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甘い誘惑

1 名前:れもん 投稿日:2001年12月22日(土)19時36分00秒
いしよしの学園モノやります。
エロくなる…と思います。

更新は遅いと思うんですが、よろしくお願いします。
2 名前: 投稿日:2001年12月22日(土)19時53分53秒
あたしはあなたのことが好きです…

見ているだけでもいい…

笑ってくれるだけでもいい…


それはいけないことですか…?


ただ見ていたいんです…
3 名前: 投稿日:2001年12月22日(土)20時18分36秒
大きな瞳。

いつも輝いて見えます。

あたしはその瞳を見るだけでも幸せなんです。

話した事もないし、ただ遠くで見ているだけ。

それでもいつもあなたを思っています。


ある女子高のいつもの朝の風景。
緊迫した門の前にはたくさんの女子生徒がある人が来るのを待っている。

「来た!ひとみさまよ…」
「…今日こそは私、握手でもなんでもしてもらう!」

「梨華いつもそう言ってるけど全然じゃん〜!」
「…うっ…いいの…」


キキーっとブレイキ音が響く。
そして、一人の少女が車内からゆっくりと門の方に向かってきた。


「おっ…おはようございます…」
「おはよう。」

少女は、眩しいほどの笑顔を浮かべると、朝の光を浴び校舎内に姿を消した。
4 名前: 投稿日:2001年12月23日(日)11時17分51秒


「今日も…だめだった…真希!明日こそは頑張るのよ!!」
「しょうがないよ…ひとみさまにあいさつできるのは一人…しかもじゃんけん」


あたしは一言でもお話したいのに…このままじゃ一生お話なんて出来ない…


「かーいちょう!!」

朝っぱらから元気のいい声。
あたしの気分は最高にブルーなのに…


「会長!今日はよっすぃーさまに挨拶できましたか?」

微笑ましい笑顔に可愛いらしい髪形。そしてそれほど高くない身長。
でもこの少女はかなりの美少女…

「亜依ちゃん…ここ高校よ…亜依ちゃん中学生でしょ…」
「加護は中学生です。でもよっすぃーさまを見るなら手段を選びませ〜ん!」

「はぁ…この子は…」

「それより会長!あたしをファンクラブに入れて下さい!」
5 名前: 投稿日:2001年12月23日(日)11時37分47秒
少女の名前は加護亜依。

梨華の通っている高校の隣の中学に通っている。


「…だからぁ…何度も言ってるでしょ…ここの高校の生徒だけが入れるの…」

すると、亜依の大きな瞳はだんだんと涙目になり…

「だって…加護だって…石川さんと同じでよっすぃーさまが大好きなん
だもん…」


しまいには、大声を出して泣き出した。

「あーもう…亜依ちゃん…わかったよ…会員ナンバー421番ね…」


さっきの涙は嘘だったかのようにニヤリと笑い梨華に抱きついた。

「石川さん!ありがとーございます!また来ます〜」


亜依は梨華に手を振り、高校を後にした。


「…入れちゃったよ…まぁいいか…」
6 名前: 投稿日:2001年12月23日(日)11時56分22秒
「ファンクラブもさー大盛況だね〜」
「そうだよね…ひとみさまファンクラブだもん…」


そう…あたしはひとみさまファンクラブの会長。

すこしでもお近づきになれれば…って思って作ったファンクラブ…

でもさ…抜け駆けはダメなんだよね…

あたしが決めたことだけど…


「あのさ…さっきの小さい女の子は誰…?」
「あの子はうちの近所に住んでる子…ひとみさま大好きなんだって…」
「へぇ…」


亜依ちゃんは何故かひとみさまとお喋りしたことあるんだよね…

あたしは一度もないのにさ!


「もう教室戻ろっか!」

「うん…え…あ……」

「どうし…た…」
7 名前: 投稿日:2001年12月23日(日)12時08分08秒
あたしは最高にバカだ…


何で前見て歩いてなかったんだか…


気づいたときにはもう遅い…


どん!

はらはらと大量の本がぶつかった人の手元から落ちる。

「ご…ごめんなさい…」

「あなたこそ大丈夫?」

「はい…大丈夫で……すっ!!」


これこそ運命。

今気づいた…


ぶつかったのは…ひとみさま…


「あ…あ…ご…ごめんなさい!!」
「大丈夫?ごめんね…私がちゃんと前見てなかったから…」


違います…ひとみさま…あたしが悪いんです…

それにしても何故かこうゆうとき言おうと思ってたことが口に出ない……
8 名前: 投稿日:2001年12月23日(日)12時25分04秒
成績優秀で容姿抜群のあなたのことが大好きです…
人に優しくって、図書室でいつも本を読んでいるあなたのことが…

お話したいです…お近づきになりたいです…


その愛しのあなたが今あたしの目の前にいる…!!


「本当にごめんね…怪我ない…?」

ばりばり元気ですよ!怪我なんかまったくしてないです!

「大丈夫です…あ…ありがとうございます!」

「そう…じゃあ…」


そう言ってひとみさまは立ち去っていった。

つかの間の出来事。
なんかもう…怪我してもいいからもう一度ひとみさまと話したい…!!


「あはは…ひとみさまとぶつかっちゃったぁ…はは…」
「…あたしもぶつかりたかった…」
9 名前: 投稿日:2001年12月23日(日)17時51分50秒
あなたのことがもっと知りたいです…

もっと近づきたい…



学校の帰りのファーストフード店はいつも混んでるんだよなぁ…
それになぜかあたし亜依ちゃんと来てるし…

「で…よっすぃーさまと喋ったん?」
「なんで学校では関西弁じゃないの…?」

「よっすぃーさまが見てたらどないすんねん。なぁ梨華?」

亜衣ちゃんかなり裏表ある…
見た目は美少女って感じなんだけどね…

「うちはなぁ…よっすぃーさまと三回も喋ったことあんねんで!
梨華なんか今日始めて喋ったんやろ?」

「…亜依ちゃんワザとひとみさまの前で転んでみたりしたんでしょ…」

手に持っていたジュースを一気に飲み干す。

「抜け駆けはあかんで!みんなのよっすぃーさまやねんから!」
「はいはい…」

すると亜依はハンバーガーを口に詰め込めとかばんの中をあさり始めた。

「梨華!見てみぃ!よっすぃーさまの生写真!」

「きゃ〜〜!!嘘コレどうしたの?」

「今日高校に忍び込んで買ってん〜♪」

「いいなぁ…写真部で買ったんだよねぇ…あのさ忍び込んだの…?」

「うん♪そうやで。」

「………亜依ちゃん…」
10 名前: 投稿日:2001年12月25日(火)13時01分34秒
ひとみさまの話で盛り上がってるとだんだんと外は暗くなっていた。

「わぁ!もうこんな時間!帰るね!」
「うちはもうちょっと居るわ。梨華は大変やなぁ…家事とか任されてるん
やろ?」

亜依ちゃんは心配そうな顔をしてあたしを見つめている。
でも…大丈夫だよ…

「あの家にはお世話になってるから…いいんだ!じゃあね!」




「梨華はえらいなぁ…親おらんのに一人で頑張ってて…」




がらがら……

「ただいま帰りました…」

……………………


…返事が返ってくるわけないか…
一度も返ってきたことなんてないし…


ちょっと前までは辛かった。
でも…もう慣れちゃった…
11 名前:10 投稿日:2001年12月25日(火)14時32分08秒
慣れって怖い。

慣れたら辛いとも悲しいとも思わない。
ただ弱いだけの自分になっていくみたい…


「あーら!今頃帰ってきたの?」

この声は…

「今日はちょっと…今からご飯作ります…」
「居候のくせにさー。もっと早く帰ってきて掃除とかしなさいよ。」

わかってるよ…そんなとこ…

「麻琴!梨華さんにだっていろいろあるのよ!」

階段からゆっくりと降りてきた女の子。
あたしに優しいこの人。
圭織さん。

「だってーこの子居候でしょ?これくらいしてもらったっていいじゃん。」
「だから!もぉ!梨華さんごめんね…気にしないで。」

別にいつものことだもん。気にしてない。

「いいんです。ご飯作りますね。」
12 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月25日(火)14時37分42秒
れもんさんの新作はっけ〜ん♪
タイトルからしてそそられますね〜
梨華ちゃんの家庭環境が気になりますし…
早くエロくならないかな〜(笑)
頑張ってくださいね♪
13 名前:11 投稿日:2001年12月25日(火)14時50分40秒
あたしは居候。

だから年下の麻琴ちゃんにあんな風に言われちゃったりするんだ。

この家に来てもう一ヶ月。
結構いろんなことで我慢してると思うんだ。

疲れる。


キッチンにはトントンと野菜を切る包丁の音だけが響いてる。

今日の夕食はシチュー。

よく作ったなぁ…
お父さん生きてたら今日みたいに寒い日一緒に食べてたんだろうな…


「梨華さん…」


「あっ!すいません…さっきは…」

「本当に麻琴は…ごめんね…梨華さんもうこの家になれてきた?」


「…はい…」
「そう。よかった…おじさんのことでいろいろあったけど…梨華さん
いろいろ頑張っててすごくえらいなぁって思うよ。だからもうあんまり
我慢しないでね…何でも言ってね。」

思い出すと胸が痛くなる…
お父さん…

「はい…もう普通に生活できるようになったし…いろいろ迷惑かけると
思うんですけどよろしくお願いします…」
14 名前:12 投稿日:2001年12月25日(火)15時14分57秒
お父さんがあたしの目の前から姿を消して二ヶ月ちょっと。

眠れない日が続いて、怖い夢ばっかり見てた。

あたしも死んじゃえばお父さんとお母さんの所に行ける…
だから死んじゃおうって…


そんなときだった。

学校にロクにも行ってないとき友達が持ってきてくれた
手紙の中にすごくかっこいい人が転入して来たって。

それに写真が入ってた。

写真を見てかっこいいなって思った。

吉澤ひとみさん。

あたしと同じ年。
初めて見たときかっこいいなぁとしか思わなかった。

でもだんだんわかってきた。
笑顔がすごく優しくて。
見ているだけでも気持ちが落ち着いて心から素敵な人だなぁって思うように
なった。

あたしはその笑顔を見たくて学校に行くようになった。

お父さんのこと。
とても辛かった。
突然の事故であたしの目に前から姿を消した。

お母さんはあたしを産んですぐ病気で…

ひとみさまはいつも笑ってて。
あたしの為に笑ってくれてるんじゃないってわかってても
なんだか嬉しくて…

だからいつかあたしの為に笑って欲しいな…
15 名前:13 投稿日:2001年12月25日(火)15時33分03秒
そして今おばさんの家に居候として置いてもらってる。

あたしはここに住ましてもらってるんだ。

だから出来る事はちゃんとしようって決めた。


ここで辛いことがあってもひとみさまの笑顔見て頑張ろうって決めたんだ。



「いいかげん起きなさいよ!ちょっと!」

麻琴ちゃんの声…

「ん…ん…」
「あたしを起こせっつたのに何自分寝てんのよ!」

そういえば昨日言ってたな…

あたし昨日お風呂入ってすぐ寝ちゃったから目覚ましすんの忘れてた…

「ご…めん…!すぐご飯作るから…」
「もうお母さんが作ってるわよ!ホント役立たずだねぇ…」

役立たずって…これでもあたしなりに頑張ってるのに…



「おはようございます…あのご飯…」
「あーいいわよ。今日は私が作ったし。あなただって毎日朝早いの疲れ
るでしょ。」

「…本当にごめんなさい…これからはちゃんと作ります…」
16 名前:14 投稿日:2001年12月25日(火)15時51分55秒
この家の人たちは何だかあたしが嫌いみたい。

麻琴ちゃんは何てゆうか…意地悪だし…
圭織さんは優しい。

二人の親はどちらもあたしとあまり話さない。

とくにお母さんの方は…今日ご飯作ってくれたけど嫌そうな顔してたもんなぁ…

あたしがここに来るときも圭織さん以外みんなすごく嫌そうな顔してた。

そりゃそうだよね…自分たち家族の家に親を亡くした女子高生と
一緒に住むことになったんだもん…

いつまで家に居座られるかわからない奴なんて家に置いておきたく
ないもんね…

あたしはここから早く出て行ったほうがいいよね…



「行って来ます……」

たった二ヶ月前までは『行ってらっしゃい』の声があたしの耳に
届いてたんだよね…

でもそんなことはもう一生ないんだ……
17 名前:15 投稿日:2001年12月25日(火)16時09分52秒
いつもの通学路。

この辺でいつも亜依ちゃんに会うんだけどなぁ…


「梨華ぁ〜!おっはよ〜!」
「おはよう!」

「なぁなぁ…聞いてや!朝なよっすぃーさまに会ってん!」
「…ウソでしょ…ひとみさまはお金持ちだから車で来てるじゃん…」

「やから…車を見みてん!中見えてんけど…なんかなぁ…いつもとちゃう
表情やってん…」

「表情くらい誰だって変わるよ。」

「ちゃうねん…なんかむっちゃすごい座り方で顔とかすっごい怒っとってん…」

「怒る…ひとみさまはいつも笑ってる印象だからなぁ…よくわかんないけど…」

ひとみさまは笑ってるイメージしかないもんなぁ…

「ホンマやねん!うちもむっちゃびっくりしてんけどな…だってあの
ひとみさまがやで…」

「う〜ん…車の中がちょっと見えただけじゃ人違いかもよ…」

亜依ちゃんは必死にあたしに伝えようとしてる。
ひとみさまが怒ってた…そりゃ怒ることくらいあると思うけど…

「ちゃうねん!ホンマやねん…うちやって信じたないけど…」

あたしだって裏の顔みたいなのは信じたくないよ…

ひとみさまは笑ってるのが一番いいんだもん…
18 名前:16 投稿日:2001年12月25日(火)16時23分35秒
亜依ちゃんの言ってたこと…
なんか気になっちゃうよ…


ガラッ……

「おは…よ…」

「おはよう!もしかして梨華って図書委員!?」

教室に入るなり女子が数人集まって梨華に問い掛ける。

「そ…うだけど…」

なんか嫌な行事でもあるんじゃないの……

「マジでぇ!!!梨華だよ〜!!」

「何が…?」

「図書委員が集まって図書室掃除するやつ!今週からでしょ!
それが…ひとみさまと梨華は二人で出来るの!!しかも一週間も!」

そういえばそんなのがあったような…
てゆーかひ…ひ…ひとみさまとぉ〜!?


