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〜青の世界〜

1 名前:皐月 投稿日:2002年06月30日(日)14時03分53秒
いつもと同じ私の家

いつもと同じ家族

ふと、時計を見る
7:35

私の隣には弟達がテレビを見ている

椅子には父が煙草に火をつけようとしている

台所には母が夕食の後の食器洗いをしている
2 名前:皐月 投稿日:2002年06月30日(日)14時08分27秒
父のライターの火を何気なく見る私


その瞬間だった

ライターの火は青く燃え

私を飲み込んだ




遠くから声が聞こえる・・・・・・

「・・・・・っとみっ!」


誰かが私を呼んでいる声


ー吉澤ひとみ 16歳 植物状態ー
3 名前:皐月 投稿日:2002年06月30日(日)14時19分34秒
〜登場人物〜

吉澤ひとみ・・・16歳。10日後に車にひかれかかった子を助け植物状態に陥る。


後藤真希・・・16歳。自殺。理由は不明・警察は仮として自殺としている。


石川梨華・・・17歳。親のけんかを止めようとして飛んできた包丁で死亡。


保田圭・・・青の世界の責任者。


飯田香織・・・青の世界で働いている。


高橋愛・・・後藤の腹違いの妹15歳。生きている意味がわからなく自殺。

主な登場人物ですので・・・・。
4 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月30日(日)18時04分24秒
設定見ただけで・・・(泣
期待!
5 名前:名無し読者 投稿日:2002年06月30日(日)18時44分04秒
おもしろそうですね♪
あえてひと言いわせて頂くなら、『香織』⇒『圭織』
おせっかいでしたか?
では、頑張って下さい。期待しております。
6 名前:カヲル 投稿日:2002年06月30日(日)20時07分54秒
青の世界ってなにっすか?
急ぎすぎ〜。
なんか暗くていいっすね、根暗な私にはぴったしかんかん!
皐月さまばんがってくださいっ!!!
7 名前:皐月 投稿日:2002年06月30日(日)20時31分04秒
名無し読者様・・・設定を見ていただいただけで泣いていただくとは・・・・
         期待してくださってありがとうございます〜(泣

名無し読者様・・・ありがとうございます〜!!!
         ご指摘ありがとうございます。いえいえ全然おせっかいじゃありませんよ
         これからもご指摘お願いしますね!(笑

カヲル様・・・青の世界とは・・・あっ!いけね〜しゃべりそうだったべ!
       続けていくうちに明かしていこうと思いますそれまで待っててくださいね?
       いいですか?それはうれしいです!実は私も根暗なもんですから・・・
       カヲル様もがんばってくださいね!
8 名前:皐月 投稿日:2002年06月30日(日)20時37分33秒
4名無し読者様・・・ありがとうございますう〜(泣
          設定を見ていただいただけで・・・

5名無し読者様・・・ありがとうございます〜!
          すいません 経験不足なものですから・・・
          あっ!いえいえおせっかいではありませんよ!
          これからもご指摘お願いします(笑

カヲル様・・・青の世界とは・・・あっ!いけね〜喋りそうだったばい!
       これから明かしていこうと思っていますんで・・・
       急ぎすぎです・・・もうしわけありません。
       いいですか?それはよかったです!実は私も根暗なものですから・・・
       はい!ありがとうございます!がんばりますっ!
9 名前:皐月 投稿日:2002年07月01日(月)19時42分21秒
〜第1章  青の炎が見えたとき・・・・・〜


