The other side of love
- 1 名前: 投稿日:2002年04月21日(日)08時43分52秒
- 石川さんが主役です。
更新はのんびりしたものになると思います
- 2 名前:プロローグ 投稿日:2002年04月21日(日)08時44分35秒
- どうしようもない憂鬱な気分で目覚めた朝だった。
山手線を何周かした後、私は一人駅を出て学校への道とは違う街並みを歩いていた。
スクランブル交差点、雑踏、人の声。何もかもが鬱陶しくてたまらない。
こんな時間に渋谷で女の子が一人フラフラしているとやっぱり何人かに声をかけられた。
「汚い…。」そう心で訴えかけながらも目線は合わせず無視して信号を渡る。
ふと、目の前から歩いてくる少女と眼が合った。
私と同じくらいの年頃。制服は着ていない。こんな時間だし、学生じゃないのかな?
なんて疑問に思っていると、何故だかすれ違う瞬間微笑んだ気がした。
振り返るとその少女はもう随分と離れた所まで進んでいる
気のせいだったんだろうと、私も足を進め横断歩道を渡り終えた。
- 3 名前:プロローグ 投稿日:2002年04月21日(日)08時45分27秒
- 腕時計に目をやる。午前11時、これから何処に行こうか迷っていた。
制服姿のままなのであまりウロチョロするのにも気がひける。
「殺しなら安くしとくよ。」
あまりに非現実的な言葉に耳を疑った。
突然投げかけられた言葉。
(私?私に言ってるの?)
振り返るとさっき擦れ違った少女がそこに立っていた。
すらっと長身で色の白い、印象的な大きな瞳をした少女だった。
- 4 名前: 投稿日:2002年04月21日(日)08時46分12秒
- とりあえずここまでです。
- 5 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月21日(日)14時05分30秒
- う〜む。いきなり穏やかではない感じ…
- 6 名前:プロローグ 投稿日:2002年04月22日(月)03時39分36秒
- 「口、開いてるよ。」
あまりの驚きに私は口を開けた状態のままでいたようだった。
慌てて閉じると目の前の少女はクスっと笑って私の手を掴んでくる。
「ちょっと、何するんですか。」
その手を振り解こうとしても力が強くて思うようにいかない。私は恐怖を覚えた。
誰だか知らない初めて会った人にこういった態度を取られたのだから、それは
極自然な感情だったと思う。
「だ〜からぁ、言ってんじゃん安くしとくって。ほらっ行くよ。」
街で体を売ってる女の子達でもあるまいし安くしとくも何もない。
さっきの事もそうだ、もしかしたらからかわれているのかもしれない。いや、そうに違いない。
「何の事かわからないですけど、知らない人について行くわけにはいきません。」
- 7 名前:プロローグ 投稿日:2002年04月22日(月)03時40分44秒
- 「アタシは吉澤ひとみ。…じゃあ行こう。」
そう言って私の腕を強く引いて歩き始める。
「名前を訊いたわけじゃないです。何処の誰だかわからないのに嫌ですよ。」
彼女は立ち止まると、まるで呆れたとでも言いたそうな表情で私の顔を覗き込んだ。
「さっき、凄く恐い顔してたから…殺したいほど憎い人いるでしょ。アタシが変わりに
殺してあげる。だから行こう梨華ちゃん。」
その瞬間体中を寒気が襲った。
この子は何故私の名前を知っているのか、『変りに殺すって』この子は人を殺した事が
あるのか・・・震えが止まらない。
「恐がらないでも大丈夫。」
私の心を見透かしたように笑ってまた歩き始めた。
その場を逃げ出す勇気もなく私は彼女に手を引かれたまま何処に行くのかもわからない
彼女について行くことにした。
- 8 名前: 投稿日:2002年04月22日(月)03時43分42秒
- 少し更新しました。
>5さん
レスありがとうございます
こういった話を書くのは初めてなので不安です
- 9 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月22日(月)11時10分24秒
- 吉澤が不思議な感じで、けっこう興味深々です
がんばって
- 10 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月29日(月)20時12分04秒
- 吉は、殺し屋?それとも悪魔?