「……ほ…ホントに…」

「まじ!まじ!いいなぁ…代わって欲しいよ…」

「はは…はは…」

本当にひとみさまと二人っきりで…

いいのかなぁ…
あたしなんかが…ひとみさまと…
19 名前:れもん 投稿日:2001年12月25日(火)16時30分40秒
>12 ラヴ梨〜さま
初レスありがとうございます!うれしいでっす…(涙
もうすぐエローくなります(w
月板のはなかなかエロくならんのでこっちは…(w
頑張りまっす♪
20 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月26日(水)02時31分31秒
この話も梨華ちゃんがかわいそうな少女…
せつない!!
これだから、れもんさんの小説はやめられませんよ
よっすぃ〜が救うのを期待しましょ♪
まさか二人っきりの図書室で…ドキドキ
21 名前:夜叉 投稿日:2001年12月26日(水)16時32分42秒
吉に是非,石を救ってもらいたいものです。
これからの展開に期待してます。
22 名前:17 投稿日:2001年12月28日(金)18時52分57秒
放課後の図書室。

おまけに二人きり。


「……ぐはぁ…真希…どうしよ…」

サンドウィッチ片手に物思いに悩んでいた。

「……ひとみさまのことでしょ…いいね…しかも!一週間も…」
「はぁ…嬉しすぎるよぉ…」

そのことばかり悩んでいてなかなか昼ごはんは進まない。


何を考えてもひとみさまぁ…

ひとみさまぁ…


時が経つのは早いもので…
そして放課後……

「うう…真希ぃ…髪の毛おかしくない?」

「おかしくない。おかしくない。」
どうでもよさそうに真希が適当に答える。

「そう…?じゃあ行ってきます…」

たくさんの女子の視線を受けながら図書室へ向かった。
23 名前:18 投稿日:2001年12月28日(金)19時14分42秒
梨華の教室から図書室まで歩いても40秒くらいの距離。
その距離をゆっくりゆっくりと2分くらいかけて歩いていた。


心臓は飛び出そうなくらいの鼓動。
昨日一言話しただけのひとみ。


会話は途切れたりしないかなぁ…
緊張して何か起こったら…


うあーん!緊張する…

とうとう図書室前。

一気に…開けちゃえ…


「……石川さん…?」
「は…はいぃ…よろしくお願いしますっ…」
声が裏返る〜!!どうしよ…?

「こちらこそよろしく。そういえば昨日ぶつかったような気がするんだけど…」

今の梨華には太陽よりも眩しいこの笑顔。
顔を真っ赤にして質問に答える。

「はいぃ…ぶつかりましたぁ…」
「…大丈夫?なんか緊張してる…?」

はい…もう緊張しまくりですよぅ…
だって…学園のアイドルがあたしの目の前にいるんだからぁ…
24 名前:19 投稿日:2001年12月28日(金)19時46分56秒
「き…緊張…ははぁ…な…んかぁははぁ…」

意味の分からないことを連発している梨華。

「あの…大丈夫…?掃除始めよっか…」
「はいぃ…」

あーもう…なんであたしはいつも緊張するとこうなっちゃうの…

「じゃあそこの本下ろしていこっか。」

ひとみは5,6冊の本を一気に持ち上げ、ゆっくりと下ろしていった。

「けっこう図書委員って大変だね…」

ひとみは静かに呟いた。

「そう…ですね…あたし推薦されたんでなんか…」

真希が面白半分であたしを推薦したんだよ…
嫌だったけどこんな日があるなら来年もやります…

「そっか…委員とか面倒だよね…」

「ええ…ひと…吉澤さ…んもそんなこと思うんですかぁ…?」

「そりゃあ思うよ…石川さんてなんか変わった人だね…」

ひとみさまはあたしの方を見てくすっと小さく笑った。

ちょ…っと待って…あたしの夢叶った…
笑ってもらいたい…て思ってたんだよぉ…

う…嬉しいよ…

25 名前:20 投稿日:2001年12月28日(金)20時12分38秒
一番お腹の空く4時間目…
あたしは隣の席の真希に話を持ちかけた。

「真希ぃ…今日で図書室清掃終わりだよ…嫌だもっとひとみさまと居たいよ…」
「しょうがないね。あれは期限付きだし。まっ!ひと時の幸せってこと。」

ひと時の幸せ…あまりにも一週間って短すぎる…

「もっとお話したいよ…これからはファンの子とか邪魔で話すことなんて
出来ない…」

「梨華もファンの一人でしょ…潔く諦めなさい。」
「…もう……」

梨華はブーっと頬を膨らませしょんぼりとした目で教科書に目をやった。


一日目から梨華はひとみにたくさん笑ってもらえた。
少しは二人の距離が縮まったはず。

この一週間会話が絶えることは無かった。
でもいつまでも掃除を一緒にやってられるわけではない。


そして放課後この図書室に来るのも今日でおしまい…

「吉澤さ…あれ…」
「石川さん!掃除終わっちゃったよ!あと本棚拭くだけだったからもう
やっちゃった!」


「あ…ごめん…やってて貰って…」
「いいの!余った時間話せるしね!」

ひとみさま…
     
26 名前:れもん 投稿日:2001年12月28日(金)21時06分11秒
久ぶりに更新でっす!

>20 ラヴ梨〜さま
レスありがとうございます。
またまた梨華ちゃんが…って感じですね…
早くエロ入れたいっす(w

>21 夜叉さま
レスありがとうございます。
よっすぃーは救ってくれるんでしょうか…?
月板のは暗〜いのでこっちのは明るめにしたです!
27 名前:夜叉 投稿日:2001年12月29日(土)17時03分46秒
暗いのも、痛いのも好きです、でも明るいのも(爆)。
吉様、報われない石に愛の手を…。
期待してます。

28 名前:21 投稿日:2001年12月29日(土)22時27分25秒
この一週間楽しかった…

ひとみさまのいろんな笑顔が見れて…
少しでもお近づきになれたかな…?

ただあなたの笑顔が見たかったんです…

ひとみさま…大好きです…

口で言わないときっと伝わらない…
今言わないと…

見ているだけでいいって思ってた…でも…

もうこの気持ちは抑えきれない…言うしかない…


「石川さん?」
「……よ…しざわさん…」

あたしはこのまま気持ちを伝えないでいいの…
きっと後悔する…


「どうかした?」
「……あ…たしずっと吉澤さんのコトが…す…」


自分の気持ち伝えないと…

ひとみさまが好きです…

この一言が…もう!


「あたしは吉澤さんが…好きです…」
29 名前:22 投稿日:2001年12月29日(土)22時38分49秒
……………

ひとみさまは何も言わずあたしの方を見つめている。


ダメかなぁ…

ひとみさまはあたしなんかより美人な子にたくさん告られてるけど
全部断ってる。

じゃああたしなんか全然じゃ…


「………石川さん…抱いて欲しいの?…」

…………


……ん…んん!


抱いて欲しいって…何を言って…
あたしは…ひとみさまが好きで…

それにひとみさま…何でそんなこと口にしてるの…


「あ…のあたしは…好きですって…」
「だからぁ!抱いて欲しいんでしょ!」

さっきとは全く異なる強い口調。

ひとみの口から『抱いて欲しい』なんて言葉が出るなんて思いもしなかった
梨華は驚きを隠せない。
30 名前:23 投稿日:2001年12月29日(土)22時53分09秒
あたしは抱いて欲しいなんて一言も言ってない…

それになんかひとみさまの口調が…
いつもと違うような…


「…石川さん…いや……梨華でいいや…まぁ無理やりでも
今日ヤっちゃうつもりだったし…」

「ちょ…吉澤さ…」

「かわいいもんねぇ…早くヤリたかったんだぁ…」


ヤリたいって…

あの優等生でのひとみさまが…
笑顔が素敵で美人なひとみさまが…

なんでこんなことに…

「やっ…帰ります…」
「なーに言ってんの…私が好きなんでしょ?抱いて欲しいんでしょ?」

逃げようとする梨華を捕らえるひとみ。

いつもの笑顔とは一転した悪魔のような笑顔。


怖い……

いつものひとみさまじゃない…

「は…放して…あたしは抱いて欲しいなんて思ってもない…」
31 名前:24 投稿日:2001年12月29日(土)23時16分07秒
「じゃあその他に何かあるの?好きだからやるんでしょ…?」

ひとみさまは好きだよ…

でも抱いて欲しいとかそういう感情は抱いたことはないもん…

それにひとみさまは…こんなんじゃないよね…
嘘だよね…?

「図書室も案外いいとこだね…広いソファーがあるし…
いつもみたいに優等生ぶってるときはこんなとこ嫌いだけどね…」


するとひとみは軽々と梨華を抱き上げソファーに押し倒した。

「やっ……優等生ぶってるって…なにが…」
「だからこっちが地なんです〜♪」

ウソ…
いつも見てるひとみさまは本当のひとみさまじゃないの…?

「それじゃあ…二重人格じゃあ…」
「正確にはそうじゃないの?そんなこといいから…」


ひとみは梨華の紺のブレザーを脱がし始めた。

「いやぁ…!やめて…」
「いいでしょ…この一週間あなた見てるとずーっとムラムラしてたの…
もう我慢の限界。」
32 名前:れもん 投稿日:2001年12月29日(土)23時24分29秒
少し更新です。


>27 夜叉さま
レス感謝です。
私も痛いの好きです。とゆーか切ないのが…
よっすぃー、愛の手を差しのべることそっちのけでセクハラに近い
ことやってますなぁ…(w
33 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月29日(土)23時46分48秒
(T▽T)<あ〜れ〜

な、急展開に笑ってしまいました。
続き期待しています。
34 名前:名無し読者 投稿日:2001年12月30日(日)00時48分50秒
二重人格よっすぃ〜…
続き楽しみです!!期待してます!!
35 名前:夜叉 投稿日:2001年12月30日(日)14時39分07秒
セクハラ吉、ハケーン(w。
別の意味の愛の手を…(鬱)。
普段の吉の行動が明るみに出るのでしょうか、期待してます。
夢見る石の気持ちは玉砕?
36 名前:25 投稿日:2001年12月30日(日)21時32分03秒

脱がされたブレザの下には大きなリボンが付いているブラウス。
ひとみは慣れた手つきでブラウスのボタンを外していく。


「…っ…や……」
「何が嫌なの?私はあなたの嫌がることなんてしてないけど…?」


嫌がるに決まってるじゃん…
こんなこと無理やりされてたら嫌だよ…

「…こんなことされてたら誰だって嫌です…」
「あなたは私が好きなんでしょ?じゃあもっと喜びなさいよ…」


ひとみは不気味な笑顔を浮かべると梨華の唇に自分の唇を強く押し当てた。

「んっ……や…ぁ…」


何であたしは放課後の図書室でこんなことしてるの…?

ただ告白しただけなのに…

37 名前:26 投稿日:2001年12月30日(日)22時19分54秒
「…っぁ…ん…」


ひとみはゆっくり顔を離すと梨華の顔をまじまじと見つめる。
梨華はキスぐらいで甘い吐息が漏れる。

「………っ…?」
「かわいいね…」

そう一言呟くとブラウスを脱がし梨華のよくふかな乳房を露にさせる。

「や…っぁ…」

ひとみは梨華のよくふかな乳房を指ではじいたり時折、優しく舌
で舐めたりする。

「あっぁ…はぁ…や…」

「かわいいね…梨華は…」

38 名前:27 投稿日:2001年12月30日(日)22時39分00秒
「あのさ…ノーブラなの…?」
「ちが……」


そういえば…

今日の朝のことを思い返してみた。

朝急いでで……

着けるのを忘れてた……


「ち…違う…今日忘れただけだもん…」
「そんなんじゃ襲われちゃうよ?…いや…もう襲っちゃってるか…」

ひとみはニっと微笑むと梨華の膝上の短いスカートに目をつけた。

「ここはどーなってるのかなぁ…?」
「……っぁ…や…」


ひとみの大きな瞳。

その瞳に見つめられると何とも言えなくなる。

39 名前:28 投稿日:2001年12月30日(日)23時07分34秒
がっちり梨華の腰を掴むと梨華の一番恥ずかしいゆっくりと
指を這わした。

「ゃ…はぁ…っ…」
「ここはすごいことになってるね…」

無論、梨華のソコは蜜で溢れ返っていた。
ひとみが触れるたび蜜が止めどなく溢れ出てくる。


「ぁ…やっ…や…めて…」
「こんなになってるのにやめちゃっていいのかな…?」


いつもの笑顔は今のひとみの顔からは想像できない。

何かを企む悪魔のようだ……


「お願い…もうやめて…」

「…抱いて欲しいって言うから今こうしてヤッてんでしょ?」
40 名前:れもん 投稿日:2001年12月30日(日)23時20分39秒
更新しました。

ヘンなとこで切ってすみません…
なんか妙に眠くて文章がヘンかもです…(いつもヘンですが…汗)


>33 名無しさま
レスどうもです!
ちっと急展開すぎましたか(w
エロエロ…と考えてるとこうなっちゃいました!(w


>34 名無し読者さま
レスどうもです!
黒よし大好きなんです…(w
梨華ちゃんには悪いけど…(w


>35 夜叉さま
レスどうもです!
セクハラよっすぃー発見されましたか!(w
梨華ちゃんにある意味愛の手を!!(w
41 名前:れもん 投稿日:2001年12月30日(日)23時23分15秒
眠くて文章が…

40の4行目
名無しさんさま
です…

ごめんなさい!
42 名前:33の名無し 投稿日:2001年12月31日(月)01時23分32秒
「名無しさん」だろうが「名無しさんさま」だろうが気にしていません。
気にしているのは今後の展開です(w
43 名前:夜叉 投稿日:2001年12月31日(月)14時04分25秒
きゃー、ある意味、愛の手なんですね(w。汗汗
吉の毒牙?が石に忍び寄ってるよぅ。

そんなん言っておきながら、楽しみにしてる自分(w。吉より鬼畜かも。
44 名前:29 投稿日:2001年12月31日(月)15時58分18秒
あたしはなぜこんなことをされているのでしょう…?


こんな格好でこんな体勢で…

しかもひとみさまと…



「………」

もう恥かしすぎて言葉も出ない…

それなのに…それなのに…
ひとみさまはなんでこんなに意地悪なの…


「声出してもいいんだよ?」

「……絶対やだ…」
「じゃあ出させてあげる……」


ひとみの細い指はいつの間にか下着の中に侵入し濡れた梨華の蕾を摘む。

梨華の吐息は燃えるように熱くて。

「ん…っ…んぁ…っ」

堪えようとする声。

でも快楽には勝てない。


「誰も居ないから大丈夫だって〜我慢しないほうがいいんじゃない?」
45 名前:30 投稿日:2001年12月31日(月)16時20分59秒
大きく開かされた脚。

溢れ出す蜜。


「ねぇ…我慢してんでしょ…?」

その声で耳元で囁かれたら…

尚もひとみの指は梨華の蕾を弄ぶ。


「ぁっ…ふ…ぁんっ…や…」

梨華の表情を見て充分楽しんだのか人差し指をゆっくりと中へ……


「ぁ…い…や…ぁんっ…」
「厭らしい顔…もっと欲しいの…?」

上下に指を動かすと蜜は溢れ出てくる。

ひとみは溢れ出てくる蜜を掬い取ると口に含んだ。


「いやならこんなになるわけ無いでしょ…」
「ぃっ……んっあ…ぁあっ…」

うまく話すことの出来ない梨華に口づけると指を2本中に押し入れた。
46 名前:31 投稿日:2001年12月31日(月)16時53分06秒
「っん…い…っや…あっぁ…」



指を上下に早く動かす。

梨華の体力も限界。


「もぉ…やぁ…んっ…あぁ…」

「梨華…」


ビクっと梨華の身体が一瞬、痙攣を起こした。



「………ん…」
「すごーいえっちなんだぁ…よかったよ…」
47 名前:32 投稿日:2001年12月31日(月)20時14分02秒
「もう…帰る…」

床に落ちていた制服を拾い、着替え始める。

「ねぇ…もう一回しよ?」

ひとみの手が梨華の肩に回る。
自分の方にと強く肩を引き寄せる。

「バカにするのもいいかげんにして…」

「…よかったんでしょ?抱いて欲しかったんでしょ?」


よくなんてないもん…


「好きだったのに…もう大嫌い…」

ひとみさまのバカぁ…



ばんっ!!
大きな音をたててドアを閉める。



「調子狂うなぁ…かわいいのに…あの子…」
48 名前:33 投稿日:2001年12月31日(月)20時30分13秒
あたしは…抱いて欲しくて告白したんじゃない…


好きだから…


それにひとみさまは二重人格って…

信じられない。
いつもの笑顔はどこに行ったの…?


