銃と復讐と
- 1 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月07日(木)22時33分39秒
- 初めまして。
素人ですが、書かせていただきます。
- 2 名前:プロローグ 投稿日:2002年11月07日(木)22時36分36秒
- 俺の目の前で、銃声が鳴り響く。そして、倒れた二人。笑いながら去っていく男。
「ククク・・・俺らに逆らわなきゃよかったのにねぇ」
男は去っていった。腕には、黒き十字架の入れ墨。隠れていた俺は何も出来ず、立ちすくんでいた。そして、叫んだ。
「父さん、母さーん!」
あれから、10年が過ぎた。
- 3 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月07日(木)22時50分09秒
- 俺は普通の社会人になり、普通の生活をしている。しかし、それは表向きの姿。
「お疲れ様ーっす」
俺は会社を出て、ある場所に向かった。その場所とは・・・ある喫茶店。
「おっす!遅くなった」
喫茶店の中には、女性が3人。そしてマスターの女性一人。
「遅いよ!もう依頼は来てるよ!」
かなりご立腹の様子。こんな時は一杯おごって吉、と。
「わかった。何かおごるよ。で、依頼は?」
しぶしぶ紙を渡してくれた。その内容とは・・・。
- 4 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月07日(木)22時57分01秒
- 「なになに・・・政治家○○が不穏な動きを見せている。近頃、そいつと対立していた者が、怪我、または死という結末をたどっている。警察官も次々負傷や死者がでており、手に負えない。早急に撃破求む、か。圭織、これ・・依頼金はいくらだ?」
呼ばれたのは、長髪の美人女性。
「え〜っと・・・450万。悪くないんじゃない?」
まずまずだ、と俺が思っていると、男っぽい女が話しかけてきた。
「450万か〜・・あと50万は欲しいとこだね」
こいつの名前はひとみ。男勝りのヤツで、よく無鉄砲なことをするが、力はある。
「まあ、いいんじゃないですか?どうします?リーダー」
「そやなぁ・・・ええんちゃう?なあ・・」
この、喫茶店のマスターは中澤裕子。かつては元スナイパーとしてならしていたらしい。
で、賛成しているのが紺野あさ美。こいつはよくわからないが、頭脳明晰である。
「よし・・いいだろう。じゃあ、今日の夜、11:00に・・・」
- 5 名前:名無しバッカーズ「メンバー紹介」 投稿日:2002年11月07日(木)23時05分38秒
- 天堂 剣壱(てんどう けんいち)
本編主人公。昔、良心を殺した「黒き十字架」の男を追っている。
武道に優れ、冷静な判断力を持っている。
飯田圭織
長髪の女性。銃の扱いに優れ、一撃必殺とも呼ばれる女。
剣壱の幼なじみ。
何故この稼業に身をよせたかは不明。
吉澤ひとみ
男っぽい、ボーイッシュな女性。ナイフの扱いに優れ、命中力は素晴らしい。
剣壱に助けられた過去あり。
この世界に入った理由は、仲間をあるヤツに殺されたかららしい。
紺野あさ美
おっとりした、まだ学生の女性。
頭脳明晰、空手も使える女性。が、色々謎と包まれている部分が多い。
中澤裕子
この稼業に身を置いた最初の女性。元特殊部隊とも言われている。
「黒き十字架」や、色々な「悪」を追っている。
喫茶店のマスターでもある。
- 6 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月07日(木)23時06分58秒
- 今日はこのへんで・・・。
- 7 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月07日(木)23時08分34秒
- ドラマな予感・・・。
- 8 名前:てぃーえむすぃー 投稿日:2002年11月08日(金)18時37分56秒
- キタキタキターーーー!!!
祭りだワショーイ!!!
- 9 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月08日(金)22時11分00秒
- そして・・・夜11:00。○○邸前。
俺と圭織、ひとみは影からチャンスをうかがっていた。あさ美と裕子さんはナビゲーターとして、別の場所から情報を送る。
「さて・・どうするか。こういう家ってのは、セキュリティが厳しいんだよな」
「そうね・・」
と、その時スピーカーからあさ美の声が。
『さっき渡した、あのサングラスつけてください。そうすれば・・』
サングラス・・これか。何があるってのか・・・まあ、つけてみるか。
「ん?これは!」
サングラスをつけると、家の中に赤い線がいくつも見える。おそらく、セキュリティだろう。
「それ、使えるね。アタシに貸して」
ひとみは俺からサングラスを受け取ると、セキュリティの線をかいくぐって中に入った。
- 10 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月08日(金)22時11分49秒
- 他のスレで使った名前が(汗)
- 11 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月08日(金)22時15分23秒
- そして、ひとみの向かった先は、何かの機械。
「アタシのカンじゃあ、これがセキュリティの・・・」
そう言うと、俺たちの意見も聞かずにブッ壊してしまった。
「バカ!それがセキュリティのじゃなかったらバレちゃったよ!」
やっぱり圭織が怒ってしまった。そりゃそうだろう・・・。
「無鉄砲な行動は避けろ。行くぞ!」
ひとみはふくれっ面でついてきた。
「こちら剣壱。圭織、ひとみと共に中へ侵入成功」
「了解。気をつけてください。
あさ美が反応した、が何故か裕子さんは反応ナシ。が、そんなこともかまわず、侵入した。
- 12 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月09日(土)22時51分15秒
- 扉を開けると、なんとも豪華な家の中。
警備の人間は、いまのところ見あたらない。
(よし・・・あさ美、○○はどこにいるかわかるか?)
さすがに、やみくもに部屋に入っては、罠にかかる可能性もある。
『はい、解析しました。2階の、部屋で・・階だを上がって、右、左・・そして正面へ進んでください』
(了解)
俺らはあさ美に言われた通りに移動。そして、部屋の前に立った。
(着いたね・・・)
ひとみは早くもナイフを持ち、圭織は銃をかまえた。
(いくぞ!)
俺たちは、ドアを蹴り開けた。
- 13 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月09日(土)22時55分44秒
- 侵入、ところが・・・
「何?!いないぞ?あさ美!」
部屋の中はもぬけのカラ。誰もいなかった。
「これは・・・罠よ!早く離れましょう!」
「そうはいかんな」
俺らは驚いて後ろを振り返ると、政治家○○の姿。
「く・・・罠か」
ひとみは悔しそうに唇をかむ。
「ネズミが紛れ込んだことなど、すでにわかっておったわ!残念だったな」
そう言うと○○の後ろからヤクザっぽい人が大量。
「ち・・・皆、出るぞ!」
俺らは合図で、窓を蹴破って庭に飛び降りた。
「何!おまえら、追え!」
ヤクザが追ってきて、ピンチ・・・ではなく、俺らにとっては、好都合だった。
- 14 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月09日(土)22時58分16秒
- 今日はここまで。
>てぃーえむすぃーさん
来てくれてありがとうございます。
他の人は、読んでくれてるのかな?レスないな〜(苦笑)
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2002年11月10日(日)03時01分02秒
- 読んでるよ〜。期待。
普段はROMってる人多いからね。自分もそうだけど。
- 16 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月10日(日)21時53分29秒
- 「よし、アレでいくぞ!」
俺がそう言うと、皆うなずき、それぞれバラバラに隠れた。
1分後、ヤクザと○○が降りてきた。
「探せ!そして、殺せー!」
ヤクザ達はやっきに鳴って探し始めた、とその時・・俺がまず飛び出した。
「いたぞー!殺せー!」
俺はニヤッと笑い、腕につけていたリングを天に掲げた。
「悪いが、お前らには興味ないんでね・・・あばよ」
リングは突然輝き、辺りを光りで包み込んだ。
「うわぁ!何も見えねぇぇぇぇ!」
ヤクザ達は騒ぎ、わめき、混乱した。そのスキに、俺たちは皆でてきた。
- 17 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月10日(日)21時58分32秒
- 「ぐう・・・!くそ、何も見えん!」
○○も、そうとう焦っているようだ、とそこにひとみと圭織が。
「・・・悪いが、死んでもらうよ」
ひとみはナイフ、圭織は銃で攻撃。ナイフは○○の胸に刺さり、銃弾は頭に撃ち込まれた。
「ぐぇぇぇ・・・」
○○はわずかにうめき、倒れた。
俺らはリングの光が残ってる間に、ヤクザ達を始末した。もちろん、全部殺害。
「よし、任務完了。あさ美、帰還する」
『了解。お疲れ様でした〜』
最後のあさ美の言葉を聞くと、ホっとする。まあ、任務完了だ。
「よ〜し!帰って慰労会だぁ!」
ひとみは、それしか頭ないんだね(汗)
- 18 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月10日(日)22時03分15秒
- 帰還、そして俺たちは、慰労会を始めた。
「ほな、任務完了祝って、乾杯や!」
「「「「「乾杯!」」」」
俺たちは、任務の疲れをゆっくり癒した。
「しかし、スリルのある任務だったね」
確かに、罠にかかり、囲まれた。助かったのはこのリングのおかげだけどね。
「そういえば、そのリングって?」
ひとみがやっぱり聞いてきた。今回が初めてだもんな、これ使ったの。
「いや、教えない。これは−」
と、その時、喫茶店の扉が開いた。
「す、すいません・・・」
入ってきたのは、そこらへんにいるようなおっさんだった。
−ミッションNo,1、完結−
- 19 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月10日(日)22時04分31秒
- 第一話、完結です。
題名つけるとしたら、「暗殺チーム〜復讐のために〜」
>名無しさん
ありがとうございます。ほめられると照れますね(w
- 20 名前:リエット 投稿日:2002年11月12日(火)01時32分29秒
- 剣壱は誰に復讐するのでしょうか??
そして最後に入ってきたおじさんは。。。
続きが気になります〜。
- 21 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月12日(火)20時52分45秒
- 「いらっしゃい!といいたいとこやけど、今日は閉店や。すまんなおっさん」
裕子が軽くあしらおうとしたが、おっさんは
「あの、飲食じゃなくて、依頼を・・・」
と、俺らの和気藹々とした雰囲気は、瞬時に氷りついた。
「依頼ね・・ま、内容を話してよ」
おっさんはイスに座り、暗い表情で語り始めた。
「依頼は・・・ある人の暗殺」
「だから!誰の暗殺よ!」
宴会をぶち壊され、ご機嫌ナナメなひとみ。
「まあまあ、いいから・・・続きを頼む」
俺が促すと、おっさんは話を続けた。
- 22 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月12日(火)21時00分53秒
- 「実は、私の妻と娘を殺した、医者の○○を、殺して欲しいんです。3年前、私の妻がそこに入院して、そして・・・殺されたんです」
俺らは黙って聞いていたが、圭織が水をさした。
「そんなのは、法廷で言ってよ。医療ミスでしょ?」
おっさんはそれを聞くと、激怒した。
「違う!・・最初は私もそう思った。だが・・・調べていくうちに、医者の策略ってことがわかったんだ」
策略、という言葉に俺らはピンとこなかった。医者が策略とか、一体・・・。
「ヤツは、妻を、レイプした。そして、妻が警察に言うというと、一酸化炭素溶液を妻に注射し、植物状態にし、そして・・・臓器をすべて奪ったんだ!」
- 23 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月12日(火)21時09分10秒
- おっさんの目からは、涙がうっすらと浮かんでいた。
「そして、注射する所を見ていた娘も、事故に見せかけて殺され、私は一人になった」
確かにヒドイ話、だが・・・。
「何故奥さんが医療ミスで死んだんじゃないとわかった?」
皆をうんうんとうなずいている。確かな疑問。
「ただの肺炎で、何故腹に縫った後がある?おかしいだろう!?」
なるほどね、確かに。
その後も、シッカリとおっさんの話を聞かせてもらった。
「頼む、ヤツを殺してくれ!」
裕子さんは席を立ち、何を言うのかと思えば・・・
「依頼料は?」
こんな時まで金かよ・・・こいつ。
「これしかないんだ。10万。これで頼む!」
おっさんは土下座までした。と、あさ美がおっさんに駆け寄り、手を握った。
「わかりました。ねぇ、裕子さん」
あさ美はすがりつくような目をしている。だが・・・
「アカン。おっさん、金が足りんわ。他をあたりーや」
この冷たい言葉。圭織やひとみも俯いて、反論しない。
「わ、わかりました。そうですよね・・・こんな金じゃあ」
と、おっさんは店を出ていった。
「
- 24 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月12日(火)21時16分15秒
- 「そんな!冷たすぎます!裕子さん!」
すると、裕子はあさ美の言葉をかき消すように、言い放った。
「ウチらはなぁ。ボランティアでやってるんと違うんや!命賭けてやってんねや!」
確かに、ごもっともだ。命を賭けて、戦ってる・・・。
「・・・でも、私は、あのおじさんを見捨てるなんて、出来ません!私、行きます!」
と、あさ美は出ていってしまった。
「放っておき。どうせ出来なくて、泣いて帰ってくるわ」
しかし、俺もあのおっさんを放ってはおけなかった。
「悪ぃ。俺も行くわ。あさ美を殺してしまうのも、ヤダし、肉親奪われた気持ちは、わかるからな」
とそして、俺はあさ美を追った。
「あさ美!」
おっさんと話している、あさ美を発見。
「剣壱さん、どうして?」
俺はあさ美の言葉にかまわず、おっさんに話しかけた。
「おっさん、依頼受けるぜ。・・その病院、どこだ?」
おっさんは歓喜の涙に溢れ、あさ美もありがとう、と言ってとまらない。
「時間がない、行くぞ!」
俺とあさ美が、初めてタッグを組んだ瞬間だった。
「ミッションNo2.悪魔の医者を撃て!」
- 25 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月12日(火)21時17分49秒
- 23の最後に変な「が・・・。
>リエットさん
レスありがとうございます。励みになります。
長編になりそうです。
楽しみにしてもらうと、恐縮です(w
- 26 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月13日(水)22時20分56秒
- その夜、9:00。
俺とあさ美は病院に侵入、が・・・
(チッ・・・見張りが多いな・・どうする?)
あさ美はニヤリと笑い、ポケットからある物を取りだした。
(窓をこじ開けましょう)
・・・とんでもない娘だと思った、この瞬間。
そして、窓から俺とあさ美は侵入成功。その極悪医者を捜し始めた。
(いねぇな・・・)
(いませんね・・)
さっきから色んな所をまわったが、いない。というか、医者がまったく見あたらない。
(おかしい・・・何かあるな)
と、俺が歩いていると、足下に何かが引っかかった。
(んん?これは!おい、あさ美、これ!)
