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モームスクライド。

1 名前:邑雲 投稿日:2001年12月25日(火)17時17分37秒
はじめまして。 ここのサイトの小説を見ていて書いてみようと思った者です。

初めて書くので下手くそになってしまうと思いますが、長い目で見てください。
2 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月25日(火)17時39分37秒
             第一話 「灼熱」
前編
トントントン・・・。 一軒家から聞こえる トントントン・・・。
キッチンで材料を切る女性 ガチャ 玄関の扉が開く
「なつみ〜、買ってきたよ〜。」
買い物袋を持った女の子が入ってくる
「おかえり、ありがとう、のの。」
なつみと呼ばれた女性が買い物袋をののと呼ばれた女の子から渡される
買い物袋を持ったなつみはキッチンへ
帰ってきたののはソファーへ座る トントントン・・・
「あ!」 音が止まった
「ごめ〜ん、のの。調味料切れてたの忘れてた・・・。」
「えぇ〜っ!!」
「だから、もう一回・・・」
「やだよ、なつみ行って来てよ。」
「おねが・・・」
「やだよ〜ん、カッカッ。」
「もう・・・わかったよ、なるべく早く帰ってくるからね。」
「いってらっしゃ〜い。」 ガチャ ドアが開き ドタン 閉まる
「じゃ、行きますか。」
3 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月25日(火)17時49分42秒
ほぼ同時刻 ホーリー本部

「ちょっと〜、誰か〜、誰かおらへんの〜!」
女性の声が部屋中に響く
「呼んだ?裕ちゃん?」
背の高い女性が入ってくる
「圭織、隊長って呼べって言うたやろ。」
「だってぇ・・・。」
「だってぇ・・・ちゃうで!まったく・・・。」
「そういえば、なんか用だったんじゃないの?」
「ん?・・・あ、そうそう、そうやった・・・」
「何の用?」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・なんやったっけなぁ?」 ガクッ(コケた音)

4 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月25日(火)18時24分34秒
その数分後 外界の街

「これでばっちり、ののが待ってるから早く帰らなきゃ・・・。」
家に帰る途中のなつみ・・・
「そこのか〜のじょ!」 
足を止めるなつみ
「誰?」
辺りを見回す
「こっち、こっち。」
声がした方にはガラの悪い男達が
「ねえ、俺達と遊ばない?」
「いや、あの・・・」
「いいじゃん、少しくらいさ〜。」 「遊ぼ〜ぜ〜。」
男達の一人がなつみの腕を掴む
「いや!」 その時
「離してやれよ・・・。」 不機嫌そうな声
「あん?」 男達が声が聞こえた方を振り向く
「嫌がってんだろ、離してやれよ。」
黒いダウンジャケットとジーパンに身を包んだ茶髪の青年が歩いてくる 
5 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月25日(火)18時36分58秒
「何だ、てめーは。」
「・・・雑魚が。」
「あん、なんだってぇ?」
「雑魚って言ってんだよ、雑魚!」
「てっめー、ぶっ殺す!」
男達の一人が茶髪の青年に殴りかかる
バキッ 男の拳が当たる前に茶髪の青年の拳が当たる 
バタッ 倒れる男
「・・・次は、どいつが相手だ。」
「んにゃろー!」 「やっちまえ!」
なつみの周りにいた男達が一斉に茶髪の青年に襲いかかる
「!」 なつみは目を背ける
ガンッ バキッ ドカッ バタン 音が止まる
恐る恐るなつみが音のしていた方に目を向けると・・・


6 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月25日(火)18時44分39秒
「ったく、何人来ても雑魚は雑魚なんだよ。」
茶髪の青年が立っている足元に男達が倒れている・・・
「あ、あの!」
「ん?」
二人の目が合う・・・ 茶髪の青年がなつみに近づいて来る
「あ、あの・・・。」
「・・・。」
「あの、その・・・助けてくれて・・・ありが・・・とう。」
「別に、んで?」
「えっ?」
「呼んだだろ、何か用?」
「あ、その・・・お礼が言いたくて・・・。」
「そ、んじゃ。」
「えっ、あっ・・・」
立ち去ろうとする茶髪の青年・・・そこに
「どうした?お前達?」
倒れている男達に声をかける男が・・・

第一話 前編 完
7 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月26日(水)16時32分50秒
中編

「どうした?お前達?」
倒れている男達に声をかける男が・・・
「あっ!」 「あっ!」 「兄貴〜!」
その場で一回転
「待たせたな!」 
キメポーズ
「兄貴〜!!」
「どうしたお前ら、揃いも揃って・・・。」
「あ・・・あの小僧に・・・。」
倒れていた男達の一人が茶髪の青年を指さす
「あんな小僧にやられたのか・・・?」
茶髪の青年となつみの方へ歩いてくる
「俺のかわいい部下達がお世話になったそうで・・・。」
「・・・別に。」
「お礼をしないとな。」
兄貴と呼ばれた男の体が七色に輝き出す
「てめえ・・・。」
茶髪の青年が顔を曇らせる
「あの光・・・何?」
なつみは男をただ見ている
「感謝の気持ちだ!受け取れ!小僧!」
すると男の前に巨大な『男』が・・・
「大きくなった・・・。」
なつみは呆然・・・
「どうだ!俺様の『アルター』は!!」
8 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月26日(水)16時56分33秒
「出たぁ!兄貴の『アルター』!」
倒れていた部下達の一人が誇らしげに叫ぶ
「これが・・・『アルター』・・・。」
なつみはただ呆然・・・青年は俯いている・・・
「どうしたぁ!?俺の力に怖じ気づいたかぁ!?小僧!」
「・・・フッフッフ・・・」
「ビビりすぎておかしくなったか?」
「フッフッフ、アーハッハッハッ!!」
「茶髪・・・くん?」
なつみは唖然・・・
「何がおかしい、小僧。」
「てめえの『力』ってそんなもんかよ。」
「何!?」
「図体でかいだけじゃ、俺は倒せないぜ!」
「後悔しても知らんぞ小僧!行け!『アニキング』」
「・・・ダサ。」
『アニキング』の腕が襲いかかる
「確かに・・・キャ!」
腕が地面に叩きつけられたと同時に茶髪の青年はなつみを抱え上げ飛び上がり・・・着地
「ふう・・・」
抱え上げたなつみを降ろす
「あ・・・ありがと・・・」
言い終わる前に青年は男の元へ・・・
9 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月26日(水)17時16分13秒
ほぼ同時刻 ホーリー本部

