インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板
失いたくない
- 1 名前:麦 投稿日:2002年06月15日(土)13時46分57秒
- はじめまして。
初書きです。
カップリングはやぐちゅ〜・みっちゅ〜・よしいし(いしよし?)・ごまいち・やすこん等々。
元ネタあり、重くて、痛い上、死もあるので、sage進行でいきます。
最初の更新が後になったり、不定期・遅めになるかもしれませんが、よろしくお願いします。
- 2 名前:りな 投稿日:2002年06月15日(土)13時50分56秒
- やすこんですか?
ほーめずらい。期待してます
がんばってください。
- 3 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月15日(土)14時09分10秒
- やすこん!まってま〜す。
- 4 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月15日(土)14時30分46秒
- みっちゅー・やぐちゅー好きな人間なので、楽しみにしてます。
↑要するに、ねーさんが好き。
- 5 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月15日(土)21時36分23秒
・・・ねぇ。もう1度、目を覚まして?
お願い。
もう1度、生きてる・・笑ってる、矢口に会いたい。
どんな形でもええから。
・・・生き返って・・・
- 6 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月15日(土)21時56分01秒
- 「なんで?なんで?やぐ・・ちぃ」
あたしは待合室の椅子に座っていた。なんというか、もう立つ力もない。
何時間もずっと泣きじゃくっていた。
だって、だって、愛していた人が、また・・・。
話は数時間前。
仕事の途中に電話がかかってきた所から、あたしにとっての悪夢が始まった。
それは、M病院からだった。
―え?矢口が?矢口がし・・んだ?―
あまりにも突飛過ぎる話だった。
運命を信じた。うそや!そんなの絶対にうそに決まってる!
仕事などそっちのけで、すぐに病院に駆けつけていた。
- 7 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月15日(土)22時10分56秒
- 病院に駆けつけたあたしが見たのは、もう魂がない矢口の姿だった。
その姿は、悲しくても、愛しいものには変わりはなかった。
「ねぇ、矢口?生きてるんやろ?ねぇ、答えてぇ!」
体が勝手に動いて人目も気にせず、冷たくなった矢口を抱きしめる。
「なんで!なんで裕ちゃんを置いてくんや?裕ちゃんも連れてってぇ。」
それは小さな、きっと矢口の身長よりも小さな声だったけど、ちゃんと矢口には届いたかな?
- 8 名前:麦 投稿日:2002年06月15日(土)22時24分21秒
- 今回はここまで。
書き忘れてたんですが、この話はアンリアルです。あと、娘。達の中で悪役キャラが出てくるので、そこらへんは心の準備を・・・。
>>2-3さん やすこんは他のカプより少ないかもしれませんが、ご期待に答えられるよう頑張ります!
>>4さん 姐さんは一応主役ということになってます。大好きなので、色んな目に遭わせます(ヲイ)
- 9 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月16日(日)12時44分15秒
- ん〜、出だしっから痛いですね。
だけど、ナカザーさんがいろんな目に遭っても、最後までついていきます。
頑張ってください。
- 10 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月16日(日)18時00分38秒
- 何分間だろう。泣きながら、矢口を抱きしめていた。
「あの・・、申し訳ありませんが、ご遺体を霊安室の方にお移ししますので・・・。」その声もあたしの心には上手く届かなかった。
どうしても、体が動かない。ずっとこのまま矢口と一緒にいたい。
と、あたしの身体はいきなり矢口から引き剥がされた。
「なっ、何すんねん!まだ、一緒にいたいっ!」
そのまま、羽交い絞めにされて、手足をジタバタさせた。
「中澤さん。止めましょう?迷惑ですよ?」
その言っている事に反してゆっくりで迫力のない声。あたしが知っている人々の中でそんな声を出すのはただ一人。
「こ、紺野?なんでアンタがここに?」
「おしゃべりは、ここを出てからしましょう。・・・矢口さんには後で会えるから。」
紺野はそう言うと、そのままの格好であたしを引き摺って外に出した。
- 11 名前:名無しさん 投稿日:2002年06月16日(日)22時55分48秒
- 紺野さんの『矢口さんには後で会えるから』って
なにぃぃぃ!!??
