好きすぎて…

1 名前:チャーミー 投稿日:2002年03月28日(木)15時26分02秒
森板でも書いてる者です。

新しく小説をはじめたくなりました。

よろしくお願いします。
2 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)15時42分46秒
あたしは後藤真希。
都内の高校に通う女子高生だ。
今日から2年生。嬉しいんだか何だか…微妙。
大体のメンバーは変わんないしね。

「ごっちん!ねぇねぇっ」
後ろから聞こえてきたのはアニメ声。
「梨華ちゃんどうしたのさ?そんな走って…。」
梨華ちゃんが嬉しそうな顔をして立っていた。頬を校庭の桜のようにピンク色に染めて。
息も荒い。何処から走ってきたんだろう?

「あのねあのねっクラス発表の紙見てきたらねっ!
2年生も…ごっちんと一緒のクラスなのーぉ」

…そっか。忘れてた。
あたしはどの教室に行くつもりだったんだろう?
1年と自己紹介でも…ってまぁ梨華ちゃんありがと。

「そうなんだ。」
「それだけぇ!?あたしはこんなに嬉しいのにぃっ!」
「え?あ!うんっ!後藤も超嬉しい!
いやぁーいいねえ!あははははは!」

わざとらしく笑ったのに、梨華ちゃんはにっこり微笑んだ。
…可愛いねぇ…。

そっか。梨華ちゃんと一緒か。いやぁ嬉しいよ!マジで。
3 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)16時02分01秒
梨華ちゃんとは1年生からの友達。
梨華ちゃんは最初の頃、緊張してたのか全然友達がいなくて、
う〜ん…同情とはちょっと違うけど、このままじゃ可哀想かと思って、
声かけたんだ。



「石川さん、次体育だよ。一緒に更衣室行こうよ。」
あたしって下手に笑顔できないから、多分そん時の顔は無表情で…。
梨華ちゃんはびびったのか、声が裏返ってた。
「はぃ!い…行きます!」

(このままじゃ怖いって思われて逆効果じゃん…?)
そんな感じで思ったから、
梨華ちゃんの方振り向いて、わざとにぃーって笑った。

顔はかなりひきつっていたと思う。
他の人から見ればかなり怪しかったと思う。
っつーか作り笑いなんかできないよ…。

でも梨華ちゃんは嬉しそうに微笑んだんだ。
それが可笑しくて、今度は本当に笑ってしまった。

あん時から何も変わってないねぇ〜梨華ちゃん。
4 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)16時40分09秒
梨華ちゃんにきくと、あたし達は2年A組らしい。
教室は3階にある。
1年生の時はB組で2階だったから、階段をのぼる段数が増える。
まだ高2だってのに、結構辛い…。老化かな…。

教室に入ろうとしたら、隣の1年D組の方から女の子が2人パタパタとあたし達のとこへやってきた。
「きゃーっ!本物だよぉー!?」
「綺麗綺麗綺麗!ヤバいぃー!」

なんだなんだ?あたしの事かぃ?この子達知らないんだけど…?

「ぁれ?」

1人は見覚えあるかも…。
こっちの、髪がストレートで、目がまぁるい子…。
何処でだっけ?何処…何処だ?

「後藤先輩っ!高橋愛っていいます!」
「私は小川麻琴っていいます!」
「はぁ…。どうも…。」

梨華ちゃんの後ろからの視線が痛いような…。

「先輩っ!いつも朝の電車の中で見てたんですよぉ〜!
綺麗な人だな〜って。先輩に憧れてこの高校に入ったんです!」
高橋って子の方が、目をさらに丸くして言った。
5 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)16時40分41秒
あぁ…なるほど。電車だ。思い出した。

「私も愛ちゃんに影響されちゃったんです!!!」
もう1人の子が大きな声で言った。

「ありがとう…。」
「「これからよろしくお願いしますねっ!」」

「あ、うん。よろしくね。」

それからまた、パタパタと自分の教室へ戻っていった。

「…あの子達、知り合いなのぉ?」
梨華ちゃんがネガティブになった時の声で言った。
「ん〜と、話したのは今日が始めてだけど、1人は見たことある…。」

「2人とも可愛いね。」
「…うん…。」

梨華ちゃんの言葉にトゲがある様な気がした。
あたしに言われても…困るよ。
6 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月28日(木)16時50分31秒
やばい!好きな設定だ♪
7 名前:チャーミー 投稿日:2002年03月28日(木)17時16分14秒
>>6 早速のコメントありがとうございます♪初心者なんで下手ですがよろしくです! 
8 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)17時35分23秒
梨華ちゃんはそれから少しの間怒ってたけど、
「今日一緒に帰ろう。」って言ったら、なんとか機嫌が直ったらしい。

結構単純だよね…。

今日は先生の自己紹介とかだけだから午前中で終わった。
「梨華ちゃん、帰ろっかぁ。」
「うん。あ、待って。あたしトイレ行ってくる!」
「じゃあ教室で待ってるね。」

ふぅ…。
教室にはもう誰もいない。
あたしは窓のてすりにもたれ掛かった。
桜が綺麗だな〜。もうすぐ散っちゃうかな?
2年生か…。実感わかないけどさ…。
進級したって何もかわんないだよね…あんま。
あ、でも後輩ができたか。
高橋愛ちゃんと…小川…何だっけ。
む〜ん…何だっけ…。最近物忘れが激しい…。

「「先輩っ!」」
9 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)17時52分12秒
「ふぇぇ!ビックリしたぁ!」
驚いて振り向いたらさっきの2人のうちの1人だけ立っていた。
あたしが辛うじて名前を覚えていた方。
髪がストレートで、目がくりくりの子。

「あっ…ごめんなさい。驚かしちゃったですね…。」
「ううん!で、何か用かな?」

「えっと…あのぉ…。」
「うん。」
「今日一緒に帰れますかぁ…?」
「あーっと、今日はね…。」
そう言いかけたら、ドアが開いた。

「ごっちん、お待たせー。…?」
「ごめん。今日梨華ちゃんと帰るんだ。ごめんね。」

「…そうですか。ごめんなさいっ!じゃあまた明日っ!」

高橋って子はあたしに丁寧に頭を下げて、
それから梨華ちゃんの傍にも行ってもう一度頭を下げた。
丁寧な子だ…。可愛いし。
10 名前:真希 1 投稿日:2002年03月28日(木)18時01分52秒
高橋ちゃんが出て行ってから、梨華ちゃんが呟いた。
「あの子が…。」
「え?」
「…ううん、何でもない。」


まぁいっか。
「帰ろう。梨華ちゃん。」
「あ、そうだね。行こっか。」


梨華ちゃんも同じクラスだし、
高橋ちゃん達ともお友達になれたし(?)、
2年生もまぁ、楽しいかな…?

「ごっちんっ、髪に花びらついてるっ。」
「んぇ?とってぇー。」

…平和だしね。

「…んぁっ!思い出した!麻琴だ!」
「え?」
「あースッキリした。」

11 名前:梨華 1 投稿日:2002年03月28日(木)18時48分21秒
1年生の時の始業式。
周りに知ってる子が誰もいなくて、泣きそうになった。

あたしって人見知りする方だから、自分から人に話し掛けたりできない方だし…困った。
始業式から1週間たってもあたしには友達ができなかった。
『暗い子』って思われて、誰も話し掛けてくれなかった。

辛かった…。

その日は体育があって、普通の授業とは違って着がえなきゃいけないから、みんなは教室から出て行った。
勿論、友達とおしゃべりをしながら。

(…サボっちゃおうかな…?)

「石川さん、次体育だよ。一緒に更衣室行こうよ。」
12 名前:梨華 1 投稿日:2002年03月28日(木)19時26分48秒
声を掛けてくれたのは、クラスで一番目立っている後藤さんだった。

びっくりした。

声を掛けてくれたことにびっくりした。
それが後藤さんだった事にびっくりした。
あたしの名前を覚えていてくれた事にびっくりした。

「はぃ!い…行きます!」

驚きと嬉しさで、泣きそうになった。

「あれから1年たつんだぁ…。」
「へ?」
「なんでもない〜。あー階段辛い…。」
「うっ…後藤もソレ思ってた…。やばいやばい。」
13 名前:梨華 1 投稿日:2002年03月28日(木)20時02分16秒
「きゃー本物だよぉー!?」
「綺麗綺麗綺麗!ヤバいぃーっ!」

何!?1年生!?ごっちんの事!?

「後藤先輩っ!高橋愛っていいます!」
「私は小川麻琴っていいます!」
「はぁ…どうも。」

やっぱりごっちん目当てか…。
忘れてた…。ごっちんって男女構わずモテるんだ…。
いつもあたしが一緒にいるようにしてたから同級生はあんまり寄ってこなくなったけど、
そっか…1年生か…。

2人とも可愛いし…
ごっちんも満更じゃないだろうな…。
どうしよう…ごっちんとられちゃうよぉ!

無意識の内に、ごっちんを睨んでいた。

「「これからよろしくお願いしますねっ!」」
「あ、うん。よろしくね。」

2人は自分たちの教室に戻っていった。

「…あの子達、知り合いなのぉ?」
ヤバイ…。なんでかわかんないけど泣きそう…。
「ん〜と、話したのは今日が始めてだけど、1人は見たことある…。」

「2人とも可愛いね…。」

なんか嫌な言い方になっちゃったかも。
なんであたしってこうなんだろう?