あたしの大好きな笑顔は…


「…あ…」

ひとみのことばかり考えているといつの間にか自宅に到着していた。

「どうしよ…ご飯も掃除もしてない…」

6時には帰ると伝えたのにもう既に7時を過ぎている。
この寒さの中、外でいつまでも立っていられない。

とりあえず中へ…


「帰りました…」
「あ!お母さん!帰ってきたよ!」

麻琴ちゃんの声…

いつもは聞こえない返答が返ってきた。

「梨華さん。ちょっと来なさい…」

いつもと違う険しい表情。
49 名前:34 投稿日:2001年12月31日(月)20時42分08秒
おばさんに連れられてリビングへ。

「梨華さん。何時だと思っているの…ご飯も作らないで。」

「ごめんなさい…ちょっと掃除が長引いて…」

本当は終わってたけど…ひとみさまが…


「電話の一本よこしてもいいんじゃないの!こっちは居候させてるのよ?
少しは言うこと聞きなさい!」


あたしは居候だよ…でもしたいことはたくさんある…
遊びにだって行きたいし…

「ごめんなさい…これからは気をつけます…」
「…いつもじゃない!私はあなたをここに住ませたくないのに…」


そうだ…あたしはこの家に必要ないんだよ…

あたしは要らない人間なんだ…


「ごめんなさいっ…」
「ちょ…梨華さん!?」


その場にいるのが辛くて…


家を飛び出した。
50 名前:35 投稿日:2001年12月31日(月)20時54分23秒
行く当てなんてない。

でもあの家には居れないよ…

夜の街をさまようだけ…

「ぅっ…もうやだ…っ」


なんでお父さん死んじゃったの…
あたし一人ぼっちだよ…


「君!一人?」

茶髪でピアスをしてる男。

いかにもキャッチっぽい…

「一人ですけど…」
「ビデオとか出てみない?何歳?」
「結構です…」
「君可愛いしさーすぐ人気でるよ!」

しつこいなぁ…

制服着てるんだから女子高生ってわかるでしょ…

「じゃあさ事務所行こう!気が変わるかもしれないし!」

その男は強引にあたしに腕を掴む。

「いやです…放してください…」
「行こ!行こ!」


「ちょっと!梨華!」

どこかで聞いた声…
51 名前:36 投稿日:2001年12月31日(月)21時18分32秒
「こんなことで何やってんの?」

ひとみさま…

「友達?君もどう?」
「おじさん…私ら高校生ですけど…犯罪じゃないんですか?警察に言っちゃい
ますよ?」


「はは…失礼…」

その男は夜の街に消えて行った。

「何やってんの…こんなとこで…」
「……別に…」
「夜にこんなとこ歩いてたら危ないよ。家まで送ろうか?」
「……ほっといて…」


「何かあったの?」
「…行くとこないんだもん…」

あたしには行く所なんてもうないよ…


「じゃあ家おいでよ。ほら車乗って。」
「えっ…あ…」


梨華は停めてあったひとみの車に無理やり乗せられた。
52 名前:れもん 投稿日:2001年12月31日(月)21時29分56秒
更新しました。


>42 33の名無しさま
レスありがとうございます。
気にしてなさらなくてよかったです。そしてごめんなさい!
これからの展開…たぶんエロエロで御座います(w
来年もよろしくお願いします。


>43 夜叉さま
レスありがとうございます。
いえいえ、書いてる私の方が鬼畜です(w
毒牙…魔の手かもです(w
来年もよろしくお願いします。


今年もあと数時間で終わりですね。

紅白見ましたか?よっすぃーにメロメロで御座います。

来年も頑張ります。
それでは皆様にとってよい年でありますように…

よいお年を。
53 名前:popi 投稿日:2002年01月01日(火)02時10分10秒
あけましておめでとうございます!
今年初読み小説がこれで幸せ!
もっとつっぱしっちゃってください!
54 名前:夜叉 投稿日:2002年01月01日(火)21時43分11秒
あけおめでございます。

吉、石に愛の奴隷宣告?(w
何か、思わぬ方向にいって、結局救われるのかな?
続き、気になりますな。

紅白見ました、吉納め、素敵でした(赤面。
吉始めも(赤面再び。w
今年もぶいぶい読ませていただきます。
よろしくお願いします。
55 名前:レイン 投稿日:2002年01月03日(木)03時13分23秒
すっごくこの小説いいです。
偶然発見して良かった〜
これからの展開が楽しみ♪
56 名前:37 投稿日:2002年01月03日(木)19時00分18秒
車内では殆ど会話はないまま車が停まった。

「着いた…」
「………」


車が泊まった場所は大きく聳え立ついわゆる豪邸。


「ここ…?」
「そっ…入って」


入り口は自動で開いて庭にはたくさん花が咲いている。

「おかえりなさいませ。お嬢様。」

沢山のメイドが迎える。

「こっち。」

ひとみに手招きされ、梨華は一つの部屋の前に立ち止まった。

「今日はここで寝て。」
「…………」


あたしは今日ここに泊まらしてもらうんだよね…
またあんなことになったらどうしよう…

…怖い…
57 名前:38 投稿日:2002年01月03日(木)19時16分42秒
「寝込み襲っちゃおうかなぁ…」
「な…っ…」

悪戯っぽく話すひとみ。

「うそです〜寝込み襲ったりなんかしないよーだ。」
「絶対…?」
「はいはい。襲いません。」

もう…びっくりするじゃん…


梨華はため息を吐くと改めて部屋に入った。

「わぁ…すごい…」


まるで高級ホテルのような豪華な部屋。

今日ここで寝泊りするなんて信じがたい。

58 名前:39 投稿日:2002年01月03日(木)19時30分07秒
「んじゃごゆっくり…」

一言呟くとひとみは部屋を後にした。

「ひとみさまぁ…」

大嫌いとか言ったのになんでこんなに良くしてくれるんだろう…

確かに今日あったことは本当にびっくりした。

でもやっぱりひとみさまが…好き…


「なんか寝むたい…寝よ…」


今日はいろんなことがあって疲れちゃった…

おばさん心配…するわけないか…
59 名前:40 投稿日:2002年01月03日(木)19時45分19秒
「華…梨華っ!」

「…はいっ?」


目の前にはひとみが座っている。


「あ…おはよ…」
「早くご飯食べないと遅刻するよ。」


そうだ…あたしひとみさまの家に泊まったんだ…
何にも無かったよね…?

「あの…」
「早く!」

ひとみさまは…昨日のこと全然気にしてないのかなぁ…?
あたしが気にしすぎかな…

えっち…しちゃったんだよね…

なんか恥ずかしいよ…

60 名前:れもん 投稿日:2002年01月03日(木)19時56分01秒
あけましておめでとうございます。
少し更新です。


>53 popiさま
レス感謝です!
こんな駄目文読んでくださってありがとうございます(涙
今年はもっとつっぱしります(w


>54 夜叉さま
レス感謝です。
思わぬ方向…エロ(w
昨日のドラマもよしこさん素敵で御座いましたね(w


>55 レインさま
レス感謝です。
発見されましたか!(w
こんな駄目文ですけどこれからも読んで下さると幸いです。
61 名前:レイン 投稿日:2002年01月03日(木)21時26分44秒
最高でございます
駄目文なんかじゃございませんって!
62 名前:夜叉 投稿日:2002年01月04日(金)03時00分27秒
救われてる…、のかな?
なんか、勝手に願うばかりで(爆)。

吉、ドラマで斜め上からの映像があったんですが、綺麗すぎ。
さらに萌(略。
63 名前:れもん 投稿日:2002年01月07日(月)18時23分17秒
更新遅くてすみません(大涙
冬休みの宿題やってなくて…(涙


>61 レインさま
レス感謝です。
そういって下さってもう感謝、感謝ですよ(感涙
更新遅くてすみません…(涙

>62 夜叉さま
レスありがとうございます。
もう、綺麗すぎですよね〜
毎年コンサートのチケット取れなくて今年こそは生で見るぞ〜と
密かに野望に思ってたり(w
64 名前:へっぽこ 投稿日:2002年01月08日(火)01時42分58秒
せつなすぎる…
エロでさえせつない…
梨華の気持ちもせつない…
麻琴きらーーーーーーい!
65 名前:41 投稿日:2002年01月08日(火)11時34分10秒
かたかたとゆれる車。


顔合わすのも恥ずかしい…


「…梨華?」
「……な…に?…」


「別に…なんかぼーっとしてるなぁって…」
「……」


本当にひとみさま気にしてないみたい…
あたしは話すのも恥ずかしいのに…


窓の外を眺めているといつもの通学路。
そこには見覚えのある小さい少女。

「ん…あ!亜依ちゃん…!ちょっと止めてください!」
「へ…誰?」


梨華は車から抜け出すと亜依の元へ全力で走った。

「…あ〜梨華やん。どーしたん?へ……よっすぃ…さま…も…?」
「こんにちは。梨華ちゃんの友達の吉澤です。」


ひとみは天使のような微笑を顔いっぱい浮かべると亜依に丁寧に挨拶を交わす。


あたしと喋ってるときとだいぶ違うような…
66 名前:42 投稿日:2002年01月08日(火)11時45分02秒
「加護亜依です!あの…梨華と…梨華ちゃんと友達…なんですか…?」
「梨華ちゃんとは友達よ…どうかした?」


亜衣は一瞬、梨華を睨み付けると泣きそうな声ででひとみに話かける。


「…私…さっき転んでしまって脚が痛くて…このままじゃ学校に行けない…」


またも亜依は梨華を鼻で笑うとひとみの前で悲劇のヒロインを演じ続けた。


亜依ちゃん…怪我なんてしてないじゃん…


「大丈夫!?車で送ろうか?」
「嗚呼…いいんですか!?お願いしても…」

「いいのよ…早く車に乗って…」
「すみません…」


亜依は勝利の笑顔を顔に浮かべると車内に乗り込んだ。
67 名前:43 投稿日:2002年01月08日(火)12時13分04秒
「あのぉ…ひとみさまとお呼びしても宜しいですかぁ…?」
「別にひとみでいいよ…亜依ちゃんて呼べばいいかな?」

この会話にはついていけない…

「はい!何とでもお呼びください!」


「もうすぐ学校だね…」
「私…もっとひとみさまと居たいですっ…」

何を言ってんだか…

「じゃあまたうちに遊びにおいでよ…」
「いいんですか…!また行かせて頂きますっ!」


亜依ちゃん大胆だな…あたしはあんなこと絶対言えないよ…

「ここでいいです。ありがとうございました。またお家行かせて頂きますっ。」
「またね…」
「亜依ちゃん…ばいばい…」

亜依が居なくなると車内は静まる。


「あの子かわいいね…」
「亜依ちゃん中2だから手出しちゃ駄目だよ。」
「はいはい。わかりましたー」
68 名前:44 投稿日:2002年01月08日(火)12時22分11秒
あたしは学校の近くで車から降りた。

ひとみさまと学校、一緒に来たとかでなんか言われそうだもん…


今日…帰る所ないよ…どうしよう…

あの家にはもう帰れないし…


「梨華っ!おっはよ〜。」
「お…はよう…」

真希の家はお店やってるし…
泊まらしてもらうのも迷惑そう…


本当にどうしよう…




……もう放課後か…

「明日ね〜ばいばい〜」

あたしに明日はあるのかな…

帰る所ないし…
69 名前:45 投稿日:2002年01月08日(火)12時36分05秒
とりあえず門の外に出る。

どこに行ったらいいの…?行く場所が無いよ…


何故かこんなときに限ってひとみさまのことが頭に浮かぶ…

ひとみさま…ひとみさま…


「梨華!」

…ひとみさま…だ…

「もぉ!何処行ってんのよ!帰る所ないんでしょ!」
「でも…もう迷惑かけれないよ…それに…家の人も…」


あの家の人は心配してないと思うけど…

勝手に家を出たあたしも悪いんだ…


「梨華の家に行こ。泣くぐらい帰れない理由があるんでしょ!」

ひとみは梨華の手首を強く掴む。


「待って…ちょっ…」


ひとみさまはかなり強引…


でもそんなひとみさまがあたしは好きなんだ…
70 名前:れもん 投稿日:2002年01月08日(火)12時46分14秒
更新しました。

実はもうすぐラストなんです…
あと1,2回の更新ですけどお付き合い下さると幸いです。


>64 へっぽこさま
レス感謝です。
あんまりエロくならない…(w
ラストにエロを!とか思ってたんですけど…(番外編とかでやりたいです…w)
切ない…そういって頂けて光栄です(w
71 名前:夜叉 投稿日:2002年01月08日(火)14時22分58秒
をぉ、救ってくれそうな予感…。
あと、1、2回でラストなんですね(鬱)。どこまでもお付き合いするですよ。

余談ですが、やっと正月の6時間特番を制覇。
内容はさておき、吉、可愛いでしゅ。はぁ…。
大阪にて王子様と姫を拝んできます。

72 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月08日(火)14時54分38秒
うーん、よっすぃーは何を考えているんでしょうか?
よっすぃーは梨華の救世主になるのでしょうか?
すんごく楽しみです。最後まで頑張ってください。
梨華ちゃんとよっすぃーは結ばれてほしいですなあ。
73 名前:トミィ 投稿日:2002年01月08日(火)17時27分31秒
ひそかにかなり愛読しております。
頑張ってください!
ざーとらしい演技の加護・・・面白い♪
是非、よっすぃーは梨華ちゃんを邪悪なまこっちゃんたちから
救ってあげてください。
74 名前:レイン 投稿日:2002年01月08日(火)18時44分34秒
終わりですか?ぜひ、
次の作品も書いてください
75 名前:46 投稿日:2002年01月10日(木)17時18分46秒
「で…ここだね…」
「なんで家知ってるのよ…」

「さぁ〜?」


とゆうわけでひとみさまに強引に連れて来られた。

なんか…入るのすごく気まずいよ…


「…帰りました…」

戸を開けるとぱたぱたと人が廊下を走る音。

「…梨華さん!どこ行ってたの!!」
「………友達のところ…です…」

おばさんは完全に怒ってる。


「あなたのお宅に泊まらして頂いてたの?」

おばさんの指差している方向は…

「はい。私の家に梨華さんがお泊りになりました。」


ひとみさま…しかいないよ…

「まぁ…いいから部屋の中に入って」
76 名前:47 投稿日:2002年01月10日(木)17時28分15秒
「梨華さんは…これからどうするつもり…?」
「…あたしは…」


どうするつもりって言っても…ここしか帰るとこないのに…
どうしようもないよ…


「あなた…本当に家事とかこなす気があるならここに居てもいいわ…
でも…何もしないなら…出て行って貰ってもいいわね…」

「………」

こなす気はある…よ…
でも時間とか…いろいろあるし…


「あの…お話中悪いんですけど…梨華さんはうちの家に住むってゆうのは
どうですか…?」

……………

……理解するまでに時間がかかった。
だって…それって…同居…だよね…


ひとみの突然の言葉になんとも言えない。

「そんな…住ませてもらうって…」

おばさんはそんなこと言ってるけど顔は喜んでるように見えるよ…


はっきりあたしに出てけって言ったらいいじゃない…
77 名前:48 投稿日:2002年01月10日(木)17時39分27秒
「いいんです。部屋たくさん余ってますし…どうですか?」

「そうねぇ…お願いしちゃっていいかしら…」


待ってよ…これはあたしが決めることなのに勝手に話が進んでる…

しかも…同居って言ったら…


あんなことや…こんなことに…

つまりせ…性的なことになるんじゃ…


「ん〜。じゃお願いしちゃっていいかしら…」

おばさんの一言の返事で…決まったの…?


