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ACE COMBAT 04 shattered skies Yu-chan
- 1 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月01日(水)19時17分46秒
- どうもどうも、皆さんの小説に触発されて一つ書いてみようと、立ち上げました。
ゲームをネタにした作品が多く、自分も好きなゲームで書かしていただきます
元ネタは某有名フライトシューティングゲームです。
今回は、パイロットの主点で描かしてもらいます。
とりあえず主役は、中澤の裕ちゃんでいきます。
- 2 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月01日(水)19時32分15秒
- 序章〜出撃〜
約四年前、そらからたくさんの星が降り注いできた。
幸いと言うか何というか、SF映画のような地球の最後みたいなことは免れた。
しかし、それによって、多くの難民問題や経済恐慌が起こった。
そして、大陸西側の大国エルジアはそれらを解決する為と言う大義名分の名の下に、
引責を打ち砕くために作られたレール・ガン砲要塞、通称ストーンヘンジを擁する、
中立の隣国、サンサルバシオンを占拠した。
それらに対し、多の国々は、独立国家連合軍、通称ISAFを結成して対抗するも、
ストーンヘンジを軍用に転用したエルジア軍にことごとく敗退し、
今では、大陸北西の島国、ノース・ポイントに追いやられていた。
そして、そこも今まさにエルジア軍の空爆にさらされんとしていた。
しかし、これを皮切りにISAFに英雄と呼べる一人の戦闘機乗りが現れ、
戦況を一気に覆す活躍をすることなど、誰も知る由もなかった。。。
時に2004年6月19日。。。。
- 3 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月01日(水)19時57分52秒
- 洋上を航行する、ISAFの航空機母艦〈ユリシーズ〉
そこのパイロット待機室に、私はいる。。。
三年前、私はISAFに加盟してる一国の空軍を除隊した。
その後は民間航空のパイロットをしていたが、昨年に今回の戦争〜ISAF首脳はエルジアによる大陸侵略戦争と呼んでる。〜
が勃発し、エルジアがストーンヘンジを対空兵器に転用してからというもの、
その圧倒的威力の前に、ISAFの航空機は片っ端から撃墜され、人員不足に悩まされたISAFは、
ついに予備役や、私みたいな操縦士免許を取るためだけに条件付き入隊、〜費用を出す代わりに、
緊急時には徴用すると言うことやねん。〜したヤツらに招集が掛かった。
それほど、ISAFは危機的ってことや。
私の国もエルジアに占領され、今では母親と妹にも自由に連絡できへん状態や。
私の母国を解放するために、私はISAF空軍に入隊した。
だから、私は三年ぶりにフライト・スーツに身を固め出撃を待ってるって訳や。
- 4 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月01日(水)20時20分20秒
- 『緊急、緊急!エルジア軍の爆撃機編隊がノース・ポイントの総司令部に向かっている模様。
パイロット達はスクランブル態勢を取れ!くりかえす。。。』艦内放送が鳴り響く。
よっしゃ〜、いっちょやってやるか!裕ちゃんのフライトテクをエルジアにたんと見せたるで〜!
私はヘルメットを手にし、愛機の元へと駆けだした。
飛行甲板では、整備兵達が忙しく多数の戦闘機に兵装を施すなどして慌ただしくなっていた。
しかし、どれも、一世代ぐらい前の物ばかりで、最新の機体と言えば四機のF/A-18Cホーネットぐらいや。。。
他は、F-4EファントムやA-6イントルーダーが目立つ、その中に私が割り当てられた機体がある。
- 5 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月01日(水)20時36分11秒
- 「整備は終わってるん?」私が古参っぽい整備兵に尋ねる。
「おお、ネエチャンがこれのパイロットか?エンジン,機体共に万全だぜ!
ミサイルもサイド・ワインダーとスパローを積めるだけ付けといたぜ」整備兵が自信満々に答える。
「スパロー?アムラームはあれへんの?それに、私はネエチャンやなくて裕ちゃんや!」梯子でコックピットへと身を運びながら言う。
「あ〜、裕ちゃんでも母ちゃんでもいいがよ、でっかい爆撃機にアムラームは贅沢だぜ?
うすのろい、ベアなんざスパローでも勿体ないぜ」帽子をかぶり直し整備兵のオッちゃんは言った。
「フニャ。。。それもそうや。。。解った、ベアなんてとっとと落としてくるわ。さあ、早う射出してや!」
私は、コックピットに乗り込み、キャノピーを閉めた。
そして、誘導員に導かれ私の機はカタパルトに連結され、最後の点検を受けた。
- 6 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月01日(水)20時46分43秒
- 『こちら管制室、準備はいいか?』無線機が呼びかける。
「ああ、いつでもエエで、ところで私のコール・サインはあれへんの?」
『それは、上空に展開中のAWACS(早期警戒管制機)が作成してる。管制下に入ったら解るはずだ』
「オッケー、じゃあ、スロット全開にするで?」私はベルトを射出座席に固定する。
『了解、三番装置より、一機発艦する』
スロットル・レバーを全開にして数秒後、機体がカタパルトを疾走する。
もの凄い衝撃が体を駆けぬける、次の瞬間、私と愛機は空中に出た。
ギアー素早く格納し、スロットル・レバーを絞り巡航体勢に入る。
『こちら、AWACSのスカイ・アイ、聞こえるかい?』無線機から声がする。
「ああ、よく聞こえてるで」ヘルメットに内蔵されてるマイクに答える。
『了解、これより君のコール・サインはメビウス1だ。
現在ノース・ポイントの南をTu-95の編隊が飛行中、これを迎撃せよ』
「了解や、メビウス1、これより交戦する!」私はスピードを上げ、大空の彼方へと機体を操る。。。
自由の大空へ。。。
序章〜出撃〜
- 7 名前:名無しkunn 投稿日:2002年05月06日(月)13時25分10秒
- どんな作品になるのか・・・楽しみにお待ちしております。
- 8 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)19時42分39秒
- Mission1〜SITTING DUCK〜張り子の基地
2004年6月19日
高度2000メートルで空母から飛び立った寮機と共に編隊を組んで飛行してるところへ通信が入る。
『こちら、スカイ・アイ、〈ユリシーズ〉から展開した各機へ、
ニュー・フィールド島の南にエルジアの爆撃機編隊を捉えた。
構成は、Tu-95〈ベア〉が6機に、F-4E〈ファントム〉,とF-5E〈タイガーU〉が各2機ずつ護衛に付いている。
ヤツら、総司令部を楽に爆撃出来るものと思ってるようだ。
こいつらに、お灸を据えてやってくれ!以上』
ISAFもなめられたもんやな〜。。。裕ちゃんを甘く見るなや!
「こちら、メビウス1。了解や!」
私は無線に応答し、スロットを上げてアフターバーナーを噴射させる。
『レイピア1も了解!メビウス1に続く!』
『こちらオメガ11、了解!私の分も残しといてよ』
『ヘイロー4、ミサイルは無駄にするなよ!』
私と編隊を組んだ寮機が次々と応える。
- 9 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)20時12分08秒
- 今回、私と共に空母を飛び立ったのは、F-4Eのレイピア1とヘイロー4、F/A-18Cのオメガ11や。
それと、ニュー・フィールド島のアレン・フォート基地から飛び立った、Mig-23フロッガーのシリウス3。
そしてA-7EコルセアUの私、メビウス1と言った編成内容になってる。
まさに寄せ集めの軍隊と言う呼び方がピッタリな内容や。。。
けど、どれも古い機体やけど過去の実績は名機や。
爆撃機を迎撃するぐらい簡単にこなせるやろ。
私のコルセアUは、赤外線誘導方式のサイド・ワインダーを6発とレーザー誘導方式のスパローを4発積んでいる。
いずれも、空対空ミサイルや。
A-7Eは攻撃機やけど、今は、爆弾やナパーム弾なんて役にたたへんしな。
- 10 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)20時32分03秒
- そうしてるうちに、眼下に島々が見えてきた。
あれがニューフィールド島や。
そして、前方上空に大きな機影がレーダーに確認された。
「こちら、メビウス1。レーダーに機影を確認した。最初のベアは私が狩らしてもらうで!」
先頭を飛んでいた私が、寮機に伝える。
『レイピア1了解』
『こちら、シリウス3了解。欲張って落とされたらダメよ』
『メビウス1、交戦』
各機の返答の後にスカイ・アイが言った。
そして、私は敵爆撃機の後方に食いつき、機銃の照準を合わせ狙いが一致したところで一気に機銃を発射する。
銃弾を食らったベアが火を噴いた。
よっしゃー!まず一機いただきや。
『メビウス1、撃墜!』
レイピア1が高揚した声を上げる。
『こっちも敵を捕捉。。。やったで!オメガ11も撃墜や』
後方を見るとF/A-18Cがベアを撃墜するのが見えた。
- 11 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)20時52分04秒
- 私は、息を付く暇もなく次のベアに狙いを付ける。
そして、兵装パネルを操作してサイド・ワインダーを選択する。
敵のエンジンに狙いが付いたことを知らせる電子音が鳴り、私はミサイルを発射させた。
レールから離れたミサイルが前方へと飛んでいった。
『メビウス1、フォックス2!(赤外線誘導ミサイル発射!の意)』
スカイ・アイが言い終わると同時に前方のベアのエンジンにミサイルが命中し、ベアはゆっくり落下し始めた。
『いかん、全員待避だ!』
敵の無線が流れ込む、これぐらいなら充分脱出できるやろ。。。
あとは、地上のMPにお任せや。。。
「こちらメビウス1、最前部のベアに攻撃を仕掛ける。誰か、援護してくれへん?」
私は、寮機達に尋ねた。
『こちら、レイピア1。了解、敵戦闘機は任せてください』
「オーケー、レイピア1。行くで?」
私は、相棒に伝へ更に前方へと機体を駆る。
- 12 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)21時07分18秒
- 前方に2機のベアが見えてきた。
私は再び兵装パネルを操作して今度はスパローを選択する。
誘導用のレーザーがベア2機を捕捉したことを伝える。
「メビウス1、スパロー発射!」
私は言い終わるが早いか、スパローを2発、発射した。
そして、2発のミサイルが2機のベアに吸い込まれて爆発した。
『メビウス1、爆撃機2機を撃墜!ターゲットは残り一機だ』
スカイ・アイが落ち着いた口調で状況を伝えた。
もう一機もいただきや!と思ったとこへ、
『メビウス1、こちらレイピア1!一機取り逃しました。
タイガーUが捕捉態勢に入ってます!気を付けてください!』
- 13 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)21時24分02秒
- まるで、彼女が言ったことを証明するかのように、
レーダー・ロックされたことを知らせる警告音がコックピットに鳴り響いた。
そして、ミサイルが発射されたことを知らせる更にけたたましい音が鳴り響く。
はっ!裕ちゃんを舐めるなや。これぐらい、簡単に避けたるで!
私はフル・スロットルにして機体をループさせる。
そして、敵のミサイルを避け、更に敵機の後方に出る。
機体を水平に立て直すと視界にF-5Eが入ってきた。
悪いけど、いただくで!
私は、兵装パネルを素早く操作してサイド・ワインダーを選び発射する。
そして、前方の敵機の後部が吹き飛ばされる。
「メビウス1、敵戦闘機を撃墜した」
私は、寮機に伝えた。
『レイピア1、良かった。。。、危なかったですね。メビウス1』
レイピア1が心配してくれたようや。
「アレぐらい大したことあれへんよ。心配無用や!」
私は、レイピア1に陽気に応えた。
- 14 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月06日(月)21時38分28秒
- 『シリウス3、敵爆撃機を撃墜しました!』
『オメガ11、護衛機も全部墜ちたで!』
各機から報告が入る。
『こちら、スカイ・アイ。敵爆撃機の全滅を確認した。作戦完了。そして、今日のエースはメビウス1だ!』
「これぐらい、軽いで〜。この勢いで大陸を奪還や!そして、今日は私の初出撃祝いで飲むで〜!」
私の一言で寮機達も歓声を上げる。
『飲むならとことん付き合いまっせ〜』
『この勢いですよメビウス1!』
『私の機体、空母に行けるかしら?』
『初出撃にしちゃあ、やるね〜』
なかなか、乗りのいい仲間達や、これからも頼りにしてるで。
「さあ、帰還するで〜」
Mission 1〜SITTING DUCK〜張り子の基地 作戦完了
- 15 名前:CBU-72 FAE1 「デイジーカッター」 投稿日:2002年05月07日(火)04時55分34秒
- ホットスクランブルの前のこんな会話していたら5分待機の意味が無いと思われ。
それにLTV A−7EコルセアUには、AIM-120 AMRAAMはつめないし(65年の設計
だから)、敵がツポレフTu-25ベアだから良かったもののミコヤン MiG-29ファル
クラムやスホーイSu-27フランカーだったら勝ち目はない。
ちなみに米海軍において防空は、グラマンF−14富トムキャットの仕事です。(複
座だからだれかと組まんといかんが)
- 16 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月07日(火)16時41分24秒
- 更新してから遅くなったけど、レスくれた人への返信だよ〜。
7名無しkunn>一応こんな感じの作品だね〜。
てか、ゲームをやってない人には何が何だか解らないかもしれないけど。。。
まあ、これからもお願いね。
15気化爆弾さん>ホットスクランブル前の会話というと、裕ちゃんと整備員の会話かな?
一応、裕ちゃんはC-2輸送機で空母に到着して着任の訓辞(?)も無いままに、
すぐに迎撃準備を取るように言われて自分の機体は教えられたけど、
それに何のミサイルが積まれてるかは聞いてないという設定だったんだ〜
もうチョット詳しく書くべきだったね。
コルセアUにアムラーム???
アムラームは載せてないんだけどね〜、これは裕ちゃんと整備員の会話の事かな?
- 17 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月07日(火)16時47分21秒
- そうか〜、コルセアUは古くてアムラーム積めないんだ〜。
まあ、裕ちゃんは昔F-15Cを飛ばしてたからてっきりアムラームを積めると思ってたということで。。。
確かに、A-7EやF-4EでMig-29やSu-27が出たら勝ち目はないよね〜
大丈夫、ずっとこれらで行くわけじゃないからさ。
途中からトムキャットやストライク・イーグルに変わるから安心して。
ちなみに、この空母はアメリカ海軍じゃなくてISAFって言うとこのだからさ〜
それにトムキャットを防空に使おうにも、ストーンヘンジて言う怪物対空砲にやられちゃって、
飛ばせる機体がISAFにはほとんど無い状況なの。
まあ、色々不備なとこがあったけどその都度、突っ込んでくれてありがと〜。
これからは、 突っ込まれないように書くね。
- 18 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月07日(火)17時08分26秒
- 最後に、コール・サインが誰を示してるかと今回の作戦の戦果を書くね。
メビウス1;中澤裕子少尉ーA-7EコルセアU使用
Tu-95ベア×3 F-5EタイガーU×1
オメガ11;平家みちよ少尉ーF/A-18Cホーネット使用
Tu-95ベア×1 F-4Eファントム×1
レイピア1;吉澤ひとみ上級准尉(操縦士)、石川梨華少尉(爆撃手)ーF-4Eファントム使用
F-4Eファントム×1 F-5EタイガーU×1
ヘイロー4;矢口真里准尉ーF-4Eファントム使用(爆撃手無し)
Tu-95ベア×2
シリウス3;飯田圭織二等空尉(所属国表記、ISAF表記は中尉)ーMig-23フロッガー使用
Tu-95ベア×1
- 19 名前:9について 投稿日:2002年05月10日(金)05時06分00秒
- AIM−7スパローはレーザー誘導じゃなくてセミアクティブレーダーホーミング
http://isweb28.infoseek.co.jp/motor/f15/aim7.html
ちなみにレーザー誘導はGUB-24
http://isweb28.infoseek.co.jp/motor/f15/lgb.html
- 20 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月10日(金)21時00分09秒
- また、やちゃったよ。。。
レーザーじゃなくてレーダーだったんだよね〜。
そうそう、セミ・アクティブ・レーダー・ホーミング、
ずっと母機からレーダー波で狙ってないと、スパローって命中しないんだよね〜。
ハア。。。早くAIM-120を積める機体を出さないと。。。
一応、次回辺りで新型機が登場するからさ!
- 21 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月12日(日)01時16分25秒
- エルジア軍によるノース・ポイントへの爆撃を阻止した私らは、
地上のアレン・フォート基地所属のシリウス3と別れて〈ユリシーズ〉へと帰還した。
その際ふと思ったことだが、私は空軍に志願したはずなのに空軍基地やなくて、
何故か空母に派遣されて艦載機であるA-7EコルセアUを割り当てられた。
だから今私がいるのは、空軍やなくて海軍航空隊やないんやろうか?
その事を一緒に出撃した仲間と私の上官の空母航空団司令に聞いてみた。
そこには、私が予想していたよりもかなりヤバイISAFの状況があった。。。
- 22 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月12日(日)01時36分05秒
- 空母航空団司令によると、今、現在のところISAF空軍は、
予備役や私らみたいな条件付き入隊者を補充したことで人員は確保出来ているが、
例のストーンヘンジによって数々の航空機を失っており、新たに配備する機体が全くないとのことやった。。。
損失は海軍も同様らしいんやけど、幸い(?)海軍には前世代の戦闘機の余剰があるらしく、
かつて海軍、空軍共に使用していたF-4EやA-7Eの艦載型が私らに割り当てられたんや。
実際、今回一緒に出撃した仲間もオメガ11以外は元は空軍所属やったらしい。
けど撃墜されたりして機体を失った後は、私と同様に空軍所属ながら海軍機に乗ってるらしい。
- 23 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月12日(日)01時47分00秒
- まあ、ノース・ポイントの工場ではイーグルやトムキャット等の主力戦闘機を、
フル生産しているようやけどね。。。
それらが完成するまでは、古い機体でガンバルしかない訳やな。
そして、しばらくはエルジア軍による脅威がさったようで、
私らは上陸許可を得て、ニューフィールド島へ行きシリウス3と合流して、
私の初出撃と初エース取得記念で、バーに飲みに来たんや。
「へ〜、中澤少尉は今までジャンボ・ジェット飛ばしてはったんですか〜」
私との会話を酒を片手に聞き、オメガ11こと、平家みちよ少尉が言う。
「そうやで〜、私は民間やったんやけど、ISAFに徴用されたんや〜、あと、私のことは‘裕ちゃん’でええよ」
私も、酒をあおり会話を続ける。
- 24 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月12日(日)02時13分32秒
- 「そうやったら、私もみっちゃんって呼んで下さいよ」
オメガ11はみっちゃん。。。やな。
「メビウス1は裕ちゃんれすか〜、たったら〜、わらしは〜ヨッスィ〜ってよんれくらさ〜い」
既に出来上がってしまってるのは、レイピア1のパイロットの吉澤ひとみ上級准尉。
「も〜、ヨッスィ〜。。。しっかりしてよ〜。もう!」
と、‘ヨッスィ〜’にぼやいてるのは、同じくレイピア1の爆撃手の石川梨華少尉や。
「ん〜、梨華ちゃ〜ん・・・Z〜Z〜」
レイピア1のパイロットはお寝むのようやな。。。
「じゃあさ、裕ちゃん、裕ちゃん」
と、イスに腰掛け酒を飲む、ヘイロー4の矢口真里准尉が私を呼ぶ。
この子、ほんまにちっさいな〜。けど、そこがなんや、かわいらしいな〜。
- 25 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月12日(日)02時24分17秒
- 「裕ちゃんは、民間に行く前の空軍時代は何を飛ばしてたの?」
「ん?私の国の空軍にいる頃はな〜、士官学校を出てF-15Cを飛ばしてたで〜、
ちょこっと、紛争地帯にも出て行ったから実戦も経験しとるよ」
「へ〜、じゃあ、裕ちゃんは実戦経験あるんだ〜。オイラは今回の戦争が初めての実戦経験だったからさ〜、
戦争が始まった途端にエルジア軍に撃ち落とされちゃってさ〜、その時相棒を失っちゃってるんだ・・・」
「・・・それは辛いやろうな・・・けど、いつまでも引きずったらあかんで。それに、全て戦争が悪いんや」
「そうやで、真里っぺ、その相棒の為にもアンタはエルジアを倒すって言ったやろ」
みっちゃんも私の後に矢口准尉に言う。
恐らく、彼女は同じ部隊の矢口准尉の相談にでも乗ってあげてたんやろう。
- 26 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月12日(日)02時32分16秒
- 「そうだよ、一緒にこの戦争を終わらせようよ」
シリウス3こと飯田圭織中尉が矢口准尉の肩に手をやり励ます。
「うん、そうだね。みんなありがとう、よっし見てろよ。エルジアめ!」
矢口准尉が威勢良く言う。
「矢口准尉の志に乾杯!!」
私はそれに敬意を表した。
「乾杯!!」
私の掛け声に続いて他の3人も声を上げる・・・3人?
と、後ろに目をやってみると、テーブルに突っ伏した2人が、
「う〜ん・・・ヨッスィ〜・・・」
「梨華ちゃ〜ん・・・」
どうやら、レイピア1の二人とも酔いつぶれてしまったようや。。。
お二人さん、実戦ではそんなことするなや?
- 27 名前:89 投稿日:2002年05月14日(火)19時54分21秒
- F-4をレーダー手無しで飛ばすと言うのは機長にかなりの負担が・・・。
- 28 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月15日(水)21時07分19秒
- 私らが、ノース・ポイントへ向かっていたエルジア軍の爆撃機部隊を迎撃して以来、
敵の動きは沈静化しており、私らの任務は通常警戒飛行が主だった。
しかし、ノース・ポイントからほど近くにあり、
今ではほぼ全てがエルジアの制圧下にあるユージア大陸最東部のリグリー空港を敵が接収し、
ノース・ポイントのISAF総司令部攻略の為に、そこへ多数の爆撃機編隊を集結させつつある、
との情報がスパイからの情報により確認され、私達に出撃指令が下ることになった。
- 29 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月15日(水)21時25分36秒
- 今、私はISAF海軍の航空機母艦〈ユリシーズ〉のブリーフィング(任務概要説明)・ルームで状況説明を受けている。
今回、リグリー空港を爆撃するのは私を始め、前回私と共にベアの編隊を迎撃した、
オメガ11、レイピア1、ヘイロー4が私と同じ〈ユリシーズ〉から発艦する。
みっちゃん、ことオメガ11のF/A-18CがAGM-88高速対レーダーミサイルで、
敵のレーダーを破壊した後に、搭載する電子妨害機を作動させながら、制空を担当する。
他にも制空任務には、アレン・フォート基地所属のカオリン、ことシリウス3と、
新しくそこへ配属された藤本美貴上級准尉が、出来上がったばかりの主力戦闘機のMig-29で制空を行う。
- 30 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月15日(水)21時35分55秒
- 藤本上級准尉は、カオリンと同じ出身国らしく、カオリンの過去の華々しい活躍に憧れたのと、
エルジアの横暴な軍政に我慢ならず、エルジアの厳重な出国制限をくぐり抜けてISAF空軍に入隊したらしい。
また、彼女は母国の士官学校一の成績を修めていたらしく、その縁もあって主力戦闘機をあてがわれたらしい。
そして、私のA-7Eとレイピア1、ヘイロー4のF-4Eが空港に駐留している、
B-52Gストラト・フォートレス、Tu-95Mバック・ファイアから成る敵の爆撃機群を攻撃する。
それと、今まで、過去のトラウマから爆撃手を乗せることを拒んでいた、
矢口、ことヘイロー4に新人の爆撃手、紺野あさ美特務曹長を乗せることに同意したらしい。
- 31 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月15日(水)21時58分01秒
- 恐らく、この前、私の初出撃祝い、エース取得祝いと私の誕生祝いを兼ねて、
バーで思いっきり飲んだとき(実はあの後、私は飲み過ぎて翌日の任務に就けず訓戒された・・・)に、
彼女の過去のトラウマに耳を傾けみんなで励ましたのが効いたんやろう。
その後、私らは何度か同じバーで飲むようになり、そこで藤本上級准尉と紺野特務曹長とも歓迎祝いで一緒に飲んだんや〜。
(この後、私はまた飲み過ぎで任務に就けず、しばらく上陸禁止にされてしまった・・・ヒ〜ン!!)
ま、それは置いといて。。。
今回、私の機体には、敵爆撃機への‘プレゼント’用にMk-82・250キロ自由落下爆弾20発、
SAM(地対空ミサイル)のレーダー破壊用にAGM-45シュライク対レーダーミサイル2発と、
自衛用にAIM-9サイド・ワインダー2発を、整備担当のオッチャンに頼んで積んでもらった。
- 32 名前:バック・ファイアはTu-22Mだった。。。ゴメン! 投稿日:2002年05月16日(木)00時07分47秒
- そして、レイピア1とヘイロー4には、Mk-82にレーザー誘導器と展開式のフィンを取り付けた、
GBU-12が12発とセミ・アクティブ・ホーミングのAIM-7スパローとサイドワインダーが4発ずつ搭載されてる。
これら、3機でどれだけ敵の航空兵力を破壊できるかによって、ISAFの命運が決まると言っても過言では無いらしい。。。
ハ〜・・・メッチャ、プレッシャー感じるわ〜。
けど、私は母国をエルジアから解放して、家族と無事に再会できるまでは絶対に戦うと決めたんや。
だから、撃墜される寸前まで絶対に弱音は口にはし〜へんのや〜!
「よし、説明は以上だ!各自出撃態勢を取れ!幸運を祈る」
ブリーフィングを行っていた空母航空団司令が敬礼をして締めくくる。
私らも答礼をして、ブリーフィング・ルームを後にする。
- 33 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月16日(木)00時32分46秒
- 「裕ちゃん、今回も一緒にエルジアに目にもの見したろうな〜」
フライト・スーツを着てヘルメットを手にした、みっちゃんが言う。
「もちろんや〜、みっちゃん、私が爆撃しとる間は敵の戦闘機を近付けんといてよ?」
私も、みっちゃんを頼りにしとる、と言うことを言う。
「裕ちゃ〜ん、前回はエースの座を取られたけど、今回は矢口がいただくよ〜。ね、紺野?」
矢口が腰に手をやり、ちっちゃい体を大きく見せつけながら言う。
「は、はい。。。がんばりま〜す」
今回が初出撃の紺野が緊張の面もちで言った。
矢口〜、せっかく相方が付いたんやで、気を付けて飛ばすんやで?
あの、バーで見せた、あんたのホンマに辛そうな顔をまた見たないんや・・・
- 34 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月16日(木)00時47分08秒
- 「何、言ってるんですか〜。今回のエースは私達ですよ〜。ね、ヨッスィ〜?」
と、ポジティブな雰囲気を醸し出しながら石川が言う。
「石川〜、アンタは酔い潰れずに飛ぶほうが重要なんやないんか〜?」
下戸なのか毎回飲んでいて、すぐに酔い潰れる石川に私が、軽く皮肉を見舞う。
「何て事言うんですか!中澤さん。ヨッスィ〜、何とか言ってよ〜」
と、石川が隣にいたパイロットの吉澤にすがりつく。
ホンマにお熱い二人やな〜。。。司令はこのことをどう見とるんやろう???
「オ〜、リカチャ〜ン、イッツ・ノ〜・プロブレム。気にしな〜い」
動じてないのか、おどけてるのか、吉澤もよう解らんな〜。。。
まあ、エエわ。こんなんやけど、みんな腕は立つようやしな。
「まあ、ともかく、今回も頑張って行くで〜!!」
『オ〜!!!』
飛行甲板へ出た私らは、各自の愛機へと向かう。。。
そして、再び自由の大空へ飛び立つ。。。
- 35 名前:カキコしてくれた27番の89さんへ返信 投稿日:2002年05月17日(金)01時01分17秒
- エエッ!
F-4Eって爆撃手無しだとそんなに矢口への負担が大きいの?。。。知らなかった・・・
後部座席にも操縦機器があるのは知ってたけど。。。
まあ、矢口は、戦争が始まってすぐに撃墜されて、自分はエジェクトできたけど相棒の爆撃手を失った。
と言う過去のトラウマがあったのと、ISAFの人員不足も重なって複座戦闘機でも一人で出撃していたというわけで。。。
けれど、今回からは爆撃手の紺野と一緒に出撃するからもう、そんな負担はなくなるよ。
これからも、よろしくね。
ところで、89って、もしかして某漫画‘区域八十八’の流用か何か?
- 36 名前:89と打った馬鹿 投稿日:2002年05月17日(金)18時58分16秒
- 89と言うのは完全なミスで本当はF−86Fと書きたかったんです。
8しか合ってない・・・(苦笑)。
- 37 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)00時11分46秒
- Mission 2〜IMMINENT TEREAT〜喉元の刃
2004年7月5日
(ユリシーズ)から発艦し、アレン・フォートから出撃したカオリンと藤本のMig-292機と合流し、
6機編隊になった私らは進路を東へ取り、エルジアの制圧下にあるユージア大陸上空に侵入した。
幸い、私らを捉える敵のレーダーは未だ確認されてない。
『スカイ・アイより、リグリー空港攻撃部隊へ』
AWACSから通信が入る。
『現在、リグリー空港の敵爆撃機編隊はお昼寝中のようだ。これを逃す手はないぞ』
そうや、そのまま寝とって〜や。今、裕ちゃんがエエもんプレゼントしたるでな〜。
『こちら、オメガ11、敵のレーダー波を捉えたで〜、ほなHARM(高速対レーダーミサイル)を発射するで』
みっちゃんが、先制攻撃の準備を行う。
そして、前方を飛行するみっちゃんのF/A-18Cから2発のミサイルが切り離され、敵レーダー・サイト向け飛び去っていった。
- 38 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)00時39分41秒
- 『オメガ11、HARMの発射完了。これより、Migの二人と合流して制空任務へ移る』
みっちゃんが無線で私らに報告する。
『シリウス3、了解。こっちでは、まだ敵機は確認できてないよ』
『アンジェル7、了解しました』
これは、藤本のコール・サインや。
「メビウス1、了解や。3人とも、私らに敵を近づかせんといてよ?」
私は、下手に緊張しないよう、平時と同じ口調で言う。
『解ってますがな〜、絶対そっちには近付かせ〜へんから。だから、安心して私らをエースにさせてください』
『そうだよ〜裕ちゃん、だから安心してみんなとプレゼントをばらまいてきてね〜』
「しゃあない、今回のエースはあんたらに譲るわ。。。。レイピア1、ヘイロー4、そっちの用意は万全なん?」
『レイピア1、機体、兵装共にオール・クリアーです』
レイピア1パイロットの吉澤が応える。
『ヘイロー4、こっちも万全だよ。ね、紺野?』
『あっ・・・ハイ!がんばります!!』
矢口、紺野、お互いにガンバリや。
- 39 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)01時36分00秒
- 『こちら、スカイ・アイ。敵レーダー・サイトへのミサイル命中を確認!敵空港のレーダーは使用不能になった。
リグリーまで残り後、15キロだ・・・おっと、前方に敵機影を発見した。
敵機はJ-8UフィンバックBが2機だ。通常の警戒飛行と思われるが、制空部隊はコレをすぐに攻撃せよ。
そして、爆撃部隊は送電線に沿って低空で空港に攻撃を仕掛ける方がいいだろう』
『アンジェル7了解。敵機への攻撃を開始します』
それを合図に、前方を飛んでいた2機のMig-29Mファルクラムとホーネットが、
アフター・バーナーを作動させ上昇していった。
「藤本、カオリン、みっちゃん、敵機は頼んだで!よし、矢口、吉澤、低空で近付くで〜!送電線に引っかかるなや?」
『レイピア1了解、中澤さんに付いていきますよ!』
『ヘイロー4も了解。よーし、紺野、ついでに途中の変電所を叩くよ!』
『ハイ!解りました、矢口さん』
- 40 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)02時02分06秒
- 私らが低空飛行にはいると、敵の会話が通常回線の無線から流れ込んできた。
『こちら、リグリー管制塔!ミサイル攻撃によりレーダーが全て破壊された。
敵襲があると思われる。迎撃態勢の整った機から順次離陸せよ。また、対空陣地は戦闘態勢に入れ!』
専用回線に切り替えるのも忘れるほど、敵の空港は混乱しとるようや。
『アンジェル7、フォックス1!(レーダー誘導ミサイル発射!の意)』
上空に目をやると、アンジェル7が発射したミサイルがJ-8Uに命中する瞬間が見えた。
『こちら、ブラック5!だめだ、やられた!ISAF機がもう来てるぞ!!』
敵機の無線が流れ込んできた直後、
『こちら、アンジェル7、敵機を撃墜しました』
「ようやった!けど、空港から何機か離陸しそうやで。気いつけ〜や」
『了解しました。メビウス1』
- 41 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)02時29分01秒
- 『こちらヘイロー4、変電所へ爆弾を投下しました』
ヘイロー4爆撃手の紺野の声が無線に入ってきた。
数秒後、変電所が吹き飛ぶのをバック・ミラー越しに確認できた。
そうこうしてるうちに、空港のエプロンに駐留している敵爆撃機と、みっちゃんの放ったHARMが命中し、
飴のようにひん曲がり煙を上げている管制塔のレーダーと滑走路脇のレーダーが視界に入ってきた。
「メビウス1、爆撃を開始する」
私は、滑走路脇のエプロンに留められているB-52Hを爆撃用照準に捉え爆弾を投下した。
そして、爆撃機が相次いで吹き飛んでいく。
『レイピア1、目標捕捉!・・・投下!』
石川が勢いよく言い、そして彼女のファントムからGBU-12が切り離された。
今度は、バックファイアとそれを収用している格納庫が大きな花火を上げた。
- 42 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)02時43分31秒
- 次に、私は滑走路を囲むように配置されてる対空機銃へ爆弾を投下する。
対空陣地が吹き飛ぶのを見届ける間もなく、私は次の獲物へと機体を操る。
そして、離陸しようと滑走路をタキシングしている敵のF-5Eへ機銃を見舞う。
飛び立つことも出来ずに炎を上げたF-5Eのキャノピーが開き、中からパイロットが這い出してくる。
悪く思うなや、上空のカオリン達にそう簡単にエースは取られたないんや。
『ヘイロー4、爆弾投下』
矢口がそう言って数秒後、今度は付近の爆撃機や施設を巻き込み燃料タンクが大爆発した。
「派手にやったな〜。矢口、紺野?」
『へへへ〜、どんなもんだい!』
と、二人を賞賛していた私の目にとんでもないモノが飛び込んできた。
- 43 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)03時05分05秒
- それは私らの機体にも装備されているサイド・ワインダーの地上発射型、
MIM-72Hチャパラルの4連装ランチャーを装備した車両やった。
コイツは赤外線追尾やで、レーダーが無くても撃ってくるはずや!!