う〜ん。続きが気になります。
マターリ待っています。
- 11 名前: 投稿日:2002年05月03日(金)13時04分47秒
「ここだよ。」
彼女――――ひとみに連れてこられた場所は極普通の5階建てのマンションだった。
402と書かれた一室を事務所代わりに使っているようで扉の横には『officeYOSHIZAWA』と
プレートが貼られている。
「まあ入ってよ。」
入口で躊躇する私の背中をひとみが押して奥へと進めていく。
- 12 名前: 投稿日:2002年05月03日(金)13時06分55秒
- 必要の無いものは一切置かないといったようなとてもシンプルな、言い方を変えれば
殺風景なワンルームの部屋だった。事務所と言いながらも、デスクは一台、その横には
ベッドが置いてある。あとは小さなテレビがひとつだけ。
事務所の名前からしてひとみの親が経営しているのだろうと思ったけれど、どう考えても
これは一人暮らしをする人の部屋にしか見えない。
「あのぉ…。」
頭の中を駆け巡る疑問の数の多さに眩暈すら覚えながらもそれを解決したくて声をかける。
「ん?どうしたの?座っていいよ。」
目の前に折りたたみの卓袱台を出しその上にアイスティーの入ったグラスが置かれ
ひとみは優しく笑顔を向けながら私の前に座った。
- 13 名前: 投稿日:2002年05月03日(金)13時07分36秒
- 先ずは一番気になるところから訊く事にした。
「どうしてだと思う?…ってそんな怯えた顔しないでよ。可愛い子の名前は
わかっちゃうんだぁ〜。」
楽しくてたまらないといったひとみの笑顔をとても恐ろしく感じたてしまう。
その後もどんな質問をしても話を逸らされ、ひとみがする世間話という名の
初めて会う見ず知らずの二人にはあまりに不似合いなモノを私は無言で聞いていた。
「こんなにいっぱい話したのって久しぶりだよ。」
- 14 名前: 投稿日:2002年05月03日(金)13時08分25秒
- 私とは正反対に至福とばかりに笑顔を向けてくる。
こんなに綺麗な顔を私は見たことが無かった。大きな瞳は吸い込まれてしまいそうで
彼女の名前がひとみなのも頷ける。そして色素の薄い白い肌と薄茶の髪はまるで
日本人ではないような、そんな気さえするほど窓から差し込む陽の光に美しく
映えていた。
そんな彼女にいつしか見惚れてしまっていると「本題なんだけど。」とひとみは
腰を浮かせた。
デスクの上にある一枚の紙を手にし私の前に置いてみせた。
B5の白い紙に大きく題字が書かれている。
『価格表』と。
- 15 名前: 投稿日:2002年05月03日(金)13時13分42秒
- 早くも失敗してしまいました。
2,3,6,7と「プロローグ」になっていますが「第一話」の間違いです。
>9さん
ありがとうございます
かなり長くなると思うのですがお付き合いいただけると嬉しいです
>よすこ大好き読者。さん
遅い更新で申し訳ないです
吉の正体は何者なのか・・・少しずつわかっていくと思います
- 16 名前: 投稿日:2002年05月03日(金)16時40分33秒
- すいません
>13の一行目
「どうして私の名前を知っているんですか?」
という台詞が抜けていました。
- 17 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
- ( `.∀´)ダメよ
- 18 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
- ( `.∀´)ダメよ
- 19 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月04日(土)03時00分38秒
- 初対面(?)で部屋に連れ込んで…?
どうする気だろう吉澤
- 20 名前:理科。 投稿日:2002年05月04日(土)05時06分03秒
- …何か不思議な感覚です。
よっすぃ〜カッケ〜。。。
正体が物凄く気になります。
がんがってください。
- 21 名前:夜叉 投稿日:2002年05月05日(日)20時09分49秒
- 出会いの言葉とは裏腹な吉に惹きつけられます。
『価格表』が気になる…。オプションとかあるんでしょうか?(^^;;
- 22 名前:じじ 投稿日:2002年05月07日(火)00時31分07秒
- 初レスです。
なんか雰囲気がかっけーですね。
少し不謹慎ですが(w
- 23 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)20時30分48秒
- それを見て私はガクっと体中の力が抜けた。
いったい何の冗談なのだろう。
そこに書かれていたものは、
単身お引越し 18000円〜
エアコン取り付け 10000円〜
ガス湯沸し気取り付け 6000円〜
・
・
- 24 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)20時31分21秒
- 「あの〜私引越しもエアコンの取り付けの予定もありませんけど…。」
「えっ?」
慌てたように私が手にしている紙を掴んで見たとおもったら「あちゃぁ。」
と顔を真っ赤にさせている。
「いや、間違い間違い。こっちだ。」
改めて渡されたものには、
殺し一人 500000円〜
戸籍抹消 700000円〜
身柄保護(一日) 80000円〜
と、まるで子供の悪戯のように手書きで書かれていた。
- 25 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)20時31分59秒
- 「何かの冗談ですか?面白くないですよ。」
「なぁ〜んで冗談だと思うのさ。うちの事務所はね、ま、続に言う何でも屋なんでさ
普段はさっき見せた紙に書いてるような事をやってるわけ。でも、特別なお客さんなら
こういう事も受け付けちゃうんだよねぇ。」
ひとみの思考が理解できなかった。
自分と同じ年頃の女の子が人殺しを商売にしていると言う。信じろと言われて
信じられる方がおかしい。
「なんかまだ納得してくれてないみたいだね。」
「納得できるはずがありませんっ。」
こんな場所で時間を潰してる暇は無い。もとはと言えば、どうしてこんな人に
