梨華ちゃん⇔よっすぃ〜

1 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)06時09分40秒
空板でも書いてる者ですが…、どうしても書きたかったので調子こいて
立てちゃいました。しかもまたいしよしです。
お暇な方、読んでみてください。
2 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)06時11分14秒

梨華ちゃんは可愛い、それは同じ女であるあたしにも断言できる
今回のカン梨華の新曲だって、メチャメチャ色っポイし
だから、あんな風になってみたいっていう事、思ったこともある、思った、思っただけ





でもね?でもですよ?











『梨華ちゃんになりたい』だなんて…一言も言ってないよ?




3 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)06時12分00秒


「うわああぁぁぁ〜〜〜!!??」


朝起きて妙な感覚があったのは確か
なんていうか、声が高い、体が軽い…しかもそれでいて胸が重いっていう…
ま、体が軽いっていうのと、胸が重いっていうのは妙でも何でも良い事だから別に構わないんだけど
それが自分の体じゃなくちゃ意味ないんだよね


どういうことかって?
鏡を見て驚いたのなんのって…
4 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)06時13分17秒


普通鏡という物はですね、物や姿を左右対称にそのまま映すものでして
そこに誰か立ってて傍に誰かいない場合、その人しか映らないワケっすよ
ま、こんな事は説明しなくてもわかるっつ〜の


で、今あたしはその鏡の前に立っている
だから鏡にはあたしの姿が映るハズ!それしか映らない



でもなぜか、そこに映ってるのは紛れもなく







愛しい愛しい……梨華ちゃんの姿

5 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)07時16分28秒



鏡にあたしじゃなくて梨華ちゃんが映る、その理由は?
って言ったら答えは一つ





A.あたしは梨華ちゃんだ


6 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)07時17分26秒


「なんだよこれはぁぁぁ〜〜〜!!」


本日2回目の雄叫び、声はモチロンの事、梨華ちゃんのあのアニメボイス
はぁぁぁ〜…、もう梨華ちゃんはこんな言葉使わないよぉ…


茶色く染まったストレートの髪、よく話のネタにされてる褐色の肌、細いわりに出まくってるっていつも思うおっきな胸、そして極めつけの…顎
何処を取っても梨華ちゃんとしかいいようがない



なんで!?ありえねぇ〜〜〜!!
あたし、梨華ちゃんになっちゃったって事でしょ!?
どうやったらなれんのさ!

つーか、梨華ちゃん!その当の本人はどうなってんの!?



「梨華ちゃ〜ん!!!!」


そしてベッドルームに直行
自分で自分の名前叫んでるのって、周りから見たらヘンだよね
自分じゃないんだけどさ
7 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)07時17分58秒
更新終了。
8 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月26日(金)08時19分23秒
>そして極めつけの…顎
一番の特徴は顎だと、吉澤クンは 思っているわけですね(w
イイかんじです。
9 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月26日(金)11時45分58秒
では、石川も吉澤に?(w
10 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年04月26日(金)12時53分10秒
っていうか、ベッドルームに梨華ちゃんがいるの?
ってことは昨夜は二人で…?
んあ、いかん、妄想が…
11 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)13時26分53秒
>>8さん
 レスありがとうございます!
 そりゃもう!梨華ちゃんって言ったら顎で(自分の中の方程式)

>>9さん
 レスありがとうございます!
 ここで喋るわけにいかないので更新。

>>10梨華っちさいこ〜さん
 レスありがとうございます!
 いや〜ん♪妄想しちゃってください。そっちの方は…(秘
12 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)13時27分46秒



寝室に戻って様子を探る
ベッドの上に一つ、ポッコリした膨らみが一つ


「梨華ちゃん!!」


名前を呼んで毛布をめくった
そこにいたのは…もしかしたらと思ったけど、やっぱり…



あたしが寝てた…




「起きて!ねぇ、梨華ちゃん、起きてってばぁ!!」
「ん…ん〜、なぁに…?よっすぃ〜」

13 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)13時28分44秒

低っ!改めて自分の声聞いたけど低いわ〜


「梨華ちゃんしっかり!大変だよ!!」
「ふぇぇ…あれ、よっすぃ〜?どこぉ?」

寝ぼけてんなコリャ…、ああ〜、もう!これは言葉で説明してたらいくらかかるか分かったもんじゃない!

「鏡!鏡見てきて、急いで!!」
「え〜?どうしてぇ?」
「い〜から、早く!!」
「はぁ〜い、分かったぁ」

ゆっくりベッドから降りてゆ〜っくり洗面所に向かう梨華ちゃん

ごめんね…梨華ちゃん、もっとゆっくり寝かせてあげたかったけど、寝顔ゆっくり見たかったけど、今は…ね?
それに自分の寝顔見ててもつまんないし

14 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)13時29分40秒



キィ、とドアの開く音





その10秒位の間の後






「キャアアアアァァァ〜〜!!!」



あたしの悲鳴…、正確にはあたしの声の悲鳴、うぅわ、寒気する



15 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月26日(金)13時30分19秒
更新終り。
16 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月26日(金)14時33分14秒
何だかドタバタしてきましたねぇ・・・(w

今後の二人の展開に激しく期待!!
17 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
( `.∀´)ダメよ
18 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月27日(土)18時45分27秒
>>16さん
 期待ありがとうございます!
 がんばっていきまっす!!
19 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月28日(日)14時38分22秒



「よっすぃ〜、コレどういう事!?何で私よっすぃ〜になってるの!?なんでよっすぃ〜私になってるの!?」
「そんなのこっちが聞きたいよ…」

…なんか、あたし以上に慌ててる梨華ちゃん見てたらやけに落ち着くなぁ
さっきまであたしが騒いでたのに


「もぉぉ!なんなのよ、コレ!なんでよっすぃ〜落ち着いてるのよぉ!!」


ちょっと梨華ちゃん、あたしにつっかかんないでよ…
あたしだって被害者なんだからさぁ
20 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月28日(日)14時39分12秒


「ねぇよっすぃ〜!これ病気かな!?お医者さん行った方がいいかな!?」


ん〜、病気?違うと思うけどなぁ、行っても『からかわないで下さいよ』とか言われて追い返されるのがオチでしょ
しかも一応人気アイドルのあたしたちがそんな事したら、ますます変な目でみられちゃいそうだよ


「よっすぃ〜!聞いてるの!?」


目の前のあたしが怒ってる、う〜むあたし怒るとこんな顔するのか…
結構ヤバいなぁ、今度からあんまし怒んないようにしよう


「よっすぃ〜!!」

―――――バチーン!

「いっだぁ!?」


い、いいい…痛ったぁ!!キク―――!
つっ…あぁ〜…、そっか、あたしの力で叩かれてるのと一緒なんだよね
にしたって、痛いよこれは…、腕でこれだと顔だったら…(汗


「えっ!?あ、ご、ゴメン!大丈夫!?いつもより強くたたいちゃった!」
「ん…なん、とか…いつ〜…」
「ゴメンね、ゴメンね…よっすぃ〜力強いんだった」

ま、あたしも忘れてたからしょ〜がないよ…

……ん?忘れてたといえば…
21 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月28日(日)14時40分17秒


「ああ〜!!梨華ちゃん、どうしよう!?今日仕事じゃん!!」
「え、あ!」

その顔、やっぱり梨華ちゃんも忘れてたんだね…




「どうしよう!このままで行く!?」
「それは…元にもどらないんなら…、それしかないでしょぉ?」


それはそうなんだけどさ…、今日一日「石川梨華」になるのかぁ、あたし
…いや、今日一日とは限らないな…いつ元に戻れるか分からないし

ってことはそれまでずっとあたしは「梨華ちゃん」をやらなきゃいけない訳!?そんなぁ!!

22 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月28日(日)14時45分26秒


「今日の仕事ってなんだっけ?歌番組とかだったらヤバくない?
 あたし梨華ちゃんの振り付けのとこ、全然分かんないよ」
「今日はただのハロモニの収録だけだったよ」

ならまだ何とかなるな
悔いは残るけどあんまり発言しなきゃいいんだし





「よし!早く着替えよ!」



「ちょっと待って」
「え?何、梨華ちゃん」
「その服着てくの…?」
「?どっかヘン?」

あたしが着ようとしてたのは、普通のトレーナーに普通のジーパン
動きやすいかなぁと思ってそれにした
収録の時に着替えればいいし




「こっち着て」
「どれ?…ってええ!?」

な、何!?ピンクのワンピース!?

「な、なんで!?これでいいじゃん!!」
「ダメ!よっすぃ〜は今私なんだから、私らしい格好しなくちゃ
 私だって、よっすぃ〜らしい格好するんだし」

ま、そりゃ最もなご意見
だけど…全身ピンクは…ちょっと…


「はい、その服貸して、よっすぃ〜はコレ着て」
「…はぃぃ」

言われるがままに梨華ちゃんはあたしが着ようとしていたトレーナーを着て、あたしは梨華ちゃんが用意したワンピを着る羽目に
周りからすれば普段通りのあたしたちだけど…はぁ
23 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月28日(日)17時28分56秒




着ていたTシャツを脱ごうと、裾に手をかけそのまま脱いでしまおうとした時あたしはあるコトに気がついた





「…んしょ」

こう…前かがみになって、膝を曲げてそこに手を置く
すると、おおお!!一回やってみたかったあの胸の谷間ができた!!
やった〜!念願の『だっ○ゅ〜の』完成〜!!!
ホント羨ましいなぁ、梨華ちゃんの体…


「よっすぃ〜!何ヘンな事してるのよぉ!!」


あ、見つかっちった、残念
もうちょっと谷間の余韻に浸っていたかったのに…



まぁ後でいくらでもできるから…いいか♪

24 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月28日(日)17時29分49秒
あ〜すっごいハンパな終わり方…。
でも終了。
25 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年04月28日(日)19時09分38秒
さすがヨシコさん、なんだかんだいって楽しんでる。
26 名前:名無し 投稿日:2002年04月28日(日)19時33分17秒
ども!
ドタバタ感が面白いですね!
更新頑張って下さい!!
27 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月29日(月)19時00分49秒
>>25梨華っちさいこ〜さん
 楽しまなきゃソンソン!!ですね。よっすぃ〜はこうでなくては。

>>26さん
 ありがとうございます〜。
 自分もドタバタしてるんでそういう話になってしまいますね、やっぱり。 
28 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月29日(月)23時34分34秒
う〜む、アホっぽい吉澤さん健在ですね。
石川さんけっこう冷静ですな…。
29 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年04月30日(火)13時26分14秒
>>28さん
 コレ考えた時二人ともオバカキャラにしようと思ったのですが、つまらないので
 梨華ちゃんを…。
30 名前:夜叉 投稿日:2002年04月30日(火)19時18分22秒
吉がすごく楽しそうなのですが…(^^;;
続きが気になります。
31 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月01日(水)16時00分43秒
>>30夜叉さん
 がんばって更新しようとおもってるのですが…、やっぱりオリジナルは
 難しいです。
32 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月01日(水)21時41分20秒


「…よっすぃ〜先入ってよ」
「え!?やだよ、梨華ちゃんから先にどうぞ」
「そんなのずるい!」
「ずるいのは梨華ちゃんじゃんか!」
「…じゃあどっちから入るか決めようよ」
「よーし、ジャンケン…」



「「ポン!」」







――――――ガチャ


「お、おはようございまぁ〜す…」

くっそぉ〜、あそこでチョキを出していれば…

負けたあたしは渋々楽屋に入った
中に居たのは飯田さん・安部さん・圭ちゃんの3人


「おー、おはよー石川ぁ」
「おはよう」
「おはよー、梨華ちゃん」

みんな口々に「梨華ちゃん」「石川」を連発
仕方ない事なんだけど、違和感たっぷりあるんだよね
33 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月01日(水)21時44分32秒

「おはようございます」
「あれ〜、よっすぃ〜おはよ」

勝った梨華ちゃんがあたしの後に続いて入ってきた
先に入ることのなかった安心感からか声のトーンは高かった

にしても、やっぱり緊張するよなぁ〜
何か秘密を持って暮らしていくのって結構大変

…あたしカッケ〜かも



「おぉ〜っす!おっはよう!!」

後ろからするこの声は…矢口さんだ


「おはよ〜矢口ぃ」
「「おはよー」」
「「おはようございまぁす」」

みんな声を揃えて挨拶、楽屋中に「おはよう」の嵐が炸裂
矢口さんもまたそれに答えて笑顔で一人一人に挨拶を交わしていった



「よっすぃ〜!おはよ〜♪」
「おはようございます矢口さん」

っていつも通りに返事を返したんだけど…


「…なんで梨華ちゃんが返事すんの?」


そうでした、あたしは今『梨華ちゃん』なのでした

「えっ!?ああああの…ご、ごめんなさい」
「ん〜?ヘンなの…、まぁいいけど、それよりよっすぃ〜!!」
「えっ?あ、あぁ…な、なんですか矢口さん?」

そう言って矢口さんはあたし(梨華ちゃん)に飛びついた
ふぅぅ…危ない危ない、まだ梨華ちゃんになりきれてないなぁ、気をつけないと…
34 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月01日(水)21時45分43秒








………ハッ!あたしは大変な事を忘れてた…

毎朝あたしが楽屋に入ると矢口さんにある『コト』をする
それはいつも加護や辻がやるような単なる『お遊び』のようなものなんだけど、これを梨華ちゃんに見られるとひっじょ〜〜〜にマズイ訳で…
今までは梨華ちゃん、あたしと矢口さんより来るのが遅かったから目撃される事はなかったんだけど…
35 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月01日(水)21時47分22秒


「よっすぃ〜、ヤグチにいつものやつやってくんないの?」
「え、いつもの…?」

どああああああっ!!矢口さぁ〜ん!!
お願いっ、それ以上何も言わないで――――!!!!





「おはようのチュー」
「チュ………」





あああああぁぁぁ!もうだめだ……
あ〜…梨華ちゃんの顔が…段々険しくなってってる


「矢口さん…それっていつも私からしてるんでしたっけ…?」
「? そーだよ、昨日もよっすぃ〜
『矢口さぁ〜ん、今日もカァワイイですね〜!吉澤の愛のキッス受けてくださぁい!!』って言いながらさぁ…」
「…へぇ〜……愛の、ねぇ…」


あ、あはは、あは、はははは……
横目で睨んでるあたし……コエーよぉ…

「梨華ちゃん、ちょっとトイレ付き合って…」
「はぃ……」



神様…あたしの運命は一体どうなるんでしょう……

梨華ちゃん…腕痛いよぉ……


36 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月01日(水)21時48分57秒
更新終了。
なんだか訳の分からない話になってきた…、大丈夫か…?自分。
37 名前:名無し 投稿日:2002年05月01日(水)22時11分15秒
更新乙っす!

いや〜おもしろくなってきたじゃないですか!
プレイヨスコメ・・・(w
38 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月01日(水)22時22分41秒
浮気性ヨシコ全開! っていうかマジでうらやますぃ〜!!
とりあえず梨華ちゃんに自らのパワーでおしおきしてもらえ。
39 名前:じじ 投稿日:2002年05月01日(水)22時50分09秒
おもろいっす!
書くのすごい難しそうですががんがってください!
40 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月02日(木)06時06分34秒
>>37名無しさん
 ありがとうございます!遊び人吉…、大好き!(オイ

>>38梨華っちさいこ〜さん
 このあとよっすぃ〜は梨華ちゃんの制裁を食らいます。

>>39じじさん
 ありがとうございます!めげずにがんがります!
41 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月02日(木)09時22分22秒
すごいおもしろい!!
続きに大期待!!
42 名前:夜叉 投稿日:2002年05月02日(木)19時10分33秒
いい味出してますよほ。。。
ささ、いしかーさん(吉)の身にどんなことが降りかかるのか…(ニヤソ
作者様のペースで結構なんで。こちらはいつまでも待ちますのろ。
43 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月02日(木)20時41分43秒
>>41名無し読者さん
 ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいっす!

>>42夜叉さん
 うう〜…ありがとうです。
 これはもうガンバッテできるだけ更新してこうと思います!!
44 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月02日(木)20時51分46秒
すげーおもしろいです!!
楽しみが一個増えましたです。(笑)
マターリでも、待っています。がんばってくださいね。
45 名前:名無し男 投稿日:2002年05月03日(金)15時30分23秒
ボコられタイムスタート
46 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月03日(金)17時43分37秒

「なんなのよぉ!よっすぃ〜のバカァッ!!」
「り、梨華ちゃん…、だからさぁ、あれはそのぉ…
 ただの挨拶みたいなもので…」
「挨拶で他の誰かと軽々しくキスするなんて最低っ!!」
「いや、だからそうじゃなくて!」

個室に入ってお説教中…
普段通りの姿だったらメチャメチャおいしいシチュエーションなんだけど
人生そんなに甘くない…かぁ

「知らないっ!バカ!!」
「え?ちょっと、待ってよ梨華ちゃん!!」



あたしの手を振り切って出て行こうとする
もちろんあたしはその腕を掴んで食い止めようとするんだけど…梨華ちゃんのか弱い細腕じゃあ、あたしの力には耐えられないって訳で



―――――バタンッ!!!



あ〜あ…行っちゃった、梨華ちゃんあたしの話も少しは聞いてよぉ
…って言ってもムダか…、どう考えてもあたしが悪いもんな

冷静に分析してる場合じゃない!!早く追っかけなきゃ!!



「梨華ちゃぁ〜ん!!!」


47 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月03日(金)17時44分20秒



自慢だけどあたしは結構足が速い、梨華ちゃんはどうか知らないけど少なくともウダウダやってたらすぐに見失ってしまう
そんなわけでダッシュ!!、を試みたあたし



けど目標の人物はトイレのドアから2〜3メートル離れた所で立ち止まってて
誰かと話してて

誰かな〜、とか思ってるうちにその人が眠たそうな声を発しながら振り返った



「あれ〜?梨華ちゃんもトイレ入ってたんだ、おはよ〜」
「ご、ごっちん、おはよ〜…」
「あはっ、ごとーもうまいっちゃったよ〜、
 目覚ましかけといたのに電池切れててさぁ、遅刻しそうになるとこだった」


なんか…納得


…ん?なんだ?ごっちんがペタペタ触ってきたぞ
しかもあたし(梨華ちゃん)から死角になってるところを…
な、何?ちょっ…!ちょっと後藤さん、どこ触ってんの!?やめろー!!

…感じちゃうじゃん、ってあたしゃ変態かっ!!



最近思ってた、ごっちんは…もしかしたら梨華ちゃんの事が好きなんではないだろうか?
だってさぁ、いつも楽屋とかに居ると目がず〜〜〜〜っと梨華ちゃんの方むいてるんだよ、片時も放さずに(っていうのは大げさだけどでもそれ位)
48 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月03日(金)17時46分37秒


そんな時、何気にあたし(梨華ちゃん)に視線を向けた
さっきまでプリプリ怒ってたのに、今はもうまったく逆で、それどころか例のあの下がり眉状態になっていて…

何?どうしったってぇ訳っすか?