俺がその引っかかる部分を引っ張ると、床が開き、階段が。
(地下室ですか・・・これは、見つからないわけだ)
と、あさ美に言ったが、反応しない。表情を見ると、何だか怒りに満ちた表情。どうやら、あの医者がよほど許せないんだろう。
(行くぞ!これ以上被害者を増やさないためにも!)
あさ美は黙ったまま、うなずいた。
地下に侵入成功。悪魔の医者の巣窟へ。
- 27 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月13日(水)22時21分31秒
- 今日はここまでです。
明日明後日は更新できませんので・・・。
- 28 名前:リエット 投稿日:2002年11月15日(金)18時59分42秒
- 剣壱かっこいいですね〜。
今回は紺野さんが活躍しそうな予感。。。
楽しみです!
- 29 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月16日(土)22時46分48秒
- そして、地下。俺らは億にズンズン進み、明かりのある部屋の前で隠れた。
(何だ?一体・・・)
そこで見た物は、「地獄」だった。医者が冷凍庫みたいな所から、臓器を取りだし、笑っていた。
「ヒヒ・・次は、これだな、依頼があったのは。これだからやめられねぇ・・・金がもうかる」
悪魔だ・・・俺は固まってしまった。と、その時!
「ウオァァァァ!」
あさ美が突然叫び、医者に飛びかかっていったのだった!
「ヤバイ!」
俺はとっさに走ってあさ美を止めようとした、が間に合わない。
「ヒヒ・・・死ね!」
悪魔の医者は、メスを取りだし、あさ美に突き刺した!
「あさ美!」
- 30 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月16日(土)22時51分53秒
- しかし、あさ美はかまわず医者を殴り飛ばした。
「な、何故貴様、死なないんだ?!」
そりゃ、俺も謎だよ、悪魔のお医者さんよぉ。
「アンタは、許さない!人の命をもてあそぶなんて!」
あさ美は殴り続けた。相手の顔がボコボコに腫れ上がっても。
(・・・そうとう許せないんだろう。が、そろそろ止めるか)
俺はあさ美を止め、医者を見た。かろうじて生きていたが、生かすわけがない。
「・・死ね」
俺は持っていた銃で頭打ち抜いた。医者は即死、が・・。
「銃声だ!」「何か侵入したみたいだぞ!」
俺らのことがバレた。やばい。
「く・・・逃げるぞ!」
逃げようとしたが、すでに地下からの道は防がれていた。
「貴様らぁ!」
く・・・万事休す。あさ美も悲痛な顔をしている。黒の十字架を殺せず死ぬのかよ・・・。
「ぎゃぁ!」
俺が絶体絶命と思っていると、突然、追っての後ろから悲鳴が。
- 31 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月16日(土)22時52分46秒
- 今日はここまで。
>リエットさん
楽しみにしてもらうと、嬉しいです。
こういうメッセージは力になりますよ。
- 32 名前:リエット 投稿日:2002年11月18日(月)02時27分02秒
- 紺野さん、何故無事だったのでしょう??
そして、悲鳴の原因は。。。
- 33 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月18日(月)20時23分06秒
- よく見ると、何故か追ってがバッタバッタと倒れていく。
(どうなってんだ・・・これは!?)
俺がずっと疑問を持っていると、背中には、ナイフ・・・ああ、そうかと。
「ひとみか!」
「おせぇよ、気づくのがYO!]
ひとみはニヤっと笑い、投げキッス。
「かおりんも来てるよ〜ん。外で銃ぶっぱなしてる」
オイオイ、近所にバレるだろうが。
さて、俺もうかうかしてられない。
「よし、退却だ!任務成功!」
皆、目で了解!と言い合い、外に出た。そこで圭織も合流!
「そういやあ、あさ美・・・お前さあ、何で刺されて無事なの?」
- 34 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月18日(月)20時31分05秒
- 「えへへ、実は・・・これ。」
胸から出してきたのは、何かの機械のようだが?
「これ、何だ?」
と、俺らが走りながら喋っていた、が外に出ると・・・。
「う・・・ぐっ」
なんと圭織が巨大な男に首を絞められていた。どういうことだ?
「圭織!(ちきしょう!圭織が捕まれてると、シャイニングリング(ミッショウNo1参照)も使えない・・・どうする?)」
俺が悩んでいると、あさ美が急いで・・さっきの機械を出してきた。
「これ!目につけて!」
め、メガネ?何だ、一体。しかし、悩んでるヒマはない!圭織の目の焦点があわなくなってきた。
「おい!そこのデカブツ!こっちみやがれ!」
デカブツに反応して、男はこっちを見た。そすると、メガネについていたスイッチを押した。すると、男が突然狂いはじめた。
- 35 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月18日(月)20時35分13秒
- 「おい、なんなんだこれ!」
俺がたまらずあさ美に聞いた。
「名付けて、邪眼サングラス♪」
じゃ、邪眼って・・・ゲット○ッカーズじゃん・・・。
「じゃあ、決め台詞言ってください」
う・・しゃあ、ねぇな。あ、もうすぐ一分だ!そして、男が正気を取り戻しはじめた。
「ジャスト一分だ。・・・いい悪夢(ユメ)、見れたかよ?」
男はたまらず、気絶してしまった。ちょっとばかしショックが強すぎたか。
- 36 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月18日(月)20時41分14秒
- そして、俺たちは喫茶店に帰還。と、そこでは裕子さんが酒盛りの準備をしていた・・・。
「お、任務成功祝いだね♪」
やっぱ、一番嬉しそうだったのはひとみだ。あさ美も笑顔だ。
「でも、今回の報酬は少ないから、つまみと酒は質素やで」
やっぱりね・・まだちょっと怒ってるよ(汗)
そして、皆が酔っぱらい、寝静まった後・・・
「剣壱さん・・・」
あさ美が俺を呼び起こした。何だ?
「ありがとうございました・・・その、助かりました」
「気にすんな。でも、あれは軽率だったな」
あれ、とはメスで刺されたこと。当然でしょう。
「はい・・・でも、あれには興奮しちゃって・・・怒りが」
そこなんだよな。何であそこまで怒っていたのか。
「何故なんだ?あそこまで怒るのは普通じゃねーよ。聞かせてもらえないか?理由を」
あさ美は少し迷ったが、重い口を開いた。
−ミッションNo2 悪魔の医者を撃て! 任務成功−
- 37 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月18日(月)22時10分37秒
- 更新終了を書き忘れ(w
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月19日(火)15時28分25秒
- >>35これって風板でやってる小説に出てくる「邪眼」と一緒?
- 39 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月19日(火)20時07分25秒
- >38さん
え!?風板にもあるんですか?
ただの偶然です、あからさまに言うと(w
漫画のGB(ゲット○ッカーズ)を参考にしたものですから。
- 40 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月20日(水)22時18分32秒
- −ブレイクNo1 あさ美の過去〜狂気と殺意の親〜−
「私、10歳の時からこの稼業についてるんです」
俺は少し驚いた。俺でさえ、16からだぜ?凄いな・・・。
「その理由は・・・自分の親にあるんです」
あさ美は椅子にちょこんと座り上目使いで俺をみた。
「私は、親に捨てられたんです。10歳の時に」
俺はコーヒーを飲みながら、静かに聞いた。
「もともと、可愛がられてるほうじゃなかったんです、私。でも、捨てられるとは思わなかった。でも、そこまでなら殺すとまでは思わなかった」
気がつけば、あさ美の目には涙がたまっていた。
「捨てられて、一週間。私、とりあえず残りの食料とお金で孤児院を探して、ようやく見つけたんです。グスッ・・でも、そこに入って、3日後に、親が尋ねてきたんです」
- 41 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月20日(水)22時31分41秒
- まさか!俺はそのとの光景が頭に浮かんだ。
「突然、母親が刃物を取り出して、私に襲いかかってきたんです。私は必死に逃げましたが、路地裏で・・追いつめられました」
何て親だ。俺は知らず知らずのうちに、拳をギュっと握りしめていた。
「でも、その時中澤さんが助けてくれたんです。ウッ・・・グスッ・・銃を片手に、動くな!この場を去れ!って」
・・・なるほど、だから10歳でこの稼業か。
「でも、中澤さんが言ってたんです。アイツら、赤い死神の入れ墨してる・・・って」
俺は椅子から立ち上がった。まさか、まさか!
「黒い十字架との関係があるんじゃあ!?」
- 42 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月20日(水)22時34分04秒
- あさ美は無言でうなずいた。そして、涙をポロポロ流しはじめた。俺は、あさ美をいきなり抱きしめた。
「もういい!・・もう、何も話さなくてもいいから。辛かったんだよな?悲しかったよな・・・。でも、今は大丈夫だよな?!」
「グスッ、・・今は吉澤さん、中澤さん、飯田さん、剣壱さんが居るから、楽しいです。だから・・これからも・・・ずっと・・」
そのまま、あさ美は眠ってしまった。俺は抱き上げて、ソファーに寝かせ、毛布をかけた。
親、か・・・。黒い十字架、赤い死神・・・一体なんだってんだ?と考えながら。
「いつか、敵として・・憎むべき敵として、赤と黒に出会うワケか・・・。チッ・・・これ以上増えないことを願うぜ」
俺はコーヒを飲み干し、寝床についた。気がつけば、夜中の2:00だった・・・。
苦い思い出と、復讐という魔物に取り憑かれた俺たち・・・どうなっていくんだろうな・・・。
−ブレイクNo1 終了−
- 43 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月21日(木)01時03分28秒
- 剣壱君のかたきは「クスッ」って笑う人に類似してるのかな?(w
- 44 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月21日(木)22時52分43秒
- −ブレイクNo2 ひとみの休日−
鏡の前、ニコニコ顔でお化粧し、洋服を選ぶ女の姿。
普通ならドキドキものだが、俺はまったくそんな気持ちはなかった。なぜなら、その女は・・ひとみ。
「行ってきまぁ〜っす!」
ニコニコ顔で、出かけていくひとみ。そういやあ、久々に仕事依頼もなく、オフだしなぁ。
まあ、俺もいい機会だ。裕子さんに聞かなきゃいけないことがあった。
「裕子さん、ちょっと聞きたいことが」
裕子さんは、俺の真剣な顔を見て、?という表情。
「なんや、あらたまって」
「赤き死神って、どんなヤツですか?黒き十字架と関係が?」
その瞬間、裕子さんは驚いた表情に。とそして、息をふぅっとはいて
「・・・ええやろ。ええか?そいつらは−」
一方、その頃のひとみは
「どっこ行こうっかなぁ。まあ、渋谷に出かけて、色々チェックしなきゃな〜!」
お気楽なヤツだよ、まったく・・・トホホ。
- 45 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月21日(木)22時53分43秒
- 今日はここまでです。
>名無し読者さん
そ、それってDrジャッ○ル!(w
微妙に違う予定ですけどね(w
- 46 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月24日(日)12時09分06秒
- 「さぁって・・・まずは、と」
ひとみはメチャクチャご機嫌だった、が・・・
「オラ、さっさと来いよ!」
なにやら、物陰で声が・・しかも荒っぽい。
「何だろ?」
ひとみが声のする方向に行ってみると、複数の男に囲まれた女性が一人。
「やめてよ!」
その女性は必死に男の手を振り払うが、いかんせん人数が多すぎる。
「(しょーがないな・・まったく)やめなさいよ!」
ひとみはなんとかやめさせようと声をかけた。しかし
「なんだぁ?男女に用はねぇ!すっこんでやがれ!」
男女。ひとみにこの言葉は禁句である。
その時、ひとみの中で何かがキレた・・・。
数分後、その男たちは地面にはいつくばり、悶えていた。
- 47 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月24日(日)12時17分27秒
- 「大丈夫?」
やっと我にかえったひとみが、その女性を救出。
「は・・はい。おかげで助かりました」
まあ、なんともキレイな女性だったが、声はアニメ声。このギャップは何だ・・・?
「ところで、何で襲われてたの?」
ひとみは微妙に不機嫌ながらも、とりあえず問いかけた。
「あの、買い物に来てただけなんですけど、何か・・ナンパされたみたいで、断ったら・・・」
なるほど。逆ギレ(?)か。が、ひとみは別の言葉に反応した。
「買い物!?えへへ!実は私も買い物来てたんだよ〜。・・・そうだ!私一人じゃつまんないし、そっちも一人じゃ危ないみたいだから、一緒に行かない?」
やっぱり、狙いはそっちだった。ひとみらしいな。
「え?いいんですか?」
「悪かったら誘わないよ!行こう!」
ひとみはその女性の手をひっぱり、店へずんずん入っていった。と、突然ピタリと足を止めた。
「あ、そだ。名前、何だっけ?私は吉澤ひとみっていうの」
その女性はクスッと笑い、
「石川梨華です。よろしく〜」
と、明るい表情で答えた。ひとみはその笑顔を見ると、何だか幸せな気分になった。
- 48 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月24日(日)12時18分04秒
- ここで更新終了です。
最近タレる回数が多くて・・・更新が進まない(w
- 49 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月25日(月)21時40分51秒
- その後、ひとみと石川さんは買い物を楽しんだ。
「あ〜!これ可愛い!」
「これなんかもいいんじゃない?」
戦いを忘れての、しばしの休息。やっぱり、ひとみも普通の女の子なんだ。
「そろそろ行こっか」
時計を見ると、もう夕方5:00。昼飯も食わずに買い物か?
「うん!はぁ〜大満足。友達も出来たしね〜」
ひとみは「友達」という言葉にピクっと反応した。
(友達?・・・なんか、懐かしい。この稼業についてから、そんな言葉使ったことなかったな)
ひとみはうつむき、少し笑った。石川さんは?という表情だったが、深くは突っ込まなかった。
が、その楽しい時が崩れる時がきた。
「いたぞ!あいつだ!」
- 50 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月25日(月)21時47分21秒
- よく見ると、さっきの男達。
「(やれやれ)何?まだ何か用?」
ひとみは明らかにキレていた。そりゃそうだろう。せっかく楽しい気分だったのに、ぶち壊しだ。
「どけ!・・・俺がやろう」
と、後ろから突然、少しイケメン風な男が。
「梨華ちゃん、お願いがあるの。今からここに行って、仲間を呼んできて」
と、小さな紙を渡した。どうやら、俺らのいる喫茶店の場所を書いた物。
「・・・わかったわ。気をつけて!」
と、石川さんは走り去った。そして、ひとみはスっとかまえた。と、その時である!
