インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板
A genuine thing love
- 1 名前:れもん 投稿日:2002年01月13日(日)16時41分32秒
- 風板でも書いてる者です。
いしよしの重い感じの話を書こうと思います。
よろしくお願いします。
- 2 名前:1 投稿日:2002年01月13日(日)16時53分06秒
- 今日もいつもの夜が始まる。
あなたはあたしを何度も呼ぶ。
そしてあたしを無理矢理抱く
暴れる脚。いつも脚を捕まえるあなた。
なぜだろう…
いつもあなたの顔は笑っている…
「っ…んっ…やっ…」
「どうしたのちゃんと脚開いて…」
あたしの意見なんて通らない。
通ったこともない。
あたしはあなたの玩具じゃないよ…?
- 3 名前:2 投稿日:2002年01月13日(日)17時03分32秒
- 「あ…っ…ぁ…」
「梨華……」
あたしの身体がびくっと震え上がるのを見届けると部屋を出て行く。
何も言わずに…
ただ静かに。
「………」
あなたはいつも何を考えてるんだろう…?
あたしを抱くときだけ笑っていて…
ほかの笑顔なんて見たことない。
なんであなたと出会ったのだろう…?
ここから抜け出したいよ…
でも抜けだせない…
あなたはなぜ毎晩あたしを意味もなく抱くのだろう…?
- 4 名前:れもん 投稿日:2002年01月13日(日)17時05分34秒
- こんな感じでやっていきたいと思います。
題名、全角と半角が混じってる…(涙
すみません…気にしないで下さい…
- 5 名前:夜叉 投稿日:2002年01月13日(日)17時14分14秒
- お、新作おめでとうございます。
頑張ってくださいね。期待してます。
- 6 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月14日(月)01時16分06秒
- ブックマークに追加。がんばって〜
- 7 名前:3 投稿日:2002年01月15日(火)18時50分10秒
- あなたのことは名前しか知らない。
何歳だとか、学校には行ってるのとか。
何も知らないのに毎晩のように抱かれる。
あなかがあたしをどう思っているかも全くわからない。
ただあたしはあなたを愛してはいない。
身体が許しても心なにも感じない。
でもあたしは毎晩行われることに耐えなければいけない…
いつからかな…
すごく夜が怖くなった。
それでも夜はやってくる。
あたしが止めることはできない…
- 8 名前:4 投稿日:2002年01月15日(火)18時58分23秒
- 大きな音で鳴り響く目覚し時計。
朝、あなたに会うことはない。
あながが避けているのかもしれない。
一人で食べる朝食も普通のことだって想う。
あたしがどんなに拒んでも夜はやってくる。
そしてあなたも…
だから朝は…大切なひと時なのかも。
「…行ってきます…」
- 9 名前:れもん 投稿日:2002年01月15日(火)21時21分57秒
- 本当に少し更新です。
ヘンな所で切ってすみません(涙)
本業が忙しくて(学校ですけど…w)
今週中にはたくさん更新したいです。
>5 夜叉さま
レス感謝です。
とうとう立ててしまいました(w
全然、話が進まなくてすみません(泣
今後ともどもよろしくお願いします。
>6 名無し読者さま
レス感謝です。
ブックマークに追加までして下さって本当にありがとうございます(泣
頑張りますんでよろしくお願いします。
- 10 名前:れもん 投稿日:2002年01月15日(火)21時24分15秒
- 7の4行目
あなかが〜
になってますけど
あなたが〜
です。
ごめんなさい。
- 11 名前:夜叉 投稿日:2002年01月15日(火)21時43分16秒
- 本業が忙しいことはなによりです。
まったりと更新お待ちしております。
- 12 名前:5 投稿日:2002年01月17日(木)16時31分04秒
- 時間が経つのは早いもので。
もう下校時間。
「梨華〜帰ろう〜!!」
「うん…」
茶色のストレートヘアーに大きく見開いた瞳。
一般的に可愛いと言われる対象の少女。
後藤真希。
「梨華はさーイトコと暮らしてるんでしょ?」
「…そうだよ…」
「なんかあったりしないの?」
…あの人とはいとこでもなんでもないけど…
そうでも言っとかないと不自然だし。
「いとこは…女だよ…なんにも…ない…」
「まじで〜?」
本当は違う…
毎晩のように抱かれてるなんて口が裂けても言えない…
- 13 名前:6 投稿日:2002年01月17日(木)16時41分04秒
- このドアを開ければ今日も…
考えるだけで疲れる。
部屋に入ると、リビングに脚を進める。
怖いくらいに静かな部屋。
「ご飯…作ろ…」
早く作って置かないとあの人が帰ってくる。
夜以外は顔を会わすの辛いから…
…………がちゃ…
「…ドアの音…?」
もしかして…
「…帰ってるの…梨華…?」
「ひとみ…」
- 14 名前:7 投稿日:2002年01月17日(木)17時02分05秒
- 「…ねぇ…梨華…」
「な……んっ…」
梨華の、肩を強く掴むと強引に口付ける。
つかの間に、ひとみの指は梨華の太股に触れる。
「…待って…っ…やだ…っん…」
「いつもそうじゃない…梨華は…」
いつもこうなると…頭の中が真っ白になってなにも考えられなくなる。
もうおかしくなっちゃったよ…あたし…
「あぁ…っん…やぁ……」
「そういいながら感じてるじゃん…」
服を着たまま脱がされる下着が目に映る。
ただあなたは強引で。
あたしは何も出来なくて。
いつも弱い自分がいる。
- 15 名前:8 投稿日:2002年01月17日(木)17時15分47秒
- 「ん…ぁ…あっ………」
身体が痙攣を起こす。
「………」
あなたは…何を考えているの…?
何事も無かったように去っていって。
愛なんてないよ。
強引なだけで。
心なしにあたしを抱くだけで。
それでも…意味がなくても夜はやってくるから…
いつから…?こんなに罪悪感を感じるようになったのは…
- 16 名前:れもん 投稿日:2002年01月17日(木)17時19分41秒
- 更新しました。
>11 夜叉さま
レスありがとうございます。
取り合えず忙しさは納まったようなので毎日更新できるように頑張ります。
本業、早く卒業したい…(w
- 17 名前:夜叉 投稿日:2002年01月17日(木)17時47分42秒
- ますます奇妙な関係な二人。
気になります。
がっつくなよ、吉。
- 18 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月18日(金)06時04分00秒
- なんか雰囲気が退廃的で好きかも
- 19 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月21日(月)22時26分06秒
- 殺伐としたかんじにかなりひきこまれております。
続きが楽しみ。
- 20 名前:9 投稿日:2002年01月22日(火)17時34分03秒
- 一ヶ月前。
「本当に可哀想ね…」
「二人暮しだったんでしょ…?」
あたしにはもう何も無い。
大切なものも大切な場所も失ったから…
何があっても泣かないって決めたんだ。
笑っていようって…
でも…今日は泣いちゃうよ…
「お母さん…っ…」
- 21 名前:10 投稿日:2002年01月22日(火)17時44分05秒
- 身内のことはよく知らない。
お母さんだけがあたしのすべてだったから…
「っ…んぅ…」
泣いてばかりじゃいけないよね…
わかってる。
でも…もうあたしには行く場所も何も無いから…
どうすればいいの…?
「君〜可愛いね〜一緒に遊ばない?」
全然知らない男達があたしを囲む。
いつの間にか手首を掴まれていて。
誰でもいい…誰でもいいから何処かに連れて行って…
- 22 名前:11 投稿日:2002年01月22日(火)17時55分25秒
- 「ちょっと!!」
「…っんだよ…」
「その子私の連れ。放して。」
誰この人…?
金髪の髪の毛に大きな瞳。
こんな人知らない…
「あ…の…」
「行こ!」
誰だかわからない。
もう…なんでもいいや…
……………
どの位歩いたかな…
ずっと無言だったその人はやっと口を開いた。
「なんであんな連中についていこうとしてたの…?」
「………」
自分でもよくわからない。
何もかも嫌になって…
- 23 名前:12 投稿日:2002年01月22日(火)18時06分46秒
- 「言いたくないんだったら別にいいけどさ。家どこ?」
「……帰る場所なんてない…」
「…じゃあ…うち来る?」
さっき始めて会ったばっかりなのに…
この人…
「いい…の…」
「私は別にいいけど…?」
あたしはどうかしちゃったんだ…
知らない人の家に行くなんて。
それでも…行く場所が無いんだからしょうがないよね…
その人はあたしの手を引いて、歩く速度を速める。
「名前は?」
「…石川…梨華…」
- 24 名前:13 投稿日:2002年01月22日(火)18時24分19秒
- 「私は吉澤ひとみ。」
「……」
返す言葉もなく黙り込んでしまう…
少し歩くと、高層マンションが見えてきた。
「ここ。」
悪魔で、名前しか知らない人。
少し…怖い気もしたけど、ここまで着たならどうしようもない…
部屋の中に入ると恐々ながらも脚を進めていった。
「どこでもいいから座って…なんか入れるね。」
「ありがとう…」
人が居そうな気配ではない。
一人暮らし…なのかな…
- 25 名前:14 投稿日:2002年01月22日(火)18時41分44秒
- 「はい。コーヒー」
「どうも…」
…今日からどこに寝泊りすればいいんだろ…
住んでた所、もう売り払っちゃったし…
施設とか…行くのかな…
身内がいないんだからしょうがないか…
「…でさ…家出でもしてきたの…?」
「違う…」
「じゃあ何?」
「親が…死んじゃったの…」
だからもう…どうしたらいいかわかんない。
「…悪いこと聞いちゃったごめん…それでどこに住むの…?」
「わかんない…」
「今日は…家に泊まっていけば…?」
…泊まる…
「…泊まらして貰っていい…?」
きっとあたしはどうかしてるんだ…
- 26 名前:15 投稿日:2002年01月22日(火)18時50分54秒
- おかしいことは自分でもわかってる。
それでも…せめて今日だけお世話になろうかな…
「ここの部屋使っていいから…」
「うん…本当にありがとう…」
「それじゃおやすみ。」
「おやすみなさい…」
ぱたん…
お母さんが居なくなって一日。
病弱なことはわかってたけど…なんであたしを置いていくの…
一人は本当に辛くて、寂しくて。
お母さんが死んじゃうなら…あたしも…
自分の頬に流れ落ちる涙。
これからどうすればいいんだろ…
不安だけが心の中を交差する。
「案外軽い子なだな…夜はこれからなんだから…」
- 27 名前:れもん 投稿日:2002年01月22日(火)19時02分44秒
- 更新しました。
20からは過去編です。分かり難くてすみません。。。
次からは結構エロいのでsageてやります。。
>17 夜叉さま
レス感謝です。
ワザと奇妙な2人にしました(w
明るい感じのばっかり書いてたんで暗いのも書きたくなって…(w
>18 名無し読者さま
レス感謝です。
そういって頂けるとなんだかうれしいです(w
これからもよろしお願いします。
>19 名無し読者さま
レス感謝です。
暗い感じのが好きなんで(w
毎日更新頑張ります。。。
- 28 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月22日(火)19時25分48秒
- ますますダークになってる・・・
- 29 名前:夜叉 投稿日:2002年01月22日(火)20時41分52秒
- そうゆうのもいいかも(ってあーた。w
次回更新の内容にヲロヲロしてます。
- 30 名前:16 投稿日:2002年01月23日(水)19時00分48秒
- 眠れない…
眠たいんだけど眠れない。
目を閉じると真っ暗で何も見えない孤独感。
それが怖い…
…カタッ……
……ドアの音……?
