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Do it Now!
- 1 名前:1103 投稿日:2002年11月09日(土)10時52分47秒
- タイトルとは全然関係ありません。よっすぃー主役の青春バスケ物語を書きます。
分かりにくいところがあると思いますが、多めにみてください。
更新はだんだん遅くなると思うけど、完結したいです。
では 第1章出会い からです
- 2 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月09日(土)11時16分05秒
- 2001年S県中学校総合体育大会バスケット
優勝 R中学校 MVP 加護亜依(R中)
準優勝 F中学校 得点王 松浦亜弥(R中)
3位 K中学校 ベスト5 PG 加護亜依
4位 A中学校 SG 松浦亜弥
SF 辻希美(A中)
PF 後藤真希(F中)
C 吉澤ひとみ(A中)
特別選手賞 紺野あさ美(K中)選手兼監督
9ヶ月後
- 3 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月09日(土)11時18分41秒
- ここはM高校、今日は入学式だ。私は小学校からの親友である辻希美と一緒にこの高
校に今日から通う。今は式典が終わり、新入生のための部活動紹介が始まっている。
私とののはバスケ部に入ると決めていたが、この高校のバスケ部についてどれく
らい強いのか、とか詳しいことは全然知らないので、楽しみにしていた。
「よっすぃー、次がバスケ部だよ。楽しみだね。」
「そうだね。」
ののと話していると、ついにバスケ部の出番になった。ステージにはバスケ部の
部長らしいかわいい女の人が立っていた。
「はじめまして。バスケ部部長の三年、安倍なつみです。わがバスケ部は去年の三
年が卒業して、現在部員はわずか二人しかいません。このままだと廃部になってし
まいます。どうかバスケ部を救ってください。よろしくお願いします。」
私は気づいていた。一緒に体育館にいる何人かの上級生が、ほかの部活の紹介の
とき
ステージの上の同級生をからかったり、笑ったりして、騒いでいたのに、バスケ部
のとは、
ステージから目をそらして、沈黙しているのに。なぜだか知らないが、ここのバス
ケ部はよく思われていないようだ。
- 4 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月09日(土)11時20分06秒
- 全部の部活の紹介が終わった後、私はののに話し掛けた。
「のの、どうする。二人しか部員いないっていってたね。」
私はそれでも入るつもりだったけど、ののが入らないなら止めてもいいと思っていた。
「もちろん入るよ。だって、二人って事はのの達もレギュラーになれるってことだよ。」
「何だ、ののも同じ事考えていたのか。私ももちろん入るよ。」
「でも、よっすぃー、なんかバスケ部の紹介のとき、空気変じゃなかった。」
どうやら、ののも気づいていたみたいだ。
「私もそう思った。どうしたんだろうね。」
しかし、私達の担任が集合をかけたので、話はそこで中断した。
そして放課後、私とののは体育館に向かった。体育館では、安倍先輩が一人でシュート練習をしていた。声をかけようか迷っていると、安倍先輩がこっちに気づいたのか、突然こっちに向かって走ってきた。
- 5 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月09日(土)11時21分23秒
- 「もしかして入部希望?」
わたしたちがうなづくと、いきなり笑顔になって、
「よかった、誰も入ってくれなかったらどうしようかと思っていたんだべ。
私のことはなっちって気軽に呼んでいいよ。二人とも経験ある?」
「ええ、一応。」
ののと私は中学のとき、結構有名で、県のベスト5にも入っていた。私達はそれぞれ別の高校から推薦の話が来ていたが、ふたり一緒が言い、と断っていた。この高校を選んだのも、二人の学力で合格できて、できるだけ近いところ、と言うことで決めた。もともとバスケが好きなだけなので、強豪とか有名と言う言葉に何も魅力を感じず、二人一緒ならどこでもいいと思っていた。
「あのー、もう一人の部員はどこにいるんですか。」
しばらく三人で話した後、私は気になって聞いてみた。
