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モーニング娘。のお気楽娘。ライフ

1 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月14日(月)23時56分22秒
パクリでスマソ。
2 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月14日(月)23時58分24秒
(〜^◇^〜)
3 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時00分33秒
「古今東西しようよ!」

ハロモニ撮影日の楽屋。
セットの準備が長引き娘。達は暇だった。
有り余る暇を持て余し、日頃からお祭り大好きの矢口はゲームを提案してみたのだ。
退屈していた娘。達も乗り気だ。

お題を決めるのは言いだしっぺの矢口の役目。
4 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時01分52秒
「古今東西!....ベッド以外でセックスした場所!!」
一字一句違わぬ程のパクリ。申し訳。

娘。『13人がかりの古今東西』が始まった。

むろんルールもパクリである。
ホテルや自室のベッド以外でセックスをした場所を言っていくのだが
『誰の発言か』を明確にしなければイケナイ。
相手がハロプロ内の人間の場合は、その相手の名前も言わなくてはならない。
例えば『中澤(平家):居酒屋』といった感じだ。

なお、5期メンから始まって、4→3→2→オリメンと回っていく。
負け抜けだから、最後の一人が勝つまでやる!
勝者には、今日一日他の娘。12人をパシリにする事が許される。
5 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時02分27秒
ちなみに娘。内の相関図はこうだ。
はっきり言って全員(若干1名除く)カップルなんてご都合主義の極みだが…。

ニイニイ
小川紺野カポー
高橋後藤カポー
石川吉澤カポー
保田加護カポー
飯田辻カポー
安倍矢口カポー
6 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時03分25秒
「に…新垣!:……なし」

どこからともなく笑いが漏れた。

「……っ!!」
負けず嫌いの新垣は悔しそうにドクターペッパーをがぶ飲みする。
顔もだが、飲み物の趣味もマニアックだ。
新垣理沙。早くも脱落。

「小川(紺野):…トイレ」

小川が顔を真っ赤に染めて呟く。
場所としては妥当な線だ。
だいたいのカップルも経験があるのか、妙に親近感のこもった目線を2人に向けていた。
7 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時04分16秒
「紺野(小川):東京ドーム」

「マジで!?」
いきなりのランクアップ!
全員が金魚のような顔の紺野を見やる。
小川も顔をさらに染めて、紺野の袖を引っ張った。
きっとモーたいで行った時にでもいたしたのだろう。
新メンのくせに案外大胆だ。

「た…高橋(後藤さん):ががが楽屋のソファ…」

泣き出しそうな高橋。
さっきから後藤の顔色をうかがってばかり。
8 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時04分48秒
「加護(オバチャン)!:バスが来るまでのセットのベンチ!!」

「(゚Д゚)ハァ!?」
矢口の口から非難の声が上がる。
加護としては1発目から飛ばしていきたかったようだが、矢口の逆鱗に触れてしまった。
「ちょっと圭ちゃん!?」
毎週のようにあのベンチに座っていた矢口は気が気ではない。
体液塗れのベンチの上で一生懸命演技していたかと思うと、
根が真面目な矢口はバカバカしくなって来るのだ。
同期の絆もこれまで、とばかりに保田を睨み付ける。

ベンチに押し倒されて無理やりやられ、それをみんなの前で公表され、
矢口には睨まれ、保田は早くも半泣きだった。
9 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時06分13秒
「辻(いいらさん):…てへへ」
「早く言えよー、辻ぃ」
照れる辻を矢口がはやし立てる。
「あのぅ、そのぅ、エレベーターが故障した時にぃ…」

状況がなんとなく想像できる。
加護の発言で殺伐としていた矢口だが、なんだかほのぼのとしてくる。

「石川(吉澤):テントはあとはあと

「テントって?」
「キャンプはあとはあと
サバイバーいしよし。
ちなみにこのカップルは石川がタチである。

「吉澤(石川):銭湯!」

なんだか男前だ。
というか他の客には見つからなかったのだろうか。
10 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時06分53秒
「ご…後藤さん! 後藤さんの番ですよ」
「んぁ? あー、後藤(高橋):健康ランドー」

「健康ランドのどこよ?」
「サウナー」
「痩せただろ…」
まぁね…と意味ありげに笑う後藤がなんだか怖かった。
そういえば高橋が頬をこけさせて楽屋に現れた事があった気がしたが、
背筋が寒くなったので気のせいだと思いこんだ。

