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砂漠のプッチモニ。

1 名前:sairenn 投稿日:2002年08月24日(土)21時39分21秒
ある広大な砂漠を、マキという若い男が一頭のラクダを連れて
旅をしていました。

もう何日も、何日も、砂漠を孤独な旅を続けていました。
水と食料は、ラクダに十分に積ませていたので不自由
しなかったのだけど、何か、ものたりない物があった。

それは、孤独な旅を慰める、若さゆえの欲求なのだけど、
ところが、幸か不幸か、連れているラクダはメスだった。
名前を「よっすぃー」という。

マキ「あ〜あ、自分でするのも飽きたな。ラクダとするのは
初めてだけど、試してみようか、以外と良かったりして・・」

ラクダの、よっすぃーはまだうら若き乙女で、人間はおろか、
他のラクダとも、いたしたことはない。
2 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月24日(土)22時07分53秒
マキは、ラクダのよっすぃーの荷物を降ろしてやりながら言った。

マキ「よし、よし、気持ちいいことして上げるから、
おとなしくしているんだよ・・・」

マキは、ラクダのよっすぃーの後ろにまわると、用意をして、
臨戦態勢に入ると、いざ、力を入れようとした時、なぜか
よっすぃーは、一歩二歩前に出てしまう。

マキ「これ、よっすぃー、動くんじゃない。」

なおも、力を入れようとすると、また、よっすぃーは
一歩二歩前に出てしまう。
3 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月24日(土)23時00分10秒
マキ「これ、よっすぃー、僕はもうすぐ卒業するんだから
やらしてくれてもいいじゃないか・・・」

と、理不尽なことを言って、マキはなおも力を入れると、
またも、ラクダのよっすぃーは、一歩二歩と前に出てしまう。

ラクダのよっすぃーとて、お世話になっているご主人の
マキの望みをかなえてやりたいが、しかし、それとこれとは
話が別。こんな砂漠の真ん中で、しかも人間と初体験
なんて、考えるだけで、怖い。

それなら、走って逃げればよさそうなものだが、やはり、
尊敬するご主人を置き去りにするのは、しのびない。

マキが力を入れるたびに、ラクダのよっすぃーは
人間の言葉に訳せば、

よっすぃー「イヤーン、ご主人さま、ごむたいなことを
止めてくださいな〜・・・」
と、言って、一歩二歩前に出てしまう。

4 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月24日(土)23時49分01秒
何度やっても同じこと、マキが力を入れるとラクダの
よっすぃーは、一歩二歩と前に出てしまう。

さすがに、マキも根負けして、諦めるしかなかった。

別に、アレをしないと死ぬわけじゃないと、渋々と
歩き出したマキだった。
すると、何やら遠くに車らしき物が見えてきた。

近づいて見ると、何と!、真っ赤なスポーツカーの
側に女が立っている。
何と!、その女が絶世の美女!・・・にマキには見えた。

なんせ、何日も、何日も砂漠を旅していたので、どんな女
も絶世の美女に見えるようである。

その女は、髪は腰まである金髪、やや大きめの顔に、
口元のホクロが妙に色っぽい。服は下のパンツと上の
ブラウスも、ど派手な豹柄である。
名前をケイという。
5 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月25日(日)01時24分12秒
小説板に投稿するのは2回目です。
前に空板に書かせてもらいました。
短編なので、すぐ終わると思います。

変な方向に話がいかないかと、思われた方、心配しないで
ください。
エロ話が好きな方、期待しないでください。

この小説は、健全・・・かな?・・・。



6 名前:名無しさん 投稿日:2002年08月25日(日)02時45分14秒
(・e・)ノ<ここまで読んだ…ラブラブ
7 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月25日(日)13時13分25秒
さて、マキが胸の高鳴りを抑えながら、近づくと、

