・・・までの距離
- 1 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)00時54分49秒
- よしごまでいきます。
他のメンバーも出てきます。
題名の・・・までの距離の前にテストに短編を。
- 2 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)01時06分08秒
- 短編 1
「本当にはずみなんです。ごめんなさい。」
もう何度頭を下げているんだろう。
「・・・・・」
「そうだよ。よっすぃ〜だってこんなに謝ってるだからもういーじゃん」
「よくない!やぐっつぁんに手出すなんて100年早い!」
「だから、手出したわけじゃなくて・・・・・」
「でも、キスしてた!」
「紗耶香もわかんないねー 転んだ時にちょっとぶつかっただけだって。口じゃないし。」
「口にしてたら、殺してる!」
- 3 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)01時13分26秒
- この状況がどうして生まれてしまったのかと言いますと、
今からわずか数分前、
控え室で矢口さんは市井さんを私はごっちんをそれぞれ待っていて、暇に任せてふざけていた。
ソファに足を引っかけて倒れそうになった矢口さんを支えようとしたら、
私の足がテーブルに引っかかって、そのまま矢口さんの上に覆い被さるかたちに・・・・・
はずみで矢口さんの頬にキスしてしまった。
そこへ「やぐっつぁん、お待たせ〜」と控え室のドアを開けて入ってきた市井さん。
私が矢口さんを襲っていると勘違い。
いきなり襟首つかまれて引き離されて、
殴られる寸前で矢口さんが止めてくれて説明してくれたんだけど、
納得しないで今に至るわけですよ。
でも、そろそろ勘弁して貰わないとごっちん戻ってきちゃうし。
ますます、ややこしい事になりかねない。
- 4 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)01時16分09秒
- 「もう!私が紗耶香と以外そんな事するわけないじゃん〜」
矢口さんが少し甘い声で市井さんの腕に自分の腕を絡ませながら近寄った。
「よっすぃ〜とそんな事するわけないじゃん」
「まぁ、そうだけど・・・・・」
市井さんも矢口さんの甘い声には弱いらしい。
「ねぇ、もういいじゃない」
「ん、まぁ」
その時、矢口さんがチラッと私を見てウインクした。
助かった〜〜〜
「ねぇ、それより、早く行こうよ」
「やぐっつぁんがそういうなら・・・・・吉澤!今回だけ許してやる!」
「さすが、紗耶香やさし〜〜〜」
「ありがとうございます」
「二度とやぐっつぁんに手出すな!」
「出してませんって」
「もう〜いいから」
矢口さんが市井さんの腕を掴んで連れていく。
その時、
- 5 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)01時18分46秒
- 「お疲れ〜あれー いちいちゃんこれからデート?」
ごっちんが仕事を終えて戻ってきた。
間一髪セーフ!
「ごっつあん、お疲れ〜 紗耶香行くよ」
矢口さんに連れられて出て行く市井さんが振り返って
「あっそうだ。ごとー!今、吉澤がやぐっつぁんのこと襲ってキスしてたぞ〜〜〜」
「紗耶香!」
「い、市井さん!」
な、な、な、なんてことを・・・・・・
閉まったドアを見つめてるごっちん。
「あのね、ごっちん・・・・・・」
恐る恐る声をかけた。
振り向いて、ニッコリ笑ったその顔!
「ひ・と・み・ちゃん!ゆっくり説明してもらいましょうか!」
ゆっくりとした足取りで、指をポキポキさせながら、私に近づいてきた。
- 6 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)01時21分16秒
- 「お疲れ〜あれー いちいちゃんこれからデート?」
ごっちんが仕事を終えて戻ってきた。
間一髪セーフ!
「ごっつあん、お疲れ〜 紗耶香行くよ」
矢口さんに連れられて出て行く市井さんが振り返って
「あっそうだ。ごとー!今、吉澤がやぐっつぁんのこと襲ってキスしてたぞ〜〜〜」
「紗耶香!」
「い、市井さん!」
な、な、な、なんてことを・・・・・・
閉まったドアを見つめてるごっちん。
「あのね、ごっちん・・・・・・」
恐る恐る声をかけた。
振り向いて、ニッコリ笑ったその顔!
「ひ・と・み・ちゃん!ゆっくり説明してもらいましょうか!」
ゆっくりとした足取りで、指をポキポキさせながら、私に近づいてきた。
- 7 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)01時37分47秒
- あ〜〜やってしまった。
もし、読んでくれてる方がいたら、ごめんなさい。
- 8 名前:にゃん 投稿日:2002年03月22日(金)12時49分04秒
- こんちは!よしごま&さやまり良いですね。続きが気になります。よしこピンチですね。頑張って下さい!
- 9 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)23時39分18秒
- >にゃんさん、ありがとうございます。
これは短編なんでこれで終わりなんですよ〜
- 10 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)23時43分49秒
- ・・・までの距離
飲みたくもないジュースを自販機で買って横にあるベンチに腰を下ろして大きなため息ついた。
「どうしたの?」
自販機にコインを入れながら矢口さんが声をかけてきた。
「えっ?あっ別に」
隣に梨華ちゃんがいる。
珍しい組み合わせだな〜なんて思ってしまった。
「梨華ちゃんは?何飲む」
矢口さんが梨華ちゃんに聞いてる。
「私・・・お茶」
矢口さんは飲み物を取り出すと梨華ちゃんに渡して、私の座ってるベンチに腰掛けた。
- 11 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)23時45分57秒
- 「で?どうしたの?」
矢口さんが私の顔をのぞき込むようにもう一度聞いてきた。
返事を出来ないでいると、
「よっすぃーでしょ?ごっつぁんがため息つく理由なんて。他ないもんね」
今日は鋭い梨華ちゃん。
「・・うん、まぁね」
言葉端を濁しつつ答えた。
「なに?浮気でもした?最近、もてるからねーーー」
「かっこいいもんね。よっすぃ〜」
- 12 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)23時47分36秒
- 「歌ってる時、必ず目が合うけどドキッとするよね。梨華ちゃんなんかもっとじゃない」
「最初はね・・・もう慣れたけど・・・仕事じゃなかったら本気になるかもしれない」
「言えてる〜小川なんかその気になったりしてね」
「それー高橋にも言えますよね」
「ちょ、ちょっと二人共・・・・やめてよーーー」
二人の会話を遮った。
そう、よっすぃ〜はカッコいい。最近特に。
衣裳のせいもあるんだろうけど。
あの白のスーツは似合いすぎる。
本人も判ってて、メンバーをからかったりしてる。
ダンスでも梨華ちゃんとからむところなんていつもヒヤヒヤして横目で見てる。
- 13 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月22日(金)23時49分49秒
- この曲のダンスレッスンの帰り道。
『なんで私がよっすぃ〜と梨華ちゃんの仲を邪魔するような振り付けなのよ!』
『台詞のところは小川だしさ!』
不機嫌まるだしで怒ってたら
『本当はごっちんとからみたかったな〜そしたら弾みでチュしちゃうんだけどね』
なんて大して気にてそうもなく笑ってた。
でも、私のため息の原因はそんな事じゃぁない。
思い出してまた溜め息が出た。
「ごっつぁん、言ってみなよ。一人で考えててもよくないよ」
矢口さん達なら、話してもいいか。
つきあってるの知ってるわけだし。
- 14 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)00時03分42秒
- 「ん・・・この間さ、よっすぃ〜がうちに来た時オムライス作ってあげたの。
美味しいって食べてくれたんだけど、『ごっちんはいい奥さんになるね』ってニコニコして言うんだよね。
なんか・・・ね。・・・平気なのかなって。何とも思ってないのかなって。」
「あっ・・・それちょっとキツイね」と梨華ちゃん。
「紗耶香もそれに近い事言ってたな〜」
「えっ?いちーちゃんも?」
「うん、曲作ってるから、『何の曲』って聞いたら、
『やぐちの結婚式に歌う曲。』ってあまりに普通に言うから、こっちも怒れなくて・・・」
「それもキツイですね。」と梨華ちゃん。
「梨華ちゃんのところは圭ちゃんが大人だから気になる事、言わないよね?」
- 15 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)00時05分33秒
- 「っていうか、私に興味ないみたい・・・」
「「えっ?」」やぐっつぁんと私は顔を見合わせて声が揃った。
「朝の芸能ニュースでアイドルカップルの事言ってて、イニシャルだったけど私って判るのに
保田さん顔色一つ変わらなかったし、何も聞いてこないし・・・・・」
途中で泣きだしてしまった梨華ちゃん。
「「はぁー」」私と矢口さんのためいき。
- 16 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)00時24分29秒
- 「あ〜しんきくさいな〜ここの空気。アンタらな!」
ため息をついてた私も矢口さんも泣いてた梨華ちゃんも
その声の方を向くと腰に手を当てた裕ちゃんが立ってた。
「アンタらなーーー自分でつらい恋を選んだんやろ?相手もそうや。
いつか別れる事を心のどこかで自分自身に覚悟させてるんや。
吉澤や紗耶香がそう言うのは、
そん時がきてもうろたえたり、みっともない自分をみせたくないからや。
ほんとは怒ったり、文句言ってほしかったやないか。
言われたアンタらが傷ついてしまうのは判っていながらも、言ってしまう。不安でしょうがないんや。」
裕ちゃんは一度言葉をきると梨華ちゃんの肩に手を置いた。
- 17 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)00時26分48秒
- 「それに石川、圭ちゃん言っとたで、『知らないふりしたり、気づかないふりするのも大人だからだ』って。
恋する気持ちに大人も子供も、男も女もあらへんのにな。
そう思わへんか、石川。でも、圭ちゃんは一生懸命アンタの前で大人にふりしてんねん。」
「中澤さん・・・私・・・失礼します。」
梨華ちゃんは突然立ち上がり裕ちゃんに頭を下げると、
一口しか飲んでないウーロン茶を握ったまま走っていってしまった。
「あ〜こぼれるちゅうに、相変わらずやな。」
梨華ちゃんの後ろ姿を見ながらつぶやいて。
梨華ちゃんが座ってたところに腰掛けた。
- 18 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)00時29分45秒
- 「なーやぐちー紗耶香が何でやめたか知ってるな。」
「・・・うん」
「あれから、モーニングは自分らの意志とは別に大きくなって、忙しくなって、時間がなくて、
その時、紗耶香はテレビ見るたびつらかったはずや。
やめなければ、間違いなく中心にいたわけやし・・・
外に出れば好奇の目で見られるし、マスコミやファンの中はいつまでも話題になってるしな。
どんどん差がついたような気にもなる。
やきもちや不安を口にすることでけへんから・・・覚悟させてるんや。悲しい覚悟やな〜
いつ矢口に何言われてもうろたえないようにな。・・・・・まぁ、うちの想像だけどな」
- 19 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)00時58分47秒
- 「裕ちゃん、私どう・・すれば・・・」
「どうもこうもないやろ、矢口の気持ちを伝えればええんや。」
「・・・・・そうだね。『あんな曲作るな』って、殴ってくる!」
矢口さんは立ち上がると右手をグーにして突き上げて走っていく。
「あっ、矢口! グーはやめとけ! パーにしとけ!」
裕ちゃんの声に振り返った矢口さんは
「パーね! パーてボコボコにしてくるーーー裕ちゃん!サンキュ!」
「パーでボコボコもつらいなー」
矢口さんの後ろ姿を見送りながら裕ちゃんがつぶやいた。
- 20 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)01時02分27秒
- ベンチには私と裕ちゃんになった。
「ねぇ、裕ちゃん・・・よっすぃーもいちーちゃんと同じような気持ちなのかな〜」
「ん?あのたらしかーーー」
「ちょ、ちょっと!たらしはひどいんじゃない!」
「そうかーーーここ来る前、楽屋で覗いたら、新メンバーとポッキーゲームしてたでー」
まただ!ムカツク!
この間も私がいないと思ってポッキーゲームを始めて・・・
後少しで高橋の唇につきそうなのを奥から見てて、
(あっ!危ない!本気でキスする気だ)
私が出ていった時のあのあわてよう・・・・・
高橋のファーストキス(たぶん)は無事防ぐ事が出来た。
私には自分からキスなんてめったにしてこないくせに!
- 21 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)01時08分04秒
- 「なぁ、あのたらしは天然なのか、無理してなのか判らんけど、
たらしなりに新メンバーの雰囲気和らげてんやないか。
あの顔で、あのスタイルで馬鹿やるから回りもつい乗せられてやってしまう。
うちは迎える方やったけど、新メンバーになるといろいろつらいやろ?
人数多いしな・・・・・・たらしなりに考えてるちゃうかな?」
「そんなにたらしって言わなくても・・・」
「二人だけん時はどうや?」
二人の時は私がしゃべるせいか、私の話をニコニコして聞いてくれてる。
「・・・・私の方がしゃべるかな〜〜〜」
- 22 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)01時10分44秒
- 「そうやろ。それにな。こういう時期に自分がセンターになって、ああいう曲やしな。
娘。としっちゃぁ冒険みたいな曲や。
後輩でキャリアが少ないぶん、なっちやごっつあんにひけを取らないようにせなあかんしな、
自分が原因で失敗作って言われんように人一倍レッスン受けてる。」
そう、よっすぃ〜は開いてる時間を全部レッスンに使ってる。
開いてる時間なんて元々ないに等しいのに。
二人で過ごす時間はこのところ皆無になった。
私は口には出さなかったけど不満に思ってた。
- 23 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)01時13分26秒
- 「まぁな、そんなたらしも好きな人の前では不安ばかり抱えてるただの16歳や。
自分が好きでいる事がごっつぁんを苦しませてるんじゃないかとか、つきあっててもいいのかとか、
・・・・・まぁ、ごっつぁんも噂が耐えんしな。
好きな人の前ではみっともないとこみせたくないもんや。
たらしは特にそう思ってるタイプやし。
・・・・・見た目よりずっと繊細な子やからなー。
先見て自分に言い聞かせてるんやないか・・・」
「・・・・・・」
- 24 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)01時15分21秒
- 「そうだね、よっすぃ〜てそういう子だよね」
突然、なっちが現れた。
「なんや、いたんか?なっち探しにきたんやでー」
「ん、ごっつぁんが来る前から・・・・・なんか出るにでられなくなっちゃって・・・・・」
「ほっか・・・・・」
間抜けな返事をする裕ちゃん。
「裕ちゃんも人のことはよく判ってるんだねーーー」
なっちにそう言われて、さっきまで大きく見えてた裕ちゃんが小さく見えた。
- 25 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時27分16秒
- 「・・・でも・・・それだけじゃないんだよねーーー」
私の本当の不安?不満?がある。
よっすぃ〜に遠回しに聞いても誤魔化すばかり。
「なんや?この際やから言うてみ。」
「・・・・えっ・・・だって・・」
「姉さん達が聞いたるさかい・・・」
「うん・・・でも・・・・」
言いずらい・・・よ。
やっぱり・・・・なんかさ・・・・・
沈黙。
- 26 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時30分12秒
- 「話ずらそうだね。・・・ってことはあれかーーー」
「あれってなんや?」
「あれって・・・にぶいなーーー Hのことだよ、ね」
口に出せないから、なっちの言葉に頷いた。
「最近してへんからなーーー忘れてたわ」
裕ちゃんはちょっと腕をくんで「いつやったかな?」と一人ごとを言ってる。
「バカっ」
なっちが肘でつついてる。
「で、なんや。激しすぎるとか?まぁ、若いからな〜押さえきかんやろうし・・・・・」
・・・激しいもなにも・・・
「裕ちゃん!!」
「あっ!じゃぁ、アブノーマルなことをしたがるとか・・・何でも興味のある年頃や」
・・・そんな事一生しないと思う。
- 27 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時33分31秒
- 「裕ちゃんは黙ってて!」
「なんや、なっち!相談にのろうとしてんのに・・・・・」
「ごっつぁんは何も言ってないでしょ! で・・・・ごっつあん・・・・・合わないとか?」
「・・・・・合わないも何も・・・」
うつむきながら、やっと言えた。
「えっ?・・・・・・」
長い沈黙。
二人はやっと私が言った言葉を頼りに答えを探そうとしている。
やっと切り出してきたのはなっちだった。
「ごっつあん、もしかして・・・まだとか・・・」
俯いたまま頷いた。
- 28 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時40分55秒
- 「うそやろーーー!」
「裕ちゃん!声大きい!」
「あ〜すまん。にしても・・・・・アンタらつきあってどのくらいや?」
「・・・・・・・もうすぐ一年」
「そっかーーーで、全然そういうのってないんか?」
答えられない私を見て
「チューはするよね」
なっちが聞いてくれた。
頷いたけど、あ〜やっぱ恥ずかしい〜〜〜でもキス以上に進まないのも現実。
「アンタら、お互いの家に泊まったり、ホテルで同じ部屋に泊まってるやろ?」
「・・・・・」
それでもないものはない!んだから・・・
「なぁ、ごっつぁん、それってたらし・・・の話やよな。」
- 29 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時49分35秒
- 頷くことしかできない。
そうです。たらしの話です。
そのたらしが一年も何もしてこないんです。
裕ちゃんは腕組みをして考えている。
「・・・・・・いるな!他にいるから手ださへんのや」
「裕ちゃん!」
「それとも、ごっつぁんに魅力を感じないか」
「裕ちゃん!」
なっちはしたためるように強い口調でいったけど、私も最近はそんな気がしてる。
約一年つきあっててキス以上ないなんて変だもん。
こっちが拒否したわけじゃないし・・・それ以前に誘うそぶりさえしてこない。
やっぱ、私に魅力を感じないか、誰かいるから・・・欲望はそっちで・・・
でも、そんな時間あるかと言えば、ないんだよね。
そういえば、私が連ドラやってる時、『時間はつくるもんだよ』ってよっすぃとの時間作ってた。
やだ、涙出てきた。
- 30 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時54分27秒
- 「ごっつぁん、いいな〜〜〜愛されてるんだ〜〜〜いいな〜〜〜」
意外な言葉にびっくりしてなっちの顔を見る。
「なっち!なんでそうなるんや?」
「前ね、よっすぃ〜が言ってたんだ。
『大切なものっていつも引き出しの奥にしまっちゃう。触れたりして壊すのイヤなんですよ。』って。
『でも時間が達つと流行ってなかったりするんだけど。私にとっては宝物で。
見てるだけで満足でそれに触れることもしないで大切にしまっちゃう』って。
よっすぃ〜はさ、ごっつぁんの事すごく大切なんだよ。」
「でも、ごっつぁんはものやないで。人や。」
「そんな事よっすぃ〜だって判ってるよ。よっすぃ〜は宝物のごっつぁんを引き出しから出して
触れてみようか、しまっちゃおうか、迷ってるんだよ。
その宝物が自分のかどうか自信もなくて。
触れて傷つけるんじゃないかとか、ほんとに触れていいのか迷ってるんだよ。」
- 31 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月23日(土)23時56分35秒
- 「そんなもんかいな、うちにはよう判らん」
「裕ちゃんには無理! 欲望押さえる人じゃないからね」
「なんやそれ!」
「だってそうじゃない・・・・・」
二人の会話を聞きながら、なっちの言葉がリピートされていた。
『宝物のごっつぁんを引き出しから出して触れてみようか、しまっちゃおうか、今、迷ってるんだよ。』
よっすぃ〜にとって私は宝物なの?
触れようか迷ってるの?
触れて傷つくと思ってるの?
涙が落ちてる。
- 32 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)00時04分15秒
- 「あっ!ここにいたの?ごっちん!探しちゃったよーーー」
話題の中心人物が私を探しにきた。
私の手にある缶を勝手に取ってグッと飲んで。
「新メンバーはレッスン行ったし、ののとあいぼんは飯田さんにパッフェごちになるって帰るし、
矢口さんは戻ってきたと思ったらすごい剣幕で電話しながらかえっちゃうし、
梨華ちゃんは『帰りますよ』って圭ちゃん引っ張っていっちゃうし、
ごっちん待ってても戻ってこないし・・・・・ごっちん!どうしたの?泣いてるじゃん。」
「なんでもないよ」
「なんでもなくないよ。ん?どした?」
私の顔を覗き込み涙をシャツで拭ってくれる。
- 33 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)00時06分33秒
- 「中澤さんに怒られたの?」
優しい口調で言うから余計涙が出てくる。
「なんでうちが・・・」
言い返そうとする裕ちゃんを遮って、いつもより遙かに強い口調のよっすぃー。
「中澤さん、何も泣かす程怒らなくてもいいじゃないですか!?」
「ち、違うよ。よっすぃ〜」
「ん?」
状況の全く判らないよっすぃ〜は戸惑っていて、裕ちゃん、なっち、私と交互に顔を見てる。
「ねぇ、よっすぃ。」
「はい。」
声をかけられたなっちに顔をむけた。
- 34 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)00時09分10秒
- 「大切なものしまっておくより、触れたりするのもいいんじゃない。多少、傷ついたりするけど」
「は?」
「大切だって気持ちがあれば、傷なんかすぐ癒えるよ」
「は〜?」
いきなりそんな事言われてよっすぃの頭は?マークがいっぱいだろう。
「ようするにやな、スキンシップや!大切やで。」
「は〜〜?」
裕ちゃんは助け船のつもりだろうが、よっすぃは判らないって顔して私の目から探ろうとしてる。
「何見つめ合ってるや〜判らん奴やな〜 Hも大切って・・・・・・」
「「裕ちゃん!!」」
「な・な・な中澤さん!!」
裕ちゃんの口を塞がないとなに言い出すか判らない。
- 35 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)00時12分38秒
- 「裕ちゃん、そんなにはっきり言わないの! もう行こう!ご、ごめんね〜」
なっちが裕ちゃんの手を引いて立たせて、引っ張って行こうとしたが、
裕ちゃんはその手をほどいて、よっすぃに詰め寄り耳元で一言何か言った。
赤くなってたよっすぃの顔がこれ以上ないっていうくらい赤くなった。
なっちがもう一度、裕ちゃんの手を今度はきつく掴んで連れていく。
「ごっつあん〜たらしが相手せんかったら、うちがいつでも相手になるさかいな〜」
「もう!裕ちゃん!」
なっちが裕ちゃんの口を手で塞いだ。
二人の姿がなくなってからも、よっすぃは真っ赤な顔して俯いてて、私も座ったまま動けなくなった。
今日、何度目かの長い沈黙。
- 36 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)00時15分27秒
- 「ごっちん〜〜〜おなかすいたね。ご飯食べにいこうか」
よっすぃはいつもの口調で私の前に手を差し出した。
「うん!」
その手に掴まって立ち上がった。
私の手を引くように半歩前をよっすぃーは歩いてる。
さっき裕ちゃんになに言われたんだろう?
顔があんなに真っ赤になったんだから・・・Hなことだよね。
あ〜あ、裕ちゃんに言わなきゃよかった〜
「ごっち〜ん、何食べたい?」
「何でもいいよ。よっすぃーは?」
「ん〜〜〜」
「やっぱオムライス?」
「オムライスだったら、ごっちんのがいいな〜〜〜」
「じゃ、うちで食べる?」
「うん!いいね」
- 37 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)00時17分42秒
- 嬉しそうなよっすぃー。
臆病な自分を押し込めて、今日はよっすぃーに向かっていこうと決めた。
また、あんな事言ったらただじゃおかない。
もし、他に誰かいるなら・・・100%私に向くように頑張っちゃうんだから。
魅力を感じないなら・・・よっすぃーが綺麗って言った人って?
そうだ、紀香姉さんに教えてもらおう。
身近のかおりんでもいいや。
とにかく、私はよっすぃーが好きで・・・・・大好きなんだよ。
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月24日(日)01時57分12秒
- やっぱりよしごまは最高ですなー。
- 39 名前:にゃん 投稿日:2002年03月24日(日)22時41分21秒
- ごっちんの事を宝物に思ってるよっすぃー良いですね。裕ちゃんはよしこに何を話したんだろう?気になるぅ〜。
- 40 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時33分34秒
- 「ただいまー」
玄関を開けたところにゆうきが靴を履いてた。
「おかえり」
「どっか行くの?」
「ん?友達ちに泊まってくる」
「ふ〜ん」
「真希ちゃん、一人だからね。あっ、よっすぃー連れてきたんじゃん」
「えっ?」
「お母さんは町会の旅行だよ。姉ちゃんは友達んとこ」
そういえば、そんな事言ってた。
「忘れてた?」
「ん〜〜」
「鍵は全部閉まってるけど、ちゃんと確認してね。よっすぃ宜しく。真希ちゃんぼっとしてるからさ」
よっすぃーが返事をする前に鞄といっしょにゆうきは出て行った。
二人だけか・・・・・
- 41 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時36分38秒
- 「ごっちん?」
「ああっ、上がって」
「おじゃまします。っても誰もいないのか」
「そうみたい。」
よっすぃーはあがると最初にうちに来た時もそうだったんだけど、
お父さんの仏壇のある部屋に行って手を合わせる。
最初はびっくりしたんだ。
私だってあんまりしないのに・・・よっすぃはなんかの宗教をやってるのかと思っちゃった。
聞いてみたら、『友達の親に挨拶するのって普通のことだよ。』
よっすぃーはなんでもないように言ったこの言葉は私の心臓に刺さった。
お父さんは小学生の時に事故で死んでいる。
それをいるところが違うだけのように挨拶したよっすぃ〜。
人間ってあまりに嬉しいと止まっちゃうんだよね。
この時の私がそう。
『ごっちん!』ってよっすぃーが声をかけてくれるまで止まってた。
私が驚いた以上にお母さんと姉達は驚いてた。
- 42 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時39分54秒
- よっすぃーが仏壇に手を合わせてる間、お風呂にお湯入れて、部屋に行って着替えた。
着替え終わってリビングに戻ってきても、よっすぃはまだいなかった。
仏壇の部屋を覗いたら、まだ手を合わせてる。
声をかけるのも気がひけてリビングに続いてる、キッチンに入って夕食の準備を始めた。
暫くすると、「いい匂いだー」とキッチンに入ってきて、私の腰に手を回すよっすぃー。
フワッとお線香の香がした。
「ほら、邪魔」
照れて邪険にしてしまう。
「ほーい。着替えてくんね」
ふざけた返事をして手をはなして私の部屋に続く階段を上がっていった。
- 43 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時42分29秒
- つき合う前から、互いのうちに行ったり、来たりしてて面倒だから着替えはおいとくようになってた。
泊まってくれるのかな?
あっ、そういう意味じゃなくて。私一人になっちゃうし・・・・・
だから、そういう意味じゃないんだって。お風呂はつけたけど。私だって入るんだし。
誰に言い訳してんだか。
- 44 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時50分50秒
- オムライスと野菜スープとサラダをテーブルに並べてるとよっすぃーが降りてきた。
テーブルを見て
「さすがですねーーーごっちんは・・・・・」
この間言ったこと、言うのかな?って待ってみる。
「ん?まだ食べちゃダメ?」
「ううん。いいよ、食べよ」
「うん。いただきます」
「どうぞ」
「うん。やっぱ旨いね。ごっちんのオムライス」
ほんとに美味しそうに食べてる。
私はいつ、よっすぃーがこの間みたいな事言うのかなって構えちゃって・・・・・
「食べないの〜」
「ううん、食べるよ。いただきます。」
その後もそんな話にならなくて、気負ってた私はバカみたい。
- 45 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時54分29秒
- 「よっすぃー、お風呂沸いてるから入っておいでよ」
「うん。そうする」
よっすぃーがお風呂に行ったあと、洗い物をして戸締まりの確認をし終わったところに
肩にバスタオルを巻いたよっすぃーが体から湯気を出しながらリビングに入ってきた。
その横顔は幼いのに色っぽくて・・・・・
「ん〜どした〜」
あわてて視線をはずして
「私も入ってくるね」
その場を逃げ出すようにお風呂場に向かった。
- 46 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月24日(日)23時56分54秒
- ここまで、今日はキスもしてない。
さっき、決めた事を心の中でもう一度復唱する。
後悔なんかしたくない。絶対!
よっすぃが誰か他の人となんて考えただけで・・・・・
その相手の人殺しちゃうかも・・・・
【殺人犯は!モーニング娘。後藤真希 痴情のもつれか!】
メンバーに迷惑かかるから・・・一人で死のう・・・
あ〜〜〜今日はマイナス思考。梨華ちゃんみたい・・・・・
どうしてるかな〜梨華ちゃんとやぐっつぁん。
うまくやってるのかな〜
私もガンバ!自分に気合いを入れてお風呂から出た。
- 47 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)00時00分00秒
- 冷蔵庫からジュースを持って自分の部屋へ向かった。
が、よっすぃ〜がいない。
へ? まさか黙って帰っちゃった? 嘘?
「よっすぃ〜! よっすぃ〜!」
廊下を、階段をよっすぃ〜の名前呼びながら走って、玄関でサンダルを履いてたら、
「どしたの?ごっちん」
どこからか、よっすぃ〜が現れた。
「うっ・・・・ワァーーー」
きょとんとしてるよっすぃ〜に抱きついて泣いた。
「どした? こわい事あった?」
首を横にふる。
よっすぃ〜は子供をあやすようによしよしってしてくれた。
段々落ち着いてきた私はまだ涙声だったけど、顔をあげた。
「よっすぃ〜、どこにいたの?」
「あっ、うん。お父さんのとこ」
「えっ?」
「こんなとこにいたら湯冷めしちゃうから。あがろう・・・・・」
私は言われるまま、サンダルをぬいで、よっすぃ〜に促されるまま仏壇のある部屋に入った。
- 48 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)00時10分27秒
- よっすぃ〜は仏壇に向かってあぐらをかいた。
私もよっすぃーの横であぐらをかいた。
「ここにいたの?」
「ん」
「ずっと?何してたの?」
「お父さんと話してた。あぐらだと行儀悪いんだけどさ、長くいると、足しびれちゃうじゃん。
そうなると、話しも出来ないからお父さんに許可もらった」
私はこうしてここに座って父と話そうと思ったことはない。
心の中では話す事があるけど、仏壇に向かうのって未だに慣れてない。
よっすぃ〜はお線香の煙をじっと見つめている。
さっきと同じで声をかけちゃいけない雰囲気。
いつまでこうしてるのかな〜
仏壇にリボンのついた小さな箱が目についた。
なんだろう?誰のだろう?お母さんがおいたのかな?
