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マイナー短編
- 1 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月10日(金)14時38分21秒
- どうも。
こう言う書き方はあまり良くないかもしれませんが、ここで勉強させてもらおうと思っている者です。
長い話がニガテなので、短編のリクを受けつけようと思います。
今までに何度か短編集にも参加させていただき、非常に糧になるものがたくさんありましたので、
ここでもそんな雰囲気(罵倒もドンドンお願いします)でやらせてもらいたいです。
リクのある方、遠慮なく言って下さい。
ただし、九人時のメンバー(十人も可)、なるべくならマイナーでお願いしたいです。
あと、石、保の二人は書いた事がないと言う事も(ニガテです)あらかじめご了承下さい。
- 2 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月10日(金)15時20分23秒
- おぉ、では早速。
みちごまお願いできますか?アホみたいに甘くてエロいやつ。
- 3 名前:和希 投稿日:2002年05月10日(金)17時28分00秒
- あぁ、じゃぁ…吉飯…とかはどうでしょう?!
ただ単に、カップリングだけ明記でいいのでしょうか?
- 4 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月10日(金)17時47分27秒
- た・・・高紺っていいんでしょうか?(w
出来たらそれで(w
石川と誰かってのはいいんでしょうか・・・?
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月10日(金)22時46分04秒
- なちロボで切ないのを!
- 6 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月11日(土)16時33分42秒
- なんか予想外に反応があって困った(ニガ
>>2
みちごま…OKです!(w
では、十人時のメンバー+みっちゃんの方向でいかせていただきます。
あ、エロは未体験ゾーンだ…どうしよう。
>>3和希さん
了解しました。
基本的には、カップリングさえ書いてあれば、私が勝手に話にします。
シチュエーションなど、希望があれば追記してください。
あと、やすいしはなにがどうなっても無理です(w
>>4
あー、申し訳ありませんが五期メンは勘弁していただきたいです。
あと、石川さんもできれば…。
ダメダメばっかり言って申し訳ありません。
>>5
かおなちですね、了解です。
切なめ…がんばります。
あと、平時はsageでお願いします。
五本間隔くらいでageようかと思ってますので。
- 7 名前:4 投稿日:2002年05月11日(土)17時53分26秒
- 5期メンだめなんすね、了解しました
それでは甘々の、やぐなちお願いしたいっす(w
- 8 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月12日(日)21時21分09秒
- やぐよしorみちよしお願いします
- 9 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月16日(木)14時59分50秒
- さやまりの甘い甘い話でお願いしたいですっ
- 10 名前:電話口より愛を込めて 投稿日:2002年05月18日(土)00時39分58秒
- ピルルルル
「もしもし…お久しぶりです。
元気ですか?え?ごとーは元気ですよ。
……ははっ、なんかいつ電話してもそんな事言ってますよね。
そんなオバサンみたいな事言わないで下さいよ〜。
……だって、そんなのオバサンの言うコトですよ。
もっとフレッシュにいかなきゃ!ですよ。
……ホントにわかってます?
まぁいいんですけどね、結局困るのは平家さんなんですから。
…冗談ですって、怒らないで下さいよ。
- 11 名前:電話口より愛を込めて 投稿日:2002年05月18日(土)00時40分40秒
- あは…でも、やっぱり平家さんとお話するの楽しいです。
全然逢えないですもんね、最近。
逢いたいですよぉ、早く。
……え?…え〜、なんですかそれ、ヒドイなぁ。
そう言うコト言うともう電話しませんよ〜?
……むぅ。
……ゴメンナサァイ。
ごとーが悪かったですよ〜、そう言うコト言わないで下さいよ〜。
……そんなのごとーがヤですもん。
……なんで笑うんですか、もー
- 12 名前:電話口より愛を込めて 投稿日:2002年05月18日(土)00時41分23秒
- え?今ですか?家ですよ。
平家さんとバッチリすれ違ってますからね。
え?なんですか?そりゃあ平家さんのお願いなら……え?
いや、なに言ってるんですか?
だって平家さん、楽屋じゃ…。
…いえ、そんな、謝らなくてもイイですよ。
え?ええ、そりゃあごとーだって…はい。
でも…あは、ちょっと恥ずかしい…ですけど。
ええ、もう、全部平家さんにお任せしますから…
- 13 名前:電話口より愛を込めて 投稿日:2002年05月18日(土)00時42分14秒
- ん…あは、ちょっとくすぐったいですね。
へへ…ん…んん…。
ん…はぁ…んんん…んん…え?