「ちょっと待って下さい…これはあたしが決めることなんじゃないんですか…」
「梨華…さんだっていいでしょう…?うちは部屋余ってるから気にすること
ないのよ…ね…」


気にすることなんて山のようにあるよ〜!
どうしよう…!?

「それでは今日は梨華さんの必要なものだけ持っていきます。」
「それじゃあお願いしちゃうわ〜」


もう二人の勝手な会話にはついていけないよ…

「じゃ!用意しましょ…梨華さん…?」
78 名前:49 投稿日:2002年01月10日(木)17時47分27秒
勝手に決められた同居生活…本当にいやな予感…


洋服を着々とハンドバックに詰めるひとみ。

「なんか簡単に決まっちゃったね〜♪ま!いろいろあると思うけど…」
「やっぱりやめる…」

そうだよ…なんでまた同居て…

しかも…ひとみさまとだよ〜…


「おばさんも悲しむよ…せっかく決まったことなのに取り消しとか…」
「………何もしない…?」


ひとみはニコっと微笑むと…

「……何にもないわけないでしょ♪」

「やっぱり…やだぁ〜〜〜!!」



そして…勝手に決められた同居生活は始まったのだった……
79 名前:れもん 投稿日:2002年01月10日(木)17時50分33秒
更新しました。
先日、ラストまで1,2回とか言っておいてやはりまだ続きそうです…
すみません…(泣)
これからもお付き合い頂けたら幸いで御座います。
80 名前:れもん 投稿日:2002年01月10日(木)17時57分29秒
>71 夜叉さま
レスありがとうございます。正月の見ましたよ〜(w
大阪行くんですか!?いいですね〜
私は行けないないので姫と王子の愛の共演?楽しみにご覧になってきて下さい!


>72 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
よっすぃ〜は本当に何考えてるんでしょうね?
私にもさっぱりでして…(w
終わるとか言ってて終わらなくてすみません(泣
81 名前:れもん 投稿日:2002年01月10日(木)18時03分44秒
>73 トミィさま
レスありがとうございます。
こんなエロ小説読んでくださってありがとうございます(泣
トミィさまも小説頑張って下さい!応援してます!!


>73 レインさま
レスありがとうございます。
終わらないんですよ〜(泣
すみません…同居編?は書かないで皆様のご想像にお任せしようか
迷ってたんですけどやはり、ヘンなとこで切るのもおかしいと思いまして…
これからもよろしくお願いします。
82 名前:れもん 投稿日:2002年01月10日(木)18時05分04秒
81のレインさまのとこは

>74 レインさま

ですね。ごめんなさい!
83 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月10日(木)21時06分28秒
うーん、よっすぃーはずっと前から梨華ちゃんを狙っていたのでは?
ドキドキしてきましたよ。

楽しみに待っています。頑張ってください。
84 名前:レイン 投稿日:2002年01月10日(木)21時17分34秒
よっしゃーやっと更新された。
まだ続くんだ〜嬉しいです
85 名前:夜叉 投稿日:2002年01月10日(木)22時06分37秒
吉ったら、黒すぎる。そのストー(略。w
お、続くんですね。楽しみが増えました、頑張ってくださいね。

作者様、春コンに行くって言う手もあり。
86 名前:れもん 投稿日:2002年01月13日(日)17時15分57秒
今日はレスのお返しだけです…話が進まない…

暗〜い話、某板で始めました。
よかったら捜してやって下さい(w


>83 いしごま防衛軍さま
レス感謝です。
狙っていた…かもです(w
待っていて下さるのに更新遅くてすみません…


>84 レインさま
レス感謝です。
そうなんですよ〜もうちょっと続きます。
これからも読んで頂けると幸いです(w


>85 夜叉さま
レス感謝です。
スト…(w)ですね…
春コン!!そういえばFCのなんか着てたような気がします。
さっそく電話してみます!ありがとうございます(w
今年こそは、よしこ様を生で…(w
87 名前:50 投稿日:2002年01月18日(金)18時05分02秒
「…これからはこの部屋を使ってね…」

昨日泊まったホテルみたいな部屋…

これからはここに住むのか…


「ねぇ…梨華」

梨華の肩にそっと手を置くひとみ。

「なっ…に…」

イヤ〜な予感が…

「…ふふ…何にもな〜い♪」
「からかってるの!?」
「さぁ〜♪…ばいば〜い〜」


ぱたん……

「もぉ!!……」


絶対からかってる…!!


それにしてもおばさんは何考えてるんだろ…?


でも…やっぱりあたしに出て行って欲しかったんだ…
88 名前:51 投稿日:2002年01月18日(金)18時22分53秒
「お風呂入ろっかな…」

必要なものを持って部屋を抜け出す。




「ここ…?」

風呂場と書いてある立て札。
赤いのれんがかかってある。

「本当にここ…」

脚を踏み入れた瞬間。

湯気がたっていて。
石に囲まれた温泉。

梨華の目には、はっきりと温泉が映った。


「……」

ここは…本当に家…?
旅館みたい…
89 名前:52 投稿日:2002年01月18日(金)18時36分20秒
いろいろ考えながらも服を脱ぐと入浴場に脚を踏み入れた。

「…入ろ…」

いかにも熱そうな温泉。湯気がたっている。

ゆっくりと脚を静めていく。

「はぁ…」

全身がお湯に漬かるとため息が一つ。


なんだか知らないけど今日はすごい疲れた…
ひとみさまと暮らすとか…もしや夢じゃないの…

うれしいやら悲しいやら…




………

「もう出よ…熱い…」

長時間漬かっていた為、梨華の身体はふやけきっていた。


ドアをゆっくりと開く。

「………あ…あ…」
「今出てきたの〜?」

な…なんでひとみさまがなんでいるの〜!?
90 名前:れもん 投稿日:2002年01月18日(金)18時51分04秒
更新しました。

遅くなって申し訳ありません。。。
91 名前:トミィ 投稿日:2002年01月18日(金)20時32分19秒
更新されてる!
っていうか一体これからどうなるんだ〜!?
ひとみ様の豪邸・・・住みたい♪
92 名前:レイン 投稿日:2002年01月18日(金)22時14分28秒
ま、まさか風呂場で!!!?
93 名前:夜叉 投稿日:2002年01月18日(金)23時16分11秒
なんか、ライオンの口から湯が出てそうな家だよね(笑)。
ジャングル風呂だと、なおかつ(略。
もしかしなくても、このまま…?

春コン、予約完了しました?
こちらもThat's all rightでしゅ。
94 名前:名無し男 投稿日:2002年01月20日(日)19時08分24秒
フォーーーーーー!!!!!
入りてぇ!!(タイーホ)
95 名前:バッタ 投稿日:2002年01月21日(月)17時59分15秒
初です
ヒッソリ読んでたんですけどイイッスね〜
こうゆう系の話しってなかったスからね〜
あぁ〜早くつづき見たいッス!がんばってくださぁ〜い
96 名前:53 投稿日:2002年01月21日(月)20時38分56秒
「なんで…いるの…?」
「なんでいるのって…ここが家ですからね…」


と…りあえずこの場から逃げないと…!!

「それじゃあ…お先…」
「待って…」


「な…に…」

ものすご〜く嫌な予感がするんですけど…

「梨華ちゃ〜ん…お風呂一緒に入って貰えます?」
「今、出たところ…だから…」


「へ〜じゃあ梨華ちゃんをこの家に住ませることにしたのは誰〜?」

…あなたですよ!!この悪魔…!

「……あなたです…」
「そうだよね〜じゃあ少しくらい言うこと聞いてくれたっていいんじゃない
の〜?」


あ〜もうこうなったら!!

「わかりました!一緒に入ればいいんでしょ!?」

そうだよ!風呂に一緒に入るくらい…

入るくらい…入るくらい…


いいもんね…!
97 名前:54 投稿日:2002年01月21日(月)20時49分56秒
…とは言ったものの…

やっぱ…

「…やっぱやめ…」
「一度言ったことは取り消せないよ…?」


もうあたしのバカバカ!!

なんであんなこと言っちゃったんだろ…

「…じゃ入りましょう♪」
「……」


また入るのかと思うとすこし身体がついてけない…

「ねぇ…タオルとっちゃいなよ…」
「絶対…や…だ!」

「はいはい、わかりました〜」

ひとみは大雑把に答えると梨華の腕を引き、風呂場に連れ込んだ。

「さっ…て…」
「入らないの…?」

ひとみは少し微笑みむと…

「入りませ〜ん♪」
98 名前:55 投稿日:2002年01月21日(月)21時20分24秒
「入らないんだったら出るから…」
「ちょーっと待った…」

「何…?」
「言うこと聞いてくれるんでしょ…?」

そんなこと言った覚えはないけど…


「それで…?」
「ヤリましょう♪」


……ヤバイ………

そうだよ…そうだよ…


ひとみさまはセクハラ大王なんだ〜!


「やだ…もう出る…」
「…無理矢理やるのは好きじゃないけどしょうがないね…」


ひとみは、梨華を壁に押し付けると強引に唇を奪った。

「…ん…っ…やっ……」
99 名前:れもん 投稿日:2002年01月21日(月)21時33分46秒
更新しました。

またヘンなとこで切ってしまいました。
ごめんなさい。。。


>91 トミィさま
レスありがとうございます。
よっすぃ〜の家はかなり私の願望が入ってます(w
私も住みたい…(w
年末ジャンボ全部はずれちゃったし絶対無理っす…(w


>92 レインさま
レスありがとうございます。
そうです!そのまさかカモ…!?
なんか私は風呂場ネタ好きだな…(w


>93 夜叉さま
レスありがとうございます。
ライオンの口から湯が出そうな家、住んでみたいです〜(w
このままやっちゃう…んでしょうか…?(w
私は焦らすのが好きでして(w
春コン、予約しました〜。でも当たりそうにない…(涙 
100 名前:れもん 投稿日:2002年01月21日(月)21時45分22秒
>94 名無し男さま
レスありがとうございます。
風呂〜!!(w
でも、入ったら逮(略&w


>95 バッタさま
レスありがとうございます。
こんなの読んで下さってありがとうございます(涙
黒よしが好きなんで書きたかったんです〜(w
これからもよろしくお願いします。
101 名前:レイン 投稿日:2002年01月22日(火)00時04分38秒
予想があったって嬉しいです。
この展開をまってました
102 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月22日(火)00時15分25秒
うーん、お風呂でかーすんごくドキドキしてきましたよ。
はやく続きが読みたい。ぴったりぴったりだ。
よくわかんないこと言って申し訳ない。
楽しみにしてます。頑張ってください。
103 名前:夜叉 投稿日:2002年01月22日(火)21時28分04秒
黒セクハラ吉、ハケーン(爆)。
迷える子羊は一体どうなるのやら…(汗汗。

そんな自分も落選してみたり(誤爆)。
104 名前:バッタ 投稿日:2002年01月24日(木)08時58分44秒
おぉ!お風呂ッスか〜いいッスね〜
黒よしなんか好きになってきましたよー
はぁ〜次が楽しみ!
105 名前:名無し男 投稿日:2002年01月24日(木)15時12分51秒

|‥゜) ジロー
| 
106 名前:トミィ 投稿日:2002年01月26日(土)00時10分44秒
続き読みてぇよぉ〜〜〜!!!(←暴れ中。)
107 名前:56 投稿日:2002年01月26日(土)14時29分25秒
「…っ…や…」
「いいじゃ〜ん〜梨華ちゃん…?」

…この人の耳にあたしの言葉は入らんのか…!!

「…ホントに無理矢理やっちゃうからね…?」
「…やっ…」

ひとみは梨華の巻いているタオルを取ろうと手を伸ばす。


その時。

パタパタ…ドンドン…ドンドン…


人の足音が耳に入った。
近づいてくる足音。

ガラガラガラ!!

「こんにちは〜!!来ちゃいました!!」

…この声…まさか…まさか…この関西弁なまりのようなこの声…

「…亜依…ちゃん…?」
「…へっ…梨華…?」

絶対この状態は亜依ちゃんには見せれない…

「こっち来たらダメ!!お願い亜依ちゃん!」
「何があんねん…?」
108 名前:57 投稿日:2002年01月26日(土)14時56分40秒
「ちょっと…離れて…亜依ちゃんが…」
「……何であの子が居るの…」

あたしにもわかんないけど…なんで亜依ちゃんが…

「…梨華…!何やってんねん…!!」




「あのね…これにはいろいろワケがあって…」
「…っ梨華のバカ〜!抜けがけするなんかズルイ!!しかもなんで一緒に風呂、
入ってんねや…?」

絶対、理由は言えない…
あんなことや、こんなことがあってなんて絶対言えない…!

「亜依ちゃん…?あのね梨華さんと、お掃除してたの…」
「ほんだらなんでよっすぃーさまの家に梨華が居るんや…?」

痛いとこつくな…
それに亜依ちゃん半泣きだし…どうしよ…

こうなったら…本当のこと言うしかない…!!

