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ま る ち な さ い の う。

1 名前:名無しさん。 投稿日:2002年05月01日(水)20時09分21秒
おバカな駄作を始めたいと思います。
マターリいかせていただきます。
2 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時12分13秒
「よっしゃあ〜!!」

今日も無事に仕事をこなした。
こんな気分のいい日は梨華ちゃんとマターリするのが一番♪
あたしはちょっと離れた場所で
ごっちんと仲良くケンタッキーで使われている
鶏について熱く語ってる梨華ちゃん目掛けて
抱き付いた。何でそんな話しなんかしてんのかわかんないけど。

「梨華ちゃあ〜ん♪」
「ちょ…!よっすぃ〜ってば」

...最近、梨華ちゃんはごっちんと仲が良い。
そんなあたしは横目でごっちんを睨みつけた。

「あ、あは…。よしこ恐いよ。あ!ごとー...用事があったんだっけ。
 たしか。そんな気がする…。またね!二人供!」

ごっちんは逃げるように鞄を掴み、その場を出ていった。

3 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時13分01秒
「もぉ!よっすぃ〜ったら!ごっちんが可愛そうじゃない!」
「…梨華。そんなつれない事言うんじゃねーぜ、ベイベェ〜。」
「そんな目してもダメです!」

((((はぅ!!!!!!))))←(新メン、心の叫び。)

ちぇ!何だよ何だよ!梨華ちゃんったら最近、よしこに冷たいんじゃない?
いしよしは永遠じゃなかったのかよ?マンセーじゃなかったのかよ?
某板の通り、うまくはいかねぇのかなぁ。。。
今日も何気に某板チェックして、報告しなきゃなーなんて思っていたら
ふいに肩を叩かれ、あたしは後ろを振り向いた。

「石川に吉澤。アンタ達、今日は頑張ったわね。やっぱ後輩が
 入ると違ってくるわ。やっとプロの目になってきたもの。
 明日も精一杯頑張ろう!じゃ。」
「…あ。お疲れっした。」
「…お疲れサマです。保田さん。。。」
4 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時13分41秒
ふち無しの眼鏡をかけ、左手をピ!っと挙げながら
フ...っと笑顔を残し去って行く保田さん。
そんな些細な仕草にあたしと梨華ちゃん、新メンバーは
見惚れていた。
何気に保田さん、最近カッケ〜んだよね。
前まではそんな風に思っていなかったけど…
なんつーの?仕事の時は痛い役ばっかやらされるけど、
終わってからの行動とか...すっげ〜大人の雰囲気プンプン
させてる。

「…何か変わったよね。保田さん…。」
「そうだね…。…ちょっとカッコいいかも。」
「えええええええぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?!?」

5 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時14分30秒
梨華ちゃん!
アンタ目が恋する乙女になってるよ???
あたしは?吉澤ひとみにゾッコン♪だったんじゃないの??
ヤバいよ!マジでヤバイかも!!
梨華ちゃんと付き合うようになって2年が経つ。
もしかして倦怠期ってゆーの?
やだよ!あたしは今でもこんなに好きなのに!!
最近じゃあ、いしごまとかさぁ、いしたかとか言われてるけど…
!!あたし2ちゃん見すぎ?
何か現実と、妄想が一緒になってる今日この頃なんすけど…。

「吉澤さん…」
「え…?あ。紺野…何?」
「ちょっといいですか?」

Tシャツの裾を引っ張る紺野。
あたしはされるがまま、紺野と一緒に
隠れながらフェードアウト。

6 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時16分04秒
「…最近、石川さんとの中…コレですね?ふふ…」
「な!紺野!お前…」

両手で小さな輪っかを作り、それをくっ付けると
『パーン!』なんて言いながら離しやがった!
入ってきた当時、紺野は大人しく、赤点とか
劣等性とかなんて言われていたっけ。
あぁ...今となっては懐かすぃ〜思いでよ…。

「…何か保田さん。ここの所、ある場所へ入り浸ってるらしいですよ?
 しかも毎日、違う場所なんですよ。そうですね…そこに通いつめてもぉ、
 1ヶ月たちますねぇ…。」
「それがどーかしたの?」

ハァー...大きく、そして大げさに溜め息を吐き
『わからないんですか?』と半ば呆れ顔の紺野氏。
お前はアメリカ人か!とツッコミを入れたかったが
今はそれどころではない。
7 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時17分46秒
「どこだよ!それは!」
「くくくくく…苦しいです。吉澤…さ…ん。…あ。
 でも…何だか気持ちが…イイ!」

首を掴みガクガク揺らすと、紺野は苦悶の表情を浮かべたあと、
何とも言いようがない快楽の顔を出した。
あたしはヤバい!と思い、手を離した。

時すでに遅し―。

「こ、紺野〜〜〜〜〜!!!」
「どーしたの?よっすぃ〜大きな声出して…って!
 こ、紺野!大丈夫??」

梨華ちゃんがあたしをキ!っと睨みつけた。
腕の中でグッタリしてる彼女…
その顔はまさに至福そのものだった。

8 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時18分57秒
「酷い!よっすぃ〜!紺野に何したの?ごっちんといい、
 紺野といい…。最低だよ!よっすぃ〜!ここのところ、おかしいよ!
 私達…少し距離を置いたほうがいいかもね…。」



ガー―――――――――――――――――――――――――――ン!!!


吉澤ひとみ…今までにないショックを味わった瞬間だった。
ヘタリとその場へ座り込むあたしを上から少し覚めた目で
見つめる梨華ちゃん…。
…いつからだろう。あたしのこと、ひとみちゃんから
よっすぃ〜って呼ぶようになったのって…。

…ん?紺野?こいつ!ニタって今、笑ってた!
しかも凄い勝ち誇ったような笑み!
確信犯じゃねーかよ!
…カッケ〜...。

「…石川さん。私は大丈夫です…。吉澤さんに…頼んで
 柔道の技、かけてもらっていたんです。それと…相談したいことが
 あるって吉澤さんに言ってあるので、私と吉澤さんを二人っきりに
 させてもらえませんか?」
「紺野…。わかった。ホントに大丈夫?」
「はい。」
9 名前:へタレよっすぃ〜…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時19分57秒
梨華ちゃんは心配そうな顔で紺野を見たあと、あたしを見た。
ちょっとバツの悪そうな表情をしながら、その場を去っていった。

「紺野…。どーゆーことだよ?」
「…作戦どーりです。」
「はぁ?」

微妙に乱れた服を直しながら、紺野はいつものように
淡々と物事を進めて行く。

「…早く荷物を持って帰る仕度をしてください。
 そしてこれから私に付き合ってください。」
「お前…いくらあたしが今、梨華ちゃんにフラれたからって…」
「違います!私『と』じゃなくて、私『に』と言ったんです!
 人の話はしっかりと聞いてください。」
「ひ、ひぇ!…すんません…。」

紺野…。恐いよ。そんな見開かなくたっていいんだよ。
瞳孔、開きすぎだよ…。くすん。
そして紺野とあたしは一緒に控え室を出た。


―…

10 名前:明かされる実態…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時25分00秒
「いいですか?吉澤さん。…私がこれから話すことを
 よく聞いてくださいよ?」

長い廊下に、あたし達の靴の音が響く。
流れる空気が重苦しい。
これから何処に連れていかれるのか、あたしは多少、不安になりつつも
心のどっかで楽しんでいた。

「…保田さんは、吉澤さんのポジションを狙っています。そして
 石川さんのことも…狙っています。」
「え?何ソレ?訳わかんな」

『コンコン!あぁ…喉が…』と咳ばらいし丁度良く、販売機にさしかかったとこで
紺野は横目でチラリと三ツ矢サイダーを見た。
確かにサイダーを見た紺野氏だったが、
喉の調子が悪いのなら、隣のぷ〜さんの『はちみつれもん』
の方がいいかと思い、(何気にあたしの優しさ)
さりげなくソレのボタンを押そうとしたら…
11 名前:明かされる実態…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時26分11秒
『ち!』

と…舌打ちしたような、しないような…
そのときだった。販売機に映る紺野さんの顔は…
まさに鬼だった。
そんなに三ツ矢サイダーが飲みたかったのだろうか…。
震える指でサイダーのボタンを何とか押すことに成功したあたし。
『ガコン!』と言う鈍い音と供に、落ちてきたジュースを取り出し
しぶしぶ、紺野氏に差し出した。
そう…。それはまさに神へ捧げ物をするような
ヘンに神秘的な感じがしたんですよ…。

『すみません。喉の調子が悪くて…それに松浦さんがCMしてますからね。』
と呟きながらフタを回し、一気に飲み干した。
密かに紺野氏は、まっつ〜のファンなのだろうか?という
疑問にかられたあたしだったが今はそんなことはどうでもいいかと。

12 名前:明かされる実態…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時27分06秒
...普通、500mlの炭酸を一気に飲むことが出来るのって…
紺野ぐらいなんだろうと…流れ落ちる汗を拭う。
ぼーっとしてるあたしを椅子に座らせ、
5mぐらい離れた場所にあるゴミ箱にボトルを投げた。
キレイに弧を描きながら、それは見事に入ったのだった。

「良かったです。まだ分は私達にありますよ?」

意味の分からないことを言いながら、紺野はあたしの隣に
腰を下ろす。

「詳しく話しますと…吉澤さんの存在ははっきり言ってカッケ〜です。
 いや…カッケ〜かったです…ですか?
 みんなもそう思っていました。それに石川さんと付き合ってる。
 もう、羨ましいかと。はい。
 …ですが最近の貴方といったら何ですか?ヴァカ丸だし。
 もぉ、アフォかとウ゛ァカかと。小一時間ほど問い詰めたいのですが。
 しまいには石川さんにフラれるという始末。」
13 名前:明かされる実態…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時28分07秒
紺野氏は微動だにせず、口元だけを動かしながら
あたしにそう告げた。あたしは鞄から、黒のマジック(サイン用)を
取りだし、口に線を無償に書きたくなった。
まるで腹話術人形みたいだなって思っていた矢先、

「今、私のことを人形みたいだと思っていませんでしたか?」

このときのあたしの顔は真っ青だったはず。
いきなり紺野氏は顔を真っ赤にし、
『言霊』について熱く30分程、語ったようでしたが
あたしの耳にはそれは入っていなかった。
妙にガタガタと震えてくる体。
もしかして…!さっき紺野氏が、
唱えた呪文のようなもののせいなのだろうか?
周りから何とも言えない生温かい空気が…。
あたしはこの時、梨華ちゃんも保田さんも、どうでもいいと思っていた。
むしろここから逃げたいと…心底怯えていたのです、はい。
14 名前:明かされる実態…。 投稿日:2002年05月01日(水)20時29分36秒
「…とまぁ、そんな感じです。わかりましたか?は!そんな話はいいとして
 話を修復しますね…。保田さん…。
 今がチャンスだと思ったんです。今しかない!と…。
 よっさんのポジショニングを奪い取るのは今しかないんや!っと…。 
 ここのところ、保田さんは…みんなにカッケ〜と思われ始めてきました。
 …ちなみに石川さんのハートもちょっとづつ動かされはじめてますね。」

…保田さん。そんなこと考えてたんだ…。
っつーかさぁ?よっさんってあたし?
しかも何で関西弁になるのさ?


って!梨華ちゃんが???
そんなウ゛ァカな!!
でも…保田さんを見る目…最近違うんだよねぇ…

「…一緒にカッケ〜くなりませんか?元に戻ろうとは未だに思えませんか?」

あたしは決めた。

「師匠!お願い致します!」

…と。


―…

15 名前:名無しさん。 投稿日:2002年05月01日(水)20時30分50秒
更新しました。
こんな感じで進めていきたいと思っています。
16 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月01日(水)21時45分04秒
コンコンの潜在能力恐るべし。
ちなみにオイラも某板が大好きです…。
とりあえずやすりかマンセー!とか言ってみたりして(w
17 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月01日(水)22時44分01秒
ダーク紺野ハマリ役です(w
果たして、いたいけな青少年吉澤をどんな運命に導くのやら…
18 名前:名無しさん。 投稿日:2002年05月02日(木)17時48分31秒
<梨華っちサイコ〜さん。
 某板…私も大好きです♪コンコンについては
 これから明らかにされていきます。もっと凄(r

<名無し読者さん。
 ダーク紺野…。いい名前をありがとうございます。
 吉澤少年は…今のトコ、純真無垢なんで(ウソ。

19 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)17時50分09秒
「ささ!早くタクシーに乗ってください!保田さんが帰っていかれますよ。」
「う、うん…。」

紺野氏に急かされるまま、あたしはタクシーに飛び乗った。

「あぁ。紺野さん。お疲れでした。…いつもの場所ですね?」
「はい。お願いします。」

ちょっと?このタクシーの運転手さんと知り合いなの?
まぁ、知り合いなのはいいとしてさぁ…
この人、バックミラーであたしの顔をチラチラと見ては
溜め息をつくんですけど?何か?

―…
20 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)17時51分33秒
「気をつけて。では明日もお待ちしてます」
「ありがとう。」

テールランプが消えるまで、あたしはずっとその
明かりを見ていた。

「急ぎますよ?」
「あ…うん。ってここって…?」

夜の繁華街―。
ギラギラとしたネオン―。
看板には『テレクラ・娘。』―。

「はぁ?何よ!娘。って!!」
「早く!」

あたしはあんぐりと口を開けたまま
紺野氏に手を引かれながら
裏口からその建物へと導かれるのであった。


―…
21 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)17時52分10秒
「いいですか?テレクラと言えば、Hなトークと思いですが、
 たまに相談事を持ってくる人達がいます。よっさんはそれを聞いて
 そしてうまく解決してあげてください。人の痛みに触れることにより、
 その人はハッピー♪に。よっさんはトーク上手になる訳ですよ。」

「は、はぁ…。」

「何ですか?ヤル気がありませんねぇ…。保田さんもここで頑張ってるんですよ?」

紺野氏はパチン!と指を鳴らした。
何処からともなく、男の人がモニターを持ってきて
小さなヘッドフォン2つ、あたしと紺野氏にハメさせてくれたのだった。
いきなりの出来事だったので、あたしの頭は混乱していた。
いや…。あまりにも早い、そしてよくわからない展開について
いけなくなっていたのだった。

22 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)17時52分45秒
...そうなの?でもさぁ、アナタがそんなんじゃ…彼女も納得いかないはずよ?』

「ああ!!保田さんの声が!」
「シ!!」

モニターの中で、保田さんがいきなり辺りを見渡した。

『…え?なんでもないわ。でも…ちょっと知り合いの声が聞こえたような気が…』

「…よっさん。静かに。」
「すんません…」

あたしはこのとき、紺野氏にとても興味を持ち始めた。
何か...すげ〜カッケ〜く見えた。
この人についていけば…
あたしは元のポジションに戻れる。
あのカッケ〜かった時代に!
それに…梨華ちゃんとよりを戻せるのではないか…。
否!それ以上に上を目指せるのではないかと…!

23 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時02分22秒
   ―プルル―

「きた!」

紺野氏は…まるでライオンが獲物を狙い、一気に
食らいついた!って感じがした。…
とにかく凄いスピードで受話器を取るもんで、
あたしは、あんぐりと口をだらしなく開き、目を丸くした。
鈍いとか、トロいとか言われていた紺野氏は…
実はホントの紺野氏じゃなくて…。
こっちの紺野氏の方が、実は真の紺野あさみではないかと…

『吉澤さん…!』
「え…?」

コッソリと『私が見本をお見せ致します。』と言いながら
電話の向こうにいる相手に語り掛けた。

「こんばんわ〜♪」(え…梨華ちゃんの声?!)
『ハァハァ…ねぇ』

  ―ガチャリ!―

「ち!エロいヤシは氏ね!」

…紺野氏も2ちゃんねらーだった。
前から怪しいと思っていたけど…

しかもちょっと待ってよ!
『こんばんわ〜♪』の声!
その声にあたしはギョっとした。
ちょっと間違えば梨華ちゃんだと思っちゃうほどだった。
いいや!間違えるほどだった!

…辻加護より物真似が上手いと
ここで証明された紺野氏、あぁ勿体ない!
24 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時03分20秒
「よっさん。ボサっとしてないで、さっさと受話器を持つのです。」
「は、はい!」

言われた通り、あたしは受話器を持つ。
なんせ初めての体験なもんで仕組みとかよく分からなかったけど、
紺野氏の怒りに触れないよう、言われるがまま従うことにした。
心臓が凄く高鳴ってる。ドキドキ…。
額に一筋の汗が流れ落ちると、あたしはゴクリと唾を飲み込み
胸に手をあてがった。
何だか…初めて好きな人に思いを伝えるような懐かしい
感覚に捕らわれていた…。

「…ここはテレクラです。そんな感情持ってると、ショックはでかいですよ?」
「な、なんで…!」
「私も初めてここに来たとき、そんな感情が芽生えました…。(ポ)
 いいですか?今夜しかないと思ってください!一期一会の心意気で
 お願いします。…意味わかりますか?」
「わかるよ!それぐらい…。(どんな意味だっけ…?)」
「ならいいです…。」

25 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時06分04秒

      ―プルル...―

「よっさん!」
「は、はいぃ!!」

「も、もしもし…?」
『あ…こんばんわ。』
「どうも…。」
『……』

あれ?何も喋らないぞ?ど、どうしたらいいんだろう…。
しかも女の人だし…。普通、男の人がHトークや
Hしたくてかけてくるんだよね?テレクラって…?
この人って…レズなの?
ふと助けを求めようと紺野氏を見る。無表情のまま
自分は相談にのっていた。いつのまに電話が鳴ったんだろ?
あたしが見ていたのに気づいた紺野氏は、
耳に挟めておいた鉛筆で
紙にサラサラと何かを書いてあたしに渡した。
それには

【何事も経験!あたって砕けろ!です!
 &ミスムン・よっすぃ〜に なりきることですよ。】

…な、なるほど。
でもなぁ。恥かしいんだよ、アレって…。
まぁ、いいや。適当に流しちゃえ♪へへ…。

…その時でした。鋭い眼光が隣で光ったのは!
なぜにこの方は…
あたしの心が読めるのでしょうか?
ってか何であたしの周りには交信できる人が
多いのですか…?
26 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時14分17秒
…あたしが間違ってましたよ。
わかりました…。
なりきりますよほ。。。

(…いつからアナタはそんないい加減な人間になったのですか?
 そして何の為にココへ来てるのでしたか?)

