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そうだ!やっすー ALIVE
- 1 名前:ク(ry 投稿日:2002年04月22日(月)00時20分27秒
- 月板でしている者です。
こっちはアホっぽい話を書きたいと思っています。よろしくです。
更新は、明日から。マターリと
- 2 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月22日(月)22時14分21秒
――モーニング娘。楽屋。
収録の間に不意にポッカリと時間があいた。
かといって、どこかに遊びに行くほどの空きではないので、
みんなはここでおもいおもいに様々なことをしている。
カオリは、最近少なくなったとはいえ、
やはり大宇宙の使者と交信をしているらしくその視線はどこか空を見ている。
時折、漏れる「×△¥@−*!」などの言葉はなんなんだろう。
まぁ、私が知っても発音できそうにないからどうでもいいんだけど。
後藤と吉澤は、これまたマターリしてる。これもどうでもいい。
なっちは、矢口とキャハハハ騒ぎながらどっか行ったし。
辻・加護・紺野・小川はお菓子タイム。紺野もすっかり馴染んでるわね。
でも、これ以上デブキャラは増えて欲しくないんだけど――
高橋・新垣は……特になにもしてない、と思ったら寝てたわ。
やだ、新垣ったら半目どころか両目開いてるじゃない。
キショっ。
高橋の寝顔は…まぁ、語るまいって感じね。
- 3 名前:ク(ry 投稿日:2002年04月22日(月)22時15分58秒
- 今度は、ちゃんと自分のスレに入った。
なんでだったんだろう?
マジでへこむ。というか、2個も入ってしまってほんとに申し訳ないです。
- 4 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月22日(月)22時18分23秒
- 削除依頼出した方がよいと思われ(w
- 5 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月26日(金)19時06分05秒
- 作者、へこんじゃってやる気ねーのか?(w
- 6 名前:ク(r 投稿日:2002年04月28日(日)00時51分19秒
やる気はあります。これからは毎日チョコ交信できるようにがんばります。
あと、削除以来出してくださった方、どうもありがとうございました。
- 7 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月28日(日)00時54分16秒
「・・ださん…保田さん」
「!!えっ!?はいっ!?」
不意に呼ばれて声が裏返る。
格好悪いわ、まったく。
っていうか、誰よ、私の娘。ウォッチングタイムを邪魔するのは
――いつか卒業したときに出版予定の「モー娘。楽屋裏 著、保田圭」
元モーニング娘。の狛犬(違う、自分で言ってりゃ世話ないわね)
もとい、元モーニング娘のインパクトクイーン(こんなもんか)
保田圭が赤裸々なモーニング娘。メンバーの素顔を大公開っていう帯タイトルね。
出版時には、サイン会なんて開いちゃったりして。
エヘラエヘラ、夢の印税生活ね。
「あの〜、保田さん聞いてますか?」
おっと、いかんいかん。で、誰だったっけ…?
あ、石川か…そういや、さっきまでいなかったわよね、こいつ。
なにしてたのかしら?
それに、気のせいか、眉が八の字でネガティブモードの時みたいになってるような……
「…ごめん、ごめん、なに?」
「大丈夫ですか〜?飯田さんみたいでしたよ、今」
「……あはは」
くっ、私とカオリが目くそ鼻くそだったとは……
- 8 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月28日(日)00時55分40秒
「隣、いいですか?」
「え?あぁ、いいわよ」
私は、そう言って占領してたソファをあける。
石川は、あいた隙間に埋まるよう座る。
もしかして、ココに私が陣取ってたから座る場所なかったのかしら?
この人数でソファが2個だもんね〜。
私もボケッとして大きく幅取っちゃってたし…悪いことしたわね…
っていうか、もっと早く言ってくれればいいのにな〜
「…………」
「…………」
や〜ね〜、この沈黙。なんか喋りなさいよ。
まぁ、喋ったら喋ったでブリザード吹き荒れちゃうからアレなんだけど
――いや、待てよ、さっきの石川の表情。
なんか困ったような顔してなかった?
- 9 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月29日(月)01時24分22秒
「…なんかあったの?石川」
「え?いえ、別になんでもありませんよ」
石川は、そう言って曖昧に笑う。
ウソつけ、明らかに「聞いてください、保田さん」モードじゃない。
意外に、素直じゃないのよね、この子は。
しょうがない、ここは先輩としてムリヤリ聞きだしてやるか。
「あんたねー、私になにか話したいことがあったんでしょ?
一応、教育係だったんだからさー、いつでも相談してくれていいのよ
…まぁ、最近は、カオリのほうが相談しやすいみたいだけど…」
って、なんか愚痴っぽくなっちゃった。これじゃー、石川が慌てるわね
「そ、そんなことないですよ…それに、保田さんが最近、私にかまってくれなくなったんじゃないですかー!?」
ほらね、やっぱり慌ててる。
…ん??なんか今、聞き捨てならないっていうか、私が石川をかまわなくなったって言った??
- 10 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月29日(月)01時26分42秒
「ちょっと、どーゆー意味よ。聞き捨てならないわね。
私は、あんたが娘。に馴染みまくって毒まで吐きだせるようになってきたから
温かい目で後ろから見るようになっただけでしょ?
老婆心ってやつよ…誰が、老婆よッ失礼な!!」
「……え?ろう…ろうば…なんですか、それ??」
「ともかくよ、教育係というのは育っていった弟子を温かく見つめるのも仕事なの。
カオリと辻だって矢口とよっしーだってそうでしょ?そういうことなのよ」
石川は、私の言葉にんっと首を傾げる。
それから
「…ごっちんと加護ちゃんは??」
と、私が言わなかった迷師弟コンビの名前を言った。
ちっ、あのコンビを覚えているヤツがいるとは――
「……あれは、最初から放任だから無視」
「そ、そうですか…」
へ?なんでそこでトーンダウン??って、話がずれまくってきてるわ。
師弟のあり方なんて誰も聞いてないってーの。
石川のネガティブ相談所だったはずでしょ。しっかりやっすー!
- 11 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月29日(月)01時29分42秒
「…こほん、まぁ、それはいいとしてね、ホントになにがあったの?」
「……なにがあったっていうか……」
歯切れ悪い口調だな〜。
「ほら、ちゃんと相談乗るから言ってごらん?」
「…………あの、私」
うんうん、なに。
つい身を乗り出す。私と石川の距離が怪しくない意味で縮まったその時
「梨華ちゃーんっ!!」
と、カン娘の麻美が私たちの楽屋のドアから顔を出す。
そういや、新曲プロモで来てたんだ。
今、気づいたけどなにげに石川もカン娘の衣装だったのね。
っていうか、今、気づくなんてやっすーのバカバカバカっ!
顔ばっかり見て下見てないなんてホントにモー
「え?はーい」
「スタッフさんが、ちょっと来てってー」
「あ、うん……すみません、保田さん、ちょっと行って来ます」
石川は、そそくさとそれだけを言うと楽屋を出ていった。
- 12 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月29日(月)01時30分34秒
なんかすっごい取り残された気分。
じゃなくて、なにを言いかけたのよ!?
もう気になるわねーホントに。
はっ!!!カントリー娘のことか!?
新メンバーも入ったことだし……なんかあったのかも……
き、気になるわ。
ものすごーく、気になるわ。
見に行こうかしら…いいわよね。
こっちはどうせまだ待ちだろうし。
そうよ、いいわよ、いいわよ、GOGOGOGO!!!!
保田、いっきまーすっ!!
- 13 名前:そうだ!やっすーALIVE 投稿日:2002年04月29日(月)01時32分04秒
「…ねぇ、ごっちん」
「ん〜?」
「圭ちゃん、どうしたんだろうね」
「…さぁね〜」
「春だね〜」
「そうだね〜」
続ける?どうしよう?
- 14 名前:ク(ry 投稿日:2002年04月29日(月)01時34分11秒
一応、1話終了ageー
この話、書きなおしてる時はリアルタイムだったのにな
どんどんネタが古くなっていく。まぁ、いいや。こんなの誰も見てねーっちゅーの
続けるかどうかもわかんねー
- 15 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年04月29日(月)19時12分41秒
- 見てますよ。なんかおもしろいです。頑張ってください。
- 16 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月29日(月)19時28分50秒
- 俺も見てる。ヤスおもろいな
- 17 名前:4及び5さんへ 投稿日:2002年04月30日(火)01時00分32秒
- 何で喧嘩腰なんですか?
4.5の馬鹿はほっといて作者さん進めて下さい。
- 18 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月30日(火)20時08分48秒
- 17>>
4は別に喧嘩腰じゃないと思うけど?
勝手に思わない方がいいと思うよ自分の想像だけで
作者さん見てますので頑張ってください
- 19 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月01日(水)02時31分15秒
「「「「Ah-ah-ah ♪」」」」
なんだ単なる歌収録だったんじゃない。
ちょうど終わったとこみたいね…それじゃ、チラッとのぞいてみるか。
ホントに、世話が焼ける弟子よね。
この私に物陰から見つめるこなき爺をさせるなんて……だから、自分で言ってりゃ世話ないってーのよ。
「そういえば、あさみちゃん、このあいだ言ってたレースどうだったの?」
「え?あー、優勝だよー!」
「ほんと〜!すごいね〜」
「ちょっと危なかったんだけどね〜」
別におかしいところなんてないわねー。
あさみと和気藹々としてるし……もしかして、私の取り越し苦労ってやつ?
- 20 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月01日(水)02時37分39秒
「まったく、心配かけやがって」
「誰が?」
「石川よ、さっきはあんなに…って、やぐちぃ…んんもがもが!!!???」
「しーっ、隠れてるんじゃないの??」
そのとおりだけど……なんで、そこまでマジメな顔で口塞ぐの?
息苦しいってマジで…っていうか、なんで矢口がいるの?
「あ…ごめん、ごめん。つい力が入っちゃって、(笑)」
「いや、(笑)じゃないから…ほんと、死ぬかと思った。保田ばあちゃんが三途の川からおいでおいでをしてたわよ」
「きゃはは、圭ちゃんちょっと自虐キャラー」
その、きゃははが感に障る。
石川に気づかれたらどうするのよ、このお圭の隠密行動、さしずめ峰不二子ってとこね、うふっ
- 21 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月01日(水)02時38分35秒
「静かにしよっ。それで、なにしてんの?なっちは?」
「なっちはー、そこであの人と喋ってる」
「あの人?」
「ほら、マザコンで〜、舞台を遅刻したり早退したり欠席したり、いまだに学生生活の抜けきっていない」
「和泉○彌のこと?矢口、嫌いなの??」
めっちゃ棘のある言い方のような……
「え?なんで?そんなことないよ」
あー、矢口のいつものヲタ向けスマイル(目だけが笑っていない状態)がでてる…
やっぱり、嫌いなんじゃない、和泉元○。
- 22 名前:ク(ry 投稿日:2002年05月01日(水)02時41分38秒
読んでくださってる方、ありがとうございます。
自分、天然失礼でレス返しが下手なんで、あんまりレスできないかもしれませんが
これからもよろしくお願いします。
- 23 名前:5 投稿日:2002年05月01日(水)08時47分03秒
- 別に喧嘩ふっかけようと思ったワケじゃないんだ。ちょっと焚き付けたら書くかな
とか思って。でも、書き方が悪かったよな。ホント、ごめん。
正直、楽しみにしてるからがんがってください。
- 24 名前:nanasin 投稿日:2002年05月01日(水)18時37分06秒
- ま、マターリしようぜ。マターリ
- 25 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月02日(木)00時11分44秒
「まぁ、いいや。一緒にキャスターしてたからね。で、矢口は、なにしにきたのよ?」
「あたし?あたしは、けめこの後ろ姿に惹かれてつい入ってきちゃいました〜キャハ」
「あっそ……」
「逆に圭ちゃんはなにしてたの?」
――石川が心配でなんて言えないわよね〜、なんとなく。
んー、なんて答えようかしら?
セクシーベイベーの研究?
物まね?
ダメね,キショッキャハハでうち切られるに決まってるわ……なにかないかしら?
- 26 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月02日(木)00時13分48秒
「あっ!石川か〜」
「そう…って、なんで分かったの?」
「だって、このスタジオで圭ちゃんがこそこそ心配して見にくるって言ったら
石川しかいないじゃん。矢口って天才!」
「……まぁ、そう言われればそうよね」
ほんと、天才じゃないけど鋭いわよね〜
「石川も大変だからね〜」
「え?なにが?」
なにげに言ってるみたいだけど、私よりも矢口のほうがタンポポで一緒だから
最近の石川のこと詳しいのよね。
イシヤグなんて新境地もできてるし……
って、コレ書いてるやつもそんなのしてたわよね、ムカツク。
王道はやすいしなのに……
ま、あの話は最終的に矢口が氏(略)から読んでる人もいないわよね。
- 27 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月02日(木)00時17分55秒
「ほら、モーニングでしょ、タンポポでしょ、カントリーでしょ。きつそうじゃん?」
「まぁ、それはそうだけど…そんなの前からそうじゃない」
「圭ちゃんって鈍ちん」
な、なによ、そのあきれかえった眼は!?
だって、そうでしょ?
カントリーレンタル決まったときからそうだったじゃない。
それに、あんたのほうが端から見てよっぽどきつそうよ。
その年でミニモニアイーンとか言ってるし――この間のPJ……
あれは、もうなんで頭に風車なのって感じで、見てるこっちが涙が出るほど悲しすぎたわよ。
- 28 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月02日(木)00時19分52秒
「圭ちゃん、今、あたしのこと考えなかった?」
うっ矢口、目が怖いって。でも、なんで分かるのかしら……
「め、めっそうもない…それよりもなんで私が鈍いのよ」
「あのね、今回のカントリーは、新メンバーも入ったわけよ。石川なんてリスペクターだからその子にたいしてどうリスペクトするかとかいろいろいろいろどうでもいいようなこと考えてストレス溜まりそうじゃん。加えて、最近はちょっと忘れられてるけどホントはネガティブ一直線なんだしね。ま、そーゆーこと」
へ〜、感心したわ。矢口っていがいなとこでお姉さんなのね〜
こんなちっちゃいのに。
大人の階段の〜ぼる〜♪ってやつか……
ちょっとだけイシヤグも認めてあげようかしら。
「このあたしでさえ、この間いろいろあってなんかブルーになったんだしさ〜」
「そうなんだ…よしよし」
矢口の頭ってなんか撫でたくなるわ。犬みたい。
ん〜、気持ちいい肌触り♪
- 29 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月02日(木)17時24分41秒
- 所々2ちゃんねらー丸出しのヤスがかわいくて仕方無い(w
カナ-リ面白そうなヨカーン!!作者さん頑張ってけれ
- 30 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月03日(金)00時18分45秒
- やぐたんさすがだ!!
- 31 名前:読者 投稿日:2002年05月03日(金)03時24分45秒
- 今日は、更新なかったな〜
しかし、オモロイ
- 32 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月04日(土)00時21分44秒
「悦に入ってるとこ悪いけどさ…石川来たよ」
「え?」
あ、ホントだ。なんか頭ペコペコさげてる。
また怒られたのかな〜
「石川―」
「え?…保田さん、どうしたんですか〜?」
トテトテと走ってくる石川。こいつも犬みたい。
っていうか、矢口いつのまにかいないし。
まぁ、気きかせてくれたんだろうけど――忍者みたいよね。
「いや〜、ちょっとそこまで来たからさー」
って、どうゆう言い訳してるの、私?
「そうなんですか〜」
って、なんでこれで納得するの、あんたは
「まぁ、いいや。もう終わったの?」
「はいっ!」
「それじゃ、一緒に楽屋戻ろ」
「はいっ!!」
思ったよりも……元気じゃん。
矢口の言ってたようなことはないってか?
ホントに骨折り損のなんとかかんとかだわ、今日
- 33 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月04日(土)00時26分37秒
「………」
でも、この沈黙。なんだかな〜?
しかも、なんで私の顔ばっかり見てんのよ?
ホントワケ分かんないヤツ。
っていうか、前見ないと、いつかこけるわよ。ドジなんだから。
「それで、カントリーはどう?」
「え?…そうですね〜、4人になってパワーアップしてると思いますよ」
「そう。ならいいけど……さっきの相談ってなんだったのかな〜って思って」
「さっきのことですか〜?あれは、もういいんです」
「へ?なんで?」
「保田さんが来てくれたからいいんです」
「そ、そうなの??」
なに、この満面の梨華ちゃんスマイル…?
なんか企んでる?まさか、シチューにされて、後藤に食べられるの??
…って、それもまた違う話じゃない。
しかも、失敗作。
ダメよ、これは、ホノボノストーリーにする予定なんだから。
- 34 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月04日(土)00時28分07秒
「そうですよ〜、だって――あっ!!」
案の定、前を見て歩かない石川はこけそうになる。
「あぶなっ!!」
私の右手は、そのことを予測していたのでかなり早く反応して、石川の体を抱きとめる。
ナイスキャッチ、さすがヤッスー――と、自画自賛したかったけど、
これまた案の定というか、私は石川を抱きとめたまま倒れた。
「うわっ!」
「キャッ!!」
人間1人って重たいのね。
片手で支えるなんてムリに決まってるじゃない…
しかも、最近の石川ちょっとふっくらしたっていうか、なんつーか……つまり、上に乗っかられると重いんだってば……
- 35 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月04日(土)00時29分38秒
「……だ、だいじょうぶですか、保田さん!?」
「大丈夫…だけど……早く、どいてくれない」
よく考えたら重いよりもなによりこの体勢ってかなり怪しい気がするし
――だって、石川が私に馬乗りよ。
これ、どーよ?
まさにカントリー??って、私が獣かよっ!?
なんて、1人ボケツッコミしてる場合じゃないんだけど。
最近、こーゆーの多いわね、私
「す、すみません」
石川は、ペコペコと頭を下げる。
やっと解放されるのね。自由ってラララ〜♪
「…って、あれ?」
なんで、どいてくれないの??
「保田さん…」
あれ?石川、泣いてる?いや、潤んでる??
っつか、なんで顔寄せてきてるの。
そして、なんで私の腕を押さえつけてんの!?
- 36 名前:zk 投稿日:2002年05月04日(土)04時08分28秒
- 2時間かかってしもた。
ヤッスー希望したものとしては拝見しない
訳にはいかんので…。
ところどころ知ってるネタもあるしかなりおもろい。
こんな深夜(早朝?)に大声で大爆笑してもうた。
続きも頑張ってくらさいね!
- 37 名前:ター命 投稿日:2002年05月04日(土)08時10分12秒
- なんとなく見始めて爆笑してる自分に気づいた。
っつーか、やっすーピンチ!?(w
続き、待ってますよー
- 38 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月04日(土)08時13分48秒
- 梨華たんもヤッスーも最高です。続きが気になる。
- 39 名前:ここらでレス返し 投稿日:2002年05月05日(日)01時24分30秒
>>29さん
( ´ Д`)<けーちゃんがかわいいって……
( `.∀´) <そんなの当たり前でしょ!でも、あなた見る目あるわよ!
さー、気分もいいしキリキリ更新するわよ!
( ´ Д`)<作者次第でしょ…けーちゃんがキリキリしても意味ないじゃん
( `.∀´) <バッカ!後藤!!このやっすーがキリキリッて言ったら作者も従うものなのよ
>>zkさん
( ´ Д`)<2時間だって……
( `.∀´) <当たり前よ、この珍獣(なに言わすのよっ)の私を
探そうとするならそれぐらいは合点承知の助でしょ!
( ´ Д`)<ってゆ〜か、宣伝が悪かったんじゃないの?
( `.∀´) <あれはカヲリのせいでしょ……まぁ、あれじゃー白板と思われても仕方ないわよね。
代わりに頭をさげるわ。申し訳(ry)
- 40 名前:ここらでレス返し 投稿日:2002年05月05日(日)01時25分58秒
>>ター命さん
( ´ Д`)<なんとなく……
( `.∀´) <失礼な話よね!まぁ、気に入ってくれたならいいけど
( ´ Д`)<で、けーちゃん、ピンチなの?
( `.∀´) <…けっこうね。まぁ、いざとなったら脱兎のごとく逃げるわよ。
( ´ Д`)<けーちゃんが逃げたら後藤が梨華ちゃんもらっちゃうよ
( ;`.∀´) <な、なにいってんのよ!?だいたい、なんで後藤ここにいるの?あんた出番ほとんどないでしょ
( ´ Д`)<甘いな、けーちゃん。後藤は、召還されてきたんだよ>>38さんに
>>いしごま防衛軍さん
( `.∀´) <38?…はっ!!いしごま防衛軍!?
( ´ Д`)<ニヤリ
( ;`.∀´) <なに企んでるの、後藤!?
( ´ Д`)<さあね〜
( ;`.∀´) <…………
( ´ Д`)<つづく
( ;`.∀´) <…ウソでしょ?