ちょっ、平家さんいきな…ふわぁ!?
んんっ…くっ…ん!んん!
……んぁ?平家さん、ど…ん!ん…はい?
あっ…はぁぁ…は、いぃ…スッゴイカワイイです…
くぁ……ん、んぁぁぁ……ふぁ。
- 14 名前:電話口より愛を込めて 投稿日:2002年05月18日(土)00時42分51秒
- や、や、や、や、い、い、くぁ。
ふぁ、あ、あ、あ、ひ、くうぅ……。
あ…へいけさ…あ、あ、いや、あ…。
あああ!…あ、ひあああ!いやぁあ!いいやぁ…
平家さん…平家さん…あ!ああ!い、い…。
!ダメ、ダメ、へい…ああ!ダメ、平家さんダメ、くぁ。
いや、いや、いや、いや、い……か、あ、だ……ひぃぃ!ああ、あああああ!
- 15 名前:電話口より愛を込めて 投稿日:2002年05月18日(土)00時43分36秒
- ……やっと少し落ちつきましたよ。
え?ええ、チョットすごかったです。
は?……違いますよ!なに言ってるんですか。
……そりゃ、すごかったですけどね…。
いや、でも、早く逢いたいですね。
え?……だから何でそう言う事ばっか言うんですか。
声だけじゃ不満だなぁって……もういいですよ……。
なんか長電話しちゃったからもう切りますね。
え?怒ってないですよ。
大体そう思うなら言わなきゃイイのに・・・あはは。
ええ、それじゃあ、早く逢いたいですね。
お疲れ様でした、おやすみなさい……また言う……」
ピッ
- 16 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月18日(土)00時47分42秒
- と、言うわけで見事に企画倒れのみちごまでした。
甘いかどうかも定かじゃないし、エロかどうかもはっきりしないし。
大体、意味はわかるんだろうか……。
珍しいネタだからって使うんじゃなかったと猛反省してます。
ごめんなさい…不満でしたら(不満でしょうけど)名無しでもういっちょリクでもしてください。
バンバン批判お待ちしてます。
具体的だとありがたいです<図々しい
- 17 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月18日(土)00時52分16秒
- >>7
ごめんなさい。
やぐなちの方は了解です。
がんばって甘くしたいと思います。
>>8
了解です。
どちらにするかは私で決めてイイでしょうかね?
それでしたら多分…やぐよしになります。
なにかありましたら一言お願いします。
>>9
あ〜、スミマセン。
市井さんは遠慮願ってるんです。
自分がまったく知らないのが原因なんですが……。
と言うワケでかけないです、ごめんなさい。
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月18日(土)21時27分44秒
- みちごまエロかったです(w
平家さんを出して欲しかったですが・・・
- 19 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)00時54分30秒
- 「遅い!」
やけにうるさいネオンのおかげで、少々見にくい時計に目をやると、約束の時間は既に十五分前に過ぎ去っていた。
珍しく時間に遅れている彼女に対し、口をつくのは不満の言葉ばかり。
身の心配をまったくしていないのが飯田らしいというかなんというか。
メールするでもなく、電話するでもなく、ただ淡々と愚痴っている。
何故だか最近日数の増えた、いわゆる「オフ」。
悲しいかな、ハタチも過ぎると、段々からだがギシギシといってくる。
おかげでオフの増加は、素直に喜べたものだった。
だが、働き働き生きてきたと言っても大袈裟にならないような生活になれてしまった体は、増えた休みを歓迎はしなかった。
連休ならまだしも、三日働き一日休み、と言うサイクルでは、休みの日に体が対応してくれない。
「なんだ、それなら吉澤と遊びましょうよ」
- 20 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)00時55分13秒
- とにかくヒマだと言う一心から、誰か捕まらないかと無作為にかけた電話。
一人目に当たった吉澤から好意的な返事がもらえたため、遊ぶ事になった。
まぁ遊ぶと言っても、ご飯を食べ、家でまったりと。
一人でいたって出来るし、というか二人でやるコトかどうかは疑問だが、吉澤のリクエストなので仕方がない。
権力を行使してどこかに遊びに言っても良かったのだが、そこまでするのは面倒くさかった。
結局、体が休みたがっているのかもしれない。
それを思うと、悲しいやら情けないやら。
そしてもうひとつ、吉澤からリクエストされていた事があった。
「それじゃあ、吉澤の知ってるお店行きません?」
なんの店だかは教えてもらえなかったが、相当自信があるらしく、電話の最中に早くもニヤニヤしていたほど。
とりあえず十七の吉澤が、とんでもない店を薦めてくるとは考えにくかったため、深く考えずにOKした。
そして今、待ち合わせ場所として指定されたテレビ局の前にいるというわけである。
- 21 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)00時57分28秒
- ところが先ほどから待ちぼうけ。
さらに時間が過ぎて、約束の時間を三十分過ぎた。
テレビ局なんかで待ち合わせさせられたため、否が応にも知っている顔を見る事になる。
