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悪魔のキス
- 1 名前:ごんた 投稿日:2002年01月28日(月)15時24分07秒
- スレッドが足りなくなったんで、引越ししました。
これからもよろしくお願いします。
前の『君に届け』の中でやったわけですが、途中から
書こうと思ってます。
読みにくい、内容が変だ、などの点もありますが、ご了承ください。
- 2 名前:ごんた 投稿日:2002年01月28日(月)15時44分32秒
- いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
ごっちんはその夢の中で、自分の大切な人の
意味をよく理解したんです。
- 3 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)18時15分33秒
とり返しのつかないという事が、どれだけ大変な事なのか、
こんな時になって、ようやくわかった。みんながいなきゃごとーは
何も出来ないんだという事。メンバーがいる事、当たり前だと思ってた。
けど、恋愛の対象として好きなのは、誰?
安心できる存在はごとーの回りに幾人もいる。けれど、ごとーが
好きだ、と言った人は、2人もいる。これじゃあ、しめしがつかないよね・・。
でも、死んじゃったから、関係ないか・・・・。
- 4 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)18時19分51秒
けど、他に何も考えなくていいこういう時に考えた方がいいなぁ・・。
「梨華ちゃんか、市井ちゃんか・・・。」
問題です。崖で落ちそうになっているひとがいます、市井ちゃんと
梨華ちゃんです。どっちか一人しか、助ける事はできません。
どっちを選ぶ??
- 5 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)18時23分09秒
そんなの、答えらんないよ。けど、けど・・・。
ごとーがはっきりしなかったから、梨華ちゃんは悪魔に身を売ったんだ。
なら、梨華ちゃん?そうだけど・・・やっぱり市井ちゃん?
どっちもごとーにとって、すっごく大切な存在。
手放す事なんて、絶対にできないよ。
神様、ごとーはこのまま死んでいった方がいいんですか・・・・?
- 6 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)20時49分57秒
- (石川視点)
ごっちんは、どんな夢を見てるんだろう・・・・。
辛い夢じゃなきゃいいけど・・・・。
「後藤はきっと、自分を見詰め返してるんだよ。誰にも邪魔されない、
ゆっくり考える事の出来る場所で・・・。」
それって、しんじゃったって意味じゃないんですか?
「とりあえず、これからの事考えよう。」
これからのことって・・・そんなの・・・。
- 7 名前:ごんた 投稿日:2002年01月29日(火)20時57分58秒
「まず、そーだなー。ハロモニとかも困るし・・・。」
「こまったよ・・・」
ライブとか、収録とか、新曲のレコーディングとか・・・・。
「つんくさんに相談しなきゃ・・・。」
やることが多すぎる・・・・。モーニング娘。には、ごっちんが必要なの・・。
だから、頑張って生き延びて・・・・・。
- 8 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年01月30日(水)00時31分10秒
- うーむ、ごっちんに梨華ちゃんといちーちゃんのどちらかを
選ばせるのは難しいのではないでしょうか。でも、この壁を乗り越えないと
ごっちんは先に進めないような感じがしますね。
とにかく頑張れごっちん!!
頑張れごんたさん!!
- 9 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)19時57分48秒
- 私も、ごっちんに選ばすのは困難かな、
と思ったんですが、市井ちゃんが好きなら、
梨華ちゃんに嘘をついた事になってしまい、
梨華ちゃんが好きなら、今までの自分って
なんなのか、と深く疑問に思うと思ったので。
応援、ありがとうございます。
とってもうれしいです。また、読んで下さってる
方々、本当にありがとうございます。
- 10 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)20時03分56秒
- ごっちんが危篤状態のままになってから、
はや一週間がたとうとしていた。
「答えが見つかったら、きっと帰ってくるよ。」
市井さんはそういうけれど、ごっちんにばかり
悩ませて私はなんにも苦労とか悩みなんて
なくっていいのかどうか・・・・・。
「梨華ちゃん、仕方ないよ。ごっちんの分まで
頑張ろう。」
メンバーには本当の事をいった。
ごっちんはあんな風に書いてたけれど、
私は納得できない。自分がしてしまった事に、
嘘をつくなんて。まして、テニス部時代、後輩に
言ってきた言葉なんだから・・・・。
「石川〜お見舞いいこうぜ!」
「は、はい。」
矢口さんと行く予定だったんだ。
- 11 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)20時11分28秒
- 病室に入ると、看護婦さんが私を呼んでいた。
「石川さん!早く来てください!」
「は、はい!あの、矢口さんは・・・。」
「申し訳ないですが、廊下で待っていてもらえ
ますか?それと、市井さんを呼んで下さい。」
嫌な予感がした。ごっちんがまさか死んじゃった?
それとも、意識が戻った?
意識が戻ったわけがない。矢口さんを廊下に出すって
ことは、重要な、大切な内容なんだ・・・・。
「石川!はやくはいれ!」
「い、市井さん??」
たまたまお見舞いに来る途中だったらしい。
「ご、っちん・・・・!?」
なんと、ごっちんは目を開けて上を向いていた。
「梨華・・・ちゃん。いちー・・ちゃん・・。」
- 12 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)21時00分39秒
- 「ごっちん・・・!目が覚めたの??」
「ん・・・。」
ゆっくりしゃべろうとするごっちんを、
私は抱きしめた・・・。
「梨華・・・ちゃん・・・?」
「ごめんね、私のせいで・・・・。」
「石川?」
みんなびっくりした顔をしている。
「悲し・・かった・・・?」
「うん、そりゃかなしかったよ。でも、私がいけないんだから。」
「悲しみ・・ほど・・人を思う事は・・ない。悲しみ・・・とは・・
美しいもの・・なのだ・・・。」
「なにいってんの・・。」
涙が出てきた。ほんと、安心したよ・・。
- 13 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)21時07分59秒
- 「へへへ・・。」
「後藤。もう体へいきなのか?」
「ん・・ぼーっとするだけ。」
いつもじゃん、と思いそれと同時に
いつものごっちん、それはごっちんが
意識を取り戻した証明なんだ!!