「…実はね…ひとみさんの家に居候さしてもらうことになったの…」
「…居候って…梨華だけズルイで!うちもここに住む!!」

亜依の突然の発言。

「…お母さんとか心配するよ…?亜依ちゃんは帰らないとね…?」
「うちのおかんは、好きな人と住むのはいいことやってゆっとったで!」
109 名前:58 投稿日:2002年01月26日(土)15時08分16秒
「うちは絶対ここに住むもん!よっすぃーさま!いいやんな!?」

少し途惑うひとみ。
ここでダメとか言ってしまったら、この子は何するか分からない…


「…別にいいけど…ご両親にはなんて言うの…?」
「うちの親は、うちがどこに住もうが、何しようがなんも言わへんねん!」


我ながらおかしな話だ。
子供が何処に住もうがどうでもいい親なんて。

「そうゆうことで梨華…抜けがけはさせへんで〜♪荷物取ってきます〜」

パタン……


………………
沈黙が続く。

「亜依ちゃんが住むの…?」
「そう…みたい…あっという間に決まっちゃったんだけど…」
110 名前:59 投稿日:2002年01月26日(土)15時19分01秒
……

「大っきい家やな〜今日からここがうちの部屋〜♪」
「よかったね…」


「これからよっすぃーさまと暮らせるなんか夢みたいや〜♪」

夢だったらいいんだけどね…



ひとみさまと一緒に住むのも迷ったのに、亜依ちゃんも一緒に住む
とかどうなることやら…


梨華の不安もまた一つ増えるのだった。
111 名前:れもん 投稿日:2002年01月26日(土)15時41分15秒
更新しました。
遅くなってすみません。。。


>101 レインさま
レスありがとうございます。
あの展開を待っていて下さったのにヘンなことになってすみません(w
あれはもう少しして出そうかな…(w


>102 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
遅くなってごめんなさ〜い(涙
早く更新できるように頑張ります。


>103 夜叉さま
レスありがとうございます。
自分はセクハラが好きなんだろうか…(w
迷える子羊はどうなるんでしょう?(w
112 名前:れもん 投稿日:2002年01月26日(土)15時51分46秒
>104 バッタさま
レスありがとうございます。
風呂ネタ、いいですよね(w
黒系、全般好きです(w


>105 名無し男さま
ありがとうです(w
見てます…か…?(w


>106 トミィさま
レスありがとうございます。
遅くなってごめんなさい(涙
113 名前:レイン 投稿日:2002年01月26日(土)22時26分29秒
ムキー!!加護!!!邪魔するな〜
でもおもろいす
114 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月26日(土)23時11分59秒
おーなんとあいぼんも一緒にに住むことになったのかーー。
いったいこの後どうなるのか目が離せません。ドキドキですなあ。
れもんさん、頑張ってください。応援してますよ。
115 名前:名無し男 投稿日:2002年01月27日(日)01時26分55秒
石川さんを買うともれなく加護ちゃんが後ろからついて来るー
みたいな
116 名前:バッタ 投稿日:2002年01月27日(日)10時01分56秒
くぅ〜ん!イイとこだったのに〜(笑
ほぉ〜これからどーなるやら〜ちょと先が読めないッス〜(^^;
次、楽しみにしてます!ガンバってください!!
117 名前:夜叉 投稿日:2002年01月28日(月)23時36分22秒
およ、もれなくグ○コのおまけが…(爆)。
大阪で加護ちゃんと吉が隣同士で楽しそうに話をしていたのですが、もしや…(汗。
迷える子羊は迷走しそう?
がんがれ、石、頑張ってください、作者様。
118 名前:れもん 投稿日:2002年02月14日(木)19時11分06秒
復活おめでとーございます!!
涙、涙です〜(涙
管理人さんありがとーございます!!


復活したというのに、更新が遅くて申し訳ないです…



>113 レインさま
レスありがとうございます。
加護ちゃんが邪魔してくれないとこの話はただのエロ話になると思います(汗
いや、もともとエロ話ですが…(w


>114 いしごま防衛軍さま
レスありがとうございます。
皆さんで住むことになってしまいました(大汗
続き、どーしましょうか…(謎


>115 名無し男さま
レスありがとうございます。
毎回、メール欄の一言が楽しいです(w
70兆…(w


119 名前:れもん 投稿日:2002年02月14日(木)19時21分37秒
>116 バッタさま
レスありがとうございます。
自分、あの続きが書きたかったり…(←バカ
続きが書けるように頑張ります!!


>117 夜叉さま
レスありがとうございます。
グ○コのおまけ…(w
楽しそうに話していた…もしかしてっ!!(謎
120 名前:バッタ 投稿日:2002年02月16日(土)12時21分11秒
復活!作者様。つづき楽しみにしてま〜す!
121 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月16日(土)15時08分39秒
作者さん頑張って下さい。めちゃめちゃ応援してます。
122 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月16日(土)16時19分11秒
続きが読みたくて禁断症状が・・・・・(w
マターリ楽しみに待っているので、がんばってください!
123 名前:名無し男 投稿日:2002年02月16日(土)16時37分47秒
カンバーレヨー
124 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年02月16日(土)17時05分24秒
楽しみに待っていますよ。頑張ってください。
125 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月18日(月)15時08分14秒
この小説大好きです。
126 名前:60 投稿日:2002年02月18日(月)17時56分19秒
「ぅ〜…」

眠い目を擦りながら、箸を進める。
口に入れようとした米が、テーブルにベトっと落ちる

─────眠い…眠い…ぅ…




「おはよーございます♪あ…ひとみさまおらへん…」

────


威勢の良い少女の声は、梨華の眠気を覚ます。


「ぁ…〜亜依ちゃん……おはよ…」
「梨華ぁ…あんた服ぐらい着がえたらどーやねん!!ここは愛し〜い
ひとみさまisハウスやねんで!!」

聞いていないのか、なんの反応も示さない。

「聞ぃーとんのかぁ!!梨華!!」
「ぅぅぅ…聞いてますよ…そういえばひとみさ…」




「…おはよう。」


その声が耳に入った瞬間、亜依の顔色が変わった。
127 名前:61 投稿日:2002年02月18日(月)17時58分30秒
キラっと亜依の目が輝いた。



まるで、獲物を捕らえたかのように─────





「おはようございまぁす!!すごくおいしいご飯ですねぇ!」

亜依は動き素早い動きで席に着くと、口に大量の米を含んだ。

「お…いしいかな…普通のお米なんだけど…」
「こんなおいしいの食べたこと、ないですよぉ!!」


────嘘付け…朝はご飯よりパンがいい!!とか言ってたくせに…


「私、ご飯マニアで〜すごく好きなんですこれは硬さもいいし
ベリーグッド!!って感じです〜!」


ご飯マニアって…どんなんだよ…


「マ…マニアなのか…好きなだけ食べていいからね…っ」
「はぁい!」

顔が引きつり気味のひとみは必死で笑いを堪えている。
128 名前:62 投稿日:2002年02月18日(月)18時01分21秒
─────────



「おはよ……」


暗すぎる梨華の表情。

どんよりとした面持ちで、目に見えないオーラが漂っている。


「どーかしたの?」
「ふふ…はは…へへ…」
「頭でも打ったの!?」
「違うのぉ…うう…真希ぃ…聞いてよ…亜依ちゃんが…っね…」



亜依ちゃんが一緒に住んでることを言う=実はひとみさまの家で住んでる

…ってことになるか…


「で、どーしたの?」
「なんでもないよ!!今日も元気にひとみさまウォッチングしましょ!!…」


「う…ん」


ひとみさまと住んでるのはある意味自慢だけど…言えないって辛い…




「ねっ…梨華…」
「んっ?」
「…マジな相談なんだけど…聞いてくれる…?」
129 名前:63 投稿日:2002年02月18日(月)18時03分30秒
「あのね…」

いつもに無い、真希のいかにも悩んでるような表情。

「…今日…ひとみさまに告白しようと思うの…」
「…………!?」


「いいよね…?いっぱいライバルはいるけど…それで…梨華…」


なんと返答していいか答えが見つからない。

だって…


「…べ…別に…いいんじゃない…?だって好きなんだから…」



─────本当は嫌

ひとみさまはいろんな子に告白されてて、全部断ってるけど…

真希はすごくかわいいし───あたしは告白したけど返事は貰ってない。


でも、悩んでる友達の肩を押してあげないといけない────
130 名前:64 投稿日:2002年02月18日(月)18時06分29秒
────どうすればいいかわかんない


真希は告白するって言ってるし────止めることは出来ない


ただあたしはひとみさまに自分の気持ちは伝えたいよ─────



「真希…っ…!あたし」
「……?…」
「あたし…っ…………ご…めん…なんでもない」


言えないよ────


「ちょっと、手洗ってくる────」




気持ちは言わなきゃ、絶対伝わらない。


言ったよ───好きって。

でも…返事が欲しいの──





─────好きだって言ってほしいの





走った。


まだ眠気が覚めてなくて前がよく見えない─────


それでも走った。


あなたのいつも居る場所に全力で───────






「居るの…っ!?」
131 名前:65 投稿日:2002年02月18日(月)18時10分16秒
「居るけど何か?」




「…好きっ…」


「何っ…?突然…ビックリカメラとかじゃないよね!?」

「…人が真剣に告白してんだから…!好きだって!!返事は!?」

「…返事…ねぇ……」



「イイことさせてくれたら返事言ってあげるよ…」


……イイ…こと…


イイ…イイっ!?


ひとみさまのイイこと=えっち


132 名前:66 投稿日:2002年02月18日(月)18時12分01秒
「知らない!!バカ!!」
「おいおい…自分で言って置いて何言ってんの…」


あなたが良くて、もあたしはよくない!!


「それに…今、朝だよ!そんなこと出来ない。」
「出来ますよ〜いつでも、どこでも24時間OK!!」


ひとみは、本棚に梨華を押し付けると吸血鬼のように首筋食らいついた。



「待ってってばぁ!!や…っ」
「待ちませ〜ん♪」


変態セクハラ大魔王がっ…!!


「っ…ぅ…ぁん…」



声を上げてしまう自分が悔しい…っ!!




「な……に…やってるの…」



人の声でとっさに振り返った。



─────真希だ
133 名前:れもん 投稿日:2002年02月18日(月)18時30分24秒
更新しました。遅くなってすみません。。。


>120 バッタさま
ありがとうございます。
遅くなってごめんなさいっ…(涙

>121 名無し読者さま
ありがとうございます。
応援なんてありがとーです(涙)頑張ります。

>122 よすこ大好き読者さま
こちらでも、ありがとございます(w
ヘンな展開になってきましたが、宜しくです。

>123 名無し男さま
ありがとうございます。
頑張るです。メール欄に…(w

>124 いしごま防衛軍さま
ありがとうございます。
更新、遅いですけど頑張りますね。

>125 名無し読者さま
ありがとうございます。
そう言って頂けるとすごーく嬉しいです(大泣)
134 名前:れもん 投稿日:2002年02月18日(月)18時39分44秒
訂正です。

132の3行目

×あなたがよくて、も
○あなたがよくても、

なんて恥ずかしい間違え…
135 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年02月18日(月)18時53分42秒
なんと、ごっちんも参戦とは思いもよらなかった。
これからどうなっていくのか楽しみです。
でも、ごっちんと梨華が仲悪くなるのは嫌ですね。
二人は仲良くあってほしい。
136 名前:夜叉 投稿日:2002年02月18日(月)19時42分44秒
はあぁぁぁぁぁっっっ…、見られたよ、おい…。
こっちがハラハラしますがな(爆)。
ここの吉って今の髪型を彷彿させるです。
みんなの「ひとみさま」像が崩れるのかな???楽しみにしてますね。
137 名前:名無し男 投稿日:2002年02月19日(火)14時17分33秒
ピカソの世界へこんにちは。
138 名前:バッタ 投稿日:2002年02月19日(火)17時02分12秒
おぉ〜ドキドキ。
もうちょっと意地悪しちゃって(^^
139 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月20日(水)17時27分32秒
ここの、吉は意地悪だけど・・・ドキドキするです。
これからの展開が気になります〜。ごまは、どうする?
140 名前:67 投稿日:2002年02月21日(木)19時53分23秒
「ま…き…」

「そーゆーことだったんだ…」


いつもとは一転した、表情で梨華を見つめている。



「違うの…コレにはいろいろワケが…」
「…何が違うのよ!?もういい…梨華のこと信じてたのに…最低っ…」




バンっと非常に大きな音を立ててドアが閉まった。

追いかける事も出来なくて真希の後ろ姿を見ているとことしか出来なかった──




「…ケンカは…やだね…」


人事みたいに言って…
元々、元凶はひとみさまなんだからっ!!


「…あのね…!ひと…吉澤さんがだ…抱きついてきたりするからこんな
ことになったんでしょっ!?」
「誘ってきたのは自分でしょー」

「誘ってなんか無い!」
「ふーん…ご主人さまに〜そんなこと言っちゃっていいの?」




「…っ…もういい…」
141 名前:68 投稿日:2002年02月21日(木)19時59分09秒
────


「真希…話聞いてよ…?…」
「………話すことなんかない。」


早歩きの真希を必死に追いかける。

真希は口を尖らせ、同じ言葉ばかりで返答する。


「ねぇってば…、真希…」
「うるさいなぁ…もう…だからっ!あーゆーことだったんでしょ?」



「違うの…その…」
「違うんなら…今日ひとみさまの家に告白しに行く」

淡々と話しながら、ピタっと脚が止まった。

「何も無いんでしょ…?あたし行くから。」
「ま…って…」



「あたし…梨華にだけは絶対負けないからね…」


振り向くと一言呟き、走りながら去っていった。
142 名前:69 投稿日:2002年02月21日(木)20時01分56秒

「亜依ちゃん…ひとみさまが今日すごーく可愛い女の子に告白されるんですけど
どうします?」


まじまじと、亜依の顔を眺めながら問い掛ける。


「なんやて…ホンマにかわえーんやな?」


「うん、宇宙人もきっとビックリするくらい可愛いの…」
「あほゆーてんちゃうで…宇宙一かわえーんはうちや!うち!!」


「亜依ちゃんの次に可愛いの…どーする…」
「…ぶっとばすで。」


亜依ちゃんが言うとホントにしそうで怖い…


「まぁでも、よっすぃーさまのことやから断ってくれるてや〜さぁテレビ観よ〜
テレビ〜」


♪ピーンポーン♪


「まさか…」
「ホンマに来たんか…?」
143 名前:70 投稿日:2002年02月21日(木)20時07分21秒




「…後藤さん…?」
「こんばんわ。あの…お話があって来たんですけど…」








────その頃、亜依の部屋では……


「来たんか…梨華、顔みなあかんて!」
「あたしは毎日見てるし…告白してるの見るとかやめとこ…」

「あかん!よっすぃ〜さまに告白するくらい自分に自信がある子は
みとかんと!!」

亜依ちゃん…よっぽど自分に自信があるんだね…

確かにすごく可愛い…



「はよ行かんと!」


梨華は亜依に言われるがまま、手を引かれひとみの元へ向かった。
144 名前:71 投稿日:2002年02月21日(木)20時11分58秒
急いで階段を降りると、足音を立てないよう廊下を歩いた。


──「おったで…聞こえる…」
「なんかスパイみたい…」
「えーから静かに聞いとこ…」


ドアに耳を当てながら、微かに聞こえる会話に耳を傾けた─────





──────


「私…ずっと吉澤さんの事が好きだったんです…」
「………」

「付き合って下さいっ!!」




「ごめんね…好きな子がいるんだ…」




───「よっすぃ〜さまの好きな人って誰やろ…」
───「はは…〜誰だろうね〜」


は〜いとか言ったらどうなるかわかんない…

でも…本当に好きなのはあたしなのかな…



──────それが不安で堪らないよ
145 名前:72 投稿日:2002年02月21日(木)20時16分19秒
「好きな人って梨華ですよね…」
「それ…は…」


──「ちょい待てや…梨華ってゆっとるけど、どーゆーことやねん…?」
「…梨華って子が同じクラスにもう一人居るの…」



ごめん嘘です…



「……別にいいんです…誰が好きだろうと…」
「ごめんね…」

「吉澤さんの事はきっぱり忘れます…ただ…」






「今夜だけでもいいから私を抱いて下さいっ…」






───「抱くってエッチして下さいゆーことやな…うちもう怒ったで…」
「亜依ちゃん…ストップ…ストップ…ひとみさま…返事してないから…」



どうして…真希…




──────


「今夜限りでいいんです…それで諦めるから…」
「今夜…だけ…?」





「わかった。今夜だけ抱いてあげる────」
146 名前:れもん 投稿日:2002年02月21日(木)20時38分54秒
更新しました〜。
今日、更新した文はいつもに増して読みにくい気が…
すみません。。。