よっすぃ〜の横顔をチラチラ見るけど、真剣そのもの。
お線香が燃えて小さくなって灰が落ちてゆく。
もうここからだと煙が微かに揺れているのが見えるだけ・・・・・
- 49 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)00時13分47秒
- よっすぃ〜があぐらから正座に座りなおして目を閉じて手をあわせた。
つられて私も目を閉じて同じことをする。
カタッと音がして目を開けると、よっすぃ〜が手を延ばしてリボンのついた箱を手に取り、
正座のまま私の方に向きを変えた。
よっすぃ〜は大きく息を吸い込むと強いしっかりした声で
「後藤真希さん!」
「は、はい!」
フルネームで呼ばれたことないからびっくりしたけど、
よっすぃ〜の真剣に表情に向き合うかたちに座りなおした。
「私、吉澤ひとみはまだ16歳で、若輩者です。
仕事をしているとはいえ所詮、親がかりだし、あなたの後輩で、歌もダンスも全然追いつきません。
自分の将来の事も全く判りません。」
ここでよっすぃ〜は息をついて、一度伏せた目をあげて私を見つめる。
何を言うつもり?よっすぃ〜? イヤだよ!
- 50 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)00時17分25秒
- 「約一年、あなたとおつきあいをさせて頂いてます。
触れたいという気持ちがありながら我慢してきました。
同性である以上、責任取れないし、傷つけてしまうと・・・・・ずっと迷ってました。」
よっすぃーはまた大きく息をした。
「今日ここに入って、お父さんに自分の気持ちを伝えました。
『お父さんが反対なら、線香を消すとか、もの倒すとか意志表示をしてくれ』って
あなたのお父さんは必ずあなたを守ってくれるはずだから・・・・・・
まだ、16歳でこれからいろんな出会いがあると思います。
あなたを縛るつもりはありません。でも、ちゃんと伝えておきたくて。」
よっすぃ〜はもう一度、言葉を切って、それでも私の目からは視線を外さず
「後藤真希さん、受け取って下さい!」
テレビのねるとんみたいにリボンの箱を私に差し出して頭を下げた。
- 51 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)00時20分32秒
- いつもと違うよっすぃーに呆気に取られて、
ボーっとよっすぃ〜を、差し出された箱を見つめてた。
よっすぃ〜は今日ここで父と話してたの。
もし、父が反対したなら怒って何かをすると。
でもね、よっすぃーお父さんが反対したって私はよっすぃ〜が好きなんだよ。
反対されても変わらないんだよ。
よっすぃ〜なりにちゃんとけじめをつけてくれようとしてたの。
私のことちゃんと考えてくれたの。
なっちの言う通りだった。大切にしてくれてた。
なのに私は・・・・・裕ちゃん達に愚痴なんか言っちゃて・・・・・
これ(リボンのついた箱)いつから用意してたんだろう?
大きさからしてアクセサリーだと思う。
最近、買い物する時間なんかなかったはず・・・・・
私はよっすぃ〜をみつめたまま、よっすぃ〜のこと考えていた。
- 52 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)00時31分00秒
- >38名無し読者さん
私も好きですね〜この二人。
>39にゃんさん
中澤さんは何を言ったんてしょう・・・
すごく露骨なことだと思いますよ。
- 53 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月25日(月)16時30分02秒
- 真摯なよっすぃー、かわいいっすね〜。
続きが気になるなぁ。
- 54 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時22分32秒
- >名無し読者さん。
レスありがとうございます。
ここの吉澤さんは真摯のようです。
- 55 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時29分10秒
- どのくらい時間がたっていたんだろう。
頭を下げてたよっすぃ〜がゆっくり頭を上げて、その瞳は少し悲しみを帯びてて・・・・・
えっ?どうして? そんな悲しい目なの?
「・・・・・やっぱダメ・・・だよね。 お父さんに言えても、お母さんに言う勇気ないし・・・」
差し出された箱がよっすぃ〜の腕といっしょにゆっくりと下に落ちてゆく。
えっ? 何か言わなくちゃ! でもなんて言ったらいいの?
こんなことされて、すぐ言葉に出来ないよ。
あっどうしよう。言葉が出てこないよ〜〜〜
視点が定まらない。
「・・・今までみたいにそばに・・・・・いるのもダメかな?」
よっすぃ〜の声が小さく弱々しく響く。
- 56 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時32分04秒
- えっー?展開が早くて頭がついていかないよ〜〜〜
私、どうしたら?
そばにいる?ダメ?
ずっとそばにいてくれなくちゃイヤだ!
なんでそんなこと言うの?
視点が定まらず、何も言えないままでいる私を少しだけ見つめて、
仏壇に向き直ると手を合わせてゆっくり頭を下げて何か言った。
そして、すうっと立ち上がって部屋の出口に歩いて行った。
えっーーー? 今度は何?
「・・・今日さ、ソファで寝るね」
ドアに手をかけて出て行こうとしてる。
「やゃゃゃーーーーーだーーー」
- 57 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時36分44秒
- えっ?と振り向いたよっすぃ〜に体ごとぶつかった。
「うっ」ってよろめいたけどよっすぃーはしっかり私を受け止めてくれた。
それでも何にも言えなくて・・・・・よっすぃ〜の腕の中で子供の時みたいに声を出して泣いた。
よっすぃーはまだ乾ききってない私の髪を撫でてくれてた。
「ず・・・ずる・・い・・よーーこんなの!・・・お・・ヒッ・・ク・・父さ・・・ん・・・ま・・・で・・・・巻き・・・込んで・・・」
「・・・・ごめん・・・」
「・・・・普通・・しない・・・・よ」
「・・・うん」
「・・・・・よっすぃ・・・さむ・・・すぎ・・・だ・・・よ」
「そっかー結構考えたんだけどなー」
「・・おとう・・・さん・・が反・・・対し・・・たっ・・て・・いっしょ・・・に・・・いるんだよ!!!」
「えっ?」
「よっすぃ〜・・自分から・・何にも・・・し・・てこ・・ないし・・・他に・・・誰か・・いるのかな・・って思ってた」
「へ?」
「・・・私・・・魅力・・・・ない・・・・のかなって」
- 58 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時44分46秒
- 「そ・・・んなわけない・・・よ」
「ほんと?」
「うん。」
私はよっすぃ〜に回してた腕に力を込めた。
「ねぇ、よっすぃ〜?」
「ん?」
「さっきのあれ、私にくれるんでしょ?」
「あっ、これ?」
回してた腕ほほどいて、右手に握ってあった箱を私の胸のあたりに持ってきた。
「はい。」
「えーーーーさっきみたいにしてよ!」
「やだ!さむいっていわれたもん!」
「ねぇ、やってよ!」
よっすぃーの左腕を掴んでブンブンふる。
だだをこねてる子供のようだ。
「あんな恥ずかしいこと一生に一度でいい!」
「・・・・・ふん。」
よっすぃ〜から箱を奪って仏壇の前にペションと座って、リボンをほどいて包みを開ける。
赤いビロード生地の箱を開く。
「あっ!」
- 59 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時47分37秒
- 中にあったのはピアス。
何ヶ月か前によっすぃ〜と買い物に行った時見つけたんだけど、
たくさん買いすぎてそのピアスを見つけた時には財布の中がさみしくなってて買えなかった。
それに16歳が買うには高すぎる値段だった。
それでもほしくて何日か後、買い行った時にはもうなかった。
あの時、よっすぃ〜にブーブー文句言ったけ。
「これって」
治まってた涙があふれてきた。
よっすぃ〜を見ると少しのびた前髪を掻き上げながら、
「・・・早く渡したかったんだけどね、お父さんと話してからって思ってたから・・・・・」
そう言って私の隣に正座して仏壇に手を合わせた。
- 60 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時50分43秒
- 合わせてた手を膝におくと
「・・・・・よし!ごっちん、・・・・戻ろうか・・・・」
「へ?」
「・・・・・・部屋・・・・・」
「あ、うん。・・・・・よっすぃ〜、先に行っててくれる」
「・・・・・わかった・・・」
よっすぃ〜は静かに部屋を出ていった。
始めて仏壇の父と向き合った。
自分の気持ちを伝えるために。
お父さん・・・・・よっすぃ〜 くさかった〜? 寒かった〜? 笑っちゃった?
普通しないよね、こんなこと。
Hなんかさ・・・・・なんとなくやっちゃうよね。
・・・・でもね、私は・・・・・私は嬉しかったよ。
すごっーく幸せだよ。
きっと、普通に男の人好きになってたら・・・・・
ううん、よっすぃ〜じゃなかったら・・・・・
お父さんに許可をとるなんてしなかったね。
- 61 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時53分11秒
- よっすぃ〜も言ってたけど、お父さんが生きてたら言えなかったと思う。
よっすぃ〜 一人の自己満足なのかもしれない。
でもね、私は嬉しかったよ。
まだ、若いしこれが最後の恋じゃないかもしれない。
そんな先のことは判らない。
でも、よっすぃ〜の隣いたいよ。
よっすぃ〜と歩いていたいよ。
お父さん、私は彼女を・・・・・吉澤ひとみを愛してます。
・・・・・・・親不幸でごめんね。
私は合わせた手をゆっくり離して立ち上がった。
部屋を出ようとした時、振り返って父の遺影を見ると、
その顔は困ったように微笑んでいたように見えた。
- 62 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時56分27秒
- ・・・・・ということは、今夜、これからだよね。
あ〜心の準備してないよ〜〜〜どうしよう。
どっちがどうなんだろう?
やっぱよっすぃ〜が攻めかな?
私、受けでいいのかな?
攻めだけじゃぁ感じないよね?
今まで不満を感じてけど、いざとなると判らない。
私の頭の中ではHに関するあらゆる知識が飛び交ってる。
そんなに広くない家のこと、私の部屋の前にたどり着いちゃった。
えぃぃーーいいや・・・なるようになれ!
意を決して、ドアを開けた。
- 63 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月25日(月)23時59分30秒
- ・・・・・やっぱりね。
なんとなくリビングの時間を見た時思ってたんだ。
もう一時すぎてるもんね。
早起きのよっすぃ〜が一人で起きていられるわけない。
たぶん、最初は待ってたんだろうけど・・・・・
ベットの上に何冊もの雑誌がちらばってて、よっすぃ〜の手にも雑誌が握られてる。
私は今日何度目かの溜め息をつきながら、雑誌をかたして部屋の明かりを小さくした。
よっすぃ〜の頬にキスをして「今日はありがと」と小さい声で言って
よっすぃ〜を起こさないようにベットに入った。
- 64 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月26日(火)00時02分28秒
- 「ウゥ・・・・ンーーーごっちん」
やばい、起こしちゃったかな?
よっすぃ〜は体の向きを変えて右腕を私の首の下に置いた。
いわゆる腕枕ってやつ・・・・・いつもそうしてくれるんだけど。
左手で私の前髪をあげるとおでこチュッて・・・・・
やっぱ起きてるーーー
一瞬、自分の体が強ばるのが判った・・・
・・・大丈夫と自分に言い聞かせてよっすぃーの次の行動をまつ。
- 65 名前:にゃん 投稿日:2002年03月26日(火)12時37分51秒
- 更新されてる嬉しいな。私もよっすぃーの次の行動を待ちま〜す(^-^)
- 66 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月26日(火)23時49分18秒
- 「・・・・スースースー」
寝てるし・・・・・・・せっかく覚悟決めたのに・・・・・・
ちょっと・・・・・聞きたいんでけど吉澤さん!
誰にでも、腕枕やおでこにチュッするんですか?
寝ぼけてて私って判ってないのにそんなことするんですか?
何が魅力ないわけないよ。しっかり寝てるじゃない!
明日、ゆっくり問いつめることにしよう。
問いつめ方を考えてるうちに眠りにおちた。
- 67 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月26日(火)23時51分57秒
- 「ん・・・ん・・・・・」
ゆっくり目をあけるとよっすぃ〜の優しい笑顔が私を見下ろしてる。
「・・・おはよ」
「・・・・・おはよう」
よっすぃ〜の唇が私の唇に・・・・・
「あっ!よっすぃ〜!ちょっと、どういうことよ?」
私は起きあがって、よっすぃ〜を組み伏せた。
「へ?」
「へっ?じゃないわよ。なんで寝てるのに腕枕したり、キスしたりするのよ。」
「え?」
「ベットに入ってきたのが他の人だったらどうするのよ!」
よっすぃ〜はニッと笑って私の背中に腕を回して私を下にした。
- 68 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月26日(火)23時55分36秒
- 「・・・大丈夫。」
「え?」
「・・・寝ててもごっちんだって判る」
「・・・なんでよ・・・」
私の語尾が弱くなってゆく。
「何でも判るんだな〜これが・・・・・」
「寝てて、目も瞑ってるのに・・・・わか・・・・」
よっすぃ〜の唇が私の言葉を塞いだ。
優しいキス、何度も繰り返す。
やだ〜怒ってるのに・・・・・まだ文句言い足りないのに・・・・・
自然と閉じてた唇が開いてきちゃう。
よっすぃ〜もそれが判ったのか、開いた唇から舌を滑り込ませてきた。
キスなんかこの一年でたくさんしてきたけど・・・
この瞬間はドキッとする。
よっすぃ〜は自分からキスしてくることがあまりないけど、
こっちがさそえば望み通りのキスをしてくれる。
よっすぃ〜のそれはゆっくり堪能するかのように私の中を動く。
- 69 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月27日(水)00時03分33秒
- 私は早く絡めたくてよっすぃ〜のそれを探すのになかなか捕まえられない。
キスだけでこんなに焦らされて、感じちゃうのにこれ以上になったら・・・私どうなっちゃうんだろう。
よっすぃ〜が私を捕まえて吸い上げる。
「んぅ・・・ぅ・・・・ん」
二人の唇の隙間から私の声が漏れる。
一度、捕まるとなかなか離してくれない。
もうキスだけでとけちゃうよ。
長いキスはやがて優しくなって私の口の回りの唾液を拭うようなキスに変わってゆく。
前にどうして?って聞いたら、
「だって恥ずかしいでしょ?糸ひくようなのって。ごっちんはそういうのみたい?」
よっすぃ〜のキスは優しくて、激しいけど最後は優しい。
だからとけちゃいそうになるんだよ。
- 70 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月27日(水)00時06分44秒
- ゆっくり唇を離すと
「昨夜、ごめんね。待ってたんだけど・・・寝ちゃった・・・・・・・」
見上げたよっすぃ〜の瞳は優しくて、唇は少し光ってた。
私は首を横に振った。
腕はよっすぃ〜の首にかけて・・・・・
「さぁ、起きよう!」
「えっーーー?」
やっとその気になって充分OKなのに・・・・・なんでそんな意地悪いうかな?
「だって・・・ほら!時間・・・」
壁の時計は準備をするには充分だけど・・・・・プラスHは・・・・・
そうとうがっかりした顔をしたのか
「ごめんね。やっぱ、時間かけたいし・・・楽しみはおあずけ!」
- 71 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月27日(水)00時13分07秒
- そういうとよっすぃ〜はベットから下りて私に手を差し出しておどけた表情で
「姫、お目覚めのお時間です」
だいぶ不服だったけど、
「は〜い」
よっすぃーの手に掴まって起きあがって・・・よっすぃーの腕の中。
「・・・・・好きだよ。お姫様」
「・・・私も・・・大〜好き」
軽く口づけすると、
「今日もがんばりますか!」
「は〜い!」
よっすぃ〜が大切にしててくれる事が判ったから・・・
自分がよっすぃ〜の事、大好きって判ったから・・・
- 72 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月27日(水)00時17分17秒
- 一部終了です。
>にゃんさん、レスありがとうございます。
ご希望にそえなかったと思いますが・・・・・
- 73 名前:にゃん 投稿日:2002年03月28日(木)12時45分03秒
- 一部終了お疲れさまでした(^-^)大好きな気持ちと大切に想われていることが分かって良かったっす!これからも頑張って下さいね〜。
- 74 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月30日(土)00時09分18秒
- よっすぃーと私がつきあい始めて一年になるけど、未だにキス以上進まない。
この間までそういうことしてこないよっすぃーに不満や不安を感じてたけど、今は違う。
よっすぃーはちゃんと私のこと考えてくれてたことが判ったから。
お互いの気持ちが通じて、いつでも・・・・・・OKなのにーーーーー時間がない!
二人きりの時間はもっと少ない。
分刻みのスケジュール、
それに表面上18歳以下だから9時以降に録画以外でテレビやラジオに出ることはないけど、
打ち合わせや個人レッスンは9時以降もある。
地方のコンサートで泊まりはあるけどシングルが多くてなかなか同じ部屋にはならない。
- 75 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月30日(土)00時12分31秒
- どっちかがどっちかの部屋へいけばいいんだけど、
大抵、よっすぃーの部屋には辻加護、梨華ちゃんがいてよっすぃーを離さない。
梨華ちゃんは圭ちゃんのところへ行けばいいのだけど、
圭ちゃんは圭ちゃんでスタッフとのお酒のつきあいがある。
それに三回公演の後はさずがに疲れてるし、翌日も三回公演だし。
それを考えちゃうと・・・・・私も一応プロだし。
そんなある日、東京のホテルでよっすぃーと同じ部屋になった。
翌日、早い飛行機に乗るためなんだけど・・・・・
今はまだ、9時を回ったばかり。
・・・充分時間はある。
- 76 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月30日(土)00時15分41秒
- 部屋に入ると同時に私は振り返ってよっすぃーに抱きついた。
よっすぃーの肩に顔をうずめてよっすぃーの匂いをいっぱい吸い込む。
「んーどうしたー?」
「だって・・・久しぶりだよ!」
「そ〜だね〜忙しすぎだね〜」
「ねぇ〜〜〜だからさ・・・」
肩から顔をあげて、目を閉じてキスの催促。
よっすぃーの唇が軽く私の唇にふれて・・・えっ?次が・・・・こない・・・
目を開けると、優しい笑顔で見つめてる。
「えっ?」
「いや〜かわいいな〜〜〜って」
「な、なに言っての!」
「だってほんとのことだもん。」
「ん・・・グゥ」
よっすぃーはまだ文句を言おうとしている私の唇を塞いだ。
待っていたキス、優しくて激しくてとけちゃいそうなキス。
唇を離して見つめ合ってもう一度おねだり・・・・・・
トントン・・・・・トントン・・・ドアをノックする音。
- 77 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月30日(土)00時19分07秒
- >にゃんさん、レスありがとうございます。
二部始めちゃいました。よかったら読んで下さい。
- 78 名前:にゃん 投稿日:2002年03月30日(土)19時00分04秒
- 2部スタート!早速読んじゃいました。甘々なよしごまサイコーです(^-^)良いとこで...誰なんだぁ〜ノックするやつはぁ〜〜。
- 79 名前:エンジェル 投稿日:2002年03月31日(日)00時04分19秒
- 甘いよしごまいいですね!!
いよいよってところにいったい誰なんでしょうね!!
続き期待してます。
- 80 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月31日(日)00時32分36秒
- >にゃんさん、いつも読んでくれてありがとうございます。
>エンジェル、レスありがとうございます。
少しだけですが、更新します。
- 81 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月31日(日)00時36分34秒
- 「・・・・・誰だろうね?」
よっすぃ〜はすごーく不満顔の私から腕を離してドアへ向かっていく。
「はい?」
「私、なっち」
ドアの外からなっちの声。
「あっ、はい」
よっすぃ〜がドアをあけた。
「ごめんね。お邪魔しちゃったかな?」
「いえ、全然」
「あのね、よっすぃ〜ちょっと・・・・・」
なっちに誘われるまま足だけをドアに挟んで話してる。
部屋の中にいる私には聞こえない。
- 82 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月31日(日)00時39分41秒
- 「おやすみ、ごっつぁんもおやすみ〜」
「おやすみなさい」
「おやすみなさい」
ドアの隙間に向かって私も返事をした。
戻ってきたよっすぃーはジーパンの後ろに何か突っ込んでいるように見えた。
気のせいか顔赤いんですけど。
「なっち、なんだって?」
ベットに腰掛けたまま聞いた。
「いや、大したことじゃないよ」
「えーーーそんなわけないじゃん、なによ〜〜〜」
「何でもないって〜それより、どっちが先にお風呂入る?」
「えーーいっしょに入ろ」
「・・・やだよ」
なっちがきてから機嫌が悪いのか、
部屋に備え付けの机に向かって持ってきたノートパソコンを開いた。
こっちを見もしないし、近づいてもこない。
- 83 名前:Jマイルド 投稿日:2002年03月31日(日)00時43分02秒
- 「じゃ、私さきに入ろうか・・・・・」
よっすぃ〜が鏡越しに聞いてくる。
ベットの腰掛けたまま足をバタバタさせて不機嫌を表現。
「・・・・・いいよ別に・・・」
口を尖らせて言う。
いつもならここで『しょうがないな〜』といいつつも抱きしめに来てくれる。
・・・・・
「じゃ、さき入るね〜」
バスルームに消えて行った。
なんなんだよ〜〜〜
なんかムカツク。
なっちなにしに来たんだろう。
よっすぃ〜、顔赤かったし。
なっち、来なかったらあのままGOってことになってたかな〜
でも・・・ま・・・いっか・・・・・お風呂の後の方がいいし・・・
あの朝、『お預け』って言われてからずっと待ってたんだから・・・・・
よっすぃ〜・・・先にお風呂入っちゃって寝ちゃうなんてことないよね。
寝てても今日は起こすからね。
よし、今日こそは!
- 84 名前:Tomahawk 投稿日:2002年03月31日(日)03時54分42秒
- 74の表面上18歳以下が微妙。
表面上てなんすか。
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2002年03月31日(日)16時55分49秒
- >84
そんなに深い意味ないのでは?<表面上
児童保護法とかで世間一般に見られるところでは
働かせられないから、というくらいの意味だと思われ。
- 86 名前:ING 投稿日:2002年03月31日(日)22時51分00秒
- 同じ板で書かせて貰っている者です。
いいですねー・・純粋な感じのよしごま。いつやっちゃうのか楽しみ(w
私の方のよしごまは痛めだし、随分スれてますので(ww
更新、楽しみにしてます。
- 87 名前:車地雷AM 投稿日:2002年04月01日(月)00時19分40秒
- INGさんに同じく。いつやっちゃうのか楽しみ。
私のほうのよしごまも痛めなんで。
純粋よしごまは見ているとホッとします。
頑張ってください。
- 88 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月01日(月)23時27分19秒
- >84
85 名無し読者さんのおっしゃる通りです。
表面上は言葉通り表向きという意味です。
>85名無し読者さんありがとうございます。
>86 INGさんレスありがとうございます。
読ませて頂いてます。
私は痛い出来ないようで・・・
>87 車地雷AMさんレスありがとうございます。
純粋ですか〜
でもいつかは・・・・・
- 89 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月01日(月)23時32分14秒
- 「あがったよー」
バスタオルを首から下げてよっすぃ〜が出てきた。
スエットのジャージにTシャツ姿。
「ごっちん、入っておいでよ」
視線をパソコンの画面に落としてこっちを見もせず言う。
「あっ、うん」
着替えを持ってバスルームに入ってく。
湯船に浸かって・・・・・ここから出たら、数分後には・・・
梨華ちゃん最近、胸大きくなったよね〜
よっすぃ〜がっかりしたりしないかな〜
・・・・・・・・
また、マイナス思考・・・梨華ちゃんを思い出すたびにマイナス思考になる。
いけない。よっすぃ〜にまかせよう。
湯船のせんを抜いて、もう一度シャワーをあびて出る。
- 90 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月01日(月)23時34分35秒
- バスタオルで体をふいて・・・・・勝負パンツに
ジャージの下?これって失敗?色気ないな〜
お揃いで買ったジャージなんだけど・・・・・
もうちょっと・・・あ〜鬱だ〜よっすぃ〜その気にならないかも・・・・・
今日、同じ部屋だなんて知らなかったし・・・・・
勝負パンツはいつも入れてたんだけど・・・・・
バスタオル一枚で出ていく勇気ないし・・・・・もう、いいや・・・・・
ジャージの下をはいて、Tシャツをきて、『いざ、出陣!』小さい独り言とガッツポーズ。
バスルームを出ると、よっすぃ〜はまだパソコンに向かってた。
- 91 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月01日(月)23時44分26秒
- よっすぃ〜を横目で見ながら、冷蔵庫からジュースを取り出して乾いた喉に流し込む。
バスタオルで濡れた髪を拭きながら、窓に寄った。
カーテンを少し開けて見る窓の外は真っ暗で、星が幾つか見える程度、
下を見るとビルのネオンと車のテールランプが色とりどりに光ってる。
窓ガラスに近づいてきたよっすぃ〜の姿が映った。
後ろから腕を回して耳元で「・・・真希、カーテンはもう閉めよう」と囁いた。
私の体がピクッとした。
それは驚いたんではなくて・・・・・やっぱり驚いたのかな?
始めて名前で呼んだその声があまりに低くて、優しくて、甘い声だった。
「こっち向いて・・・・・」
私を自分に向かせると、
「・・・・・好きだよ」
さっきと同じ声。
見つめたその目はいつものよっすぃ〜の目じゃない。
真剣で、怖いくらい真剣で、でも私を愛おしそうに見つめてる。
- 92 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月01日(月)23時47分13秒
- その目から逃れようと下を向こうとしたら、
指で顎を持ち上げられてよっすぃ〜の唇に捕まった。
優しいキスは激しくなって、私をつかまえて離さない。
背中に回ってた右手が私の濡れた髪を指でとかしてゆく。
私は膝の力がぬけてゆくのをくい止めるのに精一杯。
唇を離すと
「・・・ベットに行こう」
左手に引かれベットまでくると、開いてる右手で上がけをはずして私を横たわらせた。
ベットサイドの明かりを一番小さくすると、私に覆い被さるように自分もベットに入ってきた。
- 93 名前:ななし 投稿日:2002年04月02日(火)20時57分41秒
- ぬお!!いい展開!!
- 94 名前:エンジェル 投稿日:2002年04月02日(火)23時37分00秒
- とうとう待ちに待った日がくるんですね!!
わくわくしながら待ってます。
- 95 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時07分51秒
- 大きな瞳が私を映してる。
…バスルームの勢いはどこへいってしまったのか、
自分の体が震えてるのをよっすぃ〜に気づかれないか、心配だったけど…
「……ん、寒い?」
心配そうに聞いてきた。
よっすぃ〜を見つめたまま首を横に振る。
でも、体はよっすぃ〜の声に反応したかのように震えが大きくなる。
「…こわい?……」
……首を横に振る…
ずっと待ってた……
でも………怖いよ〜〜〜
キスだけであんなに感じちゃってる……
壊れちゃいそうで……怖いよ〜〜〜壊れたら嫌われちゃうの……
よっすぃ〜……そんな目でみないで……怖いよ〜〜〜助けて……
- 96 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時10分52秒
- 「……大丈夫?」
その瞳から逃れたくて、首に腕を回して引き寄せた。
唇が私の唇に重なり、優しく求めてきた。
それでも体の震えは止まらない。
歯と歯がぶつかってしまう。
よっすぃ〜が顔を上げてもう一度「大丈夫?」と聞いてきた。
頷いたけど………全然大丈夫じゃない!
よっすぃ〜は唇を避けて耳の後ろからせめてきた。
体がビクッとする。
「や…め……」
感じて言ってるのか、拒否しているのか自分でも判らない。
でも、次の瞬間よっすぃ〜は拒否と受け取てしまった。
首筋によっすぃ〜の唇が下りてきて、左手がTシャツをまくろうとした時、
- 97 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時13分57秒
- 「や、やだーーー」
よっすぃ〜の動きが止まった。
……………………
私を見つめるその瞳は悲しそうで、始めて見る瞳だった。
「……ごめんね、ずっと震えてたのに」
少しだけずれたTシャツを直して、私の横に転がった。
よっすぃ〜を傷つけた……
イヤじゃないのに……
恥ずかしくて……
壊れちゃうのが怖いだけ……
「よっすぃ〜……」
まだ震えてる体の上半身だけを起きあがらせて
両手を頭の後ろで枕かわりにして天井を見てるよっすぃ〜の顔をのぞき込んだ。
- 98 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時23分54秒
- 「ん……」
「あた・し……」
何を言っていいのか判らずにいたら、天井を見つめたままよっすぃーは
「ごめんね……無理しなくていいから…」
その言葉は今まで誰に言われたどんな言葉より、私は突き放されたように感じた。
目の奥が痛い。
「ウグッ……ウグッ……」
「ん?泣くことないよ……急ぎすぎたかも……」
天井を見てた視線が私に戻ってきて、
頭の下で枕代わりにしていた右手で私の涙を拭った後、
その腕は少し迷ってからベットに落ちた。
私の上半身もベットに戻してその右手にしがみついた。
体はまだ小刻みに震えてる。
- 99 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時27分37秒
- 私の息づかいが一定になって、震えも止まって……眠っていると思ったのだろう。
しがみついてる右手を静かに外して、よっすぃ〜はベットから出て机の上のパソコンに向かった。
いけないと知りつつ、私は寝たふりをして、よっすぃ〜を伺ってた。
その背中はこの部屋に入ってきた時より、遙か遠いところにあるよう。
今の私には手が届かない……
よっすぃ〜は暫くパソコンを操った後、もうひとつのベットに体を投げ出し、
手を延ばしてベットサイドの明かりを消した。
よっすぃ〜とつき合ってから、こうして同じ部屋になって別々のベットで寝るのは始めて……
- 100 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時33分47秒
- 「…ごっちん、…きて…」
「ん……」
「もう、時間だよ」
「ん…ん…」
目を開けるとよっすぃ〜はもう着替え終わってて、荷物を片づけていた。
そんなところから声かけなくても…今日は目覚めのキスもなしですか?
横のベットを見ると上がけがベットから外れていない。
ちゃんと中で寝なかったんだ…
いつもは荷物を片づけている時もちょっかい出してくるのに……
おはようのチューもなし…
部屋出る時、よっすぃーの袖を引っ張った。
「ねぇ……怒ってる?」
「何で?…怒ってないよ」
「じゃぁ、なんで……」
トントン……トントン
ドアを叩く音。
また邪魔者だ。
「はい。」
よっすぃ〜が返事と同時にドアを開けた。
ニヤニヤしたなっちが立ってた。
「あっ、おはようございます。どうしたんですか?」
「おはー! いや、起きてるかなって思ってさ」
「今、出ようとしてたところですよ。ねぇ?」
「あっうん。おはよう」
なっちと三人で集合場所へ向かった。
- 101 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月04日(木)00時40分13秒
- >93 ななしさん、レスありがとうございます。
>94 エンジェルさん、レスありがとうございます。
お二人共、期待に反してごめんなさい。
ここの二人はなかなか進みませんね〜
- 102 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月04日(木)12時05分28秒
- 吉澤がPCで見ているのは何だろう・・・
ひょっとして飼育のエロ小説?
