微熱
- 1 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時03分53秒
- 初めて娘。小説を書かせて頂きます。
石川視点のいしごまです。
小説というよりも出来事と散文詩の混ざり合った作品になりそうです。
少し暗かったり、あまりラブラブじゃなかったりもします。
少しでも心に響けば幸いです。
- 2 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時05分26秒
例えば、男女間の恋愛を『情熱』というのなら
この恋は『微熱』というのだろう
知っている。
世間的に許されるとか、大手を振っては歩けないとか
そういうことを引き換えにしても貫きたい思いはあるって。
でも、まさか自分がそんな風になるなんて思ってなかった。
例えて言うなら二者択一の中での第三回答。
ありえない、嘘のよう。
それでもこんな思いを知ってしまった以上
私は二者択一の世界には戻れない。
…あの人はYESでもNOでもなく
私を選んでくれるかな?
- 3 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時06分32秒
- 「梨華ちゃん、行こう」
そういって後藤真希…あの人は私の手を取った。
自分の手と貴方の手、コントラストがなんて綺麗。
それは単に、とろい私に対しての先導なんだ。
貴方は屈託なく笑いながら他のメンバーのいる場所へと引っ張っていく。
私を光へと連れて行く。
「梨華ちゃん」
貴方の声は、私をここではない場所へと誘う。
貴方は笑いながら、光の当たる場所に私を。
私は、本当はそんなものはいらないの。
暗い部屋でもいいの。
貴方しかいない部屋がいいの。
私を他へと追いやらないで。
私はここにいるの。
…こんな年になって涙が出そうになった。
- 4 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時07分55秒
- 「どうしたの?」
「ううん。なんでもないよ」
「嘘。梨華ちゃんごまかせない性格なんだから
観念して後藤に話してみなよ」
神様は意地悪。
なんて悲観主義者を気取って良いですか?
貴方が好きです。
なんて博愛主義者のように叫んでも良いですか?
「本当になんでもないから…」
なんでこんなに辛い恋なんてしちゃったんだろう。
誰にも応援してもらえないの。
許されない事なの。
本能に背いているの。
それでもごっちんが好きなの。
- 5 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時08分50秒
- 「ん〜それならいいけど…」
「うん。それよりよっすぃー達に怒られちゃうよ
……早く行こ?」
私は自分から暗い楽屋を出た。
廊下の眩しさに少しだけ眩暈がして
明るいところじゃこの恋を認められないことを知った。
気がつかないうちに貴方の手を離してしまったのも
やっぱり私だった。
感傷的になるのは恋する乙女の特権だと
どこかで訊いた事があるけれど
そんなものよりも私は、男の子になりたかった。
無駄のない筋肉と、低いけれど高らかな声と
そんなものを持っていて、
貴方が安心して憧れてくれるような
貴方を簡単に抱きかかえられるような
……男の子になりたかった。
- 6 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時10分40秒
- 「梨華ちゃん、顔色悪いよ?」
「平気」と言おうとしたけれど
私の体はいつのまにか力を失っていて、
弛緩した体が重力のまま床に倒れた。
瞼から力が抜ける瞬間、ごっちんが青ざめたのが判った。
もう、ごっちんてば人の心配ばかりしてるから
私みたいな女の子にまで好かれちゃうんだよ。
我ながらどこかずれた事を考えているうち
私は本当に意識を失った。
私の心はとてもとても弱くて
恋をするには少し不向きだった。
- 7 名前:田宮 投稿日:2002年05月02日(木)09時19分51秒
- 今回はとりあえずこの辺で。
さ〜て次回の「微熱」は〜?
連載しょっぱなで倒れてしまった石川の安否は?
果たして後藤に石川の思いは届くのか?
そして作者の『魚を食べると頭ががよくなると歌われても
あんな馬鹿っぽい歌じゃ信憑性ないだろう』という疑問は?
謎が謎を呼ぶ中、ついに石川を助ける謎の人物が。
そのとき石川は果たして…
次回「心の平熱、恋の温度」を要チェキら!!
