インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

悪魔のキス

1 名前:ごんた 投稿日:2002年01月28日(月)15時24分07秒
スレッドが足りなくなったんで、引越ししました。
これからもよろしくお願いします。

前の『君に届け』の中でやったわけですが、途中から
書こうと思ってます。

読みにくい、内容が変だ、などの点もありますが、ご了承ください。
2 名前:ごんた 投稿日:2002年01月28日(月)15時44分32秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
ごっちんはその夢の中で、自分の大切な人の
意味をよく理解したんです。
3 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)18時15分33秒

とり返しのつかないという事が、どれだけ大変な事なのか、
こんな時になって、ようやくわかった。みんながいなきゃごとーは
何も出来ないんだという事。メンバーがいる事、当たり前だと思ってた。

けど、恋愛の対象として好きなのは、誰?

安心できる存在はごとーの回りに幾人もいる。けれど、ごとーが
好きだ、と言った人は、2人もいる。これじゃあ、しめしがつかないよね・・。

でも、死んじゃったから、関係ないか・・・・。
4 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)18時19分51秒

けど、他に何も考えなくていいこういう時に考えた方がいいなぁ・・。

「梨華ちゃんか、市井ちゃんか・・・。」

問題です。崖で落ちそうになっているひとがいます、市井ちゃんと
梨華ちゃんです。どっちか一人しか、助ける事はできません。

どっちを選ぶ??


5 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)18時23分09秒

そんなの、答えらんないよ。けど、けど・・・。

ごとーがはっきりしなかったから、梨華ちゃんは悪魔に身を売ったんだ。

なら、梨華ちゃん?そうだけど・・・やっぱり市井ちゃん?

どっちもごとーにとって、すっごく大切な存在。
手放す事なんて、絶対にできないよ。

神様、ごとーはこのまま死んでいった方がいいんですか・・・・?
6 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)20時49分57秒
(石川視点)

ごっちんは、どんな夢を見てるんだろう・・・・。
辛い夢じゃなきゃいいけど・・・・。

「後藤はきっと、自分を見詰め返してるんだよ。誰にも邪魔されない、
 ゆっくり考える事の出来る場所で・・・。」

それって、しんじゃったって意味じゃないんですか?

「とりあえず、これからの事考えよう。」

これからのことって・・・そんなの・・・。
7 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)20時57分58秒

「まず、そーだなー。ハロモニとかも困るし・・・。」
「こまったよ・・・」

ライブとか、収録とか、新曲のレコーディングとか・・・・。

「つんくさんに相談しなきゃ・・・。」

やることが多すぎる・・・・。モーニング娘。には、ごっちんが必要なの・・。
だから、頑張って生き延びて・・・・・。
8 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月30日(水)00時31分10秒
うーむ、ごっちんに梨華ちゃんといちーちゃんのどちらかを
選ばせるのは難しいのではないでしょうか。でも、この壁を乗り越えないと
ごっちんは先に進めないような感じがしますね。
とにかく頑張れごっちん!!
頑張れごんたさん!!
9 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)19時57分48秒
私も、ごっちんに選ばすのは困難かな、
と思ったんですが、市井ちゃんが好きなら、
梨華ちゃんに嘘をついた事になってしまい、
梨華ちゃんが好きなら、今までの自分って
なんなのか、と深く疑問に思うと思ったので。

応援、ありがとうございます。
とってもうれしいです。また、読んで下さってる
方々、本当にありがとうございます。
10 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)20時03分56秒
ごっちんが危篤状態のままになってから、
はや一週間がたとうとしていた。

「答えが見つかったら、きっと帰ってくるよ。」

市井さんはそういうけれど、ごっちんにばかり
悩ませて私はなんにも苦労とか悩みなんて
なくっていいのかどうか・・・・・。

「梨華ちゃん、仕方ないよ。ごっちんの分まで
頑張ろう。」

メンバーには本当の事をいった。
ごっちんはあんな風に書いてたけれど、
私は納得できない。自分がしてしまった事に、
嘘をつくなんて。まして、テニス部時代、後輩に
言ってきた言葉なんだから・・・・。

「石川〜お見舞いいこうぜ!」
「は、はい。」

矢口さんと行く予定だったんだ。
11 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)20時11分28秒
病室に入ると、看護婦さんが私を呼んでいた。

「石川さん!早く来てください!」
「は、はい!あの、矢口さんは・・・。」
「申し訳ないですが、廊下で待っていてもらえ
 ますか?それと、市井さんを呼んで下さい。」

嫌な予感がした。ごっちんがまさか死んじゃった?
それとも、意識が戻った?
意識が戻ったわけがない。矢口さんを廊下に出すって
ことは、重要な、大切な内容なんだ・・・・。

「石川!はやくはいれ!」
「い、市井さん??」

たまたまお見舞いに来る途中だったらしい。

「ご、っちん・・・・!?」

なんと、ごっちんは目を開けて上を向いていた。

「梨華・・・ちゃん。いちー・・ちゃん・・。」
12 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)21時00分39秒
「ごっちん・・・!目が覚めたの??」
「ん・・・。」

ゆっくりしゃべろうとするごっちんを、
私は抱きしめた・・・。

「梨華・・・ちゃん・・・?」
「ごめんね、私のせいで・・・・。」
「石川?」

みんなびっくりした顔をしている。

「悲し・・かった・・・?」
「うん、そりゃかなしかったよ。でも、私がいけないんだから。」
「悲しみ・・ほど・・人を思う事は・・ない。悲しみ・・・とは・・
 美しいもの・・なのだ・・・。」
「なにいってんの・・。」

涙が出てきた。ほんと、安心したよ・・。
13 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)21時07分59秒
「へへへ・・。」
「後藤。もう体へいきなのか?」
「ん・・ぼーっとするだけ。」

いつもじゃん、と思いそれと同時に

いつものごっちん、それはごっちんが
意識を取り戻した証明なんだ!!

