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〜EYE〜
- 1 名前:flower eye 投稿日:2002年09月15日(日)17時07分45秒
- よっすぃ〜主役です
よろしくお願いします
- 2 名前:EYE 投稿日:2002年09月15日(日)17時11分44秒
- 彼女のひとみに映るアタシは どんな姿なんだろう
どうであっても
これだけは確か
彼女のひとみに映ってるアタシは 本当のアタシじゃない
- 3 名前:EYE 投稿日:2002年09月15日(日)17時25分53秒
- 仕事の合間、こっそり抜け出して向かった本屋、只今到着。
直ぐに少年漫画のコーナーに行って、暇潰しになりそうな本を探す。
「これにしよーっと。」
平家さんに見せたら、何やこの表紙、読む気失せるわ!って言われるんだろうなぁ〜。
思い出して微笑。
「うわっ、やっべぇ。早く帰らないと、マネージャーに怒られる!」
レジの上の掛け時計は、午後3時をさしていた。
慌てて視線を下に戻すと、隣の棚の、ある本が目にとまる。
瞬間、心臓が大きく震えた。
“ドクン”
隙間なくびっしりと並べられている本たちの中で、その本だけが
まるでアタシに 「ここにいるよ」 と言っているかのように
アタシの目に飛び込んでくる。
体温が急激に下がっていく様な…厭な寒気がする。
“どうして…”
“違う… アタシは病気じゃない”
胸の中で、幾度も自分に言い聞かせる。
それでも、心臓の音は止んでくれない。
“うるさい… 静かにしろ…!”
- 4 名前:EYE 投稿日:2002年09月15日(日)17時40分11秒
- 「よっすぃ〜?」
アタシを安心させてくれる声。
その、甲高い声で、アタシは我にかえる。
「どうしたの?そんな所に突っ立って。」
「え…ううん、何でもない。」
悟られたくなくて、素早く視線を反らす。
…考えてみれば、彼女はそんな事思いもしないのだから、
悟られるワケがない。
だけど、無性に不安なのはどうして?
自分自身では、心の何処かで認めている?
アタシは 男だって
- 5 名前:EYE 投稿日:2002年09月15日(日)17時50分16秒
- 「ひ〜と〜み〜ちゃ〜ん!おままごと、一緒にやらない?」
「ごめんね、ひとみね、健太君たちと、サッカーやるの。これから。」
「…そーなんだぁ、ひとみちゃんてさ、いっつも男の子とばっかり
遊んでいるよねぇ。サッカーとか、野球とか、楽しい?」
「うん!楽しいよ!」
幼稚園の頃、女の子たちがままごとをしているのを見て
何が楽しいんだろう、と本気で思ったことがある。
だからアタシは、男の子たちと居ることが多かった。
サッカー、野球、虫捕り、泥んこ遊び。
女の子たちからは少し、冷たい目で見られていた気がする。
またその頃、父と一緒に風呂に入ったアタシは
こんな事を訊いた。
「どうしてひとみには、おとうさんみたいのがないの?」
「ははは、ひとみは女の子だからな、なくていいんだよ。」
「ふぅん…。」
今でも鮮明に蘇る記憶。
幼かったから、あれで済んだのかもしれない。
- 6 名前:EYE 投稿日:2002年09月15日(日)18時10分52秒
- 「あら可愛い、ひとみちゃんは本当に可愛いわねぇ。」
小学生の頃、親戚の叔母さんが買ってきてくれた
ピンクのフリフリのワンピース。
弟たちには、その頃流行っていたアニメキャラクターのTシャツ。
「…それ、ひとみの好きなやつ。
…ひとみ、そっちがいい!そっちのTシャツがいい!」
「コラ、ひとみ!」
叔母さんが帰ったあと、弟とTシャツの取り合いをして泣いたっけ。
鏡に映った、ワンピース姿の自分を見て、少し違和感を感じたっけ。
塾の先生に進められてなんとなく入った女子中。
アタシは告られることが多かった。勿論、女の子から。
別に悪い気はしなかったけれど、
どうしてアタシなんだろう、と思ったことはある。
「ひとみってさ、何か男っぽいよね。
顔はすっごい美人で女っぽいのにねえ。」
中学時代、友人から何度も言われた言葉。
“男っぽい…?”
