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ワンステップ・ワンジャンプ

1 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)19時31分52秒
( ´ Д `)<ごとー風味です。よろしくお願いします。
(●´ー`●) <内容はないよう・・・。
( ´ Д `)<ごとー中心に、学園物をやろーと思ってます。
( `.∀´) <きっちりしごいてあげるわ!
(o^〜^o)<がんばりますので、応援おねがいします。
2 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)19時39分26秒
「かえせ!それは大切なもんや!」
「はっ?きもいんだよ、関西女!!」

ちょっとちいさめの少女が、大柄な子に
いじめられている。しかし、だれも助けない。

「返してよぉ・・・それ・・ののにもらったんや・。」
「やだねぇ〜!自分で取り返しにくればぁ?」
「せやけど・・喧嘩は嫌いやねん。」
「どうせ弱いからでしょ〜。」

一向に返してもらえそうになかった。

「誰か、助けてあげなよ。」
「やだよ。石川さんって怖いんだもん。」
「かわいそうにね、加護さん。」

石川と呼ばれた少女は、窓に向ってお守りを
投げた。

「ああっ!!」
  
3 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)19時44分23秒
ダンッ!

「僕にはわかる。この行き先が僕には
わかる。」
「な、なによ、あんた!」

茶髪の、スタイルのいい少女がたっている。

「はい。これ、あなたのでしょ?」
「あ、ありがとうございます。」

加護はそれを受け取った。

「この野郎!なにすんだよ!」
「それは、こっちの台詞。顔だけじゃなくって、
心まで黒いんだね、あなた。」
「あんたに、用はない!どっかきえて!」
「いや、こっちがようあんだよね。」

フッワッ。
4 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)19時49分07秒
ドカッ!

「かっこいい・・・。」

目の前の少女に対し、加護はそんな
感情をもった。

「ねぇ、あの子、どっかでみたことない?」
「そういえば・・・どこだっけなぁ・・。」

加護はお礼を言おうと、少女の後をおった。

「あのっ、ありがとうございました。」
「・・・・え?」
「これ、大切な友達にもらったものなんです。」
「あぁ、うん。」

すごくそっけなく返事をされ、戸惑う加護。

「あ、もう時間だからさ。教室はいれば?」
「あ、はい。」

5 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)19時53分47秒
少女は3階に上がって行った。

「2年生なんやろか・・?」

加護は、お守りを大事に握り締め、教室へ
入って行った。

その頃___

「今日からこのクラスに入る事になった、
後藤真希さんです。」
「こんにちは。後藤真希です。前の学校では、
ごっちんって呼ばれてました。よろしくお願いします。」

そう、少女の名は後藤真希。この物語の主人公である。

「じゃあ、吉澤さんの隣ね。」
「はい。」

後藤は歩いて席に着いた。
6 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)19時59分12秒
「どうも。吉澤です。」
「あ、どうも。」

吉澤=吉澤ひとみ、ボーイッシュな感じの女の子。

「あの、教科書、見せてくれる?」
「ん?いいよ。読まないから。」
「は?」
「ホームルーム終わったら抜けるからいいよ、って意味。」
「さぼるの?」
「そうだよ。理科ってつまんないから。」

有言実行、一限目はでなかった。

「あの子、どっかで見たなぁ・・・。」

屋上で吉澤は寝ていた。

「どこでみたんだっけ・・・・?」

思い出せない、彼女の見た場所。
7 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)20時17分29秒
「あっ、思い出した!!ゼティマ新聞で載ってたこだ!」

そう、吉澤が印象に残っていた記事の一つ。

コンピュータールームに走り、9月の記事を見る。

【天能州学院後藤真希さん(16)が、学院内の男子約30
 名を病院送りにした。真相は、年下の辻のぞみさん(15)が
 乱暴な目にあっていたため、たまたま近くにいた後藤さんが
 男子生徒50人と対決し、約30名を病院送りにした模様。】

「可愛い顔してよくやるねぇ・・・・ん?」

【尚、彼女は今現在市井さやか(17)と付き合っており、学院長が
 彼女を今季11月を持って、退学させる事をあきらかにした。】

「同性愛かいっ!!人は見かけによらない、か・・・。」

足音がして、すぐにインターネットをやめた。

「(誰だろ・・・・・?)」
8 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月26日(土)20時18分05秒

これから、よろしくおねがいします。
今日は、ここまでです。
9 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月27日(日)18時21分16秒
一味違った学園モノですね。
続き、期待しています。
10 名前:名無しさん 投稿日:2002年01月27日(日)19時47分07秒
ごまヲタなので期待です。
11 名前:ごんた 投稿日:2002年01月27日(日)20時55分54秒

名無し読者さん、ありがとうございます。
ちょっと違った学園物を書いてみたいな、と思いまして。
そういっていただけると、嬉しいです。

名無しさん、ありがとうございます。
エッチ系は・・・迷ってます。
12 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月27日(日)20時59分31秒
振り返ってみると、矢口がいた。

「どうしたんスか?」
「今日、転入生きたでしょ?」
「はい。」
「その子、スポーツ新聞でみたな、って。」

吉澤は今見た記事の内容を読んだ。

「・・・・・。」
「ね、だからあん時つよかったんすよ。」
「辻のぞみって、ここの学校にいたじゃん。」
「あ・・・。入れ変わりってわけね。」

チャイムが鳴り、吉澤は後藤に会いに行った。

「ねぇ、後藤さん。」
「・・・・・・・?」
「ちょっと、いい?」
「いいですよ。」

屋上に呼び出した。 
13 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月27日(日)21時00分25秒