気がつくと私は広い公園みたいな所に立っていた


周りが青白く気味悪く思えた


周りを見渡す
端に少し遊戯があるだけで他に何も無かった

「おかしい・・・・」

ふと顔をあげて空を見た

そこには信じられない光景が私の目に写った

月が青かった・・・・

正確に言うと青白く空に浮かんでいた
それが本当だと言うように・・・

10 名前:皐月 投稿日:2002年07月01日(月)19時53分49秒


「吉澤ひとみさん・・ですか?」


急に名前を呼ばれて振り向く


そこにはロングストレートの髪をなびかせた20歳くらいの女性が立っていた
彼女の手には大量の青い紙が両手で抱えるように持っていた

私は不審に思いながら頷く

私が頷いたことを確認した彼女は少し笑った
そしてもっていた紙の中から一枚抜き取って私に差し出した

私は訳がわからないままその紙を受け取った

「その紙を持ってあちらの建物の前でお待ち下さい」

彼女が指差したの延長上には青いビルがそびえていた

彼女を見るともう早足で歩き出し、次の瞬間には彼女は消えていた
11 名前:カヲル 投稿日:2002年07月01日(月)22時14分57秒
ん?なぜに吉澤さんは?
植物状態では?
ばかだなぁ私ったら、多分過去の話かなんかなんでしょうよっ!!!!!
ねぇ?そうですよねぇ?そうでやんしょよねぇ?
12 名前:皐月 投稿日:2002年07月02日(火)20時33分13秒
もうカヲル様ったらおちゃめさんっ!!
えーっとこれは過去ではなくて別の世界なんです。
分かりますかね〜?
地球では吉澤さんは植物状態で今書いているところでは生きてるってことです!!!
すいません・・・説明下手で・・・(泣
13 名前:皐月 投稿日:2002年07月02日(火)20時44分18秒
「やっぱ・・・おかしい・・・よ・・」

私はつぶやきながら歩き出した


青いビルに向かって・・・・・・


「飯田・・・・さんか・・」



青いビルまでは予想していたよりも時間がかからなかった

青いビル以外他の建物はなく一本道だったので方向音痴名私でも迷わずに着くことが出来た

「2〜3分・・てとこか・・・」

ビルの前には数人の人が立って待っていた

皆私と同じように紙を持っていた

違う所はそれぞれがもっている紙の色の違い

黄色・・緑・・青・・・赤・・・・・
14 名前:カヲル 投稿日:2002年07月02日(火)22時14分34秒
ああ、そかそか
読み返してみてわかりましたよ。
なーる。

そういうわけですねぇ。月が青いんですものねぇ。そりゃ地球じゃねぇやぁ。
地球のつきは赤いですもんねぇ。
歌にもあるですやしょ?『出た出た月が真っ赤な真っ赤な真ん丸い
お前の血のよな月ががぁ
ってあの歌きらいっ!!だいきらいっ!!あなたなんか嫌いっ大嫌いっ
でも皐月様はもっと好きっ!!!
別にあやまらなくってよ?私まちがってなくてよっ!!ぷんすかぽん
まぁわしったらおちゃめさんっ!!』
ごめんなさいこれよしごまとかですか?知りたいです。内緒だったらいいんですが。
15 名前:皐月 投稿日:2002年07月03日(水)20時53分20秒
カヲル様・・・分かっていただけましたか・・それは嬉しいことです。
       歌ですか?いや・・・知りませんでして申し訳ないです・・・
       これですか?特に決まってません・・・まあ・・・てきとーに作りますわ。
       すいませんね・・・こんな作者で・・・(泣
16 名前:カヲル。 投稿日:2002年07月03日(水)21時10分18秒
いやっすねぇ。マジで受け取らないで下さいよぉっ!!!まぁマジではないんでしょうがねぇ。
ちょっと笑っていただければうれしいんですが。
ああ、決まってないんですかぁ?
じゃあどうなるかわくわくっすねぇ。
いえいえ、どんな作者さんでも楽しく笑えればよかですよ!!!
いや皐月さまは素敵な作者さんだと思っておりますがね?
ごまたか好きらしいですし。
17 名前:皐月 投稿日:2002年07月03日(水)21時13分45秒
私がボーっと他の人たちを見ていると声をかけられた