「こちら、メビウス1!チャパラル・ランチャーを発見した。今のところは一台だけやけど他にも出てくるかもしれへん。
こいつはレーダーが無くても撃ってくるで!私がこれから破壊するけど、みんな気ぃつけえや!!」
私は機体を操作し、エプロンの上でこちらに狙いを付けてきているチャパラル・ランチャーを正面に捉えて、一撃離脱の態勢に入る。
すると敵にロック・オンされたことを知らせる警告音が鳴り出した。
けど、私は構わず機体を加速させ照準にチャパラル・ランチャーを捉えると同時に爆弾を投下した。
すると、敵もランチャーに装填されてるミサイルを4発一斉に発射した。
- 44 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)03時22分15秒
- チャパラルとヘッド・オンする状況になった私は、機体を急上昇させる。
グッ!!・・・体にGが掛かり脚部に血流が溜まるのを防ぐため、耐Gスーツが引き締まる。
そして、すぐに警告音は止んだ。
フウ。。。所詮はミサイル、急激な旋回には付いてはこれへんようやな。
「メビウス1、ミサイルが発射された、みんな大丈夫か?」
恐らく、アレは私ら全部に狙いを付けてたはずや。
『レイピア1、何とか回避しました』
よっしゃ、いい腕やな吉澤。
「ヘイロー4、そっちはどうや?」
『こちら、ヘイロー4!まずいよ!ミサイル2発に食いつかれちゃったよ!!』
矢口の焦る声が無線を通じて返ってきた。。。
そのすぐ後で、チャパラル・ランチャーは吹き飛んだ。
- 45 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)03時46分58秒
- 「矢口、避けられんのやったら、フレアーを使うんや!!」
私は爆撃を続けながらも、ミサイルに喰いつかれたヘイロー4へ必死に通信を続ける。
『了解。。。紺野、フレアーを使うよ?』
『ハイ・・・オーケーです。いつでも発射できます』
『よし発射!!』
ヘイロー4の姿を視認できる位置に出た私はF-4Eがフレアーを撒き、下降するのを見た。
しかし、ミサイルは一番ヘイロー4に近い位置のフレアー付近へ突っ込んで爆発した。
「ヘイロー4、大丈夫か!!?」
私は、思わず声を上げた。
何しろ、ミサイルはF-4Eのほぼ真上で爆発したんや。
『・・・・・・・・・』
ヘイロー4からの返答が無い。。。
『矢口さん!!』
石川が呼びかける。。。
『真里っぺ!紺野!』
今度は、空港上空のみっちゃんから。。。
『・・・こちらヘイロー4』
無線から紺野の声が返ってきた。
- 46 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)04時02分27秒
- 「紺野!無事やったんやな!?ちゃんと飛べるか!?」
『ヘイロー4、無事だったんですね?』
私に続いてアンジェル7が安堵の声を上げる。
『私は大丈夫なんですけど・・・矢口さんがさっきの衝撃で意識を失いました!
機体にも損傷を受けたらしく、左の水平尾翼が効きません!!』
「何やて!?矢口が意識不明やて?」
『紺野、それはもうあかん!戦線離脱するんや!!私が護衛に付く!』
みっちゃんが私に負けないほど声を上げる。
- 47 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)04時06分27秒
- 「そうや紺野、みっちゃんの言う通りや。後は私らに任せて〈ユリシーズ〉に戻って、矢口を医者に診せるんや」
『ハイ・・・解りました。平家さん、護衛をお願いします。すいません中澤さん』
悲観に暮れたような声で紺野が言った。。。
初出撃でこれは、辛いやろうな。。。
「アンタが謝ることはあれへん。紺野、矢口を頼むで?」
『解りました。けど、最後に爆弾だけは全部投下させてください』
「紺野、それよりも・・・」
私が言い終わるよりも早く、ヘイロー4から残りのGBU-12全部が投下されて滑走路の一点に全て落ちていった。
そして、滑走路では大爆発が起こりコンクリートが深くえぐり取られた。
- 48 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)16時54分29秒
- 「よし、紺野もうそれで十分や。せやから、早く帰還するんや。みっちゃん後は頼むで?」
『任しといて〜や、紺野、無事に帰還させたるからな』
『中澤さん、後はお願いします。。。』
既に空港上空から離れだしたF-4Eを見送り、次に制空任務から外れてきたF/A-18Cも見送る。
「よ〜し、レイピア1、そっちの爆弾は後どれぐらい残っとるんや?」
『こっちの、GBU-12は後3発です。サイド・ワインダーとスパローは全部残ってます。。。
中澤さん。。。矢口さんと紺野の二人、大丈夫ですよね?』
吉澤のちょっと下向きな声が返ってくる。
「・・・大丈夫や、みっちゃんが付いてるんや。あの子なら縄を引っかけてでもヘイロー4を帰還させる。
吉澤、石川。後の爆撃機は私が片づける。あんたらのGBU-12は、またSAMが出て来た時に備えて残しとくんや」
『了解、付近を警戒します』
- 49 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)17時19分28秒
- 私のA-7Eに残る兵装は、空対空用のサイド・ワインダー、対レーダー用にシュライクが2発。
それと、自由落下爆弾のMk-82が8発ずつ残ってる。
敵機もおらへんし、レーダーもみっちゃんが破壊してくれたから、後は爆弾で残る爆撃機を叩くだけや。
そして、空港ビル近くに駐機してるバックファイアと・・・Su-27、コイツに飛び立たれたら大変や!
を発見し、スロットを絞り高度を下げて、そいつらを正面に捉え爆撃をする態勢に入った。
照準内に駐機中の爆撃機が入ってくる。
私は狙いを定めて、残りの爆弾を全て投下する。
- 50 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月18日(土)17時35分09秒
- そして、そのまま空港ビル上空を通過しようとした。
せやけど、空港ビルの影にある駐車場にゲパルト対空戦車がおった。。。
私が視認するのと同様に、敵も私を見つけたらしく砲塔を私に向け35ミリ機関砲を撃ってきた・・・
被弾を避けるために機体を急上昇させたが、すぐに機体に何回か衝撃が走った・・・
「アカン!ゲパルトにやられた。何発か喰らってしもうた!」
思わず無線に口走った。
『大丈夫ですか!?メビウス1?』
石川が悲痛そうな声を上げる。
私は、素早くコックピットの計器類に目をやり被害をチェックする。
「大丈夫や、被弾はしたけど致命傷にはなってへん。何とか飛んでるわ〜」
私は、既にゲパルトの射程から離れて少し安堵していた。
- 51 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月19日(日)02時12分25秒
- 空港ビル付近では、私が先程放ったMk-82が爆発して付近一帯を吹き飛ばした。
繰り返し私らの爆撃を受けた空港のあちこちからは煙が上がり、消防車や軍用車両が走り回っている。
『こちら、リグリー管制塔。ISAFの攻撃により爆撃機が全滅した。滑走路にも重大な損傷を受けた、
飛び立った機体は付近の別の基地に着陸しろ。繰り返す・・・』
敵の無線が流れ込んでくる。
『やった〜!!中澤さん、敵が全滅しましたよ!!』
『やったね〜、梨香ちゃん!』
レイピア1から歓喜の声が入る。
そういや、上空で制空をしとる2人はどうやろ?みっちゃんが抜けてしもうたけど大丈夫やよな?
「こちら、メビウス1。上空のお二人、こっちは爆撃機を全滅させたで」
『裕ちゃん、大丈夫だったんだね?被弾したとか言ってたけど?』
「ああ、圭織か私は大丈夫やで。そっちは大丈夫か?」
『うん、こっちは迎撃機の他にもたくさんの敵機を退治してやったよ。ね、藤本?』
『ハイ!こっちに向かっていた敵のA-10の編隊も全滅させました!』
「そりゃ、大漁やな〜。こっちも爆撃は片づけたし、帰還しようや。スカイ・アイ、こちら攻撃部隊、作戦完了。これより帰還する」
- 52 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月19日(日)02時28分16秒
- 『スカイ・アイ、了解。離脱したヘイロー4は無事に帰還したようだ。君たちも無事に帰還してくれよ?』
そして、私らは大陸から離れて帰還ラインに入った。
途中でアレン・フォートのシリウス3、アンジェル7と別れ、私はレイピア1と共に〈ユリシーズ〉へ向かった。
『こちら、〈ユリシーズ〉そちらをレーダーに捉えた。準備が整った機から着艦してくれ』
通信を受けてしばらくすると、こっちからも洋上に空母の艦影が見えてきた。
「吉澤、先に着艦しいや」
『はい、じゃあ、お先に行かしてもらいま〜す』
その後、管制室とレイピア1のやり取りの無線を聞き流し、
前方にはっきりと見えてきた空母の甲板に、F-4Eが着艦するのを見届けて私も着艦準備に入ろうとした。
しかし、私のA-7EコルセアUはもう〈ユリシーズ〉に着艦できなくなっていた。。。
- 53 名前:3105 投稿日:2002年05月19日(日)02時45分57秒
- このゲーム大好きなので楽しく読ませていただきました。
すごく詳しくてよく解らないところもあるんですけど続きを楽しみに待ってます。
- 54 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月19日(日)02時47分00秒
- 「管制室、こちらメビウス1。ちょっと変や、ギアーを出したんやけど、今、降着装置警告灯が点滅しよった」
『何だって?ちょっと、待ってくれ・・・ああ!なんてこった、ギアーが出てないようだ・・・』
「あ〜、あの時、ゲパルトに喰らったのがあかんかったんかな〜・・・」
これが、地上空港なら胴体着陸という手もあるが、空母の場合はそうはいかへん。
飛行甲板に駐機してる他の航空機を破壊してしまうかもしれへんし、下手をすれば空母自体を失いかねへん。
となると、私が取れる唯一の手段は、機体を捨て緊急射出するしかあれへんのや。。。
「管制室、どうやら、もう着艦するのは無理のようや・・・」
私は、あれこれパネルをいじくってみたが一行にギアーが出る気配はない。
『・・・了解、メビウス1。救難ヘリを用意する。時を見計らって脱出してくれ』
「メビウス1、了解・・・」
- 55 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月19日(日)03時00分58秒
- ハア。。。短い間やったな〜。
私は今まで駆っていた、老兵戦闘機に語りかけた。
『メビウス1、救難ヘリの用意が出来た・・・脱出してくれ・・・』
「メビウス1、了解。脱出する・・・」
まあ、これでアンタも戦わずに済むんや、ゆっくり休んでや。。。
そう、老兵に言い残すと私は空母の右舷前方に機体を持っていき、射出レバーを引いた・・・
座席の下で小さな爆発が起こり、私は空中に放り出される。。。
そして、上空から、今まで私の乗っていたA-7EコルセアUが海面に墜落するのを見届けた。
パラシュートが開き、私の体が海面に漂着したときには、空母から飛び立ったSH-60Hがもう、付近まで来ていた。
- 56 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月19日(日)03時15分38秒
- 「中澤さ〜ん!!」
「裕ちゃ〜ん!大丈夫か〜?」
パラシュートを切り離し、ライフ・ジャケットに身を任せ海面を漂っていると吉澤とみっちゃんがヘリから拡声器で呼びかけてきた。
私は、右手の親指を立てて『大丈夫や!』と合図を見せた。
そして、私はヘリのウィンチによって引き上げられ、無事ヘリの中でみっちゃんと吉澤に再会した。
「裕ちゃ〜ん!大丈夫やったか〜?」
「中澤さん!」
「みっちゃん、吉澤。。。私は大丈夫や、けど、海水浴にはまだ、早いな。。。」
私は、濡れた体を震わせながらも、陽気に応えた。
「それよりも、矢口はどないなってん?」
「・・・それがな、爆発の衝撃で散らばったコックピットの破片が体の何カ所かに潜り込んだみたいでな・・・」
「そ、それで、どうなったん!?」
私は、言葉を渋ったみっちゃんに思わず掴みよった。
「中澤さん、落ち着いて・・・矢口さんは、ヘリで陸の病院に搬送されたんです」
「そうやねん、けど、命に別状があることは無いそうや。ともかく、空母に戻ろ?」
「そうやな・・・矢口・・・」
私らを乗せたヘリは太陽を背にして空母へと向かう。。。
Mission 2〜IMMINEN TEREAT〜喉元の刃 作戦完了
- 57 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月19日(日)03時24分02秒
- Mission2の更新完了〜返信だよ〜
F-86Fセイバーさん>そうか、F-86Fだったのか〜。
これ、結構初期のジェット戦闘機だよね。ちょっと、作中には出せないかな〜。。。ファンだったらゴメンね!
53番3105さん>一応ストーリーはゲームを基にしてるけど、機体は出てきてないのばっか使ってるね。。。
こんな、話で良ければお付き合いよろしくね。
あと、解らないことがあったら気にせずに訊いてね。
- 58 名前:BGM-109 投稿日:2002年05月19日(日)19時29分56秒
- ベイルアウトの15Gに耐えられる中澤さんはどういう体してるんでしょう?
普通気絶しますよね。
喉元の刃作戦についてですが私は夜間爆撃にすべきだったと思います。
- 59 名前:ま〜 投稿日:2002年05月20日(月)01時11分16秒
- ゲームは知らんけど、何となくエリア88を思い出したよ。
しかしF/A-18とA-7が翼を並べて飛んでるのはどうかと。
せめてF-20くらいがいいな。スパロー積めないけどね。
あ・・、空母に乗らんか・・・。
>>58
>>夜間爆撃
同意。でもA-7は夜間戦闘可能?A-6が出来るから出来るかな?
- 60 名前:3105 投稿日:2002年05月20日(月)22時12分22秒
- すいません早速質問してもいいですか?
ベイルアウトってなんですか?
解る方どなたか教えて下さい。
- 61 名前:58 投稿日:2002年05月20日(月)22時36分10秒
- >>60
ベイルアウトとは射出脱出のことです。
参考
http://www2m.biglobe.ne.jp/~ynabe/bailout.htm
http://homepage1.nifty.com/sm/main/senior/word/z/zero-zero-ejection-seat.html
- 62 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月22日(水)01時11分49秒
- 58番トマホーク巡航ミサイルさん>
え〜、喉元の刃は作戦名じゃなくMission2(第2章)の題名であって、作戦名は、OPERATION HARVESTです〜。
これからは、最初にちゃ〜んと付け加えます。(ちなみに、前回のは、OPERATION UNBRELLA)
夜間攻撃はランターンが不足していたということで勘弁してくれない?
ま〜さん>
娘達の宴、読んだよ〜。
F-20は、F-5Gのフランス版だよね?フランスの艦載機使うならラファールMかな?
ホーネットとコルセアが〜>一応、ISAFは主力戦闘機が不足してるという状況なんで。。。
それはそうと、コルセアUを失った裕ちゃんには、次から何を操縦させようかな〜?
・・・と言いながら、既に20世紀最強の制空戦闘機を候補に挙げてるんだけどね。。。
けど他にも何か出したい機があったら、言ってみて。
なるべく、期待に応えてみるからさ〜
- 63 名前:62について 投稿日:2002年05月23日(木)01時22分48秒
- F−22でお願いします。
ステルス最高!!
- 64 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月23日(木)17時41分37秒
- F-22ラプターだね?
ストーリーに合わしてくと、敵の艦載機としてMISSION6あたりで初登場になるけどいいかな?
あと、パイロットにしたいメンバーの希望とかはある?
- 65 名前:3105 投稿日:2002年05月23日(木)22時11分11秒
- BGM−109さんどうもありがとうございました。
作者様RM−01なんか結構好きなので出してもらえるとうれしいです。
パイロットはあややとかどうでしょう?
- 66 名前:ま〜 投稿日:2002年05月23日(木)22時54分17秒
- >>娘達の宴、読んだよ〜。
ありがとう・・。1年半近い前の作品を覚えている人がいるとは・・。
それにしても主人公があまり強力な戦闘機に乗ると
『強いから勝って当たり前』って感じだからな〜。
ミラージュ2000とかF-16やMig-29あたりをキボン。(艦載機じゃないけど)
もしくは三菱F-1!!
(こりゃまたスパロー積めないような機体ばっかりだな・・)
- 67 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月24日(金)13時50分24秒
- やぐちゅー・みっちゅーシーンはあるのですか?
プライベート編???(w
あって欲しいな?
>>ま〜さん
後藤と中澤の続々編はまだですか?ずーっとお待ちしてます。
新ごまゆうでもいいのでお願いします。まーさんのごまゆう信者より。
スレ違いのレスは重々承知してるのですが・・・ま〜さんお見受けしちゃったので・・・思わず。
作者さん前スレの続きは・・・読みたいよ〜。
- 68 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月24日(金)14時44分19秒
- リグリー空港爆撃作戦から数日が経った。
敵はあれ以来、ノース・ポイントへの空爆を断念したらしい。
そんな中、私はエジェクトした際に負傷してなかったか調べるため、ノース・ポイント本土の病院に検査入院している。
作戦中、敵のミサイル攻撃により、意識不明に陥っていた矢口もここに入院してる。
幸い、彼女の傷はたいしたこと無かったらしく、手術が終わったら元気に目覚めた。と言うことらしい。
それにしても、病院ってのは退屈やな〜。。。
せっかく上陸できたのにお酒が飲めへんのやもん・・・
ハ〜。。。誰か見舞いにでも来てくれへんかな〜?
そこへ、病室のドアをたたく音が、
「ハ〜イ、開いとるよ〜」
「裕ちゃ〜ん!元気してたか〜?」
ドアを勢いよく開け、みっちゃんが入ってきた。
- 69 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月24日(金)15時09分16秒
- 「ア〜!みっちゃんや〜!ちょうど退屈しとったんよ〜」
私はベッドに横になったまんま、出迎える。
「今日は、裕ちゃんにエエ報せを持ってきましたで〜」
みっちゃんがドアを閉めて、ベッドの近くの椅子に腰掛ける。
何やろエエ話って?もしかしてお酒持ってきてくれたん?
「あんな、裕ちゃん、前の作戦で自分、コルセアU失ったやろ?」
「そうや〜、だから今こんなとこにおるんやん。で、それがどうかしたん?」
私はベッドから半身を起してみっちゃんの話を聞く。
「それの代わりの新しい戦闘機が配備されたんや。ヘイロー4にも新しい機が配備されたんや」
「エ〜!もう新しいのが出来たん?何、何?私の機体なんやったん?」
私はうれしさのあまり、思わずみっちゃんに詰め寄った。
- 70 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月24日(金)20時09分27秒
- 「裕ちゃんにはですね、F-15Cが割り当てられましたよ。しかも、工場で出来上がったばっかの!」
「わ〜、イーグルやん。私が民間行く前に飛ばしとったがな〜。あれなら、エルジアに前回のお返しがたっぷり出来るっちゅ〜ねん!」
私は、かつて飛ばしたことがあり、なおかつ今までの戦闘機に比べれば格段に性能が高い主力戦闘機が配備されたことに興奮していた。
「あ。。。せやけど、そうなると地上配備になるんやな、私?」
そう、F-15Cは空軍主力戦闘機として作られたモンやから、当然空母には載れへん。
「そうなっちゃいますね〜・・・」
みっちゃんも、ちょっと残念そうな声になる。
「なんや、寂しくなるな〜。。。一緒にお酒を飲む仲間が近くにおらんくなるのわ・・・」
私は、今まで一緒に飛び、戦い、そして一緒に飲んだ仲間たちを思い出していた。
- 71 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月24日(金)20時20分11秒
- 「あ、お酒と言えば、裕ちゃん、これ。。。」
と、みっちゃんが手にしてるデイ・パックを探る。
みっちゃんが中から取り出したのは。。。缶チューハイや!!!
「ほら、裕ちゃん、どうせ、酒が無い!っとかぼやいてたんやろ?」
みっちゃんが、私に缶チューハイを一本手渡してくれる。
「みっちゃ〜ん。。。メッチャうれしい〜!飲もうや、飲もうや」
私は、早速缶のふたを開けて、みっちゃんと乾杯する。
ハ〜、久しぶりのお酒。。。オイシイ〜!
- 72 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月25日(土)04時25分29秒
- 裕ちゃんF/A-18かF-14だったら良かったのにね。
62にあるF-1は機動性も後方視界も悪いから論外ですよ。
ここでポラリスA3があれは一瞬でこの戦争を終わるのに・・・。
- 73 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)09時30分35秒
- 中途半端だけど、ここで返信
3105さん>ラファールMだね?パイロットはアヤヤでいいのかな?
それでもって、ミスったりしたら『あやや〜!』って言ったりする?
ま〜さん>Mig-29M(またの名をMig-33)は、カオリンとミキティが使ってるよ。
F-16Cは、MISSION3で裕ちゃんの僚機で出てくるよ。F-1はF-2と組ませて、なっち、カントリーの対艦部隊として出そうかな?
67名無し読者さん>今のところ、みっちゅ〜プライベートかな?
けど、最終的にはやぐちゅ〜プライベートもね。。。
72名無しさん>ホーネットかトムキャットね〜、裕ちゃんは空軍所属だからさ〜ゴメンネ。
けど、海軍のみっちゃんと石吉は、それらに乗ってまた出すよ。
ポラリス。。。古いね〜、SLBMじゃん。。。
まあ、エルジアも簡単に核を使うほど愚かではないということで。
- 74 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)19時43分19秒
- 。。。。。。。
ん・・・眩しい・・・
何や・・・?
あれ、窓から夕日が差し込んできとるやん・・・
なんや・・・いつの間にか寝てしまったんやな・・・
久しぶりのお酒やったから、免疫が弱っとったんかな〜
確か、みっちゃんと一緒に飲んどったよな?
ん?足元になんや体重を感じる・・・
あ、みっちゃん・・・
椅子に腰掛けたまま、ベッドの私の足元に顔を突っ伏して、みっちゃんが眠っている・・・
お酒が入って頬がほのかに紅くなってる彼女。
夕日に照らされて、彼女の金髪が輝き、窓から入る風になびいてる。
ん〜、こう見ると、みっちゃんてカワエエんやな〜
- 75 名前:3105 投稿日:2002年05月25日(土)20時29分41秒
- 作者様希望を聞いてもらえるようでうれしです。
また質問してもいいですか?SLBMってなんですか?
解らないことだらけですいません。
続きをものすごーく楽しみにしています。
- 76 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)20時40分57秒
- そうや、チューしたろ。
文句言っても遅いで、自他共に認めるキス魔の裕ちゃんを前にして寝るのがあかんのやから。
私は半身を起して、足元に突っ伏しているみっちゃんの上体を両手で抱き起こした。
ク〜〜〜!!!カワエエ寝顔しとる〜!
みっちゃん、堪忍な?もう、裕ちゃん我慢出来へんのや。
抱き起こした彼女の体を右手をで支え、頭が垂れないように後頭部に左手をまわす。
そして、彼女のルージュが走った唇に、私の唇をちょっと重ねる・・・
- 77 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)21時35分23秒
- ・・・
ん?なんやの?
ちょっとだけ口付けして離れるはずやったのに、離れられへん・・・
!!!
いつの間にやら、みっちゃんの両手が私の頭を押さえてる!
ちょ、何?・・・・・・んぁっ・・・舌まで入れてきてる。
この子、起きてるやん!!!
「ん・・・ちょっ!みっちゃん!何してんねや?」
彼女にまわしていた両手で、何とか彼女の唇から逃れる。
すると、まだ目を瞑ったままだった彼女が、妖艶そうにうっすらと目を開いた。
「何してんねや〜って、裕ちゃんが私を求めてきたんやないんですか〜?」
そう言いながらベッドに乗り移り、私の上に四つん這いになり妖艶な目を向けてくる・・・
その様相は、まるで獲物を仕留める体勢のジャッカルや・・・
- 78 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)22時10分29秒
- そして、私の首元に口付けながら、私の着てるガウンの襟元へ手を伸ばしてくる・・・
あ、あかん!
どうせ病院におったって寝てばっかや思うてたから、
今の私の格好、普段、家で寝る前にくつろでるときと同じ格好やもん!
「あかんって!みっちゃん!」
私は、思わず彼女の口付けから顔を背けて、はだけそうになってた胸元を手で覆った。
すると、彼女はそれ以上、手を進めるのをやめた
「・・しいんですよ・・・」
先ほどとは打って変わって、寂しげな顔と声を私に向ける。
「え・・・?」
「寂しいんですよ。今まで一緒に戦ってきたんやで?それやのに、別のとこに行ってしまうんでしょ?
なんや、裕ちゃんが撃墜されていなくなってしまうみたいで・・・」
彼女の、その瞳が潤んできていた。
「もう・・・しゃあないな〜みっちゃんは、こんな大きいのに」
私は、彼女の体を抱き寄せた。
- 79 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)22時33分57秒
- 「私も、みっちゃん達と離れるのは正直辛いんやで。
けどな、私らは同じ空を飛ぶ女やで?
同じ大空を掛ける戦闘機乗りやろ?
いつも同じとこにいるんやん。
せやからな、お互い、いつまでも一緒に同じ空を飛べるよう、がんばらなあかんのやで?
そんな事で悩むんやなんて・・・けど、私もみっちゃんといい思い出作っておきたいんや・・・」
そういい終えると、私の襟元に彼女の左手を導く・・・
「なあ、みっちゃん?」
私はみっちゃんのシャツのとジーンズのボタンを外していく。
「裕ちゃん・・・」
彼女は、私のガウンを剥がしていく。
しばらくして、個室のちょっと大き目のベッドの上には裸の二人が・・・
- 80 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月25日(土)23時47分08秒
- 今日の更新はここまで〜
みっちゅ〜、こんな展開でエエんですの?
まあ、メインは航空戦だからね。。。
こっちは、サイドストーリーなので。。。
3105さん>SLBMは、Submarin Lunching Ballistic Missile、潜水艦発射弾道ミサイルだよ。
いわゆる、戦略核兵器!!
有名なのはアメリカ海軍の、オハイオ級原子力潜水艦搭載のトライデントD-5。
これ一隻だけで、ヒロシマが一体いくつ出来ることやら・・・
あ〜、恐ろしい。こんな酷いのは出せれません・・・
- 81 名前:ま〜 投稿日:2002年05月26日(日)00時09分48秒
- みっちゅ〜!!
(;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
続き期待してます・・・。
>>72
>>F-1は機動性も後方視界も悪いから論外ですよ。
そう言った機体を操ってこそ味があるというもの。藁
- 82 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月26日(日)17時07分03秒
- 「はぁ、あん・・・や・・・みっちゃん・・・」
「あぁ・・・ん・・・ゆ・・・ちゃ・・・」
ベッドの上から漏れてくる二人の仰ぎ声。
全てがあらわになった二人の肌を小粒の汗が滴り落ちていく。
「うん・・・みちゃ・・・もう、い・・・れて・・・」
「ゆうちゃ・・こそ・・・」
生まれたての状態で、みちよに性感帯を弄られる裕子。
ヒール・サンダルだけを身につけて、裕子の手で性感帯を愛撫でされてるみちよ。
二人の声は、普段のより何オクターブも高く、戦闘時よりも更に興奮し上ぶっていた。
そして、2人とも相手の溢れんばかりに濡れた秘部の奥へと手を進める。
- 83 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月26日(日)17時39分22秒
- ベッドの上で膝立ちの状態で絡み合ってる2人は、お互の深部に相手を招きいれる。
そして、裕子は左手でみちよの滑らかな半身を揺り動かし、残る右手で彼女の乳房を愛撫でし、
もう片方の彼女の乳房に顔を沈めて、みちよの愛を感じ始めていた。
一方のみちよも、右手で裕子のスリムな半身を揺り動かす。
彼女は左手を裕子の背中へ回し、彼女の愛に耐えられず、裕子の華奢でなだらかな肩に顔を沈めた。
「ぁん・・・ひゃん・・・みちゃの、さいこや・・・」
「ゆちゃ・・・こ・・・わた・・・とけちゃ・・・もと・・・ゆちゃ・・・」
2人とも、もう絶頂点に近づき、まともにろれつが回らなくなっていた。
- 84 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月26日(日)18時00分40秒
- お互いが与えるリズムに合わせて揺り動く2人の体。
「ひぁ・・・もう・・・あか・・・いっちゃ・・・」
「はぁ・・・ぁん・・・ゆちゃ・・・わた・・・だめ・・・」
お互いの体の痙攣が一段と激しくなり、反るようにうねる。
「「あっ・・あん・・・ん、ああぁぁ・・・ちゃ・・・ぁん・・・」」
お互から溢れる甘い喘ぎが同調し、どっちが喘いでるのか解らなくなったが、
2人とも、お互いの名前を口にした途端に、体が強張って激しく痙攣し果ててベッドに倒れこんだ。
「ぁん・・・みっちゃん・・・」
「ゆ・・・うちゃん・・・ひゃ・・・」
虚ろな目で見詰め合い、お互いの手を握ったところで2人は深い眠りに落ちていった。
そして、少し大きめのベッドの上では、素肌の上にシーツを掛けた2人が沈む夕日に照らし出されていた。
- 85 名前:72 投稿日:2002年05月26日(日)22時18分22秒
- >>81
そういうお前には回天で十分
- 86 名前:80番さんへ 投稿日:2002年05月26日(日)22時37分50秒
- オハイオ級SSBNは24機のLSBMを積んでいます。
なおトライデントD-5は一発475kT核であります。
475kT×24機=11400kTで広島型原爆は200kTで
11400kT÷200kT=57でありますからオハイオ級
1隻で57の広島を作れることにないます。
- 87 名前:86 投稿日:2002年05月26日(日)22時44分34秒
- トライデントD-5 http://www.index.ne.jp/cgi-bin/missile?ugm133
ポラリスA1〜A3 http://www.index.ne.jp/cgi-bin/missile?ugm27
- 88 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月26日(日)22時48分06秒
- 事態終結にはNBC攻撃が有効かと思われ。
- 89 名前:ま〜 投稿日:2002年05月26日(日)22時55分49秒
- >>85
飛べないじゃん・・。
せめて剣にして・・。
- 90 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月27日(月)18時13分36秒
- ファ・・・ア〜ア・・・
ウ〜ン・・・朝か〜・・・ハア、今日は気分がいいな〜♪
手術は無事に済んだみたいだし、パイロット適正再検査にもパスしたし、
昨日はみっちゃんがお見舞いに来てくれて、私達に新しい機体が配備されたことを教えてくれたし。
私が手にしたのは、出来上がったばかりのF-16C、みっちゃんによれば紺野も同じ機体みたいだ。
今度からは、私は地上のアレン・フォートに配備になるから、みっちゃん達とはお別れになっちゃったけどね。
けど、裕ちゃんも私と同じ地上配備になったみたい。
あ、そうだ。
裕ちゃんも、今ここに検査で入院してるんだったっけ。
みっちゃんが教えてくれたんだった。
よ〜し、裕ちゃんを起こしに行くか〜。
- 91 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月27日(月)19時07分41秒
- え〜と、506と・・・裕ちゃんの部屋はここか〜裕ちゃん、起きてるかな〜?
「オッハヨ〜、裕ちゃ〜ん!」
ドアを開けると、そこは個室で、ちょっと大きめのベッドの上で裕ちゃんが眠っていた。
裕ちゃんはシーツにくるまって寝ていて、艶のある茶髪をした頭だけがシーツから出ている。
仕方ないな〜、よ〜し、ここはちょっと厳しく・・・
「起きろ!裕子!もうすぐ出撃だぞ・・・」
と、私は言いながらシーツを彼女から引き剥がしたのだが、そこに現れたのは・・・
「裕ちゃん!何で・・・素っ裸なのさ!」
私は、顔を赤らめて思わず叫んだ。
そう、裕ちゃんは何も身につけず、シーツだけを身に纏っていた。
それだけなら、私は叫んだりはしなかっただろう。
- 92 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月27日(月)20時02分28秒
- 裕ちゃんは、普段から『寝る時は何も着〜へんよ』って言ってたから、コレはある程度予測できた。
けど、私が叫んだ理由は、裕ちゃんの隣で寝てる人物だ。
金髪で、足元のヒール・サンダルしか身につけておらず、裕ちゃんに寄り添うように裸で寝ている女の人・・・みっちゃんだ・・・
ベッドの上の2人は、お互いの体を抱き合うように寝ていて、それでもって脚は絡みあっていて、
ベッドの下には2人が着ていたとおぼしき、ジーンズ、ガウン、シャツ、そして下着が・・・
これって・・・やっぱ・・・アレの後?
