ひまわりとハムスターと菊の花
- 1 名前:akira 投稿日:2002年10月10日(木)21時01分25秒
- 初めまして。
一応、娘。が二人出てきますが、仮名です。
おいおい、誰かわかります。愛の行為中心です。
削除覚悟で書きたいと思います。
- 2 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月10日(木)21時34分19秒
- ダンスのレッスンが終わり、娘。達は帰り仕度をはじめた。
「ななちゃん、これから、れいちゃんとラーメンを食べに
行くんだけど、一緒にいかない?」
「あ〜、ゴメン、今日はちょっと寄る所があるんだ。またね〜」
「そう、じゃあ、またね〜」
「ねえ、ゆみどん、最近ななちゃんつき合いわるいね。」
「・・・そうかな。」
「ねえ、ケイコ、これからみっちぃー達と焼肉食べに行くんだけど
一緒に行かない?」
「あ〜、ゴメンネ、みり、例のもの今晩中に仕上げる予定なんだ。また
今度ね〜」
「そうなんだ。じゃあ、頑張ってね〜」
ケイコとななみは、スタジオを出て、しばらく行ってから
こっそりと落ち合い、タクシーに乗ってケイコのマンションに
向かう。
- 3 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月10日(木)22時01分01秒
- 部屋に入って、ドアを閉めて鍵をかけると、二人は抱き合い、
むさぼるようにお互いの唇を求め合う。
やがて唇を離すと、唾液が糸のように口と口をつなぐ。
それを見てケラケラと笑うななみ。
二人は居間に入り、くつろぐ。
「今夜は、リハーサルとテレビの収録があるから、遅くなるって
家には言ってあるから、夜遅くなっても大丈夫だよ。なんなら、
泊まっちゃおうかな・・・」
「それは嬉しいけど、お家の人心配しないかな。」
「平気、平気。もう子供じゃないんだもん。」
「今日は、ななちゃんが来るから、たくさん美味しいもの
買ってきてあるんだ。」
「やったあ〜、何にを作るの?」
- 4 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月10日(木)22時57分45秒
- 「わたしが食事の支度をする間、お風呂に入ってくれば。」
「ヤダ〜、ケイコたんと一緒に入るんだ〜」
「ふふふゥ。じゃ、一緒に食事作って、後でお風呂に入ろう。」
二人は食事の支度を終えると、いそいそと一緒にバスルームに
向かう。
湯船に浸かったケイコの膝にななみは背中を向け腰をおろす。
ななみはケイコの手を取って自分の乳房をさわらせる。
「わたしのオッパイ大きくなったでしょう・・・」
二人は湯船から出ると、お互いの体にボディソープを塗りたくる。
そして、互いの体をさすり、こすり合う。
バスルームに響く嬌声がやがて甘美なうめきに変わる。
- 5 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月10日(木)23時47分34秒
- さんざん、じゃれ合った二人はようやくバスルームを出る。
「ねえ〜、ケイコたん、お姫様ダッコして〜」
「えーェ、ななちゃん重いもん、ダッコできるかな〜」
ケイコはようやく、ななみをベッドまでダッコして運ぶ。
ベッドに寝かされたななみは、ケイコの首に両腕をまわして
二人はベッドに重なり合う。
「ななちゃん、ご飯食べないの・・・」
「先に、ケイコたんを食べてから・・・」
「まあ、生意気言っちゃって、この子豚ちゃん・・・」
- 6 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月11日(金)01時24分19秒
- 上になったケイコは、ななみの唇から始めて、だんだん下がって
いきながら、ななみの体を口と舌で這わせていく。
ななみの興奮してとがった乳首を舌の先でころがす。
ななみの、普段歌っている声よりもオクターブの高い声を
聴きながら、ケイコは舌を這わせていき、ななみの腹をすうと
ひと筋に舐めていき、まだ薄い繁みをかきわけて、花芯に
行き着く。
ななみの声がひと際大きくなり、ケイコの頭を太ももで
締めつけてくる。両腕で、その太ももを大きく開かせ、
小さなサクランボのような、クリットを舌でころがすと
ななみは、体を痙攣させて登りつめる。
- 7 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月11日(金)01時53分38秒
- しばらくして、一息ついた二人は夕食にとりかかる。
ななみは、ケイコの膝の上に乗ってテーブルの上の食べ物を
次々に平らげてゆく。
ケイコはそんな、ななみを愛おしげに眺めながら自分も食べ物を
口に運ぶ。食べ終わって、ワインを口に含むと、ななみに口移しで
飲ませる。
ななみは、ケイコから口移しで飲まされたワインを喉を鳴らして
飲みこむ。やがて、生まれたままの姿の足の先から耳のあたりまで、
ピンク色に染まっていく。
ななみは、シャワーを浴びるため一人でバスルームに行った。
ケイコは、全裸のまま、デスクに行くと描きかけの絵を眺める。
- 8 名前:ひまわりとハムスターと菊の花 投稿日:2002年10月11日(金)02時37分30秒
- しばらく、ケイコが絵を描いていると、ななみが戻ってきて、
後ろから体を寄せてきて、背中越しに絵を見る。
「今度、わたしの絵を描いて、もちろんヌードで・・・」
「今度ね・・・。トイレへ行って、お腹をすっきりしてきた?」
うなづく、ななみ。
「じゃあ、これから、もっと気持ちよくさせてあげる・・・」
ケイコは立っていって、ある物を腰に装着する。
「すごい!、ケイコたん、男のひとみたい・・・」
ケイコはそれをななみに舐めさせる。
「よく舐めて、ベタベタにしないとお尻が痛いよ・・・」
うなづいて、口を動かすななみ。
「さあ、もういいわ。入れるからそこに膝まずいて・・・」
ケイコはそれを、後ろから、ななみの菊の花に押し込んでゆく。
ななみは悲鳴にも似た声をあげながら、奥深く受けいれてゆく・・・。
完。
- 9 名前:スズランとヒョウと菊の花 投稿日:2002年10月12日(土)19時13分43秒
- 「みり、今日私の部屋にこない・・・」
「え〜、いいけど、あたしでいいの?」
「もちろんよ。じゃ、リハーサル終わったら・・・」
夜、みりは、ケイコのマンションに行く。
「ここにくるのは、久しぶりだな・・・」
そう言って、ベッドに腰掛ける。
「あれ、この匂いは、覚えがあるな。誰かさんの匂いだ・・・」
「そんなことないよ!誰もきてないんだから・・・」
ケイコは小さな、みりの上からおおいかぶさるように重なる。
そして、みりの唇を吸いながら、左手でブラウスのボタンを
はずす。
まっぱになった二人はもつれ合うように体を重ねる。
上になったみりは、ケイコの硬くとがった乳首を舌で
転がす。
- 10 名前:スズランとヒョウと菊の花 投稿日:2002年10月12日(土)19時43分09秒
- やがて、みりの舌が豊富な繁みをかきわけて、花芯にとどく。
ケイコの体に似つかわしく、ブドウの実ほどにぼっきした、
クリットを舌で転がすと、ケイコは身もだえして甘美の声を
もらす。
やがて、ケイコの体の上を登るようにして、みりは体を重ねると
強く唇をかさね合う。
「みり・・・愛してる・・・」
「ななちゃんの次に・・・?」
思わず、ケイコは半身を起こす。
「そんなことないってば!、誰が言ったの・・・」
「へんだ〜。おいらはちゃんと知ってんだから、ななちゃんが
風邪をこじらせて、一週間もお休みしてると、これなんだから。
ななちゃんに言いつけちゃおうかな・・・」
- 11 名前:スズランとヒョウと菊の花 投稿日:2002年10月12日(土)20時02分07秒
- みりはベッドから降りると、あちこち引き出しを開けて、
何か捜す・
「勝手しったる他人のお家〜♪。あッ、あったあった。」
みりは、それを取り出すと感心したように見入る。
「お〜お。まあ、よく使い込んでるわね〜。この握り具合が
なんとも・・・」
そう言って、それの先端をペロリと舐める。
「ふうん。ななちゃんの味がする・・・」
そして、それを自分の腰に装着すると、ケイコのほうへ振り返る。
「ケイコたん!おしおきをするから、そこに座りなさい!」
- 12 名前:スズランとヒョウと菊の花 投稿日:2002年10月12日(土)20時24分49秒
- おとなしく、みりの前に座ったケイコに命令する。
「さあ、これを舐めるのよ。よ〜く舐めて、べちゃべちゃに
しないと、お尻が痛いわよ・・・」
うなづいて、口を動かすケイコ。
「よ〜く舐めたら、そこにひざまずくのよ・・・」
大きな体を縮めてひざまずくケイコ。
「お願い・・・優しく・・・」
「・・・乱暴されると、喜ぶくせに。」
みりは、後ろから、それをケイコの菊の花に徐々に押し込む。
「・・・もっと奥に・・・」
「おいらを一番愛してると、誓うか・・・」
「ああ、誓うわ、みりが一番よ・・・」
みりは、ケイコが悲鳴を上げるのをかまわず、それを、
奥深くまで、押し込んでゆく・・・。
完。
- 13 名前:ハマナスとリスと百合の花 投稿日:2002年10月15日(火)22時00分14秒
- 「ななちゃん、あのひとがお見舞いに来てくれたよ」
母の声にななみはベッドの上で体を起こした。
「あ〜、ケイコたんが来てくれたんだ!」
しかし、入って来たのは、違う娘。だった。
「あー、みっちぃ〜・・・」
「ななちゃん、大丈夫、一週間もお休みするなんて・・・」
突然、ななみの目から涙が溢れだし、毛布を被って声を上げて
泣き出してしまう。
みっちぃは突然のことにとまどってしまう。どうも、自分が来て、
嬉しくて、泣いてるわけでもないようだ。
「ごめんなさい・・・私で、がっかりしたの」
「ううん、そうじゃないの・・・」
ななみは、涙をぬぐいながら、首を振った。
- 14 名前:ハマナスとリスと百合の花 投稿日:2002年10月15日(火)22時24分07秒
- ななみは、ケイコが来るのを待ち望んでいたので、てっきりケイコが
来たものと思ったのに、違って、思わずこらえ切れずに涙が出たのだ。
みっちぃは、いつもの優しい笑顔で言った。
「元気を出して、すぐにケイコも来るわよ・・・」
ななみは、不思議そうな顔でみっちぃを見た。
ケイコとななみの仲はメンバーの誰もが知っていた。それに気ずいて
いないのは、当人どうしだけだった。
「もう、風邪のほうは、良くなったの?」
みっちぃはそう言って、手の平をななみの額に当てる。
ななみは、思い出していた、デビューした頃はみっちぃとは
とても仲が良く、いつもくっついていて、一緒にコンビを組む
話もあったくらいだ。
- 15 名前:ハマナスとリスと百合の花 投稿日:2002年10月15日(火)22時45分06秒
- それが、今はケイコに夢中になっていた。それなのに、
ケイコのやつは、見舞いにも来てくれない。ななみは
ケイコが恨めしかった。
それに対して、みっちぃはあの頃と同じでとても優しい。
ななみは、みっちぃの手を取って握りしめた。
「みっちぃ、大好き・・・」
「え〜、嬉しいな。あたしもななちゃん好きよ。」
ななみはいきなり、みっちぃの首に両腕をまきつけて、
引き寄せ、唇を合わせる。
「ななちゃん・・・お母さんが来るわよ・・・」
「平気、平気。誰もこないよ・・・」
「この様子じゃ、風邪も大丈夫みたいね・・・」
みっちぃはベッドの中へ入っていく。
完。
- 16 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月19日(土)23時09分36秒
- 「あ、れいちゃん、そのケーキ残すんだったら、私に
ちょうだいな」
「・・・いいですけど」
「ちょっと、ななちゃん、いい加減にしたら・・・もう、
ケーキ、三つ目でしょ。」
「あ、ゆみどんも残すのなら、私が食べる。」
「なな・・・あんた、この頃、ホント太ったよ、ヤバイよ・・・」
「いいもん!食べられないのなら、死んだほうがましよ。」
「おい、あのデブを何とかしろ!」
「はあ〜、たんくさん、こっちも困ってるんですよ・・・」
「ネットでもファンの苦情がじゃんじゃん来てるんだよ!
あのデブを引っ込めろって!」
「何度も言ってるんですが、言う事をきかないんですよ、
相変わらず、食べまくってますよ・・・」
「よ〜し、かまうこたね〜よ、来月、いや来週あたり、
卒業させろ!!」
ななちゃん、最大のピンチがおとずれた。しかし、本人は
いたってのん気だった。
- 17 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月20日(日)00時21分29秒
- 翌日のことだった、学校から出たななみの前に車が止まった。
「ななみさんですね。お母さんが交通事故にあったそうです。
すぐこの車で病院に行くようにとのことです。」
車の男の言葉に、ななみは疑いもせずに車に乗り込む。
車が発車してまもなく、男がななみの口にハンカチをかぶせた。
ななみは、あっけなく薬のせいで気を失う。
ななみは意識を取り戻したが、目隠しのせいで、何も見えない。
おまけに両手は上から吊り下げられていたし、両足も何かで固く
縛られていた。
そして、ななみは自分が一糸まとわぬ全裸にされていることに
気がついた。
「何よー!、どうなってるの!ここは何処・・・」
突然、ピシッっと鋭い音とともにお尻に激痛が走り、ななみは
悲鳴を上げる。
誰かがムチのようなものでお尻を叩いたのだ。
- 18 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月20日(日)14時38分56秒
- 「うざいんだよ!!、さからうと、承知しないよ!」
マスクをしているのか、くぐこもった声で誰かが言うと、
また二度三度、お尻にムチを入れる。
ななみは、痛みに悲鳴を上げる。目隠しの下で涙がこぼれる。
「ごめんなさい・・・でも今日は、ミニモミの新曲のイベントが
あるんです、早く帰して・・・」
「うっせえーよ!、あんたが来なくてもほかに代わりの子は
いくらでもいるんだよ!あんたは、たんくさんからも、とうに
見放されてるんだよ!」
「そんな・・・・」
「何だと〜!、ななが来ね〜だと!あのヤロウふざけやがって、
クビだッ!!、今すぐクビにしろー!」
その時、マネージャーがたんくの袖を引っぱってひと目につかない
所に行って、耳打ちした。
「実は、さっき事務所に電話があって・・・」
「何だって!、ななみが誘拐されたって!?」
「どうも、本当らしいんですよ。犯人からの電話では
ななちゃんを預かってるとだけでしたが、家にも戻って
ないみたいですし、行方不明なんです。」
- 19 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月20日(日)15時08分59秒
- とりあえず、ミニモミの新曲イベントは、ななが急病ということに
して、れい、ゆみどん、モカの三人だけで行われた。
関係者たちは、警察に届けるべきか、マスコミ対策はどうするか、
大わらわだった。
どれほどの時間がたったのだろうか、ななみはようやく吊り下げられて
いた両腕のいましめを外されて、床に崩れ落ちた。
「これで、あたしは消えるけど、次、あんたのお相手をする人の
言う事を聞くんだよ・・・」
そう言って、その女性らしい人は部屋を出て行った。
すぐに、また誰かが部屋に入って来た。
「へ〜え、あんたがななちゃんかい・・・」
男の声だった。
「あんたを知ってるよ。前はリスみたいで、可愛かったのに、
今じゃ、豚みたいだな・・・」
- 20 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月20日(日)18時14分56秒
- ななみは、目隠しを外された。目の部分にマスクをした男が
いた。
ここは、どこかのマンションの一室みたいだった。家具がなにも
なかった。そのかわり、すみにルームランナーが置いてあった。
男はななみを浴室に連れて行く。
そこには、全身がうつるほど大きな姿見がかかっていた。
「ほれ、よく自分の姿を見ておくんだ。」
鏡には、まっぱだかの、みにくく太った女の子が映っていた。
ななみは思わず顔をそむけた。裸でいることもだが、あまりの
自分のみにくさを思い知れされた。
男は大きな注射器を持っていた。ななみは恐怖を覚えた。
「何にをするんですか・・・」
「何に、これであんたのお腹の中をキレイにするんだよ。」
- 21 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月20日(日)18時57分58秒
- 男は、ホースで、汚れた浴室の中を洗い流した。
「まあ、いっぱい出たなあ。よく食うもんな・・・」
男は、浣腸でお腹の中のものを出し尽くして、息もたえだえの
ななみを引き立てて行く。
戻って、もうひとつの部屋のドアを開ける。
そこには、粗末なベッドがあった。
「さあ、可愛がってやるよ・・・前は万が一のことがあるから
使うなと言われているから、後ろを使って可愛がってやるよ。」
ベッドにななみをうつ伏せにすると、何かのクリームを取り出し、
嫌がるななみを押さえつけて、指にたっぷりとクリームをつけて、
ななみのお尻の中をかき回す。
最初は悲鳴を上げていたななみも、やがて甘美なうめき声をもらす。
「おや、感じてるのかい、これは驚いた。後ろは初めてじゃないのかい、
どんな男とやったんだい・・・」
「男の人とは、やってないもん・・・」
- 22 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月20日(日)19時12分30秒
- 「すると、メンバーの女の子たちと道具を使ってやってたんだな。
あきれたもんだな、女の子同しでやってるとは聞いてたけどね。」
「・・・・・」
「それなら、安心して、可愛がってやれるよ・・・本物の男の良さを
味あわせてやるよ・・・」
男はななみの両腕を後ろに縛ると、ベッドの上に仰向けにした
ななみの両足を肩に抱え込むと、それを、ななみの菊の花に一気に
押し込んで行く。
ななみの悲鳴が部屋中に悲鳴が響きわたる。
- 23 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)15時21分05秒
- 何度も登りつめたななみはベッドの上でぐったりとなった。
「まいったね。・・・感じやすいんだね」
一息つくと、男はななみを抱えてさっきの部屋へ戻った。
「腹がへったろ。喉もかわいてるだろうね。だけど、もう
一汗かいてもらうよ。」
男はななみの両腕のいましめを外した。そして、ルームランナーの
ほうへ、つれて行く。
「これから、ランニングをしてもらう、そこにメーターがあるだろ、
今日は、・・・」
ぐったりと、膝をついていたななみが、突然起き上がり、ドアへ
向かって、ダッシュして行った!。
男は、平然とそれを見送った。
ななみは、ドアに飛びついて猛烈に引っぱったがドアは
びくともしなかった。
男はドアに近づくと、ドアの上を指差した。
そこには、ななみの手の届かない所にとめ金がついていて、
内からも開けられないようになっていた。
- 24 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)15時39分54秒
- 男は、ななみをルームランナーのベルトの上に立たせる。
「そこにメーターがあるだろ、今日は一キロ走ってもらう。
明日からは、だんだん増やしていくよ。一キロ走り終わったら
食べ物をやるよ・・・」
否応もない、ななみは食べ物欲しさに走り出した。
ようやく、走り終わったななみの前に男はお盆を置いた。
ななみは、目をむいた。そこにはマーガリンか何かを薄くぬった
食パン一枚とコップ一杯のミルクだけだった。
それでも、腹がすききっていたななみはむさぼるように、パンを
ほおばり、コップのミルクを喉に流し込んだ。
もちろん、それだけで足りるはずがない・・・。
「お願い・・・もっとちょうだい・・・」
ななみは、恨めしげな声で、訴えた。
「残念ながら、それしかないよ。今日はもう寝ていいよ。
もし、また逃げようとしたり、騒いだりしたら、さっきの
怖いお姉さんが来て、おしおきをするからな・・・」
- 25 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)16時42分44秒
- その夜、ななみは空腹と不安感で一睡も出来なかった。
翌朝、男が来て携帯電話を渡した。
「この紙に書いている通りに、お母さんに言うんだ。そしたら、
これをやる。」
そう言って、紙の箱を見せた。中をちらっと見せる、イチゴが上に
のった、ケーキが見えた。
紙には、新しい仕事が入りレッスンなどで、合宿をする事になり、
一週間ほど家には帰れない、事務所からも連絡が行くはずだ。と
いうことをななみは喋らされた。
意外なことに、母親はそれで納得したみたいだった。事務所からも