この話は、本編とはまったく関係ありません。あしからず
こんなレスの返し方で誠に申し訳ござーませんっす。
どうかお怒りにならず、これからもよろしくおねがいしますニダ。
- 41 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月05日(日)01時28分42秒
「…保田さん」
「…はぃっ!?」
「いいですか?」
「……え?」
シンプルな疑問の声が私の口から漏れた。
って、冷静にそんなこと思ったわけじゃなくて――いいですか?ってなにがよ?
「ちょっとトチ狂ったの!?石川」
「トチ狂ってません、チャーミー真剣です」
チャーミーって言ってる時点で真剣じゃない気がするんだけど……
うぉっ!!石川の顔がUP!!!
こんなの誰も見たことないわよね。
ちぃっカメラ持ってくるべきだったわ。
そしたら、写真集Rika ishikawa を抜く写真集、保田圭撮影・監修「梨華の時間」が出せたのにー
- 42 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月05日(日)01時31分13秒
「……保田さん、目つむってください」
「あ、はい」
――って、なに素直に目―つぶっちゃってんのよ、私はっ!
これじゃ、石川の思うツボ。
シアターのツボ。
犬夜叉のツボじゃない!?
でも、まぁいいか。
師弟関係が愛情関係に縺れ絡んで解れてみたって、人生って経験だし?って感じー?
――――なんて、いくら私でもそこまで考えはしないけど、
師匠論第一項である「アメとムチ」の使い分けを考えると、
ここはアメをあげといたほうがいいのよね。
さっきまで様子が微妙だったし。
決して、私が石川とキスしたいって思ったワケじゃないわよ。
あくまで師弟愛。この感情にウソ偽りはないわ。
ってわけで、覚悟決めた!さぁっ!!恋人になろーよ♪
……………………………………??????
ん?なに?師匠相手に焦らす作戦??
そっちがその気なら目開けるわよ。鋭いメデューサの眼孔喰らわすわよ
- 43 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月05日(日)01時34分09秒
「あの…保田さん」
あれ?石川が立った。石川が立ったよ、おじいさん(byハイジ)
もうマジ喰らえ!メデューサ攻撃!!
って、石川なんでそんなに顔赤いの…?
まぁ、確かに私も恥ずかしかったけど――並じゃない、恥ずかしがり方ね。
「どうしたの、石川」
「…あの、その……」
石川は、もじもじとしている。
「…??まぁ、いいわ。それより、手かしてくれない?」
「え?でも…はい」
なんかよく分かんないけど、手はかしてくれるのね。
それにしても、なーんか、打ち所悪かったみたい、頭、くらくらする。
うー、それもこれもこの石川のせい……えいっ、エロ触りしてやる!
さわさわ……
ん?石川の手って意外とごついのねー。
いつのまにこんなに膨らんだのかしら…まるで、辻の手みたいじゃない。
- 44 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月05日(日)01時35分10秒
「おばちゃん、ちょっときもちわるいのれす」
「って、つじーっ!!!???」
「へいっ!つぃのぞみれすよ〜」
「な…なんで、あんた……」
呆然とする私の視界にどこからあらわれたのか小さなシルエットの4人組が飛び込んできた。
「ふっふっふー、ミニモニぴょーん星人だぴょーん」
「やっヤグチー!!!???」
あんた、確かさっきまで普通の服だったわよね?いつのまに…!?
「あっかっごちゃんでっす!!」
「か、加護まで……」
「hy!I’m very very surprised!!ミカ・トッドでーす」
「ミ、ミカちゃん?」
いったい、どういうこと?い、石川は???
って、な、なんでそんな隅っこによってこのチビ4人衆に隠れるぐらいちっちゃくなってんのよっ!?あんたはスライムかっ!?
- 45 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月05日(日)01時36分18秒
「こんな往来のど真ん中でラブラブするなんて言語道断!」
――シュピン!!
「…ちょ、ちょっと待ってよ!別にラブラブなんてしてないってば」
矢口、その私の顔の前に突き出されたそれって本物じゃないわよね?
「圭ちゃん、言い訳カコワルーイ」
「…って、矢口、○チャンネラーかよっ!」
「ともかくーっ、あたし、一応ラジオでモー娘。にはメンバー同士でお熱いお付き合い
してる子なんていませんって言ってるんだからさー。こーゆー、公の場で濡れ場に持ち込まないでよね」
「濡、濡、濡れピーなんて持ち込んでないわよ!!」
なんてこと言いだすのよ、こいつは!
「はいはい、ともかく、このことは矢口たちの胸の内にだけ秘めておくからね」
「う、うん」
なんか余計心配なんだけど……それより、石川は大丈夫かなー?
- 46 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月06日(月)01時16分17秒
「りかちゃんもやるねー」
「あ、ぶちゅっとぶちゅっとしてみたいなって、よっすぃーにせまってたのに…ほんまは、おばちゃんにせまりたかったんやなー」
「ち、違うよ〜」
あー、やっぱりあのガキんちょ2人に絡まれてるよ。
ミカちゃんも止めてくれればいいのに。
なんかミカスマイル浮かべてるし…びっみょーだわ、あのキャラ。
きっと出さなきゃ良かったって作者は後悔してるんでしょうね。
ともかく、あの2人を石川から離れさせなきゃ
「あんたたちっ!!」
「ほら、やめろっ!!2人とも」
私の声と、矢口の声が重なった。
って、え?矢口!?
こう言うとき、率先して石川いじりに参加していく矢口が、どうしたの?
なんかとってもいい人に見えるわよ。
「はーい、矢口さん」
「へいっ、矢口さん」
でも、さすがミニモニリーダー。
持つべき物は同期ね。
今、ここに保田VS矢口のタンポポ争奪戦に終止符が打たれたわよ。
- 47 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月06日(月)01時17分49秒
「いいか〜辻・加護、これから矢口が言うことをよく聞け」
「そうそう」
「なんと圭ちゃんが口止め料として今日から3日間。なんでも奢ってくれるそうだ」
「そうそう……って、き、聞いてないわよっ!?」
「ちなみにあたしは焼き肉よろしく〜」
「つぃは、八段アイスとカレーうろんがいいれす」
「うちは、お好み焼き丼やな〜」
「アタシハ、アロハナノガイイデスネ」
「…………」
矢口、今に覚えておきなさい。
たった今、タンポポ怨念祭開催が私の中で決定したわよ
「それじゃーね、圭ちゃん」
「ほな、あとで」
「八段アイス楽しみれす」
「アローハー」
チビンバ率いるぴょーん星人は、放心しかける私にそう言って立ち去っていった。
完
……なんて、こんな終わり方許すわけないでしょっ!!
それもこれもどれもあれもみんなみーんな石川のせいよっ!!
- 48 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月06日(月)10時25分12秒
- あわれヤッスー。切ない梨華たん。
- 49 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月06日(月)12時04分05秒
- まだ続いてたのかタンポポ争奪戦(w
- 50 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月07日(火)00時51分52秒
「石川!!」
――あれ?石川どこいった??
って、こんなとこにこんなおっきな柱立ってたっけ??
「いい、石川。だからね、カオリは思ったの。あの毛虫は別にカオリを狙って降ってきたわけじゃないんだって。分かる?聞いてる、石川」
か、カオリ!?いつのまに…しかも、また意味の分からない説法を説いてるし
「……は、はい」
「つまり、カオリは石川と圭ちゃんとのこと気にしてない。ううん。いわば逆。真逆なの」
「え?」
え?なにが真逆なの?
「ともかく、そういうことだから……じゃあね、石川」
いや、そういうことってまとまってないでしょ?
「あ、はい。ありがとうございます」
結局、どういうことだったのかしら?
それにしても、なんでみんな誤解するかな〜私と石川はそんなんじゃないのに
- 51 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月07日(火)00時53分00秒
「あ、言い忘れてたけど、カオリも焼き肉連れてってねー」
「……」
終わった…私の青春、人生、Ahバラ色
でも、これもまた保田圭著 100万部は軽く突破する
「モー娘。楽屋裏」のネタに加わるワケね…えへらえへら
「や、保田さん…あの、私が矢口さんたちに奢りますから……」
――はっ!
やばい!!石川のこの怯えよう……きっと放送コードギリギリだったわね、私
「いいわよ、ご飯ぐらい」
「で、でもっ」
「大丈夫だって、私の方が先輩なんだから。それよりもさ、なんかみんなに誤解されちゃったね〜」
ほんと、どうやってこーゆー誤解ってとけばいいんだろ。
なに言っても言い訳にとられそうだし。
また、矢口に「言い訳カコワルーイ」なんて言われたら厚底の底の部分切り落とすだけじゃ腹の虫がおさまらないってもんよ。
- 52 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月07日(火)00時53分44秒
「…なんですか〜?」
「え?」
「誤解なんですか〜?」
「えっ?」
気がつくと石川が私を恨めしそうな目で見ている。
って、なんで?
「2人が感じた胸の鼓動。ドックンドックン!!あぁ、ときめきは止まらない。理解してよ、女の子!!」
「ちょっ、いきなりなに言ってんの?しかも、棒読み!」
「保田さんのバカーっ!!」
――バッチーン
あっ、星が見えたわ
…………バタンQ
- 53 名前:そうだ!やっすーALIVE ダブル 投稿日:2002年05月07日(火)00時54分26秒
「ねぇ、よっすぃ〜」
「ん〜」
「21歳にして青春。是か非か?」
「ん〜、びっみょーだね〜」
「だよね〜」
「春だね〜」
「そうだね〜」
続く…のか?
- 54 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月08日(水)01時51分57秒
- 続けてクレー。やすいし最高です。おもしろい。
- 55 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月08日(水)08時09分11秒
- 続けっー!話もおもろいけどレスの顔文字もオモロイ
- 56 名前:ク(ry 投稿日:2002年05月09日(木)00時59分11秒
( `.∀´) <……こんなこと…誰にも…言えないわ
( ´ Д`)<んあ?けーちゃんが白子にはまってるってこと?もうなっちにばらされたよ
( `.∀´) <違うわよ!
( ´ Д`)<じゃぁ、けーちゃんが実は「キショッ」っていうよりは「キモッ」っていうほうが好きなことを?
( `.∀´) <それも違うわよ!
( ´ Д`)<んぁ、じゃぁなに?
( *`.∀´) <ゴニョゴニョ (´ Д ` )<エーッ!!
( *`.∀´) <言うんじゃないわよ、後藤
(0^〜^0)<OK牧場!
( ;`.∀´)<って、ウィラポ…じゃなくて、吉澤!?あんたいつからいたの!?
(0^〜^0)<OK牧場!
( ;`.∀´)<…………
(0^〜^0)<OK牧場!( ;`.∀´)<
( ;`.∀´)<だから、あんたはなにが言いたのよ!
( ´ Д`)<昨日、お酒かっくらってバクスイしちゃってたんだって……けーちゃんらしくないよね
というわけで、更新
- 57 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月09日(木)01時01分16秒
一体、あれはどういうことだったのかしら?
あれから、石川は私を避けているみたいだし……
しかも、スタッフが狙っているかのように番組の収録も違うし……
っていうか、なんでこんなに私がやきもきしなきゃいけないのかしら?
「圭ちゃん!」
「あっ、なっち、どうしたの?にこにこしちゃって」
この笑顔、どっかで見たことあるわ。
なんだったかしら?とてつもなくイヤな思いでのような……
「矢口から聞いちゃったよ〜」
……思い出したっ!!
焼き肉を食べる矢口、それに便乗する辻・加護・ミカちゃん・カオリ。
八段アイス・カレーうどんを食べる辻、便乗する加護・ミカちゃん。
お好み焼き丼を食べる加護、便乗する矢口・辻・ミカちゃん。
トロピカルジュース3点セット+@を飲み食いするミカちゃん、便乗する矢口・辻・加護・カオリ。
なにげにミカちゃんが全てに便乗しているのが一番の驚きなんだけど……
そうっ、この笑顔に隠されたのは私の悪夢の3日間の記憶だったのね。
あの3日間の記憶はもはや私の中には残っていないわ。
そして、財布にも小銭しか残っていないわ。
そんなの悲しすぎる〜。
あっ、そこの読者ひいてんじゃないわよ!!
- 58 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月09日(木)01時03分08秒
「圭ちゃん、大丈夫?」
「え?あ、うん……それで、なにを矢口から聞いたの?」
口止め料払ったんだから喋ってるわけないと思うけど…あー、顔がひきつるわ。
「あのね、なっちはジンギスカン鍋が食べたいべ」
「は?…なんで私がなっちに奢らなきゃいけないの?」
「だって、罰ゲームっしょ。矢口が今ならもれなく圭ちゃんから3日間のタダ飯食い放題ってみんなに言ってたよ」
なぬっ!!!あの糞チビーっ!!
スッピン写真を世界まる見えに投稿したろかっちゅーねんっ!!
この保田特製の超小型スパイカメラKで!
よしっ、そうと決まったら今すぐ実行、即行こう。
- 59 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月09日(木)01時04分31秒
「あの…圭ちゃん、聞いてる?」
「なっち……拙者は旅に出なければならない」
「えっ?」
「もし、待っていてくれるなら窓に保田印のハンケチをぶら下げて置いてくれ。さらばじゃ」
――ダッ
「ちょっと、圭ちゃ〜ん!?」
なっちのすがりつくような瞳を振り切って、私は矢口探しの旅に出た。
ふっ、まるでRPGのような出だしじゃない。
いい感じなんじゃない?どうよ?
さぁっ!キリキリラスボス矢口を倒しにいくわよ。
えらいちっこいラスボスなんてツッコミはなしよ。
私にとっては、ラスボス。
宿命の敵、いや、呪いの人形よ。
居場所は、なんとなく分かるわ。
今、なっちと話してたのならそう遠くにはいない=楽屋よっ!!見事な推理、さすがやっすーね
- 60 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時12分50秒
「矢口―っ!!!!」
叫びながら楽屋のドアをあけると、新メン4人がビクッと私に注目した。
やーねー、そんな恐ろしげなモノに出会ったような目で見ないでよ。
だいたい、小川は私の後継者でしょ!
新垣だって鼻フック引っかけられたような顔だし、紺野なんてフグじゃない!
っていうか、高橋!
その目をひんむいた顔のほうが私よりよっぽど怖いわよっ!
「…あ、あの矢口さんならさっきスタッフさんとどっか行きましたけど」
「え?マジで?」
「…はい」
ナイスアシスト。やっぱり私の後継者ね、小川。
それにしても、卑怯よ、矢口。
私との最終決戦を避けたわね。
まったく、ボスの風上にも置けないヤツ。
BUT!!この保田圭、勇者として絶対に逃しはしない。
そうっ!地獄の果てまでついていくわっ!!!
「……だ、大丈夫ですか?保田さん」
「大丈夫よ。邪魔したわね、情報屋、まこP!!」
「えっ!?」
――バタン
風のようにあらわれて風のように去る。それが保田の基本よっ!!
「情報屋、マコPってなんなんですか〜?」
「なんか保田さんますますやばかったね」
「ラブラブ」
「……不可解だ……」
- 61 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時16分04秒
さぁっ、次にやってまいりましたわ。某スタジオ。
娘。メンバーはいるかしら?…………っと、いたわっ!!
あのキレイな立ち並びシルエット。カオリと吉澤ね。
「カオリー、吉澤―っ」
2人が振り向く。
「圭ちゃんじゃん、どうしたの?」
「出番まだですよ〜」
スーツ姿ってことは……あれか、MUSIXの調査員か。
そういえば、私も調査員なのよね〜って、一回も調査なんてしたことないんだけど
名目上調査員。まぁ、そんなの誰が見ても一目瞭然よね。
っていうか、あのコーナーつまんないし。
曜日変わったから少しは内容も変わるかと秘かに期待してたのよ、私だって。
新コーナー保田の絵画教室、アシスタントはカオリとか言っちゃってさー。
- 62 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時17分25秒
「圭ちゃん?」
「け〜ちゃん?」
はっ、いつのまにか見下ろされてるわ。
さっさと矢口の場所聞かなきゃ。どっちみちココにはいないみたいだし。
「……あ、あのさー矢口、どこにいるか知らない?」
「矢口―?知ってる??」
「…矢口さんなら、さっきまでいたんですけどね〜」
「なっにーっ!!!」
またしても、してやられたか……くっそー
「…むぐっ、く、苦しいですって、やす…ガクッ」
「圭ちゃん!!ちょっとなにしてんのっ!」
「えっ!?よ、吉澤―っ!!!」
カオリの声でわれに返ると、腕の中でぐったりとなった吉澤。
つい、力入って首絞めてたわ……
危うく、保田圭の輝かしい歴史に傷をつけるとこだったわね。
「ご、ごめんね。吉澤」
「…ゲホッ、ゴホッ……いや、ナイスホールドだったよ、け〜ちゃん」
親指をグッと突き出す吉澤。
……私、今かなり反省してたんだけど……なんか反省しなくてもいいような気がしてきた。
- 63 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時18分28秒
「よっしー、なに言ってんの?今、殺されかかったんだよ」
そのとおり、カオリの言うことが正しいわ。
「違いますよー。け〜ちゃんお得意の荒療治作戦ですって、ね、け〜ちゃん?」
ねってそんなにこにこ言われても…っていうか、私お得意の荒療治作戦ってなによ?
いつ、そんなことしたのよ?誤解されるようなこと言うなってーのっ!
まぁ、うなづいとくか。カオリの目が怖いし。
「そ、そうそう。さすが吉澤、よく分かってるわねー」
「あったりまえじゃないですか〜。おかげでちゃ〜んと矢口さんの居場所思い出しましたよ」
「そう、よかった…って、マジ!?」
「はいっ」
「ど、ど、どこよ?あの極悪人は!?」
「たしか、これからミニモニの歌とりとかでスタジオに」
「ありがとっ!!流離いの情報屋!!」
――バタン
って、ドアなんてなかったわよ、ココ。作者、適当ね〜まったく。
ともかく、雪崩のようにあらわれて雪崩のように去る、これが保田流よ!!
「…ねぇ、よっしー」
「はい?」
「ほんとに大丈夫?カオリ、分かんない」
「世の中ってそんなもんですよ」
「……△&%/×?!〜|¥」
「ホラね」
- 64 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時20分36秒
えー、視聴者の皆さま、こんばんは。
こちらは、某局某スタジオから生中継でお送りさせていただきます。
実況は、わたしく、モーニング娘。一のインパクトを誇る保田圭です。
さて、本日なぜ私がこんなとこまで来たかというと、
なんとあの数年前世間を騒がせた和歌山砒素入りカレー(略)
……もとい、ピョーン星人なるものがバカなおっさんと組んで
地球制服に本格的に着手したという情報をいただいたからでありまして……
って、だんだんバカバカしくなってきたわ。
さて、矢口はどこかしら?
「……けーちゃん、なにしてんの?」
「なに奴っ!?……って、ゴッチンじゃない。なにやってんの?」
えっらいかっわいい格好して……ピンク…石川を思い出すわ。
心にしみるわね。
「なにって新曲の歌録り」
「え?あー、そっか。ドラえもんの主題歌になる」
「っていうか、違う……まぁ、どうでもいいけど、けーちゃんはなにしてんの?」
どうでもいいのかよっ!?
もっとこう、シャープにえぐれるようなツッコミを期待してたたのよ、私は……
- 65 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時21分28秒
「いやー、チビン…ミニモニのヤツら知らない?」
「んあ?えっと〜さっき、ダンスのフリがどうたらこうたら言ってたよ」
「なっにーっ!!」
ヤツめ、保田圭探知機をもってるの!?
行くたび行くたびに逃げたあとなんておかしいじゃないっ!!
あいつ、絶対借金取りに追われたことあるくちね。
「…それじゃ〜、私そろそろ行かなきゃ。あとでね、けーちゃん」
「え?うん、がんばって」
私は、後藤の背中を見送った。
と、思ったら後藤が振り返った。
…なに?なんかイヤな予感がするわ。
- 66 名前:そうだ! やっすー アライブ ゴージャス 投稿日:2002年05月10日(金)03時22分40秒
「あっ!けーちゃん、後藤はねー海老でいいよ」
「え?」
「さっき、やぐっつぁんが(略)」
ちぃっ!!!また矢口かよっ!!
あの性悪チビンバめ。
待てよ、もしかして地球制服のためにはやはりこの世界でトップを担う
影の支配者ヤッスーを潰した方が得策と思っているのかしら……
ふっ、なめられたものね。私は、
矢口がつぶせるほど甘くないってのよ。
あっいくよ♪ケーイ・ケ・ケ・ケ・ケーイ♪
続く……かもしれない
「……ちなみにクレヨンしんちゃんの主題歌だよ」
- 67 名前:510の日 投稿日:2002年05月10日(金)03時35分15秒
( ´ Д`)<今日は、やけに更新したね〜
( `.∀´)<なに、他人事みたいに言ってるのよ!
( ´ Д`)<んぁ?
( `.∀´)<今日は、何月何日?
( ´ Д`)<ん〜…………
( `.∀´)<そうっ!5月10日よっ!!
( ´ Д`)<後藤、まだ答えてないよ
( `.∀´) <あんたが答えるの待ってたら夜が明けちゃうわ
( ´ Д`)<…それで?5月10日がなんなの?