「う〜ん・・・朝なん・・・?」
あ、裕ちゃんが起きたみたい・・・どうしよ・・・
エ〜イ!仕方ない!
- 93 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月27日(月)21時28分05秒
- 「う〜ん・・・朝なん・・・?」
なんや、矢口の声が聞こえたような・・・頭を動かし、声が聞こえた辺りに目を向ける・・・おるわけないか。
まだ、はっきり覚めない目を、隣りのみっちゃんに向ける・・・
あ、みっちゃんの裸が丸見え・・・私もや・・・
なんや・・・シーツがはだけてるやん。
そろそろ、みっちゃん起こさへんと・・・いつまでもお互い裸やいれへんし。
「みっちゃん、起きいや〜。もう、朝やで〜」
私はみちゃんの体をさする。
「う〜ん・・・裕ちゃん・・・もう、朝なんですの?」
みっちゃんが、寝ぼけ眼で言うた。
- 94 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月27日(月)21時54分51秒
- 「ファ・・・オハヨ・・・裕ちゃん」
みっちゃんが目をこすりながら起きあがる。
「みっちゃん、オハヨ〜、なあ、私ら昨日のまんまやで?とりあえず服着よ」
「・・・あ、ほんまや・・・」
私らは、ベッドの下に落ちてたお互いの服を纏い、ベッドに腰掛けた。
「ほな、私はもう行きますね。〈ユリシーズ〉に戻らなあかんもんですから」
「うん、じゃあ、しばらくお別れやな・・・みっちゃん?」
私はベッドから立ち上がり、ドアに向かい始めた彼女の背中に呼びかけた。
「ん、なんですか?裕ちゃん」
「昨日の、みっちゃん、まるでジャッカルみたいやったよ?」
私は、昨日の彼女を思い出しながら笑顔で尋ねた。
「・・・当たり前ですやん。私の機体のマーキングはジャッカルやもん」
彼女は、そう笑顔で答えるとドアを開け出ていった。
じゃあな、みっちゃん生きてたら、また会おうな。
- 95 名前:ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月27日(月)22時32分37秒
- 以上、MissionX〜PRIVATE MICCHYUU〜2人の情事 OPERATION SOME LIKE IT HOTでした。
ハア・・・67番さんにプライベートを期待され、ま〜さんとごっちんに興奮されちゃってエッチ・シーンまで書いちゃったけど・・・
サイド・ストーリーなのに長くなっちゃった・・・てことで、やぐちゅ〜プライベートは終盤までお預け!
ま〜さん、72番さん>なんか、F-1や特効兵器のことで熱くなってるようだけど、くれぐれも仲良くね?
86番さん>わざわざ、ヒロシマがいくつ出来るか調べてくれてありがとう・・・57個・・・絶対核は出しません。
88番さん>エルジア、ISAF共に先進国なんで、積極的にNBC兵器は使いませんので・・・
けど、人間追いつめられると何をしでかすか解らないんだよね・・・
次回からはメインに戻ります。それでは!
- 96 名前:ま〜 投稿日:2002年05月27日(月)23時16分22秒
- >>95
へい。72さんよろしく。
これから新展開ですかな。期待してます。
- 97 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月29日(水)22時16分14秒
- さすがにすごいな。
今までのA-7Eに比べれば一体何倍の出力やろう?
私の新しい愛機のエンジン出力の振動がコックピット内部にまで伝わってくる。
新しい愛機、F-15Cイーグルは自重に匹敵する2機のF-100-PW-220エンジンを搭載している。
これだけで、機体を支える事が出来てなおかつ理想的な機体設計から得られる高性能さ。
F-15Cイーグル、地上最強の鷲か・・・
私が母国の空軍で飛ばしとった機体や、コイツを使えばエルジアなんて目じゃないで。
さって、次の任務もコイツで楽〜にこなしてたるか〜
コルセアUのお返しも、コイツがあれば、たっぷりしてやれるっちゅ〜ねん。
- 98 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月30日(木)01時16分18秒
- 今回の任務は、敵のレーダー・サイトの破壊や。
現在、大陸各地から撤退してきたISAFの残存兵力が大陸北東部のセント・アークに集結している。
これらの兵力がノース・ポイントに撤退し再編成されれば、ISAFの重要な戦力になるのは間違いない。
せやけど、現在セント・アーク周辺の制空権はエルジアに握られており、撤退は思うように進んでへんようや。
それらを強力に支援しとるのが、大陸北部シェズナ山に位置する敵のレーダー施設って訳や。
今回、これらに攻撃を仕掛けるのは、〈ユリシーズ〉でも一緒やった、ヘイロー4の矢口と紺野、
それと、私らと共に新たに、ここアレン・フォートに配属された高橋愛少尉の3人が、
F-16Cファイティング・ファルコンでワイルド・ウィールズ、つまり、レーダー・サイト攻撃を行うんや。
そして、私のF-15Cとカオリンと藤本のMig-29Mが、それらを援護するために制空を行うってことやねん。
- 99 名前:川崎T-4 投稿日:2002年05月30日(木)19時52分13秒
- F-15Cですか・・・。
少し古いですね、韓国はF-15Kを導入するとかしないとか。
- 100 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月30日(木)21時25分19秒
- 「エンジン・チェック、オーケー。APU(補助動力ユニット)始動!機体、兵装共にオール・グリーン。安全ピンの解除確認」
私の機体に寄り添っていた整備員が、ミサイルの安全ピンを抜き、それを確認させるため私に向かって掲げた。
今回、私は制空を担当するので、載っけてるミサイルはAAM(空対空ミサイル)のサイド・ワインダーが4発、
胴体脇にセミ・アクティブ・レーダー・ホーミングのスパローと、新鋭のフル・アクティブ・レーダー・ホーミングのアムラームを取り付けてある。
それと、F-16CのHARMによる攻撃が失敗したときに備えて、自由落下のMk-84、1000キロ爆弾2発を主翼下のハード・ポイントに付けている。
「管制塔、こちらメビウス1、離陸許可を頼む」
『メビウス1、こちら管制塔、着陸を許可する。アンジェル7に続いて離陸せよ』
「メビウス1、了解、タキシングを開始する」
- 101 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月30日(木)21時51分20秒
- 『中澤さん、お先に行きます』
私の前方にでフル・スロットルに入れ込んであるMig-29Mの藤本が通信してきた。
エンジンから排気煙が上がり、彼女の機が滑走路を駆け出す。
「ああ、早う離陸したって〜や、コイツも飛びたくてうずうずしてるんや」
私の機も滑走路に入り、フル・フラップにしてある。
『アンジェル7、テイク・オフ!』
その通信の直後、藤本のMig-29Mが地上を蹴った。
『メビウス1、アンジェル7は、安全空域に出た。そちらの離陸も許可する』
「メビウス1、了解、離陸準備完了!フル・スロットル!」
- 102 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年05月30日(木)22時05分56秒
- エンジンの出力が最大に達して振動がコックピットにまで伝わり始めた。
私のF-15Cが疾走を始める。
V1・・・V2・・・
機体が離陸中止不能速度に達する。
VR・・・ローテーション速度に達し、操縦桿を軽く引き上げる。
機体が地面から離れたのを確認し、ギアーを格納する。
「こちら、メビウス1、離陸完了」
高度が2000メートルに達したところで基地に通信する。
『こちら、管制塔、了解。間もなくAWACSの管制下に入る。後はそちらに従ってくれ。以上、幸運をメビウス1』
「メビウス1、了解や!さあ。みんな、行くで!」
既に飛び立ち、上空にいる仲間達に呼びかける。
F-15Cは、エンジン音を響かせながら、大空を駆けていく・・・
- 103 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)01時44分27秒
- MISSION3〜THE NORTHERN EYE〜北の目の破壊 OPERATION;WHITE OUT
2004年7月10日
綺麗な雪化粧やな〜・・・
高度3000メートル級の山々から成る、シェズナ山の頂上付近はこの季節にも関わらず万年雪に覆われている。
しかし、その綺麗な山々に敵の強力なレーダーは配備されている。
当然の事ながら、航空機による警戒も行われてるはずや。
残念ながら、景色を楽しんでる余裕は、今の私らにはあれへんみたいや。
『こちら、スカイ・アイ、間もなく敵のレーダーに引っかかる。充分に用心してくれ』
今回もAWACSのE-3Bセントリーが遙か上空から、私達に重要な敵の状況を実況してくれている。
私らはレーダーに引っかからないように尾根伝いに飛んでいるが、やはりここまで近付くとレーダーに移ってしまうようや。
『ヘイロー4、了解!景色に見とれて落っこちるなよ?』
怪我から回復し、新しい機体を駆る矢口が軽口を叩く。
- 104 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)02時06分17秒
- ちなみに、前回まで矢口のF-4Eの爆撃手を務め、コール・サインも同じヘイロー4だった紺野は、
新たに配備された、単座型のF-16Cに乗り、コール・サインをビューティー6に改めている。
ついでに、矢口、紺野と一緒にF-16Cでワイルド・ウィールズを行う、高橋のコール・サインはラブリー2や。
「こちらメビウス1、ワイルド・ウィールズの3人、私がこのイーグルで敵機を落としたるで、
絶対に攻撃を成功させるんやで。レーダー・サイトに近付いて、裕ちゃんせっかく手に入った新型機を傷物にはしたないで〜?」
私は、矢口の軽口を返すように答え、HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)に目をやり機体状況をチェックする。
『ちょっと、裕ちゃん!1人で敵機を全滅させる気?制空には私達もいるんだからね!?』
『そうですよ、中澤さん、私達のミグも空戦力高いんですから!そう簡単に全部は撃墜させませんよ〜』
私の言葉に反論するように、カオリンと藤本が通信してくる。
「そんなん、言うたってあんたらに譲るのを待ってたら、矢口達が落とされてしまうがな〜」
『へ〜んだ、アホ裕子に護ってもらわなくったて、簡単に撃ち落とされる矢口じゃないよ〜だ!』
- 105 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)02時17分50秒
- そんなこんなで、お互いに志気を高め会ってるうちに、レーダー・サイトが近くなってきたようや。
『こちら、スカイ・アイ、前方に敵編隊の機影を捉えた。1機と2機の編隊に別れている。
しかし、レーダー・サイトには気付かれていないようだから通常警戒飛行中と思われる』
「メビウス1、了解!早速コイツの初戦を飾ってくるわ」
私はF-15Cをフル・スロットルにして敵機の展開する空域へと導いていく。
『アンジェル7も了解、メビウス1に続きます』
『シリウス3より、ワイルド・ウィールズ、敵戦闘機は全部片付けるから安心してね』
『ラブリー2、了解ぃしましたっ!こんのまま爆撃コースを維持します』
「メビウス1、敵のファントムをレーダーに捉えた!交戦する!」
『メビウス1、交戦』
スカイ・アイが言い終わるよりも早く、私はアムラームを選択し発射スイッチに手をかけた。
- 106 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)02時40分16秒
- 「フォックス1、フォックス1!敵ファントムにスラマー(必殺野郎;アムラームの別称)1発!」
発射スイッチを押すと同時に、ミサイルがランチャーから外れる感触がして真っ直ぐ前方へ飛び出した。
アクティブ・レーダー・ホーミングなので、サイド・ワインダーと同様に打ちっ放しが可能なミサイルは、
瞬時にスピードをマッハ2以上に上げて、私の視界から消えていった。
そうこうしてる内に、レーダー・スクリーン上のファントムに、光点で示されたアムラームが近付いてきた。
そして、その2つが重なったかと思うと、光点が大きくなりスクリーン上から消えた。
『メビウス1、1機撃墜!』
スカイ・アイの声が飛び込んでくる。
「よっしゃあ、エエで〜!次の敵機はどこや!?」
『こちら、アンジェル7、敵機2機を北西に発見しました』
『シリウス3も同じく北西に敵機発見。スカイ・アイ、敵機の分析を頼む』
- 107 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)02時50分33秒
- 『了解・・・敵機はSu-27が2機と判明した。今までのより強力そうだ。気を付けて掛かってくれ』
「メビウス1、了解、やっと、コイツに相応しい相手のお出ましや!」
私は操縦桿を右に倒し、機体を横にして2機のフランカーへと機首を向ける。
『裕ちゃん、いくら強い機体を手に入れたからって、過信はダメだよ?』
「もちろん解ってるがな〜。それよりもレーダーを見た限りでは、私よりあんたらが先に交戦しそうや。
圭織、藤本そっちの機体も強いけど気を付けるんやで?」
『了解、藤本、行くよ!?』
『アンジェル7、了解しました!これより、フランカーと交戦します!』
『アンジェル7、シリウス3、交戦開始』
スカイ・アイの声がヘルメットの通信機を通じて聞こえてきた。
- 108 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月01日(土)15時50分38秒
- http://sukhoi.s7.xrea.com/
- 109 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月01日(土)16時00分15秒
- AIM-120より今はコレ
http://isweb28.infoseek.co.jp/motor/f15/fmraam.html
http://www.global-defence.com/missiles/missile8.htm
- 110 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)19時46分18秒
- 『アンジェル7、フォックス2!フランカーにアラモ(セミ・アクティブ・レーダー・ホーミング・ミサイル)2発』
おっ、藤本がフランカーと交戦開始や。
右に少し傾いたコックピットから、Mig-29Mが放ったAA-10アラモが排気煙を吹き出しながら飛んでいくのが見えた。
『シリウス3も間もなく交戦、エイフィドをスタンバイ!』
圭織が言ったエイフィドは、接近戦用のIRシーカー・ミサイルや。
アラモが着弾してる頃には、圭織とフランカーはかなり接近してるはずや。
私のF-15Cも電子音を鳴らし、サイド・ワインダーが敵機のエンジン熱を捉えたことを伝える。
と、思ったら唐突に電子音が止んだ。
『こちら、ブルー6!ISAF機にやられた!エンジン直撃だ!
コントロールが効かない。僚機もやられた!気を付けろ!脱出する』
敵の無線が流れ込んできた。
なるほど、それでサイド・ワインダーが反応しなくなったんやな。
- 111 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月01日(土)20時03分48秒
- 『アンジェル7、敵フランカー2機を撃墜!ありゃあ、エンジン直撃だったな』
スカイ・アイの撃墜確認が入った。
「なんや、藤本やるやないか〜。裕ちゃんも負けとられへんな。スカイ・アイ、他に敵機はおれへんの?」
『メビウス1、第1レーダー・サイトの上空に敵機を2機発見した。
ワイルド・ウィールズ隊のためにも早急に撃墜してくれ』
「メビウス1、了解!敵レーダー・サイト上空へ侵入する。
ワイルド・ウィールズ隊、上空の敵機は撃ち落としたるからHARMを上手く撃ち込むんやで?」
『ワイルド・ウィールズ、了解!ヘイロー4より、ビューティとラブリーへ、
サイトからの5つのレーダー波を捉えた。各自ロック・オンしてHARM発射開始!』
『ビューティ6了解、フォックス1!HARM2発を発射!』
『ラブリー2も、フォックス1!HARM2発!』
後方のワイルド・ウィールズ隊が発射したAGM-88が、
山頂のレーダー・サイト目がけて私の下方を通過していった。
- 112 名前:SR−71 投稿日:2002年06月02日(日)17時44分22秒
- エルジア軍よロシア製のこいつなら敵の目を奪えるぞ。
Ks-172(対AWACS用ミサイル)
http://yokohama.cool.ne.jp/kanazawa/ks172.html
- 113 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月03日(月)23時16分11秒
- 『HARMの着弾まで、あと10秒・・・9・・・8・・・7・・・』
スカイ・アイが、カウントダウンを始める。
そんな通信を聞きながら機体を駆っていた私は、山頂にそびえるレーダー・ドームと管制塔目がけて、
白い航跡を残しながらマッハ2の高速で近付くAGM-88を発見した。
『4・・・3・・・2・・・1・・・着弾!』
スカイ・アイが言うが早いか、5つの爆発が起こって、山頂にそびえていたレーダー・サイトを吹き飛ばした。
「メビウス1、レーダー・サイトの破壊を確認。派手な花火が上がったで〜」
- 114 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月04日(火)00時07分45秒
- 『こちらスカイ・アイ、新たな機影を発見。さらに2機のMig-21が、西側からそちらへ向かっている』
スカイ・アイが捉えた敵機情報が、私のF-15CのHUDに表示された。
しかし、何なんや?最初にフランカーが2機出てきたと思ったら、あとは古いフィッシュ・ベッドだけか?
おまけに、フランカーも簡単に落ちよったしな〜・・・エルジアめ、私らISAFを完全に舐めきっとるな?
ここで、手を抜いたことを後で後悔するなや?
『こちらシリウス3、私が一番それらに近いわ。これよりフィッシュ・ベッドを迎撃します』
「メビウス1、了解した。私はこれから吹っ飛んだサイト上空のフィッシュ・ベッドを叩く。圭織、ワイルド・ウィールズの面倒は頼んだで』
再び、イーグルのIRセンサーが電子音を発して、敵のフィッシュ・ベッドの大きなエンジン口を捉えたことを伝える。
「メビウス1、敵機をロック・オン!フォックス2、ミグ2機にサイド・ワインダー!」
発射スイッチを押し、サイド・ワインダーを前方へ放つ。
- 115 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月04日(火)00時29分32秒
- 遙か前方に2機のMig-21と、それ目がけて突き進むサイド・ワインダーが近付いてきた。
アッ、気づかれたようや。Mig-21が回避行動を取り始めた。
しかし、1機は正面からサイド・ワインダーを喰らって、煙を上げながら墜落し始めた。
運が無かったようやな・・・
もう一機はループをかまして何とかサイド・ワインダーから逃れたが、
そのお陰で、エンジン排気口がある無防備な後部を私に向けてさらけ出していた。
私も機体を上昇させ、ループの最中で上下反転してる敵機を機銃の照準内に捉えて、
操縦桿の引き金を引き、エンジン排気口に数十発程20ミリ機関砲弾を叩き込んだ。
きりもみ状態になりながらも、敵機からは座席が射出された。
「メビウス1、レーダー・サイト上空の敵機は片付いた。スカイ・アイ、第2レーダー・サイト上空はどうや?」
- 116 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月04日(火)22時59分50秒
- 『こちらスカイ・アイ、もう第1レーダー・サイト付近に敵機は見受けられない。
そちらに向かっている2機のフィッシュ・ベッドは、間もなくシリウス3と交戦する』
『シリウス3、敵機を捕捉!・・・フォックス1!フィッシュ・ベッドにアラモ2発!』
スカイ・アイの予測を、間髪入れずにカオリンが実行に移しよった。
その時、急にもの凄い爆発音がヘルメットの通信機を通じて響き渡った。
な、なんや!?いきなり!?エンジンやないよな?
私はあまに突飛な爆発音に驚き、思わず計器をチェックした。
『・・・られた!主翼損傷!レッド2、脱出する!もう保たない!』
敵機の交信が国際救難無線の周波数から流れてきた。
なるほど、それで私の通信機も傍受したんやな。
ご愁傷様、そんなんでイーグルやファルクラムに挑んだりしたんが運の尽きやったな。
- 117 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月04日(火)23時16分21秒
- 『シリウス3、1機撃墜。もう1機は、シリウス3とのドッグ・ファイトの態勢に入っている』
スカイ・アイからの状況報告後、私のレーダー・ユニットが電子音を発して、その敵機を捉えたことを知らせる。
『シリウス3、まずいよ!後ろを取られたわ!』
『圭織、大丈夫!?よっし、ちょっとコースを外れるけど、私が吹っ飛ばしてやるよ。
紺野、高橋、2人はそのまま第2サイトへの爆撃コースを進入して』
『ラブリー2了解!』
『了解しました、矢口さん』
圭織のファルクラムが、警告音の悲鳴を上げながら敵機を交わしてるところへ、
ファイティング・ファルコンの矢口から応援の声が入った。
「メビウス1、大丈夫か圭織!?こっちも圭織の後ろにおるハエを捕捉した!
ヘイロー4が間に合わへんのやったら、スラマーで叩き落としたるで!?」
『遅いよ、アホ裕子!敵機ロック・オン!フォックス2!フォックス2!サイド・ワインダー2発発射!』
- 118 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月05日(水)00時49分17秒
- しばらくして、圭織のMig-29Mを狙っていた、
いい加減に旧式なMig-21フィッシュ・ベッドが、
正面から迫り来る矢口のF-16Cが放ったサイド・ワインダーに気付き、反転をし始める。
垂直になって回避を図るフィッシュ・ベッドにサイド・ワインダーが喰らい付いて行く・・・
こりゃ、避けられてしまうな・・・アムラームの用意や・・・
アッ!あいつストールかましよった!
急にエンジン停止に陥り、スピードを失った敵機にサイド・ワインダーが吸い込まれた。
そして、フィッシュ・ベッドは大きな花火と大音響を上げ、その後にパラシュートの花が咲いた。
『ヘイロー4、1機撃墜!』
スカイ・アイの歓声が上がる。
『こちら、シリウス3、ありがとう矢口、助かったよ』
『いいてっことさ、無事で何より!ヘイロー4、ワイルド・ウィールズ編隊に戻るよ』
- 119 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月05日(水)20時46分06秒
- 「ようやった、矢口!けど、いきなりアホ裕子は無いやろ。ま、圭織を助けてくれたでエエんやけど。
スカイ・アイ、第2サイト上空の状況を教えてや。あと、2機撃墜で私はエースやねん」
『裕ちゃん、エース狙うのも良いけど、ちゃんと私達を守ってよ?』
「当たり前やがな〜、裕ちゃんのかぅわいい〜矢口に、エルジアなんざの手は触れさせへんで。
だから、あんたは安心して紺野と高橋の面倒見るんやで?」
『な・・・なに言ってるんだよ!・・・アホ裕子・・・』
『メビウス1、第2サイト上空付近には現在2機のミラージュと、3機のスター・ファイターが飛び交っている。
全く、こんなビンテージ品ばかり使ってくるとは、エルジアは我々が新鋭機を保有してることを解ってないようだ。
これらを、全て撃ち落としてISAFの空軍力を思い知らせてやるといい』
『アンジェル7、了解!中澤さん、どっちが早くエースになるか勝負ですよ!?』
「なんや藤本、裕ちゃんとやる気やな?おもしろい、私とイーグルの強さを見せたるで!」
藤本の挑戦を受けてたち、アフター・バーナーを全開にして第2サイト上空へと機体を飛ばす。
- 120 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月05日(水)21時07分55秒
- でっかいクレーターやな〜・・・
私のイーグルは、シェズナ山に衝突した隕石の一部が作り出したクラシンスキー・クレーター上空を通過した。
クレーターからは、隕石の熱エネルギーで溶かされた万年雪が蒸気を噴きだしている。
コイツらが降ってこなければ、戦争にもならへんかったんやろうけどな〜・・・
なんて物思いに耽っていた私を、レーダーが発した電子音が戦場という現実に連れ戻す。
「メビウス1、レーダーに3機の機影を捉えた。・・・IFF反応無し、攻撃に移る」
- 121 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月05日(水)23時21分56秒
- えっと、敵機との距離は約40キロか・・・
少し、スピード下げるか・・
アフター・バーナーをオフにして、スロットル・レバーを巡航スピードに合わせる。
1機はアムラームでやるとしても、残り2機はスパローでやらなあかんな。
ターゲットに誘導用レーダーを照射してやらなあかんから、ちょっと無防備になるけど、
カオリンと藤本がおるから大丈夫やろ・・・
よし、捕捉完了や。
私は発射スイッチに手を掛ける。
「メビウス1、フォックス1!フォックス1!アムラームとスパロー2発!
圭織、藤本、しばらくスパローを誘導せなあかんから、他の戦闘機は任したで!?」
- 122 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月05日(水)23時38分52秒
- 『こちら、シリウス3、了解』
『アンジェル7も了解しました。中澤さん、エースにこだわりすぎて落とされないで下さいよ?』
「解ってるがな藤本、そんな敵に捕捉されてまで、裕ちゃんエースを取ろうだなんて思ってへんよ」
『こちら、ビューティ6、第2サイトのレーダー波を捉えました』
『ラブリー2も同じくレーダー波を捉えました。HARMはいつでも撃てます』
『よし、敵機は裕ちゃん達に任せたよ?ヘイロー4、ワイルド・ウィールズ開始!』
第2サイトへは、私らが西側から近付き、矢口達が南側から進入する。
私らは敵にワイルド・ウィールズから目を逸らせるために高空で進入し、
さらに、私がレーダーをアクティブにしたから、敵機は全部こっちに向かってきてる。
せやから、低空で進入する矢口達のワイルド・ウィールズは上手く行くやろう。
けど、その分、私の危険は大きくなるんやけどね・・・
ま、接近戦になってもコイツの性能は抜群やから、そう簡単にはやられへんやろ。
- 123 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月07日(金)23時44分36秒
- レーダー・ディスプレイ上に敵機目がけて私が放ったミサイルが現れ、ディスプレイ上の敵機との距離を段々縮めていく。
先頭を突き進んでいたアムラームの光点が敵機と重なり・・・膨らんで消えていった。
『メビウス1、スター・ファイターを1機撃墜』
『こちらシリウス3、敵ミラージュと交戦開始!フォックス2!』
『アンジェル7もミラージュを捕捉!フォックス1!』
よっしゃ、2人も交戦開始や。
残る敵機は4機、うち2機は私のスパローが嗅ぎつけてる、これが締めの攻撃や。
『こちらヘイロー4、HARM発射!ワイルド・ウィールズ完了!』
『ラブリー2もワイルド・ウィールズ完了しました!』
『こちらビューティ6,ミサイルにトラブル!1発のエンジンが点火されませんでした』
『スカイ・アイ、了解。メビウス1、このままではどうしてもターゲットが1つ残ってしまう。
敵機をファイティング・ファルコン達に任せて、残ったレーダー・サイトへの爆撃に移ってくれ』
- 124 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月07日(金)23時55分24秒
- 「しゃあないな〜・・・了解、スパローの誘導は諦める・・・チョイ待ち!一発がもうすぐ命中しそうや・・・」
レーダー・ディスプレイ上では、1基のスパローが敵機と重なりかけていた。
そして・・・2つの光点が重なった。
『メビウス1が、また撃墜!!いいぞ〜裕ちゃん。あとは私達に任せてよ』
「了解、矢口。敵機は古いけどスピードが速いから気を付けるんやで?」
『解ってるさ〜。けど、性能では私のファイティング・ファルコンが上だよ!』
「まあ、ガンバリや矢口。メビウス1、敵レーダー・サイトへの爆撃に移る」
- 125 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月08日(土)01時02分03秒
- 誘導用のAPG-63レーダーをオフにしてスパローの誘導を切断する。
ミサイル誘導以外のレーダー情報はスカイ・アイの探知した情報が送られてくるので問題はないやろ。
『アンジェル7、敵ミラージュを撃墜!敵パイロットの脱出を確認』
『シリウス3、ミサイル命中せず!機銃掃射に移る!』
既に戦闘中のファルクラムを駆る2人から状況通信が入ってくる。
『ラブリー2、IRで敵機を捕捉!フォックス2!』
『ラブリー2のミサイル発射確認。メビウス1、レーダー・サイト上空に進入』
あらら、派手にやったな〜。
ワイルド・ウィールズ隊が撃ち込んだHARMで破裂したスイカの様になってるレドーム、
根本からへし折れたタワー・・・破壊し尽くされたレーダー施設が見えてきた。
「メビウス1、レーダー施設を視認。爆撃態勢に入る」
『了解、メビウス1、撃ち漏らした目標は大型のアンテナだ。これを破壊すれば、敵は盲目になるはずだ』
- 126 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月08日(土)01時26分31秒
- あれやな〜。
雪化粧の施された山頂に、逆さにした傘のようなアンテナが見えてきた。
現在高度は、約5000メートル・・・急降下攻撃やる余裕はあるな。
私は兵装スイッチで爆弾を選択する、そしてHUDに爆撃用照準が現れる。
一旦操縦桿を引き、機首を上げエンジン出力を絞る。
今度は機首を下げ、ほぼ視界の垂直下に入ったアンテナを照準内に捉える。
「ターゲットを捕捉!爆弾投下!・・・空域離脱!」
爆弾を投下し、操縦桿を引き上げて4000メートルまで下がっていた機体を上昇させる。
『メビウス1の投下確認。いいぞ、真っ直ぐ進んでいる』
- 127 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月08日(土)01時46分14秒
- 高度6000まで上がったところで機体を立て直す。
そして再び交戦空域へ機体を向けるために機体を急旋回させた。
ウグッ・・・
一瞬、この高加速度機動で頭がクラッとくる。
「こちらメビウス1、交戦空域に戻る。状況はどうや?」
『スカイ・アイ、アンテナへの爆撃は成功。敵レーダー・サイトは完全に沈黙した。
敵機はラブリー2が1機撃墜した。残るはミラージュのみ、これを現在シリウス3が追跡中』
「了解、私もそっちへ向かう。圭織、そっちはどうや?」
『・・・今、7Gの急旋回中だよ・・・機首に敵機を捉えた!フォックス2!』
- 128 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月08日(土)02時19分21秒
- あっ、あれがカオリンやな。
私の視界に、ミサイルを発射したファルクラムが見えてきた。
そして航跡だけを残して飛び去ったミサイルは、遙か前方で弾けた。
『やられた!やられた!シェズナ隊全滅!シェズナ隊全滅!脱出する!』
最後の敵機からの通信が入る。
「やったな、圭織!」
『うん、けど〜裕ちゃんの撃墜数には及ばないよ〜』
『こちらスカイ・アイ、敵施レーダー・サイトの全滅を確認した、作戦完了だ。
敵の追跡機も見受けられない、全機南西から海に抜けて帰還コースに入ってくれ。
それとメビウス1、おめでとう、今回の撃墜数が5機だったのでエースと呼ばしてもらうよ』
『やったね、裕ちゃん。これでコルセアUも浮かばれたね。やっぱイーグルはいいな〜』
「ありがとなー矢口〜、けど、あんたのファイティング・ファルコンも万能的なエエ機体やん」
『まあね、ファントムよりは扱いやすいし、単座だから結構気楽だよ。
ところで裕ちゃん、聞きたいことがあるんだけど?』
「ん、聞きたいことってなんやの矢口?」
私は、矢口からの通信を聞きながら機体を帰還ラインへ向けていた。
- 129 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月08日(土)02時42分11秒
- 『あのさ、病院でのみっちゃんとのお熱い夜は楽しかった?』
!!!!!!!
矢口からの突拍子も無い発言に、私は思わず操縦桿を押し倒しすぎてしまい機体が急降下した。
「や、矢口!?・・・なんでそんなことを・・・」
焦りつつも、なんとか機体を元の体勢に戻す。
『あ、大丈夫だよ。これちゃんと秘話通信にしてあるから、他のみんなには聞かれてないよ』
「・・・なんで知ってのや?病院でのみっちゃんとのエッチ・・・」
『いま、はっきり解った♪』
「!!!・・・しまった・・・」
『いや〜、あのとき裕ちゃんを起こしに行ったら、ベッドの中で裕ちゃん、みっちゃんと裸だったでしょ〜、
まさかね〜とは思ったけど、結構2人の中って進んでたんだね〜♪』
「見たんか・・・あ、あれはな酒が入っとたしな、お互いに別れ別れになっちゃう、ってことでな・・・」
『大丈夫〜このことは誰にも言わないよ♪ただ、今度は私をさそってね♪』
「や、矢口?・・・・・・・」
沈みかけた夕日を背に、イーグルは帰還コースを飛翔していく。
MISSION3
〜THE NORTHERN EYE;北の目の破壊 OPERATION;WHITE OUT〜作戦完了
- 130 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月08日(土)03時43分21秒
- MISSION3更新終了〜
同じ様な描写ばかりを長々とすいませんでした。。。
川崎T-4さん>F-15Cイーグル、確かに古いですね。裕ちゃんと同じぐらいの年だったかな?
108さん>フランカーの情報ありがとうございます。
109さん>スーパー・アムラームですか〜、まだ実用化はされてないんですね。使っちゃいましょうかね?
SR-71偵察機さん>ワ〜!AWACSキラー!どっからこんなモノ探してきたんですか!?
次回、3105さんの希望でアヤヤを登場させます。
3105さん、希望のコール・サインがあったらお伝え下さい。
それでは次回の更新まで。
- 131 名前:3105 投稿日:2002年06月10日(月)18時41分39秒
- マジっすか!!!!有難うございます!!!
コールサインまで希望を聞いてもらえるそうでもうめっちゃ嬉しいです。
じゃあコールサインは「トロピカル5」でお願いします。
- 132 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月12日(水)22時17分17秒
- ちと一方的すぎる気がしない事もない・・・。
これは防衛戦争ではなく侵略?