それを思うと、また涙が溢れちゃう・・・。
「涙とは・・我のためにあり・・友のために・・
ある・・・その思いやりる心が・・あるから・・美しく
光の・・だ・・・。あはっ・・。」
綾小路文麿口調でいうごっちんがいとおしい。
「ごとーは・・・。答えを・・だした、よ・・・。」
- 14 名前:ごんた 投稿日:2002年01月30日(水)21時10分06秒
- 作者です。ごっちんの台詞の詩、
考えるの大変だったんで、前に言ってた
ようなことをオリジナルにして書きました。
けっこう、疲れました・・・。
- 15 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年02月10日(日)23時24分07秒
- やっと復活しましたね。嬉しいかぎりです。
ごっちんも生きててよかった。ごっちんはどういう答えを出したのか
すごい気になってました。更新楽しみに待っています。
ごんたさん、頑張ってください。
- 16 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月14日(木)00時35分47秒
- お待ちしております(w
- 17 名前:名無し読者 投稿日:2002年02月23日(土)13時42分46秒
- ごんたさ〜ん
待ってます(w
- 18 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時27分03秒
いしごま防衛軍さん、ありがとうございます。
ひぱったまま、途切れちゃって・・・。
名無し読者さん、ありがとうございます。
バレンタインの日ですね?タイムリーな・・。
名無し読者さん[2]ありがとうございます。
今日から頑張ります。
みなさん、すみませんでした。このサイトに来る事がなかなか
出来なくって、他のサイトで書いてました。久しぶりに戻ってこれて、
本当にうれしいです。これからも、よろしくお願いします。
- 19 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時40分15秒
- (後藤視点)
ごとーは・・・どっちも、大好きだよ。
市井ちゃんはデビュー当時、心の支えに
なってくれ、安心できて心を許せる存在に
なったんだ。ごとーって、初対面の人には
結構無愛想だったのに、市井ちゃんと会って
変わった。今じゃ、進んで新メンの面倒とか
みてるし。
- 20 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時41分13秒
-
−−けど。ごとーが市井ちゃんに対して
恋愛感情を持っちゃったから、卒業と言う形で、
ごとーの前から消えていった・・・・・・。
梨華ちゃんはそんなごとーの心を見透かしたように
いろいろ優しく接してくれた。きつく当たったりも
したけど、いつもいつもごとーの事を思っててくれた。
だから、もしもまた、ごとーが梨華ちゃんに恋愛感情を
持ってしまったら、辛い別れをしなくちゃいけないんだ!
- 21 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時41分51秒
- =
だから・・・本当に辛いけど。ごとーは二人にそういう感情を
持つ事を止めようと思う。そうすれば、別れなくったっていい。
ずっと、ずっと一緒にモーニング娘。としてやっていける。
自分の感情を押し殺せば、一緒にいられる。簡単な事。
ごめんね、梨華ちゃん、市井ちゃん。
ごとーはもう別れなんてしたくなから、距離を置いていこうと思う。
- 22 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時42分22秒
- 《本当に、それでいいの?》
え?だ、誰?
《あなたは絶対に心からそんな事思ってないはず。》
うるさいな!だって、これしかないじゃんか!
《残された二人はどうなる?》
ど、どうなるって言われても・・・・。
《どっちかを選んだのなら、二人は納得するけど。
二人とも選ばず、距離を置くなんて・・・・!!》
- 23 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時42分53秒
- じゃあ、どうすればいいんだよ!!
《石川さんの方が、好きなんでしょ?だったら、それでいいじゃない!
なんで自分の気持ちにうそつくわけ?あなた、結局は自分を
守ってるだけじゃない!向こうの気持ちなんてこれっぽっちも
考えてない!!石川さんは、自分のせいだって思っちゃうじゃない!》
どうして!ごとーが嫌ったわけでも、悩みぬいて死んだ、わけ・・でも・・
《大事な事を忘れているの。あなたは石川さんを助けて、けど今度は
自分が苦しくて、死んだでしょう?このままじゃ、梨華ちゃんは自殺
するかも、って、ここに来た時思ったんでしょう?》
けど、それはごとーが自殺したからで、別に今言った意味は・・・・
- 24 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時43分27秒
- 《関係ある!気持ちを押し殺したのよ?!自分のせいでそんなにさせた
なんて思ったら、おんなじことじゃない!」
・・・・・・そうか。
《ね。意識を戻るように、魔法をかけてあげる。だから、ちゃんと気持ちを
伝えるのよ。》
ちょっと待って!魔法、って事はあなた・・・!!
強烈な眠気がやってきて、意識を失った。
- 25 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)19時43分57秒
- (石川視点)
答え?答えって、何の事?
「ごとーは・・梨華ちゃんが、誰よりも好き・・なんだよ・・・。」
ごっ・・ちん?
「だから、もう安心して。両思い、だから。」
市井さんは??
「ちぇ、後藤は別れをいいに市井をよんだってわけね。」
「ごめん。市井ちゃん。」
ごっちんは私の大好きな笑顔で思いを言ってくれた。
悪魔のキスが、一つだけいいことをしてくれた。
それは、ごっちんと私を素直にさせてくれた。
- 26 名前:ごんた 投稿日:2002年03月06日(水)20時24分42秒
終了です。明日からは、一応新しい作品を、と思ってます。
読んで下さって、ありがとうございました。
ちなみに・・・『旅立ちの日に』は、こちらでは掲載しない予定です。
ご了承ください。
- 27 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年03月07日(木)01時40分18秒
- すんごく待ってましたよ。ごっちんと梨華ちゃんの気持ち
が通じ合えてよかったです。すんごい感動しました。
読ませていただきありがとうございました。そしてこれからも
よろしくおねがいします。新作楽しみに待っていますよ。
- 28 名前:ごんた 投稿日:2002年03月07日(木)14時27分08秒
- いしごま防衛軍さん、お待たせしてすいません。
読んで下さって、本当にありがとうございました。
これからも、期待に応えられるよう、頑張ります。
- 29 名前:ごんた 投稿日:2002年03月07日(木)14時27分45秒
- 『Be ALive now』
私は、二年前彼氏を亡くした。
彼の名は、後藤真唆希。
私を庇って、交通事故で他界した。
2001年、5月。修学旅行への計画が
始まり始めた頃。転入生が来た。
「こんにちは。後藤政輝です。」
「あぁぁぁぁぁ!!」
私は大声を出してしまった。
「あ、あぁ・・・後藤君・・!!」
「え?あ、はい。」
「石川だよ、石川梨華!!」
「あの・・?」
うそでしょ?覚えてないの?!
