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僕と 愛
- 1 名前:1 投稿日:2002年10月01日(火)20時57分31秒
- 拙い文ですが、よろしくお願いします。
- 2 名前:1 投稿日:2002年10月01日(火)21時05分19秒
- 僕は今年某大手建設会社に就職した新入社員だ。
でも5月には1人辞めてしまった。近頃の若い者は・・・ 4月に入社して
6月に配属先が決まるまでは研修期間という事で建設中のビルに赴き、
先輩の仕事ぶりを見たり、偉い人の講演を聴いたり、会社の概要を勉強したり。
どれも大事な物なんだろうけど、僕にとってはつまらない物だった。
僕の同期はみんな一般に僕の出た大学より偏差値の低い大学出身ばかりだ。
- 3 名前:1 投稿日:2002年10月01日(火)21時16分56秒
- バリバリ仕事して、他の奴等に差をつけてやる。
そんな事ばかり僕は考えていた。 法学部出身の僕は法律の知識をより磨き上げ、
経理、若しくは法務の仕事がしたかった。
決して外回りの営業などという、疲れるだけの仕事なんかしたい訳はなく、上に立つための
ステップアップとしてはそれが近道だと思った。研修期間も終わった6月のある日、
本社近くのホテルの会議室で、僕等の配属先の発表が行われた。
そこで人事部長から発表された言葉。
「吉澤君、財務経理課に配属とする。」
普通新入社員は営業にまわされるんだけど 僕は別格だ。
財務経理課入りをかねてから同期に宣言していた僕にとってこの決定は
同期の驚きと羨望の眼差しを一手に受けた「しかるべき決定」なのさ。
君らには悪いけど、将来の上司は僕だ。
- 4 名前:1 投稿日:2002年10月01日(火)21時27分09秒
- 最初は胸を張って意気揚々と僕は出社していた。社内の人にも受けが良かった。
「将来出世して、社長にでもなっていい家に住んで、最高の人生を過ごすんだ。」
怖いものなんて無かった。不況なんてなんのその。まさに僕は自身の塊だったんだ。
でも、「学生社会」と「大人の社会」はまったく別物だったんだ。
僕の「根拠の無い自信」が叩きつぶされるまで僕はそれに気づきませんでした。
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