「…うん…。」

あ〜あ…自分が嫌いだよ…。
14 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年03月29日(金)00時55分24秒
うむむ、なんかおもしろそうですなあ。
更新楽しみに待っていますよ。
15 名前:ごんた 投稿日:2002年03月29日(金)21時18分52秒

いしごまサイコー!!
モテモテごっちん大好きです。頑張ってください。
16 名前:梨華 1 投稿日:2002年03月30日(土)15時43分49秒
ごっちんが、「一緒に帰ろう」って言ってくれた。
エヘヘ♪かなり嬉しい♪
顔が緩みっぱなしだ…カッコ悪い…。

「梨華ちゃん、帰ろっかぁー。」
「うん!あ、待って。あたしトイレ行ってくる!」
「じゃあ教室で待ってるね。」

エヘヘ…別にトイレに用はないんだけどね…。
ごっちんといるとドキドキしちゃうから…。
ちょっと落ち着こうかな。って…。

鏡を見た。

あ、やっぱり顔赤いかな…。恥ずかしいなぁ…。
ごっちん、可愛いからな…。
女のあたしでもドキドキしちゃうな…。

やっぱりさっきの子達も、そんな感じなのかな…?

ちょっとだけ、ジェラシー。
ちょっとだけ、ね。
今まであたしだけのごっちんだと思ってたからね。

思ってたのは、あたしだけだけどね…。
17 名前:梨華 1 投稿日:2002年03月30日(土)15時59分29秒
3分くらいたったかな。

少し落ち着いた…。顔赤いのもなおってるし。
さぁ、可愛いごっちんのもとへ♪

「ごっちん、お待たせー。…?」
さっきの子がいる。
1人だけだけど、確か、ごっちんが見た事あるって言ってた方。
あたしから見てもすっごくかわいい子…。
あたしと違って目はクリクリだし、白いし…。

「今日、梨華ちゃんと帰るんだ。ごめんね。」
誘われたのかなぁ?断ってくれたんだ、よかった。

「…そうですか。ごめんなさいっ!じゃあまた明日っ!」
あ、ごっちんにお辞儀した。
…丁寧な子。ごっちん気に入っちゃうかもね…。

その子はあたしの近くまで来た。
そして、お辞儀をした。
なんていい子なんだろう。可愛いし、こんなにできた子がいるんだわ…。

頭を深く下げると、綺麗な髪がサラッと揺れた。
あたしも軽く頭を下げた。

そして、彼女はゆっくりと顔を上げた。
「えっ?」
声には出さなかったけど、あたしは驚いてしまった。

顔をあげたときのその子の目は、あたしを睨んでいた。

ごっちんには背を向けてるから、わからないよね…。
でも、確かに…。どうして?
理由が見つからない。
18 名前:梨華 1 投稿日:2002年03月30日(土)16時13分48秒
「あの子が…。」
「え?」
「ううん、なんでもない。」

まだわかんないし、ごっちんに言うのはやめとこう。
勘違いだったら、あの子が可哀想だし…。

あ、目が大きいから睨んでるように見えちゃうのかもしれない。
ごっちんも大きいけど、最初はそう思ったし。
あたしには縁のない話だわ…くすん。

「帰ろう、梨華ちゃん。」
「あ、そうだね。行こっか。」

これから不安だけど、とにかくごっちんとクラス一緒でよかったよ
あの2人とも、これからお友達になれるカナ…?

「あ、ごっちんっ、髪に花びらついてるっ。」
「んぇ?とってぇー。」

…平和だなぁ♪エヘヘ…♪
19 名前:チャーミー 投稿日:2002年03月30日(土)16時25分05秒
>>14 更新しました♪これからも読んでくださいね!

>>15 私もいしごま好きです!いしよしも好きなんですけどね♪
20 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月30日(土)17時26分21秒
あたしは吉澤ひとみ。
昨日の始業式のクラス発表は最悪だった。
仲良かった子は、みんなクラス離れた。
クラスが離れれば、関係も離れる。友情なんてそんなもんだ。

他のクラスの子とはあんましゃべんなかったから、友達はできてない。
って言っても、まだ2日目だけどね。

「だるぅ…。」
学校って結構つまんない。
あたしは机の上に伏せた。
太陽に照らされて少し温かくなった木の感触が心地いい。

「評議委員に立候補する人。」
担任が言った。今、なんとか委員を決めているらしい。

評議委員か…。
1年の頃やったっけ…。
つまんない仕事だった…。いいや、もうやんないから。

「は〜い!」

聞き覚えのあるアニメ声。

あたしは顔をあげた。

…石川さん、同じクラスだったんだ。
あの子、1年のときも評議委員やってたよ。
委員会のとき、少ししゃべった事があった。

可愛い子だなぁって思って、委員会だけじゃない友達になりたいって思ったけど、
石川さんいつも他の女の子といたから、近づけなかった。

友達になりたかった…。

「石川さん、決まりね。もう立候補いないかしら?
あと1人必要なんだけど…。」
21 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月30日(土)17時26分57秒
無意識のうちに、あたしの右腕は揚がった。

「あなたは…吉澤さんね。いいわ。じゃあ評議委員は決まりね。」

結局、石川さん目当てか?
結局、評議委員か…。
なんか情けない…。はぁ…。

と言いつつ、石川さんをチェックしてしまう。
今日は髪の毛をピンクのゴムで2つに結わいている。
横を向いて、隣の子としゃべっている。

…あの子だ。いつも石川さんと一緒に居たのは。
髪が長くて、綺麗な子…。
また、あたしは友達になれずに、終わりそうだ…。

「ごっちん!一緒に評議委員やろうって言ったのに!」
「後藤はそんな面倒くさいのやりたくないの。」

そう言って後藤って子は、図書委員に手を揚げてた。
そっちの方が面倒くさそうなのに…。

「そうそう。評議委員は早速今日委員会があるからよろしくね。」

最悪だ…。

「ほら。面倒くさいじゃない。」
「ううう〜…ごっちん…。」

聞き耳をたてるのは悲しいからやめにして、
あたしはまた机に伏せた。
22 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月30日(土)18時17分05秒
「評議委員はこの後委員会があるから生徒会室に行くようにね。」

…だるい…。でも石川さんいるし、いいか。

「規律、礼。」


「バイバイ!」
「明日ね〜!」
挨拶が飛び交う。みんなはいいよ…。帰れて。

あっという間に教室が静かになる。
教室の中から廊下の方を見ると、石川さん達が話していた。

「え〜!ごっちん、待っててくれないのぉ〜!?」
「ごめんー!後藤今日早く帰らないといけないのー。」
「うん、そっかぁ…。じゃあまた明日ねぇ…。」
「うんっ!ばいばい!」

石川さんが教室のドアを開けようとする。
今まで見ていたあたしは慌てて鞄をいじるフリをした。

「あ、吉澤さん。一緒に行こうよ!」
「あ…じゃあ行こう。」

名前、覚えててくれたんだ…。
…今日先生が言ったからか。

廊下を歩きながら、石川さんと話した。久しぶりだ。
石川さんは、彼女より背が高いあたしを少し見上げるようにしてしゃべる。
ちょっと上目遣いで、かなり可愛い。
23 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月30日(土)18時30分52秒
「吉澤さん、前も評議委員だったよね。また一緒だね!」
「うん。あたしもそう思ってたの。」
よかった…覚えててくれた。

「前は違うクラスだったけど、今度は一緒になったね。よろしくね。」
「うん、こちらこそ。」

かなり嬉しかった。

生徒会室までの幸せな一時。それはすぐに終わった。
「あっ!梨華ちゃんとよっすぃーじゃんっ!」
「「矢口先輩!」」
「また2人共評議委員なの!?矢口もだよ!」
「そうなんですよ。」
「またよろしくお願いしますね。」
「あったりまえじゃん!あ!でもね一応君たちも先輩になったんだから、1年生の面倒も見なきゃ駄目だよっ!んね?圭ちゃん。」
「うん、そうそう。頑張ってね。」

矢口真里先輩。高校3年生。
あたしが1年生の頃、あたしの担当で、色々教えてくれた。
元気ですっごい明るい人。
校則はやぶりまくり(髪は金パ)だけど、生徒会。

もう1人の圭ちゃんってのは保田圭先輩。
保田先輩は梨華ちゃんの担当だった。
かなりしっかりしてる。

でもこらからはあたし達2年だから、
1年生の面倒見るんだ。忘れてた…。大丈夫かな。

1年生、どんな子だろう?
いい子だったらいいんだけど…。
24 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月30日(土)18時31分54秒
「1年生ね、もう来てるから。」
「んじゃ始めよっかぁ?」

なんかメンバーあんま変わんないな…。まぁいっか。
でも1年生はやっぱわかんないから、一応みんな名前を言っていった。

「石川梨華です。」
「吉澤ひとみです。」

声低いの、嫌だ…。石川さんの可愛い声の後なんて、もっと嫌だ…。
そんな事考えてボーっとしてたら、矢口さんに注意された。

「えっと、1年生まだ何にもわかんないだろうから、
先輩が教えるんだけど、それで担当の先輩ってのがいるんだけど…。」
保田さんが1年生に必死に説明している。
ちょっと顔が怖いよ…。面白い…。

