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幸せの扉

1 名前:chimaira 投稿日:2002年09月22日(日)01時42分29秒
緑板でファンタジー物を書いてましたが、こちらでは学園物で書いてみたいと思います。
主人公は紺野で、なんとか成長していうさまを書いていければとおもってます。

よろしくお願いします。
2 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時47分27秒
「あさ美ちゃん、今回の試験どうだった?」

「あ、愛ちゃん。。。はぁ・・・全然だめだった。こんな結果お母さんに
 みせるの、こわいなぁ。。。」

中学3年の夏休みにある模擬試験。その試験結果を手にそんな話をしてる2人である。

「愛ちゃんはいいよね。最近ずっと校内で1番だもんね。高校もどこでも
 選び放題なんてうらやましいよ。私なんて、坂ノ下高校がやっとだもん。」

「あさ美ちゃんだって、やればできるよ。ほら、小学校卒業の前くらいに
 家のほうでいろいろあるまで、成績よかったし、やればできるって。」

「無理だって。私、どじで、のろまなカメだから・・・・」

「そんなこといわないでさ。ね、よかったら図書館でいっしょに勉強しない?
 わからないところは、私が教えてあげるからさ。ね、いっしょにがんばろ。」

「え、いいよ、別に。愛ちゃんの足ひっぱるだけだもん。。。。
 あ、うちこっちだから。じゃぁね、愛ちゃん、バイバイ。」

「あ、うん、あさ美ちゃん、バイバイ。またね。」

といって、あさ美はその場を逃げるように去っていった。
3 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時48分33秒

愛ちゃんに悪いことしちゃったかな?
でも、紺野なんかがいっしょにいたら、愛ちゃんの足ひっぱっちゃうもんね。
これでいいんだよね。。。

それはそうとして、この成績表。。。どうしよう。。。。
こんなの見せたらお母さん、また怒るだろうな。。。。
4 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時49分59秒
カフェ&Bar タンポポ
あさ美の母、矢口真里の経営する昼は喫茶店、夜はBarとして営業している店である。
あさ美とは名字がことなるが、すでに離婚済みであるのだが、子供の名字がかわる
ことによるいじめを心配した親が、籍だけ父にもたせたまま、実質母が
育てるというような状態をつくりだしたのであった。
なお、店の2階部分がこの親子の住居となっています。
5 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時50分41秒
「ただいま〜」
「あさ美、おかえり。こないだの模試の結果返ってきてるでしょ。見せなさい。」
「。。。え。。。あ。。。ま、まだもらってないです。。。」

とりあえず、うそをついて逃げようとおもったあさ美だったが、
この程度のうそが見破れない親ではない。

「うそおっしゃい。あさ美はうそつくとき、目がまん丸になって口パクパクしてるから
 すぐにわかるのよ!あんた、オイラがちっちゃいからって、みくびってないかい?
 毎回、毎回、手間かけさせるんじゃないよ」

とあさ美にとびかかり、かばんとあっという間に奪い取り中をあさる。
そして模試の結果を見つけたのであった。。。それを見た矢口は。。。

「はぁ。。。。またこんな成績なの。。。。あんた。。。」

(あれ?いつもなら怒られるのに。。。きょ、今日はこれで助かるのかな?)
6 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時51分49秒
「やっぱり、決まり!あさ美、家庭教師きてるから、これから週2回
 しっかり見てもらうんだよ」

(来てるからって。。。。もし、結果がよかったらどうするつもりだったんだろ。。。)
と無駄な仮定をしてもいまさらしても仕方ないが、そう思ってしまうあさ美であった。

「で。。。でも、おかーさん、私がいまさらべ・・・」
「あ、あとそれで矢口はね、あさ美の入学願書、夢ヶ丘高校にだすこと
 決めたから、がんばって勉強するんだよ。」

・・・・はい?お母さん・・・今なんておっしゃいました?
7 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時52分27秒
「だから、あんたは夢ヶ丘高校を受験するの!いい、わかった?!」

ゆ。。。夢ヶ丘高校〜!それって、この地域の一番の進学校じゃ。。。。
落ちこぼれの坂ノ下高校でもどうかな。。。って成績なのに。。。

「む。。。むりだよ。。。いまさら、私なんかが勉強しても。。。」
「つべこべいわない!あさ美はやればできるんだから。ほら、先生にあいさつするよ」

といい、2階の居間でまっている家庭教師の先生のところにつれていかれるあさ美であった。
8 名前:1.家庭教師 投稿日:2002年09月22日(日)01時53分01秒
「先生、お待たせしました。ほら、あさ美、あいさつしな」
「は、はじめまして。紺野あさ美です。よ、よろしくお願いします。」
「安倍なつみです。これから週2回勉強教えることになるけどよろしくね、あさ美ちゃん」

(あ。。。この人。。。かわいらしいな。。。私なんかじゃ、こういう風になれないよね。。。)

「あれ?あさ美ちゃん、どうしたの?」

「あ。。。その。。。あの。。。よ、よろしくお願いします。」

こうして私は週2回火曜日と金曜日、なつみ先生の指導を受けることになったのです。
9 名前:chimaira 投稿日:2002年09月22日(日)01時56分37秒
今日はまずここまでです。
紺野視点でがんばって書ければと思いますが、ほかの登場人物の視点でも
書いていければと思います。