同じようなことが連絡が行っているみたいだった。
ななみは、ケーキの箱に飛びついた。すぐに落胆の声を上げる。
ケーキは作り物のイミテーションだったのだ。
「ひどい・・・騙したのね・・・」
ななみは泣きべそをかいた。
「こうでもしないと、言う事をきかないだろうから・・・」
- 26 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)16時58分14秒
- 所属事務所は、結局警察には届けなかった。マスコミに知れて
大騒ぎになるのを恐れたのだ。犯人の言うとおりのことを、
ななみの家にも伝える。犯人は一週間たったら、ななみを帰すと
約束したのだ。
一週間が、マスコミを抑えるギリギリの限度と判断して、静観を
決め込んだのだ。
ななみは、また目隠しをされて両腕を上から吊り下げられた。
そして、あの女がやって来た。
なぜか、女はななみに発声練習を強要する。少しでも声が弱いと
ようしゃなく、ムチでななみの尻を叩いた。悲鳴を上げて、泣き出す
と、それがうるさいと、またムチで尻を叩かれる。
- 27 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)17時39分12秒
- 後で気がついたのだが、女はななみの顔や体は決して叩かなかった。
なぜか、お尻だけを叩いた。
それが終わると、ようやくその日初めての食べ物が与えられた。
だが、リンゴ一個、コップ一杯のミルクだけだった。
少し休んで、今度はルームランナーで走らされる。
今日は、三キロ。翌日は、5キロ。次の日は10キロとだんだん、
過酷になって行く。
あまりの辛さに足をゆるめると、今度は男も容赦なくムチで尻を
叩く。
部屋には窓がなく、今、何時なのかいっさいわからない。
もう、ななみはそれはどうでもいいことだった。
過酷なノルマをこなせば、与えられる小さなトマト一個、一切れの
パンがすべてだった。
夜になれば、もちろん時間の経過で何となく夜だと思うのだが、
男がななみをもて遊ぶ。男は、女に較べれば、優しかったので、
それが、ななみにとってひと時のやすらぎだった。
- 28 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)18時00分22秒
- 男がベッドから降りた時、ななみは男にすがりついた。
「お願い・・・水を、水を飲ませて・・・」
なにしろ、毎日過酷な運動をさせられて、飲めるのはコップに
一杯か二杯のミルクだけなのだ。空腹よりも、焼けるような
喉の渇きに苦しめられて、堪えがたいほどなのだ。
男はそんな、ななみを見て少し考えていたが、立って行き、やがて
戻って来た。手にはコップを持っていたが、中身はカラだった。
ななみが、不満の声を洩らすと、男はうながした。
「・・・そろそろ、オシッコがしたいんだろ・・・」
もう、えり好みをしてる余裕などなかった。それほど、追い詰められて
いた。
なんとか、苦労してコップに出した自分のオシッコを飲み干す。
それでも足りずに、ななみは男にコップを差し出して、詰め寄る。
男は思わず、後ずさりする・・・。
- 29 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)18時32分27秒
- 五日目になると、ルームランナーのノルマは15キロになり、
ななみの体力も限界に来ていた。
ようやくそれが終わると、目隠しをされてあの女がやって来る。
吊り下げられて、発声練習で、腹から声をだせ!と容赦なく
お尻をムチで叩かれる。
ようやく終わり、寝かされたななみのお尻はあちこちミミズバレが
出来て、腫れあがっていた。
女は、ななみのお尻に何か薬のようなものを塗ってくれる。
ヒリヒリするお尻を堪えていた時、女の髪がななみの首筋に
触れた時、ななみは何かの香りをかいだ。
ななみはその香りを思い出した。家で植えていた、ハーブの
ラベンダーの香りと同じだった。
- 30 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)18時57分26秒
- 翌日、ノルマは20キロになり、ななみはただ惰性でローラーの
上を走りつづけた。
ようやく一日が終わり、最後の食べ物が与えられた。
それは、お椀に入った、重湯だった。ほとんど水のような重湯
だったが、何日かぶりに食べるご飯だった。
その夜は男も来ずに、ななみは疲れで泥のように眠った。
翌日、ノルマの25キロのランニングをすますと、夜まで
休まされた。
また、ジュースとパンだけの食事をすますと、男はななみを
風呂に入れた。なぜか、前にあった大きな姿見が無かった。
男はななみを念入りに洗った。
翌朝、女がやって来て、例によってななみに目隠しをすると、
ななみを、化粧台らしき所に座らせると、ななみに化粧を
ほどこす。最後に指で口紅を塗ると、今度は服を着せる。
- 31 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月21日(月)19時15分13秒
- 最後に、念入りにななみの髪をブラシで梳かすと、女は出て行った。
男が入って来て、ななみの目隠しを外す。
そして、鏡台を見るように言う。
そこには、一週間前にここに来て見た時とは、別人が映っていた。
たんくと、マネージャーは指定されたホテルのフロアで
ななみを、待っていた。
「おい、本当に犯人はこのホテルと言ったんだな・・・」
「ええ、間違いないはずですよ。もうすぐ時間ですよ。」
その時、二人の座っているソファーに1人の女の子が近づいて来た。
- 32 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月22日(火)23時14分17秒
- その17歳ぐらいの女の子は、髪はポニーテールにし、肩を
むき出しにし、体にピッタリした赤いワンピースを着ていた。
ウェストはほどよくくびれ、太ももと脚は引き締まっている。
憂いをおびた瞳、筋の通った鼻、ふっくらとした唇。そして、
卵型の顔。スッキリとした喉のライン。あたりの者はその
美少女を見て、思わず振り返った。
その女の子は二人の前にやって来て、一礼した。
たんくとマネージャーもあわてて立ち上がり、頭を下げる。
「おい、誰だっけ・・・」
「誰って、こんな可愛い子・・・あれ?どっかで見た・・・」
「ただいま、帰ってまいりました。ななみです・・・」
「ゲゲッ!?、な、ななちゃん・・・」
「ウソ〜!?、ホントにななちゃんなの〜!」
二人は、あまりにも華麗に変身したななみを見て、目をむいた。
- 33 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月22日(火)23時35分02秒
- たんくは、自分の眼を疑った。
「あんなデブが、たった一週間でこんな・・・イヤ、ゴメン・・」
ななみは晴れやかな笑顔で、言う。
「いいんですよ。自分でもビックリしてますの。では、これから
家に帰ります。後でご挨拶に伺います。」
二人はぼう然と、去って行くななみを見送った。
「いやあ〜、驚きましたね〜、たんくさん・・・」
「ひらめいたゾ・・・次の新曲が。もちろん、センターは
ななちゃんに歌ってもらう。」
「へえ、どんな曲です・・・」
「アップテンポな曲で、題名は『メタモルフォーゼ・変身』でどうだ。
よ〜し、すぐ帰って音入れだ〜」
- 34 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月22日(火)23時50分43秒
- その新曲は、オリコン一位を取り、久々の娘。のヒット曲となった。
もちろん、華麗に変身したななみの魅力による所が大きかった。
そして、なぜか前よりも音域が広がったななみの歌声もファンを
魅了した。
ステージを終えたななみを、メンバーのみりがねぎらう。
「最近の、ななって体は痩せたけど、なんか、大きな存在に
なったと言うか、いや〜りっぱになったよ。おいらも嬉しいよ」
「ありがとう・・・」
二人が抱き合ったその時、ななみは、ラベンダーの香りをかいだ。
- 35 名前:ラベンダーと羊 投稿日:2002年10月23日(水)02時11分08秒
- 「みりさん・・・やっぱり、あの女の人はみりさんだったのね。
あの時は恨んだけど、今思えば私のことを思って、クビに
なりかけた私を救うためだったんですね。感謝してます・・・」
ななみの言葉に、みりはとまどった。
「ちょっと、ななちゃん、おいらには何のことだか・・・」
その時、みりは、みっちぃが唇に指を当てていることに気づいた。
みりは、その後みっちぃに近づいて問いただそうとした時、
みっちぃは、何かをみりの手に握らした。
「これ、返しとくわ。ラベンダーの香水・・・」
わけがわからず、ポカンとしているみりをそのままにして、
みっちぃは、ななみのほうへ歩いて行く。
みっちぃは、オリメンの自分の卒業が近いことを知っていた。
だから、ななみをどうしても救いたかったのだ・・・。
完。
- 36 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月09日(土)01時53分40秒
- たんくとななみは、ホテルのレストランで食事をとった。
ななみは、野菜中心のメニューで、いっさい肉類をとらなかった。
「それで、よく我慢できるね・・・。」
「もう、慣れたわ。二度と太りたくないわ・・・」
プロデューサーとアイドルが食事をしているので、興味深そうに
見ている人もいた。
食事を終えると二人は立ち上がった。
二人は腕を組んで歩いた。
「ななちゃんは、気にしないのかい・・・」
「平気よ。何にを恐れるの・・・」
「・・・別に恐れはしないけど、ちょっとね。」
「言いたい人は言わせて置けばいいのよ。」
「ななちゃん、強くなったね。それに、本当に綺麗になった。」
二人は、ホテルの一室に入った。
- 37 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月11日(月)15時01分30秒
- 二人はホテルの部屋に入って、抱き合った。
そして、キスをしたが、何となくぎこちない。
ソファーに腰をおろしたが、何か落ち着かない風だ。
「新曲、評判が良いようだね。ここんとこ、CDの売上も随分落ちて
いたし、責任を問われかねないところだったし、助かったよ。これも
ななちゃんのおかげだよ。ありがとう。」
「あたしなんか、何にもやってないわ。たんくさんの曲が良かったのよ。
・・・何か、他人行儀な言い方・・・何か変。」
「そうかな、何かこうして、ななちゃんとここにいるのが変な感じ
というか、ずっとななちゃんは子供みたいな感じだったし、それに、
最近は・・・」
「おデブちゃんだった・・・」
「いや〜、何というか、その〜、綺麗になったななちゃんを見て、
見直したというか・・・」
「あたしは、入った時から感じてたわ。視線を・・・そりゃあ、
たんくさんは、色々な女の人とつき合っていて、あたしみたいな
子供に興味を持つとは思えないけど、でも、感じてた。なにかを。」
「そうか。わかっちゃったかい・・・」
「他のメンバーとは、寝たの・・・」
たんくは、思わず咳き込んだ。
- 38 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月11日(月)15時21分01秒
- 「その〜、いや・・・そんなことは絶対にないよ。許されないこと
だし・・・」
「ふ〜ん・・・」
「ななちゃんこそ、どうなんだい、色々なうわさを聴いてるよ」
ななみは、指を折りながら言った。
「寝たのは、6人だけよ。キスぐらいだけが、4人てところかな。」
「・・・・」
「もっとも、6人のうち3人はじゃれ合う程度よ。後の3人からは、
こってりと可愛がってもらったわ。好きものだからね。あの三人は。」
たんくは、ため息をつきながら言った。
「・・・1人、たりないのじゃない」
「ああ、あの人とは、寝る気になれなくて・・・」
「へえ、あの彼女のことかな・・・」
「多分、たんくさんの思っている人とは、違うわ。あの
おばさん、好きだもの・・・」
- 39 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月11日(月)23時58分39秒
- 「おばさんね・・・オレも彼女好きだよ。」
「あったかくて、素敵な人よ。みんな彼女のことを誤解してる。」
二人は、抱き合い、キスをする。今度は熱っぽく唇をあわせる。
「さっき、ホテルのロビーに知り合いが居た。知り合いといっても
ひとを蹴落として何とも思わないヤツだから、今頃マスコミに
売り込みに行ってるかもしれない。」
「あたしは、平気よ。あの事があって以来、なにも怖いものは
ないわ。」
「なにがあったか知らないけど、今後何にがあってもオレが
責任を持つよ・・・」
「今度、またあたしが太ったら、クビにする気なの・・・」
「・・・太ったななちゃんも、好きだよ・・・」
「あの、デブをクビにしろって言ったくせに・・・」
「ななちゃんをクビにすれば、大っぴらにつき合えるだろ」
「ホントかな・・・」
- 40 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月12日(火)16時42分25秒
- 二人は、一緒にバスルームに入る。
先に入った、たんくの後からななみはバスルームに入ってくる。
ななみのしまるところは、しまった、胸やお尻のボリュームに
圧倒される。
ななみは、軽くお湯を浴びると、先にバスタブに入っている
たんくの膝の上に腰を降ろす。
膝のななみのお尻の心地よさ、腕を前にまわし、プリプリの乳房の
感触に我を忘れる。
バスタブから上がった、たんくを立たせ、その前にひざまづいた、
ななみは、石鹸を塗りたくったシンボルを口に含んだ。
「キレイにしてあげる・・・」
腰から突き上げるような感覚に、思わずシビレてしまう。
やがて、バスルームから出ると、ななみはお姫様ダッコをされて
ベッドルームへ運ばれる。
- 41 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月12日(火)17時45分45秒
- 欲望の炎が頂点にたっしていた、たんくはななみをベッドに
寝かすと上からおおいかぶさった。 ところが・・・、
「待って、そこはダメよ・・・」
「そこって・・・」
「あたしは、前はまだ処女なの・・・」
「・・・!?」
ななみは、くるりとうつ伏せになった。
「可愛がるなら、後ろをやって・・・」
「後ろって、お尻・・・」
「そうよ。お母さんが、万が一のことがあるから、処女は
簡単にあげちゃダメだって言われたの。その点、お尻なら
大丈夫でしょ。」
「はあ・・・でもオレは真剣なんだよ、遊びじゃない・・・」
「あたしは、遊びのつもりよ・・・」
「・・・・」
- 42 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月12日(火)18時02分28秒
- ななみは、よつん這いになり、お尻を突き出した。
たんくは、後ろから突きいれようとした、が、うまくいかない。
あせれば、あせるほど、うまくいかない。
しまいには、なえてしまい、固くしぼんだ菊の花に押し返されて
しまう。
「・・・ダメなの・・・」
ななみは、不満そうに振り返る。
「ゴメン・・・言うことをきかなくて・・・」
しょぼんとした、自分のシンボルになさけない声を出す。
「そうだ、いいことがある。」
ななみは、立ち上がると、たんくのズボンのベルトを引き抜く。
「そこに、よつん這いになって・・・」
そして、いきなり、たんくのお尻めがけてベルトを叩きつける。
「ひェー!、ななちゃん!!」
ななみは、何度もベルトを振り上げる。
「どお〜、こうやると、Mの男の人は元気になるんだって」
「勘弁してェー、オレはMじゃないよー!!」
- 43 名前:花火とアゲハ 投稿日:2002年11月12日(火)18時20分18秒
- たんくは、ガックリと首をうなだれていた。
「ななちゃん・・・ゴメン・・・」
ななみは、もう、さっさと服を着はじめる。
「しょうがないわ。誰でも調子が出ないことがあるわ・・・」
すっかり、意気消沈した、たんくを残してななみは部屋を出た。
ドアをバタンと閉めると、
「ホント、男ってだらしが無いわ。この体のうずきをどうしろと、
いうのよ。そうだ!、ケイコたんのところへ行こう。やっぱり、
ケイコたんが、一番よ!」
ななみが出て行った後、数人の男たちが現れた。
「この部屋だな。たんくとななちゃんが入って行ったのは・・・」
男たちは、カメラを持っていた。
「どうします・・・」
「かまうこたない、中へ入って現場を撮ってしまえ!」
男の1人がドアをノックする。
「もしもし、ルームサービスです!」
中へ押し入ると、バスローブを着た、たんくがしょんぼりと
立っているだけだった。
- 44 名前:ひまわりとゼフィルス 投稿日:2002年11月13日(水)17時19分29秒
- ななみは、ケイコに携帯から電話をかけた。
やっと出たケイコは、なぜか煮えきらない返事で言葉をにごした。
「ケイコたん・・・何んか変、これから行ってもいいでしょ・・・」
「あのね・・・今日は都合が悪いの、また今度ね・・・」
「わかったわ・・・つまんない」
ななみは、ピンときて、内緒で押しかけることにする。
ケイコのマンションに来て、インターフォンで来た事を告げる。
「ななちゃん・・・なんで来たのよ・・・」
「いいから、入れてよ。入れないとここで暴れるから・・・」
と、脅しをかける。
中に入れたななみは、勇んで上のケイコの部屋に駆け込む。
激しく、ドアを叩く。
- 45 名前:ひまわりとゼフィルス 投稿日:2002年11月13日(水)17時32分41秒
- ケイコが、首だけ出す。
「ななちゃん、ちょっと出ようよ・・・」
「誰か、中にいるんでしょ・・・」
その時、中から声がした。
「誰なんですか・・・」
聞いたことのある声だった。
ななみは、ケイコを押しのけて、中に入る。
「まさみちゃん・・・」
中に居たのは、メンバーのまさみだった。
三人は、気まずい雰囲気の中で押し黙っていた。すると、
「私、帰ります・・・」
まさみが言った。
「そう・・・送ろうか。」
「・・・いいえ、自分で帰れます。」
- 46 名前:ひまわりとゼフィルス 投稿日:2002年11月13日(水)18時00分58秒
- まさみを送り出して、ドアを閉めて振り返ると、
今までこらえていたかのように、ななみが大粒の涙を流しながら、
睨みつけてくる・・・。
ひとしきり、泣いた後、
「ケイコたん・・・なんでウソを言うの・・・、最初に、まさみが
来てると言えば、あたしだって・・・」
「あのね、まさみちゃんは・・・」
「言い訳はたくさん!!」
「・・・・」
「あたしが、知らないとでも思ってるの・・・みりちゃんなら、
ともかく、まさみにまで手を出すなんて・・・」
「だって・・・ななちゃん・・・」
「あたしのこと、嫌いになったの。あたしね、きれいにに
なったでしょ。みんな、痩せてきれいになった、とっても
可愛くなったと、言ってくれるわ・・・」
- 47 名前:ひまわりとゼフィルス 投稿日:2002年11月13日(水)18時17分14秒
- 「私は、前のななちゃんのほうが好きだな・・・」
「へぇ〜、そうなの。前の豚みたいな、あたしに戻れって、
言うわけ・・・そんで、みんなから引っ込めデブって、あざけられ、
笑われたあげく、娘。をクビになったほうがいいわけ!!」
「・・・・」
突然、ななみは窓に向かって突進した。
すごい力でガラス戸を押し上げて、窓から身をのり出す。
ここは、8階だった。
あわって、ケイコはななみに飛びついた。
「死んでやるッ!、飛び降りて死んでやるー!!」
ななみは、ケイコにはがいじめにされながら、叫び、手足を
バタバタとさせた。
- 48 名前:ひまわりとゼフィルス 投稿日:2002年11月13日(水)18時40分40秒
- ケイコは、ななみを床に押し倒して覆いかぶさる。
なおも、ななみは暴れた。
しかし、急に動きを止める。
ケイコが声を上げて泣き始めたのだ・・・。
「ななちゃん・・・許して、みんな私が悪いのよ・・・」
「ケイコたん・・・」
二人は強く唇をかさね合い、激しく抱き合った。
しばらくして、ケイコは体を起こした。
二人とも、服を脱ぎ捨てていて全裸になっていた。
ケイコは、冷蔵庫を開ける。
ミルクのパックを取り出し、ひと口含んだ時、
後ろから、ななみが腰の当たりに抱きついてくる。
- 49 名前:ひまわりとゼフィルス 投稿日:2002年11月13日(水)19時03分03秒
- 振り返って見ると、ななみは求めるように口を開ける。
ケイコは、口うつしで、ミルクを飲ませる。
ななみは、喉を鳴らしてミルクを飲み込む。
「ななちゃん、ミルクを飲めるようになったんだ・・・」
「・・・ケイコたんこそ、嫌いじゃなかったの・・・」
