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一緒に暮らし始めたこの子

1 名前:MARIA 投稿日:2002年06月05日(水)21時43分41秒
はじめまして!初めて書きます
みなさんが興味を沸かすのを作るので
おもわず‘書こう!’と思い書き込むことにしました

いろいろ忙しいのであまりかけませんが、よろしくお願いします!

ちなみにこの物語は主人公の視点で書きます。
出てくるのはとりあえず高橋、石川、矢口です
あと、誰が出るのかはお楽しみです。
2 名前:MARIA 投稿日:2002年06月05日(水)21時48分52秒
やっと着いた!
俺は、そう思い家の前に着いた
ここは東京のとある所。3年ぶりの我が家だ!
ドアを開け、「ただいまー!」と言うと、そこには思いがけない光景が目に入った
3 名前:MARIA 投稿日:2002年06月05日(水)22時03分15秒
なんと!そこには見知らぬ女の子しかいなかった。
その子は金髪で、俺の肩ぐらいの身長しかない
(誰かなー?)と思っていると
「あんただれ?ただいまって………」
「あなたこそだれ?ここ俺の家だけど」
「えっ!ここは私の家だよ」
「嘘を言うな!親父とお袋はどこ行った!」

そう言うとその女の子は考えたあと、こう言った

「あんた、まさか前にここに住んでた人じゃない?」
「前に住んでた?」

その子の話によると、どうやら俺の両親は2年ほど前にこの家を売って海外に行ってしまったらしい
そしてその後をこの子が住んでいるとか
4 名前:MARIA 投稿日:2002年06月05日(水)22時17分30秒
さらにそのことを俺は聞かされてなかったので
ここがウチの家だと思い、帰ってきてしまったのだ

「ふーん。そうゆうことか」
そうなってしまうとひとつ困る点がある。今日どこに泊まるかだ。
俺はここに泊めてもらうのもいいと思ったが、悪いと思い、やめた。
「じゃあ帰ります」
「えっ、どうするつもりなの?なんなら泊まっていく?」
一瞬ドキッとしたが、すぐに
[大丈夫ですよ。近所に幼馴染がいますから」
と、言って(前の)家を後にした
5 名前:MARIA 投稿日:2002年06月05日(水)22時50分42秒
さて、これからどうしよう。
いくらああ言ったとはいえ、突然行って、泊めてというのも失礼と思いながらも
結局、行くことにした

5分くらいして、その幼馴染の家に着いた
ピンポーン!
「はーい」
懐かしい声がした
ガチャ
[お久しぶり!」
「あっ!ひさしぶり!やっぱり来たぁ!」
この可愛らしい子は高橋愛ちゃん
俺の近くに住んでいる、いわゆる幼馴染ってやつだ
中学でも人気があり、告白されたこともいっぱいあるのだが、今までその告白をすべて断ってるって言う
伝説をもっている
「やっぱり来た?」
「あっ、ううん。なんでもない。どうしたの?」
「うちに久しぶりに帰ったのに、別の人に譲ったらしくて、泊まるところがなくて」
[じゃあうちに泊まればぁー?」
なんかいつの間にか勝手に決まってるなぁ。
6 名前:MARIA 投稿日:2002年06月05日(水)22時53分27秒
今日はここまでです
とりあえず頑張って書きました
感想待ってます
なるべく批判は無しでお願いしたいです
7 名前:皐月 投稿日:2002年06月07日(金)20時04分37秒
面白くなりそうな予感・・・・
楽しみッス!
8 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月07日(金)20時21分04秒
男との絡みも結構増えてきましたね。
有名どころだと、ここにいたsuzukaさんとか。
俺はこんなののほうが好きですけど。
とにかく、頑張ってください。
9 名前:  投稿日:2002年06月07日(金)23時58分09秒
激しく期待!
10 名前:こうもり 投稿日:2002年06月08日(土)02時48分36秒
いよいよですか、頑張ってください
11 名前:ポテト 投稿日:2002年06月08日(土)08時15分58秒
続き期待!
楽しみにまってます
12 名前:MARIA 投稿日:2002年06月08日(土)18時55分21秒
「泊まっていいの?」
すかさず俺は答えた
「泊まればって言ったのにそのあとウッソーって答える子はいないよぉ
うちの親もいいってぇー!」
じゃお言葉に甘えてということで、早速俺は彼女の家に入った。
リビングに通され、座るとここでひとつの疑問が浮かんできた
「愛、なんで俺が泊まりに来るって知ってるの?」
彼女はギクッとしたが、平静を装って
「えっ、いつ私がそういったぁ?」と、答えた
でも、行動などで俺にはとっくにバレている
「だいたい俺は愛の家に泊まるつもりはなかったんだ。なのにもう親の許可をもらってるのはおかしいんじゃない?」
彼女はもっとドキッとした。
そして堪忍したのか、すべてを語ってくれた
13 名前:MARIA 投稿日:2002年06月08日(土)19時12分17秒
実は前の日に愛の家に一本の電話がかかってきた
それは俺の母親で、だいたいこの日くらいに俺が帰ってくるのが解ってたらしい
でも、帰ってきても俺に暮らすところはないだろうと悟った俺の母親は
近所でいちばん仲がよかった愛の両親にこのことを依頼
愛と相談した結果、それを承諾したらしい
(あとから愛の母親から聞いたが、
そうゆう事が決まってから、いちばん嬉しがってたのは愛だったという)
「ふーん、そういうことかぁ。だから愛は俺に会ったらすぐにやっぱりきたぁって答えたのか
なんか仕組まれた感じだなぁ」



14 名前:MARIA 投稿日:2002年06月08日(土)19時26分29秒
そう言うと彼女はこう答えた
「別にだましたつもりはなかったんだよぉ。
でも、この町に帰ってきたらいきなり<うちに来て>って言うのもなんか図々しかったし……
なんだったら知らないって事にしておこうとしてたのぉ」
そのあとも俺と愛はずっと話し込んだ
そしてある程度ついたところで、愛が俺にこう言った
「ねぇ、今日はいいけど明日はどうするのぉ?」
「ん?ああ、どうしようか迷ってる」
「決めてないの?」
「まだ今はね」
すると、彼女は改まったような感じで、俺にこう言った
「なんなら私と一緒に暮らして欲しいんだけど……」

15 名前:MARIA 投稿日:2002年06月08日(土)19時43分08秒
えっ?一緒に暮らす?愛と?
俺は突然のことで驚いた。
「ちょっ、ちょっと待って。俺が愛と暮らすって事は、俺がここに住むって事?」
そう言うと、愛はコクリと頭を縦に振った
「私とじゃダメぇ?」
ヤバイ、泣きそうだ。そんな潤んだ目で見ないで……
「小父(おじ)さんたちはいいって言ってるの?」
「うん、あなたなら大丈夫だって」
大丈夫って……どこからでてくるんだよ
しばらく悩んだがどこにも行くところはないし、ひとりでホテル生活よりいいだろうと思い
「わかった。ここにお世話になろっかな」
「うわーい!やったぁ!聞いた?お母さん?」
そういうと、愛の母親が入ってきた
「聞きましたよ。よかったわね、愛」
「うん!」
愛はとっても嬉しそうだ
(それにしても……愛のお母さんは今の会話を全部聞いてたんだ…
なんか仕組まれてる気がする)
俺はそう思いつつ、愛との共同生活をスタートさせた(もちろん、二人だけじゃないが……)
16 名前:MARIA 投稿日:2002年06月08日(土)19時47分11秒
今日はここまでです
実は今日、部活の大会でスタメンとして、出場したのですが
疲れに負けそうな自分を奮い立たせ、書き込みました
(言い訳に聞こえたらスイマセン)
17 名前:  投稿日:2002年06月08日(土)23時18分50秒
何か許婚って感じで良い〜
18 名前: 投稿日:2002年06月10日(月)22時54分12秒
なんかおもしろそうです!
19 名前:MARIA 投稿日:2002年06月13日(木)19時48分37秒
共同生活が始まったといってもただ普通の生活に戻ったというだけで
別に何も変わらなかった
学校は高校に入学していたが、3年間もいなかったのでたぶん強制退学させられているだろう
そのときに同じクラスだった石川梨華という子がいて、ちょっと気になっていたが
今はどうしているのか知らない。
(このことが愛にバレて、2週間も俺に話してくれなかったことがあった)
そしていつの間にか季節はもう12月
愛は俺の部屋に入ってきた
コンコン
「はーい」
「愛だけど、入っていい?」
「いいよ」
俺は愛を部屋に入れた
「ねえ、ちょっと話があるんだけど……」
「なに?」
「あのねぇ、私今度春から高校生じゃん?だから受験生になるんだけどぉ、私と一緒に高校行く気ない?」
「えっ!愛ももうそんな時期かぁ。でも俺は行く気ないよ。なんで?」
「だってぇ、いっつも私とは入れ違いで一緒の学校になった事はないじゃん。
だから今回が最後のチャンスだと思うのぉ。だからぁ、お願い!」
20 名前:MARIA 投稿日:2002年06月13日(木)20時03分15秒
愛はいつぞやに見た潤んだ目で俺を見つめてきた
この目に俺が弱いことを愛も知ってるらしく
よく俺に頼みごとをするときは、この潤んだ目をしてくる
でも、今回はいつもと違った。
もう少しで泣きそうなのだ。それだけの頼みなのだろう
やっぱり今回も負けた
「わかった、じゃあいっしょに頑張ろ!」
「やったぁー!」
愛は本当に嬉しそうだ。
「私頑張るよ!あなたと一緒の高校に行く!」
「じゃあ俺も勉強しないとな。3年もやってないからなぁ……」
「教えてあげようかぁ?あったまいいんだよ。私」
「ふーん。お言葉に甘えようかな。愛、よろしくね!」
「うんっ!」
21 名前:MARIA 投稿日:2002年06月13日(木)20時20分06秒
しかし、愛が俺に勉強を教えることはなかった
なぜなら通っている高校から電話が来て、まだ俺はクビにされていなかった
どうやら俺の母親が休学届を出していたので
1年生でダブったまんまだったらしい
このことを聞いた愛は
「絶対おんなじ高校に行くからねっ!」
と、燃えていた(そこまで一緒に行きたいらしい)