「真唆希でしょ?政輝じゃない!!」
- 30 名前:ごんた 投稿日:2002年03月07日(木)14時36分23秒
- 「えっと・・?」
「覚えてないの・・!?」
「すいません・・・。」
「なら・・・!!」
私は強引に彼の胸座を掴み、
顔を寄せ、キスをした。
「??!!」
「い、石川さん!!」
私は唇を放し言った。
「これでも思い出せないのっ?!」
「だから、しらないんですよっ!!」
ショックな私は教室を出た。
「(誰だ・・・?なんか懐かしい・・・。)」
「・・覚えてないんだ・・・。」
彼は、記憶喪失なのかな・・・?
- 31 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時43分33秒
- それとも、人違い?
うそ!だって、マサキ左耳に私があげたイヤリングしてたもん!
私の右耳に付いてるペアのが・・・。
いっつもクールで、時々見せる笑顔が可愛くって、ちゃんと私を思っててくれる。
そんなマサキは、もういないの?!
そんなの、嫌だよ・・・・。
「石川先輩!どうしたんですか?こんな所で。」
- 32 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時47分18秒
「あ、加護ちゃん・・・。」
「泣いてるんですか?なんかあったんですか?」
「マサキが帰ってきたの・・・・。」
「後藤先輩が・・・・?!でも、その、先輩は確か・・・。」
「そう。事故に遭った。けど、姿を消した。そうでしょ?」
「まぁ、そうですけど・・・。」
「でも、彼ね、私の事覚えてないの。なんにも。」
加護ちゃんはだまった。
「そんなことって・・・・。」
- 33 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時53分47秒
チャイムが鳴り、マサキはよっすぃ〜と一緒に話していた。
「俺、あの石川って子知らないんだけど・・・。」
「あぁ、だろうな。けど、俺らも親友だったんだぜ?」
「そうなの?」
もともと気が合っていた二人は瞬く間に仲良しになっていった。
「お前、これから気をつけろよ。」
「なんで?」
「後藤真唆希、吉澤ひとみ、安部なつみ。中学校からの御三家だよ。
人気あんの、俺達。」
「へぇ〜。」
「うれしくない?」
「いや、俺そういうの興味ないって言うか・・・。」
「っかー・・・。もったいねー奴!」
- 34 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)17時57分34秒
それから私は、マサキと仲良くなれて、修学旅行の班も一緒になった、
6月の頃・・・・。
「後藤先輩!」
「ん?なに?」
「ちょっとお話が・・・。」
「あぁ、いいよ。石川、先に吉澤と帰ってて。」
「・・・わかった。」
彼は鈍感なのだろうか?告白される事をまったく分かっていないみたいだった。
- 35 名前:ごんた 投稿日:2002年03月08日(金)18時00分08秒
「何、話って。」
「実は、そのぉ・・・。」
なんだ?なんかしたっけな、俺。
「なんか相談?」
俺が、前かがみにしゃがんだ瞬間________
「?!」
みずしらずの女の子に、抱き付かれた。
こういう時って、どうすればいいんだ??
吉澤なら、うまくすり抜けるだろうな・・・・。
- 36 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)17時42分40秒
「どうしたの?」
「・・・・実は・・・。」
じれったいなぁ・・・。なんだよ。
「私、先輩の事好きなんです!」
「うん、それで?」
「え・・・だから、付き合ってください。」
「・・・・う〜ん。友達ってんじゃ駄目?」
「はい、ありがとうございます!!」
無邪気に喜んでるよ。可愛いなぁ・・・。
あれ?前にも、どっかで・・・。
『良かった!これで両思いだね!』
そういう君は、誰?
- 37 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)17時46分53秒
どっかで聞いた事のある言葉。
そいつといると、安心できて、素直になれて・・・。
けど、誰かはわからない。一体誰なんだ?
「誰だ・・・?俺の知らない、恋人・・・。」
謎は深まる一方だった。
「吉澤に聞いてみるか。」
- 38 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)18時19分06秒
次の日、学校へ行くと、石川が泣いていた。
「どうしたんだよ。」
「マサキぃ・・・・マコちゃんが・・・・。」
「は?マコちゃん?誰?」
吉澤が話し始めた。
「小川真琴って言ってさ、お前の事めっちゃくちゃ好きなんだよ。
それで、帰ってきた事が分かって、いじめを・・・。」
「しんじらんねーよ。やきもちやかれまくってるんだぜ、お前。」
俺が・・・?俺のせいで、石川はいじめにあったのか?
- 39 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)18時22分48秒
「そいつ何組?」
「確か、5組だよ。」
席を立ち、教室を出る。
「お、おい、後藤!」
「やめろって!あいつなにすっかわかんないんだぜ!?」
「んなこと知るか!!」
なにも知らない俺は、5組に入っていった。
「小川っている?」
「はい。私ですけど・・・・。」
「ちょっといい?」
- 40 名前:ごんた 投稿日:2002年03月09日(土)18時27分16秒
「なんであんな事したの?」
「あんな事って?」
「自分に聞いてみろよ。とにかく、俺、そういう奴嫌いだから。」
そういって、立ち去ろうとした。
「やっぱり・・・後藤君は・・・好きなんだ・・・。石川さんの事・・・。」
「え?別に。」
「じゃあ、なんで言いに来たの?!」
「それは、お前が変な事するからだろ。」
ヒュッ!
