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まるでおとぎばなし。
- 1 名前:オガマー 投稿日:2002年05月22日(水)03時57分20秒
- 初めて投稿させていただきます!!
いしよし行きます。
一応、かきあがっているので、更新はけっこう頻繁に行うえるものと思います。
いたらないところだらけの小説ですが、
よろしければおつきあいください…。
- 2 名前:↑の補充です。 投稿日:2002年05月22日(水)03時59分15秒
- 更新した時のみ、ageになるようにご協力していただければ幸いです。
レスは下げでお願いします。
- 3 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月22日(水)04時00分41秒
- 男みたいなあたしのことが好きだと言っていた。
年上の彼女。
あたしは半年前から少し変わった理想をつねに腰にぶらさげてた。
新宿の高級なブティックで見かけた白いミュール。
あたしはつねにボーイッシュな格好が好きで、普段はスニーカーかバッシュぐらいしかはいてない。
なのに何故か目を奪われて、、
どのくらい見てたのか知らないけど、店員に中に入るように勧められたぐらいだから結構真剣に見入ってしまっていたのだろう。
使い道なんかなかったけど、その頃、年をごまかしてゲイ系のバーに勤めていたのでお金ならあたしには余るほどあったから。
つい、「これ下さい。」そぉ呟いてた。
その靴はアパートの部屋の押入れに、キレイにしまっていた。
- 4 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月22日(水)04時02分15秒
- なんとなく、寝る前に思いついたんだ。
ほんとうに好きな人に出会ったら、この靴をプレゼントしよう、なんて。
サイズだって、見た目で適当に選んだものだから、もしかしたら合わないかも、と考えたけど、どこかあたしの思考は乙女チックで、ほら、あるじゃない?シンデレラって言うお話。
アレみたく、私の理想の人にはきっとこの靴がピッタリなんじゃないのかなー、なんてニヤつきながら考えていたっけ。
ほんとうに大好きだった。
我侭だけど、そうされるほどハマらずにはいられないタイプ。
男前に見えて実は以外と甘えたがりだったり、肝心なときに不器用になってしまうあたしは、お姉さんムード漂う彼女に惚れていた。
- 5 名前:オガマー 投稿日:2002年05月22日(水)04時04分43秒
- その日は、2人が出会った大切な日だった。
あたしは今日だ。と思った。
あの靴をプレゼントするなら彼女しかいない。
大切な日だし、きっと彼女も喜んでくれるだろう。
「会えない?」って彼女から誘いのあった日なんだから。
覚えててくれたんだよね?あたし達の出会った日。
そんな理想的なプランがあっけなくぶち壊されることになるとは、その時は考えもしなかった…。
- 6 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月22日(水)11時10分11秒
- おお、なかなか面白そうですね
期待してます
- 7 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月22日(水)20時05分05秒
- 乙女全開な(0^〜^0)がイイ感じです
- 8 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月23日(木)03時11分29秒
「待った?」
いつものように金髪の髪をなびかせて笑顔で彼女は待ち合わせ場所へやってきた。
高級ホテルの一室を借りて、2人で一緒に部屋に入った。
あたしがいきなりプレゼントを出して驚かそうとしたときだった。
「別れたいんだよね…。」
衝撃的な彼女の言葉。あたしはそんな簡単な意味さえ掴み切れず、ただ彼女の顔を見つめた。
「あのさ…なんかよっすぃ〜重いってゆーかー…それに、他に好きな人できちゃったから。」
彼女は俯いて淡々と言葉を放った。
「…そっか、わかった。」
あたしはプレゼントの紙袋にさし入れた手ごと、それを背中に隠してそう呟いていた。声は擦れてしまったかもしれない…。
- 9 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月23日(木)03時12分28秒
- 「…でもさ、最後にコレ貰ってくんない?」
あたしは思ったんだ。本気で好きだった彼女。彼女以外にこの靴をあげる人なんていない。
これからもきっと現れない。だから捨てられてもいいから、彼女にこれを受けとって貰おうと…。
「なに?わぁーこれって結構高くない?…でも、やっぱり貰えないよ…。」
「大丈夫。ほら、こんなん持っててもしょーがないし。」
涙が溢れそうになるのを堪えてムリヤリ笑顔をつくり、彼女に靴を渡した。
「…よっすぃ〜、、これサイズ合わない……。」
え…
そっか。彼女の背は小さい。足だって…23.5じゃ大きすぎるに決まってる。なんで気付かなかったんだろーな。
いろんな思いが錯誤して放心していたあたしにチラチラと目を向けながら彼女は出ていってしまった。
行き場のない。あたしと、その白いミュールだけを残して…。
- 10 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月23日(木)03時14分05秒
ホテルをどうやって出たかわからない。気がつけば、夜の街を歩いていた。
ビシッとしばった髪と着飾ったスーツが馬鹿みたいにショーウィンドゥに映った。
手にはミュールが入った紙袋が握られてた。
「なんでおいて来なかったんだよ…。」
ぽつり呟いて歩く。
ふと、隣にあるタバコの自販機に目を止めた。吸ったことはなかったけれど、彼女が「タバコ吸うヤツとは付き合わないー。」って言ってたのが残っていたからかもしれない。
せめてもの強がり。ただ、うさを晴らしたかったのかもしれないけれど…。
見付けた自販機でセブンスターを買った。なんとなくパッケージで選んだ。
一番悪ぶれそーなヤツ…。
人が行き来する道端のショーウィンドウに腰をかけた。
灰なんて…その辺に捨てればいいよな。
とにかく、あたしはあたしを捨てたかった。
握り締めたせいでグシャグシャになった紙袋に入ってるその靴も。
- 11 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月23日(木)03時17分34秒
- ライターに火をつける。
仕事上慣れているのでここまではまったく問題がなかった。
一口、一気に吸いこむ。
案の定ムセた。
「ごほっ、ごほっ。」
カッコわりぃ…いろんなことに涙が溢れそうになる。
とにかく頭はグルグルするし、心はズタボロだし…
「大丈夫ですか?」
頭の上から甲高い声が聞こえた。背中をさすってくれてる…。
なんか優しくされるとよけい涙が出そうになる。
- 12 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月23日(木)03時18分16秒
- 「大丈夫ですから。」
そう言っても背中をなぜてくれる。
顔を上げると涙が溜まったこの目を見られてしまう。そんなことを考えながらふとその女性の足元を見ると、結構年季の入ったミュール。
ああ、もうどうでもいい。
「これ、あげますよ。」
あたしはその人の顔も見ず、胸元に紙袋を押しつけると、その場を後にした。
後ろで何か聞こえたが、もうどうだっていい。帰って寝よう…。
その日の夜は声もあげずにないた。
ただ溢れてくる涙を止めることもぬぐうこともせず、布団に横になっていた。
そのうちに眠っていたらしかった。
- 13 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月23日(木)03時27分19秒
- レスありがとうございます!!