>135 いしごま防衛軍さま
ありがとうございます。
険悪になるのは嫌ですよね…もうなってますが…(滝汗
仲良くしてて下さい〜(謎


>136 夜叉さま
ありがとうございます。
あの髪型、いいっすね…なごむ…(謎
ひとみさま像が壊れたときはこの話、終わります(もう壊れてますw



>137 名無し男さま
ありがとうございます。
こちらこそ、こんにちは(w
147 名前:れもん 投稿日:2002年02月21日(木)20時48分54秒
>138 バッタさま
ありがとうございます。
もうちょっと意地悪しましょうか…(ボソ
もちろん、アレで!!(w


>139 よすこ大好き読者さま
ありがとうございます。
いつも意地悪なんばっかです…最悪なんばっかだし…(w
とりあえず、もっと意地悪しまーす(オイ
148 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年02月22日(金)00時35分07秒
よっすぃーは何考えとんじゃー(`へ´)プンプン
ごっちん本当にそれで良いのか。なんかごっちんには作戦があるような気が
するんですけどどうなんでしょうか。あいぼんいいですねー。
更新楽しみに待っています。頑張ってください。
149 名前:夜叉 投稿日:2002年02月22日(金)10時49分30秒
そりゃねーだろ!?ひとみさま(爆)。顔面蒼白でやんすよ。
とか言いながら、続きに期待(笑)。
150 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月22日(金)14時36分44秒
ひとみさまあああ!?
ああ・・・続きが気になる・・・。
続き、楽しみにしてます。
頑張ってください〜。
151 名前:名無し男 投稿日:2002年02月22日(金)14時45分35秒
恋人に恵まれない時には
スタッフサービスにお電話を

152 名前:バッタ 投稿日:2002年02月22日(金)16時43分54秒
おぉ〜ごっちん積極的だぁ〜
こ、これからどーなるか…
>アレ
もぅ!ヤチャッテ!(爆
153 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月23日(土)19時26分50秒
吉・・・・・抱いちゃうのかい?
この先どうなる??あいぼんが、どう出るか?
うーーーん。気になります。(w

154 名前:れもん 投稿日:2002年03月01日(金)17時04分24秒
遅くなって本当にごめんなさい。。。
週末には更新致します。


>148 いしごま防衛軍さま
ありがとうございます。
よしざーさんは何考えてんでしょーか…(謎
自分は加護ちゃんと同じような喋り方なんで書きやすいです(爆


>149 夜叉さま
ありがとうございます。
ひとみさま何考えてんですかぁーーーーー!?(おかしいです
でも、顔がいいんでOKですよね(爆


>150 名無し読者さま
ありがとうございます。
待って下さっているのに書くの遅くて申し訳ないです…(泣
エ○が書きたい今日この頃です(ナゼか伏字…
155 名前:れもん 投稿日:2002年03月01日(金)17時21分52秒
>151 名無し男さま
ありがとうございます。
いしかーさん、そろそろスタッフサービスに電話を…(w


>152 バッタさま
ありがとうございます。
やりましょうか…書きたいんです(w
ごとーさんも何を考えてんですかぁーーーー!?(謎


>153 よすこ大好き読者さま
ありがとうございます。
この先ホントどーしましょうか…(爆
マターリ更新ですが、頑張るです。
156 名前:73 投稿日:2002年03月03日(日)18時41分43秒

「抱いてあげるよ───」

発言。


ひとみさまの…ばかばかぁ!!!
あたしのことはどー思ってんの…


好きっじゃないの…っ




「ぅう…ううううう…もぉ見てられん…っ!!!」
「…亜依ちゃん…?」


バタンッ──────



さ…サイアクのパターン…





「…あ…い…ちゃん…」

抱き合っていた二人はパッと身体を放すと、驚いた表情で
亜依を見つめている。


「…あなた…梨華の友達じゃない…」

亜依の顔はみるみる怒りの顔へと変わっていく。
下を向いていた顔を上げると大声で叫んだ。


「そーやっ!!梨華の友達やっ!それよりあんたえーかげんに
せーや!」
157 名前:74 投稿日:2002年03月03日(日)18時42分47秒
「…何が…それよりなんであなたがココに居るのよっ!?」

真希も行為を邪魔されて怒りをぶつけてきた。

「一緒に住んどるからじゃぁああ!!!」

ますます亜依の声は大きくなっていく。


「はぁぁぁ!?被害妄想なんじゃないのっ!?吉澤さん、そーでしょ?」


プチっと亜依の脳内で何かが切れた。

被害妄想…この言葉にひとみが居ることなど忘れ怒りを露にしてしまった。



「ちゃうわぁ!うちは梨華とよっすぃ〜さまんちで住んどんねんやぁあ!」


「梨華…と!?」




────本当に……最悪最低の事態だ…どーしよう…
158 名前:75 投稿日:2002年03月03日(日)18時43分31秒

「二人…共…落ち着いて…」


ひとみは必死に止めようとするが…




「こんな時に落ち着いて居れるかぁ!!」


「ひとみさまは黙ってて下さいぃぃ!!!」

あれほど好きと言っていた相手を目の前にして口論は続く。



「なんで梨華とあんたがひとみさまと一緒に暮らしてんのよぉ!」


「うちらの方がずっっとよっすぃ〜さまと親しいからじゃぁ
あんたづうづうしぃすぎうんじゃあ!!何が
「「抱いて欲しいんですぅ…」」じゃあ!!!」

「人の会話、盗み聞きしてるなんてサイテーっ!」
「おまえの方がサイテーじゃぁ!!!」



今の二人を誰か止めてくれるなら本気で止めて欲しいと
ひとみは密かに願っていた。
159 名前:76 投稿日:2002年03月03日(日)18時46分18秒
この二人…ほっといたら殴り合いにでもなりそう…


早く止めないと…っ!!



「二人とも…もうやめなよ…」


梨華は覗いていたのを止め、部屋に入った。


「梨華…ひとみさまと暮らしてるんだってね…」


「それ…は…」



「梨華…なんて…梨華なんて友達なんかじゃないよ…そんなの…」

真希は目に涙を溜めて部屋を出て行った。

「ま…き…」


その時あたしはなんと言って止めればいいのかわからなかった───
160 名前:77 投稿日:2002年03月03日(日)18時47分12秒
真希とはちゃんと話さなきゃ…それに
ひとみさまとも────


嫌な空気が漂っている中。梨華は口を開いた。


「ひとみさま…真希に…なんであんな事言ったの…?」

「別に…あの子かわいいしー抱いちゃってもいいかなぁって」


───そんな理由で抱かれる子の気持ちが分からないの…


「ひどいよ…そんな気持ちで…ひどいっ…」

「どーせ酷い奴だよ…そんな奴なんだから」


淡々と話すひとみから、罪悪感というものは
感じ取れない。


「ひとみさまの…ばかぁっ…!!」


涙が溢れ出てきて、部屋を飛び出した。



ひとみさまはそんな人だなんて思ってなかったから
辛くて辛くて──堪らなかった。
161 名前:れもん 投稿日:2002年03月03日(日)18時48分33秒
遅くなってごめんなさい。。。

更新しました。
162 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年03月04日(月)01時16分25秒
梨華ちゃんの気持ちはわかります。悪いのはよっすぃーだ。
ああ、ごっちん梨華ちゃんの話を聞いてやってくれー。
二人がはやく仲直りするのを心待ちにしています。
更新楽しみにしています。頑張ってください。
163 名前:名無し男 投稿日:2002年03月04日(月)11時47分13秒
『何晒しdじゃボケ!!怒玉かちわっhjっとhとj3t49ms!!!』(巻き舌)
って石川さんに言って欲しかったりする
164 名前:夜叉 投稿日:2002年03月04日(月)15時38分19秒
だんだん、ひとみさまが悪意のかたまりのように見えてくる自分(苦笑)。
石にがつんと一発殴っていただきたいくらい(笑)。
さて、この4人はどうなるんですか〜ぁ??
165 名前:バッタ 投稿日:2002年03月04日(月)18時16分42秒
キャ−!大波乱!ソワソワしてきました〜。
ひとみさまも大胆ですね(笑
166 名前:名無し読者(^▽^) 投稿日:2002年03月05日(火)21時54分17秒
(#^▽^)ノ <ひとみさまのえっちぃー

(#^▽^)<続き期待してます ドキドキドキ
167 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年03月06日(水)14時37分31秒
うーー!!このヤバイ雰囲気どうなるのじゃ?
マターリ待ってます。がんばってください。
168 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月06日(水)20時00分49秒
二重人格は、病院へ
http://www.toseikyo.or.jp/
169 名前:78 投稿日:2002年03月08日(金)20時23分36秒
「ぅ…っ…んっ…」


溢れ出す涙を拭いながら、広い室内をさ迷う。
あまりに広すぎ、出口が分からない。



「…梨華っ…!!」

高く響いたひとみの声に、梨華は反応した。


「…っ…あたしの…事好きじゃないのっ…?」

涙を拭いながら、率直に梨華は問う。


「本気だよ…」

「なにがよぅ…どのくらい本気か教えて…じゃないとっ…」



「じゃあ…教えてあげるよ…どのくらい本気か───」


ひとみは、梨華の手を引くと、つかつかと、階段を駆け上った。
170 名前:79 投稿日:2002年03月08日(金)20時29分42秒
「痛いっ…放し…て…」

拒めば、拒む程に、ひとみが腕を掴む力は一段と増す。

階段を上り切った所で、一つの部屋の前で立ち止まった。
力一杯、ドアを開くと、梨華の視界に映った物───

純白のレースの掛かった、見るからに豪華なシングルベット。


「っ…な…」
「どれだけ本気か知りたいんでしょ…?」


不意に気を抜いた瞬間、ベットへ押し倒された。


「こんなこと言ってるんじゃない…あたしが言ってるのは──」

ひとみは、梨華の手首を痛い位、握り締めると、
黙らすかの様に、唇を塞いだ。

「…ぁ…っく…」

梨華の唇から漏れる声が、なんとも厭らしい。
171 名前:80 投稿日:2002年03月08日(金)20時32分17秒

梨華は必死に唇から逃れようとするが、
上手く絡み付いてきて離れる事が出来ない。


「っ…ん…っ…」

ひとみは自分から、ゆっくりと顔を離すと、梨華の両肩を強く掴み
首筋に口付けた。

舌で、鎖骨辺りをなぞる愛撫を繰り返した。


「いゃ…っ…ん…」

小刻みに震える肩を押さえつけ、話し掛ける。


「すぐ、よくなるから───」
「っ…やぁ…」

聞く耳も持たないひとみは、本能のまま動く。


ひとみは強引なまでに、梨華のブラウスを引き裂くと
可愛らしい梨華の胸が露になる。

172 名前:れもん 投稿日:2002年03月08日(金)20時57分37秒
少し更新です。


>162 いしごま防衛軍さま
ありがとうございます。
カナーリ、よしざーさんは悪役になってます。
もっとなってもらいましょかっ!(ヲイ


>163 名無し男さま
ありがとうございます。
石川さんなら本当にやりかねそうで怖いです…(爆


>164 夜叉さま
ありがとうございます。
悪意のかたまり…そのとうりですっ!!(w
よしざーさん、ある意味、嫌がらせに近い事やってますがな…


>165 バッタさま
ありがとうございます。
アレやってます(爆
よしざーさん、大胆ですね…(汗
173 名前:れもん 投稿日:2002年03月08日(金)21時09分04秒
>166 名無し読者さま(^▽^)
ありがとうございます。

(#^▽^)ノ <エロすぎますよ〜ひとみ様〜

(#^▽^)<フフフ…(謎


>167 よすこ大好き読者さま
ありがとうございます。
本当に、ヤバイ事になりました。
止めて下さい(謎


>168 名無しさんさま
ありがとうございます。
そこの病院、ひとみさまに教えてあげて下さいな(爆 
174 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年03月09日(土)18時40分46秒
その頃あいぼんは・・・・・・・?
気になりますね・・・・・・・・(笑
今後の展開が楽しみです。
175 名前:れもん 投稿日:2002年03月09日(土)21時58分53秒

PCが壊れてるのか…ストックが…消えてしまいました。。。

ごめんなさい。。。今日は更新できません。
来週にはします。
176 名前:名無し男 投稿日:2002年03月10日(日)14時43分31秒
ゴチーンとアイボーンは取っ組み合いのデンスをしてる模様
177 名前:夜叉 投稿日:2002年03月10日(日)14時48分04秒
吉の本気って怖すぎます、なんか…(^^;;
続き、気になるです。
なんて言ったらいいのか…、作者様、がんがって!!
178 名前:バッタ 投稿日:2002年03月11日(月)17時32分57秒
ひゃ〜同じくわたくしも怖く感じられまッス(薄笑
いや〜文章表現が上手いってゆうか…すごい!
がんばってください!ずっと応援しつづけマス(笑
179 名前:81 投稿日:2002年03月17日(日)00時56分35秒
「っ…ぃや…んんんっ…!!!」


梨華は妙に高い声を上げた。


「…梨華、声っっ!!しーーっ!!」


そう言った矢先──



───ガチャッッ


閉めたはずのドアが見事に開いている。

「何…やって…」

言うまでもなくそこには亜依が立っていた。

「あれ…カギ閉めたはず…」

亜依は、誰が見ようと何をやっていたかは大体想像が付く光景を目の
あたりにした。

呆然と立ち尽くすと口を開いた。


「よっすぃーさまは…そんな…ぅう…」

「亜依ちゃんっっ!?」



亜依は驚いた表情を見せると、全力で走り部屋を去った。


「嘘…亜依ちゃん…」

「ちょ…行ってくるっ!!」


ひとみはベットを降りると、部屋を後にした。
180 名前:82 投稿日:2002年03月17日(日)00時59分36秒
「待って!亜依ちゃん──」

全力で亜依を追う。
体力、には自信があるひとみだが、亜依に追いつく事が出来ない。


あと少し──手が届きそうな距離なのに


交差点を駆け抜け、いつもの通学路を越える。
人込みを、上手く、すり抜けると微かな明かりがひとみを照らす。


人気の無い公園が目に見える。

すると亜依が、ぴたっと立ち止まった。


「…わかっとるんや…よっすぃーさまが好きなんはうちとちゃう事──」

息を切らしながら、亜依の元へ近づく。

「…亜依ちゃん…?」

静かに近づく。


「…見てるだけでもうちは幸せやから…っ…やから…もうぅ…っ」

いつも、どんな時でも元気で笑っている亜依。
笑顔しか見た事がなかった。

その亜依が、自分の目の前で肩を震わせ泣いている。
ひとみは肩を抱かずにはいれなかった。
181 名前:82 投稿日:2002年03月17日(日)01時02分29秒
「せやからっ…でも好きでいさせてや……」

一度、瞳を閉じると強くと亜依を抱きしめた。


小さな亜依の体はすっぽりとひとみの腕の中に捕らえられた。
ひとみは、亜依の頭を軽く頭を撫でると、亜依の身長に合わせ
腰を屈めた。

涙でぐちゃぐちゃになった顔を真剣に見つめる。

手を伸ばし、溢れ出してくる涙を拭ってやると、また新しい涙が溢れ出る。
温かい雫は頬を伝りひとみの腕をも伝る。



───自分にはこんなことしかしてあげれない

抱きしめてあげる事しか

こんなにも自分を思ってくれる人がいる──嬉しくて堪らないのに


「私も、亜依ちゃんが大好きだよ────」
「っうちやて…っぅ……ん…うちも大好き…っぅ…」


きっと誰よりも幸せなのに──なぜ物足りないと感じてしまうのだろう

愛なんて簡単に壊れてしまう物が欲しいんじゃない

私はまだ過去を引きずっているのか

もう終わった事なのに──胸の何処かで引っかかる思い出



私はいつまで過去を引きずり生きていくのだろうか

182 名前:84 投稿日:2002年03月17日(日)01時07分20秒
────



「ひとみちゃんってね…───」
「本当〜?」

なぜいつも笑っているのだろう─
なにが楽しいんだ──?