「で、あたしが適当に決めたんだけどね。
○○さんは○○さんで……高橋さんは吉澤、小川さんは石川、」

高橋?えっと、誰が誰だっけ?覚えてないや…。
「石川さん、高橋さんって誰だかわかる?」
「うん…。あの子。」

石川さんの声に元気がない気がしたけど、気のせいだろう。
高橋。あの子か、可愛い子だ。
25 名前:チャーミー 投稿日:2002年03月30日(土)18時55分46秒
>>23 やってしまった。ついつい吉澤、石川を梨華ちゃんって呼んじゃった。石川さんて呼んでるはずなのに・・・。
26 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月31日(日)18時34分09秒
「吉澤先輩〜っ!」
委員会が終わって教室に戻ると、隣の教室から高橋さんが走ってきた。
「どうしたの?」
「あのぉ〜、あたしこれから吉澤先輩にお世話になるんで、
これ…。」

高橋さんは小さな紙袋をあたしに差し出した。

「え…もらっていいの?」
「はいっ!これからよろしくお願いしますね!」

高橋さんがにーって笑って言った。
それがあまりに可愛くて、あたしは見とれてしまった。

「じゃあ帰りますね!さよならっ!」
あたしはその声で、目が覚める。
高橋さんは自分の教室に戻ろうとした。

「あっ…!」
呼び止めようとしたけど、上手く声にならなかった。
だけどその声が結構大きかったのか、高橋さんはくるっと振り向いた。

「はい?」

「あ…ありがとうね!!!」

「いいえ!」

…笑顔が眩しい…。
27 名前:ひとみ 1 投稿日:2002年03月31日(日)18時50分03秒
家に帰るまで待てず、あたしは帰り道に袋を開けた。
「…クッキー…?」

一番底に、小さなメモが入っていた。
ピンクの紙に緑のペン、可愛らしい字で、
『仲良くしてくださいね
あと、愛って呼んで下さい! 
美味しくないかもしれなけど、頑張ったんですよ! 
from 高橋 愛』

なんていい子だろう…。

ああ…なんか…。

1年生の頃、石川さんに感じた気持ちに似てるかも…。
でも少しだけ、違うかなぁ…。
なんだろう。懐かしいような、初めてのような、気持ち。
高橋さ……愛ちゃんか…。

あたしの中で、愛ちゃんの存在が大きくなった。

「あっ、お礼した方がいいかな…?」
28 名前:チャーミー 投稿日:2002年03月31日(日)18時55分02秒
吉澤編終了〜っ!
29 名前:愛 1 投稿日:2002年03月31日(日)20時11分25秒
気持ち悪い…。
気持ち悪いよ…。

朝のラッシュ時の電車の中。
私立の中学に行くあたしは、いつものように電車に乗った。
いつもと同じ時間。行き先も同じ。

だけど今日は…。

初めて、痴漢にあった。
怖い。
怖い…。
気持ち悪い…。
けど、「やめて下さい」って言えなかった。

嫌だ…嫌だ。嫌だ!!!

「オイおっさん、やめな。」
後ろで怖い声がしたと思うと、手があたしから離れた。

「あたしと警察行くぅ?」
「な…なんだ君は。」

半泣きの顔で振り向くと、おじさんの手首をしっかりと掴む女の人が怖い顔で立っていた。
おじさんは慌てている。

「行こう。おっさん。」
「や…やめろ!」
おじさんは女の人の他にも何人かの人に連れられて電車を降りていった。

その日からかな…。
後藤さんをチェックしだしたのは。
その日かな…。
後藤さんにひとめぼれしたのは。
30 名前:愛 1 投稿日:2002年03月31日(日)20時22分57秒
毎日電車で会う女の人。
制服も調べた。多分、あの学校。

あたしも行くんだ、その学校に。って、ずっと思ってた。
高校生になるのが待ち遠しかった。

名前が後藤さんだって知ったのは、寒い冬の日。
電車の乗り換えの時、後藤さんはコートのポケットから手袋をとろうとして、学生手帳を落とした。
後藤さんは気付かなかったみたいだったから、追いかけたけど
急いでたみたいで、追いつかなかった。

「後藤真希…。」

その後、ちゃんと返したけどね。




そしてこの春、後藤さんと一緒の高校に入った。
31 名前:愛 1 投稿日:2002年03月31日(日)20時59分13秒
始業式が終わって、麻琴ちゃんと慌てて教室に戻った。
後藤さんを待ち伏せする為に。
さっき高2のクラス調べといたけど、ラッキーなことに、後藤さんのクラスはA組で、1−Dのあたしのクラスと隣だった。

「やったね、愛ちゃん。」
「うんっ!」

一番に教室に戻ったあたしたちはドアから顔だけ出して待っていた。
怪しいけど…まぁいいのっ!

5分くらいたって、無表情で階段をのぼってきた後藤さんは、とっても綺麗で…。
「麻琴ちゃん!挨拶に行こう!」
「うん!」

近くで見る後藤さんは、もっと綺麗だった。
だけどあたしが気になったのは、後ろにくっついてる人…。
なんか後藤さんを睨んでるみたいで…ムカつく。
顔は綺麗だと思うけど…。なんなの?

ただの友達ならいいんだけど…。

気になってあとから麻琴ちゃんに内緒でこっそり覗いた教室。
後藤さんとその人がしゃべってた。
すっごく仲良さそうにね…。
はっきりいって、嫌。

後藤さんは渡さないんだから!!!
32 名前:愛 1 投稿日:2002年04月01日(月)18時49分28秒
学校はすぐに終わった。
麻琴ちゃんは塾があるとか言って、足早に帰っていった。

さて…。

後藤さんに近づくためには、焦らず、一歩一歩…。
今日は、一緒に帰ろうって、誘おう!

るんるん気分で、隣の教室を覗く。
後藤さんまだいる!しかも1人だ…。チャンス♪

「先輩っ!」

「ふぇぇ!びっくりしたぁ!」
あたしもびっくりしましたよ…。

「ごめんなさい。驚かしちゃったですね…。」
「ううん、で、なんか用かな?」

「えっと…あのぉ…。」
「うん。」
「今日一緒に帰れますかぁ…?」
「あーっと、今日はね…。」
後藤さんがそう言いかけたら、ドアが開いた。

くるっと振り向くと、あの女がいた。
33 名前:愛 1 投稿日:2002年04月01日(月)18時58分59秒
「ごっちん、お待たせー。…?」
「ごめん。今日梨華ちゃんと帰るんだ。ごめんね。」

梨華っていうんだ…。
やっぱり後藤さんにくっついてるのね…。
……ウザったい。

「…そうですか。ごめんなさいっ!じゃあまた明日っ!」

後藤さんに丁寧にお辞儀をする。
イメージアップ…。

顔をあげて後藤さんの方を見て微笑んだら、
後藤さんも笑ってくれた。

さて…この女はどうしようか。
一応、後藤さんがいるからいい子見せ付けとくか。

梨華って女にお辞儀した。
顔をあげて、微笑む代わりに睨みつけた。

まぁいいわ。
この女鈍感そうだし…それに、疑いかけられたら後藤さんに泣きついてやるから。



後藤さん、さようなら♪
34 名前:愛 1 投稿日:2002年04月01日(月)19時24分50秒
えっと…。

後藤さんに近づくには、焦らず、一歩一歩…。
今日は、手作りのクッキーを渡そう!

後藤さんの為に作ったんだ♪
ちゃんと、手紙も入れたし、味見もしたし…。エヘ♪

にやにやしてたら先生に注意された。
でもなおらない…。

「ねっ、愛ちゃん、何の委員やる?」
隣の麻琴ちゃんが小さな声で話し掛けてきた。
「へ?何が?」
間抜けな声を出すあたし。
「だ〜か〜ら、今決めてるじゃん。何委員やるぅ?」

あ、今そんな事決めてるのか…。
聞いときゃよかった…。後藤さん、何やるんだろう?
う〜ん…。勘でいくしかないか…。

後藤さんはクラスで目立つタイプだから、評議委員とかかな。
うん、きっとそうだ!愛を信じる!

「評議委員やんない?」
「え〜っ面倒臭そう…。」
「あたしはやるから!!!」
「マジで〜?じゃああたしもやりますよ〜…。」

幸い、他に立候補者はいなくて、あたし達は簡単に評議委員に決まった。

35 名前:愛 1 投稿日:2002年04月01日(月)19時45分17秒
先生が、「評議委員は放課後委員会がある」と言った。

後藤さんに、その時渡そうかな…クッキー。
あたしは、後藤さんは評議委員だと思い込んでいた。


……あたしの勘は見事にはずれた。


生徒会室には、梨華という女と、知らない人しかいなかった…。
後藤さんはいない…。
じゃあ、後藤さんは帰ったのか?
クッキーはどうすればいいワケ…?あたしの手作り…。

泣いちゃうよ?

「高橋さんの担当は、吉澤、小川さんは石川、……。」

吉澤…?確か、あの女の隣にいる白い人だよね。
へぇ〜…綺麗だ…。後藤さんには遠く及ばないけどねっ。

あ、いいこと思いついた。
36 名前:愛 1 投稿日:2002年04月01日(月)19時52分34秒
「吉澤先輩〜っ!」
この人にあげよう…後藤さんはやっぱり帰ってるし…。
この人にもイメージアップで、これから強力とかしてもらお♪
愛、頭良すぎかも〜っ!