マジで嬉しいものですね〜♪
>6 名無し読者さん
そう言っていただけると嬉しいです。
本当に面白いかどうかは別として…(汗)
>7 名無し読者さん
おお…よしの顔文字…
なんて変なところに感動したりしました(笑)。
これで一応、プロローグ的なものは終わりです。
一回にどれくらい更新したらいいか…
また、レスのつけ方もかなりおぼつかないものですが、
これからもよろしくお願いします。
- 14 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月23日(木)19時20分28秒
- これが姫登場ですかね
初めの人がそうかと思ってました
- 15 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月24日(金)07時54分54秒
- 続きが気になる〜(w
- 16 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月24日(金)22時49分36秒
天使に出会ったあの日を私は忘れないだろう−−−−−
- 17 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月24日(金)22時50分15秒
「よっさん、これ冷蔵庫入れといて。」
彼女に振られてから3ヶ月−
私は海の家でアルバイトをしている。あの後、真面目に仕事をするのも馬鹿らしくなって、お客さんと遊んでばかりいた。
そんな時に声をかけてくれたのが、この海の家を経営している裕子さんだった。
−アンタ、買ったるわ。
酔いつぶれて店の裏で女のコとイチャイチャしている時に声を掛けられた。
10万握らせてくれたので、私は迷うことなくこの人に付いてきた。
「あんなん、ジョークやから、はよ金返し。」
ここに連れて来られて第一声がそれだった。
なんとなくほっておけなかったんだそうだ。それにちょっとタイプだったとかなんとか…。
ここに来てサーフィンを始めた。白すぎた肌も今は少しは黒くなった。
- 18 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月24日(金)22時51分15秒
- 「よっさん、アンタ男前に磨きがかかったなー。モテモテやな、客も増えて万万歳やで。」
裕子さんはそう言うけれど、正直あんまり嬉しくはない。
彼女に振られて3ヶ月も経つけど、正直まだふっきれていない。恋なんて懲り懲りなんて感もある。
しばらくは恋なんてすることもないんだろう…。
−恋は思わぬとこからやってきて、
理屈なんかじゃないんだってことさえ忘れてた−
- 19 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月24日(金)22時53分13秒
精神状態は一時期に比べるとだいぶよくなった。
私は朝の空の静けさが好きだった。波の音だけが聞こえるこの浜辺の…。
ダイビングスーツに身を包み、波乗りのために今日もサーフボードをかついで部屋を後にする。
(あれ?なんか人がいる…。せっかく、朝はあたしだけの貴重な時間なのに…。)
白いワンピースに白い麦藁帽子の少女が、遠くの岩に座っていた。
なんか、天使みたいだな。
薄暗い海に真っ白な服でたたずむその人影は、なんだか異世界からやってきた、とってもピュアなものに見えた。
一頻り波乗りを楽しんで、浜辺をグルッと見まわしてみたけれど、少女はもういなくなっていた。
- 20 名前:まるでおとぎばなし。−1− 投稿日:2002年05月24日(金)22時59分49秒
- 次の日も、その次の日も、少女は同じような格好でいつもと同じ場所からただ、海を見つめていた。
こんなに毎日会っていたら、さすがのあたしも気になってきて、ちょっと声をかけてみようかな、なんて思いが沸いてくる。「よし。」小さな覚悟をして近づいていった。
3mぐらいまで距離が近づいたとき、彼女はあたしに気付いた。
見詰め合う形で側までよっていき、声をかけた。
「おはよう。」
「おはよう。」
彼女は微笑んで答えた。かわいい人だ。線は細いものの、キレイな顔立ちをしている。
それに、少し変わったこの声…アレ?どっかで聞いたことある感じだけど…思い出せないな。
- 21 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月24日(金)23時01分41秒
- 「いつもここにいるね。」
「あなたもいるよね。」
「ああ、あたしはね、サーフィンしてるから。」
「うん、知ってるよぉ。」
そう言って笑顔を見せる。やっぱりかわいいな。
「君は、なんでここに?」
「ん〜、海が好きだから。波の音聞いてると安心しない?」
「あ〜、わかるかもしんない。」
あたしは彼女−石川梨華さんとすこしの間話して、海に入った。
いつものように、上がった時にはもう浜辺に彼女の姿はなかった。
- 22 名前:オガマー 投稿日:2002年05月24日(金)23時11分20秒
- うーむ。
どのくらい更新したらいいのかわからない…。
とりあえず感覚で更新デース。
ミスがちらほらと…。
>14 名無し読者さん
姫、登場です。
最初の彼女のこと、きっとそう思う人多いだろーなぁ、と思って
更新してましたよ(笑)。
>15 名無し読者 さん
そう言って貰えるとトテーモ嬉しいです。
あんまり期待せずに読んだ方がいいと思われ…(笑)。
レスありがとうございました!!
ほんとにはげみになります。
- 23 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月25日(土)01時56分13秒
- 初レスです。
金板と海板で駄文を書き散らしている者でございます。
いしよしでサーフィンって設定は新鮮でとてもいい感じです。
がんがってください。
- 24 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月25日(土)05時55分56秒
- サーファーよしこ(・∀・)イイ!
- 25 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年05月25日(土)18時15分03秒
- サーファー♪サーァファー♪(藁
2人の再会ですね(w
まだ気づいてないようですけどこっからどうなって行くのか♪
がんがってください
- 26 名前:オガマー 投稿日:2002年05月26日(日)01時46分56秒
このところのあたしの日課。
波乗りの前に梨華ちゃんと少しの間、話しをする。
最初は名前もしらなかった二人だけど、今はそこそこ仲良くなれたと思っている。彼女は見掛けより、よく笑うし、おしゃべりだ。
時々、ボーッとして人の話を聞いていない時もあるけど…。
朝に梨華ちゃんと話をすることは、波乗りと同じぐらい楽しい出来事になってた。
だけどある日、ぷつりと梨華ちゃんはこの浜辺に来なくなった。
- 27 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月26日(日)01時47分38秒
- 「ねぇ〜、裕子さんー」
お店を閉めてから、裕子さんに話しかけた。
「なんや?」
「白いワンピースの女のコ、見ませんでした?」
「白いワンピース?」
「はい、それで白い麦藁帽子。」
「さぁ…見てないけど。どしたん?何?よっさんの心にもついに春が来たってか??」
ニヤニヤしてる裕子さんに聞かれて私は慌てて否定する。
「そんなんじゃないっすよー。ただ、ちょっと知り合いなだけで。」
「ほんまかぁ?気ぃあるんちゃうん??」
またニヤニヤして私の腕を肘でつつきながら言う。
「そんなんじゃないですってばぁ。」
とりあえず、近くにあった布巾を手に取ってテーブルを拭きに店の端に避難。
(そんなんじゃない…よなぁ?)
- 28 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月26日(日)01時48分17秒
- (確かに梨華ちゃんはかわいいけれど…恋はもうしない。したくてもきっとできないよ…。)
だけど、布団に入ると、梨華ちゃんのことが頭のなかを占領するのは確かだった。
(どこから来てるのかとか、聞いとけばよかったな…。)
- 29 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月26日(日)01時48分58秒
次の日、梨華ちゃんに会えることを少し期待しながら、でも半ばあきらめながら浜辺に出た。
すると、梨華ちゃんの姿が見えた。
「梨華ちゃーん。」
あたしは手をブンブン振りながら彼女のもとまで走った。
「ひとみちゃん、久しぶり。」
少し痩せたかな?と思ったけど、笑顔がいつも通りだったから安心した。
「心配したんだよー。梨華ちゃん、なんかあったんじゃないかってー。」
「ごめんね。ちょっと体調がよくなかったの。」
ああ、少し痩せたのもそのせいかなぁ?
「そっかー。もう大丈夫なの?」
「うん。」
「よかった。」
笑顔で答えた彼女にあたしも笑顔で返した。
今日の梨華ちゃん、無口だな…。なんか元気もないみたい。悩みかな?
あたしにできるなら聞いてあげたいな…。
- 30 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月26日(日)01時49分48秒
- 「ひとみちゃん、行かないの?」
いつもなら海に入る時間になっても動こうとしないあたしに梨華ちゃんが言う。
「うん…今日はなんか気乗りしないよーな…。」
梨華ちゃんが元気ないのが気になる…。
「私、ひとみちゃんが波に乗ってるとこ見たいな。」
「えっ。」
「だって、カッコイイよ?」
「へ?」
「ときどきコケちゃってカッコワルイけど。」
クスクス笑いながら梨華ちゃんが言う。
なんか変だな…ドキドキしてきた。
「なにー、見てたの?」
「そりゃ、見るよぉ。」
またクスクス笑う。
恥ずかしいな…コケたとこ見られてたのか。でも、笑顔かわいいな…。
- 31 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月26日(日)01時50分23秒
「じゃ、イッチョ梨華ちゃんのためにカッコイイあたしの姿を披露しましょうかねー。」
俄然、波に乗る気マンマンになりやした!!
「うん。見てるよ。」
梨華ちゃんの笑顔を受けて、ひとみ、波乗り頑張っちゃいます♪
あたしは真剣に波乗りした。カッコイイとこを必死に見せようとしたけど、なかなかいい波がこなくて、せっかく来てもフラフラ倒れてしまう始末…。
気張りすぎかな…。
梨華ちゃんに笑われてるんだろーなー、と思って座ってた方を見ると、何故かいつもよりはやく梨華ちゃんは砂浜から姿を消していた。
(ちぇっ…見てるって言ったのにな…。)
- 32 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月26日(日)01時52分33秒
- その夜、私はなかなか寝つけなかった。
頭を巡るのは梨華ちゃんの笑顔…思い出すだけで心臓が微かにドキドキする…。
(これって…やっぱ恋なのかなー…。)
そのうち、考えつかれて眠ってしまった。
- 33 名前:オガマー 投稿日:2002年05月26日(日)02時03分41秒
- 更新、終了!!
また、タイトル間違えた…(汗)。
>23 ごまべーぐるさん
レスありがとうございます!
名前を知っている方からレスが貰えるのって感動です。
>24 名無し読者さん
サーファー、カッケーすな!!
>25 ぶらぅさん
ありがとうございます!!
期待に沿えるかわかりませんが、頑張りたいと思います!
こんな駄文にレスを頂けてほんとうに嬉しく思います。
それと同時になんか書きなおした方がいいような気になってしまいます(汗)。
とりあえず僕なりに頑張ってるつもりなので暖かい目で見てやってください…。
- 34 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月26日(日)23時15分21秒
- 石川病弱なんだろうか……
- 35 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時31分24秒
次の日の朝、やっぱり梨華ちゃんは来ていた。
でも、いつもと違う。ピンク色のワンピースを着てる。
それに、いつもより少し遠くの岩場に上っている。
(何してるのかな?でも、梨華ちゃんってピンク似合うなぁ。
あ、挨拶は普通におはよう、で大丈夫だよね…)
なんて考えて緩んでしまいそうな顔をつくろいながら、彼女に向かって行こうとした時だ。
彼女の足が岩場を離れてこちらまで聞こえるような音も立てずに海に吸いこまれてしまった。
- 36 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時32分24秒
- 「ちょっ…なにやってんのー!!?」
あたしは急いで彼女の元へ掛けつける。
辿りついて海を覗いてみると、彼女があばれながら沈みかかってた。
「梨華ちゃん!!」
あたしは叫んで海に飛び込む。
彼女の体から力が抜けて、沈みそうになったところをようやく捕まえて、海岸へひきあげた。
「梨華ちゃん!!」
呼んでも起きない。あたしは、急いで彼女の口元に耳を寄せる。
(ちょっ…マズイ!息してないよ!!!)