- 7 名前:EYE 投稿日:2002年09月15日(日)18時26分04秒
「あ、よっすぃー、マンガ買うの?」
「え?あ、これ?」
右手でしっかり握っていたマンガを持ち上げる。
“男の子が読むマンガ”
「ああああ、これ?これはぁ、そう、弟にお土産。」
…何誤魔化してるんだろ。
「え?よっすぃ〜が読むんじゃないんだ?」
「うん。ちょっと頼まれててね、あッ!もうこんな時間!
早く行かないと!さ、行こう!」
強引に彼女の腕を掴み、走ろうとする。
「あ、あたし、雑誌買っていくから、よっすぃ〜は先に帰ってて。」
「あ…そう、そっか。そうだよね。ごめんごめん。じゃねっ!」
…だめだ…。彼女の前だと慌ててしまう。
心臓の音も、さっきより倍くらい大きくなってる気がする。
こんなに大きな音、彼女に聞こえてなかっただろうか。
自動ドアの前で、振り返る。
彼女は積み重ねてあるファッション誌を見つめていた。
その顔が余りに真剣で、吹き出しそうになる。
梨華ちゃん、面白いんだから。
「って…やべっ、怒られる!」
- 8 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月17日(火)07時25分47秒
- シリアスっぽくもあり、コメディっぽくもあり
こういう吉澤の視点面白いです。期待
- 9 名前:EYE 投稿日:2002年09月24日(火)19時26分15秒
- 今日はハロモニ劇場「バスがくるまで」の収録。
この仕事以上に嫌なものはない。
何故なら…。
「文麿さまぁ〜!!!」
この時だけ、梨華ちゃんの声が嫌いになる。
「石川さん……」
この時だけ、ごっちんが憎くなる。
「ヒトミ・ヨシザワの、世界のジョークショー!」
アタシはその横で、変な格好をして叫ぶ。
なんでアタシはこんなんばっかり…。
でも一応 アタシもプロ。根性で何とかやりきる。
終わったら、梨華ちゃんのとこに行って、おしゃべりしよう。
“りかちゃん”
いつからだったっけ…。
- 10 名前:EYE 投稿日:2002年09月24日(火)19時43分01秒
- 「新メンバーの、石川梨華ですぅ」
「新メンバーの吉澤ひとみです。」
歳も近かったし、同期ってことで
アタシが一番最初に仲良くなったのは、梨華ちゃんだった。
ひとつ年上で、その頃新メンだったアタシらを一生懸命まとめようとして、
頑張ってるのにいっつも空回り。
しまいにはアタシに泣きついてくるし、
頼りないくせに本人は無理しちゃうし、こっちがハラハラすることもあった。
でも
そんな、いつも一生懸命な梨華ちゃんに、
アタシは惹かれてしまっていた。
最初は、「友達」と、その想いを片付けることができた。
でも、毎日会うようになって、
喋るようになって、笑ったり泣いたり怒ったりして。
そのうち、「友達」なんて言葉じゃ足りなくなってた。
アタシが、それ以上ことを求めてしまっていた。
“梨華ちゃんが好き”
“ダメ。梨華ちゃんはメンバー。梨華ちゃんは女の子”
“だけど、わかってるけど、梨華ちゃんが好き”
自分の中で、ふたりのアタシが戦って
苦しくて
つらくて
悲しくて
結局 勝ったのは
“梨華ちゃんを好きなアタシ”
- 11 名前:EYE 投稿日:2002年09月24日(火)19時49分58秒
- 隠していればいい
見つからなければいい
悟られなければいい
この想いを
ずっと、胸の奥に仕舞いこんでいれば、
きっと、神様はアタシを許してくれる。
好きになってはいけない人を好きになってしまった罰を、
与えないでいてくれる。
そんな気がして――――――
そしてそのことは、今まで半信半疑でアタシに覆い被さっていた影を
大きくした。
梨華ちゃんを見る度、
その影は 大きくなった
“吉澤 ひとみは…”
- 12 名前:EYE 投稿日:2002年09月24日(火)19時55分48秒
- 小さい頃から男の子とばかりいたアタシ
自分の陰部を見て疑問に思ったアタシ
女の子らしい格好を嫌ったアタシ
そして今 女の子を好きになったアタシ
それなら全て辻褄が合う。
“気付いてしまった?”