- 103 名前:エンジェル 投稿日:2002年04月05日(金)00時47分38秒
- くぅ・・・・寸止めだ・・・
体に悪い〜〜(笑)でもまったりと期待しながら
待ってます思いをはたせる日を(笑)
- 104 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月06日(土)00時43分36秒
- >102名無しさん、レスありがとうございます。
吉澤さんもいろいろ研究しているのかも…
>103エンジェルさん、レスありがとうございます。
寸止めはつらいです…でも一番つらいのは吉澤さんじゃないのかな……
- 105 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月06日(土)00時48分51秒
- あれから、二週間…
とにかく忙しい……それもあるけど、
時間なんて作ればなんとか作れるのに私もよっすぃ〜もその努力をしてない。
……というより、よっすぃ〜は二人きりにならないように努力している。
いつか、裕ちゃんやなっちと話をしたベンチに座ってぼんやり考えてた。
「どうしたの〜ごっつぁん」
「ん、べつに〜」
「幸せいっぱいって顔じゃないね〜」
なっちは自販機からお茶を取り出すと隣に座った。
プルトップをあけると二三滴、跳ねて床に落ちた。
「変わらないよ〜なんも……」
「えっ、この間コンサートの時……うまくいったんじゃないの?」
「え…なにが?」
- 106 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月06日(土)00時54分29秒
- 「あれーよっすぃ〜さぁ、薬効きましたって言ってたよ……」
「薬?」
「うん、ほら、あの日、よっすぃ〜に渡したんだけど……疲労回復剤。ごっつぁんは飲まなかったの」
「…薬なんか飲むようなことしてないもん……」
「えっ、それって……」
「してないよ。なんも…」
「…ヤだったの?……」
「…そうとられちゃったみたい…あれから、手も触れてこないっていうか…二人になるのを避けてる……」
「そっかーーー」
「……この間ここでさぁ〜話した夜…」
「うん」
あの夜とコンサートの夜の事をなっちに話した。
*
- 107 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月06日(土)00時59分24秒
- 「よっすぃ〜って16だよね〜すごいな〜〜〜ちゃんとごっつぁんの事考えるね」
「そう?」
「うん。すっごく大切にしてるんだね。ごっつぁんのこと。
そりゃぁさ、ちょっとくさいかもしんないし、亡くなってるから出来たのかもしれないけどさ。
普通、そこまで考えないよ。」
「そのことは私もそう思った…」
「なんか感動。いつもバカやってたり、ふざけてるイメージが強いけどさ。やっぱカッコいいね」
「んー」
確かにあの日のよっすぃ〜はカッコよかった。
つうか、マジ惚れなおした。
「それにさ、そっちは大丈夫だって。最初は誰でも震えたりするから…」
- 108 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月06日(土)01時03分21秒
- 「なっちも?」
「うん、でも震えてるくらいでやめる人じゃなかったから……」
「…………」
「ごっつぁんが羨ましいよ。優しいからね、よっすぃ〜は」
「ん〜でも、誰にでも優しいよ……」
「贅沢だね、ごっつぁん。…いらなくなったら言って、よっすぃだったらいつでも貰っちゃうよ」
「だ、ダメだよ!」
「じょ、冗談だよ。なにムキになって……」
「だって〜」
「大丈夫だよ。そんなに思われてるんだからさ」
「う、うん」
自信もってと肩をポンポンと叩かれてなっちと楽屋へ戻った。
- 109 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月09日(火)00時05分48秒
- なっちと楽屋に入るとよっすぃ〜と梨華ちゃんが楽しそうに話している姿が目に入ってきた。
私に気づくと、
「ごっちん、梨華ちゃんと帰り食事して帰ろって言ってたんだよ。ねっ」
小さく頷く梨華ちゃん。
「ごっちんも行こうよ……」
「……うん」
私の返事を聞くと、よっすぃ〜は梨華ちゃんとどこで食べようかと話し始めた。
- 110 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月09日(火)00時09分35秒
- 今日は梨華ちゃんか………
昨日は圭ちゃん……
一昨日と一昨々日は別々……
その前は誰だっけ……
あれから、よっすぃ〜は二人になるのを避けている。
収録の合間は加護ちゃんや辻ちゃんとふざけてるし。
帰りが一緒の時は必ず誰かも一緒。
当然、食事に行くのも一緒。
そして、ただの友達のように別れる。
きっと、今日もそうだろう…
『おやすみ』のメールも忘れない。
だけど、あの夜から、どんどん離れて行く気がする。
ちゃんと隣にいてくれるけど……
こんなに近くにいるけど……遠い。
よっすぃ〜の中では私はもう親友に戻っちゃったのかな……
イヤんなっちゃったのかな……聞くのが怖い………
『モーニング娘。さん、お願いします』
ADさんの声で現実に戻された。
- 111 名前:エンジェル 投稿日:2002年04月09日(火)00時35分09秒
- なんかごっちんせつないですね。
早く元に戻るといいのに・・・・
- 112 名前:にゃん 投稿日:2002年04月09日(火)17時52分22秒
- お互いのありのままの気持ちをぶつけて早く二人の距離が近付けば良いなぁ(^-^)
- 113 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月10日(水)01時05分56秒
- >111エンジェルさんレスありがとうございます。
後藤さんもせつないけど、吉澤さんもいろいろ考えているのでは……
>112 にゃんさん、レスありがとうございます。
そろそろ、互いの気持ちをぶつける時かな。
- 114 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月10日(水)01時09分15秒
- 梨華ちゃんと食事に行ってから三日……
次の日は梨華ちゃんと圭ちゃんが一緒。
イチャイチャしてる二人に当てられっぱなし……
翌日は早く終わったからちびっ子達を連れて。
昨日はよっすぃ〜がラジオの仕事があったから別々。
いつまで続くんだろう…………
よっすぃ〜に対しての不安は増す一方。
私に少しだけ勇気があったなら、よっすぃ〜に聞く事も出来るのに………
でも……『別れよう』なんて言われたら………
『もう、友達だよ』なんて言われたら………立ち直る自信ないよ。
- 115 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月10日(水)01時13分58秒
- 収録の合間、スタジオの隅のイスに一人座って、
そんな事を考えてセット替えをぼんやり眺めていると、小川がやってきた。
「後藤さん、…ちょっといいですか」
「ん、どした?」
「あの〜」
モジモジしていつもの小川らしくない。
「座ったら…」
あいている折り畳みのイスを勧めたが、小川は座らずにいる。
「どした〜」
「あの〜〜後藤さんは……吉澤さんとつき合ってるって本当ですか?」
「はぃ?」
突然、そんな事を聞かれて声が裏がえってしまった。
「私、…吉澤さんが好きです。外見とかじゃなくてなんか…一緒にいると暖っかくて、
楽しくて…全部包んでくれているみたいで……」
「……そう」
そうだよ。よっすぃ〜は全部受け止めてくれるよ。包んでくれるよ。
- 116 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月10日(水)01時21分34秒
- 「……告白してもいいですか?」
「…私に言われても・・・困るよ」
ダメなんて言えないじゃん。
「……そうですよね。振られるのは判ってるんです。でも気持ち押さえられなくて……すみません。」
「謝らなくてもいいよ……」
「………『好き』って言います。…変なこと言ってすみません……失礼します」
スタジオを出ていく小川を見ながら、ため息が出た。
こんな時にライバル出現かーーー
告白ってさぁ………ただ娘。内で人気があるのとは違う……
小川…真剣な眼差しだった……
よっすぃ〜のタイプではないけど……積極的だな〜〜〜
小川くらい積極的だったらな〜〜〜うまくH出来るんだろうな。
よっすぃ〜と小川が抱き合ってる映像が浮かんでブンブンと横に振る。
はぁ〜〜〜〜〜ちょっと重傷かも…………
- 117 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月10日(水)01時30分13秒
- 今日の収録すべて終わって楽屋に戻る時、小川がよっすぃ〜の腕を掴むのが見えた。
二人を置いてみんなが楽屋に入っていく。
一瞬、小川と目が合った。
私と話していた時より真剣な眼差し……
楽屋のイスに座ると同時に はぁ〜ため息が出る。
「どうしたの?ごっつぁんため息なんかついちゃって」
隣の梨華ちゃんに聞こえたみたい。
「ん、何でもない」
「疲れた?」
「んー、そうかも……」
「今日、上がりだからさぁ、早く休んだ方がいいよ」
「ん〜そうだね」
梨華ちゃんには悪いけど当たり障りのない返事をして、着替えをして荷物を片づける。
- 118 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月10日(水)01時34分06秒
- 「じゃぁ、おさきに〜」
バックを持って楽屋を出た。
何人かのメンバーが「早いじゃん」「お疲れさまでした」と聞こえてきたけど無視。
エレベーターに乗ってRのボタンを押した。
少し、頭冷やさなくちゃ……
屋上の重い扉をあけると、北風が思ったよりつよい。
「うっーさみ!」
……コート忘れてちゃった〜 また戻らなくちゃ……かっこわるいな〜〜〜
体を突き刺すような北風も紅潮した頬には心地いい。
小川、伝えたのかな?
よっすぃ〜はなんて答えたんだろう?
これが、高橋や松浦だったらもっと焦ってたかも……
小川でこんなに不安なのに……もっと焦るってどうなっちゃうの?
- 119 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月11日(木)12時47分14秒
- >小川でこんなに不安なのに
微妙に失礼な後藤にワロタ
- 120 名前:名無しさん 投稿日:2002年04月11日(木)17時10分18秒
- よっすぃーはどう思ってるんだろう…気になります。
続き期待♪
- 121 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時18分29秒
- >119 名無し読者さん、レスありがとうございます。
少し臆病な後藤さんもいろんな意味で小川に劣るとは思ってないはず。
>120 名無しさん、レスありがとうございます。
今日で吉澤さんの気持ちが判ります。
- 122 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時22分35秒
- 最近は二人で話してない……二人になることを避けているんだから当然だけどさ。
もう、前のように戻れないのかな……
よっすぃ〜イヤだよね、Hも出来ない恋人なんか……
こんなに好きなのにな〜〜〜
やっぱ触れたいし、抱きしめたいよ。
触れてほしいし、抱きしめてほしいよ。
……やっぱ、さむ!
あっ!
後ろからコートがかけられた。
「寒いしょ、コート忘れてたよ……」
「あ・・りが・・と」
辛うじて出た言葉。
……前なら、自分の体で包んでくれたのに……もう…触れるのもイヤなの………
- 123 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時26分31秒
- 「ねぇ、なんで小川に何も言わなかったの?」
「…なんて言えばいいの」
「ん〜〜『よっすぃ〜は私の』とか…」
「…言えないよ」
「そう」
「……」
「小川にはさ・・・・・『気持ちに答えられない』って言ったよ。つき合ってる人がいるって……」
「……」
「こら〜なんか言えよ」
「…だって………」
「……ごっちん、ごめんね。なんかさ、いろいろ……始めてのことが多くて……
ごっちんのこと……避けてた。っていうか、二人きりになるのを避けてた。」
「ん……」
「二人きりになるとさぁ〜……触れたいし、抱きしめたいし、キスしたくなったりしちゃうんだよね。
誰かいればそんな事出来ないじゃん。あの夜みたいに怖がらせたくないからさ……」
その言葉は振り返るとよっすぃ〜は真後ろにいた。
こんなに近くにいるのはいつ以来だろう……
- 124 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時35分13秒
- 「よっすぃ〜ち、違うよ。」
「ん〜」
「あの時、ホテルで…よっすぃ〜が怖かったんじゃないよ。自分が怖かったんだよ」
「ん?」
「キスだけで……壊れちゃいそうで……壊れて嫌われるのやだもん…」
「えっ?」
「ああいうこと始めてだし…だから、どうなっちゃうか判らないじゃん。自分の知らない自分じゃん」
「……なんだ〜〜〜〜〜」
よっすぃ〜はヘナヘナって感じでしゃがみ込んだ。
私もよっすぃ〜にくっつくようにしゃがんだ。
「ごっちんはああいう事…ダメなのかと思った……だからどうしていいのか判らなくて…」
「……もし、そうだったら?」
「ん?」
「…出来なかったら?」
「………きっと、時間をおきながらチャレンジすると思う。今までそう思ってたから……」
「それでもダメだったら?」
よっすぃ〜は少し考えて……
- 125 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時38分24秒
- 「…心はごっちんのものだよ」
「は?」
それってどういう事?
心は私のものでも、体は違うって事?
そんなのヤだよ〜〜〜
思っていない答えが返ってきて、よっすぃ〜の顔を覗いた。
よっすぃ〜の目に映った私は泣きそうな顔をしていたと思う。
「うーそーだよ〜〜〜」
そう言って立ち上がると私の手を取り、立ち上がらせて向き合う形になった。
あの日、仏壇の前で手を合わせていた時のように真剣な顔で。
「ダメでもいいかなって……プラトニックでもいい気がしてた。
ほんとにそう覚悟出来るまで、まだ時間はかかりそうだったけど……」
最後の方は少し照れくさそうに。
- 126 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時42分29秒
- 「……うん」
私は頷いて、ゆっくり自分の手をよっすぃ〜の手に重ねて握った。
少しビクッとしたのはよっすぃ〜。
でもすぐに握り返してくれて、それを合図のように私は久しぶりによっすぃ〜の腕の中に収まった。
「へへっ……よっすぃ〜」
よっすぃ〜の腰に腕を回して抱きしめた。
よっすぃ〜も私の背中に腕を回してくれた。
「ねぇ………もうあんなこと言わないで…」
「あんな事って?」
「『いい奥さんになる』って前言ったでしょ?」
「あぁ、でも、本当にそう思ったから……」
「……なんか淋しかった。よっすぃ〜は私が誰かの奥さんになっても平気なのかなって……」
私に回っている腕に力が入った。
「……平気なわけない…平気じゃないよ……でも…いつかそういう時来るのかなって…
そん時、格好悪くないように覚悟してないと……」
よっすぃ〜の言葉を唇で塞いだ。
唇を合わせるだけの軽いキス。
- 127 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時51分12秒
- 「もう、そんなこと考えないで……よっすぃ〜が考えると私も考えちゃうよ…」
「……ん」
「……始めては…よっすぃ〜じゃないとヤだよ……」
「………始めてだけ?」
「えっ………ううん、ずっとよっすぃ〜がいい………」
さっきよりきつくよっすぃ〜を抱きしめる。
「ずっと変わってないから……お父さんと話した時から変わってない……
あの時よりもっとごっちんの事が愛しいと思ってる。
………だから、急がなくていいから…ゆっくり歩いてこ………ねっ」
痛いくらいに抱きしめて耳元で囁いた。
- 128 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時54分18秒
- よっすぃ〜の気持ちが嬉しくて……
好きって言葉より、愛してるって言葉より、愛しいと思われる事がこんなに嬉しい〜
私もよっすぃ〜の全部が愛しい……
私の目から溢れた涙をよっすぃ〜の指が拭ってくれて、
目を静かに閉じるとよっすぃ〜の唇が重なった。
軽く何度も角度を変えて…
少しあいた唇からよっすぃ〜が入ってきて、掴まえた私をきつく吸い上げる。
久しぶりによっすぃ〜を感じて膝の力が抜けて、腰に回されている腕に支えられる。
「ん……ぁ」
唇の間から吐息が漏れて……
久しぶりのキスは甘くて……
ちょっとしょっぱく……
恥ずかしくて……
よっすぃ〜の肩に顔を埋めた。
「でも……」
低くて甘い大好きな声。
「んー」
「やっぱ、ごっちんの壊れたところを早く見たいですね……」
「バ、バ、バカ!」
熱くなった顔をあげるとよっすぃ〜の唇にまた掴まった。
END
- 129 名前:Jマイルド 投稿日:2002年04月12日(金)00時55分49秒
- 予定通り、本日終了です。
ふたりの・・・までの距離はまだあるようです。
読んでくれて方ありがとうございます。
- 130 名前:旅慣れテーラー 投稿日:2002年04月12日(金)06時40分24秒
- 初レスっす。
けど読んでたっす(w
いいっすね!この小説!!!
なんかカナーリ吉子がかっけーかった。
ごっつぁんはかわいいし。
今後の二人が知りたいですねー(ひそかなキタイ
作者さんお疲れさまでした!!
- 131 名前:ルパン4th 投稿日:2002年04月12日(金)22時37分57秒
- 作者さんお疲れ様でした!
初体験に戸惑う二人がいい感じで、毎回楽しく読んでいました。
暖かいハッピーエンドでよかった!
自分もこの後の二人見てみたいな〜(^^)
- 132 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月16日(火)13時50分39秒
- あれ…?吉澤がパソコンで見てたのは一体何だったんだろう?
- 133 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月29日(月)00時40分25秒
- この小説、続編はないんですか?(泣
またドキドキさせて下さいぃ・・
- 134 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月01日(水)05時28分08秒
- 続き待ってるんだけど…
- 135 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月05日(水)19時12分35秒
- 続編、おねがい。
- 136 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月23日(日)00時12分11秒
- 読みたいっす。
- 137 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月13日(土)05時28分39秒
- マジ読みたいっす!壊れたごまを待ってるのはよしだけじゃない!
- 138 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月05日(木)01時08分30秒
- 最近よしごま不足です。
作者さん、続編を!
- 139 名前:Jマイルド 投稿日:2002年09月08日(日)19時26分24秒
- 久しぶりにのぞいたらレスが・・・遅まきながらお返事を書かせて頂きます。
>130旅慣れテーラーさん、読んで頂きありがとうございます。
よっすぃ〜かっこよかったですか?ほんとはもっとかっこよくしたかったんです。
>131ルパン4thさんに読んで頂けてるとは感謝。
「行方知れずの恋」本日、読ませて頂きました。
これからの二人、楽しみです。
>132名無し読者さん、レスありがとうございます。
よっすぃ〜はPCのメールを読んでただけです。
>133名無し読者さん
>134名無しさん
>135名無し読者さん
>136名無し読者さん
>137名無しさん
>138名無しさん
レスありがとうございます。
続編あります。
少し直してUPさせようと思ってます。
- 140 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月16日(月)21時05分10秒
- 続編あるんですか?
ヤッター!!
嬉しいです。
格好良い吉子とかわいいごっちんが見たいです。
- 141 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月22日(日)21時39分11秒
- 続編はいつから始まるの?
ここのちょっと大人な吉子、かっけー
- 142 名前:Jマイルド 投稿日:2002年09月23日(月)23時18分23秒
とうとう今日になってしまいましたね。
鬱になる時間「フレンドパーク」のおかげで明るく過ごせました。
今日から【・・・までの距離 2】を少しづつUPしていきます。
>140 名無し読者さん
>141 名無しさん
レスありがとうございます。
今回の吉子はあんまりかっこよくないような気が・・・・・
よかったら、読んでやって下さい。
- 143 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月23日(月)23時24分56秒
- ・・・までの距離 2
1
『……始めては…よっすぃ〜じゃないとヤだよ……』
『………始めてだけ?』
『えっ………ううん、ずっとよっすぃ〜がいい………』
それから抱きしめてくれて、キスして……そんな甘い会話したのっていつだっけ?
『ごっちんの壊れたところを早く見たいですね……』
なんて言ってさぁ〜その気にさせておいて…
忙しい……確かに……確かに忙しいよ!
一緒の仕事も少ないし……
それでも、時間作って……けど……
そんな時間も最近はなくて……
でもさ!だからって!
なんで梨華ちゃんと二人きりでカラオケ行くかな〜
松浦とは買い物に行ったみたいだし!
…………
べつに行った事がイヤなんじゃなくて、一言くらい言ってくれたっていいじゃない!
他の人からよっすぃ〜が誰かと出かけた事聞くのって……むかつく!
きっと、私が知ってると思ってやぐっつぁんも話したんだよね〜
初耳の私は話を聞きながら顔に血が上ってくるのを抑えられなかった。
『あ!そろそろスタジオ行くね〜じ、じゃ……』とやぐっつぁんは話の途中でスタジオへ行ってしまった。
しかし、あ〜〜〜むかつく!
- 144 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月23日(月)23時28分08秒
- 2
"やばい、ごっつぁん知らなかったみたいだ〜
顔色あんなに変わっちゃたよ〜やばい!
とにかく、ごっつぁんより先によっすぃ〜見つけて言っておかないと……″
矢口は後藤を残した楽屋を後にして吉澤のいるスタジオに向かった。
スタジオに入っていくとこっちの心配をよそに吉澤はお子さまの一人を膝の上に乗せて
アイスクリームを食べさせている。
"あち゛ゃ〜こんなこと今のごっつぁんが見たら……″
セットを変えてるスタッフをよけながら二人に近づいた。
「あっ、矢口さんも食べますか?」
「おいしいですよ〜ねっよっすぃ〜」
お子さまはこれ以上ない程の笑顔をよっすぃ〜に向けた。
"辻!その笑顔をカメラの前でも見せろ!つうの!!″軽く心の中で毒づいた。
「いい……よっすぃ〜、話あるからちょっと……」
「あ、はい。ののごめんね。食べ過ぎちゃダメだよ」
吉澤は辻を立たせるとアイスの器を辻に渡してから
「なんですか〜」と呑気な声を出して矢口に近づいた。
- 145 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月23日(月)23時30分07秒
- 「よっすぃ〜ごめん」
「は?」
「ごめん、実は今さぁ〜……」
矢口は楽屋での後藤との事を吉澤になるだけ忠実に話した。
話終えた矢口は怖々吉澤を見上げると
「なんだ〜そんな事ですかーーー矢口さん、真剣な顔してるから何かと思っちゃいましたよ〜ハハッ」
「よっすぃ〜?怒ってないの?」
「そんな事で怒るわけないじゃないですかーー」
「そんな事って……ごっつぁんは怒ってるよ……」
「じゃぁ、姫のご機嫌でも見てきますかーーー
矢口さん、暇だったらのの見てて下さいね。ほっとくとずっーと食べてますから……
あ、そんなこと矢口さんのほうがよく知ってますよね〜ハハッ」
吉澤は辻を矢口に託すと矢口と同じようにスタッフをよけながらスタジオを後にした。
- 146 名前:Jマイルド 投稿日:2002年09月23日(月)23時40分36秒
- 3
トントン
「あれ〜ごっちんだけ?」
ノックの後、楽屋に入ってきた安倍を不機嫌顔の後藤が迎えた。
「・・・ん・・・」
「機嫌悪い?……なんかあった?」
「べつに……」
「……べつにって感じじゃないね〜ん?」
安倍は後藤の隣に座って後藤の顔をのぞき込んだ。
「………相談にのってもらう事なんてないよ」
「そうとうご機嫌斜めだね〜って事は………よっすぃ〜か」
『吉澤』の名前に反応して、安倍を睨む後藤。
「………で、ごっちんにそんな顔させるあのたらし君、今度はいったい何をやらかしたのかな?」
「………」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
- 147 名前:Jマイルド 投稿日:2002年09月23日(月)23時44分38秒
- 「ごっちんさぁ〜よっすぃ〜が他の子と出かけたのがイヤなの?
それとも言わなかったのがイヤなの?どっち?」
「………両方」
安倍は小さなため息をつくと
「たまたまさぁ、帰りが一緒になって、時間があったからカラオケにいった。買い物に行った。
その程度だよ。大した事じゃないからいちいちごっちんに言わなかったんじゃないかな〜」
「………そぉーかな〜」
「うん、ごっちんだって他のメンバーや共演者と食事行った事あるしょ?
それを全部、よっすぃ〜に言ってる?」
安倍の問いに首を振る後藤。
「…だしょう。……じゃぁ、ごっちんはなんでよっすぃ〜に言わなかったの?」
「えっ、言う程の事じゃないし、そんな事でよっすぃ〜との時間……もったいないよ〜」
「ねっ、よっすぃ〜だって同じだよ。……ごっちん〜いちいち妬いてたら疲れちゃうよ」
「……うん」
「愛は束縛するものでも強制するものじゃないよ……なんてね」
「……うん。判ってる…」
- 148 名前:Jマイルド 投稿日:2002年09月24日(火)00時21分12秒
- 「でも〜クールって言われてるごっちんがこんな事でやきもち妬くとはね〜
よっすぃ〜もたいへんだ〜……ねぇ〜ごっちん、変な事聞くけど……
もしかしてよっすぃ〜と……その〜まだ、あれなのかな……」
「………」
「あ、…べつにいいよ答えなくても……」
「…全くそんな素振りもなし」
「……そっかーーー忙しかったもんね。仕方ないよ、うん!」
「なっち、ほんとにそう思ってる?」
後藤はチラッと安倍を見た。
「お、お、思ってるよ。」
「どもってるし……」
「…でもさぁ〜よっすぃ〜、ちゃんと考えてくれたじゃん。前の時も。今だってちゃんと考えてるよ。」
あの時………プロポーズされたみたいでほんとに嬉しかった。
「………そっかな〜」
「うん。…それともごっちんは早くそういうことしたいの?」
「……そういうわけじゃないけど………」
「前にも言ったけど、自然とそういう時期はくるからさぁ〜ごっちんは愛されてるんだから自信もって!」
「……うん」
「機嫌なおったかな〜……直ったらそろそろスタジオ行くべ」
「うん」
- 149 名前:Jマイルド 投稿日:2002年09月24日(火)00時23分56秒
- 今日はここまでです。
- 150 名前:ルパン4th 投稿日:2002年09月25日(水)10時54分25秒
- おおお、続編が始まってる♪
待ってましたよー!
更新楽しみにしてます。頑張って下さい。
- 151 名前:通りすがり。 投稿日:2002年09月29日(日)13時40分41秒
- うぉ〜い、続編だ〜。
可憐じゃのう、ごっつぁん。
あのクールに見えるごっつぁんが、よっすぃ〜の前では女っぽく見えるのは、なぜだろう?
卒業発表の記者会見で、右上のよっすぃ〜をちらっと見た後、俯いて顔を隠したのはなぜなんだろう?
実物とオーバーラップして、妄躁状態は広がるばかりです。
- 152 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月01日(火)20時17分46秒
- 始まりましたね〜ホント待ってましたよ。
今度は…までいくんでしょうか?
- 153 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月02日(水)01時48分45秒
- >150 ルパン4thさん、レスありがとうございます。
読んで頂きありがとうございます。
ひっそり始めました。
>151 通りすがりさん、レスありがとうございます。
フレンドパークで吉澤さんの抱きつく後藤さんはかわいかった〜
>152 名無しさん、レスありがとうございます。
「・・・まで」の『・・・まで』いきます。
- 154 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月02日(水)01時51分59秒
- 4
「吉澤さん〜」
吉澤が楽屋まで後数歩というところで後ろから声をかけられて振り向くと、
松浦亜弥が息を弾ませて走ってきた。
「亜弥ちゃん、どうした〜?」
「吉澤さんの姿見えたら、なんか走っちゃいました……」
松浦はハアハアと肩で息をしている。
「ハハッ……大丈夫?」
「…大丈夫です。………吉澤さん、この間の約束覚えてます?」
「ん?…あぁ覚えてるよ」
先日、一緒に買い物に行った際、
松浦の新曲「桃色片思い」がベストテンに入ったらリングを買う約束をした。
と言っても、今の松浦がベストテンに入らないわけないから
吉澤は強制的リングを買わされる事になるのだが、【のせられたな〜】と思いつつも
『あや、頑張ります!』とガッツポーズの後輩を微笑ましく【まぁいいか】思って見ていた。
「あや、この後、雑誌のインタビューで終わりなんですけど……吉澤さんは?」
「ん〜〜〜今日はこの後、平家さんとのラジオがあるな」
「なぁ〜んだ、じゃダメですね。せっかく会えたのに……」
ガックリと肩を落とす松浦。
- 155 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月02日(水)01時54分26秒
- 「がっかりすんな〜また機会はあるからさぁ〜」
「……だってなかなか会えないじゃないですかーーー吉澤さん、約束忘れちゃうかもしれないし…」
「大丈夫、忘れないから、……後で早く上がれそうな日メールで送っておくからさ」
吉澤の言葉で松浦の顔がパァーと明るくなった。
「ほんとですか?」
「うん」
「じゃ、約束」
松浦は右手の小指を吉澤の目の前に出した。
「あ、ゆびきりね」
吉澤は差し出された松浦の小指に自分の小指をからませた。
「ゆびきり♪げんまん♪〜嘘ついたら〜」
松浦が歌っている背中ごしに楽屋のドアが開いた。
- 156 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月02日(水)01時57分02秒
- 5
「♪リングふたつ〜に♪してもらおう♪指切った♪」
後ろに気配を感じた松浦は振り返り、営業スマイルで
「安倍さん、後藤さんおはようございます。」と挨拶すると
吉澤に向き直り、少し不安を含んだ上目づかいになり
「じゃ吉澤さん忘れないでくださいね」と念を押して三人の元を去っていった。
後藤は安倍と話して忘れてしまおうと思っていた怒りが
松浦と仲よく指切りしているのを目の当たりにして沸々と戻ってきた。
「……リングって何、」
「あ、それは……」
吉澤の返事を待たず、安倍と吉澤をおいてスタジオへ歩き出した。
- 157 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月02日(水)01時59分28秒
- 「あ、ごっちん………」
「よっすぃ〜、タイミングが悪すぎ〜」
安倍のデコピンが吉澤の額にヒットした。
「いで……安倍さ〜ん、痛いじゃないですかー」
「全くね〜今のはまずいべ………ごっつぁんにちゃんと説明しなよ」
「はぃ、……でも……かわいいですね〜そう思いませんか安倍さん?」
「え?」
「怒った顔も、ああやって歩いてく後ろ姿も……」
「はぁ〜〜よっすぃ〜は……」
「なんですかー」
「いいや……」
「なんですかー途中でやめるなんて気持ち悪いですよー」
「……ん、よっすぃ〜はごっつぁんにベタボレなんだ〜」
「な、な、何言ってんですかーーーでもそうかも………」
へへっと照れくさそうに笑う吉澤を見ると、
さっきの後藤の不安など一笑してしまえばよかったと心の中で苦笑いした。
「ごっつぁんは幸せだね………なんかバカらしくなってきた。……よっすぃ〜行くよ」
安倍はヘラヘラしてる吉澤をおいてスタジオへ歩き出した。
「あ、…安倍さ〜ん、待って下さいよ〜〜『バカらしいって』ってなんがですかーーー」
呑気な声が安倍を追いかけた。
- 158 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月02日(水)02時03分05秒
- 6
安倍とスタジオに入ってきた吉澤を見つけると矢口が心配顔で駆け寄ってきた。
「よっすぃ〜どうだった?ごっつぁん、一人で入ってきたけど……」
「あ……ちょっと話せなかったんですけど…………」
「矢口、心配すんのもバカらしいよ」
吉澤の話してる途中、安倍が割り込んで矢口の腕をつかんでメンバーのいる方へ連れていく。
「な、なに、なっち」
「ん、犬も食わないよ」
「え?」
「二人のそばにいたら、のろけられるだけ……ってこと」
「えーーわかんないけど、のろけられんのはヤだ」
「だべ、ほっといても大丈夫だべ……それに……」
「ん?それに?」
「……ごっつぁんは自分が思ってる以上にちゃんと思われてるよ」
「そうなの?」
「………もぅ〜二人とも、なんでおいてくんですかー」
安倍と矢口がこそこそ話してる二人の間に吉澤が後ろから入ってきて二人の腕を組んだ。
二人の【キァ〜】の悲鳴にその場にいた全員の視線が三人に集まった。
「あんたら、うるさい!」中澤の声がスタジオに響いた。
- 159 名前:にゃん 投稿日:2002年10月02日(水)12時52分28秒
- わぁ〜い!続編だ〜
なっちも呆れるくらいバカップルですね(^O^)
嫉妬するごっちんかわゆいです。吉子も天然呑気で面白いです。
- 160 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月12日(土)23時50分14秒
- 7
テレビ収録の後、ラジオの収録に向かった吉澤は後藤と話そうと空き時間に携帯を鳴らしたが、
後藤は電話口に出る事はなく、仕方なく送ったメールにも返事はなかった。
ラジオ収録が終わった吉澤は迷った後、後藤の家に向かうためにタクシーに乗った。
【吉澤視点】
ピンポ〜ン♪
「はい。あれーひとみちゃん?」
インターホンに出たのはごっちんのお姉さん。
「はい。夜分にすみません。」
少し待つとお姉さんが玄関を開けてくれて私を入れてくれた。
「入って〜真希、今呼んだんだけどさぁ〜部屋にいるから勝手に上がって……」
「はい、お邪魔します。………あ、お姉さん、いいですか」
お父さんの仏壇のある部屋を指した。
「いつもいいのに…私よりひとみちゃんの方がお線香あげてるかもね」
「なんか挨拶しないと気持ち悪いんですよ…」
仏壇で手を合わせたるとごっちんの部屋に上がった。
トントン………………返事がない。
トントン………カチャ
部屋に通してくれたごっちんは目も合わせないまま、ソファ腰掛けた。
その隣に座る。
- 161 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月12日(土)23時53分26秒
- 「…遅くにごめんね」
「………」
「何度も電話したんだよ。」
「………知ってる」
「メールも送った」
「…読んだ」
短い単語がごっちんが感情を抑えている事を伝えてる。
「そっかー………ごっちんが怒るって思わなかったから…
梨華ちゃんとカラオケ行ったの言わなかったし、松浦と買い物行ったのも言わなかった……
でも、他の人から聞いたら、私が隠してたように思っちゃうよね……ごめん」
俯きかげんの顔をのぞき込んでその視線をとらえようとしたけど、
ごっちんはスゥーと横を向いて視線を合わせてくれない。
「………松浦と指切りしてた」
「あ、あれね。あれは…買い物行った時に『桃色〜がベストテンに入ったらお祝いに指輪買う』
約束して、それを私が忘れないようにって………」
「バカじゃないの!!!!! 今の松浦がベストテンに入らないわけないじゃない!」
ごっちんは立ち上がって、珍しく強い口調で、その目は私を睨んでる。
その目からは視線を外さず、穏やかに話す。
- 162 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月12日(土)23時59分48秒
- 「そんなこと判ってるよ………でも絶対じゃないでしょ?