( `.∀´) <5月10日…510………さぁっ、語呂合わせが得意だった後藤の力見せてみろ!
( ´ Д`)<語呂合わせ……あれ、途中からよっすぃ〜に取られちゃったんだよね〜
(0^〜^0)<呼んだ〜?
( `.∀´) <呼んでないわよっ!引っ込んでなさい!
(0^〜^0)<……
( ´ Д`)<けーちゃん、ひど〜い。よっすぃ〜、一緒に考えよ、510の秘密。
(0^〜^0)<OK牧場!510ネ〜
( ;`.∀´)<…………なんだか私が悪者みたいじゃない
- 68 名前:zk 投稿日:2002年05月10日(金)03時35分43秒
- 大爆笑ーー!
次も楽しみにしてます〜。
しかし、ヤッスーの常に先々を動く矢口。
小回り抜群っすね。
…保田圭探知機…ほしーーー!
- 69 名前:510の日 投稿日:2002年05月10日(金)03時41分45秒
(0^〜^0)<510……いついおー!
( ´ Д`)<あっ、いいね〜それ
( ;`.∀´)<よくないわよっ!ぜんぜん違うから
( ´ Д`)<510……GO!イチロー!
(0^〜^0)<いいね〜
( ;`.∀´)<……っていうか、ワザとでしょ?分かってるわよね
(0^〜^0)<??
( ´ Д`)<??
( ;`.∀´)<…もういいわ、正解は
( ´ Д`)/<ごとーの日!!!!!!!>\(0^〜^0)
( ;`.∀´)<やっぱり、分かってるんじゃない…そう、今日は後藤の日。だから、作者が後藤がでるところまで頑張ったのよ。
( ´ Д`)<へ〜……じゃぁ、明日は更新ないかもね
(0^〜^0)<だね。
( `.∀´) <失礼ね!あるわよっ!……多分
( ´ Д`)<けーちゃんも自信ないんじゃん
(0^〜^0)<じゃん
( `.∀´) <うっるさいわねー。まぁ、いいわ。それより、後藤の日だからなにかあげるわよ。なにか欲しいものある?
(0^〜^0)<そうだね〜
( `.∀´) <だから、あんたじゃないって
- 70 名前:510の日 投稿日:2002年05月10日(金)03時46分28秒
(0^〜^0)<……ごっちんばっかりずるいよ
( `.∀´) <吉澤の日にもちゃんとなにかあげるわよ
(0^〜^0)<吉澤の日?4430?そんな日ないのに…4714……
( `.∀´) <バッカ!あんたなに言ってんの、特に意味のない最後のほう……っていうか、あるのよ、吉澤の日。これ、お圭の大発見。
(0^〜^0)<いつ〜?
( `.∀´) <1月13日。
(0^〜^0)<???
( `.∀´) <ひとみの日でしょ。113でひとみ
(0^〜^0)<Oh!GREAT!!す〜ばらし〜ね〜
- 71 名前:510の日 投稿日:2002年05月10日(金)03時48分47秒
( ´ Д`)<決まったっ!!
( ;`.∀´)<……あんた、いままで考えてたの?…で、何が欲しい?
( ´ Д`)<このスレ
( ;`.∀´)<え?
( ´ Д`)<明日からは、そうだっ!ごっちんALIVE!が始まるよ
( ;`.∀´)<ちょ、ちょっとなに勝手に決めてんのよ!
(0^〜^0)<どんなはなし〜??
( ´ Д`)<そりゃ〜、後藤が梨華ちゃんを狙ったり狙われたり……あったりなかったり、うんたらかんたら
(0^〜^0)<Oh、うらやますぃ〜
( ;`.∀´)<どこがよっ、吉澤!!だいたい、うんたらかんたらってなによっ!こ、このスレは絶対に渡さないわ!!
( ´ Д`)<お楽しみに〜
( ;`.∀´)<勝手に話し終わらせるなー!!!
っつーか、俺はなにがしたいんだ?ココだけ見たら小説じゃないジャンって言われそうだし(w
- 72 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月10日(金)10時58分33秒
- 小説じゃないじゃん(w
いや、超おもろいっす。そういえば、確かに510の日ですね(^^
- 73 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月10日(金)17時05分40秒
- 510の日ですね。
いしごまいいなあ。ヤッスー頑張れ!!
もしかしてヤッスー派内部にやぐたん派と通じている者がいるのでは?
やっすー移動情報の漏洩というやつです。
- 74 名前:ター命 投稿日:2002年05月10日(金)19時44分39秒
- 先回りしてるように偶然、逃げているところが矢口らしいっす。
っていうか、情報屋マコPが何故かつぼにはまっちゃいました(w
メインの話もさておき、顔文字劇場もおもろい。いつか、ここに梨華ちゃんがでてくるのかな?
- 75 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月12日(日)01時09分22秒
「アイーン♪アイーン♪アイーン♪」
スタジオの中からアイーンダンスの歌が漏れている。
どうやら、今度こそヤツを捕まえたようね。
ようやくラストバトル、気合い入れて行くわよ。
「たのもーっ!!」
バーンッ!!
今度は、ちゃんとドアがあるわよ。
この効果音だって間違いじゃないわ。
「アイーン♪……って、保田さん!?」
加護、あんたその顔やばいわよ。
っていうか、その顔のままよく喋れるわねー。
「どうしたんれすか〜?」
「What’happen?」
さぁっ!!いつもの順番で3人の子分どもの言葉は聞いたわよ!
諸悪の根元カモーンナっ!!
…………っいない!?
- 76 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月12日(日)01時11分18秒
「おばちゃん、なにかたまっとるんですか?」
「……加護」
「…はい?」
「や、矢口は…?」
まさか…まさか、また逃げた?
立つ鳥あとを濁さず…って、ぜんぜん意味が違うわ…
え?私が引退するときの言葉!?
なに言ってんのよっ!やっすーは、永遠に不滅です。
そんなことより加護さっさと答えを。
「矢口さんなら……えっと、マリーや、DJ」
「ぶんしゃかぶんしゃか♪」
つ、辻……よっぽど気にいってたのね、そのフリ。
ほんとは、三人祭に入りたかったクセに……
「パラパラパラパラ♪」
なっ!!なっにーっ!!ミカちゃんまで!?
…って、いたんだっけ、前のシャッフルの時……もしかして、一緒だった?
全く覚えてないけど…そんなことより、DJですって!?
つ、つまり――
- 77 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月12日(日)01時12分41秒
「……矢口いないの?」
「おらへん」
「サンタさんはいるよ」
だから、辻…なんでさっきから私たちの会話に入ってくるのよ!?
「おらへん」
しかも、加護ものらないでよ。いつのネタよ、それ!?
「いるもんー」
「おらへんゆうとるやろがーっ!」
もう…こっちは、生活かかった矢口捜索隊なんだからね。
加護を疑うワケじゃないけどもう一度念のため聞いておくか。
「加護、もう一回聞くよ」
「おらへん」
早っ!!
「ファ…ファイナルアン…」
「ファイナルアンサーや、しつこいなーおばちゃん」
くぅっ!!む、むかつく〜
「分かったわ、あとで覚えてなさいよ!」
――バタン
まさか捨てぜりふ残して消えるなんてカコワルーイ真似するはめになるとは思わなかったわ。
- 78 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月12日(日)01時13分59秒
「いるー」
「……のの、あんたもしつこいわ、ほんまに」
「……」
「Oh、ケンカはダメね〜」
「うっさいわっ!!」
「うるさいのれすっ!!」
「Oh、my god!!」
- 79 名前:読者@ 投稿日:2002年05月12日(日)09時35分54秒
- 矢口、逃げるのはやっ(w
10人祭ってミカいましたよ、多分
- 80 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)15時16分03秒
- 名作集は、こういうネタ?系ってけっこう少ないから楽しみです。がんがってください。
- 81 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月13日(月)00時27分32秒
はい、というわけで、ここはどうやらDJマリーのDJブース、観客席でございます。
矢口は、いまだに姿を見せておりません。
っていうか、私が観客席にいても誰も気づいていません……
うそでしょ!?この私の神々しいオーラに気づかないなんてあるわけないわ。
あっ、前の子と目があった……マックで鍛えたヤッスースマーイル0円。
今じゃプレミアモノよよ。
あなたは、シ・ア・ワ・セ……な、なにっ音速で目を反らしたわ。
失礼なヤツね〜こうなったら今日は、プレミア大盤振る舞いよ!!
どこもかしこもスマイルの渦。
ニコッ サッ
ニコッ サッ
ニコッ サッ
……(略)
なによ、どいつもこいつも目反らしやがってほんと失礼ね。
……待てよ。
もしかして照れてる?
照れてるのね。
ヤッスースマイル黄金の輝きverに
「私なんかがヤッスー様にスマイルプレゼントされてもいいのかしら」
なんて思っちゃったワケね。
そうよね、私が安易だったわ。
気軽にスマイルプレゼントなんてしたらダメよね。
女王は、優雅に高貴に生きないと――
- 82 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月13日(月)00時28分51秒
「みんな、お待たせー!」
――ピクッ!!
きやがった!!きやがったわよ、悪魔が。
ここに私がいるとも知らずにのうのうと現れおったわ、フハハハハハ
「ヤッホーイッ!!」
「ヤッホーイッ!!」
浮かれていられるのも今のうちよ、矢口!
「さぁ、今日のゲストは、な、な、なんとッ!!」
いくわよ、突入よ。ヤッスージャンプ!!!
「保田圭でーすっ!!!」
「えっ!?」
やっと会えたわね、矢口。
ここで会ったが100年目。
さぁっ、決闘をはじめようじゃないっ!!
「……えっと〜、す、すみません。あの、ちょっと手違い…だと思うんで、しばらくお待ちください。ほんと、ゴメンね!」
ほぉ?さすがにギャラリーの前で対決はしたくないってかー!?
って、矢口!あんた、どこ持ってんのよ。髪、髪引っ張るなんて、イタッイタッ痛いわよ。
- 83 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月13日(月)00時30分24秒
――スタジオ裏。
「……あのさー、圭ちゃん、仕事の邪魔しないでよ。タダでさえ時間おしてるんだから」
「なに言ってんのよ!私なんて仕事さぼってきてるのよ!」
「はぁっ!?ちょっ、マジで!?なにやってんの、早く行けって、仕事来なくなるでしょっ!」
正論ね、まったくもって否定できないほどだわ。
しっかーしっ!!
正論をぶつけて私がひくと思ってるの!?
そうだとしたらとんだ甘ちゃんよ、矢口は。
この執念のシーサー(……なんで自分で言っちゃうのかしら?)もとい、復讐の鬼を前には仕事など関係ないのだ。
「矢口さん、早くしてください」
「あっはーい、すみません……いい?さっさと仕事行って来るんだよ。それじゃーね」
「え?」
ちょ、ちょ、ちょっと矢口!あんた、この因縁のラストバトルを決着つけないまま終わらせる気!?
ここまでひっぱっといて読者納得しないわよ。
なに?誰も読んでないって?そんなの知ったこっちゃないわよっ!!
- 84 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月13日(月)03時48分50秒
- ヤッスー、ヤグの言う通りだゾ!サボってる場合じゃないだろ?
ミュージカルが始まったら、TV収録なんかしてる時間が無くなるから、
今のうちに、その分の撮り溜めしとかないとイケナイんで、いま、ものスゴク
忙しいハズだろ?(w
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月13日(月)17時19分21秒
- ま、仕事に関しては細かいツッコミなしでいこーや(w
おもしろけりゃOKだべ
- 86 名前:またやっちまう 投稿日:2002年05月14日(火)01時07分41秒
( ´ Д`)<いしごま、やっぱいいんだって、けーちゃん
( ;`.∀´)<じ、時代は保石よっ!譲らないわ
( ´ Д`)<今度、ここに梨華ちゃん連れてこよ〜よ
( `.∀´) <なんとなく理由分かるけど、一応聞くわよ。なんで?
( ´ Д`)<後藤とけーちゃん、どっちがいいか聞くため
( ;`.∀´)<そ、そんなの私に決まってるじゃない!
( ´ Д`)<どうかな〜?意外とあたしかもね(ニヤリ)
(0^〜^0)<意外とMeかもシ〜レマセンよ〜
( ;`.∀´)<……また出てきたわよ、唐突に
( ´ Д`)<よっすぃ〜か……梨華ちゃんの相手としては元祖だよね。負けないよ
(0^〜^0)<Oh!望むところで〜す!
- 87 名前:冗談です。 投稿日:2002年05月14日(火)01時08分46秒
(〜^◇^〜)<キャハハ、2人ともstop!
( ´ Д`)<やぐっつぁん?なに?
(0^〜^0)<なに=Why?
(〜^◇^〜)<キャハハ、それを言うならWhat?だろ。よっすぃー。
(0^〜^0;)<No,mistake
( ´ Д`)<で、なんのよう?
(〜^◇^〜)<時代は、新たな風を生んでるんだよ!ヤグイシ、これ最強
(0^〜^0;)<No,mistake
( ´ Д`)<よっすぃ〜、意味分かんない。それより、ヤグイシ?もしかして、やぐっつぁんもこの梨華ちゃん争奪戦に参加する気?
(〜^◇^〜)<おーよっ!かかってこいやーっ!!
(0^〜^0)<OK!対決ね!
( ´ Д`)<3人のバトルの炎は燃え上がった。
次回「どっちよどっち?選べよ、ゴルァ!新たなるライバル!?」お楽しみに〜
( ;`.∀´)<……わ、忘れられてる、主役なのに
- 88 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月14日(火)01時12分14秒
「あっ!保田さん、いた!」
「いましたよーっ」
ん?あれはK第2世と鼻フックじゃない。
なにしてんの、あの子たちは?
「小川―、新垣―、どうしたの〜?」
「どうしたのじゃないよ、圭ちゃん」
えっ?
小川ってこんなに大きかったっけ?
っつーか、その前に小川は圭ちゃんなんて呼ばないか…じゃ、誰よ、このテレポートしてきたかのような巨大な大木――よく考えたらそんな人間離れなことできるのカオリしかいなかったわ……
「カオリ、なにしてんの?調査員は?」
「もう終わった…じゃなくてさー、今からOPの撮りなの、分かってる?」
「うん」
「分かってないじゃん!分かってたらなんでこんなとこいるの!?あのね、おかげでカオリたち圭ちゃん捜索の旅。なっちがキャイーンさんの接待。どう?分かる?今の状況が、圭ちゃんに分かるの!?」
そういえば、そうだった。まずい、いつも真面目な保田さんのイメージが……
- 89 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月14日(火)01時13分50秒
「最近、タダでさえ娘。は全員揃わないね、なんて嫌みったらしく言われてるのに……しかも、それがカオリのせいだって?冗談もたいがいにしなと10回言ってもいいくらいだよ」
な、なんかだんだん――や、やばい展開になってきたわ。
この虚ろな眼差し。
まさに飯田カオリ、今日も交信中だわっ。
ここは、そうだっ!小川に話を振って逃げるしかないわ
「あー、小川、あれどうしたっけ?」
「えっ?なんですか?」
バッカ!そこは
「あー、あれですね、確かあっちに……」
ってまことしやかに言わなきゃダメでしょ。
それでもK2世なの!?
初代Kことこの私とツーカーの仲にならないうちは、まだまだ私の座は継承させられないわよ。精進することね。
- 90 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月14日(火)01時15分09秒
「誰が悪いって…そんなの人数増やしすぎたヤツに決まってんじゃん。
なーんでカオリが叩かれなきゃいけないの?リーダーだから?
じゃぁ、あえて聞くけど娘。におけるリーダーってなに?
歌番組に出れば隅っこのほうでしかも、後列。それが定位置。それがリーダー?え?圭ちゃん、聞いてる?」
……よっぽど、ストレスたまってたのね。
っていうか、私だって隅っこの後列が定位置なんだけど、今言ったところで同じことか。……っていうか、時間おしてんじゃないの?――でも、普通に話しても止まりそうにないしな〜、このネガティブオーラの暴走は。ほんと石川と最強コンビってのも頷けるわね。こうなったら新垣に話ふってコ○パワー全開で止めてもらうか。
- 91 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月14日(火)01時17分37秒
「……あっ、そうだ、新垣はアレだよね、確か、ほらあのあれ」
「はい?なんですか?」
なんですかじゃないでしょ!?
それは、こっちが言いたい、お前の鼻はなんですか、小一時間(ry)と……まったく、今年の新メンは使い物にならないわねー。
「…そんなのがリーダーならカオリ、リーダーなんてなりたくなかったよ。飯田とリーダーが似てる?だから、なに?」
いや、それずっと前に自分で言ったことでしょ。
たしか、チャレモニVSなんかで。
ダメだ……ぜったい、止まらないわ。ヒサビサのジョンソン飯田モードね。
カオリといい石川といい、ネガティブな人ってスイッチが切り替わると怖いわ……。
「空が青くても、カヲリは青くならない?分かる?つまり……」
それから、飯田の説法は何時間も続いたとか続かないとか……
- 92 名前:そうだ!やっすーALIVE DX 投稿日:2002年05月14日(火)01時18分10秒
「ねぇ、よっすぃ〜」
「ん?」
「あたしたち、あの場にいなくてよかったね」
「…そうだね」
「春だね〜」
「そうだね〜」
もうムリ…かもしれない
- 93 名前:zk 投稿日:2002年05月14日(火)04時06分06秒
- >もうムリ…かもしれない
そげな弱気な事言わんといて〜な〜。
毎回深夜に大爆笑して隣人から
嫌〜〜な目で見られても更新
楽しみにしてるんすから…。
- 94 名前:nanasi 投稿日:2002年05月14日(火)08時06分38秒
- >「空が青くても、カヲリは青くならない?分かる?つまり……」
わかんねーよ(w
っていうか、作者さんは、もしかしてク??さん?(ちがかったらスマソ)
はじめて読んだけど爆笑しちゃいました。ネガテブNOですよ!
がんがってください。
- 95 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月15日(水)00時49分59秒
- 弱気になったらいけない。頑張れ!!いしごま万歳!!
でもここはやすいしが見たい。更新楽しみに待っています。
- 96 名前:読者@ 投稿日:2002年05月15日(水)08時32分21秒
- おもれーですよ。1日更新ないとけっこう不安になる(w
がんばってください!
- 97 名前:ごーめんなさい 投稿日:2002年05月16日(木)00時20分27秒
( `.∀´) <ったく、なんで交信がないのかしら?
( ´ Д`)<…けーちゃん知らないの?
( `.∀´) <な、なにをよ?
( ´ Д`)<ぶっちゃけた話、作者、この話放棄するらしいよ
( ;`.∀´) <なんですってーっ!!!?う、ウソでしょ!?
( ´ Д`)<で、梨華ちゃんをめぐる争いのバトルリョワイヤリュ1999がはじまるんだって
( ;`.∀´) <なんで石川をめぐって争うのよ…っていうか、なぜに1999!?今は、2001年よ!
( ´ Д`)<…2002年だよ
( ;`.∀´) <……こういう商売は時のたつのも忘れるわね
( ´ Д`)<年末年始に需要がある歌手なのに?年号忘れるなんてダメだね、けーちゃんは
( ;`.∀´) <うっるさいわねー、誰にだって間違いはあるのよっ
( ´ Д`)<過ちは正さねばならない
( ;`.∀´) <なんのキャラよ、それ?
( ´ Д`)<ともかく、バトルリョワイヤリュ1999、よろしく!
( ;`.∀´) <…マジで?
( ´ Д`)<…ウソで
いや、この間のを更新しながら書いてた大量のお話が、
よくある話保存する前にぶっとんで凹みに凹みやってられへんっちゅーわけで
えー、明日からまた更新します。
- 98 名前:ター命 投稿日:2002年05月16日(木)10時31分53秒
- 一瞬ドキッとしたけど、それは、凹みますね(w
まぁ、今日は更新するようなのでよかったっす
- 99 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月17日(金)00時27分51秒
恐怖のジョンソン再来以来、娘。内というか、
私は超頂長いい感じ町長蝶々チョウヨンピルな感じで、平和な生活を送っている。
まったくもっていいことだ。
でも――この間は、つい矢口への恨みで暴走しちゃって根本的な原因とはまったく接触してないのよね。
その原因もなんだか私と喋るのを避けてるみたいだし……
あー、ものすごーく気になるわ。気がつくと目で探してるなんてもう末期みたいね。
こうなったらどっかでいっちょ話しつけないと。
ターゲットチェック…ヤッスーeyeターゲット確認。
ロックオン。
- 100 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月17日(金)00時29分45秒
「あはっ、梨華ちゃんキショイよ〜」
「え〜、そうかな〜」
「キショイって、ねぇ、よっすぃ〜」
「え?なに??」
「もう一回やってみて」
「え〜、じゃぁ、いくよ。コンポジワ、石川りかみです」
「あ〜、キショイね〜」
「え〜」
あらあら、言われてるわね。
……待てよ、コンポジワってそうだわ、タンポポよ!