その瞬間に、
彼女の中の吉澤ひとみは
アタシじゃなくなった
“ 吉澤ひとみは 男 ”
- 13 名前:flower eye 投稿日:2002年09月24日(火)19時59分49秒
- >>8 名無し読者さま
ありがとうございます
まだ出だしなんでこれからもよろしくお願いします♪
- 14 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月24日(火)23時54分01秒
- 次が気になる引きだな(w
楽しみです
- 15 名前:EYE 投稿日:2002年09月25日(水)22時58分37秒
- 今日は、ののとあいぼんがいない。
だから楽屋は静かだ。
圭ちゃんと矢口さんは楽しそうに話してる。
紺野と高橋はさっき部屋から出ていった。
ごっちんと梨華ちゃんは仲良さそうに、
さっき梨華ちゃんが買ったらしい雑誌を読んでいる。
羨ましい。
今からそそくさと傍に行くの、図々しいかな?
あーずっと梨華ちゃんにくっついてればよかった…。
なんでアタシってこう、マイナス思考なんだろおなあ…。
「よっすぃー!よっすぃーも一緒に見るぅ?」
「!」
…嬉しい。嬉しすぎる。
梨華ちゃんが笑顔で手招きしてる。
梨華ちゃんは神だ 仏だ 天使さまだ!!!
アタシは飼い主に呼ばれた犬のようにニコニコ顔で近づいていった。
「んぁ。ごとートイレ行ってくんね。」
「あーうん。」
…ごっちんも神だ。
「あっ、ねぇねぇ、よっすぃーこれ見て!」
「え?」
梨華ちゃんが見ている雑誌は、若い子向けのファッション誌だった。
ページいっぱいに、カラフルな水着が並べられている。
うおー!目がチカチカするよ…苦手だ…。
「このピンクの水着、可愛くない?」
梨華ちゃんは本当にピンクがすきなんだから。
「え、これ?」
- 16 名前:EYE 投稿日:2002年09月25日(水)22時59分44秒
- 梨華ちゃんが指差した水着は、薄いピンクのビキニ。
フリルがついてて、女の子〜って感じ。
咄嗟に、梨華ちゃんがそれを着ている姿を想像してしまったなんて…いえない。
「そう、それ!可愛いよね〜」
急に現実に戻され、戸惑う。
「え…うん、…か…カッケー!」
「え…かっこいい…のかな…。」
…憂鬱。
「よっすぃーはこん中で、どれが着たい?」
「え…。」
何故だか泣きたくなった。
「いやあーアタシは梨華ちゃんみたいにスタイル良くないし、
水着は…着ないよー。」
笑って誤魔化す。
「えー?そんなことないよぉ…。」
梨華ちゃんの照れ笑い。可愛い。
“梨華ちゃんのひとみに映っている吉澤ひとみは、女の子。”
そんなの当たり前だよ。
わかってる。
- 17 名前:flower eye 投稿日:2002年09月25日(水)23時02分03秒
- >>14 名無し読者さま
なんかまた同じような終わり方で…スミマセン
これから色々…がっんばります…のでヨロシクです!(意味不明〜
- 18 名前:カモノハシ 投稿日:2002年09月28日(土)16時50分00秒
- この作品とても好きです!
続き楽しみにしています!