そして2月になった。
愛の入試の日になった。愛はこの日まで何かに取り付かれたように勉強していた
だから、愛は自信満々だ
「頑張ってくるよぉ!」
愛が言うと、俺は
「いってらっしゃい!」
って言い返した。
3月になって、合格発表になった
もちろん、愛は合格だった。本当に嬉しそうだった。
(うわさによると、愛が好きだという子も受けたが、落ちてしまったらしい)
そして4月………
22 名前:MARIA 投稿日:2002年06月13日(木)20時22分25秒
ここまでです
途中から長くなると思い、ちょっとカットしました。
23 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月15日(土)01時47分47秒
続き願う
24 名前:MARIA 投稿日:2002年06月17日(月)22時19分05秒
「はやくぅー!先行っちゃうよぉー!」
入学式の日
この日を待っていた愛はとっても楽しそうだ
当の俺はまた学校に通うのかと思っていて
実はウザくてウザくて仕方なかった
「じゃあおかあさんいってきまーすぅ!」
そういうと愛は外に出た
愛が外に出たら、愛の母親(以下愛ママ)が俺に頼みをかけていた
「ちょっといい?」
「あっ、いいですよ。なんですか?」
「愛のことよろしくね」
「もちろんです。じゃあいってきます」
「行ってらっしゃい」
そういうと愛のところへ行った


25 名前:MARIA 投稿日:2002年06月17日(月)22時47分27秒
家から学校は電車移動
ちなみに朝のラッシュは俺らには関係ない
なぜかというとラッシュとは反対方向なのである
だから席はガラガラなのだ
俺は席に座ると、その隣に愛が座った
「私、今日の日を楽しみにしてたんだよ」
「なんで?」
「一緒に学校に行けるから」
「ふーん」
「ふーんってなによぉ!」
愛はちょっと怒っている
「冗談だよ。俺も愛と一緒に通えて嬉しいよ」
そう俺が言うと、愛は俺の腕に絡みついた
「本当?大好きぃ!」
「おいおい……まっ、いっか?」

「ねえ、私たちって恋人同士に見えるかな?」
「さあ、どうだろうね」
「このまま学校に行っちゃおうかぁ」
「いいの?俺みたいなので」
「いいよぉー!」
俺は愛の愛の言葉を軽くあしらい、愛と楽しく会話した
この言葉が愛の本当の気持ちだと知らずに…………

そうこうしているうちに、俺たちは最寄りの駅に着いた

26 名前:MARIA 投稿日:2002年06月17日(月)22時48分34秒
きょうはここまでです
27 名前:MARIA 投稿日:2002年06月18日(火)21時20分31秒
最寄りの駅に着いた俺たちはここから歩いていくことにした
駅から学校は10分くらいかかったと思う(なんせ3年もいなかったから、もううろ覚えだ)
その間俺はずっと愛といろんな話をしていた
5分くらい歩いていると、後ろから絶対にいるはずのない子が俺の肩をたたいてきた
「(ポンポン)おひさしぶり!」
「石川!」
「だれ?」
愛はもちろん石川の事を知らない

でも何で石川はここにいるのだろうか
普通なら今年この高校を卒業しているはず
俺はこの理由を聞いてみることにした

「お前なんでここにいるの?卒業したんだろ」
「ダブっちゃんたんだよぉ!(あなたに逢いたくて)」
「(そんなわけない。こいつは頭はめっちゃよかったはずだろ)」
そう俺は思った
「ねえーぇ!だぁーれぇ!」
愛は俺に聞いてきた。ちょっと不機嫌気味だ




28 名前:MARIA 投稿日:2002年06月18日(火)21時39分03秒
やや遅れたが、この子の名前は石川梨華
俺が3年前、旅立つ前にいたクラスのこである
クラスでかわいいでけっこう有名だった
しかしなぜか愛と同じように、告白されてもすべて断ってきたらしい

俺は愛を紹介した
しかし、愛は梨華が気に入らないのか、話をしようとしない
すると梨華が
「あらあら、私嫌われちゃったのかな?
それにしてもこの子かわいいね。もしかして彼女?」
「幼馴染!」
俺は愛が彼女だってことをあっさり否定した
「そうですよぉ(でもそんな風に見られてたんだ……ちょっとショック)」
愛もそうゆうふうに返す。やっぱりまだ不機嫌だ
そうゆうような感じで話していると、学校に着いた
29 名前:MARIA 投稿日:2002年06月18日(火)21時41分19秒
更新終わり!
どうですかね?なんか話が見えてないのが自分でも気になりますが……
30 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月19日(水)20時56分26秒
矢口はあれだけ?
31 名前:  投稿日:2002年06月19日(水)22時48分07秒
これからに期待ですな
32 名前:MARIA 投稿日:2002年06月20日(木)18時17分48秒
名無しさん
この後いろいろ出てきます
あせらないでくださいね
33 名前:MARIA 投稿日:2002年06月20日(木)18時30分58秒
学校に着くと、梨華と別れ、俺は愛と生徒玄関へ向かった
そこに、クラスが書かれた紙が貼ってあった
なんという偶然だろうか!俺と愛は一緒のクラスだった
すると、それまで不機嫌だった愛がなぜか嬉しがっている
女はこんなにすぐ表情を変えられるのかと少し怖くなったのは俺だけだろうか?

と、いうことがありながらも俺たちは教室に向かった

教室に入ると、だいたいの人がやや緊張した感じで自分の席に座っていた
ここはもともと女子高だったので、女の子がものすごく多い
3年前は女子のやりたい放題で男子の肩身が狭かった
とりあえず俺たちは自分の席に座った
34 名前:MARIA 投稿日:2002年06月20日(木)18時50分24秒
座ったはいいが、何もすることがない
普通なら隣や前後の人に話しかけるのだが
なんせ周りが全員女子なので、話が何もできない状態だし
愛が俺を監視をしているかのごとくじっと見つめているので
どうしようもなかった

そのとき、一人の女の子が俺に話しかけてきた
「あの……」
「えっ!俺ですか?」
「なんか緊張しませんか?」
その割には俺に気安くしゃべりかけてるなと思った
「いや、別に。俺はこれが2回目だからね」
「やっぱり。そうだったんだ」
「何が?」
「なんかあなたは周りのみんなよりも落ち着いてるなぁ…と思って…」
「すごい観察力だね。あ、そうそう君の名前は?」
「あ、はい。紺野あさ美っていいます」
「これからよろしくね」
「はい。よろしくおねがいします」