「ひ、ひぃぃぃぃぃぃーーーーーーー!!!!お、お許し
 ください!あた…あたし、真面目にカッケ〜かった自分に戻るタメでした!」

あまりの恐怖に耐えられず、椅子からハデに転げ落ちる。
その拍子に、腰を思いっきり激しく打ったあたしは悶絶した。

(ヤバい!紺野氏を怒らせてはいけない!)

すっげ〜痛かったけど、あたしはスっとその場に
何事もなかったかのように立ちあがり、ポッケにしまっていた
ヘアゴムで髪を一本に縛った。そして涙ぐんでいた目を擦り
受話器を持ち上げた。

『すみません!私…あの…』
「…何かお困りのようですね?僕でよければ…お話ぐらい聞きますが…。」
『…あ。     …お願いします。』
「いいえ。僕の方こそお願いします。」

―…
27 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時15分48秒
―紺野視点―

「じゃあ、がんがってください。」

        ―ピ―

ふ〜...私の相手は2ちゃんねらーのヲタさんだったので
いとも簡単に相談に乗ることができました。
ですが…

『君…コンコンの声に似てるね?コンコン…?』
「あ〜い」

と…言ってしまった自分は逝って吉だと思われ…。
まだまだ自分はひよっこだと、つくづく感じた今日この頃です。
隣の吉澤さんのことが心配な私は、
さっさと電話を切りたかったのですが、
それは私のポリシーに反しますので最後までしっかりと
聞いてあげました。

私は肩をトントンと叩きながら溜め息をつき、
隣の吉澤さんに目をやりました。
28 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時16分25秒
「じゃあ、君は今日…ムリに彼に別れを告げたんだ。
 辛かっただろう…。でもまだ好きなのかい?」

へタレの吉澤さんの姿はそこにはありませんでした。
前のカッケ〜かった頃の吉澤さんです。
キリっとした表情。
何処かのホストみたいに淡々と話を聞いてあげていました。
優しく…
時には厳しく怒ってみたりと…
それはそれはみのもんたのようでした。
ウソです…。みのの事…私は大嫌いです!

やかましく鳴る電話を一度取り、速攻私は切りました。
それを何度も何度も繰返しましたよ、はい。
私はここである重大な事に気づきました。
最初から受話器を外しておけば何も問題はないと。
初歩的なことに気づかない私は…
やっぱりまだまだ甘いと、自分が情けなく感じました。

29 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月02日(木)18時16分55秒
まぁ、今日は吉澤さんが心配だったし、
これは吉澤さんに自信をつけてもらうための勉強なのですから。
何て先輩思いの後輩なのでしょうか?
私は吉澤さんの話に耳を傾けます。

「そうか…。まだ好きなんだね?実は僕も今日…彼女にフラれてしまってね。
 2年も付き合っててさ。少し距離を置こうと言われたんだ…。
 え?君もかい?…そうか。僕と君は似てるね…。でもね?僕は彼女に
 距離を置こうと言われたときは凄くショックを受けたけど…
 丁度いい機会だと思ったんだ…。もっと自分に自信をつけてから
 もう一度、告白しようと…。それまで僕は自分自身を磨こうと。
 前よりカッケ〜くなって彼女を迎えにいくんだ。だから君も頑張れよ。
 ん…。そうだね。じゃあ…君の幸せを願ってるよ…。」

30 名前:名無しさん。 投稿日:2002年05月02日(木)18時17分31秒
更新しました。
31 名前:夜叉 投稿日:2002年05月02日(木)19時21分52秒
読んでて、あまりのおもしろさにびっくりしました。
テレクラ珍道中、どうなるのか楽しみです(笑)。
作者様、がんがってくださいね。
32 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月02日(木)19時37分15秒
うがーおもしろすぎる。紺野カッケー。
33 名前:名無しさん。 投稿日:2002年05月03日(金)05時05分15秒
<夜叉さん。ありがとうございます(w
 テレクラだけにはとどまらないですが(爆
 がんがりますよほ。。。

<いしごま防衛軍さん。
 あはは♪嬉しいです。紺野氏のご活躍は
 始まったばかりですので。

34 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月03日(金)05時06分30秒
―吉澤視点―

       ―ピ―

「ふ〜…」
「お疲れサマでした。よっさん。」
「あぁ〜お疲れ。...結構、ハマっちゃうね?」

フフっと笑みを溢し、白い頬をピンクに染める。
髪をかきあげるその仕草に、私は息を飲みました。

「さ…もう、こんな時間です。続きはまた明日でも。
 保田さんも帰ったらしいですよ。」

       ―パチン―

紺野氏はまた心地よく指を鳴らし、さっきとは違う従業員の人が
束になった紙を差し出した。
それを乱暴に奪い取り、横目でチラっと時計を見ると

35 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月03日(金)05時07分03秒
『遅いんじゃ!ゴルァ!』

と…一喝する師匠…。(恐!)
その人は…小さく『ひぃ!』と鳴き、素早くお辞儀して
あたし達のいる部屋から逃げて行ったのだ。
そう…よく

『命からがら…』

と言うけど、まさにその言葉がピッタリと
当てはまるほどだったんすよ。
そしてニコリと微笑むと紺野氏は
ペラペラと捲りながら、フー…っと息をついた。

36 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月03日(金)05時07分37秒
「恐るべし僕等のヤッス〜...。今日の相手は25人とは…。
 しかも会話の内容も素晴らしいですね…。帰りますか…」

「見せてよ…それ。」

「ダメです!これを…これを見たら負けやで!負け犬やで!
 こないなトコで負けてええんか?」

「ひぃ!!!すんませんっしたぁ!!」

「分かればよろしい。さ、明日も早いんです。帰りますよ?」

「はい…。」

この人は…なんて才能を持って生まれてしまったのだろう。
本当はモーニング娘。に入るべきじゃなくて

「…いいえ。私は入りたかったのです。モーニングこそ
 私の生き甲斐なのですから…。」
37 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月03日(金)05時08分09秒
…狐にでも摘ままれたような…何とも言えない感覚。
長い長い夢…悪夢を見ているんではないかと思ったあたしは
自分のチャームポイントでもある頬を抓ってみた。
激痛―。
夢ではない…。
泣きそうになったあたしは
フラフラと覚束無い足取りで、黒い渡り廊下を歩き
何とか紺野氏の後を追っていた。

外に出ると、ここへ着いたばかりの街並みとは
うって変わっていた。
ポツポツと人もまだらで、あんな華やかな賑いを
見せていた街も…あたし達とは対照的に
これから眠りにつくのだ。

そして…。
初めてあたしは…梨華ちゃん以外の人と
朝を迎えたなぁ...と、とても寂しく、そして本当に自分が
フラれたと言う事実を…噛み締めた。
ツー...と涙が流れ、あたしは紺野氏に気づかれないように
それを拭った。
38 名前:夜の女王? 投稿日:2002年05月03日(金)05時08分52秒
「…Don´t think twice、It´s all right!イエー!」
「…紺野。」
「…わかりますか?意味。」
「わかるよ!それぐらい!」
「YES!」

紺野氏はニコリと微笑み、あたしの手を引っ張った。

「くよくよすんな!大丈夫さ!ですよ。よっさん。」

「ありがと...。っつーか眠くねぇ?このまま仕事場行って少し寝ようよ。」

「そうですね…。今から帰って寝ても…30分くらいしか眠れませんもんね。
 あ。ちょっと電話していいですか?…って聞いてませんね。」

やけに朝日が眩しくて…
あたしは目を細めた。
今日からあたしは変わるんだ。
保田さんになんか負けない!

そして…

あの楽しかった時間を取り戻すんだ!
梨華ちゃん…待ってろよ!

39 名前:名無しさん。 投稿日:2002年05月03日(金)05時09分23秒
更新しました。
40 名前:じじ 投稿日:2002年05月03日(金)09時34分03秒
ズワーイ!発見してもーたー!
もーっ、新作始めてたなら言ってくださいよーっ!
やっぱり作者さんのはおもろいです!
これからも更新楽しみ楽しみ(w
がんがってください!
41 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月03日(金)10時58分27秒
恐るべし紺野氏!(笑
楽しいです。面白いです。
続きが楽しみです。がんがってください。
42 名前:節操名無しベーグル。 投稿日:2002年05月03日(金)11時32分16秒
おおお。新作ハッケーンって言うか某じじ氏に言われてきました。
是非とも、あっちにもきて下さい。
こんこん(・∀・)ノ イイ!!
43 名前:名無し男 投稿日:2002年05月03日(金)14時55分43秒
コンコン
あんた何者ですか(w
44 名前:理科。 投稿日:2002年05月03日(金)18時26分05秒
<じじさん。
ズワーイ!見つかっちゃった♪
新作始めましたよほ。とか言ってみるテスト。
がんがって更新させていただきますです。

<よすこ大好き読者さん。
楽しいですか?面白いですか?
続きが楽しみですか?ありがとうございます。
がんがります♪

<師匠!!!!!!
じじさんは見つけるの早いですよね(w
私も更新したらそちらにまた遊びに逝きます♪
師匠(・∀・)ノ イイ!!

<名無し男さん。
私にもわかりません(w
ってか自分でも何を書いてるのかも
分かりません…あうぅ。(爆
45 名前:愛すぃ〜よっすぃ〜。。。 投稿日:2002年05月03日(金)18時27分30秒
―石川視点―

あーあ...。
久しぶりに酷いクマが出来ちゃったよ。
またみんなにバカにされるだろうなぁ。
ガタガタと揺れる電車の中で、私は何気に広告を
見つめていた。自分のマンションに居ても
何だか落ちつかなくって。
2時間と少し早いけど、私は家を出た。

…昨日、私は大好きな人に別れを告げた。
ひとみちゃんのコト、考えると胸が苦しくなるのは…
まだ好きなんだろうね。
でも最近のあなたは…前とは違って
何てゆーのかな?
ヘンに変わっちゃったよ。

最近、やけによそよそしいし、
私との意見もすれ違う日々。

半ばヤケになっていた私は…

...後悔しても遅い。

46 名前:愛すぃ〜よっすぃ〜。。。 投稿日:2002年05月03日(金)18時28分36秒
ジワリと目頭が熱くなる。
私は鞄からハンカチを取り出そうと、
弄っていたら...
クシャクシャになった紙。

昨日、紺野に手渡された一枚の紙―。
それに書かれた電話番号。

『きっとここに電話することにより、石川さんの悩みは
 少しでも軽くなるハズですよ?』

私は悩んだ。
ずーっとお部屋で携帯とにらめっこ。
かけようか...
かけまいか...
戸惑いながらも
ずーっと、ずぅーっと悩んだの。

でも。

藁にでもすがるような気持ちだった私は
紺野の言葉を信じてみようと、
思いきってボタンを押した。

47 名前:愛すぃ〜よっすぃ〜。。。 投稿日:2002年05月03日(金)18時29分11秒

でた相手は...
何だかホストの人みたいだった。
…!まさかこの番号はホストクラブの?
何て思って切ろうかとしたんだけど…
相手の人からどうしたの?
って温かく声をかけてくれたから
私は昨日のひとみちゃんのことを話した。
その人はとても優しく…
そして自分もそうなんだよ…
と。

「お客さん?」
「はい?」
「つきましたよ?」
「あ…はい!あの…ありがとうございました!」

頭の中で考え事していた私は、自分がどうやって
電車から降りて、タクシーに乗ったのか分からなかった。
…習慣って恐いなぁと思いつつも、私は大きなビルの中に
入っていった。


―…
48 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月03日(金)18時30分40秒

    ―吉澤視点―

「ふわぁ〜...。ねむねむ…。」
「さて。少し仮眠室で…」

なんかさぁ…紺野が全然眠そうに見えないんだけど。
目なんかパッチリ開いちゃってるし。
動作がキビキビしていて…
ロボットみたい。
…ドラえOん?
…プ!
どっかにアンテナとかあったりして…
もしや飯田さんと同類なのかぁ!
…プププ!
だ、ダメだ、笑っちゃいけない!
あ...睨まれた。

何か…数時間前の出来事がまだ信じられないよ。
さてと。あたしは寝るとしますかな…。

「あ!紺ちゃん!」
「おはよう。愛ちゃん。早いね…。」

ん?高橋。モー来てたのか?
早くねぇ?まだ2時間もあるってのに。

49 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月03日(金)18時31分39秒
「おはよう…高橋。」
「…よ、吉澤さん…!ウワ〜ン!!」
「ちょ!お前!何?どーしたよ?」

いきなり高橋があたしの顔を見て泣きつき、そして
抱き付いた。何よ!恋の相談?
もしや愛だけに…愛の告白…?
カッケ〜♪オイラ、カッケ〜YO!

「…つまらんのぉ(怒)…。」

ユラリと傾く紺野氏…
ひ、ひぃ!!
か、髪が!!か、髪が…逆立ってる!!!!!
え〜...え〜...
それはそれはもの(r

「…不愉快なので喉を潤してきます。」
50 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月03日(金)18時34分53秒
鋭い眼光―。
蛇に睨まれた蛙状態のあたし―。
ギロ!っと睨みつけて
部屋をあとにした紺野氏。
凄まじい悪寒がゾクゾクとあたしの体を包む。
また言霊を呼んだのだろうかと、あたしは
めっちゃ不安になったけど…。
今までのあたしとの会話の中で
昨日のような呪文は唱えていなかったはずだ。
あー...まだ耳に張りついて取れないよ、あの呪文...。
と、とにかくあたしは高橋の腕を掴み離して
顔を見た。

「ど、どーしたの?」

「私…エグ。あの…まこっちゃんとケンカしちゃって…
 どーしたらいいのか…!ズワーイ!」

ズワーイ!って…。
とにかく落ちつかせて…
51 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月03日(金)18時35分33秒
ぎ、ぎゃあぁ――――――!は、鼻水が…!
お気に入りのPNBのTシャツにベッタリ!!
しかも糸ひいてるし!
っつーか高橋のこの顔…。
マジでヤヴァイよ…。
プ。
勘弁してくれぇ…これ、限定だったんだから(泣)。

…まぁ洗えばいいの話だから、それはいいとして。
可愛い後輩が号泣してるんだからほっとけないよ。
泣きじゃくる高橋をゆっくりと椅子に座らせ
あたしは頭をポンポンと撫でた。

「…そっか。ケンカしちゃったか。あたしでよければ
 話ぐらい聞くからさ…。まだ時間もあるし。泣くなよ…な?」
「はいぃぃぃ………。」

あぁ…今日は眠れないんですね。
辛いかも…。


―…
52 名前:理科。 投稿日:2002年05月03日(金)18時36分12秒
更新しました。
53 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月04日(土)00時55分52秒
カッケくなる前に疲労が蓄積しそうですが(w
54 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月04日(土)04時18分40秒
コンコンかなりキてるな〜。
けどモーニングが生きがいとか言っちゃうところがかわいいっスね。
55 名前:名無し男 投稿日:2002年05月04日(土)13時49分14秒
吉澤が安定剤常用する日も近そう(w
56 名前:理科。 投稿日:2002年05月04日(土)19時20分19秒
<名無し読者さん。
 たしかに(w
 ですが吉澤さん、がんがってくれることでしょう(w

<梨華っちさいこ〜さん。
 紺野氏、これ以上にキますよ(w
 …ちょっとやりすぎたかなって思ってます。。。

<名無し男さん。
 う!…鋭いトコをついてきましたね(w
 近いですよ?

57 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月04日(土)19時22分10秒

   ―紺野視点―

私は一人、販売機で熱いブラックコーヒーを片手に
セブンスターに火を…








な訳はありません(クワ)!
私はまだいたいけな中学生なんですから。
あぁ…私も煙草とブラックコーヒーが似合う女に
早くなりたいです。(鬱鶏…じゃない!ウットリ...。)

ここまでは、面白いほど私の計画通りに物事が
進んでいて、これでいいのか?などと
ちょっとした不安要素もありますが…
まぁ、大丈夫でしょう。
話は変わりまして、
お気づきの方々もいらっしゃると思いですが、
昨日のよっさんの相手は…
58 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月04日(土)19時22分53秒
「紺野!おはよう!早いね。」
「あ。おはようございます。」


     石川梨華さん

      なのです。

「何?一人でコーヒーなんか飲んじゃって。あ!凄い!
 ブラック飲んでるの?私、飲めないんだよぉ。」

「…間違って買ってしまって。えへ…。苦いです。やっぱ。」

「あはは。そうなんだ。ねぇ?紺野…今日はどうしたの?何でこんな早いの?」

ビンゴ!
こうなるコト…私は計算していました。
『計算梨華ちゃん』とか、ちまたで言われてるようですが
『計算コンコン』と名称が変わるのは時間の問題かと思われ。
59 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月04日(土)19時23分35秒

それにしても石川さん…あなた。
物凄いクマできてるし...
瞼、腫れすぎですよ?
プロなんですから、もう少し考えて…
コホン!…ここで時間食ってられないんです。

「…実は、愛ちゃんがまこっちゃんとケンカしたみたいで。
 私と愛ちゃん今、一緒に来たんです。早く来て、
 どうやって謝ろうか考えようと。そしたら
 吉澤さんが先に来てたんですよ。私より、
 吉澤さんの方が親身になって今、聞いてあげてるんです。」

「ひと…よっすぃ〜が?」
「はい。」
60 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月04日(土)19時24分15秒
石川さん、『吉澤さん』と私が名前を出したら固まってました。
それはそれは小動物が、ライオンに食べられようとする一瞬という感じで。
…違う意味で石川さんは多いに吉澤さんに食べられたと思(r

コンコン!←(咳ばらい)
...朝から失礼いたしました。
あぁ…私はいつから下ネタが出るようになってしまったのでしょうか?
これも全て吉澤さんのせいです!!