それを思うと、また涙が溢れちゃう・・・。

「涙とは・・我のためにあり・・友のために・・
ある・・・その思いやりる心が・・あるから・・美しく
光の・・だ・・・。あはっ・・。」

綾小路文麿口調でいうごっちんがいとおしい。

「ごとーは・・・。答えを・・だした、よ・・・。」


14 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)21時10分06秒
作者です。ごっちんの台詞の詩、
考えるの大変だったんで、前に言ってた
ようなことをオリジナルにして書きました。
けっこう、疲れました・・・。
15 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年02月10日(日)23時24分07秒
やっと復活しましたね。嬉しいかぎりです。
ごっちんも生きててよかった。ごっちんはどういう答えを出したのか
すごい気になってました。更新楽しみに待っています。
ごんたさん、頑張ってください。
16 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月14日(木)00時35分47秒
お待ちしております(w
17 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月23日(土)13時42分46秒
ごんたさ〜ん
待ってます(w
18 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時27分03秒

いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
ひぱったまま、途切れちゃって・・・。

名無し読者さん、ありがとうございます。
バレンタインの日ですね?タイムリーな・・。

名無し読者さん[2]ありがとうございます。
今日から頑張ります。

みなさん、すみませんでした。このサイトに来る事がなかなか
出来なくって、他のサイトで書いてました。久しぶりに戻ってこれて、
本当にうれしいです。これからも、よろしくお願いします。
19 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時40分15秒
(後藤視点)

ごとーは・・・どっちも、大好きだよ。

市井ちゃんはデビュー当時、心の支えに
なってくれ、安心できて心を許せる存在に
なったんだ。ごとーって、初対面の人には
結構無愛想だったのに、市井ちゃんと会って
変わった。今じゃ、進んで新メンの面倒とか
みてるし。

20 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時41分13秒

−−けど。ごとーが市井ちゃんに対して
恋愛感情を持っちゃったから、卒業と言う形で、
ごとーの前から消えていった・・・・・・。

梨華ちゃんはそんなごとーの心を見透かしたように
いろいろ優しく接してくれた。きつく当たったりも
したけど、いつもいつもごとーの事を思っててくれた。

だから、もしもまた、ごとーが梨華ちゃんに恋愛感情を
持ってしまったら、辛い別れをしなくちゃいけないんだ!

21 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時41分51秒


だから・・・本当に辛いけど。ごとーは二人にそういう感情を
持つ事を止めようと思う。そうすれば、別れなくったっていい。
ずっと、ずっと一緒にモーニング娘。としてやっていける。
自分の感情を押し殺せば、一緒にいられる。簡単な事。

ごめんね、梨華ちゃん、市井ちゃん。
ごとーはもう別れなんてしたくなから、距離を置いていこうと思う。

22 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時42分22秒
《本当に、それでいいの?》

え?だ、誰?

《あなたは絶対に心からそんな事思ってないはず。》

うるさいな!だって、これしかないじゃんか!

《残された二人はどうなる?》

ど、どうなるって言われても・・・・。

《どっちかを選んだのなら、二人は納得するけど。
 二人とも選ばず、距離を置くなんて・・・・!!》

23 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時42分53秒
じゃあ、どうすればいいんだよ!!

《石川さんの方が、好きなんでしょ?だったら、それでいいじゃない!
 なんで自分の気持ちにうそつくわけ?あなた、結局は自分を
 守ってるだけじゃない!向こうの気持ちなんてこれっぽっちも
 考えてない!!石川さんは、自分のせいだって思っちゃうじゃない!》

どうして!ごとーが嫌ったわけでも、悩みぬいて死んだ、わけ・・でも・・

《大事な事を忘れているの。あなたは石川さんを助けて、けど今度は
 自分が苦しくて、死んだでしょう?このままじゃ、梨華ちゃんは自殺
 するかも、って、ここに来た時思ったんでしょう?》

けど、それはごとーが自殺したからで、別に今言った意味は・・・・

24 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時43分27秒
《関係ある!気持ちを押し殺したのよ?!自分のせいでそんなにさせた
 なんて思ったら、おんなじことじゃない!」

・・・・・・そうか。

《ね。意識を戻るように、魔法をかけてあげる。だから、ちゃんと気持ちを
 伝えるのよ。》

ちょっと待って!魔法、って事はあなた・・・!!
強烈な眠気がやってきて、意識を失った。

25 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時43分57秒
(石川視点)

答え?答えって、何の事?

「ごとーは・・梨華ちゃんが、誰よりも好き・・なんだよ・・・。」

ごっ・・ちん?

「だから、もう安心して。両思い、だから。」

市井さんは??

「ちぇ、後藤は別れをいいに市井をよんだってわけね。」
「ごめん。市井ちゃん。」

ごっちんは私の大好きな笑顔で思いを言ってくれた。


悪魔のキスが、一つだけいいことをしてくれた。
それは、ごっちんと私を素直にさせてくれた。




26 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)20時24分42秒

終了です。明日からは、一応新しい作品を、と思ってます。
読んで下さって、ありがとうございました。

ちなみに・・・『旅立ちの日に』は、こちらでは掲載しない予定です。
ご了承ください。
27 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年03月07日(木)01時40分18秒
すんごく待ってましたよ。ごっちんと梨華ちゃんの気持ち
が通じ合えてよかったです。すんごい感動しました。
読ませていただきありがとうございました。そしてこれからも
よろしくおねがいします。新作楽しみに待っていますよ。
28 名前:ごんた 投稿日:2002年03月07日(木)14時27分08秒
いしごま防衛軍さん、お待たせしてすいません。
読んで下さって、本当にありがとうございました。
これからも、期待に応えられるよう、頑張ります。
29 名前:ごんた 投稿日:2002年03月07日(木)14時27分45秒
『Be ALive now』

私は、二年前彼氏を亡くした。
彼の名は、後藤真唆希。
私を庇って、交通事故で他界した。

2001年、5月。修学旅行への計画が
始まり始めた頃。転入生が来た。

「こんにちは。後藤政輝です。」
「あぁぁぁぁぁ!!」

私は大声を出してしまった。

「あ、あぁ・・・後藤君・・!!」
「え?あ、はい。」
「石川だよ、石川梨華!!」
「あの・・?」

うそでしょ?覚えてないの?!