砂漠に出現した絶世の美女ケイ、まるで、
地獄で仏に会ったような大喜びで、ケメコ走りで
飛び跳ねながら、マキに飛びついてくる。

ケイ「ま〜あ、ダーリン!、よく来てくれたわ〜。
砂漠の真ん中で車が故障して、困っていた所なの〜、
直していただけるかしら〜。ホント、いい男ね・・・」
と、流し目を使う。

マキは、ドギマギしながら車の様子を見てみた。幸い、
マキは車好きでメカに強かったので、何とか、故障は
直った。

さあ、故障が直って、ケイは喜んだのなんのって、まるで、
文麿様をチャーミーから、奪い取ったように大喜び。
8 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月25日(日)14時08分35秒
ケイは、マキの首にすがりついて、狂喜乱舞。

ケイ「もおおお、感激!!あなたは命の大恩人よ〜!!
あなたがこなければ、私はこの砂漠で枯れ果てて、
干からびて、保田ババアになっていたわよ〜。」

マキ「・・・いえ、困っている時はお互いさまです」

ケイ「それでェ〜、お礼がしたいのだけどォ〜、
も〜、何でも言ってくださいな〜。どんなことでも
いいわ〜ん・・・」

マキ「・・・いえ、当然のことをしたまでで・・・」

ケイ「そんなこと、おっしゃらずに何でも
言ってくださいな〜」

ケイは、瞳をうるませ、身もだえして、触れなば
落ちんという風情で、今にも脱ぎだしそう。

すると、ラクダのよっすぃーが二人の間に割って
入ってくる。

ケイ「なによー、このペンギンは〜」

ラクダ、だって・・・。
9 名前:砂漠のプッチモニ。 投稿日:2002年08月25日(日)19時23分35秒
ラクダのよっすぃーは、ご主人のマキに懸命に目で
訴えるのだが、ケイが邪魔をする。

ケイ「お腹がすいてるんじゃないの、あなたが魚を
食べさせてないんでしょ、このペンギンに・・・」

だから、ラクダ、だって・・・。

ケイ「ねェ、あたしたちは卒業するんだから、後はこの
ペンギンにまかせて、好きなことをやりましょうよ。
こんな砂漠にひとりきりで、寂しかったでしょ」

マキ「ええ、まあそうですが、だけど見ず知らずの
人に頼めることじゃあ・・・」

ケイ「いえ、いえ、何なりとおっしゃってください。
地黒の小娘と違って、私はテク抜群よ〜」

マキ「でも・・・本当にいいんですかア〜」

ケイ「ええ、ええ、本当にいいのよ〜」

マキ「本当にいいんですね・・・」

ケイ「はいッ!ケメコです。もちろん、いいのよ〜」

マキ「では・・・ラクダのよっすぃーの前足を
おさえていてくれませんかァ・・・」


やっぱあ!!、ケメコより、よっすぃーの方がいいってか!?

     
      終わり。
10 名前:砂漠のプッチモニ。2 投稿日:2002年08月25日(日)23時51分12秒
 砂漠の食卓。

荒れ果てた砂漠を、全身、鎧兜に身を固めた中世の騎士、マキが
ラクダのよっすぃーを連れて旅をしていました。

その、1人と1頭を遠くから見ている、1頭の豹がいました。
名前をケイという。

ケイ「あら〜、久しぶりの獲物だわ〜」

なにせ、砂漠の真ん中だけに、ろくに獲物にありつけなくて
腹をすかせていたので、豹のケイはさっそく、ものすごい
咆哮をあげて襲いかかった。

なぜか、ラクダのよっすぃーには目もくれず、ケイは
騎士のマキに襲いかかった。
やっぱり、男が好きなのか。

騎士のマキは、必死に抵抗したが、しょせん、人間と豹。
たちまちマキは、豹のケイの足の下に組み据えられてしまった。

マキの上に、どっかりと座り込んだケイ。
行儀正しいと見えて、首にナプキン、右手にナイフ、
左手にフォークを持って、いざ、食べようとしたが、
ガチンッ、と鎧兜に跳ね返されてしまった。