「…そろそろ行かなきゃ…。あ。石川さんはどうしますか?」
「え…私は…」
「…一緒に意見してやってください。その方が愛ちゃんも
 楽になれると思いますが。」

ってゆーか、あなたも少しは楽になるハズですよ?(ニヤ

「うん。行く。」
「ありがとうございます。」


―…
61 名前:理科。 投稿日:2002年05月04日(土)19時25分12秒
少しだけですが更新しました。。。
すみません…。
62 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月04日(土)20時27分40秒
紺野たんさすがやー!!。しかし、紺野たんにたばこは似合いませんよ。
63 名前:じじ 投稿日:2002年05月04日(土)23時19分11秒
なかなかキツイの吸ってますね(w
あっ違うか。
紺野がスゴイ!
64 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月04日(土)23時52分50秒
はじめまして。同じ板で駄文をさらしている者です。
今までロムって、コソーリ読んでました。
『圭さんコンコン』のカッケ〜★アイドル虎の穴、めちゃくちゃ好きです!
65 名前:理科。 投稿日:2002年05月05日(日)16時47分30秒
<いしごま防衛軍さん。
川o・д・)<流石ですか?…いえいえ。
       私なんか、保田さんの足元にもおよびません。
       …煙草、似合いませんか?ウフフ。

<じじさん。
 私は煙草吸わないですよ(w
 マジなお話。。。
 まだまだこれからですが何か?(w

<名無し読者さん。
 どうもお初です。虎の穴にめちゃw
 何を書いてるお方なんですか?
 よろしければ教えてくださいな♪

66 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月05日(日)16時53分15秒
「なぁ。高橋…。それはお前も少しは悪いよ。」
「そんな…!吉澤さんはまこっちゃんの肩持つ気ですか?」

ドアの向こうから低い吉澤さんの声と…
愛ちゃんの叫ぶ声がします。とにかく
すさまじいくらいのカナキリ声です…。

例えるとですか?そうですねぇ…。
旦那がパチンコに狂って、生活費も使ってしまったことがバレ、

『アンタ!いい加減におし!(怒』

夫婦喧嘩真っ最中の妻のヒステリー声…ですか?

今まさに白熱中といったもようですが…

「さ。行きましょうか…。」
「う、うん…。」
67 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月05日(日)16時53分51秒
私と石川さんは『忍者ハットリ君』のように
(しいて言えば私がハットリ君で、石川さんはシンちゃんですか?
 まぁ、石川さんはしし丸でもよいかと思われ。)
静かに気配を殺し部屋に入り、二人の視界に映らない
大きなカーテンの後ろに隠れました。

「あうち!」

その時…ちょっとドジをしてしまった私。
ハットリ君になりきろうと
カッコつけてバク転しながら入ったことに
少し後悔してしまいました。
危なく見つかってしまうトコだったんです。

「…ちょっと様子を見てからにしましょう。
 愛ちゃんがかなりの興奮状態なので…。」

「…そうだね。(紺野…おデコぶつけたんだね…腫れてる)」

68 名前:復習ですよ? 投稿日:2002年05月05日(日)16時54分36秒
「違うよ。あたしは小川の肩を持ってるんじゃない。
 …高橋は小川と仲直りしたいんだろ?」

「はい…。」

「じゃあさ…高橋も素直に自分の悪いトコ、見直さなきゃ。
 前には進めないと思う。意地張ってないで…。きっと小川も
 高橋と仲直りしたいって思ってるよ!あたしもさ…昨日、梨華ちゃんと
 ケンカしちゃって…。
 今回はあたしが全部悪いんだけどね。へへ。
 でも…この機会に自分を見つめ直そうかと。寂しいけどさ。
 高橋!Don´t think twice、It´s all right!」

「え…?」

「はは!くよくよすんな!大丈夫さ!」

「吉澤さん…。うん…。そうですね!私…まこっちゃんに謝ります!
 ありがとうございます!吉澤さん…何かカッコイイです。」

「ありがとう。」

「私、ジュース買ってきますね!」

「うん。」


―…
69 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)16時55分40秒
「…どうやら解決したようですね。」
「…。」

…石川さん。
顔が真っ赤です。
とろけそうに潤んだ瞳。
(素晴らしくイヤらしいです。)
胸に手を組み、ハァハァ熱い息遣いで
吉澤さんを見つめています。
もう私なんかアウト・オブ・眼中ってな感じで
穴があいてしまうんではないかと言うほど
吉澤さんを...それはそれは熱い眼差しで見つめていました。 
…まぁ姦通済みですがね。
違った!貫通です…。

(おや!)

注目の的・吉澤さん。
ゴロリと寝っころがり歌を口ずさみました。

70 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)16時56分29秒
      ―♪♪〜...―

(ななななななんと!!!!!)

...さすがのこの私もビックリしましたよ。
だって…あの英語。
実は歌の歌詞なんですから。
私はそこまで教えてはいません。
吉澤さんが知っていたということに、私は心底
驚いたのです。

例えるとですか…?
そうですね...。
71 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)16時57分28秒

いつものように、仕事先に行きました。
いつものように

   『おはよう♪』

と明るく迎え入れてくれる矢口さん。
いつものように今日も元気です。
私もいつものように『おはようございます。』と
頭を下げ挨拶します…。
私も身長は低いほうですが、
矢口さんの方が小さいのは、みなさんも分かりますよね?


それがですよ...?
私が顔を上げたその先に、矢口さんの太ももがあったらなら!
そして頭上で声がするんです。

『参ったよぉ〜♪矢口、朝起きたら身長、2mだもんな♪キャハハハハハ♪』
「ぎゃああああああああ―――――――――!!!!!!!!!!!!」

...そのくらいですか…?
決してそんなコト、あるワケないのですが。
あったら困ります。
またくだらない話を長々と…失礼。
72 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)16時58分25秒
P・P&M(ピーター・ポール&マリー)の歌なんです。

すると吉澤さんは一人...
寂しくも、こう呟きました。

「フォークソングは、いつの時代も、真っ直ぐで正しいのに…。
 正しすぎてときどきやりきれなくなるなぁ。元気な時に聴く分なら
 いいけど…落ち込んでるときは返って疲れちゃうよ…。
 あぁ…梨華ちゃん…。あたしはこんなに好きなのに…。」


ズキュ――――――――( *▽*)―――――――――→ン!!!!
ズキュ――――――――川 o*д*)―――――――――→ン!!!!

い、一日で…
あんた、一日で…
カッケ〜よっさん取り戻したんですか?
こ、この私がグラリときてしまうほど

アナタは…
アナタは…確実に…

大 人 の 階 段 昇 っ て ま ん が な !
73 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)16時58分59秒
「あ…石川さん!何処へ…!」

石川さん…目に涙を浮かべていました。
とてもやりきれない表情で、口に手をあてがり
部屋を飛び出してしまったんです。
…石川さん。

吉澤さんのことが   マ   ジ    で好きと思われ。。。

あぁ...恋愛って素晴らしいですね。
私も早く大人になって、あんな風に思い思われ
振り振られ…な人生をば…。
まぁ、振られ続きの保田さんは勘弁と。

「ん?紺野?お前こんなとこに居たのか。…どした?」
「…吉澤さん。ハッキリ言わしてもらいます。アナタは…」

私はここでハ!っとしました。
今ここで…よっさんに私が思った話をしたとします。
それに気をよくした吉澤さんなら…
74 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)16時59分41秒
『え!マジで!じゃあ梨華ちゃんに告るぜぃ!』

となってしまうでしょう。
今までの(と言ってもまだ一日ですが)
苦労が水の泡になってしまうかも。
それに…何と言っても私の野望が終わってしまうのですから…
あ!ウソです!野望なんて持ってませんよ?フゥー...。

「…何よ?ハッキリって…」

「まだまだよっさんは保田さんの足元にも…いいえ!足元所か
 ひれ伏すしかないです。…昨日、あれだけ頑張ったとゆーのに。
 保田さんとよっさんでは月とミジンコの差があります!
 まぁ…アオミドロでも可。」

「そっか…ま!気長にやってこよーよ。紺野…頼むよ。
 あたし、精一杯頑張るからさ!」

「…はい。私の方こそよろしくです。」
「うん。さぁ〜てと!少し寝るよぉ〜。おやすみ…。ZZZZZZZZZZZZZ……」
75 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)17時00分16秒
…すでに吉澤さんは夢の中へ旅立ちました。
アナタはのび太くんですか?
そして面倒見のいい私はどらえ…
い、いいえ!!!!!
私は例えるならドラミちゃんですよ!!!!!!!!!

寝る子は育つといいますが…
あなたは少し育ちすぎなので、一日くらい
寝ないほうがいいんではないですかと…
まぁ、私は思ったワケで。
76 名前:子は育つ。。。 投稿日:2002年05月05日(日)17時01分30秒
「…コンちゃん。」
「…お疲れサマ。」
「…ねぇ?ご褒美は?」
「…バッチリだよ。」
「…やったね♪」
「…また頼むよ?」
「…任してよ♪」

愛ちゃんは嬉しそうに、私から
『優しい2ちゃんねるがいど』
を受け取りました…。
(私の手作り作品です。初心者向けですね。)
愛ちゃんはそれを大事そうに鞄に入れて

『ズワーイ♪今夜は徹夜だ♪』

などと言っていましたが、そう簡単にあの中には
はいれないのだと、(この新参が!厨房が!)
伝えようと思ったのでしたが
私は言えませんでした。
とにかく私は吉澤さんのことが心配になったので
後を追うことにしたんです。


―…
77 名前:理科。 投稿日:2002年05月05日(日)17時03分01秒
更新しました。
まだ話が7分の1くらいしか進んでません(汗
どうやって編集しようか、小一時間ほ(r
しかもネタ切れでっす♪
78 名前:夜叉 投稿日:2002年05月05日(日)19時49分14秒
先生、面白すぎます(笑)。
最近紺野さんツボなので、PCの前でほくそ笑んでますが何か(笑)。
つか、紺野って(自主規制)なのですか?
79 名前:じじ 投稿日:2002年05月05日(日)21時31分00秒
マジでおもろすぎです!
出し惜しみ無しですな。
もう感動ものです、はい。
80 名前:魚心 投稿日:2002年05月05日(日)22時24分36秒
毎作ながら、リズミカルな文章に乗せられちゃいます。
誰か紺野さんにサビ抜きのサーモンを。
更新、お待ちしています!
81 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月06日(月)00時00分02秒
まだ7分の1なんスか!? イシカーさんすでにメロメロになってるのに。
ってことはヨシコはまだまだカッケーになるんですか?
このままじゃオイラもメロメロになっちまいますよ〜。
82 名前:コソーリ64 投稿日:2002年05月06日(月)00時04分54秒
64の名無し読者です。名乗りきれてませんでした・・・
‘ロケット花火’っていうのを書いてる者です。
『本日も紺野先生、面白すぎでした!』
83 名前:理科。 投稿日:2002年05月06日(月)04時45分36秒
更新は(仕事から)帰ってからします。
今はレスを。。。

<夜叉さん。
 ズワーイ♪ありがとーです(^▽^ )
<最近紺野さんツボなので、PCの前でほくそ笑んでますが何か(笑)。
 朝からw! 紺野氏はエ(r

<じじさん。
 私の頭の中は。。。→ =( ^▽^)ノ =(O^〜^)ノ
 周りは お 花 畑 で す が 何 か ?(w
 ハッキリ言ってヴァカなだけです。

<魚心さん。
 お初です。あれ?どこかで書いてませんか?勘違いだったらスマソ。。。
<誰か紺野さんにサビ抜きのサーモンを。
 思わずPCの前で笑ってしまった!…朝だと言うのに。。。

<梨華っちさいこ〜さん。
 石川さんとは…まだまだこれ(r多分、これから…波(r
 まだです!このくらいでメロメロになってしまったら
 紺野氏に怒られますよ?(w

<コソーリ64さん。
 『ロケット花火』読んでます!何か切ないんですけど。。。
 次ぎで最終話なんて悲しすぎですが。。。
 でも番外編あるんですよね?がんがってください♪
84 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月06日(月)09時41分26秒
よしこはすごい。なんで一日であそこまでカッケーくなれるんだろうか。
梨華たん轟沈という感じだ。でも紺野最高!!
ヤッスーの真の力が楽しみです。
85 名前:理科。 投稿日:2002年05月06日(月)18時04分53秒
<いしごま防衛軍さん。
<よしこはすごい。なんで一日であそこまでカッケーくなれるんだろうか。
 …いしかーさんの力と思われ(w
 紺野さんvsヤッス〜。。。果たしてどちらが上でしょう。。。
86 名前:本当の気持ち・すれ違う心… 投稿日:2002年05月06日(月)18時08分20秒
―吉澤視点―

「ふぁ〜あ!寝た寝たぁ〜♪…まだ30分もあるじゃん。」

集合時間までまだ30分もある。
あたしは眠い目を擦りながら、ゆっくりと置きあがった。
喉の乾きが激しかったので、ジュースでも買ってこようと
思ったあたしは、ジーンズのポケットから小銭を取り出し、
勢いよく部屋を飛び出した。

そーいえば…紺野は何処に行ったのか?
辺りを見渡しても、人の気配はなかった。

「ま、いっか。…あれ?」

販売機のソファーに…
見慣れた人がポツンと、俯いたまま
両手でジュースの缶を握り締めていて。
あたしはその人に声をかけようか迷った。
でも朝の挨拶くらいしなきゃ…なんて一人訳のわからない
解釈をし、ゆっくりと向かった。

「…おはよぉ。梨華ちゃん。」
「…あ。お、おはよう…。」

沈黙。
87 名前:本当の気持ち・すれ違う心… 投稿日:2002年05月06日(月)18時09分18秒
なぜか梨華ちゃんは真っ赤な顔して
あたしの顔を一瞬見て、反らした。
そして俯いたまま…カタカタと華奢な肩が
震えていた。
あたしはそこまで梨華ちゃんに嫌われたのかと
物凄くショックを受け泣きそうになった。

カチャカチャとお金を入れる音だけが響いて―。
赤いランプがついていたけど、
あたしは何だかボタンを押す気にはなれないでいた。
だって…ここでボタンを押して、ジュースを買っちゃえば…
梨華ちゃんと一緒の空気…吸えないから。
空気とかそんなんじゃなくて…!

でも、梨華ちゃんはイヤなんだろうな。
ここにあたしと一緒にいることが。
梨華ちゃんは優しいから自分から
そういった逃げは絶対にしない。

震える指であたしは、ブラックコーヒーを選んだ。
普段、飲むことのない物だったが
眠気覚ましもあるけど…
何より失恋の味がすると誰かが言ってたっけ。
88 名前:本当の気持ち・すれ違う心… 投稿日:2002年05月06日(月)18時10分04秒
この苦い味わいが美味いと感じた時―。
コーヒーの味も。
人の痛みも。
きっと分かるようになってんだろう。

うん…。
あたしは大人になるんだ。
そして梨華ちゃんに、もう一度告白するんだろ?
ここで泣いてメソメソしたらカッケ〜くないじゃん!

フタを開け、一気に流し込む。
口いっぱいに広がる苦さ。
ゴミ箱に缶を投げて、何事もなかったように
控え室に戻ろうとした。

「…よっすぃ〜。」

消え去るような声。
愛しいあの人の声。

「…ここ、寒いから風邪ひいちゃうよ?控え室…行こうよ。」

危なく声が裏返りそうになったのを、
あたしは必死で耐えていた。
梨華ちゃんが何か言いたそうだったみたいだけど、
あたしは恐くてそれを消し去った。
89 名前:本当の気持ち・すれ違う心… 投稿日:2002年05月06日(月)18時10分42秒
何だ…?
何を言いたかったんだろ…!
あたしの心臓は破裂するんではないかと
もの凄く恐くなった。

「…あのね、よっすぃ〜...」
「…うん。」

「「よっすぃ〜!!!おっはよぉ!」」
「うわぁ!辻加護!いってぇ!」

後ろからチビッココンビがダイブしてきた。
あたしはそのまま蛙のように、べチャリと倒れた。

「なんやなんや!よっすぃ〜蛙みたいやなぁ♪」
「そうなのれす。ひきがえるなのれす♪」

―…

90 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時12分10秒
ハァハァ。。。
私は何だかイヤな感じがしています。
販売機の方へと、私は懸命に走りました。

(…ああ!)

よっさん!
アンタ何やっとるんや!
床にベッタリと大の字で張りついてる吉澤さん。。。
その上に加護さん&辻さんが亀のコのように
それはそれは嬉しそうに背中にへばりついていまして。
それを石川さんが悲しそうに見つめていたんです。

(…プ。)

私は笑っていました。
ピクリとも微動だせず、吉澤さんは
死んでしまったかと思われるほどなんですよ?
これが笑えずにいられますか。。。
ゲラーリ。
91 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時13分00秒
などと脳内暴走中の私でしたが
ここで時間など取っていられません。
こうしてる間にも保田さんの観察時間が
どんどんなくなってしまってるのですから。
ツカツカとその場へ歩み寄り、

「…吉澤さん、大丈夫ですか?」

と…まぁ、ありきたりな一言を。
すると吉澤さん、顔をあげたのはいいんですが…

「よ、よっすぃ〜!!!!!!!」

(((((((((キ――――――――――――――――――――――ン)))))!!

「うわ!み、耳がぁ…!ウチの耳がぁぁぁぁ!!!!」
「の、のののおみみもへんなのれすぅ!!!!!!」
「ぐぅあああああああああ!あた、あたしも耳が…!」
「………(へタレ供め)。」

92 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時13分39秒
鼻血が大量に流れていたんです。
ボタボタと、『これでどうや!』ってぐらいの、段違いの…。
まるで水道の蛇口を全開って感じで。

…ですが、そのコトには石川さんしか気づいていません。
あ。私もですか?
あまりの出来事に『よっすぃ〜』と叫んでしまった石川さん。
とても驚いたのでしょうね。
その叫び声が…
超音波みたいで。
って言うかもはや超音波でしょう。

...気のせいでしょうか?
そのときに、壁や、販売機…
側にあった花がガタガタと震えていたのは。

あれまぁ。
灰皿にヒビが。。。

あ。割れた。。。

93 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時14分12秒
え?なぜ私だけ大丈夫かって?
…あなた達、私がまだどんな存在能力を内に秘めているか
まだ解っていませんね?
まぁ、出す機会が中々ないので仕方ありませんものね。
そうなることは解っていましたから、
私は咄嗟にその場から離れました。
それは物凄い勢いで走りましたよ。
で。
叫び終わったと同時にまたその場へ来たワケでして。。。
ですが、私も耳が多少、痛いですけど
あの耳から血を垂れ流してる3人に比べると
まだいいほうですね。
とにかく吉澤さんの鼻が気にかかります。。。
もしかすると、鼻の骨が折れてる可能性大かもしれません。

94 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時15分12秒
「吉澤さん!大丈夫ですか?」
「え…何が?耳?」
「いえいえ。鼻ですが…。」

「鼻…?     


