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夜ガ、キタリte
- 1 名前:名前決めんの邪魔くせ〜! 投稿日:2002年06月09日(日)00時42分40秒
- 思うがままに書かせて頂きます。
主人公も、ジャンルも特に指定しておりません。
読者の方々で、ご自由に判断なさってください。
- 2 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月09日(日)01時42分14秒
- 〜1〜
夜が来たりて 我はゆく
夜が来たりて 無に還る
右手には暗を 左手には陰を
豪雨の田地に 驕者の酒宴
電光石火の 奇襲劇
闇を纏い 邁進す
そう――黒こそ我が嗜色に相応しい・・・
Miracle☆nightは、終わらない
- 3 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月09日(日)02時00分45秒
- ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
「はぁ・・?」
・・・始まっちゃった。長いんだよね、こうなると。
物々しい本を片手に偉そうに語っちゃてさ。
たく、一体どこから毎度毎度見つけてくるのやら・・・。内容理解してますかっての!
でもいいんだ。
もう慣れた。
目つきだけ真剣にして適当に聞き流す――これ一番の攻略法。
外は暑そだね。窓越しにセミの声がやかましいよ。
まだ6月だよ・・・地球温暖化って本当に深刻なんだね。
・・・おいっ、アメ公、京都議定書批准しろよなっ!!
・・・・・ああ眠い・・・
あいつのヘンテコリンな講釈は、今、ラリホー並の催眠効果。
前言撤回!
ラリホーマだった♪
- 4 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月09日(日)02時06分11秒
- ふぁあーーあ、ああ・・・ってヤバっ!
慌てて口を塞いだけど、遅かった。
「あのぉ、ちゃんと聞いてますぅ・・・!?」
「はいはい、聞いてる聞いてますよ。」
「・・ならいいですけどぉ、あとでちゃーんと感想お願いしますね♪」
「・・はい・・・(激ヤバ)」
――作戦失敗。
あいつも少しは利口になったみたい。
でもそんな風に言ったら怒るね、きっと。
『ひどいじゃないですかぁ〜〜!
それじゃ、日光猿軍団のお猿さんみたいな言い方ですよぉ〜〜〜!』
って、少し涙ぐみながら。
まあベタベタな小芝居なんだけどね。
騙されるかっつうの!
- 5 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月09日(日)02時12分53秒
- じぃーーーーー
ううっ、突き刺さるような視線がOuch!
「また、別のこと考えてましたね・・・!?」
「・・・はい、その通りです。ごめんなさい。勘弁してください。」
「もう、お願いしますよぉ〜。」
変に抵抗したら、マジで泣きそうだから素直に謝っておこう。
いいんだ、大人だもん。このくらいの妥協も社会に出たら必要っしょ?
でもさ・・・
あなたもいい加減、落ち着かれたらどうですか?
特にその声、そのぶりっ子仕草、おそらく近い将来ウザがられると思います。
今のうちに少しずつ治していってはいかがでしょうか?
微力ながら私もお力になりましょう
わかってください・・・
以上、全部ひっくるめて石川梨華さまへ
あなたのチョーまぶい先輩 矢口真里より
- 6 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月09日(日)02時14分35秒
- えと・・・こんな感じです。
今日はもう寝ます。
感想下さい、お叱りの言葉もうれしいです。
- 7 名前:読者さんは名無しさん 投稿日:2002年06月09日(日)19時12分47秒
- 良いです。Good Job!
ブックマークしときます。
- 8 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月09日(日)23時16分14秒
- >>『読者さんは名無しさん』さん
どうも読んでいただきありがとうございます。
えと・・今、掛け持ちしておりますので、こっちの更新は
遅れるかもしれません。もう一方のほうを早く終わらせたいので・・・
ですが、なるべく定期的(週1くらい)のペースで更新したいと思います。
よろしくお願いします!
- 9 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月10日(月)17時47分48秒
- 今夜は 元気な バーナーナぁ♪
――という訳で、今日の授業も終わったべ。
宿題たんまり、ストレスてんこもり・・・でも、そんな鬱な気持ちは、この戸を開けたら
どっかにいってしまうのよ。
これから楽しい部活。
週に2回しか活動していないから、みんなと会うのも久しぶりだべさ。
フレッシュ、フェイス、キーッチュっ♪ ヤツの眼鏡は偽善〜〜♪
「おいーっす! なっち参上ッ!!」
・・・・・あら?