俺は紺野ちゃんと話してた間、愛の視線はずっと俺にむけられていた
35 名前:MARIA 投稿日:2002年06月20日(木)19時07分31秒
そうこうしていると、入学式の用意ができたらしい
が、俺には関係ない。
なぜならもうとっくに入学はしているからだ
俺はクラスのみんなと別れて、暇をつぶすことにした
廊下を歩いていると、ある人とぶつかった
ドンッ!
「いったぁー!」
「なによ!こっちのほうが痛いって、あれ?キミはまさか……」
「あっ!もしかして……俺の前の家に住んでいる人ですよね?」
「そうだよ!久しぶりねぇ」
「こんなところで会うとはね。ちょっとビックリです」
「あっ、ごめん。それどころじゃないんだ。遅刻しそうだからね。それじゃー!」
そういうと走り去ってしまった
まさか俺の前の家の人がここに通っているとはね
なんたる偶然(本日2回目)
あっ!そういえばあの子の名前聞いてなかった!
多分今後も会えるだろう。まあいっか
36 名前:MARIA 投稿日:2002年06月20日(木)19時09分52秒
本日は以上です。
ついにヤグたん登場!(まだ名前が出ていないが……)
37 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月22日(土)00時42分58秒
オレ、こういうの大好き!
特にヤグ押しだから、次が待ち遠しい!!
38 名前:MARIA 投稿日:2002年06月22日(土)21時09分06秒
1時間後、俺は愛にたたき起こされた
どうやら俺は暇をもてあました後、眠ってしまったらしい
「起きてよぉー!」
「ふぁ、ここはどこ?あんたはだれ?」
言い忘れたが、俺はすごい寝起きがおそろしく悪い
「もう!ここは学校、私は愛よ」
「ん、愛?おお!あいぃー!、いとしの愛ちゃんよぉー!」
寝ぼけて俺が言うと、愛は顔が真っ赤になってしまった
それと同時にクラスの目が俺たちに集中した
クラスメートは愛に言った
「二人は付き合ってるの?」
「ち、違うよ。もう、何言ってるのぉー!」
そういって愛は俺をたたいた
「いてっ!何だよぉ愛!いきなりたたくな!」
俺は目覚めた。すると
「あの……」と、言って紺野ちゃんが話しかけてきた
「ん、なあに?」
「さっきの話本当ですか?」
「なに?さっきの話って」
さっきも言ったが、俺は寝ボケが激しいので
愛に言った言葉を覚えてない
39 名前:MARIA 投稿日:2002年06月22日(土)21時34分28秒
「その……高橋さんと付き合ってるって本当ですか?」
「えっ、俺がいつそんなことを?」
「さっきです。その証拠に、ホラっ」
紺野ちゃんは愛を指さした
「本当に付き合ってないの?」
「好きなの?彼のこと」
などと質問攻めにあっている
「(あらあら、大変な目にあっているなぁー!)」
とりあえず、この雰囲気をフッショクするために俺はみんなに言った
「あのー!俺が愛に何言ったかわからないけど、愛とは何もない!」
そういうと、場の空気が一転して静かになった
俺は席に着いた。愛も席に着いた
40 名前:MARIA 投稿日:2002年06月22日(土)21時57分14秒
そして、担任の先生が来てホームルームが始まった
まあ別に何事もなくて、助かった(なんで?)
帰りに愛と一緒に歩いていると
「ねえ」
愛が俺に話しかけてくる
「どうなったらあんな言葉が出てきたの?」
「なんでだろうね。ただひとつ覚えていることは夢を見て
それは愛が出てきて、何でかわからないけど別れてしまう夢」
「何言ってるの?私があなたから離れるわけないじゃんよぉー!」
そういって愛は俺の腕にしがみついてくる
でも、俺はなぜ愛がしがみついてくるのかわからなかった
そんな話をしていると、「おーい」と聞こえてきたので後ろを向くと
梨華以外の知っている顔が飛び込んできた
41 名前:MARIA 投稿日:2002年06月22日(土)21時59分05秒
ここまでです
誰かはお楽しみにしてください
42 名前:妄想男@読者 投稿日:2002年06月22日(土)22時08分45秒
初めまして、緑板で「幼なじみ」という小説を書いてる妄想男です。
この小説はいつも楽しく読ませてもらってます。
ちなみに自分も、娘。メンバー×男で書いてます。
メンバー×男は少ないですけどお互いがんばりましょう!
43 名前:MARIA 投稿日:2002年06月23日(日)10時29分18秒
実は「幼なじみ」見ています
お互い頑張りましょう!
44 名前:MARIA 投稿日:2002年06月25日(火)19時43分45秒
その子の名前は松浦亜弥
中学が一緒だった隣のクラスの女の子
やはりかわいいで有名だったが
この子も告白されてもすべて断ってきた
ただ愛と梨華の二人とひとつだけ違うのは
一回俺に告白をしたことだ
当時の俺の返事は「彼女なんていらない」って言って断った
でも、亜弥は「あきらめないよっ」と言ってまだ俺に付きまとっている
(ちなみに中学のときに亜弥は愛に対してライバル宣言をしているので、二人はあんまりしゃべらない)
45 名前:MARIA 投稿日:2002年06月25日(火)20時55分47秒
「せぇーんぱい!会いたかったよ!」
亜弥が愛のしがみついている逆の腕にしがみついた
「久しぶりだね」
「今度から一緒の学年ですね。私のために合わせたんですよね?」
「違うよぉー!私のためだよぉ!」
愛が反撃してきた
今俺の状態は愛と亜弥の二人に腕を組まれている
周りからは「いいなあー!」っと思われるかもしれないが
二人の間のバチバチというのを感じているのでそれどころではない
二人はずっと私だ私だと言いあっていた
46 名前:MARIA 投稿日:2002年06月25日(火)21時06分24秒
俺はというと二人の言いあいがずっと続いているので
タジタジという感じで二人を見ている
俺の両腕は二人にずっとしがみつかれているので
もう限界に近づいていた
「あ、あのさぁ。腕がしびれているんだけど……」
「あっ、ごめんなさい」
ふたりは同時に離れた
しばらくすると家に着いた
俺は亜弥に「じゃあ、また明日」と言うと
「先輩、さようなら。愛、絶対負けないからね!」
と言って亜弥は帰っていった
47 名前:MARIA 投稿日:2002年06月25日(火)21時17分04秒
「ただいまぁー!」
「おかえり」
家に入ると愛ママがでてきた
「ちょっと後で私の部屋に来て」
そういって愛は部屋に入っていった
「ねえ、愛はどうしたの?」
「さあ?わからないです」
愛ママが言った
「多分あなたのことじゃないかな」
「俺のですか?」
「愛の機嫌損ねる事した?」
「思い当たる事はないですけど……」
「まあ後でいってらっしゃい、本人に聞けばわかるわよ」
「はい」
俺は着替えるため、部屋に入った
48 名前:MARIA 投稿日:2002年06月25日(火)21時35分50秒
「なんだろう?愛の話って」と思いつつ愛の部屋のドアをノックした
コンコン
「いいよ」
俺は部屋に入った
「なに?話って」
愛はしんみりとした表情で俺に言った
「亜弥の事どう思ってるの?ついでに梨華さんって人のことも」
「えっ!」
「だからどうおもってるの?」
愛は真剣だ
「はっきりいうと梨華も亜弥もいい友達だと思ってるよ」
「嘘、それ以上の関係じゃないの?」
「なんでそうなるの?」
「だって…だって……えーん」
愛は俺の胸で泣き出した
「何で泣くんだよぉ」
「だって私はあなたのことが…あなたのことが…」
「あなたのことが…何?」
「………好きだから………」
愛は俺に告白した。俺は少し間を置いて
「実は俺も……」
「えっ?」
「俺も…愛が好きだよ」
俺もテレながらそう言った
49 名前:MARIA 投稿日:2002年06月25日(火)21時36分48秒
今日はここまで
主人公と愛はこの先どうなると思います?
50 名前:  投稿日:2002年06月25日(火)22時51分12秒
早くも両思いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!???
51 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月26日(水)01時18分24秒
高橋と松浦……最強の組み合わせですなぁ。
そしてここに矢口と石川がどう絡んでくるか――作者さん、期待しております。
52 名前:MARIA 投稿日:2002年06月26日(水)18時32分33秒
「えっ?本当?」
愛は俺から離れた
どうやらまだ疑っているようだ
「ああ、本当だよ。ずっと愛が好きだった」
「でも……梨華さんと亜弥のことは…」
「さっきも言ったけど、梨華と亜弥は友達にすぎない
恋愛感情なんてないよ。確かに亜弥には一度告白された。
でも、亜弥には彼女なんていらないって言った。けど本当は愛を悲しませたくはなかったから……」
そういうと愛はまた抱きついてきた
「私のために………嬉しいっ!」
「こらこら」と言いながらも、愛を受け入れていた
53 名前:MARIA 投稿日:2002年06月26日(水)18時35分17秒
短いですがここまでです
二人の行方はどうなる?
そして梨華ちゃんとヤグたんもどうでるのか?
まだ考え中です
54 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月29日(土)14時41分12秒
おおっ、次の展開がき、気になるッ!!
作者さん、ちょいと焦らしすぎっ!!(w
まあ、マターリと待っております……
55 名前:MARIA 投稿日:2002年06月30日(日)13時34分20秒
その日の夜、俺は愛ママにこのことを報告した
どうやら愛ママは俺と愛がいつ付き合うのかずっと待っていたらしく、すぐOKしてくれた
こうして俺たちは付き合いだした

そして部屋で愛としゃべっていると
「ねえねえ、私の事好き?」
この言葉をさっきからずっと言っている
「好きだよ。何度も言わせないで、恥ずかしいから」
「いいじゃーん!」
と、言って抱きついてくる
この行為はもう何回目だろうか
56 名前:MARIA 投稿日:2002年06月30日(日)13時56分13秒
そして愛は神妙なおももちでこう言ってきた
「今からあなたの事ダーリンって呼んでいい?」
「えっ!」
突然の言葉に驚いた
「ちょ、ちょっと待ってよ。なんでそうなるの?」
「だってぇー私はあなたのものだから」
「うーん、じゃあ二人のときだけだよ。絶対だからね」
「やったぁ!」
愛は抱きついてきた
しかし、あまりにも力が強かったので
ベッドに愛が俺を押し倒す形になってしまった
「ごめんね、つい…」
愛は起き上がった
でも、このひとときが俺には楽しかった
57 名前:MARIA 投稿日:2002年06月30日(日)14時18分51秒
そんなことをやっているともう時計は12時をまわっていた
もう二人とも風呂に入ったあとだ
俺は愛の部屋でまだ喋っていた
「さーて明日も学校だし、ねよっかなー」
立ち上がると愛が俺の服をつかんだ
「私、ダーリンと一緒に寝たい。ずっと離れたくない」
「いいのか?おばさんにバレるぞ」
「お母さんは関係ない」
「わかった。いいよ」

