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DROWNING 2

1 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年11月24日(日)17時16分22秒
なんだか、2スレ目まで逝ってしまいました(汗
その前に、同じスレッドに、同じのを立てても良いのやら・・・?

取り敢えず、前スレ
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi/silver/1025081517/
2 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年11月24日(日)17時18分35秒
 ごっちんが寝たと同時に、タイミングが良いのか悪いのか


 ケータイがブルッた。





 「・・・・?」






 ごっちんが起きないように、めいっぱい注意を払って、ケータイに手を伸ばす










 「・・・・最悪」









 何の用?




















 梨華ちゃん
3 名前:まめ大福 投稿日:2002年11月24日(日)19時34分46秒
新スレおめでとうございます☆
これで気軽にレスも出来ます(笑
イシカーさんに負けずにヨシコがんがれ〜!
4 名前:よしごま好き。 投稿日:2002年11月24日(日)21時56分41秒
新スレおめでとーございます!
いつも読んでるんですが何を書いていいかわからず・・・(汗
こんな奴ですが楽しみに待ってるのでがんばってください!
5 名前:優雨 投稿日:2002年11月25日(月)10時03分33秒
ついに2スレッド目ですね!おめでとうございます☆
これからも更新頑張ってください!
これからもずっと読ませていただきます。
6 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年11月27日(水)18時16分54秒
3> まめ大福様。> 有難う御座います(照
            ( ^▽^)に負けないで、突き通す恋愛はキツイやも(w
4> よしごま好き。様。> 有難う御座います。2スレ目感謝(w
               期待にそぐわない程度に頑張りたいですな
5> 優雨様。> はい、逝ってしまいました。2スレ目(喜
          こんな駄文ですが、最後までお付き合い頂くと嬉しい限りです。
7 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月27日(水)18時31分25秒
 少し、強張る手つきで受話器を握る


 「ー・・・もしもし?」


 『あ、ひとみちゃん。今どこに居るの?ねぇ、どこ?』


 「梨華ちゃん・・・」


 『ねぇ、この間の意味が良く分かんないんだけど。』

 『ねぇ、今、どこに居るのよ』

 『ねぇ、なんで、後藤さんが好きになっちゃったの?』

 『ねぇ、私の愛し方が足りなかったのかなぁ?』

 『ねぇひとみちゃん』




 ねぇ


 ねぇ



 ねぇ












 すがり付くような甘い声を出す梨華ちゃんに、うちは吐き気を覚えた
8 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月27日(水)18時36分09秒
 「梨華ちゃん・・・今ダンスレッスンしてるの。」

 ごっちんと一緒に

 「この間の意味、ちゃんと分かってよ。子供じゃないんだから、さ」

 うちの最後のワガママなんだから

 「ごっちんを好きになった理由は、沢山あり過ぎて分かんない。」

 心の奥底から、愛しいと思える人だから

 「梨華ちゃんの『愛』は充分過ぎる程だったよ」

 そいつを重く感じた時だって、かなりだ






 「・・・もぅ、話す事なんて、無いよ」




 止まらない吐き気に、受話器を切った
9 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月27日(水)18時39分28秒
 チラッとごっちんを見る


 穏やかな寝顔



 ふぅっと安堵の溜息が漏れる



 今の会話を聞かれたく無かった


 せめて一生、うちと梨華ちゃんの関係なんて、知って欲しく無かった





   ヴー・・・ン  ヴー・・・・ン



 携帯がまた鳴り出す





 今度はメールだった







 差出人は、やっぱり梨華ちゃん








        『許さない』











 小さな単語が、ビッシリ詰まっていた
10 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月27日(水)18時43分35秒
 「・・・ぅっ・・・」


 キモチワルイ




     ヴー・・・ン ヴー・・・ン







 さらにまた、メールが届く。





         『許さない』



         『愛してる』




 同じ文字が繰り返し繰り返し、何度も何度も送られ続けて来た












 「・・・ぐっ・・・ぅぅ!」








 そのメールは、着信拒否をするまで、届き続けた
11 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月27日(水)18時47分45秒
 ごっちんをソッと床に寝かせ


 うちはトイレに走った





 「ぐぅっ・・・・!おえええぇぇぇぇぇ・・・・」






 さっき飲んだポカリが出て行く




 「ぇえっ・・・うッ・・・ケホッケホッ」





 出もしない胃液ばかりが、口の周りをうろつく







 「おぇっ・・・ぇ」







 止まらない吐き気に、喉が痛い









 何も出て来ないのに 








 うちは吐かざるを得なかった。
12 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月27日(水)18時53分17秒
 「ケホッ・・・ゲホッ・・・・・・・おぇっ・・・」






 便器にお辞儀して




 つばとか胃液とかが、口からだらしなく垂れ落ちる







 「ハァハァッ・・・・・うっ!・・・・・ハァハァハァ・・・・」











 苦しい






 意味分かんない








 あのメールは何?








 まるで呪い文字








 あいしてると、ゆるさない










 梨華ちゃんは、一体、ナニを考えてるんだ?










 どうしてそこまで依存するの?









 分かんない分かんない












 ・・・・・・苦しい・・・・・・・
















 「ハァハァ・・・・・ごっちん・・・」










 呟く、愛しい人は、夢の中。
13 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年11月27日(水)18時56分26秒
良く良く考えたら、嘔吐のシーンは自主規制が必要だったのかな?
キモイ?キモイ?
(〜^◇^)<キショ!嘔吐キショ!!

でも、あんなメールを送られたら、たまったもんじゃありません。

( ^▽^)<ふふふ・・・許さないんだから・・・・・

(0T〜T)<ぅ・・・おえぇ・・・・
14 名前:名無し読者 投稿日:2002年11月28日(木)14時16分11秒
黒石川恐いけどイイです。
周囲の変化に気づかない後藤がほのぼのしててカワイイ。
15 名前:優雨 投稿日:2002年11月28日(木)15時03分44秒
石川さん・・・どんどん黒くなってゆきますね。
ちょっといしか〜さんが怖いけど、これからの展開すごく気になります!
それにしてもごっちん起きてなくて本当によかった。。。&よっすぃ〜頑張れ〜!!
(0T〜T)<気・・気持ち悪い・・・。
16 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年11月28日(木)17時35分30秒
14> 名無し読者様。 嗚呼、やっぱり怖かったですか(苦笑
            自分も何処まで黒くしていーのか分からないぐらいで・・・(汗
            その時のごっちんは自分でイッパイイッパイですから(w
15> 優雨様。 そうですね、止まりません(汗 梨華ちゃん一人で大暴走?
         (((((((((((( ^▽^)<しないよ!
         ごっちんは寝付いたら大抵の事では起きなさそう・・・(w
         よすぃには本当にがんがって欲しいですね
17 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月28日(木)17時43分16秒
 ある程度止まった吐き気


 うっすら滲んだ涙を拭って、キュッとコックをひねる


 ジャーッ・・・と勢い良く流れ、無くなって行く、うちの中にあったモノ


 力の入ら無い足でズルズル歩き、力の入らない手で蛇口をひねる


 両手に水をすくって、口の中に入れて、ブクブクブクブク、口をゆすぐ



 吐き捨てた、温度を上げた水には、ちょっと血が混じっていた



 「・・・はぁ・・・・」







 死にそぉ・・・・
18 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月28日(木)17時46分09秒
 二回、顔を洗って、左右に顔を振って水気を飛ばす


 「・・・ごっちん、起きたかな?」



 うちはレッスン室まで、小走りで向かった
19 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月28日(木)17時51分23秒







 「ごっち〜ん・・・って・・・」


 まだ寝てるよ




 「・・・しょーがないなぁ」



 うちは床に寝そべってるごっちんの足と腋に腕を回して抱き上げた



 俗に言う、『お姫様抱っこ』ってヤツ。



 ・・・・・・今起きたら落としそうで怖い・・・・・・








 腕と足を使って器用にドアを開け、ちょど通りかかったスタッフさんに声をかける



 「あの・・・すいません、仮眠室みたいな、寝れる場所って無いですか?」


 うちがチラッとごっちんを見ると、スタッフさんは不思議そうな顔をしたまま
 丁寧に道を教えてくれた


 「ありがとうございます」


 ごっちんを落としちゃマズイので、首だけ小さくぺコリ



 教えてもらった通りに歩き出す
20 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月28日(木)17時54分45秒
 仮眠室には、ベットが3つ4つ置いてあった


 きっと普段はスタッフさんとかが使うんだろーなぁ?



 うちは一番端の窓側にあるベットを使わせてもらう事にした





 今までの行動の中でも、ごっちんの目はピクリとも動く事は無く




 正直安心した
21 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年11月28日(木)17時59分02秒
 「ごっちぃ〜・・・ん」


 自分でも笑えるくらい、情けない声が出た


 「ごっちん・・・・」


 キュッと、手を握ってみる


 なんだか、心がスーっと楽になった







 「・・・・・・・すき。」









 未だに言えない恋心








 握った手にキス。











 それだけでも、うちは天高く舞い上がる気持ちになる
22 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年11月28日(木)17時59分40秒
スイマセン、急用が入ったので、此処までです。スイマセン
23 名前:まめ大福 投稿日:2002年11月29日(金)18時49分45秒
イシカーさん怖いYO〜!
でも、ごっちんで安堵するヨシコ可愛いvv
(Ο^〜^)<ごっち〜ん
頑張って下さい!
24 名前: 投稿日:2002年12月01日(日)04時32分42秒
初めまして〜葵と申します。
作者様、遅ればせながら、新スレおめでとうございます!
いつも読ませていただいてたんですが、感想書けなくてごめんなさいm(__)m
作者様のよしごま大好きなんで、これからも応援してます♪

いしかーさん、ホント怖い…(汗)
ごとーさん、よしこさんを癒してあげてください♪
よしこさん…がんばれ〜!
25 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月01日(日)14時41分34秒
作者様のよしごま、大好きです。
よしこ、可愛い。がんばってください!
26 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月04日(水)18時33分04秒
23> まめ大福様。 やはし怖いですよね・・・(反省
           よしこの精神安定剤はごっちんで決まりですから(w
           恋ってステキ☆(キショ
24> 葵様。 初めまして〜&有難う御座います〜♪
        おおぅ、自分のよしごま大好きですか(照 有り難い限りです!
        いしかーさんの怖さは、もう少自粛したほーがいーんでしょーか?
25> 名無し読者様。 有難う御座います有難う御座います
            頑張ります、頑張らさせて頂きます
27 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月04日(水)18時37分16秒
 スー、スーと不規則な寝息

 この寝顔を見るのは、2回目。

 天使でさえ勝てない可愛さ


 きっと誰もが、欲しがる。





 「・・・はぁっ」



 手は握ったまま

 溜息吐いて、頬擦り一つ。




 「・・・・このままが・・・いーな」
28 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月04日(水)18時40分25秒
 そうだよ、このままがイイ。

 覚醒してない状態なら、何しても分からないから

 そう・・・何を・・・しても・・・





 「ごっちん・・・好き、だよ」


 「好き」

 「好き」

 「大好き。」



 握った手にこもる力


 離れる手


 触れる頬


 触れる瞳



 「・・・分からないままで・・・いーよ」










 触れる、唇
29 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月04日(水)18時43分42秒
 触れて、離れて


 舌で湿らせて


 触れて、触れて、離れて触れて



 「・・・まき・・・」



 きっと一生呼べない名前



 きっと一生トモダチ止まりだから





 きっと一生、届けたく無いから









 「真希・・・好きだよ、真希・・・」










 こんなズルイ恋心なんて
30 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月04日(水)18時48分18秒
 こんな気持ち、初めて過ぎて分かんない


 苦しい


 気付いて欲しい


 振り向いて欲しい




 だけど・・・



 苦しい




 色んな障害


 真希の気持ち



 気付かないで


 言わないよ


 言えないよ












 きっと真希が好き過ぎて
31 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月04日(水)18時53分49秒
 もう一度、唇に触れて


 帰ろうとしたけど、名残惜しいから、もう一度。



 触れて、ずっとずっと



 無理矢理歯列を割って


 落ちている唇を拾って


 思い切り抱き付いて、抱き寄せて



 起きて、後悔してもいいように、思い切り。





 「・・・・っふっ・・・」




 息苦しいのか、唇の合間から漏れる吐息





 それすらも許さない


 もっと繋ぎたい、もっともっと




 このまま溶け合って、溶け合って、分からなくなるぐらい







 起きてよ、真希




 起きて、起きて











 起きてうちを嫌いになって
32 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月04日(水)18時58分03秒
時間切れなんで、こんな所で
あうぅ、むつかしいよ、恋心、乙女(0^〜^0)さん。