「なんやったっけなぁ〜・・・。」
女性が頭を抱えている
「・・・思い出せないの、裕ちゃん。」
「う〜〜〜〜ん・・・」
その時 ウーン サイレンが鳴り アナウンスが響く
[外界の街にアルター反応 ホーリー隊員は直ちに現場に急行せよ 繰り返す・・・]
頭を抱えていた女性の表情が変わる・・・
「飯田隊員!」
「は、はいっ!」
「今すぐ矢口、後藤、吉澤の三人を連れて現場に急行!」
「りょ、了解!」
慌てて出ていく飯田隊員
「・・・なんやったっけなぁ〜・・・。」
10 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月26日(水)17時40分02秒
隊員室

「先輩!私のベーグル返して下さい!」
「やっだよ〜ん。」
「・・・・。」
走り回る女の子とそれを追う女の子とぼ〜っとしている女の子・・・
ガチャ 隊員室のドアが開く
「みんな!しゅつど・・・」
「返して下さ〜い!」
「い〜や〜。」
「・・・・。」
スゥー・・・息を思いっきり吸う
「みんなー!!出動ー!!」
「りょ、了解!」
「了解!」
「りょ〜かい。」
「・・・のどが痛い。」
11 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月26日(水)17時48分03秒
ホーリー隊員用武装トレーラー内

「もう!矢口も先輩なんだから後輩からかうのやめな。」
ちっちゃい女の子が怒られている
「うぅ・・・。」
「別にいいですよ、吉澤、気にしてないですから。」
追っかけていた女の子が言う
「よっすぃ〜!」
矢口が吉澤に抱きつく
「矢口さん、後藤のよっすぃ〜ですよ〜!」
隊員室でぼ〜っとしてた女の子が吉澤を引っ張る
「矢口の!」 引っ張る
「後藤の!」 引っ張る
「矢口の!!」 さらに引っ張る
「後藤の!!」 さらに引っ張る
「いーたーいーでーすぅー!!」
「はあ・・・呆れて何も言えない・・・。」

第一話 中編 完
12 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時02分07秒
後編

外界の街

近づいていく青年
「どうしたぁ?自殺願望かぁ!」
「てめえの『力』はそんなもんかって言ってんだよ。」
「言・わ・せ・て・お・け・ば・貴様ー!!」
『アニキング』の腕が振り上げられる・・・その時
ガン ガン ガン 地面に突如穴が開く
「何ー!?」 驚く男
「えっ・・・えっー!?」 驚くなつみ
青年の体が七色に輝く
「まさか・・・貴様!?」
茶髪の青年の右腕が変化していく・・・
ガシ  『アニキング』の腕を変化した右腕で受け止める
13 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時08分47秒
「・・・これが・・・俺の『力』だ。」
「貴様も『アルター使い』だったとは・・・。」
「・・・粉々にしてやるぜ。」
バキン 受け止めていた『アニキング』の腕が砕けた
「お、俺の『アニキング』が!?」
青年が構える
「行くぜ!灼熱の・・・」
「ひ、ひぃぃぃぃ!!」 怯える男
「ブレイズブリットォ!!!」
飛び上がり『アニキング』の胴体に右腕を叩き込む
「俺の・・・俺の・・・」
青年の体が『アニキング』を突き破る
「・・・バースト・・・エンド。」
ズドーン!! 凄まじい爆発音と共に砕け散る『アニキング』
「お・・・れの・・・」
「・・・・。」 言葉も出ないなつみ
「無駄な時間だったな。」
14 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時15分26秒
元の姿に戻っている青年・・・その場を立ち去ろうとしている
「ま・・・待って!」
声をかけるなつみ
「・・・まだ何か?」
「あ、あのさ・・・よかったら・・・ご飯食べていかない?」
「は?」
「二度も・・・助けてもらったし、たいした・・・お礼は出来ないんだけど・・・料理は一応・・・自信あるし・・・。」
「・・・そうだな。」
「えっ?」
「腹減ってたし、お言葉に甘えるかな。」
「・・・うん!」
歩き出す二人・・・
「あ!」  何かに気づくなつみ
15 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時18分46秒
「私、なつみ。」
「あ?」
「自己紹介。」
「別にいいじゃ・・・」
「大事!」
「は、はあ。」
「じゃあ改めて・・・私、なつみ、安倍なつみ。」
「俺は・・・ナナシ。」
「ナナシ・・・くん。」
「そう、ナナシ、筧ナナシ。」
16 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時33分05秒
戦いが繰り広げられた場所から数十キロ離れた場所・・・
一台の武装トレーラーが・・・