その目で私を見るな──


「きゃははははぁ〜〜まじでぇ〜!?」


嫌でも耳に入ってくる嫌な声。

人の笑い声。
私の事を話す声。


からかっているのか──何を思っているのか

かき消したい声が─耳の中に入ってくる


雑音


笑い声が


私を見るその瞳が


憎くてたまらない────




──


─────


────────



────────────



「い…やっっ!やめろっ!!」

勢い付いたひとみは、思いっきり布団を蹴飛ばした。
何かあったのかと言う程に、悩ましげに息を吐く。


「…夢…か…」


髪を掻き上げると冷たい感触。
服も髪も汗でびっしょりになっていた。


───あの夢を見たらいつもこうだ

悪夢としか言えない…な
183 名前:85 投稿日:2002年03月17日(日)01時11分45秒
鼻に付くスープの香り。


私はこの香りにいつまで経っても慣れない。

あの人に好きだった香りだからだろうか



その香りを消したい衝動に駆られた私は、お気に入りの香水をいつものように
ふりかけた。


嫌な思いでは消してしまいたい───


メイドの声。早く降りてこいと。


化粧水を頬に打ち付けるとドアを開け、急いで
階段を駆け下りた。


一日の始まりはいつも同じ。
184 名前:れもん 投稿日:2002年03月17日(日)01時27分54秒
更新しました。
皆様、レスありがとうございます。


>174 よすこ大好き読者さま
加護ちゃんはこんな事になりました…(汗
風邪、お大事にして下さいね。


>176 名無し男さま
そのとうりで御座います(w


>177 夜叉さま
よしざーさん本気って…嫌な本気ですね…(滝汗
そして、今回もエ○が書けないのでした。。。(泣


>178 バッタさま
上手くなんかないですよー…恥ずかしい限りです(汗
応援という言葉が嬉しくて堪らないのです(爆
ありがとうです。
185 名前:名無し男 投稿日:2002年03月18日(月)11時26分58秒
一体吉澤にはどんな過去があるのか!?
186 名前:夜叉 投稿日:2002年03月18日(月)13時52分54秒
吉の過去、知られたくない何かがありそうですね。
続き、がんがってくださいね。
知りたい君になってる自分がいますが何か?(笑)
187 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年03月20日(水)00時28分57秒
よっすぃーには思い出したくない過去があるようですな。
だから今のようになってしまったのか。
しかし、梨華ちゃんやごっちん、あいぼんがあまりにも可哀想ではないか。
どうなってしまうのだろうか。
更新楽しみに待っていますよ。頑張ってください。
188 名前:バッタ 投稿日:2002年03月26日(火)20時08分13秒
過去が気になる〜ちょと想像つきませーん(w
引き続き頑張ってください!マッタリ待ちます。
189 名前:れもん 投稿日:2002年03月31日(日)22時41分16秒
全く更新してないです…ごめんなさい
本業がちょっと忙しいので、落ち着きましたらすぐに更新致します。。。


>185 名無し男さま
あんな過去がっっ!!次週明らかに(謎
なんか訳分からんでごめんなさい…

>186 夜叉さま
メール欄…くだらん事ですみません(涙
書いてるうちに、よしざーさん視点が書きやすくてなんで主人公に
しなかったんだろうと後悔してるのですが。(w

>187 いしごま防衛軍さま
きっと、思い出したくない過去があって今のようになってしまったんです(涙
遅くて申し訳ないです。

>188 バッタさま
本当に遅くて申し訳ないです。
初めて結構経つのですが全然終わりそうにない(泣
190 名前:no-no- 投稿日:2002年04月03日(水)20時04分56秒
初めまして。
最初からずっと読んでました。(携帯で、、、)
携帯からは書き込めないので今日はネットカフェからです。
続きマターリお待ちしてます。
191 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時23分10秒



思い出したくない過去は消してしまいたい

そんな過去なんて要らないから



あの過去さえなければ───今の私にはなっていなかっただろうし




「吉澤さんっ!!吉澤さん!?」

ウルサイ声。
何度も言わなくても聞こえてるに決まってるのに

「聞いてるの!?53ページ読んで頂戴!!何ボーっとしてるのかしら…」
「…すみません───」

なんで私は優等生演じないといけないんだよ

学校なんて嫌い


私の為に何一つしてくれなかった教師たちも嫌い
──只、私の中には、恨んでも、恨みきれない思いが残って


生々しい過去なんて要らない
消し去ってしまいたい

192 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時28分23秒

─────

「吉澤…さん…一緒に帰ろ?」
「────梨華」

──────

学校の門を出ると、私は口を開いた。

「いいかげんさーその吉澤さんっての止めてくれない?」
「…でも…なんて呼べばいいのかわかんない…」

「ひとみでいいから────」


「…うんっ!!」

可愛らしい笑顔を見せると私に腕を絡めてきた。


きっと恋人ってこーゆーのを言うんだろうね
人をどうやって愛するとか、そんな事私は分からない

私の愛し方なんて、卑劣でしかないのかもしれない


そんな愛し方しか私は出来ないんだから


「今日…真希休みだったよ…」
「休み…か」


あの子には一言謝らないといけない
────酷く、傷つけてしまった


「あの…───あっ!!圭織さん!!」

その言葉に私はフラついた。


圭織────まさかとは思うけれど
193 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時30分58秒


「梨華ちゃん!なんか久しぶり〜」
「圭織さんは買い物の帰りですか〜?」

「うん〜梨華ちゃんは……あ…れ…ひと…み…」


モデルの様に整ったスタイル。
あの声。


──────その人は正しく私が知っている”圭織”

「ひ…久しぶりですね…私急いでるんでさよなら…」



会いたくないのに
もう会うつもりはなかったのに


あれ程、毎日会ってた頃が懐かしい。
会えない日がとても苦しくて

あんなにも愛し合ってたのに



簡単な事で崩れ落ちた関係。
もう終わったんだよ


今の私の中には、本当に愛した圭織は存在しないんだから
194 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時33分28秒


「待ってっ!!ひとみっ!!」

今、本当に好きなのは梨華なのにどうしもあの人の顔が頭に浮かぶ。
笑った顔が愛らしくて堪らなかった。

私は何処かで間違った道を辿ってしまったんだ。
きっと私は、梨華を圭織に代えて愛してしまったんだ。

私にとってはあの人と梨華はどこだか似ている


「ねぇ…どうしたの?ひとみ…」
「何でもない…」

「圭織さんの事?何かあったの?」

言える訳ない。
梨華に何て言えばいいのかさえ分からないのに─────

「──違う…何でもないから…」

梨華の心配の仕方もあの人に似ている
────私の事を本気で心配してくれて

「いいから…もういいから…帰ろ…」
「ひとみ…」

私が生きていれば、何らかの形で圭織に会う可能性なんて幾らでもある
私が会いたくなくても圭織の意思があれば出会う事はあるのに

─────私の考えはいつも曖昧すぎる
195 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時36分42秒



嫌な事があるとイライラするのは私の悪い癖。
こんな時────いつも誰かを抱きたくなってしまう


─────今日はロクな日では無い


「ひとみ…さん居ますかぁ…?」

ドアの向こうから聞こえる声。
顔を見なくなって判る声────きっとあの少女


「あ…あの…」

何か言いたそうにソワソワしている。

この子を部屋に入れて私は勢い余って押し倒したりしないだろうか

────

…まだ中学生の子に──欲情する筈ないか

「いいよ───入りなよ」
「はい…」

顔を赤めて室内に入ってきた。

「あの…昨日の事は…もう忘れて下さい…っ!!」
「……うん忘れるよ」

言っちゃいけないと思うけれど、今の私の頭の中はあの人と梨華の事で
一杯だった。
そんな事、本当は忘れていた。


「気にしないで下さ……!?」


何故か、私は亜依ちゃんの腕を掴んでしまった。

放せばいいのに───心のどこかで抱いてしまいたいと言う感情が芽生えた。

今日の私は絶対おかしい


「私が…亜依ちゃんの事、好きって言ったらどーする…?」
196 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時38分22秒
「…な…何が…」

妙に焦った表情。


「…亜依ちゃんが好きなんだよ…」

何を言ってるんだ
思っても無い事を口にして

こんなに純粋な子を誑かす────


「うちは…そんな…」

私から目を逸らす。
きっと幼いながらにも、いろいろ考えているんだろう


───でも、そんな顔されると私は

自分が止まらなくなってしまう
197 名前:: 投稿日:2002年04月05日(金)18時40分45秒
「好きだよ───」

私は、亜依ちゃんの小さな体を自分の方に
引き寄せると強く口づけた。


「…っ!?───嫌っ…!」

私から必死に逃れると唇を擦っている。

「な…んで…っ…嫌っ…」

亜依ちゃんは今にも泣きそうな声を発した。


「ごめんね────亜依ちゃん」

亜依ちゃんの手を引くと、ベットに押し付けた。

「…い…や…ぁ…」

きっと初めてなんだろう
強ばった顔で判る。

悪い事──きっと私は悪人なんだよ


今にも泣きそうな声もはっきりと聞こえているのに


それでも止めないなんて
198 名前:れもん 投稿日:2002年04月05日(金)18時44分32秒


私の不注意で上げてしまいました…すみません。


>190 no-no様
有難う御座います。
最初から読んで下さってたのですね。
嬉しいです(^^)有難うです。
199 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月06日(土)02時39分13秒
よっすぃーの暗い過去が少しずつ明らかになってきましたな。
でもなぜ加護を犯すんだー。なんでやー。
正直な気持ちを梨華たんにぶつければいいのに梨華たんならわかってくれる。
梨華たん、あいぼんを助けるんだー。
よっすぃーもつらいのはわかりますが・・・
200 名前:バッタ 投稿日:2002年04月06日(土)10時29分33秒
あやや〜そんなことがあったのねん。
よっすぃー切ない…。あいぼん危ない!
本業の方もがんばってくださいまし(w
201 名前:名無し男 投稿日:2002年04月06日(土)12時36分36秒
なんばしよっとね!!
いくらなんでもそれはひどいんでないかい吉澤!!
202 名前:夜叉 投稿日:2002年04月06日(土)20時56分46秒
条例に引っかかっている人がいますよぅ(爆)。

吉澤さん、そりゃねえべさ。
とは言っても、圭織とのことも気になる…。
203 名前:no-no- 投稿日:2002年04月06日(土)21時06分14秒
レスありがとうございます。
ひーちゃんが壊れたー。
204 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月06日(土)22時25分12秒
今日一気に読みました!
よっすぃーあいぼんにまで手出すなやぁー!!
205 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月07日(日)20時45分57秒
いやー複雑になってきましたね。(笑
次の展開が読めなくて楽しいです。(謎
がんがってくださいね。
206 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年04月09日(火)00時25分29秒
初レスです。
か、加護はアカンやろ、ヨシコ・・・。
(`D´ )<タイホれす!
207 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月02日(木)18時06分28秒
更新オマチシテオリマス。。。
208 名前:れもん 投稿日:2002年05月04日(土)15時32分28秒

作者です。
一ヶ月、更新してないです。すみません。
訳あって、更新出来ませんでした。
何も告げずに、ごめんなさい。

近日、更新しようと思います。
209 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月04日(土)16時24分03秒
気にせずがんばって下さい。
210 名前:くわばら。 投稿日:2002年05月05日(日)02時42分50秒
同じく頑張ってください。
211 名前:れもん 投稿日:2002年05月05日(日)13時49分12秒

皆様に感謝感激。涙ぐむ程、嬉しいです。
来週には必ず更新します。

>>199 いしごま防衛軍さま
感想有難う御座います。
なかなか進まないストーリーですね…。

>>200 バッタさま
吉澤さんは要注意人物なのです。
本業と言っても、ただの学生です(爆)

>>201 名無し男さま
有難う御座います。
何処の方言ですかーー?(笑)

>>202 夜叉さま
条例に引っ掛かっている方はお気づきでは無いようです。
吉澤さん…。

>>203 no-noさま
此方こそ、有難う御座います。
吉澤さんは壊れてしまいました…。
212 名前:れもん 投稿日:2002年05月05日(日)14時02分50秒

>>204 名無し読者さま
最初から読んで下さったのですね。有難う御座います。
初回なんて…あれは読み物では無いです。

>>205 よすこ大好き読者。さま
複雑です。もっと複雑にします(笑
頑張りまーす!!