「あ・・・あのー・・・・」


遠慮しがちのアニメ声

小さい子かな〜っと思って振り向くと

私より頭半分ぐらい小さい女の子が立っていた

顔はきれいに整っていてちょっと黒く焼けていて細い・・・・

理想の女の子って感じ・・・・・


私が話し掛けてきた女の子をみているとその子が喋りだした

すこし顔を赤くしながら・・・・・


「あの〜・・・一緒に居てくれませんか?」

「へっ!?」

「えっと〜・・・なんか一人ぼっちでさみしくて・・・」

「なんで私なの・・?」

「・・・・・年が近そうだから・・・・私石川梨華って言います17歳です!」

「あ・・・・吉澤ひとみ・・16です」

「えっ・・・男の子じゃなかったの・・・?」

私は笑うしかなかった

小さい頃から男の子に間違われてきたけどこんなとこで間違われるなんて・・・
18 名前:皐月 投稿日:2002年07月03日(水)21時17分18秒
カヲル様・・・・マジじゃありませんよ!そんなわけありませんって!
        笑いましたよ!けっこう。
        私が素敵な作者ですか?ハハハ・・・
        あっ!ごまたか好きですよ!てゆーか高橋ものと後藤ものなら好きですよ!
19 名前:カヲル 投稿日:2002年07月03日(水)23時08分49秒
魅力的な登場ですねぇ。石川梨華17歳1月19日誕生日!!
たしか?何年?ああ、めんどうだ。
そすかそすか、まだあれは続きますしエロ入れますから読んで下さいね?
うざいですか?レス?
20 名前:皐月 投稿日:2002年07月04日(木)16時54分52秒
カヲル様・・・いえいえうざくなんかありませんよ。何を言うんですかこの人は・・。
       マジでうれしいんですよ(泣。
       あれ、続きがあるんですか〜!絶対読みますから!!!!
エロは萌えます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!待ってますよ!
21 名前:皐月 投稿日:2002年07月04日(木)21時52分43秒
私が変な顔をしていたのか石川さんはすぐあやまってきた。


すぐにニコッと笑って

「よろしくね!よっすい〜」


「は・・・・はあ・・・」

よっすい〜というあだ名をつけられて返事が出来ない・・・・


しかも腕組んでるし・・・・



ふと顔をあげて青のビルの前に聳え立つ門を見る


そこには今まで居なかった人が居た


門の番人って感じで腕を固く組んで仁王立ちで立っている


・・・・・・



「皆様・・・ようこそおいでくださいました。これから門が開きますので中に入ってビルの中に入って椅子にご自由にお座り下さい」

機械的なスピーカーの音が合図のように門が開きだした


他の人たちがぞろぞろ中に入るのを見つめる私達

吸い込まれるように・・・・・・
22 名前:皐月 投稿日:2002年07月04日(木)22時03分04秒
「そろそろ・・・入ろっか・・・石川さん」

ずっと私の腕にしがみついて顔を伏せている石川さんは何故か悲しそうだった


「・・・・うん」


消えそうな声で顔をあげずに石川さんは頷いた


もうどうしたらいいのか分からない私はただゆっくり歩いていくことしか出来なかった


うつむいている石川さんが転ばないようにただゆっくり歩く・・・・・


ビルの中に入るときれいに並んだ椅子にちらほら人が座っていた


「石川さん・・・・どこ座る?」

ずっと下を向いて何も言わない石川さんに私はそっと声をかけた


「・・・・どこでもいい・・」

又顔をあげずに消えそうな声で言う石川さん


最初声かけてくれたときはすごい喋っていたのに・・・・・


私は周りに誰も居ない場所に石川さんを座らせ自分も隣に座った
23 名前:皐月 投稿日:2002年07月05日(金)17時56分25秒
私はもう何をしたらいいのか分からなくて、そっと石川さんに話し掛けた