付いて来てしまったのだろう。帰ろう。そうだ帰るんだと、私は立ち上がろうとした。
「待ってよ。帰したりしないよ。」
- 26 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)20時33分04秒
- 咄嗟に掴まれた手首。痛いほどに力が伝わる。
振り返った私が見たものは先ほどのひとみからは想像もできないほどの殺気とも
言える、何かを感じた。
(殺される。)
そう思った。
冗談なんかじゃなかった。
この人は人間を殺した事がある。
確かにこのとき私はそう確信した。
- 27 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)20時33分55秒
- 私がその場に座り込むと、またさっきまでの柔らかい表情にもどった。
小物ほど大きく鳴くという。目の前で笑顔を見せるこの少女はその表情の裏に
何を隠しているのか、とてつもない圧迫感を感じた。
「殺したいほど憎い人いるでしょ?」
黙り込む私にその後何度も何度も同じ質問を浴びせてくる。
何時間それを繰り返しただろうか、窓から差し込む光が赤味を増し
日が沈みかけていることを知らせる。
「しぶといなぁ。黙ってたらいいと思ってる?変わりにあたしが言ってあげても
いいんだよ?君が憎んでる人知ってるから。」
- 28 名前: 投稿日:2002年05月12日(日)20時43分53秒
- 随分間をあけてしまいました。
皆さんレスありがとうございます。
>19さん
もしかしたら吉には
多少の下心もありかもしれません。
>理科。さん
ただの何でも屋じゃなさそうですね。
一度黒い吉も書いてみたかったんで・・・
>夜叉さん
「価格表」は・・・。
普段はとても明るい吉ですが突然恐くなったり。。。
>じじさん
あまり暗くなりすぎないようにしたいんですけど、私の力が追いつきません。
不謹慎大いに結構です。
- 29 名前: 投稿日:2002年05月12日(日)20時46分32秒
- 。。。本文中のネーム欄失敗している事に気付きませんでした。
次の更新は今回ほど間が開かないようにします。
- 30 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月13日(月)02時11分23秒
- 下心おおいに結構ですが何か?(w
- 31 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月13日(月)16時45分51秒
- 下心に期待!
よっすぃに仲間はいるのでしょうか
- 32 名前:じじ 投稿日:2002年05月20日(月)23時16分35秒
- みなさん違うぞ!
肝心なのは下心ではなく・・・
下 心 に 期 待
- 33 名前: 投稿日:2002年06月09日(日)02時07分05秒
- 知ってるから。
ひとみは私の何もかもを知っているといった様子で笑う。
「知っているなら私が言う必要ないと思いますけど。」
「だね。だけど依頼者から直接言ってもらわないと契約になんないんだよ。」
確かに尤なことをひとみは言うけれど、でも、もしかしてそれは誘導尋問のような
もので知ったフリをしているのかもしれない。それよりなにより私はいつから依頼者に
なったというのだろう?
「私、言う気ないですから。契約不成立ですね。」
「そういうわけにはいかないんだよねぇ。あたしもそいつが大嫌いだからさぁ
早く消えて欲しいわけさ。でも勝手に殺っちゃったら上の人に怒られんだもんな〜。」
- 34 名前: 投稿日:2002年06月09日(日)02時08分03秒
- そう言って更に不適に笑うひとみ。
何か上手く断ってこの部屋を後にできる理由はないものか。
もっとも、どんな正統な理由をつけてもこの部屋から帰してもらえないのかもしれない。
「お金ないですから…。」
ひとみは商売でこの仕事をしている。
だったら売上の期待できない仕事は受けないのではと最後の望みを賭けた。
しかし、その願いもむなしく崩れ落ちる。
「お金なんて最初から期待してないよ。お金以上に価値のあるモノがここに
あるんだから。」
- 35 名前: 投稿日:2002年06月09日(日)02時08分40秒
- やらしい眼つき、それが何を言っているのかは私にだって簡単にわかる。
「どういう…。」
意味ですか?と続ける前に力強いその腕に私の身体はいとも簡単に押し倒されていた。
「ちょ、ちょっと!何するんですかっ?」
絶体絶命。
誰もいない部屋。
振り払おうとしてもびくともしないひとみ。
もうダメ・・・
近づいてくるひとみの顔から逃げるように私はギュっと瞳を閉じて身体を震わせていた。
- 36 名前: 投稿日:2002年06月09日(日)02時16分09秒
- >30さん
下心にはあまり期待しないほうがよいかと思われます。
苦手なんです。
>31さん
ああ、こちらも・・・
今回ちらりと(0^〜^0)が言ってましたが仲間はいます。
次回出てきます。
>じじさん
こんなところに来てくださってありがとうございます。
いつもじじさんの作品を楽しませて頂いています。
下心、、、ですか・・・。
物凄く悩んでいたのですが最初考えたストーリーと結末を大幅に変更しました。
修正は早いうちにと思いまして・・・
今回の更新大変遅くなってしまった上に少量になってしまったことを
心からお詫びいたします。
- 37 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月09日(日)09時36分22秒
- 変更ですか
どうなるのかな。楽しみ
- 38 名前:じじ 投稿日:2002年06月13日(木)23時37分51秒
- ○○○で強制支払い萌え
まあマターリいきませう。
新バージョンの展開待っております。
- 39 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年07月18日(木)13時47分59秒
- 更新まってマース。
- 40 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時28分58秒
- ゴトンッ!