 なんじゃこりゃああああああああああああああああああああああ!!



 いってぇ!!マジいってぇ!いてぇよ!!!!!」

「何が痛いねん…。よ!!!よっすぃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
 は、はな…なはなは。鼻が曲がってんねん!!」

「あああああああああああ!!よっすぃ〜がぁ!たいへんなのれす!
 おはなから、おつきさまがはじまったのれす!!!!!!!!」

…辻さん。
お月様は...鼻からなど出ないのです。
もしや、アナタ…。

 ま だ キ テ な い の で す か 。 。 。 ?

私などとうに(r
ご希望があれば、あとでじっくりとお教え致しますが。
95 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時15分56秒
「と、とにかく医務室に…。いこ!よっすぃ〜。」
「梨、梨華ちゃぁ〜ん…。エグエグ…。」
「ほら!泣かないの!ね…?大丈夫だから…。」

石川さん…。
ハンドタオルで吉澤さんの鼻を優しく押さえながら医務室
へと向かいました。
それはそれは、こんな非常事態というにもかかわらず
嬉しそうでした…。

ってか吉澤さん、マジでヤウ゛ァイかと思われ…。
さすがの私もあんな大量の出血を見たのは初めてでして…。
ってか、その場でワンワン泣いてる加護さん&辻さん。
私は二人の側まで行き、目線を合わせます。
96 名前:出血大サ〜ビス♪ 投稿日:2002年05月06日(月)18時17分10秒
「…加護さん。辻さん。悪気は無かったんでしょう?」
「うん…ヒック!…あんな…なると…エグ!思わなかっ…」
「ののも…ヒック!ぜんぜん…エグ!わるぎは…エグエグ!なかったの…
 ただ…だいぶした…ヒ〜ン。ああなって…。」

「…とにかく泣かないでください。悪気なんてなかった事、私も
 吉澤さんも…石川さんも解ってますから。ほら…立ってください。
 吉澤さんのとこへ行きましょう。辻さん加護さんも耳から血が出てます…
 私、ハンケチを2枚持ってますので、これで拭いてください。」

「…うん。紺野…優しいなぁ…。しかもハンケチなんて…古風やね?」
「…そうなのれす。ありがたいのれす。」

...合掌は止めてください。
二人して。
しかも正座して。
私はまだ死んではいませんので。
とにかく私達も医務室へと移動しますか…。


―…
97 名前:理科。 投稿日:2002年05月06日(月)18時18分09秒
更新しました。
…ホント私は何を書いてるのでしょうか?
98 名前:名なしさん。 投稿日:2002年05月06日(月)18時25分37秒
めちゃくちゃワロタよ。
その調子でやっちゃって下さい。
99 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月06日(月)19時45分09秒
一気に読みました。
サイコーに面白いです。紺野さんイイ!!
100 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月06日(月)20時04分23秒
うおーみんなすげー。紺野カッケー。よしこは痛そうだが、梨華たんに
やさしくされてよかったのでは?でも痛そう。
すんげーおもしろいです。頑張ってください。更新楽しみに待っています。
101 名前:じじ 投稿日:2002年05月07日(火)00時12分29秒
>…ホント私は何を書いてるのでしょうか?
気にすることはありません。
何かに気付いても無視して突き進んでください!
ヤヴァイくらいおもろいです!
102 名前:婆金 投稿日:2002年05月07日(火)02時15分54秒
石川さん・・・。
昔TVで観たトムとジェリーの声楽家泥棒(歌声で窓ガラス割る)を
おもいだしました
103 名前:理科。 投稿日:2002年05月07日(火)17時24分32秒
>名なしさん。
 ありがとうございます。
 メチャメチャにやらせていただきます(w

>よすこ大好き読者さん。
 『面白い』と言う言葉、私にとって最高の
 誉め言葉です。ありがとうございます(w

>いしごま防衛軍さん。
 よしこより、石川さんの方が嬉しいと思われ(w
 紺野氏とヤッス〜ってどっちが上なのか?
 更新、がんがりますよほ。。。(照…

>じじさん。
 分かりました!気にしません。(w
 何があっても突き進む事にしますね。
 がんがりまっす。

>婆金さん。
 乙カレ〜でした。みんな( ^▽^)<ハッピ〜♪
 で終わって良かったです…。なっちも元気になって。。。
 レスの返事じゃなくなってるし!…逝ってきます。
104 名前:宇 宙 の 神 秘 。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時27分37秒
「辻ぃぃぃ!加護ぉぉぉ!あんた達!いい加減にしなさいよぉぉぉぉおぉぉお!」

「ひぃ…!す、すまん!ホンマ、スマン!!!!」
「ごごごごごごごごめんなさいなのれすすすすすすす!」

飯田さんが凄い剣幕で怒っています。
それはそれは恐いもので…。
まるで不動明王サマのように。。。
凛としていて
清楚で。
踏んづけられている子鬼供は…
辻、加護さんですか?
誰も止められる人はいませんでした。
メンバー達は、

あいや。。。懐かしいかな。

よく学校で避難訓練の時のように
机の下に潜ってガタガタと…。
まぁ、私だけですか?
一人、椅子に座りお茶をすすってるのは。。。

あれ?

さきほどまで空は快晴で、風ひとつ吹いてない
爽やかなお天気だったのですが
何やら雲行きが…
何て思っていたら、今頃…台風ですか?
あぁ。飯田さん…。あなたの能力…
宇宙の神秘って凄い。(ウットリ)
105 名前:宇 宙 の 神 秘。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時28分31秒
…加護さん辻さん。
ガタガタと震えています。
震えとゆーか、揺れですかね?
…辻さんなんか、顔が真っ青です。
真っ青じゃないですね…。
真っ白ですか?
息はしているようですが
もはや生きてません。
おもらしは時間の問題かと。

やっぱり吉澤さん。
鼻が折れていました。
今、病院にマネージャーさんと逝っています。

「マジであんた達」
「…ただいま。」

あ!吉澤さんがマネージャーさんと生還なされました!
ここからは実況風にお伝えしようかと。
 
106 名前:宇 宙 の 神 秘。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時29分04秒
おーっと!鼻には真っ白なガーゼがデカデカと!
よりいっそう男前に磨きがかかりましたぁ!
虚ろな目で椅子に腰掛けた吉澤さん。
何も言わずにガックリと項垂れています!

「…吉澤は、鼻のガーゼが取れるまで仕事休むから。」

ななななんと!
お休みですか?
話によると、アイドルが鼻に大きなガーゼを張って
仕事するのは イメージダウンに繋がると言う事で
一週間ほど自宅療法だそうです。

おおっとぉ?保田さんが…
机の下から出てきました〜!
そして保田さんが飯田さんに詰めよりましたぁ〜!
他のメンバー達は未だに腰を抜かし
立つことが出来ないでいると言うのに!
107 名前:宇 宙 の 神 秘。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時29分52秒
「…圭織。辻加護も反省してるって。悪気はなかったんだから。
 それぐらいで許してあげたら?
 …辻に加護。アンタ達もあまりふざけ過ぎはいけないって…
 身を持って痛感したでしょ?とにかく吉澤に謝りなさい。
 ったく!しょうがないわね?アタシも一緒についていったげるから!
 ほら!いつまでも泣かない!可愛い顔が台無しよ?」

「「…保田さぁ〜ん…。」」

…いつも、どんな時でも呼び名は
『おばちゃん』保田圭だったのに。
『保田さん』とは…。
私が入って来てから、初めてあの二人の口から
仕事以外で『保田さん』と呼ぶのを聞いたです、はい。
ってか…保田さんを見るメンバーの目が
凄いコトになってます。
何とゆーか、

尊敬…
カッケ〜…
スッゲ〜…
108 名前:宇 宙 の 神 秘。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時30分31秒
ヤヴァイです。
後藤さんなどは、釘付けです。
矢口さんなんか気絶している模様ですが
それはあまりの恐怖でか、カッケ〜すぎてかは
分かりませんが。

私は心配になりました…。
ここで吉澤さんの取る応答で、
ぐぐ!っと差が広まるか、狭まるか、
…上になるか。
私は吉澤さんのトコに保田さんに手を引かれ
怯えながら近づいて逝きました。

「…よっすぃ〜。ホンマにごめんなぁ…?」
「…のの、すごいはんせいしたのれすぅ…。」
「…もぉいいよ。」

一段と彼女の声が低く感じられました。
その声の低さは、明らかに怒ってるんだぞぅ!
と…受け取られます。
辻さんも加護さん、やっと泣き止んだというのに
目から大きな粒がポタポタ落ちてきました。

「…うう。ホンマにごめんなさい…エグ。」
「…のののおかしをあげますから、ゆるしてくださいぃ…。ヒ〜ン。」
「…もーいいっつったのが聞こえねぇの?ウザいんだけど!」
109 名前:宇 宙 の 神 秘。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時31分22秒

  ―…シーンと静まり返る部屋―

と。

パシーン...と静寂を破るかのように、
保田さんの平手が吉澤さんの頬を捕らえたのです。
その音により、みんなが我に返り…
一斉に立ちあがったのです。
そしてお約束のように、机に頭を
ぶつけて悶絶…。

そう..。
まるで催眠術が解けたかのように。

「…吉澤。アンタの気持ちも分からない訳じゃない!
 けどその言い方、何よ?」
「…保田さんに何が分かるんすか!もぉ…いいっす!
 すんませんっした!帰ります!」

       ―バタン!―

…吉澤さん。
せっかく、いいトコまで逝っていたのですが
ここにきてダウソですか?
まぁ、言い方もキツかったですが、叩くとは
私はあまりいい気分ではありませんね。
何だか吉澤さんが可愛そうです…。
110 名前:宇 宙 の 神 秘。。。 投稿日:2002年05月07日(火)17時31分56秒
辻さん加護さん…。
もはや今日は仕事が出来ないほど
泣きじゃくってます。
いくらみんなで慰めても泣き止みません。
仕方がないので、今日の収録は中止になり
私達はそのままオフという形になりました。

嬉しいはずのオフも…
こんな形で貰っても、誰も嬉しいはずがありません。
場は通夜のように化し…
誰一人、この場から出て行こうとはしませんでした。

石川さんがいきなり泣きだしました。
必死で後藤さんが話しかけているのですが、
耳を傾けようとはしないまま…
鞄を掴み部屋を飛び出してしまったんです。

それを見た保田さん。
飯田さんに何やらヒソヒソと…。

「…とにかく明日から、吉澤の分まで頑張って仕事しよう。
 今日は解散!オフ!さぁ、帰った帰った!!」

最悪のまま、解散。
私はそのまま吉澤さんの家に直行する
ことにしました。



―…
111 名前:理科。 投稿日:2002年05月07日(火)17時33分01秒
更新しました。今回はちょっと
痛め(?)です。
112 名前:名無し男 投稿日:2002年05月07日(火)18時42分14秒
チームがヴォロヴォロになった今
リーダー&サブリーダーの真価が問われる時が北!!
果たしてうまく纏め上げる事が出来るのか!?
113 名前:夜叉 投稿日:2002年05月07日(火)19時23分09秒
気持ちも鼻もぼろぼろでし…(泣)。
と言いながら、ロープ前までやすに詰め寄られている吉を想像しておりますが何か(^^;;
先生、笑いのツボが炸裂しているのですが(笑)。
114 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月07日(火)20時12分25秒
ハアッ!
師匠、遅れて申し訳ありません!
ただ今馳せ参じましたっ!

いしよし・ヤッスー・(黒)紺野 川o・∀・) ・・・
大好物を一気に食べてオナカイパーイです(w
女の子アイドルなのに鼻折れてしまうヨシ。
かわいそうだけど、笑ってしまいます(爆

115 名前:じじ 投稿日:2002年05月07日(火)21時04分26秒
ただただ涙です。
感動をありがとうございます(w
仕事の疲れが笑いで飛びますね。
116 名前:婆金 投稿日:2002年05月08日(水)00時04分02秒
ヤヴァ!カッケ〜保田サンにココロ奪われそうです・・・。
117 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月08日(水)00時21分22秒
保田さん、なにも平手打ちすることはないじゃないですか(w。ワイルド♪
よっすぃ〜ふんだりけったりね。
118 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月08日(水)00時39分31秒
よっすぃーはここにきて何をやっているんだ。
辻加護の行動は悪気があったわけでないのにそれをわかっている
はずなのになんだあの対応は!!それでは梨華たんも泣きたくなるさ。
ここはヤッスー頑張れ。紺野たんの努力はいったいどうなるんだ!!
楽しみに待っています。
119 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月08日(水)02時55分05秒
あぁ…続きが気になるぅ
それにしても、ここのヤッスーかっこよすぎ、、、
120 名前:理科。 投稿日:2002年05月08日(水)18時53分44秒
>名無し男さん。
 いえいえ。間違っていません(w
 チーム崩壊の危機を救えるのは…。

>夜叉さん。
 ロープ前までやすに詰め寄られている保(r
  恐 い で す。。。
 でも詰め寄られたい!…と思う私は逝ってよし?

>ごまべーぐるさん。
 川o・∀・) ・・・ウッヒョー!
 女であって…女でない。ウソです。。。
 よっすぃ〜は可愛い女の子なんです。
 …更新量、見習いたいです。

>じじさん。
 感動ですか(w
 疲れがもっと取れるようにがんがります(w
 ( ^▽^)<癒すよ♪

121 名前:理科。 投稿日:2002年05月08日(水)18時59分26秒
>婆金さん。
 …もっと動かしてあげますよほ。。。(w
 乙カレーさまでした。。。

>名無し読者さん。
 …保田さん曰く、愛のムチだそうです(w
 (O^〜^O)<…ホントだYO!

>いしごま防衛軍さん。
 (;O^〜^)<ご、ゴメンチャイ…。オイラ、海よりも深く
         反省したよほ。。。
 叱っていただき、ありがとうございます(w

>名無し読者さん。
 今から書きますので(w
 ヤッス〜...人気ありますね。ちょっと変更しますか(w

122 名前:真実と絆。 投稿日:2002年05月08日(水)19時01分35秒
「…ほら。泣くなって言ってんじゃん。」
「…だって。だっ…へグ!…っすぃ〜がぁ…っヒ!」
「…辻ぃ〜。あとで飴買ったげるからぁ〜…。」
「…らって…。…よっす…エグ!…ヒ〜ン…。」

いつも狭く感じるはずの楽屋―。
それが今は、アタシと圭織、そして泣き止まない辻加護の
4人だけ。
…圭織もさ、やっとリーダーらしくなってきたわね。
困惑を隠せないでいる他のメンバー達に

『…カオが、この二人を泣き止ませて、しっかり明日から仕事が出来るように
 立ち直らせるから。だからみんな…今日はゆっくりと休んで。
 そして…また明日から元気なモーニングで頑張ろ!ね?』

『…わかった。…したら、よっすぃ〜はどーすんだべ?』
『…吉澤のコト。カオは信じてるから。…なっち、もー泣かないの。
 石川も…大丈夫。』

123 名前:真実と絆。 投稿日:2002年05月08日(水)19時02分19秒
圭織、覚えてる?
最初の頃なんてさぁ、

『…圭ちゃん!ムリだよ!カオ…出きない!』

なんて泣き言、いつも言ってたっけ。
でも…今日ほど、圭織がリーダーで良かったって思ったよ。
アタシはあの後、泣きそうになってて。
声を詰まらせていたんだ。

「…ふふ。」
「…何笑ってるの?圭ちゃん。」
「いや…チョットね。」

不思議そうに首を傾ける圭織。
アタシ達はこの子達を何とか立ち直らせようとしていた。
怒り爆発だった圭織も…
フー...っと大きな溜め息をつき、何とか落ちつきを取り戻したようだった。
今は、辻を抱きしめながらあやしてんだけど。
一瞬、圭織と目が合い、二人して苦笑いを浮かべた。

アタシは加護と一緒に長椅子に座り、滝のように流れている涙を
拭ってやっていた。

124 名前:真実と絆。 投稿日:2002年05月08日(水)19時03分04秒
…正直、あそこで吉澤を叩いたのは ちょっとヤリすぎたわね。
あのコの気持ちも分からない訳でもなかったんだけど、
吉澤にはもっと、下のヤツや、もちろん同期のメンバーの
中心的人物になってもらいたいんだからさ。
そうでもしないと

…ちゃん。圭ちゃん…!どーしたの?」
「何が?」
「…泣いてるよ?…また考えてたの?」

圭織が近づきながら、心配そうな顔でアタシを見つめていた。
抱っこされていた辻に視線を移すと、泣き疲れて
静かな寝息を立てていた。

「…加護も寝ちゃってるね?」
「…あ。ホントだわ。ったく。寝てるときはこんなに可愛いのに…。
 ま、もちろん起きてるときも、元気があって可愛いけどさ。」
「…あはは。そうだね?」
125 名前:真実と絆。 投稿日:2002年05月08日(水)19時03分49秒
アタシは…起こさないように加護を椅子に寝かせ、
乾いた頬の涙を指でなぞっていた。

「…ちょっとさ、ジュースでも飲みに行く?」
「…そーだね。カオ…喉、乾いちゃった。」

財布だけ持ち、コッソリと部屋をあとにした。
販売機までの距離は、そうは遠くない。
アタシの横に並び、
圭織は泣きそうな顔で、ジ...っとアタシの顔を見ていた。
何かを言いたそうだなって思っていた矢先、

「…ねぇ?圭ちゃん…ホン」
「その話はダメって言ってんでしょ?」
「…わかった。」
「…ねぇ、アタシさぁ…圭織がリーダーでよかったよ。」
「はぁ?訳わかんないよ。今日だって…みんなにいい加減なコト
 言っちゃうしさ…それに」
「いいの!アタシがいいって言ってんだから!」
「…うん。…カオも、圭ちゃんがいてくれて…心強いよ。」
126 名前:真実と絆。 投稿日:2002年05月08日(水)19時04分23秒
アタシと圭織は、それから何も言わずに
同じブラックを買い、ソファーにもたれながら
他愛のない話をしていた。

でも…アタシの耳に、それは届くはずもなくて。
吉澤が涙を浮かべらながら、帰って行く姿が
離れないでいて…。
いつも美味しく感じるはずのコーヒーも
今日は何だか苦い味がした…。


―…

127 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月08日(水)19時19分07秒
「フー...。」