- 41 名前:ごんた 投稿日:2002年03月10日(日)21時27分20秒
??
「これ。私のアドレスです。かけてください。」
「今?」
「もちろん。」
俺は携帯を取り出してかけた。
「これでいいっしょ。」
安心して教室を出た。
俺が、好きだった人。間違いなく、小川じゃない。
くっそぉ〜・・・誰か教えてくれぇ〜!!
- 42 名前:ごんた 投稿日:2002年03月10日(日)21時33分11秒
授業中。
「(またかよ、しつこいな。)」
小川からのメール。
【今なんの授業?私は国語。】
なんだっていいじゃん。そう思っていると・・・・。
「後藤、なにやってんのさ。」
「あ、なっち。ちょっとね。」
「隠すなよ〜。」
「小川から変なメールくるんだよ。」
あ〜あ、とため息を吐いているなっち。
なんで?
「ま、がんばれ。」
結局、20通も届いた。
「ったくめんどくせーなぁー。」
「なにが?」
石川登場。なんか沈んでるし。
「別に。」
- 43 名前:ごんた 投稿日:2002年03月10日(日)21時38分12秒
うわっ!泣くなよ!
「ごめんごめん、嘘だって。迷惑メールって奴。」
「あ、ねぇ、アドレス教えてよ。」
「いいよ。」
石川は、なんかしらないけど安心して教える事が出来た。
なぜか、普通に・・・。
「後藤せんぱ〜い!ちょっといいですか?」
「あぁ、いいよ。」
昨日の、名も知らぬ少女。
「ねぇ、名前なんていうの?」
「高橋です。高橋愛。」
「君さ、可愛いよね。もてるっしょ?」
「そんな・・・とくには・・・。」
なんとなく、屋上に来た。
「あ、授業は?」
「いいじゃないですか。」
「いや、良くないんだけど・・・。」
断わりきれない俺は、石川にメールを送る。
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月11日(月)15時26分11秒
- 思い出すんだーごっちん(w
- 45 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)19時00分04秒
名無し読者さん、ありがとうございます。
ちょっと分かり難いかもしれませんが、(自分もわかんないです)
最後までお付き合いください。
- 46 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)19時11分41秒
【悪い。授業サボる。先生にごまかしといて。】
これでいいだろ。
「んで、用は?」
「本当に何も覚えてないんですか?」
「あぁ、うん。けど・・・。」
「けど・・・?」
「誰かを好きになってたみたいなんだよ、俺。」
「それは・・・?」
「わかんない。てか、俺が教えて欲しいくらい。」
一緒にいて、楽しくて、からかいようがあって・・・
でも、まだわかんないけど、今の時点で、俺はあってない。・・・・はず。
「私、負けません。その人に。」
「あ、ああ、うん。」
?!
「どうしたんですか?」
「赤い、車・・・。」
- 47 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)19時15分48秒
「あれですか?」
「ぁ・・・赤い・・・なんかわかんないけど・・・怖い・・・。」
俺は頭を抱えてしゃがみこんだ。
「後藤先輩っ?!」
赤くて、普通の乗用車。でも、そんな普通の車が・・・・・・
なんでかわかんないけど、怖いんだ。
「わ、悪い。何でもないからさ。」
「(まさか・・・事故の時の車の色・・・?)」
気まずい不陰気の中、屋上を後にした。
- 48 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)21時11分44秒
なんでだよ・・・どうして、こんな時に・・・?
ていうか、なんでびびってんの?俺・・・。
【ねぇ、平家先生、マサキの事心配してるよ?】
っか〜・・・しゃない、石川に聞くか。
【俺、赤い車苦手だった?】
よし。これでなんかわかるだろ。
【どうして・・・?】
なんでって言われてもなぁ・・・・・。
【今、車見て怖かったから。情けないけどよ。】
- 49 名前:ごんた 投稿日:2002年03月11日(月)21時18分44秒
赤い車・・・。それって、事故に遭った時に・・・・。
『ねぇ、この川奇麗だよね。』
『そうだな。』
『ほら、あの赤い車も見てるよ。』
『うわ〜ロマンチックだね。』
『こっちくるっ!!』
『危ないっ!!』
「イヤぁー」
- 50 名前:ごんた 投稿日:2002年03月12日(火)17時41分35秒
「ど、どうしたんや?」
「はぁっ、はぁっ、何でも・・・ないです・・・。」
「ほんまか?じゃあ続けるで。」
マサキは覚えてないはず。でも、じょじょに思い出し始めてる・・・?
けど、私と付き合ってたことすら覚えてない。
「来週が修学旅行や。風邪ひかんように。」
平家先生は教室を出ていった。
「梨華ちゃん、どうしたんだい?」
「マサキがっ!マサキが思い出しかけてるのっ!!」
「後藤・・・ごっちんが?」
「赤い車見て・・・ゾクッとしたらしいの。」
なっちは私を見ていった。
「なら、傍にいてやれよ。いってたろ、安心できるのは梨華だって・・・。」
「うん。」
廊下に出て、辺りを見渡した。
- 51 名前:ごんた 投稿日:2002年03月12日(火)17時47分24秒
『俺さぁ、梨華が一緒にいてくれたら、なんつーか・・・安心できるんだよね。』
『だからいつも寝てるのぉ〜?』
『ち、違うよ!けどまぁ・・・そうかも・・・。』
記憶のないマサキに、記憶が少しでも蘇った時、どんな想いをするんだろう?
わたしが・・・私が傍にいてあげなきゃ・・・・!!