ん?何か音がした。
その瞬間今まで感じていた重みが消える。
恐る恐る目を開けるとそこには仁王立ちした少女が立っていた。
「まぁたそんな事してんの?ダメじゃん、こんなカワイイ子にイケナイ事しちゃ。」
誰だろう?キレイ・・・この子も私と同じくらいの年頃。
彼女の視線の先に目を向けると頭を擦りながら足を投げ出すひとみがいた。
- 41 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時29分36秒
- 「なんだよぅ〜ごっちんジャマすんなよ。いいところだったのにさぁ。」
「そんなこと言ってもいいの?なっちに言いつけるよ?」
「げっ、そりゃマジかんべん。」
『ごっちん』
間違いなく彼女のことだろう。
私は暫くの間彼女に見惚れてしまっていた。
「お〜い、お〜い。」
呼びかけられる声にふと我に返るとひとみが私の目の前に手を翳している。
その横で彼女は人懐っこい笑顔を浮かべていた。
- 42 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時30分06秒
- その後、私はしばらく三人での会話を楽しんでいた。
さっきまではあんなに早くここから逃げ出したいと思っていたはずなのに
今は少しでも長く此処に居たい。
そう思ってしまっていた。
会話の中でわかったこと。
彼女の名前は後藤真希という。
ひとみと同じ歳で、私よりもひとつ年下。
彼女もひとみと同じく「何でも屋」の一員だということ。
そしてあと二人仲間が居るということ。
- 43 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時30分43秒
- 「もともとね、ここはよっすぃ〜とごとーと裕ちゃんの三人で始めたの。」
裕ちゃん・・・
中澤裕子という女性にふたりは誘われたらしい。
中澤という人に雇われ何故『officeYOSHIZAWA』なのか疑問にも思ったけれど
あえて訊くほどの事も無いと訊ねることはしなかった。
「で、どうして私はここに連れて来られたんでしょうか?
特にお願いする事も無いんですけど…。」
まっとうな「何でも屋」なら道行く女子高生を無理やり連れて来るなんておかしい。
それに先ほどのひとみは尋常ではなかった・・・
- 44 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時31分19秒
- 「あたしゲッターだから。」
「ゲッター?」
頭の中が疑問符で埋まる。
「んあ〜。よっすぃ〜はね、スカウトマンでもあるの。
今人不足でさ、仲間になる人を探してたわけ。」
「スカウトマン…ですか?」
「そっ。」
「でも私、スカウトなんてされませんでしけど…。」
私がされた事と言えば、殺したい人を言えと言われ襲われたこと。
- 45 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時31分50秒
- 「よっすぃ〜はいつもそうなんだよ。肝心な話の前にすぐ押し倒しちゃう。
で、みんな逃げちゃって誰も捕まんないの。」
彼女は呆れたような表情で横目にひとみを見た。
「ひっどいなぁ〜、誰もじゃないじゃん!」
「なっちは例外だよ。」
なっちというのは仲間の一人で唯一スカウトに成功し今はひとみの恋人らしい。
名前はなつみといって20歳なのだが、仲間になるというよりいつもの如くひとみに
襲われ、そして好きになってしまいそのまま居着いてしまったのだと
彼女が説明した。
- 46 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時32分26秒
- 「でさ、梨華ちゃんだっけ?仲間になんない?マンションは用意するし
仕事もラクだし、お金は好きなだけ使えるし毎日楽しいよ。」
彼女が現われなかったら間違いなく私は即座に断っていた。
わけのわからない「何でも屋」という仕事。
不審極まりないひとみの言動。
正体不明のこのオフィス。
何もかもが危険に思えて仕方ない。
- 47 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時33分08秒
- でも、その後彼女が口にした「ごとー梨華ちゃん気に入っちゃった。」
という言葉を耳にした瞬間私は、
「なります。仲間に。私を雇ってください。」
思わずそう言っていた。
少しでも彼女の傍に居たい。
そう思っている自分に気付いた。
そして、あの家から離れたいと・・・
- 48 名前: 投稿日:2002年07月28日(日)00時41分39秒
- 始めの展開でいしよし小説かと思っていた方も居るかと思いますが
いしよしではありません。すいませんすいません。
>37さん
変更前は即座に吉が死んでしまう予定だったのですが
作者が吉ヲタということで変えてしまいました。
>じじさん
強制支払い実行されず。。。
申し訳ありません。
マターリしすぎてごめんなさい。
>よすこ大好き読者。さん
長い間待たせて申し訳ありませんでした。
もう一ヶ月も間が開くようなことは無いと思いますので
マターリお付き合いください。
では、また。
- 49 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月28日(日)01時03分57秒
- おもろし!!
