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日々

1 名前:知多 投稿日:2002年09月22日(日)12時18分01秒
短編っていうよりも短だけで十分なくらい、短い話が中心になると思いますがどうぞ
よろしくお願いします。
当方は石川が一押しです。
2 名前:知多 投稿日:2002年09月22日(日)12時19分05秒
目覚ましなんて無粋なモノに起こされるのではなく、意識は自然に覚醒した。
カーテンから入り込んでくる大陽の光は、少し高めに見える。いつもなら忙しい日
常を知らせる合図であるソレは、今日に限ってすがすがしいように見える。
だって今日は久々な休日だから。
「…っん…」
ふと腕の中の大切な存在がすり寄ってきた。
もう明るいのにぜんぜん目が覚める気配がないんだな梨華ちゃんは…
日常の仕事とかで疲れているだろう細い肢体を、起こさないように抱きしめ、頬に
キスをする。
少しだけくすぐったそうに、梨華ちゃんは首をすくめたけど、逃げる様子は無かった。

なんか目覚めたらすぐに愛しい顔を見られるって、本当に幸福な事だと思った。
昨日は掃除して布団も干そうとか、秋物の洋服とか買いに行こうとかおよそ1日では
すべてできない事を考えていたのに、そんな事どうでもよく思えてきた。
寝顔を堪能しながら、起きるのを待っていても良いな。
それとも起こしちゃって、2人でベットの上の住人でいるのも良いな。

でもまずは目覚めた梨華ちゃんの瞳に、最初に映るのが自分であるようにっとお互い
の間を狭める為に抱きしめた。

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