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失くしたもの、見つけにいこう

1 名前:HR 投稿日:2002年11月15日(金)20時08分21秒
はじめましてで〜す
娘。好きなので小説書きたくなってしまいました〜

よろしくお願いしますw
2 名前:1 彼女が失くしたもの 投稿日:2002年11月15日(金)20時42分06秒


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3 名前:1 彼女が失くしたもの 投稿日:2002年11月15日(金)20時42分49秒




「よろしくね、吉澤さん」
石川は少女に、笑顔で丁寧に挨拶をした。
しかし、少女は軽く頭を下げただけだった。

「はぁ〜やっぱキショいのかなぁ」
「は?」
昼休み、屋上のベンチで一緒に昼食をとっていた柴田に石川は言った。
「なにさいきなり」
「だってねぇ吉澤さんとね、折角隣の席になったから、挨拶をしたのよ。
でも笑ってくれないしさ〜ぁ、声も出してくれないし…」
「…梨華ちゃん?」
「え?」

「知らないの?」
柴田は困ったような顔で言った。
4 名前:1 彼女が失くしたもの 投稿日:2002年11月15日(金)20時43分26秒
1学期、吉澤は学校に来ていなかった。
生徒名簿に名前はあったものの、彼女の席はいつも空席だった。
そして夏休みが明けた2学期、吉澤は初めて学校にやって来た。
始業式の後にした席替えで隣の席になったのが石川だった。
5 名前:1 彼女が失くしたもの 投稿日:2002年11月15日(金)20時44分08秒
柴田の話は、こうだった。




吉澤は幼い頃、実の両親から虐待を受けた。
そのショックで、声が出なくなってしまった。つまり、話せない。
その後施設に入れられ、最近になって里親が見つかり、今は一緒に暮らしている。
勿論、今も話すことができない。
6 名前:1 彼女が失くしたもの 投稿日:2002年11月15日(金)20時45分10秒
「…。…そうなんだ。」
「うん。…こんなこと言うのもなんだけどさ…あんま、近づかない方が良くない?
親にそういうことされた子って、自分自身も暴力振るったりするじゃない。だから…」

石川は、柴田の言葉に驚いた。
しかし、自分も少なからずそう思っていることに気付いた。

それから、石川が吉澤と話すことはなかった。
勿論吉澤は話すことはできないが、
石川から吉澤に言葉を掛けることもなかった。
7 名前:りゅ〜ば 投稿日:2002年11月15日(金)22時03分26秒
面白そうです!
更新期待!(・∀・)
8 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月15日(金)23時02分54秒
おもしろそうですね
不幸ヨシコを幸せにするのは梨華ちゃんしかありません
梨華ちゃんがんがれ!
9 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月04日(水)23時44分25秒
待ってますよ〜
10 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月12日(水)19時31分14秒
待つゾー
11 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月23日(日)11時36分26秒
待ってみる

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