そういうことで、いま俺は愛のベッドで寝ている
俺は照れくさいので、愛に背を向けていたのだ
愛はよほど嬉しいのか俺にひっついている
「ねえ、こっち向いて」
「いやだよぉ、照れくさいだろ」
「私は大丈夫だから…」
「俺がダメなんだけど……」
「もう!こっちむいて!」
愛は力ずくで俺をこっちに向けた
いつからそんな力が…
すると愛は俺の胸に顔をうずめた
「うわー!ダーリンどきどきしてるぅ」
無邪気に愛が言った
「もう寝るよ!おやすみ」
「うん、おやすみ。今日の日を忘れないよ」
そうして俺は眠りについた
愛と同じく俺もやっぱり忘れられない日だろう
58 名前:MARIA 投稿日:2002年06月30日(日)14時32分51秒
そして次の日
俺はいつもよりはやく目がさめた
隣には愛がぐっすり寝ている
「改めてみるとやっぱかわいいよなぁ」
小声で言ったら…
「本当?私ってかわいい?」
愛がパチッっと目をさました
「起きてたのか」
「うん、ダーリンの寝顔見てたくて…
そしたら起きようとしてたから寝たふりしてたの」
「なに考えてるの。もういいよ。起きよう」
「うん」
「朝から二人でなにしてるの。早く起きなさい」
愛ママが言ってきた
「はーい」
俺は自分の部屋に行き、着替えた
59 名前:MARIA 投稿日:2002年06月30日(日)15時20分43秒
「行って来ます」
俺と愛は家を出た。すると家の前に金髪の子が立っていた
「おはよう」
「おはようございます」
「今日の夜私の家に来て欲しいんだけど」
「いいですよ」
そう言うと愛は俺の袖を引っ張った
「なんだよ」
「今日は私と一緒にいるんじゃなかったっけ?」
そんな約束をした覚えはない
すると
「確かキミは幼馴染の子だよね、一緒に来る?」
「監視のついでにきまーす!」
「おいおい…監視って…」
「まあいいじゃない、二人できなさい」
「そういえば名前聞いていなかったですよね?」
「ああ、私は矢口、矢口真里」
「はい、矢口さんね。それじゃまた」
「うん、行ってらっしゃい!」
こうして学校に行った
ただひとつ気になるのは愛がずっと不機嫌であり
俺の腕を離れなかったってことである
「どうした、愛?」
「……」
「愛!」
「だってぇー!」
そう言って愛は走り去った
60 名前:MARIA 投稿日:2002年06月30日(日)15時21分22秒
今日はここまで
61 名前:MARIA 投稿日:2002年07月02日(火)18時50分47秒
俺は愛を追いかけて腕をつかんだ
「待てよ!もしかしてやきもち?」
「そんなんじゃないよぉー!」
「じゃあなんなんだよ」
「私以外の女の子と話しているのを見てると、なんか嫌なの!」
そういって愛は泣き出した
周りから泣かしたなという目で見られている
「わかった。とりあえず泣くな!
矢口さんの家にはとりあえず行かなきゃ行けないから
今日は絶対に一緒に行こう。なっ?」
「本当?」
泣きながら答える
「嘘はつかないよ」
「わかった」
こうしているうちに学校に着いてしまった
62 名前:MARIA 投稿日:2002年07月02日(火)23時35分24秒
今日の授業もいつもと同じでとても退屈だった
後ろからの視線が痛かったが、あんまり気にしないことにした
そんなことをしていると午前中の授業は終わってた
「せんぱい!一緒にご飯食べましょ!」
授業が終わったと同時に亜弥が隣のクラスから訪ねてきた
そんなことがあったら、あの子が来ないはずがない
「亜弥!来ないで!私と食べるの!」
愛は亜弥を突き飛ばした
「なによぉー!」
二人は昨日みたいにいがみ合ってる
そんな二人を見て俺はこう答えた
「なんなら3人で食べようよ」
「嫌だ!」「嫌です!」
愛と亜弥が同時に言った。もうきりがないので俺はそんな二人を後目に教室を出た
63 名前:  投稿日:2002年07月03日(水)18時24分41秒
すんげぇ羨ましい
64 名前:MARIA 投稿日:2002年07月03日(水)19時45分15秒
教室を出た後、学食でも行こうと思ったので食堂に向かった
そこに行く途中に梨華に会った
「梨華!」
「あっ!こんにちは」
「一緒に学食で食べない?」
「いいよっ」
こうして俺と梨華は食堂へ向かった
65 名前:MARIA 投稿日:2002年07月03日(水)19時56分37秒
学食で食べていると梨華が話しかけてきた
「そういえばあの子は?」
「あの子?」
「ほら、愛ちゃんって子よ」
「今なんか知り合いといがみあってる」
「ふーん、その子も好きなんだろうね。あなたの事」
「そうなんだよ。一度告白されたんだ」
「へーっ。答えはどうしたの?」
「彼女はいらないって言って断ったよ。もうやめようよこんな話」
「わかった。ところで今日の夜会える?」
「ごめん。今日はちょっとダメなんだ」
「彼女とデート?」
「ちがうよ。知り合いの家に行くの」
「じゃあしょうがないね。ところでさ……」
その後も俺と梨華はたわいもない話をした
ある程度話した後、俺と梨華はそれぞれのクラスに向かった
66 名前:MARIA 投稿日:2002年07月03日(水)20時12分20秒
教室に入ると亜弥がすごい勢いで迫ってきた
「ちょっと先輩!愛と付き合っているってホントですかぁ?」
亜弥の目はものすごく怖かった
「本当だよ。と言っても昨日からだけどね」
「そうですか……」
さっきの勢いが消え、元気がなくなった
そこへどこに行ってたのか愛が教室に入ってきた
「おーい。ねぇ、どこ行ってたの?ご飯食べようよぉ!」
「もう食べたよ。愛と亜弥がいろいろやってるうちに」

どうやらこの状況を説明すると、
愛は亜弥に対して俺と付き合ってることを喋ったらしい
それを聞いた亜弥はとってもショックだったらしく
もう何もする気にならないとのこと
67 名前:MARIA 投稿日:2002年07月03日(水)20時30分37秒
「なんで愛と付き合うんですかぁ?」
亜弥が聞いてきた
「愛のことが好きだから」
素直に答えた
「でも言ったじゃないですかぁ?彼女はいらないって」
「まあ、そうだけど……」
「私と愛のどこがちがうんですかぁ?私じゃダメなんですかぁ?」
俺の言葉を無視して亜弥はいろんなことを聞いてきた
でも俺の愛をスキだっていう気持ちは変わらず、
ずっと質問に答えっぱなしだった
「わかりました。今回は愛に負けました
でも私の気持ちは変わりません
もし愛と別れたら、遠慮なく私のところに来てくださいね」
そう言って亜弥は教室を後にした
68 名前:MARIA 投稿日:2002年07月03日(水)20時33分04秒
ここまでです
69 名前:MARIA 投稿日:2002年07月04日(木)21時24分50秒
入れ違いで愛が話しかけてきた
「ねえねえ。なに話してたのぉ?」
顔がほころんでいる…明らかにもう会話は分かっているという顔だ
「言わなくても分かるんじゃないの?」
「そんなこといわずにぃ!」
ここは教室なのに愛は甘えてきた
周りからはいいなぁー!という視線が感じられる
「ちょ、ちょっと愛!やめろって!わかった。言うから」
そういって俺はさっきの亜弥との会話を話した
「ふーん、そんな話してたんだ。でも亜弥も不幸だねぇー
私たちは別れるはずのない運命のカップルだからねぇー!」
そう愛が言うと、俺はとってもあわてた
「わかったわかった。その話は家で聞くから」
俺はうまいこと話をはぐらかした
70 名前:MARIA 投稿日:2002年07月04日(木)21時58分02秒
午後の授業も適当にこなし、帰りの時間になった
ホームルームが終わると愛がすごい勢いでやってきた
「早く帰ろうよぉー!」
「なんで?」
「どうしても!」
「わかったよ。じゃあ早く帰ろう」
そういうと愛は満面の笑みを浮かべる
でも、すぐにその笑みはなくなることになる
「あの……」
このいっつも変わらないペースで喋ってくるのは
同じクラスの紺野ちゃんだ。それに隣に割と背が小さめの子がいる
俺がしゃべろうとしたとき、愛が俺より先に紺野ちゃんに話しかけてきた
「ちょっと!せっかく帰ろうとしたのにさぁ!」
「まあまあ、いいじゃないか。で、紺野ちゃん、なに?」
紺野ちゃんはモジモジしながら話してきた
71 名前:MARIA 投稿日:2002年07月04日(木)22時37分34秒
「あの…今度のキャンプの…実行委員の事なんですけど…
亜依ちゃんと一緒じゃないですか…それで…」
俺は話のペースがやたらと遅いので、実はイライラしていた
でも、紺野ちゃんはマイペースで話を続けた
「その亜依ちゃんが…その…話をしておきたいって…」
ゆっくり話しているのでなにが言いたいのかはっきりわかった
「ねえねえ、帰ろうよぉー!」
愛が俺に猫のように甘えた声で言ってきた
そういえば愛がいる事を忘れてた
俺は愛をつれて回るのは悪いと思い
「愛、先に帰ってて。今日の夜に話そう」
と、言った
この言葉が波乱の始まりだった
72 名前:MARIA 投稿日:2002年07月05日(金)21時50分47秒
愛は今までにないくらいに泣き出してしまった
しかもその泣き方は並大抵ではない
そしてクラスの視線がまた一気に集まった
「ごめんなさい…愛ちゃん……」
紺野ちゃんが謝ってきた
それでも愛は泣き止みそうにない
俺は愛がかわいそうに思ったので(もっとも、泣かしたのは俺だが…)
「ごめん亜依ちゃん、紺野ちゃん、うちの愛がやっぱり大切だから…」
「ええでー!」
亜依ちゃんが喋った
そういえば初めて喋ったなぁ…(大阪弁だったのでちょっとビックリした)
俺は愛を連れて教室、そして学校を出た
73 名前:MARIA 投稿日:2002年07月05日(金)21時51分51秒
ここまでです
そろそろキャンプ編を考えています
74 名前:MARIA 投稿日:2002年07月08日(月)19時51分36秒
ここは学校の最寄りの喫茶店
「うぐっ……ひっく…」
愛はまだ泣いている
「愛、ごめん、二度とあんな事言わないから、だから泣かないで」
俺は必死に謝った。時間を忘れるくらいに
さらに俺は言った
「俺たちは運命のカップルなんだろ!」
「うん……」
「そうだったら、俺は愛の泣いてる顔なんて見たくないし、笑顔を見ていたい
ねっ、明日から毎日一緒に帰ろう!絶対にね!」
「うん!」
愛は泣きやんだ。そして笑顔を取り戻した
「そうそう、その笑顔!その笑顔を見ていたい。とりあえずごめんね」
「私こそごめんね。他の女の子と話してるダーリンを見るのが嫌だったの」
愛はもう俺の事をダーリンって呼んでいる(とりあえずまだ他の人がいるのに…)
「もう泣き止んだね、じゃあ帰ろっか!」
そういうと愛は下を向いた
「どこか遊びに行きたい…」
75 名前:MARIA 投稿日:2002年07月08日(月)20時28分19秒
愛はあのウルウルした目でいかにも、お願い!という目で見ている
もちろん俺はその潤んだ目に負けてしまった
「わかった。じゃあどこに行こうか?」
「うーん、どこでもいいんだけどなぁー
行きたいとすれば……服買いたい!」
「服代出さないよ。それでもいい?」
「見てくれるだけでいいよぉー!」
「じゃあ行こうか!」
「うん!」
こうして俺たちは喫茶店を出て、ファッションショップに向かった
俺の腕に抱きついてきている愛はとっても嬉しそうだった
76 名前:  投稿日:2002年07月09日(火)18時55分42秒
女の子の買い物に付き合うのは面倒くさい事も多いけど(・∀・)イイ!!
77 名前:MARIA 投稿日:2002年07月09日(火)21時15分54秒
「ねえねえ、これ似合う?」
愛は服を試着している。もう何着目になるのだろうか
でも、俺は全然退屈じゃなかった
なぜなら愛がとっても楽しそうにしているからだ
ひとつだけ不満があるとすれば、愛が買った荷物を俺がすべて持ってるって事ぐらいだ

