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an adult romance

1 名前:life 投稿日:2002年11月03日(日)09時11分52秒
「adult」とあるからといってエロではありません。(笑)
普通に大人チックな恋愛を書きたいと思います。
更新は近いうちに。長編ではないですね。短〜中編くらいでしょうか。
2 名前:life 投稿日:2002年11月03日(日)09時44分28秒
初雪がふった。



私は泣いた。


「ちっきしょう…。」

街の行き行く人々を睨みつけるが解決もしない。

「なんでこんな日に雪がふるんだよ…。」

雪は私の絶望感を増幅させた。



家に帰って、母と二言三言交わすと部屋に入ってベッドに倒れこんだ。
涙はなかった。
鏡を見つめると自分が映っている。しかし、いつものようには見れない。

「おい自分、何みてんのよ?」

鏡の中の自分に八つ当たり。でも相手もけんか腰になっているのは当たり前。
解決せず私は眠りについていた。
3 名前:life 投稿日:2002年11月03日(日)09時45分03秒
私はいつもどおり学校に登校していた。
簡単な授業を受け、大して仲も良くない友達とヘラヘラしていた。
そして、石川先輩にも憧れていた。


「よっすぃ〜、ちょっと話あるんだけど…。」
「え?あ、はい。」


憧れといってもそんなLOVEというよりはRESPECT、即ち尊敬と言った方が
正しいだろう。

そんな石川先輩に私は呼ばれたわけだが、何を話されるんだろう。
校舎の1階は定時制の教室なので、昼間は人がいないので全日制の私たちにとっては、
待ち合わせ、もしくは愛を交わす場所となっていた。

石川先輩についていくと、1階にきていて、ベンチに座った。
石川先輩は座ると、ずっと下をうつむいている。

「どうしました?顔あげてくださいよ。」
「う、うん…。」

ゆっくりあがった石川先輩の顔を見た。やっぱりかわいい。きれいなのかな。
とにかく美形だと思う。
しかし、顔に見とれていて、私は異変に気づいた。

「あれ…先輩昨日泣きました?」

目が腫れていた。よくよく見てみると頬もこけていてあまり体調がよくないようだ。
4 名前:life 投稿日:2002年11月03日(日)09時45分56秒
「私ね…」



えっ?



「もう1週間くらいずっと泣いててさ…」


なんで…誰だよそいつ。


「私、騙されてたしさ…」



はぁ…やばい、すっげぇ機嫌悪くなってきた。



「今ね、その人に脅されてるんだ…」


石川先輩が!?


「…だってね。」


ありえない。ありえない。石川先輩は何が悪いんだろう。
5 名前:life 投稿日:2002年11月03日(日)09時46分47秒
「もう毎日が辛くてさ…」
「先輩…私、絶対そいつ探し出しますよ。」
「うん…私もがんばってるんだけどさ、見つけたら絶対に殺す!!!」
「私も友達全員に聞き込んで探しますよ。」
「ありがとうよっすぃ〜。…それじゃあ帰るね。」
「あ、はい。それじゃあ。」

そうして石川先輩は帰っていった。

私は帰路を行く途中、聞いた話を思い出していた。


そしてその男を絶対に生捕してリンチにかけようと思った。
6 名前:life 投稿日:2002年11月03日(日)09時49分25秒
大人チックな割には学園物です。
今回は導入部分だけ。次から少しずつ話を進めたいと思います。
更新するときはさげますが、レスを下さる時はあげて下さっても結構です。
7 名前:名無しさん 投稿日:2002年11月03日(日)20時26分12秒
タイトルが良い。
8 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月15日(金)01時31分41秒
おもしろいっす
続きお待ちしてます
9 名前:life 投稿日:2002年11月15日(金)20時16分46秒
>>7-8
どもっす!久々にかく小説なんで、変なところもありますが
続きを楽しみにしててくださーい♪

次の更新は明日の夜予定です。

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