回りは大まかな数字とか順位とか出してるけど、そんなのわかんないじゃない………」
ごっちんの手を取り座るように促した。
「私さぁ……ミスムンでセンターやった時……不安だった…ああいう曲だったし、
三人以外はコーラスだし…娘。の看板があるのに…看板があるからこそ不安で…
発売されてから毎日順位や発売枚数が気になった……」
「……」
「あやに言われた時その時の事思い出して、『頑張ります』って言われてつい、『いいよ』って言っちゃった。」
「……気持ち…判る………」
「うん…」
そうだよね。ごっちんはソロ出しているから私より判るよね。
- 163 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月13日(日)00時03分51秒
- 「………今回だけだかんね、指切りしちゃったんだから………今回だけ買ってあげてもいいよ……」
「えっ、うん」
「…でも、………リングはダメ!」
「へっ?」
「指輪はヤだ!………指輪は私の時にとっといてよ、ねっ!」
『ねっ』って……後藤さん。
お願いだからその顔、他の人に見せないで下さい。
「………はい」
「よろしい〜………忘れないでよ。………じゃぁ、私は指切りじゃやなくて…」
チュ…って、頬にキスされた。
「よっすぃ〜はもてるんだから、もっと自覚持ってよね。」
「ごっちんが妬くほどもてませんよ〜っていうかさぁ〜
『女房妬くほど亭主もてず』って昔から言うじゃない?」
「『女房』って、私?」
「えっ…あ、いや、その、そ、そういう意味じゃなくて…」
バカだ、自分が言った言葉に動揺して返答出来ない……
- 164 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月13日(日)00時10分12秒
- 少しだけ更新しました。
>159 にゃんさん、ありがとうございます。
そうなんです。ここの吉澤さんは後藤さんにベタボレなんですけど・・・
- 165 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月13日(日)02時29分22秒
- おー暫く見てなかったら更新されてる。
続編待ってましたよ。
- 166 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時35分21秒
- 8 【後藤視点】
『泊まってて』言ったのによっすぃ〜は
『明日はどうしても学校に行かなくちゃいけないから』と言って帰って行った。
少し膨れっ面になった私にちゃんとおやすみのキスをして。
なんか足りないんだよね〜
今の状態って恋人同士なのかな〜
親友以上恋人未満ってかんじだよね。
よっすぃ〜がすごく大切にしてくれてるのも判るんだけど、
私も普通の健康的な16歳で、好きな人に激しさも求めてしまったりするんだよね。
よっすぃ〜ってそういう事思わないのかな〜でもそんなことないよね
だって…あの時のよっすぃ〜怖いくらい優しくて、その目には激しさがあった。
- 167 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時38分00秒
- でも私みたいに妬いたりしないし…
そういえば、よっすぃ〜に妬かれた事ないや……私が思ってる程……ヤメ!ヤメ!
疲れてるのに、明日学校行くのに、拗ねてる私のためにうちまで来てくれたんだもん。
『女房って、私?』
あの後何も言ってくんなかった…
つめが甘いんだから……
そういうとこも大好きなんだけどさぁ〜
でも、『うん』なんて言われたら、私が襲ってたかも…私の頭ん中って“それ”ばっか?
♪〜
よしこ携帯
題名 おやすみ
本文 着きました。 ごっちんも早く寝なさい。肌が荒れるぞー!また明日おやすみ。
こっちがいろいろ考えてんのに……
脳天気な人にキスマーク入りの【おやすみ】の返信。
- 168 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時41分13秒
- 9 【後藤視点】
数日後、次に出すソロの打ち合わせで事務所の一室に来ていた。
スタッフがドアを開けたまま出て行ったらしく、
「おはようございます。後藤さん」
無駄にテンションの高い明るい声が後ろから聞こえてきた。
苦手なんだよね、高い声。
振り向くと私にまで見せなくてもいいほどの笑顔の松浦。
「あ、おはよう」
「入っていいですか?」
私の返事も聞かず松浦はドアをきちんと閉めて入ってきて、私の座っている向かい側に座った。
『松浦、そこは上座といってな、後輩が先輩に断りもなく座るもんじゃないんよ』
と裕ちゃんならいいそうだけど…私は教えない事にした。
「………一人ですか?」
見れば判るだろうがと言いたいが我慢。
- 169 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時44分18秒
- 「ん、ソロの打ち合わせだから…」
「すごいですよね〜娘。とソロやってて……あやや、尊敬しちゃいます」
確か、やぐっつぁんにもこの間言ってたけど、あんたは何人尊敬する人がいるんだよ。
と思いつつ返す言葉をさがしてたら、改まった声で
「後藤さん、…吉澤さんってつきあってる人いるんですか?」
「……へ?」
「後藤さん、仲いいじゃないですか、知ってるかと思って」
私とよっすぃ〜がつき合ってる事、知ってる人いるけど、
みんな、口が堅いのか、楽屋とかでベタベタしないせいか、
娘。以外で知ってるのは裕ちゃんといちいちゃんぐらい。
この二人は元々娘。だし、それぞれの相手が娘。にいるし、
娘。の年少組でも知らない子がいると思う。
小川は知ってたけど……ここは惚ける事にしよ。
- 170 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時49分20秒
- 「ん、ソロの打ち合わせだから…」
「すごいですよね〜娘。とソロやってて……あやや、尊敬しちゃいます」
確か、やぐっつぁんにもこの間言ってたけど、あんたは何人尊敬する人がいるんだよ。
と思いつつ返す言葉をさがしてたら、改まった声で
「後藤さん、…吉澤さんってつきあってる人いるんですか?」
「……へ?」
「後藤さん、仲いいじゃないですか、知ってるかと思って」
私とよっすぃ〜がつき合ってる事、知ってる人いるけど、
みんな、口が堅いのか、楽屋とかでベタベタしないせいか、
娘。以外で知ってるのは裕ちゃんといちいちゃんぐらい。
この二人は元々娘。だし、それぞれの相手が娘。にいるし、
娘。の年少組でも知らない子がいると思う。
小川は知ってたけど……ここは惚ける事にしよ。
- 171 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時52分41秒
- 「……あんまりそういう話しないからね〜どうなんだろうね」
「後藤さんも知らないんだーーー吉澤さん、もてますよね〜」
「ん……なに、あやはよっすぃ〜好み?」
「っていうか……男女交際禁止じゃないですか…隠れてつき合ってもパパラッチされたら大変だし、
そこいくと吉澤さんだったら同じハロプロだし、デートしてても仲良しとしか思われないじゃないですか?
……それに、吉澤さんってすごく優しいし、おもしろいし、なんかほんわか包んでくれるんですよ」
やっぱ、好きじゃないな〜この子
この間、よっすぃ〜に感じだ“ムカツク”じゃない、
もっと不愉快感の強い“ムカツキ”が今の私を包んでる。
- 172 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時55分31秒
- 「あや、それなんかおかしくない?
交際禁止だから、パパラッチされても誤魔化せるから、よっすぃ〜なんて!よっすぃ〜に失礼だよ」
ずいぶん感情を抑えたつもり…私なりに。
「……そうじゃないです」
松浦にしては珍しく弱々しい声、いつもこのくらいだといいのに。
「私好きですよ。吉澤さんの事……気がつくと吉澤さんの事考えてて、
でも恋愛感情なのか自分でもよく判らない…」
「あ、…そぅ」
突然こんな事言われても困るよ〜
えっと、なんて返せばいいんだ?
言えないよな〜私が彼女ですなんて
………だいたい、私と松浦の違いってなんだろう?
- 173 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)15時57分53秒
- チューはするけど、それだって二人きりなれないんだからあんまりないし、
…もしかしたら、加護や辻の方がチューの数は多いかも………
手だって“あやつら”はカメラが回ってても平気で繋いでるし、それを見ても誰もなんとも思わない。
思っても『仲がいいな〜』くらい…
私と手繋いでたら…リアルだよね〜
「………うさん、……とうさん」
「あっ、ごめん、考え事しちゃった」
「私が変な話しちゃってから……ごめんなさい」
「ん、別にいいけど、なにも言ってあげらんないよ」
「いいんです。…近いうちに出かけるからその時話してみるかもしれません。
悩んでるのって合わないんで」
「あ、ぅん」
- 174 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)16時00分19秒
- 「あっ、私行かなくちゃ、後藤さん話聞いてくれてありがとうございました〜応援して下さいね」
松浦は立ち上がって頭をペコッとさげると上座からいなくなった。
これってさぁ〜ライバル登場なわけだよね、うん。うん。
……てか〜ちょ、ちょっとやばいじゃん!
応援って?
誰が?
何の?
応援?
するの?
「………ちょ、っと、アテテ…」
バックを持って松浦を追いかけよう部屋を出たところでマネージャーとぶつかった。
「ア・イテ……なんだ後藤あわてて、もう始まるぞ」
「あ、はい」
その後の打ち合わせは……後で書類ちゃんと見とこーっと。
それより………
- 175 名前:Jマイルド 投稿日:2002年10月22日(火)16時12分19秒
- 読んでる方、二重かきこすみません。
少し更新しました。
>165名無しさん、ありがとうございます。
続編はじめてしまいました。
なかなか進みませんが、気長につきあって下さい。
- 176 名前:96の名無し 投稿日:2002年10月24日(木)16時08分27秒
- 今日、初めて全部読ませていただきました。いや〜、もう最高です!
よしごまが1押しなだけあって、萌えっぱなしです。
続きとても期待してます。頑張って下さい。
- 177 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月28日(月)16時25分38秒
- ま、松浦が出てきましたね。
まさか、まつよしに変更?
- 178 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月01日(金)02時00分29秒
- 10 【後藤視点】
その日の夕方、やっとみんなと合流して雑誌の取材。
控え室に入ると年長組とちびっ子二人に迫られてるよっすぃ〜。
「もぅ〜わぁ〜〜やめろ〜」
「ええやんか」
「そうですよ、減るもんじゃないし…」
「助けて下さい、矢口さん………」
隣のやぐっつぁんの小さな背中に隠れようとしてる……情けない!
あんまいい気持ちはしないけど松浦の話の後だし、見なれてる光景だし、
みんなに挨拶しながらよっすぃ〜の隣に座った。
「罰ゲームなんでしょ?」
「…はい」
「だったらしょうがないね」
やぐっつぁんにしては、なんか冷たい言い方。
機嫌悪いのかな?
- 179 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月01日(金)02時03分06秒
- 「でも、一回されてるんですよ」
「さっきのじゃ足りんのや」
「そうです」
「足りないんだって、いいじゃん!別にいつもされてるんだし」
やぐっつぁん機嫌悪そう……近づかない方がいいな〜〜
「そんな〜〜最近、この子達、唇吸うんですよ〜わぁ〜〜〜」
えっ〜〜〜ちょっと!
そんなキス、私、してない!
バン!
出していたポーチやらMDがバックから落ちた。
一瞬、喧噪がやんで、その場にいた全員の視線を感じる。
よっすぃ〜は“やばい”って顔してる。
「なんや、ごっちん来てたんか」
「ごっちん、おはようございます」
- 180 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月01日(金)02時05分16秒
- 隣に座ったのに今気づいたようなちびっ子二人にとりあえず口元だけ笑って「……おはよう」と返した。
こいつら〜〜私のよっすぃ〜の唇吸うなんて……百年早い!
どうしてくれようか!
「ほらほら、もうすぐ撮影だべ、ののもあいぼんも準備するべ、おいで」
私の考えてる事を見透かしたようになっちが二人を呼んだ。
「「は〜い」」
合図でもあるかのように声を揃えてよっすぃ〜から離れた。
とりあえず、ちびっ子二人が撮影の前に傷がつくことはなくなった…
それより………
- 181 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月01日(金)02時07分57秒
- 「…ぁの…おはよう、ごっちん」
少しは悪いと思ってるのかこっちを伺うような声と俯きかげん視線のよっすぃ〜。
ん〜〜〜今は小さい事で怒ってる場合じゃない。
ちびっ子二人は後回し…我慢、我慢………
「おはよう、よっすぃ〜」
さっきの松浦に負けない笑顔で答えた。
よっすぃ〜は恐る恐るって感じで顔をあげて私と目があったと同時に
「うぁーーー!」と叫んで椅子から落ちた。
「なにやってんのや、よっすぃ〜は」
「どうしたら座ってる椅子から落ちるんですかね〜」
理由の判らないちびっ子二人の声に年長組から笑いがもれた。
- 182 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月01日(金)02時18分49秒
- 少し更新しました。
>176 96の名無しさん、レスありがとうございます。
二人は卒業後も仲よさそうで、「よしごま」好きとしては嬉しい限りです。
>177 名無しそん、レスありがとうございます。
松浦出てきましたが「モテよし」という事で。
- 183 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)00時39分38秒
- 11【吉澤視点】
撮影が終わった順に帰り支度を終えたメンバーが控え室を出て行く。
年少組の帰った控え室は静かだ。
私は帰り支度を終えて撮影最後のごっちんを待ってる。
「ごっちん、待ってるの?」
着替えを終えた安倍さんは隣に座ってテーブルに置いてあった雑誌を手に取ってめくりながら話かけてきた。
「あ、はい…」
「最近どうだべ?」
「なにがですか?」
「なにがって、ごっちんとの事に決まってるだべ。」
「いいですよ…まぁ〜さっきみたいな事はたまにありますけど……」
「…ねぇ、よっすぃ〜あのさぁ………」
- 184 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)00時43分10秒
- 安倍さんが言いかけた時、「なっち、おまたせ〜」と矢口さんが入ってきた。
「やぐち、おつかれ、思ったより早かったべ」
「うん。よっすぃ〜、お疲れー」
「お疲れさまです」
「今、ごっつぁんが撮ってるよ…なっち、用意出来てんなら行こうよ」
「いいべ、じゃ、よっすぃ〜またね」
「お疲れさまでした」
安倍さんの腕に自分の腕をからめて矢口さんは「よっすぃ〜おさきー」と出ていった。
あの二人って仲いいよな〜つきあってんのかな?
かわいいよな〜二人共………腕組んでても、手繋いでてもかわいい。
私とごっちんが繋いでると……なんかな…リアル……
ここんとこ一進一退っていうか、一進二退、三退?ってかんじ……
判ってる……原因は私だって…わざとそうしてるつうかそういう行動を取ってしまってる………
今日もあんまりしゃべってない…
安倍さん、何か言いかけてたけどなんだったんだろう………
- 185 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)00時45分59秒
- トントン…
カチャ
私の思考の中心人物が入ってきた。
「お疲れ〜、あれ、よっすぃ〜だけ?」
「お疲れ〜少し前に安倍さんと矢口さんが帰った」
「ふーん、……よっすぃ〜待っててくれたの?」
「うん、用がないならご飯でもどうかなって?」
「ん、……おなかすいた〜今日はよっすぃ〜のおごりだかんね」
「へ?なんで」
「当然でしょ!」
あ、その視線……
「……はい」
撮影前のここでの事思いだしました。
でも、後藤さん、自分も辻加護と“チュー”してるじゃん……言えないけど
- 186 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)00時50分03秒
- 12 【吉澤視点】
おなかいっぱいになったごっちんは機嫌がよくて「デザートはごとうが出すね」なんて。
後藤さん、あんなに食べてまだ食べるんですか?
どこに入るんだろう…聞けないけど……
それより、さっき来てたメールの事言わなくちゃ…
せっかく機嫌いいのにな〜
でも言わないで行ったりしたら後々大変そうだしな〜
「明日は一日別だね〜」
ごっちんがせっかく明日の事にふれてくれたんだから…言うぞーーー
- 187 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)00時54分07秒
- 「うん…あのね……明日さぁ………」
「ん?」
「…今度の曲どう?」
違うだろ!曲の事で誤魔化してどうすんだよ!
ごっちんは勘がいいんだからすぐバレるつうの。
「………明日と今度の曲とどういう関係?」
ほら!バレてる
「ん、あ、ええっと…」
「よっすぃ〜さっきから変だよ」
「………ん、あのさ…」
「…なに?」
「……さっきメールがきてさ、『明日、午後からどうですか?』って入ってたんだ」
主語が抜けてるよ〜5W1H現国で習ったのに…
「誰から?」
当然のご質問です。
「………あや…ちゃんです」
「…ふ〜〜ん……」
あ、冷たい言い方…帽子と髪でごっちんの表情は判らない。
やっぱ事後報告の方がよかったかな〜
- 188 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)00時56分17秒
- 「いいよ、行っておいでよ、明日ダメだと今度いつ行けるか判らないでしょ?」
「へっ、いいの?」
「ん、でも前も言ったけどリングはダメ!それから…」
「それから?」
「デザートもよっすぃ〜のおごりね」
「…はい」
でも…程々にして下さい。
それと…口元だけの笑顔は………怖いです。
- 189 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)01時00分18秒
- 13 【後藤視点】
今日は一日ソロの仕事。
一日でやる事が多すぎる…余計な事考えないですむけど…
こうして休憩になるとやっぱり考えちゃう…
『亜弥ちゃんです』って聞く前から言いにくそうなよっすぃ〜を見てて気づいてたんだけどね。
「やめて、行かないで」なんて言えないよ〜
一度は『指切りしたからいい』って言っちゃったし…
だから寛容なふりした。
よっすぃ〜は約束を破る子じゃないから今日行かなくてもいつか行く。
だったら気持ちよく行かせてあげたい。
- 190 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)01時02分36秒
- 今頃、買い物終わってお茶でもしてるのかな〜
プリクラなんか撮ったりして…撮るよね普通……
あぁ〜松浦の気持ち知らなきゃな〜
こんなに不安にならなかったのかな〜
松浦、まさかよっすぃ〜に告白とかしないよね。
『恋愛感情か判らない』って言ってたし…
また、ライバル?
- 191 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)01時05分02秒
- 「………う、……後藤」
「あ……いちいちゃん、どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ、ずっと声かけてんのに」
「ごめん。全然、気づかなかった」
「どうした悩みか?市井が相談にのるぞー」
いちいちゃんは私の隣にドカッと座った。
「ん………」
「どうした?」
「ん……大した事じゃないんだ…」
いちいちゃんは私の顔をのぞき込むと
「後藤、今日何時に終わるの?」
「遅くても九時まで」
「そっかー、じゃ待ってるからさ、夕飯でも食べよ」
「…いいの?」
「ん、バイク乗せてあげるよ。バイクで飛ばすとイヤ事なんて忘れちゃうぞー」
「うん」
「じゃ、それまで頑張れ」
いちいちゃんは教育係だった時のように私の頭をポンポンと軽く叩いた。
それがなんかとっても懐かしくて暖かくって……
「うん」
- 192 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月04日(月)01時18分54秒
- 少し更新です。
昨日は運動会だったようで・・・楽しい時を過ごせてたらいいです。
でも、最近の吉澤さんは後藤さんがいなくなって、回りからちょっかい出されているような・・・
- 193 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月06日(水)13時48分44秒
- 今度は市井ですかー作者さん?
甘甘が好きなんてすが
- 194 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時17分40秒
- 14【吉澤視点】
撮影が少し押した亜弥ちゃんは待ち合わせに「ごめんなさい」と手を合わせながら走ってやってきた。
「吉澤さん、ごめんなさい〜」
「大丈夫?走らなくてもよかったのに…」
「ハァ…だって…ハァ……吉澤さん、ハァ……帰っちゃったら…」
「…約束したんだから待ってるよ……とりあえずお茶しよ」
「ハァ…はい」
今まで何度がメンバーと入った事のあるカフェに入った。
私達を気づかってか奥の席に通してくれる。
ほんとはかぶりたくない帽子をとりながら
「亜弥ちゃんさぁ〜その『吉澤さん』って言うのやめようよ、『よっすぃ〜』でいいよ」
「えーー、でも……」
「堅苦しいからさぁ〜」
「……はい」
「ついでに敬語もなくしてこうね」
亜弥ちゃんの顔が少し赤らんだ。
その後、学校の事や仕事の事、たわいもない話を二時間近くして
約束の物を買いにカフェを後にした。
- 195 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時23分21秒
- 「ここ、入ってもいいですか?」
カフェを出て少し歩いて目についたアクセサリー屋さんを亜弥ちゃんが指した。
「ん、いいよ、入ってみよ」
『………指輪は私の時にとっといてよ、ねっ!』
ごっちんの言葉がリフレインする。
判ってます、後藤さん!まだ、あやちゃんに言ってないけど………
店に入るとガラスケースの中をあやちゃんは真剣に見てる。
その視線の先を辿るとリングではなく、ピアス。
「ピアスにしたの?」
「ダメですか?指輪は仕事の時外さなくちゃいけないから…」
ラッキー!吉澤、助かりました。
「あ、いいよ。…いいに決まってるじゃん!ゆっくり探しなね」
私もガラスケースの中を見て歩いていると
ちょうど、あやちゃんが見ているガラスケースの向かい側にきた時、私の目を引くピアス。
そのピアスだけが輝いて見えた。
店員さんに「これ見せてください」とお願いしてケースから出してもらう。
「どうぞ」とケースから出して間近で見るとやっぱりいい。
- 196 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時25分54秒
- 【絶対、ごっちんに似合う】
「これください」と財布からカードを出す。
値段の確認しなかったけど…まっ、いいか……ごっちんに似合うんだから。
ごっちんの喜ぶ顔を想像しただけでこんなに心が弾む。
惚れた弱みでしょうかね。一人で苦笑い。
「ありがとうございました」と言う店員さんから小さい袋とカードを受け取り、
ピアスの入ってる小さい袋はバックの中に入れた。
亜弥ちゃんを見るとまだ決められないよう。
「どう?気に入ったのあった?」
「んー、あの二列目の五番目と三列目の三番目。どっちがいいかな?」
「すみません!」と店員さんを呼ぶ。
「二列目の五番目と三列目の三番目を見せてください」
- 197 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時31分35秒
- 「・・・・どうぞ」と先ほどと同じ店員が出してくれた。
間近で手に取って見ても、あやちゃんはまだ悩んでる。
「これ、包んでください」と五番目のピアスを指して店員さんにカードを渡した。
亜弥ちゃんを見ると『え?』って顔してる。
「ヤだった?」
「ううん、でも本当にいいんですか買ってもらっちゃって…」
「いいに決まってるじゃん。一人で頑張ったもんね」
あやちゃんの目が少し潤んだ。
新曲が決まると過密スケジュールの中のレコーディングにダンスレッスン。ボイストレーニング。
やっつけ仕事に思われがちだけど、本人達はそれなりに必死。
おこずかいに余裕のない同世代の子達がおこずかいを貯めたり、
バイトしたりしてCDやDVDやビデオ、写真集を買ってくれてる。
それを思うといい加減な仕事は出来ない。と先輩達から叩きこまれた。
だからどんな叱責も罵声も受け止めて自分のものにする。
時々泣きたくなるけど私には常にメンバーがいるから慰めたり、慰められたり、
励ましたり、励まされたり出来る。
一人でやってる亜弥ちゃんは私には計り知れない苦労があるはず。
- 198 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時33分31秒
- 「お待たせしました」と店員さんに出された小さい手提げとカードを受け取り、
「はい」と受け取った手提げをあやちゃんに渡した。
「…ありがとうございます」
亜弥ちゃんの顔に笑顔が戻った。
「さぁ〜て、これからどうしょうか…まだ時間大丈夫?」
「全然大丈夫です……あ、プリクラ撮りましょう…」
亜弥ちゃんは私の腕を取って歩き出した。
- 199 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時35分51秒
- 15 【吉澤視点】
「今日はほんと楽しかった〜」
「喉、大丈夫?」
プリクラを撮った後カラオケに行って三時間過ごした。
「大丈夫ですよー、よっすぃ〜の“100回のkiss”聞けたし、“愛ばか”聞けたし…」
「娘。の歌って一人だと歌いずらいからね〜友達と行ってもあんまり歌わないだよね」
「でも、“生ミスムン”聞けた…」
「ハハッ…さすがシャウトは恥ずかしかったな〜」
「えぇぇー、カッコよかったのに…また、聞かせて下さい」
「あ、…うん」
- 200 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時39分03秒
- 店を出た時「どうやって帰る?」と聞いたら、
「少し歩きたいから、歩いて帰る」と言う彼女。
一人で歩かせるわけにもいかないので送る事にした。
カラオケ屋から亜弥ちゃんのマンションまでは歩くと 20分くらい、
電車に乗ると二度も乗り換えして時間は大して変わらないらしい。
「あぁ、やっぱり寒いですね〜」肩をすぼめた。
「冬、真っ盛りだからね〜これマンションまでしてていいよ」
首にしてたマフラーを外して亜弥ちゃんの首にかけた。
「わぁ〜暖っ〜かい」
「だしょう〜カシミアだかんね〜………あ、亜弥ちゃん見て、こんなに寒くても桜は芽をつけてる……
春は間違いなく近づいてるよ、自然ってすごいよね〜」
- 201 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時42分00秒
- 「あ、ほんとだ……こんなに寒い日が続くと春はもう来ないんじゃないかと思ってました」
「そうだよね〜でも、どんなに暑い夏も秋になるし、どんなに寒い冬も春が来るんだよね〜」
「…よっすぃ〜ロマンチストーーー」
「そっかーーーただの自然摂理だよ」
「あっ、そうだ、プリクラは今度会った時渡しますね…」
「う…うん」
あのプリクラは人に見せられない。
特にごっちんには。
ツーポーズ撮った後、時間が数十秒残って「どうしょうか?」と亜弥ちゃんの方を向こうとした時、
頬にキスをされてそのままシャッターがきられた。
そんなものごっちんが見た日にゃぁ………怖い…
出勤拒否しよ…ごっちんが忘れてくれるまで休業しよ〜
- 202 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時45分41秒
- 「……ここです」
いつの間にかマンションに着いていたらしい。
「あ、じゃ、また…」
「あ…」
「ん?」
「…マフラーありがとうございます」
亜弥ちゃんは自分の首から外して手渡してくれた。
「ん、じゃ…」
「あの…寄って行きませんか?…寒いから暖かいものでも飲んで行ってください」
「ん…ありがと、でも遅いから…今度、寄らせてもらうよ」
「…そうですね……またどこか連れってください」
「…うん、じゃ…」
亜弥ちゃんがマンションの中に入るのを確認して
マフラーを首に巻き付けて来た道を私は歩きだした。
- 203 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時49分36秒
- 16 【後藤視点】
思ったよりいちいちゃんを待たせず終わった仕事。
いちいちゃんからヘルメットを受け取ってバイクの後ろに乗って寒風の中を走った。
肌に刺す風は今の私の心から邪念を吹き飛ばしてくれたらいいのに。
20分くらい走って着いたお店はいちいちゃんの馴染みらしく、
軽い冗談のような挨拶をした後、奥の個室に通してくれた。
「寒かったな〜大丈夫か」
「うん、でも気持ちよかったよ」
「でも、この季節はきつい」
「ハハッ…そうだね」
「今、鍋がくるから…」
- 204 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時52分36秒
- 料理をひとしきり食べた終わった後、
「で、後藤の少ない脳味噌を悩ます原因は何かな?」
「ちょ、ちょっと“少ない”はひどいんじゃない」
「ハハッ、まぁ、まぁ………で…何?」
「う〜ん……悩みっていうかさぁ〜…」
私は“松浦の事”をポツポツと話した。
「松浦かーーあたし知らないんだよね〜会った事あるけど挨拶程度だしな、
でもテレビとかで見る限り、はっきりしてるって感じするな〜」
「でしょう…積極的っていうのか…」
「まぁ〜吉澤がしっかりしてれば後藤も悩まないんだろうけど…あいつ…
優柔不断なところあるからな〜変なところにおもいきりもいいし…
基本的に優しいし、体育会系だから上にも受けがいいし、勿論、下からは慕われる……」
「いちいちゃん!余計、不安になるじゃん!」
「ハハハハッ、ごめんごめん……でも気にする事とない思うけどな………
この間、聞いたぞーやぐっつぁんから…」
「へ、やぐっつぁん?」
- 205 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時55分20秒
- 「うん、吉澤が後藤のお父さんに挨拶したって………やぐっつぁん、羨ましがってた……」
「あ、うん………でも何で、やぐっつぁん?」
「ああ、なっちに聞いたって言ってた………
まぁ〜さぁ〜亡くなってるから出来るっていうのもあるけど、
吉澤がちゃんとお父さんの事考えたのは間違いないよ」
「ん…そうなんだけど………………ねぇ〜いちいちゃんはいつエッチしたの?」
「えぇぇぇーーーーな、なに言ってんだー」
「いちいちゃん!真剣に聞いてんの、答えてよ!」
「なんだよ、こえーな〜……いつって言われても…えっっっと、…先週の………」
「ば、ば、バカ!ちがうよ」
何を言い出すんだこの人は………今、少しだけこの人のが教育係だった事を後悔した。
- 206 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月07日(木)23時57分07秒
- 「なんだよ〜〜真剣に答えろって言うから…」
「そうじゃなくて、……だから、つきあってどのくらいで…………したかって聞いてんの!」
「だったら、そう聞けよ………二ヶ月…だったかな」
「……ふ〜ん………だよね…ふつう……で、どういう雰囲気だったの?」
「え?そんなことも答えんの?」
「いいから、答えて!」
「怖いよ、後藤………ん………まいったな〜そんな目で見んな!……判ったよ………
まぁ、ずっと我慢してたんだけど……色っぽいしな……
…ライブの前の日ホテルで話しててなんとなくな………」
「ん……ふ〜ん、なんとなくかーーー」
「ふ〜んってなんだよ〜」
「…参考にしようと思ってね」
「ん、そう……って……参考って…ん、ごとお?………」
- 207 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月08日(金)00時08分18秒
- >193 名無しさんレスありがとうございます。
市井さんを出してしまいました。
書き直してるうち話からどんどん変わってしまってます(涙
広い心で読んで頂けるとありがたいのですが・・・
- 208 名前:4489 投稿日:2002年11月21日(木)22時48分38秒
- 楽しみに待ってます。
- 209 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月24日(日)06時10分56秒
- 17 【吉澤視点】
暖房のせいか電車の中はムッとした。
乗る前までしっかり巻き付けていたマフラーをゆるめた時、目に入ってきた私達の広告。
……ごっちん、仕事終わった頃かな?