「最近、飲めるようになったの・・・」
ななみは、ケイコから離れて、ある物を捜した。
それ、ムチを見つけた。前に二人で、大人の玩具を売る店で
買ったのだ。
ピシッ!と、ムチを鳴らし、ななみはケイコに言った。
「ケイコたん、覚悟するピョン。今夜は、どちらかが死ぬかも
しれないピョン・・・」
ケイコは、床に正座して、言った。
「いいわよ。あたしはいつ死んでもいいわ。もし、ななちゃんが
死んだら、あたしも死ぬわ・・・」
「フン、調子の良いこと言っちゃって・・・」
ななみは、ムチを激しく床に叩きつけた・・・。
- 50 名前:籠巻き。 投稿日:2002年11月16日(土)00時05分41秒
- 歌い終わって、サキが舞台から降りると女の子が飛びついてた。
「ゆみどん、久しぶりだね・・・」
ゆみは嬉しそうにサキの手を握った。
サキが卒業して、一年近く立っていた。
久々に共演したのだ。メンバーの皆も懐かしそうに回りを囲む。
やがて、終わった後、仲むつまじく話しているサキとゆみに、
まっすぃ〜が声をかけた。
「ねえ、あたしんちに二人、来ない・・・」
サキも、ゆみも家族と一緒に住んでいる。まっすぃ〜こと、増沢は
1人暮らしだった。
サキもゆみも喜んで、まっすぃ〜のところへ行くことにした。
- 51 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月20日(水)19時17分35秒
- 三人は、まっすぃ〜のマンションに入った。
「下のコンビニで買い物してくるから、二人でゆっくりしてて。」
そう言ってまっすぃ〜は、出て行った。
しばらくして、帰ってきたまっすぃ〜が見たのは、
サキとゆみどんが、抱き合ってキスをしているところだった。
思わず、立ち止まったまっすぃ〜は、そっと戻り、玄関から、
わざと音を立てて入ってくる。
居間に入ると、二人はソファーに腰を降ろしていた。
まっすぃ〜は笑顔を作り、二人に言った。
「さあ、今夜は美味しいもの作ろ。二人も手伝って・・・」
二人もうなづいて、立ち上がった。
- 52 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月21日(木)19時14分18秒
- 三人は、キッチンで楽しそうに料理にとりかかった。
「今日は、三人だから焼肉にしようか、良い肉をいっぱい
買って来てあるんだ。」
「賛成〜。あたし、デザートを作ろうかな、最近こんにゃくゼリー
にこってるんだ。」
「ウン、頼むね〜。サキちゃんは、野菜を切ってくんない。」
「は〜い、どんどん切っちゃうよ〜。」
テーブルの上に鉄板焼きが置かれ、肉や野菜が焼かれて、良い
匂いがただよう。
「さあ、食べよう。これ、何んだ〜・・・」
と、まっすぃ〜は、ワインのビンを取り出す。
「あ〜、いけないんだ〜、お酒のんだりしちゃ。」
「今夜だけは、いいじゃない。このワインは、甘口でとっても
飲みやすいわよ。」
- 53 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月22日(金)16時46分56秒
- 「さあ、さあ、お肉いっぱいあるから、たくさん食べて、」
「あ〜、このワイン、甘くて美味しい〜。」
「ゆみどん、甘いからって言っても、ワインなんだから、
飲みすぎちゃダメよ。」
「平気、平気、これぐらい、大丈夫・・・」
「そうよ、サキちゃんも飲んで・・・」
三人は、大いに食べ、そして口あたりの良いワインを飲んだ。
アルコールは、気分をリラックスさせ精神の高揚をもたらす。
男性の場合、精神的に大胆にさせるのだが、時として、肉体的に
減退をもたらし、あの部分が肝心な時に役に立たなくなる。
- 54 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月22日(金)17時07分17秒
- 女性の場合も同様なのだが、時として、抑圧されたタガがはずれて、
大胆になって、性欲の高揚を促進させる。
ワインをしこたま飲んだ三人は、瞳はうるみ、体が熱くなって、
上着を脱ぎだす。
年下のゆみは、完全に酔いしれてサキにしなだれかかる。
食事が終わって、まっすぃ〜がDVDを見ようと言い出し、
見始めているうちに、唐突に男女が全裸になり、愛の行為を
始め出す。
甘い嬌声を上げている、DVDの男女に刺激されたのか、突然、
サキがゆみを押し倒し、キスをする・・・。
ゆみも、瞳をとろんとさせて、サキを受けいれる。
サキは、ゆみの服を脱がせ、下着だけにさせる。
- 55 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月22日(金)17時24分34秒
- すると、後ろからまっすぃ〜がサキの服を脱がせ、これも下着だけ
にする。
まっすぃ〜は自分も服を脱げ捨て、下着だけになる。
ゆみにおおいかぶさっている、サキに上から抱きつき、
ブラジャーを外し、乳房を揉みしだく。
サキも首を捻じ曲げて、まっすぃ〜と唇を合わせる。
「前にやっさんと、サキと三人で歌ってた時から好きだった・・・」
二人は、舌をからませて濃厚なキスを続ける。
二人の下にいる、ゆみが不満の声をもらし、せがむ・・・。
- 56 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月22日(金)17時46分13秒
- それに答えてサキがゆみのブラジャーをはずす。
サキとまっすぃ〜は、ゆみの両側について、年のわりに豊かな
胸をしているゆみの、左右の乳首に二人揃って、舌を這わせる。
ゆみは、乳首を固くとがらせて、甘く、高い声を上げて快感に
酔いしれる。
まっすぃ〜は、ゆみの花柄の可愛いショーツを脱がせにかかる。
ゆみも、お尻を浮かせて、協力する。
まっすぃ〜は、ゆみのまだ青い花弁に舌を這わせる。
ゆみの声が、一段と高くなる。
そして、まっすぃ〜はゆみの上におおいかぶさり、唇を合わせ、
舌をからませる。
サキが、まっすぃ〜のショーツを脱がせる。
自分も脱いで、二人の側に横たわると、まっすぃ〜の花弁に
手とこすりつける。
まっすぃ〜の花芯から、蜜が溢れ出してくる。
- 57 名前:籠巻き。+プチ。 投稿日:2002年11月25日(月)22時13分13秒
- サキの巧みな指の動きに、まっすぃ〜はたまらず歓喜の声を
上げる。
サキの指は、花びらからクリットをこすり上げる。
まっすぃ〜は登りつめて、ゆみの上から転げ落ちて、ダウンする。
替わって、サキがゆみの上になる。片手でゆみの両足を抱え上げ、
体を入れ替えて、剥き出しになったゆみの花弁とクリットに指を
こすりつける。
ゆみも歓喜の声を上げながら、自分の両足を両手で抱え込んで、
サキの指の動きに答える。
やがて、ゆみは体中をけいれんさせながら、登りつめる・・・。
失神したように、動かない二人を見ながら、サキもあお向けに
倒れこむ。
しばらくして、唇の生温かい感触にサキが眼を開けると、ゆみが
上になって、唇を合わせて舌をからめてきていた。
「・・・サキちゃんもいかせて上げる。」
ゆみの手が徐々にサキの腹から下へ下がって行く・・・。
- 58 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月25日(月)22時58分06秒
- ケイコ ー かおり
みっちぃ ー なっち
みり − まり
まっすぃ〜 − よっすぃ〜
ゆみどん − あいぼん
なな − のの
れい − あいチュン
まさみ − 紺の
サキ − ごっちん
モカ − ミカ
たんく − つんく
- 59 名前:ラベンダーとネコ 投稿日:2002年12月05日(木)00時51分27秒
- 番組で一緒になり、帰りがけにみりは、アキに声をかけた。
「ねえ、アキちゃん夕ご飯どうするの・・・良かったら
一緒に食べない・・・」
アキは、ちょっと意外そうに、みりの顔を見た。
「良いですけど、私でいいんですか・・・」
「良いも悪いも、ないわよ。あなたしかいないじゃない。」
「だって、今日はみやちゃんはいないですよ・・・」
「なに、言ってんの。彼女は関係ないでしょ・・・」
「でも・・・」
「でも、じゃないの。さあ、行こうよ。焼肉にしようか・・・」
「ええ、・・・」
「まさか、おいらとじゃ、嫌なの・・・」
「そんなことないですよ。嬉しいです。」
アキは何か納得がいかないまま、みりについて行った。
- 60 名前:ラベンダーとネコ 投稿日:2002年12月06日(金)18時32分21秒
- 「さあ、さあ、今日は思いっきり食べちゃって。後で、
おいらも食べて・・・なんちゃって・・・」
焼肉を腹いっぱい食べて、上機嫌の二人は店を出た。
みりは、アキの腕を抱えて体をくっつけてくる。
「今日、どうしようか・・・このまま別れたくないなぁ〜」
「・・・私のところへ、行きますか・・・」
「え〜、いいのォ〜、良かった〜」
アキの部屋でくつろぐ二人。
「あの・・・みりさん、私色々聴いてますよ・・・」
「どんなこと・・・」
「みやちゃんとのこと、ケイコさん、ななちゃんとのこと・・・」
「それがどうしたの・・・」
- 61 名前:ラベンダーとネコ 投稿日:2002年12月06日(金)18時45分33秒
- 「どおって、色々と・・・」
「色色とね。それなら話が早いわ・・・」
いきなり、みりはアキに抱きついてくる。
唇を寄せてくるみりに、アキはとまどってしまう。
「ま、待ってください・・・そんな急に・・・」
「おいらとキスするのは、嫌なの・・・」
「その・・・嫌ではないですけど・・・」
みりは、アキの上に乗っかり、唇を合わせてくる。
アキは、眼を固く閉じて、みりの唇を受けいれる。
みりが、舌を入れてくると、アキはビクッと体を震わせる。
- 62 名前:ラベンダーとネコ 投稿日:2002年12月09日(月)20時12分17秒
- みりが、腕を伸ばしてスカートの中に手を入れてくる。
「みりさん・・・止めてください・・・」
「アキちゃんって、意外とうぶなんだ〜、楽しみだわ〜」
その時、みりの携帯の着信音が鳴り出した。
「あれ、これって、みやちゃんの曲だよね。」
そう言うと、アキはみりの携帯を手に取った。
「あー、出ちゃ〜ダメ〜」
時すでに遅く、アキは返事をしている。
「ハイ。どなたですかァ〜」
『もし、もし、わたし、みやです。あれ、あなた誰・・・』
「アッ、みやちゃん・・・」
『あれ〜、あなた、もしかして・・・どうして、あなたが
いるの・・・』
「あれ、切れちゃった。」
- 63 名前:モンキーとハムスター 投稿日:2002年12月09日(月)20時30分25秒
- 「ダメじゃない、でちゃ・・・」
「だって、あれはみやちゃんでしょ。なんでですか。」
「だって、あなたがでちゃ、ヤバイよ・・・」
「どうヤバイのですか。みりさんと、みやちゃんがつき合ってる
のは、みんな知ってますよ。」
アキは、みりの携帯のメールの履歴を読んだ。
「へえ〜、こんなにみやちゃんからメールが来てますよ。
すごい、ハートマークがいっぱいだ〜」
「・・・みやちゃんね、この頃うざいのよね〜、なんか、ハナに
つくというか、前みたいに、ときめかないのよね〜」
「え〜、なんでですかァ、あんなに可愛いのに・・・」
- 64 名前:モンキーとハムスター 投稿日:2002年12月09日(月)20時41分09秒
- その時、インターフォンが鳴った。
スイッチを入れると、女の子の声が聴こえた。
「・・・みやちゃんだ・・・」
「ねえ、アキちゃん、入れないで・・・」
「どうしてですか、みやちゃんとは、友達ですよ。」
「顔を合わしたら、ヤバイよ・・・」
「大丈夫ですよ。それにここは私の部屋ですから・・・」
アキがドアを開けると、勢い込んでみやが入ってくる。
多少、吊り上がり気味の眼がよけいに吊り上がっている。
「・・・アキ、みりさんが居るでしょ・・・」
- 65 名前:モンキーとハムスター 投稿日:2002年12月10日(火)22時26分07秒
- 「みりさん・・・やっぱり、ここにいるんだ・・・」
「・・・・」
「みやちゃん、みりさんはちょっと寄っただけだよ・・・」
「言い訳はたくさん!、アキちゃん・・・私たちは友達でしょ、
こんなひどいこと・・・」
みやは、キッとみりを睨んだ。
「みりさん、もう私のこと嫌いになったんですか・・・」
「別に・・・嫌いになったわけでは・・・」
「じゃあ、なぜ携帯に出ないのですか、メールしても返事も
くれない・・・」
みやの瞳から涙がこぼれ落ちる。
「みやちゃん・・・」
アキが肩においた手を、みやは振り払った。
「もう、私のことはほっといて!」
みやは、部屋を飛び出した。
- 66 名前:モンキーとハムスター 投稿日:2002年12月10日(火)22時44分04秒
- みやは、泣きながら夜道を歩いていた。
自暴自棄になっていた。明日は、サキ、アキと組んでいるユニットの
イベントがあったが、とても行く気になれない・・・。
突然、声をかけられた。
振り返って見ると、女の人が立っていた。
「どうしたのよ。アイドルが夜道で1人で歩いてるなんて、
危ないよ・・・」
一瞬、誰だかわからなかったが、よく顔を見ると、二年以上前に
娘。を脱退して、また歌手にカンバックしている、レイカさん
だった。
みやは、レイカさんとは、あまり接点がなくほとんど口をきいた
ことはなかった。
だが、優しい言葉をかけられて、思わず泣きながら抱きついてしまう。
- 67 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月14日(土)18時46分25秒
- 「こんなとこじゃなんだから、家にくる・・・」
みやは、レイカの部屋に入った。
「どうしたのか、話してみたら・・・」
みやは、みりのことや、アキのことを涙ながらに話した。
「そうだったの。なんせ、みりは魔性の女だからね〜、可愛い
女の子には目がないからね〜、あたしとも・・・」
「レイカさんも、みりさんと・・・」
「え〜、そのへんは、想像におまかせするけど・・・でも、さすがに
もう1人の同期のメンバーには、手を出さなかったみたい・・・」
「悲しかったのは、親友のアキに手をだされたことなの・・・」
「アキちゃんも可愛いもんね〜」
「・・・あたし、みりさんを恨みます。」
「でも、みりには、大姉御のよう子さんがついてるからね〜」
- 68 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月14日(土)21時10分01秒
- 作者。
こんなエロ物語、読んでる人いるのかな〜。
誰もいないのなら、止めますけど、レス待ってます。
1人でもいるのなら、続けます。
- 69 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月18日(水)21時43分40秒
- よんでますよ。なんんとなく話もわかってきたところだったんです。
- 70 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月19日(木)00時56分23秒
- ‘69さん、どうも、ありがとうございます。
それでは、もう少し続けます。
- 71 名前:SARUTOBI AI 投稿日:2002年12月19日(木)01時55分11秒
- レイカは、立っていってみやの隣に腰を降ろした。
「みやちゃん、みりのことだけど、あの子は決して悪い子じゃ
ないのよ。あれは、一種の病気なの。可愛い女の子だと、つい
手を出したがるの・・・姐さんから教えられたのよ・・・」
「あんなに、私のことを愛してるって言ってくれたのに・・・」
「それは・・・彼女自身、何にか満たされないものがあるのよ。
だから、可愛い子と見ればつい、手を出してしまうのよ。」
「私には、わかりません・・・」
「そのうち、わかるようになるわ・・・。さあ、もう遅いわ。
送ってあげるわ。家の人が心配してるわ。」
レイカは、みやを立たせて、そっと抱き寄せると髪を寄せて、
その額に唇を当てる。
みやは、うるんだ瞳でレイカを見つめる。
レイカはみやの肩を抱いて部屋を出る。
「レイカさん、また会ってくれますか・・・」
「今度ね・・・」
- 72 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月19日(木)02時13分53秒
- タクシーの中で、みやはレイカの娘。時代のことを聴いた。
「レイカさんが三人でユニットを組んでいた時、憧れていたんですよ。
すごく、踊りがすてきだったって、」
「それは、私じゃなくて、やっさんや、サキのことでしょ。」
「ちがいますよ。レイカさんが一番すてきだった。」
「それは、ありがとう。」
「レイカさんが卒業した時、とても悲しかった。」
- 73 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月19日(木)02時16分35秒
- よう子 − ゆうこ
レイカ − さやか
みや − あや
アキ − みき
- 74 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月19日(木)02時26分17秒
- 最近、おとなしくなりましたね。
もっと、エロシーン入れてもいいのだけど。
- 75 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月19日(木)02時29分18秒
- 74さん、最近スランプなんですよ。
おいおい、ラブシーンを入れる予定です。
- 76 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月23日(月)20時27分14秒
- テレビで、DJミリーというコーナーを持っているみりと
それに出演したアキが、楽しそうにじゃれあっている。
みやはテレビを消した。このところ、みやはお休みを貰って
一週間ほど家にいた。
その時、携帯の着信が鳴った。ちょこラブだ。
「アッ、レイカさん!、はい、すぐ行けます・・・」
レイカのマンションに着いた。みやは、ここでもう1人の自分に
出会うことになる。
レイカは、みやを出迎えると、抱きしめて額に唇を当てる。
みやは、レイカに抱かれると安心感を覚えた。
- 77 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月23日(月)20時50分45秒
- 二人は、ソファーに寄り添って座り、色々な話をする。
「あたしね、みやちゃんを初めて見た時、この子は大物になるって
思ったんだよ〜。ほら、モー娘。を脱退した明美香ちゃんも、
みやちゃんのライブを見て、ハマッたって言ってたよ。あの子には
華があるって・・・」
「え〜、そうですか。嬉しいな〜」
レイカは、何にか、ピンク色の飲み物を飲んでいた。
「みやちゃんも、飲みなさいよ〜」
「あ〜、甘くて美味しいです〜」
「でしょう。ピンクレディというの・・・」
この飲み物には軽いが、アルコールが入っている・・・。
飲んでるうちに、みやの頬がほのかに桃色に染まってくる。
- 78 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月23日(月)21時05分13秒
- レイカは、みやの髪を優しく撫でながら言った。
「さあ、みやちゃん、あたしの言うことを聴くのよ・・・」
そう言いながら、みやの耳を咥えてしゃぶる。
「はい・・・」
「そこに立って、服を脱ぎなさい。」
「え〜、そんなこと、出来ません・・・」
「おだまり!、黙って言うことを聴くの!・・・良い子だから、
あたしの言うとおりにしなさい。」
みやは、仕方なく服を脱ぎ、下着だけになる・・・。
「そうよ。良い子ね〜、では次はこれを舐めなさい・・・」
そう言って、足先をみやに向かって突き出す。
- 79 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月24日(火)00時30分17秒
- 「え〜、どうするんですかァ〜」
「足の指をお舐め・・・」
みやは、きっとレイカを睨んだ。
「そんなこと、出来ません。」
「おだまり!、これは、あなたのためを思ってのことよ。あなたが
ひと皮むけるために必要なの。黙ってお舐め!」
「出来ません!私のためって、何んの関係があるんですか・・・」
「いいから、お舐め!、舐めたら教えてあげるわ。」
みやはレイカを睨んでいたが、意を決して、レイカの足の指を
口に含んだ・・・。
「そうそう、親指から順に舐めるんだよ。」
- 80 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月24日(火)00時50分43秒
- みやが、最後に足の小指から口を離すと、
レイカは、もう片方の足を突き出した。
「さあ、今度はこっちの足をお舐め!」
みやはレイカを睨みながらも、足の指を口に含んだ。
順番に5本の指を口に含んでいく。
「水虫は無いから、安心して存分にお舐め・・・」