- 12 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月19日(水)21時53分41秒
- 紺野はあたしを近くにあった椅子に座らせて、自分も座ると、淡々と話し始めた。
「私、実はここの病院の院長の娘なんです。で、家に帰る途中に救急車見て、そのままついていったら、・・・矢口さんだったんです。」
それは、何故か悲しみの感情がないように思えた。何故やろ?紺野はその目から流れ落ちていくモノを拭っているのに、何故だか悲しそうには見えない。
「な・・中澤さんも涙・・・拭いてください・・。」
彼女はあたしにハンカチを差し伸べた。
「うん・・。そやな。みっともないで。紺野もちゃんと拭けや?」
その後は、何十分かずっと二人で泣き続けてた。
あかん。さっき何考えてたんやろ?紺野はただ感情を少しでも隠したかっただけや。そんな事せえへんでもええのに・・。
それから、紺野は学校の宿題があるからと、帰っていった。
そして、今。あたしは一人で、再び矢口に会うのを待っている。
そう、さっきの紺野の言葉。部屋を移動した、もう動く事のない矢口に会えるから安心して。そういう意味にとっていた。
あの日が来るまでは・・・
- 13 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月19日(水)22時24分20秒
- 泣き止んで、自動販売機でなんか買おうかとやっとの事で力を出し立ち上がった、その時だった。
一人の看護婦さんが声をかけてきた。
「あの・・、大変申し上げにくいのですが・・・」
その人は、何かに怯えている、そんな感じだった。
「矢口さんのご遺体は・・消失しました。」
うそや・・。今日はうそが多すぎる。こんな事ある訳無い。そやろ?矢口。これは夢なんやろ?
本当は、矢口も生きてるんや。消えてなくなったりなんて、死んだなんてうそやろ?
- 14 名前:1.絶望の始まり 裕子視点 投稿日:2002年06月19日(水)22時37分30秒
・・・一面の花畑。沢山の花が咲いている。綺麗やなあ。
あ、矢口や。矢口ぃ、こっちにおいで!
ほら、裕ちゃんはここにおるで?
なあ、気づいてるんやろ?なんで近づいてこないんや?
なあ、矢口ぃ!(矢口に近づいて腕を引っ張る)
へ?(引っ張った腕が落ちる)
「ヤメテ!ソコウマククッツイテナイィィ。オイラ、ツクリモンナンダヨォ〜。」(矢口、ぽろぽろと涙を流す)
え?なんやて・・?作りもん?何のこっちゃ?夢見てるんか?・・・じゃあ、さっきのは現実・・・
- 15 名前:麦 投稿日:2002年06月19日(水)22時41分59秒
- ここまでです。
これからが本番って所でしょうか。。。
やぐちゅ〜以外のカプはもう少しお待ちを・・・。
- 16 名前:あい 投稿日:2002年06月19日(水)23時30分48秒
- 「パートナー」っていう本に似てる気がする。
- 17 名前:あい 投稿日:2002年06月19日(水)23時30分58秒
- 「パートナー」っていう本に似てる気がする。
- 18 名前:ミルク 投稿日:2002年06月19日(水)23時53分18秒
- ひかれます。でも、これ、「パートナー」っていう本に似てますね。読んだ事ありますか?オススメです。
- 19 名前:あい 投稿日:2002年06月20日(木)00時12分04秒
- 初めてなので二回もだしてしまったー。ごめんなさいー。
- 20 名前:麦 投稿日:2002年06月20日(木)09時00分57秒
- >>17-18さん
まさに元ネタはそれです!知ってる人いたんですね。(りぼんだから、あまり知らぬと)丸パクにはならないように注意してます。でも、、、他にも元ネタはあり。まだでてこないけど。
腕のシーンは(>>14)何故か好きなシーンだったんで、入れてしまいました。。。アレンジはしたけど。
- 21 名前:間奏 投稿日:2002年06月30日(日)00時24分40秒
- 「・・・はい。無事成功しました。え?う〜ん。遺体が消えたって聞いたら、気絶しちゃいましたけど・・・。今、私の部屋で寝てます。 はい。大丈夫です。お任せください。 はい。でわ。」
通話を終えると同時に、にっと笑ってみる。
鏡を見れば、そこには「いつもの私じゃない私」が写っている。
この顔を見た人は、いない。
見る人がいるとしたら・・・それは誰だろう?
- 22 名前:間奏 投稿日:2002年06月30日(日)00時41分36秒
愛する人でしょうか? それとも、憎き人でしょうか?
大切な人でしょうか? もしかしたら・・・
- 23 名前:麦 投稿日:2002年06月30日(日)01時46分30秒
- ここまでです。
次回は第2話「ずっとわたしを見ていて」です。
- 24 名前:読んでる人 投稿日:2002年07月01日(月)19時41分42秒
- 面白そうな作品が始まってますね〜。
元ネタを全然知らないので、この先どーなるか非常に楽しみです。
- 25 名前:2.ずっとわたしを見ていて 投稿日:2002年07月01日(月)22時43分35秒
大好きだよ? ずっと、ずっと、ずっといつまでも
わたしの事を見ていて・・・ね?