(ゾクッ!)
その男が、もの凄い殺気を放った。しかも、尋常じゃないくらいの。ひとみは、動けなくなってしまった、
(な・・何?こ、恐い・・・でも、動けない。どうすればいい・・・?)
男はジリッジリッと近づいてきた。ひとみは後ずさりしながら、攻撃のスキを伺った。
- 51 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月25日(月)21時53分27秒
- (嘘ぉ・・スキが、スキがまったくない!)
普通に歩いてくる男。だが、殺気がみなぎっていて、とてもじゃないが攻撃できない。
「どうした?乱れ刃のひとみの名が泣くぞ?」
(何で私のことを?・・まさか、裏稼業の男!?)
ひとみは覚悟を決め、ナイフ複数を取りだした。
「覚悟しなよ!吉澤流短刀術!流水刃!」
ナイフが色々な角度から男を襲う!が・・・
「フ・・この程度か」
男はナイフをかわし、さらに追撃してきたナイフもパシパシさばいてしまった。
「う・・・嘘」
ひとみはまたもや動けなくなった。しかしさっきとは違う。「殺される」という明確な理由があった。
「今度はこっちから行くぞ」
(もう、ダメ!)
そして、30分後・・・。
- 52 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月25日(月)22時00分14秒
- 「どこだよ!」
俺たちが石川さんに案内されて、ひとみのいるという場所に向かっていた。
「あれ?ここ・・・だったのに!?」
人がいないどころか、気配すらない。
「何?私達をだました・・・」「待ちや!」
圭織が石川さんに問いつめようとすると、裕子さんが止めた。
「・・・声が、うめき声?あそこや!」
裕子さんに引っ張られてついた先にあったのは
血まみれのひとみ。
「お、おい!しっかりしろ!」
ひとみは何とか命はとられていなかった。だが、ひどい怪我だ。
「ゲホッゲホッ・・・あ・・剣壱・・・やられた・・・あの男、強い・・」
ひとみは涙を流していた。よほど負けたことが悔しかったんだろう。
「どんなヤツにやられたんや?」
ひとみの口から出た言葉は、俺と裕子さんを凍りつかせた。
「・・・青い、サソリの入れ墨をした・・男だったよ」
−ブレイクNo2 ひとみの休日 完結−
- 53 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月25日(月)22時00分45秒
- 一気に更新です。
最近レスがなくて寂しくなってまいりますた(誤爆)
- 54 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月25日(月)22時18分53秒
- 青いサソリ、黒い十字架、赤い死神・・・敵の主力がゾクゾクとでてきましたね。
期待してます。
- 55 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月28日(木)16時04分28秒
- その後、ひとみは病院へ。全治一ヶ月の怪我らしい。
ひとみがいなくなったことで、一気に俺たちの空気が沈んでしまった。
「ほら!しゃきっとせな!ひとみに笑われるで!」
裕子さんが俺らに気合いを入れるが、俺らは元気がでない。
「・・・ねぇ、裕ちゃん。ひとみの言ってた青いサソリって知ってるんでしょ?」
圭織からの質問に、裕子は俯いて答えた。
「青きサソリ、ブルースコーピオン。ナイフとか、ダガーとかの短刀の使い手やそうや。ウチが俗に言うテル、四天王の一人」
四天王。
裕子さんが常々言っていた、強敵の4人。
俺の知ってる黒き十字架、赤き死神、青きサソリ、白き矢の4人。
「でも、そんなヤツになんでまた・・・」
「ごめんくらは〜い」
圭織が質問を続けようとしたが、その時客?が入ってきた。
「あ、すんまへんけど、今日はやって・・・ってあんた!真希か!?」
- 56 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月28日(木)16時11分32秒
- 白いマント、腰には刀・・・間違いない。
「真希!久しぶりだな!」
「お〜!剣チャンお久〜!」
俺と真希は手を取り合った。が、圭織とあさ美は?の表情。
「ああ、圭織とあさ美は初対面だったな。紹介するよ。後藤真希。通称居合いの真希だ」
「居合いの・・?って、あの!?瞬殺剣の真希?」
圭織はビックリしている。あさ美も驚いた様子だった。
そりゃそうだ。真希は裏の稼業では名をはせた剣豪。凄腕の持ち主だ。
過去に、俺とひとみで真希と敵対したことがあった。勝ったには勝ったが、ギリチョンだった。その後、色々あって仲間というわけ。
「裕ちゃん!よっすぃ〜が怪我したってホント?」
裕子さんは無言で頷いた。真希はそれを聞くと、怒りの表情で
「許せない!私が絶対斬ってやる!」
こうなると、危ないのが真希の特長。まあ、そのことは後々話すけど。
「まあ、真希にきてもらったんは、ひとみの変わりに、剣壱と組んでこの仕事を受けてもらいたいんや」
裕子さんは、スっとポケットから手紙を出してきた。依頼だった・・・。
- 57 名前:名無しバッカーズ@メンバー紹介 投稿日:2002年11月28日(木)16時13分43秒
- 後藤真希。通称 居合いの真希、または瞬殺剣の真希
17歳の女性。かつて剣壱、ひとみと戦った過去あり。
その後、どういう経路からか、ひとみと仲良くなり、今や立派な仲間。
凄腕の剣豪で、敵対した剣壱、ひとみは死を覚悟したぐらい。
素人には、切っ先が見えないとまで言われている。
- 58 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月28日(木)16時14分34秒
- 本日はここまで。
>名無し読者さん
レスありがとうございます。かな〜り嬉しいです。
まあ、主力は四天王ってことで(w
- 59 名前:boiya- 投稿日:2002年11月28日(木)17時07分06秒
- この小説楽しいですね。更新まってるので
がんばってください
- 60 名前:43 投稿日:2002年11月28日(木)20時41分39秒
- ごっちんは7人なんですかねぇ・・・?(w
頑張れ〜のage。
- 61 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月29日(金)16時09分36秒
- 俺は依頼の紙を取り、声に出した。
「なになに?・・・近頃娘が何かに後をつけられている。警察に申し出たが、被害がないと出動できないとのこと。被害が出てからでは遅いので、至急ボディガードをつけてほしい・・・って何だこりゃあ!」
俺らは殺し屋。ボディガードじゃないんだぜ?
「まあ、そう言うなや。報酬は300万やで?」
300万。この言葉に俺はすぐさまOKを出した。金の亡者?なんとでも言えよ!
「んあ・・・じゃあ私も行く〜」
いつの間にかボ〜っとした真希に変わっていた、がまあいいだろう。
「んじゃあ、早速行ってくれい!真希と剣壱だけでエエやろ?」
まあ、真希が一緒なら心強い。
「OK。じゃあ、ひとみのことは頼むわ」
俺と真希の任務、開始。
−ミッションNo3、傷ついた少女を救え!−
- 62 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月29日(金)16時16分13秒
- そして、俺と真希はその屋敷についた。
「松浦・・・ここだな」
俺は呼び鈴をならし、用件を伝えた。すると扉が開き、中に進め・・・とのこと。
「んあ・・・あやしいね」
さすが真希だ。勘づくのが早い。
「殺気がチラホラと・・・隠れてないでかかってこい」
すると、草むらからバッ!とガラの悪いお人たちが。
「お前らに来られると困るんでね。お嬢さんを狙うヤツを倒して、賞金をいただくのは俺たちだ」
・・・バカだ。本物の。
「悪いが、お前らにかまってるヒマはないんだ。死にたくなければさっさとどけ!」
今度はいつのまにか真希が戦闘モードに。というか。もう敵に突っ込んでる!
「しゃあねぇな」
俺もスっとかまえ、敵に攻撃を開始した。
−10分後−
敵さん達は全部倒れていた。真希は刃で斬らず、峰打ちですませていた。
「おみごとです。ここのSPを全部倒すとは」
突然、拍手をしながら億から背広っていうか、タキシードっていうか・・・まあ、そんあものを着たオッサンが出てきた。
「すいません。ちょっと腕試しをさせていただいたんです。さ、中にどうぞ・・・」
俺と真希は、ため息をつきながらも、中に入っていった。
- 63 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月29日(金)16時18分09秒
- >boiya-さん
ありがとうございます。
こういうレスはマジで嬉しいです。キッチリ頑張ります。
>43さん
7人ですか?いや〜ぁ(汗)
その予定はないですが、真希のボケモード、戦闘モードがあります。
- 64 名前:名無しさん 投稿日:2002年11月29日(金)21時11分22秒
- 名無しバッカーズさんもボケモードですね。
- 65 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月30日(土)09時34分29秒
- 中はなんとも豪勢な造り。これが豪邸だ、と言わんばかりの。
「んぁぁ〜!おっきいねぇ〜」
真希もこういう所は初めてらしく、驚いた様子。
「んなことより・・・さっさと行くぞ。依頼をキッチリとこなすのが俺たちだ」
俺らはある一室に案内された。中に入ると、上流階級とも言うのか、そういうちょっとケバイおっさんとおばはん。
「んまぁ〜!この人たちが依頼を受けてくださった?・・・まだガキじゃないんですの?」
ガキという言葉に俺はカチンときたが、真希はボケモードのせいか、まったく関心なし。
「まあいいですわ。依頼は、もう聞いてますわよね?娘をよろしく頼みますわよ!?なにしろうちの娘は・・・」
と、何か言いかけた所でおっさんに止められた。一体なんだってんだ?
「それじゃあ、その娘さんのとこへ・・・」
俺たちは前途多難な依頼だなぁ・・・と痛感。しかし、その嫌な依頼も、娘さんに会ってふっとんだ。
「初めまして・・・松浦亜弥です。よろしくお願いします」
メチャクチャ可愛かった。が、しかし俺は、彼女を見ていて不審な点をいくつか見つけてしまった。
その時は気にしなかったが、何故もっと気にしておかなかったのか、後で痛感することになる。
- 66 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年11月30日(土)09時36分52秒
- 今日はここまでです。
>名無しさん
どういう意味ですか〜?(ニコニコ)
- 67 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月02日(月)13時51分36秒
- その後、俺は亜弥ちゃんの側に、真希は外へ巡視していた。
(こりゃ、ガセネタか・・?何にも起きやしない・・・)
俺がちょっとため息をつくと、亜弥ちゃんが
「お疲れですか?少しお休みになられては?」
と、優しい言葉。うーんいい子だ。あの親から生まれたとは考えられない。
「いや、大丈夫。それにしても−」
その時、窓が割れる音が!
「な、何が起こったんですか?」
「来たようだな・・・!」
俺は亜弥ちゃんを隠れさせ、敵を待った。すると・・・
「何だぁ?ここのお嬢ちゃんはどこいったんだ?」
相手は、刀をもった、ちょっとヤバそうな男。
「貴様に言う義務なんてない。相手にな−」
と、俺が言いかけたその時だった。後ろから強烈な殺気が!
- 68 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月02日(月)13時53分15秒
- (こ・・この一度見せられたら忘れられない殺気は・・・真希だ!しかも戦闘モード・・)
真希の端では葉っぱが待っていたが、ピシッ!と破裂するような音を立てて破れていく。
「貴様か・・・後藤新陰流、受けてみるか・・?ククク・・・」
まずい、完全にヤバイ!こういう時の真希は、非情、冷酷の人間だ!
「女はすっこんでやがれ!雑魚が」
真希はスっとかまえ、クスっと笑いながら
「どうかな?試してみるか?」
と、相手に向かって突っ込んでいった!
「面白れぇ!切り刻んで・・・!あ!?」
なんとすでに真希は亜弥ちゃんの側にいて、目を隠し、男に冷たく言い放った。
「あんた、すでにもう死んでるよ」
そう、男は体中をめった斬りにされて、血まみれで倒れていた・・・。
味方にすれば凄い役立つ仲間だが、敵にまわせば恐ろしい。よく、俺とひとみで勝てたもんだ、と改めて思い知った。
- 69 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月02日(月)13時54分07秒
- 今日はここまでです。
軽く更新しますた。
- 70 名前:43 投稿日:2002年12月02日(月)19時46分15秒
- まさかこう来るとは・・・。
ここまでは予想つかなかったわぁ・・・。(脱帽
- 71 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月04日(水)13時55分13秒
- 「んあ・・・亜弥ちゃん、こっちだよぉ〜」
戦闘が終わると、完全にボケモード。今だに真希のことがよくわからないや・・。
そして、俺と真希はストーカーを始末したことを報告した。
「さすがですわね。じゃあ、これは報酬。じゃ、さっさと帰ってちょうだい」
報酬を渡されると、さっさと帰れ!とも言わんばかりに言えを出された。
「んあ・・・おかしいね。何でだろ?」
真希が言えを出てすぐ言い始めた。
「亜弥ちゃん、あのストーカーにはまだ何にもやられてないハズだよね?なのに何であんなに傷があったんだろ?」
俺が最初に思った不可思議な点と同じだ。
「まさかとは思うが・・・真希、一旦戻ろう!嫌な予感がするぜ!」
- 72 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月04日(水)13時55分56秒
- 言え→家です(汗)
- 73 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月04日(水)14時09分07秒
- 俺たちはすぐに屋敷に戻った。見張りに邪魔されたが、3秒で気絶させた。
(まさか、ストーカーじゃなくて、本当の黒幕は・・・!)
俺と真希は屋敷をかけぬけ、亜弥ちゃんの部屋の前に。入ってみると・・・
「う・・うぅ・・・」
なんと怪我をした亜弥ちゃんが。一体何が・・・・?