「あの『ネイティブアルター』凄い・・・。」
「うん、凄い・・・。」
「凄い・・・。」
「・・・格好いい。」   ガクッ
「ごっちん・・・。」
「凄く格好良くないですか!ねえ、やぐっつぁん!」
「私に振られても・・・ねえ、圭織・・・。」
「・・・・」
「・・・圭織?」
「・・・・」
「圭織!」
「えっ!あ・・・うん。」
「大丈夫ですか?飯田先輩。」
「大丈夫よ、ありがとう吉澤。」
「ほんとに格好いいですよね〜、なんか、こうビビッと来た!って感じ。」
「でもあの力は危険だよ、ごっちん。」
「・・・あ〜。」
「???」
「さてはよっすぃ〜・・・」
「何?」
「あの人の事、後藤に取られると思ってそうゆう事言うんだ〜!」
「ち、違うよ!」
「顔が真っ赤だよ、よっすぃ〜。」
「矢口さんまで〜。」
「あはははは。」
「もう・・・。」
「とにかく、あの『ネイティブアルター』を・・・」
「どうするの?圭織・・・。」
「・・・・」
「飯田先輩・・・。」
「・・・・」
「飯田さん・・・。」
「・・・・どうしよう?」   ガクッ
17 名前:邑雲 〜第一話〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時40分47秒
「圭織〜。」
「ははははは、ごめんごめん。」
「じゃあ、とりあえず・・・報告しませんか?隊長に。」
「それ、いいね!」
「いいじゃんそれ、さすが私のよっすぃ〜!」
「後藤のですぅ!」
「と・に・か・く、これから基地に帰還して隊長の指示を仰ぐ・・・これでいいわね。」
「OK!圭織。」
「はい。」
「りょ〜かい。」

第一話  後編  完

第一話  終了  
18 名前:邑雲 〜第一話あとがき〜 投稿日:2001年12月29日(土)15時56分14秒
年内には『一話だけでも終わらせないと』と思ったので良かったです。

ご承知の通り『スクライド』のモロパクリです・・・がちょこっと変えてあるので・・・

『スクライドっぽい世界観にモー娘。みたいな(女子高校生風)』と思っていただければ・・・。

そして、娘。たちのキャラは97%(当社比)小説『ポップコーンラブ』から引用しております。

神楽綾希さん、ごめんなさい。

第二話は・・・半分も出来てません・・・(T0T)

随時誠意執筆中です。

・・・それでは、良いお年を〜。 

19 名前:神楽綾稀  投稿日:2001年12月31日(月)04時29分47秒
はじめましてこんばんわ。

巡回途中に「ん?スクライド?」
ってな感じでここを発見し、スクライド好きとしては読んでおかねばと思い
読んでいたところ、私の名前と小説があがっていたので少し驚きました^^;
まさかスクライドと娘。が交わるなんて思ってもいなかったので
これからぜひ愛読させていただこうかと思います。

キャラ引用とのことですが、私もいろんなところで影響は受けてますし
一時そういうのを気にした時期もありましたが
「そういうのは気にしなくてもいいんじゃないか?」
という意見をもらったことがあるので、別にこちらとしては問題ないです。
むしろ私の中にあるキャラクターが他の舞台で活躍ということ(ちょっと違うか^^;
で歓迎ですね。
各娘。共通のイメージっていうのはありますしね。
そういうことですので特に気にはしてませんので。

それでは、執筆がんばってくださいm(_ _)m
20 名前:邑雲 投稿日:2001年12月31日(月)17時30分03秒
まさか、神楽綾希さんからのレスが来るなんて思って無くて・・・光栄です。

実を言うと・・・書こうと思ったきっかけの『ここのサイトの小説』は『ポップコーンラブ』だったんですよ。

>スクライドと娘。が交わるなんて
世界観がおもしろかったんで混ぜてみました、ははははは(笑)。

>これからもぜひ愛読させていただこうかと思います。
こちらこそよろしくお願いします!

>それでは執筆がんばってください
もったいないお言葉で・・・神楽さんも執筆がんばって下さい!

それでは・・・良いお年を〜。(二回目)
21 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月01日(火)13時54分38秒
あけましておめでとうございます!! 今年もよろしくお願いいたします!!   
それでは第二話です、どうぞ。        
            
             第二話「ホーリー」
前編

ホーリー本部  隊長室
「なるほど、それで飯田隊員以下三名は帰還してきたと・・・。」
「はい。」
隊長らしき人物に飯田が報告をしている
「とりあえず、その戦闘、見せて。」
「はい・・・矢口!」
外に声をかける飯田
ガチャ   隊長室のドアが開く
「失礼しま・・・」
「矢口〜!!」
隊長らしき女性が矢口に抱きつく
「もー、離してよ、裕ちゃん!」
「好き!好きやで、矢口〜!!」
「裕ちゃん・・・はあ。」