「ねえ・・・梨華ちゃんって呼んでいいかな?」

石川さんはビックリして顔をあげた

そして笑顔で
「ありがと・・・ひとみちゃん」
と・・・・。


それから梨華ちゃんはすごい喋るようになった

「・・・・・あのね・・・私すごい恥ずかしがり屋で・・・ひとみちゃんにどう話し掛けたらいいのか分からなくて・・・・」


話の途中ですごい機会音が聞こえてきた

ギー・・・・ピー・・・ギギギギ・・・・


私は一瞬で耳をふさぐ



いきなりライトが光った

ステージの前には人が5人並んでいた

一番右端の人がマイクを取り話始める

「えー皆様このたびはご愁傷様です。ここは天界へいかれる方の就職先を見つける場所です
 私は中澤裕子、ここの理事長をしております。
 皆様が手にもたれている紙は死因をあらわしております
24 名前:カヲル 投稿日:2002年07月05日(金)21時27分52秒
死因!?なんやそれぇ!?
どういうこっちゃ!?
不思議な話やなぁ!?
25 名前:皐月 投稿日:2002年07月06日(土)14時03分13秒
カヲル様・・・・・すいません〜〜〜(泣
         こっち(地球)では死んでて青の世界では生きてるとゆーことなんです
         すいません・・・・。
26 名前:カヲル 投稿日:2002年07月06日(土)14時09分33秒
え?こっちでは死んでる?ええとぉ?
馬鹿だからなんかわからないんですがぁ?
ええとぉ?青の世界では生きてるんだけど、
地球では、死んでるから死因?
うーんとぉ、
27 名前:皐月 投稿日:2002年07月06日(土)14時11分19秒
「青の紙をもたれている方は事故死、赤の紙は病死、緑は殺された方、黄色は自殺・・・となっております
 紙の後ろ側が白色の方は現実の世界では意識不明、植物状態の方です。
 ・・・・えー今から担当者を紹介したいと思います。聞きたいこと、質問等は担当者に聞いてください
 青の紙の方は右から二番目に居ります飯田香織、赤の紙の方は右から三番目に居ります安部なつみ、緑の紙の方は保田圭、黄色の紙の方は石黒彩に・・お願いします」
28 名前:皐月 投稿日:2002年07月06日(土)14時13分04秒
カヲル様・・・そうですよ!青の世界では生きてるんだけど地球では死んでいる
       そーゆーことなんです!分かっていただけたでしょうか?
29 名前:カヲル腹痛 投稿日:2002年07月06日(土)14時26分51秒
はやっ!!カヲルさん入るのはやいですねぇ
いやこれは俵屋宗達さまの素敵なお言葉やった。
ああ、そうですかあ?さっきレス書いたのに
もういただけるなんて!!!
いやうすらぼけっとはわかってたんですけどね?
ちなみに後藤さんは皐月さまが今後レスしてくれない限り死にます。
わかってるでしょうがあたいの自分では気に入っているあれの話です。
まぁあっちでも大切に大切にレスさせていただきますが。
30 名前:皐月 投稿日:2002年07月07日(日)05時41分05秒
腹痛ですか?
・・・・レス・・・どこにかけばいいのでしょうか?
すいません、マジボケです。
まあ・・・思い当たるものにはレス書いておきました。
後藤死ぬのでしょうか?
31 名前:カヲル 投稿日:2002年07月07日(日)10時26分56秒
ですからね?
それも皐月さまがあのお月様にお願いしてね?
すきま女と接吻かなにかしていただければまあ不可能なんでいいですが。
すいませんねぇ。なんかあたいばっかりレスしててねぇ。
ああ、書くのはマいいえあのぉ、鳥と人ですねぇ。
今月とってなってマジちょっと鼻息荒くなりましたが。
つうかようするに笑ったんですが。今日の初笑い!!!
本気!!!さあ本気がでたから本気。
あたりまえだっちゅううのっこの女はなぁによ?ええ?
あの極端にレスの少なくて隠れてしまったら10以上行ったら
自分で返答して自分で答えてはいOKにしようときめていたあれです。
あそこに書いてくださいっ!!後藤さんだいすきぃいいいいいい!!
って?ついでに石川さんだいすきぃいいいいいいいいいいいい!!
なんかいの数が石川さんのほうが多かったことにむかついてますが。
吉澤さん鬼畜ぅううううううううううううううううううううう!!
でもいいです。ね?ご多忙のなか無理でもないけどすきま女は
見たことないしマジこぇえんですが。まぁご多忙の中失礼しますが。
退室します。
32 名前:カヲル 投稿日:2002年07月07日(日)16時51分23秒
わけわからないですね。
つまりまぁ『鳥と人』のところに
レスに後藤さんだいすきぃいいいいいいいいとか
梨華あいしてるぅうううううううううとか
あえてっあえてっへて?ここで梨華としましたが、
すきでもぃいいいいいいいですし、
まぁいいですし、それはおいておいてそしてもどしておいておいて
これで笑う人ほとんどまったくいなさそうだし。
よっすぃ〜いいいいいいいいいいいいいいいいい
鬼畜ぅううううううううううううううううう
でも可!
実際の吉澤さんは鬼畜ではないでしょうが。サドでもないでしょうが。
たぶんですが。しったこっちゃないですが。
まぁいいとして、『鳥と人』の吉澤さんは残酷なのは確かです。
これからわかることですが。
さて宣伝して恐縮なのですが、いま丁度交信のまっさいちゅうで
ひどく憂鬱ですが、書くのは好きですが、絶対にね?
投稿するのはひどくめんどうです。絶対にね?
あと鳥と人と『続石川梨華受難(女難)の日々2』とあとあと
短編集が残ってます。『続石川梨華受難(女難)の日々2』はとちゅうだしなあ。
33 名前:皐月 投稿日:2002年07月07日(日)18時53分44秒
カヲル様・・・「鳥と人」のところにレス書いておきました!
       カヲル様が望まれた吉澤さんすきいいいいいいいいいい〜
       とかじゃありませんが・・(笑
       いっぱいレスありますね!全部見てますけど・・・
       更新待ってますよ!がんばってくださいね!
34 名前:皐月 投稿日:2002年07月08日(月)20時51分37秒
そこでマイクを持っていた中澤さんが止まった