- 19 名前:EVE 投稿日:2002年09月30日(月)18時17分47秒
- 「よしこ〜。今日ごとーの家泊まんない?」
「へ?なんで?」
「昨日ね、夜ヒマだったから、ケーキ作ったんだけど、余っちゃって。
だから食べに来ない?」
「ケーキ!?行く〜!」
早速家に電話。
お母さんは即いいよと言ってくれた。
へへっ、ケーキが吉澤を呼んでいる♪
「おじゃましまーす」
「ただいま〜」
「わぁ〜片づいてないねぇ。」
「…綺麗にしたんだけどなぁ。」
「これで?」
とても綺麗とはいえないごっちんの部屋。
最初は驚いたけど、今は居ると落ち着く。
「ごとー、先にシャワー浴びていい?」
「どうぞ〜」
「じゃ、よしこ、マンガでも読んでて。」
「は〜い」
ごっちんはマンガを2,3冊貸してくれた。
う〜ん…言わないけど、全部読んだことあるよぉ。ま、いっか。
ごっちんは着替えを持って部屋を出た。
- 20 名前:EYE 投稿日:2002年09月30日(月)18時18分22秒
- 「ふぅ〜」
見慣れた部屋。テレビ、コンポ、ほとんど物置台になっている机、散らかった床。
「…?」
ふと、ごっちんの部屋では見慣れないものを見つける。
他の場所では、見たことのあるもの。
見たことのあるラベル。
“これ…”
雑誌やらマンガの下敷きになっている、本。
見覚えのある、本。
“本?”
いつ、見た?
“今日”
どこで、見た?
“今日行った本屋”
おそるおそる手を伸ばしてみる
“何かの間違い、かもしれないし”
上のものをどけた
表紙があらわになる
- 21 名前:EYE 投稿日:2002年09月30日(月)18時19分23秒
『性同一性障害』
確かにそれにはそう書かれていた
- 22 名前:EYE 投稿日:2002年09月30日(月)18時23分36秒
- 今までアタシを苦しめていた問題。
アタシは男なんじゃないか
体は女でも、アタシは男なんじゃないか
今まで、どうして自分だけがって思ってた
どうして自分だけが、間違えて生まれてきたのかって
なのに、
ごっちんも同じ悩みをもっている?
ごっちんも、苦しんでいる?
ごっちんは、男?
アタシだけじゃ、ない?
ごっちんなら、わかってくれるの?
アタシが梨華ちゃんを好きな気持ち。
女の子を好きになった事、
普通に認めてくれる?わかってくれる?
気持ち悪い、なんて感じないの?
理解してくれる?
“「よしこは普通だよ。」って、言ってくれる?”
がたん
“えっ…”
はっとしてドアの前を見ると、タオルで、濡れた髪を拭いているごっちんが立っていた。
「よ…しこ?何…持ってるの?」
「っ!」
アタシの手はその本をしっかりと握り締めていた。
- 23 名前:EYE 投稿日:2002年09月30日(月)18時24分53秒
- 「あ…いや、これは…その…」
「………」
ごっちんが溜息をつく。
嫌われた?
…そうだよね、秘密にしてたんだ…。
怒るに決まってる。
「あっ…ごっち…ん、ごめん…」
「…ハハッ、いいよ別に。」
「え?」
ごっちんは笑ってはいるものの、眉は下がったままだ。
「それね、ごとーの本じゃないから。
アハハッ、よしこさ、もしかしてごとーが男だとか、思っちゃた?
大丈夫、ごとーは普通の女の子だから安心して〜!」
狐につままれたような感じだった。
アタシは小さな希望さえも失ったのだ
“やっぱりアタシは普通じゃないんだ”
“間違って 生まれてきちゃったんだ”
“アタシだけ 普通じゃないんだ”
- 24 名前:flower eye 投稿日:2002年09月30日(月)18時26分51秒
- >>18 カモノハシさま
なんて嬉しいお言葉!
こんな駄文に、レスありがとうございます♪
- 25 名前:Masanori 投稿日:2002年09月30日(月)21時26分13秒
う、嘘だといってくれ!ごっちん!
なんとなく、ごっちんもそうであればと願うアフォでした。
- 26 名前:パンダ 投稿日:2002年09月30日(月)22時34分12秒
- 海版で小説を書いている者です。
おもしろいですよ〜〜(−дー)
がんばってくださいね!!