そのたびに声を掛けられ、事情を説明し、同情され。
決して嬉しくない行動を、何度も何度もすることになってしまった。
屈辱、とまでは行かなくとも、何らかのお返しはいただかなければ気が済まない。
「とりあえず吉澤におごってもらって……」
相変わらず吉澤の心配はせず、これからのプランを練り始める飯田。
専売特許の交信モードに入ろうかとした瞬間、
「ごめんなさ〜い、飯田さん。遅くなっちゃって」
- 22 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)00時59分15秒
- いつもと何ら変わらぬ服装で、激しく息を乱した吉澤が目の前に現れた。
ぼんやりと後ろに輝くネオンに照らされて浮かび上がる白い肌が、いつも以上に美しさを際立たせている。
「……なにやってたんだよ、三十分も待たせて」
思わず生唾を飲み込んだ事は悟られない様に、きわめて冷静に問いかける飯田。
その言い方に驚いたのか、
「いや、違うんですよ。ホントは三十分前についてたんです」
「いいよ、別に言い訳しなくても」
言い訳めいた口調になる吉澤。
「いや、ホントについてたんですよ。ただ、ちょっと買い物に行っちゃって…」
「買い物ぉ!?」
「いや、買い物って言うか…あ〜」
言葉に詰まり、ガシガシと髪をかきむしる吉澤。
何を言いたいのか飯田にはサッパリわからないのだが、やがて意を決したのか、
「……これ、プレゼントです」
- 23 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)01時00分10秒
- バッグから、一目でネックレスとわかるような小箱を取り出し飯田に手渡した。
黙って受け取った飯田だったが、
「プレゼント?」
「はい」
一言確認をし、そっと包装を解き箱を空ける。
中からはほっそりとした、銀のネックレスが出てきた。
「ね、キレイでしょ?いや、だからこれ買いに行っちゃってて……」
黙ってじっとネックレスを見ていただけの飯田に、またも勘違いしているのか説明を始める吉澤。
そんな吉澤が可笑しくて、飯田が薄く笑うと、申し訳程度に吉澤も微笑む。
「アリガトね」
「いや〜、とんでもないっすよ〜。やっぱりね、飯田さんにはキレイな物身につけてて欲しいですから」
へらっと笑いながら言いのける吉澤に、吉澤らしいと苦笑する飯田。
三十分の遅刻を帳消しにして余りあるプレゼントに、飯田も大満足していたのだが。
- 24 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)01時01分05秒
- 「あ、でもさ、いきなりプレゼントです、って言われて、はいどうもとはもらえないよ。
お礼にご飯でもおごるからさ、これどれくらいしたの?」
「え?あ〜…ははは。
いや、まぁいいじゃないですか」
当然とも思える飯田の問いかけに、お茶を濁そうとする吉澤。
そんな吉澤の態度に、飯田の体を悪寒が走った。
「……いくらしたの?吉澤」
ちょっと迫力を加え、再度問う飯田。
その迫力に押されたか、観念した様に口を割った。
どうも今日の吉澤は素直だ。
「えっと…これくらい…」
言葉と共に、端正な顔を隠すように、ゆっくりと右手が上がってきた。
特徴とも言える白い細い指を、甲の側を表におしげもなく披露してくれている。
それも五本も。
- 25 名前:待たせ人の心、待ち人知らず 投稿日:2002年05月19日(日)01時03分34秒
- 「……」
「いや、気にしないで下さい。プレゼントですから…」
吉澤の言葉など、既に飯田の耳には入っていない。
呆然としつつ、懐のお財布に出動要請。
首には、指五本分の価値と判明した銀のネックレス。
「……とりあえずどうする吉澤?高級フランス料理でもおごろうか?」
「いや、吉澤の知ってるお店行きましょうよ。て言うか気にしないで…」
「いやー…さすがのカオリも、そこまで無神経じゃないから」
突然の出費に、気も落としながら歩みを進め出した。
とは言えプレゼントに怒るわけにもいかず、まさに泣くに泣けない状態。
一方の吉澤も、値段を言ったことを後悔しながら飯田の後に続く。
こちらも泣きそうな顔をしながら。
飯田の財布に入っていた三人の福沢諭吉に別れが告げられたのは、それから四時間後のことだった。
- 26 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月19日(日)01時07分07秒
- よしかおでした。
なんかリクもらってるのに好き勝手書いてるみたいだな…。
お気に召すかわかりませんが、お納め下さい。
これから三日ほど家を空けますんで、更新は火曜日以降になります。
頑張って貯めときますので、期待しないで待っててください。
- 27 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月19日(日)01時10分45秒
- >>18
エロかったですか。
まぁ見なれないネタに体が驚いただけでしょう(w
それにしてもリクいただいてるんだから、こんな自分勝手な書き方ないですよね…。
平家さん出すべきだったですよね。
途中で話を差し替えちゃったもので……申し訳ないです。
- 28 名前:8っす。 投稿日:2002年05月19日(日)18時56分09秒
- どっちでもいいです。お任せします!