そして2時間後
「おまたせぇー!」
愛はとても満足そうな顔でショッピングを終わらせた
「じゃあ帰ろうか!今日矢口さんの家に行かなきゃいけないし」
「うーん、どうしようかなぁ…」
「愛も一緒に行くんでしょ?」
「うん。そうだね、帰ろう」
愛はまた俺の腕に抱きつこうとしたらしいが
なんせ俺は愛の買った荷物を全部持っているので、そんな余裕はなかった
愛は仕方ないと思ったらしく、手をつないできた
(実は俺はこっちの場合のほうがきつかった)

そうこうしているうちに俺たちは家に着いた
78 名前:MARIA 投稿日:2002年07月09日(火)21時49分10秒
ここは家の中
俺はずっと愛といろいろ喋っていた
具体的には行動の話はない
愛は話をしている間ずっと俺の腕を放そうとしない
「ダーリン!私今なに考えてると思う?」
そんなこと聞かれても……困る…
「ねーぇー!」腕を引っ張ってきた
「なんだろう…うーん…ごめん、わからん」
「ダーリンの事が好きだよって考えてたのぉー!」
そういうと愛は俺に抱きついてきた
いきなりだったので、俺はちょっとビックリした

そんな会話をしているうちに夜になった
矢口さんに会いに行く夜だ
俺は愛を連れて矢口さんのうちに向かった
79 名前:MARIA 投稿日:2002年07月13日(土)15時16分20秒
愛の家から歩いて5分。
矢口さんの家に着く。
ここは元々俺の家だったところなので、
なんか帰ってきたと言う錯覚になっている
「じゃあ行こうか?」
「うん」
俺は愛に言ったあと、チャイムを押した
ピンポーン!
ガチャ
「あっ、待ってたよ!さあさあ入って!」
「おじゃましまーす」
「おじゃまします」
俺たちは矢口さんの家に入った
80 名前:MARIA 投稿日:2002年07月13日(土)15時46分31秒
家に入ると、やはり女の子の家だということで、
いろんなところに飾りがついている。
愛の家とは大違いだ。
「ちょっと!あんまりじろじろ見ないでよ!」
……怒られちゃったよ……
愛はずっと不機嫌!
顔は膨れっツラで、プーッ!っとほっぺたを膨らます。
「どうしたんだよ」
「別にぃ」
「ほら、行くよ」
居間に入ると、またも見知らぬ顔の子がいる。しかも二人も……。
またも嵐の予感……。

「こんばんは」
割と男の子っぽい子が話しかけてくると、
さらに愛が怒る。
「私、吉澤ひとみです、あなたのことは矢口さんから聞いてます」
もう一人の子も
「私は藤本美貴です、よろしく先輩!」
って言ってきた。
「はじめまして、〇〇××です。
それと、この子は高橋愛って言って、一応俺の彼女です」
「えっ!」
それを聞いた愛は、顔が真っ赤!
「この子が彼女なんですかぁ!ちょっと矢口さん!彼女いないって言ったじゃないですか!」
吉澤さんがなせかプンスカしている。
81 名前:MARIA 投稿日:2002年07月13日(土)16時04分46秒
「そういえば矢口さん、何で俺を呼んだんですか?」
「あ、うん。実はもう終わっちゃったんだよねぇー!」
「えっ!まさか……」
「そう!この子達が会いたい会いたいって言うから…
ついでに矢口もあなたのこと知りたいなって事で、今日は呼んだの」
「ふーん、そうなんだぁ、じゃあなんで愛も連れて来ていいっていったの?」
「その子の事も知りたいって思って……」
「えっ?私?」
愛の頭には、?というマークが出回っている。
「(なんでなんだろう?)」
そう俺は思った
82 名前:MARIA 投稿日:2002年07月13日(土)16時54分59秒
と、その前にひとつ聞きたいことが……
「ねぇ、机の上にあるものは……まさか…お酒?」
「正解!みんなで飲もうと思って」
おいおい、未成年だぞ!
「いいじゃないですか、今日ぐらい」
藤本さんはそう言うと、俺と愛にグラスを渡した。
「俺はいいけど、愛はやめて欲しい。」
「もう帰る!」
愛は何かが切れたようにいきなり大きな声を出して、出て行った
「愛!」
俺も帰ろうとしたが、吉澤さんが
「待ってくださいよぉ!さもないと……」
「さもないと?」
「大声出しますよ!<どろぼうー!>って」
なんで……なんだろう?
でもとりあえずヤバイという事だけはわかったので、
愛には悪いが、ここにいることに。
83 名前:MARIA 投稿日:2002年07月13日(土)16時56分39秒
ここまでです
そろそろネタ切れです
でも、頑張ります!
84 名前:名無し 投稿日:2002年07月13日(土)23時02分34秒
コレ、更新されるのスッゲェ楽しみっス!!
作者さん、お忙しいとは思いますが、頑張って下さいね。
85 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月14日(日)20時30分12秒
もうちょっと更新量が多いと嬉しいかも。
86 名前:MARIA 投稿日:2002年07月15日(月)21時09分55秒
「ここに座って」
吉澤さんは俺を半ば強引に隣に座らせる。
俺が座ると、藤本さんも吉澤さんの反対側に移動してきた。
目の前には矢口さんがいる。
これじゃまるでハーレムじゃんと思っていると、
「はい、どうぞ」
藤本さんが俺にグラスを渡し、ビールを注ぐ。
「あっ、ありがとう」
この時、藤本さんってかわいい子だなって少し思ってしまう
「それじゃ、乾杯しようか!」
テンションの高い矢口さんが音頭を取る
「「「「かんぱーい!!」」」」
俺を含む4人はいっせいにグラスを合わせ、一気に飲み始めた
「ぷはーっ!おいしいー!」
「うめーっ!」
「おいしいですねぇー!」
(今の言葉は上から矢口さん、吉澤さん、藤本さんの順番である)
「ねえねえ、愛ちゃんって言ったっけ、
そもそも愛ちゃんとはどうゆう関係だったの?」
核心をついた言葉を吉澤さんが話してくる
87 名前:MARIA 投稿日:2002年07月15日(月)21時30分27秒
すると、藤本さんも興味津々と言う目でせまってくる。
矢口さんは知っているので、一人でお酒を飲んでる。
俺は嘘をつくことも無いと思い、正直に話すことに。
「んーと。愛とは幼馴染で、帰ってきてからは愛の家に住んでいるんだ。
もともと住んでたのはここなんだけどね」
そういって俺は地面を指差す。
「えーっ!そうだったんですか!もともとはあなたの家だったんだ!」
藤本さんはビックリ!
吉澤さんはボーッとしながら冷静にみている。
さらに話は進む。いつしか愛の話から俺の話へ。
もう何個目の質問になっただろうか、吉澤さんの質問が俺のプレッシャーを上げた
「じゃあ、この3人が同時に告白したら、誰と付き合いますか?
もちろん愛ちゃんは無しですよ!」
「えっ!」
内心ビビッた。どうしよう……いきなりだし…
88 名前:MARIA 投稿日:2002年07月15日(月)21時44分57秒
困るなぁ……まあ、酒が入っているし、その場の勢いだと思えばいいっか!
「うーん、藤本さんかな。ちょっとタイプだし」
「本当ですかぁ?」
もう酒に酔って目がすわり、トローンとしている藤本さんが
とても嬉しそうに言ってくる。
吉澤さんはというと
「ダメ!何で私じゃないの?」
と、いかにも不服そう。
「おしとやかだし、さわやかだからかな」
ちょっと本心を語った
89 名前:MARIA 投稿日:2002年07月15日(月)22時10分56秒
それからまだまだ話が進み、いろんなことを聞かれる。
ひとつだけ変わったといえば、藤本さんが俺に迫ってきたこと。
あの目で見られるとちょっとヤバイと思ったが、
俺には愛がいる!というので、あっさりとあしらった……つもり。

気がつけば夜中の2時。
吉澤さんと矢口さんはばたんきゅーである。
「そろそろ帰ろうかな」と、立とうとすると
「いやです!」
藤本さんが俺の脚に抱きつく
「とっくに遅いし、愛が心配するから……」
「お願いします!今日はここに泊まってください!
矢口さんは言ってなかったけど、私たち3人でここに住んでいるんです。
今日だけ愛ちゃんのことを忘れて
私を彼女だと思って欲しいんです!だからお願いします!」
上目づかいで言って、しかも泣きそう。
どっかの誰かがこうゆう目をするのがいたが…
藤本さんは酔っているので舌が回ってないが、言いたい事はだいたいわかる。
でも……
「そういうわけにはいかないんだけどな…」
「お願いします!」
もう泣きそう…ヤバイ状況になってきている。
「わかった……そのかわり愛の家に電話させて」
「はい!」
あー、女って怖いなぁ……
90 名前:MARIA 投稿日:2002年07月15日(月)22時40分53秒
プルルルルル……
「はい、高橋です」
愛が出てきた
「あっ、もしもし俺だけど」
「遅いよぉ!」
愛の声は明るい
「ごめん、今日は帰れそうにない」
「えっ!」
「帰ろうとしたら3人が止めるんだ。半ば強引だから、なんか帰れない」
「わかった…」
愛の声が途端に暗くなる。
「ごめんね。明日は一緒にどこか行こう!」
「うん。じゃあね」
ガチャッ