「や…保田(加護):台所」

人一倍生真面目な保田はこのゲームが早く終わる事を祈るばかりだ。
11 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時07分47秒
「矢口(安倍):ロッカー!」

おおっ! と感心した声が上がった。
矢口は嬉しくなった。さすがチビッコチーム。
ロッカーの中にちんまりと納まって抱き合った思い出がよみがえる。

「飯田(辻):観覧車」

やっぱりこのカップルは癒し系だ。
一本でも人参。腐ってもリーダー。

「安倍(矢口):かまくら」

2人とも小さいからか、狭い所でやった事が印象に残っている。
12 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時08分26秒
1週目が終了した。

Y談の大好きな矢口は楽しくて仕方がない。
ただ、加護の発言は後で問い詰める必要がありそうだ。

脱落者:新垣
13 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)00時12分43秒
原作のがずっと面白くてスマソ。
…いや、そりゃ当然か。
14 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月15日(火)01時51分35秒
原作は全然知らんが激しくワラタ
てゆーか原作何よ?
15 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月15日(火)02時18分08秒
ワラタ(w
原作知らないけど続きが気になります
16 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月15日(火)03時41分28秒
おもろい。
いちばんワラタのが『中澤(平家):〜』だったりして(w
17 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時14分33秒
「じゃあ2週目ね」

「もっ、もうないですよー。ねぇ、あさ美ちゃん」

冷や汗をかきながら紺野に同意を求める小川。
そんな小川ににっこりと微笑みかける紺野。
どうやらトイレと東京ドーム以外はベッドらしい。
まあ仕方ないだろう。相手はまだ中学生なのだ。
18 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時15分10秒
「ちぇっ、つまんないの。えーと次は紺野…
 あ、相手は小川じゃなくても言っていいんだからね。
 てか、その方が面白いし…」

「じゃあ…紺野」

「おおおおおっ!!」
紺野の浮気発覚に矢口は大興奮。
小川の顔色が青ざめていくのは浮気を知ったせいに違いない。
久々に矢口は心の底からウキウキしてきた。
19 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時15分57秒
「(小川):レッスン室のシャワールーム」

『ブルータスお前もか!』
小川からそんな叫びが聞こえた気がした。
紺野の浮気と思いきや、意外にも小川の不正が発覚してしまった。
矢口のウキウキは一気に最高潮一歩手前まで盛りあがる。

「これはいけませんなぁ、なっちの旦那」
「ほんとだねぇ、真里の助」
「ペナルティーだべ?」
「もちろんっしょ!」

「ねえ小川、何がいい?」
真っ青になってフルフル首を振る小川。
ハイテンションな矢口は一番鬼畜なことを思い付きそうな奴にふってみる。
「後藤はどうよ?」
20 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時16分27秒
「後藤はねー、みんなの前でえっち…はやりすぎか。
 まあディープキスあたりが妥当かなー。ね、高橋」
高橋の肩がびくりと震える。
目の前には救いを求める同期小川。
隣には愛し、そしてなにより恐れている後藤。
高橋は迷っていた。
こんなに迷ったのは宝塚の公演で出待ちしていて、お目当てのジェンヌが
出て来た時に握手をしてもらおうかと迷った時以来かもしれない。
そんな深いような浅いような迷いも、後藤の腕が腰にまわされた時に吹っ飛んでしまった。

ごめんマコっちゃん、ごめん。

コクリと小さく頷いた高橋をまたも『ブルータ(ry)』の目で見る小川。
21 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時17分30秒
十秒後。
みんなの前には小川の頬を押さえて既に準備万端の紺野と、
2人に裏切られ絶望の涙を浮かべた小川がいた。

「ディープ!DEEP!でぃーぷぅ!!」
矢口の音頭にあわせて皆が手拍子を打っている。
皆の心が一つになって矢口は幸せだった。

ちゅぅぅぅちうぅぅうぅ!!!

小川の目がだんだん虚ろになっていく。
誰の目にも紺野の舌が小川の口内でグリングリン動いているのが見て取れた。
強く生きろよ…小川…。
自分がさんざん煽っておきながら、そんなことを思う無責任な矢口だった。

紺野、侮れない。
22 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時18分17秒
「たた高橋(ごとーさん):ロケバス」

高橋の顔にはすでに疲労の色が見える。
恋人なのに何故こんなに後藤の顔色をうかがうのだろう。
後藤に弱みでも握られているのだろうか?