(尚この次回予告は変更になる場合もございます
- 8 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月02日(木)13時14分13秒
- 次回予告で切ない雰囲気ブチ壊し(w
これからの展開、
再びあるであろう次回予告‥楽しみにしております。
- 9 名前:オムらいっすぅ 投稿日:2002年05月02日(木)18時40分10秒
- おぉ、いしごまだー♪
ごま優しいんですねぇ。梨華ちゃんもポジティブになろうぜ!(ぇ)
でも倒れるくらい悩んだのは、それくらいごまの事が好きって事ですね。
ごま愛されてるよ〜♪(←謎)
「魚を食べると(以下略)」…その気持ち、めちゃわかります(爆)
こんなの(大変失礼)が順位高いんだったらカン梨華の順位あげろ!と…(w
- 10 名前:いしごま防衛軍 投稿日:2002年05月03日(金)00時11分55秒
- すごく楽しみです。梨華たんが切ない。
- 11 名前:TEST 投稿日:2002年05月03日(金)02時04分06秒
- TEST
- 12 名前:TEST 投稿日:2002年05月03日(金)02時05分38秒
- TEST
- 13 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月03日(金)03時45分37秒
- サザエさんばりの予告ですね(w
続き楽しみです
- 14 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月10日(金)20時21分02秒
- うむ、期待。
- 15 名前:俵屋宗達 投稿日:2002年05月26日(日)10時50分44秒
待ってます。
- 16 名前:( ´ Д `)<梨華はあとはあと 投稿日:2002年06月24日(月)13時11分51秒
文章力すごい、田宮さん。
待ってますよ。いつまでも…
- 17 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)15時55分51秒
気がつくと私は白の上に横たわっていた。
一瞬何が起きたか理解できず慌てて体を起こす。
途端、信じられないほど立ちくらみがして
本当に自分の体なのかと驚いた。
冷静になった頭で辺りを見れば
柔らかいベッドと白いシーツ。
近くの窓からは夕陽が注ぎ込み
衛生的で嫌悪感すら憶える部屋を
淡い暖色へと変えていた…
- 18 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)15時58分13秒
- そうだ私はあの廊下で……おそらく貧血だ……倒れたんだ。
昔から体の丈夫さには自信があったのに。
私はいつからこんな弱くなってしまったのだろう。
こんな弱い自分が愛を乞うなんてお笑いもいいとこ。
私の腕はごっちんを支えるにはあまりにも矮小で
私の脚はごっちんと同じ速度で歩くにはあまりにも脆弱で…。
あの人はいつだってきらきらと眩しくて
私は目を眩ませながら
置き去りにされないように
痛む足を引きずるように
いつだって走っていた。
- 19 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)16時01分19秒
- コンコンと軽い音がした。
どうやらこの部屋のドアをノックする音みたい。
私の他には人がいないので「どうぞ」と言う。
遠慮がちに開いたドアの先には
吉澤ひとみ…よっすぃーが立っていた。
「梨華ちゃん、気分はどう?大丈夫?」
「うん。大分楽になったよ、大丈夫だって」
「本当に?私もうあんな風に倒れた梨華ちゃん見るの嫌だからね。」
自分より少しだけ年下のよっすぃーが心配そうな顔をしている。
胸が痛かった。
私は何をしているんだろう。
望んでモーニング娘。に入ったのに