余計な心配してるんだろう………
心配性っていうか、やきもちやきなんだよね〜………
………さっき買ったピアス………ん………
やっぱり、今日渡そう……
次の駅で降りて乗り換えた。
携帯で時間の確認をすると、ごっちんの家に着く頃には、ごっちんも家に着いてるはずだ。
ごっちんの家の最寄り駅を降りて、彼女の家に向かう。
もうすぐ会えると思うと、大好きな笑顔に会えると思うと自分でも判るくらい顔がにやけてくる。
- 210 名前:Jマイルド 投稿日:2002年11月24日(日)06時22分00秒
- 短かすぎる更新です。
読んで頂いてる方いたらごめんなさい。
仕事を言い訳にしたくないのですが、急に忙しくなりまして・・・
今月中に一日くらい休めると思いますのでお待ち下さい。
>208 4489さん、レスありがとうございます。
気長に待って頂ければ嬉しいです。
- 211 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月24日(日)22時28分58秒
- 後藤ばっか嫉妬してんのも可哀想なんで、よしこを焦らせる事件とか起きないかなー
などと期待(w
- 212 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月04日(水)16時39分52秒
- 更新まだですか? 楽しみにしてるんですが。
こんなに休めない仕事って…
- 213 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月08日(日)12時20分17秒
- 待ってますよ。
- 214 名前:Jマイルド 投稿日:2002年12月11日(水)01時55分53秒
- 18 【吉澤視点】
ごっちんの家が見えて来た時、一台のバイクがごっちんの家の前で止まった。
後部席から降りた影がヘルメットを外しながら運転していた影に何か言ってる。
運転していた影がバイクから降りると、その腕に自分の腕を絡めて家の中に消えた。
時が止まった
・
・
・
・
・
………やっぱり……かなわかったのかな〜
あんなに甘えた表情をしたごっちんの顔、久しぶりに見た気がする………
ずっと聞く事が出来なかった市井さんとの事。
聞くのが怖かったってのもあるけど、今を大切にしたかった。
隣で笑っていてくれるなら………それだけでよかった。
・
・
・
今日は帰ろう
- 215 名前:Jマイルド 投稿日:2002年12月11日(水)01時59分09秒
- 20【後藤視点】
あぁ〜ねむぃ………昨夜眠れなかった……
よっすぃ〜から電話もメールもなかった……いつもマメにくれるのに…
何度もセンター問い合わせしちゃったよ……
どうしたの……亜弥ちゃんと…………まさか………だよね
「後藤、ついたぞー」
「………」
「後藤?」
「………あ、はい」
不思議そうな顔をしてるマネージャーに返事をして車を降りた。
考えてても仕方ないか……
「おはようございます」
と入っていくと
「おはよ〜」
「おっはー」
「おぉ、はや」
などと返事が返ってきた。
年少組以外は揃ってる。
ちびっ子達がいないとほんとに静か〜
「おはようごっつぁん、今日は早いじゃん!」
と失礼な事を言ったのは梨華ちゃんと雑談をしてた圭ちゃん。
「ん、マネージャーが迎えにきたから……」
圭ちゃんに返事をしながら指定席でもあるよっすぃ〜の隣に座った。
よっすぃ〜は化粧台で顔を隠すように眠ってる。
なんとなくその姿を見てた…
- 216 名前:Jマイルド 投稿日:2002年12月11日(水)02時02分06秒
- 「なんか昨日、寝てないんだって…目が腫れててさぁ〜…時間まで寝かせてあげな」
「あ、うぅん」
私の化粧台の前におみやげっぽいお菓子を置いてやぐっつぁんはなっちの横に戻っていった。
………よっすぃ〜なんで寝てないの?
起きてたのになんでメールもくれないの?
………………………………
『ようするに後藤はHをしたいわけだ』
『いちいちゃん!そんなストレートに言わなくても…』
『だって、そうだろ!』
『…まぁ、そうなんだけど……それだけじゃないよ』
『吉澤の浮気症をどうにかしたい………でも、本人浮気とは思ってないだろ?』
『私も浮気とは思ってないよ…でも、モテすぎなんだよねぇ』
『不安なわけだ…天下の後藤真希も…ハハッ』
『もぅ!何?それ!真剣なんだからね!………確かなものがほしいだけだよ』
- 217 名前:Jマイルド 投稿日:2002年12月11日(水)02時04分26秒
- 『ごめん、ごめん………なぁ〜後藤、あいつの事刺激してみる?』
『え?』
『あいつ、なんかさぁ〜私を見る目つきするどいんだよね…
もしかして私と後藤の事誤解してるんじゃないかな?』
『へっ?』
『後藤だって知ってるだろ、一時期ファンの間でも私と後藤の事そういう目で見られてた事?』
『ん……でも…いくらんでも……よっすぃ〜は……ご…かい……してない…でしょ』
昨夜、送ってくれたいちいちゃんとそんな話をしたんだよね。
まぁ、結局もう少しよっすぃ〜の様子みるって事でその話は終わったんだけどさ。
騙して刺激したりするのってあんまり好きじゃない。
よっすぃ〜も大嫌いな事。
いちいちゃんはそうとう乗り気だったけど………ほんとに私の教育係だったっけ?
- 218 名前:Jマイルド 投稿日:2002年12月11日(水)02時06分22秒
- 「おはようございます〜あ、ごっちんや〜〜〜」
きた!ちびっ子の片割れ…と思ってる間に私の背中に張り付いてきた。
「おはよ、あいぼん、よっすぃ〜寝てるから静かにしようね」
「ぅん、なんやつまらんわ…安倍さんとこいこーっと……」
私が小さい声で言ったら、あいぼんはよっすぃ〜を見て小さい声で返してなっちのところへいった。
- 219 名前:Jマイルド 投稿日:2002年12月11日(水)02時24分16秒
- また少し更新しました。
先日、仕事で吉澤さんの地元へ行きました。
緑の多いいいところで育ったんですね〜
仕事なのにその日は何となく楽しかった。
高速がすいていれば二人の実家の距離は一時間でしょうか…原付だと二時間。
吉澤さんに早く免許を取ってほしいです。
>211名無し読者さん、ありがとうございます。
そうですね、たまには吉澤さんに焦ってほしいんですけど…どうなりますか。
>212名無し読者さん、ありがとうございます。遅くてごめんなさい。
この時期ピークの運送屋です。
>213名無し読者さん、ありがとうございます。
気長に待って頂けると嬉しいです。
次に更新出来るのはピークを過ぎた頃になってしまいます。
- 220 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月11日(水)14時58分42秒
- 吉澤さん、誤解したまんま・・
何だかせつないですねぇ(泣)ウエ〜ン・゚・(ノД`)・゚・。
早く二人が結ばれますように・・
作者様、運送屋さんでしたか。
確かにこの時期は超多忙ですよね。更新、マタ〜リとお待ちしております。
- 221 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月12日(木)01時23分19秒
- 忙しい中更新ありがとうございます。
待ってますから事故など起こさないで下さいね。
- 222 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月12日(木)23時12分14秒
- アゲ
- 223 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月22日(日)13時48分21秒
- よしごま待ってます〜
- 224 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月30日(月)20時30分30秒
- 作者さんまだ忙しいんですか?
早く戻ってきて下さい。
- 225 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時36分03秒
- >220 名無し読者さん
>221 名無しさん
>222 名無しさん
>223 名無し読者さん
>224 名無しさん
レスありがとうございます。
まとめてごめんなさい。
今日からまた週一ペースで更新していけると思います。
七草が過ぎてやっと正月休みです。
年末に一日休みがあったのですが寝て終わってしまいました。
休みの初日寝ている間にあちこち祭りになってますね。
吉澤さんの聞きたくない噂も目にしてしまいました(ToT)
事実でない事を祈ってます。
- 226 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時39分41秒
- 21【吉澤視点】
あいぼんが安倍さんのところに向かう足音が遠ざかるとごっちんの小さな溜息が聞こえた。
………溜息つきたいのはこっちだよ〜ごっちん
眠ってなかった……眠れるわけない……
昨夜、家に戻ってベットに入っても浮かぶのは
市井さんの腕に自分の腕を絡めて甘えた表情のごっちん…
あの表情をしてくれるのは自分の前なんて自信過剰もいいところ…
市井さんといる時はあんな表情をいつもしてたんだよね…
………いくら考えても答えが出なかった
いや、答えは出てるのに気づきたくない心……
だから、どんな顔で会えばいいか判らないから矢口さんの言葉に甘えて寝たふりしてただけ………
でも、そろそろ時間だ………いつまでも逃げていられない。
- 227 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時42分06秒
- 頑張れひとみ!
愛する事は相手の幸せを願う事………ごっちんを愛して気づいた。
彼女が笑顔で幸せならば……私もまた幸せになれるはず。
出来ることなら隣でその笑顔を見ていたかった………
私って結構女々しいんだ〜〜〜
つうか、きれいな言葉を並べても心の中は嫉妬心で気が狂いそうだよ〜
誰か助けて…
出来る事なら心を開いて嫉妬心を取り出して市井さんに投げつけたい……最低だ………
ひとみ!カッケよく!頑張れひとみ!カッケよく……………
- 228 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時44分36秒
- 22【後藤視点】
「ごっつぁん、そろそろよっすぃ〜起こしといて」
時計を見た後、やぐっつぁんが小さい声で私に言った。
隣に座ってからたまに盗み見るよっすぃ〜は一、二度寝心地悪そうに少し体を動かしただけ…
ほんとなら起こして昨日の事を聞きたい…
この収録の後、ソロの取材があるから話が出来るのって今しかないのだけど、
寝てないのをやぐっつぁんから聞いてしまったから起こせなかった。
「………よっすぃ〜時間だよ…起きて」
いつもなら小さい声で起きるのに今日は起きてくれない…
耳元で呼ぼうと顔を近づけてよっすぃ〜の髪にさわろうとした……
え?………何?………避けられた?……
よっすぃ〜は立ち上がって伸びをしてる。
私の手は掻き上げようとした場所で、視線はよっすぃ〜がいたところで止まったまま…
- 229 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時47分06秒
- 「起きたよっすぃ〜少しは寝れた?」
「こら!あいぼん、寝起きに体当たりはきついよ〜」
「昨日寝てへんのか?」
「ぅ〜ん、なんか寝れなくてねっ」
「うちなんかベットに入ったら一分も起きとれん」
「だからそんなに育つんだな〜」
「そんなに背伸びてへん」
「加護は横にだろうが!」
みんなの楽しそうな笑い声が遠くで聞こえた。
「………おはよごっちん、ちょっとトイレ行ってくんね」
私にかけられた声でようやく時間が動きだした。
返事をしようと顔をあげたけど、
あいぼんと手を繋いで楽屋を出て行く後ろ姿が私を拒否しているように感じた。
- 230 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時50分14秒
- 23【安倍視点】
最近ごっつぁんとよっすぃ〜の様子が変だ。
・・・と言ってもここ4、5日の事なんだけど、ちょっと気になる。
喧嘩しているように見えないけど二人だけでいるところを見ない。
いつもちびっ子がまとわりついている。
ちびっ子がいない時はどちらかが席を外してる。
互いに妙に視線を避けていたり、
そうかと思うとごっつぁんがよっすぃ〜の収録をスタジオの隅で見ていて何度も溜息をついていた。
一緒に仕事が終わったらマネージャーの車を断って二人で帰る事が多かったのに
最近ではそれぞれマネージャーやタクシーに乗って帰ってるよう…
なんか気になる・・・
この間よっすぃ〜と話そうとしてら矢口が戻ってきて話せなかったし………
ごっつぁんはソロの仕事で今日は一緒にならないし……よっすぃ〜と話してみよう…
ミニモニは収録中でいないし、台本に目を通してるよっすぃ〜のところへ行く事にした。
- 231 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)01時53分40秒
- 「台本の読み直し?」
「あ、はい」
急に声をかけられて少し驚いたように顔をあげた。
「静かだね〜ちびっ子がいないと…」
「そうですね…」
返事をしながらよっすぃ〜は楽屋を見回した。
今はMDを聞いてる圭ちゃんとかおりんと 5期メンバーだけしかいない。
「辻と加護がいかにうるさいかだね」
「…でも……それで助かってますよ…」
「ぇ?」
「あ、いや……あいつらいると明るくなるじゃないですかー
……落ち込んでてもバカらしくなっちゃうっていうか……そういう意味です…」
「…そうだね………ねぇ、よっすぃ〜この後は何か入ってる?」
「え…いえ、何も入ってませんよ」
「じゃぁ、今日はなっちにつき合うしょ」
「はぃ?」
「いやだべか」
「…いえ、別に……珍しいから安倍さんが誘ってくれるのって」
「まぁ、たまにはいいしょ」
「はい」
「じゃ、終わったらね」
「はい」
- 232 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)02時04分28秒
- 24【安倍視点】
どっかお店に入って食事をしながらと思ったけど、
人に聞かれたくないから買い物をしながら私のマンションにきた。
「あんまり綺麗じゃないけど入って」
「はい、お邪魔します………これ、どこに置きますか」
よっすぃ〜は両手にさげた買い物袋を私に見えるようにあげた。
「あ、テーブルの上に置いて…でもなんか悪かったべな、持たせちゃて…
よっすぃ〜がいると思ったらついつい重たいものも買っちゃたハハッ」
スーパーで醤油や味噌や油、ジュース……買い置き出来る物を買ってしまった。
一袋 5kgくらいになった袋が三つ、よっすぃ〜は当然のように持ってくれた。
- 233 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)02時11分12秒
- 「全然ですよ〜〜うちのお母さんなんかたまに一緒に買い物行くとこき使われて…
こんなもんじゃないですよ〜〜〜それにごっちんなんか…」
「え?」
今日、始めてよっすぃ〜の口からごっつぁんの名前が出た事に
ちょっとびっくりして聞き返してしまった。
「あ…いぇ……じゃここに置きますね」
「うん。じゃ、よっすぃ〜はソファにでも座ってて」
「手伝いますよ」
「いいよ…っていうか恥ずかしいから出来るまで待ってて」
「あ、はい…でもその前に手を洗わせて下さい」
「よっすぃ〜はいい躾されてるね〜〜」
「え?手ですか?……うち弟がまだ小さいから何でも真似しちゃうんですよ
『お姉ちゃんはいいのに何で僕はダメなの』って。だから何となく習慣になっちゃって…ヘヘッ」
照れくさそう笑うよっすぃ〜。
弟思いなところを垣間見た気がした。
私は洗面所の場所を教えると買って来た物をしまい料理に取りかかった。
- 234 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)02時14分29秒
- 一時間程して出来上がった料理をテーブルに運ぶのはよっすぃ〜に手伝ってもらった。
「さっ、食べよ」
「すごいっすね〜」
「うん、よっすぃ〜に始めて食べてもらうから、なっち頑張ったよ〜さ、食べて」
「はい。いただきます」
……………
…………
………
……
…
よっすぃ〜は何を食べても「旨い、旨い」と言ってくれ残さず食べてくれた。
そして、食べ終わり二人で片づけをして
たわいもない話をして紅茶を飲んでいる時私の携帯が鳴った。
- 235 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月09日(木)02時16分51秒
- 「ちょっとごめんね」
画面を見ると矢口からのメール。
『今、さやかと食事してるけどよかったらおいでよ』
『只今、来客中!』とだけ打って返した。
「ごめんね…矢口からメールだった『来客中』って返信してやったハハッ」
「え、いいんですか?私、帰りますよ」
「いいの、いいの、いつもの事だから…それより、よっすぃ〜、最近変じゃない?ごっつぁんと…」
「えっ………」
「うまくいってない?なんかあった?」
よっすぃ〜は暫く、自分の手を見つめてけど、大きく息を吸うと私の目をしっかり見て
「別れようと思ってます」とはっきり言った。
- 236 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月09日(木)04時12分41秒
- すっげーーー(・∀・) イイ!!
今日初めて読ませていただきました。
すれ違う2人…いいなぁ。萌えるなぁ。
個人的にはこの先ももう少しアヤヤを絡ませてもう一波乱…w
無理せずマターリ更新ガンガッテ下さい。
- 237 名前:220 投稿日:2003年01月09日(木)17時19分12秒
- 更新お疲れ様でした。
よっすぃ〜、そんなぁ駄目だべさぁ〜!
早くよっすぃ〜の誤解が解けますように・・
なっちに一踏ん張りを期待しておりますw
次回更新、また〜りとお待ちしておりますです。
- 238 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月10日(金)22時37分02秒
- 作者さん更新お疲れさま〜
あ、お仕事も。
でも、ダ・ダメだー別れちゃ!
- 239 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月16日(木)23時55分53秒
- >236名無し読者さん、レスありがとうございます。
あややですか…あややなしでも彼女達を取り巻く環境は波乱が多いです。
>237 220さん、レスありがとうございます。
安倍さんには頑張ってもらいます。
>238 名無しさん、レスありがとうございます。
つき合ってるいろいろありますから…
- 240 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月16日(木)23時58分27秒
- 25
【安倍視点】
えっ?今、『別れようと思ってます』って言ったよね………
…ごっつぁんと別れる?……そんな事になったらごっつぁん………
カメラの前で無表情だったごっつぁんがよっすぃ〜がいるだけで変わった。
時々オーバーアクションと思う時もあるけど…それはそれでいいと思うし、羨ましかったりもする。
「……なんで?」
「………」
よっすぃ〜の膝に置いた手の指先が真っ白になっている。
「よっすぃ〜?」
「…………これでも……いろいろ…考えたんですよ…
それが……ごっちんにとって………一番…いいと思うんです…」
苦しそうに言葉を選んで話すよっすぃ〜がなんか痛々しくて目を逸らした。
それでも…ちゃんと理由を聞きたい。
「………よっすぃ〜はなんで別れた方がごっつぁんにとって一番いいと思うの?」
「………」
黙ってるよっすぃ〜を見ると大きな瞳は膝に置いた白い指先を見つめてて
唇はものを言う事を拒否したように堅く結んでいた。
- 241 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月17日(金)00時00分20秒
- 「……そんなに力入れたら指、おれちゃうべ」
立て膝でよっすぃ〜の隣まで近づいてずっと膝に置かれて片手を握った。
血液の通ってなかった冷たくなったその手を両手で指すった…暖かさを戻すように…
「ねぇ〜よっすぃ〜が考えたいろんな事、なっちに教えてくんないかな……
これでもなっちはよっすぃ〜より年上だし、先輩だしさ…
もしかしたら、よっすぃ〜の考えが一番いいとは限らないべ………」
よっすぃ〜の唇は堅く結んだままだったけど、指をさすりながらゆっくり待つ事にした。
- 242 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月17日(金)00時04分16秒
- どのくらいだったんだろう………
よっすぃ〜の堅く結んでいた口がゆっくり開いた。
「………二年……」
「ぇ?」
「…もうすぐ二年になります……私がモーニング娘。に入って……」
「うん…早いよね〜なっちなんかアッと言う間に四年以上たっちゃった…」
ほんと、アッと言う間だった。
夢中で走ってきた。
でも、あの手売りの 5万枚が売れなかったらどうなってたんだろう……
意識が過去に飛ぼうとしてた時、よっすぃ〜が話し始めた。
「………石黒さん、市井さんは二年で卒業してます…ちゃんとしたものを残して…
二人と自分を比べるなんておこがましいんですけど………
……安倍さん……入った当初インタビューで『ライバルは後藤真希ちゃん』って言ったんです……
今考えると恥ずかしい…知らないって怖いですよね……
歌だってレッスンしてるわりにうまくならないし、
ダンスだって振り付けを間違えてはいないけどきれがないって思うんです…
どんなに頑張っても追いつけない…」
- 243 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月17日(金)00時06分25秒
- よっすぃ〜………あやっぺや紗耶香と比べる事は出来ない…
あの頃のモーニング娘。と今ではすべてにおいて違いすぎるから。
ダンスに関しては毎回高度になってるし、激しくなってる。
バラエティーでもいろんなものを求められるし……
二人が、明日香も入れると三人か、三人がいたら、それなりにやっていたろう…
でも、実際やってない人と比べる事は出来ないよ。
………ただね、最初からいたなっちは思うよ……
今のよっすぃ〜は三人を………これは口にしないでなっちの心の中にしまっておくね………
「…そんな事絶対ない…よっすぃ〜はミスムンでセンターやったじゃない?
カッコよかったし、ファンも増えたじゃない…」
「でも、安倍さんとごっちんがいたから出来たのであって………」
「違うよ…あの曲はよっすぃ〜がいなけりゃ生まれなかった曲だよ………」
「…でも、売り上げはピースより17万枚落ちました…」
「よっすぃ〜……それも違うよ、確かに数字的には落ちた。でもそれは業界全般にいえる事でしょ?」
「でも………」
- 244 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月17日(金)00時09分17秒
- 「じゃ、よっすぃ〜、ピースは恋レポより 30万枚落ちてるよ……
それにCDが売れていた時ハッピーサマーから I WISHも 30万以上落ちてる………
なっちが歌ったふるさは 17万だべさ………」
「…ふるさと好きです」
「なっちも…自分が歌ったとかじゃなくて好き………よっすぃ〜も気にしてるんだ〜」
「へっ?」
「売り上げとか気にしてるって思わなかったべな〜〜」
「そりゃぁ〜気になりますよ」
「ねぇよっすぃ〜、いい曲と好きな曲と売れる曲って違うと思わない?
LOVEマシーン、あんなに売れるなんて思わなかったべ……逆にこれで終わりかななんて思ってた
………売り上げなんて気にする事ないしょ、
私達は与えられた曲を確実に自分達のものにすればいい…そう思わない?
歌いたい歌とは違ったりするけどさ………今の私達に出来る事をやるしかないべ……
ごっつぁんに追いつけないと思うなら納得いくまでレッスンするしかないしょ。時間ないんだけどね……」
「ええ、そうなんですよね…」
「それがごっつぁんと別れようと思う原因?
だったら別れる事なんてないとなっちは思うけど………」
よっすぃ〜は目を閉じてから………覚悟を決めたようにその瞳を開いた。
- 245 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月17日(金)00時20分22秒
- 今日の更新はここまでです。
この時点で卒業者は福田さん、石黒さん、市井さん、中澤さんなんですが、
安倍視点ではあえて中澤さんを入れませんでした。
19日には新メンバー発表ですか・・・
出来る事なら該当者なしが希望なんですが・・・
- 246 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月26日(日)01時17分48秒
- 続き楽しみにしてます。
よしごまのハッピーエンド期待してますよ〜
- 247 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)02時25分46秒
- 「…………この間……連絡しないでごっちんのところに行ったんです。
亜弥ちゃんと買い物に行った日で…ごっちん、亜弥ちゃんの事気にしてたし…
ごっちんにおみやげって言うか、プレゼント買ったから渡そうと思って………
ごっちんの家が見えて来た時、ちょうどバイクが止まって…
ごっちんと市井さんが一緒に家に入って行くのを見ちゃったんです………
それは別にいいですけど………あんな甘えた表情をするごっちん…久しぶりに見た
忘れてたんですよ、市井さんがいる時はあんな表情、いつもしてた事………
ごっちんにとっていつまでも追いつかない吉澤といるより、ソロで頑張ってる市井さんといた方が……
………………つき合っててもずっと怖くて聞けなかったんです、市井さんの事………
ごっちんは市井さんの事好きんじゃないかって…思ってて……」
「ちょ、ちょっと待って、ごっつぁんが紗耶香を好きって…それはないべさ」
- 248 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)02時29分32秒
- 「なんでそんな事言えるんですか?」
「だって…紗耶香にはちゃんとつき合ってる人いるし、ごっつぁんだって知ってるべ……」
「……安倍さん…市井さんが誰かとつき合ってたとして、それをごっちんが知っていたとして、
でも、ごっちんが市井さんを好きじゃないとは言い切れないと思います」
「そりゃ、そうなんだけど………なっちは紗耶香といる時のごっつぁんを知ってるけどさぁ〜
ごっつぁんはよっすぃ〜といる時が一番楽しそうだし、よく笑うし、甘えてると思うけどな〜」
「安倍さんは実際、あの時のごっちんを見てないから言えるんです………
そうか……市井さんつき合ってる人いるんですか……かわいそうだな…………………
あ、そうだ安倍さん、知ってるんですよね市井さんがつき合ってる人…」
- 249 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)02時32分38秒
- 「ぅん、知ってるよって言うか、知らないの?」
「へぇ?知りませんよ」
「ごっつぁんからも聞いてないの?」
そうだよ、ごっつぁん何で言ってないのさ!
「…聞いてませんけど……市井さんはその人と別れそうにないですか?」
「ないね……今日も一緒に食事してるようだし……」
さっきの矢口のメールでは一緒で食事してるって言ってた。
そういえば、あれからメールないな〜……まっ、【来客がよっすぃ〜】とは思ってないか…
でも、ちょっと勘のいい人なら、
この展開で…
さっき『矢口からメール』って言ったし、
気づくべ…
「そうですか……かわいそうだなごっちん………」
ダメだ〜よっすぃ〜は勘がいい方ではなかったべ……
- 250 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)02時35分39秒
- 「………ねぇ〜よっすぃ〜はほんとに知らないの?」
「……私の…知ってる人なん…ですか?」
「うん、すっごくよく知ってる人だべさ」
「………知らないですね〜〜〜」
「じゃぁ、矢口は誰とつき合ってると思う?」
さすがのよっすぃ〜もこの展開なら気づくべ………
「へっ?矢口さんですか………いいんですか言っても?」
「いいべ」
「…安倍さんですよね」
「はぁ〜ぃぃぃぃぃ?」
「安倍さんは…矢口さんとつき合ってるんですよね」
「ちょっと、まって………なっちと矢口……じゃ裕ちゃんは?」
「中澤さん?中澤さんの事は判りませんよ〜〜」
「じゃ圭ちゃんは?」
「梨華ちゃん」
「ん………そこだけは正しいみたい」
よっすぃ〜の頭の中はどうなってるだべ………
- 251 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)02時38分31秒
- 「よっすぃ〜………圭ちゃんと梨華ちゃん以外は間違ってるべ………
いい…矢口は紗耶香とつき合ってる、裕ちゃんは…なっち」
「……へぃぃ?」
よっすぃ〜は元々大きい瞳をもっと大きくして上擦った返事をした。
そんなよっすぃ〜をほっといて話し続ける。
「みんなさぁ〜ごっつぁんとよっすぃ〜がつき合ってるの知ってるから
二人の前では大っぴらにしてたのに………なんでよっすぃ〜は気づかないんだべか………」
まだ呆けた顔をしたよっすぃ〜を少し責めるように見て言ったら、
その視線と言葉に顔を元に戻して
「………安倍さん、別れるなんて言ったからって嘘ついてません?」
「はぁ〜よっすぃ〜こんな事で嘘、つかないべさ」
大きな溜息が出っちゃったよ………どう言ったら信じてくれるんだべか……
- 252 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)02時40分48秒
- 「………」
「だ〜か〜ら〜ごっつぁんが入った頃にはすでに紗耶香は矢口とつき合ってて、
ごっつぁんも当然それ知ってて…二人の事羨ましがってたんだから…紗耶香を好きって事はないよ」
「………」
「なっちが言ったんじゃぁ、信じられない?」
「……そういうわけではないですけど………」
こんだけ言ってもまだ歯切れの悪いよっすぃ〜………
どうしたらいいべ………………あ!………これっきゃないしょ!
「……ちょっと、紅茶入れてくるね」
考えてる込んでるよっすぃ〜を部屋に残してダイニングに立った。
- 253 名前:Jマイルド 投稿日:2003年01月26日(日)03時03分43秒
- >246 名無し読者さんレスありがとうございます。
吉澤さん・・・一人で空回りしてます。
新メンバー決まってしまいましたね。
娘。に気持ちが離れてしまいそうで怖いです。
まっ、保田さんと入れ替わりと言う事でしたのでまだ時間はありますね。
- 254 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月27日(月)12時58分10秒
- 先輩の言う事は信じないといっけないんだ〜
でもここのよっすぃがなんか好き。
- 255 名前:名無し娘。 投稿日:2003年01月31日(金)22時26分38秒
- 実はよっすぃって意外とネガティブ気質持ってる気がするんですよね。現実では。
この小説で彼女の抱えている悩みや葛藤が、本当にリアルで素で心配してしまいます(w
でもちゃんとごっちんと向き合って欲しいです。やっぱり離れちゃだめだ〜!