「ああ、あの子は今ランニング行ってるよ。もうすぐ帰ってくると思うけど・・・・。あ、帰ってきた。」
私達が振り向くと、ののと同じ位の背の人がこっちに向かって走ってきていた。
そして、後10メートルのところで私達に気づいた。
- 6 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月09日(土)11時22分23秒
- 「お帰り、矢口。新入部員が二人も入ってくれたよ。紹介するね、吉澤ひとみさんと辻希美ちゃん。」
「「よろしくお願いします。」」
「あれ、吉澤に辻って、もしかして、A中の黄金ペアじゃない?」
「え、吉澤さんと辻ちゃんってそんなに有名だったの?だったら言ってくれればよかったのに。なっち、中学のこと詳しくないから、全然知らなかったべ。」
「いえ、そんなにすごいことはありませんよ。」
「そうそうなっち、おいらも一人入部希望者を見つけてきたよ。明日から来るって言ってたよ。二人は知っているだろ。F中の後藤真希。」
「「えっ。」」二人は同時に声を発した。
「のの、後藤真希ってごっちんの事だよねえ。てっきりどっかの有名校に推薦で入ったと思っていたのに。」
「うん。」
後藤真希と私達は何度も戦ったことがあり、同じく県のベスト5に入っていたので、県選抜の収集のときには、よく話したこともあり、仲が良かった。
「よっすぃー、でもこれでもっと楽しみになったねえ。」
「そうだよ、明日休み時間に会いに行こうね。」
- 7 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月09日(土)11時23分06秒
- 「でも、県のベスト5が三人も集まったなんてすごいべさ。」
私達が二人で話している間、矢口先輩から私達の活躍を聞いたらしいなっち先輩が、興奮気味に話し掛けてきた。
「せっかく来たんだべ。うちらと2対2でもやっていくべ。」
私達は今日から練習に参加するつもりだったので、快く引き受けた。また、先輩二人の実力を知りたいというのもあった。
「じゃあオールコートで。時間は十分でいいよね。」
「「はい。」」
矢口先輩によってルールも決まり、早速はじめることになった。
- 8 名前:1103 投稿日:2002年11月09日(土)11時24分51秒
- 今日はここまで。
週2回のペースで更新したいです。
- 9 名前:リエット 投稿日:2002年11月11日(月)19時52分48秒
- バスケット物ですか〜。
バスケット好きなので楽しみです!
今出て来てる人たちの他にも誰か出てくるんですか??
- 10 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時20分37秒
- ボールは譲ってくれて、私達から攻めることになった。
ののがドリブルで進んでいき、私はゴール付近でパスを待っている。
しかしなっち先輩の守りはしつこく、ののはなかなかパスを出せそうに無かった。
仕方なく、私からもらいに行こうとしたとき、なっち先輩が一瞬の隙を突いて、
ののからボールを奪った。するとすぐに、ボールを前方に投げ出した。矢口先輩は
私の近くにいたので、当然前方には誰もいない、と思っていたら、そのボールにな
んと矢口先輩は追いついて、そのままシュートを決めた。
結局試合は、矢口先輩のスピードと、なっち先輩の読みの鋭さ、守りの堅さで、
圧倒的にボールを支配され、私の高さ、ののの突破力を生かせず、18−38で完敗し
た。
- 11 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時21分38秒
- 試合後、これで練習を切り上げ、先輩二人と帰ることになった。
私とののは、試合の結果に落胆しながら、こんなにうまい先輩たちと毎日練習したなら、私達ももっとうまくなれる、とこれからに期待もしていました。
帰り道、好きなNBAの選手の話などをして、すっかり先輩とも打ち解け、矢口先輩に言われ、二人をなっち、まりっぺと呼び、二人も私達を、よっすぃー、ののと呼ぶことになった。
こうして、入学1日目は過ぎていった。
- 12 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時25分14秒
- 二日目、
私とののが一緒に登校していると、2年生数人に呼びとめられた。
「あんた達、バスケ部に入ったんだってね。」