「いたいた!あんたたち、もうすぐ収録始めるってよ!」
「あ〜圭ちゃん、おはよ〜」
「あ、後藤!アンタもうちょっと早く起きなっていつも言ってるじゃない
 ほら!早く着替えてきなさいよ!!」
「んぁ〜い」


圭ちゃんに連れられて、ごっちんは渋々楽屋に入っていった
ちょっと……一安心




「よっすぃ〜」



でもなかった……

「言っておくけどまだ許してないからね」
「そんなぁ…、ホントごめんって!」
「………」


何も言わずにI LOVE YOUってか?んなわけないじゃん…

「…とりあえず、先行くね」
「ちょっと、梨華ちゃ…!!」




はぁ〜あ…、なんであたしがこんな目に…
ハイ、分かってマス、全部あたしのせいです、自業自得です

こんなんじゃ仕事に身が入らないよぉ



「石川!!何やってんの!?」
「はぁい…今行きますぅ〜…!」



あたし…過労死するかも……

誰か…助けて
49 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月03日(金)17時50分11秒
>>44よすこ大好き読者。さん
 楽しみにしてもらってありがとうございます!
 できる限り更新していきます。

>>45名無し男さん
 吉の命はまだかろうじて残っております。
 梨華っちのお仕置きも…まだ残ってます。
50 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月03日(金)17時52分30秒
なんだかいつの間にかたくさんの方々に
レスしていただいてもらっておりマス。
非常に嬉しいっす、ありがとうございます〜!
51 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月03日(金)20時58分26秒
おっ今度は後藤さんがからんできましたか。
死角をついてくるとはなかなかやりますな〜。
いったいどうなる2人のゆくえ…
52 名前:理科。 投稿日:2002年05月03日(金)21時32分55秒
お初です。
よっすぃ〜、どうなるんですかね?(w
期待してます。がんがってください♪
53 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月04日(土)04時24分28秒
ゴチーンにセクハラされても何も言えず、ただ耐えるだけ梨華ちゃんを
想像してしまった……逝 ッ テ キ マ ス 。
54 名前:名無し男 投稿日:2002年05月04日(土)14時21分17秒
全く予想が掴めない展開だ(w
55 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月05日(日)17時02分34秒







「お疲れ様でした〜!」
「お疲れ〜」


だっは〜〜〜〜!疲れたぁ〜…、チャーミー石川も結構大変だ…
しかも中澤さんは居ないし…、紺野と小川にはおちょくられるような台本だし…、梨華ちゃんも苦労してる


それで?あたしになった梨華ちゃんは、ちゃっかりお花見クイズやって、ちゃっかり一番乗りでご馳走食べて…
くっそぉ〜〜〜〜〜〜!!!!あたしだって食いてぇよ!!!
…でもホントのあたしだったら最後まで残ってられるかな…


あぁ〜、食べ物の話してたらホントにお腹すいてきちゃったよ
ベーグル…食べたいなぁ


56 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月05日(日)17時03分31秒



「なぁ、みんなぁ?ディレクターさんにベーグル貰ったんやけど、食べる?」


んなななな何!?ベーグル!?
その声は加護か!?おおかた、無理言って貰って来たんだろうけど今回に限りOK!食べる食べる、もう食べる!これはもう疲れたとか言ってらんない


「はい、コレ」


おおおお〜、おいしそぉ〜〜!!
できたて?こりゃあ吉澤さん、疲れも吹っ飛びますぜ!



「うわぁ〜おいしそ〜」
「一人一個ずつやって」
「ヤグチこれ!これもらい!」
「あ!じゃあなっちはコレだべさ」

そう言ってみんなが手を伸ばしてった
い、いかん!あたしの分が無くなる!!戦闘に参加しなければ!


「かご……、あいぼん!あたしも…」
「梨華ちゃんはダメ」
「えっ!?」

ちょっ…なんだとぉ!?おいこら加護ぉ!お前何言ってる!?

「あぁそうか、石川はダメだよ」
「ダメなのれす」

えっ!?飯田さんもののも何でそんな事言うの!?
…もしかして梨華ちゃんの差し金か!!
57 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月05日(日)17時04分24秒





「梨華ちゃん、つんくさんに言われたべ?最近ちょっと太り気味だから、間食は控えるようにって」



はぁ?なんだよソレ!全然聞いてないぞ!!太ったのは梨華ちゃんのせいであってあたしは何も悪くないってーの!!
梨華ちゃん、なにも言わないし…
で、何気に梨華ちゃんの方を向くと…オイ、何笑ってんだよ
やっぱり仕組んだのかぁ!?くぅ〜、このあたしにとってベーグルがどれほど大切な物かわかってんのかぁ!?
58 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月05日(日)17時05分50秒


「んじゃあ梨華ちゃん今回はオアズケかぁ、かわいそうに」

安部さん…かわいそうだと思ってるなら見せつけるのやめて下さいよ…


「じゃ、梨華ちゃんの分はうちがもらうと」
「あいぼんずるい!ののも欲しいのれす!!」


わ、わわ、やめろ―――――!!!あたしのベーグルに手を出すなぁぁぁ!!
殴られたいか、お前らぁぁぁ!!!


「あれ?よっすぃ〜はベーグル一個でいいの?」
「あぁ、いいんです一個で十分ですよ」
「よっすぃ〜めずらしいね、いつもなら辻加護と一緒になって取り合いになるのに…」

くぅぅぅぅ…、梨華ちゃんが恨めしい…
あの笑顔が、笑顔がぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!






でも好き…



59 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月05日(日)17時11分14秒
更新終了。
けっこう前のハロモニネタっす。(多分)
なにしろうちの方では2週間ほど遅れているので…、すんまそん。
60 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月05日(日)17時18分05秒
>>51名無し読者さん
 なぜでしょう、いしよしにごっちんを登場させるとどうしても
 お邪魔キャラにしてしまうのは…(W

>>52理科。さん
 初めましてです。理科さんの作品も読ませてもらっております。
 レスありがとうございます!

>>53梨華っちさいこ〜さん
 そんなネタを考えた私も逝ってきます…(W

>>54名無し男さん
 そうですか?実は私もその時の思いつきでカキコしてるので、
 どうなるか分からないです。(W
61 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月05日(日)19時31分24秒
ああ、なるほど。
お花見クイズ吉澤にしてはよく正解してると思ったら
62 名前:夜叉 投稿日:2002年05月05日(日)20時05分56秒
完全に吉(いしかーさん)有利な感じですね。
お花見クイズ、確かに一抜けでしたし。ヤパーリ別人か!?(爆)
>でも好き…
最後に爆笑してしまいました(笑)。
63 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月06日(月)00時18分51秒
さすが梨華ちゃん、精神攻撃とは…しかもダイエット兼ねてるし。
たしかにヨシコパワーで物理攻撃したら自分の身体傷つけちゃうもんね。
こりゃヨシコさん、普段は間違いなく尻に敷かれてるな。
64 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月06日(月)08時26分02秒
吉澤さん、ご愁傷様です。。。
がんばってダイエットしちゃってください。
65 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月06日(月)22時18分25秒
お花見クイズの裏にこんなことが!!
そういえば、梨華ちゃんは、パンの耳だったような?
家に帰ってビデオ見直して楽しんじゃおっと♪
66 名前:名無し男 投稿日:2002年05月07日(火)18時47分38秒
人使ってダイエットさせる横着者の石川にワラタ!!
67 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時01分32秒


「これに懲りたらもうヘンな事しちゃダメだからね」
「はいぃ…肝に命じておきます…」

あたしの絶望感が伝わったのか、あの後謝ったら許してくれた
…これからは軽はずみな行動は慎みたいと思います…、またあんなこと起きたらあたしは再起不能になっちゃうから

……ちっ、ちょっと…残念



「…今、『残念』とか思わなかった?」
「んなぁっ!?んな訳わけけけけないじゃんっ!!」
「…信じといてあげる」

び、びっくりしたあっ、以心伝心?心は繋がってるってヤツ?
嬉しい反面、怖いような…




そうして仕事も無事(?)終わってみんな帰る準備、加護・辻・5期メンの中学生達は明日は学校があるというのであたしらより早めに帰宅、学生さんは大変だ、あたしも一応そうだけど
68 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時02分07秒


今日…どうしようあたし
梨華ちゃん家はさすがに行きにくいっていうか
でも元に戻る方法も考えなきゃいけないし

話し掛けるか…





「ねーねー梨っ華ちゃん♪」

今日行ってもいーい?って、コレあたしじゃないよ!
振り向くと…そこにはニコニコ笑顔のごっちんが



「なに?ごっちん」
「あのさー、ご飯一緒に食べ行かない?ごとーいいお店見つけたんだ」


うむむ…要注意、前に言ったけどごっちんは梨華ちゃんにラブラブ光線出しまくってるからなぁ、ご飯食べたあとホテルとかに連れてかれて…梨華ちゃんの貞操が危険だ…いやこの場合危険なのはあたしの方か?でもこの体は梨華ちゃんのだし…いやしかし…

「…梨華ちゃん?もしも〜し?」
「えっ!?はははいぃ!?」


ヤバイヤバイ…ま〜たトランス状態になってた
69 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時02分40秒


「もしかしてごとーと行くの…イヤ?」
「えっ、ち、違うよ!あたし別にごっちんがイヤとかそういう訳じゃ…!」
「あはっ、じゃOKだね?よし、決定!」

えっ!?ていうかまだ返事してないのに!
しかももう荷物までちゃっかり持ってるし、しかもあたしの分まで!
ごっちん行動早っ!!


「さ、いこいこ♪」
「えっ?えっ!?」

ちょぉっとぉ、ごっちぃぃん!?待てっつーの!!
あたしゃまだ心の準備が出来てないよ!!…って行く気?あたし



「待ってごっちん!!」
「んぁ?何、よしこ」

ふぇ?ああ、あれ?梨華ちゃん(あたし)!?




「悪いんだけどよっ…じゃなくて、梨華ちゃん今日は私と用事あるから」
「え〜、そうなのぉ?梨華ちゃん」
「えっ!…う、うん、まぁ…」

えっ!?そ、そうだったっけ…?
チロッと梨華ちゃん(あたし)の顔を見てみると…
…コワッ!「いいから頷きなさいよ」って目ぇしてる…
で、一応頷いてはみたものの、ごっちんが簡単に引き下がるとは思えないんだけど
70 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時03分14秒




「ちぇ…、なんだぁ、じゃ圭ちゃんにかまってもらお、圭ちゃぁ〜ん!!」



あら?案外すぐにあきらめたぞ?
あたしの計算違いか…な?



「…よっすぃ〜、ちょっと…」
「え?何?」
「いいから!こっち来て!」

いっ、いだい!!痛いよ梨華ちゃん!!あんまり力まないでよ
あたし握力40キロくらいあるんだから!!

71 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時10分09秒


引っ張られて楽屋の隅のほうに行った


(あのね…、よく聞いてね)

なんかヤな予感するけど聞かないとダメだよね

(私ね…この間ごっちんに……)
(うん)
(その…、ね…)


ちょっと、何赤くなってるんですか?まさか、なんか変なことされたんじゃ…
ももも、もしかして【ピ――】なことや【ピ――】なこととか、あまつさえ、【ピ――――】みたいな…!?



72 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時10分43秒




「許さぁぁぁん!!」
「えっ!?何急に!!」
「あ〜んなこととか、こ〜んなことまで…
 あたしですらまだそこまで行ってないってのに!!」
「よ、よっすぃ〜…?」
「梨華ちゃんも梨華ちゃんだよ!あたしはいつもオアズケ食らってるのに、ごっちんにはそんなことも許しちゃうなんて!!」
「?????な、何を…?」
「あ〜もう気分悪くなった、帰ろ!!」
「か、帰ろって…、まだ話終わってないのに」


梨華ちゃん(あたし)の手を引っ張って梨華ちゃんちに直行!
始めは行こうかどうか悩んでたけど、今はそんなこと気にしな〜い



今の問題はとりあえずごっちんだな……、あたしの梨華ちゃんに手ぇだすなんて…絶対許さないよ






そういや梨華ちゃん、なんか言おうとしてたけど…


…………ま、いいか




73 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時24分45秒
>>61名無し読者さん 
 お花見クイズ、偶然いいネタだったのでラッキーでした。
 こんな事がいつも続いたらいいなぁ。

>>62夜叉さん
 吉は反撃できるのでしょうか…。
 夜叉さんの所もハロモニ遅れてるんですか?ヤですよね…ホント。

>>63梨華っちさいこ〜さん
 姉さん女房もいいものかと(w
 
>>64名無し読者さん
 どれだけ痩せさせればいいでしょうかね?(w

>>65よすこ大好き読者。さん
 楽しんでもらえるようでなによりです。

>>66名無し男さん
 無精者(漢字これかな?)の梨華ちゃんもOKっすね!
74 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月07日(火)23時25分27秒
本日の更新終了。
75 名前:名無し男 投稿日:2002年05月08日(水)19時08分01秒
勘違いエクスプレス吉澤行き
76 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月09日(木)00時28分34秒
さらにセクハラゴチーン妄想中…
あぁ、スンマセン。逝きます。逝ってきますから許してください…
77 名前:夜叉 投稿日:2002年05月09日(木)20時21分54秒
吉(いしかーさん)の形相がかなり凄かったのだと思われ(^^;;。
ごっつぁん、いしかーさんに何したんでしょうか(笑)。
おあずけか…(^^;;
78 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)07時25分55秒
>>75名無し男さん
 なおこの列車に終点はございません。(w

>>76梨華っちさいこ〜さん
 逝ってしまうのですか…。おともしまっす!!(w

>>77夜叉さん
 ごっちんの行動は、この後明らかに…する予定です。(オイ
79 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)07時26分51秒




駅に向かう道を歩いてる途中、あたしはずっと考え込んでた

くっそ〜…、さっきの事が頭から離れないよ
…ごっちんめ、やっぱり梨華ちゃんの事好きなんだろうなぁ



「…あの、よっすぃ〜?」
「…何?」
「あ、あの…」

梨華ちゃんの肩が少し震えた
ちょっと言い方がきつかったかな?つい怒ったような口調になっちゃった


「なんで怒ってるの?」


なんで、って…それ梨華ちゃんなら一番よく分かると思うんだけど…

「さっきの事…?」
「それ以外にないでしょ?」

あ、やべ…口を開けば開くほどキツイ言い方になってく
あたしも案外ヤキモチ妬きだからなぁ



「大体梨華ちゃんは優しすぎなんだよ、誰かになんかされても結局何にも言えずに終わっちゃうじゃん」

いくら梨華ちゃんが可愛くても、こうなったら話は別だ
80 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)07時27分25秒


「何よ…その言い方、そんな事、浮気者のよっすぃ〜に言われたくない!
 それに私やましい事なんかしてないもん!」
「なっ…!それじゃ、ごっちんとの事はどうしたのさ!!」
「そ、それは…!」

ほら見ろ、やっぱりなんか隠してるよ



「よっすぃ〜には関係ない!!」



―――――カッチーン、…きたよコレ
関係ないだぁ!?
あぁそうかい、もう分かったよ!

くっそぉ、なんであたしがこんな目に合わなきゃいけないんだ…
こうなったら…



そこであたしは立ち止まった
急なあたしの行動に梨華ちゃんもつられて立ち止まる
でも何も言わずにあたしの事を見てるだけ

自分のバッグから携帯を取り出した、それはモチロン梨華ちゃんのもので



「よっすぃ〜…何するの?」


ようやく口を開いた
でも答えないよ、あたしはこれから

81 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)07時27分55秒




着信履歴を開いた、え〜っと…あった



プルルルル・プルルルル・プルル―――ピッ

『はぁい、もしもし〜梨華ちゃん?』
「ごっちん?」
「ちょっ…よっすぃ〜!どこに掛けてるのよ!!」


やっぱり何も言わずにそのまま話を続ける


『何〜?どうしたのさ』
「うん、あのね、やっぱりこれからそっち行ってもいい?」
『んぁ?別にいいけど、ヨシコと約束あるんじゃなかったの?』
「よっすぃ〜も一緒なんだけど」

梨華ちゃんは何も言わないでいた

『そっかぁ、いいよ〜おいでよ、圭ちゃんとなっちもいるんだ』
「ありがと、今ドコ?」
『圭ちゃん家だよ〜、飲み会やってんだぁ』
「分かった、今から行くね、それじゃ」

―――――ピッ


携帯を切って梨華ちゃんの方を見る



「よっすぃ〜…」
「さ、行こ圭ちゃん家だってさ」


82 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)07時29分11秒
ちょっと中断。またレスします。
83 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)17時14分03秒


「やっほ、来たわね〜!」


タクシーに乗って数十分・圭ちゃん家に到着っす
圭ちゃん酔っ払ってる…顔真っ赤


「はいはい、入った入った!これから盛り上がる所なのよ〜!!
 なっち〜、ごっち〜ん!来たわよ〜!!」
「二人とも早く〜!おつまみもうなくなっちゃったべさ」
「キャハハハ、なっつぁんが一人で食ったんだろぉ〜」

うぅわ、みんな出来あがってんじゃん
これじゃごっちんと話すこともできないよ
つか、ごっちん未成年だろ!


「おぉ、こらなに突っ立ってんのよ、飲め飲めぃ!」
「いや、あの…わ、私はいいです…今日は…」

あ〜ぁ梨華ちゃん、かわいそうに
絡まれてるよ、しつこいぞ〜圭ちゃんは

「なんだぁ?ヨシザー、あらしの酒が飲めないっての!?」
「いえ、そうじゃなくて!ホントに今日は…」

圭ちゃん………オヤジだよそれじゃ、まるで…

84 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)17時14分38秒




ってこんなことしに来たんじゃないんだよ!


「あはははっ!ほぉらぁ、梨華ちゃんも飲んで飲んで!」

ごっちん…、今は楽しそうに笑ってるけど…その笑顔の裏にはどんな顔が隠されてるのか…
あたしの梨華ちゃんに手を出した罪は地球よりはるかに重いぞ…


「およ?どしたの梨華ちゃん、怖い顔して、よしこと喧嘩でもしたかぁ?」
「だめだべさよっすぃ〜、梨華ちゃん怒ってるよ」
「はい!ほら、仲直りのカンパ〜イ!!」
「「カンパ〜イ!!」」


…酔っ払いは手におえないっていうのが今初めて分かった
勝手に話進めてるし


「はい!梨華ちゃんも飲めぇ!!」

えっ!?安部さん、何ですかそのでっかいジョッキは!!飲み屋で言うところの「大生」グラスじゃないですか!!そんなのあたし飲めないよ!!