不毛な恋なんかにかまけて。
挙句倒れてしまいメンバーに迷惑をかけている。
今は忙しい時期だ。
ちょっとでも仕事に穴をあける事は許される事じゃない。
それなのに、それなのに私はあの人を望んでしまった。
少しだけ……他のもの全て犠牲にしてもいいと思った。
…最低な女だ、私。
- 20 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)16時09分15秒
- いつの間にか私は泣きそうな顔をしていたんだろう。
「仕事のほうは明日に回して何とかするみたいだし
梨華ちゃんは気にしないでゆっくり休みな。ね?」
と言いよっすぃーは部屋を出て行こうとした。
ほっそりとした長身が
オレンジ色の部屋から出て行こうとしてる
不思議。
その後姿はクラリと眩むあたしの目には
一瞬…あの人の背中と被った。
私を置いていってしまう。
この、明るい部屋に。
オレンジが…私を独りにする…
- 21 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)16時12分11秒
- 「待って!!」
無意識のうちに呼び止めてしまった。
「お願い。ここに…いて…っ」
瞬間、これは単なる我侭だと言う事に気がつく。
よっすぃーだって私に構っていられるほど暇ではないのに。
ただ、私の心は無意識に支えてくれる存在を求めた。
一人で心を焦がす事に疲れていたのかもしれない。
あの人の背中をひたすら慕う事に
崩れ落ちそうな私を嫌いになっていた。
だから、少しでも自分を心配してくれた
よっすぃーを頼ってしまった。
そんな自分に尚更の嫌悪感。
「御免ね、我侭言っちゃって。
今のはなかった事にしてよっすぃーはお家に……」
全身全霊をかけて、顔の筋肉を無理矢理笑顔にする。
お願い、どうか涙が出てきませんように。
どうか声が震えませんように、どうか明るく響きますように。
どうか…こんな弱い自分を曝け出したりしません様に。
「ここにいる」
「…え……?」
「ここに、梨華ちゃんの傍にいるから」
そう言うとよっすぃーはすこし微笑んで
私の寝ているベッドの横の椅子に座った。
オレンジは…
いつの間にか藍色に侵され始めていた。
- 22 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)16時17分10秒
- さ〜て、来週の微熱は〜
…………
ていうか更新遅すぎなんじゃ!!(゚Д゚)ゴルァ!!(゚Д゚)ゴルァ!!
連載始めた途端PCクラーッシュじゃ(゚Д゚)ゴルァ!!
これからはまた、がんがって更新する所存だぞ(゚Д゚)ゴルァ!!
。・゚・(ノД`)・゚・。マッテテクレルヒトハスクナクトモ、ガンガル!
- 23 名前:田宮 投稿日:2002年07月09日(火)16時31分25秒
- よーしパパレス返しとかしちゃうぞー(w
>8さん
今回は次回予告なくてごめんなさい。
じ、次回こそは更にぶち壊すような予告を…!!
>オムらいっすぅさん
只今ネガティブ梨華ちゃん爆走中ですが
いつか!いつか!!ごまちゃんの優しさが
梨華ちゃんをポジティブにする日が来る筈!!
地球を救わず梨華ちゃんを救え!!(訳:24時間TV出るのかよ!!)
>いしごま防衛軍さん
切なさビーム!!有り難うございます。
お名前素敵ですよね。
>11-12さん
マイクテス、マイクテス!!
>13さん
続いてみました。
来週(?こそはサザエ予告復活!!
>14さん
うむ。有り難うございます。
>俵屋宗達さん
お待たせしました。
>( ´ Д `)<梨華さん
文章力はともかく(…
あなたの言葉で復活する勇気が出ました。多謝。
- 24 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月09日(火)22時58分13秒
- 待ってました―!!!