俺は愛に電話をして、戻った。
すると3人とも寝てしまっている。
「3人ともかわいい寝顔だなぁ……。」
「ホントですか?」
藤本さんだけ起きた。
この手も確か前にあったような…
「とりあえず吉澤さんと矢口さんを運ばないと。藤本さん案内して。」
「はい」
俺は矢口さんと吉澤さんを部屋に運んだ。
もちろん藤本さんはサポートしてくれている。
矢口さんは難なく運べたが、問題は吉澤さんだ。
「ううーん」
寝返りを打つ吉澤さん。
俺は吉澤さんを持ち上げようとすると、突然抱きついてきた。
それと同時に藤本さんが
「やめて!」
といって、吉澤さんをたたく。
別にそこまでしなくても…
91 名前:MARIA 投稿日:2002年07月15日(月)22時42分23秒
はぁーっ。疲れた。
今日はここまでです
すいません。ペースはこれ以上あがらないです。
92 名前:  投稿日:2002年07月15日(月)23時46分11秒
ハーレム(・∀・)イイ!!
93 名前:MARIA 投稿日:2002年07月16日(火)15時38分35秒
幸い吉澤さんは起きなかったので、
早いトコ運ぶことにした
その間ずっと吉澤さんは俺に抱きついたまま寝ていて、
藤本さんはまだ不服という顔をしながらも
吉澤さんの部屋に案内した。
そして吉澤さんを運んでリビングに戻ると、
藤本さんはビールをまた取り出して
「先輩、二人っきりで飲みましょうよ」
と、グラスを俺に渡した。
「俺もう眠いんだけどさあ……」
「ダメです。よっすぃーだけにいい思いさせたくないですから」
「(俺の立場はどうなるの)」
と、思いながらも仕方なく藤本さんと飲みなおすことに。
「では改めて…」
「「かんぱーい」」
そしてまた藤本さんと話をしている
「……でさ。最近こんなことがあってさあ…」
「へーっ、そうなんですか。私も……」
「えっ!そんなことが!藤本さんも大変だねぇー!」
という言葉を言うと、藤本さんの表情が暗くなる。
「あの……」
「何?」
「私のこと……藤本さんって言うのやめてくれますか?」
「えっ!じゃあどういえば…」
「美貴って呼んでほしいんです」
その目は真剣だ。
「うーん……わかったよ。」
「ありがとうございます!嬉しいです!」
こうしていると、俺たち二人は朝を迎えてしまった。
94 名前:MARIA 投稿日:2002年07月16日(火)15時51分14秒
「朝になっちゃいましたね」
「そうだね」
俺たちは太陽を見ている。
「あーあっ、愛ちゃんがうらやましいなぁー!」
「なんで?」
「毎日こんな景色を二人で見れるから」
「いや、毎日ってわけじゃないんだけどね」
「羨ましいなぁ」
甘えた声で俺に迫る美貴ちゃん。
ちょっとドキッとした。
「ほら、矢口さんと吉澤さんを起こしに行こう」
「はい」
俺は二人を起こしに行く
95 名前:MARIA 投稿日:2002年07月17日(水)22時39分11秒
「おきてよぉ!」
俺は今矢口さんを起こすのに真っ最中
「うぅーん、もうちょっと寝かせてよぉー!」
矢口さんは寝ぼけている。
「もう!矢口さん!寝ぼけないでくださいよ!」
美貴ちゃんも矢口さんを起こす。
「うーん!あっ!おはようー!」
「おはようございます。寝起き悪いんですね」
「うるさいなぁ!オイラの勝手でしょ!」
矢口さんは真っ赤だ。
今度は吉澤さんを起こすことに。
「吉澤さん、起きて!」
「うん?あーっ、先輩おはよう!」
そう言って抱きついてくる吉澤さん。
「ちょっと!よっすぃー何してるの!早く離れて!」
美貴ちゃんが吉澤さんをたたく。
「痛い!痛い!やめてよ美貴ぃー!!」
そう言って俺から離れる吉澤さん。
美貴ちゃんはとっても怒ってる。
96 名前:MARIA 投稿日:2002年07月17日(水)22時53分05秒
「だって、いきなり抱きつくんだもん」
まだ怒ってる。
「まあいいじゃないの、あっ!私ご飯作るから」
「俺の分はいいよ。もう帰るから」
「わかった。今日はありがとう。またこうゆう事やろうね」
矢口さんが言ってきた。
「今度は二人でね」
吉澤さんだ。
「先輩、また会いましょうね!絶対ですよ!」
美貴ちゃんだ。
「うん、じゃあまたね。」
こうして俺は矢口さんの家をでた。
でも、ここからが大変!
なぜなら本当はここにはいないはずだったんだ。

愛の家に帰るのがなんか気まずい。
とりあえず愛の家に帰ると、家の前には愛が立っていた。
愛は俺に気づくと
「あっ!ダーリンおかえりぃー!」
何事もないような笑顔だ。でも、大きな声で手を振っているので、ちょっと恥ずかしい。
97 名前:MARIA 投稿日:2002年07月17日(水)23時11分18秒
愛はそう言うと俺に抱きついてくる。
いつもよりも抱きつく力が強い。
俺はそんな愛がいとおしくなり、謝ることに。
「ごめんね」
「えっ?」
「ごめん、愛をひとりにして」
「ううん、いいよぉ!でもそのかわり……」
「そのかわり?」
「今日は私から離れないで」
「うん、わかった、絶対離さないよ」
愛は口では許してくれたが、たぶん相当寂しかったんだろう。
俺たちはこうしててもラチがあかないので、とりあえず家に入ることにした。
98 名前:MARIA 投稿日:2002年07月17日(水)23時13分05秒
ここまでです。
もうすぐ100間近!
でも、いつ終わるんだろう……キャンプ編もあるし…
99 名前:  投稿日:2002年07月18日(木)15時58分21秒
ヽ( ・∀・)ノイイイイイイイ! 
100 名前:100 投稿日:2002年07月18日(木)18時09分32秒
100
101 名前:MARIA 投稿日:2002年07月18日(木)22時45分58秒
「今日どこに行く?」
「うーん、どこいこうかなぁー」
俺と愛は今日どこに行くのかを考え中。
「じゃあー、お台場行きたい!」
「お台場ぁ!」
「うん、一度でいいから二人っきりで行ってみたかったんだぁ!」
ちなみにお台場には3年前にお互いの両親連れで一回行った事がある。
だから二人っきりってのは一回もない。
「わかった。いいよ。」
「嬉しいー!」
「じゃあ、何時に行こうか?」
「お昼から行こうよぉー!」
「いいよ」
「じゃあそれまで話しようよ」
「うん」
こうして俺たちは昼まで話をしていた。
102 名前:MARIA 投稿日:2002年07月21日(日)18時02分10秒
そして昼時…
「じゃあ行こっか?」
「うん」
俺たちは約束通り、お台場に行くことに。
「行ってきまーす」
「ちょっと待って。話があるの。愛は外で待ってなさい」
愛ママが俺に声を掛け、こっちに呼んだ。
愛は納得した表情で外に出る。
「昨日の夜はどうしたの?」
問い詰めるのが遅いような……
「いや、帰ろうと思ったんですけど
絶対帰るなって脅されて…」
「そう言われても帰るのが愛の彼氏でしょ!
昨日の愛はずっと泣いてて、しかも寝てないのよ」
怒ってる。
「すいません」
「謝るなら愛に謝りなさい。もう二度と愛を離さないようにね」
「はい、それじゃあ行ってきます。それと、今日はご飯いらないです」
「いってらしゃい」
俺も家をでて、外にいた愛と共にお台場に向けて出発した。
愛を大切にしないとって再び思いながら……
103 名前:MARIA 投稿日:2002年07月21日(日)18時17分47秒
ここからお台場までは1時間足らずで行くことができる。
電車に乗っている間、愛はずっと俺の腕を放さない。
やはり昨日のことがあったためだろうか。
「愛、腕が痛い」
「我慢しなさい!昨日のバツだよ!」
「はい」
俺はとっても愛が怒ったので、素直に従うことにする。
まあ、こんなかわいい愛が腕を組んでいるので嫌ではなかった。

そしてお台場に着くころには、もう俺の腕はしびれて感覚はなくなっている。
それでも愛は離さなかった。
「どこ行こうか?」
愛がたずねる。
「昨日の罪滅ぼしもかねて、今日は愛の行きたいところでいいよ」
「ホント?」
「うん」
「じゃあー、ビーナスフォート行きたい!」
「いいよ」
と、いうわけで俺は愛の言いなりになることにした。
別に愛に言われたわけではない。
俺が勝手に決めたことだ。
それくらいしないと、多分許してくれないと思ったから……
104 名前:MARIA 投稿日:2002年07月21日(日)18時19分02秒
お台場編スタート!
105 名前:MARIA 投稿日:2002年07月22日(月)17時39分38秒
と、いうわけで愛の言いなりの俺は
愛が買った荷物をすべて持っている。
それでも愛は俺の腕を放さず、しかもまだどこかに行くという素振りを見せる。
「次はねぇ……」
「まだ行くのぉ?」
「うん、まだまだ行くよ!」
「わかりましたよ。お姫様。」
「もおー!」
愛は頬を膨らませて、そんな言い方しないで!って顔をしている。
さすが中学時代に伝説を持つ女!そんな顔もカワイイ。