ごっちんにちゅーぅしちゃったよしこさんですが、流れ的に起きないごとーさんは最強だと思われ(w
普通起きますよね、普通は(汗

(0´〜`)<まき・・・真希・・・!
( ´Д`)<ん、あ〜・・・?・・・・zzz
33 名前:優雨 投稿日:2002年12月04日(水)19時13分12秒
ついにちゅ〜しちゃいましたねぇ・・・よしこさんってば!
ごっちん起きなかったのはすごいッス!!
この後どうなるのでしょう(ドキドキ
更新楽しみにまってます!ポンさん、頑張ってください。。。
34 名前: 投稿日:2002年12月04日(水)19時56分32秒
キスしても起きないごっちんに恋しました。完璧。
ここのごっちんいいっすねぇ。>>24さんとは違う葵です(w。
35 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月06日(金)16時18分38秒
33> 優雨様。 あい、ちゅーしちゃいました(マタヤッチャッタ!
          起きないごち0んはキングオブ睡眠賞をあげたいくらい(w
          はい。ポンさんがんばりまーっす
34> 葵様。  完璧フォーリンラヴですか(ニコ
          でもやっぱり、起きないごっちんは強い・・・(w
          あー、なんだか>>24さんとHNがカブッたみたいですね(驚
36 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時21分35秒
 キス、なんて自分からあんまりシた事無かった

 いつも梨華ちゃんから

 唇を求められたのも

 体を求められたのも


 いつもいつも・・・
37 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時24分31秒
 唇を離すと、半透明な白い糸を引いた


 うちの目の前で眠り続けるごっちん

 おとぎ話じゃ、いつも王子様のキスで起きるのはお姫様。




 うちは王子様じゃなかったみたい。



 「・・・ごっちん・・・」




 マズイ・・・



 身体が・・・・・熱いよ・・・・




 何興奮してんだよ・・・・うち・・・・




 犬みたいじゃん・・・・



 ガキみたいじゃん・・・・・







 こんな・・・・・・こんな・・・・・







 キス、だけで
38 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時27分02秒
 「ごっ・・・・まき・・・・」

 マズイよ・・・・うち・・・・人として・・・・最低な事ヤろーとしてる



 「真希・・・・」





 甘い余韻


 キスの甘さ



 名前の響き





 「・・・ゴメンね」








 うちは、抱き寄せた身体に、手を這わせた
39 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時30分15秒
 「・・・!」


 大きめなカーブに、手が届く


 やわっこい・・・あったかい・・・


 ゆっくり・・・ゆっくり・・・力を込める



 その膨らみを、無理矢理押し潰さないように



 ヤバイよ、ヤバイ


 手を離せよ



 触っちゃダメだ



 最低じゃないか・・・








 この間の・・・Jrと違わないじゃないか・・・・







 「ん・・・・ぁ・・・・・」
40 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時32分35秒
 「ひゃっ・・・!」


 真希のゆっくり吐かれた甘い吐息に耳がくすぐられる


 耳に弱いうちは、思わず首を竦める




 「・・・・真希?」




 起きたの?





 「・・・・スースー・・・・」




 ・・・・あり得ない。
41 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時36分31秒
 普通、起きるよ絶対。


 うちだって昔、梨華ちゃんに寝込み襲われた時は、直ぐ起きたのに・・・



 この人は・・・・








 「・・・スー・・・・ふふふっ」



 うっすら、真希の唇が持ち上がる



 また、市井さんとの夢でも見てるんだろうか?





 「んー・・・・・ふふっ」




 ・・・・くっそぉ、可愛いなぁ・・・・










 「ふふっ・・・・・よ、しこ〜・・・」
42 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月06日(金)16時38分50秒
 えっ?


 今・・・今、うちの名前を・・・?



 「よしこぉ〜・・・・ダメだよぉ・・・」




 「うっ、ゴメンナサイ」


 うちは寝言なのに、ごっちんに謝った




 「べぃぐる・・・・・散らかして・・・・・がき〜・・・」
43 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月07日(土)11時31分39秒
 ・・・は?

 どんな夢見てんだよこの人・・・


 「んふ、ふ・・・よしこぉ・・・・」


 うちの名前を呼んで微笑むごっちん

 こっちまでニヤけてくる


 「可愛ぃ・・・」


 ソッと触れた頬


 抱き寄せた体を、横たえて



 もう一度、キスを


 ただただ、重なるだけの、甘くも無いキスを



 瞳を閉じて、耳を澄まして



 この体一杯に真希を感じて



 部屋を出た。
44 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月07日(土)11時35分09秒


 ゆっくり、廊下を歩く

 眠らない都市を横目に

 直ぐ傍を、慌しく走り去る人達を横目に


 エレベーターのスイッチを入れる


    クゥーーン・・・   チーン!


 直ぐに来たエレベーター

 開いたドアに、人影










 「こんばんわ、ひとみちゃん」









 サーッと、血の引く音がした
45 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月07日(土)11時41分00秒
 「り・・・かちゃん」

 「フフッ、驚いた?」


 グイッと、その細腕からは想像も出来ないぐらいの力で引き寄せられる


 「嘘、だよね?」


 どうしていつも・・・どうして、いつも・・・!


 「嘘じゃないよ、ココにいるじゃない?」







 抱き寄せられて、唇が押し付けられる



 さっき、うちがごっちんにした事そのまんま





 「私はいつも・・・見てるんだから・・・」
46 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月07日(土)11時47分20秒
 見てる・・・?


 「さっき・・・ごっちんとしてた事も・・・」

 「え・・・」


 ニヤッと、意地悪く笑う梨華ちゃん


 「イケナイ子ね、ひとみちゃんは」


 『友達』の寝込みを襲うなんて、ね?


 「なっ「何で知ってるか、でしょ?」


 見てたからに決まってるじゃない



 「ひとみちゃんには合わないのよ・・・待ってる恋、なんてさ・・・」

 「現に、あんな事したじゃない」

 「答えが欲しいんでしょ?」

 「愛や恋に焦がれるよりも」

 「簡単に解る、答えが欲しいんでしょ・・・?」


 的確に突いてくる梨華ちゃんから目が逸らせない


 「私が変わりに教えてあげる・・・・」








 「絶対無理。勝ち目なんて無いし、想ってももらえないよ」
47 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月07日(土)11時52分25秒
 重なった唇に、湿った舌が


 壁に押し付けられて、頭打って、痛い


 「最低なひとみちゃんには・・・私がお似合いなのよ・・・」


 「ぅ・・・・ぐぅっ・・・!」


 口の中を支配されて、上手く喋れない


 「んぅ・・・!」


 快感に慣れてる身体は思ったよりも早く、反応してしまう


 「ぅ・・・・ぁ・・・・」



 弄る手つきに、さっきの自分が重なった
48 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月07日(土)11時53分07秒
石吉展開嫌です(泣
49 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月07日(土)12時06分09秒
黒い石川さんもまた魅力的ですよ
次の展開にワクワク
50 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月09日(月)23時04分36秒
石川、恐っ!!
51 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月11日(水)18時09分29秒
49> そう言って頂けると有り難いです(泣

50> スイマセンスイマセンスイマセンもぅちょっと自粛はしたいんですけど・・・
52 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時14分30秒
 ・・・助けて!!




 梨華ちゃんに抱かれる事に、こんなに危機感を感じたのは初めてだった


 「くぅ・・・うあぁ・・・!」


 狂ったようにキスを続ける梨華ちゃん


 うちの身体を泳ぐように漂う手付きは

 的確に的確に

 弱いところ、気持ちいいところを突いてくる



 「ふ・・・はぁん・・・」




 抵抗したくても、出来ない

 腰が引けて

 力が入らなくて


 「ほら・・・キモチイイでしょう・・・?」


 「寝てる相手より、起きてる相手のがイイでしょう・・・?」
53 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時17分27秒
 罪を責めるように言葉をたたみ掛ける梨華ちゃん

 「ヤ・・・だ・・・ぁぅッ・・・!」


 そうだよ、嫌なんだ

 抱かないで


 触らないで



 お願いだから。





 「ぅ・・・ごっち・・・!」







 浮かんでは消える、愛しい笑顔
54 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時20分14秒
 「・・・・・・・どうしてよ」



 吐き出された冷たい言葉と同時に、エレベーターのドアが開いた







 「・・・!」



 放心したようにも見える梨華ちゃんを突き飛ばして




 
 駆け抜けた






 「待ちなさいひとみちゃん!!」
55 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時21分57秒
 ビクッと肩が竦む


 でも止められない


 捕まったら・・・お終いだから




 夜の闇をすり抜けて


 いつしか振り出した雨が



 零れ出した涙をフォローしてくれた気がした
56 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時23分54秒
 人通りの少ない道に出る


 あぁ・・・逃げ切れたんだね



 安堵の溜息





 「・・・・・無駄よ」






 その声は、地を這うような低い声で






 悪魔がやって来たのかと思った
57 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時27分35秒
 「!?」


 振り返って見た梨華ちゃんはやっぱり人間で


 髪を乱して、肩を荒々しく上下して



 必死になって追いかけて来たのが目に見えて分かった


 「ハァハァ・・・・ど・・・して・・・逃げるの?」


 フラフラと、心もとない足取りで近づく梨華ちゃん


 「そんなに走っても・・・無駄なものは無駄なの」


 冷たいコンクリに、頭がぶつかる










 「ひとみちゃんは私の・・・私だけのなんだから・・・!!」




 ビィッと服の破ける鈍い音がした






 「・・・ぃ・・・やぁあ!!」
58 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時32分58秒
 飛んでいくいくつかのボタン


 裂けてしまった先週買ったばかりの薄い服


 
 無理矢理剥ぎ取られてくいくつかの布



 うちの肌を隠す布


 「イケナイ子には・・・お仕置きしか無いの!!」



 「!!?・・・ぐッ・・・ぁぁあああ!!!」




 一滴たりとも濡れて無いのに




 何度も味わった梨華ちゃんの指が




 うちを悦ばす為では無く


 

 ただ鳴かす為だけに




 何本も何本も、突き入れた
59 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時37分11秒
 「ぃ・・・たぁッ・・・かはッ・・・ぁ!!」


 「・・・本当は感じてんじゃないの・・・?ねぇ・・・ねぇ・・・!」


 ぐっ、ぐっ、と何度も何度も


 無理矢理に押し入れては出して



 その唇には、いつしか笑みが



 溢れんばかりの慈愛の笑みが







 「ねぇひとみちゃん?キモチイイ?」








 壊れたら、いくらかは楽になるのかな・・・?
60 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時41分28秒
 「り・・・かちゃ・・・お願い・・・ヤメテ・・・」


 「ひとみちゃん?人に物事を頼む時は・・・?」



 うちはまるで間接の無い動物みたいに首を下げて





 「やめて・・・ください・・・お願いします・・・・」








 クスクスと、まるで子供のように








 「嫌、よ」











 カミサマ・・・・うちに人を好きになる事は許され無いんですか・・・?











 「・・・ま、き・・・・」








 呟いて、真っ白になった
61 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時46分19秒





 気が付いた場所は、見慣れた部屋だった



 うちは最早・・・何も着てない状態で




 薄いシーツ一枚に包められていた






 「ひとみちゃん、起きたの?」



 隣には、とても清々しい笑顔をしてる梨華ちゃん




 「もぅっ、ひとみちゃんったらあんなに早くイッちゃうんだもん、ビックリしたよー?」


 目が淫猥に光る





 「物足りなかったから、私の部屋で楽しませてもらったけど」









 頭痛と吐き気がいっぺんに襲って来た
62 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月11日(水)18時51分50秒
 良く良く身体を見たら、胸を中心に、いくつかの赤黒い跡


 下に進むに連れて、数を増してく





 「それはね、オマジナイだからね?」


 ニドト、ヒトミチャンガハナレテイカナイヨウニ



 「消えたら、また付けてあげる」



 クラッと視界が眩んだ





 「もぅ二度と、ごっちんなんかを好きにならないで」







 例え梨華ちゃんの口から発せられた響きでも



 『ごっちん』を彷彿させる響きに







 うちの胸は熱く高鳴った
63 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月11日(水)18時53分28秒
今日もこんな感じに短くて申し訳(涙
いしかーさんをどれ位黒くして良いのか解りません(汗
64 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月11日(水)18時54分10秒
asgちゃったし・・・もぅ、鬱しか無いデス・・・・
65 名前:名無し読者。。。 投稿日:2002年12月12日(木)01時18分48秒
黒石、結構好きです!