「それでは・・・・移動をしていただきたいと思います。
 まず・・青の紙の人はお席から立っていただいて外へ出ていただきます
 それで、係りのものの指示に従っていただきたいと思います」








35 名前:皐月 投稿日:2002年07月10日(水)21時08分37秒
私は今青色の宿舎の前にいる

隣には梨華ちゃん


そう・・梨華ちゃんも青色の紙を持っていたのだ


けど・・・私の紙には他の人とは違うものがあった


それは裏が白色と言うこと


そう・・・まだ生きていると言うこと



私達は宿舎の中に入って中を案内された


食堂、各部屋の使い方・・・


それからそれぞれ部屋に分かれた


私は梨華ちゃんの部屋の隣



青の宿舎にはだいたい20人くらいの人がいた

他の宿舎よりも一番多い


全体の50%を締めている
36 名前:某小説作者 投稿日:2002年07月10日(水)22時56分33秒
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi?dir=sky&thp=1011199625

これとかぶってる部分もありますが、楽しみに更新待ってます。
頑張って下さい。
37 名前:皐月 投稿日:2002年07月11日(木)20時13分12秒
某小説作家さん・・・すいません。かぶってましたか・・・
          実はそれを見て書こうと思いまして・・・
          だから似てるんだと思います。ご指摘ありがとうございます。
          更新は遅いかもしれませんよ?それでもいいですか?
          がんばります〜!
38 名前:皐月 投稿日:2002年07月11日(木)21時02分08秒
部屋はキッチンとテーブルとイスとベッドしかなかった

壁は青色に塗られていてなんだか気味が悪かった


私はベッドに体を投げた



仰向けになって紙を見る


生きている・・・・・


でも死んでいる・・・・


生死の境目



ふと紙の端っこを見る


「水」

と書かれていた


「なんだ・・?」
39 名前:皐月 投稿日:2002年07月11日(木)21時06分39秒
〜集会所〜

「今回は面倒なことになりそうだ・・・・」


「ええ・・・・(水)、(炎)、(風)の使い手がいますから・・・」

「なんや3人もいるのかい?おおいなホンマ今回は・・・」

「あんたらホンマ気いつけや・・・どうなるか分からんからな」

「「「はい」」」
40 名前:某小説作者 投稿日:2002年07月11日(木)22時42分43秒
そうなんですか。
私もあの小説好きなんで、ここ来た時に「あれ?」と思ったんです。
応援してます。頑張って下さい。
41 名前:皐月 投稿日:2002年07月12日(金)19時58分22秒
某小説作者様・・・あの小説いいですよね〜。感動しましたもん。泣きましたよ。
         応援してくださってありがとうございます。がんばります。
42 名前:皐月 投稿日:2002年07月13日(土)16時40分02秒
私は青色の紙とにらめっこしていた