ジワリと額に汗が滲みます。
私はハンケチでそれを拭いながら
一人、タクシーを待っていました。

   ―♪♪♪〜...―

ロッキーのテーマソングが流れました。

なぜでしょう…?
私はこの音を聞くたび、体が自然と熱くなるのですが?
その場で何気にシャドーをしてしまいます。

…そーいえばこの前、まこっちゃんとスーパーへ買い物に
逝ったとき、この音楽がかかっていまして。
丁度良く、目の前に『ムースポッキ―』があったんですよ。
私はワンツーステップで、棚からそれを素早く取り、カゴに
入れました。
…そんな私を見て、まこっちゃんは見惚れていました。

そんな私を、どー思いますか?よっすぃ〜。←(石川さんの真似で)

ってな感じですが…。
128 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月08日(水)19時20分15秒
しかしです…。
どーでもいいのですが、吉澤さん。
アナタ、ケチですか?
何回も何回もワンコで切るのやめてください!
私にかけろとゆーのですか?
こうなったら意地でも、ワンコで取ってやります。

―♪ ピ!―

「はい。」
『あ…紺野…?』
「ええ。吉澤さん。今…何処に?」
『…あの。駅に居るんだけど…』
「わかりました。今、参ります。」
『…うん。…取るの早いね…?』

129 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月08日(水)19時20分56秒

  ―ピ。―

携帯を切った私の前に、グットタイミングで
いつものタクシーが。

「乙カレーでした。」
「いえいえ。今日はさほど働いてはいませんが何か?
 …駅までお願いします。」
「かしこまりました。。。」

130 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月08日(水)19時21分33秒
「じゃあ、ここで待っててください。」
「はい。」

    ―バタン!―

さて。
吉澤さん。。。
駅に居ると言ったのはいいのですが、
何処に居るのでしょうか?
まぁ、鼻ガーゼなんてあの人しか居ないと思われ。

ほら。
居ました。。。

何と目立つのでしょうか?
しかしです。
遠目に見ても、吉澤さんはとても
カッケ〜ですねぇ…。
やはり鼻ガーゼは偉大です(謎)。
私は足早に吉澤さんの元へ駆けより声をかけました。
131 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月08日(水)19時22分08秒
「よっさん。…鼻は大丈夫ですか?」
「あぁ…。今はあんまり痛くないけど…。」
「…心が痛いのですね?」
「…うん。」
「さぁ、タクシーに乗りますよ?ここに長いは時間の問題です。」

無言で頷き、私に手を引かれながら吉澤さん…。
声を押し殺して泣いていました。
さすがのこの私も…悲しくなってきてしまって。
でもこんなとこで、師匠の私である人物が
泣いてしまうなんて逝けないことです。

「早く乗ってください…。」
「あ…うん。」
「すみませんが、吉澤さんのマンションまで。」
「え!?今日はあそこではないんですか?」
「予定が狂いました。」
「分かりました。」

132 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月08日(水)19時22分39秒
吉澤さん。
何故にあたしのマンション?それにあそこって何処よ?
って不思議な顔をしながら私の顔を見ていますが
無視です。
あそこは…アナタにもあるでしょう?
とか言ってみるテスト。。。
…失礼つかまつり。

今度の機会に連れて逝ってあげますので
ご了承ください。


―…
133 名前:理科。 投稿日:2002年05月08日(水)19時26分34秒
更新しました。
134 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月08日(水)21時09分57秒
こんこん・・・着メロ『ロッキーのテーマ』なんですか(w
ワンツーステップでポッキーカゴに入れるコンコン、カッケー!
アイドルのくせにワン切りするケチ・ヨシ、カッケー!
135 名前:じじ 投稿日:2002年05月08日(水)22時14分01秒
更新お疲れ様です。
この話を読みながら飲む酒は美味いですな。

発 泡 酒 だ け ど
136 名前:80の魚心 投稿日:2002年05月08日(水)22時48分14秒
くぅーっ。もう、心震えちゃいます。腹の肉も震えちゃいます。
ただ一言…ラブです。

<お初です。あれ?どこかで書いてませんか?勘違いだったらスマソ。。。
 大変失礼致しました。青板でちょびっと書かせてもろてます…(冷汗脂汗)。
137 名前:136の魚心 投稿日:2002年05月08日(水)22時50分47秒
うわーっ。申し訳ないです!
↑青板ではなくて緑板でした。汚しちゃってすみません!!!
138 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月08日(水)23時42分36秒
うぐっ紺野カッケー。最高です。ヤッスーもカッケーです。
これは紺野師匠とヤッスーどちらが上なのか楽しみです。
よしこの頼りはもはや紺野たんしかいませんな。
あいぼん、ののめげるな!!更新楽しみに待っています。
139 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月09日(木)00時16分07秒
カオリンも圭ちゃんもカッケーな〜。
オイラもカオリンに説教された(略
140 名前:婆金 投稿日:2002年05月09日(木)01時19分50秒
(0^〜^0)が好きです。でも( `.∀´)の方がもっと好きです!
って一瞬、本気で・・・。紺野先生、早く吉をカッケ〜姿に!!
141 名前:ごーまるいち 投稿日:2002年05月09日(木)01時48分48秒
更新お疲れ様です。紺野さんが輝いてます!も〜紺野ラヴ♪
会社で読んで大笑いして社長にばれそうになりました。

理 科 。 さ ん の お 話 を 会 社 で 読 ん で は い け な い
一つ大人になりました。
142 名前:理科。 投稿日:2002年05月09日(木)05時39分45秒
>ごまべーぐるさん。
 ケチよすこ…。何かステキだと思いませんか?(w
 紺野氏はさらにステキです、私の中で…(ウットリw)

>じじさん。
 最近、私はホントのビール(?)の味がよく分かりません。
 いつもいつも発泡酒ですので…。あぁ…ビンボーマンセー!

>魚心さん。
 読んでます!黒よしこ…イイ!オドオドするいしかーさんも
 最高ですが。何てったって…ハンターですからね(w

>いしごま防衛軍さん。
 紺野氏、もはや最強かと…。今まで書いてきたヤッス〜とは
 違うので、ちょっと焦ってます(w
 今日は更新がんがりますよほ。
143 名前:理科。 投稿日:2002年05月09日(木)05時48分05秒
>梨華っちさいこ〜さん。
 …期待を裏切るかもしれません。
 川O・д・)<…飯田さんに説教されたいとは!
 
>婆金さん。
 やはりヤッス〜人気あるなぁ…。紺野氏、寝ずに
 がんがってもらわないとですか?

>ごーまるいちさん。
 しゃ、社長ですか!?見つからないでよかったですよほ。。。
 紺野氏、期待されてますなぁ…。
 川O・д・)<…ラヴですか?(ポ
144 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時49分55秒
「ありがとう。領収書は…」
「分かってます。保」
「ゴルァ!!!それは言わない約束じゃろう!」
「ひぃ〜〜〜〜!すみません!」

ち!
あの運転主、危うく名前を出すトコだった。
吉澤さんにバレたら…
ホ。。。、大丈夫でした。
当の本人はすでに、魂は昇天されたかのように
心、(魂)ここにあらずって感じで。

「…さぁ、あなたの部屋まで連れてってください。」
「…分かった。」
「あ…その前に…。一つだけ確認したいことがあるのですが。」
「何?」
「…よっさんはまだ続けたいですか?本気でカッケ〜かった頃に
 戻りたいですか?」
「…当たり前じゃん。あたしは…本気だよ?」
145 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時50分36秒
その大きな瞳からは、強い志が覗えました。
あぁ。私はこの人はとんでもないお人だと…
本気になったら、この私など足元にも及ばないかもしれないと・・・
思いましたが。
そして吉澤さん、続けました。

「…さっき、保田さんが。この人は中身もカッケ〜なぁって。
 追いつくのはムリかもしれないけど…。あの時…辻加護に
 悪いこと…エグ。した…な…って…。」

「…大丈夫です。あなたがそう思ってるなら、大丈夫ですよ?
 もっと自分に自信を持ちましょう。さ、案内してください。」

「…紺野。うん。あたし、頑張るよ!…こっちだよ。」

私はこの時の吉澤さんの顔を…
忘れることはないでしょう。
強い光が戻った…凛々しい
あの顔を。
 

―…
146 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時51分17秒
広い部屋の中はそれはそれはキレイに掃除が
行き届いていて。
真っ白い壁に、青いラブソファー。
ダブルの大きなベットの横には
楽しそうに笑いながら吉澤さんと石川さんの
微笑ましい写真が飾られていました。
私はチョコンと床に座りましたが、

「紺野?何でそこに座るんだよ?ソファーがあるだろ?」

...私はこれでも気を使ったのですが。
このソファーは…
石川さんと吉澤さんの物だと一人勝手に思っていたもので。
お邪魔しては逝けないものだと。
そして私はチョコンとそのソファーに座り、
吉澤さんの顔を見て、話を切り出しました。

「よっさんはまず、堪える とゆーコトを勉強しなければ
 なりません。そのためには…」

私は大きな鞄から

『べ〜グル&べ〜グル』

の紙袋と、大量のゆで卵を取り出しました。
147 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時51分55秒
「あああ!そ、それは…!!!!」

もぉ、吉澤さん。
涎垂れ流しで、それを見つめます。
まるで石川さんのことを今から

『よっしゃアー―――――!ヤったるで!
 今日は最終ラウンドまでイっちゃうかぁ?』

というよーな感じで。。。

「今から私がこれを一人で食べますが。あなたは
 それを見てるだけです。いいですか?」
「そんなぁ!だっていっぱいあるじゃん!一個ぐらいちょうだいよ!」

「堪える!です!!それともさっき言った言葉はウソでしか?」
「…堪えるって。…。」

みなさんご存知の通り、吉澤さんの以上なまでの
ベーグル&ゆで卵好きは分かりますよね?
そうです。
私が目の前で美味しそうにほお張ることで
吉澤さんがどれだけ堪えれるかってこと。
148 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時53分08秒
「ではいただきます。あ。黙って見てるだけでいいのですよ?
 それから…飲み物はムースココアでお願いします。
 お砂糖は2杯で。私、甘いの大好きなんです。」

「…梨華ちゃんみたいなこと言わないでよ。しかもマネなんか
 しなくていいからさ…。」

重たい腰をあげ、吉澤さんは台所へと
移動します。その時もチラチラと…
その目はべ〜グルとゆで卵を追っていました。
そして私の前に注文通り、ココアを差し出します。

まずは一口。

「…吉澤さん。私は砂糖を2杯と言ったハズですよ?これは…1杯しか入ってませんが。」

「すご!何で分かったのぉ?」

「…いつも飲んでますから。…それにしても電話といい、
 この砂糖といい。アナタ、将来お金持ちになれますよ?」
149 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時54分12秒
吉澤さんは私の言葉を聞くことなく
大急ぎで台所へと。
そしてスプーンに砂糖を乗せたまま、
私のカップへ入れてくれました。
あ!よくかきまわしてください!そうしないと
あわ立ちがよくありませんので。

「…ご苦労。では…。」

私はまず、一口ココアをすすります。
喉を湿らせ、滑りをよくさせてから胃の奥まで流し込むことに。
   ・・・・  ・・・             ・・・・


…今ここで私の言い方がイヤらしいと思った方々は
逝っちゃってください。

「あ〜美味いです。モグモグ…。やはりべ〜グルはこの
 モチモチとした触感がたまりませんね…。」

(ゴクリ。)
150 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時54分51秒
…ちょっと?吉澤さん?
あんた..目が凄く恐いのですが?
今にも飛びつこうと…
獲物狙う目待ったなし!イエ〜♪
ってな感じしてますよ?

まぁ、お構いなしに食べますがね。

―…
151 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時56分18秒
「ゲフ=3...う〜ん。困りました。」

お腹がいっぱいになってきた私は
手にベーグルを持ったまま、固まっていました。
50個買ってきたのはいいのですが、
残り15個というとこで、私のお腹は絶頂を迎えています。

…私が一個食べると、吉澤さんは一つ溜め息をつきます。
45個食べ終えた私ですから、
吉澤さんは45回、溜め息をついたことになりますよね?
あなた..この短時間で幸せが45個逃げたことになりますが。

すでにその顔は衰弱しており、
私はべ〜グル以外なら何を食べてもOKなのですよ?
と言ったのですが、何も言わずにただただ私を(べ〜グル)見ている
だけであって。。。
私はお腹がいっぱいでしたが、目がいやしく
46個目にべ〜グルに手を伸ばし、口に運びました。
すでに何を食べているのか分からなくなっていましたが。。。
これも吉澤さんの為だと!
思いな、がら…?
152 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)05時56分52秒
「んが!」
「こ、紺野?!」

つつつつつつ詰まりました!
喉にべ〜グルが!
く、苦しい…!
私は一瞬、サザエさんの『んっがぐく』が脳裏に
浮かび上がりました。
この時のあたしは何だか、サザエさんの気持ちが
手に取るように分かった気がしたのです。
あの後、サザエさんはどのように生還なされたのでしょうか?
旦那でもあるマスオにでも背中を叩いてもらったのでしょうか?
それともカツオ?
いやいや…期待を裏切ってタラちゃんかも。。。
とゆーか、いつのなったらイクラちゃんは
話せるようになるのでしょうか?

…あぁ。私の人生はここまでなのですか?
短い人生でした。
親より早く逝ってしまう子は…
賽の河原で石を詰まなければなりません。
そして折角積み上げた石を、鬼供が壊してしまう。
また一からやり直ししなければならないのです。
153 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)06時02分11秒
…一瞬、私はその場所で石を積み上げている光景が
目に浮かびます。。。。
もはやこれまでと思われ。

…なぜでしょう?
鬼の顔が…全員、保田さんとは?
え?何人ほど居るかって?
そうですね…ざっと見積もって

 15 人 く ら い で す か ? モ ー 1 度 言 い ま す 。

 し か も 全 員 、顔 は 保 田 さ ん で す 。

 あ る 意 味 、 本 当 の 地 獄 だ と 思 わ れ。。。

鬼達は(顔は保田さんです)世話しなく、積み上げた石を
嬉しそうに壊してます。

『ちょっとアンタ!早く積み上げなさいよ!ったく!トロいわね!』
『やだ〜♪倒しちゃったわよ!また一からガンバ♪』

あぁ!!私がせっかく99段まで積み上げたのに…!

    …かなりムカつきますが何か?

   「紺野〜!しっかりしろぉ〜!」

       ―バシン!!!―

「ゲホ!…ハァハァ。」
154 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)06時02分58秒
あと一つ積み上げたら…と言うトコで。

…私はこの世に戻るコトが出来たみたいです。
吉澤アタックが私の背中に打ち込まれました。
喉から勢いよくべ〜グルが飛び出したのですが
それはそれは鉄砲玉のように。
人一人殺れるくらいの勢いかと。。。

  ウ ソ で す 。 

「た、助かりました…。」
「だ、大丈夫?」

吉澤さんは優しく背中を擦りながら、飲みかけの
ミネラルウォーターを差し出してくれて。
私はゆっくりとそれを飲みました。
フー...っと息をつき、私は今日は素直に
自分の家へ帰りたいと…
ひさぶりに弱気になっていました。
ですが、吉澤さんを育てるということは
忘れていません。
155 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)06時03分57秒
「…今日のところは帰りますが…。宿題をだします。」
「え?宿題?」
「はい。」

私は残ったべ〜グルをキレイにお皿の上に盛り付け、
ゆで卵を脇に添えました。
そのまま殻をつけたままじゃ、色気がないので
しっかりと輪切りや、うさぎさん、お花の形と…
彩りも忘れずに手を加えました。

「…いいですか?吉澤さん。…ここに置いていきますが
 決して食べないでくださいね?堪える!です。…心配なので
 見張りを2、3人つけていきますが。どうしても我慢が出来なくなったら
 この…ビデオを観てください。そして観ながらこの手紙を
 読んでください。…それでも我慢出来ない場合は…
 残念ながら…ジ・エンドですから。それではまた2日後。」
156 名前:堪 え る  投稿日:2002年05月09日(木)06時06分26秒
吉澤さん…
この人は、一日にべ〜グルを10個ほど食します。
毎日、飽きもせず、ひたすら食べています。
そんな人が...2日も好物を食べるのを我慢するコトは…
もはや拷問に近いかと思われ。。。
まぁ、一日お煙草を3箱吸う人が…
2日の間、一本も吸われないとゆー現実と同じなのですから。

…幸運を祈ります。


―…
157 名前:理科。 投稿日:2002年05月09日(木)07時21分17秒
更新しました。
158 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月09日(木)11時56分56秒
あー…圭ちゃんがー、カッケくない……(大笑
159 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月09日(木)12時11分57秒
ベーグル45個完食・・・。
紺野先生・・・フードファイターへの道を考えられては(w?
ヨシコは拷問以外のナニモノでもなかったでしょうが。
今回のツボ大賞は『んがっぐぐ』と鬼(見積もって15人)ヤッスーでした。
160 名前:夜叉 投稿日:2002年05月09日(木)17時27分37秒
川o・-・)<あー、愛しいあの人。お昼ご飯何食べたんだろう…。

つか、紺野先生、あ な た の 方 が 鬼 で す (大汗)。
確かに鬼のパンツなやすも怖いでしょうが(脂汗)
吉澤の悶絶ショーはまだ続く…、    続けてください(爆)。
161 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月09日(木)19時47分27秒
いやいやこれもよしこ復活のためでしょう。
鬼ヤッスー15人世にも恐ろしい光景だとオモワレ。
更新楽しみにしています。
162 名前:じじ 投稿日:2002年05月10日(金)01時10分36秒
うんうん。
かなりの拷問ですね(w
>ウ ソ で す 。 
知 っ て ま す 。
163 名前:名無し男 投稿日:2002年05月10日(金)18時44分38秒
保田×15

ラグビーさせたら物凄い事になりそう
164 名前:婆金 投稿日:2002年05月11日(土)23時48分58秒
一人積んではケメコのため。二人積んではよっちぃのため。
紺野先生、がんがって石、積んで下さい。
165 名前:理科。 投稿日:2002年05月12日(日)05時15分10秒
>梨華っちさいこ〜さん。
 すみません…。圭ちゃん、もっとカッケくないと思います(w

>ごまべーぐるさん。
 川o・-・)<そうですね…。私、娘よりそちらの方が。。。
 紺野氏の拷問はまだまだ続くかと思われ。。。?