豹のケイは、舌打ちして、言った。

『しまった、缶きりを忘れたわ・・・」

   終わり。
11 名前:侍の喧嘩。 投稿日:2002年08月26日(月)00時08分05秒
プッチモニの次は、タンポポ編を書きます。

またも、下ネタに走ってしまいそうな・・・。

12 名前:侍の喧嘩。 投稿日:2002年08月26日(月)00時40分21秒
 尼寺のタンポポ。

昔々、さむらいが支配していた頃の話。

男がひとりで山中を旅していました。
名前を圭織という。

道に迷ってしまい、陽が落ちたというのに街道に出られず
困っていました。すると、向うにポツンとひとすじの灯かりが
見えたのです。

やれ助かったと近づいて見ると、古ぼけた山寺のようです。
ドンドンと門を叩いていると、「なんでしょうか」と女の声、
どうやら、ここは尼寺のようでした。

圭織「道に迷って困っています。何とか一晩泊めて
もらえないでしょうか・・・」
と、頼んでみると、

「ここは、女ばかりの尼寺、とても殿方など泊められません」
と、つれない返事。

圭織「こんな闇夜に山中を歩いていたら狼に襲われて
食べられてしまいます・・・」
と、必死に頼んでみると、

「・・・では、本堂でよかったらお泊めします」

やれやれ、命拾いしたと中に入ってみると、中には
若い尼さんが三人。どうやら、姉妹らしい。

長女の名前は、真里。

次女は、梨華。

下の娘は、亜依。
13 名前:尼寺のタンポポ 投稿日:2002年08月26日(月)14時44分27秒
3人の、若い尼さんはどうやら男というものを初めて
見たようだった。

次女の尼、梨華は、小さい長女の真里の後ろに隠れる
ようにこちらをうかがっている。
末娘の尼、亜依は珍しいものを見るように、ジロジロと
見つめている。

圭織は、広い本堂に通されて、すぐに合羽(かっぱ)を
被って、ごろりと横になったが、夜とともに冷え込んできて
そのせいか、小用をもおよしてきた。

しかし、厠(かわや)がどこかわからない。そのうち、
ガマンできなくなって、圭織は雨戸をあけ、縁側に
立って庭に向かって用をたしていると、ガタンと
音がする、

何かと、そっちを見てみると、なんと!、三人の
尼さんがかさなるように覗き込んでいるではないか。
圭織は驚いて小便を止めようとしたが、止まるもの
ではない。

悪い事に、雲が切れて満月がこうこうとあたりを
照らし出している。
三人の尼さんの視線は、圭織の用をたしているモノに
釘付けになっていて、どうやら、生まれて初めて見た
モノのようだ。
14 名前:尼寺のタンポポ 投稿日:2002年08月26日(月)15時53分54秒
圭織がようやく終わり、モノをしまいこもうとした時、
真里が近づいて来て、そのモノを指差して言った。

真里「・・・それは何なのでございますか?」

圭織はあわてて、しまいこみながら言った。
圭織「その・・・見てのとおり小用をたす
ものですよ・・・」

すると、次女の梨華が、
梨華「それは、おかしゅうございます、私たちにはそんな
立ったまま用をたせる便利なモノはついておりません」

圭織は困り果てながら、
圭織「その・・・これは男だけについているもので・・・

すると、好奇心が強そうな末娘の亜依が、
亜依「それは不思議なことやん、なぜ殿方にはあんのに、
うちら、おなごにあらへんの。オシッコをする以外に
別の使い道があるんとちやう。」

圭織は考え込んだ。まさかこの純真無垢な尼さんたちに
本当のことは言えなかった。
15 名前:尼寺のタンポポ 投稿日:2002年08月26日(月)16時45分34秒
圭織は、考えたあげく、こう言った。