「石川・・・。」
「マサキ、あのね・・・。」
マサキはいつもの優しそうな顔になっていた。
「なに?」
「お願い・・・があるんだけど・・・。」
「お願い?」
私はマサキの首に腕を回して、キスをした。
- 52 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月19日(火)01時20分16秒
- どーーーーなんだぁ(w
- 53 名前:ごんた 投稿日:2002年03月21日(木)19時38分23秒
名無し読者さん、ありがとうございます。
ちょっといろいろとありまして、更新遅れました。
- 54 名前:ごんた 投稿日:2002年03月21日(木)19時45分54秒
「な、なにすんだよっ!」
「いいじゃない、別に。ね?」
「ね?じゃねーよ、大体お前いつも・・・!!」
「いつも?」
「俺とあうと、キスばっかしやがって!!お前はキス魔か!?」
そんなことない。けど、思い出してもらうためには・・・!!
「だって、好きなんだもん。マサキの事。」
「だ、だからって!!」
「私の事好きじゃないの?」
「え・・・?」
上目使いでマサキを見る。
「そんなこと・・・ないけど・・・・。」
照れてる照れてる♪♪真っ赤になっちゃって可愛いー♪
「じゃぁ、いいでしょ?」
「う・・・。」
そう言って、思いっきり抱き付く。
- 55 名前:ごんた 投稿日:2002年03月24日(日)17時49分45秒
申し訳ありません。しばらくの間、更新をストップさせて頂きます。
作者の力不足です。申し訳ありません。
- 56 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月26日(火)11時02分03秒
- お待ちしております
- 57 名前:ごんた 投稿日:2002年04月05日(金)16時47分39秒
この物語は一旦休止し、新しく「妄想は恋愛の敵?味方?」を
始めます。今までどうもすみませんでした。
- 58 名前:ごんた 投稿日:2002年04月05日(金)16時49分28秒
>>56ありがとうございます。後藤が男というストーリーの先が思い付かず、
休止しました。申し訳ありません。
- 59 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時00分23秒
「うわぁ・・・すっごい・・・カッコイイ・・・へぇ・・・うひゃぁ・・・。」
「何言ってるの?」
「うわぁぁぁ!」
「人の顔見て裂けばないでよ、ったく。」
そういうとごっちんは荷物を置いて出ていった。
「どこ行くのぉ?」
「・・・・。」
シ、シカトぉ〜〜??
- 60 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時07分41秒
私、石川梨華は、よっすぃーこと吉澤ひとみと付き合ってまぁ〜す!
けどねぇ・・・最近、ちょっと気持ちがね。よっすぃーから離れてるんだ。
だって・・・ごっちんあんなことするんだもん・・・。
−−−−−−−−−−−−−
「眠い・・・。」
「梨華ちゃん寝てれば?」
「嫌だ。よっすぃー待ってるんだもん。」
「そ、じゃ矢口はお先にぃ〜。」
そう、レコーディングの時。楽屋で愛しのよっすぃーを待っていた。
いま、楽屋には私と・・・・ごっちん。何でか知らないけど、ごっちんは
私と極力話さないようにしてる。今だって、MD聞きながら携帯をいじってる。
- 61 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時12分02秒
はぁ・・・ごっちんなんでだろ〜。
「ねぇ、ごっちん。」
思い切っていってみたけど、届いてない。それもそのはず、イヤホンから
はみ出るくらい大きい音で聞いているから。
「あ、なに?」
イヤホンを外さないまま私に話し掛ける。
「あの・・・その・・・。」
「用がないなら話し掛けないで。」
さすがにこれには私も怒った。
- 62 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時17分04秒
「イヤホンを外してよ。なんで私と話そうとしないの?」
「・・・・?」
意味が分からない、と言ったような顔をしている。
「だから、どうしていつも私と話そうとしてくれないの?」
「・・・で?」
「で?じゃないよ、答えて。」
「前に言ったじゃん、後藤は梨華ちゃんとあわないんだよ。」
「それだけなの?」
後藤は面度くさそうに立ち上がって、私を抱き寄せる。
「ちょ、ごっちん???」
「はははっ、そういうとこは可愛いけどね。」
よっすぃーと入れ違いにブースに入る。
- 63 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月05日(金)17時29分08秒
- ――――――
さっきから読んでる携帯のサイト娘。小説。ここのごっちんカッコ良くて、
ついつい読みながら想像しちゃう・・・。よっすぃーがいるのに・・・。でも、
最近のよっすぃーもおかしい。ボ〜ッとしてる事が多い。
私もよっすぃーもこれで終わりかなぁ・・・。けど、それより優先して
考えてしまうのが、『ごっちんと楽しく話せたらどんなに幸せかな』ってこと。
もともとごっちんがすきだったんだよね、私は。
- 64 名前:ごんた 投稿日:2002年04月05日(金)17時31分04秒
おひさしぶりです、森板。
優柔不断な梨華ちゃんを書きます。更新はかーなーりゆっくりで
マイペースになると思います。(空があるので)よろしくお願いしまっす。
- 65 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月06日(土)02時10分29秒
- 優柔不断な梨華たんもたまにはいいのではないかな。
更新ゆっくり頑張ってください。楽しみにしてますよ。
- 66 名前:ごんた 投稿日:2002年04月06日(土)17時32分54秒
いしごま防衛軍さん:そいって頂けて有り難いです。
優柔不断な梨華ちゃん、謎のごっちん、ストレートな
よっすぃー。この3人を上手く書けるかどうかですね。
・・・・・私には無理です。
- 67 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時36分33秒
元々はごっちんに憧れてはいったんだけど、態度がすっごく冷たくて、
ずるずるそのままよっすぃーと付き合っている。けど、最近よっすぃーにも
新しく出来たみたいなんだよなぁ・・・・好きな人。
「おはよぉ〜ございま〜す。」
「あ、愛ちゃんに理沙ちゃん。」
「先輩、これしってます?」
渡されたのは、何処かのサイトのアドレスだった。
- 68 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時46分20秒
「いろんな小説があって、カップリングとかあるんですよ。だからそれに習って
告白してきちゃいました!そしたら、考えとくって♪」
「ちょ、ちょっと待って誰に?」
「安心してください、吉澤先輩じゃなくて、後藤先輩です♪カッコイイと思いませ
ん?しっかり自分の意志もってて、クールでたまに笑う笑顔が素敵で、もう
最高ですよね!」
そんなぁ・・・。ぐずぐずしてると愛ちゃんに取られちゃう・・・。
- 69 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時48分25秒
「『あぁ、今すぐ返事できないから。考えとくよ。』って。」
「私はそういう先輩いないんで応援するんです!」
「そっか、頑張って。」
そこへ、ごっちんが登場。
- 70 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時51分03秒
「・・・・・。」
「後藤先輩!お願いがあるんですけど・・・。」
「?何?」
私には見せないような優しい笑顔で愛ちゃんと話してる。・・・・ずるい。
「手をつないでいたいんですけど・・・。」
「それは、メンバーが来るまでって事?」
そんなのだめっ!よっすぃー早く来てよぉ!