「まだ起きてたの…」
あ…あの人か…
「眠れなくて…」
「…それじゃあイイことしてあげる…」
そう呟くと、ゆっくりとあたしの方に近づいてきて…
真っ暗で何も見えないけど、微かに人の体温を感じた。
「ん…ん…っん…!?」
口が開かない。
塞がれてる…?
「っん…っ…」
必死で押しのけようとするけどその力には適わなくて。
- 31 名前:17 投稿日:2002年01月23日(水)19時11分43秒
- 「はぁっ……」
一瞬の隙。
息するのが苦しい。
「何がイイこと…!?」
「まだわかんないなんてよっぽど鈍感だね…」
…怖い…
何されるか分かった時にはもう遅い。
「やっとわかったの?でももう遅いよ…」
彼女は痛いくらいの力であたしの肩を掴む。
逃げたいけど…もうダメかもしれない。
「やだっ…」
抵抗はするけど、どうしても放れない。
気づいた頃にはベットに押し倒されていて。
「ホントバカな子だね。今日初めて会った人間に簡単について行くからこんな
ことになるんだよ…?」
- 32 名前:18 投稿日:2002年01月23日(水)19時27分25秒
- 「…やっ…」
「ついて行ったらどうなるか教えてあげるよ…」
やっぱりあたしがおかしかったんだ。
全然知らない人の家に泊まるとか絶対おかしい。
怖い…怖い…誰か助けて…
彼女の、細い指はあたしの頬に触れる。
たったそれだけのことでも怖く感じる。
「もしかして…初めて…?」
「………」
嫌だ怖い…
「ふーん、そうなんだ。別にどうでもいいけど優しくはしないよ。」
「っ…やめ…」
冷たい指は、服の上から触れられている部分からでも感じ取れる。
怖がるあたしに目をやると、彼女はとうとう行動に出た。
- 33 名前:れもん 投稿日:2002年01月23日(水)19時33分59秒
- 少しですが、更新です。次のこそはやっ(略&w
>28 名無し読者さま
レスありがとうございます。
もっとダークにしますよ〜(w
最近、ダークなのしか書いてない…(w
>29 夜叉さま
レスありがとうございます。
次こそは、オロオロしてください(w
書いてる私もオロオロ(w
- 34 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月24日(木)17時33分23秒
- おお、次の更新で・・・・期待
- 35 名前:夜叉 投稿日:2002年01月24日(木)22時43分18秒
- いや、今でも結構ヲロヲロ(汗。
もっとですか?(汗汗。
冷や汗出しすぎで、脱水症状にならなけらばいいのですが…。
- 36 名前:19 投稿日:2002年02月11日(月)19時57分52秒
- 名前はひとみ。
名前しか知らない金髪の少女。
その人にあたしは犯されそうになっている──
『ひとみ』という少女は、素早い動きで梨華の寝まきのボタンの隙間から
指を滑り込ませた。
梨華の白い肌に直に触れる。
「ぁ…っ!?いゃ…っ…」
突然の出来事で、梨華は甲高い声を上げた。
ひとみの冷たい指で触れられる度、ひんやりとした感覚に襲われ声を上げる。
「ん…っ…あぁ…っ」
「えっちな声…」
ひとみは、一旦行為を止めるとずっと暴れ続けている梨華の脚を
掴むとまた愛撫を再開した──
- 37 名前:19 投稿日:2002年02月11日(月)20時19分41秒
- 「…ぁあんっ…おねが…いっ…やぁ…め…っ…て……」
うまく言葉にならない、梨華の必死な願い。
突然すぎる出来事。
頭の整理も付かないまま、何もわかずに。
「…ここまでしちゃって何もしないのがおかしいと思うけど…?」
顔は無表情のまま、ただ動く唇。
優しさの欠片もないような言葉。
────きっとそれが彼女の本能
─────もうこの人にには何を言ってもわからない
「…やぁ…っ…んやめ…」
「それより感じてる自分がおかしいんじゃない?」
彼女の発する言葉はどこか残酷で酷い。
────あたしの胸にその言葉が突き刺さっている
ひとみは、梨華の寝まきを剥ぎ取ると、乳房を露にさせた。
その部分に滑らかに指を滑らす。
- 38 名前:れもん 投稿日:2002年02月11日(月)20時30分05秒
- 復活したんですね。
管理人さんありがとうございますーー!!(涙
本当に少し更新しました。
下げてやるといいながら上げてしまいました。
他の作者の方々、こんなの読みたくない読者の皆様、すみません。。。
しかも最悪の所で上げてしまったし…
それと、37は題名のところ20ですね。。。
>34 名無し読者さま
レスありがとうございます。
やっちゃってます…(汗
自分は、黒吉ばっか書いてますな…実は好きなんです(爆
>35 夜叉さま
レスありがとうございます。
もっとオロオロです(w
作者はすでに脱水症状が…(大汗
- 39 名前:夜叉 投稿日:2002年02月12日(火)11時22分28秒
- 暗雲立ちこめる中、忍び寄る黒吉の影。
いやーん。少しでも光を…。
冷や汗出しすぎて、飼育が落ちたと同時に自分も病みました(爆)。
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月14日(木)07時31分42秒
- S吉M石萌え〜
- 41 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月15日(金)17時25分20秒
- 黒吉いいっす。こういう展開好きです。
ダーーークでエロい、萌えまくりだす。
- 42 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月15日(金)17時27分32秒
- age・・・・・・すいません。激しく反省中。
- 43 名前:21 投稿日:2002年02月15日(金)20時03分19秒
- あたしの表情を見れば怖がっていることは充分わかるでしょ…?
───抵抗だってしているし、
それでも彼女は止めようとしない─────
到底、力は適わない。
「っ………ん…やぁ…っだ…」
振り絞った声。
その声に反応した彼女は、一旦動きを止めた。
「…なんでそんなに嫌がるの…?」
顔色を全く変えることなく難なく呟いた。
────誰だって、こんなこと無理矢理されたりしたら嫌に決まってるじゃない
「こんなのっ…普通じゃないよ…」
「……私は普通じゃない」
- 44 名前:22 投稿日:2002年02月15日(金)20時04分24秒
- 「私は普通じゃないんだよ…?だからこんなことするんでしょ…」
何事もなかったかのように首筋に絡みつく。
あたしは間違ったことは言ってないよ───
なのに…どうして───?
「…ゃぁ…だ…」
鎖骨辺りに感じる温かい熱を帯びているのが、痛いくらい締め付ける。
その部分を吸われている度に、言葉が上手く出ない。
敏感に感じてしまう自分はどこかおかしい。
────心は嫌がっているのに
- 45 名前:23 投稿日:2002年02月15日(金)20時06分05秒
- 噎せ返る程の彼女の香り。
甘いようなでほろ苦いような。
────きっとコレがあたしをおかしくさせているんだ
この香りさえなければ…
一瞬の隙が、いけない。
油断してはいけないのに…いつの間にか、寝間着はたくし上げられていて。
白い肌が露になる。
「や…っ!!見ないで…」
恥ずかしさに顔を赤らめて胸を手で覆い隠す。
「別にいいじゃん…ね」
抑えていた手を軽々と払いのけると、シーツに梨華の手を押し付ける。
何をするわけでもなくひとみは、動く度に揺れる胸を見つめる。
────胸に集まる視線が痛くて。絶対に目は合わせたくない
「っ…見ないで…や…」
「………」
何も言わず、ひとみはよくふかな梨華の胸に吸い付いた。
- 46 名前:れもん 投稿日:2002年02月15日(金)20時30分17秒
- 少し更新です。少なくてごめんなさい。。。
週末に沢山更新したいです。。。
>39 夜叉さま
レス感謝です。
光がないですね…真っ暗…(汗
とりあえず、もっと真っ暗にしたいです(←意味不明
ここが落ちた時はとにかく焦りまくりました…(泣
>40 名無し読者さま
ありがとうございます。
こんなんでも、萌えて下さって嬉しいです(泣
>41 よすこ大好き読者さま
レス感謝です。
ダークなの好きです〜。書いてるのはこんなんですが…(滝汗
age、sageのことは気にしないで下さいね。
自分もよく間違えるんで…
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月16日(土)11時59分57秒
- 普通じゃないのね(w
もう言い切られたらどうしようもない
- 48 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月16日(土)16時44分40秒
- よしこ普通じゃないって・・・(汗
りかちゃんをおかしくする、噎せ返す程の臭いって・・・・。
どんな臭いなんでしょうか・・・・(変態??^^;)
続き期待してます。がんばってください。
- 49 名前:夜叉 投稿日:2002年02月16日(土)22時32分11秒
- じゃ、とことん暗めで(笑)。
それでも食らいついていきますからね、自分。
よしこちゃん、変態でしゅ。
つか、自覚症状あるからタチ悪いのか?(汗
- 50 名前:25 投稿日:2002年02月17日(日)20時50分49秒
- カーテンから覗く月が、部屋の中を微かに照らす。
月を見るのがとても好きで。
小さい頃から毎晩、窓の外の世界を眺めていた。
『夜の世界は危ないよ。』
お母さんがが言ってた。
夜の世界は危ないから大人になってからじゃないと行ってはいけないって。
─────約束したのに
─────その言葉を今頃思い出した
大切な約束をなぜ今頃になって思い出したのか。
───もっと早く思い出していればこんなことにはならなかったのかも知れない
- 51 名前:26 投稿日:2002年02月17日(日)20時53分36秒
- 彼女の香りは何かを思い出させるような香り。
どこかで嗅いだ事のあるような。
心が酔う様な甘く切ない。
どこだか眠くなるような─────
「…ぃっ…や…ぁ」
今日、自分がこんな体験するなんて思ってもいなかった。
好きな人とすることだと思ってたから。
「ぅ…んっ…」
痛いくらい強引な口付け。
この人は、きっといろんな人を抱いてきたのだろう。
─────だから、こんなに横暴な事が出来るんだ
- 52 名前:27 投稿日:2002年02月17日(日)20時57分11秒
- 彼女の手は、下腹部辺りに到達していた。
抵抗することはなかった。
怖くて堪らないのに────
下着の中に手が滑り込んだのがはっきりと感じとれた。
「やぁ…っぅ…」
触れられただけでも声が漏れてしまう。
高い声を上げたので、彼女は何か勘付いたようで。
「ホントに処女なんだ…ふーん…」
軽くその部分を撫でられる度、熱いモノが滴り落ちていくのが自分でも
分かった。
「ぁあ…っん…ぁ」
「初めての割に、感度はいいんだね…?」
耳元で囁く彼女は、狂わせるような甘い香りを連れてくる。
頭が硬直して────
彼女の甘い囁きは、一種の麻薬。
─────あたしの心を、ズタズタに壊していく
- 53 名前:れもん 投稿日:2002年02月17日(日)21時19分01秒
- 更新しました。
沢山、更新できませんでした…
ごめんなさい。。。
明日には出来ると思うんですが。。。
一体このシーンはいつまで続くんでしょうか…(謎
>47 名無し読者さま
レスありがとうございます。
書いてる自分もこんなん書いてる時点で普通ではないです…(滝汗
ちまちま続けていこうと思います。。。
>48 よすこ大好き読者さま