- 37 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時33分07秒
- あたしは裕子さんにならった応急処置にとりかかる。
(落ちつけ…落ちつけぇ…梨華ちゃんは助かる!!)
そう何度も自分に言い聞かせながら。
まず、顎をちょっとあげるんだよね。よし!気道確保。人工呼吸だ…。
あたしはためらいもせずに梨華ちゃんの唇に自分のそれを重ね、ふぅ〜と息を吹き込む。
(次は心臓マッサージ…)
みぞおちの少し横を親指で位置取って、両手のひらを重ねる。
「いちっ、にっ、さんっ…」
腕を真っ直ぐに伸ばして体を使ってマッサージを数回。
それらを繰り返した。
- 38 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時33分45秒
「ゴボッ…。」
梨華ちゃんが飲んでいたらしい水を吐き出した。
「梨華ちゃん!!梨華ちゃん!!!」
私がほっぺたをペチペチ叩いていると、梨華ちゃんがゆっくり目を開けた。
「…よかったぁ〜。」
あたしは一気に力が抜けてその場にヘタァ〜と座り込んだ。
「ひとみちゃん…。」
小さな声で彼女がつぶやく。
「もぉ、何馬鹿なことやってんの!?死んだらどーするんだよ!!」
あたしが勢いよく怒鳴ったせいか、彼女は泣き出してしまった…。
- 39 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時34分19秒
「…梨華ちゃん?あの…ゴメンね。梨華ちゃんだって怖かったよね…。」
あたしは彼女を抱き寄せた。
「…違うの…。」
「なに?」
「私、泳いでみたくて…海に入ればなんとかなると思ったけど、おぼれちゃって…ゴメンナサイ。」
彼女があたしを涙に濡れた瞳で見つめる。
ふいに、さっきしたことが頭の中に蘇ってきた。
あたし…梨華ちゃんとキスしちゃったよ…しかも心臓マッサージって…。
急に自分のやったことが恥ずかしくなり、顔が真っ赤になるのがわかった。
- 40 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時36分31秒
- 「ひとみちゃん…。」
「ん?」
ドキドキしながらも答える。
「もしかして…人工呼吸した、よね?」
梨華ちゃんが真っ赤な顔で聞いてくる。
「あ、うん。ゴメン。」
「謝らなくていいよ。……ファーストキスだったけど…。」
「えっ、マジ?」
「うん。」
恥ずかしそうに俯く梨華ちゃん。かわい−ス…ファーストキスー!…でも感触なんて覚えてないや…。それに、あたしには嬉しいけど梨華ちゃんはもっと大切にしたかったかも…
- 41 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時37分09秒
「ゴメンね。」
「…なんであやまるの?」
「いや、ファーストキス奪っちゃったし…。」
「…私は…ひとみちゃんが初めてで嬉しかったのに…。」
「えっ!?」
顔を真っ赤にして俯く梨華ちゃん。
それってさぁ、もしかして…。
「私、ひとみちゃんのこと好きになっちゃったみたい…。」
え、梨華ちゃんがあたしを!?マジ!!?
- 42 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月27日(月)23時37分40秒
「ゴメンね。」
呆けていたあたしに梨華ちゃんが言う。
「え、なにが?」
「だって、、女のコにこんなこと言われても気持ち悪いだけかなーって…。」
あたしの顔を見ようとしない梨華ちゃんに胸が痛くなった。
あたしは勢いにまかせて、梨華ちゃんの唇にキスをした。柔らかい…唇…。
梨華ちゃんは真っ赤になった。
「あたしも梨華ちゃんが好きだよ。」
そう言って抱き寄せた…。
梨華ちゃんはあたしの腕の中で泣き出してしまった。そんな彼女が愛しくて、腕に力を込めた。
- 43 名前:オガマー 投稿日:2002年05月27日(月)23時40分56秒
- 更新終了。
これは…ネタバレしたらちょっとつまんないかなぁ?
でも、ムダにレスの幅とるのもどーか、といふ思ひが…。
>34 名無し読者さん
レスありがとうございます!
その辺りは秘密の方向で…
なんかよく考えてみたら、キリがいいように見えて悪かったかも…。
次の更新が心配だ…。
- 44 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月28日(火)04時23分49秒
- とても可愛らしくて萌え〜
- 45 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年05月28日(火)23時08分14秒
- ついにぃーーー!!!
なんかここの話好きです〜(w
この後どうなっていくのか…♪
- 46 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月28日(火)23時45分56秒
- >「…私は…ひとみちゃんが初めてで嬉しかったのに…。」
姫にこんな事言われたら、そりゃ舞い上がってしまうと(ry
続きが楽しみです。
- 47 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)00時58分21秒
「なぁーにニヤニヤしてんねん。」
忙しいご飯どきを過ぎると裕子さんが話し掛けてきた。
「いやぁ〜、あたしにも春がきましたよ!恋をしちゃいました!ってなもんですよ。…梨華ちゃん…かわい〜〜。」
「…ほぉ。そりゃ、よかった。けどな、顔ひきしめてくれんとお客さんが逃げてまうんよねぇ。」
「ああ、すいません〜。」
そう言いながらもニヤけた顔の戻らないあたしを裕子さんはしばらく冷たい目で見つめると、ため息を吐いて奥へ行ってしまった。
だって、ニヤけちゃうんだもん。仕方ないっすよ〜♪
- 48 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)00時58分56秒
- 49 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)00時59分30秒
幸せは、、やっぱりあたしから逃げてくようにできてるんだろーか…。
「はぁ〜…。」
「今日、20回目。」
「あ、裕子さん…。」
「アンタ、ニヤニヤしてた次はそのどんより顔かえ。」
「だって、全然会えないんですもん…。」
そう、あのキスを交わした翌日からパタリと梨華ちゃんは海岸には現れなくなってしまった。
嫌われたのかなぁ?からかわれたとか…でも、梨華ちゃんそんな感じじゃなかったし…。
- 50 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)01時00分19秒
「はぁ〜…。」
「21回目。」
「もう、ほっといてくださいよ。」
「あっ、そんなことゆーてええんか?せっかく祐ちゃんが梨華ちゃんのこと教えてやろうと思たのに。」
「えっ!?裕子さん知ってるんですか?彼女が今どこにいるか!」
「まぁな…。」
「教えてくださいよ!!」
「…ちょっとおちついてききや?」
ん?裕子さんの顔が急に暗くなる。
「彼女、総合病院の患者らしいんよ。」
えっ…
- 51 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)01時00分51秒
「どっか悪いんですか??」
「うん、その…心臓がな、よくないらしいねん。」
頭をハンマーで殴られたような衝撃だった。
「し、心臓って助からないんですか!?」
「そこまではウチもよう知らんねん。でも、最近悪くなったとかはゆうとった。」
「ちょっ…病院行ってきます!!」
私はすぐに駆け出した。
(梨華ちゃんが…梨華ちゃんが心臓病?…近くに引っ越してきたって言うのは嘘だったんだ…。
最近、会いに来ない…まさか…)
頭に浮かんでくる悪い考えを頭を大袈裟に振りながら、追い払った。
(梨華ちゃん!!大好きなんだ…)
- 52 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)01時04分46秒
- 「はぁ、はぁ、あの、…はぁ、石川梨華さんって入院してますよね?」
病院に飛び込むなり、聞いた。
「ちょっとお待ちください。」
しばらくすると、さっきの人とは違う、少し年配の男の人が出てきた。
「あの、失礼ですが、どちらさまですか?」
(病室ぐらいすぐに教えてくれるよね??…まさか……)
一番悪い考えが頭をよぎる。
- 53 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)01時05分18秒
「あ、あの…妹なんです。」
ジロジロと見られた。そりゃそうだ。あたしと梨華ちゃんは似ても似つかない。
「義理の妹です…。」
「そうですか。」
やっと納得してくれたみたい。でも、こんなんでいいのかな?病院…
「こちらへどうぞ。」
そう言われて、談話室に通された。
- 54 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)01時05分52秒
「石川さんは、今アメリカに行ってますよ。」
「アメリカ??」
「そう。年に数回、心臓病の患者さんを連れて海外で移植手術を行っているのですが、今回私どもの院からは、最近悪化が進んでいたことも相成り彼女が選ばれまして、特別に海外で手術を行っています。」
「…かの…お姉ちゃんは無事に帰ってこれるんですか??」
「移植そのものは問題ないでしょう。ただ、事前検査では適合していても、移植後、拒否反応を現すこともあります。…無事に帰ってくる可能性としては80%といったところでしょう。」
「…そうですか…。」
- 55 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月29日(水)01時06分43秒
(梨華ちゃん、あの日飛びこんだのは…ほんとに泳ぐためだったのだろうか…あの日…私の腕の中でないていたのは……)
- 56 名前:オガマー 投稿日:2002年05月29日(水)01時13分20秒
- 更新デース。
ちょっと痛めの展開??
