勝手
に缶ビールを口へと運び、ゴクリと一口飲んで、やっぱり美味しくなくて、顔を
しかめる。そんな事をもうかれこれ2時間は繰り返してるだろうか。本当は身体
がものすごく疲れてて、すぐにでも休みたいはずなのに、私はソファーで膝を抱
えた姿勢のまま、砂嵐のテレビ画面をぼんやりと見つめていた。

このまま眠ってしまって、朝になって、いろんな人に会うのが、怖かった。
25 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月12日(土)22時40分40秒
「禁断の愛」なんて、ドラマか小説の中の話だと思ってたし、吉澤がその渦中に
いるのだと聞いても、全くリアルじゃない。好きになった相手が、たまたまイト
コのお兄ちゃんだったっていうだけの事。そう思えば、その事自体は別にどうっ
てことはなかった。でも吉澤は、モーニング娘。という仕事を投げ捨ててまで、
その恋に溺れようとしている。そして、その事を知っているのは、石川と私だけ。
しかも、時が来るまでは胸の中にしまっておかなければならない。

そんな状況って、アリ?

私だってそんなに強い人間じゃない。自分で抱えてる悩みだっていっぱいある。
もちろん恋の事だって…でも、まだ10代そこそこの吉澤や石川が、本当に辛そ
うにしているのに触れた時、仮にもリーダーと呼ばれて、あれこれ意見してきた
人間として、それを黙って見過ごす訳にはいかなかった。ましてや、モーニング
娘。が空中分解しかねないような大きな問題。石川だって、私の事を信頼して相
談に来たのだと思うから、私がヘコたれてちゃダメな訳で。

でも、そう思えば思うほど、どんどん重圧はのしかかってくる。スタッフはもち
ろん、メンバーにだってバレちゃいけない話。それを私と石川、たった二人だけ
で分け合うなんて、そんな重すぎる状況、アリなの?
26 名前:ぺったんこ 投稿日:2002年01月12日(土)22時41分59秒
吉澤も石川も、私と同じように、眠れない夜を過ごしているんだろうか。

そんな事を考えながら、なにげに目をやった部屋の隅。エアコンの風が揺らした
カーテンの隙間は、少し明るくなってきていた。

それぞれの朝がまた、やってくる。
27 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月11日(月)19時20分04秒
三者の視点で話は続いていくのですか?
ちょっとシンセンかも(w

Converted by dat2html.pl 1.0