レスありがとうございます。
噎せ返るような香り…たぶんもうすぐ分かると思うんですが…
私の考えではよしざーさんアルコールっぼい感じがする(w
書くの遅いですが頑張って書きます。
>49 夜叉さま
レスありがとうございます。
とことん暗いの書き続けます(w
よしざーさん、自分で言ってるんでタチ悪いんだと思います(汗
- 54 名前:: 投稿日:2002年02月18日(月)21時39分36秒
- 「…っぁ…ぁあ…ふぁ…」
どうすることも出来ないまま声を上げてしまう。
─────掴まれたままの腕が痛い
指が往復すると、熱いモノが止め処なく溢れ出る。
その度、なんともいやらしい音が耳に入る。
「ぃや…あっ…ぁん…」
「やらしいカラダ…」
ぶっくらと膨れ上がった蕾を指で弾く。
「あぁ…っん…ぁ…」
グリグリと潰す様に指で摘むと異常なほどに高い声を上げる。
彼女は何を思ったのか、敏感な蕾を中指と人差し指でキュっと挟んだ。
「ココがいいんでしょっ…?」
「違っ…う…っぅ…やぁ…っっ…」
何度も何度も押したり摘んだりされているうち、意識が遠退いてきた。
物凄くヘンな感じがする───触れられている部分が妙に熱い。
- 55 名前:: 投稿日:2002年02月18日(月)21時42分02秒
- 「っっ…ぁあ…ぁっや…」
既に熱を帯びているその部分に、彼女はなにかを察し、指先で花弁を押し開くと
指を沈めていった。
「い…た…ぃ…っ…あぁ…ぅっ…ん…」
この時、涙が頬を伝った。
痛くて堪らない。
─────どうしてこんなことされているのか
好きでもないこの人になんであたしがこんなことされているんだろう
「ぅっ…痛っ…い…ぁあ…やぁ…」
だんだんと痛みは引いてきているものの、初めて入れられる梨華にとって
苦痛以外の何でもない。
「ぁっ…やだ…もぉ…ぁあ…っ…」
「すぐ良くなるって…」
良くなんてならない────痛くて痛くて堪らないのに
- 56 名前:: 投稿日:2002年02月18日(月)21時43分07秒
- 大分、痛みは引いた。
彼女は出し入れを開始すると、ワザと独特の音を立てた。
絡み付いてくる粘膜の感触を楽しんだ。
「ぁ…っもう…やだぁ…あぁ…」
─────ヘンな感じがする。
カラダ中にに力が入り、くらくらする。
「ぁあっぁ…っ…ああぁ…ん…もぉ…やぁ…っ」
────────────
────頭の中が真っ白になって、目の前の世界はモノクロになり。
このあと、何があったとか全然分からない。
彼女の香りに酔ったのかもしれない。
痛くて堪らなかった初めての経験────
──────彼女はあたしの初めてをあっさりと奪った
- 57 名前:: 投稿日:2002年02月18日(月)21時44分48秒
- ───昨日、彼女とあんなことがなければ普通の生活が送れていたかもしれない
これからあたしは…どうして生きていけばいいんだろう──────
「っい…たい…っ」
下腹部の鋭い痛み。
動くと物凄く痛くて。
「……で…ないと…早く出ないと────」
─────この場所じゃない何処かに行きたい
昨日、不覚にも眠ってしまったようで。
とにかく早くここから出ないと─────
あの人に見つからないように。
パタン────
「…起きたの…」
今、一番聞きたくない声。
昨日の出来事がフラッシュバックする────
何も言わず出ようと思ったのに
腕を掴まれた。
「っ………!放して…」
「何処行くの…?」
「何処だっていいでしょっ…!放して…」
「名前…石川梨華って言ったよね…?」
「…だったら何だって言うの?」
「今日からはここに住む子だよ…?」
- 58 名前:れもん 投稿日:2002年02月18日(月)21時50分06秒
- ごめんなさい…またageてしまいました(涙
あと、ちょっと更新ペースが遅れるかもです。
- 59 名前:夜叉 投稿日:2002年02月19日(火)19時19分23秒
- もしや、拉致監禁のにほい…???
まったり続きお待ちしております。
- 60 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年02月20日(水)17時47分32秒
- 最後の言葉が、気になります。
どんどんダークになっていきますねー
続き期待しています。がんばってください。
- 61 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月21日(木)14時58分31秒
- この雰囲気かなりツボです
- 62 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月03日(日)22時03分37秒
- いい感じにゾクゾクしてきます。
楽しみ。。。
- 63 名前:れもん 投稿日:2002年03月08日(金)21時22分57秒
- ホントに遅くなってすみませーーーんっっ!!
ちゃんと生きてますんで(爆
明日には更新しますです。
レスの返事もその時します。
本当に、遅くなってすみません(涙
- 64 名前:true.real feeling 投稿日:2002年03月09日(土)21時05分28秒
「なっ…何言ってる…の…」
驚いた表情でひとみを見つめる。
「だからココに住むって───」
「放して…もう…あなたとは何の関係もないんですっ…!」
「じゃあ、何処行くの…?」
「そんな事…関係ないでしょ…」
強く掴まれていた手を振り解いた。
掴まれていると、どうしてか、昨夜の事が頭の中から離れない。
「───うちの親が、あんたを引き取るって言ってんの」
引き取る──?
- 65 名前:true.real feeling 投稿日:2002年03月09日(土)21時08分36秒
「うちと、遠い親戚とかあんた悲惨な子だね──」
──親戚…?
「石川梨華って子の親が亡くなって、今日からはうちんちで
一緒に暮らす事になったって──」
あっさり話すと、梨華に話を振る。
「…そんな事…聞いてない…」
──嘘…
「今日、電話掛かってきたばっかだもん」
──嘘だって言って…
「そんな…嘘…っ…」
「信じないんなら、親に聞いてみてもいいけど──?」
- 66 名前:true.real feeling 投稿日:2002年03月09日(土)21時11分55秒
- あまりにも悲惨すぎる事実──これからどうやって生きていけばいいのか
どうする事も出来ない弱い自分。
現実に背を向けていてはいけない。
立ち向かっていかなければ──でも、現実は、悲惨で残酷。
弱いあたしじゃ、何も出来ない。
冷静で、尚且つ、酷すぎる彼女にあたしはいつしか、自由は奪われていた
いつしか、抱いたあの夢も、あの空も、あたしには何も見えない。
真っ暗な世界で一人生きている。
そして──
彼女の香りにいつしか酔いしれ──いつしか流されるようになった
- 67 名前:true.real feeling 投稿日:2002年03月09日(土)21時17分08秒
- クダラナイ事であたしを弄ぶのは、ナゼ?
コノ時間が生きてる中で一番キライ──お仕置きと彼女は言うけれど…
コノ時間だけは何の感覚もなく、痛みを覚え、
生きている事が不思議な位に、意識も薄れていく────
「ゃあ…っん…おっ…願いぃ…ぁあ…もう許してっ…」
涙ぐむ梨華が発する言葉を防ぐかのように、強く、強引に唇
を奪った。
「そんなにやめて欲しい?」
「…っ…ぁは…っ…やめ…っん…」
どんな時でも彼女は意地悪で───
口には出せないけど鬼畜と言うんだと思う程に残酷
「じゃあ、…コレ付けて…」
涙で視界がよく見えない梨華は訳も分からずに、コクリと
頷いた。
「…何かわかってないんでしょ」
そう言いながら、梨華の脚を左右に開脚させる。
「っ…何す…っ!!」
- 68 名前:true.real feeling 投稿日:2002年03月09日(土)21時21分28秒
- 「ぁっ…何するの…っ…やだぁ…」
暴れる脚を押さえつけながら、ひとみは手を動かす。
「っ…!?…ぅ…ん…何…あぁっ!?」
「イイでしょコレ───」
不気味な笑顔が事を物語る。
梨華は、熱を持たない淫具が自分の中で暴れているのに不意に気づいた。
「ひぁ…んっっ…ああぁ…んっ…取ってっ…!!」
「すぐよくなるからさ──…」
ひんやりと冷たい淫具が、熱い体の奥まで犯す。
何時しか、涙は枯れ果てて自分の中で奇妙に動き回る振動に耐えていた。
「ぅっ…はぁ…んっ…ぁあ…お願い…取ってっ…ぅ…」
必死に念願すると、ひとみはポツリと呟いた。
「とにかく──外に出たら取ってあげてもいい」
- 69 名前:true.real feeling 投稿日:2002年03月09日(土)21時25分43秒
鬼畜なんてモノではない───言葉も見つからない程
残酷で冷たい。
どうしてこれほどして、快楽を貪り合うのだろう──?
「っん…ぁ…ぅ…」
ガクガクと震え続ける梨華の脚は、一人では歩けない
程、衰弱仕切っていた。
ひとみの腕に掴まると、どうにか前に脚を進める。
「…ぅ…んっ…ぁ…ひと…み…っ…?」
「──何?」
「どぉ…っしてこんな事…っぅ…するのぉ…っ…?」
「──さぁ…好きだからじゃないの──」
何処か遠くを見つめる目。
何を考えているの──何処を見つめているの
好きも、愛してるも判らない
嘘だと思ってしまうから───
彼女の出合ってあたしは、そんな事を信じることも
出来なくなってしまった
そんな彼女の目にあたしは映っているの──?
- 70 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月09日(土)21時46分13秒
- 更新です。
遅くなって申し訳ないです。
>59 夜叉さま
ありがとうございます。
拉致監禁状態ですね…いしかーさんの運命危ういです…(泣
夜叉さまも頑張って下さいね。
>60 よすこ大好き読者さま
ありがとうございます。
はい、もうダァク一筋でいくです(ヲイ
ので、宜しくお願いしまーす(w
>61 名無し読者さま
ありがとうございます。
そう言って頂けて非常に嬉しいです〜
頑張ります。
>62 名無し読者さま
ありがとうございます。
駄目文ですが、マターリやっていきますです。
- 71 名前:れもん 投稿日:2002年03月09日(土)21時49分00秒
- 70は名無しになってますが、れもんです。。(涙
- 72 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月09日(土)22時46分47秒
- いい感じです。もっと読みたい。
- 73 名前:夜叉 投稿日:2002年03月10日(日)14時36分30秒
- 黒すぎます、吉(汗汗)。
でも、コレも一つの愛の形なのかと無理矢理脳内変換…。 む、無理でごぢゃる(ゴフ。
自分も全体的に好きですよ、あれほどいい物はもう(略。
がんがります、ありがとうございます(合掌)。
- 74 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年03月10日(日)17時43分01秒
- ダァクです。(笑
お仕置き?鬼畜?すんごいことになってます。
これからどんな展開が!!がんばってください。
- 75 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月10日(日)21時36分01秒
- あぁこの黒よしによって、石はいったいどうなっていくのでしょう…
- 76 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月14日(木)21時53分16秒
- 吉澤のコト、かなり気になる・・・ とりあえずダーク万歳!