66 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月17日(火)16時25分25秒
65> 名無し読者。。。様。 好きになって頂けて有り難いですー(泣
                今回もサラリと黒くしてくんで、お暇があったらまた読んで下さいー
67 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時33分13秒
 ずいぶん前に来た時に、忘れてったジャージを羽織る

 薄い、石鹸の匂いがした


 「あ、ソレ洗濯しておいたからね?」

 「・・・うん。」


 逃げれ無いんだ・・・きっと一生。


 この、重くて、冷たくて、痛い、鎖から。


 うちの小指に赤い糸なんて、最初から無い


 あるのは、首に繋がれた鎖だけ。


 ぎゅうぎゅうに締められた、鎖だけ。


 『普通の恋』が出来ないように


 『本当に愛したい人』の元に飛び込めないように




 カミサマに繋がれた、重く、冷たく、痛い、鎖。
68 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時36分05秒



 フと、窓を見たら、薄明かり


 そうか、夜が明けたんだね



 ごっちんゴメンね



 あのまま一緒に居れば良かった





 嫌われてもいい。気が付くまで触れていたかった。







 後から後から押し寄せる後悔の波が、うちの眉をしかめさせる






 「ねぇ、ひとみちゃん。お買い物に行こうよ?」


 「・・・ん?」
69 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時39分00秒
 背後から、ニュッと伸びてくる浅黒い腕

 絡み付いてくる、甘ったるい猫なで声



 「そんなカッコで、お仕事に行けないよ?」

 「・・・別に、平気だよ」

 「だーぁめ!私が嫌なの」

 「・・・・」








 逆らわずにいよう


 黙って頷いて、後ろを付いて歩けばイイ。







 逆らわずにいれば








 幾分かは楽なんだ。
70 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時45分38秒




 好きなブランドを選ばせてくれたのは、少し助かった。

 梨華ちゃんに合わせると、大抵キャピキャピピンクになってしまうから




 買った服を着て、ジャージを袋にもぐして、そのまま電車に乗った




 まだ朝早い方だから、色んな人でごった返してる



 うちらは、なるべく人の密集して無い場所を探して、人ごみを掻き分けた









 「・・・!」







 見間違いかもしれない








 愛しい背中が見える
71 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時47分24秒
 サラサラの、綺麗な栗色の髪

 首を少し、傾けて外を見てる


 見間違いじゃない


 見間違いじゃないんだ!




 ごっちん・・・!






 「あれっ?ごっちん、居たんだ」
72 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時51分36秒
 胸の奥で映える恋心をなだめて

 冷静を装って話し掛けた


 「よしこ・・・きぐぅ・・・だね」


 明らかに『不快』な顔をする


 ・・・仕方ないよね?


 「?うん。・・・あ、今朝・・・・ゴメンね・・・その・・・」


 帰りたく無かったのかも知れない


 本当はもっと傍に居たかった


 あの天使のような寝顔を独り占めしていたかった


 「ゴメンナサイ!後藤さん。私がひとみちゃんを呼び出しちゃったから・・・」





 うちのささやかな幸せ気分は、梨華ちゃんによってブチ壊された
73 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月17日(火)16時55分23秒
 「ごっちん、隣いぃ?」

 話し掛けるたびに、心臓が跳ね上がる


 うるさいぐらいに、ドクドクドクドク


 「あ・・・うん。」


 ごっちんの視線は、うちの手元。


 「よしこ・・・それ・・・」

 「ん?あぁ。あたしねー、このブランド好きでさー、良く買いに行くんだよねー」

 「そぉ・・・なんだ」


 心なしか、ごっちんが微笑んだ気がした
74 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月17日(火)16時57分45秒
今日もこんな微妙更新、そして短い(苦笑
黒いしかーさんが成りを潜めてくれた事に、ホッとしました(最悪
明日も更新出来る・・・かな?
75 名前:優雨 投稿日:2002年12月17日(火)23時15分01秒
恐るべしごとーさん・・また起きませんでしたねっ(w
そんなごっちんが私は大好きです。。。
そしていしかーさん登場・・・(((゚Д゚;))ガクガクブルブル 
怖いよ〜よしこどうなっちゃうんでしょう・・。
続きがすんげぇ気になるぅ〜!!!!更新頑張ってください〜っ!
76 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月18日(水)15時16分30秒
75> 優雨様。 うちのごっちんは爆睡大王なんでね、ちょっとの事じゃ起きません(w
          いしかーさんが有り得ないくらい黒くて申し訳(汗
          よしこは壊れてしまいそうです(泣
77 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時23分12秒


 「でも、その服、私が選んだんじゃん。」

 不本意にもね

 「そぉそぉ、梨華ちゃんがね、選んでくれたんだよねー」



 なんでか悲しい色を映すごっちんの瞳




 フッと横を向いて、居心地悪そうに、距離を取った
78 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時26分34秒
 「ひとみちゃん、お腹空いたでしょう?」

 「え・・・?うん。」

 バックの中から、丁寧に袋詰めされたべーグルを取り出す


 「ひとみちゃんがお会計してる間に、買ってきてたの。」

 「ふぅん・・・」


 確かにお腹は空いていた


 これから始まる仕事に支障をきたすわけにはいかない。


 うちは無心にべーグルにパクついた
79 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時32分00秒
 隣で何やら話し掛けてくる梨華ちゃんの声を右から左へスルーして


 うちは、チラリ、チラリとごっちんを見る


 何かを考えてるような顔


 何を考えてるんだろぅ・・・?また、市井さんの事かな・・・?


 そう思うと悲しくなった



 「ねぇ、ひとみちゃん!聞いてるの?」


 「あぁ・・・うん。聞いてるよ?」

 「もー!後藤さんばかり見てないでよ!」


 ・・・こーゆー時だけ『後藤さん』なんだ

 うちの前じゃ、馴れ馴れしくも『ごっちん』呼ばわりで 


 罵って、馬鹿にして





 こーゆーのを、外ズラが良い、と言うのだろう
80 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時36分59秒


      「おい、オッサン。何ヤってんだ?」


 うちらの耳元に、懐かしい声が届いた


 聞きたく無い、声だった



 軽く、爽やかなトーンヴォイス


 ごっちんの大好きであろう声




    「あたしの後藤に手ぇ出すなんて・・・イイ度胸してんなぁ!」

    「いちーちゃん!?」





 そう、市井紗耶香さんだ
81 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時41分05秒
 グッと中年の手を捻り上げ、ごっちんに向かって笑いかける


 「よっ後藤!相っ変わらず襲われやすいなぁ」

 「なにソレ!?ひっどーい!!」

 「あははははは♪」



 カラカラと気風良く笑う姿


 照れながらも、嬉しそうに笑う姿



 一番、見たくない光景だった





 「いちぃ・・・さん?」




 どうしてあなたはここにいるんですか?
82 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時43分45秒
 「なんだ吉澤も居たのか?だったらちゃんと後藤見ててやれよ!
  チカンされてたんだぞ!?」




 ・・・・なんだって・・・・・!?











 うちは一瞬、目の前が真っ暗になった
83 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時48分22秒
 電車を降りると、市井さんは痴漢を駅員に突き出しに行った


 うちらには、仕事があるだろうから、と先に行かせた



 「ごっちん・・・ゴメンね、気付いて上げられなくて・・・」


 気付いて上げられなかった自分が、もの凄く、嫌いになった



 「大丈夫だよぉ。いちーちゃんが助けてくれたし」






 ごっちんの言葉が、うちにトドメを刺す
84 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時51分47秒
 泣きたくなった


 情けなくて情けなくて



 今日、どんな顔してごっちんを見ればいいのか、解らなくなった



 今日、どうして市井さんが居るのか解らなかった







 泣きそうだ





 頭が痛くなる







 泣き出してしまいたい。










 こんな不甲斐無い自分に対しての、悔し涙。
85 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2002年12月18日(水)15時53分15秒





      ・・・・それからだったかな・・・・・?
      ごっちんがうちを軽く避けるようになったのは
      日ごとに態度が変わったのは・・・
86 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月18日(水)15時56分05秒
やっとココまで来ました。市井さんの再来。
すでにいしかーさんの存在を忘れがちな自分ですが、何か?(爆
・・・・・嘘です。忘れてません。これからまた黒い展開になります(泣

嗚呼!よしこの想いが届く日は何時!?
87 名前:優雨 投稿日:2002年12月20日(金)00時18分19秒
いしかーさん黒っ!!(w
よっすぃ〜貞操の危機!?続きが激気になります・・・!!
ポンさーん、今回も頑張ってくだせぇ!!!!
毎日見にきまっす☆
(^▽^)<イケナイ子ね・・・
(○;^〜^)<んぅ・・・(梨華ちゃん怖い・・)
88 名前:優雨 投稿日:2002年12月20日(金)00時30分11秒
すみません〜この間のを読み返していて、今の話とズレたレスしちゃいました・・・。

ついに市井さん登場しましたねぇ〜カッコイイ登場シーンでちょっと萌え〜。
でもよっすぃ〜の気持ちを考えると・・・。
次の展開がきになって歯も磨けません!(w
更新頑張ってください☆
89 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2002年12月20日(金)14時38分24秒
87、88> 優雨様。 ズレててもおっ圭ですよ(w
            よしこの貞操はもー奪われてるんで、悪しからず(爆
            市井ちゃんにはカッコ良く在ってもらわないとですよ(妄想
            でも歯は磨いて下さい(爆笑
90 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)14時44分03秒
 「・・・・はぁっ」


 なんでうちは梨華ちゃんと二人っきりでご飯食べなきゃイケナイんだろ・・・?

 本当は・・・ごっちんと食べたかったのに・・・



 「ひとみちゃん?なんで溜息ばっかり吐くの?」


 「・・・・・別に、疲れてるんだよ」





 半分ばかり残ってるミートソーススパゲッティー


 「・・・ゴメン。先戻る。」



 それだけ言い残し、伝票掴んで逃げた
91 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)14時46分38秒
 梨華ちゃんは止めなかった


 ありがたかったケド、なんだか不気味だった












    ガチャガチャ!  キィッ







 「・・・・はぁっ」





 溜息を吸い込むのは、屋上の広い空気。
92 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)14時49分35秒
 クッと上を見上げる


 独りになって、肩の荷が降りたのか、涙が出た



 一つ・・・二つ・・・



 フェンスに寄っかかって、ギュッと瞳閉じて



 流れるだけ、涙を流した
93 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)14時51分39秒
 下唇を噛んで


 声を押し殺して



 「ごっちん・・・・・」











 搾り出た声はいつも愛しい響き
94 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)14時53分31秒
 「なんだ、吉澤はやっぱり後藤が好きなんだな?」



 「!?」



 急にかけられた声



 ズバッと勝手に人の気持ちを









 何様のつもりですか?












 市井さん
95 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)14時56分22秒
 ドアの前に立った市井さんは、うちに二カッと笑いかけて


 「屋上で泣く、なんて後藤みたいだな」、と





 ・・・・ごっちんみたい・・・・




 「まぁアイツは、吉澤みたいに綺麗に泣かないケドな。 ハハッ」



 くしゃっと前髪を掻き上げる姿はサマになってた
96 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)17時08分51秒
 「・・・・何の用ですか・・・?」


 そうだよ、この人はなんでココに来たんだ?


 「いやぁ〜後藤に振られちゃってさぁ〜」


 「・・・・告白でも・・・?」


 「いんや、昼誘ったのはいーんだけどさぁ、途中でワケ分かんない事行って戻っちまった。」


 そゆわけで、コレ。とコンビニの袋をガサガサ揺らす


 「ちなみに?吉澤ちゃんは?」


 皮肉のこもったようにも聞こえる言葉


 「・・・食べましたよ」



 半分残したケド。


 「ふ〜ん」


 市井さんは不思議な顔をしながら、袋からパンを取り出し、噛り付いた
97 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)17時12分30秒
 「おっ、コレ美味い♪」


 一口かじったパンを見詰め、満足そうにニヤリ


 「吉澤ちゃんも一口どぉ?」


 「〜、吉澤『ちゃん』はヤメテ下さい。」


 「はいはい、吉澤ちゃん。」



 こ・・・この人は・・・!