なんか更新の仕方によってはもっとハラハラできたかなぁ?なんて思いますが…
>44 名無し読者さん
萌えて頂けて光栄です(笑)。
>45 ぶらぅさん
♪のつく展開からは少し遠のいてしまいましたかね…
でも気に入って頂けてるみたいでトテーモ嬉しいです!!
>46 ごまべーぐるさん
作品、読みましたよ〜。この間。
更新頑張ってください。楽しみにしております!!
あと、一回で一応終了かも…。
かなり多めの更新になるかとは思いますが。
変なところで区切るよりはいい(ハズ…)と思います。
番外編もいくつかかいておるのですが、それは検討中ナリ。
- 57 名前:オガマー 投稿日:2002年05月29日(水)01時19分00秒
- …やはり2回に区切るかもしれません。
今確認したらカナーリ長かったので。
- 58 名前:名無し読者 投稿日:2002年05月29日(水)02時45分55秒
- 無事の帰還を祈りつつ…
- 59 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時08分24秒
帰ってきたら連絡をくれるように、病院には海の家の電話を教えておいた。
あれから2ヶ月経ったのに、連絡は入らない。
一ヶ月経った頃に、あたしは一度電話で聞いたことがある。
その時は、正直に答えて貰った。
手術は成功した。だけど、少し、拒否反応みたいなものが出たから、いつ日本に戻れるかはわからないと言われた。様態が急変する可能性もあると……。
「よっさん!!」
部屋で考え込んでいると、いきなり裕子さんの大声が聞こえて一瞬心臓が止まるかと思った。
- 60 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時08分58秒
「なんですか?」
「電話やで!病院から!」
「えっ!!」
あたしは急いで階段を駆け下りて裕子さんから電話を受け取る。
心臓の音が大きくなる…。
「はい…代わりました。」
「ひとみさんですか?」
「はい。」
- 61 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時09分39秒
- 「お姉さん、今日の便で日本へ戻られるそうですよ。」
その言葉を聞いた時のあたしの気持ちはどんな言葉でも表しようのない喜びでいっぱいになった。
「な、何時ですか!!何時にこっちに!?」
「ええ、午前9時ですね。」
「ありがとうございます!!」
あたしは何故か電話の向こうのお姉さんに何度も何度もお礼を言った。
- 62 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時10分18秒
「裕子さん!行ってきます!!」
「おお、気ぃつけてなぁ〜。」
翌日の朝はやく、あたしは空港へ向かった。仕事は裕子さんが特別休みにしてくれた。
ほんとうに感謝してます…。
昨日、あんまり眠れなかったけど、眠気は感じない。
- 63 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時11分00秒
空港に着くと辺りをキョロキョロと見まわした。
…ま、まだ着く時間ではないんだけれど…。
少し、はやく来すぎた所為で、落ちつかない。
コーヒーを買ってみたけど、全然喉には入らなかった。
立ったり、座ったり、落ちつかない動作を繰り返していると、
電光掲示板が、梨華ちゃんが乗っている飛行機の着陸を知らせた!!
通路に人が溢れてくる。
(梨華ちゃん!梨華ちゃん!!)
人波の中、彼女の姿を探す。
「あっ…。」
いた−
荷物を重そうに押しながら歩いてくる、愛しい人−
- 64 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時11分52秒
「梨華ちゃん!!」
叫ぶと、梨華ちゃんがあたしに気付いた。
「ひとみちゃん!?」
あたしは彼女の元まで走った!!
そして、そのまま腕に梨華ちゃんを抱きしめた。
「…ひとみちゃん、どぉして?」
「梨華ちゃん、好きだよぉー。」
「ひとみちゃん?」
突然、告白をかました私に笑いの混じった声で梨華ちゃんは尋ねる。
「うん。病院に聞いたの。」
「え、でも、家族以外の人には教えない決まりだったハズだけど…。」
「妹って嘘ついちゃった。」
体を離してそう言うと、梨華ちゃんは笑った。
- 65 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時12分27秒
- 「私、ほんとに義理の妹がいるの。北海道に。」
クスクス笑いながら言う。
だから、病院側も受け入れたのか…。
「荷物持ってあげるね。」
「うん、ありがとう!!」
「あれ!?」
あたしが荷物を受け取ろうと視線をおとした時、目に意外なものが飛び込んできた。
「どうしたの?ひとみちゃん。」
「ねぇ、梨華ちゃん、その靴って…。」
「あっ、これ?聞いてくれる?これねー、見ず知らずの人にもらっちゃったの!」
(あの靴だ…間違いない…あたしがあの日、靴を渡したのは梨華ちゃんだったんだ!!!!!)
- 66 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時13分20秒
「ひとみちゃん?」
「梨華ちゃん、それあげたのあたし。」
「えっ!?ひとみちゃん??」
「そぉー。」
顔がニヤけて止まらない。
梨華ちゃんをもう一度強く抱きしめた。
(梨華ちゃんは…梨華ちゃんはやっぱり!!)
「あたしの運命の人だ!!」
あたしは梨華ちゃんをギュッと抱きしめた後、体を離し、キョトンとしている彼女にそっとキスをした。
- 67 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時13分54秒
「ひとみちゃん…。」
真っ赤になる梨華ちゃん…かわい過ぎる!
「大好きだよ!梨華ちゃん!!」
もう一度抱きしめる。
「うん、嬉しいんだけど、ここ、空港なんだよね…。」
「へ!?」
我に返ったあたしは真っ赤になる顔を感じながら、梨華ちゃんの手を取って歩き出す。
幸い、誰も気付いてなかったみたいだけど…梨華ちゃんと一緒なら、なんだって平気だもんねぇ♪
〜Fin〜
- 68 名前:オガマー 投稿日:2002年05月30日(木)02時14分44秒
- 更新終了デース
- 69 名前:まるでおとぎばなし。−2− 投稿日:2002年05月30日(木)02時15分38秒
- 我ながらとてつもなく陳腐な結末だとあきれてしまいますが、
一応、最後なのでネタバレ防止のため…
- 70 名前:オガマー 投稿日:2002年05月30日(木)02時18分47秒
- >58 名無し読者さん
読んで頂いて、ほんとに嬉しいです。
思いのほか駄作だったかもしれませぬが(汗)
これは、MUSIXである男性歌手の曲を聴いて
思いついたものです。
この程度か…と思われた方もいらっしゃるかとは思いますが(今更ネガ爆発
ありがとうございました!!
- 71 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年05月30日(木)03時27分44秒
- 本日一気に読ませていただきました。
ここの、石と吉は、素直でかわいい!よかったです。
暖かい気持ちになりました。番外編もあるんですよね?
楽しみにしていいですか?
- 72 名前:オガマー 投稿日:2002年05月31日(金)03時40分05秒
- >71 よすこ大好き読者。さん
レスありがとうございます!!
番外編はどうしようか迷っていたんですが、
楽しみにしていただけるならUPしようと思います。
- 73 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年05月31日(金)03時44分29秒
- 完結おめでとうございます。お疲れ様でした。
ここの純粋な二人を見て、何だか心が洗われた思いです。
自分もよすこ大好き読者。さんと同じく番外編希望です。
- 74 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時24分53秒
- 梨華ちゃんが帰ってきてから一ヶ月が経った。
もともと、北海道に住んでいた梨華ちゃんは、裕子さんのはからいで、海の家に住むことになった。
夏は特別忙しいのもあって、手伝うことを条件に。
夏が終わったら、同棲なんかもいいなぁ〜。
「ひとみちゃん♪」
ニヤけていたら梨華ちゃんが部屋に入ってきたのでビックリした。
「梨華ちゃんお風呂入ったの?」
「うん!」
梨華ちゃんとはいつもこうやって、夜になるとどちらかが互いの部屋にいき、何気ないことを話したり、たまにはイチャイチャしながら過ごしている。
でも、Hはまだだったりして…。
- 75 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時25分46秒
(それにしてもお風呂上がりの梨華ちゃんは色っぽい…もぉ、ヨシコ我慢できないっすぅ!)
