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大切な気持ち

1 名前:鶴本 直 投稿日:2002年03月26日(火)17時03分11秒

鶴本直です。バトロワ物を書こうと思ってるんですが、
旨く書けるか自信ないです。

応援よろしくお願いします。
2 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時10分33秒

少女は、お墓参りに来ていた。

「・・・・・。」

花を添え、手を合わせる。

「あれからもう、半年なんだ・・・。」

墓には、『市井紗耶香ここに眠る』とかいてあった。

「じゃあ、また来るから。」

少女は立ち上がり、音もなく消え去って行った。

3 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時17分02秒

「ったく、遅い!なにやってたわけ?!」
「・・・・ごめん。」
「後藤、またあそこ行ってきたの?」
「そうだよ。」
「いい加減、止めなって。加護がその習慣覚えてたら、狙われるよ?」
「別にいいよ、その時はその時で。」

後藤と呼ばれた少女、後藤真希。彼女はつまらなそうに言った。

「ちょ、そんなこと言わないの!命をなんだとおもってるわけ?!」
「やぐっつぁんに言われたくないね。」
「・・・・!!」

そっぽを向き、窓から外を見る後藤の目には、なにも写っていなかった。
4 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時25分25秒

「こんな奴じゃなかったのに。全部加護のせいだ。ったくも〜。」
「加護を悪く言わないで!!」
「ごっちん?」
「誰かに脅迫されたからかもしれないじゃんか。」
「まだそんなこといってる。」

金髪の少女=矢口真里。裏切られたメンバーの一人である。

「そんなことより!早くメンバー集めないと、間に合わないよ!!」
「矢口、なっち、ごっちん、よっすぃー・・・だけじゃね。」
「あっちは6人」

矢口が言うと、後藤がそれを否定した。

「5人でしょ?」
「一人はいったの。気の弱そうな子が。」
「物好きだね、裕ちゃんも。」

なっちと呼ばれる、安倍なつみは、カードを出した。

「この4人。いいんじゃない?」
「え〜、そお?」

後藤は、一人だけ取り出し、眺めていた。
5 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時31分09秒

「その子、なっちもいいと思うんだよね。」

写真の中の少女の名は、紺野あさ美。

「・・・・磨けば、光るんじゃない?」
「おー、めずらしくごっちんが誉めたよ。」
「珍しいって、なに?」

鋭い目付きの先には、ボーイッシュな感じの吉澤ひとみ、通称よっすぃーがいた。

「じゃあ、スカウトにいこっか。」
「待って。後藤となっちに行かせて。」
「・・・なんで?」
「いいと思った二人だから。ね?」

二人はあるいて行った。
6 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時37分27秒

無言のまま歩いて行くと、話題に出た加護亜衣と、気の弱そうな女の子に合った。

「ご・・後藤さん・・・。」

後藤は無視して立ち去ろうとした。すると――――

「ごっちん、無視はないっしょ。」
「・・・別に。やぐっつぁんの意見の方が正しいかなっておもっただけだよ。」

加護は、後藤の手を握った。

「ごめんさない・・・・。」
「・・・・後藤に謝らないで。」

手を払い除けると、スタスタ歩いて行った。
7 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時43分58秒

「?!」

後藤はとっさに右手を突き出し、縦20センチほどの、自分に良く似た
ミニチュアを加護に向けた。

「何を隠してるの?」
「え?」
「君だよ、君。」
「わ、私?」

少年は気の弱そうな少女、石川梨華に近づいた。

「なぁーんだ、拳銃か。びっくりしたぁ〜。」

少年はボンッと消えてしまった。
8 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月26日(火)17時48分15秒

「あなたも隅に置けないね。後藤を狙ってるんだから。」
「え!(何で分かったの?)」

後藤は笑って歩いて行った。

「安部さん、綾小路兄弟、まだ健在なんですか?」
「そうだよ、それと。後藤は今あんな風にしてたけど、本当は加護の事
 まだ信じてるんだよ?さっきもそうだったから。」

それだけいうと、後藤の跡を追いかけた。

「後藤さんは・・・まだ・・・信じてくれてる・・・・?」

9 名前:鶴本 直 投稿日:2002年03月26日(火)17時50分08秒

本日はこれで更新終了です。
感想を頂けたら、幸いです。
10 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時04分13秒