数分後・・・

「も〜、いいかげんに・・・は〜な〜せ〜!」
矢口が思いっきり裕ちゃんを突き飛ばした
「あう!」     派手にすっ転ぶ裕ちゃん
「ふう、圭織・・・はい、記録のテープ」
「ありがと、戻っていいよ。」
「了解。」     そそくさと帰る矢口
22 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月01日(火)14時06分09秒
「裕ちゃ・・・隊長、いつまで寝そべってるつもりですか。」
立ち上がる裕ちゃん
「いったたたた・・・あんなに思いっきり押す事ないやん・・・。」
「・・・見る?テープ。」
「当たり前や!」
飯田がテープを再生機へ・・・   ブーン   スクリーンが出てくる
先ほど街で行われていた戦闘の様子が映し出される・・・
「・・・・。」
「・・・・。」
「・・・裕ちゃん?」
「・・・・。」
「裕ちゃん!」
「なっ、なんや急にそんな大きい声出して・・・。」
「いや、何か言ってくれないと・・・。」
「あ、そっか、せやな・・・。」
「うん・・・。」
「この子・・・。」
「うん・・・。」
「・・・可愛いなぁ。」   ガクッ
23 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月01日(火)14時21分05秒
「裕ちゃん・・・。」
「冗談や、冗談。」
「もう・・・。」
「けど・・・この『力』・・・あぶないなぁ・・・。」
「だよね・・・。」
「最近は『ネイティブアルター』による傷害事件が増えとるからなぁ・・・。」
「うんうん。」
「・・・被害は出ていないものの、街での戦闘は重大な罪・・・事情聴取します、彼を連行して下さい。」
「了解しました・・・あのぉ・・・。」
「ん、なんや?」
「一人で・・・ですか?」
「なんや、そんなに不安か?」
「もしも抵抗されたら抑えられるかどうか・・・。」
「ん〜・・・ありえへん話ではないからなぁ・・・。」
「・・・・。」
「じゃあ、一緒に行った矢口、後藤、吉澤を連れていき。」
「いや・・・でも・・・。」
「気にせんでええ、ホーリー隊員はまだおる。心配せんでええ。」
「・・・わかりました、飯田圭織、現時刻から矢口、後藤、吉澤の三名と共に行動を開始します。」
「了解、いってらっしゃい。」
「はい。」
出ていく飯田隊員
「・・・あっ!言うの忘れた・・・せっかく思い出したんやけどなぁ・・・。」
24 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月01日(火)14時37分04秒
隊員室

「って訳で、今からあの『ネイティブアルター』を連行するために出動、いいわね。」
「了解、圭織。」
「了解です、飯田先輩。」
「またあの人に会えるんですね!」   ガクッ
「後藤・・・。」
「何、のろけてんの、あんたは!」
「だって矢口さん、あの人にまた会えるなんて・・・これが運命・・・」
「おーい後藤ー、戻ってこーい。」   呼びかける矢口
「でも・・・どこにいるんですかね?あの人。」
「よっすぃ〜、それならお・ま・か・せ・よん♪」
矢口の体が七色に輝きだす
「これは・・・?」
「これが矢口のアルター能力『絶対知覚』よ。」
「絶対・・・知覚・・・?」
「まあ、簡単に言うと特定した相手の位置をピピッと特定できる能力・・・ってわかりやすい?よっすぃ〜。」
「だいぶよくわかったよ、ありがと、ごっちん。」
「へへへ〜、どういたまして。」
矢口の輝きが収まった
「わかった?矢口。」
「うん、市街地からけっこう離れた家にいるよ。」
「よし、みんな、出動よ!」
「了解!」
「了解です!」
「りょ〜かい。」
「後藤〜、もっとシャキッとした返事出来ない?」
「ん〜・・・出来ません。」   ガクッ

第二話 前編 完
25 名前:邑雲 投稿日:2002年01月04日(金)17時53分19秒
あぅ〜!! アイデアが出てこない〜!!

楽しみにされている方・・・申し訳。

もう少し待っていて下さい!!
26 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月08日(火)16時45分39秒
中編

スラム街の片隅 一軒家

「どうぞ。」   なつみがナナシを招き入れる
「おじゃましまぁ・・・す。」   申し訳なさそうに入るナナシ
「おかえり、なつみぃ・・・ってその人・・・誰?」
「あ、彼はナナシ君、街に買い物に行った時に男の人たちに絡まれて、そこを助けてもらったの。」
「そうだったんれすか、そのせつはなつみがお世話になりました。」
「あ、いや・・・どうも・・・。」
「さ、ナナシ君、上がって。」
「あ、ああ・・・おじゃま・・・します。」   家に上がるナナシとなつみ

27 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月08日(火)17時06分27秒
「今作るから、ののと待ってて。」   キッチンへ向かうなつみ
「の・・・の?・・・ん?」
自分に指を差しているのの
「のの・・・ちゃん?」
「はい、ののはののれす。」
「・・・。」
「さあ、座って、座って。」
「えっ、は、はい。」   ののが導くままにソファーへ座るナナシ、その横に座るのの
「・・・。」   ジー
「・・・。」   ジー
「・・・あのさ、のの・・・ちゃん。」
「なんれすか?」
「・・・俺の顔、何かついてる?」
「何もついてないれすよ。」
「・・・。」   ジー
「・・・。」   ジー
「そんなに見つめられても・・・。」   ジー
「いや・・・その・・・だから・・・」   そんな時
「ののー、料理出来たから運ぶの手伝ってー!」
「は〜い。」   すたすたとキッチンへ向かうのの
「・・・ふう、わかんない子だな・・・。」



28 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月08日(火)17時23分16秒
テーブルに次々と料理が・・・
「うまそう・・・、これ全部一人で?」
「うん、ののは全然出来ないから買い出し係。」
「ぷーっ。」   頬を膨らませるのの
「・・・食べていいか?腹減っちゃって。」
「ふふふ、ののみたい。」
「うぅ・・・言い返せないれす。」
「ふふふ、どうぞ。」
「「いっただきまぁーす!!」」   ナナシとののがいっせいに料理にがっつく
「あらー・・・。」   なつみはただ呆然・・・。
29 名前:邑雲 投稿日:2002年01月08日(火)17時39分27秒
数分後