「加護(オバチャン)!:おねモー。の時のセットのテーブル!」

「おおいっ!!」
なんでこいつらはセットが好きなんだ。
「どーいう事だよ、圭ちゃん!」
保田は猫目を潤ませている。
穴があったら入りたい、いやむしろ誰かに埋めて欲しかった。
「ええやん、終わった番組なんやから」
「終わった言うな!!」
矢口の中では番組終了は卒業や引退と同列の禁句だった。
23 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時18分56秒
「辻(いいらさん):プラネタリウム」

やっぱり詩人は一味違う。
矢口は飯田に尊敬の念を込めた眼差しを送ってみたが、
飯田は交信中だった。

「石川(吉澤):山小屋はあとはあと

「遭難でもしたの?」
「ううん。誰もいなかったからはあとはあと
それって不法侵入じゃないのか?
誰もがそう思ったが、ニコニコと小指を立てて紅茶をすする石川に
直接聞いてみる勇気はなかった。

「吉澤(石川):海」

「海って海の中?」
「もちろんっす!」
「海水しみて痛くなかった?」
「漢は我慢っす!」

やっぱり吉澤は男前だ。
矢口はいい一番弟子を持った事を誇りに思った。
24 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時20分17秒


「後藤(高橋):紅白歌合戦の時の浜○あゆみの楽屋の隣の衣装倉庫」

25 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時20分53秒
全員の息が一瞬止まった。
あの有名な『娘。vsあゆin紅白』は後藤が巻き起こしたのではなかろうか?
誰もが思ったが、石川と別の意味で直接聞いてみる勇気はでなかった。
26 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時21分25秒
「…保田(加護):温泉」

保田も小川と同じ手を使って脱落を狙っていたのだが、
先程のペナルティーが自分にも…いや違う、自分たちは新メンではない。
ディープキスなど子供だましだと感じさせられるような刑がかせられるか
と思うと、軽蔑されようとネタが尽きるまで無理にでも続ける事が身を守る
唯一の方法だと気付いてしまっていた。

「矢口(安倍)!:こたつの中!」

さすがにこたつの中は暑かったが、汗によって密着度を増した体は
普段以上の快感を与えてくれた。
安倍が急激なダイエットに成功したのは、こたつえっちが
大分影響していたりする。
「マジっすか! 矢口さんかっけー!」
褒め称える吉澤に親指を立ててこたえる。
27 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時22分03秒
「飯田(辻):映画館」

やっぱり圭織はすごいや。
矢口は飯田のムード溢れるセックスライフに憧れを抱き始めていた。

「安倍(矢口):クローゼットの中」

矢口と安倍は考え付く限りの狭い所を制覇していた。
28 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月15日(火)18時22分35秒


2週目終了。
脱落者:新垣、小川(シーザー)


29 名前:名無しさん 投稿日:2002年10月15日(火)18時26分40秒
>>14-16
サンクスコ
原作はネット小説ダス。
原作者に直接パクって良いかことわれないへタレな作者を許して…
30 名前:居酒屋「平家中澤」 投稿日:2002年10月15日(火)18時27分50秒
中澤「ハァハァ」
平家「ハァハァ」
中澤「うちらもある意味加護と同類やな」
平家「居酒屋はセットなんか…?」

(――天井裏)

石川「(……)」
保田「(セットじゃなくてすでに自宅でしょ…)」
石川「(泣きながら呟かないでください…)」

(――カウンター下)

吉澤「(誰も相手してくんねっす。もうフテ寝っす)」
31 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月18日(金)18時46分49秒
おもろい!つづきに期待!
32 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)22時57分48秒
とにかく3週目だ。
「みんな、よくぞここまで…」

「紺野(小川):プール」

「はえーよ紺野!!」
せっかく3週目までやってきた猛者を褒め称えようとしていたのに…
邪魔された矢口は不機嫌だ。
(ちくしょう、この早漏め)
睨み付ける矢口に、何を勘違いしたのか紺野は
「完璧です」と優しく微笑みかけた。

微笑みの効果音はアヒャ!だったけれど。
33 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)22時58分25秒
「たかはし(ごと…さん):事務所の屋上」