- 77 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)20時55分31秒
「っ……ん…ぁ…」
自分の中で暴れ回る物に対してある意味、恨みを抱いていた。
その物は梨華の体を刻々と痛めつけていた。
そして梨華の表情は着々と蒼褪めていった。
声を殺そうとしてみるものの、自然と声が漏れる。
「…っ…ねがい……お願い…取って…っ」
俯いて呟く。
「…どーしよっかなーー…」
ひとみからは全くと言っていい程に罪悪感というものは
感じ取れない。
むしろ、楽しがっているように見れる。
こんな日は沢山、越えてきた。
苦痛に耐えてきた。
体は耐えれても、心は閉ざされていくばかりで───
- 78 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)21時01分45秒
ひとみから離れればいい──でも
そうなればあたしは何処に行けばいいのだろう
あたしに居場所なんて無いのだから
現実ではない他の場所に行きたいと何度も思った
現実は──あたしの現実は悲惨で残酷としか見れない
夢を見ているんだと思えば楽かもしれない
夢も現実も嘘の世界だと思えば
辛い事も悲しい事も───涙を流せばまた弱い自分を見つけてしまう。
ただあたしは───昔の様に
素直に笑える自分に戻りたい
- 79 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)21時06分42秒
- …なんだろう───体の奥から熱い
立っている事が辛い
息するのも───辛い
「っ…はぁ…ぁ…」
突然、梨華は腹を抱え蹲った。
「───どうした?」
「……─────」
目の前が暗くなって───意識が薄れていく
- 80 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)21時14分37秒
- ──────
温かい…人の温もりを感じる
昔、あたしが熱ある時お母さんがにこうして手、握っててくれた
とても安心する────遠い昔の感覚
でもこの手は誰───?
────
「────梨華」
この声───
「やっと起きた」
「…あ…たし…」
「熱あって倒れたんだよ」
薄れ行く記憶を辿る。
─そういえば目の前が真っ暗になって…記憶が飛んだんだ
「とにかく、今日一日は寝ときなよ」
大雑把に説明すると、梨華から離れた。
パタン────
手を握っていてくれたのはひとみだったんだね
握り締められた手がまだ微かに暖かくて
なぜ、ひとみはこんな時に優しいんだろう
なんであたしに優しくするの
いつも意地悪なのに───
─────握り締められた手が熱い
- 81 名前:れもん 投稿日:2002年03月22日(金)21時40分30秒
- 更新しました。
皆様、レスありがとうございます。
>72 名無し読者さま
書くの遅くて申し訳ないです。。。
週2で更新出来る様、頑張りますーー。
>73 夜叉さま
勿論、愛の形なんかでは無いのです(w
あれは良すぎですね。聞いて泣いたのです(爆
つんくさん、あの頃の曲作りに戻(略
>74 よすこ大好き読者さま
鬼畜やら、お仕置きやら、犯罪に近(略
それでも読んで下さってありがとうございます。。。(涙
>75 名無し読者さま
黒よしに汚染され、黒石になるのです…(違
これからも宜しくお願いします。
>76 名無し読者さま
鬼畜&卑劣なよしざーさんを今後とも宜しくです。
ダーク万歳ですっ!!(ヲイ
- 82 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)23時45分11秒
- ピー--ーーーーッ
「真希っ!!パス!!」
「はいーーー!!」
合図ともみれる声が飛び交う。
その光景をただじっと梨華は見つめていた。
昨日の熱で見学した体育。
見ているのは暇すぎる。
熱も下がり、すっかりとは言えないが元気になっていた。
────
「はぁ…バスケは疲れるね〜」
真希は、一度ため息を吐くと、手に持っていたペットボトルのお茶を
飲み干す。
「お疲れ様」
真希にタオルを手渡すと梨華はニコッと笑って見せた。
「6限の体育は疲れるっつーの…さてっ…帰ろっかーー!!」
「そーだね…」
- 83 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)23時46分53秒
- 「マジ疲れたぁ〜〜……梨華…?」
真希は、疲れきった体で背伸びすると梨華に話し掛ける。
「──ん?」
「梨華の家、行きたい。」
「な…なな…何でまた…」
「だってー…一回も行った事無いんだよ〜?気になる!」
「ダメだよ…イトコが…いる…」
「じゃあさー…せめて家見たいなぁ…〜」
真希は顔をづいづいと寄せてくる。
真剣な眼差しに訴えられると、嫌とは言えない。
「…見るだけだよ…」
- 84 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)23時48分26秒
- ───
閑静な住宅街が立ち並ぶ中の一角に、梨華達は立ち止まった。
「ここ…」
「へー…綺麗なマンションっっ!!」
真希はきょろきょろと辺りを見回す。
同じ場所を行き来すると凄い凄いと一人で話す。
「あたし早く帰らないと…いけないんだけど…」
「うん、ちょっと待って…梨華…突然だけど──」
何をするかと思えば────
真希の顔が近づいてきて
唇が重なる。
「…!?…んん…っ」
真希は自ら顔を離すと、
「あたし…梨華の事が好き…返事待ってるから…」
そう言うとあっさりとその場から立ち去った。
- 85 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)23時50分23秒
- 真希の余りにも突然すぎる告白に梨華は戸惑っていた。
どうすれば良いのか───なんて言えば良いのか
明日、普通に真希に接する事が出来るか不安で堪らなかった。
「ただいま…」
「随分、遅いね───」
玄関では、ひとみが腕を組んで立っていた。
妙に話し方がきつく感じる。
「…ちょっと
「へー…それもホントだかどうだか」
捨て台詞のように吐いた言葉が残る。
「…何もしてない…」
「じゃあ、家の前であの子と何してた訳…?」
さっきの出来事が頭を過ぎる。
真希と───キスしてしまった
「ねぇ……ねぇって!!梨華?」
全く、動こうとしない梨華の肩を強く揺さぶる。
「あれは…違う…真希が…」
「見んだよ?何が違うっていうの!!」
怒り狂ったような顔をしたひとみは、梨華の
腕を引っ張り室内に強引に入れる。
- 86 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)23時52分52秒
- 「痛いよ…ひとみっ…」
梨華が嘆いても聞こうともしない。
ひとみは興奮しているのか、一直線に部屋に向かうと力一杯ドアを開けた。
そして、梨華の肩を強く掴むとベットの上に押し倒した。
「ぁ…や…ひと…み…聞いて…っ…」
梨華の泣きそうな声が耳に入らないのか聞く耳も持たない。
自分の唇をぐっと梨華の唇に押し付けた。
「ぅ…んっ…ぁ…」
梨華のブラウスを強引に引き裂くと下着の淵に指を突っ込んだ。
胸の蕾を押すと、ピクンと梨華の体が跳ね上がる。
窮屈な下着の淵から指を入れられた事で胸が締め付けられる。
「ぁっ…ん…ぁあ…やぁっ…」
髪は乱れ、目には涙を浮かべる。
「…あたしだけの物になってよ────」
そう言い、梨華の背中に手を回すと爪を立てた。
幾つも、幾つも、爪の形が残る
- 87 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月22日(金)23時55分38秒
- 「あ…んっ…ぅ…やぁ」
拒否する仕草を見せると行為をエスカレートさせる。
「…梨華…あたしだけの物になるって言って──」
ひとみは梨華の履いているチェックのスカートの中へと手を
スルリと滑り込ました。
「やっ…あぁ……んっ…」
触れられた事によって、自然と腰を浮かした。
余って、ひとみは下着を引き抜く。
「なんで言ってくれないの…梨華…」
ひとみの指は茂みを掻き分け梨華がもっとも敏感な
蕾を捕らえた。
上手く指で摘むと、蜜が溢れ出てくる。
「ぁ…はっ…かった…わかった…からぁ…やめて…っ…」
今の梨華の立場では、そう答えるしかなかった。
- 88 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年03月23日(土)00時01分44秒
あたしは──ひとみの玩具じゃないよ
なのに───
どうして頷いてしまったのだろう
「梨華はあたしの物なんだから───何処へも、誰にも渡さない」
「────ひ…とみ」
体に力が入らずに人形の様にひとみに抱き上げられた。
ただコクリと頷くだけであった。
もう何もわからない
自分に何が起こったのか
目の前で繰り広げられる現実。
夢を見ているのか───いや、本当はわかってるけれど
信じたくない現実
目を逸らす事も出来ず──ひとみの横顔を見つめていた。
- 89 名前:れもん 投稿日:2002年03月23日(土)00時05分30秒
- 二度目の更新です。。。
- 90 名前:名無し読人 投稿日:2002年03月23日(土)00時53分29秒
- うわぁ・・・。黒吉だ〜〜〜。ディープですね。
続き楽しみにしてます〜〜〜。
- 91 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月23日(土)02時50分42秒
- こういう倒錯した雰囲気好きです…
- 92 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月23日(土)11時09分27秒
- よっすぃーの過去になにかあったのでしょうか…
作者さん期待してます!
- 93 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月23日(土)22時22分49秒
- おぉ、後藤さん突然の告白この2人のゆくえは…。
吉澤さん、あなたはいったい…。
- 94 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年03月24日(日)11時49分55秒
- ダークな吉なのに、この私の気持ちの切なさは、なんでしょう?
続き期待しています。がんばってください!
- 95 名前:夜叉 投稿日:2002年03月25日(月)16時56分15秒
- やや落ち着いたのかと思いきや…(^^;;
話はさらに錯綜するんですね、石が抜け殻になってしまわなければいいのですが。
がんがってください。
- 96 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月25日(月)21時57分32秒
- 「…あたしだけの物になってよ────」
ゾクッときますなあ〜この言葉!ダーク万歳!
- 97 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年04月05日(金)18時49分39秒
- 「………」
いつもと変わらない朝。
重たい体を引きずりながらも、リビングへ脚を進める。
いつもの事。当然、彼女は居ない。
───別にそれがどうした訳でもないけど
なんで朝は来るの
学校…行きたくない
真希になんて言えばいいのか全然わかんない。
真希を友達以上に思う事なんて出来ない。
好きなんて感情はないのに
どうしてその事を考え込むとひとみの顔が浮かぶのだろう
- 98 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年04月05日(金)18時53分17秒
只、無常に時は流れる。
────だからこんな事、考えてたって意味ないんだよ
真希には───あたしの本当の気持ちを伝えるんだ
普段どうりに仕度し終えると、電車に乗り込む。
朝の電車は大嫌い
混んでるし───何より最も嫌なのは
「…っ…ぅ…」
人の手に感触。
スカートの上から軽く撫でられているのが、はっきり
と感じ取れる。
上手く動く事も出来ない人込みの電車の中、
手を払いのける事も出来ずにその行為に耐えていた。
「…ぁ…っっ…」
こんな時、自己嫌悪に陥る。
どうして声が漏れそうになるのだろうか。
毎日遭う訳ではないけれど、どうしてもこんな事に慣れる
事は出来ないし───
そんな事を考えていると、短い丈のスカートの裾
から意図も簡単に滑り込んできた手。
太股を撫でると、ゆっくりと這い上がってくる。
「っ…ぁ…は…っ」
- 99 名前:why. gentle kind. 投稿日:2002年04月05日(金)18時56分18秒
這い上がってくる指先を止める事なんて出来ない。
顔も見えない卑劣な行為に及んでいるその人物。
その人物の冷たい指先の感覚が頭を麻痺させる。
恐怖心からか、目を閉じた。
すると、その指先の動きもそれと共に止まった。
「痴漢で感じてんじゃないよ───アニメ声の貴方?」
耳元で感じるその人物の声。
顔なんてみなくたって判る。
毎日のようにあたしを玩具の様に弄ぶ人。
「…なん…で…」
- 100 名前:れもん 投稿日:2002年04月05日(金)19時16分36秒
又も、私の不注意で上げてしまいました。。。すいません。
ヘンな場面で切ってしまいました…今日の夜中か明日更新します。
>90 名無し読人さま
黒吉で御座います。これ書いてるのなんか恥ずかしいです(w
>91 名無し読者さま
私も、倒錯した雰囲気好きです。この小説は別としてです。(爆
>92 名無し読者さま
吉澤さんヤバイですね…(汗)頑張ります。
>93 名無し読者さま
本当に、吉澤さんあなたはいったい…と言った感じですね。。。
>94 よすこ大好き読者さま
ダーク吉さんの洗脳なのです(違)頑張りまーす!!