「ちょっ…待って!!」
「ダァメェ〜、うりゃああ!」
85 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)17時15分08秒

「んぐっ……!んんんっ…!!」

無理やりジョッキいっぱいに注がれたお酒を飲まされたあたし
うえぇぇぇ、苦い〜…
あたしきっとお酒が合わない体質なんだろうなぁ…おいしくない


「…っぷっはぁ!おぇ…」
「梨華ちゃ〜ん、ダメだよぉアイドルが「おぇ」なんて言っちゃあ」
「そうよ、石川!人がいない所だからってアイドルの素顔を捨てちゃ、それがいつか裏目に出るのよ!!その点、あたしは…」

圭ちゃん…言ってることは素晴らしいけど…ソレ…


「圭ちゃんは心配ないべさ」
「あら、やっぱり?」
「だぁって圭ちゃんアイドルじゃないもん、キャハハハハ!!」

あたしも今まさにそう思ってたとこ

86 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)17時15分44秒


「なぁんですって!?この後藤がぁぁ!!」
「ぐえぇぇぇぇ!じぬぅぅぅ…」

おぉ、四の字固め…圭ちゃんなかなかやるなぁ
…でもまだまだだね…

「…圭ちゃん、だめだよそれじゃあ」
「ん?何がよ石川」


あたしの体質がお酒に合わないのが分かったのともう一つ…


「…っく、こうやってこうだぁぁ!!」
「り、梨華ちゃ…!いだあぁぁぁぁ!!!!」

後ろに思いっきり体重掛けると効くんだよね、コレが
フフフ、なぁんか体が軽い…気持ちい〜♪
87 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)17時16分31秒






「………ぅえ、ごとー、もうまいった……」
「梨華ちゃんすご〜い、なっちなまら驚いたべ」
「くっ石川め…、ならコレはどう!?とりゃあぁぁぁ!!」
「ふぇ!?…っぎゃ――――!!」
「甘い…、おりゃあぁぁぁ!!」
「おああ―――――っ!!?ちょっと二人ともぉ!!
 ごとーに変なワザかけないでよぉぉぉ!!」





あたしは…お酒に弱かった



「どぉだぁぁぁ!!」
「まだまだぁぁぁ!!」
「あだだだだだだ!!!痛い痛い!!」
「う〜ん、甲乙つけがたいべ…」






「よっすぃ〜…どうでもいいけど、私の体使って、おかしなことしないで…」






88 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月11日(土)17時17分47秒
以上、本日の更新終了。
だんだん話がずれてきてる気がするけど…、いいか♪(オイ
89 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月11日(土)23時56分18秒
おもしれー。今一番のお気に入りっす。
更新がんがってください。
90 名前:ぷー 投稿日:2002年05月12日(日)01時09分30秒
どうもー!いつも読んでおります。
おもろいっすねえ〜。吉が目的忘れてるし。
一体何を勘違いしてるんでしょうかね。
気になる木〜♪って事でムリせずにがんばってくらさい!
91 名前:名無し男 投稿日:2002年05月12日(日)17時35分43秒
後藤、生きてるか?
92 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月12日(日)21時26分38秒



「ん………」

うっすらと目を開けると周りはシーンとしてて、みんな眠ってる
圭ちゃんはベッドの上でお酒のボトル抱えながらグーグーいってるし、梨華ちゃん(あたし)は「よっすぃ〜もうやめて…」とか寝言言ってるし、安部さんは…いや、これを言ったら全国の安部なつみファンの皆さんが…
やめときますね



時計を見ると…、午前5時
ぅあ…今日仕事無くてホント良かった…、この状態で仕事したら吐きそ…

…うぅ〜、頭痛ぇ〜…昨日ジョッキ一杯一気に飲んだからなぁ、ガンガンするよ…、それに記憶がほとんどないし、ごっちんにオクトパスホールドかけたとこまでは覚えてるんだけどその後は…
ごっちんマジで痛かっただろうなぁ、あたしと圭ちゃんのダブルアタックだもんなぁ

しかもあたし、かなり恨みを込めてたし…痛さ倍増だよ
93 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月12日(日)21時27分29秒


そうだ、今のこの状況はかなりいい感じじゃないっすか?
二人っきりで話せるチャンスじゃん!!



……ありゃ?ごっちんが居ないぞ、どこ行ったんだろ
部屋を見てもいないし、トイレかな?




「あれ?梨華ちゃん起きたんだぁ」


おぅわ!?ビビったぁ…!

「え?あ、お、おはようごっちん…」
「おはよー、昨日痛かったよ〜ごとー、体のあちこち筋肉痛だよ
 もぅ、梨華ちゃんと圭ちゃんのせいだからね!」
94 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月12日(日)21時28分28秒

笑いながら怒ってるごっちん
こういう時のごっちんはホントカワイイと思う
なんと言っても親友だし、何でも話し合えるし(友達の中で)一番信頼できた

なのに…梨華ちゃんに手を出すとは…
こればっかりはいくら親友のごっちんだとしても、許す事なんてできない!



「ごっちん!あの…!」
「ねぇ梨華ちゃん、ごとーこれからお風呂借りようと思ってんだけどさ
 梨華ちゃんも一緒に入らない?」

人の話聞けよ…、っていうか、ふふふ…風呂ぉ!?何考えてんだアンタァ!!

「ね?いいじゃん、一人じゃさみしーんだよぉ」
「で、でででも」
「一緒に!ね?入ろ?」


うっ…、やめろ!その甘える子猫みたいにスリスリするのはぁ…
カワイイじゃんか、コンチクショー!!
…いやっ、ダメダメ!その手にはのらないぞ!!

「ねぇ〜、いいでしょお?」
「うっ…でも…!」
95 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月12日(日)21時30分21秒

「もぅ、いいじゃん!一緒に入ってくれたって…それに、あの話もしないといけないしさぁ…」
「え?」


あの話?ってどの話?なんだか話が確信に近づいて来た気が…
って言いながら、ごっちんなんでまたお尻触ってんだよ…、手つきがアヤシイよ、アンタ…

「これ、よしこに聞かれたらまずいんでしょ?だったらお風呂でさぁ」

あたしに聞かれたらまずい話?
これは…あれだよね…、そうだよね、それしかないよね

「わ、分かった、一緒に入るよ…」
「ヤッタ♪じゃ、先行ってるよん」


ごっちんは嬉しそうにバスルームに向かって行った
やっぱりごっちん…、梨華ちゃんに…




この時、あたしの怒りのボルテージは最高潮に達した






ふふふふふ……、これで確信したぞ…ごっちんは梨華ちゃんに…
ついに…ついに、この時がやって来た
くっくっくっく…覚悟しろよ…、ごっちん
96 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月12日(日)21時35分26秒
>>89名無しさんさん←(なんかおかしくなってしまいました(w)
 ありがとうございます!
 お気に入りにしていただき嬉しいです。

>>90ぷーさん
 はじめまして&ありがとうございます。
 じゃあもうこのまま突っ走って行きたいと思います、ハイ。(w

>>91名無し男さん
 風前のともし火状態です、ごっちん。(w
97 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月12日(日)22時39分01秒
次回衝撃の事実が!? …ということでいしごまハァハァ。

ところでだしまきたまごさん、
安倍の「倍」を間違えると全国の安倍なつみファンの皆さんが…
98 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)23時41分19秒
うおぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜
こんなにいしよしよりいしごまが萌えるなんて…
期待してますんで、頑張って下さい。
ごっちんも頑張れ(w
99 名前:名無し男 投稿日:2002年05月15日(水)16時54分08秒
後藤が蛇の穴に落ちた(w
100 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月15日(水)20時34分00秒
いしごま?正確にいうとよしごま?
お風呂シーンが楽しみだったりします。(笑
101 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)15時55分15秒


「梨華ちゃぁ〜ん、早くぅ〜!」
「今行くよ〜」

洗面所からひょっこり顔を出して催促してきた

ふふふふ、ごっちん…笑ってられるのも今のうちだよ
梨華ちゃん(あたし)にヘンな事した瞬間に、引導を引き渡してやる!!


「おまたせ、ごっちん」

これから起こるであろう修羅場を想像して、ついにやけちゃうよ
ごっちんはあたしを待ってたのか、服はまだ脱いでいない
…そんなに梨華ちゃんと一緒に着替えたいのか…?後藤さんよ…

「梨華ちゃんおそい!ごとー、先に入ってるよ?」
「うん、どうぞ」
102 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)15時56分01秒

「じゃ、遠慮なく…よっ」



ぶっ!!?そ…そんないきなり…!?
いやいや、これから風呂入るんだ、服脱いで当たり前だよ
…っていうか、分かってたけどごっちんも…胸でかいよね、梨華ちゃんよりはいくらか小さいと思うけど、でもやっぱおっきい…スタイルもいいし



「おっ先〜♪」

―――――ガチャッ


「…はぁ〜い…どうぞごゆっくり〜…」

ってぇ!!見とれてる場合じゃなぁい!!なにが「ごゆっくり〜」だ!
ダメダメ、あたしには梨華ちゃんが…
しかもごっちんはライバルなんだぞ!?そのごっちんに惑わされるなんて…、ごっちん…なかなかやるな


よし、乗り込むぞ!戦いはこれからだ!!
103 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)15時56分40秒


とゆ〜わけで、さくさくと服を脱いだ
上に着てたトレーナーを脱ぐと、例の如くピンクのブラに包まれた豊かな胸
続いて下にはいてたミニスカートも脱いで、ブラも取って…



やっぱり梨華ちゃんのがおっきいな…うん

104 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)15時57分24秒




さぁ!戦闘開始!!敵地に侵入!!


―――――ガチャッ

バスルームの扉を開けると同時に、心の中でカーン!とゴングが鳴り響いた気がした
ごっちんはすでに湯船につかっていて、目をつぶってた



「おぉ〜、来た来たぁ、梨華ちゃん先に頭洗っていいよ〜」
「そう?じゃあ、お先に…」

ふむ、まぁいい、時間はたっぷりあるからな
ごっちんの前に置いてある、…コレなんて言うのかな?とりあえずイスに座って、鏡の下に備え付けられているシャンプーをおもむろに手に出した

両手を合わせて泡立てていく、そのままシャンプーの液を髪につけるとあんまりよくないって聞いたからいつもこうやってる
ほどよく泡をたたせたところで、茶色の髪をゆっくり優しく洗っていく


あたしの好きな茶色い真っ直ぐな髪、梨華ちゃんの髪
あたしの物だった、あたしだけの物だったのに…

105 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)15時58分23秒




「梨華ちゃんって、やっぱカワイイねぇ〜!ごとー羨ましいよ」
「…ごっちんだってカワイイよ」
「あはっ!そっかなぁ、あらためてそう言われると、照れるなぁ」

同意するなよそこで…、ああぁぁぁ…あたしもとことんヤな奴になってくなぁ
ま、どれもこれも全て愛する梨華ちゃんのため、チャーミーのためによっすぃ〜はがんばっちゃいますよ?


シャワーを【お湯】に設定して、コックをひねる
最初は冷たい水が出てきたけど、すぐにあったかいお湯が出た
髪についた泡を落とそうと少し俯く

すると





「ねぇ梨華ちゃん、…あのことなんだけどさぁ」

! きたっ!!ついにごっちんから切り出してきたぞ!!

「まだよしこには話してないの?」
「…っえっとぉ、ぅんまだぁ…」

な、何のことだかわかんないけど、一応返事だけはしておこう
あたしにしたらイケナイ話!?…なんだ?まったく検討もつかないぞ

「やっぱそっかぁ、そうだよね言えないよねあんなこと」

あんなことぉ!?ってどんな事!!?
やっぱり、【ピ――】で【ピ―――】でそして【ピ――――――】


……………そうなのか、そういうことなのか…梨華ちゃん




106 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)15時58分54秒


「梨華ちゃん…」
「っわあっ!!」

いつの間に湯船から上がったのか、ごっちんの顔がすぐ目の前にあった
しかも…なんだかその顔は真面目で…(気のせいかもしんないけど)ちょっとドキッとした

よよ、よく考えたらこの状況って実はすっごくヤバかったりする?
裸でジッと見詰め合う二人、風呂場、緊迫した空気…
それにごっちんも力は強い方だし、さっきのあのワザかけてた時は酔ってて逃げられなかっただけだと思うし
なにより梨華ちゃんの力ではごっちんに対抗できるわけがない!



いきなり押し倒されてそのまま…




『や、やだっ!ごっちん放して!!』
『ふふ♪やだよ〜、梨華ちゃんカワイイもん』
『やあっ!…んあっ、んん…やだぁ』
『ホント…カワイイ…梨華ちゃん』
『んっ…あっ、んんっ…!』



―――――――ってなことに…
うああああああ!!!!マジでヤバイってあたし!!
107 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月19日(日)16時07分01秒
>>97梨華っちさいこ〜さん
 ぐわあぁぁぁ〜!!しまったぁ!うちとしたことが!!
 全国安“倍”なつみファンの皆様、本当にスマソ(汗

>>98名無し読者さん
 がんがって行きたいと思います!
 いしよし派なのにいしごまの方が書きやすいのはなぜでしょう…?

>>99名無し男さん
 もう上がってはこれないと思われ(w

>>100よすこ大好き読者。さん
 これは…なんなんでしょう、見た目いしごまなので。
 この後ごっちんと梨華ちゃんの秘密が明らかに…。
108 名前:名無し男 投稿日:2002年05月19日(日)16時55分42秒
吉澤さん、顔がスクリームのお面みたいになってますよ(w
109 名前:ぷー 投稿日:2002年05月20日(月)00時54分30秒
ああ〜!!梨華ちゃん(よっすぃ〜)がごっちんに!!
と思ってたらよっすぃ〜の頭ん中で思ってることだったのね。
いしよし好きなのに…。
もしかしたらいしごまを心の中で希望してたりして(オイ
110 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月21日(火)16時28分52秒
一気に読んじゃいました。よしりかごま最強!
ごっちん梨華たんとなにがあったの?おせーておせーて!?
よっすぃ〜(梨華ちゃん)寝てる場合じゃないよ〜!
111 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月22日(水)00時35分09秒
ついにわしも参戦させていただく。
ごっちん頑張れ!!ごっちんと梨華たんの関係は!!非常に気になる。
112 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時36分46秒



「ねぇ梨華ちゃん」


な、なんだよぉ!ごっちん、なんかいつもと違うよ!!その濡れた瞳で見つめるのは禁止だっつーの!!
これが本当のごっちんの顔なのかもしれない…けど


「ひゃんっ!」

いきなり与えられた刺激に思わず叫んだ
さっきからあたしのお尻を触ってるごっちんの手がだんだん激しくなってる
ホントにヤバイって!このままじゃ…

あぁ…、なんか変な気分になってきた…


113 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時37分21秒














「…やっぱダメェ――――!!!!」
「わっ!?」

ドンッ、といきおいよくごっちんを突き放した、強く飛ばしたつもりなんだけど梨華ちゃんの腕だからそんなに痛そうじゃないみたい


「ごっちん、梨華ちゃんにこれ以上ヘンな事しないで!!」
「…え?梨華ちゃん、何言って…」
「しらばっくれないでよ!あたし、二人がどういう関係なのかわかってんだから!!ペタペタペタペタお尻触って…、あたしの梨華ちゃんに手ぇだすなんて絶対許さないんだからなぁぁぁ!!!!」
「いや、しらばっくれるとか…ホントに、梨華ちゃんどうしたの…?」
「まだ言うの!?いいかげんに…!!」



――――――ガチャッ

言いかけた途端、バスルームの扉が開いた
そこにいたのは…あたし


「よっすぃ〜!?」
「! 梨華ちゃん!!」
「叫び声が聞こえてきたから…、何やってるの?」

タイルに座り込んでわめき散らしてたあたしたちの姿を見て、梨華ちゃんは心底驚いてたようだった


でも一番驚いてたのは……




「?????…何…?……ごとー、何がなんだか…?」



114 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時42分38秒




「…とゆーわけで」
「…まだ、よく分かんないんだけど…
 えーっととりあえず、今まで梨華ちゃんだと思ってたのはよしこで、よしこだと思ってたのが梨華ちゃん?」
「うん、まぁ…」

ちんぷんかんぷんなごっちんに梨華ちゃんが事情を説明した、もちろんお風呂から上がってから


「そっかぁ」
「ごっちん…信じてくれるの?」
「んー、最初はちょっとアヤシイなぁとか思ったけど、考えてみたら梨華ちゃんがあんなにプロレス技できるとは思えないから…
二人ともたいへんだね〜」
「そんな、他人事みたいに…」
「だって他人事だし、…にしても、おぉ〜いよしこぉ〜、こっち向きなよ」

何言ってんだよ、さっきの事だってまだ話し終わってないんだぞ
あたしは怒ってんだ


「よしこ、もしかして…さっきの事?」
「……………」
「やっぱりそうだよね、それっきゃないもん」
「さっきの事って?」
「ん〜?あのねぇ…」

――――ヒソヒソヒソヒソ…

「…えぇっ!?ごっちん、喋ったの!?」
「まだだけどさ、こうなったら言わないと…よしこますます誤解するよ」
「ごっちんが紛らわしい事するから…!!」


…さっきから二人でゴチャゴチャと…
115 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時43分20秒


コホンと咳払いをしてごっちんがあたしの真向かいに来た、梨華ちゃんもその隣で困った顔しながらしゃがんでて


「よしこ、言っとくけど、ごとーと梨華ちゃんは別に何もないからね」


は?…今っさらなぁにを!?


「あ、信じてないな?」
「当たり前じゃん」
「だから、あーもう!じゃあ言うけど、よしこ梨華ちゃんのお尻見てみなよ」
「え?」

梨華ちゃんのお尻?それとこれと一体何の関係が?
…まぁ見たくないワケじゃないから見るけどね



「っきゃあ!よっすぃ〜何するの!?」
「え、だってごっちんが」
「それ自分のお尻でしょ!よしこのじゃなくて梨華ちゃんのお尻!!」

あ、あぁそっか、あたしが梨華ちゃんなんだから自分のお尻見ればいいんだ
それならそうと早く言ってよね、ごっちん

どれどれ…見てみますか
すっと立ち上がって梨華ちゃんのお尻とご対め〜ん♪
116 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時44分17秒



「ん〜…あ?なんだこれ?」

よく見えないけど…なんか、ある、っつーか、え?
もっとよく見ようとして鏡に向かってお尻を突き出した

ぶっ…、ヤバ、エロすぎるこの格好…



「よっすぃ〜、何考えてるの!!」
「あ、はぃ、すんません」


うぅぅ…なんだって梨華ちゃんはこんなにタイミングいいんだろ?

