よいこのあそび

1 名前:ハジケタ5 投稿日:2002年10月24日(木)01時43分46秒

えよい
ろしし


※ほんとのよいこは読まないで下さい※
2 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月24日(木)01時45分05秒
風呂からあがると、リビングの電気が消えていた。
キッチンに寄り、ペットボトルのミネラルウォーターを取り出してから寝室に向かうと、
石川がベッドの上に乗り、壁にぺたりと背中をくっつけて雑誌を読んでいる。

「おまたっせー」
「あ、早かったね」
「何読んでんの?」

わしわしと頭を拭きながら吉澤が尋ねると、石川は表紙を持ち上げて見せた。
週刊の総合情報誌。
そういえば、帰り際に寄ったコンビニで石川が買っていたような気がする。

「ひとみちゃんも見る?」
「うん。どいてどいて」
「?」

てっきり並んで見るものだと思っていた石川は、困惑しつつも体をずらす。
吉澤は石川が居た位置に腰をおろすと、
傍らに置いてあったクッションを背中に当てて壁に寄りかかった。

「おいでおいで」

そういうことか。
石川も微笑んで、手招きする吉澤の腕の中にすっぽり収まる。

「えへへー」

首筋にかかる吉澤の息がくすぐったくて、石川は首をすくめた。
3 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月24日(木)01時46分51秒

「あー、映画全然見にいってないなあ」
「こうしてみると、やっぱうちらってコンサート多いよねえ」

たわいもないことを喋りながら、石川はチラリと時計を見た。
もうすぐ日付が変わる。

――今日はしない、のかな…。

いつもなら、とっくに抱き合っている時間だ。
肩越しに振りかえろうとすると、んー?と間延びした声が聞こえる。

「ううん」
――明日もお仕事だし、たまにはこういう日があってもいいかな…。

石川は残念がる自分に気付かないフリをする。
無意識の内に、腹に回された吉澤の手に自分の手を重ねた。
4 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月24日(木)01時47分42秒
吉澤は反射的に石川の手を握り返した。
石川は雑誌に視線を落としながらも、ゆるゆると指を絡めてくる。
関係のない話をしながら、手の大きさを比べてみたり。
片手を外して、傍に投げ出された吉澤の脚をくすぐってみたり。

――梨華ちゃん、もしかして……したいのかな。

吉澤だって、はじめからしないつもりなんてない。
こういうゆっくりした時間が心地良いから、なんとなく浸っていただけ。
それにこの間、「ひとみちゃんは強引すぎる」と怒られたばかりで、
仕掛けるのをためらっていた部分もある。
その石川が、したがっているような落ちつかないそぶり。
吉澤の悪戯心に、火がついた。
5 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月24日(木)01時48分51秒
握る手に力を込めると、石川の体がびくりと揺れた。

「……ひとみちゃん?」

石川がおしゃべりを止め、小さな声でつぶやく。
ここで抱きしめてしまっては、いつもと同じだ。

「なーに?」
「……なんでもない」
「ふーん?あれ、この店さー、前にロケで行かなかったっけ」

不自然にならないように。
偶然を装い、石川の耳に息を吹きかける。

「! ……そう、だっけ?」
「何の番組かは忘れたけど…」

雑誌を覗きこむついでに太腿を撫でる。

「あー、やっぱそうだよ、確かここで圭ちゃんが――え、んぅ?!」

最後まで言えなかったのは、石川が吉澤の唇に噛みついたからだ。
むりやり体を反転させ、吉澤が目を閉じる間もなく舌を差し入れる。
いきなりのことに驚いた吉澤も、嬉しげに目を細めてキスに応えた。
唇を甘噛みし、上あごをなぞる。
口内で暴れる舌の裏側をくすぐってやると、石川の呻き声がくぐもって響いた。
6 名前:名無し読者 投稿日:2002年10月24日(木)01時49分28秒
離れた石川の唇は、どちらのものとも分からない唾液で濡れ、
興奮のためにあかく腫れている。