>95 夜叉さま
なかなか落ち着かないです…錯綜な雰囲気を目指します!!(爆
>96 名無し読者さま
ゾクっとして頂いて嬉しいです(謎)ダーク度がもっと強いのが書きたい…(ヲイ
- 101 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月06日(土)04時03分55秒
- 痴漢に感じる梨華ちゃん…ワラタ(w
- 102 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月06日(土)12時39分09秒
- 激しく萌えるシチュエーション・・・(;´Д`)
- 103 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月07日(日)20時49分58秒
- ダーク吉が、何をしようとしているのか??
続き期待していま〜〜〜〜〜す。
がんがってください。
- 104 名前:れもん 投稿日:2002年04月18日(木)19時08分00秒
こないだの更新で曖昧な事を言ってしまいました。本当に申し訳ないです。
私の事情でいろいろとありまして、なかなか書ける時間がありませんでした。
今は大分、落ち着いてきたので、更新スピードは遅いですが、ゆっくりと
書いていきたいと思います。
更新は、週末か、来週を目指しております。
駄目文ですが、今後も宜しくお願いします。
- 105 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月19日(金)20時48分27秒
- がんがって〜待ってるよ〜
- 106 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月21日(日)20時46分54秒
- この主従関係、この先どんなことに…
の〜んびりいってくだされ。気長に待ってますんで。。。
- 107 名前:cruel,heavy person, 投稿日:2002年04月28日(日)17時26分35秒
「…っねがい…やめて…」
必死に志願する。
「ふーん…じゃ、ウチに帰ったらやらしてくれんの?」
探っていた指の動きが止まった。
かと思えば、又動き始める。
「っ…ん…何でもいいからぁっ…」
泣く泣く答えると、ひとみはニヤリと微笑んだ。
「ふーん…」
そう答えた瞬間、ピーッという音で、駅に停まった。
ひとみは駆け足で、何も言わず立ち去った。
- 108 名前:cruel,heavy person, 投稿日:2002年04月28日(日)17時32分21秒
何故あんな事をするのだろうか
あたしを弄んで、何が楽しいんだろう─────
ふらつきながらもどうにか、門まで着いた。
朝からあんな事があったからだろうか、視界が歪んで見える。
「梨華っ!!」
何だか安心する響きのいい声。
すぐに誰だか分かった。
「ちょっといい…?」
真希の声はとても安心する。
こんな時、心が落ち着く温かい声。
とても心地良い、そんな感じがする。
- 109 名前:cruel,heavy person, 投稿日:2002年04月28日(日)17時35分12秒
「あのさ…梨華…?」
「…………」
視界が歪み、脚はふらつく。
コンクリート越しに凭れているというのに、立っているのも辛い。
「梨華…どーしたの?梨華ってばぁ!!」
真希が梨華の肩を揺らす。
「ごめん、眠たくってさ…」
ポツリと呟く。
すると、梨華の肩を掴んだまま、真希は口を閉ざす。
真希の唖然とした顔に、梨華は首を捻った。
「…真希?」
「何があったの…梨華」
ボタンが一つ開いた白いブラウス。
そこに真希は集中して目をやっている。
「…コレ」
- 110 名前:cruel,heavy person, 投稿日:2002年04月28日(日)17時38分33秒
真希が指差した部分───
「……あ…」
一部分が赤く染まっている。
梨華は、記憶を辿れば、何故こうなっているかすぐに分かった。
────ひとみが付けたしか、考えられない
「………梨華?」
「これは…」
口が裂けても言えない。
本当の事を言える訳がない。
「なにかあったの…?」
- 111 名前:れもん 投稿日:2002年04月28日(日)17時53分35秒
遅くなって申し訳ないです。
皆様のレスは書く気の源です。ありがとうです。
少しですが、更新。
>>101 名無し読者さま
笑ってやって下さい(笑)もう笑うしかないんですよ…
>>102 名無し読者さま
そうですか、痴漢ですが…萌えてくれてありがとうです(爆)
>>103 よすこ大好き読者さま
何するつもりですかぁーー吉澤さん…もう手に追えないんです…
>>105 名無し読者さま
ありがとうございます。頑張ります!!
>>106 名無し読者さま
ありがとうございます。マイペースですが宜しくです!!
- 112 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月28日(日)19時55分10秒
- 電車でもやるのか・・・・吉スゲー
- 113 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月29日(月)21時15分01秒
- 家に帰ると、どんな吉が待っているのか・・・。たのしみ(w
- 114 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月29日(月)21時15分17秒
- 鬼畜萌え。
どんどん次が読みたくなる…
- 115 名前:夜叉 投稿日:2002年04月30日(火)23時02分15秒
- 貪欲なまでの吉の執念はどこまで続くのやら…。
ごとーさんがどんな動きをするのか、何やら気になります。
- 116 名前:くわばら。 投稿日:2002年05月05日(日)02時43分55秒
- 「甘い誘惑」同様楽しみにしております
- 117 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月26日(日)21時03分46秒
- あぁ、ここのすごく好きなんですけど
続きまだかなぁ…
- 118 名前:れもん 投稿日:2002年06月08日(土)22時22分01秒
待って下さっている方、ごめんなさい。
いつ更新するねんって感じですが、近日更新予定しています。
>>112 名無し読者様
はい、ここの吉澤さんはおかしいのですよ(笑)
何所でもやってしまうのです。
>>113 よすこ大好き読者。様
有難う御座います。どんなんにしましょうか…。
>>114 名無し読者様
私も鬼畜萌え(笑)書くのが遅くて申し訳ないです。
>>115 夜叉様
吉澤さんの鬼畜さは、病気並です。そして信念深いのですね(笑)
>>116 くわばら様
どちらも読んで下さって、有難う御座います。
頑張ります。
>>117
私の作品なんぞにそんな事、言って下さり有難う御座います。
続きはどーにか書き上げたいと思っています。
- 119 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月03日(水)06時40分45秒
- 待ちまくってます・・・
- 120 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)13時43分31秒
「な…んでもないよ…」
赤く染まった頬が何かを物語る。
真希は不思議そうな顔をして梨華の腕を掴む。
「嘘…でしょ?」
真希のまっすぐな視線。
目を逸らす事が出来ない。
「ほんと…なんでもないの、ちょっとぶつけちゃって…それだけ」
「ふーん、ならあたし梨華のこと諦めないから」
「あ…?えっ…まき?」
返答する隙もなく、真希は走り去った。
真希に手を翳そうとした手が無残にも残る。
「真希…」
- 121 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)13時45分23秒
- ─────────
静かな食卓。箸を動かす音が部屋に響く。
「…っ……あ…」
「何?」
ひとみは一言呟き、顔を上げた。
「なんでも…ないよ…」
梨華がそう告げると、何も言わず箸を動かす。
梨華は、膝に手を置くと物思いにひとみを見つめる。
前々から思ってたけど、ひとみの家系はどうなってるんだろう?
不思議でたまらない。きっと訳があるんだろうけど
なんでこんなに大きなマンションで一人暮らしをしているのだろう
聞こうにもなんて聞けばいいんだろう
「あ、電話だ」
ひとみは箸を置き立ち上がると、音の鳴っている方へ向かった。
- 122 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)13時47分14秒
「もしもし……っ…」
不意に梨華はひとみに目を向けた。
電話に出た途端、ひとみの顔が歪んだ。
「わかってる…もう切るからっ…」
大雑把に話す。
何かに、焦っているかのように─────
冷静なひとみが熱くなってる
受話器の向こうで何を起こっているのか気になって堪らない。
「っ…はぁ。」
溜息を吐くと、すとんと席に着いた。
「…あの…」
「ウザってー親、電話してくんなっての」
すとんと席に着く。
ひとみの口から初めて聞いた。
『親』という言葉。
- 123 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)13時49分21秒
「ひとみのお家…ご両親は別の場所で暮らしてるの…?」
勇気を出して尋ねる。
「そ…別に所でね、担任が留学の事で親に連絡したみたいでさー」
留学─────?
「…あ、私留学しろとか言われてるんだ」
口の堅く見えるひとみがあっさりと事を話してくれた。
─────今日のひとみはなんだか不思議
「行くの…?」
何言ってるんだろ、あたし。
ひとみが何処へ行こうがいい筈なのに
今日はあたしもおかしいな─────
- 124 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)13時50分22秒
「まだ決めてないけど…、留学するなら2年間留学先に滞在しろって」
「そう…なんだ」
いつものあたしなら、ひとみなんて何処へでも行けばいいのにって
思う筈なのに
行くとなったら悲しいって思ってる
ひとみが何処か遠くへ行くのは、なんだが嫌だ
おかしな心境、こんな気持ちおかしいよ
もどかしい、この気持ちはなんだろう────
- 125 名前:: 投稿日:2002年07月13日(土)13時58分01秒
長い間、放置気味で申し訳ありませんでした。
二ヶ月ちょっと書いていなかったものですから、文がおかしかったり
話がなんだか脱線してたり…。
この物語も後、二、三回でお終いです。
宜しければ、最後までお付き合いの方お願い致します。
ほんの少し更新致しました。
>>119 名無し読者様
長い間、お待たせしてしまってすみません。
少しですが、更新しました。
- 126 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月13日(土)21時49分00秒
- 更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
吉澤の歪みの原因がそろそろ…?
- 127 名前:名無し銀行 投稿日:2002年07月14日(日)00時20分41秒
- 更新、お疲れ様です!
すっごく楽しみにしておりました!!
この先も期待です。
がんがってください!
- 128 名前:: 投稿日:2002年07月14日(日)17時38分06秒
ひとみが居なくなってしまう──────あたしの目の前から消えてしまう
何が辛い?
残酷としか言い様のない事されてきた
泣いても止めてくれない、酷い人だって思ってた
人の心が分からない
無神経な人だって
何考えてるのか分からない、ひとみは分からない事だらけ
だけど、胸に突っ掛かるこの気持ちは何だろう───────
- 129 名前:: 投稿日:2002年07月14日(日)17時39分42秒
この気持ちは、どうすればいいんだろう────
「……ん?」
鞄が揺れている。
何かの振動が聞こえる。
「ケータイかな…」
梨華は小さな声で呟くと、授業中ということもあり、周りを気にしながらも
携帯を取り出した。
「……!?」
ディスプレイに表示されている文字『ひとみ』
─────滅多にに来る事のないひとみからのメール
『学校が終わったら家の前の公園に来て─────』
- 130 名前:: 投稿日:2002年07月14日(日)17時41分03秒
ひとみからの連絡────
一体なんだろう?