今日、明日と横アリいってきますので、なにかネタ仕入れれればと思ってます。
週1くらいのペースで更新できればと思いますので、気長にお願いします。
10 名前:名無し読者 投稿日:2002年09月23日(月)23時19分48秒
なちこんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━━??
11 名前:2.新学期 投稿日:2002年09月28日(土)18時38分19秒
「あ、あさ美ちゃん、おはよ〜」

「あ、愛ちゃん。おはよ。」

「あさ美ちゃん。今年の夏休みは『愛ちゃん、宿題みせて〜』って
 こなかったけど、宿題終わってる?」

「・・・・えっ?」

「だから、宿題終わってるの?また先生にしかられるよ」

「・・・あ・・・うん・・・ちゃんと終わってるよ、宿題。」

あ。。。やっぱり。。。。
愛ちゃん、私が宿題終わってるよ、っていったら
『えっ』みたいな顔して驚いちゃった。。。

仕方ないよね。だって、私っていつもいつも愛ちゃんに
頼ってばかりだったもんね。って、愛ちゃんまだ驚いたまま
固まっちゃってる。
12 名前:2.新学期 投稿日:2002年09月28日(土)18時39分04秒
「あ、愛ちゃん。ごめんなさい。なんか私がいつもとちがうこと
 しちゃったばっかりに驚かせちゃって。。。ほんと、ごめんなさい。」

あさ美が謝ったところで、愛は正気にもどったようだ。

「あ、あさ美ちゃん。。。私こそごめん。。。あさ美ちゃんに対して
 ひどいこといっちゃってたよね。。。ごめんね」

「そんな、愛ちゃん。わたしこそ・・・」
「うぅん。あさ美ちゃん・・・」


「「「くすくす」」」

2人が謝っている姿をみて、周りをいく同級生たちが
そばを笑いながら通り過ぎていった。

そんな様子に気がついて真っ赤になるあさ美と愛。
2人でてれ笑いをしながら
「あ、あさ美ちゃん、いそがないと遅刻しちゃうね。」
「そ、そうですね。いそぎましょう。」

と、学校に向かって2人は走っていった。
13 名前:2.新学期 投稿日:2002年09月28日(土)18時40分03秒
「「はぁ、はぁ、はぁ・・・」」

そのまま教室まで走ってきたあさ美と愛。

「あさ美ちゃん、走るのはやいよ〜」
「え。。。私普通に走ってたつもりなんだけど。。。。ごめんなさい。」
「あ。。。え。。。そ、そんなつもりでいったわけじゃ。。。」

いけない、いけない。すぐにあやまっちゃうの、愛ちゃんに何度も注意されてるのに
また朝から謝っちゃった。えっと。。。そうだ、愛ちゃんにあの話しなきゃ。。。

「あ、あのね、愛ちゃん。私の宿題のことなんだけど。。。。」
「え。。。あ。。。うん。あさ美ちゃんがちゃんと終わらしたんだよね」
「そのことなんだけどね、実は。。。ほとんど家庭教師の先生に
 教えてもらってたから終わらせることができたんだぁ。」
「家庭教師?あさ美ちゃん、塾とかきらいだから、絶対いかない!っていってたのになんで?」
「え。。。あの・・・・ほら、前に模試の結果返してもらったでしょ。
 あれ見てお母さんが無理やりきめちゃって。。。。」
「へ?あの矢口さんが・・・?そんな風に無理やり決めるような人じゃ
 ないって思ってたんだけどなぁ。。。」
14 名前:2.新学期 投稿日:2002年09月28日(土)18時41分35秒
そうなんです。私のお母さん、同級生からは『矢口さん』って呼ばれてるんです。
なぜかというと。。。『おばさん』なんて呼ぶと・・・
えぇ。。。はっきりいって命なくなるかと思うくらいの反応が、あるんです。
やっぱりそういわれるのはいやみたいで、みんなそれがわかってるから
『矢口さん』って呼ばれるようになったんですけどね。
でも、それ以外は結構なんでもありで、中学生にまじっていっしょに遊んでても
なんの違和感ないお母さんなんですよね。私、実は時々みんなお母さんと遊びたくて
うちにくるんじゃないの?って思ってたりもしてるんです。

勉強についても、『したくなかったら、しなくてもいいじゃん。それで本当に
自分が後悔しないんならね・・・』とか言って強要はしないんですよね。
まぁ、大半の子がこの言葉きくと、不安になって勉強しなきゃって思うみたいですが・・・
15 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月02日(水)23時38分39秒
うぉーーおもしろそう!!w
高紺の掛け合いが・・・w
高紺好きなんで嬉ですね!
この後どうなってくのか楽しみです
16 名前:名無し 投稿日:2002年11月30日(土)15時17分36秒
保全
17 名前:名無し5 投稿日:2002年12月27日(金)20時50分47秒
まあそろそろ書いてくれても良いんじゃないかと

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