-----

マンションの下まで来ると、後藤は立ち止まった。

「どうしたの?」

安倍が声をかけても反応がない。

「・・・・・。」

ただボーッとしている。
11 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時11分53秒

「ごっちーん?」
「え。あ、何?」
「何?じゃないよ、もう!」
「・・・・ごめん、なっち。一人で行ってきて。用があるから。」
「ふぅ、いいよ。」

あっさりオッケーした。安倍には、後藤の行き先が分かったからだ。

12 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時18分20秒

もうすぐクリスマス。街はすっかりにぎわっている。

「いいよね、なんも辛い思い出が無い人は。」

降ってくる雪の中を、無表情で歩く。嬉しい事はなにもない、
ただ悲しさが心に降り積もる。

「殺人鬼にも、心はあるんだ・・・・。」

呟くように言いながら、アパートに入る。
6畳ワンルーム(風呂トイレ共同)の部屋。戦士達の休息の場所。
後藤は横になって、考え事をしているうちに、寝てしまった。
13 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時32分08秒

No.9 後藤真希 <ゴトウマキ>

   狙ったターゲットは逃がさない。左右の手から縦20センチほどのミニチュア
   綾小路兄弟を無数に繰り出し攻撃する。本人の能力は計り知れない。
   仕事上、恐怖・情け・甘え・泣く・笑うなどの感情を持たず、その冷然たる
   態度から『無心の殺人鬼』と呼ばれている。

「へぇ、なんか怖いね。」
「まぁね。けど、この世界で情けなんかかけてたら、仕事にならへん。それにな、
 うちにはめっちゃ優しいねん。」

二人は公園で最新の情報が入っているICカードを見ていた。

「仕事で失敗しても、その分しっかりとりかえしてくれるんや。そりゃあ、
 すごい怒られるけど、最後はいつも笑顔で頭なでてくれるんや。だから・・・
 すっごく・・・信頼してくれてて・・なのに・・・うちは後藤さんの事・・・・。」

泣き始めた加護を、石川はなだめた。
14 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時39分50秒

『よし、もう失敗したら駄目だよ?』
『可愛いなぁ、加護。』
『大丈夫。後藤に任せて。』
『平気だよ、加護なら出来る!』

「でもなぁ、本当は、むっちゃ可愛いねん。無邪気な笑顔が、カワイイんや。
 うちの、一番頼れる人やった。」
「そっか・・・・。」

石川の頭から、さっきの後藤の表情が離れなかった。

『後藤に謝らないで。』

加護は気付いてないだろう、むしょうにやるせない表情をしていた事に。
どうしても、離れない。それどころか、もっと知りたかった。

15 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時49分20秒

自分は今、墓の前にいる。拳銃も何も持っていない。

「・・・・・。」

忍び寄る、影。だが、まったくそれに気付かなかった。

「?!」

口を抑えられ、頭には拳銃を突き付けられた。
オーラをドンドン吸い取られて行っているのがわかる。

「あんたが、後藤だね?加護亜衣に依頼されてきた。」
「(加護・・・に・・・?)」
「あんたを殺す事をな。」

男が引き金を引こうとした。後藤はオーラを吸い取られているので、抵抗できない。

「ごっつぁん!!」
「なにぃ?!」

バンッ!!

「うっ・・・!!」

幸い、手元が狂って腹部を撃たれた。力が出ない。血が止まらない。
どうすることも出来なかった。

「ごっつぁん!ごっつぁん!!」

矢口が泣いている。
16 名前:無心の殺人鬼〜裏切られた心〜 投稿日:2002年03月27日(水)15時58分17秒

-

「・・・・ちん、ごっちん!!」
「ん?」

ゆっくり目を開ける。そこには、安倍がいた。

「うなされてたんだよ。またあの夢見たの?」
「・・・うん。」

後藤は汗をかいていた。

「もう、新メンバーはいらない。信じる事が、出来ないもん・・・。」
「ごっちん・・・・。」
「無心の殺人鬼、っていうけど、裏切られたら傷つくよ。」
「そうだよね・・・。」
「悲しくもなるよ・・・・・。」

安倍にも、後藤本人も、この気持ちはどうしていいか分からなかった。

『信じていた者に、裏切られる』

この、事実に対して-----------
17 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年03月27日(水)20時42分28秒

あれから何日かたった。けれど、後藤はまったく
笑顔を見せない。新メンバーは入れなかった。
これ以上、後藤の精神に傷をつけないために。

「ごっちん、仕事だよ〜。」
「今日は、誰?」
「依頼者は、近藤良好さん。で、ターゲットは
 石川真吾(57)。普段は普通のサラリーマン。」
「そ。じゃぁ、行こう。」