圭織「このモノは・・・女の体の中を《掃除》するため
のものなのです」

「掃除、ですって!?」
異口同音に三人の尼さんは言った。

圭織「そう。特に女には体の中に何というか、毒のような、
悪いもののようなものが、たまりやすいので、その・・・
何と言えばいいか・・・」

真里「それは、煩悩(ぼんのう)のことでは・・・」

圭織「そうそう。その煩悩が体の中にたまって、病気に
ならないように、このモノで掃除してあげるのですゥ」

三人の尼さんは感心したように、うなづいた。

圭織「納得してくれたようで、嬉しいですゥ、明日は
早いので、これで、失礼しますゥ」

真里「お待ちくださいませ・・・」
と、真里が呼び止めた。
16 名前:尼寺のタンポポ 投稿日:2002年08月26日(月)17時30分23秒
真里「私たちは、幼少よりこの寺で修行をしてまいりましたが、
いまだに未熟者ゆえ、体の中に煩悩がたまりにたまっています。
そこで、お願いの儀があります。どうか、ソレでおいらの
体の中の煩悩を掃除してくださいませ」

梨華「尼さんって、悲しいね・・・私にもお願いします」

亜依「うちにも、やってんか。ヨッシャー。」

と、三人の尼さんは、お願いしますと、頭を下げた。

圭織は困って、三人の尼さんを見た。
今、江戸で流行っている「孟任具娘。」の中の「短保保」
という歌姫に似て、可愛い尼さんたちなのだ。

特に、圭織は、「短保保」の中で、歌織鈴という娘。が好き
なのだが、ここには似た娘。がいないのだが。

圭織「よしッ!これも人助けだ。わかりました、掃除
してさし上げましょう。」

という事で、圭織は三人の尼さんを念入りに掃除して上げた。
特に、末娘の亜依には、あいぼ〜ん、可愛い〜んと、特別に
優しく、掃除してあげたのであった。
17 名前:尼寺のタンポポ 投稿日:2002年08月26日(月)18時19分36秒
翌朝早く圭織は立ったのだが、なぜか、足元がふらつき、陽が
まぶしく感じられるようだった。

圭織は昨夜の終わった後の、三人の尼さんの言葉を
思い出していた。

まず、長女の真里。
『短保保、を卒業する、三人の歌を横浜有居奈で
聴いた客のようでございます。』

なるほど、《泣かずには、いられない》

次女の梨華。
『短保保、の裸依舞の会場の呼び込みのようでございます』

なるほど、《もっと奥へ、ず〜と奥の方へ・・・》

18 名前:尼寺のタンポポ 投稿日:2002年08月26日(月)19時01分10秒
 侍の喧嘩

末娘の亜依。
『さむらいのケンカのようでございましたねん。』

圭織「はて?、侍の喧嘩・・・これがわからない?」
考えているうちに、山道を抜けて街道に出てきた。

圭織は歩きながら、紙を取り出し何やら書き出した。

圭織「村長へ、業務報告。すごかったですゥ、三人の尼さんの
掃除、大変でした。真里っぺを泣かし、梨華ちゃんは失神、
するし、でも、亜依ぼんは優しく掃除してあげました。でも
侍の喧嘩が、わかりません。緒曽呂編集部編集長兼音楽担当兼
保絵夢担当、飯田圭織。」

すると、向うから侍が歩いてくる。
そこで、少し怖いが侍に喧嘩をふっかけて見れば
何かわかると思い、大きな声で聞こえよがしに言った。

圭織「やれ、いくら士農工商とはいえ、大きな顔をして
道の真ん中を歩くとは、いい気なものだ」

すると、侍は怒ったのなんの、いきなり刀のつかに手を
かけ、今にも抜かんばかり。

驚いた圭織は、あわてて言った。


《抜かないで!、抜いてはダメ、抜いてはダメ・・・》

    終わり。
19 名前:名無しさん 投稿日:2002年08月26日(月)23時54分14秒
すがすがしい健全な下ネタっていいですね。
特に「砂漠のプッチモニ。」は大友克弘の「老人と海」と共通するテイストでおもわずニマリと来ました。

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