─────
──
「突然、呼び出してごめん」
生暖かい風が吹く中、ひとみは大きな電灯の下に
腰を下ろしていた。
「何かあったの────?」
ひとみはいつもと違った真剣な眼差しで梨華を見つめる。
─────なんだか嫌な予感がする、胸がざわめく
「唐突だけど、話聞いて」
梨華はコクリと頷いた。
何だろうと不思議そうにひとみを見つめる。
- 131 名前:: 投稿日:2002年07月14日(日)17時44分41秒
「驚くかもしれない、私を今よりもっと嫌いになるかもしれない───」
「なに…?」
─────なにか、胸が痛い
「────私ね、実の妹を本気で愛してた」
─────妹を本気で愛してた…?
「梨華みたいな子だった───笑顔がすっごい可愛くて」
ひとみは俯いたまま話を続ける。
- 132 名前:れもん 投稿日:2002年07月14日(日)17時51分56秒
更新しました。
>>126 名無し読者様
レス有難う御座います。嬉しいです。
今日の更新で歪みの原因が明らかになりました。
>>127 名無し銀行様
レス有難う御座います。更新、遅くて申し訳なかったです。
はい、頑張ります!!名無し銀行様も頑張って下さいね。楽しみにしてます。
- 133 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月16日(火)00時18分20秒
- どこまでもアブノーマルな吉澤…
- 134 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)14時24分22秒
「妹も私が好きって言ってたのに…本当に私達愛し合ってたのに、それを知った
親は、私が気持ち悪いんだってさ、実の妹が好きでその上、同性愛」
淡々と話すひとみが、あたしには泣いてる様に見える。
いつも強気に話すひとみが────
「よっぽど私が嫌いなのよ、だから私と妹を引き離した」
ひとみの声が掠れて聞こえる。
いつものひとみと全く違う。
「妹が、梨華に似てるんだよ…本当に可愛くて」
────ひとみは本当に妹さんを愛してたんだ
妹さんの事話してる今、大きな瞳が輝いてる
- 135 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)14時26分20秒
「酷いことするつもりなかったのに初めて家に来た日、寝顔が妹にすごく
似てた。全然会えなくて、私は妹を抱きしめる事すら出来なかった」
「気持ちが抑えきれなくなって──────誰にも渡したくない、独占しておき
たかった私だけの物にしておきたくて、嫌がる梨華に毎夜あんな事──」
「梨華を妹に見立てて愛してしまった…
取り返しのつかない罪を犯してしまった…」
「梨華に本当に酷いことしてきた」
梨華を見つめる瞳は、涙が溢れている。
ひとみの涙──────あたしは何て言えばいいの?
- 136 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)14時27分03秒
「ごめん…なんかじゃ済まされない、
梨華の心に深い傷を作ってしまった、身体的にもボロボロしちゃって」
あたしは─────
「自分でも、梨華に申し訳ない事してるって分かってた」
─────自分でも抑えきれない気持ちが胸にある
いつの間にか宿ってた、ひとみに対するこの気持ち
「ごめんなさい、梨華…もう梨華には会わないし、近づかない」
─────あたしは、ひとみの事が
「留学…私行く事に決めた」
───────好き
- 137 名前:れもん 投稿日:2002年07月19日(金)14時29分44秒
更新終了です。
>>133 名無し読者様
感想、有難う御座います。
吉澤さんアブノーマルですねぇ…、一体何を考えてるんでしょうか…。
- 138 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)15時18分25秒
「今までごめんさい…」
ひとみは頭を下げて梨華に謝罪した。
「…もぉ…いいから、頭上げて…」
か細い声で訴える。
ひとみは頭を上げると、手で涙を拭った。
「何度謝っても私が梨華にしてきた事は…真実で梨華の心に残り続ける…」
ひとみの涙は止まることを知らず、尚も溢れ出す。
- 139 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)15時19分14秒
「ぇ…ねぇ、ひとみ…?」
優しく声を掛けると、ひとみは虚ろげに梨華を見つめる。
「あたし…もういいのそんなこと」
「梨華…っ?」
驚いた顔で梨華を見つめる。
「もう…いいから…もぉ…いいの─────」
ひとみが好きだと気づいた今
─────あたしはどうすればいいの
- 140 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)15時20分53秒
────────
ひとみが謝罪した日から一週間が経過した。
あたしは自分の気持ちに気づいたけれど、どうしていいか分からない
この気持ちを伝えていいのか────この気持ちは一生伝えずに
胸に閉まって置くか
ひとみは本当に留学する様で、着々と準備を進めていた。
出発は明日──────
ひとみからの提案で、あたしは今住んでる所から遠くに引っ越すことになった
ひとみはあたしに会わないつもりみたいで。
ここでの生活も明日まで
伝えるなら今しかないのに、どうしても言えない─────
- 141 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)15時23分10秒
「ひと…み?」
静かにひとみの部屋に入る。
ひとみは荷造りを終え、部屋で寛いでいた。
「あ…梨華」
あの日からひとみの梨華に対する接し方ががらりと変わった。
優しい口調で丁寧に話す。
数日前とは比べ様も無い程、ひとみは変わった。
「あ…した出発だよね…」
「あー、うん」
梨華は俯くと、必死で涙を堪えた。
辛くて堪らない現実──────
- 142 名前:: 投稿日:2002年07月19日(金)15時24分34秒
「ね…梨華…?」
「…なに?」
薄っすらと涙を浮かべ顔を上げる。
ひとみの極上の笑顔。
梨華もそれに合わせてニッコリと微笑んだ。
「沢山迷惑掛けちゃったこと、本当にごめんなさい」
「色々あったけど梨華と過ごした時間はとても楽しかった」
「いい思い出をありがとう、絶対忘れないからね」
ひとみは梨華の手を取り、優しく握り締めた。
梨華もまた、優しく握った。
「あたしも忘れないよ、ひとみ──────」
大好きだよ、本当に大好き
言葉で伝えられない程、何よりも大好き
いい思い出をくれたのは、ひとみの方
もう会うことはないんだね───
───────あたし達これで終わっちゃうのかな
- 143 名前:れもん 投稿日:2002年07月19日(金)15時25分18秒
短いですが、また更新です。
- 144 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月20日(土)00時38分01秒
- 憑き物が落ちちゃった吉澤
鬼畜な頃もけっこう好きだったんだけど(w
- 145 名前:慎吾 投稿日:2002年07月31日(水)08時17分32秒
- よっすぃ〜カッコイイ
がんばってください。
- 146 名前:名無しさん 投稿日:2002年08月19日(月)03時26分47秒
- れもんさん、更新マッターリお待ちしてますので
頑張ってください!
- 147 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月20日(金)17時12分49秒
- 保全
- 148 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月28日(月)00時07分02秒
- 保
- 149 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月06日(水)20時33分40秒
- 田
- 150 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月23日(土)01時08分18秒
- ここまで来たのなら、最後までいってほしいのが本音
がんばって
- 151 名前:保全屋さん 投稿日:2002年12月30日(月)08時16分09秒
- ほぜむ
- 152 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月03日(月)01時47分53秒
- 保全
- 153 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月22日(土)23時08分52秒
- 保
- 154 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月02日(日)21時23分47秒
- ほ
- 155 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月07日(金)14時14分47秒
- まだまだ待つ
- 156 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月03日(木)01時06分59秒
- ほ
- 157 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月01日(木)18時32分23秒
- 作者さん忙しいのかな・・?
- 158 名前:名無し読者 投稿日:2003年06月07日(土)19時07分58秒
- ほ
- 159 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月13日(金)11時46分29秒
- ぜ
- 160 名前:. 投稿日:2003年06月25日(水)18時44分04秒
────────────
────────
とうとう朝がやってきた。
昨日はなかなか寝付くことが出来なかった。
ひとみのことで頭がいっぱいで。
彼女のことを考えるだけで涙が溢れて。
声を殺して、泣いた。
「…………」
何も考えたくない、いや、考えられない。
頭の中が真っ白で、動きたくもない。
まだ私の近くにひとみはいる。
触れることができる。
何の迷いもなく、会話ができる。
でも明日からは────
独りぼっち。
- 161 名前:. 投稿日:2003年06月25日(水)18時46分27秒
- 考えるだけで目尻が熱くなる。
信じたくない現実。これからは独り。
何をするのも独り。
梨華にとっては、冷たい、過酷なこと。
今まではひとみがいてくれたから、独りを感じることは
なかった。
ひとみが傍にいてくれることは、自分にとって
普通のことで。いないことの方が不自然すぎた。
傍にいてくれるから、独りの辛さは感じない。
独りじゃないから────今の私は独りじゃない。
「独りで生きる」、なんて私には無理だ。
ひとみなんか嫌いだ、顔も見たくない
と言ってしまったこともあるのに。
自分勝手なことだ。
- 162 名前:. 投稿日:2003年06月25日(水)18時49分33秒
笑ったり、怒ったり、泣いたり。
ひとみと一緒に笑いあったことがあっただろうか。
どっちかと言えば一方的に私が泣いて。
ひとみの一言が発端で泣いてしまったこともある。
意地悪だって思ってた。
でも、知っているよ。
ひとみが本当は優しいこと。
怪我をした小鳥を見つけたとき、
病院に一目散に走って連れて行ったこと。
木に風船が引っ掛かった子供を見て、
風船を取ってあげたこと。
ひとみが優しいことは、もっともっと知っているよ。
- 163 名前:. 投稿日:2003年06月25日(水)18時50分29秒
ひとみは私を抱く時、冷たく笑う。
でもいつも、その行為が終わったときに
最後に呟いていた。
私が眠ったと思っていつも呟いていた。
たった一言。
「好きだよ」と────
- 164 名前:. 投稿日:2003年06月25日(水)18時53分00秒
ひとみと私の間には、埋められない距離が
あるんだろう。
誰にも埋められない。誰にも入れ込めない。
もっとひとみをしりたい。
まだ知らないことばっかり。
距離を縮めたい。
もっと近くにいたい。
1からひとみが知りたい。
いつからこんな気持ちが私の中には
あったんだろう。
─────こんなにもあなたが愛しい
- 165 名前:れもん 投稿日:2003年06月25日(水)19時12分38秒
- 一年近く放置してしまって、本当に申し訳なかったです。
感想を下さった方、保全して下さった方、本当にありがとうございます。
あと一回で終わりですが、最後までお付き合い下さると幸いです。
144 名無し読者様
ありがとうございます。
吉澤さん、なんだか人が変わってしまいました。
読んで下さってありがとうございます。
145 慎吾様
ありがとうございます。
長らくお待たせしてしまってすみませんでした。
頑張ります。
146 名無し読者様
ありがとうございます。
ほんと、まったりな更新になってしまい、申し訳ないです。
頑張ります。
150 名無し読者様
ありがとうございます。
最後まで頑張ります!