「真唆希でしょ?政輝じゃない!!」
30 名前:ごんた 投稿日:2002年03月07日(木)14時36分23秒
「えっと・・?」
「覚えてないの・・!?」
「すいません・・・。」
「なら・・・!!」

私は強引に彼の胸座を掴み、
顔を寄せ、キスをした。

「??!!」
「い、石川さん!!」

私は唇を放し言った。

「これでも思い出せないのっ?!」
「だから、しらないんですよっ!!」

ショックな私は教室を出た。

「(誰だ・・・?なんか懐かしい・・・。)」
「・・覚えてないんだ・・・。」

彼は、記憶喪失なのかな・・・?
31 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時43分33秒
それとも、人違い?

うそ!だって、マサキ左耳に私があげたイヤリングしてたもん!
私の右耳に付いてるペアのが・・・。
いっつもクールで、時々見せる笑顔が可愛くって、ちゃんと私を思っててくれる。
そんなマサキは、もういないの?!
そんなの、嫌だよ・・・・。

「石川先輩!どうしたんですか?こんな所で。」
32 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時47分18秒

「あ、加護ちゃん・・・。」
「泣いてるんですか?なんかあったんですか?」
「マサキが帰ってきたの・・・・。」
「後藤先輩が・・・・?!でも、その、先輩は確か・・・。」
「そう。事故に遭った。けど、姿を消した。そうでしょ?」
「まぁ、そうですけど・・・。」
「でも、彼ね、私の事覚えてないの。なんにも。」

加護ちゃんはだまった。

「そんなことって・・・・。」

33 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時53分47秒

チャイムが鳴り、マサキはよっすぃ〜と一緒に話していた。

「俺、あの石川って子知らないんだけど・・・。」
「あぁ、だろうな。けど、俺らも親友だったんだぜ?」
「そうなの?」

もともと気が合っていた二人は瞬く間に仲良しになっていった。

「お前、これから気をつけろよ。」
「なんで?」
「後藤真唆希、吉澤ひとみ、安部なつみ。中学校からの御三家だよ。
 人気あんの、俺達。」
「へぇ〜。」
「うれしくない?」
「いや、俺そういうの興味ないって言うか・・・。」
「っかー・・・。もったいねー奴!」
34 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時57分34秒

それから私は、マサキと仲良くなれて、修学旅行の班も一緒になった、
6月の頃・・・・。

「後藤先輩!」
「ん?なに?」
「ちょっとお話が・・・。」
「あぁ、いいよ。石川、先に吉澤と帰ってて。」
「・・・わかった。」

彼は鈍感なのだろうか?告白される事をまったく分かっていないみたいだった。
35 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)18時00分08秒

「何、話って。」
「実は、そのぉ・・・。」

なんだ?なんかしたっけな、俺。

「なんか相談?」

俺が、前かがみにしゃがんだ瞬間________

「?!」

みずしらずの女の子に、抱き付かれた。
こういう時って、どうすればいいんだ??
吉澤なら、うまくすり抜けるだろうな・・・・。
36 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)17時42分40秒

「どうしたの?」
「・・・・実は・・・。」

じれったいなぁ・・・。なんだよ。

「私、先輩の事好きなんです!」
「うん、それで?」
「え・・・だから、付き合ってください。」
「・・・・う〜ん。友達ってんじゃ駄目?」
「はい、ありがとうございます!!」

無邪気に喜んでるよ。可愛いなぁ・・・。
あれ?前にも、どっかで・・・。

『良かった!これで両思いだね!』

そういう君は、誰?
37 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)17時46分53秒

どっかで聞いた事のある言葉。
そいつといると、安心できて、素直になれて・・・。
けど、誰かはわからない。一体誰なんだ?

「誰だ・・・?俺の知らない、恋人・・・。」

謎は深まる一方だった。

「吉澤に聞いてみるか。」

38 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)18時19分06秒

次の日、学校へ行くと、石川が泣いていた。

「どうしたんだよ。」
「マサキぃ・・・・マコちゃんが・・・・。」
「は?マコちゃん?誰?」

吉澤が話し始めた。

「小川真琴って言ってさ、お前の事めっちゃくちゃ好きなんだよ。
 それで、帰ってきた事が分かって、いじめを・・・。」
「しんじらんねーよ。やきもちやかれまくってるんだぜ、お前。」

俺が・・・?俺のせいで、石川はいじめにあったのか? 
39 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)18時22分48秒

「そいつ何組?」
「確か、5組だよ。」

席を立ち、教室を出る。

「お、おい、後藤!」
「やめろって!あいつなにすっかわかんないんだぜ!?」
「んなこと知るか!!」

なにも知らない俺は、5組に入っていった。

「小川っている?」
「はい。私ですけど・・・・。」
「ちょっといい?」
40 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)18時27分16秒

「なんであんな事したの?」
「あんな事って?」
「自分に聞いてみろよ。とにかく、俺、そういう奴嫌いだから。」

そういって、立ち去ろうとした。

「やっぱり・・・後藤君は・・・好きなんだ・・・。石川さんの事・・・。」
「え?別に。」
「じゃあ、なんで言いに来たの?!」
「それは、お前が変な事するからだろ。」

ヒュッ!
 