>>206 ごまべーぐるさま
初めまして(^^)
なんだか可愛いHNですね。(笑

>>207 名無しさんさま
>>209 名無し読者さま
>>210 くわばら。さま

更新が遅くてごめんなさい。
来週には更新します。
213 名前:くわばら。 投稿日:2002年05月08日(水)02時29分42秒
お待ちしております(^-^)
214 名前:名無し男 投稿日:2002年05月08日(水)19時13分52秒
待って待って待ちまくる侍
215 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月11日(土)21時13分19秒
同じく待ちまくる3号(w
216 名前:れもん 投稿日:2002年05月16日(木)21時43分54秒
週末に更新致します。
すみません。
217 名前:: 投稿日:2002年05月19日(日)12時51分33秒


「い…ややっ…!放せぇっ…」


必死に抵抗する。
腕に入っている力は到底、私には適わない。
首を振る度に髪の毛がふわふわと中に舞う。
柔らかな香りが鼻をつく。


亜依ちゃんの香り

まだ幼さの残る香り



なんだか、あの人に似ている



懐かしい記憶



遠くもない、近いようで近づけなかった
218 名前:: 投稿日:2002年05月19日(日)12時54分34秒


私は只の臆病者で、一人では絶対に生きれない


「亜依ちゃん、ごめん…」
「っ……?」


「ごめんなさい…っ、酷い事してしまった」


止め処なく溢れる温かい涙
自分でも訳が分からないけど、涙が止まらない


「っ…ごめん、…ごめんねっ…」
「ひとみさん…?どないしたんですか?」


私泣いている


人を泣かしてしまっても、私はあの日から涙を流さないって決めたのに
219 名前:: 投稿日:2002年05月19日(日)12時57分43秒


きっと私は幸せなのに、何故か辛かった
泣き崩れてもこうして近くに居てくれる人もいるのに

私は最低の他の何でもない人間


梨華にしてきた事、悪いって判っててもやってきた事


私が梨華に隠してきた事


梨華に出会って私は変わった
明るい笑顔、見ているだけで元気が出るよ
でも、心の何処かであの人を忘れる事が出来なかった。


「亜依ちゃん、ごめんね…ちょっと梨華の所行ってくる────」


─────本当の事、正直に話すんだ
220 名前:: 投稿日:2002年05月19日(日)13時00分40秒


私は梨華に本当の気持ちを言わないといけない────


「梨華…」
「どーかした?」

「────大切な話があるの」


ソファーに腰を下ろすと私は話を始めた。


「私は圭織と深い関係にあった」
「圭織さんと…」


『深い関係』
鈍感な梨華でも、この意味が何を示しているかくらい分かるだろう

「些細なことで近づいたんだ…圭織は中学時代の先輩だった」

梨華は視線を逸らす事なく話に耳を傾けた。
221 名前:れもん 投稿日:2002年05月19日(日)13時14分45秒
遅くなってすみません。少しだけ更新しました。
この作品も、もうすぐ終わりです。
あと少し、お付き合いなさってくれると幸いです。

>>213くわばら様
有難う御座います。少し更新です。

>>214名無し男様
有難う御座います。やっと更新です。

>>215ごまべーぐる様
私も、変わったHNにすれば良かったです…。
ごまべーぐる様も頑張って下さい。金の、密かに読んでました。
222 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月19日(日)20時48分11秒
某板で更新情報をキャッチし、速攻駆けつけました。
ヨスコがついに語る気になりましたね。加護が未遂でヨカター(^^;;
いしかーさん、全部受け止めてやんな。
金板・・・ありがとうございます(違う意味で名が知られてる?)
223 名前:名無しどくしゃ 投稿日:2002年05月19日(日)21時51分47秒
お帰りなさい(^▽^)
マターリでいいですよ、カナリ続きが気になりますが(爆
よっすぃーが泣いた…、せつねぇっ!
224 名前:名無しどくしゃ@バッタ 投稿日:2002年05月19日(日)21時54分30秒
すいません(^^;
↑バッタです(汗 ごめんなさいm(_ _)m
225 名前:名無し男 投稿日:2002年05月25日(土)01時35分54秒
ヤホーイ
お帰り!
226 名前:れもん 投稿日:2002年06月08日(土)22時35分33秒
更新遅くてごめんなさい…。もうすぐ載せます。
今日はレス返しです。

>>222 ごまべーぐる様
駆けつけてきて下さって有難う御座います。メール欄になんか嬉し涙(笑)
なんだか書きたかった吉澤さんが語る事になりましたー。
次は、海板の方頑張って下さいね。期待してます。

>>223 バッタ様
そうですね、此処は学生さんが多いですね。私は只のアホ女学生ですが(笑)
吉澤さんには何となく泣いてもらいました。(オイ)
はい、マッタリ続きを書いて行こうと思います。

>> 225 名無し男様
ただいまー(笑)
マッタリ書いていきます(^^)
227 名前:レイン 投稿日:2002年06月23日(日)18時37分16秒
おひさしぶりです。
がんばってください
228 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時19分25秒

当時、ひとみは中学3年。
最高学年とあっても、ひとみの通っていた学校はエスカレーター式で
高校へ上がるのに苦労する事はない。

受験勉強等で悩んだりするというのは無かった。


「2組の子があのバスケ部のエースと付き合ってるらしいよーー」
「マジでー!?」

普通の女子の会話。
その会話にひとみは中々ついて行けなかった。

「ねぇ、ひとみはうちらのクラスでだったら誰が好み?」
「このクラスに好きな人はいないかなぁ…」

いつもそう返答するしかなかった。
だってそれが本心だもん。


付き合っている人はいるけど────

放課後、いつも公園で会う
背の高いあの人
高等部2年のあの先輩


「先輩!!」
「ひとみ!!」
229 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時21分17秒


飯田圭織先輩。
学校でも人気のある人。

ひとみはそんな先輩と付き合っていた。

大好きな先輩。
でも、もう付き合って三ヶ月も経つのにキスすらしてくる気配がない。

こうなったら自分から迫るしかない。
ひとみはそう考えていた。


「先輩!!今日うちに来ませんか?」
「?」



どー思われようと構わない。自分から迫るなんておかしいかもしれないけど…。
私は先輩が好きなんだから!
230 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時22分51秒

「ゆっくりしてって下さいね」
「うん」
今しかない、絶好のチャンス。逃すわけにはいかない────


「あー、暑い服脱いじゃおーっと」

ひとみはゆっくり服を脱ぎ始めた。
もう後戻り出来ない────



「アハハ、暑いね最近」


───ん?それだけ?


「何か思わないんですかっ!!突然服脱ぎだしても!!」

ひとみの言葉に圭織は相当驚いた様だ。
そのまま、ひとみは圭織を睨み付ける。

「な…何言ってんのよ、欲情しろとでも言いたいの?」

その言葉にひとみはショックを受けた。
目から涙が溢れ出す。
231 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時24分13秒


「先輩は…私のこと嫌いなんですか?」
「ひとみ…?」

流石に圭織も驚いたのか、顔を歪める。

「だって…二人で居てもキスすらしてこようとしない…っ!!」


「何言ってんの、ひとみ!!」

圭織の大きな声ののにひとみは反応を示した。
涙はピタっと止まる。

「私はひとみが大好きだよ…」

優しい表情の圭織。
ひとみに近づくと軽く頭を撫でた。

「急にキスなんかしちゃったらひとみに嫌われるかもって思って…」
「せん…ぱい…っ」

ひとみは圭織に近づくとキスを迫った。
圭織は優しく口付けると、ひとみは「もっと」と迫った。
232 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時25分42秒


何度も口付けを交わすうち、ひとみは圭織になら何をされても構わないと
身を委ねた。


「本当にしちゃっていいの、ひとみ?」
「いいんです、先輩が大好きだから…」


一度抱き締め合うともう一度口付けを交わした。



「ひとみ大好きだからね…ずっと、ずーっと…」
「私も…好きです…大好きです」





───────ひとみと圭織は明け方までずっと愛を確かめ合った。


─────

───


233 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時29分08秒


圭織と二人で居るのが私幸せ────ひとみはずっとそう思っていた。

ずっとそんな日が続くと思っていたのに


幸せな日々が続いてたのに───転機が訪れた


「結婚…!?」


「うん、私高校出たら結婚するの」


圭織が余りにもサラっと言うからきっと嘘だと思った。
なのに、それなのに────

「嘘…だよね…ねっ!?圭織…」
「嘘なんかじゃない、私結婚するの」

嘘だと言って欲しかった

いつもみたいに微笑んで冗談だよって─────
234 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時35分24秒


「私たちにはもうそれしかないのよ、もう別れよ」


感情も何もないかの様に、圭織の口は動く。
ひとみは半泣きになりながらも圭織に縋る。

「なんで…?どーしてなの圭織!?私達あんなに愛し合ったじゃない!!」
「もう遅いの…終わり、私達の関係はもう終わったのよ───」

顔色一つ変えず、圭織はひとみの前から去った。
ひとみは何がなんだか分からず、泣きじゃくるばかり。

何故、突然別れを告げたのか
嫌いになったのか


──────あんなに愛し合ったのに



余りにも突然すぎる───別れ
235 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月13日(土)15時37分53秒


ひとみは行く筈だった高校に入学するのを取り消した。
親と、相当揉めたが、圭織の近くにもう居たくなかった



誰かに愛してもらいたくて、一人が辛くて────

そんな考えが高ぶってか、今の学校では周りに人が絶えない。


私は一人で居るのが怖くて、寂しくて
だから取り巻きの子達が居るのが嬉しくて堪らない
周りにの人に、チヤホヤされたいだけだと言われても構わない



もう過去は忘れた、私の過去はもう存在しない


─────圭織が居た過去はもう戻ってこないんだ


遠い、遠い夢のように消え去って───

236 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時39分45秒


そんなある日だった。

「圭織を…知ってるの!?」
「え、うん。同級生だもん。」

知り合いと話していたら、高校の話になって。
不意に圭織の話題が持ち上がった。


ひとみは、圭織が自分で結婚すると言っていたけど、嘘であってと願っていた。
例え圭織が言っていても、それと言った証拠も無い。


今なら聞いてもいいよね─────今しかないんだから。


「圭織…さんは、結婚してるんですよね…?」


「圭織が結婚!?何言ってんの〜あの子が高卒と同時に結婚なんて
ある訳ないじゃんー!!今もフリーだってこないだ言ってたし────」
237 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)15時43分07秒


圭織の事だ、きっと私達がこんな関係をずっと続けいたら
いけないと思って言った嘘なんだろう


ましてや、私が財閥の娘で──いつかは別れるんだから悩んでたのかもしれない


圭織はずっと悩んでて、私はそれに気づかなかったんだ


きっと一番悩んだのは、圭織だったんだ

辛いのを我慢して、ああやって何事もなかったかのような平気な顔で私に別れを
告げた



どうしてあの時気づかなかったんだろう


私は今でも圭織を愛している
忘れる事の出来ない圭織との思い出



初めて手を握った時の温もりも忘れる事は出来ない──────
238 名前:れもん 投稿日:2002年07月13日(土)15時46分50秒

遅くなって申し訳ないです。更新しました。
次で終わりです。どーにか頑張りたいと思います。

>>227 レイン様
お久しぶりです。
後一回で終わりですが、頑張ります。
239 名前:名無し銀行 投稿日:2002年07月14日(日)00時23分02秒
更新、お疲れ様です。
イヤー、すばらしいです。
この先もがんがってください!!
240 名前:バッタ 投稿日:2002年07月14日(日)09時11分57秒
まってますた。にしてもよっすぃ可哀相。
てか、次で終わりッスか…さみすぃ(泣
ガンバッテ下さい!まってまーす。
241 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年07月14日(日)15時09分47秒
次回で最終回…。
寂しいけどマターリ待つとします。
がんがってください。
242 名前:名無し男 投稿日:2002年07月14日(日)15時29分27秒
ホワ!!
あと1回で終わり!
ラストスパートガムバテー
243 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)20時49分56秒



「わ…たしはずっと…今も圭織のこと想ってる」

ひとみは頭を抱え俯いた。

「もう…気持ちに嘘つかないで」

ひとみは驚いた様な表情で梨華を見つめる。

────

───────

「あたしのことで…悩んでるんでしょ?」

ひとみは小さく頷いた。


「ひとみには…本当に好きな人を結ばれて欲しいの」


─────あたしはひとみが大好きだから
244 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)20時51分56秒


「だから…あたしのことはもういいから…圭織さんの処行ってあげて…」


─────大好きだから、幸せになって欲しいの



「梨華…わたし…本当にごめんね…梨華のことは好きでも…でも」




梨華は立ち上がるとひとみの背中を叩いた。


「ほら…っ!!早く行って、圭織さんとこに!!」

ひとみは涙で一杯の瞳を擦る



「…ホント…っ…ホントにごめん…私は圭織が好きっ…!!」



─────もう気持ちに嘘つかなくてもいいんだから




「もういいから!!早くっ!!」
245 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)20時54分47秒


ひとみは梨華の手を握り締めた。
そしてゆっくり見つめ合った。



「梨華…貴方のお陰で自分の気持ちに気づいた、ありがとう!!」

ひとみは極上の笑顔で手を振り部屋を出て行った。




「幸せになってね────ひとみ」
246 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)20時55分54秒


ひとみ───いつも大好きだった


貴方の笑顔に何度励まされたか



だから貴方には幸せになって欲しいの





だからこれで良かった───悔いはないよ



幸せになってね






あたしは貴方と出会えた事実を大切に思うから─────

247 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)20時58分36秒


お日様が照らす、天候は絶頂!!

あたしとひとみは、出会った時からきっとこうなる運命だったんだ
だから悔いはない
でもひとみという、一人の人と出会えて幸せだよ

ひとみとの思い出は一生忘れない
とても楽しい時間だった


あたしは恋におちたんだ───ひとみという大切な人に


「よっしゃぁ!!今日はうちらの王子様探し行くでぇー!!」
「行くよー今日こそは運命の人に出会うんだからっ!」

どんなに辛い日があっても、あたしは今日を大切に生きる


『今』が大切だと思うから



あの日、あの場所で彼女に出会えて良かった


出会った時からあたしは彼女の誘惑にかかった
あの時から今も、あたしは誘惑にかかったままだ─────


----------end----------------
248 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)21時08分16秒


終わりです。
最初はハッピーエンドでお終いにしようと考えていたんですが
私にはなんだか書ききれなかったです。

書けない時もありました。躓いてしまって放置気味の時もありました。
でも読んでくれている方が一人でもいてくれる事を願って書き続けました。
半年ちょっとやっていたんですね。こんなに長い間書いたのは初めてです。

此処までやり遂げる事が出来たのも、読んでくれていた方々のおかげです。


本当に有難う御座いました。金の方も最後まで頑張ります。
249 名前:れもん 投稿日:2002年07月28日(日)21時25分18秒
皆様、感想有難う御座います。

>>239名無し銀行様
金の方でも有難う御座いました。
全然素晴らしくなんて無いのです。名無し銀行様のような涙が
出るお話は書けないのです。これからも頑張って下さいね!!楽しみにしてます。

>>240バッタ様
毎度、感想有難う御座いました。とっても嬉しかったです。
こんな駄目文ですが、いつも感想有難うでした。
最後は石川さん可哀相な感じになりました(笑)

>>241 ごまべーぐる様
感想有難う御座います。可愛い顔文字が毎度嬉しかったです。
二人が仲良くしてるお話は書けなかったのが心残りだったりします(笑)
ごまべーぐる様も頑張って下さい!!応援してます!!

>>242 名無し男さま
毎度、楽しい感想有難う御座いました。楽しかったです(笑
泣けない終わり方です…ごめんなさい。
感動出切るお話が書いてみたいものです。
250 名前:バッタ 投稿日:2002年07月28日(日)23時11分49秒
満足いくラストでしたよほ。
良い意味で裏切られて、新鮮ですた。
それでは、ご苦労さまでした。
251 名前:通りすがり 投稿日:2002年10月10日(木)16時46分08秒
初めて来て、読み通してみたが
はっきり言って、こんな消化不良な作品は初めてだ。
色々有りすぎて、一々あげればきりがないが
まず、プロットがバラバラ! 何の一貫性もない物語の流れ。
思いつきで書いたとしか思えない。
まあ作者も書いているように、考えずに書いたんだろな。
薄っぺらな心理描写しかできないから、ラストへの伏線が何も描けていない。
結局、この作者は何を言いたいのか?
好きな人が出来たが、忘れられない人がいるから、そちらへ戻る?
それを相手の幸せを祈って見送る女?
絶対とは言わんが、あり得ない女性心理ですな。
作者は男性か女性か分らんが、男生理で書いているから、無理が出る。

いずれにしても、くたびれた。




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