- 10 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月10日(月)18時18分45秒
- 誰もいな・・・くはなかった。
あのおふたりさん、毎度毎度で仲がよろしいようで・・・。そりゃ、いかがわしい噂が
たっても仕方ないべさ。
「これこれ・・シカトはあまり感心できないべさ。なっち、ちゃんと挨拶したっしょが?」
「あ・・安倍さん、こんにちは。今日も替え歌、冴えきってますね、エヘ♪」
――さすがは石川だべ。なっちのこの感性を理解してくれるのは・・・。
それに引き換え、このチビ太は・・・かわいそうに、魂抜かれてるべさ。
石川のオカルト黒魔術にやられたんだべ。
幕末から明治初期の人間が写真撮られたら、きっとこんな感じだったんだべ。
「矢口、やぐちぃ〜!? ほらあ、あなたのわたしのなっちだべ」
「・・・・・」
「矢口ぃ、いつものいくべ〜。なっちと矢口の合言葉、“いつも・にこにこ・・・”」
「・・・ゲンキカラマワリカラゴンズ・・・」
・・ダメぽ。答えは政界、いや正解だったけど・・・。
ちなみに、『現金払い』は、NGワードで横どり40萬だべさ♪
- 11 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月10日(月)18時20分40秒
- どうも話があらぬ方向へ展開してしまったようで・・・
でも、これはなっちのキャラなのでご勘弁を。
次の更新は、週末ほどに・・・
- 12 名前:作者です 投稿日:2002年06月12日(水)15時40分41秒
- 「なっち・・ギャアギャアうるさい。騒ぐんなら、帰ってよ・・。」
石川のザラキからようやく蘇生しかけたときに、このカッペのメダパニときたもんだ。
はぁ・・もう、矢口の安住の地は、一体どこにあるのやら・・・。
「・・グスン。矢口は、ひどい、べ・・・。なっちは、ただ、ただ・・・うぇーん!!」
「ああ、安倍さん・・・矢口さん、いくらなんでも安倍さんがかわいそ過ぎますよぉ!」
「るせぇーーーッ!! お前らみんなキラいだぁーーーっ!!」
- 13 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月12日(水)15時42分24秒
- 「えっ!? う、ウチもかいな・・・?」
げげえっ!? 裕ちゃん・・・!
まずい・・今の聞かれちゃった、よね・・・?
「矢口・・・ウチは、矢口のことだけは信じとったのに・・・。
あんなに激しくお互いを求め合ったあの夜を忘れたとは言わさへんで・・・!」
・・・・・ナントコトイウノ、コノデキソコナイノ、メグ・ライアンハ・・・・!?
「――矢口さん・・そんなコト、あったんですか・・・?
矢口さんは、石川の事だけを想ってくれてたんじゃなかったんですか・・・?」
それも、NONO――ッ!
アメリカで頑張っているのは、NOMO――!! ジュリーが嫌いなのは、TOPPO――!!
矢口はバイセクシャルじゃない、っつーの!
・・・っていうか、体重当社比2割増のこの風大左エ門をなんとかしてくれーーッ!!
- 14 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月12日(水)15時52分40秒
- さぞご不快でしょうが、個人的なストレス発散のため、
好き勝手に書かせて頂いております。
どうか怒らないで下さい・・・。
- 15 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月15日(土)20時51分44秒
- 突然ですが趣向を変えて、なんか別なものを書こうと思います。以上!
- 16 名前:やぐちゅ〜みっちゅ〜狂患者 投稿日:2002年06月16日(日)00時33分36秒
- ・・・・・ナントコトイウノ、コノデキソコナイノ、メグ・ライアンハ・・・・!?>
思わず脳天に大ヒットです!!!
私も裕ちゃんはメグ・ライアンと感じが似てると思ってたけど他にも同じ様なこと考えてた人がいたとは。
デキソコナイノ、メグ・ライアンがいい味だしてますね。(何?)