「梨華ちゃん…。」
肩を抱き寄せる。雰囲気を感じ取ったのか、梨華ちゃんがそっと目を閉じる。
(か、かわいぃ〜…ってかセクスィ〜…じゃ、え、遠慮なくいかせてもらいます。)
唇が触れる。と同時に離れる。
(…しゃーないじゃん!!ドキドキし過ぎて心臓壊れそうなんだよぉ(泣))
- 76 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時26分25秒
「ひとみちゃん…。」
「ん?」
いつになく真剣な表情で梨華ちゃんが話しかける。
「手かして…。」
「いいよ。」
梨華ちゃんはあたしの手を握り、その手を自分の胸元へピッタリと当てた。
(え!?…ドキドキ…ちょっと待て!?…柔らかいぞ♪じゃー、なくて、一体…何!?)
- 77 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時26分56秒
- 「心臓の音わかる?」
「う、うん。」
「私ね、あの日…ひとみちゃんが私を助けてくれたあの日、ほんとはすごく怖かったの…。」
「……。」
「あの次の日に行く予定だったのね、結局、私が海に飛び込んだせいで3日遅れちゃったけど…。」
「うん…。」
- 78 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時27分29秒
「それで、怖くて、なんか自分でもよくわからないうちに自分の一番好きな服に着替えて、あの岩の上に立ってたの…ほんとうにどうするつもりかなんてわかんなかった…。
ひとみちゃんがいつも気持ち良さそうに波乗りしてるあの波を…心を落ちつかせてくれるあの波を、
見つめてたら、なんだか全てを預けたくなってきたの…。
それで、気がついたらジャンプしてた…。
我に返った時には…私は泳いだことがなかったから泳げなくて…。急にひとみちゃんの顔思い出したの…。
死にたくない!!って…。そしたらひとみちゃんが助けにきてくれて…その瞬間、体の力が全部フッと抜けちゃったの…。
- 79 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時28分03秒
目を覚まして、すぐそこにひとみちゃんの顔を見付けたとき、ああ、この人のこと好きだなぁ、って…
そう思った。
それであの日、ひとみちゃんも私のこと好きだって言ってくれたでしょ?」
「うん…。」
「すんごく嬉しかった。でも、同時に怖くもなったよ…。」
梨華ちゃんの話しを聞きながら、あたしは何時の間にか涙を流していた。
手には、ずっと梨華ちゃんの心臓の音が響いている。
「うん…。」
- 80 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時28分33秒
「死にたくない!でも、手術はすんごく怖いの…。あの日の夜、考えてた…。ほんとに大好きになっちゃったから…ひとみちゃんも私のこと好きだって言ってくれたから…。
しばらく会わないでおこうって決めた。
手術の前の日なんてね、一晩中熟睡できないの…。嫌な夢ばっかり見て…。
目を覚ます度にひとみちゃんに会いたいって思った。
だけど…もし手術が成功しなかったら…って考えたら…。さっき見た夢みたいにひとみちゃんが
私のために泣いてこの後を過ごすかもしれないって考えたら…。
どうしても会えなくて…。」
「う…ん。」
- 81 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時29分09秒
「移植が上手く行った後でも、拒否反応で意識がなくなることだってあった…。
薄れていく意識の中で思うんだよ…。ああ、ひとみちゃんにやっぱりもっと会っておけばよかったって。大丈夫って、勇気を貰っとけばよかったって…。
でも、…結局、会わなかったことだってほんとはプラスに働いたんだよ。
ひとみちゃんに会いたい。会いたいって思った。
何時の間にか様態も落ちついてて…。
帰れるんだ!って思ったらほんとに嬉しくて涙が溢れた…。
飛行機でも、ひとみちゃん怒ってるかな?とか嫌われてたらどうしよう…とか考えてて…。
そしたら、予想もしてなかった空港にひとみちゃんがいて、私ほんとは泣いちゃいそうだった…。」
- 82 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時29分50秒
「…梨華ちゃん、ちゃんと生きてるよ…。
ちゃんと…心臓の音が聞こえる…。」
あたしはそう言うと、梨華ちゃんの体を強く引き寄せた。
「ふふ、、、ひとみちゃんの心臓もドキドキ言ってるよ?」
「そりゃあ、生きてるもん。梨華ちゃんがこうやって腕の中にいてくれるしね…。」
「うん…。」
- 83 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時30分21秒
「ふぁ〜…でもさっきはめちゃビビったよぉ〜。」
「なに?」
「だってさー、梨華ちゃんいきなりあたしの手ぇ掴んで胸に押し当てるんだもん…。」
梨華ちゃんが腕の中でクスッと笑う。
「ドキドキしちゃったんだ?」
「うん…。そーとー焦った!」
「あはは。かわいー、ひとみちゃん。」
「ハハッ…。」
「私は、いつでもいいんだけどな…。」
「えっ?なに??」
「もう言わな〜い…。」
そう言ってあたしにギュッと抱きついてきた。
ほんとは、聞こえてたんだけどね…「いつでもいい」って…
- 84 名前:まるでおとぎばなし。−番外編− 投稿日:2002年06月01日(土)03時31分12秒
「梨華ちゃん、」
「ん?」
「大切にするからね…。」
「うん…。」
〜Fin〜
- 85 名前:オガマー 投稿日:2002年06月01日(土)03時34分36秒
- sageでコソーリ更新してみたりして…。
梨華ver.って感じでちょっと梨華ちゃんの心境などをつづってみました。
もともと書いてたものは中途ハンパな出来だったので、修正したりして…。
これでひとまず、この話は終了ってことにさせて頂きます!!
読んでくださった方々、レスをして頂いた方々、
ほんとうにありがとうございました!!
- 86 名前:オガマー 投稿日:2002年06月01日(土)03時38分03秒
- >73 ごまべーぐるさん
レスありがとうございます。
一応、全ての更新を終了することができました!!
- 87 名前:オガマー 投稿日:2002年06月01日(土)03時40分02秒
- ネタバレ防止…
- 88 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月01日(土)21時02分16秒
- ふたりがお互いのことを大切にし合ってるのが伝わってきて、ほろっとしました。
作者さん、お疲れ様でしたm(__)m
- 89 名前:オガマー 投稿日:2002年06月04日(火)07時49分15秒
- >88 ごまべーぐるさん
レスありがとうございます!!
そう言って頂けると嬉しいです。
読んでくださったみなさんも、ほんとうにありがとうございました!!
- 90 名前:ぶらぅ 投稿日:2002年06月11日(火)00時18分33秒
- 石川無事帰ってこれてよかったー(T▽T)
2人のこれからの幸せを祈っています。
お疲れ様でした。
- 91 名前:オガマー 投稿日:2002年06月15日(土)03時53分07秒
- ダァーと書いた短編をUPしようと思ったり…
ショボショボですが
エロ(こちらもかなりショボ)も入るのでsageの方向で…
でわヒソーリコソーリ開始…
- 92 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)03時55分22秒
- 「ひとみぃ〜。」
「ん〜??」
今は夏休み。何もすることのないひとみは家でゴロゴロしてるところへ母から話しかけられ、間延びした声を出す。
「アンタ、今暇でしょ?駅まで梨華ちゃん迎えに行ってあげてくれない?」
「なんでぇ?」
「従姉妹が久しぶりに帰ってくるんじゃないはやく会いたいでしょ?ほら、さっさと行く!!」
母にペチン!とお尻をはたかれて渋々と立ちあがる。
- 93 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)03時57分27秒
(はぁ、なんであたしなんだよ。だいたい梨華ちゃん覚えてないよー、
よく遊んでたことは記憶にあるけど、どんな顔だったとか…ちょっと小太りだったよーな…
母さん、今ごろゴロゴロしてんだろーなぁー、いいなー。)
駅へと向かう道でそんなことを考える。
梨華はひとみの一つ年上の幼なじみ。と言っても学年が上だっただけで、
実際の年は同じなのだけど。
今日は、ウチに泊まるらしい。
(詳しい事情はよくわからないけど、神奈川ならわざわざこっちに泊まることなくないか?
遊ぶのなんて適当に電車とか使ってさー。)
そんなことを考えてるうちに駅に辿りついていた。
今日は比較的、蔭っているので汗が吹き出すほどの暑さではない。
それが唯一の救いだな、なんて考えていた。
すると、前から手を振って走ってくるコが見えた。
(ん?誰だ?アレ?梨華ちゃん??ってかめちゃめちゃかわいいよ?
こんなにかわいかったっけ?)
ひとみはなんとなく自分の後ろを振りかえる。
しかし、自分意外に立ち止まっている人はいない。
- 94 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)03時58分50秒
- 「ひとみちゃん!!」
「へ??」
目の前に来るなり、名前を呼ばれてちょっとドキッとする。
「会いたかったよぉ!!」
そう言って梨華はひとみに抱きついた。
(うへぇ〜…む、胸でかくない?)
体が離れた途端に梨華の体を上から下まで穴が開くほど見る。
(こんな痩せてんのに…)
「どうしたの?」
「あ、いや、梨華ちゃんかわいくなったなーって。」
ひとみは自分で言っておきながら頬が熱くなるのを感じた。
「ほんとに思ってる?クスクス。ひとみちゃんは背が高くなったね!
