―――― 幸せな君を 只願う事も
触れられない君を 只想う事も同じ
空は明日を 始めてしまう ―――――
――――― 例えあたしが息を止めても ―――――――
｢ ･･･いちいちゃん･･･｡ 」
｢ ･･ん？」
｢････元気でね･･･｡｣
｢･･･ああ。｣
―
いちいちゃんが居なくなって､もうどれ位になるんだろう･･･。
あんなに辛かったのに､あんなに大好きだったのに､
少しづつあたしの中で痛みが薄れていく。
それは､全くの忘却とは違うのだろうけれど､
･･･何だか少し､後ろめたい気持ちにもなる。
ごっちんメインで。ごっちんﾏﾝｾｰ!
それでは･････と。
｢ ごっち〜ん！」
｢ わぁっ!!??｣
急に背後から抱きつかれ､少し前方にバランスを崩す｡
｢ もぉ〜〜！ ばかよしこ〜〜！！｣
あたしは振り返り､こんなおふざけを仕掛けてきたよっすぃ〜に
軽くデコぴんをしてやった。
｢ うぁっ！いってぇ〜〜！！！｣
｢･･･あ､ゴメン！｣
どうやらあたしは自分が思っていた以上の勢いで
よっすぃ〜のオデコにクリーンヒットさせてしまったようだ。
｢ 馬鹿力！｣
よっすぃ〜は楕円に赤くなってしまった自分のデコを撫でながら
二ッ と笑った。
｢ へへへっ そっちが悪いんだよ〜！｣
あたしも笑った。
――― きっと､あたしがこうやって無邪気に笑えるのも
きっと､よっすぃ〜のおかげなんだよね･･･。 ―――
あ･･･また･･･今は思い出したくない･･･！
｢ ････ごっちん･･･？｣
｢ ！？｣
｢ あ､･･ごめん！なんでもないよぉ〜〜っだ！！｣
あたしはよっすぃ〜の腕に自分のを絡ませ走り出した。
たった一瞬の翳りさえも 見落とさない彼女を
あたしは愛しく想うのだった････。
この際､ありきたり〜な学園モノにしようかと思われです。
たまたま読み始めてしまわれた方､( ´_ゝ｀)ﾌｰｿ･･･と流して下さい。
駄文なので。あんまり哀れに思わないで､暖かく見守ってくだιぃ。
あたしは後藤真希。都内の女子高に通う17歳。
みんなはのんびり屋だという。････そうかなぁ･･。
それなりに高校生活を楽しんでいる。
友達もそれなりに居るしね。
恋人は････居ない。っていうか､居なくなった。
親の都合だし､仕方無いんだけどね･･･。
･･･でも､やっぱり･･･離れるのは･･･ツライ･･。
そんな時､傍に居てくれてあたしを包んでくれたのが
よっすぃ〜。あ､本名は吉澤ひとみ。だから､よっすぃ〜！
あたしのわがままも涙も全部受け止めてくれる大切な友達。
･･････友達･･･なんだよね？･･･たぶん････。
『 キ〜ンコ〜ン カ〜ンコ〜ン 』
｢ んぁ〜〜〜っ｣っと背伸び。間抜けなチャイムが鳴った。
今日も一日良く寝た。下校の時刻だ。
｢ もぉ〜！ごっちん！また寝てばっか〜！！｣
｢ んぁ〜？？｣
あくびで滲んだ目をやると､ぼやけた姿が映った。
｢ うるさいなぁ〜よしこはぁ〜〜｡｣
あたしはもう一度んん〜っと伸びをして､
仁王立ちするよっすぃ〜を軽く責めた。
『 ぺちん！』
｢ った！｣
軽く頭を叩かれた。ちょっぴりあたしはむくれてみせた。
｢ なに むくれてんの！寝てばっかりいると頭腐るよ！｣
よっすぃ〜が二ッと笑いながら言った。
｢ どぉ〜せよしこみたく おりこうさんじゃぁありませんよぉ〜っだ！｣
あたしも笑った。何でも無い事なんだけど､何だか全てが愛しかった。
何だかとっても 可笑しかった。教室の､この湿った空気すら愛しく思えた。
｢ よっこいしょっと ｣ あたしは大儀そうに立ち上がった。
｢ 行こっか！よっすぃ〜！！｣
あたしは､何時ものようによっすぃ〜の腕に自分の腕を絡めた。
｢ はいはい。行きましょう？お姫様 ｣
あたし達は吹き出しながら早足で､
今は愛しいこの教室を出た。
････と。誰にも見てもらえないっつーのは
それは､それで･･･哀しいね･･！(;＾∇＾;) 梨華風に。
今日は此処まで･･･と。さぁて､仕事しようかなぁ〜？
( ´ Д ｀)＜んぁ〜やりたくなぁ〜〜い。
(;O＾〜＾O)＜だめだってば！サボり過ぎ！
( ´ Д ｀)＜･････････
(;O＾〜＾O)＜･･････？
( ´ Д ｀)＜･･･ｻｻﾐｶﾂ･･･
( O＾〜＾O)＜･･････??ｻｻﾐｶﾂ??