そんなことをやってるうちに辺りは夜になってくる。
俺たちはお台場の中にある夜景がきれいなスポットで食事をした後、
電車を使い、葛西臨海公園の観覧車の中にいた。
入ってすぐに愛が「観覧車に乗ろうよぉー!」と言ったので、
そのまま観覧車に直行して今はここにいる。
「きれいだねぇー!」
愛は夜景を見ながらウットリしている。
「そうだね」
俺も合槌を打つ。
そして、愛は俺の隣に座り、俺を見つめてきた。
106 名前:MARIA 投稿日:2002年07月22日(月)17時54分19秒
「ねえ、今日は私の言いなりだね。なにかあったの?」
愛がたずねてくる。
「本当は言いたくなかったけど昨日あんなことがあったでしょ?
だから今日は愛への罪滅ぼしにってことで、言いなりになってたんだ」
「ふーん、じゃあ今日は何でも私の言うこと聞いてくれるんだ」
愛は俺に隠れるようにニヤリと笑う
「まあそういう事だね」
俺は気付かずに答える。
これがこの先の行為を物語る始まりだった。
107 名前:MARIA 投稿日:2002年07月22日(月)17時55分21秒
ここまでです。
愛ちゃんがこの後話す言葉は何でしょうか?
108 名前:  投稿日:2002年07月22日(月)19時10分34秒
(*^▽^)<KISSが(略
109 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)12時44分56秒
「じゃあねぇ……」
考え中。
「この観覧車降りたら……をやって!」
愛はその内容を伝えた。(何かは後ほどのお楽しみ)
「えー!マジかよぉー!」
もちろん驚く。そんなことをやるのはかなりの勇気がいる。
しかもこの状況で。
「だめなのぉー?今日は私の言うことを聞くんじゃなかったのぉ?」
愛は誇らしげな顔で答える。
このときの愛はいつもと違って、ちょっと小悪魔に見えたのは俺だけか?
「わかった。そのかわり心の準備のためにもう1周させて」
「いいよぉー!その代わり大声でね!」
「う、うん」
俺は心の準備にとりかかった。
この言葉は多分人生でも1、2を争うくらいの思い出(?)になるだろう。
俺はすごくドキドキしていて、今にも胸が締め付けられる思いだ。


どれくらいの時間がたったのだろうか。観覧車は1周して、俺たちは降りた。
いよいよ、余計に1周してまで心の準備をしたことをするときが来た。
俺たちの中では多分やらなければいけないことだろう。
周りはバカだなぁーと言うかもしれない。
でも、俺は愛のためにこのことをやる。半ばヤケクソだったのだが、
愛ちゃんへの愛の言葉を言う絶好のチャンスだと思って、この言葉を言った。
110 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)12時47分26秒
短いけどここまで。
何をすると思います?
ヒントは愛ちゃんの「その代わり大声でね」って言葉。
ちなみにKISSはたぶんまだ後になると思います。
111 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)18時23分45秒
今日2回目の書き込みです。
それでは正解発表です。
112 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)18時38分25秒
「おれは!ここにいる!高橋愛を!絶対に!わかれないと!
ここにいる皆さんに!誓います!!!!!!」
俺は恥も外聞も忘れて、普通にいる人たちに向かってものすごく大きな声で叫んだ。

そう、愛が俺に言った言葉は
「この観覧車を降りたらここにいる人たちに私への誓いをやって!」
と、いうことである。
周りの人たちは冷ややかな目で見るかと思ったが、それどころか暖かい拍手をくれた。
さすがにここまでくると恥ずかしい。
俺たちはもう帰ることにした。本当はもうちょっと何かしたかったのだが……
113 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)19時02分00秒
そして帰宅。
「あー楽しかったぁー!」
愛はとっても満足そう。
俺はというと……
(はずかしかったぁ)と今頃思っていた。
愛は早速愛ママに報告。
その話を聞いた愛ママはとてもうれしそうだ。
まあ、自分の娘がとっても嬉しい顔をしてるのだからねぇ。

風呂にも入り、俺は愛の部屋でいつもどうり話をしていると
いつしか今日のお台場の話へ。
「今日は大満足!行ってよかったぁ!」
「俺はもうお台場に行くのは嫌なんだけど……」
「何でぇー!私たちが永遠の愛を誓った思い出の場所になったのにぃ?」
「愛は何も言ってないじゃん」
「私も言おうと思ったんだよ、でもダーリンがもう帰るって言うからさあ」
膨れっつらだ。
「もう、そんなかわいい顔をしないの!」
俺が言うと
「そんな事いわないで!」
と愛がさらにプンむくれになった。

とまあ、こんな他愛もない話をしているうちに今日も寝る時間。
「今日も一緒に寝たい…」
「わかったよ」
俺はもう断ってもダメだと感じていた。
布団に二人とも同じタイミングで入り、同じタイミングでお互い向き合った。
114 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)19時09分17秒
すると、不意に俺の頬にやわらかい感触が……
愛が俺にキスをしてきた。見ると、とっても赤くなっている。
「今日のお礼だよ。おやすみダーリン!」
愛は俺に抱かれたままの状態で眠ってしまった。
俺もものすごく緊張していたので、何も言えない。
そして次第に眠くなり、深い闇に入っていく。
115 名前:MARIA 投稿日:2002年07月23日(火)19時12分21秒
ついにこのカップルがKISSをした!
俺としても、なんかひと区切りついたみたいな感じです。
でも、まだまだ頑張りますっ!
116 名前:  投稿日:2002年07月25日(木)00時10分34秒
俺も皆の前で愛たんに誓いたい(;´Д`)ハァハァ
117 名前:MARIA 投稿日:2002年07月28日(日)18時20分07秒
その日から俺と愛は誓いのおかげでさらに恋人同士になり、
夜はどちらかの部屋で一緒に寝るようになった。
愛はさらに大胆になり、寝る前と起きた後に必ずキスをしてくる。
俺も愛と過ごせる毎日がとても楽しく、幸せの絶頂にいた。

だが、この絶頂もそんなに長くは続かなくなる
118 名前:MARIA 投稿日:2002年07月28日(日)18時47分27秒
愛と付き合いだしてちょうど2ヶ月がたったある日…。
俺は愛がいないのになぜかマックにいる。
実はいつものように帰ろうとしたら教室の外に美貴ちゃんが待っていた。
(ちなみに美貴ちゃんは学年はひとつ上だが、年で言うと俺よりひとつ下である。)
「あの〜先輩。今日あいてますか?話があるんですけど」
愛はなんか友達と遊びに行くと言っているので、今日は暇だ。
「いいよ。んで、どこに行くの?」
「近くのマックに行こうと思うんですが……」
「じゃあ行こうか」
「はい」
ということで美貴ちゃんとマックに向かって、今はここにいる。
てっとり早く注文を済ませ席に着く。
美貴ちゃんは目の前で俺の目をジッと見つめている。
119 名前:MARIA 投稿日:2002年07月28日(日)18時50分56秒
ここまでです。
勉強が忙しくて……最近放置気味でした。
スイマセン
120 名前:MARIA 投稿日:2002年07月29日(月)19時30分27秒
「んで、何?話って?」
俺はテリヤキハンバーガーを食べつつ、美貴ちゃんに話しかける。
美貴ちゃんは真剣な顔で、
「単刀直入に言います!愛ちゃんと別れてください!」
「えっ!(ングッ!)」
ものすごくビックリしたので、思わずハンバーガーをのどに詰まらせた。
水を飲み、話を聞く。
「私、あの夜から先輩の事が好きになってしまったんです。
でも、先輩には愛ちゃんって言うかわいい彼女がいる。
だからまずは先輩から愛ちゃんを引き離そうと思ったんで……」
美貴ちゃんは大胆にも作戦を俺に言っている。
そんな告白の仕方も例を見ないよなぁ〜。
121 名前:   投稿日:2002年07月30日(火)17時51分26秒
正直者ミキティw
122 名前:MARIA 投稿日:2002年07月30日(火)21時43分33秒
「いきなりそんなことを言われても困るんだけど」
「私と愛ちゃんどっちが大切なんですか?」
「えっ!」
「私は先輩が知らないときもずっと好きでした
先輩は忘れているかもしれないんですけど、私がトラブルで困っているときにやさしく助けてくれましたよね?」
トラブル?覚えてないが……。
「それであの夜に先輩とお話して気がついたんです。
私は先輩が好きになってるってことが、先輩が私に必要な人だってことが……」
美貴ちゃんはあくまで真剣な眼差しで俺の目を見つめている。
俺はあまりの真剣さに目をそらすことができずに、ただ美貴ちゃんの話を聞いているだけだ。
「返事は後でいいです。近いうちに会いましょう」
そう言うと美貴ちゃんはいつ食べ終えたのか、トレーを片付けて帰っていった。
123 名前:MARIA 投稿日:2002年07月30日(火)21時59分17秒
「困ったな〜。」
俺はあの後家に帰り、一人で考え事をしている。
美貴ちゃんに告白されてしまった。
今思うと、俺は美貴ちゃんに近ずいたのがいけなかった。
俺としては美貴ちゃんはかわいいし、ちょっとタイプだから付き合ってもいいと思ったのだが…
「ただいまぁ〜!」
愛が俺の部屋に入ってくる。
(問題はこいつだ…)
俺は愛をじっと見つめて思った。
「ん、どうかしたぁ?」
「えっ!い、いや、別に」
「今考え事してたでしょ?」
ドキッ!見透かされてる。
「もしかして私のこと考えてたのぉ〜?」
「う、うん。そう。愛は今何してるかなぁ〜と思って」
あえて嘘をついた。こんなの自分の彼女に話すやつはいない。
124 名前:MARIA 投稿日:2002年07月30日(火)22時00分27秒
こんなもんです。
125 名前:MARIA 投稿日:2002年07月31日(水)23時23分29秒
「うれし〜い!ダーリン愛してるぅ〜」
愛はいつものように抱きついてくる。
そして大胆にも俺の唇にキスをしてくる。

最近思うのだが、愛が俺にキスをするのが日に日に増えてきている。
さらに、大胆にも唇にするようになった。
でも、俺から愛にキスをした事はない。
なぜなら……恥ずかしいから。
だって、俺は今まで一度もキスをしたことないんだもん。
されたことは……あるかな。