そういえば、私、今度、オソロに出るんだった。
あの番組、タンポポ編集部とは名ばかりで、ほんとは「石川と愉快な仲間たち」だからね。
まず、石川が出ないってことはない……つまり、収録後に捕まえちゃえばお持ち帰り
……じゃなくて、つもり積もった話が出来るってワケよ。
ヤッスー、あったまいー!
そうと決まったら、まずは他の出演キャラをチェックね。
収録終わった後に、誰かと一緒にダッシュで逃げられたらまずいし。
加護が要チェック人物かしら。
なにげに姉妹じみてる2人だし。
石川が一緒に逃避行するとしたら加護としかないわよね。
つまり、ここは加護に聞いておくべき……っと、加護がうまいことに1人でボケッとしてるわ。
- 101 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月17日(金)00時31分46秒
「加護―」
ん?……呼んだあとに気づいたけど、よく考えたら出席率下から数えてNO1のこいつはなかったわね。
でも、案外、「保田さんのために出演します〜」なんてかわいいこと言ってたりして、キャッ、加護ってかわいいわ。
「はい〜?」
「ちょっと、ちょっと……」
「…なんですか〜?そんな小声で」
顔寄せあって、んちゅっ
「うぉえー」
なっ!声に出してないのに、なんで!?
「いや、顔が変わってたから」
「…あ、そう」
「それで、なんですか?」
「あのさー、あんた今度私がオソロでゲストって知ってる?」
「えっ?そうなんですか〜?知りませんよ」
ちぃっ、保田さんのために出演します、加護ちゃんカワイイ伝説は妄想だったのね。
ヤスカゴなんて…ヤスカゴなんて……
ま、加護がいないとなると、楽な勝負になりそうだからいっか。
次、行こっ次。
「もういいわ、ありがと」
「ちょ、なんだったんですか〜?」
- 102 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月18日(土)00時48分36秒
次は、矢口かな。
最近なにかと出席率にご執心みたいだし。
スタッフも怒濤の同期トークってヤツを狙ってるかもしれないわよね。
さて、矢口は…どこかな?
「キャハハハハ…」
っと、ヤッスーear、矢口の笑い声確認!!
方角、酉!
微かにまじるもうひとつの笑い声、は、なっちね。
ターゲットロック・音
「へいっ!ポチっ!!」
「……ちょっとー、圭ちゃんまでポチって呼ぶなよー」
ほらね、こう呼ぶとすぐ反応してこっちに来るのよ、矢口は。
動かずとも人が寄ってくる、これ、ヤッスーの宿命。
- 103 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月18日(土)00時50分22秒
「で、なに?」
「お金、かして」
「はぁっ!?」
間違えたわ、つい矢口の顔見るとあの時の悪夢が蘇ってきて……
「コホン、もとい、今度のオソロの収録に矢口は来るのかな〜って」
「矢口は出ないよ。っていうか、圭ちゃんゲストの時はカオリと石川の2週録り」
カオリと石川か……いわゆるネガテブ姉妹、最強コンビってやつね。(どこが〜? by後藤)
ま、この2人なら…大丈夫かな。
カオリが交信中を見計らって石川をどっかに拉致って、ことの真相を吐かせ…
って、これじゃ誘拐みたいじゃない!
違うわ、私は、ただ石川と話がしたいだけよ。
っていうのも、なんか変だけど……ここんとこほんとに話してないからちょっと話したいのは確かなのよね。
一緒に温泉も行きたいし、一緒にディズニーランドも行きたいし…柴田なんかには負けないわよっ!!
- 104 名前:今日は少ない 投稿日:2002年05月18日(土)01時03分38秒
( `.∀´) <今日は、更新少なかったわね。
( ´ Д`)<ま、眠いんじゃない
( `.∀´) <あんたじゃあるまいし…
( ´ Д`)<こんなの書いてる元気はあるのにね
( `.∀´) <っていうか、告知があるらしいわよ
( ´ Д`)<告知?
( `.∀´) <そう
( ´ Д`)<ついに今までの明るい路線をかなぐり捨てドロドロに持っていくんだね
( `.∀´) <そうなのよ……って、違うわ、あくまでこの路線は変えない
( ´ Д`)<って言いながら、最初に書いてた話とまったく路線変更して書き直してるくせにね
( ;`.∀´) <ギクッ!あ、あれは仕方ないのよ、ネタがあまりにも古くなってたから……
( ´ Д`)<今のだって古くなってるよ
( ;`.∀´) <ギクギクッ!
( ´ Д`)<最初の萌え萌えはどこいっちゃったんだろうね。お蔵入り?
( ;`.∀´) <…………
- 105 名前:今日は少ない 投稿日:2002年05月18日(土)01時04分32秒
( ´ Д`)<あぁ、それで告知ってなんだっけ?
ノ( ゜皿 ゜)ノ ノ<カヲリガオシエテアゲル
( ´ Д`)<おわっ!びっくりした〜
( ;`.∀´) <…………ぜんぜんビックリしてなさそうな驚き方ね
( ゜皿 ゜)<ジツハフッカツシタノモツカノマショジジョウッテヤツニヨリカヨウアタリマデコウシンデキナインダッテ
( ´ Д`)<ふ〜ん、ま、それもいいんじゃない?
( ;`.∀´) <っていうか、カヲリの説明じゃ誰も読む気しないわよ……
ノ( ゜皿 ゜)ノ <シツレイナ!!
( ´ Д`)<ともかく、更新ちょっとstopってことが言いたかったんでしょ
川 `〜` )||<まぁね
( ;`.∀´) <最初からそれで喋ってよ
( ´ Д`)<というわけで、次回は「かおりKAORI圭織」お楽しみに〜
( ;`.∀´) <だから、なんで勝手に話つくるのよ、あんたは……
川 `〜` )||<カヲ嬉しい…
と言うわけで、告知でした。
- 106 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月18日(土)18時56分39秒
- リーダー読みにくいよ(w
- 107 名前:読者@ 投稿日:2002年05月21日(火)23時35分27秒
- 全作品に書くけど、更新アル?ちょっとク(ryさん不足だ(w
- 108 名前:ク(ry 投稿日:2002年05月23日(木)00時38分20秒
( ´ Д`)<今日から復活だよー!
( `.∀´) <なんであんたのほうが目立ってるのかしら
( ´ Д`)<やっぱり人気かな?
( `.∀´) <バッカねー、人気なら私がダントツじゃないっ!さぁっ
( ´ Д`)<キリキリいってみよーっ
( ;`.∀´) <わ、私のセリフ
- 109 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月23日(木)00時39分46秒
「あのさー、圭ちゃん、盛り上がってるとこ邪魔するけどさ……顔、すごいことになってるから」
――はっ!!つい……って失礼ね〜。普通の顔してるだけじゃない。
「それよりさ、石川とはどうなってんの?」
「え?」
「忘れたとは言わないでしょ?あたしもあれから気になってさー2人の様子チラッと見てたり見てなかったりしたんだけど」
「どっちよ!?」
「うん、まあね。2人とも前ほど絡んでないじゃん?矢口、ちょっと心配してたわけ」
ふ〜ん、やっぱり矢口って面倒見がいいのね〜
これで、見返りを求めなければ最高なのに……そこのところがまだまだ甘いわ青いわってところなんだけど――
「カオリも心配」
後ろから突然、聞こえる声。
「うわっ!?」
「ちょっと、カオリ!いきなり後ろから会話に入ってこないでよ」
「まぁまぁ、矢口は向こう行って。ここからは大人トークなんだから」
「はぁっ!?ムカツクな〜」
矢口は、口では文句を言いながらもあっさりとなっちのもとに引き返していった。
それにしても、いきなり割り込んできて人を追い払うなんて……さすがカオリね。
- 110 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月23日(木)00時43分53秒
で、なんだっけ?
大人トーク?
大人トークをするのよね?
っていうか、大人トークってなによ?
私、特にカオリと話すことなんてないんだけど――そんな、すっごい自信たっぷりな顔して見られても困るし
「圭ちゃん、カオリに全て任せてね」
「…なにを?」
「石川とラブラブ大作戦でしょ?」
思いっきり、誤解してる
――そりゃ、ちょっと前みたいに普通に話したいな〜なんて思ったけど
ラブラブとは違うのよ。まったく、カオリも矢口もなに勘違いしてるんだか。
「ラブラブ大作戦の絶対必需品、はいっ」
ん?なに、このチケット
……ホテル「イキまっしょい!」…こ、これはなんともまぁ……
いやーん♪
ジュルル
ってよだれ垂らしてる場合じゃないわ
「ちょっと、カオリ!なに考えてるの!?」
「まぁまぁ、落ち着いて、狛犬さん」
「しれっと、人のこと狛犬って呼ぶなーっ!だいたい、私と石川はそんな仲じゃ…ムグッ」
「Please、静かに」
静かにの英語分からないの?
だったら、中途半端に英語なんて使うなってのよ。
……っていうか、また息塞いでくるし…タンポポは人の話を止めるとき息の根を止めるわけ?…死ぬわよ、マジで。
- 111 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月23日(木)00時45分23秒
「いい?カオリは別にそこでにゃんにゃんだかわんわんだかぶーぶーだかぴーぽーだか………etcをしろって言ってるわけじゃないの」
「……プハッ、死ぬかと思った。じゃぁ、なにをするのよ、このホテルで」
「人目を気にする石川さん(しないよ)、意地っ張りな石川さん(しないよ)」
「はぁっ?」
っていうか、なにげにカオリのセリフの後に入ってるナゾの声のほうが気になるんだけど……
「つまりね、カオリは思ったの。そんな石川がどうしたら素直に悩みを打ち明けるかと……」
「…うん」
なんだ、いがいとまじめに考えてくれてるんじゃん。
ちょっとホテルの割引チケットもらったときは、ドキドキしちゃったわよ。
- 112 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月23日(木)00時47分49秒
「で、カオリが本気出して考えてみたらほんとに二人っきりの気まずい空間だけしかないかなと」
「はぁ……それで、ホテル」
二人っきりの気まずい空間って……どうなんだろ?
そんなとこだったら余計に話してくれないような気もするんだけど……
「うん、カオリ超真剣に考えたんだよ……却下されたら悲しい」
うっ!その上目遣いはヤバイ……
これはお酒を飲んだら色っぽいよ、甘えたカオリンモードってヤツね……
もう、仕方ないわ。
案外、私たちの未来のために交信して考えてくれたのかもしれないし、
それに、カオリの交信だったら意外といい案なのかも。
素直に受け取っておこうかしら。
べ、別に石川とにゃんにゃんだか、わんわんだかぶーぶーだかするワケじゃないわよ。
断っておかないと変な誤解されちゃうもんね。
このネタも、「モー娘(略)」にちゃんと書かないと。
サブタイは、「2代目リーダーの交信記録」
…んー、もうちょっとひねりたいわ。
まぁ、それはおいおい考えればいいか。
- 113 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月23日(木)00時49分13秒
「じゃ、あのありがと」
「え!?ほんとにこの作戦するの!?」
「ちょっと、なんでそこで驚くのよっ!?」
もしかして、ただ単におもしろそうだったからなの!?
交信してくれたんじゃないの!?
「え、カオリ驚いてないよ…てへてへ」
カオリが辻の笑い真似したところでかわいくもないし、ごまかしにもなってないわよ……もういいわ、どうでも――
「ともかく、使うか使わないかはその時次第だけど、一応もらっておく」
「…そう、頑張ってね」
なにをどうガンバレっていうんだか。
ほんとタンポポって頭オカシイ連中ばっかりね
- 114 名前:そうだ!やっすーALIVE EX 投稿日:2002年05月23日(木)00時50分19秒
「あはは、ごっちん、なにそれ」
「むぁむぁ…んきゅ」
「あははははは、すっげー!じゃぁ、吉子もいきますよ、せーの」
「あはっ、吉子その顔やばいやばすぎ、あはあはあは」
「なに?変顔対決?矢口もいれてよ、ほりゃっ」
「なっちもするべ、ふんっ」
「ののもするれす」
「うちもー」
楽屋内に響き渡る笑い声。
―――訂正。娘。って私以外みんな頭おかしいわ――
疲れちまったぃ
- 115 名前:nanasi 投稿日:2002年05月23日(木)08時52分13秒
- オー、大量更新!
いやいや、ヤッスーが一番おかしいっすよ(w
- 116 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月24日(金)03時29分37秒
オソロの収録ってすごいまとめ録りなのね。
このあと、カオリと矢口でまだ録りあるらしいし…ヤンタンは、そこまでじゃなかったわよ。
だいたい、『今、3月じゃなくて4月でしたね〜』って、
カオリもぶっちゃけばらし気味だっだじゃない。いいのかしら、こんなの放送して。
まぁ、それよりも――
「お昼休み〜、乙女、保田に感動♪」
気に入ったわ、これ。
シングルカットされないかしら?
本家よりも売れる自信があるわ。
今度、つんくさんに歌いながら詰め寄ってみようかしら。
どんどこどんどこどんどこどん♪yeah!って、これは、ミニモニじゃないっ!
- 117 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月24日(金)03時32分26秒
「圭ちゃん、圭ちゃん」
「え?うわっ!……なに、カオリ」
「…………」
だから、無言でそんな目しないの!マジメに怖いってば。
私のメデューサの眼力よりも、カオリのほうが怖いのよ。
今まで秘密にしてきたけど知ってた?
「いよいよだね。今、石川、ロッカーに閉じこめてきたから、誘いなよ」
「うん、ありがと…ってはぁっ!?」
閉じこめてる!?
閉じこめてるって言った、今!??
しかも、ロッカー!?
矢口じゃあるまいし、どうやって閉じこめたのよ……まさか、ムリヤリ詰め込んだとか?
ロッカー詰め殺人事件!?
なんかカオリの場合ありえないともいいきれないじゃない!
私、犯罪者を娘。の中からだすのだけはイヤよ!
「ッカオ……」
うっわー、にこにこしてるし、いいコトしたとでも思ってるのかしら。
なにを言ってもムダね、それよりも石川のところに行ったほうがいいわ、まったく、世話がやける。
「がんばってねー」
私は、カオリのまろやかな声を背中に受けながら幽閉されたお姫さま(なんちゃって、キャー)石川の救出に向かった。
- 118 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月25日(土)01時16分22秒
「飯田さーん、開けてくださいよー」
どんどんと、中から石川の声が聞こえる。
本当にロッカーに入ってるんだ……
っていうか、入れるほうも入れるほうだけど疑いもなく入るほうも入るほうよね……
まさか、開けた瞬間、ロッカー型になった石川が出てきたりして……
やだっ!
それ、すっごい使えそうじゃないっ!
スレタイは、
「知のマネをしてロッカーに入る石川さん 一回目」
でも、注意するのは画像がないと信じてもらえないことよね。
まずハァとか(゚Д゚ )ゴルァとか言われないためにも、
写真撮らなきゃ……って、こんな時に限ってカメラ持ってないしーっ。
でも、撮りたいわ。
撮ってうp。
どうにかして土曜日、梨華タンハァハァ……
ダメよ、名無しどもにこんなことされるんならうpはダメね…
え?も、も、も、もちろんそんなことしないわよっ乙女ヤッスーのカワイイジョーク
……これは、やっすー観賞用として保存するわよ。
さて、どうしたものかしら?
カメラ取りに一回家に帰ろうかしら……………
- 119 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月25日(土)01時18分22秒
「飯田さ〜ん……いないんですか……うっ……うっ…うわぁーん」
げっ!!泣き出した!?
これぐらいで泣く!?……普通、泣くか……
「い、石川!!!」
慌ててロッカーの扉を開ける。
中から額に汗し疲労の色を見せた涙目の石川がふらふらと出てくる。
今度は一緒になって倒れないようにしっかりとその体を抱き留めた。
「…ひっく……ひどいですよ〜・・飯田……やっ、保田…さん?」
石川は、自分の身体を抱き留めているのが私だと分かると目を丸くして素早く身体を引きはなす。
なんだか久しぶりに石川と面と向かって会うような……
「……なんで…」
私は、石川の言葉に微かなデジャビュを感じていた。
(^▽^)<なんで?
しかし、その言葉には続きがあった。
「なんで、保田さんが…いるんですか……?」
トロンとした上目遣い。
そぅとぅ疲れているみたい。今にでも眠ってしまいそうな感じで
それがまたっちょ―――――カワイイ!
……なんて、興奮してる場合じゃなかった。
っていうか、まさか、私が閉じこめたとか思ってないわよね〜。
こうして余計な誤解を増やしていくのよね、カオリって。
- 120 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月25日(土)01時21分48秒
「あ…っと、大丈夫?…あのね、石川……い、石川!?」
ぐったりと石川が私に身体を預けてくる。
「……すみません…なんか…疲れちゃって……」
ううっ!この甘えた感。
ん?…ちょっと熱い!こいつ、熱いわ。オーバーヒートしてるわ!
「あんた、熱あるんじゃないの!?」
「ふぇ…?」
「ふぇじゃなくて…おでこ、はいっ」
素直におでこをだす石川。
っていうか、こ、これは、熱いどころじゃないわよ。
チョーチョーチョーチョー熱い!
よくこれであんな収録できたわね。意外と根性あるじゃない!姫が誉めてあげる
って、そんなことより、今日は、作戦中止!はやく家に連れてってあげなきゃ。
「石川、はいおぶさって」
「…え?だいじょーぶでしゅよ〜」
「どこがよ、舌も回ってないじゃない。いいから、乗りなさい!」
「ふぁい……」
ようやく石川が私におぶさる。
熱のせいか温かいその体をおぶって私はタクシーの待つ場所まで急いだ。
- 121 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月25日(土)01時22分51秒
「あれ?圭ちゃん、石川、どうしたの〜?」
前から、今から録りの矢口がのんびりと私に声をかけたような気がしたけど、
小さくて見えなかった…
「無視すんなよーっ!!」
後ろから、今から録りの矢口が鋭く私に突っ込んでいたような気がしたけど、
振り向いてまで見る気にならなかった。
――矢口、正直スマンかった。
- 122 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月25日(土)11時44分37秒
- ヤッスー!どさくさまぎれでお持ち帰りか!頑張れよー(w
- 123 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月26日(日)00時38分45秒
とにもかくにも、タクシーに石川をのせて一緒に乗り込む。
石川が、チラッと私を見る。
熱っぽい目……って、熱があるから当たり前だけど、
家につくまでまだかかるから私を見てる場合じゃないでしょ。
「石川、寝てていいわよ」
「…………」
私の言葉に石川がこくりとうなづいて肩に頭をのせてくる。
甘酸っぱいシチュエーションってやつね……もっと元気なときにしてほしかったわよ。
まったく、心配ばかりかけるんだから……今日が、これだけしか仕事なくてよかった。
やがて、穏やかな寝息が聞こえてくる。
暖かな陽射しの中、タクシーは広い大通りを猛スピードで通過していった。
- 124 名前:少ないな、今日の交信 投稿日:2002年05月26日(日)01時01分31秒
( ´ Д`)<今日、これだけ?
( `.∀´) <まったく、作者もふざけてるわねっ!キリキリ逝きなさいよっ!
( ´ Д`)<なにはりきってるの?
( `.∀´) <なにって……もちろん、石川との灼熱のランデブー!
( ´ Д`)<はっ
( `.∀´) <鼻で笑うなんて失礼ねーっ
( ´ Д`)<だって、灼熱のランデブーなんてありえないじゃん
( `.∀´) <ありえるわよっ!まったくあんたはいつになったら私が主役だって認めるの!?
( ´ Д`)<…まぁ、仮にけーちゃんがこの話の主役だったとしてもさ〜
( `.∀´) <だから、主役だってば!
( ´ Д`)<どっちにしてもどうでもいいんだよね、後藤にとっては
( `.∀´) <どういう意味よ?
( ´ Д`)<某Sというグループの今まで口パクonlyだったNが何年前の流行り!?って感じのダサイ格好でソロパートもらったこととおなじくらい、どうでもいい。
( ;`.∀´) <…………なんだかめちゃくちゃ複雑だわ
- 125 名前:少ないな、今日の交信 投稿日:2002年05月26日(日)01時03分30秒
( ´ Д`)<ついでに言うと、元ち○せのよさがまったく分からないってくらいどうでもいい
( ;`.∀´) <………………で、なにが言いたいのよ?
( ´ Д`)<んぁ?…………なんだったっけ?記憶の淵に沈んでいっちゃったよ
( ;`.∀´) <……忘れたの?
( ´ Д`)<そうともいうね。それよりさ〜、なんで更新少ないんだろうね
( ´D`) <あーい、のの知ってるのれす
( ;`.∀´) <辻!?あんた、いつからこのスレに?あっちで迷子だからってこっちにくることないでしょ?
( ´D`) <いいんれすよ、別に…あっちは、しょせん亜依ぼんのスレれすから。ののがいなくてもどうにかなるのれす。
( ´ Д`)<そりゃ〜、そうだろうね〜。辻は、脇役の方が似合うもん
( ;`.∀´) <ご、後藤っ!!?