みやはむっとあげそうになり、思わず咳き込んでしまう。
「どうお、足の指を舐めた気分は・・・」
みやは悔し涙がこみ上げてきたが、かろうじてこらえた。
- 81 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月24日(火)01時01分07秒
- レイカは立ち上がり、服を脱ぎだした。ブラジャーとショーツも
脱ぎ捨てる。
「あなたも全部脱ぐのよ・・・」
みやも開き直って、全部脱いでまっぱになる。
「脱いだら、座りなさい。」
みやが座ると、レイカはいきなりみやの足を掴まえ、持ち上げた。
みやはたまらず、あお向けに倒れこむ。
「あたしが、足の舐めかたを教えてあげる・・・」
- 82 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月24日(火)01時17分31秒
- レイカは、みやの足の指をまず、舌を使ってたんねんに舐める。
そして、足の指を口に含むと、まるでいとおしむように口を動かす。
口の中でも舌で指先を舐めまわす。それを一本ずつ、5本の指に同じ
ことを続ける。
みやは、今まで感じたことのない感覚に襲われて、とまどう。
レイカは指を舐めながら、手がみやの、ふくらはぎ、膝、太もも、と
だんだん下がって行く・・・。
そして、蜜のあふれている場所にたどり着く・・・。
みやは、思わず声を上げて、太ももを閉じる。
- 83 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月26日(木)21時45分58秒
- レイカは、深追いしないで手を引っ込めた。
みやの蜜で濡れた指先を、口に入れて舐める。
「美味しい・・・」
そして、みやの側に寄り添い体をくっつける。
まず、みやの耳をしゃぶり、舌で舐めまわす。
次に、耳の奥に舌を差し入れる。
みやは、その未経験の感覚に思わず体を震わせる・・・。
「さあ、ぼうとしてないで、あたしの乳を揉むのよ・・・。」
みやは、ぎごちなくレイカの乳房を揉む。
「もっと、強く揉むのよ!力いっぱい・・・」
- 84 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月26日(木)22時38分42秒
- レイカは、みやの顔を掴まえ自分に向ける。
「・・・この醜い牝豚ちゃん。いつも残飯を這いつくばって食べて、
ブーブーと意地汚い声を出しているんだろう・・・」
みやは、ポカンとしてレイカを見つめた。
「この、薄汚い牝豚は男と見ればブヒブヒと声を上げて、汚い
尻をこすりつけて、言われれば、尻の穴だって舐めまわすんだろう。」
レイカは、呆然とするみやを尻目に、なおも言葉責めを続ける。
「この鏡を見たことの無い牝豚は、皆から蔑まれている事も
知らず、男の尻を追っかけているうちに、犯されたあげく
肥溜めに放りこまれるんだよ・・・」
「・・・私は、牝豚じゃないです・・・」
「お黙り!、お前は薄汚い腐れまんちょの牝豚なんだよ!」
- 85 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月27日(金)13時02分40秒
- レイカのあまりに酷い言葉に、みやは悔し涙をこぼし、レイカの
真意をはかりかねていた。
「・・・怒ったかい。こんなこと、今まで言われたことないでしょう
でも、感じているんじゃないの・・・」
レイカはまたみやの太ももの間に手を差し込む。
みやは、思わず声を上げる・・・。
「ほら、こんなに濡れているよ・・・」
また、その指先をしゃぶる。
そして、みやの耳に唇を寄せて、今度は甘くささやく。
「可愛い、可愛い、ウサギちゃん・・・食べちゃいたいくらい、
そのくりくりの瞳で見つめられたら、誰でもウサギちゃんの
とりこになっちゃうよ・・・そのサクランボのような唇に、
キス出来たら、死んでも良いよ・・・」
みやは、あきれたようにレイカを見た・・・。
- 86 名前:いちまつ。 投稿日:2002年12月27日(金)13時19分38秒
- 「その唇から出る歌声を聴いたものは、身も心も捧げて陶酔する
しかないよ・・・その妖精のような美貌は世界中のどんな花より
美しい・・・可愛い、可愛いウサギちゃん・・・」
レイカはみやの顔を引き寄せると、その鼻にかじりつき、軽く
歯を当てる。
みやは硬直して、なすがままだ・・・。
「・・・どう。汚い牝豚と言われるのと、可愛いウサギちゃんと
言われるのは、どちらが感じるかい・・・正直にお言い・・・」
「・・・嬉しいのはウサギちゃんです。でも、」
「でも・・・」
「・・・感じるのは、牝豚です・・・」
レイカはみやを強く抱きしめた。
「ほうら、あたしの目に狂いはないよ・・・」
- 87 名前:愛しのミリー。 投稿日:2003年01月05日(日)02時42分14秒
- レイカはみやを立たせた。
「どう、こんな自分をどう思った・・・」
「なんか、私でないみたい・・・」
「愛に形は無いの。どんなに変に見えても、二人には、それが
本当の愛なの・・・。自分がどんな人間かわかれば、この先
役立つこともあるわ。さあ、服を着なさい。帰るのよ。」
「イヤです。まだレイカさんと居たい・・・」
レイカは、みやの髪をかき上げて、その額に唇を当てた。
「さあ、子供はお眠むの時間よ・・・」
「私は、もう子供じゃないわ・・・」
レイカは微笑んだ。
「そうね。子供じゃないなら、早く家へ帰るのよ・・・」
- 88 名前:愛しのミリー。 投稿日:2003年01月05日(日)02時57分03秒
- みやをタクシーで送り出した後、レイカは電話をかけた。
「今、みやちゃんを帰らしたわ。」
「ありがとう。何にもしてないでしょうね。」
「へえ、あの子と何かあったほうが、良かったかしら・・・」
「じゃ、何にもしてないのね。」
「私はあなたと違いますから、何にもしてないわ。」
「ふ〜ん、どうだかわかんないけどね〜。」
「これにこりて、可愛い女の子と見れば、手を出すのを
止めることね。」
「はい、はい、わかりました。おいらがからんでること、
みやちゃんに言ってないんでしょ。」
「もちろんよ。」
その日は、ハロプロライブのリハーサルだった。
当然、娘。たち全員。それとみやや、アキ、たちも集合する。
- 89 名前:愛しのミリー。 投稿日:2003年01月05日(日)03時11分03秒
- 突然、みりに誰かが後ろから抱きついてくる。
そして、みりの耳に食いついてくる・・・。
「止めてよ〜、ようちゃん・・・」
それは、ハロプロのリーダー、よう子だった。
「相変わらず、可愛いわね、みり。今日もひもパンなの・・・」
そう言って、みりのトレーナーにお尻から手を突っ込んでくる。
そして、ひもパンのひもをほどきにかかる。
「イヤ〜ン、みんなが見てるじゃない・・・」
皆は、よう子とみりがじゃれ合うのは、いつものことなので、
無関心だった。
ただ、二人だけは、そうではなかった。
みやは、見て見ぬふりをしている。
アキは、じっと二人を見ていた・・・。
- 90 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月06日(月)19時25分36秒
- 「ほらほら、みやちゃん、よそ見をしないで・・・」
「あ、秋先生・・・」
「もう、振りを忘れちゃったの。この頃なんかおかしいゾ。」
「・・・すみません。」
「それに、いつもべったりとくっついてたのに、最近は
離れてることが多いね・・・あの子と・・・」
秋先生はそう言って、アキのほうへ眼をやった。
みやも、少し寂しそうにアキを見た。
やがて、リハーサルも終わり、メンバーは着替えると
それぞれ、帰り始める。
よう子とみりは、仲むつまじく連れ立って帰って行く。
二人を見送っていたみやは、誰かに肩を叩かれた。
「あ、アキちゃん・・・」
- 91 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月06日(月)19時40分22秒
- 「なにを見てるの・・・みやっぺ。一緒に帰ろ。」
アキの笑顔を見て、突然みやの瞳から涙がこぼれ落ちた・・・。
「アキちゃん・・・」
「・・・泣かないでよ〜。私も泣いちゃうじゃないの・・・、
久しぶりに、みやっぺの家へ行ってもいいかな・・・」
タクシーの中で、みやは腕を伸ばしてアキの手を握りしめた。
アキも、その手を握り返した。
「みやっぺ・・・私は、みりさんとはなんでもなかったわ。
信じてくれる・・・」
「うん。信じる・・・」
「ありがとう。・・・また、お風呂一緒に入ろ。」
- 92 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月06日(月)20時16分58秒
- 二人は、よう子の泊まっているホテルへ入った。
「ようちゃん、自分とこ帰らないの・・・」
「うん。やぐを連れて帰ると、ハナちゃんが妬くかも
しれへんやろ。」
「ええ〜!、おいらのこと、なんて教えてんのよ〜。
愛しい愛しい、みりちゃんでちゅよ〜って教えてよ〜」
「この、やぐはね〜、可愛い子を見ると食っちゃうんだよ〜。
ハナちゃんも、食われちゃうまちゅよ〜。って教えてるやん」
「もう〜、ようちゃんも、犬のハナちゃんに夢中だと、
お嫁に行けなくなるよ・・・」
「やぐこそ、クッキーにめっちゃ夢中やんけ。」
「そりゃ、家のクッキーは超プリティ〜だもん。」
「違いますゥ。ハナちゃんのほうが、めっちゃ、可愛いです。」
「へ〜んだ。クッキーのほうが可愛いもん。」
「ハナちゃんや!」
「クッキーです!」
「ハナちゃんやて・・・」
よう子は、そう言うとみりを押し倒し、上にのしかかる。
「ようちゃん・・・」
- 93 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月06日(月)20時44分18秒
- よう子の唇が近づくと、みりは瞳を閉じて迎える。
よう子は、唇を合わせると強く吸う・・・。
そのうち舌を使ってみりの口の中に侵入する。
みりも、舌をからめて激しく吸う。
二人の長い長いくちづけは、ようやく満足したよう子が唇を
離したことで、終わった。
「このところ、ごぶさたやったから、やぐに会いとうて、
会いとうて、辛抱でけへんやったわ・・・。」
「おいらもだよ・・・」
「・・・ほんまかな〜、聴いてるでェ〜、なんでも可愛い
女の子を随分と泣かしてるそうやないの。」
「ウソだよ〜、誰から聴いたのよ・・・」
「なんでも、あんなに仲良しやった、みやとアキの仲を
裂いたちゅう噂を聴いてるよ。ほんま、あんたは天使みたいな
顔をして、悪魔みたいなことをしよるな〜」
- 94 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月07日(火)20時35分32秒
- 「おいらをそんな風にしたのは、どこのどなたかしら・・・」
「なんや、うちのせいにするの・・・今日のリハで、アキちゃんに
ちゃんと言い聞かせておいたから、今頃は、二人で仲良く帰ってる
頃やと思うわ。」
「ありがとう。ようちゃん・・・」
「礼を言うところをみると、少しは反省してるみたいやな」
よう子は、言いながら手を伸ばし、みりの服のボタンを
はずしにかかる。
みりは、下着だけになる。
「やぐも、もう少し胸があれば良いんやけどな〜」
「も〜、ようちゃんったら、放っといてよ〜」
「あ、ひもパンは、うちがほどいてあげるよ・・・」
よう子は、みりの前に膝まづいて楽しそうにひもパンを
ほどいた。 自分も全部脱ぎ捨てる。
生まれたままの姿になった、みりを見て、
「やぐ・・・ほんま、綺麗やわ。」
「ようちゃん・・・」
よう子は、みりを抱き上げて、ベッドへ運んで行く。
- 95 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月07日(火)21時00分51秒
- 「今晩、帰さへんよ。いいんやろ・・・」
「うん、大丈夫・・・」
二人は激しく唇を求め合い、舌をからめて互いの唾液を吸う。
みりは愛し合う時、声がかすれハスキーな甘い声を上げる。
その声を聴きながら、よう子は固く尖ったみりの乳首を咥える。
そして、腕を伸ばしてみりの蜜があふれる花芯に手をやる。
一段とみりのかすれ声が高くなる。
やがて、みりは全身をふるわせて登りつめる。
ひと汗かいた二人は、抱き合って横たわる。
よう子は、腕枕で寝ているみりの髪の毛を優しく撫でる。
- 96 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月07日(火)23時51分44秒
- よう子はベッドを降りて、冷蔵庫を開けて中を見る。
缶ビールに手が伸びかけたが、止めて、帰りに買ったミルクの
パックを取り出す。
パックのまま飲みながら、半身を起こしたみりのところへ
戻る。
「やぐ、ミルク飲まへんの・・・」
「もう〜、おいらがミルク飲めないの知ってるでしょ。」
「聴いてみただけや。」
「・・・バナナは無いの。」
「あるわけないでしょ!、何に言うてんの!」
「ビールは飲まないの・・・」
「ライブが近いやろ。お酒はセーブせえへんと。」
- 97 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月08日(水)00時01分16秒
- 作者より。
みり、こと真里さんが悪者みたいになってますが、作者は
真里さんのファンですし、決して、悪意はありません。
他の娘。たちにもそうです。登場する娘。たちは絶対に
不幸な目にあわせません。気持よくさせて天国に登らせる
だけです。 お含みおきを。
- 98 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月08日(水)00時16分35秒
- 「ようちゃん、アレ、持ってきた?・・・」
「ウン、そこのバッグに入ってるやろ」
みりは、行ってバッグを開けてソレを取り出した。
みりはソレの先端をペロリと舌で舐めた。
「最近、あんまり使ってないみたい・・・」
「言ったやろ。ごぶさたやて・・・あんたと違って
うちは、浮気はせえへんから。」
「おいらは、体は許しても心は許さないよ。」
「ほんま、あんたは勝手なことばっかり言うてんのやな。」
「・・・ようちゃん!今夜は覚悟出来てる・・・」
「あかんよ・・・変なことしたら。なんか今日のやぐは、
怖いわ・・・」
- 99 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月08日(水)00時34分23秒
- みりは、ソレ、デェルド〈張形〉をよう子に咥えさせようとする。
「ようく舐めて、ベチャベチャにさせて。でないと痛いよ。」
「何するねん。そんなもの痛いことあれへんよ・・・気持良い
だけや・・・」
「結構痛いかもしんない。初めての時は・・・」
「何に言うの。あかんよ・・・まさか・・・」
「そのまさかよ。ようちゃんは後ろに入れたことないでしょ。」
「あかんて・・・あかんよ。後ろに入れるやなんて、誰が
そんなこと教えたんよ・・・」
「ケイコたん・・・。慣れると結構気持良いよ・・・、
後ろから前から、どうぞ。って言うでしょ。」
「何にアホ言うてんの。ほんま怖いわ〜今日のやぐは・・・」
- 100 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月08日(水)00時59分29秒
- みりは、デェルドを自分の口に咥えて唾液でベチャベチャに
する。それを今度は、よう子に咥えさせる。
「さあ、たっぷり唾をつけるのよ。ホントはバターか
なんかあれば良いのだけど・・・ここには無いでしょ。」
よう子の目には恐怖の色が浮かんでいる。
「さあ、四つん這いになって・・・もう、覚悟を決めて。」
「痛いの、イヤや〜、止めて・・・」
「覚悟するの・・・でないともう、遊んであげないよ。」
「ほんま、あんたは悪魔みたいな子やわ・・・」
みりは、デェルドをよう子のお尻にあてがって、力を
こめる・・・。・
よう子は、ヒーッと、声にならない悲鳴を上げる。
- 101 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月08日(水)01時15分34秒
- 「ようちゃん、大きく深呼吸するの。押し込む時、息を
吐き出すの。そうすると楽に入ってくるよ・・・」
みりは、そう言ってデェルドをグイグイと押し込む。
よう子は、あまりの痛さに声も出ないぐらいに身を震わせた。
みりは、かまわずにデェルドをよう子のお尻に挿入していく。
よう子は、息も絶え絶えに、訴える・・・、
「・・・壊れるゥ・・・お尻が壊れるゥ・・・」
「大丈夫。だって、肛門は生まれてから、ウンチをするために
毎日、使ってるでしょ。だから入れるのも平気なはずよ。」
「そんな、アホなこと聴いたことあらへん・・・」
「ほらほら、入っちゃった。奥まで・・・」
- 102 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月10日(金)20時44分49秒
- よう子は、体を震わせて悶絶する。
たまらずに両足を伸ばして倒れこむ。
「やぐ・・・抜いてッ、頼むから抜いて・・・」
みりは、ディルドをお尻からズボッと、抜いた。
よう子は、放心したようにあお向けになった。
「どう、気持よかった・・・」
「アホか!、気持ちいいわけないやろ!ほんま、死ぬかと
思ったわ・・・」
「変ね、ケイコたんは、ヒーヒー泣いて喜ぶのに・・・」
「何に言うねん!、うちはケイコのような変態とちゃうの、
もう〜、娘。のリーダー譲るんじゃなかった・・・」
- 103 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月11日(土)00時07分18秒
- 「ケイコたんは、別に変態じゃないよ。ようちゃんが
遅れてるのよ。お尻に入れるぐらいで驚いてちゃ・・・」
「あんた、まだ何にかあんの・・・怖いわ・・・」
「もう、ないから安心して・・・今度はおいらのお尻に
入れていいよ〜・・・」
よう子は、よろよろと立ち上がった。
「やぐ・・・もう、帰ってェ〜な、何にがお尻に入れて〜
だよ・・・、あんたとは、つき合いきれんわ・・・」
みりは、よう子の後ろから抱きつきながら、伸び上がって
よう子の性感帯の耳に息を吹きかける。
「今夜は、帰さへんて言ったのは誰かな〜」
よう子は、またへなへなと床に崩れ落ちる。
「可愛がってくんないと、おいら、また浮気しちゃおうかな。」
「・・・ほんま、あんたという子は・・・お風呂入って
からにしよう。体が寒なってきたわ・・・」
- 104 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月14日(火)20時28分48秒
- 二人は、バスルームに入った。
みりが湯加減を見る。
「ようちゃん、ちょうど良いよ。入ろう・・・」
いつものように、みりはよう子の膝の上に座る。
ゆったりとお湯に浸かり、ようやく二人はリラックスした。
「ようちゃん、今度のライブは新曲を歌うんでしょ。
詩は、ようちゃんが書いたのでしょ。良いなあ〜。おいらも
今度書こうかな〜。」
「やぐ、娘。にまた新しい子が入るんやて・・・」
「うん、今度はどんな子が入るのかな・・・」
「やぐ、まさか、あんたが卒業するなんてこと・・・、
ないんやろ・・・」
「そんなこと、ないと思うよ・・・」
よう子は、みりの体に腕をまわして、力をこめた。
「やぐ・・・どこにも行かんといて・・・この頃、怖いの。
やぐが、どこか行っちゃいそうで・・・」
- 105 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月14日(火)21時05分17秒
- 「ようちゃん・・・なにを言い出すの。おいらはどこにも
行かないよ・・・」
「浮気の一つや二つは許すから、どこにも行かんといて。
なァ、約束して・・・」
「今日のようちゃん、変・・・。はいはい、約束するよ。
おいらはどこにも行きません。でも、自分では、どこにも
行くつもりはなくても、今心臓マヒで、コロッと天国に
逝ったりして・・・」
「アホか!!、何にを縁起でもないことを言いだすの・・・、
やぐが、死んだら・・・うちも生きてられへん・・・」
部屋に戻ったよう子は、何かを恐れるように、みりを
ベッドに押し倒し、激しく抱きしめた・・・。
みりは、そんなよう子を受けいれ、よう子の髪を優しく
撫でた・・・。
それから、三日後、よう子の元にケイコが電話をかけて来た。
「あ、ようちゃん、落ち着いて聴いて・・・」
「・・・・」
「さっき、みりが倒れて・・・救急車で運ばれていったの・・・」
よう子は目の前が真っ暗になって、その場に崩れ落ちた・・・。
- 106 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月15日(水)17時40分39秒
- どうなる!!