「どうしたんだ!?この怪我は・・・」
「実は、お母様とお父様が・・・」
嫌な予感、的中。
- 74 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月04日(水)14時17分14秒
- 「フフフ・・・このことを知られたからには生かしては帰さんぞ」
振り向いてみると、2人の執事が。
「なるほど、ストーカー騒動はデマ。解決したフリを見せて俺らを帰らせて、亜弥ちゃんを遅い、まだ解決してなかったフリをする。そして、保険金でもかっさらおうって寸法か」
真希は驚いた表情でこっちを見た。
「そういうことだ。まあ、お嬢様がお前らを雇ったのは計算外だったがな。自分をずっと守ってほしかったんだろうが。無駄骨だったな」
亜弥ちゃんはガクガク震えながら泣いている。
「まあ、貴様らには死んでもらうぞ」
と、執事のハゲの方が剣を、髪の毛あるほうが何が鉄拳のような物を装着。
「・・フフ、死ぬのは貴様らの方だ。ゲス共め・・・殺してやるよ!」
亜弥ちゃんをこんな目にあわせて、ブチギレの真希。だが、それは俺も同じ。
「・・真希の言うとおり、死ぬのは貴様らの方だ」
俺と真希はスっとかまえた。目からは殺気100%。
「天堂武神流の技で」「後藤新陰流の剣で」
「「お前ら殺してやるよ!」」
−天堂剣壱&後藤真希VS執事2人−
- 75 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月04日(水)14時19分07秒
- 今日はここまでです。
>43さん
脱帽されるとは、恐縮です。
>こういう展開になるとは・・・
いい意味で来たいを裏切れたようです(w
- 76 名前:名無しバッカーズ「剣壱VS執事」 投稿日:2002年12月06日(金)20時42分39秒
- 俺は相手にいきなり飛びかかった、が相手もうまくガードしてくる。
「(ビシッ!)ちっ!」
俺は体勢を立て直そうとした所に、顔面に一撃与えられた。
「その程度か?」
なめられてる・・・俺はますます燃えた。
「天堂武神流・・・猛襲牙!」
熊手から明いてに一撃をたたき込む!相手もうまくガードしたが、耐えられない。骨がミシミシと音を立てる。
「グ・・・バカ力め!」
相手も長期戦は分が悪いと感じたのか、かまえを変えた。大技を放ってくるつもりだ。
「くらぇぇぇ!」
- 77 名前:名無しバッカーズ「剣壱VS執事」 投稿日:2002年12月06日(金)20時51分57秒
- 「滅殺掌ぉぉ!死ねぇぇぇ!」
相手の手からは、なにやら波動?のような物が。
(マズイ!ちっ・・よけきれねぇ!)
俺は腹にモロ受けてしまった。技を放った後のスキをつかれてしまった。
「ちっ・・・グホッ!」
吐血・・・とんでもない威力だ。
(ヤベ・・・やられるかも。しかし・・・亜弥ちゃんを苦しめた償いはしてもらうぜ!)
俺も覚悟を決め、大技を放つ!
「天堂武神流 剛技 剛竜爪ぉ!」
鋭い連打の数々。相手は紙一重でよけている−つもりだが、実は当たっていた。
「グハグォガ・・・ッ!何故だ・・・よけた・・・はず」
俺の爪からは、うっすらと鋭い刃が。
「真空の爪・・・天堂武神流 高伝の極意だ」
執事はバタリと倒れた。かろうじて、生きているといったところか。しかし、俺の方もダメージがでかかった。
「危なかったぜ」
戦闘時間17分25秒。天堂剣壱 勝利
- 78 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月06日(金)20時52分38秒
- 今日はここまでです。
次は後藤真希VS執事Uです。
- 79 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月09日(月)23時36分04秒
- 期待あげ
- 80 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月10日(火)21時05分59秒
- 「ハッ!ティ!」
「ふん!ハッ!」
月が雲に隠れているその下で、剣の音が鳴り響き、真希と執事がもの凄いスピードで斬り合っている。
「後藤新陰流・・・空襲斬!」
空に舞い、真希は壁を足場として突っ込んだ!だが・・・
「甘いな!」
執事は突きをさばき、真希の体勢を崩した。そして、斬りつけた!
「クッ・・・!しまった・・・」
背中からは真っ赤な血がしたたり落ちる。真希にしては初歩的なミスだが、よほど怒りに震えているのだろう。
「貴様・・・殺してやる」
真希の目は怒りに満ちている、が完全に我を失っているようだ。
(あの・・・バカ。お前は冷静に斬りさばくのが信条だろうに)
俺は屋根から戦いを見下ろしていた。亜弥ちゃんは悪いがちょっと眠ってもらったが。
- 81 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月10日(火)21時11分08秒
- 「ハァァ!」
真希は斬りかかる、が肩に力が入り過ぎと、大振りしすぎでまったく当たらない。
「フ・・・滅斬流、刃の裁き!」
無数の刃が執事の服についていた。そしてそれが真希に四方八方から襲いかかる!
「うわぁぁぁぁ!」
真希に刃が突き刺さった!
「ちく・・・しょう。仕方ない、アレを使うしか・・・」
真希はふらっと立ち上がり、刀を二本持った。
(アレを、使う気か!?)
俺は驚いて立ち上がった。止めたいが、俺が言って止まるもんでもないだろう。
「そろそろ死んでもらうぞ」
執事が歩みよってきた時、真希の目がカッと見開いた。
「後藤新陰流秘奥義ぃ!」
真希は刀をクルクル回した。いよいよ出るな!
- 82 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月10日(火)21時17分32秒
- 「うおあぁぁぁぁぁ!」
雄叫びをあげると、スッと真希が消え、いつの間にか執事の後ろに。
「・・・悪いけど、勝たせてもらったよ」
真希が刀をおさめると、執事は血を吐き、さらに体から血しぶきが舞い、倒れた。
「秘奥義、疾風連牙斬・・・か」
俺は執事にちょっと情けをかけた。あれは防ぎきれない、逃げられない。
「何だ、見てたんだ・・・うっ・・・」
真希はさすがにフラフラだ。血まみれだし。
「何怒りくるってんだ、タコ!それだからまだ未熟だってんだ」
俺が肩をかしてやると、真希はニコッと笑い目を閉じた。
「心眼。これのおかげで助かった。目が途中から血で見えなかったんだもん」
- 83 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月10日(火)21時22分40秒
- 真希と共に、亜弥ちゃんを屋敷から救出。さらに知り合いの刑事に電話し、事情を説明した。
「これで大丈夫だ」
真希はまたボケモードに変化し、亜弥ちゃんをかついでいる。怪我は何故か少なくなってるし、ワケわからんわ、もう。
「あれ?剣壱どこいくの?」
俺は真希と違う方向に歩いた。
「ちょっと用事あんだ。亜弥ちゃんを裕子さんとこに運んでおいて。お前も何か食っとけ。血がたんねぇだろう」
真希はうなずき、亜弥ちゃんをかついで去っていた。
そして真希がいなくなると、俺はスっと邪眼サングラスを出した。
「汚れ役は俺だけでいいんだよ。・・・執事も許せねぇが・・・アイツラ、絶対許さねぇ」
俺はタバコに火をつけ、ある場所に向かった。
「親を仮面を被った悪魔共にゃあ、俺がボロボロにしてやる」
後藤真希VS執事 15分31秒 後藤真希 勝利
- 84 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月10日(火)21時23分14秒
- ちょっと長く更新です。
- 85 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月12日(木)21時21分52秒
- ごっちんいいねぇ。
技の名前とか、よく思いつくね、それにしても。
- 86 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月13日(金)23時01分05秒
- 俺はある場所に向かって歩いていた。
(あの野郎らだけは、地獄見せてやらなきゃ気がすまねぇよ)
俺はブツブツと喋りながら歩いた。怒りと復讐を胸に。
そして、30分後。
「ここだな・・・発信機がキッチリここで止まってら」
着いた所は、ある別荘みたいな場所。俺はドアをバン!っと開けた。
「・・・てめえら!」
いたのは、亜弥ちゃんの親。いや、もう親とも言えないヤツラだ。
「あ・・・ああ・・・お前は!くっ・・・・執事め、しくじったか」
あきらかに逃げの体勢に入ってる二人。だが、逃がさない。
「地獄、見せてやるぜ!」
- 87 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月13日(金)23時05分22秒
- ドン!
おれがそう言った瞬間、銃声が!
「グッ・・・てめぇら〜〜!」
俺の胸から流血、そして倒れた。
「フー・・・ビビらせやがって小僧が!」
安心している二人。だが、その時!
「キサマラ・・・ダケハ・・・コロス」
血まみれで俺は立ち上がり、二人に向かった。
「うわぁぁぁぁ!化け物ぉ!」
二人はすっかりビビってしまった。・・そろそろ時間である。
「ジャスト一分だ!」
俺が叫ぶと、二人は正気を取り戻した。俺には傷の跡なんかない。
「あひ・・・あひ・・・」
二人は失神寸前。こりゃ聞こえてないな。
「悪夢は・・・見れたかよ」
俺はタバコに火をつけ、二人をながめた。
- 88 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月13日(金)23時08分12秒
- だが、亜弥ちゃんを苦しめた罪は、邪眼ではすまされない。
「さて・・・と」
俺は拳を思い切り振り上げ、二人をひたすら殴った。
二人の悲痛な声聞きながら、俺はその場所を去った。
「・・・亜弥ちゃんは、目覚めたかな」
俺は裕子さんの店に戻った、すると・・・
「いらっしゃいませぇ!」
俺はその瞬間、コケた。亜弥ちゃんがウェイトレスの格好をしていた・・・。
- 89 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月13日(金)23時13分38秒
- 俺はすべてを皆に話した。
「なるほど・・ヒドイねぇ・・・」
裕子さんは悲痛な顔で唇をギッと噛んだ。
「色々、ありがとうございました!これ、代金ですが・・・」
スッと手からは1万と、100円・・・。俺は100円だけを取った。
「これでいいや。まいどあり!」
俺は奥に引っ込んだ。亜弥ちゃんは何故かポーッとしている。
「どないしたんや?亜弥」
裕子さんは?の表情。
「あの・・・剣壱さんって、彼女いるんですか?」
裕子さん、圭織、真希、あさ美はビックリした表情の後、クククっと笑った。
「え〜!教えてくださいよぉ〜!」
店には笑い声が響いた。
だが・・・また違う事件が、ある場所で起きていた。
この事件のピリオドを打つ人間が、ニヤリと笑いながらある場所を歩いていることを、俺たちは知るよしもなく・・・・。
- 90 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月13日(金)23時14分46秒
- 今日はここまでです。
>名無し読者さん
ありがとうございます!
レスはやっぱ嬉しいですね。
あと、技は自分でひたすら考えているんで。ネタ切れが心配(w
- 91 名前:43 投稿日:2002年12月14日(土)00時08分50秒
- 今、気づいた。
>>74
「亜弥ちゃんを遅い」
・・・え? ってなりますた。
>俺は100円だけを取った。
イイ!ここん所がイイ!
ただ!
>「悪夢は・・・見れたかよ」
・・・自分としては「読みがな」が欲しかったなぁ。
「悪夢(ユメ)は・・・見れたかよ。」って感じで。
- 92 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月14日(土)14時07分47秒
- >44さん
誤字だ・・・鬱・・・。
100円だけをとったってのは、まあ・・・かっこつけです(w
読み仮名ですね、気をつけます。
- 93 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月14日(土)22時11分40秒
- 翌日、ニュースを見て愕然とした。
なんと昨日俺が行った別荘が、放火、全焼、あの二人は死亡・・。
「なんてこった・・・俺、あの場所に行って来る!」
「あ、あたしもぉ!」
俺と真希は店を飛び出し、別荘に向かった。
「ひでぇな・・」
別荘は見るも無惨なぐらいボロボロ。と、その時は真希が急に後ろを振り返った。
「いる・・!ここを燃やしたヤツが!」
俺も注意深く辺りを見渡した。すると、わずかながら殺気を感じた。
俺と真希はその方向に走っていった。すると、金髪の男が立っていた。
「・・・どうやら、俺に気がついたか。さすが、執事を二人とも倒しただけある」
- 94 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月14日(土)22時17分29秒
- 俺たちは後ずさりして、身構えた。
「待てよ。こんなとこでドンパチやらかしても意味ねぇだろう。あとで『セブンスビル』に来い。ナイフの女も連れてな」
そう言うと、男は走って逃げ去った。
「セブンスビル・・・新宿○○にあるビルだよ。いい噂は聞かないね」
さすが真希は色々知ってる。
「ナイフの女ってことは・・あいつだな、ひとみを襲ったのは」
それを聞くと、真希の顔色が変わった。
「お願いがある。私とヨッスィーでそこに行かせて。・・・二人で」
−ミッション3、傷ついた少女を救え!完結−
- 95 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月14日(土)23時13分15秒
- 高電圧のスタンガン(w)は出るのかな?(www
- 96 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月15日(日)20時53分15秒
- さすがに俺一人では判断出来ないので、裕子さんに電話した、すると
「アカーーーーーン!」
・・・!耳がキィーンっていってるよ。
「あのなぁ、そいつは特S級の敵やで?それを二人?ふざけんな!」
ごもっともだ。だが、急に真希が電話をとり、裕子さんと話し始めた。そして、切ってしまった!