「あ〜、食った、食ったぁ。」
「のの、おなかがぱんぱんれす。」   おなかをたたくのの
「お口に合いましたか?ナナシ君。」
「ん?ああ、すっげーうまかった!初めて食べたよ、あんなおいしい料理。」
「ふふ、ありがと。」
「ののはいつも食べてるのか〜、羨ましいなぁ〜。」
「じゃあ、一緒に住みましょう!」

・・・・

「えっ!?」
「はぁ〜!?何言ってんだよ、急に!」
「ナナシさんとなつみがけっこんすればいつでも食べられるれす!」
「ちょ、ちょっとのの!」   慌てふためくなつみ
「どうれすか?ナナシさん。」
「えっ?いや・・・それは・・・。」
30 名前:神楽綾稀  投稿日:2002年01月10日(木)02時37分39秒
更新お疲れ様です^^
課題の合間に覗かせていただきました。

早くも急展開ですか。
主人公との絡みがみたいですね。
あ、後藤とですw
この作品の後藤は生き生きしてて好感持てます。
うちとはちょっと違った感じでぶっ飛んでますねw
もちろん良い意味ですが。
期待しております。

#ヤグの絶対知覚萌えw
31 名前:邑雲 投稿日:2002年01月10日(木)16時51分29秒
>>神楽さん
レスありがとうございます! 後藤との絡みは・・・もうしばらくお待ち下さい・・・
何らかの強引な形で絡ませますので。

第二話 〜続き〜

その時  ブーン  結構大きい車の走行音  キィー  止まった
「何だろう?」   なつみがカーテン越しから外を覗くと
「ホーリーの武装トレーラー?」
「・・・ホーリー?」
「ナナシさん、ホーリーって言うのは・・・何だっけ?」   ガクッ
「ホーリーっていうのは武装警察組織ホールド内の対アルター特殊部隊の事よ、分かった?のの。」
「だそうれす、ナナシさん。」
「・・・・。」
外から声が聞こえる
「そこにいる『ネイティブアルター』出てきなさい!」
「アルター・・・?」
「まさか、あの時の事で!?」
「そうだろうな・・・。」   ナナシは立ち上がり玄関へ
「待って!」   後を追うなつみ
「ナナシがアルター・・・。」   顔色が変わるのの
32 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月10日(木)17時01分55秒
外に出るナナシ  外にはスタイルのいい女性が
「素直に出てきてくれてありがとう。」
「どういたしまして、お嬢さん・・・で?」
「用件は一つ、あなたを本部に連行します!」
「・・・・。」
「ただの事情聴取です、手荒なまねはしないわ。」
「・・・嫌だ・・・と言ったら?」
「・・・力ずくでも・・・連れていきます!」
「やれるもんなら・・・やってみなぁ!!」
ガン ガン ガン  地面に穴が開く
ナナシの体が七色に輝きだし右腕が変化していく
「・・・やるしか・・・ないのね・・・!」
スタイルのいい女性の体が七色に輝き出す
「・・・・。」   家の中でこの光景を見て・・・震えているのの・・・

第二話 中編 完
33 名前:邑雲 投稿日:2002年01月11日(金)17時18分45秒
中編終わった所で、皆様にお聞きしたい事がございます・・・。

「依頼を受けてそれをこなし報酬をもらう」

この仕事の名前を「教えて下さい」or「付けて下さい」

よろしくお願いいたします!
34 名前:神楽綾稀 投稿日:2002年01月11日(金)18時01分46秒
>>33
バウンティ・ハンターのことですか?
35 名前:take 投稿日:2002年01月12日(土)00時37分11秒
>>33
( ´D`)<探偵さんれすか?
今、はじめて発見したので、これから読ませていただきます
36 名前:take 投稿日:2002年01月12日(土)00時48分59秒
( ´D`)<全部読み終わったれす。ナナシ萌え(w
37 名前:邑雲 投稿日:2002年01月12日(土)15時17分44秒
>>神楽さん
バウンティ・ハンターでいいんですか・・・、うーん・・・。

>>takeさん
こちらこそよろしくお願いします!ポップコーンラブ廃棄ルートも期待してます!
探偵さんでいいんですか・・・、うーん・・・。

とりあえず、二つの言い方を教えていただいたのですが・・・わがままでごめんなさい。
「依頼を受けてそれをこなし報酬をもらう」 この仕事を 「漢字三文字で」 お願いいたします!
38 名前:邑雲 〜訂正〜 投稿日:2002年01月12日(土)18時11分56秒
「漢字三文字」じゃなく「三文字」でお願いします。
39 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月13日(日)19時33分31秒
とりあえず、後編行きます。