>夜叉さん。
>確かに鬼のパンツなやすも怖いでしょうが
 お い し す ぎ で す 。 。 。
 笑っちゃいましたよほ。。。

>いしごま防衛軍さん。
川o・-・)<お優しいお言葉。。。聞きましたか?
      吉澤さん。。。
166 名前:理科。 投稿日:2002年05月12日(日)05時18分28秒
>じじさん。
 そーです。かなりの拷問と(r
 川o・д・)<知ってても気づかないフリしてください。(クア!

>名無し男さん。
 ら、ラグビーですか!!凄いかも…!
 ってか戦いたくない。。。(w

>婆金さん。
 川o・-・)<はい…がんがりますです。これも
      みんな吉澤さんの為なのですから。。。
167 名前:同棲っちゅーねん! 投稿日:2002年05月12日(日)05時20分39秒

   ―吉澤視点―

紺野…大丈夫だったかなぁ?
何時もどんな時も冷静沈着な紺野氏だったが…
喉にべ〜グルを詰まらせ、涙ながらに訴えてる姿を
見たあたしは、まだまだ子供なんだなぁ…っと。
だって、

『お母さん…苦しいよぉ…』

なんてさ!
自分では気づいていなかったみたいだけど、
確かにそう言ったんだよ。
可愛いトコ、あんじゃん何て一人、声を押し殺し
笑ってしまっていた。

「あ〜...TVでも観るかな。。。」

ふと、あたしはテーブルの上に積み重なっていた
愛しいべ〜グル達と目があった。
168 名前:同棲っちゅーねん! 投稿日:2002年05月12日(日)05時21分30秒
…目の前に積み重なっているべ〜グルを見るたびに
あたしの喉がゴクリと鳴る。

紺野氏も帰ったことだし、
一つぐらいならバレないだろうと
あたしは、手を伸ばした。

       ―ドン!―

「え!?」

窓を叩く不信な音。
…気のせいかな?

あたしはまた、べ〜グルに手を伸ばす。

      ―ドドン!!―

「な、何さ!!」

間違いない!
確かに音がする!
誰か叩いてる音が!!

クルっと後ろを振り返った時…
あたしは目を疑った。。。
169 名前:同棲っちゅーねん! 投稿日:2002年05月12日(日)05時22分19秒
誰かがベランダに居るんだもん!!!!!!!
しかもここ…36階だよ?
何時の間に忍び込んだの???
ってか、あたしの部屋だよ????
黒い全身タイツに身を包んだ男(?)の人が
隙間から覗いていたのだ。

―見張りを2、3人付けていきますが…―

…そういって、また指を『パチン』と鳴らしてた
みたいだけど。。。

( も、もしかして…。)

あたしはさっき紺野が言ったコトを思い出していた。
見張りの…人?
ってことは、この部屋の中に
モー2人いるってことだよね…?
か、監視ですか…?
あたしのプライベートは…?
え?じゃあ,,,お風呂とか、トイレとか…
え?えぇぇ??!!!

「ぎ、ぎゃああああああああああ――――――――――――!!!」

あたしはこの日…
あまりの恐怖で、まだ昼前だと言うのに
すでに布団を頭からかぶり
空腹と闘いながらも
眠りについたのでした…。

―…

170 名前:同棲っちゅーねん! 投稿日:2002年05月12日(日)05時22分50秒
―…

「…あうぅ。」

あたしは自分のお腹の音で目が覚めた。
最悪の目覚めだった。

…昨日と変わらず、テーブルの上には
ラップに包まれたべ〜グルが。。。
お〜お〜...乾燥しないように、ご丁寧に
包んであるよほ。。。

………。


はぁ?????????
ちょ…待ってよ!
あたし、包んでないよ!?

171 名前:同棲っちゅーねん! 投稿日:2002年05月12日(日)05時23分27秒
ガバっとベットから跳ね起き、あたしはテーブルの
側まで詰めより、キレイにラップされてある
べ〜グルをマジマジと見つめる。
しかも丁寧に、空気穴まで開けてくれてるし。
そこに、メモ帖が置いてあって…
あたしはそれを掴み文を読んだ。


『…すみません。私供も好き好んで、このような仕事はしておりません。
 吉澤様が、お風呂や、排泄の場合…もしくは一人(略
 私達は絶対に見たりはしませんので、ご安心ください。
 今日で我慢も終わりなので頑張ってくださいね。』

「…カッケ〜...。」

何か、すっげー頑張ろうって思えた。
普通、恐がるはずなんだけど

 な ぜ だ ろ う ? 
172 名前:同棲っちゅーねん! 投稿日:2002年05月12日(日)05時24分01秒
無償にヤル気が沸いてきた。
あたしは昨日、紺野に渡された一本のビデオと手紙を
手に取り、早速観ようとデッキにそれを入れた。
キュルル...と短く音が鳴り…
何が映ってるのか、凄く恐くも不安にもなりながらも…
映像が出るまで、砂嵐のTVに釘付けになっていた。


     『 丸 秘 映 像 。 。 。』

「…ん?…え?こ、これって…保田さん??????」

そこには…どうやって入手したんだってくらいの。
マジで

      『丸秘な映像。』

で…
高校生の、若かりし頃の保田さんが映っていた…。

―…
173 名前:ま る ひ な え い ぞ う 。 投稿日:2002年05月12日(日)05時26分00秒
「わぁ〜!凄い!圭ちゃん、どーしたの?それぇ?」
「え…?コレ?」

アタシ…思いきってあみタイツ買っちゃったの♪
周りにいる同級生なんて芋だわ。
九州のサツマイモ並ね。
または北海道のジャガイモでも可。
でもアタシ、芋って大好きなのよねぇ〜...
蒸かしたヤシにバターぬって食べるのが特に。。。

大人の色気ナッシングだわよ!
見てちょーだい!このアタシを!!
密かにネットで買った編みタイツ。
バニーガールも真っ青のこのセクシ〜さ!
分かる???
ちょっとムチムチさを出してんのがまたオツなの♪
…ボンレスハムみたいなんて思ったヤツは即・抹消よ。
削除依頼だすわよ!
174 名前:ま る ひ な え い ぞ う 。 投稿日:2002年05月12日(日)05時26分58秒
…請求書がきたときはあまりの値段に
ローンくんじゃったわよ…。
しかもアタシまだ、高校1年になったばかりよ?
早くも借金こさえちゃったわ…。
だってネットで見た値段よりも0が2桁多かったんですもん。
あれって詐欺じゃないのかしら?
恥かしくて訴えられなかったし。
しかも文句言ってやろうと思ったら
そのネットが見つかんないのよ!
何か犯された感じしたわよぉ!!!!
ま、実際犯されたことも、そんな行為もま(r
なんてまた交信してるアタシって…!!
ヤだぁぁぁ!!!でんせんしちゃってるじゃないの!!


―…

175 名前:ま る ひ な え い ぞ う 。 投稿日:2002年05月12日(日)05時27分54秒
「…おまいら!千葉の地元の田舎でいきがってんじゃないですよ!」
 
 アタシの目線に、生意気そうな女が二人、長いスカートはいて
 いたわ!まぁ、アタシほど気合の入ったヤシではないけどさ!
 アタシはそいつ等にメンチ切って近づいたの。
 
    その時…!!
 
 見事に自分のスカート踏んでさぁ...コケちゃったわ。自爆よ?
しかも聞いてよ!…スカートがべロンと脱げちゃって。
 …みんなに見られたの。アタシの勝負パンツを!!
 ダサいでしょ?ちょっとヤだ!!
 …半ケツ出てんじゃないのよぉ〜!

 あ!それでさ、転んだときに出来た傷をね?
 今日も喧嘩しちまってさぁとか言ってカッコつけてたの。ふふ。

 …その後、アタシはその子らに
 
 『おい!大丈夫かよ…?』

って…起こしてくれたの。。。
アタシ…コクっと頷いて、その温かなな手を
握り締めたわ。

『泣くなよ…な?アタシ等、何も見てねぇからよ。』
176 名前:ま る ひ な え い ぞ う 。 投稿日:2002年05月12日(日)05時28分31秒
あの頃、アタシ...勝負パンツの意味がよくわかんなくってさ…。
喧嘩とかするときにでもはいてくおパンツだと思ってたの。
だからいつもいつも

『今日もあたいは勝負パンツよ!バリバリ勝負よ!!
 いつでも勝負!かかってこんかい!ゴルァ!!』

…なんて叫んでたわ。
だからみんなヘンな目でみてたのね…。
仲間も逃げていっちゃうし。



―…
177 名前:ま る ひ な え い ぞ う 。 投稿日:2002年05月12日(日)05時29分16秒

   「…なんじゃ、こりゃ。。。」

あたしは目を疑った。
何度も何度もビデオを巻き戻しては、再生。
観終わったら巻き戻し、再生―。
エンドレス。。。

「マジかよ…」

間違いない…保田さんだった。

『今日もあたいは勝負パンツよ!バリバリ勝負よ!!
 いつでも勝負!かかってこんかい!ゴルァ!!』

…なんて叫ぶ保田さんが、
あまりにも可笑しくて…
恐くて…
悲しくて…
痛々しくて…
あたしは涙を流していた。
このビデオは涙無しでは観られないのだと
気づく。

あたしは49回観たあと、モー1度観ようと
巻き戻したら…テープが絡まってしまい
その貴重なテープは壊れてしまっていた。

しかし…なぜだろう?

紺野氏が最後にライムを奏でてる姿が映ってるのは…。
こちらもある意味、貴重だなと思ったあたし。。。
…しかも結構、カッケ〜じゃん!

こんなコトなら、ダビングしとけば良かったと
思いながら、あたしは少しの間…
放心状態に陥っていた。。。


―…
178 名前:理科。 投稿日:2002年05月12日(日)05時29分58秒
…更新しました。
179 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月12日(日)10時13分33秒
丸秘映像カッケー!!
見張りの人たち、あなたがたはすごいです。
更新マターリ待ってますよ。
180 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月12日(日)14時17分48秒
『丸秘な映像』このうさんくささがいいです!
最後の唐突な紺野氏登場(しかもライム)まで、編集に手を抜いてませんね。
見張りの方・・・ご苦労様です。
せめて謝礼を(もちろん保(ryあて)たんまりと。。。
181 名前:夜叉 投稿日:2002年05月12日(日)14時26分22秒
嗚呼、保田様…(遠い目)。

自爆されているお姿も…(恍惚。w
そのテープに自爆装置が付いていなかったことが不幸中の幸い(笑)。

相手はさらに手強そうですな、吉澤君(ニヤソ
182 名前:名無し男 投稿日:2002年05月12日(日)17時02分18秒
たまたま近くを通りかかっていたフランス人観光者が
「ニンジャー!!ニンジャー!!」と叫びながら
カメラで36階付近を激写してたとの噂
183 名前:じじ 投稿日:2002年05月12日(日)17時31分49秒
はぁ・・・ 凄 す ぎ ま す 。 。 。
この小説には他には無い自由を感じますね(w
見張りの人達かっけー!
184 名前:婆金 投稿日:2002年05月12日(日)18時14分02秒
人に歴史あり・・・
勝負パンツも見張りのお方も、かっけ〜!
185 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月12日(日)22時29分51秒
あー…圭ちゃんがー、カッケくない……(嗚咽
186 名前:理科。 投稿日:2002年05月17日(金)16時40分51秒
>いしごま防衛軍さん。
見張りの人達、結構ウケがいいようで(w
…もしこんな映像があったらどーします?

>ごまべーぐるさん。
紺野氏は幅が広いので(w
この先もきっと(?)何かしてくれるでしょう(w

>夜叉さん。
>そのテープに自爆装置が付いていなかったことが不幸中の幸い(笑)。
それも考えたのですが(w
ここで死んだら困りますからね。

>名無し男さん。
ただただ素直に…

  ワ ラ タ ! 

>じじさん。
ある意味、私も自由人なので(w
こんな駄文が書けるのかと。。。

>婆金さん。
勝負パンツ…見張りの人方…
何が何だか…私って狂ってますが何か?(w

>梨華っちさいこ〜さん。
…スマソ。でも高校の時のお話ですから(w

187 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月17日(金)16時50分54秒
…どれくらいたったろう?
あたしはやっと我に返ることができた。
何だか長い間...夢でも見ていたような
頭の芯が、ボー。。。っとしていて。
もしかして!
あの映像に、怪しい何かが含まれていたかも!!!
...マインドコントールって言うんだっけ?

。。。なワケないか。

「…あれ?」

近くにあった手紙の存在に気づく。
それを開けるのが、ちょっと恐かったあたしは
まず手始め(?)に近くにあった割り箸で、つっついてみた。
もしかしたら…いきなり爆発するかも!

…あたし、やっぱヴァカだ。

『…おはようございます。多分、よっさんがこれを見てる頃は
 朝だと思われ。
 あなたはこんな人に負けていいのですか?
 今がカッケ〜くても過去は消せません。明日の朝… 
 私と供に、辻さん加護さんに謝りに行くべきだと思いませんか?
 そして…保田さんを凹ませましょう♪』


「…紺野。」
188 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月17日(金)16時52分42秒

…なんで凹ませる必要があるのか、あたしには
分からないけど。。。

そうだ。
昨日、あいつ等に冷たく言い放って帰ってきたことを思い出す。
あっちが悪いんだけど、あたしの昨日の態度も
悪かった。あんなに泣きじゃくる顔を見たのは初めてのコトで。
あそこに長くは居たくなかったんだ。
マジで反省してたのに…。

。。。ズキっと胸が痛んだ。

ふと、二人の顔が頭を過った―。

明日とか紺野は言ってたけど、
あたしはすぐにでも辻加護の顔が、無償に見たくなったのだ。
…梨華ちゃんにも、一言…

『ありがとう。』

って。
別れたからといって、別に避けるコトもしたくないし、
昨日、梨華ちゃんは一生懸命あたしの鼻血を拭いてくれたんだもの。
普通…他人の血ってヤじゃん。
それなのに…
189 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月17日(金)16時54分10秒
「やっぱ 梨華ちゃんが好きだぁ―――――――!」

…後ろで物凄い音がした。
きっと、あたしがいきなり大声で叫んだから
ビビったんだろう。
そしてお約束のように、落ちたっと。

…ごめんなさい。ビックリさせて。

(((いいえ。それより…がんがってください。)))

小声でそう言ってくれた見張りの人達。
あたしは強く背中を押されたような感じがした。
…最初は気持ち悪かったけど、今はあたしのこと
応援してくれてるし。

「…ありがとう。逝ってくるね。」

(((…えぇ。逝って吉!)))

あたしは素早く着替えをすませ、
家を出た。
190 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月17日(金)16時57分32秒
「おはようございます。」
「えぇ――!あれ?…紺野のタクシー…?」
「はい。紺野氏が今日は吉澤さん、出てくると思いますので
 迎えに行ってくださいとのことでしたので…。」
「あ…じゃあ、TV東京まで。」
「かしこまりました。…飛ばしますので、しっかりと…。」
「え?あ、はい…。」

…車をまわしてくれたこと、素直に嬉しいんだけど。
だけどだよ?

まッピンクのタクシーってどうよ?
しかも…

  『祝!立ち直り&開き直りワショーイ!』

って…
…いやいや。モー何も言いません。
ツッコミもしません。
素直に乗ります。
ありがとうございます。。。

―…
191 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月17日(金)17時04分14秒

「…どうも…。う!…い、いくらですか…?」
「いえいえ。お金は紺野氏から頂いていますので。
 ところでお顔が真っ青ですが何か?
 がんがってきてください…。」
「あ、ありがとぉ…。」

ちょ…マジ、飛ばしすぎだろ…。
気持ちわりぃ〜...。
120キロでさぁ…ウネウネ曲がって…
何か?なんて何さ!
スマした顔で言いやがって…!
アンタは何ともないのかぁ!
と…小一時間ほど問い詰め(r

「う!…(ヤウ゛ァイ!)」

あたしは口を手で押さえながらトイレに走った。
無我夢中で走った。
それはそれは走ったよほ。。。

...その途中、矢口さんがピ〜スの歌を
歌ってる姿が頭に浮かんできて。

    ―道ゆく人が親切だった♪―

そうだね。矢口さん。
全くその通りだったよ。
だって人がいっぱいだったんだけど、あたしの
必死の顔を見て道を開けてくれたんだもん。
あぁ。嬉しいなぁ。

...まぁ、あそこで通せん坊するヤシには
間違いなく吐いてたね。
新鮮・搾りたてなあたしの(r
げぇ〜ってね♪


―…
192 名前:理科。 投稿日:2002年05月17日(金)17時06分10秒
更新しました。
ずっと更新しないですみませんでした。
書き溜めていたのが全部消えてしまっていて(汗
またコマメに更新致します。。。
193 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月17日(金)17時35分57秒
まッピンクのタクシーっすか・・・。ハズカスィ〜(w

川o・ー・)←の趣味ですか?(それとも精神的ダメージ作戦?)

自分からも・・・『祝!立ち直り&開き直りワショーイ!』

金板の方を完結させ、頭ボーっとしてます・・・スマソ(−▽−)
194 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月18日(土)11時58分25秒
よしこ頑張れ!!紺野陛下さすがだ。
195 名前:夜叉 投稿日:2002年05月18日(土)21時56分28秒
華麗に(自主規制)しないと、紺野先生のお叱りを受けそうですが(笑)。
作者様、がんがれぇ!
196 名前:梨華っちさいこ〜 投稿日:2002年05月18日(土)23時39分02秒
見張りの人カッケー
197 名前:婆金 投稿日:2002年05月19日(日)00時13分58秒
>何が何だか…私って狂ってますが何か?(w
イヤ、私、狂い咲き1444ロードの人って好きッス!
つか、作者様、吉クンがんがって〜!!
198 名前:理科。 投稿日:2002年05月19日(日)05時44分02秒
>ごまべーぐるさん。
多分、紺野氏がよっすぃ〜のためにしたことだと(w
ピンク=石川さん。
金板乙カレ〜でした。。。

>いしごま防衛軍さん。
(O^〜^)<がんがりまっす♪
川o・ー・)<…流石ですか?(ニヤソ

>夜叉さん。
川o・Д・)<よっさん!あなたいい歳こいてゲ○とは
       なんですか!!!!!!(クワ
…ストックがありません(泣

>梨華っちさいこ〜さん。
(見)(張)(り)<ありがとうございます…。
見張りの人達の出番は終わりです。帰っていかれました(w

>婆金さん。
狂い咲きまくりですよほ。。。
はい、がんがります。。。
(O^〜^)ノ<オイーッス♪
199 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)05時49分08秒
スッキリした顔で、あたしはトイレを出て
楽屋に足を向けた。
まだ収録は始まってない時間だ。
ってか時間あまりすぎだよね。。。
昨日…あんなコトがあって、何か気まずい感じがするけど
ダラダラと一週間後に伸ばしたくもなかったし、
何より辻加護が心配だったから。
うお〜い!あたし、カッケ〜♪

「…おはようっす。」

「あ…よっすぃ〜。」

一番先に目に映ったのは…愛しい梨華ちゃんだった。
ってか梨華ちゃんしかいなかったから…。
いつも早い時間に来てんね…。
ってか早過ぎだよ?
ねぇ、梨華ちゃん…まだ1時間もあるんだよ?