41 名前:ごんた 投稿日:2002年03月10日(日)21時27分20秒

??

「これ。私のアドレスです。かけてください。」
「今?」
「もちろん。」

俺は携帯を取り出してかけた。

「これでいいっしょ。」

安心して教室を出た。
俺が、好きだった人。間違いなく、小川じゃない。
くっそぉ〜・・・誰か教えてくれぇ〜!!
42 名前:ごんた 投稿日:2002年03月10日(日)21時33分11秒

授業中。

「(またかよ、しつこいな。)」

小川からのメール。

【今なんの授業?私は国語。】

なんだっていいじゃん。そう思っていると・・・・。

「後藤、なにやってんのさ。」
「あ、なっち。ちょっとね。」
「隠すなよ〜。」
「小川から変なメールくるんだよ。」

あ〜あ、とため息を吐いているなっち。
なんで?

「ま、がんばれ。」

結局、20通も届いた。

「ったくめんどくせーなぁー。」
「なにが?」

石川登場。なんか沈んでるし。

「別に。」
43 名前:ごんた 投稿日:2002年03月10日(日)21時38分12秒

うわっ!泣くなよ!

「ごめんごめん、嘘だって。迷惑メールって奴。」
「あ、ねぇ、アドレス教えてよ。」
「いいよ。」

石川は、なんかしらないけど安心して教える事が出来た。
なぜか、普通に・・・。

「後藤せんぱ〜い!ちょっといいですか?」
「あぁ、いいよ。」

昨日の、名も知らぬ少女。

「ねぇ、名前なんていうの?」
「高橋です。高橋愛。」
「君さ、可愛いよね。もてるっしょ?」
「そんな・・・とくには・・・。」

なんとなく、屋上に来た。

「あ、授業は?」
「いいじゃないですか。」
「いや、良くないんだけど・・・。」

断わりきれない俺は、石川にメールを送る。
44 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月11日(月)15時26分11秒
思い出すんだーごっちん(w
45 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)19時00分04秒

名無し読者さん、ありがとうございます。
ちょっと分かり難いかもしれませんが、(自分もわかんないです)
最後までお付き合いください。
46 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)19時11分41秒

【悪い。授業サボる。先生にごまかしといて。】

これでいいだろ。

「んで、用は?」
「本当に何も覚えてないんですか?」
「あぁ、うん。けど・・・。」
「けど・・・?」
「誰かを好きになってたみたいなんだよ、俺。」
「それは・・・?」
「わかんない。てか、俺が教えて欲しいくらい。」

一緒にいて、楽しくて、からかいようがあって・・・
でも、まだわかんないけど、今の時点で、俺はあってない。・・・・はず。

「私、負けません。その人に。」
「あ、ああ、うん。」

?!

「どうしたんですか?」
「赤い、車・・・。」
47 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)19時15分48秒

「あれですか?」
「ぁ・・・赤い・・・なんかわかんないけど・・・怖い・・・。」

俺は頭を抱えてしゃがみこんだ。

「後藤先輩っ?!」

赤くて、普通の乗用車。でも、そんな普通の車が・・・・・・
なんでかわかんないけど、怖いんだ。

「わ、悪い。何でもないからさ。」
「(まさか・・・事故の時の車の色・・・?)」

気まずい不陰気の中、屋上を後にした。
48 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)21時11分44秒

なんでだよ・・・どうして、こんな時に・・・?
ていうか、なんでびびってんの?俺・・・。

【ねぇ、平家先生、マサキの事心配してるよ?】

っか〜・・・しゃない、石川に聞くか。

【俺、赤い車苦手だった?】

よし。これでなんかわかるだろ。

【どうして・・・?】

なんでって言われてもなぁ・・・・・。

【今、車見て怖かったから。情けないけどよ。】
49 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)21時18分44秒

赤い車・・・。それって、事故に遭った時に・・・・。

『ねぇ、この川奇麗だよね。』
『そうだな。』
『ほら、あの赤い車も見てるよ。』
『うわ〜ロマンチックだね。』
『こっちくるっ!!』
『危ないっ!!』

「イヤぁー」
50 名前:ごんた 投稿日:2002年03月12日(火)17時41分35秒

「ど、どうしたんや?」
「はぁっ、はぁっ、何でも・・・ないです・・・。」
「ほんまか?じゃあ続けるで。」

マサキは覚えてないはず。でも、じょじょに思い出し始めてる・・・?
けど、私と付き合ってたことすら覚えてない。

「来週が修学旅行や。風邪ひかんように。」

平家先生は教室を出ていった。

「梨華ちゃん、どうしたんだい?」
「マサキがっ!マサキが思い出しかけてるのっ!!」
「後藤・・・ごっちんが?」
「赤い車見て・・・ゾクッとしたらしいの。」

なっちは私を見ていった。

「なら、傍にいてやれよ。いってたろ、安心できるのは梨華だって・・・。」
「うん。」

廊下に出て、辺りを見渡した。

51 名前:ごんた 投稿日:2002年03月12日(火)17時47分24秒

『俺さぁ、梨華が一緒にいてくれたら、なんつーか・・・安心できるんだよね。』
『だからいつも寝てるのぉ〜?』
『ち、違うよ!けどまぁ・・・そうかも・・・。』

記憶のないマサキに、記憶が少しでも蘇った時、どんな想いをするんだろう?
わたしが・・・私が傍にいてあげなきゃ・・・・!!