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月28日(日)01時57分27秒
- うぉ!!!
いしごま!!!!
期待してます(wがんがってください!
- 51 名前:皐月 投稿日:2002年07月28日(日)18時59分50秒
- おもしろすぎ!!!
作者さんがんばってくださいね!
- 52 名前: 投稿日:2002年08月03日(土)14時32分05秒
- 更新します。
えー、前回までの分>>1-47は『Chapter T 必然的出会い。』です。
今回から、『Chapter U 暗闇の中。』。
レスは更新後させてもらいます。
- 53 名前:Chapter U 暗闇の中。 投稿日:2002年08月03日(土)14時33分43秒
目の前は真っ暗な闇に包まれていた。
振り返っても何処を見ても何も無い、何も見えない。
- 54 名前:Chapter U 暗闇の中。 投稿日:2002年08月03日(土)14時35分28秒
- 5年前、まだ私が中学に入学したばかりの頃、父は謎の死をとげた。
警察の検証では自殺だと判定された。
けれど、私はそうは思っていない。
父は殺された。
確実に。
- 55 名前:Chapter U 暗闇の中。 投稿日:2002年08月03日(土)14時36分18秒
- それ以降、母も姉も妹も父の死に触れようとはしなかった。
でも、それから1年たった父の命日。
今度は姉が死んだ。
そして、次の歳の同じ日には妹が・・・
二人もまた自殺だった。
家族を三人亡くし、私は長い夢をみているのだろうと思った。
そう信じたかった。
だけどやっぱり夢なんかではなかった。
- 56 名前:Chapter U 暗闇の中。 投稿日:2002年08月03日(土)14時37分37秒
- 学校から帰ると痩せ細った母がうわ言のように「死にたい、死にたい…」と
繰り返している。
庭には世話する事を放棄され枯れてしまった花たち。
家全体が底の見えない穴に突き落とされたように不気味に『闇』を醸しだしている。
我が家はただ真っ暗で、何も無い世界になってしまった。
もう家に帰りたくなかった。
毎晩毎晩「ラクになろう…」と言いながら私の首を絞める母の顔を
夢の中で見るのには耐えられなかったから・・・
- 57 名前:Chapter U 暗闇の中。 投稿日:2002年08月03日(土)14時39分34秒
- つづく。
- 58 名前: 投稿日:2002年08月03日(土)14時47分38秒
- 今週は見送ろうと思っていたのですが、とりあえず短いですが更新終了です。
>49さん
ありがとうございます。
駄文ですがまた覗いてやってください。
>50さん
こちらもありがとうございます。
いしごま書くの初めてなのでどうなるのか。。。
頑張ります。
>皐月さん
ありがたい言葉ありがとうございます。
ゆっくりペースになりますが頑張っていこうと思います。
では、また。
- 59 名前: 投稿日:2002年08月03日(土)14時48分51秒
- ちょっとスレ流し。
- 60 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月03日(土)16時20分04秒
- 今後、いしごま不足になりそうなので、楽しみにしてます。
- 61 名前:豚馬牛 投稿日:2002年08月03日(土)18時07分26秒
( TДT)<うえーん。。。悲しいお話だよ〜…。でもついつい見入っちゃう
位悲しさと寂しさが上手く書けててうらやましいよー…。
- 62 名前:ごーまるいち 投稿日:2002年08月04日(日)20時40分44秒
- 胸が締め付けられますね。
暗闇の先には一縷の希望の光が見出せる事を願ってます。
- 63 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年08月26日(月)12時22分22秒
- うー気になる。待ってますよ。
- 64 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月25日(水)17時54分59秒
- 自己保全。
手をつける時間が無くて随分長い間更新していませんが放棄はしません。
来月から再開します。
- 65 名前:匿名読者 投稿日:2002年10月01日(火)17時48分23秒
- 再開ですか
待っていました!!