矢口の運転のもと、大通り公園に向う。

「後藤さ、この仕事辞めようって思った事、ない?」
「どうして?」
「なんか、本当は別の事したそうだから。」
「・・・あるよ。」

窓から外を見て、答える。

「どんな時?」
「市井ちゃんが・・・・・死んだ時・・・・。」
「(まずい事聞いちゃったかな・・・?)」

18 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年03月27日(水)20時48分15秒
「こんな世界なんて辞めてやる、ってね。
 けどさぁ、それは今まで後藤がしてきた
 事に対してもそうじゃん?だから、そんな資格
 ないと思って。」
「そっか・・おいらはないな、この世界だけだもん。
 矢口を必要としてくれるのは。」
「もっともな意見だね。」
「ムカッ」

後藤が、ほんのちょっとだが、笑った。
PM7:30

「もうすぐだぞ。」
「わかってるって。」

拳銃を用意する。

「あ、あいつらじゃん?」
「え・・・。」

そこには、ターゲットと・・・石川梨華の、姿があった。

「なんで?」



19 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年03月27日(水)20時54分11秒
「早く!ごっちん!」
「うん・・・。」

銃を向ける。

「お父さんを今日守からね。」
「あぁ、頼むよ。」
「死んで欲しくないもん!!」
「ははっ。」

『お父さん』『死んで欲しくない。』

「ごっちん!!なにやってんの?!」
「おと・・・さん・・・。」

ガタガタ震えている。

バァンッ!バァンッ!!バァン!!

「全部はずれてるよ!」
「!あれは・・・お父さん、さきかえってて!!」
20 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年03月27日(水)21時02分16秒
石川は後藤を見つけた。しかし、様子がおかしい。

「後藤さんが狙ったの?!」
「あなた、誰?!」
「あなたたちのターゲットの娘、石川梨華!!」

後藤の隣には、綾小路兄弟が心配そうに見ている。

「ターゲットが逃げるっ!!」

慌てて銃を撃つ矢口。

「お、お父ぁん!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

後藤が叫ぶ。
ボンッ!

「----え?」

当たったのはターゲットでなく、悪麿である。

「ケケケケケッ!」

弾を蹴飛ばして、消えて行った。
21 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年03月27日(水)21時05分35秒
「ごっちん?!」

後藤を見ると、倒れている。

「どうして・・・?」

綾小路兄弟は、後藤の意志で動く。




なぜ?







22 名前:とみこ 投稿日:2002年03月30日(土)08時58分28秒
なんか・・・映画みたいですごい。
23 名前:鶴本直 投稿日:2002年03月30日(土)13時26分12秒

>>22ありがとうございます。映画みたいですか?
  嬉しいです。 
24 名前:: 風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)16時27分09秒

警察が来る前に、矢口は後藤を連れて逃げた。

「あ、ちょ・・・。」

石川は、自分が信じられなかった。

父親は助かった。-------が、そんなことよりも、今までありとあらゆる
仕事をこなしてきた後藤のキャリアに傷が付くのでは、と考えていた。

敵なのに、なぜか会うと嬉しくて、ドキドキして。
この気持ちが、どんな物なのかと、うすうす気が付いていた。

「また、会えると良いな・・・・。」

散々叫んで、父親を心配していたのが嘘のように、後藤の虜になった。

25 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)16時32分13秒

「なんでだよ、どうして邪魔したんだよ。」

矢口は隣で寝ている後藤をちらちら見ながら運転していた。

「情けなんかかけないはずだろ、なのに、なんでなんだよ?」

いくらなんでも、初対面じゃなかったに違いない。相手もこっちを知っているよう
だった。それに、初対面の人には無愛想な後藤があんな事をするはずなかった。

「・・・父さん・・・。」
「は?」

寝ている後藤から出てきた言葉。「父さん」・・・。

「あぁ、ああ、だからか。ごっちん・・・なんでそんな・・・。」


26 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)16時59分00秒

「うん、この前加護ちゃんと一緒に会ったよ。なっちも、矢口の考えは当たってると
 思うよ。」
「そっか。でも今までにこんな事なかったから・・・どうする?」
「ターゲットをもう一回狙うか、依頼者の他の頼みを聞くかだね。」
「他の頼みなら、多分ごっちんできるんじゃないかな?」
「そう思う?」
「依頼人は、確か宝石マニアだとか。だから今度のオークションで一番
 良いやつをゲットすれば、いいんじゃない?一応連絡とって。」
「よっすぃー頭良いね!!」

一同爆笑。
27 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)17時07分28秒

「落札するのに、いくら掛かるかなぁ?」
「少なくとも一億はくだらないね。」
「えぇっ?!い、いちおくぅ??!!」
「だって、オークションだよ?競り合ってその位はいくでしょぉ〜。」