「石川・・・。」
「マサキ、あのね・・・。」

マサキはいつもの優しそうな顔になっていた。

「なに?」
「お願い・・・があるんだけど・・・。」
「お願い?」

私はマサキの首に腕を回して、キスをした。


 
52 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月19日(火)01時20分16秒
どーーーーなんだぁ(w
53 名前:ごんた 投稿日:2002年03月21日(木)19時38分23秒

名無し読者さん、ありがとうございます。
ちょっといろいろとありまして、更新遅れました。
54 名前:ごんた 投稿日:2002年03月21日(木)19時45分54秒

「な、なにすんだよっ!」
「いいじゃない、別に。ね?」
「ね?じゃねーよ、大体お前いつも・・・!!」
「いつも?」
「俺とあうと、キスばっかしやがって!!お前はキス魔か!?」


そんなことない。けど、思い出してもらうためには・・・!!

「だって、好きなんだもん。マサキの事。」
「だ、だからって!!」
「私の事好きじゃないの?」
「え・・・?」

上目使いでマサキを見る。

「そんなこと・・・ないけど・・・・。」

照れてる照れてる♪♪真っ赤になっちゃって可愛いー♪

「じゃぁ、いいでしょ?」
「う・・・。」

そう言って、思いっきり抱き付く。
55 名前:ごんた 投稿日:2002年03月24日(日)17時49分45秒

申し訳ありません。しばらくの間、更新をストップさせて頂きます。
作者の力不足です。申し訳ありません。
56 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月26日(火)11時02分03秒
お待ちしております
57 名前:ごんた  投稿日:2002年04月05日(金)16時47分39秒

この物語は一旦休止し、新しく「妄想は恋愛の敵?味方?」を
始めます。今までどうもすみませんでした。
58 名前:ごんた  投稿日:2002年04月05日(金)16時49分28秒

>>56ありがとうございます。後藤が男というストーリーの先が思い付かず、
休止しました。申し訳ありません。
59 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時00分23秒

「うわぁ・・・すっごい・・・カッコイイ・・・へぇ・・・うひゃぁ・・・。」
「何言ってるの?」
「うわぁぁぁ!」
「人の顔見て裂けばないでよ、ったく。」

そういうとごっちんは荷物を置いて出ていった。

「どこ行くのぉ?」
「・・・・。」

シ、シカトぉ〜〜??
60 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時07分41秒

私、石川梨華は、よっすぃーこと吉澤ひとみと付き合ってまぁ〜す!
けどねぇ・・・最近、ちょっと気持ちがね。よっすぃーから離れてるんだ。
だって・・・ごっちんあんなことするんだもん・・・。

−−−−−−−−−−−−−

「眠い・・・。」
「梨華ちゃん寝てれば?」
「嫌だ。よっすぃー待ってるんだもん。」
「そ、じゃ矢口はお先にぃ〜。」

そう、レコーディングの時。楽屋で愛しのよっすぃーを待っていた。
いま、楽屋には私と・・・・ごっちん。何でか知らないけど、ごっちんは
私と極力話さないようにしてる。今だって、MD聞きながら携帯をいじってる。

61 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時12分02秒

はぁ・・・ごっちんなんでだろ〜。

「ねぇ、ごっちん。」

思い切っていってみたけど、届いてない。それもそのはず、イヤホンから
はみ出るくらい大きい音で聞いているから。

「あ、なに?」

イヤホンを外さないまま私に話し掛ける。

「あの・・・その・・・。」
「用がないなら話し掛けないで。」

さすがにこれには私も怒った。

62 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時17分04秒

「イヤホンを外してよ。なんで私と話そうとしないの?」
「・・・・?」

意味が分からない、と言ったような顔をしている。

「だから、どうしていつも私と話そうとしてくれないの?」
「・・・で?」
「で?じゃないよ、答えて。」
「前に言ったじゃん、後藤は梨華ちゃんとあわないんだよ。」
「それだけなの?」

後藤は面度くさそうに立ち上がって、私を抱き寄せる。

「ちょ、ごっちん???」
「はははっ、そういうとこは可愛いけどね。」

よっすぃーと入れ違いにブースに入る。
63 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時29分08秒
――――――
さっきから読んでる携帯のサイト娘。小説。ここのごっちんカッコ良くて、
ついつい読みながら想像しちゃう・・・。よっすぃーがいるのに・・・。でも、
最近のよっすぃーもおかしい。ボ〜ッとしてる事が多い。

私もよっすぃーもこれで終わりかなぁ・・・。けど、それより優先して
考えてしまうのが、『ごっちんと楽しく話せたらどんなに幸せかな』ってこと。
もともとごっちんがすきだったんだよね、私は。
64 名前:ごんた 投稿日:2002年04月05日(金)17時31分04秒

おひさしぶりです、森板。
優柔不断な梨華ちゃんを書きます。更新はかーなーりゆっくりで
マイペースになると思います。(空があるので)よろしくお願いしまっす。
65 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月06日(土)02時10分29秒
優柔不断な梨華たんもたまにはいいのではないかな。
更新ゆっくり頑張ってください。楽しみにしてますよ。
66 名前:ごんた               投稿日:2002年04月06日(土)17時32分54秒

いしごま防衛軍さん:そいって頂けて有り難いです。
          優柔不断な梨華ちゃん、謎のごっちん、ストレートな
          よっすぃー。この3人を上手く書けるかどうかですね。
          ・・・・・私には無理です。 
67 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時36分33秒

元々はごっちんに憧れてはいったんだけど、態度がすっごく冷たくて、
ずるずるそのままよっすぃーと付き合っている。けど、最近よっすぃーにも
新しく出来たみたいなんだよなぁ・・・・好きな人。

「おはよぉ〜ございま〜す。」
「あ、愛ちゃんに理沙ちゃん。」
「先輩、これしってます?」

渡されたのは、何処かのサイトのアドレスだった。
68 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時46分20秒