「魔性の女」みりが結構好きだったりする。
- 107 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月16日(木)23時02分28秒
- よう子は、ようやく気を取り直し、病院にかけつけるため
仕度をしている時、つけていたテレビのニュースが聴こえて
きた。
「今日午後三時頃、テレビの収録中に倒れて救急車で病院に
運ばれた、人気アイドルグループ、ムーニング娘。のメンバー
矢具地美里さんは、以前意識不明のままで、容態が心配されて
います。」
よう子は、タクシーを急がせた。気ばかりあせり、一秒でも
早く病院へ着きたいと願った。
三日前の事が、ふいによみがえって来た。
みりが、どこかへ行ってしまうのではないかという、不安な
気持と、まるで、今日のことを予感したような、みりの言葉が
思い出された・・・。
よう子は、強く頭を振った。 やぐが、死ぬはずがない・・・。
体は、ちっちゃくてもエネルギーのかたまりのようにパワフルで、
人一倍負けん気が強くて、何にでも向かって行き、そして
誰からも愛されていて、とっても可愛いヤツ・・・。
そんな、やぐが死ぬはずがない・・・。
- 108 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月16日(木)23時40分29秒
- 病院に駆け込んだ時、出てくる娘。のメンバー達と
ぶつかる。
眼を泣き腫らしたメンバー、ゆみ、なな、れい達が、よう子を
見ると、しがみついてくる・・・。
「どないしたんや・・・」
娘。達は、口々に訴えた。
「あんなに元気に走ってたのに・・・」
「急に倒れて・・・」
「苦しそうに・・・息が出来ないって・・・」
娘。達は、顔をゆがめて泣き出していた。
病院に入り、集中治療室の外の廊下に行くと、ケイコが
立ち上がり、やってくる。
「ようちゃん・・・」
そこには、みっちぃもいてよう子にしがみつきながら、
泣き出す。
ほかに、みりの両親と、妹さんもいた。
「よう子さん・・・」
みりの母親はよう子の顔を見ると、堪えていた涙が
こぼれ落ちた。
- 109 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)01時31分12秒
- 「大丈夫や・・・大丈夫やて・・・」
よう子はそれだけをくり返して、手術中のランプが灯った
集中治療室のドアを睨みつけた。
やがて、沈痛な面持ちで、たんくがやって来る。
ケイコの携帯には、安否を気づかう関係者や、病院に
来れなかったメンバーから、次々とかかって来る。
今は卒業した、やっさんとレイカがやって来た。
そして、みやも急を聴いてやって来た。
時間は刻々と過ぎて行く。
ひとまず、家族だけ残して皆は病院の待合室に下がった。
やがて、たんくは帰って行った。
- 110 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)01時45分11秒
- よう子は、ひと気の無くなった待合室で、皆の顔を見た。
「これで、帰ったななちゃんを除いて、やぐの愛したもん
同士がそろうたな・・・」
ケイコ、みっちぃ、レイカ、やっさん、みや、そしてよう子。
皆は顔を見合した。レイカがやっさんの脇をこずいた。
「あんたは、違うでしょ・・・」
やっさんは、口を尖がらせた。
「みりを一番愛してるのはうちや・・・」
よう子は、みりから彼女とは寝たことはないと聴かされていた。
しかし、その分、みりが彼女によく相談することを知っていた。
ある意味、やっさんがみりと一番親しいかもしれない。
- 111 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)02時00分45秒
- やがて、みやが帰り、レイカとやっさんも帰った時、
入口のランプが消え、医者が姿を現した。
皆の口々の問いかけに医者は、
「何とか、持ちこたえています。このまま、今夜を無事に
乗り越えれば、希望は十分にあります・・・」
医者は、病状を説明した。
やはり心臓の異常のようだった、それが肺におよび、
呼吸が困難になったようだった。
若いみりのような場合でも、時たま起こる症状との事だった。
母親と妹は、いったん家へ帰り、みっちぃも帰り、父親は
部屋の外で休み、医者の許可を得て、よう子とケイコの二人
は、みりの側に陣取った。
- 112 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)17時36分51秒
- みりは、人口呼吸器を顔にかぶせられ、静かに眠っている
ように見えた。
よう子とケイコは、しばらくは息をつめてみりを見守って
いた。 やがて、ポツンとケイコが、
「ようちゃん・・・みりが愛した女の子はさっきの娘。たち
だけじゃないよ・・・」
「なんや、まだおるの・・・」
「卒業した、ふくちゃんには手を出さなかったみたいだけど、
あやさんには、色々とベッドの上で教えてもらったみたい。」
「なんや、そうやったの・・・」
「ほかに、4期メンの残りの子、花梨、ゆみ、まっすぃ〜も・・・」
「みんな、お手つきなんや・・・」
「さすがに、5期メンの子供達にはまだ手をつけてないみたい。
でも、冗談で早く成長するのが楽しみだって・・・」
「やぐの場合、冗談に聴こえへんわ・・・」
「メンバーを総なめするのが目標だったりして・・・」
「アホか・・・」
- 113 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月17日(金)21時54分07秒
- みりすごい・・・。
- 114 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)23時06分00秒
- 二人の間に少しなごやかな雰囲気がただよった。
「ほんま、この子にはあきれるわ・・・」
「そういうあたし達、だって・・・」
「そやな、人のことは言えんな。」
二人の顔に笑みがうかんだ。
「ようちゃん、みりが入って来た時の事を憶えてる。」
「よく憶えてるよ・・・ほんま、ちっちゃくて、今もやけど。
きかん気で生意気やったけど、何んか憎めなくてね。」
「いつも、楽屋でモノマネをして、みんなを笑わせて、
1人で喋りまくっていて、ほんとに楽しい子だったね・・・」
「ケイコ・・・何んや!その言いかたは、やぐはまだ生きてるで。
言葉に気いつけや・・・」
「ようちゃん・・・ごめん、そんなつもりは・・・」
「ともかく、あきれた子や、このやぐは。眼をさましたら、
うちが性根を叩き直したるわ・・・だから早く、眼をさましぃ。
なあ、やぐ・・・早く眼をさましいな・・・」
よう子はベッドに手をかけてしぼり出すようにつぶやいた。
「ようちゃん・・・」
ケイコはよう子の肩を抱いた。
- 115 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)23時34分03秒
- その時だった、ドアがギ〜、と開いた・・・、
ハッと、二人が顔を上げて外を見たが、誰もいない・・・。
ドアは、まるで、誰かが出て行ったように・・・開いた
ままだった・・・。
二人は、背中が冷たくなるのを感じて、思わず、お互いの
顔を見合わせた・・・。
あ、ようちゃんとケイコだァ。みりは、体が浮くような
感じで、二人を横目に見ながら開いたドアから、外へ出た。
途中、ソファーで休む父親を見たが、声が出てこないので、
そのまま、病院の外へ出て行く。
夜の街を、何かに導かれるようにふわふわとさまよった。
向こうから白い服を来た女の人がやって来た。
さかんに手まねきをしている。
みりは、まるで宙を浮くようにその白い服の女に引き寄せられて
行く・・・。
- 116 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月17日(金)23時46分33秒
- その時、ワンワン!と激しく犬の鳴き声がした。
見ると、小さな犬が駆け寄って来て、みりにまとわりつく。
「アッ!、クッキーだァ〜!」
犬の声に驚いたのか、白い服の女はいなくなっていた・・・。
ワンワンという犬の声に、よう子とケイコはハッと気がついた。
見ると、みりの妹さんが、犬を抱えて入って来ていた。
みりの愛犬、クッキーだった・・・。
- 117 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月18日(土)00時03分03秒
- その新しく娘。に入って来た女の子は、みりに向かって頭を
下げた。
「麗奈で〜す。よろしくお願いしま〜す。憧れの、みりさんに
会えて感激してます・・・」
「そ〜なのォ。可愛いね〜。ウッ、よだれが・・・、
よちよち、おいらにまかせなさい!今夜あたり、焼肉でも
食べに行かない・・・」
『やぐ・・・いい加減にしいや・・・』
みりは、よう子の声が聴こえたような気がして、思わず
あたりを見回した・・・。 誰もいない。
「おかしいなァ〜。まあ、いいや、さあ麗奈ちゃん、
行こ、行こう・・・」
みりの病気は治らないようだ。
終わり。
- 118 名前:愛しのミリー 投稿日:2003年01月18日(土)00時30分32秒
- 一応前編の終わりです。(後編も書く気かよ!!)
106さん。
113さん。 レスをありがとうございます。
こんなエロストーリーを読んでいただき、ありがとうございます。
乱行を尽くす魔性の女、みりをいっそ、文字通り天国へ
送ってやろうかと思ったのですが、やはり、愛しのミリーを
殺すわけにはいきませんでした。
書いてるうちに作者の手を離れて、勝手にみりが好き勝手を
するようになってしまいました。このへんで終わらせないと
この先どうなるかわかりません。
まあ、そのほうが面白かったりして・・・。 ではまた。
- 119 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年01月22日(水)14時28分20秒
- いよいよ新メンバーのお披露目が近づいて来た。
ライブに向けてのリハーサルも佳境に入った。
夏先生の振り付けの指導にも熱が入る。
リハーサルの休みの時間、あさみは洗面所で
新メンバーの、レイナと一緒になる。
レイナはあさみに一礼する。
「紺野さん、よろしくお願いします。」
「あ、こちらこそ、よろしく・・・」
レイナは、二人だけなのを確かめた。
「あの〜、紺野さんにお伺いしますけど、モーニング娘。を
仕切っているのは、誰なんですか・・・」
「・・・それは、もちろんリーダーの飯田さんです。」
「あたしが言うのは表じゃなくて、裏で仕切って
いるのは、誰かってこと。飯田さんじゃないと、睨んで
いるんだけど・・・」
- 120 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年01月22日(水)14時51分11秒
- あさみは首を捻った。
「裏とか表とか、何の話かわからないんですけど・・・」
「あたしが、言うのは〜、リーダーとは別に皆をまとめたり、
恐れられたり、そういう風に一目おかれているヤツのこと。」
レイナは急に口調を変える。
「・・・それなら、わかります。別に怖がられてはないけど、
いつも皆をまとめているのは、矢口さんですね・・・」
「ふ〜ん、やっぱり矢口か。ねえ、紺野さん、この事は
誰にも言わないでくれる・・・」
「あ、はい・・・誰にも言いません。」
あさみはレイナのうって変わった口調に圧されて
どぎまぎしながら、言った。
リハーサルが終わり、皆が帰りかけた時、レイナは
まりに近づいて、小声で耳打ちする。
- 121 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年01月22日(水)15時06分55秒
- 「矢口さん、ちょっとお話があるんですけど・・・」
「あ、ゴメン。今日はちょっと用事があるんだァ。」
「あの、少しだけでいいんです・・・」
「あ、わりい〜、急ぐのよ〜」
レイナは声をひそめて言う。
「いいから、顔を貸せって、言ってんだよ・・・」
まりの眼が、すっと細くなり、レイナを見た・・・。
二人は、人気のない屋上で対決した・・・。
「おいらに何の話があるんだよ〜・・・」
「あんたさ〜、裏でモーニング娘。を仕切ってるそうじゃ
ないの。」
「ふ〜ん、誰から聞いたんだい・・・」
「誰って・・・紺野からさ。」
「ふ〜ん、そうなの。面白れ〜、どんな話か聴こうじゃない。」
そんな二人をもの蔭で、あさみがハラハラしながら見ていた。
- 122 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年01月22日(水)18時21分35秒
- 「別にィ〜、裏番にちょいとばかり挨拶をしとこうと、
思ってね・・・」
「お〜お、言ってくれるじゃないの。あんた、まだ中坊だろ、
つんくさんも、よくこんなの入れたもんだ・・・」
「ふん、大人なんてちょいと、こぶりすれば、ちょろいもんよ」
「合格したら、いよいよ本性現したわけ・・・このマリ姉さんを
舐めんじゃないよ!」
「ふん、ちっちぇ〜くせに、口だけはでっけえ〜じゃねえか。」
レイナは、いきなりマリに蹴りを入れる。
たまらず、前かがみになった、マリにレイナは
その後頭部に拳を叩き込む。
下に膝をついて座りこんだマリにレイナが手をかけた、
すると、マリの狙いすました頭突きがレイナの顔めがけて
炸裂する。
レイナは、それを寸前でかわす。
「やるじゃん、でもあたいにはかなわないよ。
地元じゃ、ゴロマキのレイナと言われて、ケンカじゃ
負けないよ・・・」
「・・・ゴマキ?」
- 123 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年01月22日(水)18時42分31秒
- 「違うって、ゴマキは真希さんだろ。」
レイナはマリを立たせると、胸ぐらを掴むと膝蹴りを
腹に叩き込む。
マリは、たまらずふっ飛んで、あお向けに倒れこむ。
「モーニング娘。の裏番はあたいが仕切らせてもらうよ。」
「お待ち!!」
レイナが振り返るとそこに、
金髪のズラに、恐竜の絵のワンピースにブーツの
どっかで見たような姿の女の子が立っていた。
「なんだよ!お前は〜!」
- 124 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年01月22日(水)21時07分16秒
- 顔は、逆光で影になっていて見えない。
「なんだよ!てめえは!」
「前屈下段払い〜!!タァ〜!!」
金髪をなびかせて、鋭い蹴りがレイナにヒットする。
続いて、連続の突きがレイナにヒットする。
「・・・さては、お前が本当の裏番だな・・・こ、・・・」
レイナは、白目をむいて、落ちた。
「今日の私は、完璧ですかァ〜」
その女の子は、レイナに片足をかけて、ポーズを取った。
「はい!完璧です!。ところでこの子はどうしましょ。」
「まっぱにして、あなたの好きなように料理したら・・・」
「は〜い。二度とでかい口を叩けないように、前から、後ろから
グジョグジョにしちゃおうかな〜。ウッ、よだれが・・・」
終わり。
- 125 名前:アヌスの鏡 投稿日:2003年02月08日(土)18時52分38秒
- 作者。
青板に、続編を書きます。「紫のフリージア」
興味のある方は、そちらをどうぞ。
- 126 名前:ももこ 投稿日:2003年02月09日(日)12時58分58秒
- bんhhgfgjfj
- 127 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月09日(日)13時48分39秒
- まだここのスレあまってるじゃん。
どーすんの?