顔はかわいいまんまだけど!」
「ああ、ありがとう。それにしてもよくあたしだってすぐにわかったね。」
「ひとみちゃんはわかってなかったでしょ?」
梨華がイタズラっぽく笑う。
「え?」
「だってなんかキョロキョロしてなかった?」
「ああ。」
ひとみは苦笑い。
「うふふ、行こう?」
そう言って今度はひとみの腕を取って歩き出す。
(積極的ですね…って、小さい頃からそう言えばこんな感じだったかな、
梨華ちゃん。)
- 95 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)04時01分09秒
「オバさん!!」
「あら、梨華ちゃん?」
家に着くなり、二人で談笑しはじめた。
「それにしてもキレイになったわねぇ、梨華ちゃん。ね、ひとみ!」
「へ?うん。」
(イキナリふんなよ!ビビるだろー!)
梨華はひとみにちょっと照れくさそうに微笑む。
(マジでかわいーかも…。)
「アンタ部屋片付けてんのぉ?」
「ああ、ってゆーかあたしの部屋はいつだって片付いてんじゃん。」
「じゃ、梨華ちゃんの荷物置いてきてあげたら?梨華ちゃんはスイカでもどぉ?」
(あ、そーだった…今日一緒な部屋なんだ…。)
「お願いしていい?」
梨華がニコッと微笑むとひとみも微笑み返してカバンを受け取った。
- 96 名前:オガマー 投稿日:2002年06月15日(土)04時02分17秒
- 今回はこの辺で…更新終了
ちょっと読み辛いですかねぇ…
レスなんかをちょこっとでもいただけると嬉しいかもしれんです。。。
- 97 名前:オガマー 投稿日:2002年06月15日(土)04時06分08秒
- >93
間違いハケーン
梨華はひとみの一つ年上の従姉妹であり、幼なじみ。
です。正解は…
- 98 名前:オガマー 投稿日:2002年06月15日(土)05時08分50秒
- >90 ぶらぅさん
レスどうもです!!
今回の話も読んで頂けたらなぁ、
なんて書いてみたりして…(笑)
- 99 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月15日(土)20時34分35秒
- 何か好きなシチュエーションかもしれません(w
期待sage
- 100 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時36分27秒
(梨華ちゃん、かわいいなぁ…)
ピンクの小さめのカバンを部屋まで運びながらそんなことを思っていると首から下げていたケータイが着信を知らせる。
「さーやかぁ?」
相変わらず間延びした声で電話に出る。相手はげらげらと笑い出す。
「相変わらず暇そーだな、オイ。今さぁ、愛と喫茶店いるんだけどこれからカラオケでも行こうって話になって、どうせだったら暇なお前も呼んでやろうと思ってよ。」
「ゲッ、それってまた見せつけられるヤツ?」
「ヤだったら別にいーよぉ?」
「あ、」
「ん?何?」
「行く、行く!!」
「なんだ、妙に乗り気じゃん。」
「うん。今家に従姉妹来てるから連れてくよ!!」
「なに!?かわいーのか?」
「愛となりにいるんじゃないの?」
「あっ、いや、今のは、まー、ちょっと待ってて。」
電話の向こうで紗弥香があわててるのを楽しげにひとみは聞いていた。
「お前、余計なこと言うなよ!」
「は?あたし従姉妹が来たっつっただけじゃん!!」
責任転換してくる紗弥香にまた笑う。
- 101 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時37分50秒
- 「楽しそうね!」
「へ?」
振り向くと、階段の下から梨華が微笑んでひとみを見ていた。
「あ、今丁度梨華ちゃんの話ししてたの!一緒に行かない?カラオケ。」
「え?いいの?」
「うん。」
「じゃあ、行きたい!!」
「紗弥香、OKだって!」
今度は電話越しに紗弥香と話す。
「おお、聞こえたよ。じゃ、ここで待ってるからきな!」
「了解!じゃ、後でねん!」
そう言ってひとみはピッと電話を切る。
「お友達?」
「そぉー。面白いやつでさぁ。」
ひとみがニコニコしながら話すから梨華もつられてニコニコしている。
「あっ!!」
「どうしたの?」
「えーと、そのなんて話したらいーんだろ。ウチ女子校じゃん?だから、今から2人と会うことになってんだけど、その2人は付き合ってんだよね、女同士だけど。」
「ふふ、別におどろかないよ?ウチだって女子校だもん。」
「ああ、そっか。」
「うん。」
「あ、梨華ちゃん着替える?それとももう出られる?」
「大丈夫だよ!はやく行こう!ひとみちゃんのお友達が見てみたい!」
「あはは。面白いよー。ナンパなヤツだけどさー。」
「そーなんだ。楽しみ♪」
- 102 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時39分18秒
- 「お〜、こっちこっち。」
喫茶店に着くと紗弥香が大声を出してひとみ達を呼んだ。
「ちょっと恥ずかしいよ、いっちゃん!」
隣にいる愛がブンブン振られている手を押さえようとしてる。
それを見ているだけでひとみの顔はほころんだ。
「おお!かわいーじゃん、このコ?」
席に近づくと紗弥香が梨華の方を見てからひとみに目を向ける。
「そぉ、従姉妹の梨華ちゃん。」
「石川梨華です!よろしく!」
「あはは!元気いーね。あたしは市井。市井紗弥香。で、こっちは彼女の愛。」
「よろしくお願いします。」
愛は少し頬を染めた。
- 103 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時40分18秒
- 少し、喫茶店で話しをしてからカラオケには行こうと言う話になり、もう何分か4人は話し込んでる。
「でさ、さっきから気になってたんだけど、梨華ちゃんって付き合ってる人いんの?」
「あーーーーーーっ!!」
紗弥香の話しにひとみが大声を上げる。
「なに?お前。」
「あ、いや、なんでもない。」
不思議なひとみの行動にみんなが笑った。
(そう言えばかわいい!って舞いあがってたけど、肝心なこと忘れてた…。)
「で、いんの?」
紗弥香がもう一度聞く。
「ううん。いないんですよー。」
「ほんとに!?」
またひとみが大声。梨華は目を丸くしてる。
「い、いや意外だね〜、こんなかわいいのに。ね、紗弥香。」
「だぁね。」
紗弥香は相づちを打ちながらニヤニヤしてる。
- 104 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時41分26秒
- 「お前梨華ちゃんに惚れちゃったなぁ?」
カラオケボックスの通路で並んで歩いている時に紗弥香が耳打ちしてきた。
愛と梨華は前を歩きながら楽しそうに話してる。
「ばっ、そんなこと…。」
「あるんだろ?」
ひとみは観念したと言うようにコクンと頷いた。
「いっちゃん、はやく!」
愛が紗弥香を呼ぶ。
「ほぉ〜いほい。」
紗弥香はニヤリと笑ってひとみの肩をポンッと叩くと前の2人の方に走って行った。
「ひとみちゃん!」
ひとみも梨華に呼ばれて小走りで3人に追いついた。
- 105 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時42分05秒
- 「ひとみちゃん…。」
紗弥香と愛がデュエットをしてるときに、梨華がコッソリと話しかけてきた。
「なに?」
ひとみは顔を近づけられてドキドキしながらも答える。
「私、歌下手なんだった…。」
「ぷっ…。」
ひとみは吹き出した。
「なによぅ。」
「だったって、忘れてたの?」
「なんか嬉しくてつい来ちゃったんだもん…。」
「あはは!じゃ、一緒に歌う?って、あたしヘタだし気にしなくていいよ!」
「でも、あの2人上手いよね…。」
「だぁいじょうぶ!あたしの歌でみんな慣れてるから。へーきだよ!」
確かに、2人はプロかと思うほど歌が上手いのでそう思ってしまう気持ちもわかる。ひとみは自分を下げてることにちょっと悔しさを感じながらも梨華をはげました。
- 106 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月15日(土)21時42分38秒
- 「次、梨華ちゃんだよ〜。」
紗弥香達が歌い終わって梨華にマイクが渡される。
「頑張れ!」
ひとみが笑顔でそう言うと梨華は苦笑い。
ひとみはそんな梨華がかわいくてまた笑った。
(うーん。確かに上手い!とは言いきれないけど別にヘタってわけじゃないよね?それにこのかわいい声で歌われたらなんだってアリ!)