- 25 名前:名無し読者 投稿日:2002年07月15日(月)23時52分32秒
- 引き続き待っております。
- 26 名前:名無し読者 投稿日:2002年08月15日(木)00時11分25秒
- マターリまってる
- 27 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月11日(水)20時27分23秒
- ほぜん
- 28 名前:田宮 投稿日:2002年10月03日(木)04時52分28秒
- すみません。だらだらと更新も無しに放置プレイしてしまいまして。
卒業とかなんやらかんやらありますが、最後まで続けようと思います。
保全してくれていた方々に限りない感謝を。
(尚、この作品の筋を考えたのは卒業発表前でしたので
申し訳ありませんが作品の中の時間も発表前ということにさせてください)
- 29 名前:田宮 投稿日:2002年10月03日(木)04時54分54秒
- 太陽が沈んでいく。
温かく眩しいオレンジの空が、ゆうるりと深い藍になる。
私達は…何も言わずにただ暮れる部屋に居た。
それだけでよかった。
疲れた心に、傍にいる人の温かさが優しかった。
目が合うと、何も言わずに笑ってくれる
よっすぃ〜の温かさが、嬉しかった。
- 30 名前:田宮 投稿日:2002年10月03日(木)04時55分48秒
- 白い部屋が藍から濃紺に変わるとき
私は思い切って口を開いた。
「ねぇよっすぃ〜、私の話を聞いてくれる…?」
少し、震えた声で言った私の言葉によっすぃ〜は…変わらずに微笑んだままで
…それはまるで、こんなに厭な私の事を許していてくれるようで
私はベッドの上で膝を抱えてぽつり、ぽつりと
いろいろな事を話し始めた。
- 31 名前:田宮 投稿日:2002年10月03日(木)04時58分46秒
- 一旦話し始めたそれは何時になっても止まらなかった。
私の事、あの人の事、私の想い、振り返らないあの人、それにずっと向かい続ける私、
…追いつけない弱い私。
押しつぶされそう軋みそう壊れそう
痛い、いたい、イタイ……居たい。
堰を切ったように、何度も何度も。
嗚咽を堪え、涙を流し、手をきつく結んでは開き
唇を噛み締め、体を折って自分の体をかき抱き
今までの想い全てを吐き出すように
私はあの人への想いを話した…独白した。
- 32 名前:田宮 投稿日:2002年10月03日(木)05時00分47秒
- 話せば話すほど思い知る。
自分が如何に嫌な子で、あの人が如何に強くて…
釣り合いが取れない思いを抱いている事
許されるはずも無い、叶わぬ恋をしている事。
涙が、とめどなく溢れてくる。
この涙と一緒に、弱いわたしも流れてしまえばいいのに。
涙が乾くのと一緒に…あの人への想いも乾いてしまえばいいのに…。
でも、涙は止まることなく溢れ続けて
私の頬を乾くことなく濡らし続けた。
夜の深い紺色が、あたしの涙を隠そうと纏わり付く。
……私が話している間よっすぃ〜はと言うと、
ただじっと私の事を見つめ続けていた。
- 33 名前:田宮 投稿日:2002年10月03日(木)05時04分29秒
- とりあえず今回はここまでで。
…何時になったらごっちん出るんだという突っ込みは
ロマンティック恋の花咲く地元の駅のゴミ箱へと捨ててくださいませ。
- 34 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月04日(金)21時18分39秒
- 待ってたYO!
期待
- 35 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月04日(金)21時24分21秒
- 再開されてる。待ってましたヨ
- 36 名前:田宮 投稿日:2002年10月05日(土)14時45分53秒
- 「……ごめんね、こんな話聞かせちゃって」
夜の底、暗く沈む部屋であたしは謝る。
何も言わない相手を良い事に気持ちの全てを吐き出したこと
こんなに暗い部屋でしか許されないような想いを聞かせたこと
あたしは今更ながらに後悔していた。
眩しいほどではないものの穏やかな光を湛えた
その…その大きな瞳に、甘えてしまった。
涙で頬に張り付く髪を耳に掛ける
「分かってるの…自分でもこんなんじゃ駄目だって。
こんな自分も嫌いだし…こんな心持ったらいけないって。
そもそも、女の子なのにね。あたしもごっちんも
……気持ちの悪い話、聞かせちゃって……」
「気持ち悪くなんか無いよ」
捲くし立てる様な謝罪の言葉を、きっぱりと断ち切る深いアルト。
「気持ち悪くなんか無い」
よっすぃーがもう一度、強い調子で呟いた。
- 37 名前:田宮 投稿日:2002年10月05日(土)14時47分11秒
- 自分でも呆れるほどに間抜けた顔をしていたことだろう。
口を開けたまま二の句の告げられないあたしの手が、温かさに包まれた。
よっすぃーはあたしの手を取り、柔らかく微笑み口を開く。
「ねぇ、梨華ちゃん。
どうしていけないなんて思うの?
どうして自分の事そんなに卑下するの?
吉澤思うよ。梨華ちゃん素敵な女の子だって。
ごっちんも素敵だけど…梨華ちゃんだって凄く良いよ」
- 38 名前:田宮 投稿日:2002年10月05日(土)14時49分09秒
- 「…お世辞なんて良いよ……」
「お世辞じゃないってば」
「お世辞でしょう?!