>>11すいません、ごんたさんの名前を間違えて使って
しまいました。もうしわけないです。
14 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月27日(日)21時07分53秒
「要件は。」
「新聞に載ってた、後藤さんでしょ?」
「・・・・・・・・。」
「なんか答えてよ。」
「・・・・・別に。」
「うそ!うそつかないでよ!」

後藤はため息を吐き、言った。

「確証が持ててるんだったら、わざわざ聞かないで
くれない?尋問みたいで嫌なんだけど?」

そういって帰ろうとする後藤を追いかけた。

「知りたかったんだから、いいでしょう!」
「もういい?チャイム鳴ったよ。」
「そんなんどうでもいい。」
「よくないよ。私、今日来たばっかだしね。」
「一度退学なったんだから、いいじゃない!」
「・・・・・・!!」

吉澤は叩かれると思い、首をすくめた。
15 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月27日(日)21時13分01秒
しかし、手は振り上げられたまま。

「・・・・?」
「・・・もう行って。」
「何・・?」
「これ以上、私の前に現れないで!!」

吉澤のてを振り切り、走って行った。

「・・・なんだよ。」

教室に戻ると、後藤はいなかった。

「君、遅れてきてなにもいわないのか!」
「あ、はい、すみません。」
「後藤さんは知らないのか?」
「えっと・・・怒らせちゃって・・・。」

吉澤は袖を引っ張られた。

「やばいって。彼女、喧嘩強いんだよ。」
「・・・しってる。」
16 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月27日(日)21時19分12秒
吉澤は古文が苦手だった。

「〜で、あるからして、これは現代語で〜。」
「(なんか、まずい事言っちゃったかな。でも、
違うなんてことありえないよ。)」
「〜といいます。」
「うそだあぁ!!」
「ほんとだっ!」
「・・・・・あ。」

大きい声で、しかも立ち上がって言ったので、
先生に丸ぎこえ。

「す、すいません。」
「君、保健室行った方がよいのでは?」
「そうします。」

廊下に出て、ある人物を発見する。

「い、石川!」

超問題児、石川梨華がいた。しかも、ひとりじゃない。
17 名前:名無し 投稿日:2002年01月27日(日)22時00分09秒
なんか素っ気ない書き方だね。シナリオみたい。
18 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月28日(月)15時26分24秒

名無しさん、ありがとうございます。
書きたい事をすぐに書いちゃいたいタイプなんで、
申し訳ないです。
19 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月28日(月)15時39分01秒

「ご、後藤さんまで?」
「だってこの人、教室に返してくれないんだもん。」
「当たり前じゃない!あんなことされて、黙ってるわけないでしょ!」

後藤は呆れたように言い返した。

「それと同じこと、あのこも思ってるはずだよ。」
「そのキザないい方が嫌なの!」
「あんたさ、自己中だね。世界はあなた中心に回ってるんじゃ
 ないんだよ。」
20 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月28日(月)20時12分01秒

「なっ・・・・!!」
「あのさ、国語始まってっからもう帰っていい?」
「だめ。私と勝負して勝ったらいいよ。」

後藤はめんどくさそうに言った。

「喧嘩ってわけ?」
「そうよ。」
「や、やめなよ。」

吉澤が止めにはいったが、無視されるだけだった。

「悪いけど、私、喧嘩って苦手なんだよね。」
「うそ!だってあなた、伝説のファイター後藤でしょ?」
「人違いじゃない?私はね、堂々とした喧嘩って苦手なんだよ。」

目線をあわさずに言った。

「ふん、なら、これなめて。」
「・・・・・なに、これ。」
「飴。」
「・・・・・ばっかじゃない?」
21 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月28日(月)20時16分10秒
「いいから。」
「・・・悪いけど、人からもらったモン勝手に
 食べないからね。」
「いいじゃない。嫌なら、喧嘩なのよ。」
「・・・・・なら、この飴あなたがまず食べてよ。」
「なんで?」
「喧嘩相手の飴を、そうやすやすと食べれると思う?」

はっきりした答えを返す後藤に、吉澤は感心した。
22 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月28日(月)20時31分23秒
「いいから。」
「・・・悪いけど、人からもらったモン勝手に
 食べないからね。」
「いいじゃない。嫌なら、喧嘩なのよ。」
「・・・・・なら、この飴あなたがまず食べてよ。」
「なんで?」
「喧嘩相手の飴を、そうやすやすと食べれると思う?」

はっきりした答えを返す後藤に、吉澤は感心した。

「わかった、食べるから。」
「はい、おいしいよ。」

後藤がなめたのを確認して、石川は去って行った。

「げほっ!」
「あ・・!」

いなくなったとたん、後藤は飴を吐いた。

「ずるっ!」
「しょうがないじゃんか。これ、変な味なんだから。」
23 名前:後藤風味 投稿日:2002年01月28日(月)20時35分45秒
「・・・・!?」
「どうしたの?」

後藤は視線の先を見た。

「な、ナカザー・・・。逃げよう・・。」
「先生なの?あの人。」

吉澤はゆっくりうなずき、逃げ出した。

「こらっ!待てぇー!!」

後藤はひらりとかわすと、教室へ駆け込んだ。

「すいません、ちょっと、トラブルがあって・・・。」
「い、いや。さあ、席につきたまえ。」

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