( ´D`) <……ごとうしゃん
( ´ Д`)<それより、さっさと理由教えろよ
( ;`.∀´) <なんかあんた、キャラ変わってるわよ
( ´D`) <…いいんれす、これがののとごとうしゃんのいつもの会話なんれすから
( ;`.∀´) <そ、そうなんだ……
- 126 名前:少ないな、今日の交信 投稿日:2002年05月26日(日)01時05分16秒
( ´D`) <交信がすくないのは……
( ´ Д`)<(ドキドキ)
( `.∀´) <(ドキドキ)
( ´D`) <……………………
( ´ Д`)<長い!お前は、みのかよっ!
( `.∀´) <まぁまぁ、マターリよマターリ……ほら、辻、早く理由言っちゃって
( ´D`) <……………………テヘテヘ、きおくのふちにしずんでしまったのれす
( `.∀´) <デジャビュを感じるけど一応聞くわ……忘れたの?
( ´D`) <そうともいうのれす。ののはもう亜依ぼんの元に帰るのれす。それじゃ、まだまだ出番の来ないヒマ人のお二人サンさらばなのれす。
( ´ Д`)<感じ悪くない?
( `.∀´) <あんたほどじゃないわよ、かわいいもんじゃない?
( ´ Д`)<どう思う〜、感じ悪いよね〜?
( `.∀´) <鮎かよっ!!
( ´ Д`)<で、なにがしたかったんだろうね
( `.∀´) <さぁ?
いつものことながらとくに意味はありません。
- 127 名前:読者@ 投稿日:2002年05月26日(日)10時12分50秒
- 辻と後藤?(w
じつは、この意味のない顔文字トークけっこう好きです
- 128 名前:スティンガー 投稿日:2002年05月26日(日)15時11分20秒
- ここからヤッスーが石川をづいhgふぉぇgrhぐおえ(暴走ぶっ壊れ)
失礼いたしました。続き期待してます!
- 129 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月29日(水)00時59分38秒
「ホラ、石川……鍵どこ?」
「ふにゅ……バッグのなか〜」
バッグの中か――私が開けていいのよね。
禁断の石川バッグ……キャッ…って、言ってる場合じゃないんだってば、
ホントにけめぴょんのバカバカバカ!
ガチャリと音がしてドアが開く。
私は、石川を抱きかかえたままベッドへと向かう。
別に変な意味じゃないわよ。
にしても、吉澤が「梨華ちゃんちは汚いんですよー」ってへラッと言ってたけど……
ホントに汚いわね〜私の部屋よりも汚いわ。
ま、ヤッスーのルームはピカピカキラキラ輝いてる、みたいなね
うわっ…ちょっと今、踏んづけちゃったの、なに?
グニャっていうか、ヌチャッていうか……見たくないわ。
でも、こんなぐったりした石川見てたらそんなこと気にしてられないんだけどね。
- 130 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月29日(水)01時01分57秒
「石川……石川」
「ん…は〜い」
「ここあんたんちよ、分かる?」
私が、そう言うと石川は寝ぼけているようにキョロキョロと部屋を見回す。
「あれ〜いつのまにか部屋に付いてる〜……ヤスえもんすご〜い…」
…ヤ、ヤスえもん
いったい、あんたの脳内では私の存在ってなんなの?どっと疲れたわよ
「……あのさー、私はもう帰るけど…あんた、ちゃんと着替えて暖かくして寝るのよ」
「え〜帰っちゃうんですか〜ヤです〜」
「はぁ!?」
な、なにこの甘えん坊石川は!
チャーミーでもないわ、かといって、ネガポジを行ったり来たりしてる
いつもの石川でもない…こ、これはっ!!!甘え石川ねっ!!
って、そのまんまじゃないっ!もっとひねったネーミングしろーっ!!
- 131 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月29日(水)01時04分02秒
「保田さんが〜、帰ったら〜……」
舌っ足らずな声で石川が言う。
梨華、寂しいです?
私も寂しいわよ、梨華
なんつって、なんつって。
どうしよ、マジでそうだったら、やっすー理性飛んじゃうわよっ!野獣ヤスになるわよ
「な、なに?」
「…保田さんが帰ったら〜……」
「うんうん」
「誰がご飯つくってくれるんですか〜」
「ガクッ……」
ご、ご飯!?
まったくあんまりショックでカヲリみたいに効果音を口に出しちゃったじゃない
……そんなのアリーナ〜
……しょせん、石川にとって私は…便利屋ヤスえもん兼お嬢様の飯炊き女ってことね
「ね〜、保田さ〜ん」
くぃくぃと私の肘の辺りを引っ張る石川。
そんな眼で見なくても分かったわよ。飯炊きおばちゃんになってあげるわよ
「分かったって…おかゆ作ってあげるから、あんたは着替えて寝てなさいよ」
「は〜いっ」
可愛く返事してるケド、私の料理の腕前知ったらビックリするわよ。
まぁ、お腹は壊さないと思うけど。
- 132 名前:そうだ!やっすーALIVE SUPER 投稿日:2002年05月29日(水)01時04分41秒
「ねぇ、よっすぃ〜」
「ん?」
「甘酸っぱいね」
「…そうだね〜」
「……夏だね〜」
「そうだね〜」
だんだんワケわからんくなってきた
- 133 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月29日(水)04時06分50秒
- んなことはない。梨華たんとヤッスーの関係に萌えました。
- 134 名前:読者@ 投稿日:2002年05月29日(水)08時48分04秒
- ヤスえもん、いい!作者サン、最近ドライモンにはまってますよね(w
- 135 名前:マシュー 投稿日:2002年05月30日(木)00時31分49秒
( ´ Д`)<け〜ちゃん、燃えたって
( `.∀´) <字が違う!萌えよ萌え!燃えたら怖いでしょ
( ´ Д`)<ある意味、いつものけーちゃんは燃えてるよね
( `.∀´) <まぁね、全てのヲタを洗脳すべく…ってなに言わせんのよ!
( ´ Д`)<でも、よかったね〜
( `.∀´) <な、なにが?
( ´ Д`)<はじめてじゃない?萌えって言われたの
( `.∀´) <そういえば、そうね。作者、暗いのばっかり書くから
( ´ Д`)<ぶっちゃけエロも書けないらしいしね
( `.∀´) <らしいわね。
( ´ Д`)<カスだね
( ;`.∀´) <そこまで言うなってのよ
(●´ー`●)<なっちは天使だべ
( ;`.∀´) <……???
( ´ Д`)<……???
- 136 名前:マシュー 投稿日:2002年05月30日(木)00時33分10秒
( ´ Д`)<けーちゃん、ドラいもん
( `.∀´) <なんで私がドラえもんなのよっ!
( ´ Д`)<誰もそんなこと言ってないじゃん
( `.∀´) <でも、見てる人は見てるのねー
( ´ Д`)<ってゆ〜か、後藤はなんの話か分かってないんだけどね
( `.∀´) <ま、まぁ、まだうちら出てないからね
( ´ Д`)<当分でないだろうしね
川’ー’川<そんなことより見てくれました?
( ´ Д`)<あ、高橋〜。見てくれましたってなんのこと?
( `.∀´) <見てたわよ!あんた、いい感じじゃない
川’ー’川<そうですか、嬉しいです〜
( ´ Д`)<だから、なんの話?
( `.∀´) <今度、私の家に来てくれるんだってね
川’ー’川<え?そんなこと言いましたっけ?
( `.∀´) <カモーンナッ
( ´ Д`)<……珍しくあたしが放置?
- 137 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年05月30日(木)00時35分03秒
「生煮(なまに)えのご飯どうする?♪番茶の茶ん袋といっしょに♪火をどんど どどーんともやし(ヨウ)♪ぐらぐらっと炊いてお塩で味をつけ♪ぐらぐらぐら ラララ♪あっさりぱっと 炊きあげりゃ♪あっ 茶〜めし粥(がゆ)♪
ボーイスカウトに行ったことあってよかったわ。
十種野営料理の歌乾杯!!って感じね。
さぁ、歌の通りにつくったらなかなかいい感じにお粥になったじゃない。
まずは味見しないとね。
んー、パクッ!
……んっ!Delicious!!ぜんはおちゅーっ!ブルァボォー!!
私って気づかなかったけど、料理の天才だったのかしら?
もしかして、味皇?
味皇ねらえる!?
え?私だったら味将軍って!?誰よ、そんなこと言うやつはっ!!
- 138 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年05月30日(木)00時38分03秒
次は、お茶の用意っと!
「日和(ひより)つづきの今日此頃(このごろ)を♪心のどかに摘みつつ歌う♪摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ♪摘まにゃ日本の茶にならぬ♪」
って、なんかさっきから誰もついていけそうにない歌ばっかり歌っちゃってるわ。
お茶お茶お茶っと、冷蔵庫の中には………び、ビールっ!?
しかも、1,2,3………10本も!!!
げっ!な、なにこれ!?
日本酒!?
なんでこんなものまで!……ま、まさか、石川がこんな大酒のみだったなんて、知らなかったわ。
それ以前に、未成年でしょ!?
これは、注意しないと……でも、寝込んでるし……でも注意……でも……でも……
そうだわっ、やんわりと注意したらいいわよね、うん。
このまま胸の内にとどめておくと私が病気になるわ。
筋の曲がったことがダイキライ、保田圭21歳!だからね!
ま、そんな堅苦しいことはおいといて、ついでに卵酒つくってあげようかしら。
それに便乗して私も飲めるし!
いい口実が出来たわ、フォッフォッフォ――じゃなくて、先にお粥よね。
- 139 名前:ター命 投稿日:2002年05月30日(木)10時13分47秒
- ヤッスー、次はター狙い?(w
ところで、ヤッスーの歌ってる歌はホントにあるんですか?
- 140 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月30日(木)16時26分34秒
- んあーー。梨華たんなかなかやるねー。
- 141 名前:明日は、交信できまへん 投稿日:2002年05月31日(金)01時39分03秒
( ´ Д`)<けーちゃん、高橋狙ってんの?
( ;`.∀´) <…………
( ´ Д`)<…………
( ;`.∀´) <…………
( T▽T)<そんなの悲しすぎる〜
( ;`.∀´) <いっ石川っ!!?(ココには、絶対出ないって聞いたのに……)
( T▽T)<ココには、絶対でないって聞いたのに……って思いましたね、今
( ;`.∀´) <!?
( T▽T)<どういうことなんですか!?ホントに高橋狙ってるんですか?
( ;`.∀´) <そ、そういうわけじゃないって
( T▽T)<言い訳は聞きたくありません!もう保田さんなんて知らない、プンプン
( ;`.∀´) <ちょっと石川!
( T▽T)<今日から愛しの人はごっちんですっ!!
( ;`.∀´) <なっ!?なんで後藤!?
( T▽T)<だってごっちんLOVEだもん
( ;`.∀´) <……(なにかおかしいわ。顔とセリフがあってないし……だいいち後藤はどこ行ったのよ)
- 142 名前:明日は、交信できまへん 投稿日:2002年05月31日(金)01時42分06秒
( T▽T)<あ〜、愛しのあの人お昼ご飯なに食べたんだろう?
( ;`.∀´) <……あんた、後藤でしょ?
( T▽T)<!!そ、そんなこたぁありませんがな
( `.∀´)/ <いい加減にしろってのよ!
バッ!( T▽T)
( ´ Д`)ノ<バレちゃーしょうがあるめぇて
( ;`.∀´) <まったく……
( ´ Д`)<それはいいとして、けーちゃんが歌ってた謎の歌ってのはホントにあるの?
( `.∀´)<謎の歌?十種野営料理の歌のことかしら
( ´ Д`)<多分ね
( `.∀´)<あるわよっ!ちょーちょーちょー有名じゃない!
( ´ Д`)<じゃないっ!
( `.∀´)<Ah−ha♪
- 143 名前:明日は、交信できまへん 投稿日:2002年05月31日(金)01時43分52秒
( ´ Д`)<んあー梨華ちゃんなかなかやるね〜
( T▽T)<や、やだ〜ごっちん、からかわないでよ〜
( ´ Д`)<梨華ちゃんはやっぱり棒読みだね
( T▽T)<そ、そ、そんなことないよ〜ポジポジ
( ´ Д`)<うぉぇ〜〜……もういいよ、けーちゃん
バッ!( T▽T)
( `.∀´)ノ<なによっこれからでしょっ!?
( ´ Д`)<けーちゃんがするとキショイことが分かった。
( ;`.∀´)<どこがよっ!このキューティー保田になんてこというの!
川o・-・)<お言葉ですが保田さん、キューティーとはカワイイ、可愛らしいという意味を持つ英語でしてドイツ語ではniedlich; suess;他にもreizend; entzueckend…
( ;`.∀´)<も、もういいわよ、紺野っ!物まねは止めるから、もう止めてっ
( ´ Д`)<アインツバイ……忘れた
- 144 名前:読書@ 投稿日:2002年06月02日(日)09時11分15秒
- ついに顔文字劇場に梨華っち登場!?と思いきや(w
アインツバイ・・・なんでしたっけ?おれも忘れました
- 145 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月04日(火)00時34分38秒
「石川〜、起きれる?」
「ん〜?」
な、な、なんて声だすのよ。ちょっとドキッとしちゃったじゃない。
「お、お粥つくったけど、食べれそう?」
「…あい」
「そう、じゃぁちょっと体起こして」
「ん〜、起こしてください…」
「えっ!!!」
な、な、な、なに!?誘うかのようなこの両手伸ばし!
抱き起こせってこと!?……こ、こいつ、病気の時のほうがかわいいわ
「……じゃ、よいしょっと」
はぁ、石川の吐息が私の耳にかかって……イヤン
でも、まだ体が熱いわね〜。ほんとに大丈夫かしら。
「ありがとうございましゅ」
「どういたしまして、はい」
「……じーっ」
さらに、な、な、な、なによっ!?
自分で効果音つけて私をそんな熱っぽい目で見るなんて…今度はなにしてほしいの!?ヤスえもんにお願いってか!?
- 146 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月04日(火)00時36分16秒
「…なに?」
「じーっじーっ…」
お粥と私を見比べて…って、た、食べさせてくださいってこと!?
「じーっじーっじーっ……」
「…………うっ、分かったわよ。すればいいんでしょすれば!」
ホント、なんで熱あるとこんなにかわいいのかしら。
調子狂っちゃうわよ。
「ふーふー、はい、あーんして」
「あ〜ん」
「……おいしい?」
「おいちぃーです」
おいちぃーって、なんで幼児語?
私もけめ子の時に使うけど…する人が違うとぜんぜん印象が違うわね。
まぁ、私がするのはカワイイと言うよりビューチホーって感じなわけだけど
ちょっとっ!そこの読者ッ!!
今、ハァ?って言ったわね!聞こえてるのよっ!!!
それは、どういう意味かと小一時間(ry)
- 147 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月04日(火)00時46分28秒
「保田さ〜ん」
はっ、つい人の心を読むなんて高度な魔術を使ってしまったわ…
いやいやいや、魔術といったら石川よね。
圭ぴょんには、そんなこと出来ない。
むしろ、出来るわけがない。
だって、圭ぴょんってば乙(ryそんなことより石川が呼んでるんだったわ。
「で、なに?」
「なんか沸いてますよ〜」
「沸いてる?なにがよ…虫?…あっ!!」
お酒燗してたんだわ。
「ちょっと待っててね、卵酒持ってきてあげるから」
「は〜い」
- 148 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月04日(火)00時48分07秒
アツアツアツッ!
ん〜、いい感じね。
味見味見。
ん〜、いい感じね。
フフっ、この私が卵酒なんて飲んでると思ったら大間違いよっ!
やっぱりいいわね、魔王は!
「保田さ〜ん」
「はいはい」
慌てなくても、今、白衣の天使やっすーが持っていってあげるわよ!
「はい、お待ちどう様〜」
「わ〜い」
ごくごくと卵酒を飲む石川。いい飲みっぷり、さすがは私の愛弟子。
あ!そうだ、なんでお酒なんて持ってるのか聞いておかなきゃ――あんたが20になるまで待ってた私の身にもなれって言うのよね。
「あのさ〜、石川」
「ふにゃ」
「…聞きたいことがあるっていうか……なんでビールとか日本酒とか持ってるの?あんた、まだ未成年でしょ」
私が、飲んだことはあえて言わないでおくわよ……
- 149 名前:スティンガー 投稿日:2002年06月05日(水)22時15分06秒
- 最 高 です(三瓶風に)
- 150 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月06日(木)00時38分34秒
- さいこうです。梨華たん実はお酒が大好きとか。
梨華たんとヤッスーのやりとりがたまりません。梨華たん可愛すぎる。
- 151 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月06日(木)09時02分43秒
- おれも真似して 最 高 です(w
- 152 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月07日(金)00時30分50秒
「ねぇ、石川」
「保田さん」
「ん?」
今までと違ってやけにシッカリとした声で私を呼ぶ石川。
「ちょっと傍に来てくれませんか?」
「なによ?」
真面目な顔して、さっきまでフニャフニャだった癖に……
そんなにあのお酒達には重大な意味があったのかしら?聞かない方がよかったの?
ヤッスー、失言?失恋じゃないわよ、し・つ・げ・ん!
「圭ちゃんっ!!」
石川が私の腕をつかんでグィッとムリヤリ引っ張った。
――えっ!?ちょっとどういうこと!?
「キャッ!!」
悲鳴がカワイイって?
言われなくても分かってるわよ。
それ周知の事実。まさに概出!
じゃなくて、なに、この体勢……ちょっと私、いつのまにか押し倒されてるわよ!?
- 153 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月07日(金)00時39分03秒
目の前には石川の真顔。
怒っているかのようにジッと私を見つめて時折満足げに頷いている。
いったい、なにがなんだか分からない。
「私、圭ちゃんに言いたいことがずっとあったんでしゅっ」
おもむろに石川が言いだした。
っていうか、いつのまにか圭ちゃんって呼んでるし…それは限りなくいいんだけど…
そんなことより、この体勢どうにかしないと…
「…な、なに?聞くからちょっとどいてくれない?」
「嫌れす!」
嫌れす!?テヘテヘ!?
あんたは、辻!?辻語!?
こいつまさかチャンネラー??あなどれないわ
「聞いてますか?」
「え?ハイハイ、聞いてるわよ。で、なに?」
もうどうでもいいから話聞いて脱出成功、ヤッスー帰還しないと。
鈴木爆発みたいな?ともかく話を聞くことが大切です(by○八)
- 154 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月08日(土)00時59分53秒
「あのおばーちゃんメイクやめてくらさい」
「はぁっ!?」
「あと、けめ子ちゃんもあんまり嫌れす」
「……な、なんで?」
そんなムキになることじゃないでしょ、仕事なんだし。
私がするんだから石川には関係ないし。
それに言わせてもらえばあのボィンボィンボィン♪のほうがやめてほしいわよ
「と〜も〜か〜く〜、私の圭ちゃんがあんなのしてるのが嫌なんれす〜」
私の圭ちゃん?
いつからあんたの圭ちゃんになったのよ…まぁ、この体勢で突っ込んでもいまいち説得力ないけど――
- 155 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月08日(土)01時02分13秒
「…仕事だからしょうがないでしょ」
「しょうがなくありません。らって、ビデオ見て研究するほど凝ってるじゃないれすか〜?なにかんがえてるんれすか〜。圭ちゃんは〜ホントはかっこいーんだから、もっとどっしりかまえてくらさいよ〜」
どっしりね…ん?今、石川チラッといいこと言わなかった?
――私ってカコイイ?
もしかして、カコイイの?うふっ。
はぁ…なんかもうどうでもよくなってきた。
それよりも、この体勢ちょっと腰に来るわねー
「分かります?けーちゃん」
「……わ、分かったから、今度から少しひかえる、おばあちゃんメイク。ね?これでいいでしょ?いい子だから、どいてくれる?」
なんか子供をあやしてる気分だわ……
- 156 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月08日(土)01時03分37秒
「いやれす〜。どいてほしかったら、ブチュッとブチュッとしてくださいな」
「はぁっ!?ちょ、ちょ、ちょっと石川、あんたなに言ってんのよ」
「石川じゃなくて〜、お姫様って言ってくださ〜い」
「はぁっ!?」
お、お姫さま!?
どういう願望よ、それ。
さっきまでのふにゃふにゃ甘えモードとはまたなんか違うわよ。
こいつ、いったい、いくつ人格もってるのよ!?
石川梨華と24のなんちゃらかんちゃら?――っていうか、意外に力強いのね。
ううん、やっすーが乙(ry)過ぎて非力なだけよ、えへ……なんて、現実逃避してる場合じゃないわ。
も、もしかして…さっきからちらっと思って足り思ってなかったりしたけど――こいつ、酔ってるの!?卵酒で!?
- 157 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月09日(日)01時06分51秒
「してくれないんですか〜?」
熱に潤んだ目とお酒で上気した頬で私にキスをねだる石川は、素直にセクスィーベイベー……
はっダメよ、ヤッスー!