- 133 名前:やぐちゅ〜〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月14日(金)23時37分25秒
- 「あ!中澤さん、たった今、機体の整備と補修が出来たのれす」
オイルまみれの作業服とキャップを被った整備士の辻が、ハンガーに現れた私に気づき言った。
「で、どうやった?何か問題はあったん?」
「いいえ〜、中澤さんのイーグルには、何の問題も無かったのれす。もう、いつでも飛び立てる状態なのれす」
そう言って、辻が親指をハンガーに留められている私のイーグルに差し示した。
その機体は、全体のカラーリングはグレーの単色だけであるが、
そんな中でも、垂直尾翼に描かれた、私のコール・サインであるメビウス1を表す、
世界地図の上で翻る無限の輪、をイメージしたエンブレムは一際目立っていた。
- 134 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)00時11分56秒
- 「そうか〜、あ、イーグルに載っけるミサイルの数は足りてるん?」
私は、前回の作戦では品薄のせいで、フルにアムラームを搭載できなかったのを思い出した。
「そっちの心配は無いのれす。中澤さんのイーグルに載せるAAMのサイド・ワインダーとアムラームは、
工場での生産が軌道に乗ってきたのれ、昨日の補給でたっぷり入ってきてるのれす。
だから、飯田さんと美貴ちゃんのMig-33や、矢口さんのF-16CのAAMの他にも、
マーベリックやペイブ・ウェイとかの対地兵器にも、スペアの余裕が充分に有るのれす」
「そっか、イーグルの面倒、ありがとな〜。あんたらは最高の整備士や」
私は、矢口に負けず劣らずにちっちゃい整備士の頭を撫でた。
「エヘヘ〜、そう言ってくれると、ののも嬉しいのれす〜」
「ところで、いつも一緒におる、あんたの片割れはどこにいるんや?」
「あいボンは、あさ美ちゃんのレーダーの調子が悪いと言うんで、そっちの面倒を見てあげているのれす」
- 135 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)00時58分12秒
- と、日常的な会話をしているが、決して私らISAFが有利になっている、と言う訳ではない。
前回、私らがシェズナ山の敵レーダー・サイトを破壊したことにより、セント・アーク周辺の制空権を得たISAFは、
そこに集結していた残存兵力を大陸から一気に引き上げさせ、エルジアに制圧された大陸を再び取り戻すために、
ノース・ポイントで再編成を行うと共に、大陸への上陸作戦に向け訓練を開始した。
しかし、エルジアもこの再編成を黙って見過ごすはずがなく、この戦争初期での英雄的活躍により、
無敵艦隊と形容されるに至った第3連合艦隊を、大陸南東部のコンベース港に集結させ始めていた。
空軍力による、ノース・ポイントの即時攻略が難しくなったから、今度は大艦隊のお出ましってわけやな。
それによって私らも、ノース・ポイントに近いアレン・フォート基地から、
ISAFの勢力下で、最も大陸南東部に近いロッキー島のヴァルヴォア基地に移動した。
- 136 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)01時10分02秒
- ここは正に最前線基地と言うに相応しく、ほぼ毎日のように敵機の領空侵犯があるため、
それに対処するために、私らは一日に3,4回は出撃しているわ〜。
せやから、機体の状態を保つために、辻加護ら整備士による補修は欠かすことが出来ひんのや。
先日も、一緒に迎撃に向かったラブリー2こと高橋のファイティング・ファルコンが、
敵機との交戦中にミサイルの破片をエンジンに喰らって、それの修理のためにしばらく出撃できなくなってしもうた。
新鋭機が配備され始めたんはええんやけど、
すぐに代わりの機体を回せるほど工場の生産はまだ追い付いてへんみたいや。
- 137 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)01時57分26秒
- そこへ、本日初めてのスクランブル警報が鳴り響いた。
『スクランブル、スクランブル、出撃可能なパイロットは直ちにスタンバイ開始!
エルジアの大規模な空輸飛行編隊を当基地の西約500キロ地点に発見した。
これらは、エルジア第3連合艦隊用の戦略物資を積んでコンベース港に向かうものと思われる。
物資を届けられる前に、全て叩き落とすんだ。さもないとISAFに未来は無いぞ!』
いつもより、焦りの色が強い管制官の声が告げた。
「辻!すぐにイーグルに空対空装備を付けるんや!私の準備が出来たら、すぐに飛ぶで〜!」
「はい、解ったのれす、中澤さん!サイド・ワインダー、アムラームともに4発ですね!?」
辻がミサイルを私の機に搭載するため、ミサイル運搬用の車両に乗り込んだ。
ハンガー内に溢れる他の戦闘機付近も騒がしくなりだした。
私はパイロット待機室に滑り込むと、最初から着ていたノー・メックスのフライト・スーツのジッパーを上げ、
脚部に耐Gスーツを付けて、パラシュート・ハーネスを身に付けると、ヘルメットを手にして再びハンガーに急いだ。
- 138 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)02時10分59秒
- 「辻!準備は出来てるか!?」
「ヘイ、中澤さん!ミサイルは搭載完了。電源車とコンプレッサーの接続も完了!
エンジン、機体共にオール・グリーンなのれす!その他の機体も順次、準備完了しているのれす!」
「他には誰が飛び立てるんや!?」
そう聞きながら私は、イーグルの横に立て掛けられたラダーを上がりコックピットに乗り込んだ。
「美貴ちゃんと矢口さんの準備は終わってるのれす。愛ちゃんの機体は完全に直ってないれす。
それにあさ美ちゃんのも、レーダーの修理が終わってないんで出撃は無理、とあいぼんが言ってるのれす」
辻が、そう言いながらコックピットに収まった私を確認して、コンプレッサーと電源車を他の整備員に外させた。
「解った、とにかく出撃するで〜!管制塔、こちらメビウス1、タキシングを開始する」
「グッド・ラック!中澤さん」
- 139 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)21時22分19秒
- MISSIOM4
〜BLOCKED;空中回廊の遮断 OPERATION;HUNTING HAWK〜
2004年8月7日
「こちらメビウス1、シリウス3との合流が完了。間もなく作戦空域に到達する。
AWACS聞こえるか?そっちの管制下に入る。作戦空域の状況を教えてーや」
矢口、藤本と共にヴァルヴォア基地を飛び立った私らは、既に迎撃のために飛び立っていた圭織と合流し、
敵空輸飛行編隊のいるユージア大陸南東部のサマー・メモリー地方上空に近付きつつあった。
『メビウス1、こちらAWACSのクライイング・ラビットです。
そちらの機影をレーダーに捉えました。現在の状況を報告します。
そこから東へ100キロの地点を敵の空輸編隊が飛行中です。
概要は、C-17輸送機が5機、護衛にミラージュ2000が3機、F-16Aが4機、
それと電子妨害機が展開している模様です。レーダーに多少の影響が有ると思われます。
現在、〈ユリシーズ〉から飛び立った戦闘機1機が、既に交戦しています。
機種はラファールM、コール・サインはトロピカル5です。そちらのバック・アップを期待してるとのことです』
- 140 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月15日(土)21時51分22秒
- 「メビウス1、了解や。そのトロピカル5に、私らの分も残しとくように伝えといてや」
『了解、メビウス1。グッド・ラック』
クライイング・ラビットが少し笑み混じりで言った。
今まで私らの作戦に管制に当たっていたE-3Bのスカイ・アイは、別の作戦区域に展開しているため、
私らがヴァルヴォア基地に移動してからは、〈ユリシーズ〉搭載のE-2Cホーク・アイがAWACSとして活躍している。
『ヘイロー4了解!輸送機なんて軽く落としてやるよ〜♪』
『シリウス3も了解。ミサイルがフルじゃないけどがんばりま〜す!』
『アンジェル7よりメビウス1へ、今日こそは私がエースですよ?』
「エエで藤本、受けて立ったるで〜」
イーグルを操る私は、一刻も早く作戦空域に到達するため、
スロットル・レバーをフルにし、アフター・バーナーを点火させた。
機外燃料タンクの容量はも空やな・・・よし、投棄・・・
私はパネルを操作して、胴体中央のハード・ポイントに取り付けてあったタンクを投棄した。
- 141 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月16日(日)01時38分01秒
- どうも作者さん、「黄版」で下らんモノを書いてる私です。
レスありがとうございます。久々についてんで感激しました。
作者さんが書いてるのは・・・ごめんなさい私、あまりこういう分野に詳しくないので、
正直なんてコメントしたらいいのかわからない状況です。(ホントスイマセン!!)
でも、時間をかけてゆっくりと読ませていただきます。わからない箇所は質問してもよろしいでしょうか?
これからも頑張って下さい!
あと、「黄版」のアレはもうやめます。あまりにもしょーもないんで・・・。
- 142 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月16日(日)01時39分47秒
- F-4と違いF−15はAPUからから供給できるため地上支援施設は必要ございません。
F-4およびF−1の場合電源車+圧搾空気か火薬が必要であります。
T-4およびYS−11(一部)は電源のみの支援が必要であります。
作者さんは基地において試験中の機体を誤認したのでしょう。
これの中ほどにありました。↓
http://www.google.co.jp/search?q=cache:0P_QL2HFJogC:www.aerodevice.net/ar/kakof/sensoga.htm+F-15+%E9%9B%BB%E6%BA%90%E8%BB%8A&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf8
- 143 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月16日(日)02時27分13秒
- 「こちらメビウス1、敵機をレーダーに捉えたで。けど輸送機にしては反応が小さいな〜。
やっぱり妨害電波の影響が出てるようやな〜。みんなミサイル・チェックしたほうがエエよ。
レーダーが使えへんかったら、IRのサイド・ワインダーしか使えへんからな〜」
レーダー・スクリーンの敵機を示す光点は、今にも消えてしまいそうなほどになっている。
『私のレーダーにも影響が出てきてるよ。裕ちゃんが言った通りレーダー・スクリーンにノイズが出ちゃってるね。
こりゃサイド・ワインダーはいいけど、アムラームの狙いを付けるのは難しそうだね〜』
『こちらアンジェル7、私の搭載しているエイフィドはIRシーカーだから大丈夫ですけど、
アラモはセミ・アクティブ・ホーミングなので使用するのは無理そうですね』
『裕ちゃん、私の積んでいるミサイルはフル装備じゃないけど全部エイフィドだから大丈夫そうだよ』
「そうか〜・・・クライイング・ラビット、敵の妨害機の分析とか出来たんか?」
- 144 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月16日(日)02時36分41秒
- 『こちらクライイング・ラビット、敵の妨害機はEA-6Bプラウラーが2機と解りました。
こちらで妨害電波の出所を捉えたので、そのデータをリンクさせます。
それと、トロピカル5が敵機を1機撃墜しました。けれど状況は彼女にとても不利です。
結構、敵機に食い付かれかけています。急いで支援してあげてください』
私は、クライイング・ラビットが捉えた妨害電波のデータを表示している、
TSD(タクティカル・シチュエーション・ディスプレイ)を凝視して、大まかな妨害電波の出所を予測した。
まずは、コイツを落とさなあかんな・・・
「メビウス1、了解した、とにかくトロピカル5が心配や、
妨害機の大体の位置を掴んだで、私がなんとかするわ。みんな交戦するで!」
- 145 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月16日(日)02時48分07秒
- 今回の更新はここまで〜、と言うことでレス返しれす
3105さん>アヤヤのコール・サイン、承りました。
御期待に応えられるよう次回から存分に活躍させます。
132さん>やっぱり、裕ちゃん達主観で書いてるんでどうしても一方的に書いてしまいますね・・・
一応、裕ちゃん達ISAFにとって、この戦いは防衛戦争です。
構図的には、第二次大戦時のヨーロッパと言った感じですね。
エルジアがナチス・ドイツ、ISAFがイギリス、フランスなどの連合軍ではないかと。
ケンドーさん>レスありがとうございます。構わないのでドンドン質問してください。
144さん>確かに、自分MISSION3でAPUのことを書いました・・・
燃料車やミサイル運搬車と書きたかったのに・・・(鬱)
- 146 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月16日(日)03時09分03秒
- 144さん>私一回、近くの基地でF-15Cが同様な事をしていたのを、
目撃したんでてっきり実戦でも同じかと思いこんでました・・・
これじゃあ、手間が掛かるし、APUの存在意義がまるっきり無いですよね。
さて、今回初登場になったAWACS;クライイング・ラビットの管制官は、
ハロプロ・メンバーの1人なんですが、誰か解りましたか?
解った方には、パイロットにしたいメンバーや機体のリク権をプレゼントしまーす(何?)
それでは、次回の更新まで
- 147 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月17日(月)21時42分35秒
- 「こちら、メビウス1。交戦中のトロピカル5、聞こえるか?」
『こちらトロピカル5、メビウス1聞こえてます。あなたの評判は平家さん達から聞いていますよ』
「ああ、そうか、あんた〈ユリシーズ〉所属やったな。けど、その話は後や。
もうすぐ私らも合流する。ファルクラム2機とファイティング・ファルコンが一緒や、現在のそっちの状況を教えてや」
『ハイ、こっちは妨害電波がすごくて、レーダーが使えません。
電子戦機を見つけたのはいいんですけど、護衛の敵戦闘機に阻まれて手が出せれません』
「解った。こっちでも電子戦機を捕捉中や。もうすぐ交戦する。それまでガンバルんやで!?」
『ハイ!さっき敵ミラージュを撃墜しました。何とかがんばります!』
- 148 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月17日(月)21時58分38秒
- 『メビウス1、こちらクライイング・ラビット。そちらの12時方向に敵機を発見。
F-16Aが2機です。高度1300、速度700でそちらに接近中です。敵は既にレーダーを作動させています。
未だにこちらへの電子妨害は続いています。・・・そちらに敵機が捕捉を開始!十分に気を付けて交戦してください』
「メビウス1、了解!みんな散らばって要撃するんや!プラウラーは私が何とかする!」
レーダー警戒装置が電子音を発して、敵機に捕捉されたことを告げる。
いつ聞いても好きになれん音やな・・・
あかん・・・レーダー・スクリーンが完全に使い物にならへんようになった。
しゃあないな〜、距離が短いけどサイド・ワインダーでやるしかないか。
『こちらヘイロー4、なんとかレーダーで敵を捕捉!フォックス1!
私のより、ロウ・グレードのファイティング・ファルコンにスラマー!』
矢口が放ったアムラームが白煙をなびかせて、私の機を追い越していった。
- 149 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月17日(月)23時28分42秒
- しかし次の瞬間、イーグルのレーダー警戒装置がけたたましい電子音を発して、
ロック・オンを通り越して、ミサイルが私に向け発射されたことを継げる。
『裕ちゃん危ない!ミサイル!ミサイル!』
矢口が声を荒げて通信をよこす。
「解ってるがな!コイツの性能と私の腕にかかれば、こんな遠距離攻撃何でもあらへん!」
私の現在高度は2400・・・
操縦桿を倒して、一気に高度を下げると共にチャフを後方に発射した。
『敵ミサイル、間もなくメビウス1にコンタクト!・・・
敵ミサイル、メビウス1の上空を通過!チャフに突っ込みます』
クライイング・ラビットの通信と同時に私のイーグルが静かになり、敵ミサイルの脅威が去ったことを伝える。
次に私は、1700まで下がっていた高度を上げて機体を立て直す。
また、イーグルがレーダー警戒装置の電子音を発し始めた。
しかし、同時にIRシーカーが敵機を捉えた電子音も発していた。
「よっしゃ、IRは生きとるようや。敵機がサイド・ワインダーの射程内に入った。
フォックス2!フォックス2!サイド・ワインダー1発!」
- 150 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月18日(火)23時36分22秒
- 『メビウス1のフォックス2を確認。約10秒後にコンタクト。
ヘイロー4発射のミサイル、間もなく敵機にコンタクト!敵機もチャフの散布開始。
・・・1発命中。ヘイロー4、敵F-16Aを1機撃墜。もう1機は依然メビウス1にロック中』
クライイング・ラビットが実況を続ける。
あと10秒か・・・なんとか生き残らなあかんな・・・
『こちらヘイロー4、レーダーが完全に使えなくなっちゃったよ。
裕ちゃんゴメン、もうアムラームの援護は出来ないよ』
「エエって矢口・・・あかん!また敵のミサイルや」
再び正面から、敵機のミサイルが私を目がけて飛んで来た。
しゃあないな・・・
ブラック・アウトの危険が有るけど、アフター・バーナー全開でループや。
- 151 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月19日(水)00時27分44秒
- レーダー警戒装置は依然けたたましい音を鳴り響かせ続ける。
私は操縦桿を最大限まで引き上げて、機体を急上昇させる。
HUDのピッチ・スケールは既に70度に達している。
機体の未来予測位置を示す、ベロシティ・ベクトルは、宙返りをしたとの前提でマイナス80度になっている。
ウウ・・・
下半身に血液が集まりかけて、ブラック・アウトを引き起こしそうになる。
けれど、耐Gスーツが引き締まって、それをなんとか防いでくれる。
『メビウス1発射のミサイル命中!敵機撃墜!』
機体が真っ逆様になったところで、クライイング・ラビットの歓喜の声が入る。
クソ〜、敵のミサイルもアクティブ・レーダーやん・・・
おそらくアムラームや。
敵機が落ちたのに、未だに私への追跡が続いてるのが、その証拠や。
- 152 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月19日(水)00時50分27秒
- イーグルの機体が一回転して、HUDのピッチ・スケールがマイナス85度を示す。
今度は機体が、ミリミリっと音を立て始めた。
Gの負荷が掛かってきよったな・・・
コイツの耐G制限はいくつやったけ・・・
と考えていると遙か上空でミサイルが爆発した。
ミサイルの方がGに耐えられへんかったみたいや。
「こちらメビウス1、ミサイルを無事に回避。やっかいな、プラウラーを落としに行くで!」
『シリウス3、了解。こっちも敵ミラージュ1機と交戦を開始する。エイフィド、スタンバイ』
『シリウス3のフォックス2確認。目標、敵ミラージュ』
『裕ちゃん、無事で良かった。電子戦機を落とすまでは、私が裕ちゃんに付き添うよ』
「ありがとな〜矢口〜!矢口が裕ちゃんをそんなに思ってくれてるなんて、
裕ちゃんメッチャ嬉しい〜!ん〜!矢口〜愛してる〜!!」
私はミサイルの追跡を回避したことで、安堵していたのと、
高揚感が溢れていたので、思わず本音を通常回線で口走ってしまった。
- 153 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月19日(水)01時19分27秒
- 言ってしまった後で、しまった!と気づいたがもう、遅かった・・・
『・・・なに言ってんだよ・・・アホ裕子・・・
いきなりそんなこと言うと、ここで前のこと言っちゃうぞ!?』
矢口は一瞬言葉を詰まらせたものの、私の本音には気づかなかったようや。
矢口の反応に少し落胆しつつも、私は下降気味になっていた機体を水平に引き上げる。
TSDで妨害電波の出所を確認する。
そのデータを信じれば、電子妨害機がもうすぐ見えてくる頃や。
『トロピカル5、グローブ・マスター(C-17輸送機の名称)をIRで捕捉!
フォックス2!ASRAAM(アスラーム;先進短距離空対空ミサイル)2発!』
そこへトロピカル5からの威勢のいい通信が入る。
あかんがな〜、早うレーダーをクリアにしーへんと、コイツに全部採られてしまうやん。
- 154 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月19日(水)01時33分30秒
- 『アンジェル7もフォックス2!ミラージュとグローブ・マスターに一発ずつ!』
『アンジェル7のフォックス2確認。
シリウス3のエイフィドが命中、敵ミラージュは撃墜されました。
続いて、トロピカル5のミサイル、敵輸送機のエンジンに命中!敵輸送機残り4機です』
クライイング・ラビットが大忙しで実況をこなすのが、通信機越しに確認できる。
そうや、今度この子がヴァルヴォア基地に着陸したら、飲みに誘ったろ。
私は、〈ユリシーズ〉搭載のE-2Cが何回か基地に補給しに来ていたのを思い出した。
そして何気なく無線の周波数を操作して、敵の周波数に合わせてみた。
『くそ〜、電子妨害機は一体何やってるんだ!』
『外側2つのエンジン停止!高度が下がってます!』
『仕方がない!積み荷を投棄しろ!』
傍受した通信を基に、エンジンから黒煙を吐き出しているC-17を見つけた。
すると、後部ハッチからパラシュートを付けたコンテナが、一気に投下されていった。
- 155 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月19日(水)21時54分50秒
- 姉さんそこは普通ECCMだろ。
- 156 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月20日(木)17時07分18秒
- 『こちらアンジェル7、ミサイル、間もなく敵機にコンタクト・・・
敵ミラージュには交わされました!輸送機は・・・エンジンに命中したても依然として飛行中です。
今度は上昇してフォックス3(機銃による攻撃)でやります』
TSDによれば敵の妨害機は、もう見えてくるはずなんやけどな・・・
あ!おった!
垂直尾翼上端に大きなフェアリング、ハード・ポイントに吊された電子妨害ポッド!
間違いあれへん、あれがEA-6Bプラウラーや。
「メビウス1、敵電子妨害機を発見!これより攻撃する。
矢口、近くに敵はおらんけど、しっかりフォローたのむで?」
『了解!任しといてよ、裕ちゃん。それよりも早く、
そのうっとうしいヤツを撃ち落としちゃいなよ〜』
「言われなくても解ってるがな。よっしゃ!IRで敵機捕捉!
フォックス2!妨害機にサイド・ワインダーや!」
- 157 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月20日(木)23時28分21秒
- EA-6Bに、私が放ったサイド・ワインダーが迫っていくのを視界に捉えた。
そして、エンジン排気口にミサイルが吸い込まれて、大爆発を起こし機体を引き裂いた。
『こちらヘイロー4、レーダー・スクリーンのノイズが減少。
これで何とかレーダーが使えるよ〜。裕ちゃん、早速敵輸送機をいただいくね〜』
「あ〜、矢口〜!独り占めなんてしんと、私の分も残しといてや〜!」
『こっちも、もう1機の妨害機を捉えたよ。
よ〜し、エイフィドでの捕捉完了!シリウス3、フォックス2!フォックス2!』
イーグルのレーダー・スクリーンは、多少ノイズを瞬かせるものの、敵機を捉えるのには問題は無さそうや。
そして、レーダーがC-17を捉えた方角へ、機体にバンクを掛けて旋回させる。
その途中、レーダー・スクリーンのノイズが綺麗に消え去った。
『こちらクライイング・ラビット。シリウス3のミサイル、敵妨害機を損傷!
敵機は電子妨害ポッドを捨てて空域を離脱していきます・・・新たな敵の増援を捕捉!方位045、距離210、高度3400より4機です』
『アンジェル7、フォックス3!・・・やりました!
敵輸送機に機銃多数命中、エンジンからの出火を確認』
- 158 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月20日(木)23時59分11秒
- 『ヘイロー4、レーダーで敵機を捕捉。フォックス1!フォックス1!』
機首をC-17の方向に向けると、イーグルがレーダーで敵機を捉えたことを告げる電子音を発し始めた。
「よっしゃ〜!私のレーダーも完全に使えるようになったで〜。
メビウス1、敵グローブ・マスターを捕捉!フォックス1!アムラーム1発!」
『あやや〜、皆さんすごいですね〜。あのノイズの中で、簡単に敵をやっつけちゃうなんて〜。
よ〜し、レーダーが使えるようになったのなら、私も負けてられません!
トロピカル5も敵ファイティング・ファルコンとミラージュを捕捉!
フォックス1!フォックス1!スーパーR530(フランス製SARホーミング・ミサイル)発射!』
レーダー・スクリーン上では、アムラームの光点が凄まじい早さで敵に喰らい付いていく。
そしてC-17の光点と重なると、膨れ上がって消えていった。
『メビウス1、敵輸送機を撃墜。続いてヘイロー4のミサイルも命中!
敵輸送機の残りは、あと1機です。敵増援編隊の内容を確認。F-15とMig-29が2機ずつです』
- 159 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月21日(金)01時13分49秒
- 敵が余りに弱い・・・。
これじゃP−51と戦う零戦だ!!
- 160 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月21日(金)08時11分38秒
- 敵が弱いのはゲームのエースコンバットも同じなので
こんなものだろうと思ってた。(w
でもこのままだと緊迫感がないかも。
BK2、おどる11で仲良く弁当を食べてる脇役
飯田藤本の会話を私は楽しみにしてます。
- 161 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月21日(金)11時40分45秒
- 作者さん頑張って!
私も悪戦苦闘(?)しながら読ませてもらっています。
- 162 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月21日(金)17時21分35秒
- 「おお!敵もF-15を持っとったんやな。
よっしゃ〜、燃えてきたで〜!みんな、増援のF-15には手を出すなや!?
私の腕がどれだけ凄いか、エルジアに見せつけてやるんや!」
『アンジェル7、了解しました。中澤さん、頑張ってくださいね。
飯田さん、私達はMig-29を迎え撃って、黒い排気煙を出すヤツらに、
外見は同じでも中身の全く違うMig-33を見せつけてやりませんか?』
『いいね〜、了解。よし藤本行こう。
矢口、敵のファイティング・ファルコン1機と輸送機は任せたよ?』
『キャハハ〜!任しといといてよ〜。あんなの軽く捻り潰してやるさ〜』
矢口〜・・・コンバット・ハイになってるで〜?気ぃ付けや〜
私は矢口を思いながら、敵F-15のやってくる方向へ機体を旋回させた。
『こちらクライイング・ラビット、先程〈ユリシーズ〉からも増援が飛び立ちました。
間もなく、そちらに到達する見込みです。残る敵は、ミラージュ1機、F-16Aが2機、F-15とMig-29が2機ずつです』
- 163 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月21日(金)18時10分21秒
- 『アンジェル7、レーダーでミラージュを捕捉!
今度は外しませんよ・・・フォックス1!ミラージュにアラモ1発!』
『くそ〜、このファイティング・ファルコンすばっしこい!
現在敵機とスプリットSに突入。えーい!スライス・ターンでどうだ!?』
敵輸送機付近の、ファイティング・ファルコンに矢口が苦戦しとるようやな〜
『トロピカル5、敵ファイティング・ファルコンを撃墜しました。
ミラージュのは外れました。アンジェル7にお任せします。
これより、苦戦してるヘイロー4の援護に回ります』
『ワア〜!左水平尾翼に機銃を喰らっちゃったよ〜・・・
ゲゲ!半分吹っ飛んでる!けど、操縦には全然影響は出てないや・・・
いや〜、フライ・バイ・ワイヤってすごいね〜』
「矢口!大丈夫なんか!?無理したらあかんで!?」
『大丈夫だよ、裕ちゃん。ちょっといい気に成りすぎていたみたい。
よっし、敵機がオーバー・シュートした!アムラーム発射!』
『アンジェル7、C-17もIRで捕捉。フォックス2、エイフィド1発!』
- 164 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月21日(金)21時55分43秒
- 『ヘイロー4、敵機撃墜!アンジェル7のミサイル、敵機付近で爆発。
機体直撃には至りしませんでしたが、敵ミラージュはコントロール不能に陥っています。
味方増援機は現在南190キロの位置、間もなくミサイルの援護が可能になります』
なんやて、190キロも離れてて、もうすぐミサイルの発射が可能?
そんな長距離のミサイル言うたら・・・フェニックスか?
しかし今はそんな他事考えてる場合やない。
レーダーに敵F-15を2機捉えたと思ったら、向こうもレーダー・ロックを私に掛けてきた。
レーダー警戒装置が電子音を発する。
よ〜し、やるきやな〜?
まずは、小手調べや!こんなんでやられたらF-15に失礼やで!?
私は敵パイロットに対し、そんなことを思いながら、捕捉した敵機にアムラームを2発を発射した。
「フォックス1!フォックス1!敵F-15にアムラーム発射!」
『メビウス1のフォックス1を確認。
アンジェル7のミサイル、C-17のエンジンに直撃。撃墜確認です』
- 165 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)00時05分11秒
- 『よ〜し、裕ちゃん、輸送機と護衛の戦闘機は全部片づいたよ。
あとはF-15とMig-29の増援だけだね。私もトロピカル5と一緒に、そっちへ向かうよ』
「うんありがとな、矢口〜。
裕ちゃん、ますます矢口に惚れてしまうわ〜・・・
おっと、敵のレーダー・ロックや。
ちゅ〜ことって矢口、これから敵と一戦交えるから、やばくなったら上手くやっつけたって〜な?」
レーダー・スクリーンでは、私の放ったアムラームが敵F-15に向けて突き進んでいた。
けど、命中は難しいやろな〜・・・
そして、ついに私のイーグルもレーダー警戒装置をけたたましく鳴り響かせ出した。
右前方からアムラームが2発か〜。
ともかく、アフター・バーナー全開や。
コイツの推進力をフルに活用して、急旋回でなんとか避けたるで。
『メビウス1のミサイル、敵機に避けられました。
敵F-152機の放ったミサイルは、依然メビウス1を追尾中・・・
敵Mig-29も、アンジェル7を捕捉、ミサイル発射を確認!
アクティブ・レーダー・ミサイルがアンジェル7に向かっています』
- 166 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)00時29分30秒
- 『アンジェル7了解!こちらもIRで敵機捕捉!
フォックス2!フォックス2!これより回避行動に移ります!』
藤本も敵ミサイルに付きまとわれってしまったんか〜・・・
Mig-29のアクティブ・レーダー・ミサイルっちゅ〜たら、アーチャーか?
あれはかなりすばしっこいミサイルやからな〜・・・藤本やられるなや?
私も敵のミサイルを避けるために、機体を90度横にして左に旋回を掛ける。
残りのチャフを全部使って、逃げるか〜・・・
けど、アムラームにチャフが上手く通用すればエエんやけど・・・
『こちらレイピア1、ミナさんお待たせしました。
これより、フェニックスを発射しまーす!梨華ちゃん、準備オーケイ?』
『オーケイよ、ヨッスィー!全部の敵機を捕捉、フェニックス発射!』
- 167 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)01時08分10秒
- レイピア1・・・吉澤と石川か・・・
フェニックスが使えて複座と言うことは、2人が乗っとるのはトムキャットか・・・?
アムラーム2発は、後方約1キロか・・・
よっしゃ、ここらでチャフ散布して、一気にループかましたるか。
・・・今や!
チャフを発射して操縦桿を一気に引き上げる。
機体が垂直になった時、チャフを散布した辺りで爆発が起こった。
それでも、まだレーダー警戒装置は鳴り止まへん・・・
もう1発のミサイルが生きとるんやな〜・・・
こうなったら、危険が大きんやけどエア・ブレーキ掛けて、小回り旋回や・・・
・・・よっしゃ!警戒音が鳴り止んだ!
「こちらメビウス1、敵ミサイルの回避、成功や。レイピア1の吉澤、増援ってあんたやったんやな?」
『中澤さん、お久しぶりです。あなたを狙っていたF-15には、私達がフェニックスをお見舞いしてやりましたよ』
『ヨッスィー、もうすぐフェニックスが敵に到達するよ〜』
- 168 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月22日(土)01時14分52秒
- あとAV−8とKC−135が登場してほしいかも。
できればスティンガーとAH−64Dもできれば。
- 169 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)01時48分52秒
- 「石川〜・・・私がF-15やっつけるから手〜出すな言うたのに〜・・・」
『何言ってるんですか、中澤さん!ここは戦場なんですよ!?
そんなこと言ってたって、敵は中澤さんを待ってはくれないんですよ?』
石川の言う通りや・・・
ここは戦場、やるかやられるかやったな・・・
「・・・うん、そうやった・・・すまん、応援に来てくれたのにこんなこと言うて」
『いんですよ、中澤さん。さあ、あと一踏ん張りですよ!』
『レイピア1発射のフェニックス、敵F-15、1機に命中。もう1機は離脱し始めました。
敵Mig-29、2機は、フェニックスは回避したものの、アンジェル7のエイフィドが命中しました。
アンジェル7は現在も回避中・・・この空域に敵機は見受けられません・・・』
『・・・アンジェル7、何とかアーチャーを回避、しつこいヤツでした。
少し機体を損傷しちゃいました。けど飛行に影響は無さそうです』
『やったね〜、藤本、今回のエース取得だよ』
『え!?そうなんですか、飯田さん?』
『こちらクライイング・ラビット、こちらのデータが正しければ、
アンジェル7は今作戦で、C-17、Mig-29を2機と、ミラージュ2000を1機撃墜しています』
- 170 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)02時10分16秒
- 『やった〜、やりましたよ!中澤さん!?』
「ああ、おめどとう。ようがんばったな〜、藤本」
『裕ちゃん〜、今日は美貴ちゃんのエース取得記念で飲もうよ?』
「それエエな、矢口。クライイング・ラビット、あんたも飲みに来ーへんか?」
『あ、いいですね。じゃあ、レイピア1とトロピカル5も一緒に行きましょう。
今夜、ヴァルヴォア基地への飛行予定が有るんですよ〜』
「ホンマか!?せやったら、平家のみっちゃんも連れてきて〜な」
『平家さんは、オメガ11ですね?解りました。声を掛けておきますよ』
「よっしゃ〜!今日は久しぶりに飲むで〜!」
『あやや〜、私、お酒に弱いんですよ〜』
『オ〜、亜弥ちゃん。イッツ・ノー・プロブレム、酔っちゃえばいいのさ〜』
久しぶりにみっちゃんに会えるんやな〜♪
私は、ウキウキしながらF-15Cイーグルを、帰還コースへ導く。
MISSIOM4
〜BLOCKED;空中回廊の遮断 OPERATION;HUNTING HAWK〜作戦完了
- 171 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)02時30分56秒
- MISSION4終了。レス返しです。
155番さん>F-15Cに装備可能な、ECCMはALQ-119電子戦ポッドですね。
今回はスクランブルなんで、そこまで手が回りませんでした
159番さん>すいません・・・裕ちゃん達主点で書いてしまうので、
どうしても敵が弱いですね・・・
ここは、裕ちゃんも何回もぼやいてるように、エルジアがISAFを舐めてると言うことで・・・
160番さん>緊迫感ですか・・・
次回のMISSIONでは、例のアレが出てくるので緊迫感のある展開を繰り広げたいと思います。
ミキティの事を楽しみにしていただいてくれてありがとうございます。
他所で、ミキティの事を書いてるところ無いんで自信有りませんが・・・
- 172 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)02時40分44秒
- ケンドーさん>ありがとうございます。難しくないですか?