「どうしたの?」
「あのぉ〜…、あたしこれから吉澤先輩にお世話になるんで、コレ…。」
「え…もらっていいの?」
「はいっ!これからよろしくお願いしますねっ!」

この人…かなり嬉しそうだ…。
まぁ、あたしみたいな子に言われれば誰だって嬉しいか♪

「じゃあ帰りますね!さようならっ!」

「あっ…!」

「はい?」

「あ…ありがとうね!!!」

「いいえ!」

まぁいっか。…また作ろう。
37 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月01日(月)19時53分10秒
高橋編終了っ。
38 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月01日(月)22時36分40秒
うむ、なかなか高橋もやりますなあ。勢力拡大中というところか。
梨華たんはごっちんに恋愛感情があるんでしょうか?
今後が気になる。
39 名前:名無しさん 投稿日:2002年04月02日(火)01時47分30秒
36.33そのイメージアップは、無駄と思われ
40 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月02日(火)12時53分45秒
>>33 強力→協力 です…。訂正。
41 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月02日(火)12時57分41秒
>>38 はい、高橋さんは…やっちゃいます。(?)石川については今後の更新でv

>>39 まぁ、無駄ですね(w よっすぃーは喜んだんですが、…。
42 名前:梨華 2 投稿日:2002年04月02日(火)14時51分43秒
毎朝見る、光景。
見たくない、光景。
高橋ちゃんとごっちんが、手を繋いで登校する、光景。
見たくない、光景。

「いやぁ〜、愛ちゃんにせがまれちゃってさ。」

いつの間にか、ごっちんは高橋ちゃんを愛ちゃんって呼ぶようになった。
小さな変化に、あたしは気付いてしまった。

「愛ちゃんと家近いっぽいから、電車も同じだし、
ほとんど一緒に来てるんだよ〜ねぇ〜。」

あたしの家はごっちんの家から遠い。
羨ましい。高橋ちゃんが。

高橋ちゃんとごっちんが一緒に来るようになってから1週間。
まだ全然慣れない。

泣きそうになるのは…なんで?

いつもごっちんと居たから…
2人だけだったから…だよね?

でも最近、高橋ちゃんはごっちんの所にやってくる。
毎日、休み時間の度に…。

あたしは1人ぼっち…。
ごっちんは手招きするけど、あたしは行かない。
高橋ちゃんが睨むから。
43 名前:梨華 2 投稿日:2002年04月02日(火)15時20分05秒
「後藤さぁ〜ん!あたし今日お弁当忘れちゃったんです…。
一緒に購買行ってくれません…?」
「うん。いいよ。梨華ちゃんも、行こう。」

ごっちんがまだ「高橋ちゃん」と呼んでいた頃の記憶。
あたしは嬉しくて、2人についていこうとする。

「うん♪」
そう言うと、高橋ちゃんは大きな目であたしを睨んだ。

あれ…?って、思った。
この前のは、気のせいじゃなかったんだ。
高橋ちゃんは、あたしの事が邪魔なんだ。
その時、確信したんだっけ。

「あ、ゴメン。次の授業あたりそうだから、教科書読んでおく。」
「梨華ちゃん、熱心だね、どうしたの?」
「行きましょ!後藤さん!早くぅ〜!」
「あっ、うん。」

そんな毎日。
いつしかあたしは、高橋ちゃんを憎むようになってた。
なんでだろ…。
あたしのこと睨むからかな…?

ごっちんを、とったから…?
あぁ、そうかもしれない…。

でも、それがわかったら、あたしはどうすればいいの?
高橋ちゃんに来ないでって頼むの?
ごっちんに行かないでって頼むの?

駄目…そんなの。

あたしが、負けなきゃいいんだ。
高橋ちゃんの目に。
自分に。
44 名前:梨華 2 投稿日:2002年04月02日(火)15時48分29秒
高橋ちゃんのいないお弁当の時間。
幸せな一時

「ねぇごっちん、今日途中まで帰れる?」
「う〜ん、ごめん、愛ちゃんと帰るんだ。」

うわ〜…。ぅゎぁ…。
はっ!駄目!ポジティブッ…!

「毎日高橋ちゃんと帰るんだよね…。
じゃあさ、今度の日曜日、どっか行かない?」
「うん、いいよ。予定ないし〜。」

ごっちんは手帳をぺらぺらとめくった。

「エヘヘ♪どこ行こうか?」
「ん〜、後藤はどこでもいいよぉ〜。梨華ちゃん行きたいトコある?」
「えっとぉ、お買い物とかぁ、映画とかぁ、ん〜…。」
「じゃ、渋谷行こっか♪」
「うん!」

「ごと〜お先輩〜!!!」
「あ、ごめん梨華ちゃん、行ってくる。」
「うん…。」

2人の時間終わっちゃったぁ〜。
でも、遊ぶ約束したし、いいの♪エヘヘ♪

顔が緩む…幸せな証拠♪
45 名前:真希 2 投稿日:2002年04月02日(火)16時50分04秒
「後藤先輩〜っ!!!」
まただ。

「どうしたの?愛ちゃん。」
「後藤先輩に会いたくてぇ〜。エヘヘ♪」

愛ちゃんが無邪気に笑う。
それと同時に、梨華ちゃんの眉が下がる。

「ごめん、行ってくるね。」
「うん…。」

梨華ちゃんには悪いと思いつつ…。
愛ちゃんが嫌いなワケじゃないけど、行かないとずっと叫び続けるし…、恥ずかしいもん。

それに、梨華ちゃんは愛ちゃんに近づこうとしない。
どうして?ってきくと、黙ってしまう。
だからもう訊かないようにしている。

「後藤先輩っ!カフェテリアでお話しましょ〜♪」
「あ…。」

多分話を聞いている梨華ちゃんに目で訊く。
梨華ちゃんは微笑んで、頷く。たぶん、「いいよ」という合図。
だけどどこか寂しそうに。

今までずっと一緒だったから、少し違和感はある。
梨華ちゃん、大丈夫かな…?

「後藤先輩?行きましょ?」
「あ、うん。」

でも、今度の日曜日遊ぶんだもんね。
悩みあるなら、きいてあげよう。
うん。
46 名前:真希 2 投稿日:2002年04月02日(火)17時33分34秒
「あのぉ、映画のチケットもらったんですけど、
今度の日曜日いきませんか?」

う〜ん…なんでこう梨華ちゃんと愛ちゃんは同じ日にって言うかなぁ…?

「ごめん。予定入ってるんだ。」
「予定…ですか…。」
「うん、梨華ちゃんと渋谷で遊ぶんだ…。」
「……そうですか。」

あたしはいちご牛乳を飲み干した。
「もうすぐチャイム鳴るよ。戻ろう。」
「あっ、はい!」
愛ちゃんも慌ててジュースをすすった。


「あのぉ…。」
「ん?」
「日曜日、石川さんと2人だけですか?」
「うん、そうだよ。なんで?」
「いいえ…。」

愛ちゃんは静かに笑った。
47 名前:名無しの読者 投稿日:2002年04月02日(火)18時39分57秒
石川さん、負けるなぁ〜
48 名前:真希 2 投稿日:2002年04月02日(火)19時24分38秒
「今日委員会があるんですっ!」
「じゃあ待ってるよ。」

自分から言い出したとはいえ、暇だ…。
誰もいない教室…。ちょびっと怖い。
う〜ん…愛ちゃんどれくらいで帰ってくるだろう。
暇だなぁ…。

「桜…ほとんど散っちゃったなぁ…。」

寂しいな…。
でもこれから夏になるんだ。
あたし夏も好きだし、まぁいっか…。
はぁ…春って眠いんだよね…眠いんだよね…眠い…ね…。

49 名前:真希 2 投稿日:2002年04月02日(火)19時42分58秒
「…ん…ごとぉ…ぱ…後藤先輩!」
「ふぇぇぇ!」
「あ…っ、すみません。寝てたんで…。」
「あ、、おはよ…ごめん。」

寝ちゃったんだ…。ふぅ…。

「すみません…待たせちゃって。」
「う〜ん、あんまり遅いから寝ちゃったよぉ〜。」
少し意地悪をしてみる。どんな反応するんだ?