楽しみです
- 66 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時48分06秒
- 朝、目を覚ますといつもとは違った天井が視界に入る。
昨日から此処が私の新しい居場所。
昨日、一度家に戻った私はいつものように母と二人で夕食を摂り、
いつものようにベッドに入った・・・フリをした。
夜も深けた頃、約束どおりに迎えが来た。
そして何も言わずに家を出た。
『さようなら』
一言だけの置手紙を残して・・・
- 67 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時48分59秒
- 『officeYOSHIZAWA』があるマンションの3階に私は暮らすことになった。
1階に中澤さん、2階は後藤さん、4階のオフィスにひとみ。
そして5階にはなっちと呼ばれていた安倍さんの部屋がある。
何故か各階決まって2号室。
5階建てのマンションの縦一列を中澤さんが所有しているらしい。
私が使う事になった部屋は以前に中澤さんの知人が使っていたのだと聞いた。
その人が出て行った理由は聞かなかったし特に興味もなかったのだけど、
この部屋に入ったとき感じた生活の匂い。
家具や電化製品、食器に到るまで、僅かな時間で用意されたとは思えないほど
何もかもが新しい物なのに、ついさっきまで人が居たようなそんな空気が漂っていた。
- 68 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時49分41秒
- ―――― AM8:00
集合の時間らしい。
毎朝ひとみの部屋に・・・正確にはオフィスに集まりその日の予定などを確認し合う。
簡単に言ってしまえばミーティング。
「やっぱ朝はなっちの味噌汁だよなぁ〜。」
しかし、ミーティングというのは名ばかりで、そろって朝食を食べるついでに
仕事の話をする。というのが実状の様。
「朝は米。日本人の基本だべさ。」
- 69 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時50分27秒
- もともとは、個人個人で必要のあるときに中澤さんへ連絡を入れるだけだったのが
安倍さんが毎朝ひとみの部屋に朝食の仕度をしに来るようになり、そのうち
それを知った後の二人が押しかけて来るようになったのだという。
押しかけてまで食べたい気持ちも分からないでもない。
確かに、美味しい。
今朝になって始めて安倍さんと顔を合わせたのだけど、とても可愛いくて
笑顔を絶やさない、まるで太陽の様な人。
私の隣で後藤さんは無心に食べている。
イメージとは違ってよく食べる。
驚くほどに。
その向かいに座るひとみは安倍さんに取り分けて貰った物を「おいしい。おいしい。」
と繰り返しながら口の周りにいろんなモノをくっ付けて食べている。
- 70 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時51分12秒
- まるで家族みたい。
私が失ってしまった家族の姿。
笑顔の溢れる家族の食卓。
「梨華ちゃん?美味しくないかい?」
いつの間にか私はボーっと3人を眺めていたみたい。
「いえ、美味しいです。」
「でっしょ〜!!なっちの料理は最高だもんねぇ。」
ひとみは自分が褒められたように嬉しそうに笑った。
「ああっ、よっすぃ零してるっしょ。食べながら喋っちゃダメだべさ。」
「でも、朝からこんなに沢山、しっかり食べるのって久しぶりで…なんだか…
不思議な感じがします。」
- 71 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時52分57秒
- 「そのうちこれが普通になるよ。」
ぼそっと後藤さんが言った。
慌てて隣を見たら、相変わらず食べていた。
けれどなんだか笑いかけてくれているような、そんな気持ちになる。
「で、今日のお仕事だけど…みんな決まってるのかい?」
「あたしはエアコンの取り付けと犬の散歩。」
「い〜なぁ、犬かぁ。あたしは梨華ちゃんが増えたからゲッターは無しだし、
植木の手入れが一件だけだな。」
『何でも屋』らしい、何でもアリな仕事。
にしても、私ができることって・・・あるのだろうか?
- 72 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時53分46秒
- 「今日はなっち一日中ハウスキーパーさんだべさ。梨華ちゃんと一緒には
居てあげられないからごっつぁんのお供してくれるかい?ごっつぁんも
いいよねぇ?」
「んあ?いいよぉ〜。」
「じゃ、そういうことで梨華ちゃん頼むね。」
「はい。でも私、足手まといにならないですか?」
「大丈夫、大丈夫。最初はみんな出来なくて当然だよ。」
確かに、最初から植木の手入れやエアコンの取り付けを出来る女の子なんて
なかなか居ないだろう。
「後藤さん、よろしくお願いします…。」
「あはっ楽しくやろうねぇ。」
- 73 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時54分21秒
- 今日一日彼女と一緒に居られる喜びを感じながら、ふと感じる疑問。
ひとみの言っていた『何でも屋』のもうひとつの姿。
あれは本当に冗談だったのだろうか?