後編

スラム街の片隅  一軒家前

ナナシの右腕の変化が終わる
「知らないぜ、どうなってもな!」
スタイルのいい女性の周りに8つの玉が回っている
「はっ!」   かけ声と共に8つの玉が集まり、弓となった
「弓か・・・おもしれぇ!」   ナナシがスタイルのいい女性に向かっていく
静かに弓を引く女性   「はっ!」   弓から七色の矢が数本放たれる
バシ バシ バシ
「えっ!?」
その矢を全て掴み取るナナシ
「こんなもんかよぉ!ホーリーちゃん!」
「ホーリーは組織の名前、私の名前は圭織よ!」
「へぇ・・・圭織って言うのか・・・いい名前だな。」
「なっ・・・あ、あんたなんかに言われたくないわよ!」
「そりゃそーだ!」   掴んでいた矢を強く握り折る
40 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月13日(日)19時46分44秒
「行くぜぇ!灼熱の!」   ナナシが圭織に殴りかかる
「はっ!」   かけ声と共に弓が元の8つの玉に戻る
「ブレイズブリットォ!!」   当たる瞬間
ガキン
「何!?」
ナナシの右腕と圭織の間に盾が現れた
「危なかった・・・。」
「さっきは弓で・・・今度は盾か・・・。」
「どう?これが私のアルター『トリニティ・エイト』よ。」
「さすがは・・・ホーリー・・・ってか・・・だけどなぁ!」
パキ   「えっ?ヒビ!?」
「俺の力の前ではなぁ!」
パキ   「嘘・・・。」
「意味なんてもたねぇんだよぉ!」
バキン   盾が音を立てて砕ける
「きゃあ!」   思わず倒れる圭織
41 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月13日(日)20時02分06秒
「圭織!」   トレーラーの中から小さい女の子が出てくる
「大丈夫!?圭織、圭織!」
「う・・・うん、私は・・・大丈夫。」
「どうした?力ずくでも、連れて行くんじゃなかったのか?」
二人に近づくナナシ・・・その時   ガシッ
「何!?」   ナナシが後ろから何かに掴まれる
「早くトレーラーの中に!」   二人とは別の声
「よっすぃ〜!」
「ちっ!まだいたのか!?」
「ここはまかせて、早くトレーラーに!」
「ありがと、よっすぃ〜。」
小さい女の子が圭織を連れてトレーラーの中に
「くそっ!離しやがれ!!」
振り向くとロボットのような物の右腕に掴まれている
「あなたを連行します。」
ロボットのような物には女の子が乗っている
「ちっくしょーー!!」
武装トレーラーが出発する   それを追うようにナナシを掴んでいるロボットような物もその後を追う
「ナナシ君・・・。」   それをただ見つめる事しか出来ないなつみ
42 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月13日(日)21時03分45秒
「・・・。」   ナナシの周りに8つの玉が回っている   ナナシの正面に女性が立っている
「あんた・・・名前は?」
「・・・自分から名乗るのが・・・筋ってもんじゃねぇのか?」
「隊長に向かって・・・」
「圭織、別にええって。」
「でも・・・」
「飯田隊員。」
「・・・了解。」
「私は裕子、中澤裕子。」
「・・・裕子。」
「一応・・・このホーリーの隊長や、よろしゅうな。」
「・・・。」   裕子の顔を険しい顔で見つめるナナシ
「ん?どうしたん?もしかして・・・うちに惚れた?」
43 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月13日(日)21時18分49秒
「俺・・・あんたをどっかで・・・見たことがあるような・・・。」
「えっ?」
「思い出せねぇ・・・」   キーン
「うっ!!」   苦しみだすナナシ   キーン
「ぐあっ!!」  バーン   ナナシを取り巻いていた8つの玉が周りに散らばる
「『エタニティ・エイト』が!?」
「なんちゅう力や・・・。」
「うあぁ!!」   ナナシが頭を抑える
「どないしたん!?・・・圭織、あんた何かしたん?」
「何もしてないよ!」
「・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
ナナシが窓際の方へ   バリーン   窓を突き破り外へ
44 名前:邑雲 〜第二話〜 投稿日:2002年01月13日(日)21時28分00秒
「えっ!?」
「ここ、20階やで!?」
飛び降りたナナシを見ている圭織と裕子   するとナナシの体が七色に輝き出し右腕が変化する
「うおおお!!!」   地面に右腕を叩きつける   ドカーーン!!   凄まじい爆発音
「爆風で、衝撃を和らげおった・・・。」
「どうする?裕ちゃん。」
「・・・あんな近距離で爆発したんや・・・あの青年、相当ダメージ受けてるで。」
「そうだね・・・。」
「だから、あんまり遠くへは行ってないはずや・・・追っかけて!」
「了解!」   隊長室を出ていく圭織
「・・・あの青年・・・何者なんや・・・。」

ホーリー本部から数十キロ離れた車道
「・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
バタッ   倒れるナナシ   そこに
キィー   車が止まり・・・人が出てくる
「ちょっと!」
「・・・。」
「大丈夫!ねえ!ちょっと!」

第二話 後編 完

第二話 終了
45 名前:名無し 投稿日:2002年01月13日(日)23時17分43秒
>>37
バウンティ・ハンターは賞金稼ぎという意味そのまんまと思われ。
探偵は根本的に違うと思う。
三文字限定でしかも意味を成す言葉なんてあるのかなぁ。
「殺し屋」?
46 名前:名無し 投稿日:2002年01月13日(日)23時18分36秒
ageてしまい申し訳ない
47 名前:放浪読者 投稿日:2002年01月14日(月)01時47分32秒
>>33
「スイーパー」でしょうか?
一応、「始末屋」って感じかな。
これって3文字かな?
48 名前:take 投稿日:2002年01月14日(月)05時20分33秒
007(だぶるおーせぶん)とか?
49 名前:邑雲 投稿日:2002年01月14日(月)18時10分10秒
皆様、色々な意見ありがとうございます!

やはり、難しいですね・・・

しかし!長い間待たせる訳にもいかないので決めました。色々な意見をふまえ(?)