- 128 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月10日(月)20時24分36秒
- ホームページのBBSに抗議の書き込みが殺到した。
『なんでェ〜、16歳以下の子は受けられないんですかァ〜!!』
このような、抗議だった。
プロデューサーのたんくは、説明した。
「今回は、趣向をこらしまして、ベストテンの応募者の
子には、特別な事をやってもらいます。それは、年少者は
まずいもので・・・」
いよいよ、書類審査に合格した数十人によって、二次審査が
始まった。
なぜか、恒例のテレビ中継は行われず、マスコミ関係者も
会場には、入れなかった。
応募者の中で、ある噂が広まっていた。
「何でも、今回は水着審査があって、選ばれたベストテンの
娘は脱がされるそうよ・・・」
「あたし、合格できるのなら、まっぱにでも、何でも
なっちゃう!!」
- 129 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月10日(月)20時53分17秒
- 審査員には、どういうわけか、元リーダーの仲沢よう子、
現リーダーの伊井田ケイコ、それになぜか、
矢具地美里も加わっていた。
「ようちゃん、どんな子が出て来るかな〜、おいら
楽しみだよ〜!」
「もう、やぐ・・・よだれが出てるよ〜」
「あたしも、楽しみだな・・・」
娘。の中でも、いずれ劣らぬ好きものの三人が選ばれている
ところを見ると、なにやらただならぬ風情が・・・。
審査は進み、一応型どおり歌と踊りの審査があり、やがて、
勝ち残った、20人によって水着審査が始まった。
応募者は、それぞれ趣向をこらした水着、ビキニの子もいるし、
中にはスクール水着の娘もいた。
1人、1人、審査員の前で娘。に加入する決意を述べさせられた。
審査委員長のたんくが、合格するためには何でもするのかと、
念を押した。
もちろん、応募者たちは何でもすると答える。
やがて、上位10人が選ばれた。
たんくは、10人に言った。
「じゃあ、脱いでください・・・」
- 130 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月15日(土)21時47分17秒
- その言葉に、応募者の女の子たちは騒然となった。
「なんでェ〜、脱がなきゃいけないんですかァ〜」
「さっき、合格するなら何でもするって言ったじゃないですか。」
「それと、これとは別です・・・」
「わたくし、両親や、兄弟にさえも見せていないこの体を
なぜ、このような衆人の中で晒さなければいけないの・・・」
と、いかにもお嬢さん風の女の子が言った。
「え〜、脱げない人は、帰ってもらっても結構です。」
憤然とした、何人かの応募者はバラバラと帰ろうとする。
「あたしィ〜、脱ぎます!。もし、あたし1人だけになったら
合格ですよね。」
「もちろんです・・・」
早くも、その女の子は、ビキニの上を脱ごうとする。
さっきのお嬢さんは、よよと、その場に泣き崩れている。
彼女は、スクール水着だった。
- 131 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月15日(土)21時58分38秒
- 他の応募者の女の子たちは怒って、たんくに詰め寄る。
「なぜ、脱がなきゃいけないのか、説明してよ!
この、スケベ!!」
さっきの脱ぐと言った、女の子は上を脱いで(貧弱・・・)
早くもパンツに手をかけた。
「ちょっとォ〜、あなたァ、脱ぐのやめなさいよ〜、
だから〜、なぜ脱がなきゃいけないのか、説明しなさいよ〜」
たんくは、立ち上がって応募者の前に立った。
「よし、説明する。いいか!時代は変わったんだ!!
ただ、可愛いだけの女の子が、歌って踊って見せるだけでは
誰も見向きしなくなったんだ!!」
- 132 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月15日(土)22時18分37秒
- 「今や、普通の事をやっていては、CDは売れない、
コンサートには閑古鳥が鳴くばかりだ!
そこでだ。娘。たちには、女の最後の武器である、
裸体を披露してもらう。」
たんくは、応募者、そして、審査席の娘。ケイコとみりを
見た。なぜか、よう子の方へは視線をそらした。
「この世で、一番美しい物は何んだ!!それは、女性の裸だ!
この世に生命をもたらした、母なる裸体だ!!」
会場内は、静まり返った。
「ルノアールの絵はどうだ。ゴヤ、セザンヌの絵はどうだ。
ビーナスと言える、素晴らしい裸体を描いている。
それらは、芸術として称えられている。」
- 133 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月15日(土)23時11分11秒
- 「さすが、たんくさんだ、良い事を言うな〜」
と、みり。
「どうだか、女の子の裸を見たい一心だったりして・・・」
と、ケイコ。
「娘。のためなら、おいらも喜んで脱ぐよ。」
「やぐの貧弱な体なんか、誰も見たいことあらへん。」
と、よう子。
「そこは、おいらのテクニックで・・・」
「アホか!、どんなテクニックや・・・」
「であるから、これからは君たちの無垢で清らかな体を
存分にアピールして、この厳しい世界を生き抜いて往かねば
ならない!」
みりが、拍手をする。つられて他の審査員も拍手をする。
「ありがとう、君たちが加入した暁には、来たる
ミュージカルでは、主役に抜擢して、存分に脱いでもらい、
芸術性高い物にするつもりである・・・」
- 134 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月15日(土)23時33分17秒
- なにか、たんくの口車に乗せられた感じで、10人の内、
5人ほどが残り、その裸体をあらわにした。
なぜか、あのお嬢さんも残り、意外にボリュームのある
裸体を披露する。
「ぐふふふ、あの女の子、おいら好みだなァ〜」
と、みりは、一番可愛いくて、胸もお尻もプリプリで
スタイル抜群の女の子を見て言う。
「ほらほら、みりったら、よだれが・・・」
その時、たんくにマネージャーが近寄った。
「たんくさん、まずいっすよ。あの三番の女の子、
年をごまかしてますよ。まだ、13歳だって。」
「なんだって、どおりで、下の毛が生えてないもんな。」
「そこの、三番の君、帰っていいよ。」
その、田中という女の子は、憮然とした顔で、
審査員たちに、ガンを飛ばしながら去って行く。
- 135 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月15日(土)23時48分12秒
- さて、審査員が女の子たちの清らかな裸体を存分に
見ていると、
みりが、立ち上がって発言する。
「たんくさん、彼女たちこのまま突っ立っていても
能がないと思います。何かテクニックを披露してもらえば、」
「ほう、テクニックと、言えば・・・」
「たとえば、フェラチオとか・・・、痛ェ〜!!」
みりは、頭をかかえた。
よう子が、書類を丸めた物で、みりの頭をぶん殴ったのだ。
「アホか!、なにが、フェラチオや!、風俗店の
オーデションやないんや・・・」
- 136 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月16日(日)12時33分29秒
- 「お〜!フェラチオ、良いですねェ〜、やってもらいましょう。」
と、乗り出すたんく。
「では、男性の審査員の方、前へ・・・」
「じゃあ、おいらも・・・イテテテッ」
みりの尻をよう子がつねったのだ。
「アホか!、あんたにチンチンはないやろ!!」
女の子たちは、顔を見合わせて、とまどった。
「あの〜、フェラとかいうのは、どのような・・・」
と、例のお嬢様。
すると、みりが口を出す。
「あのですね、殿方の男性のシンボルをこういう風に、」
と、何かを握る手つきをする・・・。
「そうして、シンボルを口で吹いてご奉仕するわけ・・・」
- 137 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月16日(日)12時46分31秒
- 「まあ〜、それなら、得意でございます・・・」
と、お嬢様は意外なことを言う。
「ほお〜、これはこれは、おフェラをしたことが
あるとは・・・で、どなたに?」
と、たんく。
すると、お嬢様、
「それは、お兄様にして差し上げてます。」
「おお〜!それは、感心な妹さんですなァ〜」
「アホか!!、どこが、感心な妹や・・・」
と、よう子は、頭をかかえた。
「それで、お兄様はどう言っておられます・・・」
- 138 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月16日(日)13時02分19秒
- 「お兄様は、天にも昇るような気持だとおっしゃってます。」
「昇天しちゃうんだァ・・・」
と、ケイコ。
「ねえねえ、昇天した時、何か出てくるでしょ、シンボルから、
白いミルクみたいのが・・・」
と、みり。
「もちろん、美味しく頂いております。」
と、お嬢様。
それを、聴いてケイコがみりのわき腹を突っつく。
「ほら、みりのライバルが現れたよ・・・」
「アホか!なにが、ライバルや・・・」
「ウ〜ン、おいらもうかうかしておれないね〜」
やがて、意を決した女の子たちは、シンボルを出した
審査員の前に膝まづく。
お嬢様は、たんくの前に膝まづく。
- 139 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月16日(日)13時21分25秒
- さすが、おフェラが得意なだけあって、お嬢様の
舌づかいに、たんくは今にも昇天せんばかり・・・。
「たんくさん!!、もういい加減にしとき!!」
と、よう子が一喝して、たんくは我にかえった。
「で、どうしますか。合格者は・・・」
「もちろん、お嬢様は、合格!!」
それを聴いて、形の良い乳房を震わせながら、
お嬢様は、飛び上がって喜んだ。
「それと、全員、合格!!。あ、お嬢様は、後で
私の部屋へ来るように・・・」
と、たんく。
「良いなァ〜、おいらもご一緒したいなァ〜」
と、みりは、可愛いお尻をプリプリさせながら退出して行く、
女の子たちを、指を咥えて見送る。
- 140 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月16日(日)13時38分36秒
- 「アホか!、なにがご一緒したいや!、こんな無茶苦茶な
オーデション、初めて見たわ・・・」
みりは、よう子にしなだれかかる。
「ねえ〜、ようちゃん〜、おいら、濡れてきたよ〜、
これから、どっかホテルへ行こう〜よ・・・」
すると、ケイコも、
「あたしも・・・、ねえ〜、あたしも行って良いかな・・・」
「アホか!、あんたらなァ〜、さかりのついたネコみたいに、
何に考えてんの・・・・、ホテル、行こう・・・」
よう子は、みりとケイコの肩を抱いて歩き出した。
ムーニング娘。の今後は、前途洋洋である。
終わり。
- 141 名前:娘。七期オーディション。 投稿日:2003年02月16日(日)13時58分40秒
- 作者。
一応、終わりにします。
126、「ももこ」さん、
127、名無しさん、ご満足いただけたでしょうか。(笑)
こんなエロストーリーを読んで頂いてありがとうございます。
続きは、青板でどうぞ。
- 142 名前:ダイエット娘。ななちゃんの相関図 投稿日:2003年03月13日(木)01時26分10秒
- ななみの相関図
ななちゃんの恋人。 リーダーケイコ。浮気が多い。
ななみと関係した娘。たち。
みり。 ゆみ。 みりからはテクを教わる。ゆみは友達から発展。
みっちぃ。 やす。 まっすぃ〜。
みっちぃとは、特に親密。
サキ。 サキの恋人ゆみと、一緒に遊んだらしい。
たんく。 唯一の男性。しかし、役立たず。
ななみの恋人ケイコの、浮気相手。
みり。 ゆみ。 まさみ。 小さくて可愛い子が好みらしい。
やはり、ななみもケイコも、みりの影響が大きい。
- 143 名前:織里子 投稿日:2003年03月29日(土)00時05分39秒
- 結局、よう子、ケイコ、みりの3人はホテルには行かず
よう子のマンションへ行った。
みり一人がはりきっていて、よう子とケイコはなぜか、
互いの視線をそらして、落ち着かない・・・。
「ねえ、二人ともどうしたのよ〜、変だよ〜、いつもの
ように、遊ぼうよ〜、あれ・・・そうか!」
みりは手を打った。
「二人共、一緒に遊ぶのは初めてだったんだ〜」
「・・・そうや。だからケイコとは何んか、気恥ずかしくて」
「私も、ようちゃんとは・・・」
「何に、遠慮することないって〜!」
と、みりは早くも服を脱ぎだす・・・。
もじもじする二人を尻目に、パッパッと脱いでひもパン
一丁になる。
- 144 名前:織里子 投稿日:2003年03月29日(土)00時20分23秒
- 「さあ、どちらが、おいらのひもパンをほどいて
くれるのかな・・・」
二人は顔を見合わせた。
「ほんま、あんたは良い度胸しとるわ・・・」
よう子がみりの前にきて、ひもパンをほどきだす。
生まれたままになったみりは、よう子に抱きつく。
「ようちゃん〜、なんとかして〜」
二人は、唇をかさねる・・・。
互いの舌をからませ、吸い合う・・・。
ようやく、よう子から離れると、みりは今度はケイコに
抱きつく。
ソファーに腰掛けているケイコの首に腕を回し、
その唇に吸い付く・・・。
- 145 名前:織里子 投稿日:2003年03月29日(土)00時41分35秒
- ケイコも覚悟を決めたのか、好きものらしくみりの唇を
激しく吸う。
そして、みりの口の中に舌を差し込んでかきまわす。
みりは、首にまわした腕に力を込めて、口の中に侵入して
来た、よう子の舌に吸い付く・・・。
それを見ながら、よう子も服を脱ぎだす。
全部脱ぎ捨てると、ケイコの服を脱がせにかかる。
みりも唇を離さずに、片手と足でケイコのスカートを
脱がしてしまう。
みりは、裸になったケイコの膝の上に脚を開いて
乗ると、唇を離さずに片手でケイコの胸をもみだす。
そんな二人に、よう子はみりの背後から抱きつく。
みりは、ようやくケイコの唇から離れて、顔をそらす。
- 146 名前:織里子 投稿日:2003年03月29日(土)00時57分05秒
- ケイコは、よう子と視線が合うと、瞳を閉じて唇を
突き出す。
よう子も意を決して、ケイコの頭を抱くと、唇をかさねる。
最初は、おずおずと唇をかさねていた二人だったが、次第に
熱をおびて来て、互いの舌をからませ始める。
みりは二人の間にはさまっていたが、頭を下げると、
ケイコの乳首を口に含んで、舌で転がす・・・。
そのうち、音を立てて唇をかさねている二人に、
「・・・ようちゃん、手を使ってよ〜」
と、さいそくをする。
よう子は、腕をまわして、手をみりのお尻の割れ目に
差し込む・・・。
濡れそぼっている、みりの花芯を指でこすり上げる。
- 147 名前:織里子 投稿日:2003年03月31日(月)01時01分51秒
- ひと山越えたみりは、ケイコの膝の上で余韻に浸っている。
「ねえ、お風呂はいろ。」
と、よう子。
3人は、仲良く浴室に入った。
みりが、湯加減を見ながらケイコに言った。
「ねえ、お客さん〜、初めてなの〜、サービス
しちゃおうかな・・・」
「ウン、僕初めてなの、お願いしま〜す。」
と、ケイコ。
「さあ、このスケベ椅子に座ってね〜、ツボ洗い
しましょうね〜」
「え〜、ボクちゃん、こわ〜い〜」
よう子が笑い出した。
「あんたら、なにやってんの、ほんまあきれるわ〜、
なにが、スケベ椅子や・・・」
- 148 名前:織里子 投稿日:2003年03月31日(月)23時44分35秒
- 「ソープランドごっこだよ〜」
「アホか!、それに、ツボ洗いって、なんやの・・・」
「おいらも、何のことだか知らないの、でも、
ツボって、壷のことだとすると、女の子のあそこの
ことかな・・・」
さすが、みり、良い感をしている。
「じゃ、ぼくちゃんに、ツボ洗いして〜」
と、ケイコ。
「わかりまちたよ〜、キレイキレイしまちょ〜ね。」
と、みりはケイコの腕をつかまえた。
- 149 名前:織里子 投稿日:2003年03月31日(月)23時57分30秒
- みりは、ケイコの手に石鹸をたっぷりとつけた。
そして、ケイコの手を自分の股間に持っていく・・・。
次に、その指を花弁の中にズブリと差し入れる。
実際のツボ洗いは、もっと太い物を壷に入れます・・・。
擬似ツボ洗いに興奮したみりは、ケイコの首にしがみついた。
その時、ケイコは、はずみで後ろに倒れた。
運悪く、そこには浴槽の縁があった・・・。
ケイコは後頭部を激しくぶつけた・・・。
よう子が、あわてて見ると、ケイコは白目をむいて、
気絶している。
動転したよう子は、洗面器で水を頭からかぶせる。
そして、みりと二人でケイコを寝室に運ぶ。
- 150 名前:織里子 投稿日:2003年04月01日(火)00時07分35秒
- ケイコをベッドに寝かせると、よう子は頬を叩いた。
ようやく、ケイコは目を開けた。
しかし、なにやら、目つきが変だった・・・。
「ケイコたん!大丈夫・・・」
と、みり。
ケイコは、いきなり起き上がると、側にいたよう子を
ベッドに押し倒した!
そして、よう子に馬乗りになると、首を締めてくる!
「グェー!!苦しい!やぐー!助けて!ケイコが
狂ったよー!!」
「・・・ケイコたん、死なないていどにやるのよ・・・」
- 151 名前:織里子 投稿日:2003年04月01日(火)00時18分06秒
- 「アホか〜!、なにゆうてんの!早くやめさせて!」
「ようちゃん、ケイコたんは今、本能のままに行動
してるの・・・頭をぶつけたせいかな。」
「みり、あれはあるの・・・」
と、ケイコ。
「あれって、例の男になるやつね〜、もちろん
この部屋にあるわよ〜」
みりは、それをケイコの腰に装着した。
装着したそれには、隆々としたディルドがそびえ立っている。
それを見た、よう子は恐怖の色を浮かべた。
- 152 名前:織里子 投稿日:2003年04月01日(火)00時32分08秒
- ケイコは、起き上がろうとするよう子を、ベッドに
押し倒す。
そして、よう子の両足を抱え込む・・・。
みりは、抵抗するよう子の顔のあたりにかぶさって、
動けなくする。
ケイコは、よう子の両足を肩に担ぎ上げる・・・。
そして、よう子の体を折り曲げる。
「ようちゃん、少しの辛抱よ、すぐ気持良くなるから。」
「やぐ・・・」
ケイコは太いディルドをよう子の花弁に当てがうと、
一気に腰を入れて、ディルドを押し込んで行った。
「アッアッア〜!!!!・・・」
みりは、叫ぶよう子の口を口でふさいだ・・・。
- 153 名前:織里子 投稿日:2003年04月01日(火)00時44分30秒
- ケイコが、えぐるように腰を動かしていると、
よう子も、だんだんと歓喜の声を上げ始める。
「ああああ〜!!!!〜、もっと奥に入れて〜」
それに答えて、ケイコは猛烈に腰を使う。
やがて、絶頂に達したよう子は長々とベッドに
横たわる。
「・・・どう、ケイコたん、満足した、え〜、まだ
ものたりないって言うの。じゃあ・・・」
みりとケイコは、よう子を裏返しにする。
ケイコはよう子のお尻をかかえて持ち上げる。
「なにすんの・・・まさか、あかんあかん!