- 256 名前:読者 投稿日:2003年02月09日(日)16時06分32秒
- 作者さん〜どうしたんですか?
待ってます。
- 257 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月12日(水)00時09分42秒
- >254名無しさん、レスありがとうございます。
そうですね、学生の時って先輩の言う事は【絶対】でした(ToT)
>255名無し娘。さんレスありがとうございます。
あの頃、私が彼女に感じてたいろんな事を話の中に入れていきたいと思ってます。
>256名無しさん、レスありがとうございます。
更新遅くてすみません。
ったく!今は閑散期で暇なんです。なのに研修ばかり・・・明日も四時起きです。
なので少しだけの更新となりました。
近いうちに連休を勝ち取るの暫しお待ち下さい。
そんなわけで今日もちょっとだけ更新させて下さい。
- 258 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月12日(水)00時11分33秒
- 26
………………………………………
「じゃ、待ってるね」と言って携帯を閉じると、入れたての紅茶をもってよっすぃ〜の待つ部屋にもどった。
胡座をかいて腕を組んで難しそうな顔をしているよっすぃ〜の前に紅茶を静かに置いた。
「………安倍さん」
「ん、なんだべ」
「安倍さんにはお姉さんと妹さんがいますよね」
「ん、いるべ」
「例えば…安倍さんは辻や加護の事を妹のようにかわいいとか思いますか?」
「ん………辻と加護はかわいいんだけど、妹とは違うべな…」
「じゃぁ、圭ちゃんは一つしか違いませんけどお姉さんように慕えますか?」
「ん……けいちゃんはね…矢口もだけど…戦友かな…」
- 259 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月12日(水)00時13分38秒
- 「……例えが悪かったのかな〜………」
「よっすぃ〜は何が言いたいの?」
「あのですね…前に読んだか、聞いたか覚えてませんが、
例えば血の繋がった姉がいたら、いくら仲がよくても年上の他人を姉のように慕えないって………」
「ぅん………なんか判る気がするべ…でもそれがどうしたべさ…」
「安倍さんが話してくれたから納得しようと思うんですけど、
どうしてもあの時のごっちんの甘えた表情が引っかかっちゃって……
それでごっちんは市井さんの事お姉さんみたいに思ってるのかな〜って思ったんですけど、
前に見たか、聞いたかしたその事思い出しちゃって…ごっちんには二人もお姉さんがいるし……」
「あぁ…なるほどね…」
- 260 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月12日(水)00時14分55秒
- 「私は弟しかいないから、辻や加護の事、妹みたいにかわいいんですよ…
同期っていうのもあるとは思うんですが……まぁ、実際あの二人がセットで妹だったらヤですけどね」
「うん、なっちもあの二人がセットで妹は…ちょっとヤだな…」
ごっちんの話をしてからずっと堅い顔をしていたよっすぃ〜が柔らかく微笑んだ。
- 261 名前:名無しよしごま 投稿日:2003年02月13日(木)23時05分38秒
- この小説の優しくてクソまじめなよっすぃ〜が、大好きです(w
娘。小説を読み始めたばかりの時にこの小説を読み始めて
数あるよしごま小説の中でもTOP3に入るくらい大好きで
いつも更新を楽しみに読ませて頂いてました。
ちなみに、今は唯一の楽しみがこの小説になってます♪
(他に楽しみにしてた2つは放棄したっぽいので・・・)
お仕事お忙しいみたいですが、体に気をつけてくださいね。
これからも更新楽しみに待ってます。
- 262 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月16日(日)01時24分08秒
- 「ねぇ、よっすぃ〜、一番大切な事聞くよ………よっすぃ〜はごっちんの事、どう思ってるの?」
「えっ…どうって………」
「よっすぃ〜は感情を表に出さないからさぁ〜判りずらいんだべさ…
それにさっきから聞いてると『ごっちんがかわいそう』とか言ってるけど、よっすぃ〜はどうなのさ、
例えば、ごっちんが紗耶香とつき合ったり、自分以外の人とつき合っても平気なんだべか?」
「平気なわけないじゃないですか!!!」
即答だべ……それに
「……目つきわる〜怖いよ…」
「あ、すみません……」
私を睨みつけていた目つきを一瞬に変えて申し訳なさそうに謝る表情は
悪戯を見つけられた実家の犬を思い出させた。
- 263 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月16日(日)01時26分32秒
- 「………支え…です……」
「支え?」
「…おかしいですか………でも、好きとかの言葉じゃ表現出来ないっていうか………
ごっちんは心の支えなんですよ。
彼女がいるから多少しんどいって思う時も頑張れるし、絶対出来ないって事もやれるんですよ。
出来れば………出来ることならずっと……隣を歩いてほしいし………
彼女を幸せで出来るのが自分であれば嬉しいけど……
まぁ〜仕事では背中ばり見てるんですけど…ね………」
きっと最後の言葉になんだろう…言った後によっすぃ〜は自照気味に笑った。
- 264 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月16日(日)01時28分27秒
- 「そういう話をごっつぁんとしたことある?」
よっすぃ〜はゆっくりと首を横に振った。
「なんで?」
「そ・そ・そんな恥ずかしいこと言えませんよ………
それにごっちんを縛っちゃうみたいじゃないですか………」
「そうかな〜なっちなら好きな人から『心の支え』なんて言われたらどんな言葉より嬉しいけどなぁ…」
「………」
「女の子はさぁ〜って、よっすぃ〜も女の子なんだけど、ちゃんと言葉にしてほしい時あるべ。
ちゃんと言葉で伝えなくちゃ……誤解も生まれるべ……特によっすぃ〜は誤解を招きやすいから…」
「ぇ?………ごっちん、なんか誤解してましたか?」
「あややの事…だけじゃないべ、小川の事も……それにののやあいぼん、それから………」
「ちょ、ちょっと待って下さいよ、ののとあいぼんはあいつらが勝手にチューしてくるんで…
それに私にだけじゃないですよ〜」
- 265 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月16日(日)01時30分04秒
- 「そんな事はごっつぁんだって知ってるべ…
でも、うまくいってない時はそれさえも不安の材料になるって事だべ……
そんなに大切な人を不安にさせたらいけないべさ…」
「はぁ…」
「それに…聞きたい事は自分の中で勝手に処理しないで相手に聞かなくちゃダメだべ…
自分にとっていい答えでも、悪い答えでもそう方が気持ちの整理はつきやすいべ」
「…はぃ……」
- 266 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月16日(日)01時37分03秒
- よっすぃ〜は小さく返事をした。
きつい事言ったべかな……と少し反省した時、インターホンが鳴った。
- 267 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月16日(日)01時42分28秒
- また少し更新しました。
>261名無しよしごまさんレスありがとうございます。
くすぐったいくらいのお褒めの言葉ありがとうございます。
更新が遅い事もあると思いますが放置はしませんので待っていてくれるとありがたいです。
- 268 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月17日(月)15時32分12秒
- 更新は少しづつでも嬉しい〜
放置しないって宣言してても放置する作者さんって多いんだもん!
更新されてるとほっとするもん。
- 269 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月23日(日)00時26分12秒
- 27【後藤視点】
『…ん、これから行く……』
『じゃ、待ってる』
………よっすぃ〜がなっちの家にいるなんて始めてじゃない?
どうしちゃったの?
………よっすぃ〜が変なのって…あややと出かけてから…
メールも電話もくれない…
私からすればいいんだけどなんかしずらかった…
だって、避けてるみたいだったし…ううん、絶対、避けてた。
あやや…松浦となんかあったんだよね……だから避けてんだよね…
積極的だもんな〜〜〜はっきりしてるし……
それに………何と言ってもよっすぃ〜は……押しに弱い!
松浦って『自分が、松浦亜弥が好き』なんて言えちゃう程、自分に自信持ってる…すごいって思う。
私なんか自分の事、嫌いなとこばっかだよ………
こうして悩んじゃうところなんか大嫌いだし…
顔は…目、離れてるって思うし…
髪は…テレビじゃ判んないけど、そうとう痛んでるし…
色っぽいとか、セクシーとか言われるけどさ…私からすると誰に言ってんの?ってかんじ…
家でのジャージ姿見たら誰もそう思わないよ………
あぁ……また梨華ちゃんモードになっちゃった…
最近の梨華ちゃんの方がよっほど明るいよ………
- 270 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月23日(日)00時27分54秒
- 「…後藤、そんなにきつく握ったら携帯壊れるぞ」
「え?」
迎えにきたマネージャーに言われて携帯を見ると
うっすらと水滴が出来ていてあわてて服で拭って閉じた。
「さ、帰るぞ」
「あ、はい………あ、今日、なっちのうちに送って下さい」
「安倍んとこ?」
「はい」
「ふ〜ん、いいけど遅くなんなよ。家にも連絡入れとけよ、親御さん、心配するから…」
「あ、は〜い」
返事をすると同時に忘れないように家に電話をかけた。
- 271 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月23日(日)00時30分33秒
- 28【安倍視点】
ピンポーン♪
あ、来たべか…にしては少し早いべ………
いくら車とばしても 10分じゃつかないべ ……
「よっすぃ〜、ちょっと待っててね」
「はい」
ダイニングにあるインターホンの受話器をあげると画面に映し出されたのは…
「うちや、裕ちゃんや〜ケーキこうてきたで」
そう言ってケーキの箱をカメラの前で揺らしてる。
「あ、ちょっと待ってて」
オートロックの解除ボタンを押した。
- 272 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月23日(日)00時31分57秒
- 裕ちゃんがここに来る………べつにそれはいいんだけど……
裕ちゃん、驚くかな……よっすぃ〜がいる事、知ったら……
どっちかって言うと以外な組み合わせだもんね……矢口や紗耶香なら珍しくないけど……
なんでよっすぃ〜がいるか、よっすぃ〜と会う前に簡単に説明しといた方がいいかな……
変に勘ぐられてもイヤだし……
そう思って玄関のドアを開けると、そこには裕ちゃんがドアの横にあるインターホンを押そうとしていた。
「なんや、迎えにきてくれたんか」
「あ…うん」
「やっぱ、まだ夜は冷えるわ〜はよ、入ろ…」
「…うん、あのね、裕ちゃん…」
「ん、なんや…」
部屋に入ろうとする裕ちゃんの袖を掴んで、エコーのかかる廊下で小さい声で掻い摘んで話した。
- 273 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月23日(日)00時35分22秒
- 「なに考えとんじゃ、あの阿呆は!」
「裕ちゃん ! 声大きいよ ! 」
「あ、すまん。で、その勘違い野郎は中にいるんか?」
私が頷くと裕ちゃんはドアの中に入っていった。
「待ってよ、裕ちゃん」
あわてて裕ちゃんの後を追って中に入ると靴を脱ぎ終えた裕ちゃんが
「大丈夫や…」そう言って私の唇に軽く自分の唇を落とした。
「……ダメだべさ」
ほんとは少し名残惜しいけど裕ちゃんの肩を軽く押し返したが、
裕ちゃんは気にする風でもなく前髪を掻き上げて
「さぁ、勘違い野郎の顔でも見てくるか」
「裕ちゃん、気をつけてよ、よっすぃ〜は…」
「判ってるって言ったやろ、伊達にリダーやっとたわけやない…」
「…ぅん」
- 274 名前:Jマイルド 投稿日:2003年02月23日(日)00時43分24秒
- >268 名無しさん、レスありがとうございます。
そう言って頂けると助かります。
今日も少しの更新ですみません。
- 275 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月02日(日)21時48分27秒
- 続きまだー? ☆チン☆チン\(\・∀・)
- 276 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時03分48秒
- 29【吉澤視点】
♪こたえをださずに〜♪
♪いつまでも〜いられない〜♪
ごっちんが市井さんの姿を見てからこの歌が頭の中で鳴ってるんだよね。
誰の歌なんだろう…お父さんがよく聞いてたような気がするんだけど…
♪つまさきで〜立ったまま君を愛してきた〜♪
♪愛してる〜♪愛せない〜♪
メロディーは知ってるのに歌詞がところどころ出てこない…
- 277 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時06分05秒
- 私もつまさき立ちで、不安定のまま、ごっちんを愛してたのかな…
………ううん、そんな事はない!
私なりに、今の私なりに彼女を愛してきた……
【彼女が笑顔で幸せならば……私もまた幸せになれるはず】
………そう思える程、私はやっぱり大人じゃない……
でも、安倍さんと話してごっちんと向き合おうって、
きちんと話をしようって、
ごっちんに気持ちぶつけてみようって、
………カッコ悪くても仕方ないじゃん……マジ惚れちゃった私が悪い………
- 278 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時08分15秒
- 「入るで〜」
その声に顔をあげると中澤さんがケーキの箱をユラユラさせながら入ってきた。
「お疲れさまです……お邪魔してます。」
あわてて、胡座から正座に変えて挨拶をした。
『お邪魔してます』はなんか変なような気がする……
まっ、いいか!中澤さんも気にしてないみたいだし
「ええから、足くずしとき」
「あ、はい」
返事はしたけど、『はい、そうですか』と崩せるものでもない。
…これが私と中澤さんの距離なんだろうか………
と、思っていると中澤さんは私の横に腰をおろした。
- 279 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時12分07秒
- 「ところでよっさん、なっちから聞いたんやけど、なんで矢口となっちがつき合ってるって思ったん?」
「え…なんでって言われても……仲いいじゃないですか…」
「……ええな…」
「移動時なんかも手繋いじゃってるし………なんか二人でいるとかわいいなって……」
「うちとじゃかわいくないんかい!」
えっ、ここって突っ込み入れるところですか…
「え、あ……そういうわけじゃなくてですね………」
返事をしながら手と足を使って座っている位置を中澤さん離れるようにずらした。
- 280 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時14分07秒
- 「まっええわ……で、よっさんの想像の中でうちの相手は誰なん?」
「…そんなの判りませんよ……」
また、返事をしながらずりずりと離れようとしていると
「うちの隣はイヤか」とジロリと睨まれた。
「あ、いえ、そんなことは、まったく…全然…」
自分でもどう返事をするつもりのか判らなくなって額に汗が滲むような感じがした。
安倍さんと二人の時には感じなかった居心地の悪さを感じてしまう。
- 281 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時18分48秒
- 「ところで、ごっつぁんとはその後進んでるんか?」
「はぁ?」
その後っていつの後だろう………
進んでるって………何が?
「なに、とぼけた顔してんねん、エッチに決まってるやろうが」
「………あ……いえ……その………」
「なんや〜まだやってないんか?」
「………」
『やってない』なんて……そんなストレートに言わなくったって………
いろいろ…あん…だから………
「よっさんの悪い癖や…相手のことや、後の事考えてるんやろ………」
「………」
- 282 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時22分44秒
- そりゃぁ〜考えるさ………いくら考えたって答えなんか出ないけど………
行動一つでごっちんを傷つけてしまうかもしれないんだから……
一生後悔させてしまうかもしれないじゃん……
こっちが答えに考え倦ねていると
「よし!ねえさんが教えたるさかい」
と、私の左肩に手をおいたかと思ったら、
自分の右手を私の腰に回してきてそのまま体重をのせられた。
「え、な、な、中澤さん?……」
- 283 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時24分57秒
- ……押し倒された?
中澤さんは私の上に乗って怪しげな笑みを浮かべて私を見つめている。
……『どいて下さい』ってその笑みが怖くて言えない……
「……こうやって…押し倒したら後は…」
「後はどうするのかな?」
その声に顔をあげると安倍さんがトレーにティーカップを載せてドアのところに立っていた。
「違うんや、ちょっとよっさんに教えとっただけや…な、よっさん……」
安倍さんの突然の登場にも、表情にも慌てず中澤さんは起きあがって私に同意を求めたけど、
イエスともノーとも言えず起きあがりながら溜息が出た。
- 284 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時27分10秒
- 「全くね、ちょっと目離すとこれなんだから!何、教えてるんだか………あ、ごっつぁん入っておいで…」
安倍さんは中澤さんを睨み付けながら文句を言った後、ごっちんを呼んだ。
「お、ごっつぁんもきたんか、はよ入りや」
えっ、なんで……
ごっちんが……
ここにいるの………
- 285 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時30分07秒
- 「裕ちゃんはいいの、なっちと帰るよ」
「帰るってどこへや?」
「裕ちゃんちに決まってるじゃん!」
「なんでや…」
「いいから、行くよ………じゃ、よっすぃ〜、ちゃんと思ってる事伝えるんだよ。
後はごっつぁんに言ってあるから…お風呂とか、着替えとか…
おなか空いたら適当に食べてね………
ごっつぁんも、たらし君に言いたい事言っちゃいなね…」
安倍さん………たらし君って私の事ですか……
よく判ってない私置いて、もっと判ってない中澤さんの手を取って安倍さんは部屋から出ていった。
- 286 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月03日(月)00時44分24秒
- >275名無し読者さん、レスありがとうございます。
続き待っててくれたんですか、ありがとうございます。
次の更新では久しぶりに二人だけになります。
テレビでコンサートの模様を見ていていろいろ感じました・・・
噂通り後藤さん、歌がうまくなりましたね。
生で聞きたいけど・・・会場に行くのは恥ずかしい・・・
- 287 名前:ラフ 投稿日:2003年03月04日(火)13時24分40秒
- 次はよしごまですかー楽しみ。
部屋から出て行った二人も気になる。
- 288 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月17日(月)00時10分17秒
- 中澤さんって別に何もしてないのに、毎回登場するだけで
話が動くきっかけになってますよね(w
ここのところわりと淡々と話が進んできてるので
ごっちん登場で話が動き出すか?と期待して更新待ってます!
- 289 名前:名無し 投稿日:2003年03月20日(木)12時49分14秒
- 作者さん、更新まだですか?
- 290 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時31分26秒
- 30【後藤視点】
なっちと裕ちゃんが出て行った部屋には
なんで私がここにいるのか理解出来てないよっすぃ〜が二人が出て行ったドアを見つめていた。
「…座っていい?」
「あ、う、うん」
戸惑いがちに返事をするよっすぃ〜の横に座った。
「…なんでここにいるのなかって顔してる…」
「ぅん…」
「なっちから、『よっすぃ〜が来てるからおいで』って電話があった…」
「あ、そうなんだ…」
「…珍しいよね、よっすぃ〜がなっちの家に来るのって…」
「ん、始めて…」
「そぅ、私は、娘。に入った頃はやぐっつぁんとかとよく来たんだ〜」
「………」
…よっすぃ〜は難しい顔して私をチラッと見た後、目を伏せた。
部屋の中が重たい空気に包まれてくような気がした。
よっすぃ〜が暗いとこんなにも空気が重い……どうしよう…
- 291 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時34分42秒
- 『ごっつぁん、いい機会だからさ、よっすぃ〜とゆっくり話なよ…最近二人で話してないしょ』
『ん…』
『なっちは裕ちゃんちに行くから……』
『……ん…でも……』
『裕ちゃんの買ってきたケーキでも食べてさ……
思ってる事言わないと相手は判らないしょ、特によっすぃ〜は…』
『…ん……いいの?……部屋』
『いいべ、いいべ、鍵は明日返してくれればいいし…』
それからなっちはお風呂とか、着替えとか教えてくれた。
なっちの行為を無駄に出来ない………
- 292 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時36分56秒
- 「よっすぃ〜、ケーキ食べようよ…私、夕飯、まだなんだ〜」
「…あ、今はいいや」
「そぅ、……じゃぁ、食べちゃうよ」
明るく話しかけたつもり…だけど…………
- 293 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時40分34秒
- 31【吉澤視点】
ちゃんと話すつもりでいたけど、突然現れるなんて………
安倍さん……心の準備が出来てないっす……
それに………『私は、娘。に入った頃はやぐっつぁんとかとよく来たんだ〜』
『とか』ってなんだよ、『とか』って、ちゃんと言やぁいいじゃん、市井さんって。
ごっちんを横目で見ると髪で表情は判らないけど淡々とケーキを口に運んでる。
こっちの気もしらないで………って、
自分は散々安倍さんの手料理食べたのを棚に上げて思ってしまった。
- 294 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時41分35秒
- ……ごっちんの気持ちを聞いてから、自分の気持ちを話すのってずるい気がする……
ごっちんの市井さんへの思いを聞く前に、自分の気持ちを気持ちを伝えなくちゃ…
- 295 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時42分36秒
- 「ごっちん…」
「ん…」
フォークで刺したケーキを口に運びながら、こっちを振り向いた。
「………」
「ん…」
「……………好きだよ…」
「へっ…ぁ…ぇ」
ごっちんはびっくりしたのかフォークを口に入れたまま、何度もまばたきしてる…
そうだよな〜めったに言わないもんな〜
ごっちんは言ってほしいみたいだけど、そんなん恥ずかしいし……
- 296 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時43分50秒
- 「……この間、亜弥ちゃんと出かけた日……
亜弥ちゃんを送ってからごっちんの家に行ったんだ……ごっちん、心配してると思ったし……
ごっちんの家が見えた時、バイクが止まって……ごっちんと……市井さんが家に入ってった……」
「あ………それは…」
その時の事を思い出したのか、何か言おうとするごっちんの言葉を遮った。
- 297 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時45分16秒
- 「ごっちん、聞いて…………
ほんの一瞬だったけど、ごっちんがあんな甘えた表情するの久しぶりに見た…
市井さんがいた時はよく見てたのにね………
ずっとね……聞きたかったけど、怖くて聞けなかった…市井さんの事……
ごっちんが今、自分の隣にいてくれるならいいって、そう思ってた……
そう思って自分を納得させてた……
でも久しぶりに…目の当たりにしちゃうと……
娘。に入って二年……ずっとごっちんの背中見てきた……それは今も変わんない……
…市井さんは二年でちゃんとしたものを残して娘。卒業して次に進んでるのにね…
二年たっても進歩のない自分なんかといるより……
市井さんのそばにいた方がごっちんにいい影響…与えられるって思う…
………………ごっちん……市井さんが好きなら……別れよう……
ごっちんの事、好きだけど……マジ好きだけど…
でも…二番目でいられる程、私は大人じゃないよ…」
- 298 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時46分21秒
- とぎれとぎれだけど、一気に話して、心の中で溜息をついた。
安倍さん………ちゃんと話せましたよ…聞けましたよ…
ちょっと言葉が足りない気がするけど……
最後の方はちゃんと目を見ていられなかったけど…………
情けねェ…
- 299 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時50分18秒
- 「ば、ばっかぁぁぁーーー」
へ?罵声と共にごっちんが体ごと覆い被さってきてそのまま押し倒された…
今日、二度目だ…でも中澤さんより心地いい…なんて呑気なこと考えていた
「……ちがうもん…いちいちゃんは教育係なんだもん……
ずっと…教育係なんだから…好きとかじゃないんだから……
なんで『別れよう』なんて言うのさぁ…」
「ごっ…ちん…」
「…偶然スタジオであって…ご飯食べに行っただけだもん……
で、送ってくれて…『久しぶりだからお母さんに挨拶しよう』って……」
- 300 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時52分06秒
- おろしたままの髪が私の顔を覆って少しくすぐったい…
ごっちんは覆い被さったまま、私の首に腕を回して肩に顔を埋め、耳元で言葉を続ける。
「いちいちゃんは教育係なんだよ……………
よっすぃ〜だけだもん……好きなのは……よっすぃ〜が一番だもん…」
駄々をこねる子供のようにわずかに首を振るごっちん…
言葉を発するたびに吐き出される息が耳元にかかって忘れようしていた欲望を呼び起こす……
戸惑っていた私の両腕もようやくごっちんの体を抱きとめて、その背中を撫でる
「ごっちん…」
その後の『好きだよ』は飲み込んだ。
- 301 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時53分51秒
- 暫くして顔をあげて、髪を片側によせて、私の顔をのぞき込むようにごっちんが聞いてきた。
「おもい?」
「いや」
「もう少しこのままでいい?」
返事の代わりにまわしてた腕に少し力をいれると、それを合図のようにまた肩に顔をうめた。
「…よっすぃ〜が…」
「ん」
- 302 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時55分28秒
- 「……あやとデートする何日か前にあやに事務所で会ったの…
そん時よっすぃ〜に告白するような事言っててさぁ〜
私とよっすぃ〜がつき合ってるの知らないじゃん、あやは……
応援してみたいなこと言われて…
あやって女の子ってかんじでかわいいし……
デートの日、よっすぃ〜が心変わりしたらどうしょうって………
ずっと考えてて……
そしたら、いちいちゃんが声かけてくれたの………
卒業してもいちいちゃんは教育係なんだよ……
たぶん…これからもずっと……
恋愛感情、持ったことないよ…
それにやぐっつぁんとラブラブなんだから…」
- 303 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月21日(金)23時57分09秒
- 「矢口さんと市井さんのこと、さっき安倍さんから聞くまで知らなかったよ…」
「へっ…うっそーーー」
「ほんと、全然気づかなかった…」
「よっすぃ〜、それ、にぶすぎ!あんなに私達の前でイチャイチャしてんのに…」
「仕事離れたら…ごっちんしか見てないですからね…」
「……バカ」
- 304 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月22日(土)00時01分40秒
- >287ラフさんレスありがとうございます。
出て行った二人はもう大人なので・・・
>288名無し読者さん、レスありがとうございます。
中澤さんはいるだけで存在感ありますからね。
これからも助けてもらおうと思ってます。
>289名無し読者さん、レスありがとうございます。
遅くなりましたが更新しました。
待っててくれたんですね、ありがとうございます。
三連休ゲットしました。
また、二三日うちに更新します。
- 305 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月22日(土)01時35分55秒
- 更新お疲れ様です。
やっとやっと、一息つけましたぁ(w
なんとか緊迫した状況を抜け出した2人がこれからどうなるのか・・・
お仕事の方もお忙しそうですが、3連休ゆっくり休んでください♪
次の更新もマターリ楽しみに待ってます。
- 306 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月22日(土)03時11分39秒
おお!!待ってましたよ〜。
よかったよ、ほんとよかったよ。甘々でこそこの二人。
ごっちんかわいいよごっちん。よっすぃーもかわいいよよっすぃー。
次の更新もマターリマターリ待ちますよ〜。
よしごまはマターリ基本ですから。
- 307 名前:ラフ 投稿日:2003年03月23日(日)15時08分06秒
- 更新ありがとうございます。
いいですね、この二人。
- 308 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月23日(日)23時57分08秒
- 『バカ』と言った後、恥ずかしそうにグリグリと肩に顔を埋めてるごっちんの髪を撫でながら
「…亜弥ちゃんの事、知らなかった……言ってくれればいいのに……」
「……言えないよ」
「小川ん時もそう言ってたね…
でも、亜弥ちゃんからそんな話なかったよ……
買い物して、プリクラ撮って、カラオケして送ってただけ……
ごっちんが心配するような事なにもなかった…
それにさぁ、そういう話があっても…亜弥ちゃんを恋愛対象に見てないから…」
- 309 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時00分45秒
- 「……私よりかわいいよ、女の子って感じだよ…」
「確かに“もろ女の子”ってかんじでかわいいけど、私にとってごっちんの方がかわいい…なんてね」
「…ほんと?」
「マジ、ほんと……」
ごっちんは確認するように体を起こして私の目を覗く。
“ほんとだよ”の気持ちを込めて見つめ返す…
久しぶりに見つめたごっちんの瞳…
やっぱ、綺麗だ……ってやばい!
この雰囲気…理性が………
- 310 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時02分38秒
- ““グゥーーー!””
「ハハッ…おなか鳴っちゃったよ…」
「ごっちん、食事まだだったもんね〜」
「うん………あ、なっちに『適当に食べな』って言われてたんだ…なんか作ろうっと」
ごっちんは呆気ないくらい簡単に私の体から離れてキッチンに消えて行った…
“色気より食い気かよ!”と心の中で突っ込みを入れて、
後ろ姿を目で追いながら、起きあがった…
理性が崩壊しなくてよかった……と、しよ…
- 311 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時05分00秒
- 32
【後藤視点】
なんつうタイミングなんだ…私のおなかは…
いい雰囲気だったっていうかさぁ〜…あのままだったら、私が襲ってたよ…きっと…
…いちいちゃんの事、誤解してたんだ〜
そんなに甘えた顔してたかな…気おつけよーと!
…よっすぃ〜も妬くんだーーーなんか、ちょっと、うれしいぃ……かも…
『別れよう』って言われた時は心臓が破裂するかと思ったけど…
そういえば、変な事言ってた…
- 312 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時06分36秒
- 『娘。に入って二年……ずっとごっちんの背中見てきた……それは今も変わんない……
…市井さんは二年でちゃんとしたものを残して娘。卒業して次に進んでるのにね…
二年たっても進歩のない自分なんかといるより……
市井さんのそばにいた方がごっちんにいい影響…与えられるって思う…』
……なんでそんな事言ったんだろう…
進歩してないわけないじゃん…
最近じゃ、背中見てるのは私の方だと思う…
…よっすぃ〜って、ネガティブなところあるんだよね………
一人で抱えこんじゃうし……
後で話してみよう…
- 313 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時08分14秒
- それに…………………
さっき『好きだよ』って言われて…
抱きしめられて…
もっと『好きだよ』って言われたい…
抱きしめられたい…
愛されたいよ…よっすぃ〜…
- 314 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時09分27秒
- そんな事を思いながら、冷凍してあったご飯で炒飯と、冷蔵庫の野菜でスープを作った…
勿論、二人分…
- 315 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時11分14秒
- 33
【後藤視点】
二人分の炒飯とスープをのせたトレーを持って部屋に戻った。
「よっすぃ〜、いっぱい作っちゃった…食べるの手伝ってよ」
「えっ、あ…うん」
「なっちの手料理食べたの知ってたんだけどさ、
一人分のつもりが作ってるうちに多くなっちゃった…アハッ」
「ごっちんの手料理は別バラだよ」
その言葉にとびっきりの笑顔を返した。
ごめんね、よっすぃ〜、だってちょっと悔しいんだもん……
なっちの手料理でおなかいっぱいなんて…
量は私のより少ないからね…
- 316 名前:Jマイルド 投稿日:2003年03月24日(月)00時17分49秒
- >305名無し読者さん、レスありがとうございます。
仕事の事まで心配してもらって申し訳ありません。
三連休、ゆっくりさせて頂ました。
あっと思う間もなく終わってしまいました。
>306名無し読者さん、レスありがとうございます。
待っててくれる人がいるって思うと嬉しいです。
私も甘い二人好きです。
>307ラフさん、レスありがとうございます。
いしよし祭りの今日、更新するのもなんですが・・・
私はやっぱり、よしごまが好きです。
レスあるって、嬉しいです。
自分はめったにレスしないのに勝手ですよね。
読み返すと文がおかしいところがある(ToT)
読んでくれてる方に意味通じてるんでしょうか・・・
- 317 名前:のん 投稿日:2003年03月24日(月)20時14分47秒
- 最高です!!!