「ハンター」にします。 「三文字じゃないやん!」ってつっこみはご勘弁を・・・。

本当にご協力ありがとうございました!
50 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月16日(水)19時30分03秒
             第三話 「道」
前編

「大丈夫!ねえ!ちょっと!」   声をかける女性
「・・・・」   反応が無い
「とりあえず・・・運ぶか。」
車にナナシを乗せる女性   ブーン   走り出す車
数分後
「・・・う・・・うん・・・。」
「あっ、気が付いた?」
「・・・ここ・・・どこだ・・・?」
「あんた、何か覚えてないの?」
「・・・ホーリーに・・・いたような・・・。」
「ふーん・・・じゃあさっきから言っている青年って君の事か。」
「さっき・・・から?」
女性が車についている装置のダイヤルを回す
《探せ!そう遠くへは行っていないはずだ!》  《あの青年を捕まえろ!》
「・・・ホーリーの無線?」
「正解。」
「あんた・・・何者だ?」
51 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月16日(水)19時45分36秒
「私は圭・・・ハンターよ。」
「ハンター・・・『シャドウ』か。」
「へぇ〜、私も有名人なんだ。」
「『そっちの方』ではな。」
「ははははは(笑)確かにね・・・で?あんたは?」
「ナナシ・・・筧ナナシ。」
「ナナシ?・・・じゃあ!あんたがあの『灼熱の』!?」
「俺も『そっちの方』では有名なんだな・・・。」
「有名よ〜、素性が全く分からない・・・まさに謎・・・。」
「・・・。」
「あ〜あ、もっと格好良くてクールな好青年だと思ったんだけどなぁ・・・。」
「・・・残念だったな。」
「それはそうと・・・なんでホーリーなんかに?」
「・・・関係無いだろ?あんたには。」
「関係あるわよ、一応私はあんたの『命の恩人』なんだから。」
「・・・確かにな。」   ナナシはこれまでの経緯を圭に話した
52 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月16日(水)20時14分12秒
「なるほど・・・よっすぃ〜か・・・。」
「よっ・・・しー?」
「『しー』じゃなくて『すぃ〜』、よっすぃ〜。」

ホーリー本部 隊員室
「っくしゅん!」
「よっすぃ〜、大丈夫?風邪でも引いた?」
「いえ、大丈夫ですよ、矢口さん。」
「そう・・・ならいいけど・・・それよりさ、後藤知らない?」
「あっ、なんかさっき「情報もらってくる」って言ってどこか行きましたよ。」

車内
「そのよっすぃ〜と腕と・・・何か関係あるのか?」
「その腕は彼女のアルターよ。」
「・・・何で」
「何で知ってるのか?って聞きたいんでしょ?」
「・・・正解。」
「ハンターだもん♪」
「・・・。」
「まあ、街で『派手』に戦闘したら捕まって当然でしょ。」
「なあ・・・何処に向かってんだ?今。」
「私の事務所。」
「・・・降ろしてくれ。」
「嫌よ、こんな所で降ろして死なれたら夢見が悪くてしょうがないじゃない。」
「・・・。」
「事務所で手当てしてから、どこへなりとも行けばいいわ。」
「・・・すまない。」
「お互い様。」
53 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月17日(木)17時57分52秒
圭の事務所

「はい、これで大丈夫。」
「だいぶ楽になった。」
「そう、よか・・・」   プルルルル  プルルルル
電話のベルが事務所内に鳴り響く  プルル・・・  ガチャ  圭が受話器を取る
「はい・・・はい・・・なるほど・・・はい・・・わかりました・・・失礼します。」   ガチャン
「・・・依頼か?」
「そ、依頼。」
「・・・俺も手伝うよ。」
「べ、別にいいわよ!」
「あんたは俺の『命の恩人』だ、それに・・・このまま出ていったんじゃ、夢見が悪くてしょうがねぇ。」
「・・・仕事は・・・楽じゃないよ。」
「・・・あんた、誰に向かって物言ってんだ。」
ガチャ   突如事務所のドアが開く
「圭ちゃん!ちょっとお願いが・・・・・あーーー!!!」
「後藤!何なのよ!いきなり、大声出して!」
「運命の人!!」
「運命の?」
「人・・・?」
ナナシに駆け寄るハイテンションな後藤
「運命・・・。」
バシッ!   圭が落ちていたスリッパで後藤をはたく
「いったぁ〜い!!」

第三話 前編 完   続く



54 名前:邑雲 〜近況〜 投稿日:2002年01月18日(金)20時02分06秒
一応中編まで出来たのですが・・・後編でつまずいております・・・。

かなり強引な形で後藤を絡ませてみました、神楽さんいかがでしたでしょうか?

かなり強引な形で職業を「ハンター」にしてしまい・・・皆様、申し訳。

誠意頑張っているのでこれからもよろしくお願いいたします。
55 名前:take 投稿日:2002年01月19日(土)01時59分54秒
「運命・・・。」
バシッ!   圭が落ちていたスリッパで後藤をはたく
「いったぁ〜い!!」

ワラタよ(w
56 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月19日(土)22時22分27秒
>>takeさん
「暴走特急止めるの図」に食い付いたんですね。 後藤はもう少し暴走してもらいます(笑)

とりあえず、中編行くぞぉ〜!(後藤風)