まぁいいや、元に戻ったらやってもらえばいーや


で、改めて見てみたら…なんとまぁ、あのキレーな梨華ちゃんのお尻が変色してました、治りかかってるみたいだけど

「見えた?よしこ」
「…うん、どうしたの?コレ…」
「この前ダンスレッスンしてた時にさぁ、梨華ちゃんステップ狂って思いっきり尻もちついたの覚えてる?」
「あー、すっごい音した」
「あん時に出来たんだよ、コレ
 でね、その後梨華ちゃんに頼まれてごとー、薬貰いに行ったの
 でも結構すごくてね、治るのに1週間位かかったんだよ」
117 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時44分59秒




…………それが今までの真相?そんな理由であたしは一人で


「なんだよぉ〜、そんなもんなら隠さなくったっていいじゃんかぁ〜」
「そっ…そんなもんって何よ!私すっごい気にしてたんだから!!」
「なんで?別に誰に見せるって訳でもないでしょ?」
「…見せるもん、……よっすぃ〜に」
「ふぇ?…あっ」

それはつまり…、そういう事だよね、うん
なぁんだぁ〜!心配する事なかったよぉ、もう!あたしのバカ!バカバカ♪


「よかった…あたし梨華ちゃんがごっちんと…なんて考えてて」
「そんなことある訳ないじゃない、私が好きなのは…よっすぃ〜だよ」
「うん、バカだよねあたし、梨華ちゃんのこと全然信用してなかったみたい」
「それは…ちょっと悲しいけど、ヤキモチ妬いてくれたのは嬉しい」

「梨華ちゃん…」
「よっすぃ〜…」
「おぉ〜い…何気にごとーの事忘れてないか〜い?しかも梨華ちゃん『そんなことある訳ないじゃない』って結構傷つくんですけどぉ?」

よかったぁぁ…、梨華ちゃん浮気してたんじゃなかったんだね
118 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時46分12秒
















ん?ちょっと待て!


「ごっちん!だからってどうして梨華ちゃんのお尻触らなきゃなんないのさ」
「え?い、いやぁそれは………えへっ」
「『えへっ』じゃない!なんで!!」
「…だってぇ、梨華ちゃんのお尻カワイイんだもん!や〜らかいしさぁ」


こ、こいつ…!もう一歩先に行ってたらホントにヤバかった
…あたしの考えは正しかった

あ〜ぁ、梨華ちゃんの顔が段々と蒼白になってく


「ふふふ〜♪ごとーも梨華ちゃん狙っちゃおっかなぁ〜」
「ダメッ!!」
「ん〜別によしこが梨華ちゃんのままでも構わないよ、ごとーは梨華ちゃんの体目当てだから、な〜んて、あはっ♪」

『あはっ♪』ってあんたその笑顔が怖いよ!
うっ…今、少々身の危険を…、悪魔のようなやつめ…


「とにかくダメッ!!絶対ダメッ!!!」
「はいはい、分かりました 手は出しません…今の所は」
「「ごっちん!!」」
「ぶ〜…」


これから先、ごっちんと二人きりにならない方がいいな…
元に戻った後の梨華ちゃんが心配だ…
119 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月22日(水)06時53分43秒
>>108名無し男さん
 あと一歩で顎が外れてしまうのです。(w

>>109ぷーさん
 >いしごまを心の中で期待してたりして
  うっ…!ヤバイ、そうなってしまったらどうしましょう…。

>>110名無し読者さん
 レスありがとうございます。
 すいません、ベタでアフォな内容になってしまいました。

>>111いしごま防衛軍さん
 こういう訳だったのです。ただごっちんの野望はまだ始まったばかり…。
120 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月22日(水)22時08分04秒
うおーい。ごっちん頑張れ!!信長の野望ではなくてごっちんの野望だ。
梨華たん統一まで後一歩!!最強最大のライバルよしことの決戦だ。
といっても作者さんにおまかせします。楽しみにしています。
121 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月23日(木)22時09分54秒
結局のところ本当にただのセクハラだったのか…ハァハァ。
122 名前:名無し男 投稿日:2002年05月25日(土)01時05分47秒
軟膏塗り塗り
123 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月28日(火)00時55分11秒
いしごま?よしごま?頭がごっちゃになってきました(笑
でも、基本は、いしよし?頭がゴチャゴチャ(w
でも、なんだか楽しいです。続き楽しみです。
124 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月29日(水)00時22分53秒
初レスです。
今日一気に読みました。
面白すぎて・・・死にそうです(w
続きたのしみです。
125 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月29日(水)21時10分40秒

「で?これからどーするの?」
「「え?」」
「『え?』じゃないでしょ?このまま戻らないと色々ヤバイんじゃない?」
「そりゃそうだけど、そうなった原因がまったく分かんないんだよ」
「朝起きたらこうなってたの」


腕を組んで胸を張った、梨華ちゃんであるあたし
顎の前に手を置いて女の子ポーズな、あたしである梨華ちゃん
いつもとまったく正反対なあたしたち


「…あー、やっぱおかしな感じだね…変」


眠たくもないのに眠たそうなごっちん いや、これはただ困ってるだけか?
しかも人の心と体が入れ替わるなんて事、普通に聞いてられるのもすごいよね
こういうごっちんってちょっとソンケー
126 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月29日(水)21時11分43秒


「ま、とりあえずその原因を解明しなきゃ、ごとーも手伝ってあげるよ」
「ホント!?ありがとう、ごっちん!!」
「いやいや〜、二人のためだもん!どって事ないよ」

そう言ってちょっと顔を赤くしてニヘッと笑った
ごっちん、優しいなぁ…はじめのうちは梨華ちゃんに手ぇ出して、どうしてやろうか!なんて思ったけど、持つべきものは親友だよね
ごめんね、ごっちん、あたし誤解してたよ








「ただ元に戻ったら、手間賃として梨華ちゃん一日ごとーにレンタルね」








…………前言撤回、こんなやつ親友じゃない…









127 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月29日(水)21時12分24秒





「まったく…、何が『二人のため』だよ!」
「だって、ごとーが苦労してんのに何も無いなんて悲しくない?」
「自分から手伝うって言ったんでしょ!?しかもまだ何にもしてもらってないし!」

ぐううぅぅ〜…、こんな奴を親友だと一度でも思ったあたしがバカだった
思いっきりガンつけてやった、凄みをきかせてこう、上目使いに…
あ、目があった


「…よしこぉ、分かってるならいいんだけどさ、分かってないと思うから一応言うよ?梨華ちゃんの目で睨まれても怖くないよ、反対に誘われてるカンジがする」
「え!?」


よく考えると確かに…、あたしはいつも面白がって梨華ちゃんをからかうと、梨華ちゃんはすぐ拗ねたり膨れたりするんだけど、それがまた可愛くて…

あ〜♪思い出したらにやけてきちゃう

128 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月29日(水)21時13分07秒


「…ってぇ!!ごっちんどこ触ってんだぁ!?もうやめっ!!!!」
「へへへ〜ん、全然怖くないよぉ♪カッワイイ!」
「だぁぁぁぁっ!梨華ちゃん助けて!!!」

梨華ちゃんに助けを求めた、けどその梨華ちゃんは呆れた顔して
あたしとごっちんのやり取りを見てる

「たっ…助けて、梨華ちゃん!!」
「…このままじゃ話が進まないよ、保田さんたち起こして協力してもらおう」


そうだね、それが一番いいかもしれない
…でも、その前にこの寄生虫どうにかしてぇぇぇぇ!!!



「ん〜♪梨華ちゃんって胸もいいよね〜」
「触るなっつーの!!」
「………はぁ」



129 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月29日(水)21時30分39秒
>>120いしごま防衛軍さん
 う〜ん、なかなかよしこは手ごわそうで…(w

>>121梨華っちさいこ〜さん
 そーなんです、それだけなのですた(w

>>122名無し男さん
 軟膏塗り塗り>名無し男さんの一言レスはいつもおもしろいです!

>>123よすこ大好き読者さん
 いや〜、すいません。自分もゴチャゴチャに…(オイ

>>124ごまべーぐるさん
 ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
 
130 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月29日(水)21時31分20秒
ちょっとですけど更新しました。
131 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月30日(木)00時08分03秒
一日レンタルなんかしちゃだめだぞ〜。 100%襲われちゃうぞ〜。
セクハラされまくっちゃうぞ〜。 でもそれも見たいな〜。
何気にいしごまな今日この頃。
132 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月30日(木)15時46分38秒
ごっちんが梨華たんを一日レンタルしてるとこ見たかったりします。
うーん、この後どうなるか楽しみです。更新楽しみに待っています。
133 名前:名無し男 投稿日:2002年05月31日(金)18時46分08秒
害虫駆除業者にご連絡を(w
134 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時28分04秒











「……………は?」
「あの、だからですね…」


梨華ちゃんは圭ちゃんと安倍さんの前に正座して全てを打ち明けた

あれからごっちんを引き離して、圭ちゃんと安倍さんを起こした
二人ともなかなかすぐには起きてくれなくて、ごっちんは寝ぼけた圭ちゃんにまた四の字固めを食らわされるところだったけど、さすがに二度はなかった
安倍さんは安倍さんで、寝起きの顔がちょっとやばかったからお風呂に入ってもらって

それで今に至ってます


「私とよっすぃ〜、中身が入れ替わっちゃったんです」
「……………へ?」


圭ちゃんは大きな目をさらに大きくして信じられない、って顔してる
安倍さんは開いた口が塞がらないまさにそんな状態、握りこぶしなら入るかも
135 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時29分02秒


「だからぁ、梨華ちゃんがよしこでよしこが梨華ちゃんになっちゃったの!」
「…ホントに?」
「ホントだってば、なんで信じないのぉ?」


いや、普通ならこの二人が正解なんだよ?
ごっちんみたいな人のほうが珍しいんだよ?
こんな夢みたいな話…信じる方がおかしいよ?



「…うっそぉ」
「ホントォ」
「何言ってんのよ、…でも…ねぇ、そんな事いきなり信じろって方が…
 って、なっち?ちょっと口閉じなさいよ!間抜け面よ!?」
「へ?…あ、あぁそだね、そっかぁ…入れ替わったのかぁ」

何か妙に納得したような安倍さん、この人も結構常識はずれなんだな…

136 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時29分59秒

「すでに信用しないでよ!なんでそう軽く頷くのよ!?」
「だって、二人が言ってるならホントでしょお」
「んなこと言ったって、証拠がないと…」


圭ちゃんは常識人だね、モーニングの中でも案外そんなキャラなんだよね
昨日酔っ払ってた時とは大違い

「そんな、証拠って言ったって物理的な物はムリですよぉ…」
「そーだよ、第一証拠も何も、あるワケないじゃん」



まぁそりゃそうだ、朝起きていきなり自分の姿じゃなかったんだから
証拠なんてさぁ…




「とりあえずはさぁ、本物の梨華ちゃんかよっすぃ〜か見極められればいいんでしょ?圭ちゃんは」
「ん、まぁね…」
「よーし!じゃあこのなっちに任せるべさ!!」


思いっきり胸を張って得意満面な笑顔
見極められればいいなんて簡単に言うけど、そんなこと出来るんですか?
安倍さん

で、ゴソゴソとなんかやってるんだけど…携帯を取り出したみたいだ
誰か呼ぶのかな?
137 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時30分41秒




「あ、もしもしぃ?なっちだけど、…うん、そう、お願いね」

――――――ピッ

えっ!?もう切っちゃったの?早くない?



――――――ピンポーン

そこで聞こえたインターホンの音、
えっ、誰だ?



「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ――――――ン!!」
「おじゃましますぅ…」

…えぇ!?勝手に上がってきてるし、しかも入ってきたのは飯田さんと紺野
な、何で?どして?




「道産子モーニング。全員揃いました」
「オッケイ!」


や、『オッケイ!』じゃないよ…何?道産子モーニング。って…
確かにあなたたちゃぁ北海道出身だけどさ…
138 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時31分32秒



「よっすぃ〜、心配しないで!カオリは全部分かってるから」


そう言ってポンポン、とあたしの肩を叩いた飯田さん
あたしたちが入れ替わったの知ってる!?
どーゆーこと!?



「カオリはずいぶん前からこの状況になる事を知ってたの!」
「飯田さんの交信術は、絶好調です」
「ありがと、紺野♪」


交信!?マジで!?スッゲ〜!!


「呼ばれることも分かってたの」
「あぁ、だからこんなに早かったんだ!スゴイ!!ごとーもやりたいよ!!」
139 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時32分43秒

「後藤さんが飯田さん程の力を身に付けるまでには、辛く苦しい修行と
 長い間の断食を行わねばなりませんが…それでもよろしいなら」
「え…」

ごっちんの希望に紺野が答える
修行?断食?…そんなことすんの?
どっかのお寺じゃないんだから…てか、紺野は一体…どういう



「私は飯田さんのアシスタント兼、弟子なんです、吉澤さん」



え…読唇術?あたしの心を読んだの!?
紺野…アンタって時々すごい…
弟子ってことは、紺野も修行してるのか?


「はい、昨日は土中に埋まり、大地と一体になる修行を行いました」
「どういう修行なの…?」
「そうする事で地球の心との調和が生まれます、よって何度も繰り返すうちに
 交信術を獲得する事が出来るのです」


な…なんだかすっごい複雑な…、大変なんだな
埋まるって…そんな事で交信ができるのか
140 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時33分31秒


「紺野は筋がいいよ!どんな修行もどんどんクリアしてってるし!」
「そんな…飯田さんの教えが行き届いてるんです」
「よぉし!じゃ今日は一段階レベルアップさせよう」
「はい」


一段階…レベルアップ…?コレの他にまだあるんだ…
へぇ………、ていうか、ソレここでやるの?





「ったく、メンバーに内緒で勝手にグループ作らないでほしいわ!」
「そっかぁ…そんな事しなきゃならないんだぁ…
 修行はなんとか出来ると思うけど、断食はなぁ…ごとーには無理だなぁ…」
「よし!今度はカントリーの娘たちも仲間に入れようかな」
「そう…心を楽にして…、何にも考えないのよ」
「…………(瞑想中)」


みんな…本当にあたしたちのこと、心配してくれてますか?
好き勝手やってるみたいだけどさ…


「…よっすぃ〜、二人は何しに来たのかな…?」
「さぁ……分かんないよ」





141 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月02日(日)05時39分32秒
>>131梨華っちさいこ〜さん
 いしごま…ですか。何故でしょう、
 いしよしを意識して書いてるのに、後から読み返すといしごまの方が強い…。

>>132いしごま防衛軍さん
 レンタル…、う〜ん。エロに突入しますか!(爆

>>133名無し男さん
 もう手遅れです。(w
142 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月02日(日)10時28分31秒
ごっちんと梨華たんの熱い行為みたいです。こんなわしは逝ってよしですね。
紺野陛下もいいらさんもすごいよ。梨華たんとよしこが放置されている。
この後がきになる。更新楽しみに待っています。
143 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年06月02日(日)20時38分29秒
た だ 今 物 凄 い 勢 い で 穴 を 掘 っ て ま す 。
144 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月02日(日)20時41分26秒
( ゜皿 ゜)ノ<イチダンカイ、レベルアップーー!!
 川o・-・)ノ<今日も完璧です!

(;^▽^)(;0^〜^)<あのう、ウチらは・・・

放置、ワラタ
145 名前:名無し男 投稿日:2002年06月05日(水)11時46分33秒
たった今新興宗教団体が設立された瞬間を目撃致しました!!
146 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時32分24秒





「で?なんでこの二人を呼んだのよ」
「特に意味はないよ、ただ関連性から言うとなっちたちが一番適任かなぁ…と
 カオリ、紺野、あれ持ってきた?」
「もっちろん」
「全て整ってます」


そして(彼女達曰く)道産子モーニング。たちは、不敵な笑みを残して
バタバタと玄関に向かった
何するんだろう?一応の目的は、圭ちゃんにあたしたちが
入れ替わっちゃったってことを証明する事

嫌でも玄関から聞こえてくる声


「ちょっと、危ない!」
「あーあーあー!暴れるんじゃないっしょや!」
「安倍さん気をつけてください、蹴りの一撃は強烈です」


………………何ですか?何かいるんですか?
3人の言動と、重なって聞こえてくる何者かの鳴き声
それから察するに、その生き物は…アレ、だ
147 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時32分57秒






「あっ!逃げた!!」





――――――トトトトトトトトトッ

「コココココッケ――――――!!!!!!」





「…イヤァァァァ――――――――――ッ!!!!」
「梨華ちゃん!!」



そう…ニワトリ、彼女が最も嫌悪する『鳥』
なるほどね、死ぬほど鳥嫌いな梨華ちゃんが、鳥見ても取り乱さないなんてありえないもんね
今のはシャレじゃないよ、念のため

疑わしかったけど、なかなかいい作戦ですね
見直しました飯田さん
148 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時33分31秒


「それほどでもないよ…(照」
「さすが吉澤さんですね、早速口説きにかかりましたか」
「え?な、何言ってんのさ!そんな事あるワケ…!!」
「よしこぉ、梨華ちゃん要らないんならごとーにちょうだいよ」
「浮気が本気にならなきゃいいのよ」
「あっ!そっち行っちゃったべさ!!」
「キャアァッ!キャアァァ―――!!!」



もう…何がなんだか訳わかんない…



149 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時34分03秒





「信じてくれましたか…?保田さん…ぅぅ…」

梨華ちゃん、かなーり取り乱してましたね


「まぁ、あの石川が鳥見てもどうもしないってので、一応ね」
「一苦労だよ、人の手引っかくんだもん
 レンタルもう一日引き伸ばしてくれないと割に合わないね」

ごっちんまだ言ってるの…あたし承諾してないし




「じゃあこれで証明できたと、問題は元に戻す事ですね」
「つってもどうすんのよ 何にも手がかりなんてないわよ」
「う〜…」

いきなり詰まった

おぉ〜い、あんだけ大騒ぎして何もないとはどういうこっちゃ?
騒がれ損じゃん…
150 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時34分49秒



「ねぇアンタたちさ、入れ替わる前日に何した?」

唐突な圭ちゃんの質問に、あたしたちは「何にも」としか言いようがなかった
圭ちゃんは信じてないみたい
ん〜…入れ替わる前日っていったら…おとといの夜か
え〜とあの時は確か…

「ホントにぃ?ホンットに何もなかったの?」
「もぉ保田さん…ホントに何も無…」

いや、あるよ梨華ちゃん



「あん時は梨華ちゃん可愛くて…(照」
「「「「「!」」」」」
「ちょっ…!よっすぃ〜!?」
「だってさぁ〜、あたし疲れてんのに少しも休ませてくれなくて
 こいつは!!とか思ってたんですけど、いざやってみるとこれがまた…」

151 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時35分19秒

「あ〜らら、梨華ちゃ〜ん」
「うわ〜〜…カオリも真っ赤になっちゃったよ…」
「………いけません、瞑想できないかわりに妄想が…」
「石川もやることはやってんのね…」
「たまってるならごとーが解消してあげるのに〜♪」
「でもああいう梨華ちゃんもなかなか…」
「よっすぃ〜、お願いだからやめて―――――!!!!(真っ赤」


やめて―――って言われてもいきなりコレばっかりは止められない止まらない
…うふふ、ホントにかわいかったなぁ

「もうっ!よっすぃ〜のバカッ!!」
「あたしホントにそう思ったよ?こんな風に可愛くなりたいなぁ…って」
「…私だってよっすぃ〜みたいにカッコよくなれたらな…っていつも思ってるよ…」


「梨華ちゃん…」
「よっすぃ〜…」



152 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時35分51秒





「!! ちょっと待った!!!!」
「「えっ?」」

びっくりしたぁ!!何ですか飯田さん、いきなり!!
耳元で叫ばないで下さい!!