ずっとレスしないで読ませていただいてました!!
泣き出しちゃうごまとネガティブ吉が萌えでした♥
襲われちゃった吉とかも見てみたいです!!
これからも頑張ってください!
- 318 名前:ラフ 投稿日:2003年04月04日(金)11時20分23秒
- そろそろ更新を!
- 319 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月13日(日)13時26分22秒
- まだかな〜
- 320 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月14日(月)00時07分09秒
- 34【吉澤視点】
中澤さんのケーキも食べれない程、安倍さんの料理でおなかいっぱいだったけど、
ごっちんにあんな顔で『食べるの手伝ってよ』って言われたら断れるわけねぇーって!
相当きついおなかを抱えたまま……
「「いただきまーす」」
でも一旦、口にすると、ごっちんの料理はやっぱうまい!
安倍さんの料理も美味しかったけど…
ごっちんのは……なんて言ったらいいのかな〜
口に合うって言うのかな…………
そんな事をボーッと考えながら炒飯を口に運んでいるとごっちんの視線を感じた。
- 321 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月14日(月)00時09分59秒
- 「ごちそうさま」
空になったお皿とスープ皿…もう〜なんも入んない…
「ごっちん、洗い物、私するから、シャワー浴びたら?」
「え、いいよ、私洗うよ」
「いいって、作ってくれたんだし…」
「いいから、私にさせてよ…よっすぃ〜、先に浴びて…あ、家に連絡したの?」
いきなり話を変えたごっちんを見ると、これ以上言ってもごっちんは退かない気がした。
「ん、ごっちんがキッチンにいる時…したよ。ごっちんは?」
「うん、ここに来てすぐ…」
「そっかー………なんか変だよね、家主いないのに…」
「うん…」
- 322 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月14日(月)00時12分35秒
- 「後で、安部さんに電話しようか」
「うん………あ、でもメールの方がいいと思う…」
「え、なんで?」
「………」
なんで俯いちゃうの……
「……あ!そ、そうだね、メールにしよ、うん、そうしよ…」
「…ん…じゃ片づけちゃうから………よっすぃ〜はシャワー浴びて…着替え出しておくからさ」
「あ、うん」
持ってきた時と同じように食べ終わったお皿をトレーに乗せたごっちんに追い立てられるように
バスルームに入った。
- 323 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月14日(月)00時14分48秒
- >317のんさん、レスありがとうございます。
実際の吉澤さんってネガティブなところがあるように感じるんですよ。
襲われちゃう吉ですか・・・書けるかな〜
>318ラフさん、レスありがとうございます。
遅くてごめんなさい。
>319名無しさん、レスありがとうございます。
待っててくれてるんですよね。
もう少しお待ち下さい。
- 324 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月14日(月)00時17分55秒
- 吉澤さんの誕生日には終わらせたかったのに・・・
進んでません・・・安部宅の二人の会話が長くなってます。
読んでくれてる方、もう少しおつき合い下さい。
少しばかりの更新でごめんなさい。
- 325 名前:ラフ 投稿日:2003年04月15日(火)13時14分56秒
- 更新は少なくてもいいんです。
作者さんが放置してない事が判れば。
これからも頑張って下さい。
- 326 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月15日(火)20時04分47秒
じらされればじらされるほど念願叶った時の喜びは大きいのです。
初々しい二人のやり取りがとっても好きです。
>>325さん
作者さんがsage更新してるんだからわざわざageないほうがよいのではないでしょうか?
書き手の側からすると忙しかったり筆が進まなかったりで、サクサク更新できないことだってありますよね。
ということで作者さん、何ヶ月も放置してるわけじゃないんだから、気にしないで焦らずにいってください。
- 327 名前:ラフ 投稿日:2003年04月17日(木)13時29分49秒
- >326名無し読者さん、気がつきませんでした。おっしゃる通りですね。
今後、気をつけます。
作者さん、ごめんなさい。
- 328 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月19日(土)02時20分19秒
- 更新がいつもより速くてビクーリ(失礼
なんか…意識しちゃってる二人がかわいいなぁ、うん。
マターリ基本でお待ちしております。
- 329 名前:pj 投稿日:2003年04月20日(日)13時16分31秒
- 実におもしろい!これからの展開が非常に気になります。見てるこっちがドキドキしてしまう。
更新まってますよ〜。がんばって☆
- 330 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月27日(日)19時15分53秒
- マターリとほぜむ
- 331 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月27日(日)23時56分54秒
- 35【後藤視点】
洗い物を終えると今まで聞こえなかったシャワーの音が聞こえてきた。
なっちが出してくれた着替えを持ってバスルームに入る。
「よっすぃ〜、着替えとバスタオル置いとくからね〜」
「ん、サンキュ」
エコーのかかった声で返事が返ってきた。
「じゃ、ゆっくり入ってね」
- 332 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月27日(日)23時59分03秒
- ……なんかいいな…こういうの…
うちに泊まった時も洗い物とか、着替え出したりとかしてるけど、なんか違う…
こうやってよっすぃ〜の身の回りの事してるだけで幸せ感じちゃう……
新婚ってこういう感じなのかな〜
………………………一緒に住めたらいいのに…
そしたら、毎日、よっすぃ〜のために手料理作って、デザート作って
……掃除して、洗濯して…
一緒に出勤して、一緒に帰宅……
ずっと、ずっと一緒にいられればいいのに……
- 333 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月28日(月)00時19分41秒
- 「……ちん………ごっちん!」
「へ?」
急に呼ばれて間抜けな声がでてしまった。
顔をあげると髪をバスタオルで拭きながら目の前にいるよっすぃ〜
「どうしたの?ずっと呼んでたのに…」
「あ、ごめん」
「疲れちゃった?」
「ううん、そんなことないよ…早かったねお風呂」
「そう……三十分入ってたけど…」
そう言われて壁の時計に目をやると日付が変わろうとしてる…
「………」
「…ごっちんも早く入っておいでよ」
「…うん…そうするーー」
考えてた事が恥ずかしくて言われるまま着替えを抱えてバスルームに入った。
- 334 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月28日(月)00時21分01秒
- 36【吉澤視点】
時間を見て慌ててバスルームに入ったごっちん。
…明日はソロはないから一緒だよね…
…午後からのはずだけど…ここからだとスタジオ近いし……
なに慌ててるんだろう……
- 335 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月28日(月)00時22分39秒
- 今夜はもう少し話そう………
ごっちんがお風呂からでてきたら日付変わっちゃうけど…
今まで心の中にしまい込んでたものをもう少し吐き出そう……
もっとごっちんの考えてる事教えて……
もっと知ってほしい…
- 336 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月28日(月)00時23分39秒
- ごっちんの言うように安部さんに電話ではなくメールを打った。
『安部さんが作ってくれたこの時間と場所…無駄にはしません。ありがとうございます。』
- 337 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月28日(月)00時28分38秒
- 短い更新です。
なんかうまく書き込みが出来ません。
待っててくれた方ごめんなさい。
うちの PC古いから・・・明日またチャレンジします。
- 338 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月28日(月)00時30分21秒
- >326ラフさん、いつもレスありがとうございます。
あまりに少ない更新でしたのでsageにしたんです。
もっと更新出来ればいいのですが・・・
>327名無し読者さん、レスありがとうございます。
じらしてるつもりはないんです(涙
年末、バックアップしていたカードがコーヒー漬けになってしまいまして(涙
プロットと記憶だけが頼りの更新をしています。
時々、キーを叩けなくなって全く違う学園物に手を出したりなんて事をしてますんで・・・
最後までじらしてしまうかも・・・
>328名無し読者さん、レスありがとうございます。
よしごまはマターリですから、気長におつき合い下さい。
>329 piさん、レスありがとうございます。
もっと読んでる方がドキドキしてくれる文章を書ければいいのですが・・・
これからの展開は私なりの解釈及び妄想になると思いますが、
よろしかったらおつきあい下さい。
>330 名無し読者さん、ほぜむありがとうございます。
- 339 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月28日(月)17時58分43秒
- 少しずつでも更新があるのは嬉しいです。
自分も書くようにり、更新の大変さがわかるようになりました(^^;;
マターリ待ってますので、これからも頑張ってください。
最後までついていきますよー!
- 340 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月29日(火)01時52分58秒
- 同じく書き手として更新がなかなか思うように行かなかったりして、
小説を書くということの大変さがようやくわかった気がします。
自分は作者さんの作品が大好きです。
だからどんなに時間が掛かろうとも待てます。
焦らず自分のペースで頑張って下さい。応援してます。
- 341 名前:pj 投稿日:2003年04月29日(火)12時25分15秒
- あの、作者さん私はpiじゃなくてpjですよ?ま、そんなことはどうでもいいんですけどね。
それより更新されてる〜!!!めっちゃうれしいですっ。
ついにごっちんとよっすぃ〜が・・・ということになるのでしょうか。期待大です。
- 342 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時07分33秒
- 36【吉澤視点】
暫くすると、バスルームからでたごっちんは「さっぱりした〜よっすぃ〜も飲むでしょ」と言いながら、
スポーツドリンクを持って部屋に入ってきた。
ソファに並んで座り、テレビを見ながらあれこれ話していたけど、
私は何をどう切り出したらいいのか考えていて軽い相づちしか打てなかった。
- 343 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時10分25秒
- 「ねぇ、なっちにメールした?」
ごっちんはテレビに見たまま突然聞いてきた。
「うん。さっきしたよ」
「返信きた?」
…そういえばきてないな…
「ううん」
「やっぱ、メールで正解だね…フフッ」
「…その含み笑い……なんかやらしいな…」
「へっ…あ………」
……あれ、ごっちん黙っちゃったよ…
なんか、変に事言っちゃった?…やば…どうしょう…
- 344 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時12分22秒
- ……………
…………
………
……
…
「ねぇ」
「あの」
気まずい沈黙をなんとかしようとやっと声を出した
…ごっちんと同時に…なんか間が悪いな〜
- 345 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時14分43秒
- 「なに?」
「あ、ごっちんは?」
「ん……よっすぃ〜さぁ、あやと会った日、来てくれたんだよね…」
「ぅん」
「……そんな事、知らないから……電話もメールもないし……私からはしにくいし……
仕事場で会ってもよっすぃ〜の態度がよそよそしいし……変な事ばっか考えちゃった………」
「……ごめん…市井さんとの姿見て、こっちもいっぱいいっぱいでさ………」
「…よっすぃ〜がいちいちゃんの事、誤解してるなんて思わなかった……」
「いちいちゃんは『誤解してる』みたいな事言ってたけど……」
「えっ?」
「いちいちゃん、『吉澤の自分を見る目つきがするどい』って言ってたよ」
「あぁぁ、気をつけてたんだけどな〜〜〜気づかれてたか…」
「そんなするどい目で見てたの?」
「どうだろね……でも、市井さんが言うくらいだからそうなのかな…」
- 346 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時18分05秒
- 少し恥ずかしくて髪を掻き上げるて誤魔化していると、
それまで並んで座っていたものの少し距離のあったごっちんとの距離がゼロになって、
ごっちんは私の右手に指を絡めてきた。
「………よっすぃ〜、さっき言ったけど、
いちいちゃんは教育係なんだよ……たぶん、一生そうなんだと思う……
いちいちゃんは娘。で先輩で、年上のせいか、自分でもよく判んないけど…
いつも私の前を歩いてるの…………でも、よっすぃ〜は……」
言葉を切ったごっちんの顔を覗くと、繋いでない手で『あっちむいてろ』とばかりに顔を押された。
- 347 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時24分04秒
- また少し更新です。
先日、ここまで更新するつもりだったのに書き込めなかった(涙
なんでだろう♪
>339 名無し読者さん、レスありがとうございます。
少しづつでほんとすみません。
名無し読者さんもどこかで書かれてるんですね。
よろしかったら教えてください。
>340 名無し読者さん、レスありがとうございます。
自分も読み手の時は更新の大変さが判りませんでした。
プロット見るとまだ先が長いんです(涙
こんな駄作好きって言われて・・・年甲斐もなく嬉し、恥ずかし・・・
名無し読者さんも書いてらっしゃるんですね。
よろしかったら教えてください。
- 348 名前:Jマイルド 投稿日:2003年04月29日(火)23時26分08秒
- >341 pjさん、レスありがとうございます。
ペンネームとはいえ名前を間違えるなんてごめんなさい。
もう少し歯がゆい二人を・・・
- 349 名前:ラフ 投稿日:2003年04月30日(水)13時13分47秒
- 更新されてる〜
作者さんありがとうございます。
sageがいいのでしょうか?
- 350 名前:pj 投稿日:2003年04月30日(水)21時14分08秒
- やっぱりよっすぃ〜といるときのごっちんは一段とかわいく思えます。
純心なごっちんとよっすぃ〜、青春だね(バカ
- 351 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月08日(木)10時54分06秒
- ホゼム
- 352 名前:名無しユウキ 投稿日:2003年05月11日(日)19時28分13秒
- ハッピーエンドを期待しつつ保全
- 353 名前:pj 投稿日:2003年05月18日(日)16時15分37秒
- マターリと待ちつつ保全
- 354 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月22日(木)00時08分21秒
- そろそろ更新を〜〜楽しみにしています。
- 355 名前:pj 投稿日:2003年05月24日(土)21時06分02秒
- ほんの少しでも構わないので書いてくださ〜い。よろしくたのみます!!
- 356 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時03分59秒
- 「………よっすぃ〜にはずっと隣にいてほしいの!」
まるで早口言葉でも言うようにごっちんは捲し立てた。
「ごっちん…」
繋いでた手をほどいてごっちんを腕の中に閉じこめた。
…結局、考えすぎてるうちにごっちんに言わせてしまった……
安倍さんに『ヘタレ』って言われても仕方ないな…
あれっ?安倍さんに言われたのって『ヘタレ』だったけ……
『タラシ』だったかな……
安倍さん、私は『ヘタレ』は否定できないけど、『タラシ』じゃありませんよ。
“ごっちん、一筋ですから”
……伝えなくちゃ、ちゃんとした言葉で…
- 357 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時05分38秒
- 「……心の支えなんだよ…ごっちんは…
ごっちんがいるからしんどいって事もつらい時も頑張れる…
いつもそばにいてほしいし、隣を歩いていきたい…これからもずっと…
好きとかの言葉じゃ収まらない程、ごっちんの事思ってる………」
抱きしめてる腕に力がはいる……
思いを伝えるように…………
ごっちんが私の事で不安にならないように…強く………
- 358 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時07分44秒
- 「ウッ…」
ごっちんが苦しそうな声を出したから腕の力を弱めようとするとごっちんが抱きついてきた。
「ウグッ…よっすぃ〜…ウッ……はじめて…グッ…ッ…言ってくれた…ウグッ」
涙声で単語を吐き出すごっちん
「…ごめん……伝え方下手だよね…」
「…グッ…ッ…不安……ウッ……だった…」
「………他の人がさぁ、何言って来てもごっちんは“デーン!”って構えてて…
私はごっちんしか見てないしつうか見えないし…」
「…ッ…ウッ……“デーン!”って?」
「うん!」
明るく返事をすると少し顔をあげたごっちんと目が合った。
瞳から溢れそうな涙と頬をつたう涙を指で拭って………そして
…両手を彼女の頬に添えて……閉じられたままの瞳…自分の唇を彼女の唇と合わせる……
軽くチュッとしただけなんだけどね……誰に説明してんだろう…
- 359 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時09分04秒
- 「……ずっと…ずっと……そばにいて…」
「…いるよ。ごっちんがウザイっていうまでね…」
「言わないよ、そんな事。……ずっと隣、歩いてて」
「うん………あ、でも、仕事じゃまだ追いつけないけどね……でもいつか追いつくから…」
「………さっき……『二年たっても進歩がない…』みたいなこと言ってたけど、
進歩してないわけないよ……毎日あんなにレッスンして、仕事して……」
「ありがと………人と比べるのはいけないと思うけど……
市井さんや石黒さんと自分を比べちゃって……
……一生懸命だけじゃダメだと思うんだ…頑張ってるだけでも…………
ちゃんと結果を残していかないとさ……数字じゃなくてね……
もっと、もっと踊りも歌もレッスンしなくちゃいけないし…
映画も、舞台も見たいし、本だって読まないと…
時間がないって事を言い訳にしてちゃいけないって思うんだ…
思ってるだけで実行出来てないんだけど……」
- 360 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時10分42秒
- 「…いろいろ考えてんだ……」
「ん…でも考えてるだけ…有言実行しなくちゃね…」
「ゆうげんじっこう?」
「うん、言った事は実行するって事」
「大切だよね…この世界にいると口だけになっちゃうもんね」
「ん…」
「…もっとしりたいよ、よっすぃ〜の考えてる事…」
「うん、ごっちんもね………安倍さんに心配かけないようにさ、これからちゃんと話そうね…」
「………………」
「ん、イヤ?」
「ううん……だって…思ってること全部話したらウザイって思うよ?」
「そんなことないよ」
「いっぱいヤことだって思ってたりするよ…そんなの知ったら………」
「……どんなごっちんも大好きだよ…」
そう言った後にしたキスはさっきのより長くて深くなった。
- 361 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時13分28秒
- 一ヶ月も更新しなくてごめんなさい。
連休があったんですよ、その時いろいろな作品を読んで自分の愚作がイヤになって・・・(涙
でも、放置はしません。
>349ラフさん、いつもレスありがとうございます。
sageでもageでもどちらでもレス頂けるだけで嬉しいです。
今もsageで更新してるつもりだったのにageで更新してるし・・・
>350 pjさん、レスありがとうございます。
毎週末にレス頂き・・・(感
画面の中でも吉澤さんといる時の後藤さんはかわいいと思います。
今はあまり見れないけど(泣
そんな時は去年の春コンのビデオの“本気であついテーマ”をリピートしてます。
吉澤さんの視線を合図に後藤さんが腰をまわす、
加護さんが吉澤さんと後藤さんをキョロキョロ見てるなんてシーンですが・・・
- 362 名前:Jマイルド 投稿日:2003年05月27日(火)23時14分21秒
- >351名無し読者さん、保全ありがとうございます。
>352名無しユウキさん、レスありがとうございます。
期待通りだといいのですが・・・
>354名無し読者さん、レスありがとうございます。
これからもマターリ待ってて下さい。
- 363 名前:名無しさん 投稿日:2003年05月27日(火)23時24分54秒
- 愚作なんかじゃないですよ
良いところたくさんありますよ
更新たのしみにしてます
- 364 名前:pj 投稿日:2003年05月28日(水)13時53分21秒
- やった!更新だ〜〜。ありがとうございますですっ。
私も春コンの持ってますよ。あれはいつ見ても萌えますよね?
確かに最近ではテレビであの二人をあんまり見ることができませんね。。。
笑わん姫やコントなどでもうちょっと絡んでほしかったり(願
では更新楽しみにしております。がんばってください。
今私の中で一番の小説は・・・もちろんここです。ここなんです!
- 365 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月29日(木)00時16分51秒
- 愚作なんかじゃないってば!
更新楽しみにしている人ここにもいますよ。
自信持って頑張って。
- 366 名前:ラフ 投稿日:2003年05月29日(木)11時13分21秒
- 更新ありがとうございます。
駄作なんて…
オイラはここの二人が大好きだ〜
- 367 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月08日(日)09時46分32秒
- 今日少しづつ書いてたストックを手直しして更新するはずが突然の出勤命令・・・
携帯なんて嫌いだ〜〜出なきゃよかった・・・
そんなわけでこれから出勤してきます。
更新また遅れてしまいます、待ってる方ごめんなさい。
- 368 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月08日(日)09時49分14秒
- >363名無しさん、レスありがとうございます。
良いところ自分では判りませんが、当時感じた事を文の中に入れていこうと思ってます。
>364 pjさん、いつもレスありがとうございます。
一番なんて言って頂いて・・・嬉しい限りです。
期待に添えてるといいのですが。
コントも毎回、絡むのかなと期待してるけどなかなか・・・
>365 名無し読者さん、レスありがとうございます。
更新楽しみにしてくれてるんですね、ありがとうございます。
今回も遅れてしまいますが待って頂ければ幸いです。
>366 名無し読者さん、レスありがとうございます。
二人を気に入って頂きありがとうございます。
- 369 名前:にゃん 投稿日:2003年06月08日(日)11時15分11秒
- お仕事頑張って!
いつでも待ってます
- 370 名前:pj 投稿日:2003年06月08日(日)14時16分59秒
- 今から出勤ですか。大変ですね。両立するっていうのはやっぱり難しいもんですよね。
とにかく気長に待ってますんでがんばってくださいね。
- 371 名前:ラフ 投稿日:2003年06月10日(火)10時50分08秒
- 更新されないのはちょっと残念だけどお仕事は大切です。
マターリ待ってます。
- 372 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月22日(日)23時32分07秒
- >369 にゃんさん、レスありがとうございます。
読んでてくれたんでかー嬉しいな〜
>370 pjさん、いつもレスありがとうございます。
なかなか更新できなくて本当にごめんなさい。
季節が変わってしまい中元シーズンになってしまいました(泣
あの日も臨時の子がトラブルを起こしまして・・・
取りあえず何もなければ火、水と連休なので・・・更新できると思います。
いつも書いてますが、気長におつき合い下さい。
>371 ラフさん、レスありがとうございます。
マターリ更新、待ってください。
- 373 名前:pj 投稿日:2003年06月24日(火)17時27分29秒
- 私もせっかくの休みの日を他の人の用事で代わってあげる事が多いんで、作者さんの気持ちよく分かります。
火、水更新ですか。いつもながら期待して待っておきたいと思います。
もちろん気長に付き合わせていただくつもりなんで、よろしくです。。。
- 374 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月25日(水)19時36分57秒
- 37【後藤視点】
溶けちゃいそうなキスの後、よっすぃ〜の胸に顔を押しつけてるといつもより少し早い鼓動。
「…ドキドキが早いよ」
「………好きな子抱きしめてるんだもん仕方ないよ…」
「アハッ、今日のよっすぃ〜はほしい言葉をいっぱいくれるね」
「…不安にさせたから………
安倍さんにも言われたんだ『言葉にしてほしい時がある』って…
恥ずかしいからって今まで大切な事、言わなすぎた……」
「いいよ」
「えっ?」
「そりゃぁ〜言われたら嬉しいけど…無理って言うか…やっぱ“らしくない”もん…
よっすぃ〜が言うようにこれからは『デーン』って構えてるから………
でもね……誕生日とか大切な時には言ってくれると嬉しいかな……」
………返事は……溶けちゃう程のキス……
- 375 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月25日(水)19時39分09秒
- さっきと同じようによっすぃ〜の腕の中で鼓動を聞いてて誕生日が近いこと思い出した。
「ねぇ…誕生日何がほしい?」
「ごっちん」
「へぇ?」
今……『ごっちん』って言ったよね………
聞き間違いかと顔をあげるとよっすぃ〜は真剣な眼差しで
「…真希がほしい」
よっすぃ〜の眼差しが熱くて顔が、体が火照っていく…
返事も出来ずに………
………………
……………
…………
………
……
…
- 376 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月25日(水)19時40分40秒
- 「フッ…ハハッハハッ……ハハッ…冗談だよ……ごっちん、なんて顔してんだよハハッ…」
よっすぃ〜は楽しそうに、おかしそうに笑いだした。
その笑い方から“本当に冗談”だって判る……
なんなんだこの人は!
人が真剣に返事に困ってたのに………
………
……
…
- 377 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月25日(水)19時41分56秒
- 「…ぃぃよ」
「え?」
「……いいよ…」
「…あ……えっーと…」
「ヤなの?」
「あっ…いや………そ・そういうことじゃなくてですね……」
「なに敬語になってんの?」
「え…あ、だから…冗談…」
「冗談なの?」
「…あ…いや……」
「………あれからさ…そう…いうことしないよね…………どうして?」
「え………っと………」
「…したくなくなっちゃた?」
「……いや……そういうわけじゃ……」
「じゃぁ、どうして?」
よっすぃ〜が気づかずくれた機会……
しどろもどろの間に突っ込んだ
よっすぃ〜はすごく困った顔して、視線が私をさけてる………
- 378 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月25日(水)19時44分42秒
- 「………………ごっちん、初めてだよね………いいのかなって……
うちら女の子同士だし……法律的に責任とれないわけで…
どんなにごっちんの事想っててもこればっかりはどうにも出来なくて……
でも、ごっちんの事は………ほしいわけで………」
言葉を紡ぎだすよっすぃ〜はさっき笑ってた人とは別人ように真剣な表情…
きっと気持ちが通じたと思ったあの日からもよっすぃ〜はずっと考えてたんだ…
よっすぃ〜は今の事ばかりじゃなく、二人の先の事も考えてくれてる……
考えすぎちゃって歯がゆいが多いけど…
こういう人だからこんなに好きになったんだった…
「……前言ったよね『初めてはよっすぃ〜じゃなきゃイヤだ』って。その気持ち変わってないよ…」
「……ごっちん」
やっと私に戻してくれた優しい視線……
「………誕生日プレゼントちゃんと受け取ってよね……」
大きな瞳をさらに大きくして、これ以上ないくらい真っ赤になった頬に口づけた。
- 379 名前:Jマイルド 投稿日:2003年06月25日(水)19時51分19秒
- 短くてすみません。
せっかくの休みなのに寝てばかりでストックのチェックをしてません(泣
>373 pjさん、レスありがとうございます。
二日間こんなに寝れるのかと思う程寝てました(泣
こちらこそよろしくお願いします。
気長にお付き合い下さい。
- 380 名前:ラフ 投稿日:2003年06月26日(木)13時03分51秒
- 忙しい中、更新ありがとうございます。
よっすぃ〜の誕生日楽しみ!
- 381 名前:pj 投稿日:2003年06月28日(土)09時03分35秒
- おっ!!きたよきたよ更新が。ありがとうございます。ごっちんもよっすぃ〜も少し大胆でまたそこがいいですね。
とうとう・・・ということになるんでしょうか。いや〜実に歯がゆいですな。
- 382 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月04日(金)21時49分12秒
- 期待ほっしゅ
- 383 名前:ラフ 投稿日:2003年07月07日(月)13時43分56秒
- 更新をと催促しようと思って。
思い出しました、作者さん運送屋さんでしたよね。
体壊さないで戻ってきて下さい。
- 384 名前:pj 投稿日:2003年07月26日(土)11時50分05秒
- 待ってますよ〜。
と、いうことでプチ保全
- 385 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月06日(水)23時51分25秒
- ( ´ Д `)<放置だけはいやだぽ。
- 386 名前:名無しさん@ 投稿日:2003年08月07日(木)14時58分59秒
- 保全です。
(〇^〜^〇)<真希ちゃ〜んもうそろそろいいでしょ?よしこ我慢の限界だYO!
( ´ Д`)<・・・ダメ
(;〇^〜^〇)<じゃ、じゃあいつまで待てばいいの〜?
( ´ Д`)<ごとーのイグアナが死ぬ日まで
(;〇^〜^〇)<・・・・・
( ´ Д`)<・・・・・
(;〇^〜^〇)<わ、わかった。待ってみるよ・・・
|∀´)<とことんバカね・・・
- 387 名前:Jマイルド 投稿日:2003年08月10日(日)22時53分08秒
- >ラフさん、レスありがとうございます。
無事に帰ってまいりました。
>pjさん、レスありがとうございます。保全もして頂き・・感謝!
先週の連休は眠り続け、今日は一日録画してあったビデオと買って置いたDVDを見て・・・
なんとか話題に追いつこうと(羊読んでも全然判らなくて(泣)
まだ見終わらない・・・
>385名無しさん、レスありがとうございます。
放置はしません。
でも、ドップリ仕事に浸かっていた頭の切り替えが出来ません。
>386名無しさん@、レスありがとうございます。
イグアナが死ぬまではここの吉澤さんはもつかな・・・・・
ところでイグアナの寿命ってどのくらいなんでしょう?
- 388 名前:Jマイルド 投稿日:2003年08月10日(日)23時00分50秒
- そんなわけでストックのチェックにも手をつけられず更新出来ません。
待っていて下さった方、ごめんなさい。
来週は連休なので、それまで見捨てずお待ち下さい。
- 389 名前:pj 投稿日:2003年08月11日(月)00時16分59秒
ビデオ・DVDの溜め置きはヲタ(我ら?)ならではのことですから。
社会人にはほんっとにキツイですよね。共感です・・・
おっ、来週更新がんばって〜!
安心してください、見捨てたりなんかしませんよ?
「気長」に待たせてもらいます。(シツコイ
- 390 名前:ラフ 投稿日:2003年08月11日(月)13時41分11秒
- お帰りなさい。
律儀っぽい作者さんの事信じて待ってますよ。
ところで溜めて見たビデオでは何が印象に残りました?
- 391 名前:名無しさん@ 投稿日:2003年08月11日(月)19時03分19秒
- ビデオ鑑賞がんばってください。
イグアナの寿命・・・自分でかいたのにさっぱりっす(ヲイ
ドアホなんで勘弁してください(汗
ごっちんなら知ってるのかな・・・
(0^〜^)<どうなの?ごっちん
( ´ Д `)<ん〜、毎日動かし続けたら3週間くらいで止まっちゃうかな?
(;0^〜^)<え?動かし続ける?止まっちゃう?どういうこと?
( ´ Д `)<だってごとーの家にいるのは「イグアナ型ロボット」だもん
(;0^〜^)<え?あれロボットだったの?
( ´ Д `)<そうだよ?あれ高かったんだから〜。今度来た時壊さないよ
うに気をつけてね?