- 71 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月06日(土)17時54分13秒
「いいよ。左手は駄目だけど。」
「どうしてですか?」
「ちょっとね、左手では出来ないんだ。」
愛ちゃんは嬉しそうに指を絡ませ手をつなぐ。
「あははっ、照れるなぁ・・・。」
新メンバーと一緒に笑ってる。よっすぃーと付き合ってなければ・・・!
私って馬鹿だ。この時、無性によっすぃーの存在が邪魔に思えたんだから。
- 72 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月06日(土)23時04分03秒
- ごっちんの行動が不可解ですなあ。なにがあるんだろう。
梨華たんよっすぃーの存在邪魔に思わなくてもいいではないか。
まがりなりにも付き合ってんだからなあ。
ごっちんまさか!!
更新楽しみにしています。
- 73 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時43分37秒
「後藤先輩、綾小路文麿似合ってますよ。いいなぁ、って思います。
石川先輩が羨ましいですよ。」
「そぉ?でもあれってさぁ、文麿結局梨華ちゃんの事好きじゃないんだよね〜」
「え、そうなんですか?!」
「だってずっと前に保田おばぁちゃんにいわれた時、頷かなかったじゃん?」
「そういえば・・・じゃあ中等部の私にもチャンスはあるんですね!」
「台本がそうできればね。」
・・・・そんなのいやだい!
- 74 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時47分08秒
「おはようございま〜す。」
「あ、後藤さぁーん!」
「元気だねぇ、辻加護。」
「省略しないで下さいよ。それと、おばちゃんが呼んでましたよ。」
「圭ちゃんが?」
愛ちゃんと手を放して出て行くごっちん。どうしたんだろ・・・・?
「梨華ちゃん、なにボーッとしてるの?」
「恋してるのれす!よっすぃーがいながら!」
「そそそ、そんなことないよ!」
私が慌ててると、よっすぃーが入ってきた。
- 75 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時48分40秒
「梨華ちゃん、話があるんだ。」
「えっ?」
いきなり連れ出される私。
「あ・・・。」
目の前に、ごっちんと保田さんが・・・・。
- 76 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時53分58秒
「やっぱりね。梨華ちゃん、私よりごっちんのほうが好きでしょ?」
「そんなこと・・・。」
「どうして?なんで?」
「よっすぃーの事が一番好きだよ・・・・?」
強引にキスされる。
「ちょっと・・・。」
「別にいいじゃん、みつかったって。みんな知ってるんだし。」
ごっちんに・・・見られたくない・・・・。
- 77 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時56分58秒
「へぇ〜、朝から大胆だねぇ♪」
「ごっちん!!」
「梨華ちゃんが嫌がるんだよぉ。」
「恋人だからいいじゃんか。なにが不満なの?」
あなたに見られるのが・・・。
「後藤はうらやますぃ〜よ。ま、いいけどね。愛ちゃんとラブラブになるから♪」
「まじで?」
「そうだよ〜ん」
嬉しそうに去っていった。
- 78 名前:妄想は恋愛の敵?味方? 投稿日:2002年04月07日(日)14時59分47秒
「だって。」
「そっか・・・・。」
やっぱり悲しい私。
「そんなに好きなの?じゃぁもう終わりにする?」
「嫌っ!そんなの・・・!」
どうして、YESと言えなかったんだろう?ごっちんのほうが好きなはず・・・。
でも、どうしてもよっすぃーとも離れたくなかった。
- 79 名前:ごんた 投稿日:2002年04月07日(日)15時02分09秒
いしごま防衛軍さん:ごっちんは意味不明ですね。心のうちを絶対に明かさない
ような感じです。梨華ちゃんはよっすぃーのことをどれくらい
思っているのか、自分ではわかっていないんです。
- 80 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月09日(火)01時26分08秒
- うむむ。梨華たんは二人とも好きなんですね。
無理矢理納得。更新が楽しみ。
- 81 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時41分45秒
>>80ありがとうございます。無理矢理すいません・・・。
なんか最近頭がボーッとしてすっきりしないんですよ。
・・・というわけで内容が????になるかもしれませんが、
大目に見てやってください。
- 82 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時44分43秒
楽屋に戻るとみんな来ていた。
「zzzz・・・・。」
端っこで愛ちゃんと毛布被って寝ているごっちん。
「後藤!高橋!起きろっ!収録行くよ!」
「ふぁ〜・・・。愛ちゃん、起きて。収録始まるって。」
微笑ましい二人をじっと見ている私。
- 83 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時48分32秒
「ごっちん、ちょっといい?」
「なんで?もう始まるよ。」
無理矢理ひぱって最後尾に連れ出す。
「?!」
ごっちんはようやく左手を握っている事に気が付く。
「り・・り・・梨華ちゃん・・・。放して・・早く・・・。」
嫌だもんね〜。ごっチンの秘密を・・・あれ?