あと、私自身風板で裕ちゃんモノを書いてます。
- 17 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月16日(日)11時03分26秒
- 今日中には、なにか別なものをお届けしたいと思います。
まあ、期待しないで待っていて下さい。なんせ、こんな私の駄文ですゆえ・・・・。
- 18 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月16日(日)21時41分54秒
- とりあえず適当に書いてみました。
主人公は辻ちゃんで、ある人物をモチーフにしていますが、
史実と微妙に(いやかなり大幅に)くい違ってあるところも多々ありますが、
どうかご容赦下さい。
あまり詳しくないゆえ・・・・・。
- 19 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月16日(日)21時59分53秒
そして、もう一段階深みを増した夜がふけてゆく―――――
いま、土地の人間には割と名の知れた、とある商家の裏口の戸が、ギギギという
いびつな音を立て静寂を切り裂きながら、ゆっくり開かれようとしている。
にぶく妖しい月の光が、そこからこっそりと出てきた二人の人間を
おぼろげに照らしだす。
為にあたりは薄暗く、表情こそ定かに判別できなかったものの、共に丸みを帯びた
肩の曲線が、両名が女人であるということを物語っていた。
- 20 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月17日(月)00時37分41秒
ひとりは、まだ年端もいかぬ少女――が、年の割に、端正で佳麗な美しい顔立ちに
思わず見惚れてしまう世の男性も少なくない、と容易に想像できる。
猫を連想させる鋭い両眸が特徴的で、腰元には、いかにも目立つようにこの商家の
名前の刺繍が施された前掛がきつく結ばれていた。
―――どうやら、彼女の存在が、この店の繁昌に一役買っているらしい。
この商家とびきりの看板娘である彼女は、“高橋愛”という名で、齢十五。同時に、
“田加はし”という酒屋を営んでいる両親の大事な大事な一人娘でもあった。
田加はしは、この地方ならではの地酒をはじめ、その他各種にわたり多数の酒を
取り揃えていることから、この町――越前国一乗谷――でも人気の店として、
顧客からの評判もすこぶる上々である。
- 21 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月17日(月)00時40分38秒
- 本当にごめんなさい。
あと一週間は更新できそうにもありません、どうかご勘弁を・・・・・。
- 22 名前:作者です… 投稿日:2002年06月19日(水)00時31分45秒
「愛ちゃん、どう?」
と、もうひとつの影が、かすれるほどの小さな声で尋ねてきた。しかし、愛には
聞き取れなかったようだ。
「……愛ちゃん!」
「ひいっ!?」
焦れた影は、すこし音量をあげてみた。
それに対して愛は想像以上の過剰な反応を示した。たまらず珍獣のごとき金切り声を
あげる。そのへんてこな悲鳴が、影にはおかしかったとみえ、声を出さずとも
仕切りに腹を抱えこんでいた。
- 23 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月19日(水)00時34分01秒
- >>22
名前間違えました……鬱だぁ。
とりあえず1回分だけ更新です、って読んでくれてる人いんのかな?
- 24 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月19日(水)22時28分57秒
「ちょ、ちょっとまこっちゃん…び、びっくりさせないでよ……もう!」
「……ふふふ。ごめんごめん。
だってさ、愛ちゃんったら、あんまりボーっとしてたから……」
もうひとつの影の正体…彼女は“小川麻琴”といい、愛とは遠縁の間柄にあたる。
三年前、麻琴の両親が死んだ。戦渦に巻きこまれての不慮の死だったときく。それを
田加はしで引き取ったのだ。
愛と麻琴は、このときが初対面だったが、互いに特別なものを感じたのかすぐに意気投合、
本当の姉妹以上の絆がうまれた。
また、愛の両親もわけへだてなく麻琴を大事にそだて、今では家族同然の存在
といっても過言ではない。
- 25 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月19日(水)22時32分13秒
「ボーっとしてたんじゃないよ! 様子をうかがってたんだよ!」
と激昂を抑えきれないような状態で、愛は麻琴にせめ寄る。だが、その声が
あまりにも高く響いたので、
「しぃ、しぃーーっ! こ、声が大きいって……」
慌てて麻琴は愛の口を塞いだ。
月にすこし雲がかかり、周囲はさらに闇に溶けこんでゆく。
愛も冷静を取り戻したのか、次第と呼吸音がととのっていく。
そして、互いに目を合わせる。爛々とした眸の輝きだけが、愛と麻琴、二人の
空間を漠然ながらも照らしていた。
- 26 名前:ケンドー・コヴァヤシ 投稿日:2002年06月19日(水)22時33分28秒
- (訂正)>>24
『戦渦』⇒『戦火』です。ごめんなさい。
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