(;0^〜^)<あ、う、うん。ハハハ・・・ (ごっちんて一体・・)
- 392 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月24日(日)21時37分07秒
- (´・ω・`)
- 393 名前:名無しさん 投稿日:2003年09月07日(日)15時21分13秒
- 37【吉澤視点】
翌朝、目がさめて腕に重みを感じてる右側に頭を向けてごっちんの髪にキスをした。
昨夜、そういう話をした後って事もあってか、なんか一緒の布団に寝るのに抵抗があったのに
ごっちんは全く気にする風もなく安倍さんに教えられたらしいお客さん用の布団を一組だした。
『一つだけ?』
『うん…狭いかな………でも、くっついて寝れば大丈夫だよ』
『…そ、そだね』
こっちがしどろもどろに答えてんのにそれさえ気づかないのか
“ねっ!”なんて普通の笑顔だった………
- 394 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時23分47秒
- 静かな寝息を立てるごっちんはどんな夢を見てるんだろう…
穏やかな寝息をたててる……
なんか悔しい………こっちは理性とずっと戦ってるって言うのに……
“判ってんか!”と軽く鼻をつまんだ…
少し苦しそうな表情……………
“ごめんね”と指を離して、頬にキスを落とすと、穏やかな表情に変わった
………
……
…
これ以上ごっちんの横で理性を保っていられる自信が無い………
起こさないようにゆっくりと腕をはずして布団から抜け出した。
- 395 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時25分01秒
- 38【吉澤視点】
テーブルに並べたサラダとオムレツとグレープフルーツ(食べやすいように房まで取ったぞー)
トーストをオーブンに入れて………
起こすのがかわいそう程気持ちよさそうに眠ってるごっちん………
このまま、寝顔見てたいな……って、お仕事、お仕事
「おはよ、ごっちん…」
頬にキスして耳元で囁いた。
……
…
そんなんで起きるわきゃない…
「ごっちん!起きて!」
強い口調で言ったら、むずがるように寝返りをうった……もう少しだ
「ご飯出来たよ!」
“パッ”と開かれた目
ご飯に反応するなんてまだ色気より食い気だな…ちびっ子二人とかわんないや…
……なんて思ってると“ガバッ”と布団を抜け出してキッチンに入っていった。
- 396 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時25分58秒
- 「顔洗っておいで、トーストもうすぐ焼けるから」
キッチンの入り口でテーブルを見てる背中に声をかけて布団を畳もうとすると
「プーッ」
「へ?」
小さく聞こえた声に振り向くと、
はち切れんばかりに頬を膨らませたごっちんがこっちを見て睨んでる
「えっ、なに?」
「プーッ」
今度ははっきり聞こえた…でも、なんで?
頬を膨らませて、睨んだまま、私の持ってる掛け布団をひったくるとそのまま布団の中で丸まった。
- 397 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時27分22秒
- ……わけわかんないし…
なんだ?何が気に入らないんだ…
テーブルの上の物にごっちんの嫌いの物はないし…
起こされたのが気に入らないとか…まだ、少し早いし…もっと寝かせろってか…んだな!
「ごっちん、ごめん…早く起こしすぎちゃったね…まだ早いからさぁ〜まだ寝ていいから…」
“チーン”トーストの焼けた音
「焼けたみたいだから、食べちゃうね…」
「違うもん!……て……の…」
「えっ?」
布団の中からだから、こもってて何を言ってるのか判らない
布団のごっちんの声のする方に耳を近づけた
- 398 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時28分52秒
- 「……が起こすの……作って……」
「…そっかー、ごっちんが作ってくれるつもりだったんだ〜」
ごっちんが頷いた証拠に布団が動いた
「ごめんね、なんか早く目がさめちゃったからさ……今度作ってよ、ねっ!」
ゆっくり…そっと…静かに…布団をずらして…
少し顔を出した髪を撫でながら、またゆっくり…布団をずらして…
まだ少し膨れてる頬に唇を落として……ゆっくり、唇をずらして………到着
………
……
…
- 399 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時30分02秒
- 「おはよう、機嫌はなおったかな?」
「ん…」
「顔洗ってごはんにしよ…」
「トースト…」
「ん?」
「…さめちゃったね」
「新しいの焼いとくから」
「捨てちゃうの?もったいないよ」
「捨てたりしないよ…近くに公園があったでしょ、出かけに寄ってまいていこ!」
「?」
「ハトやスズメが食べてくれる」
「ふ〜ん」
「だから、起きよ」
「うん!」
- 400 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時31分17秒
- 気がついたら前の更新から二ヶ月以上・・・
夏が終わってるっていうか、今年はいつが夏?みたいな・・・
冷夏、台風のばかやろう!私の休みと健康な体を返せ!と文句を言いつつ更新。
リアルタイムからもう一年半ずれてる(涙
ストック読んでてイヤんなっちゃいました。
でも、放置はしないもんね〜
- 401 名前:jマイルド 投稿日:2003年09月07日(日)15時32分27秒
- >389 pjさん、いつもレスありがとうございます。
休みもままならない中小企業なんで・・・(言い訳ばっかでごめんなさい)
でも今回ばかりは私が倒れて上も少しは反省したみたい?
>390 ラフさん、いつもレスありがとうございます。
この状態ではとても律儀じゃないですね(反省
溜取りのビデオ、歌(シャボン玉)は飛ばしました(笑
コントの吉澤さん、お勉強してますねぇ〜(感心
後藤さんの新曲はお気に入りでリピートしっぱなしです
391 名無しさん@さん、レスありがとうございます。
後藤さんの家には犬も2匹いるんですよね。
“たか”のミニチュアと玄関にいる雑種をテレビで見たと思うんですが?
- 402 名前:ラフ 投稿日:2003年09月08日(月)14時26分42秒
- 作者さん、おかえりなさい。
待ってましたよ。
すねるごっちんと優しいよっすぃー、やっぱこの二人はいいい!
- 403 名前:pj 投稿日:2003/09/12(金) 22:07
- おぉ〜!お帰りなさい。
倒れてしまうほどなんてなんちゅう仕事だ。
大変すぎますねぇ。
改めて小説と両立している作者さんをすごいと思いました。
ここのごっちんほんとにかわいいんでこれからもお仕事にめげずがんばって下さい。
- 404 名前:ラフ 投稿日:2003/10/06(月) 11:15
- 待ってます。
- 405 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 18:07
- 期待しちゃうからあげんといて?
- 406 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:25
- 39【後藤視点】
よっすぃ〜に促されてキッチンに行くと、
テーブルにはサラダとオムレツとグレープフルーツが並べられてた。
グレープフルーツは食べやすいように房まで取ってある…
ほんとはさ、私が用意してさ、よっすぃ〜を起こすはずだったのに…
絶対そうしよう!って思ってたのに………
昨日、『誕生日プレゼントもらってよね』なんて言っちゃったはいいけど、
布団に入ってからドキドキが早くなっちゃって…よっすぃ〜に聞こえてなかったからいいけどさ、
いつもみたいに腕枕してもらってるのに首筋が変に緊張しちゃって…全然眠れなかった。
よっすぃ〜の寝息が聞こえてきて、緊張してる自分がバカみたいでやっと眠ったんだよね〜
- 407 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:35
- 「どうした?早く座りなよ」
布団をたたみ終えたよっすぃ〜が布団カバーやシーツ、ピロケースを抱えて真後ろにいた。
洗濯物なのにきちんとたたんであるのがよっすぃ〜らしくて小さく笑ってしまった。
「なに、なんかおかしい?」
「ううん、らしいなって思ったの」
「えっ?何が」
抱えてる洗濯物を指すと、
「あぁ、これね、時間があれば洗濯しちゃうんだけどさ…」
「畳まなくてもいいじゃん、どうせ洗うんだし、畳んだまま洗濯機に入れないでしょ?」
「まぁそうなんだけど…何となくね…それより早く座って今トースト焼き直すから…」
そういうとよっすぃ〜は洗面所に入って行った。
- 408 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:38
- 40【後藤視点】
「バックは持ったからね〜」
「えー探してたのに〜」
玄関に行くと、よっすぃ〜はバックを二つ持って、片手になっちから預かった鍵を握って体でドアを支えてた。
「ほら、急いで」
携帯を見ると、集合時間にはたっぷり時間がある。
二人でゆっくりしたかったのに……なっちの部屋だけど…
ちょっと…そうとう不服…口に出してみた。
「まだ時間あるじゃん」
「公園でパンあげるって言ったでしょう」
と、朝食の後、二人で細かく…ほんとに細かくちぎった袋に入ったパンを私の目の高さまであげた。
- 409 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:40
- 「あぁ、そうか…」
「それにゆっくり歩きたいし…」
「最近、二人で歩くなんてなかったもんね〜他の人とは歩いてたみたいだけど…」
ちょっと嫌みを入れながらもよっすぃ〜の腕に自分の腕を絡ませた。
「あ…」
「フフッ…冗談!さっ、行こ」
このくらいの嫌みは許してよと心の中で呟いた。
「あ〜鍵、鍵……普段、家出る時かけないから忘れちゃうな〜」
そう言いながら、ちゃんと掛かったか何度も確認する姿がかわいい…
「よし!大丈夫。いこか」
- 410 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:45
- 学生や会社員は出かけた後の時間で、すれ違う人もまばら。
っていうか、この辺を私達芸能人が歩いてるのは珍しい事じゃない。
マンションを出て程なく公園に着いた。
大きくもなく、小さくもなくベンチが間隔をあけて五つと、ジャングジムと砂場があるだけ…
最近はブランコとか滑り台が危険だからと言って置いてない公園が多いらしいって
この間、お姉ちゃんとお母さんが話してた。
そのうち、ブランコ漕げない子とか出てきたりして…まさかね…
- 411 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:49
- 「ねぇ、どこに蒔くの?」
「そうだね〜」
近くのベンチにバックを置くと、五、六歩、歩いて空を見上げた。
「ん、この辺でいいかな」
「ここ?」
「なるだけ広げて蒔いてね」
「何で?」
「広げて蒔かないと食べれる子と食べれない子が出ちゃうんだ」
「ふ〜ん」
「鳥の中にも辻や加護がいるからさぁ〜」
「ふ〜ん」
よく判らなかったけど言われた通りなるだけ広げて蒔いた。
「これでいい?」
「うん」
「ほんとに来る?」
「来るよっていうかさ、もういるし…座って見てよ」
「いるの?」
「ん、ごっちんが蒔いてるのジッと見てたよ」
「え?」
キョロキョロと周りを見回したけど、鳥どころか公園には私達以外誰もいない。
「ハハ…上だよ、上」と指で空を指した。
「へッ?」
「空じゃなくて、木の枝…」
「あ…」
確かに木の枝にハトが何羽か止まってた。
「ねぇ〜」
ちょっと得意顔のよっすぃ〜………そのほっぺ、グリグリしたい…
- 412 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 19:56
- そんな事思って横顔見てたら
「ほら、来たよ」
一羽のハトが蒔いたパンを食べ始めると、次々と降りて来てパンをつつき始めた。
その数、十羽以上。
ハトに遠慮するようにスズメが三羽程遠巻きにパンをつついてる。
「ほんとだ〜」
「スズメはさ、小さいのに結構大きいのをくわえて離れたところで食べたりするんだ〜
なかには、そのまま飛び立っていっちゃうのもいるし…巣に持って帰んのかな〜」
その時、高橋を思い出した…でも………
「ねぇ、何でそんなに詳しいの?」
「あ……うん」
「だってね、ハトがパンを食べるのは知ってたけど、残ったパンをあげようとか思った事ないし、
小さくちぎらなきゃ食べれないとか、広げて蒔くとか知らなかったよ……」
「ん………それはね……」
- 413 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 20:00
- 更新しましたが、なかなか話が進みません。すみません。
更新も出来なくて待っていてくれた方ごめんなさい。
小さい会社故、一人が何役もこなさなくていけなくて。
>402 ラフさん、レスありがとうございます。
>403 pjさん、レスありがとうございます。
>405 名無し読者さん、レスありがとうございます。
見捨てずおつきあい下さい。
- 414 名前:Jマイルド 投稿日:2003/10/13(月) 20:37
- 今、読み返してたらあげてしまいました(汗
どうやって下げるんでしょう・・・
どなたか気づいたら落として下さい。
- 415 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/13(月) 21:58
- 更新されてる〜。
待ってました嬉しいっす!
これからも、楽しみにしてますね
- 416 名前:ラフ 投稿日:2003/10/15(水) 09:46
- 更新ありがとうございます。
ゴマキスズメ思いだしゃいました。
ごっちんも同じかな。
- 417 名前:pj 投稿日:2003/11/03(月) 20:46
- プチ保全です。
更新されるの楽しみに待ってます。
- 418 名前:Jマイルド 投稿日:2003/11/24(月) 17:41
- 生存報告です。
年末の企画をしてた10月、実行に動いてた11月、明日が初日です。
今日は早く帰らせてもらって未明に出勤します。
なんて小説に関係ない報告。
時間が経ちすぎて内容がズレ過ぎてるな〜と思った今日・・・
でも自分の中でこれを終了させてから
後藤さんの卒業のDVDのパッケージの封を切ろうと思ってますので
(このDVDだけは何故か見れなくて・・・保田さん卒業はとっくに見てるのに)
自己満足なんですが。
>415 名無し読者さん、レスありがとうございます。
>ラフさん、いつもレスありがとうございます。
ゴマキスズメ懐かしいですね。
あれからカラス嫌いじゃなくなりました(笑
>417 pjさん、レスありがとうございます。
更新、近いうちにしますので
・・・ごめんなさい。
- 419 名前:pj 投稿日:2003/11/25(火) 16:35
- 報告してくれて、ありがとうございます。
お仕事の方、かなりハードそうですね。
読者側としてこんなことしか言えませんが、とにかく気合で頑張ってくださいね。
この話、とっても気に入ってるので近いうちの更新、楽しみに待っております。
- 420 名前:ラフ 投稿日:2003/11/26(水) 13:10
- 生存報告ありがとうございます。
体をこわさないで下さいね。
更新さるのを楽しみに待ってますよ。
- 421 名前:Jマイルド 投稿日:2003/11/30(日) 23:20
- >419 pjさん、
>420 ラフさん いつもレスありがとうございます。
更新しようとしたのですが、あるはずのバックアップがない(泣
たぶん会社のデスクの中だぁ〜
ずっと前に書いた短編で許して下さい。
これから、出勤してきます。
本番初日です。
- 422 名前:Jマイルド 投稿日:2003/11/30(日) 23:29
-
「イテ!なんだよいきなり」
ベットの上で雑誌を読んでいたうちに雑誌を投げつた彼女。
投げつけた本人はチラッとこっちを見てフン!
“フン”ってなんなんだー
かわいくねぇー
しかし、ここは半年早く生まれた者として優しくいきますか・・・・・
めったに使わない机でパソコンの画面を見ている彼女の後ろへ回って、
「どうなされました?姫はご機嫌ななめのようですが・・・・・・」
そう、優しく、甘く・・・・・・
「……」
ケッ 人が優しくしても無視かい!
と、パソコンの画面に目をやると・・・私と梨華ちゃんが近距離で会話をしている写真。
見ように寄っては今、まさに唇が重なるところ・・・・・・
- 423 名前:Jマイルド 投稿日:2003/11/30(日) 23:32
- だ、誰だ!!!
こんな写真貼ってる奴は〜〜〜!
ザ・ピースのPV撮影の時・・・・・
「いや〜〜〜まぁ〜〜〜懐かしいね〜〜〜」
一人で納得してベットに戻ろうとするとシャツの袖を掴まれた。
「こんな写真始めて見たんだけど…ひとみちゃん……」
……やめましょうよ、名前で呼ぶのは…声、低いし。
「こんなに近づいてなにしてたのかな?ひとみちゃん!」
だから一々名前呼ばなくてもいいと思うんですよ私は。
それに、半年以上前のことなんて覚えてるわけないじゃないですかーーー
- 424 名前:Jマイルド 投稿日:2003/11/30(日) 23:34
- 「いや〜あれから忙しかったね〜〜〜うんうん」
彼女とは逆にやたら声が高くなっていく。
「この時ってさぁ〜もうつき合ってたよね〜〜〜ひとみちゃん!」
そんな事……判ってますって!
ここはなんとか、こっちペースに持ち込まないと・・・・・
「そんな半年前の写真なんかほっといて、ベットで今を確かめ合う方がいいと思うのですが…姫」
彼女の顔がほんのり色っぽく赤くなった。
いいぞーこの調子。
「だからね……」
- 425 名前:Jマイルド 投稿日:2003/11/30(日) 23:36
- 彼女が急に袖を離したから……力を入れてなかった私の手はマウスの上に。
画面が変わってそこに映し出されたのは……
レギュラー番組のコントで安倍さんにキスを迫ってる写真と、
白のスーツで矢口さんを抱きしめている写真。
「あ〜〜〜〜〜」
「ひとみちゃん……明日は午後からだからゆっくり説明聞きましょうか…」
ついさっき、色っぽく赤かった顔が無表情になってて……
人の写真を無断で載せるな!
責任者出てこい!!!
人の恋路の邪魔するな!!!
真希ちゃ〜〜〜ん!誤解なんだってば……たぶん
END
- 426 名前:pj 投稿日:2003/12/01(月) 16:11
- 更新乙です!
短編おもしろかったです。
やきもちをやくごっちん・・・。
ちょっと怖そうだけど、やっぱかわいいですね。
いつもながらですが、お仕事頑張ってください!
そして更新の方も、無理をせずに頑張ってください。
- 427 名前:ラフ 投稿日:2003/12/04(木) 13:00
- 短編楽しく読ませて頂きました。
本編も楽しみですが、こういうのもいいです
v(^^)v
お仕事大変だとおもいますが無事に戻って来てください。
- 428 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:26
- >pjさん、>ラフさん、
いつもれすありがとうございます
21日AM4時〜22日AM2時まで休暇を頂き寝たおしました。
ひたすら寝て、更新を楽しみにしてたHPをあちこち覗いたら……
私の頭ははてな?状態、浦島太郎状態…
な、な、なにが起こってるんですか?
ただひたすら再開を待ちます。
我が道を行く Jマイルドはまた昔書いた短編を載せて仕事に行ってまいります。
- 429 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:28
- HP(1)
明日のコンサートのために泊まってるホテルの一室。
さっき、圭ちゃんに聞いてちょっと気になったHPを見ていたら、
バスタオルを首に巻いてバスルームからよっすぃ〜が出てきた。
「おっ、珍しいね〜ごっちんがパソコンを見てるなんて・・・」
私の後ろから見ている画面をチラッと見て
「あんまり真剣にならないでね〜目悪くするよ」
と言って大して興味なさそうにベットの上で雑誌を読み始めた。
- 430 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:31
- *****
「よ、よっすぃ〜のバ〜カ!」
「はぃ?」
「ふぇ〜ん」
泣き声と共によっすぃ〜のいるベットへ向かう。
「ほら、おいで」
ベットをポンポンと叩いて「座りなよ」と座ってた場所をずらしてくれた。
「どした?」
「……梨華ちゃんとHばっかりしてる」
「はい?」
「ごとうのことなんか完璧無視してさぁ〜」
「だからいったじゃん。真剣になるなって」
「だって〜いろいろおんなじだしさぁ〜」
「ん、なにが?ところで、読んだの一つだけ?」
「うん」
「そうか、じゃちょっときて」
よっすぃ〜はパソコンの前に私を座らせると、いくつかの画面をクリックした。
- 431 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:33
- 「さ、これ読んでみ。読んでから文句は受付ます」
それだけ言うとベットに戻って雑誌を読み始めた。
出された画面の文字を読んでいく・・・・・と
大道? いちごま? えー? なに?
………………私がいちーちゃんに指と舌で責め立てられてる。
なにこれ?
「ふぇ〜ん、ヤだよ〜」
よっすぃ〜が空けといてくれたベットの中にもぐりこんでブランケットを頭からかぶった。
- 432 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:35
- 「どした?ん、さっきの勢いは?」
「しんない」
「ごっちんと市井さんが最初のようですよ。作品も一番多い。
それに比べたら私と梨華ちゃんなんてまだまだ・・・・・」
「読んだの?」
目のあたりまでブランケットをずらすとよっすぃ〜が髪を撫でてくれる。
「少しね。結構リアルでしょ」
「ん」
「まぁね、ファンの子が妄想で書いてるんだからさ、気にしない方がいいよ」
「もう読まないもん!」
「そう、結構おもしろいのもあるんだよ」
「ごとうは読まない!」
「ごっちんと私のもあるよ」
「えっ?」
「読む?」
「ん〜いい。今は」
よっすぃ〜の首に腕を回して引き寄せる。
「んー? 実践の方がいいのかな?」
「とうぜん!」
撫でてた髪にキスをすると、おでこに、頬に、唇が落ちてきた。
「いろいろおんなじだとご指摘がありましたので、今日は変えてみることにします」
言い終わらないうちによっすぃ〜はブランケットの中に潜り込んてで・・・・・
「えっ、よっすぃ〜?・・・・・あっ・・・・・」
END
- 433 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:37
- HP(2)
「この間さぁ、言ってたじゃん」
濡れた髪をふきながらバスルームから出てきたごっちんは
パソコンを叩いてる私の後ろにやってきた。
「なに?」
「よっすぃ〜と私の小説もあるって」
「うん」
「読みたいなって思ってさ」
「いいけどさぁ〜ごっちんは感情移入しやすいからな〜あくまで想像なんだからね」
「うん、判ってるって」
パソコンのキーをいくつか叩いて画面を出した。
「ここからお好きなのをどうぞ………この前みたいになっちゃダメだよ」
「は〜い」
「そっ、じゃぁ、私はお風呂に入ってきます」
「どうぞ〜ごゆっくり〜」
バスルームに入る前にもう一度
「ファンの子の想像なんだからね」
「判ってるって」
大丈夫かなと心の中で呟いた。
- 434 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:38
- *********
ごっちんの言葉に甘えてゆっくりバスタブに浸かってバスルームから出ると、
ごっちんはまだ真剣に画面を見ている。
冷蔵庫からジュースを出して、一口飲んで、ベットに横になった。
「えぁ〜ん!よっすぃ〜が・・・・・よっすぃ〜が・・・・・死んじゃった〜〜〜」
大きな目から涙をポタポタ流しながら私の横にやってきた。
「ほら、おいで。だから言ったじゃん。」
体をずらしてごっちんを招き入れる。
「ウグッ・・・・・ウッ・・・・」
少し湿ってる髪を撫でて、泣きやむのを待つ。
- 435 名前:Jマイルド 投稿日:2003/12/22(月) 00:41
- 「私は死んでないでしょ。ここにいるよ。体は少し弱いけど健康そのもの」
「でもね。カッコいいの!」
「はぃ?」
「今、読んだよっすぃ〜カッコいいの!浮気しないし……
小説の後藤は幸せだよ!いっぱい愛されてるもん」
「実際より?」
「ん、実物は浮気ばっかだもん」
「ひどいな〜浮気なんかしたことないのに・・・・・」
「どうだかな〜ほんとにしてなくても、後藤は不安ばっか・・・・・」
「後藤さんは不安なんですか?」
「ん〜〜」
小さく頷く。
「じゃぁ、私がどれだけごっちんを思ってるかゆっくり教えてあげるね」
「えっ、あ・・・ンッ・・・・・・」
ごっちんのおしゃべりな口を塞いだ。
小説より実物の方がいいって言わせるから、覚悟して。
END
- 436 名前:ラフ 投稿日:2003/12/23(火) 22:41
- 忙しい中短編ありがとうございます。
質問です。これは本編の番外編ですか?
お仕事頑張って下さい。
やっぱここの二人、好きです。
- 437 名前:ROM読者 投稿日:2003/12/24(水) 10:54
- 更新お疲れ様です。
作者様の創作される可愛いごっちんが大好きです。
師走の忙しい折、どうかご自愛下さい。
- 438 名前:pj 投稿日:2004/01/11(日) 12:47
- 仕事の方大変でしょうが、更新の方もぼちぼちと頑張ってください。
楽しみにしています。
- 439 名前:ラフ 投稿日:2004/01/13(火) 14:34
- 更新待ってます。
- 440 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/07(土) 15:40
- 保全!!
- 441 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/22(日) 22:56
- がんばってください
- 442 名前:ラフ 投稿日:2004/02/27(金) 13:27
- 忙しいと思いますがそろそろ更新を。
よしごま不足です。
- 443 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/10(水) 00:45
- 楽しみに待ってます
- 444 名前:ラフ 投稿日:2004/04/02(金) 13:34
- いつまでも待ってます。
- 445 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 19:57
- >436 ラフさん、レスありがとうございます。
質問です。これは本編の番外編ですか?
・・・までの距離を書く前ですから別物と言う事でお願いします。
>437 ROM読者さん、レスありがとうございます。
可愛いですか?ありがとうございます。
ほんとはもっとかわいくしたいんですけどこれが精一杯です。
>438 pjさん、レスありがとうございます。
遅くなってほんとにごめんなさい。
誕生日に完結のはずだったのに・・・いつになるんだろう・・・
>440 名無し読者さん、保全ありがとうございます。
>441 名無飼育さん、レスありがとうございます。
こうしてみなさんがカキコしててくれたおかげで倉庫に行かずすみました。
ほんとうにありがとうございます。
更新の遅すぎる駄文ですが、もう少しおつきあい頂ければ幸いです。
ママさん、『ほかの作者さんが書いた吉絡み小説BEST3は?』であげて頂きありがとうございます。
BEST3なんてとんでもないです。
恥ずかしいです。
でも、マジ嬉しかった〜〜〜
ここから失礼でします。
- 446 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:04
- ********
6年の時、転校生が来たんだ。
ゴールデンウィークの頃だったと思う。
季節はずれの転校生でね。
あまり話さなくていろいろ話しかけたりしたんだけど、いつの間にか一人になっちゃってた。
いつも机で本を読んでた。
不思議だったのは給食のパンとかご飯とか必ず残して
持ってきてたビニールに入れて帰るのね。
クラスの子も気づき初めて………
そのうち、誰かが【あの子は近くの建設中のマンションの工事現場の子だから、
給食は残して夜食べるんだよ】って言い始めて、
イジメっていう程じゃないけど、みんながそういう目で見るようになっちゃって・・・・・
私もそうだったんだと思うんだ、自分ではそうしてないつもりでもいつの間にかそういう目で見てかも。
- 447 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:06
- ごっちんも知ってるけど、その頃バレーやっててさ、
夏休みまで後二三日っていう日ね、朝から体調悪かったんだけど、
練習始めたら【なんかもうダメ】ってかんじで、監督も気づいて『帰れ』って言われて。
保健室で休んでから帰ったのね。
その帰り道、公園の脇を歩いてたらその子がいてさ、教室じゃ見たことない顔してんの。
優しいっていうか、穏やかっていうか・・・・・
で、何してんのかなって近づいたら、鳩や雀に声かけながらパンをあげてんの。
教室じゃほとんど喋らなかった子が。
ボーっと見てたら、その子が顔をあげて私に気づいて・・・
何かしゃべらないと思いながらも何話していいかわからなくて…
- 448 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:09
- 出てきた言葉は「給食の残り?」だった。
「………」
「この子達にあげてたんだ」
「……友達だから」
「えっ?」
「おかしい?」
なんかね、すぐ返事が返ってきて驚いて言葉に詰まってるとその子が話だした。
「お父さんの仕事で転校ばっかりで、友達が出来てもすぐ転校、
最初は手紙のやりとりとかしてるんだけど、三ヶ月もするとどちらともなく手紙書かなくなっちゃって、
それでまた転校……でも、鳩や雀、カラスはどこの町に行ってもいるの。
毎日、こうしてあげに来ると一週間もしないうちに私の足音だけできてくれるんだよ」
嬉しそうに鳥達を見ながらね。
「それって…自己満足でしょ、転校してまた新しい鳥達に餌をあげればいいけど、
この子達は転校なんて判らないからずっと待ってる。
今までの子達だってそうだよ、きっと待ってる。
そんなの友達じゃないよ。友達だったら、もっと相手の事考えるよ」
子供だったからさ、思った事言っちゃって……
「………わかんないよ、アンタになんか!……一度も転校したことないアンタになんか…」
そう叫んで公園から走って行っちゃった。
その時、その子の持ってたビニール袋からパンがこぼれて、
鳥達がパンを追いかけるように移動して…
私にはその子を追いかけて行くように見えた。
- 449 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:12
- その子を見たのはそれが最後。
終業式までこなくて、夏休み中にまた引っ越しちゃった。
相手の事考えてなかったのは私。
彼女が言ったように一度も転校したことない私には
彼女の淋しい気持ちなんて少しも判ってなかった。
それから毎日無理だったけど、なるだけ鳥達に餌をあげに行ったんだ。
その子の変わりに。
その時、いろいろ観察して広げてまくとか、小さくしなくちゃいけないとか覚えた。
- 450 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:17
- ************
話終わったよっすぃ〜は少し淋しそうな横顔だった。
たぶん、その子の変わりに鳥達に餌をあげてたのは思ったことを言ってしまったその子への謝罪。
そしてちゃんと友達になれなかったその子への友情。
転校していったその子はよっすぃ〜が続けていたなんて知らない……
相手が知らなくても続けたよっすぃ〜
- 451 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:20
- ……この人が好き
今までも大好きだったけど、新しい一面を知ってまた…もっと好きになった
愛しくて………………これ以上、好きにさせてどうすんのさ……ったく!
- 452 名前:Jマイルド 投稿日:2004/04/18(日) 20:23
- 「ごっちん、顔、怖いよっていうか、なに百面相してんの?」
「へっ?そんなにしてた?」
「してた、してた」
「ひど!あ、よっすぃ〜が卒業してからはどうしての?」
「餌のこと?」
「ん」
「近所のおばあさんがあげてくれた」
「ふ〜ん」
「餌あげてる時に散歩してるおばあさんに会ってて、挨拶するようになって、話すようになって
もうすぐ卒業して中学は越境って話したら、『あたしがあげるから心配しないで』って言ってくれた」
「そうなんだ」
「ん、正直困ってたからすごっい助かった。だってこれであげれなくなったらその子と同じだもんね。
鳥達からしたら卒業も転校も判らないもん」
「そっかー、よかったね」
「うん。さっ行こうか、安倍さん待ってるかもよ」
「あーそれはないね、なっちが早く来るなんて」
「だね〜」
ここへ来た時と同じようによっすぃ〜の腕に自分の腕を絡ませながら小さな公園を出る時、
季節を感じない程私の心は暖かかった。
- 453 名前:ラフ 投稿日:2004/04/23(金) 12:44
- まってましたよ\(^O^)/
放置しちゃうのかと心配してましたー
楽しみに待ってすから頑張って!
- 454 名前:pj 投稿日:2004/04/29(木) 11:14
- 私も同じく待ってました!!
でも長編書くのってホント大変だと思います。
でもこれからも気長に書いてくださいませ。
いつまでも待ち続けますから!
次回更新の方、よしごまにどういう進展があるか期待してます。
- 455 名前:ラフ 投稿日:2004/05/26(水) 14:26
- 待ってますよ〜
- 456 名前:ラフ 投稿日:2004/06/26(土) 23:47
- まだまだ待ちますよ。
- 457 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/29(火) 20:56
- うーむ
- 458 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/26(月) 13:12
- ほぜん
- 459 名前:ラフ 投稿日:2004/09/02(木) 12:55
- ムリかな
- 460 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 20:50
- 保全
- 461 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/02(火) 12:58
- ホ
- 462 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/24(水) 02:09
- 待ってます
- 463 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/01/11(火) 01:35
- 保
- 464 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/13(日) 21:12
- 全
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