ことは、石川が治ってからじゃないと…って、ことってなによ、なにする気、やっすー!?
「当たり前でしょ?あんた、お酒弱いなら弱いって言ってよ」
「圭ちゃんの意気地なし〜」
「いいわよ、意気地なしで!それよりも、あんた寝なさいって!私が寝ててどうすんのよ」
「一緒に寝ましょうよ〜」
な、なんつーことをサラッと言うのよっ!
ホントに、早いとこ石川の下っていう位置から脱出しないとヤバイわ。
ホントにマジメにとめどなくヤバイ気がするわ。
っておいっ!なんで私の服に手かけてんの!?
イヤー、私が下!?ウソでしょ!?
ウソって言いなさいよっ!私が下なんて……シュミレーションでは、完璧に石川が下だったわよ!?
乙女やっすー、大ピンチ!?
いやいやいやいやいや、待てよ。
これで深まる師弟の絆。
たまには、こういう深め方もあり?
そうよねっ!アリの方向でお願いしちゃってもいいわよね。
- 158 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月09日(日)01時08分26秒
「圭ちゃ……」
よしっ!
ありでいいわ。ありあり。私がアリって言ったら蟻よ。蟻じゃない有りでしょ!
さぁ、覚悟決めたわ。
「…い、石川、や、優しく……ん?」
……覚悟を決めた私の視界に入ってきたのは、私に覆い被さったまますーすーと寝息を立てている石川。
「って、寝てんのかよっ!!!」
…………はぁ、なんかこの間からこんなんばっか。
ワザと焦らしてるのかしら?
正直、イヤン……
でも、今日はいっか。
ちょっと忘れかけてたけど、石川、熱あるんだしね。ゆっくり休ませて……
って、もしかして私が動いたら起こしちゃうことになるわよね。
まずいわ、この状況をどう打破するべきかしら。
いくら岩石けーちゃんでも、このまま半日上にのられたままってのはちょっちきついわよ。
全身にくるわ、多分。
明日の、仕事に差し支えるかもしれないし――起こすしかないわよね。
- 159 名前:そうだ!やっすーALIVE SPECIAL 投稿日:2002年06月09日(日)01時10分33秒
「いし…」
「ん〜…………」
あー、でもなんかすっごい気持ちよさそうな寝顔。
…………私は、抱き枕かってのよね。
仕方ない、石川が起きるまでこのままでいよっと、エヘッ。
もちろん、石川のためよ。石川のことを考えてよ。なんにも妄想なんてしてないわ。当たり前でしょっ!
「やす……」
「ん?」
やすって、なに?私の夢でも見てるの??
「やす……」
やす――?
なに、早く言いなさいよ。やっぱりこいつ、焦らすのが得意なのね。
もしかして、やすださん、ラブラブ?
ぐふふっ!
さぁ、いうのよ。
言っておしまい!GO!GO!GO!GO!
「やす……やす…パース」
「なっ!ヤスパース!?」
ど、どうして、ここでドイツの哲学者もと精神病理学者(1969年没)の名前が!?
私の夢じゃなく、ヤスパースの夢っ!?なんでよっ!!
しかも、なんでこいつがそんなこと知ってるの?っていうか、なんで私もそんなこと知ってるの?
謎だわ、不可解だわ。何故です、紺野さん!?
紺野編へ続く……ウソ
- 160 名前:ウォチゴナドゥー 投稿日:2002年06月09日(日)01時28分23秒
( `.∀´) <唇にだけ〜♪唇にだけ♪ずぅっとのこぉってるー優しいあなた〜♪
( ´ Д`)<んぁっ!?けーちゃん、なに歌ってんの?
( `.∀´) <女は愛を体で感じる全部全部全部Ah♪
( ; ´ Д`)<んんんんぁ!!??け、けーちゃん!!!???
( `.∀´) <恋人が笑えば私も藁おう♪
(〜^◇^〜)<恋人が泣いたら私も泣いちゃうー好きだから……はずかしいーキャハキャハハ
( ; ´ Д`)<や、やぐっつぁんまで!!!!???ウ、ウォチゴナドゥーウォチゴナドゥー!?
( `.∀´) <好きよ好きよ好きよ好きよ♪
( ゜皿 ゜)<今は言えるのに片思い♪
( ; ´ Д`)<か、カオリも!!!???!?マジでどうしたの?けーちゃんってば!
( `.∀´)Σ <はっ!!私、なにしてたのかしら
- 161 名前:ウォチゴナドゥー 投稿日:2002年06月09日(日)01時32分58秒
( ; ´ Д`)<もう、後藤チョー怖かったじゃん。なにうたってたの?
( `.∀´) <後藤は、知らないのね……俗に言う旧タンの歌よ
( ; ´ Д`)<な…なんで今さら?
( `.∀´) <ぶっちゃけた話、作者が今日はじめて聞いたらしいのよタンポポ01。しかも、人から貰って……
( ; ´ Д`)<ふ〜ん、で、それが意外によかったんだ
( `.∀´) <らしいわね
( ; ´ Д`)<…だからって、いきなりけーちゃんに歌わせないでよ。ビックリするじゃん
- 162 名前:ウォチゴナドゥー 投稿日:2002年06月09日(日)01時34分01秒
( `.∀´) <…はぁ
( ; ´ Д`)<んぁ?どうしたの??
( `.∀´) <プッチはまだアルバム出ないのかなーって思ってさ……ミニモニだって出るのに……
( ´ Д`)<そういえば…そうだね
((○^〜^)<どっす〜ん。辛い辛いなんて言ってられないでしょ
辛い辛いなんて言ってられない♪アッワチャ!
( ; `.∀´) <よ、吉澤……
( ; ´ Д`)<……よ、よっすぃ〜
( `.∀´) <そ、そうね。私たちも私たちなりに頑張りましょ
( ´ Д`)<そ、そうだね、アルバムでなくてもガンバロ、けーちゃん
- 163 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月09日(日)08時22分16秒
- 旧タンは、いいっすもんねーやっすーが歌うのも分かります(w
- 164 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月10日(月)00時25分02秒
『――今日、なぜかブスが私の部屋で寝ていた。どんだ失態をしてしまった。
いったい、昨日の夜、私はなにをしていたのだろう?
この日記を付けはじめてから記憶が曖昧になったりする。本当の私は、誰だ………』
……やばい、やばすぎるわ。
もうこれしか言う言葉がないくらいやばいわ。
このままだと、石川の日記帳にこんなこと書かれちゃうじゃないっ!
まだなにもやましいことなんてしてないのに、まだっ!
っていうか、そうよっ!
私、大事な大事なことを忘れてたわ。
石川の部屋に来たらまず探さなきゃいけなかったのよ、石川梨華の黒い日記帳……
どうでもいいけど、なんで私がブスなのよ、失礼なっ!!
まぁ、愛情表現ととってあげてもいいけどね。
そんなことよりも、この体勢から早く抜けださないと黒い日記帳に書かれちゃう。
- 165 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月10日(月)00時29分38秒
……なんて、冗談言ってる場合じゃなく……
ホントは、この姿勢で石川に起きられたらやばいかなって思っただけよ。
さ、起こさないように巻き付いてる足をはずしてっと……うん、いい感じね。
あとは、この腕を取らなきゃ――
うひょっ!はだけたパジャマからむ、む、む……鈴木胸尾!
はぁはぁ…危ない危ない。
つい煩悩の嵐に巻き込まれそうに……
それにしても、大きいわね〜、ごっちんとごっつぐらい?
柔らかさ的には、私が一番だけど――
んんっ、どうしてこう脱線するのかしら。
早くしないと石川が起きちゃうわ。
- 166 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月11日(火)00時43分25秒
「ん……」
ゲッ!起きる?起きるの!?
起きるなら起きるって言ってから起きてよっ!!
「…おい…で」
――おいで??
どこに?
――石川が私の頭をつかんでグィッと…ってちょっと、石川、なにすんのよっ!!
「キャッ!」
……悲鳴がカワイイって?
そんなの当たり前…って、これ前言ったじゃない……
っていうか、どういう事態ですか!?
息苦しいわ……こ、こ、こ、この感触は…む、む、む、む、鈴木胸お!!!?
やばい、柔らかすぎる。
負けたわ……
私だって矢口に認められるほどの二の腕の持ち主なのにーー
そんなことはどうでもいいんけど…このままじゃ…窒息するわ。
頭を押しつけないでよ、胸に、いしくぁ…起こさなきゃ…し、死ぬ
- 167 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月11日(火)00時44分48秒
「い…いし…」
はっ!ダメじゃないっ!
この体勢で起こしたら!あぁ、でも意識が遠く………
「……んん……ん?」
「モガモガ……」
「ん????や…保田…さん?」
もう…ダメ、死ぬわ……今までの人生が走馬灯のように巡って石川の声まで聞こえてきたような……
……って、石川の声!?
気づいたら頭をしめつける腕の力が緩んでいる。
ま、まさか石川起きたの!?と、とりあえず脱出よ、やっすー!
- 168 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月11日(火)00時45分50秒
「プハッ!!」
「や…保田さん……」
ゲッ!やっぱり起きてた……し、しかも、なにその眼。
私が悪いとでも言いたげなその眼…これは…確実に誤解されてるわ。
――予想される言葉
@「キャ――――ッ!!!」 朝から聞きたくないわね
A「イヤ――――ッ!!!」 朝から聞きたくないわね
B「どうなるんですかーっ!!」 朝から聞きたくないわね
C「ホイッ!ホイッ!ホイッ」 朝から聞きたくないわね
って、全部朝から聞きたくないことばっかりじゃない。
これは、石川が固まってるあいだに先手必勝ね!
なっつぁんお得意の押し切っちゃえ作戦だわっ!
- 169 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月11日(火)08時39分26秒
- やっすーうらやますぃー (0^〜^0)
- 170 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月14日(金)01時28分47秒
「石川―っ!!あんた、いきなりなにすんのよっ!窒息するかと思ったじゃない!ホントにもう」
「え?あの」
ここで、石川の言葉を挟んじゃダメ!
勢いよ!!ともかく波に乗るのよ!!!!
「昨日は、いきなり倒れてきて驚かせるし…はいっおでこかして……ん!熱は下がってるみたいね。私の優しい優しい看病がきいたみたいだわ。よかったよかった」
「あの、保田さん」
まだまだ疑いのまなこ?もう一押しかしら
「だいたいねー、ちゃんと自己管理しないからこんなことになるのよっ!分かる?分かってるの!?冷蔵庫の中も栄養のなさそうなものしか入ってないし」
「や…」
なかなか粘るじゃない!これがとどめよ!!!
「あ――っ!!思い出したわ!あんた、なんでお酒持ってんのよ!未成年でしょっ!なに考えてんの…って、まぁ病み上がりに説教小一時間なんてしないわよ。なんで(^▽^)?って優しいからに決まってるでしょ」
「…あ、ありがとうございます」
よしっ!勝った!やっすーレイパー説は石川の頭からかき消した。
ふー、よかったわ。ほんと…さて徐々にベッドから出なきゃね。
- 171 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月14日(金)01時29分50秒
「それで、具合はどう?仕事できそう?」
「あ、はい…まだちょっとボーっとするけど大丈夫です」
「そう、よかったわ…あっ!お腹空いてない?昨日のお粥がまだあるわよ」
よしっ!NICEな話の運び方ね。
これで、私がベッドに入っていた事実も海の藻屑になったわよ。
このまま台所に行っちゃえばオッケー!
「いえ…あんまり食欲は…」
なっ!こいつ、話の展開よめよっ!!
「それじゃ…えっと…」
「あの、保田さん」
「ん?なに?今、話の運び方考えてんだから待ちなさいよ」
どうしたら、ベッドに入って胸に顔埋めていた事実を海の藻屑とかせるかしら?
私があー言うと石川がこー言うでしょ(^▽^)なんで……私がこー言うと石川があー……
- 172 名前:zk 投稿日:2002年06月14日(金)05時02分21秒
- す、寸止めっすか?
- 173 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月14日(金)14時04分46秒
- やっすー突っ走りすぎかとオモワレ。梨華たんの話をきくんだー!!
ってこの後甘状態になることはないんですか?
激しく楽しみにしていますよほ。
- 174 名前:読者@ 投稿日:2002年06月16日(日)08時47分43秒
- うぉーっ!やっすーっ!!!
- 175 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月17日(月)00時30分13秒
「私、変なこと言ってませんよね?」
「あーで、こーで…えっ?なに?なんか言った?」
やばい、やばい、つい話の展開を考えて石川の話を聞いてなかったわ。
「…だから…あの変なこと言ってませんよね?」
「え?変なこと?」
変なことねー、ヤスパースとかお姫さまって呼んで発言とかあと、辻語のことかしら。
あれは確かに変だったわよね。
「言ってたわねー」
「えっ!?」
「うん、あれは私、ビックリしたわよ」
「私、言っちゃったんですか……」
……?あれ?落ち込んだ?ミスった、やっすー?
だって、石川が聞いてきたんじゃない?変だったわよ、誰がどう見ても……
- 176 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月17日(月)00時32分25秒
「あの…石川?私、あんまり気にしてないわよ」
「……気にしてない?…そ、そうですよね……」
あれ?またまたやっすーミスった?
なによ、気にしてほしかったの?どっちなのよ、あんたはーっ!
ふんがーっ!なにが言いたいのかワケワカメよ。
「…すみません、気持ちの悪いこと言って」
「は?気持ち悪い?いや、普通に驚いただけで別に気持ち悪くは――ぶっちゃけおもしろかったわよ」
「おもしろいって……保田さんひどいですっ!!私の気持ちをおもしろいなんて!」
「だって、おもしろかった……って、はぁっ!?石川の気持ち!?なによ、それっ!?」
「とっ、とぼけないでくださいよ!!私が保田さんのこと好きだって…いう……」
「へ?」
ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って…今、なんていった?
石川が…私のことを……好き?
月じゃなくて好き?
魚のあれ?
そりゃ、キスだってーの!キス?好き?茎?ムキムキ?ムッチャマッチョしてても?
ピーガー
…システムエラー…ヒガイヲサイショウゲンイクイトメルタメフリーズモードニハイリマス…………なんて、カヲリの真似してる場合じゃないわ!えっと――
- 177 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月17日(月)00時35分00秒
「……」
「……」
見つめ合う私たち。
石川も機能停止してるみたいね……こ、ここは私からなにか言うべきよね。
「あ、えっと…あの…」
「すみませんっ」
「うひゃっはっ!?」
と、突然大きな声ださないでよ。
変な声出ちゃったじゃない…っていうか、すみませんってなにがよ?
なににたいして謝ってるの?
「あの…気持ちの悪い…こと……困らせちゃって……」
困らせる?
別に困ってないわよ…なにから言おうか迷ってるだけで…っていうか――
「気持ち悪いことって?なに……いつ、言ったの?」
「だ…だから、その……」
下を向いてうつむく石川。
「なに言ったのよ?ホントに分かんないんだけど……」
「…だから…私が……や、保田さんのこと…」
……あ、そっか、そういうことか……別に気持ち悪いなんて思ってないのに
――むしろ嬉しい気持ちの方が大きいような……
さっきは驚いて一瞬、思考停止したけど、私、嬉しかったわよ。
初めて告白されたのがあんたで。
そうよ!私、あんたのこと好きみたいなのよっ!
気づかなかったけど……矢口に鈍チンって言われるのも今やっと実感したわ…
- 178 名前:亀ツッコミでスマソ 投稿日:2002年06月17日(月)01時52分35秒
- いまさら気付いたんですが、ヤッスーは女の子なので、
『ボーイスカウト』には行けないんじゃないかと(w
- 179 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月17日(月)06時49分35秒
- まったくヤッスー今頃気づいてどないする。
- 180 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月17日(月)08時33分23秒
- ク(ryさんの書くヤッスーはいっつも鈍いっすね(^^
そういえば、俺の地域は、ボーイガールスカウトってありましたな
- 181 名前:区 投稿日:2002年06月18日(火)01時08分44秒
( `.∀´) <…やっぱり気のせいか
( ´ Д`)<んぁ?なにが??
( `.∀´) <<<178さんと<<180さんの答えよ。
( ´ Д`)<んぁ?
( `.∀´) <分からなければいいのよ。まぁ、久しぶりに見たからピークよりはってとこだったのかもね。
( ´ Д`)<んぁ????
( ´ Д`)<ところで、ボーイスカウト行ったの?
( ;`.∀´) <作者の住む地域ではボーイスカウトっていいながら女の子もいたらしいわよ
( ´ Д`)<へ〜
( `.∀´) <ま、けっこういい加減なものよね
( ´ Д`)<人生ってそんなもんだよね…
( ;`.∀´) <ご…後藤(なにがあったの?)
( ´ Д`)<まったくヤッスー今ごろ気づいてどないする?
((( `.∀´) <!!
(0^〜^0)<やっす〜にぶ〜い
((( `.∀´) <!!(吉澤まで…)
( ´ Д`)<ま、そこがいいとこだよね
(0^〜^0)<そうだね〜
( `.∀´) <あんたたち……
\(0^〜^0)/\( ´ Д`)/\( `.∀´)/<プッチマンセー!!!
- 182 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月18日(火)01時10分33秒
「石川…」
「あーっ!もう忘れてください…ナシです無しナシナシナシ」
「はぁっ!?ちょ、ちょっと待ってよ」
「聞こえませ〜ん!ポジティブポジティブ」
石川は、耳を塞いで私の話を聞こうともしない。
ついに緊張の糸が切れてキレタらしい……違う違う、そんなこと言ってる場合じゃなくて――
「ちょっと、石川」
「保田さん、遅刻しますよ〜」
「あっ、ホントだ……って、騙されないわよっ!!今日は昼集合でしょっ!!」
私は、逃げる石川を捕まえる。
チャミゲッチューッ!まったく、チョコマカチョコマカして……
「キャスター、それは…」
って、ホントにチャーミーモードで現実逃避する気っ!?
「話を聞けってーの!…うぇっげほっ」
久しぶりに怒鳴ったらむせたじゃない……あぁ、それよりも今は泣きそうな石川の方だわ。
- 183 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月18日(火)01時13分08秒
「ごほん…あのさ、石川…私の話聞く前に勝手に結論ださないでよ」
「………だって」
「だってじゃないの…わた、わた」
緊張して…か、噛んじゃったわよ。
いまいち決まらない圭ね、まったく。そんなところがプリプリプリティー
「綿?なんですか?…もうホントにいいですよ」
はっ!やばい、つい自分の失敗に自分で突っ込んでさらに可愛さをアピールしてたわ…そんなことしてる場合じゃないでしょ。
「ち、違うんだってば」
「…なんですか?」
「だから、その私も石川のことが…好き」
「え?」
「…かも」
「はぁっ?」
そうよね、そう言いたくなる気持ちも分かるわ。
私も逆だったらゴルァもんよ。
でも、恥ずかしいじゃない?はっきり言うなんて…やっすーってシャイだし、エヘッ。分かるわよね、この気持ち
「かもってなんですか〜?かもって…」
…分かるわけなかったか。
あー、泣いちゃった…なんて見てる場合じゃなくて、ど、ど、ど、どうしよー、泣かせるなんて一生の不覚。
- 184 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月19日(水)04時10分02秒
- やっすーハッキリしろーっ!
- 185 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月22日(土)01時02分09秒
「……だから、そのあの」
「もういいです……ムリして気を使ってくれなくても……」
「無理なんてしてないって」
「保田さん、優しいから……でも、同情されるのが一番辛いんですよ」
そ、そんな目で見るかー?
ちょっとマジに私の気持ちが同情で取られてる?
なんでよっ!かなりマジだったのよ……
そりゃ、“かも”なんてつけたのは悪かったわよ。えぇ、謝るわよ。誠に申し訳(ry)
「石川…」
「もう大丈夫ですから…1人にしてください」
そう言って、どんどん私を部屋から追い出そうとする石川。
まるで間男のような気分……
違うっ!もうっ!どうやったら信じてくれるのよ!?
- 186 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月22日(土)01時03分59秒
「ちょっ!石川待ちなさいって、まだ話し終わってないわよ」
「……なんですか?」
石川は、涙で潤んだ目のまま私を見つめる。
「…好き」
「…また、かもですか?」
疑り深いわねー
「違う…石川が好きなの」
「……また冗談」
ホントに疑り深いわねー
「冗談じゃないってーのっ!」
「だって…んっ!」
私は、またなにかを言いかけた石川の唇を塞ぐようにに自らのそれを重ねる。
最初は、驚いたように身をすくめた石川も時間がたつにつれ私に体を預けてきた。
柔らかな感触。
今まで我慢してきたから感慨も一塩ってなもんよ
それから、私はゆっくりと唇を離した。石川は、真っ赤な顔で私を見ている。
「……保田さん…」
なっ!?まさかまだ疑うの?ここまでしてもダメなの!?