「なによカオリ、どうかした?」
「…元に戻る方法、わかったかも!!」

「「ええっ!?」」

マ、マジですかぁ!?それはホントに素晴らしいことっすよ!?


「カオリ、ほんと!?ホントに分かったの!?」
「うん、今の梨華ちゃんとよっすぃ〜の会話でピーンときたよ!」
「で、どうなの?どうして二人はこんなになっちゃったのよ」

そう!早く教えてください、それを!!
みんな目を見開いて飯田さんに詰め寄っていく
圭ちゃんなんかこれ以上目を開けたら落ちるんじゃないかってくらい
153 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時36分59秒



「二人が『〜になりたいと思った』っていうのがキーワードね」
「「「「「「?」」」」」」

みんな、?って顔してる
これがマンガとかアニメとかだったら、周りには数え切れないほどの?マークがあることだろう


「梨華ちゃんはよっすぃ〜に、よっすぃ〜は梨華ちゃんになりたいって思ったのよね?二人一緒に、同じ時間に
 多分その気持ちが強すぎたんだと思う」

「二人の気持ちが同調した…ということですか?」
「紺野当たり、どうしてそうなってしまったのかは分からないけど、これが一番可能性が高いと思うの
 この世界は全て神秘に満ち溢れているわ、何が起きようと不思議じゃない!神のみぞ知る世の中なのよ!!」


なーんて言って両手を広げて天井見上げて悦な表情の飯田さん
顔が生き生きしてるよ、また交信してんじゃないのか…?


「さすが飯田さんです」
「ありがと紺野、という訳だからもう分かるわよね?
 二人とも、自分に戻りたいと強く念じなさい!!」


「「は…はいっ!!」」
154 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月08日(土)04時45分34秒
>>142いしごま防衛軍さん
 熱い行為>うちも書きたいかも…。(オイ

>>143梨華っちさいこ〜さん
 掘り過ぎ注意(w

>>144ごまべーぐるさん
 カワイイっす♪ありがとございま〜す。
 飯田&紺野、最強!!

>>145名無し男さん
 以上、現場からの報告でした!
155 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月08日(土)07時49分59秒
梨華たんとごっちんの熱い行為待ってます。梨華たんもたまには浮気してもいいでしょう。
紺野陛下さすがです。いいらさんの言うことを即座に理解するとは。
いいらさんもすごいです。更新楽しみに待っていますよほ。
156 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時13分33秒


そんなこんなであたしと梨華ちゃんは元に戻るために、心の中で「戻りたい」と強く念じる事を始めた


「おとといの夜のことを思い出して、あの時と同じ容量で念じるのよ」
「「はい」」


目を閉じて自分が元に戻ったときの事などを考えた

戻りたい、戻りたい、戻りたい、戻りたい、戻りたい、戻りたい…




……………





「……戻りませんね」
「まだ祈り足りないのかもよ?もっと強く!!」
「はぁ…」

う〜ん…なかなか難しいもんだなぁ、おとといに念じた時の感覚ねぇ…

157 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時14分20秒









「ねぇ圭ちゃん、よしこの顔がなんか変だよ…」
「あれは何か厭らしい事を考えてる時の顔ね」
「余計な事まで考えてるんだべ」
「飯田さんこれでは…」
「うん、雑念は瞑想の邪魔よ!」
158 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時14分52秒





―――――スパシィィィィン!!!!

おもいっきり頭を叩かれた
どこから出してきたのかハリセンで…しかもデカイやつ

「どわあああああっ!!?何すんっすかぁっ!?」
「瞑想中余計な事を考えるのはご法度よ!集中しなさい!!」

そんなこと言ったって、あたしの思考にはもうすでにおとといの夜の出来事が映像のように流れ出てきて…




―――――スパアアアアアアンッ!!!!

「いっでええぇぇぇっ!!」
「ほら!また雑念がっ!!」
「ううう…、はぁい…」



159 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時15分37秒









「はぁ…はぁ…はぁ…、ダメだわ…全然戻るきざしが見えない…」
「よ…よっすぃ〜大丈夫…?」
「ゴメン…だめかも…うぅ…」

絶対脳細胞減ってる…ただでさえ頭悪いのに、これ以上悪くなったらどうしてくれるんですか飯田さん





…その心配は無いか




「んもう、こうなったら…」
「どーすんの?カオリ」
160 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時16分19秒




「その時と同じ状況にするしかないわね」





「え?」

今信じられないような言葉が…なんですって?飯田さん




「そ…それはどういう…」
「言ったでしょ、同じ状況にすればいいの」
「いや、だから具体的な意味を…」
「あ――――!!だから、二人でいつもしてるようなことをベッド行ってやれってのよ!!!じれったい!!」
「け、圭ちゃん…もちょっとソフトにさぁ…」
161 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時17分07秒


「べ、ベッド…」

つまりその意味は…ベッド行ってしちゃえってこと?
えっちしろってこと?マジかよ!?


「…よっすぃ〜」

梨華ちゃん…ゴメン、こんな状況でも嬉しい自分が情けない…




「ほらほら!そうと決まったらさっさとやっちゃいなさい!!」
「膳は急いだほうがいいべさ!」

いや安倍さん、これは膳じゃなくても急ぎますよ
162 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時17分51秒


「よし、しょうがない梨華ちゃんしよ」
「えっ!?」
「元に戻る方法それしかないでしょ、だから…ね!」
「で、でもよっすぃ〜!!」

もぉ〜う、梨華ちゃんったら恥ずかしがっちゃって♪あたしはいつでも準備OK!なのにぃ〜
ん?さっきから言ってる事がちぐはぐだって?
そんなの愛嬌っすよ!あ・い・きょ・う



「ほら!梨華ちゃん!!」
「ほら、じゃないでしょう!?もうよっすぃ〜!!」

梨華ちゃん、いいかげんに諦めなさいって
いや、周りに見られてるっていう感覚があるからダメなのかも
とゆーわけであたしはそんな意味をこめて外野を見つめた、するとさすがは最年長・圭ちゃんが、理解してくれたらしい
163 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時18分34秒


「あたしたちはお邪魔だから…」
「む〜…ごとーはあんまり賛成じゃないけど、ここは黙って身を引くよ」
「いい?お互い同時に念じなくちゃダメなんだからね?」
「健闘を祈ります」
「終わったら誰かの携帯に知らせてね、なっちたちはそれまで出かけるから」


そうして、圭ちゃん・ごっちん・飯田さん・紺野・安倍さんはフェードアウト
こんな状況になったら梨華ちゃんもするっきゃないでしょ!

ようやく二人っきりになれて、あたしはついつい笑顔になる

「へへ〜♪」
「…ん、もぅ」

そんな…呆れた顔しなくても、ひどいなぁ梨華ちゃんそんなにヤなの?

「で?」
「え?」
「どっち?」
「何が?」
「攻めか受けか、どっち?」

あ、忘れてた
そうだ、それのためには二人が一緒に同じ事は出来ないんだ
164 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時20分04秒

ここはやっぱり…

「あたしがする」
「え〜、だって私は今よっすぃ〜なんだよ?おとといと同じ状況にしなくちゃならないんなら私が攻めでしょう?」

そりゃそうだけど…でもそれじゃいつもと

「いつもと逆だけど、いいよね?私だってたまには…」

ニマ〜ッ、と笑ってこっちを見てくる
聞きたくないけど聞かなきゃならないんだろうな、この場合

「たまには…?」
「よっすぃ〜を苛めてみたいし♪体は私のだけどね」
「…………」
「よし!じゃあやりましょうか!」

…やる気になってくれたのはいいけど、…何かイヤ
これじゃさっきと立場逆じゃん!!


「ウフフフ〜♪よっすぃ〜」
「えぇっ!?んっ…!」

足が床から離れた
お姫様抱っこされてるのに気付いた時には唇を塞がれていて
その状態のまま、すぐ横にあったベッドの上に寝かされて、さらに激しいキス

「ん…ふぅっ…」

あ…やべ、頭がポーッとしてきた
165 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時21分56秒
いきなりsageちゃってすいません。
理由は…はい、エロに突入させていただきます。
ageててもよかったんですけど、やっぱりちょっと恥ずかしいので…。
166 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月09日(日)05時23分56秒
>>155いしごま防衛軍さん
 浮気ですか。じゃ当初の予定を少し変更して番外編でも…。
 これは一応いしよしなので…。
167 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月09日(日)13時38分03秒
それでよいかとオモワレ。いしよしも好きなんで。
梨華たんがよしこの体で梨華たんの体をしているよしこを攻めるんですか。
うおーーーなかなか萌えますね。
168 名前:名無し男 投稿日:2002年06月09日(日)14時02分33秒
よっしゃ!いけ!
169 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月09日(日)17時31分30秒
待ってました!な展開ですな(w
170 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月10日(月)01時06分08秒
体が入れ替わっている状態でしちゃうなんて、普段よりも萌えます!
この先が楽しみですな〜。
171 名前:ポム 投稿日:2002年06月10日(月)09時29分21秒
自分の身体とするのって、どんなだろ・・
172 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年06月10日(月)13時26分26秒
おぉう!! 来たぞ来たぞ!! 穴なんか掘ってる場合じゃねぇや(w
173 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月10日(月)14時52分37秒
体は相手で意識は自分ですか。

(;O^〜^)<…うぅむ

大林宣彦の映画を何となく思い出しました。
174 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年06月11日(火)00時28分42秒
これからの展開・・・どうなるんでしょう(w
気になりますねぇ(ニヤリ)
だけど自分の体とって(ry
175 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時08分52秒

「ん…んぅ…」

ベッドに下ろされた後も梨華ちゃんは唇を放してくれなかった
てゆーか激しくなってる気もする…いつの間にか舌入ってるし
時々ピチャピチャと聞こえる水音が、なんだかメチャメチャエロい


「…自分とキスしてるみたいで…なんかヘン」

そう言うとあたしが返答する前にまた唇を塞いだ
それから押し倒されて…梨華ちゃん(あたし)が覆い被さってくる

176 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時09分31秒

「よっすぃ〜、いつも私に意地悪するから…今日は私が意地悪してあげる」
「り、梨華ちゃん…ひゃんっ!!」

耳朶を甘噛みされて肩を竦ませた
な…何だ?すっげ〜気持ちいい…梨華ちゃん以外にこっちの才能あるんじゃないかな

気付くと既に着ていた服(あのピンクのワンピースね)が肌蹴られて、首から鎖骨の辺りを舌が這う、着けてたブラも取られて大きい綺麗な乳房が露わになる

「ん…梨華、ちゃ…んんっ…」

ゆっくり胸の先端を舐められて声が掠れた
指やら舌やらで責められて、段々と硬くなっているのが分かる
その手の動きはホントに微妙で、触れられる度にビクビクした
ちょっと…梨華ちゃん上手…もしかしたらあたしより上手いかも…

「ふぁっ…!ん…梨華ちゃん、上手いんだね…」
「ん?だって自分の体いじってるんだもん、当然じゃない」

なるほど…
177 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時10分18秒


「これ邪魔だね…全部取っちゃおうか」

胸から顔を離さずに聞いてきた
つーかもう既に取り始めてるじゃん、聞かないでよね
まぁあたしもいつもそうだけどね

さくさくと器用に服を脱がせていく梨華ちゃん
梨華ちゃんの大好きなピンクが全部取り外されて、あたしはショーツだけの姿になった

「梨華ちゃぁん…恥ずかしいよぉ」
「どちらかと言えば私の方が恥ずかしいのよ?裸になってるのは私の体なんだから」
「ふああんっ!!」

こりこりになってる乳首を噛んだまま引っ張られて思わず声をあげた
空いてる方は手のひらでグイグイ揉まれてる
体中に甘い電気が流れて痺れた
178 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時11分05秒


「んあっ…んんっ…!やあぁぁ……」
「よっすぃ〜気持ちいい?」
「んっ…気持ちいいよぉ…あんっ!」
「いい感じですか」

梨華ちゃんはクスッと笑ってショーツの上に指を滑らせた
そこはもう上からでも分かるように濡れてて

「やあっ!!」
「自分の体ってちょっと抵抗あるけど…仕方ないよね♪」

『ね♪』ってアンタ…最初とまったくキャラ変わってないかい?
179 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時11分44秒



「さぁ〜て、これも取っちゃいましょうね」

変わらずニコニコとしたままあたしのショーツを下ろした

「うん♪濡れ具合もいい感じ」
「あぁんっ!!」

チュッと蕾に口付けると、舌でそこを突いたりなぞったり執拗に攻め始める
ペチャペチャという音が響いてそれだけで以上に感じて、嫌でも声が出る

「うあぁ…はぁっ…!!梨華、ちゃっ…やあっ!!」


うぅ…かなり恥ずかしいよぉ…あたしがいつも梨華ちゃんにしてることと変わんないけど、梨華ちゃんいつもこんな感じなのかなぁ
これ以上声が出るのを防ぐために、自分の指を噛み締める
でもそれを見つけた梨華ちゃんは顔を上げ、手首を引っ掴んでそれを止めた

「そんなに噛んだら傷ついちゃうじゃない、ダーメ」
「…だって…んんっ!!」
「私には声出してって言うくせに」

バレてら…
180 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時12分44秒



「よっすぃ〜の声聞きたいなぁ…って今は私の声か」
「んん…梨華ちゃんのバカァ…」

梨華ちゃんの性格から考えて、こんなこと言ったらどうなるかなんて分かりきってるのについ減らず口になる
あたしも結構スキモノ…

「バカァ?ひとみちゃ〜ん、お姉さんを怒らせたらいけませんよ」
「えっ…んあっ!!ああああっ!!」


「痛くは無いでしょ?」

いきなり指を入れられた
あたしの中で指を曲げたり回したりして楽しんでる
その度あたしは体をくねらせて快感から逃げようとしたけど、今梨華ちゃんとなってるあたしが、あたしとなってる梨華ちゃんから逃げるなんてことは絶対に不可能な訳で


「やあっ!んっ…梨華ちゃんイヤァッ…!!」
「ダメ…梨華ちゃんは怒っちゃいました」

静かにあたしの耳元で囁くと、入れてある指を激しく上下に動かした


「んあっ!んっんっ…んっ!!」

その動きに伴って声も途切れ途切れ
下の方だけでなく、放置状態だった乳首の方にも痺れが来る
それに耐えられるよう梨華ちゃんの背中にしがみ付いて歯を食いしばる
181 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時26分56秒
>>167いしごま防衛軍さん
 悶えちゃいますか?よかったっす。番外編の準備も着々です!

>>168名無し男さん
 いきます。もうGOです、GO!!

>>169名無し読者さん
 ここまでもってくるのに引っ張りすぎちゃいました。(w

>>170名無し読者さん
 ありがとうございます。がんがります!

>>171ポムさん
 なかなか面白いものかも(r

>>172梨華っちさいこ〜さん
 まだ掘られてたのですか!?では次は瞑想の段階へ…(w

>>173ごまべーぐるさん
 どんな映画なのですか??

>>174ぶらぅさん
 エロエロに…できるかな、自分…。
182 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月11日(火)05時28分37秒
ちょっと更新。エロになってるかな?
183 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月11日(火)13時50分00秒
充 分 エ ロ で すハァハァ
184 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月11日(火)18時07分41秒
ハゲシクエロです(w
しかもある意味倒錯的。
(;^▽^)<自分のエロがしょぼいモノに思えますた
185 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月11日(火)21時44分54秒
さ い こ う で す
186 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年06月12日(水)18時50分43秒
責め梨華(?)たまんねぇっす〜。
こりゃあもう埋まってる場合じゃねぇや(w
187 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月12日(水)19時29分37秒
ある意味石×石ですよね・・・。(w
自分の体だから扱いが上手い・・・なるほど。
となるとこれが吉だともっと扱い上手いんだろうな・・・。
188 名前:名無し男 投稿日:2002年06月12日(水)19時44分24秒
鼻血ダムが決壊しました
至急自衛隊の応援を要請します
189 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月13日(木)01時36分48秒
いや〜、たまらないっすね。
自分の体を激しく攻める梨華ちゃん…ハァハァ
このシチュエーション、いいです!
190 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月13日(木)13時19分20秒
うおーーい!!萌え萌えです。もうとまらねーーー!!
191 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時38分40秒

ふと頬に暖かいものが伝ってるのに気付いた

「あ…よっすぃ〜…」
「…っく…んん」

ピタッと指の動きが止まって梨華ちゃんはじっとあたしの方をみつめてる
誤解してるみたいだけど、別に意地悪されて泣いてるんじゃない
気持ち良すぎて…梨華ちゃんも結構泣いてるときあるのに覚えてないのかな?

「大丈夫…梨華ちゃん、して…」

梨華ちゃん(あたし)の首に腕を回して胸の辺りに引き寄せる

「え…いいの?」
「こんなとこで止めないで…」
「…うん、分かった」
192 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時39分12秒


行為を再開、さっきとは違って優しい動きになった
大丈夫だって言ってるのに…もう
でも気持ちいいことに変わりは無いから気にしないけど

「あっ!あっ!あっ!…んああっ!!」
「よっすぃ〜…大好き」
「あぅっ!…ん、あたしも…好きだよ…んんっ…!」

そしてまたキスをする
下の方とは違い、さっきよりも激しく舌と舌を絡ませてお互いの口内を堪能する、少しずつ角度を変えながら何度も何度も確かめるように


「んんっ!梨華ちゃ…!イク……!!あんっ!!」
「いいよ…いっちゃってたくさん…」
「ふあっ…!!もうダメェッ!!」
193 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時39分52秒

あっけなくあたしは絶頂を迎えた
イッた後、しばらく体がジンジンして動けない、動きたくなかった
肩で息をして余韻に浸ってるあたしに、梨華ちゃんが軽く頬にキスしてくれた
その後もギュッと壊れ物を扱うかのように優しく抱き締めてくれる


「よっすぃ〜いつもこうしてくれるんだよね」
「…ん、そうだっけ…?」
「そうだよ、よっすぃ〜に抱き締められるとね、何かあったかくて優しくてすごい安心するんだ私」

へえ…そうだったんだ

「あたしも…梨華ちゃん抱き締めてると、安心したよ…」
「うん…」

でも今お互い入れ替わって、感じる相手のぬくもりは自分のもの
それは何だか寂しい感じがする
あたしはあたしに抱き締められて梨華ちゃんは自分を抱き締めてる、望んだ事じゃない

あたしは『梨華ちゃん』を抱き締めたい、『梨華ちゃん』に抱き締められたい
本当の『石川梨華』に…






――――――戻りたい…!!