「OKだって!」
本当か?それは本当か?俺は知らないぞ。
「好きにしろよ。まず、ひとみを呼ぶんだな。・・・俺は行かなくていいんだな?」
真希はニッコリとして、うなずいた。
「わかった。・・・気をつけな」
と、そこで真希と別れた。その時に、小型カメラを真希につけておいた。
−死闘! 四天王青きサソリVS真希&ひとみ−
- 97 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月15日(日)20時54分30秒
- 今日は短めにここまでです。
>名無し読者さん
それは今後のお楽しみ(w
- 98 名前:boiya- 投稿日:2002年12月15日(日)21時26分05秒
- がんばってね。楽しみにまってますよ
- 99 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月16日(月)20時21分45秒
- その後、俺は裕子さんらの所へ。真希はひとみと合流して。敵の本拠地へ。
「真希とひとみは大丈夫なの?いくら二人組んでも・・・・」
圭織さんが抗議しても、裕子さんは首を横に振る。
「・・・あいつらを信じよう。モニタールームに行くぞ」
その頃真希は、ひとみと合流していた。
「じゃあ、行こうかヨッスィー」
ひとみはニッコリ笑ってうなずいた。
「んあ・・そういやさ、アイツ、そんなに強かったの?」
真希はボケモードで鋭く突っ込む。
「・・・油断してた、ってのもあったんだけどさ・・・シャレになってなかったよ」
ひとみはマジメな表情。真希はボケたまま。なんとも奇妙なコンビだ。勝てるのかどうかも疑問なくらい。
- 100 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月16日(月)20時30分17秒
- 午後6時 新宿セブンスビル到着。
真希とひとみは正面から侵入した。なんとも不用心な・・・。
「さて・・・どうしようか」
その時、モニターが突然ついた。そこにいたのは・・・
「ブルースコーピオン!」
そう、青きサソリ、ブルースコーピオン。
「待ちくたびれてた。さっさと上がってこい。トラップも兵隊もつけてない。俺一人だ」
普通なら、誰でも疑うだろう。だが、このクソ単純二人組は、エレベーターに乗り込んだ。
そして、12F。社長室みたいな部屋で、ドンと座っている、ブルースコーピオン。
「・・・早速お前らを殺させてもらう、といいたい所だが・・・名前ぐらい教えてやろう。俺は天魔 猛。貴様らが俗にいう、四天王の一人だ」
真希とひとみはバッとかまえた。天魔はニヤっと笑い、武器を取りだした。
ナイフという武器を。
- 101 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月16日(月)20時31分33秒
- とうとう100突破で更新終了です。
>ボイヤーさん
ありがとうございます。
読んでいただけて、嬉しいです。お互い頑張りましょう!
- 102 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月18日(水)19時57分21秒
- 「うおぁぁぁあ!」
真希が戦闘モードに変化し、天魔に突っ込んだ!そしてひとみはナイフを持ってかまえ、後方から援護するかまえである。
「後藤新陰りゅ・・グハッ!」
突然真希が吹っ飛ばされた!何が起きたというのか・・・。
「フ・・・そんなんじゃあ、俺には勝てないぞ」
手で押しただけ・・なのに、真希は吹っ飛ばされた。
「掌撃破・・?」
ひとみは信じられないという表情。真希はすぐ起きあがったが、悔しそう。
「そんな・・・まさか・・・」
ひとみの表情が凍りついていく。何だというんだろう?
- 103 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月18日(水)20時06分34秒
- 天魔はフっと笑い、答えた。
「お前の考えてることは、わかってる。そう、俺は吉澤流短刀術を知っている。免許皆伝だ」
天魔はナイフをスっと突き出した。
「吉澤流短刀術、疾風刃」
ナイフがダイレクトで真希に向かって飛ぶ!間一髪剣で弾いたが、真希の頬からツーっと一筋の血が。
「何で、吉澤流知ってるんだ・・?」
真希の疑問はごもっとも。その質問に答えたのはひとみだった。
「真空波を使い、ナイフを飛ばす。原理的には無理っぽいけど、それが私らの技。天魔・・あんた、アタシの親父を殺した張本人だね!?」
ひとみの形相はみるみるうちに変わっていく。ゾクっとする・・・。
- 104 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月18日(水)20時08分52秒
- 「何を言っている・・・殺したのは貴様だろうが!赤き死神が行ってたぜ」
双方の意見の食い違い。どういうことなんだ?
「何でアタシが殺さないといけないのよ!アタシが返ってきた時に殺され−」
「問答無用!」
さらに天魔がナイフを飛ばす!が真希が剣ではじき飛ばし、突っ込んだ!
「甘い・・・貴様は弱い」
天魔がそう言うと、床からナイフが飛び出てきた!真希に容赦なく襲いかかる!
「クッ!チッ!・・うわぁぁ!」
いくつかははじいたが、2,3本は真希に直撃!真希は倒れた。
「ごっちーーーーん!」
ひとみの叫び声が、フロアに響く。天魔はニヤっと笑っていた。真希は立ち上がったが、血がボタっと出ている。
「だいじょーぶ、大丈夫」
真希はフっと笑い、またかまえた。
「・・・無駄だ。お前じゃ勝てない」
真希が今度はフっと笑い、ギラっと見た。
「そいつはどうかなぁ?・・悪いけど、負けるつもりなんざないからね!」
- 105 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月18日(水)20時09分50秒
- ちょっと長い目に更新。
- 106 名前:ごっつぁむ 投稿日:2002年12月19日(木)17時10分38秒
- ということで、遊びに来ました(w
いや〜、褒めちぎりすぎッスよぉ(w
バトル物好きなんで、結構始めから読んでます。
>>15は実は自分。
お互いに頑張りましょうね〜。
- 107 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月20日(金)22時56分29秒
- 天魔はフッと笑い
「おもしろい・・そういうヤツこそ、倒しがいがあるね!」
これを聞いて、真希とひとみもニヤっと笑う。そして、再び真希が突っ込んだ!
「うおぁぁぁ!」
連続で切り込むが、天魔はナイフで受け止め、さばき、少しずつ真希を痛めつける!
「ぐっ・・(ヨッスィー!早くぅ・・・)」
真希がそろそろ苦しくなってきた。と、そこに!
「我、吉澤流を受け継ぐ者・・・我の力、悪しき者を滅すために・・・解き放て!」
ひとみがカッと目を開きナイフを大量に用意した!
- 108 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月20日(金)23時02分43秒
- 「吉澤流・・・短刀術!」
真希がバッと天魔から離れた!しかし、天魔もかまえている!
「吉澤流短刀術、弾丸刃!」
もの凄いスピードでナイフがひとみを遅う!ところが−
「後藤新陰流奥義・・疾風連牙斬!」
ナイフをなぎはらう真希!しかし、一本逃した!しかし、真希がそれを鞘を投げて止める!
「う・・・ぉ・・・」
天魔は後ずさりした!今だ!
「奥義 竜巻刃んんんんん!」
ナイフが天魔の四方八方にとびちり、回転しはじめた!しかもどんどん近づいていく!
「ぐっ・・・こ、これは!?」
天魔は抵抗しようとするが、ナイフの距離が縮まってできない!
「「あんたの負けだよ!ブルースコーピオン!」」
ナイフがすべて天魔に突き刺さり、天魔は倒れた。
戦闘時間 25分32秒 後藤、吉澤辛勝−
- 109 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月20日(金)23時07分44秒
- 「バカ・・・な・・こんな奥義が、ぐっ!」
天魔はフラフラながらも立ち上がった、が動けそうにもなさそうだ。
「悪いけど・・・・アタシは自分の親を殺すほど落ちぶれちゃいないよ」
「そうだよ!ヨッスィーはそんな人じゃない!」
真希とひとみが天魔に投げつけた言葉。天魔は唖然としている。
「じゃ・・じゃあ一体誰が!師匠を殺したと・・・?」
「クク・・・私らだよ」
出てきたのは、デカイ鎌を持った女と、ゴツイ男。
「あ、赤き死神・・・キサマラ、俺を騙した・・・のか?!」
天魔は震えた。自分が騙されていた?今までやってきたことは何だったんだ!?と。
「単純なヤツだ。まあ、そのことを悔やみながら・・・死ね!」
女が鎌を振り下ろした!が、真希が間一髪、剣で止めた!
「お、お前!・・・バカなヤツだな、さっきまでお前らを殺そうとしたのに・・・」
真希はニヤっと笑った。
「もう仲間だろ?」
- 110 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月20日(金)23時13分25秒
- 天魔は、信じられないという表情だった。だが、次の瞬間、泣き始めた。
「仲間・・・仲間か。・・何か、忘れてた暖かい言葉だ・・・」
「感傷にひたってる場合か!逃げろ!」
そこで出てきたのは、俺。俺は邪眼を使い、赤き死神を幻の世界に引き込んだ。
「く・・・何だ」
俺は天魔をかつぎ、ひとみは真希をかついで逃げた!
「フン・・あれが邪眼か。またく、イヤなもん見せやがって」
男の方は地面を殴り、ヒビをいれた。
「まったくだ。あんなクソ娘のことをね。あさ美とかいったか・・見つけたら、今度こそ抹殺してやろう・・・」
赤き死神の、高笑いがビルに響いた。
そして俺たちは、裕子さんの所へ、逃げ込んだ。
ミッション4 四天王青きサソリVS真希&ひとみ 完結
- 111 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月20日(金)23時15分37秒
- 今日は戦闘を終わらせました。
ちょっと物足りないかな?とも思いましたが、技、出まくりです(w
>ごっつぁむさん
いや〜ん(爆)
人気作家に褒めてもらえて感無量!(w
精進しやしょう!お互いに!
- 112 名前:43 投稿日:2002年12月21日(土)02時36分22秒
- >前回更新分
天魔が掌からの衝撃波使う人なら、
武器は飛針の方が良かったなぁ・・・。(ボソッ
>今回更新分
>デカイ鎌を持った女と、ゴツイ男
この分でGGXXのあるキャラとあるキャラが自分の中で出てきました。(笑
これからも期待しております、はい。
- 113 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月22日(日)19時33分55秒
- その後、ひとみ、真希、そして天魔は病院へ。
ひとみは全治2週間、真希は連戦でウケタ傷のため全治一ヶ月、天魔にいたっては全治2ヶ月・・いったいどんな戦いしたんだか。
しばらくして、俺が見舞いに訪れると、3人は談笑中。天魔も、ちょっと前までの顔は消えていた。明るい笑顔・・・元はこうなんだろーな。
「うぃ〜っす!剣壱」
ひとみは相変わらずカラ元気。真希はボケモード。天魔さん、疲れませんか?こんなヤツらと居て。
「・・天堂か。色々と世話をかけたな」
天魔、アンタそんなに腰低かったんだな。
「気にするな。そっちこそ大変だったな」
俺と天魔がフッと笑うと、ひとみと真希も笑った。
「そういえば・・・こうやって、ごっちんとアタシ、剣壱がそろうとさ〜・・・5年前を思い出すね」
- 114 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月22日(日)19時40分49秒
- 「5年前?」
さすがに天魔は知らないことだ。説明する必要があるか。
「俺とひとみが一緒に任務をこなしてる時、真希と敵対した時だな」
−5年前−
「おい!ひとみ、早く来い」
俺とひとみが任務を遂行し、脱出しようとしていた時だった。ひとみが突然立ち止まり、前方をジッと見た。
「・・剣壱、やっぱただじゃあ逃がしてくれなさそうだよ」
前に立ちはだかったのは、刀を持ち、とてつもない殺気を放っていながらも、冷たく、どこか寂しそうな目をしている真希だった。
「・・・貴様ら、逃がさないよ。これ以上先には行かせない。ここで死んでもらう」
俺とひとみは、バッとかまえた。
「行くぞ!うぉぁぁ!」
俺らは、真希を格下の敵だと思っていた。だが・・・その考えもすぐに覆された。
「吉澤りゅ・・キャア!」
ひとみが技を放とうとしたが、もの凄いスピードで真希が切り込んできた。
(こいつは・・・まずいな)
俺はかなり恐怖を感じた。今までになかった・・・こんなヤバイ敵に会うことは、と思っていた。
- 115 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月22日(日)19時43分12秒
- ブレイク3 −3人の激闘の過去〜剣壱&ひとみVS剣帝 真希〜−
題名つけ忘れた(汗)
>43さん
でも・・飛針じゃあ工夫がないかな?とか考えちゃって。
こうなったら、(0^〜^0)との因縁をつけちゃおう!と。
期待してもらって、嬉しいです。
- 116 名前:読者さん 投稿日:2002年12月24日(火)23時28分31秒
- ごっちんとの過去の対決キター!
- 117 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月27日(金)19時32分19秒
- 「(こうなりゃ・・)天堂武神流 連牙弾!」
俺もスピードのあるパンチの連打で応戦、が・・焼け石に水というのか、ノレンに腕押しというのか・・まったく効果なし。
「そんなんじゃあ・・・私は倒せないよ・・行く・・よ」
何か、何かおかしい。今の真希の言葉で俺は何かを感じたが、答えは見つからない。
「後藤新陰流・・」
真希は剣をブンブン回した。この技は・・・
「疾風連牙斬」
俺の体に無数の刃が切り込んでくる!
「ぐぁぁぁぁ!」
俺は宙を舞い、そして倒れ落ちた。
- 118 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月27日(金)19時36分13秒
- 「まずは・・ひ、一人」
ニタっと笑う真希。血まみれで倒れた俺。そして、恐怖で動けなくなっているひとみ。
「あ・・うぅ・・・うわぁぁぁ!」
ひとみは狂ったようにナイフを飛ばす、がすべてかわされる。まさに、高速というか、神速というべきか。
「よくも、よくも・・・剣壱をぉ!」
と、その時・・真希がひとみの目の前にたった。
「死ね」
その瞬間、ひとみを斜め左に切り込まれた。
「あ・・ぐぅ・・痛い」
ひとみはあらかじめ体に鎖帷子(くさりかたびら)を仕込んでいたが、やはり相当な切れ味だ。
「何故、まだ死なない?死ねば楽になるだろう?」
- 119 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月27日(金)19時40分29秒
- 「死ねないんだ・・・アタシは、まだ死ねない!仲間がいる!それに、まだ復讐を果たせていないんだっ!」
ひとみはグッと立ち上がった。俺もそれに呼応するかのように立つ。
「・・・なか・・ま?・・・うぅ・・・」
突然真希がうめき声を上げて、苦しみはじめた。そして、信じられない一言を発した!
「助け・・・て・・・恐・・い」
助けて、と確かに言った。だが、次の瞬間
「クク・・殺す。滅殺、虐殺・・・絶対に、キサマラヲキリキザム!うぉぁぁぁぁ!」
俺とひとみはあっけにとられていた、が俺もひとみも真希が苦しむ理由、こんなに狂う理由がわかったのだ。
「助けてやるよ・・絶対に。洗脳をといてやる!」
- 120 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月27日(金)19時41分57秒
- 今日はここまでです。
>読者さん
読んでくれてありがとうございます。
レスは本当に励みになります。
- 121 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月29日(日)21時28分56秒
- 期待age
- 122 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月30日(月)20時39分00秒
- 「うがぁぁぁ!」
真希がさらに狂ったように吠え、襲いかかってきた。こっちも応戦しようとした、が
(速い!)
体勢を整えるどころか、かわすので精一杯。
「ぐぁぁぁ〜ああ!」
狂い叫び、俺らに襲いかかってくる真希。どうすれば・・?