「でも…1年生は早く終わったんで15分くらいしかたってないんですけど…ごめんなさいっ!」
「15分!?」

たった15分の間であんなに爆睡してたのか…。
なんか恥ずい…。

「か…帰ろっか!」
「はい!…あ。」
「何?」

訊くと愛ちゃんはイタズラっぽく笑った。

「石川さんから、伝言頼まれたんですよ…♪」
50 名前:りょういち 投稿日:2002年04月02日(火)23時15分39秒
愛ちゃんは、何を企んでいるんですかね〜?
続き待ってます!
51 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月03日(水)01時14分04秒
高橋と梨華たんの戦いがとうとう始まってしまった。
泥沼化する前に解決することを願って更新まっています。
とはいうものの梨華たん高橋なんかに負けるなー!!
梨華たんの玉音放送はききたくないぜ。高橋は手強そうですな。
52 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月03日(水)12時12分28秒
>>47 さぁどうでしょう?高橋も頑張っちゃいますから。

>>50 はい、何か企んでいます♪何でしょう♪

>>51 石川さんも負けなければ高橋も負けません。
   どうなる事やら…。
53 名前:真希 2 投稿日:2002年04月03日(水)12時40分54秒
「梨華ちゃんから?」
「はい。」

あ、そっか。同じ委員だっけ。愛ちゃんと梨華ちゃん。
話すようになったのかな…よかった…。

「石川さん、あさって遊びに行けないんですって。」
「え〜っ!マジで?昨日時間も全部決めたのにぃーっ!
ドタキャンかよぉ〜っ!」
「あ…でもあんまり石川さんを責めないであげて下さい。
あたしに頼む時本当に済まなそうな顔してたし…。」

そっか…しょうがないよね…。
梨華ちゃんを責めても…ね。

「うん。そうだね。誰にでも予定はあるもんね。」
「はぃぃっ♪」

愛ちゃんが無邪気に笑う。
本当にいい子だなぁ…この子は。
梨華ちゃんの事も心配してくれて…。

よくできた子だぁ。

「あ、じゃあ愛ちゃん映画行く?」
「…すみません、あたしも予定が…。」
「そっか。この前断っちゃってごめんね!」
「いいえ。」

それからいつものように愛ちゃんと帰った。
お礼にジュースをおごってあげるって言ったのに、
愛ちゃんは遠慮してた。
54 名前:真希 2 投稿日:2002年04月03日(水)12時55分51秒
家に帰ってからケータイを見る。
梨華ちゃんからメールはない。
わざわざ愛ちゃんに頼まなくたって、メールとかで言ってくれればいいのに。
あたしが怒ると思ってんのかな?
明日は土曜日だし、梨華ちゃんも忙しいし
あたしに直接言えなかったんだよね。

まぁ、いつもだったらここで
『梨華ちゃん!ドタキャンするなヨ(`へ´)』
みたいなメールを送るんだけど、
愛ちゃんに言われたからやめます♪

後藤ちょっと大人になりました♪

ふぅー
じゃあ明日あさってはずっと寝てよぉ〜。
55 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月03日(水)13時20分15秒
ウキウキSunday☆
早起きしちゃった!エヘヘ

久しぶりにごっちんとデートだし、おしゃれしなきゃ!
楽しみだなぁ〜♪

お洋服は白いジャケットにピンクのスカート。
何度も鏡をチェックする。
大丈夫…だよね。うんっ!OK!

出ようかな…。
まだもうちょっと早いけど…。
まぁ、いっか!

さぁ〜ごっちんの大好きな渋谷へ♪





20分くらい早く着いた渋谷駅。
まだ朝なのに人はいっぱいだ。
待ち合わせは定番、ハチ公前。
早く来ないかなっ!ごっちん!

「おはようございまーす♪」
後ろから楽しそうな声が聞こえた。
ごっちん…?にしては早いし…。
遅れてくるの承知だったから…。
でも声も違うような?

そんな事を考えながら振り向いた。
56 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月03日(水)13時31分20秒
「おはようございま〜す、石川さん。」
「高橋…ちゃん?おはよう。どうしたの?」

高橋ちゃんはあたしを見つめながらニヤリと笑った。
嫌な予感がする…。

「石川さん後藤さんを待ってるんですよね?」
「え…うん。」

どうして知ってるんだろう…。
さっきからずっと得意げな目であたしを見てるし…。

「残念ですね〜♪」
「え?」

いきなり目を細める。口もきゅんってあがる。
この子はなんなの…?


「後藤さんだったら、来ませんよ♪」


え…?
57 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月03日(水)13時50分32秒
「そんな事ないわよ…だってちゃんと約束したのよ。
朝10時にココって…。」

訳がわからない。
ごっちんが来ない?まだ待ち合わせ時間になってないから遅れてるだけでしょ?

「だって、あたしが頼んだから♪」

頼んだ…何を?
どうしてこんなに嬉しそうなの…?

「頼んだ…って?」
「だから、あたしが石川さんと遊ばないでって言ったら、
後藤さん、行かないって言ったの。」

「…嘘!だってごっちんあんな楽しみにしてたのに!」

「まだわかんないの?」

急に目つきが悪くなる。
大きな目であたしを睨まないでよ…怖い…。
負けないって決めたのに…。
58 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月03日(水)13時51分13秒
「じゃあ、ごっちんにメールできくわよ!?」
「どうぞご勝手に。」

どうしてそんなに余裕なの…?
あたしばっか慌てて…馬鹿みたいじゃない…。
泣きそうになるのを必死でこらえて、
震える手でメールを打とうとする。

ケータイの時計を見て溜息が出た。
もう10時すぎている…。

『ごっちん!どうして来ないの?』


高橋ちゃんは呆れるような目であたしを見つめる。
その顔を見て、思いっきり送信ボタンを押した。

「ごっちんは必ず来る!!!」
「信じてれば?今のうちだけ…♪」

悔しい…。
きてくれるよね、ごっちん…?
59 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月03日(水)14時00分01秒
“送信中……送信完了しました”


“受信中……メールを受信しました”

♪♪♪〜

(はぃ?こんな朝早くに誰よ…せっかく気持ちよく寝てたのにさ…。)

ベットのわきにあるケータイを手だけふとんから出してとった。

(梨華ちゃん?ごっちん!どうしてこないの?
は?だって梨華ちゃんが愛ちゃんに頼んで…ふぁ〜眠い…。
後藤は眠いんだよ…。)

眠い目をこすりながらメールを打つ。

(送信完了…もう駄目…寝る…。)

“送信中……送信完了しました”


“受信中……メールを受信しました”

♪♪♪〜
60 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月03日(水)14時16分30秒
「メール、きた?」
高橋ちゃんが目をくりくりさせながら訊く。

「きたよ…。」

眠いから…とか遅れる…とか
そんなのでいいから…。お願い…。

『受信メール 50 ごっちん♪』


高橋ちゃんがあたしのケータイを覗き込んで嬉しそうに笑った。
あたしはケータイを落としそうになった。


「ほ…んとぉ…なのぉ…?」
「だから言ってるじゃない。良かったらあたしと遊ぶぅ?」
「遊ばない…けど…話しましょ…?」
「いいけど?」

ごっちん…どうして高橋ちゃんのいう事聞くの…?
あたしはずっと待ってて悲しんだってどうでもいいって言うの?
ねぇ…ごっちん…嫌だよ…。

『だって愛ちゃんにちゃんと言われたから。
後藤眠いよ〜。また後で送って…。』
61 名前:aki 投稿日:2002年04月03日(水)16時10分59秒
む、胸が痛い…。
こういうのが一番感情揺さぶられます。
ドキドキしつつ、更新待ってます。
62 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月04日(木)04時18分35秒
なななんということにががーん。梨華たんがかわいそうだ。高橋いくらなんでも
そこまでしなくてもいいと思うんですが。
このままでは高橋の思惑通りですな。梨華たんはごっちんから離れてしまうのか
ごっちんはこのまま高橋の策に気づかないんでしょうか。
更新ドキドキしながら待ってますよ。
63 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月04日(木)13時14分21秒
>>61 私も書きながら梨華ちゃんが可哀想で…。(;_;)ウウウ

>>62 ごっちんは全く気付いていません。むしろ高橋の事をいい子だと思ってます。
64 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月04日(木)13時35分52秒
高橋ちゃんと落ち着いた喫茶店に入った。
ここでならゆっくり話ができそう…。

もう見るのが辛くて、ケータイを鞄の底に仕舞った。
高橋ちゃんを見ると、鏡を見ながらリップを塗っている。
…ごっちん高橋ちゃんのこと好きになっちゃったのかなぁ?
確かに可愛いし…元気だしぃ……。

抑えていた気持ちが込み上げてくる。
涙が溢れちゃう…。

「石川さん、泣いてもしょうがないですよ♪」

意地悪…。
なんでそんなに嬉しそうなのよぉ…?
あたしの不幸がそんなに嬉しい…?

「ってゆーか、何で泣いてるんですか?」

何で?何で…って…ごっちんが来ないから…。
ごっちんが高橋ちゃんの言う事きいてあたしの事なんかどうでもいいから…。
ごっちんが…ごっちん…が…。

黙っていると、高橋ちゃんが鼻で笑った。
「石川さんて、後藤さんのこと好きなんでしょ?」
「…え?」
「普通の友達だったら、そんなに泣きませんよ。」
「普通の…。」
65 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月04日(木)13時36分22秒
高橋ちゃんが頼んだ紅茶を一口すすると
ピンクのリップがカップについた。

「やだぁ、落ちちゃった。」

あたしはごっちんが好き…?本当に…?
親友として…?それとも…。

「好きじゃないの?じゃあ石川さんと後藤さんはただの友達って事ですよね?」
「親友です…。」
「…まぁ何でもいいんだけど。」

胸が苦しいのをコーヒーを飲んで誤魔化した。

「親友だょ…?」
「そうですか。」

そうだよ。ごっちんはあたしの大切な親友なの。
すっごく大切だから、泣いたの。

「じゃあ後藤さんが誰と付き合っても親友として応援するべきですよね♪」
「え?」

頭の中で高橋ちゃんの言葉がこだまする。
なんて言った…?付き合う…?応援…?