「いろんな小説があって、カップリングとかあるんですよ。だからそれに習って
 告白してきちゃいました!そしたら、考えとくって♪」
「ちょ、ちょっと待って誰に?」
「安心してください、吉澤先輩じゃなくて、後藤先輩です♪カッコイイと思いませ
 ん?しっかり自分の意志もってて、クールでたまに笑う笑顔が素敵で、もう
 最高ですよね!」

そんなぁ・・・。ぐずぐずしてると愛ちゃんに取られちゃう・・・。
69 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時48分25秒

「『あぁ、今すぐ返事できないから。考えとくよ。』って。」
「私はそういう先輩いないんで応援するんです!」
「そっか、頑張って。」

そこへ、ごっちんが登場。
70 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時51分03秒

「・・・・・。」
「後藤先輩!お願いがあるんですけど・・・。」
「?何?」

私には見せないような優しい笑顔で愛ちゃんと話してる。・・・・ずるい。

「手をつないでいたいんですけど・・・。」
「それは、メンバーが来るまでって事?」

そんなのだめっ!よっすぃー早く来てよぉ!
71 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時54分13秒

「いいよ。左手は駄目だけど。」
「どうしてですか?」
「ちょっとね、左手では出来ないんだ。」

愛ちゃんは嬉しそうに指を絡ませ手をつなぐ。

「あははっ、照れるなぁ・・・。」

新メンバーと一緒に笑ってる。よっすぃーと付き合ってなければ・・・!
私って馬鹿だ。この時、無性によっすぃーの存在が邪魔に思えたんだから。
72 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月06日(土)23時04分03秒
ごっちんの行動が不可解ですなあ。なにがあるんだろう。
梨華たんよっすぃーの存在邪魔に思わなくてもいいではないか。
まがりなりにも付き合ってんだからなあ。
ごっちんまさか!!
更新楽しみにしています。
73 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時43分37秒

「後藤先輩、綾小路文麿似合ってますよ。いいなぁ、って思います。
 石川先輩が羨ましいですよ。」
「そぉ?でもあれってさぁ、文麿結局梨華ちゃんの事好きじゃないんだよね〜」
「え、そうなんですか?!」
「だってずっと前に保田おばぁちゃんにいわれた時、頷かなかったじゃん?」
「そういえば・・・じゃあ中等部の私にもチャンスはあるんですね!」
「台本がそうできればね。」

・・・・そんなのいやだい!

74 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時47分08秒

「おはようございま〜す。」
「あ、後藤さぁーん!」
「元気だねぇ、辻加護。」
「省略しないで下さいよ。それと、おばちゃんが呼んでましたよ。」
「圭ちゃんが?」

愛ちゃんと手を放して出て行くごっちん。どうしたんだろ・・・・?

「梨華ちゃん、なにボーッとしてるの?」
「恋してるのれす!よっすぃーがいながら!」
「そそそ、そんなことないよ!」

私が慌ててると、よっすぃーが入ってきた。
75 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時48分40秒

「梨華ちゃん、話があるんだ。」
「えっ?」

いきなり連れ出される私。

「あ・・・。」

目の前に、ごっちんと保田さんが・・・・。
76 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時53分58秒

「やっぱりね。梨華ちゃん、私よりごっちんのほうが好きでしょ?」
「そんなこと・・・。」
「どうして?なんで?」
「よっすぃーの事が一番好きだよ・・・・?」

強引にキスされる。

「ちょっと・・・。」
「別にいいじゃん、みつかったって。みんな知ってるんだし。」

ごっちんに・・・見られたくない・・・・。
77 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時56分58秒

「へぇ〜、朝から大胆だねぇ♪」
「ごっちん!!」
「梨華ちゃんが嫌がるんだよぉ。」
「恋人だからいいじゃんか。なにが不満なの?」

あなたに見られるのが・・・。

「後藤はうらやますぃ〜よ。ま、いいけどね。愛ちゃんとラブラブになるから♪」
「まじで?」
「そうだよ〜ん」

嬉しそうに去っていった。
78 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時59分47秒

「だって。」
「そっか・・・・。」

やっぱり悲しい私。

「そんなに好きなの?じゃぁもう終わりにする?」
「嫌っ!そんなの・・・!」

どうして、YESと言えなかったんだろう?ごっちんのほうが好きなはず・・・。
でも、どうしてもよっすぃーとも離れたくなかった。
79 名前:ごんた 投稿日:2002年04月07日(日)15時02分09秒

いしごま防衛軍さん:ごっちんは意味不明ですね。心のうちを絶対に明かさない
         ような感じです。梨華ちゃんはよっすぃーのことをどれくらい
         思っているのか、自分ではわかっていないんです。
80 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月09日(火)01時26分08秒
うむむ。梨華たんは二人とも好きなんですね。
無理矢理納得。更新が楽しみ。
81 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時41分45秒

>>80ありがとうございます。無理矢理すいません・・・。
 なんか最近頭がボーッとしてすっきりしないんですよ。
 ・・・というわけで内容が????になるかもしれませんが、
 大目に見てやってください。     
82 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時44分43秒

楽屋に戻るとみんな来ていた。

「zzzz・・・・。」

端っこで愛ちゃんと毛布被って寝ているごっちん。

「後藤!高橋!起きろっ!収録行くよ!」
「ふぁ〜・・・。愛ちゃん、起きて。収録始まるって。」

微笑ましい二人をじっと見ている私。
83 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時48分32秒

「ごっちん、ちょっといい?」
「なんで?もう始まるよ。」

無理矢理ひぱって最後尾に連れ出す。

「?!」

ごっちんはようやく左手を握っている事に気が付く。

「り・・り・・梨華ちゃん・・・。放して・・早く・・・。」

嫌だもんね〜。ごっチンの秘密を・・・あれ?

ごっちんの左手、ドンドン震えていってる・・・。
84 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時50分35秒

「お願い・・・放して・・・。」

訳アリだな、と思い、放してあげた。

「っはぁ、はぁ、お願いだから、左手は握らないで!わかった?!」

フラフラしながらごっちんはスタジオに入っていった。


何がいけないの??