青白い顔で呟く高橋。
限界は近そうだ。

「加護(オバチャン)!:musix!のセットのテーブル!」

(もう何も言うまい…)
奴はもうセット以外言うつもりはないらしい。
やり始めたことはやり遂げねばならないのだろう、芸人として。
大阪弁じゃー、いんじゃんぴょい。

「辻(いいらさん):公園のブランコ」

ぶらんこ…ぶりんこ…ブランコ?
さっきまでのムーディでセンチメンタルな世界から、
少しだけ遠ざかった気がした。
34 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)22時58分58秒
「石川(吉澤):青山墓地はあとはあと

「石川ぁ!?」
「もう矢口さん、大きい声出さないでくださいよぉはあとはあと
「…お前絶対たたられるぞ」
「やだぁ、石川は仏教徒ですぅはあとはあと
(そんなの関係ねーだろ…)
矢口は仏教や霊についてきちんと教えてあげようかとも思ったが、
いしよし夫妻は日本語が不自由なので諦めた。

「吉澤(石川):都庁の会議室!」

殺される…バレたら殺される。
普段から同性愛小説に辛辣な意見をのべる都知事。
矢口はカラスを銃殺する石○慎○郎の姿を思い浮かべて一人鳥肌を立てた。
(こいつらマジでヤバイ…)
35 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)22時59分29秒
「次!」
「……」
「おい次っ! ごっつぁ…って寝んなよなー」
隣の高橋が俯いて起こす様子を見せないので、矢口が眠る後藤を叩き起こす。
ガタガタ震えながら怯えた目で矢口と後藤を見る高橋のリアクションが
なんだか怖かった。
後藤にはまだまだ秘密が多すぎる。

「ごっつぁーん、ごっつぁんの番だぞー」
声をかけ肩を揺する。
「ぅ?」
「あ、起きたかー?次ごっつぁんのば…」
36 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時00分54秒



「…人が気持ち良く寝てる時にゆすんな、氏ね」



37 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時01分37秒
矢口の目の前の女が白目を剥いてニタァと口元を緩めた。
(般若!)
「ゴメンナサイ!」
普段より3オクターブ程高い声を上げて、後藤から飛びのく。
矢口の手が離れると、後藤は安心したかのようにまた瞼を閉じる。

「んぁー、たかはすぃー」
「はひっ!」
「…膝枕ぁー」
「は…はい……」
「んんー」
もそもそと頬を高橋の太腿に擦り付け再び眠りにつく般若。
(高橋も、結構苦労してるんだなぁ)

「矢口…ごっちんは棄権という事で、いいかい?」
「…うん」
棄権というか、危険だった。冗談抜きで危険だった。
ちなみに怖いのでペナルティーはなしだ。
38 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時02分32秒
「…保田(加護):…えっと」

3週目にして保田は絶体絶命の危機に直面していた。
保田と加護がベッド以外でいたした場所は、後2ヶ所。
その2ヶ所、どちらもセットであり、言えば矢口が絶交しかねない場所だ。
正直、本気で今すぐ死にたいと思う。
「何いまさら恥ずかしがってんだよー」
野次を飛ばす矢口に、保田の中の大切な何かがプツリと音を立てて切れた。

「ヤッスー:ガシューク」

「ええっ!?」
(合宿って、合宿って…娘。の? それとも学校の??)
さすがの矢口もまさか保田が単独でくるとは思わなかった。
39 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時03分05秒
「いい・・いつよ?」
「プッチ」
(プッチモニ。合宿。…もしかして一泊二日だったアレ?)
あの頃のプッチモニは、保田と後藤、そして市井紗耶香で構成されていた。
保田を抜いた二人の中で、現在ハロプロじゃないのは…
『前髪揃いすぎ…すぎ……ぎ…』
(マジっすか!)
あまりの驚きに保田をマジマジと見つめてしまう。

血走った瞳。
そこにいるのはいつもの保田じゃなかった。
あの生真面目な保田が加護の目の前で加護以外の人の事を言うなんて…
(そうだ! 加護は…)
40 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時04分16秒
「……」

…加護は、泣いていた。
口を一文字に結んで、必死で声を堪えている。
「ひぐっ…や…保田さんの…」
「あ…かかか加護!?」
保田のこめかみを汗がつたう。
「保田さんのアホー! ボケー! ダボッ! アンポンターン!!」
「ダボ?」
「うわーん」
「あ、ちょっと加護っ!」
今更になって自分を取り戻した保田は、泣きながら楽屋の外に
飛び出す加護を追いかけて出ていった。

加護・保田 脱落。
41 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時06分29秒
>>31
ありがたいダス。