「あたし、後藤さんと付き合ってるんです」
66 名前:りょういち 投稿日:2002年04月04日(木)14時00分37秒
愛ちゃん怖いです!梨華ちゃんが、かわいそうだ。
続き待ってます。
67 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月04日(木)15時09分40秒
「えっ…?」
「だから、応援してくださいね♪」

ごっちんが…高橋ちゃんと?
いつから…?本当に…?

「あ…え…」
声がうまく出ない。

「ショックで何も言えないですか?」
高橋ちゃんが唇をテカテカさせながら訊く。

「ぉ…驚いただけっ!」
少し興奮気味に言うと、高橋ちゃんがくすっと笑った。

「じゃあ応援してくれるんですよね?」
「本当なの…?」
「本当ですよ。じゃなきゃ後藤さんはあたしの言う事なんて聞きませんよ。」
「…。」

妙に説得力のある高橋ちゃん。
信じざるを得ない…?
でもごっちん、どうしてあたしに言ってくれないの…?
親友なのに…。
68 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月04日(木)15時11分18秒
「あ、もうひとつお願いがあるんですけど。」
「な…何…?」

高橋ちゃんは紅茶を飲み干した。

「石川さん後藤さんのこと好きみたいだから…、」
さっき否定したのに…。

「一緒にいられると困るんですよね。」
「!?」

「お願いします。後藤さんと居るのやめて下さい。」
高橋ちゃんは深く頭を下げた。

「何で!?ごっちんと仲良くしちゃいけないのっ!?」
「だって石川さんは後藤さんを親友として見てないから。」
「そんな…!」

あたしが慌てていると高橋ちゃんは腕時計をまじまじと見て言う。
「じゃあ、あたしこれで。」
「帰るの…?」
「はい。あ、お金はちゃんとはらっておきますから。」
「ちょ…ちょっと!」
69 名前:梨華 3 投稿日:2002年04月04日(木)15時11分50秒
「さようなら。さっきのこと、よろしくお願いしますネ。」
「出来ないわ!そんなの!」
「…後藤さんも嫌がってるのよ。」

高橋ちゃんが笑いながら言った。
そして自分の分のお金を払うと、店を出て行った。


コーヒーを飲もうとして、でも手が震えてカップを落とした。
「お客様っ!大丈夫ですか!?」
可愛い女の人が布巾を持ってやってくる。
割れたカップを丁寧に拾い、床を拭く。

そんな場景がゆっくりと滲んでいく。

ごっちんも嫌がってる…?
 
机の上に組んだ手の上に、涙が零れた。

70 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月04日(木)15時15分32秒
一応梨華ちゃん編3 が終わりました。
梨華ちゃん高橋にやられっぱなしですが…。

>>66 梨華ちゃんどんどんネガティブモード…。
71 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月04日(木)23時14分35秒
なんで高橋はそこまでしますかね。あんまりにも梨華たんが可哀想だ。
まあ確かに高橋の策略は的をえているでしょうな。敵を徹底的にたたく
のが最善でしょう。でないと足元すくわれますからな。
こうなってしまっては梨華たんの本格的な参戦なくして梨華たんに勝利は
ない。高橋の思う壺だ。梨華たん頑張れ!!
72 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月08日(月)17時39分44秒
「あっ!愛ちゃ〜ん!」
「おはよ〜!ごめんね、遅れて。」

今日は日曜日。
久しぶりに愛ちゃんと遊ぶ約束をした。

「どこ行こっかぁ?」
「あのね、麻琴ちゃんに話したいことがあるんだ♪」
「何?」
「だからさ、座れるところ行かない?」

私はうなずいた。

「じゃあマックでも行こうよ。」

まだお腹は空いてないから、飲み物だけ頼んだ。
愛ちゃんはポテトだけ買った。

「で、何々?」
コーラをすすりながら私は言う。
「うん、…後藤さん達のことなんだけどね♪」


後藤さん…か。
2人で居てもいっつも「後藤さん」の話だもんなぁ。
まいっちゃうよ…もう…。

「うん。」
「あの石川っていう女いたじゃない?」

愛ちゃんは石川さんの事嫌いみたいだ。
いつも彼女の話をするときは顔が怒ってるからわかる。
だけど今日は嬉しそう…。

「ああ。あの可愛い先輩。」

今まで嬉しそうだった顔が不機嫌になる。

「で、どうしたの?」

「負かしてやったの。」
「はぁ?」
73 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月08日(月)17時40分22秒
愛ちゃんは私の間抜けな顔を見て笑う。

「石川さん、後藤さんの事好きそうだったじゃない?」
「うん…。まぁね…。」
「だから、あたし、負けたくないから、
さっきまで石川さんとしゃべってたんだよね♪」

「…そうなんだ。だけど、負かしたって…どういう事?」

愛ちゃんの大きな口がふにゃっと緩む。

「それがね…今日石川さん、後藤さんと遊ぶ約束をしてたんだけど、
あたし後藤さんに嘘ついて、今日来れないようにしたの。
そしたら石川さん泣いちゃってさぁ〜!」

「…。」

この人は愛ちゃんじゃない…。そう思った。

「でねでね、あたしと後藤さんが付き合ってるって嘘もついてみたら、
顔なんか青ざめてた!」

「…どうしてそんな事…。
それに、学校に行ったらすぐにバレちゃうじゃない…?」

「それが大丈夫なの!
もう後藤さんに近づかないでって言ったんだ〜!
後藤さんもウザがってるからって。」

「…!?」
「ま、それも嘘なんだけどね♪」

愛ちゃんじゃありませんように…。そんな事を願った。
そんなほんの少しの希望は、次の瞬間に崩れた。

「バカだよね〜。あの女!」
74 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月08日(月)18時05分49秒
「なんで!?ちっとも馬鹿なんかじゃないじゃん!
石川さんは後藤さんが好きだからころっと騙されちゃったんじゃない!
そんなの愛ちゃん酷いよ!!!」

「…。ふ〜ん。あたしの事は応援してくれないんだ。」

愛ちゃんはポテトを指でつぶした。

「そんな…っ!そりゃぁ応援したいけど
愛ちゃんのやり方は卑怯すぎない!?
そんなの石川さんも後藤さんも可哀想じゃない!」

「いいじゃない。」

指についた油をナフキンでふき取る。
それから、大きな目であたしを睨んだ。
75 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月08日(月)18時06分20秒
「邪魔者は消すのよ。」

「…本気でそんなこと言ってるの!?」

「本気よ。悪い?」

「なんで…そんな風になっちゃったの…?
中学生の頃は、そんな子じゃなかったのに…!」
泣きそうで声が震える。

「は?あたし自身、何も変わってないのよ。
中学の頃は本気で好きな人がいなかっただけ。
麻琴ちゃんに何がわかんのよ?」

「もう…わかんないよ…愛ちゃんのこと…。」

前で泣く私を、愛ちゃんはあきれるような目で見つめる。

「もう帰る。楽しくないわ。じゃあね。」

愛ちゃんは私を残して帰った。
愛ちゃんが見えなくなっても、
私の涙はとまらなかった。

私は直接関係ないのに、
裏切られた気持ちでいっぱいだった。

76 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月09日(火)12時04分24秒
「麻琴たん!」

幼稚園の頃の愛ちゃんが言う。

「まこっちゃん!」

小学校の頃の愛ちゃんが言う。

「麻琴ちゃん!」

中学校の頃の愛ちゃんが言う。

「後藤さん…がね…。」

高校生になった愛ちゃんが言った。
さっきの強気な態度はどうしたの?
そんなに切なそうな声出さないでよ…。

「好きなの…。」
「…そう。」

愛ちゃんが、急に見えなくなる。

「あれ?愛ちゃん…?」

さっきまでそこにいたのに…。
私、愛ちゃんに嫌われちゃったんだ…。
あんなこと言ったから…。
でも愛ちゃんのやり方には反対なの…。

わかってよ…。

私は愛ちゃんが好きなんだから…。
気付いて…。
離れていかないで…。

「ぅ…ぁぃちゃ…。ぁ…。」


「まこったん?」
77 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月09日(火)12時36分53秒
「まこったん?ろうしたの?」
「辻さん…。」

「泣いてる?らいじょうぶ?」
「うん…。」

気付いたらマックで寝ていた。
夢か…。随分リアルな夢…。

「ろうしたの?」

辻さんはそう言いながら私の前に座った。
テーブルの上にハンバーガーが5つ積まれた。
私が俯いたまま黙っていると、辻さんは私の顔を覗き込んだ。
不意に目があう。

「あ、ののはねぇ、お腹空いちゃったから、
ちょっと寄り道したんら。」

辻さんはにこにこしながらハンバーガーを頬張った。

辻さんは中学3年生。
でも中3には見えないかな…。
見かけも中身も話し方も。

なんで年下なのに丁寧語かっていうと、
前入ってた劇団で、私より辻さんの方が先に入ってて、
その中では先輩だったからかな。
「のの」って呼んでって言われたけど、なんとなく呼べなかった。
78 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月09日(火)13時30分06秒
「久しぶりらね!」
「はい…。」