できれば甘甘のエロを…(爆
毎回、更新楽しみにしてるのでがんばって下さい。
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月20日(月)15時18分13秒
- さやまりはどうでしょう??
- 30 名前:和希 投稿日:2002年05月20日(月)15時48分47秒
- おぉ〜、吉飯!
お納めしました。(←日本語へんだねオイラ…)
最後に、オチ(?)があったのも良いっす。
- 31 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時48分22秒
- 「あ〜、なっちこっちだよ」
歩き慣れたはずの渋谷の、歩き慣れない奥まった裏道。
明るさのほとんどない風景に不安を煽られ、引き返そうかとしていたとしていたところに聞こえてきた声に、
「あ〜カオリ〜、よかったよ〜」
いくら人影がまばらとはいえ、涙目で、情けない限りの声を出してしまったなつみ。
その声を聞き、
「なんつ〜声出してんだよ……」
古びた階段に腰を下ろしていた圭織は、口許に微笑を浮かべ呟いた。
- 32 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時49分37秒
- 「大体さ〜、カオリがこんなとこに呼び出すから悪いんだ」
二人で連れ立って歩きながら、なつみは隣を歩く圭織にぼやいた。
確かに、女性二人で歩きたくはないタイプの道ではある。
とは言うものの、なつみだって呼ばれて行ったわけであって、圭織だけに責任を押し付けるのは筋違いというもの。
暗闇を抜け、圭織に逢えたという安心感から、多少饒舌になっているのかもしれない。
「なにそれ〜、カオリが悪いの〜?」
案の定、圭織は食って掛かる。
そのまま小競り合いが始まりそうな勢いだったが、
「あ、あれあれ。着いた着いた」
なにか言いかけたなつみの頭をはね、圭織が上から言葉をかぶせた。
「ん〜?なにさ〜?」
口をつぐまされた格好のなつみが、圭織の指差した方向に視線を移す。
そこには、一軒の小さな屋台。
「北海道らーめん」と書かれた、小さな暖簾がかかっていた。
- 33 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時50分21秒
- 「でもさぁ、よくこんなとこ見つけたよねぇ」
白い湯気がゆっくりとなつみの周りをめぐる。
眼前でラーメンを作っているおじさんには聞こえぬよう、声をひそめ隣の圭織に尋ねた。
懐かしい匂いに思考を止められていたか、
「え?ああ、うん、この前偶然見つけたんだよね」
一瞬反応を遅らせて、圭織が答えた。
どういう偶然でこんな裏道に入ってくるのかなつみにはわからないが、圭織ならなんとなく納得できてしまうのが不思議だ。
そんなことをぼんやり考えていると、
「はいよ、お待ちどうさん」
目の前に、なつかしい彩りのラーメンが置かれた。
- 34 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時51分49秒
- 「カオリさぁ、最近思うんだぁ」
ラーメンをすすりながら、圭織がしゃべり出した。
言葉が切れると同時に、手元にあったお冷やの氷がカランとなった。
「最近はウチらが浮いてきた……でしょ?」
こちらもラーメンをすすりながら、なつみが答えた。
「……なんでわかったの?」
「……なーんとなく」
箸を止め、なつみが続ける。
「今日さ、カオリに誘われたときにね……ホントになんとなくそう思った」
そう、うすうすなつみは感じていた。
今日の圭織に、いつもの明るさが無かったこと。
そして、最近の自分たちの楽屋の様子。
自分が思っていたことだから、圭織も思っていると想像するのは難くなかった。
- 35 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時52分41秒
- 「……そっか」
食べ終えた食器をおじさんに渡し、変わりにお冷やのおかわりをもらう。
そのお冷やで喉を潤わせながら、圭織が今度は話し出した。
「悪いことじゃあさ、無いと思うの。
いつまでも圭織たちが上に君臨してる必要なんてないし。
でもさ、やっぱちょっと……寂しいんだよねぇ」
「わかるよそれ。
まぁ別になっちたちに”偉いんだぞ〜”なんて気持ちは無いけどね」
「まあね」
なにも言わずにおじさんが、なつみのお冷やを足してくれた。
軽く頭を下げ、
「まぁでも……」
「我慢。
しょうがないよ、必然のことなんだから…でしょ?」
ニヤリと笑みを浮かべ、圭織がなつみの顔を覗き込む。
「……あたり」