遠慮せず、ドンドン質問して下さい。
168番さん>AV-8は、敵側ユニットでですが、MISSION10に登場します。
KC-135、これが無くては現代航空戦は語れません!これから何回か登場してきますよ。
スティンガーは、地上ユニット用でいいんですか?良ければMISSION9辺りで登場させましょう。
AH-64Dは、私も、終盤辺りでの登場を考えていますよ。
次回、63番さんの希望により、F-22ラプターを登場させます。
パイロットは、『アノ人』です・・・
- 173 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)03時01分15秒
- 今作戦での戦果です。
メビウス1;中澤裕子少尉;F-15Cイーグル使用
F-16A×1、EA-6B×1、C-17×1
ヘイロー4;矢口真里准尉;F-16Cファイティング・ファルコン使用(尾翼損傷)
F-16A×2、C-17×1
シリウス3;飯高圭織中尉;Mig-33スーパー・ファルクラム使用
ミラージュ2000×1、EA-6B×1(損傷)
アンジェル7;藤本美貴上級准尉;Mig-33スーパー・ファルクラム使用(損傷)
F-16A×2、C-17×2、ミラージュ2000×1
トロピカル5;松浦亜弥少尉;ラファールM使用
F-16A×1、C-17×1、ミラージュ2000×1
レイピア1;吉澤ひとみ上級准尉(パイロット)石川梨華少尉(バック・シーター);F-14Bトム・キャット使用
F-15C×1
ラブリー2;高橋愛少尉;F-16Cファイティング・ファルコン使用
機体損傷のため出撃せず。
ビューティー6;紺野あさ美准尉;F-16Cファイティング・ファルコン使用
レーダー不調により出撃せず。
クライイング・ラビット;前田有紀少尉(管制官);E-2Cホーク・アイ搭乗
- 174 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月22日(土)03時17分18秒
- 訂正!
アンジェル7;藤本美貴上級准尉;Mig-33スーパー・ファルクラム使用(損傷)
Mig-29×2、C-17×2、ミラージュ2000×1
- 175 名前:168 投稿日:2002年06月23日(日)00時55分32秒
- リクエストにお答えいただき有難うございます。
F−16Aて熱追尾ミサイルしか使えなかったんじゃ。
私の記憶ではF−16C以上しかレーダ誘導ミサイルが使えなかったような。
素人がケチつけて申し訳ございません。
これからも頑張って下さい。
- 176 名前:555TFS 投稿日:2002年06月27日(木)20時00分45秒
- どうもはじめまして。
私も自分のHPでAC04のSSを書いてます。とあるお人の紹介でやってきました
が・・・キャラが娘。なんで現状違和感感じてますがこれはこれで(・∀・)イイ!
と思うデス。
今後この面々が黄色中隊とどう渡り合うのかが楽しみ。
- 177 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月28日(金)22時39分26秒
- 175さん>いえいえ、リクはいつでも受け付け中ですよ。
よろしかったら、どんどんリクしちゃってください。(笑)
F-16Aの中でもADFと呼ばれる物には、スパロー、アムラームが搭載可能だそうです。
ケチだなんてとんでもない、どんな物でもレスは励みになります。
555FTSさん>お誉めの言葉、ありがとうございます。
とあるお人?誰だろう・・・?
次のMISSIONで、裕ちゃん達と黄色中隊が初対峙しますよ。
それでは、そろそろ更新しますか。
- 178 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月29日(土)00時13分27秒
- 敵空輸部隊を襲撃し、久しぶりにみっちゃんや吉澤達と飲んだあの日から数日が経った。
今まで、私らはISAF空軍直属と言う形を取り、スクランブルや突発的な任務に当たっていた。
と言えば聞こえはエエんやけど、実際は航空団を編成する余裕が無かったっちゅーことなんやけどね。
そんな私らの部隊にも、ISAF総司令部から正式な編成通知が下った。
ISAF空軍第128混成戦闘航空団“ハロー・エンジェル”
これが私らに与えられた部隊名や。
編成内容は、戦闘部隊“モーニング”に、私、矢口、圭織、藤本、高橋、紺野が、
攻撃部隊“コンサドーレ”には、新たに配備された、安倍なつみ中尉の率いるF-1、F-2の部隊が就いた。
その他に空中給油機や輸送機の部隊、辻・加護率いる整備班や兵装技術班から成っている。
航空団は編成できたものの、戦況は依然として私らにとって不利な状態や。
そんな中、私らに予期せぬ吉報が舞い込んだ。
- 179 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月29日(土)01時18分35秒
- 敵空輸編隊を撃墜する事により、無敵艦隊こと、第3連合艦隊への空輸路は絶つことが出来た。
しかし、それはあくまで輸送手段の一部に過ぎなかった。
総司令部の情報によれば、無敵艦隊への補給は陸路によって継続されているらしい。
このままでは、いずれ無敵艦隊は出撃し、ノース・ポイント攻略が開始されてしまう。
そこで総司令部は、その第3連合艦隊の燃料供給元を絶つ作戦を立案したんや。
第3連合艦隊の停泊するコンベース港から、ベントン運河を挟んだ北側には、
世界有数の海上油田を有する、シェルロン石油化学コンビナートがあり、
そこからコンベース港にパイプ・ライン及び海路で燃料が送られている。
1日25万バーレルの産油量と500万バーレルの備蓄燃料を誇る一大コンビナート。
ここからの燃料供給が無くなれば、無敵艦隊にとってはかなりの痛手になるやろう。
せやけど、そこを攻撃するには大きな問題が有る。
それは、攻撃を実行した場合には環境への影響が懸念されるっちゅーことや。
- 180 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月29日(土)02時06分54秒
- それを考慮した上で総司令部が出した作戦は、
沿岸のパイプ・ライン施設、海上油田の油送設備、
タンカー等の搬出設備のみを攻撃目標にするっちゅー内容やった。
この立案により、私ら第128混成戦闘航空団“ハロー・エンジェル”には、
沿岸のパイプ・ライン施設を目標とする出撃指令が下った。
指令によれば、パイプ・ライン施設への攻撃は、ナッチこと安倍なつみ中尉の率いる、
コンサドーレが担当するので、私らモーニングは護衛及び制空を担当する事になる。
しかし私は、愛機のF-15Cイーグルが多彩な兵装を搭載できるので、
空対空ミサイルの他にも、空対地兵器を搭載して地上攻撃も行う事になる。
そのため、現在、兵装技術主任の圭ちゃんと辻・加護がAGM(空対地ミサイル)を使えるように、
イーグルの兵装システムの改良やハード・ポイントの強化を行ってくれている。
その様子を藤本と一緒になって眺めていた時、
何の前触れも無く滑走路にエルジアのマークを付けたF-22が着陸してきよった。
- 181 名前:555TFS 投稿日:2002年06月29日(土)16時42分03秒
- >やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 さん
「とある人」というのは貴方の身内さんからです(笑)
- 182 名前:63 投稿日:2002年06月29日(土)21時36分12秒
- ステルス登場!!
- 183 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月30日(日)01時04分22秒
- 「な、何やねんあれ!?F-22やん!」
「裕ちゃん、あれエルジアのマーク付けてるよ!?」
「ああ、解ってるがな圭坊。圭坊は警備を早う呼んでや、藤本、行くで!?」
「あ、ハイ、中澤さん!」
私は隣でコークを口にしていた藤本を連れ、近くに止めてあった車両に乗り込みハンガーを飛び出した。
「藤本、後ろにあるライフルを装備しいや。何があるか解らへんからな」
ジープを運転しながら、隣の藤本に言う。
「あのF-22、一体、何なんでしょうか?」
彼女は、私に問いかけながら、後部座席にあったM4カービンを手にする。
「解らん、不時着かもしれへんし、亡命かもしれへんし・・・」
新手の攻撃かもな、と思いながら、エプロンを横切って滑走路のF-22に車を走らせた。
その途中、F-22のキャノピーを開けて、中からパイロットが1人降りてきた。
それを見て、私はパイロットの近くに車を止めた。
「動くな!ISAF空軍よ!」
藤本が飛び降りるやいなや、M4カービンをパイロットに向けて構える。
「変な事は考えるなや?ここはエルジアの地やないんやからな?」
私もコルトを構え、藤本の後に続いて言った。
- 184 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月30日(日)01時31分57秒
- 「そう慌てないでよ〜。私はエルジア軍じゃないよ〜」
そのパイロットが、ゆっくりした口調で言うた。
「なんやて?じゃあ、あんたはどこのパイロットやねん?」
「元ストーン・ヘンジ警備飛行隊所属の後藤真希少尉です。
エルジアからの亡命とISAF空軍への入隊を希望して、ここにやってきました!」
そう言って敬礼すると、彼女は私に認識票を渡してくれた。
そこには、彼女が言った通りの事が書かれていた。
ストーン・ヘンジ警備飛行隊といえば、この戦争が始まる前までは、
ストーン・ヘンジを護るために、編成された国際部隊やったんやけど、
エルジアがそこを占領してからは、解散され、エルジア軍に編入されてしまったはずやったな。
ちゅーことは、この子も藤本みたいに脱出してきたっちゅーことか。
「どうやら、敵やないみたいやな」
私は構えていたコルトを下ろした。
「いいんですか、中澤さん?」
「藤本、この子もあんたと同じで、エルジアから脱出してきたんやで」
「あ、そうなんですか〜?」
彼女も、キョトンとした顔をしながらも、構えていたカービンを下ろした。
- 185 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月30日(日)02時07分56秒
- 「裕ちゃ〜ん、美貴ちゃ〜ん、大丈夫〜?」
矢口の声に振り返ると、圭ちゃんと一緒にMPの車に乗って、こっちに向かってきていた。
「矢口〜、どうやら新しい仲間が増えそうやで〜」
私は心配そうな顔をしてる、矢口に向かって言った。
「ヘッ!?」
それを聞いて矢口は、拍子抜けした声を出した。
「何はともあれ、ISAF空軍にようこそ、後藤少尉。ISAF空軍上級准尉、藤本美貴です」
「私は、ISAF空軍少尉の中澤裕子や、裕ちゃんって呼んでや」
「うん、よろしくね。美貴ちゃん、裕ちゃん」
そう言い、私達3人は握手した。
「この子は、エルジア軍やないから大丈夫や、
新しい入隊希望者やねんから、司令の所に案内したって〜な」
矢口、圭ちゃんと一緒に駆けつけたMPに言った。
「はい、解りました。では、こちらへどうぞ後藤少尉」
彼女はMPと一緒に、車に乗って司令部へと向かって行った。
- 186 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月30日(日)02時15分31秒
- 「それにしても、ステルスってのは凄いね〜。
基地のレーダーに引っかからずに、着陸してきちゃうんだからね〜」
後藤少尉の乗ってきたF-22を見ながら、圭坊が呟いた。
「そんなに凄いの、圭ちゃん?」
矢口が、私と片手を繋ぎながら圭坊に聞いた。
「うん、まだ開発中だって言われてたから、私も良くはしらないんだけどね。
まず、アフター・バーナーを使わないで超音速で飛べるでしょ、
それにステルス性を備えた機体の設計、
搭載コンピューターは超高速処理が可能、
ベクタード・ノズルを採用することにより、
排気をコントロールする事が可能で、それによって高度な機動力が得られる。
こいつなら、あのSu-37を使う黄色中隊にも対抗できるかもね」
「黄色中隊のSu-37に対抗出来るんか〜・・・」
それが本当なら、かなりの戦力アップになるな〜。
- 187 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月30日(日)02時21分38秒
- 「とにかく、こいつをハンガーに運ばないと、
矢口、基本操縦は同じだろうからさ、タキシングして持ってきてくれる?」
「オッケー、任しといてよ」
そう言うと矢口は、私が止めたジープのボンネットから、
軽やかにF-22の右舷イン・テイクに駆け上り、そこからコックピットに入った。
「すごい性能の戦闘機が加わっちゃいましたね〜」
「やれやれ、お陰で私は、また夜勤だわ〜。
裕ちゃんのイーグルの改造もあるけど、この新鋭機の整備も加わるから、
また一段と私の仕事が忙しくなっちゃうものね〜。あの子達にも一段と頑張ってもらわなきゃ」
「ありがとな〜、圭坊〜。裕ちゃん圭坊達の腕を頼りにしてるでな〜」
「もちろん、私もですよ〜。保田さん♪」
私はジープに圭坊と藤本を乗せ、矢口の乗ってるF-22と併走しながら、ハンガーへと戻って行った。
- 188 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月30日(日)13時56分40秒
- 555FTSさん>エッ!?私の身内ですか?一体誰なんだ?
555FTSさんの、ショート・ストーリーもぜひ読んでみたいですね〜。
この話、オリジナルのとかなりかけ離れてるので、
555FTSさんのとこも参考にしてみたいですね〜。
63番さん>ハイ、お待たせしました。やっとF-22の登場です。
パイロットはごっちんです。
ステルス性能は、B-2やF-117ほどは無いみたいですね。
さて、困ったことになりました。
ごっちんのコール・サインに使えるような曲や関連語が無い・・・
何かいいコール・サイン無いでしょうかね〜?
てことで、ごっちんのコール・サインを募集します。
どうぞ、ヨロシク〜。
- 189 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月01日(月)00時06分51秒
- 世界一高価な戦闘機で亡命か、贅沢な。
贅沢は敵だ、欲しがりません勝つまでは!!
- 190 名前:555TFS 投稿日:2002年07月01日(月)08時27分43秒
- >やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 さん
・・・・・・いいのかな、言っちまっても・・・。ま、いいか(爆)
弟さんです。貴方の・・・(笑)
私んとこのは女っけゼロです。つーか、二人しか出てこねーし(爆)
二人の内の一人、黄色4はもう死んじゃったし・・・。
中身はミリタリー色がとても濃いです。視点的にはメビウス1の同僚
パイロットの視点という設定ですな。
ちなみにURL↓(直リンじゃないので注意)
ttp://kyoto.cool.ne.jp/ucpi/
- 191 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月01日(月)09時11分52秒
- 160番のレスで飯田藤本を楽しみにしてる旨書いて
それ以後、藤本の出演が増えたので作者様の心遣いに感謝しています。
しかし本当は藤本より飯田をお願いしたかったのでした。
藤本は出てるけど飯田が出てこなくなったので淋しいです。
ということでキャスティングをリクしてしまった事に後悔すると共に
今後は気を遣わないで本来のプロット通りに書いて頂きたい。
大変申し訳ありませんでした。
- 192 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時17分54秒
- MISSION5
〜LIFE LINE;100万バーレルの生命線 OPERATION;EARLY BIRD〜
2004年8月19日
『こちらモーニング・リーダー、全機、状況を報告して』
「メビウス1、オール・グリーンや」
『ヘイロー4、異常なし』
『ラブリー2、機体・兵装、共に順調です』
『アンジェル7、オール・クリアー』
『ビューティー6、準備万端です』
『ペンギン5、全て順調だよ〜・・・ふぁ・・・』
早朝、まだ太陽が地平線に姿を現すよりも前に基地を飛び立ち、
私ら、モーニングの7機は、大陸に進入するルート上で2機ずつの小編隊を組んだ。
『後藤、初仕事だけど調子はどう?』
モーニング・リーダーの圭織が、ごっちんに声を掛ける。
『フア〜・・・こんな早朝任務だなんて〜・・・まだ眠いよ〜』
「おいおい・・・頼むで〜ごっちん、いっくら機体が良くても、
それを飛ばす人間が寝てたら、最新鋭機でも意味が無いんやで〜?」
ごっちんが、エルジアから亡命した時に乗ってきたF-22ラプターは、
エルジア軍がメーカーに発注して作らせていた新型機っちゅーことらしい。
- 193 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時19分48秒
- 彼女は、自分の隊が解散させられてエルジアに編入された後は、
渋々やけど、そこのメーカーでF-22のテスト・パイロットをしとったらしい。
せやけど、彼女はエルジアに自分の隊を潰されとるし、
出身国もISAF側で、しかもエルジアに占領されてしまってるから、
彼女にとって、最新鋭機がエルジアの手に渡るのは、面白ない訳や。
せやからF-22のステルス性能の試験飛行を行った際に、
エルジアのレーダーが捕捉出来なくなったのを見計らって、
それを手みやげにISAF側への亡命と、ISAF空軍への入隊を企てたらしい。
基地に降り立った時には、垂直尾翼にエルジアのマークが描かれていたが、
今では、辻・加護達によって、ISAFのマークと彼女のコール・サイン、
ペンギン5を表す可愛らしいペンギンが、
そのステルス性を失わない特殊塗料で小さく描かれている。
- 194 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時21分48秒
- 『わかってるよ〜、裕ちゃん。任務を早く終わらせて、お昼寝したいから、
これで、エルジアのヘボ空軍なんて、さっさと片づけちゃうよ〜アハ♪』
「ヘボ空軍ってあんた・・・えらい、自信有り有りやな〜」
やっぱ、ステルスやから敵に探知される前に、
攻撃できるっちゅう、メリットがあるから、この子にこんな自信持たせてるんやな〜
でもごっちん、余り過信しすぎてもあかんのやで?
『コンサドーレ・リーダーからモーニングへ、
こちらの状態はオール・クリアー。そっちの編隊の状況はどうだべさ?』
『こちらモーニング・リーダーのシリウス3、こっちもオール・クリアー。
作戦通り、そちらの援護と突入路を開くための攻撃態勢に入っているよ』
圭織が、コンサドーレ・リーダーのなっちに伝える。
- 195 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時23分35秒
- 『裕ちゃん、みんなより任務が多いけど頑張ってね?』
「うん、矢口、心配せんでも大丈夫やで〜。
裕ちゃんには、心強いパートナーがおるんやから。な〜、高橋〜?」
『ハイー、私が中澤さんをしっかり、護りますー。
傷物には絶対しませんから、安心してくださいー、矢口さん』
「う〜ん、2人に気遣ってもらって、裕ちゃん嬉しいわ〜♪」
『な〜に、言ってるんだよ〜。そんな事考えてると、落とされちゃうぞ〜』
今回、私らはモーニングは、コンビナート上空の制空の他にも、
コンビナートに配備された敵のAAA(対空機銃)やSAMの破壊も行う。
なっち率いるコンサドーレは、他施設に被害を出さないために、
パイプ・ラインに対しての、正確無比な爆撃が要求されるので、
敵地上ユニットに邪魔されずに、それらを成功させるために、
脅威となる敵地上ユニットを事前に、私が撃破しておいたるんや。
- 196 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時26分16秒
- F-15Cは、制空戦闘機として開発されたんやけど、
ペイロードが大きい事を利用して、多彩な兵装を持つことが出来る。
その兵装は主に、無誘導爆弾かペイブ・ウェイなんやけど、
私のイーグルは、辻・加護が兵装システムを改良してくれたことにより、
対戦車ミサイルのAGM-65Gマーヴェリックが搭載出来るようになったんや。
それを運用するに当たって、コックピットの制御装置も改良され、
今まで大部分を占めていたダイヤル式の計器類は取っ払われて、
代わりに、3つのMFD(多機能ディスプレイ)とデータ入力パネルが取り付けられた。
これにより、AGM-65Gマーヴェリック搭載の、
IIR(イメージング・赤外線)シーカーとの画像リンクが可能になり、
マーヴェリックのシーカーが捉えた映像を、MFDに映し出せれるようになるから、
私が、その中に映る敵ユニットに照準を付けて発射してやれば、
ミサイルはそれに対し自動追尾を開始するから、これによって打ちっ放しが可能になるんや。
- 197 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時29分47秒
- 『こちらスカイ・アイ、ヴァイパーとヴェーゼルが海上油田に攻撃を開始。
スカイ・アイよりモーニングへ、コンビナート付近の敵は、
CAP(戦闘空中哨戒)中のジャギュアが2機とMiG-31が3機、
地上にはZSU-23-4が3基と、SA-8ランチャーが1基確認されている。
これらを撃破してコンサドーレの活路を開いてやってくれ。
コンビナートは方位360、距離は約20キロ。幸運を祈る!』
今作戦は、ハロー・エンジェルだけや無くて、他の部隊との共同作戦やから、
AWACSは処理能力の大きいE-3Bセントリーのスカイ・アイが行なってくれる。
第61航空団所属で、トーネードIDS主体のヴァイパーは、
北部の海上油田に集中する海底パイプ・ラインのコントロール施設を、
同じく第61航空団所属で、F/A-18Cから成るヴェーゼルは、
南部の海上油田付近に停泊するタンカーと、それへの給油設備をそれぞれ攻撃する。
- 198 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時33分33秒
- そして、第128混成戦闘航空団ハロー・エンジェル所属の、
私らモーニングとコンサドーレは、沿岸コンビナートのパイプ・ライン施設を攻撃する。
これが今回の作戦、OPERATION;EARLY BIRDの概要や。
『こちらモーニング・リーダー、これより小編隊に別れて攻撃を開始。
作戦通り矢口と高橋、藤本と私の編隊で敵CAPを攻撃、
後藤はF-22のステルスを活かすために単機で敵CAPを攻撃。
裕ちゃんと高橋はコンサドーレのために地上の敵ユニット攻撃を』
「メビウス1了解、コンサドーレのみんな、裕ちゃんとマーヴェリックは優秀やから、
あんたらの邪魔をする、敵ユニットなんかすぐに破壊したるからな〜」
『ラブリー2も了解、中澤さんを完璧に援護します』
『ヘイロー4、戦闘準備完了。紺野、早速敵機を叩きに行くよ!?』
『ビューティー6了解、目一杯頑張ります!』
『アンジェル7も戦闘準備完了。いつでもいいですよ。飯田さん』
『コンビナートが見えてきたよ。コンサドーレは約6分後に到着するからね。
よし!モーニング攻撃開始!みんな後は各自の判断で対処してね!』
よっしゃ、作戦開始や!
- 199 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月06日(土)04時38分05秒
- 高橋のF-16Cと編隊を組み、高度を500メートルに落とし、
アフター・バーナーを噴射しながらコンビナートに接近して行く。
私らはみんなと少し離れて低空で接近してるから、敵機にはまだ狙われていないみたいや。
「高橋、もうすぐコンビナート上空や。
私の援護も頼むけど、ZSU-23の機銃とSA-8に気ぃつけるんやで?」
『ハイ、解りましたー。なんとか中澤さんのお役に立てるよう頑張りますー』
「頑張るんやで〜・・・おっと、敵のレーダー走査や。
SA-8か、よっしゃ、早速マーヴェリックの出番や!」
兵装をマーヴェリックに選択して、空対地マスター・モードを選ぶ。
そしてミサイルのマスター・モードをONにする。
これでいつでも発射は出来るようになった。
けど、これやったら、ただマーヴェリックは真っ直ぐ飛んで行くだけや。
MFDの1つにマーヴェリックからの画像が、リンクによって現れた。
そして、左側コンソール上の標的捕捉コントローラーに手を掛けて、
照準用のクロス・ラインを、6輪車輌のSA-8ランチャーに合わせた。
- 200 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月07日(日)03時56分45秒
- これで、スタンド・オフ、いわゆる打ちっ放しの準備が完了ってわけや。
後は、操縦桿の発射スイッチを押せばミサイルが勝手にSA-8を破壊してくれる。
「メビウス1、SA-8ランチャーを捕捉した!マーヴェリック発射!」
発射スイッチを押すと、ガクン、という感触がして、
ランチャー・レールからマーヴェリックが離れ、ロケット・エンジンを作動させると、
すぐに音速を突破して、コンビナートに陣取るSA-8ランチャーに向けて飛翔し始めた。
『メビウス1のAGM発射を確認。モーニング制空部隊、間もなく敵CAPと交戦開始』
MFDの1つに表示した、スカイ・アイからのデータ・リンクによれば、
カオリン達、制空担当が接敵するのは、約20秒後や。
その中でも、先陣切って飛んでいる機体は、
レーダー反応が小さい事からして、まず間違いなく、F-22のごっちんやろ。
- 201 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月07日(日)04時00分59秒
- 『こちらペンギン5、敵フォックス・ハウンドを捕捉。
ということで、フォックス1。MiG-31にアムラーム発射。アハ♪』
『え〜、後藤は、もう敵機を見つけたの?
やっぱり、処理能力がクレイ・コンピューター2台分っていうだけあるね〜』
『飯田さん、おちおちしてられませんよ〜。
敵のMiG-31は、フェーズド・アレイ・レーダーを載せてるから、
真希ちゃん以外は、私達、みんなレーダー・ロック掛けられてきてますよ』
『こちらビューティ6、低空で飛行するジャギュアを捉えました。
どうやら中澤さんと愛ちゃんに、向かってるようなので、追跡します』
『紺野、気を付けろよ・・・って、もう敵が撃ってきてるじゃん!
ちくしょ〜!オイラの腕を舐めるなよ。こんなの朝飯前だ!』
『敵フォックス・ハウンドの、ミサイル発射を確認。
ミサイルは4発。方位270から約マッハ2で接近中』
『よーしみんな、ここからは散会して敵に向かって行こう』
『アンジェル7了解、飯田さんも気を付けてください』
『ヘイロー4了解、紺野、低空のジャギュアは頼んだよ?』
『ハイ、今追跡中です・・・フォックス1!
レーダーが敵機を捕捉完了。アムラーム2発、発射しました』
- 202 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月07日(日)04時03分42秒
- 『ペンギン5のアムラーム、敵機に命中、撃墜確認。
メビウス1のマーヴェリックも間もなく目標に到達する予定』
「上空では、ごっちんが活躍中みたいやな〜。
高橋、紺野は敵が1機こっちに向かってるみたいなこと言っとったけど、
私はレーダー・ロックを感知してへんのや、そっちでは何か捉えてるか?」
『いいえ〜、私の警戒装置も何も捉えてないですよ〜。
スカイ・アイのデーター・リンク画像には、
北のほうに低高度のジャギュアが映ってはいますけど・・・
あ、消えちゃいました。あさ美ちゃんの、攻撃が上手くいったんですね』
『ビューティ6、敵ジャギュアを撃墜』
高橋の言葉を証明するように、スカイ・アイが冷静な口調で実況を伝える。
この調子やと、私のイーグルは空対空戦に入れそうもあれへんな〜。
- 203 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月07日(日)04時05分30秒
- と、突如としてTEWS(戦術電子戦装置)が、
電子音を発して、私がSA-8に捕捉されたことを伝え始めた。
『中澤さん、私の機も敵のレーダー・ロックが掛かってきています!
回避に移らないと、ゲッコー(SA-8の名称)が飛んで来ちゃいますよ?』
「解ってる、高橋。撃ってきたら、上空に向かって回避するで?
全速力でループを掛けて、SA-8の懐に潜り込んでの回避や。
機体は圭ちゃん達が、完全に直してくれたから、大丈夫やろ?」
一辺、この子の機体はエンジンを損傷しとるからな〜。
途中でストールしてしまったら、1発でアウトやからな〜・・・
そして、TEWSがさらにけたたましい音を発しだした。
それと同時に、沿岸のコンビナートで、2筋の閃光が瞬き、こっちに向かって来た。
「来たで、高橋!全速力で上昇してループするんやで!?」
『ハイ、解りました!中澤さんに、ピッタリ付いて行きます!』
- 204 名前:やぐちゅー中毒者セーラム 投稿日:2002年07月08日(月)03時09分13秒
- 初カキです、なんとか話についていけてます。
頑張って下さい
- 205 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月14日(日)04時17分52秒
- HUDの上部に、SAMを表すターゲット・ボックスが2つ現れ、
前方からSA-8、2発が約マッハ2で接近中であることを伝え始める。
「高橋、ミサイルがもうすぐコンタクトや!
一気に高度を上げて、高速ループでの回避に入るで〜!?」
『了解しました。中澤さん!エンジン全開、準備オーケイです!』
「・・・よっしゃ、今や!上昇開始!チャフも散布するんや!」
警告音が鳴り響くコックピットの中で、私は操縦桿を一気に引き起こして上昇を掛ける。
上昇角度を示すピッチ・スケールは45度を指し示し、
高度は500メートルから2000メートルに、一気に跳ね上がる。
これに伴い、イーグルの機体と私の体にGが掛かり始める。
ウ〜・・・いつになっても好きになれへんな〜、この感覚は・・・
腹部と脚を締め付けるガードルみたいな耐Gスーツに仕込まれている、
空気袋が膨らんで、下半身を締め付けブラック・アウトを防いでくれる。
- 206 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月14日(日)04時20分35秒
- 「高橋、大丈夫か・・・?」
『なんとか、耐えてます・・・まだ、ミサイルが後方から追跡してまいす・・・』
HUDに映るSAMのターゲット・ボックスの位置は、
下部に変わり、後方から接近中であることに変更された。
機体に掛かる負荷Gは、4Gに達しかけていた。
飛行時間の短い新人のあんたにはつらいやろうな〜・・・
高度2800メートルで機体は逆さまになり、視界の中では地面が上になっていた。
それと、私と同じく逆さになってる、高橋の機体が左下の視界に入っている。
HUDのピッチ・スケールが、マイナス80度を指し示し、機体は下降の状態に入る。
まずい・・・この距離やったら、直撃はされんくても近接信管でやられるやん・・・
せやけど、突然TEWSが鳴り止んだ。
上手く避けられたんやろうか?
『マーヴェリック命中!SA-8ランチャーは破壊された。
メビウス1、ラブリー2、SAMの危険は去った。
CAPは制空部隊が抑えてる。残ったZSU-23の破壊に向かってくれ』
- 207 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月14日(日)04時22分30秒
- 「メビウス1、了解。高橋〜、大丈夫やったか?」
『ハイ〜、中澤さんのお陰で無事に回避できました』
「よっしゃ、せやったら、またコンビナートのAAAにアプ−ロチするで〜?」
『了解しました。中澤さんがAAAに攻撃を仕掛けている間は、
どんな、敵戦闘機が来ても絶対に近づかせません!』
「うん、頼りにしてるからな〜♪」
操縦桿を引いて、急激な降下体勢に入っていた機体を水平に立て直す。
せやけど、高速でループをかましたもんやから、
その勢いで、イーグルの速度はマッハ1,2にまで達していたので、
私はエア・ブレーキを使って、速度を音速から落とさなあかんかった。
- 208 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月14日(日)04時24分33秒
- 『こちらシリウス3、敵ミサイルは、チャフも使って確実に避けるんだよ』
『ヘイロー4、このミサイルあんまり旋回性能も良くないみたいだよ〜』
『ひゃっ!・・・・ビューティ6、目の前をミサイルがすっ飛んでいきました〜・・・』
『エ〜!紺野、大丈夫だった?も〜う!なんて事するんだよ!
よーし、ロック・オン。シリウス3、フォックス1!』
圭織達も、ガンバッとるようやな〜。
裕ちゃんも負けてられへんな〜。
早う空対地任務終わらせて、空対空任務に戻ったろ。
ピッチ・スケールとベロシティ・ベクトルが安定し、
速度も900キロにまで落ちた。
高度は1900メートルやな〜、予定とはちゃうけど、こっからマーヴェリック発射や。
「高橋、これからマーヴェリックを発射するから、敵機の警戒頼むな?」
『任せてください〜。もう、バッチリ周囲に目を光らせていますよ〜』
「ありがとな、けど、高橋。自分自身にも気を付けなあかんで〜?」
- 209 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月14日(日)04時26分16秒
- 眼下に広がるコンビナートのガス・タンクと広い給油所の間の道路に、
4連装機銃とレーダーを備えたキャタピラー車輌のZSU-23を1台発見した。
早速、MFDにマーヴェリックとの画像リンクを呼び出し、
コントローラーで狙いを付けると、発射スイッチを押した。
「メビウス1、AAAの1台にマーヴェリック発射」
『マーヴェリック発射を確認。
メビウス1、ZSU-23が射撃体勢に入っている。
充分気を付けてくれ。A-7の二の舞にはなるんじゃないぞ?』
「そんな過去のこと、言わんといて〜!