「止めといたほうが言いと思うよ。」
その後は、なっちとまりっぺの悪口が続いた。
私達が無視して行こうとすると、
「このままバスケ部にいたら殺されるぞ。」
と言い残して走っていってしまった。
昼休み、まりっぺが、ごっちんがいるって言っていたクラスにののと行ってみた。
ごっちんは・・・・・いた。
自分の席でぐっすり寝ていた。私達はごっちんに近づいた。
- 13 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時26分39秒
- 「ごっちん、起きなよ。」と呼びかけると、ゆっくりごっちんが顔を上げた。
ごっちんは私達の姿を認識すると、とても驚いたようだった。
「よしこにののじゃん。二人ともこの高校に入っていたの?」
「ごっちんだって一緒じゃん。何でここに入ったの?」
そう尋ねると、ごっちんは珍しく真剣な顔をした。
「・・・ある事件の事を詳しく知るため。」
私は驚いたがなぜかこれ以上は聴いては行けないような気がしたので、話題を変えた。
それはののも同じ気持ちだったようだ。
「ごっちん、今日から部活行くんでしょう。がんばろうね。」
ごっちんも元のふにゃっとした表情に戻り、
「そうだね、二人がいるなんて楽しみになってきたよ。」
「早々ここの先輩達めちゃくちゃうまいんだよ。昨日試合したんだけど、・・・・・・」
その後もしばらく3人でしゃべっていて、私達は予鈴がなったので、自分たちの教室に戻った。
- 14 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時28分47秒
- 休憩時間
「それでこそ黄金コンビ、『重戦車』こと辻希美と『空の支配者(スカイマスター)
』こと吉澤ひとみだね。」と、私達の中学時代のあだ名をまりっぺがなっちに教え
ていた。
「『魔術師』に、『重戦車』に、『空の支配者』か、懐かしいね、のの。」
「そうれすね。後の二人、『狙撃手(スナイパー)あやや』と、『回転王(スピン
キング)あいぼん』は元気にしてますかねえ。」
ふたりではなしていると、ごっちんも話に入ってきた。
「二人のことなら私知ってるよ。あややは紺野ちゃんと一緒にY高に行って、あいぼ
んは3年連続で全国大会に出場している名門のH高に行ったらしいよ。」
「うわー、今年もH高は強くなりそうだべさ。」
「なんてったって、三年連続で、MVPを獲得してるんだもんね。一昨年は飯田圭織、
去年は石川梨華、そして今年は加護亜依か。」
いつのまにかまりっぺとなっちも話に加わっていた。
- 15 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時30分56秒
- 練習が再開した。主に3対2の実戦形式の練習だった。
練習後、今日は5人で一緒に帰ることになった。
「おいら今年はうちも全国狙えると思うな。」
「そうだべさ。全国には2校出場できるだべ、H高に負けても出れる可能性はある
んだべ。」
「なっちにごっちん、よっすぃー、のの、そしておいら。これで紗耶香がいればな
あ。」
「矢口、紗耶香のことは言わない約束だべ。」
「ごめん、なっち。」
私はその紗耶香とか言う人が、不自然な上級生の態度、朝呼び止めた2年生の話、
そしてごっちんがこの高校に入った理由、全てに関わってると思った。ののは何も
考えていないようだったけど、ごっちんは紗耶香と言う言葉にとても反応していた。
私は紗耶香さんのことについて聞こうかと思ったけど、ごっちんに止められたので、
結局何も聞けなかった。
こうして2日目も過ぎていった。
- 16 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年11月12日(火)20時37分17秒
- これで第1章は終わりです。
>>リエットさん
今出ているほかにも、対戦相手としてはたくさん出ると思います。
まあ、主人公チームはこの五人と後一人監督が入るぐらいです。
- 17 名前:リエット 投稿日:2002年11月13日(水)00時41分13秒
- 市井さんに何か鍵が・・・。
やっぱり後藤さんと繋がりがあるんですか??
石川さんも出てくるみたいで楽しみです!
- 18 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月15日(金)14時32分35秒
- んぁ?こーゆーの見たかったんです!!