中編

圭の事務所

「・・・で?何でここに来たの。」
「ん〜とぉ、ホーリーの本部から・・・」
「その前にナナシの腕から離れなさい、あんたは。」
今の状況を説明すると三人共座っていて ナナシの正面に圭が ナナシの右腕に後藤が絡みついている(?)
「お名前、ナナシさんって言うんですかぁ〜!」
「・・・一応。」
「ナナシ様ぁ〜!!」   後藤のナナシの右腕を抱く力が強くなる
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
「もう・・・と・に・か・く!あんたは何でここに来たの?」
「ん〜とねぇ、ホーリーの本部からナナシ様が逃げ出して、ホーリー総動員で探してるのね。」
「なるほど・・・それで情報が無いかと思ってここに来た訳ね。」
「正解!」
「あ〜ら残念・・・ナナシは私の仕事を手伝ってくれる事になってるから、あんたには渡せないよ。」
「えぇ〜!また裕ちゃんに大目玉食らっちゃうよぉ〜!」
「じゃあ、やめちゃえば?ホーリー。」
57 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月19日(土)22時43分38秒
「圭ちゃんのいじわるぅ〜。」   頬を膨らませる後藤
「・・・あのさ。」
「何?」
「何ですか?ナナシ様。」
「・・・仕事はいいのか?」
「あーー!!そうだったぁ!・・・もう!後藤のせいで無駄な時間過ごしちゃったじゃない!」
「え〜!私のせい!?」
「あー!どうしよう・・・。」   立ち上がり事務所を・・・一周・・・二周・・・とする圭
「・・・そうだぁ!」   不敵な笑みを浮かべる圭
「何か・・・嫌な予感がするぞ。」   引きつるナナシ
「後藤!あんたも手伝いなさい!」
「えぇ〜!やだよ〜!」
「じゃあ、しょっちゅうここに来て業務サボってる事・・・裕ちゃんに言っちゃおうかなぁ・・・?」
「うぅー・・・分かったよ、手伝いますぅー!」
「よぉし決まり!じゃあ・・・依頼の説明するよ。」
「ああ。」
「うぅー・・・。」   ふてくされている後藤   ポンポン   後藤の肩を叩くナナシ
「乗り掛かった船だ、最後まで付き合おうぜ。」
「・・・はい!」   いつもの笑顔が戻る
「あんたって簡単ねぇ・・・。」
58 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月19日(土)22時58分59秒
その頃

スラム街の片隅 一軒家

「・・・。」   俯いて家に入ってきたなつみ
「・・・。」   ソファーに座り俯いているのの
二人とも無言   静かすぎる家の中   数分後
「・・・どうして?」
「ん?」
「なつみ・・・どうして?」
「えっ?」
「どうして黙ってたの?」
「のの?」
「どうしてなつみがアルター使いだって事黙ってたの!」
「それは・・・」
「なつみなんて嫌い!!」   走って自分の部屋へ行ってしまったのの
「のの!」   バタン   無情にも部屋のドアが閉まる
「のの・・・。」   再び静かになる家の中
「・・・。」   ソファーに倒れ込むなつみ
「のの・・・。」   ピーンポーン   家の呼び鈴が鳴る
「こんな時間に・・・誰だろう?」   ピーンポーン
「はーい。」   ガチャ   なつみがドアを開ける・・・女の子が立っていた
59 名前:邑雲 〜訂正〜 投稿日:2002年01月19日(土)23時02分42秒
× 「どうしてなつみがアルター使いだって事黙ってたの!」

○ 「どうしてナナシさんがアルター使いだって事黙ってたの!」
60 名前:邑雲 〜訂正〜 投稿日:2002年01月19日(土)23時14分30秒
「どちら・・・さま?」
「あのぉ・・・おたずねしたい事があるんですけど・・・。」
「はい・・・」
「あのぉ・・・右腕がこうバァーっと変わってぇ・・・茶髪のぉ・・・ナナシって男の方・・・知りませんか?」
「ナナシ君の知り合い?」
「知ってるんですかぁ!?」   とても驚いている女の子
「さっきまでいたんだけど・・・。」
「さっき?」
「ホーリーに・・・」
「ホーリー!?そんなぁ・・・。」   その場で崩れ落ちる女の子
「大丈夫・・・?」
「あ・・・はい・・・。」
「とりあえず・・・上がって、こんな所で立ち話もなんだし・・・ね?」
「はい・・・ありがとうございます・・・あっ!」   何か思い出した女の子
「申し遅れました・・・私、加護亜依と申します。」   丁寧に自己紹介する女の子
「加護さん・・・。」
「はい・・・よろしくお願いします。」
「あ、こちらこそ。」
61 名前:邑雲 〜第三話〜 投稿日:2002年01月19日(土)23時23分27秒
前のスレッドの題名の「〜訂正〜」を消し忘れました・・・。 申し訳。

再び 圭の事務所

「なるほど・・・圭がセキュリティを壊して、真希が『救出』する時間を俺が稼げばいいのか。」
「そうゆう事ね。」
「わかった〜。」   ・・・なぜか沈黙・・・
「・・・かけ声とか無いのぉ〜、圭ちゃん。」
「いや・・・いつも一人だし・・・。」
「よ〜し、じゃあこの真希ちゃんがやる〜!」
「大丈夫か?」
「ちゃんとしたの頼むわよ、後藤。」
「よ〜し・・・みんなぁ〜!行くぞぉ〜!」
「「「おー!!」」」

第三話 中編 完   続く
62 名前:邑雲 〜近況〜 投稿日:2002年01月21日(月)08時12分25秒
・・・もうやめた方がいいのかなぁ・・・。

ある方の情報で「主人公+娘。の小説は一般的にあまり好まれていないようだ」と・・・。

・・・なんか、悲しくなってきた。
63 名前:てゆーか 投稿日:2002年01月22日(火)03時55分08秒
下手
64 名前:take 投稿日:2002年01月22日(火)17時14分13秒
>>62
書いちゃダメという規則はないし、sageでひっそりやろうよ。
見ている人もいることですし。

>>63
いちいち煽るな
65 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月23日(水)04時07分42秒
>>62
廃棄から移動してくれば?
みんな揃ってるよ

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