- 36 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時53分59秒
- ニヤッと笑い返し、ひとつ大きなため息をついた。
そういえば、他のお客がこない。
「もうさ、こればっかはしょうがないよね。
今から十七歳とかになれるわけじゃないし、大体……」
「「戻りたいとも思わない」」
綺麗にハモリ、今度はお互い声を出して笑った。
生まれたときから隣り合ったベッドで眠るほど、運命的なつながりを持っている二人には、言葉は要らない。
思うことはいっしょなのだ。
「頑張るんだよ、なっち」
「カオリこそ頑張るべ〜」
お互いに背中を叩き合い、席を立った。
- 37 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時54分50秒
- 辛いと思えば、逃げ出すことなどわけもなく出来る。
それでも、自分たちは今の仕事が好きで。
そしてまた、今のような関係で、今のような位置にいるのが好きなのだ。
もっとも、それは昔を否定しているわけではもちろん無い。
彼女たちは時間とともに、大人になり、柔軟性を身につけた。
ただ、それだけのことなのだ。
- 38 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)01時56分08秒
- 「いや〜、体があったかいべ〜」
勘定を終え、外に出たなつみが、開口一番そう言い放った。
ラーメンを食べ終えたばかりなのだから、当たり前ではある。
でも、どうしても口にしたかったのだ。
「おーい、うるさいよそこのポテポテした子〜」
そこを後ろから、圭織が茶々を入れる。
もちろん、顔は満面の笑顔で。
「うるさいぞ〜、そっちこそ」
大して距離も無いのに、とてつもない大きな声で叫んだなつみ。
そしてその勢いを駆って、圭織の腕に飛びついた。
これも多分、体の奥からはじけ出した正直な気持ちに引っ張られての行動。
「がんばりますかね〜もうちょっと」
「そうですね〜」
- 39 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)02時05分13秒
- かおなちでした。
しかし、これラストこう言う風だと切なくないじゃん的。
またやっちまったか……。
ええと、不満でしたらごめんなさいです。
力量不足です……。
- 40 名前:時が流れて大人になって 投稿日:2002年05月21日(火)02時15分56秒
- >>28
それではやぐよしで行かせていただきます。
あーエロ……あー、あー、あーー。<何
>>29
ごめんなさい。
市井さんは書けないんです。
十人時のメンバー+みっちゃんでお願いします。
>>30
よしかおお納めくださいましたね。
満足されたようならいいんですが……。
- 41 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月21日(火)02時19分53秒
- あ、なんでか更新してしまいました(w
しかも名前も戻ってなかったし。
つぎはやぐなちですね。
頑張らせていただきます。
- 42 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月22日(水)05時10分33秒
- かおなち良かったです。
なちヲタなので、やぐなちも期待してます。
良ければやすなちも書いてほしいなぁ
- 43 名前:名無しさん 投稿日:2002年05月24日(金)17時30分38秒
- かおなちよかったです。
ののなちとかも書いてほしかったり
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月24日(金)17時31分11秒
- ageてしまった。スマソ
- 45 名前:名無し作者 投稿日:2002年05月31日(金)15時58分07秒
- 申し訳ないです……。
やぐなちで完全に詰まってしまって、更新が止まってました。
あと二、三日でやぐなちが揚げられると思うので、その後のリクの方もうしばらくお待ち下さい。
- 46 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月17日(月)02時54分14秒
- 保田さんが苦手というのを承知で、敢えてヤグヤスをお願いしたいのですが。
ここのマッタリとした感じが、中間管理職の二期メンのお互いに気を許した
空気にマッチすると思うので。
無理にとは言いませんから、書けるようでしたらお願いします。
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