こ…こーなったら、ラウンド1ファイッに持ち込むしかないのかしら……朝からそんな
- 187 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月22日(土)14時27分04秒
- ごーごーやっすー
- 188 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月23日(日)01時08分45秒
「保田さん…」
「いや、そんな石川まだ早すぎるわよ」
「…なにがですか?」
「……え?べ、別に」
危ない、つい妄想が口をついて……
「保田さん、ホントに私のこと好きなんですか?」
んとに、しつこいっ!ココはビシッと言ってやるわよっ!
「あ、当たり前でしょ…じゃなきゃ…キスなんて…しないわよ」
よ、弱いわ…あ、でも石川が笑った。
「嬉しいです」
「そ、そう…そりゃーまったくもってよかったわ」
どうやら信じてくれたみたいね……よかった…
「プッ…なんですか〜それ」
ちょっと、そこ吹き出す所じゃないでしょ!?
- 189 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月23日(日)01時10分17秒
「保田さんっておっかし〜」
「し、失礼ね!私のどこがおかしいのよ」
「でも〜」
「なに?…むっ!?」
まさに電光石火の早さだった。
さっきも味わった柔らかな感触が!?な、なに、どゆこと!?
「私は、おかしな保田さん大好きですよ」
照れたように髪に手を当てながら舌を出す石川……
か、かわいいっ!!抱き締めたい、抱き締めたい、抱き締めたい
――ヤッスー、いっちゃえーっ!!!
……って、ウソでしょーっ!?
「キャッ!」
可愛らしい悲鳴をあげて押し倒されたのは私の方だった。
Ho-ホラ行こうぜっ!そうだみんな行こうぜっ!
Ho-ホラ行こうぜっ!そうだみんな行こうぜっ!
な、な、なによこのBGMはっ!?
こ、これポジティブ石川のテーマなの!?
あーっ!もう分かったわよ。予定と180度違うけど、私が下でいいわよ、下で。
だって、これから先もあるんだから1回ぐらい下を体験したってね、
そうでしょ、石川……ううん、もう梨華でいいわ。だから、優しく…………
- 190 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月23日(日)01時11分30秒
「……ん?」
なに?また焦らす作戦!?
って、なに起きあがってんのよ!?
「いった〜い……」
「は?」
「すみません、大丈夫でした?」
も、もしかしてっ!
今のは押し倒したんじゃなくて……転けた!?転けたの!?
そうなの、石川!?ヤッスーの乙女のドキドキはどこにいけばいいの!?
理解してよ女の子!?
あんたが理解してないじゃない……誰よっ!女の子じゃないなんて言うヤツはっ!!
今の私は気が立ってる狛犬よりも恐ろしいわよ
- 191 名前:そうだ!ヤッスーALIVE DENGEROUS 投稿日:2002年06月23日(日)01時13分00秒
「保田さん?」
「クワッ!」
「キャッ!なんですか〜もう。驚かさないでくださいよ〜」
「誰のせいよ、まったく期待させやがって」
あっ!
やばっ誤解を招く言い方しちゃったわ。
これじゃー、私が襲ってって言ってるみたいなもんじゃない。
「え?なんですか?」
よかった、聞こえなかったみたいね。
「なんでもないわよっ!」
「え〜、なにを期待してたんですか?や・す・だ・さん♪」
「んなっ!?き、聞こえてたのっ!?」
「もちろんですよ〜今から、ご期待にお応えしましょうか?」
そう言って、ニッコリと優雅に微笑むと石川はまた私に覆い被さってきた。
「えっ!ちょっといしかっ!あぁっ」
――結局、私が下なんだけど
…………気持ちがあればそんなの関係ないわよね。
Fine
- 192 名前:事件、そしてナゾは全て解けた 投稿日:2002年06月23日(日)01時57分46秒
∬`▽´∬<終わったね
川o・-・)<最後が少し弱い気がする
川’ー’川<しっかたないが〜、これが作者の限界だがや
(ё)<だいたい、この人がこんな話書こうとすること自体不思議だよね
川o・-・)<えっらそうに
(ё)<あ…あさ美ちゃん?
∬`▽´∬<なんか以前のあれを思い出すながれだぞっ
川’ー’川<そんなマイナーな話だすもんじゃないがよ
川o・-・)<あいかわらずいい加減な方言だね
∬`▽´∬<ま、ともかく萌えさせるのを書ける人はすごいと
(ё)<だよね、この作者じゃ絶対ムリ
川o・-・)<えっらそうに
(ё)<あ…あさ美ちゃん?
( ´ Д`)<やっと終わったね
( `.∀´) <そうねー。エヘラエヘラ
( ´ Д`)<けーちゃん…キショイ
( `.∀´) <そうねー。エヘラエヘラ
( ´ Д`)<…………
- 193 名前:事件、そしてナゾは全て解けた 投稿日:2002年06月23日(日)01時58分57秒
川 `〜` )||<カオ、疑問があるんだけど
( ´ Д`)<んあ…カヲリ、なに?
川 `〜` )||<結局、石川の悩みってなんだったの?
( ´ Д`)<……さぁ?
( `.∀´) <……そういえば、きっかけはそれだったわね
川 `〜` )||<カヲ思うの、物事をいい加減のまま終わらせたらダメだって……それは、太鼓をリコーダーで叩くようなもの…だから……
( `.∀´) <カヲリ?ぜんぜん意味分かんないんだけど……まぁ、石川に聞けば一発じゃない?
( ´ Д`)<ってことは、ついに梨華ちゃん初登場!
( ^▽^)<どーもーチャーミー石川でーす!
川 `〜` )||<噂をすれば…影
( ´ Д`)<影?……あぁ、梨華ちゃんのことか
( ;^▽^)<ごっちん……
( ´ Д`)<それで?悩みってなんだったの?
( # ^▽^)<え?それは〜(チラ)
( `.∀´)<???
( # ^▽^)<最近、保田さんとあんまり話せてないな〜って思ったら寂しくなっちゃって
( # `.∀´)<石川
保田さん>(^▽^#)
( ´ Д`)<ケッ
川 `〜` )||<カヲちょっとアンニュイ……ののたんのとこ行くね…バイバイ
- 194 名前:事件、そしてナゾは全て解けた 投稿日:2002年06月23日(日)02時00分55秒
(○^〜^)/<ハーイッ!よっすぃ〜のYo−チェケラ…アウト?の時間っす!
( ´ Д`)<んぁ?今度はよっすぃ〜?
(○^〜^)/<もひとつ、疑問があるYo!
( `.∀´)<吉澤、いい加減、その喋り方やめたら?
(○^〜^)/<梨華ちゃんは、大酒飲みかどうか!?
( `.∀´)<……無視かよ…
(●´ー`●)<残されたお酒の秘密!?
( ; `.∀´)<な、なっち!?
( ´ Д`)<んぁ?びっみょーなコンビが出てきたね
(((○^〜^)/<なっつぁ〜ん
(((●´ー`●)<よっすぃ〜
( `.∀´)<聞くだけ聞いて去っていったわ
( ´ Д`)<で?どうなの梨華ちゃん?キッチンドランカーか、おめぇは?
( ;^▽^)<ち、違うよ〜
( `.∀´)<じゃ、なによ?私も気になってたわ
( # ^▽^)<あれは〜保田さんのためのお酒です
( # `.∀´)<え?
( # ^▽^)<だって保田さん、お酒好きじゃないですか〜
( # `.∀´)<石川……
( ´ Д`)<ケッ
- 195 名前:事件、そしてナゾは全て解けた 投稿日:2002年06月23日(日)02時02分02秒
( ´D`)<ハイッ、ここでせんでんれす!
@ノハ@
(‘д‘)<加護太郎を未完にさせんために猛スピードで交信中しとるわけやけど……あっちのスレもうすぐ移動せなあかんのよね
( ´D`)<れすが、もし間に合わずにミカンになったらスレのむだづかいになるので
@ノハ@
(‘д‘)<移動するときは、このスレに書きまっせ
(〜^◇^〜)<キャハハ!ぜってー間にあわねーって
( ´D`)<それは言ってはいけないことなのれす
@ノハ@
(‘д‘)<ま、仮定の話っちゅーことや、ほなな
以上、読んで下さったみなさま、ホンマにどうもありがとうございました。
- 196 名前:読者@ 投稿日:2002年06月23日(日)08時39分32秒
- 脱稿おめでとうございます!!
ヤッスー梨華ちゃん永遠なれ!!
- 197 名前:ku 投稿日:2002年06月23日(日)13時22分13秒
(○^〜^)<仮定言いながら移動するYo。夕方辺りに交信かな
- 198 名前:第11話 ヨロシク 投稿日:2002年06月23日(日)17時19分05秒
前回、浜のリーサル・ウェポン紺野につかまった矢口。
鬼ヶ島までの地図がない矢口。
いったいどうなる矢口。どうする矢口。
さー、いってみよーっ!!
「なんか変だよ、OP」
(うるさいべ)
「…地図がなければ船は出せませんよ」
「分かってるよ……どこに入れたんだっけ……?」
矢口は、まだ地図が加護太郎の手元にあることを忘れています。
海に落ちたショックから記憶障害を起こしているんでしょうか?
「ともかく、いったん船を港に戻しますね」
「え…あ、うん」
紺野は、矢口を置いて操舵室に歩いていきました。
(そういえば、まだ海の上だったんだね)
- 199 名前:第11話 ヨロシク 投稿日:2002年06月23日(日)17時21分17秒
「うーみーはーひろいーなー、おおきいなー♪見てみぃっ!!ののっ!!これが海や!!!」
加護太郎が、港の淵に立って大きな声で歌います。
「ほぇーーっ!!」
「そして、あれが船やっ!!」
「え??船??」
「そうやっ、あれに乗って海を渡るんやで」
「へぇ〜、ののの国はあれが空を飛ぶよ」
「は?なに言うてんねん!空飛ぶ機械なんてあるわけないやろ」
「あ……テヘテヘ」
2人がそんな会話をしていると船が近づいてきました。
まるでデコトラのように派手なペインティングがされてある船。
『格闘王、KONKON』という文字が見えます。
「変な船や……」
加護太郎がそう呟いたときです。
「あーっ!!!!!」
ののが頓狂な声をあげました。
「なんや、どうしたん、のの?」
驚いてののに問いかける加護太郎。
そして、ののが指を指している方に視線を向けます。
そこには、ミクロマン…じゃなくて、2人があれだけ探し求めた(嘘臭いべ)矢口の姿がっ!
2人は、港に降り立つ矢口に駆け寄ります。
- 200 名前:第11話 ヨロシク 投稿日:2002年06月23日(日)17時22分17秒
「「矢口さーんっ!!!」」
おぉっ!感動の再会。目撃ドキュソ。
矢口が2人の声に視線を動かします。
そこにあったのは、再会を喜ぶ満面の笑顔……ではなく、明らかに怒り骨髄といった表情でした。
2人は、それに気づき足を止めます。
しかし、今度は逆に矢口の方から走ってきました。
「加護太郎!!辻っ!!!」
「「…や…矢口さん」」
「セクスィービィームゥゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!」
「親びーんんんんっ!!!!!!!!!!!!!」
「それは、ピョーンやで、ののぉぉぉっ!!!!」
- 201 名前:第11話 ヨロシク 投稿日:2002年06月23日(日)17時23分52秒
ここで時間は一気にすすみいつのまにかお昼です。
加護太郎とののが気絶している間にも時間は刻々と進んでいるんですね。
というわけで、その間に矢口はテキパキと加護太郎のふところから
鬼ヶ島の地図を見つけだし、それを紺野に見せていました。
そして、紺野も鬼ヶ島までの道が分かったと言うことで船を出してくれるようです。
(矢口って交渉が得意だべ)
- 202 名前:第11話 ヨロシク 投稿日:2002年06月23日(日)17時24分56秒
「というわけで、こっちは紺野さん」
矢口が、気絶から目覚めた2人に早速、紺野を紹介します。
「浜のリーサルウェポンの紺野です」
「ほぇー」
「リーサルウェポン?そんなん書いたかな、うち」
「で、こっちがさっき話した仲間の加護太郎と、辻」
「おっす、オラ悟空」
「違うだろっ!!」
ものすごい勢いで突っ込む矢口。
「…加護太郎です」
「ののです」
「浜のリーサルウェポン、紺野です」
「ほぇー」
「リーサル・ウェポン?そんなん書いたかな、うち」
「それ、さっきも言っただろ」
ものすごい勢いで突っ込む矢口。
(なんかさっきから繰り返しばっかだべ、手抜きだべ)
「違いますよ、お笑いの極意です」
「ほぇー」
「ともかく、さっそく出発だぜーっ!!」
「「おーっ!!」」
「……おーっ!!」
こうして、3人はついに鬼ヶ島へと向かって動きだしたのであった。
つづく
- 203 名前:間奏 投稿日:2002年06月23日(日)17時25分57秒
「っちゅーかな、自分、リーサルウェポンってなんやねん?」
「え?…あ、なんとなく…語呂がいいかと思って……」
「やっぱアドリブやったんやな」
「え?…あ、なんとなく…語呂がいいかと思って……」
「勝手に変えられるとビックリするやん」
「え?…あ、なんとなく…」
「もうええっちゅーねんっ!!」
ビシッ
「「はい、どーもありがとーございましたー」
「つまんねーっ!!!」
- 204 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月23日(日)20時03分26秒
- ヤッスーご脱稿おめでとうございます。ハッピーでよかったっす。
そして、最後の顔文字劇場もよかったっす。
ところで、これはどこからの続きなんでしょうか?いきなり11話って(w
おもしろげなのでよかったら前スレ貼ってくださいな
- 205 名前:く 投稿日:2002年06月23日(日)23時58分58秒
- そっか、こっちにも貼らないとあかんのやった。
いや、こんなん誰も見らんかと思って(w
すんません。前スレは月板のここです↓
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi?dir=moon&thp=1013699770
- 206 名前:第12話 乙女の心理学 投稿日:2002年06月24日(月)00時01分00秒
うち寄せる波の音。
断崖絶壁のはずだったのに、ちゃっかりと停泊している紺野の船
(設定がいい加減だから…)
「うっさいわっ!!」
「誰に怒ってんだよ」
矢口が白々しく突っ込みます。
「コホン、ともかくここが鬼ヶ島か……」
加護太郎も気を取り直してセリフを呟きます。
おどろおどろしい雰囲気の漂う島。自然と3人の表情も引き締まります。
「あのー…私は、もう帰りますよ」
船の中から紺野が矢口に声をかけます。
「え?それは困るって!!」
「え?」
「鬼退治終わった後、どうするんだよっ!!」
「あ……泳いで…」
「帰れるわけないだろっ!!!」
「……分かりました」
なんだか先輩と後輩の縦の関係を見たような瞬間でした。
「よしっじゃあ待っててね」
「それじゃー、行きましょう!」
ののが拳あげてGO!GO!GO!GO!と歩き出しました。
「おーっ!!」
加護太郎もそれに続きます。
「ちょ、ちょっと待てって!!」
やっぱり置いて行かれる矢口も2人を追いかけて走り出しました。
「……なんだかな」
紺野は船から3人の背中を見送りながら呟きました。
- 207 名前:第12話 乙女の心理学 投稿日:2002年06月24日(月)00時02分46秒
その頃、例の洞窟
「ね〜、け〜ちゃん」
「なによ?」
「お腹空いたね〜」
「そりゃ、3時間待ちだからね」
「だよね〜」
ビッミョーにデジャビュを感じる会話をしている怪しげな格好の2人がいます。
(また教えなきゃいけないんだべね…けーちゃん、もう撮ってるべ)
「え?なんでna入ってんの?もう撮ってる?映ってるの、これ?」
「どうしたの〜?」
「ネェ、真鬼」
「はぁ?け〜ちゃん、なんでそんな呼び方してんの〜?」
け〜ちゃんは、真鬼になにかを見ろと指示するかのように指さします。
真鬼と呼ばれた少女はその方向へ素直に視線を向けて、
それから「やばっ!もう撮ってんじゃん」と、口を押さえました。
(どんな状況にも対応するこれがプロのNAってもんだべ…っていうか、手抜きすぎだべ)
- 208 名前:第12話 乙女の心理学 投稿日:2002年06月24日(月)00時04分08秒
「じゃ、気を取り直して」
「うん」
確認をしてから始める2人。
これも見たことがある光景です。
「ねぇ、真鬼」
「んぁ?」
「私、嫌な予感がするのよ」
「…どういうこと?」
けーちゃんの真剣な声に真鬼も真剣な面もち。
「……この間、街に行った時…討伐隊が出てることを知ったのよ」
「…討伐隊?」
「そう、鬼退治ってワケ」
「…………」
「ここに来るのも時間の問題でしょうね……」
けーちゃんは、辛そうに目を伏せます。
「また…逃げなきゃいけないの?」
「真鬼……」
真鬼の涙まじりの声に思わず顔を上げるけーちゃん。
「あたし、なにもしてないのに……どうしてっ!?」
悲痛な叫びが洞窟に木霊します。
けーちゃんは、その問に答えることができずに唇を噛みしめました。
そこにカランと小石が落ちる音が響きました。
「誰っ!!?」
けーちゃんが、バッと音のした方を振り返ります。
真鬼もゆっくり視線を動かしました。
そこにいたのは――
「…けーちゃん……」
「や…矢口?なんで……」
いつのまに洞窟に……?
- 209 名前:第12話 乙女の心理学 投稿日:2002年06月24日(月)00時04分57秒
その少し前、加護太郎たちは洞窟の前に立っていました。
「ここか〜、鬼の洞窟は」
「ドキドキするのれす」
「ほな、矢口さん」
「なに?」
「偵察行って来て」
「はぁっ!?」
「やっぱりここはリーダーの出番やん」
調子よく矢口をリーダーに仕立て上げる加護太郎。
こんなものに騙される矢口ではありません。
「え?やっぱり矢口、リーダー?」
「そうですよー」
あれ?矢口??
「よっしゃー、行ってやろうじゃん」
と、加護太郎にまんまにのせられて単身洞窟に乗り込んだというわけだったのです。
- 210 名前:第12話 乙女の心理学 投稿日:2002年06月24日(月)00時06分15秒
「けーちゃん……来ちゃった」
まるで1人暮らしをしている恋人の家に来たかのようなセリフです。
「どうして…来たの?」
けーちゃんは、矢口から真鬼をかばうように立ちながら問います。
「どうしてって…………ねぇ、その子なの?けーちゃんが助けた………鬼って」
「……そうよ」
矢口は、想像していたものよりもだいぶ印象の違う鬼に戸惑いながら2人のもとに近づきます。
2人とも微動だにしません。
矢口は、けーちゃんの後ろの真鬼を見つめています。
そして、ポツリと呟きました。
「かわいいじゃん」
「は?」
真鬼が、訝しげな声を出します。
「けーちゃん、この子に惚れたんだー?」
矢口が、茶目っ気たっぷりにけーちゃんの脇をつつきます。
今までのシリアスな空気が一変しました。
- 211 名前:第12話 乙女の心理学 投稿日:2002年06月24日(月)00時07分39秒
「はっ!?な、なに言ってんのよ!!なんで私が真鬼のこと好きなのよ!!??」
けーちゃんが、顔真っ赤にして反論します。
それに矢口も応じます
「だって、そうじゃん、村飛び出さなきゃいけなくなってもこの子のこと守りたかったんでしょ!?」
「それとこれとは別よ!」
「どう別なんだよ!?」
「矢口には関係ないでしょ!」
「関係あるよっ!!!!」
矢口のひときわ大きな声。
沈黙。
「…関係あるよ」
うつむく矢口。
「あたしが…けーちゃんいなくなってどんな思いで今まできたと思うの?」
「矢口……」
けーちゃんが矢口の髪にそっと触れました。
矢口が顔を上げます。
その瞳は、涙で潤んでいます。
「一言言ってくれたっていいじゃんか」
「…ゴメン…矢口」
ここにヤグヤスの時代完結(あれ?ナチマリは?矢口?浮気だべか?)