「お鼻…痛くない?」

スタスタと心配した顔であたしの方へ
近づいてきてくれて。

「え?…あぁ。痛くない。…ってのはウソだけど、昨日よりは
 だいぶ良いよ。昨日は…ありがとう。梨華ちゃんが医務室まで
 来てくれて心強かった。」

何だか照れくさいあたしは、ぶっきらぼうにそう答えた。

「…そんな…こ…とないよ!」
200 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)05時50分34秒
梨華ちゃんは涙いっぱい貯めて、泣きそうになってたけど
ニッコリと笑ってくれた。
あたしはそれを指で拭ってやって。

「…ホント、ごめん。あたしが…悪かったんだ。辻加護にも…
 あんな酷い言い方しちゃってさ…。」
「…ひとみちゃん!」

そう言って梨華ちゃんは…あたしの胸に顔を埋め
ワンワン泣いた。
久しぶりに聞いたような気がする…。

   『ひとみちゃん』

って…。
何だか恥かしいような、何とも言えない気持ちに
なった。ホンワカと、とても温かいようでいて
それが何だか凄い照れくさい。
少しは近づけたのかな?
あたしを好きでいてくれた頃の梨華ちゃんに。
201 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)05時53分26秒
華奢な肩が震えている。
あたしの鼻の奥が、ジーンと痛痒くなってきて、
それは折れてるせいなのか、頭の悪いあたしには
わかんなくて。

…そんな梨華ちゃんを、あたしは強く抱きしめたかった。

けど。

そんな資格なんてない。
あたしの両手は手持ち無沙汰で…。
泣きそうになったけど、必死で堪えたんだ。

―…
202 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)05時55分36秒
―紺野視点―

…何か私の出番が最近、少ないように思われる今日この頃
でありますが。みなさん…覚えていますでしょうか?

…今朝、見張りNO2から連絡があり、吉澤さんが
謝罪しに逝きましたと聞いてるので、私は心配で心配で
たまりませんでしたが何か?
…まぁ、分かっていたことであったので、私がタクシーを用意していた
のはみなさんもご存知でしょう。

「おはよーございます…。」
「あ…紺野。おはよう。」

吉澤さんが私に走り寄ってきました。
他のメンバーも全員来ていて。
…もしかして私が

 最 後 で す か ? 

どうして!
いつも2番か3番につくのに!
時間的に余裕を持って出てきたのに!
何で!!
私は自分の腕時計を見て、時間がまだ10時に30分前だと
確認しました。
ですが…控え室の時計はすでに10時であって…。
それに気づいた吉澤さん。
203 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)05時57分39秒
「…紺野、今度さ…時計買ったげるよ。」

と。
コッソリと耳打ちしました。
あのケチな吉澤さんが、時計を買ってくれるなんて!!
ウソに決まってます!

…すみません。
私、取り乱してしまいました。。。(照)
本当に買っていただけるのなら
…出来ればΩがいいのですが、などとは
言いませんよ、はい。

ドーンっと一気に鬱になった私でしたが
立ち直りも早かった私です。
そのときでした。。。

(…あう!)

…石川さんの鋭い視線に気づき、私はまた
鬱になったのは言うまでもありません。
そうです…。
まさに奈落の果て…と言ったところでしょうか。

辻さん、加護さん…。
吉澤さんの顔を盗み見しており
その大きな瞳は、ウルウルと潤んでいて
今にも泣きそうになっていました。
204 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)05時59分04秒
「…吉澤。鼻の具合…どう?」

飯田さんが近づき、吉澤さんの様子を
覗うかのように声をかけました。

「…昨日よりは全然、痛くないっす。」
「…そっか。」
「あ、すんません。」

吉澤さんが、飯田さんの脇をすり抜けて
辻、加護さんに歩み寄ります。
二人供、がっしりと抱き合ったまま、
吉澤さんの顔を見つめていました。

メンバー全員が注目してますが。

…安倍さん?
アナタ...辻さんのお菓子、自分の鞄に
詰めませんでしたか?

今 は そ ん な 事 、

し て る 場 合 じ ゃ な い で し ょ ?
205 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)06時02分44秒
…私と目が合った安倍さんは、ギョっとした顔で
口に人差し指をあてがい、『ナ イ シ ョ』と
動かしました。言うまでもなく、頬は真っ赤であって…。

…可愛いお人だ。

「辻、加護、ちょっと話があるんだけど。」
「…な、なんれすか?」
「…な、なんやねん?」

「そ、そんな脅えなくてもいいんだよ!
 いいから…あ!そうだ。ジュースでも飲むか?」

辻さん加護さん、みなさんに助けを求めていますが
メンバーのみなさんは、動けないでいます。
それを見た二人は諦めた感じでした、はい。
まさに覚悟を決めた瞬間であって…
そんな私もドキドキしていましたよほ。。。

「「…うん。」」
「よっしゃ!いこっか♪」

吉澤さん…。
あなたは辻加護さんが頷く前に手を掴み
引きずるようにして部屋を出なくてもいいじゃありませんか?
二人供とても脅えていますが…。
まるでこれから犯すような雰囲気プンプンですよ?
206 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月19日(日)06時04分34秒

石川さん、嫉妬丸だしですよ。
あなた、いい加減に素直になったらどーですか?
と、小一時間ほど
…ああ!!

け、ケメ子さんが!!
隣にいたケメ…保田さんの首を絞めるとは何事ですか?!
まるで前に見た光景とほぼ同じですが…。
私は前に吉澤さんに首を絞められたのを覚えているでしょうか?
やはり吉澤さんと、石川さんは…
一心同体であって。
ヤルことは一緒ですが何か?
誰もがみとめるほどの二人なんですねぇ…。

ま。
落ちた保田さんは放置という形で意義申し立ては
ありませんね?よろしい。では放置で…。
私達はあの3人がとても気になりまして、
ゾロゾロとゲルマン民族大移動のように
後をつけました。

 
―…
207 名前:理科。 投稿日:2002年05月19日(日)06時05分31秒
更新しました。
208 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月19日(日)06時42分24秒
>(見)(張)(り)<ありがとうございます…。

理科。さんのこのセンスが大好きです(爆

川o・-・)←Ωが欲しいとは・・・サスガシブイっすね。

209 名前:夜叉 投稿日:2002年05月19日(日)11時30分06秒
ジュース買ってくれるからってついて逝っちゃあいけませんよほ、と言ってみるテスト(笑)。
やすの首を絞めているいしかーさんの形相が怖すぎます…(^^;;
210 名前:婆金 投稿日:2002年05月19日(日)19時13分46秒
一心同体、良い響きです。
紺野先生の出番が少なくなるくらい、吉クンは!
211 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月20日(月)06時30分49秒
一心同体ですか。ああヤッスー可哀想に。
どんどんおもしくなってきましたなあ。更新楽しみに待っています。
212 名前:じじ 投稿日:2002年05月20日(月)23時21分54秒
「ナイショ」萌えはあとはあと
本編とはあまり関係ないところで萌えました。
書き留めたのが消えたのは厳しいですががんがってください!
213 名前:ごーまるいち 投稿日:2002年05月21日(火)01時31分43秒
スイマセン、ワタシも「ナイショ」に萌えちゃいました(w)
やっぱり理科。さんの小説を読むと紺野推しに一瞬なってしまう
ワタシがいるのですが(一瞬だけかよっ)
214 名前:名無し男 投稿日:2002年05月21日(火)14時31分14秒
       CAUTION!
      
      保田が干乾びてます
215 名前:理科。 投稿日:2002年05月21日(火)17時20分16秒
>ごまべーぐるさん。
>理科。さんのこのセンスが大好きです(爆
…センスなんてありませんよほ。。。
川o・-・)<シブイんじゃなく、ただ単に高いものが(r

>夜叉さん。
石川さん。。。ある意味、鬼ですが何か?(w
よっすぃ〜のことになると、と付け足しておきます。

>婆金さん。
紺野氏、ちょっと吉に嫉妬。。。(ボソーリ。。。
川o・Д・)<なワケないです!!!!ウガガガガ-------!
       かじりますよほ!!!

216 名前:理科。 投稿日:2002年05月21日(火)17時25分17秒
>いしごま防衛軍さん。
ヤッス〜はいつでも放(r
いやいや!底力発揮するかも(?)しれませんよほ。

>じじさん。
(+^▽^)<安倍さん萌えですか…?
書き溜めたのと、ちょっと違う形になってしまいますた。。。

>ごーまるいちさん。
川o・Д・)<…一瞬だけではなく、ずーーーーーーっと
       ファソにしてあげますが何か?

>名無し男さん。
いつもレスに笑わせていただいてます(w
ヤッス〜の干からびた姿って。。。(ww
217 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時28分55秒
「何飲む?」
「…ののは、三ツ矢サイダーを。」
「…ウチにも、三ツ矢サイダーを。」

…どうして辻も加護も
そして紺野も

三 ツ 矢 サ イ ダ ー ?

ふと、あたしは疑問に思いながらも
500のペットボトルを押していた。
ちなみにあたしも…それにしたんだ。

「..あのさぁ。」
「「は、っはい!!」」
「…いいんだよ。そんなかしこまらないでも。取って食わないから…。」

ビリビリと染み渡るサイダーを
ぐっと一飲みし、あたしは二人の隣に
腰を下ろした。
モジモジしながら二人はサイダーを手にし、
下を向いたまま固まっていた。

「…昨日はごめん。あたしさぁ、どうかしてた。
 ワザとやったワケでもないのに…あんな言い方しちゃって。
 二人には辛い思い、させちゃったね,,.。」
218 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時29分42秒
「…よっすぃ〜。」
「…よっすぃ〜。」

「…保田さんにも失礼な言い方しちゃったし。
 あとで謝んなきゃなぁ。まぁ、また仲良くやろうぜ。な?」

「「…うわ〜ん!!!」」

「な、何よ!どーした?」

「…のののほうこそ、わるかったのれす!」
「…ウチのほうもや!また仲良くしてくれんるん?」
「あったりまえじゃんかぁ!泣くなよ?ハンケチ持ってたっけ…
 あ、あった。ホラ…。顔上げろよ。」

「…グス。ハンケチって…何だかどこかで聞いたような…。」
「…ののもれす。たしか…。おもいだせないのれす…。」

グシャグシャになった二人の顔をちょっと乱暴に
ハンケチでしっかりと拭う。
でもその手には、しっかりと『ゴメンな』って…
あたし的に念を入れてたんだ。
219 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時30分41秒
さっきまで泣いていた悪ガキ達の顔は
すっかり姿を消していた。
ニンマリと笑いながら、
『へへ…』
と、含み笑いすると同時に、あたしに抱き付いてきた。

「う、うわぁ!ちょ…辻、加護!」
「…よっすぃ〜、だいすっきやねん♪」
「…ののもりかちゃんにまけないくらいだいすっきれすぅ〜♪」

…梨華ちゃんって。


―…

220 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時31分52秒
…やっと私の出番ですか?
よっさんも役者やのぉ〜...。(ボソ

さて。

私達、辻・加護・吉澤・保田さんを抜かした
モーニング娘。は、壁に隠れていまして…
今までの感動の場面をみんなで見ていたのですが。

なぜにこの私が

 一 番 下 で 支 え て い る の で す か ?

下で支えてるとゆーのはですね…
みなさん、小さい頃に運動会で
ピラミッド形をやりませんでしたか?
そうです。
組体操でです。
普通、大きな人が一番下で、そして体格の
小さな人が上の方…って感じなのではないでしょうか?
あ…すみません、訂正です。
私が。じゃなくて…
なぜ私達5期メンが…

 一 番 下 な の で す か ?
221 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時33分16秒
とゆーか。。。

 な ぜ に ピ ラ ミ ッ ド ?

普通に見たらいいのではないでしょうか?
…イジメなのでしょうか?
愛ちゃんなどは、フルフルと震えていますが、
お豆ちゃんなんかは必死で、耐えてますね…。
顔なんか、すでに真っ青で。
まこっちゃんはと言うと…
あ。
問題ありませんね。
『なんだ!コノヤロー』
と言わんばかりの猪木顔で。。。
余裕のイカ状態ですが。

ところで後藤さん…
いい加減、一番上から降りてくださいますか?
ってか…そこで寝られると、非常に困るのですが…。

私は声を振り絞ってこう言いました…。
222 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時34分48秒
「…あの。吉澤さんが、保田さんに謝るそうですけど、
 私達はこのまま、こうしていていいのですか?
 早く部屋に戻って、先回りしていたほうが良いと思われ…。」

「…あ。そーだね。紺野、頭イイ!カオ、気づかなかったよほ…」

飯田さん!!!!
イイ!
よほ。。。
あ、あなたも…

  2 ち ゃ ん ね ら ー ?

ああ、素晴らしきかな人生。
巡り合わせワショーイ!
な、仲間って素晴らしい!
ヤパーリ。。。
モーニングって素晴らしい―――――――――――!!

223 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月21日(火)17時36分32秒
「こ、紺野?」
「あ…すみません。あまりにも吉澤さんが…素晴らしくて…。
 仲間って…いいですね。私…娘に入れた事、埃に思います。。。。」

「ってか。こ、紺野…。カオ!決めた!みんな!楽屋戻るよ!」
(…カオ、負けられないね。)

てっぺんにいた後藤さんを飯田さんが
ムリヤリ起こし、そして降ろさせました。
いや…。
はがされた?
後藤、投げまくり。
りんね投げまくり?

(…プ!)

いやいや。失礼…。
何気に後藤さん、お気分が優れないようで。。。

そして順序良く、サクサクと上から
娘。ピラミッドは崩されていって…
組体操は幕を閉じ、急ぎ足でみな
楽屋へと戻るのでした。

―…
224 名前:理科。 投稿日:2002年05月21日(火)17時38分27秒
更新しました。
225 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月21日(火)20時35分18秒
何気に上下関係な娘。に萌え〜。
いいらさんとかに乗られたらそりゃつぶれ(ry
辻加護もいいですが、最近こちらの紺野先生にメロメロっす。
226 名前:婆金 投稿日:2002年05月21日(火)23時38分16秒
ハンケチ・・・。それは紺野先生が嘗て逝った言葉ですよほ
と、辻加護に教えてあげたい
(ドリフ暗闇ケーキ投げ「志村〜!後ろ、後ろ!!」参照)
227 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月22日(水)00時31分36秒
上下関係がしっかりしていた方が娘。はうまくいくんです。
みんな仲間意識もってるし、命令一元化の原則です。
さすが紺野陛下カッケー。ごっちんカッケー!!
228 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月22日(水)19時55分49秒
>娘。ピラミッド
お・面白すぎる。ツボにはまっちゃいました。(爆
229 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年05月22日(水)21時16分08秒
ピラミッド・・・
爆笑してしまいました(w
しかも片手にお茶飲みながらだったのでヤバイx2(w
次は何があるのでしょうか?!紺野先生楽しみにしてます(w
230 名前:名無し男 投稿日:2002年05月25日(土)00時53分20秒
地獄のタテ積みピラミッドなら中学時代に部活の休憩時間とかにやった記憶が(w


太古の昔のお話
231 名前:理科。 投稿日:2002年05月25日(土)06時46分32秒
>ごまべーぐるさん。
川o・д・)<…娘。は上下関係ないとか言いながらも(?)
      しっかりあるのですが。私にメロメロですか?
      アヒャー!

>婆金さん。
川o・-・)<私の言葉をお忘れになるとは。。。
      辻さん加護さん、あなた方は逝って吉ですね?
      チッ!

>いしごま防衛軍さん。
川o・-・)<…あなた、すでに私の虜ですか?いい目を
      お持ちですね?仲間意識もってるし、命令一元化の原則。。。
      素晴らしいですが何か?

>よすこ大好き読者さん。
川o・-・)<…苦しかったのですよ?肺がつぶれそうに
      なりますた。。。

>ぷらぅさん。
川o・-・)<…鼻からなんぞ出してませんよね?もし、出てた場合には
      私が拭いてさしあげますが。どうでしょう?

>名無し男さん。
川o・-・)<あなたは私の上を逝ってますね?作者が死にそうでしたよ?
      太古の昔のお話って…エジプトで詰んでたのですか?
232 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)06時48分02秒
「いい?みんな何も見てなかった事にするんだよ?
 普通を装うのが一番なんだから!」

飯田さん。
ここは頼りになりますねぇ。。。
リーダー失格とか叩かれておりますが
そんな事はないと思いますよ?
もっと自信を持って…

(しまった!)