それにイーグルは、そんなにへぼくないんやから」
- 210 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月15日(月)00時22分39秒
- 返信しま〜す。
189さん>贅沢ですか〜。1機約200億円ですからね〜。
けれど、60年前と今の戦争では、全く状況が違うので・・・
555FTSさん>また、訪問しますね♪
160さん>いえいえ、こっちこそカオリンの、
登場回数を減らしてしまってすいませんでした。
カオリンは最初からモーニング・リーダーにする予定でしたので、
それを、楽しみにしていただければ幸いです。
やぐちゅー中毒者セーラムさん>ありがとうございます。
そちらのアマアマやぐちゅ〜が羨ましいです・・・
と言うことで、久々にプライベート編をやろうと思います。
リクにしたいと思うので、よければやぐちゅ〜以外(終盤に激甘を予定してるので)
の、カップリングとHレベルをレスしてください。
- 211 名前:3105 投稿日:2002年07月18日(木)22時51分58秒
- みきあやでかるーくお願いします。
- 212 名前:KG 投稿日:2002年07月20日(土)13時18分19秒
- 初めまして。たまたま通りがかったので読んでみましたが、なかなか面白いです。
ただ圭様が整備兵というのがちょっと残念です。あまり活躍しなさそうなので。
(永瀬ケイの代わりに登場→軍に復帰 と思っていたので)
最後まで読ませていただきますので頑張ってください。
それと一応リクエストしておきます。
「F-22を徹夜で整備している圭様とごま」をベリーイージーで。
- 213 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月20日(土)17時17分57秒
- 211に一票
- 214 名前:555TFS 投稿日:2002年07月22日(月)22時44分16秒
- >ヤグチュ〜みっちゅ〜狂患者 さん
ふと、最初の方を読み直して思ったこと・・・。
「空母に『ユリシーズ』って名前、ヤバくない?」
軍艦の命名基準は国によってまちまちですが、よりにもよって災厄の現況の
名前ってのはまず無いかな、と。こんな名前つけたら乗組員の士気が下がり
そうなんですが・・・。
ま、今更な発言ですけどね・・・(爆)
- 215 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月26日(金)00時29分49秒
- age
- 216 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月26日(金)14時32分00秒
- 『いいよ〜・・・そのまま・・敵機とヘッド・オン!
アンジェル7、フォックス2!スーパー・サイド・ワインダー発射!』
『おお、やったね〜、美貴ちゃん。
いいな〜全方向からロック・オンできるってのは〜』
矢口もいっとるけど、今作戦で圭織と藤本のMig-33には、
360度の全方向からロック・オンのできる、AIM-9Xを載せてるんや〜。
なんでも、それは、メーカーが最新商品のサンプルっちゅーことで、
何発か圭ちゃんのとこに送ってきたやつらしくて、
どうせならっちゅーことで、今までモーニングの中で、
サイド・ワインダーやアムラームを載せられへんくて、兵装面でコストのかさんでいた、
2人のMig-33のハード・ポイントを圭ちゃん達が改良して、
私らがいつも使うサイド・ワインダーとかのAAMを使えるようにしたんや。
- 217 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月26日(金)14時35分28秒
- 『アンジェル7のミサイルを発射確認。
敵対空車輌にマーヴェリック命中!破壊を確認した。
スカイ・アイよりペンギン5へ。
敵ジャギュア1機がラブリー2に近付いている。そちらの対応に当たってくれ』
『了解〜、てっもうロック・オンしてるよ〜。てことでフォックス1♪』
なんやごっちん、えらいリラックスしてるな〜。
ま、そんなことより、残りのZSUをやっつけんとな。
そして、ブリーフィングん時に頭に叩きこんどいた,
パイプライン・コントロール・センターのビルを発見した。
シェルロン石油コンビナートにいる、スパイからの最新情報が正しいんやったら、
そのビルの周りをぐるっと囲うように、3台のZSU-23が配置されてるはずや。
- 218 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月27日(土)04時28分43秒
- 『中澤さん、あのビルの影からZSUが出てきましたよ!
うわ〜!撃ってきた〜。3輌もいるとすんごい弾幕ですね〜!』
「ああ、こっちでも見つけたわ。
高橋、あんたは、弾の射程外に上昇しとりぃや。
よ〜し、ZSUを捕捉した。これから攻撃するな〜。
コンサドーレ・リーダー、もうマーヴェリック発射したから、攻撃準備に入ってもエエよ〜」
コール・サインがロシナンテ2のなっちに通信をすると同時に、
MFDに表示された3台の対空車輌を捕捉して発射スイッチを引き、
136キロの弾頭を抱えたマーヴェリックをそれぞれに撃ち込む。
イーグルの主翼下ハード・ポイントからミサイルが離れていき、
それぞれのシーカー・ヘッドが捉えたZSUに向かって飛翔していった。
- 219 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月27日(土)04時35分51秒
- 『こちらコンサドーレ・リーダー、了解したべさ。
ロシナンテ2よりコンサドーレ全機へ、
裕ちゃんがZSU潰したら、高度400メートルでコンビナートに進入開始、
その後は、各自ブリーフィングで割り振られたパイプラインに、ロケットを叩き込むんだよ?
いいね、くれぐれも他のとこには攻撃するんでねーよ?』
『カントリー1、了解。ねーさん、ちゃんと破壊してくださいね〜』
『デインジャー4も了解。村っちゃん、ロケット・ランチャーの準備できた?』
『う〜ん、慎重に撃ち込まないと他の所に誘爆しちゃうからね〜、ああー緊張しちゃうよ〜』
『村田は本当に心配性なんだから〜、大丈夫よ。
訓練と同じように撃ち込んでやればいいのよ、ねえ、雅恵?』
『そうそう、ひとみちゃんの言うとおり、がんばりな村っちゃん』
- 220 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月27日(土)04時43分26秒
- ほんと、凄い弾幕やな〜。
曳光弾が揺れる火花みたいにこっちを狙ってくる。
発射速度の速いZSU-23の特徴やな。
けど、もうすぐ、それもマーヴェリックに喰らい付かれて静まるやろ。
よっしゃ、上手くマーヴェリックが喰らい付いたで〜。
そして、こっちを狙ってた、曳光弾が飛んでこなくなり、
私の放ったミサイルが、ZSUがおったところに派手な花火を打ち上げた。
あっ、上空でなんやミサイルを避けようとしてる機体が・・・
あの様子から見ると、ごっちんが攻撃したジャギュアやな〜。
あ、命中した。
空中に浮かぶ花火を、バックにごっちんのF-22が誇らしげに、弧を描いて飛び去った。
- 221 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月27日(土)04時44分30秒
- 『こちら、ラブリー2。ZSUの破壊を確認しました。
中澤さん、あとはコンサドーレの護衛に移りますか?』
「そうやな、高橋。
メビウス1、これよりコンサドーレの護衛に移る。
圭織、そっちのCAPはどうなってる〜?
なんやったら、裕ちゃんだけでも大丈夫やから、高橋に応援行かせようか?」
『ああ、裕ちゃん、大丈夫だよ〜。
こっちは、もう全部片づけちゃったからさ。
いや〜、新型ミサイルは性能抜群だね〜。しつこいぐらいに敵機を追いつめちゃってさ〜』
「へ〜、そんなに新しいサイド・ワインダーは、性能エエの〜?」
『そうなんだよ〜、裕ちゃ〜ん。
矢口の攻撃は外れてばっかなのに、圭織と美貴ちゃんは簡単にやっつけちゃってさ〜』
そうこう、圭織達とやり取りしてるうちに、
なっちの操縦するF-2Aを筆頭にコンサドーレが、コンビナートに達し始めたようや。
『ロシナンテ2より全機へ、攻撃開始だべさ!』
『『了解!』』
なっちの合図に対しコンサドーレ一同が、待ってましたと言わんばかりに返答する。
- 222 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月27日(土)04時46分40秒
- コンサドーレでは、なっちのF-2Aを始めとして地上攻撃に優れた機体が使われてる。
コール・サインがそれぞれ、カントリー1,2,3の、りんね、あさみ、里田はF-1攻撃機に、
柴田・村田のデインジャー4と大谷・斉藤のデインジャー12は、複座型のF-2Bを使っている。
どれも対地能力はエエねんけど、空戦能力には劣ってしまうから、
もしも敵戦闘機が襲ってきたときのために、私らが護ってやらんとあかんのや。
前方では、F-1、F-2がまるで針の穴を狙うように、正確にパイプ・ラインへロケットを撃ち込んでいる。
いたるところでパイプ・ラインはロケットの命中によって寸断されていき、そこから黒煙が上がり始めた。
- 223 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月27日(土)04時49分03秒
- 『こちらスカイ・アイ、ヴァイパーとヴェーゼルが全目標を破壊した。
スカイ・アイよりコンサドーレ、パイプ・ライン施設への攻撃状況のほうはどうなっている?』
「もう、充分なんちゃうん?なあ、なっち?」
『そうだね〜、目標になってるパイプ・ライン全部には、もう、ロケットを撃ち終わったからね〜』
『いま、地上のスパイから連絡が入ったようだ。
それによると、全パイプ・ラインは稼働を停止したようだ。
よし良くやった、任務完了だ。全機そのまま西に抜けて全機帰還ラインに入ってくれ』
はあ〜、終わった〜。結局、今回は対地攻撃しか、できへんかったな〜。
おかえで抜群を誇るイーグルの空戦能力を発揮できひんかったがな〜。
これじゃあ、宝の持ち腐れやっちゅ〜ねん!
- 224 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月27日(土)22時52分04秒
- いよいよ奴らが・・・楽しみです。
自分も211に1票です。
- 225 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時35分24秒
- 「あ〜あ〜、圭織と藤本は新しいミサイルで敵機をバッタバッタ落とすし、
ごっちんはステルスで簡単に敵に近付いてやっつけてしまったしな〜。
裕ちゃん、今回はエエ見せ場無しやったわ〜」
『そんなこと無いですよ〜。
中澤さんが活躍したお陰で、安倍さん達の攻撃が上手くいったんじゃないですか』
『そうですよぉ、中澤さん。今日は、地上攻撃が見せ場がだったじゃないですか』
「ありがとな〜、紺野〜、高橋〜。
こんなにやさしい子が一杯で、裕ちゃん嬉しい〜♪
せやからさ〜、ごっちん〜。私のイーグルと機体取り替えてくれへん?」
『エエ〜、いやだよ〜。アハ♪』
「そんな〜・・・
まあ、私もイーグル扱い慣れてるから、このままでエエねんやけど」
そんなことを、みんなと通信でやり取りしながら、
私らハロー・エンジェルの13機は、帰還ルートに向かって飛行していた。
- 226 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時37分08秒
- 『こちら、スカイ・アイ。警告!5機の未確認機を捕捉!
高速で方位350から北部区域に接近中、・・・Su-37!?何て事だ!黄色中隊だ!』
「なんやて!黄色中隊やって!?あいつら、こんな辺境にまで出張してくるんか!?」
黄色中隊・・・それは、エルジア軍第156航空隊の通称や。
この戦争における、ISAF航空兵力の損害のうち、
約4割が、この黄色中隊とストーン・ヘンジによるものと見られとるらしい。
その黄色中隊の腕前は相当のようで、噂では、5機で20機の部隊を全滅させたとも言われてる。
けど、コイツらはサン・サルバシオン・シティに駐留しとるんやなかったけ?
ここから、1000キロ以上は余裕であるはずやで〜。
- 227 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時39分09秒
- 『ウヒャ〜!黄色中隊〜。この状態じゃあ、ちょっとヤバクない、圭織?』
『矢口の言う通りだね。私は、もうサイド・ワインダー1発しかないし、
藤本はミサイル撃ち尽くしちゃってるし。何よりなっち達が一番危ないよ〜』
『エエ〜!黄色中隊〜!?どうしよう、どうしよう!ねえ柴田〜!?』
『村っちゃん、落ち着いて。安倍さん、これは素早く撤退するのが良くないですか?』
『ああ、私も賛成だべさ。だから圭織、高度を落としてとっととずらかるべ』
『飯田さん、私も賛成です。コンサドーレを護衛しながら早く撤退しましょうよ』
『よっし、みんな、藤本の言うとおりコンサドーレを護りながら撤退するよ』
ちゅーこって、私らは黄色中隊の追撃を振り切るため、
アフター・バーナー全開で低空を飛び、帰還ルートへと向かいつつあった。
- 228 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時40分44秒
- 『こちらスカイ・アイ、全機交戦せずに作戦空域を離脱するんだ!
作戦後で兵装が乏しい上に、機体の性能差も大きい。
KC-135を作戦空域外に用意しておく、燃料は気にせず、とにかく突っ走れ!』
スカイ・アイが必死で全機生還させようと指示を出している。
せやけど、北部区域で作戦を展開していたヴァイパーは、トーネードが主体や。
速度では明らかに、黄色中隊のヤツらが上やん・・・
『こちらヴァイパー、まずい!何機か黄色に食い付かれた!
あれが人間の成せる動きか!?ああ、また1機やられた!このままじゃあ全滅だ!』
「くそ〜、何とかできひんのか〜?
このままじゃあ、ヴァイパー隊がやられてしまうやん!」
スカイ・アイが送ってよこすデータ・リンク画像から、
次々とヴァイパー隊の機影が消えて行く・・・
- 229 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時42分56秒
- 『ヘボ空軍のくせに・・・』
静かではあるが怒りに満ちたごっちんの声が、無線を通じて聞こえてきた。
まさか、ごっちん・・・
『ペンギン5、何をやってるんだ!?
黄色とやり合うつもりか!?
いくらステルス機といったって、たった1機じゃ無茶だ!』
スカイ・アイが悲鳴に近い声をあげる。
その、まさかやった。
ごっちんのF-22はアフター・バーナーを煌めかせながら、
黄色中隊がヴァイパーをいたぶってる方へと飛んで行っていってしまった。
- 230 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時44分57秒
- 『何やってるんだよ、後藤!?』
『真希ちゃん!飯田さん、中澤さん、どうしましょう!?』
「エ〜イ!しゃあない!圭織、私がごっちんを連れ戻してくる」
『そんな、裕ちゃんまで危険になっちゃうよ!?』
「大丈夫や、私のイーグルにはAAMが手付かずで残ってるんや。
こいつで黄色を威嚇して、その間にごっちんを連れてくる。
せやから圭織、あんたらは、早うなっちや、りんねをちゃんと帰還させるんやで?」
『う、うん、解ったよ。裕ちゃん・・・』
『裕ちゃん・・・絶対戻ってきてね?』
「矢口・・・大丈夫や。裕ちゃんは、そんな簡単にやられへんよ。
それに、矢口を誘う約束、まだ果たしてないしな・・・」
『裕ちゃん・・・もう、こんな時にまで』
矢口の柔らかな声に見送られ、私はごっちんの追跡を開始する。
「スカイ・アイ、いまごっちんはどないなってんのや?」
『すごい・・・ペンギン5は1機で黄色中隊とドッグ・ファイトを繰り広げている。
どうやら、ヴァイパー隊を逃がすために時間稼ぎをしてるようだ』
「了解、私もミサイルを撃ち込んでヤツらをちょっと脅かしたるわ」
- 231 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時46分33秒
- 「ごっちん、私や!まったく勝手に動いて。応援に来てやったっちゅーねん!
そっちは苦しそうやな、これから黄色にアムラームを撃ち込んだるから、
ヤツらが回避に入って隙が出来たら、その内に上手く逃げるんや!」
『あ、裕ちゃん・・・あのね、黄色にエンジンをやられたトーネードが、まだ近くに居るの。
そのトーネードも上手く逃げれるようにしてあげてね・・・』
「ごっちん・・・やられるんやないで!?
こちらメビウス1、エンジンをやられたっちゅうトーネード、聞こえてるか?」
『はい、こちらアントニオ8、聞こえてます』
「これからアムラームを黄色に撃ち込む、IFFをちゃんとしとくんやで?」
『はい、解りました』
そして、レーダーを操作して、黄色中隊を捉える。
「よっしゃ!ロック・オン完了。いくでごっちん?フォックス1!黄色にスラマー!」
私が放った4発の空対空ミサイルが、尾を曳いてSu-37へと突き進んでいく。
さあ、あとはあんたの腕次第やで〜、後藤真希少尉?
- 232 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時49分19秒
- さあ、ミサイルは、もう黄色に到達する頃や・・・
ごっちん・・・やられたりしたら承知しんで?
『いいぞ、メビウス1!ミサイルは当たらなかったが、黄色が撤退していく。
近くにいたアントニオ8も無事のようだ。
ペンギン5もレーダーで確認した限りでは無事のようだ』
「了解、スカイ・アイ。あとは私が直に確認するわ」
あ、いたいた、ごっちんのF-22や。
ウワ!何や?主翼に穴開けられてるやん。
「オ〜イ、ごっちん大丈夫か〜?」
『あ、裕ちゃん・・・ゴメンね。
私が熱くなったばっかりに、勝手な行動して裕ちゃんまで巻き込んじゃって・・・』
- 233 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)06時51分59秒
- 「まあ、圭ちゃんの雷の1つは覚悟しといたほうがええな〜。
ステルス機に穴なんて開けられた日には、また圭ちゃん徹夜で修理やろうからな〜」
『う、それは、黄色が100機より恐ろしいかな・・・アハ♪・・・』
「せやけど、黄色とやり合って無事やったなんて、結構やるやん。
アントニオ5、そっちはエンジンやられたっちゅーとったけど、大丈夫なんか?」
『はい、アフター・バーナーがやられちゃいましたけど、巡航する分には大丈夫です』
「そうか〜、こっからやったら、私らの基地が一番近いわ。
エスコートしたるから、私らんとこにきいや」
『そうですね、そちらの基地の整備はピカ1だって、噂に聞きましたし』
それって、辻・加護の事か?
そうやで〜、確かに、あの2人はピカ1の整備士に間違いあれへんな〜。
あ、太陽が水平線の彼方から現れてきた。
例え、こんな状況でも、日はまた昇る、か・・・
MISSION5
〜LIFE LINE;100万バーレルの生命線 OPERATION;EARLY BIRD〜作戦完了〜
- 234 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年07月28日(日)07時58分46秒
- 3105さん>ミキティとあややのカップリングでかるーくですね?
なんか新鮮な組み合わせですね。
KGさん>すいません・・・ケイ繋がりがあったのををすっかり忘れていました。
何れにせよ、整備士のまま圭ちゃんをくすぶらせることはしないので。
カップリングけいごまで、ベリーイージーですね?
213さん>ミキアヤに一票ですね?
555TFSさん>ほんとですね。投稿した後で空母と1994XF04の名前が一緒なのに気付きました。
まあ、空母に名を残した大統領なりとアステロイドの発見者の名前が同一だったと言うことで。
224さん>こんな感じになってしまいました〜。これじゃあ物足りないですか?
ミキアヤに一票ですね?
リクは、ミキアヤ三票とケイゴマがでました。
MISSION6に入る前に、両方とも書こうと思います。
それでは、次回の更新まで〜。
- 235 名前:3105 投稿日:2002年07月28日(日)22時29分08秒
- またまたリクを聞いてもらえるようで嬉しいです。
黄色は誰になるのかめっちゃ気になります。(特に13)
続きを楽しみにしております。
- 236 名前:KG 投稿日:2002年07月29日(月)19時34分52秒
- Mission5執筆および研修ご苦労様でした。
僕のリクも聞いていただけるようですね。ありがとうございます。
少し不安ですが.....楽しみにしております。
- 237 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月02日(金)01時08分16秒
- 『メビウス1、給油完了だ。これよりブームを回収する』
「了解、ありがとな〜。ごっちん、私の給油も終わったから、基地に戻るで〜?」
『ハ〜イ。けど、帰ったら圭ちゃんの雷か〜・・・また、亡命しちゃおうかな?アハ♪』
『その技術主任の保田さんは、そんなに怖い人なんですか〜?』
「さあ、どうやろうな〜?
詳しいことは知れへんけど、圭ちゃんも前はパイロットやったんやって、
それでな、私も参加したことがある紛争ではな〜、
なんやデストロイヤー・ケイとして敵地上軍に恐れられてたらしいで〜」
同じ基地に所属するKC-135から伸びた給油ブームが回収され、
私はイーグルをごっちんのF-22と、小川、新垣の載るトーネードに合流させた。
黄色中隊と一戦を交えた後、私らは無事に作戦空域を離れ、
スカイ・アイの手配してくれた空中給油機から給油をして、
私と主翼に穴を空けられたごっちんのF-22は、
ヴァイパー隊の生き残り、アントニオ8のトーネードを引き連れて基地へと向かっていた。
- 238 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月02日(金)01時13分00秒
- そして無事に着陸し、補修を受けるため、それぞれの機体をハンガーへと格納した。
損傷したとの連絡を入れておいたので、F-22とトーネードIDSは早速修理へと回された
「ちょっと、後藤!あんた何て事してくれたのよ!
こんな大きな穴開けてくれちゃって〜!ああ・・・また徹夜で肌が荒れるわ・・・」
「ごめんね〜圭ちゃーん。後藤も手伝うからさ〜」
案の定といってエエのか、ごっちんのF-22を見た圭ちゃんがお怒りの声を上げた。
圭坊〜そんなに怒ると、また、辻や加護が『おばちゃん怖ーい』って言うで〜。
圭ちゃんと辻・加護達に機体を預けて、私らはヘルメットや耐Gスーツを待機室に置いて、
デブリーフィングをするため、先に帰還した矢口やなっち達の待つブリーフィング・ルームへと向かった。
- 239 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月02日(金)01時15分53秒
- 「あ!裕ちゃん、ごっちん!」
ブリーフィング・ルームに入った私らを、矢口が出迎えてくれた。
「裕ちゃん、大丈夫だった?黄色とやり合ったんだって?」
「エー!よく、無事でしたねエ?中澤さん?」
「いや、黄色とやり合ったのはごっちんやて、圭織、高橋。
で、その時にF-22の主翼に穴を開けられてな、それを見た圭ちゃんがメッチャ怒ってんねん」
「も〜裕ちゃん、そんなこと言わないでよ〜!」
「にゃはは〜。あ、それと、こっちの2人はな、
ごっちんが圭坊の雷をも顧みんと、護ってくれたヴァイパー隊の生き残りや」
「初めまして、アントニオ8のパイロット、小川真琴少尉です」
「同じくアントニオ8のバック・シーター、新垣里沙少尉です」
「まあ、そう堅くならんといてーや。早速やけど、デブリーフィングといこうや」
今回の作戦では、圭織、藤本、紺野、ごっちんが敵機を数機撃墜した他には、
私の、マーヴェリックによる攻撃での対空ユニット破壊、
なっち達コンサドーレのパイプ・ライン破壊が、私らハロー・エンジェルの戦果や。
- 240 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月02日(金)01時24分33秒
- 黄色中隊によってヴァイパー隊に大きい被害が出てしまったけど、
ターゲットへの攻撃は全て成功したみたいやったから、
当初の目的通りに、コンベース港への燃料供給を絶つことが出来たみたいや。
それによって、ノース・ポイント攻略のために、
コンベース港に集結しとったエルジア第三連合艦隊は、
燃料補給待ちで足止めを喰らうことになったみたいや。
無敵艦隊への燃料供給が再会されるのは、1週間後と見られとるから、
その間に新たな作戦が展開されるのは間違いあれへんやろ。
何故かっちゅーたら、空母〈ユリシーズ〉の航空団数個が、
〈ユリシーズ〉を飛び立ち、ここに前線展開することになったし、
総司令部では今頃必死になって情報収集に奔走しとるみたいやねん。
それからみて、無敵艦隊攻撃に関する作戦は近いうちに発表されるやろう、
っちゅーのが、みんなの一致した意見やった。
- 241 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月02日(金)01時26分57秒
- そんな中、午後になって〈ユリシーズ〉航空団が私らの基地に次々とやって来た。
その中には、みっちゃんや松浦達も含まれていたんや〜♪
〈ユリシーズ〉からやって来た部隊に割り当てられたハンガーに足を運び、
ジャッカルの描かれたF/A-18Cを見つけて、みっちゃんとの再会を果たす。
「みっちゃ〜ん、久しぶりやな〜♪」
「裕ちゃ〜ん、また会えたな〜♪
てかな、自分、これからは私を呼び捨てで呼んだらアカンよ〜?」
「何やねんそれ〜?あんた昇進でもしたん〜?」
「そうやで〜、〈ユリシーズ〉航空団第115戦闘攻撃隊ジャッカル、
そこの指揮官をやることになってな〜、今じゃ裕ちゃんよりも上の大尉やで〜」
「けどな〜、いっくら大尉やっちゅーたって、
愛機がホーネットやったら私のイーグルには敵わへんやろ〜?」
「何ですのん?何だったら裕ちゃんのイーグルと勝負しましょうか〜?」
「まあまあ、お二人とも落ち着いて。
それよりも今日は、またみんなで飲もうじゃないですか〜?」
「松浦〜あんた完全に酒覚えたやろ〜?」
「あやや〜、解っちゃいましたか〜。そうなんです、松浦はお酒の味を覚えちゃいました♪」
- 242 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月02日(金)01時31分09秒
- そういやこの子、前にみんなで飲んだときに、
『あやや〜酔っ払っちゃいました〜』、とか言うて藤本に寄りそっとたよな〜。
あの時、藤本も満更やなさそうな顔しとったしな〜・・・今日辺り・・・やな。
ちなみに、みっちゃん率いる、第115戦闘攻撃隊ジャッカルの編成は、
ジャッカル・リーダーのみっちゃんを始めとして、
トムキャットを使用する吉澤と石川、トロピカル5の松浦。
それ以外には、Su-33シー・フランカーを操る、コール・サインがシスコ2の稲葉貴子少尉、
コール・サインがココナッツ9で、複座型のF/A-18Fを使う、
パイロットの木村アヤカ准尉、バック・シーターのミカ・トッド准尉、
さらに、みっちゃんのF/A-18Cを性能向上させた、
F/A-18Eを駆るのは市井紗耶香中尉、彼女のコール・サインはキュービック14。
これらが、ジャッカルの構成やねん。
そして、夜になれば、私らハロー・エンジェルとジャッカルは、
無敵艦隊攻撃への景気づけと、お互いに仲良くなるために近くのバーへ繰り出すんや♪
- 243 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月03日(土)18時33分20秒
- MissionX
〜PRIVATE MIKIAYA;アルコール・ナイト OPERATION HOLD ON ME SOFTLY〜
ここは基地の近くにある私達の行きつけのバーです。
私達ハロー・エンジェルと、平家さんや亜弥ちゃん達のジャッカルは、
ここに繰り出し、さっき飲み始めたばかりなんですが、アルコールが入って、もう大騒ぎです。
(〜#^◇^#)つ アイ〜ン!
( #‘д‘#)つ アイ〜ン!
( #´D`#)つ アイ〜ン!
(#“∀“ #)つ アイ〜ン!
从#~∀~#从 矢口〜!カゥワイィ〜〜!
( #`◇´#) 変わってへんな〜。裕ちゃんの矢口LOVEは。
( #`w´#) もう、アソコまで行ったら、ヘタレ通り越して愛やな、愛!
川# ’ー’#川 呼びましたかー?
∬#`▽´#∬ 何だこのヤロー!
川o#・−・#) 真琴ちゃん、酒癖悪いよ〜・・・
(# ・e・#) 今日は特に悪いかもね〜・・・
- 244 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月03日(土)18時34分23秒
- (#0^〜^0#) 梨華ちゃ〜ん♪
(# ^▽^#) ヨッスィ〜♪
(# ゜皿 ゜#) ガピー・・・方位12・・・着陸進・・・
ヽ#^∀^#ノ おお、いいぞ〜!エルジアの無線を傍受したぞ〜♪
(#ア^ヤ^カ#) すご〜い、リベットより良いんじゃない?
川#´∀`#川 エリント要員に欲しいですね〜。
(#●´ー`●#) 無敵艦隊なんか、93式でたたんじまうべ!
(#⌒ー⌒#) ・・・・・・んん〜〜〜?
(#o゚v゚o#) りんね、目がトローンとしてるよ〜。
(#マ⌒_ゝ⌒イ#) たたんじゃえ、たたんじゃえ!
川#σ_σ#|| いよいよ無敵艦隊攻撃!F-2の本領を発揮ことができるね。
(#‐Δ‐#) エエ〜!でも、相手はイージス艦も持ってるんだよ〜!?怖いよ〜!
(#0⌒v.⌒0#) 大量にミサイルを撃ち込んでやれば、イージス艦なんて大したこと無いわよ。
(# ゜o ゜#) そうそう、戦艦が戦闘機に敵うはずなんてないんだから♪
- 245 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月05日(月)14時11分44秒
- どの台詞が誰かわからない・・・困った。
- 246 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月06日(火)02時31分05秒
- と、みんな、こんな感じに出来上がってるんです。
けど私は、もう最初のビールだけで酔い潰れちゃってます・・・
まるで高G機動を掛けたときのように、頭がふらついちゃって・・・
「あやや〜?美貴ちゃん、もう酔っちゃったの〜?」
混沌とした頭に、澄み渡るように聞こえるこの声は・・・
真っ赤な短パンに、ブーツ、そしてピーチ・カクテルを手にした亜弥ちゃん・・・
「あ、亜弥ちゃん・・・私〜、もうらめ・・・」
「あやや〜、仕方ないな〜。美貴ちゃん、こっちに来なよ〜」
私は、亜弥ちゃんに肩を担がれ、おぼつかない足取りでバーの外へと行きました。
まるで泥沼を歩いてるみたい・・・
ここは〜?
どこ〜?
亜弥ちゃ〜ん・・・
- 247 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月06日(火)02時33分07秒
- ・・・
気が付くと、夜空一面に輝く星が目に入ってきた・・・
どうやら、バーのルーフ・バルコニーに寝かされているみたい。
「気が付いた?美貴ちゃん?」
亜弥ちゃんが上からのぞき込んでくる・・・私は、彼女に膝枕をされているみたいだ。
見上げるように目に入る彼女の顔も、ほのかに紅葉してる・・・
「亜弥ちゃん・・・ありがとう・・・」
と言おうとしたんだけれど、私の口は彼女の唇に塞がれてた。
ほのかにピーチとアルコールの香りがする亜弥ちゃんからのキス・・・
「ん・・・!」
彼女の手が、私のジーンズのホックに触れる・・・
「美貴ちゃん、こういうの嫌い?」
彼女が、いつも見せる『あやや〜?』といった表情で、私を見つめる・・・
「ううん、嫌じゃないよ・・・亜弥ちゃん」
私は、全てをアルコールのせいにする事にして、亜弥ちゃんに全てを委ねました・・・
けど、亜弥ちゃん。まずは、そっと口づけて・・・
MissionX
〜PRIVATE MIKIAYA;アルコール・ナイト OPERATION HOLD ON ME SOFTLLY〜作戦完了(?)
- 248 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月06日(火)02時53分44秒
- 3105さん>リクに関しては戦闘機とかは常時、カップリングは指定したときだけですが受け付けてますよ。
黄色ですか・・・?
う〜ん、ハロプロメンバーは、みんなISAFや戦場レポーターに決めてあるからな〜;
黄色はオリジナルと同じ人ということで・・・
KGさん>あれれ?何故研修のことをご存じで?
どうでしょう?今回、圭ちゃんの過去を少し語ってみましたが?
不安を払拭できるよう、がんばらさせてもらいます。
245さん>すいません。解らない顔文字があったらレスしてください。
けど、こんなに大規模なのは、もうしないと思います。
さて、ミキアヤの反響が怖いですが、続けてケイゴマにいきますか!
- 249 名前:3105 投稿日:2002年08月06日(火)22時48分05秒
- ミキアヤよかったっす!
黄色がメンバーじゃないのは少し残念ですが戦場レポーターになるメンバーの方が
気になります。
ケイゴマ・・・あのニュースが残念でなりません。
- 250 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月09日(金)06時07分19秒
- MissionX
〜PRIVATE KEIGOMA;ぴったりしたい夜 OPERATION;BE IN LOVE〜
ふう・・・
「オッケー!窒素ボトルが上手く連結できたわ。
これで、ジェット燃料スターターが機嫌良くエンジンを吹かしてくれるわ。
みんな、お疲れ様!最後の仕上げは私がするから、もう上がって良いわよ」
「お疲れさまでしたー、チーフ」
「では、お先に失礼しまーす」
後藤のF-22の修理に付き合ってくれていた整備のみんながハンガーを後にしていく。
さてと、少し休んだら、もう一頑張りと行こうかしら。
それにしても、辻と加護ったら!