「剣壱!アタシがコイツの気をひく!そのスキに力ためて、コイツにたたき込んで!」
なるほど、オトリ作戦か・・だが・・
「危険だ!どうやって足止めする気だ?」
俺の心配をよそに、ひとみはニっと笑い
「ま〜かしときなさい!ひとむ様をなめんじゃねぇ〜ってとこをみせつけてやるわよ!」
追い込まれてる人の言う言葉かよ?
- 123 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月30日(月)20時45分09秒
- そして俺とひとみは二手にわかれ、俺は息を整え、集中。
ひとみは真希の気をひたすら引き、なんとか粘り込もうとする。普通、作戦をベラベラ喋れば、実行なんて無理だが、真希は狂っているので問題ナシ。
「ぐぉああああ!」
真希はさらに加速!ひとみは必死によけるが、真希のスピードについていけず、少しずつ傷つく。
「やば・・こうなったらぁ・・・」
ひとみはナイフを大量にとりだした。
「行くよ・・せぇのぉ!」
ナイフを一気に真希に飛ばした、が真希はすべて剣ではじき飛ばす。
「ぐおぉ!」
全てはじき飛ばした、に見えたが、真希の手にナイフは突き刺さっていた。
- 124 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月30日(月)20時52分35秒
- 「吉澤流 二刀連刃。この技はね、ナイフをいっぱい飛ばすんだけど・・ナイフの柄の所にさらに一本突き刺して飛ばす!つまり一本はじき飛ばしても、もう一本ささるんで意味ないのよ!おほほほほ」
わかりにくい説明の上に、何だ?このひとみのふざけた態度は。
「ぐぅぅぉ・・」
真希は剣をもっていた手をやられたので、思うように剣を扱えなくなった。
(時間稼ぎになったね!よっしゃあ!)
一方俺は集中力をためていた。そして、
「よし・・・行くぞ」
俺は真希に攻撃目標ロックオン!
「ひとみぃ!そいつを上に飛ばせ!」
真希が苦しんでいるうちに、ひとみは回り込み、真希をつかみ投げ飛ばした。
「うぉらぁぁぁぁ!」
真希は投げ飛ばされ、そして俺は真希へ向かって飛んだ。
- 125 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2002年12月30日(月)20時53分43秒
- 今日はというか、今年はここまで。
皆さん、よいお年を。
- 126 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月04日(土)21時25分42秒
- 「はぁぁっ!」
俺は真希の頭を殴り、さらに頭を持って地面に叩きつけた。ドォーン!と音がして、死んだかな_と思った。
「はうっ!・・う・・ぅ・・・」
真希は生きているが、さすがに気絶。しかし、はうっ!って何だよ・・オイ。
「危なかったねぇ・・強い人だよ、ホント」
何故か感心しているひとみ。危なかったのにそんなことを言えるとは、ね。
「まあ、よすぃこ様のおかげだよねぇ!ひっひっひ〜」
もう、壊れてるので無視無視。
とりあえず俺たちは裕子さんとこに真希を運び込んで、一件落着だった。
ただ、真希は目覚めて「自分が弱いせいで、こんなことになった。強くなるため修行に出る!」とか言って、どこかに去ってしまったが。
- 127 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月04日(土)21時33分19秒
- 「・・とまあ、こんなとこだ」
天魔はフフッと笑い、こう答えた。
「天堂、ひとみは人が良すぎるな。だいたい、戦ってた相手を自分の陣地に連れていくとは・・・な」
まあ、危険以外の何者でもないわな。
「いいじゃん!それに、洗脳されてたんだし、悪い人じゃないって、よすぃこ様のカンが冴えたわけよ!」
「それでさぁ、その後色々旅にいったわけ」
「ほうほう。どこ行ったの?」
ひとみは無視されて、イジけてりんごを部屋の隅でかじってましたとさ。・・・あとでなだめるの大変だったんだけど(w
- 128 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月04日(土)21時34分46秒
- 読者、そして作者の皆様、新年あけましておめでとうございます。
- 129 名前:boiya- 投稿日:2003年01月04日(土)22時10分06秒
- 名無しバッカーズさん、あけおめです。今年も楽しい小説おねがいします。
去年の楽しみに読んでいたのでw。では今年も更新がんばってください
- 130 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月06日(月)22時12分06秒
- そして、一週間が過ぎた。
さすがに回復の早い真希とひとみでも、まだ完治とはいかない。
「んあ〜・・・ひまだよぉ」
真希はベットの上でのびている。だらしない・・・。
「シャクシャクシャク・・・・うめー!このりんご」
ひとみはひとみで食いまくってるし(そのくせあんま太らないんだよね)
「・・・・・」
天魔は本読んでるし・・・って、これはまだいいけど・・・さ。
(何だよ、このだらしない雰囲気は)
俺はさすがに耐えきれなくなって、部屋を出た。
「ふう・・・ん?あれは」
- 131 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月06日(月)22時20分01秒
- 「あ・・剣壱さん」
亜弥ちゃんだった。おそらく、お見舞いにきたんだろう。
「アイツらなら・・腑抜けてる。どうだ?屋上でも行かない?」
亜弥ちゃんは、赤面し、コクッとうなずいた。
(しかし・・何で顔赤いんだ?ああ・・・寒いし、風邪かな?)
そして、屋上。
「あの〜・・剣壱さん、聞いてもいいですか?」
しばらく沈黙していた亜弥ちゃんが、口を開いた。
「ん?何だ?」
亜弥ちゃんは俺に顔を近づけた。
「運命って・・・信じてます?」
突然の質問。だが、奥が深そうで、意味のなさそうな質問。
「そうだな・・俺は運命は信じないね」
俺は空を眺め、答えた。
「それは何でですかぁ?」
- 132 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月06日(月)22時24分03秒
- 「もし運命ってのがあるんなら、俺の親が殺されたのも、皆と出会ったのも、運命か?」
予想もしなかったんだろう。亜弥ちゃんは驚いた表情だ。
「もし、今までのが全部運命だとしたら、俺は全部ブッ壊してやる!運命ってやつをね」
ちょっと俺が恐い顔をしてしまうと、亜弥ちゃんは後ずさりしてしまった。
「あ、悪い悪い」
俺はすぐにニッコリと笑い、亜弥ちゃんの肩を抱いた。
「しかし、何故そんなことを聞いた?」
「いえ、なんとなくです。もし剣壱さんと私が出会ったのが運命だったら、運命に感謝したなぁって・・・」
- 133 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月06日(月)22時29分27秒
- 亜弥ちゃんは、沸騰したように真っ赤。
「はは・・そうだな・・俺も、亜弥ちゃんと出会えてよかった」
お世辞なんかじゃない。俺の本当の気持ちが、ズバっと語られた。
「・・そうなんですかぁ。何か嬉しいなぁ、気持ちが通じてて・・」
亜弥ちゃんは俺の腕に組んできて、ピッタリとくっついた。
「あの、一つお願いしたいんです」
またか?というのも何なので、黙って聞いた。
「戦い、全部終わったらデートしてくれませんか?」
ちょっと俺も驚いたが、「全て終わったら」という言葉にひかれてしまった。
「そうだな、それもいいかな。約束だ・・そろそろ戻ろうか」
亜弥ちゃんはニッコリ微笑み、コクっとうなずいた。
その後、俺と亜弥ちゃんは病室に戻ると、またとんでもない雰囲気に巻き込まれるのだが、語るべきページもないので、省略しとこう。
- 134 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月06日(月)22時30分09秒
- 一気に更新です。
>ボイヤーさん
ありがとうございます。
お互い、読んでくれてる人のために頑張りましょう!
- 135 名前:名無し 投稿日:2003年01月07日(火)22時40分17秒
- 期待age
- 136 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月08日(水)21時35分33秒
- さらに一週間が過ぎた。
相変わらずけが人3人はボヘーっとしている。
その間に、裕子さんは赤き死神について調べていた。そして・・・
「わかったで!おい、剣壱!ちょっと来い!」
俺が渋々行ってみると、PCを見ながら裕子さんは真剣なまなざし。
「これや!ここに・・・アイツラがおんねん!」
渋谷・・・っておい!ここじゃねぇかよ!喫茶店から2〜3時間歩けばつくようなとこかよ!
「灯台もと暗し、ってやつか・・・」
「そやな。・・それで、頼みがあんねんけど・・・」
俺が何?と聞いたあと、とんでもないことを口走った。
「紺野と一緒に、コイツらを倒しに行ってほしいねん」
- 137 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月08日(水)21時42分58秒
- 「はぁ!?」
俺は大声で驚いた。
「いや・・アイツも、過去に色々因縁あるやろ。それを断ち切りたいやろうし。でも、一人やと危ない。そこでお前と行って欲しいねん」
うーん・・・さすがに一人は危ないけど、さぁ・・。
「・・・わかったよ。ただ、どんぐらいの手だてなのか、教えておいてくれ」
そして裕子さんは、マウスをクリック。
「ふーん・・・なるほど、な。俺はこの鎌のケバイおばはん相手か?」
裕子さんは苦笑いしながらうなずいた。正論を言っただけなんですけど、口が悪かった?
「気をつけや。天魔でもわかったように、強いで」
俺はうなずき、外にデタ。すでにあさ美は準備完了している。
「行きましょう・・・全て、大和ラサ対んです。そして、全てを知りたい」
あさ美の目は、光輝き、しかし殺気をわずかに持っていた。
全て、わかるのだろうか・・・あさ美・・・。
ミッション5 四天王対決!赤き死神VS紺野、天堂〜過去の傷跡〜
- 138 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月08日(水)21時43分32秒
- ちょこっと更新です。
- 139 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月11日(土)22時30分57秒
- 敵地に向かう道中、あさ美は押し黙ったまま。
(うーん・・・何とか緊張解かないと戦いにならんな)
俺はあれこれ考えていると、うーーんとうなってしまった。
「作戦考えてるんですか?」
・・・まさか、ギャグを考えてたなんて言えない。
「ま、まあ・・・そんなとこだ」
し、仕方ない!こうなりゃ必殺・・・。
「ふとんが、ふっとんだーーー!」
・・・・・・・・。
よけい重苦しくなっちまった。ダメだこりゃ。
- 140 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月11日(土)22時37分44秒
- 「フプっ・・ふふふ・・・」
んあ?何だ、ウケた?ウケたんだな!?久々にダジャレヒーーーーーット!
と、思いきや
「ありがとうございます」
へ?な、何が?笑わせたらお礼なんかい?
「私の緊張を解こうとしてくれたんですよね?」
ま、まあ第一はそれなんだけど・・自分の腕をためしたいってのもある。
「ああ・・・大丈夫か?もう」
あさ美はニッコリと笑い、腕を組んできた。そして、キッツーーーイ一言。
「でも、ギャグのセンスはないですね」
ガーーーーン・・・。やっぱ、慣れないことはやめとこ。
「はは・・・は・・は」
あさ美、笑って誤魔化したけど、軽くヘコんだよ?
そして、そうこうしているうちに、敵地に到着。
「行きましょう!」
「ああ!」
俺とあさ美は敵地に乗り込んだのだが・・・・・。
- 141 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月11日(土)22時38分44秒
- 本日はここまでです。
- 142 名前:通りすがり 投稿日:2003年01月14日(火)21時47分42秒
- タイトルに 銃 ってあったから読んでみたけど
あんまり出てこないんだね
それともこれから出てくるの?
- 143 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月14日(火)22時56分30秒
- 「げっ・・やっばいなぁ」
見張り、警備、ヤバイ人ばかり。
「突破、どうするんですか?」
俺はニヤっと笑い、ポケットからブツを取りだした。
「あ・・・邪眼サングラス」
俺はスッと着け、邪眼発動!
「よし、今だ!」
俺らは階段を上がり、そして・・・。
「ここ、かな?殺気がプンプンしてくんぜ」
俺はドアを思い切り蹴破った。そして・・・
- 144 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月14日(火)23時00分09秒
- 「お待ちしていましたよ」
赤き死神のコンビが待っていた。
「さて、別れの言葉は言わなくていいのかな?」
俺はこの言葉に冷静でいられたが、あさ美がキレてしまった。
「スカしてんじゃないわよ!さっさとかかってきなさい!」
あさ美は男の方に突っ込んだ。
「フ・・・紺野流柔術勝負か」
男はニヤニヤしながら、迎えうってきた。
「さて、アンタはどうするのよ?まさか武器なしでかかってくる気かい?」
女のほうは鎌をこちらに向け、ふてぶてしい態度。
「まさか・・・コイツがあるんだよね」
取りだしたのは・・・二丁拳銃。
- 145 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月14日(火)23時01分41秒
- >142通りすがりさん
まあ、これから出てきます。
飯田さんの主戦武器ですが、天堂もこれからです。
天堂の銃についても、色々書きたいと思っています。
- 146 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月20日(月)21時01分24秒
- 「フフ・・・そうこなくちゃあねぇ。殺しがいがあるよ」
ニヤァ〜っと笑い、鎌を突然投げる女。
「チッ!」
俺は紙一重でよけた、に思えたが、突然鎌が追尾してきて、俺の足をとらえた!
「グッ・・・くさり鎌、か・・」
俺の太股から血がしたたり落ちる。
「あーっはっは!いいザマだねぇ・・・ジワジワなぶり殺してやるよ」
ジリジリと近づく鎌女。足をやられ、思うように動けない自分。
「チッ・・銃には5発ずつ・・・あわせて10発か。それでしとめてやるか」
俺の厳しい戦いが、始まった。
- 147 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月20日(月)21時02分45秒
- 久々で短い更新です。
- 148 名前:43 投稿日:2003年01月24日(金)19時37分26秒
- 二丁拳銃ですかぁ・・・DMCのダンテみたいなの希望。
以上。申し訳。
- 149 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月25日(土)22時10分30秒
- 「はっはっはぁ!10発だってぇ?そいつは楽勝だねぇ!ホレッ!」
鎌がまた飛んできた!俺は避けようとするが、足が言うことをきかない。
「くっ!」
フラフラしながら避けたが、顔にカスって、傷がついた。
(鎌・・あれをなんとか・・・よし)
俺は銃をかまえ、二丁ともに発砲!