釈然としない気持ちを抱えつつ私の新しい生活がスタートした。
- 74 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月19日(土)00時55分28秒
つづく。
- 75 名前:REDRUM 投稿日:2002年10月19日(土)01時05分07秒
- 長い間更新を怠ってしまって申し訳ありませんでした。
>60さん
ありがとうございます。
いしごまは初なのですが頑張ります。
ハロモニで後藤さん見るとホッとしますね。
>豚馬牛さん
ありがとうございます。
上手い言葉が思い浮かばなくて書いている本人はガックシです。
>ごーまるいちさん
本当の暗闇の前にちっちゃい明かりを。。。
>いしごま防衛軍さん
お待たせしました。
申し訳ないです。頑張ります。
>匿名読者さん
本当にごめんなさいです。
長い間お待たせしました。
あ、え〜っと書いてます。
では、また。
- 76 名前:バッファロー'85 投稿日:2002年10月20日(日)13時52分42秒
- はじめまして。
一気に読ませていただきました。
石川さんがどうなるのか、「何でも屋」の招待は?
気になってしょうがありません。
続き期待しています。
- 77 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月20日(日)17時26分51秒
- 待ってましたー!
謎だらけですね
ワクワクします
頑張ってくださーい!!!!!
- 78 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月27日(日)18時54分33秒
「なんだか、ホント、足手まといみたいで…。」
やっぱり、上手く助手を務めることはできなかった。
喉を通るカフェオレがやけに苦く感じる。
- 79 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月27日(日)18時55分12秒
- 彼女がエアコンの取り付け作業の間じっとそれを見ていたのだけど、
「プラス取ってくれる?」
ドライバーだよね・・・
脚立の上から声をかけられ慌てて工具箱の中からドライバーを探す。
「ありがと。」
一言だけ、当たり前の言葉なのに胸が弾む。
「あ、ニッパーお願い。」
え?ニッパーって?
「あーっと、六角レンチ。」
え?レンチ?ランチじゃなくて?
「ごめん、モンキーも。」
え?猿?
「んあ〜、いいや…。」
結局、いちいち脚立から降りて彼女が必要な物を手にとる。
- 80 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月27日(日)18時55分42秒
- 「はぁ。」
小さく吐いた溜息は、私を更に落ち込ませるものだった。
「そんな気にする事無いよ。次、頑張っていこうよ。」
そう言って私の肩を軽く叩く。
「次は散歩だもん。歩けばいいだけ。楽勝楽勝。」
にかっと笑って目の前のチキンバーガーを頬張る。
とても幸せそうなその姿に私は心強さを感じ笑みを返した。
ファーストフードで昼食と午前の仕事のレポートを済ませ、
予定時刻の30分前に依頼人宅の最寄り駅に着く。
- 81 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月27日(日)18時56分26秒
- 「ちょっと早かったかな?」
右手の時計を確認する。
「そうですね、どうしますか?」
仕事は時間厳守。
これに始まりこれに終ると言っても過言ではないと彼女は言った。
早ければいいってモノでもないし、遅いのはもっての外。
依頼時刻の5分前から予定丁度の時間。
この5分間の間にドアを叩くのが絶対となっているらしい。
- 82 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月27日(日)18時57分06秒
- 確かに午前と予定しているだけで早朝に来る宅配便は困ったものだ。
しかし、ただのエアコン取り付け、犬の散歩。
そんなモノでここまできっちりしているのも驚きだった。
「ちょっと遠回りでもして時間潰そうか…ゆっくり歩かない?」
「そうですね。」
足を進める度に枯葉の音が鳴る。
肩を並べている。
ただそれだけの事なのに少し緊張してしまう。
- 83 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2002年10月27日(日)18時57分42秒
- 「あんまり喋んないんだね。」
「ひぇっ?」
声を掛けられた途端、咄嗟の事で声が裏返ってしまった。
「あはっあははは。」
彼女が笑うから、私の顔は沸騰してしまったように熱い。
暫く歩いた後「あ、後10分だ。そろそろ行こっか?」と彼女が頬に掛かる
髪を払った。
「あ…。」
「ん?何?」
「いえ、行きましょう。」
彼女のうなじに大きな傷があった。
強く引っかかれたような、古くも無い大きな傷がふたつ。
- 84 名前:REDRUM 投稿日:2002年10月27日(日)19時01分47秒
- 更新しました。
>バッファロー'85
ありがとうございます。
某映画を思い出させるHNですね。
マターリとした速度ですが、少しでも期待に添えるようがんばります。
>77さん
ホント長い間すみませんでした。
なるべく毎週末に更新できるよう頑張ります。
では、次回は来週に。
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月28日(月)15時15分21秒
- 傷…
やっぱり何かありそうです
面白い!