まさか、お尻に・・・」
- 154 名前:織里子 投稿日:2003年04月01日(火)00時56分36秒
- 「その、まさかよ。でも、この前後ろはおいらが
開通してるから、大丈夫だよ〜」
「あかんあかん!!やめてやめて!!アッー!!、
ヒィッー!!!」
よう子のお尻の穴に、太いディルドがきしむように、
入り込んで行く・・・。
よう子は、あまりの痛みにみりに強くしがみつく・・・。
「やぐ・・・死ぬ、死ぬ・・・」
「ようちゃん、死ぬほど良いの。」
「・・・・」
「すぐ、気持良くなるからね・・・」
よう子は、声も出なくなって、強くみりの手を握りしめた。
- 155 名前:織里子 投稿日:2003年04月11日(金)22時54分49秒
- よう子がみりの声に失神から覚めると、側で、みりとケイコが
愛し合っていた。
やがて二人は絶頂に達すると、寄りそって抱き合いながら
余韻に浸っていた。
よう子がみりの側に行くと、みりは頬を紅潮し、瞳は
とろんとしながら、よう子の首に腕を回して来る。
二人が軽くキスしていると、ケイコは体を入れ替え、
よう子の背中に回り、後ろからよう子に腕を回して
抱きついてくる。
よう子は首をそらして、ケイコに顔を向けると、ケイコは
唇を合わせてくる。
よう子は、みりとケイコに前後にはさまれながら、
深い満足感に浸っていた。
「ようちゃん・・・」
みりが甘えた声をかけてくる・・・。
「やぐ・・・なんやの・・・」
「オシッコ・・・」
- 156 名前:織里子 投稿日:2003年04月11日(金)23時11分33秒
- よう子は思わず吹き出した。
「やぐ、あんたはまるで子供やな・・・」
「ようちゃん、オシッコに連れって。」
「1人で、よう行けへんの・・・」
「抱っこして行ってよ〜」
「ほんま、あんたは可愛い子供や・・・」
よう子が小柄なみりを抱き上げると、みりは首に
しがみついてくる。
浴室のトイレに連れていき、便座に座らせてカーテンを
閉めようとすると、みりが、
「待って、そこで見てて・・・」
「アホか、何にゆうてんの・・・」
- 157 名前:織里子 投稿日:2003年04月11日(金)23時30分47秒
- みりは、すぐにシャーッと音を立て始める。
みりは、固まっているよう子の様子をじっと、
見つめている。
たまっていた小水を全部出して、みりは満足げに、
「あ〜、すっきりした〜」
ふと、見るとペーパーが切れている。
「ようちゃん、お願い・・・」
「なんやの・・・」
「おいらのここをキレイにして・・・」
「キレイにって、どういう意味やの。」
「舐めて、キレイにして・・・」
「・・・・・」
「ダメなの・・・それとも、おいらのここは、
汚いから、ダメなの・・・」
「そんなこと・・・あらへん・・・」
「じゃ、舐めてキレイにして・・・」
気配に、振り返るとケイコが立っていた。
- 158 名前:織里子 投稿日:2003年04月11日(金)23時52分09秒
- みりは、ケイコの顔を見ると、
「あ、ケイコたんにキレイにしてもらおうかな・・・」
「わかったわ、うちがキレイにしたる・・・」
よう子は、みりを便座に浅く座らせると、脚を開かせ、
みりの花びらに唇を寄せる。
開き直って、よう子は舌を存分に使って舐め回す。
少し、しょっぱかった。
みりも思わず甘えたような声を漏らす。
「ア〜ン・・・」
よう子が顔を上げると、みりは立ち上がり、
よう子を便座へ座らせようとする。
「今度はようちゃんの番だよ。」
よう子は二人に見られながら、小水を出した。
「あんたらみたいな、変人はおらへん・・・」
ケイコがよう子の肩を抱きながら、
「あ〜ら、ようちゃんには負けるわ。」
- 159 名前:織里子 投稿日:2003年04月12日(土)00時16分47秒
- 「・・・うちら二人がたばになっても、そこの人には、
負けるわ・・・」
と、よう子はみりを見た。
「また〜、ようちゃん、おいらを変態みたいに言って、
ダメでちゅよ〜」
「やぐ・・・ほんま、あんたって子は・・・」
「さあ、ようちゃん、オシッコ全部出たようね、
誰にキレイにしてもらいたい、ケイコたん、それとも、」
よう子は、脚を大きく広げながら、
「やぐ!、キレイに舐めてや!」
みりは、嬉しそうにいそいそとよう子の前に
膝まづいた。
よう子は、側のケイコの首に腕を回した。
「ケイコ、あんたはうちがキレイにしたる・・・」
みりの舌の動きに、よう子は思わず声を上げる・・・。
- 160 名前:織里子 投稿日:2003年04月24日(木)21時54分02秒
- それが終ると、3人はまたお風呂に入った。
かなり、無理をして3人一緒に湯船に浸かる。
よう子とケイコが向かい合わせに膝をつき合わせて、
二人の間に、みりが腰を下ろす。
3人はぎゅうぎゅうの湯船の中で、笑い、しゃべり、
はしゃぎ、そして愛し合う。
よう子は、首に腕をまわしているみりの瞳を見つめた。
「今日は、ほんま楽しいわ・・・やぐ、ありがとう。」
「ありがとうって、なんなの、ようちゃん・・・」
後ろからケイコがみりの体に腕をまわし、抱きしめる。
「なんでもない。やぐ・・・好きや、ほんまに・・・」
「おいらも、好き。一番好き・・・」
ケイコがみりの耳を噛んでくる。
「あ〜、ケイコたんも好き。2番目に・・・」
- 161 名前:織里子 投稿日:2003年04月24日(木)22時11分50秒
- よう子はケイコの頭に手を伸ばし、引き寄せて、
唇を寄せる。
「ケイコ、あんたとは長いつき合いやけど、ようやく
わかり合えた様な気がする。ケイコ、好きや。」
「ようちゃん、あたしも同じ。好きよ。」
みりは二人の顔を見くらべた。
「そうだよ〜、お互いを知るのは、愛し合うのが一番!」
よう子は、みりに言った。
「やぐ、あんたは愛し合うのは、ほどほどにせんとな。」
「も〜、ようちゃん〜、なにを言うの〜」
3人は、部屋に戻りベッドに、みりを真ん中にして寝る。
3人は、深い満足感に浸り、うとうとしかけた時、
ケイコが、ポツリと言った。
- 162 名前:織里子 投稿日:2003年04月24日(木)22時22分21秒
- 「ようちゃん、みり、あたし決めた・・・」
「・・・・」
「ようやく、ソロになる決心がついた。」
「ケイコ、ソロになるって・・・」
「娘。を卒業する・・・」
「そう。あんたがそう決めたのなら、うちは、
なにも言わん。」
「ケイコ・・・」
「娘。になって、7年、もう潮時だと思う。」
「で、次のリーダーは、誰にするの。」
ケイコは、みりを見た。
「ちょっと、頼りないけどこの人しか、いない。」
突然、みりが大声を上げて泣き出した・・・。
ケイコは、そんなみりを抱きしめ、優しく髪を撫でた。
- 163 名前:織里子 投稿日:2003年05月23日(金)23時59分13秒
- みりは、泣きながらケイコに言った。
「ケイコ・・・、卒業なんて言わないでよ〜、
イヤだよ〜、ケイコはいつまでも娘。のリーダー
じゃないと、イヤだ・・・」
「みり・・・、あたしだって、卒業するのは、
寂しいし、悲しい・・・、でも誰でもいつかは
卒業する時がくると思うんだ、あたしにとって、
今が潮時だと思う・・・」
よう子も涙を流しながら、みりを抱きしめた。
「やぐ・・・、あんたの気持は痛いほどわかるよ。
でも、ケイコも悩んだ末の決心だと思う・・・、
やぐ、ケイコの気持もわかってや・・・」
3人は、泣きながら抱き合った。
- 164 名前:メロンと梨。 投稿日:2003年07月11日(金)12時41分03秒
-
「柴ちゃん、クリスマスどうするの。何か予定
あるの・・・」
「予定って、あるわけないじゃん。梨華ちゃんこそ、
どうするの・・・」
「もちろん、イブの夜は彼と2人きりになって、
聖なる鐘がひびく夜を過ごすわけ・・・って、そんな
彼、いるはずがないじゃない・・・。」
「驚かさないでよ〜、では、いつものように女の子二人、
寂しい、クリスマスを過ごすわけね・・・」
「寂しいクリスマスって、柴ちゃん、あたしといると寂しい
わけなの〜、どうなの〜」
「はいはい、梨華ちゃんと過ごすクリスマスは楽しいですゥ」
「ねえ、柴ちゃん、今年のクリスマスは特別な日にしよう」
「それって、どういうこと・・・」
- 165 名前:メロンと梨。 投稿日:2003年07月26日(土)19時22分25秒
- 「いやいや、なんでもないわ。その〜、今度のクリスマスは
今までにない、楽しいものにしようかな〜って・・・」
「ふ〜ん、良いけど、なんか梨華ちゃん私に隠してること
ない・・・」
「いやいや、ないない!私と柴ちゃんに隠し事なんて
あるはずないじゃないの・・・」
「なんか、おかしいなァ。まあ、いいか、梨華ちゃんが
おかしいのは、いつものことだから。」
「柴ちゃん、それはどういう意味よ〜、柴ちゃんだって
あのダジャレはそうとうにおかしいよ。」
「可笑しいってことね。」
「違うから〜。とにかく、今度のクリスマスは、楽しみね〜」
「・・・ウン。そうね・・・・」
あゆみは、首をかしげたが、別に気にも止めなかった。
梨華は、ある決意をしていた・・・。
- 166 名前:メロンと梨 投稿日:2003年08月06日(水)20時34分22秒
- 「今年は、柴ちゃんの所でやろう。」
「良いけど・・・」
「私も、柴ちゃんみたいに1人暮らしをしたいなァ。」
「梨華ちゃんもすればいいじゃない。」
「そうなんだけど、中々親が許してくれないのよ。」
2人は買い物に行った。
「梨華ちゃん、何でも買い込まないでよ〜、そんな
ものいらないよ〜、」
「そうかな、氷製造器、いつでも美味しい氷が
食べられるのに〜」
「今、12月だよ〜、それ、クリスマスに必要ない
じゃない。」
「いやいや、暖かい部屋で氷を食べる。良いじゃない。」
「アイスクリームならわかるけど、氷じゃね・・・」
- 167 名前:メロンと梨 投稿日:2003年08月26日(火)17時59分41秒
- 「そうだ、鳥の腿焼きも買わないと、それと、
シャンペンも買おう。」
「梨華ちゃん、シャンペン飲めるの。」
「シャンペンぐらい、飲めるわよ。」
「あ、ケーキも買わないと。」
「そうだね。それに、ケーキに差すロウソクも
買わないと、」
「ロウソクって、何するの・・・」
「ほら、フッと吹き消すのよ・・・」
「梨華ちゃん・・・それはバースディケーキでしょ。」
「あ、そうか。」
2人は、色々と買い込み、意気揚揚とめろんの
部屋に着いた。
- 168 名前:メロンと梨 投稿日:2003/09/14(日) 18:15
- 2人は、買い込んだ物を冷蔵庫へしまってから、
部屋の飾り付けに取りかかる。
「ほら、柴ちゃん、ぐずぐずしないで、お星さんを
ぶら下げないと〜」
「ぶら下げるって、どこに・・・」
「だから、上にヒモを張って、そこにゆわえるの。」
「・・・なんだか、梨華ちゃん、張り切っちゃって、
なんか変だな・・・」
あゆみは、ぶつぶつ言いながら、飾りつけをする。
「あっ、クリスマスツリーを忘れたわ!、だから、
なんか、忘れてるような気がするって言ったじゃ
ない〜」
「もう、いいよいいよ。ツリーがなくても、
クリスマスは来るって。」
「そんなこと、ないよ、なんかものたりないよ〜、
サンタが、ソリじゃなくて、ホウキに乗ってくる
ようなもんよ〜」
「梨華ちゃん、ホウキに乗って来るのは魔女でしょ」
- 169 名前:メロンと梨 投稿日:2003/09/26(金) 17:04
-
「いやいや〜、わかってるわよ〜、サンタさんが
シャンシャン鈴を鳴らしてソリでやって来るのよ〜」
「そうだけど・・・」
「子供の頃、くつ下をぶら下げてさ〜、サンタが
いつ来るか、気になって中々寝られなくてさ〜」
「ウン・・・」
「それでさ〜窓を何度も覗いてさ〜、家の煙突は
小さいから、サンタさんが入ってこれるかな〜って
心配したりしてさ〜」
「私はそこまで考えなかったけど・・・」
「日本の家は、大きな煙突がないから、きっと
サンタさんが来られないんだと思うな。」
「・・・ひょっとして、梨華ちゃん、今でも、
サンタさん、信じてたりして・・・」
「ええ〜、柴ちゃん知らないの〜、サンタさんは
地球のず〜と、北の、ラップランドという所から
来るんだよ〜」
「・・・・」
- 170 名前:メロンと梨 投稿日:2003/09/26(金) 17:17
- 「何でもアメリカでは、空軍がサンタさんがやって
来るの監視していて、サンタさんが今どの辺にいるか
刻々と知らせてくれるそうよ。 だから、間違いなく
サンタさんはいるのよ。」
「梨華ちゃん、それを本気で信じてるの・・・」
「だって、アメリカ空軍がレーダーでサンタが
やって来るのを知らせてくれるのよ。間違いないって」
「梨華ちゃん、それはね・・・」
「柴ちゃん!やめて!」
梨華は、あゆみを制した。
「柴ちゃん、夢の無い事を言わないの・・・。
世界中の子供たちが、クリスマスにサンタの来るのを
待ち望んでいるのよ! とても素晴らしくて夢の
あることじゃない・・・」
「梨華ちゃん・・・」
- 171 名前:メロンと梨 投稿日:2003/09/26(金) 17:29
- 「世の中、だんだん夢がなくなって行くじゃない、
せめて、私だけでも夢を信じていたいじゃない。
サンタさんは、きっといるのよ。 私は信じたい、
いや、信じてるわ。」
あゆみはそばにいき、梨華の肩を抱いた。
「梨華ちゃん、ごめんなさい。あなたの言うとおりよ、
私もサンタさんを信じるわ。」
「柴ちゃん、ありがとう。」
「しかし、今日は暑いわ。本当に12月かしら。」
「ひょっとして、まだ、9月だったりして。でも
大丈夫、これから、ひっぱるだけひっぱって行くうちに
12月になるはずよ。」
「そうだね・・・え〜!?どういう意味よ〜!」
「気にしない、しない・・・」
- 172 名前:メロンと梨 投稿日:2003/10/20(月) 22:21
- 「ねえ、梨華ちゃん、もしサンタにお願いするなら
なにがいい・・・」
「そうねえ、車がいいなあ〜、それもピンク色の
すっごい、外車がいいなあ〜」
「車なんて、大きく出たわね〜、それにピンク色の
車なんて見たこと無いんだけど・・・」
「そのピンクの車で海を見にドライブに行くの〜」
「ねね、それで誰が運転するの、誰と行くの・・・」
「もちろん、素敵な彼と行くに決まってるじゃない〜」
「彼って、どこにいるの、さすがのサンタさんも
彼までは、お願い出来ないんじゃないの・・・」
「ああ〜、柴ちゃん、夢を壊さないでよ。仕方ないわ
柴ちゃんを運転手として雇ってあげるわ。」
「あたしは、運転手かよ〜!」
- 173 名前:メロンと梨 投稿日:2003/11/15(土) 18:38
- 「そうよ、柴ちゃんしっかり運転してよ〜」
「運転してよ〜って、免許持ってないから〜!」
「あら、そうなの、誰かいないかしら〜」
「それに、まだ車もないし〜」
「この前、町で可愛いピンク色の車を見かけたわ〜」
「え〜、外車なの。」
「違うみたい、小さいの。」
「ふ〜ん、それってミニバンだよ。」
「ミニバンでもいいから、そのピンクの車で、
柴ちゃんとドライブに行きたいわ〜」
「誰が買うの・・・それに免許がないよ。」
「車は、サンタからプレゼントして貰うとして、
柴ちゃん、早く免許取りなさいよ〜」
「車をおねだりされて、サンタも大変だ〜」
- 174 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/12(金) 22:37
- 「さあ、梨華ちゃんお料理を作らないと」
「そうね、何を作るの、鳥は焼いたのを買ってるし、
お店で、七面鳥の丸焼きがあったわね、買ってくれば
よかったのに〜」
「そんなの買って、二人だと食べきれないわよ。
梨華ちゃん、鳥が嫌いなくせに、食べるのは
平気なのね」
「そうなの〜、鶏肉は美味しいし、ヘルシーなのよ〜」
「さあ、早く作らないと、まずサラダから取り掛かるわね。
梨華ちゃん、トマト食べれる・・・」
「私、あんまり好きじゃない。柴ちゃんは〜」
「私は、平気。このトマトは美味しいって評判の
ヤツなのよ」
「ねえ、白玉だったら得意なんだけど、どうかな。」
「クリスマスに白玉ってのも変な気がするけど、
ま、いっか。作っていいよ〜」
- 175 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/19(金) 19:01
- 「さあ、食事の支度も出来たし、イブの準備は完了!