194 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時40分23秒











「う…んん…」

いつの間にか寝てたみたいだ
ベッドの中の自分の唸り声で目が覚めた
うぅ…体がだるい…動きづらい…

さっぱりと目を覚ましたくなったあたしは、ヨタヨタとした足取りで洗面所に向かった
…っと、全裸じゃさすがに恥ずかしいな…Tシャツ…

ベッドの下に落ちてるTシャツを拾って、袖を通す
ん?何かちっちゃいぞ…胸はこんなにダボダボなのに
ま、いいや


「あ…ふぁ〜…」
195 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時40分57秒



寝ぼけ眼で鏡の前に立つ
うわっ…あたしすんげぇ顔してんなぁ
最近肌がなぁ…ストレスたまってんのかな?
夜に発散してるのに…梨華ちゃんが逆に溜まるかもしれないけど、ははっ♪

ていうかあたしほくろ多いよね
ホントに…









………………ええええええっ!!!??ほくろぉ!?




「も、も、も、も戻ってる!!」

そう、鏡の前にあるのは梨華ちゃんの顔でもない
まぎれもなく吉澤ひとみ本人、あたしの顔


「梨華ちゃん!!梨華ちゃあああああん!!!!」

多分梨華ちゃんが寝てるはず!!そう思って洗面所を飛び出した

196 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時41分34秒




ベッドの上の膨らみ
シーツを捲るとそこには…



「梨華ちゃん!起きて!!ホラ!!」
「ん…んん〜…もうダメだってば…よっすぃ〜」
「何言ってんの!?起きろっつの!!」

無理やりガクガク揺すってやると、ようやく梨華ちゃんは目をさました
本物の梨華ちゃんが


「梨華ちゃん!戻ったんだよ、ホラ!!」
「…え?」
「戻ったんだって、あたしも梨華ちゃんも!!」
「…よっすぃ〜?ホントによっすぃ〜?
 私も元の石川梨華に戻ったの?」
「うん!そうだよ!!」










197 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時42分30秒
「よっすぃ〜!!」
「うわっと!」


喜びのあまり梨華ちゃんは抱きついてきた
前と違って今度はしっかり受け止める事ができる
お互い顔を合わせると、何だか嬉しくなってきてキスした

「ん…」
「…本物の梨華ちゃんだ、よかった」
「よっすぃ〜…ん…」

何度も何度もキスを繰り返した
相手を確かめるように、お互いの感触を味わうように
何度も何度も…
198 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時43分03秒






って梨華ちゃん、よぉく見るとさ…


「梨華ちゃん…裸」
「えっ…!キャアアアアアア!!!!」
「なんで隠すのさ」
「だっ…だって!!」
「あたしこの3日間梨華ちゃんの裸ばっか見てたんだよ?
 もう見飽きちゃったよ」
「ひどい!!そういう事言わないでよ!!」
「ウソに決まってるじゃん!梨華ちゃんならいくら見ても飽きないよ…」
「よっすぃ〜…」
「梨華ちゃん…」


199 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時43分38秒


――――――バアア――――ン!!



「ただいま〜!!待ちきれなくなって帰ってきちゃったべ!」
「ちょっと!あんたら、どうなったの!?いくらなんでも待たせ過ぎよ!!」
「梨華ちゃん!!大丈夫!?よしこにえっちなことされなかった!?」
「後藤さんその場合は逆です、されたのは吉澤さんのほうです」
「カオリは一部始終見てたよ!!ジョニーと一緒に!!」


いいところだったのに…くそぉ


「ああああ!!!よしこ、何してんのさ!?ごとーにもやらせてよ!!」
「なっ…!んなことできるか!!」
「戻れたのね、まったくすぐ連絡しなさいよ!!」
「はぃ…すいません」
「戻るの早すぎたべ!」
「飯田さん、今日もカンペキですね」
「もちろん!さ、帰って火の輪潜りの特訓よ!!」





つーわけで、あたしたちは無事もとの姿に戻る事ができました!!









200 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時44分13秒









そしてその事件から数日後…





「保田さぁ〜〜〜ん!!」
「圭ちゃぁ〜〜〜〜ん!!」

「何!?どうしたのよ!?」

「「また入れ替わっちゃいましたぁ〜〜〜〜!!!」」


「あんたらねぇ!!!!!」





                            END
201 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時55分44秒
>>183名無し読者さん
 ありがとうございます。ちょっと自信無かったんですよ。

>>184ごまべーぐるさん
 そんな!!ごまべーぐるさんに比べたらまだまだ…。

>>185名無しさん
 そう言っていただけて気合はいりますた。

>>186梨華っちさいこ〜さん
 攻めのイシカーさんが書きたかったのです。(w

>>187名無し読者さん
 これが吉だと…>しまった!その手があった!

>>188名無し男さん
 辺りは文字通り血の海に!!(w

>>189名無し読者さん
 皆さんに火をつけられたのかが気になりますが…。
 ありがとうございます!

>>190いしごま防衛軍さん
 じゃあこの後もっと止まらないような…。(w
202 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年06月14日(金)21時58分37秒
一応これで終りです。
なんか最後の方早く終わらせたくてメチャメチャですが…。すいません。
読んでくださった方、レスくださった方、ありがとうございました。
かなり励みになりました。

ただ今オマケ作成中です。(いしよしではありませんが…)
これもお暇な方、よろしかったらどうぞ。
203 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月14日(金)23時59分00秒
完結おつかれっす
美味しい設定に、エロに笑いと楽しめました
204 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月15日(土)02時01分42秒
完結おつかれさまでした。
かなーり面白かったです!!!
入り込めるエロと、笑いがある作品…最強です。
205 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月15日(土)15時57分33秒
エロあり笑いあり…毎回オナカいっぱいいただきました。
おいしいご馳走をありがとうございました。

>「もちろん!さ、帰って火の輪潜りの特訓よ!!」

どこへ向かおうとしてるんだ…(爆

いいらさんと紺野は何気にツボでした。( ゜皿 ゜)ノ川o・o・)ノ<<オー!!
206 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年06月15日(土)16時48分37秒
完結おめでとうございます。
読ませていただきありがとうございました。
いいらさんも紺野陛下もすばらしかったです。なっちとヤッスーも
よかった。なんといっても梨華たんがごっちんにお尻にお薬をぬってもらって
いるところを想像すると萌えましたよほ。いしよしの熱い行為にも萌えました。
番外編待ってます。
207 名前:名無し男 投稿日:2002年06月15日(土)19時14分13秒
火の輪くぐりってこの話し自体が火の輪くぐりみたいやね(w
208 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月16日(日)15時38分05秒
番外編…ごまが吉澤と入れ替わろうと画策するとか?(w

( ´ Д `)<ふふふ、よしこと入れ替わって、やりたい放題するよ
209 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月24日(水)18時02分12秒
またーりまつのれす。
210 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月01日(日)01時23分48秒
バンガイマチ。
211 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月05日(土)00時55分52秒
バンガイマチマチマチンガー。
212 名前:ひとみんこ 投稿日:2002年10月09日(水)22時13分00秒
最高〜! おもろい〜! 

何もかも最高〜!


勿論、エピローグ有りますよね?
213 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月30日(水)20時12分09秒
道産子モーニング。での番外編も期待。
214 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月31日(木)00時18分12秒
一気によみますた♪番外編にきたーいっ。
梨華ちゃん、かわいいなぁ〜^^
215 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時04分52秒




梨華ちゃんとよっすぃーが入れ替わり事件から数ヶ月が過ぎた
あたしはモーニングを脱退し、現在ソロ活動中
『ごまっとう』なんてユニットも組まされ、今でも充実された生活を送ってる

でも…それは完璧ではない




「うああぁぁぁぁぁ〜〜〜ん!梨華ちゃんに会いたいぃ〜〜〜!!」




ソロになってから、当たり前だけど個人活動が多い
だからいつも一人
別に一人がイヤって訳じゃない
まぁ皆といる方が断然いいのも当たり前

モーニングを脱退してから、梨華ちゃんに会える機会がめっぽう、ほとんど
全然、まったく無くなった

216 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時06分14秒


あああああああああ……モーニングに居た頃は毎日ほとんど梨華ちゃんに会えて、声も聞けたし、話したり出来たし、ご飯一緒に食べたりしたし、匂いも嗅げたし、着替えてるとこ見れたし、お尻も触れたしetc...etc


ま、後半は少し道徳的にヤバイけど(ごとーにだって認識能力はある)
ああああああモーニングに居た頃が懐かしい――――!!!
ハロモニだって文麿なくなっちゃったし!!!

217 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時06分44秒


てゆーかね?最初はね?そんな気は全然なかったんだよ
だってはじめは梨華ちゃんよしこと付き合ってたしさ(今もだけど)
いくらせっそーのないごとーだってそこに手は出さな……な、なに?いや、ホントだって、信じてよ!

でもさぁ…梨華ちゃん見てたら思うんだよ
カワイ―――――――!!!!ってさ
まぁ裕ちゃんがやぐっつぁんに対するモノと一緒なんだけど



梨華ちゃああああん!!!



「後藤さーん、スタンバイお願いしまぁーす」
「んがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ごっ、後藤さんっ!?」

くっそぉ――――!
待っててよ梨華ちゃん!
ごとー会いに行くからねそのうち、絶対!!


「あのー…後藤さん、スタンバイ…」
「今行くってば!」

もう!うるっさいなぁ!


218 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時07分16秒



それから数時間後―――――



「くっはぁ!疲れた――――!」

ダンスレッスンを終えて、あたしはめずらしく寄り道もせずに家に帰った
自分の部屋にすぐ入ってベッドに体を投げ出す

ったくもー!夏先生、モーニングの時より気合入っててマジきつい!
三人しかしないからまぁ目が届くっちゃあ届くよね
ソロの時もそうだけど、何か今日はさらにキツかった…

あ〜あ、こんな時梨華ちゃんがいたら疲れも吹っ飛ぶのになぁ
219 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時07分49秒



な〜んて好き勝手な事を考えていたら携帯が鳴った
何だか久しぶりに聞いたようなこの音は…!?

あたしは身を翻してマッハ3の速さで携帯に出た



「もしもし!?」
『わっ、びっくりしたぁ、ごっちん声大きいよぉ』
「梨華ちゃんっ!」

りりり、梨華ちゃんっ!
信じられない!こんな事ってほんとにあるんだ!
あぁ――――神様!ごとーは生まれて初めて信じてもいないあなたに感謝します!

『ごっちん久しぶりだねー、元気?』
「元気なかったけど今元気でた!」
『えっ?何かいい事あったの?』
「梨華ちゃんと電話してるー!さみしかったよぉ」
『えっ!あ…ありがと…』

電話越しの梨華ちゃんはさすがにこれには照れてるようだった
う〜んカッワイイ
220 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時08分28秒


と、そんな梨華ちゃんにとろけそうになってるごとーの耳にもう一つ聞きなれた声が

『梨華ちゃん何話してんのさぁ〜』

ん?この声は…

「梨華ちゃん、よしこもそこにいるのぉ?」
『あーうん、ここ私の家なんだけどひとみちゃん泊まりに来てるの』
「へーそうなんだ」

そんな事を聞かされてもごとーの中に嫉妬心なんてものはない

「ごとーも今度また行ってもいいかなぁ?」
『うんいいよ、じゃあヒマな時連絡ちょうだい』

やったー!飛び上がるくらい嬉しいよ!
しかしそれを聞き逃すほど、梨華ちゃんの横にいる人物は甘くはない
221 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時09分06秒


『ちょっとごっちん!何勝手に約束してんのさぁ!』

どうやら梨華ちゃんの手から無理やり携帯を奪ったらしい
後ろで梨華ちゃんのブーブー言ってる声が聞こえる

「おーよしこ久しぶりだねぇ、元気してたかい」
『元気元気!それよか、あたしは許さないからね!』
「へ?何を?」
『絶対梨華ちゃん家にごっちんは入れない!』

え!ちょっと待ってよ!
なんでよしこが決めてんだよぉ!

「なんだよーごとーはもう友だちじゃないってのか!」
『そーゆー問題じゃない!梨華ちゃんと二人っきりにしたら何されるか!!』
「だからー、別にごとーは梨華ちゃんを奪おうとかそういう気はさらさら無いよ」

なるべくよしこを怒らせないように穏便に済ませようと試みる
222 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時09分55秒


「ただちょーっと一晩くらい梨華ちゃん貸してくれるだけでいいんだよ」
『だーから!それがダメだっつってんの!!』
「ブー、ケチー!」
『いいの!家計が助かるんだから!』

なんだか妙に主婦してるよしこはとりあえずほっといて、
よっしゃー!梨華ちゃん家に行く口実が出来たぞー!
これで後は…へへへへへへへ…


『こらー!ごっちん何考えてる!!』
「えー?もちろん大好きな梨華ちゃんの事」
『ウソつけ!好きなのは梨華ちゃんのお尻だろ!』

む!今の言葉聞き捨てなら無いぞ!

「ちょっと!シツレイな事言わないでくれる!?」
『えっ?』

久々のごとーの逆ギレに、よしこも少したじろいだ
そりゃあ、そんなこと言われたらごとーだってオカンムリだよ!
223 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時10分58秒


「ごとーがそんな節操ない人間だと思う!?」
『え…あ、いやゴメン』
「ごとーは梨華ちゃんの胸も腰も全部好きだもん!」
『風呂入って寝ろ!』


そう言って、電話は強制的に切られた
…ごとーなんか変なこと言った?
それに何か用件あったんじゃないの?


「…ま、いいか」

梨華ちゃんの声聞けただけで満足感いっぱいになったごとーはベッドに潜った
224 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時11分28秒

>>203名無し読者さん
 どうもありがとうございます。アフォな話でしたが…

>>204名無し読者さん
 いやいやいや…そんな大したものでは(照

>>205ごまべーぐるさん
 飯田先生と紺野君は私もお気にです(w

>>206いしごま防衛軍さん
 番外編、おまたせしました!

>>207名無し男さん
 …よく考えるとそうですね。無限に回る…(w

>>208名無し読者さん
 いいですねソレ(w ほんとにしようかな…(w

>>209名無しさん
 お待たせしました

>>210名無し読者さん
 番外ですよぉ!

>>211名無し読者さん
 マチンガーZ(寒っ! (^▽^)<サム〜イ

>>212ひとみんこさん
 おぉ!エピローグ!…考えてませんでした(w スマソ

>>213名無し読者さん
 おぉぉ!それもまたまたいいですなぁ(w

>>214名無し読者さん
 ありがとうございます。おまたせしますた
225 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年11月09日(土)22時12分09秒
番外編、開始いたしますた!
待っていてくださった方々、お待たせしました
226 名前:名無しさん 投稿日:2002年11月09日(土)22時33分12秒
待ってました!リアルタイムで読めて感激っす!!
227 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月13日(水)00時46分15秒
やっぱり面白いっす♪
前に言ってたオマケですよね?
いしごまですか?
今一番大好物なんで期待sage
228 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月23日(土)22時35分14秒
エロ以上に笑いに期待
229 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時14分38秒


「ちょっととーししたのわたーしにもそんなくーらいわかーるわよ♪」


鼻歌まじりに『Shall We Love』のリズムを刻む
普段のごとーは鼻歌歌う事なんて滅多に無いんだけどね、
今日は特別に機嫌がいいのさ

なんでかって?
そりゃあ今日、ごとーは梨華ちゃんちにお泊りするからさ!


「うあ―――――っ、楽しみぃぃぃぃ〜!!」


ホントに久しぶりだよなぁ、梨華ちゃんに会うの
歌番組とかで一緒になった事もあるけど、やっぱ昔に比べたらめちゃめちゃ少なくなっちゃって、ショックショックよ


ま、そんな心配も今日で全て発散させてやろうという考え

ホンっトに楽しみ!!
よし、今日はもうさっさと上がって梨華ちゃんち直行しよう!
230 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時15分15秒




――――――――…



「…って事で仕事即終わらせて来たんだけど…」

じろっとピンクで統一された部屋を見回す
ごとーの横には眉間にしわ寄せて八の字眉にさせた梨華ちゃん
いや、それはいいのよ、この部屋に住んでるんだから
何よりごとーは梨華ちゃんに会いに来たんだし


でもさ…


231 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時15分49秒


「なんでよしこがいんのさ!!」
「梨華ちゃんと二人きりなんてあたしが許す訳ないだろ!」

フン、とベッドの上で腕組んであたしを一睨みするよしこ

「ああぁぁ梨華ちゃんとの一時がっ、ランデブーがっ、一夜がぁぁぁっ!」
「うるさいぞごっちん!」
「返せっ!返せっ!楽しみにしてたごとーの一週間を返せっ!!」
「図々しいなぁ、もうっ!」
232 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時16分30秒

「ごめんねごっちん、ひとみちゃん絶対来るってきかなかったの」
「梨華ちゃぁぁ〜ん」

どさくさに紛れて梨華ちゃんの胸に飛び込んだ
セーター着てても梨華ちゃんのナイスバデーははっきりくっきり浮かび上がる
…また胸おっきくなった?梨華ちゃん
まぁごとーは大いに構わないけど…へへへ

「ごっちぃん!離れろぉぉっ!!」

そしてまたよしこが邪魔をしに来た

「少しは余韻に浸らせてよねっ!」
「何の余韻だっ!離れろっ!」

233 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時17分10秒

ちっ、しゃーないなダンナに言われちゃったんじゃ

「ったくもうっ!あたしの梨華ちゃんに!」
「ひとみちゃん…」

あーあ、奥方はもうダンナにメロメロってかい
お目目がはーとになってますよ、うらやましいこって

「梨華ちゃんに近づくなよ」
「だからー言ってるじゃん、よしこから梨華ちゃんを奪おうなんてこれっぽっちも考えてないって」
「そんな証拠どこにあんだよっ!」
「………」
「黙るなぁっ!!」

まぁいいさ、梨華ちゃんがいるだけでそこはもう至上の楽園
ごとーはぜいたくなんて言いません
ただ梨華ちゃんが、一緒にお風呂入って、一緒にお布団入って、一緒に眠ってくれたらごとーはそれで満足です


ああなんて控えめな女、後藤真希17歳


234 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時17分49秒

「梨華ちゃん一緒に寝ようねー」
「ダメ!」

また邪魔が…

「もうよしこうるさい」
「ごっちんぜんぜんあたしの話聞いてないでしょ!?」
「そんな事無いそんな事無い、左耳に通してから、も一回右耳に通してるよ」
「それじゃ外に流れてるだろ!聞いてないじゃん!」
「梨華ちゃん、お風呂入ろーよ」
「聞けっつーの!!」
「…二人とも、もう夜だから静かに…ね?」

235 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月15日(日)21時18分38秒
遅くなりました(オソスギ
少しだけ更新。また今週にもう一回くらい更新します。
見てくださってる方、もう少しお付き合いくださいませ。。。

>>226名無しさんさん
 お待ちいただいて光栄です(日本語変…)

>>227名無し読者さん
 はい、オマケです。いしごまには…なるかなぁ…?
 彼女が邪魔しますので→(0`〜´)<ごっちん何してんだよ!!