- 26 名前:2.ずっとわたしを見ていて 真里視点 投稿日:2002年07月01日(月)23時19分08秒
- あれは確か・・、一年前だったよね。雨がたくさん降ってた。
わたしは、交通事故で両親亡くすわ、家は燃えるわ、一文無しになるわで一気に不幸少女。
それで、道端で座り込んでた。ずっと、来る日も、来る日も、誰かを・・・助けてくれる誰かを求めて。
「おい?そこで何してるんや?」
優しかった。嬉しかった。
助けてくれた・・・裕ちゃん。
それから、わたしは裕ちゃんの義妹になった。
ずっと、一緒。
- 27 名前:2.ずっとわたしを見ていて 真里視点 投稿日:2002年07月01日(月)23時24分24秒
- いつしか・・好きになっちゃって、告白して・・・
まさか、本当に恋人になれるとは思わなかった・・・。
笑いあって・・・キスして・・・抱き合って・・・
ずっと、そんな日が続けばいいなって思ってたんだけどな・・・。
いつもわたしが出かけるとき、裕ちゃんは「気ぃつけてな!」っていってくれたのに・・・
矢口はバカだね。
青信号がチカチカし始めて、思いっきり走ったんだ。
- 28 名前:2.ずっとわたしを見ていて 真里視点 投稿日:2002年07月01日(月)23時29分22秒
あっ!って思ったときには・・・遅かったんだね。
そのまま景色は滲んでいって・・・
・・・もう、矢口は・・・裕ちゃんに会えなくなっちまったよ・・・
- 29 名前:2.ずっとわたしを見ていて 真里視点 投稿日:2002年07月01日(月)23時35分41秒
- ねぇ?これからわたしはどこに行っちゃうんだろ?
裕ちゃんには、もう二度と会えないのかな?
もう、微笑んでくれた・・一緒に泣いてくれた・・抱きしめて包み込んでくれた・・裕ちゃんにはもうあえないのかなあ?
もう一度、もう一度だけでいいから、
神様は会わせてくれないのかな?
もう、このまま漂い続けるだけ?
もう、裕ちゃんの事・・・見れないの?
裕ちゃんもわたしの事見れないの?
- 30 名前:2.ずっとわたしを見ていて 真里視点 投稿日:2002年07月01日(月)23時37分17秒
- ・・・ううん。そんな事無いよね!
きっと、また会える。
だから、そのときまで
わたしを見ていてね?
遠い空の下から
わたしだけを見ていてね?
- 31 名前:間奏 投稿日:2002年07月06日(土)21時09分05秒
深い森の中。 そこは異空間・・・。
- 32 名前:間奏 投稿日:2002年07月06日(土)22時13分47秒
- 「ヒトミちゃ〜ん!来て来て〜!」
「ちょっと待って。今、手が離せない〜。」
あっちで、マキが手招きした。
呼ばれた本人、ヒトミはアタシと何故かジャンケン中・・・。
「あっ!みっちゃん、パーだ!おれの勝っち〜!」
なんや、ヒトミは。こんなに無邪気に笑って・・。
「んじゃ、今行くよ!」
ヒトミは立ち上がり、アタシに手を差し伸べた。
その手を掴み、立ち上がる。
と、何時の間にか、アタシ達の目の前には見慣れない、小さな少女。
その子と視線が会った時、胸の鼓動の変化に気づく。
胸がドキドキ言ってた・・・。
- 33 名前:名無しさん 投稿日:2002年07月28日(日)16時11分31秒
- おもしろそうですねー
がんがってください
- 34 名前:麦 投稿日:2002年07月31日(水)21時30分32秒
- 今日から、少ないですが交信再開します。。。
放置はしないように努めます。
- 35 名前:3.空白の3ヶ月 投稿日:2002年07月31日(水)21時39分44秒
- 明日は久しぶりにいちーちゃんに会える!
3ヶ月、ずーっと待って、やっといちーちゃんに会える!
- 36 名前:3.空白の3ヶ月 投稿日:2002年07月31日(水)21時44分42秒
- ・・・どうして?何で来なかったの?
ごとー、ずっと待ってた。何時間もずっと待ってた。
なのに、いちーちゃんのウソツキ。絶対来るからって、言ったじゃない・・・。
Converted by dat2html.pl 1.0