辻さんは1個目を食べ終えた。

「あの…。」
「ん?」

「自分が、友達を好きになっちゃって、
でもその友達が他の人を好きだったらどうしますか?」
「ほぇ?」

辻さんは間抜けな返事をした。

「ののは、応援してあげるかな〜。」

「じゃあその友達が人に酷いことをして
自分だけ幸せになろうとするようなやり方だったら
応援してあげますか?」

辻さんは目を丸くした。

「よくわかんないけど、そんな子は応援できない。
ののは自己中な子嫌いれす。」

「そうですよね………。
なんで、…好きになっちゃったんだろ…?」
「まこったん?」

「違う…前はあんな子じゃなかったんだもん…。
だけど今、なんで嫌いになれないんだろ…?」

「まこったん?」
79 名前:麻琴 1 投稿日:2002年04月09日(火)13時31分46秒
また涙が出てきた。

「ぁっ…ぇっ?まこったん…。」
辻さんが慌てている。

あ〜あ…人前で泣くの、カッコ悪いじゃん…。
なんて事を、何故か冷静に思った。

「のの…なんか変なこと言った…?どしよ…。」
「辻さ…んのせいじゃ…ない…で…す。」

「まっこちゃん…。」
「ごめんなさい…。」

「あっ!のの、これあげる!」

そう言って辻さんはハンバーガーを差し出した。
辻さんの顔は真剣だった。
驚いて、なんだか可笑しくて、笑ってしまった。

「ありがとうございます…!」
「てへてへ…美味しいよ!」
80 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月09日(火)13時33分41秒
>>71 梨華ちゃんには頑張って欲しいですね。なんかどんどん複雑になってきましたが、よろしくお願いします。
81 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月10日(水)02時21分55秒
高橋をあややにかえるとなぜかしっくりくる。
82 名前:名無しさん 投稿日:2002年04月10日(水)19時58分47秒
>>81 たしかに
83 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月11日(木)01時38分36秒
あややはどうなんだろう。確かにしっくりくるかもしんない。
あやや好きなんだけどな。うおーののが出てきた。
おがーはどうするんでしょうか?更新楽しみに待っています。
84 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月11日(木)12時17分22秒
オガタカ発見!
85 名前:チャーミー 投稿日:2002年04月11日(木)18時52分55秒
>>81 >>82 あややっすかwいいかも…。小悪魔っぽい(笑)高橋じゃダメですか(w

>>83 あやや可愛いですよね♪惚れちゃう♪

>>84 新メンはこの2人が好きです♪他出てる人も好きな子集めてたり…。(w
86 名前:LINA 投稿日:2002年04月22日(月)10時07分54秒
今日イッキに読みました!
梨華ちゃんがまじかわいそーで。。(T▽T)
ごっつぁんを信じてあげるんだ〜!!!

続き気になります!がんがって下さいね!
87 名前:名無しの読者 投稿日:2002年05月08日(水)17時54分55秒
待ってます。書いてぇ。
88 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月30日(木)00時41分16秒
うう…まだですかね…?
……待ってます…
89 名前:チャーミー 投稿日:2002年06月23日(日)15時09分42秒
>>86 ありがとうございます。
   石川さんはこれからも可哀想な展開に…(多分)

>>87 88 ごめんなさい。更新します。
90 名前:真希 3 投稿日:2002年06月23日(日)16時50分13秒


「梨華ちゃん、おはよう!昨日はごめんね…、後藤眠くてさ〜…」
久しぶりに感じる梨華ちゃんの顔。
そして何故か、目の下のクマが目立つ。

「……。」
「えっ?」

梨華ちゃんはあたしを無視した。
挙げた手が顔の横で虚しく止まった。
聞こえなかったのかな?
でも目が合った気がするけど…。

「後藤さん…。」
「ん?」
一緒に登校してきた愛ちゃんが青ざめた顔で呟く。
「…あの…。」
「どうしたの?」

「とっても言いにくいんですけど…、」
愛ちゃんの声が小さくなってくる。

「昨日あたし、石川さんと話したんです。
そしたら石川さん、…後藤さんのこと嫌いだって…。
それで、もう喋りたくないとか言ってて…。
あたし2人はとっても仲良しだと思ってたんでびっくりしちゃって…。」

91 名前:真希 3 投稿日:2002年06月23日(日)16時50分45秒
驚いたのはこっちだ。

「そんな…本当なの…?」
「はい。だからさっきも多分…。」

なんで?だけど愛ちゃんがこんなことで嘘つくはずないし…
でも理由は何?
日曜日だって梨華ちゃんが断ってきたんだし、
あたし何かした?なんで?

「理由は、わかる?」
「わかりません…すみません。」

「愛ちゃんが謝ることじゃないよ…。」

やばい…後藤自身、なんかやばい。

あたし結構自己中だし言いたいこともはっきり言っちゃうし
嫌われることも少なくないし
「嫌い」って言われることも慣れてる。


なんでこんなに辛いんだ?



泣きそうだったけど愛ちゃんが見てるからこらえた。
92 名前:真希 3 投稿日:2002年06月23日(日)17時06分09秒
「ねぇ梨華ちゃんっ!」

「…。」

ダメだ、どうやっても無視される…。
理由くらい教えてよ…意地悪…。

こんなんじゃ授業なんか頭に入らない。
梨華ちゃんで頭がいっぱいだよぉ。
テスト悪かったら梨華ちゃんのせいだよ!!!

心の中で叫んでも、謝ってくるアニメ声は聞こえない。
後藤が何したっていうの…。



授業の合間の短い休み時間。
愛ちゃんが何度か訪ねてきたけど、話す気力もなかった。
愛ちゃんは心配そうな悲しそうな顔で出て行った。
ごめんね。



ついにこらえきれなくなって、涙が溢れ出す。
人前で泣けない強がりが、あたしの足をを誰もいないところへ運んだ。
泣きながら着いたのは屋上。

扉を開けると何故か悲しい感じがした。
この風のせいだろうか、
裸になった桜のせいだろうか。

違う。奥から聞こえる泣き声のせいだ。
93 名前:真希 3 投稿日:2002年06月23日(日)17時13分16秒
姿は見えない。

「先客か…。」
教室に戻ろうとしたとき、かすかに声が聞こえた。

「ごっちん…どうして…?」



聞き覚えのある声。
あたしの名前を呼ぶ声。
アニメに出てきそうな声。



次の瞬間、あたしは叫んでいた。

「梨華ちゃん!!!」
94 名前:真希 3 投稿日:2002年06月23日(日)17時34分40秒
壁の陰に、やっと梨華ちゃんを見つけた。

やっぱり泣いちゃってる。

「梨華ちゃん…。」
「こないでよぉ…なんで話し掛けるの…?」
「だって後藤は、梨華ちゃんとお話したいもん。」

「嘘…つき。ごっちんはあたしのこと嫌いなんでしょぉ…?
知ってる…んだからぁ…。」

「なんで!?後藤は梨華ちゃんの事嫌いじゃないよ!?
嫌ってるのは梨華ちゃんなんでしょ?わかんないよ!
後藤悪いとこあったら言ってよ!…絶対直すから!
お願い…梨華ちゃんに嫌われるの、嫌だよ…。」

梨華ちゃんはあたしが何を言ってるのかわからないような顔をしてる。

「あたしがごっちんの事嫌いなわけないでしょ…。
今日無視したのだってごっちんが嫌がってると思ったからだし、
これ以上嫌われたくないって思ったからで…
最近気付いたけどあたし、ごっちんが大好きなんだもん!」

95 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月23日(日)17時40分11秒
うーこの後が気になる。ごっちんと梨華たんが幸せになって高橋も幸せになる
ことを願っています。
96 名前:真希 3 投稿日:2002年06月23日(日)18時31分58秒
「後藤なんか今日気付いたけど、
梨華ちゃんのこと大好きだもん!」

一番大事なところで声が裏返る。
心臓はさっきからドキドキしっぱなしだ。
梨華ちゃんは口あけて呆然としてる…。

「後藤の気持ちわかったでしょ?」


あたしはしゃがみこんでいる梨華ちゃんを抱きしめた。
体が熱い。
あたしの体温と梨華ちゃんの体温が混ざる。

「好き…。」
「後藤も。」



梨華ちゃんがそっと瞳をとじる。



時がとまる。



なんか展開が早いなぁ…なんて思いつつ、
あたしは梨華ちゃんに口づけた。
97 名前:チャーミー 投稿日:2002年06月23日(日)18時34分36秒
>>95 後藤さんと石川さんは結ばれました。
高橋さんはここからどうでるか…。ですね。
いつも読んでくださってありがとうございます♪
98 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月23日(日)19時49分53秒
うおーーやったー!!高橋のすさまじい攻勢もこの二人を離すことはできなかった
ということでしょうか?でもまだ高橋がどうでるかわかんないから気になります。
99 名前: 投稿日:2002年06月23日(日)19時56分01秒

ふ、復活だぁ〜〜〜〜!!
待ってましたよぉ。切っても切れない縁があるんですね、二人には。
( ´ Д `)<梨華ちゃん=======(^▽^ )<ごっちん
                    ↑
                 運命の紅い糸
100 名前:名無しの読者 投稿日:2002年06月24日(月)03時48分27秒
更新されてるぅー。
この後がとっても楽しみ。
101 名前:チャーミー 投稿日:2002年07月18日(木)15時44分09秒
>>98 いしごま万歳!ですね♪高橋さん…(;^_^A コワイコワイ