 「ところでさ、吉澤ちゃんは後藤に告らないの?」


 「なっ!」
98 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)17時20分24秒
 「なんで吉澤ちゃんが後藤を好きか分かるかって?」


 うちは驚き過ぎて、声が出なく、何度も何度も頷いた


 「てか、バレバレなんだけどね?態度で、さ」

 「態度・・・ですか?」

 「市井もそーゆー時期とかあったし、なんとなく分かるんだよ
 恋してるヤツとか、その相手とかさ」

 腕を組んで、うんうん。と一人納得したような顔

 「・・・・はぁ」


 「吉澤ちゃんってさ、後藤かなり意識してるよな?
 番組とかでも、後藤の隣に居るとズイブン表情も違ってきてるし、良く喋る。
 嬉しいんだろ?隣に後藤が居るから。 だから、テンションも上がってくるだろ?」


 的確にうちの気持ちを当てる市井さん


 確かにそうだ


 うちはごっちんの傍が凄く居心地良い


 今まで作った事の無いような笑顔や態度


 自分でも驚くくらいに



 「んで?いつ告っちゃうの?」
99 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)17時28分55秒
 ギクッと心が痛んだ

 市井さんがあまりにも真っ直ぐな瞳で見詰めるから

 その口元が、真一文字になってるから


 「その・・・出来ませんよ・・・一生。」

 「どうして?」

 「だって・・・ごっちんがうちを思ってくれてるワケでも無いし・・・」


 それに、うちは梨華ちゃんに縛られる運命なんだから・・・









 「はぁ?ばっかじゃねぇ?」


 「ばっ!バカとはなんですか!?こー見えてもうちは頭が良いんですよ!?」


 アメリカの首相(ソビエトだっけ?)だってちゃんと言えるんだから!


 「そーゆー『バカ』じゃねーよ。
 吉澤ちゃんさぁ・・・自分の気持ち押し殺して生きて居たいワケ?
 それってさーかなり不自由じゃない?
 目の前に好きな人が居る!でもアタシの気持ちは言えないわ!じゃさーダメなんだよ
 後藤が吉澤ちゃんをどー思ってるなんて、後藤自身にしか分からないじゃない?
 それとも何?吉澤ちゃんは人の気持ちが解るエスパーなの?」


 まくし立てられる言葉に、飲み込まれる
100 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)17時37分48秒
 「確かにうちは・・・エスパーでも何でもありません・・・だけど・・・!」


 「後藤が女の子を・・・吉澤ちゃんを好きになるハズが無いって?」

 「・・・はい。」

 「どうして?」

 「分かりません・・・だけど・・・」


 「わっかんねーヤツだなぁ、吉澤ちゃんは」

 「分かんなくて良いですよっ」


 うちはプイッと市井さんから目を背ける


 「コラッ、吉澤ちゃん」


 「ふぉっ?」


 急に頬を挟まれて、市井さんの方を向かされる


 「人と喋る時は、人の目を見て話しなさい。」


 「・・・・ふぁい・・・・」



 頬を強めに挟まれて、上手く喋れない



 「吉澤ちゃん、なんでそんな微妙な返事なのさ?」


 分かっているクセに、からかうような笑顔


 「いひーはんがほっへふはんでるはらじゃはいでふか――!!」
 約(市井さんがほっぺ掴んでるからじゃ無いですか――!!)


 「あはははは!何言ってるかわっかんねー!!」


 ほっぺを挟んだまま爆笑する市井さん

 絶対唾飛んで来るから。この距離じゃ



 「いひーはんふぉひひはふ――!!!!」
 約(市井さんの意地悪――!!!!)





 ごっちん助けて!
101 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2002年12月20日(金)17時38分45秒
今日はココまでですね〜
ほっぺを挟まれても喋るよしこさんが愛らしい(w
102 名前:まめ大福 投稿日:2002年12月21日(土)11時08分38秒
いちーちゃん登場!
ヤタッ!
相変わらず読んでるんで、頑張ってください。
103 名前:ごーしゅ 投稿日:2002年12月26日(木)22時59分32秒
初めましてポンコツろぼっと様。
ごーしゅという者です。
ずっとROMってました、ヒソーリと。
応援してます、頑張って下さい!
104 名前:名無し読者 投稿日:2002年12月28日(土)09時01分42秒
( ゜皿 ゜) タイキ チュー!
105 名前:優雨 投稿日:2002年12月31日(火)01時06分44秒
お久しぶりですわ〜☆
なにげにカッコよく、そしてガキっぽい市井さんにLOVEになりました!
よしこさん、梨華ちゃんから無事に逃げましたね〜(ホッ
でもこの後なにか起こりそうな・・・(^〜^;0)
まだまだ気になって歯が磨けないような予感が・・・(それはヤバイって。

更新、頑張ってくださいませ〜☆首を伸ばしながら待ってますんで。(w
106 名前:ぽんこつロボット 投稿日:2003年01月10日(金)13時29分10秒
102> まめ大福様。 よしこ視点だといちーちゃんは動かす回数が増えて面白いカンジです♪
           がんがりますんで、マターリ待ったって下さい(汗
103> ごーしゅ様。 初めまして〜
            ROMでも、見てて下さってて有り難いです!
            頑張ります!
104> 名無し読者様。 待機させて申し訳無いです(泣
105> 優雨様。 自分の中のいちーちゃんはこんなカンジなんです(苦笑
           起きますよ?ウフフフフ(怖
          でも歯は磨いて下さい(w
          本当、待たせてしまって皆様に申し訳無いです(汗
          今から頑張ります故。
107 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)13時41分05秒
 ・・・マズイ・・・このままだとよだれ出る・・・絶対出る



 「あははっ、吉澤ちゃんって面白いなぁ」

 「・・・へぇははひへくははい」
 訳(・・・手ぇ離して下さい)


 「ん〜?はいはい、分かった分かった」


 パッと離れる両の手

 ・・・アゴが痛い・・・


 「あ〜、面白かった、じゃ市井は戻るわ。」

 市井さんは満足そうな顔を浮かべ、屋上を出て行った








 「・・・・・なんだったんだ・・・・・?」






 うちはその場にペタン、と座り込んだ
108 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)13時44分28秒
 ・・・・うちも戻ろう


 ハァッと深い溜息を吐き出すと、うちは立ち上がった



 「なんだひとみちゃん、こんなトコに居たんだ」




 持ち上がった風景の向こうに、梨華ちゃんが笑ってた








 市井さんとは違う脱力感









 絶望感、と言ってもオカシク無い。
109 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)13時46分04秒
 「ねぇ、ひとみちゃん?」


 「・・・・何?」







 「私ね、後藤さん好きになっちゃったカモ。」










 ・・・・・・なんだって!!?
110 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)13時51分15秒
 うちの表情を見て、クスリと笑う梨華ちゃん


 「う・そ」



 「・・・は?」



 「・・・の反対。本当。」



 「え・・・・」



 「さっきちょっと話したんだけど、やっぱごっちんって顔綺麗だし〜?」



 ヨゴシタラ、ドンナカオスルカナッテ










 目の前で妖しく笑う梨華ちゃんにうちは息を飲んだ





 嫌だ




 ごっちんにだけは手を出さないで




 駄目だ








 ごっちんを守る資格はうちにあるの?








 否












 梨華ちゃんに手を出されたら・・・・・・










 許せない








 お願い、ごっちんには目を向けないで












 でも・・・










 でも・・・・・













 ごっちんが梨華ちゃんを好きになってしまったら?













 うちはドコに行けばいいの?
111 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)13時58分59秒
 「あ、ゴメン、そーいえば、ひとみちゃんもごっちん好きだったよね?」



 ワザとらしく手を叩く梨華ちゃん



 「じゃあさ、勝負しよっか?」


 「しょう、ぶ?」



 「どっちが早く、ごっちんをオとすか」




 ニヤニヤと、嫌な笑い方




 「受けるでしょ?トーゼン」



 うちの脳裏にはごっちんでいっぱい





 「や・・・・勝ち目無い、し」










 でもゴメン




 きっと無理だって思うから
112 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時00分57秒
 「あ、そう。 ひとみちゃんって意外と引け腰ねぇ」


 クスクス、クスクス


 うちを嘲け笑う声




 「だって・・・・無理だもん・・・・・」





 負け犬でいい






 うちは幸せにはなれない



 なっちゃイケナイ





 そう、負け犬でいぃんだ
113 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時03分28秒
 「なんだツマンナイ。」


 それだけ言うと、梨華ちゃんはクルッと踵を返して去って行った






 「・・・・・ぅ・・・・・」





 ごっちん、ゴメン



 うちは弱いんだ





 うちは悪い子なんだ













 梨華ちゃんの気持ちがごっちんに向かえば









 うちへの気持ちが薄れる、と思って











 一瞬安心しちゃったんだ












 ごっちんゴメン












 でも、うちはこんなヤツなんだ
114 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時07分01秒
 涙は止まらなかったし、意識は朦朧としてて



 でも、うちはナニかを感じて






 フラッと立ち上がった




 それは第六感に似ていて






 なんだか無償に、楽屋に戻りたくなった



















 それがどうしてかは、分からない
115 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時12分23秒


 重い足取りで楽屋に向かう




 なんだか、やけに廊下が長い気がした






 楽屋の前に立つ





 ドアを開けるのにためらう








 だって、なんで戻るのかさえ、分かっていない



 休憩時間はまだ結構ある








 どうしてこんなに早く?




       カチャッ





 ノブが勝手に回って、ドアが勝手に開いた


 「あら、ひとみちゃん」



 ドアから出てきたのは、梨華ちゃん




 「ふふっ」








 嫌味な笑みを溢すと、うちの横をすり抜けて走り去った






 うちはそのまま、吸い込まれるように楽屋に入った
116 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時16分00秒
 楽屋には、一人だけちょこんと座ってる人が居た



 「あ・・・ごっちん・・・」



 ごっちんは、少し戸惑ったような顔をしていた





 それは、うちが来たせいなのか、梨華ちゃんがナニかしたのか







 分からない






 
 分からないから、なんか気まずかった
117 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時19分52秒
 「梨華ちゃんが・・・なんか嬉しそうに出てったケド・・・なんかあったの?」

 「分ぁ〜かんない」

 「そか・・・」



 やっぱり・・・うちかなぁ・・・・?




 「よしこぉ〜、ちょっとこっち・・・来て?」


 小さく手招きするごっちん


 「ん?何?」


 いつものクセで隣に座ってしまう




 ヤバイ・・・・嫌かなぁ・・・・?


 「ん〜とね、ん〜とね」


 膝を摺って、うちの背後に回るごっちん


 「・・・ごっちん?」
118 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時24分57秒
 後ろに居るから、ごっちんの表情が分かんない


 「ごっちんどーしたのさぁ?」


 なんか付いてたカナ?


 振り返えって確かめようとしたら・・・


 「あー!こっち向いちゃヤダぁ!」

 「ええ!?なんでっ!?」

 「いーから、あっち向いてて!」

 肩越しに、正面を指差すごっちん

 「う・・・うん。」

 うちは従うしかなかった



 ポンッと、肩に手が置かれる

 「え?」

 驚いて、肩が竦む



 「じっとしてて。」
119 名前:貴方の髪 第二部 投稿日:2003年01月10日(金)14時30分10秒
 肩に、くっくっと力が込められる


 これはいわゆる一つの・・・・肩揉みですかな?


 でも、なんでイキナリ?


 「ご・・・ごっちん?」


 後ろ、向けない


 「ん〜・・・気持ちイイ?」


 や・・・分かんないし・・・・それにうち・・・・


 「ん・・・ぅん・・・でもくすぐったぁ・・・ぁ・・・」



 そう、うちは肩弱いんだよぅ!



 ひ〜!こしょばっこいよう!!




 「何?よしこ首弱いんだぁ?」


 急にうなじを撫で付けられる


 「キャッ・・・ちょっ」


 ピクピク、肩が竦む


 「おもしろーい!」


 うちは面白く無い!!
120 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年01月10日(金)14時33分20秒
あい、ヒサブリですけど微妙な更新〜(泣
2週間?くらいですか?放置。
ちょっと内部がゴタゴタしていて、PCいじる時間が無かったもので・・・
本当申し訳無いです!!これからはあまり放置しないようにします!!
マターリですけど!微妙ですけど!短いですけど!!(泣
121 名前:名無し読者 投稿日:2003年01月12日(日)01時34分30秒
いよいよ石川登場ですね
ちょっと歪んだ三角関係が楽しみです
122 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年01月22日(水)13時00分47秒
121> 名無し読者様。 ちょっと・・・と言うより、随分歪んだモノになりそうです(汗


あ、ココでお知らせを・・・・
知ってる方もいらっしゃるとは思うんですが、雪板でも話始めました
こっちよりも、断然ほのぼのしてるんで(w
123 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時08分20秒
 「・・・!あッ・・・」


 !!!!ヤバイ!声出ちゃったよぉ!!!