- 27 名前:EYE 投稿日:2002年10月01日(火)16時24分08秒
- 折角ごっちんが作ってくれたケーキも、あまり喉を通らなかった。
あ、すごい美味しかったんだけどね。
ごっちんの作るケーキは天下一品だよ。すっごく上手。
まぁ
そんなところで、やっぱりごっちんは女の子なんだなぁと思う。
“期待したアタシが悪いんだ”
“ごめんね。ごっちん”
居間でケーキを食べたあと、ごっちんの部屋に戻ったときは
もうあの本は無くなっていた。
ごっちんもアタシも、もうその話はしなかった。
今夜は何故だか、いつものように喋らないで、お互いすぐに寝てしまった。
「よしこぉっ、起きて!」
「ん〜…ねむぅぅぅ…。」
「っだめだよ、今日も仕事あるんだからね!」
「わかったよぉ……あ〜」
寝起きの悪いアタシは、まだ夢うつつ…。
なんかもう、昨日1日で疲れちゃったんだよぉ……。
仕事なんか行きたくないよぉ……。
夢の中で愚痴をこぼす
すると梨華ちゃんが飛んできてアタシに笑いかけた
「よっすぃ〜!今日もお仕事頑張ろうね!」
「ふぁぁい… 頑張っちゃうよぉん」
「…よしこが寝ぼけてる!きもいよぉ!!!」
恋ってさぁ、人を単純にさせるんだよね…。
- 28 名前:EYE 投稿日:2002年10月01日(火)16時24分51秒
- 今日は、歌番組の収録。
「ふぁ〜眠いよ…」
「も〜!早く目覚まさないとっ、収録始まっちゃうよ!?」
「うん、じゃあ飲み物でも飲んでくるよ〜」
「じゃあごとーは先に楽屋行ってるからね!」
コーヒーでも飲んで眠気を覚まそう…。
廊下のつきあたりにある自販機に向かう。
「…あれ?」
自販機の隣のイスに座っているのは、…愛しいあの人…?
「梨華ちゃんっ」
「え?あ よっすぃ〜!来てたんだぁ。」
「うん、今だけどね。…何飲んでるの?」
「え?えへへ〜」
何故笑うのかわかんなかったけど、その笑顔が可愛すぎて
アタシも微笑まずにはいられなくなった。
本当はその笑顔で眠気なんかふっ飛んだんだけど、
もう少し梨華ちゃんと二人っきりでいたくて、コーヒーを買った。
…いいじゃん!
- 29 名前:EYE 投稿日:2002年10月01日(火)16時25分49秒
- 「…よっすぃ〜はさ、大人だよね…。」
突然の言葉に少々戸惑う。
そんな事初めて言われたよ。
「へぇ?なんで?」
「だってコーヒー飲めるもん…あたしより、大人。」
コーヒー…?
「あははっ!なんだ〜そんなことか。」
「でも他にもいろいろあるよ?」
「?」
「あたしより、何でも知ってる気がする…。」
「え?」
「あたしのこと、変だ、とか思ったりする?」
「はぁ?」
確かに今日の梨華ちゃんは変だけど…でも梨華ちゃんは可愛いし女の子らしいし頑張ってるし
別に変なところは…ないようなあるような…。や、でもないよ!
自分の頭で考えた結論を言おうとすると
梨華ちゃんは「今の、忘れて!」とだけ言って走っていってしまった。
…やっぱり変だ、今日の梨華ちゃんは。
「…あ。」
- 30 名前:EYE 投稿日:2002年10月01日(火)16時26分31秒
- イスの上に、梨華ちゃんの飲み残しのコップがあった。
…そういえば、何を飲んでいたんだろ。
のぞきこむと、コップの中は、ピンク色。
梨華ちゃんは本当に、ピンクがすきなんだなぁ…なんて。
「いちごミルクか。」
アタシはふふっ、と笑う。
大人……ねぇ。
梨華ちゃんにはず〜っと、コーヒーじゃなくていちごミルクを飲んでいて欲しいなぁ
なんて思ってしまった。
- 31 名前:flower eye 投稿日:2002年10月01日(火)16時38分34秒
- だらだら〜と書いております。
>>25 Masanoriさま
レスどうもです。ご…ごっちぃん!は結構重要な役どころです!
>>26 パンダさま
小説読みました。ヨッスィ可愛いvv頑張ってくださいね!
- 32 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月24日(木)18時40分41秒
- よいです。頑張って。
- 33 名前:きいろ 投稿日:2002年11月13日(水)09時39分15秒
- うん。これはおもしろい!
ぜひ続けてほしいですー。
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