この紙が人の人生を表しているのか・・・・・・





いくら考えても分からないので担当者の人に聞くことにした


あと・・・ここの検索をしようと思って・・・・


飯田香織



忘れないように何度もつぶやきながら職員室と書かれた部屋をノックした


「はい」


私に紙を渡した人の声が聞こえる


ガラッと戸を開く


「飯田さん・・・・いらっしゃいますか?」


「はい・・私です。」


出て来たのは私に紙を渡した人だった


「あの・・・聞きたいことがあるんですけど・・・」


「はい」


ずっと笑顔・・・・・


「では・・・あそこの部屋で話しましょうか?」


飯田さんが指差した所は職員室の中を突き当たった所


私が頷くのを確認した飯田さんは歩き出した





ガチャ



43 名前:皐月 投稿日:2002年07月13日(土)16時49分23秒
音をたてて開くドアのなかに入っていく


中は応接室みたいな感じだった



飯田さんは1つのソファーに座り向かい合ったもう1つのソファーに私を招いた

「どうぞ」


私は座るのを確認した飯田さんは話し始めた

「吉澤さん・・・だったよね?」

「・・・・・はい」

「話したいことって何かな?」

「・・・・・あの・・紙のことなんですけど・・・この・・右端に書かれている(水)ってなんですか?」

一瞬に飯田さんの顔色が変わる

笑っていた顔が一瞬にして引きつる

「・・・・そのことは・・・言わなければいけないの・・・ちょっと待ってて」

そう言うと飯田さんは部屋を出て行った



その直後放送が鳴った

「石川梨華さん、後藤真希さんは至急紙を持って青の館の職員室まできてください」


はあ・・・?

梨華ちゃん?


後藤真希?


何で?


私の疑問は?
44 名前:皐月 投稿日:2002年07月14日(日)19時59分02秒
梨華ちゃんは放送のすぐ後に職員室に飛び込んできた



髪の毛はボサボサだった


かなり急いだことが言わなくても分かった


「ひとみちゃん・・・・?」


「あ〜・・・・まあ・・・座れば?」



私は答えることが出来なかった


むしろ答えられなかった


これから何が起こるのか分からなかった




長い沈黙が流れているとガチャッとドアを開ける音がした



一瞬にして私達の目線は彼女に注がれる


ドアの前に立っている人はたぶん「後藤真希」と言う人物だろう



栗色の肩にかかっている髪


きれいに整っている顔・・・・・



まさにモデルと言う感じの人だった


梨華ちゃんとは違う綺麗さ


色っぽい・・・




45 名前:皐月 投稿日:2002年07月14日(日)20時16分35秒
「・・・・・・座ってもいい?」


後藤真希は固まっている私達に声をかけた


私達は頷く


「私後藤真希・・・ごっちんって呼んで」


彼女は椅子に座り話し始める


私達の頭の上に?マークが浮かんだ


「えーっと・・・・自己紹介。あなたは?」



急に私は指差された

「自己紹介」


「あ・・・・はい・・吉澤ひとみ・・・です・・」


「ふーん・・・・よっすい〜か・・・」

「へっ?」

「だから吉澤さんのあだ名。よっすい〜ね!」

ふにゃーと笑う後藤さん


なんか・・・不思議な人


「うん。よっすい〜でOK!で、あなたは?」


そう言って梨華ちゃんを指差す


梨華ちゃんはビックリした顔をしていた

「あ・・・石川梨華・・・」

「うん。梨華ちゃんよろしく・アンドよっすい〜よろしく!」

「「・・・うん・・・」」

46 名前:皐月 投稿日:2002年07月15日(月)21時48分00秒
ごっちんの変な(?)リアクションで私達は急に仲良くなった




バンッ


ドアを開ける音がして振り向くと飯田さんが立っていた


「あら・・皆早いわね・・・」


「あんたが至急って言ったんでしょ!」

ごっちんがすぐに言い返す


「まあまあ・・・・」


飯田さんの後ろに立っていた人が飯田さんをなだめる


「でも・・・中澤さん・・・」


「こんな子供に何むきになってんね、大人気ないな・・・」


あっ!中澤さんか・・・・  中澤裕子・・・ここの支配人だったっけ・・・?