「…紺野。ありがとう。」
「…い、いえ。出すぎた事を…。」

ジー...っと私を潤んだ瞳で見てるのですが…
ある意味、スタンバイOKってな感じで、はい。。。
流石に夜は…とか言ってみるテスト。
…そういえば飯田さんは交信とゆー大技を
持っているので、私の心が覗かれてしまっていた
のです。ではさっきの2ちゃんねらーも?
う〜ん…素晴ら

   ―バタン!―

「加護やでぇ〜♪」「ののれす〜♪」
     「ただいまぁ〜♪」
233 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)06時49分00秒
そんな私の脳内妄想中、元気良く
あの方々が舞い戻ってまいりました。
さっきまで泣いてたカラスは…

「…あ!」

その時です!
加護さんが放置中の保田さんに躓き、
思いっきり転びそうになりました。
その先には大きな棚がありまして
ぶつかると…本当にヤウ゛ァイかと。
よく足の小指を角にぶつけますが
それくらいヤウ゛ァイかと思われ。。。
と言うか、よく分かりません。
例えが。。。
私も潮時なのでしょうか…(激しく鬱

そのときです!
部屋の中に戻ってきても寝ていた後藤さん。

『パチ!』

っと目を開け、加護さんを見た瞬間、
物凄いスピードで駆け寄ったのですが、
私、そのダッシュ力に
ドラゴンボーOの漫画を思い出してしまいました。
ですが、さすがの後藤さんも間に合わない!
といった顔で。。。
234 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)06時50分19秒
あなた…動物ですか?
子を守る親…みたいですが。
師弟愛って美しい。。。

「…わぁ!」

みんなが目を瞑りました。
辻さんなんか、目の前で事故でも観たような感じですな。
虚ろな目で加護さんを見て…

「あいぶぉ――――――――――ん!!!!」

なんて叫んでいました。
まるで映画のワンシーンのように
ゆっくりと…
じっくりと…。


   ―ドーン!ガッシャ―ン!!...―

もの凄い音が部屋中に響き渡りました。
さすがの私も足がガタガタと…
ゆっくりと瞼を開けます。。。
235 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)06時51分09秒
「よ、吉澤さん!!!!!」

加護さんを大事に抱えたまま
冬眠中のくまのように丸まり、
よっさんはピクリとも動きません。
…そんな姿に少しでも『萌え〜♪』な
私は逝って吉ですね。。。

「よっすぃ〜!よっすぃ〜!」

加護さんはワンワン泣いていまして。
みんなが吉澤さんに近寄ります。
ぶつかった大きな棚の上に、ジュースのビンが
2,3本乗っかっていて、それが衝撃で落ち
割れたのでしょう。
吉澤さんの周りと服には、それらの破片が
生々しくついていまして。

「よっす」「待って!変に動かしちゃいけない!」

石川さんがいの一番で駆けより
吉澤さんの体を揺らそうとしたとこで
飯田さんが止めました。
いい判断です。
ムリに揺さぶったりしたら…
236 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)06時52分11秒
「…紺野。」「…今は処置を。」

みんなとても心配そうに
歯がゆい感じで見ていました。
そうでしょう…。
時計の針が進む音が余計に
私達を苛立たせます。。。

「…ってぇ〜。つつ…。加護…?大丈夫?」
「よっすぃ〜!ウチは…ウチは何ともないねん!
 でも…よっすぃ〜がぁ。ワ―ン!!!!!!」

吉澤さんが何事もなかったかのように
ムクリと起きあがり、衣服についた
破片を払い、そして加護さんの頭を優しく撫でつけました。

「…あたしはへっちゃら!加護…痛いとこないよね?
 っつ〜か泣きすぎだよぉ。」

加護さんは吉澤さんにガシ!っと抱き付き
激しく泣き出しました。
237 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)06時53分18秒
「よっすぃ〜…ウチ、ウチはええねん!…っすぃ〜がぁ、
 またウチのせいでケガでもしたら…どーしよって…」

「そんな事言うな!…悲しくなっちゃうだろ?あたしはマジ
 何ともないって。何だよ!加護らしくないなぁ。…っしょ!」

お姫サマ抱っこして、吉澤さんはソファーに
歩き出し、加護さんを座らせると安心した顔で
髪をかきあげ、加護さんの頭をガシガシと乱暴に
撫でつけます。

「…ん?みんな、どーしたの?」

キョトンとした顔でみんなを一通り
見渡したあと、吉澤さんは私の側までやってきて

『…ねぇねぇ。あたし、また何かやらかした?』

えぇ。
やらかしましたとも。
みんなのハートわし掴み+揺るぎ無いガードは静かに…

…メンバーのみなさん。
逝っちゃってますが。
あまりの…いきなりの王子サマの出現で。
238 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)07時00分53秒
石川さん…。
あなた、どーするつもりですか?
もはやみなさん、石川さんのライバルですよ?
安倍さんなんか手に持ったお菓子(辻さんの物と思われ)を
ボタボタと落としながら『よっすぃ〜...お菓子より好きかも』
などと。じゃあ前は吉澤さんはお菓子より下のレベルだったのですか?

 あ な た は モ ー 娘 。 よ り 好 物 な ん で す ね ?

後藤さん。
後藤さん…?
あなた…石川さんを睨みつけてどーするんですか?
…動物の性でしょうか?
野性的に『こいつはライバル!』と察したのですね。
いいことです。
ですが…
吉澤さんの心は石川さんにアリなのですよと

(はぅ!!!)

…後藤さん、睨まないでください。
私の思ったことを察しないでください(泣
やはり野性的感は凄(r

239 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月25日(土)07時01分42秒
。。。最後の〆ですか?
このまま今日中に、私の計画が
進めば…何事も安泰で幕を閉じる訳ですが。。。

今しかないかも…。

「…よっさん。今まで、私から教わった教訓をいかして
 保田さんに、まずは謝っていただけますか?」
「…え?今?」
「…今しかないのです。」
「…わかった。」

私の言葉にコクリと頷くと、吉澤さんは
保田さんが座っている場所へと歩き出しました。

(ここはあなたの腕の見せ所ですよ?よっさん。)

あぁ!何だか私が凄く緊張してきたのはなぜでしょう?
まだみなさんは逝っちゃってますが
そんなの気にも止めないですが。
こんなおいしいトコ、私1人で見てもいいのですか…?

―…
240 名前:理科。 投稿日:2002年05月25日(土)07時03分01秒
更新しました。
マメに更新するとか言っといて
出来ないですみません。。。
PCの調子がまた悪く、機嫌をとりながらなので
マターリ待っててください。
241 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月25日(土)12時34分09秒
ピラミッドからハーレムへ。。。

(*^〜^*)<・・・エヘ

ニクイよ、このォ!!ど根性ガエル!(イミフメイ)

何やらドラマチークな展開になってきましたね。
紺野先生のご活躍とともに目が離せません。がんがってください!
いくらでも待ちます。

242 名前:名無し男 投稿日:2002年05月26日(日)22時39分50秒
野人、後藤

特徴:物凄い勢いで打製石器を造る
243 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年05月27日(月)17時35分58秒
紺野先生に拭いてもらえるなんて!!!(w
是非(藁
次回どうなる!(w
244 名前:理科。 投稿日:2002年05月27日(月)18時12分28秒
>ごまべーぐるさん。
はい(w
これから、もっとドラマチック(?)
になる予定です。

>名無し男さん。
>特徴:物凄い勢いで打製石器を造る
…名無し男さん。あなたに小説書いてほしいです!(爆

>ぷらぅさん。
>紺野先生に拭いてもらえるなんて!!!(w
川o・д・)ノ<拭いてさしあげますが何か?
次回…急展開です。(アサヤン並かも…)

今日中に終わらせる予定です。
2度に分けて書かせていただきますです、ハイ。

245 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時14分02秒
紺野が何をそんなに急いでるのか、あたしは分からなかったけど
あいつにはむかうなんて出来やしないから。
でも…早めに謝りたいって思ってたからね…。
心の奥が何だか重くて。痛くて。
何と言っても歯がゆかった。

…そんな自分が嫌いだった。

今回だけじゃなく、何に対してもあたしはイヤな事から逃げていた。
面倒なコトに目を背けていた。
きっと誰かがやってくれる、とか…
何とかなるだろうとか。
容易な気持ちしか持っていない、
そんな自分を直したかったし
これを気に、あたしは変わるんだ。
246 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時15分22秒
心の迷いと葛藤しながら、どうしようもない気持ちになっていた
あたしは保田さんの前に立った。
まだ虚ろな瞳で保田さんはあたしを見上げてる。

…そんなに梨華ちゃんの力は凄かったのだろうか?
それとも胸の圧力…?と、

あたしは内心、この状況と関係ないことを
考えていて。
いや。
考えずにはいられなかったのかもしれない。
さっきまでの前向きな気持ちはどこへいってしまったんだろうと
自分に問いかけてみる。

…問いかけてじゃ何も変わらないじゃないか!

「…や、保田さん…!」

グっと拳を握り締め、あたしは重たい口を何とか
開くことが出来たのだ。
何気に名前を呼ぶ声が荒くなっていて
メンバーのみんなの目線があたし達に集中していて。

「ん?どーした?」

首に手をあてがい、グルグルと首を回し
あたしを直視する。
大きな瞳に吸い込まれそうになりながらも
あたしは前に進んだ。
247 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時17分14秒
「…この前はすんませんっした。あたし…かなり大人気なかったっす。
 辻や加護…そして保田さんのことも考えずに、あんなこと言っちゃって…。
 これからは人の気持ちも考えて行動していこうかと思います。
 また色々、叱って下さい…。」

「吉澤…。アタシも悪かったわ。いきなり叩いてさ…。
 で。…アンタは石川のこと、どーするつもりなの?」
「…え?な、なんすか!いきなり!?」

…ウッヒョー!保田さん…アナタ…

         イイ!!

この場で先制攻撃ですか?
やはり保田さん…石川さんのこと、好きなのですね…。
まぁ解ってたことですが。
凄いですね、保田さんのあの目。
ジ...っとよっさんを見つめてますよ。
『アンタ一体、どーしたいのよ?え?』
って感じですね。
クレクレ君みたいな…。
私的には、ヤッス〜が石川さんを(r

(プ!)
248 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時17分51秒
…つまらない冗談は別として。
そーですね。今がいいチャンスだと思いますよ?
この注目の中、吉澤さんが石川さんに告白。。。
そして二人は本当に公認の仲となる訳であって…。
あぁ…長かったですな。これまで…。
よっさん…がんがってください…!

「…あたしは。」
「…あたしは?」

あたしは…
…ダメだ。言葉が出てこないよ…。
こんなにも梨華ちゃんが好きなのに。
どうして肝心な時にでてこないの?
紺野との積み重ねは…意味がなかったんだろうか…。

(…あ。)

紺野と目が合った。
口を一文字にして、あたしを見てる。
普段と何も変わらないけど、目であたしに
エールを送っているように見えた。
249 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時18分52秒
意味がないなんて言ったら失礼だ。
とことん、あたしは卑怯だなって思った。

「あたしは梨華ちゃんが好きでたまりませんが何か?」
「…何かって…あ、アンタも2ちゃんねらー?ねぇ…!
 そうでしょ?吉澤!!もしかして…今日は
 祭り?うっひっょー――――――!」

…保田さん、アンタ…カッケくない。
マジでカッケくない…。
こんな事になるなんて、流石の私も予想外ですたね。。。
私としては嬉しいのですが、この場で
ワショーイ音頭したいくらいですが、今はそんな
場面ではありません(怒
吉澤さんはそんな保田さんをほっといて
石川さんの元へ詰めよります。

「…梨華ちゃん、今までハッキリしないでゴメンね。
 あたし…梨華ちゃん以外の人なんて考えられないよ…。
 離れれば離れるほど、梨華ちゃんへの想いは
 募るばかりで…。大好きです。愛してます。」
「…ひとみちゃん…。私も…私も大好きだよ…!」
250 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時19分51秒
…私達、新メンは先輩方に目を手で隠されますた。
ち!…一番大事な場面なのに…。
きっと愛の抱擁でもしてるのでしょうね…?
私の目を隠してるのは…きっと飯田さんでしょう。
微かに開けてくれました。
二人は抱き合い、今までの距離を埋めようと
熱い熱いキスをしてました。
…流石に下などは入っていないですが。

…やはり私には刺激が強すぎます。










と、逝ってみるテスト。。。

まぁ…何はともあれ、OKですね。
やっと愛を確かめあったのでしょうか?
吉澤さんが私の方に、石川さんとやって来ました。
251 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時20分44秒
「…紺野。今までありがとう。紺野のおかげだよ。」
「…いえいえ。私は何もやってませんよ。吉澤さんの
 努力と、石川さんを想う気持ちが強かったのですよ?
 おめでとうございます。」

(((…こんちゃんってカッケ〜かも。)))

「…いや。紺野のおかげだよ。絶対、梨華ちゃんを
 離さないよ。」
「…そうですね。石川さんもきっと同じ想いでしょう。」
「…ん。」

幸せそうに顔を見つめる二人。
それはそれは新婚さんいらっしゃ〜いに出てる
バカップルと一緒であって。
私、あれが密かな楽しみですが。
そして将来、出る予定ですが
みなさん、その時はビデオにでも…。(ポ

嗚呼、素晴らしきかな今日の日よ…。


―――――――――――
252 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時21分42秒
………っすぃ〜。よっすぃ〜!起きて!」

「……んのぉ〜。紺野ぉ〜…  …ん?あれ?
 梨華ちゃん…?」

「よっすぃ〜、どーしたの?こんなトコで寝て。風邪ひくよ?」

「あは!よっすぃ〜何泣いてんの?怖い夢でも見たのかな?」

…寝てた?あたし?今まで…?

「…紺野は?そしてみんなは??」

「はぁ?紺野?紺野ならあそこで小川と話してるよ?
 紺野がどーかした?」

二人の間をぬって、あたしは紺野の姿を探した。
あ…ホントだ。
楽しそうに小川と雑談していて…。
たしか…梨華ちゃんと寄り戻してさぁ…
紺野にお礼言って…
で?寝ちゃったの?あたし????
ダッセー!ダッセーぞ、あたし!!!!!
253 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時23分26秒
「紺野!!」
「…あ。吉澤さん。お目覚めですか?」
「紺野!あれからどーなったんだよ!あたし…何で寝ちゃったの?」

キョトンとした顔で小川と紺野はあたしの
顔を見つめてる。

「…あの、お話が見えませんけど…吉澤さんは
 今まで寝てましたよ?仕事が終わりましたよね?
 で、石川さんと後藤さんが雑談してて、吉澤さんが
 石川さんに抱き付こうとした時に、転んだんです…。
 そして気絶してたようなのでそのまま寝かせておこうと
 なったので…。」

「…はぁ?マジで?」

コクリと4人が頷く。
その顔はウソなどついてる訳でもなかった。
じゃあ…何?今までのって全部夢…だったの?
そんなウ゛ァカな終わり方していいの?
え?え?じゃあ…梨華ちゃんのために
必死こいて紺野と勉強したのも…

  夢…?だったの…?

ってゆーか、あたしと梨華ちゃんの関係は????

「そ、そんなぁ―――――――――――!」
「よ、よっすぃ〜!?」
「何…どーしたのよ、ひとみちゃん!」

―――――――――――…
254 名前:ま る ち な さ い の う 。 投稿日:2002年05月27日(月)18時24分52秒
「…吉澤さん、どーしちゃったのかなぁ?…コンちゃん?何で笑ってるの?」

「…え?笑ってないよ。まこっちゃん、吉澤さん、大丈夫かな?
 後藤さんも石川さんも止められないよ?」

「…ん〜。楽しそうだからいいんじゃない?」

「…そーだね。あ…それでね?」


…吉澤さん。
夢ではありませんよ?
あなたは確かに私と供にカッケくなるための
訓練をしたのですから…。
あとはこれを、どー生活の中で活かすかが
問題なのですが…。
今のあなたには理解出来てませんね…?
今度もし機会があるのなら、
起きてるときにモー1度、
教えてあげますが何か?


    ――――ま る ち な さ い の う 。――――――

     
                END

255 名前:理科。 投稿日:2002年05月27日(月)18時29分59秒
2回に分けてと言ったのですが、一気に完結させていただきました。
ちょっと時間にゆとりが出来たもので…。
ツッコミたい読者のみなさまがいると思いますが
私はとにかく『スマソ』とだけ…(w
最後までお付き合いしてくださったみなさま
ありがとうございます…。
今度書くとき、ちゃんとした
『いしよし』になるハズですが(w
それでは失礼します。

     理科。
256 名前:だしまきたまご 投稿日:2002年05月27日(月)20時21分13秒
毎回楽しみに読ませてもらっていました。
やっぱ、理科。さんの作品は最高です!
ここの紺ちゃんにホレますた、非常にかっけ〜っす。
次回作のいしよしもがんがってください、楽しみにしておりやす。
257 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月27日(月)21時28分35秒
紺野氏、最後までカッケーでした!
とことん笑わせていただきました。ありがとうございました。
&完結お疲れ様でした。
258 名前:夜叉 投稿日:2002年05月27日(月)22時41分23秒
そうきたのですねぇーーーーーー!(絶叫)
紺野先生が気になってきていたところに、理科。さんの作品が始まったので、もう紺野先生にメロメロです(爆)。
いっつもそうです、理科。さんは自分のツボを擽ってくれます。
有難うございます、感謝しきれなかった言葉が爆笑に変わっていきますが何か(笑)。
お疲れさまでした、そして、新作に期待してます(ニヤソ
259 名前:婆金 投稿日:2002年05月27日(月)23時42分59秒
お疲れさまでした。
吉クンも紺野先生もサイコー!!
めちゃくちゃ面白かったです。理科。さんは、拝みの対象です。
260 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月28日(火)20時58分27秒
紺野陛下すばらしいです。感動しました!!
261 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年05月28日(火)22時56分09秒
こーきましたかー(w
紺野先生かっけかったっすー!!!
また理科。さんの作品楽しみにしております(w
262 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月28日(火)23時11分56秒
風邪で寝込んでる間に終わってしまってちょっと悲しかったです( T▽T)
毎度毎度『理科。さんワールド』にわれわれは翻弄され、笑いの坩堝に連れてゆかれるのです。
その心地よさと言ったらもう・・・。

川o・∀・)紺野先生、最高にイカして(死語)ました!
いしよしマンセー!ケメぴょんワショーイ!!
263 名前:じじ 投稿日:2002年05月28日(火)23時39分45秒
たっぷり笑わせていただきました!
これだけ笑えるのも珍しいですよね(w
やはり理科。さんは凄いです!
次はどんな話なのか楽しみにしています!
お疲れ様でした。
264 名前:名無し男 投稿日:2002年05月29日(水)11時16分01秒
紺野ワールドから出れぬ
もはや地獄沼にはまったのと同然、もがいてももがいてもドップリ浸かってく始末
しかもボデーブローの様に跡から後から効いてくるから更に抜け出せず
最初からうすうす感じてたがここで今一度再確認した

コンコン強えぇ!

と言うわけでお疲れさんですた
265 名前:ごーまるいち 投稿日:2002年05月30日(木)01時07分29秒
完結お疲れ様でした!
やはり理科。さんの描かれるお話は、最高に楽しくてカッケーです♪
理科。さんのお話を読んで、ヤッスーのファンになり、
今度は紺野さんまで……とうとうファンになってしまいました(w)
また次回を楽しみにお待ちしております。
楽しくてステキな作品をありがとうございました。

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