この修理を放ったらかして、裕ちゃん達と飲みに行くなんて・・・
私は近くに置いてある、ハープン対艦ミサイルを収納してあるコンテナに腰掛けた。
- 251 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月09日(金)06時09分10秒
- 「圭ちゃーん♪お疲れさま〜。アハ♪」
この声は・・・
振り返ると、そこには屈託のない笑みを浮かべ、この修理の原因を作ってくれた彼女が居た。
「あのね。後藤、圭ちゃんのために差し入れ作って持ってきたんだ〜」
「ん?差し入れ〜?」
私の隣りに腰掛けた彼女は、ミルク・ティーの入ったカップとサンド・ウィッチの盛られた皿を掲げて見せた。
「ありがとう、けど、先に手を洗ってくるわ。
あんたのラプターをいじってたら、手がオイルまみれになっちゃたからね」
「そんな必要はないよ〜、圭ちゃん。後藤が食べさせてあげるよ♪」
「エエ〜?」
と、彼女は言葉通りにサンド・ウィッチを掴むと、私の口元に運んできてくれた。
- 252 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月09日(金)06時13分14秒
- 「はい。圭ちゃん、ア〜ンして♪」
「もう・・・」
私は渋々ながらも、彼女の言うとおりに口を開けた。
「ハ〜イ。どう美味しい?後藤の特製ジャム・サンドは?」
「ま、食べられないことは無いわね。とでも言っておこうかしら?」
私は笑みを交えて、かなりカーブの掛かった感謝の言葉を彼女に言った。
「アハ♪圭ちゃんったら、意地悪だな〜。ねえ、次はミルク・ティーどう?」
「うん、けど、それは自分の手で貰うわ」
「ハイ、どうぞ♪」
彼女からカップを受け取り、ミルク・ティーを口にする。
あ、砂糖多めで甘〜い。
疲れたときには、うれしいわね〜。
- 253 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月09日(金)06時18分38秒
- 「あ、圭ちゃん。こんな所にジャムがついてるよ」
「え?どこどこ?」
「待って。後藤が取ってあげる♪」
そう言って、私の唇に彼女は自分のそれを重ねてきた。
「!?」
一瞬、彼女が何をしてきたのか飲み込めずにいたが、
空いている左手で彼女の肩を押して、絡みついてきた彼女を一旦離した。
「ちょと待って・・・一体何する気?それに、私オイルまみれなんだよ?」
「圭ちゃんがどんな状態だろうと後藤は構いませーん。ねえ、だからさ♪」
と、彼女はあの笑みを浮かべながら言い、私の体をコンテナの上に押し倒しました。
「解ったわよ・・・もう、好きにして!こう疲れていると、抵抗する気にもならないわ」
「アハ♪じゃあ、お言葉に甘えて♪」
私を組み伏せた彼女は、そう笑顔で言いながら、
私が着用してる作業服のジッパーを開いていくのであった。
「後藤、どうせなら、あれ以上に私をふっ飛ばしてみせなさいよ」
私は、まだ完全に修理の終わらないF-22を指し示して言った。
そして私は彼女に導かれて、空を駆けていった・・・
MissionX
〜PRIVATE KEIGOMA;ぴったりしたい夜 OPERATION;BE IN LOVE〜作戦完了
- 254 名前:KG 投稿日:2002年08月09日(金)16時42分48秒
- ありがとうございました。とても良かったです。
圭様の過去も少し明らかになりましたね。僕の妄想では乗機はA-10だったので、
あの設定は嬉しいです。
次はコンサドーレ最大の見せ場ですね。楽しみにしています。
それと「研修」の件ですが...別のサイトに書き込まれてましたよね?
- 255 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月09日(金)17時19分42秒
- 244のアヤカが言った、「リベット」の意味がやっと解った・・・
- 256 名前:名無しさん 投稿日:2002年08月09日(金)17時44分14秒
- R/UGB-84Dのコンテナに腰掛けると言うのは結構怖い。
BGM-109Aならもっと怖いが・・・。
- 257 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月09日(金)19時47分47秒
- KGさん>喜んでもらえて嬉しいです。
>>妄想では乗機はA-10〜
実はAH-1Wのガナーと考えていたんですが、A-10の方向で書かせて貰いますw
>>コンサドーレ最大の見せ場〜
そうですね、あの46cm砲を持つヤツも出てきますしね。
>>「研修」の件ですが〜
納得しましたw
255さん>すいませんでした!
はしょりすぎでしたね?
リベットとは、RC−135Wリベット・ジョイント偵察機の事です。
256さん>それもそうですねw
けど、安全ピンを抜かなければ、蹴ろうが火に放り込もうが大丈夫ですよw
普段兵器を扱い慣れてる、圭ちゃん達の成せる技というとこですねw
ちなみに、圭ちゃんが腰掛けたのは、航空機発射型のAGM−84です。
BGM-109Aは、確か核弾頭搭載のトマホークでしたね?(汗
- 258 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月09日(金)20時02分31秒
- 3105さん>ミキアヤ、あんなんで良かったですか?w
黄色に関してはすいませんね。
今回はISAF側主点での話を書いてみたかったので。
戦場レポーターは、卒メンの1人とでも言っておきましょうか。
一連の卒業・再編成ニュース・・・私はみっちゃんの卒業がショッキーでした。
先週のANNSSでの、裕ちゃんの思わずポロリ・・・みっちゅ〜の絆の強さを感じましたね〜。
さて、次は無敵艦隊攻撃。
コンサドーレの他にも、市井ちゃん、アヤカ・ミカのホーネットも活躍します。
もちろん、裕ちゃん達モーニングもねw
それでは、次回更新まで!
- 259 名前:256 投稿日:2002年08月12日(月)11時14分54秒
- ええ、核(200kt)搭載のトマホークですよ。
しかしキーを挿さない限り爆発も発射もできないので心配ありません。
精神的に恐怖を感じるだけです。
- 260 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月22日(木)08時39分55秒
- 期待sage
- 261 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年08月23日(金)16時37分09秒
- ただいまPCアボーンにより、ネット接続が不調です。
今月中には復帰したいと思ってますが・・・
Misson6は順調に作成中ですので、ネット接続が良好になり次第、更新します。
256番さん>200ktですか!
確かヒロシマと同威力・・・
ちなみに、通常弾頭型がMission6に登場しますよ。
260番さん>市井ちゃんの活躍ですね?
彼女の駆るF/A-18Eスーパー・ホーネットはマルチロール・ファイター!
エルジアの敵機だけでなく重武装の無敵艦隊にも大立ち回りを振るいます。
裕ちゃんと行動を共にするよう、仕込みますので、ご期待ください。
期待sageされてしまっている!ネット環境を直して早く更新せねば!!!
- 262 名前:259 投稿日:2002年08月24日(土)01時42分04秒
- http://homepage1.nifty.com/sm/main/senior/missile/tomahawk.html
- 263 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)02時56分29秒
- う〜ん・・・頭が痛いわ〜、昨日飲み過ぎたやろか・・・?
と、頭を抱えてベッドの中で唸っていると・・・
「裕ちゃん!オッハヨー!」
私の部屋に飛び込んできた矢口の甲高い声が響き、私を完全にノック・アウトした・・・
「あれ?まだ寝てるの?早く起きなよ〜」
誰のせいで起き上がれんなった思ってんのや・・・って、シーツめくらんといてや!
「ワ〜・・・裕ちゃんの肌って綺麗だね〜・・・初めてまともに見た・・・」
そう言って、私の産まれたままの姿にしばし見とれる矢口・・・
私の視線に気づいたのか、慌てて私の体から目線を逸らす彼女・・・
「アハハ・・・けど、今日はさすがに、みっちゃんが隣で寝ていたりはしないね?」
「・・・当たり前やん!私がほんまに好きなんは矢口だけなんやで〜?」
私をのぞき込むようにベッドの脇に立っていた彼女を抱き寄せて、
その柔らかそうな頬に、おはようの口付けをした。
唇と頬が重なった際、彼女の流れるような金髪が私の口に引っかかった。
やっぱ金髪ってエエな〜、母国の空軍におった頃みたいに染め直そうかな〜。
- 264 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)02時58分32秒
- 「もう・・・いきなり何するんだよ〜」
私の突然のキスに、顔を赤らめながらも笑顔で言う矢口・・・
クゥ〜!何で照れた顔も、こんなカワエエんや〜!
「それより、裕ちゃん。作戦会議だよ、作戦会議。
みんなブリーフィング・ルームに集まってるよ。裕ちゃんも服を着て早く来なよ」
「うん、解った。起こしてくれて、ありがとな〜。
裕ちゃん大好きな矢口に起こしてもらえて幸せやで〜♪」
そして私は、タンクトップとパンツを身につけ部屋を出た。
未だアルコールでハッキリとしない頭のまま、ブリーフィング・ルームで作戦内容を聞く。
今回の作戦目標は、私らがパイプ・ラインを破壊したことにより、
燃料補給が出来ずに機動力を奪われ、コンベース港で足止めを受けることになった、
ノース・ポイント侵攻作戦を狙う無敵艦隊ことエルジア第三連合艦隊を攻撃して壊滅することや。
この作戦は、ISAFがノース・ポイント共和国に司令部を移して以来、
最大規模の作戦になると予想されることから、海軍との共同作戦に成るっちゅーことやった。
せやから、みっちゃん達が〈ユリシーズ〉を離れて、ここに前線展開して来たんやな〜。
- 265 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時01分07秒
- 作戦内容はというと、
まず始めに、海軍第七艦隊水上戦闘艦グループの、
戦艦〈ミキィ・ティー〉を筆頭に、巡洋艦や大型駆逐艦が搭載する、
トマホーク巡航ミサイルに、ハープン、オトマートとかの長距離対艦ミサイルや、
第27爆撃航空団が誇る超音速爆撃機、B-1Bランサーからの空中発射式巡航ミサイルで、
コンベース港に停泊する無敵艦隊の戦略価値の高い艦艇、
つまり空母や対空能力抜群のイージス艦、それに加え近くの海軍航空隊基地を攻撃する。
その後で、私らハロー・エンジェル、みっちゃん達ジャッカルを始めとする、
戦術航空機部隊が、残った無敵艦隊に攻撃を仕掛けるという寸法やねん。
コンベース港は広大なことこから、作戦区域が幾つかに分けられる。
- 266 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時02分28秒
- 空母や巡洋艦等の戦闘艦が停泊している、コンベース埠頭、
揚陸艦や輸送艦が物資の補給を行っている、ニュー・コンベース埠頭、
潜水艦ドックや造船施設の集中する、入り江付近、
そして、コンベース港と外洋を繋ぐ海域が作戦区域になるんや。
私らハロー・エンジェルは、一番後者の作戦区域、
みっちゃんや紗耶香達ジャッカルは2番目のニュー・コンベース埠頭を担当することになった。
今回はコンサドーレの一番の見せ場になるやろうな〜。
新しく小川と新垣のトーネードIDSを仲間に加えたコンサドーレは、
対艦任務に優れた機体から成る部隊やねんから、周囲からの期待も大きいしな〜。
前回、黄色中隊にこっぴどくやられたヴァイパー隊は、部隊を解散せざるを得なくなってしまったんや。
せやから、アントニオ8はコンサドーレに編入されったっちゅーことなんやねん。
そんなこんなで、私らは機体と兵装の状況を見るために、
作戦会議を終えて、圭ちゃん達が必死で整備をしてくれてるハンガーにやって来た。
- 267 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時07分43秒
- 「圭ちゃん、いつもお疲れさま。機体の状況を見に来たよ」
「あ、圭織。みんな来てるところを見ると、作戦会議は終わったみたいね」
「圭ちゃん、どうだべ?93式は、ちゃんと届いてるべか?」
「大丈夫よ、なっち。93式も、ハープンも用意してあるわよ。
ちょっと、こっちに来てくれる?みんなの兵装を説明するわ。辻ちゃん、加護ちゃん、あんた達も来て頂戴」
「ヘイ!保田さん。行くで、のの?」
「ウウ〜・・・オヤツ食べてたのに〜・・・」
圭ちゃんにそう言われ、私らは兵装リストが散らばり、
メンテ・チェックに使うコンピューターが大部分を占める、彼女愛用のデスク付近に集まった。
「オッケー。まず、コンサドーレの兵装からだけど、
なっち、柴田・村田、大谷・斉藤のF-2には、93式をフルに4発でいいかしら?」
圭坊が兵装リストを手にしながら、コンピューターの兵器性能情報を引き出す。
- 268 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時10分19秒
- 「もちろんだべさ。ねえ、柴田?」
「ハイ、バッチリ決めてやりますよ。てか、バック・シーターが心配だけど・・・」
「ま、落ち着いていくのが一番よ、村田」
「うーん・・・ありがとう、斉藤〜」
「とにかく、ガンバっていこーよ。ね、村田?」
と、吉澤に負けず劣らずに男っぽい大谷が、気弱な村田の肩に腕を回し元気付けてる。
「次に、りんね、あさみ、里田のF-1だけど、どうやっても93式は2発しかダメだから、
あとは、サイド・ワインダー、スパロー、爆弾とかを載せるってので、どう?」
「そうですね〜・・・zzz〜」
「ちょ!ちょっと、りんね〜!」
りんね・・・もう、寝てるんか・・・?
里田も大変やな〜・・・こんな仲間がおると・・・
「小川と新垣のトーネードには、エグゾセを付けておくわね。
それと、モーニングだけど、圭織、藤本、後藤の機体に合うミサイルは無かったわ。
だから、三人の機体にはいつものAAMセットを搭載しておくから、制空任務に専念してもらえるかしら?」
「は〜い、じゃあ、藤本、ごっちん、私達は制空を頑張ろう!」
- 269 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時16分09秒
- 「みっちゃん、紗耶香、ココナッツのお二人達に載せるハープンがあれだったわね。
それと・・・このハープンは確か、メーカーが特別仕様で作ってくれたやつだったのよね?」
圭ちゃんは、ハープン・ミサイルを入れたコンテナの前に行って、
何やら、〈特注〉と書かれた2発のハープンを指し示し、辻・加護に聞いた。
「そうなのれす。だよね〜、亜衣ボン?」
「ハイ〜、このハープンには、あの戦艦〈タナガー〉の装甲を貫ける徹甲弾頭を、
メーカーさんに頼んで付けてもらってありまーす。
けど、オリジナルより重くなっちゃって、平家さんやミカちゃんのホーネットには、
ペイロード加重で載せられらないんで、ペイロードの大きい中澤さんのイーグルに載せま〜す」
「エエ〜!マジかそれ?オッケー!
あんな脅しにしか使われんような、古くっさい戦艦なんか、裕ちゃんが捻り潰したるで〜」
「ま、無理にタナガーに使えとは言わないけどね。
そうそう、矢口、紺野、高橋のF-16には、HARMとペンギンを搭載するわ。
イージス艦が第一波攻撃で沈黙しなかったら、HARMを撃ち込んでやりなさい。
さて、今回の兵装はこんな所かしらね〜・・・」
- 270 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時17分14秒
- 戦艦〈タナガー〉・・・
確か建造されたのは、約60年前の1941年やなかったかな?
何で、そんな古くっさい戦艦が未だに現役で旗艦をやっているんやろうな〜?
46cm砲と重厚な装甲を備える、その威圧的な風貌で相手を威嚇する為なんやろうか?
まあそんなこと、どうでもエエねん。
私らが無敵艦隊を撃ち破って、無敵航空隊に成ったるんやからな♪
その後、私らは景気づけとしてノン・アルコールのビールやワインで乾杯をした。
いくら何でも、出撃前にアルコールを摂取するのは、賢明とは言われへんからね。
そして、ついに出撃の時がやって来た。
みんな、もう、自分の愛機に搭乗してエプロンに機体を転がして、
離陸を今か今かと待ち構えてる状態やねん。
- 271 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月06日(金)03時23分32秒
- 私も愛機のイーグルに乗り込み、加護に最終チェックをしてもらい、
コックピットに乗り込み、シートベルトを締めて、キャノピーを下げてAPUを作動させる。
「グッド・ラック!中澤さん!」
加護のゴー・サインを合図に、ハンガーからタキシングを開始する。
滑走路からは、今作戦で私らに敵艦隊に関する情報をサポートしてくれる、
圭織の命名ユキドンこと、前田有紀ちゃんが搭乗するE-2Cホーク・アイが離陸していった。
そして、次にコンサドーレのF-1、F-2、トーネードが離陸していき、私が離陸する番となった。
「こちらメビウス1。これより離陸する。管制塔、離陸許可を頼むわ」
『こちら管制塔。了解、メビウス1の離陸を許可。思いっきり暴れてこいよ!?』
「了解、任しといてーや!」
一気にフル・スロットルに、入れ込みアフター・バーナーを作動させる。
そして、私の駆るイーグルは滑走路を疾走し、地面を蹴って再び大空に舞い上がりだした。
- 272 名前:名無しさん 投稿日:2002年09月06日(金)16時02分02秒
- 更新お疲れ様です。
これからもがんばってください。
それとF−1にはスパロー運用能力がなかったはず…
- 273 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月07日(土)08時34分42秒
- 272さん>応援ありがとうございます♪レス、もの凄く励みになります。
ここで、少し捕捉説明を(と言うか言い訳を・・・)
272さんも言ってますが、作中で現実ではあり得ない兵装が出てきたりします。
例えば、カントリーのF-1がスパローを搭載したりと、
実際には無いような戦闘機と兵器の組み合わせが出てきますけが、
ISAFでは、古今東西の航空機、兵器を運用しているため、
それらを出来る限り、広く運用可能にしようと、
圭ちゃん、辻・加護がハード・ポイント、兵装システムを改良したので、
F-1がスパローを搭載するというようなシチュが出てきたということなんです。
これ以降も、こういった事が描かれるかもしれませんが、
上記の理由が有るということで納得をお願いします〜n(__)n
あまり、無茶な組み合わせはしませんけどね。
- 274 名前:3105 投稿日:2002年09月07日(土)11時29分17秒
- 待ってましたよ〜!続きが読めて嬉しいです。
ミキアヤまた期待しちゃってもよいのですか?
みんなが活躍するのを楽しみにしています。
- 275 名前:たむ 投稿日:2002年09月10日(火)17時57分57秒
- こちらに書き込むのは初めてなので、ちょっとドキドキ(w
PCの調子も戻ったみたいですね(いつの話や?)
相変わらず所々のやぐちゅーに悶えてます(w
これからもカッケー裕ちゃん飛ばしまくってくださいね〜。
- 276 名前:SSNこそが最適、改ロス級萌え 投稿日:2002年09月12日(木)21時00分36秒
- F-1が2発の対艦ミサイルを積むと可動性が落ち絶好のシースパロー,
スタンダードの標的になるのは確実で、フェーズド・アレイ・レーダー
とCIWSに堅固に守られた艦隊に対艦ミサイルは事を成さないでしょう。
なおトマホークは弾頭を強化すれはするほど射程が落ちます。
ナブスター航法衛星はこの世に存在しますか? GPS無しで誘導するの
はかなりきついかと。
- 277 名前:補足ー276 投稿日:2002年09月12日(木)22時30分52秒
- トマホークは核搭載形を除く。
この世=小説の中の世界
- 278 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月16日(月)21時21分48秒
- MISSION6
〜INVINCIBLE FLEET;無敵艦隊の有終 OPERATION;ROUGH SEAS〜
2004年8月23日 P.M12:00 CLOUDY;30%
ロッキー島のヴァルヴォア基地を飛び立った私らは、
ベントン運河沖合を迂回して、南からコンベース港に進入するルートを飛行していた。
コンベース港まで1000キロに達した時に,
第七艦隊からのミサイル攻撃が始まり、そっちにエルジアの注意を引きつけるためと、
対艦ミサイルをシースキミング・モードで発射するために低空飛行へ移った。
『こちらスカイ・アイ。
海軍第七艦隊の戦艦〈ミキィ・ティー〉より入電。
各艦発射のミサイルは目標に到達し攻撃を開始したとのこと。
スター・アロー(第27爆撃航空団)の発射したミサイルも間もなく到達予定だ』
- 279 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月16日(月)21時23分56秒
- 「メビウス1からクライイング・ラビットへ、
コンベース港の無敵艦隊は、今どないなってんねや、有紀ちゃん?」
『こちらクライイング・ラビット、えーとですね。
現在トマホークを始め、〈ミキィ・ティー〉とかが発射した、
合計106発のミサイルがコンベース港に到達して敵艦隊に襲いかかっています。
敵のベリエール級イージス艦が、迎撃に躍起に成っていますね〜・・・
あっ!イージス・レーダーの反応が1つ消えました。
どうやら直撃したようですね。全ミサイルの6割が敵に打撃を与えているようです。
首尾は上々といった感じですね・・・
数隻の艦艇がコンベース埠頭から移動し始めています。
恐らく、これがハロー・エンジェルの担当海域に入りますね。分析できたら知らせますね』
「了解、ありがとな〜有紀ちゃん。
よっしゃー!イージス艦が沈んだんなら思いっきり暴れられるな〜♪
メビウス1よりロシナンテ2へ。
なっち〜、ついにコンサドーレの見せ場到来やな〜?」
- 280 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月16日(月)21時28分30秒
- 『この時を待ってたべさ〜。みんな、93式の準備は完璧だべか?』
『カントリー2、スタンバイ・オーケー!』
勢いエエな〜あさみ〜。あんたの得意な犬ぞりみたいにF-1も上手く飛ばすんやで〜。
『デインジャー12,雅恵、ドナエス級は私達が狩るわよー!』
『オッケー。瞳ちゃんこそ、空母を捕捉し損なわないでよ〜?』
ドナエス級は、確かエルジアの主力原子力空母やったな。
コンベース港には、4隻も集結しとるんやなかったっけ?
大谷と斉藤のコンビは大物狙いやな〜。
けど、空母にもCIWS(近接対空兵器)が有るのを忘れんなや〜。
『裕ちゃ〜ん、聞こえてるか〜?私や〜』
オッ!みっちゃんからの通信や。
みっちゃんや松浦達は、もう作戦区域に入っとるころやな。
- 281 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月16日(月)21時37分53秒
- 「聞こえてるで〜、みっちゃん。どしたん?」
『朗報でっせ〜。今、ニュー・コンベース埠頭に攻撃仕掛けてるんやけど、
ほとんどのイージス艦が、トマホークとかにやられて沈んではるは〜。
残ったヤツも、まだまだ飛んで来るのの対応に四苦八苦みたいでっせ〜。
敵機も、そう上がってへんし、飛んで来たやつもあっちゃんが、
華麗に撃ち落としてくれはりましたからね〜。
せやけど、戦艦〈タナガー〉が見辺りまへんねや。
多分、裕ちゃん達の海域に逃げてはると思うから、頑張って沈めたり〜や。
お!アヤカとミカが揚陸艦沈めた!私も負けてられへん!それじゃあな〜』
- 282 名前:メルトダウンに注意 投稿日:2002年09月16日(月)23時12分02秒
- 頼むから原子炉に直撃させないでくれー。
直撃したら半径30kから生物がいなくなる・・・。
- 283 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月23日(月)21時54分21秒
- 「りょうか〜い。ガンバリぃや〜。
矢口〜、聞ぃいた〜?イージス艦は、ほとんど沈んどるって〜」
『何だよ〜!せっかく、オイラ達がHARM積んできたのに〜。
ターゲットにイージス艦がないんなら、ワイルド・ウィーゼル(対空兵器制圧)のやり甲斐が半減だよ〜!』
「エエや〜ん、いっくらECM(電子妨害)ポッド搭載しとったって、
イージス艦なんかおったら、レーダー・ロックがめっちゃ大変や〜ん。
そんなんやったら、裕ちゃん安心して敵機と交戦できへんやん。
イージス艦以外にも、対空の巡洋艦や駆逐艦もおるんやから、
矢口は裕ちゃんが安心してドッグ・ファイト出来るように、
そいつらをワイルド・ウィーゼルでやっつけたってーな」
- 284 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月23日(月)21時59分13秒
- 『は〜い、裕ちゃんのためだ。紺野、高橋、イージス艦がいなくたって、気を抜くなよ!?』
『もちろんですぅ。中澤さんに危害を及ぼすヤツは、イィジス艦でなくたって容赦しねぇよぉ!』
『ビューティー6了解で〜す。
全兵装、オール・グリーン。いつでも、無敵艦隊を仕留めてやれますよ!』
う〜ん、ありがとな〜高橋〜♪けど、なんか柄が強くなってへんか〜・・・?
『こちら、スカイ・アイ。
ハロー・エンジェルの担当空域に敵機編隊を捕捉した。
トムキャット4機と、ラファールが2機だ。恐らく出港した空母から発艦したものだろう』
『ラファールですって!?敵にラファールがいるなんて、私の美学に反します!
ということで、ハローのみなさん、位置が近いんで、お先に頂いちゃいますね♪』
『エエ〜!私達の獲物も残して置いてよ、亜弥ちゃ〜ん』
『あ、美貴ちゃん♪うん、じゃあトムキャットは残しておくね♪
ということで、トロピカル5、フォックス1!落ちろ!ラファール!』
全く・・・あのラブラブ・バカップルは・・・
- 285 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月23日(月)22時03分57秒
- 『こちらクライイング・ラビット。
コンベース港を脱出した敵艦の分析が完了しました。
ガンジップ級戦艦,ウェイザー級空母,ベリエール級イージス艦がそれぞれ1隻ずつ、
それに、ラズーリ級駆逐艦が2隻とベンジャン級巡洋艦が随伴しています』
「有紀ちゃん、ありがとな。
よっしゃ〜!〈タナガー〉が出てきたな〜♪
もうすぐ、ハープンの射程ないや。思いっきり叩くで〜!?」
無敵艦隊の象徴と言われてきた戦艦を沈めれば、
戦略ではともかく、象徴的には意味合いがデッカイやろうからな、絶対負けられへん!
- 286 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年09月23日(月)22時08分33秒
- 『モーニング・リーダーより各機へ。
これより作戦通りに、二手に分かれてコンベース港へ進入を開始するよ。
藤本とごっちんは私と一緒に制空を、裕ちゃん、矢口、紺野、高橋は艦隊への攻撃だよ。
それと裕ちゃん、ハープンを撃ち終わったら私達と一緒に制空をお願いね?』
「オッケーやで〜。最近敵機撃墜のスコアが少なかったんや〜。
戦艦〈タナガー〉をやっつけたら、すぐに敵機をやっつけに行ったるで〜♪」
『んあ〜、頑張ってね〜裕ちゃ〜ん。あ〜敵機捕捉、フォックス1。ふぁ〜・・・』
ごっち〜ん・・・居眠り操縦なんてするなや〜?
敵艦隊まで、200キロを切った。
有紀ちゃんのホーク・アイから送られてくるデータ・リンクが表示してあるMFDを確認して、
ハープンが〈タナガー〉をロックするように兵装管制パネルをを操作する。
『デインジャー4、敵巡洋艦を捕捉!93式発射!沈め〜!』
さっきまでとは、打って変わって吹っ切れたように威勢のエエ、
デインジャー4バック・シーターの村田が、最初の一撃を放った。
- 287 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月02日(水)17時14分22秒
- 『ロシナンテ2も敵イージス艦を捕捉したべ!
93式発射!続いてラズーリ級に攻撃を行うべさ!』
『アントニオ8も敵駆逐艦をロック・オン!エグゾセ発射します!』
その勢いやで〜新垣〜。前回の恨みを充分晴らすんやで〜。
『カントリー3、敵空母に93式1発!あさみ〜、そっちはどう?』
『私も巡洋艦と空母に1発ずつ発射したよ〜。
93式はもう空だから、このまま北上して造船施設を爆撃に行きま〜す』
『気を付けてね〜、あさみ〜。よ〜し、私も敵イージス艦に@*♀$&%¥発射だ〜!』
何を発射したんや・・・りんね・・・?
『瞳ちゃん、ドナエス級はいないけど、ウェイザー級がいるよ!?』
『やったわね、雅恵!あの世界最大の空母を狩れるなんて〜♪
てことで、デインジャー12、ウェイザー級に93式2発発射〜!』
- 288 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月02日(水)17時18分52秒
- 勢いエエな〜、コンサドーレのみんな〜。
さすが対艦攻撃機から成るだけのことはあるな〜。
え〜い。私も負けてられへんで〜!〈タナガー〉に特注ハープンを発射や!
「メビウス1、戦艦〈タナガー〉にハープン発射!」
発射スイッチを押すと、ハープンは落下するように切り離され、
ターボ・ジェット・エンジンを作動させて、海面ぎりぎりを飛翔していった。
「メビウス1、これより圭織達と合流するわ。
矢口、ちゃんとイージス艦おったな〜。裕ちゃんが安心して敵機落とせるように、やっつけたってーな〜?」
『解ったよ〜、裕ちゃん。ワイルド・ウィーゼルはオイラ達に任せな〜。行くぞ!紺野、高橋!』
『了解すぃましぃたぁー!待っとぃて下さいね〜。中澤さん。
わたすぃが、イィジス艦をコテンパンに、ぶっつぶしますよぉ〜!』
『HTS(HARM・ターゲッティング・システム)に、イージス・レーダー反応を捉えました!
ビューティ6、イージス艦にHARM発射!続いてペンギン・ミサイルでの攻撃に移ります!』
- 289 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月02日(水)17時23分13秒
- 「スカイ・アイ、現在の敵編隊位置はどこや〜?」
『メビウス1、現在敵機は方位330、高度3000付近、
現在、シリウス3とアンジェル7がそれらと戦闘中、
ペンギン5はトムキャット1機を撃墜してコンベース埠頭上空に応援に行った模様だ』
「了解や。圭織、藤本、今行くでな〜」
『中澤さ〜ん、早く来ないと、私達が全部頂いちゃいますよ〜♪』
藤本〜・・・なんでいっつも私に挑戦的なん?
ま、ライバルみたいなんがおったほうが、私も燃えるっちゅもんなんやけど♪
その時、私のイーグルがレーダー・ロックを受けた。
電子音が鳴り響き、MFDにイージス・レーダー・ロック、と表示された。
アカンやん!イージス・レーダーの捕捉範囲やったんや!
私は大慌てで、胴体中央のハード・ポイントに装着してあるALQ-184ECMポッドを作動させた。
- 290 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月02日(水)17時28分38秒
- フウ・・・なんとか、ごまかせたみたいやな〜。
オ!私の撃ったハープンが、上手く〈タナガー〉に向かってる!
〈タナガー〉がいるであろう方向に目を凝らしてみる。
う〜ん、遠すぎて小さい落ち葉ぐらいにしか見えへんやん・・・
MFDを見ると、〈タナガー〉までの距離は、あと4、3、2,1メートル・・・
その瞬間、〈タナガー〉の第2主砲塔付近で大爆発が起こり、
爆炎と共に主砲塔が空高く100メートルぐらい放り上げられていった・・・
息をのむ間もなく、〈タナガー〉の第1主砲塔も誘爆した。
艦首部分の装甲は完全に捲れ上がり、
砲塔のあったであろう部分から黒煙が大量に吹き上げていた・・・
そして、一際大きい爆発が〈タナガー〉が包み込んだ・・・
その様子は、巨大な火柱が〈タナガー〉を粉砕したみたいやった・・・
さらに、爆発の影響で巨大な波が発生して、
〈タナガー〉の右舷を航行していたイージス艦を横転させた・・・
- 291 名前:ひとみんこ 投稿日:2002年10月03日(木)11時22分07秒
- 「よしりか」出してくれ〜い。
- 292 名前:EAGLE 投稿日:2002年10月03日(木)18時06分06秒
- >やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者s
(ここではこのHNでいいんですよね?)
遅ればせながら参上致しました。
今から読みます。はい、
主人公が裕ちゃんってのがいいっすね、
オイラも書くって決めた時に
主人公をよっすにするか裕ちゃんで迷ってたぐらいですしw
レスの数からすると時間がかかるかもしれないっすけど読んだらまた来ます。
今日はここらで、
- 293 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月04日(金)00時15分49秒
- 3105さん>お待たせしました。ミキすけとアヤっぺは近いうちにまた(w
たむさん>ハイ!やぐちゅ〜です。カッケー裕ちゃんですが、それは空の上だけ(w地上では・・・
こちらでも、石吉はカッケートムキャットを飛ばしてますよ〜。
改ロス級萌さん>とまあ、イージス艦はこんな感じにやられますた┐('〜`;)┌ですかね?
GPSサテライトは、ISAF、エルジア共に共用している、という設定ですよ。
改ロス級確かSEALS支援に改造されたモノでしたかね?登場させましょか?
ひとみんこさん>石吉ですね?トムキャットを駆って活躍させます。
EAGLEさん>戦艦〈ミキィ・ティー〉=やぐちゅ〜狂患者です。
みっちゅ〜狂患者は、現在リタイアしてます〜。。。そちらのパイロット・ヨッスィ〜楽しみにしてます。
- 294 名前:EAGLE 投稿日:2002年10月05日(土)15時10分59秒
- 最新分まで読みますた。
やっぱ同業者がいると製作意欲が湧くっす。
ん〜みゅ、中途半端にしたくないと思うけど後4ヶ月は…長いw
気長に待っててくださいな。
これからもちょくちょく来るのでよろしぅたのんます。
- 295 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月11日(金)02時09分02秒
- 282さん>メルトダウン・・・炉心融解ですね。はい・・・気を付けます(w;
原潜の原子炉は、かなりの水圧にも耐えると聞きましたがニミッツ級のはどうなんでしょう?
EAGLEさん>>やっぱ同業者がいると製作意欲が湧くっす。
嬉しいですね〜。切磋琢磨してイイ作品を制作していきましょう!
次回更新は、来週末を予定しております。
スレサイズを見ると、このMISSION上げると次MISSIONは無理そうなので、
余ったら、プライベート編や設定を書いて一杯にして、次スレに行こうと思ってます。
プライベート編は、まず石吉を書こうと思いますが、スレに余裕が有れば他も受け付けます。
- 296 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月14日(月)01時21分10秒
- 『うわー!爆沈したよ!爆沈!やったね、裕ちゃん!?
しかも矢口達が狙ってたイージス艦までやっつけるなんて!』
『ハープン1発だけで2隻も沈めるなんて中澤さん凄いです・・・』
『あ〜、イィジス艦にしたら、ありゃ、たぁまったもんじゃないねぇ〜・・・』
『中澤さん、怖いです〜・・・戦艦相手に核弾頭使っちゃうなんて〜』
「うっさいわ、石川!なんで核やねん!
核やったら、今頃敵もみんなも、やられてるっちゅーねん!