10日程放置の上中途半端な更新でスマソー。
42 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2002年10月24日(木)23時09分27秒
次の更新は月末までになんとか…
43 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月25日(金)23時41分42秒
ワラタ
最近ヴァカ小説あまりないんで嬉しいです。
ラストまで楽しみにしてます。。
44 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月22日(金)10時09分02秒
待ってます。
45 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月18日(水)12時46分03秒
放棄さえしなければいつまでも待ちます
46 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月27日(月)23時42分44秒
作者です。ゴルァ
放置していて申し訳ありませんでした。ゴルァ
今月〜来月あたりにちょこちょこっと更新致します。ゴルァ
変な語尾で反省の色も見えず申し訳ないです。ゴルァ
47 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)01時48分10秒


「後藤:プッチ合宿」


48 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)01時49分14秒
「えっ!?」
眠っていたはずの般若のいきなりの来襲に矢口達は腰を抜かしかけた。
(今なんつった!? ケメコと同じ事言わなかった!?)
矢口達の心中など気にもとめず、般若の方はそれだけ言うと満足したのか
また惰眠をむさぼり始める。
高橋の方を見ると、案の定。頬が大量の涙で濡れていた。
49 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)01時50分29秒
(ていうか、こいつらなんで別れないんだ?)

矢口は仮説を立ててみる。

1、後藤の強要・脅迫によって成り立っている。
2、高橋の頭がおかしい。もしくは変。
3、SM?

矢口は勝手に2人の関係を後藤脅迫説に決定しておいた。
なんだかその方が矢口的に面白かったから。
50 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)01時52分15秒
「…矢口:ベッドの下」

あまりの展開に矢口のテンションもロマンティック下がりモードだ。
次の飯田が和ませてくれる事をとても期待していた。
期待していたのに…

51 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)01時52分55秒


「飯田:木の上」



52 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)01時54分24秒
「鬼? 鬼の上?」
「何言ってんの、矢口。木って言ったら葉っぱがついてて、
 小鳥が住んでるアレに決まってるじゃない」

(……圭織だけは信じてたのに…)

「…で、圭織さん。なんで木の上?」
「ロマンティックだからに決まってるでしょ?」
(変だ…、みんな変だ…)

矢口はもう自分と安倍しか信じられない!!
53 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)02時04分32秒
「ちょっと矢口、圭織と辻の愛の形を勝手に変とか言わないでよね!」

ギラッ!!
飯田の瞳がギラリと光った。
光ったのだ、輝くなんて生易しいもんじゃない。
ケメコのギラギラなんか比にもならない。
あえて言うならば川口探検隊のライト。
(こ…今度は鬼子母神だ…)

愛する辻を膝に乗せて、矢口を睨む鬼子母神。
額には2本の角。
なんかちょっと魔鬼なつみみたいだね。
54 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)02時05分10秒
…なんてなごんでいられない。
矢口は本気で泣きそうだった。
だって先程の「変」発言は声に出していないのだ。
(なのに…なのに……)
この時、矢口の頭の中では何故かリングのテーマ曲がループ再生されていた。
(くーるー きっとくるー きっとくるー しんじつを…)

(ねえ、ワラって?)
(ディアー!)
(大丈夫。辻、生きてるから!)

リングのテーマ曲と共に唐突に現れては消える飯田の姿に、
矢口の小さな心臓は壊れ始めていた。
55 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)02時05分54秒
「あは…あははー…ははぁ…」
(あはははっは! あああっははっはっは!!!)

あまりの恐怖に矢口は笑うしかない!
新笑い袋、パニック矢口。タ○ラから398円で新発売。

「飯田さ〜ん、誰も変なんて言ってないですよ〜はあとはあと
空気の読めない猛者が一人。
「圭織には分かるの! 絶対矢口変だって思ったもん!!」
「フンだ、もう圭織怒った。ぬけるからね。
 辻、ロビーでジュース飲んでこよ」
「あーい」
56 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)02時07分06秒

2人が楽屋を出るころには、娘。の楽屋は約半数が廃人という、
「薬物中毒患者の更正施設」並の状態に陥っていた。
57 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)02時07分44秒


飯田・辻 脱落
後藤   復活?