ひとみはニヤニヤしながら手拍子をしつつそんなことを考える。
紗弥香も愛も合いの手なんかを入れながら楽しんでる。こういう人たちなのだ。
- 107 名前:オガマー 投稿日:2002年06月15日(土)21時44分59秒
- 更新終了。
>99 ごまべーぐるさん
おお!!誰にも見られてないのかと思ってちっょと残念だったのですが、
レスがあってほんとにうれしいです♪
世界一期待に添えないであろう男が更新がんがってます(爆)
- 108 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月16日(日)19時11分37秒
- いちーちゃんの彼女はラブリーですか。珍しい組み合わせかも。
川’ー’川<歌は楽しむのがいちばんだス
- 109 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)00時56分39秒
「楽しかったねぇ。」
カラオケを楽しんで、ひとみの部屋に戻ってきた。
あんなに不安がっていた梨華も今は笑顔でこんな話しをしている。
「ねぇ、久しぶりに一緒にお風呂入ろっか?」
「へ?」
「ね、いーでしょ?」
「う、うん。」
(こんなチャンス滅多にないかも…。)
そんなことを考えながら梨華に腕をひかれて風呂場に行く。
- 110 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)00時57分21秒
- 「はやく来てね!」
梨華は素早く服を脱ぐと風呂場へ入っていく。
(はぁ…やっぱ胸でかい…スタイルいいなぁー。)
ひとみはそんなことを考えながらのそのそと服を脱いだ。
梨華はシャワーを浴びはじめていたのでひとみは必然的に湯船につかる。
ひとみはその間も梨華の体をチラチラと見ていた。
「ひとみちゃん!」
「へ?」
ドキッとしてひとみの声は上擦る。
「背中流してあげるよ!」
「あ、うん。」
ひとみは湯船を出て、椅子に座る。
梨華はその後ろに膝で立ってあわ立てたスポンジでひとみの背中を洗いだす。
(おお、なんか気持ちいいな。人に背中洗ってもらうのなんて久しぶりだし。)
「梨華ちゃん、なんか気持ちいいよ。」
「でしょ?後で私のもやってくれる?」
「オッケェ〜!」
「あ、じゃあ、頭も洗ってあげる!」
「ほんとに?ラッキー。」
「その変わりひとみちゃんも私の洗ってね。」
「もっちろん♪」
- 111 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)00時58分35秒
- (ん!?…む、胸が背中に当たってんですけど…)
梨華がシャンプーに手を伸ばしたときに、ひとみの背中に微かに梨華の胸が触れた。
(ムラムラしてきた…せっかくさっきまで普通な感じだったのに…)
もうひとみは人に髪を洗ってもらっている気持ち良さなんて考えられなくなっていた。
「よしっ!じゃ、私のお願い!!」
「う、うん。」
今度は梨華が椅子に座り、ひとみが膝で立つ形になって梨華の背中と髪を洗ってやる。
なるべく、肌に触れないように、なるべく、その体を見てしまわないように、と
ひとみは気をつけていたのだが、そうすればするほどムラムラくるものを
どうすることもできなくなっていた。
- 112 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)00時59分32秒
「はぁ…。」
ひとみは風呂を出ると一目散に自室へ戻りベッドに横になってため息を吐いた。
梨華は飲み物を選んでから上ってくるようだ。
(襲っちゃいそーでしたよ…はぁ…過激……。)
「ふぅ…。」
そう息をつきながら梨華が部屋へ入ってきた。
「そう言えばオバさんは?」
ひとみの寝転んでいる−今は上半身を起こしたが−ベッドの前に座って鏡を覗きながら梨華が言う。
「あっ、そういえばなんか自治会の集まりで今夜は遅くなるか、泊まってくるとか言ってたよーな。」
(うわっ!2人きり??)
ひとみは心臓がドクドクなるのを感じた。
- 113 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)01時00分26秒
- 「そぉなんだぁ…。」
後ろ髪を上げながらそう言った梨華の声はわずかに擦れていて、それがひとみにはなんともセクシィーに聞こえた。
(髪が濡れてる梨華ちゃんって色っぽ過ぎ…このTシャツの下にはさっきの…!!いかんいかんいかん。)
ひとみは舐めまわすような視線で梨華のことを見ていた自分に気付き、大袈裟に首を振った。
「じゃ、今日はひとみちゃんと2人っきりだね…。」
小さくそう言う梨華にひとみの鼓動はもう収まらなくなってしまう。
「あ、これひとみちゃんも飲む?」
そう言って差し出されたポカリ。
喉がどうしようもなく乾いていたことに気付き、ひとみは受け取って一気に流しこむ。
その後で、間接キスなんて言葉が頭に浮かんでまた頭をフルッと振った。
- 114 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)01時01分15秒
「あ、そーだ。布団しかなきゃ!」
ひとみは全ての考えをさえぎるように勢い良く立ちあがる。
「えー、一緒に寝ないの?」
梨華はまたポカリを口に運んだ後、そう言う。
湿った口元にひとみの視線は集中してしまう。
「い、一緒に??」
「せっかく今夜だけなのにー。前みたいに一緒に寝ようよぉ。」
梨華にスネた口調で言われただけでもうノックアウト。
「ほんとにいいの?」
ゴクリとツバを飲む。
「なにが?」
「え?あ、あたし寝相悪いから。」
「そーなの?じゃ、一人で寝ようかな。」
(えーっ!!)
ひとみは先程の言葉を吐いた自分の口を恨んだ。
「う、うん…その方がいいかも、ね…。ははっ。」
体中から力が抜けていくのを感じた。
- 115 名前:オガマー(逝きかけ… 投稿日:2002年06月17日(月)01時02分57秒
- 自らの手で上げてしまった…
鬱以外の何物でもない…
次回からエロ予定なので
少し時間をおこうカナ…
- 116 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月17日(月)01時05分44秒
- >108 ごまべーぐるさん
なかなかかわいいカップリングかな?
と自分では思っているのですがw
ごっちんは少し違う気がしたのでこういう結果に
それにごっちんには重大な(ほんとはそうでもない)
役目が残っているのはナイショです…
- 117 名前:名無し 投稿日:2002年06月17日(月)04時42分12秒
- 初めて読みました。
凄く面白いので続きが早く見たい(W
作者様、がんがって♪
- 118 名前:名無しどくしゃ 投稿日:2002年06月17日(月)17時09分55秒
- 初レスですが…はじめからずっとROMっとりました。
ここのお話甘いから、物凄い好きなのです。
今一番気になってる作品でござります。
続き期待してます♪
- 119 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月17日(月)20時19分33秒
- エロ、ハゲシクキボーン
(〜^◇^)/<アンタもういい大人だろっ!
大人気ない大人なので、期待sage(w
- 120 名前::ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月18日(火)03時09分30秒
- 「じゃ、電気消すよぉ?」
「うん。」
2人とも髪を乾かし終えて、梨華はベッドに、ひとみは布団に入った。
「ね、ひとみちゃん?」
しばらくすると、梨華が話しかけてる。
「ん?」
「やっぱりこっち来ない?」
「え?…どう、したの?」
「なんか寂しいじゃない、やっぱり。」
その声がほんとうに寂しそうだったので、ひとみは馬鹿みたいなことばっかり考えていた
自分を反省して、そっと梨華のいるベッドにもぐった。
- 121 名前::ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月18日(火)03時10分01秒
- (え!???)
「り、梨華ちゃん?」
梨華が抱きついてきたから、ひとみは驚いて声を上げる。
「ひとみちゃん…。」
梨華はそれ以上何も言わずに、ひとみをジッと見つめていた。
月明かりと街灯の明かりだけが差しこむ部屋のベッドで2人はしばらく見詰め合う。
梨華がそっと目を閉じる。
(えっ!?このムードって…いっていいのかな?)