85 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月12日(金)00時20分31秒
いったいごっちんに何が!?
86 名前:ごんた 投稿日:2002年04月14日(日)21時29分16秒

>>85なにがあるんでしょう?梨華ちゃんがそろそろと秘密を暴きます。
87 名前:ごんた 投稿日:2002年04月17日(水)20時06分34秒

「どうしたんだろ・・・?」

フラフラしながら歩く後藤を見て、いっそう秘密を
暴きたくなった。

「ごっちん、どうして握っちゃいけないの?」
「・・・・・・別に。」
「どうしてフラフラになるの?」
「・・・・・別に。」

あっさりとした答えにむっとする石川。

「あのさ、人に知られたくない事とかあるでしょう?」
「けど。」
「・・・・仕事終わったらちょっと残ってて。」

手をひらひら振り足早に歩いていった。
88 名前:ごんた 投稿日:2002年04月17日(水)20時43分24秒

「ねぇ、一体何がわけあるの?」
「昔々ある所に・・・・。」

真剣に話す後藤を馬鹿らしく思う石川。

「信じてないでしょ?」
「え、ええっ?!本当なのっ?!」
「いや。」
「(そんなあっさり・・・。)」
89 名前:ごんた 投稿日:2002年04月17日(水)20時49分52秒

「ひかないでよ。教えたくないんだけどなぁ・・・。」
「どうして?」
「だって梨華ちゃん、〇〇〇〇なんだもん。」
「お・ま・ぬ・けってこと?」
「そう。ま、本題に入ると、後藤は伝統でこうなってんの。」
「でんとお?」
「そ、後藤家は代々そうなの。左手握られると、力抜けるんだよね。
 愛ちゃんには言ってあるけど。」

石川は驚いた。 自分より、高橋??
90 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月19日(金)17時24分30秒
なっなんと!!
しかしながら、梨華たん今のところ高橋にボロ負けですな。
91 名前:オムらいっすぅ 投稿日:2002年04月30日(火)22時39分26秒
梨華ちゃ〜ん、頑張れ〜!!愛ちゃんに負けるな〜!!
すごいです、かなり話に引き込まれました。
「君に届け」の続きもよかったです。「君に届け」は呼んでいたのですが、
最近ここに来てなかったので続きがあるとは知りませんでした。

続き、期待してます!梨華ちゃんに愛を!
92 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時05分58秒

>>90ボロボロです。最高に。梨華ちゃんがどう挽回するか、
  お楽しみに。いつもレス下さって嬉しいです。

>>91そうですか?!嬉しい限りですよ、本当!
  「君に届け」懐かしい♪うれしいです。オムらいっすぅさんの
  作品、読んでます!楽しみです。
 
  
93 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時08分20秒


「ねぇ、ごっちん。」
「んー?」

ニギッ。

「っ・・・・!!」

石川は思いっきり強く握り締め、後藤を気絶させた。





94 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時12分22秒

たおれている後藤を石川は抱きしめる。

「ごっちん・・・誰にも渡したくない・・・・。」

石川は後藤のぬくもりを確かめるように強く強く
抱いた。
「絶対負けない。」

石川は決心した。



だが、この事を本当は高橋に話していなかった。

石川にだけ、内緒で話したのである。
95 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時17分35秒

ごめんなさい!これ以上更新出来名いっす。
なんか集中できなくて・・・・
明日頑張ってこうしんします!
ほんとうにごめんなさい
96 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月08日(水)01時38分44秒
うむむ。梨華たんは何をしようというのか。
そしてごっちんの気持ちは?
更新楽しみに待っています。
97 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)13時15分33秒

>>96ありがとうございます。ごっちんの気持ちは・・・・・・
  梨華ちゃんは高橋ちゃんに勝負を・・・!
 
98 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)20時48分35秒

「はっ・・・・!もう誰もいないじゃん、このスタジオ・・・。」

後藤はまだ気絶しているし、辺りには誰もいない。

「ごっち〜ん・・・・!!(泣」

壁にもたれて後藤は気を失っている。

「どうしようかなぁ・・・・。」

石川はおろおろしているだけ。

「ごっちん・・・・。」

ずるっ・・・・
99 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)20時52分49秒

ドカッ!!

「きゃぁっ!!ごっちん!」

上半身がするすると横に滑り床に頭をぶつけた。

「ん〜いたたたたた・・・。」
「(やばい、やばいよっ!怒るっ・・・!)」

ソファーの後ろに隠れる。

「ふぁ〜、ったく、梨華ちゃんを信じるんじゃなかった。あ〜あ、
 本当に愛ちゃんに言ってればよかったかな?」
「(えっ?)」
「なんか帰ってるし・・・(怒。」

荷物を持って出て行く。
100 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)21時07分02秒

「あいてないんだけどなぁ。」

石川が追いかけていくと、案の定後藤はボ〜ッと立っていた。

「あ、開いてない。まぁいっか。」
「(ユルいよ!ユルいってごっちん!!)」

こっちに戻ってくる。

「だぁれ?」
「!!」
「どうせ梨華ちゃんでしょう?」

後藤が言った。
101 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)21時10分24秒

「販売機の影に写ってるんだけど。」
「ごめん。」
「ったく、どうしてくれるのさ。帰れないじゃん。」

後藤はロビーの椅子に座った。

「ねぇ、ごっちん?」
「なに(怒。」
「どうして明かり付いてるんだと思う?」
「・・・・そういえば。」

誰もいないのに明かりが点いている。
誰かがいる、ということ。

102 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月10日(金)16時29分04秒
いったい誰がいるんでしょう。気になる。
でも、今はごっちんと梨華たんの二人っきりということですな。
更新楽しみに待っています。
103 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)16時53分59秒