ごっちんの左手、ドンドン震えていってる・・・。
- 84 名前:ごんた 投稿日:2002年04月11日(木)16時50分35秒
「お願い・・・放して・・・。」
訳アリだな、と思い、放してあげた。
「っはぁ、はぁ、お願いだから、左手は握らないで!わかった?!」
フラフラしながらごっちんはスタジオに入っていった。
何がいけないの??
- 85 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月12日(金)00時20分31秒
- いったいごっちんに何が!?
- 86 名前:ごんた 投稿日:2002年04月14日(日)21時29分16秒
>>85なにがあるんでしょう?梨華ちゃんがそろそろと秘密を暴きます。
- 87 名前:ごんた 投稿日:2002年04月17日(水)20時06分34秒
「どうしたんだろ・・・?」
フラフラしながら歩く後藤を見て、いっそう秘密を
暴きたくなった。
「ごっちん、どうして握っちゃいけないの?」
「・・・・・・別に。」
「どうしてフラフラになるの?」
「・・・・・別に。」
あっさりとした答えにむっとする石川。
「あのさ、人に知られたくない事とかあるでしょう?」
「けど。」
「・・・・仕事終わったらちょっと残ってて。」
手をひらひら振り足早に歩いていった。
- 88 名前:ごんた 投稿日:2002年04月17日(水)20時43分24秒
「ねぇ、一体何がわけあるの?」
「昔々ある所に・・・・。」
真剣に話す後藤を馬鹿らしく思う石川。
「信じてないでしょ?」
「え、ええっ?!本当なのっ?!」
「いや。」
「(そんなあっさり・・・。)」
- 89 名前:ごんた 投稿日:2002年04月17日(水)20時49分52秒
「ひかないでよ。教えたくないんだけどなぁ・・・。」
「どうして?」
「だって梨華ちゃん、〇〇〇〇なんだもん。」
「お・ま・ぬ・けってこと?」
「そう。ま、本題に入ると、後藤は伝統でこうなってんの。」
「でんとお?」
「そ、後藤家は代々そうなの。左手握られると、力抜けるんだよね。
愛ちゃんには言ってあるけど。」
石川は驚いた。 自分より、高橋??
- 90 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月19日(金)17時24分30秒
- なっなんと!!
しかしながら、梨華たん今のところ高橋にボロ負けですな。
- 91 名前:オムらいっすぅ 投稿日:2002年04月30日(火)22時39分26秒
- 梨華ちゃ〜ん、頑張れ〜!!愛ちゃんに負けるな〜!!
すごいです、かなり話に引き込まれました。
「君に届け」の続きもよかったです。「君に届け」は呼んでいたのですが、
最近ここに来てなかったので続きがあるとは知りませんでした。
続き、期待してます!梨華ちゃんに愛を!
- 92 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時05分58秒
>>90ボロボロです。最高に。梨華ちゃんがどう挽回するか、
お楽しみに。いつもレス下さって嬉しいです。
>>91そうですか?!嬉しい限りですよ、本当!
「君に届け」懐かしい♪うれしいです。オムらいっすぅさんの
作品、読んでます!楽しみです。
- 93 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時08分20秒
「ねぇ、ごっちん。」
「んー?」
ニギッ。
「っ・・・・!!」
石川は思いっきり強く握り締め、後藤を気絶させた。
- 94 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時12分22秒
たおれている後藤を石川は抱きしめる。
「ごっちん・・・誰にも渡したくない・・・・。」
石川は後藤のぬくもりを確かめるように強く強く
抱いた。
「絶対負けない。」
石川は決心した。
だが、この事を本当は高橋に話していなかった。
石川にだけ、内緒で話したのである。
- 95 名前:ごんた 投稿日:2002年05月07日(火)21時17分35秒
ごめんなさい!これ以上更新出来名いっす。
なんか集中できなくて・・・・
明日頑張ってこうしんします!
ほんとうにごめんなさい
- 96 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月08日(水)01時38分44秒
- うむむ。梨華たんは何をしようというのか。
そしてごっちんの気持ちは?
更新楽しみに待っています。
- 97 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)13時15分33秒
>>96ありがとうございます。ごっちんの気持ちは・・・・・・
梨華ちゃんは高橋ちゃんに勝負を・・・!
- 98 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)20時48分35秒
「はっ・・・・!もう誰もいないじゃん、このスタジオ・・・。」
後藤はまだ気絶しているし、辺りには誰もいない。
「ごっち〜ん・・・・!!(泣」
壁にもたれて後藤は気を失っている。
「どうしようかなぁ・・・・。」
石川はおろおろしているだけ。
「ごっちん・・・・。」
ずるっ・・・・
- 99 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)20時52分49秒
ドカッ!!
「きゃぁっ!!ごっちん!」
上半身がするすると横に滑り床に頭をぶつけた。
「ん〜いたたたたた・・・。」
「(やばい、やばいよっ!怒るっ・・・!)」
ソファーの後ろに隠れる。
「ふぁ〜、ったく、梨華ちゃんを信じるんじゃなかった。あ〜あ、
本当に愛ちゃんに言ってればよかったかな?」
「(えっ?)」
「なんか帰ってるし・・・(怒。」
荷物を持って出て行く。
- 100 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)21時07分02秒
「あいてないんだけどなぁ。」
石川が追いかけていくと、案の定後藤はボ〜ッと立っていた。
「あ、開いてない。まぁいっか。」
「(ユルいよ!ユルいってごっちん!!)」
こっちに戻ってくる。
「だぁれ?」
「!!」
「どうせ梨華ちゃんでしょう?」
後藤が言った。
- 101 名前:ごんた 投稿日:2002年05月08日(水)21時10分24秒
「販売機の影に写ってるんだけど。」
「ごめん。」
「ったく、どうしてくれるのさ。帰れないじゃん。」
後藤はロビーの椅子に座った。
「ねぇ、ごっちん?」
「なに(怒。」
「どうして明かり付いてるんだと思う?」
「・・・・そういえば。」
誰もいないのに明かりが点いている。
誰かがいる、ということ。
- 102 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月10日(金)16時29分04秒
- いったい誰がいるんでしょう。気になる。
でも、今はごっちんと梨華たんの二人っきりということですな。
更新楽しみに待っています。
- 103 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)16時53分59秒
>>102誰がいるんでしょうか?まだ闇の中・・・・。
二人っきりで・・・・
- 104 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)16時57分19秒
「どうでもいいけどさぁ!どうして手を握ったわけっ?!」
「だ、だって・・・。」
「梨華ちゃんにはよっすぃーがいるし、後藤には愛ちゃんがいる!