「ひとみちゃんの…いじわる」

キスの余韻を残した唇を尖らせ、不満を表すその表情にも吉澤は欲情するが、
あくまで余裕を装い片眉を上げて見せる。

「なにがぁ?」
「……もおぉ!」

跳ねあがった声を塞ぐようにもう一度触れるだけのキスをして、
吉澤は石川に笑いかけた。

「梨華ちゃんからこんなキスしてくれるなんて珍しいなあー」

楽しげな吉澤の声に、石川は顔をそむけて元の体勢に戻ってしまう。
素直じゃない石川の態度に、吉澤の火は勢いを増すばかり。

「え、ちょっ……」

止めようとする石川の手を振り払って手早くパジャマのボタンを外し、右耳をぬらりと舐める。

「今日は、あたしばっかり強引、とか言わないでよね」

吉澤の低い声に、石川の体が固くなった。
7 名前:ハジケタ5 投稿日:2002年10月24日(木)01時50分33秒
ほどよくさがったら続き書きます。
8 名前: 投稿日:2002年10月24日(木)12時28分27秒
とうとう始まったんデスね…。
すでにお気に入り登録しましたが何か?

期待sage
9 名前:spider 投稿日:2002年10月24日(木)18時53分23秒
題名見ただけで中身がなんとなく分かりました。。。
なんでだろ?
これからに期待してます
10 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年10月25日(金)18時00分10秒
ほんとのヨイコじゃないので読んでしまった…。
続き期待sage
エロ描写の参考にもっ
11 名前:おさーん 投稿日:2002年10月28日(月)02時29分36秒
面白そうです。
お早い更新をお待ちしています。
頑張ってください
12 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時42分09秒
いったいなにをする気だろう。
快楽への期待と不安、そして吉澤の姿が見えない落ちつかなさがないまぜになって、
ピリピリとした痺れが皮膚の内側を駆け巡る。
後ろから伸ばされた手がはだけられた隙間から侵入し、
腹を撫でまわしながら、下へ。
パジャマ越しに熱を持ったそこを掌でさすると、石川は噛みきれない吐息を漏らした。

「ん……」
「んー、いい感じになってますねぇ……」

後ろで吉澤がどんな顔をしているのか、見ないでもわかる。
お気に入りのおもちゃで遊んでいる男の子みたいな笑顔で、
あたしの反応を楽しんでるんだろう。

「梨華ちゃん、ちょっとお尻、あげて」

片手でむにゅむにゅと胸を弄びながら、吉澤がパジャマのゴムに手をかける。

「……っ、やあ……」
「はんこーてきぃ」
13 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時42分49秒
反抗したい訳じゃない。
でも、もう体が痺れて思うように動かないから無理、なんて言えるわけがない。
どうやって言い訳しようか石川が迷っていると、

「……そういう子はぁ」
「ゃあ!」

先端をつよく引っ張られて尻が跳ねた隙に、下着と一緒に無理矢理引き抜かれた。

「……ひとみちゃんも、脱いでよぉ」
「だぁめ」

恥ずかしさを紛らわすための提案も、一言で却下される。
14 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時43分19秒
膝裏に手を回し、大きく脚を広げさせた。

「やああぁっ!」
「なんか…みえないけど、すげー……」
「やぁ…こんな、かっこう……」

弱々しい抗議を無視して耳にふぅと息を吹き込む。
息を呑む音とともに、石川の体が跳ねた。
ぎりぎりまで脚を開いてやると、自然と吉澤に体重を預ける格好になる。

「ん……んぅ」

声をあげてしまう自分が恥ずかしいのか、
石川は両手で口元を押さえ、ぎゅっと目をつぶっている。
15 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時43分54秒
――それじゃつまんないよ。

こんなときだけ悪知恵のはたらく吉澤は、とんでもないことを言い出した。

「梨華ちゃん、自分で足持って」

石川が耳を疑って振り向くと、そこにはやっぱりニヤニヤ笑いが待ちうけている。

「ね?あたし持ってたら、触れないじゃん」

口から手を外され、促すように横から奪うようなキスをされると、
石川は何かに操られるようにおずおずと手を伸ばし、自分の脚に手をかける。
それでもためらっていると、重ねられた吉澤の手がぐい、と力を込めた。
秋口の肌寒い空気に熱を帯びた部分がさらされ、石川は俯かずにはいられない。

「そのままね……」
16 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時44分27秒
吉澤は後ろにいる。
誰に見られてるわけじゃない。
でも、こんなに明るい部屋で、こんな格好をとらされている。
そう思うだけで、石川の体温は上がった。


脚を広げさせたまま、吉澤の手は発熱する石川の体を撫で回しはじめた。
触れるか触れないかぐらいの繊細さでさする。
豊かな胸を握って揉む。
敏感な先端を執拗に転がす。
その度に石川はびくびくと反応し、腕に不自然な力がこもる。
意志とは裏腹に、両脚は更に高く持ち上げられる。