「無駄無駄ぁ!」
鎌で弾丸を防ぎ、そしてニヤァ〜っと笑っている。
「そんな攻撃、意味ないねぇ」
俺は下を向き、女に見えないようにニヤっと笑った。
- 150 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月25日(土)22時17分02秒
- さらに俺は発砲!しかし、全て鎖や鎌で受けられてしまう。
「無駄だと言ってるだろうがぁ!」
一発、二発、三発・・と、二丁ともにひたすら発砲。
しかし、攻撃もむなしく鎌が俺の足を突き刺した。
「ぐっ・・・」
俺はとうとうかわすことも、逃げることも出来なくなった。
「さあ・・・もう遊びは終わり。殺す」
「フ・・・かかったな」
俺は片方だけ銃を発砲!
「悪あがきはよ・・何!?」
弾丸は、鎖に直撃。そしてなんと、鎖は破壊された。
「ば、バカな」
女は信じられない、と言った感じだ。
「さっきから、俺は同じとこばっか狙ってたのに気がつかんとは・・・アホにも程がある」
俺はもう片方の、残り一発の入った銃を女に向けた。
「死ね」
その瞬間、最後の銃声が響き渡り、女は倒れた・・・・。
- 151 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月25日(土)22時17分47秒
- 更新終了です。
>43さん
お久しぶりです。
レス待ってたんで、嬉しいッス(w
ところで、DMCって何スか?(爆)
- 152 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月25日(土)23時35分42秒
- >>151
デビル・メイ・クライのことかと
- 153 名前:43 投稿日:2003年01月26日(日)00時49分04秒
- あっさり決着でしたね、鎌女。
>>151
ああ、お久しぶりです。(笑
DMC=デビルメイクライ です。
内容は主人公の青年(?)が二丁拳銃と魔剣を武器に暴れまくって
とてもカッコイイゲームです・・・・って知ってますよね?
- 154 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月26日(日)21時23分56秒
- 「ちぃ・・ヤバイな・・・」
俺は簡単に勝ったには勝った。だが、足の傷が思ったより深かった。
「歩けない・・・あさ美、大丈夫かな?」
その頃、あさ美は・・・
「うぅ・・・」
ボロボロだった。腕や足にはアザ、傷。相手は無傷という最悪の展開。
「貴様では俺は倒せん。それでもやるつもりか?」
男は仁王立ち。しかし、ニヤっとも笑わなくなっている。
「負ける・・・もんか」
あさ美はフラフラと立ち上がった。そして、素早く男に近づき、正拳打!
「やぁっ!」
ドス!っという音が響いたが、男は目をつぶったまま、微動だにしない。
「それでは無理だ。攻撃とはこうやるものだよ」
- 155 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月26日(日)21時31分09秒
- 男は思い切り拳を振り上げ、あさ美におみまいした。
「うっ!」
麻美は必死にガードしたが、どうも吸収しきれなかったようだ。
「・・・ゴホッ」
ガードしても貫通する威力。そして防御力、スピード・・どれをとってもあの鎌女とは比べ物にならないぐらい強い。
「私を止めてみろ・・・」
男はさらに拳で乱打!あさ美はガードで精一杯の上、貫通してくるため、ドンドン傷ついていく。
(強い・・・強すぎるよ・・・誰か、助けてっ!)
と、その時、腹部のガードががら空きになった。
「トドメだ!」
ドスッッ!という鈍い音。あさ美の腹に痛恨の一撃が入ってしまった。
「か・・はっ」
あさ美はその場にうずくまる。だが、男はさらに、あさ美のの頬に一撃をみまった。
バキッ!という音がし、あさ美は倒れた。
その時俺はフラフラと壁を支えにして来て、あさ美を見た。
「あ・・・あさ美!」
あさ美はピクピクとしか動かない。これは、もう危険な状態だ。
だが、俺も足をやられ、戦える状態ではない。
−絶体絶命−という言葉が俺の頭をよぎった。
- 156 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年01月26日(日)21時32分52秒
- 今日はここまでです。
>名無しさん
ご丁寧に質問に答えていただき、ありがとうございます。
>43さん
鎌女はそれほど強くなかったというか、自信過剰の人間だったということで。
男はバカみたいに強い設定です。
デビルメイクライは、見たことあるんですが、やってことはないです。
だから、あんまり知らないです(w
- 157 名前:通りすがり 投稿日:2003年01月30日(木)15時59分35秒
- >鎌女はそれほど強くなかったというか、自信過剰の人間だったということで。
>男はバカみたいに強い設定です。
拳銃の弾をはじき返しておいてそれほど強くないとは。。。
- 158 名前:読者さん 投稿日:2003年02月02日(日)23時37分03秒
- 最初から読んでますが、なかなかおもしろいです。
これからも頑張ってください。
- 159 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月04日(火)22時29分13秒
- 俺はひたすら知恵を絞った。しかし、この最悪の状況を打破できる確立は、0%。
「あさ美、しっかりしろーっ!」
ここはもう、あさ美の気力に頼るしかなかった。しかし
「う・・ぅぅ・・」
あさ美はそうとうなダメージを受けている。動けるのか?
「もう諦めろ。せめて、苦しまないように殺してやる」
最後の情けなのか。しかし、俺は諦めなかった。
「俺達は負けないさ。絶対に、勝つ」
悪あがきとしか言えない、言葉だったかもしれない。しかし、奇跡が起こる。
「そ・・ぅ・・諦め・・ない」
なんとその言葉に呼応して、あさ美がゆっくりと立ち上がった。
- 160 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月04日(火)22時36分48秒
- あさ美は体はボロボロだが、目はまだ死んでなかった。
「あたしは・・・負けない!あなたたちを許さない!絶対に、倒す!あたし自信の復讐を完結させる!」
そうだった。あさ美は、こいつらに殺されかけて、捨てられて。
「あさ美、一点破壊集中だ!」
俺は最後の気力を振り絞り、叫んだ。そして、男に突っ込んだ。
「うおおおおーーーー!」
腕を交差させ、男に突進。もちろん、わずかな時間稼ぎにしかならないが、それでも・・十分だった。
「フン!邪魔だ!」
俺は男に殴り飛ばされた。そして、バッタリ倒れた。
「一!撃!必!さぁーーーっつ!」
あさ美は、男に向けて最後の攻撃。
「無駄だ!お前の攻撃は効かん!」
男はガッチリガード。あさ美はそれでも、男に拳の一撃っをたたき込んだ。
「グ・・・っ!何だ、この威力はっ・・・こ、これは・・・」
腕を粉砕し、さらに威力を貫通させて体に。男は吹っ飛んだ。
「グ・・っ・・腕が、使えなくなったか・・。俺の・・負けだな」
事実上の、ギブアップ。あさ美勝利−。
- 161 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月04日(火)22時38分15秒
- 本日はここまでです。
>通りすがりさん
あ、ちょっと言葉が足りなかったですね。
四天王の中では、それほど強くないということです。
>読者さん
ありがとうございます。励みになります。
- 162 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月06日(木)22時57分49秒
- 男はしばらくそのまま天を見つめていた。
「何故だ」
フと出た言葉。ワケわかんねぇ・・・・。
「その小娘お一撃、何故そこまでの威力が突然?」
なーるほど・ザ・ワールド。そういうことか。
「本人に聞け。俺にゃあなんとも言えない」
と、あさ美の方を指さした。
「・・倒れてる人間にどうやって聞けと?」
俺がバっと振り向くと、あさ美はバッタリ倒れていた。
「・・・さすがに、もう限界だったか」
俺は足の痛みをこらえ、あさ美をかついで移動させた。
「・・少し、聞いてほしいがいいか?」
- 163 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月06日(木)23時05分52秒
- 「何だ?」
俺はあさ美を隅っこに運び、男を見た。
「その小娘の本当の親は、私たちではない。本当の親は、黒き十字架に−」
「その辺にしておけ。負け犬」
突然、暗闇から出てきた男と女。新たな刺客か?
「あ・・・ああ・・・」
俺はその二人の腕を見ると、そこにはなんと、とんでもない物が。
「あ・・白い矢と・・く、黒き十字架!?」
復讐の相手が、とうとう現れた。
「フン。貴様はたしか、10年前の、反逆者のガキか」
やはり、俺の両親を殺したのはこいつらか!
「く・・・ここであったが100年目!今こそ、復讐を完結させて−」
ドォン!と銃声が鳴り響いた。
「あ・・・な・・に」
俺の腕を打ち抜かれていた。白い矢の入れ墨をした、女が・・いつの間にか銃を出していた。
(き、気づけなかった!なんて女だ)
俺はバッタリ倒れて、動けなかった。殺されるのか?イヤだ!絶対、刺し違えてでも、コイツだけは!
- 164 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月06日(木)23時12分44秒
- 「フン。ま、ほっといてものたれ死ぬだろう」
黒き十字架は、俺に見向きもせず、赤き死神の方へ。
「裏切り者は、死ね」
持っていた刀で男を一突き。即死だった・・・。
(ち、畜生!)
俺は何も出来ず、ただ倒れていた。と、その時白き矢の女が血が付いて、俺の耳元で囁いた。
(ゴメンね。でも、急所は外したから大丈夫。・・・それと、私たちにもう関わらないで。あなたみたいな男を殺したくないの)
俺は愕然とした。お前は敵だろ?何故そんなことを言うんだ?
「安倍!いくぞ・・・アイツも来ていることだしな」
そう言って、二人は漆黒の闇に消えていった。
(安倍、だと?確か・・・それって)
10分後、俺とあさ美を助けに、皆が来てくれた。そして、俺は病院に運ばれてる間も、あの女のこと、十字架の野郎が強すぎて、今では歯が立たないことを考えていた。
- 165 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月06日(木)23時13分28秒
- 血がついて→近づいて
の誤字ですた。すいません(汗)
- 166 名前:43 投稿日:2003年02月07日(金)00時17分55秒
- まぁ、急展開だこと。(笑
なっちキタ―――!!!
これからも期待age。
PS.某所でGBなお話書いてます、自力で見つけてね。(爆
- 167 名前:43 投稿日:2003年02月07日(金)18時42分35秒
- >>166
× PS.某所でGBなお話書いてます、自力で見つけてね。(爆
○ PS.某所でGBなお話書いてます、もし良ければ自力で見つけてね。(爆
- 168 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月13日(木)22時51分02秒
- それから3日間、俺は目を覚まさなかった。
戦いの疲労、血の流しすぎ・・・Etc。
そして、ある雨の降る日。俺は目を覚ました。
「うー・・・ん・・」
さすがに雨の日とはいえ、明かりがあるので、まぶしく感じる。しばらく思考を停止させていたが
「あ!!あさ美・・・って」
俺が横を振り向くとあさ美は筋トレ・・何で?
「あ、やっと目が覚めました?」
いや、そうじゃなくて・・・ね。
「前の戦い、攻撃が通じなかったから、筋トレです」
・・・なーるほど、じゃなくてっ!
「傷は大丈夫かよ?」
あさ美はニコっと笑い、うなずいた。俺の方がヤバかったの?
- 169 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月13日(木)22時57分13秒
- で、落ち着いた所で、裕子さん到着。
俺がヒドイ目にあったこと、白き矢、黒き十字架のことを全て裕子さんに報告。
「なんやて・・・ほーかほーか。で?白き矢は、カオリの知り合いの可能性高い?」
俺はお茶をすすりつつ、うなずいた。
「間違いねぇな。安倍っていってやがった。それに、圭織さんから聞いた感じと一致する」
裕子さんはかなり険しい表情。
「よっし!決めた。最終決戦や!」
・・・・・・・・・・・・・・は?
- 170 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月13日(木)23時04分25秒
- 「何言ってるんです?」
ごもっともな質問。
「相手のこともつかめたんやし、ケリつけに行くで!圭織も、安倍とかいうのとケリつけたいやろうし」
ちょっと待て待て!
「勝手に決めるな!それに、俺は戦えないぞ?」
裕子さんはフフンと笑い
「あんたはいらんわ。ゆっくりしとき。デッドシティまで行って来るわ!」
そう言って出ていってしまった。
「ざけんなぁーーーっ!」
復讐相手に何もさせてもらえない?じゃあ俺が今までしてきたことは何だったんだ?
「く・・っそ!確かに、今は役に立てないかもしれない!でも・・・でも!」
その時、病室の扉が開いた。
「お、お前・・・」
一方その頃、中澤裕子、後藤真希、吉澤ひとみ、飯田圭織、紺野あさ美のチームが、新宿にある、デッドシティに到着していた。
「・・今こそ、悪の根元を絶つで!今までウチらに苦労させてきた、ヤツらを!」
- 171 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月13日(木)23時06分27秒
- 本日、ここまでです。
>43さん
いつもありがとうございます。
いやーはっはっは(壊)急展開ばっかでごめんなさい。
もしかして、風板で書いてらっしゃいます?
- 172 名前:43 投稿日:2003年02月14日(金)20時57分46秒
- >>171
今回も急展開じゃん!(笑
あ、あれにもレスはさせてもらってますけど、違います。
seekじゃないんで、書いてる所。(seekで書いてたら『某板』って表現を使いますから。)
急展開age。
- 173 名前:名無し 投稿日:2003年02月17日(月)21時06分28秒
- あげ
- 174 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月17日(月)21時13分29秒
- そして、裕子さん達はデッドシティに侵入。
「罠があるかもしれへん。気をつけや」
裕子さんが言った途端、早速・・・
「あ・・あらららら〜!」
ひとみが落とし穴に落ちていってしまった。
「あのアホ・・・」
呆れて物も言えないようだ。しかし、無情にも他の人間も罠にかかる。
「あ、しまった〜!」
圭織さんも、手をかけた所にどんでん返しの扉があり、クルっと回ってしまった。
「あ〜・・扉、動かないとぉ」
「しゃあない、個々に動くんや!後で合流するで!行くで!あさ美」
あさ美はコクッとうなずき、裕子さんと共に進んだ。
- 175 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月17日(月)21時20分28秒
- そして、圭織さんは・・。
「どーしよっかなぁ・・仕方ないね。進まないと」
圭織さんは、とりあえずズンズンと進んだ。と、進んでいると、前に道がなくなった。
「行き止まり・・?いや・・これは」
圭織さんは壁をグッと押した。すると、壁は音を立てて崩れた。
「こーいうわけね」
さらにズンズンと進もうとした、がその時!わずかな殺気を感じ、圭織さんは壁に隠れた。
「フフ・・カンが鋭いねぇ〜、カオリンは」
銃を持ち、序序に近づく人影。
「その声は・・・なっち?」
圭織さんの声は、心なしか震えていた。
「久しぶりだね・・・カオリン。そんで、ごめんね?」
圭織さんがえっ?と思った瞬間、銃声が鳴り響いた。
- 176 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月17日(月)21時21分40秒
- 今日はここまでです。
>43さん
あっはっは〜(笑)
急展開ばっかりで、ついていくの大変?