さて、話を戻しましょう。

俺と愛はキスを続けていると
ピルルルル………
俺のケータイがなった。
着信は吉澤さんからだった。
(なぜ吉澤さんが俺の番号を知っているのかというと
あの夜に番号を教えてとせがまれてしまったので、番号を教えたのだ)
俺は電話に出ようとすると……
126 名前:MARIA 投稿日:2002年08月01日(木)10時54分39秒
「…出ないで」
隣からなにやら悲しいそうな声が聞こえる。
「電話に出ないで」
ついさっきまであんなに嬉しそうにしていた愛が寂しそうな声で俺に話しかけた。
「私がいるときには出ないで」
(ヤバイ、泣きそうだ)
俺は着メロがなったままのケータイをベッドに置いた。
「これでいい?」
とりあえず愛に確認を取る。
「(うん)」
愛は声を出さずにうなずく。
俺は愛の唇に初めて自分からキスをした。
何でか分からないけど、愛とキスをしていないと愛はどこかに行ってしまいそうだったから……
部屋には吉澤さんからの電話が鳴り響いている。
127 名前:MARIA 投稿日:2002年08月01日(木)11時08分28秒
5分後……
携帯は鳴り止み、俺はただ天井を見ながら考え事をしている。
隣で愛は俺の肩にもたれながら幸せそうな顔で眠っている。

「(吉澤さん……電話の内容はなんだったんだろう…
なんか急ぎの用事だったらどうしよう……気になるな…
あとは美貴ちゃんの事だ。やっぱり返事を出さなきゃいけないんだよね。
素直に考えると愛が好きなんだけど……美貴ちゃんも捨てがたいんだよな…
あ〜困った!どうしよう……)」
俺は今日のことを考えていた。
「(美貴ちゃんに告白された。愛にキスをした。
よく考えたら二股を掛けているようなものだ。
クソッ!最低だな俺は。)」
自暴自棄になっている俺。
128 名前:MARIA 投稿日:2002年08月01日(木)11時14分54秒
ここまでです。
訂正
126
×なにやら悲しいそうな声が聞こえる
○なにやら悲しそうな声が聞こえる  です。

受験勉強が忙しい今日この頃
最近何がなんだか分からずじまいです。
こんなんで合格できるのでしょうか?
129 名前:   投稿日:2002年08月01日(木)18時51分53秒
頑張ってください。
実は僕も大学受験生です。
今年は去年以上に娘。に急展開が多くて大変ですなあ・・
130 名前:MARIA 投稿日:2002年08月02日(金)14時30分11秒
「ねぇ〜ダーリン起きてぇ〜!」
愛に起こされている。
どうやら考え事をしていたら、あの体制のまま寝てしまったらしい。
俺は起き上がり、愛に抱きつく。
(前も言ったが、俺は寝起きが悪い)
「愛ちゃん、愛してる…」
愛は顔が真っ赤になった。
「私も愛してる。絶対に私を離さないで」と返す。
俺はこの体制でまた眠りにつく。
「ちょ、ちょっと!寝ないでよぉ〜」
愛は俺の背中をばしばしたたく。
その衝撃で俺は起き上がった。
「痛い!何するんだよぉ〜」
「寝ぼけないでよ!早く起きて!」
「俺なんて言ってた?」
「知らな〜い!」
「教えろよ」
「いや」
「チェッ!もういい!」
俺はベッドを出て、椅子に座る。
「(でも、わかった。俺には愛が必要だ。こいつとの何気ない会話を失いたくない)」
俺は決意を固めた。
そして美貴ちゃんに断ろうと。
131 名前:MARIA 投稿日:2002年08月02日(金)14時43分59秒
その日の夜……
俺は美貴ちゃんを誰もいない公園に呼び出す。
「何ですか?」
「昨日の返事なんだけど……」
「はい」
「ごめん、付き合えないし、愛とは別れない」
「何でですか?」
「愛といるのが楽しいんだ。あ、別に美貴ちゃんといるのが楽しくないってわけじゃないよ。
でも、昨日の夜気づいたんだ。
やっぱり俺には愛が必要だ。失いたくないって事が……」
美貴ちゃんは下を向いている。
「と、いうことなんだ。ごめん」
「何で謝るんですか?それが先輩の答えなんですから…私はその答えにあてはまらなかっただけです」
そういうと、笑顔で答えて
「それじゃあ、さよなら。愛ちゃんを大切にしてくださいね!」
って言って、去っていった。
俺は再び誓った。
「(美貴ちゃんのためにも、愛を絶対に幸せにする!)」
132 名前:MARIA 投稿日:2002年08月03日(土)23時57分30秒
そうゆうことがあってから、10ヶ月が過ぎ、
愛と付き合いだしてちょうど1年たった……。
あれから愛とは何も隠し事もなく、1年経っても付き合いだしたカップルみたいな感じだ。
美貴ちゃんや矢口さん、吉澤さんはよく俺たちを招待して、前みたいに飲み会をしたりしている。
(愛もよく参加する。酔った愛はもっと俺に甘えてくることがわかった。)
梨華や亜弥もたまに家に遊びに来る。
梨華は大学受験の関係で来なかったときもあったが、無事大学にも合格して、今は遊び三昧らしい。

そんなある日の夜
矢口さんに言われた言葉が俺の運命を変えることになる。
133 名前:MARIA 投稿日:2002年08月04日(日)21時12分38秒
「ねえ、愛ちゃんにプロポーズしないの?」
「えっ!」
「だってさぁ、付き合って1年経つんでしょ?だからそろそろじゃないかな〜と思って」
「でも俺達まだ高校生だよ」
「でも、結婚はできるでしょ?」
「まあそうだけど…」
「とにかく言ってみれば?おいらはいいと思うんだけどな〜」
「考えてみるよ」

そして夜
いつものように愛の部屋にいるとき……
俺は愛にちょっと聞いてみることにした。もちろんあのことを。
「なあ」
「なぁに?」
「結婚って考えたことある?」
「えっ!」
愛は俺が矢口さんに聞かれたのと同じリアクションをする。
「う〜ん。結婚ねぇ〜。ダーリンと結婚できたらって思ってるけど……」
「じゃあ俺達結婚するか?」
「えっ!?」
こんな気軽にこたえたのをちょっと後悔した。
愛は下を向いていたが
「嬉しい!」と言って抱きついてくる。
「じゃあ結婚……してくれるの?」
「うん!これからもよろしくね!だぁ〜りん!」
甘えてきた。
「ああ、幸せになろうな。」
こうして俺達は婚約した。親は非公認だけど、そんなことはどうでもよかった。
134 名前:MARIA 投稿日:2002年08月04日(日)21時27分46秒
「お母さん、ちょっと話があるんだけど」
愛は愛ママを呼び出している。
結婚の報告をするために。
「話は何?」
「実はですね…ええっと…」
俺はあの一言が言えず、緊張している。
「もう、早くいいなよ〜」
愛は急かす。
「う、うん。わかった。」
と言って、深く深呼吸をして
「え〜っと、愛さんを…お嬢さんを私にください!」
言っちゃった。
愛ママを見ると、とても嬉しそうな顔で
「いいわよ。愛をよろしくお願いしますね」
と承諾してくれた。
「でも、条件があるの」
「はい、なんですか?」
「正式に結婚するのは高校を出てからにすること、あと卒業したら働いてほしいの」
「はぁ……」
「やっぱり、一生の旦那になるんだから愛をしっかり養ってほしいのよ」
「はい、わかりました。」
「よかったね。愛」
「うん!」
135 名前:MARIA 投稿日:2002年08月04日(日)21時29分11秒
ここまでです
早いかもしれませんが、次回で最終回です。
最後のほうはつまらないかもしれません
ごめんなさい
136 名前:  投稿日:2002年08月14日(水)00時48分23秒
羊のスレも良いがとりあえずこっちを終わらせて(笑)
137 名前:MARIA 投稿日:2002年08月14日(水)20時11分14秒
こうして俺達は婚約した。
正式にはまだまだ2年も待たないといけないけど、
そんなことはどうでもよかった。
ちなみに俺の両親は行動が手に取るようにわかるらしいので、
はじめから愛ママに言っておいたのこと。
結婚式には来てくれるようだ。
2年後、俺達は約束通り高校を卒業と同時に結婚。
式には矢口さんや美貴ちゃん、吉澤さんははもちろん、
高校の友達はみんな来てくれた。
吉澤さんは何でかわからなかったが泣いている。
驚いたのは、俺が旅立つ前にいたクラスのみんなも全員ではなかったが
大半のみんなも来てくれた。
もちろん梨華も来た。
相変わらずの大学生活だったが、合コンで彼氏ができたらしい。
138 名前:MARIA 投稿日:2002年08月14日(水)20時27分29秒
結婚の後、俺はちいさな工場に働き出す。
初めはまだまだで、結局愛の家にいたりしてたが
まあそれなりに頑張った。
そしてそれからまた2年後
俺と愛にも子供ができ、子供に<梨香>と名づけた。
モデルとなった梨華は親しみがあるのか、よく遊びに来るようになった。
さらに2年後
俺のほうは相変わらず。
愛は近くの公園に梨香を連れて公園デビューを果たした。
どうやら美人ママで近所の有名人になったらしい。

これからもいろいろあるかもしれないが、
愛とは永遠に一緒にいることだろう。
こいつとは<一緒に暮らし始めたこの子>なのだから・・・・・・

〜END〜
139 名前:MARIA 投稿日:2002年08月14日(水)20時30分40秒
なんか最後は強引でしたが、終わりです。

ちなみに私は次のは書いています。
http://www.tv2ch.net/testread.cgi/ainotane/1028689392/
140 名前:MARIA 投稿日:2002年08月14日(水)20時32分48秒
>>139
間違えました
http://www.tv2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1028689392/
141 名前:MARIA 投稿日:2002年08月14日(水)20時36分49秒
>>140
また間違えました。
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1028689392/
142 名前:通りすがりの妖精さん 投稿日:2002年08月26日(月)00時20分49秒
お疲れ様です。
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1028689392/l5
これが貼りたかったのかな?

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