( ´ Д ｀)＜････････
(;O＾〜＾O)＜･･････???
( ´ Д ｀)＜････ﾓﾘﾓﾘ２本目･･･。
(;O＾〜＾O)＜･。
( ´ Д ｀)＜･････････。
(;O＾〜＾O)＜･･････太るよ?!
Σ(;´ Д ｀)＜･･･！！！！
(;O＾〜＾O)＜･････････。
(;´ Д ｀)＜････仕事ιる･･･。
( O＾〜＾O)＜いい子だね。ﾍﾞｲﾍﾞｰ
よしごまなのかいちごまなのか・・・。
ごまとよしの気持ちが気になるっす！
続き楽しみに待ってます！がんがって下さい！
林檎好きなので期待してます。
あたしもよっすぃ〜も同じバスケ部。
あたしはサボりがちなんだけどね。よっすぃ〜がうるさいから
最近はそれなりに精進してます！もともと運動は得意だしね。
――――― それに､よっすぃ〜と一緒ならなんでも楽しい！
｢こら！ごっちん！なにボケッとしてんの〜！｣
｢！あ･･あ〜ごめ〜ん！！｣
あたしの直ぐ目の前をよっすぃ〜のパスが横切った。
｢いや〜おなか空いたなぁ〜って！｣
｢はぁ〜？もう！ボケボケしてて､ケガしてもしんないよ〜！？｣
よっすぃ〜が両手を腰にあて､しかめっ面をしている。
｢･･･ぷぷっ･･よっすぃ〜･･か〜わいい〜！！｣
あたしは､さっき取り損ねてしまったボールを
笑いながらよっすぃ〜にパスした。
｢！む､むっか〜！！ば､馬鹿にしたなぁ〜！！｣
よっすぃ〜もあたしと同じ。笑いながらパスを出す。
(･･･真っ赤になってる。照れてるよ〜！)
――――― やっぱりよっすぃ〜は かわいいよ！
キャプテンが号令を出す。うちのキャプテンは結構美人。
目がクリっとしてて､すっごい背が高い。まるでモデルさん！
髪はさらっさらの超ロング。名前は飯田圭織。イッコ上の３年生。
(･････でもちょっと･･電波入ってんだよね･･･。苦笑)
｢じゃあ､今から練習試合するから〜･･･えっと〜･･･何だ？｣
｢ちょっと､しっかりしてよ〜カオリ〜!!だから〜････｣
今､すかさずフォローに入ったのはキャプテンと同じクラスの矢口先輩。
すっごいミクロ！まじ小さいの！ポケットモンキーって感じ！
｢････というチームでやります！後藤さん！カオリのお話､聞いてる！？｣
｢あぁ･･！は､はい！｣うわ！焦った〜！
｢じゃぁ､はい。これを着て！｣
あたしは ５ と書かれたメッシュ生地の
チョッキみたいなのを受け取った。
｢ごっちん！またボケッとしてた〜！｣
｢はは。今のは確かに！｣
よっすぃ〜も同じチームだ。３ を着ている。
｢よぉ〜し！いっちょ飛びますかぁ〜！｣
｢こっち､落としてね！よっすぃ〜！｣
――――― ジャンプボール ―――――
｢てあっ！｣
制したのはよっすぃ〜。
｢ナイス！よしこ！｣
よっすぃ〜の弾いたボールが､あたしの方にこぼれる。
｢いっくぞぉ〜！｣
――― とりあえず､あたしとよっすぃ〜が居れば､
ほんとに最強。怖いものなんて 何もない ―――