自分でも分かってるってば!!
…あたしなんて、同じ女の子好きになっちゃった
気持ちの悪い女の子だもん!!」
思わずカッと頭に血が上りヒステリックに叫ぶあたし。
あぁ…最低だ。最低だって分かってるのに、慟哭が止まらない。
またたき、ひとつ。
よっすぃーは…穏やかな笑みに微かな憂いを混ぜると
長い睫毛を伏せて口を開いた
- 39 名前:田宮 投稿日:2002年10月05日(土)14時51分06秒
- 「梨華ちゃんは真っ直ぐなんだよね
好きな人の背中、これでもかって一生懸命に追いかけて。
それだけしか見えないくらいに相手のこと大好きで。
でも…気持ちを口にしないのは、ごっちんが同じ人間だと…
同性を好きになるような人間だと他の人に見られたらって
そう思うと告白なんて出来ないんだよね…?」
「…………………」
何もいえないあたしの手、きゅっと柔らかく握りしめると
よっすぃーは瞼を持ち上げてあたしを真っ直ぐに見詰めた
「優しくて、思い込み強くて、一生懸命で、ちょっとドジで
私、そんな梨華ちゃんの事……ずっと見てた」
「梨華ちゃんの事、ずっと好きだったんだ」
- 40 名前:田宮 投稿日:2002年10月05日(土)14時57分08秒
- 私の名前はメーテル…3度の飯よりもいしごまが好きな女…
あの一見すると接点がなさそうな二人の微妙な関係…萌えだわ
あら、鉄郎…何ですって?「田宮の作品はいしよしにしか見えない」…?
いしよしも確かに良いわ…でもこの作品はあくまでいしごま推しよ…
次回こそはきちんとごっちん登場すると良いわね
このままだと、私達惑星いしごまにも辿りつけないわ…
行くわよ、鉄郎…作品中に出てこないごっちんを探しに……
- 41 名前:田宮 投稿日:2002年10月05日(土)15時03分23秒
- こんな作品にレスが付いてる…凄く嬉しいです。
年甲斐も無くモニタが滲んで見えません(本気と書いてマジ)
>34
名無し読者さま
お待ちいただけて光栄です!本当に!!
期待に答えられているかどうかは甚だ疑問…
というか、自分の文才の無さに早くも挫けそうですが
精一杯頑張ります所存でございます。
>35
名無し読者さま
恥知らずにもノコノコ再開してみました(w
長い間お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
これからは、なるべく速いペースで更新しようと気合入ますんで
お暇な時にでもお目通しいただければ嬉しいです。
- 42 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月06日(日)15時42分21秒
- 後藤←石川でひたすらネガティブに悩む関係好きですよ〜。
作者さんの作品は文章が安定していて引き込まれます。マターリ待ってますね。
- 43 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月12日(土)11時51分13秒
- >行くわよ、鉄郎…作品中に出てこないごっちんを探しに……
腹がよじれるくらいウケてしまいました。
メーテルさん、一体何してんの(w
もちろん、話しの続きもマターリとお待ちしてますので、がんがって下さい。
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月14日(月)10時10分26秒
- がんばっ!!!
- 45 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月25日(金)19時51分49秒
- 待ってま
- 46 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月11日(月)21時16分32秒
- ほぜむ
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月01日(日)19時15分17秒
- 待ってます
- 48 名前:田宮 投稿日:2002年12月06日(金)07時14分51秒
信じられない。
あたしはそんな顔をしていたのだろう。
実際…信じられなかった。
よっすぃーはいつでもキラキラと眩しい場所に立っている子
だったから。
あたしが暗闇にいる時も、よっすぃーはいつも明るく笑って
た。
何度羨ましいと思ったことだろう。
衒いも無く…あの人と仲良く話すよっすぃー。
ねぇ、知らないだろうけど、あたしそんなよっすぃーに
幾度と無く嫉妬したんだよ?