吉澤は普通に言った。

「・・・とここまでは普通の人。でも、うちらには能力がある♪」
「あ、そうか。」
「コミュニティーと入れ替わって、本物ゲットするんだよ♪」

28 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)17時10分46秒

「・・・・なにやってんの?」
「お、目が覚めた?」
「ごっちん、今回はかーなーり大変な役をやってもらうからねぇ〜。」
「は??」
「ごっちんがターゲットを討ち取るのに邪魔したんだよ。」
「んなことするわけないじゃん。」
「覚えてないの?」
「だってごっつぁんの綾小路兄弟の所為でなんだよ?」
「・・・まじ?」

29 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)17時24分19秒

「・・・・つうわけだから、いい?」
「はぁ、何でそんな面独裁事を・・・。」
「「「あんたのせいだろ!」」」
「・・・わかったよ。明日だね?」

後藤は項垂れたまま散歩へ出かけた。

「はぁ・・・。」

まさか自分がそんな事をするなんて。

「俺の所為か?」
「あ、悪麿。ちがうよ、ごめんね、後藤のせいだからさ。」

公園のベンチに座り、ただぼ〜っとしている。

「なぁ〜にためいきついてるんです?」
「・・・・松浦。」
「うちのプロジェクトに来る気になりました?」
「なるわけないでしょ〜。」
「ふっふっふ・・・♪そういうわけにはいきません。」

松浦は後藤の隣に座った。

「加護さんがどうして後藤さんを狙ったか知りたくないんですか?」
「別にいいよ。加護から言ってくれるまで待つと決めたから。」
「市井さんが関係しているのに?」
「・・・・!」

その名前を出され、一瞬かたまる後藤。

「知りたくないんですかぁ〜?」
「市井ちゃんの名前を餌にしないで・・・!」

後藤はその場を駆けていった。

「ちぇ、クソ!」

30 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)17時29分59秒

「もしもし、やぐっつぁん?ちょっと良い考えがあるんだけどさ。」
「なに?」
「どうせ取るなら全部とらない?」
「はい?何を。」

ニヤッと笑って切った。

「?なんなんだよ、後藤の奴。」
「どうしたんだべ?」
「なんか、どうせ取るなら全部取ろう、って。」
「明日の事だべ、きっと。」
「でも、もしかしたら昔の後藤に戻っちゃったかも・・・。」

矢口は真夜中にコートを着て出かけていった。

「ったく、真夜中に散歩するアホが何処に居るんだよっ!」

そんなことをブツブツ言っていると、なにかにぶつかった。



31 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)17時35分13秒

「うわっ、誰だよ!」

死体が転がっていた。

「まさか・・・。」

走っていくと、人が倒れていた。

「大丈夫ですかっ?」
「ぅ・・・。」

怪我をしている。
32 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月01日(月)17時44分04秒

「あの女、笑ってやがった・・・畜生!!」
「どっちにいきました?」
「あっちだ。おい、危険だぞ?」
「平気です。」

矢口はいわれた方に走っていく。

「居ない・・・。」

途方に暮れて歩いていると、保田に会った。

「圭ちゃん・・・?それに・・石川?!」
「何やってるの。まさかターゲットを横取りしたのは、矢口?」
「違うよ、後藤を探してるの。あいつ、昔に戻っちゃったみたいで・・・。」

保田は驚いた。

「まずいじゃんか、どうすんの?」
「とりあえず見つけようと思う。じゃあ。」
「後藤さんがどうかしたんですか?」
「え?」
「なんかあったんですか?」
「あんたには関係ない。変な感情後藤に持たないで。これ以上あの子を
 傷つけたくないなら。」

矢口は見抜いていた。石川が後藤の事を好きになったという事を。


33 名前:鶴本 直  投稿日:2002年04月01日(月)17時46分30秒

更新終了です。お願いします、指摘・注意・不満点などでもいいので、
感想を下さい。m(_ _)m
34 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月01日(月)21時22分12秒
すっごく気になります
頑張ってください
35 名前:鶴本 直 投稿日:2002年04月02日(火)09時58分39秒

>>34ありがとうございます!嬉しいです!!
  これからも頑張るんで、よろしくお願いします!!
36 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月02日(火)10時05分31秒

「で、でも・・・。」
「いい?後藤に近づかないで。」

矢口はそう言ってまた探しに行った。

「どういうことなんですか、保田さん。」
「矢口の言う通り、何も聞かないで。」

険しい顔に変わると、保田は空気砲を放った。

「ケケケケケ・・・。」
「あ、あれは!」

悪麿が居た。

「ヘイ、彼女。カモン!」
「私ですか??」
「だめよ。」

悪麿は言う。

「そ−かー残念だなーじゃーいーや。バーイ!」

ボンッという音とともに消えていった。
37 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月02日(火)10時13分15秒