 逃げなかったうちも悪いけど・・・







 爪立てるごっちんも悪い!!
124 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時12分32秒
 「ご、ごっちぃ〜ん」

 違うからね?感じたけど・・・・えっと・・・・その・・・・・





 「よ・・・よしこ・・・」


 顔が赤い


 ゴメンね、うちのせいかな?


 じゃれてただけなのにね



 そんなつもり・・・・無かった、よね?



 「ご、ごとー、ととトイレ!!」

 「え?ごっちん?」





 ごっちんはうちの顔も見ずに駆け出した




 「ごっちん・・・・」








 引っ掻かれた場所が痒くて熱い
125 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時17分23秒
 「淫乱ひとみ」


 最近慣れて来た、急にかけられるアニメ声


 「うっさいな・・・」


 うちは声のする方に目もくれず、立ち上がった




 「フフッ・・・・ビックリしてたね、ごっちん・・・」

 「しょーがないじゃん・・・・」

 ごっちんを追いかけたいのに、ドアの前に居られて、出れない

 「・・・・どいてよ」

 「あら、急に冷たくするのね」


 「・・・っ、うるさい」



 どーせアンタの望みはコレだろ?






 「キスしたんだったら、さっさとしてよ」
126 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時20分51秒
 いつもそうだ

 うちをイジメて楽しんで


 自分だけ自分だけ



 「しないよ」



 ニヤッと笑う梨華ちゃん


 「じゃあ、どいてよ・・・・」



 うちは強引にドアノブを掴む






 「だいたいいつも、覗き見とか、盗み聞きとかして・・・楽しいの?」


 「まぁ、ね」



 意地悪にニヤニヤ笑う梨華ちゃんを強引にどかして


 うちは見え無くなったごっちんの背中を追いかけた
127 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時23分11秒
 適当に廊下を駆けて

 キョロキョロ辺りを見回して



 水音の聞こえたトイレに入った
128 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時25分49秒
 「ごっちーん?」


 慌てた音が聞こえる


 個室の奥のドアが忙しく閉まる


 「ごっちーん?居るの〜?」


 軽くノックを1 2 3



 返って来た返事は・・・







 「ち・・・近寄らないでぇ!!」
129 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時28分29秒
 「・・・え?」

 驚くとか、悲しむとか、そんな感情よりも先に


     ああ、やっぱり


 と諦めた自分が居た




 「お願いぃ、ごとーに近寄らないでぇ!!」





 そうだよね


 あんな声出す、なんて異常だよね



 警戒しちゃった?






 それとも軽蔑?










 ねぇ?ごっちん?
130 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時29分52秒
 「・・・・・・分かった。」


 何が分かったのか知らないけど




 ここは、立ち去るのが良いんだ





 居なくなって、近寄らないで




 もぅ、二度と
131 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時31分14秒






 気が付いたら、やっぱりうちは泣いていて




 やっぱり屋上に居て







 当たり前のように梨華ちゃんが居た












 「とうとう嫌われちゃったね、ひとみちゃん」






 ニヤニヤ、意地悪で、淫猥な笑顔
132 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時34分16秒
 この人は何を考えてるんだろう


 ごっちんは今、どうしてるんだろう



 ほら、背中に手が回ってきた







 うちはそろそろ、こんなコンクリの上に押し倒されて





 きっと嫌なくらい喘がせられるんだ






 なんか単純





 ツマンナイよ







 ごっちんに嫌われたうちなんて・・・・・








 ごっちんに恋する事を否定されたうちなんて・・・・・















 泡となって消えてしまえ
133 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年01月22日(水)13時39分46秒
 ジャリッと耳元で砂の音がした



 背中が痛い





 「ひとみちゃんの声・・・・可愛いのにね」






 目の前から太陽光線を奪う梨華ちゃん






 「・・・・・そんな事無い」









 拒絶された、うちの声




 「あら、どうして?」






 手早く脱がされる服を見ながら、うちはドアを見詰めた








 もしココで、誰か来てくれたら・・・・うちはその人に恋するだろうか?





 それがまったく知らない人だったら?


 それが友達だったら?


 それが・・・・・










 それが、ごっちんだったら?

































 「・・・・・・・・そんな事、無い。」










 歯を噛み締めて、呟いた
134 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年01月22日(水)13時41分27秒
あい、またまたやってまいりました石吉タイム(泣
暫くsage展開で泣きそうです
ああううううよしごま書きたいよしごま
135 名前:名無しさん 投稿日:2003年01月23日(木)12時22分46秒
いしよしもよしごまも好きですよ。
結局、吉が絡めばなんでもいい自分(泣
136 名前:きゃら 投稿日:2003年01月23日(木)14時22分37秒
初めましてきゃらです。
・・・って言いながらも本当は前から来させていただいてました。。
優雨です。覚えてますでしょうか・・・(..;)
久しぶりに来たらば更新されてるっ!!!!
もぉ急いで歯、磨きましたよ…(ホッ
吉と後のすれ違いが切ない〜(/TДT)/あうぅ・・・・
更新楽しみに待ってるだぜよ!(謎
137 名前:きゃら 投稿日:2003年01月23日(木)14時25分28秒
ageてしまった・・・すみません・゚・(ノД`;)・゚・
マジにすみません…( ノД`)
なんて事をしたんだ自分・・本当すみませんです。。。
138 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月01日(土)12時41分22秒
135> 名無しさん様。 自分、石吉苦手なんですよ・・・(泣
              じゃあ書くなっつー話なんですがね(苦笑
136,137> きゃら様。 覚えてますよ〜 歯はちゃんと磨けたでしょうか(w
               こっちの方、更新遅くて本当申し訳無いです(汗
139 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月01日(土)12時49分40秒
 不思議に、何も感じなかった


 「・・・ひとみちゃん?」


 息を普通に吸って吐ける


 「ねぇ・・・」



 いつもの、あの、喘ぎが思い出せない





 「感じて、くれないの・・・?」









 解らない、解らない











 「・・・・たすけて」













 解るのは、うちの体が求めてる事は












 「・・・・まき・・・・・」













 たった一人の、救い。
140 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月01日(土)12時53分24秒
 「諦めなよひとみちゃん」


 ぼんやりと、梨華ちゃんの声が響く



 「無駄なんだって」





 どこか、確信めいた声










 「・・・うるさい」











 お願いだから、うちの気持ちを引き裂かないで
141 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)13時29分58秒
 「・・・ひとみちゃん」

 急に梨華ちゃんの顔が曇った気がした


 「・・・!っ・・・あぁッ」


 痛みなのか快楽なのか解らない



 ただ、解るのは
















 梨華ちゃんが、泣いてる。
142 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)13時35分43秒
 梨華ちゃんが泣いてる

 うちの中を責めながら泣いてる


 声を出さずに泣いている





 「・・・ひとみちゃんの・・・・バカ!」







 ぬるっとうちから抜け落ちた指が





 綺麗に五本並んで









 うちの頬に飛んで来た
143 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)13時42分41秒
 「バカ・・・バカ・・・!ばかぁ・・・・!!」


 今にも張り裂けそうな泣き声、叫び声



 ポタポタ、落ちてくる熱い涙







 「少しでも良いから・・・想って欲しいだけなのに・・・・!!」



 「ただ、それだけなのに・・・・!!」







 梨華ちゃんの気持ちが純粋であっても







 行動が不純じゃ・・・矛盾だよ
144 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)13時49分12秒
 「もぅ・・・いいよ」


 フラッと立ち上がる梨華ちゃん


 うちは剥ぎ取られた服を着直す








 「私、ひとみちゃんからごっちんを奪う。ひとみちゃんが一番傷つく方法で
 騙して、犯して、グジャグジャにしてから捨ててあげる。
 ひとみちゃんは、ソレを拾って慰めてあげれば?」





 その時うちは、確かに殺意が芽生えた
145 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)13時52分18秒
 梨華ちゃんはそれ以上何も言わず、歩き出した


 うちはもそもそ服を着て、少しだけ、ごっちんを想った













 少しだけ、涙が出た 
146 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)13時58分17秒





 楽屋に戻ると、ドア口にごっちんが立ってた


 誰かと話してるみたいだ










 「ごとー・・・よしこ・・・さがさ「ただ今戻りました〜」

 不安そうな声に、うちの精一杯出した能天気な声が、重なった



 「あれ?よっすぃー」


 ごっちんと話してたのは、矢口さん


 なぜか、困ったように笑った



 「ごっつぁんと一緒じゃなかったんだね。矢口、勘違いしちゃったじゃん」


 キャハハ、と乾いた笑い声





 「えー?ひとみちゃんはさっきまで私とすーっと一緒に居ましたよ?」





 何時の間にか後ろに居た梨華ちゃんが、不満そうに声を出した
147 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)14時02分21秒
 チラッとごっちんを見ると、思い切り不機嫌そうな顔をしだした



 うちの肩にワザとぶつかるように歩き、楽屋を出て行った


 「あれっ?ごっちんドコいくのぉ?」

 甘ったれるような梨華ちゃんの声

 「・・・そこらへん」


 ぶっきらぼうな、ごっちんの声



 「ちょ、ごっつぁん!?休憩、あと15分で終わるんだよ?」

 焦ったような、矢口さんの声

 「知らない!!」


 「オイ!後藤!!」




 色んな声







 うちだけ、置いてきぼり
148 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)14時06分12秒
 走り去ったごっちんを、ゆっくり追いかけたのは梨華ちゃん

 余裕たっぷりな笑みを、うちに零す事を忘れずに



 「・・・?よっすぃー・・・?」


 心配そうに覗き込んでくる矢口さん

 「おーい、泣くなよぉ吉澤ちゃぁん!」






 最近、とことん涙腺が弱い








 ごっちんに会ってから















 うちは良くも悪くも、違う『吉澤ひとみ』になる。
149 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)14時10分39秒
 涙を止める方法は?




 知らない






 ごっちんを追いかける理由は?
















 簡単。好きだから
150 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)14時13分16秒
 「頑張れよ!」


 遠くから、市井さんの声がした



 「大丈夫だから!!」



 矢口さんの声も








 うちは思いっきり頷いて、更に加速した










 梨華ちゃんに、ごっちんを渡したくない







 他の誰に盗られてもイイ








 でも梨華ちゃんはダメだ







 うちでもダメだ
151 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)14時17分28秒
 目指すは屋上



 ごっちんの逃げ場はソコしか無いから



 乱暴にドアを開ける音





 急いで降りる音




 音を辿ってたら






 うちは誰かとぶつかった
152 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月01日(土)14時23分16秒
 「ご・・・ごっちん」


 うちの懐に飛び込んで来たのは、君



 「ごっちん・・・も・・・直ぐ・・・本番、なんだけど」


 君が居る


 良い香り


 心地良い体温



 君が居る




 鼓動は高まるばかり






 フッと、全体重を任される


 必死にうちを見詰める様が可愛くて


 うちも安心させたくて、必死に微笑んで



 それでも、流れた涙の意味は?
153 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月01日(土)14時26分52秒
なんだか今日は多めに更新出来て嬉しいです
間違って2回程ageてしまいましたが・・・(鬱


コレを書く度、早く(0^〜^0)を幸せにしてあげたくて堪りません
脆くて儚い、女の子の意思を書くのは難しいですが・・・(汗
154 名前:きゃら 投稿日:2003年02月01日(土)21時44分21秒
切ない…・゚・(ノД`;)・゚・心のすれ違いって本気で切ねぇっス(ρ_;)
思わず泣いてしまいました。鼻水がとまらない〜…(/TДT)/あうぅ・・・・
(0^〜^0)には早く幸せになってほしいと思うこの頃です・・。
がんばれよしこぉ〜・゚・(ノД`;)・゚・
155 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月08日(土)11時24分12秒
154> きゃら様。 あうう、泣かせてしまいましたか(汗
           人と人との心の交わりは複雑ですからね・・・難しいです
           頑張れよすぃこ〜!
           