>名無しさん
あげてもらえるのはいいんだけど・・・コメントほしかったです(苦笑)
- 177 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月21日(金)22時30分13秒
- 「うっ・・・くっ」
圭織さんの腕から、真っ赤な液体がボタボタっと流れ落ちる。
「な・・何するのよ!なっち!」
「きまってるじゃない・・・・あなたたち、敵を抹殺するのよ」
白き矢・・・安倍なつみはニヤっと笑い、銃を再び圭織さんに向けた。
(殺らなきゃ殺られる!でも・・・でもっ!)
圭織さんは躊躇した。が、無情にも安倍は引き金を引いた。
が、その時、ガキィン!という音が鳴り響き、銃の弾が落ちた。
「な・・何だ!?」
あきらかに動揺する安倍。
「調子乗ってんじゃねーぞ?銃はテメーと圭織さんの専売特許だとでも思ったのか?おめでたいやつだ」
- 178 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月21日(金)22時34分54秒
- 「け・・剣壱!」
二丁拳銃を持ち、闇から現れたのは、天堂剣壱だった。
「くっ・・貴様、いつの間に!?」
俺は安倍の言葉を無視し、銃をぶっ放した。安倍は間一髪壁に逃れた。
「何チンタラやってるんすか?」
固まった圭織さんに言葉をかけると、やっと我にかえったようだ。
「・・・だって・・・なっちはアタシの親友」
それを聞いた、俺は圭織さんの頬をはたいた。
「馬鹿野郎!・・・ここにいて、親友がまともだと考えてるのかよっ!わからねぇ人だな!」
圭織さんはハッとした表情。そして、銃をグッと持った。
「そうだね・・・よし!」
圭織さんが、戦う決意をして、よしやれる!と思った矢先、安倍の言葉が。
「カオリンは・・・大事な親友だよ。そして、今この世で一番殺したいヤツでもある」
- 179 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年02月21日(金)22時35分51秒
- ちょこっと更新
- 180 名前:43 投稿日:2003年02月22日(土)01時00分48秒
- びっくりですぜ、だんな・・・。(爆
もうちょい長く戦って欲しかったなぁ、なちかおに。
そしてなっちのセリフは・・・ねぇ?(爆
でも、面白いんでageときまぁす。(笑
- 181 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月05日(水)10時35分44秒
- 保全
- 182 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月07日(金)22時42分46秒
- ゾクっとするような殺気。さっきまでニコっと笑ってた女が放つ物か?
「・・圭織さん、ケリ・・・つけてこいよ」
俺は銃を収め、圭織さんの肩を叩いた。
「・・わかってるわよ」
銃ををクルクルと回し、パシっと持つ圭織さん。
「・・・覚悟しなさいよ、なっち」
圭織さんもドン!っと殺気を放つ。
白き矢と圭織さんとの殺気のぶつかりあいで、ビリビリと地響きは鳴る。
(こいつぁ・・実力伯仲だな。・・まあいい。俺は、やるべきことがあるな)
俺は銃を再び出して、闇に叫んだ。
「出てこいよ。隠れてねぇで・・・コソコソしてねぇでかかってこい!」
- 183 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月07日(金)22時44分37秒
- いや・・お久しぶりです。
期末テストで吹っ飛んでました(w
>43さん
すんません、お待たせしちゃったよーで。
でも、復帰すぐなんで、ちょっと更新(w
>名無し読者さん
保全ありがとうございます。
正直、どこまで落ちるか、ビクビクしてますた(w
- 184 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月11日(火)22時31分59秒
- 「へぇぇ・・・うちに気づくなんてやるなぁ〜」
出てきたのは、小さな女の子・・・。
「さっきから俺に向けて殺気を出してやがったくせに・・何言ってやがる」
俺は銃を女の子に向けた。
「フフ・・おもろい人や。遊ぼう〜!ウチは亜依いうねん」
ガキ相手とは言え、油断できない。だが・・・
「笑えねぇなぁ・・・所詮、俺の相手じゃないな」
- 185 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月11日(火)22時37分49秒
- 「なんやて?」
亜依の顔がこわばる。さすがに侮辱された、と思ったろう。
「話にならん、と言っている」
俺は銃を収めて、そっぽを向いた。
「なんでや!何でウチが相手にならんねん!」
怒りに叫ぶ亜依。顔はもう真っ赤だ。
「ガキはお家に帰りな。怪我させたくないんだ。わかってくれ・・」
すると亜依は、拳をギュっと握りしめ、俺にこう言った。
「なら、ウチに勝ってみぃや!証明せぇやぁ!」
正直、気がすすまなかったが
「それでわかってくれるんなら、少し相手してやる」
- 186 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月11日(火)22時38分49秒
- 更新終了っす。
- 187 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月17日(月)14時14分00秒
- 「いくでぇ!」
亜依は何かを取りだし、俺に向けて飛ばしてきた。俺はヒラリ、とよけた。
「くっ・・やるやん!でも、ウチの武器はこんなもんじゃあ、すまへんで!」
よく見ると、武器は鞭だった。またやっかいな代物だが、所詮、ガキだ。使いこなせてない。
「鞭を持つ無知なガキときたもんだ。もうちょっとうまく使え」
さらに煽る俺の一言。亜依はもう怒り心頭!
「うるさぁぁぁい!死ね!」
亜依はドンドン攻撃を仕掛けてくる。とはいえ、鞭は結構威力があるみたいだ。
岩を砕き、壁を砕く。あれをくらったら骨イカれる可能性がある、と俺は踏んだ。
「悪いな」
俺は引き金を引き、亜依に向けて発砲した。
- 188 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月17日(月)14時26分36秒
- カキィン!と響き渡る音。
「う・・っ・・」
当たったのは、鞭。だが、鞭を持っていた亜依の手は、シビれている。
「ジ・エンドってとこだな。もう諦めろ」
すると、突然亜依は泣き始めた。
「あかんのやぁ・・負けられへ・・んのや。グスッ、お母さん助けないと、アンタを倒したらお母さんをかいほうしてくれるって」
俺は表情をこわばらせた。こんな女の子に、そんな卑劣な手を使ってまで・・。
「だから、ウチはあんたを殺すんやぁ!」
パシィン!
亜依の頬が真っ赤に腫れた。俺は、ビンタをはった。
「てめぇ・・・んなことして、助けてなぁ、お母さん、喜ぶと思ってんのか!?悲しむだろうがぁ!それになぁ、俺を殺してたとしても、お前は・・・消されるぞ!」
亜依はポロポロ涙をこぼしていた。
「・・・うっうっ・・うわぁぁぁ」
俺は亜依をそっと抱きしめ、こう言った。
「いいか・・俺は今から仲間とヤツを・・・黒き十字架を倒す。お前の母さんも助けてやる!」
亜依の涙で、俺の服が濡れていった。亜依はうなずきながらも、俺にくっついていた。
(そういや・・・圭織さんがいつの間にかいなくなったぞ?)
- 189 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月17日(月)14時28分29秒
- 更新終了〜
- 190 名前:43 投稿日:2003年03月21日(金)03時31分21秒
- あいぼんキタ━━(゚∀゚)━━!!!!!
しかも関西弁つながり・・・一本取られたなぁ!(爆
でも、自分的にはよっすぃ〜になだめてほしかったかも。
頑張ってage。
P.S 自分もseekでお話始めたんで、気が向いたら見てみて下さいませ。
かな〜りな駄文になっております・・・。(泣
- 191 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月23日(日)20時51分25秒
- その頃、圭織さんは、安倍とにらみ合っていた。
「どうしても・・・やるのね?」
圭織さんは悲しそうな表情。だが、安倍は
「仕方ないわ。運命だし・・・」
「運命」という言葉を聞くと、圭織さんの表情が変わった。
「運命ですって・・!そんなもので、すべて割り切らせてたまるもんですか!」
圭織さんの迷いはなくなった。銃口を安倍に向け、発砲した。
- 192 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月23日(日)20時59分18秒
- 圭織さんの一撃は、安倍の腕をとらえた。
「ふふ・・アハハハハ!それでいいのよ。さあ、はじめましょう!」
左腕をやられたにもかかわらず、笑っている安倍。
「狂っている・・・」
圭織さんはさらに安倍に銃口を向けたが!
(ガキィン!)
「なっ・・」
安倍のすさまじく速い発砲で、銃を弾かれた圭織さん。
「しまった!」
武器のなくなった圭織さんを見て、安倍はニヤっと笑い、ジリジリ近づく。
「チェックメイトね。さて、ただ殺すのも惜しいから、苦痛にゆがむ顔、断末魔の叫び声を聞かせてもらおうかな」
圭織さんは冷や汗をかきながら、震えていた。
(私、死んじゃうの?・・・誰かっ!)
安倍は銃口を圭織さんに向けた。
「じゃあ、ね」
ガン!!!!!!
突然、鈍い音が響き渡る!銃の音ではない。
「な・・何?」
圭織さんが目をあけると、頭に傷を負った安倍がいた。
- 193 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月23日(日)21時08分01秒
- 「受け取れ!圭織さん!」
圭織さんが、声のした方を向くと、一丁の銃が。
「こ・・これは・・」
銃を渡したのは、俺・・・剣壱。亜依も端で俺の服のスソをギュっとつかんでいる。
「まかせて!」
圭織さんはすかさず銃を発砲し、弾は安倍の右腕をとらえた。
「かはっ・・・」
安倍は銃を落とし、痛みからかうずくまった。顔を上げたところを見ると、さっきと表情、目が違っていた。
「か・・かおりん?」
どうやら、正気を取り戻した・・・という感じだ。
「わ、私・・・かおりんを・・?」
圭織さんがすかさず駆け寄り、安倍を抱きしめた。
「何も・・言わないで」
圭織さんは涙を流し、安倍も涙を流していた。
(洗脳術か・・ヤロウ、絶対許さねぇ。親友同士で殺し合いさせ、こんな小さい子を戦闘に行かせる・・。刺し違えても、殺してやる!)
俺は拳をギュっと握りしめ、青筋を立てて怒りをあらわにした。
- 194 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003年03月23日(日)21時09分38秒
- 更新終了!
>43さん
一本とるのが得意技(w
よっすぃーは別路線なんで・・・(^^;)
どこで書いてるんですか?教えてくらさい〜!
(●´ー`●)<教えなきゃ撃つべ!
- 195 名前:名無し 投稿日:2003年03月29日(土)23時01分39秒
- ageとこう
- 196 名前:43 投稿日:2003年04月11日(金)22時23分53秒
袖引っ張りあいぼんキタ━━(゚∀゚)━━!!!!!(爆
「なっちの銃をあいぼんが鞭で取り上げ、剣壱が銃のマガジンを水平に投げ、
圭織が回転して銃のマガジンがそのまま銃にセット、そして発砲。」
ってのを考えてみた。(最後の方分かんなかったら、映画「MOONCHILD」の予告編見て。)
>>194
きゃ〜!撃たないで〜!!(笑
書き始めたんだけど、某所で思いっきりヘコむ様な事言われて、
とりあえず一話終わらせて、削除依頼出しました。(泣
残ってたら見てみて下さい。「雪板」の「Weiβ Kreuz」って駄文ですわ。
頑張ってage。
- 197 名前:みっくす 投稿日:2003年05月25日(日)08時15分39秒
- 保全
- 198 名前:43 投稿日:2003年07月13日(日)22時26分21秒
- age。
- 199 名前:名無しさん 投稿日:2003年08月12日(火)02時36分01秒
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llil|l l!|ヽ||'-' 川ノ-[] ホゼンノノロイヲカケルガシ
、.,.|..l|| !!|、.,.,( )
.,,.,、ノ;;;i!! !!ヽ.., | |,.,,
,".,,.、.,.,,.、"
- 200 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003/09/11(木) 22:46
- 「かおりん・・・」
お互い抱擁している所を、邪魔するわけにはいかない。俺と亜依はその場を立ち去り、階段を上って二階へ。
丁度その頃、ひとみは地下一階にいた。
「まいったなぁ・・・どーしよ」
見事に道に迷い、さまよっていた。と、その時であった。
「フフフ・・君か?ブルースコーピオンを倒したの」
左の壁からカマっぽい声がする。左を向くと、今度は背後から声が。
「何だ・・・ただのガキじゃないの」
カチンときたひとみ。分が悪いのは百も承知。ナイフをブン!と投げ、攻撃態勢を作った。
だが、気づけば敵の二人は頭上に。
「死ね、ガキがぁぁぁ!」
金髪の男と、白髪の女。狂ったような顔で襲いかかってくる。
(まずった!・・・やば・・)
ガシィン!と言う音と、血がポタポタと落ちる音が。
「ボケっとしてんじゃねーぞ。」
- 201 名前:名無しバッカーズ 投稿日:2003/09/12(金) 22:57
- 立っていたのは・・天魔。
「嘘ぉ!何で・・あんたが・・・」
天魔はナイフをヒュンヒュンと投げながら怒鳴った。
「んなことぁあとだ!」
すると、二人組の敵が、こう言い放った。
「裏切り者か・・・」
クククっと笑う敵に対し、天魔は・・・
「裏切り?フン・・俺は真実を見つけた。洗脳や嘘で固まったてめぇらよかマシだ!」
天魔は怒りながら、口元はニヤリと。
「ひとみ、いくぜ!この阿呆どもをぶちのめーっす!」
ひとみはぱぁぁっと明るくなり、頷き・・・そして。
「吉澤流をなめんじゃないわよ?ぶち殺す!」
女とは思えない発言。天魔は苦笑しながらナイフを出した。
「身の程知らずめ・・・死ね!」
敵が怒りにまかせ、飛び込んできた。
- 202 名前:みっくす 投稿日:2003/09/13(土) 01:21
- 更新されてる〜。
待ってましたよ。
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