>>228名無し読者さん
 エ〇になるかは分かりません。なにぶんいしよしが前提ですので。
 笑いは入れます、てか入ります(w
236 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時28分14秒


「梨華ちゃぁ〜ん、ご飯食べさして〜」
「サンドイッチくらい自分で食え!」


「梨華ちゃぁ〜ん、お風呂入ろ〜よ」
「一人で入れ、一人で!」


「梨華ちゃぁ〜ん、一緒に寝よ〜」
「ごっちんは下で布団ひいて寝ろ!」


「梨華ちゃぁ〜ん」
「半径1メートル以内に近づくな!」


237 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時28分50秒


「もう!よしこ邪魔!」

なんなんだよ!さっきからごとーの言うこと、全部よしこが答えてんじゃん
ごとーは梨華ちゃんと喋りたいの!

「ごっちんの方が邪魔だよ!」

なっ!この女、いけしゃあしゃあと…
先に梨華ちゃんちのお泊りを約束してたのはごとーの方なのに!

「よしこは仮にも「入れてもらってる」立場なんだから、少しぐらいは気を利かせなよね!」
「何をぉ?梨華ちゃんの恋人はあたしだぞ!?それをごっちんが横から割り込んできたんじゃないか!!」
「今日の約束はごとーが最初にしたんだ!」
「あたしは梨華ちゃんちにいる権利がある!」

ぬあああああ、図々しいにも程がある!
大体よしこは強引なんだよ!知ってたけどさぁ

238 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時29分30秒




「もう二人とも止めてよ!」




ギャアギャア言い合ってるごとーとよしこに、ついに梨華ちゃんが怒鳴った
驚くほど静かになって、今までやってきていた嵐がぴたりと止んだ
ごとーもよしこもビックリして梨華ちゃんを見つめていた

「ひとみちゃん!」
「は、はいぃ!」

梨華ちゃんに怒鳴られてさすがによしこも顔を青ざめさせた

「ひとみちゃんは私の事が信じられないの!?さっきから聞いてたら、私がごっちんと変なことするみたいじゃない!」

変なことって…いや確かに考えてはいたけど、そう言葉にされると…
よしこはオドオドしながら返事を返した

239 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時30分17秒

「い、いや信じてるよ!でも梨華ちゃんとごっちんが二人になるのは…」
「同じだよ、最終的には!私の事信用してないからそんな風に考えるんでしょ!?」

ダンナも奥方の前では弱いなぁ、惚れた弱みって言うのかな?
絶対よしこって尻に敷かれる様なヤツだよね

「ひとみちゃんのバカッ!!」
「り、梨華ちゃぁ〜ん…」

あ〜ぁ、超情けない顔
あはっ、いい気味だけど〜

240 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時30分57秒




「ごっちん!」
「えっ!?」

あれっ?今度はごとーの方に矛先が向いたぞ

「ごっちんも、私何度も言ってるでしょ!「私にはひとみちゃんがいるから」って!分かってるんでしょ!?」
「う…うん」

ひょぉえ〜!梨華ちゃん怖いよぉ
いつもは皆にいじられたりしてて、まったくそんな素振り見せないんだけどなぁ
やっぱりお姉さんだよね

「それなのにどうして何度も同じ事してくるの!?ひとみちゃんがつっかかってくるのだって分かってるでしょ!?」
「い、いやぁ〜まぁ…」

何か悪戯して叱られてるガキンチョみたいに、目を逸らしながら誤魔化そうとした
横ではよしこも同じ様なカッコでこっちを見てる
う〜ん、ごとーも今は多分ものすごい情けない顔してるんだろうなぁ


「ごっちんのバカッ!」
「…そんなぁ〜」


ふぇ〜ん、梨華ちゃん怒らしちゃったよ〜


241 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時31分29秒


「もう二人とも知らない!私あっちで一人で寝る!」
「「えっ!?ウソ!?」」
「二人とも今日はここでザコ寝して!」

そう言って、梨華ちゃんはスタスタとベッドのある部屋に行ってしまった

そうして居間にはごとーとよしこが二人きり


「「そんなぁ〜梨華ちゃぁ〜ん…」」


ごとーは今日のゲストじゃないのぉ〜?


242 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時32分02秒



――――――――


――――…





「「…………」」

残されたごとーとよしこは何にも話さないで、ただボーッとしてた
ごとーはソファの上、よしこはクッションを枕にごとーと反対向きで寝転がってる
二人とも出てくるのは、おっきなため息のみ

「「…………」」

はぁ〜、せっかくのお泊りが台無しになっちゃったよ
楽しみにしてたのに…

「「…………」」

よしこ…あっち向いてるから表情分かんないけど、きっとすごい悲しそうな顔してるんだろうな…
そうだよね〜、大スキな人を怒らしちゃったんだもんね

243 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時32分37秒



「「…………」」

よしこはさっきと違って何にも言ってこない
「ごっちんのせいだからね!」とか、いつもなら言ってくるのに
それは多分、梨華ちゃんに怒られたショックからきてるのもあると思うんだけど、でも一番の理由はごとーもすごいショック受けてるって事分かるからだと思うんだ

よしこはいつもそうだった
誰かと本気でケンカしても、その人と自分が同じくらいのショックを受けて落ち込んでるって事、分かってるから何も言わないんだ
ずっと黙って、なんか解決策が見つかるまで黙って


そんで最後になったらよしこの方から謝ってくるんだ


「…………」
「…ごっちん」

ほぉらね
あっち向いたまま、よしこはごとーに話し掛けてきた
多分この次は謝ってくる

「あのさ…あたし…」

よしこが今どんな顔してるか、なんてごとーには愚問だね


244 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時34分25秒



「…よしこぉ?」

よしこが言う前にごとーから口を出した


「梨華ちゃん、可愛いよね」
「へ?」
「梨華ちゃん」
「あー…うん、当たり前じゃん」
「ふふっ、ダンナも惚気かよぉ〜」
「なんだよそのダンナってぇ〜」

よしこはようやくこっちを向いた

「梨華ちゃん怒らせちゃダメだよね」
「…そうだね」
「ごとーだって、笑ってる梨華ちゃん見たいもん」
「…うん」
「…………」

245 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時35分34秒


「ごめんね…よしこ」
「ん…ごめん」

悪ガキも仲直りするのが筋ってもんだよね


「梨華ちゃん、もう寝ちゃったかなぁ…」
「分かんない…」
「ごとー眠くなってきた」
「あたしも…」

ソファの上でしばらくうとうとしてると、よしこもクッションに顔埋めてて、それから少し経つと肩が上下にゆっくり動く

「よしこー…?」

小さく呼んでも返事をしないと言う事は、もう完璧に寝ちゃったんだな
ごとーも何かよしこに謝っちゃったら安心して眠くなってきた
梨華ちゃんには、起きたら謝ろう
よしこにももう一回…

その後、ごとーも完璧に眠っていた


246 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月18日(水)15時36分11秒
更新しますた。
247 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時25分19秒





―――――――ん…?


体の上に何かを感じて、うっすら目を開けて辺りを見回した
いつのまにか部屋の電気は消されてて暗い
ごとーの上には(暗くて色は分かんないけど)タオルケット
そしてちょっと離れた所には…


「…梨華ちゃん?」
「あ、起こしちゃった?」

梨華ちゃんは足音を消してゆっくり近づいてきた

「ごめんね」
「ううん…今何時?」
「夜中の3時くらい…かな、まだ寝れるよ」
「んー何かもう十分寝た、って感じ」

グーッ、と伸びてまたダラッと力を抜いた
んー、何かだるいなぁ、寝すぎちゃったかな?

248 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時26分03秒

「何か飲む?」
「うん」

梨華ちゃんはキッチンの方に歩いていって、冷蔵庫を開いた
そこから出た明かりが梨華ちゃんのシルエットを浮かび上がらせる

「ジュースでいい?」
「うん、何でも」

ごとーがそう言うと、梨華ちゃんはオレンジジュースを出してコップに注ぐ
コポコポ、っていう音が、静かだから余計に大きく聞こえた

「はい」
「ありがと」

受け取ったコップを口につけて、クッと一気に飲んだ
甘い果汁が口いっぱいに広がって目がスッキリする
2口くらいで全部飲み干した

「くはぁ〜おいし〜」

249 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時26分34秒

梨華ちゃんはゴクゴクとジュースを飲み干すごとーをじっと見つめていた
それは、何だかとっても愛しい物を見るような瞳で…
やだなぁ、梨華ちゃんごとー照れちゃうよぉ

あ、そだ、そんな事より今は梨華ちゃんに謝らなくっちゃ

「あのー梨華ちゃん、ホントにゴメンね」
「え?」
「…なんてゆーか、その…ん…」

あれ?何か言葉が上手く出てこない
その場に出くわしたら、思うようにはいかないなぁ
よしこの時はスラスラ言えたのに

なんて、ごとーがおろおろしてたら、梨華ちゃんが音も無くスススッ、と近づいてきて、いつの間にやらごとーの目の前に来ていた
おうっ!間近で梨華ちゃん見たの久しぶりだー!
いままではよしこに散々邪魔されて…っていかんいかん、ごとーたちはもう和解したんだ、梨華ちゃんに手ぇ出すわけには…

250 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時27分08秒




「ねぇ」

あおうっ、梨華ちゃん!!そんな潤んだ瞳で誘惑しないでっ!
ごとーの理性を踏みにじらないでーっ!!

てゆーか梨華ちゃんどーしたんだ!?
いつもごとーといる時と雰囲気が違う…
あんまり会ってなかったから、ただそう感じるだけかもしんないけど、でも!


「何してるの?」
「ふぇ?」

梨華ちゃんはポカン、とした顔でこっちを見ていた
特に何も仕掛けては来なかったみたい

「あぇ?あ…んや、別にぃ」
「変なのぉ」

梨華ちゃんはクスクス笑った
あは、自分でも変だと思ったよ

251 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時27分44秒




「ねぇ」
「んー?」

そうそう、別に梨華ちゃんは意識してやってる訳じゃないんだから
梨華ちゃんは元々こういう感じだったじゃん
そうそう、単なるごとーの思い違い
何も変わった事はなし!!



「む?」



なし!!…のはずなんだけど


…これはなんだ?

ごとーの唇に当たってる、このやーらかくてあったかい物は…

そして何で梨華ちゃん、こんな間近に見えるの?

何で目ぇ瞑ってるの?


こっ、これは…



252 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時28分25秒


「…んはぁっ!りりりり梨華ちゃんっ!?何してんの!?」
「え?」

梨華ちゃんは、訳がわからないと言いたそうな顔でこっちを見た
訳がわからないのはごとーの方だよ!

「何って…キス」
「キキキキキキ…!!キスゥ!?」
「どうしてそんなに驚いてるのぉ?いつもの事じゃない」

い、いつもの事って…


253 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時29分03秒


あ、そうか、あれか
亜衣ぼんとか、辻とかがいっつも皆にやってるやつみたいなもんか

「そーだったね、久しぶりだから忘れてたよ」
「ね?だから…もっかいしよ?」
「オッケー」

挨拶なんだから…いいよね?

ゆっくり、ごとーは梨華ちゃんと唇を重ねた



んー、やーらかいなぁ…気持ちいー…




…ってねぇ、長すぎやしませんか?ちょっと…
いやごとーは嬉しいんだけどさ、でもなんか梨華ちゃん

「んぅ…」

なんて色っぽい声出しちゃってるし…
しかも、ごとー息苦しくなってきたし…
い、息継ぎ…

「ふぅ…んむっ!?」
「ん…ん」

息継ぎしようと口を少し開かせたら、梨華ちゃんはそこに舌を滑り込ませてきた
ちょ…梨華ちゃん!?どーいうことですかっ!!

254 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時29分34秒

離れようにも、ごとーの首に梨華ちゃんの腕がしっかりと巻きついてきててとれない
何か、おかしいぞ梨華ちゃん!嬉しいけど

「ん…」
「ん…?んんっ!?んーっ!んーっ!」

ちょちょちょっとぉ!?
いつの間にか、ごとーベッドに押し倒されてるよ!
どどどどーしよう!ってゆーか梨華ちゃん、矛盾してるよっ!
ヤバイヤバイヤバイ!嬉しいけどひっじょーにヤバイ!
よしこと仲直りしたばっかりなのに、裏切っちゃうよ!


あれ?そう言えば、ごとーソファで寝てたのになんでベッドにいるんだ?
目覚めて体起こしてから、全然移動してないのに

ソファの方に目をやるとそこにいたのは…

255 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時30分07秒






「zzzzzzz…」







気持ちよさそうに眠ってる、…ごとーの姿だった




256 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時30分44秒

横目でソファの方を見てると、唇が解放され顔が両手で固定され向きを変えられた
梨華ちゃんがごとーを睨んでいた

「そんなにごっちんが気になる?」
「へっ!?って、あの、いやっ!!あれ、あそこにいるの…!!」
「?何言ってるの、さっきから」

混乱してて何から言えばいいのか分からないごとー
わわわわわわっ!!どーしようっ!!

「静かになら…大丈夫だよ」
「へ!?」
「だから静かに…しよ?ね?」


『しよ?』って、それは…ええええええっち!?
うおーい!いいのか!?いいのか!?

いい訳ない!ごとーはもうよしこには謝って、もうしないと誓ったんだ!
もう梨華ちゃんに手は出さない、と!

てゆーか何でごとーはあっちにいるの!?
じゃあこのごとーは誰!?ごとーはなんなの!?
どーゆーことぉ?!

257 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時31分21秒


「ごっちんには悪いけど…しばらくしてなかったんだし…」

頭こんがらがって何が何だか…

「ね?だからいいでしょ?」



でも次の瞬間、ごとーは今この場で起きている全ての事を察知した




「ね?ひとみちゃん」




258 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年12月20日(金)22時37分13秒
>>208名無し読者さんのネタを使わさせていただきました(汗)
すいません。どうあっても使いたくて、悩んでおりました。
名無し読者さん、謝罪&感謝いたします。
頑張って書き上げようと思います。
もうしばらくお付き合いください。。。
259 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月21日(土)15時47分54秒
あらららら、今度はよしことごっちんが入れ替わっちゃいましたか!?
身体がよしこ、心がごっちん・・この先どうなるですかぁ?
260 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年01月03日(金)18時42分18秒




「ひ、ひとみちゃん!?」
「もうなぁにぃ?今日のひとみちゃん変だよ?」

バッ、と自分の着ている物を見ると、それは昨日よしこが着ていた服
頭に手をやるとサラサラの薄い金色の肩までの髪
腕に目をやると、白い白い…

間違いない、よしこだ…




ごとー、よしこになっちゃった…









「なあああああああっ!!?」
「ひっ、ひとみちゃんっ!?しーっ!」

梨華ちゃんに口を塞がれてごとーはもがき倒した
うおおお、えらいこっちゃえらいこっちゃ!!

なんでごとー、よしこと入れ替わっちゃってるんだよ!?
別にごとーはよしこが愛しくないぞ!?
ごとーとよしこの心がシンクロしちゃったってのか!?そんなっ!

「もががもがもがもがぁーっ!」
「ちょっ、ひとみちゃん、静かに…」
「もがぁーっ!……んぇ?」

梨華ちゃん気付いてないっ!?
梨華ちゃんの両腕を掴んで塞がれていた口を解放し、見つめた

261 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年01月03日(金)18時43分00秒


「梨華ちゃん!聞いて大変だよっ!よしこが…」
「?…ひとみちゃん、何言ってるの?」

あーっ!うまく喋れない!!
どーにかしてこの状況を潜り抜けなきゃ…

「だ、だから寝てるのはよしこで起きたのはよしこなんだけど………んむっ!」

なんて、くっちゃべってるうちにまた梨華ちゃんが唇を引っ付けてきた
嬉しいんだけど、ダメだ――――っ!ごとーの理性がっっっ!


「…もうひとみちゃん黙って…ごっちん起きちゃう…」

言い終わるとまた唇が重なって、ごとーは何も言うことが出来ない


ごとーはもう決めたんだ、梨華ちゃんには手を出さない、って!
よしこと仲直りしたんだ!

だから…だから………

262 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年01月03日(金)18時43分46秒




掴んだままの腕に力を込めて、梨華ちゃんを引っぺがした

「梨華ちゃんっ!」
「なぁに?ひとみちゃん」
「うっ…!」

梨華ちゃんはさっきよりもウルウルした瞳でごとー(よしこ)を見てくる

だ、ダメだ!ごとーはよしこと仲直りしたんだって!

だから…ごとーは……





ごとーの中の悪魔が囁きかけてきた








ふっ、と腕から力が抜ける

「梨華、ちゃん…」
「ひとみちゃん…」

そしてまたゆっくり重なり合う唇
梨華ちゃんの体温を肌に感じながら、ごとーは心の中で思い返した


よしこと約束した
梨華ちゃんには手を出さない
もう二人の邪魔はしない

梨華ちゃんには手を出さない



梨華ちゃんに………




263 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年01月03日(金)18時44分30秒






「梨華ちゃん…」
「ひとみちゃん…今日は久しぶりにまた私がするから…」






ごとーは手を出さないけど、






梨華ちゃんから手を出してきたんだったら…ごとー悪くない?