更新楽しみにしております。
- 19 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月17日(日)23時54分34秒
- なんとなーーーーくだけど、
最初の方が「青のカテゴリー」に似てる・・・。
- 20 名前:第2章 理由 投稿日:2002年12月04日(水)15時19分54秒
- それからの一週間、同じ一年生とは仲良くなれたものの、上級生は何か私達に対し
て不自然なままだった。
そんなある日、いつもどおりごっちんとののと三人で放課後体育館に着いてみる
と、なっちと見たことの無い女の人が真剣に話していた。
なっちは入ってきた私達に気づいて、手招きしている。
「えっと、1年はまだ見たこと無かったね。監督兼顧問の中澤先生です。ただし先
生じゃなくて裕ちゃんと呼ぶこと。」
なっちがその女の人のことを紹介した。
「ほんまに三人も新入部員入ったんやなあ。今年は物好きが多いなあ。」
「裕ちゃん、そんなこと言わない。」
「まあ、ええわ。矢口が来たらミーティングはじめるからちょっと待っといて。」
タイミング良く矢口が体育館に入ってきた。
「お、裕子来てたんだ。顧問だったら毎日こいよ。」
- 21 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年12月04日(水)15時20分47秒
- 「まあ、いいじゃん矢口。じゃあ、とりあえず話をはじめるぞ。これからの予定に
ついてや。1ヶ月後に大会があるのは知ってるな。その大会の前に今のおまえらの
実力を知るために1週間後と2週間後に練習試合を組んだ。相手はZ高とY高だ。ど
ちらもここ数年ベスト4入りを逃したことの無い強豪や。うちらが全国行くために
は絶対たおさなあかん相手やから、練習試合でも気抜くなよ。じゃあ、後は安倍
に任す。」
- 22 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年12月04日(水)15時22分10秒
- 「はっきしいって、ここは強いと思う。Z高にもY高にもそれほど劣らないと思う。
心配なのはファウルとスタミナ。5人しかいないんだから消極的とは言わないけど、
できるだけファウルは避けるように。スタミナも同じ。きちんとフルで走り回れる
スタミナを絶対つけること。一応、対戦相手について詳しく言うと、Z高は典型的
な守りのチーム。注意すべき選手はこれと言っていないけど、しいて言えば、Cの
藤本美貴とSGの柴田あゆみぐらいなもんね。ほとんどの得点はこの二人が挙げてる。
それに対して、Y高はタレントが多いわ。みんな知ってる、スーパールーキーSF松浦
亜弥とPG紺野あさ美だけでなく、1年ではPFの高橋愛、2年では、SGの福田明日香、
3年では、Cの石黒彩、全員中学時代かなり有名だった選手ばかり。特に注意すべき
は紺野あさ美。同じ1年生の三人は対戦したことあるから知っていると思うけど、
紺野を押さえない限り勝てないと思う。」
なっちが何やらメモを見ながら言った。
- 23 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年12月04日(水)15時23分46秒
- 紺野あさ美。
万年一回戦負けだったK中をわずか三年で、県ベスト四に入らせた立役者だ。彼女を
一言で言うと、策士だ。対戦校のデータを片っ端から集めて、ありとあらゆる隙をつ
いてくる。私とののも三位決定戦では、自分たちの力を発揮できなかった、いや、発
揮させてくれなかった苦い思い出がある。ごっちんもかなり倒すのに苦労したと言っ
ている。
その他の選手も、中学時代何度か対戦したことがある。全員が一流の選手だ。
「さあ、とりあえず張り切って練習しよう。」
なっちの一声で練習が再開した。みんな気合が入っていて、いつもよりかなり
練習がきつかった。中澤先生は、ただの顧問ではないことにも気づいた。よく練習
の合間に一人一人にアドバイスをするのだが、そのアドバイスが全て的を射ていた。
ごっちんもののも感心していた。
なっちに聞いたら、中澤先生は、大学時代、日本代表候補にも選ばれたほどの実力
だそうだ。現役引退後も、数々の高校を渡り歩いて、ようやくこの高校に落ち着い
たそうだ。
- 24 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年12月04日(水)15時24分58秒
- 帰り道でも話題の中心は今度の練習試合のことだった。そして私がいつもみんなと
別れる曲がり角についた。
「じゃあ、みんなまた明日。」
「「「よっすぃー、バイバイ。」」」
なんか一人声が聞こえなかったけど、私は気にせず歩き出した。それでも五十メ
ートルほど歩くと、私は後ろをついてきているごっちんに気がついた。
「ごっちん、どうしたの?」
「ちょっとこっちの方に用があって。」
「だったら声をかけてくれれば良かったのに。どこに用があるの?」
「・・・三丁目の墓地。今日ある人の18歳の誕生日だったの。・・・生きていれ
ば。」
私は驚いたが、すぐに誰のことだか分かった。
- 25 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年12月04日(水)15時26分46秒
- 「それって、市井って人?」
ごっちんはうなづいて、私の知りたかった、市井さんについて話してくれた。
「やっぱり気づいてたんだ。・・・市井ちゃんは私の幼馴染だったんだ。小さい
ころはいつも一緒に遊んでいたし、親同士が仲良かったから、何度も市井ちゃんの
家にとまりに行ったこともあった。それは中学校入ってからも変わらなかった。
でも、去年の七月二十三日に・・・学校の屋上から飛び降り自殺したんだ。.」
私は思い出した。その次の日の七月二十四日は総体の決勝戦だった。その決勝
戦では、いつものごっちんでは無かった。凡ミスは多く、後半になってすぐに交代
もさせられていた。R中の圧勝だった。
「そっか、それで、決勝戦のとき調子が悪かったんだ。」
「うん・・・」
- 26 名前:第1章 出会い 投稿日:2002年12月04日(水)15時29分57秒
- 短い、しかも中途半端。
しかも途中から、第1章に戻ってる。
- 27 名前:1103 投稿日:2002年12月04日(水)15時40分09秒
- 遅くなって済みません。
レス忘れてました。
>>17
次の更新のときに詳しく書きます。
>>18
ありがとうございます。
登場人物がいきなり増えて済みません。
>>19
う〜む
そう言えば、主人公チームも、石川の代わりに後藤が入っただけですねえ。
チームのメンバー決めたのは、私の好みなので済みません。
ふ〜、明日ようやく中間試験が終わるので、少しは早くなれればいいなあ。
- 28 名前:リエット 投稿日:2002年12月11日(水)09時59分51秒
- 市井さんにそういうことがあったんですね・・・。
練習試合が楽しみ!