           ついでに、ぼんおめ!昨日だけど、ぼん15歳おめ!!
156 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月08日(土)11時31分57秒
 「あー、ひとみちゃん、ごっちん泣かしてるー!」

 この上なく、楽しそうな梨華ちゃんの声が

 うちの心臓が大きく一つ、鳴る



      ―ごっちんを守るんだ!!―




 うちの中で大きな声



 きっと、うちの『恋心』






 弱くて情けないうちの中に在る、唯一強く、純粋な自分


      『恋心』
157 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月08日(土)11時43分48秒
 梨華ちゃんをギッと睨み付けると、ごっちんの細い腰に腕を


   ・・・ごっちんは、うちが守るんだ

   こんな人に持って行かれないように



   もっと、イイ恋愛出来る人に出会わせるために





 「梨華ちゃん・・・『あの話』・・・受けて立つよ」

 ごっちんのために

 「いーのぉ?勝ち目無いんじゃなかったの?」

 ニヤニヤ、いつ見ても嫌な笑い方

 「例え・・・負けてしまう試合でも・・・うちは全力で戦って来たんだ。
 スゴスゴ負けているのを見つめてるつもりは無い!」

 もぅ、逃げない

 「ふぅん・・・でも、私・・・ごっちんの唇・・・もぉ貰っちゃったから・・・」

 薄い唇をスッと指でなぞって、微笑

 「な・・・!!」

 カッとうちの頭に血が昇る
 梨華ちゃんを睨む目が厳しくなる
158 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月08日(土)11時50分29秒
 「よし、こ・・・?」

 不安そうなごっちんの顔、声
 それがうちの気持ちに勢いを付けてくれる


 目の端っこでごっちんを捕らえ、うちは吐き出した










 「負けない 負けたくない!!梨華ちゃんなんかに!」


 例えこれらの出来事が梨華ちゃんの『思惑』と言うクモの巣であっても









 うちはごっちんのためなら喜んで飛び込める。




 四肢を引き裂かれ、あちこちにうちの破片や血が飛び散っても













 うちはごっちんのために、と自己満足で笑って死ぬよ














 世界中の誰よりも絶対好きだから。 
159 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月08日(土)17時37分11秒
 「そ・・・?じゃあ悪いケド・・・私も全力でいくから・・・」

 生き残れない獲物を見るような、優越な笑みを溢すと、梨華ちゃんは立ち去った


 残ったのは、抱き合ううちらだけ





 「っつ、はぁ〜〜〜〜」


 思わず出た溜息に合わせて、前髪を掻き上げ、脱力。


 「負けらん無いな・・・」



 どうか、この愛しい人を幸せにしてあげるために



 まずは・・・・









 「・・・ごっちん」

 「へっ?は、ハイ!」

 「今日も、一緒に帰ろっか?」




 うちに魅せてくれるこの笑顔を




 泣きたいくらい可愛いこの笑顔を










 うちの前から絶やさぬように・・・
160 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月08日(土)17時43分22秒




 今のポーチに新しい口紅が入らないらしくて、新しいポーチを買いに行った




 「ねぇねぇ、コレ可愛くない?」

 シックな色合いの、ちょっと大きめなポーチを手に取り、ごっちんに見せる

 「んあー、いぃねぇ。じゃあコレ買うー」

 パッとうちの手からポーチを受け取ると、レジに向かおうとするごっちん

 「え?」

 「ごとーも、ソレ可愛いって思ってたんだ」


 上目加減に、薄笑い








 うちはまともにその笑顔を見る事が出来なかった
161 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月08日(土)17時54分49秒
 買い物を終えて、お店を出ると急に左手に温かな感触


 「人多いねぇ」

 ごっちんの右手、うちの左手

 「だねぇ」

 ゆっくり、歩き出す。歩幅、同じに。









 「・・・ねぇ、よしこ?」

 「んー?」

 「ありがと、ね?」

 小首を傾げて、うちを見るごっちん

 「へ?なんで?」

 「さっきの・・・屋上の・・・」

 「あー・・・」



 「ごとー、ね・・・梨華ちゃんにキスされてイヤだった・・・・
 ごとーね・・・初ちゅー・・・梨華ちゃんだったのが・・・ヤだっ・・・た」


 ボロッと急にごっちんの目から、涙が


 「ごとー・・・ヤだった・・・ヤだったよぉ・・・!」


 ぎゅうっと瞼を閉じると、2筋、3筋の涙



 繋ぐ手にも、力が篭る



 「・・・・ゴメンね」


 何も出来なくて



 「んーん・・・ごとー、よしこが来てくれただけで・・・うれしかった」





 今日、何回君の微笑む顔を見ただろう?




 だけど、今向けてくれる頬微笑みは・・・









 慈しむように温かく











 イルミネーションが霞むぐらい綺麗だった
162 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月08日(土)17時58分28秒
誤字が・・・(泣

違う方向に行きそうなよしこさんの決意ですが、きっとごちっんが方向修正してくれるでしょう(w
ごっちん視点からの引用より、よしこさん視点の別行動を書いてる方が楽だったりなんだったり・・・
163 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月23日(日)13時24分48秒
   屋上の事がキッカケでうちと梨華ちゃんはなんだか躍起になってごっちんを取り合った


   トイレ誘ったり、バスの座席を巡ったり・・・・




   今思えば、まぁ結構・・・子供じみてたんだよね
164 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)13時35分38秒
 某番組で、じゃがバタを食べた

 メロン記念日の・・・・柴田、さん?が持って来てくれたのだ



 ・・・なんで引き受けたんだろぅ?



 「おいしー!」とか「甘いねぇ」とか、色んな感想が飛び交う中

 うちはもさもさと食べていた



 「よしこっ」

 「ふぁっ?」

 ごっちんののんびりした声に、うちの間抜けな返事

 「はい」

 「あぅ?」


 割り箸に挟まれた、白乳色の湯気を立てたソレが、うちの口の前へ
 うちも、ソレを普通に口の中へ


 ・・・?



 ・・・・・!!



 よくよく考えたら、うちはあの・・・『あーん』ってヤツをしてもらったのだ


 マジかよ・・・


 「ご、ごっちん・・・」

 照れくさくて、笑うしか出来
165 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月23日(日)14時46分30秒
>照れくさくて、笑うしか出来
じゃなく
>照れくさくて、笑うしか出来なかった です・・・
はぅ・・・鬱だ
166 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)14時56分17秒



 ごっちんと梨華ちゃんが楽屋から急に居なくなった


 イヤな予感がした



 誰にも悟られないように、精一杯急いで彼女を探しに出かけた
167 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時00分40秒
 バタバタ廊下を走ってたら、見慣れた背中を見つけた


 それは愛しいあの子と、重なる瞬間



 「り・・・かちゃ・・・」




 彼女の肩越しに、勝ち誇った笑顔







 分かってる、これは見せしめだ







 彼女の、パフォーマンスだ・・・








 分かってる・・・解ってるケド・・・・・












 「・・・・ごっちん!!!」









 怒りが、止まらない
168 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時04分15秒
 名前を叫び、即、走り出した


 ゆっくり振り返る彼女の瞳には・・・ほら、涙が



 うちは何も言わず、優しく、出来るだけ優しく、涙を拭った




 でも、きっと顔は険しかったに違いない






 「・・・嫌なら抵抗ぐらいしなよ」






 怒りは沸騰して、冷めない
169 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時06分57秒
 抱き締めた


 ただ、どうしようも無くて





 抱き締めた









 心地良い体温


 柔らかな髪


 良い匂い







 「ばか・・・」







 ごっちんも、うちも
170 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時10分01秒
 「ちょっとひとみちゃん!私を無視してラヴんないでよ!!」


 急に引き剥がされた



 またしても、梨華ちゃんに





 「あ・・・」



 ごっちんは名残惜しそうな顔をして、うちに向かって手を伸ばした






 「私だってごっちんとラヴりたいんだから!!」




 望まない答えを






 梨華ちゃんが 
171 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時14分21秒
 視線が絡み合って離れない


 交わせない言葉が



 伝えられない想いが






 いっそ、以心伝心してくれれば良いのに







 何事も、上手くいかない






 うちは踵を返して歩き出した





 このままあの二人を見てたら・・・泣く。

 確実に、泣く。 
172 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時17分01秒
 涙がだんだん溢れて来て、前が見えなくなって、けつまずいた

 「・・・っだよ、きしょぉ・・・!」


 角を曲がって、階段を思い切り踏みしめ、走り出した






 悔しい悔しい悔しい




 見たくなかった




 ごっちんと、梨華ちゃんがキスしてるとこなんて







 一生見たくなかった









 ・・・・死にたい
173 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時20分36秒
   ガッ!


   ドサッ



 「・・・っそ・・・」



 階段にもつまずいた



 出てる角に、色んな部分をぶつけた





 痛い痛い痛い






 もぅヤダ死にたい







 苦しいよ








 こんなにも苦しいんだ








 「ごっちぃ・・・ん」





 ヒィィと、息なんだか声なんだか解らない




 悲鳴に似た泣き声が







 屋上に続く階段に響き渡った
174 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時24分12秒
 死にたい死にたい殺してくれ


 うちがごっちんなんかを好きにならなきゃ良かったんだ



 梨華ちゃんの人形で在り続ければ良かったんだ





 ごっちんの、良い親友、良い仲間で在れば良かったんだ





 そうすれば、こんなに胸を掻きむしる程の切なさに耐える事も無く



 梨華ちゃんに嫉妬もしなくて







 平穏無事な毎日を過ごせてたんだ
175 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時26分20秒
 だけど、そんな事はきっと無理で



 遅かれ早かれ、うちはきっとごっちんを好きになる




 彼女から溢れ出す魅力に





 うちは千切れんばかりに尻尾を振って






 馬鹿みたいに心臓を高鳴らせ







 タコみたいに顔を赤くし









 切なくて切なくて










 こーやって泣くんだ











 君を想って
176 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時29分36秒
 うずくまって


 息切らして



 声もあげず




 堪える事も無く




 ただ、流れる『切なさ』に






 うちは流されるばかりで







 脳裏を過ぎる愛しさは








 形を成して『後藤 真希』











 ああ、うちはこんなにも・・・こんなにも好きなんだ
177 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年02月23日(日)15時34分04秒
 一目、君を感じれば


 脳に焼き付いて離れない



 君がどんな良い香りがして


 どれくらい細くて


 どれくらい温かくて



 やわっこくて





 可愛い声してて






 凄く、弱くて儚くて








 「ごっちん・・・」







 離れない『好き』



 解らない『愛しい』






 もぅダメだ




























 うちはごっちん無しには生きられないのかもしれない
178 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年02月23日(日)15時36分18秒
今日はなかなか更新出来たんじゃないかなー?て自己満足。
でもよしこさんがナイーブ過ぎるんじゃないかと心配(汗

もぅそろそろ、局面に向かいそうですが
いしかーさんのお陰でまだ長引きそうで怖いです(悩
179 名前:ごーしゅ 投稿日:2003年02月26日(水)22時24分55秒
なんかこんな切ない吉澤さんを見るのは新鮮ですね。
いつもモテ吉ばっか見てたんで…。
続き待ってます!
180 名前:名無し読者 投稿日:2003年02月26日(水)22時41分08秒
吉子さんが切ね〜・・早くシアワセになって欲しいっす。
181 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月02日(日)13時02分27秒
179> ごーしゅ様。 新鮮ピッチピチですか(w まぁ、キャラ的に言えばよしこさんは男の子キャラっすからね
            でもよしこさんも女の子なんだから、弱い時は弱い、と
            (〜^◇^)<弱すぎなんだよ!加減してやれよ!
180> 名無し読者様。 うぅ・・・自分も早く幸せにはしてやりたいんですが・・・(泣
             ( ^▽^)<しないよ!
182 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時12分16秒
 ごっちんの事を考える度に、うちの考えは矛盾していく



 結局、ごっちんを自分だけのにしたくて


 本当は想いに答えて欲しくて


 本当はこんなに大好きで


 想いを消す、なんて無理で


 他の誰かに愛されてなんか欲しく無くて





 本当は・・・本当は・・・・










 君を想わない日なんて無いぐらい








 君を想って泣かない日が無いぐらい









 君を瞳に映さない日が無いぐらいに








 君を必要としない日が来ないぐらいに
183 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時18分30秒




 ある程度泣き終えて、仕事が一つ残ってたのを思い出した


 トイレで顔洗って、急いで楽屋に戻り



 何事も無かったように、いつもの作り笑顔で


 そつなく仕事をこなした
184 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時34分15秒


 気がついたら、ごっちんと梨華ちゃんが消えてた

 矢口さんに聞いたら、「さっさと帰った」と


 なんだか嫌な予感がした


 ごっちんがJrに襲われそうになった時ぐらいに、嫌な予感がした





 懐いて来る加護や辻を振り切り、うちはケータイの電源を入れながら走り出した
185 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時38分16秒
 かけた電話は繋がらなかった

 電波の届かない所に居るか、電源が切れてるらしい


 うちはごっちんの行きそうな所を走り回った




   頼む・・・神様・・・!!