石川の下腹部が苦しげに波打っているのを見て取り、
吉澤は背中に当てていたクッションを尻の下に敷いてやる。
その行為に優しさを感じて石川は嬉しくなるが、
同時に吉澤の余裕を見せられたような気がして悔しいのも事実だった。
17 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時45分02秒
しかしそんな悔しさも、頭に溜まっていく熱にじわじわと追い出されていく。

――なんかもう、おかしくなりそう……。

いつもと違う体勢、いつもよりもっといじわるな吉澤。
石川の興奮と比例するように、触れられてもいないその部分はすっかり濡れてしまっている。

「……ふあ、あ、…っう、」

それでも吉澤は、そこには手を伸ばそうとしない。
周辺をやわやわとなぞるだけ。
石川の嬌声と滑らかな肌の感触を楽しむように、じっくりとした愛撫を続ける。
ボディーブローのように効いてくる柔らかな手探りに、石川の理性が溶かされていく。
18 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時45分35秒
「ぅ……っあ、やぁ……っ」

太股の裏側を両手で撫であげると、
石川はひくひくと細かく震えながら上ずった声をあげた。

「……ひと、みちゃ……」
「んん?」
「もう、…も、おねが……、さわ、て…」

吉澤はニヤリと口元を歪ませる。

「なあにぃ?…梨華ちゃんはどこを触って欲しいの…?」
「……もう、やぁ……っ、いじわる、しないでぇ…!」

眉を下げ、瞳を潤ませながら、石川は後ろの吉澤を振り返った。

――そういう表情とか言い方が、よけい意地悪したくなる原因なんだって、
  なんでこの人は気づかないのかなあ……。

煽られた火を、自分勝手な理屈で肯定する。
望み通りに触ってやろうか、それとももう少し焦らしてやろうかと吉澤が考えていると、
不意に右掌に生暖かい感覚が走った。
いつの間にか石川が吉澤の手を両手で握り、掌に舌を這わせている。
19 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時46分26秒
「……っ、梨華、ちゃん……」
「……はふ、んぁ…んー……」

掌の中心に吸いつく。指の股に舌を差し入れる。
もどかしさを伝えるように、指を口に含んだり、歯を立てたり。
吉澤に、無言の抗議をする。

「すご、やらし……」

濡れた感触。ざわざわと背筋を這い上がる。
吉澤の声も、上ずってくる。
20 名前:よいこのあそび 投稿日:2002年10月29日(火)01時48分35秒
レスくれた方々どうもありがとう。
>>8
ヒイ早くもお気に入り入り。なるたけがんがります
>>9
わかる人にはわかる。そんなタイトルだと思います
>>10
参考に…。もっと(・∀・)イイ!!いしよしえろーはイパーイあるので、そっちも参考にして下さい
>>11
オサーンどうもありがとう。お気に召すといいのですが。

なにやら期待されてて恐縮ですが、次の更新はちろりと遅れそうです。スマソ
21 名前:ハジケタ5 投稿日:2002年10月29日(火)02時56分22秒

名前間違えた。爵。ついでに流し
22 名前:名無し 投稿日:2002年10月29日(火)23時24分18秒
私もとっても(゜д゜)ウマーなエ○具合に
思わずお気に入りに入れてしまいますた(w
描写とかとてもうまくて良い感じですね〜♪
頑張って下さい!
23 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月05日(火)16時53分19秒
石川さんの無言の訴えがとってもエロチックで堪りません〜。エロ描写が(・∀・)イイ!ですね。 次回更新を心待ちにしてます
24 名前:名無し 投稿日:2002年11月26日(火)05時59分05秒
待ってます。
25 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月29日(金)15時00分40秒
うひゃ…たまらなくエロいですよほ。
この、じわじわって感じがもう…
楽しみに待ってます。
26 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月19日(木)04時01分18秒
保全
27 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月07日(火)23時00分52秒
まだかな〜
28 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月02日(日)22時38分22秒
一回で放置ですか?
29 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月10日(月)00時29分27秒
ゆっくり待とうよ。
30 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月16日(日)17時12分04秒
待ってるの。
31 名前:名無し読者 投稿日:2003年04月27日(日)10時14分19秒
待つ
32 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月25日(水)17時48分43秒
保全
33 名前:value 投稿日:2003年07月27日(日)02時11分01秒
保全

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