58 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月13日(木)02時14分10秒
拝啓

延々と放置していて申し訳ありませんでした。
これから一ヶ月程また更新出来ませんが、
過去ログに行っていないことを願っております。

                     敬具
59 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月16日(日)01時16分46秒
「次、安倍さんですよぉはあとはあと
「……あ…えっ? なっち…?」
いまだ呆然としている安倍に石川が声をかける。
あの光景を見て廃人にならなかったのは、(般若を抜かして)石川、紺野、
そしてドクターペッパーを飲み終え、次の朝鮮人参ドリンクを
チビチビ飲んでいる新垣くらいだ。
(こいつらは多分人間じゃない。いや、絶対人間外だ。
 それも土星の小惑星のあたりの出身に違いない。)
矢口は3人を見つつブルリと身震いをした。
60 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月16日(日)01時17分35秒
「あ〜もしかして、もう脱落ですかぁ?はあとはあと

ピシ。

そんな効果音をつけて、安倍の額に細い青筋が浮かんだ。
石川のブリザードトークに毛細血管が破裂しかけたようだ。
「なっち脱落なんて言ってないっしょ!
 エッチした場所なんて数え切れないくらいだもん!!」
「ええ〜?ホントですかぁ? でもー絶対石川とよっすぃーのが多いですよはあとはあと

ピキ。

額の青筋が一本増えた。
矢口は心の中で魔法の呪文を唱えながら安倍をなだめる。
61 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月16日(日)01時18分24秒


(なっち天使なっち天使なっち天使ボブ面白いなっち天使……)


「ま…まあまあ、いいじゃんなっち。勝ったら石川とよっすぃーをこき使ってやろうよ。あは。」
「むぅー……。そう…だね。なっちちょっと大人気無かったかも」

「安倍(矢口):東京タワー!」

(やっぱりなっちはオアシスだはあとはあと
変人ばかりのメンバーを前に、そんな思いにかられる矢口だった。
62 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月16日(日)01時18分56秒


そんな思いも、すぐに打ち砕かれてしまうのだが……



63 名前:名無しさん 投稿日:2003年02月16日(日)01時20分35秒
3週目

脱落者:新垣、小川、加護、保田、辻、飯田

【残り7人】
64 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月16日(日)18時53分11秒
しばらくぶりに覗いてみたら!
でも一ヶ月後ですか次…
65 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月22日(土)21時26分17秒
おいらは、高橋後藤カポーの関係はSMであってほしい
66 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月10日(月)23時53分40秒
一ヶ月ですか・・・待ってます。
67 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2003年03月17日(月)03時48分04秒
4週目。

残るは7人。
(黒い奴らが残っちまったな…)
強烈なメンバーを前についついため息がこぼれる。
疲れのためか、この戦いを競馬に例えるならどんな感じだろう、
などと関係無いことを考えてしまう。

1)ダークネス紺野 ×
2)顔色ブルー高橋
3)ブリザード石川 ○
4)ピロシキ吉澤 
5)ハンニャ後藤  ◎
6)ミニマム矢口
7)なっち天使
8)なん・で・だゴニャ

当然ながら自分たちは他よりマシなネーミングを付けている矢口。
68 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2003年03月17日(月)03時49分17秒
「紺野(小川):保健室」
(どこのだよ…、お前ら通ってる学校違うだろ…?)
「タカ…(ゴ…):としまえん」
(まーた、微妙なトコを…)
「石川(吉澤):秋川国際ます釣場はあとはあと!!」
(高橋に対抗すんなぁ! 十分マニアックだ、お前らは!!)
「吉澤(石川):雑司ヶ谷鬼子母神」
(そんな寺行かなくても、身近に居るじゃん…)

「……」

(ハッ! 次ごっつぁんか。どうしよ……ってあれ?)
ふと高橋の方を見ると後藤が居ない。
69 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2003年03月17日(月)03時50分00秒
部屋内を軽く見渡すと、さっき保田が座っていた辺りに移動していた。
どうやら先程から保田のノートパソコンを勝手に弄っていたようだ。

( ´ Д `)ニヤニヤ

(怖っ! )
ノートパソコンにイヤホンを繋げて、嫌〜な笑みを浮かべる後藤。
娘。一同は頷きあい後藤の脱落を決定した。
誰も声をかけに行く勇気が出なかったから…。
…一人を除いて。

「あたし呼んできましょうかぁ〜はあとはあと?」
席を立ちかけた石川に瞬時に全員がタックル。
70 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2003年03月17日(月)03時50分58秒