 うちから絶対的にごっちんを奪わないで



 やっと、やっと素直になれそうなのに






 そりゃないよ神様








 お願いお願い









 うちをあの子の元へと導いて
186 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時49分01秒
 うちの願いが届いたのか、急にケータイがブルッた


 ごっちんである事を願ったのに


 どうやら神様はとことん意地悪のようで



 開かれたメールのから、飛び込んできた文字は



    YOU LOSE 





 絶望的な文字だった
187 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時52分34秒
 走ってた足はどんどん速度を落とし


 流れる人の群れに取り残されるように



 うちは立ち止まった






 この恋が、終わる音がする



 ガラスが割れるような


 土砂が崩れるような



 うち自身が、壊れて崩れ落ちるような
188 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)13時55分04秒
 「ぅそだろ・・・?」


 何回も何回も見直しても『あなたの負け』


 それ以上の意味なんて無い




 「マジかよ・・・」




 落ちたんだ


 ごっちんが



 愛しい人が







 梨華ちゃんの手に
189 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)14時01分09秒
 そんな・・・


 せっかく・・・せっかく・・・・



 君が好きだと



 否定しなく言えるようになったのに





 どうして・・・どうして・・・?






 もぅチャンスは無し?






 コイン入れてリトライは可能?







 「・・・りとらい・・・」







 そうだ、リトライだよ



 結果的に負けたとしても








 うちの気持ちはまだ負けてない







 伝えるだけ、伝えなきゃ











 秘め続けている









 君への『恋心』
190 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)14時06分03秒

 メール画面を消して、リダイアル



 届け・・・届け・・・







 君への電波











 コールが鳴る度に心臓が大きく打つ




 まるで、初めてかける電話みたいに




 もどかしくて、楽しみで
191 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月02日(日)14時10分42秒
 「ごっちん、今どこー?」


 電波も届いてて、電源も切れてない


 耳の奥に届く、君の声



 外に居るのか、雑踏が嫌に大きく聞こえる




 「んとね、んとね」

 一生懸命何か目立つ所でも探してるんだろうか?


 その様が容易に思い出せて、なんだか笑えた



 だけど、返って来たのは、意外な答え







   「あのね、後ろにいるよ」
192 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月02日(日)14時14分16秒
毎度の事ながらうっすい更新で申し訳。
なんとか軌道修正出来たよしこさんなのにいしかーさんの追い討ちメール・・・
ああもう、どうしようもない。もうすぐラスト逝けるやもっつー所で
( ^▽^)<しないよ!
193 名前:きゃら 投稿日:2003年03月03日(月)18時59分41秒
お久し振りです!久ブリに来たらこんなに更新されてて…ヒャッホウ☆
最後の部分がすっごいよかったです。脳内再生してきゅ〜んとなってました。
ごっちんの「あのね、後ろにいるよ」の部分、続きが気になります・・・!
更新されるの楽しみに待ってます(・∀・)
194 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月12日(水)14時46分50秒
きゃら様。 どうも、お久しぶりです
      やっとココまで辿り着きましたよ(汗 「あのね〜」の後、上手く纏まるように頑張りたいですね(w
195 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)14時57分57秒
 「は!?」

 一文字で表せる驚きと、共に、回れ右

 走って来たのか、勢い良くうちの胸の中に突入してくるごっちん



  イッテー。




 「ごご、ごっちん!?」

 「あはっ、よしこぉ〜」

 喜びと驚きが隠せないうち

 いつものようにふにゃふにゃと笑ってるごっちん


 本当に本当に嬉しくて、なんだか涙が出そう



 「走って来ちゃった」

 エヘッとお茶目に上目使い

 「えー?ごっちん、うちの後着けてたのー?」

 そうなると、梨華ちゃんも居るかもしれない

 うちは何となく警戒した

 「んー?似たよぉなーカンジ。」

 「げー、ストーカーだぁ!」

 「むぅっ、違うもん!よしこが居たから走って来ただけだもん!!」







 「え・・・?」





 ごっちんの言葉に

 みるみる顔が赤くなって来たのは、言うまでも無い。
196 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)15時00分23秒
 赤くなってるうちに追い討ちをかけるように回された腕

 「帰ろっか?」と促す可愛い唇


 神が産んだ奇跡の産物のような彼女



 キラキラ、眩しい







 ドキドキ、愛しい。
197 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)15時05分16秒
 フと、首元から『嫌なモノ』が見えた気がした


 「あれっ?ごっちん、首になんか・・・」

 それが、見間違いであれ、と願った

 「んあっ?」

 だけど、梨華ちゃんってのはどこまでも残酷で

 「・・・いや、何でもないや・・・見間違いカナ?」

 「なーにぃ?」





 ごっちんの可愛らしい首筋に、いとも簡単に印を残していた



 赤い赤い、見慣れたグロテクスな印を・・・
198 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)15時11分39秒
 泣き出したかった


 だってホラ、もぅうちの目にはみるみる涙が込み上げて来てる


 だけど、ごっちんを目前にして、泣き出したくなかった


 「・・・てかさ、ごっちん、その格好・・・」



 どこか、墓穴を掘ったような気がした



 会話を変えようとしただけなのに・・・





 その、見事に乱れた服装をちょっと恥じただけなのに・・・




 ごっちんは今気付いたように、慌てて直し






 顔いっぱいに、恐怖の色を





 服を直していた手はうちの腰に




 「・・・・・・・・・・・・・・・ぇと、ごっちん?」
199 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)15時18分55秒
 抱きついたまま、小さく身体を震わせているごっちん



 「よしこ・・・」



 嫌な表情。



 『ナニ』があったか、直ぐ連想が出来そうなくらい



 「何か・・・あったの?それとも・・・お腹でも痛いの?」



 確認のような質問



 うちの悪い予感が直ぐ当たったのか




 ごっちんの瞳から、ボロボロボロボロ、涙が零れ始めた



 「ご・・・ごっちん・・・?」


 何も言わず、鼻をすするごっちん


 だけど、うちは分かってて



 怒りと、悲しみが


 「ココじゃ目立つから・・・ちょっと移動しよ?ね?」


 確かに、こんなトコで泣かれてちゃ困る。


 人目もあるし、何時パパラッチに面白可笑しく書かれてもオカシク無い



 ごっちんが小さく一回頷いたので


 何とか人目の無いトコまで移動する事にした
200 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)15時22分52秒
 「うん。ココなら人気も無いし・・・大丈夫、かな?」


 ごっちんを連れて来たのは、真っ黒な水が流れる河川敷。


 備え付けのベンチにと座ると、ごっちんの顔を覗き見る



 嫌な表情





 「・・・で?なんかあったの?」


 分かるケド、分からないフリをして



 ごっちんに答えを促した




 「よしこ・・・」



 ごっちん?


 うちの笑顔は届いてる?



 そんな顔しないで




 大丈夫、だよ?
201 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)15時26分07秒
 首にごっちんの腕が回って来た


 「ごと・・・ごとぉ・・・ね」


 言葉と一緒に溢れる涙


 首筋に埋められる顔



 「わ・・・かんな・・・!」

 「ごっちん・・・」


 やっぱり・・・・梨華ちゃんに?


 ねぇ、ごっちん


 「あの・・・ね・・・」



 ごっちん、無理しなくていぃよ



 もぅ、充分だから。
202 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時34分50秒



 「・・・教えてあげよっか・・・?」


 ゾクリ、背筋が凍った気がした

 肩口に泣くごっちんの体も、ビクッと反応する


 「梨・・・華ちゃん」



 闇夜で薄笑い






 勝ち誇った顔







 「ひとみちゃん・・・メールで教えてあげたのに・・・・・」



 ワザと、傷付いたような顔



 だけど、絶えず、微笑





 「You、Loseってさ?」
203 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時38分21秒
 前にも、似たシュツエーション


 階段での出来事



 「私ね、ごっちんを抱いたよ。」


 ビクン!と跳ね上がるごっちんの肩


 「とってもね・・・可愛かった・・・」

 「う、うそだよぉ!梨華ちゃん!!ごとー、ごとー感じてなかったもん!!」


 必死な顔


 「そう?とても・・・イイ顔してたのに・・・」
204 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時42分55秒
 「うそだぁあ!・・・うそ・・・!よしこ・・・!うそ、うそだからねぇ・・・」


 弱々しくなっていくごっちんの声


 「ごっちん・・・」


 ああ、どうしよう


 君はこんなに焦ってるのに



 彼女はこんな最低なのに







 一人、穏やかで







 一人、静かで
205 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時45分27秒
 クッと右手でごっちんの顎を持ち上げ


 そっと涙を舌で拭った


 「ふぇ・・・!?」


 驚いた顔


 だけど、うちは、本当、嫌なくらい冷静で


 ごっちんの頬にキスを落とすと





 ジッと、梨華ちゃんを睨み付けた
206 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時49分31秒
 「・・・な、何よ・・・」


 ジッと、ジッと


 
 見ててあげよう







 この、愚かな一人ぼっちのおんなのこ






 うちと同じおんなのこ





 「何よぉ・・・!何か・・・何か言いたい事でもあるの!?」







 「・・・無い、よ」






 もぅ、君にかける、言葉なんて
207 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時51分45秒
 やっと・・・やっと君の攻略法が分かったよ


 あんなに怖かった


 こんなに怯えてた



 だけど・・・やっと分かったんだ







 君は、かまって欲しかっただけなんでしょ・・・?







 一人で寂しいから









 誰かを虐めて









 知って欲しかったんでしょ?










 『いしかわ りか』を
208 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時56分34秒
 恐れてた女の子はただの女の子


 哀れな哀れな、女の子





 「梨華ちゃん・・・」

 「な・・・何よぉ!?」



 バイバイ。



 もっと早く気付けば良かったね





 「大好き。」





 言って欲しかったんでしょ?





 認めて欲しかったんでしょ?




 「な・・・!?」





 バイバイ梨華ちゃん






 今出来る、極上の笑顔で言ってあげる






 「大好き、だよ。」
209 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)16時58分54秒
 「よ・・・!!」


 まるで、絶望したかのようなごっちんの表情、必死に開ける口




 「馬鹿にしないで!!!」




 だけど、梨華ちゃんの罵声でかき消された



 ゴメンねごっちん?






 もぅ少し、待ってくれる?
210 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)17時03分12秒
 「何よ・・・何よ・・・!!
 ひとみちゃん・・・ズルイよ・・・!!ムカツクよ・・・!!
 いっつもいっつも・・・私を翻弄して・・・楽しいの?ねぇ・・・!!」


 梨華ちゃん?その言葉、そっくり返してもイイんだけどさ・・・




 「なんで・・・?ねぇ・・・私の事・・・大好きなんでしょ・・・?
 じゃあ・・・戻って来てよぉ・・・
 私・・・ひとみちゃんじゃないと・・・ダメなのぉ・・・!!
 寂しくて寂しくて・・・・・・泣いてるんだから・・・・!!!」



 拳を握り締めて、肩を震わせて


 ポタポタ、落ちる涙



 ゴメンね梨華ちゃん






 ゴメンね・・・ごっちん
211 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)17時12分06秒
 うちも梨華ちゃんも、ギリギリに引っ張られた細い線の上に居る


 ちょっと間違えれば、プツン、と切れて奈落の底




 だけど、うちはちょっと有利






 だって、ごっちんが居るんだもん




 こんなに、こんなに勇気をくれるんだ







 「梨華ちゃん・・・梨華ちゃんがうちが居なきゃダメなように・・・」


 「いやぁ・・・!言わないでぇ・・・!!」


 「うちも、ごっちんじゃ無きゃダメなんだ」



 「え・・・」




 間抜けな返事


 可愛い顔





 今度は君に向かって、ちゃんと言おう。








 「ごっちん・・・うちはね?ごっちんが好きなんだ」








 最後の呪文。










 最初の呪文。
212 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)17時13分53秒
 「ぃ・・・やぁ・・・」


 膝から崩れ落ちる梨華ちゃん



 ゴメンね?本当





 好きで居てくれてありがとう








 ばいばい。
















 「ごっちん・・・だめ、かな?」
213 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)17時16分13秒
 「よ・・・しこ・・・よしこぉ・・・!!」


 首に回された腕に力が入る





 「あ・・・ぅ・・・ごとーも・・・ね?・・・ごとーもぉ・・・!!」




 涙と鼻水と嗚咽と







 きったないよ、ごっちん












 でも嬉しい。


















 愛してる。
214 名前:貴方のかみ 第二部 投稿日:2003年03月12日(水)17時25分16秒



  あの後、梨華ちゃんは駆け出して、戻って来なかった。


  だけど、次の日はちゃんと、ケロリとしてお仕事に来てた




  うちとごっちんは・・・それから付き合う事になった




  いつから好きだったか、聞き合ったら・・・意外とずっと両思いだったって、笑ったっけ




  ごっちん










  うちは凄い、変わったと思ったのに、そんなに変わらなかった。



  未だにキスも満足に出来ないし





  君が寝てなきゃ出来ないし・・・













    だけど、愛してるよ


















        これだけは、一生変わらないから。




                            Fin
215 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月12日(水)17時29分57秒
なんだかいつまでも中途半端なカタチで申し訳無いです・・・が、完結です(爆