なのに今回の事で変に思われたくないのは梨華ちゃんでしょ!!」
クールな後藤がいきなり怒り始めた。
「大体、いつだって理不尽なんだよ!」
「ごっちんが好きなの!!」
「・・・・・・はっ?」
- 105 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)17時03分30秒
「よっすぃーがいることはわかってるけど・・・・。私はごっちんが好きなの・・・。
だから、抱きしめる為に・・・。」
俯いて話す石川に後藤は言った。
「困る!そんなこといわれても後藤は・・・それによっすぃーが可哀相だよ!」
「そうだけどぉ・・・・。」
後藤は荷物を置いてソファアに座った。
「・・・よっすぃーがどれだけ梨華ちゃんの事想ってるか知らないの?」
「・・・・。」
「毎日毎日相談されて、『梨華ちゃんって幸せだな』っておもった。
なのに、そうだったんだ。」
「・・・・・。」
「そんなに後藤が憎いの?!じゃぁいいよ!もう綾小路文麿だって辞めてやる!!」
「え?」
後藤は足早に何処かへいった。
- 106 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)17時09分05秒
「どうしてそうなるの・・・?ねぇ、ごっちん?」
石川は残されて一人泣いていた。
――――
「そんなに・・・憎いんだ・・・そんなに嫌われてたんだ・・・・。」
後藤は屋上にいた。
「よっすぃーを使うなんて許せない!いくらごとうが嫌いで、よっすぃーとの中も
引き裂こうとしてるからって・・・。」
ソロ活動をしているごとうにとって、メンバーが自分をどう想っているかが
一番気になっていた。
「くそぉ・・・・この手さえ・・・・この手さえ・・・・。」
左手をギュッと握り壁をたたいた。
- 107 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時03分26秒
- 「後藤が嫌われる理由が、わからないよ。」
梨華ちゃんに嫌われるはずがない。
だって、ほとんど何も話していないのだから。
「なっちとか、やぐっつぁんとかなら解るけど。」
無意識に避けている事を後藤が気付くはずが無い。
「よっすぃーとは絶対に仲が良いままで居たい。」
それがたとえ・・・・・石川をも敵に回す事になっても。
それだけ吉澤の存在が必要なのだ。
自分の居場所がほしいのだ。
- 108 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時09分20秒
- 「ごっちんが好きなの!」
んな馬鹿な話があるはずが無い。
大体付き合っているのに、なぜ後藤が?
ははは。。。呆れちゃうよ、ほんと。
梨華ちゃんって、いい加減な人なんだね、
それがほんとなら。
Piriririri!
「もしもし?」
『ごっちーん?梨華ちゃんしらない?』
「スタジオ。梨華ちゃんの所為で閉じ込められちゃった。」
『ってことは二人きり?!』
「安心してよ、変なことしないから。」
『したら怒るよ?』
「悪友の恋人取らないって。」
『そっか、ごっちん梨華ちゃん好きじゃないもんね。』
「そうだよ、向こうもそうみたいだし。」
『・・・・それはないよ。』
「え?」
- 109 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時17分26秒
- 『梨華ちゃんはごっちんのこと好きなんだよ。』
「よっすぃーまでそんなこというの?!」
『え?』
「二人してそんなに後藤が憎い?!」
『ど、どうして?』
「梨華ちゃんもそう言った。そんなはずないじゃん。
そうやって後藤を・・・・。」
『何いってんのさ、ごっちん。本当だよ。』
「っ・・・・?よっすぃーどうしてそんな平然と言えるの?」
『だってなんかもう、梨華ちゃん私なんか眼中に無いって感じ。』
そんな・・・よっすぃーが、可哀相だよ・・・・・
『だけど、私は諦めない!いいよね?』
「い、いいよ、っていうか当然でしょ?」
『じゃ、おやすみ。梨華ちゃんを一晩だけあずけるよ。』
「う、うん。」
そう言って電話を切った。
- 110 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時26分01秒
フラフラと屋上を出て、廊下を歩いていた。
「ごっちん!」
「梨華ちゃん・・・・。」
「探したんだよ!怖かったんだから!」
後藤の目には今、何も写っていない。
「ごっちん?」
「・・・・どっちを選択すれば良い?」
「え?」
「梨華ちゃん、ロビー行こう。」
「う、うん。」
ロビーに着き、石川をソファアに寝かせ、
自分の着ているジャンパーをかけてやった。
「・・・・?」
「寝てて良いよ。後藤は起きてるから。」
「でも・・・。」
「いいから。」
「ありがとう・・・。」
後藤はそれ以上何も言わなかった。
- 111 名前:ごんた 投稿日:2002年05月18日(土)20時26分41秒
更新終了。
- 112 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月19日(日)00時33分00秒
- なんともいったいどうなるんでしょうか?
気になる。更新楽しみに待っています。
- 113 名前:ごんた 投稿日:2002年06月16日(日)21時22分51秒
>>112ごっちん、多少怖くなってます。
- 114 名前:ごんた 投稿日:2002年06月16日(日)21時29分10秒
「さぁて。」
後藤はイヤホンを着けて音楽を聞いた。
シャカシャカシャカシャカ・・・・
あれ?
これ、後藤のじゃない。
よっすぃーのMDだよ!!
そっかぁ、鞄一緒だから間違えちゃったのかな。
ま、趣味も似たようなもんだからいっか。
「・・・・・・これって?」
なぜか昔のラジオが録音されていた。
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