梨華ちゃんとごとーの影はそこで一つになった



264 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年01月03日(金)18時46分40秒
ちょっぴり、ひっそり更新。
てかホントにちょっとだなぁ。

>>259名無し読者さん
 こうなってしまいました。。。
 ちょっとの更新で申し訳なひ。。。
265 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月04日(土)20時34分55秒
うん、ごっちんは一応誤解を解こうと頑張ったよ。
あとはゆっくり…(w。
266 名前:名無しスランプ中。。。 投稿日:2003年01月04日(土)21時35分09秒
実はROM専だったのですが
この緊急事態に書き込みしてしまいました(w

ダメだ!梨華ちゃん!お願いだから気付いて!
ごっちんと・・・ごっちんと・・・ダメだ!
267 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月04日(土)23時04分43秒
ごっちんはよくやった。それで充分だよ。

だから続きを・・・(w
268 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月10日(金)00時09分48秒
このまま続け!続けてください!
大丈夫きっと大丈夫。意味不明ですが・・・
続き楽しみです。
269 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月10日(金)23時45分44秒
いけいけ、ごっちん!
270 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月02日(日)14時57分24秒
( ^▽^)マターリマッテルヨ
271 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月07日(金)23時13分48秒
マタ〜リ
272 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月19日(水)23時03分02秒
保全
273 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月03日(月)23時54分04秒
ひなまちゅり保全
274 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月05日(水)14時09分11秒
保全
275 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時43分37秒


『やっちゃえよ…やっちゃえよ…』


そう…某番組でのよしこの様に、ごとーの中の悪魔が厭らしく笑う
その悪魔の顔はごとー自身なんだけど

『やりたいんだろ?やりたいんだろ?素直になりなよ…』

…そうだよ…ごとーは…やっぱり…


「んぁ…梨華ちゃ…」
「ひとみちゃん…カワイイ」

そう言って梨華ちゃんはキスをして、それをゆっくりと首筋に到達させる

あ…ヤバイ、気持ちいい…

「ひとみちゃんの肌すべすべ…すごいキレイ」
「んっ…」

276 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時44分12秒


『そうだよ、それでいいんだよ…そのまま黙ってようよ…』

BGMに怪しい音がかかってそうな、そんな空間

「ん…」
「ぁ…梨華ちゃ…ん」

着ていたトレーナーの中に梨華ちゃんの手が入ってきたのが分かった
ブラの上からそっと優しくごとーの胸を包む


その時、


277 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時44分49秒


『だめだよ、やっちゃだめだよ』


のぉ!今度は天使の登場かっ!?
これまた某番組での梨華ちゃんの様な天使が囁いた
でもやっぱり顔はごとーなんだけど
それにしても『やっちゃだめだよ』なんて、言い方が何か『ひわい』だなぁ、もっと他に言い様
あるんじゃないの?仮にも天使なんだから


『自分でよしこに宣言したでしょ?それをもうやぶっちゃうの?親友を裏切るの?』

うっ………だ、だって、だってぇぇっ!

『それにこのことが本人達にばれたら、よしこはもちろん梨華ちゃんにだって嫌われちゃう
 よ?それでもいいの?』

真剣な顔でそう訴えかける天使のごとー
しかし、そこに悪魔のごとーもやってくる

『いいじゃん、そんなこと言ったって仕掛けてきたのは梨華ちゃんからだよ、それならこっちに
 非はないよ、だからやっちゃえって』
『それならなおさらだめだよ!梨華ちゃんは知らないんだから!』
『やっちゃえよ』
『いけません』
『やっちゃえよ』
『いけません』

――――――――――――………

278 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時45分28秒



しばらく、悪魔と天使が総論を続けた結果…



『やっちゃだめだったらああああああっ!!!!』




天使の勝利
ごとーにはまだ理性のカケラが残っていた


そうだ、せっかくよしこと仲直りしたのにこれじゃもとのもくあみだ!
ごとーはキッ、と目を開けて、ごとー(よしこ)のトレーナをたくし上げようとしている梨華ちゃん
の手を掴んで制した

「梨華ちゃん…待って」
「…ひとみちゃん、どうしたの?」
「ゃ…あ、あのさ…」

ぐあっ!瞳…その瞳!止めてぇぇぇぇっ!!
折角の決心が揺らいでしまう…

「あ…あのさ、ダメだよこういう事は…」
「え…」

梨華ちゃんは心底ショックを受けたような顔をして見つめてきた
279 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時46分03秒


「どうして…そんなこと言うの…?」
「え、あ!いや!そういうんじゃなくって…その…!」
「なんで?ねぇどうして?さっき私が言った事に怒っちゃったの?」

あぅああうあ〜、梨華ちゃん泣きそうだよ〜どうしよぉ!
はっ、そっそうだ!ごとーがよしこになっちゃったって事を教えないからだ!

「梨華ちゃん、聞いて!あっちにいるのはよしこで…」
「「信用してない」なんて言っちゃったから怒っちゃったの?そうなの?ねぇ」
「だ…だから違う…!」
「私のこと嫌いになっちゃった?ねぇ、どうなの?」

280 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時47分21秒


必死、必死、梨華ちゃん必死だよ
こんな必死な梨華ちゃん見た事ない
やっぱ…愛する人のため…ですか…それはそれで助かるけど、何か悲しいなぁ…

「そうなんだ…」

梨華ちゃんはガックリと肩を落とした
へ、ちょ…勝手に決めないで!まだごとー何にも言ってないから!

「いや、そうじゃないよ梨華ちゃん!」
「…違うの?」
「当たり前だよ、そうじゃなくて…!」
「だって…今までひとみちゃん、拒んだ事とかなかったのに…なのに」

おわ〜、久しぶりにネガティブ梨華ちゃん襲来だ


あぁもうなんでごとーがこんな目に…
梨華ちゃんに手は出せない、かといってこの状況は…


神様どうすりゃいいですかぁ?


281 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月06日(木)23時47分53秒
あぁもうぼろぼろ…。

>>265名無し読者さん
 ゆっくり…でこうなっちゃいました。
 ごっちん一応頑張りましたね、一応は。(w

>>266名無しスランプさん
 カキコありがとうございます。
 こうなってしまいました。

>>267名無し読者さん
 続き…すんまそん。こうなってしまいました。
 私が書くと大丈夫そうにない…(w

>>268名無しさん
 いしごま盛況を見せておりますねぇ。
 自分もはまりそうでコワヒ…。(w

>>270−274さん
 マターリ&保全ありがとうございます。
 超、感謝感謝の嵐です!遅れて申し訳ありませんでした…。

282 名前:228 投稿日:2003年03月07日(金)21時15分24秒
小刻みな笑いが止まらない
だしまきたまごさん、あんた見込んだ通りの書き手だ!
283 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月08日(土)08時29分55秒

「だぁから、ダメだってば梨華ちゃんっ!!」
「なんでっ!久しぶりなんだから良いじゃないっ!」
「話し聞いてったらぁぁっ!!」

梨華ちゃんとの奮闘はまだ続いていた
ネガティブ暴走に入った梨華ちゃんはちょっとやそっとの事じゃ止めらんない

「だからね!ごとーはあっちにいるんだけど、ここにいるのがほんとのごとーで…!」
「だからごっちんが起きる前に静かにしようって言ってるんじゃないっ!」
「そーゆー問題じゃないんだったら!!」


もぉ梨華ちゃん全然ごとーの話に耳貸さないんだからっ!

ってゆーか梨華ちゃんって結構…アレだったんだね、なんて言うか…積極的?
こんなに激しく迫ってくるなんて、よしこがほんとにうらやましい…

そうだよ、そう言えば当の本人はどうしてんの?!
ごとーはガクガクと梨華ちゃんに首根っこを揺さぶられながら、横目でよしこ(ごとー)の姿
を盗み見た

284 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月08日(土)08時30分28秒


「zzzzz…」


おぉい!こんだけ騒いでもまだ寝てんの!?
少なくとも起きるくらいの気配見せなよ!

あぁもうしょーがないっ!


「よしこ起きろっ!よしこが起きないとなんにも始まらない!!」
「ちょ…ひとみちゃん!ごっちん折角寝てるのに起こしちゃったら…」
「よしこぉぉぉっ!!!!!!」

梨華ちゃんそっちのけで、とりあえずごとーはよしこを起こす事を先決にした
超高速ビンタを頬っぺたにぶちかましてやる

「うりゃあああああああっ!!!」


――――ビビビビビビビビッッ


「きゃあああっ、ちょっとひとみちゃんダメだよそんな事したら!アイドルは顔が命…!」
「…はっ、しまった自分の顔だった!」

梨華ちゃんの言葉で、ごとーははたと動きを取りやめた
あ、危ない危ない…これからソロでやってくっていうのに顔がぼろぼろじゃ商売になんない!
…あ、いやよしこなら構わないって訳じゃないんだけどさ、うん


つーかよしこ早く起きろっ!


285 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月08日(土)08時31分02秒

「ひとみちゃん!ごっちん起こしちゃうの!?」
「だからぁっ!今はそれどころじゃないんだってば!!」

はた、と梨華ちゃんが口を動かすのを止めた
そしてその目にはうっすらと涙が滲んでいる様な気が…
ありゃ、言い過ぎたか?

「……ぅ…」

やばっ、本格的に泣きそう!
でも今はそれどころじゃない!友情が壊れるかどうかの瀬戸際なんだから!
ゴメン梨華ちゃん、後で謝るから!

そして…

286 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月08日(土)08時31分38秒

「よしこはいい加減起きろってばぁぁぁぁっ!!!」
「ん…ぁ〜…?」
「よしこっ?!よしこっ!起きろっ!」
「あぇ?………………」

うっすら瞼を上げたよしこはじっとごとーの顔を見た


「………っ!」


よしこは何も言わずに(言いたいんだろうけど言えないんだろう)ガバッと半身を起こして、
ペタペタと自分の顔やらごとーの顔やらを触り始める


「なんじゃこりゃああぁぁぁっっ!!」


ようやく…ようやく分かったんだね、よしこ…

さぁ…そうなったんだったら、早くネガティブ全開で部屋の隅で落ち込んでる梨華ちゃんを
なんとかして…ごとーの手には負えない…

287 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月08日(土)08時32分08秒
少しですけど更新です。

>>282名無し読者さん
 そんな大それた者では…、更新めっちゃおくれてますし。(汗
 でも嬉しいです、ありがとうございます!
288 名前:208 投稿日:2003年03月08日(土)10時05分36秒
更新されてるの今気づきました(遅
ネタを使っていただいてありがとうございます。

理性が勝ってしまいましたか…残(略

つづき期待。
289 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月11日(火)23時31分51秒
続き待ってます
290 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月12日(水)10時49分49秒
実におもしろいデス!
291 名前:名無しスランプ。。。 投稿日:2003年03月15日(土)18時30分44秒
交信乙です。(遅
ひとまず安心しました(w
梨華ちゃんって・・・アレなんですね・・・(w
うらやましい・・・
292 名前:るる 投稿日:2003年03月16日(日)20時29分36秒
おぉ〜!!
ごっちんは恋愛感情より、友情をとったか!!
あたしならぜったいやる!!
293 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月16日(日)21時08分24秒
>>292
お前、ネカマ?
レスする前に、自分の文才磨けよ。
294 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月16日(日)23時12分06秒
>>263
ここのスレでそうゆうのレスはやめよう。そいつのスレで言えば良いことじゃん。
そもそも作者たんが対応に困ってしまう罠(w
長々スマソ。
作者たん、待ってるよ。
295 名前:294 投稿日:2003年03月16日(日)23時15分16秒
間違えた。
>>293だ。
漏れがアホしてどーする。
スマソm(_ _)m
296 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時14分35秒


「と、ゆーわけでね」

その後なんとか、暴れるよしこと泣き続ける梨華ちゃんを抑える事に成功して
ごとーは二人にいろいろ説明した

昨日喧嘩した時は特に何も変化はなかったとか、
ごとーが起きたらよしこになってたとか、
よしこはずーっと眠ったまんまだったとか、
どうしてこうなったのか、その理由がまったくみつからない、

などなど

297 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時15分10秒

「………」
「あれ?梨華ちゃんどうしたの?」
「…何でもない…」

梨華ちゃん真っ赤だ
そりゃそうか、よしこと勘違いしてごとーに迫ってたんだもんねぇ

まぁまだ良心が残ってるごとーですから、その事はよしこには秘密にしとくけど

…いやぁ、やっぱり梨華ちゃんカワイイ

298 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時15分50秒

「それにしたって、なんであたしがごっちんになってんだろ」

よしこは首をかしげた

「さぁ…別に何もしちゃいないのにねぇ」
「そうだよ、まぁ梨華ちゃんとあたしの時は同時に『相手になりたい!』って思ったからなんだけど…あたし別にごっちんになりたいと思った事ないし…」
「ごとーだってそうだよぉ」

そりゃあね、梨華ちゃんにあんなに迫られる(体験談)よしこがうらやましいけど、
でもそれはそれで別なもんだと思うんだよね

って、あら?梨華ちゃんの赤かった顔が今度はくら〜くなってきたぞ?

299 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時16分25秒
「…梨華ちゃんなんか怒ってる?」

よしこがおそるおそる聞いてみると、梨華ちゃんは俯いて

「…ひとみちゃんが私と入れ替わっちゃったのは…その、私と…ゴニョゴニョ…」

あ〜ぁ、また真っ赤
梨華ちゃん百面相みたい、あはっ
ていうかよしこも真っ赤だし
こないだはあんなに平気でのろけてたのに、改めて言われると照れるのか?

「…う、ぅん…」
「…でね…こういう事考えちゃいけないんだろうけど…もしかしてひとみちゃん…昨日ごっちんと…」

へ?ごとー?
300 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時16分55秒
「ごっちんと…何?」
「ごっちんと…その、私の時と同じ様に…えっ「「はあっ!?」」

梨華ちゃんの言葉を二人同時に遮って、ごとーとよしこは綺麗にハモってみせた

ってか、そんな訳ないじゃん!あるはずない!
梨華ちゃんとならともかく…いやいや、よしことなんて!

「そんなはず無いじゃん梨華ちゃん!あたしがごっちんとなんて!」

あ、よしこもごとーと考えてる事一緒だった
それはそれでなんだかむかつくなぁ

「でも…こんな風になっちゃったのは…」
「ないないない!絶対ない!」
「ほんとに…?」
「ほんとに!マジで!」
301 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時17分31秒
梨華ちゃんはパッ、と顔を上げて微笑んだ
う〜ん、その表情、ナイス!

「分かった…ごめんね、変な事言っちゃって」
「いいんだよ…梨華ちゃんがヤキモチやいてくれて嬉しい」

お〜い、もうラブラブモード突入かよぉ
いいけどさぁ〜

「ひとみちゃん…」
「梨華ちゃん…」

はいはいはい、それでここでギュウウウっと抱擁ですか?
いいねぇ若い人は…所構わずイチャイチャできてさ

ごとーだって…ごとーだってなあああっ…!

そうして梨華ちゃんは大きく両手を広げてよしこの胸の中に…

302 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時18分13秒


ぎゅむっ



「んぁ?」
「へ…?」

よしこの胸の中に…胸の中に…
あれ?ごとーの胸に飛び込んできたこのあったかいもんは何だ?


「ちょっ…梨華ちゃん!?あたしこっち!!」
「えっ…?…あっあああああ…」

よしこ(ごとー)はブンブンと手を振り回して叫んだ
それを見た梨華ちゃんは慌ててごとーから離れていく

「もうっ!何してんだよ梨華ちゃん!」
「だ…だって条件反射でひとみちゃんにくっついちゃうんだもん…」
「それは嬉しいけど、でも今はダメ!我慢してっ!」
「そんな事いわれたってぇ」


と、そんな風にごとーの姿のよしこと梨華ちゃんはまたチワげんかを始めた

ん〜よしこの体ってのも、いろいろメリットがあるかもなぁ…♪

303 名前:だしまきたまご 投稿日:2003年03月18日(火)13時19分10秒
更新しました。。。次はちょっとsageでお願いします。
訳は…話の内容がちょっとエ〇になるかも…まぁ、そういうことです(w

>288さん
 そんなこちらこそ…ありがとうございました。。。
 ごめんなさい、まだ( ´ Д`)はかろうじて常識の人でした。

>289名無し読者さん
 遅くなりました。続きです。

>290名無し読者さん
 そんな…(照 ありがとうございます。

>291名無しスランプ。。。さん
 そうですね…ちょっと積極的でしょうか。
 うちの(^▽^)さんは。。。

>292るるさん
 えっ…やっちゃうのですか。
 実を言うと私も…(w

>293名無し読者さん
 ネカマって…なんですか?(w

>294名無し読者さん
 ありがとうございます。ちょぉっと困ってしまた(w
304 名前:あいあんふぃすと 投稿日:2003年04月01日(火)01時08分20秒
はじめまして!おもしろいっすね!いっきによんじゃいました!
305 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月26日(土)08時18分52秒
保全
306 名前:名無しさん 投稿日:2003年05月13日(火)18時49分36秒
age
307 名前:名無し読者 投稿日:2003年06月16日(月)01時09分07秒
保全
308 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月06日(日)03時53分03秒
かなりおもしろくて一気に読んじゃいました!よっすぃ〜のファン なんですけど…もうほんとに最高!!!!
309 名前:吉好 投稿日:2003年07月30日(水)17時20分03秒
初めまして。つい最近いしよしにはまったものです。
実は、娘。小説で一番最初に出会ったのがだしまきたまごさんのこの小説なんです。
自分はこの小説のおかげでいしよしというものを知りました。
今では、色々な作品に出会いいしよしにかなりはまってます。
それもこれもだしまきたまごさんのおかげです。
本当にありがとうございます。
310 名前:マイキ− 投稿日:2003年07月31日(木)07時27分52秒
初めまして!コレ、今日初めて見ました!!最高に面白いです☆
よし×いし×ごまの三角関係もの大好きです♪
続き頑張って下さい!!(^▽^)
311 名前:名無し読者 投稿日:2003/09/09(火) 14:38
保全
312 名前:名無し読者 投稿日:2003/10/06(月) 22:33
保全
313 名前:金返せ! 投稿日:2003/12/01(月) 16:13
よっすぃ〜さいこう!

よっすぃ〜ならお金を私が貸して、

返さなくても良いくらい最高!

よっすぃ〜頑張れ!
314 名前:よっすぃ〜ダイファン☆ 投稿日:2003/12/01(月) 16:14
俺よっすぃ〜大好き☆
315 名前:ヒマ人 投稿日:2003/12/03(水) 15:39
 
316 名前:だしまきたまご 投稿日:2003/12/21(日) 17:09
作者です。ぢつは自宅パソコンでインターネットができなくなりまして、ここ数か月音信不通になっておりました(T_T)まさかまだこのスレが生きているとは…みなさんありがとうございます!!まだしばらく更新はできませんが、放置はしません。待っていてくれれば幸いです。でもいつか復活はします!!いしよしは不滅じゃあっ!!
317 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/27(土) 23:35
待ってます!
作者さん頑張って下さい!
318 名前:ヒマ人 投稿日:2003/12/28(日) 10:10
 
319 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/01/11(日) 17:51
ho
320 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 21:11
ガンガレ作者(^▽^)/~フレー
321 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/02(金) 22:37
待ってますよ〜!
322 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/20(火) 20:15
つづきがみたいよ〜〜〜〜〜〜

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