嫌な子。
自分で自分がどんどん嫌いになるよ。
それなのに…よっすぃーはあたしの事…好きだって言った。
- 49 名前:田宮 投稿日:2002年12月06日(金)07時19分17秒
「梨華ちゃんは本当に、ごっつぁんの事しか見えないんだねぇ」
くつくつと、肩を揺らしながらよっすぃーが笑う。
「知ってるよ、吉澤は。梨華ちゃんがどんなにごっちんの事思ってるか。
ごっつぁんの言葉に一喜一憂して
ごっつぁんの横顔を切なそうに眺めて
ごっつぁんの背中を愛しそうに見てた梨華ちゃんを知ってる。
だってずっとごっちんだけを想う梨華ちゃんを見てたんだから」
「よっすぃー…」
なにも言えなかった。
うぅん、言うべき言葉が上手く見つからなかった。
……こんな時でも探してる。
あたしは…自分をうまく取り繕う方法を。
最低。
色をなくした唇をきつく噛む。
- 50 名前:田宮 投稿日:2002年12月06日(金)07時31分04秒
「ねぇ…吉澤のこと気持ち悪いって思う?」
「………え?」
予想外の言葉。
軽い口調でよっすぃーが口にした言葉。
あたしは慌てて首を横に振る。
色を抜いたカプチーノ色の髪が、あたしの肌を、肩を擽って流れた。
「な、なんで?
吃驚することはあっても…あたしがよっすぃーの事気持ち悪いなんて
そんな事思うわけ無いじゃない?!」
必死の否定は、濃紺色の部屋に浮き立っては沈んで。
だって、そんな事を思うなんてたとえ自転が止まってもありえない。
驚愕だった、信じられなかった。
それでも、幾許かの嬉しさと大きな戸惑いはあれど
嫌悪なんて微塵たりとて無い。
むしろどうしてそんな事を訊くのかと腹立たしくすら思う。
- 51 名前:田宮 投稿日:2002年12月06日(金)07時32分23秒
「でも吉澤は梨華ちゃんの事好きなんだよ?
自分も梨華ちゃんも女の子じゃない」
「あ………」
よっすぃーの言葉の意図をようやくと理解して、あたしは思わず目を大きく見開く。
目の前の彼女は、あの穏やかで明朗な笑みを浮かべて一つ首を振った。
あまりにも力強い頷き。
「ね?女の子から思いを寄せられても、気持ち悪いなんて思わなかったでしょ」
「でもそれとこれとは違う…」
「違わないよ。全然一緒〜」
- 52 名前:田宮 投稿日:2002年12月06日(金)07時34分05秒
- いつもなら「全然、は否定形の言葉と一緒に使うものだよ」と
笑って訂正するのだけれど
あまりに真剣なよっすぃーの顔にあたしは黙り込んでしまう。
でも、それは不快さは無くて…
きりりと寄せられた眉だとか、大きな澄んだ瞳だとか
あぁ、よっすぃーのこんな顔好きだな…、ぼんやりと思った。
握られた手からは暖かい温もりが
冷え冷えとしていたあたしの心に流れ込む。
あの人の手のような苛烈な恋情はわかないけれど
大好きな…親友の手。
- 53 名前:田宮 投稿日:2002年12月06日(金)07時37分10秒
- …某スレで「個人的に期待」なんて言われちゃ
このまま沈ませるわけにはいかねぇや!
と言うことで物凄い久しぶりの更新です。
ダーヤスお誕生日おめでとう記念(w
次はいつの更新になるかな…
- 54 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月07日(土)12時09分29秒
- 某スレは知らないですけど
自分もこの小説好きですよ
いつでも待ってます〜
- 55 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月03日(金)01時33分11秒
- あけおめ
待ってます
- 56 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月27日(月)00時44分48秒
- 待ってます
- 57 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月16日(日)22時41分15秒
- 待ち保全
- 58 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月22日(土)01時28分06秒
- ホぜn
- 59 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月07日(月)00時36分11秒
- 待ってますよ〜。
- 60 名前:名無し読者 投稿日:2003年05月03日(土)05時49分38秒
- 保全しますね
- 61 名前:value 投稿日:2003年08月08日(金)13時04分22秒
- 保全
Converted by dat2html.pl 0.1