「後藤!出てきなさい。居るのはわかってるのよ。」

突然後藤が降りてきた。

「なぁに?」
「あんた、ターゲット横取りしたわね!」
「べっつにぃ〜。ナンパされたから殺した、それだけ。」
「なっ・・・!」

後藤は石川に近づく。

「へぇ〜裕ちゃんも目が良いね。彼女は良い能力もってるじゃん。」

保田が駆け寄る。

「元に戻りなさい!昔に逆戻りしてどうするの!」
「はぁ〜?元に戻るだぁ〜?これが普通の後藤だっつーの。」

そういうと石川の横をすっと通り抜ける。

「え?」

何かを吹き込み、消えていった。


38 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月02日(火)10時16分12秒

「・・・・。」
「どうしたの?」

保田が問う。

「お父さん、良かったね・・・って・・・・。」


後藤は元々夜になると殺人にたいしての興奮度が高まる。
それなのに、昔の後藤に戻ってしまったら――――――。


保田は頭を抱え込んだ。
39 名前:読んでる人 投稿日:2002年04月03日(水)19時48分45秒
>作者さん
>お願いします、指摘・注意・不満点などでもいいので、感想を下さい。
と、ありましたので、率直な感想を言います。
自分の読解力の無さのせいなのかもしれませんが・・・
ハッキリ言って話の意味が判りません。
全体的に説明不足で、話が唐突に進んでいるような気がします。
この人たちは何者なの? 
何をしようとしてるの? 
何で敵対してるの?
などなど・・・他にも多数の疑問点があります。

雰囲気的には面白そうなので、もう少し唐突感を無くした方が良いと思います。
いきなり、人やモノが出てきたり、場所移動があると読んでて戸惑ってしまうので、
前後にさりげなく説明などを入れてくれると自分としてはありがたいです。

以上、率直な感想でした。
もし、作者さんの気分を害してしまったらゴメンナサイ。
まあ、こーゆー読者もいるんだな、程度に思ってくださいね。
では、これからも頑張って下さい。
40 名前:鶴本 直 投稿日:2002年04月04日(木)09時19分33秒

>>39すみません。説明不足でしたね。とりあえず解答できる物はしたいと思います。

>この人たちは何者なの? 掃除屋です。依頼された彼女たちは消して欲しいと
             言う注文に必ず答えなければいけません。

>なにをしようとしているの? 仕事・・・です。

>何で敵対しているの? それは保田さんが次の話で説明します。

本当に申し訳ありません。初心者なんで上手く心理状況や説明ができないんです。
次からは気を付けます。
41 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月04日(木)09時29分59秒

狭い小道に、保田は石川を座らせた。

「あいぼんがどうして後藤さんに謝っていたんですか?」
「・・・・それはね、半年前・・・あなたが入るちょっと前に起きた事件が原因なの。
 それまでは加護の本拠地っていうか所属はあっちだった。けどその事件のせいで
 こっちに飛ばされたの。その事件で後藤は危うく死ぬ所だった。」

保田は事件に付いては闇のまま続けた。

「私達、結構仲良さそうでしょ?」
「はい、とっても。」
「今は敵対する関係になっちゃったけど、昔は共同だったの。本部が一緒で。
 けどグループは今のままだけど・・・・。」
「???」

保田は持っていた手帳に解りやすく図で書いた。

42 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月04日(木)09時39分06秒

*{部=
     ↓ ↓          ↓ ↓  
   中澤 チーム        安倍チーム
      |            |
      |____共同作業____|
         |      |
    別行動  ┘      └ 別行動

「ってわけ。」
「本部が一緒だったから共同で仕事してたんですか。そういう事ですよね?」
「そ、けど本部が潰れて別行動をとるようになったの。」

その紙を見ながら石川は言った。

43 名前:風に揺らぐ炎〜本当の願い事〜 投稿日:2002年04月04日(木)09時42分34秒

「だったら・・・潰れても一緒にやればいいのに。」
「あんた解ってないね。本部が一緒なだけでチームは別なの!」
「だからその後で合体すれば私は後藤さんと一緒にいれたんです!」


石川は大声で叫んでしまった。


「あんた、本当に好きになっちゃったの?」
「・・・はい。」

44 名前:gattu 投稿日:2002年04月04日(木)21時45分25秒
途中で番外編すればいんじゃない?
能力あるのはわかったけどどんな能力ですか?
後藤は綾小路兄弟を自由に操る能力だってのはわかったけど・・・
あと保田が空気砲か

最後にバトロワ関係ないじゃーん

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