157 名無し読者様
ありがとうございます。
遅くなってすみません。頑張ります。
147〜159 保全して下さった皆様
ありがとうございます。頑張ります。
- 166 名前:れもん 投稿日:2003年06月26日(木)00時15分47秒
「梨華…起きてる?」
ドアをノックして、部屋に入ってきた。
梨華はびくっと肩を震わせた。真っ赤に充血した目を擦る。
「…うん、お…おはよう」
「真希から電話だよ」
「真希…?」
ひとみは受話器を梨華に手渡すと
部屋を出て行った。
- 167 名前:. 投稿日:2003年06月26日(木)00時16分46秒
- 真希が電話をかけてくるなんてことは
滅多にないものだから梨華は少し驚いた素振りを見せた。
それにこないだのこともあってか、正直、話しにくいと
言うのもある。
「もしもし?…真希?」
「あ、梨華?ひとみってさぁ、今日行っちゃうんだよね?」
いつもの真希だ。
「…うん、もうすぐ行っちゃう…」
───ひとみが行ってしまう
また涙が溢れる。
「でさ、こんな時に悪いんだけど、今から公園に来てくれない?」
「えっ…でももう時間が…」
「お願い!すぐに終わるからさっ!」
- 168 名前:. 投稿日:2003年06月26日(木)00時19分10秒
「真希…」
「やっと来たぁ!」
気が弱い梨華は、押しの強い真希を
どうしても断れなく渋々公園に向かった。
少し、もう少しだけでもひとみと一緒にいたかった。
「何かあるの…?ほんとに時間ないから…」
腕時計に目をやる。
いつもは穏やかな梨華だか、今日は違う。
少し苛立っているようだ。
「ん…梨華、真剣に聞いて」
真希はいつもと違う真剣な眼差しを送る。
「……?」
真希はコホンと咳き込むと、口を開いた。
「何度も言うけど、あたし、梨華が好き。だから付き合って」
「……え」
- 169 名前:. 投稿日:2003年06月26日(木)00時22分09秒
梨華の意見も聞かず、話を進める。
「ねっ??いいでしょ?」
言おうとしても真希に流されてなかなか言えない。
「あの…ごめん」
「なんで?好きな人がいるの?」
真希は梨華の肩を掴むと、軽く揺さぶった。
「ひとみが好きだから…」
頬を赤く染め、下を向いて言った。
「どうして…ひとみが好きなの?ねぇっ!?」
肩を掴む力が強くなる。
恐怖感を覚えた梨華は手を払い除けようとする。
「ごめん、ほんとごめん…友達でいよ…?」
より一層強く掴まれ、肩を震わす。
「なんで…こんなに好きなのにっ…!」
手首を掴むと梨華の顎を自分の方に向かせる。
そして唇を奪った。
- 170 名前:. 投稿日:2003年06月26日(木)00時23分58秒
「っ……ぅ」
突然の出来事で、うめき声のようなものをあげてしまった。
唇が切れたのか、口の中が鉄の味がする。
「………っぁ…」
舌が滑り込んできた。真希は舌を絡めようとしたが、梨華が
拒絶した。
それに腹が立ったのか、角度を変えて激しく歯茎を
舐めてくる。
「ぅ…っ……やっ!」
真希をなんとか突き放す。
「っ…ひどいよ……なんでこんな…」
「好きなのに…梨華が分かってないからでしょっ!」
真希は怒りを露にした。
自分の方に梨華の腰をよせつける。
「…何がいやなのよ!?」
強く掴まれている腰が痛い。
また顎を掴まれ、唇を押さえつけられる。
- 171 名前:. 投稿日:2003年06月26日(木)00時26分19秒
なんで、どうして友達にこんなことされているんだろう。
そんな事を思いながらも、震えた手をおさえ、時計を見た。
ひとみが家を出発する時間がもう過ぎている────
早く、早く、早く行かないと。
まだ間に合うかもしれない。
───────ひとみ会いたいよ
くちゅくちゅと唾液の音がする。
「おねが…っい、もう…っ…やめて」
「ふぅーん、じゃああたしと付き合う?」
決断を迫られた。
時間がない。早く決めないと。
ひとみに────会えなくなる
「っわ…たしは…真希のこと友達としか思えない…」
「へぇーそんなこと言うの?じゃあ止めてあーげない」
切れた唇が痛い。
─────痛い痛い痛い。
───もう一度、真希が口付けようとした瞬間
- 172 名前:. 投稿日:2003年06月26日(木)00時29分24秒
「梨華っ!!」
愛しい者の声─────
その声に驚いたのか、真希は梨華から手を放した。
「ひ…とみ?なんでここに…」
目を見開いて問い掛ける。
ひとみは此方へ近づいてくる。
「なにして…るの、真希」
「ひとみ…」
梨華はふっと全身の力が抜けた気がした。
今にもひとみに抱きつきたい。
- 173 名前:れもん 投稿日:2003年06月26日(木)00時33分12秒
- 更新です。これで最後にならなかった…。
次で本当に最後です。
- 174 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月29日(日)00時25分05秒
- 待っててヨカッタ!
- 175 名前:れもん 投稿日:2003年06月29日(日)23時11分37秒
「真希…どういうこと?」
「梨華が…あたし梨華が好きなのに気持ちに答えてくれないからっ!」
真希に近づくとひとみは怒りを露に言葉をぶつける。
「だからって…梨華泣いてるじゃないっ」
「っ……梨華は…ひとみが好きだって…」
かすかに、唇が動いた。
「えっ…?」
「だから…!アンタが好きだからあたしとは付き合えないって」
小さい声でうっすらと呟く。
下を向いたまま、口だけを動かしている。
「ほんとは、そんなことわかってたよ…でも」
涙声になっているのが、すぐにわかった。
ひとみは真希と掴んでいた手を離すと、一歩下がり、話を聞くことにした。
「梨華が好きなのは本当なの…っ!無理だってわかってたけど
断られてみたらなんか腹が立って…」
ひっく、ひっく、と声を上げ、服の袖で、涙で拭う。
泣いている真希を見ているだけの自分に、梨華は、罪悪感を抱いた。
- 176 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時12分54秒
- 「ごめん…梨華。潔く諦めるよ。こんなとこをしといて
言うのもなんだけど、これからも友達でいて欲しいの」
真希は目を擦る。赤く充血している。
梨華は真希に近づくと、ゆっくり口を開いた。
「真希、もういいから…。私、友達として真希のこと
大好きだから…。大事な友達だから…」
「ごめんね…ごめん……」
真希が涙を流している。いつも元気な真希が。
すぐに前の私達のようには戻れないかもしれない───
でもきっと戻れるよね。
──────真希は私にとって本当に大切な友達だよ
- 177 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時14分42秒
真希がいなくなり、梨華とひとみは二人きりになった。
その公園には、早朝ということもあってか、人影は見当たらない。
ベンチに腰をかけるが、特に会話もなく、静かに風が吹く。
梨華はこのままではいけないと思ったのか、口を開いた。
「あの…飛行機は?まだ今なら間に合うよ、早く行かなきゃ」
梨華は腕時計を見て、ひとみに伝える。
「急がないと」と、ベンチから立った。
「もういいの」
「え…?」
手首を引っ張り、座らせる。
- 178 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時26分57秒
「アンタほおって外国に行くなんて無理」
「な…に言ってるの?留学でしょ?」
強く問い詰めると、ひとみは溜息をついた。
ひとみは空を見上げると、そのまま話を続ける。
「このまま行ったら、私が梨華から逃げてるみたいじゃない」
雲を見上げるひとみの横顔。寂しそうな顔をしている。
「ずっと嫌なことか、避けて生きてきた。
でももうやめるよ。正直になるから。」
ひとみの真剣な顔。視線を外せない。
「妹と似ていたから…はじめは妹の影を梨華にあてていたのかもしれない。
その気持ちは…今は本当のものになっているの。」
その言葉は真っ直ぐ、梨華に伝わっていた。
淡々とひとみは話を続ける。
「誰にも渡したくない。放したくない。手に入れてしまいたいと思ってた。
だからあんなことを……。でもその気持ちは、好きって意味を持ってた」
伏せた目が、事の重大さを物語っている。
目を見開くと、唾を飲み込んだ。
大きく深呼吸すると、言葉を発した。
「わたし…梨華が好き。この言葉に偽りはないよ。」
この言葉を言いたかった。ずっと、ずっと。
- 179 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時28分29秒
「梨華は…どうなの?」
「わ…たし、その言葉信じてもいいの…?
独りにしない?ずっと一緒にいてくれる?
わたし、泣き虫だしッ…すぐ、泣いちゃうよ?」
「それでも…、一緒にいてくれるの?」
ヒトリニシナイ?
イッショニイテクレルノ?
「うん、ずっと一緒だよ。大好きだから───」
ひとみは梨華を抱き締める。
強く、強く。
もう放さない。
- 180 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時29分29秒
「私も好きだよ、大好き…やっと言えた…嬉しいよっ…」
涙が──止まらないよ。
この気持ちを伝えれて本当に嬉しい。
大好きひとみが───なによりも大切だよ。
「大好き、梨華───」
私達はなにかに引き寄せられるかのようにキスをした。
何度も、何度も。夢中になって。
- 181 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時31分28秒
ひとみは留学を断った。
先生にも、親にも、ひどく叱られたようだ。
当たり前だ。空港につくなり、突然、親の手を
払い除け梨華の元に向かったのだから。
───────────────
──────────
「ねぇ、ひとみ?」
「ん?」
ソファーに腰掛けたひとみの横に座る。
肩を並べる。
「こうしてると、あったかいね…」
前に比べると、比べようもないくらい梨華はひとみに積極的に話し掛ける。
キスも自分からねだるようになった。
家に居るときは、ひと時も離れたくないのか、
少し動いただけでもぴったりとくっついてくる。
「う…うん」
少し戸惑った反応を見せた。
自分の胸の鼓動が聞こえるのではないかと居るくらい
へばりついてくる梨華。
梨華を見ると、真剣な眼差しでテレビを見ている。
何を見ているんだろう…。
- 182 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時33分34秒
「…………」
二人の間に暫しの沈黙。
テレビに写っていたのは、濃厚なラブシーンだった。
ひとみはなんとも言えない。
こういうシーンを見たら後々なんて話し掛けていいか……。
梨華は見ていたテレビから目を離すと、ひとみに向かって
にっこりと微笑んだ。
「ひぃーとーみっ」
口調がいつになく妖しい。
「あの人たちはいいよねぇ、ちゅーばっかりしてるぅ。
舌まで入ってるよぉー、うぁぁ」
この口調。この奇妙な微笑み。
私は誘われているのだろうか。
「っ…梨華…」
「んん〜〜?」
待ち望んでいたかのように、唇を尖らせている。
ひとみは仕方ない、と呟くと、梨華に口づけた。
ひとみの口腔内はさっきまで飲んでいた珈琲のほろ苦い香りがした。
梨華の舌が絡みつく。
ひとみを捕らえて、放そうとしない。
「…ぅぅん…ッ!」
ひとみは声を上げた。
…苦しくて息が出来ない…ッ。
自分の首にまわされていた梨華の腕を無理やり退ける。
- 183 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時35分12秒
ゴホ、ゴホっと咳き込む。
開放された口は空気を大量に吸い込む。
「ぐ…ッ、るじいよ…」
「ごめんねぇ、ひとみぃ…」
甘えた声で謝罪する。
少しばかりも悪いと思っていないような甘い声。
くすっと微笑むと、ひとみの頬に唇を押し付けた。
「だぁーい好きだよっ」
突然の出来事にひとみは、事態が上手く飲み込めない。
「あの…」
「あっ、はじまった!」
CMになっていたテレビドラマが再開したようで
梨華が声を上げた。
ひとみの小さく呟いた声は梨華には届かなかった。
何かあったのか、というくらい梨華は積極的になった。
以前とは違い、梨華とひとみの立場は逆転したかのようだ。
それでも、ひとみは梨華が大好きだった。
押しの強くなった彼女もいいもんだ、と思っている。
梨華がどんな風になろうと、梨華が好きだ。
この先も、ずっと、ずっと。
彼女を愛し続けるだろう──────
- 184 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時36分27秒
この先、どうなるかなんて分からない。
今の私たちは「今」が大切だから。
私達はまだお互いのことをよく理解していない。
だから1からはじめよう。
時間は沢山あるのだから。もっとお互いをよく知りたい。
心が通じ合っていれば、二人はずっと一緒だろう。
辛いことがあったら、二人で解決しよう。
なんでも話そう。つまらない事でも。
どんな些細なことでも。
嬉しいことも、辛いことも二人でわかち合いたいから。
いつか別れてしまっても、後悔はしない。
二人でいた時は存在したから。思い出は消えないから。
アナタを想っていた時間は永遠に消えないでしょう。
────今は二人でいることが大切なんです。
だから神様お願いします。
今は二人でいれますように。
誰にも入り込めない絆を私たちに
──────微笑んだ二人がずっとありますように。
- 185 名前:. 投稿日:2003年06月29日(日)23時37分51秒
──────────────END────────────────
- 186 名前:れもん 投稿日:2003年06月29日(日)23時45分51秒
- 終わりです。endがずれてしまった。
途中で設定が無茶苦茶になってしまっていて、ごめんなさい。
最後の方は、妙に甘くなってしまいましたが。
書いている途中で、放棄してしまったりしましたが、
読んで下さった方には本当に感謝しています。
感想を頂くのは、すごく励みになりました。ありがとうございました。
174名無しさん様
ありがとうございます。遅くなって申し訳なかったです。
では、本当にありがとうございました。
- 187 名前:れもん 投稿日:2003年06月29日(日)23時50分13秒
- おちます。
- 188 名前:娘。 投稿日:2003年06月30日(月)00時10分45秒
- おつかれ
よかったよ
- 189 名前:七誌 投稿日:2003年06月30日(月)07時41分02秒
- よかった!