- 29 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月23日(月)01時27分03秒
- 面白いです。
続き待ってます。頑張ってください。
- 30 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時23分28秒
- 「わたしがごっちんにどうしてこの高校入ったのって聞いたとき、ある事件のこと
を詳しく知るためって言ってたけど、それって市井さんの自殺の事?」
「うん・・・、よしこも気づいてたでしょ。上級生のバスケ部に対する態度がおか
しい事に。市井ちゃんはすごくバスケが上手くて、生徒たちの人気も高かった。私
もよく市井ちゃんの試合を見に行ったことがあるから知っているけど・・・。」
「市井ちゃんが自殺する前の日、市井ちゃんが泣いてたんだって、部活が終わっ
た後。だから、市井ちゃんが自殺したのは、ほとんどの生徒はバスケ部の生徒が市
井ちゃんにひどいことをして、それが原因で、自殺したって信じているんだ。でも、
私は、そんなの信じなかった。だって、バスケ部の話しをしている市井ちゃんは、
とっても楽しそうだったんだ。だから、私は市井ちゃんの自殺の本当の理由を知り
たくて、ここに来たんだ。」
- 31 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時25分51秒
- 「でも、もちろん今は、大会近いから、バスケに集中しているよ。今日は市井ちゃんにバスケ部のことを報告しに来たのもあるんだ。・・・そうだ、明日よしこ、ヒマ?連れて行きたい所があるんだ。ののも誘って。」
「うん、ヒマだよ。ののもヒマだと思うよ。じゃあ、どこか知らないけれど、部活終わった後行こ。じゃあね、ごっちん。」
私はごっちんと別れて、家に帰った。私は、ごっちんが教えてくれた、市井さんのこ
とで頭がいっぱいだった。
- 32 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時27分28秒
- その次の日の部活終了後、私とののは、ごっちんに連れられて、ラブホテル街を歩いて
いた。
私はさすがに心配になって、ごっちんに聞いてみた。
「ごっちん、ホントにどこ行く気?大丈夫なの?」
「もう少しだから、私に任せなさい。」
「ののは、ちょっと怖いれす。」
「ほら、見えてきたよ。あそこだよ。」
「うわ〜」
「すごいれす。」
ごっちんが指差した先は、たくさんの群集でにぎわっていた。年齢も、高校生から、社会人まで、様々だった。
そして、その人たちが大声を出しながら見ていたのは、バスケットだった。
- 33 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時29分37秒
- 「いいねえ〜、ここんとこ行ってなかったから、久しぶりだよ。ここはね、ストリートバスケのフープなんだ。三人そろってたら、誰でも参加できるんだ。二人に会わせたい人もいるしね。」
「会わせたい人って?」
「いたいた、ほらあそこ」
「あれって、もしかして・・・」
「あいぼんなのれす。」
よく見ると、バスケをしていたのは、あいぼんだった。一緒のチームらしいふたりは見
たこと無かったけど。あいぼんとそれほど身長差はなく、小柄なチームだったが、
平均身長が十センチ近く離れているだろう対戦相手が相手になってなかった。
しばらくして、試合が終わったあいぼんが私達に気づいた。
- 34 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時32分44秒
- 「あれ、よっすぃ―にののやん。久しぶりやなあ。ごっちんが教えたんやな。みん
な久しぶりやなあ。ごっちんから聞いたから知ってるけど、三人ともM高に入ったん
やってなあ。まあ、ごっちんが二人を連れてきた理由は想像つくけど。うちらと試
合しにきたんやろ。ほな、早速しよか。ああ、紹介するわ。うちのチームのメンバ
ーの小川麻琴と新垣理沙や。うちらが、このフープのチャンピオンやで。」
「いや、今日は二人の特訓に来ただけだよ。今度、Z高とY高と練習試合があるん
だ。Z高との試合には間に合わないと思うけど、まあ、Z高なら勝てると思うけど。
あややや紺ちゃんのいるY高は強いから、それまで、ここで特訓をしようと思って。