>>102誰がいるんでしょうか?まだ闇の中・・・・。
   二人っきりで・・・・
104 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)16時57分19秒


「どうでもいいけどさぁ!どうして手を握ったわけっ?!」
「だ、だって・・・。」
「梨華ちゃんにはよっすぃーがいるし、後藤には愛ちゃんがいる!
 なのに今回の事で変に思われたくないのは梨華ちゃんでしょ!!」

クールな後藤がいきなり怒り始めた。

「大体、いつだって理不尽なんだよ!」
「ごっちんが好きなの!!」




「・・・・・・はっ?」



105 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)17時03分30秒


「よっすぃーがいることはわかってるけど・・・・。私はごっちんが好きなの・・・。
 だから、抱きしめる為に・・・。」

俯いて話す石川に後藤は言った。

「困る!そんなこといわれても後藤は・・・それによっすぃーが可哀相だよ!」
「そうだけどぉ・・・・。」

後藤は荷物を置いてソファアに座った。

「・・・よっすぃーがどれだけ梨華ちゃんの事想ってるか知らないの?」
「・・・・。」
「毎日毎日相談されて、『梨華ちゃんって幸せだな』っておもった。
 なのに、そうだったんだ。」
「・・・・・。」
「そんなに後藤が憎いの?!じゃぁいいよ!もう綾小路文麿だって辞めてやる!!」
「え?」

後藤は足早に何処かへいった。

 
106 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)17時09分05秒


「どうしてそうなるの・・・?ねぇ、ごっちん?」

石川は残されて一人泣いていた。

――――

「そんなに・・・憎いんだ・・・そんなに嫌われてたんだ・・・・。」

後藤は屋上にいた。

「よっすぃーを使うなんて許せない!いくらごとうが嫌いで、よっすぃーとの中も
 引き裂こうとしてるからって・・・。」

ソロ活動をしているごとうにとって、メンバーが自分をどう想っているかが
一番気になっていた。

「くそぉ・・・・この手さえ・・・・この手さえ・・・・。」

左手をギュッと握り壁をたたいた。
107 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時03分26秒
「後藤が嫌われる理由が、わからないよ。」

梨華ちゃんに嫌われるはずがない。
だって、ほとんど何も話していないのだから。

「なっちとか、やぐっつぁんとかなら解るけど。」

無意識に避けている事を後藤が気付くはずが無い。

「よっすぃーとは絶対に仲が良いままで居たい。」



それがたとえ・・・・・石川をも敵に回す事になっても。


それだけ吉澤の存在が必要なのだ。


自分の居場所がほしいのだ。
108 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時09分20秒
「ごっちんが好きなの!」


んな馬鹿な話があるはずが無い。

大体付き合っているのに、なぜ後藤が?

ははは。。。呆れちゃうよ、ほんと。

梨華ちゃんって、いい加減な人なんだね、
それがほんとなら。


Piriririri!


「もしもし?」
『ごっちーん?梨華ちゃんしらない?』
「スタジオ。梨華ちゃんの所為で閉じ込められちゃった。」
『ってことは二人きり?!』
「安心してよ、変なことしないから。」
『したら怒るよ?』
「悪友の恋人取らないって。」
『そっか、ごっちん梨華ちゃん好きじゃないもんね。』
「そうだよ、向こうもそうみたいだし。」

『・・・・それはないよ。』

「え?」
109 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時17分26秒
『梨華ちゃんはごっちんのこと好きなんだよ。』
「よっすぃーまでそんなこというの?!」
『え?』
「二人してそんなに後藤が憎い?!」
『ど、どうして?』
「梨華ちゃんもそう言った。そんなはずないじゃん。
 そうやって後藤を・・・・。」
『何いってんのさ、ごっちん。本当だよ。』
「っ・・・・?よっすぃーどうしてそんな平然と言えるの?」
『だってなんかもう、梨華ちゃん私なんか眼中に無いって感じ。』


そんな・・・よっすぃーが、可哀相だよ・・・・・


『だけど、私は諦めない!いいよね?』
「い、いいよ、っていうか当然でしょ?」
『じゃ、おやすみ。梨華ちゃんを一晩だけあずけるよ。』
「う、うん。」

そう言って電話を切った。
110 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時26分01秒

フラフラと屋上を出て、廊下を歩いていた。

「ごっちん!」
「梨華ちゃん・・・・。」
「探したんだよ!怖かったんだから!」

後藤の目には今、何も写っていない。

「ごっちん?」
「・・・・どっちを選択すれば良い?」
「え?」
「梨華ちゃん、ロビー行こう。」
「う、うん。」

ロビーに着き、石川をソファアに寝かせ、
自分の着ているジャンパーをかけてやった。

「・・・・?」
「寝てて良いよ。後藤は起きてるから。」
「でも・・・。」
「いいから。」
「ありがとう・・・。」

後藤はそれ以上何も言わなかった。

111 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時26分41秒

更新終了。
112 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月19日(日)00時33分00秒
なんともいったいどうなるんでしょうか?
気になる。更新楽しみに待っています。
113 名前:ごんた 投稿日:2002年06月16日(日)21時22分51秒

>>112ごっちん、多少怖くなってます。
   
114 名前:ごんた 投稿日:2002年06月16日(日)21時29分10秒


「さぁて。」

後藤はイヤホンを着けて音楽を聞いた。

シャカシャカシャカシャカ・・・・


あれ?


これ、後藤のじゃない。
よっすぃーのMDだよ!!

そっかぁ、鞄一緒だから間違えちゃったのかな。
ま、趣味も似たようなもんだからいっか。


「・・・・・・これって?」


なぜか昔のラジオが録音されていた。

Converted by dat2html.pl 1.0