それより、あんたらのトムキャットは、ちゃんと仕事しとるんか!?」
『もちろんですよ〜♪ねえ、ヨッスィ〜?』
『オー、イエ〜ス♪私、もう敵機3機も撃墜したよ〜。
オ〜ウ!さらにもう1機ロック・オンしたね〜。てことで、フォックス1!』
バカップルばっかや・・・って私も人のこと言えへんか〜。
とにかく、敵機をやっつけに行かへんと。
よし、レーダー上にスカイ・アイが捉えた敵機が映っとるな〜・・・
なんや?1機こっちに向かってきたで?
なるほど、裕ちゃんに挑もうって訳やな〜。
せやったら、私もアムラーム誘導用にレーダー・ロックや!
HUDの敵機マークに、レーダー・ロック完了を示すメッセージが表示される。
- 297 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月14日(月)01時27分19秒
- 『裕ちゃん、トムキャットが1機、そっちに向かったよ』
「ああ、解ってるで圭織。もう、レーダー・ロック済みや。
ここまで距離縮めれば必中やろ。メビウス1、アムラーム発射や!」
発射スイッチを押すと、胴体側面のレールから射出されたミサイルが、
ロケット・モーターを煌めかせながら、音速の壁を超えて敵機へと推進していった。
そして数秒後、HUDに『ターゲット破壊』の文字と共に、
コンベース湾上空に1つの花火と2つのパラシュートの花が咲いた。
『スカイ・アイより、各機へ、造船施設付近の部隊より救援要請だ。
艦船に加え地上の対空車輌多数、さらに上空に敵機多数とのこと。
ミサイル、燃料に余裕のある機体は造船施設付近へ応援に向かってくれ』
『モーニング・リーダー了解。ウェイザー級空母の迎撃機は撃墜完了。
アンジェル7、メビウス1と共に増援に行きます。いいね、藤本、裕ちゃん?』
『はい、中澤さんに負けてられませんからね。もっと敵機を落としてやりますよ!』
「言うたな、藤本?まだまだ、あんたには負けへんで〜!」
- 298 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月14日(月)01時30分54秒
- コンベース港上空に到達し、高度2000で造船施設へ機体を駆る。
と、TEWSが地上からのレーダー・ロックを警戒する電子音を発し始めた。
「何や?このレーダーは・・・艦載のSAMか?」
『こちらカントリー2!造船施設付近には、ツングースカ、ローランドが多数です!
SAMで機体を損傷しちゃいました!任務続行不能、帰投します』
「大丈夫か、あさみ!?誰かエスコートに付いていったった方がエエんちゃうか?」
『こちらデインジャー4、私がエスコートします。
93式が空なんで補給に戻らないといけないけど、サイド・ワインダーはフルにあります』
「よし、解った。ちゅ〜ことや。あさみ、無理せんと柴田達と一緒に帰還しいや」
「有紀ちゃん、私や、メビウス1や。
どうやろ、造船施設付近の地上ユニットはどれ位おるか解る?」
『はーい、ちょっと待って下さいね、いまレーダー走査しますね・・・
まず、固定式SAMのローランドが4基、自走対空ユニットのツングースカは10両ほど見受けられますね〜。
それに、オーバー・ホール中と見られる空母、駆逐艦、潜水艦までいますね〜・・・』
- 299 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月14日(月)01時34分44秒
- 『うわ〜、結構重層だね〜。易々と敵機の撃墜に行けるとこじゃないよ〜。
スカイ・アイ、こちらモーニング・リーダー、造船施設上空の敵機は、どれくらいなの?』
『今のところ、トーネードADVが4機とドラケンが3機、確認されている。
だが、これらは地上SAMの射程範囲内を飛び回っているから、迂闊に手は出せそうにないぞ』
『う〜ん、超音速で飛ばして、ヘッドオン・ガンキルでもしますか?
ツングースカは音速以上のは追尾できないはずですし。どうです、飯田さん、中澤さん?』
「藤本、やめときぃや、そんなハイ・リスクなことは〜」
私らが造船施設の手前上空に達しかけたとき、さらなる応援がやってきた。
『こちらキュービック14、裕ちゃん、そっちにはSAMが一杯いるんだって?』
「ああ、紗耶香か〜、そうなんや〜ツングースカが、めっちゃ配備されてるんよ〜」
『オッケー、私に任せな。スタンド・オフ・ディスペンサーで、SAMを一網打尽にしてあげるよ♪』
- 300 名前:EAGLE@罪悪感で針の躯 投稿日:2002年10月14日(月)16時01分56秒
- 更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
更新ワショーイ、
mailtoの欄ワショーイ!!w
いちーちゃんのSUPER HORNETの活躍に期待。
裕ちゃんとミキティの撃墜数も。
柴っちんは弾薬を補給して戻ってこれるんかな?敵残ってるかなw
- 301 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月14日(月)21時29分09秒
- ロシア製兵器キターーー!!
- 302 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月18日(金)12時47分10秒
- この度、サイトを開設しました。
今まで上げていた作品の加筆、修正版があります。
こちらの、更新が滞ってる場合は、こっちが進んでしたりするかもしれません(w
ttp://nagoya.cool.ne.jp/hello_angel/
- 303 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時32分30秒
- 「おお!海軍の最新兵器やな〜?期待しとるで〜、紗耶香〜」
『よ〜し、敵の位置データ入力完了したよ〜。
キュービック14、敵地上兵器にディスペンサー発射!』
紗耶香のスーパー・ホーネットから切り離されたディスペンサーが、
展開式の翼を拡げて、造船施設のSAMに向かって飛翔していった。
目標に到達したディスペンサーが、その弾頭に搭載したクラスター爆弾を地上にばら撒き始めた。
それによって、雨のような爆発がツングースカに襲いかかる。
敵も対空砲で迎撃を図るものの、無数に降り注ぐ鉄の雨にあえなく沈黙した。
『おお、やったね〜。これでSAMは使い物に成らなくなったんじゃないかな〜?』
「偉いで〜!紗耶香〜!よっしゃ、せやったら、敵機をやっつけにいくか〜!」
『そうだね、裕ちゃん。よし、行くよ、藤本』
圭織の合図で、私はイーグルを造船施設上空へと駆り、敵機の捕捉に入る。
そして、レーダーでトーネードADVをロック・オンし、すかさずアムラームを発射する。
- 304 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時35分18秒
- しかし、突如としてコックピット内に電子音が鳴り響きだし、
今度は私のイーグルがレーダー・ロックを受けたことを伝える。
あかんやん!
クソッ!後ろにドラケンがおったんか!
やばい!ミサイル・アラートや!
エ〜イ!マックス・ターンで回避や〜!
『中澤さん、危ない!この、ドラケンだな〜?
中澤さんに向かって何て事を!アンジェル7、フォックス2!』
ありがとな〜藤本〜・・・
けど、敵のミサイルはアクティブみたいやな〜・・・まだ、追ってきとるし〜・・・
こうなったら、チャフ散布してハイGバレル・ロールや・・・
ふう・・・なんとか、避けれた・・・
『裕ちゃ〜ん、大丈夫だった〜?』
「ああ、圭織か〜。うん、大丈夫やで〜。それより残りの敵機はどうや?」
『私がドラケンを1機、藤本がドラケンとトーネードを1機ずつ落として、
裕ちゃんのアムラームもトーネードに命中したでしょ〜、
それとね、さっき紗耶香がトーネードを2機もガンキルでやっつけたよ〜!』
「みんなやるな〜。私も負けられへんな〜。
おっ!前方に上手いことドラケンがおる!オッケー!IRロック、フォックス2や!」
- 305 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時37分24秒
- 発射したサイド・ワインダーは、真っ直ぐ敵機に向かっていく・・・
が、直前で、敵の散布したフレアーに食い付いていって行ってしまった。
エーイ!こうなったら、ガンキルや!
スロットルを全開にして、アフター・バーナーを作動させる。
音速を軽く突破したイーグルは、ぐんぐん敵機との距離を縮めていく。
よし・・・機銃の射程内や・・・
HUDに移る照準が、焦れったく敵機に重なろうとしていく・・・今や!
敵機と照準が重なった瞬間に操縦桿の引き金を引き、数十発をドラケンの後部に叩き込む。
敵機が火を噴いたのを確認する間も無く、音速を超えたイーグルは敵機を追い越す。
『中澤さん、大変です!』
「ん、どうしたんや。藤本?」
操縦桿を右に倒し、再び造船施設の方へ機体を駆る途中に無線がはいる。
- 306 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時41分40秒
- 『造船施設に停泊していた、空母や巡洋艦が動き出し始めちゃいました!
私達は対地ミサイル持ってないし、市井さんのマーヴェリックじゃ艦船は沈められないんですよ〜!』
「解った!私のハープンを取りあえず空母に撃ち込んだるわ!
有紀ちゃん、敵艦隊の位置データ頼む!それと、誰か対地ミサイル持ってたら、応援頼む!」
『了解しました!動き出した艦隊の構成は、ドナエス級空母1、
ベンジャン級巡洋艦3、バリエント級フリゲート艦が2隻、
それに、半潜行状態ですが、ベイオウルフ級原子力潜水艦までもが航行中です』
まったく・・・艦隊の集団疎開やないねんから・・・
MFDに現れた敵艦隊の中からドナエス級空母を捕捉して、
ハープンの終末進入をホップ・アップ・モードに変更する。
この方法やと、ハープンは敵艦に命中する寸前に上昇し、
真上から敵艦にぶつかるから、空母の飛行甲板を破壊するにはこっちが有効って訳や。
そして敵空母に向けて、ロック・オンの完了したハープンを発射する。
切り離されたミサイルが、海面すれすれを空母へと飛翔して行く。
- 307 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時45分01秒
- 「メビウス1、敵空母にハープンを発射した。
せやけど、こっちの対艦ミサイルはゼロや!誰か他の艦艇への攻撃頼む!」
『こちらデインジャー4、補給から戻りました!』
「でかした!柴田、村田!」
『同じくデインジャー12も、補給から戻りました!』
『裕ちゃん、私達もペンギンで応援するよ〜』
「大谷、斉藤!それに矢口も〜!みんな、頼むで〜!」
『『了解!』』
みんなが、威勢良く返答したその後で・・・
『んあ〜?やぐっちゃん、私のこと呼んだ〜?』
いや、ごっちん、あんたやなくて、ペンギン・ミサイルのことやって・・・
そして、F-2BとF-16Cの編隊から放たれた対艦ミサイルが、
造船施設を脱出しだした無敵艦隊に襲いかかり始めた。
- 308 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時49分19秒
- 私が発射したハープンが、真上から空母の飛行甲板に直撃したのを皮切りに、
巡洋艦や潜水艦が、爆発、炎上し、水深の浅いコンベース港内に着底していった。
『こちらクライイング・ラビット!コンベース港内の全艦艇の稼働停止を確認!
無敵艦隊は全て海に沈んだ模様!
繰り返します!無敵艦隊は、海の藻屑と化しました!
作戦成功!作戦成功です!全機、コンベース港より帰還してください』
『やった〜!やったよ〜!あの無敵艦隊を沈めたべさ〜!』
『やりましたね〜!安倍さん!あさみのF-1も浮かばれますね〜!』
「なんやて、りんね?あさみのF-1ダメやったん!?」
『あ、中澤さん。そうなんです、辻ちゃんが診断したんですけど、飛ぶのはもう無理だ。って』
「そうやったんか〜・・・まあ、あさみは無事やったんやから、良しとせなな。
みんな〜、大健闘やったな〜、基地に帰ったら思いっきり飲もうな〜」
そして、私達は帰還するために編隊を組んで、南へ針路を取った。
- 309 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月20日(日)23時56分41秒
- 『・・・ま私の願い事が・・・』
紗耶香?
『かなうならば 翼がほしい
この背中に 鳥のように
白い翼つけてください・・・』
この歌は・・・ユージア賛歌第12章か?
なんて、ムード満点な歌、歌ってんねん・・・
え〜い!我慢できへん!私も歌ったるで〜!
『『この大空に 翼をひろげ
飛んでいきたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい・・・』』
いつのまにか無線を通じて、みんなで合唱していた。
そうやな〜戦争やなくて、自由にこのイーグルを飛ばせれたらどんなにエエやろ・・・
矢口も、紗耶香も、藤本も、みんな好き好んで戦争しとるんやないもんな〜・・・
前方の海面に、真っ二つに割れた残骸と化した戦艦〈タナガー〉が目に入ってきた・・・
無敵艦隊だって戦争やなかったら、その勇姿を海上に留めとれたのにな〜・・・
『『この大空に 翼をひろげ
飛んでいきたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい・・・』』
無線に流れる合唱と共に、私達はコンベース港を後にした。
MISSION6
〜INVINCIBLE FLEET;無敵艦隊の有終 OPERATION;ROUGH SEAS〜
〜作戦完了;MISSION COMPREATED〜
- 310 名前:EAGLE@ヽ^∀^ノ<ピースキーパー連続発射〜(鬼 投稿日:2002年10月21日(月)17時21分41秒
- コンサドーレがナイスタイミングで舞い戻って
無事、無敵艦隊を撃退っすね。
機動艦隊1つ磨り潰してF-1を1機だけ廃棄…
完全勝利っすね。
パイロットが欠けることもなかったし。
めでたしだ。
それにしてもF-1の後継機が気になる…w
次は何に乗るんやろ?
- 311 名前:KG 投稿日:2002年10月26日(土)11時37分55秒
- 2ヶ月見ないうちにmission6終了したんですね。取り敢えずタナガーに敬礼させて戴きます <( `.ー´)
これからは毎週欠かさずチェックします。
次のミッションはアレがあるから被撃墜は必至でしょうが、全員の生存を切に願っております。
- 312 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月27日(日)04時51分00秒
- 〜戦果;RESALT〜
メビウス1;中澤裕子少尉 F-15Cイーグル使用
撃墜;F-14×1 トーネード×1 J-35×1
撃沈;ガンジップ級戦艦×1 ベリエール級イージス艦×1
シリウス3;飯田圭織中尉 Mig-33スーパー・ファルクラム使用
撃墜;F-14×1 トーネード×1 ラファール×1
アンジェル7;藤本美貴上級准尉 Mig-33スーパー・ファルクラム使用
撃墜;F-14×1 J-35×2
ペンギン5;後藤真希少尉 F-22Aラプター使用
撃墜;F-14×1 F/A-18×3 Mig-29×2
ヘイロー4;矢口真里准尉 F-16Cファイティング・ファルコン使用
撃墜;Ka-25×1
破壊;ウェイザー級空母 ベンジャン級巡洋艦
ラブリー2;高橋愛上級准尉 F-16Cファイティング・ファルコン使用
破壊;ラズーリ級駆逐艦 バリエント級フリゲート艦
撃沈;アントリュー型ミサイル艇×1
ビューティー6;紺野あさ美准尉 F-16Cファイティング・ファルコン使用
破壊;ウェイザー級空母 ベリエール級イージス艦
撃沈;バリエント級フリゲート艦×1
- 313 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月27日(日)04時53分44秒
- ロシナンテ2;安倍なつみ中尉 F-2A使用
撃沈;ドナエス級空母×1 ラズーリ級駆逐艦×2
デインジャー4;柴田あゆみ准尉(パイロット) 村田めぐみ准尉(バック・シーター)F-2B使用
撃沈;ベンジャン級巡洋艦×2 ラズーリ級駆逐艦×1
デインジャー12;大谷雅恵少尉(パイロット) 斉藤瞳中尉(バック・シーター)F-2B使用
撃沈;ウェイザー級空母×1 バリエント級フリゲート艦×1 ベイオウルフ級潜水艦×1
カントリー1;戸田りんね准尉 F-1α使用
撃沈;ド・フェンサー級駆逐艦×1 ベイオウルフ級潜水艦×1
カントリー2;木村あさみ准尉 F-1α使用(ミサイルによる損傷により、破棄)
破壊;ウェイザー級空母 AAA×1
撃沈;サン・ラ・インサー級巡洋艦×1
カントリー3;里田まい少尉 F-1α使用
撃沈;ド・フェンサー級駆逐艦×1 ホルニー級揚陸艦×1 バリエント級フリゲート艦×1
アントニオ8;小川真琴少尉(パイロット) 新垣里紗少尉(バック・シーター)トーネードIDS使用
撃沈;ラズーリ級駆逐艦×2 ホルニー級揚陸艦×1 エレクテー級揚陸艦×1
- 314 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月27日(日)04時58分12秒
- オメガ11;平家みちよ大尉 F/A-18Cホーネット使用
撃墜;F/A-18×2
撃沈;エレクテー級揚陸艦×1 テリーグ級輸送艦×1
レイピア1;吉澤ひとみ准尉(パイロット) 石川梨華少尉(バック・シーター)F-14Bトムキャット使用
撃墜;F-14×1 F/A-18×3 Su-33×1
ココナッツ9;木村アヤカ少尉(パイロット) ミカ・トッド少尉(バック・シーター)F/A-18Fスーパー・ホーネット使用
撃墜;トーネード×1
撃沈;ホルニー級揚陸艦×3 サン・ラ・インサー級巡洋艦×1
トロピカル5;松浦亜弥少尉 ラファールM使用
撃墜;ラファール×1 F/A-18×2
シスコ2;稲葉貴子少尉 Su-33シー・フランカー使用
撃墜;Su-33×2 F/A-18×2
キュービック14;市井紗耶香中尉 F/A-18Eスーパー・ホーネット使用
撃墜;トーネード×2
破壊;SAM・AAA多数
撃沈;アントリュー級ミサイル艇×1
- 315 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年10月29日(火)18時03分23秒
- EAGLEさん>市井ちゃんの活躍いかがでしたか?
裕ちゃんとミキティのスコア、今回はドローでした。
そちらも作品を頑張ってくださいね。
301番さん>ロシア製兵器登場です〜。
他にも、カオリン、ミキティのファルクラムもございます。
無敵艦隊の中にもロシア艦が多数ありますよ。
KGさん>2ヶ月ぶりの訪問ありがとうございます。
サイトも開設したので、よろしくお願いします。
ここで上げた作品を、加筆、修正したものがございます。
http://nagoya.cool.ne.jp/hello_angel
次MISSIONは、アレの登場で波乱の展開になりますかな?
あと、そこでハロプロ・メンバー全員が揃うと思います。
次回更新でプライベート編を数作上げ、次MISSIONからは新スレを立てようと思います。
- 316 名前:EAGLE Makes Revolution 投稿日:2002年10月29日(火)22時48分18秒
- いちーちゃんのスコアにワラタ。
多数って…戦果確認できてないw
ミキティーは被害額において裕ちゃんに買ってるかも、トーネードとJSFはどっちが高いかな?
エースの称号はレイピア1とペンギン5か、
4機が多かったから総撃墜数はカナリ高いのかな???
プライベートミッション、期待してまっせw
- 317 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月02日(土)03時51分25秒
- 無敵艦隊を壊滅させる一大攻撃作戦を終え、
コンベース港を後に、私らは帰還ライン上をゆっくり巡航していた。
『ジャッカル・リーダーよりジャッカル各機へ、
そろそろ〈ユリシーズ〉への帰還コースに移るで〜。方位150、距離300マイルや』
みっちゃんが、指揮下の5機に指令をする。
『みっちゃ〜ん、お疲れさま〜。また共同作戦になった時は、がんばろうね〜』
私らモーニングのリーダー、圭織が穏やかな口調で返信をする。
『こちらトロピカル5!ビンゴ・フューエルです!
平家さん!これじゃあ、私のラファールは〈ユリシーズ〉まで持ちそうにありません!』
『あらら〜、松浦、燃料切れかいな。
みっちゃん、こっからやったら、モーニングの基地が一番近いから、そっちに行かせた方がいいんちゃう?』
『あっちゃんの言う通りやな、裕ちゃん、圭織。松浦のことお願いできるか?』
「了解〜、松浦のことは、ちゃんと面倒見たるから、安心し〜や」
上手い具合に燃料が切れたな〜松浦・・・
はあ・・・この分やと、あのバカップルは、またお熱〜い夜やな〜。
- 318 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月02日(土)05時31分09秒
- MISSIONX:PRIVATE ISIYOSI
〜士官室の秘事 OPERATION:BLUCK&WHITE〜
〈ユリシーズ〉の飛行甲板が、ぐんぐん迫ってきたわ・・・
けど、私の前に居る彼女には逆視覚効果で、小さく迫って見えてるんだろうな〜・・・
パイロットにとって、一番緊張するのが着艦時・・・彼女は上手くできるかしら・・・
そんなことを考えていると・・・
ドギュッ!との音と共に、機体が着艦フックを上手く捉えた衝撃が走る。
「ナイス・ランディング!ヨッスィ〜♪」
前席の彼女に、私は心を込めて賞賛を送る。
「ふう〜・・・お疲れさま、梨華ちゃん」
安堵の息と共に、彼女は私に労いの言葉を掛けてくれる。
第2エレベーター近くに駐機し、私達はラダーを使って、愛機のトムキャットを降りた。
そしてロッカー・ルームで、耐Gスーツとヘルメットを取り、身軽なフライト・スーツだけになる。
「じゃあヨッスィ〜、私はレーダー・テープを指揮所に提出してくるわ」
「オッケー、じゃあ、私は一押し早く、部屋に戻ってるね〜」
「も〜う、一押しじゃなくて、一足でしょ?」
「オーウ!ミス・テイク。間違えました〜。一足早くね〜♪」
- 319 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月02日(土)05時35分34秒
- こんな彼女だけど、操縦桿を握らせたら右に出る人なんか、〈ユリシーズ〉には居ないわ。
そんな彼女と組んでる私は、超音速の世界で操縦に集中しなくてはならない彼女のために、
後席でレーダーを用いて正確無比な敵の位置を伝え、彼女の負担を軽くしてあげること。
音速の世界で賢明に機体を操る彼女の後ろ姿は、例えようが無いほどに凛々しくて鋭敏。
そんな彼女の後ろ姿以外も見てみたい、と何回思ったかな?
けど、そんなことは出来ないわ・・・
彼女が必要としている情報を、常に私が後席で確保しているからこそ、
垣間見ることの出来る、凛々しくて鋭敏な後ろ姿・・・
だから、それは決して敵わぬ願い・・・はあ・・・人間って・・・
「おい、石川?何をさっきからぼさっとしてんねん?」
「あ?平家さん?あ、いえ、何でもないです・・・」
「どしたん、一体?
レーダー・テープは確認したから、もう戻ってエエよ。あ、九時から食堂で打ち上げやから」
「は〜い、ヨッスィ〜にも伝えておきま〜す」
- 320 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月02日(土)05時37分52秒
- 指揮所から、私と彼女が寝起きを共にする2人用の士官室へと戻る。
「おまたせ〜、ヨッスィ〜♪打ち上げがね・・・あれ〜?」
どこ行っちゃたの〜、ヨッスィ〜?
ん?
何かを踏みつけた感触がして、足元をみると・・・
無造作に脱ぎ捨てられた、フライト・スーツ・・・
さらに、ブラジャー、フライト・ブーツ、パンティ、ソックスと続いている・・・
そして、その先のシャワー・ルームからは、水の流れる音が・・・
音を立てないよう、注意してシャワー・ルームのドアを開けてみる・・・
案の定、中では一糸纏わぬ彼女が、私に背を向けた状態で温水と戯れている。
ヨッスィ〜・・・
もう!脱ぎ散らかした上に、シャワーは出しっぱなしで!お仕置きよ♪
そう思うが早いか、私も身につけてるものを脱ぎ捨て、シャワー・ルームに飛び込む。
- 321 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月02日(土)05時42分58秒
- 「わ!梨華ちゃん!?どうした・・・!」
シャワー・ルームに入った私は、後ろから彼女に抱きつく。
温かいお湯が私にも降りかかるなか、シャワーで火照った彼女の胸へと手を回す。
「ヨッスィ〜、脱ぎっぱなしに、お湯の出しっぱなし・・・お仕置きよ♪」
耳元で囁き、さらに胸の突起を指でなで上げる。
「ぁ・・・ゴメンナサイ・・・梨華ちゃん・・・」
シャワーのせいなのか、感じてしまったのか、真っ赤な顔で彼女が呟く。
「今ごろ、ちゃんと言えても遅いわよ、ヨッスィ〜♪」
彼女の頬に口付け、彼女の胸の突起を撫でていた右手を、彼女の下腹部へと下げていく・・・
「ぁ・・・梨華ちゃん・・・飛ばすの・・・上手・・・ハァッ・・・」
その夜、私達は打ち上げには出ませんでした。
そして〈ユリシーズ〉は、波も無いのに、何故か揺れが起こっていたそうです♪
MISSIONX:PRIVATE ISIYOSI
〜士官室の秘事 OPERATION:BLUCK&WHITE〜
〜作戦完了:MISSION COMPREATED〜
〜戦果:RESALT〜
詳細不明・・・
- 322 名前:ハードキル 投稿日:2002年11月03日(日)01時30分31秒
- 317は空中給油を受ければ良いのでは?
http://www2.odn.ne.jp/flip-around/military-aircraft/kc135.htm
http://www.cac-net.ne.jp/~shigeo/hangar/tanker.html
- 323 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月03日(日)21時44分53秒
- 容量が一杯になりそうなんで、海板に新スレ立ててきました↓
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi/sea/1036326231/
EAGLEさん>
PRIVATE ISIYOSIこんなんなりましたが、どうでっしゃろ?
ハードキルさん>
空中給油という手も有りますが、給油機を要請をしてる間に燃料切れになるといけないし、
アヤヤは一戦交えた後で、疲労困憊!てことで、一番近い裕ちゃん達の基地への緊急着陸です。
- 324 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月04日(月)05時34分09秒
- 日も暮れて、滑走路の誘導灯がくっきりと見えるようになり、
VORを捉え、ヴァルヴォア基地上空に達した私らは、順次着陸態勢に入った。
「こちらメビウス1。コントロール、着陸許可を頼むわ」
『コントロール了解。メビウス1、アントニオ8に続いて着陸してくれ』
「了解や〜。さって、松浦〜?
こっちに来たからには、とことん打ち上げに、付き合ってもらうで〜?」
『あやや〜、やっぱりこうなっちゃいますか〜。
けど、私に優しい美貴ちゃんがいるから、心おきなく飲めちゃいま〜す♪』
「おっ!?言うたな〜?その言葉、忘れんなや〜♪」
そんなこんなのうちに、イーグルの速度は200ノットを切った。
そして、滑走路を真正面に捉えたまま、フル・フラップにしてギアを降ろす。
よ〜し・・・このまま機首を上げてフレアーっと・・・
滑走路にメイン・ギアが接地して低い音を立てる。
さらに機首を降ろし、フロント・ギアーを接地させ、ギア・ブレーキを掛ける。
- 325 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月04日(月)05時39分26秒
- 30ノットで機体をハンガーまでタキシングさせて、
みんなの機体が溢れるハンガー内に駐機して、キャノピーを上げる。
「裕ちゃん、お疲れさま」
ラダーを使って降りると、まずは整備主任の圭坊がお出迎え。
「いよっ!圭坊。あの特注ハープン、絶品やったよ」
「そうみたいね。〈タナガー〉を一撃で沈めちゃったんだものね〜」
「中澤さ〜ん、お見事れしたね〜」
「あ、辻!なあ、それよりも、あさみのF-1だめなんやて?」
「そうなんれす、ミサイルにやられて尾翼がダメになっちゃったんれす」
「けど、私がメーカーさんにあさみさんの、
新しい機体を早く作るように注文しておきましたー!」
「手を打つのが早いな〜、加護〜。それでこそ、私らのお抱え整備士や♪
そうそう、みんなが到着したら、いつものバーで打ち上げや。
燃料切れた松浦も来るし、整備が一段落したら、圭坊達も一緒に行こうや」
「そうね。ま、後藤がまた機体に穴開けてなければだけどね〜」
「んあ〜!圭ちゃん酷い!後藤、今回は無傷で帰ってきたんだよー!?」
ま、みんな無事で何よりや。
この分やとアルコールが入ると、かなり盛り上がりそうやな〜♪
- 326 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月04日(月)07時04分05秒
- MISSIONX:PRIVATE MIKIAYA U
〜アルコールと女の美学 OPERATION:LOVE WHISKEY TASTE〜
いつもの行き付けのバー・・・
前に来たときは、ジャッカルの稲葉さんがビールを一気飲みさせるから、
一杯だけで悪酔いしちゃって、亜弥ちゃんにお世話になったっけ・・・
アルコールが頭にも回ってたけど、亜弥ちゃんのテクはしっかりと覚えている・・・
今、その彼女も、ここでアルコールを口にしている・・・
「キャハハハハハ〜♪
オイ!村田!そんなに、ちびちびやってないで、もっと勢い良くやりなさいよ!?」
突然、亜弥ちゃんの高揚した声が響いてきた。
その方向を見ると、顔を真っ赤にして、かなり目がギラギラな亜弥ちゃんが、
ブルー・ハワイのグラスを持った村田さんにシャンパンのビンを持って迫っていた。
「あ、亜弥ちゃん!?」
その様子に、あの中澤さんも、矢口さんと肩を寄せ、抱き合いながら怯えている・・・
- 327 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月04日(月)07時07分07秒
- 「な、中澤さん、亜弥ちゃん、一体どうしたんですか?」
「あ、藤本ちゃん・・・あのね、このバカ裕子がね、
『これが私らの祝い方や♪』とか言って、
バーボン・グラスを3杯も松浦に一気飲みさせたんだよ〜。
もう!どうするんだよ!?アホ裕子!なっちや、柴っちゃんまでタジタジじゃんかよ〜?」
「え〜ん!だって、あいつアルコールには強そうやったんやも〜ん!
そしたら、いきなり悪酔いしよるんやも〜ん!
藤本〜、あんた松浦と深い仲なんやろ〜?何とかしたって〜な」
何とかって・・・あんな悪酔いしてる、亜弥ちゃんをどうしろと・・・?
と、取りあえず、落ち着かせることよね・・・
亜弥ちゃんは、今度は大谷さんにシャンペンを無理矢理飲まそうとしている・・・
「ほら〜もっと飲みなよ〜、言い銘柄なんだよ〜、このシャンペン♪キャハハハハー!」
「うわ〜!勘弁してよ〜!」
大谷さんの悲鳴が・・・
「あ、亜弥ちゃん・・・・?」
「んわ!?オァ!ミキスケだ!ミキスケ〜♪
キャッハッハッーー!飲もう、飲もう♪ミキスケにはサービスで口移しだ!」
そう言いながら、彼女は目を閉じながら床にへたれ込んでいってしまった。
- 328 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月04日(月)07時13分27秒
- 「亜弥ちゃ〜ん?」
私は様子を見るため、彼女の胸元にしゃがみ込んだ。
と、唐突に、彼女が私の首の後ろに腕を回し抱きついてきた。
何が起こったのかを理解する間もなく、私の唇が塞がれる・・・
そして、彼女のアルコールに浸された舌が、私の口内を浸食する・・・
濃密なアルコールの香りに加え、絶妙に絡んでくる彼女の舌・・・
もう・・・だめ・・・耐えられないよ〜・・・
その瞬間、私の全身から力が抜け、俯せの状態で亜弥ちゃんに押し倒されてしまった・・・
「んは〜♪ミキスケ〜、良い体勢だね〜♪
口移しはもういいんかにゃ〜?それじゃ、もっとサービスしよっか〜♪」
今までに無いような妖艶な笑みを浮かべ、
彼女は私のカプリ・パンツのホックを開くと、
露わになったパンティを素早く引き下げてしまった・・・
- 329 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年11月04日(月)07時15分56秒
- さらに彼女は、パンティの下から露わになった、
私の脚の付け根に顔を埋めると、少し熱を持ったところに愛舐めをし始めた・・・
「んふ♪ミキスケのも美味しいな〜♪」
「ちょ・・・んあ!ひゃん!」
抵抗しようにも、彼女の舌は、私に得も言われぬ快感を与えるため、
自分の体なのに、下半身は動かすことすら、ままならなくなっていた・・・
仕方ないよね・・・亜弥ちゃん、酔っぱらっちゃったんだもんね・・・
悪いのは、バーボンを一気飲みさせた中澤さん・・・
亜弥ちゃんは悪くないよ・・・だから、私を好きにしちゃっていいよ・・・
MISSIONX:PRIVATE MIKIAYAU
〜アルコールと女の美学 OPERATION:LOVE WHISKEY TASTE〜
〜作戦完了:MISSION COMPREATED〜
〜戦果:RESALT〜
松浦亜弥少尉、泥酔。
藤本美貴上級准尉、失神!
- 330 名前:EAGLE@警報発令中、書けるかな? 投稿日:2002年11月04日(月)14時06分04秒
- >>323
ありでしょw
たまには逆も良しと(爆
>>MIKIAYAU
裕ちゃんの歓迎の荒さに脱帽w
避け強そうに見えたらバーボン3杯を一気させるんすか、恐ろしや…
まぁ、その後がかわうぃから許す(ぉ
ひとつ気になったのがさぁー、2人はどっかに移動したの?
裕ちゃんとかヤグチとかの、みんなの前でなんとちゃいますか?w
- 331 名前:BB-226@作者 投稿日:2002年11月20日(水)00時18分56秒
- 海板に新スレを立てたんですけど、
諸事情により以降の更新はサイトにおいて行わせてもらいます。
一応、この板は終了です。
怒レスで潰してしまわれても構いません。
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