「それよりか話始めるで」


中澤さんが切りだす

「あ・・そうですね・・・」


飯田さんも頷く

中澤さんは空いている椅子に座った

「あんたら・・・紙持ってきてるよな・・それの右端見てみ・・」

私達は持っていた紙を一斉に見る

47 名前:皐月 投稿日:2002年07月15日(月)21時54分53秒
「風・・・?」


梨華ちゃんが口を開いた

「炎・・・・?」

続いてごっちん・・・

「私は水・・・」


「そうや・・・その紙に書いてある(水)(炎)(風)はあんたらの能力や・・
 あんたらはこの上の天界で能力者として働いてもらう」


「ちょっと!中澤さん!話し早すぎですよ。皆頭に?マークつけてるじゃないですか」


「まあ・・ええやないか・・・あかんよな・・・・・・あ〜もうめんどくさいな・・飯田説明してくれ」
48 名前:皐月 投稿日:2002年07月16日(火)17時40分24秒
「もう・・・中澤さん・・・えっとー今あなた達に集まってもらったのはあなた達が持っている紙
 に書いてある(水)(炎)(風)のことでなんだけど。
 この(水)(炎)(風)は能力を表しているの。
 例えば一番初めに気がついた吉澤さんの場合は(水)
 水は雨を降らしたり(風)と一緒になって台風を起こしたりするの。
 次に石川さんの場合は(風)風は風をふかしたり、水と一緒に台風を起こすの。
 後藤さんの場合は(炎)炎は特に仕事がないけど太陽の代わりに働いたりすることもあるの。
 で、今説明したのがあなた達が持っている能力。
 その能力を生かして天界で働いてもらうの。いわば生きている人間のサポートね。
 やってくれるかしら?」


49 名前:皐月 投稿日:2002年07月19日(金)21時37分30秒
私の頭は壊れてもいいくらいフル回転していた



能力・・・・



雨を降らす?



はあ?



この私が?





「う〜ん・・・分かったかな?」


「まあ・・・・ええんちゃう?」



飯田さんと中澤さんの話し声が聞こえてくる


本当ならばここでつっこみをいれたいが今の私にはそんなことが出来るほど余裕がない





「あの・・・それは・・・どうして私達なんですか?」


ごっちんが私の言いたいことをずばっと言ってくれた


「あ・・・まあ、それはなあんたらが向うの・・・生きてた世界に未練があるからや・・
 そこいらの人とは違う未練がなあったからやと私は聞いてるけど・・・」

「はい。私もそう聞いてます。」


飯田さんも後に続いて中澤さんのフォローを必死でしてる
50 名前:皐月 投稿日:2002年07月19日(金)21時43分10秒
まあ今の私にしてはそんなことどうでもいい




「未練・・・・」



私はつぶやいた



未練


あったかな・・・?



私はここに来て素直に死を受け入れたと思う



否定はせずにただ自分に言い聞かせるように心の中でつぶやいていた



私は死んだ人間




だから未練なんて残さない



残したって何の特にもならない




ただ私が臆病だっただけかもしれない






51 名前:皐月 投稿日:2002年07月21日(日)12時13分58秒
「!!!あー時間があらへん!!!」




私の思考は中澤さんの叫び声で閉ざされた




「時間?」


私は聞き返した





ここに着てから変なことばかりだ



「そうや!時間があらへんのや。説明は後からするさかい早よう荷物用意して門の所に集まってや」



中澤さんはそう言うと飯田さんを連れてダッシュで出て行ってしまった




残された私達は意味がわからないまま部屋に戻って用意をし、門の所へ集合した


「何なんだろう?」


「んあー・・・・わかんないな?」


「ホント何なんだろうね・・・?」


私達は愚痴をこぼしながら飯田さんと中澤さんを待っていた
52 名前:皐月 投稿日:2002年08月01日(木)20時51分36秒
「すまんなー」


そう言いながら中澤さんと飯田さんは走ってくる


私たちの前で荒い息を整えながら中澤さんは言う

「はあ・・・あんな・・・はあ・・・もうすぐ・・・はあ・・・バスが・・はあ・・来るから・・
 ・・乗る・・はあ・・準備して・・・待ってて・・・な・・・」


「はあ?」


分かりませんよ・・そんなんじゃ・・


私たちの頭に?マークが浮いてるのを見て飯田さんが通訳(?)してくれた


「あのね中澤さんは‘あんなもうすぐバスが来るから乗る準備して待っててな’と・・」


「そうや」


いつのまにか呼吸が回復して元気そうに相槌を打つ中澤さん


もう・・年なんじゃ・・・


あ・・・こんなの聞かれたら殺されるな・・・確実に・・
53 名前:皐月 投稿日:2002年08月26日(月)20時36分02秒
私たちは雑談をしてバスを待った








30分頃した頃だろうか、霧の向うから光が見えてきた


「おっ!やっと来たな」


中澤さんがやけに嬉しそうに言う


隣りにいる飯田さんも嬉しそうに微笑んでいる





ブッブー


2回クラクションを鳴らし私たちの前で止まったバスは青い色でペイントされていた


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