次回へつづく
- 212 名前:間奏 投稿日:2002年06月24日(月)00時08分12秒
「あれ?矢口さんが主役っぽくなってへん?うち脇役みたいやん」
「そうだね」
「なん?のの、冷たいな〜」
「ののはいっつもこんな扱いれす」
「…………」
「たまには、亜依ぼんも脇に回ったらいいのれす」
「…………」
- 213 名前:第13話 青春時代1・2・3 投稿日:2002年06月24日(月)01時14分57秒
洞窟内。
パチパチとはぜる火の音。
真鬼は、2人に背中を向けて座っています。
それを横目で見ながらけーちゃんが口を開きました。
「矢口には言ってなかったけどさ、私と真鬼ってけっこう昔から知り合いだったんだ」
「え?どゆこと?」
「ホラ、私たちってあの村に同じ時期に引っ越してきたじゃん」
「うん」
「引っ越す前の村で一緒に暮らしてたの。その時は、真鬼に角なんかなくて」
「へぇ〜」
意外なことに角は後天的に生えてきたものらしいです。
「妹みたいなやつで……」
懐かしそうに目を細めるけーちゃん。
「…うん」
「だから、恋愛感情とかじゃないからね」
「あ…うん」
けーちゃんは、前回矢口に言われたことをかなり気にしていたようでわざわざ念を押すように言います。
矢口は、もちろん忘れていたのかポカンとしたまま頷いていますが……
「ま、ともかくそういうわけ」
そういうと、不意にけーちゃんの目が厳しくなります。
しかし、語調は一定して落ち着いたものです。
- 214 名前:第13話 青春時代1・2・3 投稿日:2002年06月24日(月)01時16分27秒
「それで、ある日、真鬼が家に訪ねてきたわけ。かなり驚いちゃったよ」
「……」
矢口は、真鬼の後ろ姿に視線をうつします。
どこか頼りなげなその背中、その頭にある角。
「あ、角のことじゃなくてね」
けーちゃんが、矢口の視線に気づいて訂正します。
角と聞いてぴくりと動く真鬼の肩。
申し訳なさげな矢口。
「私が驚いたのは真鬼が私と離れてから少しも成長してなかったってこと」
「え?」
「…年を取らないみたいなのよね……多分、突然変異みたいなもんだろうけど」
「…え?」
年を取らない人物。
そんな人間がいるわけありません…が、矢口は、そういう人物をもう一人知っていました。
矢口の動揺に気づかず話を続けるけーちゃん。
- 215 名前:第13話 青春時代1・2・3 投稿日:2002年06月24日(月)01時17分36秒
「なんかね、泣きながら私に頼ってくる真鬼見てたら、守ってあげなきゃって思っちゃって……それで…あのまま村にいたら角のせいで殺されちゃうでしょ……矢口に黙ったままってのはやっぱり悪かったけど……」
「ね…ねぇ、けーちゃん……」
「ん?」
「もしもだよ…もし、このままけーちゃんと真鬼が一緒に暮らしていって……けーちゃんだけ年とっていって……そしたら、結局この子は独りぼっちになっちゃうんじゃないの?」
矢口がそう問うとけーちゃんは哀しそうな顔になって真鬼の方を見ました。
静かな沈黙が流れます。
真鬼がスッと立ち上がりました。
「真鬼?」
「………」
けーちゃんの呼びかけも無視して洞窟から走って出ていく真鬼。
けーちゃんは、どうすることもできずにそれを見送りました。
「いいの、けーちゃん?」
「……」
「ほら、追いかけようよっ!」
「…でも」
「あ、行くよっ!!」
矢口に促されてようやく走り出すけーちゃんでした。
- 216 名前:第13話 青春時代1・2・3 投稿日:2002年06月24日(月)01時19分11秒
「ねぇ、矢口さん遅ない?」
「もしかしたら鬼に食べられてるかもね」
洞窟の前でウロウロと落ちつきなくしている加護太郎とのの。
「……のの、なんか最近ホンマに冷たいな〜」
「べつにー」
「しゃーないやん、これうちが主役の話なんやし」
「ぶりんこもかいさんれすね」
「ののっ!!」
前半の仲良しコンビとは思えないほどの不協和音です。
(いいの?これ?)
「そんなことより、矢口さんたすけにいこ」
ののは、加護太郎と無視して洞窟内へ足を踏み入れました。
「ちょー話し終わってへんって」
加護太郎もののをおって洞窟内へと入っていきました。
「のの、なぁ、ののって」
「なんれすか?」
「今度は、のの主役のするから、機嫌なおしてや」
「……どんな話?」
「そうやな〜フードバトルなんてどや?」
「…………イイッ!」
ののは、あっさりと加護太郎の口車に騙されました。
(今度?そんなのないべ)
「言うたらあかんって」
- 217 名前:第13話 青春時代1・2・3 投稿日:2002年06月24日(月)01時20分24秒
そんなこんなで、洞窟内部に潜入していく2人。
そこへ、飛び出してきた真鬼が走ってきました。
そして、案の定、ぶつかる加護太郎。
「ドワッ!!」
後ろへ吹き飛ばされます。なにげにののは素早くよけています。
「イタタタ……」
「いったぃな〜」
顔をしかめる加護太郎と真鬼。
「あーっ!!」
ののが頓狂な声をあげました。
「なに、のの?」
加護太郎は、ののを振り返ります。
「お…お…」
「お?Oh?」
「お…お…鬼!!」
「はぁっ!?」
ののが指さす方向に顔を動かす加護太郎。そこには、角の生えた人間が!!
「ホンマや!!」
真鬼がバッと立ち上がりその場を去ろうとします。
それをがしっと捕まえる加護太郎。
「ちょっと離してよっ!」
加護太郎を振り切ろうとする真鬼。
しかし、加護太郎はぴったりしたいX‘マスです。
「日本語話とるでっ!」
言葉が通じることに驚く加護太郎。
「当たり前でしょっ!あたしは……」
- 218 名前:第13話 青春時代1・2・3 投稿日:2002年06月24日(月)01時21分37秒
そこへ、奥から矢口とけーちゃんが走ってきました。
「真鬼っ!」
「あんたたち、なにしてんの!?」
2人の声に振り返る加護太郎・真鬼・ののの3人。
「矢口さん、鬼、捕まえたでっ!!」
加護太郎は、矢口に向かってVサインをしました。
それが失敗でした。
押さえる腕が片手になったことで真鬼は、加護太郎を難なくふりほどいて走り出しました。
「真鬼っ!!」
追いかけるけーちゃん。
「加護太郎っ!」
「亜依ボン!!」
壁に頭をぶつけた加護太郎に駆け寄る矢口とのの。
が、加護太郎はすぐに起きあがると叫びました。
「うちを振り切ろうなんて百万年早いっちゅーねんっ!!!!1」
そういうと、あっというまにその場をあとにして真鬼を追いかけに行きました。
「……おい」
「……亜依ボン……」
残された2人は、呆気にとられてその背中を見送りました。
つづく
- 219 名前:間奏 投稿日:2002年06月24日(月)01時22分22秒
「んぁっ亜依ぼん、痛くなかった?」
「大丈夫ですよ」
「そ〜。これもう最終話だね」
「長かったですわ」
「んぁっ、加護太郎は主役だからね〜」
「大変でしたよ」
「だよね〜」
「ですよ」
- 220 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時36分58秒
走り去っていった真鬼を探すけーちゃん。
(けーちゃんは、足が遅いからね)
そこに走ってきた加護太郎。
「保田さん、後藤さんは!?じゃなくて、鬼は?」
「え?いなくなったわよ」
「頼りにならん人やな〜、ホナ、手分けして探しましょ」
「あ、うん」
そういうと、二手に分かれて走り出すけーちゃんと加護太郎でした。
- 221 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時38分49秒
「おらんな〜」
崖を登っていく加護太郎。なんとなく危なっかしい足取りです。
ケガしても責任取れませんよ。
と、NAが心配した矢先のことでした。
加護太郎が、足をかけ損なってしたに真っ逆様……死ぬかもシレマセン、これは。
「ドワーッ!!」
あの占いは本当だったようです……
が、そこで上から手がにゅっと伸びてきて、加護太郎の腕をつかみました。
「…あぁ…14年の歳月が走馬灯のように……みんな…うちは…うちは……幸せやったで……」
加護太郎は、自分が助かっていることにまだ気づいていません。
「ちょっと…早く……登ってきてよ」
そんな加護太郎に苦しそうな声がかけられます。
加護太郎は、驚いて目を開けて声のした方を見上げました。
そこには、なんとさっきの鬼が……
「後藤さん…・じゃなくて、鬼さん」
「いいから…マジ登ってきてよ……重いから」
「あ…はい」
これをスタントなしでしてるからめちゃくちゃです。
とにもかくにも崖の頂上まで真鬼に支えられて登り切る加護太郎。
真鬼は、肩で息をしています。よっぽど重かったみたいです。
- 222 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時40分22秒
「おおきに……」
「……」
しばしの沈黙。
それから、加護太郎が口を開きます。
「あのさー、名前なんて言うん?うちは、加護太郎」
「…あんたに関係ないじゃん」
「ええやん、な?」
「後藤」
「後藤さんか…よろしゅー」
これで、ようやく話が動かしやすくなりました。
「後藤さんって、何歳?」
「さぁ?」
「さぁ?ってなんでやねんっ」
加護太郎が突っ込みます。
「だって、あたし年とらないもん……さっきあんたの連れの人、知さんだっけ?
にも言われたんだけどさ……けーちゃんが死んじゃったらどうするんだろうね〜あたし」
真鬼は、寂しげに呟きました。
- 223 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時41分45秒
「年とらんって…ホンマに?」
加護太郎の問に頷く真鬼。
「うちも年とらへんねん」
「え?」
「うちな、籠に入れられて川流れしとったところをじいちゃんとばあちゃんに助けられてんやけど…こっからまったく年とってへんねんで」
「そうなの?」
目を丸くして加護太郎を見つめる真鬼。加護太郎は、力強く頷きます。
「うちら、似てるとおもわへん?」
「似てる?」
「せや」
「そうかな〜」
顔を見合わせて笑う2人。
「なぁ、後藤さんさえよかったら一緒にくらさへん?」
「え?」
「だって、そしたらずっと一緒におられるやん」
「…そうだね」
加護太郎と真鬼はがっしりと握手をしました。その顔は、晴れやかで気持ちのよいものです。
それから、2人はみんなの元へと戻りました。
- 224 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時45分29秒
「えーっ!!」
「一緒にーっ!!」
「暮らすーっ!!」
上手くセリフを繋げて驚く3人。
加護太郎と真鬼は頷きます。
「けーちゃん……いいかな?」
真鬼は、けーちゃんの元に歩み寄って問います。
けーちゃんは、涙をこらえながら微笑みました。
「あんたがそれで幸せなら……」
「けーちゃん……」
抱き合う2人に夕日がいい感じです。
- 225 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時47分21秒
「そういうわけやから、うちはここに残る……」
「亜依ぼん……」
「加護太郎……」
哀しそうな2人。
「じいちゃんとばあちゃんに上手いこと伝えてや」
「分かった、矢口に任せとけ」
矢口が胸を叩きました。
「亜依ぼん…ののは、またここに遊びにくるのれす」
「おーっそうしてや」
「へいっ」
がっちりと握手を交わすののと加護太郎。いい感じです。
って、矢口は……
「なんだよ……あたしだけ1人かよ」
いじけていました。
「矢口は、1人じゃなーいっ!!!!!!」
その時、空からそんな叫び声が降ってきました。
驚いて、空を見上げるAll。
そこには、な、な、な、なんとっ!!UFOがっ!!!!!!」
- 226 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時48分06秒
「あーっ!!いいらさんっ!!」
ののがUFOに手を振ります。
「は?いいらさんって…あの飯田さんか?」
以前、遭遇したことのある加護太郎はののに問います。
ののは、それを無視して飛び跳ねています。
ゆっくりと降りてくるUFO。
「のの…遅いから迎えに来ちゃったよ」
UFOの中から飯田さんが降りてきました。
「いいらさーんっ!!」
がっしりと再会を喜び合う2人。
- 227 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時49分28秒
「な…なぁ、加護太郎……あれ、なに?」
「さ…さぁ?」
「けーちゃん、大丈夫?」
「え?え、えぇ」
驚きを隠せない4人の元に近づいてくる飯田さんとのの。
飯田さんは、ニッコリ笑って「ネェ、笑って」と言います。
「はぁ?」
「通説だよ……矢口」
「な、なに?」
「今までののの面倒みてくれてありがとう」
ぺこりと矢口に頭を下げる飯田さん。
なんだか身長さがありすぎて変な感じです。
「カヲリは、感動したっ!」
「あ、そう、よかったですそれはそれは、うん」
矢口は、少し戸惑っているようです。
「この星の子じゃないから少し変わったところもあったかも知れないけど、矢口には助けられたみたいで」
「はぁ…って、この星の子じゃない!?」
「そうだよ」
「いや、そんなあっさり言わないでよ」
「だって、カヲリたちはこの星に不時着してきた宇宙人だもん、ねー」
「ねーっ」
今までのののの前フリはこれだったんですね。
そんなこんなで無事、みんなペアを見つけて……って、あれ、けっきょく矢口さんは?
- 228 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時50分12秒
「なんだよ!あたしだけ1人かよっ!!」
涙まじりに叫ぶ矢口。
その肩に手が回されます。
「矢口、私が一緒に帰るじゃん」
けーちゃんでした。
そういえば、真鬼が加護太郎。
ののが飯田さん。
おーっ!うまくヤグヤスでいけるじゃないですか。
よかったですね、矢口さん。
- 229 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時51分23秒
そして、別れの場面。
海に浮かぶ紺野号。
乗り込んでいく矢口とけーちゃん。
空中に浮かんでいるUFOからののと飯田さんが見守っています。
陸では加護太郎と真鬼。
「けーちゃん、ありがとーっ!」
「Not at all!」
完璧な発音で答えるけーちゃん。
「矢口さん、お世話になりました」
「なんだよー、らしくないぞ。キャハハ」
笑いながらも涙ぐんでいる矢口。素直じゃないようです。
「「我々は宇宙人だー」」
意味なく空から叫ぶののと飯田さん。
「それでは、船を出します」
紺野がそう声をかけて船が動きだします。
「みんなーっ!!おおきになーっ!!!!!!!!」
晴れ渡った海に加護太郎の声が響き渡りました。
長い長い旅の終わり。
しかし、ここからが各々の新たな旅の始まりです。
- 230 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時52分28秒
「行っちゃったね」
「うん」
どちらともなく歌い出す加護太郎と真鬼。
ひとり〜ぼっちで少し♪
たいくーつな夜〜♪
私だけが淋しいの?
Ah Uh
くだらなくて笑える
メール届いた
なぜか涙止まらない
Ah ありがとう
誰よりも私が
私を知ってるから
誰よりも信じてあげなくちゃ!
人生って すばらしい ほら 誰かと
出会ったり 恋をしてみたり
Ah すばらしい Ah 夢中で
笑ったり 泣いたり出来る
人生って すばらしい ほら いつもと
同じ道だって なんか見つけよう!
Ah すばらしい Ah 誰かと
めぐり会う道となれ!
でも笑顔は大切にしたい
愛する人の為に…
- 231 名前:最終話 I wish 投稿日:2002年06月24日(月)07時53分59秒
出演
加護太郎・亜依ぼん :加護亜依
矢口 :矢口真里
のの :辻希美
けーちゃん :保田圭
飯田さん :飯田圭織
紺野 :紺野あさ美
おじーちゃん&元爺 :吉澤ひとみ
おばあちゃん :石川梨華
食い逃げされた料理の鉄人 :小川麻琴
海老壷の少女 :高橋愛
占い師ラブラブ里沙ちゃん :新垣里沙
落ち武者 :平家みちよ(友情出演)
呉服屋裕ちゃん&情報屋 :中澤裕子(友情出演)
Na :安部なつみ
真鬼 :後藤真希
脚本・製作総指揮 :加護亜依
完
- 232 名前:日本娘。話「加護太郎」えぴろ〜ぐ 投稿日:2002年06月24日(月)15時56分45秒
「完じゃないべさ。なっちナレーションだけ?」
「そうだよ、なにこの終わり方」
安倍と石川が話に不満があるのか脚本・製作総指揮・加護亜依のテロップが流れると同時に加護に詰め寄る。
「な、なんや!?うちの書いた話に文句あるんか!?」
加護も渾身の出来の作品をけなされてはと2人に負けじと言い返す。
「あるべさっ!なっち声だけ?あとから真打ち登場するかと思ってたべ!
それに、だいたいなんで加護が脚本書いてるんだべ?」
「そうだよ、これなら私がかいた方がおもしろいのが出来たはずだよ」
「いや、それはないやろ、梨華ちゃん」
「う……」
「ともかく、うちに話作るよう言ったのはおばちゃんと、矢口さんやからな」
加護は、石川がへこんでいるのをいいことに責任転嫁に成功。
「ちょっとー、矢口―どういうことだべ」
「えっ!?あ、えっとねー……↓こういうわけ」
- 233 名前:日本娘。話「加護太郎」えぴろ〜ぐ 投稿日:2002年06月24日(月)15時59分12秒
―― 某局某日某所 ――
「はっ?娘名作劇場ですか?」
「そう、これ、企画書」
モーニング娘。サブリーダー保田に告げられたのはこれだけだった。
「これだけで、どうやってみんなをやる気にさせたらいいんだろ……」
「圭ちゃん、どうしたの?」
楽屋前で悩んでいる保田の様子に気づいた矢口が肩を叩く。
「え?あー、ちょっとねー、名作劇場ってどう思う?」
「はっ!?また子ども向け?やだよ、あたしはそんなの」
最近、ミニモニ。のおかげですっかり子供番組のお姉さん化している矢口はそう言って思い切り顔をしかめる。
「……そうだよね」
矢口の言葉だからこそもっともだった。
保田は、またしてもこの企画をどうやって実行しようか悩み出す。
自分の言葉を聞いて再び保田が苦悩の表情を浮かべたのを見て矢口は慌てた。
- 234 名前:日本娘。話「加護太郎」えぴろ〜ぐ 投稿日:2002年06月24日(月)16時00分31秒
「圭ちゃん?どうしたの、まじで……えっと……それなに?」
矢口がめざとく見つけたのは、さきほど渡された企画書だった。
矢口は、それを半ば奪い取るようにして受け取るとゆっくりと目を通す。
そして、一言
「……仕方ない、ガンバロ」
と呟いた。
「え?でも、さっきは」
保田は、先ほどの矢口の口から出たとはは思えない言葉に驚きの声をあげる。
「だって、仕事じゃん。矢口は、仕事に対してはプロだからね」
矢口は、そう言うと威張るように胸を反らす。
が、なにせちっちゃいもんだからそんなに威厳はでない。
「でもさー、これ手作り名作劇場って書いてるよ」
パラパラと企画書をめくりながら矢口が言う。
「手作り?」
実は、保田はどうやってみんなをやる気にさせるのかに頭がいっぱいであまり企画書に目を通していなかった。
「そう…つまりあたしたちが話作ってキャスト決めて……うわ、めんどっ、こういうのはさー、加護が得意そうじゃん」
「そうね〜、加護に任せるか」
というわけだったのです。
- 235 名前:日本娘。話「加護太郎」えぴろ〜ぐ 投稿日:2002年06月24日(月)16時04分19秒
「↑って、なんで、2人で勝手に決めちゃうべさ」
「そうですよー、この話じゃ私が家事できないみたいじゃないですか〜」
「いや、できないでしょ、実際」
「………」
「っていうか、保田さん、あたしのほうが絶対脚本うまいっしょ?ラジオで証明したじゃないですか〜?」
「あんたのはいっつも話が繋がってないじゃない」
「マサカ、カオリウチュウジンダッタトハシラナカッタヨ」
「ののもしらなかったれす」
「あんたたち、文句ばっか言うけど、はっきり言ってあたしが一番かわいそうな役してたんだって…何度、放送禁止顔晒されそうになったと思ってんだよ」
「そうよね〜」
「そ……そういや、そうだったべ…」
「それに比べたらあたしたちなんてすごいいい役でしたね」
「かっけ〜」
「マサカ、カオリ(略)」
「ののも(略)」
「ま、みんなキャストぴったしでホンマええ話にしあがったっちゅーことで」
「んぁ、そうだね」
- 236 名前:日本娘。話「加護太郎」えぴろ〜ぐ 投稿日:2002年06月24日(月)16時06分11秒
こうして娘。内が満場一致となってスタッフに手渡されることになったこの作品は
娘。たちのあまりにもヤバイ表情が流されていたり放送禁止用語が飛び交っていたりと
いろいろ問題が多く、結局、某局のお蔵入りテープとなったそうな
おしまいおしまい
- 237 名前:区 投稿日:2002年06月24日(月)16時09分15秒
ふ〜、ようやく終わった。
これはぶっちゃけ終わらないと思っていたのでよかったな。
ま、はしょったから内容薄くなっちまったけどいつものことか。
どうしても、未完のまま放置ってのは嫌だったんで、こんな怒濤の交信してしまいました。
きっと誰もついてきてないでしょう。というか、スレ移動することなかったな〜ま、いっか。
こんな駄文のっけて誠に申し訳。ではでは
- 238 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月24日(月)20時49分39秒
- 今、前スレから怒濤の一気読みしました。おもろかったです。
お疲れさまでした。ある意味、吉子の脚本もみたいですね(w
- 239 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月25日(火)04時24分24秒
- いきなり話が変わってびびった。
まず、やっすーの感想。
イシヤスはヒサブリに読んだが最後まで梨華たんに押しきられるヤス。
ちょっと〆が弱いけど甘くていい。
加護太郎?は、まだ前の分を読んでないんで読んできます。
- 240 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月28日(金)09時05分26秒
- ク(ryさんのかく妄想やっすーサイコーでした。
加護太郎は、なにげに自分の好きなカゴマでよかったっす。
なにはともあれ、怒濤の交信お疲れさまでした。
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