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野球小説「少女達の夏」
- 1 名前:どらごん 投稿日:2002年08月13日(火)14時07分36秒
- 「ごっちん〜早くアップしないと試合始まるよ〜」
辻の声にふっと後藤は我に帰る。
後藤「・・うん、今行くから先行ってて」
辻「なつかしいからってあんまりボ〜としないでね〜」
そういって辻は阪神甲子園球場へと走っていった。
後藤真希と辻希美
この二人は、女性ではじめて甲子園に行きプロになった少女達だ
しかし、甲子園そしてプロに行くのはそんな簡単なものではなかった。
- 2 名前:どらごん 投稿日:2002年08月13日(火)14時56分15秒
- 高校時代
後藤の家でのこと
後藤「ふぅ〜・・・」
後藤は、何かやる気の無いため息をついていた。
辻「どうしたんれすか、ごっちん?」
お菓子を食っていた辻が訪ねる。
後藤「いや・・・なんかさ〜・・つまんなくっさ」
辻「何がれすか?お菓子食べるのの何がつまらないんれすか?ののは一年中でも食べていたいんれすけどね〜」
そう言って、また、お菓子を食う。
後藤「いや・・違うよ。お菓子じゃなくて・・・野球がさ・・」
後藤の予想外の言動に辻が少し戸惑う。
辻「な・・なんでれすか。この前の全国女子軟式野球大会で優勝した時、あんなにうれしそうにしてたじゃないれすか!」
そうである、この年、後藤と辻の高校1年生バッテリーは全国女子軟式野球大会で、初出場にして優勝をしているのである。
後藤「・・だからだよ・・」
辻は何言ってんだこいつと言う顔で後藤の顔を見る
後藤「だから、初出場の私達が、簡単に優勝できたから面白くないの!決勝なんて53対2で買ったんだよ私達。そりゃあ優勝した時はうれしかったけどさ。こんなの全然感動が無いよ!私はあの甲子園で必死に闘ってる人達の姿がかっこいいと思ったから野球始めたのに!」
- 3 名前:どらごん 投稿日:2002年08月13日(火)15時08分58秒
- ちょっと熱くなってきている後藤に恐怖を覚えたのか辻はとりあえずテレビをつける。
しかし、うんの悪い事にそこには高校野球が映っていた。
後藤「これだよ!これ!これが本当の野球だよね〜!」
さらにヒートアップする後藤に辻はどうやって逃げようか考え始める。
・・・しかし、そのうるさかった後藤が急に静かになる。
辻「ど、どうしたんれすか?ごっちん・・・」
後藤はじぃ〜っとテレビを見つめている。
後藤「・・・私達も目指そうか・・・甲子園・・・」
辻「!!!」
- 4 名前:どらごん@挨拶遅れてすいません 投稿日:2002年08月13日(火)15時19分18秒
- 挨拶が遅れてしまいましたが
はじめまして。
これから野球小説を書かせていただこうと思っています。
出来るだけ更新したいと思うんで宜しくお願いします。
- 5 名前:どらごん 投稿日:2002年08月13日(火)16時15分38秒
- 辻「!!!」
後藤「よ〜し、善は急げだ!さっそく交渉してこようっと」
そう言って珍しくやる気まんまんで交渉に行こうとする。
辻「ちょ、ちょっと待つのれす。」
後藤「ん?」
辻「甲子園に行くってことは、あの筋肉ムキムキの人達と戦うってことれすか?」
後藤「うん!もちろん」
辻「無理れす。ごっちん一人であの人達にかなうわけないれす。」
後藤「誰が一人でって言ったよ。あんたもやるんだよ。」
辻は何〜という驚きの表情で後藤を見る。
辻「なんで、ののもやらなきゃいけないんれすか!絶対にやらないれす。」
そういって、プイっと横を向く。
後藤「お、おこんなよ〜。アメあげるからさ〜。いっしょにやろうよ〜」
そう言って、大量のアメを見せると少しこっちを向いたが、
辻「ふ、ふんっ、ののが物でつられるわけないれす。」
後藤「しょうがないな・・・よし、じゃあケーキも買ってあげるよ!」
辻「やらせてください!(あっさり)」
硬式野球部員数 2名
- 6 名前:どらごん 投稿日:2002年08月13日(火)16時58分54秒
- そして、なんとか(無理矢理?)硬式野球部を作る許可を得た二人は、選手集めのことを考えていた。
後藤「どうする〜辻」
辻「う〜ん、まず1番バッターが欲しいれす。足が速くて相手の守備をかき回せるような・・」
後藤「う〜ん・・・、あっそういえば神奈川にいい選手がいるって聴いたことがある」
辻「じゃあ、とりあえず神奈川に行ってみるのれす」
そして・・・
神奈川県営球場
辻「ここにいるらしいのれすが・・誰がその人れしょうね」
後藤「一番打者らしいけど・・・」
アナウンス「5回の表〜、神奈川女子学園の攻撃は〜1番〜、センター矢口さん」
辻「あっ!この人れす!」
後藤「おっ!ちょうどいい。お手並み拝見させてもらおうじゃない!」
- 7 名前:どらごん 投稿日:2002年08月13日(火)17時54分45秒
- 後藤「辻・・ホントにこの人なの?」
辻「・・・」
なぜ、後藤が疑っているかというと・・・ものすごく小さい!
この矢口というバッターは150センチに満たない背丈なのだ。
しかもカウントはツーノー。
辻「ただのチビかも知れないれすね。」
後藤はおめーが言うか?と思ったが言うのはやめといた。
後藤「ま、ピッチャーもコントロールよく、際どいとこついてるけどね・・」
・・しかし
キン、「ファール」、カキン、「ファール」チッ、「ファール」、
後藤「・・・辻、今何球目?」
辻「・・23球目れす」
ピッチャーは5回なのに息があがっている。
それとは、裏腹に涼しい顔で構えているバッター。
「ボール、フォア!」
当然のように一塁に歩いていく。
後藤「カッケ−!絶対うちに欲しいね!辻・・ん・・おい!辻!」
横を見ると・・・
辻「むにゃ、むにゃ、27球目・・」
- 8 名前:七誌 投稿日:2002年09月22日(日)23時28分28秒
- 余計なことかもしれないけど、
ツーノーじゃなくて、ツーナッシングでは?
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月14日(月)14時10分44秒
- いや、どっちでもいいだろ
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