よしこさん視点のままの完結ですが、要望によっちゃごとぉさん視点でも書きます(w
なんだかずっといしかぁさんが幸せになれないままでなんだか申し訳無いです・・・
通えない不器用な二人が通じ合えたのが、なんだか自己満足です。
読んでくださった皆さん、有難う御座いました。
216 名前:よしごま好き。 投稿日:2003年03月12日(水)17時37分17秒
完結おめでとーございます!
上手く言えませんが自分の気持ちを相手に伝えるってことは
すごく勇気がいることですよね。
ごとーさん視点も読みたいですv
いしかーさんを幸せに・・・保石とか見てみたいです。
217 名前:きゃら 投稿日:2003年03月12日(水)19時16分02秒
ついに二人が通じ合えましたね・・・・゚・(ノД`;)・゚・
・・後藤さん視点、ゼヒ読みたいです☆

いしかーさん、本当はかまって欲しかったんだなぁって思うと・・
気持ちを伝えるのが不器用ないしかーさん、可哀想だなぁって思ったり。
相変わらずな自分、最後の方は感動して大泣きしてました。
ポンさん、完結本当におめでとうございます\(^▽^)/
218 名前:まめ大福 投稿日:2003年03月13日(木)16時15分06秒
完結おめでとうございます。
二人が通じ合ってよかった(喜
雪板の方もがんがってください。
219 名前:うり坊 投稿日:2003年03月15日(土)09時40分17秒
ココじゃ初めまして★
完結オメデツォございまシ〜(≧w≦)
いしかーさん攻略法を見つけて、冷静にキメたよすぃこ、かっけかったです!
何気に最後のいしかーさんにホロリ(?)ときました。
活字苦手なオィラですが読み易かったです★゛
220 名前:ルパン4th 投稿日:2003年03月18日(火)00時41分13秒
完結おめでとうごさいます。そしてお疲れ様でした。
間の取り方が上手くて読むたびに引き込まれていく作品でした。
後藤さん視点ぜひ読んでみたいです。すばらしい作品をありがとうございました(^^)
221 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月19日(水)13時32分24秒
216> よしごま好き。様。 そうですね、『告白』って言うのは、非常に簡単で
                非常に難しいんです。ごとぉさん視点読みたいですか・・・
                検討してみます・・・いしかぁさんは分かりませんが(w
217> きゃら様。 ごとぉさん視点読みたいですか。頑張ります。
            結局、不器用な3人が入れ違いすれ違い勘違いばかりだったんです(w
            きゃらさんの涙腺を緩ませて頂けて、こちらも満足です。
218> まめ大福様。 有難う御座います。雪板の方も宜しくお願いします。
219> うり坊様。 有難う御座います。
            結局3人とも可哀想な人でした(爆
            読み易かったですか・・・お褒め頂き感謝です
220> ルパン4th様。 お疲れ様です。
               自分の拙い文章でしたが、引き込まさせて頂けたようで・・・
               感謝の極みです。
               ごとぉさん視点、頑張らさせて頂きますね。
222 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時30分26秒
 「よしこ・・・」


 急に、知らない感情が溢れ出て来た

 怖いのとか、好きだとか


 不安で不安で、よしこの首に腕を回した




 それが、ごとーの中での最善策だったから


 「ごと・・・ごとぉ・・・ね」


 言葉と一緒に涙が溢れる


 もぅなんか、どうしようも無くて



 「わ・・・かんな・・・!」

 「ごっちん・・・」


 埋めた肩越し




 凄く、イイ匂い


 ねぇ、よしこ


 「あの・・・ね・・・」










 好きだよ、すっごく
223 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時38分16秒




 「・・・教えてあげよっか・・・?」


 ひやり、背筋が凍った気がした

 自分の体が、ビクン!と跳ねたのが分かった


 「梨・・・華ちゃん」



 よしこの声



 聞きたくなかった声







 「ひとみちゃん・・・メールで教えてあげたのに・・・・・」



 酷く冷たい、声



 梨華ちゃんの声





 「You、Loseってさ?」


 その意味が、ごとーにはよく分かんなかった





 「私ね、ごっちんを抱いたよ。」




 もう一回、体が跳ねた


 


 体に触れた梨華ちゃんの舌の感触が蘇る




 「とってもね・・・可愛かった・・・」


 ウソだ!違う!


 「う、うそだよぉ!梨華ちゃん!!ごとー、ごとー感じてなかったもん!!」


 ごとー、怖かっただけだもん! ごとー、なんも感じなかったよ!!


 「そう?とても・・・イイ顔してたのに・・・」








 クスリ、と笑った梨華ちゃんの顔は








 世界中のどんなオバケより怖かった 
224 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時43分22秒
 「うそだぁあ!・・・うそ・・・!よしこ・・・!うそ、うそだからねぇ・・・」


 『絶望感』って、今の気持ちの事を言うのかな?


 「ごっちん・・・」


 よしこ・・・そんな顔で見ないで


 信じてよ



 ごとーはそんな人じゃないよ?



 嫌だったんだよ?



 ねぇよしこ・・・







 ごとー、よしこに嫌われたら・・・死んじゃう、よ

 


 よしこの右手がソッとごとーの顎を触った


 「ふぇ・・・!?」


 

 ぬとっと、頬に生あったかい感触



 よしこの顔を見れば









 頬にキスが降りて来た
225 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時47分08秒
 よしこは顔を上げると、じっと梨華ちゃんを見詰めた


 じっとじっと、ただ、見詰めてた



 「・・・な、何よ・・・」




 よしこは何も言わない





 「何よぉ・・・!何か・・・何か言いたい事でもあるの!?」



 梨華ちゃんの声が、泣きそうに上ずってる





 だけどよしこは酷く静かに





 「・・・無い、よ」








 ポツリ、と
226 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時49分56秒
 「梨華ちゃん・・・」

 「な・・・何よぉ!?」



 よしこの顔は、凄く穏やか



 何を考えてるのか・・・分かんないくらい





 「大好き。」





 ・・・・え?





 よし、こ・・・・?




 「な・・・!?」





 今何言ったの?





 よしこは梨華ちゃんが好きなの?






 ごとー、気持ちも伝えられないまま・・・・







 終わるの?








 「大好き、だよ。」
227 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時54分40秒
 「よ・・・!!」


 ウソでしょう・・・?冗談とかじゃないの・・・?





 もぅ分かんないよ



 よし「馬鹿にしないで!!!」




 梨華ちゃん?



 

 なんで梨華ちゃんが怒るの?






 なんで梨華ちゃん怒鳴るの?






 本当、分かんないよ・・・!



 「何よ・・・何よ・・・!!
 ひとみちゃん・・・ズルイよ・・・!!ムカツクよ・・・!!
 いっつもいっつも・・・私を翻弄して・・・楽しいの?ねぇ・・・!!」


 違う、よしこはそんな人じゃない




 「なんで・・・?ねぇ・・・私の事・・・大好きなんでしょ・・・?
 じゃあ・・・戻って来てよぉ・・・
 私・・・ひとみちゃんじゃないと・・・ダメなのぉ・・・!!
 寂しくて寂しくて・・・・・・泣いてるんだから・・・・!!!」








 ねぇ、よしこ・・・












 よしこは梨華ちゃんと付き合ってたの?









 よしこは梨華ちゃんとヨリ戻すの?
228 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)16時58分41秒
 梨華ちゃんは、俯いて、肩震わせて




 ポタポタ、涙を落としてる







 よしこ?






 よしこは・・・?






 顔を見ようとしたら、よしこの口が開いた





 「梨華ちゃん・・・梨華ちゃんがうちが居なきゃダメなように・・・」


 決意したよぉな顔、綺麗な顔




 「いやぁ・・・!言わないでぇ・・・!!」


 梨華ちゃん、なんでそんなに怖がってる、の?







 「うちも、ごっちんじゃ無きゃダメなんだ」









 「え・・・」













 よしこ、今、なんて言ったの?
229 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)17時01分53秒
 穏やかな笑顔が、ごとーに向けられる




 「ごっちん・・・?うちはね?ごっちんが好きなんだ」






 ・・・・・・・・・・・う、そ?











 ねぇ、これは夢?










 「い・・・やぁ・・・」





 膝から崩れ落ちる梨華ちゃん









 真剣な顔付きになるよしこ




 綺麗な、綺麗な、瞳










 「ごっちん・・・だめ、かな?」
230 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)17時07分07秒
 「よ・・・しこ・・・よしこぉ・・・!!」


 首に回した腕に力が入る







 ねぇ、これ以上嬉しい事って存在しないと思うよ?





 「あ・・・ぅ・・・ごとーも・・・ね?・・・ごとーもぉ・・・!!」








 好きだよ、好き、好きなの、よしこが!





 ゆっくり、頭によしこの手が








 くしゃくしゃって、撫でてくれる、大きい手が








 「きゅーん」










 いちーちゃん?いちーちゃん?












 ごとー、やっと、やっと、右腕の相手を見つけたよ。
231 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)17時11分28秒
 「ひ・・・ひとみちゃんのばかぁぁああ!!」



 「あ、梨華ちゃ・・・!!」




 走り去る梨華ちゃんを追いかけようとしたら








 腕掴まれて、よしこの胸の中に戻された。








 「よしこ・・・」





 「ソッとしておいた方がいぃんだよ」








 行かないで、と寂しそうな目付き









 「ん・・・」








 ごとーはもう一回、よしこの首に腕を回した










 よしこの香水の匂いが











 いつものよぉにごとーを安心させた
232 名前:貴方のかみ 後藤視点 投稿日:2003年03月22日(土)17時16分18秒




    これで、ごとー達の昔話はオシマイ。



    だけどあの後、実は梨華ちゃんから電話が来たんだ




    たった一言、『おめでとう』





    涙で擦れた声だったけど、必死に、必死に、ごとーを祝福してくれた






    『友達でいぃ?』って聞いたら、『そうだね』って笑った









    次の日、梨華ちゃんはちゃんとお仕事に来た。
233 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月25日(火)14時50分13秒
    いっぱい色んな事があった



    まるで神様が、本当に本当に苦労して出した試練みたい





    そんな試練を蹴散らして










    ごとーとよしこは今一緒に居る。












    ねぇ、よしこ?











    あれから凄い、時間経ったよね?












    でもキスも満足に出来ないごとー達って




















     かなりウブ?
234 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月25日(火)14時56分12秒
    「んん・・・っ」

    「・・・ごっちん?」



    いつのまにか眠っちゃったみたい




    いつものように、よしこが隣に居る









    「電車・・・行っちゃったよ?」







    クスッと笑う、優しい顔




    大好きなハスキーヴォイス。










     「よしこ・・・・」

     「ん?」










      重ねた唇は、カラカラに乾いてた





      ねぇ、ちょっとは前進出来たかな?














      ごとーね、あのね


















         きっと、一生ずっと、ひとみが大好きだよ。







                             Fin
235 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年03月25日(火)15時00分38秒
最後の最後でタイトルを名前のまんまで・・・(鬱

これで本当に彼女達のお話は終了です。
なんだかごとぉさん視点はよしざぁさんよりポップな感じで(w
なんだかね、結構普通乙女(何それ

そのうちまた新作を立ち上げたいものです(w
236 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月29日(土)09時16分44秒
更新乙です!
後藤さん視点!吉澤さん視点と同様感動しました!
ポンコツろぼっとさんの後藤さんは本当可愛いですね(*´Д`*)

あと、梨華ちゃんはなんだか・・・強い人だなぁって思いました。

でわ、新作が来る日を楽しみにしてます〜
237 名前:名無し読者 投稿日:2003年03月29日(土)09時18分21秒
ageてしまいました・・・すいませんです(鬱
238 名前:きゃら 投稿日:2003年04月02日(水)22時12分55秒
ポンさん、今までお疲れ様でした〜!!
後藤さん視点めっちゃよかったっす。
新作、楽しみに待ってますので…頑張ってください☆
こんな所でなんですが、またメェルしてくださいッス(^▽^)
239 名前:ポンコツろぼっと 投稿日:2003年04月11日(金)16時50分10秒
236> 名無し読者様。 自分のごっちん可愛いですか(照
             いしかーさん・・・最終的に可哀相な人で・・・扱いとか(汗
             なんか御免なさいです。
238> きゃら様。 有難う御座います。
           新作の方、頑張りますんで、お暇が有ったら見てやって下さい

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