【モーニング娘。はチームワークに優れたグループです。】





「ギ…ギヴ…ギヴゥゥ…はあとはあと

71 名前:矢口真里のお気楽娘。ライフ 投稿日:2003年03月17日(月)03時51分47秒
後藤 脱落決定

72 名前:名無しさん 投稿日:2003年03月17日(月)04時09分29秒
>>64-66
更新遅くて申し訳ないです。

ワタクシめは高橋後藤カポーは >48 メール欄の小説のような
関係を激しくキボンしております。(;´д`)ハァハァ

ところで、 >67 の8枠が何か分かった方、
「この流行りモノ好きが!」とマジギレ マジギレ!!して頂けると
幸いであります。オス!!
73 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月21日(金)02時17分04秒
おもしろいぞ、このヤロウ!
ところで作者タンはタト(ryがお好きでつか?
おいらはヤソシャス(゚д゚)ウマーの方が好きだYO!
74 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月04日(金)02時33分09秒
保全
75 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月11日(金)21時49分52秒
保全
76 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月13日(日)04時20分09秒
スマソかった。そろそろ再開するでつ。
77 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月14日(月)02時51分21秒
「矢口(安倍):洗濯機ぃ」
「安倍(矢口):冷蔵庫ぉ」

矢口と安倍もそうとうアレである。
皆、口には出さなかったが、いつ電子レンジや電気ポットが
出るかほんのり期待していた。
78 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月14日(月)02時54分38秒
さて、5周目の前に脱落者達の様子を見てみよう。
(あいつら何やってんのかな?)



まずは新垣だ。

「ボリボリガリガリ」
ガキさんは長細い肌色の何かをかじっていた。
肌色の胴体から細い手足のようなものが伸びていて…
そこで矢口はハッと思い出す。
最後に見た時、奴が何を手に持っていたかを。



         (ちょ…朝鮮人参だ…!)



ドリンクの中でかわいく漂っていた色白の朝鮮人参。
それが今、ガキさんの歯で無残にも噛み砕かれている。

(それって本来食べるものなのか?)
矢口にはジュマペール人の嗜好が分からない。
79 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月14日(月)02時56分35秒
小川。

紺野の暴言を聞かないようにしているのか、読書に没頭している。
(何読んでるんだろ?)
目をこらして表紙を眺めていた矢口の目に飛び込んできた文字。
それは……



            『食べられる野草』





(小川…)
矢口の胸にじわりと熱いものが込み上げた。
不憫だ、あまりにも不憫だ。
女運が悪過ぎる上、家が超貧乏。
これを不幸と言わずして何と言うのだろう。

それにしても小川といい高橋といい、5期メンは女運が悪い。
…いや、娘。メンバーは大概ヤバイ女なのだから、
娘。内の恋愛でヤバイ女にあたるのは当然と言えば当然だ。
というか、娘。の中に普通の人間などいるのだろうか?

(オイラがいるだろ)

そんな事を言う奴ほどヤバイのだが。
80 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月14日(月)02時57分53秒
加護・保田

「あっ、ちょっと加護! ダメだってこんな所で…」
「保田さんが悪いんやん」
「や…やだっ…」

お取り込み中のようだ。
そこがハロモニの喫茶店のセットのソファなのは、あえて触れないでおこう。


辻・飯田

「…だからね、キュウリは水栽培出来なくて、モヤシは出来るの」
「…」
「だからってサツマイモは出来ないかって言うとそうじゃないの。」
「……」
「ゴボウでもダイコンでも出来るんだよ」
「………」
「辻、分かった?」
「あーい」

たとえ姿形(趣味嗜好)が違えども、私達はモーニング娘。の中の一員なのよ。
……とでも言いたかったのだろうか…。
それとも単に根菜類の水栽培にハマっているのか。
真相は謎である。


ニンジン水栽培を日々実践している小川に幸あれ。
81 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月14日(月)03時00分14秒
後藤。

( ´ Д `)<麻美と言えば城麻美だよね

AV鑑賞中の後藤。
時折「チャミ…」と呟く様が不気味だ。

後藤にとって麻美と言えば城麻美であり、安倍麻美ではないらしい。

82 名前:名無しさん 投稿日:2003年04月14日(月)03時06分41秒
>73
タト(ry 好き。(゚Д゚)ウマーもイイね。
レーナが好きな天邪鬼です。

>74-75
保全サンクス。
更新遅くて申し訳ない。
83 名前:ウマー 投稿日:2003年05月11日(日)23時49分01秒
ほぜむ
84 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月30日(月)01時54分20秒

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