- 86 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月11日(月)15時29分30秒
- ごっあんには秘密が?
何でも屋の裏の姿が見えてくるのでしょうか?
いしごま大好きです!頑張ってください!!
- 87 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月01日(日)19時08分38秒
- 待ってます
- 88 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月23日(月)00時36分53秒
- 待ってるよ。
- 89 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月12日(日)22時47分16秒
- あけおめ保全
- 90 名前:REDRUM 投稿日:2003年01月14日(火)21時24分36秒
- 大変長い間更新を怠けてしまって申し訳ありません。
もう少しで抜け出せそうなのですがなかなか進みません。
ほんの少しだけ更新します。
- 91 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2003年01月14日(火)21時25分16秒
- 彼女の傷が気になりつつも午後の仕事も終え、私たちはマンションに戻る。
たかが散歩。されど散歩。
大型犬の散歩は命懸けだということを思い知った。
信号が赤だというのに走り出す。
恐そうな野良犬と喧嘩を始めようとする。
のほほんと笑う彼女とは対照的に、私はくたくたでその重い足を前へと進めた。
- 92 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2003年01月14日(火)21時25分49秒
- マンションに着き、一組のカップルと入れ違いにエレベーターへと乗り込む。
『3』と『4』を押す彼女。
あれ?
「あたしはレポート出してくるから、梨華ちゃんは部屋戻ってていいよ。」
梨華ちゃん・・・
名前で呼ばれたことで、少しだけ胸が高鳴る。
「んあ?気分でも悪い?」
俯いてしまった私を心配してか、彼女が言った。
「いえ…いいんですか?私は行かなくて。」
「いい、いい。ほいっと置いてくるだけだから。」
- 93 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2003年01月14日(火)21時30分29秒
- 3階で止まったエレベーター。
「じゃ、お疲れ様です。」
「じゃ〜ね〜。」
彼女がバイバイと手を振るから、私もつられたように手を上げた。
ドアが閉まると同時に踵を返して歩き出そうとしたところで窓越しの彼女の顔に
異変を感じた。
深く溜息を吐いたような・・・
溜息なんて誰でも吐くものだけど、
それとはまた違った、例えようも無い何かを感て、妙に胸の奥がざわめいた。
- 94 名前:Chapter V 新しい生活。 投稿日:2003年01月14日(火)21時30分59秒
- 静かな部屋。
大した手伝いも出来なかったけれど、不慣れな事をしたせいか、
それとも隣にいる彼女に緊張しすぎたせいか、少しだけ疲労を感じる。
ベッドに横になって見上げた天井に彼女を思い浮かべた。
「ごとう、さん…。」
「まきちゃん…。」
「ごっちん…。」
口に出してみても、どれもしっくりこない。
「やっぱ無理かなぁ…。」
目を閉じるとそのまま深い眠りに落ちていった。
- 95 名前:REDRUM 投稿日:2003年01月14日(火)21時35分37秒
- 更新しました。
少なすぎですね。ごめんなさい。
>85さん。
ありがとうございます。
傷のことは追い追い。。。
>86さん。
別の姿、もう少ししたら出てくるかと。。。
>87&88&89さん。
申し訳ないです。
ありがとうございます。
では、また。
- 96 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月01日(土)12時33分48秒
- 次の展開が楽しみっす
待ってます
- 97 名前:ウィンキー 投稿日:2003年02月22日(土)13時32分15秒
- 初めて読ませて頂きました。『何でも屋』いいですね。
最初に見せた紙とその後の紙の依頼内容の差が激しくて笑いませた。
傷がきになります。待ってます。
- 98 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月22日(土)01時10分59秒
- ( ^▽^)<保全しますね
- 99 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月20日(日)22時07分51秒
- 保
- 100 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月03日(土)05時40分10秒
- ( ´ Д `)<保全するね
- 101 名前:名無し読者 投稿日:2003年06月21日(土)23時42分15秒
- 保全なのだ
- 102 名前:名無し読者 投稿日:2003年07月12日(土)15時27分48秒
- ほ
- 103 名前:ななしどくしゃ 投稿日:2003年07月29日(火)21時32分27秒
- ぜ
- 104 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月15日(金)11時28分35秒
- ん
- 105 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/30(木) 11:04
- 保
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