「…ひとみちゃん、私のこと嫌い?」
迷っていたら、梨華が目を開いてひとみに問いかけてきた。
「…好きだよ。」
そう言うと、ひとみはためらいもなく梨華の唇に口付けた。
- 122 名前::ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月18日(火)03時10分45秒
- 何度か触れるだけのキスを交わす。梨華の吐息の隙にひとみは舌を口内に滑りこませる。
「…ん……。」
甘い声が梨華から漏れる。
ひとみは手を梨華の胸へもっていき、優しく揉み始める。
「ぁ…んっ……。」
Tシャツの中に手を滑らせ直に胸に触れる。蕾はすでに固く尖っていた。
シャツをまくりあがらせ、ひとみは唇と舌も使って愛撫をはじめる。そのうちにTシャツは脱がせてしまった。
「ぁんっ…んん……。」
「梨華ちゃん…。」
ひとみは手を下へとずらしていく。ジャージの上から一旦さすって、ジャージとショーツを一遍にとってしまう。
胸への愛撫を続けながら下の茂みを指でたどる。
「ふぁん……ゃだ…ぁ……」
そこはもう充分に潤っていた。
- 123 名前::ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月18日(火)03時11分46秒
- ひとみは梨華の唇にキスを落とすと、体を下げて今度は下の口にキスをおとす。
「あんっ…。」
「梨華ちゃん、すげぇ濡れてる…。」
蕾を舌の先でつつく。
「ぁぁ…んっ…ぃやぁ……あんっ。」
チロチロと先で舐め上げると梨華の泉から愛液がタラリと溢れてくる。
舌をとがらせて少し強くその部分をこすってやる。
「あんっ…んんっ……ひとみちゃん…もぉ、イッちゃうぅ…。」
「いいよ…梨華……。」
ひとみは梨華の蕾を唇に含むと一気に吸い上げた。
「ああっ…ひとみぃーーーーーー!!」
今までで一番大きな声を上げて、梨華は達した。
- 124 名前::ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月18日(火)03時12分20秒
- 「梨華ちゃん、すげぇかわいかったよ…。」
そういいながらも、ひとみは次から次へあふれ出る梨華のジュースを舐め続ける。
「んっ…ゃだぁ……もぅ……。」
ひとみは考えていた。まだイカせただけだ。一番大事な部分を楽しんでないじゃないか。明日になれば、梨華は帰ってしまうと言うのに。
そう思いながら、もう一度蕾に唇を寄せる。
「ふぁぁん!…ひ、とみぃ……。」
「いいよね?梨華ちゃん…。」
梨華は小さく頷いた。
ひとみは愛液をたっぷりと指に塗りつけるとそっと指を挿入した。
「…んんっ…。」
敏感になってしまっている梨華はそれだけでシットリと濡れている声を上げた。
「梨華ちゃんの中気持ちいいよ…。」
ひとみは指の速度をはやめる。
「あんっ…はぁん……ぁ……。」
「気持ちいい?」
ひとみが聞くと梨華は弱弱しく首を縦に振る。
「き、もち…いい……ふぁん!!…ゃあ……あんっ……ああああぁぁぁ……。」
中と蕾を同時に擦ってやると梨華はあっけなく達してしまった。
- 125 名前::ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月18日(火)03時12分51秒
「ひとみちゃん、」
「なに?」
「えっち上手いね…。」
ひとみは梨華に腕枕をしてやっている。
「そぉかな?」
「うん。壊れちゃうかと思った…。」
梨華は真っ赤になる。
(そんなこと言われるとまた興奮してくるんですけど…)
「梨華ちゃん!」
「なぁに?」
「もう一回、いい?」
「も、もぅ駄目だよぉ…。」
そういいながらも胸に伸びてきたひとみの手に梨華は逆らうことができなく、結局2人は明け方近くまで求め合った。
- 126 名前:オガマー 投稿日:2002年06月18日(火)03時14分20秒
- そしてまたあげてしまった…
しかもエロ最中で…
こだわっていた自分がかなしひ
とりあえずエロ終了…
あっさりしたものですが、これが限界です…
- 127 名前:オガマー 投稿日:2002年06月18日(火)03時17分26秒
- >117 名無しさん
面白いと言って頂けてほんとうに嬉しい限りです(T−T)
>118 名無しどくしゃさん
一番…(T−T)
こんなに嬉しいレスばっかり頂いてよろしいのでせうか
ありがとうございます
>119 ごまべーぐるさん
こんなん出ましたけど(氏
いやはやエロは苦手ですダ
- 128 名前:オガマー 投稿日:2002年06月18日(火)03時18分44秒
- 次回が最後の更新になりまーす
ラストこそなんじゃこりゃ、な出来ですが
読んでいただければ幸いです…
- 129 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月18日(火)08時18分50秒
- ここのいしかーさん、積極的で (・∀・)イイ!!
ちょっと鼻に詰め物なんぞを(w
ゴハン3杯くらいは軽くいただきますた。
次回がラストっていうのがザンネンですが、がんがってくださいね!
- 130 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月19日(水)00時46分00秒
「ひとみぃー!!そろそろ起きたらどぉなの!?」
「…ん…梨華ちゃん…おかあさんみたい……。」
寝ぼけた頭でひとみが呟く。
「ひぃとーみ!!」
「ほぇ!?」
先ほどより大きく聞こえた声にビックリして飛び起きる。
「あ、れ??」
梨華の姿がどこにもない。
ドアの外にいるらしい母に声をかける。服を身につけながら…。
「ねぇ、梨華ちゃんは?」
「なに言ってんの!帰ったわよ?」
「えーーーーーーーーっ!!!」
「…うるっさいわね!大きな声出すと近所迷惑でしょ?」
(なんで、なんで、なんで!?)
「ちょっとなんで起こしてくんなかったの?」
部屋を出て抗議する。
「梨華ちゃんが疲れてるみたいだから起こさないでやってくれって。」
「ええ…。」
「あ、梨華ちゃんから手紙あずかったよ。ほら!」
「ありがと!母さん!!」
ひとみはそう言うと母の手から手紙を半ば奪いとり、部屋で封を開ける。
その手紙は丁寧に糊付けまでされていた。
- 131 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
- ( `.∀´)ダメよ
- 132 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
- ( `.∀´)ダメよ
- 133 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月19日(水)00時49分29秒
『ひとみちゃん、
ひと夏の甘い体験、ありがとうね(はぁと)
ひとみちゃんのエッチ、気持ちよかったよ(はぁと)』
- 134 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月19日(水)00時50分00秒
- 「えええええええーーーーーーーー!!!」
「ひとみ!うるさい!!」
「もう!うるさいなぁ!!!」
母にヤツ当たりをする。
(どぉいうこと?コレ。全部梨華ちゃんに仕組まれてた?ショック…。)
ひとみの目に涙が滲む。
(好きだったのに、本気で。梨華ちゃんは好きじゃなかったのかなぁ??…こんなことなら出会わなかったほうが…ん??)
ひとみはベッドの枕の横に置いてある、サクラ色のメモを見付けた。
- 135 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月19日(水)00時50分41秒
- 『ひとみちゃん、、
手紙読んじゃったよね…
アヴァンチュールにする計画だったんだけど…
なんていうかひとみちゃんのこと、ほんとに好きになっちゃったみたい…。
もし、許してくれるなら、ひとみちゃんが私のこと、好きでいてくれるなら、
連絡下さい。』
そのメモにはケータイの番号らしきものと、メールアドレスが書かれていた。
「やったぁぁぁあああああ!!」
「ひとみ!!うるさいって言ってんのがわかんないの!!!」
「お母さん大好き!!」
キリキリ文句を言ってる母にまったく見当違いな返事を返すひとみであった。
〜Fin〜
- 136 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月19日(水)00時52分04秒
- だけどエピローグ
「梨・華・ちゃん♪」
「あー、ごっちん。」
「で、で??」
「で、ってなにが?」
「なにが?って忘れたの?変だよ、ニヤニヤしてるし。」
「えっ!?」
梨華はあわてて自分の顔を触る。
「アバァンチュールの話♪」
「うふっ(はぁと)」
「なに、キモイ。」
「ひどぉーい。」
「だからどーしたの?って!!」
「付き合うことになっちゃいました♪」
「はぁ??」
「だって、ひとみちゃんってねぇ、とぉーってもカッコヨクなってるしー、背は高いし、優しいし、それに…エッチもとっても上手なのぉ♪」
コソッと耳打ちしてくる梨華に真希はもう勝手にやってろ、って感じの視線を送ると席を立って何処かへ行ってしまった。
〜〜〜〜〜♪
「もしもし、ひとみちゃん?うん。今度の日曜?うん!開いてるよ!…ふふっ。楽しみだね♪…うん、私も好き(はぁと)」
〜ほんとのFin〜
- 137 名前:ひと夏のアヴァンチュール!? 投稿日:2002年06月19日(水)00時52分53秒
- 最後の最後にやってしまった恥ずかしい(氏
読みづらくてすみません…
削除以来しとこう…
- 138 名前:オガマー 投稿日:2002年06月19日(水)00時53分39秒
- 更新終了
- 139 名前:オガマー 投稿日:2002年06月19日(水)00時54分17秒
- レスはのちほど…鬱
- 140 名前:オガマー 投稿日:2002年06月19日(水)01時00分12秒
- よし、気を取りなおしてレスいきまーす!!
>129 ごまべーぐるさん
ごっちん登場。
ちなみに梨華ちゃんが積極的だったのはこのような理由だったのです。
- 141 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年06月19日(水)03時02分10秒
- 乙カレサマでした。
何か途中でアクシデントはあったようですが、まぁ、気にしない。
( ^▽^)<ポジティブ♪
ごまさん、イイ感じです。( ´ Д`)<んあ〜、やってらんないよぉ
前作とのギャップ、ステキでした(w
- 142 名前:名無しどくしゃ 投稿日:2002年06月19日(水)17時21分04秒
- いやぁ〜たいへんヨカッタデス。
今後の二人も見たい感じですけど(w
甘々でぃ、サイコーでした。
- 143 名前:オガマー 投稿日:2002年06月22日(土)12時09分23秒
- >141 ごまべーぐるさん
ハプニング…マジ凹みました(笑)でももう回復ですよ!
そのごまの顔文字素敵w
>142 名無しどくしゃさま
続編はたぶんないと想います…すみません。
だけど、そう言って貰えると素直にすごく嬉しいです!!
今回も読んで、レスってくださったみなさん、
ほんとうにありがとうございました!!
花板に新作のスレを立ててみようと想っていたり…
よろしければそちらも読んでくれると嬉しいです。
- 144 名前:オガマー 投稿日:2002年06月22日(土)12時12分41秒
- やはり風板にします…(汁
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