あ、柴ちゃん、少し早いけどシャンペンで飲もう!」
「いいのお酒なんか飲んで・・・私たちまだ未成年だよ」
「平気平気、柴ちゃんはもう19歳、私は18歳、もう
大人よ〜。」
と、梨華はあゆみのグラスにシャンパンを注いだ。
「ねえ、柴ちゃんは私のことどう思ってるの・・・」
「どうって、また、梨華ちゃんのこと可愛いかどうか、
聴きたいわけなの」
「違うわよ〜、私が可愛いのは誰しも認めることでしょ。」
「へえ〜、みんなが認めてるんだ〜、へえ〜」
- 176 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/19(金) 19:12
- 「もおう、へえ、へえ、ってトリビアじゃないんだから〜、
ふざけないでよ〜、私が言うのは・・・」
梨華は、ちょっと恥ずかしそうに、あゆみを上目ずかいに
見て、
「私のことを、好きとか、大好きとか、いつも一緒に、
いたいとか、って風に思ってるかどうかよ・・・」
「どういう意味よ・・・そりゃあ、梨華ちゃんは親友だよ、
友達として・・・」
「私のこと、好き・・・」
「・・・それは、嫌いじゃないけど・・・」
「はぐらかさないで、好きなら、好きって言って!」
「・・・好きかな、どちらかと言えば・・・」
梨華は、あゆみに顔を近づけると、思いつめたような顔で
見つめた・・・。
「私、柴ちゃんが大好きよ!もしかしたら、愛してるかも
しれない・・・」
「・・・・」
- 177 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/20(土) 20:27
- 「ねえ・・・梨華ちゃん、お料理がさめちゃうよ
食べよう・・・」
「はぐらかさないで!柴ちゃん、私のこと愛してるの、
どうなの・・・」
あゆみは、顔を上げて梨華を見つめた。
「梨華ちゃん、人を愛するってどういうことか、
わかっているの・・・、そんな軽々しく言うもの
じゃないわ・・・」
「違う〜!軽々しくなんか、言ってない!私は、
柴ちゃん、あゆみを愛してるわ!誓ってもいいわ!」
「梨華ちゃん、あなたはこれまで人を愛したことが
あるの・・・」
「あるわよ!、お父さん、お母さん、家族を愛してるわ!」
「そっか、私を愛してるってのは、家族を愛してるのと、
同じか・・・」
「違う違う!!それとは違う!私があゆみを愛してると
言うのは、それとは違う・・・」
「どう違うの?」
梨華はうつむいてしまう。
「それは・・・」
- 178 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/20(土) 20:47
- きっと顔を上げて梨華はあゆみを睨んだ。
「じゃあ、柴ちゃんはどうなの!人を愛した事が
あるの!真剣に愛した事があるの!」
「・・・・」
「ほら、ご覧なさい、柴ちゃんだって人を真剣に
愛した事なんて、無いくせに・・・」
突然、あゆみの瞳からひと筋の涙が流れた。
「柴ちゃん・・・ごめんなさい、私って、なんて、
バカなこと言っちゃって、許して・・・」
梨華も泣きそうな顔になって、あゆみのすり寄った。
あゆみは涙をぬぐうと、顔を振った。
「いいの、梨華ちゃんのせいじゃないわ・・・」
あゆみは、梨華の手を取ると話した。
- 179 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/20(土) 21:03
- 「少し前の話・・・、ある人のことを好きになったの、
本当に愛してたわ、歌を辞めてもいいと思うくらい・・・、
その人も私を愛してくれてると思ってた・・・。
でも、違ってたの、その人を他の人のところに行ってしまった。
捨てられたの・・・、何にも考えられなかった。
死んでしまいたいと思ったわ・・・、でも、死ねなかった、
思ったの、私には歌が残ってるって・・・」
突然、梨華が大きな声を上げて泣き出した。
ワンワンと声を上げて泣く梨華の肩を、あゆみは抱いた。
「柴ちゃん〜、ごめんなさい〜、柴ちゃんの気持ちも
知らないで〜、」
梨華は泣きながら謝った・・・。
- 180 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/23(火) 17:37
- 「梨華ちゃん、いいのよ・・・さあ、食べよう。」
梨華は、フライドチキンを取るとかぶりつく。
そしてシャンパンを飲み干す。
「梨華ちゃん、飲みすぎだよ〜」
「いいの!私なんか、誰も相手にしないのよ・・・」
梨華は、鼻をしゃくり上げながら言った。
あゆみは、梨華の肩を引き寄せながら、
「今は、私もひとりよ・・・梨華ちゃんを、
愛しているかどうか、私にはわからない・・・」
「・・・・」
「でも、私にとって梨華ちゃんは、かけがえのない、
とっても大切な人よ。」
「柴ちゃん〜、それ本当なの〜、嬉しい!」
梨華はあゆみにしがみつく、梨華の唇があゆみの頬に当たる。
「ちょっと、ちょっと梨華ちゃん、口がチキンの油で
ベタベタしてるわよ〜!」
あゆみはティッシュを取り、まず梨華の涙をぬぐって上げ、
それから、唇を拭う。
- 181 名前:メロンと梨 投稿日:2003/12/23(火) 17:51
-
梨華はあゆみに抱きつくと押し倒した。
2人は、かさなり合って倒れる。
上になった梨華はあゆみの瞳を見つめた。
「私にとっても、あゆみは、とっても大事な人よ。
今はあゆみだけを見つめているの・・・。
恋しているの・・・あゆみを。」
「梨華・・・」
梨華の唇が迫った来て、あゆみは瞳を閉じた・・・。
ゆっくりと、唇と唇が重なり合う。
- 182 名前:メロンのキッス 投稿日:2004/01/14(水) 22:53
- やがて、クリスマスの朝が明けた。
あゆみは目覚ましの音に眼をさました。
寒さに震えながら、着替える。
物音に、梨華も眼をさました。
「柴ちゃん・・・早いわね」
「梨華ちゃんはまだ寝てれば。今日は名古屋で
メロン記念日のイベントがあるの。」
「大変ね、私も起きないと。」
「じゃ、一緒に出ようね。」
「柴ちゃん、なんだかクリスマスの気がしないわ、
なんだか、もう正月も過ぎたみたいなような・・・」
「気にしないしない。」
- 183 名前:メロンのキッス 投稿日:2004/03/06(土) 22:17
- 「正月どころか、なんか雛祭りも過ぎたような・・・」
「そんなことないって、そう言えば、
バレンタインのチョコレートありがとう〜」
「あれ?そうだったかしら・・・なにしろ
本命チョコなんて、柴ちゃんだけなのよ〜」
「女の子から本命チョコを貰うのもね〜」
「あれ〜、柴ちゃん私からのチョコは嫌とでも
言うの?」
「そんなことないって、梨華ちゃんは私の
大切な人よ・・・」
「柴ちゃん・・・嬉しい!」
- 184 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/04/20(火) 07:59
- 保全
- 185 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/10(木) 21:34
- 保全
- 186 名前:作者 投稿日:2004/06/10(木) 22:49
- 保全、どうも。
更新頑張ります。
- 187 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:10
- あ、柴ちゃん?私、梨華。いよいよ明日だね〜
メールではなんだから、電話したのよ。
楽しみね〜、「キルビル3」ついこの間、
キルビル2を観たと思ったら、もう「3」が
観れるのだから〜。
明日、何時頃行こうか、早めに行かないとね
・・・柴ちゃん、聴いてる?
梨華ちゃん、あのね、悪いけど・・・、
柴ちゃん!まさか、行けないなんて言うんじゃ・・・。
・・・あのね、まだ決まったわけじゃないけど、
明日、親戚の法事に行くことになるかも・・・。
柴ちゃん!!約束したじゃない!私と映画に行くって!
親戚の法事ってなによ!
それが、私の叔父の母方のお婆ちゃんの法事なのよ、
なによ〜!そんなわけのわからない親戚のお婆ちゃんと
私とどっちが大事なのよ〜!!
梨華ちゃん、泣かないでよ・・・家の母が行かれないから
私が代わりに行けないかという話なの、まだ決まったわけ
ではないの。
柴ちゃん、明日の映画を私がどんなに楽しみしてるか、
知らないでしょ・・・柴ちゃんと一緒に行くのが・・・。
わかったわ!だから泣かないでよ〜、誰か、兄にでも
行ってもらうことにするから
- 188 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:12
- あゆみが仕事を終え帰途についた時、雨が降り出していた。
ようやく、マンションにたどり着いた頃には深夜になっていた。
見ると、誰かがドアの前に座り込んでいる・・・。
「あ〜!柴ちゃん・・・お帰りなさい」
「梨華ちゃん!なにをしてるの!」
見ると、梨華の髪の毛がべっとりと濡れている。
暖かくなったとはいえ、夜になると冷え込む。
あゆみは梨華の肩を抱いて部屋に入った。
梨華の体が、こきざみに震えている。
- 189 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:23
- あゆみは、梨華の濡れた服を脱がすと
風呂場に行きお湯を出す。
戻ると、あゆみのガウンを着てソファーに腰掛けている
梨華の側に座る。
「梨華ちゃん、いつからあそこにいたの・・・」
「リハーサルが終わって、家に帰る気がしなくて、
そのまま、柴ちゃんのところに来たの、
でも、なんだか中には入れなくて・・・、
しばらく外にいたのだけど、雨が激しくなったので、
中に入って、柴ちゃんがいないからドアの前で
待ってたの・・・」
あゆみは何も言わずに梨華を抱きしめた。
お湯が溜まったので、梨華を風呂場に連れていく。
梨華は下着を脱いだ後、あゆみの手を握った。
「柴ちゃん、ひとりにしないで・・・」
あゆみはうなづいて服を脱ぐと一緒に浴室に入った。
ふたりはバスタブの中で何も言わずに体を寄せ合った。
- 190 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:25
- 風呂から上がると、
「梨華ちゃん、夕ご飯食べたの?」
梨華は首を振った。
あゆみは、ため息をつくとキッチンへ立った。
「今、何にも無いけど、ラーメンでいい?」
やがて、野菜がたくさん入っていて卵を落とした
美味しそうなラーメンが出来上がった。
夢中で食べる梨華を、あゆみは見つめていた。
食べ終わって顔を上げた梨華は、本当に満足した
ような笑顔で言う。
「ごちそうさま。こんな美味しいラーメンは生まれて
初めて食べた・・・」
突然、あゆみの瞳から涙がこぼれ落ちた。
「梨華ちゃん、ごめんなさい・・・」
- 191 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:28
- 「柴ちゃん!なんであなたがあやまるの!」
「だって、今日電話で私が言った事で梨華ちゃんは、」
梨華はあゆみの側に来て、
「本当は映画なんかどうでもいいの、こうして
柴ちゃんと会えてこうしているだけで嬉しいの」
ふたりは抱き合って、ふたりだけの時間を過ごした。
やがてポツンとあゆみが言った。
「梨華、私は梨華から愛される資格なんて
無いの、梨華のように人を愛することなんて
出来ないの・・・」
梨華は顔を上げてあゆみを見た、そして、
顔を近づけると、あゆみは眼を閉じた。
互いの唇が重なり合う。
唇を離すと梨華は、
「いいの。私は世界中の誰よりもあゆみを愛してる、
そしてあゆみはそんな私の愛を受け止めてくれてる。
そうでしょ?」
あゆみはうなづいた。
梨華は満足そうにあゆみの胸に顔をつけた。
- 192 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:31
- あゆみは時計を見た、午前3時近くなっていた。
「さあ、もう寝ないと明日は早いわ。映画が始まるのは
12時よ」
「そうだね」
梨華は瞳を輝かして言った。
ふたりは一緒のベッドに入った。
「ま、どうせ梨華ちゃんは映画の途中で寝てしまうの
でしょうけどね」
「も〜、柴ちゃんたら意地悪なことを言わないで、
そんなこと絶対無いって〜」
- 193 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:34
- クライマックスに差し掛かり、息をのんで映画を観ていた
あゆみは、ふと隣の梨華を見た。
梨華は、く〜と、やすらかに寝入っている・・・。
あゆみはあきらめてスクリーンに視線を戻した。
映画が終わりあたりが明るくなって、あゆみは
梨華をひじで突っついた。
「梨華ちゃん、映画終わったよ」
梨華は、あわてて起き上がる。
「あんなに楽しみにしてた映画はどうだった?」
梨華は、神妙にかしこまって上目づかいにあゆみを見た。
- 194 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:36
- 「柴ちゃんの意地悪・・・ごめんなさい」
あゆみは笑って、
「昨夜は遅かったから無理もないわ。さあ、
どっかで美味しいものを食べに行きましょう」
梨華は嬉しそうにあゆみの腕をつかまえた。
ふたりは腕を組んで映画館のロビーに出た。
その時、若い女性を連れた30代後半の男性が
近づいて来て、梨華に声を掛けてきた。
- 195 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:38
- 「やあ、石川さんも観にきてたの」
見ると、たしか一度番組で仕事を一緒にした、
テレビのディレクターらしかった。
梨華は頭を下げた。
ふと、あゆみを見ると、なぜかあゆみは眼をそむけている。
「あゆみさん、ひさしぶりだね・・・」
その男性の言葉に、梨華はあゆみの顔を見た。
あゆみは、唇を噛み締めて下を向いている・・・。
- 196 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:40
- 男性は、意味ありげな笑いを浮かべると言った。
「ま、昔のことは忘れて、また飯でも食いに行こう」
若い女にせかされて男性は去っていった。
あゆみは、体を震わせて立ちすくんでいた。
梨華は、あゆみの手を取ると耳元で言った。
「柴ちゃん、まさかあの男が柴ちゃんを捨てた
ヤツなの・・・」
あゆみは、小さくうなづいた。
とたんに、梨華は険しい顔になって、その男の後を
追いかけようとする、
- 197 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:42
- あゆみはあわてて梨華の腕をつかまえた。
「梨華ちゃん、やめて!!」
梨華はあゆみの腕を振り切ると男の後を追った。
「待ってください!」
男と連れの女が映画館を出た所で、梨華の声に
その男は振り返った。
「さっきの言い草はなんなのですか!
柴ちゃん、あゆみの気持ちを考えたことが
あるのですか!」
梨華の声に、周囲の者が振り返る、
モー娘。の石川梨華じゃない、とささやく声が
聞こえる。
- 198 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:44
- 「・・・なにを言ってるのか意味がわからん」
男の言葉に、
「あなたが一番わかってるはずじゃないですか!
あゆみをさんざん弄んだことを・・・」
男は梨華を睨みつけていたが、負けずに睨み返す
梨華に、連れの女の腕を取って足早に去って行った。
「梨華・・・」
あゆみが梨華に駆け寄る。
梨華はあゆみの顔を見ると、顔をくしゃくしゃに
歪めて必死に涙をこらえている・・・。
あゆみはタクシーを止めると、梨華の肩を抱いて
乗り込んだ。
あゆみのマンションに帰ることにする。
タクシーの中で、ふたりは体を寄せ合って無言の
ままだった。
- 199 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:46
- あゆみの部屋に入ると、梨華はせきを切ったのように
泣き出す。
「柴ちゃん、ごめんなさい・・・私はなんて馬鹿なことを
したのかしら・・・」
あゆみは強く首を振った。
「あの男をどうしても許せなかったの、
柴ちゃんの気持ちを思うと黙っていられなかったの」
あゆみは梨華の肩を抱きしめた。
- 200 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:48
- やがてふたりは仲良く夕食の買い物に出かける。
「ねえ柴ちゃん、今夜は私が作るね、
この前、辻ちゃんのお父さんに豚キムチ≠
作って上げたらたらすごく喜んでたんだって〜」
「ふ〜ん、辻ちゃんのお父さんは大人なんだね〜、
我慢強いだ〜」
「柴ちゃん〜!どういう意味よ〜!」
あゆみの笑顔を見て、梨華も嬉しそうに笑った。
やがて、出来上がった料理をあゆみは美味しそうに
平らげた。
「梨華ちゃん、こんな美味しい料理は生まれて初めて
食べたわ・・・」
「も〜、柴ちゃんたら〜、おおげさなんだから〜」
- 201 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:50
- 雑誌を読んでいた梨華が顔を上げた。
「柴ちゃん・・・今夜も泊まっていいかな・・・」
「いいけど、昨夜も泊まったのだから・・・」
「大丈夫、お姉ちゃんにはメールを打っといたから」
「そう・・・明日は?」
梨華はバックを示した。
「リハには、ここから行く。着替えとか持ってる」
- 202 名前:メロンの想い 投稿日:2004/06/16(水) 19:52
- お風呂は別々に入った。
梨華が先に入って、ベッドに腰掛けていると、
バスタオルを体に巻いただけのあゆみが入ってくる。
あゆみは、梨華の前に立つといきなりバスタオルを
取り去る。
「柴ちゃん・・・」
そして梨華をベッドに押し倒す。
眼を丸くしている梨華の上に重なると、
強く自分の唇を梨華の唇に押し当てる。
梨華も、あゆみの首に両腕をまわすと力を込める・・・。
- 203 名前:師走 投稿日:2004/12/06(月) 19:53
-
また、12月がめぐって来た。
あれから1年色々な事があった。
梨華に関しては、ソロのラジオのレギュラー番組が出来て、
失敗もあるけど、毎週楽しくやっている。
そして、来年春のツアーでの卒業も決まった。
あゆみもユニットの活動も順調で充実した毎日を送っている。
そして、ふたりの間もより親密になっていた。
ハロプロ合同のお仕事が終わり、梨華とあゆみは仲良く帰途についた。
ふたりはしっかりと手を握り合っていた。
ふたりともことさら隠す気はなくて、二人の仲は誰もが認めるところ
だった。
二人は、あゆみのマンションに向かう。
- 204 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/03/29(火) 11:59
- 更新、待ってます
- 205 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/11(月) 16:32
- 更新待ってます
- 206 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/04/24(日) 00:17
- 更新待ってます!
- 207 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/01(日) 11:44
- 更新待ってます
- 208 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/05/14(土) 09:35
- 作者さ〜ん、更新待ってますよぉ
- 209 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/08/03(水) 00:27
- 更新、待ってます。
- 210 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:44
- 年が明けたある日、あゆみから梨華の元へ電話が
かかってきた。
「あ、柴ちゃん〜どうしてるの、早く会いたいなぁ」
『梨華ちゃん、おととい会ったばかりじゃない』
「おとといなんて、遠い昔よ〜恋してると毎日
会いたいものなのよ」
『あ〜熱い熱い、梨華ちゃん、誰に恋してるの』
「決まってるじゃない。あゆみによ」
『もう、梨華ちゃん、カップルじゃないんだから〜
あっ、もう私達はカップルなのね・・・』
「そうよ、私の恋人はあゆみ」
- 211 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:46
- あゆみは、ゴホンとせき払いをすると、
『明日、梨華ちゃんのお誕生日だね、
どお、一緒に銀座にでも出かけて何か
プレゼントを買いに行かない』
「ホントに!柴ちゃん、ありがとう〜」
『じゃあ、明日銀座の三越の前で待ち合わせ
ということで良いわね。私は地下鉄で行くからね』
「うん、わかった」
『じゃあ、切るね』
あゆみが電話を切ろうとした時、
- 212 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:47
-
「あっ、柴ちゃん!」
『な〜に?梨華ちゃん』
「柴ちゃん、今私すごく幸せだよ・・・」
『梨華ちゃん・・・私もだよ』
それが、あゆみとの最後の会話だった。
- 213 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:49
- あゆみは昼間に用事があって、梨華とは夕方に
待ち合わせすることになっていた。
ラッシュとかさなってしまうが仕方ない。
地下鉄日比谷線に乗ったあゆみは、梨華の待つ
銀座へ向かっていた。
すでに梨華は、銀座三越の前であゆみを待っていた。
- 214 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:50
- 霞ヶ関駅で、その男はあゆみのいる車両に乗って来た。
帽子を目深にかぶり、目立たないジーンズと灰色の
ジャンパーを着て、背中には重そうなリュックサックを
背負っていた。
夕方のニュースを放送していた各局のテレビが
突然、アナウンサーの緊張した面持ちとともに
臨時ニュースを流し始めた。
- 215 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:53
- 「ただ今入ってきた報道によりますと、
今から10分ほど前の、午後6時12分頃、
東京の地下鉄の車両で大きな爆発が起こった
模様です!」
すぐに、次の原稿が届けられる、
「地下鉄の爆発は、地下鉄の有楽町、日本橋、それに
銀座と三ヶ所の各駅の車両内で同時に起きた模様です!
目撃者によると、地下鉄の車両は爆発で窓が吹き飛び、
火災が起きて焼け爛れているそうです!
ラッシュ時で満員の車内では、多数の死傷者が
出ている模様です!」
- 216 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:55
- その時、銀座三越の前であゆみを待っていた梨華の前を
サイレンを鳴らしながら、何台ものレスキューの
消防車と救急車が通り過ぎて行った。
行った方向を見ると、黒い煙が上がっているのが見えた。
様子を見に行きたいが、あゆみが来るかもしれないと
梨華はその場を離れることが出来なかった。
梨華は不安に駆られながら、時計を見ながらあゆみを
待ち続けるしかなかった。
- 217 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 12:57
-
梨華は、泣きそうになりながら、
「柴ちゃん、どうして来てくれないの、早く来て・・・」
梨華は、いくら待っても来ないあゆみを、いつまでも
待ち続けていた。
終わり
- 218 名前:永遠の愛 投稿日:2005/08/10(水) 13:02
-
不本意な結末になってしまいましたが、
これでこの物語は完結しました。
梨華とあゆみの愛は、永遠に続くと思います。
長らく読んでくれた方、本当にありがとうございます。
- 219 名前:作者 投稿日:2005/08/10(水) 13:05
-
管理人さんへ
このまま倉庫落ちを希望します。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
作者。
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