この小説が完結してないのが心残りだったんだが
これでようやく安眠できるよ。
作者乙。
- 190 名前:. 投稿日:2003年06月30日(月)18時39分33秒
「ひぃーとみっ」
アニメ声の彼女。語尾にハートがつきそうなくらい甘い声。
「んん…?」
曖昧に返事をするのは、吉澤ひとみ。愛しい恋人の、石川梨華と暮らしている。
何事もない、平和な日々を送っていたひとみだが、最近、とても不安なこと
がある。
事の発端は梨華である。
異常なくらい、梨華は変わった。
控えめだった彼女が…なんに対しても、積極的になった。
勿論、人に対してもだ。元々、誰にでも優しく振舞っていたが
人に対する優しさが、一層に強くなった気がする。
服装も。前は、控えめにがモットーだった梨華が、
露出の高い服を好んで着ている。
元々顔の出来がよいので、メイクしなくてもいい感じもするのだが、メイク
にも磨きがかかった。
これは、たった一例にしか過ぎない。
ひとみの梨華に対する不安は日に日に積もるばかりである。
もしかしたら、好きな男でも出来たのかもしれない。
それを考えると、胸が痛んだ。
その事については、出来るだけ考えないようにしようとするが
どうしても頭を悩ます日々が続く。
- 191 名前:. 投稿日:2003年06月30日(月)18時40分21秒
そこでひとみは決意した。
こうなれば、彼女に直接聞くしかないだろう。
ひとみは誓った。
「どんな手を使ってでも…聞き出してやる」と。
ひとみの悪知恵はこんなところで発揮されようとしている。
それに梨華は少しばかりも気づいていない。
それは次の日の夜に実行された。
「りぃーかっ」
いつものひとみとは違う、妙に甘えた声。
「どうか…したの?」
不安な素振りを見せる。
「たまには一緒に寝ない?」
- 192 名前:. 投稿日:2003年06月30日(月)18時41分37秒
「ひとみ…今日おかしくない?」
「えっ、何が?」
二人は同じ布団に入ると肩を並べた。
ひとみは必要以上にくっついてくる。
あまりにも近くにいるものだから、梨華のいい香りが鼻につく。
…あぁ、早く実行したい…
「ねぇ…梨華ぁ、イイコトしよっか」
ちらと梨華の反応を伺った。
「ぇええ…あの、心の準備というものがまだ…」
さすがに変わったとはいえ、戸惑っているようだ。
ひとみはくすっと笑うと、梨華に顔を近づけた。
「はじめてじゃないんだしさぁ…怖がることないよ」
梨華の耳元で囁くと、ブルッと体を震わせた。
近くにいると、強ばっているのがわかる。
それを見計らって、梨華に勢いよく、口づけた。
- 193 名前:. 投稿日:2003年06月30日(月)18時42分22秒
「…ぅ…んっ…」
ひとみは舌で歯茎の列を、綺麗に舐め上げる。
すると梨華から声が漏れた。
隙間から漏れる声は非常に官能的だ。
「……ぁ…ッ」
梨華の舌を見つける。舌を絡めると、
引き抜こうとし、動き出す。
「ぃ…ぁ…ッ……」
激しい口づけに、梨華は息が出来ない。
その様子を見たひとみは、仕方なく唇を放した。
「…っ…もぅ、苦しいんだからぁ」
梨華は終わりと思ったのか、ふっと溜息をつく。
すると次にひとみは、梨華の上に馬乗りになった。
「な…なにぃ!?」
「だからイイコトするの」
- 194 名前:れもん 投稿日:2003年06月30日(月)18時47分39秒
スレがまだ余っているので短編でも書こうと思います。
ただのエロですので、sageでいきます。
188 娘。様
そういって頂けると嬉しいです。
ありがとうございます。
189 七誌様
ありがとうございます。
やっと完結しました。読んで下さってありがとうございます。
- 195 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時35分03秒
「…ッヤ…ぁ!」
「痛くしないから…」
すると、優しく頬にくちづけた。
梨華のパジャマを、慣れた手付きで脱がしていく。
首筋を強く吸うとうっすらと、鬱血が浮かび上がった。
「白い肌によくはえるね」
と言うと、角度を変えて吸い付いてくる。
「…い…ゃッ…」
掴まれている腕を引き剥がそうとするが、
ひとみの力が強すぎて、無駄な抵抗に終わった。
「ぅぁ……んっ」
思う存分吸い付くと、満足げに笑った。
「もっと良くしてあげる」
豊かな梨華の胸に吸い付く。
「ひぁ!ぁ…あ」
舌を巧く使い、突起を刺激する。
舐めているうちに、突起はツンと立ってきた。
「感じてるんでしょ、インランな子だね」
「あ…ぁ……」
自分に嫌気が差し、目尻に涙が溢れる。
ひとみの発した言葉が胸に突き刺さる。
不謹慎かもしれないが、ひとみは、梨華のその姿に
とても愛しさを感じた。
- 196 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時35分38秒
ひとみは眼を細めると、梨華のズボンに手を差し入れた。
下着の上から割れ目にそってなぞる。
そこはもう既に、熱を帯びていた。
「もう、すごいことになってるよ」
耳元で囁くと梨華は顔を赤らめた。
その部分をワザと下着の上からゆっくりとなぞる。
じわっ、と愛液が下着に染み込んでいくのがはっきりと感じられる。
「…ゃあ、あん…っ…」
なかなか梨華の思う部分には触れてこない。
とうとう堪えられなくなったのか、自然と腰をひとみに寄せてくる。
「嫌なんでしょ?なんでこんなに寄ってくるの?」
「ぁ…ぃ…や…じゃな…っぃの」
真っ赤にした顔が非常に可愛らしい。
「聞こえないよー?」
「もぅ…ッ、ぉかしく…ッんなっちゃうから…」
力を振り絞ったような声で言う。
「だから?」
泣きそうな声の梨華を前に、冷たく言い放つ。
「だ…からからぁッ…さわッて…ぇ」
梨華は激しい呼吸を繰り返す。
そこでひとみは口を開いた。
「質問に答えたら良くしてあげるよ」
「は…ぁ…っ?」
- 197 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時36分23秒
「最近さ、好きな奴でも出来たの?」
「な…に…言ってるの?」
眼を大きく見開いて尋ねる。
「じゃあどうして最近、服装とか…変わったの?」
「それは…ッ」
突然、梨華は黙り込んだ。
その様子にひとみは苛立ち始める。
只でさえ待つのが嫌いなのに─────
「言わないともうしてあげない」
ひとみの顔は本気だ。
言わないとどんなに強請ってもくれないだろう。
焦りを覚えた梨華は正直に話すことにした。
「ひとみにもっと好きになってもらいたいから…」
- 198 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時37分34秒
「り…か」
「だって、わたしなんも取り柄なんてないし
このままだとひとみがどこかに行っちゃう気がして…」
ずっと、ずっと梨華が自分を想っていてくれたなんて。
考えもしなかった。
梨華が自分に愛想つかしてしまったのかもしれない
どうして、どうしてと毎日そんなことばかり考えて
自分に問題があるなんて思いつきもしなかった。
自分なんかよりも、何倍も梨華は悩んだのだろう。
それに比べたら私の悩んでいたことなんて
比べ物にもならない──────
「ずっとそんなこと考えてたの?」
「だって…好きだから…っ…」
梨華は眼を真っ赤にさせていた。
強い力で梨華を抱き締める。
- 199 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時38分30秒
────言葉にできないくらい梨華が好き
「ごめんね、梨華がどんなのだろうと好きだよ」
「わたしもだよ…」
強く抱き締めたままくちづけた。
激しく舌が絡み合う。
ひとみの手はだんだんと下がっていく。
下腹部に到達する。そのままズボンを下着と一緒に脱がすと
いやらしく愛液が糸を引いた。
割れ目はぱっくりと開いて、蕾は赤く充血している。
「…っもう…」
「うん、いれるよ」
愛液が指を滑らしくすくし、すぐに挿入することができた。
「あっ…ぁあぁん…っ」
激しい快楽の波が梨華を襲う。
「指…締め付けてくるよ」
その間にも、もう一本指を増やしていた。
激しく指を動かすと梨華は声をあげる。
「もぅ…っん…あぁ」
「イってもいいよ…」
「ねぇっ…大好きだよひとみぉ」
「わたしも好き、大好き」
その言葉と同時に梨華は達した。
- 200 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時39分31秒
───────────
あっという間に一夜明けた。
ひとみが眼を覚ますと、その場に梨華はいなかった。
重たい体を起こすと、台所へ向かう。
…梨華はどこ行っちゃったんだろ…
「あ、おはよ!」
台所にはエプロン姿の梨華がいた。
もう既に調理し終わった様子で、皿を洗っている。
「梨華…」
「ご飯できてるから食べてね。あ、お箸はここに…」
皿洗いを一旦止めると、ひとみに箸を渡そうとした。
- 201 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時41分03秒
その瞬間─────
梨華の腰に手を回すと、唇にキスをした。
軽くキスして、唇を放す。
「梨華…ずっと大好きだからね」
「私も…」
もう一度唇を重ねる。
すると、梨華は何か、思い出したかのように唇を放す。
時計を見ると、顔色を変えてひとみに言う。
「あっ、早く食べないと遅刻しちゃうよっ!!」
「ほんとだ、ヤバイ!」
こんな日々がこれからも続くといいな。
いろんなことがあると思うけど。
二人がずっと幸せに過ごせますように。
- 202 名前:. 投稿日:2003年07月03日(木)17時41分51秒
- おしまい。
Converted by dat2html.pl 1.0