もちろんあいぼん達にも協力してもらうけど。」
「なんで、うちらが協力せなあかんのや。第一うちは、あんたらの敵やで。いく
らごっちんの頼みとはいえ。」
- 35 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時35分43秒
- 「ふ〜ん、あいぼんそんなこと言っていいのかな。まあ、ただとは言わないよ。
時給300円でどう。一時間ごとに、あいぼんの借金300円ずつチャラにしてあ
げる。まあ、利息は5日で1割のままだけど。」
「ごっちんから金を借りたのが間違いやった。サラ金よりたち悪いわ。しょうが
ないわ。手伝ったる。うちらの練習にもなるかもしれんし。」
ごっちんの説得(脅迫)のおかげで、私たちはこれから、あいぼんたちと練習す
ることになった。ここのフープでは、チャンピオンの言う事は絶対らしいので、あ
いぼんが解散といったら、みんな帰っていった。
- 36 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時40分20秒
- そうして、この日から毎日特訓が始まった。特訓といっても、ごっちんとあいぼんの監督のもと、小川と新垣による、私とのののしごきといったほうが適当だが。私は、スピー
ドを、ののは、テクニックを磨かれていった。私に与えられた試練は、助走をつけ、フリスローラインからとび、ダンクを決めるといった無理に思えるような試練だった。私は
無理だと言ったが、ごっちんに、「大丈夫。よしこが、まりっぺと同じくらい速く走れるようになったら、絶対できる。」と言われたので、練習をはじめた。
ののは、あいぼんに厳しく言われながら、ハーフラインから、スリーポイントを打ちつ
づけていた。目標は6割入れることだそうだ。
- 37 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時46分40秒
- 次の日も、その次の日も、特訓を積み重ねるうちに、どんどん私もののも成長していった。私は、リングに触れる所まではいくようになったし、ののも、今では5割近い数字を
残せるようになった。ごっちんもあいぼんも、成長の早さに驚いていた。
「この調子なら、二人ともZ高との試合にも間に合うかもね。」
「うちも驚いたわ。とくにのののシュートは、あんな遠くから打ってくるとは誰も思わんやろうし。もしかしたら、あややを越すシューターになるかもしれん。」
そうして、土曜日、Z高との練習試合前日、私は、フリースローラインからのダンクを成
功させ、ののも、ハーフラインより後ろからのスリーポイントシュート100本中67本
を決めた。
- 38 名前:第3章 特訓 投稿日:2002年12月25日(水)10時48分02秒
- 日曜日、午後からの練習試合に備えて、午前中軽めの練習をした。そこで、なっちとまりっぺに私とののは特訓の成果を披露した。二人とも、予想通り驚いていた。
「よっすぃ―もののも、すごすぎだよ。ごっちん、おいらにも何か必殺技教えてよ。」
「なっちは感動したべ。これなら絶対勝てるべさ。」
そうして、練習を終え、昼食を食べていると、Z高が到着した。そして、Z高の30分程度の軽い練習が終わった後、ついに試合が始まった。
- 39 名前:1103 投稿日:2002年12月25日(水)10時56分37秒
- こんなに遅くまで、待ってもらって申し訳ありません。
ようやく次回から試合が始まりますが、へたくそなんで、あまり期待しないでください。
>>28
毎回毎回ありがとうございます。試合は次回からということで。
>>29
本当にありがとうございます。
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月26日(日)15時26分11秒
- バスケが大好きなので、続きを楽しみにしてます。
- 41 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月26日(日)22時39分40秒
- 続き待ってます。頑張ってください。
- 42 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月02日(日)08時13分24秒
- 待ってます。
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