>>99 ありがとうございます♪そうです、二人は切っても切れない縁があるのです。
でも切ろうとする人もいたり…。

>>100 祝100番目です!(笑)ありがたいありがたい…合掌
102 名前:愛 2 投稿日:2002年07月18日(木)17時07分38秒
廊下を走る後藤さんが見えてすっ飛んできた。
後藤さんを追いかけて辿り着いた屋上。

あたしは外に出られるドアの前で立ちすくんでいた。

来なきゃよかったのに…。
来なきゃこんなの見なくてすんだのに…。
頑張ったのに…。
今まで頑張ってきたのに…。

こんなの、さっきまでの石川さんと同じじゃない。
惨めで、悲しくて、消えちゃいそうで…。

どうしてあたしがこんな思いしなきゃいけないの?
こんなのはじめてだよ…。
こんな悲しいの…。

石川さんや、他の女の子だったら、泣き寝入りで終わるのかしら。
だけどやっぱりあたしはどこか違うらしい。

悲しみは、憎しみにかわった。
涙は怒りとなり、あたしを豹変させる。
石川さんをはじめて見たときもこうだった。
後藤さんとどうやって離そうかを真っ先に考えていた。

あたしの本能なのかもしれない。

気づいたときには考えているんだもの。
「石川さんを許さない」と。

103 名前:愛 2 投稿日:2002年07月18日(木)17時24分47秒
少し落ち着くと、あたしの頭はまるでコンピューターのように
回転し始めた。

階段をおりながら考える。


石川さんは今まであたしにされた事を全て後藤さんに話すだろう。
そうすれば、もう後藤さんに嘘をついてもすぐにバレる。
さあどうしたらいい?

…あたしだけじゃ無理ね。
協力者が必要だわ。
だけど誰がいるかしら。麻琴ちゃんも無理でしょ…。

「!」
そうだ、いるじゃない。都合のいい人間が。
そうと決まれば…。

さっきまでの涙は不敵な笑顔にかわり、
あたしの足を急かした。

さ、協力者のもとへ♪
104 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月22日(月)19時11分02秒
協力者・・・
評議委員のあの人のことでしょうか・・・?
続き楽しみにしています。
105 名前:名無し( ´∀`) 投稿日:2002年07月23日(火)23時57分12秒
今日全部読みました。
いしごま(・∀・)イイ!
むむ・・・高橋がどう出るのか・・・今後に期待しる!!
チャーミーさんがんばって!
106 名前:愛 2 投稿日:2002年07月29日(月)15時56分12秒
「あれぇ、愛ちゃんどうしたの?」

ウフフ…

「先輩に、会いたくなっちゃって〜。」
「え…。本当?」
「はぁい!」

あたしの足は2年A組の前でとまった。
今はお昼で、みんなお弁当を食べてる。
後藤さんと石川さんはいない。
二人で屋上でラブラブしてるのかしら…ふんっ。

「愛ちゃん、大丈夫?」
「え、あ、はい!」

無意識のうちに顔が歪んでいたらしい。
いけない、いけない。

「一緒にお弁当食べませんか?」
「えっ、いいの!?」
「はい、先輩となら…。お庭に行きましょうよ。」
「あ…うん、待ってて。」

先輩ったら顔赤くしちゃってかわいい。
あたしに気があるのかしら。
とってもいい協力者になってくれそうね♪

107 名前:愛 2 投稿日:2002年07月29日(月)18時06分51秒
庭の芝生に座りながら、吉澤さんが言った。
「でも、急に何であたしを誘ったの?
いつも後藤さんを誘ってたよね?」

よく見てる…

「後藤さん、石川さんと付き合ってるから…あたしは後藤さんを仲良くしちゃいけないんです…。」
「付き合ってる?どういうこと?」

乗ってきてる、乗ってきてる♪

「…っ…ぅぅ…。」
「!?愛ちゃん、泣いてるの!?」
「後藤さん…可哀想なんです…。」
「ごめんね、よくわからないから、最初から説明して?」

おろおろしている吉澤さんに抱きつくと、彼女の体はびくんと震えた。
照れてるんだ…可愛い♪

「きいて…くれるんですか…?」
「うん、あたしでよければ…ずっときいてるから…泣かないで?」

「はい…。」

あたしが涙を拭いて笑うと、吉澤さんは安心したように微笑んだ。
108 名前:チャーミー 投稿日:2002年07月29日(月)19時41分46秒
すみません。一時スランプなんで一旦終了します…。
ごめんなさい……………

>>104 当たりでした。やっぱりわかっちゃいますよね〜。

>>105 ありがとうございます!!!高橋はこれからもなにかしでかします〜。
109 名前:チャーミー 投稿日:2002年08月02日(金)12時16分29秒
ごっちん…悲しいなぁ…いしごま見ることも少なくなるだろう…。
でもずっと応援してるヨ!
110 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年08月19日(月)02時25分41秒
応援してますよ!!
111 名前:名無しの読者 投稿日:2002年09月13日(金)10時32分23秒
待ってまーす
112 名前:愛 2 投稿日:2002年09月14日(土)17時35分58秒
「石川さんて、後藤さんを自分のものだけにしたいらしくて、
あたしが後藤さんと仲良くしてるのが嫌だったらしくて。
それで、石川さん、あたしへの嫌がらせの為だけに後藤さんと付き合って…
このまま石川さんと付き合ってたら後藤さん、ダメになっちゃいそうだし…
だって石川さんは、後藤さんのこと本当に好きじゃないんだもん…。」

「…石川さんて…そんな人だったの?」
「はい…あたしも信じられなくて…。
でもそれだけじゃなくて、石川さん、後藤さんあたしの悪口吹きこんで、
あたし…後藤さんから嫌われちゃったんです…。
勿論全部石川さんの嘘なんです…もう、あたしこんなの嫌で…
どうしたらいいのかわかんない…。」

「酷いね……酷いよ。愛ちゃん、あたしは愛ちゃんの味方だよ。」
「あ…ありがとうございます…。でも…辛い…辛すぎる…。」

「愛ちゃん…。」

涙が面白いように出てくる。あたし、女優になれるかも。
113 名前:愛 2 投稿日:2002年09月14日(土)19時23分30秒
「愛ちゃん…あたしもこんな辛そうな愛ちゃん見たくないよ…
だから…あたしに出来ること、ない?」

…言うと思った。吉澤さんてお人好しそうだもんね。
悪く言えば単純な人。

「…何でもしてくれるんですか?」
「うん、あたしができることなら。」

馬鹿みたい。

「でも…こんなこと頼めない…あたし…。」
「だ…大丈夫、泣かないで…」

どこまで馬鹿なら気が済むの。

「本当に…いいんですか…。」
「え、あ、うん。」

でも…本当にあんま言いたくないんだよね。あたしの口からこんなこと…。
深呼吸深呼吸。

「じゃあ、吉澤さんに一生のお願い。」
「はい」





「石川さんと一夜を共にしてください」
114 名前:チャーミー 投稿日:2002年09月14日(土)19時29分55秒
>>110 ありがとうございます。いしごま防衛軍さんにとって
    ごっちんの脱退はやっぱ悲しいですか?  
    わたしはかなし〜い!

>>111 スリーワンですね(?)待ってくれてありがとうございます!
115 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年09月14日(土)22時57分54秒
ごっちんの卒業は認めたくないですね。事務所側の経営戦略なのかもしれませんが
自分は保守派ですから認めたくないです。でも、認めなくてはならない。辛いです。
しかし、いしごまは永遠です!!更新楽しみに待っています。なんでよしこはころっと
だまされるんでしょうか?でも高橋は自分で自分の首をしめているよな気がする。
116 名前:どっかで書いてる人 投稿日:2002年09月15日(日)19時59分18秒
おもしろいですね。
いい参考になりましたよ〜(^^)
117 名前:名無し( ´∀`) 投稿日:2002年10月05日(土)01時37分58秒
よっすぃーの反応はどうなるんだろう‥‥
楽しみにしております!
118 名前:名無しさん 投稿日:2002年11月16日(土)14時33分08秒
続き待ってます
119 名前:_ 投稿日:2002年12月06日(金)02時35分58秒
続き待ってます
120 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月06日(月)22時51分09秒
新年ですが待ってますよ〜
121 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月09日(日)05時51分28秒
122 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月07日(月)00時55分42秒
123 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月18日(金)15時10分02秒
面白いですねこの作品
個人的にはここから高橋が巻き返してハッピーエンドじゃない感じで終わってほしいですね
チャーミーさんに一つ言いたいんですが
作者が自分の作品を解説したり語ったりすると読み手の想像する楽しさとかそういう大切ものが殺がれますから
あんまりしない方が良いのでは?偉そうに忠告してしまいましたが聞き流して下さってもけっこうです。
僕自身この作品は大好きなので続き楽しみにさせていただきます。
124 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月29日(火)10時12分37秒
くわ〜!
……ま、まだですか?
125 名前:名無し読者さん 投稿日:2003年05月03日(土)12時03分34秒
も、もう作者様は戻ってこないのでしょうか?
126 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月17日(火)00時39分28秒
作者様は交通事故でお亡くなりになりました
127 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月10日(日)17時25分08秒
>>126
マジで?
128 名前:名無し 投稿日:2003/09/09(火) 04:23
保全
129 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/21(金) 14:56
ほぜむ
130 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/09(火) 19:06

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